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  • 特表-石炭コンベアベルトの偏向補正装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】石炭コンベアベルトの偏向補正装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 15/64 20060101AFI20240903BHJP
【FI】
B65G15/64
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023536062
(86)(22)【出願日】2023-02-24
(85)【翻訳文提出日】2023-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2023078155
(87)【国際公開番号】W WO2024036912
(87)【国際公開日】2024-02-22
(31)【優先権主張番号】202222144699.1
(32)【優先日】2022-08-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522183962
【氏名又は名称】華能(福建▲しょう▼州)能源有限責任公司
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】洪英豪
【テーマコード(参考)】
3F023
【Fターム(参考)】
3F023AB01
3F023BA03
3F023CA02
3F023GA04
(57)【要約】
本発明は、ベルトの偏向補正の技術分野に関し、石炭コンベアラインに接続された取り付けフレームと、取り付けフレームに設けられて対称に設けられた支持フレームとを含む石炭コンベアベルトの偏向補正装置を開示し、両側の前記支持フレームにいずれも軸受台が設けられ、両側の軸受台にいずれも軸受台を貫通して設けられたキャリアローラ本体が接続され、両側のキャリアローラ本体の対向する端部にいずれも円筒壁にねじ山が設けられたねじ付きスリーブは嵌着され、ねじ付きスリーブは、石炭コンベアラインにおける石炭コンベアベルト本体の底面と接触し、ねじ付きスリーブから離れる両側のキャリアローラ本体の端部にいずれも偏向補正モータが接続され、両側の支持フレームの頂部にいずれも調整アセンブリが設けられ、両側の調整アセンブリにいずれも検出端が石炭コンベアベルト本体の縁に向かって設けられた接近スイッチは接続され、本発明は、構造がシンプルで、実用性が高く、偏向補正率が高いという特性を持っている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
石炭コンベアラインに接続された取り付けフレーム(1)と、取り付けフレーム(1)に設けられて対称に設けられた支持フレーム(2)とを含む石炭コンベアベルトの偏向補正装置であって、両側の前記支持フレーム(2)にいずれも軸受台(3)が設けられ、両側の軸受台(3)にいずれも軸受台(3)を貫通して設けられたキャリアローラ本体(4)が接続され、両側のキャリアローラ本体(4)の対向する端部にいずれも円筒壁にねじ山が設けられたねじ付きスリーブ(5)は嵌着され、ねじ付きスリーブ(5)は、石炭コンベアラインにおける石炭コンベアベルト本体(6)の底面と接触し、ねじ付きスリーブ(5)から離れる両側のキャリアローラ本体(4)の端部にいずれも偏向補正モータ(7)が接続され、両側の支持フレーム(2)の頂部にいずれも調整アセンブリ(8)が設けられ、両側の調整アセンブリ(8)にいずれも検出端が石炭コンベアベルト本体(6)の縁に向かって設けられた接近スイッチ(9)は接続されることを特徴とする、石炭コンベアベルトの偏向補正装置。
【請求項2】
両側の前記キャリアローラ本体(4)にいずれも滑り止め溝(10)が開けられ、両側のねじ付きスリーブ(5)にいずれも滑り止め溝(10)に適合する滑り止め部(11)が設けられ、両側のねじ付きスリーブ(5)における滑り止め部(11)は、対応するキャリアローラ本体(4)における滑り止め溝(10)内に挿着されることを特徴とする、請求項1に記載の石炭コンベアベルトの偏向補正装置。
【請求項3】
両側の前記キャリアローラ本体(4)と対応する偏向補正モータ(7)との間の接続位置にいずれもオーバーランニングクラッチ(12)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の石炭コンベアベルトの偏向補正装置。
【請求項4】
前記調整アセンブリ(8)は、ガイドブロック(81)を含み、ガイドブロック(81)は、支持フレーム(2)の頂部に設けられ、ガイドブロック(81)にスライド溝(82)が開けられ、ガイドブロック(81)の上方に調整フレーム(83)が設けられ、調整フレーム(83)の底部には、スライド溝(82)内にスライド可能に接続されたスライド部(84)が設けられ、接近スイッチ(9)は、調整フレーム(83)に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の石炭コンベアベルトの偏向補正装置。
【請求項5】
前記調整フレーム(83)には、調整フレーム(83)を貫通して設けられた締め付けボルト(85)がねじ込まれ、スライド溝(82)の底部の溝壁には、締め付けボルト(85)に適合するねじ穴(86)が開けられ、ねじ穴(86)は、スライド溝(82)の底部の溝壁において調整フレーム(83)のスライド方向に沿って均一に分布することを特徴とする、請求項4に記載の石炭コンベアベルトの偏向補正装置。
【請求項6】
前記偏向補正装置は、上位コンピュータを更に含み、上位コンピュータはそれぞれ偏向補正モータ(7)及び接近スイッチ(9)に電気的に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の石炭コンベアベルトの偏向補正装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトの偏向補正の技術分野に関し、具体的には、石炭コンベアベルトの偏向補正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ベルトコンベアは、発電所、港口、鉱山及びその他の産業でバルク材料を輸送する主な方法であり、その主要な付帯設備のコンベアベルトは、材料の輸送と積み替えのプロセスで最も単純かつ最も広く使用される輸送装置であり、石炭貯蔵ヤードに配置されたバケットホイールスタッカーリクライマーは、積み替えシステムの重要部分であり、石炭ヤードのベルトは双方向走行ベルトであるが、ステーション及びストックヤードの変更、バケットホイールスタッカーリクライマーの移動によってストックポイントが変化するため、ベルトが偏心荷重でずれ、同時に、大部分の石炭ヤードは屋外又は半屋外にあり、雨や雪の季節には、伝動装置と双方向ベルトが滑り、戻りベルトも左右にずれ、材料が双方向ベルトから落ち、輸送能力が設計要件を満たさず、ベルトのエッジの摩耗が激しくなり、耐用年数が短く、事故も多発し、システムの輸送能力が低下する。
【0003】
現在、第CN204078748U号の中国特許出願は、ベルトと、調心キャリアローラと、ベースとを含む石炭コンベアベルト用の電動式偏向補正装置を開示し、それは、2つのベルト偏向検出装置と、制御ボックスと、ベルト転向監視装置と、偏向補正駆動装置とを更に含み、それは、超音波センサーによってベルトと接触せず、石炭コンベアベルトが損傷せず、単一方向及び双方向の回転ベルトはいずれも該装置に適用し、電動押し棒の位置がロック可能な特性により、調心キャリアローラの最適な偏向補正操作位置を確定しやすく、しかし、上記の特許出願では、縦方向に駆動される場合、必要なトルクが大きく、モータの電力消費量が高く、また、偏向補正が終わった後のベルトコンベアの復元手段を考えず、その実用効果は、生産に影響を与える。
【0004】
第CN205114387U号の中国特許出願は、双方向走行ベルトの戻り部分の偏向を補正するための双方向ベルトの戻り部分の偏向補正装置を開示し、取り付けベースは、中間フレームに接続され、ブラケットは、取り付けベースを介して中間フレームに接続して固定され、昇降可能な調整スクリューは、取り付けベースとブラケットとの間に取り付けられ、主軸は、ブラケットの中心位置に垂直に固定され、中軸は、軸受1、密封リング2を介して主軸に接続され、内筒軸は、中軸に固定され、偏向補正ローラは、密封リング2、軸受2を介して内筒軸に取り付けられ、2つの偏向補正ローラは、ベルトに対して「V」字形のように配置され、制限軸は、内筒軸の外側に固定され、上記の特許出願では、ベルトへの偏向補正力は、偏向補正ローラとベルトの表面で生じた摩擦力の横方向の分力からであり、それは、偏向補正力が大きく、システムの生産効率を向上させるという利点を有し、しかし、上記の特許出願では、元の支持フレーム及びキャリアローラを大幅に改良する必要があり、構造が複雑であり、従来のものを基とすると、利用率が低く、製造コストが高い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それに鑑み、本発明は、石炭コンベアベルトの偏向補正装置を提供する。
【0006】
上記の技術的問題を解決するために、本発明の技術的解決手段は、以下のとおりである。石炭コンベアベルトの偏向補正装置は、石炭コンベアラインに接続された取り付けフレームと、取り付けフレームに設けられて対称に設けられた支持フレームとを含み、両側の前記支持フレームにいずれも軸受台が設けられ、両側の軸受台にいずれも軸受台を貫通して設けられたキャリアローラ本体が接続され、両側のキャリアローラ本体の対向する端部にいずれも円筒壁にねじ山が設けられたねじ付きスリーブは嵌着され、ねじ付きスリーブは、石炭コンベアラインにおける石炭コンベアベルト本体の底面と接触し、ねじ付きスリーブから離れる両側のキャリアローラ本体の端部にいずれも偏向補正モータが接続され、両側の支持フレームの頂部にいずれも調整アセンブリが設けられ、両側の調整アセンブリにいずれも検出端が石炭コンベアベルト本体の縁に向かって設けられた接近スイッチは接続される。
【0007】
好ましくは、両側の前記キャリアローラ本体にいずれも滑り止め溝が開けられ、両側のねじ付きスリーブにいずれも滑り止め溝に適合する滑り止め部が設けられ、両側のねじ付きスリーブにおける滑り止め部は、対応するキャリアローラ本体における滑り止め溝内に挿着される。
【0008】
好ましくは、両側の前記キャリアローラ本体と対応する偏向補正モータとの間の接続位置にいずれもオーバーランニングクラッチが設けられる。
【0009】
好ましくは、前記調整アセンブリは、ガイドブロックを含み、ガイドブロックは、支持フレームの頂部に設けられ、ガイドブロックにスライド溝が開けられ、ガイドブロックの上方に調整フレームが設けられ、調整フレームの底部には、スライド溝内にスライド可能に接続されたスライド部が設けられ、接近スイッチは、調整フレームに設けられる。
【0010】
好ましくは、前記調整フレームには、調整フレームを貫通して設けられた締め付けボルトがねじ込まれ、スライド溝の底部の溝壁には、締め付けボルトに適合するねじ穴が開けられ、ねじ穴は、スライド溝の底部の溝壁において調整フレームのスライド方向に沿って均一に分布する。
【0011】
好ましくは、前記偏向補正装置は、上位コンピュータを更に含み、上位コンピュータはそれぞれ偏向補正モータ及び接近スイッチに電気的に接続される。
【0012】
従来技術に比べて、本発明の利点は、以下のとおりである。
【0013】
本発明では、キャリアローラ本体、ねじ付きスリーブ、偏向補正モータ、接近スイッチなどのアセンブリの配置により、石炭コンベアベルト本体が偏向する場合、接近スイッチは、石炭コンベアベルト本体と接近スイッチとの間の距離が小さすぎることを検出でき、この場合、偏向補正モータは作動し、ねじ付きスリーブが回転するように動かし、その結果、ねじ付きスリーブは、ねじ山の作用下で、石炭コンベアベルト本体に対して横方向の力を生じ、偏向補正を行い、ねじ山の横方向の押し原理により、石炭コンベアベルト本体の偏向補正を実現し、従来技術に比べて、本発明は、構造がシンプルで、実用性が高く、偏向補正率が高いという特性を持っている。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働なしで、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
【0015】
図1】本発明の構造概略図である。
図2】本発明によるねじ付きスリーブの断面図である。
図3】本発明による調整アセンブリの構造概略図である。
図4】本発明による調整アセンブリの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例における図面を参照し、本発明の実施例における技術的解決手段を明確、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は、本発明の全てではないが一部の実施例に過ぎない。本発明における実施例に基づき、創造的な作業なしに当業者によって得られる他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に属する。
(実施例)
【0017】
図1~4に示すように、本実施例は、石炭コンベアラインに接続された取り付けフレーム1と、取り付けフレーム1に設けられて対称に設けられた支持フレーム2とを含む石炭コンベアベルトの偏向補正装置を提供し、両側の支持フレーム2にいずれも軸受台3が設けられ、両側の軸受台3にいずれも軸受台3を貫通して設けられたキャリアローラ本体4が接続され、両側のキャリアローラ本体4の対向する端部にいずれも円筒壁にねじ山が設けられたねじ付きスリーブ5は嵌着され、ねじ付きスリーブ5は、石炭コンベアラインにおける石炭コンベアベルト本体6の底面と接触し、同時に、ねじ付きスリーブ5とキャリアローラ本体4が相対的にスライドするため、偏向補正結果が悪くなる問題を防止するために、両側のキャリアローラ本体4にいずれも滑り止め溝10が開けられ、両側のねじ付きスリーブ5にいずれも滑り止め溝10に適合する滑り止め部11が開けられ、両側のねじ付きスリーブ5における滑り止め部11は、対尾するキャリアローラ本体4における滑り止め溝10内に嵌着され、滑り止め部11及び滑り止め溝10の配置により、ねじ付きスリーブ5と対応するキャリアローラ本体4との接続はより緊密であり、相対的にスライドすることは発生せず、偏向補正効果に優れた。
【0018】
ねじ付きスリーブ5から離れるキャリアローラ本体4の端部にいずれも偏向補正モータ7が接続され、偏向補正モータ7の主軸端は、対応するキャリアローラ本体4に固定して接続され、偏向補正モータ7は、キャリアローラ本体4が回転するように動かすために使用され、偏向補正モータ7は、キャリアローラ本体4が回転するように動かし、更に、ねじ付きスリーブ5が回転するように動かし、この場合、ねじ付きスリーブ5は、石炭コンベアベルト本体6を石炭コンベアベルト本体6の中央付近まで移動させる横方向の力を生成することができるため、偏向補正効果を確保し、同時に、偏向補正モータ7の使用上の安全性を向上させるために、両側のキャリアローラ本体4と対応する偏向補正モータ7との間の接続位置にいずれもオーバーランニングクラッチ12が設けられ、オーバーランニングクラッチ12は、石炭コンベアベルト本体6が正常に石炭を輸送する場合、キャリアローラ本体4の受動的回転によって偏差補正モータ7が回転せず、偏差補正モータ7を確実にする役割を果たし、また、石炭コンベアベルト本体6が正常に石炭を輸送し、ねじ付きスリーブ5が受動的に回転する場合、両側のねじ付きスリーブ5が石炭コンベアベルト本体6に対して逆方向の力を生じるため、ねじ付きスリーブ5の受動的回転による石炭コンベアベルト本体の偏向をもたらさない。
【0019】
両側の支持フレーム2の頂部にいずれも調整アセンブリ8が設けられ、両側の調整アセンブリ8にいずれも検出端が石炭コンベアベルト本体6の縁に向かって設けられた接近スイッチ9は接続され、接近スイッチ9は、石炭コンベアベルト本体6の縁と接近スイッチ9との間の距離情報を検出するために使用され、寸法及び位置のニーズが異なる石炭コンベアベルト本体6に適合するために、調整アセンブリ8により、接近スイッチ9の位置は調整可能になり、偏向補正装置は、上位コンピュータを更に含み、上位コンピュータはそれぞれ偏向補正モータ7及び接近スイッチ9に電気的に接続され、本実施例では、上位コンピュータは、従来技術で広く使用されたインテリジェントコンピュータであり、上位コンピュータは、接近スイッチ9によって検出された距離情報の値に基づいて偏向補正モータ7の作動状態を制御する。
【0020】
調整アセンブリ8は、ガイドブロック81を含み、ガイドブロック81は、支持フレーム2の頂部に設けられ、ガイドブロック81にスライド溝82が開けられ、ガイドブロック81の上方に調整フレーム83が設けられ、調整フレーム83の底部には、スライド溝82内にスライド可能に接続されたスライド部84が設けられ、調整フレーム83は、スライド部84を介してガイドブロック81にスライド可能に接続され、接近スイッチ9は、調整フレーム83に設けられ、ガイドブロック81における調整フレーム83の位置を調整することにより、接近スイッチ9の位置への調整を実現し、調整フレーム83には、調整フレーム83を貫通して設けられた締め付けボルト85がねじ込まれ、スライド溝82の底部の壁には、締め付けボルト85に適合するねじ穴86が開けられ、ねじ穴86は、スライド溝82の底部の溝壁において調整フレーム83のスライド方向に沿って均一に分布し、締め付けボルト85及びねじ穴86の配置により、締め付けボルト85をねじ穴86にねじ込む場合、調整フレーム83をガイドブロック81に固定することができ、その結果、接近スイッチ9の位置の固定を実現する。
【0021】
本発明の作動原理は、以下のとおりである。石炭コンベアラインが作動し、石炭コンベアベルト本体6が偏向する場合、石炭コンベアベルト本体6は、その偏向側の接近スイッチ9に近く、両側の接近スイッチ9はいずれも石炭コンベアベルト本体6と接近スイッチ9との間の距離情報を検出し、該情報を上位コンピュータにアップロードし、上位コンピュータは、該距離情報に基づいて石炭コンベアベルトが接近スイッチ9の方向にどちら側に偏向するかを判断し、更に、該接近スイッチ9の対応側の偏向補正モータ7が作動するように制御し、偏向補正モータ7の作動は、キャリアローラ本体4が回転するように動かし、更に、ねじ付きスリーブ5が回転するように動かし、ねじ付きスリーブ5は、石炭コンベアベルトのベルト本体に対して横方向の力を生じることができ、更に、石炭コンベアベルトのベルト本体の偏向を補正し、上位コンピュータは、接近スイッチ9によって検出された距離情報に基づいて石炭コンベアベルト本体6の位置が正常になることを判断し、この場合、偏向補正モータ7の作動が停止するように制御する。
【0022】
本発明の説明において、説明に必要なものとして、「同軸」、「底部」、「一端」、「頂部」、「中部」、「他端」、「上」、「片側」、「頂部」、「内」、「前部」、「中央」、「両端」などの用語で示される配向又は位置関係は、添付の図面に示される配向又は位置関係に基づいており、本発明を説明し、説明を簡略化するためにのみ使用され、言及される装置又は要素が特定の配向を有し、特定の方向で構築及び動作しなければならないことを示したり暗示したりするものではなく、従って、それらは本発明への限定として解釈されるべきではない。
【0023】
本発明では、特に明記されない限り、「取り付け」、「配置」、「接続」、「固定」、「回転可能な接続」などの用語は、広い意味で理解されるべきであり、例えば、固定接続、取り外し可能な接続、又は一体成形であり得、機械的接続、又は電気的接続であり得、直接接続、仲介による間接的接続であり得、2つの素子の内部の連通、又は2つの素子の相互作用の関係であり得、特に明記されない限り、当業者であれば、特定の状況に応じて、本発明における上記の用語の具体的な意味を理解することができる。
【0024】
以上の内容は、本発明の典型的な例に過ぎず、それらに加えて、本発明は、別の各種の実施形態を有することができ、同等の置換又は同等の変換によって得られたすべての技術的解決手段はいずれも本発明の保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0025】
記号の説明
1.取り付けフレーム、2.支持フレーム、3.軸受台、4.キャリアローラ本体、5.ねじ付きスリーブ、6.石炭コンベアベルト本体、7.偏向補正モータ、8.調整アセンブリ、81.ガイドブロック、82.スライド溝、83.調整フレーム、84.スライド部、85.締め付けボルト、86.ねじ穴、9.接近スイッチ、10.滑り止め溝、11.滑り止め部、12.オーバーランニングクラッチ。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】