(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】駆動回路、表示モジュール及び表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 3/20 20060101AFI20240822BHJP
G09G 3/3233 20160101ALI20240822BHJP
【FI】
G09G3/20 612A
G09G3/3233
G09G3/20 622B
G09G3/20 623B
G09G3/20 612R
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518176
(86)(22)【出願日】2022-11-18
(85)【翻訳文提出日】2024-03-21
(86)【国際出願番号】 CN2022132825
(87)【国際公開番号】W WO2024001001
(87)【国際公開日】2024-01-04
(31)【優先権主張番号】202210759722.X
(32)【優先日】2022-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521141718
【氏名又は名称】恵科股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HKC Corporation Limited
【住所又は居所原語表記】1F-3F, 5F-7F of Factory Building 1, 7F of Factory Building 6, Huike Industrial Park, No.1 Industrial 2nd Road, Shilong Community, Shiyan Street, Baoan District, Shenzhen, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】周仁杰
(72)【発明者】
【氏名】李榮榮
【テーマコード(参考)】
5C080
5C380
【Fターム(参考)】
5C080AA06
5C080AA07
5C080DD06
5C080FF11
5C080JJ01
5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080KK07
5C080KK43
5C380AA01
5C380AA03
5C380AB06
5C380AB28
5C380AC07
5C380AC08
5C380AC11
5C380AC12
5C380BA08
5C380BB09
5C380CA08
5C380CB01
5C380CC02
5C380CD012
5C380CD013
5C380CD014
5C380CD027
5C380CE09
5C380CF09
5C380CF10
5C380CF43
5C380CF61
(57)【要約】
本出願において、駆動回路(11)、表示モジュール(10)及び表示装置(100)が提供される。表示駆動モジュール(40)は、第1の電源電圧(Vdd)を受けると、走査信号(Scan)及びデータ信号(Data)の制御下、第1の電源電圧(Vdd)を発光素子(41)に伝送して発光素子(41)の発光を駆動する。放電制御モジュール(50)は、第1の電源電圧(Vdd)を受け、第1の電源電圧(Vdd)が低下する時、走査信号(Scan)の電位を調整して発光素子(41)に対して放電を実行する。本出願の駆動回路(11)は、第1の電源電圧(Vdd)の伝送タイミングを調整することができ、電源オン/オフされる時の表示駆動モジュール(40)のちらつきは回避される。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動回路であって、
前記駆動回路は、走査信号及びデータ信号を受けるための表示駆動モジュールを含み、前記駆動回路は、少なくとも1つの表示制御モジュールと放電制御モジュールをさらに含み、
前記表示制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記データ信号を受けて前記データ信号に応じて、選択的に第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールに伝送し、
前記表示駆動モジュールは、前記第1の電源電圧を受けると、前記走査信号及び前記データ信号の制御下、前記第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールの発光素子に伝送して前記発光素子の発光を駆動し、
前記放電制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1の電源電圧を受け、前記第1の電源電圧が低下する時、前記走査信号の電位を調整して、前記発光素子に対して放電を実行する、
ことを特徴とする駆動回路。
【請求項2】
前記表示制御モジュールは、第1比較器と第1トランジスタを含み、
前記第1比較器の非反転入力端は前記データ信号を受け、前記第1比較器の反転入力端は第1の閾値電圧を受け、前記第1比較器の出力端は前記第1トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第1比較器は、前記データ信号の電圧を前記第1の閾値電圧と比較し、比較結果に応じて、レベル信号を前記第1トランジスタの制御端に出力し、
前記第1トランジスタの第1端は前記第1の電源電圧を受け、前記第1トランジスタの第2端は前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1トランジスタは、前記レベル信号を受けて前記レベル信号に応じて選択的にオン又はオフになる、
ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
【請求項3】
前記データ信号の電圧が前記第1の閾値電圧より大きい場合、前記第1比較器は、第1電位にある前記レベル信号を前記第1トランジスタに出力し、前記第1トランジスタは、前記レベル信号の制御下にオンになり、前記第1の電源電圧は前記表示駆動モジュールに伝送され、
前記データ信号の電圧が前記第1の閾値電圧以下である場合、前記第1比較器は第2電位にある前記レベル信号を出力するように構成されており、前記第1比較器は第2電位にある前記レベル信号を前記第1トランジスタに出力し、前記第1トランジスタは前記レベル信号の制御下にオフになる、
ことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
【請求項4】
前記表示駆動モジュールは、前記発光素子、第2トランジスタ、第3トランジスタ及びバイパスコンデンサを含み、
前記第2トランジスタの制御端は前記走査信号を受け、前記第2トランジスタの第1端は前記データ信号を受け、前記第2トランジスタの第2端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第2トランジスタは、前記走査信号に応じて選択的に前記データ信号を記第3トランジスタに伝送し、
前記第3トランジスタの第1端は、前記第1トランジスタの第2端と電気的に接続されて前記第1の電源電圧を受け、前記第3トランジスタの第2端は前記発光素子と電気的に接続されており、前記第3トランジスタは受けた前記データ信号に応じて選択的にオン又はオフになり、
前記バイパスコンデンサの第1端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記バイパスコンデンサの第2端はリファレンスグランドと電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
【請求項5】
前記第2トランジスタは、第1電位にある前記走査信号を受け取るとオンになり、前記データ信号は前記第3トランジスタの制御端に伝送され、前記第3トランジスタは、受けた前記データ信号が第1電位にある場合にオンになり、前記第1の電源電圧は、前記発光素子に伝送されて前記発光素子の発光を駆動し、前記第3トランジスタは、受けた前記データ信号が第2電位にある場合にオフになり、
前記第2トランジスタは、第2電位にある前記走査信号を受け取るとオフになる、
ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項6】
前記発光素子は正極及び負極を有し、前記発光素子の正極は前記第3トランジスタの第2端と電気的に接続されており、前記発光素子の負極は前記リファレンスグラウンドと電気的に接続されており、前記発光素子は、その正極で前記第1の電源電圧を受け取ると発光するように構成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項7】
前記放電制御モジュールは、フリップフロップ、第2比較器、抵抗器及び第4トランジスタを含み、
前記フリップフロップのクリア端は前記第1の電源電圧を受け、前記フリップフロップのプリセット端は前記抵抗器を介して第2の電源電圧を受け、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第2比較器の非反転入力端と電気的に接続されており、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第1の電源電圧が低下する時、第1電位にあるトリガ信号を前記第2比較器の非反転入力端に出力し、
前記第2比較器の非反転入力端は前記トリガ信号を受け、前記第2比較器の反転入力端は第2の閾値電圧を受け、前記第2比較器の出力端は、前記トリガ信号の電圧と前記第2の閾値電圧との比較結果に応じて放電制御信号を前記第4トランジスタの制御端に出力し、
前記第4トランジスタの制御端は、前記第2比較器の出力端と電気的に接続されて前記放電制御信号を受け、前記第4トランジスタの第1端は前記走査信号を伝送し、前記第4トランジスタの第2端は第1電位にある走査信号を受け、前記第4トランジスタは、前記放電制御信号に応じて、第1電位にある走査信号を選択的に受けて前記走査信号をプルアップする、
ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項8】
第1電位にある前記トリガ信号の電圧が前記第2の閾値電圧より大きい場合、前記第2比較器の出力端は第1電位にある前記放電制御信号を第4トランジスタの制御端に出力し、前記放電制御信号は前記第4トランジスタがオンになるように制御し、前記第4トランジスタは、第1電位にある走査信号を受けて、前記走査信号を第1電位までプルアップするようにし、
第1電位にある前記トリガ信号の電圧が前記第2の閾値電圧以下である場合、前記第2比較器の出力端は第2電位にある前記放電制御信号を前記第4トランジスタの制御端に出力し、前記放電制御信号は前記第4トランジスタがオフになるように制御する、
ことを特徴とする請求項7に記載の駆動回路。
【請求項9】
表示モジュールであって、
前記表示モジュールは表示パネルと駆動回路を含み、前記駆動回路は前記表示パネルと電気的に接続されており、前記駆動回路は、前記表示パネルが異なる画面を表示するように、前記表示パネルを駆動するように構成されており、前記駆動回路は、走査信号及びデータ信号を受けるための表示駆動モジュールを含み、前記駆動回路は、少なくとも1つの表示制御モジュールと放電制御モジュールをさらに含み、
前記表示制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記データ信号を受けて前記データ信号に応じて、選択的に第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールに伝送し、
前記表示駆動モジュールは、前記第1の電源電圧を受けると、前記走査信号及び前記データ信号の制御下、前記第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールの発光素子に伝送して前記発光素子の発光を駆動し、
前記放電制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1の電源電圧を受け、前記第1の電源電圧が低下する時、前記走査信号の電位を調整して、前記発光素子に対して放電を実行する、
ことを特徴とする表示モジュール。
【請求項10】
前記表示制御モジュールは、第1比較器と第1トランジスタを含み、
前記第1比較器の非反転入力端は前記データ信号を受け、前記第1比較器の反転入力端は第1の閾値電圧を受け、前記第1比較器の出力端は前記第1トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第1比較器は、前記データ信号の電圧を前記第1の閾値電圧と比較し、比較結果に応じて、レベル信号を前記第1トランジスタの制御端に出力し、
前記第1トランジスタの第1端は前記第1の電源電圧を受け、前記第1トランジスタの第2端は前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1トランジスタは、前記レベル信号を受けて前記レベル信号に応じて選択的にオン又はオフになる、
ことを特徴とする請求項9に記載の表示モジュール。
【請求項11】
前記データ信号の電圧が前記第1の閾値電圧より大きい場合、前記第1比較器は、第1電位にある前記レベル信号を前記第1トランジスタに出力し、前記第1トランジスタは、第1電位にある前記レベル信号の制御下にオンになり、前記第1の電源電圧は前記表示駆動モジュールに伝送され、
前記データ信号の電圧が前記第1の閾値電圧以下である場合、前記第1比較器は第2電位にある前記レベル信号を出力するように構成されており、前記第1比較器は第2電位にある前記レベル信号を前記第1トランジスタに出力し、前記第1トランジスタは第2電位にある前記レベル信号の制御下にオフになる、
ことを特徴とする請求項10に記載の表示モジュール。
【請求項12】
前記表示駆動モジュールは、前記発光素子、第2トランジスタ、第3トランジスタ及びバイパスコンデンサを含み、
前記第2トランジスタの制御端は前記走査信号を受け、前記第2トランジスタの第1端は前記データ信号を受け、前記第2トランジスタの第2端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第2トランジスタは、前記走査信号に応じて選択的に前記データ信号を記第3トランジスタに伝送し、
前記第3トランジスタの第1端は、前記第1トランジスタの第2端と電気的に接続されて前記第1の電源電圧を受け、前記第3トランジスタの第2端は前記発光素子と電気的に接続されており、前記第3トランジスタは受けた前記データ信号に応じて選択的にオン又はオフになり、
前記バイパスコンデンサの第1端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記バイパスコンデンサの第2端はリファレンスグランドと電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項10に記載の表示モジュール。
【請求項13】
前記第2トランジスタは、第1電位にある前記走査信号を受け取るとオンになり、前記データ信号は前記第3トランジスタの制御端に伝送され、前記第3トランジスタは、受けた前記データ信号が第1電位にある場合にオンになり、前記第1の電源電圧は、前記発光素子に伝送されて前記発光素子の発光を駆動し、前記第3トランジスタは、受けた前記データ信号が第2電位にある場合にオフになり、
前記第2トランジスタは、第2電位にある前記走査信号を受け取るとオフになる、
ことを特徴とする請求項12に記載の表示モジュール。
【請求項14】
前記発光素子は正極及び負極を有し、前記発光素子の正極は前記第3トランジスタの第2端と電気的に接続されており、前記発光素子の負極は前記リファレンスグラウンドと電気的に接続されており、前記発光素子は、その正極で前記第1の電源電圧を受け取ると発光するように構成されている、
ことを特徴とする請求項12に記載の表示モジュール。
【請求項15】
前記放電制御モジュールは、フリップフロップ、第2比較器、抵抗器及び第4トランジスタを含み、
前記フリップフロップのクリア端は前記第1の電源電圧を受け、前記フリップフロップのプリセット端は前記抵抗器を介して第2の電源電圧を受け、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第2比較器の非反転入力端と電気的に接続されており、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第1の電源電圧が低下する時、第1電位にあるトリガ信号を前記第2比較器の非反転入力端に出力し、
前記第2比較器の非反転入力端は前記トリガ信号を受け、前記第2比較器の反転入力端は第2の閾値電圧を受け、前記第2比較器の出力端は、前記トリガ信号の電圧と前記第2の閾値電圧との比較結果に応じて放電制御信号を前記第4トランジスタの制御端に出力し、
前記第4トランジスタの制御端は、前記第2比較器の出力端と電気的に接続されて前記放電制御信号を受け、前記第4トランジスタの第1端は前記走査信号を伝送し、前記第4トランジスタの第2端は第1電位にある走査信号を受け、前記第4トランジスタは、前記放電制御信号に応じて、第1電位にある走査信号を選択的に受けて前記走査信号をプルアップする、
ことを特徴とする請求項12に記載の表示モジュール。
【請求項16】
第1電位にある前記トリガ信号の電圧が前記第2の閾値電圧より大きい場合、前記第2比較器の出力端は第1電位にある前記放電制御信号を第4トランジスタの制御端に出力し、第1電位にある前記放電制御信号は前記第4トランジスタがオンになるように制御し、前記第4トランジスタは、第1電位にある走査信号を受けて、前記走査信号を第1電位までプルアップするようにし、
第1電位にある前記トリガ信号の電圧が前記第2の閾値電圧以下である場合、前記第2比較器の出力端は第2電位にある前記放電制御信号を前記第4トランジスタの制御端に出力し、前記放電制御信号は前記第4トランジスタがオフになるように制御する、
ことを特徴とする請求項15に記載の表示モジュール。
【請求項17】
表示装置であって、
前記表示装置は電源モジュールと表示モジュールを含み、前記電源モジュールは、前記表示モジュールの非表示面に設けられており、前記表示モジュールが画像を表示するように、前記表示モジュールに電源電圧を供給するように構成されており、
前記表示モジュールは表示パネルと駆動回路を含み、前記駆動回路は前記表示パネルと電気的に接続されており、前記駆動回路は、前記表示パネルが異なる画面を表示するように、前記表示パネルを駆動するように構成されており、前記駆動回路は、走査信号及びデータ信号を受けるための表示駆動モジュールを含み、前記駆動回路は、少なくとも1つの表示制御モジュールと放電制御モジュールをさらに含み、
前記表示制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記データ信号を受けて前記データ信号に応じて、選択的に第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールに伝送し、
前記表示駆動モジュールは、前記第1の電源電圧を受けると、前記走査信号及び前記データ信号の制御下、前記第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールの発光素子に伝送して前記発光素子の発光を駆動し、
前記放電制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1の電源電圧を受け、前記第1の電源電圧が低下する時、前記走査信号の電位を調整して、前記発光素子に対して放電を実行する、
ことを特徴とする表示装置。
【請求項18】
前記表示制御モジュールは、第1比較器と第1トランジスタを含み、
前記第1比較器の非反転入力端は前記データ信号を受け、前記第1比較器の反転入力端は第1の閾値電圧を受け、前記第1比較器の出力端は前記第1トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第1比較器は、前記データ信号の電圧を前記第1の閾値電圧と比較し、比較結果に応じて、レベル信号を前記第1トランジスタの制御端に出力し、
前記第1トランジスタの第1端は前記第1の電源電圧を受け、前記第1トランジスタの第2端は前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1トランジスタは、前記レベル信号を受けて前記レベル信号に応じて選択的にオン又はオフになる、
ことを特徴とする請求項17に記載の表示装置。
【請求項19】
前記表示駆動モジュールは、前記発光素子、第2トランジスタ、第3トランジスタ及びバイパスコンデンサを含み、
前記第2トランジスタの制御端は前記走査信号を受け、前記第2トランジスタの第1端は前記データ信号を受け、前記第2トランジスタの第2端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第2トランジスタは、前記走査信号に応じて選択的に前記データ信号を記第3トランジスタに伝送し、
前記第3トランジスタの第1端は、前記第1トランジスタの第2端と電気的に接続されて前記第1の電源電圧を受け、前記第3トランジスタの第2端は前記発光素子と電気的に接続されており、前記第3トランジスタは受けた前記データ信号に応じて選択的にオン又はオフになり、
前記バイパスコンデンサの第1端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記バイパスコンデンサの第2端はリファレンスグランドと電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項18に記載の表示装置。
【請求項20】
前記放電制御モジュールは、フリップフロップ、第2比較器、抵抗器及び第4トランジスタを含み、
前記フリップフロップのクリア端は前記第1の電源電圧を受け、前記フリップフロップのプリセット端は前記抵抗器を介して第2の電源電圧を受け、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第2比較器の非反転入力端と電気的に接続されており、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第1の電源電圧が低下する時、第1電位にあるトリガ信号を前記第2比較器の非反転入力端に出力し、
前記第2比較器の非反転入力端は前記トリガ信号を受け、前記第2比較器の反転入力端は第2の閾値電圧を受け、前記第2比較器の出力端は、前記トリガ信号の電圧と前記第2の閾値電圧との比較結果に応じて放電制御信号を前記第4トランジスタの制御端に出力し、
前記第4トランジスタの制御端は、前記第2比較器の出力端と電気的に接続されて前記放電制御信号を受け、前記第4トランジスタの第1端は前記走査信号を伝送し、前記第4トランジスタの第2端は第1電位にある走査信号を受け、前記第4トランジスタは、前記放電制御信号に応じて、第1電位にある走査信号を選択的に受けて前記走査信号をプルアップする、
ことを特徴とする請求項19に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本出願は、発明の名称を「駆動回路、表示モジュール及び表示装置」とする、2022年6月30日に出願された中国特許出願第202210759722.X号の優先権を主張し、そのすべての内容が引用として本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、表示技術分野に関し、特に、駆動回路、その駆動回路を含む表示モジュール及びその表示モジュールを含む表示装置に関する。
【背景技術】
【0003】
有機発光ダイオード(Organic Light-emitting Diode、OLED)表示パネルは、応答速度が速く、コントラストが高く、消費電力が低く、また、システム集積回路にマッチして駆動されやすく、構造が軽くて薄く、フレキシブルな表示を実現しやすい等の種々の利点を有するため、携帯電話やノートブック等の様々の表示装置に広く用いられている。
【0004】
ただし、OLED表示パネルは一般に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を採用し、OLED表示パネルの温度が高くなると、TFTの閾値電圧が小さくなって、高温で長時間動作すれば電源がオンになる時に画面のちらつきが生じる可能性がある。また、OLED表示パネルは、繰り返して電源オン/オフされると、電源電圧のジッタ又は表示パネルにある残留電荷の原因で、電源オフされる時に画面のちらつきが生じる可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
本出願は、駆動回路、表示モジュール及び表示装置を提供することを目的とする。駆動回路に表示制御モジュールと放電制御モジュールを設けることで、第1電源電圧の伝送タイミングが調整され、第1電源電圧の正確な伝送が効果的に確保され、電源オン/オフされる時の表示駆動モジュールの異常発光による画面のちらつきが回避される。
【0006】
本出願の目的を達成するために、本出願は以下の技術的解決策を提供する。
【0007】
本出願は、駆動回路を提供する。駆動回路は、走査信号及びデータ信号を受けるための表示駆動モジュールを含み、駆動回路は、少なくとも1つの表示制御モジュールと放電制御モジュールをさらに含む。表示制御モジュールは、表示駆動モジュールと電気的に接続されており、データ信号を受けてデータ信号に応じて、選択的に第1の電源電圧を表示駆動モジュールに伝送する。表示駆動モジュールは、第1の電源電圧を受けると、走査信号及びデータ信号の制御下、第1の電源電圧を表示駆動モジュールの発光素子に伝送して発光素子の発光を駆動する。放電制御モジュールは、表示駆動モジュールと電気的に接続されており、第1の電源電圧を受け、第1の電源電圧が低下する時、走査信号の電位を調整して、発光素子に対して放電を実行する。
【0008】
第二態様において、本出願は、表示モジュールをさらに提供する。表示モジュールは、表示パネルと上記の駆動回路を含む。駆動回路は、表示パネルと電気的に接続されており、表示パネルが異なる画面を表示するように、表示パネルを駆動するように構成されている。
【0009】
第三態様において、本出願は、表示装置をさらに提供する。表示装置は、電源モジュールと上記の表示モジュールを含む。電源モジュールは、表示モジュールの非表示面に設けられており、表示モジュールが画像を表示するように、表示モジュールに電源電圧を供給するように構成されている。
【0010】
以上をまとめると、本出願で提供される駆動回路、表示モジュール及び表示装置において、駆動回路には表示制御モジュールと放電制御モジュールが設けられて、表示駆動モジュールへの第1の電源電圧の伝送が選択的に制御され、即ち第1の電源電圧のタイミング調整が実現されることで、第1電源電圧の正確な伝送が効果的に確保され、電源オン/オフされる時の表示駆動モジュールの異常発光による画面のちらつきが回避され、ひいては表示モジュールの表示効果が向上する。
【0011】
また、駆動回路に放電制御モジュールを設けることにより、駆動回路における第1の電源電圧の電位がリアルタイムに検知される。第1の電源電圧が低下する時、即ち表示装置が電源オフされる時又は再起動される時、放電制御モジュールは走査信号によって表示装置に対して放電を実行し、このように表示装置が電源オフされる時、すべての発光素子が第1電位から放電し始めて、発光素子がすべてオンになることで、表示パネル全体にある残留電荷がより早く放出される。これにより、第1の電源電圧のジッターによって、又は表示モジュール全体にある残留電荷が駆動回路内に残ることで、表示駆動モジュールが誤ってオンになって、表示パネルのちらつきが発生することが回避される。このため、表示モジュール及び表示装置の表示効果が効果的に向上し、ユーザの使用体験も向上する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
以下、本出願の実施形態又は従来技術に係る技術的解決策をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明に用いられる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における図面は本出願の幾つかの実施形態に過ぎず、当業者は、創造的な努力なしに、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
【
図1】
図1は、本出願の実施例に係る表示装置の構成を示す概略図である。
【
図2】
図2は、
図1に示された表示装置における表示モジュールの構成を示す概略図である。
【
図3】
図3は、本出願の実施例に係る駆動回路の機能構成を示す概略図である。
【
図4】
図4は、
図3に示された駆動回路の回路構成を示す概略図である。
【
図5】
図5は、本出願の実施例に係る表示モジュールの部分回路の概略図である。
【
図6】
図6は、本出願の実施例に係る駆動回路のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本出願の理解を容易にするために、以下では、関連する図面を参照して、本出願をより完全に説明する。本出願の好ましい実施形態は添付の図面に示される。しかしながら、本出願は、多くの異なる形態で実施されることができ、本出願に記載される実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態を提供するのは、本出願に対する理解をより徹底的かつ全面的にすることを目的とする。
【0014】
以下の実施例の説明は、本出願が実施されることができる特定の実施例を例示するための添付図面を参照する。本出願では、「第1」、「第2」などの構成要素のために付けられた番号自体は、説明される対象を識別するためにのみ使用され、いかなる順序又は技術的な意味も有しない。なお、本出願に記載された「接続」、「連結」には、特段の説明がない限り、直接及び間接的な接続(連結)が含まれる。本出願に記載された「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」、「側面」等の方向用語は、添付図面に基づいて示す方向である。それゆえ、使われる方向用語は、本出願をより良く、より明確に説明且つ理解するためにのみ使用されるものであって、記載される装置又は構成要素が特定の方位を有し、特定の方位で構成され且つ動作しなければならないことを示す又は暗示するものではない。従って、本出願を限定するものと理解することはできない。
【0015】
本出願の説明において、「取り付け」、「接続」、「連結」という用語は、別の明示的な規定及び限定がない限り、広い意味で理解されるべきである。例えば、固定的な接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、又は一体的な接続であってもよい。機械的な接続であってもよい。直接接続、又は中間媒体を介する間接接続、又は2つのコンポーネントの内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて、本出願における上記用語の具体的な意味を理解することができる。なお、本出願の明細書、特許請求の範囲及び図面における用語「第1」、「第2」等は、異なる対象を区別するためのものであり、特定の順序を説明するためのものではない。更に、本出願で使用される用語「備える」、「備えてもよい」、「含む」、又は「含んでもよい」は、開示される対応する機能、動作、要素などの存在を意味し、他の1つ又は複数のさらなる機能、動作、素子などを制限するものではない。更に、用語「備える」又は「含む」は、明細書に開示される対応する特徴、数、ステップ、操作、エレメント、コンポーネント、又はそれらの組合せが存在することを意味し、1つ又は複数の他の特徴、数、ステップ、操作、エレメント、コンポーネント、又はそれらの組合せの存在又は追加を排除しなく、非排他的にカバーすることを意図している。また、特に具体的な限定がない限り、本出願で説明される「少なくとも1つ」の意味は、1つ、2つ、又は3つなどのような1つ以上を意味し、「複数」の意味は、2つ又は3つなどのような少なくとも2つを意味することを理解されたい。本出願の明細書、特許請求の範囲及び図面における「ステップ1」、「ステップ2」等の用語は、異なる対象を区別するために使用され、特定の順序を説明するために使用されているのではない。
【0016】
表示技術分野において、表示装置は、一般的に表示パネルとバックライトコンポーネントを含むことができる。表示パネルは、バックライトコンポーネントの出光側に設けられる。バックライトコンポーネントは、表示パネルにバックライトを提供して異なる画面を表示させるように構成されている。
【0017】
図1を参照すると、
図1は、本出願の実施例に係る表示装置100の構成を示す概略図である。
図1に示されたように、本出願の実施例に係る表示装置100は、少なくとも表示モジュール10、電源モジュール20及び支持フレーム70を含むことができる。表示モジュール10は支持フレーム70に固定されている。電源モジュール20は、表示モジュール10の背面、即ち表示モジュール10の非表示面、即ち表示モジュール10のユーザに背向する側に設けられている。表示モジュール10は、画像を表示するように構成されている。電源モジュール20は、表示モジュール10と電気的に接続されており、表示モジュール10が画像を表示するように、表示モジュール10に電源電圧を供給するように構成されている。支持フレーム70は、表示モジュール10及び電源モジュール20を支持し且つ保護するように構成されている。
【0018】
表示モジュール10は、非表示面に対向して設けられた表示面、即ち表示モジュール10の正面、即ち表示モジュール10のユーザに対向する側、をさらに有する。表示面は、表示装置100を使用するユーザに対して画像を表示するように構成されている。
【0019】
図2を併せて参照すると、
図2は、
図1に示された表示装置100における表示モジュール10の構成を示す概略図である。本出願の実施例において、表示モジュール10は、少なくとも表示パネル13とバックライトモジュール(Backlight Module、BM)17を含むことができる。表示パネル13は、BM17の出光側に設けられている。BM17は、表示パネル13に表示用の光を供給するように構成されている。表示パネル13は、表示待ちの画像データに応じて対応する光を出射して画像を表示するように構成されている。本出願の実施例において、表示パネルは、マイクロ発光ダイオード(Micro Light-Emitting Diode、Micro-LED)表示パネル、有機発光ダイオード(Organic LED、OLED)表示パネル又はミニLED(Mini-LED)表示パネルなどのパッシブマトリクス(Passive Matrix、PM)駆動モードを用いた表示パネルであってもよい。
【0020】
本出願の例示的な実施形態において、表示モジュール10は、信号処理モジュール及び信号検知モジュール等の他の素子又は部品をさらに含んでもよい。
【0021】
図3を併せて参照すると、
図3は、本出願の実施例に係る駆動回路11の機能構成を示す概略図である。本出願の実施例において、表示モジュール10は、少なくとも駆動回路11をさらに含む。駆動回路11は、表示パネル13の周辺領域に設けられてよく、また、駆動回路11は、表示パネル13と電気的に接続されており、表示パネル13に駆動信号を供給するように構成されている。駆動回路11は、BM17と電気的に接続されており、駆動回路11とBM17は協働して表示パネル13に画面を表示させるようにする。
【0022】
本出願の実施例において、駆動回路11は表示パネル13に応用される。駆動回路11は、少なくとも、少なくとも1つの表示制御モジュール30、表示駆動モジュール40及び放電制御モジュール50を含むことができる。表示制御モジュール30は、表示駆動モジュール40と電気的に接続される。表示制御モジュール30は、データ信号Dataを受け、データ信号Dataに応じて選択的にオンになって表示駆動モジュール40に第1の電源電圧Vddを伝送するように構成されている。表示駆動モジュール40は、走査信号Scan及びデータ信号Dataを受けるように構成されている。表示駆動モジュールは、第1の電源電圧を受けると、走査信号Scan及びデータ信号Dataの制御下、第1の電源電圧Vddにより発光素子41の発光を駆動する。
【0023】
放電制御モジュール50は、表示駆動モジュール40と電気的に接続されている。放電制御モジュール50は、第1の電源電圧Vddを受け、表示駆動モジュール40から走査信号Scanを受け、第1の電源電圧Vddが低下する時(例えば、表示モジュール10が電源オフされる時)、走査信号Scanの電位を調整することにより、表示パネル13に対して放電を実行するように構成されている。
【0024】
本出願の実施例において、駆動回路11に表示制御モジュール30と放電制御モジュール50を設けることによって、表示駆動モジュール40への第1の電源電圧Vddの伝送が選択的に制御され、即ち第1の電源電圧のタイミング調整が実現され、第1の電源電圧Vddの正確な伝送が効果的に確保され、電源オン/オフされる時の表示駆動モジュール40の異常発光による画面のちらつきが回避される。
【0025】
本出願の実施例において、表示駆動モジュール40は、2T(トランジスタ)1C(キャパシタ)画素回路であってもよい。他の実施例では、表示駆動モジュール40は、3T1C画素回路、4T1C画素回路、7T2C画素回路などであってもよい。本出願で特に限定されない。
【0026】
図4を併せて参照すると、
図4は、
図3に示された駆動回路11の回路構成を示す概略図である。本出願の実施例において、表示制御モジュール30は、第1の電源電圧Vddのパワーオン・シーケンスを調整するよに構成されている。表示制御モジュール30は、第1のデータ信号端a、電源入力端b及び信号出力端cを含む。表示制御モジュール30は、第1のデータ信号端aを介してデータ信号Dataを受け、電源入力端bを介して第1の電源電圧Vddを受ける。表示制御モジュール30は、データ信号Dataに応じて、第1の電源電圧Vddが信号出力端cを介して表示駆動モジュール40に出力されることを選択的に制御する。
【0027】
本出願の具体的な実施例において、表示制御モジュール30は、第1比較器31、第1トランジスタ33及び第1の閾値ユニット(図示せず)をさらに含む。第1比較器31は、非反転入力端、反転入力端及び出力端を含む。データ信号Dataは、非反転入力端を介して第1比較器31に入力される。第1の閾値ユニットは、第1の閾値電圧Vf1を出力するように構成されている。第1の閾値電圧Vf1は、反転入力端を介して第1比較器31に入力される。第1比較器31は、データ信号Dataの電圧を第1の閾値電圧Vflと比較し、比較結果に応じて出力端を介してレベル信号を出力するように構成されている。レベル信号は、データ信号Dataが動作値に対応するか否かを示す。
【0028】
具体的に、データ信号Dataの電圧が第1の閾値電圧Vf1より大きければ、第1比較器31の出力端は、第1電位にあるレベル信号を出力し、第1電位にあるレベル信号は、データ信号Dataが動作値に対応することを表す。データ信号Dataの電圧が第1の閾値電圧Vf1以下であれば、第1の比較器31の出力端は、第2電位にあるレベル信号を出力し、第2電位にあるレベル信号は、データ信号Dataが非動作値に対応することを表す。
【0029】
第1の閾値電圧Vf1の設定値はデータ信号Dataの動作値より小さいので、データ信号Dataが表示駆動モジュール40において正しく伝送されることを理解できる。
【0030】
本出願の実施例において、第1比較器31は電圧比較器であってよい。第1電位は高電位であってよく、第1電位にあるレベル信号は高電位レベル信号であってよい。第2電位は低電位であってよく、第2電位にあるレベル信号は低電位レベル信号であってよい。本出願に特に限定されない。
【0031】
本出願の具体的な実施例において、第1トランジスタ33は、レベル信号に応じて第1の電源電圧Vddを表示駆動モジュール40に選択的に伝送するように構成されている。第1トランジスタ33は、制御端、第1端及び第2端を含む。この制御端は第1比較器31の出力端と電気的に接続されており、第1トランジスタ33がオン状態又はオフ状態となることを制御することができるレベル信号を受けるように構成されている。第1トランジスタ33の第1端は、電源入力端bと電気的に接続されており、電源入力端bから第1の電源電圧Vddを受けるように構成されている。第1トランジスタ33の第2端は、信号出力端cと電気的に接続されている。第1トランジスタ33の第1端と第2端の間は、レベル信号に応じて選択的にオン又はオフになる。
【0032】
具体的に、第1トランジスタ33の制御端が第1比較器31の出力端から第1電位にあるレベル信号を受け取ると、第1トランジスタ33の第1端及び第2端の間が電気的にオンになり、即ち第1トランジスタ33がオン状態となる。このとき、第1の電源電圧VDDは、信号出力端cを介して表示駆動モジュール40に伝送され、発光素子41の発光を駆動する。第1トランジスタ33の制御端が第1比較器31の出力端から第2電位にあるレベル信号を受け取ると、第1トランジスタ33の第1端及び第2端の間が電気的にオフになり、即ち第1トランジスタ33がオフ状態となる。このとき、第1の電源電圧Vddは信号出力端cに伝送できず、ひいては表示駆動モジュール40に伝送できない。
【0033】
本出願の具体的な実施例において、第1トランジスタ33は、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor、MOSFET)であっても良く、本出願で限定されない。
【0034】
本出願の実施例において、表示制御モジュール30を設けて、第1比較器31の出力端から出力されたレベル信号の電位に基づいてデータ信号Dataが動作値に対応するか否かを確定することにより、第1の電源電圧Vddは表示駆動手段40に選択的に供給される。したがって、表示駆動モジュール40は、第1の電源電圧Vddを受けた時にのみ発光するように制御されることができ、それゆえ、第1の電源電圧Vddのパワーオン・シーケンスの不適切による表示駆動モジュール40の誤発光が回避されて、表示パネルの表示効果が向上する。
【0035】
本出願の実施例においては、
図4に示すように、表示駆動モジュール40は、第1の走査信号端d、第2のデータ信号端e及び第1の電源受取端fを含む。表示駆動モジュール40は、第1の走査信号端dを介して走査信号Scanを受けるように構成されている。表示駆動モジュール40は、第2のデータ信号端eを介してデータ信号Dataを受けるように構成されている。第1の電源受取端fは、信号出力端cと電気的に接続されており、第1の電源電圧Vddを受けるように構成されており、即ち、表示駆動モジュール40と表示制御モジュール30の第1トランジスタ33の第2端は第1の電源受取端f及び信号出力端cを介して電気的に接続されている。
【0036】
本出願の具体的な実施例において、表示駆動モジュール40は、発光素子41、第2トランジスタ42及び第3トランジスタ43を含むことができる。第2トランジスタ42及び第3トランジスタ43は、いずれも制御端、第1端及び第2端を有する。第2トランジスタ42の制御端は、第1の走査信号端dと電気的に接続されており、走査信号Scanを受けるように構成されている。走査信号Scanは、第2トランジスタ42がオン状態又はオフ状態となるように制御し、即ち、第2トランジスタ42の第1端と第2端の間が電気的にオン又はオフになるように制御する。第2トランジスタ42の第1端は、第2のデータ信号端eと電気的に接続されており、データ信号Dataを受けるように構成されている。第2トランジスタ42の第2端は、第3トランジスタ43の制御端と電気的に接続されている。第2トランジスタ42は、走査信号Scanに応じてデータ信号Dataを第3トランジスタ43の制御端に選択的に伝送する。
【0037】
第3トランジスタ43の第1端は、第1の電源受取端fと電気的に接続されており、第1の電源受取端fから第1の電源電圧Vddを受けるように構成されており、即ち、第3トランジスタ43の第1端は、第1トランジスタ33の第2端と電気的に接続されており、第1の電源電圧Vddを受けるように構成されている。第3トランジスタ43の第2端は、発光素子41と電気的に接続されている。第3トランジスタ43の制御端は、第2トランジスタ42から伝送されたデータ信号Dataを受けるように構成されている。第3トランジスタ43の第2端及び第3端は、データ信号Dataに応じて電気的にオン又は電気的にオフになることで、第1の電源電圧Vddは第1の電源受取端fを介して発光素子41に選択的に伝送される。
【0038】
具体的に、第2トランジスタ42の制御端で受けられた走査信号Scanが第1電位にある場合に、第2トランジスタ42はオン状態となり、データ信号Dataは第3トランジスタ43の制御端に伝送される。第3トランジスタ43の制御端で受けられたデータ信号Dataが第1電位にある場合に、第3トランジスタ43の第1端と第2端の間は電気的にオンになり、即ち、第3トランジスタ43はオン状態となり、第1の電源電圧Vddは第1の電源受取端fを介して発光素子41に伝送される。第3トランジスタ43の制御端で受けられたデータ信号Dataが第2電位にある場合に、第3トランジスタ43の第1端と第2端の間は電気的にオフになり、即ち、第3トランジスタ43はオフ状態となり、第1の電源電圧Vddは発光素子41に伝送できない。
【0039】
第2トランジスタ42の制御端で受けられた走査信号Scanが第2電位にある場合に、第2トランジスタ42はオフ状態となり、データ信号Dataは第3トランジスタ43の制御端に伝送できない。
【0040】
言い換えると、本実施例では、走査信号Scanが第1電位にあり、データ信号Dataが第1電位にある場合に、第1の電源電圧Vddは第1の電源受取端fを介して発光素子41に伝送され、発光素子41が発光するように駆動する。
【0041】
本出願の具体的な実施例では、発光素子41は正極及び負極を有し、発光素子41の正極は、第3トランジスタ43の第2端と電気的に接続されており、発光素子41の負極は、リファレンスグラウンドGNDと電気的に接続されている。具体的に、発光素子41は、第3トランジスタ43の第2端から第1の電源電圧Vddを受け取ると発光するようになる。発光素子41は、第3トランジスタ43の第2端から第1の電源電圧Vddを受け取っていない場合、発光しない。
【0042】
本出願の実施例において、表示駆動モジュール40は、バイパスコンデンサ45をさらに備える。バイパスコンデンサ45の第1端は第3トランジスタ43の制御端と電気的に接続されており、バイパスコンデンサ45の第2端はリファレンスグラウンドGNDと電気的に接続されており、バイパスコンデンサ45は発光素子41が損傷されないように発光素子41を保護するように構成されている。
【0043】
本出願の具体的な実施例において、表示駆動モジュール40における第2トランジスタ42、第3トランジスタ43及びバイパスコンデンサ45は、いずれも表示パネル13内に設けてよい。
【0044】
本出願の具体的な実施例において、第2トランジスタ42及び第3トランジスタ43は、いずれも薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)であってもよく、本出願でそれについて限定されない。
【0045】
本出願の実施例において、
図4に示されたように、放電制御モジュール50は、第2の電源受取端g、第2の走査信号端h及び放電端iを備える。放電制御モジュール50は、表示装置100が電源オフされる時又は再起動される時、残っている第1の電源電圧VddをリファレンスグラウンドGNDに伝送して放出し、即ち、走査信号Scanを通って表示装置100に対して放電を実行する。具体的には、放電制御モジュール50は、第2の電源受取端gを介して第1の電源電圧Vddを受ける。放電制御モジュール50は、第1の電源電圧VDDに応じて、走査信号Scanを第1電位(例えば、
図4に示された走査信号ScanのハイレベルVGH)まで選択的にプルアップし、ひいては表示駆動モジュール40内の第1の電源電圧VddをリファレンスグランドGNDまで伝送して放出し、即ち走査信号Scanを通って表示装置100に対して放電を実行する。このように、表示装置100が電源オフされる時、全てのTFTが第1電位(例えば走査信号ScanのハイレベルVGH)から放電し始めて、TFTがすべてオンになることで、表示パネル全体に残留した電荷がより早く放出される。
【0046】
表示装置100が電源オフ又は再起動のコマンドを実行する時、第1の電源電圧Vddは低下する。本実施例において、放電制御モジュール50は、第1の電源電圧Vddの電位変化に基づいて、表示装置100、即ち表示モジュール10が電源オフされる状態又は再起動される状態にあるか否かを判定する。
【0047】
本出願の具体的な実施例において、
図4に示されたように、放電制御モジュール50は、フリップフロップ51、第2比較器53、抵抗器55、第4トランジスタ56及び第2の閾値ユニット(図示せず)をさらに含むことができる。フリップフロップ51は、プリセット端D、クリア端R及びラッチ出力端Qを含む。第1の電源電圧Vddは、クリア端Rを介してフリップフロップ51に入力され、即ち、クリア端Rは、第2の電源受取端gと電気的に接続されて第1の電源電圧Vddを受けるように構成されている。抵抗器55の一端はプリセット端Dと電気的に接続されており、抵抗器55の他端は第2の電源電圧VINを受けるように構成されており、即ち、第2の電源電圧VINは抵抗器55を介してプリセット端Dに伝送される。ラッチ出力端Qは第2比較器53と電気的に接続されている。フリップフロップ51は、受けた第1の電源電圧Vddの低下を検出すると、ラッチ出力端Qを介して第1電位にあるトリガ信号を出力する。本出願の実施例では、第2の電源電圧VINは発光素子41全体の総入力電圧である。
【0048】
本出願の具体的な実施例において、フリップフロップ51は立ち下がりエッジタイプのDフリップフロップであってよく、抵抗器55はトリガー抵抗器であってよく、本出願でそれについて限定されない。
【0049】
本出願の具体的な実施例では、第2比較器53は、非反転入力端、反転入力端及び出力端を含む。第2比較器53の非反転入力端は、フリップフロップ51のラッチ出力端Qと電気的に接続されて第1電位にあるトリガ信号を受けるように構成されている。第2比較器53の反転入力端は、第2の閾値ユニットによって提供される第2の閾値電圧Vf2を受けるように構成されている。第2比較器53の出力端は、第4トランジスタ56と電気的に接続されている。第2比較器53は、第1電位にあるトリガ信号を第2の閾値電圧Vf2と比較し、比較結果に応じて第2比較器53の出力端を介して放電制御信号を第4トランジスタ56に出力するように構成されている。放電制御信号は、その時に表示モジュール10に残存する電荷を放出する必要があるか否かを表す。
【0050】
具体的には、第1電位にあるトリガ信号の電圧が第2の閾値電圧Vf2より大きい場合に、第2比較器53の出力端は第1電位にある放電制御信号を出力し、この第1電位にある放電制御信号は第1の電源電圧Vddを放出する必要があることを表す。第1電位にあるトリガ信号の電圧が第2の閾値電圧Vf2以下である場合に、第2比較器53の出力端は第2電位にある放電制御信号を出力し、この第2電位にある放電制御信号は第1の電源電圧Vddを放出する必要がないことを表す。本出願の実施例において、トリガ信号は、ハイレベル信号であってよい。
【0051】
本出願の実施例において、第2比較器53は電圧比較器であってよい。
【0052】
本出願の具体的な実施例において、第4トランジスタ56は、制御端、第1端及び第2端を含む。第4トランジスタ56の制御端は、第2比較器53の出力端と電気的に接続されて第2比較器53の出力端から放電制御信号を受けるように構成されている。放電制御信号は、第4トランジスタ56がオン又はオフになるように制御する。第4トランジスタ56の第1端は、第2の走査信号端hと電気的に接続されており、第4トランジスタ56の第1端は、第2の走査信号端hを介して走査信号Scanを伝送するように構成されている。第4トランジスタ56の第2端は、放電端iと電気的に接続されており、放電端iから第1電位にある走査信号Scan(例えば、ハイレベルVGHにある走査信号Scan)を受けるように構成されている。第4トランジスタ56は放電制御信号の制御によって走査信号Scanを選択的にプルアップし、例えば、走査信号ScanがハイレベルVGHを有するようにする。
【0053】
具体的には、第4トランジスタ56の制御端で受けられた放電制御信号が第1電位にある場合に、第4トランジスタ56の第1端及び第2端の間は電気的にオンになり、即ち、第4トランジスタ56はオン状態となり、第4トランジスタ56の第2端は、放電端iから第1電位にある走査信号Scan(例えば、ハイレベルVGHにある走査信号)を受け、ひいては第2の走査信号端hでの走査信号Scanは第1電位にプルアップされる。したがって、第1の電源電圧Vddが低下する時(例えば、表示モジュール10が電源オフされる時又は再起動される時)、走査信号Scanがプルアップされることで表示パネル13に対して放電は実行される。
【0054】
第4トランジスタ56の制御端で受けられた放電制御信号が第2電位にある場合に、第4トランジスタ56の第1端及び第2端の間は電気的にオフになり、即ち、第4トランジスタ56はオフ状態となり、第4トランジスタ56の第2端は、放電端iから第1電位にある走査信号Scanを受けていなく、ひいては第2の走査信号端hでの走査信号Scanは第1電位にプルアップされていない。
【0055】
本出願の実施例において、第2の電源電圧VINは表示装置100の総入力電圧であってよく、本出願でそれについて特に限定されない。
【0056】
本出願の実施例において、放電する必要がある第1の電源電圧Vddとは、具体的に、表示装置100が電源オフされる時又は再起動される時、表示モジュール10全体に残留する電荷、又は、第1の電源電圧Vddのジッターにより発生する電荷を指すことができ、本出願でそれについて特に限定されない。
【0057】
本出願の実施例において、放電制御モジュール50を設けることにより、駆動回路11における第1の電源電圧Vddの電位変化(例えば、表示モジュール10が電源オフ又は再起動のコマンドを実行する時、第1の電源電圧Vddの低下)は、リアルタイムに検知される。放電制御モジュール50は、第1の電源電圧Vddが低下する時、即ち表示装置100が電源オフされる時又は再起動される時、第1電位にある走査信号Scan(例えば、ハイレベルVGHにある走査信号)を放電端iを介して受け、ひいては第2の走査信号端hでの走査信号Scanを第1電位(即ちハイレベルVGH)までプルアップし、即ち、走査信号Scanを通って表示装置100に対して放電を実行する。このように、表示装置100が電源オフされる時、全てのTFTが第1電位(例えば、走査信号ScanのハイレベルVGH)から放電し始めて、TFTがすべてオンになることで、表示パネル13全体に残った電荷がより早く放出され、ひいては第1の電源電圧Vddが表示パネル10内に残留して、発光素子41が誤ってオンになることで、表示パネル13がちらつくことが回避される。
【0058】
図5を参照すると、
図5は、本出願の実施例に係る表示モジュール10の部分回路の概略図である。本出願の実施例において、
図5に示されたように、表示パネル13の内部には、第1方向F1に沿って延びる複数の走査線(Scan line)S1~Snと、第2方向F2に沿って延びる複数のデータ線(Data line)D1~Dmとが互いに格子状に設けられている。第1方向F1と第2方向F2は互いに直交し、複数の走査線S1~Snの間、複数のデータ線D1~Dmの間、及び走査線S1~Snとデータ線D1~Dmとの間は、いずれも互いに絶縁する。即ち、複数の走査線S1~Snは間隔を空けて配列され且つ相互に絶縁し、複数のデータ線D1~Dmの間は間隔を空けて配列され且つ相互に絶縁し、複数の走査線S1~Snと複数のデータ線D1~Dmの間は相互に絶縁して設けられている。
【0059】
複数の走査線S1~Snとデータ線D1~Dmとの交差部において、表示駆動モジュール40が対応して設けられている。具体的には、任意の隣接する2本の走査線と任意の隣接する2本のデータ線との間に表示駆動モジュール40が設けられている。同じ列にある表示駆動モジュール40は全て同じデータ線と電気的に接続されており、同じ行にある表示駆動モジュール40は全て同じ走査線と電気的に接続されている。本出願の実施例では、複数の表示駆動モジュール40がアレイ状に配置されている。
【0060】
本出願の実施例において、各走査線は、走査信号Scanを受けるように構成されている。全ての走査線は、放電制御モジュール50と電気的に接続されている。放電制御モジュール50は、表示装置100が電源オフされる時又は再起動される時、走査線上の走査信号Scanが第1電位にあるように制御し(例えば、走査信号ScanをハイレベルVGHにする)、従って走査信号Scanによって表示パネル13に対して放電を実行する。
【0061】
各データ線は、データ信号Dataを受けるように構成されている。各データ線は、表示制御モジュール30と電気的に接続されている。表示制御モジュール30は、データ信号Dataに応じて、第1の電源電圧Vddを表示駆動モジュール40に選択的に伝送する。
【0062】
図6を併せて参照すると、
図6は、本出願の実施例に係る駆動回路11のタイミングチャートである。
図6に示されたように、横軸は時間を示し、横軸における縦軸値は電圧が0ボルトであることを示し、横線上方の縦軸値は正電位を示し、横線下方の縦軸値は負電位を示す。
【0063】
第2の電源電圧VINのタイミングは、表示装置100のオン時間とオフ時間を示す。具体的には、表示装置100は、時点Aでオンになり、時点Bでオフになり、即ち、時点Aが表示装置100のオン時間であり、時点Bが表示装置100のオフ時間である。
【0064】
時点Cの後、データ信号Dataの電圧が第1の閾値電圧Vf1より大きくなり、即ち、データ信号Dataの電圧が動作値に対応するとき、第1の電源電圧Vddが駆動回路11に伝送される。このとき、走査信号Scanは1行ずつ走査し、走査信号Scanは第1電位と第2電位の間で周期的に切り換える。
【0065】
時点Dで、表示装置100が電源オフされ又は再起動され、即ち、第1の電源電圧Vddが徐々に低下すると理解できる。第1の電源電圧Vddが0ボルトまで低下するまで、放電制御モジュール50は走査信号Scanを通って表示パネル13に対して放電を実行することができる。駆動回路11の全てのTFTが第1電位(例えば、走査信号ScanのハイレベルVGH)から放電し始めて、TFTがいずれもオンになり、走査信号ScanがリファレンスグランドGNDに伝送されて早く放出され、これにより、表示パネル全体に残留している電荷がより早く放出され、表示装置100のちらつきが効果的に回避される。
【0066】
同じ構想に基づき、本出願において、表示モジュール10がさらに提供される。表示モジュール10は、
図3及び
図4に示された駆動回路11と表示パネル13を含む。駆動回路11は、表示パネル13と電気的に接続されており、表示パネル13が異なる画面を表示するように、表示パネル13を駆動するように構成されている。
【0067】
同じ構想に基づき、本出願において、表示装置100がさらに提供される。表示装置100は、表示モジュール10と電源モジュール20を含む。電源モジュール20は、表示モジュール10の非表示面に設けられており、表示モジュール10が画像を表示するように、表示モジュール10に電源電圧を供給するように構成されている。
【0068】
本出願の実施形態に係る表示装置100は、ノートパソコンのディスプレイ、液晶ディスプレイ、液晶テレビ、携帯電話、タブレットコンピュータなどのような表示機能を有する製品や部品であってよい。
【0069】
1つの実施例において、表示装置100は、高圧プレートやキーコントロールボードなどのような他の必要な部品や構成をさらに含む。当業者は、この表示装置100の具体的な種類や実際の機能に応じて補充することができる。その説明はここで繰り返さない。
【0070】
表示装置100は、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線通信機能を備えたウェアラブル電子機器(例えば、スマートウォッチ)等のような個人用デジタル補助装置(Personal Digital Assistant、PDA)及び/又は音楽プレーヤー等の機能を有する電子機器に用いられてもよい。電子機器は、タッチパネル等のタッチ感応面を有するラップトップ型コンピュータ(Laptop)等の他の電子機器であってもよい。
【0071】
以上をまとめると、本出願で提供された駆動回路11、表示モジュール10及び表示装置100に基づいて、駆動回路11に表示制御モジュール30及び放電制御モジュール50を設けることにより、表示駆動モジュール40への第1の電源電圧Vddの伝送が選択的に制御され、即ち第1の電源電圧のタイミング調整が実現され、第1の電源電圧Vddの正確な伝送が効果的に確保され、電源オン/オフされる時の表示駆動モジュール40の異常発光による画面のちらつきが回避され、ひいては表示パネル13の表示効果が向上する。また、駆動回路11に放電制御モジュール50を設けることにより、駆動回路11における第1の電源電圧Vddの電位がリアルタイムに検知される。第1の電源電圧Vddが低下する時、即ち表示装置100が電源オフされる時又は再起動される時(例えば、表示装置100が電源オフされる時)、放電制御モジュール50は走査信号Scanを通って表示装置100に対して放電を実行する。このように、表示装置100が電源オフされる時、全てのTFTが第1電位(例えば、走査信号ScanのハイレベルVGH)から放電し始めて、TFTがすべてオンになり、表示パネル全体に残留した電荷がより早く放出される。これにより、第1の電源電圧Vddのジッターによって、又は表示モジュール10全体にある残留電荷が駆動回路11内に残ることで、表示駆動モジュール40が誤ってオンになって、表示パネル13のちらつきが発生することが回避される。このため、表示モジュール10及び表示装置100の表示効果が効果的に向上し、ユーザの使用体験も向上する。
【0072】
以上、上記実施形態における各技術的特徴の可能な組み合わせが記載されており、さらに他の可能な組み合わせが存在してもよく、それらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、それらの組み合わせはすべて本明細書の記載の範囲にあると考えるべきである。
【0073】
本明細書で言及された参照用語「一つの実施形態」、「いくつかの実施形態」、「例示的な実施形態」、「例示」、「具体的な例示」、又は「いくつかの例示」などは、当該実施形態又は例示を結びつけて説明される具体的な特徴、構造、材料、又は特性が本出願の少なくとも一つの実施形態又は例示に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の例示的な記載は、必ずしも同じ実施形態又は例示を示すとは限らない。また、記載された具体的な特徴、構造、材料、又は特性は、任意の一つ又は複数の実施形態又は例示で適切に組み合わせることができる。
【0074】
上記実施形態は本出願のいくつかの実施形態のみを示し、上記実施形態の説明は具体的且つ詳細であるが、それを本出願の特許範囲への制限と理解されるべきではない。本出願の着想から逸脱しない限り、当業者はいくつかの変更及び改良を行うことができ、それらの変更及び改良はすべて本出願の保護範囲に属すべきである。従って、本出願の保護範囲は、添付の特許請求の範囲に基づくべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
第一態様において、本出願は、駆動回路を提供する。駆動回路は、走査信号及びデータ信号を受けるための表示駆動モジュールを含み、駆動回路は、少なくとも1つの表示制御モジュールと放電制御モジュールをさらに含む。表示制御モジュールは、表示駆動モジュールと電気的に接続されており、データ信号を受けてデータ信号に応じて、選択的に第1の電源電圧を表示駆動モジュールに伝送する。表示駆動モジュールは、第1の電源電圧を受けると、走査信号及びデータ信号の制御下、第1の電源電圧を表示駆動モジュールの発光素子に伝送して発光素子の発光を駆動する。放電制御モジュールは、表示駆動モジュールと電気的に接続されており、第1の電源電圧を受け、第1の電源電圧が低下する時、走査信号の電位を調整して、発光素子に対して放電を実行する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
また、駆動回路に放電制御モジュールを設けることにより、駆動回路における第1の電源電圧の電位がリアルタイムに検知される。第1の電源電圧が低下する時、即ち表示装置が電源オフされる時又は再起動される時、放電制御モジュールは走査信号によって表示装置に対して放電を実行し、このように表示装置が電源オフされる時、すべての発光素子が第1電位から放電し始めて、発光素子がすべてオンになることで、表示パネル全体にある残留電荷がより早く放出される。これにより、第1の電源電圧のジッターによって発生する電荷、又は表示モジュール全体にある残留電荷が駆動回路内に残ることで、表示駆動モジュールが誤ってオンになって、表示パネルのちらつきが発生することが回避される。このため、表示モジュール及び表示装置の表示効果が効果的に向上し、ユーザの使用体験も向上する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
本出願の実施例において、駆動回路11は表示パネル13に応用される。駆動回路11は、少なくとも、少なくとも1つの表示制御モジュール30、表示駆動モジュール40及び放電制御モジュール50を含むことができる。表示制御モジュール30は、表示駆動モジュール40と電気的に接続される。表示制御モジュール30は、データ信号Dataを受け、データ信号Dataに応じて選択的にオンになって表示駆動モジュール40に第1の電源電圧Vddを伝送するように構成されている。表示駆動モジュール40は、走査信号Scan及びデータ信号Dataを受けるように構成されている。表示駆動モジュール40は、第1の電源電圧Vddを受けると、走査信号Scan及びデータ信号Dataの制御下、第1の電源電圧Vddにより発光素子41の発光を駆動する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
本出願の具体的な実施例において、第1トランジスタ33は、レベル信号に応じて第1の電源電圧Vddを表示駆動モジュール40に選択的に伝送するように構成されている。第1トランジスタ33は、制御端、第1端及び第2端を含む。この制御端は第1比較器31の出力端と電気的に接続されており、第1トランジスタ33がオン状態又はオフ状態となることを制御することができるレベル信号を受けるように構成されている。第1トランジスタ33の第1端は、電源入力端bと電気的に接続されており、電源入力端bから第1の電源電圧Vddを受けるように構成されている。第1トランジスタ33の第2端は、信号出力端cと電気的に接続されている。第1トランジスタ33の第1端と第2端の間は、レベル信号に応じて電気的にオン又はオフになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
第3トランジスタ43の第1端は、第1の電源受取端fと電気的に接続されており、第1の電源受取端fから第1の電源電圧Vddを受けるように構成されており、即ち、第3トランジスタ43の第1端は、第1トランジスタ33の第2端と電気的に接続されており、第1の電源電圧Vddを受けるように構成されている。第3トランジスタ43の第2端は、発光素子41と電気的に接続されている。第3トランジスタ43の制御端は、第2トランジスタ42から伝送されたデータ信号Dataを受けるように構成されている。第3トランジスタ43の第2端及び第1端は、データ信号Dataに応じて電気的にオン又は電気的にオフになることで、第1の電源電圧Vddは第1の電源受取端fを介して発光素子41に選択的に伝送される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
本出願の実施例において、
図4に示されたように、放電制御モジュール50は、第2の電源受取端g、第2の走査信号端h及び放電端iを備える。放電制御モジュール50は、表示装置100が電源オフされる時又は再起動される時、残っている第1の電源電圧VddをリファレンスグラウンドGNDに伝送して放出し、即ち、走査信号Scanを通って表示装置100に対して放電を実行する。具体的には、放電制御モジュール50は、第2の電源受取端gを介して第1の電源電圧Vddを受ける。放電制御モジュール50は、第1の電源電圧VDDに応じて、走査信号Scanを第1電位(例えば、図
6に示された走査信号ScanのハイレベルVGH)まで選択的にプルアップし、ひいては表示駆動モジュール40内の第1の電源電圧VddをリファレンスグランドGNDまで伝送して放出し、即ち走査信号Scanを通って表示装置100に対して放電を実行する。このように、表示装置100が電源オフされる時、全てのTFTが第1電位(例えば走査信号ScanのハイレベルVGH)から放電し始めて、TFTがすべてオンになることで、表示パネル全体に残留した電荷がより早く放出される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
本出願の具体的な実施例では、第2比較器53は、非反転入力端、反転入力端及び出力端を含む。第2比較器53の非反転入力端は、フリップフロップ51のラッチ出力端Qと電気的に接続されて第1電位にあるトリガ信号を受けるように構成されている。第2比較器53の反転入力端は、第2の閾値ユニットによって提供される第2の閾値電圧Vf2を受けるように構成されている。第2比較器53の出力端は、第4トランジスタ56と電気的に接続されている。第2比較器53は、第1電位にあるトリガ信号の電圧を第2の閾値電圧Vf2と比較し、比較結果に応じて第2比較器53の出力端を介して放電制御信号を第4トランジスタ56に出力するように構成されている。放電制御信号は、その時に表示モジュール10に残存する電荷を放出する必要があるか否かを表す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
具体的には、第4トランジスタ56の制御端で受けられた放電制御信号が第1電位にある場合に、第4トランジスタ56の第1端及び第2端の間は電気的にオンになり、即ち、第4トランジスタ56はオン状態となり、第4トランジスタ56の第2端は、放電端iから第1電位にある走査信号Scan(例えば、ハイレベルVGHにある走査信号)を受け、ひいては第2の走査信号端hでの走査信号Scanは第1電位にプルアップされる。したがって、第1の電源電圧Vddが低下する時(例えば、表示モジュール10が電源オフされる時又は再起動される時)、第4トランジスタ56の第1端での走査信号Scanがプルアップされることで表示パネル13に対して放電は実行される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0071】
以上をまとめると、本出願で提供された駆動回路11、表示モジュール10及び表示装置100に基づいて、駆動回路11に表示制御モジュール30及び放電制御モジュール50を設けることにより、表示駆動モジュール40への第1の電源電圧Vddの伝送が選択的に制御され、即ち第1の電源電圧のタイミング調整が実現され、第1の電源電圧Vddの正確な伝送が効果的に確保され、電源オン/オフされる時の表示駆動モジュール40の異常発光による画面のちらつきが回避され、ひいては表示パネル13の表示効果が向上する。また、駆動回路11に放電制御モジュール50を設けることにより、駆動回路11における第1の電源電圧Vddの電位がリアルタイムに検知される。第1の電源電圧Vddが低下する時、即ち表示装置100が電源オフされる時又は再起動される時(例えば、表示装置100が電源オフされる時)、放電制御モジュール50は走査信号Scanを通って表示装置100に対して放電を実行する。このように、表示装置100が電源オフされる時、全てのTFTが第1電位(例えば、走査信号ScanのハイレベルVGH)から放電し始めて、TFTがすべてオンになり、表示パネル全体に残留した電荷がより早く放出される。これにより、第1の電源電圧Vddのジッターによって発生する電荷、又は表示モジュール10全体にある残留電荷が駆動回路11内に残ることで、表示駆動モジュール40が誤ってオンになって、表示パネル13のちらつきが発生することが回避される。このため、表示モジュール10及び表示装置100の表示効果が効果的に向上し、ユーザの使用体験も向上する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動回路であって、
前記駆動回路は、走査信号及びデータ信号を受けるための表示駆動モジュールを含み、前記駆動回路は、少なくとも1つの表示制御モジュールと放電制御モジュールをさらに含み、
前記表示制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記データ信号を受けて前記データ信号に応じて、選択的に第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールに伝送し、
前記表示駆動モジュールは、前記第1の電源電圧を受けると、前記走査信号及び前記データ信号の制御下、前記第1の電源電圧を前記表示駆動モジュールの発光素子に伝送して前記発光素子の発光を駆動し、
前記放電制御モジュールは、前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1の電源電圧を受け、前記第1の電源電圧が低下する時、前記走査信号の電位を調整して、前記発光素子に対して放電を実行する、
ことを特徴とする駆動回路。
【請求項2】
前記表示制御モジュールは、第1比較器と第1トランジスタを含み、
前記第1比較器の非反転入力端は前記データ信号を受け、前記第1比較器の反転入力端は第1の閾値電圧を受け、前記第1比較器の出力端は前記第1トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第1比較器は、前記データ信号の電圧を前記第1の閾値電圧と比較し、比較結果に応じて、レベル信号を前記第1トランジスタの制御端に出力し、
前記第1トランジスタの第1端は前記第1の電源電圧を受け、前記第1トランジスタの第2端は前記表示駆動モジュールと電気的に接続されており、前記第1トランジスタは、前記レベル信号を受けて前記レベル信号に応じ
てオン又はオフになる、
ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
【請求項3】
前記データ信号の電圧が前記第1の閾値電圧より大きい場合、前記第1比較器は、第1電位にある前記レベル信号を前記第1トランジスタに出力し、前記第1トランジスタは、
第1電位にある前記レベル信号の制御下にオンになり、前記第1の電源電圧は前記表示駆動モジュールに伝送され、
前記データ信号の電圧が前記第1の閾値電圧以下である場合
、前記第1比較器は第2電位にある前記レベル信号を前記第1トランジスタに出力し、前記第1トランジスタは
第2電位にある前記レベル信号の制御下にオフになる、
ことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
【請求項4】
前記表示駆動モジュールは、前記発光素子、第2トランジスタ、第3トランジスタ及びバイパスコンデンサを含み、
前記第2トランジスタの制御端は前記走査信号を受け、前記第2トランジスタの第1端は前記データ信号を受け、前記第2トランジスタの第2端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記第2トランジスタは、前記走査信号に応じて選択的に前記データ信号を記第3トランジスタに伝送し、
前記第3トランジスタの第1端は、前記第1トランジスタの第2端と電気的に接続されて前記第1の電源電圧を受け、前記第3トランジスタの第2端は前記発光素子と電気的に接続されており、前記第3トランジスタは受けた前記データ信号に応じ
てオン又はオフになり、
前記バイパスコンデンサの第1端は前記第3トランジスタの制御端と電気的に接続されており、前記バイパスコンデンサの第2端はリファレンスグランドと電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
【請求項5】
前記第2トランジスタは、第1電位にある前記走査信号を受け取るとオンになり、前記データ信号は前記第3トランジスタの制御端に伝送され、前記第3トランジスタは、受けた前記データ信号が第1電位にある場合にオンになり、前記第1の電源電圧は、前記発光素子に伝送されて前記発光素子の発光を駆動し、
又は、前記第3トランジスタは、受けた前記データ信号が第2電位にある場合にオフになり、
又は、
前記第2トランジスタは、第2電位にある前記走査信号を受け取るとオフになる、
ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項6】
前記発光素子は正極及び負極を有し、前記発光素子の正極は前記第3トランジスタの第2端と電気的に接続されており、前記発光素子の負極は前記リファレンスグラウンドと電気的に接続されており、前記発光素子は、その正極で前記第1の電源電圧を受け取ると発光するように構成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項7】
前記放電制御モジュールは、フリップフロップ、第2比較器、抵抗器及び第4トランジスタを含み、
前記フリップフロップのクリア端は前記第1の電源電圧を受け、前記フリップフロップのプリセット端は前記抵抗器を介して第2の電源電圧を受け、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第2比較器の非反転入力端と電気的に接続されており、前記フリップフロップのラッチ出力端は、前記第1の電源電圧が低下する時、第1電位にあるトリガ信号を前記第2比較器の非反転入力端に出力し、
前記第2比較器の非反転入力端は前記トリガ信号を受け、前記第2比較器の反転入力端は第2の閾値電圧を受け、前記第2比較器の出力端は、前記トリガ信号の電圧と前記第2の閾値電圧との比較結果に応じて放電制御信号を前記第4トランジスタの制御端に出力し、
前記第4トランジスタの制御端は、前記第2比較器の出力端と電気的に接続されて前記放電制御信号を受け、前記第4トランジスタの第1端は前記走査信号を伝送し、前記第4トランジスタの第2端は第1電位にある
前記走査信号を受け、前記第4トランジスタは、前記放電制御信号に応じて、第1電位にある
前記走査信号を選択的に受けて
前記第4トランジスタの第1端での前記走査信号をプルアップする、
ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項8】
第1電位にある前記トリガ信号の電圧が前記第2の閾値電圧より大きい場合、前記第2比較器の出力端は第1電位にある前記放電制御信号を第4トランジスタの制御端に出力し、
第1電位にある前記放電制御信号は前記第4トランジスタがオンになるように制御し、前記第4トランジスタは、第1電位にある
前記走査信号を受けて、
前記第4トランジスタの第1端での前記走査信号を第1電位までプルアップするようにし、
第1電位にある前記トリガ信号の電圧が前記第2の閾値電圧以下である場合、前記第2比較器の出力端は第2電位にある前記放電制御信号を前記第4トランジスタの制御端に出力し、
第2電位にある前記放電制御信号は前記第4トランジスタがオフになるように制御する、
ことを特徴とする請求項7に記載の駆動回路。
【請求項9】
表示モジュールであって、
前記表示モジュールは表示パネルと
請求項1~8のいずれか一項に記載の駆動回路を含み、前記駆動回路は前記表示パネルと電気的に接続されており、前記駆動回路は、前記表示パネルが異なる画面を表示するように、前記表示パネルを駆動するように構成されて
いる、
ことを特徴とする表示モジュール。
【請求項10】
表示装置であって、
前記表示装置は電源モジュールと
請求項9に記載の表示モジュールを含み、前記電源モジュールは、前記表示モジュールの非表示面に設けられており、前記表示モジュールが画像を表示するように、前記表示モジュールに電源電圧を供給するように構成されて
いる、
ことを特徴とする表示装置。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】