(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】第1のノード、第2のノード、および第3のノード、通信システム、ならびにそれによって実行される、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するための方法
(51)【国際特許分類】
H04W 36/14 20090101AFI20240903BHJP
H04W 76/20 20180101ALI20240903BHJP
【FI】
H04W36/14
H04W76/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505625
(86)(22)【出願日】2021-08-27
(85)【翻訳文提出日】2024-04-01
(86)【国際出願番号】 EP2021073799
(87)【国際公開番号】W WO2023025401
(87)【国際公開日】2023-03-02
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オベソ ドゥケ, アレクサンドラ
(72)【発明者】
【氏名】チャンドラセカーラ スワミー ナレンドラ, ナンジャングド
(72)【発明者】
【氏名】ヴィナイ ヤダフ, スリニヴァーサ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE16
(57)【要約】
【要約】 ソース(121)からターゲットドメイン(122)への進行中の通信セッションのモビリティを処理するための方法。それぞれのドメインは、少なくとも第1および第2の通信ネットワーク(102)を備える。セッションのそれぞれは、サービスまたは経験の品質(QoE)に対する要件を有するトラフィックフローのグループを備える。第1のノード(111)は、フローのそれぞれのグループについて、QoEについて同様の要件を有するセッションのそれぞれにおいて、i)第1の通信ネットワーク(101)に属するリソースの第1のセットと、シフトに必要な第2の通信ネットワーク(102)に属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間の対応関係、およびii)シフトにおけるそれぞれの優先度、を判定する(202)。リソースの第2のセットは、サービスメッシュのそれぞれのペアを備える。第1のノード(111)は、シフトの時間バジェットの配分を判定し(205)、判定された配分を示す1つ以上のインジケーションを提供する(206)。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のノード(111)によって実行されるコンピュータ実施方法であって、前記方法は、デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するためのものであり、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれは少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含み、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれがサービスまたは経験の品質についてのそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含み、前記第1のノード(111)は前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)および別の通信ネットワーク(103)の少なくとも1つにおいて動作し、方法は、
トラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおいて判定すること(202)であって、
前記第1の通信ネットワーク(101)に属するリソースのそれぞれの第1のセットと、前記シフトに必要であると推定された前記第2の通信ネットワーク(102)に属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係であって、
リソースの前記第1のセットは、1つ以上のソースモバイルネットワークと1つ以上のターゲットモバイルネットワークとを備える、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアを備え、
リソースの前記第2のセットは、ソースサービスメッシュとターゲットサービスメッシュとを備えるサービスメッシュのそれぞれのペアを備える、
前記それぞれの対応関係と、
リソースのそれぞれのペアに対する前記シフトにおけるそれぞれの優先度と、
を判定することと、
前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)との間で、前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)とのそれぞれの通信を交換することによって、前記シフトのための時間バジェットの配分を判定すること(205)であって、前記時間バジェットの前記配分を判定すること(205)は、前記シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に従って、コアモバイルネットワークの前記それぞれのペア、前記サービスメッシュのそれぞれのペアおよび前記それぞれの優先度に基づく、判定することと、
前記第1の通信ネットワーク(101)内で動作する第2のノード(112)と、前記第2の通信ネットワーク(102)内で動作する第3のノード(113)と、のうちの少なくとも1つへ、1つ以上のインジケーションを提供すること(206)であって、前記1つ以上のインジケーションが、判定された配分を示す、提供することと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第1の通信ネットワーク(101)はモバイルネットワークであり、前記第2の通信ネットワーク(102)はエッジクラウドネットワークである、方法。
【請求項3】
請求項1から2のいずれか一項に記載の方法であって、
サービスまたは経験の品質について同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループについて取得すること(204)であって、
前記第1の通信ネットワーク(101)から、前記第1の通信ネットワーク(101)に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
前記第2の通信ネットワーク(102)から、前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な第2のマイグレーションバジェットと、
を取得することをさらに含み、
前記時間バジェットの前記配分を判定すること(205)は、取得された前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、取得された前記第2のマイグレーションバジェットとにさらに基づく、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、提供された前記1つ以上のインジケーションが1つ以上の第3のインジケーションであり、前記方法がさらに、
前記第2のノード(112)から1つ以上の第1のインジケーションであって、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループを示す、前記1つ以上の第1のインジケーションと、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、
トラフィックフローの前記それぞれのグループを処理するために前記シフトが必要とされると推定されるノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含む、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
のうちの少なくとも1つと、を取得すること(201)と、
前記1つ以上の第2のインジケーションを前記第3のノードに提供すること(203)であって、前記1つ以上の第2のインジケーションは、取得された前記1つ以上の第1のインジケーションに基づく、提供すること(113)と、
をさらに含み、
前記それぞれの対応関係および前記それぞれの優先度を判定することは、取得された前記1つ以上の第1のインジケーションに基づく、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、前記ノードのそれぞれのペア内の前記ノードの各々は、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであって、ノードのそれぞれのペアの各々は、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアとサービスメッシュのそれぞれのペアとに対応する、方法。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断する、
前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々はPDUセッションである、
サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する前記トラフィックフローのグループの各々は、トラフィックアグリゲートである、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理される、
の少なくとも1つである、方法。
【請求項7】
第3のノード(113)によって実行されるコンピュータ実施方法であって、前記方法は、デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションのソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理し、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)の各々が少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含み、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれは、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要求を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備え、前記第3のノード(113)は前記第2の通信ネットワーク(102)において動作し、
前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作する第1のノード(111)へ、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを提供すること(403)と、
前記第1のノード(111)から、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループであって、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)との間の前記シフトのための時間バジェットの配分を示す1つ以上の第3のインジケーションを取得すること(404)であって、取得された前記時間バジェットの配分は前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な提供された前記第2のマイグレーションバジェットに基づく、取得することと、
を含む、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、前記第1の通信ネットワーク(101)はモバイルネットワークであり、前記第2の通信ネットワーク(102)はエッジクラウドネットワークである、方法。
【請求項9】
請求項7から8のいずれか一項に記載の方法であって、
前記第3のノード(113)によって推定されるように、取得された前記1つ以上の第3のインジケーションと、前記第2の通信ネットワーク(102)における利用可能なリソースとに基づいて、前記シフトのための戦略を判定すること(405)と、
判定された前記戦略に基づいて前記シフトの実行を開始すること(406)と、
をさらに含む、方法。
【請求項10】
請求項7から9のいずれか一項に記載の方法であって、
前記第1のノード(111)から1つ以上の第2のインジケーションを取得すること(401)であって、前記1つ以上の第2のインジケーションは、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、
前記シフトに必要であると推定された前記第1の通信ネットワーク(101)内のリソースのそれぞれの第1のセットと、
前記シフトに必要であると推定された前記第2の通信ネットワーク(102)内のリソースのそれぞれの第2のセットと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
の少なくとも1つを示す、取得することを含み、
提供される前記第2のマイグレーションバジェットは、取得された前記1つ以上の第2のインジケーションに基づく、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、前記それぞれの第1のリソースセットは、
トラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために前記シフトに対して必要とされると推定されるノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを備える、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとにシフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
の少なくとも1つを含む、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記ノードのそれぞれのペアにおける前記ノードの各々は、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであって、ノードのそれぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアとサービスメッシュのそれぞれのペアとに対応する、方法。
【請求項13】
請求項7から12のいずれか一項に記載の方法であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断する、
前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々はPDUセッションである、
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローの前記グループの各々は、トラフィックアグリゲートである、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理される、
の少なくともいずれかである、方法。
【請求項14】
請求項10から13のいずれか一項に記載の方法であって、
それぞれのサービスメッシュの各ペアについて判定すること(402)であって、
それぞれの負荷と、
シフトされるべき前記トラフィックに対応するそれぞれの負荷と、
前記第2の通信ネットワークに実行可能な第2のマイグレーションバジェット(102)と、
を判定することをさらに含み、前記第2のマイグレーションバジェットは、判定された前記それぞれの負荷と、シフトされるべき前記トラフィックに対応する前記それぞれの負荷と、に基づいて判定される、方法。
【請求項15】
請求項9および14に記載の方法であって、前記シフトのための判定された前記戦略は、判定された前記それぞれの負荷、シフトされるべき前記トラフィックに対応する前記それぞれの負荷、および前記第1のそれぞれの優先度にさらに基づく、方法。
【請求項16】
第2のノード(112)によって実行されるコンピュータ実施方法であって、前記方法は、デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するためのものであり、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれが少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を備え、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれがサービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含み、前記第2のノード(112)は前記第1の通信ネットワーク(101)において動作し、前記方法は、
前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作する第1のノード(111)へ、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第1の通信ネットワーク(101)に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットを提供すること(307)と、
前記第1のノード(111)から、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループであって、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記ソースドメイン(121)と前記ターゲットドメイン(122)との間の前記シフトのための時間バジェットの配分を示す1つ以上の第3のインジケーションを取得すること(308)であって、前記時間バジェットの取得された前記配分は、前記第1の通信ネットワーク(101)へ実行可能な提供された前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、前記シフトに対するそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件に基づく、取得することと、
を含む方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、前記第1の通信ネットワーク(101)はモバイルネットワークであり、前記第2の通信ネットワーク(102)はエッジクラウドネットワークである、方法。
【請求項18】
請求項16から17のいずれか一項に記載の方法であって、前記シフトのための前記時間バジェットの取得された前記配分は、トラフィックフローのそれぞれのグループごとに、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおいて、
前記第1の通信ネットワーク(101)に属するリソースのそれぞれの第1のセットと、前記シフトに必要であると推定された前記第2の通信ネットワーク(102)に属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係であって、
リソースの前記第1のセットは、1つ以上のソースコアモバイルネットワークおよび1つ以上のターゲットモバイルネットワークのうちの1つのそれぞれのペアを備え、
リソースの前記第2のセットは、ソースサービスメッシュとターゲットサービスメッシュとを備えるサービスメッシュのそれぞれのペアを備える、
前記それぞれの対応関係と、
リソースのそれぞれのペアに対する前記シフトにおけるそれぞれの優先度と、
にさらに基づく、方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法であって、前記方法はさらに、
サービスまたは経験の品質に対する同様のそれぞれの要件を有し、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)にシフトされるべき、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループを判定すること(304)と、
判定されたトラフィックフローの前記それぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質についてのそれぞれの要件に基づいて、判定すること(305)であって、
トラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために前記シフトが必要とされると推定されるノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含む、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
のうちの少なくとも1つを判定することと(305)、
1つ以上の第1のインジケーションを前記第1のノード(111)へ提供すること(306)であって、前記1つ以上の第1のインジケーションは、
前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループ、および
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループごとに、
トラフィックフローの前記それぞれのグループを処理するために前記シフトが必要であると推定される前記ノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードとターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含む、前記ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの、前記第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき前記第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
の少なくとも1つの判定と、
の少なくとも1つを示す、提供することと、
を含む、方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法であって、前記ノードのそれぞれのペアにおける前記ノードのそれぞれは、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであり、ノードのそれぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアおよびサービスメッシュのそれぞれのペアに対応する、方法。
【請求項21】
請求項16から30のいずれか一項に記載の方法であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断する、
前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれはPDUセッションである、
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローの前記グループの各々は、トラフィックアグリゲートである、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理される、
の少なくとも1つである、方法。
【請求項22】
請求項19および請求項20から21のいずれか一項に記載の方法であって、
前記デバイス(130)のための前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるすべてのサービスから、経時的にそれぞれのシーケンスで実行されるべき要件を有する1つ以上のサービスチェーンを判定すること(301)と、
判定された前記1つ以上のサービスチェーンを、サービスまたは経験の品質に対する前記それぞれの要件を有するトラフィックフローの前記それぞれのグループにマッピングすること(302)と、
判定されたトラフィックフローの前記それぞれのグループのエンドツーエンドパフォーマンス要件を判定すること(303)であって、前記第1のそれぞれの優先度の前記判定は、判定されたそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に基づく、判定することと、
をさらに含む、方法。
【請求項23】
デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するための第1のノード(111)であって、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれは少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含むように構成され、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれはサービスまたは経験の品質についてのそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含むように構成され、前記第1のノード(111)は前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成され、前記第1のノード(111)は、
トラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々において判定することであって、
前記第1の通信ネットワーク(101)に属するように構成されたリソースのそれぞれの第1のセットと、前記シフトに必要であると推定されるように構成された前記第2の通信ネットワーク(102)に属するように構成されたリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係であって、
リソースの前記第1のセットは、1つ以上のソースモバイルネットワークと1つ以上のターゲットモバイルネットワークとを備えるように構成された、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアを備えるように構成され、
リソースの前記第2のセットは、ソースサービスメッシュとターゲットサービスメッシュとを備えるように構成されるサービスメッシュのそれぞれのペアを備えるように構成される、
前記それぞれの対応関係と、
リソースのそれぞれのペアに対する前記シフトにおけるそれぞれの優先度と、
を判定し、
前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)との間で、前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)とのそれぞれの通信を交換することによって、前記シフトのための時間バジェットの配分を判定することであって、前記時間バジェットの配分の判定は、前記シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に従って、前記コアモバイルネットワークのそれぞれのペア、前記サービスメッシュのそれぞれのペア、および前記それぞれの優先度に基づくように構成される、判定し、
前記第1の通信ネットワーク(101)内で動作するように構成された第2のノード(112)と、前記第2の通信ネットワーク(102)において動作するように構成された第3のノード(113)とのうちの少なくとも1つへ、1つ以上のインジケーションであって、判定されるように構成された配分を示す、前記1つ以上のインジケーションを提供するように構成される、第1のノード(111)。
【請求項24】
請求項23に記載の第1のノード(111)であって、前記第1の通信ネットワーク(101)はモバイルネットワークであるように構成され、前記第2の通信ネットワーク(102)はエッジクラウドネットワークであるように構成される、第1のノード(111)。
【請求項25】
請求項23から24のいずれか一項に記載の第1のノード(111)であって、
サービスまたは経験の品質について同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループについて取得することであって、
前記第1の通信ネットワーク(101)から、前記第1の通信ネットワーク(101)に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
前記第2の通信ネットワーク(102)から、前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な第2のマイグレーションバジェットと、
をさらに取得し、
前記時間バジェットの前記配分の前記判定は、取得されるように構成された前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、取得されるように構成された前記第2のマイグレーションバジェットとにさらに基づくように構成される、第1のノード(111)。
【請求項26】
請求項25に記載の第1のノード(111)であって、提供されるように構成される前記1つ以上のインジケーションは、1つ以上の第3のインジケーションであるように構成され、前記第1のノード(111)はさらに、
前記第2のノード(112)から1つ以上の第1のインジケーションであって、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループを示すように構成される、前記1つ以上の第1のインジケーションと、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、
トラフィックフローの前記それぞれのグループを処理するために前記シフトに必要であると推定されるように構成されたノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含むように構成される、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
のうちの少なくとも1つを取得し、
前記1つ以上の第2のインジケーションを前記第3のノード(113)へ提供することであって、前記1つ以上の第2のインジケーションは、取得されるように構成された前記1つ以上の第1のインジケーションに基づくように構成される、提供する、
ようにさらに構成され、
前記それぞれの対応関係および前記それぞれの優先度を判定することは、取得されるように構成された前記1つ以上の第1のインジケーションに基づくように構成される、第1のノード(111)。
【請求項27】
請求項26に記載の第1のノード(111)であって、前記ノードのそれぞれのペア内の前記ノードのそれぞれは、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであるように構成され、ノードのペアのそれぞれは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアとサービスメッシュのそれぞれのペアとに対応するように構成される、第1のノード(111)。
【請求項28】
請求項22から27のいずれか一項に記載の第1のノード(111)であって、
トラフィックフローのグループの各々は、マイクロサービスのグループを横断するように構成される、
前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、PDUセッションであるように構成される、
サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する前記トラフィックフローの前記グループの各々は、トラフィックアグリゲートであるように構成される、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理されるように構成される、
の少なくとも1つである、第1のノード(111)。
【請求項29】
デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションのソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するための第3のノード(113)であって、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれは、少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含むように構成され、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれは、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成され、前記第3のノード(113)は前記第2の通信ネットワーク(102)において動作するように構成され、前記第3のノード(113)は、
前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成された第1のノード(111)へ、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを提供し、
前記第1のノード(111)から、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループであって、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するそれぞれのトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)との間の前記シフトのための時間バジェットの配分を示すように構成された1つ以上の第3のインジケーションを取得することであって、取得されるように構成された時間バジェットの配分は、前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な提供されるように構成された前記第2のマイグレーションバジェットに基づく、取得する、
よう構成される、第3のノード(113)。
【請求項30】
請求項29に記載の第3のノード(113)であって、前記第1の通信ネットワーク(101)はモバイルネットワークに構成され、前記第2の通信ネットワーク(102)はエッジクラウドネットワークに構成される、第3のノード(113)。
【請求項31】
請求項29から30のいずれか一項に記載の第3のノード(113)であって、
前記第3のノード(113)によって推定されるように構成された、取得されるように構成された1つ以上の第3のインジケーションと、前記第2の通信ネットワーク(102)における利用可能なリソースとに基づいて、前記シフトのための戦略を判定し、
判定されるように構成された前記戦略に基づいて、前記シフトの実行を開始する、
ようさらに構成される、第3のノード(113)。
【請求項32】
請求項29から31のいずれか一項に記載の第3のノード(113)であって、
前記第1のノード(111)から1つ以上の第2のインジケーションを取得することであって、前記1つ以上の第2のインジケーションは、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、
前記シフトに必要であると推定されるように構成された前記第1の通信ネットワーク(101)内のリソースのそれぞれの第1のセットと、
前記シフトに必要であると推定されるように構成された前記第2の通信ネットワーク(102)内のリソースのそれぞれの第2のセットと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
の少なくとも1つを示すよう構成される、取得し、
提供されるように構成された前記第2のマイグレーションバジェットは、取得されるように構成された1つ以上の第2のインジケーションに基づくように構成される、第3のノード(113)。
【請求項33】
請求項32に記載の第3のノード(113)であって、前記それぞれの第1のリソースセットは、
トラフィックフローのそれぞれのグループを処理するためにシフトに必要とされると推定されるように構成されたノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを備えるように構成される、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとに第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとにシフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
の少なくとも1つを含むよう構成される、第3のノード(113)。
【請求項34】
請求項33に記載の第3のノード(113)であって、前記ノードのそれぞれのペアにおける前記ノードのそれぞれは、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであるように構成され、ノードのそれぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアとサービスメッシュのそれぞれのペアとに対応するように構成される、第3のノード(113)。
【請求項35】
請求項29から34のいずれか一項に記載の第3のノード(113)であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断するように構成される、
前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、PDUセッションであるように構成される、
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローの前記グループの各々は、トラフィックアグリゲートであるように構成される、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理されるように構成される、
の少なくともいずれかである、第3のノード(113)。
【請求項36】
請求項32から35のいずれか一項に記載の第3のノード(113)であって、
それぞれのサービスメッシュの各ペアについて判定することであって、
それぞれの負荷と、
シフトされるべきトラフィックに対応するそれぞれの負荷と、
前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な第2のマイグレーションバジェットと、
を判定するようさらに構成され、前記第2のマイグレーションバジェットは、判定されるように構成されたそれぞれの負荷と、シフトされるべき前記トラフィックに対応するように構成されたそれぞれの負荷とに基づいて判定されるように構成される、第3のノード(113)。
【請求項37】
請求項31および36に記載の第3のノード(113)であって、前記シフトのための判定されるように構成された前記戦略は、判定されるように構成された前記それぞれの負荷、シフトされるべきトラフィックに対応するように構成された前記それぞれの負荷、および前記第1のそれぞれの優先度にさらに基づくように構成される、第3のノード(113)。
【請求項38】
デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するための第2のノード(112)であって、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれが少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を備えるように構成され、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれがサービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含むように構成され、前記第2のノード(112)は前記第1の通信ネットワーク(101)において動作するように構成され、前記第2のノード(112)は、
前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成された第1のノード(111)へ、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第1の通信ネットワーク(101)に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットを提供し、
前記第1のノード(111)から、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループであって、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記ソースドメイン(121)とターゲットドメイン(122)との間の前記シフトのための時間バジェットの配分を示す1つ以上のトラフィックフローを示すように構成された1つ以上の第3のインジケーションを取得することであって、取得されるように構成された前記時間バジェットの前記配分は、前記第1の通信ネットワーク(101)へ実行可能な提供されるように構成された前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、前記シフトに対するそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件に基づくように構成される、取得する、
ようにさらに構成される、第2のノード(112)。
【請求項39】
請求項39に記載の第2のノード(112)であって、前記第1の通信ネットワーク(101)はモバイルネットワークであるように構成され、前記第2の通信ネットワーク(102)はエッジクラウドネットワークであるように構成される、第2のノード(112)。
【請求項40】
請求項39から40のいずれか一項に記載の第2のノード(112)であって、前記シフトのための前記時間バジェットの取得されるように構成された前記配分はトラフィックフローのそれぞれのグループごとに、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおいて、
前記第1の通信ネットワーク(101)に属するように構成されたリソースのそれぞれの第1のセットと、前記シフトに必要であると推定するように構成された前記第2の通信ネットワーク(102)に属するように構成されたリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係であって、
リソースの前記第1のセットは、1つ以上のソースコアモバイルネットワークおよび1つ以上のターゲットモバイルネットワークのうちの1つのそれぞれのペアを備えるように構成され、
リソースの前記第2のセットは、ソースサービスメッシュおよびターゲットサービスメッシュを備えるように構成されたサービスメッシュのそれぞれのペアを備えるように構成される、
前記それぞれの対応関係と、
リソースのそれぞれのペアに対する前記シフトにおけるそれぞれの優先度と、
に基づくようさらに構成される、第2のノード(112)。
【請求項41】
請求項40に記載の第2のノード(112)であって、前記第2のノード(112)はさらに、
サービスまたは経験の品質に対する同様のそれぞれの要件を有し、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループを判定し、
判定されるように構成されたトラフィックフローの前記それぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件に基づいて判定することであって、
トラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために前記シフトが必要とされると推定されるように構成されたノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと、前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含むように構成される、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
のうちの少なくとも1つを判定し、
1つ以上の第1のインジケーションを前記第1のノード(111)へ提供することであって、前記1つ以上の第1のインジケーションは、
前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループ、および
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループごとに、
トラフィックフローの前記それぞれのグループを処理するために前記シフトが必要であると推定されるように構成されたノードの前記それぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと、前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含むように構成される、前記ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための前記第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの、前記第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき前記第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
の少なくとも1つの判定と、
の少なくとも1つを示す、提供する、
ようにさらに構成される、第2のノード(112)。
【請求項42】
請求項41に記載の第2のノード(112)であって、前記ノードのそれぞれのペアにおける前記ノードのそれぞれは、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであるように構成され、ノードのそれぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアとサービスメッシュのそれぞれのペアとに対応するように構成される、第2のノード(112)。
【請求項43】
請求項38から42のいずれか一項に記載の第2のノード(112)であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断するように構成される、
前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれはPDUセッションであるように構成される、
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローの前記グループの各々は、トラフィックアグリゲートであるように構成される、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理されるように構成される、
の少なくとも1つである、第2のノード(112)。
【請求項44】
請求項41および請求項42から43のいずれか一項に記載の第2のノード(112)であって、
前記デバイス(130)のための前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるすべてのサービスから、経時的にそれぞれのシーケンスにおいて実行されるべき要件を有するように構成された1つ以上のサービスチェーンを判定し、
判定されるように構成された前記1つ以上のサービスチェーンを、サービスまたは経験の品質に対する前記それぞれの要件を有するように構成されたトラフィックフローの前記それぞれのグループにマッピングし、
判定されるように構成されたトラフィックフローの前記それぞれのグループの各々のエンドツーエンドパフォーマンス要件を判定することであって、前記第1のそれぞれの優先度の前記判定は、判定されるように構成されたそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に基づくように構成される判定する、
ようにさらに構成される、第2のノード(112)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、通信ネットワークにおけるモビリティを処理する分野に関し、より詳細には、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するための、第1のノード、第2のノード、および第3のノード、ならびにそれによって実行される方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワーク内のコンピュータシステムは、1つ以上のネットワークノードを備えることができる。ノードはコンピュータプログラムコードと共に、異なる機能および動作を実行し得る1つ以上のプロセッサ、メモリ、受信ポート、および送信ポートを備え得る。ノードは例えば、サーバであってもよい。ノードは、それらの機能を完全にクラウド上で実行することができる。
【0003】
通信ネットワークはセルエリアに分割され得る地理的領域をカバーし得、各セルエリアは使用される技術および用語に応じて、別の種類のノード、無線アクセスネットワーク(RAN)内のネットワークノード、無線ネットワークノード、または送信ポイント(TP)、たとえば、基地局(BS)、たとえば、無線基地局(RBS)などのアクセスノード、たとえば、gNB、発展型ノードB(「eNB」)、「eNodeB」、「Node B」、「Bノード」、または基地送受信局(BTS)と呼ばれることがある。基地局は例えば、広域基地局、中域基地局、ローカルエリアネットワーク基地局、およびホーム基地局のような異なるクラスのものであってもよく、送信電力に基づいており、それによって、セルサイズにも基づいている。セルは、基地局サイトにおいて基地局によって無線カバレッジが提供される地理的領域である。基地局サイト上に位置する1つの基地局は、1つ以上のセルでサービスを提供することができる。さらに、各基地局は、1つまたはいくつかの通信技術をサポートし得る。電気通信ネットワークはまた、サービングビームを有するユーザ機器などの受信ノードにサービスを提供し得るネットワークノードを備える、非セルラーシステムであり得る。
【0004】
標準化団体第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、現在、次世代無線または新しい無線(NR)または5G-UTRAと呼ばれる新しい無線インターフェース、ならびに5Gコアネットワーク(5Gコア(5GC)と略される、5Gコアネットワークと呼ばれることがある、第5世代(5G)パケットコアネットワークを指定するプロセスにある。
【0005】
5GCでは、セッション管理機能(SMF)が異なる機能、たとえば、セッション確立、修正、および解放、およびポリシー関連機能、たとえば、ポリシー制御機能に向かうインターフェースの終端、課金データ収集、課金インターフェースのサポート、ならびにユーザプレーン機能(UPF)における課金データ収集の制御および調整をサポートすることができる。SMFはポリシー制御機能(PCF)からポリシーおよび課金制御(PCC)ルールを受信することができ、それに応じてUPFを構成することができる。UPFはSMFから受信されたルール、たとえば、パケット検査と、課金のための報告およびサービス品質(QoS)処理などの異なる実施アクションとに基づいて、ユーザプレーン(UP)トラフィックの処理をサポートし得る。PCFは、ネットワークの挙動を管理するための統一されたポリシーフレームワークをサポートすると理解され得る。PCFは、ポリシーおよび課金制御(PCC)ルールをポリシーおよび課金実施機能(PCEF)に提供することができる。PCFは、アクセスおよびモビリティ機能(AMF)を介してUEにポリシー規則を提供することができる。AMFは、UEのアクセスを管理することができる。たとえば、UEが、異なるアクセスネットワーク、およびUEのモビリティ態様を介して接続され得るとき。具体的には、AMFがPCFからUEにUEルールを転送するために使用され得る。アプリケーション機能(AF)は、ネットワーク公開機能(NEF)を介して3GPP(登録商標)コアネットワークと相互作用することができる。AFは、外部の当事者がネットワークオペレータによって提供される公開アプリケーションプログラムインターフェース(API)を使用することを可能にし得る。NEFは異なる機能、例えば、異なる公開APIをサポートすることができる。
【0006】
ユーザ機器(UE)を介してAFを消費するエンドユーザは、特定の経験の品質(QoE)要件を有し得る。UEがサイトを横断して移動し得るときでさえ、それは、セッション継続性とともに良好なQoEを維持することを必要とし得る。セッション継続性は、典型的にはソースドメインとターゲットドメインとの間のシームレスサービス移行(マイグレーション)およびトラフィックシフト(TS)アプローチを用いて達成され得る。ドメインは、計算機のグループ上で実行され、接続されたネットワークのグループに含まれるサービスメッシュのグループによって相互接続され得るアプリケーションのグループをサポートするハードウェアおよびソフトウェアリソースを備えると理解され得る。ドメインは、モバイルネットワーク(MN)と、サービスメッシュベースのエッジクラウドネットワークなどのエッジクラウド(EC)ネットワークとを備え得る。
【0007】
最新世代のモバイルネットワーク(5G)は、非特許文献1の以下の構成要素に基づくモビリティサポートを有することができる。
【0008】
第1に、3つの異なるサービスおよびセッション継続モード(SSC)を有するAMFは、マイグレーション中に異なるレベルの中断を提供する。
【0009】
第2に、トラッキングエリア(TA)リストの概念に基づく効率的な無線アクセスネットワーク(RAN)ハンドオーバ(HO)であり、セルは、登録エリア(RA)としてUEに割り当てられ得る1つ以上のTAにグループ化され得る。RAの概念は、ネットワークがUEのロケーションを追跡するための基地として使用され得る。
【0010】
第3に、登録タイプがモビリティ登録更新(MRU)に設定され得る、UEモビリティに対する登録更新手順のサポート。この機構は、新しいAMFの再選択およびUE関連コンテキストの転送をサポートすることができる。
【0011】
第4に、新世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)HOを実行するための2つの機構があり得る。第1の機構は、XnベースのHOであってもよい。XnベースのHOは、HO準備および実行ステージを含む、Xnインターフェースとして知られる、直接インターフェースを介したNG-RANノード間の直接ハンドオーバを備え得る。HO実行の終了ド時に、ターゲットNG-RANノードは、ダウンリンク(DL)データパスをソースからターゲットNG-RANノードに切り替えるようにAMFに要求することができる。AMFは次に、新しいNG-RANノードに向けてデータパスを切り替えるように各SMFに要求することができる。SMFは、次いで、プロトコルデータユニット(PDU)セッションをサービングするUPFを更新することができる。このXnベースのHO機構はAMF内モビリティにのみ適用することができ、AMF再配置の必要がある場合には使用することができない。第2の機構は、N2ベースのHOであり得る。N2ベースのHOがNG-RANノードが5Gコア(5GC)ネットワークを介したシグナリングを伴うハンドオーバを開始し得ることを備え得る。通常、AMFの再配置を伴うことがある。NG-RANノードはAMFを介してシグナリングを送信することができ、AMFおよび/またはSMF/UPFの変更も含むことができる。N2ベースのHOはまた、調整および実行段階を含むことができる。シグナリングは常にコアネットワークを介して搬送され得るが、データ転送はRANにおいて直接、またはコアネットワークにおけるUPFを介してのいずれかで行われ得る。このN2ベースのHO機構は、ソースとターゲットNG-RANとの間にXnシグナリングインターフェースがない場合に使用され得る。
【0012】
第5に、モバイルネットワーク(5G)の最新世代は、UE関連コンテキストデータが異なるネットワークにわたって転送され得るという事実に基づいて、モビリティサポートを有し得る。第6に、SMFによって動的にインジェクトされ、UPFによって実施され得るトラフィックポリシーによって管理されるトラフィックステアリングメカニズムである。トラフィックステアリングでは、セッションデータ転送のための最適化された経路選択を含む、サービスマイグレーション中の動的な経路選択を実現することが可能であり得る。
【0013】
第7に、データネットワーク(DN)への選択的トラフィックルーティングはUPFが異なる(ローカル)PDUセッションアンカー(PSA)UPFへのトラフィックの迂回およびUEへのダウンリンク(DL)トラフィックのマージをサポートし得る、たとえば、アップリンク分類器(UL-CL)機構を用いてHOを容易にし得る。これは、SMFによってUPFに提供されるトラフィック検出およびトラフィック転送ルールに基づいて達成され得る。別の例として、DNへの選択的トラフィックルーティングは、UEが単一のPDUセッションにおいて複数のIPv6プレフィックスを割り当てられることを可能にし得る、IPv6マルチホーミング機構を用いてHOを容易にし得る。各プレフィックスは別個のPSA UPFによって提供されてもよく、それらの各々はDNへのそれ自体のN6インターフェースを有する。このUPFは異なるPSAに向けてULトラフィックを転送し、DLトラフィックをUEにマージすることができる分岐点(BP)機能をサポートすることができる。DNはモバイルネットワークの外部のIPネットワークとして理解され得るが、モバイルネットワークに接続され得る。
【0014】
第8に、制御プレーン(CP)解決策を介したトラフィックルーティングに対するAFの影響に対する非常に一般的なサポート。それは、AFが特定のトラフィックがどのようにルーティングされる必要があり得るかについての入力を5GCに提供することを可能にし得る。AFは要求をPCFに直接、またはNEFを介して送信することができ、NEFは次に、要求をPCFに送信することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0015】
【非特許文献1】S. Rommer、P.Hedman、M.Olsson、L.Frid、S.Sultana and C.Mulligan、5G Core Networks Powering Digitalization、London: Elsevier Ktd、2020. クラウドベースのコンピューティング環境は例えば、コンテナをマイグレーションするためのCheckpoint Restore in Userspace(CRIU)ツールを用いたライブサービスマイグレーションによって、または例えば、ターゲットドメインにおけるサービスレプリカインスタンス化およびソースドメインにおけるレプリカティアダウンによる単純なマイグレーションによって、サービスマイグレーションをサポートすることができる。クラウドベースの計算環境はたとえば、L4/L7サービスメッシュなどのトラフィック管理フレームワークによってトラフィックシフトをサポートし、たとえば、ブルー/グリーン配備、カナリア配備などのアプリケーションの漸進的な展開をサポートし得る。これは、とりわけ、マイクロサービスのレベルでのトラフィックスプリット、トラフィックミラーリングなどのメカニズムに基づいて実行され得る。 クラウドネイティブフレームワークでは、UEモビリティをサポートすることは一般的ではない。 クラウドネイティブフレームワークにおける、特にモバイルエッジクラウドにおけるUEモビリティのためのそのようなサポートの欠如は、モビリティ中にUEに提供されるサービスの中断または著しいサービス品質劣化をもたらし得、それによって、リソースの非効率的な管理によって引き起こされる通信ネットワークの性能に悪影響を及ぼし得、不十分なユーザ体験をもたらし得る。
【発明の概要】
【0016】
本明細書の実施形態の開発の一部として、既存の技術に関する1つ以上の課題が最初に特定され、議論される。
【0017】
一般に、UEモビリティをサポートするための現在の3GPP(登録商標)規格(非特許文献1)は主に、モバイルネットワークにおけるシステムおよび機構をカバーするが、それらはエッジクラウド(EC)においてホストされるAFとの相互作用に関する多くの詳細を指定しない。ほとんどの3GPP(登録商標)規格によって無視されているこれらのクラウドネイティブアプリケーションについての重要な詳細があることが理解され得る。クラウドネイティブアプリケーションは一般に、サービスチェーンとして接続され、分散データセンター(DC)にわたって展開されるマイクロサービスのセットに基づき得る。最新のモバイルネットワーク世代ではAFがモバイルネットワークにおけるトラフィックステアリングにどのように影響し得るかについての高レベルの記述があるが、特に効率的なUEモビリティサポートのために、どのように正確にアプリケーション相互作用が実行され得るかについての詳細はない。
【0018】
オープンソース・クラウド・ネイティブ・コミュニティによって育まれた事実上の標準は、クラウド・ネイティブの技術とフレームワークの開発に主眼が置かれているという意味で、また、ある程度、分散型クラウドのためのものであるという意味で、限られている。しかしながら、これらの技術がベストエフォート性能だけでなく、性能保証を保証するために、モバイルネットワークとの非常に緊密な認識および対話を必要とし得る、ディープECにどのように適応される必要があり得るかは、かなりの程度まで、それらの範囲から外れているよう。特に、モビリティサポートを考慮することができるECネイティブアプリケーションをどのように設計するか、またはモバイルECプラットフォームがアプリケーションに対するモビリティサポートに関する複雑性抽象化をどのように提供することができるかについては、周知の手法はない。
【0019】
クラウド・ネイティブ・コミュニティでは、いわゆるサービスメッシュに基づく統一されたトラフィック管理のための、かなり新しい、人気のある実践またはフレームワークが存在する。L4/L7サービスメッシュは、とりわけ、トラフィック分割(スプリット)、トラフィックミラーリングなどの戦略に基づいて、トラフィックに対する非常に細粒度の制御レベルをサポートすると理解され得る。このトラフィック管理機構は1ホップ指向のアプローチ、例えば、マイクロサービスのペア間の通信を取り扱うことに焦点を当てて、マイクロサービスレベルで制限されたサポートを与えることができる。マイクロサービスの各ペア間の性能だけでなく、サービスチェーン全体の影響も考慮して、トラフィック管理のサービスチェーン指向メカニズムを有する必要があることが理解され得る。
【0020】
現在、L4/L7サービスメッシュは性能(パフォーマンス)保証を提供しないという意味で、モバイルEC/telcoクラウドへのそれらの適用可能性に関して非効率的であり、不十分であるように思われ、逆に、データパスオーバーオーバヘッド、すなわち、余分な遅延を生成し得る。さらに、このフレームワークはモバイルECにおいてホストされるアプリケーションの要件、たとえば、UEモビリティサポートおよび区別されたトラフィック処理に対する専用のサポートを提供しない。
【0021】
要するに、モバイルネットワークにおけるモビリティサポートのための手順はECにおけるサービスマイグレーションおよびトラフィックシフトに関する情報と相互作用することも考慮することもなく、また、EC技術はモバイルネットワークにおけるハンドオーバ手順に関する情報を考慮することもない。
【0022】
本明細書の実施形態は、UEモビリティイベント時にサービスマイグレーションおよびトラフィックシフトを実行するときの、モバイルネットワークとECとの間の不注意、ミスアラインメント、および非協調に対処する。これらの問題はモバイルECエコシステムに関与する懸念の分離に起因して、異なる技術ドメイン、例えば、モバイルネットワーク、クラウド、およびアプリケーションの断片化によって引き起こされ得る。次世代アプリケーションのより厳しい要件によって必要とされるパフォーマンス保証を提供するために、この技術的限界に対処することが重要であることが理解され得る。
【0023】
したがって、本明細書の実施形態の目的は、通信ネットワークにおけるモビリティの処理(ハンドリング)を改善することである。特に、本明細書の実施形態の目的は、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのハンドリングモビリティを改善することである。
【0024】
本明細書の実施形態の第1の態様によれば、目的は、第1のノードによって実行されるコンピュータ実施方法によって達成される。方法は、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものである。ソースドメインおよびターゲットドメインのそれぞれは、少なくとも第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークを備える。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備える。第1のノードは、第1の通信ネットワーク、第2の通信ネットワーク、および別の通信ネットワークのうちの少なくとも1つにおいて動作する。第1のノードは、トラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、第1の通信ネットワークに属するリソースのそれぞれの第1のセットと、シフトに必要であると推定された第2の通信ネットワークに属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係を判定する。リソースの第1のセットは、1つ以上のソースモバイルネットワークと1つ以上のターゲットモバイルネットワークとを備えるコアモバイルネットワークのそれぞれのペアを備える。リソースの第2のセットは、ソースサービスメッシュとターゲットサービスメッシュとを備えるサービスメッシュのそれぞれのペアを備える。第1のノードはまた、トラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、リソースのそれぞれのペアについてのシフトにおけるそれぞれの優先度を判定する。次いで、第1のノードは、第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとの間の、シフトのための時間バジェットの配分を判定する。これは、第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークの各々と通信を交換することによって実行される。時間バジェットの配分の判定は、シフトのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要求に従って、コアモバイルネットワークのそれぞれのペア、サービスメッシュのそれぞれのペア、およびそれぞれの優先度に基づく。次いで、第1のノードは、第1の通信ネットワーク内で動作する第2のノードと、第2の通信ネットワーク内で動作する第3のノードとのうちの少なくとも1つに1つ以上のインジケーションを与える。1つ以上のインジケーションは、判定された判定を示す。
【0025】
本明細書の実施形態の第2の態様によれば、目的は、第2のノードによって実行されるコンピュータ実施方法によって達成される。方法は、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものである。ソースドメインおよびターゲットドメインの各々は、少なくとも第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークを備える。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備える。第2のノードは、第1の通信ネットワークにおいて動作する。第2のノードは第1の通信ネットワーク、第2の通信ネットワーク、および別の通信ネットワークのうちの少なくとも1つにおいて動作する第1のノードに、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第1の通信ネットワークに実行実行可能な第1の実行実行可能なマイグレーションバジェットを提供する。次いで、第2のノードは第1のノードから、ソースドメインからターゲットドメインにシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質または経験のための同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループの各々を示す1つ以上のインジケーション、ソースドメインとターゲットドメインとの間のシフトのための時間バジェットの配分を取得する。時間バジェットの取得された配分は、第1の通信ネットワークに実行可能な、提供された第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件とに基づく。
【0026】
本明細書の実施形態の第3の態様によれば、目的は、第3のノードによって実行されるコンピュータ実施方法によって達成される。方法は、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものである。ソースドメインおよびターゲットドメインの各々は、少なくとも第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークを備える。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービス品質または経験に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備える。第3のノードは、第2の通信ネットワークにおいて動作する。第3のノードは第1の通信ネットワーク、第2の通信ネットワーク、および別の通信ネットワークのうちの少なくとも1つにおいて動作する第1のノードに、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第2の通信ネットワークに実行可能な第2のマイグレーションバジェットを提供する。第3のノードはまた、第1のノードから、ソースドメインからターゲットドメインにシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループの各々について、第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとの間のシフトのための時間バジェットの配分を示す1つ以上の第3のインジケーションを取得する。取得された時間バジェットの配分は、第2の通信ネットワークに実行可能な、提供された第2のマイグレーションバジェットに基づく。
【0027】
本明細書の実施形態の第4の態様によれば、目的は、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するための、第1のノードによって達成される。ソースドメインおよびターゲットドメインの各々は、少なくとも第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークを備えるように構成される。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成される。第1のノードは、第1の通信ネットワーク、第2の通信ネットワーク、および別の通信ネットワークのうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成される。第1のノードは、トラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、i)第1の通信ネットワークに属するように構成されたリソースのそれぞれの第1のセットと、シフトに必要であると推定されるように構成された第2の通信ネットワークに属するように構成されたリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係を判定するようにさらに構成される。リソースの第1のセットは、1つ以上のソースモバイルネットワークと1つ以上のターゲットモバイルネットワークとを備えるように構成されたコアモバイルネットワークのそれぞれのペアを備えるように構成される。リソースの第2のセットは、ソースサービスメッシュおよびターゲットサービスメッシュを備えるように構成されたサービスメッシュのそれぞれのペアを備えるように構成される。第1のノードはまた、それぞれのトラフィックフローのグループごとに、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、ii)それぞれのリソースのペアごとのシフトにおけるそれぞれの優先度を判定するように構成される。第1のノードはまた、第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークの各々との通信を交換することによって、第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとの間のシフトのための時間バジェットの配分を判定するように構成される。時間バジェットの配分の判定は、シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に従って、それぞれのコアモバイルネットワークのペア、それぞれのサービスメッシュのペア、およびそれぞれの優先度に基づくように構成される。第1のノードは第1の通信ネットワークにおいて動作するように構成された第2のノードと、第2の通信ネットワークにおいて動作するように構成された第3のノードとのうちの少なくとも1つに、1つ以上のインジケーションを与えるようにさらに構成される。1つ以上のインジケーションは、判定されるように構成された配分を示すように構成される。
【0028】
本明細書の実施形態の第5の態様によれば、目的は、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するための、第2のノードによって達成される。ソースドメインおよびターゲットドメインの各々は、少なくとも第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークを備えるように構成される。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成される。第2のノードは、第1の通信ネットワークにおいて動作するように構成される。第2のノードは第1の通信ネットワーク、第2の通信ネットワーク、および別の通信ネットワークのうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成された第1のノードに、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第1の通信ネットワークに実行実行可能な第1の実行実行可能なマイグレーションバジェットを提供するようにさらに構成される。第2のノードはまた、第1のノードから、ソースドメインからターゲットドメインにシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループの各々、ソースドメインとターゲットドメインとの間のシフトのための時間バジェットの配分を示すように構成された1つ以上の第3のインジケーションを取得するように構成される。取得されるように構成された時間バジェットの配分は、提供されるように構成された第1の通信ネットワークに実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件とに基づくように構成される。
【0029】
本明細書の実施形態の第6の態様によれば、目的は、ソースドメインからターゲットドメインへの、デバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するための、第3のノードによって達成される。ソースドメインおよびターゲットドメインの各々は、少なくとも第1の通信ネットワークおよび第2の通信ネットワークを備えるように構成される。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成される。第3のノードは、第2の通信ネットワークにおいて動作するように構成される。第3のノードは第1の通信ネットワーク、第2の通信ネットワーク、および別の通信ネットワークのうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成された第1のノードに、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第2の通信ネットワークに実行可能な第2のマイグレーションバジェットを与えるようにさらに構成される。第3のノードはまた、第1のノードから、ソースドメインからターゲットドメインにシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループの各々、第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとの間のシフトのための時間バジェットの配分を示すように構成された1つ以上の第3のインジケーションを取得するように構成される。取得されるように構成された時間バジェットの配分は、提供されるように構成された第2の通信ネットワークに実行可能な第2のマイグレーションバジェットに基づくように構成される。
【0030】
第1の利点として、本明細書の実施形態は第1の通信ネットワーク(例えば、モバイルネットワーク)のQoS保証およびUEセッション情報に従って、第2の通信ネットワーク(例えば、サービスメッシュベースのエッジクラウド)における新規かつ収束または整列されたトラフィック差別化システムの上に構築されることが理解され得る。
【0031】
別の利点として、本明細書の実施形態はトラフィックフローまたはトラフィックアグリゲートのグループの概念に基づいて、第1の通信ネットワーク、たとえば、モバイルネットワークと、第2の通信ネットワーク、たとえば、エッジクラウドとの間のクロスドメインのシグナリングを低減し、したがって、輻輳したドメイン間制御プレーンを低減することが理解され得る。これは、通信コストの低減およびエネルギー節約をもたらし得る。
【0032】
別の利点として、本明細書の実施形態は第1の通信ネットワーク、例えば、モバイルネットワークと、データネットワークと、データネットワークおよびサービスメッシュとの間のシグナリング転送が、それらの関連付けられたマイグレーションバジェットに基づいて、トラフィックアグリゲートに関連付けられた優先度を考慮して、両方とも実行され得ることを可能にすることが理解され得る。
【0033】
さらなる利点として、本明細書の実施形態は第1の通信ネットワーク、例えば、モバイルネットワークと第2の通信ネットワーク、例えば、エッジクラウドとの間で、利用可能なマイグレーションバジェット、例えば、e2eサービスダウンタイムの動的配分を、トラフィックシフティング戦略の最適化された選択およびトラフィックシフティングスケジューリングとともに実行することが理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0034】
本明細書の実施形態の例は、以下の説明に従って、添付の図面を参照してより詳細に説明される。
【
図1】
図1は、本明細書の実施形態による、通信システムの非限定的な例を示す概略図である。
【
図2】
図2は、本明細書の実施形態による、第1のノードにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。
【
図3】
図3は、本明細書の実施形態による、第2のノードにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、本明細書の実施形態による、第3のノードにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、本明細書の実施形態による、第1のノード、第2のノード、および第3のノードによって実行される方法の態様の非限定的な例を示す概略図である。
【
図6】
図6は、本明細書の実施形態による、第1のノード、第2のノード、および第3のノードによって実行される方法の態様の非限定的な例を示す概略図である。
【
図7】
図7は、本明細書の実施形態による、第1のノード、第2のノード、および第3のノードによって実行される方法の態様の非限定的な例を示す概略図である。
【
図8】
図8は、本明細書の実施形態による、第1のノード、第2のノード、および第3のノードによって実行される方法の態様の非限定的な例を示す概略図である。
【
図9】
図9は、本明細書の実施形態による、第1のノード、第2のノード、および第3のノードによって実行される方法の態様の非限定的な例を示す概略図である。
【
図10】
図10は、本明細書の実施形態による、第1のノード、第2のノード、および第3のノードによって実行される方法の態様の非限定的な例を示す概略図である。
【
図11】
図11は、本明細書の実施形態による、第1のノードの2つの非限定的な例a)およびb)を示す概略ブロック図である。
【
図12】
図12は、本明細書の実施形態による、第2のノードの2つの非限定的な例a)およびb)を示す概略ブロック図である。
【
図13】
図13は、本明細書の実施形態による、第3のノードの2つの非限定的な例a)およびb)を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本開示およびそれらの実施形態の特定の態様は、「発明の概要」セクションに記載された課題または他の課題に対する解決策を提供することができる。本明細書では、本明細書で開示される問題のうちの1つ以上に対処する様々な実施形態が提案される。
【0036】
概して、本明細書の実施形態は、サービスメッシュベースのモバイルECのための収束トラフィックシフトに関するものと理解され得る。
【0037】
本明細書の実施形態の包括的な目標はUEモビリティイベント時に、モバイルエッジクラウドのためのモバイルネットワークと位置合わせして、最適化されたトラフィックシフトのための収束機構を提供することであると理解され得る。次いで、包括的な技術的効果は、シームレスな統合されたクラウドネイティブトラフィックシフトを提供することによって、UEモビリティイベント時でさえ、性能保証を提供し得る効率的なトラフィックステアリングメカニズムを提供することであると理解され得る。
【0038】
本明細書の実施形態は、L4/L7サービスメッシュとして知られるトラフィック管理のための新しいクラウドネイティブアプローチに基づくことができる。さらに、本明細書の実施形態は、モバイルネットワークからの情報およびシグナリングと位置合わせして、強化されたトラフィックシフトを可能にすることができる。
【0039】
本明細書の実施形態は以下のオプションのうちの少なくとも1つによる、UEモビリティ時のクロスドメインシグナリング、たとえば、モバイルネットワーク-ECの低減を可能にすることをさらに目的とし得る。一態様として、本明細書の実施形態は、PDUセッション、サービス品質(QoS)フロー、およびサービスデータフロー(SDF)など、モバイルネットワークのユーザプレーンを構成する要素に基づいて、異なるレベルのトラフィックアグリゲーションと、サービスメッシュベースECに向けてモバイルネットワークのユーザプレーンによってサポートされるセッション管理との間のマッピングを提供する。第2の態様として、本明細書の実施形態は今日のサービスメッシュにおける一般的なアプローチであると理解され得る、マイクロサービスペアごとの代わりに、本明細書では「トラフィック集約」と呼ばれ得る、整列されたトラフィックフローグループに基づくサービスメッシュベースのトラフィックシフティング戦略を提供する。第3の態様として、本明細書の実施形態は関連付けられたマイグレーションバジェットから導出された優先度情報に基づいて、モバイルネットワーク間のトラフィックアグリゲートごとに、関連付けられたデータネットワークに向かって、および関連付けられたサービスメッシュに向かって、モビリティイベント通知を伝搬する効率的な方法を提供する。
【0040】
本明細書の実施形態は第1のオプションとして、サービスメッシュにおける効率的なトラフィックシフト、例えば、トラフィックミラーリング、トラフィック分割などのための最も適切な戦略を選択するためのトラフィック交換に関する状態(ステータス)のドメイン間の認識を提供することによって、最適化された方法でモバイルネットワークとクラウドとの間の利用可能なマイグレーションバジェットの動的に整列された配信を可能にすることをさらに目的とし得る。第2の選択肢として、本明細書の実施形態はマイグレーションバジェットを満たすために、どのトラフィックアグリゲートが最初にシフトされる必要があり得るかを優先順位付けまたは編成する方法を提供することによって、最適化された方法で、モバイルネットワークとクラウドとの間の利用可能なマイグレーションバジェットの動的に整合された配信を可能にすることを目的とし得る。
【0041】
ここで、実施例が示される添付の図面を参照して、実施形態を以下でより完全に説明する。このセクションでは、本明細書の実施形態が例示的な実施形態によって例示される。これらの実施形態は相互に排他的ではないことに留意されたい。1つの実施形態または実施例からの構成要素(コンポーネント)は別の実施形態または実施例に存在すると暗黙に想定され得、当業者にはそれらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかが明らかであろう。全ての可能な組み合わせは、説明を簡略化するために説明されない。
【0042】
図1は、本明細書の実施形態が実装され得る通信システムのパネル「a」および「b」における2つの非限定的な例をそれぞれ示す。通信システムは、第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備える。通信システムは、いくつかの実施形態では別の通信ネットワーク103を備え得る。
【0043】
第1の通信ネットワーク101のいずれか、いくつかの例では、別の通信ネットワーク103がモバイルネットワークであると理解され得る。モバイルネットワークは無線、たとえば、RANまたはWi-Fiを介してモバイルコアネットワークへのアクセスを提供し、または容易にするモバイルコアネットワークを指すものと理解され得る。モバイルコアネットワークモードは、モバイルネットワーク全体の中心部分であると理解され得る。モバイルネットワークは例えば、モバイル加入者が、それらが使用する権利を与えられ得るサービスへのアクセスを得ることを可能にすることが理解され得る。モバイルコアネットワークは、加入者プロファイル情報、加入者位置、サービスの認証、ならびに音声およびデータセッションのための任意の必要なスイッチング機能などの機能を担うと理解され得る。実施例はたとえば、5Gコア(5GC)または発展型パケットコア(EPC)であり得る。
【0044】
第1の通信ネットワーク101および別の通信ネットワーク103のいずれも、いくつかの例示的な実装形態では、
図1aの非限定的な例に示されるように、コンピュータネットワークであり得る。
図1bの非限定的な例に示されるような他の例示的な実装形態では、通信システムが電気通信ネットワーク、セルラー無線システム、セルラネットワーク、またはワイヤレス通信システムとも呼ばれることがある電気通信システムにおいて実装され得る。いくつかの例では、電気通信システムが無線デバイスなどの受信ノードをサービングビームとともにサービングし得るネットワークノードを備え得る。いくつかの例では、電気通信システムがたとえば、5Gシステムなどのネットワーク、または同様の機能をサポートするより新しいシステムであり得る。いくつかの例では、電気通信システムがたとえば、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、たとえば、LTE周波数分割複信(FDD)、LTE時分割複信(TDD)、LTE半二重周波数分割複信(HD-FDD)、無認可帯域で動作するLTEなどの4Gシステムであり得る。電気通信システムは、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)TDD、モバイルコミュニケーションのためのグローバルシステム(GSM)ネットワーク、GSM/GSM進化型拡張型データレート(EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、EDGE、複数規格無線(MSR)基地局、複数RAT基地局などのような無線アクセス技術(RAT)の組み合わせを備えるネットワーク、任意の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))セルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWiFiネットワーク、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、IPv6 over Low-Power Wireless Personal Area Networks(6LowPAN)などのIEEE 802.15.4ベースの低電力短距離ネットワーク、Zigbee、Z-Wave、Bluetooth Low Energy(BLE)の任意の組み合わせを含むネットワーク、セルラネットワークまたはシステムなどの他の技術をさらにサポートすることができる。電気通信システムは例えば、低電力ワイドエリアネットワーク(LPWAN)をサポートすることができる。LPWAN技術は、長距離物理レイヤプロトコル(LoRa)、Haystack、SigFox、LTE-M、および狭帯域IoT(NB-IoT)を備え得る。
【0045】
第2の通信ネットワーク102、およびいくつかの例では、別の通信ネットワーク103がクラウド内のコンピュータ、たとえば、サーバのネットワークとして理解され得る。特に、いくつかの実施形態では第1の通信ネットワーク101のいずれか、およびいくつかの例では別の通信ネットワーク103がエッジクラウドネットワーク、たとえば、サービスメッシュベースのエッジクラウドであると理解され得る。エッジクラウドネットワークは、分散アプリケーションまたはワークロードのセットをホストするストレージおよびコンピューティングアセットを包含するクラウドエコシステムへの接続性を提供するデータネットワークのセットを指すと理解され得る。エッジクラウドネットワークは、存在するモバイルネットワークポイントに地理的に近く、したがって、それがサービスを提供することができるエンドユーザに近いことがある。
【0046】
別の通信ネットワーク103は、第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102のいずれかとは異なるネットワークであると理解され得る。
【0047】
通信システムは、第1のノード111と、第2のノード112と、第3のノード113とを備える複数のノードを備え得る。第1のノード111、第2のノード112、および第3のノード113のいずれも、それぞれ、第1のコンピュータシステム、第2のコンピュータシステム、および第3のコンピュータシステムとして理解され得る。いくつかの例では、第1のノード111、第2のノード112、および第3のノード113のいずれも、たとえば、クラウド内のホストコンピュータ内のスタンドアロンサーバとして実装され得る。第1のノード111、第2のノード112、および第3のノード113のいずれも、いくつかの例では分散ノードまたは分散サーバであり得、それらのそれぞれの機能のいくつかはたとえばクライアントマネージャによってローカルに実装され、その機能のいくつかはたとえばサーバマネージャによってクラウド内に実装される。さらに他の実施例では、第1のノード111、第2のノード112、および第3のノード113のいずれも、サーバファームにおける処理リソースとして実装されてもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、第1のノード111、第2のノード112、および第3のノード113のいずれも、独立した分離されたノードであり得る。他の実施形態では、第1のノード111および第3のノード113のうちのいずれかは同じ場所に配置され得るか、または同じノードであり得る。すべての可能な組み合わせは、図を簡略化するために
図1には示されていない。
【0049】
通信システムは、
図1に示されるノードよりも多くのノードを備え得ることが理解され得る。
【0050】
第1のノード111、第2のノード112、および第3のノード113のいずれも、モビリティ機能を処理する能力を有するノードとして理解され得る。すなわち、第1のノード111、第2のノード112、および第3のノード113のいずれも、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、以下で説明するデバイス130などのデバイスのための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理する能力を有するノードとして理解され得る。前述のように、ドメインは、コンピュートマシンのグループ上で実行され、接続されたネットワークのグループに含まれるサービスメッシュのグループによって相互接続され得るアプリケーションのグループをサポートするハードウェアおよびソフトウェアリソースを備えることが理解され得る。ドメインは、モバイルネットワーク(MN)と、サービスメッシュベースのエッジクラウドネットワークなどのエッジクラウド(EC)ネットワークとを備え得る。
【0051】
第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいて動作する。第1のノード111は第1の通信ネットワーク101、たとえば、モバイルネットワークと、第2の通信ネットワーク102、たとえば、エッジクラウドドメインとの間の相互作用を処理するノードとして理解され得る。第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101と第2の通信ネットワーク102との間で通信を交換することができる。第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101のトポロジと第2の通信ネットワーク102との間のマッピング表現を保持し得る。第1のノード111は、本明細書ではドメイン間階層ノードと呼ばれることがある。いくつかの特定の例では、第1のノード111がUPFの一部として、たとえば、5GCネットワークにおいて、またはエッジクラウド管理ノードの一部として、たとえば、サービスメッシュベースのエッジクラウドにおいて実装され得る。
【0052】
第2のノード112は、第1の通信ネットワーク101において動作する。第2のノード112は、本明細書ではモバイルネットワークノードと呼ばれることがある。いくつかの特定の例では、第2のノード112がたとえば、5GCネットワーク中のUPFであり得る。
【0053】
第3のノード113は、第2の通信ネットワーク102において動作する。第3のノード113は本明細書ではECノード、たとえば、サービスメッシュ(SM)ベースのECノードと呼ばれることがある。いくつかの特定の例では、第3のノード113がエッジクラウド管理ノードであり得る。
【0054】
通信システムはデバイス130が
図1に示されている複数の装置を備え得る。デバイス130は、いくつかのさらなる例を挙げると、たとえば、ユーザ機器(UE)、無線デバイス、モバイル端末、無線端末および/または移動局、移動電話、セルラー電話、または無線機能を備えたラップトップ、または顧客構内機器(CPE)としても知られ得る。本文脈における装置130は例えば、携帯型、ポケット収納型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、または車両搭載型モバイルデバイスであって、RANを介して音声および/またはデータを通信することが可能であり、サーバ、ラップトップ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、またはタブレットコンピュータなどの別のエンティティ(無線能力を有するタブレットとも呼ばれる)、単にタブレット、マシン・ツー・マシン(M2M)装置、プリンタまたはファイル記憶装置などの無線インターフェースを備えた装置、モデム、ラップトップ内蔵装置(LEE)、ラップトップ搭載装置(LME)、USBドングル、または通信システム内の無線リンクを介して通信することが可能な他の無線ネットワークユニットと通信することができる。デバイス130はワイヤレスであり得、すなわち、通信システムにおいて無線通信することが可能にされ得、いくつかの特定の例では、ビームフォーミング送信をサポートすることが可能であり得る。通信はたとえば、2つのデバイス間、デバイスと無線ネットワークノードとの間、および/またはデバイスとサーバとの間で実行され得る。通信はたとえば、通信システム内にそれぞれ含まれるRANおよび場合によっては1つ以上のコアネットワークを介して実行され得る。
【0055】
通信システムは1つ以上の無線ネットワークノードを備えることができ、無線ネットワークノード140は、
図1bに示されている。無線ネットワークノード140は、典型的には基地局もしくは送信ポイント(TP)、または通信システムにおいて無線デバイスもしくはマシンタイプノードにサービスを提供することが可能な任意の他のネットワークユニットであり得る。無線ネットワークノード140はたとえば、5G gNB、4G eNB、または代替の5G無線アクセス技術における無線ネットワークノード、たとえば、固定またはWiFiであり得る。無線ネットワークノード140は例えば、送信電力に基づいて、それによってカバレージサイズに基づいて、広域基地局、中範囲基地局、ローカルエリア基地局、およびホーム基地局であり得る。無線ネットワークノード140は、固定リレーノードまたはモバイルリレーノードであり得る。無線ネットワークノード140は1つまたはいくつかの通信技術をサポートすることができ、その名前は、使用される技術および用語に依存することができる。無線ネットワークノード140は、1つ以上のネットワークおよび/または1つ以上のコアネットワークに直接接続され得る。
【0056】
通信システムはセルエリアに分割され得る地理的領域をカバーし、各セルエリアは無線ネットワークノードによってサービス提供され得るが、1つの無線ネットワークノードは1つまたはいくつかのセルをサーブし得る。
【0057】
第1のノード111は第1のリンク151、たとえば、無線リンクまたは有線リンクを介して第2のノード112と通信し得る。第1のノード111は第2のリンク152、たとえば、無線リンクまたは有線リンクを介して第3のノード113と通信し得る。第3のノード113は第3のリンク153、たとえば、無線リンクまたは有線リンクを介して、第2のノード112と直接または間接的に通信し得る。第2のノード112は第4のリンク154、たとえば、無線リンクまたは有線リンクを介してデバイス130と直接または間接的に通信し得る。第2のノード112は第5のリンク155、たとえば、無線リンクまたは有線リンクを介して、無線ネットワークノード140と直接または間接的に通信し得る。無線ネットワークノード140は第6のリンク156、たとえば、無線リンクを介してデバイス130と通信し得る。第1のリンク151、第2のリンク152、第3のリンク153、第4のリンク154、第5のリンク155、および/または第6のリンク156のいずれも、直接リンクであってもよく、または通信システム内の1つもしくは複数のコンピュータシステムもしくは1つもしくは複数のコアネットワークを介して行ってもよく、または任意選択の中間ネットワークを介して行ってもよい。中間ネットワークは、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホステッドネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組合せであってもよく、中間ネットワークはもしあれば、
図1に示されていないバックボーンネットワークまたはインターネットであってもよい。
【0058】
一般に、本明細書における「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」、「第5の」、および/または「第6の」の使用は、異なる要素またはエンティティを示す任意の方法であると理解され得、これらの形容詞が修飾する名詞に累積的または時系列的な特性を与えないと理解され得る。
【0059】
ロングタームエボリューション(LTE)/5Gからの用語が本明細書の実施形態を例示するために本開示で使用されているが、これは本明細書の実施形態の範囲を上述のシステムのみに限定するものと見なされるべきではない。同様のまたは同等の機能をサポートする他の無線システムも、本開示内でカバーされるアイデアを活用することから利益を得ることができる。将来の電気通信ネットワークにおいて、例えば、第6世代(6G)において、本明細書で使用される用語は、将来の技術における可能な用語の変更を考慮して再解釈される必要があり得る。
【0060】
次に、第1のノード111によって実行される、コンピュータによって実施される方法の実施形態を、
図2に示されるフローチャートを参照して説明する。この方法は、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものであると理解され得る。ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は、少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備える。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービス品質または経験に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備える。第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいて動作する。
【0061】
前述のように、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであってもよく、第2の通信ネットワーク102はエッジクラウドネットワークであってもよい。
【0062】
本方法は、以下で説明されるアクションを備え得る。いくつかの実施形態では、すべてのアクションを実行することができる。いくつかの実施形態では、動作のうちのいくつかが実行され得る。
図2では、オプションのアクションが破線のボックスで示されている。適用可能な場合、1つ以上の実施形態を組み合わせることができる。全ての可能な組み合わせは、説明を簡略化するために説明されない。本明細書の実施例は、相互に排他的ではないことに留意されたい。1つの例または実施形態からの構成要素は別の例または実施形態に存在すると暗黙に仮定され得、それらの構成要素が他の例または実施形態においてどのように使用され得るかは当業者には明らかであろう。
【0063】
図2では、オプションのアクションが破線のボックスで示されている。
【0064】
アクション201
通信システムにおける通信の過程において
このアクション201では、第1のノード111が第2のノード112から1つ以上の第1のインジケーションを取得することができる。1つ以上の第1のインジケーションはソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき、1つ以上の進行中の通信セッション、すなわちデバイス130のための進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループを示し得る。トラフィックフローのグループは、本明細書ではトラフィックアグリゲートと呼ばれることがある。
【0065】
以下のうちの少なくとも1つを適用することができる。いくつかの実施形態では、トラフィックフローのグループの各々がマイクロサービスのグループを横断することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の進行中の通信セッションの各々がPDUセッションであり得る。いくつかの実施形態では、サービス品質または経験のための同様の要件を有するトラフィックフローのグループの各々がトラフィックアグリゲートであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の進行中の通信セッションがサービスメッシュ(SM)によって処理され得る。
【0066】
1つ以上の第1のインジケーションはまた、サービス品質または経験について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループごとに、以下のオプションのうちの少なくとも1つを示し得る。第1のオプションとして、i)シフトがトラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために必要であると推定される、例えばUPFである、それぞれのノードのペア。ノードのそれぞれのペアは、ソースドメイン121中のそれぞれのソースノードと、ターゲットドメイン122中のそれぞれのターゲットノードとを備え得る。いくつかの実施形態では、個別のノードのペアにおけるノードの各々がa)プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカー、b)ユーザプレーンを管理するノード、およびc)UPFのうちの1つであり得る。
【0067】
個別のノードのペアのそれぞれは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアと、サービスメッシュ(SM)のそれぞれのペアとに対応し得る。
【0068】
第2のオプションとして、ii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先度。第3のオプションとして、iii)シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件。時間バジェット要件は、トラフィックシフトが完全に実行される必要があり得る時間を示す所望の時間隔として理解され得、その結果、経験の品質は例えば、閾値に関して著しく劣化され得ない。第4のオプションとして、iv)個別のノードのペアごとの第1の個別の負荷。第5のオプションとして、v)個別のノードのペアごとに、シフトされるべき第2の個別の負荷。第6のオプションとして、vi)個別のノードのペアごとに、第1の実行可能なマイグレーションバジェットが得られる。実行可能なマイグレーション予算はトラフィックシフトプロセスを完了するために、ノードのそれぞれのペアごとに満たされ得る実際の遅延または推定された遅延として理解され得る。第1の実行可能なマイグレーションバジェットは、第1の通信ネットワーク101に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットとして理解され得る。
【0069】
1つ以上の第1のインジケーションの取得は1つ以上の第1のインジケーションを、たとえば、第1のリンク151を介して受信することによって実行され得る。
【0070】
アクション202
このアクション202では、第1のノード111がトラフィックフローの各グループについて、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、第1の通信ネットワーク101に属するリソースのそれぞれの第1のセットと、シフトのために必要であると推定された第2の通信ネットワーク102に属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応付けを決定する。リソースの第1のセットは、1つ以上のソースモバイルネットワークと1つ以上のターゲットモバイルネットワークとを備えるコアモバイルネットワークのそれぞれのペアを備える。リソースの第2のセットは、ソースサービスメッシュとターゲットサービスメッシュとを備えるサービスメッシュ(SM)のそれぞれのペアを備える。
【0071】
いくつかの機能はトラフィックがトラフィックフローのグループ(本明細書ではトラフィックアグリゲート(TA)とも呼ばれる)に分類され得、同様のQoS要件、したがって同様のマイグレーションバジェットを共有し得るという仮定に基づいて構築され得る。QoS要件を共有することは、基本的に、トラフィックフローのこれらのグループが第1の通信ネットワーク101において同じユーザプレーンを共有し得ることを意味すると理解され得る。また、各またはDNは外部接続を可能にすることができるイングレス(入口)またはエッジゲートウェイを有し、SMのセットを関連付けることができると仮定され得る。前述のように、DNはモバイルネットワークの外部のIPネットワークとして理解され得るが、モバイルネットワークに接続されてもよい。
【0072】
第1のノード111は、このアクション202において、トラフィックシフトの関連付け(アソシエーション)および集約(アグリゲーション)を実行することができる。すなわち、第1のノード111はソースドメイン121およびターゲットドメイン122の両方について、第2の通信ネットワーク102中の関連するサービスメッシュ(SM)とともに、シフトされることを必要とし得るトラフィックフローのグループに関連付けられ得るすべてのコアモバイルネットワークを識別し得る。これらのSMは、イベントについて通知されることを必要とするトラフィックシフト処理に関与している可能性がある。
【0073】
このアクション202では、第1のノード111はまた、トラフィックフローのそれぞれのグループごとに、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおいて、リソースのそれぞれのペアに対するシフトにおけるそれぞれの優先度を決定する。第1のノード111はまた、シフトされるべきトラフィックフローのそれぞれのグループに関連付けられた個々の優先度スコアに基づいて、コアモバイルネットワークごとの集約された優先度スコアを推定し得る。
【0074】
それぞれの対応およびそれぞれの優先度のこのアクション202における決定は、取得された1つ以上の第1のインジケーションに基づき得る。
【0075】
このアクション202において、第1のノード111は、マッピングされたトラフィック集約モデルを決定することができる。すなわち、第1のノード111は移動デバイス130にサービスを提供する第2の通信ネットワーク102を用いて、トラフィックフローのグループ、例えば、Tasの表現マッピングを構築し得る。この場合、shift_Trafficパラメータを有するトラフィック集約(Traffic Aggregates)のみがTrueに設定され得ることに留意されたい。トラフィック収容の各グループをTAと呼ぶことができる非限定的な例では、そのようなマッピングされたトラフィックアグリゲートモデルが次のように表され得る。
アクション203
このアクション203では、第1のノード111が1つ以上の第2のインジケーションを第3のノード113に提供する。1つ以上の第2のインジケーションは、取得された1つ以上の第1のインジケーションに基づき得る。
【0076】
第1のノード111は第1の通信ネットワーク101、例えば、モバイルネットワーク内の機構と整合して、第2の通信ネットワーク102、例えば、サービスメッシュベースのエッジクラウド内のトラフィックフローをトラフィックアグリゲートにどのようにマークし分類するかに関する情報を伝搬することによって、トラフィック差別化(TD)機構の整合および調整を実行することを助け得る。これらのトラフィックアグリゲートは第1の通信ネットワーク101内のトラフィックアグリゲートに関連する特定の識別子を関連付けることができ、また、エンドユーザのプライベート情報を最小限にして、ドメイン間で最小限の構成情報を伝搬することができる。
【0077】
提供、例えば、送信は例えば、第2のリンク152を介して実行され得る。
【0078】
アクション204
このアクション204では、第1のノード111がサービスまたは経験の品質について同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループごとに、第1の通信ネットワーク101から、第1の通信ネットワーク101に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットを取得することができる。第2の通信ネットワーク102から、第1のノード111は、このアクション204において、第2の通信ネットワーク102に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを取得することができる。
【0079】
アクション205
このアクション205において、第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101と第2の通信ネットワーク102との間の、シフトのための時間バジェットの配分を決定する。第1のノード111は、これを、第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102の各々と通信を交換することによって実行する。時間バジェットの配分のこのアクション205における判定は、シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に従って、コアモバイルネットワークのそれぞれのペア、サービスメッシュのそれぞれのペア、およびそれぞれの優先度に基づく。エンドツーエンドのパフォーマンス要件は、全体的なQoS要件の一部であると理解され得、それを決定することに寄与し得る。
【0080】
このアクション205における時間バジェットの配分の決定は、取得された第1の実行可能なマイグレーションバジェットおよび取得された第2のマイグレーションバジェットにさらに基づいてもよい。
【0081】
このアクション205において、第1のノード111は、時間バジェット配分の交渉(ネゴシエーション)を実行することができる。これは、第1の通信ネットワーク101と第2の通信ネットワーク102との間のマイグレーションバジェット、例えば、第1の通信ネットワーク101における利用可能なエンドツーエンドのマイグレーションバジェットおよび実行可能なマイグレーションバジェットに基づいて、ソースおよびターゲットUPF→ソースおよびターゲットDN→ソースおよびターゲットSMの配分を可能にする第1のノード111によって実行され得る。
【0082】
第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101と第2の通信ネットワーク102のドメインとの間の相互作用を扱う階層として理解され得る、ドメイン間階層において動作し得るノードとして理解され得る。このアクション205を実行するために、第1のノード111は例えば、アクション202およびアクション204を実行した結果として、第1の通信ネットワーク101のトポロジと第2の通信ネットワーク102との間のマッピング表現を保持することができる。非限定的な例ではノードのペア中の各ノードはUPFであり得、トラフィックアグリゲートの各グループはTAと呼ばれ得、そのようなマッピングされたインフラストラクチャモデルは次のように表され得る:
第1のノード111はまた、マッピングされたアプリケーションモデル、すなわち、第1の通信ネットワーク101においてインスタンス化された可能性があるサービスデータフロー(SDF)と、第2の通信ネットワーク102においてインスタンス化された可能性があるマイクロサービスチェーンとの間のマッピング表現を保持することができる。第1のノード111はまた、マイクロサービスチェーン(MC)の一部を形成し得るマイクロサービスインスタンスをホストするサービスメッシュを追跡し得る。
【0083】
非限定的な例では、これは以下のように表されうる。
アクション206
このアクション206では、第1のノード111が第1の通信ネットワーク101でアクションする第2のノード112と、第2の通信ネットワーク102でアクションする第3のノード113とのうちの少なくとも1つに、1つ以上のインジケーションを提供する。1つ以上のインジケーションは、アクション205において、決定された配分を示す。提供される1つ以上のインジケーションは、1つ以上の第3のインジケーションであると理解され得る。
【0084】
提供、例えば、このアクション206における送信は例えば、第1のリンク151または第2のリンク152を介して実行され得る。
【0085】
このアクション206において、第1のノード111は、トラフィックシフト通知の準備を実行することができる。すなわち、第1のノード111は、シフトされるべきトラフィックフローのグループに関して、各コアモバイルネットワークのためのトラフィックシフトイベントおよび関連する優先度情報の集約された通知を準備することができる。第1のノード111は、トラフィックシフト優先度および通知送信を実行し得る。コアモバイルネットワークに関連する発見情報に基づいて、第1のノード111は、各コアモバイルネットワークに関連する集約された優先度スコアに基づいて通知をスケジューリングすることによって、集約されたトラフィックシフティング通知および関連する優先度を各コアモバイルネットワークに送信することができる。
【0086】
次に、第2のノード112によって実行されるコンピュータ実施方法の実施形態について、
図3に示されるフローチャートを参照して説明する。この方法は、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものであると理解され得る。ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は、少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備える。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備える。第2のノード112は、第1の通信ネットワーク101において動作する。
【0087】
前述のように、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであってもよく、第2の通信ネットワーク102はエッジクラウドネットワークであってもよい。
【0088】
本方法は、以下で説明されるアクションを備え得る。いくつかの実施形態では、すべてのアクションを実行することができる。いくつかの実施形態では、アクションのうちのいくつかが実行され得る。
図3では、オプションのアクションが破線のボックスで示されている。適用可能な場合、1つ以上の実施形態を組み合わせることができる。全ての可能な組み合わせは、説明を簡略化するために説明されない。本明細書の実施例は、相互に排他的ではないことに留意されたい。1つの例または実施形態からの構成要素は別の例または実施形態に存在すると暗黙に仮定され得、それらの構成要素が他の例または実施形態においてどのように使用され得るかは当業者には明らかであろう。
【0089】
以下のいくつかの詳細な説明は第1のノード111について説明されたアクションに関連して、上で提供された同じ参照に対応し、したがって、説明を簡略化するために、ここでは繰り返さない。たとえば、トラフィックフローのグループは、本明細書ではトラフィックアグリゲート(トラフィック集約)と呼ばれることがある。
【0090】
図3では、オプションのアクションが破線のボックスで示されている。
【0091】
アクション301
このアクション301では、第2のノード112がデバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションの各々の中のすべてのサービスから、時間にわたってそれぞれのシーケンスで実行されるべき要件を有する1つ以上のサービスチェーンを決定し得る。
【0092】
サービスは、そのネットワークインターフェースを介してアクセス可能なソフトウェアの一部として理解され得る。ソフトウェアはエンドユーザ、例えば、エッジクラウドでホストされるマイクロサービスによって消費され得る特定のロジックを実装する、分離されたアプリケーションコンポーネントであり得る。
【0093】
アクション302
このアクション302では、第2のノード112が決定された1つ以上のサービスチェーンを、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループにマッピングすることができる。
【0094】
このアクション302において、第2のノード112は、マルチレベルトラフィック差別化制御および実施を実行することができる。第1の通信ネットワーク101は、UEセッション管理およびQoS関連情報に基づいて、トラフィックフローのマルチレベル差別化を実行し得る。すなわち、トラフィックフローは、PDUセッション、QoSフロー、および/またはSDFなど、第1の通信ネットワーク101のユーザプレーンからの構成に基づいて区別され得る。第1の通信ネットワーク101はトラフィックのマーキングおよび分類を実行し、トラフィックの関連するQoSルールに基づいて、差別化されたトラフィックステアリング戦略を適用し得る。
【0095】
第2のノード112はこのアクション302において、消費されたマイクロサービスチェーンを識別し、それらがデバイス130のユーザプレーンの異なるエレメント部分にどのように関連付けられ得るか、たとえば、とりわけ、PDUセッション、データ無線ベアラ(DRB)、QoSフロー、SDFを識別することによって、マルチレベルのトラフィック関連付けおよびアグリゲーションを実行し得る。
【0096】
アクション303
このアクション303では、第2のノード112がトラフィックフローの決定されたそれぞれのグループのそれぞれについて、それぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件を決定することができる。
【0097】
このアクション302において、第2のノード112は、性能制約の取得を実行することができる。すなわち、第2のノード112は、トラフィックフローの各グループに関連するエンドツーエンドのパフォーマンス要件および/または制約を取り出すことができる。パフォーマンス制約の例は、予想される遅延時間および帯域幅であり得る。
【0098】
アクション304
このアクション304において、第2のノード112はソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき、サービスまたは経験の品質のための同様のそれぞれの要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループを決定することができ、このアクション304において、第2のノード112は、トラフィックシフト評価を実行することができる。すなわち、第2のノード112はたとえば、期待性能と実際の性能とを比較することによって、シフトされることを必要とし得るトラフィックフローのすべての関連付けられたグループを評価および識別し得る。実際の性能は、測定、推定、および/または予測され得る。どのトラフィックフローのグループがマイグレーションを必要とし得るかを決定すると、この機能はまた、ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の両方で、トラフィックシフトに関与する関連するPSAおよびUPFを識別し得る。
【0099】
アクション305
このアクション305では、第2のノード112が決定されたそれぞれのトラフィックフローのグループの各々について、サービスまたは経験の品質のそれぞれの要件に基づいて、以下のオプションのうちの少なくとも1つを決定することができる。第1のオプションとして、i)シフトがトラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために必要であると推定されるノードのそれぞれのペア。ノードのそれぞれのペアは、ソースドメイン121中のそれぞれのソースノードと、ターゲットドメイン122中のそれぞれのターゲットノードとを備え得る。第2のオプションとして、ii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先度。第3のオプションとして、iii)シフトのための第1のそれぞれの時間バジェットの要件。第4のオプションとして、iv)ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷。第5のオプションとして、v)ノードのそれぞれのペアごとに、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷。第6のオプションとして、vi)ノードのそれぞれのペアごとに、第1の実行可能なマイグレーションバジェット。
【0100】
それぞれの第1の優先度の決定は、アクション303において決定されたそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件に基づき得る。第2のオプションの場合、このアクション305において、第2のノード112は、トラフィックシフト優先順位付けを実行することができる。すなわち、第2のノード112は関連するマイグレーションバジェットに基づいてトラフィックフローのグループをランク付けし、たとえば、0~10の範囲内にあり得る優先度スコアを割り当てることができ、ここで、10は最高優先度を表す。
【0101】
第3のオプションの場合、このアクション305では、第2のノード112が時間バジェット要件の推定および/または取得を実行することができる。この機能は、第1の通信ネットワーク101がトラフィックフローの各グループに関連付けられたエンドツーエンドのマイグレーションバジェットを推定または取得することを可能にし得る。このマイグレーションバジェットは、トラフィックシフトプロセス中の許容可能な遅延時間として表され得る。
【0102】
第4のオプションの場合、このアクション305において、第2のノード112は、トラフィック負荷の測定(ディメンショニング)を実行することができる。すなわち、第2のノード112はトラフィックフローのグループに関連付けられたUPF、たとえば、ソースドメイン121中のUPFと、ターゲットドメイン122中のUPFとのペア中の総進行中または将来のトラフィック負荷を推定または予測し得る。この推定は各UPFによってサービングされているトラフィックフローおよびUEのすべてのグループを考慮することができ、トラフィックフローまたはUEの関連するグループに限定されないことに留意されたい。
【0103】
第5のオプションの場合、このアクション305では、第2のノード112がトラフィックシフト負荷のディメンショニングを実行することができる。すなわち、第2のノード112はトラフィックフローのグループ、たとえば、ターゲットドメイン122中のソースドメイン121、およびUPFに関連付けられたUPFのペア中でシフトされることを必要とし得る、進行中のまたは将来のトラフィックの負荷を推定または予測し得る。
【0104】
第6のオプションの場合、このアクション305において、第2のノード112は、実行可能な時間バジェットの推定を実行することができる。すなわち、第2のノード112は、トラフィックフローの関連付けられたグループのための実行可能なマイグレーションバジェットを推定または予測し得る。そのために、第2のノード112はトラフィックフローのグループに関連付けられたトラフィックシフト優先度スコア、および/または関連付けられたマイグレーションバジェット対総トラフィック負荷、および関連付けられたノード、たとえば、UPFにおいてシフトされるべきトラフィックの負荷を考慮し得る。
【0105】
このアクション305では、第2のノード112が総トラフィックおよびトラフィックアグリゲーションモデルを決定することができる。これらのモデルは、構築され得、総トラフィックおよびトラフィックフローのグループを表す方法として、第1の通信ネットワーク101のドメインにおいてのみ利用可能であり得る。
【0106】
ノードのペア中の各ノードがUPFであり得る非限定的な例ではデバイス130はUEであり得、トラフィックアグリゲートの各グループはTAと呼ばれ得、そのようなマッピングされたインフラストラクチャモデルは次のように表され得る.
アクション306
このアクション306では、第2のノード112が1つ以上の第1の指示を第1のノード111に与え得る。1つ以上の第1の指示は、以下のうちの少なくとも1つを示し得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のインジケーションがソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき、1つ以上の進行中の通信セッション、すなわち、デバイス130のための進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループを示し得る。
【0107】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1のインジケーションが代替的に、または追加的に、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、以下のうちの決定された少なくとも1つを示し得る。第1のオプションとして、i)シフトがトラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために必要であると推定される、それぞれのノードのペア、例えば、UPF。ノードのそれぞれのペアは、ソースドメイン121中のそれぞれのソースノードと、ターゲットドメイン122中のそれぞれのターゲットノードとを備え得る。
【0108】
第2のオプションとして、ii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先順位。第3の選択肢として、iii)シフトのための第1のそれぞれの時間予算要件。第4のオプションとして、iv)ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷。第5のオプションとして、v)ノードのそれぞれのペアごとに、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷。第6のオプションvi)として、それぞれのノードのペアごとに、第1の実行可能なマイグレーションバジェットが得られる。
【0109】
以下のうちの少なくとも1つを適用することができる。いくつかの実施形態では、トラフィックフローのグループの各々がマイクロサービスのグループを横断することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の進行中の通信セッションの各々がPDUセッションであり得る。いくつかの実施形態では、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有するトラフィックフローのグループの各々がトラフィックアグリゲートであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の進行中の通信セッションがサービスメッシュ(SM)によって処理され得る。
【0110】
いくつかの実施形態では、ノードのそれぞれのペアにおけるノードの各々がa)PDUセッションアンカー、b)ユーザプレーンを管理するノード、およびc)UPFのうちの1つであり得る。
【0111】
ノードの各それぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアと、サービスメッシュ(SM)のそれぞれのペアとに対応し得る。
【0112】
アクション307
このアクション307では、第2のノード112がサービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいてアクションする第1のノード111に、第1の通信ネットワーク101に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットを提供する。
【0113】
提供、例えば、送信は例えば、第1のリンク152を介して実行され得る。
【0114】
アクション308
このアクション308において、第2のノード112は第1のノード111から、1つ以上の第3のインジケーションを取得する。1つ以上の第3のインジケーションは、ソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループの各々、ソースドメイン121とターゲットドメイン122との間のシフトのための時間バジェットの配分を示す。時間バジェットの取得された配分は、第1の通信ネットワーク101に実行可能な、提供された第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件とに基づく。
【0115】
シフトのための時間バジェットの取得された配分はそれぞれのトラフィックフローのグループごとに、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々における、それぞれの対応にさらに基づき得る。それぞれの対応は、第1の通信ネットワーク101に属するリソースのそれぞれの第1のセットと、シフトに必要であると推定された第2の通信ネットワーク102に属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間であり得る。リソースの第1のセットは、1つ以上のソースコアモバイルネットワークと、1つ以上のターゲットモバイルネットワークのうちの1つとのそれぞれのペアを備える。リソースの第2のセットは、ソースサービスメッシュおよびターゲットサービスメッシュを備える、サービスメッシュのそれぞれのペアを備え得る。
【0116】
シフトについての時間バジェットの取得された配分は、トラフィックフローの各それぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、リソースの各それぞれのペアについてのシフトにおけるそれぞれの優先度にさらに基づき得る。
【0117】
次に、第3のノード113によって実行されるコンピュータ実施方法の実施形態を、
図4に示されるフローチャートを参照して説明する。この方法は、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものであると理解され得る。ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は、少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備える。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備える。第3のノード113は、第2の通信ネットワーク102において動作する。
【0118】
前述のように、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであってもよく、第2の通信ネットワーク102はエッジクラウドネットワークであってもよい。
【0119】
本方法は、以下のアクションを含むことができる。いくつかの実施形態が本明細書に含まれる。いくつかの実施形態では、方法がすべてのアクションを含むことができる。他の実施形態では、方法が2つ以上のアクションを含んでもよい。適用可能な場合、1つ以上の実施形態を組み合わせることができる。全ての可能な組み合わせは、説明を簡略化するために説明されない。本明細書の実施例は、相互に排他的ではないことに留意されたい。1つの例からの構成要素は別の例に存在すると暗黙のうちに仮定され得、当業者にはそれらの構成要素が他の実施例で使用され得るかが明らかであろう。
図4では、オプションのアクションが破線で示されている。
【0120】
以下のいくつかの詳細な説明は第1のノード111について説明された動作に関連して、上で提供された同じ参照に対応し、したがって、説明を簡略化するために、ここでは繰り返さない。たとえば、トラフィックフローのグループは、本明細書ではトラフィックアグリゲートと呼ばれることがある。
【0121】
アクション401
このアクション401では、第3のノード113が第1のノード111から1つ以上の第2のインジケーションを取得することができる。1つ以上の第2のインジケーションは、ソースドメイン121からサービスまたは経験の品質に関する同様の要件を有するターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、以下のオプションのうちの少なくとも1つを示し得る。第1のオプションでは、i)第1の通信ネットワーク101内のリソースのそれぞれの第1のセットがシフトに必要であると推定される。第2のオプションでは、ii)第2の通信ネットワーク102内のリソースのそれぞれの第2のセットがシフトに必要であると推定される。第3のオプションでは、iii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先順位。
【0122】
リソースのそれぞれの第1のセットは、以下のうちの少なくとも1つを備え得る。第1のオプションとして、i)シフトがトラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために必要であると推定される、それぞれのノードのペア、例えば、UPF。ノードのそれぞれのペアは、ソースドメイン121中のそれぞれのソースノードと、ターゲットドメイン122中のそれぞれのターゲットノードとを備え得る。
【0123】
第2のオプションとして、ii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先順位。第3のオプションとして、iii)シフトのための第1のそれぞれの時間バジェットの要件。第4のオプションとして、iv)ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷。第5のオプションとして、v)ノードのそれぞれのペアごとに、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷。第6のオプションvi)として、ノードのそれぞれのペアごとに、第1の実行可能なマイグレーションバジェットが得られる。
【0124】
以下のうちの少なくとも1つを適用することができる。いくつかの実施形態では、トラフィックフローのグループの各々がマイクロサービスのグループを横断することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の進行中の通信セッションの各々がPDUセッションであり得る。いくつかの実施形態では、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有するトラフィックフローのグループの各々がトラフィックアグリゲートであり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の進行中の通信セッションがサービスメッシュ(SM)によって処理され得る。
【0125】
いくつかの実施形態では、ノードのそれぞれのペアにおけるノードの各々がa)PDUセッションアンカー、b)ユーザプレーンを管理するノード、およびc)UPFのうちの1つであり得る。
【0126】
ノードの各それぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアと、サービスメッシュ(SM)のそれぞれのペアとに対応し得る。
【0127】
アクション402
このアクション402では、第3のノード113がそれぞれのサービスメッシュの各ペアについて、i)それぞれの負荷、ii)シフトされるべきトラフィックに対応するそれぞれの負荷、およびiii)第2の通信ネットワーク102に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを判定することができる。第2のマイグレーションバジェットは、判定されたそれぞれの負荷と、シフトされるべきトラフィックに対応するそれぞれの負荷とに基づいて判定され得る。
【0128】
判定することは、たとえば、計算または決定することとして理解され得る。
【0129】
それぞれの負荷を判定するために、第3のノード113は、トラフィック負荷の測定を実行し得る。すなわち、第3のノード113はトラフィックフローのそれぞれのグループ、たとえば、ソースドメイン121中のSMおよびターゲットドメイン122中のSMに関連付けられたSMのペア中の総進行中または将来のトラフィック負荷を推定または予測し得る。この推定は各SMによってサービスされているトラフィックフローおよびUEのすべてのグループを考慮することができ、トラフィックフローまたはUEの関連するグループに限定されないことに留意されたい。
【0130】
シフトされるべきトラフィックに対応するそれぞれの負荷を判定するために、第3のノード113は、トラフィックシフトディメンショニングを実行し得る。すなわち、第3のノード113はトラフィックフローのそれぞれのグループに関連するSM、たとえば、ソースドメイン121中のSM(複数可)およびターゲットドメイン122中のSM(複数可)のペア中でシフトされることを必要とする、進行中のまたは将来のトラフィックの負荷を推定または予測し得る。
【0131】
第2の通信ネットワーク102に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを決定するために、第3のノード113は、トラフィックシフトの時間バジェットの推定を実行することができる。すなわち、第3のノード113は、第2の通信ネットワーク102において、関連するトラフィックフローのグループについて、および利用可能なトラフィックシフト戦略の各々について、実行可能なマイグレーションバジェット、すなわちトラフィックシフトについての許容可能な遅延を推定または予測することができる。そのために、第3のノード113は、トラフィックフローのそれぞれのグループに関連付けられたトラフィックシフト優先度スコア、および/または関連付けられたマイグレーションバジェット対総トラフィック負荷、関連付けられたSMにおいてシフトされるトラフィックの負荷、およびトラフィックシフト戦略のタイプを考慮し得る。
【0132】
非限定的な例では、以下のマッピングされたインフラストラクチャモデルが適用され得る。
アクション403
このアクション403では、第3のノード113が第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいて動作する第1のノード111に、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第2の通信ネットワーク102に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを提供してもよい。
【0133】
提供された第2のマイグレーションバジェットは、アクション401において取得された1つ以上の第2のインジケーションに基づくことができる。
【0134】
アクション404
このアクション404において、第3のノード113は第1のノード111から、1つ以上の第3のインジケーションを取得する。1つ以上の第3のインジケーションはソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループごとに、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループの各々、第1の通信ネットワーク101と第2の通信ネットワーク102との間のシフトのための時間バジェットの配分を示す。取得された時間バジェットの配分は、第2の通信ネットワーク102に実行可能な、提供された第2のマイグレーションバジェットに基づく。
【0135】
アクション405
このアクション405では、第3のノード113が取得された1つ以上の第3のインジケーションと、第3のノード113によって推定された第2の通信ネットワーク102における利用可能なリソースとに基づいて、シフトのための戦略を判定し得る。
【0136】
シフトのための判定された戦略は、判定されたそれぞれの負荷、シフトされるべきトラフィックに対応するそれぞれの負荷、およびそれぞれの第1の優先度にさらに基づいてもよい。
【0137】
このアクション405では、第3のノード113がトラフィックシフト戦略の最適化された選択を実行することができる。すなわち、第3のノード113は、利用可能なトラフィックシフト戦略の各々に関連付けられたマイグレーションバジェットのリストに基づいて、第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102における実行可能なマイグレーションバジェットに基づいて、トラフィックフローのグループごとにエンドツーエンドのマイグレーションバジェットを満たすことができる最も信頼できるトラフィックシフト戦略を選択することができる。
【0138】
アクション406
このアクション406において、第3のノード113は、アクション405において判定された戦略に基づいて、シフトの実行を開始することができる。
【0139】
このアクション406において、第3のノード113は、トラフィックシフト優先度および通知受信を実行することができる。各DNは第1のノード111から通知を受信し、関連付けられた優先度スコアに基づいて順番に情報を転送することができ、すなわち、通知は、優先度の高いスコアを有するものに最初に伝搬される。
【0140】
このアクション406では、第3のノード113がトラフィックシフト優先度構成を実行することもできる。すなわち、第3のノード113は関連する優先順位に基づいてトラフィックシフトの効率的な実行をスケジュールするために、例えば、制御プレーンおよびデータプレーン(DP)の両方の構成要素について、各関連するサービスメッシュにおける優先度に関する構成を更新し得る。
【0141】
図5は、本明細書の実施形態による、整列されたトラフィック差別化:システムの態様を描写する概略図である。この非限定的な例では、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであり、第2の通信ネットワーク102はサービスメッシュベースのエッジクラウドネットワークであり、他の通信ネットワーク103はドメイン間階層への接続性を提供する。
図5は、モバイルネットワークとサービスメッシュベースのエッジクラウドとの間のトラフィック差別化機構を整列させるためのベースラインとして使用され得る、高レベルのコンテキストおよび仮定を概略的に示す。この整列されたトラフィック差別化機構に基づいて、UEモビリティイベント時に収束トラフィックシフティング手順のためのシステムおよび方法が、本明細書の実施形態に従って実行され得る。マルチレベルトラフィック差別化制御および実施のために、モバイルネットワークはUEセッション管理およびQoS関連情報に基づいてトラフィックフローのマルチレベル差別化を実行することができ、たとえば、トラフィックフローは、PDUセッション、QoSフロー、SDFなどのモバイルネットワークのユーザプレーンからの構成に基づいて差別化され得る。モバイルネットワークはトラフィックのマーキングおよび分類を実行し、トラフィックの関連するQoSルールに基づいて差別化されたトラフィックステアリング戦略を適用し得る。ドメイン間トラフィック差別化の整合では、ドメイン間階層がモバイルネットワーク内の機構と整合して、サービスメッシュベースのエッジクラウド内のトラフィックアグリゲーションにトラフィックフローをどのようにマーキングし分類するかに関する情報を伝搬することによって、トラフィック差別化機構の整合および調整を実行することを助けることができる。これらのトラフィックアグリゲートはモバイルネットワーク内のトラフィックアグリゲートに関連する特定の識別子を有することができ、また、エンドユーザのプライベート情報の開示を最小限から全く行わずに、ドメイン間で最小構成情報を伝搬することができる。トラフィック差別化管理、制御、および実施のために、サービスメッシュベースのエッジクラウドはモバイルネットワークからマッピングされたトラフィックアグリゲート、たとえば、トラフィックアグリゲート識別子および構成情報に基づいて、トラフィックフローの差別化を実行し得る。サービスメッシュはトラフィックのマーキングおよび分類を実行し、トラフィックアグリゲートの識別子に関連付けられた構成ルールに基づいて、差別化されたトラフィックステアリング戦略を適用し得る。
【0142】
図6は、本明細書の実施形態による、効率的なドメイン間トラフィックシフティングシグナリングシステムの態様を示す概略図である。この非限定的な例では、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであり、第2の通信ネットワーク102はサービスメッシュベースのエッジクラウドネットワークであり、第1のノード111はドメイン間階層で動作し、デバイス130はUEである。
図6は例えば、UEモビリティトリガ時のトラフィックシフティングイベントに関連し得る、モバイルネットワークとエッジクラウドドメインとの間の効率的なシグナリングを概略的に示す。考慮される主なトリガは、モバイルネットワークによって何らかの形でシグナリングされ、予測され、または推定され得る、UEモビリティ関連イベントである。いくつかの機能は、トラフィックが同様のQoS要件、したがって同様のマイグレーションバジェットを共有し得るトラフィックアグリゲート(TA)に分類され得るという仮定に基づいて構築され得る。QoS要件を共有することは、これらのTAが同じモバイルネットワークのユーザプレーンを共有し得ることを意味すると理解され得る。また、各DNは外部接続を可能にすることができるイングレスゲートウェイまたはエッジゲートウェイを有することができ、サービスメッシュのセットを関連付けることができると仮定することもできる。モバイルネットワークは移動するUEに関連付けられた識別子を追跡し、それに基づいて、以下の機能を実行することができる。第1の機能として、マルチレベルトラフィック関連付けおよび集約がある。モバイルネットワークは消費されたマイクロサービスチェーンと、それらがUEのユーザプレーンの異なる要素部分、たとえば、とりわけPDUセッション、DRB、QoSフロー、SDFにどのように関連付けられ得るかを識別し得る。第1の機能として、性能制約検索。モバイルネットワークは、各TAに関連するエンドツーエンドのパフォーマンス要件および/または制約を取り出すことができる。性能制約の例は、予想される遅延時間および帯域幅であり得る。第3の機能として、トラフィックシフト評価。モバイルネットワークは例えば、期待される性能と実際の性能とを比較することによって、シフトされることを必要とし得るすべての関連するTAを評価し、識別し得る。実際の性能は、測定、推定、および/または予測され得る。どのTAがマイグレーションを必要とし得るかを決定すると、この機能はまた、ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の両方で、トラフィックシフトに関与する関連するPSAおよびUPFを識別し得る。第4の機能として、トラフィックシフト優先順位付け。モバイルネットワークは関連するマイグレーションバジェットに基づいてTAをランク付けし、例えば、0~10の範囲内にあり得る優先度スコアを割り当てることができ、ここで、10は、最高優先度を表す。
【0143】
ドメイン間階層は、以下の機能を実行することができる。第1の機能として、ドメイン間階層は、トラフィックシフトの関連付けおよびアグリゲーションを実行することができる。ドメイン間階層は、ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の両方について、エッジクラウド内の関連するサービスメッシュ(SM)とともにシフトされることを必要とし得るTAに関連付けられ得るすべてのデータネットワーク(DN)を識別し得る。これらのSMは、トラフィックシフティングプロセスに関与している可能性があり、イベントに関する通知を必要とする可能性がある。ドメイン間階層はまた、シフトされる各TAに関連する個々の優先度スコアに基づいて、DNごとに集約された優先度スコアを推定することができる。第2の機能として、ドメイン間階層は、トラフィックシフト通知準備を実行することができる。ドメイン間階層は、トラフィックシフトイベントの集約された通知と、シフトされるべきTAに関する各DNのための関連する優先度情報とを準備することができる。第3の機能として、ドメイン間階層は、トラフィックシフト優先度および通知送信を実行することができる。DNに関連付けられた発見情報に基づいて、ドメイン間階層は、各DNに関連付けられた集約された優先度スコアに基づいて通知をスケジューリングすることによって、集約されたトラフィックシフティング通知および関連付けられた優先度を各DNに送信することができる。
【0144】
サービスメッシュベースのエッジクラウドは、以下の機能を実行することができる。第1の機能として、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、トラフィックシフト優先度および通知受信を実行することができる。各DNはドメイン間階層から通知を受信し、関連付けられた優先度スコアに基づいて、順番に情報を転送することができる。通知は、優先度の高いスコアを持つユーザに最初に伝搬される。第2の機能として、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、トラフィックシフト優先度構成を実行することができる。ドメイン間階層は関連する優先順位に基づいてトラフィックシフトの効率的な実行をスケジューリングするために、制御プレーンおよびデータプレーンの両方における構成要素について、各関連するサービスメッシュにおける優先順位関連構成を更新することができる。効率的なドメイン間のトラフィックシフトのシグナリングのための提案された方法に関する詳細については、
図8の説明を参照されたい。
【0145】
図7は、本明細書の実施形態に従って実行され得る最適化されたドメイン間トラフィックシフト戦略の選択の態様を示す概略図である。この非限定的な例では、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであり、第2の通信ネットワーク102はサービスメッシュベースのエッジクラウドネットワークであり、他の通信ネットワーク103はドメイン間階層への接続性を提供する。
図7は、サービスメッシュエッジクラウドにおけるトラフィックシフト戦略の最適化された選択を概略的に示す。この選択された戦略は、本明細書の実施形態に従って実行され得る、モバイルネットワークと調整するトラフィックシフトのために割り当てられたマイグレーションバジェットの配分の動的ネゴシエーションに基づくことができる。
図7のシステムは、シフトを必要とするすべてのTAに対して
図9の手順を実行することができる。
【0146】
モバイルネットワークは、以下の機能を実行することができる。第1の機能として、モバイルネットワークは、時間バジェット要件の推定および/または取得を実行することができる。この機能は、モバイルネットワークが各TAに関連付けられたエンドツーエンドのマイグレーションバジェットを推定または取得することを可能にし得る。このマイグレーションバジェットは、トラフィックシフトプロセス中の許容可能な遅延時間として表され得る。第2の機能として、モバイルネットワークは、トラフィック負荷の測定を実行することができる。モバイルネットワークはTAに関連付けられたUPF、たとえば、ソースドメイン121中のUPFと、ターゲットドメイン122中のUPFとのペア中の総進行中または将来のトラフィック負荷を推定または予測し得る。この推定は、各UPFによってサービングされているすべてのTAおよびUEを考慮し得、関連するTAまたはUEに限定されないことに留意されたい。第3の機能として、モバイルネットワークは、トラフィックシフト負荷の測定を実行することができる。モバイルネットワークはTAに関連付けられたUPF、たとえば、ソースドメイン121内のUPFと、ターゲットドメイン122内のUPFとのペアにおいてシフトされることを必要とする、進行中のトラフィックまたは将来のトラフィックの負荷を推定または予測し得る。第4の機能として、モバイルネットワークは、実行可能な時間バジェットの推定を実行することができる。モバイルネットワークは関連するTAのためのモバイルネットワークにおいて、実行可能なマイグレーションバジェット、すなわち、トラフィックシフトのための許容可能な遅延を推定または予測することができる。そのために、モバイルネットワークは、TAに関連するトラフィックシフト優先度スコア、および/または関連するマイグレーションバジェット対総トラフィック負荷および関連するUPFにおいてシフトされるべきトラフィックの負荷を考慮することができる。
【0147】
ドメイン間階層は、以下の機能を実行することができる。第1の機能として、ドメイン間階層は、時間バジェットの配分の交渉を実行することができる。ドメイン間階層はモバイルネットワークにおける利用可能なエンドツーエンドのマイグレーションバジェットおよび実行可能なマイグレーションバジェットに基づいて、モバイルネットワークとサービスメッシュベースのエッジクラウド、たとえば、ソースおよびターゲットUPF→ソースおよびターゲットDN→ソースおよびターゲットSMとの間のマイグレーションバジェットの配分を可能にする。
【0148】
サービスメッシュベースのエッジクラウドは、以下の機能を実行することができる。第1の機能として、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、トラフィック負荷のディメンショニングを実行することができる。サービスメッシュベースのエッジクラウドはTAに関連付けられたSM、たとえば、ソース中のSM、およびターゲットドメイン中のSMのペア中の、進行中のまたは将来の総トラフィック負荷を推定または予測し得る。この推定は、各SMによってサービングされているすべてのTAおよびUEを考慮し得、関連するTAまたはUEに限定されないことに留意されたい。第2の機能として、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、トラフィックシフトディメンショニングを実行することができる。サービスメッシュベースのエッジクラウドはTAに関連付けられたSM、たとえば、ソース中のSM、およびターゲットドメイン中のSMのペアにおいてシフトされることを必要とする、進行中のトラフィックまたは将来のトラフィックの負荷を推定または予測し得る。第3の機能として、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、トラフィックシフトの時間バジェットの推定を実行することができる。サービスメッシュベースのエッジクラウドは関連するTAについて、および利用可能なトラフィックシフト戦略の各々について、サービスメッシュベースのエッジクラウドにおいて、実行可能なマイグレーションバジェット、すなわち、トラフィックシフトについての許容可能な遅延を推定または予測し得る。そのために、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、TAに関連するトラフィックシフト優先度スコア、および/または関連するマイグレーションバジェット対総トラフィック負荷、関連するSMにおいてシフトされるトラフィックの負荷、およびトラフィックシフト戦略のタイプを考慮することができる。第4の機能として、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、トラフィックシフト戦略の最適化された選択を実行することができる。利用可能なトラフィックシフト戦略の各々に関連するマイグレーションバジェットのリストに基づいて、サービスメッシュベースのエッジクラウドは、モバイルネットワークにおける実行可能なマイグレーションバジェットに基づいて、各TAのエンドツーエンドのマイグレーションバジェットを満たす最も信頼できるトラフィックシフト戦略を選択することができる。
【0149】
図8は、本明細書の実施形態に従って実行され得る効率的なドメイン間トラフィックシフティングシグナリングの態様を示す概略図である。この非限定的な例では、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであり、第2の通信ネットワーク102はサービスメッシュベースのエッジクラウドネットワークであり、他の通信ネットワーク103はドメイン間階層への接続性を提供する。
図8は前述の説明に従って、トラフィック集約に基づいて、モバイルネットワークおよびサービスメッシュベースのエッジクラウドドメインにわたって効率的なトラフィックシフティングシグナリングを実行するための、本明細書の実施形態によって提供される機構を概略的に示し、アクションでは、示された参照番号に対応する。801において、モバイルネットワークはUEモビリティトリガを取得することができ、次いで、前述の説明に従って、
図8に示される参照番号に対応するアクションにおいて進むことができる。
【0150】
図9は、本明細書の実施形態に従って実行され得る最適化されたトラフィックシフト戦略選択の態様を示す概略図である。この非限定的な例では、第1の通信ネットワーク101はモバイルネットワークであり、第2の通信ネットワーク102はサービスメッシュベースのエッジクラウドネットワークであり、他の通信ネットワーク103はドメイン間階層への接続性を提供する。
図9は、マイグレーションに関連するトラフィック集約およびソースおよびターゲットタプルに基づいて、モバイルネットワークドメインと調整するサービスメッシュベースのエッジクラウドにおいてトラフィックシフト戦略の最適化された選択を実行するための、本明細書の実施形態によって提供される機構を概略的に示す。この方法は、UEモビリティイベントによってトリガされるだけでなく、前述の説明に従って、および示された参照番号に対応するアクションにおいて、周期的にトリガされてもよい。
【0151】
非限定的な実施例
本明細書の実施形態の方法は、
図10の概略図に示される非限定的な例を用いて例示され得る。
図10が5GユーザプレーンにおけるPDUセッション、QoSフロー、およびセッションデータフローを概略的に示す。
図10に示すように、エンドユーザは同じデバイス130、たとえばUEを介して、いくつかのアプリケーション、たとえば、音楽を聴くこと、映画を見ること、SMSを同時に消費し得る。これらの消費されたサービスチェーンは同じまたは異なるアプリケーションに属することができ、異なるサービスレベルアグリーメント(SLA)またはQoE要件を有することもできる。したがって、それらは、同じ/異なるPDUセッションアンカー(PSA)、同じ/異なるQoSフロー、および異なるサービスデータフロー(SDF)を有する同じ/異なるPDUセッションによってサーブされ得る。
図10はまた、5G無線のDRB部分と、トラフィックアグリゲートがネットワークの異なる部分、UEおよびUPFにおけるトラフィック分類フィルタ、とりわけIPフローへのQoSフロー識別子(QFI)の挿入においてどのようにマッピングされ得るかを示す。
図10において、SDAPはサービスデータ適応プロトコルを示し、TFTはトラフィックフローテンプレートを示す。
図10は、アクション301、302、および305の態様に対応すると理解され得る。
【0152】
モバイルネットワークでは、トラフィックステアリング機構がトラフィック集約のレベルで動作するか、または強制され得る。UEモビリティトリガ型のサービスマイグレーション時に、通常、移動しているUEに関連するいくつかのPDUセッション、QoSフロー、およびSDFが存在し得る。これらの異なるレベルのトラフィック集約はエッジクラウドプラットフォームおよびエッジクラウドホストアプリケーションと協調して適切なトラフィックシフト戦略を識別し、決定するための適切な評価を必要とし得る。次いで、トラフィックアグリゲートに作用するマイグレーション戦略を有することによって、シグナリングを低減することが可能であり得、それは、関連するマイグレーションバジェットに従ってトラフィックの優先順位付けおよびスケジューリングのために必要とされるQoSも考慮し得る。
【0153】
これは、たとえば、2つのアプリケーションを消費するUEと考えられ得る。一方では、ムービー(動画)ストリーミングアプリケーションプロバイダ1を介したムービーストリーミングアプリケーションが以下のマイクロサービスチェーンを備える: v1. movie_streaming → movie_playback → movie_caching → movie_storage and v2. movie_search → movie_previewing → view_reviews → enter_review。一方、ミュージック(音楽)ストリーミングプロバイダ1を介した音楽ストリーミングアプリケーションは、以下のマイクロサービスチェーンを含む: m1. music_streaming → music_playback → music_caching → music_storage and m2. music_search → music_previewing → view_reviews → enter_review。
【0154】
UEモビリティトリガ型のマイクロサービスマイグレーション時に、3つの異なるQoSフローを有する1つのPDUセッション、したがって、3つの異なるトラフィックアグリゲート、すなわち、動画ストリーミングアプリケーションプロバイダ1の遅延時間センシティブチェーンv1のためのTA1、音楽ストリーミングプロバイダ1の遅延時間センシティブチェーンm1のためのTA2、および非遅延時間センシティブチェーンv2およびm2のためのTA3が想定され得る。
【0155】
したがって、システムは、以下の識別、関連付け、および推定機能を実行することができる:
● モバイルネットワーク:
○ 消費されたすべてのマイクロサービスチェーン(v1、v2、m1、m2)を識別
○ 消費されたマイクロサービスチェーンをトラフィックアグリゲートにマッピング:
■ v1 → TA1
■ m1 → TA2
■ v2, m2 → TA3
○ TAあたりのe2eパフォーマンス制約を取得:
■ TA1: 遅延時間: 200 ms
■ TA2: 遅延時間: 300 ms
■ TA3: 遅延時間: 1000 ms
○ トラフィックのシフトを必要とする可能性があるTAを識別する。遅延に依存するTA1およびTA2のみである
○ TA1およびTA2に関連するUPFを識別:
■ ソースドメイン: UPF1
■ ターゲットドメイン: UPF2
○ TA当たりのトラフィックシフト優先度の推定:
■ TA1: 優先度(priority) 10 (ムービーストリーミング関連であり、遅延時間に敏感であるため、優先順位が高い)
■ TA2: 優先度 7
○ TAごとのトラフィックシフトバジェットの推定:
■ TA1: migration_budget: 100 ms
■ TA2: migration_budget: 150 ms
■ TA3: migration_budget: 700 ms
○ UPFペアあたりの総トラフィック負荷の推定:
■ (UPF1、UPF2): 80% -> わずかに高い負荷
○ UPFペアごとにシフトされるトラフィックに関連する負荷を推定:
■ (UPF1、UPF2): 95% -> ほとんどのトラフィックをシフトする必要がある
○ UPFペアあたりの実行可能なトラフィックシフトバジェットを推定:
■ (UPF1、UPF2):60ms
■ ドメイン間階層:
○ 上記の2つのTAに関連付けられたデータネットワークを識別
■ TA1: ソースUPF1 → DN11; ターゲットUPF2 → DN12
■ TA2: ソースUPF1 → DN21; ターゲットUPF2 → DN22
○ 上記のDNに関連付けられたSMを識別
■ ソースDN11 → SM11; ターゲットDN12 → SM12
■ ソースDN21→ SM21、ターゲットDN22→ SM22
○ ムービーストリーミングチェーンに付与される優先度が高く、ミュージックストリーミングチェーンの優先度が中程度の、DNペアごとのトラフィックシフト優先度を推定
■ (DN11、DN12): priority10
■ (DN21、DN22): priority7
○ e2eマイグレーションバジェット内でのマイグレーションを実施するために、TAごとにモバイルネットワークとサービスメッシュベースのエッジクラウドとの間で時間バジェットの配分を交渉
■ TA1: e2e_migration_budget 100ms; MN_feasible_migration_budget 60ms; EC_feasible_migration_budget 40ms
■ TA2: e2e_migration_budget 150ms; MN_feasible_migration_budget 90ms; EC_feasible_migration_budget 60ms
● サービスメッシュベースのエッジクラウド:
○ SMペアあたりの総トラフィック負荷の推定:
■ (SM11、SM12): 60% -> 中負荷
■ (SM21、SM22): 40% -> 中負荷
○ SMペアごとにシフトするトラフィックに関連する負荷を推定:
■ (SM11、SM12): 80% ->ほとんどのトラフィックをシフトする必要がある
■ (SM21、SM22): 50% ―>トラフィックの半分をシフトする必要がある
○ TAごとの実行可能なトラフィックシフトバジェットの推定:
■ TA1: 35ms
■ TA2: 50ms
○ TAごとに最も信頼できるトラフィックシフト戦略を選択:
■ TA1: gradual_traffic_splitting
■ TA2: constant_traffic_mirroring
したがって、システムは、以下のモデルを構築することができる:
● マッピングされたインフラストラクチャモデル
○ UPF Tuple ->(UPF_id_s、UPF_id_t)
■ (UPF1、UPF2)
■ total_traffic_load: 80%
■ traffic_shifting_load: 95%
■ feasible_migration_budget: 60ms
○ UPF_id ->{DN_1、...、DN_p}:
■ UPF1 ->{DN11、DN21}(ソース)
■ UPF2 ->{DN12、DN22}(ターゲット)
○ DN Tuples ->(DN_id_s、DN_id_t):
■ TA1に関連する(DN11、DN12)
■ TA2に関連する(DN21、DN22)
○ DN_id ->{SM_1、...、SM_n}:
■ DN11 ->{SM11}
■ DN12 ->{SM12}
■ DN21->{SM21}
■ DN22 ->{SM22}
○ TA1のSM Tuple ->(SM_id_s、SM_id_t):
■ {SM11、SM12}、TA1に関連付けられる
■ total_traffic_load: 60%
■ {(gradual_traffic_splitting、35 ms)、(constant_traffic_shifting、70 ms)}
○ TA2のSM Tuple ->(SM_id_s、SM_id_t):
■ {SM21、SM22}、TA2に関連付けられる
■ total_traffic_load: 40%
■ {(constant_traffic_shifting、65 ms)、(constant_trafficc_mirroring,50 ms)}
● マッピングされたアプリケーションモデル
○ QF_id -> MC_id:
■ QF11 -> MC_v1 (マイクロサービスチェーンv1)
■ QF21 -> MC_m1 (マイクロサービスチェーンm1)
■ QF31 -> MC_v2, MC_m2
○ MC_id ->{SM_1、..SM_j}:
■ MC_v1 ->{SM11}
■ MC_m1 ->{SM21}
■ MC_v2 ->{SM11}
■ MC_m2 ->{SM21}
● トラフィックとトラフィックの集約モデル
○ 総トラフィック
■ UE_id: UE1
■ {TA_QoS1、...、TA_QoSi}:{TA1、TA2、TA3}
○ トラフィック集約
■ MC_v1 TA
● TA_id: TA1
● UserPlane_s:{PDUSession11、DRB11、QF11、SDF11、PSA11、UPF1、DN11}
● UserPlane_t:{PDUSession12、DRB12、QF12、SDF12、PSA12、UPF2、DN1}
● QoS_reqs:{遅延時間200ms}
● migration_budget: 100ms
● shift_traffic: True
● priority_score: 10
■ MC_m1 TA
● TA_id: TA2
● UserPlane_s:{PDUSession21、DRB21、QF21、SDF21、PSA21、UPF1、DN21}
● UserPlane_t:{PDUSession22、DRB22、QF22、SDF22、PSA22、UPF2、DN22}
● QoS_reqs:{レイテンシー300ms}
● migration_budget: 150 ms
● shift_traffic: True
● priority_score: 7
■ ...
● マッピングされたトラフィック集約モデル
○ TA:{(TA1、priority_score_10)、(TA2、priority_score_7)、(TA3、priority_score_1)}
○ ServiceMeshes:
■ TA1 ->{SM11、SM12}
■ TA2 ->{SM21、SM22}
○ aggregated_priority_score:この単純なケースではSMが集約された優先度スコアと個々の優先度スコアとを関連付けられた1つのTAのみを有するが、より複雑なケースでは異なり得る
■ {SM11、SM12}: priority_10
{SM21、SM22}: priority_7
前述の概要を要約すると、本明細書の特定の実施形態は、とりわけ、モバイルネットワークおよびサービスメッシュベースのエッジクラウドの両方における、要求されたマイグレーションバジェット、実行可能なマイグレーションバジェットに基づく、ドメイン間トラフィックアグリゲート、トラフィックシフトシグナリング、バジェット配分、およびトラフィックシフト優先順位付けのためのモデルに関連し得ることが理解され得る。
【0156】
本明細書の特定の実施形態はUEモビリティイベントをサポートするために、モバイルネットワークとサービスメッシュベースのエッジクラウドとの間の整合および調整を実行するためのシステムおよび方法に関することができる。
【0157】
いくつかの特定の実施形態は、モバイルネットワークとサービスメッシュベースのエッジクラウドとの間で効率的なドメイン間トラフィックシフトシグナリングを実行するためのシステムおよび方法を提供しうる。
【0158】
いくつかの特定の実施形態は、モバイルネットワークと整合して、サービスメッシュベースのエッジクラウドにおいてトラフィックシフト戦略の最適化された選択を実行するためのシステムおよび方法を提供し得る。
【0159】
本明細書に開示される特定の実施形態は以下の技術的利点(複数可)のうちの1つ以上を提供することができ、それは、以下のように要約され得る。
【0160】
第1の利点として、本明細書の実施形態は、モバイルネットワークのQoS保証およびUEセッション情報に従って、サービスメッシュベースのエッジクラウドにおいて、新規で収束または整列されたトラフィック差別化システムの上に構築されることが理解され得る。
【0161】
別の利点として、本明細書の実施形態はトラフィックフローまたはトラフィックアグリゲートのグループの概念に基づいて、モバイルネットワーク-エッジクラウド間のクロスドメインのシグナリングを低減し、したがって、輻輳したドメイン間制御プレーンを低減することが理解され得る。これは、通信コストの低減およびエネルギー節約をもたらし得る。
【0162】
別の利点として、本明細書の実施形態は、モバイルネットワークとデータネットワークとの間、およびデータネットワークとサービスメッシュとの間のシグナリング転送がそれらの関連付けられたマイグレーションバジェットに基づいてトラフィックアグリゲートに関連付けられた優先度を考慮して、両方とも実行され得ることを可能にすることが理解され得る。
【0163】
さらなる利点として、本明細書の実施形態はトラフィックシフティング戦略の最適化された選択およびトラフィックシフトのスケジューリングを用いて、モバイルネットワークとエッジクラウドとの間の利用可能なマイグレーションバジェット、たとえば、e2eサービスダウンタイムの動的配分を実行することが理解され得る。
【0164】
図11は、第1のノード111が
図2および/または
図5~
図9に関連して上述した方法動作を実行することを含み得るアレンジメントの、それぞれ、パネルa)およびb)における2つの異なる例を示す。いくつかの実施形態では、第1のノード111が
図11aに示される以下の構成を含むことができる。第1のノード111は、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものであると理解され得る。ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は、少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備えるように構成される。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービス品質または経験に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成される。第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成される。
【0165】
いくつかの実施形態が本明細書に含まれる。1つの実施形態からの構成要素は別の実施形態に存在すると暗黙に想定され得、当業者にはそれらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかが明らかであろう。
図11では、オプションのボックスを破線で示している。以下のいくつかの詳細な説明は第1のノード111について説明された動作に関連して、上で提供された同じ参照に対応し、したがって、ここでは繰り返さない。たとえば、トラフィックフローのグループは、本明細書ではトラフィックアグリゲートと呼ばれることがある。
【0166】
第1のノード111はたとえば、第1のノード111内の判定ユニット1101によって、それぞれのトラフィックフローグループについて、以下のうちの1つのサービスまたは体験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において判定するように構成される。第1のオプションとして、第1の通信ネットワーク101に属するように構成されたリソースのそれぞれの第1のセットと、シフトに必要であると推定されるように構成された第2の通信ネットワーク102に属するように構成されたリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係を示す。リソースの第1のセットは、1つ以上のソースモバイルネットワークと1つ以上のターゲットモバイルネットワークとを備えるように構成されたコアモバイルネットワークのそれぞれのペアを備えるように構成される。リソースの第2のセットは、ソースサービスメッシュおよびターゲットサービスメッシュを備えるように構成されたサービスメッシュのそれぞれのペアを備えるように構成される。第2のオプションとして、第1のノード111は、それぞれのトラフィックフローのグループごとに、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、リソースのそれぞれのペアに対するシフトにおけるそれぞれの優先度を構成、判定するように構成される。
【0167】
第1のノード111はまた、例えば、第1のノード111内の判定ユニット1101によって、第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102の各々との通信を交換することによって、第1の通信ネットワーク101と第2の通信ネットワーク102との間のマイグレーションのための時間バジェットの配分を判定するように構成される。時間バジェットの配分の判定は、シフトのそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件に従って、コアモバイルネットワークのそれぞれのペア、サービスメッシュのそれぞれのペア、およびそれぞれの優先度に基づくように構成される。
【0168】
第1のノード111はまた、例えば、第1のノード111内の提供ユニット1102によって、第1の通信ネットワーク101内で動作するように構成された第2のノード112と、第2の通信ネットワーク102内で動作するように構成された第3のノード113とのうちの少なくとも1つに、1つ以上のインジケーションを提供するように構成される。1つ以上のインジケーションは、判定されるように構成された配分を示すように構成される。
【0169】
いくつかの実施形態では第1の通信ネットワーク101がモバイルネットワークであるように構成され得、第2の通信ネットワーク102はエッジクラウドネットワークであるように構成され得る。
【0170】
いくつかの実施形態では、第1のノード111が例えば、サービスまたは経験の質に対する同様の要件を有するトラフィックフローの各グループについて、i)第1の通信ネットワーク101から、第1の実行可能なマイグレーションバジェットを第1の通信ネットワーク101に、ii)第2の通信ネットワーク102から、第2のマイグレーションバジェットを第2の通信ネットワーク102に実行可能なように、構成された第1のノード111内の取得ユニット1103によって、構成されてもよい。時間バジェットの配分の判定は、取得されるように構成された第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、取得されるように構成された第2のマイグレーションバジェットとにさらに基づくように構成され得る。
【0171】
いくつかの実施形態では、提供されるように構成された1つ以上のインジケーションが1つ以上の第3のインジケーションであるように構成され得る。
【0172】
いくつかの実施形態では、第1のノード111がたとえば、取得ユニット1103によって、第2のノード112から1つ以上の第1のインジケーションを取得するようにさらに構成され得る。1つ以上の第1のインジケーションは、ソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループを示すように構成され得る。また、1つ以上の第1のインジケーションは、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれのトラフィックフローのグループについて、以下のうちの少なくとも1つを示すように構成されてもよい:i)それぞれのトラフィックフローのグループを処理するためにシフトが必要と見積もられるように構成されたそれぞれのノードのペア、ソースドメイン121内のそれぞれのソースおよびターゲットドメイン122内のそれぞれのターゲットノードを含むように構成されたそれぞれのノードのペア、ii)シフトを処理するためのそれぞれの第1の優先順位、iii)シフトのためのそれぞれの第1のそれぞれの時間バジェット要件、iv)それぞれのノードのペアごとにシフトされる第2のそれぞれの負荷、v)それぞれのノードのペアごとの、およびvi)それぞれのノードのペアごとの第1の実行可能なマイグレーションバジェット。それぞれの対応およびそれぞれの優先度の判定は、取得されるように構成された1つ以上の第1のインジケーションに基づくように構成され得る。
【0173】
いくつかの実施形態では、第1のノード111がたとえば、提供ユニット1102によって、1つ以上の第2のインジケーションを第3のノード113に提供するようにさらに構成され得る。1つ以上の第2のインジケーションは、取得されるように構成された1つ以上の第1のインジケーションに基づくように構成され得る。
【0174】
いくつかの実施形態では、それぞれのノードのペアにおけるノードの各々がa)PDUセッションアンカー、b)ユーザプレーンを管理するノード、およびc)UPFのうちの1つように構成され得る。ノードの各それぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアおよびサービスメッシュのそれぞれのペアに対応するように構成され得る。
【0175】
いくつかの実施形態ではa)トラフィックフローのグループの各々がマイクロサービスのグループを横断するように構成されてもよく、b)1つ以上の進行中の通信セッションの各々はPDUセッションであるように構成されてもよく、c)サービスまたは経験の品質に関する同様の要件を有するトラフィックフローのグループの各々はトラフィックアグリゲートであるように構成されてもよく、d)1つ以上の進行中の通信セッションはサービスメッシュによって処理されるように構成されてもよい。
【0176】
本明細書の実施形態は本明細書の実施形態の機能および動作を実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、
図11に示される第1のノード111内のプロセッサ1104などの1つ以上のプロセッサを介して実装され得る。上述のプログラムコードはまた、例えば、第1のノード111にロードされるときに本明細書の実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形態で、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのようなキャリアの1つは、CD ROMディスクの形態であってもよい。しかしながら、メモリスティックのような他のデータキャリアで実行可能である。コンピュータプログラムコードはさらに、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、第1のノード111にダウンロードされ得る。
【0177】
第1のノード111は、1つ以上のメモリユニットを備えるメモリ1105をさらに備え得る。メモリ1105は第1のノード111において実行されるときに本明細書の方法を実行するために、取得された情報、記憶データ、構成、スケジューリング、およびアプリケーションなどを記憶するために使用されるように構成される。
【0178】
いくつかの実施形態では、第1のノード111が例えば、第2のノード112、第3のノード113、第4のノード114、デバイス130、および/または別のノードから、受信ポート1106を介して情報を受信することができる。いくつかの例では、受信ポート1106がたとえば、第1のノード111中の1つ以上のアンテナに接続され得る。他の実施形態では、第1のノード111が受信ポート1106を介して通信システム内の別の構造から情報を受信することができる。受信ポート1106はプロセッサ1104と通信することができるので、受信ポート1106は次いで、受信された情報をプロセッサ1104に送り得る。受信ポート1106はまた、他の情報を受信するように構成され得る。
【0179】
第1のノード111内のプロセッサ1104はたとえば、第2のノード112、第3のノード113、第4のノード114、デバイス130、別のノード、および/または通信システム内の別の構造に、プロセッサ1104およびメモリ1105と通信し得る送信ポート1107を通して情報を送信または送信するようにさらに構成され得る。
【0180】
当業者はまた、上述のユニット1101~1103のいずれかが、アナログ回路とデジタル回路との組合せ、および/または例えば、プロセッサ1104などの1つ以上のプロセッサによって実行されたときに上述のように実行するメモリに記憶された、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを用いて構成された1つ以上のプロセッサを指し得ることを理解するのであろう。これらのプロセッサのうちの1つ以上、ならびに他のデジタルハードウェアは単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれ得るか、またはいくつかのプロセッサおよび様々なデジタルハードウェアは個別にパッケージされるか、またはシステムオンチップ(SoC)に組み立てられるかにかかわらず、いくつかの別個の構成要素の間で分散され得る。
【0181】
上述のユニット1101~1103のいずれかは、第1のノード111のプロセッサ1104、またはそのようなプロセッサ上で実行されるアプリケーションであり得る。
【0182】
したがって、第1のノード111について本明細書で説明する実施形態による方法は少なくとも1つのプロセッサ1104上で実行されたときに、第1のノード111によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1104に本明細書で説明する動作を実行させる命令、すなわち、ソフトウェアコード部分を備えるコンピュータプログラム1108によってそれぞれ実装され得る。コンピュータプログラム1108製品は、コンピュータ可読記憶媒体1110に記憶され得る。コンピュータプログラム1108が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体1110は少なくとも1つのプロセッサ1104上で実行されると、第1のノード111によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1104に本明細書で説明される動作を実行させる命令を備え得る。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体1110がCD ROMディスク、メモリスティックなどの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であってもよく、またはクラウド空間に記憶されてもよい。他の実施形態では、コンピュータプログラム1108製品がコンピュータプログラムを含むキャリア上に記憶され得、キャリアは上述のように、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体1110のうちの1つ。
【0183】
第1のノード111は第1のノード111と、他のノードまたはデバイス、たとえば、第2のノード112、第3のノード113、第4のノード114、デバイス130、別のノード、および/または通信システム中の別の構造との間の通信を容易にするためのインターフェースユニットを備え得る。いくつかの特定の例では、インターフェースがたとえば、任意規格に従ってエアインターフェースを介して無線信号を送受信するように構成されたトランシーバを含み得る。
【0184】
他の実施形態では、第1のノード111が
図11bに示す以下の構成を含むことができる。第1のノード111は第1のノード111およびメモリ1105内に、処理回路1104、たとえば、プロセッサ1104などの1つ以上のプロセッサを備え得る。第1のノード111はまた、たとえば、受信ポート1106および送信ポート1107を備え得る無線回路1110を備え得る。処理回路1104は、
図11aに関連して説明したのと同様の方法で、
図2および/または
図5~
図9による方法アクションを実行するように構成されるか、または実行するように動作可能であり得る。無線回路1110は通信システムにおいて、第2のノード112、第3のノード113、第4のノード114、デバイス130、別のノード、および/または別の構造をセットアップし、少なくとも無線接続を維持するように構成され得る。
【0185】
したがって、本明細書の実施形態はまた、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するように動作可能な第1のノード111に関し、ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備えるように動作可能であり、1つ以上の進行中の通信セッションの各々はサービスまたは経験の品質に関するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように動作可能であり、第1のノード111は、第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいて動作するように動作可能である。第1のノード111は、処理回路1104およびメモリ1105を備え得、メモリ1105は処理回路1104によって実行可能な命令を含み、それによって、第1のノード111は例えば、
図2、および/または
図5~9において、第1のノード111に関して本明細書で説明されるアクションを実行するようにさらに動作可能である。
【0186】
図12は、第2のノード112が
図3および/または
図5~
図9に関連して上述された方法動作を実行するアレンジメント構成の、それぞれ、パネルa)およびb)における2つの異なる例を示す。いくつかの実施形態では、第2のノード112が
図12aに示される以下の構成を含むことができる。第2のノード112は、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものであると理解され得る。ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は、少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備えるように構成される。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成される。第2のノード112は、第1の通信ネットワーク101を動作させるように構成される。
【0187】
いくつかの実施形態が本明細書に含まれる。1つの実施形態からの構成要素は別の実施形態に存在すると暗黙に想定され得、当業者にはそれらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかが明らかであろう。
図12では、オプションのボックスを破線で示している。以下のいくつかの詳細な説明は第2のノード112について説明された動作に関連して、上で提供された同じ参照に対応し、したがって、ここでは繰り返さない。たとえば、トラフィックフローのグループは、本明細書ではトラフィックアグリゲートと呼ばれることがある。
【0188】
第2のノード112は例えば、第2のノード112内の提供ユニット1201によって、第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成された第1のノード111に、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第1の通信ネットワーク101に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットを提供するように構成される。
【0189】
第2のノード112はまた、例えば、第2のノード112内の取得ユニット1202によって、第1のノード111から、ソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービス品質または経験のための同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループの各々、ソースドメイン121とターゲットドメイン122との間のシフトのためのタイムバジェットの配分を示すように構成された1つ以上の第3のインジケーションを取得するように構成される。取得されるように構成された時間バジェットの配分は、提供されるように構成された第1の通信ネットワーク101に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、シフトのそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件とに基づくように構成される。
【0190】
いくつかの実施形態では第1の通信ネットワーク101がモバイルネットワークであるように構成され得、第2の通信ネットワーク102はエッジクラウドネットワークであるように構成され得る。
【0191】
いくつかの実施形態では、取得されるように構成されたシフトのための時間バジェットの配分がトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、i)第1の通信ネットワーク101に属するように構成されたリソースのそれぞれの第1のセットと、シフトに必要であると推定するように構成された第2の通信ネットワーク102に属するように構成されたリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応に基づくようにさらに構成され得る。リソースの第1のセットは、1つ以上のソースコアモバイルネットワークのそれぞれのペアと、1つ以上のターゲットモバイルネットワークのうちの1つとを備えるように構成され得る。リソースの第2のセットは、ソースサービスメッシュおよびターゲットサービスメッシュを備えるように構成されたサービスメッシュのそれぞれのペアを備えるように構成され得る。取得されるように構成されるシフトのための時間バジェットの配分はまた、それぞれのトラフィックフローのグループごとに、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々において、ii)リソースのそれぞれのペアのためのシフトにおけるそれぞれの優先度に基づくようにさらに構成され得る。
【0192】
第2のノード112はまた、例えば、第2のノード112内の判定ユニット1202によって、ソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき、サービスまたは経験の品質のための同様のそれぞれの要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループを配分するように構成され得る。
【0193】
また、第2のノード112は例えば、第2のノード112内の判定ユニット1202によって、サービスまたは経験の品質のそれぞれの要件に基づいて、判定されるように構成され、サービスまたは経験の質のそれぞれの要件に基づいて、i)それぞれのトラフィックフローのグループを処理するためにシフトが必要と見積もられるように構成されたそれぞれのペアのノード、ソースドメイン121内のそれぞれのソースノードおよびターゲットドメイン122内のそれぞれのターゲットノードを含むように構成されたそれぞれのペアのノード、ii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先順位、iii)シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件、iv)それぞれのノードのペアごとにシフトされるそれぞれの第1の負荷、v)それぞれのノードのペアごとの第2の負荷、およびvi)それぞれのノードのペアごとの第1の実行可能なマイグレーションバジェットのうちの1つを判定するように構成されてもよい。
【0194】
第2のノード112はまた、たとえば、第2のノード112内の提供ユニット1201によって、1つ以上の第1のインジケーションを第1のノード111に提供するように構成され得る。1つ以上の第1のインジケーションはi)ソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループと、ii)サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループとのうちの少なくとも1つを示すように構成され得、判定された少なくとも1つはa)それぞれのトラフィックフローのグループを処理するためにシフトに必要とされるように構成されたそれぞれのノードのペアであり、それぞれのノードのペアはソースドメイン121内のそれぞれのソースノードおよびターゲットドメイン122内のそれぞれのターゲットノードを備えるように構成され、b)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先度と、c)シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、d)それぞれのノードのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、e)それぞれのノードのペアごとにシフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、f)第1の実行可能性とのうちの少なくとも1つを示すように構成され得る 個別のノードペアごとのマイグレーションバジェット。
【0195】
いくつかの実施形態では、それぞれのノードのペアにおけるノードの各々がa)PDUセッションアンカー、b)ユーザプレーンを管理するノード、およびc)UPFのうちの1つであるように構成され得る。ノードの各それぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアおよびサービスメッシュのそれぞれのペアに対応するように構成され得る。
【0196】
いくつかの実施形態ではa)トラフィックフローのグループの各々がマイクロサービスのグループを横断するように構成されてもよく、b)1つ以上の進行中の通信セッションの各々はPDUセッションであるように構成されてもよく、c)サービスまたは経験の品質に関する同様の要件を有するトラフィックフローのグループの各々はトラフィックアグリゲートであるように構成されてもよく、d)1つ以上の進行中の通信セッションはサービスメッシュによって処理されるように構成されてもよい。
【0197】
第2のノード112はまた、例えば、第2のノード112内の判定ユニット1202によって、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるすべてのサービスから、それぞれのシーケンスにおいて経時的に実行されるべき要件を有するように構成された1つ以上のサービスチェーンを決定するように構成され得る。
【0198】
第2のノード112はまた、例えば、第2のノード112内のマッピングユニット1204によって、決定されるように構成されたサービスの1つ以上のチェーンを、サービスまたは経験の品質のためのそれぞれの要件を有するように構成されたトラフィックフローのそれぞれのグループにマッピングするように構成され得る。
【0199】
第2のノード112は例えば、第2のノード112内の判定ユニット1202によって、決定されるように構成されたトラフィックフローのそれぞれのグループのそれぞれについて、それぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件を決定するように構成されてもよい。それぞれの第1の優先度の決定は、決定されるように構成されたそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件に基づくように構成され得る。
【0200】
本明細書の実施形態は本明細書の実施形態の機能および動作を実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、
図12に示される第2のノード112内のプロセッサ1205などの1つ以上のプロセッサを介して実装され得る。上述のプログラムコードはまた、例えば、第2のノード112にロードされるときに本明細書の実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形態で、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのようなキャリアの1つは、CD ROMディスクの形成であってもよい。しかしながら、メモリスティックのような他のデータキャリアで実行可能である。コンピュータプログラムコードはさらに、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、第2のノード112にダウンロードされ得る。
【0201】
第2のノード112は、1つ以上のメモリユニットを備えるメモリ1206をさらに備え得る。メモリ1206は第2のノード112において実行されるときに本明細書の方法を実行するために、取得された情報、記憶データ、構成、スケジューリング、およびアプリケーションなどを記憶するために使用されるように構成される。
【0202】
いくつかの実施形態では、第2のノード112が例えば、第1のノード111、第3のノード113、別のノード、および/またはデバイス130から、受信ポート1207を介して情報を受信することができる。いくつかの例では、受信ポート1207がたとえば、第2のノード112中の1つ以上のアンテナに接続され得る。他の実施形態では、第2のノード112が受信ポート1207を介して通信システム内の別の構造から情報を受信することができる。受信ポート1207はプロセッサ1205と通信することができるので、受信ポート1207は次いで、受信された情報をプロセッサ1205に送り得る。受信ポート1207はまた、他の情報を受信するように構成され得る。
【0203】
第2のノード112内のプロセッサ1205はたとえば、第1のノード111、第3のノード113、別のノード、デバイス130、および/または通信システム内の別の構造に、プロセッサ1205およびメモリ1206と通信し得る送信ポート1208を通して情報を送信または送信するようにさらに構成され得る。
【0204】
当業者はまた、上述のユニット1201~1204年のいずれかが、アナログ回路とデジタル回路との組合せ、および/または例えば、プロセッサ1205などの1つ以上のプロセッサによって実行されたときに上述のように実行するメモリに記憶された、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを用いて構成された1つ以上のプロセッサを指し得ることを理解するのであろう。これらのプロセッサのうちの1つ以上、ならびに他のデジタルハードウェアは単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれ得るか、またはいくつかのプロセッサおよび様々なデジタルハードウェアは個別にパッケージされるか、またはシステムオンチップ(SoC)に組み立てられるかにかかわらず、いくつかの別個の構成要素の間で分散され得る。
【0205】
上述のユニット1201~1204のいずれかは、第2のノード112のプロセッサ1205、またはそのようなプロセッサ上で実行されるアプリケーションであり得る。
【0206】
したがって、第2のノード112について本明細書で説明する実施形態による方法は少なくとも1つのプロセッサ1205上で実行されたときに、第2のノード112によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1205に本明細書で説明する動作を実行させる命令、すなわち、ソフトウェアコード部分を備えるコンピュータプログラム1209の手段によってそれぞれ実装され得る。コンピュータプログラム1209製品は、コンピュータ可読記憶媒体1210に記憶され得る。コンピュータプログラム1209が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体1210は少なくとも1つのプロセッサ1205上で実行されると、第2のノード112によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1205に本明細書で説明される動作を実行させる命令を備え得る。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体1210がCD ROMディスク、メモリスティックなどの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であってもよく、またはクラウド空間に記憶されてもよい。他の実施形態では、コンピュータプログラム1209製品がコンピュータプログラムを含むキャリア上に記憶され得、キャリアは上述のように、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体1210のうちの1つである。
【0207】
第2のノード112は第2のノード112と他のノードまたはデバイス、たとえば、第1のノード111、第3のノード113、別のノード、デバイス130、および/または通信システム中の別の構造との間の通信を容易にするためのインターフェースユニットを備え得る。いくつかの特定の例では、インターフェースがたとえば、任意規格に従ってエアインターフェースを介して無線信号を送受信するように構成されたトランシーバを含み得る。
【0208】
他の実施形態では、第2のノード112が
図12bに示す以下の構成を含むことができる。第2のノード112は第2のノード112およびメモリ1206内に、処理回路1205、たとえば、プロセッサ1205などの1つ以上のプロセッサを備え得る。第2のノード112はまた、たとえば、受信ポート1207および送信ポート1208を備え得る無線回路1211を備え得る。処理回路1205は、
図12aに関連して説明したのと同様の方法で、
図3および/または
図5~
図9による方法動作を実行するように構成されるか、または実行するように動作可能であり得る。無線回路1211は通信システム内の第1のノード111、第3のノード113、別のノード、デバイス130、および/または別の構造との少なくとも無線接続をセットアップし、維持するように構成され得る。
【0209】
したがって、本明細書の実施形態はまた、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するように動作可能な第2のノード112に関し、ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備えるように動作可能であり、1つ以上の進行中の通信セッションの各々はサービスまたは経験の品質に関するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように動作可能であり、第2のノード112は、第1の通信ネットワーク101において動作するように動作可能である。第2のノード112は、処理回路1205およびメモリ1206を備え得、メモリ1206は処理回路1205によって実行可能な命令を含み、それによって、第2のノード112は例えば、
図3および/または
図5~9において、第2のノード112に関して本明細書で説明される動作を実行するようにさらに動作可能である。
【0210】
図13は、第3のノード113が
図4および/または
図5~
図9に関連して上述された方法動作を実行することをアレンジメント構成の、それぞれ、パネルa)およびb)における2つの異なる例を描写する。いくつかの実施形態では、第3のノード113が
図13aに示す以下の構成を含むことができる。第3のノード113は、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するためのものであると理解され得る。ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は、少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備えるように構成される。1つ以上の進行中の通信セッションの各々は、サービス品質または経験に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成される。第3のノード113は、第2の通信ネットワーク102において動作するように構成される。
【0211】
いくつかの実施形態が本明細書に含まれる。1つの実施形態からの構成要素は別の実施形態に存在すると暗黙に想定され得、当業者にはそれらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかが明らかであろう。
図13では、オプションのボックスを破線で示している。以下のいくつかの詳細な説明は第3のノード113について説明された動作に関連して、上で提供された同じ参照に対応し、したがって、ここでは繰り返さない。たとえば、トラフィックフローのグループは、本明細書ではトラフィックアグリゲートと呼ばれることがある。
【0212】
第3のノード113は例えば、第3のノード113内の提供ユニット1301によって、第1の通信ネットワーク101、第2の通信ネットワーク102、および別の通信ネットワーク103のうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成された第1のノード111に、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有する1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、第2の通信ネットワーク102に実行可能な第2の移行バジェットを提供するように構成される。
【0213】
第3のノード113は例えば、第3のノード113内の取得ユニット1302によって、第1のノード111から、ソースドメイン121からターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質のための同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループのそれぞれが、第1の通信ネットワーク101と第2の通信ネットワーク102との間のシフトのための時間バジェットの配分を示すように構成された1つ以上の第3のインジケーションを取得するようにも構成される。取得されるように構成された時間バジェットの配分は、提供されるように構成された第2の通信ネットワーク102に実行可能な第2のマイグレーションバジェットに基づくように構成される。
【0214】
いくつかの実施形態では第1の通信ネットワーク101がモバイルネットワークであるように構成され得、第2の通信ネットワーク102はエッジクラウドネットワークであるように構成され得る。
【0215】
第3のノード113は例えば、取得されるように構成された1つ以上の第3のインジケーションに基づいて、第3のノード113によって推定されるように構成された、第2の通信ネットワーク102における利用可能なリソースを決定するように構成された第3のノード113内の決定ユニット1303によって、移動のための方策を決定するようにさらに構成され得る。
【0216】
第3のノード113は例えば、決定されるように構成された戦略に基づいて、マイグレーションの実行を開始するように構成された第3のノード113内の開始決定ユニット1304によって、さらに構成され得る。
【0217】
第3のノード113はたとえば、第3のノード113内の取得ユニット1302によって、第1のノード111から1つ以上の第2のインジケーションを取得するように構成され得る。1つ以上の第2のインジケーションはソースドメイン121からサービスまたは経験の品質に関する同様の要件を有するターゲットドメイン122にシフトされるべき1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループごとに、i)シフトに必要であると推定されるように構成された第1の通信ネットワーク101内のそれぞれの第1のリソースセットと、ii)シフトに必要であると推定されるように構成された第2の通信ネットワーク102内のそれぞれの第2のリソースセットと、iii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先度とのうちの少なくとも1つを示すように構成され得る。提供されるように構成された第2のマイグレーションバジェットは、取得されるように構成された1つ以上の第2のインジケーションに基づくように構成され得る。
【0218】
いくつかの実施形態では、それぞれの第1のリソースのセットがi)それぞれのトラフィックフローのグループを処理するためにシフトに必要であると推定されるように構成されたそれぞれのノードのペア、ソースドメイン121内のそれぞれのソースおよびターゲットドメイン122内のそれぞれのターゲットノードを備えるように構成されたそれぞれのノードのペア、ii)シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先度、iii)シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件、iv)それぞれのノードのペアごとの第1のそれぞれの負荷(ロード)、v)それぞれのノードのペアごとのシフトされるべき第2のそれぞれの負荷、およびvi)それぞれのノードのペアごとの第1の実行可能なマイグレーションバジェットのうちの少なくとも1つを備えるように構成され得る。
【0219】
いくつかの実施形態では、それぞれのノードのペアにおけるノードの各々がa)PDUセッションアンカー、b)ユーザプレーンを管理するノード、およびc)UPFのうちの1つように構成され得る。ノードの各それぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアおよびサービスメッシュのそれぞれのペアに対応するように構成され得る。
【0220】
いくつかの実施形態ではa)トラフィックフローのグループの各々がマイクロサービスのグループを横断するように構成されてもよく、b)1つ以上の進行中の通信セッションの各々はPDUセッションであるように構成されてもよく、c)サービスまたは経験の品質に関する同様の要件を有するトラフィックフローのグループの各々はトラフィックアグリゲートであるように構成されてもよく、d)1つ以上の進行中の通信セッションはサービスメッシュによって処理されるように構成されてもよい。
【0221】
いくつかの実施形態では、第3のノード113が例えば、第3のノード113内の決定ユニット1303によって、それぞれのサービスメッシュのペアごとに、i)それぞれの負荷、ii)シフトされるべきトラフィックに対応するそれぞれの負荷、およびiii)第2の通信ネットワーク102に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを決定するように構成され得る。第2のマイグレーションバジェットは、決定されるように構成されたそれぞれの負荷と、シフトされるべきトラフィックに対応するように構成されたそれぞれの負荷とに基づいて決定されるように構成され得る。
【0222】
いくつかの実施形態では、決定されるように構成されたシフトのための戦略が決定されるように構成されたそれぞれの負荷にさらに基づくように構成され得る。それぞれの負荷は、シフトされるべきトラフィック、およびそれぞれの第1の優先度に対応するように構成され得る。
【0223】
本明細書の実施形態は本明細書の実施形態の機能および動作を実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、
図13に示される第3のノード113内のプロセッサ1305などの1つ以上のプロセッサを介して実装され得る。上述のプログラムコードはまた、例えば、第3のノード113にロードされるときに本明細書の実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形態で、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのようなキャリアの1つは、CD ROMディスクの形態であってもよい。しかしながら、メモリスティックのような他のデータキャリアで実行可能である。コンピュータプログラムコードはさらに、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、第3のノード113にダウンロードされ得る。
【0224】
第3のノード113は、1つ以上のメモリユニットを備えるメモリ1306をさらに備え得る。メモリ1306は第3のノード113において実行されるときに本明細書の方法を実行するために、取得された情報、記憶データ、構成、スケジューリング、およびアプリケーションなどを記憶するために使用されるように構成される。
【0225】
いくつかの実施形態では、第3のノード113が受信ポート1307を介して、例えば、第1のノード111、第2のノード112、別のノード、および/またはデバイス130から情報を受信することができる。いくつかの例では、受信ポート1307がたとえば、第3のノード113中の1つ以上のアンテナに接続され得る。他の実施形態では、第3のノード113が受信ポート1307を介して通信システム内の別の構造から情報を受信することができる。受信ポート1307はプロセッサ1305と通信することができるので、受信ポート1307は次いで、受信された情報をプロセッサ1305に送り得る。受信ポート1307はまた、他の情報を受信するように構成され得る。
【0226】
第3のノード113中のプロセッサ1305はたとえば、第1のノード111、第2のノード112、別のノード、デバイス130、および/または通信システム中の別の構造に、プロセッサ1305およびメモリ1306と通信し得る送信ポート1308を通して情報を送信または送信するようにさらに構成され得る。
【0227】
また、当業者は上述のユニット1301~1304年がアナログ回路とデジタル回路との組合せ、および/または例えば、プロセッサ1305などの1つ以上のプロセッサによって実行されたときに上述のように実行するメモリに記憶された、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを用いて構成された1つ以上のプロセッサを指し得ることを理解するのであろう。これらのプロセッサのうちの1つ以上、ならびに他のデジタルハードウェアは単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれ得るか、またはいくつかのプロセッサおよび様々なデジタルハードウェアは個別にパッケージされるか、またはシステムオンチップ(SoC)に組み立てられるかにかかわらず、いくつかの別個の構成要素の間で分散され得る。
【0228】
上述のユニット1301~1304年は、第3のノード113のプロセッサ1305、またはそのようなプロセッサ上で実行されるアプリケーションであり得る。
【0229】
したがって、第3のノード113について本明細書で説明する実施形態による方法は少なくとも1つのプロセッサ1305上で実行されたときに、第3のノード113によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1305に本明細書で説明する動作を実行させる命令、すなわち、ソフトウェアコード部を備えるコンピュータプログラム1309の手段によってそれぞれ実装され得る。コンピュータプログラム1309製品は、コンピュータ可読記憶媒体1310に記憶され得る。コンピュータプログラム1309が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体1310は少なくとも1つのプロセッサ1305上で実行されると、第3のノード113によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1305に本明細書で説明される動作を実行させる命令を備え得る。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体1310がCD ROMディスク、メモリスティックなどの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であってもよく、またはクラウド空間に記憶されてもよい。他の実施形態では、コンピュータプログラム1309製品がコンピュータプログラムを含むキャリア上に記憶され得、キャリアは上述のように、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体1310のうちの1つである。
【0230】
第3のノード113は第3のノード113と他のノードまたはデバイス、たとえば、第1のノード111、第2のノード112、別のノード、デバイス130のいずれか、および/または通信システム中の別の構造との間の通信を容易にするためのインターフェースユニットを備え得る。いくつかの特定の例では、インターフェースがたとえば、任意規格に従ってエアインターフェースを介して無線信号を送受信するように構成されたトランシーバを含み得る。
【0231】
他の実施形態では、第3のノード113が
図13bに示す以下の構成を含むことができる。第3のノード113は第3のノード113およびメモリ1306内に、処理回路1305、たとえば、プロセッサ1305などの1つ以上のプロセッサを備え得る。第3のノード113はまた、たとえば、受信ポート1307および送信ポート1308を備え得る無線回路1311を備え得る。処理回路1305は、
図13aに関連して説明したのと同様の方法で、
図4および/または
図5~
図9による方法動作を実行するように構成されるか、または実行するように動作可能であり得る。無線回路1311は通信システム内の第1のノード111、第2のノード112、別のノード、デバイス130のいずれか、および/または別の構造との少なくとも無線接続をセットアップし、維持するように構成され得る。
【0232】
したがって、本明細書の実施形態はまた、ソースドメイン121からターゲットドメイン122への、デバイス130のための1つ以上の進行中の通信セッションのモビリティを処理するように動作可能な第3のノード113に関し、ソースドメイン121およびターゲットドメイン122の各々は少なくとも第1の通信ネットワーク101および第2の通信ネットワーク102を備えるように動作可能であり、1つ以上の進行中の通信セッションの各々はサービスまたは経験の品質に関するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように動作可能であり、第3のノード113は、第2の通信ネットワーク102を動作させるように動作可能である。第3のノード113は処理回路1305およびメモリ1306を備えることができ、メモリ1306は処理回路1305によって実行可能な命令を含み、それによって、第3のノード113は例えば、
図4および/または
図5~9において、第3のノード113に関して本明細書で説明される動作を実行するようにさらに動作可能である。
【0233】
用語「含む(comprise)」または「含むこと(comprising)」を使用する場合、それは、非限定的であり、すなわち、「少なくとも~からなる(consist at least of)」、である。
【0234】
本明細書の実施形態は、上述の好ましい実施形態に限定されない。様々な代替、修正、および均等物を使用することができる。したがって、上記の実施形態は、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0235】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は異なる意味が明確に与えられ、かつ/またはそれが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。a/an/要素、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての基準は明示的に別段の定めがない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すものとして開放的に解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法のステップはステップが別のステップの後または先行として明示的に記載されない限り、および/またはステップが別のステップの後または先行しなければならないことが暗示的である場合を除き、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合にはいつでも、任意の他の実施形態に適用され得る。同様に、任意の実施形態の任意の利点は任意の他の実施形態に適用することができ、逆もまた同様である。添付の実施形態の他の目的、特徴および利点は、以下の説明から明らかになるのであろう。
本明細書で使用するとき、式「:のうちの少なくとも1つ」の後に、コンマで区切られた代替物のリストが続き、最後の代替物が「および」の用語の前にある場合、代替物のリストのうちの1つのみが適用され得ること、代替物のリストのうちの2つ以上が適用され得ること、または代替物のリストのすべてが適用され得ることを意味すると理解され得る。この表現は表現「:のうちの少なくとも1つ」の後にカンマで区切られた選択肢のリストが続き、最後の選択肢の前に「または」の用語が続くことと等価であると理解され得る。
【0236】
プロセッサおよび回路という用語のいずれも、本明細書ではハードウェア構成要素として理解され得る。
【0237】
本明細書で使用される場合、「いくつかの実施形態において」という表現は、記載される実施形態の特徴が本明細書で開示される任意の他の実施形態または例と組み合わせられ得ることを示すために使用されている。
【0238】
本明細書で使用される場合、「いくつかの例において」という表現は、記載される例の特徴が本明細書で開示される任意の他の実施形態または例と組み合わせられ得ることを示すために使用されている。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のノード(111)によって実行されるコンピュータ実施方法であって、前記方法は、デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するためのものであり、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれは少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含み、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれがサービスまたは経験の品質についてのそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含み、前記第1のノード(111)は前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)および別の通信ネットワーク(103)の少なくとも1つにおいて動作し、前記方法は、
トラフィックフローのそれぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおいて判定すること(202)であって、
前記第1の通信ネットワーク(101)に属するリソースのそれぞれの第1のセットと、前記シフトに必要であると推定された前記第2の通信ネットワーク(102)に属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係であって、
リソースの前記第1のセットは、1つ以上のソースモバイルネットワークと1つ以上のターゲットモバイルネットワークとを備える、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアを備え、
リソースの前記第2のセットは、ソースサービスメッシュとターゲットサービスメッシュとを備えるサービスメッシュのそれぞれのペアを備える、
前記それぞれの対応関係と、
リソースのそれぞれのペアに対する前記シフトにおけるそれぞれの優先度と、
を判定することと、
前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)との間で、前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)とのそれぞれの通信を交換することによって、前記シフトのための時間バジェットの配分を判定すること(205)であって、前記時間バジェットの前記配分を判定すること(205)は、前記シフトのためのそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に従って、コアモバイルネットワークの前記それぞれのペア、前記サービスメッシュのそれぞれのペアおよび前記それぞれの優先度に基づく、判定することと、
前記第1の通信ネットワーク(101)内で動作する第2のノード(112)と、前記第2の通信ネットワーク(102)内で動作する第3のノード(113)と、のうちの少なくとも1つへ、1つ以上のインジケーションを提供すること(206)であって、前記1つ以上のインジケーションが、判定された配分を示す、提供することと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
サービスまたは経験の品質について同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループについて取得すること(204)であって、
前記第1の通信ネットワーク(101)から、前記第1の通信ネットワーク(101)に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
前記第2の通信ネットワーク(102)から、前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な第2のマイグレーションバジェットと、
を取得することをさらに含み、
前記時間バジェットの前記配分を判定すること(205)は、取得された前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、取得された前記第2のマイグレーションバジェットとにさらに基づく、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、提供された前記1つ以上のインジケーションが1つ以上の第3のインジケーションであり、前記方法がさらに、
前記第2のノード(112)から1つ以上の第1のインジケーションであって、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループを示す、前記1つ以上の第1のインジケーションと、サービスまたは経験の品質について同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、
トラフィックフローの前記それぞれのグループを処理するために前記シフトが必要とされると推定されるノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含む、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際のそれぞれの第1の優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
のうちの少なくとも1つと、を取得すること(201)と、
前記1つ以上の第2のインジケーションを前記第3のノードに提供すること(203)であって、前記1つ以上の第2のインジケーションは、取得された前記1つ以上の第1のインジケーションに基づく、提供すること(113)と、
をさらに含み、
前記それぞれの対応関係および前記それぞれの優先度を判定することは、取得された前記1つ以上の第1のインジケーションに基づく、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、前記ノードのそれぞれのペア内の前記ノードの各々は、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであって、ノードのそれぞれのペアの各々は、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアとサービスメッシュのそれぞれのペアとに対応する、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断する、
前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々はPDUセッションである、
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記トラフィックフローのグループの各々は、トラフィックアグリゲートである、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理される、
の少なくとも1つである、方法。
【請求項6】
第3のノード(113)によって実行されるコンピュータ実施方法であって、前記方法は、デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションのソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理し、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)の各々が少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含み、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれは、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要求を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備え、前記第3のノード(113)は前記第2の通信ネットワーク(102)において動作し、
前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作する第1のノード(111)へ、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な第2のマイグレーションバジェットを提供すること(403)と、
前記第1のノード(111)から、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループであって、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第1の通信ネットワーク(101)と前記第2の通信ネットワーク(102)との間の前記シフトのための時間バジェットの配分を示す1つ以上の第3のインジケーションを取得すること(404)であって、取得された前記時間バジェットの配分は前記第2の通信ネットワーク(102)に実行可能な提供された前記第2のマイグレーションバジェットに基づく、取得することと、
を含む、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、
前記第3のノード(113)によって推定されるように、取得された前記1つ以上の第3のインジケーションと、前記第2の通信ネットワーク(102)における利用可能なリソースとに基づいて、前記シフトのための戦略を判定すること(405)と、
判定された前記戦略に基づいて前記シフトの実行を開始すること(406)と、
をさらに含む、方法。
【請求項8】
請求項6に記載の方法であって、
前記第1のノード(111)から1つ以上の第2のインジケーションを取得すること(401)であって、前記1つ以上の第2のインジケーションは、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々におけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、
前記シフトに必要であると推定された前記第1の通信ネットワーク(101)内のリソースのそれぞれの第1のセットと、
前記シフトに必要であると推定された前記第2の通信ネットワーク(102)内のリソースのそれぞれの第2のセットと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
の少なくとも1つを示す、取得することを含み、
提供される前記第2のマイグレーションバジェットは、取得された前記1つ以上の第2のインジケーションに基づく、方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記それぞれの第1のリソースセットは、
トラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために前記シフトに対して必要とされると推定されるノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを備える、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
の少なくとも1つを含む、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、前記ノードのそれぞれのペアにおける前記ノードの各々は、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであって、ノードのそれぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアとサービスメッシュのそれぞれのペアとに対応する、方法。
【請求項11】
請求項6に記載の方法であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断する、
前記1つ以上の進行中の通信セッションの各々はPDUセッションである、
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローの前記グループの各々は、トラフィックアグリゲートである、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理される、
の少なくともいずれかである、方法。
【請求項12】
請求項8に記載の方法であって、
それぞれのサービスメッシュの各ペアについて判定すること(402)であって、
それぞれの負荷と、
シフトされるべき前記トラフィックに対応するそれぞれの負荷と、
前記第2の通信ネットワークに実行可能な第2のマイグレーションバジェット(102)と、
を判定することをさらに含み、前記第2のマイグレーションバジェットは、判定された前記それぞれの負荷と、シフトされるべき前記トラフィックに対応する前記それぞれの負荷と、に基づいて判定される、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、前記シフトのための判定された前記戦略は、判定された前記それぞれの負荷、シフトされるべき前記トラフィックに対応する前記それぞれの負荷、および前記第1のそれぞれの優先度にさらに基づく、方法。
【請求項14】
第2のノード(112)によって実行されるコンピュータ実施方法であって、前記方法は、デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するためのものであり、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれが少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を備え、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれがサービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含み、前記第2のノード(112)は前記第1の通信ネットワーク(101)において動作し、前記方法は、
前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作する第1のノード(111)へ、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記第1の通信ネットワーク(101)に実行可能な第1の実行可能なマイグレーションバジェットを提供すること(307)と、
前記第1のノード(111)から、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローのそれぞれのグループであって、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループについて、前記ソースドメイン(121)と前記ターゲットドメイン(122)との間の前記シフトのための時間バジェットの配分を示す1つ以上の第3のインジケーションを取得すること(308)であって、前記時間バジェットの取得された前記配分は、前記第1の通信ネットワーク(101)へ実行可能な提供された前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、前記シフトに対するそれぞれのエンドツーエンドのパフォーマンス要件に基づく、取得することと、
を含む方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、前記シフトのための前記時間バジェットの取得された前記配分は、トラフィックフローのそれぞれのグループごとに、サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおいて、
前記第1の通信ネットワーク(101)に属するリソースのそれぞれの第1のセットと、前記シフトに必要であると推定された前記第2の通信ネットワーク(102)に属するリソースのそれぞれの第2のセットとの間のそれぞれの対応関係であって、
リソースの前記第1のセットは、1つ以上のソースコアモバイルネットワークおよび1つ以上のターゲットモバイルネットワークのうちの1つのそれぞれのペアを備え、
リソースの前記第2のセットは、ソースサービスメッシュとターゲットサービスメッシュとを備えるサービスメッシュのそれぞれのペアを備える、
前記それぞれの対応関係と、
リソースのそれぞれのペアに対する前記シフトにおけるそれぞれの優先度と、
にさらに基づく、方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法であって、前記方法はさらに、
サービスまたは経験の品質に対する同様のそれぞれの要件を有し、前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)にシフトされるべき、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループを判定すること(304)と、
判定されたトラフィックフローの前記それぞれのグループについて、サービスまたは経験の品質についてのそれぞれの要件に基づいて、判定すること(305)であって、
トラフィックフローのそれぞれのグループを処理するために前記シフトが必要とされると推定されるノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードと前記ターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含む、ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
のうちの少なくとも1つを判定することと(305)、
1つ以上の第1のインジケーションを前記第1のノード(111)へ提供すること(306)であって、前記1つ以上の第1のインジケーションは、
前記ソースドメイン(121)から前記ターゲットドメイン(122)へシフトされるべき前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループ、および
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有する前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるトラフィックフローの前記それぞれのグループごとに、
トラフィックフローの前記それぞれのグループを処理するために前記シフトが必要であると推定される前記ノードのそれぞれのペアであって、前記ソースドメイン(121)内のそれぞれのソースノードとターゲットドメイン(122)内のそれぞれのターゲットノードとを含む、前記ノードのそれぞれのペアと、
前記シフトを処理する際の第1のそれぞれの優先度と、
前記シフトのための第1のそれぞれの時間バジェット要件と、
ノードのそれぞれのペアごとの、前記第1のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの、シフトされるべき前記第2のそれぞれの負荷と、
ノードのそれぞれのペアごとの前記第1の実行可能なマイグレーションバジェットと、
の少なくとも1つの判定と、
の少なくとも1つを示す、提供することと、
を含む、方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、前記ノードのそれぞれのペアにおける前記ノードのそれぞれは、
プロトコルデータユニット(PDU)セッションアンカーと、
ユーザプレーンを管理するノードと、
ユーザプレーン機能(UPF)と、
のいずれかであり、ノードのそれぞれのペアは、コアモバイルネットワークのそれぞれのペアおよびサービスメッシュのそれぞれのペアに対応する、方法。
【請求項18】
請求項14に記載の方法であって、
トラフィックフローの前記グループの各々は、マイクロサービスのグループを横断する、
前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれはPDUセッションである、
サービスまたは経験の品質に対する同様の要件を有するトラフィックフローの前記グループの各々は、トラフィックアグリゲートである、および
前記1つ以上の進行中の通信セッションは、サービスメッシュによって処理される、
の少なくとも1つである、方法。
【請求項19】
請求項17に記載の方法であって、
前記デバイス(130)のための前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれにおけるすべてのサービスから、経時的にそれぞれのシーケンスで実行されるべき要件を有する1つ以上のサービスチェーンを判定すること(301)と、
判定された前記1つ以上のサービスチェーンを、サービスまたは経験の品質に対する前記それぞれの要件を有するトラフィックフローの前記それぞれのグループにマッピングすること(302)と、
判定されたトラフィックフローの前記それぞれのグループのエンドツーエンドパフォーマンス要件を判定すること(303)であって、前記第1のそれぞれの優先度の前記判定は、判定されたそれぞれのエンドツーエンドパフォーマンス要件に基づく、判定することと、
をさらに含む、方法。
【請求項20】
デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するための第1のノード(111)であって、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれは少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含むように構成され、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれはサービスまたは経験の品質についてのそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含むように構成され、前記第1のノード(111)は前記第1の通信ネットワーク(101)、前記第2の通信ネットワーク(102)、および別の通信ネットワーク(103)のうちの少なくとも1つにおいて動作するように構成され、前記第1のノード(111)は、
請求項1から5の何れか一項に記載の方法を実行するよう構成される、第1のノード(111)。
【請求項21】
デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションのソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するための第3のノード(113)であって、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれは、少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を含むように構成され、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれは、サービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを備えるように構成され、前記第3のノード(113)は前記第2の通信ネットワーク(102)において動作するように構成され、前記第3のノード(113)は、
請求項6から13の何れか一項に記載の方法を実行するよう構成される、第3のノード(113)。
【請求項22】
デバイス(130)のための1つ以上の進行中の通信セッションの、ソースドメイン(121)からターゲットドメイン(122)へのモビリティを処理するための第2のノード(112)であって、前記ソースドメイン(121)および前記ターゲットドメイン(122)のそれぞれが少なくとも第1の通信ネットワーク(101)および第2の通信ネットワーク(102)を備えるように構成され、前記1つ以上の進行中の通信セッションのそれぞれがサービスまたは経験の品質に対するそれぞれの要件を有するトラフィックフローのそれぞれのグループを含むように構成され、前記第2のノード(112)は前記第1の通信ネットワーク(101)において動作するように構成され、前記第2のノード(112)は、
請求項14から19の何れか一項に記載の方法を実行するよう構成される、第2のノード(112)。
【国際調査報告】