IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ジョン ドチョンの特許一覧

<>
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図1
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図2
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図3
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図4
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図5
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図6
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図7
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図8
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図9
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図10
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図11
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図12
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図13
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図14
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図15
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図16
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図17
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図18
  • 特表-文書管理方法及びその装置 図19
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】文書管理方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/62 20130101AFI20240829BHJP
   G06F 21/10 20130101ALI20240829BHJP
【FI】
G06F21/62 318
G06F21/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508919
(86)(22)【出願日】2022-08-18
(85)【翻訳文提出日】2024-02-14
(86)【国際出願番号】 KR2022012336
(87)【国際公開番号】W WO2023022534
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0108961
(32)【優先日】2021-08-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0098877
(32)【優先日】2022-08-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521318745
【氏名又は名称】ジョン ドチョン
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ドチョン
(57)【要約】
文書管理方法とその装置が開示される。ユーザー端末は保管ケースに保管する文書に関する文書コンテンツを獲得して、文書コンテンツを文書管理装置に登録して、文書管理装置より固有情報を受信すると、文書の保管された保管ケースの片側にある無線タグに固有情報を入力する。文書管理装置は、文書コンテンツを保管ケースの無線タグに与えた固有情報とマッピングして保存・管理する。また、ライセンスの与えられたユーザーアカウントでログインすると、文書管理装置は文書コンテンツの修正または登録ができるメニューを含むユーザーインターフェースをユーザー端末に提供して、ライセンスの与えられていないユーザーアカウントでログインすると、文書コンテンツの修正または登録ができないように文書コンテンツの修正または登録メニューを除くユーザーインターフェースをユーザー端末に提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末によって実行される文書管理方法において、
保管ケースに保管する文書に関する文書コンテンツを獲得する段階;
前期文書コンテンツを文書管理装置に登録する段階;
前期文書管理装置から固有情報を受信する段階;及び
前期文書の保管された前期保管ケースの片側にある無線タグに前期固有情報を入力する段階;を含むことを特徴とする文書管理方法。
【請求項2】
前期無線タグは、NFCタグ付きであることを特徴とする請求項1に記載の文書管理方法。
【請求項3】
前期文書管理装置にログインする段階;
前期文書管理装置に登録された文書リストを前期文書管理装置より受信して表示する段階;及び
前期文書リストよりいずれかが選択されると、選択文書に関する文書コンテンツを表示する段階;を含むことを特徴とする請求項1に記載の文書管理方法。
【請求項4】
前期文書管理装置よりライセンスの与えられたユーザーアカウントでログインすると、文書コンテンツの修正または登録ができるメニューを含むユーザーインターフェースが提供される段階;及び
ライセンスの与えられていないユーザーアカウントでログインすると、文書コンテンツの修正または登録ができないように、前期メニューを除くユーザーインターフェースが提供される段階;をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の文書管理方法。
【請求項5】
前期文書コンテンツを獲得する段階は、
文書のタイトル及びキーワードを含む書誌情報を入力してもらう段階;及び前期書誌情報とマッピングされる少なくとも1枚以上の文書を撮影して文書写真を獲得する段階;を含むことを特徴とする請求項1に記載の文書管理方法。
【請求項6】
前期保管ケースに取り付けた無線タグをタグ付けする段階;及び
前期無線タグに保存された固有情報に基づき、前期文書管理装置より前期保管ケースに保管された文書に関する文書コンテンツを受信する段階;をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の文書管理方法。
【請求項7】
前期文書管理装置より受信した文書に関する情報を音声で出力する段階;をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の文書管理方法。
【請求項8】
前期保管ケースに保管する新しい文書に関する新しい文書コンテンツを獲得する段階;及び
前期新しい文書コンテンツを、前期無線タグをタグ付けして獲得した前期固有情報とともに、前期文書管理装置に送信して登録する段階;をさらに含み、
前期新しい文書コンテンツは、前期固有情報とマッピングして文書管理装置に保存されることを特徴とする請求項1に記載の文書管理方法。
【請求項9】
文書管理装置が遂行される文書管理方法において、
保管ケースに保管された文書に関する文書コンテンツを受信する段階;及び
前期文書コンテンツを前期保管ケースの片側にある無線タグに与えられた固有情報とマッピングして保存する段階;を含むことを特徴とする文書管理方法。
【請求項10】
少なくとも一つ以上ユーザーアカウントに文書コンテンツを修正、削除、または登録できるライセンスを与える段階;及び
第1ユーザーアカウントのライセンス第2ユーザーアカウントに移転する段階;をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の文書管理方法。
【請求項11】
前期第1ユーザーアカウントが登録した文書コンテンツを前期第2ユーザーアカウントまたは管理者アカウントに移転するか、または削除する段階;をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の文書管理方法。
【請求項12】
前期保管ケースの片側にある無線タグの固有情報を含む照会リクエストを受信すると、前期固有情報とマッピングして保存された文書コンテンツをデータベースから検索して提供する段階;をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の文書管理方法。
【請求項13】
前期照会リクエストがライセンスを持つユーザーアカウントのリクエストであれば、文書コンテンツの修正または登録ができるメニューを含むユーザーインターフェースを提供する段階;及び
前期照会リクエストがライセンスを持つユーザーアカウントのリクエストではなければ、文書コンテンツの修正または登録ができないように前期メニューを除くユーザーインターフェースを提供する段階;を含むことを特徴とする請求項12に記載の文書管理方法。
【請求項14】
文書を保管する少なくとも一つ以上の保管ケース;及び
各保管ケースの片側に取り付けた無線タグ;を含み、
前期無線タグは前期保管ケースに保管された文書に関する文書コンテンツを識別できる固有情報含むことを特徴とする文書管理システム。
【請求項15】
前期無線タグは、前期保管ケースに保管する文書を撮影したユーザー端末から固有情報を受信して保存することを特徴とする請求項14に記載の文書管理システム。
【請求項16】
前期保管ケースは、
上部に蓋を備えた直方体形状の内部スペースの備えられた保管ケース;及び前期保管ケースの内部スペースにスライドで収納されるトレイ;を含み、
前期トレイは、
前期保管ケースの内壁と平行に配置された状態にてスライドで組み立てられる板状のトレイボディー部;
前期トレイボディー部の上端縁の中央部に配置されて、前期トレイボディー部より一体で延長されて、前期トレイボディー部の上端縁を基準とし前期トレイボディー部に対して折られるように形成された突部;前期トレイボディー部の下端縁を基準とし前期トレイボディー部に垂直に延長された片持梁状の底部;及び
前期底部より前期トレイボディー部と平行に上向きに折られた片持梁状の離脱防止部;を含むことを特徴とする請求項14に記載の文書管理システム。
【請求項17】
請求項1又は9に記載の方法をコンピュータ上によって遂行するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取られる記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、文書管理方法とその装置に関することで、詳しくは物理的オブジェクトとして存在する文書を保管ケースに入れて効率的に管理する方法及びその装置に関することである。
【背景技術】
【0002】
日常で電子文書ではない物理的オブジェクト(例えば、紙など)で生産、流通、保管される様々な種類の文書が存在する。これらの物理的オブジェクト形態の文書を管理するために文書バインダーまたは編綴ツールなどを活用して縛られた後、ラベルを別に作って貼り付けて管理する。バインダーや編綴ツールなどを利用して大量の文書を一つの束で管理する場合、バインダーなどに付着したラベル情報だけでは各束に存在する文書がどんな内容に関することなのかの管理に限界がある。
【0003】
また、電子文書をデータベースに保存・管理できる。電子文書は簡単に修正または削除ができるので、セキュリティのために電子文書に対するアクセスを制御する必要がある。例えば、いくつかのユーザーアカウントに対してのみ電子文書に対するアクセス権限を提供してセキュリティ問題を解決できる。退社や休職または業務変更などで原因電子文書に対するアクセス権限を持つユーザーが変更されたら、既存ユーザーのアカウントを削除して、新しいユーザーのアカウントを登録しなければならない不便さがある。また、電子文書に対するアクセス権限を持つ既存ユーザーのアカウントを削除すると、文書管理業務を除く他の業務を遂行するために、ユーザーに別のアカウントを割り当てなければならない不便さがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例が達成したい技術的課題は、保管ケースに保管される文書情報をサーバーで効率的に管理できる文書管理方法と、その装置を提供することにある。
【0005】
本発明の実施例が達成したい他の技術的課題は、サーバーで管理する文書情報を、ライセンスを持つユーザーが修正または削除または登録できるように管理する文書管理方法と、その装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前期技術的課題を達成するための、本発明の実施例による文書管理方法の一例は、ユーザー端末によって遂行される文書管理方法において、保管ケースに保管する文書に対する文書コンテンツを獲得する段階;前期文書コンテンツを文書管理装置に登録する段階;前期文書管理装置から固有情報を受信する段階;及び前期文書の保管された前期文書の保管ケースの片側にある無線タグに前期固有情報を入力する段階;を含む。
【0007】
前期技術的課題を達成するための、本発明の実施例による文書管理方法の他の一例は、文書管理装置が遂行される文書管理方法において、保管ケースに保管された文書に対する文書コンテンツを受信する段階;及び前期文書コンテンツを前期保管ケースの片側にある無線タグに与えた固有情報とマッピングして保存する段階;を含む。
【0008】
前期技術的課題を達成するための、本発明の実施例による文書管理システムの一例は、文書を保管する少なくとも一つ以上の保管ケース;及び各保管ケースの片側に付着した無線タグ;を含めて、前期無線タグは前期保管ケースに保管された文書に対する文書コンテンツを識別できる固有情報を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施例によると、保管ケースに保管した文書の情報を保管ケースに付着した無線タグ(例えば、NFC(Near Field Communication)タグなど)を利用して簡単に管理できる。他の実施例によると、保管ケースに保管される文書写真など文書コンテンツをサーバーに登録して、必要時に確認できる。無線タグを活用した文書管理方法は、物流ボックス、医薬品パッケージ、食品パッケージなどにも多様に適用できる。また、他の実施例によると、サーバーに保存された文書コンテンツの修正、削除または追加できる権限をライセンスで管理できる。また、ユーザーアカウント間でライセンスを移転して文書コンテンツの管理主体を簡単に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施例による文書管理のための全体的なシステム構造の一例を図示した図面である。
図2図2は、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。
図3図3は、本発明の実施例による文書管理方法の一例を図示したフローチャートである。
図4図4は、本発明の実施例による文書管理装置に保存される文書に関する情報の一例を図示した図面である。
図5図5は、本発明の実施例による文書管理のためのユーザー端末のユーザーインターフェースの一例を図示した図面である。
図6図6は、本発明の実施例による文書管理のためのユーザー端末のユーザーインターフェースの一例を図示した図面である。
図7図7は、本発明の実施例による文書管理のためのユーザー端末のユーザーインターフェースの一例を図示した図面である。
図8図8は、本発明の実施例による文書管理のためのユーザー端末のユーザーインターフェースの一例を図示した図面である。
図9図9、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。
図10図10は、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。
図11図11は、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。
図12図12は、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。
図13図13は、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。
図14図14は、本発明の実施例によるライセンス利用した文書管理のための全体的なシステム構造の一例を図示した図面である。
図15図15は、本発明の実施例によるライセンス管理方法の一例を図示した図面である。
図16図16は、本発明の実施例による文書コンテンツの移動方法の一例を図示した図面である。
図17図17は、本発明の実施例によるライセンス利用した文書管理方法の一例を図示したフローチャートである。
図18図18は、ライセンスの与えられたユーザーアカウントでログインした場合、文書情報を確認する方法の一例を図示した図面である。
図19図19は、本発明の実施例による文書管理装置の一例の構成を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、添付図面を参照して本発明の実施例による文書管理方法及びその装置に関して詳しく調べてみる。
【0012】
図1は、本発明の実施例による文書管理のため全体的なシステム構造の一例を図示した図面である。
【0013】
図1を参照すると、保管ケース(120)は紙など物理的オブジェトとして存在する文書(140)を保存するのための決まったサイズの内部スペースを含む。
保管ケース(120)のサイズは、実施例によって多様になれるが、一例としてA4サイズの文書を数十より数百枚も保管できる正方形ボックス形状であることもある。または、保管ケース(120)は引き出し式保管ケースになるなど、実施例によって様々な形状になれる。また、他の実施例として、保管ケース(120)は文書の保管と閲覧が容易にするトレイ構造になれるし、これに対する例が図9ないし図13に示されている。以下では、説明の便宜のために保管ケース(120)は正方形ボックス形状である場合を想定して説明する。
【0014】
保管ケース(120)の片側に無線タグ(130)が存在する。無線タグ(130)は無線通信を通じデータの送受信が可能な様々な種類のタグで実現できる。例えば、無線タグの種類として、NFCタグ、RFID(Radio
Frequency IDentification)タグなどが存在し、本実施例は特定種類に限定されるのではない。ただし、以下では説明の便宜のために無線タグ(130)の一例としてNFCタグを例示して説明する。無線タグ(130)には保管ケース(120)に保存された文書の管理のための固有情報が保存される。無線タグ(130)に固有情報を保存する方法などについては、図2以下で再び調べてみる。
【0015】
無線タグ130は、ステッカー形状になれる。この場合、保管ケース(120)と無線タグ(130)はそれぞれ別個で存在して、ユーザーが保管ケース(120)を利用して文書を保管したい時、該当保管ケース(120)に無線タグ(130)を取り付けて使用できる。他の実施例として、無線タグ(130)は保管ケース(120)に予め取り付けられた形態であることがある。
【0016】
文書管理装置(100)は、保管ケース(120)に保管される文書(140)に関する情報を保存・管理する。文書管理装置(100)が保存する文書に関する情報の一例が図4に示されている。文書管理装置(100)は、一つまたは複数のサーバーで実現するか、クラウドシステムなどで実現できる。文書管理装置(100)は、その用語に限定されるのではなく、データの保存機能と通信機能を含むコンピューティング装置であれば良いので、一般コンピュータで実現できる。
【0017】
ユーザー端末(110)は、保管ケース(120)保管する文書の写真など文書に関する情報を文書管理装置(100)に保存して、また文書管理装置(100)より文書管理のための固有情報を受信して無線タグ(130)に提供する。
ユーザー端末(110)には本実施例の文書管理方法のためのアプリケーションが存在できる。ユーザーがユーザー端末(110)を通じ保管ケース(120)に保管する文書(140)を管理する方法に関しては、図2以下で具体的に調べてみる。ユーザー端末(110)は、スマートフォン、タブレットPC、一般コンピュータなど様々な装置になれる。以下では、説明の便宜のためにユーザー端末(110)がスマートフォンである場合を想定して説明する。
【0018】
図2は、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。
【0019】
図2を参照すると、文書管理装置(200)は少なくとも一つ以上の保管ケース(210、220、230)と無線タグ(215、225、235)から構成される。それぞれの無線タグ(215、225、235)には文書管理のための固有情報が保存される。以来、再び調べてみるが、ユーザーは保管ケース(210、220、230)の片側にある無線タグ(215、225、235)をユーザー端末(110)にタグ付けして、該当保管ケース(210、220、230)に保管された文書に関する情報を簡単に確認できる。
【0020】
図3は、本発明の実施例による文書管理方法の一例を図示したフローチャートである。
【0021】
図1及び図3を一緒に参照すると、ユーザー端末(110)は保管ケース(120)に保管する文書(140)を撮影する(S300)。例えば、図2の第1保管ケース(210)に10枚で構成された文書を保管する場合、ユーザーはユーザー端末(110)のカメラを利用して文書10枚の写真を撮影できる。文書の写真撮影のためのユーザー端末(110)のユーザーインターフェースの一例が図6に示されている。本実施例は文書コンテンツの例としてカメラで撮影した文書写真を提示してはいるが、これは一つの例であるだけで、文書コンテンツは文書の内容を含む様々な形態(例えば、スキャンイメージなど)になれる。ただし、以下では説明の便宜のために文書コンテンツが文書写真を含む場合を想定して説明する。複数のユーザーが保管ケースを一緒に使用する場合、別途のログイン過程を写真撮影段階の前にさらに含むことができる。もちろん、実施例によるログイン過程は省略することもできる。ログイン過程については図6で再び調べてみる。
【0022】
ユーザー端末(110)は、文書(140)を撮影して獲得した文書写真などの文書コンテンツを文書管理装置(100)に登録する(S310)。一実施例として、ユーザー端末(110)は文書(140)に関する書誌事項を入力してもらった後、書誌事項とともに文書写真など文書コンテンツを文書管理装置(100)に送信して保存できる。文書(140)に関する書誌事項は、文書タイトル、サマリー、キーワード、登録日、登録者、音声録音ファイル、音楽、音源、リンクなど情報を含むことができる。文書の書誌事項に含まれる情報の種類は、実施例によって多様に変形できる。文書の書誌事項をユーザーより入力してもらえるユーザーインターフェースの一例が図6に示されていて、文書写真などを文書管理装置(100)に登録するユーザーインターフェースの一例が図7に示されている。
【0023】
ユーザー端末(110)は、文書コンテンツを登録後、文書管理装置100より固有情報を受信する(S320)。文書管理装置(100)の観点から調べてみると、文書管理装置(100)は、ユーザー端末(110)より文書写真など文書コンテンツを受信すると、固有情報を作成してユーザー端末(100)に送信して、また作成した固有情報と文書コンテンツなどをマッピングしてデータベースに保存・管理する。
【0024】
ユーザー端末(110)は、文書管理装置(100)より受信した固有情報を無線タグ(130)に入力する(S330)。例えば、無線タグ(130)NFCタグである場合、ユーザー端末(110)は固有情報を近距離無線通信(NFC)でNFCタグに送信して、NFCタグは固有情報を内部に保存する。無線タグ(130)が保管ケース(120)と一体型ではない別個で存在すれば、ユーザーは固有情報の入力された無線タグ(130)を無線保管ケース(120)の片側に取り付けられる。
【0025】
一実施例として、保管ケース(120)は再利用できるように実現できる。例えば、既存の保管ケース(120)に保管された文書を全部廃棄した後、新しい文書を既存の保管ケース(120)に保管できる。この時、既存の保管ケース(120)に付着された無線タグ(130)に本実施例で調べてみた方法を通じ文書管理装置(100)より受信した新しい固有情報を入力できる。もう一つの例として、再使用時に既存の保管ケース(120)に取り付けた無線タグ(130)の固有情報をそのまま活用することもできる。この場合、ユーザー端末(110)は新しい文書の写真などを文書管理装置(100)に登録する時、保管ケース(120)に取り付けた無線タグ(130)の固有情報をタグ付けで認識した後、その固有情報とともに再利用のリクエストを文書管理装置に送信する。文書管理装置(100)は、ユーザー端末(110)より受信した固有情報とマッピングして、既存に保存した文書に関する情報を削除して、現在新たにユーザー端末(110)より受信した文書写真などの文書に関する情報(文書コンテンツなど)を既存の固有情報とマッピングして保存できる。
【0026】
保管ケース(120)に新しい文書を追加保管するか、または既存の保管ケースに保管された文書のうち一部を廃棄できる。この場合、新しい文書の追加または廃棄によって文書管理装置(100)に保存された文書に関する情報を更新できる。
【0027】
一実施例として、既存の保管ケース(120)に新しい文書を追加する場合、ユーザー端末(100)は追加文書の写真を撮影して既存の保管ケース(120)に取り付けた無線タグ(130)の固有情報とともに文書写真を含む文書追加のリクエストを文書管理装置(100)に送信できる。文書管理装置(100)は、ユーザー端末(110)より受信した固有情報に追加文書写真などマッピングして保存できる。
【0028】
他の実施例として、既存の保管ケース(120)より文書を廃棄する場合、ユーザー端末(110)は廃棄文書に関する情報(例えば、文書写真のファイル名または識別子など)を保管ケース(120)の無線タグ(130)の固有情報とともに文書管理装置(100)に送信できる。例えば、ユーザー端末(110)は文書管理装置(100)に保存された保管ケース別文書情報リストを文書管理装置(100)より受信して表示することで、ユーザーが廃棄する文書を選択するようにするか、または文書が廃棄される保管ケースの無線タグをタグ付けして得られた固有情報を文書管理装置(100)に送信して、該当固有情報とマッピングされた文書情報リストをユーザーに表示して廃棄文書を選択するようにできる。
【0029】
図4は本発明の実施例による文書管理装置に保存される文書に関する情報の一例を図示した図面である。
【0030】
図4を参照すると、文書管理装置(100)は、文書保管ケース別に作成した固有情報(400、410、420)とマッピングして文書写真など文書コンテンツ(430)保存して管理する。図2の保管ケースの数がN個であれば、文書管理装置(100)は、各保管ケースのためのN個の固有情報(400、410、420)を作成する。
【0031】
例えば、図2を参照して調べてみると、文書管理装置(100)は、第1保管ケース(210)に保管される文書の文書コンテンツ(430)と書誌事項(440)などをユーザー端末(110)より受信すると、第1保管ケース(210)に対して作成した第1固有情報(400)とマッピングして、ユーザー端末(110)より受信した少なくとも一つ以上の文書コンテンツ(430)と書誌事項(440)などを保存する。このような方法で、第2または第Nの保管ケース(220、230)に保管される文書の文書コンテンツと書誌事項をユーザー端末(110)より受信すると、第2または第Nの固有情報(410、420)とマッピングしてそれぞれの文書コンテンツと書誌事項などを保存する。
【0032】
保管ケース(120)には一種類の文書が保存されるか、相互異なる種類の複数の文書が保存される。例えば、複数ページから構成された一つの報告書が保管ケース(120)に保存されるか、複数の報告書が同じ保管ケース(120)に一緒に保存される。一種類の文書のみ保管ケース(120)に保存される場合、固有情報(400)とマッピングして一つの書誌事項(440)が保存される。しかし、複数の相互異なる文書が保管される場合、それぞれ文書別書誌事項の情報が保存できる。例えば、第1保管ケース(210)に相互異なる種類である第1文書と第2文書が保存される場合、文書管理装置(100)はユーザー端末(110)より受信した第1文書の文書コンテンツと第2文書の文書コンテンツに対してそれぞれ書誌事項を登録してもらった後、第1固有情報(400)とマッピングして保存・管理できる。第1文書または第2文書は、少なくとも1枚以上の文書から構成できる。
【0033】
ユーザーが文書の保管管理ために文書管理装置(100)に接続する時、ログイン過程を行う場合、文書管理装置(100)は、各ユーザーが登録した文書に関する情報(例えば、文書コンテンツ、書誌事項など)を区別するためにユーザー識別情報(またはユーザーアカウント情報)を一緒に保存できる。例えば、第1保管ケース(210)に第1ユーザーが第1文書を保管して、第2ユーザーが同じ第1保管ケース(210)に第2文書を保管する場合、文書管理装置(100)は、第1保管ケース(210)に対して作成した第1固有情報(400)とマッピングして保存された第1文書に関する情報に第1ユーザーの識別情報(または第1ユーザーのユーザーアカウント情報)追加マッピングして保存して、第2文書に関する情報に第2ユーザーの識別情報(または第2ユーザーのユーザーアカウント情報)追加マッピングして保存できる。これに基づき、文書管理装置(100)は、ユーザー別に登録した文書に関する情報を選別してユーザー端末(110)に提供できる。他の実施例として、文書コンテンツの管理権限を持つライセンスをユーザーアカウントに付与して管理できる。ライセンスを利用した文書管理方法に関しては図14で再び調べてみる。
【0034】
他の実施例として、文書管理装置(100)は、固有情報とともに保管ケース識別情報を保存できる。例えば、第1保管ケース(210)には「1」という数字の識別情報が表示されていれば、文書管理装置(100)は、第1保管ケース(210)に取り付けた無線タグ(130)に与えた第1固有情報(400)とマッピングして「1」という第1保管ケース(210)の識別情報を保存・管理できる。これを通じ、ユーザーは文書管理装置(100)で文書に関する情報を照会する場合、文書管理装置(100)が提供する保管ケースの識別情報を利用して照会した文書がどの保管ケースに保存されているかを確認できる。
【0035】
図5ないし図8は、本発明の実施例による文書管理のためのユーザー端末のユーザーインターフェースの一例を図示した図面である。図5ないし図8は、本発明の理解を助けるための一例であるだけで、ユーザーインターフェースは実施例によって様々に変形できる。
【0036】
まず、図5を参照すると、文書情報の照会のためユーザーインターフェースの一例が示されている。ユーザーが本実施例のためのアプリケーションを駆動すると、ユーザー端末の画面にはログイン画面(500)が現れる。ログイン画面(500)を通じユーザーが認証されると、文書管理装置(100)は、文書リスト画面(510)を通じ文書リストをユーザー端末(110)に提供する。一実施例として、文書管理装置(100)は、ログインしたユーザーが登録した文書に関するリストのみを提供するが、文書管理装置(100)に登録された全体の文書リストを提供できる。文書リストの画面(510)は、文書写真のサムネイルおよび/または文書の書誌事項(514)(例えば、文書タイトルまたはサマリーなど)をリストで表示できる。
【0037】
他の実施例として、文書リスト画面(510)には文書検索画面(512)が存在できる。例えば、ユーザーが文書検索画面(512)に検索語を入力すると、ユーザー端末(110)は文書リストに存在する文書タイトルまたはキーワードに基づき、入力された検索語と一致する文書を検索して提供できる。
【0038】
ユーザーが文書リスト画面(510)で特定文書を選択(つまり、クリックする)すると、ユーザー端末(110)は選択された文書情報を画面(520)に表示する。文書情報画面(520)は、文書写真のサムネイル(522)および/または書誌事項(524)などを表示できる。例えば、文書が複数の枚で構成された場合、ユーザー端末(110)は選択された文書を撮影した複数の文書写真をサムネイル(522)など様々な方法で表示できる。ユーザーが文書写真のサムネイル(522)のうちいずれかを選択すると、ユーザー端末は選択された文書写真を表示してユーザーが文書内容を確認できるようにする。
【0039】
他の実施例として、文書リスト画面(510)または文書情報画面(520)は、該当文書の保管された保管ケースの識別情報を一緒に表示できる。例えば、図2の複数の保管ケース(210、220、230)には各保管ケースを区別するための数字や文字など、様々な識別情報が保管ケースの外側の片側に表示されていて、これらの識別情報は文書写真を登録時に書誌事項とともに文書管理装置(100)に登録できる。ユーザーは文書情報画面に表示された保管ケースの識別情報を利用して、該当文書の保管された保管ケースを把握できる。
【0040】
ユーザーは文書情報画面を通じ、文書管理装置に保存された文書に関する情報を修正するか削除できる。例えば、「修正」ボタン(528)をクリックすると、ユーザー端末(110)は該当文書の書誌事項の登録画面を提供して書誌事項の修正が可能にする。ユーザー端末(110)は修正された書誌事項を文書管理装置(100)に送信して、文書管理装置(100)は、修正された書誌事項で文書に関する情報を更新する。保管ケース(120)より文書の一部または全体を廃棄したい場合、ユーザーは文書情報画面(520)の文書写真のサムネイル(522)のうちいずれかを選択して「削除」ボタン(530)をクリックして文書管理装置(100)に保存された該当文書の情報を削除できる。例えば、「削除」ボタン(530)がクリックされると、ユーザー端末(110)は文書の廃棄された保管ケース(120)の無線タグ(130)に保存された固有情報とともに、該当文書の「削除」リクエストを文書管理装置(100)に送信して、文書管理装置(100)は、削除リクエストを受けた文書写真など文書情報を削除する。
【0041】
新しい保管ケースに文書を保管したい場合、ユーザーは文書リスト画面(510)の下側にある「+」ボタン(516)をクリックして、新しい文書を文書管理装置(100)に登録できる。これに関するユーザーインターフェースの例が図6に示されている。
【0042】
他の実施例として、文書管理装置(100)は、ログインしたユーザーアカウントにライセンスが与えられているかによって、文書コンテンツに対する権限を別々に提供できる。例えば、ログイン時に利用したユーザーアカウントにライセンスが与えられたら、文書管理装置(100)は本実施例のように文書コンテンツの修正(528)または削除(530)などのメニューを含むユーザーインターフェース(520)を提供できる。しかし、ユーザーアカウントにライセンスが与えられなかったら、文書管理装置は図5の画面(520)ではなく、文書コンテンツの修正または削除などのメニューのない図8のような画面(830)を提供できる。
【0043】
以下の図6及び図7は、すべてがライセンスの与えられたユーザーアカウントでログインした場合のユーザーインターフェースの例を図示している。もし、ライセンスの与えられなかったユーザーアカウントでログインしたら、図6及び図7で文書コンテンツの登録、修正、削除などのためのユーザーインターフェースではない、照会のみのためのユーザーインターフェースが提供される。
【0044】
図6を参照すると、図5の文書リスト画面(510)で「+」ボタン(516)をクリックすると、登録する文書の書誌事項を入力する画面(600)がユーザー端末(110)に表示される。書誌事項は文書のタイトル(602)、サマリー(604)、キーワード(606)などの実施例による様々な情報を含むことができる。他の実施例として、ユーザー端末(110)は視覚の悪い人のために書誌事項を音声で入力できる。
【0045】
書誌事項情報を入力した後、「次へ」ボタン(608)をクリックすると、ユーザー端末(110)は文書写真などの文書コンテンツを登録または撮影できるユーザーインターフェース(610)を提供する。文書に対する写真が以前に予め撮影されてユーザー端末(110)に保存されていれば、ユーザーは「写真帳」ボタン(612)をクリックしてユーザー端末(110)に保存された文書写真から登録する文書写真を選択すれば良い。「写真撮影」ボタン(614)をクリックすると、ユーザー端末(110)は写真撮影のためのユーザーインターフェース(620)提供する。
【0046】
図7を参照すると、ユーザー端末(110)は図6の過程を通じ選択または撮影した文書写真のリストを画面(700)に表示する。ユーザーが文書写真リストで文書管理装置に登録する写真を選択して、「登録する」ボタン(702)をクリックすると、ユーザー端末(110)は文書写真など文書コンテンツと書誌事項などを文書管理装置(100)に送信して、文書管理装置(110)より固有情報を受信する。ユーザー端末(110)には文書管理装置に登録された文書情報が文書情報画面(710)に表示される(710)。ユーザーが文書情報画面(710)で「NFC入力」ボタン(712)をクリックすると、ユーザー端末(110)は文書管理装置(100)より受信した固有情報を無線タグ(130)に入力するためのユーザーインターフェース(720)を提供する。ユーザーはユーザー端末(110)を無線タグ(130)にタグ付けして固有情報を無線タグ(130)に入力できる。
【0047】
図8は、本発明の実施例による保管ケースの無線タグを利用して文書情報確認する方法の一例を図示した図面である。
【0048】
図8を参照すると、ユーザーは文書保管ボックス(800)に保管した文書に関する情報を確認したい時、ユーザー端末(820)を無線タグ(810)にタグ付けする。ユーザー端末(820)は無線タグ(810)より固有情報を受信して、固有情報を文書管理装置(100)に送信して文書管理装置(100)より固有情報とマッピングされて保存された文書情報を受信して画面(830)に表示する。
【0049】
例えば、文書管理装置(100)は、ユーザー端末(820)より固有情報を受信すると、図2のように固有情報とマッピングされて保存された少なくとも一つ以上の文書リストをユーザー端末(110)に提供して、文書リストで特定文書が選択されると、文書管理装置(100)は選択された特定文書の文書写真などの文書コンテンツと書誌事項などをユーザー端末(820)に送信する。つまり、ユーザーは保管ケース(800)の無線タグ(810)のタグ付けを通じ、該当保管ケースに保存された文書写真または文書の書誌事項などを確認できる。ユーザーは保管ケース(1800)に保存された文書を直接取り出すことなく、文書写真などを通じ文書の内容を確認できる。
【0050】
他の実施例として、ユーザー端末(820)は無線タグ(810)のタグ付けを通じ、保管ケース(800)に保存された文書の削除または文書の追加など管理できる。例えば、ユーザー端末(820)で無線タグ(810)をタグ付けすると、ユーザー端末(820)には保管ケース(800)に保存された文書に関する情報とともに図6の文書情報画面のように「修正」または「削除」ボタンを含む画面を表示できる。「修正」ボタンをクリックすると、ユーザー端末(110)は該当文書の書誌事項を修正できる画面を提供して、書誌事項の修正ができるようにする。ユーザー端末(820)は修正された書誌事項を文書管理装置(100)に送信して、文書管理装置(100)は修正された書誌事項を保存する。ユーザーが保管ケース(800)より文書を引き出した場合、ユーザーは「削除」ボタンクリックして文書管理装置(100)に保存された該当文書の情報を削除できる。例えば、「削除」ボタンをクリックすると、ユーザー端末(820)は無線タグ(810)の固有情報とともに該当文書の「削除」リクエストを文書管理装置(100)に送信して、文書管理装置(100)は、削除リクエストを受けた文書写真を削除する。
【0051】
他の実施例として、視覚の悪い人のために文書に関する情報を音声案内で提供できる。ユーザー端末(820)は無線タグ(810)の固有情報に該当する文書に関する情報を文書管理装置(100)より受信すると、文書に関する情報(例えば、書誌事項または文書コンテンツに含まれる情報など)音声で出力できる。例えば、文書写真とともに文書に関する情報(例えば、書誌事項情報など)を音声で録音して文書管理装置(100)に登録した場合、ユーザー端末(820)は文書管理装置(100)より受信した音声録音ファイルを再生して、文書に関する情報を音声で提供できる。他の実施例として、ユーザー端末(820)はテキスト→音声変換アルゴリズムを含めて、文書に関する情報のテキストを音声に変換して提供できる。
【0052】
図9ないし図13は、本発明の実施例による保管ケースの一例を図示した図面である。図9ないし図13は、保管ケースの一実施例であるだけで、本発明が必ず図9ないし図13の例に限定されるわけではない。
【0053】
図9は、本発明の実施例による保管ケースの分離斜視図である。図10は、図9に示されているトレイと保管ケースの結合された状態を示す図面である。図11図9に示されているトレイの展開図である。図12は、図10に示されているIV-IV線の断面図である。図13は、図9に示されている保管ケースに文書を収納するか引き出す状態を示す図面である。
【0054】
図9ないし図13を参照すると、本発明による文書の保管と課閲しやすい保管ケース(120、以下、「トレイストレージ」という)は、保管ケース(20)と、トレイ(30)含む。
【0055】
前期保管ケース(20)は、上部に蓋(22)の備えられた、直方体形状の内部スペースの備えられたボックス形状の構造物である。前期保管ケース(20)は、例えば、紙、繊維、木、ゴム、合成樹脂などの材料からなる。例えば、前期保管ケースは板状の紙を切断した後、折って製造される。前期蓋(22)は、前期保管ケース(20)に一体で形成される。前期保管ケース(20)の下部は、上部のように開閉できる構造もできるし、閉鎖される構造に形成できる。
【0056】
前期トレイ(30)は、前期保管ケース(20)の内部スペースにスライドで収納される部材である。例えば、前期トレイ(30)は、板材を切断し曲げる加工をして形成される。前期トレイ(30)は、例えば、紙、繊維、木、ゴム、合成樹脂などの材料からなる。前期トレイ(30)が紙で製造される場合、使われる紙の重量は坪量200g/mないし300g/mであることが好ましい。紙の重量が坪量100g/m未満である場合、強度が十分ではない問題点がある。前期トレイ(30)を構成する板材の厚さは、前期保管ケース(20)を構成する板材の厚さより厚いことが好ましい。前期トレイ(30)のサイズは、前期保管ケース(20)の内部スペースのサイズと類似に構成されることが好ましい。前期トレイ(30)は、前期保管ケース(20)にタイトに受け入れられるように製造されることが好ましい。前期トレイ(30)があまりにも大きい場合、前期保管ケース(20)の内部スペースに受け入れられなく、前期トレイ(30)があまりにも小さい場合、前期保管ケース(20)との間に離隔が発生して、トレイ(30)が保管ケース(20)に固定されない問題がある。
【0057】
前期トレイ(30)がゴムや合成樹脂からなる場合、射出成形によって金型に製造されることもある。図面に示されている実施例で、前期トレイ(30)は紙を折って製造される。
【0058】
前期トレイ(30)は、トレイのボディー部(32)と、突部(34)と、底部(36)と、離脱防止部(38)を含む。
【0059】
前期トレイボディー部(32)は、長方形の板状構造物である。前期トレイボディー部(32)は、前期保管ケース(20)内壁と平行に配置された状態で、前期保管ケース(20)にスライドして組み立てられる。トレイボディー部の縦の長さ(V2)は、保管ケースの内部スペースの縦の長さ(V1)と同じか、少し小さく構成されることが好ましい。トレイボディー部の横の長さ(H2)は、保管ケースの内部スペースの横の長さ(H1)とほぼ同様に構成されることが好ましい。さらに詳しくは、前期トレイボディー部の横の長さ(H2)は、保管ケースの内部スペースの横の長さ(H1)の90%より98%であることが好ましい。前期トレイボディー部(32)にはダイカット(die cutting)による装飾用貫通パターンが形成される。ダイカットは、印刷業界でいわゆる「トムソン」加工とも呼ばれる。一方、前期トレイボディー部(32)には装飾用写真、模様、色、デザインされた図案のうち少なくとも一つが印刷される。また、前期トレイボディー部32は断面または両面に装飾模様が備えられる。一方、前期トレイボディー部(32)に具備される写真、模様、色など構成は、接着剤とか両面テープのような手段によって前期ボディー部(32)の表面に取り付けることもできる。一方、前期トレイボディー部(32)には、接着剤とか両面テープのような手段によって文書ではない他の形の積載物が取り付けられることもある。この場合、その他の形態の積載物は、例えば、タイレノールのような薬の包装容器とか緑茶ティーバッグなどが採用される。
【0060】
前期突部(34)は、前期トレイボディー部(32)の上端縁の中央部に配置される。前期突部(34)は、前期トレイボディー部(32)から一体で延長される。前期突部(34)は、保管ケース(20)の内部スペースに受け入れられた文書(140)を取り出す時、トレイ(30)に外力を加えられる取っ手の役割を行う。前期突部(34)は、外力によって前期トレイボディー部(32)に対して折られる。さらに詳しくは、前期突部(34)は、前期トレイボディー部(32)の上端縁を基準に前期トレイボディー部(32)に対して折られるように形成される。前期トレイボディー部(32)と前期突部(34)の境界線は、押し線加工によって折り誘導線を持つことが好ましい。押し線加工によって前期突部(34)は、保管ケース(20)の蓋(22)を閉じる時、自然に内部に折られることになる。文書(140)を取り出す時、前期突部(34)は指で取って外力を加えられる取っ手の役割をする。突部の縦の長さ(V3)は、保管ケースの内部スペースの厚さ(D1)を超えないことが好ましい。さらに詳しくは、突部の縦の長さ(V3)は、保管ケースの内部スペースの厚さ(D1)の30%ないし95%であることが好ましい。突部の横の長さ(H3)は、前期トレイボディー部の横の長さ(H2)より小さいことが好ましい。さらに詳しくは、前期突部の横の長さ(H3)は、前期トレイボディー部の横の長さ(H2)の3%ないし25%であることが好ましい。前期突部の横の長さ(H3)が前期トレイボディー部の横の長さ(H2)の3%未満である場合、突部(34)を適切に取られない問題点がある。前期突部の横の長さ(H3)が前期トレイボディー部の横の長さ(H2)の25%を超過する場合、紙の無駄遣いが大きくなるため経済的ではない問題点がある。
【0061】
前期突部(34)は、長方形の形状で図示しているが、四角形、半円形、三角形、ロゴ形、雲形など様々に構成できる。一方、前期突部(32)には、赤、橙、黄、緑、青など自然のすべての色を塗られる。前期突部(34)には、保管された文書(140)の分類情報が記載または表示される。
【0062】
前期底部(36)は、前期トレイボディー部(32)の下端縁を基準とし、前期トレイボディー部(32)に垂直で延長された片持梁状の板状構造物である。つまり、前期底部(36)は、前期トレイボディー部(32)の下端より前期保管ケース(20)の底面と平行に延長形成される。前期底部(36)と前期トレイボディー部(32)の境界線は、押し線加工によって折り誘導線を構成できる。底部の厚さ(D2)は、保管ケースの内部スペースの厚さ(D1)とほぼ同様になっていることが好ましい。さらに詳しくは、前期底部の厚さ(D2)は保管ケースの内部スペース厚さ(D1)の90%ないし98%であることが好ましい。前期底部の厚さ(D2)が前期保管ケースの内部スペース厚さ(D1)の90%未満である場合、保管ケース(30)の内部スペースに文書(140)を保管できない空スペースが多く発生して効果的ではなく、文書(140)を取り出す時、文書(140)がトレイ(30)より離脱されて保管ケース(20)から脱落する問題点がある。前期底部の厚さ(D2)が保管ケースの内部スペース厚さ(D1)の98%を超過する場合、トレイ(30)の収納と分離が円滑ではない問題点がある。
【0063】
前期離脱防止部(38)は、前期底部(36)から延長された構造物である。前期離脱防止部(38)は、前期底部(36)の末端から前期トレイボディー部(32)と平行に上向きに折られた片持梁状の構造物である。前期離脱防止部(38)は、前期底部(36)に支持される文書(140)が底部の厚さ(D2)方向に離脱されることを防止する役割をする。前期離脱防止部(38)は、トレイ(30)受け入れられた文書(140)が前期底部(36)の下方に落下することを防止して、前期保管ケース(20)に保管された文書(140)の下部を包む。これによって、前期離脱防止部(38)は前期保管ケース(20)から文書(140)を取り出す時、前期トレイ(30)を持ち上げることによって、文書(140)がトレイ(30)に沿って完全に情報に引っ張られるようにする役割をする。前期離脱防止部(38)と前期底部(36)の境界線は、押し線加工によって折り誘導線を構成できる。離脱防止部の横の長さ(H4)は、トレイボディー部の横の長さ(H2)と同様に構成される。前期離脱防止部(38)両端部は、斜線カットや、ラウンド形状で加工できる。離脱防止部の縦の長さ(V4)は、トレイボディー部の縦の長さ(V2)の3%ないし50%であることが好ましい。前期離脱防止部の縦の長さ(V4)がトレイボディー部の縦の長さ(V2)の3%未満である場合、文書(140)が底部(36)から簡単に離脱される問題点がある。前期離脱防止部の縦の長さ(V4)がトレイボディー部の縦の長さ(V2)の50%を超過する場合、紙の無駄遣いが大きくなるため効率的ではない問題点がある。前期保管ケース(20)の内部スペースの厚さ(D1)がもっと厚くなるほど、前期離脱防止部の縦の長さ(V4)がトレイボディー部の縦の長さ(V2)の50%に近く構成されることが好ましい。
【0064】
前期トレイ(30)が特別な紙ではない一般的な紙で作られる場合、前期トレイ(30)の表面と裏面のうち少なくとも片面はマットまたはグローのラミネートコーティングで処理されたことが好ましい。前期トレイ(30)にコーティング処理された場合、強度増加と同時に湿気発生を防止する効果がある。特に、前期保管ケース(20)の内側に色、イメージなどで印刷された場合、トレイ(30)にインクが滲むことを防止できる効果がある。
【0065】
以下では、上述したことのような構成要素を含むトレイストレージ(120)の作用効果をトレイ(30)に文書(140)を収納して保管ケース(20)に保管する過程及び、保管された文書(140)を閲覧のために引き出す過程を例えて詳しく説明する。
【0066】
まず、文書(140)を保管するために、前期トレイ(30)に文書(140)を据え置く。文書(140)をトレイ(30)に据え置く方法は、トレイボディー部(32)を地面に平行に置いた状態で、保管のための文書(140)を前期トレイ(30)に押し込んで積む。文書(140)が底部(36)の長さほど積み重ねたら、トレイ(30)を立てて保管ケース(20)にスライドして結合させる。そして、前期保管ケース(20)に備えられた蓋(22)を閉じる。蓋(22)を閉じることによって突部(34)と蓋(22)によって押される力で折られて、図12で図示しているように、蓋(22)と平行に折られる。このような過程を通じ、文書(140)を簡単に保管できる。この過程で、文書(140)は別途の編綴過程が要らないので、文書(140)が損傷されない効果を提供する。また、編綴作業が要らないため、作業者の時間と工数を節減する効果を提供する。
【0067】
これから、保管された文書(140)を閲覧するためにトレイストレージ(120)より文書(140)を引き出す過程を説明する。閉じた蓋を開封する。蓋(22)が開封された状態で、図13で図示したように、作業者は手で突部(34)を取ってトレイ(30)を上方に引き上げる。これによって、文書(140)の収納されたトレイ(30)が保管ケース(20)より分離される。分離されたトレイ(30)を地面に平行した状態で置くか、地面に垂直な状態に立てて置いた状態で、必要な文書(140)をトレイ(30)より分離して簡単に閲覧できる。
【0068】
このように、本発明による文書の保管と閲覧が簡単なトレイストレージは、保管ケースにスライドして収納されるトレイによって保管される文書の損傷を防止して、文書の迅速な保管及び保管された文書の閲覧が可能な効果を提供する。また、本発明を構成するトレイは、展開された板材を折って製造できる構造なので、製造コストが安いメリットがある。また、本発明による保管ケースは、従来の文書編綴のために使ったプラスチック、金属材のような非環境的な部品を使わず、単一材料で構成できるので、環境汚染を最小化できるメリットがある。また、本発明による文書の保管と閲覧しやすいトレイストレージは、文書だけではなく様々なパッケージング産業でも便利に活用できるメリットがある。
【0069】
図14は、本発明の実施例によるライセンス利用した文書管理のための全体的なシステム構造の一例を図示した図面である。
【0070】
図14を参照すると、文書管理装置(100)は、少なくとも一つ以上のグループ(1400、1410、1420)に少なくとも一つ以上のライセンスを与えられる。ライセンスは文書管理装置(100)に文書コンテンツを閲覧、登録、修正または削除などをできる権限を意味する。例えば、文書管理装置(100)は、少なくとも一つ以上のライセンスキー(license key)を各グループ(1400、1410、1420)に提供できる。文書管理装置(100)は、各グループ(1400、1410、1420)に与えられたライセンスキーを与えてもらったユーザーアカウントに対する情報を保存・管理できる。
【0071】
各グループ(1400,1410,1420)のユーザーは、ユーザー端末を通じ文書管理装置(100)にユーザーアカウントを利用したログイン過程を通じ接続した後、文書コンテンツを照会、登録、修正または削除できる。この時、ユーザーは自分のユーザーアカウント(1430)にライセンスが与えられているかどうかによって、文書コンテンツに対する権限の範囲が変わる。
例えば、第1グループ(1400)の第1ユーザーアカウント(1430)にはライセンスが与えられて、第2ユーザーアカウントにはライセンスが与えられていないことがある。この場合、第1ユーザーアカウント(1430)で接続したユーザーは、文書コンテンツの照会、登録、修正または削除などすべての権限を持つ。しかし、第2ユーザーアカウントで接続したユーザーは、ライセンスがないので文書コンテンツに対する制限された権限(例えば、照会など)のみを持つ。
【0072】
本実施例は、複数のグループ(1400、1410、1420)を図示しているが、実施例によって一つのグループのみ存在することがある。各グループ(1400、1410、1420)は会社であるか、会社内の部署などである。例えば、第1グループ(1400)はA社で、第2グループ(1410)はB社、第Nグループ(1420)はC社など、相互異なる会社であることがある。または、第1ないし第Nグループ(1400、1410、1420)は同じ会社内の相互異なる部署であることがある。この他にも各グループ(1400、1410、1420)は、実施例によって様々な形態になれるし、ある一つの形に限定されるのではない。
【0073】
各グループ(1400、1410、1420)は文書管理装置(100)より与えられた少なくとも一つ以上のライセンスを使用する、少なくとも一つ以上のユーザーアカウント(1430)を含む。グループ(1400、1410、1420)別管理者アカウントが存在するか、全体グループ(1400、1410、1420)を管理する一つの管理者アカウントが存在できる。管理者は管理者アカウントで文書管理装置(100)に接続して、グループ(1400、1410、1420)に与えられたライセンスを該当グループ内のユーザーアカウントに与えるか、回収または移転できる。ライセンスの割当、回収、移転などについては図15で再び調べてみる。
【0074】
文書管理装置(100)が管理する文書コンテンツは、電子文書、文書写真など、文書と係わった様々なコンテンツになれる。例えば、文書コンテンツは実物の文書をスキャンするか、写真を撮影して獲得したデータになれる。他の実施例として、文書管理装置(100)は、実物の文書と文書コンテンツをマッピングして保存・管理される。実物の文書を保管ケースに保管して、保管ケースに保管された文書の写真などを含む文書コンテンツ文書管理装置に登録する方法などは、図1ないし図8に示されている。
【0075】
図15は、本発明の実施例によるライセンス管理方法の一例を図示した図面である。本実施例は説明の便宜のためにグループ(1500)に4個のライセンスが与えられた場合を想定して説明する。
【0076】
図15を参照すると、管理者は第1ユーザーアカウント、第2ユーザーアカウント、及び第3ユーザーアカウントにライセンスを与えられる。また、管理者はライセンスの回収、移転、または追加などを実行できる。
【0077】
一実施例として、管理者は第2ユーザーアカウントに与えたライセンスを回収して除去できる。例えば、文書管理装置(100)は、管理者アカウントで接続した管理者が第2ユーザーアカウントのライセンス回収をリクエストすると、第2ユーザーアカウントに与えたライセンスを除去する。ライセンスの除去された第2ユーザーアカウントは、文書管理装置(100)に接続して遂行できる権限の範囲が照会などに限定される。その他にもライセンスのないユーザーアカウントが文書管理装置(100)に接続して実行できる権限の範囲は、実施例によって様々に定義される。
【0078】
他の実施例として、管理者は第3ユーザーアカウント(1510)に与えたライセンスを第5ユーザーアカウント(1520)に移転できる。例えば、文書管理装置(100)は、管理者アカウントに接続した管理者が第3ユーザーアカウント(1510)のライセンスを第5ユーザーアカウント(1520)に移転をリクエストすると、第3ユーザーアカウント(1510)のライセンスを第5ユーザーアカウント(1520)に移転する。ライセンスが移転された場合、第3ユーザーアカウント(1510)が登録した文書コンテンツの管理主体を第5ユーザーアカウント(1520)または管理者アカウントに移転するか、該当文書コンテンツを削除できる。これについては図16で再び調べてみる。
【0079】
他の実施例として、管理者は第6ユーザーアカウント(1530)及び第7ユーザーアカウント(1540)にそれぞれライセンスを与えられる。つまり、文書管理装置(100)は、管理者のリクエストによって第6及び第7ユーザーアカウント(1530、1540)にそれぞれ新しいライセンスを与えられる。グループ内のライセンス数は4つであり、以前に第2ユーザーアカウントでライセンスが回収されたので、グループ内のユーザーアカウントに与えていないライセンスは2個が存在する。したがって、管理者はグループに与えられたライセンスの合計内でユーザーアカウントに新たにライセンスを与えられる。
【0080】
本実施例では、ライセンスの回収、移転、追加などを遂行して、最後的にライセンスの与えられたユーザーアカウントは、第1ユーザーアカウント、第5ユーザーアカウント、第6ユーザーアカウント及び第7ユーザーアカウントである。管理者はその後にもグループ内のライセンス合計内でユーザーアカウントに与えられたライセンスの回収、移転、または追加などを遂行できる。
【0081】
図16は、本発明の実施例による文書コンテンツの移動方法の一例を図示した図面である。
【0082】
図15及び図16を一緒に参照すると、第3ユーザーアカウント(1510)のライセンスが第5ユーザーアカウント(1520)に移転した場合である。ライセンス移転で第3ユーザーアカウント(1510)はこれ以上文書コンテンツの登録、修正、削除などができない。
【0083】
文書管理装置(100)は、第3ユーザーアカウント(1510)のライセンスを第5ユーザーアカウント(1520)に移転すると、第3ユーザーアカウント(1510)が以前に登録した文書コンテンツ(1600)を他のユーザーアカウントまたは管理者アカウントに移動するか(1610、1620)、文書コンテンツ(1600)を削除(1630)できる。
【0084】
一実施例として、文書管理装置(100)は、第3ユーザーアカウント(1510)が登録した文書コンテンツ(1600)の移動または削除をユーザーが選択できるユーザーインターフェースをユーザー端末に提供できる。例えば、文書管理装置(100)は、ユーザーインターフェースを通じ管理者より文書コンテンツ(1600)を移動してもらうユーザーアカウント(例えば、ライセンスを移転してもらった第5ユーザーアカウント(1520)または管理者アカウントまたは第3他のユーザーアカウント)情報を入力してもらったら、第3ユーザーアカウント(1510)の文書コンテンツ(1600)を管理者が入力したユーザーアカウントに移動する。または文書管理装置(100)は、ユーザーインターフェースを通じ管理者より文書コンテンツ(1600)の削除リクエストを入力してもらったら、第3ユーザーアカウント(1510)の文書コンテンツ(1600)を削除できる。
【0085】
他の実施例として、文書管理装置(100)は、第3ユーザーアカウント(1510)のライセンスを移転してもらった第5ユーザーアカウント(1520)をユーザーインターフェースに表示して、管理者が文書コンテンツ(1600)を移転してもらう第5ユーザーアカウント(1520)を容易に選択するようにできる。
【0086】
他の実施例として、文書管理装置(100)は、第3ユーザーアカウント(1510)が登録した文書コンテンツ(1600)のリストをユーザーインターフェースに表示して、文書コンテンツ(1600)のリストのうち一部を管理者より選択してもらって、選択された一部の文書コンテンツを移転してもらうユーザーアカウント(例えば、第5ユーザーアカウントまたは管理者アカウントなど)を管理者より入力してもらえる。つまり、第3ユーザーアカウント(1510)の文書コンテンツ(1600)を分割してそれぞれ相互異なるユーザーアカウントに移転できる。または、文書管理装置(100)は、管理者のリクエストにフよって第3ユーザーアカウント(1510)が登録した文書コンテンツ(1600)のうち、一部は削除して、残りは少なくとも一つ以上のユーザーアカウントに移転できる。
【0087】
図17は、本発明の実施例によるライセンス利用した文書管理方法一例を図示したフローチャートである。
【0088】
図17を参照すると、文書管理装置(100)は、少なくとも一つ以上のユーザーアカウントに文書コンテンツを修正、削除、または登録できるライセンスを与える(S1700)。例えば、文書管理装置(100)は、管理者のリクエストによってライセンスの数内で少なくとも一つ以上のユーザーアカウントにライセンスを与えられる。
【0089】
文書管理装置(100)は、第1ユーザーアカウントのライセンスを第2ユーザーアカウントに移転できる(S1710)。または文書管理装置(100)は、管理者のリクエストによって図15で調べたように、ライセンスの回収などを遂行できる。
文書管理装置(100)は、ライセンスが移転されたら、第1ユーザーアカウントが登録した文書コンテンツを、ライセンスを移転してもらった第2ユーザーアカウントまたは管理者アカウントに移転するか、文書コンテンツを削除できる(S1720)。一実施例として、ライセンスを移転時、文書コンテンツを移転してもらう対象は予め設定されていることがある。ライセンスの移転による文書コンテンツの移動の例が図16に示されている。
【0090】
図18は、ライセンスの与えられたユーザーアカウントでログインした場合、文書情報を確認する方法の一例を図示した図面である。
【0091】
図18を参照すると、ライセンスの与えられたユーザーアカウントでログイン場合、ユーザー端末(1820)は無線タグ(1810)のタグ付けを通じ、保管ケース(1800)に保管された文書の照会だけではなく、削除または文書の追加などを管理できる。例えば、ユーザー端末(1820)で無線タグ(1810)をタグ付けすると、ユーザー端末(1820)には保管ケースに保管された文書に関する情報とともに、「修正」または「削除」などのメニュー(1840)を含む画面(1830)が表示される。「修正」ボタンをクリックすると、ユーザー端末(1820)は該当文書の書誌事項を修正できる画面を提供して、書誌事項の修正ができるようにする。ユーザー端末(1820)は修正された書誌事項を文書管理装置(100)に送信して、文書管理装置(100)は修正された書誌事項を保存する。ユーザーが保管ケース(1800)より文書を引き出した場合、ユーザーは「削除」ボタンクリックして文書管理装置(100)に保存された該当文書の情報削除をできる。例えば、「削除」ボタンがクリックされると、ユーザー端末(1820)は無線タグ(1810)の固有情報とともに該当文書の「削除」リクエストを文書管理装置(100)に送信して、文書管理装置(100)は、削除のリクエストを受けた文書コンテンツを削除する。他の実施例として、ライセンスの与えられていないユーザーアカウントでログイン場合、文書管理装置(100)は文書コンテンツの修正または削除などのメニュー(1840)を除く、ユーザーインターフェース(例えば、図8の画面(830))を提供できる。
【0092】
図19は、本発明の実施例による文書管理装置の一例の構成を図示した図面である。
【0093】
図19を参照すると、文書管理装置(100)は権限管理部(1900)及び文書管理部(1910)を含む。一実施例として、文書管理装置(100)はメモリ、プロセッサ、入出力装置を含むコンピューティング装置で実現できるが、この場合、各構成はソフトウェアで実現されてメモリに搭載された後、プロセッサによって実行される。
【0094】
権限権利部(1900)はライセンス管理する。権限管理部(1900)は図14で調べた各グループに少なくとも一つ以上のライセンスをグループに与える。本実施例は説明の便宜のために一グループのみ存在する場合を想定する。権限管理部(1900)はライセンスの付与方法でライセンスキーを少なくとも一つ以上のユーザーアカウントに与えられる。例えば、権限管理部(1900)はライセンスキーとユーザーアカウントの情報をマッピングして保存することで、どのユーザーアカウントにライセンスが与えられているかを管理できる。
【0095】
権限管理部(1900)はユーザーアカウントにライセンスを新たに与えるか、第1ユーザーアカウントが持っているライセンスを第2ユーザーアカウントに移転するか、または第1ユーザーアカウントが持っているライセンスを回収できる。例えば、権限管理部(1900)は管理者アカウントで接続した管理者が複数ユーザーアカウントに対してライセンスを付与、回収、移転できるユーザーインターフェースを提供できる。管理者がライセンスの付与、回収、移転などを行う方法の例が図15に示されている。
【0096】
文書管理部(1910)は、ライセンスが第1ユーザーアカウントより第2ユーザーアカウントに移転すると、第1ユーザーアカウントの文書コンテンツを新しいユーザーアカウントまたは管理者アカウントに移転するか、または削除する。例えば、文書管理部(1910)は、管理者がライセンス移転による文書コンテンツの移転または削除を実行できるユーザーインターフェースを提供できる。ライセンス移転による文書コンテンツの処理方法の例が図16に示されている。
【0097】
文書管理部(1910)は、この他にも図1ないし図8で調べた文書コンテンツの登録、修正、または削除などを遂行できる。例えば、文書管理部(1910)は、保管ケース(120)に保管する文書を撮影して獲得した文書写真を含む文書コンテンツの登録をしてもらって保存できる。文書コンテンツの登録、修正、または削除は、権限管理部(1900)によってライセンスの与えられたユーザーアカウントのみが遂行するようにできる。ライセンスの与えられていないユーザーアカウントに対しては、文書コンテンツの照会のみが可能にできる。ユーザーアカウントにライセンスが与えられているかどうかによって、提供されるユーザーインターフェースの例が図8及び図18にそれぞれ示されている。
【0098】
本発明は、コンピュータで読み取られる記録媒体にコンピュータで読み取られるコードで実現することもできる。コンピュータで読み取られる記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取られる記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD-ROM、SSD、光データ保管装置などがある。また、コンピュータで読み取られる記録媒体は、ネットワークに接続されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータが読み取られるコードが保存・実行される。
【0099】
これまで本発明に関するその好ましい実施例を中心に調べて見た。本発明が属する技術分野で通常の知識持つ者は、本発明が本発明の本質的な特性から外れない範囲内で変形された形で実現できることを理解できる。したがって、開示された実施例は限定的な観点ではない説明的な観点から考慮すべきである。本発明の範囲は、前述した説明ではない特許請求の範囲に現れていて、それと同等な範囲内にあるすべての差は、本発明に含まれるものと解釈すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【国際調査報告】