(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】カメラモジュール
(51)【国際特許分類】
H04N 23/52 20230101AFI20240829BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20240829BHJP
G03B 30/00 20210101ALI20240829BHJP
G02B 7/02 20210101ALI20240829BHJP
【FI】
H04N23/52
G03B15/00 V
G03B30/00
G02B7/02 D
G02B7/02 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513130
(86)(22)【出願日】2022-08-18
(85)【翻訳文提出日】2024-02-26
(86)【国際出願番号】 KR2022012351
(87)【国際公開番号】W WO2023027424
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】10-2021-0111122
(32)【優先日】2021-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100203208
【氏名又は名称】小笠原 洋平
(74)【代理人】
【識別番号】100216839
【氏名又は名称】大石 敏幸
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】イ,ミンウ
(72)【発明者】
【氏名】ファン,スンミン
【テーマコード(参考)】
2H044
5C122
【Fターム(参考)】
2H044AD02
2H044AD03
2H044AE06
5C122DA09
5C122DA14
5C122EA57
5C122FB03
5C122FB08
5C122FB24
5C122FC00
5C122GE01
5C122GE05
5C122GE07
5C122GE11
5C122GE18
5C122GE22
(57)【要約】
カメラモジュールは、レンズを含む第1ボディー;前記第1ボディーと結合する第2ボディー;前記第2ボディーと結合するシールド部材;前記シールド部材内に配置される基板;および前記基板および前記シールド部材を前記第2ボディーに結合させる締結部材を含み、前記シールド部材は、底板と、前記底板から突出して前記基板を支持する第1結合部を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズを含む第1ボディー;
前記第1ボディーと結合される第2ボディー;
前記第2ボディーと結合されるシールド部材;
前記シールド部材内に配置される基板;および
前記基板および前記シールド部材を前記第2ボディーに結合させる締結部材を含み、
前記シールド部材は、底板と、前記底板から突出して前記基板を支持する第1結合部を含む、カメラモジュール。
【請求項2】
前記第1ボディーは、接着剤によって前記第2ボディーと結合する、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記シールド部材の第1結合部は、前記締結部材が挿入される第4ホールを含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記基板は、前記シールド部材の前記第4ホールと対応する位置に形成される第2ホールを含み、
前記締結部材は、前記第2ホールに挿入される、請求項3に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記締結部材はスクリューを含み、前記第2ボディーには、前記スクリューがねじ結合する第1ホールを含む、請求項4に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記締結部材は、前記第2ボディーと一体に形成された、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記第2ボディーは、前記シールド部材の第1結合部の形状に対応する第2結合部を含む、請求項6に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記締結部材は、前記第2ボディーの第2結合部の一端から延びて形成される、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記第1ボディーは、前記基板と離隔する、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
レンズ部;
前記レンズ部と結合するイメージセンサー;および
前記イメージセンサーと電気的に接続されるコネクターを含み、
前記イメージセンサーは、後面カバー、前記後面カバーと結合するシールド部材、前記シールド部材内に配置され、上面に前記イメージセンサーが配置される基板を含み、
前記シールド部材は、底面から延び、前記コネクターを支持するガイドを含む、カメラモジュール。
【請求項11】
前記レンズ部は、前面カバーを含み、
前記前面カバーは、接着剤によって前記後面カバーと結合する、請求項10に記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記前面カバーは、端部に第1溝が形成された第1側壁を含み、
前記後面カバーは、端部に前記前面カバーの第1溝の対応する位置に形成された第2突出部を有する第2側壁を含む、請求項11に記載のカメラモジュール。
【請求項13】
前記接着剤は、前記前面カバーの第1溝と前記後面カバーの第2突出部との間に配置される、請求項12に記載のカメラモジュール。
【請求項14】
前記ガイドは、前記底面から延びる第1領域と、前記第1領域の一端で折り曲げられる第2領域を含む、請求項10に記載のカメラモジュール。
【請求項15】
レンズと第1ボディーを含むレンズ部;
前記レンズ部と結合され、イメージセンサーが配置された基板および前記基板が結合された第2ボディーを含むイメージセンサー部;および
前記第1ボディーと前記第2ボディーを結合する接着剤を含み、
前記第1ボディーと前記第2ボディー結合時に、前記レンズの光軸と前記イメージセンサーの位置がアラインされる、カメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、カメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、超小型カメラモジュールが開発されており、超小型カメラモジュールは、スマートフォン、ノートパソコン、ゲーム機などの小型電子製品に広く使用されている。
【0003】
自動車の普及に伴い、超小型カメラは小型電子製品だけでなく、車両にも多く使用されている。例えば、車両の保護または交通事故の客観的な資料のためのブラックボックスカメラ、車両後部の死角を運転者が画面を通してモニタリングできるようにし、車両の後進時に安全を確保できるようにする後方監視カメラ、車両の周辺をモニタリングできる周辺検知カメラなどが装備される。
【0004】
カメラは、レンズと、前記レンズを収容するレンズホルダーと、前記レンズに集められた被写体の画像を電気信号に変換するイメージセンサーと、前記イメージセンサーが実装されるプリント基板を備えることができる。前記カメラの外形を構成するハウジングは、内部部品が水分を含む異物から汚染されることを防止するために、全領域が密閉された構造で構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施例は、レンズとイメージセンサー間の距離を容易に整列させることができ、印刷回路基板をボディー内に強固に固定することができるカメラモジュールを提供することが目的である。
【0006】
さらに、レンズでイメージセンサーに合わせて整列する場合、もしくはイメージセンサーでレンズに合わせて整列する場合などに束縛されることなく整列する構造を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施例によるカメラモジュールは、レンズを含む第1ボディー;前記第1ボディーと結合する第2ボディー;前記第2ボディーと結合するシールド部材;前記シールド部材内に配置される基板;および前記基板および前記シールド部材を前記第2ボディーに結合させる締結部材を含み、前記シールド部材は、底板と、前記底板から突出して前記基板を支持する第1結合部を含む。
【0008】
前記第1ボディーは、接着剤によって前記第2ボディーと結合することができる。
【0009】
前記シールド部材の第1結合部は、前記締結部材が挿入される第4ホールを含むことができる。
【0010】
前記基板は、前記シールド部材の前記第4ホールと対応する位置に形成される第2ホールを含み、前記締結部材は、前記第2ホールに挿入することができる。
【0011】
前記締結部材は、スクリューを含み、前記第2ボディーには前記スクリューがねじ結合する第1ホールを含むことができる。
【0012】
前記締結部材は、前記第2ボディーと一体に形成することができる。
【0013】
前記第2ボディーは、前記シールド部材の第1結合部の形状に対応する第2結合部を含むことができる。
【0014】
前記締結部材は、前記第2ボディーの第2結合部の一端から延びて形成されることができる。
【0015】
前記第1ボディーは、前記基板と離隔することができる。
【0016】
他の実施例によるカメラモジュールは、レンズ部;前記レンズ部と結合するイメージセンサー;および前記イメージセンサーと電気的に接続されるコネクターを含み、前記イメージセンサー部は、後面カバー、前記後面カバーと結合するシールド部材、前記シールド部材内に配置され、上面に前記イメージセンサーが配置される基板を含み、前記シールド部材は、底面から延びて前記コネクターを支持するガイドを含む。
【0017】
前記レンズ部は、前面カバーを含み、前記前面カバーは、接着剤によって前記後面カバーと結合することができる。
【0018】
前記前面カバーは、端部に第1溝が形成された第1側壁を含み、前記後面カバーは、端部に前記前面カバーの第1溝の対応する位置に形成された第2突出部を有する第2側壁を含むことができる。
【0019】
前記接着剤は、前記前面カバーの第1溝と前記後面カバーの第2突出部の間に配置することができる。
【0020】
前記ガイドは、前記底面から延びる第1領域と、前記第1領域の一端で折り曲げられる第2領域を含むことができる。
【0021】
また他の実施例によるカメラモジュールは、レンズと第1ボディーを含むレンズ部;前記レンズ部と結合され、イメージセンサーが配置された基板および前記基板が結合された第2ボディーを含むイメージセンサー部;および前記第1ボディーと前記第2ボディーを結合する接着剤を含み、前記第1ボディーと前記第2ボディー結合時に前記レンズの光軸と前記イメージセンサーの位置がアラインされる。
【発明の効果】
【0022】
本実施例により、基板が第2ボディー内に固定され、複数のボディー間の結合と、イメージセンサーとレンズ間の光軸整列および距離調節が同時に行われるため、組立工数の減少による生産効率を向上させることができる長所がある。
【0023】
さらに、基板をボディー内に強固に固定することができ、外部衝撃からカメラモジュール内の構成が損傷することを防止できる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の実施例によるカメラモジュールの外観を示した斜視図。
【
図2】本発明の実施例によるカメラモジュールの側面を示した平面図。
【
図3】本発明の実施例によるカメラモジュールの断面図。
【
図5】本発明の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図。
【
図7】本発明の実施例によるカメラモジュールの一部を切開して示した斜視図。
【
図8】本発明の実施例による印刷回路基板、シールド部材および第2ボディーの分解斜視図。
【
図9】本発明の実施例による第1ボディーと第2ボディーの分解斜視図。
【
図10】本発明の実施例による印刷回路基板、シールド部材および第2ボディーの結合構造を示した図面。
【
図12】本発明の実施例による印刷回路基板と第2ボディーの結合を説明するための図面。
【
図13】本発明の実施例による印刷回路基板と第2ボディーの結合を説明するための図面。
【
図14】本発明の実施例による第2ボディーが固定された状態で第1ボディーが結合する形態を示した図面。
【
図15】本発明の実施例による第1ボディーが固定された状態で第2ボディーが結合する形態を示した図面。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0026】
ただし、本発明の技術思想は、説明される一部の実施例に限定されるものではなく、異なる様々な形態で実施することができ、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間でその構成要素のうちの一つ以上を選択的に結合または置換して使用することができる。
【0027】
また、本発明の実施例で使用される用語(技術及び科学用語を含む)は、明らかに特別に定義されて記載されていない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味に解釈することができ、事前に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるだろう。
【0028】
また、本発明の実施例で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0029】
本明細書において、単数形は、文言で特に言及されていない限り、複数形も含むことができ、「Aおよび(および)B、Cのうち少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載されている場合、A、B、Cで組み合わせられるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。
【0030】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであって、その用語によって当該構成要素の本質や順番または順序などに限定されるものではない。
【0031】
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されると記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に「連結」、「結合」、または「接続」される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素の間にある別の構成要素により「連結」、「結合」、または「接続」される場合も含むことができる。
【0032】
また、各構成要素の「上(の上)」または「下(の下)」に形成または配置されるものとして記載される場合、「上(の上)」または「下(の下)」は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上の別の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(の上)」または「下(の下)」で表現される場合、一つの構成要素を基準として上方方向だけでなく、下方方向の意味も含むことができる。
【0033】
以下で使用する「光軸方向」は、レンズの光軸方向と定義する。一方、「光軸方向」は「上下方向」、「z軸方向」などと対応させることができる。
【0034】
以下、本発明について添付の図面に基づいてより詳細に説明する。
【0035】
図1は、本発明の実施例によるカメラモジュールの外観を示した斜視図であり、
図2は、本発明の実施例によるカメラモジュールの側面を示した平面図であり、
図3は、本発明の実施例によるカメラモジュールの断面図であり、
図4は、
図3のAを拡大した斜視図であり、
図5は、本発明の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図であり、
図6は、
図5を他の角度から示した図面であり、
図7は、本発明の実施例によるカメラモジュールの一部を切開して示した斜視図であり、
図8は、本発明の実施例による印刷回路基板、シールド部材および第2ボディーの分解斜視図であり、
図9は、本発明の実施例による第1ボディーと第2ボディーの分解斜視図であり、
図10は、本発明の実施例による印刷回路基板、シールド部材および第2ボディーの結合構造を示した図面であり、
図11は、
図10の変形例を示した図である。
【0036】
図1~
図11を参照すると、本発明の実施例によるカメラモジュール10は、車両用カメラモジュールであることができる。カメラモジュール10は、車両に結合することができる。カメラモジュール10は、車両の前方カメラ、側方カメラ、後方カメラおよびブラックボックスのうちいずれか一つ以上に使用することができる。カメラモジュール10は、車両の前方に配置することができる。カメラモジュール10は、車両の後方に配置することができる。カメラモジュール10は、車両のウィンドウガラスに結合することができる。カメラモジュール10は、車両の前方もしくは後方のウィンドウガラスに結合することができる。カメラモジュール10は、車両のサイドに配置することができる。カメラモジュール10は、被写体を撮影してディスプレイ(図示せず)に映像として出力することができる。
【0037】
カメラモジュール10は、第1ボディー100を含むことができる。第1ボディー100は、フロントボディー(front body)、上部ハウジング、第1ハウジング、前面カバーのいずれで名付けることができる。第1ボディー100は、ボディー部110を含むことができる。第1ボディー100は、バレル部120を含むことができる。第1ボディー100は、レンズ300を含むことができる。第1ボディー100のボディー部110、バレル部120およびレンズ300は、一体に形成されることができる。第1ボディー100のボディー部110、バレル部120およびレンズ300のうち、いずれか二つ以上が一体に形成されることができる。変形例として、ボディー部110、バレル部120およびレンズ300は、それぞれ別個に形成することができる。
【0038】
第1ボディー100とレンズ300は、レンズ部で名付けることができる。
【0039】
ボディー部110は、バレル部120に結合することができる。ボディー部110は、バレル部120と一体に形成することができる。ボディー部110は、金属材質で形成することができる。ボディー部110は、後述する第2ボディー200の上に配置することができる。ボディー部110は、第2ボディー200に結合することができる。ボディー部110の下端は、第2ボディー200に固定されることができる。ボディー部110は、第2ボディー200に接着剤800によって結合することができる。
【0040】
ボディー部110は、下部が開口された四角形状に形成することができる。この時、ボディー部110のコーナーは、ラウンド状に形成することができる。ボディー部110は、上板110aと、上板110aから延びる第1側板110bを含むことができる。上板110aは、四角形状に形成することができる。上板110aは、バレル部120の下端外周面から外側に延びることができる。第1側板110bは、上板110aの外側端から下に延びることができる。第1側板110bは、複数に備えることができる。第1側板110bは、4つの側板を含むことができる。第1側板110bは、四角プレート形状に形成することができる。第1側板110bは、第1-1側板と第1-2側板と、第1-1側板の反対側に配置される第1-3側板と、第1-2側板の反対側に配置される第1-4側板を含むことができる。第1側板110bは、第1-1~第1-4側板の間にそれぞれ配置される第1-1~第1-4コーナーを含むことができる。第1-1~第1-4コーナーのそれぞれは、少なくとも一部でラウンド形状を含むことができる。
【0041】
ボディー部110の内側には、他の領域と区切られる空間部が形成されることができる。空間部は、下部が開口され、上部がバレル部120およびレンズ300の下面を介してカバーされることができる。
【0042】
ボディー部110の下面には、後述する第2ボディー200との結合のための第1端領域が配置されることができる。第1端領域は、空間部の外側に配置することができる。第1端領域は、第1側板110bの下面に形成されることができる。
【0043】
第1端領域は、第1突出部114および第1溝112を含むことができる。ここで、第1突出部114と第1溝112は、突出形状による相対的な概念によるものであり、第1突出部114と第1溝112は、互いに段差をもって配置することができる。
【0044】
第1突出部114は、第1溝112の内側に配置することができる。第1突出部114は、ボディー部110の下面から下方に突出するように形成することができる。第1突出部114は、第1側板110bの下面から下方に突出するように形成することができる。第1突出部114の下端は、第1溝112の底面より下側に配置することができる。
【0045】
第1溝112は、第1突出部114の外側に配置することができる。第1溝112は、第1突出部114の下端より上方に陥没するように形成することができる。第1溝112の底面は、第1突出部114の下端より上側に配置することができる。第1溝112の底面は、第1側板110bの下面で定義することができる。
【0046】
第1ボディー100の側面には、第1バッファー部117(
図4参照)が配置されることができる。第1バッファー部117は、ボディー部110の側面、つまり第1側板110bの側面から他の領域よりも内側に陥没するように形成することができる。第1バッファー部117は、第1側板110bの下端に配置することができる。第1バッファー部117は、第1溝112の外側に配置することができる。第1バッファー部117を通じて後述する接着剤800の配置領域がより広く確保されることができる。
【0047】
第1ボディー100は、バレル部120を含むことができる。バレル部120は、レンズ バレルであることができる。バレル部120は、金属材質で形成することができる。バレル部120は、ボディー部110に配置することができる。バレル部120は、ボディー部110の上面から延びることができる。バレル部120は、ボディー部110と一体に形成することができる。変形例として、バレル部120は、ボディー部110に結合することができる。この場合、バレル部120は、ボディー部110に接着剤によって固定されることができる。バレル部120は、内部にレンズ300を収容することができる。バレル部120は、ホールを含むことができる。バレル部120のホールには、レンズ300が配置されることができる。バレル部120のホールの内周面は、レンズ300の外周形状に対応する形状および大きさに形成することができる。
【0048】
第1ボディー100は、レンズ300を含むことができる。レンズ300は、バレル部120に配置されることができる。レンズ300は、バレル部120に結合することができる。レンズ300は、バレル部120のホールに配置することができる。レンズ300は、複数のレンズ300を含むことができる。レンズ300は、後述するイメージセンサーとアライメント(alignment)されることができる。レンズ300のイメージセンサーと光軸が整列することができる。レンズ300の光軸は、イメージセンサーの光軸と一致することができる。第1ボディー100は、レンズ300とイメージセンサーとの間に配置される赤外線フィルター(IR filter、Infrared Ray filter)を含むことができる。
【0049】
カメラモジュール10は、第2ボディー200を含むことができる。第2ボディー200は、リアボディー(rear body)、下部ハウジング、第2ハウジング、後面カバーのいずれで名付けることができる。第2ボディー200は、上部が開口された四角形状に形成することができる。
【0050】
第2ボディー200は、金属材質で形成することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100の下に配置することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100と結合することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100との結合を通じて内部空間を形成することができる。第2ボディー200は、上面が開口される空間部を含むことができる。
【0051】
第2ボディー200は、底板210を含むことができる。底板210は、第1ボディー100のボディー部110の上板110aと対向することができる。底板210は、第1ボディー110のボディー部110の上板110aと光軸方向に離隔することができる。底板210は、第1ボディー100のボディー部110の上板110aと平行することができる。底板210は、四角形状に形成することができる。この時、底板210のコーナーは、少なくとも一部でラウンド形状を含むことができる。
【0052】
第2ボディー200は、第2側板220を含むことができる。第2側板220は、底板210から延びることができる。第2側板220は、底板210の外側端から延びることができる。第2側板220には、シールド部材500が配置されることができる。第2側板220の内面には、シールド部材500が面接触することができる。第2側板220の上端は、第1ボディー100と結合することができる。第2側板220の外側面は、第1ボディー100の第1側板110bの外側面と同一平面上に配置することができる。
【0053】
第2ボディー200は、コネクター引き出し部290を含むことができる。コネクター引き出し部290は、底板210に結合されることができる。コネクター引き出し部290は、底板210のホール291(
図8参照)に配置することができる。コネクター引き出し部290は、底板210のホール291を貫通することができる。コネクター引き出し部290は、内部にコネクター600が配置されることができる。コネクター引き出し部290は、金属材質で形成することができる。
【0054】
コネクター引き出し部290は、内部に中空のパイプ形状を有することができる。コネクター引き出し部290の内面には、他の領域よりの内側に突出する突出部292が含まれることができる。突出部292は、内面がコネクター600の外面に接触することができる。これにより、コネクター引き出し部290内でコネクター600が強固に固定されることができる。さらに、コネクター600を第2ボディー200に結合する場合、コネクター引き出し部290の突出部292によって位置が整列される効果を見ることができる。
【0055】
突出部292の上端には、下方に行くほどコネクター600との距離が遠くなる形状の傾斜面294(
図12参照)が配置されることができる。傾斜面294を通じて、コネクター600がコネクター引き出し部290内の空間に容易にガイドされることができる。
【0056】
コネクター600とコネクター引き出し部290との間にはシーリング部材700が配置されることができる。シーリング部材700を通じて外部異質物が第2ボディー200内の空間に流入することを防止することができる。シーリング部材700は、突出部292の上側に配置することができる。
【0057】
第2ボディー200は、第2端領域を含むことができる。第2端領域は、第2ボディー200の空間部の外側に配置することができる。第2端領域は、第2側板220の上面に形成することができる。第2端領域は、第2ボディー200の上面端を形成することができる。第2端領域は、第1端領域と光軸方向に向き合うように配置することができる。
【0058】
第1ボディー100と第2ボディー200の結合時、第1端領域と第2端領域は、少なくとも一部が光軸方向に離隔して配置することができる。第1ボディー100と第2ボディー200の結合時、第1端領域と第2端領域との間には後述する接着剤800が配置されることができる。
【0059】
第2端領域は、第2突出部222および第2溝224を含むことができる。第2突出部222の内側に第2溝224が配置されることができる。光軸方向を基準にして、第1突出部114と第2溝224は向き合うように配置され、第1溝112は第2突出部222と向き合うように配置されることができる。第2突出部222と第2溝224は、突出形状による相対的な概念によるものであり、第2突出部222と第2溝224は、互いに段差があるように配置することができる。
【0060】
第2突出部222は、第2ボディー200の上面から上方に突出するように形成することができる。第2突出部222は、第2側板220の上面から上方に突出するように形成することができる。第2突出部222は、少なくとも一部が第1溝112の内側に配置されることができるが、これとは異なり、第2突出部222の上面は、第1突出部114の下面より下側に配置されたり、同一平面を形成するように配置されることもできる。第2突出部222の上面は、第1溝112の底面と光軸方向に離隔することができる。第2突出部222の上端は、第2溝224の底面より上側に配置することができる。第2突出部222の外側には、第2溝224の底面と同一平面を形成する第2側板220の上面領域がさらに配置されることができる。
【0061】
第2溝224は、第2突出部222の内側に配置することができる。第2溝224の底面は、第2突出部222の上面より下側に配置することができる。第2溝224には、第1突出部114が結合することができる。第2溝224の底面は、第1突出部114の下面と光軸方向に離隔することができる。第2溝224の底面は、第2側板220の上面で定義することができる。
【0062】
第2ボディー200の側面には、第2バッファー部227(
図4参照)が配置されることができる。第2バッファー部227は、第2側板220の側面から他の領域より内側に陥没するように形成することができる。第2バッファー部227は、第1バッファー部117と光軸方向に向き合うように配置することができる。第2バッファー部227は、第2側板220の上端に配置することができる。第2バッファー部227は、第2突出部222の外側に配置することができる。第2バッファー部227を通じて後述する接着剤800の配置領域がより広く確保されることができる。
【0063】
第2ボディー200の内面には、複数のリーブとリーブ溝が互いに交互に配置されることができる。リーブとリーブ溝は、第2側板220の内面に配置することができる。リーブは、前記第2側板220の内面から他の領域よりも内側に突出することができる。リーブ溝は、隣接する複数のリーブの間に配置されて溝形状を有することができる。リーブおよびリーブ溝は、第2ボディー200の内面で凹凸パターンを形成することができる。リーブおよびリーブ溝によって第2側板220の断面積が増加し、後述するシールド部材500の接触時の放熱効率が向上することができる。
【0064】
第2ボディー200は、第2結合部240を含むことができる。第2結合部240は、底板210の上面から上方に突出するように形成することができる。第2結合部240の上面は、第2側板220の上面より下側に配置することができる。第2結合部240は、複数に備えられ、互いに離隔して配置することができる。第2結合部240は、第2ボディー200内の空間部でコーナー領域に配置することができる。一例として、第2結合部240は2つが備えられ、空間部内の第1コーナー領域と、第1コーナー領域と対向する第2コーナー領域にそれぞれ配置することができる。
【0065】
第2結合部240の上面には、第1ホール242が形成されることができる。第1ホール242には、後述するスクリュー(S)がねじ結合することができる。第2結合部240は、断面が円形もしくは長方形に形成されることができる。
【0066】
第2結合部240の上面には、他の領域より上方に突出する第1リーブ244が形成されることができる。第1リーブ244は、円形の断面を有することができる。第1リーブ244は、後述するシールド部材500の第5ホール541を貫通し、印刷回路基板400の第3ホール431と結合することができる。第1ホール242の断面積は、第1リーブ244の断面積より大きく形成することができる。
【0067】
カメラモジュール10は、接着剤800を含むことができる。接着剤800は、接着剤が硬化した領域であることができる。より詳細に、接着剤800は、エポキシ(Epoxy)が硬化した領域であることができる。接着剤800によって、第1ボディー100と第2ボディー200の結合状態が強固に固定されることができる。
【0068】
接着剤800は、第1ボディー100と第2ボディー200との間に配置されることができる。接着剤800は、第1端領域と第2端領域との間に配置することができる。前述したように、第1端領域と第2端領域との間には、少なくとも一部が光軸方向に離隔した空間が配置され、接着剤800は、空間に配置することができる。
【0069】
したがって、接着剤800は、第1突出部114の下面と第2溝224の底面との間、第2突出部222の上面と第1溝112の底面との間に配置され、第1ボディー100と第2ボディー200を強固に結合させることができる。
【0070】
一方、第1ボディー100と第2ボディー200との間の領域にエポキシ(Epoxy)のような接着剤を注入する時、第1バッファー部117と第2バッファー部227によって注入領域が広く形成されるため、注入工程が容易に形成できる長所がある。これとは異なり、第1溝112もしくは第2溝224にエポキシ(Epoxy)を注入した状態で第1ボディー100と第2ボディー200が結合することができる。この場合にも、接着剤800は、第1バッファー部117と第2バッファー部227によって、第1ボディー100と第2ボディー200の外面で相対的に広く接着領域を形成することができる。
【0071】
カメラモジュール10は、印刷回路基板(printed circuit board)400を含むことができる。印刷回路基板400は、基板で名付けることができる。印刷回路基板400は、第2ボディー200内に配置されることができる。印刷回路基板400は、第2ボディー200内の空間部に配置することができる。
【0072】
第2ボディー200と印刷回路基板400は、イメージセンサー部で名付けることができる。
【0073】
印刷回路基板400の上面には、イメージセンサー410が配置することができる。印刷回路基板400の下面には、コネクター600が結合することができる。印刷回路基板400は、コネクター600と電気的に接続されることができる。イメージセンサー410は、印刷回路基板400を介してコネクター600と電気的に接続することができる。コネクター600は、印刷回路基板400の下面にソルダリング(soldering)することができる。
【0074】
印刷回路基板400は、第2ホール430と第3ホール431を含むことができる。第2ホール430と第3ホール431は、それぞれ印刷回路基板400の上面から下面を貫通するように形成することができる。第2ホール430は、第2ボディー200の第1ホール242と光軸方向に向き合うように配置することができる。第3ホール431は、第2ボディー200の第1リーブ244と光軸方向に向き合うように配置することができる。第2ホール430と第3ホール431は、それぞれ複数で備えられ、印刷回路基板400の互いに対向する各コーナー領域に配置することができる。第2ホール430と第3ホール431は、断面積が互いに異なることができる。一例として、第2ホール430の断面積は、第3ホール431の断面積より大きく形成することができる。第3ホール431の断面積は、第1リーブ244の断面積に対応することができる。第2ホール430および第3ホール431が形成される印刷回路基板400の領域は、グラウンド(Ground)電源の接地領域であることができる。
【0075】
カメラモジュール10は、シールド部材500を含むことができる。シールド部材500は、第2ボディー200内の空間に配置することができる。シールド部材500は、金属材質で形成され、外部電磁波を遮蔽することができる。シールド部材500は、底板520と、底板520の端領域に上方に折り曲げられる側板510を含むことができる。この場合、第2ボディー200の底板210は、第1底板で名付けることができ、シールド部材500の底板520は、第2底板で名付けることができ、シールド部材500の側板510は、第3側板510で名付けることができる。
【0076】
第2底板520は、第1底板210に接触することができる。第3側板510は、第2側板220に接触することができる。第3側板510は、少なくとも一部が内側空間の断面積が異なるように、折り曲げられた領域を有することができる。
【0077】
印刷回路基板400は、シールド部材500内の空間に配置することができる。この場合、第3側板510の上面は、印刷回路基板400の上面より上側に配置することができる。第3側板510の上端の一部は、第1ボディー100内の空間に配置することができる。
【0078】
シールド部材500は、第1結合部540を含むことができる。第1結合部540は、第2底板520の上面から上方に突出するように形成することができる。または、第1結合部540は、第2底板520と第3側板510が会うコーナー領域を内側に折り曲げて作られた形状であってもよい。第1結合部540の上面は、第3側板510の上面より下側に配置することができる。第1結合部540は、第2結合部240と光軸方向に向き合うように配置することができる。第1結合部540は、シールド部材500内の空間のコーナー領域に配置することができる。第1結合部540は複数で備えられ、シールド部材500内の空間で互いに対向する各コーナー領域に配置することができる。
【0079】
第1結合部540の形成領域に対応するシールド部材500の下面には、他の領域より上方に陥没する形状の結合溝530が形成されることができる。結合溝530の断面形状は、第2ボディー200の第2結合部240の断面形状に対応するように形成されることができる。結合溝530には、第2結合部240が結合されることができる。第2結合部240は、結合溝530内に配置することができる。
【0080】
第1結合部540は、第4ホール542と第5ホール541を含むことができる。第4ホール542および第5ホール541は、第1結合部540の上面から下面を貫通するように形成することができる。第4ホール542は、第2ボディー200の第1ホール242および印刷回路基板400の第2ホール430と光軸方向に向き合うように配置することができる。第1ホール542、第2ホール430および第4ホール542の断面形状は、互いに対応するように形成することができる。第5ホール541は、第2ボディー200の第1リーブ244、印刷回路基板400の第3ホール431と光軸方向に向き合うように配置することができる。第4ホール542と第5ホール541は、断面積が互いに異なる場合がある。一例として、第4ホール542の断面積は、第5ホール541の断面積より大きく形成されることができる。
【0081】
シールド部材500は、コネクターホール522を含むことができる。コネクターホール522は、第2底板520の上面から下面を貫通するように形成することができる。コネクターホール522は、第2底板520のほぼ中央に配置することができる。コネクターホール522は、コネクター600の配置領域に対応するように形成することができる。コネクターホール522の断面積は、コネクター600の断面積より大きく形成することができる。
【0082】
コネクターホール522には、コネクター600が貫通することができる。コネクター600は、印刷回路基板400の下面から延び、コネクターホール522を貫通し、コネクター引き出し部290の内側に結合することができる。
【0083】
シールド部材500は、ガイド580を含むことができる。ガイド580は、コネクターホール522の形成領域に配置することができる。ガイド580は、コネクターホール522の内面から突出する形状であることができる。ガイド580は、第2底板520の一部を切開して形成することができる。ガイド580は、複数で備えられ、コネクター600を基準にして、円周方向に沿って互いに離隔して配置されることができる。
【0084】
ガイド580は、少なくとも1回以上折り曲げられた領域を有することができる。ガイド580は、第2底板520の底面から延びることができる。ガイド580は、コネクターホール522の内面から突出する第1領域582と、第1領域582の端部から折り曲げられ、内側に突出する第2領域584を含むことができる。
【0085】
第2領域584の内面には、他の領域より内側に突出する突出領域が形成されることができる。突出領域は、コネクター600の外面に接触することができる。突出領域は、コネクター600の外面を加圧することができる。ガイド580は、突出領域がコネクター600の外面を加圧する方向に弾性力を有することができ、これにより、コネクター600がコネクターホール522内に強固に固定されることができる。さらに、コネクター600がシールド部材500と結合する場合、ガイド580によって位置が整列した状態に結合することができる。
【0086】
図10を参照すると、印刷回路基板400は、シールド部材500および第2ボディー200と締結部材を介して結合することができる。締結部材は、スクリュー(S)を含むことができる。締結部材を介して印刷回路基板400は、シールド部材500および第2ボディー200とねじ結合することができる。この場合、スクリュー(S)は、印刷回路基板400の上部から下方に結合することができる。スクリュー(S)は、印刷回路基板400の第2ホール430、シールド部材500の第4ホール542を貫通し、第2ボディー200の第1ホール242にねじ結合することができる。第1ホール242の内面には、ねじ山もしくはねじ溝が形成されることができる。
【0087】
一方、印刷回路基板400、シールド部材500および第2ボディー200のねじ結合の前に、第1リーブ244がシールド部材500の第5ホール541を貫通し、印刷回路基板400の第3ホール431に結合されることにより、一次的に印刷回路基板400、シールド部材500および第2ボディー200の結合が行われることができるため、ねじ結合工程がより容易に進むことができる。
【0088】
図11は、
図10の変形例であり、印刷回路基板400、シールド部材500および第2ボディー200はねじ結合ではなく、第2ボディー200の突起270を介して互いに結合することができる。この場合、締結部材は、突起270であることができる。突起270は、第2ボディー200と一体に形成することができる。突起270は、第2結合部240の上面から上方に突出し、シールド部材500の第4ホール542および印刷回路基板400の第2ホール430を貫通するように配置することができる。突起270は、第4ホール542および第2ホール430内に配置される第1領域272と、第1領域272の上部に配置され、印刷回路基板400上に配置される第2領域274を含むことができる。第2領域274は、第1領域272、第4ホール542および第2ホール430の断面積より大きく形成することができる。
【0089】
第2領域274は、突起270の上端一部に熱を加えることによって形成することができる。これにより、印刷回路基板400、シールド部材500および第2ボディー200は、互いに融着することができる。
【0090】
前記のような構造によると、印刷回路基板400をシールド部材500および第2ボディー200内の空間に強固に固定することができ、外部衝撃から印刷回路基板400が損傷することを防止することができ、印刷回路基板400上に配置されたイメージセンサー410とレンズ300との間の距離を容易に整列させることができる長所がある。
【0091】
図12および
図13は、本発明の実施例による印刷回路基板と第2ボディーの結合を説明するための図である。
【0092】
具体的に、印刷回路基板400と第2ボディー200の結合時、コネクター600と印刷回路基板400の下面に結合された状態で第2ボディー200と結合されるため、第2ボディー200内の印刷回路基板400の結合工程とコネクター600の結合工程が一元化される長所がある。
【0093】
特に、組立過程において、印刷回路基板400は、第2結合部240および第1結合部540によって下方への移動がガイドされるので、コネクター引き出し部290内の空間にコネクター600が設計位置に正確に整列することができる。これは印刷回路基板とコネクターが個別的に組み立てられる従来構造と差別化されるものである。
【0094】
さらに、第2結合部240および第1結合部540によって印刷回路基板400がガイドされるので、本実施例によるカメラモジュール10は、イメージセンサー410とレンズ300との間の光軸方向距離を容易に整列できる長所がある。つまり、第1ボディー100と第2ボディー200の結合により、レンズ300の光軸とイメージセンサー410の位置が同時にアラインできる長所がある。
【0095】
図14は、本発明の実施例による第2ボディーが固定された状態で第1ボディーが結合される形態を示した図であり、
図15は、本発明の実施例による第1ボディーが固定された状態で第2ボディーが結合する形態を示した図である。
【0096】
図14および
図15のように、前記レンズ300の光軸と前記イメージセンサー400の位置の整列(align)は、前記第1ボディー100と前記第2ボディー200の結合後、前記接着剤800が硬化する過程で実現することができる。さらに、前記レンズ300の光軸と前記イメージセンサー410の位置の整列(align)は、前記第1ボディー100と前記第2ボディー200のうちいずれか一つはジグ(J)によって固定され、他の一つを調整する過程で実現することができる。
【0097】
具体的に、カメラモジュール10は、印刷回路基板400が第2ボディー200内で位置が固定されるので、
図14のように、第2ボディー200がジグ(J)に固定された状態で第1ボディー100の結合時、接着剤800を通じた第1ボディー100と第2ボディー200の結合工程と、イメージセンサー410とレンズ300との間の距離調節工程が一元化される長所がある。この時、第1ボディー100と第2ボディー200との間に配置された接着剤800の硬化過程で形成される接着剤800の厚さ調節を通じて、レンズ300とイメージセンサー410間の光軸が整列され、レンズ300とイメージセンサー410間の距離が調節されることができる。
【0098】
さらに、本実施例によるカメラモジュール10は、印刷回路基板400が第2ボディー200内の位置が固定されるので、
図15のように、第1ボディー100がジグ(J)に固定された状態で第2ボディー200の結合時にも、接着剤800を通した第1ボディー100と第2ボディー200の結合工程と、イメージセンサー410とレンズ300間の距離調節工程が一元化される長所がある。この時、第1ボディー100と第2ボディー200との間に配置された接着剤800の硬化過程で形成される接着剤800の厚さ調節を通じて、レンズ300とイメージセンサー410間の光軸が整列され、レンズ300とイメージセンサー410間の距離が調節されることができる。
【0099】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明がその技術思想や本質的な特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施することができることを理解できるであろう。したがって、前記で説明した実施例は、すべての点で例示的なものであり、限定的ではないと理解されるべきである。
【国際調査報告】