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特表2024-532277ベースステーションおよび清掃ロボットシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】ベースステーションおよび清掃ロボットシステム
(51)【国際特許分類】
   A47L 11/28 20060101AFI20240829BHJP
   A47L 11/204 20060101ALI20240829BHJP
   A47L 11/24 20060101ALI20240829BHJP
   A47L 9/28 20060101ALI20240829BHJP
   A47L 9/00 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
A47L11/28
A47L11/204
A47L11/24
A47L9/28 E
A47L9/00 104
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024512050
(86)(22)【出願日】2022-07-15
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 CN2022106117
(87)【国際公開番号】W WO2023024760
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】202110975999.1
(32)【優先日】2021-08-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522152360
【氏名又は名称】北京石頭世紀科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Roborock Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 1001, Floor 10, Building 3, Yard 17, Anju Road, Changping District, Beijing,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】李 行
(72)【発明者】
【氏名】成 ▲パン▼
(72)【発明者】
【氏名】楊 志敏
【テーマコード(参考)】
3B006
3B057
【Fターム(参考)】
3B006MA03
3B057DE02
3B057DE06
(57)【要約】
本開示の実施例は、ベースステーション(20)および清掃ロボットシステム(10)を開示する。ここで、ベースステーション(20)は、清掃槽(22)が設けられたベースステーション本体(21)と、清掃槽(22)内に設けられた濾過装置(40)とを備え、濾過装置(40)には、液体の作用下で液体表面に浮かぶフロート本体(411)を有するフロートアセンブリ(41)が設けられ、非接触式感知素子および非接触式被感知素子中の一方はフロート本体(411)上に設けられ、他方はベースステーション本体(21)上に設けられ、濾過装置(40)が清掃槽(22)内に設けられ、清掃槽(22)内の液体表面が特定範囲内にある場合、非接触式感知素子は非接触式被感知素子を感知することができる。したがって、濾過装置(40)は清掃槽(22)から排出された液体を濾過することができる同時に、フロート本体(411)、非接触式感知素子および非接触式被感知素子の協働により、清掃槽(22)内の液位とベースステーション本体(21)に対する濾過装置(40)の取付位置を検出することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
清掃槽が設けられたベースステーション本体と、
前記清掃槽の内部に設けられた濾過装置と、を備え、
前記濾過装置には、液体の作用下で、液体表面に浮かぶフロート本体を有するフロートアセンブリが設置され、
非接触式感知素子および非接触式被感知素子中の一方は前記フロート本体上に設けられ、他方は前記ベースステーション本体上に設けられ、前記濾過装置が前記清掃槽内に設けられ、前記清掃槽内の液体表面が特定範囲内にある場合、前記非接触式感知素子は前記非接触式被感知素子を感知することができる、ベースステーション。
【請求項2】
前記濾過装置は、前記清掃槽の底部の少なくとも一側に設けられている、
請求項1に記載のベースステーション。
【請求項3】
前記清掃槽の高水位値が第1予め設定された閾値であり、前記特定範囲が前記第1予め設定された閾値以下である、
請求項1または2に記載のベースステーション。
【請求項4】
前記非接触式被感知素子は前記フロート本体上に設けられ、
前記非接触式感知素子は前記ベースステーション本体上に設けられている、
請求項1または2に記載のベースステーション。
【請求項5】
前記非接触式被感知素子は磁性部材を含み、
前記非接触式感知素子は磁気感知素子を含む、
請求項4に記載のベースステーション。
【請求項6】
前記非接触式感知素子は前記ベースステーションのコントローラに電気的に接続され、感知結果を前記コントローラに出力する、
請求項1または2に記載のベースステーション。
【請求項7】
前記濾過装置は、濾過スクリーンおよびハウジングをさらに含み、前記濾過スクリーンは前記ハウジングの上方に設けられ、前記ハウジングとともに収容室を形成し、前記濾過スクリーンは、前記清掃槽を介して前記収容室に流入する液体によって運ばれる一部の不純物を濾過するために使用され、前記収容室は前記収容室内の液体によって運ばれる一部の固体不純物を収容するために使用される、
請求項1または2に記載のベースステーション。
【請求項8】
前記濾過スクリーン上に柵がさらに設けられ、前記柵は前記濾過スクリーンの外縁の一部に接続されて前記収容室と連通する取付空間を形成し、前記フロート本体は水平方向に沿って前記取付空間内に配置され、前記取付空間外の前記濾過スクリーン上に濾過孔が設けられる、
請求項7に記載のベースステーション。
【請求項9】
前記フロートアセンブリは、
前記濾過スクリーン上に着脱可能に設けられ、または前記濾過スクリーン上に形成された取付ブラケットと、
前記取付ブラケットと前記フロート本体の一端を接続させ、前記フロート本体が前記取付ブラケットに対して回転可能である接続部材と、を含む、
請求項7に記載のベースステーション。
【請求項10】
前記ベースステーションに汚れ排出口が設けられ、前記濾過装置は、前記収容室と前記汚れ排出口を連通するための水出口をさらに有し、前記水出口は前記濾過装置の少なくとも一側に位置し、前記水出口は前記収容室の底面よりも高い、
請求項7に記載のベースステーション。
【請求項11】
前記濾過装置は、前記濾過スクリーン上に設けられたハンドルをさらに含む、
請求項7に記載のベースステーション。
【請求項12】
前記ハンドルは、前記濾過スクリーンに設置または形成され、前記濾過スクリーンに接続された突起部を有し、前記突起部の前記濾過スクリーンから離れた一端の外縁にストッパ部が設けられる、
請求項11に記載のベースステーション。
【請求項13】
前記濾過スクリーンと前記ハウジングは枢軸機構を介して前記収容室の開閉を実現する、
請求項7に記載のベースステーション。
【請求項14】
前記清掃槽の槽底に取付溝が設けられ、前記収容室は前記取付溝内に位置するように適合され、前記清掃槽の内部に上から下へ第1フールプルーフ位置決め部材および第2フールプルーフ位置決め部材が設けられ、
前記濾過装置にフールプルーフ位置規制部材および指示部材がさらに設けられ、
前記フールプルーフ位置規制部材が前記第1フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、前記指示部材は前記濾過装置が所定の位置に取り付けられていないことを指示し、前記フールプルーフ位置規制部材が前記第2フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、前記指示部材は前記濾過装置が所定の位置に取り付けられることを指示する、
請求項7に記載のベースステーション。
【請求項15】
前記第1フールプルーフ位置決め部材および前記第2フールプルーフ位置決め部材は取付溝の上方に配置される、
請求項14に記載のベースステーション。
【請求項16】
前記指示部材は、前記フールプルーフ位置規制部材の上方に位置する平面構造を有し、前記フールプルーフ位置規制部材が前記第1フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、前記平面構造は前記清掃槽の槽頂部よりも高く、前記濾過装置が所定の位置に取り付けられていないことを指示し、前記フールプルーフ位置規制部材が前記第2フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、前記平面構造は前記槽頂部の下方に位置し、または前記槽頂部と面一になり、前記濾過装置が所定の位置に取り付けられることを指示する、
請求項15に記載のベースステーション。
【請求項17】
前記濾過装置は、前記濾過スクリーンに接続されて前記取付溝の上方に延在する接続部をさらに含み、前記フールプルーフ位置規制部材は前記取付部上に設けられ、前記接続部の前記濾過スクリーンから離れた一端に前記平面構造が設けられる、
請求項16に記載のベースステーション。
【請求項18】
前記第1フールプルーフ位置決め部材および前記第2フールプルーフ位置決め部材はいずれも弾性部材であり、前記第1フールプルーフ位置決め部材は前記フールプルーフ位置規制部材との当接に適合された第1当接部を含み、前記第2フールプルーフ位置決め部材は前記フールプルーフ位置規制部材との当接に適合された第2当接部を含み、前記第1当接部は前記第2当接部の上方に位置する、
請求項14に記載のベースステーション。
【請求項19】
前記第1フールプルーフ位置決め部材は、前記第1当接部および前記ベースステーション本体を接続するための第1支持部をさらに含み、前記第2フールプルーフ位置決め部材は、前記第2当接部および前記ベースステーション本体を接続するための第2支持部をさらに含み、
前記第1支持部および/または前記第2支持部は屈曲構造であり、前記屈曲構造はL字形、Z字形、V字形、N字形、M字形のうちの少なくとも1つである、
請求項18に記載のベースステーション。
【請求項20】
清掃ロボットと、
請求項1~19のいずれか1項に記載のベースステーションと、を備え、前記清掃ロボットが前記ベースステーションで停止するように適合される、
清掃ロボットシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本願は、2021年8月24に出願された中国特許出願第202110975999.1号の優先権を主張し、該中国特許出願のすべての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、スマートホームの技術分野に関し、特に、ベースステーションおよび清掃ロボットシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
現在のベースステーションでは、洗浄アセンブリを設け、掃きおよびモップ掛け一体型清掃ロボットのフラットモップ布を洗浄する同時に、洗浄過程における不純物を清掃槽に収集しているのは通常であり、不純物に固体不純物が含まれるため、清掃槽の汚れ排出過程において、汚れ排出管路の詰まりが発生してしまう。
【発明の概要】
【0004】
一連の簡略化された概念が本開示の内容部分において導入され、これらは、特定の実施の形態の部分においてさらに詳細に説明される。本開示のこの部分は、特許請求される技術的解決策の主要な特徴および必須の技術的特徴を限定することを意図するものではなく、特許請求される技術的解決策の保護範囲を決定することを意味するものでもない。
【0005】
本開示の第1態様の実施例は、ベースステーションを提供し、当該ベースステーションは、清掃槽が設けられたベースステーション本体と、清掃槽の内部に設けられた濾過装置とを備え、濾過装置には、液体の作用下で液体表面に浮かぶフロート本体を有するフロートアセンブリが設置され、非接触式感知素子および非接触式被感知素子中の一方はフロート本体上に設けられ、他方はベースステーション本体上に設けられ、濾過装置が清掃槽内に設けられ、清掃槽内の液体表面が特定範囲にある場合、非接触式感知素子は非接触式被感知素子を感知することができる。
【0006】
さらに、濾過装置は清掃槽の底部の少なくとも一側に設けられる。
【0007】
さらに、清掃槽の高水位値が第1予め設定された閾値であり、特定範囲は第1予め設定された閾値以下である。
【0008】
さらに、非接触式被感知素子はフロート本体上に設けられ、非接触式感知素子はベースステーション本体上に設けられる。
【0009】
さらに、非接触式被感知素子は磁性部材を含み、非接触式感知素子は磁気感知素子を含む。
【0010】
さらに、非接触式感知素子はベースステーションのコントローラに電気的に接続され、感知結果をコントローラに出力する。
【0011】
さらに、濾過装置は、濾過スクリーンおよびハウジングをさらに含み、濾過スクリーンはハウジングの上方に設けられ、ハウジングとともに収容室を形成し、濾過スクリーンは清掃槽を介して収容室に流入する液体によって運ばれる一部の不純物を濾過するために使用され、収容室は収容室内の液体によって運ばれる一部の固体不純物を収容するために使用される。
【0012】
さらに、濾過スクリーン上に柵がさらに設けられ、柵は濾過スクリーンの外縁の一部に接続されて収容室と連通する取付空間を形成し、フロート本体は水平方向に沿って取付空間内に配置され、取付空間外の濾過スクリーン上に濾過孔が設けられる。
【0013】
さらに、フロートアセンブリは、濾過スクリーン上に着脱可能に設けられ、または濾過スクリーン上に形成された取付ブラケットと、取付ブラケットとフロート本体の一端を接続させ、フロート本体が取付ブラケットに対して回転可能である接続部材と、を含む。
【0014】
さらに、ベースステーションに汚れ排出口が設けられ、濾過装置は収容室と汚れ排出口を連通する水出口をさらに有し、水出口は濾過装置の少なくとも一側に位置し、水出口は収容室の底面よりも高い。
【0015】
さらに、濾過装置は濾過スクリーン上に設けられたハンドルをさらに含む。
【0016】
さらに、ハンドルは濾過スクリーンに設置または形成され、濾過スクリーンに接続された突起部を有し、突起部の濾過スクリーンから離れた一端の外縁にストッパ部が設けられる。
【0017】
さらに、濾過スクリーンとハウジングは枢軸機構を介して収容室の開閉を実現する。
【0018】
さらに、清掃槽の槽底に取付溝が設けられ、収容室が取付溝内に位置するように適合され、清掃槽の内部に上から下へ第1フールプルーフ位置決め部材および第2フールプルーフ位置決め部材が設けられ、濾過装置にフールプルーフ位置規制部材および指示部材がさらに設けられ、フールプルーフ位置規制部材が第1フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、指示部材は濾過装置が所定の位置に取り付けられていないことを指示し、フールプルーフ位置規制部材が第2フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、指示部材は濾過装置が所定の位置に取り付けられることを指示する。
【0019】
さらに、第1フールプルーフ位置決め部材および第2フールプルーフ位置決め部材は取付溝の上方に配置される。
【0020】
さらに、指示部材はフールプルーフ位置規制部材の上方に位置する平面構造を有し、フールプルーフ位置規制部材が第1フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、平面構造は清掃槽よりも高く、濾過装置が所定の位置に取り付けられていないことを指示し、フールプルーフ位置規制部材が第2フールプルーフ位置決め部材にマッチングする場合、平面構造は槽頂部の下方に位置し、または槽頂部と面一になり、濾過装置が所定の位置に取り付けられることを指示する。
【0021】
さらに、濾過装置は、濾過スクリーンに接続されて取付溝の上方に延在する接続部をさらに含み、フールプルーフ位置規制部材は取付部上に設けられ、接続部の濾過スクリーンから離れた一端に平面構造が設けられる。
【0022】
さらに、第1フールプルーフ位置決め部材および第2フールプルーフ位置決め部材はいずれも弾性部材であり、第1フールプルーフ位置決め部材はフールプルーフ位置規制部材との当接に適合された第1当接部を含み、第2フールプルーフ位置決め部材はフールプルーフ位置規制部材との当接に適合された第2当接部を含み、第1当接部は第2当接部の上方に位置する。
【0023】
さらに、第1フールプルーフ位置決め部材は、第1当接部とベースステーション本体を接続するための第1支持部をさらに含み、第2フールプルーフ位置決め部材は、第2当接部とベースステーション本体を接続するための第2支持部をさらに含み、第1支持部および/または第2支持部は屈曲構造であり、屈曲構造はL字形、Z字形、V字形、N字形、M字形のうちの少なくとも1つである。
【0024】
本開示の第2態様の実施例は、清掃ロボットシステムを提供し、清掃ロボットと、第1態様のいずれか1項に記載のベースステーションとを備え、清掃ロボットはベースステーションで停止するように適合される。
【0025】
本開示の実施例が提供するベースステーションおよび清掃ロボットシステムによれば、ベースステーションはベースステーション本体、濾過装置、非接触式感知素子および非接触式被感知素子を備え、ベースステーション本体に清掃槽が設けられ、濾過装置は、清掃槽内に設けられ、清掃槽から排出された液体を濾過するために使用され、濾過装置にフロートアセンブリが設けられ、非接触式感知素子および非接触式被感知素子中の一方はフロート本体上に設けられ、他方はベースステーション本体上に設けられていることにより、濾過装置が清掃槽内に設けられ、清掃槽内の液体表面が特定範囲にある場合、非接触式感知素子は非接触式被感知素子を感知することができる。すなわち、本開示の実施例が提供するベースステーションは、フロートアセンブリを濾過装置に設け、非接触式感知素子および非接触式被感知素子との協働により、濾過装置は清掃槽から排出された液体を濾過することができる同時に、清掃槽内の液位とベースステーション本体に対する濾過装置の取付位置を検出することができ、濾過装置の機能を拡大し、濾過装置の機能の多様化が図れ、コンパクトなベースステーション構造の設計要件に応え、製品の使用範囲を拡大することができる。
【0026】
上記説明は本願の技術的解決策の概要に過ぎず、本願の技術手段をより明確に理解するために、明細書の内容に従って実施し、本願の上記および他の目的、特徴および利点をより明白かつ理解しやすいために、以下本願の具体的な実施形態を列挙する。
【0027】
本開示の以下の添付図面は、本開示を理解するために本開示の実施例の一部として本明細書で使用される。添付図面に本開示の実施例およびその説明は、本開示の原理を解釈するために使用される。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本開示の一つの選択可能な実施例による清掃ロボットシステムの構造概略図
図2】本開示の一つの選択可能な実施例による清掃ロボットの構造概略図
図3図2に示す実施例のある視野角の構造概略図
図4図3に示す実施例の一部の分解概略図
図5】本開示の一つの選択可能な実施例によるベースステーションの構造概略図
図6図5に示す実施例のある視野角の構造概略図
図7】本開示の一つの選択可能な実施例による洗浄アセンブリの構造概略図
図8】本開示の一つの選択可能な実施例による濾過装置の構造概略図
図9図8に示す実施例のある視野角の構造概略図
図10図8に示す実施例の別の視野角の構造概略図
図11】本開示の別の選択可能な実施例による濾過装置の構造概略図
図12】本開示の一つの選択可能な実施例によるベースステーションの部分構造概略図
図13図12に示す実施例の部分の構造概略図
【符号の説明】
【0029】
10 清掃ロボット
110 機器本体
111 前方部分
112 後方部分
120 検知システム
121 決定装置
122 バッファ
130 制御モジュール
140 駆動システム
141 駆動輪モジュール
142 従動輪
150 清掃システム
151 乾式清掃システム
152 サイドブラシ
153 湿式清掃システム
1531 清掃ヘッド
1532 駆動ユニット
1533 駆動プラットフォーム
1534 支持プラットフォーム
160 エネルギーシステム
170 マン‐マシン・インタラクション・システム
20 ベースステーション
21 ベースステーション本体
211 汚れ排出口
22 清掃槽
221 槽頂部
23 軌道溝
241 第1フールプルーフ位置決め部材
242 第2フールプルーフ位置決め部材
243 第1当接部
244 第1支持部
245 第2当接部
246 第2支持部
30 洗浄アセンブリ
31 第1洗浄部材
32 ブラケット
33 第2洗浄部材
34 液体吐出装置
40 濾過装置
41 フロートアセンブリ
411 フロート本体
412 取付ブラケット
413 接続部材
42 濾過スクリーン
421 指示部材
422 突起構造
423 濾過孔
43 ハウジング
44 水出口
45 ハンドル
451 突起部
452 ストッパ部
46 フールプルーフ位置規制部材
47 接続部
48 柵
50 液体供給部
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下の説明では、本開示の実施例が提供する技術的解決策をより徹底的に理解するために、多数の具体的な詳細が示される。しかしながら、本開示の実施例が提供する技術的解決策は、これらの詳細のうちの1つまたは複数がなくても実施され得ることは、当業者には明らかである。
【0031】
なお、本明細書で使用される用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されるが、本開示の例示的な実施例を限定することを意図するものではないことに留意されたい。本明細書で使用される場合、単数形は、文脈で明示的に記載されない限り、複数形を含むことが意図される。また、本明細書で使用される用語「備える」及び/または「含む」は、特徴、整数、ステップ、操作、要素及び/または構成要素の存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素及び/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことをさらに理解されたい。
【0032】
次に、添付図面を参照して本開示の例示的な実施例をより詳細に説明する。しかしながら、これらの例示的な実施例は様々な異なる形態で実施され得、本明細書に記載された実施例のみに限定されると解釈すべきではない。これらの実施例は、本開示が徹底的かつ完全であり、当業者にこれらの例示的な実施例の概念を十分に伝えるように提供されることを理解されたい。
【0033】
図1図13に示すように、本開示の実施例は濾過装置、ベースステーションおよび清掃ロボットシステムを提供し、ここで、図1に示すように、清掃ロボットシステムは清掃ロボット10とベースステーションを備え、すなわち、ベースステーションは清掃ロボット10と協働して使用され、ベースステーションは濾過装置を含む。
【0034】
さらに、図2および図3に示すように、清掃ロボット10は機器本体110、検知システム120、制御モジュール130、駆動システム140、清掃システム150、エネルギーシステム160およびマン‐マシン・インタラクション・システム170を含む。清掃ロボット10は自己移動型清掃ロボット10または要件を満たしている他の清掃ロボット10であってもよいことを理解されたい。自己移動型清掃ロボット10は、使用者の操作なしに、ある被清掃領域において自動的に清掃操作を行う装置である。ここで、自己移動型清掃ロボット10が作業を開始すると、自動清掃装置はベースステーションから出発して清掃タスクを行う。自己移動型清掃ロボット10が清掃タスクを完了した場合、または他の清掃タスクを中止する必要がある場合、自己移動型清掃ロボット10は、充電または他の操作を行うためにベースステーションに戻ることができる。
【0035】
図2に示すように、機器本体110は前方部分111および後方部分112を含み、ほぼ円形形状(前後とも円形)を有し、他の形状を有してもよく、正方形の前方部分と円形の後方部分を有するほぼD字形、正方形の前方部分と正方形の後方部分を有する矩形または正方形形状を含むが、これらに限定されない。
【0036】
図2に示すように、検知システム120は、機器本体110上に位置する位置決定装置121、機器本体110の前方部分111のバッファ122上に設けられた衝突センサ、近接センサ、機器本体110の下部に設けられた崖センサ、および機器本体110の内部に設けられた磁力計、加速度計、ジャイロスコープ、オドメトリなどのセンシング装置を含み、制御モジュール130に機器の様々な位置情報および移動状態情報を提供するために使用される。位置決定装置121は、カメラ、レーザ距離センサ(LDS、Laser Distance Sensor)を含むが、これに限定されない。
【0037】
図2に示すように、機器本体110の前方部分111はバッファ122を担持してもよく、清掃過程において、駆動輪モジュール141が清掃ロボット10を床面に走行させるように推進するとき、バッファ122は、その上に設けられた例えば赤外線センサのようなセンサシステムを介して、清掃ロボット10の走行経路における1つまたは複数のイベントを検出し、清掃ロボット10は、バッファ122によって検出された例えば障害物、壁のようなイベントよって、に清掃ロボット10が例えば障害物から離れるようなイベントに応答するように駆動輪モジュール141を制御することができる。
【0038】
制御モジュール130は、機器本体110内の主回路基板上に設けられ、例えばハードディスク、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリのような非一時的メモリと通信する計算プロセッサ、例えば中央処理ユニット、アプリケーションプロセッサを含み、アプリケーションプロセッサは、レーザ距離センサによってフィードバックされた障害物情報に基づいて、位置決めアルゴリズム、例えば自己位置推定と環境地図作成の同時実行(SLAM、全称Simultaneous Localization And Mapping)を使用して、清掃ロボット10が所在する環境における即時地図を描画する。さらに、バッファ122に設けられたセンサ、崖センサ、磁力計、加速度計、ジャイロスコープ、オドメトリなどのセンシング装置によってフィードバックされた距離情報、速度情報に基づいて、清掃ロボット10が現在どのような作業状態にあるか、どこに位置しているか、および清掃ロボット10の現在の姿勢など、例えば戸当たりを横切った、カーペットの上に乗った、崖のところにあり、上方または下方に引っかかっていた、ダストボックスがいっぱいになっていた、ピックアップされたなどを総合的に判定し、異なる状況に対して、清掃ロボット10がより良い洗浄度能およびユーザ体験を有するように、具体的な次の動作戦略を提供する。
【0039】
図3に示すように、駆動システム140は、距離および角度情報(例えばx、yおよびθ成分)を有する駆動指令に基づいて、機器本体110が床面を横切って走行するように操作することができる。駆動システム140は駆動輪モジュール141を含み、駆動輪モジュール141は左輪および右輪を同時に制御でき、機器の移動をより正確に制御するために、駆動輪モジュール141はそれぞれ左駆動輪モジュール141および右駆動輪モジュール141を含んでもよい。左、右駆動輪モジュール141は機器本体110によって限定された横方向軸に沿って設けられる。清掃ロボット10が床面上をより安定的に移動し、またはより高い移動能力を有するために、清掃ロボット10は1つまたは複数の従動輪142を含んでもよく、従動輪142は自在輪を含むが、これに限定されない。駆動輪モジュール141は、走行輪、駆動モータおよび駆動モータを制御する制御回路を含み、駆動輪モジュール141には、駆動電流を測定するための回路およびオドメトリがさらに接続されてもよい。駆動輪は付勢落下式サスペンションシステムを含んでもよく、移動可能に固定され、例えば回転可能に機器本体110に組み立てられ、機器本体110から下方に離れるように付勢されたバネ付勢を受ける。バネ付勢により、駆動輪が一定の接地力で床面との接触および牽引を維持することができる同時に清掃ロボット10の清掃要素も一定の圧力で床面と接触する。
【0040】
エネルギーシステム160は、例えば、ニッケル水素電池やリチウム電池などの充電電池を含む。充電電池は充電制御回路、電池パック充電温度検出回路および電池不足電圧監視回路に接続されてもよく、充電制御回路、電池パック充電温度検出回路、電池不足電圧監視回路はさらにシングルチップマイクロコンピュータ制御回路に接続される。ホストは、機器本体の側面または下方に設けられた充電電極で充電パイルに接続して充電を行う。
【0041】
マン‐マシン・インタラクション・システム170は、ユーザが機能を選択するためのホストパネル上のボタンを含んでもよく、表示画面および/または表示灯および/またはスピーカをさらに含んでもよく、表示画面、表示灯およびスピーカはユーザに現在機器の状態または機能選択肢を表示するために使用され、携帯電話クライアントプログラムをさらに含んでもよい。ルートナビゲーション型自動清掃装置については、携帯電話クライアントでユーザに装置の所在環境の地図、および機器の所在位置を表示することができ、ユーザにより豊富でユーザフレンドリーな機能項目を提供することができる。
【0042】
清掃システム150は乾式清掃システム151および/または湿式清掃システム153であってもよい。
【0043】
図3に示すように、本開示の実施例が提供する乾式清掃システム151は、ローラブラシ、ダストボックス、ファン、空気出口を含み得る。床面との一定の干渉を有するローラブラシは、床面上のゴミを掻き上げてローラブラシとダストボックスとの間の吸塵口の前方に巻き上げ、その後、ファンによって発生されてダストボックスを通過した吸引力を有する気体によってダストボックスに吸い込まれる。乾式清掃システム151は、回転軸を有するサイドブラシ152をさらに含んでもよく、回転軸は床面に対して一定の角度をなし、切り屑を清掃システム150のローラブラシ領域に移動するようにする。
【0044】
図3および図4に示すように、本開示の実施例が提供する湿式清掃システム153は、清掃ヘッド1531、駆動ユニット1532、送水機構、液体貯蔵タンクなどを含んでもよい。ここで、清掃ヘッド1531は液体貯蔵タンクの下方に配置されてもよく、液体貯蔵タンクの内部の清掃液は送水機構を介して清掃ヘッド1531に送出され、清掃ヘッド1531は被清掃平面に対して湿式清掃を行うようにする。本開示の他の実施例では、液体貯蔵タンクの内部の清掃液はまた被清掃平面に直接噴霧されてもよく、清掃ヘッド1531は清掃液を均一に塗布することによって平面の清掃を実現する。
【0045】
ここで、清掃ヘッド1531は被清掃表面を清掃するために使用され、駆動ユニット1532は清掃ヘッド1531を目標面に沿って実質的に往復移動させるように駆動し、目標面は被清掃表面の一部である。清掃ヘッド1531は被清掃表面に沿って往復移動し、清掃ヘッド1531の被清掃表面と接触する表面に清掃布または清掃板が設けられ、往復移動により被清掃表面と高周波数摩擦を発生させ、被清掃表面上の汚れを除去するようにする。
【0046】
本開示の実施例では、図4に示すように、駆動ユニット1532は、駆動プラットフォーム1533および支持プラットフォーム1534をさらに含んでもよく、駆動プラットフォーム1533は駆動力を提供するために機器本体110の底面に接続され、支持プラットフォーム1534は、駆動プラットフォーム1533に着脱可能に接続され、清掃ヘッド1531を支持するために使用され、駆動プラットフォーム1533の駆動により上下に移動することができる。
【0047】
本開示の選択可能な実施例として、湿式清掃システム153は能動式昇降モジュールを介して機器本体110に接続されてもよい。湿式清掃システム153が一時的に作業に関与せず、例えば、湿式清掃システム153の清掃ヘッド1531を洗浄し、液体貯蔵タンクに水を注入するために清掃ロボット10はベースステーションで停止するとき、または湿式清掃システム153で清掃できない被清掃表面に遭遇するとき、能動式昇降モジュールにより湿式清掃システム153を持ち上げる。
【0048】
本開示の実施例が提供する湿式清掃システム153において、清掃ヘッド1531、駆動プラットフォーム1533、支持プラットフォーム1534、送水機構および液体貯蔵タンクなどは、1つのモータまたは複数のモータによって動力を提供されてもよい。エネルギーシステム160は該モータに動力およびエネルギーを提供し、全体として制御モジュール130によって制御される。
【0049】
ここで、本開示の実施例における送水機構は水吐出装置を含んでもよく、水吐出装置は液体貯蔵タンクの液体出口に直接または間接に接続されてもよく、ここで、清掃液は液体貯蔵タンクの清掃液出口を介して水吐出装置に向かって流れ、水吐出装置によって被清掃表面に均一に塗布されてもよい。水吐出装置上に接続部材が設けられてもよく、水吐出装置は接続部材を介して液体貯蔵タンクの清掃液出口に接続される。水吐出装置上に分配口が設けられ、分配口は連続した開口であってもよく、複数の断続的な小開口を組み合わせて形成されてもよく、分配口に複数のノズルが設けられてもよい。清掃液が液体貯蔵タンクの清掃液出口および水吐出装置の接続部材を介して分配口に向かって流れ、分配口を介して被清掃表面上に均一に塗布される。
【0050】
本開示の実施例では、液体貯蔵タンクは水補充口をさらに含んでもよく、水補充口は水タンクの側壁に配置されてもよく、清掃ロボット10がベースステーションで停止したとき、ベースステーションは該水補充口を介して清掃ロボット10の液体貯蔵タンクに水を注入してもよい。
【0051】
本開示の実施例では、図5図7に示すように、ベースステーション20はベースステーション本体21および洗浄アセンブリ30を含み、洗浄アセンブリ30はベースステーション本体21上に移動可能に設けられ、具体的に、洗浄アセンブリ30はある方向に沿ってベースステーション本体21に対して移動することができ、例えば洗浄アセンブリ30はベースステーション20の左右方向に沿って往復移動することができ、ベースステーション20の左右方向は図中の実線矢印によって示される。ここで、洗浄アセンブリ30は洗浄部材を含み、洗浄部材は、清掃システム150との干渉により清掃システム150上の不純物を除去するために使用される。すなわち、清掃ロボット10がベースステーション本体21で停止したとき、洗浄アセンブリ30は清掃システム150に対向して位置し、洗浄部材は清掃システム150との干渉により、洗浄アセンブリ30がベースステーション本体21に対して移動する過程において、清掃システム150上の不純物を除去し、すなわち、清掃ロボット10はベースステーション20の洗浄アセンブリ30上で自動清掃を実現することができ、それにより、清掃システム150の手動清掃または新たな清掃システム150の交換操作を不要とし、手動操作を簡素化し、手動の清掃体験を向上させ、応用展開に適している。
【0052】
さらに、図7に示すように、洗浄アセンブリ30は液体吐出装置34をさらに含み、洗浄アセンブリ30が清掃ロボット10の清掃システム150を洗浄する過程において、洗浄アセンブリ30の液体吐出装置34は同時に作業し、液体吐出装置34は洗浄液を清掃システム150上に噴霧し、洗浄液の衝突力を利用して清掃システム150を洗浄し、または洗浄液を清掃システム150に浸透させ、さらに洗浄部材が清掃システム150を清掃する過程において、清掃効果を向上させる。
【0053】
さらに、液体吐出装置34は洗浄液を洗浄部材33上に噴霧し、洗浄部材により洗浄液を清掃システム150上に塗布し、良好な清掃効果をさらに確保することができる。具体的に、洗浄アセンブリ30はブラケット32を含み、洗浄部材はブラケット32上に設けられた第1洗浄部材31および第2洗浄部材33を含み得、第1洗浄部材31は洗浄スクレーパーなどであり、第2洗浄部材33は洗浄ローラなどであり、洗浄ローラは自転可能であり、さらに、液体吐出装置34が洗浄液を洗浄ローラ上に噴霧し、洗浄ローラの自転により洗浄液を清掃システム150上に均一に塗布してもよい。液体吐出装置34は、清掃システム150の浸透効率をさらに向上させるために、洗浄液を清掃システム150および第2洗浄部材33上に同時に噴霧してもよいことを理解されたい。さらに、図5に示すように、ベースステーション本体21に清掃槽22が設けられ、具体的に、ベースステーション本体21の下方に清掃槽22が設けられ、洗浄アセンブリ30は清掃槽22の上方に配置され、これにより、洗浄部材により清掃システム150から除去された不純物が清掃槽22中に収容され、不純物の後続処理をさらに容易にし、ベースステーション20近傍の環境の洗浄度を向上させることができる。清掃システム150から除去された不純物は汚水、毛髪、切り屑、粒子塵、または要件を満たしている他の不純物を含んでもよく、本開示の実施例では特に限定されないことを理解されたい。洗浄アセンブリ30が清掃槽22の上方に配置されるので、液体吐出装置34から噴出された洗浄液が清掃システム150を洗浄した後に清掃槽22内に収容され得ることを理解されたい。
【0054】
さらに、図12に示すように、ベースステーション20は濾過装置40をさらに含み、濾過装置40は清掃槽22内に設けられ、濾過装置40は清掃槽22内から排出された液体を濾過するために使用され、清掃槽22内の液体に固体不純物が混入しているため、即ち、清掃槽22内の液体の洗浄度が低いため、汚れ排出管路を介して直接排出すると、汚れ排出管路の詰まるリスクが発生する恐れがある。したがって、清掃槽22内に濾過装置40を設けることで、清掃槽22から外部環境に排出された液体が濾過装置40によって濾過されて洗浄度を向上させた後、汚れ排出管路から外部環境に排出され、汚れ排出管路の詰まるリスクを低減させ、清掃槽22の汚れ排出の円滑性を向上させ、汚れ排出効率を向上させるのに有益である。ここで、濾過装置40は清掃槽22に着脱可能に取り付けられ、濾過装置40を清掃槽22から取り外して容易に清掃およびメンテナンスすることができ、操作しやすく、ユーザの清掃体験およびメンテナンス体験を向上させるのに有益である。
【0055】
本開示が提供する実施例では、図8図12に示すように、濾過装置40にフロートアセンブリ41が設けられ、フロートアセンブリ41は液体の作用下で液体表面に浮かぶフロート本体411を有し、ベースステーション20は非接触式感知素子または非接触式被感知素子をさらに含む。ここで、非接触式感知素子は非接触式被感知素子を検出するために使用され、例えば非接触式感知素子は非接触式被感知素子から送信される信号パラメータを検出するために使用され、非接触式感知素子および非接触式被感知素子中の一方はフロート本体411上に設けられ、他方はベースステーション本体21上に設けられ、すなわち、非接触式感知素子および非接触式被感知素子中の一方はフロート本体411の浮動に伴って移動し、他方はベースステーション本体21の固定位置に設けられ、例えば他方はベースステーション本体21における濾過装置40の被取付位置に設けられ、これにより、フロート本体411は液体の作用下で上下に浮動する過程において、非接触式感知素子によって検出された非接触式被感知素子から送信される信号パラメータは異なり、さらに、異なる信号パラメータに基づいて清掃槽22内の液位範囲を決定し、濾過装置40が清掃槽内に配置されているかどうかを決定することができる。
【0056】
さらに、濾過装置40は清掃槽22内に設けられ、清掃槽22内の液体表面が特定範囲内にある場合、非接触式感知素子は非接触式被感知素子を感知することができるとは、濾過装置40がベースステーション本体21に正確に取り付けられ、清掃槽22内の水位が特定の範囲にあり、例えば清掃槽22内の水位が安全レベルにあり、ベースステーションの正常な作業に影響を与えないことを意味する。すなわち、フロートアセンブリ41、非接触式感知素子、非接触式被感知素子から構成される検出装置は、清掃槽22内の液位および濾過装置40の現在位置を同時に検出することができ、フロートアセンブリ41の機能を拡大し、検出装置の設定を簡素化することができ、すなわち、製品の構造を簡素化し、システムソフトウエアプログラムおよびアルゴリズムを簡素化し、コストを効果的に節約し、応用展開に適している。
【0057】
すなわち、本開示の実施例が提供するベースステーション20は、フロートアセンブリ41を濾過装置40に設け、非接触式感知素子および非接触式被感知素子と協働することにより、ベースステーション20は、濾過装置40が清掃槽22に取り付けられるか、および清掃槽22内の水位が正常範囲にあるかどうかを同時に検出することができ、ベースステーション20の構造を簡素化することができる。
【0058】
さらに、フロートアセンブリ41は濾過装置40の一側に設けられているので、非接触式感知素子と非接触式被感知素子との間の良好な検出を実現でき、検出精度の向上に寄与する。
【0059】
具体的に、一方では、非接触式被感知素子はフロート本体411上に設けられ、非接触式感知素子はベースステーション本体21上に設けられ、他方では、非接触式感知素子はフロート本体411上に設けられ、非接触式被感知素子はベースステーション本体21上に設けられる。非接触式被感知素子および非接触式感知素子の異なる設置位置は、非接触式被感知素子、非接触式感知素子の異なる構造、異なる性能の要件を満たすことができ、製品の使用範囲を拡大することができる。
【0060】
非接触式被感知素子は磁性部材、発光部材または要件を満たしている他の部材を含んでもよく、非接触式感知素子は磁気感知部材、光感知部材または要件を満たしている他の部材を含んでもよいことを理解されたい。フロート本体411上に設けられた非接触式被感知素子または非接触式感知素子は、フロート本体411の内部、または外部、または要件を満たしている他の位置に配置されてもよく、本開示の実施例では特に限定されない。
【0061】
上記実施例では、濾過装置40は清掃槽22内に着脱可能に設けられ、濾過装置40を清掃槽22から取り外して清掃、メンテナンスまたは交換することができ、操作が簡単で便利である。
【0062】
図12に示すように、濾過装置40は清掃槽22の底部に設けられてもよく、濾過装置40が清掃槽22内の液体を濾過する際の徹底性を容易に向上させることができる。
【0063】
濾過装置40は清掃槽22の少なくとも一側に配置され、すなわち、濾過装置40は清掃槽22の一側の底部にのみ配置され、または清掃槽22の両側の底部にいずれも濾過装置40が設けられてもよく、濾過装置40の異なる設置位置は、濾過装置40の異なる構造、清掃槽22の異なる濾過効率の要件を満たすことができ、製品の使用範囲を拡大することができる。
【0064】
上記実施例では、清掃槽22の高水位値が第1予め設定された閾値であり、特定範囲が第1予め設定された閾値以下であり、すなわち、清掃槽22内の液体表面が清掃槽22の高水位値以下であり、且つ濾過装置40が清掃槽22内に取り付けられる場合、非接触式感知素子は非接触式被感知素子を感知することができるとは、濾過装置40がベースステーション本体21の清掃槽22内に取り付けられ、清掃槽22内の水位が高水位値以下であり、清掃槽22内の液体がベースステーション20の正常作業に影響を与えることなく、例えば清掃槽22内の汚水が溢れる恐れがなく、清掃槽22内の汚水が洗浄アセンブリ30などを汚染することないことを意味し、このとき、清掃槽22は不純物および汚水を収容し続けることができる。
【0065】
逆に、濾過装置40がベースステーション本体21の清掃槽22内に取り付けられていない場合、または濾過装置40がベースステーション本体21の清掃槽22内に取り付けられ、清掃槽22内の水位が特定範囲よりも高い場合、非接触式感知素子は非接触式被感知素子を感知することができないことは、濾過装置40が所定の位置に取り付けられていない、または清掃槽22内の水位が高く、ベースステーション20の正常作業に影響を与える恐れがあることを意味し、このとき、濾過装置40をベースステーション本体21に取り付け、または清掃槽22内への不純物および汚水の投入を停止するようにユーザに促す。
【0066】
本開示が提供する実施例では、清掃槽22の高水位値は固定値であってもよく、すなわち、第1予め設定された閾値は固定値であってもよく、例えば清掃槽22の高水位値が10mm、20mm、30mm、50mmまたは要件を満たしている他の値であってもよい。または、清掃槽22の高水位値が清掃槽22の槽高さに関連し、例えば清掃槽22の高水位値が清掃槽22の槽高さの0.95倍、0.90倍、0.85倍または要件を満たしている他の値であってもよい。
【0067】
上記実施例では、ベースステーション20はコントローラをさらに含み、洗浄アセンブリ30はコントローラに電気的に接続された液体吐出装置34をさらに含み、洗浄アセンブリ30の洗浄部材が清掃ロボット10の清掃システム150を洗浄する過程において、洗浄アセンブリ30の液体吐出装置34が同時に作業することができ、液体吐出装置34は洗浄液を清掃システム150上に噴霧し、洗浄液の衝突力により清掃システム150を洗浄し、または洗浄液を清掃システム150に浸透させ、さらに洗浄部材が清掃システム150を清掃する過程において、清掃効果を向上させる。ここで、洗浄アセンブリ30が清掃槽22の上方に位置しているので、洗浄液が清掃システム150を洗浄した後に清掃槽22内に収容される。
【0068】
非接触式感知素子がベースステーション20のコントローラに電気的に接続されることにより、感知結果をコントローラに出力する。ベースステーション20のコントローラは清掃ロボット10または遠隔制御端末(APP)などとの情報のやり取りを行うことができることを理解されたい。これにより、コントローラは非接触式感知素子の感知結果に応じて清掃システム150の他の部材の作業を合理的に制御することができ、例えば感知結果に応じて液体吐出装置34の作業状態を制御し、例えば非接触式感知素子は非接触式被感知素子を感知したとき、液体吐出装置34が継続的に作業するように制御し、非接触式感知素子が非接触式被感知素子を感知していないとき、液体吐出装置34が作業を停止するように制御し、清掃槽22内の液体がベースステーション20の正常作業に影響を与えることを防止することができる。同時に、非接触式感知素子が非接触式被感知素子を感知していないとき、コントローラはまた注意信号を出して、ユーザに濾過装置40が所定の位置に取り付けられるかどうかを検査するように注意することができ、このような設置により、ベースステーション20の作業の信頼性と安全性を大幅に向上させ、応用展開に適している。
【0069】
さらに、図5に示すように、ベースステーション20は液体供給部50および液体送出路をさらに含み、液体送出路の一端は液体供給部50と連通し、液体送出路の他端は液体吐出装置34と連通し、液体供給部50が液体送出路を介して洗浄液体を液体吐出装置34に送入するようにする。
【0070】
本開示が提供するいくつかの実現可能な実施例では、非接触式被感知素子はフロート本体411上に設けられ、非接触式感知素子はベースステーション本体21上に設けられる。
【0071】
さらに、非接触式被感知素子は磁性部材を含み、非接触式感知素子は磁気感知素子、例えばホールセンサを含む。ここで、磁性部材はフロート本体411上に設けられ、磁気感知素子はベースステーション本体21上に設けられる。具体的に、磁性部材はフロート本体411の内部に設けられてもよく、このような設置により、磁性部材がフロート本体411の外部に設けられて液体が磁性部材を濡らして腐食させて故障を引き起こし、信号送信強度に支障をきたすという問題を回避することができ、さらに磁性部材の耐用年数および送信信号の安定性と信頼性を向上させるのに寄与する。
【0072】
すなわち、本開示の実施例が提供するベースステーション20において、フロートアセンブリ41は濾過装置40上に設けられ、濾過装置40はベースステーション20の清掃槽22内に設けられ、磁性部材はフロート本体411の内部に設けられ、磁気感知素子はベースステーション本体21上に設けられ、液体の作用下で、磁性部材が磁気感知素子の検出範囲に浮動する場合、すなわち、磁気感知素子が磁性部材の信号を検出することができると、濾過装置40が清掃槽22内に取り付けられ、清掃槽22内の液体表面が特定範囲内にあり、例えば液体表面が清掃槽22の高水位値以下であることを意味し、このとき、制御装置は液体吐出装置34が継続的に作業するように制御し、洗浄アセンブリ30が継続的に作業して清掃ロボット10の清掃システム150を洗浄するように制御する。磁性部材が磁気感知素子の検出範囲外に浮動する場合、すなわち、磁気感知素子が磁性部材の信号を検出できなくなる場合、清掃槽22内の液体表面が清掃槽22の高水位値に達するかまたは超える可能性があり、清掃槽22内の液体がベースステーション20の正常作業に影響を与える恐れがあり、または、濾過装置40が清掃槽22内に正しく取り付けられていないことを意味し、このとき、制御装置はベースステーション20が作業を停止するように制御し、例えば液体吐出装置34が作業を停止するように制御し、清掃槽22内の液体表面が上昇し続け、清掃槽22から溢れることを防止し、同時に、制御装置は、ユーザに濾過装置40が所定の位置に取り付けられるかどうかを検査することを促すために注意信号を送信してもよい。このような設置は、構造が簡単で、実現が容易で、コストが低く、応用展開に適している。
【0073】
具体的に、磁性部材は、磁気ストリップ、磁気リングまたは要件を満たしている他の磁気構造であってもよく、磁気感知素子は磁気感知センサまたは要件を満たしている他の構造であってもよく、具体的に、磁気感知センサは環状構造またはシート状構造または要件を満たしている他の構造であってもよい。
【0074】
さらに、磁気感知素子の数は1つ、2つまたは複数であってもよく、2つまたは複数の磁気感知素子はベースステーション本体21の異なる位置に設けられ、清掃槽22中の異なる高さの液体表面が異なる特定範囲に達することを感知することができ、すなわち、清掃槽22中の異なる高さの液体表面を検出することができ、製品の使用範囲を拡大することができる。
【0075】
本開示が提供するいくつかの実現可能な実施例では、図8図10および図11に示すように、濾過装置40は濾過スクリーン42およびハウジング43を含んでもよく、濾過スクリーン42はハウジング43の上方に設けられ、ハウジング43とともに収容室を形成し、ここで、濾過スクリーン42上に濾過孔423が設けられ、濾過スクリーン42は清掃槽22を介して収容室に流入する液体によって運ばれる一部の不純物を濾過するために使用され、収容室は収容室内の液体によって運ばれる一部の固体不純物を収容するために使用される。
【0076】
具体的に、清掃槽22内の汚水が濾過スクリーン42の濾過孔423によって一部の不純物が濾過された後、収容室内に流入し、例えば濾過スクリーン42により清掃槽22内の大きな粒子の固体不純物、毛髪などが濾過スクリーン42上に濾過され、汚水や小さな粒子の固体不純物が収容室に流入し、収容室中の液体の洗浄度の向上に寄与し、収容室中の汚水によって運ばれる泥沙などの固体不純物の少なくとも一部が収容室の底部に沈殿され、残りの不純物が収容室を通って液体とともに外部環境に排出され、液体排出の円滑性が向上し、汚れ排出管路の詰まる恐れを減少させ、汚れ排出効率の向上をさらに資することができる。
【0077】
さらに、清掃槽22の底部は、濾過装置40から遠い側から濾過装置40に近い側に向かって斜め下向きに設けられており、これにより、良好な案内作用を果たし、清掃槽22内の液体が濾過装置40内を迅速かつ徹底的に流れるのを助け、濾過効率と濾過効果の向上に資する。
【0078】
すなわち、本開示の実施例が提供するベースステーション20において、清掃槽22内に濾過装置40を設けることで、清掃槽22内の汚水が濾過装置40の濾過スクリーン42により清掃槽22内の粒子の大きい固体不純物を濾過することができ、濾過後の液体中の泥沙などの固体不純物が収容室の底部に沈殿され、収容室内の比較的清浄な液体に対して汚れ排出操作を行い、清掃槽22内の汚水排出を達成し、これにより、汚れ排出管路の詰まる恐れを低減させ、汚れ排出効率の向上に資する。
【0079】
ここで、汚れ排出過程において、粒子の大きい固体不純物が収容室の外部に濾過され、例えば、清掃槽22内の液体が空になった後、粒子の大きい固体不純物が濾過スクリーン42上に残留し、収容室の底部に泥沙などの固体不純物が残留し、これにより、粒子の大きい固体不純物と収容室中の泥沙などの固体不純物の分離処理を容易にし、濾過装置40の清掃体験の向上に寄与する。なお、濾過孔423のサイズおよび形状は、濾過スクリーン42の濾過精度を制限するために合理的に設定され得、具体的に、濾過孔423の最小開口サイズは8mm、10mm、15mm、または要件を満たしている他の値であってもよく、本開示の実施例では特に限定されない。
【0080】
上記実施例では、フロートアセンブリ41は収容室の外部に設けられ、収容室がフロートアセンブリ41の浮動範囲に干渉するのを防止することができ、フロートアセンブリ41の検出精度をさらに向上させることができる。
【0081】
本開示が提供するいくつかの実現可能な実施例では、図8および図10に示すように、濾過スクリーン42上に柵48がさらに設けられ、柵48は濾過スクリーン42の外縁の一部に接続されて取付空間を形成し、取付空間は収容室と連通し、フロート本体411は水平方向に沿って取付空間内に配置され、すなわち、フロート本体411は収容室と連通し、フロートアセンブリ41が清掃槽22内の液位を検出する精度を向上させるのに寄与する。取付空間外の濾過スクリーン42に濾過孔423を設け、汚れ排出過程において、大きな粒子の不純物が濾過孔423を介して濾過スクリーン42上に残留する可能性があり、柵48を設けることにより、フロート本体411をある程度保護することができ、濾過スクリーン42上の粒子の大きいゴミがフロート本体411の浮動精度に影響を与えるのを防止することができ、フロートアセンブリ41の検出精度をさらに向上させることができる。
【0082】
さらに、図8図10および図11に示すように、フロートアセンブリ41は取付ブラケット412および接続部材413を含み、ここで、取付ブラケット412は濾過スクリーン42上に設けられ、接続部材413は取付ブラケット412とフロート本体411の一端を接続させ、フロート本体411が取付ブラケット412に対して回転可能である。すなわち、フロート本体411は液体の作用下で液体表面に浮き、フロート本体411は取付ブラケット412に対して実質的に上下方向に揺動可能であり、すなわち、フロート本体411は取付ブラケット412に対してハウジング43に近い方向に揺動し、ハウジング43から離れた方向に揺動することができ、フロートアセンブリ41に設けられた非接触式被感知素子がハウジング43に対して上下に揺動するように駆動され、ベースステーション本体21に設けられた非接触式感知素子の協働により、清掃槽22内の液位の検出、および濾過装置40が清掃槽22内に取り付けられるかどうかの検出を実現することができる。
【0083】
具体的に、取付ブラケット412に貫通孔が設けられ、フロート本体411の一端に取付孔が設けられ、取付孔および貫通孔に接続部材413が貫設され、フロート本体411の一端が取付ブラケット412に回転可能に接続され、ここで、接続部材413は、回転軸、アンカー、または要件を満たしている他の接続部材413であってもよく、フロート本体411は取付ブラケット412に対して回転する軸線は、清掃槽22の底壁が所在する平面と平行であり、例えば回転軸の軸線は清掃槽22の底壁が所在する平面と平行であり、これにより、フロートアセンブリ41は、液位高さの正確な測定を実現するために、取付ブラケット412に対して実質的に鉛直方向にのみ揺動することができる。
【0084】
さらに、本開示の実施例では、取付ブラケット412は濾過スクリーン42に着脱可能に設けられてもよく、すなわち、取付ブラケット412により、フロートアセンブリ41が濾過装置40に迅速かつ便利に取り付けられ、フロートアセンブリ41は、標準化されたモジュールとして対応の製品またはシナリオに構成することができ、フロートアセンブリ41の使用範囲を拡大することができる。同時に、取付ブラケット412の設置により、ユーザは、フロートアセンブリ41を濾過装置40の濾過スクリーン42から取り外して容易にメンテナンスおよび洗浄することができ、ユーザの使用体験を大幅に向上させる。
【0085】
本開示の他の実施例では、取付ブラケット412は濾過スクリーン42上に形成され、すなわち、取付ブラケット412と濾過スクリーン42は一体構造であり、これにより、生産に便利であり、取付ブラケット412と濾過スクリーン42の組立操作を簡素化し、生産効率を向上させ、コストを削減するのに寄与し、取付ブラケット412と濾過スクリーン42との接続の信頼性を向上させる。
【0086】
上記実施例では、取付ブラケット412は取付空間内に設けられ、例えば取付ブラケット412は柵48上に着脱可能に設けられ、または柵48上に形成されてもよく、取付ブラケット412は濾過スクリーン42の外縁の一部に着脱可能に設けられ、または濾過スクリーン42の外縁の一部に形成されてもよい。
【0087】
なお、フロートアセンブリ41は濾過スクリーン42と一体化された構造であってもよく、生産効率をさらに向上させ、製造コストを削減するのに寄与する。例えば、濾過スクリーン42とフロートアセンブリ41は一体的に成形され、磁性部材はフロートアセンブリ41の外部に設けられる。または、濾過スクリーン42とフロートアセンブリ41は共に射出成形部品であり、射出成形過程において、磁性部材がフロートアセンブリ41の内部に設けられ、濾過スクリーン42と一体的に成形され、さらに組立過程を簡素化することができる。
【0088】
上記実施例では、図8および図9に示すように、濾過装置40は、収容室と外部環境を連通する水出口44を有し、水出口44は濾過装置40の少なくとも一側に設けられる。すなわち、水出口44を介して収容室内の液体を排出し、清掃槽22の汚れ排出操作を実現する。
【0089】
さらに、図6に示すように、清掃槽22に汚れ排出口211が設けられ、汚れ排出口211は外部環境と連通し、水出口44は汚れ排出口と収容室を連通し、清掃槽22内の汚水は濾過スクリーン42を通って収容室に流入し、水出口44から汚れ排出口211を通って外部環境に排出されるようにする。
【0090】
さらに、ベースステーション20は汚れ排出機構をさらに含んでもよく、汚れ排出機構は汚れ排出口211と連通し、汚れ排出機構の吸引動作、ポンピング動作などによって収容室中の汚水を水出口44、汚れ排出口211を介して清掃槽22の外部に輸送し、ベースステーション20の汚れ排出効果をさらに向上させる。具体的に、汚れ排出機構はファンアセンブリまたはポンプボディアセンブリ、または要件を満たしている汚れ排出アセンブリを含んでもよく、本開示の実施例では特に限定されない。
【0091】
さらに、ベースステーション20は収集ボックスをさらに含んでもよく、収集ボックスは汚れ排出機構を介して汚れ排出口211と連通し、清掃槽22内の汚水は収容室、水出口44、汚れ排出口211、汚れ排出機構を介して収集ボックスに輸送され、清掃槽22内の不純物の溢れにより洗浄部材の清掃効果に影響を与えず、作業環境を汚さないようにすることができ、収集ボックスの設置により、良好な清掃効果を確保し、収集された不純物に対する集中処理に有利である。
【0092】
水出口44は、汚れ排出機構と直接連通してもよく、これにより、清掃槽22の汚れ排出口211の設置を簡素化する同時に、清掃槽22内の汚水排出を実現することができることを理解されたい。具体的に、水出口44は汚れ排出管路を介して汚れ排出口211または汚れ排出機構と連通する。
【0093】
本実施例では、水出口44は収容室の底面よりも高いため、不純物の沈殿を促進する同時に、収容室の底部に堆積された泥沙が水とともに水出口44から流出する可能性を低減し、さらに汚れ排出管路の詰まる恐れを低減することができ、汚れ排出効率の向上に寄与する。
【0094】
ここで、水出口44は濾過装置40の一側または両側または複数側に設けられてもよく、水出口44の異なる設置位置は、異なる汚れ排出効率の要件を満たす同時に、濾過装置40の異なる構造要件を満たすことができ、製品の使用範囲を拡大することができる。
【0095】
本開示が提供するいくつかの実現可能な実施例では、図11に示すように、濾過装置40は、濾過スクリーン42上に設けられたハンドル45をさらに含んでもよく、ハンドル45は収容室の外部に配置され、ハンドル45により、ユーザは濾過装置40を清掃槽22に迅速に取り付けることができ、または清掃槽22内に取り付けられた濾過装置40を清掃槽22から迅速に取り出すことができ、すなわち、ハンドル45の設置により、ユーザが濾過装置40を持って濾過装置40を取り付けたり取り外したりする操作に便利であり、ユーザの操作体験が向上する。
【0096】
上記実施例では、一方では、ハンドル45は濾過スクリーン42のハウジング43から離れた側に設けられ、例えばハンドル45は濾過スクリーン42の上方に設けられて濾過スクリーン42に接続され、具体的に、ハンドル45と濾過スクリーン42の異なる構造要件を満たすために、ハンドル45は濾過スクリーン42に着脱可能に接続され、または接続構造を介して接続されてもよく、または接着剤を介して接続されてもよい。他方では、ハンドル45は濾過スクリーン42に形成され、例えば濾過スクリーン42の上方にハンドル45が形成され、すなわち、ハンドル45は濾過スクリーン42と一体化された構造であり、これにより、加工に便利であり、ハンドル45と濾過スクリーン42との接続の信頼性の向上に寄与する。
【0097】
ここで、図11に示すように、ハンドル45は濾過スクリーン42に接続された突起部451を有し、突起部451の濾過スクリーン42から離れた一端の外縁にストッパ部452が設けられ、これにより、ユーザが握りやすく、例えばユーザは突起部451を握り、ストッパ部452を介して脱落を防止することができ、ユーザがハンドル45を握る際の便利性および信頼性が向上する。具体的に、突起部451とストッパ部452とは一体的に成形された構造であり、加工に便利である。さらに、濾過スクリーンにおける突起構造422の投影は円形、楕円形、多角形または要件を満たしている他の形状であってもよく、本開示の実施例では特に限定されない。
【0098】
本開示が提供するいくつかの実施例では、一方では、濾過スクリーン42とハウジング43とは着脱可能な構造であり、これにより、濾過スクリーン42とハウジング43は別々に清掃操作およびメンテナンス操作を行い、ユーザの清掃体験およびメンテナンス体験が向上し、ここで、分割構造に配置された濾過スクリーン42およびハウジング43により、ユーザは収容室を開いた後、ハウジング43に堆積された泥沙などの不純物を容易に清掃することができる。
【0099】
他方では、濾過スクリーン42とハウジング43は一体構造であり、これにより、生産に便利であり、組立操作を簡素化し、生産効率の向上に寄与する。濾過スクリーン42とハウジング43が一体構造である場合、液体の衝突力を利用して収容室に堆積された泥沙を洗浄することができることを理解されたい。濾過スクリーン42に残留した粒子の大きい固体不純物について、収容室の外部に位置するため、直接清掃することができる。
【0100】
さらに、濾過スクリーン42とハウジング43のうちの一方に位置規制構造が設けられ、他方に位置決め構造が設けられ、位置規制構造と位置決め構造との適合により、濾過スクリーン42とハウジング43の着脱可能な接続を実現する。
【0101】
具体的に、位置規制構造は溝を含み、位置決め構造は溝に適合される突起を含んでもよく、または、位置規制構造は磁性部材を含んでもよく、位置決め構造は磁性部材にマッチングする磁気吸引部材をさらに含んでもよい。位置規制構造と位置決め構造は要件を満たしている他の構造であってもよく、本開示の実施例では特に限定されないことを理解されたい。
【0102】
さらに、本開示の実施例における濾過スクリーン42とハウジング43との間には、濾過装置40の収容室の開閉を実現するために、枢動接続されてもよく、これにより、ユーザは収容室内の不純物を容易に清掃することができる。例えば、濾過スクリーン42とハウジング43との間にはピボットシャフトを介して接続されてもよい。
【0103】
本開示が提供するいくつかの実現可能な実施例では、図12および図13に示すように、清掃槽22の槽底に取付溝が設けられ、濾過スクリーン42が取付溝内に位置するように適合され、すなわち、収容室は取付溝内に位置する。清掃槽22の内部に上から下へ第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242が設けられ、すなわち、第1フールプルーフ位置決め部材241は第2フールプルーフ位置決め部材242の上方に位置する。図8および図10に示すように、濾過装置40にフールプルーフ位置規制部材46および指示部材421が設けられ、フールプルーフ位置規制部材46が第1フールプルーフ位置決め部材241にマッチングする場合、指示部材421は、濾過装置40が所定の位置に取り付けられていないことを指示し、フールプルーフ位置規制部材46が第2フールプルーフ位置決め部材242にマッチングする場合、指示部材421は、濾過装置40が所定の位置に取り付けられることを指示する。
【0104】
ここで、指示部材421の設置により、良好な提示作用を有するので、指示部材421は濾過装置40が所定の位置に取り付けられていないことを指示するとき、ユーザは濾過装置40の清掃槽22の取付溝に対する取付位置を即時に調整し、指示部材421の指示に従って、濾過装置40が清掃槽22の適切な位置に正確に取り付けられるかどうかを決定する。すなわち、2つのフールプルーフ位置決め部材24、フールプルーフ位置規制部材46および指示部材421の協働により、濾過装置40が正しく且つ正確に清掃槽22の適切な位置に取り付けられるかどうかを迅速かつ正確に決定し、ユーザに対応の操作を行うことを促すことができ、構造が簡単で、使用に便利である。
【0105】
すなわち、本開示の実施例が提供するベースステーション20において、ベースステーション本体21上に第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242の2つのフールプルーフ位置決め部材を設け、濾過装置40にフールプルーフ位置規制部材46および指示部材421を設けることで、濾過装置40は清掃槽22から排出された液体を濾過することができ、清掃槽22内の液位を検出し、濾過装置40が清掃槽22に対して所定の位置に取り付けられるかどうかを検出することができる同時に、濾過装置40が清掃槽22に対して正確に所定の位置に取り付けられるかどうかを提示することができ、濾過装置40の機能が拡大され、濾過装置40の機能を多様化し、コンパクトな構造を有するベースステーション20の設計要件を満たすことができる。
【0106】
さらに、ベースステーション本体21上に第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242以外の他のフールプルーフ位置決め部材が設けられてもよい。すなわち、フールプルーフ位置決め部材の数は少なくとも3つであり、例えばフールプルーフ位置決め部材の数は3つ、4つまたは要件を満たしている他の値であってもよく、フールプルーフ位置決め部材の異なる数は、濾過装置40の清掃槽22に対する異なる取付位置、濾過装置40の異なる構造の要件を満たすことができる。なお、いくつかの実施例では、フールプルーフ位置決め部材の数は1つであってもよく、すなわち、フールプルーフ位置決め部材がフールプルーフ位置規制部材46にマッチングする場合、指示部材421は、濾過装置40が所定の位置に取り付けられることを指示し、そうでない場合、指示部材421は、濾過装置40が所定の位置に取り付けられていないことを指示し、これにより、構造のさらなる簡素化に寄与する。
【0107】
上記実施例では、図13に示すように、第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242は取付溝の上方に設けられ、例えば第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242は清掃槽22の内側壁に設けられ、すなわち、第1フールプルーフ位置決め部材241は第2フールプルーフ位置決め部材242の上方に位置する。指示部材421は、フールプルーフ位置規制部材46の上方に位置する平面構造を有してもよく、例えば指示部材421は濾過装置の頂面である。ユーザが濾過装置40を取り付けるとき、例えば、濾過装置40に下向きの圧力を加えることなく、濾過装置40を単純に取付溝内に置くとき、フールプルーフ位置規制部材46が第1フールプルーフ位置決め部材241によって当接される。このとき、指示部材421、すなわち、フールプルーフ位置規制部材46上方の平面構造が清掃槽22の槽頂部221よりも高く、濾過装置40が所定の位置に取り付けられていないことを指示し、すなわち、濾過装置40の清掃槽22の内部に近い側壁が清掃槽22の槽底から突出し、このとき、取付溝外部の清掃槽22の槽底に位置する液体が側壁によって遮蔽され濾過装置40をスムーズに流れない恐れがあり、例えば、液体が濾過スクリーン42を介して収容室に流入することができなく、したがって、濾過装置40を再度取り付ける必要がある。指示部材421は清掃槽22から明らかに突出しているため、ユーザに濾過装置40が所定の位置に取り付けられていないことを提示することができる。ユーザが指示を得た後、濾過装置40に下向きの圧力を加え、フールプルーフ位置規制部材46が下向きに移動して第2フールプルーフ位置決め部材242にマッチングされ、すなわち、フールプルーフ位置規制部材46は第2フールプルーフ位置決め部材242の下面に位置する。このとき、指示部材421、すなわち、フールプルーフ位置規制部材46の平面構造は清掃槽22内に位置し、すなわち、平面構造は清掃槽22の槽頂部221の下方に位置し、または槽頂部221と面一になり、濾過装置40が所定の位置に取り付けられることを指示し、このとき、取付溝外部の清掃槽22の槽底に位置する液体が濾過装置40をスムーズに流れて濾過を達成することができ、すなわち、液体が濾過スクリーン42を通って収容室にスムーズに流入することができる。
【0108】
ここで、指示部材421はフールプルーフ位置規制部材46の上方に位置する平面構造であり、平面構造により、他の部材との平面度の比較に便利であり、そして、ユーザは平面構造を通じて濾過装置40が所定の位置に取り付けられるかどうかを確認するのに便利であり、平面構造は加工が便利であり、実現が容易で、応用展開に適している。さらに、平面構造に色を塗ったり、表示灯を設けたりして、さらに注意を喚起し、識別を容易にし、例えば平面構造に黄色、赤色または他の明るい色の顔料を塗り、ユーザが平面構造の位置を迅速かつ正確に見つけ、平面構造が清掃槽22の槽頂部221から突出しているかどうかを決定し、濾過装置40が所定の位置に取り付けられるかどうかを決定することができる。
【0109】
すなわち、本開示の実施例が提供するベースステーション20において、清掃槽22の槽底に取付溝を設けることで、濾過装置40の頂面と清掃槽22の槽頂部221の位置関係、例えば濾過装置40の頂面が清掃槽22から突出しているかどうかを利用し、濾過装置40が清掃槽22に対して正確に所定の位置に取り付けられるかどうかを決定することができ、これにより、濾過装置40と清掃槽22が所定の位置に取り付けられず、非接触式感知素子が非接触式被感知素子を感知した状況を回避することができ、濾過装置40の取付精度が向上し、構造が簡単で、実現が容易で、良好な提示作用を有し、提示結果が正確であり、ユーザは濾過装置40が所定の位置に取り付けられるかどうかを容易に確認することができる。
【0110】
ここで、第1フールプルーフ位置決め部材241、第2フールプルーフ位置決め部材242およびフールプルーフ位置規制部材46の設置により、濾過装置40の清掃槽22に対する移動を制限し、例えば濾過装置40が清掃槽22に対して鉛直に上方に移動するのを制限することができ、さらに濾過装置40の取付時の事前位置決めの実施、および濾過装置40とベースステーション本体21の確実な接続が容易になり、構造が簡単で、実現が容易である。
【0111】
本開示の実施例では、第2フールプルーフ位置決め部材242は、濾過装置40が取付溝に正確に取り付けられたとき、濾過装置40を固定する作用も果たす。加えて、第1フールプルーフ位置決め部材241が第2フールプルーフ位置決め部材242の上方に位置するため、フールプルーフ位置規制部材46が第1フールプルーフ位置決め部材241によって押し上げられると、ユーザに濾過装置40が清掃槽22に正確に取り付けられていないことをより明確に提示することができ、ベースステーション20の作業の信頼性の向上に寄与する。
【0112】
上記実施例では、図8および図10に示すように、濾過装置40は濾過スクリーン42に接続されて取付溝の上方に延在する接続部47を含み、フールプルーフ位置規制部材46は接続部47上に設けられ、これにより、フールプルーフ位置規制部材46が取付溝内に位置し、濾過装置40と取付溝間の隙間が大きく、一部の液体が濾過装置40を流れることができず、濾過効果に影響を与えるという問題を回避し、すなわち、取付溝上方に位置するフールプルーフ位置規制部材46と第2フールプルーフ位置決め部材242のマッチングにより、濾過装置40と取付溝の接続の密接性を向上させるのに寄与し、良好な濾過効果を確保することができる。
【0113】
ここで、接続部47の一端は濾過スクリーン42に接続され、接続部47の濾過スクリーン42から離れた一端に平面構造が設けられ、すなわち、平面構造は接続部47の頂部に位置し、これにより、接続部47によりフールプルーフ位置規制部材46および指示部材421の設置を実現することができ、構造がコンパクトであり、体積が小さいベースステーション、コンパクトな構造の設計要件に応えることができる。
【0114】
さらに、接続部47は濾過スクリーン42に接続され、例えば接続部47と濾過スクリーン42は一体的に成形され、接続部47と濾過スクリーン42の接続信頼性を向上させ、生産に便利であり、組立過程を簡素化し、製造コストを削減することができる。
【0115】
上記実施例では、フールプルーフ位置規制部材46はスナップフィット構造を有し、第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242はいずれも弾性部材であり、ここで、第1フールプルーフ位置決め部材241はフールプルーフ位置規制部材46との当接に適合された第1当接部243を含み、第2フールプルーフ位置決め部材242はフールプルーフ位置規制部材46との当接に適合された第2当接部245を含み、第1当接部243が第2当接部245の上方に配置され、これにより、フールプルーフ位置規制部材46が第1当接部243、第2当接部245に当接されることにより、濾過装置40のベースステーション本体21に対する移動を制限することができ、第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242の弾性により、濾過装置40とベースステーション本体21の事前位置決めおよび着脱可能な接続を実現することができる。
【0116】
例えば、濾過装置40の組立過程において、フールプルーフ位置規制部材46のスナップフィット構造が第1フールプルーフ位置決め部材241の第1当接部243に当接されると、濾過装置40の接続部47の上方の平面構造が清掃槽22の槽頂部221よりも高くなり、これは、濾過装置40が所定の位置に取り付けられていないことを意味する。第1フールプルーフ位置決め部材241が弾性部材であるため、第1フールプルーフ位置決め部材241がフールプルーフ位置規制部材46に作用する弾性力を克服して、下方に濾過装置40を押圧し続け、フールプルーフ位置規制部材46のスナップフィット構造が第2フールプルーフ位置決め部材242の第2当接部245に当接され、濾過装置40の接続部47の上方の平面構造が清掃槽22内に位置し、例えば平面構造が清掃槽22の槽頂部221と面一になり、または平面構造が清掃槽22の槽頂部221よりも低くなり、これは、濾過装置40が所定の位置に取り付けられることを意味する。第2フールプルーフ位置決め部材242がフールプルーフ位置規制部材46に作用する弾性力を利用して、濾過装置40を取付溝内に確実かつ安定的に制限することができ、濾過装置とベースステーション本体21の確実な接続を実現することができる。
【0117】
さらに、図8および図9に示すように、取付溝の内側壁に溝構造が設けられ、濾過装置40の外壁に溝構造に適合される突起構造422が設けられ、溝構造と突起構造422の適合により、濾過装置40と取付溝の組立を事前に位置決めることができ、両者の組立効率の向上に寄与する。なお、突起構造422はハウジング43の外壁に設けられてもよいことを理解されたい。
【0118】
上記実施例では、図13に示すように、第1フールプルーフ位置決め部材241は、第1当接部243およびベースステーション本体21を接続するための第1支持部244をさらに含み、第1当接部243とベースステーション本体21の接続の信頼性の向上に寄与する。第2フールプルーフ位置決め部材242は、第2当接部245およびベースステーション本体21を接続するための第2支持部246をさらに含み、第2当接部245とベースステーション本体21の接続信頼性の向上に寄与する。なお、第1支持部244と第1当接部243は一体構造または分割構造であってもよく、第2支持部246と第2当接部245は一体構造または分割構造であってもよく、すなわち、第1フールプルーフ位置決め部材241は一体構造または分割構造であってもよく、第2フールプルーフ位置決め部材242は一体構造または分割構造であってもよく、ここで、一体構造の場合、生産に便利であり、組立過程を簡素化し、製造コストの削減に寄与し、分割構造の場合、メンテナンスの便利性および交換コストの削減に寄与する。さらに、第1フールプルーフ位置決め部材241、第2フールプルーフ位置決め部材242はベースステーション本体21とは一体構造であってもよく、加工に便利であり、組立過程を簡素化し、製造コストの削減に寄与する。
【0119】
ここで、第1支持部244および/または第2支持部246は弾性の屈曲構造であってもよく、すなわち、屈曲構造の弾性変形により、第1当接部243および/または第2当接部245がベースステーション本体21に対して移動することができ、さらに、第1当接部243および/または第2当接部245がフールプルーフ位置規制部材46のスナップフィット構造に確実かつ密接に当接され、またはスナップフィット構造が第1当接部243および/または第2当接部245から円滑に離脱することができ、構造が簡単で、実現が容易で、コストが低い。
【0120】
具体的に、屈曲構造はL字形、Z字形、V字形、N字形、M字形のうちの少なくとも1つであり、屈曲構造の異なる形状は、第1当接部243および/または第2当接部245の異なる位置、異なる構造の要件を満たすことができる。ここで、第1当接部243および/または第2当接部245は突起、スロット、または要件を満たしている他の構造であってもよく、本開示の実施例では特に限定されない。
【0121】
具体的に、図13に示すように、取付溝の側壁に洗浄アセンブリ30が通過する軌道溝23が設けられ、第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242は軌道溝23の一端部の近くに設けられ、これにより、第1フールプルーフ位置決め部材241および第2フールプルーフ位置決め部材242が洗浄アセンブリ30の移動範囲に与える影響を低減することができ、洗浄アセンブリ30の移動範囲を大幅に拡大し、洗浄効果を向上させるのに寄与する。
【0122】
本開示は、上記実施例を通じ説明されたが、上記実施例は例示および説明の目的でのみ使用され、本開示を説明される実施例範囲内に限定することを意図するものではない。さらに、当業者であれば、本開示は上記実施例に限定されず、本開示の教示に基づいてより多くの変形および修正を行うことができ、これらの変形および修正はすべて本開示の保護範囲内に含まれることを理解されたい。本開示の保護範囲は添付の特許請求の範囲およびその等価範囲によって定義される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】