IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エース・ビジョン・グループ・インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-532405仮想統合遠隔アシスタント装置および方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】仮想統合遠隔アシスタント装置および方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 3/113 20060101AFI20240829BHJP
   A61F 9/01 20060101ALI20240829BHJP
   A61F 9/008 20060101ALI20240829BHJP
   A61F 9/007 20060101ALI20240829BHJP
   G16H 10/00 20180101ALI20240829BHJP
   A61B 3/103 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
A61B3/113
A61F9/01
A61F9/008
A61F9/007 200Z
G16H10/00
A61B3/103
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513307
(86)(22)【出願日】2022-08-24
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 US2022041316
(87)【国際公開番号】W WO2023028105
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】63/237,017
(32)【優先日】2021-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524070093
【氏名又は名称】エース・ビジョン・グループ・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Ace Vision Group, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(74)【代理人】
【識別番号】100163902
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 奈月
(72)【発明者】
【氏名】ヒプスリー,アンマリー
(72)【発明者】
【氏名】トーマス,グリフィン ピーター
【テーマコード(参考)】
4C316
5L099
【Fターム(参考)】
4C316AA13
4C316AA21
4C316AB02
4C316AB11
4C316FA04
4C316FB03
4C316FB12
4C316FB16
4C316FC12
4C316FC14
5L099AA01
(57)【要約】
仮想統合遠隔アシスタントのシステムを提供する。いくつかの実施形態では、システムは、外科的処置のための入力を受信することを含む操作を実行する。この操作は、さらに、外科的処置の第1のフィードバックを決定することを含む。この操作は、さらに、第1のフィードバックに応答するユーザ入力を受信することを含む。この操作は、さらに、ユーザの視線追跡検証を実行することを含む。この操作は、さらに、仮想アシスタントのグラフィック表示を表示することを含む。関連するシステム、方法および製品も同様に説明する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科的処置を調整する方法であって、
プロセッサが、眼科の外科的処置のための入力を受信することと、
前記プロセッサが、前記外科的処置の第1のフィードバックを決定することと、
前記プロセッサが、前記第1のフィードバックに応答するユーザ入力を受信することと、
前記プロセッサが、レーザ装置から第2のフィードバックを受信することと、
前記プロセッサが、ユーザの視線追跡検証を実行することと、
前記プロセッサが、仮想アシスタントのグラフィック表示を表示すること、
を含む方法。
【請求項2】
前記グラフィック表示を表示することは、ユーザインタフェースに前記グラフィック表示を表示することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のフィードバックは、外科的処置の患者への指示を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザ入力は、前記患者の目の位置、音声入力、タッチ入力またはキーボード入力を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のフィードバックは、4つの強膜の四半部(quadrants of a sclera)を露出させるために凝視点を見るエクササイズを患者にさせる指示に関する、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のフィードバックは、前記患者へ処置後の治療計画(regimen)を知らせる、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のフィードバックは、VoIP(voice over IP)を介して受信する、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記レーザ装置からの前記第2のフィードバックは、前記レーザ装置を用いて目の焦点を決定することによる視線追跡検証に関連する、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
処置後のレビューまたはエクササイズ後のレビューを実行することをさらに含み、
トレーニングエクササイズの結果は、測定および分析される、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記眼科の外科的処置は、白内障手術、白内障レーシック、フェムト秒手術、MIGSインプラント手術、または円錐角膜手術を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記プロセッサが、患者に処方薬を服用し、術後の来院のスケジュールをすることをリマインダすることをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記リマインダは、電子メール、テキスト、または、モバイルアプリケーションを介して実行される、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
外科的処置を調整するシステムであって、
少なくとも1つのデータプロセッサと、
グラフィカルユーザインタフェースをレンダリングするディスプレイと、
コンピュータプログラムコードを含む得少なくとも1のメモリとを、を含み、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのデータプロセッサに、
眼科の外科的処置の入力を受信することと、
前記外科的処置の第1のフィードバックを決定することと、
前記第1のフィードバックに応答するユーザ入力を受信することと、
レーザ装置から第2のフィードバックを受信することと、
ユーザの視線追跡検証を実行することと、
仮想アシスタントのグラフィック表示を表示すること、
を実行させるシステム。
【請求項14】
前記第1のフィードバックは、外科的処置の患者への指示を含む、
請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記ユーザ入力は、患者の目の位置、音声入力、タッチ入力またはキーボード入力を含む、
請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記第1のフィードバックは、4つの強膜の四半部(quadrants of a sclera)を露出させるために患者へ凝視点を見るエクササイズをさせる指示に関する、
請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記第1のフィードバックは、前記患者へ処置後の養生法を知らせる、
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記レーザ装置からの前記第2のフィードバックは、前記レーザ装置を用いて目の焦点を決定することによる視線追跡検証に関連する、
請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
前記眼科の外科的処置は、白内障手術、白内障LASIK、フェムト秒手術、MIGSインプラント手術、または円錐角膜手術を含む、
請求項13に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年8月25日に出願された「仮想統合遠隔アシスタント装置および方法」と題する米国特許出願第63/237,017号の優先権を主張し、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本明細書に記載される主題は、遠隔眼科手術トレーニング、眼球運動、視覚療法、視覚リハビリテーション、視力検査、医師の予約スケジュール作成、より具体的には、仮想統合遠隔アシスタント(VIRA)に関する。
【背景技術】
【0003】
レーザ眼科治療(例えば、手術)および眼の様々な場所に施される眼科治療は、10億人を超える、現在、自分の状態を治療するための治療法がない老視者にとってより良い近方、中間、および遠方の視力を得るために自然な視覚調節を回復するために高レベルの精度および精度を必要であり得る。手術、治療、治療法などを成功させるには、何時間から何年もの教育と訓練が不可欠である。
【0004】
現在の眼科手術の経験は、患者と医療専門家(例えば、技師、外科医、助手など)との間の物理的な相互作用に依存する。現在の特定の外科手術と、手術前、手術中、手術後に何が予想されるかについて、一定の情報を患者に提供することが有益であり得る。仮想アシスタントは、いくつかの点で人間をシミュレートし、外科的処置を受ける患者が処置および処置当日に何が予想されるかについて教育され得る。
【0005】
したがって、眼科処置を実行する改良されたシステム、装置および方法を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0006】
いくつかの態様では、方法、コンピュータプログラム製品、およびシステムが提供される。一実施形態では、仮想統合遠隔アシスタントシステムが提供される。
【0007】
様々な状態、例えば「自律」、「半自律」、および/または「遠隔ロボット」で実行される遠隔手順が開示される。患者と医師を結び付け、単純なタスクと複雑なタスクを管理する自律型チャットボット製品が開示される。
【0008】
患者の焦点能力の電話センサ分析から得られた距離測定値に基づいて患者の両目の視度値を測定し、その後人間の目の視度値を計算する、サインアップ時の統合評価が開示される。
【0009】
ニューラルネットワークまたは深層学習人工知能プロセッサおよびソフトウェアエージェントによって部分的に制御される、仮想的に統合された遠隔アシスタントが開示される。
【0010】
いくつかの変形例では、仮想統合遠隔アシスタントは、ソフトウェアアプリケーション上で、またはレーザ装置のユーザインタフェース上で実装され得る。
【0011】
本発明の主題の実装は、説明したような1つ以上の特徴を含む、本説明と一致するシステム及び方法、また、1つ以上の機械(例えば、コンピュータなど)に本明細書で説明する動作を生じさせるように動作可能な、具体的に具現化された機械可読媒体を含む物品を含むことができる。同様に、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサに接続された1つ以上のメモリとを含み得るコンピュータシステムも説明される。コンピュータ可読記憶媒体を含むことができるメモリは、1つまたは複数のプロセッサに本明細書に記載の動作のうちの1つまたは複数を実行させる1つまたは複数のプログラムを含む、符号化する、記憶するなどすることができる。本主題の1つ以上の実装と一致するコンピュータ実装方法は、単一のコンピューティングシステムまたは複数のコンピューティングシステムに常駐する1つ以上のデータプロセッサによって実装することができる。このような複数のコンピューティングシステムは、接続することができ、1つまたは複数の接続を介して、データおよび/またはコマンドまたは他の命令などを交換することができる。1つまたは複数の接続は、ネットワーク(例えば、インターネット、無線広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、優先ネットワークなど)を介した接続、複数のコンピューティングシステムのうちの1つい以上の間の直接接続による接続などを含むが、これらに限定されない。
【0012】
一態様では、本開示の方法は、以下を含む。プロセッサが、眼科の外科的処置の入力を受信することと、前記プロセッサが、前記外科的処置の第1のフィードバックを決定することと、前記プロセッサが、前記第1のフィードバックに応答するユーザ入力を受信することと、前記プロセッサが、レーザ装置から第2のフィードバックを受信することと、前記プロセッサが、ユーザの視線追跡検証を実行することと、前記プロセッサが、仮想アシスタントのグラフィック表示を表示すること。
【0013】
本明細書に記載される主題の1つまたは複数の変形例の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載される。本明細書に記載される主題の他の特徴および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。現在開示されている主題の特定の特徴は、エンタープライズリソースソフトウェアシステムまたは他のビジネスソフトウェアソリューションまたはアーキテクチャに関連して例示を目的として説明されているが、そのような特徴が限定を意図するものではないことは容易に理解されるであろう。この開示に続く特許請求の範囲は、保護される主題の範囲を定義することを目的とする。
【0014】
レーザ眼球マイクロポレーションに関して本明細書で詳細に説明されるシステム、装置、および方法は、例示的な実施形態であり、限定するものと考えられるべきではない。本明細書に記載される主題の他の構成、方法、特徴および利点は、以下の図面および詳細な説明を検討することにより、当業者に明らかになるであろう。このような追加の構成、方法、特徴および利点はすべて本説明に含まれ、本明細書に記載の主題の範囲内にあり、添付の特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。例示的な実施形態の特徴は、特許請求の範囲におけるそれらの特徴の明示的な記載がない限り、添付の特許請求の範囲を限定するものとして決して解釈されるべきではない。
【0015】
本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、本明細書に開示される主題の特定の態様を示し、説明とともに、開示される実施形態に関連する原理のいくつかを説明するのに役立つ。図面は以下である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、いくつかの例示的な実装形態に係る、眼科手術のシステムを示す。
【0017】
図2図2は、いくつかの例示的な実装形態に係る、例示的なグラフィカルユーザインタフェースコントロールを示す。
【0018】
図3図3は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの事前スクリーニング機能および治療後機能の例を示す。
【0019】
図4図4は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの事前スクリーニング機能および治療後機能の例を示す。
【0020】
図5図5は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントユーザインタフェースの例を示す。
【0021】
図6図6は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの治療後の特徴例を示す。
【0022】
図7図7は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの予約および管理機能の例を示す。
【0023】
図8図8は、いくつかの例示的な実装形態に係る、セルフィーヘルメットアセンブリの例を示す。
【0024】
図9図9、10、11A及び11Bは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのログインユーザインタフェースの例を示す。
図10図9、10、11A及び11Bは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのログインユーザインタフェースの例を示す。
図11A図9、10、11A及び11Bは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのログインユーザインタフェースの例を示す。
図11B図9、10、11A及び11Bは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのログインユーザインタフェースの例を示す。
【0025】
図11C図11Cは、ログイン処理が開始されるフローの例を示す。
【0026】
図12図12は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者データおよび/または評価特徴の例を示す。
【0027】
図13図13及び14は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者データおよび/または評価ユーザインタフェースの例を示す。
図14図13及び14は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者データおよび/または評価ユーザインタフェースの例を示す。
【0028】
図15図15、16A及び16Bは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者評価ユーザインタフェースの例を示す。
図16A図15、16A及び16Bは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者評価ユーザインタフェースの例を示す。
図16B図15、16A及び16Bは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者評価ユーザインタフェースの例を示す。
【0029】
図17A図17Aは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションおよびエクササイズ/トレーニングユーザインタフェースの例を示す。
【0030】
図17B図17Bは、アプリケーションが患者に各エクササイズを実行させるフローの例を示す。
【0031】
図17C図17Cは、患者が、患者の視力を検査する記号および文字のVisioFlexデジタルチャートを読み取る方法の例を示す。
【0032】
図17D図17D及び17Eは、患者がまばたきエクササイズに参加する方法の例を示す。
図17E図17D及び17Eは、患者がまばたきエクササイズに参加する方法の例を示す。
【0033】
図17F図17Fおよび17Gは、患者が近距離および遠距離焦点合わせエクササイズに参加する方法の例を示す。
図17G図17Fおよび17Gは、患者が近距離および遠距離焦点合わせエクササイズに参加する方法の例を示す。
【0034】
図18図18は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの治療適合性ユーザインタフェース例を示す。
【0035】
図19A図19A、19B、19C、19D、19E及び19Fは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンおよびナビゲーションユーザインタフェースの例を示す。
図19B図19A、19B、19C、19D、19E及び19Fは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンおよびナビゲーションユーザインタフェースの例を示す。
図19C図19A、19B、19C、19D、19E及び19Fは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンおよびナビゲーションユーザインタフェースの例を示す。
図19D図19A、19B、19C、19D、19E及び19Fは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンおよびナビゲーションユーザインタフェースの例を示す。
図19E図19A、19B、19C、19D、19E及び19Fは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンおよびナビゲーションユーザインタフェースの例を示す。
図19F図19A、19B、19C、19D、19E及び19Fは、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンおよびナビゲーションユーザインタフェースの例を示す。
【0036】
図19G図19Gは、アプリケーションのホーム機能フローの例を示す。
【0037】
図19H図19H及び19Iは、手術ステータスタブと最終レポートタブの一例を示す。
図19I図19H及び19Iは、手術ステータスタブと最終レポートタブの例を示す。
【0038】
図20図20は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのユーザインタフェースの例を示す。
【0039】
図21図21は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのクラウドベースのシステムアーキテクチャの例を示す。
【0040】
図22図22は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションスケジューリングエージェントの例を示す。
【0041】
図23図23は、いくつかの例示的な実施形態に係る、コンピューティング装置の例のブロック図を示す。
【0042】
図24図24は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想統合遠隔アシスタントを実装する方法の例を示す。
【0043】
図25図25は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのバックグラウンドタスクの例を示す。
【0044】
図26図26は、いくつかの例示的な実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのユーザ事前スクリーニングの例を示す。
【0045】
図27A図27A-27Cは、患者を医師に接続し、単純なタスクおよび複雑なタスクを管理する自律型チャットボット製品を示す。
図27B図27A-27Cは、患者を医師に接続し、単純なタスクおよび複雑なタスクを管理する自律型チャットボット製品を示す。
図27C図27A-27Cは、患者を医師に接続し、単純なタスクおよび複雑なタスクを管理する自律型チャットボット製品を示す。
【0046】
図28A図28A-28Bは、チャット機能を示す。
図28B図28A-28Bは、チャット機能を示す。
【0047】
図29A図29A及び29Bは、サインアップ機能における評価の例を示す。
図29B図29A及び29Bは、サインアップ機能における評価の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0048】
実際には、同様の参照番号は同様の構造、特徴、または要素を示す。
【0049】
上述したように、また以下で詳述するように、本明細書に記載の方法および装置の実施形態は、組み合わせてまたは個別に有用に使用することができ、また、目および体の他の部分の疾患状態を治療するために有利に使用することができる多くの態様が含まれる。特に詳細に説明される例の少なくともいくつかは、加齢に伴う緑内障、白内障形成、および加齢黄斑変性などの他の加齢に関連する眼疾患の治療などの眼の状態の治療に焦点を当てる。
【0050】
特に、本明細書で説明される実施形態は、仮想統合遠隔アシスタントシステムに使用されるハードウェアおよびソフトウェアのシステムソリューションに関する。仮想統合遠隔アシスタントシステムは、医療処置のために患者および/または外科医に人間のような支援を提供することができる。このような支援は、他の外科支援よりも、少なくとも手術前、手術中、および/または手術後に教育およびフィードバックを提供することにより、手術を改善することができる。
【0051】
本開示のシステム、装置および方法は、眼科的処置(例えば、白内障手術、白内障レーシック手術、フェムト秒手術、MIGSインプラント手術、円錐角膜手術など)、レーザ強膜マイクロポレーション(LSM)などの老視処置、および整形外科的処置(例えば、レーザディスク手術)などのレーザ外科手術を含むが、これらに限定されない。
【0052】
いくつかの態様では、眼科の外科的または治療的または診断的処置は、患者と医療専門家(例えば、技師、外科医、助手など)との間の物理的相互作用に依存し得る。いくつかの実施形態では、外科手術のために手術室にいる人の数を減らすか排除することが有益である可能性がある。例えば、パンデミック(例えば、COVID-19など)の最中には、遠隔手術または遠隔ロボット手術のアクセスを作成することによって、患者と1人以上の医療専門家との間の物理的相互作用を削減または排除することが必要にりうる。仮想統合遠隔アシスタントを対象とする本明細書に記載の実施形態は、患者に対する高水準のケアを維持しながら、患者と医療専門家との間の物理的相互作用を低減または排除することができる。
【0053】
例えば、仮想統合遠隔アシスタント(VIRA:virtual integrated remote assistant)は、処置および処置当日に何が予想されるかについて患者を教育することができる。いくつかの態様では、処置情報の枠組みは医療提供者と患者を保護することができる。VIRAは統合遠隔医療を促進し、医師と患者の間に超極小侵襲環境を作ることができる。VIRAは、視覚的、言語的、物理的なジェスチャーや動作が人間に似ているソフトウェアエージェントであってもよい。
【0054】
いくつかの態様では、手術当日、VIRAは患者または医療専門家に手術中に何が起こるかを知らせ、外科手術の成功を促進する指示を患者または医療専門家に提供することができる。例えば、VIRAは、4つの強膜の四半部(quadrants of a sclera)を露出させるために凝視点を見るエクササイズをするように患者に指示し、処置後の治療計画(regimen)を患者に知らせることができる。いくつかの態様では、VIRAは、電子メール、テキスト、モバイルアプリケーション、または他の通信を介して、処方薬を服用し、術後の来院のスケジュールを立てるように患者に思い出させることができる。いくつかの態様では、VIRAは、取得した患者データに基づいて、特定の治療法、医療専門家、または施設を患者に紹介することができる。
【0055】
図1は、いくつかの例示的な実装形態に係る、眼科手術のシステム1000を示す。図示するように、システム1000は、レーザ装置1025、患者1050、ユーザインタフェース1100、および仮想統合遠隔アシスタント1102を含む。いくつかの態様では、ユーザインタフェース1100は、レーザ装置1025の少なくとも一部に統合され得る。
【0056】
図2は、いくつかの実施形態に係る、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)コントロールの例を示す。GUIコントロールは、アイコンメニューバーを使用して、異なるスクリーン(例えば、光コヒーレンストモグラフィー(OCT)スクリーン、三次元スクリーン、ホログラフィックスクリーンなど)へのナビゲーションを提供することができる。また、GUIコントロールは、ナビゲーションのためにタブを使用することもできる。いくつかの態様では、VIRAは、医師または外科医と対話し、外科手術を支援する情報、視覚、または他のフィードバックを提供することができる。フィードバックは、4つの強膜の四半部(quadrants of a sclera)を露出させるために凝視点を見るエクササイズをするように患者に指示することを含むことができ、処置後の治療計画(regimen)を患者に知らせることができる。外科医が遠隔にいる場合、VIRAはボイスオーバーIP(VOIP)またはその他の音声通信を使用して患者に話しかけることができる。この音声制御の態様は、VIRAが、外科医は技術者を必要とせずに、外科医のためにスクリーン(例えば、手術領域のカメラまたは画像など)を実行できるため、リアルタイムで有益であり得る。
【0057】
図3は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの事前スクリーニング機能および治療後機能の例を示す。いくつかの実施形態では、事前スクリーニングは、病状または視覚状態を判定する視覚検査を含むことができる。いくつかの態様では、VIRAは、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、スマートウォッチ、または他のコンピューティングデバイスおよび/またはウェアラブルデバイスのソフトウェアアプリ上で実装され得る。図3は、アイポジショニングテスト(EPT)を提供するVIRAアプリケーションと、EPTを通過したユーザを示すスクリーンを示す。その後、ユーザは、ユーザを新しい患者として登録し、患者スクリーニングプロセスの一部としてEPTの結果を含めるよう管理事務所に警告してもよい。
【0058】
図4は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの事前スクリーニング機能および治療後機能の例を示す。図4の一例に示すように、ユーザはEPTに不合格となり、管理事務所はEPTの結果に関して警告を受けてもよい。
【0059】
図5は、いくつかの実装例に従って、レーザ装置1025の表面上に配置された仮想アシスタントユーザインタフェース1100の例を示す。さらに示すように、仮想統合遠隔アシスタント1102は、スマートフォン上のモバイルアプリケーションに統合される。いくつかの態様では、ユーザインタフェース1100の位置により、患者は外科手術中に仮想統合遠隔アシスタント1102を閲覧し、手術中に仮想統合遠隔アシスタント1102から指示を受け取ることができる。
【0060】
図6は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの処置後/治療機能の例を示す。図示するように、仮想アシスタントアプリケーションは、患者の手術後の回復を助けるために、視覚エクササイズ、エクササイズセッション追跡、パフォーマンススコアなどを提供することができる。仮想アシスタントは、Webまたは他のポータルから推奨してもよい。仮想アシスタントアプリケーションはまた、医師および/または患者に次回の予約および/または治療に関して警告することもできる。仮想アシスタントアプリケーションは、患者および/または医師にパフォーマンススコア結果を警告してもよく、また、フォローアップ予約のスケジュールを患者に警告してもよい。
【0061】
図7は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの予約および管理機能の例を示す。図示するように、仮想アシスタントアプリケーションは、目のエクササイズアプリケーションの戦略的パートナー、エクササイズセッションの追跡、エクササイズセッションに基づくパフォーマンススコアを提供し、医師にフォローアップの警告を提供することができる。仮想アシスタントは、患者、医師、技術者、またはスレッドまたはユーザグループに追加された承認されたメンバーにアラーム、アラート、およびカレンダーリマインダを提供することができる。
【0062】
図8は、いくつかの例示的な実装形態に係る、例示的なセルフィーヘルメットアセンブリを示す。いくつかの態様では、セルフィーヘルメットアセンブリは、患者の視野内のユーザインタフェース上に仮想統合遠隔アシスタント1102を配置することを容易にすることができる。セルフィーヘルメットアセンブリは、患者の顔認識および目の追跡、さらには他の目のエクササイズも容易にすることができる。
【0063】
図9、10、11Aおよび11Bは、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのログインユーザインタフェースの例を示す。いくつかの態様では、仮想アシスタントアプリケーションは、患者にログインを提供し、その患者のプロフィールを作成することができる。
【0064】
図11Cは、ログイン処理が開始されるフローの一例を示す。スプラッシュスクリーンの後にサインアップすると、アプリケーションが開始され、表示されている内容に対応するスクリーンがユーザに表示される。
【0065】
図12は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者データおよび/または評価特徴の例を示す図である。いくつかの態様では、患者プロフィールは、図12の例に示されるように、視覚的なアンケートへの回答を含むことができる。
【0066】
図13および14は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者データおよび/または評価ユーザインタフェースの例を示す。いくつかの態様では、仮想アシスタントアプリケーションは、エクササイズ、情報、手術状態、および医学的評価を患者に提供することができる。図示するように、仮想アシスタントアプリケーションは、患者の各目にエクササイズを提供し、結果をローカルまたはサーバに記録する。
【0067】
図15、16Aおよび16Bは、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションの患者評価ユーザインタフェースの例を示す。いくつかの態様では、患者プロファイルは、図11図4の例に示すように、視覚的な質問に対する回答を含むことができる。
【0068】
図17Aは、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーション演習/トレーニングユーザインタフェースの例のセットを示す。図示するように、仮想アシスタントアプリケーションは、スクリーン上の凝視目標(例えば、赤い点)を追跡するようにユーザに指示することができる。
【0069】
図17Bは、アプリケーションが患者に各エクササイズを実行させるフローの例を示す。図示するように、エクササイズは、パーミング(手をあてる)、まばたき、ペンシルプッシュアップ(pencil push-ups)、近距離/遠距離焦点合わせ、ルール、ブロックストリング、バレルカードテキスト(barrel card text)、IsoFlex、ETDRS視力カード、デジタルビノメーター、ハートチャート、コントラスト感度テストを含むが、これらに限定されない。
【0070】
図17Cは、患者が、患者の視力を検査する記号および文字のVisioFlexデジタルチャートを読み取る方法の一例を示す。これは、患者の視野からさまざまな距離に携帯端末を保持することで患者の読み取り能力を分析することによって行われる。
【0071】
図17Dおよび17Eは、患者がまばたきエクササイズに参加する方法の一例を示す。これは、ドライアイの症状を緩和し、臨床症状を改善するために、まばたきのパターンを保持および修正するために処方された患者のまばたきエクササイズの可能性を評価することによって行われる。その方法の一例を図示する。
【0072】
図17Fおよび17Gは、患者が近距離/遠距離商店合わせエクササイズに参加する方法の一例を示す。図示するように、これは患者が近くの物体、例えば鉛筆に焦点を合わせるために行う。目から20~30cm離れて、遠くのものを見て、遠くの物体に焦点を合わせ、その物体を詳細に見ようとする。そして、もう一度近くの物体を観察する。患者は焦点を5回調整し、このサイクルを最大3回繰り返し、人間の目の調節機構を物理的にトレーニングする。
【0073】
図18は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーション処理適合性ユーザインタフェース例を示す。図示するように、ユーザは、視覚または視力検査に合格または不合格となり、図18の例では画像のうちの少なくとも1つが示され得る。
【0074】
図19A、19B、19C、19D、19E、および19Fは、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンおよびナビゲーションユーザインタフェースの例を示す。図示するように、仮想アシスタントアプリケーションのホームスクリーンには、エクササイズタブ、手術ステータスタブ、および最終レポートタブが含まれ得る。ホームスクリーンは、アプリケーションの設定も表示され得る。
【0075】
図19Gは、アプリケーションのホーム機能が流れる例を示す。図示するように、フローページは、検索、エクササイズ、近くの医師、予約のスケジュール、目の検査、チャットボット、手術ステータス、最終レポート、設定、患者プロフィール、ハンバーガーアイコン(hamburger menu)で構成されるが、これらに限定されない。
【0076】
図19Hおよび19Iは、手術ステータスタブおよび最終レポートタブの例を示す。手術ステータスタブは、特定の手術の現在のフェーズに向けて患者と同期を保つ。患者がエクササイズのトレーニングを受けているのか、事前スクリーニングや事前計画のためにクリニックに行っているのか、治療を受けているのか、治療後の分析のためにクリニックに行っているのか。最終レポートタブは、潜在的な視覚改善を示すデータポイントとグラフを含む外科的治療の結果がレイアウトされる。
【0077】
図20は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのユーザインタフェースの一例を示す。図示するように、仮想アシスタントアプリケーションは、治療、治療に関する注意事項、および治療に関連する薬剤に関する情報を提供することができる。
【0078】
図21は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのクラウドベースのシステムアーキテクチャ例を示す。図示するように、クラウド処理センターは、VIRAの経営判断を制御し、クラウド上でVIRAによって実行されるシステムエージェントテストを実行し、位置データの計算を実行し、以前のセッションの履歴データ分析を実行し、完全なデータストレージを提供し、人工知能のトレーニングと研究開発インフラストラクチャ提供し、分析と健康情報学を提供することができる。
【0079】
図22は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションスケジューリングエージェントの例を示す。いくつかの態様では、仮想アシスタントアプリケーションスケジューリングエージェントは、患者、医師、診療所などのカレンダーにイベントを作成することができる。図25は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのバックグラウンドタスク例を示す。図26は、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントアプリケーションのユーザ事前スクリーニング例を示す。
【0080】
図23は、いくつかの例示的な実装に従って、説明された装置および/またはコンポーネントのうちの1つまたは複数を実装するために使用され得る例示的なコンピューティング装置2300を示す。例えば、コンピューティング装置2300の少なくとも一部は、クライアント装置、サーバ、プロセッサなどの少なくとも一部を実装するために使用され得る。コンピューティング装置2300は、本明細書で説明されるプロセスのうちの1つまたは複数を実行することができる。
【0081】
図示するように、コンピューティング装置2300は、本明細書に記載されるものと一致する動作を実装することができる命令を実行するプロセッサ2310などの1つまたは複数のプロセッサを含み得る。装置2300は、実行可能な命令および/または情報を記憶するメモリ2320を含み得る。メモリ2320は、ソリッドステートメモリ、ソリッドステートディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、または任意の他の情報記憶装置を含むことができる。いくつかの態様では、メモリ2320は、データベースの少なくとも一部のための記憶域を提供することができる。装置2300は、有線ネットワークまたは無線ネットワークへの入出力装置2340を含むことができる。無線ネットワークには、無線アンテナ、WiFi(登録商標)、WiMax(登録商標)、WAN(登録商標)、WAP Bluetooth(登録商標)、衛星およびセルラーネットワーク(2G/3G/4G/5G)、および/またはその他の無線ネットワークが含まれるが、これらに限定されない。無線通信を実現するため、入出力装置2340は、例えば、1つ以上のアンテナを利用することができる。
【0082】
装置2300は、グラフィカルユーザインタフェース1100などの1つまたは複数のユーザインタフェースを含むことができる。ユーザインタフェースは、キーボード、マウス、または他のインタフェースなどのハードウェアまたはソフトウェアインタフェースを含むことができ、その一部は、ディスプレイに一体化されたタッチスクリーンを含み得る。ディスプレイは、プロモーションオファーまたは現在の在庫などの情報を表示し、ユーザにプロンプトを提供し、および/または、ユーザ入力を受信したりするために使用するなどをすることができる。様々な実装において、ユーザインタフェースは、1つ以上の周辺装置を含むことができ、および/またはユーザインタフェースは、これらの周辺装置と通信するように構成され得る。
【0083】
いくつかの態様では、ユーザインタフェースは、本明細書に記載される1つ以上のセンサを含んでもよく、および/または本明細書に記載される1つ以上のセンサへのインタフェースを含んでもよい。これらのセンサの動作は、センサモジュールによって少なくとも部分的に制御され得る。装置2300はまた、センサまたは他のユーザインタフェースから受信した情報、ネットワークインタフェースによって受信および/または送信された情報などをフィルタリングできる入出力フィルタを備え得る。例えば、センサを介して検出された信号は、適切な信号調整のためにフィルタを通過することができ、その後、フィルタリングされたデータは、検証および処理のためにプロセッサ2310に渡されてもよい(例えば、入出力装置2340を介して結果または指示を送信する前)。装置2300は、1つまたは複数の電源を使用して電力を供給することができる。図示するように、装置2300の構成要素のうちの1つまたは複数は、システムバス2350を介して通信および/または電力を受け取ることができる。
【0084】
図24は、いくつかの例示的な実装形態に係る、遠隔眼科手術エクササイズの方法のフローチャートを示す。様々な実装において、方法2400(またはその少なくとも一部)は、レーザ装置1025、システム1000、コンピューティング装置2300、他の関連装置、および/またはそれらの一部のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0085】
図27A~27Cは、患者を医師に接続するのに役立ち、また、これらに限定されないが、ユーザのよくある質問、近くの医師の検索の支援、および予約のスケジュールなどの単純および複雑なタスクを管理するのに役立つ自律型チャットボットウィジェットを示す。予約のスケジューリングは、「医師を探す」機能を利用し、図28A~28Bに示す医師とチャットすることによって行うこともできる。図29Aおよび29Bは、サインアップ機能における評価の例を示す。
【0086】
方法2400は、例えば、装置2300が外科的処置の入力を受信することができる動作ブロック2410で開始することができる。いくつかの態様では、外科手術は、白内障手術、白内障LASIK、フェムト秒手術、MIGSインプラント手術、円錐角膜手術などを含み得る。
【0087】
方法2400は動作ブロック2420に進むことができ、そこで装置2300は、例えば、外科的処置に対するフィードバックを決定することができる。フィードバックは、例えば、患者に対する外科的処置の指示、医師に対する外科的処置の指示、強膜の4つの象限を露出させるために凝視点を見るエクササイズをするように患者に指示すること、および他の項目を含むことができる。
【0088】
方法2400は動作ブロック2430に進むことができ、そこで装置2300は、例えば、フィードバックに応じてユーザ入力を受信することができる。
【0089】
方法2400は動作ブロック2450に進むことができ、そこで装置2300は、例えば、外科手術のレーザ装置(例えば、レーザ装置1025)からフィードバックを受信することができる。
【0090】
いくつかの実施形態では、方法2400は、追加的または代替的に、例えば、VIRAを操作して、視線追跡検証、治療角度検証、患者スクリーン校正、研究室開発、波面測定、眼球測定、網膜治療、模擬目の手術などを実行する装置2300を含み得る。いくつかの態様では、視線追跡検証は、レーザを使用して目506の焦点を決定することを含み得る。いくつかの態様では、眼球保持器(例えば、眼球保持器)は、保持器内で眼球の深さ制御を有利に提供することができる。例えば、アイホルダーにより、フォルダー内の目の位置を変更し得る。いくつかの態様では、方法2400は、治療後のレビューまたはエクササイズ後のレビューを実行することを含むことができ、トレーニングエクササイズの結果が測定および分析され得る。
【0091】
方法2400および/またはその一部の実行により、眼の手術中の医師および/または患者に対するリアルタイムのフィードバックを改善することができる。
【0092】
本明細書に記載される主題の1つ以上の態様または特徴は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計された特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現され得る。これらの様々な態様または特徴は、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行可能および/または解釈可能な1つまたは複数のコンピュータプログラムでの実装を含むことができ、このプログラマブルプロセッサは、専用または汎用であり得、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置からデータおよび命令を受信するように結合され、またストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置への命令を受信する。プログラム可能なシステムまたはコンピューティングシステムは、クライアントとサーバを含み得る。クライアントとサーバは通常、互いに遠隔にあり、通常は通信ネットワークを通じて対話する。クライアントとサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行され、相互にクライアントとサーバの関係を持つコンピュータプログラムによって発生する。
【0093】
これらのコンピュータプログラムは、プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、アプリケーション、コンポーネント、またはコードとも呼ばれ、プログラマブルプロセッサ用の機械命令を含み、高レベルの手続きおよび/またはオブジェクト指向プログラミング言語および/またはアセンブリ機械言語で実装することができる。本明細書で使用される「機械可読媒体」という用語は、機械命令および/または機械可読信号として機械命令を受け取る機械可読媒体を含むプログラマブルプロセッサへのデータを提供するために使用される、例えば磁気ディスク、光ディスク、メモリ、およびプログラマブルロジックデバイス(PLD)などの、任意のコンピュータプログラム製品、装置および/またはデバイスを指す。「機械可読信号」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される任意の信号を指す。機械可読媒体は、例えば非一時的な固体メモリ、磁気ハードドライブ、または任意の同等の記憶媒体のように、そのような機械命令を非一時的に記憶することができる。機械可読媒体は、代替的または追加的に、例えば1つまたは複数の物理プロセッサコアに関連付けられたプロセッサキャッシュまたは他のランダムアクセスメモリのように、そのような機械命令を一時的に格納することができる。
【0094】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書で説明される主題の1つ以上の態様または特徴は、例えば陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)または発光ダイオード(LED)モニタなどのユーザに情報を表示する表示装置、および、ユーザがコンピュータに入力するためのキーボードおよびポインティングデバイス(マウスやトラックボールなど)を有するコンピュータ上で実装され得る。他の種類のデバイスを使用して、ユーザとの対話を提供することもできる。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、例えば、感覚、画像化、データフィードバック、デジタルフィードバック、仮想フィードバック、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックなどの任意の形式のフィードバックであり得る。また、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、触覚入力などを含む任意の形式で受信することができる。その他の考えられる入力装置は、タッチスクリーン、またはシングルまたはマルチポイントの抵抗膜または容量性トラックパッドなどの他のタッチ感知デバイス、音声認識ハードウェアおよびソフトウェア、光学スキャナ、光学ポインタ、デジタル画像キャプチャ デバイス、プッシュ通知、および関連する解釈ソフトウェアなどを含む。
【0095】
本明細書に記載の主題は、所望の構成に応じて、システム、装置、方法、および/または物品で具体化することができる。前述の説明で説明した実装は、本明細書で説明する主題と一致するすべての実装を表すものではない。むしろ、それらは、記載された主題に関連する態様と一致するいくつかの例にすぎない。いくつかの変形例を上で詳細に説明したが、他の修正または追加も可能である。特に、本明細書に記載されたものに加えて、さらなる特徴および/または変形を提供することができる。例えば、上述の実施形態は、開示された特徴の様々な組み合わせおよびサブコンビネーション、および/または上に開示されたいくつかのさらなる特徴の組み合わせおよびサブコンビネーションを対象とすることができる。
【0096】
上記の説明および特許請求の範囲において、「少なくとも1つの」または「1つ以上の」などの語句の後に、要素または特徴の接続リストが続く場合がある。「および/または」という用語は、2つ以上の要素または特徴のリストに現れることもある。使用される文脈によって暗黙的または明示的に矛盾しない限り、そのような語句は、列挙された要素または特徴のいずれかを個別に、あるいは列挙された要素または特徴のいずれかを他の列挙された要素または特徴と組み合わせて意味することを意図している。例えば、「AとBの少なくとも1つ」、「AおよびBのうちの1つ以上」および「Aおよび/またはB」というフレーズは、それぞれ「A単独、B単独、またはAとBの組み合わせ」を意味する。同様の解釈は、3つ以上の項目を含むリストにも適用される。例えば、「A、BおよびCの少なくとも1つ」、「A、B、Cのうちの1つ以上」および「A、Bおよび/またはC」というフレーズは、それぞれ「A単独、B単独、C単独、AとBの組み合わせ、AとCの組み合わせ、BとCの組み合わせ、またはAとBとCの組み合わせ」を意味する。上記および特許請求の範囲における「に基づいて」という用語の使用は、「少なくとも部分的に基づいて」を意味することを意図しており、記載されていない特徴または要素も許容される。
【0097】
図示された方法は単なる例示である。 これらの方法は特定の操作フローを持つものとして示されるが、2つ以上の操作が1つの操作に結合されてもよく、単一の操作が2つ以上の別個の操作で実行されてもよく、図示された操作の1以上がさまざまな操作に存在しない場合がある。図示されていない実装および/または追加の操作は、方法の一部であり得る。さらに、添付の図に示され、および/または本明細書に記載される論理フローは、望ましい結果を達成するために、示されている特定の順序または連続した順序を必ずしも必要とするわけではない。他の実装は、以下の特許請求の範囲内に含まれる可能性がある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図12
図13
図14
図15
図16A
図16B
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E
図17F
図17G
図18
図19A
図19B
図19C
図19D
図19E
図19F
図19G
図19H
図19I
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27A
図27B
図27C
図28A
図28B
図29A
図29B
【国際調査報告】