(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置及び方法
(51)【国際特許分類】
B66F 9/24 20060101AFI20240829BHJP
【FI】
B66F9/24 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514682
(86)(22)【出願日】2023-06-01
(85)【翻訳文提出日】2024-03-06
(86)【国際出願番号】 CN2023097734
(87)【国際公開番号】W WO2024007779
(87)【国際公開日】2024-01-11
(31)【優先権主張番号】202210781334.1
(32)【優先日】2022-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524069570
【氏名又は名称】済南達宝文汽車設備工程有限公司
【氏名又は名称原語表記】JINAN DOUBLE WIN AUTOMOBILE EQUIPMENT ENGINEERING CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 202,Rongkaiyuan Community,No.24667,Jingshi Road,Huaiyin District,Jinan,Shandong 250000,China
(71)【出願人】
【識別番号】524069569
【氏名又は名称】広州達宝文汽車設備集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU DOUBLE WIN AUTOMOBILE EQUIPMENT GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 3508-3510,No.983 Huangpu Avenue East,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong 510700,China
(71)【出願人】
【識別番号】520203987
【氏名又は名称】広州達宝文機電設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU DOUBLE WIN MECHANICAL ELECTRICAL EQUIPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.9, 49, No.41 Courtyard, Lixiang Road, Huangpu District Guangzhou, Guangdong 510799 China
(71)【出願人】
【識別番号】524069581
【氏名又は名称】済南達宝文自動化設備工程有限公司
【氏名又は名称原語表記】JINAN DOUBLE WIN AUTOMATION EQUIPMENT ENGINEERING CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】1-3-101,Lumingyuan,312 Nanxinzhuang West Road,Shizhong District,Jinan,Shandong 250000,China
(71)【出願人】
【識別番号】524069592
【氏名又は名称】広州達宝文汽車零部件有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU DOUBLE WIN AUTO PARTS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.19 Huanling Road,Yonghe District,Economic&Technological Development Zone,Guangzhou,Guangdong 510530,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】周 日升
(72)【発明者】
【氏名】袁 金慶
(72)【発明者】
【氏名】張 弛
(72)【発明者】
【氏名】張 三義
(72)【発明者】
【氏名】崔 海波
【テーマコード(参考)】
3F333
【Fターム(参考)】
3F333AA02
3F333AE02
(57)【要約】
本発明は、生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置及び方法を開示し、ガードレールの2つのフォーク入出口の位置にそれぞれ設置される昇降可能なバッフルユニットを含み、前記昇降可能なバッフルユニットは対向して設置される2つのガイドロッドを含み、バッフルは2つのガイドロッドの間に接続され、ガイドロッドには弾性部材が設けられ、前記バッフルは、下向きの圧力を受けるときに弾性部材を圧縮し且つ下降することができ、圧力がなくなるときに弾性部材の弾性力の作用下で復帰を実現することができる。本発明は、ガードレールのフォーク入出口の位置に昇降可能なバッフルを設置することにより、フォークの正常な動作に影響を与えないだけでなく、フォークリフトが動作しないときに保護の役割を果たすことができ、コストが低く、取付が容易であり、生産ニーズを満たすだけでなく、安全要件を満たし、実用的な価値が高くなる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置であって、ガードレールの2つのフォーク入出口の位置にそれぞれ設置される昇降可能なバッフルユニットを含み、前記昇降可能なバッフルユニットは対向して設置される2つのガイドロッドを含み、バッフルは2つのガイドロッドの間に接続され、ガイドロッドには弾性部材が設けられ、前記バッフルは、下向きの圧力を受けるときに弾性部材を圧縮し且つ下降することができ、圧力がなくなるときに弾性部材の弾性力の作用下で復帰を実現することができる、ことを特徴とする生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項2】
2つのフォーク入出口に対称的に設置される安全検出ユニットをさらに含み、
前記安全検出ユニットは、
ガイドロッドの上部に設置される第1近接スイッチと、
ガイドロッドの下部の設定された第1位置に設置される第2近接スイッチと、
ガイドロッドの下部の設定された第2位置に設置される第3近接スイッチとを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項3】
前記第1近接スイッチは、バッフルが圧下されていないときに投入状態にあり、バッフルが圧下された後に切断され、前記第2近接スイッチは、バッフルが設定された第1位置に圧下されるときに投入され、前記第3近接スイッチは、バッフルが設定された第2位置に圧下されるときに投入される、ことを特徴とする請求項2に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項4】
安全認識ユニットをさらに含み、前記安全認識ユニットは、第1近接スイッチ、第2近接スイッチ及び第3近接スイッチの開閉タイミングを受信して判断し、設定された状態タイミングと比較することにより、ガードレールのフォーク入出口がフォークリフトの正常な入り状態であるか否かを判断する、ことを特徴とする請求項2に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項5】
前記設定された状態タイミングは具体的に以下のとおりであり、
2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチが同時に切断され、且つ設定された第1時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第2近接スイッチが同時に投入され、設定された第2時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第3近接スイッチが同時に投入され、設定された第3時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチが同時に投入される場合、フォークリフトの正常な入り状態であると判定し、そうでない場合、フォークリフトの正常な入り状態ではない、ことを特徴とする請求項4に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項6】
警報ユニットをさらに含み、前記警報ユニットは安全認識ユニットに接続され、安全認識ユニットがフォークリフトの正常な入り状態ではないと認識したときに警報信号を発することに用いられる、ことを特徴とする請求項4に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項7】
前記弾性部材はばねである、ことを特徴とする請求項1に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項8】
生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護方法であって、
自動ステーションのガードレールの2つのフォーク入出口の位置に昇降可能なバッフルをそれぞれ設置するステップであって、前記バッフルは、下向きの圧力を受けるときに弾性部材を圧縮し且つ下降することができ、圧力がなくなるときに弾性部材の弾性力の作用下で復帰を実現することができるステップと、
2つのフォーク入出口に対応する位置に第1近接スイッチ、第2近接スイッチ及び第3近接スイッチをそれぞれ設け、各近接スイッチの開閉タイミングを受信して判断し、設定された状態タイミングと比較することにより、ガードレールのフォーク入出口がフォークリフトの正常な入り状態であるか否かを判断するステップとを含む、ことを特徴とする生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護方法。
【請求項9】
前記設定された状態タイミングは具体的に以下のとおりであり、
2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチが同時に切断され、且つ設定された第1時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第2近接スイッチが同時に投入され、設定された第2時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第3近接スイッチが同時に投入され、設定された第3時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチが同時に投入される場合、フォークリフトの正常な入り状態であると判定し、そうでない場合、フォークリフトの正常な入り状態ではない、ことを特徴とする請求項8に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護方法。
【請求項10】
生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置であって、ガードレールの2つのフォーク入出口の位置にそれぞれ設置される昇降可能なバッフルユニットを含み、前記昇降可能なバッフルユニットはバッフルと、カウンタウェイトと、滑車アセンブリとを含み、前記バッフル及びカウンタウェイトはそれぞれガードレールの2つの対向する側面に設置され、バッフルとカウンタウェイトは滑車アセンブリを介して接続され、前記バッフルは、初期状態でフォーク入出口の位置にあり、フォーク入出口を遮蔽することができ、前記バッフルは、バッフルがフォーク入出口を全く遮蔽しないまで、圧力の作用下で下方に移動することができる、ことを特徴とする生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項11】
前記カウンタウェイトの重量はバッフルの重量よりも大きい、ことを特徴とする請求項10に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項12】
前記滑車アセンブリはガードレールにおけるフォーク入出口の両側に設置される定滑車であり、バッフルは2つの定滑車を介してカウンタウェイトに接続され、
カウンタウェイトは1つであり、バッフルが圧下される過程では、カウンタウェイトの位置は常にフォーク入出口よりも低く、
又は、カウンタウェイトは2つであり、各定滑車は1つのカウンタウェイトに対応する、ことを特徴とする請求項10に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項13】
2つのフォーク入出口の両側に対称的に設置される安全検出ユニットをさらに含み、
前記安全検出ユニットは第1近接スイッチと、第2近接スイッチと、第3近接スイッチとを含み、前記第1近接スイッチはバッフルが最上端位置にあるときの対応する設定位置に設置され、前記第2近接スイッチはバッフルが設定された中間位置にあるときの対応する設定位置に設置され、前記第3近接スイッチはバッフルが最下端位置にあるときの対応する設定位置に設置される、ことを特徴とする請求項10に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項14】
前記第1近接スイッチは、バッフルが圧下されていないときに投入状態にあり、バッフルが圧下された後に切断され、前記第2近接スイッチは、バッフルが設定された中間位置に圧下されるときに投入され、前記第3近接スイッチは、バッフルが最下端位置に圧下されるときに投入される、ことを特徴とする請求項13に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項15】
制御ユニットと、警報ユニットとをさらに含み、前記制御ユニットは警報ユニットに接続され、制御ユニットは、バッフルが非安全状態であると認識されたときに、警報ユニットが警報信号を発するように制御する、ことを特徴とする請求項10に記載の生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置。
【請求項16】
請求項1~7のいずれか1項に記載のガードレールのフォーク入出口の保護装置を含むか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のガードレールのフォーク入出口の保護装置を含む、ことを特徴とする生産作業場内の自動ステーションのガードレール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2022年7月5日に中国特許庁に提出された、出願番号が202210781334.1であり、発明の名称が「生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置及び方法」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容は引用によって本発明に組み込まれている。
【0002】
本発明は、生産作業場の機器制御の技術分野に関し、特に生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
本部分の陳述は、本発明に関連する背景技術情報を提供するものに過ぎず、従来技術を必然的に構成するものではない。
【0004】
生産作業場では、容器、部品又はツール等の荷物を手動フォークリフトによって自動ステーションに置き、その後、自動ステーションで次の工程の自動作業過程を行うシーンが存在することが多い。安全を確保するために、自動ステーションの外側に高さが安全基準を満たすガードレールを設置する必要があり、自動ステーションにおける作業台の高さがガードレールの高さよりも低いと、フォークリフトが荷物を置くときにフォークがガードレールと干渉することを考慮するため、ガードレールのフォークに対応する位置にフォーク入出口が残され、フォークがフォーク入出口から入り、それにより荷物を作業台にスムーズに置き、フォークがガードレールと干渉することを回避する。
【0005】
しかしながら、作業者がフォーク入出口の位置からガードレールを乗り越えやすくするため、安全上のリスクをもたらし、作業場の安全管理にも不便をもたらしてしまう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置及び方法を提供し、フォークリフトが動作しないときに昇降可能なバッフルがフォーク入出口を遮蔽することにより人の乗り越えを回避するとともに、人員の乗り越え圧下か、フォークリフトの圧下かによる昇降可能なバッフルの下降を正確に区別することができる。
【0007】
いくつかの実施形態では、以下の技術的解決手段が使用される。
【0008】
生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置は、ガードレールの2つのフォーク入出口の位置にそれぞれ設置される昇降可能なバッフルユニットを含み、前記昇降可能なバッフルユニットは対向して設置される2つのガイドロッドを含み、バッフルは2つのガイドロッドの間に接続され、ガイドロッドには弾性部材が設けられ、前記バッフルは、下向きの圧力を受けるときに弾性部材を圧縮し且つ下降することができ、圧力がなくなるときに弾性部材の弾性力の作用下で復帰を実現することができる。
【0009】
代替態様として、2つのフォーク入出口に対称的に設置される安全検出ユニットをさらに含み、
前記安全検出ユニットは、
ガイドロッドの上部に設置される第1近接スイッチと、
ガイドロッドの下部の設定された第1位置に設置される第2近接スイッチと、
ガイドロッドの下部の設定された第2位置に設置される第3近接スイッチとを含む。
【0010】
前記第1近接スイッチは、バッフルが圧下されていないときに投入状態にあり、バッフルが圧下された後に切断され、前記第2近接スイッチは、バッフルが設定された第1位置に圧下されるときに投入され、前記第3近接スイッチは、バッフルが設定された第2位置に圧下されるときに投入される。
【0011】
代替態様として、安全認識ユニットをさらに含み、前記安全認識ユニットは、第1近接スイッチ、第2近接スイッチ及び第3近接スイッチの開閉タイミングを受信して判断し、設定された状態タイミングと比較することにより、ガードレールのフォーク入出口がフォークリフトの正常な入り状態であるか否かを判断する。
【0012】
前記設定された状態タイミングは具体的に以下のとおりであり、
2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチが同時に切断され、且つ設定された第1時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第2近接スイッチが同時に投入され、設定された第2時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第3近接スイッチが同時に投入され、設定された第3時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチが同時に投入される場合、フォークリフトの正常な入り状態であると判定し、そうでない場合、フォークリフトの正常な入り状態ではない。
【0013】
別のいくつかの実施形態では、以下の技術的解決手段が使用される。
【0014】
生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護方法は、
自動ステーションのガードレールの2つのフォーク入出口の位置に昇降可能なバッフルをそれぞれ設置するステップであって、前記バッフルは、下向きの圧力を受けるときに弾性部材を圧縮し且つ下降することができ、圧力がなくなるときに弾性部材の弾性力の作用下で復帰を実現することができるステップと、
2つのフォーク入出口に対応する位置に第1近接スイッチ、第2近接スイッチ及び第3近接スイッチをそれぞれ設け、各近接スイッチの開閉タイミングを受信して判断し、設定された状態タイミングと比較することにより、ガードレールのフォーク入出口がフォークリフトの正常な入り状態であるか否かを判断するステップとを含む。
【0015】
別のいくつかの実施形態では、以下の技術的解決手段が使用される。
【0016】
生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置は、ガードレールの2つのフォーク入出口の位置にそれぞれ設置される昇降可能なバッフルユニットを含み、前記昇降可能なバッフルユニットはバッフルと、カウンタウェイトと、滑車アセンブリとを含み、前記バッフル及びカウンタウェイトはそれぞれガードレールの2つの対向する側面に設置され、バッフルとカウンタウェイトは滑車アセンブリを介して接続され、前記バッフルは、初期状態でフォーク入出口の位置にあり、フォーク入出口を遮蔽することができ、前記バッフルは、バッフルがフォーク入出口を全く遮蔽しないまで、圧力の作用下で下方に移動することができる。
【0017】
2つのフォーク入出口の両側に対称的に設置される安全検出ユニットをさらに含み、
前記安全検出ユニットは第1近接スイッチと、第2近接スイッチと、第3近接スイッチとを含み、前記第1近接スイッチはバッフルが最上端位置にあるときの対応する設定位置に設置され、前記第2近接スイッチはバッフルが設定された中間位置にあるときの対応する設定位置に設置され、前記第3近接スイッチはバッフルが最下端位置にあるときの対応する設定位置に設置される。
【0018】
前記第1近接スイッチは、バッフルが圧下されていないときに投入状態にあり、バッフルが圧下された後に切断され、前記第2近接スイッチは、バッフルが設定された中間位置に圧下されるときに投入され、前記第3近接スイッチは、バッフルが最下端位置に圧下されるときに投入される。
【0019】
別のいくつかの実施形態では、以下の技術的解決手段が使用される。
【0020】
生産作業場内の自動ステーションのガードレールは、上記いずれかのガードレールのフォーク入出口の保護装置を含む。
【0021】
従来技術に比べて、本発明は以下の有益な効果を有する。
【0022】
(1)本発明は、ガードレールのフォーク入出口の位置に昇降可能なバッフルを設置することにより、フォークの正常な動作に影響を与えないだけでなく、フォークリフトが動作しないときに保護の役割を果たすことができ、コストが低く、取付が容易であり、生産ニーズを満たすだけでなく、安全要件を満たし、実用的な価値が高くなる。
【0023】
(2)本発明は、検出スイッチのタイミング状態を判断することにより、人員の乗り越え圧下か、フォークリフトの圧下かによる昇降可能なバッフルの下降を正確に区別することができ、フォークリフトの正常な入り状態ではないことをタイムリーに認識して警告し、主機器の正常な動作を確保するとともに、人員がガードレールを乗り越えることを回避し、人員の安全を確保することができる。
【0024】
(3)ばねによるバッフルの昇降を実現する解決手段を考慮すると、バッフルの昇降ストロークはばねの長さによって制限され、バッフルの昇降ストロークが大きい応用シーンに対して、適切なばねを見つけることが困難であることが多く、又は、ばねの構造に対する要件が高いため、装置全体のコストが高くなる。本発明は、バッフル、カウンタウェイト及び滑車アセンブリの構造嵌合により、バッフルの自動昇降を実現することもでき、構造が簡単で、適応性が高く、部材の選択がバッフルの昇降ストロークによって制限されることがなく、コストを削減する。
【0025】
本発明の他の特徴及び追加の態様の利点は、以下の説明において部分的に与えられており、部分的に以下の説明から明らかになるか、又は本発明の実施によって理解される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】
図1は本発明の実施例1に係る生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置の構造模式図である。
【
図2(a)】
図2(a)は本発明の実施例1に係るフォークリフトがフォーク入出口と連携する模式図である。
【
図2(b)】
図2(b)は本発明の実施例1に係るフォークリフトがフォーク入出口と連携する模式図である。
【
図3(a)】
図3(a)は本発明の実施例1に係るバッフルの圧下過程の模式図である。
【
図3(b)】
図3(b)は本発明の実施例1に係るバッフルの圧下過程の模式図である。
【
図3(c)】
図3(c)は本発明の実施例1に係るバッフルの圧下過程の模式図である。
【
図4】
図4は本発明の実施例3に係る生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置の構造模式図である。
【
図5(a)】
図5(a)は本発明の実施例3に係るバッフル、カウンタウェイト及び滑車アセンブリの構造正面図及び側面図である。
【
図5(b)】
図5(b)は本発明の実施例3に係るバッフル、カウンタウェイト及び滑車アセンブリの構造正面図及び側面図である。
【
図6】
図6は本発明の実施例3に係るカウンタウェイトのガイド機構の模式図である。
【
図7(a)】
図7(a)は本発明の実施例3に係るバッフルの圧下過程の模式図である。
【
図7(b)】
図7(b)は本発明の実施例3に係るバッフルの圧下過程の模式図である。
【
図7(c)】
図7(c)は本発明の実施例3に係るバッフルの圧下過程の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下の詳細な説明はいずれも例示的なものであり、本願にさらなる説明を提供することが意図されていることに留意されたい。特に指定がない限り、本発明で使用される全ての技術用語及び科学用語は、当業者が一般的に理解するものと同じ意味を有する。
【0028】
なお、本明細書で使用される用語は、具体的な実施形態を説明するためのものに過ぎず、本願による例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用されるように、文脈上特に明示されない限り、単数形は複数形も含むことを意図している。また、本明細書で用語「包含」及び/又は「含む」を使用するときに、特徴、ステップ、操作、デバイス、アセンブリ及び/又はこれらの組み合わせが存在することが示されることも理解されたい。
【0029】
1つ又は複数の実施形態では、生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置が開示されており、
図1を参照すると、具体的には、ガードレール1の2つのフォーク入出口2の位置にそれぞれ設置される昇降可能なバッフルユニットを含み、昇降可能なバッフルユニットは対向して設置される2つのガイドロッド3を含み、2つのガイドロッド3は取付台6に固定され、取付台6はフォーク入出口2の最下方に設置され、バッフル5は2つのガイドロッド3の間に接続され、バッフル5の左右両端はそれぞれ2つのガイドロッド3に接続され、ガイドロッド3に沿って上下に移動することができ、ガイドロッド3には弾性部材が設けられ、弾性部材はバッフル5とガイドロッド3との接続部材の下方に設置され、バッフル5は圧下されて弾性部材を圧縮することができる。
【0030】
本実施例では、ガードレール1における各フォーク入出口の位置にいずれも昇降可能なバッフル5ユニットが設置される。
【0031】
バッフル5は、下向きの圧力を受けるときに弾性部材を圧縮し且つ下降することができ、圧力がなくなるときに弾性部材の弾性力の作用下で復帰を実現することができる。弾性部材はばね4であってもよく、もちろん、本分野でよく知られている他の弾性部材を選択してもよい。
【0032】
本実施例では、人がフォーク入出口2の位置を通過してガードレール1を乗り越えることを回避するために、フォーク入出口2の位置に昇降可能なバッフル5が設置され、フォークリフトが到着するときにバッフル5を圧下して作業台10への材料置き操作を完了し、フォークリフトが動作しないときに、バッフル5は上昇してフォーク入出口2を遮蔽し、
図2(a)~(b)にはフォークリフトがフォーク入出口2と連携する模式図が示されている。
【0033】
しかしながら、上記昇降可能なバッフル5は人でも圧下可能であり、従来技術には、バッフル5を圧下するのが人であるか、フォークリフトであるかを効果的に検出できないため、人員がガードレール1を乗り越える状況がまだ存在し、依然として安全上のリスクが存在する。これに基づき、本実施例では、安全検出ユニットが設置され、バッフル5の圧下がフォークリフトの正常な動作によるものであるか否かを効果的に認識し、それによりガードレール1のフォーク入出口2がフォークリフトの正常な入り状態であるか否かを判断することができる。
【0034】
具体的には、安全検出ユニットはそれぞれ2つのフォーク入出口2の位置に設置され、各安全検出ユニットは、
ガイドロッド3の上部に設置され、バッフル5が初期位置にあるときに、バッフル5が導通状態にあることを感知でき、バッフル5が圧下されるときに、バッフル5を感知できないため切断される第1近接スイッチ7と、
ガイドロッド3の下部の設定された第1位置に設置され、バッフル5が設定された第1位置に圧下されるときに、バッフル5を感知できるため導通される第2近接スイッチ8と、
ガイドロッド3の下部の設定された第2位置に設置され、バッフル5が圧下されるにつれて、バッフル5が設定された第2位置に圧下されるときに、バッフル5を感知できるため導通される第3近接スイッチ9とを含む。
【0035】
各フォーク入出口2の位置の第1近接スイッチ7、第2近接スイッチ8及び第3近接スイッチ9はいずれも1つのガイド柱に設置され、2つのフォーク入出口2に近接スイッチを設置する位置は同じである。本実施例では、2つの安全検出ユニットは対称的に設置され、すなわち、近接スイッチはそれぞれ2つのフォーク入出口2との距離が最も遠い2つのガイド柱に設置され(
図1に示す)、2つのフォーク入出口2との距離が最も近い2つのガイド柱に設置されてもよい。
【0036】
図3(a)を参照すると、バッフル5が最高位置(すなわち、圧下されていない初期位置)にあるときに、2つの第1近接スイッチ7はいずれもバッフル5を検出することができ、2つの第1近接スイッチ7がいずれも投入され、システムが安全であることが示される。
【0037】
図3(b)を参照すると、フォークがバッフル5を圧下して下降させるときに、2つの第1近接スイッチ7が同時に切断され、設定された第1時間が経過した後、2つの第2近接スイッチ8が同時に投入され、このとき、2つの第1近接スイッチ7が一時的に切断される。
【0038】
図3(c)を参照すると、フォークがバッフル5を圧下し続けて下降させ、設定された第2時間が経過した後、2つの第3近接スイッチ9が同時に投入され、このとき、バッフル5が最下端に圧下され、2つの第1近接スイッチ7が依然として切断される。
【0039】
その後、フォークが上昇して、バッフル5も上昇し、一定時間内に2つの第3近接スイッチ9が同時に切断され、このとき、2つの第1近接スイッチ7が依然として切断され、バッフル5が上昇し続けるにつれて、一定時間内に2つの第2近接スイッチ8が同時に切断され、このとき、2つの第1近接スイッチ7が依然として切断される。バッフル5が最上端の初期位置に上昇するときに、2つの第1近接スイッチ7が投入され、システムが初期状態に回復する。
【0040】
フォークリフト動作の上記過程に基づき、本実施例では、安全認識ユニット及び警報ユニットがさらに設置され、安全認識ユニットは、第1近接スイッチ7、第2近接スイッチ8及び第3近接スイッチ9の開閉タイミングを受信して判断し、設定された状態タイミングと比較することにより、ガードレールのフォーク入出口がフォークリフトの正常な入り状態であるか否かを判断し、受信された開閉タイミングが設定された状態タイミングと一致する場合、フォークリフトの正常な入り状態であると判定し、そうでない場合、人の入り状態であるか、又はフォークリフトの正常な入り状態ではなく、人の入り状態であるか、又はフォークリフトの正常な入り状態ではないと判定したときに、安全認識ユニットは、信号を警報ユニットに伝送し、警報ユニットをトリガして警報する。
【0041】
本実施例では、設定された状態タイミングは具体的に以下のとおりであり、
2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチ7が同時に切断され、且つ設定された第1時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第2近接スイッチ8が同時に投入され、設定された第2時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第3近接スイッチ9が同時に投入され、設定された第3時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチ7が同時に投入される。
【0042】
実施例2
2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチ7が同時に切断され、且つ設定された第1時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第2近接スイッチ8が同時に投入され、設定された第2時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第3近接スイッチ9が同時に投入され、設定された第3時間範囲の後、2つの安全検出ユニットの第1近接スイッチ7が同時に投入される場合、フォークリフトの正常な入り状態であると判定し、そうでない場合、人の入り状態であるか、又はフォークリフトの正常な入り状態ではなく、警報信号を発する。
【0043】
上記過程の具体的な実現方式は実施例1で詳細に説明されており、ここでは詳細な説明を省略する。
【0044】
実施例3
図5(a)~(b)を参照すると、各昇降可能なバッフルユニットはバッフル5と、カウンタウェイト11と、滑車アセンブリ12とを含み、バッフル5及びカウンタウェイト11はそれぞれガードレール1の2つの対向する側面に設置され、バッフル5とカウンタウェイト11は滑車アセンブリ12を介して接続され、バッフル5は、初期状態でフォーク入出口2の位置にあり、フォーク入出口2を遮蔽することができる。説明する必要があるように、
図5(a)~(b)には、バッフル5、カウンタウェイト11及び滑車アセンブリ12の構造関係のみが示されており、第1近接スイッチ7、第2近接スイッチ8及び第3近接スイッチ9が示されていない。
【0045】
カウンタウェイト11の重量はバッフル5の重量よりも大きく、従って、初期状態又は圧下されないときに、バッフル5は、重力差の作用下でフォーク入出口2の位置まで自動的に上昇し、フォーク入出口2を遮蔽することができる。
【0046】
フォークがバッフル5を圧下するときに、バッフル5が下方に移動するとともに、カウンタウェイト11が上方に移動し、フォークが設定位置に到着するまで、バッフル5はフォーク入出口2を全く遮蔽しない。
【0047】
本実施例では、バッフル5の大きさはフォーク入出口2を全く覆うことができる必要があり、
図4を参照すると、バッフル5は幅方向にフォーク入出口2の幅よりも大きく、滑車アセンブリ12は2組の定滑車であり、それぞれガードレール1の最上端のフォーク入出口2の両側に設置され、カウンタウェイト11は1つであってもよく、各定滑車は1つのカウンタウェイト11に対応してもよい。
【0048】
本実施例の図面は、いずれもカウンタウェイト11が1つであるときの模式図を示している。カウンタウェイト11が1つであるときに、各組の定滑車のフレキシブルロープ(ロープ、テープ、ワイヤロープ、チェーン等)の一端はバッフル5の左側又は右側に接続され、他端はカウンタウェイト11に共通に接続され、このとき、カウンタウェイト11がフォークの動作に干渉することを回避するために、バッフル5が圧下される全過程では、カウンタウェイト11はいずれもフォーク入出口2の最下端の下面に位置する。
【0049】
カウンタウェイト11が2つであるときに、各組の定滑車のフレキシブルロープ(ロープ、テープ、ワイヤロープ、チェーン等)の一端はバッフル5の左側又は右側に接続され、他端はそれぞれ1つのカウンタウェイト11に接続される。このとき、2つのカウンタウェイト11はそれぞれフォーク入出口2の両側に位置し、フォークの動作に干渉することはない。
【0050】
本実施例では、バッフル5は第1ガイド機構に沿って上昇又は下降し、第1ガイド機構は、バッフル5の両側に設置される第1ガイドホイール14と、ガードレール1に設置される、ガイドホイール14の位置とマッチングする第1ガイド溝13とを含み、第1ガイドホイール14は第1ガイド溝13に沿って上下に移動することができる。
【0051】
カウンタウェイト11は第2ガイド機構に沿って上昇又は下降し、第2ガイド機構は、カウンタウェイト11の両側に設置される第2ガイドホイールと、ガードレール1に設置される、第2ガイドホイールの位置とマッチングする第2ガイド溝とを含み、第2ガイドホイールは第2ガイド溝に沿って上下に移動することができる。
【0052】
図6にはカウンタウェイト11の第2ガイド機構の模式図が示されており、バッフル5の第1ガイド機構の構造は第2ガイド機構の構造と同じであるため、図示されていない。もちろん、第1ガイド溝13と第2ガイド溝は2つの独立したガイド溝であってもよく、同一のガイド溝であってもよく、すなわち第1ガイドホイール14と第2ガイドホイールは1つのガイド溝を共有してもよい。
【0053】
本実施例では、人がフォーク入出口2の位置を通過してガードレール1を乗り越えることを回避するために、フォーク入出口2の位置に昇降可能なバッフル5が設置され、フォークリフトが到着するときにバッフル5を圧下して作業台10への材料置き操作を完了し、フォークリフトが動作しないときに、バッフル5は上昇してフォーク入出口2を遮蔽し、フォークリフトがフォーク入出口2と連携する模式図は
図2(a)~(b)を参照すればよい。
【0054】
人がバッフル5を圧下することによりガードレール1を乗り越えることをさらに回避するために、本実施例では、
図4を参照すると、2つのフォーク入出口2の両側に安全検出ユニットが対称的に設置され、安全検出ユニットは第1近接スイッチ7と、第2近接スイッチ8と、第3近接スイッチ9とを含み、第1近接スイッチ7はバッフル5が最上端位置にあるときの対応する設定位置に設置され、第2近接スイッチ8はバッフル5が設定された中間位置にあるときの対応する設定位置に設置され、具体的な位置は必要に応じて設定することができ、第3近接スイッチ9はバッフル5が最下端位置にあるときの対応する設定位置に設置される。
【0055】
第1近接スイッチ7は、バッフル5が圧下されていないときに投入状態にあり、バッフル5が圧下された後に切断され、第2近接スイッチ8は、バッフル5が設定された中間位置に圧下されるときに投入され、第3近接スイッチ9は、バッフル5が最下端位置に圧下されるときに投入される。
【0056】
具体的な例として、第1近接スイッチ7はフォーク入出口2の最上端に対応する位置に設置され、第1近接スイッチ7は、バッフル5が初期位置にあるときに、バッフル5が導通状態にあることを感知でき、バッフル5が圧下されるときに、バッフル5を感知できないため切断される。
【0057】
第2近接スイッチ8は中間の設定された第1位置に設置され、第2近接スイッチ8は、バッフル5が設定された第1位置に圧下されるときに、バッフル5を感知できるため導通される。
【0058】
第3近接スイッチ9は、バッフル5がフォーク入出口2を全く遮蔽しないときに、バッフル5の最上端に対応する位置に設置され、バッフル5が圧下されるにつれて、バッフル5が該位置に圧下されるときに、第3近接スイッチ9はバッフル5を感知できるため導通される。
【0059】
図7(a)を参照すると、バッフル5が最高位置(すなわち、圧下されていない初期位置)にあるときに、2つの第1近接スイッチ7はいずれもバッフル5を検出することができ、2つの第1近接スイッチ7がいずれも投入され、システムが安全であることが示される。
【0060】
図7(b)を参照すると、フォークがバッフル5を圧下して下降させるときに、2つの第1近接スイッチ7が同時に切断され、設定された第1時間が経過した後、2つの第2近接スイッチ8が同時に投入され、このとき、2つの第1近接スイッチ7が一時的に切断される。
【0061】
図7(c)を参照すると、フォークがバッフル5を圧下し続けて下降させ、設定された第2時間が経過した後、2つの第3近接スイッチ9が同時に投入され、このとき、バッフル5が最下端に圧下され、2つの第1近接スイッチ7が依然として切断される。
【0062】
その後、フォークが上昇して、バッフル5も上昇し、一定時間内に2つの第3近接スイッチ9が同時に切断され、このとき、2つの第1近接スイッチ7が依然として切断され、バッフル5が上昇し続けるにつれて、一定時間内に2つの第2近接スイッチ8が同時に切断され、このとき、2つの第1近接スイッチ7が依然として切断される。バッフル5が最上端の初期位置に上昇するときに、2つの第1近接スイッチ7が投入され、システムが初期状態に回復する。
【0063】
フォークリフト動作の上記過程に基づき、本実施例では、制御ユニット及び警報ユニットがさらに設置され、制御ユニットは、第1近接スイッチ7、第2近接スイッチ8及び第3近接スイッチ9の開閉タイミングを受信して判断し、設定された安全状態タイミングと比較することにより、ガードレール1のフォーク入出口2が安全状態であるか否かを判断し、受信された開閉タイミングが安全状態タイミングと一致する場合、安全状態であると判定し、そうでない場合、非安全状態であり、非安全状態であると判定されたときに、制御ユニットは、信号を警報ユニットに伝送し、警報ユニットをトリガして警報する。本実施例の制御ユニット及びそのタイミング判断過程は実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
【0064】
実施例4
いくつかの実施形態では、生産作業場内の自動ステーションのガードレールがさらに開示されており、実施例1又は実施例3における生産作業場内の自動ステーションのガードレールのフォーク入出口の保護装置を含む。
【0065】
以上は、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を説明するものであるが、本発明の保護範囲を制限するものではなく、本発明の技術的解決手段を基礎として、当業者が創造的な労働を必要とせずに行うことができる様々な修正又は変形が依然として本発明の保護範囲内にあることは、当業者にとって明らかであるべきである。
【符号の説明】
【0066】
1.ガードレール、2.フォーク入出口、3.ガイドロッド、4.ばね、5.バッフル、6.取付台、7.第1近接スイッチ、8.第2近接スイッチ、9.第3近接スイッチ、10.作業台、11.カウンタウェイト、12.滑車アセンブリ、13.第1ガイド溝、14.第1ガイドホイール。
【国際調査報告】