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  • 特表-匂い対策 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】匂い対策
(51)【国際特許分類】
   A61L 9/01 20060101AFI20240829BHJP
   C11B 9/00 20060101ALI20240829BHJP
   B01J 13/04 20060101ALI20240829BHJP
   A61K 8/11 20060101ALI20240829BHJP
   A61Q 13/00 20060101ALI20240829BHJP
   A01K 1/015 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
A61L9/01 Q
C11B9/00 Z
B01J13/04
A61K8/11
A61Q13/00 100
A01K1/015 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513519
(86)(22)【出願日】2022-08-11
(85)【翻訳文提出日】2024-04-26
(86)【国際出願番号】 EP2022072550
(87)【国際公開番号】W WO2023030855
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/115511
(32)【優先日】2021-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501105842
【氏名又は名称】ジボダン エス エー
(74)【代理人】
【識別番号】110003971
【氏名又は名称】弁理士法人葛和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フゥー,リン メイ
【テーマコード(参考)】
2B101
4C083
4C180
4G005
【Fターム(参考)】
2B101AA13
2B101AA20
2B101BB09
2B101GB05
4C083AC121
4C083AC131
4C083AC371
4C083AD041
4C083AD051
4C083AD091
4C083AD111
4C083AD211
4C083AD241
4C083AD301
4C083AD351
4C083AD371
4C083CC01
4C083DD17
4C083FF04
4C083KK01
4C180AA02
4C180BB12
4C180BB15
4C180CA05
4C180CC15
4C180EB02X
4C180EB03X
4C180EB04X
4C180EB05X
4C180EB06X
4C180EB07X
4C180EB08X
4C180EB12X
4C180EB15X
4C180EB22Y
4C180EB23Y
4C180EB24Y
4C180EB26Y
4C180EB27Y
4C180EB29Y
4C180EB32Y
4C180MM01
4C180MM03
4G005AA01
4G005BA14
4G005DB05Z
4G005DB12Z
4G005DB13Z
4G005DB16Z
4G005DB17Z
4G005DB19Z
4G005DC29Y
4G005DC36Y
4G005DD07Z
4G005DD08Z
4G005DD27Z
4G005EA05
(57)【要約】
製品が湿気にさらされた際に放出されることができる製品へフレグランスを提供する方法であって、(a)フレグランスをマトリックス材料の溶液中に分散させ、その分散液を噴霧乾燥させることでフレグランス含有粒子を与えることによる、粒子状マトリックス中へのフレグランスのカプセル化;(b)粒子をマトリックス材料のための有機液体非溶媒中に分散させること;および(c)その結果としてもたらされた粒子を製品に添加することを含む方法が提供される。このように処理された粒子は製品からそれほど容易に分離せず、その結果としてより長持ちするフレグランスがもたらされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品が湿気にさらされた際に放出されることができる製品へフレグランスを提供する方法であって、
(a)フレグランスをマトリックス材料の溶液中に分散させ、その分散液を噴霧乾燥させることでフレグランス含有粒子を与えることによる、粒子状マトリックス中へのフレグランスのカプセル化;
(b)粒子をマトリックス材料のための有機液体非溶媒中に分散させること;および
(c)その結果としてもたらされた粒子を製品に添加することを含む、前記方法。
【請求項2】
有機液体非溶媒が、クエン酸トリエチル、ミリスチン酸イソプロピル、フタル酸ジエチル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、3-メチル3-メトキシブタノール、液体中鎖トリグリセリドおよび合成イソパラフィンから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
有機液体が、約200~約700の分子量のポリエチレングリコールから選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
マトリックス材料が、以下のもの:
(1)水溶性または水分散性のポリマー、特に、デンプンおよび変性デンプン、またはオクテニルコハク酸部分を担持したデキストリンなどの、多糖類および変性多糖類;
(2)マルトデキストリン、糖、糖アルコール、マンニトール、イヌリン、およびトレハロース;
(3)アルギン酸エステル、アラビアガム、トラガカンスとカラヤガム、カラギーナン、キサンタン、寒天、ペクチンおよびペクチン酸などの天然または合成ゴム;
(4)(i)ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルアルコール-酢酸ビニル)共重合体、ポリ(ビニルアルコール-酢酸ビニル-ビニルスルホン酸ナトリウム)共重合体などのビニルポリマー;ポリ(ビニルピロリドン)、およびポリ(ビニルピロリドン-酢酸ビニル)、ポリ(ビニルピロリドン-ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン-スチレン)などの共重合体誘導体;(ii)アルカリ可溶性のポリマー、例として、ポリ(アクリル酸)、ポリ(マレイン酸)、ポリ(アルキル(メタ)アクリラート-(メタ)アクリル酸)共重合体、ポリ(アクリル酸-マレイン酸)共重合体、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(メタクリル酸)、ポリ((メタ)アクリルアミド)、(iii)ポリ(エチレンオキシド)およびポリ(エチレンオキシド-プロピレンオキシド)ブロック共重合体;(iv)それらの混合物などの、合成水溶性または部分水溶性または分解性ポリマー;
(5)(i)ポリエステル、特に、ポリ(D,L-ラクチド)、ポリ(L-ラクチド)、ポリ(L-ラクチド-コ-グリコリド)、ポリ(D,L-ラクチド-コ-グリコリド)、ポリ(D,L-ラクチド-コ-グリコリド-D-グルコース)、ポリ(ヒドロキシ酪酸)などの、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシ酪酸誘導体の重合体およびそれらのさらなる誘導体、共重合体または混合物;(ii)ポリ(3-ヒドロキシ酪酸)誘導体の水溶性または水分散性の形態;(iii)リグノスルホナート、オキシリグニンおよびクラフトリグニンなどの、リグニン誘導体およびそれらのさらなる誘導体または混合物などの、生分解性の(バイオ)ポリマー;
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
マトリックス材料が、90:10~10:90、特に80:20~50:50の重量%比で混和された、オクテニルコハク酸部分を担持した変性デンプンとマンニトールとの混合物である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
マトリックス材料が、90:10~10:90、特に80:20~50:50の重量%比で混和された、オクテニルコハク酸部分を担持した変性デンプンとマンニトールとの混合物であり、および、有機液体非溶媒が、約200~700の分子量を有するポリエチレングリコール(PEG)である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
水分との接触の結果として悪臭が起こりやすい製品であって、該製品は、マトリックス内に入っているフレグランスのフレグランス含有粒子を含み、マトリックスは、続いて、該製品へのその添加に先立ちマトリックス材料のための有機液体非溶媒で処理されている、前記製品。
【請求項8】
製品が、動物用砂、生理用品、おむつ、芳香剤、吸湿剤および空調システムから選択される、請求項7に記載の製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、湿気にさらされる製品中のフレグランスの提供に関する。
【背景技術】
【0002】
湿気にさらされる特定の製品は、とくに、かかる曝露が結果として望ましくない匂いをもたらす可能性があるとき、フレグランスを有することが望ましい。かかる製品の例は、動物用砂、生理用品、おむつ、芳香剤、吸湿剤、および空調システムを包含する。フレグランスは、望ましくない匂いに対抗するために、当然ながら、適切なタイミングで放出されるような形態でなければならない。これは当然ながら、単に製品にフレグランスを添加するという可能性を妨げる。
【0003】
使用されてきた1つの方法は、水分にさらされた際にそれが放出されるようにする、フレグランスのカプセル化であった。これをするには数多の方法があるが、コストと効果の両面の観点から特に有用なものは、デンプン中へのフレグランスのカプセル化であった。これを達成するために、フレグランスは水溶性ポリマー(常にではないが、大抵はデンプン)の溶液中に分散させられ、および、その分散液が次いで噴霧乾燥させられることで、フレグランス含有顆粒が産生される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このフレグランス組み込みの方法は多くの用途においてうまくいくが、一方でそれは他のいくつかのものにおいては有用性が低い。例えば、猫砂などの動物用砂に顆粒を添加した場合、それらの細かいサイズはそれらがあらゆる砂トレイの底に重力で引き寄せられる傾向があることを意味し、よってそれらの効果を低減させてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
今般、この問題を克服し、通常ではより効果が低くなるような状況においてもデンプンカプセル化を使用することが可能であるということが見出された。したがって、製品が湿気にさらされた際に放出されることができる製品へフレグランスを提供する方法であって、
(a)フレグランスをマトリックス材料の溶液中に分散させ、その分散液を噴霧乾燥させることでフレグランス含有粒子を与えることによる、粒子状マトリックス中へのフレグランスのカプセル化;
(b)粒子をマトリックス材料のための有機液体非溶媒中に分散させること;および
(c)その結果としてもたらされた粒子を製品に添加すること
を含む方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1は、猫砂の試料中の尿に対する悪臭の強さおよびフレグランスの強さについての試験の結果を図式的に表したものである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
フレグランスは、知られているフレグランス成分の1つ以上であるあらゆる望ましいフレグランスであってもよい。使用され得るフレグランス成分は、これらに限定されないが、以下のものを包含する:ADOXAL(商標)(2,6,10-トリメチルウンデカ-9-エナール);AGRUMEX(商標)(2-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート);ALDEHYDE C 10 DECYLIC(デカナール);ALDEHYDE C 11 MOA(2-メチルデカナール);ALDEHYDE C 11 UNDECYLENIC(ウンデカ-10-エナール);ALDEHYDE C 110 UNDECYLIC(ウンデカナール);ALDEHYDE C 12 LAURIC(ドデカナール);ALDEHYDE C 12 MNA PURE(2-メチルウンデカナール);ALDEHYDE ISO C 11((E)-ウンデカ-9-エナール);ALDEHYDE MANDARINE 10%/TEC((E)-ドデカ-2-エナール);ALLYL AMYL GLYCOLATE(アリル2-(イソペンチルオキシ)アセタート);
【0008】
ALLYL CYCLOHEXYL PROPIONATE(アリル3-シクロヘキシルプロパノアート);ALLYL OENANTHATE(アリルヘプタノアート);AMBER CORE(商標)(1-((2-(tert-ブチル)シクロヘキシル)オキシ)ブタン-2-オール);AMBERMAX(商標)(1,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロ-ベータ,1,1,5,5-ペンタメチル-2H-2,4a-メタノナフタレン-8-エタノール);AMYL SALICYLATE(ペンチル2-ヒドロキシベンゾアート);APHERMATE(1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート);BELAMBRE(商標)((1R,2S,4R)-2'-イソプロピル-1,7,7-トリメチルスピロ[ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2,4'-[1,3]ジオキサン]);BIGARYL(8-(sec-ブチル)-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン);
【0009】
BOISAMBRENE FORTE(商標)((エトキシメトキシ)シクロドデカン);BOISIRIS(商標)((1S,2R,5R)-2-エトキシ-2,6,6-トリメチル-9-メチレンビシクロ[3.3.1]ノナン;BORNYL ACETATE((2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルアセタート);BUTYL BUTYRO LACTATE(1-ブトキシ-1-オキソプロパン-2-イルブチラート);BUTYL CYCLOHEXYL ACETATE PARA(4-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート);CARYOPHYLLENE((Z)-4,11,11-トリメチル-8-メチレンビシクロ[7.2.0]ウンデカ-4-エン);CASHMERAN(商標)(1,1,2,3,3-ペンタメチル-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-インデン-4(5H)-オン);CASSYRANE(商標)(5-tert-ブチル-2-メチル-5-プロピル-2H-フラン);
【0010】
CITRAL((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール);CITRAL LEMAROME(商標)N((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール);CITRATHAL(商標)R((Z)-1,1-ジエトキシ-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン);CITRONELLAL(3,7-ジメチルオクタ-6-エナール);CITRONELLOL(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール);CITRONELLYL ACETATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルアセタート);CITRONELLYL FORMATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルホルマート);CITRONELLYL NITRILE(3,7-ジメチルオクタ-6-エンニトリル);CITRONELLYL PROPIONATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルプロピオナート);CLONAL(ドデカンニトリル);CORANOL(4-シクロヘキシル-2-メチルブタン-2-オール);
【0011】
COSMONE(商標)((Z)-3-メチルシクロテトラデカ-5-エノン);CYCLAMEN ALDEHYDE(3-(4-イソプロピルフェニル)-2-メチルプロパナール);CYCLOGALBANATE(アリル2-(シクロヘキシルオキシ)アセタート);CYCLOHEXYL SALICYLATE(シクロヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート);CYCLOMYRAL(8,8-ジメチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロナフタレン-2-カルバルデヒド);DAMASCENONE((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DAMASCONE ALPHA((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DAMASCONE DELTA((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);
【0012】
DECENAL-4-TRANS((E)-デカ-4-エナール);DELPHONE(2-ペンチルシクロペンタノン);DIHYDRO ANETHOLE(プロパン二酸1-(1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチル)3-エチルエステル);DIHYDRO JASMONE(3-メチル-2-ペンチルシクロペンタ-2-エノン); DIMETHYL BENZYL CARBINOL(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-オール);DIMETHYL BENZYL CARBINYL ACETATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルアセタート);DIMETHYL BENZYL CARBINYL BUTYRATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルブチラート);DIMETHYL OCTENONE(4,7-ジメチルオクタ-6-エン-3-オン);DIMETOL(2,6-ジメチルヘプタン-2-オール);
【0013】
DIPENTENE(1-メチル-4-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロヘキサ-1-エン);DUPICAL(商標)((E)-4-((3aS,7aS)-ヘキサヒドロ-1H-4,7-メタノインデン-5(6H)-イリデン)ブタナール);EBANOL(商標)((E)-3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-2-オール);ETHYL CAPROATE(エチルヘキサノアート);ETHYL CAPRYLATE(エチルオクタノアート);ETHYL LINALOOL((E)-3,7-ジメチルノナ-1,6-ジエン-3-オール);ETHYL LINALYL ACETATE((Z)-3,7-ジメチルノナ-1,6-ジエン-3-イルアセタート);ETHYL OENANTHATE(エチルヘプタノアート);ETHYL SAFRANATEエチル2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-カルボキシラート);
【0014】
EUCALYPTOL((1s,4s)-1,3,3-トリメチル-2-オキサビシクロ[2.2.2]オクタン);FENCHYL ACETATE((2S)-1,3,3-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルアセタート);FENCHYL ALCOHOL((1S,2R,4R)-1,3,3-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール);FIXOLIDE(商標)(1-(3,5,5,6,8,8-ヘキサメチル-5,6,7,8-テトラヒドロナフタレン-2-イル)エタノン);FLORALOZONE(商標)(3-(4-エチルフェニル)-2,2-ジメチルプロパナール);FLORHYDRAL(3-(3-イソプロピルフェニル)ブタナール);FLOROCYCLENE(商標)((3aR,6S,7aS)-3a,4,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-1H-4,7-メタノインデン-6-イルプロピオナート);FLOROPAL(商標)(2,4,6-トリメチル-4-フェニル-1,3-ジオキサン);FRESKOMENTHE(商標)(2-(sec-ブチル)シクロヘキサノン);
【0015】
FRUITATE((3aS,4S,7R,7aS)-エチルオクタヒドロ-1H-4,7-メタノインデン-3a-カルボキシラート);FRUTONILE(2-メチルデカンニトリル);GALBANONE(商標) PURE(1-(3,3-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-1-オン);GARDOCYCLENE(商標)((3aR,6S,7aS)-3a,4,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-1H-4,7-メタノインデン-6-イルイソブチラート);GERANIOL((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール);GERANYL ACETATE SYNTHETIC((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);GERANYL ISOBUTYRATE((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルイソブチラート);GIVESCONE(商標)(エチル2-エチル-6,6-ジメチルシクロヘキサ-2-エンカルボキシラート);
【0016】
HABANOLIDE(商標)((E)-オキサシクロヘキサデカ-12-エン-2-オン);HEDIONE(商標)(メチル3-オキソ-2-ペンチルシクロペンタンアセタート);HERBANATE(商標)((2S)-エチル3-イソプロピルビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-カルボキシラート);HEXENYL-3-CIS BUTYRATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルブチラート);HEXYL CINNAMIC ALDEHYDE((E)-2-ベンジリデンオクタナール);HEXYL ISOBUTYRATE(ヘキシルイソブチラート);HEXYL SALICYLATE(ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート);INDOFLOR(商標)(4,4a,5,9b-テトラヒドロインデノ[1,2-d][1,3]ジオキシン);IONONE BETA((E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);IRISONE ALPHA((E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);IRONE ALPHA((E)-4-(2,5,6,6-テトラメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);ISO E SUPER(商標)(1-(2,3,8,8-テトラメチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロナフタレン-2-イル)エタノン);
【0017】
ISOCYCLOCITRAL(2,4,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド);ISONONYL ACETATE(3,5,5-トリメチルヘキシルアセタート);ISOPROPYL METHYL-2-BUTYRATE(イソプロピル2-メチルブタノアート);ISORALDEINE(商標)70((E)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);JASMACYCLENE(商標)((3aR,6S,7aS)-3a,4,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-1H-4,7-メタノインデン-6-イルアセタート);JASMONE CIS((Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン);KARANAL(商標)(5-(sec-ブチル)-2-(2,4-ジメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)-5-メチル-1,3-ジオキサン);KOAVONE((Z)-3,4,5,6,6-ペンタメチルヘプタ-3-エン-2-オン);LEAF ACETAL((Z)-1-(1-エトキシエトキシ)ヘキサ-3-エン);LEMONILE(商標)((2E,6Z)-3,7-ジメチルノナ-2,6-ジエンニトリル);
【0018】
LIFFAROME(商標)GIV((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート);LILIAL(商標)(3-(4-(tert-ブチル)フェニル)-2-メチルプロパナール);LINALOOL(3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-オール);LINALYL ACETATE(3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イルアセタート);MAHONIAL(商標)((4E)-9-ヒドロキシ-5,9-ジメチル-4-デセナール);MALTYL ISOBUTYRATE(2-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-3-イルイソブチラート);MANZANATE(エチル2-メチルペンタノアート);MELONAL(商標)(2,6-ジメチルヘプタ-5-エナール);MENTHOL(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノール);MENTHONE(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン);METHYL CEDRYL KETONE(1-((1S,8aS)-1,4,4,6-テトラメチル-2,3,3a,4,5,8-ヘキサヒドロ-1H-5,8a-メタノアズレン-7-イル)エタノン);METHYL NONYL KETONE EXTRA(ウンデカン-2-オン);
【0019】
METHYL OCTYNE CARBONATE(メチルノナ-2-イノアート);METHYL PAMPLEMOUSSE(6,6-ジメトキシ-2,5,5-トリメチルヘキサ-2-エン);MYRALDENE(4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド);NECTARYL(2-(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロピル)シクロペンタノン);NEOBERGAMATE(商標)FORTE(2-メチル-6-メチレンオクタ-7-エン-2-イルアセタート);NEOFOLIONE(商標)((E)-メチルノナ-2-エノアート);NEROLIDYLE(商標)((Z)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,6,10-トリエン-3-イルアセタート);NERYL ACETATE HC((Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);NONADYL(6,8-ジメチルノナン-2-オール);NONENAL-6-CIS((Z)-ノナ-6-エナール);NYMPHEAL(商標)(3-(4-イソブチル-2-メチルフェニル)プロパナール);ORIVONE(商標)(4-(tert-ペンチル)シクロヘキサノン);
【0020】
PARADISAMIDE(商標)(2-エチル-N-メチル-N-(m-トリル)ブタンアミド);PELARGENE(2-メチル-4-メチレン-6-フェニルテトラヒドロ-2H-ピラン);PEONILE(商標)(2-シクロヘキシリデン-2-フェニルアセトニトリル);PETALIA(商標)(2-シクロヘキシリデン-2-(o-トリル)アセトニトリル);PIVAROSE(商標)(2,2-ジメチル-2-フェニルエチルプロパノアート);PRECYCLEMONE(商標)B(1-メチル-4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド);PYRALONE(商標)(6-(sec-ブチル)キノリン);RADJANOL(商標)SUPER((E)-2-エチル-4-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オール);RASPBERRY KETONE(N112)(4-(4-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン);RHUBAFURANE(商標)(2,2,5-トリメチル-5-ペンチルシクロペンタノン);
【0021】
ROSACETOL(2,2,2-トリクロロ-1-フェニルエチルアセタート);ROSALVA(デカ-9-エン-1-オール);ROSYFOLIA((1-メチル-2-(5-メチルヘキサ-4-エン-2-イル)シクロプロピル)-メタノール);ROSYRANE(商標)SUPER(4-メチレン-2-フェニルテトラヒドロ-2H-ピラン);SERENOLIDE(2-(1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エトキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート);SILVIAL(商標)(3-(4-イソブチルフェニル)-2-メチルプロパナール);SPIROGALBANONE(商標)(1-(スピロ[4.5]デカ-6-エン-7-イル)ペンタ-4-エン-1-オン);STEMONE(商標)((E)-5-メチルヘプタン-3-オンオキシム);SUPER MUGUET(商標)((E)-6-エチル-3-メチルオクタ-6-エン-1-オール);SYLKOLIDE(商標)((E)-2-((3,5-ジメチルヘキサ-3-エン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート);
【0022】
TERPINENE GAMMA(1-メチル-4-プロパン-2-イルシクロヘキサ-1,4-ジエン);TERPINOLENE(1-メチル-4-(プロパン-2-イリデン)シクロヘキサ-1-エン);TERPINYL ACETATE(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロパン-2-イルアセタート);TETRAHYDRO LINALOOL(3,7-ジメチルオクタン-3-オール);TETRAHYDRO MYRCENOL(2,6-ジメチルオクタン-2-オール);THIBETOLIDE(オキサシクロヘキサデカン-2-オン);TRIDECENE-2-NITRILE((E)-トリデカ-2-エンニトリル);UNDECAVERTOL((E)-4-メチルデカ-3-エン-5-オール);VELOUTONE(商標)(2,2,5-トリメチル-5-ペンチルシクロペンタノン);VIRIDINE(商標)((2,2-ジメトキシエチル)ベンゼン);ZINARINE(商標)(2-(2,4-ジメチルシクロヘキシル)ピリジン);およびそれらの混合物。
【0023】
本発明に従ってカプセル化されてもよい香料成分の包括的なリストは、香水学の文献、例えば“Perfume & Flavor Chemicals”, S. Arctander, Allured Publishing, 2000において見出すことができる。
【0024】
カプセル化に使用されるマトリックス材料は、フレグランスをカプセル化するのに使用され得るあらゆる水溶性または水分散性の材料でもよい。技術は周知であり、および好適なマトリックス材料の典型例は、これらに限定されないが、以下のものを包含する:
(1)水溶性または水分散性のポリマー、特に、デンプンおよび変性デンプン、またはオクテニルコハク酸部分を担持したデキストリンなどの、多糖類および変性多糖類;
(2)マルトデキストリン、糖、糖アルコール、マンニトール、イヌリン、およびトレハロース;
(3)アルギン酸エステル、アラビアガム、トラガカンスとカラヤガム、カラギーナン、キサンタン、寒天、ペクチン、ペクチン酸などの天然または合成ゴム;
【0025】
(4)(i)ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルアルコール-酢酸ビニル)共重合体、ポリ(ビニルアルコール-酢酸ビニル-ビニルスルホン酸ナトリウム)共重合体などのビニルポリマー;ポリ(ビニルピロリドン)、およびポリ(ビニルピロリドン-酢酸ビニル)、ポリ(ビニルピロリドン-ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン-スチレン)などの共重合体誘導体;(ii)アルカリ可溶性のポリマー、例として、ポリ(アクリル酸)、ポリ(マレイン酸)、ポリ(アルキル(メタ)アクリラート-(メタ)アクリル酸)共重合体、ポリ(アクリル酸-マレイン酸)共重合体、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(メタクリル酸)、ポリ((メタ)アクリルアミド)、(iii)ポリ(エチレンオキシド)およびポリ(エチレンオキシド-プロピレンオキシド)ブロック共重合体;(iv)それらの混合物などの、合成水溶性または部分水溶性または分解性ポリマー;
(5)(i)ポリエステル、特に、ポリ(D,L-ラクチド)、ポリ(L-ラクチド)、ポリ(L-ラクチド-コ-グリコリド)、ポリ(D,L-ラクチド-コ-グリコリド)、ポリ(D,L-ラクチド-コ-グリコリド-D-グルコース)、ポリ(ヒドロキシ酪酸)などの、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシ酪酸誘導体の重合体およびそれらのさらなる誘導体、共重合体または混合物;(ii)ポリ(3-ヒドロキシ酪酸)誘導体の水溶性または水分散性の形態;(iii)リグノスルホナート、オキシリグニンおよびクラフトリグニンなどの、リグニン誘導体およびそれらのさらなる誘導体または混合物などの、生分解性の(バイオ)ポリマー。
【0026】
具体的なフレグランスカプセル化マトリックス材料は、90:10~10:90、特に80:20~50:50の重量%比で混和された、オクテニルコハク酸部分を担持した変性デンプンとマンニトールとの混合物である。
【0027】
噴霧乾燥のために使用されるプロセスおよび装置は、当該技術分野において周知であり市販で利用可能であり、および、流速、温度、および収集手順の点でその操作もまた周知である。個々の全てのケース毎に、粒子産生に好適なパラメータを選択することは、十分に当技術の範囲内である。
【0028】
噴霧乾燥された粒子が分散される有機液体は、マトリックス材料を溶解しないあらゆるかかる液体であってもよい。あらゆるかかる液体が使用されてもよいが、その実際の性質は選択されたマトリックス材料の性質に依存する。例えば、グリセロールは、マンニトールを溶解し、およびよってマンニトールとともに使用されるべきではない。しかしながら、それは他のマトリックス材料とともに使用するのには好適であり得る。加えて、プロピレングリコールエーテルのいくつかは、ジプロピレングリコールジメチルエーテルなど、不快な匂いを有するものもあり、それらは状況によっては使用が好ましくないことがあり得る。液体とマトリックス材料との組み合わせのあらゆるかかる選択は、当技術の範囲内であり、および定型的で非発明的な実験によって決定されてもよい。
【0029】
例は、クエン酸トリエチル、ミリスチン酸イソプロピルおよびフタル酸ジエチルなどの知られている香料溶媒を包含する。また、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、3-メチル3-メトキシブタノール、3-メチル3-メトキシブタノール、液体中鎖トリグリセリド、および、Isopar(商標)レンジのものなどの合成イソパラフィンも有用である。
【0030】
好適な有機液体の具体的な例は、ポリエチレングリコール(PEG)である。20℃にて液体であるあらゆるPEGが好適である。一般則として、これは、PEGが、約200~700の、つまり、所謂PEG-4からPEG-14(数字は、存在するエチレンオキシド単位の平均数を表す)の範囲にある分子量を有することを意味する。
【0031】
単純な攪拌により、フレグランス含有粒子は、液体中に分散される。粒子は、放置された際に沈んでもよく、およびこれは、製品に添加する前に均一な分散液を提供するためにそれらが撹拌されることを前提とすれば、問題にはならない。
【0032】
製品への添加は、製品へ、任意には混合しながら、単に注ぐことまたは噴霧することによって達成される。使用する方法は、処理される製品の性質に応じたものとなるところ、適切な方法は通常の技術の範囲内となる。
【0033】
カプセル化されたフレグランスは液体フレグランスによって増強されてもよい。いかなるかかるフレグランスを使用してもよい。それは、粒子中のフレグランスと同一であってもよく、または異なっていてもよい。これは、粒子分散液に添加されてもよいし、またはそれは分散液とは独立して製品に添加されてもよい。それを粒子分散液に添加する場合、混合物は貯蔵安定性が低いため、製品に適用する直前に攪拌しながらこれを行わなければならない。
【0034】
処理される製品は、水分を受けたときに結果として望ましくない匂いをもたらすことがある製品であってもよい。かかる匂いは、尿や口腔内の吐出物など、水分の性質に内在するものであり得るか、またはそれは、除湿機や空調システムの吸湿剤などの湿った製品中で時間の経過とともに発生するものであり得る。したがって、本開示は、水分との接触の結果として悪臭が起こりやすい製品であって、該製品が、マトリックス内に入っているフレグランスのフレグランス含有粒子を含み、マトリックスが、続いて、該製品へのその添加に先立ちマトリックス材料のための有機液体非溶媒で処理されている、前記製品をもまた提供する。
【0035】
製品に添加される粒子の性質および割合は、最終用途および所望の効果に完全に依存することになり、およびこれは、全てのケース毎に、非発明的な定型的実験によって確かめることができる。典型例において、豆腐タイプの猫砂は約0.001~5重量%、より具体的には0.02~1重量%を含有するであろう。
【0036】
有利に処理することができる製品の非限定例は、動物用砂、生理用品、おむつ、芳香剤、吸湿剤、および空調システムを包含する。
【0037】
本開示は、以下の図および非限定例を参照してさらに記載され、そこでは全ての部は重量によるものである。
【0038】
粒子の調製
5部の水に、1.5部のマンニトール60および3部の変性デンプンを添加し、および混合物を攪拌したことで溶液を形成させた。この溶液に、3部のフレグランスを攪拌しながら添加し、および、最大1umの粒子サイズを提供するために、30分間、IKA Turrax 25 Homogenizerを使用して混合物を20000rpmで攪拌した。
【0039】
このエマルションの12.5部を、噴霧乾燥によって、フレグランス含有固体粒子に形成した。これは、高速遠心噴霧乾燥機を使用して行った。噴霧乾燥機のためのパラメータは、入口温度140℃、および出口温度50℃とした。最終粉末の収率は約90%であり、粒子サイズは10um~150umの範囲にわたっていた。
【0040】
猫砂の準備
98部のPEG-600(平均分子量600のポリエチレングリコール)に2部の粒子を添加し、および、混合物を攪拌したことで均一懸濁液を得た。
これを即時にベルトコンベア上の100部の猫砂ベース上に噴霧した。噴霧は、WA-200-152 P ノズル径1.5mm、圧縮空気流量330L/min、および噴霧速度270ml/mmで行った。
【0041】
粒子をPEG-600と組み合わせなかった猫砂に対する猫砂の試験
透明容器に、PEG-600なしの粒子を1部組み込んだ500部の猫砂を添加した。白い粒子の沈降が、容器の底にすぐに見られる。比較して、同割合のPEG-600ありの粒子を含有する同じ重量の猫砂は、沈降を示さなかった。
猫の排尿をシミュレートするために、両方の容器に100部の水を添加した。その結果としてもたらされた匂いを試験パネルによって査定した。パネルは、PEG-600を組み込んだ粒子を持つ猫砂は、PEG-600なしの猫砂よりもかなり香りが高かったこと、およびそれらがより長持ちしたことを見出した。
【0042】
市販で利用可能な合成猫尿でさらなる試験を実施した。50gの豆腐ベース猫砂各々3つの塊に、以下のものを添加した。
- なし(対照)
- PEG-600なしの、上で調製したとおりの0.05gのフレグランス粒子
- PEG-600ありの、上で調製したとおりの0.05gのフレグランス粒子
【0043】
各塊の中へと、800ulの合成尿を注入した。各塊に脱イオン水20gを添加し、および、塊を10分間振盪した。それらを、次いで、検査に先立ち2分間放置した。
【0044】
3つの塊を、悪臭の強さとフレグランスの強さとの両方について、10人のテスターのパネルにより査定した。評点は以下のとおりに与えられた:
- 悪臭の強さ:0~5、0-悪臭なし、2.5-中程度、5-極めて強い悪臭
- フレグランスの強さ:0~5、0-強さなし、2.5-中程度、5-極めて強い
【0045】
結果は、図1に示される。PEG-600を組み込んだ粒子は、PEG-600なしの粒子よりも性能が高いということがわかる。
図1
【国際調査報告】