(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】高速ヘアドライヤーのブラシレスモータ
(51)【国際特許分類】
A45D 20/10 20060101AFI20240829BHJP
F04D 29/38 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
A45D20/10 103
F04D29/38 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580396
(86)(22)【出願日】2023-07-25
(85)【翻訳文提出日】2023-12-26
(86)【国際出願番号】 CN2023109011
(87)【国際公開番号】W WO2024037294
(87)【国際公開日】2024-02-22
(31)【優先権主張番号】202210984939.0
(32)【優先日】2022-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523237947
【氏名又は名称】克瑞科技(東莞)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】王竹
(72)【発明者】
【氏名】黄明清
(72)【発明者】
【氏名】袁成栄
【テーマコード(参考)】
3B040
3H130
【Fターム(参考)】
3B040CD01
3B040CD04
3H130AA13
3H130AB26
3H130AB52
3H130AC27
3H130BA13C
3H130BA97A
3H130BA97G
3H130CB01
3H130DD03X
3H130EA06C
3H130EA07C
3H130EB01C
3H130ED04A
3H130ED04C
3H130ED04G
(57)【要約】
本願は高速ヘアドライヤーのブラシレスモータを開示し、モータ、エアダクト、ファンを含み、モータは垂直方向に設けられ、エアダクトは垂直方向にモータの上端に被装され、かつモータの頂部はエアダクトの頂部を貫通し、ファンはエアダクトの頂部に水平方向に被装されており、かつファンの底部はモータの頂部に接続されており、エアダクトの中央部には取付溝が垂直方向に成形されており、エアダクトの内側壁にはいくつかのガイドピースが等間隔に囲まれて成形されており、ガイドピースの片側はエアダクトの内側壁に接続されており、ガイドピースの他側は取付溝の外側壁に接続されており、ガイドピースは円弧状に成形されており、かつガイドピースは取付溝の外側壁の頂部から取付溝の外側壁の底部まで延び、ファンの外側壁にはいくつかの羽根が等間隔に囲まれて成形され、羽根は円弧形に成形され、羽根はファンの外側壁の頂部からファンの外側壁の底部まで延び、羽根両端の厚さは羽根中央部の厚さより薄い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高速ヘアドライヤーのブラシレスモータであって、
モータ、エアダクト、ファンを含み、モータは垂直方向に設けられ、エアダクトは垂直方向にモータの上端に被装され、かつモータの頂部はエアダクトの頂部を貫通し、ファンはエアダクトの頂部に水平方向に被装されており、かつファンの底部はモータの頂部に接続されており、
エアダクトの中央部には取付溝が垂直方向に成形されており、取付溝の頂部の外側壁は円弧状を呈しており、エアダクトの内側壁にはいくつかのガイドピースが等間隔に囲まれて成形されており、ガイドピースの片側はエアダクトの内側壁に接続されており、ガイドピースの他側は取付溝の外側壁に接続されており、ガイドピースは円弧状に成形されており、かつガイドピースは取付溝の外側壁の頂部から取付溝の外側壁の底部まで延び、
ファンの外側壁にはいくつかの羽根が等間隔に囲まれて成形され、羽根は円弧形に成形され、羽根はファンの外側壁の頂部からファンの外側壁の底部まで延び、羽根両端の厚さは羽根中央部の厚さより薄いことを特徴とする高速ヘアドライヤーのブラシレスモータ。
【請求項2】
取付溝の頂部には凸部が成形され、凸部の中央部には貫通孔が垂直方向に成形され、貫通孔は凸部の頂部と取付溝の底部を貫通し、モータは取付溝内に被装されていることを特徴とする請求項1に記載の高速ヘアドライヤーのブラシレスモータ。
【請求項3】
ファンの底部は凸部に被装されておりかつ凸部に回転可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高速ヘアドライヤーのブラシレスモータ。
【請求項4】
モータは固定子、回転子、コイルと回転軸を組み合わせて成形され、
固定子の内側壁にはワイヤフレームが等間隔に囲まれて形成され、かつコイルがワイヤフレームに巻回され、
回転子はワイヤフレームの内側壁に垂直方向に設けられ、かつ回転軸が回転子の中央部に被装されておりかつ回転子に固定接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高速ヘアドライヤーのブラシレスモータ。
【請求項5】
回転軸の頂部はファンの底部に固定接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高速ヘアドライヤーのブラシレスモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、具体的には高速ヘアドライヤーのブラシレスモータに関する。
【背景技術】
【0002】
社会の発展、人々の生活水準の向上、人々の物質生活に対する品質要求の絶え間ない向上に伴われ、高速ヘアドライヤーも人々の日常生活で使用されているツールであり、自然人々の品質要求も高くなってている。
【0003】
現在、市販で使用されている高速ヘアドライヤーの種類は非常に多く、しかもいくつかの共通の品質問題が存在し、体積が大きく、風速が遅く、風量が少なく、騒音が大きく、安定性が悪く、耐用年数が短く、一貫性と安定性が悪いなどの問題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願は上記不足を克服するために、上記問題を解決することができる技術方案を提供することを目的とする。
【0005】
高速ヘアドライヤーのブラシレスモータであって、モータ、エアダクト、ファンを含み、モータは垂直方向に設けられ、エアダクトは垂直方向にモータの上端に被装され、かつモータの頂部はエアダクトの頂部を貫通し、ファンはエアダクトの頂部に水平方向に被装されており、かつファンの底部はモータの頂部に接続されており、
エアダクトの中央部には取付溝が垂直方向に成形されており、取付溝の頂部の外側壁は円弧状を呈しており、エアダクトの内側壁にはいくつかのガイドピースが等間隔に囲まれて成形されており、ガイドピースの片側はエアダクトの内側壁に接続されており、ガイドピースの他側は取付溝の外側壁に接続されており、ガイドピースは円弧状に成形されており、かつガイドピースは取付溝の外側壁の頂部から取付溝の外側壁の底部まで延び、
ファンの外側壁にはいくつかの羽根が等間隔に囲まれて成形され、羽根は円弧形に成形され、羽根はファンの外側壁の頂部からファンの外側壁の底部まで延び、羽根両端の厚さは羽根中央部の厚さより薄い。
【0006】
好ましくは、取付溝の頂部には凸部が成形され、凸部の中央部には貫通孔が垂直方向に成形され、貫通孔は凸部の頂部と取付溝の底部を貫通し、モータは取付溝内に被装されている。
【0007】
好ましくは、ファンの底部は凸部に被装されておりかつ凸部に回転可能に接続されている。
【0008】
好ましくは、モータは固定子、回転子、コイルと回転軸を組み合わせて成形され、
固定子の内側壁にはワイヤフレームが等間隔に囲まれて形成され、かつコイルがワイヤフレームに巻回され、
回転子はワイヤフレームの内側壁に垂直方向に設けられ、かつ回転軸が回転子の中央部に被装されておりかつ回転子に固定接続されている。
【0009】
好ましくは、回転軸の頂部はファンの底部に固定接続されている。
【発明の効果】
【0010】
従来技術に比べて、本願の有益な効果は、本願は高速ヘアドライヤーのブラシレスモータであり、本願は上述問題を解決し、ヘアドライヤーの重要パラメータの風流流量を増大し、風速を加速し、系統的に騒音を低減し、安定性を強化し、耐用年数を延長する。該モーターを使用すると、騒音、回転速度、歩留まり率などの一貫性を大幅に向上させる。
【0011】
本願の追加の態様及び利点は、以下の説明において部分的に与えられ、部分的には以下の説明から明らかになる、又は本願の実践を通じて理解される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本願の実施形態または先行技術における技術的態様をより明確に説明するために、以下に実施形態または先行技術の説明において使用する必要がある図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は本願のいくつかの実施形態にすぎず、当業者にとっては、創造的な労働を払わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本願の実施例における技術的態様を明確に、完全に説明するが、説明された実施例は本願の一部の実施形態にすぎず、すべての実施例ではないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施例は、本願の保護の範囲に属する。
【0014】
図1~5をご参照ください、本願の実施例において、高速ヘアドライヤーのブラシレスモータであって、モータ1、エアダクト2、ファン3を含み、モータ1は垂直方向に設けられ、エアダクト2は垂直方向にモータ1の上端に被装され、かつモータ1の頂部はエアダクト2の頂部を貫通し、ファン3はエアダクト2の頂部に水平方向に被装されており、かつファン3の底部はモータ1の頂部に接続されており、
エアダクト2の中央部には取付溝4が垂直方向に成形されており、取付溝4の頂部の外側壁は円弧状を呈しており、エアダクト2の内側壁にはいくつかのガイドピース5が等間隔に囲まれて成形されており、ガイドピース5の片側はエアダクトの内側壁に接続されており、ガイドピース5の他側は取付溝4の外側壁に接続されており、ガイドピース5は円弧状に成形されており、かつガイドピース5は取付溝4の外側壁の頂部から取付溝4の外側壁の底部まで延び、
ファン3は風をエアダクト2に吸い込み、風吸込口から風吐出口への流出の過程で得られる流暢性と抵抗は、エアダクト2におけるガイドピース5の形状構造や角度と関係があり、本願のエアダクト2内部の形状構造は風の流暢性を効果的に増強し、風抵抗を減少させるとともに、風の流れが抵抗されることによる風音を減少させ、しかも羽根の叩く感を低減、解消するように、取付溝4の頂部外側壁を円弧状に設ける。
【0015】
ファン3の外側壁にはいくつかの羽根6が等間隔に囲まれて成形され、羽根6は円弧形に成形され、羽根6はファン3の外側壁の頂部からファン3の外側壁の底部まで延び、羽根6両端の厚さは羽根6中央部の厚さより薄い。本願のファンと従来のファンに比べて違うところは、エネルギー効率変換領域の比率調整は主にファンの外径を減らし、羽根6の有効長さを増加することにより、高速運転時に発生する遠心力とジッタをさらに減少させるともに、風量を増加させることができる。
【0016】
好ましくは、取付溝4の頂部には凸部7が成形され、凸部7の中央部には貫通孔8が垂直方向に成形され、貫通孔8は凸部7の頂部と取付溝4の底部を貫通し、モータ1は取付溝4内に被装されている。
【0017】
好ましくは、ファン3の底部は凸部7に被装されておりかつ凸部7に回転可能に接続されている。
【0018】
好ましくは、モータ1は固定子9、回転子10、コイル11と回転軸12を組み合わせて成形され、
固定子9の内側壁にはワイヤフレームが等間隔に囲まれて形成され、かつコイル11がワイヤフレームに巻回され、
回転子10はワイヤフレームの内側壁に垂直方向に設けられ、かつ回転軸12が回転子10の中央部に被装されておりかつ回転子10に固定接続されている。
【0019】
好ましくは、回転軸12の頂部はファン3の底部に固定接続されている。
【0020】
以下に試験データを示す。
【0021】
【0022】
当業者にとって、本願は上述の例示的な実施例の詳細に限定されるものではなく、本願の精神的または基本的な特徴から逸脱することなく、他の具体的な形態で本願を実現することができることは明らかである。したがって、どの点から見ても、実施例は例示的であり、非限定的であるとみなされるべきであり、本願の範囲は上記の説明ではなく添付の請求項によって限定されるので、請求項の均等要素の意味と範囲内にあるすべての変化を本願に網羅することを目的とする。
【符号の説明】
【0023】
1、モータ;2、エアダクト;3、ファン;4、取付溝;5、ガイドピース;6、羽根;7、凸部;8、貫通孔;9、固定子;10、回転子;11、コイル;12、回転軸。
【国際調査報告】