(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えたパッケージ
(51)【国際特許分類】
H01L 23/12 20060101AFI20240829BHJP
H05K 1/18 20060101ALI20240829BHJP
H05K 3/34 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
H01L23/12 501B
H05K1/18 J
H05K3/34 501D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513829
(86)(22)【出願日】2022-07-15
(85)【翻訳文提出日】2024-02-29
(86)【国際出願番号】 US2022037345
(87)【国際公開番号】W WO2023038711
(87)【国際公開日】2023-03-16
(32)【優先日】2021-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】バート、アニルーダ
(72)【発明者】
【氏名】ニュー、イーリン
(72)【発明者】
【氏名】サーモン、ジェイ・スコット
【テーマコード(参考)】
5E319
5E336
【Fターム(参考)】
5E319AA03
5E319AC11
5E319CC33
5E319GG03
5E336AA04
5E336BB03
5E336BC28
5E336BC34
5E336CC31
5E336EE03
5E336GG06
(57)【要約】
基板と、基板に結合された集積デバイスとを含む、パッケージ。基板は、少なくとも1つの誘電体層と、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子とを含む。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を有する第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分とを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージであって、
基板と、前記基板は、
少なくとも1つの誘電体層と、
第1のパッド相互接続子を備える複数の相互接続子と、を備え、前記第1のパッド相互接続子は、
第1の幅を有する第1の部分と、
前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分と、を備える、
前記基板に結合された集積デバイスと、
を備える、パッケージ。
【請求項2】
前記第2の部分は、円形の平面断面を含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
前記第2の部分は、非円形の平面断面を含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項4】
前記第2の部分は、十字の平面断面を含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記第2の部分は、十字と円が組み合わされた形状を有する平面断面を含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項6】
前記第1のパッド相互接続子は、前記基板の第2の面の上に配置されている、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項7】
前記第1のパッド相互接続子は、前記基板の第1の面の上に配置されている、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項8】
前記集積デバイスは、前記第1のパッド相互接続子を通じて前記基板に結合されている、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項9】
前記少なくとも1つの誘電体層の第1の面の上に配置されたはんだレジスト層を更に備え、前記はんだレジスト層は、前記第1のパッド相互接続子の厚さ以上の厚さを有する、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項10】
前記第1のパッド相互接続子の前記第1の部分の一部の上に配置されたはんだレジスト層を更に備える、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項11】
前記はんだレジスト層は、前記第1のパッド相互接続子の前記第1の部分の厚さ以上の厚さを有する、請求項10に記載のパッケージ。
【請求項12】
前記集積デバイスは、はんだ相互接続子を通じて前記基板の前記第1のパッド相互接続子に結合されており、
前記はんだ相互接続子が、前記基板の前記第1のパッド相互接続子の前記第1の部分及び/又は前記第2の部分に結合されている、
請求項1に記載のパッケージ。
【請求項13】
前記基板の前記第1のパッド相互接続子の前記第1の部分及び/又は前記第2の部分に結合されたはんだ相互接続子を更に備える、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項14】
前記基板はコア層を含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項15】
装置であって、
基板を備え、前記基板は、
少なくとも1つの誘電体層と、
第1のパッド相互接続子を備える複数の相互接続子と、を備え、前記第1のパッド相互接続子は、
第1の幅を有する第1の部分と、
前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分と、を備える、
装置。
【請求項16】
前記第2の部分は、円形の平面断面を含む、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記第2の部分は、非円形の平面断面を含む、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記第1のパッド相互接続子は、前記基板の第2の面の上に配置されている、請求項15に記載の装置。
【請求項19】
前記第1のパッド相互接続子は、前記基板の第1の面の上に配置されている、請求項15に記載の装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つの誘電体層の第1の面の上に配置されたはんだレジスト層を更に備え、前記はんだレジスト層は、前記第1のパッド相互接続子の厚さ以上の厚さを有する、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
前記第1のパッド相互接続子の前記第1の部分の一部の上に配置されたはんだレジスト層を更に備える、請求項15に記載の装置。
【請求項22】
前記基板の前記第1のパッド相互接続子の前記第1の部分及び/又は前記第2の部分に結合されたはんだ相互接続子を更に備える、請求項15に記載の装置。
【請求項23】
前記基板はコア層を含む、請求項15に記載の装置。
【請求項24】
前記装置は、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、ラップトップコンピュータ、サーバ、モノのインターネット(IoT)デバイス、及び自動車車両内のデバイスからなる群から選択されるデバイスを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項25】
基板を製造するための方法であって、
少なくとも1つの誘電体層を提供することと、
第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子を形成することと、を備え、前記第1のパッド相互接続子は、
第1の幅を有する第1の部分と、
前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分と、を備える、
方法。
【請求項26】
前記第2の部分は、円形の平面断面を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第2の部分は、非円形の平面断面を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記第1のパッド相互接続子は、前記基板の第2の面の上に配置されている、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記第1のパッド相互接続子は、前記基板の第1の面の上に配置されている、請求項25に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
[0001] 本出願は、2021年9月9日に米国特許庁に出願された非仮出願第17/470,924号に対する優先権及び利益を主張するものであり、この非仮出願の内容全体は、その全体が以下に完全に記載されるかのように、かつ全ての適用可能な目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
[0002] 様々な特徴は、基板を有するパッケージに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] パッケージは、基板及び集積デバイスを含み得る。これらの構成要素は、一体に結合されることにより、様々な電気的機能を実行することが可能なパッケージを提供する。パッケージの接合部におけるクラックは、パッケージの性能に影響を及ぼす可能性がある。より良く性能を発揮するパッケージを提供する必要が継続的にある。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 様々な特徴は、基板を有するパッケージに関する。
【0005】
[0005] 一例は、基板と、基板に結合された集積デバイスとを含む、パッケージを提供する。基板は、少なくとも1つの誘電体層と、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子とを含む。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を有する第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分とを含む。
【0006】
[0006] 別の例は、基板を含む装置を提供する。基板は、少なくとも1つの誘電体層と、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子とを含む。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を有する第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分とを含む。
【0007】
[0007] 別の例は、基板を製造するための方法を提供する。本方法は、少なくとも1つの誘電体層を提供する。本方法は、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子を形成する。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を有する第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
[0008] 図面と併せて以下に記載される「発明を実施するための形態」から、様々な特徴、性質、及び利点が明らかとなり得、図面においては、同様の参照符号が全体を通して対応するものを特定している。
【
図1】[0009] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を含むパッケージの例示的な横断面図である。
【
図2】[0010] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を含むパッケージの例示的な拡大図である。
【
図3】[0011] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を含むパッケージの例示的な横断面図である。
【
図4】[0012] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を含むパッケージの例示的な拡大図である。
【
図5】[0013] 突出部を含むパッド相互接続子の例示的な図である。
【
図6】[0014] はんだとパッド相互接続子との間のクラックの一例を示す図である。
【
図7】[0015] はんだと突出部を含むパッド相互接続子との間のクラックの一例を示す図である。
【
図8】[0016] 異なる形状を有する突出部を含むパッド相互接続子の例示的な側面図及び平面図である。
【
図9A】[0017] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図9B】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図9C】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図9D】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図10】[0018] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための方法の例示的なフローチャートである。
【
図11A】[0019] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図11B】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図11C】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図11D】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図11E】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図12】[0020] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を製造するための方法の例示的なフローチャートである。
【
図13A】[0021] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図13B】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図14A】[0022] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図14B】突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す図である。
【
図15】[0023] 突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための方法の例示的なフローチャートである。
【
図16】[0024] ダイ、電子回路、集積デバイス、集積受動デバイス(integrated passive device;IPD)、受動部品、パッケージ、及び/又は本明細書で説明されるデバイスパッケージを統合することが可能な、様々な電子デバイスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0025] 以下の説明では、本開示の様々な態様の完全な理解をもたらすために、具体的な詳細が記載される。しかしながら、当業者には、これらの具体的な詳細を伴わずとも、諸態様を実践することができる点が理解されるであろう。例えば、不必要な詳細で諸態様を不明瞭にすることを回避するために、回路がブロック図で示される場合がある。他の事例では、本開示の諸態様を不明瞭にすることがないように、周知の回路、構造、及び技術が、詳細には示されない場合がある。
【0010】
[0026] 本開示は、基板と、基板に結合された集積デバイスとを含む、パッケージについて説明する。基板は、少なくとも1つの誘電体層と、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子とを含む。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を有する第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分とを含む。第1の幅は、第2の幅より大きくてよい。第2の幅は、第1の幅より小さくてよい。第1の部分は、第1のパッド相互接続子の基部であり得、第2の部分は、第1のパッド相互接続子の突出部であり得る。第2の部分は、第1のパッド相互接続子とはんだ相互接続子との間に存在し得るクラックの伝播を防止するのに役立つ。接合部におけるクラックの存在を低減することは、改善された信号を提供するのに役立ち、集積デバイス及び/又はパッケージにおける改善された性能を提供するのに役立ち得る。
【0011】
突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えた例示的なパッケージ
[0027]
図1は、突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を含むパッケージ100の横断面図を示す。パッケージ100は、基板102、集積デバイス104、カプセル化層108、及び金属層109を含む。金属層109は、シールド(例えば、電磁干渉(EMI)シールド)として構成される。パッケージ100は、複数のはんだ相互接続子130を通じてボード190(例えば、プリント回路基板)に結合されている。ボード190は、複数のボード相互接続子192を含む。パッケージ100は、複数のはんだ相互接続子130を通じて複数のボード相互接続子192に結合されている。
【0012】
[0028] 基板102は、少なくとも1つの誘電体層120と、複数の相互接続子122と、はんだレジスト層124と、はんだレジスト層126とを含む。基板102は、コアレス基板(例えば、埋め込みトレース基板(embedded trace substrate;ETS))であり得る。基板102は、第1の表面(例えば、上面)と第2の表面(例えば、底面)とを含み得る。はんだレジスト層124は、基板102の第1の面の上に配置され得る。はんだレジスト層126は、基板102の第2の面の上に配置され得る。複数の相互接続子122は、パッド相互接続子122aと、パッド相互接続子122bとを含む。パッド相互接続子122aは、基板102の第2の面(例えば、底面)の上に配置され得る。パッド相互接続子122bは、基板102の第1の面(例えば、上面)の上に配置され得る。以下で更に説明するように、パッド相互接続子(例えば、122a、122b)は、第1の部分と第2の部分とを含み得る。第1の部分は、パッド相互接続子の基部(例えば、基部部分)であり得、第2の部分は、パッド相互接続の突出部であり得る。パッド相互接続子の第1の部分及び/又は第2の部分は、集積デバイス104が基板102に結合されるとき、及び/又はパッケージ100がボード190に結合されるときに生じ得るクラックの伝播を低減するのに役立つ。
【0013】
[0029] 複数のはんだ相互接続子130は、基板102の複数の相互接続子122に結合され得る。複数のはんだ相互接続子130からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子122aに結合されている。集積デバイス104は、複数のはんだ相互接続子140を通じて基板102の第1の面(例えば、上面)に結合されている。例えば、集積デバイス104は、複数のはんだ相互接続子140を通じて基板102の複数の相互接続子122に結合されている。複数のはんだ相互接続子140からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子122bに結合され得る。
【0014】
[0030] カプセル化層108は、基板102の第1の面の上に設けられて(例えば、形成されて)いる。カプセル化層108は、集積デバイス104をカプセル化し得る。カプセル化層108は、型成形物、樹脂、及び/又はエポキシを含み得る。圧縮成形プロセス、トランスファー成形プロセス、又は液状成形プロセスを使用して、カプセル化層108を形成することができる。カプセル化層108は、フォトエッチング可能であり得る。カプセル化層108は、カプセル化のための手段であり得る。
【0015】
[0031] 金属層109は、カプセル化層108の面及び基板102の側面の上に配置されている。金属層109は、集積デバイス104及び/又はパッケージ100のための電磁干渉(EMI)シールドとして構成され得る。金属層109は、接地に結合されるように構成され得る。金属層109は、複数の相互接続子122からの相互接続子に結合されるように構成され得る。
【0016】
[0032]
図2は、パッケージの例示的な拡大図を示す。
図2は、
図1のパッケージ100の例示的な表現を示し得る。
図2に示したように、集積デバイス104は、複数のはんだ相互接続子140を通じて基板102に結合されている。基板102は、少なくとも1つの誘電体層120と複数の相互接続子122とを含む。複数の相互接続子122は、パッド相互接続子122a及びパッド相互接続子122bを含む。
【0017】
[0033] パッド相互接続子122aは、基板102の第2の面(例えば、底面)の上に配置されている。パッド相互接続子122aは、第1の部分202a及び第2の部分204aを含む。第2の部分204aは、第1の部分202aに結合されている。第1の部分202aは第1の幅(例えば、第1の直径)を有し、第2の部分204aは第2の幅(例えば、第2の直径)を有する。第2の幅は、第1の幅とは異なる。第2の幅は、第1の幅より小さい。第1の部分202aは、パッド相互接続子122aの基部であり得、第2の部分204aは、パッド相互接続子122aの突出部であり得る。第1の部分202a及び第2の部分204aは、少なくとも1つの誘電体層120の第2の面(例えば、底面)の上に配置されている。複数のはんだ相互接続子130からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子122aに結合されている。例えば、複数のはんだ相互接続子130からのはんだ相互接続子が、パッド相互接続子122aの第1の部分202a及び/又は第2の部分204aに結合され得る。以下で更に説明するように、第2の部分204aは、はんだが結合され得る表面積を増大させ、このことは、はんだ相互接続子がパッド相互接続子122aに結合するのを助ける。第2の部分204aはまた、接合部に角度を生成し、このことは、はんだ相互接続子とパッド相互接続子122aとの間の接合部においてクラックが伝播するのを止めるのに役立つ。このことは、信号がパッケージ内を移動するためのより堅牢かつ信頼性の高い接合部を提供するのに役立つ。はんだレジスト層126は、パッド相互接続子122aの第1の部分202aの一部の上に位置してもよい。
【0018】
[0034] パッド相互接続子122bは、基板102の第1の面(例えば、上面)の上に配置されている。パッド相互接続子122bは、第1の部分202b及び第2の部分204bを含む。第2の部分204bは、第1の部分202bに結合されている。第1の部分202bは第1の幅(例えば、第1の直径)を有し、第2の部分204bは第2の幅(例えば、第2の直径)を有する。第2の幅は、第1の幅とは異なる。第2の幅は、第1の幅より小さい。第1の部分202bは、パッド相互接続子122bの基部であり得、第2の部分204bは、パッド相互接続子122bの突出部であり得る。第1の部分202bは、少なくとも1つの誘電体層120内に配置されている。第2の部分204bは、少なくとも1つの誘電体層120の第1の面(例えば上面)の上に配置されている。複数のはんだ相互接続子140からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子122bに結合されている。例えば、複数のはんだ相互接続子140からのはんだ相互接続子が、パッド相互接続子122bの第1の部分202b及び/又は第2の部分204bに結合され得る。以下で更に説明するように、第2の部分204bは、はんだが結合され得る表面積を増大させ、このことは、はんだ相互接続子がパッド相互接続子122bに高い信頼性で結合するのを助ける。第2の部分204bはまた、接合部に角度を生成し、このことは、はんだ相互接続子とパッド相互接続子122bとの間の接合部においてクラックが伝播するのを止めるのに役立つ。このことは、信号がパッケージ内を移動するためのより堅牢かつ信頼性の高い接合部を提供するのに役立つ。はんだレジスト層124は、パッド相互接続子122bの第1の部分202bの一部の上に位置してもよい。
【0019】
[0035] はんだレジスト層124の厚さは、パッド相互接続子122bの第2の部分204bの厚さよりも厚い。はんだレジスト層124は、パッド相互接続子122bの第2の部分204bの厚さとほぼ同じ厚さを有する。はんだレジスト層126の厚さは、パッド相互接続子122aの第1の部分202aと第2の部分204aとを合わせた厚さよりも厚い。いくつかの実装形態では、はんだレジスト層126は、パッド相互接続子122aの第1の部分202aと第2の部分204aとを合わせた厚さとほぼ同じ厚さを有する。突出部を有するパッド相互接続子の厚さ以上の厚さを有するはんだレジスト層を有することは、基板のための平坦な表面を確保するのに役立つ。
【0020】
[0036]
図3は、突出部を含むパッド相互接続子を有するコア付き基板を含むパッケージ300の横断面図を示す。パッケージ300は、基板302、集積デバイス104、カプセル化層108、及び金属層109を含む。金属層109は、集積デバイス104及び/又はパッケージ300のためのシールド(例えば、電磁干渉(EMI)シールド)として構成される。パッケージ300は、複数のはんだ相互接続子130を通じてボード190に結合されている。ボード190は、複数のボード相互接続子192を含む。パッケージ300は、複数のはんだ相互接続子130を通じて複数のボード相互接続子192に結合されている。
【0021】
[0037] 基板302は、コア付き基板であってもよい。基板302は、コア層301と、少なくとも1つの誘電体層320と、少なくとも1つの誘電体層340と、複数のコア相互接続子312と、複数の相互接続子322と、複数の相互接続子342と、はんだレジスト層124と、はんだレジスト層126とを含む。基板302は、第1の面(例えば、上面)と第2の面(例えば、底面)とを含み得る。はんだレジスト層124は、基板302の第1の面の上に配置され得る。はんだレジスト層126は、基板302の第2の面の上に配置され得る。複数の相互接続子322はパッド相互接続子322aを含む。複数の相互接続子342は、パッド相互接続子342aを含む。以下で更に説明するように、パッド相互接続子(例えば、322a、342a)は、第1の部分と第2の部分(例えば、突出部)とを含み得る。
【0022】
[0038] 複数のはんだ相互接続子130は、基板302の複数の相互接続子342に結合されている。例えば、複数のはんだ相互接続子130からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子342aに結合され得る。集積デバイス104は、複数のはんだ相互接続子140を通じて基板302の第1の面(例えば、上面)に結合されている。例えば、集積デバイス104は、複数のはんだ相互接続子140を通じて基板302の複数の相互接続子322に結合されている。複数のはんだ相互接続子140からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子322aに結合され得る。
【0023】
[0039] カプセル化層108は、基板302の第1の面の上に設けられて(例えば、形成されて)いる。カプセル化層108は、集積デバイス104をカプセル化し得る。カプセル化層108は、型成形物、樹脂、及び/又はエポキシを含み得る。圧縮成形プロセス、トランスファー成形プロセス、又は液状成形プロセスを使用して、カプセル化層108を形成することができる。カプセル化層108は、フォトエッチング可能であり得る。カプセル化層108は、カプセル化のための手段であり得る。
【0024】
[0040] 金属層109は、カプセル化層108の面及び基板302の側面の上に配置されている。金属層109は、集積デバイス104及び/又はパッケージ300のための電磁干渉(EMI)シールドとして構成され得る。金属層109は、接地に結合されるように構成され得る。金属層109は、複数の相互接続子122からの相互接続子に結合されるように構成され得る。
【0025】
[0041]
図4は、パッケージの例示的な拡大図を示す。
図4は、
図3のパッケージ300の例示的な表現を示し得る。
図4に示したように、集積デバイス104は、複数のはんだ相互接続子140を通じて基板302に結合されている。基板302は、コア層301と、少なくとも1つの誘電体層320と、少なくとも1つの誘電体層340と、複数のコア相互接続子312と、複数の相互接続子322と、複数の相互接続子342とを含む。複数の相互接続子322はパッド相互接続子322aを含む。複数の相互接続子342は、パッド相互接続子342aを含む。
【0026】
[0042] パッド相互接続子322aは、基板302の第1の面(例えば、上面)の上に配置されている。パッド相互接続子322aは、第1の部分422及び第2の部分424を含む。第1の部分422及び第2の部分424は、少なくとも1つの誘電体層320の表面に配置され得る。第1の部分422は第1の幅(例えば、第1の直径)を有し、第2の部分424は第2の幅(例えば、第2の直径)を有する。第2の幅は、第1の幅とは異なる。第2の幅は、第1の幅より小さい。第1の部分422は、パッド相互接続子322aの基部であり得、第2の部分424は、パッド相互接続子322aの突出部であり得る。第1の部分422及び第2の部分424は、少なくとも1つの誘電体層320の第1の面(例えば、上面)の上に配置されている。複数のはんだ相互接続子140からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子322aに結合されている。例えば、複数のはんだ相互接続子140からのはんだ相互接続子が、パッド相互接続子322aの第1の部分422及び/又は第2の部分424に結合され得る。以下で更に説明するように、第2の部分424は、はんだが結合され得る表面積を増大させ、このことは、はんだ相互接続子がパッド相互接続子322aに高い信頼性で結合するのを助ける。第2の部分424はまた、接合部に角度を生成し、このことは、はんだ相互接続子とパッド相互接続子322aとの間の接合部においてクラックが伝播するのを止めるのに役立つ。このことは、信号がパッケージ内を移動するためのより堅牢かつ信頼性の高い接合部を提供するのに役立つ。はんだレジスト層124は、パッド相互接続子322aの第1の部分422の一部の上に配置され得る。
【0027】
[0043] パッド相互接続子342aは、基板302の第2の面(例えば、底面)の上に配置されている。パッド相互接続子342aは、第1の部分442及び第2の部分444を含む。第1の部分442及び第2の部分444は、少なくとも1つの誘電体層340の面の上に配置され得る。第1の部分442は第1の幅(例えば、第1の直径)を有し、第2の部分444は第2の幅(例えば、第2の直径)を有する。第2の幅は、第1の幅とは異なる。第2の幅は、第1の幅より小さい。第1の部分442は、パッド相互接続子342aの基部であり得、第2の部分444は、パッド相互接続子342aの突出部であり得る。第1の部分442及び第2の部分444は、少なくとも1つの誘電体層340の第2の面(例えば、底面)の上に配置されている。複数のはんだ相互接続子130からのはんだ相互接続子は、パッド相互接続子342aに結合されている。例えば、複数のはんだ相互接続子130からのはんだ相互接続子が、パッド相互接続子342aの第1の部分442及び/又は第2の部分444に結合され得る。以下で更に説明するように、第2の部分444は、はんだが結合され得る表面積を増大させ、このことは、はんだ相互接続子がパッド相互接続子342aに結合するのを助ける。第2の部分444はまた、接合部に角度を生成し、このことは、はんだ相互接続子とパッド相互接続子342aとの間の接合部においてクラックが伝播するのを防止するのに役立つ。このことは、信号がパッケージ内を移動するためのより堅牢かつ信頼性の高い接合部を提供するのに役立つ。はんだレジスト層126は、パッド相互接続子342aの第1の部分442の一部の上に配置され得る。
【0028】
[0044] はんだレジスト層124の厚さは、パッド相互接続子322aの第1の部分422と第2の部分424とを合わせた厚さよりも厚い。いくつかの実装形態では、はんだレジスト層124は、パッド相互接続子322aの第1の部分422と第2の部分424とを合わせた厚さとほぼ同じ厚さを有する。はんだレジスト層126の厚さは、パッド相互接続子342aの第1の部分442と第2の部分444とを合わせた厚さよりも厚い。いくつかの実装形態では、はんだレジスト層126は、パッド相互接続子342aの第1の部分442と第2の部分444とを合わせた厚さとほぼ同じ厚さを有する。
【0029】
[0045] 突出部を有するパッド相互接続子は、基板(例えば、102、302)の一方の面(例えば、底面又は上面)、又は基板(例えば、102、302)の両方の面(例えば、底面及び上面)の上に配置され得ることに留意されたい。説明されるパッド相互接続子は、インターポーザ及び/又はボード(例えば、プリント回路基板)において実装され得ることにも留意されたい。
【0030】
[0046]
図5は、突出部を有するパッド相互接続子の例示的な図を示す。
図5は、トレース相互接続子510に結合されたパッド相互接続子500を示す。パッド相互接続子500は、本開示で説明する突出部を有するパッド相互接続子のいずれかを表し得る。トレース相互接続子510は、本開示で説明するトレース相互接続子のいずれかを表し得る。
【0031】
[0047] パッド相互接続子500は、第1の部分502及び第2の部分504を含む。第2の部分504は、第1の部分502に結合されている。第1の部分502は、トレース相互接続子510に結合されている。第1の部分502は第1の幅(例えば、第1の直径)を有し、第2の部分504は第2の幅(例えば、第2の直径)を有する。第2の幅は、第1の幅とは異なる。第2の幅は、第1の幅より小さい。パッド相互接続子500の第1の部分502は、第1の円の平面断面形状(例えば、第1の円形の平面断面)を有する。パッド相互接続子500の第2の部分504は、第2の円の平面断面形状(例えば、第2の円形の平面断面)を有する。第2の円は、第1の円よりも小さい大きさを有する。第1の部分502は、パッド相互接続子500の基部であり得、第2の部分504は、パッド相互接続子500の突出部であり得る。パッド相互接続子500は、シルクハット形状を有してもよい。第2の部分504は、はんだが結合することができる表面積を増大させる。第2の部分504はまた、はんだ相互接続子とパッド相互接続子との間のクラックの伝播を止めるのを助けるためのクラック停止部として構成され得る。第2の部分504の側壁は、クラックがパッド相互接続子の他の部分を通って伝播することを防止するのに役立つ障壁を形成する。はんだ相互接続子は、パッド相互接続子500の第1の部分502及び/又は第2の部分504に結合され得る。
【0032】
[0048]
図6及び
図7は、異なるパッド相互接続子においてクラックがどのように存在し得るかの例示的な図を示す。
図6は、パッド相互接続子600及びパッド相互接続子610に結合されたはんだ相互接続子620を示す。パッド相互接続子600は、基板のパッド相互接続子であってもよい。パッド相互接続子610は、集積デバイスのパッド相互接続子又はボード(例えば、プリント回路基板)のパッド相互接続子であり得る。
図6に示すように、はんだ相互接続子620とパッド相互接続子600との間の接合部には、クラック630が存在する。パッド相互接続子600が比較的平坦な表面を有するので、クラック630は、はんだ相互接続子620とパッド相互接続子600との間の接合部全体を通って伝播することができる。クラック630は、開いた接合部(open joint)又は弱いジョイントを引き起こす可能性があり、その結果、パッド相互接続子600及びはんだ相互接続子620を通って移動する信号がなくなる、信号が弱くなる、かつ/又は信号が信頼できなくなる可能性がある。
【0033】
[0049]
図7は、パッド相互接続子500及びパッド相互接続子710に結合されたはんだ相互接続子720を示す。パッド相互接続子500は、基板のパッド相互接続子であってもよい。パッド相互接続子710は、集積デバイスのパッド相互接続子又はボード(例えば、プリント回路基板)のパッド相互接続子であり得る。
図7に示すように、はんだ相互接続子620とパッド相互接続子500との間の接合部にはクラック730が存在する。パッド相互接続子500の突出部が、パッド相互接続子500とはんだ相互接続子720との間でクラック730がそれ以上伝播することを防止するのを助けるので、クラック730はクラック630よりも小さい。
【0034】
[0050] クラック730の大きさが小さいことは、パッド相互接続子500とはんだ相互接続子720との間のより強くより信頼性の高い接合部を提供するうえで役立ち、結果として、パッド相互接続子500及びはんだ相互接続子720を通って進む改善された信号及び/又はより信頼性の高い信号をもたらし得る。
【0035】
[0051] パッド相互接続子は、異なるタイプの形状を有してもよい。
図8は、異なる形状を有する突出部を有する異なるパッド相互接続子の一例を示す。
図8は、パッド相互接続子500、パッド相互接続子800、及びパッド相互接続子810を示す。
【0036】
[0052] パッド相互接続子500は、第1の部分502及び第2の部分504を含む。第2の部分504は、第1の部分502に結合されている。第1の部分502は、円の形状の平面断面を有する。第2の部分504は、円の形状の平面断面を有する。
【0037】
[0053] パッド相互接続子800は、第1の部分802及び第2の部分804を含む。第2の部分804は、第1の部分802に結合されている。第1の部分802は、円の形状の平面断面を有する。第2の部分804は、十字の形状の平面断面(例えば、十字の平面断面)を有する。
【0038】
[0054] パッド相互接続子810は、第1の部分812及び第2の部分814を含む。第2の部分814は、第1の部分812に結合されている。第1の部分812は、円の形状の平面断面を有する。第2の部分814は、十字と円が組み合わされた(例えば、組み合わされた円及び十字)形状の平面断面を有する。
【0039】
[0055] パッド相互接続子(例えば、500、800、810)の第1の部分(例えば、502、802、812)及び/又は第2の部分(例えば、504、804、814)に、はんだ相互接続子が結合され得る。パッド相互接続子の第1の部分及び第2部分は、様々な組み合わせの様々な形状を有していてもよいことに留意されたい。例えば、第1の部分及び/又は第2の部分は、円形又は非円形である平面断面を含んでもよい。非円形の平面断面の非限定的な例としては、三角形、長方形、正方形、台形、多角形、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられる。
【0040】
[0056] 突出部を有するパッド相互接続子の第1の部分及び第2の部分は、1つの部分、又は2つ以上の部分と見なされ得ることに留意されたい。突出部を有するパッド相互接続子の部分の間に1つ以上の界面があってもよいし、なくてもよい。
【0041】
[0057] 集積デバイス(例えば、104)は、ダイ(例えば、半導体ベアダイ)を含み得る。集積デバイスは、集積回路を含み得る。集積デバイスは、電源管理用集積回路(power management integrated circuit;PMIC)を含み得る。集積デバイスは、アプリケーションプロセッサを含み得る。集積デバイスは、モデムを含み得る。集積デバイスは、無線周波数(radio frequency;RF)デバイス、受動デバイス、フィルタ、キャパシタ、インダクタ、アンテナ、送信機、受信機、ガリウムヒ素(GaAs)ベースの集積デバイス、表面弾性波(surface acoustic wave;SAW)フィルタ、バルク弾性波(bulk acoustic wave;BAW)フィルタ、発光ダイオード(light emitting diode;LED)集積デバイス、シリコン(Si)ベースの集積デバイス、炭化ケイ素(SiC)ベースの集積デバイス、メモリ、電源管理プロセッサ、及び/又はこれらの組み合わせを含み得る。集積デバイス(例えば、104)は、少なくとも1つの電子回路(例えば、第1の電子回路、第2の電子回路、など)を含み得る。集積デバイスは、電気構成要素及び/又は電気デバイスの一例であり得る。
【0042】
[0058] パッケージ(例えば、100、300)は、無線周波数(radio frequency;RF)パッケージにおいて実装され得る。RFパッケージは、無線周波数フロントエンド(radio frequency front end;RFFE)パッケージであり得る。パッケージ(例えば、100、300)は、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity;WiFi)通信及び/又はセルラー通信(例えば、2G、3G、4G、5G)を提供するように構成され得る。パッケージ(例えば、100、300)は、モバイル用グローバルシステム(Global System for Mobile;GSM(登録商標))通信、ユニバーサルモバイル電気通信システム(Universal Mobile Telecommunications System;UMTS)、及び/又はロングタームエボリューション(Long-Term Evolution;LTE(登録商標))をサポートするように構成され得る。パッケージ(例えば、100、300)は、異なる周波数及び/又は通信プロトコルを有する信号を送信及び受信するように構成され得る。
【0043】
[0059] いくつかの実装形態では、パッケージ(例えば、100、300)は、カプセル化層108と同様の底部カプセル化層を含み得る。底部カプセル化層は、基板(例えば、102、302)の底面に結合され得る。底部カプセル化層は、はんだレジスト層126の上に配置され得る。底部カプセル化層は、複数のはんだ相互接続子130を横方向に囲み得る。
【0044】
[0060] 基板を有する様々なパッケージを説明してきたが、次に、基板を製造するためのいくつかの方法が以下で説明される。
【0045】
基板を製造するための例示的なシーケンス
[0061] いくつかの実装形態では、基板を製造することは、いくつかのプロセスを含む。
図9A~
図9Dは、基板を提供又は製造するための、例示的なシーケンスを示す。いくつかの実装形態では、
図9A~
図9Dのシーケンスを使用して、基板102を提供又は製造することができる。しかしながら、
図9A~
図9Dのプロセスを使用して、本開示で説明される基板のうちのいずれかを製造することもできる。
【0046】
[0062]
図9A~
図9Dのシーケンスは、基板を提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ以上の段階を組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順序を変更又は修正することができる。いくつかの実装形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスのうちの1つ以上を交換又は置換することができる。
【0047】
[0063] 段階1は、
図9Aに示すように、キャリア900が提供された後の状態を示す。シード層901及び相互接続子902は、キャリア900の上に配置され得る。相互接続子902は、シード層901の上に配置され得る。マスキングプロセス、めっきプロセス、及びエッチングプロセスを使用して、相互接続子902を形成することができる。いくつかの実装形態では、キャリア900には、シード層901と、相互接続子902を形成するようにパターニングされる金属層とを設けることができる。相互接続子902は、複数の相互接続子122からの少なくともいくつかの相互接続子を表し得る。相互接続子902は、パッド相互接続子の部分を表す相互接続子を含み得る。
【0048】
[0064] 段階2は、誘電体層920が、キャリア900と、シード層901と、相互接続子902との上に形成された後の状態を示す。堆積及び/又は積層プロセスを使用して、誘電体層920を形成することができる。誘電体層920は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含み得る。誘電体層920は光画像形成可能な誘電体を含み得る。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用することもできる。
【0049】
[0065] 段階3は、複数のキャビティ910が誘電体層920に形成された後の状態を示す。複数のキャビティ910は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
【0050】
[0066] 段階4は、相互接続子912が、複数のキャビティ910内及び複数のキャビティ910の上を含めて、誘電体層920内及び誘電体層920の上に形成された後の状態を示す。例えば、ビア、パッド、及び/又はトレースを形成することができる。マスキングプロセス、めっきプロセス、及び/又はエッチングプロセスを使用して、相互接続子を形成することができる。
【0051】
[0067] 段階5は、誘電体層922が誘電体層920及び相互接続子912の上に形成された後の状態を示す。堆積及び/又は積層プロセスを使用して、誘電体層922を形成することができる。誘電体層922は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含み得る。誘電体層922は光画像形成可能な誘電体を含み得る。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用することもできる。
【0052】
[0068] 段階6は、
図9Bに示されるように、複数のキャビティ930が、誘電体層922に形成された後の状態を示す。複数のキャビティ930は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
【0053】
[0069] 段階7は、相互接続子914が、複数のキャビティ930内及び複数のキャビティ930の上を含めて、誘電体層922内及び誘電体層922の上に形成された後の状態を示す。例えば、ビア相互接続子、パッド相互接続子、及び/又はトレース相互接続子を形成することができる。マスキングプロセス、めっきプロセス、及び/又はエッチングプロセスを使用して、相互接続子を形成することができる。複数の相互接続子902、複数の相互接続子912、及び/又は複数の相互接続子914は、複数の相互接続子122によって表され得る。誘電体層920及び/又は誘電体層922を、少なくとも1つの誘電体層120によって表すことができる。少なくとも1つの誘電体層120は光画像形成可能な誘電体を含み得る。少なくとも1つの誘電体層120は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含み得る。段階5~7を反復して実行することによって、追加の誘電体層及び相互接続子が形成され得ることに留意されたい。
【0054】
[0070] 段階8は、マスク956が少なくとも1つの誘電体層120の上に形成された後の状態を示す。堆積及び/又は積層プロセスを使用して、少なくとも1つの誘電体層120の表面上にマスク956を形成することができる。
【0055】
[0071] 段階9は、相互接続部分946が複数の相互接続子914の上に形成された後の状態を示す。例えば、相互接続部分946は、(複数の相互接続子122の一部であり得る/複数の相互接続子122によって表され得る)複数の相互接続子914からのパッド相互接続子の上に形成され得る。相互接続部分946は突出部を表してもよい。相互接続部分946とパッド相互接続子との組み合わせは、突出部を有するパッド相互接続子を形成することができる。めっきプロセス及び/又はエッチングプロセスを使用して、相互接続部分946を形成することができる。突出部を有する2つ以上のパッド相互接続子が形成されてもよい。相互接続部分946と複数の相互接続子914からのパッド相互接続子との間に界面があってもよいし、なくてもよい。
【0056】
[0072] 段階10は、
図9Cに示されているように、マスク956が除去された後の状態を示す。分離プロセスが、マスク956を除去するために使用されてもよい。
【0057】
[0073] 段階11は、はんだレジスト層126が少なくとも1つの誘電体層120の上に形成された後の状態を示す。堆積プロセスを使用して、はんだレジスト層126を形成することができる。はんだレジスト層126は、突出部を有するパッド相互接続子の厚さ以上の厚さを有することができる。はんだレジスト層126は、例えば
図2に記載されているように、はんだレジスト層126が、突出部を含むパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に配置され得るように形成され得る。
【0058】
[0074] 段階12は、キャリア900が少なくとも1つの誘電体層120及びシード層901から分離(例えば、剥離、除去、研削)され、シード層901の一部が除去(例えば、エッチング除去)されて、少なくとも1つの誘電体層120と、複数の相互接続子122と、はんだレジスト層126とを含む基板102が残された後の状態を示す。
【0059】
[0075] 段階13は、マスク954が少なくとも1つの誘電体層120上に形成された後の状態を示す。堆積及び/又は積層プロセスを使用して、少なくとも1つの誘電体層120の表面上にマスク954を形成することができる。
【0060】
[0076] 段階14は、
図9Dに示すように、相互接続部分944が複数の相互接続子902の上に形成された後の状態を示す。例えば、相互接続部分944は、(複数の相互接続子122の一部であり得る/複数の相互接続子122によって表され得る)複数の相互接続子902からのパッド相互接続子の上に形成され得る。相互接続部分944は突出部を表してもよい。相互接続部分944とパッド相互接続子との組み合わせは、突出部を有するパッド相互接続子を形成することができる。めっきプロセス及び/又はエッチングプロセスを使用して、相互接続部分944を形成することができる。突出部を有する2つ以上のパッド相互接続子が形成されてもよい。相互接続部分944と複数の相互接続子902からのパッド相互接続子との間に界面があってもよいし、なくてもよい。
【0061】
[0077] 段階15は、マスク954が取り除かれた後の状態を示す。分離プロセスが、マスク954を除去するために使用されてもよい。
【0062】
[0078] 段階16は、はんだレジスト層124が少なくとも1つの誘電体層120の上に形成された後の状態を示す。堆積プロセスを使用して、はんだレジスト層124を形成することができる。はんだレジスト層124は、突出部を有するパッド相互接続子の厚さ以上の厚さを有することができる。はんだレジスト層124は、例えば
図2に記載されているように、はんだレジスト層124が、突出部を含むパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に配置され得るように形成され得る。段階16は、少なくとも1つの誘電体層120と、パッド相互接続子122aと、パッド相互接続子122bと、はんだレジスト層124と、はんだレジスト層126とを含む基板を示し得る。
【0063】
[0079] 異なる実装形態は、金属層を形成するために、異なるプロセスを使用することができる。いくつかの実装形態では、金属層を形成するための化学気相成長(CVD)プロセス及び/又は物理気相成長(PVD)プロセス。例えば、スパッタリングプロセス、スプレー塗布プロセス、及び/又はめっきプロセスを使用して、金属層を形成することができる。1つ以上の相互接続子を形成するプロセスは、デスミア、マスキング、マスクの除去、及び/又はエッチングを含み得る。
【0064】
基板を製造するための方法の、例示的なフロー図
[0080] いくつかの実装形態では、基板を製造することは、いくつかのプロセスを含む。
図10は、基板を提供又は製造するための方法1000の、例示的なフロー図を示す。いくつかの実装形態では、
図10の方法1000を使用して、
図1及び
図2の基板を提供又は製造することができる。例えば、
図10の方法1000を使用して、基板102を製造することができる。
【0065】
[0081]
図10の方法1000は、基板を提供又は製造するための方法を簡略化及び/又は明確化するために、1つ以上のプロセスを組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順序を変更又は修正することができる。
【0066】
[0082] 本方法は、(1005において)キャリア(例えば、900)を提供する。異なる実装形態は、キャリア900のために異なる材料を使用してもよい。キャリア900は、シード層(例えば、901)を含み得る。シード層901は、金属(例えば、銅)を含んでもよい。キャリアは、基板、ガラス、石英、及び/又はキャリアテープを含み得る。
図9Aの段階1は、提供されているシード層を有するキャリアの一例を図示及び説明している。
【0067】
[0083] 本方法は、(1010において)キャリア900及びシード層901の上に相互接続子を形成し、パターニングする。金属層は、相互接続子を形成するようにパターニングすることができる。めっきプロセスを使用して、金属層及び相互接続子を形成することができる。いくつかの実装形態では、キャリア及びシード層は、金属層を含み得る。金属層はシード層の上に配置され、金属層は、相互接続子(例えば、902)を形成するようにパターニングされ得る。
図9Aの段階1は、シード層及びキャリアの上の相互接続子の一例を図示及び説明している。
【0068】
[0084] 本方法は、(1015において)シード層901、キャリア900、及び相互接続子902の上に誘電体層920を形成する。堆積及び/又は積層プロセスを使用して、誘電体層920を形成することができる。誘電体層920は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含み得る。誘電体層920は光画像形成可能な誘電体を含み得る。誘電体層920を形成することはまた、誘電体層920内に複数のキャビティ(例えば、910)を形成することも含み得る。複数のキャビティは、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチング)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
図9Aの段階2、3は、誘電体層と誘電体層内のキャビティとを形成することの一例を図示及び説明している。
【0069】
[0085] 本方法は、(1020において)誘電体層内及び誘電体層の上に相互接続子を形成する。例えば、相互接続子912を、誘電体層920内及び誘電体層920の上に形成することができる。めっきプロセスを使用して、相互接続子を形成することができる。相互接続子を形成することは、誘電体層の上及び/又は誘電体層内に、パターニングされた金属層を設けることを含み得る。相互接続子を形成することはまた、誘電体層のキャビティ内に相互接続子を形成することも含み得る。
図9Aの段階4は、誘電体層内及び誘電体層の上に相互接続子を形成することの一例を図示及び説明している。
【0070】
[0086] 本方法は、(1025において)誘電体層920と相互接続子912の上に誘電体層922を形成する。堆積及び/又は積層プロセスを使用して、誘電体層922を形成することができる。誘電体層922は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含み得る。誘電体層922は光画像形成可能な誘電体を含み得る。誘電体層922を形成することはまた、誘電体層922内に複数のキャビティ(例えば、930)を形成することも含み得る。複数のキャビティは、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチング)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
図9A~
図9Bの段階5、6は、誘電体層と誘電体層内のキャビティとを形成することの一例を図示及び説明している。
【0071】
[0087] 本方法は、(1030において)誘電体層内及び誘電体層の上に相互接続子を形成する。例えば、相互接続子914を、誘電体層922内及び誘電体層922の上に形成することができる。めっきプロセスを使用して、相互接続子を形成することができる。相互接続子を形成することは、誘電体層の上及び/又は誘電体層内に、パターニングされた金属層を設けることを含み得る。相互接続子を形成することはまた、誘電体層のキャビティ内に相互接続子を形成することも含み得る。
図9Bの段階7は、誘電体層内及び誘電体層の上に相互接続子を形成することの一例を図示及び説明している。
【0072】
[0088] 本方法はまた、(1030において)少なくとも1つの誘電体層の第2の面の上に、突出部を含むパッド相互接続子を形成し得る。例えば、本方法は、第1の部分及び第2の部分を備えるパッド相互接続子を形成することができ、第1の部分は第1の幅を含み、第2の部分は第1の幅よりも小さい第2の幅を含む。突出部を含むパッド相互接続子を形成することは、誘電体層の上にマスクを形成することと、パッド相互接続子の上に相互接続部分を形成することとを含み得る。相互接続部分は、パッド相互接続子の一部となり得る。相互接続部分が形成されたら、マスクを除去して、突出部を有するパッド相互接続子を残すことができる。
図9B及び
図9Cの段階8~10は、突出部を有するパッド相互接続子を形成することの一例を図示及び説明している。
【0073】
[0089] いくつかの実装形態では、本方法はまた、(1030において)少なくとも1つの誘電体層120の第2の面の上にはんだレジスト層(例えば、126)を形成することができる。はんだレジスト層は、突出部を含むパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に形成されてもよい。堆積プロセスを使用して、はんだレジスト層を形成することができる。
図9Cの段階11は、はんだレジスト層を形成することの一例を図示及び説明している。
【0074】
[0090] 本方法は、(1035において)シード層(例えば、901)からキャリア(例えば、900)を分離する。キャリア900は、取り外されてもよく、かつ/又は接地されてもよい。本方法はまた、(1035において)シード層(例えば、901)の一部を除去し得る。エッチングプロセスが、シード層901の一部を除去するために使用され得る。
図9Cの段階12は、キャリアを分離してシード層を除去することの一例を図示及び説明している。
【0075】
[0091] 本方法は、(1040において)少なくとも1つの誘電体層の第1の面の上に、突出部を含むパッド相互接続子を形成する。例えば、本方法は、第1の部分及び第2の部分を備えるパッド相互接続子を形成することができ、第1の部分は第1の幅を含み、第2の部分は第1の幅よりも小さい第2の幅を含む。突出部を含むパッド相互接続子を形成することは、誘電体層の上にマスクを形成することと、パッド相互接続子の上に相互接続部分を形成することとを含み得る。相互接続部分は、パッド相互接続子の一部となり得る。相互接続部分が形成されると、マスクを除去して、突出部を有するパッド相互接続子を残すことができる。
図9C及び
図9Dの段階13~15は、突出部を有するパッド相互接続子を形成することの一例を図示及び説明している。
【0076】
[0092] いくつかの実装形態では、本方法は、少なくとも1つの誘電体層120の第1の面の上にはんだレジスト層(例えば、124)を形成することができる。はんだレジスト層は、突出部を含むパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に形成されてもよい。堆積プロセスを使用して、はんだレジスト層を形成することができる。
図9Dの段階16は、はんだレジスト層を形成することの一例を図示及び説明している。
【0077】
[0093] 異なる実装形態は、金属層を形成するために、異なるプロセスを使用することができる。いくつかの実装形態では、金属層を形成するための化学気相成長(CVD)プロセス及び/又は物理気相成長(PVD)プロセス。例えば、スパッタリングプロセス、スプレー塗布プロセス、及び/又はめっきプロセスを使用して、金属層を形成することができる。1つ以上の相互接続子を形成するプロセスは、デスミア、マスキング、マスクの除去、及び/又はエッチングを含み得る。
【0078】
基板を製造するための例示的なシーケンス
[0094] いくつかの実装形態では、基板を製造することは、いくつかのプロセスを含む。
図11A~
図11Eは、基板を提供又は製造するための、例示的なシーケンスを示す。いくつかの実装形態では、
図11A~
図11Eのシーケンスを使用して、基板302を提供又は製造することができる。しかしながら、
図11A~
図11Eのプロセスを使用して、本開示で説明される基板のうちのいずれかを製造することもできる。
【0079】
[0095]
図11A~
図11Eのシーケンスは、基板を提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ以上の段階を組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順序を変更又は修正することができる。いくつかの実装形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスのうちの1つ以上を交換又は置換することができる。
【0080】
[0096] 段階1は、
図11Aに示すように、コア層301が準備された後の状態を示す。第1のシード層(図示せず)は、コア層301の第1の面(例えば、上面)の上に配置され得、第2のシード層(図示せず)は、コア層301の第2の面(例えば、底面)の上に配置され得る。シード層は、金属層(例えば、銅層)を含んでもよい。シード層が存在する場合、相互接続子及び/又は誘電体層は、コア層301及びシード層の上に形成され得る。
【0081】
[0097] 段階2は、複数のキャビティ1111がコア層301に形成された後の状態を示す。コア層301の厚さを貫通する少なくとも1つのキャビティを形成するために、レーザプロセス(例えば、レーザアブレーション)が使用されてもよい。複数のキャビティ1111は、コア層301の第1の面及び第2の面を貫通するように形成されてもよい。
【0082】
[0098] 段階3は、複数のコア相互接続子312が複数のキャビティ1111に形成された後の状態を示す。段階3はまた、複数の相互接続子1112がコア層301の第1の面の上に形成され、複数の相互接続子1114がコア層301の第2の面の上に形成された後の状態を示す。めっきプロセスを使用して、コア相互接続子312を形成することができる。相互接続子1112及び/又は相互接続子1114を形成するためにめっきプロセス又はエッチングプロセスが使用され得る。相互接続子1112及び/又は相互接続子1114のうちのいくつかは、コア相互接続子312に結合され得る。
【0083】
[0099] 段階4は、誘電体層1120がコア層301の第1の面の上及び複数の相互接続子1112の上に形成された後の状態を示す。段階4はまた、誘電体層1140がコア層301の第2の面及び複数の相互接続子1114の上に形成された後の状態を示す。誘電体層1120と誘電体層1140とを形成するために堆積及び/又は積層プロセスが使用され得る。誘電体層1120及び/又は誘電体層1140は、ポリイミドを含み得る。誘電体層1120及び/又は誘電体層1140は、光画像形成可能な誘電体を含み得る。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用することもできる。
【0084】
[0100] 段階5は、複数のキャビティ1121が誘電体層1120に形成され、複数のキャビティ1141が誘電体層1140に形成された後の状態を示す。複数のキャビティ1121及び/又は複数のキャビティ1141は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
【0085】
[0101] 段階6は、
図11Bに示されているように、複数の相互接続子1122が誘電体層1120の上に形成され、複数の相互接続子1144が誘電体層1140の上に形成された後の状態を示す。複数の相互接続子1122及び/又は複数の相互接続子1144を形成するために、めっきプロセス及びエッチングプロセスが使用され得る。
【0086】
[0102] 段階7は、誘電体層1160が誘電体層1120及び複数の相互接続子1122の上に形成された後の状態を示す。段階7はまた、誘電体層1180が誘電体層1140及び複数の相互接続子1144の上に形成された後の状態を示す。誘電体層1160と誘電体層1180とを形成するために堆積及び/又は積層プロセスが使用され得る。誘電体層1160及び/又は誘電体層1180は、ポリイミドを含み得る。誘電体層1160及び/又は誘電体層1180は、光画像形成可能な誘電体を含み得る。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用することもできる。
【0087】
[0103] 段階8は、複数のキャビティ1161が誘電体層1160に形成され、複数のキャビティ1181が誘電体層1180に形成された後の状態を示す。複数のキャビティ1161及び/又は複数のキャビティ1181は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
【0088】
[0104] 段階9は、
図11Cに示されているように、複数の相互接続子1162が誘電体層1160の上に形成され、複数の相互接続子1184が誘電体層1180の上に形成された後の状態を示す。複数の相互接続子1162及び/又は複数の相互接続子1184を形成するために、めっきプロセス及びエッチングプロセスが使用され得る。誘電体層1120及び/又は誘電体層1160を、少なくとも1つの誘電体層320によって表すことができる。複数の相互接続子1112、複数の相互接続子1122、及び/又は複数の相互接続子1162は、複数の相互接続子322によって表され得る。誘電体層1140及び/又は誘電体層1180を、少なくとも1つの誘電体層340によって表すことができる。複数の相互接続子1114、複数の相互接続子1144、及び/又複数の相互接続子1184は、複数の相互接続子342によって表され得る。
【0089】
[0105] 段階10は、マスク1194が基板302の第1の面の上に形成され、マスク1196が基板302の第2の面の上に形成された後の状態を示す。マスク1194は、少なくとも1つの誘電体層320の上に形成され得る。マスク1196は、少なくとも1つの誘電体層340の上に形成され得る。堆積プロセスを使用して、マスク1194とマスク1196とを形成することができる。
【0090】
[0106] 段階11は、
図11Dに示すように、相互接続子1164が複数の相互接続子322の上に形成された後の状態を示す。相互接続部分1164は、複数の相互接続子322からの少なくともいくつかのパッド相互接続子の上に形成され得る。相互接続部分1164は、突出部を表し得る。相互接続部分1164は、パッド相互接続子と組み合わせて、基板302の第1の面の上の突出部を有するパッド相互接続子を形成及び/又は画定することができる。例えば、相互接続部分1164とパッド相互接続子との組み合わせは、第1の部分及び第2の部分を含むパッド相互接続子を形成及び/又は画定することができる。めっきプロセス及び/又はエッチングプロセスを使用して、相互接続部分を形成することができる。
【0091】
[0107] また段階11は、相互接続部分1186が複数の相互接続子342の上に形成された後の状態を示す。相互接続部分1186は、複数の相互接続子342からの少なくともいくつかのパッド相互接続子の上に形成され得る。相互接続部分1186は、突出部を表し得る。相互接続部分1186は、パッド相互接続子と組み合わせて、基板302の第2の面の上の突出部を有するパッド相互接続子を形成及び/又は画定することができる。例えば、相互接続部分1186とパッド相互接続子との組み合わせは、第1の部分及び第2の部分を含むパッド相互接続子を形成及び/又は画定することができる。めっきプロセス及び/又はエッチングプロセスを使用して、相互接続部分を形成することができる。
【0092】
[0108] 段階12は、マスク1194及びマスク1196が除去された後の状態を示す。マスク1194は、少なくともパッド相互接続子322aを残して、少なくとも1つの誘電体層320から分離され得る。マスク1196は、少なくともパッド相互接続子342aを残して、少なくとも1つの誘電体層340から分離され得る。
【0093】
[0109] 段階13は、はんだレジスト層124が少なくとも1つの誘電体層320の上に形成され、はんだレジスト層126が少なくとも1つの誘電体層340の上に形成された後の状態を示す。堆積プロセスを使用して、はんだレジスト層124及びはんだレジスト層126を形成することができる。はんだレジスト層124は、例えば
図4に記載されるように、はんだレジスト層124が、突出部を含むパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に配置され得るように形成され得る。はんだレジスト層126は、例えば
図4に記載されるように、はんだレジスト層126が、突出部を含むパッド相互接続の第1の部分の一部の上に配置され得るように形成され得る。いくつかの実装形態では、少なくとも1つの誘電体層320の上及び/又は少なくとも1つの誘電体層340の上には、はんだレジスト層が形成されない場合もあれば、1つのはんだレジスト層が形成される場合もある。はんだレジスト層124及びはんだレジスト層126は、基板302の一部とみなされ得る。
【0094】
[0110] 異なる実装形態は、金属層を形成するために、異なるプロセスを使用することができる。いくつかの実装形態では、金属層を形成するための化学気相成長(CVD)プロセス及び/又は物理気相成長(PVD)プロセス。例えば、スパッタリングプロセス、スプレー塗布プロセス、及び/又はめっきプロセスを使用して、金属層を形成することができる。1つ以上の相互接続子を形成するプロセスは、デスミア、マスキング、マスクの除去、及び/又はエッチングを含み得る。
【0095】
基板を製造するための方法の、例示的なフロー図
[0111] いくつかの実装形態では、基板を製造することは、いくつかのプロセスを含む。
図12は、基板を提供又は製造するための方法1200の、例示的なフロー図を示す。いくつかの実装形態では、
図12の方法1200を使用して、
図3及び
図4の基板を提供又は製造することができる。例えば、
図12の方法1200を使用して、基板302を製造することができる。
【0096】
[0112]
図12の方法1200は、基板を提供又は製造するための方法を簡略化及び/又は明確化するために、1つ以上のプロセスを組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順序を変更又は修正することができる。
【0097】
[0113] 本方法は、(1205において)コア層(例えば、301)を提供する。様々な実装形態では、コア層301のために様々な材料を使用してもよい。いくつかの実装形態では、第1のシード層(図示せず)がコア層301の第1の面(例えば、上面)の上に配置されてよく、第2のシード層(例えば、図示せず)がコア層301の第2の面(例えば、底面)の上に配置されてよい。シード層は、金属層(例えば、銅層)を含んでもよい。
図11Aの段階1は、提供されたコア層の一例を図示及び説明している。
【0098】
[0114] 本方法は、(1210において)コア層(例えば、301)にキャビティ(例えば、1111)を形成する。コア層301の厚さを貫通する少なくとも1つのキャビティを形成するために、レーザプロセス(例えば、レーザアブレーション)が使用されてもよい。キャビティ1111は、コア層301の第1の面及び第2の面を貫通するように形成されてもよい。
図11Aの段階2は、コア層にキャビティを形成することの一例を図示及び説明している。
【0099】
[0115] 本方法は、(1215において)複数の相互接続子を形成するために、コア層内及びコア層の上に金属層を形成しパターニングする。例えば、複数のコア相互接続子312は、複数のキャビティ1111内に形成され得る。複数の相互接続子1112は、コア層301の第1の面の上に形成されてもよく、複数の相互接続子1114は、コア層301の第2の面の上に形成されてもよい。相互接続子1112及び/又は相互接続子1114を形成するためにめっきプロセス又はエッチングプロセスが使用され得る。
図11Aの段階3は、相互接続子を形成することの一例を図示及び説明している。
【0100】
[0116] 本方法は、(1220において)コア層の上に誘電体層を形成する。例えば、誘電体層1120が、コア層301の第1の面及び複数の相互接続子1112の上に形成され得る。誘電体層1140は、コア層301の第2の面及び複数の相互接続子1114の上に形成され得る。誘電体層1120と誘電体層1140とを形成するために堆積及び/又は積層プロセスが使用され得る。誘電体層1120及び/又は誘電体層1140は、ポリイミドを含み得る。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用することもできる。
図11Aの段階4は、誘電体層を形成することの一例を図示及び説明している。
【0101】
[0117] 本方法は、(1225において)誘電体層内及び/又は誘電体層の上に相互接続子を形成する。相互接続子を形成することは、誘電体層にキャビティを形成することを含み得る。例えば、複数のキャビティ1121が誘電体層1120に形成されてもよく、複数のキャビティ1141が誘電体層1140に形成されてもよい。複数のキャビティ1121及び/又は複数のキャビティ1141は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。複数の相互接続子を形成することは、誘電体層1120の上に複数の相互接続子1122を形成することと、誘電体層1140の上に複数の相互接続子1144を形成することとを含み得る。複数の相互接続子1122及び/又は複数の相互接続子1144を形成するために、めっきプロセス及びエッチングプロセスが使用され得る。
図11A、
図11Bの段階5、6は、キャビティ及び相互接続子を形成することの一例を図示及び説明している。
【0102】
[0118] 本方法は、(1230において)誘電体層及び相互接続子の上に追加の誘電体層(例えば、1160、1180)を形成する。例えば、誘電体層1120及び複数の相互接続子1122の上に誘電体層1160を形成することができる。誘電体層1180は、誘電体層1140及び複数の相互接続子1144の上に形成され得る。誘電体層1160と誘電体層1180とを形成するために堆積及び/又は積層プロセスが使用され得る。誘電体層1160及び/又は誘電体層1180は、ポリイミドを含み得る。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用することもできる。
図11Bの段階7は、誘電体層を形成することの一例を図示及び説明している。
【0103】
[0119] 本方法は、(1235において)誘電体層内及び/又は誘電体層の上に相互接続子を形成する。相互接続子を形成することは、誘電体層内にキャビティを形成することを含み得る。例えば、複数のキャビティ1161が誘電体層1160に形成されてもよく、複数のキャビティ1181が誘電体層1180に形成されてもよい。複数のキャビティ1161及び/又は複数のキャビティ1181は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。複数の相互接続子1162が誘電体層1160の上に形成されてもよく、複数の相互接続子1184が誘電体層1180の上に形成されてもよい。マスキングプロセス、めっきプロセス、及びエッチングプロセスを使用して、複数の相互接続子1162及び/又は複数の相互接続子1184を形成することができる。複数の相互接続子322の上に相互接続部分1164が形成され得る。複数の相互接続子342の上に相互接続部分1186が形成される。
【0104】
[0120] 誘電体層1120及び/又は誘電体層1160を、少なくとも1つの誘電体層320によって表すことができる。複数の相互接続子1112、複数の相互接続子1122、複数の相互接続子1162、及び/又は相互接続部分1164は、複数の相互接続子322によって表され得る。複数の相互接続子322はパッド相互接続子322aを含む。パッド相互接続子322aは、基板302の第1の面の上に配置され得る。パッド相互接続子322aは、第1の部分と、第1の部分に結合された第2の部分とを含む。第1の部分は第1の幅を含み、第2の部分は第2の幅を含む。第2の幅は、第1の幅より小さい。誘電体層1140及び/又は誘電体層1180を、少なくとも1つの誘電体層340によって表すことができる。複数の相互接続子1114、複数の相互接続子1144、複数の相互接続子1184、及び/又は相互接続部分1186は、複数の相互接続子342によって表され得る。複数の相互接続子342は、パッド相互接続子342aを含む。パッド相互接続子342aは、基板302の第2の面の上に配置され得る。パッド相互接続子342aは、第1の部分と、第1の部分に結合された第2の部分とを含む。第1の部分は第1の幅を含み、第2の部分は第2の幅を含む。第2の幅は、第1の幅より小さい。
図11B~
図11Dの段階8~12は、キャビティ及び相互接続子を形成することの一例を図示及び説明しており、相互接続のうちの少なくともいくつかは、突出部を有するパッド相互接続子を含む。
【0105】
[0121] いくつかの実装形態では、本方法は、基板(例えば、302)の上に、はんだレジスト層(例えば、124、126)を形成し得る。はんだレジスト層(例えば、124、126)は、例えば
図4で説明したように、はんだレジスト層(例えば、124、126)が、突出部を含むパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に配置され得るように形成され得る。
図11Eの段階13は、はんだレジスト層を形成することの一例を図示及び説明している。
【0106】
[0122] 異なる実装形態は、金属層を形成するために、異なるプロセスを使用することができる。いくつかの実装形態では、金属層を形成するための化学気相成長(CVD)プロセス及び/又は物理気相成長(PVD)プロセス。例えば、スパッタリングプロセス、スプレー塗布プロセス、及び/又はめっきプロセスを使用して、金属層を形成することができる。1つ以上の相互接続子を形成するプロセスは、デスミア、マスキング、マスクの除去、及び/又はエッチングを含み得る。
【0107】
突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンス
[0123] いくつかの実装形態では、パッケージを製造することは、いくつかのプロセスを含む。
図13A及び
図13Bは、相互接続子を有する基板を含むパッケージを提供又は製造するための例示的なシーケンスを示す。いくつかの実装形態では、
図13A及び
図13Bのシーケンスを使用して、パッケージ100を提供又は製造することができる。しかしながら、
図13A及び
図13Bのプロセスは、本開示で説明するパッケージのうちのいずれかを製造するために使用され得る。
【0108】
[0124]
図13A及び
図13Bのシーケンスは、パッケージを提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ以上の段階を組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順序を変更又は修正することができる。いくつかの実装形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスのうちの1つ以上を交換又は置換することができる。
【0109】
[0125] 段階1は、
図13Aに示されるように、基板102が提供された後の状態を示している。基板102は、少なくとも1つの誘電体層120と、複数の相互接続子122と、はんだレジスト層124と、はんだレジスト層126とを含む。
【0110】
[0126]
図2で述べたように、複数の相互接続子122は、パッド相互接続子122a及びパッド相互接続子122bを含み得る。異なる実装形態は、異なる数の金属層を有する、異なる基板を使用することができる。基板102は、
図9A~
図9Dで説明した方法を使用して製造することができる。
【0111】
[0127] 段階2は、集積デバイス104が複数のはんだ相互接続子140を通じて基板102に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、集積デバイス104を基板102に結合することができる。集積デバイス104は、基板102の第1の面(例えば、上面)に結合され得る。
図2は、集積デバイス104がどのように基板102に結合され得るかの一例を示す。異なる実装形態では、異なる構成要素及び/又はデバイスを基板102に結合し得る。
【0112】
[0128] 段階3は、カプセル化層108が基板102の第1の面の上に提供された(例えば、形成された)後の状態を示す。カプセル化層108は、集積デバイス104をカプセル化し得る。カプセル化層108は、型成形物、樹脂、及び/又はエポキシを含み得る。圧縮成形プロセス、トランスファー成形プロセス、又は液状成形プロセスを使用して、カプセル化層108を形成することができる。カプセル化層108は、フォトエッチング可能であり得る。カプセル化層108は、カプセル化のための手段であり得る。
【0113】
[0129] 段階4は、
図13Bに示されているように、金属層109がカプセル化層108の面及び基板102の側面の上に形成された後の状態を示す。金属層109は、電磁干渉(EMI)シールドとして構成され得る。金属層109は、接地に結合されるように構成され得る。金属層109は、基板102の複数の相互接続子122からの相互接続子に結合され得る。スパッタリングプロセスが、金属層を形成するために使用され得る。
【0114】
[0130] 段階5は、複数のはんだ相互接続子130が、基板102に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、複数のはんだ相互接続子130を基板102に結合することができる。複数のはんだ相互接続子130は、複数の相互接続子122に結合され得る。
【0115】
[0131] 本開示で説明されるパッケージ(例えば、100)は、1つずつ製造されてもよく、又は、1つ以上のウェハの一部として一体に製造されてから、個々のパッケージに個片化されてもよい。
【0116】
突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンス
[0132] いくつかの実装形態では、パッケージを製造することは、いくつかのプロセスを含む。
図14A及び
図14Bは、相互接続子を有する基板を含むパッケージを提供又は製造するための例示的なシーケンスを示す。いくつかの実装形態では、
図14A及び
図14Bのシーケンスを使用して、パッケージ300を提供又は製造することができる。しかしながら、
図14A及び
図14Bのプロセスは、本開示で説明するパッケージのうちのいずれかを製造するために使用され得る。
【0117】
[0133]
図14A及び
図14Bのシーケンスは、パッケージを提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ以上の段階を組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順序を変更又は修正することができる。いくつかの実装形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスのうちの1つ以上を交換又は置換することができる。
【0118】
[0134] 段階1は、
図14に示されているように、基板302が提供された後の状態を示している。基板302は、コア層301と、少なくとも1つの誘電体層320と、少なくとも1つの誘電体層340と、複数のコア相互接続子312と、複数の相互接続子322と、複数の相互接続子342と、はんだレジスト層124と、はんだレジスト層126とを含む。基板302は、第1の面(例えば、上面)と第2の面(例えば、底面)とを含み得る。はんだレジスト層124は、基板302の第1の面の上に配置され得る。はんだレジスト層126は、基板302の第2の面の上に配置され得る。複数の相互接続子322はパッド相互接続子322aを含む。複数の相互接続子342は、パッド相互接続子342aを含む。異なる実装形態は、異なる数の金属層を有する、異なる基板を使用することができる。基板302は、
図11A~
図11Eで説明した方法を使用して製造することができる。
【0119】
[0135] 段階2は、集積デバイス104が複数のはんだ相互接続子140を通じて基板302に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、集積デバイス104を基板302に結合することができる。集積デバイス104は、基板302の第1の面(例えば、上面)に結合され得る。
図4は、集積デバイス104がどのように基板302に結合され得るかの一例を示す。異なる実装形態では、異なる構成要素及び/又はデバイスを基板302に結合し得る。
【0120】
[0136] 段階3は、カプセル化層108が基板302の第1の面の上に提供された(例えば、形成された)後の状態を示す。カプセル化層108は、集積デバイス104をカプセル化し得る。カプセル化層108は、型成形物、樹脂、及び/又はエポキシを含み得る。圧縮成形プロセス、トランスファー成形プロセス、又は液状成形プロセスを使用して、カプセル化層108を形成することができる。カプセル化層108は、フォトエッチング可能であり得る。カプセル化層108は、カプセル化のための手段であり得る。
【0121】
[0137] 段階4は、
図14Bに示されているように、金属層109がカプセル化層108の面及び基板302の側面の上に形成された後の状態を示す。金属層109は、電磁干渉(EMI)シールドとして構成され得る。金属層109は、接地に結合されるように構成され得る。金属層109は、基板302の複数の相互接続子322からの相互接続子及び/又は複数の相互接続子342からの相互接続子に結合され得る。スパッタリングプロセスが、金属層を形成するために使用され得る。
【0122】
[0138] 段階5は、複数のはんだ相互接続子130が、基板302に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、複数のはんだ相互接続子130を基板302に結合することができる。複数のはんだ相互接続子130は、複数の相互接続子342に結合され得る。
【0123】
[0139] 本開示で説明されるパッケージ(例えば、300)は、1つずつ製造されてもよく、又は、1つ以上のウェハの一部として一体に製造されてから、個々のパッケージに個片化されてもよい。
【0124】
突出部を含むパッド相互接続子を有する基板を備えるパッケージを製造するための方法の例示的なフロー図
[0140] いくつかの実装形態では、パッケージを製造することは、いくつかのプロセスを含む。
図15は、相互接続子を有する基板を備えるパッケージを提供又は製造するための方法1500の、例示的なフロー図を示す。いくつかの実装形態では、
図15の方法1500を使用して、本開示で説明されるパッケージ100を提供又は製造することができる。しかしながら、方法1500は、本開示で説明したパッケージのうちのいずれか(例えば、300)を提供又は製造するために使用され得る。
【0125】
[0141]
図15の方法は、パッケージを提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ以上のプロセスを組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順序を変更又は修正することができる。
【0126】
[0142] 本方法は、(1505において)基板(例えば、102、302)を提供する。基板は、供給元によって提供される場合もあれば、又は製造される場合もある。基板102は、少なくとも1つの誘電体層120と、複数の相互接続子122と、はんだレジスト層124と、はんだレジスト層126とを含む。基板302は、コア層301と、少なくとも1つの誘電体層320と、少なくとも1つの誘電体層340と、複数のコア相互接続子312と、複数の相互接続子322と、複数の相互接続子342と、はんだレジスト層124と、はんだレジスト層126とを含む。基板は、少なくとも
図1~
図5において説明したように、突出部を含む少なくとも1つのパッド相互接続子を含み得る。しかしながら、異なる実装形態では、基板を製造するために、異なるプロセスを使用することもできる。
図9A~
図9Dは、相互接続子を有する基板を製造することの一例を図示及び説明している。
図11A~
図11Eは、相互接続子を有するコア付き基板を製造することの一例を図示及び説明している。
図13Aの段階1は、相互接続子を有する基板を提供することの一例を図示及び説明している。
図14Aの段階1は、相互接続子を有する基板を提供することの一例を図示及び説明している。
【0127】
[0143] 本方法は、(1510において)基板に集積デバイス(例えば、104)を結合する。例えば、集積デバイス104は、基板102の第1の面(例えば、上面)に結合され得る。集積デバイス104は、複数のはんだ相互接続子140を通じて基板102に結合されている。はんだリフロープロセスを使用して、集積デバイス104を基板102に結合することができる。
図13Aの段階2は、集積デバイスを基板に結合することの一例を図示及び説明している。
図14Aの段階2は、集積デバイスを基板に結合することの一例を図示及び説明している。
【0128】
[0144] 本方法は、(1515において)基板(例えば、102、302)の第1の面の上にカプセル化層(例えば、108)を形成する。カプセル化層108が提供され、基板(例えば、102、302)及び集積デバイス104の上及び/又はそれらの周囲に形成され得る。カプセル化層108は、型成形物、樹脂、及び/又はエポキシを含み得る。圧縮成形プロセス、トランスファー成形プロセス、又は液状成形プロセスを使用して、カプセル化層108を形成することができる。カプセル化層108は、フォトエッチング可能であり得る。カプセル化層108は、カプセル化のための手段であり得る。
図13Aの段階3は、カプセル化層を形成することの一例を図示及び説明している。
図14Aの段階3は、カプセル化層を形成することの一例を図示及び説明している。
【0129】
[0145] 本方法は、(1520において)カプセル化層108の表面及び基板(例えば、102、302)の側面の上に金属層(例えば、109)を形成する。金属層109は、電磁干渉(EMI)シールドとして構成され得る。金属層109は、接地に結合されるように構成され得る。金属層109は、基板(例えば、102、302)の相互接続子に結合され得る。スパッタリングプロセスが、金属層を形成するために使用され得る。
図13Bの段階4は、金属層を形成することの一例を図示及び説明している。
図14Bの段階4は、金属層を形成することの一例を図示及び説明している。
【0130】
[0146] 本方法は、(1525において)複数のはんだ相互接続子(例えば、130)を基板(例えば、102、302)に結合する。はんだリフロープロセスを使用して、複数のはんだ相互接続子130を基板に結合することができる。
図13Bの段階4は、はんだ相互接続子を基板に結合することの一例を図示及び説明している。
図14Bの段階4は、はんだ相互接続子を基板に結合することの一例を図示及び説明している。
【0131】
[0147] 本開示で説明されるパッケージ(たとえば、100、300)は、1つずつ製造されてもよく、又は、1つ以上のウェハの一部として一体に製造されてから、個々のパッケージに個片化されてもよい。
【0132】
例示的な電子デバイス
[0148]
図16は、前述のデバイス、集積デバイス、集積回路(integrated circuit;IC)パッケージ、集積回路(IC)デバイス、半導体デバイス、集積回路、ダイ、インターポーザ、パッケージ、パッケージオンパッケージ(package-on-package;PoP)、システムインパッケージ(System in Package;SiP)、又はシステムオンチップ(System on Chip;SoC)のうちのいずれかと統合され得る、様々な電子デバイスを示す。例えば、携帯電話デバイス1602、ラップトップコンピュータデバイス1604、固定位置端末デバイス1606、ウェアラブルデバイス1608、又は自動車車両1610は、本明細書で説明されるようなデバイス1600を含み得る。デバイス1600は、例えば、本明細書で説明されるデバイス及び/又は集積回路(IC)パッケージのうちのいずれかとすることができる。
図16に示されているデバイス1602、1604、1606、及び1608、並びに車両1610は、単なる例に過ぎない。他の電子デバイスもまた、デバイス1600により特徴付けられ得るものであり、それらの電子デバイスとしては、限定するものではないが、モバイルデバイス、ハンドヘルドパーソナル通信システム(personal communication system;PCS)ユニット、携帯情報端末などのポータブルデータユニット、全地球測位システム(global positioning system;GPS)対応デバイス、ナビゲーションデバイス、セットトップボックス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテイメントユニット、メータ読み取り機器などの固定位置データユニット、通信デバイス、スマートフォン、タブレットコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス(例えば、時計、眼鏡)、モノのインターネット(Internet of things;IoT)デバイス、サーバ、ルータ、自動車車両(例えば、自律走行車)内に実装されている電子デバイス、又は、データ若しくはコンピュータ命令を記憶するか若しくは取り出す任意の他のデバイス、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、デバイス(例えば、電子デバイス)の群が挙げられる。
【0133】
【0134】
[0150] 本開示における図は、様々な部品、構成要素、物体、デバイス、パッケージ、集積デバイス、集積回路、及び/又はトランジスタの、実際の表現及び/又は概念的表現を表し得る点に留意されたい。いくつかの事例では、図は、正確な縮尺ではない場合がある。いくつかの事例では、明瞭化の目的のために、全ての構成要素及び/又は部品が示されてはいない場合もある。いくつかの事例では、図中の様々な部品及び/又は構成要素の、位置、場所、大きさ、及び/又は形状は、例示的なものであり得る。いくつかの実装形態では、図中の様々な構成要素及び/又は部品は、任意選択的なものであり得る。
【0135】
[0151] 「例示的(exemplary)」という語は、「例、事例、又は例示としての役割を果たすこと」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明されている、いかなる実装形態又は態様も、必ずしも本開示の他の態様よりも好ましいか又は有利であるとして解釈されるべきではない。同様に、「態様(aspects)」という用語は、本開示のすべての態様が、説明した特徴、利点、または動作モードを含むことを必要とするとは限らない。「結合されている(coupled)」という用語は、本明細書では、2つの物体間の直接的又は間接的な結合(例えば、機械的結合)を指すために使用されている。例えば、物体Aが物体Bに物理的に接触しており、物体Bが物体Cに接触している場合には、物体Aと物体Cとは、それらが互いに物理的に直接接触していない場合であっても、依然として互いに結合されていると見なすことができる。物体Bに結合される物体Aは、物体Bの少なくとも一部に結合され得る。「電気的に結合される(electrically coupled)」という用語は、電流(例えば、信号、電力、接地)が2つの物体間を移動し得るように、2つの物体が一緒に直接的又は間接的に結合されることを意味し得る。電気的に結合されている2つの物体は、それら2つの物体の間に電流を伝播させる場合もあれば、又は伝播させない場合もある。用語「第1」、「第2」、「第3」、及び「第4」(及び/又は、第4を上回るいずれかのもの)の使用は、恣意的なものである。説明されている構成要素のうちのいずれも、第1の構成要素、第2の構成要素、第3の構成要素、又は第4の構成要素とすることができる。例えば、第2の構成要素と称されている構成要素は、第1の構成要素、第2の構成要素、第3の構成要素、又は第4の構成要素とすることもできる。「カプセル化する(encapsulate)」、「カプセル化すること(encapsulating)」という用語、及び/又はその派生語は、物体が別の物体を部分的にカプセル化する、又は完全にカプセル化し得ることを意味する。「上部(top)」及び「底部(bottom)」という用語は、恣意的なものである。上部に配置されている構成要素は、底部に配置されている構成要素の上に配置されている場合がある。上部の構成要素が底部の構成要素と見なされる場合もあり、その逆も同様である。本開示で説明されるように、第2の構成要素「の上に(over)」配置されている第1の構成要素とは、どのように底部又は上部が恣意的に定義されているかに応じて、その第1の構成要素が、第2の構成要素の上方に配置されていること又は下方に配置されていることを意味し得る。別の実施例では、第1の構成要素は、第2の構成要素の第1の表面の上に(例えば、上方に)配置されている場合があり、第3の構成要素は、第2の構成要素の第2の表面の上に(例えば、下方に)配置されている場合があり、この場合、第2の表面は、第1の表面の反対側にある。ある1つの構成要素が別の構成要素の上に配置されている文脈において、本出願で使用される場合の「の上に」という用語は、別の構成要素上に、及び/又は別の構成要素内に存在している(例えば、構成要素の表面上に存在しているか、又は構成要素内に埋め込まれている)構成要素を意味するために使用することができる点に更に留意されたい。それゆえ、例えば、第2の構成要素の上に存在している第1の構成要素とは、(1)第1の構成要素が第2の構成要素の上に存在しているが、第2の構成要素には直接接触していないこと、(2)第1の構成要素が第2の構成要素上に(例えば、第2の構成要素の表面上に)存在していること、及び/又は(3)第1の構成要素が第2の構成要素内に存在している(例えば、第2の構成要素内に埋め込まれている)ことを意味し得る。第2の構成要素「内に(in)」配置されている第1の構成要素は、部分的に第2の構成要素内に配置されている場合もあれば、又は、完全に第2の構成要素内に配置されている場合もある。約X~XXである値は、X及びXXを含む、XとXXとの間である値を意味し得る。XとXXとの間の値は、離散的であっても、又は連続的であってもよい。本開示で使用される場合の「約(about)『値X』」又は「およそ(approximately)値X」という用語は、「値X」の10パーセントの範囲内を意味する。例えば、約1又はおよそ1の値とは、0.9~1.1の範囲の値を意味することになる。
【0136】
[0152] いくつかの実装形態では、相互接続子とは、2つの点、要素、及び/又は構成要素間の電気的接続を可能にするか若しくは容易にする、デバイス又はパッケージの要素又は構成要素である。いくつかの実装形態では、相互接続子は、トレース(例えば、トレース相互接続子)、ビア(例えば、ビア相互接続子)、パッド(例えば、パッド相互接続子)、ピラー、メタライゼーション層、再配線層、及び/又はアンダーバンプメタライゼーション(under bump metallization;UBM)層/相互接続子を含み得る。いくつかの実装形態では、相互接続子は、信号(例えば、データ信号)、接地、及び/又は電力に関する、電気経路を提供するように構成することが可能な、導電性材料を含み得る。相互接続子は、2つ以上の要素又は構成要素を含み得る。相互接続子は、1つ以上の相互接続子によって定義することができる。相互接続子の間に1つ以上の界面があってもよいし、なくてもよい。相互接続子は、1つ以上の金属層を含み得る。相互接続子は、回路の一部とすることができる。異なる実装形態は、相互接続子を形成するために、異なるプロセス及び/又はシーケンスを使用することができる。いくつかの実装形態では、化学気相成長(CVD)プロセス、物理気相成長(PVD)プロセス、スパッタリングプロセス、スプレー塗布、及び/又はめっきプロセスを使用して、相互接続子を形成することができる。1つ以上の相互接続子を形成するプロセスは、デスミア、マスキング、マスクの除去、及び/又はエッチングを含み得る。
【0137】
[0153] また、本明細書に含まれている様々な開示は、フローチャート、フロー図、構造図、又はブロック図として示されているプロセスとして、説明される場合がある点にも留意されたい。フローチャートは、動作を逐次プロセスとして説明することがあるが、動作の多くは並列に又は同時に実行することができる。加えて、工程の順序は並べ替えられてもよい。プロセスは、その動作が完了すると終了する。
【0138】
[0154] 以下では、さらなる例が、本発明の理解を容易にするために説明される。
【0139】
[0155] 態様1:基板と、基板に結合された集積デバイスとを備えるパッケージ。基板は、少なくとも1つの誘電体層と、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子とを含む。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を含む第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を含む第2の部分とを含む。
【0140】
[0156] 態様2:第2の部分は、円形の平面断面を含む、態様1に記載のパッケージ。
【0141】
[0157] 態様3:第2の部分は、非円形の平面断面を含む、態様1に記載のパッケージ。
【0142】
[0158] 態様4:第2の部分は、十字の平面断面を含む、態様1に記載のパッケージ。
【0143】
[0159] 態様5:第2の部分は、十字と円が組み合わされた形状を有する平面断面を含む、態様1に記載のパッケージ。
【0144】
[0160] 態様6:第1のパッド相互接続子は、基板の第2の面の上に配置されている、態様1~5に記載のパッケージ。
【0145】
[0161] 態様7:第1のパッド相互接続子は、基板の第1の面の上に配置されている、態様1~5に記載のパッケージ。
【0146】
[0162] 態様8:集積デバイスは、第1のパッド相互接続子を通じて基板に結合されている、態様1~7に記載のパッケージ。
【0147】
[0163] 態様9:少なくとも1つの誘電体層の第1の面の上に配置されたはんだレジスト層を更に備え、はんだレジスト層は、第1のパッド相互接続子の厚さ以上の厚さを有する、態様1~8に記載のパッケージ。
【0148】
[0164] 態様10:第1のパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に配置されたはんだレジスト層を更に備える、態様1~8に記載のパッケージ。
【0149】
[0165] 態様11:はんだレジスト層は、第1のパッド相互接続子の第1の部分の厚さ以上の厚さを有する、態様10に記載のパッケージ。
【0150】
[0166] 態様12:集積デバイスは、はんだ相互接続子を通じて基板の第1のパッド相互接続子に結合されており、はんだ相互接続子は、基板の第1のパッド相互接続子の第1の部分及び/又は第2の部分に結合されている、態様1~11に記載のパッケージ。
【0151】
[0167] 態様13:基板の第1のパッド相互接続子の第1の部分及び/又は第2の部分に結合されたはんだ相互接続子を更に備える、態様1~11に記載のパッケージ。
【0152】
[0168] 態様14:基板はコア層を含む、態様1~13に記載のパッケージ。
【0153】
[0169] 態様15:装置は基板を含む。基板は、少なくとも1つの誘電体層と、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子とを含む。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を有する第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分とを含む。
【0154】
[0170] 態様16:第2の部分は、円形の平面断面を含む、態様15に記載の装置。
【0155】
[0171] 態様17:第2の部分は、非円形の平面断面を含む、態様15に記載の装置。
【0156】
[0172] 態様18:第1のパッド相互接続子は、基板の第2の面の上に配置されている、態様15~17に記載の装置。
【0157】
[0173] 態様19:第1のパッド相互接続子は、基板の第1の面の上に配置されている、態様15~17に記載の装置。
【0158】
[0174] 態様20:少なくとも1つの誘電体層の第1の面の上に配置されたはんだレジスト層を更に備え、はんだレジスト層は、第1のパッド相互接続子の厚さ以上の厚さを有する、態様15~19に記載の装置。
【0159】
[0175] 態様21:第1のパッド相互接続子の第1の部分の一部の上に配置されたはんだレジスト層を更に備える、態様15~19に記載の装置。
【0160】
[0176] 態様22:基板の第1のパッド相互接続子の第1の部分及び/又は第2の部分に結合されたはんだ相互接続子を更に備える、態様15~21に記載の装置。
【0161】
[0177] 態様23:基板はコア層を含む、態様15~22に記載の装置。
【0162】
[0178] 態様24:装置は、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、ラップトップコンピュータ、サーバ、モノのインターネット(IoT)デバイス、及び自動車車両内のデバイスからなる群から選択されるデバイスを含む、態様15~23に記載の装置。
【0163】
[0179] 態様25:基板を製造するための方法。本方法は、少なくとも1つの誘電体層を提供する。本方法は、第1のパッド相互接続子を含む複数の相互接続子を形成する。第1のパッド相互接続子は、第1の幅を有する第1の部分と、第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2の部分とを含む。
【0164】
[0180] 態様26:第2の部分は、円形の平面断面を含む、態様25に記載の方法。
【0165】
[0181] 態様27:第2の部分は、非円形の平面断面を含む、態様25に記載の方法。
【0166】
[0182] 態様28:第1のパッド相互接続子は、基板の第2の面の上に配置されている、態様25~27に記載の方法。
【0167】
[0183] 態様29:第1のパッド相互接続子は、基板の第1の面の上に配置されている、態様25~27に記載の方法。
【0168】
[0184] 本明細書で説明されている本開示の様々な特徴は、本開示から逸脱することなく、異なるシステムにおいて実装することができる。本開示の上記の態様は、単なる例に過ぎず、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない点に留意されたい。本開示の諸態様の説明は、例示的であることが意図されており、特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。それゆえ、本教示は、他のタイプの装置に容易に適用することができ、当業者には、多くの代替形態、修正形態、及び変形形態が明らかとなるであろう。
【国際調査報告】