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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-05
(54)【発明の名称】磁性多層複合体及びその形成方法
(51)【国際特許分類】
   H01F 10/16 20060101AFI20240829BHJP
   H01F 10/14 20060101ALI20240829BHJP
   H01F 10/26 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
H01F10/16
H01F10/14
H01F10/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516346
(86)(22)【出願日】2022-09-12
(85)【翻訳文提出日】2024-03-12
(86)【国際出願番号】 US2022076410
(87)【国際公開番号】W WO2023044329
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】63/261,328
(32)【優先日】2021-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Saint-Gobain Performance Plastics, Corporation
【住所又は居所原語表記】31500 Solon Road Solon, 44139 OH USA
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】グラチェフ,セルゲイ
(72)【発明者】
【氏名】ボルカート,ドミエン
(72)【発明者】
【氏名】オルーク,ウィリアム シー.
(72)【発明者】
【氏名】モーアーカーケ,ロブレフト
(72)【発明者】
【氏名】デ マイヤー,クリスティー
【テーマコード(参考)】
5E049
【Fターム(参考)】
5E049AA01
5E049AA04
5E049AA07
5E049BA30
5E049CB01
5E049DB06
(57)【要約】
【解決手段】 本開示は、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み得る、磁性多層複合体に関する。複合体は、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み得、Vは、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vは、基材の総体積である。複合体は、透磁率評価(X,Y)を更に含み得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、100よりも大きい。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁性多層複合体であって、
コア基材層と、
前記コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、
前記コア基材層の前記第1の表面とは反対の前記コア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み、
前記複合体が、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み、Vが、前記複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、
前記複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、前記透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた前記複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、磁性多層複合体。
【請求項2】
磁性多層複合体であって、
コア基材層と、
前記コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、
前記コア基材層の前記第1の表面とは反対の前記コア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み、
前記複合体が、少なくとも約0.005の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、前記外側磁性層及び前記内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、前記基材の総厚さであり、
前記複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、前記透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた前記複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、磁性多層複合体。
【請求項3】
前記複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100である、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項4】
前記複合体が、少なくとも約0.005かつ約1.0以下の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、前記複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積である、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項5】
前記複合体が、少なくとも約3ミクロン及び約250ミクロン以下の厚さを含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項6】
前記コア基材層が、プラスチック材料を含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項7】
前記コア基材層が、PET、PEN、PI、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項8】
前記外側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項9】
前記外側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項10】
前記外側磁性層が、少なくとも約0.05ミクロン及び約3.0ミクロン以下の厚さを含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項11】
前記外側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100である、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項12】
前記内側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項13】
前記内側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項14】
前記内側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100である、請求項1又は2に記載の磁性多層複合体。
【請求項15】
磁性多層複合体を含むアンテナであって、前記磁性多層複合体が、
コア基材層と、
前記コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、
前記コア基材層の前記第1の表面とは反対の前記コア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み、
前記複合体が、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み、Vが、前記複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、
前記複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、前記透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた前記複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、アンテナ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、磁性多層複合体及びその形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
高周波(High frequency、HF)、超短波(very high frequency、VHF)、及び極超短波(ultrahigh frequency、UHF)アンテナは、アンテナの性能を改善することができる、軟磁性材料を含むことができる。しかしながら、アンテナの性能は、アンテナの非磁性材料に対するアンテナ内の磁性材料の有効磁性体積に基づき得る。したがって、アンテナにおける使用のために、非磁性材料に対する磁性材料のバランスをとる改善された複合体材料が所望されている。
【発明の概要】
【0003】
第1の態様によれば、磁性多層複合体は、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み得る。複合体は、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み得、Vは、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vは、基材の総体積である。複合体は、透磁率評価(X,Y)を更に含み得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、100よりも大きい。
【0004】
更に別の態様によれば、磁性多層複合体は、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み得る。複合体は、少なくとも約0.005の磁性層厚さ比T/Tを含み得、Tは、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tは、基材の総厚さである。複合体は、透磁率評価(X,Y)を更に含み得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xは、10MHz~10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、100よりも大きい。
【0005】
別の態様によれば、アンテナは、磁性多層複合体を含み得る。磁性多層複合体は、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み得る。複合体は、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み得、Vは、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vは、基材の総体積である。複合体は、透磁率評価(X,Y)を更に含み得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、100よりも大きい。
【0006】
更に別の態様によれば、アンテナは、磁性多層複合体を含み得る。磁性多層複合体は、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み得る。複合体は、少なくとも約0.005の磁性層厚さ比T/Tを含み得、Tは、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tは、基材の総厚さである。複合体は、透磁率評価(X,Y)を更に含み得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、100よりも大きい。
【0007】
更に別の態様によれば、磁性多層複合体を形成する方法は、コア基材層を提供することと、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層を堆積させることと、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層を堆積させることと、を含み得る。複合体は、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み得、Vは、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vは、基材の総体積である。複合体は、透磁率評価(X,Y)を更に含み得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、100よりも大きい。
【0008】
更に別の態様によれば、磁性多層複合体を形成する方法は、コア基材層を提供することと、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層を堆積させることと、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層を堆積させることと、を含み得る。複合体は、少なくとも約0.005の磁性層厚さ比T/Tを含み得、Tは、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tは、基材の総厚さである。複合体は、透磁率評価(X,Y)を更に含み得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、100よりも大きい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態は、例として例解されており、添付の図面に限定されない。
図1図1は、本明細書において説明される実施形態による、磁性多層複合体の形成方法を示すダイアグラムを含む。
図2図2は、周波数の関数としてプロットされた材料の磁性透磁率(μ’’)の虚数部の例示的なプロットを含む。
図3図3は、本明細書において説明される実施形態に従って形成された磁性多層複合体の構成を示す例解図を含む。
【0010】
当業者は、図中の要素が簡略化及び明瞭化を目的として例解されており、必ずしも縮尺どおりに描画されていないことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の考察は、教示の具体的な実装態様及び実施形態に焦点を当てている。詳細な説明は、特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示又は教示の範囲又は適用性に関する限定として解釈されるべきではない。本明細書で提供される本開示及び教示に基づいて、他の実施形態を使用することができることが理解されよう。
【0012】
「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図している。例えば、特徴のリストを含む方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるものではないが、明示的に列挙されていない他の特徴、又はそのような方法、物品、若しくは装置に固有の他の特徴を含み得る。更に、矛盾する明示的な記載がない限り、「又は(or)」は、包含的なorを指し、排他的なorを指すのではない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)、Bが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)、Bが真である(又は存在する)、及び、AとBとの両方が真である(又は存在する)。
【0013】
また、「a」又は「an」の使用は、本明細書において説明される要素及び構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜上、及び本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、そうでないことを意味することが明らかでない限り、1つ、少なくとも1つ、又は単数形が複数形も含むものとして、又はその逆として理解されるべきである。例えば、単一の項目が本明細書において説明されている場合、単一の項目の代わりに、2つ以上の項目が使用され得る。同様に、2つ以上の項目が本明細書において説明されている場合、その2つ以上の項目を単一の項目に置き換え得る。
【0014】
本明細書において説明される実施形態は、概して、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み得る、磁性多層複合体を対象とする。
【0015】
最初に磁性多層複合体を形成する方法を参照すると、図1は、本明細書において説明される実施形態による、磁性多層複合体を形成するための形成方法100を示すダイアグラムを含む。特定の実施形態によれば、形成方法100は、コア基材層を提供する第1の工程110と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層を形成する第2の工程120と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層を形成する第3の工程130と、を含み得る。
【0016】
本明細書において説明される実施形態の目的のために、材料は、特定の透磁率評価(X,Y)を有するものとして説明され得る。所与の材料の透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた材料の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿った最大ピーク点(X,Y)として定義され、Xは、10MHz~10GHzの範囲内である。例解の目的ために、図2は、最大ピーク点210(すなわち、プロット200の透磁率評価(X,Y))を有する周波数(Hz)の関数としてプロットされた材料の磁性透磁率(μ’’)の虚数部の例示的なプロット200を示し、Xは、10MHz~10GHzの範囲内である。本明細書において説明される実施形態の目的のために、プロット200の最大ピーク点(X,Y)は、関数の最大頂点(すなわち、最大Y構成要素を有する頂点)として定義される。更に、「ピーク」又は「頂点」は、最大点まで増加する値及び最大点から減少する値を有する、関数の最大点として定義されることが理解されよう。
【0017】
図1及びコア基材層を提供する第1の工程110に戻って参照すると、特定の実施形態によれば、コア基材層は、プラスチック材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層は、プラスチック材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層は、プラスチック材料の層であり得る。
【0018】
更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料の層であり得る。
【0019】
更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンナフタレート(polyethylene naphthalate、PEN)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料の層であり得る。
【0020】
更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリイミド(polyimide、PI)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリイミド(PI)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリイミド(PI)材料の層であり得る。
【0021】
更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料、及びポリイミド(PI)材料の任意の組み合わせを含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料、及びポリイミド(PI)材料の任意の組み合わせから本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料、及びポリイミド(PI)材料の任意の組み合わせの層であり得る。
【0022】
更に他の実施形態によれば、コア基材層は、特定の厚さを有し得る。例えば、コア基材層は、少なくとも約3ミクロン、例えば、少なくとも約5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は更に少なくとも約100ミクロンの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層は、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150以下の厚さを有し得る。コア基材層の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。コア基材層の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0023】
コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層を堆積させる第1の工程120を参照すると、特定の実施形態によれば、外側磁性層は、磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、磁性材料の層であり得る。
【0024】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、軟磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、軟磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、軟磁性材料の層であり得る。
【0025】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、強磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、強磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、強磁性材料の層であり得る。
【0026】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)材料の層であり得る。
【0027】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)合金材料の層であり得る。
【0028】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、鉄(Fe)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、鉄(Fe)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、鉄(Fe)材料の層であり得る。
【0029】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、鉄(Fe)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、鉄(Fe)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、鉄(Fe)合金材料の層であり得る。
【0030】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、ニッケル(Ni)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、ニッケル(Ni)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、ニッケル(Ni)材料の層であり得る。
【0031】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、ニッケル(Ni)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、ニッケル(Ni)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、ニッケル(Ni)合金材料の層であり得る。
【0032】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、パーマロイ材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、パーマロイ材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、パーマロイ材料の層であり得る。
【0033】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせを含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせから本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせの層であり得る。
【0034】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、誘導結合プラズマ発光分光法を使用して測定される特定の厚さを有し得る。例えば、外側磁性層は、少なくとも約0.05ミクロン、例えば、少なくとも約0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0以下の厚さを有し得る。外側磁性層の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。外側磁性層の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0035】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、特定の透磁率評価(X,Y)を有し得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しい。例えば、外側磁性層は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約100である、例えば、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約120であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約140であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約150であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約160であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約170であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約180であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約190であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約200であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約250であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約300であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約350であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約400であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約450であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約500であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約550であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約600であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約650であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約700であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約750であるか、又は更にXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約800である。更に他の実施形態によれば、外側磁性層は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、約5000以下である。外側磁性層の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。外側磁性層の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0036】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層を堆積させることは、スパッタ堆積、原子層堆積、電気めっき、蒸着、化学蒸着、及びそれらの適用、又は特にロールツーロール機における適用を含み得る。
【0037】
コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層を堆積させる第1の工程130を参照すると、特定の実施形態によれば、内側磁性層は、磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、磁性材料の層であり得る。
【0038】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、軟磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、軟磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、軟磁性材料の層であり得る。
【0039】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、強磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、強磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、強磁性材料の層であり得る。
【0040】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)材料の層であり得る。
【0041】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)合金材料の層であり得る。
【0042】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、鉄(Fe)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、鉄(Fe)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、鉄(Fe)材料の層であり得る。
【0043】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、鉄(Fe)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、鉄(Fe)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、鉄(Fe)合金材料の層であり得る。
【0044】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、ニッケル(Ni)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、ニッケル(Ni)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、ニッケル(Ni)材料の層であり得る。
【0045】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、ニッケル(Ni)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、ニッケル(Ni)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、ニッケル(Ni)合金材料の層であり得る。
【0046】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、パーマロイ材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、パーマロイ材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、パーマロイ材料の層であり得る。
【0047】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせを含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせから本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせの層であり得る。
【0048】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、誘導結合プラズマ発光分光法を使用して測定される特定の厚さを有し得る。例えば、内側磁性層は、少なくとも約0.05ミクロン、例えば、少なくとも約0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、約3.0ミクロン以下、例えば、約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを有し得る。内側磁性層の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。内側磁性層の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0049】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、特定の透磁率評価(X,Y)を有し得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しい。例えば、内側磁性層は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約100である、例えば、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約120であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約140であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約150であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約160であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約170であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約180であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約190であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約200であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約250であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約300であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約350であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約400であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約450であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約500であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約550であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約600であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約650であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約700であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約750であるか、又は更にXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約800である。更に他の実施形態によれば、内側磁性層は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、約5000以下である。内側磁性層の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。内側磁性層の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0050】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層を堆積させることは、スパッタ堆積、原子層堆積、電気めっき、蒸着、化学蒸着、及びそれらの適用、又は特にロールツーロール機における適用を含み得る。
【0051】
ここで、形成方法100に従って形成された磁性多層複合体の実施形態を参照すると、図3は、磁性多層複合体300のダイアグラムを含む。図3に示されるように、磁性多層複合体300は、コア基材層310と、コア基材層310の第1の表面312の上にある外側磁性層320と、コア基材層310の第2の表面314の下にある内側磁性層330と、を含み得、第2の表面314は、第1の表面312とは反対である。
【0052】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の透磁率評価(X,Y)を有し得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しい。例えば、磁性多層複合体300は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約100である、例えば、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約120であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約140であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約150であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約160であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約170であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約180であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約190であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約200であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約250であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約300であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約350であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約400であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約450であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約500であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約550であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約600であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約650であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約700であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約750であるか、又は更にXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約800である。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、約5000以下である。磁性多層複合体300の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0053】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の磁性体積比V/Vを有し得、Vは、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vは、基材の総体積である。例えば、磁性多層複合体300は、少なくとも約0.005、例えば、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5の磁性体積比V/Vを有し得る。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、約1.0以下、例えば、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性体積比V/Vを有し得る。磁性多層複合体300の磁性体積比V/Vは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の磁性体積比V/Vは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0054】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の磁性層体積比VOML/Vを有し得、VOMLは、外側磁性層の総体積に等しく、Vは、基材の総体積である。例えば、磁性多層複合体300は、少なくとも約0.005、例えば、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5の磁性体積比VOML/Vを有し得る。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、約1.0以下、例えば、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性層体積比VOML/Vを有し得る。磁性多層複合体300の磁性層体積比VOML/Vは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の磁性層体積比VOML/Vは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0055】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の磁性層堆積比VIML/Vを有し得、VIMLは、内側磁性層の総体積に等しく、Tは、基材の総体積である。例えば、磁性多層複合体300は、少なくとも約0.005、例えば、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5の磁性体積比V/Vを有し得る。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、約1.0以下、例えば、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性層体積比VIML/Vを有し得る。磁性多層複合体300の磁性層体積比VIML/Vは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の磁性層体積比VIML/Vは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0056】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の磁性厚さ比T/Tを有し得、Tは、複合体中の磁性材料の総厚さに等しく、Tは、基材の総厚さである。例えば、磁性多層複合体300は、少なくとも約0.005、例えば、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5の磁性厚さ比T/Tを有し得る。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、約1.0以下、例えば、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性厚さ比T/Tを有し得る。磁性多層複合体300の磁性厚さ比T/Tは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の磁性厚さ比T/Tは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0057】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の磁性層厚さ比TOML/Tを有し得、TOMLは、外側磁性層の総厚さに等しく、Tは、基材の総厚さである。例えば、磁性多層複合体300は、少なくとも約0.005、例えば、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5の磁性厚さ比TOML/Tを有し得る。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、約1.0以下、例えば、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性層厚さ比TOML/Tを有し得る。磁性多層複合体300の磁性層厚さ比TOML/Tは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の磁性層厚さ比TOML/Tは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0058】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の磁性層厚さ比TIML/Tを有し得、TIMLは、内側磁性層の総厚さに等しく、Tは、基材の総厚さである。例えば、磁性多層複合体300は、少なくとも約0.005、例えば、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5の磁性厚さ比T/Tを有し得る。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、約1.0以下、例えば、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性層厚さ比TIML/Tを有し得る。磁性多層複合体300の磁性層厚さ比TIML/Tは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の磁性層厚さ比TIML/Tは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0059】
更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、特定の厚さを有し得る。例えば、磁性多層複合体300は、少なくとも約3ミクロン、例えば、少なくとも約5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は更に少なくとも約100ミクロンの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、磁性多層複合体300は、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを有し得る。磁性多層複合体300の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。磁性多層複合体300の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0060】
特定の実施形態によれば、コア基材層310は、プラスチック材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、プラスチック材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層310は、プラスチック材料の層であり得る。
【0061】
更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料の層であり得る。
【0062】
更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料の層であり得る。
【0063】
更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリイミド(PI)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリイミド(PI)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリイミド(PI)材料の層であり得る。
【0064】
更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料、及びポリイミド(PI)材料の任意の組み合わせを含み得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料、及びポリイミド(PI)材料の任意の組み合わせから本質的になり得る。他の実施形態によれば、コア基材層310は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料、ポリエチレンナフタレート(PEN)材料、及びポリイミド(PI)材料の任意の組み合わせの層であり得る。
【0065】
更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、特定の厚さを有し得る。例えば、コア基材層310は、少なくとも約3ミクロン、例えば、少なくとも約5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は更に少なくとも約100ミクロンの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、コア基材層310は、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを有し得る。コア基材層310の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。コア基材層310の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0066】
特定の実施形態によれば、外側磁性層320は、磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、磁性材料の層であり得る。
【0067】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、軟磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、軟磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、軟磁性材料の層であり得る。
【0068】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、強磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、強磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、強磁性材料の層であり得る。
【0069】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)材料の層であり得る。
【0070】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)合金材料の層であり得る。
【0071】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、鉄(Fe)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、鉄(Fe)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、鉄(Fe)材料の層であり得る。
【0072】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、鉄(Fe)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、鉄(Fe)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、鉄(Fe)合金材料の層であり得る。
【0073】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、ニッケル(Ni)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、ニッケル(Ni)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、ニッケル(Ni)材料の層であり得る。
【0074】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、ニッケル(Ni)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、ニッケル(Ni)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、ニッケル(Ni)合金材料の層であり得る。
【0075】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、パーマロイ材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、パーマロイ材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、パーマロイ材料の層であり得る。
【0076】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせを含み得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせから本質的になり得る。他の実施形態によれば、外側磁性層320は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせの層であり得る。
【0077】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、誘導結合プラズマ発光分光法を使用して測定される特定の厚さを有し得る。例えば、外側磁性層320は、少なくとも約3ミクロン、例えば、少なくとも約0.05ミクロン、又は少なくとも約0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを有し得る。外側磁性層320の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。外側磁性層320の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0078】
更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、特定の透磁率評価(X,Y)を有し得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しい。例えば、外側磁性層320は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約100である、例えば、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約120であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約140であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約150であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約160であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約170であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約180であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約190であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約200であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約250であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約300であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約350であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約400であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約450であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約500であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約550であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約600であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約650であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約700であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約750であるか、又は更にXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約800である。更に他の実施形態によれば、外側磁性層320は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、約5000以下である。外側磁性層320の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。外側磁性層320の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0079】
特定の実施形態によれば、内側磁性層330は、磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、磁性材料の層であり得る。
【0080】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、軟磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、軟磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、軟磁性材料の層であり得る。
【0081】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、強磁性材料を含み得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、強磁性材料から本質的になり得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、強磁性材料の層であり得る。
【0082】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)材料の層であり得る。
【0083】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)合金材料の層であり得る。
【0084】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、鉄(Fe)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、鉄(Fe)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、鉄(Fe)材料の層であり得る。
【0085】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、鉄(Fe)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、鉄(Fe)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、鉄(Fe)合金材料の層であり得る。
【0086】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、ニッケル(Ni)材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、ニッケル(Ni)材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、ニッケル(Ni)材料の層であり得る。
【0087】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、ニッケル(Ni)合金材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、ニッケル(Ni)合金材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、ニッケル(Ni)合金材料の層であり得る。
【0088】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、パーマロイ材料を含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、パーマロイ材料から本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、パーマロイ材料の層であり得る。
【0089】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせを含み得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせから本質的になり得る。他の実施形態によれば、内側磁性層330は、コバルト(Co)材料、コバルト(Co)合金材料、鉄(Fe)材料、鉄(Fe)合金材料、ニッケル(Ni)材料、ニッケル(Ni)合金材料、及びパーマロイの任意の組み合わせの層であり得る。
【0090】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、誘導結合プラズマ発光分光法を使用して測定される特定の厚さを有し得る。例えば、内側磁性層330は、少なくとも約0.05ミクロン、例えば、少なくとも約0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを有し得る。内側磁性層330の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。内側磁性層330の厚さは、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0091】
更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、特定の透磁率評価(X,Y)を有し得、透磁率評価(X,Y)は、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しい。例えば、内側磁性層330は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約100である、例えば、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約120であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約140であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約150であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約160であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約170であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約180であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約190であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約200であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約250であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約300であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約350であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約400であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約450であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約500であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約550であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約600であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約650であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約700であるか、又はXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約750であるか、又は更にXは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、少なくとも約800である。更に他の実施形態によれば、内側磁性層330は、透磁率評価(X,Y)を有し得、Xは、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yは、約5000以下である。内側磁性層330の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが理解されよう。内側磁性層330の透磁率評価は、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得、上述の最小値及び最大値のうちのいずれかを含み得ることが更に理解されよう。
【0092】
本明細書において説明される更に他の実施形態によれば、本明細書において説明される磁性多層複合体は、アンテナを形成するために使用され得る。更に他の実施形態によれば、アンテナは、本明細書において説明される磁性多層複合体を含み得る。本明細書において説明される実施形態のアンテナに含まれる磁性多層複合体は、本明細書において説明される特性のいずれかを有し得ることが理解されよう。本明細書において説明される実施形態のアンテナに含まれる磁性多層複合体は、本明細書において説明される工程のいずれかに従って形成され得ることが更に理解されよう。
【0093】
多くの異なる態様及び実施形態が、可能である。それらの態様及び実施形態のうちのいくつかが、本明細書において説明される。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が例解的であるに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は、以下に列挙される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従い得る。
【0094】
実施形態1.磁性多層複合体であって、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み、複合体が、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、磁性多層複合体。
【0095】
実施形態2.磁性多層複合体であって、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み、複合体が、少なくとも約0.005の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、磁性多層複合体。
【0096】
実施形態3.複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0097】
実施形態4.複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0098】
実施形態5.複合体が、少なくとも約0.005の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5.の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、外側磁性層及び内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積である、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0099】
実施形態6.複合体が、約1.0以下の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性層体積比V/Vを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0100】
実施形態7.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層体積比VOML/Vを含み、VOMLが、外側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層体積比VOML/Vを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0101】
実施形態8.複合体が、約0.5以下の磁性層体積比VOML/Vを含み、VOMLが、外側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層体積比VOML/Vを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0102】
実施形態9.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層体積比VIML/Vを含み、VIMLが、内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層体積比VIML/Vを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0103】
実施形態10.複合体が、約0.5以下の磁性層体積比VIML/Vを含み、VIMLが、内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層体積比VIML/Vを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0104】
実施形態11.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比T/Tを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0105】
実施形態12.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比T/Tを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0106】
実施形態13.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比TOML/Tを含み、TOMLが、外側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比TOML/Tを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0107】
実施形態14.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比TOML/Tを含み、TOMLが、外側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比TOML/Tを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0108】
実施形態15.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比TIML/Tを含み、TIMLが、内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比TIML/Tを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0109】
実施形態16.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比TIML/Tを含み、TIMLが、内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比TIML/Tを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0110】
実施形態17.複合体が、少なくとも約3ミクロン、又は5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は少なくとも約100ミクロンの厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0111】
実施形態18.複合体が、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0112】
実施形態19.コア基材層が、プラスチック材料を含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0113】
実施形態20.コア基材層が、PET、PEN、PI、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0114】
実施形態21.コア基材層が、少なくとも約3ミクロン、又は5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は少なくとも約100ミクロンの厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0115】
実施形態22.コア基材層が、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0116】
実施形態23.外側磁性層が、磁性材料を含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0117】
実施形態24.外側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0118】
実施形態25.外側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0119】
実施形態26.外側磁性層が、少なくとも約0.05ミクロン、又は少なくとも0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0120】
実施形態27.外側磁性層が、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0121】
実施形態28.外側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0122】
実施形態29.外側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0123】
実施形態30.内側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0124】
実施形態31.内側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0125】
実施形態32.内側磁性層が、少なくとも約0.05ミクロン、又は少なくとも0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0126】
実施形態33.内側磁性層が、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを含む、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0127】
実施形態34.内側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0128】
実施形態35.内側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0129】
実施形態36.磁性多層複合体が、アンテナにおける使用のために構成されている、実施形態1又は2に記載の磁性多層複合体。
【0130】
実施形態37.磁性多層複合体を含むアンテナであって、磁性多層複合体が、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み、複合体が、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、アンテナ。
【0131】
実施形態38.磁性多層複合体を含むアンテナであって、磁性多層複合体が、コア基材層と、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層と、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層と、を含み、複合体が、少なくとも約0.005の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、アンテナ。
【0132】
実施形態39.複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0133】
実施形態40.複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0134】
実施形態41.複合体が、少なくとも約0.005の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、外側磁性層及び内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積である、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0135】
実施形態42.複合体が、約1.0以下の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性層体積比V/Vを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0136】
実施形態43.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層体積比VOML/Vを含み、VOMLが、外側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層体積比VOML/Vを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0137】
実施形態44.複合体が、約0.5以下の磁性層体積比VOML/Vを含み、VOMLが、外側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層体積比VOML/Vを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0138】
実施形態45.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層体積比VIML/Vを含み、VIMLが、内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層体積比VIML/Vを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0139】
実施形態46.複合体が、約0.5以下の磁性層体積比VIML/Vを含み、VIMLが、内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層体積比VIML/Vを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0140】
実施形態47.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比T/Tを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0141】
実施形態48.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比T/Tを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0142】
実施形態49.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比TOML/Tを含み、TOMLが、外側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比TOML/Tを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0143】
実施形態50.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比TOML/Tを含み、TOMLが、外側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比TOML/Tを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0144】
実施形態51.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比TIML/Tを含み、TIMLが、内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比TIML/Tを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0145】
実施形態52.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比TIML/Tを含み、TIMLが、内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比TIML/Tを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0146】
実施形態53.複合体が、少なくとも約3ミクロン、又は5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は少なくとも約100ミクロンの厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0147】
実施形態54.複合体が、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0148】
実施形態55.コア基材層が、プラスチック材料を含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0149】
実施形態56.コア基材層が、PET、PEN、PI、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0150】
実施形態57.コア基材層が、少なくとも約3ミクロン、又は5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は少なくとも約100ミクロンの厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0151】
実施形態58.コア基材層が、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0152】
実施形態59.外側磁性層が、磁性材料を含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0153】
実施形態60.外側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0154】
実施形態61.外側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0155】
実施形態62.外側磁性層が、少なくとも約0.05ミクロン、又は少なくとも0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0156】
実施形態63.外側磁性層が、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0157】
実施形態64.外側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0158】
実施形態65.外側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0159】
実施形態66.内側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0160】
実施形態67.内側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0161】
実施形態68.内側磁性層が、少なくとも約0.05ミクロン、又は少なくとも0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0162】
実施形態69.内側磁性層が、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを含む、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0163】
実施形態70.内側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0164】
実施形態71.内側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態37又は38に記載のアンテナ。
【0165】
実施形態72.磁性多層複合体を形成する方法であって、コア基材層を提供することと、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層を堆積させることと、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層を堆積させることと、を含み、複合体が、少なくとも約0.005の磁性体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、方法。
【0166】
実施形態73.磁性多層複合体を形成する方法であって、コア基材層を提供することと、コア基材層の第1の表面の上にある外側磁性層を堆積させることと、コア基材層の第1の表面とは反対のコア基材層の第2の表面の下にある内側磁性層を堆積させることと、を含み、複合体が、少なくとも約0.005の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、透磁率評価(X,Y)が、周波数の関数としてプロットされた複合体の磁性透磁率(μ’’)の虚数部のプロットに沿ったピーク点(X,Y)に等しく、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、100よりも大きい、方法。
【0167】
実施形態74.外側磁性層を堆積させることは、スパッタ堆積、原子層堆積、電気めっき、蒸着、化学蒸着、及びそれらの適用、又は特にロールツーロール機における適用を含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0168】
実施形態75.内側磁性層を堆積させることは、スパッタ堆積、原子層堆積、電気めっき、蒸着、化学蒸着、及びそれらの適用、又は特にロールツーロール機における適用を含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0169】
実施形態76.複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態72又は73に記載の方法。
【0170】
実施形態77.複合体が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態72又は73に記載の方法。
【0171】
実施形態78.複合体が、少なくとも約0.005の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.1、又は少なくとも約0.2、又は少なくとも約0.3、又は少なくとも約0.4、又は少なくとも約0.5.の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、外側磁性層及び内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積である、実施形態72又は73に記載の方法。
【0172】
実施形態79.複合体が、約1.0以下の磁性層体積比V/Vを含み、Vが、複合体中の磁性材料の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.9以下、又は約0.8以下、又は約0.7以下、又は約0.6以下、又は約0.5以下の磁性層体積比V/Vを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0173】
実施形態80.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層体積比VOML/Vを含み、VOMLが、外側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層体積比VOML/Vを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0174】
実施形態81.複合体が、約0.5以下の磁性層体積比VOML/Vを含み、VOMLが、外側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層体積比VOML/Vを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0175】
実施形態82.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層体積比VIML/Vを含み、VIMLが、内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層体積比VIML/Vを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0176】
実施形態83.複合体が、約0.5以下の磁性層体積比VIML/Vを含み、VIMLが、内側磁性層の総体積に等しく、Vが、基材の総体積であり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層体積比VIML/Vを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0177】
実施形態84.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比T/Tを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0178】
実施形態85.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比T/Tを含み、Tが、外側磁性層及び内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比T/Tを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0179】
実施形態86.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比TOML/Tを含み、TOMLが、外側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比TOML/Tを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0180】
実施形態87.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比TOML/Tを含み、TOMLが、外側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比TOML/Tを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0181】
実施形態88.複合体が、少なくとも約0.0025の磁性層厚さ比TIML/Tを含み、TIMLが、内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、少なくとも約0.005、又は少なくとも約0.0075、又は少なくとも約0.01、又は少なくとも約0.02、又は少なくとも約0.03、又は少なくとも約0.04、又は少なくとも約0.05、又は少なくとも約0.06、又は少なくとも約0.07、又は少なくとも約0.08、又は少なくとも約0.09、又は少なくとも約0.1の磁性層厚さ比TIML/Tを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0182】
実施形態89.複合体が、約0.5以下の磁性層厚さ比TIML/Tを含み、TIMLが、内側磁性層の総厚さに等しく、Tが、基材の総厚さであり、約0.45以下、又は約0.40以下、又は約0.35以下、又は約0.30以下、又は約0.25以下、又は約0.20以下、又は約0.15以下の磁性層厚さ比TIML/Tを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0183】
実施形態90.複合体が、少なくとも約3ミクロン、又は5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は少なくとも約100ミクロンの厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0184】
実施形態91.複合体が、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0185】
実施形態92.コア基材層が、プラスチック材料を含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0186】
実施形態93.コア基材層が、PET、PEN、PI、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0187】
実施形態94.コア基材層が、少なくとも約3ミクロン、又は5ミクロン、又は少なくとも約10ミクロン、又は少なくとも約15ミクロン、又は少なくとも約20ミクロン、又は少なくとも約25ミクロン、又は少なくとも約30ミクロン、又は少なくとも約35ミクロン、又は少なくとも約40ミクロン、又は少なくとも約50ミクロン、又は少なくとも約60ミクロン、又は少なくとも約70ミクロン、又は少なくとも約80ミクロン、又は少なくとも約90ミクロン、又は少なくとも約100ミクロンの厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0188】
実施形態95.コア基材層が、約250ミクロン以下、又は約240ミクロン以下、又は約230ミクロン以下、又は約220ミクロン以下、又は約210ミクロン以下、又は約200ミクロン以下、又は約190ミクロン以下、又は約180ミクロン以下、又は約170ミクロン以下、又は約160ミクロン以下、又は約150ミクロン以下の厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0189】
実施形態96.外側磁性層が、磁性材料を含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0190】
実施形態97.外側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0191】
実施形態98.外側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0192】
実施形態99.外側磁性層が、少なくとも約0.05ミクロン、又は少なくとも0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0193】
実施形態100.外側磁性層が、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0194】
実施形態101.外側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態72又は73に記載の方法。
【0195】
実施形態102.外側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態72又は73に記載の方法。
【0196】
実施形態103.内側磁性層が、軟磁性材料、強磁性材料、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0197】
実施形態104.内側磁性層が、Co材料、Co合金材料、Fe材料、Fe合金材料、Ni材料、Ni合金材料、パーマロイ、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0198】
実施形態105.内側磁性層が、少なくとも約0.05ミクロン、又は少なくとも0.06ミクロン、又は少なくとも約0.07ミクロン、又は少なくとも約0.08ミクロン、又は少なくとも約0.09ミクロン、又は少なくとも約0.1ミクロン、又は少なくとも約0.2ミクロン、又は少なくとも約0.3ミクロン、又は少なくとも約0.4ミクロン、又は少なくとも約0.5ミクロン、又は少なくとも約0.6ミクロン、又は少なくとも約0.7ミクロン、又は少なくとも約0.8ミクロン、又は少なくとも約0.9ミクロン、又は更に少なくとも約1.0ミクロンの厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0199】
実施形態106.内側磁性層が、約3.0ミクロン以下、又は約2.9ミクロン以下、又は約2.8ミクロン以下、又は約2.7ミクロン以下、又は約2.6ミクロン以下、又は約2.5ミクロン以下、又は約2.4ミクロン以下、又は約2.3ミクロン以下、又は約2.2ミクロン以下、又は約2.1ミクロン以下、又は約2.0ミクロン以下の厚さを含む、実施形態72又は73に記載の方法。
【0200】
実施形態107.内側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約100であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約120であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約140であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約150であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約160であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約170であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約180であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約190であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約200であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約250であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約300であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約350であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約400であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約450であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約500であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約550であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約600であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約650であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約700であるか、又はXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約750であるか、又は更にXが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、少なくとも約800である、実施形態72又は73に記載の方法。
【0201】
実施形態108.内側磁性層が、透磁率評価(X,Y)を含み、Xが、10MHz~10GHzの範囲内であり、Yが、約5000以下である、実施形態72又は73に記載の方法。
【0202】
一般的な説明又は実施例において、上で説明された活動の全てが必要とされるわけではなく、具体的な活動の一部が必要とされない場合があり、説明される活動に加えて1つ以上の更なる活動が行われ得ることに留意されたい。なおも更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれらが行われる順序ではない。
【0203】
一般的な説明又は実施例において、上で説明された活動の全てが必要とされるわけではなく、具体的な活動の一部が必要とされない場合があり、説明される活動に加えて1つ以上の更なる活動が行われ得ることに留意されたい。なおも更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれらが行われる順序ではない。
【0204】
利益、他の利点、及び問題の解決策は、具体的な実施形態に関して上で説明されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策をもたらすかより顕著にする可能性がある任意の特徴は、請求項のいずれか又は全ての重要な、必要な、又は本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0205】
本明細書において説明される実施形態の明細書及び例解図は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書及び例解図は、本明細書において説明される構造又は方法を使用する装置及びシステムの全ての要素及び特徴の網羅的かつ包括的な説明として機能することを意図するものではない。別個の実施形態が単一の実施形態中に組み合わせて提供され得、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において説明されている様々な特徴が、別個に又は任意の部分的組み合わせで提供され得る。更に、範囲に記載された値への言及は、その範囲内の各々の値全てを含む。
【0206】
多くの他の実施形態が、本明細書を読んだ後にのみ当業者に明らかとなり得る。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、又は別の変更が行われ得るように、他の実施形態が使用され、かつ本開示から導出され得る。したがって、本開示は、限定的ではなく、例解的なものとみなされるべきである。

図1
図2
図3
【国際調査報告】