(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-03
(54)【発明の名称】無線アクセスネットワークでE2インタフェース関連情報を除去するための装置及び方法
(51)【国際特許分類】
H04W 88/08 20090101AFI20240827BHJP
【FI】
H04W88/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506803
(86)(22)【出願日】2022-08-03
(85)【翻訳文提出日】2024-02-02
(86)【国際出願番号】 KR2022011487
(87)【国際公開番号】W WO2023014087
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0102248
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ジウン・ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ヨンスン・コ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE10
(57)【要約】
本開示は、より高いデータ伝送率をサポートするための5G又は6G通信システムに関する。本開示の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法が提供される。上記方法は、E2ノードから上記E2ノードの終了を示すためのE2除去要求メッセージをE2インタフェースを介して受信する過程と、上記E2ノードの終了はSMO(Service Management and Orchestration)から設定され、上記E2ノードにE2除去応答メッセージをE2インタフェースを介して伝送する過程と、上記E2除去要求メッセージに対応して、上記Near-RT RICで上記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法であって、
E2ノードから前記E2ノードの終了を示すためのE2除去要求メッセージをE2インタフェースを介して受信する過程と、前記E2ノードの終了はSMO(Service Management and Orchestration)から設定され、
前記E2ノードにE2除去応答メッセージをE2インタフェースを介して伝送する過程と、
前記E2除去要求メッセージに対応して、前記Near-RT RICで前記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含む方法。
【請求項2】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法であって、
E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出する過程と、
前記解除の検出に対応して、解除タイマを開始する過程と、
前記解除タイマの満了に対応して、前記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含む方法。
【請求項3】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法であって、
E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出する過程と、
前記解除の検出に対応して、SMO(Service Management and Orchestration)に前記E2ノードの状態を問い合わせるためのメッセージをO1インタフェースを介して伝送する過程と、
前記SMOから前記E2ノードの状態に対する応答メッセージをO1インタフェースを介して受信する過程と、
前記応答メッセージが前記E2ノードの終了(termination)の終了を示す場合、前記Near-RT RICでの前記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含む方法。
【請求項4】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法であって、
O1インタフェースを介してSMO(Service Management and Orchestration)から前記Near-RT RICと接続されるE2ノードの終了に対する構成メッセージを受信する過程と、
前記構成メッセージに対応して、前記Near-RT RICで前記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含む方法。
【請求項5】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置であって、
少なくとも1つの送受信機と、
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
E2ノードから前記E2ノードの終了を示すためのE2除去要求メッセージをE2インタフェースを介して受信し、前記E2ノードの終了はSMO(Service Management and Orchestration)から設定され、
前記E2ノードにE2除去応答メッセージをE2インタフェースを介して伝送し、
前記E2除去要求メッセージに対応して、前記Near-RT RICで前記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成される装置。
【請求項6】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置であって、
少なくとも1つの送受信機と、
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出し、
前記解除の検出に対応して、解除タイマを開始し、
前記解除タイマの満了に対応して、前記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成される装置。
【請求項7】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置であって、
少なくとも1つの送受信機と、
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出し、
前記解除の検出に対応して、SMO(Service Management and Orchestration)に前記E2ノードの状態を問い合わせるためのメッセージをO1インタフェースを介して伝送し、
前記SMOから前記E2ノードの状態に対する応答メッセージをO1インタフェースを介して受信し、
前記応答メッセージが前記E2ノードの終了(termination)の終了を示す場合、前記Near-RT RICでの前記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成される装置。
【請求項8】
Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置であって、
少なくとも1つの送受信機と、
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
O1インタフェースを介してSMO(Service Management and Orchestration)から前記Near-RT RICと接続されるE2ノードの終了に対する構成メッセージを受信し、
前記構成メッセージに対応して、前記Near-RT RICで前記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成される装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線アクセスネットワーク(radio access network)でE2インタフェース関連情報を除去するための装置及び方法に関する。より詳細には、本開示は、無線通信システムのO-RAN(open radio access network)規格に従うE2ノード関連設定、RIC関連設定、又はE2インタフェース設定を除去するための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
5G移動通信技術は、迅速な伝送速度と新しいサービスが可能なように広い周波数帯域を定義しており、3.5ギガヘルツ(3.5GHz)など6GHz以下の周波数(‘Sub 6GHz’)帯域のみならず、28GHzと39GHzなどミリ波(mmWave)と呼ばれる超高周波帯域(‘Above 6GHz’)でも実装が可能である。また、5G通信以降(Beyond 5G)のシステムと呼ばれる6G移動通信技術の場合、5G移動通信技術に比べ50倍速い伝送速度と10分の1に短縮される超低(Ultra Low)遅延時間を達成するためにテラヘルツ(Terahertz、THz)帯域(例えば、95GHzから3テラヘルツ帯域)での実装が考慮されている。
【0003】
5G移動通信技術の初期には、モバイルブロードバンドの高度化(enhanced Mobile BroadBand、eMBB)、超高信頼・低遅延通信(Ultra-Reliable Low-Latency Communications、URLLC)、大規模マシンタイプ通信(massive Machine-Type Communications、mMTC)に対するサービスサポートと性能の要求事項を満たすことを目標に、超高周波帯域での電波の経路損失の緩和及び電波の伝達距離を増大させるためのビームフォーミング(Beamforming)及びマッシブマイモ(Massive MIMO)、超高周波数リソースの効率的活用のための様々なヌメロロジサポート(複数個のサブキャリア間隔の運用など)とスロットフォーマットに対する動的運営、多重ビーム伝送及び広帯域をサポートするための初期アクセス技術、BWP(Band-Width Part)の定義及び運営、大容量データ伝送のためのLDPC(Low Density Parity Check)符号と制御情報の信頼性の高い伝送のための極海コード(Polar Code)などの新しいチャネルコーディング方法、L2前-処理(L2 pre-processing)、特定のサービスに特化した専用ネットワークを提供するネットワークスライシング(Network Slicing)などに対する標準化が進められた。
【0004】
現在、5G移動通信技術がサポートしようとしていたサービスを考慮して、初期の5G移動通信技術改善(improvement)及び性能向上(enhancement)のための議論が進められており、車両が伝送する自らの位置及び状態情報に基づいて自動運転車の走行判断を補助し、ユーザの便宜を増大するためのV2X(Vehicle-to-Everything)、無認可スペクトルで各種規制上の要求事項に符合するシステム動作を目的とするNR-U(New Radio Unlicensed)、NR端末の消費電力低減技術(UE Power Saving)、地上網との通信が不可能な地域でのカバレッジ確保のための端末-衛星の直接通信である非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network、NTN)、ポジショニング(Positioning)などの技術に対する物理層標準化が進行中である。
【0005】
その上、他の産業との連携及びコンバージェンスによる新しいサービスのサポートのためのインダストリアルIoT(Industrial Internet of Things、IIoT)、無線バックホールリンクとアクセスリンクを統合サポートしてネットワークサービス地域拡張のためのノードを提供するIAB(Integrated Access and Backhaul)、条件付きハンドオーバ(Conditional Handover)及びDAPS(Dual Active Protocol Stack)ハンドオーバを含む移動性向上技術(Mobility Enhancement)、ランダムアクセス手順を簡素化する2ステップランダムアクセス(2-step RACH for NR)などの技術に対する無線インタフェースアーキテクチャ/プロトコル分野の標準化も進行中であり、ネットワーク仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)及びソフトウェア定義ネットワーキング(Software-Defined Networking、SDN)技術の結合のための5Gベースラインアーキテクチャ(例えば、Service based Architecture、Service based Interface)、端末の位置に基づいてサービスを提供されるモバイルエッジコンピューティング(Mobile Edge Computing、MEC)などに対するシステムアーキテクチャ/サービス分野の標準化も進行中である。
【0006】
このような5G移動通信システムが商用化されると、爆発的な増加の傾向にあるコネクテッドデバイスが通信ネットワークに接続されることが見込まれ、それに伴い5G移動通信システムの機能及び性能強化とコネクテッドデバイスの統合運用が必要となることが予想される。そのために、拡張現実(Augmented Reality、AR)、仮想現実(Virtual Reality、VR)、複合現実(Mixed Reality、MR)などを效率的にサポートするためのエクステンデッドリアリティ(eXtended Reality、XR)、人工知能(Artificial Intelligence、AI)及びマシンランニング(Machine Learning、ML)を活用した5G性能改善及び複雑度の減少、AIサービスサポート、メタバースサービスサポート、ドローン通信などに対する新しい研究が進められる予定である。
【0007】
また、このような5G移動通信システムの発展は、6G移動通信技術のテラヘルツ帯域でのカバレッジ保証のための新規波形(Waveform)、全次元MIMO(Full Dimensional MIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(Array Antenna)、大規模アンテナ(Large Scale Antenna)などの多重アンテナ伝送技術、テラヘルツ帯域信号のカバレッジを改善するためのメタマテリアル(Metamaterial)ベースのレンズ及びアンテナ、OAM(Orbital Angular Momentum)を用いた高次元空間多重化技術、RIS(Reconfigurable Intelligent Surface)技術のみならず、6G移動通信技術の周波数効率向上及びシステムネットワーク改善のための全二重化(Full Duplex)技術、衛星(Satellite)、AI(Artificial Intelligence)を設計の段階から活用し、エンドツーエンド(End-to-End)AIサポート機能を内在化してシステム最適化を実現するAIベースの通信技術、端末演算能力の限界を超える複雑度のサービスを超高性能通信とコンピューティングリソースを活用して実現する次世代分散コンピューティング技術などの開発の元となり得るであろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示(disclosure)の実施形態は、少なくとも上述で言及した問題及び/又は短所を取り上げ、少なくとも下記で説明される利点を提供するためのものである。本開示の一実施形態は、無線通信システムでE2インタフェース関連情報を除去するための装置及び方法を提供する。
追加の実施形態は次の説明で部分的に説明され、部分的には説明から明らかであり、又は提示された実施形態の実行によって学習され得る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法が提供される。上記方法は、E2ノードから上記E2ノードの終了を示すためのE2除去要求メッセージをE2インタフェースを介して受信する過程と、上記E2ノードの終了はSMO(Service Management and Orchestration)から設定され、上記E2ノードにE2除去応答メッセージをE2インタフェースを介して伝送する過程と、上記E2除去要求メッセージに対応して、上記Near-RT RICで上記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含むことができる。
【0010】
本開示の他の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法は、E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出する過程と、上記解除の検出に対応して、解除タイマを開始する過程と、上記解除タイマの満了に対応して、上記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含むことができる。
【0011】
本開示の他の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法が提供される。上記方法は、E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出する過程と、上記解除の検出に対応して、SMO(Service Management and Orchestration)に上記E2ノードの状態を問い合わせるためのメッセージをO1インタフェースを介して伝送する過程と、上記SMOから上記E2ノードの状態に対する応答メッセージをO1インタフェースを介して受信する過程と、上記応答メッセージが上記E2ノードの終了(termination)の終了を示す場合、上記Near-RT RICでの上記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含むことができる。
【0012】
本開示の他の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法が提供される。上記方法は、O1インタフェースを介してSMO(Service Management and Orchestration)から上記Near-RT RICと接続されるE2ノードの終了に対する構成メッセージを受信する過程と、上記構成メッセージに対応して、上記Near-RT RICで上記E2ノードに対する設定の除去を行う過程と、を含むことができる。
【0013】
本開示の他の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置が提供される。上記装置は、少なくとも1つの送受信機と、少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つのプロセッサは、E2ノードから上記E2ノードの終了を示すためのE2除去要求メッセージをE2インタフェースを介して受信し、上記E2ノードの終了はSMO(Service Management and Orchestration)から設定され、上記E2ノードにE2除去応答メッセージをE2インタフェースを介して伝送し、上記E2除去要求メッセージに対応して、上記Near-RT RICで上記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成され得る。
【0014】
本開示の他の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置が提供される。上記装置は、少なくとも1つの送受信機と、少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つのプロセッサは、E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出し、上記解除の検出に対応して、解除タイマを開始し、上記解除タイマの満了に対応して、上記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成され得る。
【0015】
本開示の他の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置が提供される。上記装置は、少なくとも1つの送受信機と、少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つのプロセッサは、E2ノードとSCTP(stream control transmission protocol)接続の解除を検出し、上記解除の検出に対応して、SMO(Service Management and Orchestration)に上記E2ノードの状態を問い合わせるためのメッセージをO1インタフェースを介して伝送し、上記SMOから上記E2ノードの状態に対する応答メッセージをO1インタフェースを介して受信し、上記応答メッセージが上記E2ノードの終了(termination)の終了を示す場合、上記Near-RT RICでの上記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成され得る。
【0016】
本開示の他の実施形態によれば、Near-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる装置が提供される。上記装置は、少なくとも1つの送受信機と、少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つのプロセッサは、O1インタフェースを介してSMO(Service Management and Orchestration)から上記Near-RT RICと接続されるE2ノードの終了に対する構成メッセージを受信し、上記構成メッセージに対応して、上記Near-RT RICで上記E2ノードに対する設定の除去を行うように構成され得る。
【発明の効果】
【0017】
本開示の実施形態による装置及び方法は、E2ノードが終了した(terminated)場合、NRT(near-real-time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)内のE2ノード関連設定を除去することによって、NRT RICが效果的に機能できるようにする。
本開示の実施形態による装置及び方法は、NRT RICが終了した場合、E2ノード内のNRT RIC関連設定を除去することによって、E2ノードが效果的に動作できるようにする。
本開示の他の実施形態、利点及び際立った特徴は添付の図面とともに行われる次の詳細な説明から当業者に明確に理解されることができ、これは本開示の様々な実施形態を開示する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本開示の特定の実施形態の上記及びその他の実施形態、特徴及び利点は添付図面とともに行われる次の説明からさらに明らかになり、ここで:
【
図1】本開示の一実施形態による4G(4th generation) LTE(Long Term Evolution)コアシステムの例を示す図である。
【
図2A】本開示の一実施形態による5G(5th generation) NSA(non-standard alone)システムの例を示す図である。
【
図2B】本開示の一実施形態によるO-RANのためのアーキテクチャ(architecture)の例を示す図である。
【
図3】本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおけるE2アプリケーションプロトコルメッセージ(application protocol message)のプロトコルスタック(stack)を示す図である。
【
図4】本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおける基地局とRIC(radio access network intelligence controller)間の接続の例を示す図である。
【
図5】本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおける装置の構成を示す図である。
【
図6A】本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおけるE2ノード及びRICのE2メッセージに関連付けられた論理的機能を示す図である。
【
図6B】本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおけるE2ノード及びRICのE2メッセージに関連付けられた論理的機能を示す図である。
【
図7】本開示の一実施形態によるE2ノードとRICの間の機能分離の例を示す図である。
【
図8A】本開示の一実施形態によるE2ノードとRICの実装例を示す図である。
【
図8B】本開示の一実施形態によるO-RAN構成要素間のインタフェースを示す図である。
【
図8C】本開示の一実施形態によるSMOフレームワーク(framework)の例を示す図である。
【
図9】本開示の一実施形態によるE2インタフェース関連情報の除去の必要性を説明するための図である。
【
図10A】本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングの実施形態を示す図である。
【
図10B】本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングの他の実施形態を示す図である。
【
図10C】本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングのさらに他の実施形態を示す図である。
【
図10D】本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングのさらに他の実施形態を示す図である。図面全体にわたって、同じ参照符号が同じ又は類似の要素、特徴、及び構造を描写するために使用されるという点に留意すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
添付された図面を参照した次の説明は請求の範囲及びその均等物によって定義される本開示の様々な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。ここには理解を助けるための様々な特定の細部事項が含まれるが、これは単に例示的なものであるとみなされるべきである。したがって、本技術分野の通常の知識を有する者は本開示内容の範囲及び思想から逸脱することなく、本明細書に記載された様々な実施形態の様々な変更及び修正がなされ得ることを認識するであろう。また、明瞭さと簡潔さのために、周知の機能及び構成に対する説明は省略する場合がある。
【0020】
下記説明及び特許請求の範囲で用いられる用語及び単語は文献上の意味に限定されず、本発明の明確かつ一貫した理解を可能にするために発明者が使用しているにすぎないものである。したがって、本発明の様々な実施形態に対する次の説明は、添付の請求の範囲及びその均等物によって定義されたように本発明を限定するためのものではなく、単なる例示の目的で提供されるということが当業者に明白であるべきである。
【0021】
単数形“a”、“an”及び“the”は文脈が明らかに異なるように指示しない限り、複数の指示対象を含むと理解されるべきである。したがって、例えば“構成要素表面”に対する言及はそのような表面のうちの1つ以上に対する言及を含む。
【0022】
以下で説明される本開示の様々な実施形態では、ハードウェア的なアプローチを例示として説明する。しかし、本開示の様々な実施形態では、ハードウェアとソフトウェアをいずれも使用する技術を含むので、本開示の様々な実施形態はソフトウェアに基づくアプローチを除外するものではない。
【0023】
以下、本開示は、無線通信システムでRAN(radio access network)内の装置及びRANを制御する装置間制御手順に関する。具体的には、本開示は、無線アクセスネットワーク(radio access network)でE2インタフェース上でRICがE2ノードにRIC制御要求メッセージを伝送し、E2ノードによってRIC制御要求が正しく行われたか又は失敗したか、失敗した場合はその理由(reason)を確認するための手順、メッセージ、及び方法に関する。
【0024】
以下の説明で使用される信号を指す用語、チャネルを指す用語、制御情報を指す用語、ネットワークエンティティ(network entity)を指す用語、装置の構成要素を指す用語などは説明の便宜のために例示されたものである。したがって、本開示は後述する用語に限定されるものではなく、同等な技術的意味を持つ他の用語が用いられ得る。
【0025】
また、本開示で、特定の条件の満足(satisfied)、充足(fulfilled)の如何を判断するために、超過又は未満という表現が用いられ得るが、これは一例を表現するための記載に過ぎず、以上又は以下という記載を排除するものでない。「以上」と記載された条件は「超過」、「以下」と記載された条件は「未満」、「以上及び未満」と記載された条件は「超過及び以下」で代替され得る。
【0026】
なお、本開示は、一部の通信規格(例:3GPP(3rd Generation Partnership Project)、O-RAN(open radio access network)で使用される用語を用いて多様な実施形態を説明するが、これは説明のための例示に過ぎないものである。本開示の多様な実施形態は、他の通信システムでも、容易に変形されて適用され得る。
【0027】
4世代(4th generation、4G)/5世代(5th generation、5G)通信システム(例:NR(new radio))が商用化されるとともに、仮想化されたネットワークでユーザに差別化されたサービスサポートが要求されるようになった。3GPPは、移動通信関連団体間の共同研究プロジェクトであって、国際電気通信連合(ITU)のIMT-2000プロジェクトの範囲内で-全世界的に適用可能な-第3世代移動通信システム規格の作成を目的としている。3GPPは1998年12月に設立され、3GPP規格は進歩したGSM(global system for mobile communications)規格に基づき、無線(radio)とコアネットワーク(core network)、サービスアーキテクチャ(service architecture)をすべて標準化の範囲に含めている。よって、O-RAN(open radio access network)は、3GPP NE(network entity)及び基地局を構成するノード(node)であるRU(radio unit)、DU(digital unit)、CU(central unit)-CP(control plane)、CU-UP(user plane)をそれぞれO(O-RAN)-RU、O-DU、O-CU-CP、O-CU-UPと新たに定義し、その他にも、さらにNRT(near-real-time) RIC(radio access network intelligent controller)を規格化した。本開示は、RICがO-DU、O-CU-CP又はO-CU-UPにサービスを要求するE2インタフェースで事業者特有サービスモデル(operator specific service model)をサポートするためのものである。ここで、O-RU、O-DU、O-CU-CP、O-CU-UPは、O-RAN規格に従って動作できるRANを構成する客体であると理解されることができ、E2ノード(node)と称することができる。RICとE2ノード間のO-RAN規格に従って動作できるRANを構成する客体とのインタフェースは、E2AP(E2 application protocol(AP))を使用する。
【0028】
RICは、端末とO-DU、O-CU-CP又はO-CU-UPが送受信するセルサイト(cell site)に情報を収集できる論理ノードである。RICは、1つの物理的場所に集中的に配置されたサーバの形で実装され得る。O-DUとRIC間、O-CU-CPとRIC間、O-CU-UPとRIC間はイーサネット(Ethernet)を介して接続され得る。そのために、O-DUとRIC間、O-CU-CPとRIC間、O-CU-UPとRIC間の通信のためのインタフェース規格が必要となり、E2-DU、E2-CU-CP、E2-CU-UPなどのメッセージ規格及びO-DU、O-CU-CP、O-CU-UPとRIC間の手順の定義が求められる。特に、仮想化されたネットワークでユーザに差別化されたサービスサポートが求められ、O-RANで発生した呼処理メッセージ/機能をRICに集中させることによって、広範囲なセルカバレッジ(cell coverage)に対するサービスをサポートするためのE2-DU、E2-CU-CP、E2-CU-UPのメッセージの機能定義が必要である。
【0029】
RICは、O-DU、O-CU-CP、O-CU-UPにE2インタフェースを用いて通信を行い、加入メッセージ(subscription message)を生成及び送信することによってイベント(event)発生条件を設定できる。具体的には、RICは、E2加入要求(subscription Request)メッセージを生成し、E2ノード(node)(例:O-CU-CP、O-CU-UP、O-DU)に伝達することによって呼処理EVENTを設定できる。なお、EVENT設定後、E2ノードはRICに伝達した加入要求応答(Subscription Request Response)メッセージを伝達する。
【0030】
E2ノードは、E2指示/報告(indication/report)を介してRICに現在の状態を送信できる。RICは、O-DU、O-CU-CP、O-CU-UPに対する制御をE2制御(control)メッセージを用いて提供できる。本開示の様々な実施形態は、O-DUで加入イベント(subscription event)条件で設定された周期ごとに、UE単位の測定情報が伝送されるE2指示(indication)メッセージを提案する。また、本開示の様々な実施形態は、RICからO-DUへ伝送されるリソース(resource)を制御(control)するためのメッセージを提案する。
【0031】
図1は、本開示の一実施形態による4G(4
th generation) LTE(Long Term Evolution)コアシステムの例を示す。
【0032】
図1を参照すると、LTEコアシステムは、基地局110、端末120、S-GW(serving gateway)130、P-GW(packet data network gateway)140、MME(mobility management entity)150、HSS(home subscriber server)160、PCRF(policy and charging rule function)170を含む。
【0033】
基地局110は端末120に無線接続を提供するネットワークインフラストラクチャ(infrastructure)である。例えば、基地局110はバッファ状態、利用可能な伝送電力、チャネル状態などの状態情報をまとめてスケジューリングを行う装置である。基地局110は信号を送信できる距離に基づいて所定の地理的領域に定義されるカバレッジ(coverage)を持つ。基地局110はMME150とS1-MMEインタフェース(Interface)を介して接続される。基地局110は、基地局(base station)以外にも「アクセスポイント(access point、AP)」、「イーノードビー(evolved Node B、eNodeB、eNB)」、「無線ポイント(wireless point)」、「送受信ポイント(transmission/reception point、TRP)」又はそれと同等な技術的意味を持つ他の用語で称することができる。
【0034】
端末120はユーザによって使用される装置であって、基地局110と無線チャネルを介して通信を行う。場合によっては、端末120はユーザの関与なしで運営され得る。すなわち、端末120及び端末130のうちの少なくとも1つはマシンタイプコミュニケーション(machine type communication、MTC)を行う装置であって、ユーザによって携帯されない場合がある。端末120は、端末(terminal)の他にも「ユーザ装備(user equipment、UE)」、「移動局(mobile station、MS)」、「加入者局(subscriber station)」、「顧客構内設備(customer-premises equipment、CPE)」、「遠隔端末(remote terminal)」、「無線端末(wireless terminal)」、又は「ユーザ装置(user device)」又はそれと同等な技術的意味を持つ他の用語で称することができる。
【0035】
S-GW130はデータベアラを提供し、MME150の制御に応じてデータベアラを生成又は制御する。例えば、S-GW130は基地局110から到着したパケット又は基地局110にフォワーディングするパケットを処理する。また、S-GW130は端末120の基地局間ハンドオーバ時のアンカー(anchoring)の役割を行うことができる。P-GW140は外部ネットワーク(例:インターネットネットワーク)との接続点として機能できる。また、P-GW140は端末120にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当て、S-GW130に対するアンカーの役割を行う。また、P-GW140は端末120のQoS(Quality of Service)ポリシーを適用し、課金データ(account data)を管理できる。
【0036】
MME150は端末120の移動性(mobility)を管理する。また、MME150は端末120に対する認証(Authentication)、ベアラ(bearer)管理などを行うことができる。すなわち、MME150は端末に対する移動性管理及び各種制御機能を担当する。MME150はSGSN(serving GPRS(general packet radio service) support node)と連動できる。
【0037】
HSS160は端末120の認証のためのキー情報及び加入者プロファイルを記憶する。キー情報及び加入者プロファイルは端末120がネットワークに接続するとき、HSS160からMME150に伝達される。
【0038】
PCRF170はポリシー(policy)及び課金(charging)に対するルール(rule)を定義する。記憶された 情報はPCRF180からP-GW140に伝達され、P-GW140はPCRF180から提供された情報に基づいて端末120に対する制御(例:QoS管理、課金等)を行うことができる。
【0039】
キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、以下‘CA’)技術は、複数のコンポーネントキャリア(component carrier)を結合し、1つの端末がこのような複数のコンポーネントキャリアを同時に用いて信号を送受信することによって端末又は基地局の観点での周波数使用効率を増大させる技術である。具体的には、CA技術によれば、端末と基地局はアップリンク(uplink、UL)及びダウンリンク(downlink、DL)でそれぞれ複数個のコンポーネントキャリアを用いて広帯域を用いた信号を送受信でき、この時、各々のコンポーネントキャリアは互いに異なる周波数帯域に位置する。以下、アップリンクは端末が基地局に信号を伝送する通信リンクを意味し、ダウンリンクは基地局が端末に信号を伝送する通信リンクを意味する。この時、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアの個数は異なる場合がある。
【0040】
デュアル/マルチコネクティビティ技術(dual connectivity or multi connectivity)は、1つの端末が複数の互いに異なる基地局に接続されて互いに異なる周波数帯域に位置する複数の各基地局内の搬送波を同時に用いて信号を送受信することによって、端末又は基地局の観点での周波数使用効率を増大させる技術である。端末は第1基地局(例:LTE技術又は4世代移動通信技術を用いてサービスを提供する基地局)と第2基地局(例:NR(new radio)技術又は5G(5th generation)移動通信技術を用いてサービスを提供する基地局)に同時に接続されてトラフィックを送受信できる。この時、各基地局が用いる周波数リソースは互いに異なる帯域に位置する場合がある。このようにLTEとNRのデュアルコネクティビティ方式に基づいて動作する方式を5G NSA(non-standalone)と称することができる。
【0041】
図2Aは、本開示の一実施形態による5G NSAシステムの例を示す。
【0042】
図2Aを参照すると、5G NSAシステムはNR RAN210a、LTE RAN210b、端末220、EPC(evolved packet core)250を含む。EPC250にNR RAN210a、LTE RAN210bが接続され、端末220はNR RAN210a、LTE RAN210bのうちのいずれか1つ又は両方から同時にサービスを受けることができる。NR RAN210aは少なくとも1つのNR基地局を含み、LTE RAN210bは少なくとも1つのLTE基地局を含む。ここで、NR基地局は「5Gノード(5th generation node)」、「ジーノードビー(next generation nodeB、gNB)」又はそれと同等な技術的意味を持つ他の用語で称することができる。また、NR基地局はCU(central unit)及びDU(digital unit)に分離された構造を持つことができ、また、CUはCU-CP(control plane)ユニット及びCU-UP(user plane)ユニットに分離された構造を持つことができる。
【0043】
図2Aのような構造で、端末220は第1基地局(例:LTE RAN210bに属する基地局)を介してRRC(radio resource control)接続を行い、コントロールプレーン(control plane)で提供される機能(例:接続管理、移動性管理等)をサービスされ得る。また、端末220は第2基地局(例:NR RAN210aに属する基地局)を介してデータを送受信するための追加的な無線リソースを提供され得る。このようなLTE及びNRを用いたデュアルコネクティビティ技術はEN-DC(E-UTRA(evolved universal terrestrial radio access) - NR dual connectivity)と称することができる。同様に、第1基地局がNR技術を用い第2基地局がLTE技術を用いるデュアルコネクティビティ技術はNE-DC(NR - E-UTRA dual connectivity)と称する。また、多様な実施形態はその他の多様な形態のマルチコネクティビティ及びキャリアアグリゲーション技術に適用され得る。また、多様な実施形態は1つの装置に第1通信技術を用いる第1システムと第2通信技術を用いる第2システムが実装された場合又は同じ地理的位置に第1基地局と第2基地局が位置する場合にも適用され得る。
【0044】
図2Bは、本開示の一実施形態によるO-RANのためのアーキテクチャ(architecture)の例を示す。E2サービスモデルのE2-SM-KPIMON(KPI(key performance indicator) monitoring)の目的のために、E-UTRA及びNR無線アクセス技術(radio access technology)を用いるマルチコネクティビティ(multi-connectivity)動作内のO-RANノンスタンドアロン(Non-stand alone)モードが考慮される一方で、E2ノードはO-RANスタンドアロン(Stand Alone)モードにあると仮定され得る。
【0045】
図2Bを参照すると、O-RANノンスタンドアロンモードの配置(deployment)で、eNBはEPCとS1-C/S1-Uインタフェースを介して接続され、O-CU-CPとX2インタフェースを介して接続される。O-RANスタンドアロンモードの配置(deployment)のためのO-CU-CPはN2/N3インタフェースを介して5GC(5G core)と接続され得る。
【0046】
図3は、本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおけるE2アプリケーションプロトコルメッセージ(application protocol message)のプロトコルスタック(stack)を示す。
図3を参照すると、コントロールプレーンはトランスポートネットワーク層(transport network layer)及び無線ネットワーク層(radio network layer)を含む。トランスポートネットワーク層は、物理層310、データリンク層320、IP(internet protocol)330、SCTP(stream control transmission protocol)340を含む。
【0047】
無線ネットワーク層はE2AP350を含む。E2AP350は加入メッセージ(subscription message)、指示メッセージ(indication message)、制御メッセージ(control message)、サービス更新メッセージ(service update message)、サービスクエリメッセージ(service query message)を伝達するために使用され、SCTP340及びIP330の上位層(higher layer)で伝送される。
【0048】
図4は、本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおける基地局とRIC(radio access network intelligence controller)間の接続の例を示す。
【0049】
図4を参照すると、RIC440はO-CU-CP420、O-CU-UP410、O-DU430と接続される。RIC440は新しいサービス又は地域的リソース最適化(regional resource optimization)のためのRAN機能性(functionality)をカスタマイズするための装置である。RIC440はネットワークインテリジェンス(network intelligence)(例:ポリシー適用(policy enforcement)、ハンドオーバ最適化(handover optimization))、リソース保証(resource assurance)(例:無線リンク管理(radio-link management)、改善されたSON(advanced self-organized-network))、リソース制御(resource control)(例:ロードバランシング(load balancing)、スライシングポリシー(slicing policy))などの機能を提供できる。RIC440はO-CU-CP420、O-CU-UP410、O-DU430と通信を行うことができる。RIC440は各ノードとE2-CP、E2-UP、E2-DUインタフェースで接続が可能である。また、O-CU-CPとDUの間、O-CU-UPとDUの間のインタフェースはF1インタフェースと称することができる。以下の説明で、DUとO-DU、CU-CPとO-CU-CP、CU-UPとO-CU-UPは混用され得る。
【0050】
図4は1つのRIC440を例示するが、多様な実施形態によれば、複数のRICが存在し得る。複数のRICは同じ物理的位置に位置する複数のハードウェアに実装されるか、又は1つのハードウェアを用いた仮想化によって実装され得る。
【0051】
図5は、本開示の一実施形態による装置の構成を示す。
図5に例示された構造は
図5のNear-RT RIC、non-RT RIC、O-CU-CP、O-CU-UP、O-DUのうちの少なくとも1つの機能を持つ装置の構成として理解され得る。以下で使用される「~部」、「~器」などの用語は少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を指し、これはハードウェア若しくはソフトウェア、又は、ハードウェア及びソフトウェアの結合で実装され得る。
【0052】
上記
図5を参照すると、コアネットワーク装置は通信部510、記憶部520、制御部530を含んで構成される。
【0053】
通信部510はネットワーク内の他の装置と通信を行うためのインタフェースを提供する。すなわち、通信部510はコアネットワーク装置から他の装置へ送信されるビット列を物理的信号に変換し、他の装置から受信される物理的信号をビット列に変換する。すなわち、通信部510は信号を送信及び受信することができる。したがって、通信部510はモデム(modem)、送信部(transmitter)、受信部(receiver)又は送受信部(transceiver)と称することができる。この時、通信部510はコアネットワーク装置がバックホール接続(例:有線バックホール又は無線バックホール)を介して又はネットワークを介して他の装置又はシステムと通信できるようにする。
【0054】
記憶部520はコアネットワーク装置の動作のための基本プログラム、アプリケーションプログラム、設定情報などのデータを記憶する。記憶部520は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの組み合わせで構成され得る。そして、記憶部520は制御部530の要求に応じて記憶されたデータを提供する。
【0055】
制御部530はコアネットワーク装置の全般的な動作を制御する。例えば、制御部530は通信部510によって信号を送受信する。また、制御部530は記憶部520にデータを記録し、読み取る。そのために、制御部530は少なくとも1つのプロセッサ(processor)を含むことができる。多様な実施形態によれば、制御部530は装置が本開示で説明される多様な実施形態による動作を行うように制御できる。
【0056】
図6A及び
図6Bは、本開示の一実施形態による無線アクセスネットワークにおけるE2ノード及びRICのE2メッセージに関連付けられた論理的機能を示す。
【0057】
図6Aを参照すると、RIC640及びE2ノード(node)610は互いにE2メッセージを送信又は受信することができる。例えば、E2ノード610はO-CU-CP、O-CU-UP、O-DU、又は基地局であり得る。E2ノードの通信インタフェースはE2ノード610の種類によって決定されることができる。例えば、E2ノード610はE1インタフェース又はF1インタフェースを介して他のE2ノード616と通信を行うことができる。又は、例えば、E2ノード610はX2インタフェース又はXNインタフェースを介してE2ノード616と通信を行うことができる。又は、例えば、E2ノード610はS1インタフェース又はNGAP(next generation application protocol)インタフェース(すなわち、NG(next generation) RANノードとAMF(access and mobility function)間のインタフェース)を介して通信を行うことができる。
【0058】
E2ノード610はE2ノード機能(E2 node function)612を含むことができる。E2ノード機能612はRIC640にインストールされた特定のxApp(application S/W)646に相応する機能である。例えば、KPIモニタ(monitor)の場合、RIC640にKPIモニタ収集ソフトウェアがインストールされており、E2ノード610はKPIパラメータを生成した後、KPIパラメータを含むE2メッセージをRIC640に位置するE2終端(termination)642に伝達するE2ノード機能612を含むことができる。E2ノード610はRRM(radio resource management)614を含むことができる。E2ノード610は端末のための無線ネットワークに提供されるリソースを管理できる。
【0059】
RIC640に位置するE2終端642はE2メッセージに対するRIC640の終端であって、E2ノード610によって伝達されたE2メッセージを解析した後、xApp646に伝達する機能を行う。RIC640に位置するDB(database)644がE2終端624又はxApp616のために用いられ得る。
図6Aに示したE2ノード610は少なくとも1つのインタフェースの終端であって、端末、周辺基地局、コアネットワークに伝達されるメッセージの終端であると理解され得る。
【0060】
図6Bを参照すると、RIC640のxAPPは、E2ノード610の1つ以上のE2ノード機能に対応できる。E2ノード610のE2ノード機能は、RIC640の1つ以上のxAPPに対応できる。E2ノード610のE2ノード機能はE2エージェントによって管理され得る。E2ノード610とE2インタフェースを介して接続されるRIC640はNear-RT RICを意味する。Near-RT RICは、E2インタフェースを介して約10ms(milliseconds)-1秒の単位でデータ収集とcontrol動作を介して、E2ノード(O-CU-CP、O-CU-UP、O-DU、及びO-eNB)の機能及びリソースをリアルタイム、すなわちnear-RTで制御して最適化できる。RIC640は、E2インタフェースを使用してnear-RT情報(UEベース又はセルベース)を収集しサービスを提供する1つ以上のxAppをホスティングできる。E2ノードに対するNear-RT RIC制御は、Non-RT RICでA1を介して提供されるポリシー(policy)及びエンリッチメントデータ(enrichment data)に基づいて調整され得る。Near-RT RIC640とE2ノード610の間のRRM機能614は、E2SM(Service Model)を介してE2インタフェースに露出されたE2ノードの機能の相互作用によって提供される。
【0061】
図7は、本開示の一実施形態によるE2ノードとRICの間の機能分離の例を示す。O-RAN規格はE2ノードとRICの間の機能分離を提供する。例えば、E2ノードはCUであり得る。RICはNear-RT RICであり得る。RICはA1インタフェースを介してONAP(open network automation platform)/MANO(management and orchestration)/NMS(network management system)と接続され得る。RICはE2ノードとE2インタフェースを介して接続され得る。E2インタフェースは命令(commands)を伝達できる。機能分離オプションはRRM(radio resource management)の全体をnear-RT RICで管理する機能分離700、RRMを選択的にnear-RT RICで管理する機能分離750が存在し得る。
【0062】
Near-RT RICはnear-RT-RICに位置する特定RRC-RRMアルゴリズムの実装にかかわらず多重ベンダー環境を目標とする開放型論理的インタフェースでE2をサポートする予定である。本開示で我々は、各I/F及びNE(network entity)に対するPer UE RRCメッセージを挿入(inject)/修正(modify)/構成(configuration)を行うことができるE2SM-NIと対をなすE2SM-RIC(E2 Service Model Radio Interface Control)が提案され得る。換言すれば、機能分離750から漸進的に機能分離700の方向にNear-RT RICは改善され得る。E2はnear-RT-RICにある特定RRC-RRMアルゴリズムの実装とは独立して、多重ベンダー環境を目標とする開放型論理的インタフェースに発展できる。
【0063】
図8Aは、本開示の一実施形態によるE2ノードとRICの実装例を示す。実装例800のシナリオで、E2ノード(例:O-DU、O-CU)とRICはクラウドプラットフォーム(例:開放型シャーシ及びブレード仕様のエッジクラウド)に仮想化されて、装置(例:サーバ)に構成され得る。このようなシナリオは、O-DU待機時間要求事項を満たすには十分に低い遅延時間(latency)で、中央位置にプーリングされるBBU機能を許容する豊富なフロントホール(fronthaul)容量で密集した都市地域での配布をサポートできる。したがって、O-DU機能を中央集中化できる限界以上にRTに近いRICを中央集中化しようと試みる必要がないことを可能にする。一実施形態によれば、E2SM-RICは、O-Cloud PlatformでNear-RT RIC、O-CU及びO-DUが実装されるO-RAN配布シナリオに最適化され得る。
【0064】
図8Bは、本開示の一実施形態によるO-RAN構成要素間のインタフェースを示す。
図8ではO-RANの論理アーキテクチャ(logical architecture)が示される。A1インタフェース、O1インタフェース、及びO2インタフェースなど、O-RANで用いられる主なインタフェースを介してSMO(Service Management and Orchestration)フレームワークがO-RAN NF(Network function)及びO-Cloudと接続され得る。一実施形態によれば、O-RAN NFは、O-Cloud上にあるVNF(Virtualized Network Function)であり得る。また、一実施形態によれば、O-RAN NFは、CNF(Containerized Network Function)の形であり得る。また、一実施形態によれば、O-RAN NFは、カスタムハードウェアを活用するPNF(Physical Network Function)であり得る。
【0065】
SMOはRANドメインmanagementとorchestration機能を担当する。O-RANでRANサポートを提供するSMOの主な機能は、O-RAN NFに対するFCAPS(Fault、Configuration、Alarms、Performance and Security)インタフェース、RAN最適化のためのNon-RT RIC(Non-Real time RAN Intelligent controller)フレームワーク、O-Cloud管理(management)、オーケストレーション(orchestration)、及びワークフロー管理(workflow management)機能を含む。
【0066】
Non-RT RICは、Near-RT RIC(Near-Real time RAN Intelligent controller)にA1インタフェースを提供するO-RANアーキテクチャのSMO内部機能である。Non-RT RICの主な目標は、RANが特定の条件でRRMを最適化できるようにポリシーベースガイド(policy-based guidance)、MLモデル管理(model management)及びエンリッチメント情報(enrichment information)をNear-RT RICに提供して知能型RAN最適化をサポートすることにある。Non-RT RICはデータ分析、AI(Artificial Intelligence)/ML(machine learning)トレーニング(training)及び推論(inference)を使用することによって、非リアルタイム(1秒以上)間隔でRAN最適化作業を行うことができる。
【0067】
図8Cは、本開示の一実施形態によるSMOフレームワーク(framework)の例を示す。
【0068】
図8C及び図表860を参照すると、Non-RT RICはUE IMF(Identity Management Function)を含むことができる。本開示では、UE IMFと称して述べるが、該当機能的構成を称する他の用語に置き換えて使用されてもよい。例えば、Non-RT RICは、UE識別子管理部、UE識別子制御部、UE管理部、UE制御部、UEアイデンティティ制御部、UEアイデンティティ確認部等、後述するUE IMFの機能(又は動作)を行うものであると理解され得る。
【0069】
本開示の実施形態によって、Non-RT RICはSMO内部インタフェースを介してSMOと通信を行うことができる。本開示の実施形態によって、Non-RT RICは外部用インタフェースを介して外部ソースと通信を行うことができる。一実施形態によれば、Non-RT RICはExternal EI(enrichment Information) interfaceを介してExternal EI sourceと通信を行うことができる。一実施形態によれば、Non-RT RICはExternal AI(artificial intelligence))/ML(machine learning) interfaceを介してと通信を行うことができる。一実施形態によれば、Non-RT RICはExternal HM(human machine) interfaceを介してlocal craft terminalと通信を行うことができる。
【0070】
O-RANはRANに開放性、敏捷性、拡張性を提供する。RAN進化のためにO-RANは開放的かつ相互運用可能なインタフェース、RAN仮想化、ビックデータ及びAIサポートRANインテリジェンスなどをサポート可能にする。また、商用ハードウェア及び商用シリコンの使用を最大化し専用ハードウェア使用を控える。エンベデッド又はバックエンドAI(Artificial Intelligence)/ML(machine learning)システムは、NRT(near realtime)、non-NRT(non-realtime)解析(analytics)を介してネットワークインテリジェンスを提供する。O-RANは標準化された開放型インタフェースを備えた仮想化された知能型ネットワークを構成可能にする。
【0071】
O-RANでNear-RT RICとE2ノードの間のインタフェースはE2インタフェースと定義される。E2インタフェースで無線ネットワーク層(radio network layer)は、E2APプロトコルが用いられ得る。E2AP手順はE2AP Near-RT RIC functional procedureとE2AP Global procedureで構成される。E2AP Near-RT RIC functional procedureは、xApp(Near-RT RIC applications)とE2ノードのtarget functionの間にapplication specific messageを伝達するために使用され得る。E2AP Global procedureは、E2 interface managementとservice updateなどのために使用され得る。
【0072】
E2APのための基本手順(elementary procedures)は後述するClass 1基本手順とClass 2基本手順に分けられ得る。表1はClass 1基本手順を示し、表2はClass 2基本手順を示す。
【0073】
【0074】
図9は、本開示の一実施形態によるE2インタフェース関連情報の除去の必要性を説明するための図である。
図9では、E2ノードの終了(termination)過程が述べられる。下記図はE2ノードのtermination過程を示す。E2終了過程はE2ノードが過度に展開されてリソースが浪費されることを低減するために用いられ得る。又はE2終了過程は、ビルド及び交替(build-and-replace)S/Wアップグレード(upgrade)方式による旧バージョン(old version)のE2ノードを除去するために必要な手順である。SMOは
図8のSMO810を例示する。O-cloudは
図8のO-cloud815を制御するためのコントローラを例示する。Near-RT RICは
図6のNear-RT RIC640を例示する。E2ノードは
図6のE2ノード610を例示する。
【0075】
図9を参照すると、動作S901で、SMOはE2ノードの除去を決定できる。SMOはE2ノード除去のための設定を生成できる。
【0076】
動作S903で、SMOはE2ノードにO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を伝送できる。SMOは特定E2ノードの終了(termination)を決定したとき、該当E2ノードに終了のための構成情報を伝達できる。E2ノードはSMOからO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を受信できる。
【0077】
動作S905で、E2ノードは進行中のトラフィック(又はサービス)を中断できる。すなわち、E2ノードは現在サービスしているトラフィックを中断するか、又はサービスを中断することができる。E2ノードは動作S903で受信された構成情報に基づいて、トラフィック又はサービスを中断できる。例えば、E2ノードがデータトラフィックの伝送を中断できる。E2ノードは、E2ノードの終了のための構成情報を受信したとき、トラフィックの伝送を中断できる。
【0078】
動作S907で、E2ノードは終了を確認する(又は通知する)メッセージ(以下、終了確認メッセージ)をSMOに伝送できる。E2ノードは終了確認メッセージをO1インタフェースを介してSMOに伝送できる。SMOはE2ノードから終了確認メッセージを受信できる。
図9では、確認メッセージが動作S905以降に行われると述べられたが、一部の実施形態で、確認メッセージは動作S903以降に直ちに行われることもできる。
【0079】
動作S909で、SMOはO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。SMOはO2インタフェースを介してO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。E2ノードの終了のためのメッセージとは、E2ノードのリソースを解除するためのメッセージを意味することができる。SMOは、E2ノードからサービス又はトラフィック中断確認メッセージを受信したとき、SMOはO-CloudにE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを伝達できる。O-CloudはSMOからE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを受信できる。
【0080】
動作S911で、O-CloudはE2ノードにリソース割り当てを解除するためのメッセージを伝送できる。一実施形態によれば、O-Cloudはアプリケーションを介してE2ノードにリソース割り当て解除(resource deallocation)を通知することができる。
【0081】
動作S913で、O-CloudはE2ノードの終了が完了したことを通知するメッセージをSMOに伝送できる。E2ノードの終了の完了はE2ノードに割り当てられたリソースがすべて解除されたことを意味する。すなわち、O-CloudはE2ノードの全てのリソースを解除し、SMOに完了メッセージを伝達できる。
【0082】
動作S915で、E2ノードは全てのリソースを解除できる。E2ノードはO-Cloudのリソース割り当て解除に基づいて、全てのリソースを解除できる。E2ノードはSMO及びO-Cloudを介してE2ノードの終了を識別できるので、E2ノードはE2ノードの終了による手順(例:E2インタフェース関連設定の削除)を行うことができる。
【0083】
動作S917で、Near-RT RICは関連情報及びE2インタフェースインスタンスを維持できる。Near-RT RICはE2ノードが終了したか否かを知ることができない。したがって、Near-RT RICはE2ノードが終了しても、削除されたE2ノード関連情報(例:Global E2ノードID、RAN Function info、E2ノードcomponent configuration、and soon)、E2インタフェース(例:SCTP接続)を維持し続けるようになる。
図9には示していないが、逆の場合(例:Near-RT RICが除去された場合)にもE2ノードはNear-RT RIC関連情報及びE2インタフェースを維持し続けるようになる。
【0084】
E2インタフェース関連設定(例:E2ノード関連情報、Near-RT RIC関連情報、又はE2インタフェース設定)を維持し続けた場合、無駄なリソースが浪費されるだけでなく、誤った情報が持続的に収集され、各ノードの機能に障害を引き起こす可能性がある。例えば、トポロジー情報(topology information)は終了したE2ノードに対するデータが反映されて誤った結果を提供する可能性がある。また、例えば、後に終了したE2ノードが再接続する場合、Near-RT RICで該当E2ノードの設定が重複するため、エラーが生じる場合がある。
【0085】
上述の問題を解消するために、本開示の実施形態は、O-RAN(Open RAN)ベース移動通信システムで、Near-RT RICとE2ノードの間のE2インタフェースの接続が解除されたとき、Near-RT RICとE2ノードのそれぞれに記憶された関連情報、E2インタフェースなどを削除(delete)(又は解除(release))するための方法を提案する。一実施形態によれば、E2ノードが終了(termination)したとき、本開示は、Near-RT RICでE2ノードの関連情報(relevant information)、E2インタフェースインスタンス(例:SCTP)などを正常に削除できる方法を提案する。また、一実施形態によれば、本開示は、逆の場合と同様に、Near-RT RICが終了したとき、E2ノードでNear-RT RICの関連情報、E2インタフェースインスタンス(例:SCTP)などを正常に削除できる方法を提案する。
【0086】
以下、除去される情報はE2インタフェース関連情報と称することができる。一実施形態によれば、E2インタフェース関連情報はE2ノードの関連設定を含むことができる。一実施形態によれば、E2インタフェース関連情報はNear-RT RICの関連設定を含むことができる。一実施形態によれば、E2インタフェース関連情報はE2インタフェースの関連設定(例:SCTP)を含むことができる。
【0087】
本開示の第1案として、E2ノードとNear-RT RICの間で明示的なE2APメッセージ交換手順(例:E2 Removal RequestメッセージとE2 Removal responseメッセージ)が定義され得る。E2APメッセージ交換手順に従って、E2インタフェース関連情報が除去され得る。第1案による具体的な動作は後述する
図10Aを通して述べられる。
【0088】
本開示の第2案として、E2ノードとNear-RT RICの間でSCTP接続が解除された後、解除タイマ(release timer)が定義され得る。解除タイマが満了した場合、E2インタフェース関連情報が除去され得る。第2案による具体的な動作は後述する
図10Bを通して述べられる。
【0089】
本開示の第3案として、E2ノードとNear-RT RICの間でSCTP接続が解除された後、SMOへの問い合わせ手順が定義され得る。SMOへの問い合わせ手順は、E2ノード又はNear-RT RICによる問い合わせ伝送及び応答受信を含むことができる。SMOへの問い合わせ手順による応答に基づいてE2インタフェース関連情報が除去され得る。第3案による具体的な動作は後述する
図10Cを通して述べられる。
【0090】
本開示の第3案として、SMOによる明示的な設定(configuration)が定義され得る。SMOのO1インタフェースを介した設定情報伝送に基づいて、E2インタフェース関連情報が除去され得る。第4案による具体的な動作は後述する
図10Dを通して述べられる。
【0091】
図10Aは、本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングの実施形態を示す。
図10Aでは、E2ノードとNear-RT RICの間で明示的なE2APメッセージ交換方式(E2 Removal Request/response)による関連情報除去方法が示される。
【0092】
図10Aを参照すると、動作S1001で、SMOはE2ノードの除去を決定できる。SMOはE2ノード除去のための設定を生成できる。
【0093】
動作S1003で、SMOはE2ノードにO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を伝送できる。SMOは特定E2ノードの終了(termination)を決定したとき、該当E2ノードに終了のための構成情報を伝達できる。E2ノードはSMOからO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を受信できる。
【0094】
動作S1005で、E2ノードはNear-RT RICにE2除去要求メッセージを伝送できる。E2ノードはNear-RT RICにE2インタフェースを介してE2除去要求を伝送できる。一実施形態によれば、E2インタフェース上でE2ノード除去要求のためのE2APメッセージが定義され得る(例:表1又は表2に追加的に定義)。E2ノードがSMOから終了のための構成情報を受信したとき、E2ノードはE2インタフェースを介して明示的な(explicitly)E2 Removal RequestメッセージをNear-RT RICに伝達できる。Near-RT RICはE2 Removal RequestメッセージをE2ノードから受信できる。
【0095】
一実施形態によれば、E2除去要求メッセージはE2ノードID(identifier)を含むことができる。E2ノードは、終了対象であるE2ノードIDをNear-RT RICに通知することができる。また、一実施形態によれば、E2除去要求メッセージはE2ノード終了に関連する設定を含むことができる。E2ノードは、追加的に、動作S1003で受信された設定情報に基づいてE2除去要求メッセージを生成できる。一実施形態によれば、E2除去応答メッセージはRICノードIDを含むことができる。また、一実施形態によれば、E2除去応答メッセージは除去結果の確認を示すことができる。
【0096】
動作S1007で、Near-RT RICはE2ノードにE2除去応答メッセージを伝送できる。一実施形態によれば、E2インタフェース上でE2ノード除去要求のためのE2APメッセージが定義され得る。E2ノードはNear-RT RICからE2除去応答メッセージを受信できる。E2ノードはE2 Removal Requestメッセージを受信したNear-RT RICはE2 Removal Responseメッセージで応答した後、該当E2ノードと関連付けられた情報を削除できる。また、Near-RT RICは、動作S1009で、該当E2ノードへのE2インタフェースインスタンス(例:SCTP接続)を除去できる。E2ノードは、Near-RT RICからE2 Removal Requestメッセージを受信できる。
【0097】
動作S1011で、E2ノードはE2インタフェース関連情報を削除できる。E2インタフェース関連情報は、E2インタフェースを介して接続されたNear-RT関連設定及びE2インタフェースインスタンス設定を含むことができる。E2ノードはE2 Removal Responseメッセージを受信した後、E2インタフェースインスタンスを削除できる。また、E2ノードは進行中のトラフィック(又はサービス)を中断できる。すなわち、E2ノードは現在サービスしているトラフィックを中断するか、又はサービスを中断することができる。例えば、E2ノードがデータトラフィックの伝送を中断できる。E2ノードは、E2ノードの終了のための構成情報を受信したとき、トラフィックの伝送を中断できる。
【0098】
その後、動作S1013で、E2ノードは終了を確認する(又は通知する)メッセージ(以下、終了確認メッセージ)をSMOに伝送できる。E2ノードは終了確認メッセージをO1インタフェースを介してSMOに伝送できる。SMOはE2ノードから終了確認メッセージを受信できる。
【0099】
動作S1015で、SMOはO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。SMOはO2インタフェースを介してO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。E2ノードの終了のためのメッセージとは、E2ノードのリソースを解除するためのメッセージを意味することができる。SMOは、E2ノードからサービス又はトラフィック中断確認メッセージを受信したとき、SMOはO-CloudにE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを伝達できる。O-CloudはSMOからE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを受信できる。
【0100】
動作S1017で、O-CloudはE2ノードにリソース割り当てを解除するためのメッセージを伝送できる。一実施形態によれば、O-Cloudはアプリケーションを介してE2ノードにリソース割り当て解除(resource deallocation)を通知することができる。
【0101】
動作S1019で、O-CloudはE2ノードの終了が完了したことを通知するメッセージをSMOに伝送できる。E2ノードの終了の完了はE2ノードに割り当てられたリソースがすべて解除されたことを意味する。すなわち、O-CloudはE2ノードの全てのリソースを解除し、SMOに完了メッセージを伝達できる。
【0102】
動作S1021で、E2ノードは全てのリソースを解除できる。E2ノードはO-Cloudのリソース割り当て解除に基づいて、全てのリソースを解除できる。E2ノードはSMO及びO-Cloudを介してE2ノードの終了を識別できるので、E2ノードはE2ノードの終了による手順(例:E2インタフェース関連設定の削除)を行うことができる。
【0103】
図9と異なって、Near-RT RICはE2ノードの終了を知るので、Near-RT RICはE2ノードが終了しても、E2ノード関連情報(例:Global E2ノードID、RAN Function info、E2ノードcomponent configuration等)をこれ以上維持しなくてよい。また、Near-RT RICはE2インタフェース設定(例:SCTP接続)を維持しないので、無駄なリソースの浪費が低減される。
【0104】
図10Aでは、E2ノードの終了が決定されることによって、E2ノード関連設定及びE2インタフェース設定をNear-RT RICで削除するための方法を述べたが、本開示の実施形態は逆の場合にも適用され得る。すなわち、Near-RT RICの終了が決定されることによって、E2ノードでNear-RT RIC関連設定及びE2インタフェース設定が削除される動作も本開示の実施形態として理解され得る。一実施形態によれば、Near-RT RICが終了した場合、Near-RT RICはRIC除去要求をE2ノードに伝送できる。E2ノードは、RIC除去要求に対する応答としてRIC除去応答をNear-RT RICに伝送できる。Near-RT RIC及びE2ノードが相手方の終了設定を共有することによって、各ノードでE2インタフェース関連設定が除去され得る。
【0105】
図10Aでは、要求と応答の2つのステップで記述したが、一部の実施形態では最後のステップが省略され得る。一実施形態によれば、E2ノードはE2ノードの終了をNear-RT RICに指示できる。別途の応答過程なしで、E2ノードの指示メッセージに従って、Near-RT RICはE2ノード関連設定を削除できる。
【0106】
図10Aでは、動作S1013による確認メッセージ伝送が動作S1011以降に行われると示されたが、本開示の実施形態はこれに無条件に限定されるものではない。一実施形態によれば、動作S1013による確認メッセージ伝送は、動作S1007以降、動作S1011を行う前に行われ得る。一実施形態によれば、動作S1013による確認メッセージ伝送は動作S1003以降に行われ得る。
【0107】
図10Bは、本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングの他の実施形態を示す。
図10Bでは、E2ノードとNear-RT RICの間でSCTP接続が解除された後、release timer終了後の関連情報除去方法が示される。
【0108】
図10Bを参照すると、動作S1031で、SMOはE2ノードの除去を決定できる。SMOはE2ノード除去のための設定を生成できる。
【0109】
動作S1033で、SMOはE2ノードにO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を伝送できる。SMOは特定E2ノードの終了(termination)を決定したとき、該当E2ノードに終了のための構成情報を伝達できる。E2ノードはSMOからO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を受信できる。
【0110】
動作S1035で、SCTP接続が解除され得る。SCTP接続はE2インタフェースで無線ネットワークの階層であるE2AP層の下に位置するトランスポート層を意味する。一実施形態によれば、E2ノードがSMOからE2ノードの終了のための構成情報を受信したとき、E2ノードはNear-RT RICとSCTP接続を正常に解除する手順(3 way handshake(SHUTDOWN/SHUTDOWN-ACK/SHUTDOWN-COMPLETE))を行うことができる。又は非正常にSCTP接続が終了される場合がある。
【0111】
動作S1037で、Near-RT RICはE2インタフェース関連情報を削除できる。Near-RT RICはSCTP接続が正常に解除されたか、又は非正常終了を感知したとき、解除タイマ(release timer)をトリガさせる。解除タイマが満了すると、すなわち、解除タイマの終了以降、Near-RT RICは該当E2ノードに対する関連情報及びE2インタフェースインスタンス情報を削除できる。一実施形態によれば、解除タイマは規格に予め定義され得る。また、一実施形態によれば、解除タイマはO1インタフェース又はA1インタフェースを介して設定され得る。
【0112】
動作S1039で、E2ノードはE2インタフェース関連情報を削除できる。E2インタフェース関連情報は、E2インタフェースを介して接続されたNear-RT関連設定及びE2インタフェースインスタンス設定を含むことができる。また、E2ノードは進行中のトラフィック(又はサービス)を中断できる。すなわち、E2ノードは現在サービスしているトラフィックを中断するか、又はサービスを中断することができる。
【0113】
その後、動作S1041で、E2ノードは終了を確認する(又は通知する)メッセージ(以下、終了確認メッセージ)をSMOに伝送できる。E2ノードは終了確認メッセージをO1インタフェースを介してSMOに伝送できる。SMOはE2ノードから終了確認メッセージを受信できる。
【0114】
動作S1043で、SMOはO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。SMOはO2インタフェースを介してO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。E2ノードの終了のためのメッセージとは、E2ノードのリソースを解除するためのメッセージを意味することができる。SMOは、E2ノードからサービス又はトラフィック中断確認メッセージを受信したとき、SMOはO-CloudにE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを伝達できる。O-CloudはSMOからE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを受信できる。
【0115】
動作S1045で、O-CloudはE2ノードにリソース割り当てを解除するためのメッセージを伝送できる。一実施形態によれば、O-Cloudはアプリケーションを介してE2ノードにリソース割り当て解除(resource deallocation)を通知することができる。
【0116】
動作S1047で、O-CloudはE2ノードの終了が完了したことを通知するメッセージをSMOに伝送できる。E2ノードの終了の完了はE2ノードに割り当てられたリソースがすべて解除されたことを意味する。すなわち、O-CloudはE2ノードの全てのリソースを解除し、SMOに完了メッセージを伝達できる。
【0117】
動作S1049で、E2ノードは全てのリソースを解除できる。E2ノードはO-Cloudのリソース割り当て解除に基づいて、全てのリソースを解除できる。E2ノードはSMO及びO-Cloudを介してE2ノードの終了を識別できるので、E2ノードはE2ノードの終了による手順(例:E2インタフェース関連設定の削除)を行うことができる。
【0118】
図9と異なって、Near-RT RICは解除タイマを運用するので、Near-RT RICはSCTP接続が解除されると、E2ノード関連情報(例:Global E2ノードID、RAN Function info、E2ノードcomponent configuration等)をこれ以上維持しなくてよい。また、Near-RT RICはE2インタフェース設定(例:SCTP接続)を維持しない。解除タイマによって、Near-RT RICと関連付けられた1つ以上のE2ノードに対する情報が正しく収集され、無駄なリソースの浪費が低減される。
【0119】
図10Bでは、E2ノードの終了が決定されることによって、E2ノード関連設定及びE2インタフェース設定をNear-RT RICで削除するための方法を述べたが、本開示の実施形態は逆の場合にも適用され得る。すなわち、Near-RT RICの終了が決定されることによって、E2ノードでNear-RT RIC関連設定及びE2インタフェース設定が削除される動作も本開示の実施形態として理解され得る。一実施形態によれば、E2ノードはSCTP接続が解除されたとき、解除タイマを開始できる。解除タイマが満了すると、E2ノードはNear-RT RIC関連設定及びE2インタフェースインスタンス設定を除去できる。
【0120】
図10Bでは、動作S1041による確認メッセージ伝送が動作S1039以降に行われると示されたが、本開示の実施形態はこれに無条件に限定されるものではない。一実施形態によれば、動作S1041による確認メッセージ伝送は、動作S1037以降、動作S1039を行う前に行われ得る。又は、一実施形態によれば、動作S1041による確認メッセージ伝送は、動作1033又は動作S1035によるSCTP接続が解除された後、タイマ分の所定時間以降に行われ得る。
【0121】
図10Cは、本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングのさらに他の実施形態を示す。
図10Cでは、E2ノードとNear-RT RICの間でSCTP接続が解除された後、SMOにピアノード(peer node)状態を問い合わせた後、応答によって、関連情報を削除する方法が示される。
【0122】
図10Cを参照すると、動作S1051で、SMOはE2ノードの除去を決定できる。SMOはE2ノード除去のための設定を生成できる。
【0123】
動作S1053で、SMOはE2ノードにO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を伝送できる。SMOは特定E2ノードの終了(termination)を決定したとき、該当E2ノードに終了のための構成情報を伝達できる。E2ノードはSMOからO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を受信できる。
【0124】
動作S1055で、SCTP接続が解除され得る。SCTP接続はE2インタフェースで無線ネットワークの階層であるE2AP層の下に位置するトランスポート層を意味する。一実施形態によれば、E2ノードがSMOからE2ノードの終了のための構成情報を受信したとき、E2ノードはNear-RT RICとSCTP接続を正常に解除する手順(3 way handshake(SHUTDOWN/SHUTDOWN-ACK/SHUTDOWN-COMPLETE))を行うことができる。又は非正常的にSCTP接続が終了される場合がある。
【0125】
動作S1057で、Near-RT RICはSMOにE2ノードの状態(status)を問い合わせるためのメッセージを伝送できる。Near-RT RICはSCTP接続が正常に解除されたか、又は非正常終了を感知したとき、SMOに該当E2ノードが終了(termination)を進めているか否かを示す状態に対する問い合わせ(query)を伝送する。上記問い合わせメッセージは、SCTP接続の解除の検出に対応して伝送され得る。Near-RT RICはO1インタフェースを介して上記問い合わせメッセージをSMOに伝送できる。SMOはNear-RT RICから、E2ノードの状態問い合わせのためのメッセージを受信できる。
【0126】
動作S1059で、SMOはNear-RT RICにE2ノードの状態を含む応答メッセージを伝送できる。Near-RT RICはSMOからE2ノードが終了(termination)を進めているという応答を受信できる。
【0127】
動作S1061で、Near-RT RICはE2インタフェース関連情報を削除できる。Near-RT RICは上記応答メッセージを受信した後、Near-RT RICは該当E2ノードに対する関連情報及びE2インタフェースインスタンス情報を削除できる。
【0128】
動作S1063で、E2ノードはE2インタフェース関連情報を削除できる。E2インタフェース関連情報は、E2インタフェースを介して接続されたNear-RT関連設定及びE2インタフェースインスタンス設定を含むことができる。また、E2ノードは進行中のトラフィック(又はサービス)を中断できる。すなわち、E2ノードは現在サービスしているトラフィックを中断するか、又はサービスを中断することができる。
【0129】
その後、動作S1065で、E2ノードは終了を確認する(又は通知する)メッセージ(以下、終了確認メッセージ)をSMOに伝送できる。E2ノードは終了確認メッセージをO1インタフェースを介してSMOに伝送できる。SMOはE2ノードから終了確認メッセージを受信できる。
【0130】
動作S1067で、SMOはO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。SMOはO2インタフェースを介してO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。E2ノードの終了のためのメッセージとは、E2ノードのリソースを解除するためのメッセージを意味することができる。SMOは、E2ノードからサービス又はトラフィック中断確認メッセージを受信したとき、SMOはO-CloudにE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを伝達できる。O-CloudはSMOからE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを受信できる。
【0131】
動作S1069で、O-CloudはE2ノードにリソース割り当てを解除するためのメッセージを伝送できる。一実施形態によれば、O-Cloudはアプリケーションを介してE2ノードにリソース割り当て解除(resource deallocation)を通知することができる。
【0132】
動作S1071で、O-CloudはE2ノードの終了が完了したことを通知するメッセージをSMOに伝送できる。E2ノードの終了の完了はE2ノードに割り当てられたリソースがすべて解除されたことを意味する。すなわち、O-CloudはE2ノードの全てのリソースを解除し、SMOに完了メッセージを伝達できる。
【0133】
動作S1073で、E2ノードは全てのリソースを解除できる。E2ノードはO-Cloudのリソース割り当て解除に基づいて、全てのリソースを解除できる。E2ノードはSMO及びO-Cloudを介してE2ノードの終了を識別できるので、E2ノードはE2ノードの終了による手順(例:E2インタフェース関連設定の削除)を行うことができる。
【0134】
図9と異なって、Near-RT RICは直接的にSMOに問い合わせるので、Near-RT RICはSCTP接続が解除されると、E2ノード関連情報(例:Global E2ノードID、RAN Function info、E2ノードcomponent configuration等)をこれ以上維持しなくてよい。また、Near-RT RICはE2インタフェース設定(例:SCTP接続)を維持しない。O1インタフェースを介したE2ノード終了の状態問い合わせ手順を介して、Near-RT RICと関連付けられた1つ以上のE2ノードに対する情報が正しく収集され、無駄なリソースの浪費が低減される。
【0135】
図10Cでは、E2ノードの終了が決定されることによって、E2ノード関連設定及びE2インタフェース設定をNear-RT RICで削除するための方法を述べたが、本開示の実施形態は逆の場合にも適用され得る。すなわち、Near-RT RICの終了が決定されることによって、E2ノードでNear-RT RIC関連設定及びE2インタフェース設定が削除される動作も本開示の実施形態として理解され得る。一実施形態によれば、E2ノードはSCTP接続が解除されたとき、O1インタフェースを介してSMOにNear-RT RICの状態を問い合わせることができる。E2ノードはSMOからNear-RT RICが終了を進めているという応答メッセージを受信できる。E2ノードは応答メッセージに対応して、Near-RT RIC関連設定及びE2インタフェースインスタンス設定を除去できる。
【0136】
図10Cでは、動作S1065による確認メッセージ伝送が動作S1063以降に行われると示されたが、本開示の実施形態はこれに無条件に限定されるものではない。一実施形態によれば、動作S1065による確認メッセージ伝送は、動作S1061以降、動作S1063を行う前に行われ得る。又は、一実施形態によれば、動作S1041による確認メッセージ伝送は、動作1053又は動作S1055によるSCTP接続が解除された後、所定時間以降に行われ得る。
【0137】
図10Dは、本開示の一実施形態によるE2ノード除去のためのO-RANエンティティ間シグナリングのさらに他の実施形態を示す。
図10Dでは、SMOによるE2ノードとNear-RT RICへの明示的な情報伝達による関連情報削除方法が示される。
【0138】
動作S1081で、SMOはE2ノードの除去を決定できる。SMOはE2ノード除去のための設定を生成できる。
【0139】
動作S1083で、SMOはE2ノードにO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を伝送できる。SMOは特定E2ノードの終了(termination)を決定したとき、該当E2ノードに終了のための構成情報を伝達できる。E2ノードはSMOからO1インタフェースを介してE2ノードの終了のための構成情報を受信できる。
【0140】
動作S1085で、SMOはNear-RT RICにO1インタフェースを介してE2ノードの終了に関する構成メッセージを伝送できる。一実施形態によれば、SMOはNear-RT RICに、上記E2ノードが終了する予定であることを通知する構成メッセージを伝送できる。一実施形態によれば、SMOはNear-RT RICに、終了するE2ノードに対する関連設定情報を含む構成メッセージを伝送できる。一実施形態によれば、SMOはNear-RT RICに、終了するE2ノードを指示するための構成メッセージを伝送できる。SMOは終了の対象であるE2ノードに接続されたNear-RT RICを識別できる。Near-RT RICに接続されるE2ノードは1つ以上であり得るので、伝送構成メッセージは終了の対象であるE2ノードを示すためのE2ノード識別情報(例:E2ノードID)を含むことができる。
【0141】
SMOがE2ノードを終了するために構成情報を伝達するとき、SMOは該当E2ノードと接続しているNear-RT RICにE2ノードの関連情報とE2インタフェースインタフェースを除去するようにメッセージを伝達できる。
【0142】
動作S1087で、Near-RT RICはE2インタフェース関連情報を削除できる。メッセージを受信したNear-RT RICは該当E2ノードに関連する情報を削除する動作を進める。
【0143】
動作S1089で、E2ノードはE2インタフェース関連情報を削除できる。E2インタフェース関連情報は、E2インタフェースを介して接続されたNear-RT関連設定及びE2インタフェースインスタンス設定を含むことができる。また、E2ノードは進行中のトラフィック(又はサービス)を中断できる。すなわち、E2ノードは現在サービスしているトラフィックを中断するか、又はサービスを中断することができる。
【0144】
動作S1091で、E2ノードは終了を確認する(又は通知する)メッセージ(以下、終了確認メッセージ)をSMOに伝送できる。E2ノードは終了確認メッセージをO1インタフェースを介してSMOに伝送できる。SMOはE2ノードから終了確認メッセージを受信できる。
【0145】
動作S1092で、Near-RT RICはE2ノードの終了の確認を通知するメッセージをSMOに伝送できる。Near-RT RICはSMOの動作S1085に対する応答メッセージとして、確認メッセージを伝送できる。Near-RT RICはE2ノードの終了の確認を通知するメッセージを終了確認メッセージをO1インタフェースを介してSMOに伝送できる。SMOはNear-RT RICから終了確認メッセージを受信できる。
図10Dには示していないが、Near-RT RICは動作S1085に対する応答メッセージを伝送できる。一実施形態によれば、Near-RT RICはE2ノードに動作S1085に対する応答メッセージを動作S0183以降に直ちに伝送するか、他の一実施形態によれば、Near-RT RICはE2ノードに動作S1085に対する応答メッセージを動作S1087以降に伝送できる。
動作S1093で、SMOはO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。SMOはO2インタフェースを介してO-CloudにE2ノードの終了のためのメッセージを伝送できる。E2ノードの終了のためのメッセージとは、E2ノードのリソースを解除するためのメッセージを意味することができる。SMOは、E2ノードからサービス又はトラフィック中断確認メッセージを受信したとき、SMOはO-CloudにE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを伝達できる。O-CloudはSMOからE2ノードのリソースを解除するためのメッセージを受信できる。
【0146】
動作S1095で、O-CloudはE2ノードにリソース割り当てを解除するためのメッセージを伝送できる。一実施形態によれば、O-Cloudはアプリケーションを介してE2ノードにリソース割り当て解除(resource deallocation)を通知することができる。
【0147】
動作S1097で、O-CloudはE2ノードの終了が完了したことを通知するメッセージをSMOに伝送できる。E2ノードの終了の完了はE2ノードに割り当てられたリソースがすべて解除されたことを意味する。すなわち、O-CloudはE2ノードの全てのリソースを解除し、SMOに完了メッセージを伝達できる。
【0148】
動作S1099で、E2ノードは全てのリソースを解除できる。E2ノードはO-Cloudのリソース割り当て解除に基づいて、全てのリソースを解除できる。E2ノードはSMO及びO-Cloudを介してE2ノードの終了を識別できるので、E2ノードはE2ノードの終了による手順(例:E2インタフェース関連設定の削除)を行うことができる。
【0149】
図9と異なって、SMOがE2ノードだけでなくNear-RT RICにも終了に関連する設定を伝送するので、Near-RT RICはSCTP接続が解除されると、E2ノード関連情報(例:Global E2ノードID、RAN Function info、E2ノードcomponent configuration等)をこれ以上維持しなくてよい。また、Near-RT RICはE2インタフェース設定(例:SCTP接続)を維持しない。O1インタフェースを介したE2ノードの終了設定をE2インタフェースのノードのすべてに伝送することによって、進行中のE2ノードに対する情報が正しく収集され、無駄なリソースの浪費が低減される。
【0150】
図10Dでは、E2ノードの終了が決定されることによって、E2ノード関連設定及びE2インタフェース設定をNear-RT RICで削除するための方法を述べたが、本開示の実施形態は逆の場合にも適用され得る。すなわち、Near-RT RICの終了が決定されることによって、E2ノードでNear-RT RIC関連設定及びE2インタフェース設定が削除される動作も本開示の実施形態として理解され得る。一実施形態によれば、Near-RT RICの終了が決定される場合、SMOは該当Near-RT RICに終了に関する構成メッセージを伝送することだけでなく、上記Near-RT RICと接続された1つ以上のE2ノードに上記Near-RT RICの終了に対する構成メッセージを伝送できる。
【0151】
図10Dでは、動作S1091による確認メッセージ伝送が動作S1089以降に行われると示されたが、本開示の実施形態はこれに無条件に限定されるものではない。一実施形態によれば、動作S1091による確認メッセージ伝送は、動作S1087以降、動作S1089を行う前に行われ得る。または、一実施形態によれば、動作S1091による確認メッセージ伝送は動作S1083以降に行われ得る。
【0152】
本開示の実施形態は、E2インタフェースを提供するE2ノードとNear-RT RICのいずれか1つが終了するとき、ピアノードに記憶された情報を削除するための方法を提案した。本開示の実施形態による方法によれば、E2ノードが終了するとき、Near-RT RICは、Near-RT RICに記憶されたterminationされるE2ノードの関連情報(例:Global E2 Node ID、RAN Function info、E2 Node component configuration、RIC Indication手順の間に受信したRICs ervices REPORT/INSERT情報、等)及びE2 I/F instance情報(すなわち、E2ノードのTransport Layer情報)を削除できる。また、本開示の実施形態による方法によれば、Near-RT RICが終了するとき、E2ノードに記憶された終了するNear-RT RICの関連情報(例:Global RIC ID、Subscription手順の間に受信したRIC Subscription情報(RIC services REPORT、INSERT and/or POLICY)、Control手順の間に受信したRIC service CONTROL情報、等)及びE2 I/F instance情報(すなわち、Near-RT RICのTransport Layer情報)を削除できる。
【0153】
本開示の実施形態は、O-RAN(Open RAN)ベース移動通信システムで、Near-RT RICとE2ノードの間のE2 Interface接続が解除されたとき、Near-RT RICとE2ノードのそれぞれに記憶された関連情報、E2 I/F、などを削除するための方法を提案した。上述の
図10A乃至10Dで言及されたE2インタフェース関連設定は下記のように定義され得る。E2ノードが終了する場合、Near-RT RICはE2ノードに対する設定を除去できる。E2ノードの終了とは、E2ノードからのSCTP接続が終了することを意味する。Near-RT RICが終了する場合、E2ノードはNear-RT RICに対する設定を除去できる。すなわち、本開示で言及されたE2インタフェース関連設定はE2ノードに対する設定又はNear-RT RICに対する設定を含むことができる。
【0154】
E2ノード関連設定はNear-RT RICが該当E2ノードと基本手順(elementary procedure)(例:表1、表2)を行うことによって、得られた情報を意味する。一実施形態によれば、除去されるE2インタフェース関連設定はRIC購読手順(RIC Subscription procedure)を介して得られた情報を含むことができる。例えば、除去される情報はRIC request IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRAN function IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRIC Event Trigger Definitionを含むことができる。
【0155】
一実施形態によれば、除去されるE2インタフェース関連設定はRIC指示手順(RIC indication procedure)を介して得られた情報を含むことができる。例えば、除去される情報はRIC request IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRAN function IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRIC Action IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRIC Call process IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRIC Indication Message、Type、Header、SNを含むことができる。
【0156】
一実施形態によれば、除去されるE2インタフェース関連設定はRIC指示手順(RIC indication procedure)を介して得られた情報を含むことができる。例えば、除去される情報はRIC request IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRAN function IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRIC Call process IDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRIC Control Messageを含むことができる。
【0157】
一実施形態によれば、除去されるE2インタフェース関連設定はE2セットアップ手順(E2 SETUP procedure)を介して得られた情報を含むことができる。例えば、除去される情報はGlobal E2ノードIDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRAN functionに対する情報(item、ID、definition)を含むことができる。また、例えば、除去される情報はE2ノード構成設定(E2 Node Component Configuration)を含むことができる。
【0158】
一実施形態によれば、除去されるE2インタフェース関連設定は、E2構成アップデート手順(E2 CONFIGURATION UPDATE procedure)を介して得られた情報を含むことができる。例えば、除去される情報はGlobal E2ノードIDを含むことができる。また、例えば、除去される情報はRAN functionに対する情報(item、ID、definition)を含むことができる。また、例えば、除去される情報はE2ノード構成設定(E2 Node Component Configuration)を含むことができる。また、例えば、除去される情報はE2ノードTNL(transport network layer)関連情報(E2 Node TNL Association To Remove List)を含むことができる。
【0159】
本開示の請求項又は明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせの形態で実装される(implemented)ことができる。
【0160】
ソフトウェアで実装する場合、1つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供され得る。コンピュータ可読記憶媒体に記憶される1つ以上のプログラムは、電子装置(device)内の1つ以上のプロセッサによって実行可能に構成される(configured for execution)。1つ以上のプログラムは、電子装置に本開示の請求項又は明細書に記載された実施形態による方法を実行させる命令(instructions)を含む。
【0161】
このようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)はランダムアクセスメモリ(random access memory)、フラッシュ(flash)メモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ロム(read only memory、ROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory、EEPROM)、磁気ディスク記憶装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクロム(compact disc-ROM、CD-ROM)、デジタル多目的ディスク(digital versatile discs、DVDs)又は他の形態の光学記憶装置、マグネティックカセット(magnetic cassette)に記憶され得る。又は、それらの一部又は全部の組み合わせで構成されたメモリに記憶され得る。また、各々の構成メモリは多数個が含まれる場合もある。
【0162】
また、プログラムはインターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、又はSAN(storage area network)などの通信ネットワーク、又はそれらの組み合わせで構成された通信ネットワークを介してアクセス(access)できる取付可能な(attachable)記憶装置(storage device)に記憶され得る。このような記憶装置は外部ポートを介して本開示の実施形態を行う装置にアクセスできる。また、通信ネットワーク上の別途の記憶装置が本開示の実施形態を遂行する装置にアクセスすることもできる。
【0163】
上述の本開示の具体的な実施形態で、開示に含まれる構成要素は提示された具体的な実施形態によって単数又は複数で表現された。しかし、単数又は複数の表現は説明の便宜のために提示した状況に適するように選択されたものであって、本開示が単数又は複数の構成要素に限定されるものではなく、複数で表現された構成要素であっても単数で構成され得るし、単数で表現された構成要素であっても複数で構成され得る。
【0164】
一方、本開示の詳細な説明では、様々な実施形態を参照して図示し説明されたが、添付された請求の範囲及びその均等物によって本開示の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能であることは当業者によって理解されるであろう。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムでNear-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)によって行われる方法であって、
E2ノードから、E2インタフェースを介して前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続を除去するためのE2除去要求(E2 removal request)メッセージを受信するステップ;及び
前記E2インタフェースを介してE2除去応答(E2 removal response)メッセージを前記E2ノードに伝送するステップを含み、
前記E2ノードは、O-DU(O-RAN distributed unit)、O-CU-CP(O-RAN central unit-control plane)、O-CU-UP(O-RAN central unit-user plane)又は前記E2インタフェースを介して前記Near-RT RICと通信する基地局を含み、
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の通信のために提供される前記E2インタフェースは、前記E2インタフェースを介した通信のためにE2AP(E2 Application Protocol)をサポートする、方法。
【請求項2】
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する少なくとも1つのリソースを除去(remove)するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する情報を削除(delete)するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記E2ノードは、
前記E2除去要求メッセージを受信した後、前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する少なくとも1つのリソースを除去し、前記Near-RT RICへのデータ伝送を中断することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
無線通信システムのNear-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)
であって、
少なくとも1つの送受信機と、
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
E2ノードから、E2インタフェースを介して前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続を除去するためのE2除去要求(E2 removal request)メッセージを受信し、
前記E2インタフェースを介してE2除去応答(E2 removal response)メッセージを前記E2ノードに伝送するように構成され、
前記E2ノードは、O-DU(O-RAN distributed unit)、O-CU-CP(O-RAN central unit-control plane)、O-CU-UP(O-RAN central unit-user plane)又は前記E2インタフェースを介して前記Near-RT RICと通信する基地局を含み、
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の通信のために提供される前記E2インタフェースは、前記E2インタフェースを介した通信のためにE2AP(E2 Application Protocol)をサポートする、Near-RT RIC。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する少なくとも1つのリソースを除去(remove)するように構成される請求項5に記載のNear-RT RIC。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する情報を削除(delete)するように構成される請求項5に記載のNear-RT RIC。
【請求項8】
前記E2ノードは、
前記E2除去要求メッセージを受信した後、前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する少なくとも1つのリソースを除去し、前記Near-RT RICへのデータ伝送を中断することを特徴とする請求項5に記載のNear-RT RIC。
【請求項9】
無線通信システムのE2ノードによって行われる方法であって、
E2インタフェースを介してNear-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)と前記E2ノードの間の接続を除去するためのE2除去要求(E2 removal request)メッセージを前記Near-RT RICに伝送するステップ;及び
前記Near-RT RICから、前記E2インタフェースを介してE2除去応答(E2 removal response)メッセージを受信するステップを含み、
前記E2ノードは、O-DU(O-RAN distributed unit)、O-CU-CP(O-RAN central unit-control plane)、O-CU-UP(O-RAN central unit-user plane)又は前記E2インタフェースを介して前記Near-RT RICと通信する基地局を含み、
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の通信のために提供される前記E2インタフェースは、前記E2インタフェースを介した通信のためにE2AP(E2 Application Protocol)をサポートする、方法。
【請求項10】
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する少なくとも1つのリソースを除去(remove)するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記Near-RT RICへのデータ伝送を中断するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記Near-RT RICは、
前記E2除去要求メッセージを伝送した後、前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する少なくとも1つのリソースを除去し、前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する情報を削除することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
無線通信システムのE2ノードであって、
少なくとも1つの送受信機と、
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
E2インタフェースを介してNear-RT(real time) RIC(RAN(radio access network) intelligent controller)と前記E2ノードの間の接続を除去するためのE2除去要求(E2 removal request)メッセージを前記Near-RT RICに伝送し、
前記Near-RT RICから、前記E2インタフェースを介してE2除去応答(E2 removal response)メッセージを受信するように構成され、
前記E2ノードは、O-DU(O-RAN distributed unit)、O-CU-CP(O-RAN central unit-control plane)、O-CU-UP(O-RAN central unit-user plane)又は前記E2インタフェースを介して前記Near-RT RICと通信する基地局を含み、
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の通信のために提供される前記E2インタフェースは、前記E2インタフェースを介した通信のためにE2AP(E2 Application Protocol)をサポートする、E2ノード。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記Near-RT RICと前記E2ノードの間の接続に関連する少なくとも1つのリソースを除去(remove)するように構成される請求項13に記載のE2ノード。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記Near-RT RICへのデータ伝送を中断するように構成される請求項13に記載のE2ノード。
【国際調査報告】