(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】取付プロンプティング方法、クラウド側サーバ、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
F24F 11/30 20180101AFI20240829BHJP
F24F 11/52 20180101ALI20240829BHJP
【FI】
F24F11/30
F24F11/52
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513694
(86)(22)【出願日】2021-10-25
(85)【翻訳文提出日】2024-02-29
(86)【国際出願番号】 CN2021126113
(87)【国際公開番号】W WO2023029176
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202111013980.5
(32)【優先日】2021-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524050604
【氏名又は名称】佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼子科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】FOSHAN SHUNDE MIDEA ELECTRIC SCIENCE AND TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】District B, No. 8, Xinye 4th Road, Pioneer Park, Shunjiang Neighborhood Committee, Beijiao, Shunde Foshan, Guangdong 528311 China
(71)【出願人】
【識別番号】517344192
【氏名又は名称】広東美的制冷設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】GD MIDEA AIR-CONDITIONING EQUIPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Lingang Road,Beijiao,Shunde,Foshan,Guangdong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(74)【代理人】
【識別番号】100213517
【氏名又は名称】韓 明花
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ウェイチェン
(72)【発明者】
【氏名】ウェン,ジンリアン
【テーマコード(参考)】
3L260
【Fターム(参考)】
3L260BA61
3L260BA64
3L260GA17
3L260JA12
3L260JA22
(57)【要約】
クラウド側サーバに適用される取付プロンプティング方法は、エアコンの第1の機能モジュールが受取済みであるか否かを表す配送状況情報を取得するステップ(S10)と、前記配送状況情報が第1の状況情報である場合、取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御するステップ(S20)と、を含み、ここで、前記第1の状況情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを表す情報であり、前記取付ガイダンス情報は、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラウド側サーバに適用される取付プロンプティング方法であって、
エアコンの第1の機能モジュールが受取済みであるか否かを表す配送状況情報を取得するステップと、
前記配送状況情報が第1の状況情報である場合、取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御するステップと、を含み、
ここで、前記第1の状況情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを表す情報であり、前記取付ガイダンス情報は、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である
取付プロンプティング方法。
【請求項2】
前記配送状況情報は外部物流システムサーバにより送信され、配送状況情報を取得する前記ステップの後に、
前記配送状況情報に前記第1の機能モジュールの配送識別子及びそれに対応する受取確認指令が存在することに応じて、前記配送状況情報が前記第1の状況情報であると判定するステップ、
をさらに含む請求項1に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項3】
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御するステップは、
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定するステップと、
前記機器識別子に対応する電子機器が前記ターゲット機器であると決定するステップと、
受取提示情報を前記ターゲット機器に送信して、前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させるステップと、
を含む請求項1に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項4】
受取提示情報を前記ターゲット機器に送信する前記ステップの前に、
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定するステップと、
前記モジュール資料情報に基づいて前記受取提示情報を生成して、前記モジュール資料情報を含む前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させるステップと、
をさらに含む請求項3に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項5】
前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定する前記ステップは、
ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記機器識別子を決定するステップ、を含み、
且つ/又は、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定する前記ステップは、
ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記モジュール資料情報を決定するステップ、を含み、
ここで、前記ターゲット関連付け情報は、前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記モジュール資料情報とを関連付けて得られる情報である
請求項4に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項6】
配送状況情報を取得する前記ステップの前に、
前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記第1の機能モジュールの注文情報を取得して前記第1の機能モジュールの発送から受取までのプロセスを管理、制御するのに用いられる外部物流システムサーバに送信し、外部物流システムサーバから前記配送識別子を受信するステップと、
前記配送識別子を受信したときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記モジュール資料情報と、前記注文情報とを関連付けて前記ターゲット関連付け情報を取得するステップと、
をさらに含む請求項5に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項7】
前記取付ガイダンス情報は、前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報、前記第1の機能モジュールの取付手順情報及び/又は前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールの推奨取付位置を含む
請求項1から6の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項8】
電子機器に適用される取付プロンプティング方法であって、
クラウド側サーバにより送信された受取提示情報を受信したときに、第1の機能モジュールの、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である取付ガイダンス情報を取得するステップと、
前記取付ガイダンス情報を出力するステップと、を含み、
ここで、前記受取提示情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを示す情報を含む
取付プロンプティング方法。
【請求項9】
前記取付ガイダンス情報は推奨取付位置を含み、前記推奨取付位置は、前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとの各々の取付が推奨される位置を含み、前記第2の機能モジュールは、前記既定エリアに現在取付済みの機能モジュールであり、第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を取得する前記ステップは、
第1の機能モジュールの情報である第1のモジュール情報と、エアコンの既定エリアに現在取付済みの第2の機能モジュールの情報である第2のモジュール情報とに基づいて前記推奨取付位置を決定するステップ、
を含む請求項8に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項10】
メモリ、プロセッサ及び前記メモリに記憶されて且つ前記プロセッサ上で実行できる取付プロンプティングプログラムを備え、前記取付プロンプティングプログラムが前記プロセッサにより実行された場合、請求項1から7の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する
クラウド側サーバ。
【請求項11】
メモリ、プロセッサ及び前記メモリに記憶されて且つ前記プロセッサ上で実行できる取付プロンプティングプログラムを備え、前記取付プロンプティングプログラムが前記プロセッサにより実行された場合、請求項8又は9に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する
電子機器。
【請求項12】
取付プロンプティングプログラムが記憶されており、前記取付プロンプティングプログラムがプロセッサにより実行された場合、請求項1から9の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は2021年8月31日に出願された、出願番号が202111013980.5である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容を引用により本願に組み入れる。
【0002】
本願はエアコンの技術分野に関し、特に取付プロンプティング方法、クラウド側サーバ、電子機器及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
経済技術の発展に伴い、エアコンはますます広く応用され、エアコンの性能も最適化され続けている。一部のエアコンには、取付エリアが提供され、使用者が購入したい機能モジュールを自ら選択して取付エリア内に取り付けることで、エアコンの稼働する機能が使用者のニーズを満たすことができるようになる。
【0004】
従来では、自分の購入した機能モジュールを使用者が入手した後、通常は手作業で機能モジュールをエアコンに取り付ける必要があるが、多くの使用者はどのようにして機能モジュールを取り付けて使用するかを知らないため、取り付けに失敗したり、モジュールの取付位置が間違ったりするなどの問題が生じやすく、使用者による取付が容易ではなく、エアコンでの機能モジュールの正常な使用に影響を与えてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の主な目的は、エアコンにおける機能モジュールの取付を容易にし、機能モジュールがエアコン上で速やかに正常な使用状態になることを保証するための取付プロンプティング方法、エアコン及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願はクラウド側サーバに適用される取付プロンプティング方法を提供し、前記取付プロンプティング方法は、
エアコンの第1の機能モジュールが受取済みであるか否かを表す配送状況情報を取得するステップと、
前記配送状況情報が第1の状況情報である場合、取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御するステップと、を含み、
ここで、前記第1の状況情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを表す情報であり、前記取付ガイダンス情報は、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である。
【0007】
一実施例において、前記配送状況情報は外部物流システムサーバにより送信され、配送状況情報を取得する前記ステップの後に、
前記配送状況情報に前記第1の機能モジュールの配送識別子及びそれに対応する受取確認指令が存在することに応じて、前記配送状況情報が前記第1の状況情報であると判定するステップ、をさらに含む。
【0008】
一実施例において、前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御するステップは、
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定するステップと、
前記機器識別子に対応する電子機器が前記ターゲット機器であると決定するステップと、
受取提示情報を前記ターゲット機器に送信して、前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させるステップと、を含む。
【0009】
一実施例において、受取提示情報を前記ターゲット機器に送信する前記ステップの前に、
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定するステップと、
前記モジュール資料情報に基づいて前記受取提示情報を生成して、前記モジュール資料情報を含む前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させるステップと、をさらに含む。
【0010】
一実施例において、前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定する前記ステップは、
ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記機器識別子を決定するステップ、を含み、
且つ/又は、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定する前記ステップは、
ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記注文情報を決定するステップ、を含み、
ここで、前記ターゲット関連付け情報は、前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記モジュール資料情報とを関連付けて得られる情報である。
【0011】
一実施例において、配送状況情報を取得する前記ステップの前に、
前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記第1の機能モジュールの注文情報を取得して前記第1の機能モジュールの発送から受取までのプロセスを管理、制御するのに用いられる外部物流システムサーバに送信し、外部物流システムサーバから前記配送識別子を受信するステップと、
前記配送識別子を受信したときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記モジュール資料情報と、前記注文情報とを関連付けて前記ターゲット関連付け情報を取得するステップと、をさらに含む。
【0012】
一実施例において、前記取付ガイダンス情報は、前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報、前記第1の機能モジュールの取付手順情報及び/又は前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールの推奨取付位置を含む。
【0013】
また、上記目的を達成するために、本願は電子機器に適用される取付プロンプティング方法をさらに提案し、前記取付プロンプティング方法は、
クラウド側サーバにより送信された受取提示情報を受信したときに、第1の機能モジュールの、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である取付ガイダンス情報を取得するステップと、
前記取付ガイダンス情報を出力するステップと、を含み、
ここで、前記受取提示情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを示す情報を含む。
【0014】
一実施例において、前記取付ガイダンス情報は推奨取付位置を含み、前記推奨取付位置は、前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとの各々の取付が推奨される位置を含み、前記第2の機能モジュールは、前記既定エリアに現在取付済みの機能モジュールであり、第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を取得する前記ステップは、
第1の機能モジュールの情報である第1のモジュール情報と、エアコンの既定エリアに現在取付済みの第2の機能モジュールの情報である第2のモジュール情報とに基づいて前記推奨取付位置を決定するステップ、を含む。
【0015】
一実施例において、前記取付プロンプティング方法は、
受取提示情報を受信したときに、前記受取提示情報を出力するステップと、
前記受取提示情報に応じて返された前記取付ガイダンス情報への要求指令が存在する場合、前記受取提示情報に対応する第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を取得する前記ステップを実行するステップと、をさらに含む。
【0016】
また、上記目的を達成するために、本願はクラウド側サーバをさらに提案し、前記クラウド側サーバは、メモリ、プロセッサ及び前記メモリに記憶されて且つ前記プロセッサ上で実行できる取付プロンプティングプログラムを備え、前記取付プロンプティングプログラムが前記プロセッサにより実行された場合、上記の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する。
【0017】
また、上記目的を達成するために、本願は電子機器をさらに提案し、前記電子機器は、メモリ、プロセッサ及び前記メモリに記憶されて且つ前記プロセッサ上で実行できる取付プロンプティングプログラムを備え、前記取付プロンプティングプログラムが前記プロセッサにより実行された場合、上記の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する。
【0018】
また、上記目的を達成するために、本願はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案し、前記コンピュータ可読記憶媒体には取付プロンプティングプログラムが記憶されており、前記取付プロンプティングプログラムがプロセッサにより実行された場合、上記の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する。
有益な効果
【0019】
本願は取付プロンプティング方法を提案し、この方法は、エアコンの第1の機能モジュールが受取済みの配送状況にあるときに、取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御することにより、第1の機能モジュールの受取時にターゲット機器から出力された取付ガイダンス情報に基づいて第1の機能モジュールをエアコンの既定エリアにどのように取り付けて使用するかを知ることができ、エアコンにおける機能モジュールの取付を容易にし、機能モジュールがエアコン上で速やかに正常な使用状態になることを保証する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本願の取付プロンプティング方法の一実施例の実行に関わるハードウェア構造模式図である。
【
図2】本願のクラウド側サーバに適用される取付プロンプティング方法の一実施例の模式フローチャートである。
【
図3】本願のクラウド側サーバに適用される取付プロンプティング方法の別の実施例の模式フローチャートである。
【
図4】本願の電子機器に適用される取付プロンプティング方法の一実施例の模式フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
添付図面を参照して、実施例と組み合わせて本願目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
【0022】
ここで説明する具体的な実施例は本願を解釈するためだけに使われるものであって、本願を限定するために使われるものではないことは、理解しておくべきである。
【0023】
本願の実施例の主な解決策は、第1の機能モジュールが前記第1の機能モジュールの取引完了状態を含む既定状態にあるときに、前記第1の機能モジュールの情報である第1のモジュール情報と、エアコンの既定エリアに現在取付済みの第2の機能モジュールの情報である第2のモジュール情報とを取得し、前記第1のモジュール情報と前記第2のモジュール情報とに基づいて、前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールと前記第2の機能モジュールとの各々の取付が推奨される位置を含む推奨取付位置を決定し、前記推奨取付位置に基づいて取付プロンプティング情報を出力することである。
【0024】
従来の技術では、使用者が機能モジュールを購入した後、通常は取付エリア内の任意の位置に取り付けるため、機能モジュールの取付位置が不正確になり、エアコンによる室内空気質改善効果が低くなる問題が生じやすい。
【0025】
本願は、上記課題の解決策を提供し、エアコンへの機能モジュールの取付位置の正確度を向上させて、エアコンによる室内空気質改善効果を向上させることを目的とする。
【0026】
本願の実施例はエアコン01を提案する。本実施例において、エアコン01は床置形エアコンである。他の実施例において、エアコン01は、壁掛形エアコン、窓用エアコン、天井吊形エアコン等であってもよい。
【0027】
本実施例において、エアコン01は、筐体と、機能モジュールとを含み、前記筐体内にダクトが設けられ、ダクトは具体的には室内の吸込ダクト及び/又は吹出ダクトを含んでもよい。機能モジュールは、ダクト内に設置されて、ダクト内に入る空気を調和するのに用いられる。ダクト内にはファンが設けられてもよく、ファンによりダクト内への空気の流入及びダクト内からの空気の吹出を駆動することができる。
【0028】
本実施例において、機能モジュールは空気調和モジュールである。機能モジュールは、ヒートポンプサイクルシステムにおける熱交換モジュール、浄化モジュール(例えば活性炭モジュール、プラズマ殺菌モジュールなど)、調湿モジュール(例えば除湿モジュール及び/又は加湿モジュール)、酸素補給モジュール(例えば正負イオンモジュール)、フレグランスモジュール、加熱モジュール(例えば電気補助加熱モジュールなど)及び/又はフィルタモジュール(例えばHEPAフィルタ(High efficiency particulate air Filter:高性能微粒子除去フィルタ)、ホルムアルデヒドフィルタなど)など、空気調和機能を有する機能モジュールのうちの1つ又は複数であってもよい。機能モジュールは、ダクト内に固定的に取り付けられてもよく、ダクト内に取り外し可能に取り付けられてもよい。他の実施例において、機能モジュールは、例えば検出機能を有するモジュールなど、空気調和機能を有しない他のモジュールであってもよい。
【0029】
本実施例において、機能モジュールは、ダクト内の既定エリアに取り外し可能に取り付けられる。機能モジュールは、挿接、係接等により既定エリア内に取り付けられてもよい。ダクトの既定エリア内に取付ベースが設けられてもよく、取付ベースは1つ以上の取付部を含んでいてもよく、各取付部は機能モジュールに取り外し可能に接続される。例えば、取付部は取付溝であり、機能モジュールと取付溝とは挿接嵌合により取り外し可能な接続を実現する。これに基づいて、使用者は、実際の使用のニーズに応じて、使用する必要のある機能モジュールをダクト内に取り付けて、ダクト内を流れる空気を調和することができる。ここで、取付ベースはエアコン01の出荷前にダクト内に固定されてもよく、機能モジュールは、出荷前に取付ベースに取り付けられてもよく、取付ベースに取り付けられず、使用者により自身の実際のニーズに応じて自ら購入されてもよい。
【0030】
具体的には、現在ダクト内に取り付けられている機能モジュールに対する自動認識を実現するために、ダクト内の取付ベースに対応する位置に検出モジュール(例えば、RFアンテナ、カメラ等)が設けられ、機能モジュールには識別情報を持つ識別部(例えば、RFIDカード、バーコード、二次元コード等)が設けられ、異なる機能モジュールに対応する識別部の持つ識別情報が異なってもよい。これに基づいて、検出モジュールの探知信号内の識別情報を認識することにより、異なる機能モジュール情報の取得を実現することができる。具体的には、識別情報は、機能モジュールを識別するのに用いられる機能タイプ情報、機能モジュールの取付ターゲット位置を識別する情報、機能モジュールの著作権を識別する情報及び/又は機能モジュールのバージョンを識別する情報などであってもよい。これに基づいて、検出モジュールの探知信号の認識により、認識結果に基づいて、ダクト内に機能モジュールが取り付けられているか否か、取り付けられている機能モジュールのタイプ、取り付けられている機能モジュールの位置、取り付けられている位置が正確か否か、取り付けられているバージョンが正確か否か、取り付けられている機能モジュールが正規品であるか否か等の情報を判定することができる。
【0031】
さらに、既定エリアが、複数の機能モジュールを取り外し可能に取り付けるのに用いられる複数のサブエリアに分割される。これに基づいて、取付ベースは取付部を備えてもよく、各取付部には1つの検出モジュールが対応して設置され、各取付部が占有するエリアは1つのサブエリアとして決められてもよく、各検出モジュールの探知エリアはそれに対応するサブエリアをカバーして、それに対応するサブエリア内の機能モジュールの関連情報を検出する。具体的には、複数の異なる機能モジュールに対応する既定識別情報を予め記憶し、検出モジュールの探知信号に何れか一つの既定識別情報とマッチングする信号が存在する場合、検出モジュールに対応するサブエリア内に機能モジュールが存在することが分かり、探知信号に既定識別情報とマッチングする信号がいずれも存在しない場合、検出モジュールに対応するサブエリア内に機能モジュールが取り付けられていないことが分かる。
【0032】
具体的には、複数の既定識別情報をそれぞれ、異なるサブエリアに予め関連付けてもよく、例えば、調和効果及び機能モジュールの耐久性を保証するために、複数の異なる機能モジュールの相対位置を予め固定して複数の機能モジュールのダクト内の既定取付位置を形成し、既定取付位置に基づいて異なるサブエリアを対応する既定識別情報に関連付けてもよい。これに基づいて、異なるサブエリアの検出モジュールは異なる既定識別情報にそれぞれ関連付けられ、検出モジュールに関連付けられた既定識別情報に基づいて検出モジュールの探知信号を解析すれば、解析結果に基づいて機能モジュールの位置が正確であるか否かを判定することができる。例えば、乾燥度要求の高いモジュール(例えば、電気を使う必要のある調和モジュール、フィルタ等)が湿気を受けて機能実現が影響されるのを回避するために、予め、除湿モジュールを吸込口から最も近い位置に設置し、加湿モジュールを吸込口から最も遠い位置に設置し、他の機能モジュールを除湿モジュールと加湿モジュールとの間に設置してもよい。これに基づいて、吸込口から最も近い第1のサブエリアに対応する検出モジュールを除湿モジュールの既定識別情報に関連付け、吸込口から最も遠い第2のサブエリアに対応する検出モジュールを加湿モジュールの既定識別情報に関連付け、他の機能モジュールに対応する既定識別情報を第1のサブエリアと第2のサブエリアとの間のサブエリアにそれぞれ関連付けてもよい。また、他の機能モジュールを第1のサブエリアと第2のサブエリアとの間に自由に取り付け、使用者による操作が容易になるように、第1のサブエリアと第2のサブエリアとの間の各サブエリアは、他の全ての機能モジュールに対応する既定識別情報に関連付けられる。
【0033】
さらに、エアコン01は、筐体に取り付けられたスマート大型ディスプレイをさらに含んでもよく、スマート大型ディスプレイは、ヒューマンコンピュータインタラクションに使用されて、使用者がヒューマンコンピュータインタラクションに基づいてエアコン01の運転を操作、コントロールしたり、必要な機能モジュールを購入したり、エアコン01の運転に関するプロンプティング情報などを取得したりすることを可能にすることができる。
【0034】
さらに、エアコン01は、制御装置をさらに備え、上述した検出モジュール、ダクト内に取り付けられる機能モジュール及びスマート大型ディスプレイは、この制御装置に接続される。
【0035】
本願の実施例において、取付プロンプティング装置は、プロセッサ(例えばCPU)、メモリなどを備える。メモリは高速RAMメモリであってもよく、安定したメモリ(non-volatile memory)、例えば磁気ディスクメモリであってもよい。あるいは、メモリは、前記プロセッサとは独立した記憶装置であってもよい。
【0036】
上記エアコン01に基づいて、本願の実施例は、上記エアコン01上の機能モジュールについて取付をプロンプティングするのに用いられるクラウド側サーバを提案する。
【0037】
本実施例において、
図1に示すように、クラウド側サーバは、プロセッサ1001(例えばCPU)、メモリ1002などを備える。メモリ1002としては高速RAMメモリであってもよく、安定したメモリ(non-volatile memory)、例えば磁気ディスクメモリでもよい。あるいは、メモリ1002は前記プロセッサ1001とは独立した記憶装置としてもよい。
【0038】
当業者にとっては、
図1に示す装置の構造は装置に対する限定を構成せず、図示より多い或いは少ない部品を含んでもよく、或いは一部の部品を組み合わせたり、異なる部品の配置をしたりしてもよいことは、理解できるであろう。
【0039】
図1に示すように、一種のコンピュータ記憶媒体としてのメモリ1002には、取付プロンプティングプログラムが含まれてもよい。
図1に示す装置において、プロセッサ1001は、メモリ1002内に記憶されている取付プロンプティングプログラムを呼び出して、以下の実施例における取付プロンプティング方法の関連ステップのオペレーションを実行するのに用いられてもよい。
【0040】
上記エアコン01に基づいて、本願の実施例は、上記エアコン01上の機能モジュールについて取付をプロンプティングするのに用いられる電子機器をさらに提案する。
図1を参照し、電子機器は、上述したクラウド側サーバに接続されている。本実施の例において、電子機器は、クラウド側サーバに対応する既定のアプリケーションがインストールされている端末機器、例えば、既定のアプリケーションがインストールされている携帯電話、電子腕時計、テレビ、タブレット、スマート大型ディスプレイなどである。本実施例において、電子機器は、上述したエアコン01とは独立した機器であり、他の実施例において、電子機器は、例えば、エアコン01に設置された機器、例えばエアコン01に設置されたスマート大型ディスプレイなどであってもよい。
【0041】
本実施例において、
図1に示すように、電子機器は、プロセッサ2001(例えばCPU)、メモリ2002などを備える。メモリ2002としては高速RAMメモリであってもよく、安定したメモリ(non-volatile memory)、例えば磁気ディスクメモリでもよい。あるいは、メモリ2002は前記プロセッサ2001とは独立した記憶装置としてもよい。
【0042】
当業者にとっては、
図1に示す装置の構造は装置に対する限定を構成せず、図示より多い或いは少ない部品を含んでもよく、或いは一部の部品を組み合わせたり、異なる部品の配置をしたりしてもよいことは、理解できるであろう。
【0043】
図1に示すように、一種のコンピュータ記憶媒体としてのメモリ2002には、取付プロンプティングプログラムが含まれてもよい。
図1に示す装置において、プロセッサ2001は、メモリ2002内に記憶されている取付プロンプティングプログラムを呼び出して、以下の実施例における取付プロンプティング方法の関連ステップのオペレーションを実行するのに用いられてもよい。
【0044】
本願の実施例は、クラウド側サーバに適用されてエアコンの機能モジュールの取付と使用をプロンプティングする取付プロンプティング方法をさらに提供する。
【0045】
図2を参照し、本願の取付プロンプティング方法の一実施例が提案される。本実施例において、前記取付プロンプティング方法は、
ステップS10において、エアコンの第1の機能モジュールが受取済みであるか否かを表す配送状況情報を取得する。
【0046】
具体的には、本実施例において、配送状況情報は、クラウド側サーバに接続されている外部物流システムサーバにより送信されてもよい。他の実施例において、配送状況情報は、クラウド側サーバ自身により生成されてもよい。
【0047】
配送状況情報は、第1の機能モジュールの配送識別子及びそれに関連付けられる荷物状態(発送状態、輸送中、受取済みなど)を表す情報を含んでもよい。具体的には、配送状況情報に前記第1の機能モジュールの配送識別子及びそれに対応する受取確認指令が存在する場合、前記配送状況情報が前記第1の状況情報である(即ち第1の機能モジュールが受取済みである)と判定する。配送状況情報に前記第1の機能モジュールの配送識別子及びそれに対応する受取確認指令が存在しない場合、又は、配送状況情報に第1の機能モジュールの配送識別子及びそれに対応する発送指令又は輸送状態情報が存在する場合、配送状況情報が第2の状況情報である(即ち、第1の機能モジュールが受取されていない)と判定する。これに応じて、使用者がオンラインで第1の機能モジュールを購入された後、外部物流システムは、第1の機能モジュールの配送プロセスを監視し、監視の結果を用いて配送状況情報を生成してクラウド側サーバに送信してもよい。こうして、クラウド側サーバは第1の機能モジュールの受取済み状態を適時に知り、その後、受取時に取付ガイダンス情報を適時に出力して、使用者がエアコンに第1の機能モジュールをどのように取り付けるかを適時に知るようにすることができる。
【0048】
ステップS20において、前記配送状況情報が第1の状況情報を含む場合、取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御し、前記第1の状況情報は、第1の機能モジュールが受取済みであることを示す情報であり、前記取付ガイダンス情報は、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である。
【0049】
このターゲット機器は、クラウド側サーバに接続されている機器であり、具体的には、予め設置された指定の機器(例えば、エアコン上のスマート大型ディスプレイや使用者が指定した機器等)であってもよく、配送状況情報に基づいて決定された機器等であってもよい。ターゲット機器には、クラウド側サーバに対応する既定のアプリケーションがインストールされており、既定のアプリケーションは、エアコンの機能モジュールの購入等、エアコンの運転に関するオペレーションやコントロール等に利用可能である。
【0050】
取付ガイダンス情報は、クラウド側サーバにより生成されてもよく、ターゲット機器自身により生成されてもよい。
【0051】
この取付ガイダンス情報は、表示、音声再生、プッシュ情報などのプロンプティング方式で出力されてもよく、プロンプティング方式はシステムデフォルトであってもよく、使用者により自身の実際のニーズに基づいて選択されてもよい。
【0052】
取付ガイダンス情報は、前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報(例えば機能、寿命及び/又は交換推奨時期など)、前記第1の機能モジュールの取付手順情報及び/又は前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールの推奨取付位置を含む。
【0053】
具体的には、クラウド側サーバが、取付ガイダンス情報を出力する制御指令をターゲット機器に送信し、ターゲット機器が、制御指令を受信した後、制御指令を直接実行して、取付ガイダンス情報の出力を実現するようにしてもよい。クラウド側サーバが、第1の状況情報に対応する状況指令をターゲット機器に出力し、ターゲット機器が、状況指令を受信した後、取付ガイダンス情報を出力するオペレーションを実行するようにしてもよい。
【0054】
本願の実施例は取付プロンプティング方法を提案し、この方法は、エアコンの第1の機能モジュールが受取済みの配送状況にあるときに、取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御することにより、第1の機能モジュールの受取時にターゲット機器から出力された取付ガイダンス情報に基づいて第1の機能モジュールをエアコンの既定エリアにどのように取り付けて使用するかを知ることができ、エアコンにおける機能モジュールの取付を容易にし、機能モジュールがエアコン上で速やかに正常な使用状態になることを保証する。
【0055】
さらに、上述した実施例に基づいて、本願の取付プロンプティング方法の別の実施例を提案する。本実施例において、
図3を参照し、前記ステップS30は、以下のステップを含む。
【0056】
ステップS31において、前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定する。
【0057】
具体的には、この配送識別子(配送番号、配送会社名など)を第1の状況情報から抽出して得ることができる。購入機器は、具体的には、使用者が第1の機能モジュールの購入操作を行うのに使用する機器である。機器識別子は、具体的には、異なる機器を区別するのに用いられる識別特性情報(例えば機器名及び/又は機器番号など)である。
【0058】
クラウド側サーバには、第1の機能モジュールに対応する配送識別子と、それに対応する購入機器の機器識別子との対応関係が予め記憶されてもよく、この対応関係は、第1の機能モジュールの購入中に生成されてクラウド側サーバに保存されてもよい。この対応関係に基づいて、ここでの配送識別子に対応する機器識別子を決定することができる。
【0059】
ステップS32において、前記機器識別子に対応する電子機器が前記ターゲット機器であると決定する。
【0060】
ステップS33において、受取提示情報を前記ターゲット機器に送信して、前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させる。
【0061】
受取提示情報は、具体的には、第1の機能モジュールが現在受取済み状態にあることをターゲット機器に提示するのに用いられる情報である。この受取提示情報は、予め設定される固定情報であってもよく、第1の機能モジュールの関連情報に基づいて決定される情報であってもよい(例えば、第1の状況情報を受取提示情報としてもよく、第1の状況情報と他の第1の機能モジュールのモジュール情報とに基づいて、この受取提示情報を決定してもよい)。
【0062】
具体的には、本実施例において、前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定し、前記モジュール資料情報に基づいて前記受取提示情報を生成して、前記モジュール資料情報を含む前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させる。モジュール資料情報は、具体的には、モジュールの機能タイプ、モジュールの寿命、推奨交換時期、製造日及び/又は掃除ガイダンス情報などを含んでもよい。クラウド側サーバには、第1の機能モジュールに対応する配送識別子と、第1の機能モジュールのモジュール資料情報との対応関係が予め記憶されてもよく、この対応関係は、第1の機能モジュールの購入中に生成されてクラウド側サーバに保存されてもよい。この対応関係に基づいて、この配送識別子に対応するモジュール資料情報を決定することができる。
【0063】
ここでは、第1の機能モジュールが受取済みであるときに、配送識別子に基づいて、使用者が第1の機能モジュールの購入に使った機器を特定して取付ガイダンス情報を出力させることにより、使用者が受取時に関連する取付案内を適時に受信して正確な取付を実現することができることを保証し、機能モジュールがエアコンにおいて速やかに正常な動作状態になるのを保証する。また、これに基づいて、さらに、配送識別子に基づいて第1の機能モジュールのモジュール資料情報を取得することにより、ターゲット機器が現在使用者の受け取っている機能モジュールのモジュール資料情報を含む取付ガイダンス情報を正確に出力できることを保証し、取付ガイダンス情報の正確性を保証して、使用者が取付ガイダンス情報に基づいて、既定モジュール内での第1の機能モジュールの取付及び使用上の注意事項を明確かつ正確に知ることができるようにする。
【0064】
さらに、本実施例において、前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定する前記ステップは、ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記機器識別子を決定するステップ、を含み、且つ/又は、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定する前記ステップは、ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記モジュール資料情報を決定するステップ、を含み、ここで、前記ターゲット関連付け情報は、前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記モジュール資料情報とを関連付けて得られる情報である。
【0065】
このターゲット関連付け情報は、具体的には、クラウド側サーバにより生成されてクラウド側サーバに保存される。具体的には、使用者が機器を使用して第1の機能モジュールを購入し、第1の機能モジュールの購入金額の支払いに成功し且つ未発送状態にある場合、第1の機能モジュールが購入済み状態にあると判定することができ、クラウド側サーバは、機器識別子、前記配送識別子及び前記モジュール資料情報などの情報を取得して関連付けて、このターゲット関連付け情報を得ることができる。さらに、機器識別子、配送識別子及びモジュール資料情報に加えて、ターゲット関連付け情報において、機器識別子、配送識別子及びモジュール資料情報はさらに、第1の機能モジュールの注文情報に関連付けられてもよい。
【0066】
本実施例において、第1の機能モジュールの購入完了時に、機器識別子、配送識別子及びモジュール資料情報等を関連付けてターゲット関連付け情報を生成し、これに基づいて、その後第1の機能モジュールが受取済み状態にあるときに、クラウド側サーバがターゲット関連付け情報に基づいて取付ガイダンス情報を出力するターゲット機器を正確且つ迅速に決定し、正確な取付ガイダンス情報を迅速に出力することを保証することができる。
【0067】
さらに、本実施例において、ステップS10の前に、前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記第1の機能モジュールの注文情報を取得して前記第1の機能モジュールの発送から受取までのプロセスを管理、制御するのに用いられる外部物流システムサーバに送信し、外部物流システムサーバから前記配送識別子を受信するステップと、前記配送識別子を受信したときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記注文情報とを関連付けて前記ターゲット関連付け情報を取得するステップと、をさらに含む。具体的には、使用者が携帯電話等の端末機器を使用して第1の機能モジュールの購入を完了させた後、クラウド側サーバは、使用者が第1の機能モジュールの購入に使った端末機器の機器識別子と、使用者による第1の機能モジュールの購入で生成された注文情報と、第1の機能モジュールのモジュール資料情報とを記録してもよい。クラウド側サーバは、注文情報を外部物流システムサーバに送信し、外部物流システムサーバは、注文情報を受信した後、注文情報に基づいて配送識別子を生成し、生成した配送識別子をクラウド側サーバに送信する。クラウド側サーバは、配送識別子を受信した後、配送識別子と、機器識別子と、モジュール資料情報と、注文情報とを関連付けてターゲット関連付け情報を得る。ここで、第1の機能モジュールに対応する倉庫は、ターゲット関連付け情報内の注文情報と配送識別子とに基づいて発送することができる。本実施例において、外部物流システムサーバと、クラウド側サーバと、使用者が機能モジュールの購入に使った機器との間のデータやり取りを確立させることにより、使用者が機能モジュールを購入した後に第1の機能モジュールの配送状況情報を追跡することができることを保証し、第1の機能モジュールをサインして受け取ることに成功すると、使用者が第1の機能モジュールの購入に使った機器上で直ちに取付ガイダンス情報を取得することができ、第1の機能モジュールの取付及び使用中の注意事項を使用者に適時に提示することを保証し、使用者による第1の機能モジュールの取付をさらに容易にし、第1の機能モジュールの取付効率をさらに向上させることができる。
【0068】
本願の実施例は、電子機器に適用されてエアコンの機能モジュールの取付と使用をプロンプティングする取付プロンプティング方法をさらに提供する。
図4を参照し、前記取付プロンプティング方法は、以下のステップを含む。
【0069】
ステップS100において、クラウド側サーバにより送信された受取提示情報を受信したときに、第1の機能モジュールの、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である取付ガイダンス情報を取得し、ここで、前記受取提示情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを表す。
【0070】
この受取提示情報は、上述した実施形態で言及された受取提示情報の生成プロセスと同じく、クラウド側サーバが第1の状況情報を検出したときに電子機器に直接送信される情報であってもよい。
【0071】
この電子機器は、具体的には、上述した実施例で言及されたターゲット機器、購入機器とは同一の機器である。
【0072】
ステップS200において、前記取付ガイダンス情報を出力する。
【0073】
この取付ガイダンス情報の構想、生成方式、出力に関する過程は、上記実施例で言及された解決策と同じであるので、ここでは説明を省く。電子機器は、それにインストールされている既定のアプリケーション内で取付ガイダンス情報を出力することができる。
【0074】
本実施例において、電子機器とクラウド側サーバとの連携により、使用者が第1の機能モジュールをサインして受け取る時に電子機器を通じて第1の機能モジュールに関する取付案内を適時に取得することができるようにし、エアコンにおける機能モジュールの取付を容易にし、機能モジュールがエアコン上で速やかに正常な使用状態になることを保証することができる。
【0075】
さらに、本実施例において、前記取付ガイダンス情報は推奨取付位置を含み、前記推奨取付位置は、前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとの各々の取付が推奨される位置を含み、前記第2の機能モジュールは、前記既定エリアに現在取付済みの機能モジュールであり、第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を取得する前記ステップは、
第1の機能モジュールの情報である第1のモジュール情報と、エアコンの既定エリアに現在取付済みの第2の機能モジュールの情報である第2のモジュール情報とに基づいて前記推奨取付位置を決定するステップ、を含む。
【0076】
既定エリアは、エアコンのダクト内のエリアであり、第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとは、何れもダクトを流れる空気を調和するために利用可能な空気調和モジュールである。他の実施例において、第1の機能モジュール又は第2の機能モジュールは、ダクトの状態を監視するのに用いられる検出モジュールであってもよい。
【0077】
第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとは、同じタイプ又は異なるタイプのモジュールであってもよい。第2の機能モジュールの数は、1つ以上であってもよい。ここで、既定エリアに2つ以上の第2の機能モジュールが存在する場合、2つ以上の第2の機能モジュールのタイプは同じであってもよく、異なってもいてもよい。
【0078】
第1のモジュール情報と第2のモジュール情報とは、具体的には、第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとが実現する機能に関連する情報、例えば、機能タイプ、モジュールの使用期間、モジュールの寿命及び/又はモジュールの機能の動作に許容される環境パラメータの制限値(例えば、温度及び/又は湿度)等である。
【0079】
具体的には、エアコンへの使用が許可される全ての機能モジュールのモジュール識別子と、それらにそれぞれ対応するモジュール情報とを予め収集し、収集した情報に基づいてモジュール情報データベースを構築し、モジュール情報データベースをエアコン又はクラウド側に保存してもよい。これに基づいて、エアコン又はクラウドに保存されたモジュール情報データベースに第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとのモジュール識別子を問い合わせることにより、これらの第1のモジュール情報と第2のモジュール情報とを得ることができる。
【0080】
この推奨取付位置は、具体的には、第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとが何れも既定エリア内に取り付けられた場合にエアコンの空気調和品質が最適状態となる位置である。
【0081】
異なる第1のモジュール情報と第2のモジュール情報とは、異なる推奨取付位置に対応してもよい。異なる推奨取付位置に対応する第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとの間の距離が異なるか、又は、異なる推奨取付位置に対応する第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとの各々の、吹出口又は吸込口に対する相対的な位置(距離及び/又は方向)が異なる。
【0082】
具体的には、既定エリア内における機能モジュールの配置ルールを事前に確立し、配置ルールに基づいて現在の第1のモジュール情報と第2のモジュール情報とに対応する推奨取付位置を決定するようにしてもよい。
【0083】
前記第1のモジュール情報は、前記第1の機能モジュールの第1の機能タイプを含み、第2のモジュール情報は、前記第2の機能モジュールの第2の機能タイプを含み、
異なる第1の機能タイプと第2の機能タイプとに対応する推奨取付位置は異なる。これに基づいて、異なる機能タイプの組み合わせと推奨取付位置との対応関係を事前に確立し、この対応関係に基づいて現在の第1の機能タイプと第2の機能タイプとに対応する推奨取付位置を決定するようにしてもよい。
【0084】
本実施例において、第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとにそれぞれ対応する機能タイプに基づいて推奨取付位置を決定することにより、第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとが推奨取付図位置に従って既定エリア内に取り付けられて動作する場合に、各機能モジュールの機能実現が互いに影響することがなく、推奨取付位置出力の正確度を確保して、第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとが何れもエアコンに取り付けられた場合にエアコンの空気調和品質が最適状態になれることを確保する。
【0085】
具体的には、本実施例において、前記第1の機能タイプと前記第2の機能タイプとに加湿タイプと浄化タイプとが含まれている場合、第1のターゲット位置を前記第1の機能モジュールと前記第2の機能モジュールとのうち前記加湿タイプに属する機能モジュールの第1の推奨取付位置として決定し、第2のターゲット位置を前記第1の機能モジュールと前記第2の機能モジュールとのうち前記浄化タイプに属する機能モジュールの第2の推奨取付位置として決定する。前記取付推奨位置は、前記第1の取付推奨位置と、前記第2の取付推奨位置とを含み、前記第1のターゲット位置と前記エアコンの吹出口との間の距離は、前記第2のターゲット位置と前記吹出口との間の距離よりも小さい。
【0086】
このうち、ホルムアルデヒド除去モジュール、除塵モジュール、脱臭モジュール、除菌モジュールなどのモジュールの機能タイプはいずれも浄化タイプに属する。
【0087】
例えば、第1の機能タイプが加湿タイプであり、第2の機能タイプが浄化タイプである場合、推奨取付位置において、第1の機能モジュールに対応する取付位置と吹出口との距離は、第2の機能モジュールに対応する取付位置と吹出口との距離よりも小さい。別の例として、第2の機能タイプが加湿タイプであり、第1の機能タイプが浄化タイプである場合、推奨取付位置において、第1の機能モジュールの対応する取付位置と吹出口との距離は、第2の機能モジュールの対応する取付位置と吹出口との距離よりも大きい。別の例として、第2の機能モジュールが2つ以上あり、2つ以上の第2の機能モジュールのうちの少なくとも1つが浄化タイプであり、2つ以上の第2の機能モジュールのうちの1つが加湿タイプであり、第1の機能モジュールが浄化タイプであり、推奨取付位置において、加湿タイプの第1の機能モジュールに対応する取付位置と吹出口との距離は、浄化タイプの第2の機能モジュール又は第1の機能モジュールに対応する取付位置と吹出口との距離よりも大きい。
【0088】
これに基づいて、浄化モジュールの浄化機能への高湿度の影響を回避し、エアコンの吹出空気の浄化と加湿効果とが何れも最適状態になれることを保証するのに有利である。
【0089】
また、他の実施例において、前記第1の機能タイプと前記第2の機能タイプとに除湿タイプと浄化タイプとが含まれている場合、第1のターゲット位置を前記第1の機能モジュールと前記第2の機能モジュールとのうち前記加湿タイプに属する機能モジュールの第1の推奨取付位置として決定し、第2のターゲット位置を前記第1の機能モジュールと前記第2の機能モジュールとのうち前記浄化タイプに属する機能モジュールの第2の推奨取付位置として決定する。前記取付推奨位置は、前記第1の取付推奨位置と、前記第2の取付推奨位置とを含み、前記第1のターゲット位置と前記エアコンの吹出口との間の距離は、前記第2のターゲット位置と前記吹出口との間の距離よりも小さい。
【0090】
これに基づいて、浄化モジュールの浄化機能への湿度の影響を効果的に低減させ、エアコンの吹出空気の浄化効果と除湿効果とが何れも最適状態になれることを保証する。
【0091】
また、他の実施例において、前記第1の機能タイプと前記第2の機能タイプとに同じ機能タイプが2つ以上含まれている場合、推奨取付位置において、第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとが同じ機能タイプに属する2つの機能モジュールを、間隔をおいて設置する。
【0092】
本実施例において、上記のように推奨取付位置を決定することにより、使用者が第1の機能モジュールの受取時に取付ガイダンス情報に基づいて第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとをどのように正確に取り付けるかを知ることができるので、エアコンへの機能モジュールの取付位置の正確度を向上させて、各機能モジュールの性能の相互連携を実現し、エアコンによる室内空気質改善効果を効果的に向上させることを実現することができる。
【0093】
さらに、本実施例において、前記取付プロンプティング方法は、受取提示情報を受信したときに、前記受取提示情報を出力するステップと、前記受取提示情報に応じて返された前記取付ガイダンス情報への要求指令が存在する場合、前記受取提示情報に対応する第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を取得する前記ステップを実行するステップと、をさらに含む。これに基づいて、使用者は、受取提示情報を取得した後、自身のニーズに基づいて取付ガイダンス情報を見るか否かを決定してもよく、取付ガイダンス情報を取得するニーズがあれば、要求指令を入力してもよい。ここで、以上の方式により、取付ガイダンス情報の出力が使用者の実際の要求に正確に適合できることを保証することができる。
【0094】
なお、本実施例に係るクラウド側サーバのデータ処理プロセスは、上述したクラウド側サーバに適用される取付プロンプティング方法を実施する関連実施形態と同じであるため、ここでは説明を省く。
【0095】
また、本願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提案し、前記コンピュータ可読記憶媒体には取付プロンプティングプログラムが記憶されており、前記取付プロンプティングプログラムがプロセッサにより実行された場合、以上に記載の取付プロンプティング方法の何れか一つの実施例の関連ステップを実現する。
【0096】
本文において、「含む」、「含める」といった用語或いは何れの他のバリエーションは非排他的な包含を意味するため、一連の要素の過程、方法、物品或いはシステムがそれらの要素だけでなく、明確に列挙されていない他の要素を含み、或いはこの種の過程、方法、物品或いはシステムに固有の要素を含む。それ以上の制限がない状況で、「一つの…を含む」という文により限定される要素は、当該要素を含む過程、方法、物品或いはシステムの中に他の同じ要素がさらに存在することを除外しない。
【0097】
上記本願の実施例の番号は説明のためのものだけであって、実施例の優劣を表すものではない。
【0098】
以上の実施態様の説明を通して、当業者は、上記の実施例の方法はソフトウェアに必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加える方法(勿論ハードウェアによることも可能であるが、多くの場合では前者がより良い実施方法)で実現できることを明確に理解できる。このような理解に基づいて、本願の技術案は、本質としては、或いは先行技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形式で体現できる。当該コンピュータソフトウェア製品は上記のような記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)の中に記憶でき、一台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、或いはネットワーク機器等でもよい)に本願の各実施例で説明する方法を実行させるいくつかの指令を含む。
【0099】
以上は本願の好ましい実施例にすぎず、それにより本願の保護範囲を制限するわけではない。本願の明細書及び図面の内容を利用してなされた均等構造或いは均等流れ変換、或いは直接又は間接的な他の関連する技術分野への応用は、同じ理由で本願の特許の保護範囲に含まれる。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラウド側サーバに適用される取付プロンプティング方法であって、
エアコンの第1の機能モジュールが受取済みであるか否かを表す配送状況情報を取得するステップと、
前記配送状況情報が第1の状況情報である場合、取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御するステップと、を含み、
ここで、前記第1の状況情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを表す情報であり、前記取付ガイダンス情報は、前記エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である
取付プロンプティング方法。
【請求項2】
前記配送状況情報は外部物流システムサーバにより送信され、配送状況情報を取得する前記ステップの後に、
前記配送状況情報に前記第1の機能モジュールの配送識別子及びそれに対応する受取確認指令が存在することに応じて、前記配送状況情報が前記第1の状況情報であると判定するステップ、
をさらに含む請求項1に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項3】
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を出力するようにターゲット機器を制御するステップは、
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定するステップと、
前記機器識別子に対応する電子機器が前記ターゲット機器であると決定するステップと、
受取提示情報を前記ターゲット機器に送信して、前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させるステップと、
を含む請求項1に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項4】
受取提示情報を前記ターゲット機器に送信する前記ステップの前に、
前記配送状況情報に第1の状況情報が存在する場合、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定するステップと、
前記モジュール資料情報に基づいて前記受取提示情報を生成して、前記モジュール資料情報を含む前記取付ガイダンス情報を前記ターゲット機器に出力させるステップと、
をさらに含む請求項3に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項5】
前記第1の機能モジュールに対応する配送識別子に基づいて、前記第1の機能モジュールに対応する購入機器の機器識別子を決定する前記ステップは、
ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記機器識別子を決定するステップ、を含み、
且つ/又は、前記配送識別子に基づいて前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報を決定する前記ステップは、
ターゲット関連付け情報に基づいて、前記配送識別子に対応する前記モジュール資料情報を決定するステップ、を含み、
ここで、前記ターゲット関連付け情報は、前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記モジュール資料情報とを関連付けて得られる情報である
請求項4に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項6】
配送状況情報を取得する前記ステップの前に、
前記第1の機能モジュールが購入済み状態にあるときに、前記第1の機能モジュールの注文情報を取得して前記第1の機能モジュールの発送から受取までのプロセスを管理、制御するのに用いられる外部物流システムサーバに送信し、外部物流システムサーバから前記配送識別子を受信するステップと、
前記配送識別子を受信したときに、前記機器識別子と、前記配送識別子と、前記モジュール資料情報と、前記注文情報とを関連付けて前記ターゲット関連付け情報を取得するステップと、
をさらに含む請求項5に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項7】
前記取付ガイダンス情報は、前記第1の機能モジュールのモジュール資料情報、前記第1の機能モジュールの取付手順情報及び/又は前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールの推奨取付位置を含む
請求項
1に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項8】
電子機器に適用される取付プロンプティング方法であって、
クラウド側サーバにより送信された受取提示情報を受信したときに、第1の機能モジュールの
、エアコンの既定エリア内での前記第1の機能モジュールの取付と使用をガイダンスするのに用いられる情報である取付ガイダンス情報を取得するステップと、
前記取付ガイダンス情報を出力するステップと、を含み、
ここで、前記受取提示情報は、前記第1の機能モジュールが受取済みであることを示す情報を含む
取付プロンプティング方法。
【請求項9】
前記取付ガイダンス情報は推奨取付位置を含み、前記推奨取付位置は、前記既定エリア内の前記第1の機能モジュールと第2の機能モジュールとの各々の取付が推奨される位置を含み、前記第2の機能モジュールは、前記既定エリアに現在取付済みの機能モジュールであり、第1の機能モジュールの取付ガイダンス情報を取得する前記ステップは、
第1の機能モジュールの情報である第1のモジュール情報と、
前記エアコンの既定エリアに現在取付済みの第2の機能モジュールの情報である第2のモジュール情報とに基づいて前記推奨取付位置を決定するステップ、
を含む請求項8に記載の取付プロンプティング方法。
【請求項10】
メモリ、プロセッサ及び前記メモリに記憶されて且つ前記プロセッサ上で実行できる取付プロンプティングプログラムを備え、前記取付プロンプティングプログラムが前記プロセッサにより実行された場合、請求項1から7の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する
クラウド側サーバ。
【請求項11】
メモリ、プロセッサ及び前記メモリに記憶されて且つ前記プロセッサ上で実行できる取付プロンプティングプログラムを備え、前記取付プロンプティングプログラムが前記プロセッサにより実行された場合、請求項8又は9に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する
電子機器。
【請求項12】
取付プロンプティングプログラムが記憶されており、前記取付プロンプティングプログラムがプロセッサにより実行された場合、請求項1から9の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法のステップを実現する
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
プロセッサにより、請求項1から9の何れか一項に記載の取付プロンプティング方法を実現させるための、
コンピュータプログラム。
【国際調査報告】