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特表2024-532720相対ロケーションアンカーグループおよびローカル座標系
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】相対ロケーションアンカーグループおよびローカル座標系
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20240903BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20240903BHJP
   G01S 5/02 20100101ALI20240903BHJP
【FI】
H04W64/00 130
H04W64/00 160
H04W88/18
G01S5/02 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506997
(86)(22)【出願日】2022-05-31
(85)【翻訳文提出日】2024-02-05
(86)【国際出願番号】 US2022072650
(87)【国際公開番号】W WO2023019040
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】17/399,982
(32)【優先日】2021-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】バオ、ジンチャオ
(72)【発明者】
【氏名】アッカラカラン、ソニー
【テーマコード(参考)】
5J062
5K067
【Fターム(参考)】
5J062AA08
5J062CC12
5J062CC14
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための技法が開示される。一態様では、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)は、絶対位置推定正確さがしきい値を下回る環境における位置推定プロシージャを容易にし得る。RLAGを介して導出される絶対位置推定値が、随意に、変換情報を介して真の(またはより正確な)位置推定値に変換され得る。いくつかの場合には、新しいアンカーが、RLAGを用いた位置推定プロシージャを実施した後に、RLAGに追加され得る。他の設計では、ローカル座標系(LCS)が、WGS84など、グローバル座標系(GCS)の代わりに、位置推定のために使用され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置推定エンティティを動作させる方法であって、
ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定することと、ここにおいて、前記複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、前記RLAGのアンカーの前記セットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、前記RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、
前記リソース構成を送信することと、
前記位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信することと、
前記測定データに基づいて、前記UEに関連付けられたロケーション情報を決定することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記ロケーション情報が相対ロケーション情報を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記相対ロケーション情報が、
前記RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、前記UEの相対位置推定値または相対距離、あるいは
前記UEの速度推定値、あるいは
前記UEと、前記RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいは
それらの組合せ
を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ロケーション情報が、前記測定データに基づく前記UEの導出された絶対位置推定値を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記導出された絶対位置推定値が変換情報に関連付けられる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、前記変換情報を前記UEの前記導出された絶対位置推定値に適用すること
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記導出された絶対位置推定値を、前記変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信すること
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、前記導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または
前記変換情報が、前記導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、または
それらの組合せである、
請求項5に記載の方法。
【請求項9】
アンカーの前記セットが、屋内アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、屋外アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、または
それらの組合せである、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記位置推定プロシージャが、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記RLAGのアンカーの前記セットの中の少なくとも1つのアンカーから、前記RLAGのRLAG識別子の指示を受信すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記UEに、前記RLAGのRLAG識別子の指示を送信すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記指示がRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または
前記指示がアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または
前記指示は、前記RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
アンカーの前記セットが少なくとも1つのアンカーを備え、前記少なくとも1つのアンカーが、前記RLAGを介した前記少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答して前記RLAGに追加される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記位置推定エンティティが、前記UE、アンカーUE、基地局、または前記基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、
前記UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、前記複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、前記RLAGのアンカーの前記セットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、前記RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、
前記位置推定プロシージャの前記リソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーの前記セットと通信することと
を備える、方法。
【請求項17】
前記RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
位置推定エンティティから、前記1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信すること
をさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記UEの真の絶対位置推定値を取得するために、前記変換情報を前記UEの前記導出された絶対位置推定値に適用すること
をさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、前記導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または
前記変換情報が、前記導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、または
それらの組合せである、
請求項18に記載の方法。
【請求項21】
アンカーの前記セットが、屋内アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、屋外アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、または
それらの組合せである、
請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記RLAGのRLAG識別子の指示を受信すること
をさらに備える、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
ワイヤレスデバイスを動作させる方法であって、
前記ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、前記RLAGのアンカーの前記セットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、前記RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、
前記位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとして前記RLAGに加入することと
を備える、方法。
【請求項24】
前記RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定すること
をさらに備える、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記ワイヤレスデバイスが、前記RLAGに関連付けられた前記RLAG識別子を継承することによって前記RLAGに加入する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
位置推定エンティティに、前記RLAG識別子の指示を送信すること
をさらに備える、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
位置推定エンティティを動作させる方法であって、
ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定することと、
LCSロケーションの前記セットの指示を含むLCSフレームを送信することと
を備える、方法。
【請求項28】
LCSロケーションの前記セット中の各LCSロケーションが、前記それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記変換情報が、
前記LCSの原点、または
前記LCSロケーションのx軸位置、または
前記LCSロケーションのy軸位置、または
前記LCSロケーションのz軸位置、または
それらの組合せ
のうちの1つまたは複数に適用される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
LCSロケーションの前記セットが、デカルト座標または極座標によって定義される、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、位置推定エンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定することと、ここにおいて、前記複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、前記RLAGのアンカーの前記セットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、前記RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記リソース構成を送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信することと、
前記測定データに基づいて、前記UEに関連付けられたロケーション情報を決定することと
を行うように構成された、位置推定エンティティ。
【請求項32】
前記ロケーション情報が相対ロケーション情報を備える、請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項33】
前記相対ロケーション情報が、
前記RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、前記UEの相対位置推定値または相対距離、あるいは
前記UEの速度推定値、あるいは
前記UEと、前記RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいは
それらの組合せ
を備える、請求項32に記載の位置推定エンティティ。
【請求項34】
前記ロケーション情報が、前記測定データに基づく前記UEの導出された絶対位置推定値を備える、請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項35】
前記導出された絶対位置推定値が変換情報に関連付けられる、請求項34に記載の位置推定エンティティ。
【請求項36】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、前記変換情報を前記UEの前記導出された絶対位置推定値に適用すること
を行うようにさらに構成された、請求項35に記載の位置推定エンティティ。
【請求項37】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記導出された絶対位置推定値を、前記変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信すること
を行うようにさらに構成された、請求項34に記載の位置推定エンティティ。
【請求項38】
前記変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、前記導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または
前記変換情報が、前記導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、または
それらの組合せである、
請求項34に記載の位置推定エンティティ。
【請求項39】
アンカーの前記セットが、屋内アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、屋外アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、または
それらの組合せである、
請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項40】
前記位置推定プロシージャが、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる、請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項41】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記RLAGのアンカーの前記セットの中の少なくとも1つのアンカーから、前記RLAGのRLAG識別子の指示を受信すること
を行うようにさらに構成された、請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項42】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記UEに、前記RLAGのRLAG識別子の指示を送信すること
を行うようにさらに構成された、請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項43】
前記指示がRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または
前記指示がアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または
前記指示は、前記RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む、
請求項42に記載の位置推定エンティティ。
【請求項44】
アンカーの前記セットが少なくとも1つのアンカーを備え、前記少なくとも1つのアンカーが、前記RLAGを介した前記少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答して前記RLAGに追加される、請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項45】
前記位置推定エンティティが、前記UE、アンカーUE、基地局、または前記基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する、請求項31に記載の位置推定エンティティ。
【請求項46】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、ユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、前記複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、前記RLAGのアンカーの前記セットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、前記RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャの前記リソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーの前記セットと通信することと
を行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
【請求項47】
前記RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる、請求項46に記載のUE。
【請求項48】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定エンティティから、前記1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信すること
を行うようにさらに構成された、請求項47に記載のUE。
【請求項49】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記UEの真の絶対位置推定値を取得するために、前記変換情報を前記UEの前記導出された絶対位置推定値に適用すること
を行うようにさらに構成された、請求項48に記載のUE。
【請求項50】
前記変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、前記導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または
前記変換情報が、前記導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、または
それらの組合せである、
請求項48に記載のUE。
【請求項51】
アンカーの前記セットが、屋内アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、屋外アンカーのグループを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、または
アンカーの前記セットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、または
それらの組合せである、
請求項46に記載のUE。
【請求項52】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記RLAGのRLAG識別子の指示を受信すること
を行うようにさらに構成された、請求項46に記載のUE。
【請求項53】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、ワイヤレスデバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、前記RLAGのアンカーの前記セットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、前記RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、
前記位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとして前記RLAGに加入することと
を行うように構成された、ワイヤレスデバイス。
【請求項54】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定すること
を行うようにさらに構成された、請求項53に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項55】
前記ワイヤレスデバイスが、前記RLAGに関連付けられた前記RLAG識別子を継承することによって前記RLAGに加入する、請求項54に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項56】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定エンティティに、前記RLAG識別子の指示を送信すること
を行うようにさらに構成された、請求項54に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項57】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、位置推定エンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサが、
ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、LCSロケーションの前記セットの指示を含むLCSフレームを送信することと
を行うように構成された、位置推定エンティティ。
【請求項58】
LCSロケーションの前記セット中の各LCSロケーションが、前記それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる、請求項57に記載の位置推定エンティティ。
【請求項59】
前記変換情報が、
前記LCSの原点、または
前記LCSロケーションのx軸位置、または
前記LCSロケーションのy軸位置、または
前記LCSロケーションのz軸位置、または
それらの組合せ
のうちの1つまたは複数に適用される、請求項58に記載の位置推定エンティティ。
【請求項60】
LCSロケーションの前記セットが、デカルト座標または極座標によって定義される、請求項57に記載の位置推定エンティティ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002] ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)と、(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービスと、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスと、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))とを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログ高度モバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))に基づくデジタルセルラーシステムなどを含む。
【0003】
[0003] 新無線(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する重要なまたは重大な要素を識別するか、あるいは特定の態様に関連付けられた範囲を定めるものと見なされるべきではない。したがって、以下の概要は、以下で提示される発明を実施するための形態に先行して、簡略化された形で、本明細書で開示される機構に関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を提示する唯一の目的を有する。
【0005】
[0005] 一態様では、位置推定エンティティ(position estimation entity)を動作させる方法は、ユーザ機器(UE:user equipment)と複数のアンカー(anchor)との間の位置推定プロシージャ(position estimation procedure)に関連付けられたリソース構成(resource configuration)を決定することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG:relative location anchor group)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーション(relative location)に関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報(relative position information)について、絶対位置情報(absolute position information)についてよりも高い正確さ(accuracy)に関連付けられる、リソース構成を送信することと、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS:positioning reference signal)に基づく測定データ(measurement data)を受信することと、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定することとを含む。
【0006】
[0006] いくつかの態様では、ロケーション情報は相対ロケーション情報(relative location information)を備える。
【0007】
[0007] いくつかの態様では、相対ロケーション情報は、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値(relative position estimate)または相対距離(relative distance)、あるいはUEの速度推定値(speed estimate)、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体(object)との間の衝突検出(collision detection)、あるいはそれらの組合せを備える。
【0008】
[0008] いくつかの態様では、ロケーション情報は、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値(derived absolute position estimate)を備える。
【0009】
[0009] いくつかの態様では、導出された絶対位置推定値は変換情報(transformation information)に関連付けられる。
【0010】
[0010] いくつかの態様では、本方法は、UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することを含む。
【0011】
[0011] いくつかの態様では、本方法は、導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティ(external entity)に送信することを含む。
【0012】
[0012] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコル(position estimate security protocol)に従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差(intentional error)を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差(unintentional RLAG-specific position estimation error)を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0013】
[0013] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカー(indoor anchor)のグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP:transmission reception point)を備える、またはそれらの組合せである。
【0014】
[0014] いくつかの態様では、位置推定プロシージャは、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる。
【0015】
[0015] いくつかの態様では、本方法は、RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、RLAGのRLAG識別子(identifier)の指示(indication)を受信することを含む。
【0016】
[0016] いくつかの態様では、本方法は、UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信することを含む。
【0017】
[0017] いくつかの態様では、指示はRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示はアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS:)構成を含む。
【0018】
[0018] いくつかの態様では、アンカーのセットは少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される。
【0019】
[0019] いくつかの態様では、位置推定エンティティは、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素(network component)に対応する。
【0020】
[0020] 一態様では、ユーザ機器(UE)を動作させる方法は、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信することとを含む。
【0021】
[0021] いくつかの態様では、RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる。
【0022】
[0022] いくつかの態様では、本方法は、位置推定エンティティから、1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信することを含む。
【0023】
[0023] いくつかの態様では、本方法は、UEの真の絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することを含む。
【0024】
[0024] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0025】
[0025] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0026】
[0026] いくつかの態様では、本方法は、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することを含む。
【0027】
[0027] 一態様では、ワイヤレスデバイスを動作させる方法は、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入することとを含む。
【0028】
[0028] いくつかの態様では、本方法は、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定することを含む。
【0029】
[0029] いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する。
【0030】
[0030] いくつかの態様では、本方法は、位置推定エンティティに、RLAG識別子の指示を送信することを含む。
【0031】
[0031] 一態様では、位置推定エンティティを動作させる方法が、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS:local coordinate system)ロケーションのセットを決定することと、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信することとを含む。
【0032】
[0032] いくつかの態様では、LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系(absolute coordinate system)に関連付けられた絶対ロケーション(absolute location)に変換するための変換情報に関連付けられる。
【0033】
[0033] いくつかの態様では、変換情報は、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される。
【0034】
[0034] いくつかの態様では、LCSロケーションのセットは、デカルト座標(cartesian coordinates)または極座標(polar coordinates)によって定義される。
【0035】
[0035] 一態様では、位置推定エンティティが、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、少なくとも1つのトランシーバを介して、リソース構成を送信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信することと、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定することとを行うように構成される。
【0036】
[0036] いくつかの態様では、ロケーション情報は相対ロケーション情報を備える。
【0037】
[0037] いくつかの態様では、相対ロケーション情報は、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいはそれらの組合せを備える。
【0038】
[0038] いくつかの態様では、ロケーション情報は、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値を備える。
【0039】
[0039] いくつかの態様では、導出された絶対位置推定値は変換情報に関連付けられる。
【0040】
[0040] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することを行うようにさらに構成される。
【0041】
[0041] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信することを行うようにさらに構成される。
【0042】
[0042] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0043】
[0043] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0044】
[0044] いくつかの態様では、位置推定プロシージャは、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる。
【0045】
[0045] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することを行うようにさらに構成される。
【0046】
[0046] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信することを行うようにさらに構成される。
【0047】
[0047] いくつかの態様では、指示はRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示はアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む。
【0048】
[0048] いくつかの態様では、アンカーのセットは少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される。
【0049】
[0049] いくつかの態様では、位置推定エンティティは、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する。
【0050】
[0050] 一態様では、ユーザ機器(UE)が、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信することとを行うように構成される。
【0051】
[0051] いくつかの態様では、RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる。
【0052】
[0052] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定エンティティから、1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信することを行うようにさらに構成される。
【0053】
[0053] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、UEの真の絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することを行うようにさらに構成される。
【0054】
[0054] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0055】
[0055] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0056】
[0056] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することを行うようにさらに構成される。
【0057】
[0057] 一態様では、ワイヤレスデバイスは、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入することとを行うように構成される。
【0058】
[0058] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定することを行うようにさらに構成される。
【0059】
[0059] いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する。
【0060】
[0060] いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定エンティティに、RLAG識別子の指示を送信することを行うようにさらに構成される。
【0061】
[0061] 一態様では、位置推定エンティティは、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信することとを行うように構成される。
【0062】
[0062] いくつかの態様では、LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる。
【0063】
[0063] いくつかの態様では、変換情報は、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される。
【0064】
[0064] いくつかの態様では、LCSロケーションのセットは、デカルト座標または極座標によって定義される。
【0065】
[0065] 一態様では、位置推定エンティティは、ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定するための手段と、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、リソース構成を送信するための手段と、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信するための手段と、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定するための手段とを含む。
【0066】
[0066] いくつかの態様では、ロケーション情報は相対ロケーション情報を備える。
【0067】
[0067] いくつかの態様では、相対ロケーション情報は、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいはそれらの組合せを備える。
【0068】
[0068] いくつかの態様では、ロケーション情報は、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値を備える。
【0069】
[0069] いくつかの態様では、導出された絶対位置推定値は変換情報に関連付けられる。
【0070】
[0070] いくつかの態様では、本方法は、UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用するための手段を含む。
【0071】
[0071] いくつかの態様では、本方法は、導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信するための手段を含む。
【0072】
[0072] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0073】
[0073] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0074】
[0074] いくつかの態様では、位置推定プロシージャは、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる。
【0075】
[0075] いくつかの態様では、本方法は、RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、RLAGのRLAG識別子の指示を受信するための手段を含む。
【0076】
[0076] いくつかの態様では、本方法は、UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信するための手段を含む。
【0077】
[0077] いくつかの態様では、指示はRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示はアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む。
【0078】
[0078] いくつかの態様では、アンカーのセットは少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される。
【0079】
[0079] いくつかの態様では、位置推定エンティティは、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する。
【0080】
[0080] 一態様では、ユーザ機器(UE)は、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信するための手段と、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信するための手段とを含む。
【0081】
[0081] いくつかの態様では、RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる。
【0082】
[0082] いくつかの態様では、本方法は、位置推定エンティティから、1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信するための手段を含む。
【0083】
[0083] いくつかの態様では、本方法は、UEの真の絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用するための手段を含む。
【0084】
[0084] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0085】
[0085] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0086】
[0086] いくつかの態様では、本方法は、RLAGのRLAG識別子の指示を受信するための手段を含む。
【0087】
[0087] 一態様では、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施するための手段と、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入するための手段とを含む。
【0088】
[0088] いくつかの態様では、本方法は、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定するための手段を含む。
【0089】
[0089] いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する。
【0090】
[0090] いくつかの態様では、本方法は、位置推定エンティティに、RLAG識別子の指示を送信するための手段を含む。
【0091】
[0091] 一態様では、位置推定エンティティが、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定するための手段と、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信するための手段とを含む。
【0092】
[0092] いくつかの態様では、LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる。
【0093】
[0093] いくつかの態様では、変換情報は、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される。
【0094】
[0094] いくつかの態様では、LCSロケーションのセットは、デカルト座標または極座標によって定義される。
【0095】
[0095] 一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、リソース構成を送信することと、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信することと、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0096】
[0096] いくつかの態様では、ロケーション情報は相対ロケーション情報を備える。
【0097】
[0097] いくつかの態様では、相対ロケーション情報は、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいはそれらの組合せを備える。
【0098】
[0098] いくつかの態様では、ロケーション情報は、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値を備える。
【0099】
[0099] いくつかの態様では、導出された絶対位置推定値は変換情報に関連付けられる。
【0100】
[0100] いくつかの態様では、命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、以下をさらに行わせる。
【0101】
[0101] いくつかの態様では、命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、以下をさらに行わせる。
【0102】
[0102] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0103】
[0103] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0104】
[0104] いくつかの態様では、位置推定プロシージャは、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる。
【0105】
[0105] いくつかの態様では、命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、以下をさらに行わせる。
【0106】
[0106] いくつかの態様では、命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、以下をさらに行わせる。
【0107】
[0107] いくつかの態様では、指示はRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示はアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む。
【0108】
[0108] いくつかの態様では、アンカーのセットは少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される。
【0109】
[0109] いくつかの態様では、位置推定エンティティは、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する。
【0110】
[0110] 一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0111】
[0111] いくつかの態様では、RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる。
【0112】
[0112] いくつかの態様では、命令は、UEによって実行されたとき、UEに、以下をさらに行わせる。
【0113】
[0113] いくつかの態様では、命令は、UEによって実行されたとき、UEに、以下をさらに行わせる。
【0114】
[0114] いくつかの態様では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。
【0115】
[0115] いくつかの態様では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0116】
[0116] いくつかの態様では、命令は、UEによって実行されたとき、UEに、以下をさらに行わせる。
【0117】
[0117] 一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、ワイヤレスデバイスによって実行されたとき、ワイヤレスデバイスに、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0118】
[0118] いくつかの態様では、命令は、ワイヤレスデバイスによって実行されたとき、ワイヤレスデバイスに、以下をさらに行わせる。
【0119】
[0119] いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する。
【0120】
[0120] いくつかの態様では、命令は、ワイヤレスデバイスによって実行されたとき、ワイヤレスデバイスに、以下をさらに行わせる。
【0121】
[0121] 一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定することと、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0122】
[0122] いくつかの態様では、LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる。
【0123】
[0123] いくつかの態様では、変換情報は、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される。
【0124】
[0124] いくつかの態様では、LCSロケーションのセットは、デカルト座標または極座標によって定義される。
【0125】
[0125] 本明細書で開示される態様に関連付けられた他の目的および利点は、添付の図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかになるであろう。
【0126】
[0126] 添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために提供される。
【図面の簡単な説明】
【0127】
図1】[0127] 本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。
図2A】[0128] 本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
図2B】本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
図3A】[0129] ユーザ機器(UE)において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
図3B】基地局において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
図3C】ネットワークエンティティにおいて採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
図4】[0130] 本開示の態様による、例示的なフレーム構造を示す図。
図5】[0131] 本開示の態様による、例示的なダウンリンクスロット内の様々なダウンリンクチャネルを示す図。
図6】[0132] 本開示の態様による、例示的なアップリンクスロット内の様々なアップリンクチャネルを示す図。
図7】[0133] 本開示の態様による、所与の基地局の測位基準信号(PRS)送信のための例示的なPRS構成の図。
図8】[0134] 本開示の態様による、同じ測位周波数レイヤにおいて動作する2つの送信受信ポイント(TRP)のための例示的なダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)構成を示す図。
図9】[0135] 本開示の態様による、新無線(NR)においてサポートされる様々な測位方法の例を示す図。
図10】[0136] 本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセスを示す図。
図11】[0137] 本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセスを示す図。
図12】[0138] 本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセスを示す図。
図13】[0139] 本開示の態様による、プロセス10~12の例示的な実装形態を示す図。
図14】[0140] 本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセスを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0128】
[0141] 本開示の態様が、例示のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細に説明されないか、または省略される。
【0129】
[0142] 「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
【0130】
[0143] 以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0131】
[0144] さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべきアクションのシーケンスに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明されるアクションの(1つまたは複数の)シーケンスは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連付けられたプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令することになるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明され得る。
【0132】
[0145] 本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは他の方法でそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者アセット位置特定デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」または「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
【0133】
[0146] 基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。基地局は、主に、サポートされるUEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
【0134】
[0147] 「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセル(またはいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準無線周波数(RF)信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号をそれから送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用される、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されたい。
【0135】
[0148] UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信し得、および/またはUEによって送信された信号を受信し、測定し得る。そのような基地局は、(たとえば、信号をUEに送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ、および/または(たとえば、信号をUEから受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれることがある。
【0136】
[0149] 「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝搬特性により、各送信されるRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されるRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。本明細書で使用されるRF信号は、「信号」という用語がワイヤレス信号またはRF信号を指すことがコンテキストから明らかである場合、「ワイヤレス信号」または単に「信号」と呼ばれることもある。
【0137】
[0150] 図1は、本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、(「BS」と標示された)様々な基地局102と、様々なUE104とを含み得る。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力セルラー基地局)を含み得る。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、あるいは両方の組合せを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含み得る。
【0138】
[0151] 基地局102は、集合的にRANを形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))とインターフェースし、コアネットワーク170を通して1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))へとインターフェースし得る。(1つまたは複数の)ロケーションサーバ172は、コアネットワーク170の一部であり得るか、またはコアネットワーク170の外部にあり得る。ロケーションサーバ172は、基地局102と統合され得る。UE104は、ロケーションサーバ172と直接または間接的に通信し得る。たとえば、UE104は、そのUE104に現在サービスしている基地局102を介してロケーションサーバ172と通信し得る。UE104はまた、アプリケーションサーバ(図示せず)を介するなど、別の経路を通して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(たとえば、以下で説明されるAP150)を介するなど、別のネットワークを介して、ロケーションサーバ172と通信し得る。シグナリングの目的で、UE104とロケーションサーバ172との間の通信は、(たとえば、コアネットワーク170などを通した)間接接続、または(たとえば、直接接続128を介する示されている)直接接続として表され得、介在ノード(もしあれば)は、明快さのためにシグナリング図から省略される。
【0139】
[0152] 他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送することと、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、RAN共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数に関係する機能を実施し得る。基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通して)互いに通信し得る。
【0140】
[0153] 基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルは、各地理的カバレージエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理的通信エンティティであり、同じまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、拡張セル識別子(ECI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI)など)に関連付けられ得る。いくつかの場合には、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)に従って構成され得る。セルは特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理的通信エンティティと、それをサポートする基地局とのいずれかまたは両方を指し得る。さらに、TRPは一般にセルの物理的送信ポイントであるので、「セル」という用語と「TRP」という用語とは互換的に使用され得る。いくつかの場合には、「セル」という用語はまた、キャリア周波数が検出され、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内の通信のために使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指し得る。
【0141】
[0154] ネイバリングマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は、(たとえば、ハンドオーバ領域において)部分的に重複し得るが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレージエリア110によってかなり重複され得る。たとえば、(「スモールセル」のために「SC」と標示された)スモールセル基地局102’は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110とかなり重複する地理的カバレージエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含み得る。
【0142】
[0155] 基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通したものであり得る。キャリアの割振りは、ダウンリンクとアップリンクとに関して非対称であり得る(たとえば、ダウンリンクの場合、アップリンクの場合よりも多いかまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。
【0143】
[0156] ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャまたはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
【0144】
[0157] スモールセル基地局102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTEまたはNR技術を採用し、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトル中のNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトル中のLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
【0145】
[0158] ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信している、ミリメートル波(mmW)周波数および/または近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180をさらに含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲と、1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長とを有する。この帯域中の電波はミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは、100ミリメートルの波長をもつ3GHzの周波数まで下方に延在し得る。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる、3GHzから30GHzの間に延在する。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と比較的短い範囲とを有する。mmW基地局180とUE182とは、極めて高い経路損失と短い範囲とを補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102はまた、mmWまたは近mmWとビームフォーミングとを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の説明は、例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが諒解されよう。
【0146】
[0159] 送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に焦束させるための技法である。旧来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、それは、信号をすべての方向に(全方向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それにより、(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を(1つまたは複数の)受信デバイスに提供する。送信するときにRF信号の方向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相と相対振幅とを制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなしに、異なる方向に向くように「ステアリング」され得るRF波のビームを作成する(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)アンテナのアレイを使用し得る。特に、送信機からのRF電流は、別個のアンテナからの電波が互いに加算されて所望の方向における放射が増加される一方で、望ましくない方向における放射を打ち消して抑制するように、適正な位相関係とともに個々のアンテナに供給される。
【0147】
[0160] 送信ビームは擬似コロケートされ得、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、送信ビームが受信機(たとえば、UE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL)関係がある。特に、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号に関するいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号に関する情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延と、遅延拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトとドップラー拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと平均遅延とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
【0148】
[0161] 受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、それの利得レベルを増加させる)ために、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を増加させ、および/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機が、ある方向にビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に対して高いこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)など)を生じる。
【0149】
[0162] 送信ビームと受信ビームとは、空間的に関係し得る。空間関係は、第2の基準信号のための第2のビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)のためのパラメータが、第1の基準信号のための第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)に関する情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク基準信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局にアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))を送るための送信ビームを形成することができる。
【0150】
[0163] 「ダウンリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が、UEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
【0151】
[0164] 電磁スペクトルは、しばしば、周波数/波長に基づいて、様々なクラス、帯域、チャネルなどに再分割される。5G NRでは、2つの初期動作帯域は、周波数範囲指定FR1(410MHz~7.125GHz)およびFR2(24.25GHz~52.6GHz)として識別されている。FR1の一部が6GHzよりも大きいが、FR1は、しばしば、様々なドキュメントおよび論文において「サブ6GHz」帯域と(互換的に)呼ばれることを理解されたい。同様の名称問題が、FR2に関して時々起こり、FR2は、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域と識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、しばしば、ドキュメントおよび論文において「ミリメートル波」帯域と(互換的に)呼ばれる。
【0152】
[0165] FR1とFR2との間の周波数は、しばしば、ミッドバンド周波数と呼ばれる。最近の5G NRの研究は、これらのミッドバンド周波数の動作帯域を周波数範囲指定FR3(7.125GHz~24.25GHz)として識別している。FR3内に入る周波数帯域は、FR1特性および/またはFR2特性を継承し得、したがって、FR1および/またはFR2の特徴をミッドバンド周波数に効果的に拡大し得る。さらに、5G NR動作を52.6GHzを越えて拡大するためにより高い周波数帯域が現在探求されている。たとえば、3つのより高い動作帯域が、周波数範囲指定FR4aまたはFR4-1(52.6GHz~71GHz)、FR4(52.6GHz~114.25GHz)、およびFR5(114.25GHz~300GHz)として識別されている。これらのより高い周波数帯域の各々がEHF帯域内に入る。
【0153】
[0166] 上記の態様を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であり得るか、FR1内にあり得るか、またはミッドバンド周波数を含み得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、ミッドバンド周波数を含み得るか、FR2、FR4、FR4-aもしくはFR4-1、および/またはFR5内にあり得るか、あるいはEHF帯域内にあり得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。
【0154】
[0167] 5Gなど、マルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションにおいて、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実施するかまたはRRC接続再確立プロシージャを開始するかのいずれかであるセルとによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通でUE固有の制御チャネルを搬送し、認可周波数中のキャリアであり得る(ただし、これは常に当てはまるとは限らない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合には、2次キャリアは、無認可周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでいることがあり、たとえば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有であるシグナリング情報および信号は、2次キャリア中に存在しないことがある。これは、セル中の異なるUE104/182が、異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。同じことが、アップリンク1次キャリアについて当てはまる。ネットワークは、任意の時間において任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、たとえば、異なるキャリアに対する負荷を分散させるために行われる。(PCellであるかSCellであるかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0155】
[0168] たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(または「PCell」)であり得、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。複数のキャリアの同時送信および/または受信は、UE104/182がそれのデータ送信および/または受信レートを著しく増加させることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzのアグリゲートされたキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの倍増(すなわち、40MHz)につながるであろう。
【0156】
[0169] ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と通信し、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含み得る。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellと1つまたは複数のSCellとをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。
【0157】
[0170] いくつかの場合には、UE164およびUE182は、サイドリンク通信が可能であり得る。サイドリンク対応UE(SL-UE)は、Uuインターフェース(すなわち、UEと基地局との間のエアインターフェース)を使用して通信リンク120を介して基地局102と通信し得る。SL-UE(たとえば、UE164、UE182)はまた、PC5インターフェース(すなわち、サイドリンク対応UE間のエアインターフェース)を使用してワイヤレスサイドリンク160を介して互いに直接通信し得る。ワイヤレスサイドリンク(または単に「サイドリンク」)は、2つまたはそれ以上のUE間の直接通信を、その通信が基地局を通る必要なしに、可能にするコアセルラー(たとえば、LTE、NR)規格の適応形態である。サイドリンク通信は、ユニキャストまたはマルチキャストであり得、デバイスツーデバイス(D2D)メディア共有、車両間(V2V)通信、車両対あらゆるモノ(V2X)通信(たとえば、セルラーV2X(cV2X)通信、拡張V2X(eV2X)通信など)、緊急救助アプリケーションなどのために使用され得る。サイドリンク通信を利用するSL-UEのグループのうちの1つまたは複数は、基地局102の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のSL-UEは、基地局102の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局102からの送信を受信することができないことがある。いくつかの場合には、サイドリンク通信を介して通信するSL-UEのグループは、各SL-UEがグループ中のあらゆる他のSL-UEに送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局102は、サイドリンク通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、サイドリンク通信は、基地局102の関与なしにSL-UE間で行われる。
【0158】
[0171] 一態様では、サイドリンク160は、他の車両および/またはインフラストラクチャアクセスポイント、ならびに他のRAT間の他のワイヤレス通信と共有され得る、関心のワイヤレス通信媒体を介して動作し得る。「媒体」は、1つまたは複数の送信機/受信機ペア間のワイヤレス通信に関連付けられた(たとえば、1つまたは複数のキャリアにわたる1つまたは複数のチャネルを包含する)1つまたは複数の時間、周波数、および/または空間通信リソースから構成され得る。一態様では、関心の媒体は、様々なRATの間で共有される無認可周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。異なる認可周波数帯域が(たとえば、米国における連邦通信委員会(FCC)などの政府機関によって)いくつかの通信システムのために予約されているが、これらのシステム、特に、スモールセルアクセスポイントを採用するものは、最近、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術、最も顕著には一般に「Wi-Fi(登録商標)」と呼ばれるIEEE802.11x WLAN技術によって使用される無認可国家情報インフラストラクチャ(U-NII)帯域など、無認可周波数帯域に動作を拡張した。このタイプの例示的なシステムは、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システムなどの異なる変形態を含む。
【0159】
[0172] 図1は、SL-UEとしてUEのうちの2つ(すなわち、UE164および182)のみを示しているが、図示されたUEのいずれも、SL-UEであり得ることに留意されたい。さらに、UE182のみが、ビームフォーミングすることが可能であるものとして説明されたが、UE164を含む、図示されたUEのいずれも、ビームフォーミングすることが可能であり得る。SL-UEがビームフォーミングすることが可能である場合、それらは、互いに向けて(すなわち、他のSL-UEに向けて)、他のUE(たとえば、UE104)に向けて、基地局(たとえば、基地局102、180、スモールセル102’、アクセスポイント150)などに向けて、ビームフォーミングし得る。したがって、いくつかの場合には、UE164および182は、サイドリンク160を介してビームフォーミングを利用し得る。
【0160】
[0173] 図1の例では、(簡単のために単一のUE104として図1に示されている)図示されたUEのいずれかが、1つまたは複数の地球周回スペースビークル(SV)112(たとえば、衛星)から信号124を受信し得る。一態様では、SV112は、UE104がロケーション情報の独立したソースとして使用することができる衛星測位システムの一部であり得る。衛星測位システムは、一般に、受信機(たとえば、UE104)が、送信機(たとえば、SV112)から受信された測位信号(たとえば、信号124)に少なくとも部分的に基づいて地球上または地球上空で受信機のロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステムを含む。そのような送信機は、一般に、設定された数のチップの反復擬似ランダム雑音(PN)コードでマークされた信号を送信する。一般にSV112中に位置するが、送信機は、時々、地上ベース制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置し得る。UE104は、SV112からジオロケーション情報を導出するための信号124を受信するように特別に設計された1つまたは複数の専用受信機を含み得る。
【0161】
[0174] 衛星測位システムでは、信号124の使用は、1つまたは複数の全地球および/または地域ナビゲーション衛星システムに関連付けられるかまたはさもなければそれとともに使用するために有効にされ得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によってオーグメントされ得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS:Wide Area Augmentation System)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS:Multi-functional Satellite Augmentation System)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN:GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPS and Geo Augmented Navigation system)など、完全性情報、差分補正などを提供する(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用される、衛星測位システムは、そのような1つまたは複数の衛星測位システムに関連付けられた1つまたは複数の全地球および/または地域ナビゲーション衛星の任意の組合せを含み得る。
【0162】
[0175] 一態様では、SV112は、追加または代替として、1つまたは複数の非地上波ネットワーク(NTN)の一部であり得る。NTNでは、SV112は、(地上局、NTNゲートウェイ、またはゲートウェイとも呼ばれる)地球局に接続され、地球局は、(地上波アンテナなしの)修正された基地局102または5GCにおけるネットワークノードなど、5Gネットワークにおける要素に接続される。この要素は、5Gネットワークにおける他の要素へのアクセス、および、最終的に、インターネットウェブサーバおよび他のユーザデバイスなど、5Gネットワークの外部のエンティティへのアクセスを提供することになる。そのようにして、UE104は、地上波基地局102からの通信信号の代わりに、またはそれに加えて、SV112からの通信信号(たとえば、信号124)を受信し得る。
【0163】
[0176] ワイヤレス通信システム100は、(「サイドリンク」と呼ばれる)1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含み得る。図1の例では、UE190は、(たとえば、UE190がそれを通してセルラー接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(UE190がそれを通してWLANベースインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)など、任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。
【0164】
[0177] 図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)5GC210は、機能的には、コアネットワークを形成するために協働的に動作する、制御プレーン(Cプレーン)機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)、およびユーザプレーン(Uプレーン)機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213と制御プレーンインターフェース(NG-C)215とは、gNB222を5GC210に、特にそれぞれユーザプレーン機能212と制御プレーン機能214とに接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215と、ユーザプレーン機能212へのNG-U213とを介して5GC210に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222を有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または両方)が、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)と通信し得る。
【0165】
[0178] 別の随意の態様は、(1つまたは複数の)UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ230を含み得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク、5GC210を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素に統合され得るか、または代替的にコアネットワークの外部にあり得る(たとえば、相手先商標製造会社(OEM)サーバまたはサービスサーバなど、サードパーティサーバ)。
【0166】
[0179] 図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2A中の5GC210に対応し得る)5GC260は、機能的には、コアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成するために協働的に動作する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能と見なされ得る。AMF264の機能は、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、合法的傍受と、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポートと、SMメッセージをルーティングするための透過的プロキシサービスと、アクセス認証およびアクセス許可と、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポートと、セキュリティアンカー機能(SEAF)とを含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間キーを受信する。UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ資料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、それがアクセスネットワーク固有のキーを導出するために使用するキーをSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理と、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、NG-RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、発展型パケットシステム(EPS)との相互動作のためのEPSベアラ識別子割振りと、UE204モビリティイベント通知とを含む。さらに、AMF264はまた、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
【0167】
[0180] UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして働くことと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くことと、パケットルーティングおよびフォワーディングを提供することと、パケット検査と、ユーザプレーンポリシールール執行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)と、合法的傍受(ユーザプレーン収集)と、トラフィック使用報告と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)ハンドリング(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート執行、ダウンリンクにおける反射性QoSマーキング)と、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)対QoSフローマッピング)と、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングと、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングと、ソースRANノードに1つまたは複数の「終了マーカー」を送ることおよびフォワーディングすることとを含む。UPF262はまた、UE204と、SLP272などのロケーションサーバとの間のユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
【0168】
[0181] SMF266の機能は、セッション管理と、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理と、ユーザプレーン機能の選択および制御と、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成と、ポリシー執行およびQoSの一部の制御と、ダウンリンクデータ通知とを含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
【0169】
[0182] 別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがある、LMF270を含み得る。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。LMF270は、コアネットワーク5GC260を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、(たとえば、音声またはデータでなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)制御プレーンを介してAMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信し得、SLP272は、(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーンを介してUE204および外部クライアント(図2Bに図示せず)と通信し得る。
【0170】
[0183] ユーザプレーンインターフェース263と制御プレーンインターフェース265とは、5GC260を、特にそれぞれ、UPF262とAMF264とを、NG-RAN220中の1つまたは複数のgNB222および/またはng-eNB224に接続する。(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とAMF264との間のインターフェースは、「N2」インターフェースと呼ばれ、(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とUPF262との間のインターフェースは「N3」インターフェースと呼ばれる。NG-RAN220の(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224は、「Xn-C」インターフェースと呼ばれるバックホール接続223を介して互いに直接通信し得る。gNB222および/またはng-eNB224のうちの1つまたは複数は、「Uu」インターフェースと呼ばれるワイヤレスインターフェースを介して1つまたは複数のUE204と通信し得る。
【0171】
[0184] gNB222の機能は、gNB中央ユニット(gNB-CU)226と、1つまたは複数のgNB分散ユニット(gNB-DU)228との間で分割される。gNB-CU226と1つまたは複数のgNB-DU228との間のインターフェース232は、「F1」インターフェースと呼ばれる。gNB-CU226は、(1つまたは複数の)gNB-DU228に排他的に割り振られた機能を除いて、ユーザデータを転送すること、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの基地局機能を含む論理ノードである。より詳細には、gNB-CU226は、gNB222の無線リソース制御(RRC)と、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルとをホストする。gNB-DU228は、gNB222の無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤと、物理(PHY)レイヤとをホストする論理ノードである。それの動作は、gNB-CU226によって制御される。1つのgNB-DU228は1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つのセルは1つのgNB-DU228のみによってサポートされる。したがって、UE204は、RRCレイヤと、SDAPレイヤと、PDCPレイヤとを介してgNB-CU226と通信し、RLCレイヤと、MACレイヤと、PHYレイヤとを介してgNB-DU228と通信する。
【0172】
[0185] 図3Aと、図3Bと、図3Cとは、本明細書で教示されるファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのいずれかに対応し得る)UE302と、(本明細書で説明される基地局のいずれかに対応し得る)基地局304と、(ロケーションサーバ230とLMF270とを含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のいずれかに対応するかまたはそれを実施し得る、あるいは、代替的に、プライベートネットワークなど、図2Aおよび図2Bに示されたNG-RAN220および/または5GC210/260のインフラストラクチャとは無関係であり得る)ネットワークエンティティ306とに組み込まれ得る、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASICにおいて、システムオンチップ(SoC)においてなど)実装され得ることが諒解されよう。図示された構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を提供するために説明されるものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
【0173】
[0186] UE302と基地局304とは、各々、1つまたは複数のワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350をそれぞれ含み、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなど、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調節するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供する。WWANトランシーバ310および350は、各々、当該のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトル中の時間/周波数リソースの何らかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機314および354をそれぞれ含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機312および352をそれぞれ含む。
【0174】
[0187] UE302と基地局304とはまた、各々、少なくともいくつかの場合には、それぞれ、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320および360を含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続され、当該のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC:dedicated short-range communications)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)、ニアフィールド通信(NFC)など)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調節するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機324および364をそれぞれ含み、それぞれ、信号328および368を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機322および362をそれぞれ含む。特定の例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetoothトランシーバ、Zigbeeおよび/またはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、あるいは車両間(V2V)および/または車両対あらゆるモノ(V2X)トランシーバであり得る。
【0175】
[0188] UE302と基地局304とはまた、少なくともいくつかの場合には、衛星信号受信機330および370を含む。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ336および376に接続され得、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。衛星信号受信機330および370が衛星測位システム受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、全地球測位システム(GPS)信号、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、ガリレオ信号、北斗信号、インドの地域ナビゲーション衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)などであり得る。衛星信号受信機330および370が非地上波ネットワーク(NTN)受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、5Gネットワークから発信した(たとえば、制御および/またはユーザデータを搬送する)通信信号であり得る。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得る。衛星信号受信機330および370は、他のシステムに適宜に情報と動作とを要求し、少なくともいくつかの場合には、任意の好適な衛星測位システムアルゴリズムによって取得された測定値を使用して、それぞれ、UE302および基地局304のロケーションを決定するために計算を実施し得る。
【0176】
[0189] 基地局304とネットワークエンティティ306とは、各々、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380および390をそれぞれ含み、他のネットワークエンティティ(たとえば、他の基地局304、他のネットワークエンティティ306)と通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する。たとえば、基地局304は、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスバックホールリンクを介して他の基地局304またはネットワークエンティティ306と通信するために、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380を採用し得る。別の例として、ネットワークエンティティ306は、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスバックホールリンクを介して1つまたは複数の基地局304と通信するために、あるいは、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスコアネットワークインターフェースを介して他のネットワークエンティティ306と通信するために、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390を採用し得る。
【0177】
[0190] トランシーバは、ワイヤードまたはワイヤレスリンクを介して通信するように構成され得る。(ワイヤードトランシーバであるかワイヤレストランシーバであるかにかかわらず)トランシーバは、送信機回路(たとえば、送信機314、324、354、364)と、受信機回路(たとえば、受信機312、322、352、362)とを含む。トランシーバは、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一のデバイスにおける送信機回路および受信機回路として実施する)集積デバイスであり得、いくつかの実装形態では、別個の送信機回路および別個の受信機回路を備え得、または他の実装形態では、他の方法で実施され得る。ワイヤードトランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、ネットワークトランシーバ380および390)の送信機回路および受信機回路は、1つまたは複数のワイヤードネットワークインターフェースポートに結合され得る。ワイヤレス送信機回路(たとえば、送信機314、324、354、364)は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が送信「ビームフォーミング」を実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。同様に、ワイヤレス受信機回路(たとえば、受信機312、322、352、362)は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が受信ビームフォーミングを実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。一態様では、送信機回路と受信機回路とは、それぞれの装置が、同時に受信と送信の両方を行うのではなく、所与の時間において受信または送信のみを行うことができるように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。ワイヤレストランシーバ(たとえば、WWANトランシーバ310および350、短距離ワイヤレストランシーバ320および360)はまた、様々な測定を実施するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを含み得る。
【0178】
[0191] 本明細書で使用される様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、トランシーバ310、320、350、および360、ならびにネットワークトランシーバ380および390)と、ワイヤードトランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、ネットワークトランシーバ380および390)とは、概して、「トランシーバ」、「少なくとも1つのトランシーバ」、または「1つまたは複数のトランシーバ」として特徴づけられ得る。したがって、特定のトランシーバがワイヤードトランシーバであるのか、ワイヤレストランシーバであるのかは、実施される通信のタイプから推論され得る。たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバ間のバックホール通信が、概して、ワイヤードトランシーバを介したシグナリングに関係するが、UE(たとえば、UE302)と基地局(たとえば、基地局304)との間のワイヤレス通信が、概して、ワイヤレストランシーバを介したシグナリングに関係する。
【0179】
[0192] UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とはまた、本明細書で開示される動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能を提供するために、および他の処理機能を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332、384および394を含む。プロセッサ332、384、および394は、したがって、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、指示するための手段など、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスまたは処理回路、あるいはそれらの様々な組合せを含み得る。
【0180】
[0193] UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを指示する情報)を維持するために、(たとえば、各々メモリデバイスを含む)メモリ340、386、および396をそれぞれ実装するメモリ回路を含む。メモリ340、386、および396は、したがって、記憶するための手段、取り出すための手段、維持するための手段などを提供し得る。いくつかの場合には、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含み得る。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれプロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれらに結合されたハードウェア回路であり得る。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあり得る(たとえば、モデム処理システムの一部である、別の処理システムと統合される、など)。代替的に、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(またはモデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれメモリ340、386、および396に記憶されたメモリモジュールであり得る。図3Aは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、メモリ340、1つまたは複数のプロセッサ332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ350、メモリ386、1つまたは複数のプロセッサ384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、たとえば、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390、メモリ396、1つまたは複数のプロセッサ394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
【0181】
[0194] UE302は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、および/または衛星信号受信機330によって受信された信号から導出される動きデータとは無関係である移動および/または配向情報を検知または検出するための手段を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含み得る。例として、(1つまたは複数の)センサー344は、加速度計(たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサーを含み得る。その上、(1つまたは複数の)センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、動き情報を提供するためにそれらの出力を合成し得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー344は、2次元(2D)および/または3次元(3D)座標系における位置を算出する能力を提供するために、多軸加速度計と配向センサーとの組合せを使用し得る。
【0182】
[0195] さらに、UE302は、ユーザに指示(たとえば、可聴および/または視覚指示)を提供するための手段、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための手段を提供するユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含み得る。
【0183】
[0196] より詳細に1つまたは複数のプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクにおいて、ネットワークエンティティ306からのIPパケットがプロセッサ384に提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、RRCレイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとのための機能を実装し得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)と、RAT間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連付けられたRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連付けられたPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、自動再送要求(ARQ)を介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連付けられたRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、スケジューリング情報報告と、誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連付けられたMACレイヤ機能を提供し得る。
【0184】
[0197] 送信機354と受信機352とは、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1(L1)機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングをハンドリングする。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0185】
[0198] UE302において、受信機312は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ316を通して信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ332に提供する。送信機314と受信機312とは、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE302に宛てられた場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインにコンバートする。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局304によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。データと制御信号とは、次いで、レイヤ3(L3)およびレイヤ2(L2)機能を実装する1つまたは複数のプロセッサ332に提供される。
【0186】
[0199] アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ332は、コアネットワークからのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。1つまたは複数のプロセッサ332はまた、誤り検出を担当する。
【0187】
[0200] 基地局304によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、1つまたは複数のプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連付けられたRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連付けられたPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連付けられたRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの逆多重化と、スケジューリング情報報告と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連付けられたMACレイヤ機能を提供する。
【0188】
[0201] 基地局304によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、(1つまたは複数の)異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0189】
[0202] アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明される様式と同様の様式で基地局304において処理される。受信機352は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ356を通して信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ384に提供する。
【0190】
[0203] アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ384は、UE302からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。1つまたは複数のプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
【0191】
[0204] 便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、図3A図3B、および図3Cでは、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして示されている。しかしながら、図示された構成要素は、異なる設計では異なる機能を有し得ることが諒解されよう。特に、図3A図3C中の様々な構成要素は、代替構成において随意であり、様々な態様が、設計選択、コスト、デバイスの使用、または他の考慮事項により変動し得る構成を含む。たとえば、図3Aの場合、UE302の特定の実装形態が、(1つまたは複数の)WWANトランシーバ310を省略し得る(たとえば、ウェアラブルデバイスまたはタブレットコンピュータまたはPCまたはラップトップが、セルラー能力なしのWi-Fiおよび/またはBluetooth能力を有し得る)、または(1つまたは複数の)短距離ワイヤレストランシーバ320を省略し得る(たとえば、セルラーのみなど)、または衛星信号受信機330を省略し得る、または(1つまたは複数の)センサー344を省略し得る、などである。別の例では、図3Bの場合、基地局304の特定の実装形態が、(1つまたは複数の)WWANトランシーバ350を省略し得る(たとえば、セルラー能力なしのWi-Fi「ホットスポット」アクセスポイント)、または(1つまたは複数の)短距離ワイヤレストランシーバ360を省略し得る(たとえば、セルラーのみなど)、または衛星受信機370を省略し得る、などである。簡潔のために、様々な代替構成の説明は本明細書で提供されないが、当業者に容易に理解可能であろう。
【0192】
[0205] UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信可能に結合され得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成するか、またはそれらの一部であり得る。たとえば、異なる論理エンティティが同じデバイスにおいて実施される場合(たとえば、同じ基地局304に組み込まれたgNB機能およびロケーションサーバ機能)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
【0193】
[0206] 図3A図3B、および図3Cの構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A図3B、および図3Cの構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部または全部は、UE302のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部または全部は、基地局304のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティ306のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、本明細書では、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実施されるものとして説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際は、プロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ340、386、および396、測位構成要素342、388、および398など、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実施され得る。
【0194】
[0207] いくつかの設計では、ネットワークエンティティ306は、コアネットワーク構成要素として実装され得る。他の設計では、ネットワークエンティティ306は、セルラーネットワークインフラストラクチャ(たとえば、NG RAN220および/または5GC210/260)のネットワーク事業者または動作とは別個であり得る。たとえば、ネットワークエンティティ306は、基地局304を介して、または基地局304とは無関係に(たとえば、WiFiなどの非セルラー通信リンクを介して)UE302と通信するように構成され得るプライベートネットワークの構成要素であり得る。
【0195】
[0208] ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)間のダウンリンクおよびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。図4は、本開示の態様による、例示的なフレーム構造を示す図400である。フレーム構造は、ダウンリンクまたはアップリンクフレーム構造であり得る。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。
【0196】
[0209] LTE、およびいくつかの場合にはNRは、ダウンリンク上ではOFDMを利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRはアップリンク上でもOFDMを使用するためのオプションを有する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数ドメインにおいて送られ、SC-FDMでは時間ドメインにおいて送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(kHz)であり得、最小リソース割振り(リソースブロック)は、12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。
【0197】
[0210] LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔(SCS)、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートし得、たとえば、15kHz(μ=0)、30kHz(μ=1)、60kHz(μ=2)、120kHz(μ=3)、および240kHz(μ=4)の、またはそれよりも大きいサブキャリア間隔が利用可能であり得る。各サブキャリア間隔では、スロットごとに14個のシンボルがある。15kHz SCS(μ=0)の場合、サブフレームごとに1つのスロット、フレームごとに10個のスロットがあり、スロット持続時間は1ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は66.7マイクロ秒(μs)であり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は50である。30kHz SCS(μ=1)の場合、サブフレームごとに2つのスロット、フレームごとに20個のスロットがあり、スロット持続時間は0.5msであり、シンボル持続時間は33.3μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は100である。60kHz SCS(μ=2)の場合、サブフレームごとに4つのスロット、フレームごとに40個のスロットがあり、スロット持続時間は0.25msであり、シンボル持続時間は16.7μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は200である。120kHz SCS(μ=3)の場合、サブフレームごとに8つのスロット、フレームごとに80個のスロットがあり、スロット持続時間は0.125msであり、シンボル持続時間は8.33μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は400である。240kHz SCS(μ=4)の場合、サブフレームごとに16個のスロット、フレームごとに160個のスロットがあり、スロット持続時間は0.0625msであり、シンボル持続時間は4.17μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は800である。
【0198】
[0211] 図4の例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間ドメインでは、10msフレームが各々1msの10個の等しいサイズのサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。図4では、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。
【0199】
[0212] タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、周波数ドメインにおける1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間ドメインにおける1つのシンボル長および周波数ドメインにおける1つのサブキャリアに対応し得る。図4のヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて7つの連続するシンボルを含んでいることがある。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて6つの連続するシンボルを含んでいることがある。各REによって搬送されるビットの数は変調方式に依存する。
【0200】
[0213] REのうちのいくつかが、基準(パイロット)信号(RS)を搬送し得る。基準信号は、図示されたフレーム構造がアップリンク通信のために使用されるのかダウンリンク通信のために使用されるのかに応じて、測位基準信号(PRS)、追跡基準信号(TRS)、位相追跡基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)、サウンディング基準信号(SRS)などを含み得る。図4は、(「R」と標示された)基準信号を搬送するREの例示的なロケーションを示す。
【0201】
[0214] 図5は、例示的なダウンリンクスロット内の様々なダウンリンクチャネルを示す図500である。図5では、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。図5の例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間ドメインにおいて、図示されたスロットは、長さが1ミリ秒(ms)であり、14個のシンボルに分割される。
【0202】
[0215] NRでは、チャネル帯域幅またはシステム帯域幅は、複数の帯域幅部分(BWP)に分割される。BWPは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーのための共通RBの連続サブセットから選択されたRBの連続セットである。概して、ダウンリンクおよびアップリンクにおいて、最大4つのBWPが指定され得る。すなわち、UEは、ダウンリンク上の最高4つのBWP、およびアップリンク上の最高4つのBWPで構成され得る。所与の時間において、1つのBWP(アップリンクまたはダウンリンク)のみがアクティブであり得、これは、UEが、一度に1つのBWP上でのみ、受信または送信し得ることを意味する。ダウンリンク上では、各BWPの帯域幅は、SSBの帯域幅に等しいかまたはそれよりも大きくなるべきであるが、それは、SSBを含んでいることも含んでいないこともある。
【0203】
[0216] 図5を参照すると、1次同期信号(PSS)が、サブフレーム/シンボルタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される。2次同期信号(SSS)が、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEはPCIを決定することができる。PCIに基づいて、UEは、上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。マスタ情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、(SS/PBCHとも呼ばれる)SSBを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化され得る。MIBは、ダウンリンクシステム帯域幅中のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0204】
[0217] 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは(時間ドメインにおいて複数のシンボルにまたがり得る)1つまたは複数のREグループ(REG)バンドルを含み、各REGバンドルは1つまたは複数のREGを含み、各REGは、周波数ドメインにおける12個のリソース要素(1つのリソースブロック)、および時間ドメインにおける1つのOFDMシンボルに対応する。PDCCH/DCIを搬送するために使用される物理リソースのセットは、NRでは制御リソースセット(CORESET)と呼ばれる。NRでは、PDCCHは単一のCORESETに限定され、それ自体のDMRSとともに送信される。これは、PDCCHのためのUE固有ビームフォーミングを可能にする。
【0205】
[0218] 図5の例では、BWPごとに1つのCORESETがあり、CORESETは時間ドメインにおいて3つのシンボルにまたがる(ただし、それは1つまたは2つのシンボルのみであり得る)。システム帯域幅全体を占有するLTE制御チャネルとは異なり、NRでは、PDCCHチャネルは、周波数ドメインにおける固有の領域(すなわち、CORESET)に局在化される。したがって、図5に示されているPDCCHの周波数成分は、周波数ドメインにおける単一のBWPよりも小さいものとして示されている。図示されたCORESETは周波数ドメインにおいて連続しているが、それは連続している必要がないことに留意されたい。さらに、CORESETは、時間ドメインにおいて3つよりも少ないシンボルにまたがり得る。
【0206】
[0219] PDCCH内のDCIは、それぞれ、アップリンク許可およびダウンリンク許可と呼ばれる、アップリンクリソース割振り(永続的および非永続的)に関する情報と、UEに送信されるダウンリンクデータに関する説明とを搬送する。より詳細には、DCIは、ダウンリンクデータチャネル(たとえば、PDSCH)とアップリンクデータチャネル(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH))とのためにスケジュールされたリソースを指示する。複数の(たとえば、最高8つの)DCIが、PDCCHにおいて構成され得、これらのDCIは複数のフォーマットのうちの1つを有することができる。たとえば、アップリンクスケジューリングのために、ダウンリンクスケジューリングのために、アップリンク送信電力制御(TPC)のためになど、異なるDCIフォーマットがある。PDCCHは、異なるDCIペイロードサイズまたはコーディングレートに適応するために、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のCCEによってトランスポートされ得る。
【0207】
[0220] 図6は、例示的なアップリンクスロット内の様々なアップリンクチャネルを示す図600である。図6では、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。図6の例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間ドメインにおいて、図示されたスロットは、長さが1ミリ秒(ms)であり、14個のシンボルに分割される。
【0208】
[0221] 物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)とも呼ばれるランダムアクセスチャネル(RACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のスロット内にあり得る。PRACHは、スロット内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHは、UEが、初期システムアクセスを実施し、アップリンク同期を達成することを可能にする。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)が、アップリンクシステム帯域幅のエッジ上に位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、CSI報告、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなど、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
【0209】
[0222] 図7は、本開示の態様による、所与の基地局のPRS送信のための例示的なPRS構成700の図である。図7では、時間は水平方向に表され、左から右に増加する。各長い矩形はスロットを表し、各短い(影付き)矩形はOFDMシンボルを表す。図7の例では、(「PRSリソースセット1」と標示された)PRSリソースセット710は、2つのPRSリソース、(「PRSリソース1」と標示された)第1のPRSリソース712および(「PRSリソース2」と標示された)第2のPRSリソース714を含む。基地局は、PRSリソースセット710のPRSリソース712および714上でPRSを送信する。
【0210】
[0223] PRSリソースセット710は、2つのスロットのオケージョン長(N_PRS)と、たとえば(15kHzサブキャリア間隔の場合)160個のスロットまたは160ミリ秒(ms)の、周期性(T_PRS)とを有する。したがって、PRSリソース712とPRSリソース714の両方は、長さが2つの連続するスロットであり、それぞれのPRSリソースの第1のシンボルが発生するスロットから開始して、T_PRSスロットごとに反復する。図7の例では、PRSリソース712は、2つのシンボルのシンボル長(N_symb)を有し、PRSリソース714は、4つのシンボルのシンボル長(N_symb)を有する。PRSリソース712とPRSリソース714とは、同じ基地局の別個のビーム上で送信され得る。
【0211】
[0224] インスタンス720a、720b、および720cとして示されている、PRSリソースセット710の各インスタンスは、PRSリソースセットの各PRSリソース712、714について、長さ「2」(すなわち、N_PRS=2)のオケージョンを含む。PRSリソース712および714は、ミューティングシーケンス周期性T_REPまで、T_PRSスロットごとに反復される。したがって、長さT_REPのビットマップが、PRSリソースセット710のインスタンス720a、720b、および720cのうちのどのオケージョンがミュートされる(すなわち、送信されない)かを指示するために必要とされることになる。
【0212】
[0225] 一態様では、PRS構成700に関する追加の制約があり得る。たとえば、PRSリソースセット(たとえば、PRSリソースセット710)のすべてのPRSリソース(たとえば、PRSリソース712、714)について、基地局は、以下のパラメータ、すなわち、(a)オケージョン長(N_PRS)、(b)シンボルの数(N_symb)、(c)コムタイプ、および/または(d)帯域幅を、同じであるように構成することができる。さらに、すべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソースについて、サブキャリア間隔とサイクリックプレフィックスとが、1つの基地局についてまたはすべての基地局について同じであるように構成され得る。それが1つの基地局についてであるのかすべての基地局についてであるのかは、第1および/または第2のオプションをサポートするUEの能力に依存し得る。
【0213】
[0226] 図8は、本開示の態様による、(「測位周波数レイヤ1」と標示された)同じ測位周波数レイヤにおいて動作する、(「TRP1」および「TRP2」と標示された)2つのTRPのための例示的なPRS構成を示す図800である。測位セッションのために、UEは、図示されたPRS構成を指示する支援データを提供され得る。図8の例では、第1のTRP(「TRP1」)は、「PRSリソースセット1」および「PRSリソースセット2」と標示された、2つのPRSリソースセットに関連付けられ(たとえば、それらを送信し)、第2のTRP(「TRP2」)は、「PRSリソースセット3」と標示された、1つのPRSリソースセットに関連付けられる。各PRSリソースセットは、少なくとも2つのPRSリソースを備える。詳細には、第1のPRSリソースセット(「PRSリソースセット1」)は、「PRSリソース1」および「PRSリソース2」と標示されたPRSリソースを含み、第2のPRSリソースセット(「PRSリソースセット2」)は、「PRSリソース3」および「PRSリソース4」と標示されたPRSリソースを含み、第3のPRSリソースセット(「PRSリソースセット3」)は、「PRSリソース5」および「PRSリソース6」と標示されたPRSリソースを含む。
【0214】
[0227] NRは、ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とを含む、いくつかのセルラーネットワークベース測位技術をサポートする。ダウンリンクベース測位方法は、LTEにおける観測到着時間差(OTDOA)と、NRにおけるダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)と、NRにおけるダウンリンク離脱角度(DL-AoD)とを含む。図9は、本開示の態様による、様々な測位方法の例を示す。シナリオ910によって示されている、OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD)または到着時間差(TDOA)測定と呼ばれる、基地局のペアから受信された基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS))の到着時間(ToA)間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、支援データ中で基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーションとRSTD測定値とに基づいて、測位エンティティ(たとえば、UEベース測位の場合UEまたはUE支援測位の場合ロケーションサーバ)は、UEのロケーションを推定することができる。
【0215】
[0228] シナリオ920によって示されている、DL-AoD測位の場合、測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)送信基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、複数のダウンリンク送信ビームの受信信号強度測定の、UEからのビーム報告を使用する。測位エンティティは、次いで、(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)送信基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、UEのロケーションを推定することができる。
【0216】
[0229] アップリンクベース測位方法は、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)とアップリンク到着角度(UL-AoA)とを含む。UL-TDOAは、DL-TDOAと同様であるが、UEによって送信されたアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))に基づく。UL-AoA測位の場合、1つまたは複数の基地局は、1つまたは複数のアップリンク受信ビーム上でUEから受信された1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRS)の受信信号強度を測定する。測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、信号強度測定と、(1つまたは複数の)受信ビームの(1つまたは複数の)角度とを使用する。(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、測位エンティティは、次いで、UEのロケーションを推定することができる。
【0217】
[0230] ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位と(「マルチセルRTT」および「マルチRTT」とも呼ばれる)マルチラウンドトリップ時間(RTT)測位とを含む。RTTプロシージャでは、第1のエンティティ(たとえば、基地局またはUE)が第1のRTT関係信号(たとえば、PRSまたはSRS)を第2のエンティティ(たとえば、UEまたは基地局)に送信し、第2のエンティティは、第2のRTT関係信号(たとえば、SRSまたはPRS)を第1のエンティティに返送する。各エンティティは、受信されたRTT関係信号の到着時間(ToA)と、送信されたRTT関係信号の送信時間との間の時間差を測定する。この時間差は、受信-送信(Rx-Tx)時間差と呼ばれる。Rx-Tx時間差測定は、受信された信号および送信された信号についての最も近いサブフレーム境界間の時間差のみを含むように行われ得るか、または調整され得る。両方のエンティティは、次いで、それらのRx-Tx時間差測定値をロケーションサーバ(たとえば、LMF270)に送り得、ロケーションサーバは、2つのRx-Tx時間差測定値から(たとえば、2つのRx-Tx時間差測定値の和として)2つのエンティティ間のラウンドトリップ伝搬時間(すなわち、RTT)を計算する。代替的に、一方のエンティティは、それのRx-Tx時間差測定値を他方のエンティティに送り得、他方のエンティティは、次いで、RTTを計算する。2つのエンティティ間の距離は、RTTおよび知られている信号速度(たとえば、光速)から決定され得る。シナリオ930によって示されている、マルチRTT測位の場合、第1のエンティティ(たとえば、UEまたは基地局)は、第2のエンティティまでの距離と第2のエンティティの知られているロケーションとに基づいて(たとえば、マルチラテレーションを使用して)第1のエンティティのロケーションが決定されることを可能にするために、複数の第2のエンティティ(たとえば、複数の基地局またはUE)とのRTT測位プロシージャを実施する。RTT方法およびマルチRTT方法は、シナリオ940によって示されているように、ロケーション正確さを改善するために、UL-AoAおよびDL-AoDなど、他の測位技法と組み合わせられ得る。
【0218】
[0231] E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定値に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出されたネイバー基地局の識別子、推定されたタイミング、および信号強度を報告する。次いで、この情報および(1つまたは複数の)基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションが推定される。
【0219】
[0232] 測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は、UEに支援データを提供し得る。たとえば、支援データは、そこから基準信号を測定すべき基地局(または基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含み得る。代替的に、支援データは、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージ中でなど)基地局自体から直接発信し得る。いくつかの場合には、UEは、支援データを使用せずにそれ自体でネイバーネットワークノードを検出することが可能であり得る。
【0220】
[0233] OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャの場合、支援データは、予想されるRSTD値および関連付けられた不確実性、または予想されるRSTDの周りの探索ウィンドウをさらに含み得る。いくつかの場合には、予想されるRSTDの値範囲は、+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのいずれかがFR1中にあるとき、予想されるRSTDの不確実性の値範囲は、+/-32μsであり得る。他の場合には、(1つまたは複数の)測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2中にあるとき、予想されるRSTDの不確実性の値範囲は、+/-8μsであり得る。
【0221】
[0234] ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。ロケーション推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。ロケーション推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想される面積または体積を含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
【0222】
[0235] 3GPP位置推定フレームワークは、絶対位置(WGS-84において定義されているグローバル座標系(GCS))を算出することをサポートする。アンカー(たとえば、gNB/TRP)ロケーションは、(UE支援測位の場合)LMFに知られているか、(UEベース測位の場合)UEに指示される。UEへの指示は、絶対位置(緯度/経度/標高)を指定する。3GPP Rel.16では、TRPの異なるパネルが、別個の位置として指示され得る(たとえば、TRPは絶対位置を割り当てられ、パネルはその絶対位置に対する相対位置を割り当てられ得る)。
【0223】
[0236] 多くの場合、絶対位置は必要とされず、いくつかのランドマークに対する相対位置(たとえば、V2X測位における他の車両、道路特徴、歩行者に対する相対ロケーション、あるいはIIoTにおける工場の壁、天井、および他の静的または動的特徴に対する相対ロケーションなど)で十分である。
【0224】
[0237] 多くの場合、絶対グローバルアンカーロケーションは比較的十分に知られていないことがあるが、それらの相対距離は正確である。たとえば、いくつかの屋内環境では、GNSSは利用不可能であり得るが、相互距離は、高度な正確な距離測定器(たとえば、レーザー距離計)を用いて測定され得る。
【0225】
[0238] 本開示の態様は、相対位置推定のために使用され得る相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)を対象とする。そのような態様は、特に、RLAGを介して実施される絶対位置推定正確さがしきい値を下回る(たとえば、正確さ要件を下回る)環境において、絶対ロケーション(たとえば、速度/速さ、物体近接度など)に依存しない情報を提供することなど、様々な技術的利点を提供し得る。さらなる態様では、変換情報(たとえば、回転、鏡映、(1つまたは複数の)座標オフセット、平行移動など)が、RLAGに関連付けられた測定データを介して導出される絶対ロケーションをより正確なまたは「真の」絶対位置推定値に変換するために使用され得、これは、改善された絶対位置推定値正確さ、および/またはセキュリティを改善すること(たとえば、RLAGが、変換情報の知識を有しないエンティティについての位置推定値を意図的に不明瞭にし得る)など、技術的利点を提供し得る。
【0226】
[0239] 図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセス1000を示す。一態様では、プロセス1000は、位置推定エンティティによって実施され得る。いくつかの設計では、位置推定エンティティは、(たとえば、UEベース位置推定の場合)UE302、またはBS304(たとえば、RANに統合されたLMF)、またはネットワークエンティティ306(たとえば、コアネットワーク構成要素に統合されたLMF、ロケーションサーバなど)に対応し得る。
【0227】
[0240] 図10を参照すると、1010において、位置推定エンティティ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ332または384または394、測位構成要素342または388または398など)は、ユーザ機器(UE)(たとえば、位置推定値が望まれるターゲットUEなど)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられた(たとえば、SL PRS、DL PRS、UL PRSなどのための)リソース構成を決定し、ここにおいて、複数のアンカーは、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットは、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGは、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さ(たとえば、相対位置推定について、絶対位置推定よりも高い正確さなど)に関連付けられる。アンカーは、様々な基準に基づいてRLAG内でグループ化され得る(たとえば、RLAGを介して位置推定を実施する新しいデバイスが、次いで、RLAG上に組み込まれ得るなど)。いくつかの設計では、RLAG中のアンカーの一部または全部は、共有された環境(たとえば、屋内環境、または絶対位置推定正確さを低下させる妨害を伴う屋外環境など)にあり得る。1010の決定を実施するための手段は、UE302またはBS304またはネットワークエンティティ306の、(1つまたは複数の)プロセッサ332または384または394、測位構成要素342または388または398を含み得る。
【0228】
[0241] 図10を参照すると、1020において、位置推定エンティティ(たとえば、送信機314または324または354または364、(1つまたは複数の)ネットワークトランシーバ390、データバス334または382または392など)は、リソース構成を送信する。たとえば、リソース構成は、UEと、(Uu位置推定の場合)UEのサービング基地局(たとえば、サービングgNBは、RLAG中のアンカーまたはTRPのうちの1つまたは複数を制御し得、アンカーTRPをもつ1つまたは複数の他のネイバーgNBにリソース構成をフォワーディングし得る)など、アンカーのうちの1つまたは複数とに送信されるか、または(SL位置推定の場合)1つまたは複数のアンカーUEに送信されるか、またはそれらの組合せであり得る。1020の送信を実施するための手段は、UE302またはBS304またはネットワークエンティティ306の、送信機314または324または354または364、(1つまたは複数の)ネットワークトランシーバ390、データバス334または382または392を含み得る。
【0229】
[0242] 図10を参照すると、1030において、位置推定エンティティ(たとえば、受信機312または322または352または362、(1つまたは複数の)ネットワークトランシーバ380または390、データバス334または382または392など)は、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信する。いくつかの設計では、測定データは、UL PRS、DL PRSおよび/またはSL PRSに関連付けられた(1つまたは複数の)測定値を含み得る。他の設計では、測定データは、(1つまたは複数の)レーザー距離計測定値など、非3GPP PRSの(1つまたは複数の)測定値を含み得る。いくつかの設計では、測定データは、UE、RLAG中のアンカーの一部または全部、あるいはそれらの組合せから受信され得る。いくつかの設計では、測定データは、タイミングベース(たとえば、RTT、TDOAなど)、角度ベース(たとえば、AoDまたはAoA)、またはそれらの組合せであり得る。1030の受信を実施するための手段は、UE302またはBS304またはネットワークエンティティ306の、受信機312または322または352または362、(1つまたは複数の)ネットワークトランシーバ380または390、データバス334または382または392を含み得る。
【0230】
[0243] 図10を参照すると、1040において、位置推定エンティティ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ332または384または394、測位構成要素342または388または398など)は、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定する。いくつかの設計では、ロケーション情報は、物体/衝突検出、速度/速さなど、RLAG中のUEおよび/またはアンカーについての絶対位置推定値に依存しない情報を含み得る。他の設計では、以下でより詳細に説明されるように、ロケーション情報は、変換情報の適用を介した絶対ロケーション推定値を含み得る。1040の決定を実施するための手段は、UE302またはBS304またはネットワークエンティティ306の、(1つまたは複数の)プロセッサ332または384または394、測位構成要素342または388または398を含み得る。
【0231】
[0244] 図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセス1100を示す。一態様では、プロセス1100は、UE302など、UE(たとえば、位置推定が望まれるUE)によって実施され得る。
【0232】
[0245] 図11を参照すると、1110において、UE302(たとえば、受信機312または322、データバス334など)は、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられた(たとえば、SL PRS、DL PRS、UL PRSなどのための)リソース構成を受信し、ここにおいて、複数のアンカーは、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットは、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGは、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さ(たとえば、相対位置推定について、絶対位置推定よりも高い正確さなど)に関連付けられる。アンカーは、様々な基準に基づいてRLAG内でグループ化され得る(たとえば、RLAGを介して位置推定を実施する新しいデバイスが、次いで、RLAG上に組み込まれ得るなど)。いくつかの設計では、RLAG中のアンカーの一部または全部は、共有された環境(たとえば、屋内環境、または絶対位置推定正確さを低下させる妨害を伴う屋外環境など)にあり得る。UEベース位置推定の場合、1110の受信は、論理構成要素間のデータの内部転送に対応する。1110の受信を実施するための手段は、UE302の、受信機312または322、データバス334などを含み得る。
【0233】
[0246] 図11を参照すると、1120において、UE302(たとえば、受信機312または322、送信機314または324、測位構成要素342など)は、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信する。いくつかの設計では、1120において通信される(1つまたは複数の)PRSは、UE302によって送信されるSL PRSまたはUL PRS、UE302において受信される(およびUE302によって測定される)SL PRSまたはDL PRS、あるいはそれらの組合せを含み得る。1120の通信を実施するための手段は、UE302の、受信機312または322、送信機314または324などを含み得る。
【0234】
[0247] 図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセス1200を示す。一態様では、プロセス1200は、UE(たとえば、位置推定が望まれるUE、または代替的に、知られているロケーションをもつUE)、または1つまたは複数のTRPをもつgNBなど、ワイヤレスデバイスによって実施され得る。
【0235】
[0248] 図12を参照すると、1210において、ワイヤレスデバイス(たとえば、受信機312または322または352または362、送信機314または324または354または356、測位構成要素342または388など)は、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施し、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットは、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる。いくつかの設計では、位置推定プロシージャは、SL PRS交換(たとえば、例としてRTTタイプ測定の場合、二方向交換、またはTDOAタイプ測定の場合、(1つまたは複数の)アンカーへの/からの一方向交換など)を含むか、またはRLAGの1つまたは複数のアンカーへの/からのUL PRS(たとえば、またはレーザー距離計シグナリングなど、非3GPP PRS)を送信し得る。1210の位置推定プロシージャを実施するための手段は、UE302またはBS304の、受信機312または322または352または362、送信機314または324または354または356、測位構成要素342または388などを含み得る。
【0236】
[0249] 図12を参照すると、1220において、ワイヤレスデバイス(たとえば、受信機312または322または352または362、送信機314または324または354または356、測位構成要素342または388など)は、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入する。いくつかの設計では、ワイヤレスデバイスは、1220における加入(joinder)を容易にするために、位置推定エンティティと協調(またはそれに登録)し得る。したがって、後続のRLAGベース位置推定プロシージャのために、ワイヤレスデバイスは(随意に)、アクティブ化されたアンカーのうちの1つとしてRLAG中に含まれ得る。1220の加入を実施するための手段は、UE302またはBS304の、受信機312または322または352または362、送信機314または324または354または356、測位構成要素342または388などを含み得る。
【0237】
[0250] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、RLAG中のアンカーについてのロケーションは、まさに現在の報告フォーマットを使用して提供される(たとえば、新しいメッセージを定義する必要がない)。いくつかの設計では、ロケーション情報は、相対ロケーション情報を備える。たとえば、相対ロケーション情報は、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出(たとえば、物体または近接度検出)、あるいはそれらの組合せを含み得る。いくつかの設計では、ロケーション情報は、低い正確さの絶対ロケーション推定値と、1つまたは複数のRLAGの1つまたは複数のアンカーに対するより高い正確さの相対距離との組合せを含み得る(たとえば、上述のように、アンカー間の相対距離は、それぞれのRLAG内で知られているが、必ずしも、異なるRLAGのアンカー間で知られているとは限らない)。言い換えれば、いくつかの設計では、レガシー絶対位置推定は、速度推定(たとえば、2つの連続する絶対位置推定間の差のみが重要である)または衝突検出(たとえば、障害物(たとえば、壁、机など)とUEとの間の差のみが重要である)など、RLAGベース測定データを使用して実施され得る。
【0238】
[0251] 図10図12を参照すると、上述のいくつかの設計では、絶対位置推定は、まったく実施される必要がない。しかしながら、実施される場合、RLAGを介した絶対位置推定は、変換情報に関連付けられ得る。いくつかの設計では、位置推定エンティティは、測定データに基づいてUEの絶対位置推定値を導出し得、次いで(随意に)、(たとえば、RLAGを介した「通常の」絶対位置推定値が極めて不正確であり得るので)UEのより正確な(たとえば、真の)絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用し得る。他の設計では、変換情報は、UEの位置推定値ではなくRLAGのアンカーロケーションに適用され得る(たとえば、変換情報を、導出の出力ではなく導出への入力に適用する)。
【0239】
[0252] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに。この場合、変換情報は、RLAGアンカーおよび/またはUEの真の(または少なくとも、より正確な)絶対位置推定値をアンロックするためのセキュリティキーとして働く。いくつかの設計では、変換情報は、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報は、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである。変換情報は、それにより、様々なエンティティ(たとえば、LMFまたはターゲットUEまたはサイドリンク位置推定のための別のUEなど、位置推定エンティティ)において、AMFまたはgNBにおいて、(たとえば、3GPPフレームワークの外部の)LCSクライアントにおいてなど、知られていることがあるおよび/または適用され得る。いくつかの設計では、変換は、アンカーロケーションを不明瞭にしながら、何らかのロケーション情報(たとえば、衝突を回避するための近接度検出、速度など)を提供するために使用され得る。不明瞭化は、無許可のノードが真のアンカーロケーションにアクセスしないようにし得る。一例では、「無許可のノード」自体は、UE(ターゲットまたは他のヘルパーUE)、gNB、AMF、LMFなどのうちの1つまたは複数であり得る。不明瞭化(または意図的なアンカーロケーション誤差)のレベルはまた、構成可能であり得、(たとえば、ノードが、受信することを許可されるアクセスのレベル、たとえば、10メートルの誤差、10マイルの誤差などに応じて)デバイス間で変動し得る。いくつかの設計では、変換情報は、適用された平行移動および/または回転の大きさなどのメトリック、ならびにどのようにそれらのメトリックが(フィックスされる、分布から抽出されるなど)か、などを含み得る。
【0240】
[0253] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、アンカーのセットは、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットは、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである。
【0241】
[0254] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、位置推定プロシージャは、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる(たとえば、異なるRLAGは、異なる変換情報に関連付けられ得、したがって、異なるRLAGからのアンカーを混合することは高い誤差を生じ得る)。
【0242】
[0255] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、位置推定エンティティは、RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、(たとえば、(1つまたは複数の)報告アンカーを、位置推定エンティティが位置推定プロシージャのためにそれらの(1つまたは複数の)アンカーを選択し得るように、RLAGに登録するための)RLAGのRLAG識別子の指示を受信し得る。
【0243】
[0256] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、位置推定エンティティは、UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信し得る。この送信は、様々な方法で行われ得る。
【0244】
[0257] 一例では、指示は、RLAGのリストを含み得、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる。たとえば、位置推定エンティティは、RLAGのリストを定義し得る。各RLAGは、ID、(随意の)オフセット情報、(随意の)不確実性(たとえば、楕円/矩形不確実性など)など、より多くの情報要素(IE)を含んでいる。いくつかの設計では、1つの特定のRLAG IDが、WGS-84において定義されているデフォルトグローバル座標系として定義(たとえば、あらかじめ定義またはネットワーク構成)され得る。いくつかの設計では、各アンカー(たとえば、UEまたはTRP)は、1つのRLAG IDでタグ付けされる。TRPの場合、RLAGは、TRP-ID、(UE支援の場合)NR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16、(UEベースの場合)NR-TRP-LocationInfoなど、IEに追加され得る。いくつかの設計では、明示的RLAG関連付けなしのアンカーは、より高い正確さをもつデフォルトGCSとしてアンカーが定義されることを暗示することができる(たとえば、アンカーがまだRLAGに組み込まれていない、または、特定のアンカーが、絶対位置推定について、相対位置推定よりも正確である場合、この特定のアンカーはRLAGとは別個に保たれ得る)。
【0245】
[0258] 代替例では、指示はアンカーのリストを含み得、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる。
【0246】
[0259] 別の代替例では、指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含み得る。たとえば、各UEは、複数のPRS構成で構成され得る。各PRS構成は、1つのRLAGでタグ付けされ得る。
【0247】
[0260] いくつかの設計では、RLAG IDは、(たとえば、NRPPaを介して)LMFに、RLAGアンカーによって(たとえば、支援データを介して)提供され得る。いくつかの設計では、RLAG IDは、事前構成され得る(たとえば、屋内工場センサーは、RLAGの静的メンバーであり得る)。いくつかの設計では、RLAG IDは、LPPを介して位置推定エンティティ(たとえば、LMF、TRPまたはUEアンカーなど)からターゲットUEに提供され得る。いくつかの設計では、RLAG IDは、アンカーによって決定され得るか、または代替的に、位置推定エンティティ(たとえば、LMFなど)によって割り当てられ得る。いくつかの設計では、不明瞭化目的のために、LMFは、図13に関して以下でより詳細に説明されるように、セットアンカーの、ジーニー(genie)または絶対ロケーションの報告された推定に動作(たとえば、変換または平行移動)を適用し、次いで、これらのアンカーに同じRLAG IDを割り当て得る。本明細書で使用される「ジーニー」は、何らかのしきい値を上回る(たとえば、意図的なおよび/または意図的でない)誤差を有するデバイスについてのロケーションとは対照的に、デバイスの真のロケーション(すなわち、何らかのしきい値を下回る誤差)を指す。
【0248】
[0261] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、アンカーのセットは少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される。いくつかの設計では、(1つまたは複数の)新しいアンカーは、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定し得、(1つまたは複数の)新しいアンカーは、(たとえば、位置推定エンティティなどへのRLAG IDの報告を介して)RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する。たとえば、屋内UEアンカーが、ロケーション推定のために使用されるTRPからIDを継承するべきである。
【0249】
[0262] 図10図12を参照すると、レガシー3GPP設計では、NR-TRP-LocationInfoが、TRPのセットのためのアンテナ基準ポイントの座標を提供するためにロケーションサーバによって使用され得る。各TRPについて、TRPロケーションは、PRSリソースセットごとの各関連付けられたPRSリソースIDについて提供され得る。いくつかの設計では、同様のLPP IEが、RLAGアンカーの相対ロケーションを伝達するように修正され得る。たとえば、IE ReferencePointは、それに対して他のロケーションが定義され得る明確に定義されたロケーションを提供し得る(たとえば、相対RLAGアンカーロケーションを伝達するために使用され得る)好適なLPP IEであり得る。
【0250】
[0263] 図10図12を参照すると、いくつかの設計では、RLAGアンカーは、静的または動的のいずれかであり得る。単一の静的RLAGが、最も単純な場合であり、デフォルトで仮定され得る。他の設計では、複数の静的RLAGが構成され得る。たとえば、RLAGアンカーが2つの建築物中にあり、同じ建築物中のすべてのアンカーのみが互いに対して正確に測位されていると仮定する(たとえば、建築物ごとに1つのRLAGをセットアップし、異なる建築物からのRLAGアンカーを混合しない)。いくつかの設計では、異なるRLAGにわたる相対ロケーションの指示が可能にされ得る。上記の例では、(互いに対する)建築物の相対ロケーション、または2つの建築物にわたるアンカーの相対ロケーションが、知られていることがある。
【0251】
[0264] 図10図12を参照すると、他の設計では、複数の動的RLAGが構成され得る。たとえば、良好な相対測位をもつRLAGアンカーが、SL(またはUu+SL)測位プロシージャを介してこれを取得したと仮定する。したがって、そのプロシージャにおけるすべての参加者が、同じRLAGに属するものとしてマークされる。いくつかの参加者は、測位プロシージャが追跡することができるよりもある程度高速に移動していることがある(たとえば、これらの高速移動しているデバイスは、後で、RLAGから削除され、場合によっては別のRLAG中に追加される必要があり得る)。いくつかの設計では、RLAG IDは、トグルビットまたはサーキュラーカウンタとして実装され得る。
【0252】
[0265] 図13は、本開示の態様による、プロセス10~12の例示的な実装形態1300を示す。図13では、屋外RLAG1と屋内RLAG2とが、RLAGごとに4つのアンカーで示される。屋外RLAG1は良好な絶対位置推定に関連付けられ、屋内RLAG2は不十分な絶対位置推定に関連付けられる。したがって、屋内RLAG2の場合、真のアンカー絶対ロケーションは、オフセット1302、1304、1306および1308だけ、導出された絶対ロケーションから分離される。
【0253】
[0266] 図13を参照すると、いくつかの設計では、屋内アンカーの場合、GCSにおけるジーニーロケーション(または真のロケーション)がXであり、GCSにおける割り当てられたロケーションがX_hatである(たとえば、それにより、X_hatは、意図的なおよび/または意図的でない誤差によるXからのオフセットである)と仮定する。次に、さらに、屋内/屋外境界の近くのGCSにおけるジェニックロケーション(genic location)がBであり、B_hatのGCSにおける割り当てられたロケーションがある(たとえば、WGS84の同じフォーマットにおけるローカル座標と等価であるが、平行移動および/または回転などの変換情報をもつ)と仮定する。X_hatと同様に、B_hatは、意図的なおよび/または意図的でない誤差によるBからのオフセットである。測位のために、位置推定エンティティは、RLAG2中の屋内TRPのみを使用し得る(相対ロケーションはこのグループ内で一貫している)。また、あるUEのロケーションフィックスが、RLAG1と同じオフセットを受ける(たとえば、このオフセットは、位置推定エンティティに知られているかまたは知られていないかのいずれかであり得る)。そのようなロケーションフィックスは、依然として、上述のいくつかの適用例のために有用である。いくつかの設計では、上述のように、複数のグループからのアンカーを使用することは、大きい測位誤差を生じ得、これは好ましくない。したがって、UE支援の場合でも、UEにRLAG情報を提供することは、UEが測位測定報告のための測定値をより良く選択することを助けることができる(たとえば、UEは、位置推定を改善するために、異なるRLAGからのアンカーを選択することを回避することができる)。
【0254】
[0267] また他の態様では、ローカル座標系(LCS)が、WGS84などの絶対座標系の代わりに使用され得る。そのような態様は、絶対位置推定が不正確である環境における単純な実装形態など、様々な技術的利点を提供し得るが、LCSはまた、高いシグナリングオーバーヘッドに関連付けられ得る。
【0255】
[0268] 図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的なプロセス1400を示す。一態様では、プロセス1400は、位置推定エンティティによって実施され得る。いくつかの設計では、位置推定エンティティは、(たとえば、UEベース位置推定の場合)UE302、またはBS304(たとえば、RANに統合されたLMF)、またはネットワークエンティティ306(たとえば、コアネットワーク構成要素に統合されたLMF、ロケーションサーバなど)に対応し得る。
【0256】
[0269] 図14を参照すると、1410において、位置推定エンティティ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ332または384または394、測位構成要素342または388または398など)は、ユーザ機器(UE)の位置推定のためのアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定する。1410の決定を実施するための手段は、UE302またはBS304またはネットワークエンティティ306の、(1つまたは複数の)プロセッサ332または384または394、測位構成要素342または388または398などを含み得る。
【0257】
[0270] 図14を参照すると、1420において、位置推定エンティティ(たとえば、送信機314または324または354または364、(1つまたは複数の)ネットワークトランシーバ390、データバス334または382または392など)は、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信する。UEベース位置推定の場合、1420の送信は、論理構成要素間のデータの内部転送に対応する。1420の送信を実施するための手段は、UE302またはBS304またはネットワークエンティティ306の、送信機314または324または354または364、(1つまたは複数の)ネットワークトランシーバ390、データバス334または382または392などを含み得る。
【0258】
[0271] 図14を参照すると、いくつかの設計では、LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報(たとえば、(1つまたは複数の)座標オフセットなど)に関連付けられる。たとえば、変換情報は、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される。いくつかの設計では、LCSロケーションのセットは、デカルト座標または極座標によって定義される。
【0259】
[0272] 図14を参照すると、いくつかの設計では、LCSフレーム自体は、3GPP Rel.16ではアンカーロケーションがそこにおいて提供される、グローバル座標フレームに対して指定され得る。いくつかの設計では、この指定は、部分的にまたは完全に省略され得る。「部分的な」指定の一例は、原点および/またはz軸のみが指定され、x軸およびy軸は指定されない場合である。いくつかの設計では、これは不十分な正確さを有し得るが、LCSフレーム中のロケーションは高い正確さであり得る。
【0260】
[0273] 図14を参照すると、いくつかの設計では、LCSフレームは、新しいロケーションフォーマットを含む新しいシグナリングメッセージの定義を必要とし得る。たとえば、現在のフォーマット(たとえば、WGS84)におけるロケーションデータを現在含むあらゆるメッセージが、代わりに、LCSフォーマットによるロケーションデータを含むように修正されることになる。これは、(たとえば、3GPP RATベース測位のサポートだけでなく、3GPPがメッセージ交換をサポートする、(Bluetooth/WiFiなどの)他のRATベース測位のサポートをも含む)多数のそのようなメッセージの変更を伴い得る。したがって、アドホックLCSをセットアップすることは、関連する3GPP仕様への大きい影響を生じ得る。LCSに関して、様々なロケーションフォーマットが使用され得る(たとえば、デカルト座標または極座標など)。いくつかの設計では、(たとえば、WGS840の場合のような)既存のフォーマットが、少なくとも部分的に再使用され得る(たとえば、地球の位置の可能な回転とともに緯度/経度を再使用する、など)。
【0261】
[0274] 上記の詳細な説明では、異なる特徴が例にまとめられていることがわかる。開示のこの様式は、例示的な条項が、各条項において明示的に述べられるものよりも多くの特徴を有するという意図として理解されるべきではない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示される個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含み得る。したがって、以下の条項は、本明細書に組み込まれると見なされるべきであり、各条項はそれ自体によって別個の例として存在することができる。各従属条項は、条項において、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを指すことができるが、その従属条項の(1つまたは複数の)態様は、特定の組合せに限定されない。他の例示的な条項が、任意の他の従属条項または独立条項の主題との(1つまたは複数の)従属条項態様の組合せ、あるいは他の従属および独立条項との任意の特徴の組合せをも含むことができることが諒解されよう。本明細書で開示される様々な態様は、特定の組合せ(たとえば、要素を絶縁体と導体の両方として定義することなど、矛盾する態様)が意図されないことが明示的に表されるかまたは容易に推論され得ない限り、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項の態様が任意の他の独立条項に含まれ得ることが、その条項がその独立条項に直接従属していない場合でも、同じく意図される。
【0262】
[0275] 実装例が、以下の番号付けされた条項において説明される。
【0263】
[0276] 条項1. 位置推定エンティティを動作させる方法であって、ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、リソース構成を送信することと、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信することと、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定することとを備える、方法。
【0264】
[0277] 条項2. ロケーション情報が相対ロケーション情報を備える、条項1に記載の方法。
【0265】
[0278] 条項3. 相対ロケーション情報が、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいはそれらの組合せを備える、条項2に記載の方法。
【0266】
[0279] 条項4. ロケーション情報が、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値を備える、条項1から3のいずれかに記載の方法。
【0267】
[0280] 条項5. 導出された絶対位置推定値が変換情報に関連付けられる、条項4に記載の方法。
【0268】
[0281] 条項6. UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することをさらに備える、条項5に記載の方法。
【0269】
[0282] 条項7. 導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信することをさらに備える、条項5から6のいずれかに記載の方法。
【0270】
[0283] 条項8. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項5から7のいずれかに記載の方法。
【0271】
[0284] 条項9. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項1から8のいずれかに記載の方法。
【0272】
[0285] 条項10. 位置推定プロシージャが、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる、条項1から9のいずれかに記載の方法。
【0273】
[0286] 条項11. RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することをさらに備える、条項1から10のいずれかに記載の方法。
【0274】
[0287] 条項12. UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信することをさらに備える、条項1から11のいずれかに記載の方法。
【0275】
[0288] 条項13. 指示がRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示がアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む、条項12に記載の方法。
【0276】
[0289] 条項14. アンカーのセットが少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される、条項1から13のいずれかに記載の方法。
【0277】
[0290] 条項15. 位置推定エンティティが、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する、条項1から14のいずれかに記載の方法。
【0278】
[0291] 条項16. ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信することとを備える、方法。
【0279】
[0292] 条項17. RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる、条項16に記載の方法。
【0280】
[0293] 条項18. 位置推定エンティティから、1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信することをさらに備える、条項17に記載の方法。
【0281】
[0294] 条項19. UEの真の絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することをさらに備える、条項18に記載の方法。
【0282】
[0295] 条項20. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項17から19のいずれかに記載の方法。
【0283】
[0296] 条項21. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項16から20のいずれかに記載の方法。
【0284】
[0297] 条項22. RLAGのRLAG識別子の指示を受信することをさらに備える、条項16から21のいずれかに記載の方法。
【0285】
[0298] 条項23. ワイヤレスデバイスを動作させる方法であって、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入することとを備える、方法。
【0286】
[0299] 条項24. RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定することをさらに備える、条項23に記載の方法。
【0287】
[0300] 条項25. ワイヤレスデバイスが、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する、条項24に記載の方法。
【0288】
[0301] 条項26. 位置推定エンティティに、RLAG識別子の指示を送信することをさらに備える、条項24から25のいずれかに記載の方法。
【0289】
[0302] 条項27. 位置推定エンティティを動作させる方法であって、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定することと、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信することとを備える、方法。
【0290】
[0303] 条項28. LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる、条項27に記載の方法。
【0291】
[0304] 条項29. 変換情報が、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される、条項28に記載の方法。
【0292】
[0305] 条項30. LCSロケーションのセットが、デカルト座標または極座標によって定義される、条項27から29のいずれかに記載の方法。
【0293】
[0306] 条項31. メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、位置推定エンティティであって、少なくとも1つのプロセッサは、ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、少なくとも1つのトランシーバを介して、リソース構成を送信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信することと、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定することとを行うように構成された、位置推定エンティティ。
【0294】
[0307] 条項32. ロケーション情報が相対ロケーション情報を備える、条項31に記載の位置推定エンティティ。
【0295】
[0308] 条項33. 相対ロケーション情報が、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいはそれらの組合せを備える、条項32に記載の位置推定エンティティ。
【0296】
[0309] 条項34. ロケーション情報が、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値を備える、条項31から33のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0297】
[0310] 条項35. 導出された絶対位置推定値が変換情報に関連付けられる、条項34に記載の位置推定エンティティ。
【0298】
[0311] 条項36. 少なくとも1つのプロセッサが、UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することを行うようにさらに構成された、条項35に記載の位置推定エンティティ。
【0299】
[0312] 条項37. 少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信することを行うようにさらに構成された、条項35から36のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0300】
[0313] 条項38. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項35から37のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0301】
[0314] 条項39. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項31から38のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0302】
[0315] 条項40. 位置推定プロシージャが、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる、条項31から39のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0303】
[0316] 条項41. 少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することを行うようにさらに構成された、条項31から40のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0304】
[0317] 条項42. 少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信することを行うようにさらに構成された、条項31から41のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0305】
[0318] 条項43. 指示がRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示がアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む、条項42に記載の位置推定エンティティ。
【0306】
[0319] 条項44. アンカーのセットが少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される、条項31から43のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0307】
[0320] 条項45. 位置推定エンティティが、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する、条項31から44のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0308】
[0321] 条項46. メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)であって、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信することとを行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
【0309】
[0322] 条項47. RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる、条項46に記載のUE。
【0310】
[0323] 条項48. 少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定エンティティから、1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信することを行うようにさらに構成された、条項47に記載のUE。
【0311】
[0324] 条項49. 少なくとも1つのプロセッサが、UEの真の絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することを行うようにさらに構成された、条項48に記載のUE。
【0312】
[0325] 条項50. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項47から49のいずれかに記載のUE。
【0313】
[0326] 条項51. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項46から50のいずれかに記載のUE。
【0314】
[0327] 条項52. 少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することを行うようにさらに構成された、条項46から51のいずれかに記載のUE。
【0315】
[0328] 条項53. メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ワイヤレスデバイスであって、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入することとを行うように構成された、ワイヤレスデバイス。
【0316】
[0329] 条項54. 少なくとも1つのプロセッサが、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定することを行うようにさらに構成された、条項53に記載のワイヤレスデバイス。
【0317】
[0330] 条項55. ワイヤレスデバイスが、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する、条項54に記載のワイヤレスデバイス。
【0318】
[0331] 条項56. 少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定エンティティに、RLAG識別子の指示を送信することを行うようにさらに構成された、条項54から55のいずれかに記載のワイヤレスデバイス。
【0319】
[0332] 条項57. メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、位置推定エンティティであって、少なくとも1つのプロセッサが、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信することとを行うように構成された、位置推定エンティティ。
【0320】
[0333] 条項58. LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる、条項57に記載の位置推定エンティティ。
【0321】
[0334] 条項59. 変換情報が、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される、条項58に記載の位置推定エンティティ。
【0322】
[0335] 条項60. LCSロケーションのセットが、デカルト座標または極座標によって定義される、条項57から59のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0323】
[0336] 条項61. 位置推定エンティティであって、ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定するための手段と、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、リソース構成を送信するための手段と、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信するための手段と、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定するための手段とを備える、位置推定エンティティ。
【0324】
[0337] 条項62. ロケーション情報が相対ロケーション情報を備える、条項61に記載の位置推定エンティティ。
【0325】
[0338] 条項63. 相対ロケーション情報が、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいはそれらの組合せを備える、条項62に記載の位置推定エンティティ。
【0326】
[0339] 条項64. ロケーション情報が、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値を備える、条項61から63のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0327】
[0340] 条項65. 導出された絶対位置推定値が変換情報に関連付けられる、条項64に記載の位置推定エンティティ。
【0328】
[0341] 条項66. UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用するための手段をさらに備える、条項65に記載の位置推定エンティティ。
【0329】
[0342] 条項67. 導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信するための手段をさらに備える、条項65から66のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0330】
[0343] 条項68. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項65から67のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0331】
[0344] 条項69. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項61から68のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0332】
[0345] 条項70. 位置推定プロシージャが、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる、条項61から69のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0333】
[0346] 条項71. RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、RLAGのRLAG識別子の指示を受信するための手段をさらに備える、条項61から70のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0334】
[0347] 条項72. UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信するための手段をさらに備える、条項61から71のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0335】
[0348] 条項73. 指示がRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示がアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む、条項72に記載の位置推定エンティティ。
【0336】
[0349] 条項74. アンカーのセットが少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される、条項61から73のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0337】
[0350] 条項75. 位置推定エンティティが、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する、条項61から74のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0338】
[0351] 条項76. ユーザ機器(UE)であって、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信するための手段と、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信するための手段とを備える、ユーザ機器(UE)。
【0339】
[0352] 条項77. RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる、条項76に記載のUE。
【0340】
[0353] 条項78. 位置推定エンティティから、1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信するための手段をさらに備える、条項77に記載のUE。
【0341】
[0354] 条項79. UEの真の絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用するための手段をさらに備える、条項78に記載のUE。
【0342】
[0355] 条項80. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項77から79のいずれかに記載のUE。
【0343】
[0356] 条項81. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項76から80のいずれかに記載のUE。
【0344】
[0357] 条項82. RLAGのRLAG識別子の指示を受信するための手段をさらに備える、条項76から81のいずれかに記載のUE。
【0345】
[0358] 条項83. ワイヤレスデバイスであって、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施するための手段と、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入するための手段とを備える、ワイヤレスデバイス。
【0346】
[0359] 条項84. RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定するための手段をさらに備える、条項83に記載のワイヤレスデバイス。
【0347】
[0360] 条項85. ワイヤレスデバイスが、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する、条項84に記載のワイヤレスデバイス。
【0348】
[0361] 条項86. 位置推定エンティティに、RLAG識別子の指示を送信するための手段をさらに備える、条項84から85のいずれかに記載のワイヤレスデバイス。
【0349】
[0362] 条項87. 位置推定エンティティであって、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定するための手段と、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信するための手段とを備える、位置推定エンティティ。
【0350】
[0363] 条項88. LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる、条項87に記載の位置推定エンティティ。
【0351】
[0364] 条項89. 変換情報が、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される、条項88に記載の位置推定エンティティ。
【0352】
[0365] 条項90. LCSロケーションのセットが、デカルト座標または極座標によって定義される、条項87から89のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0353】
[0366] 条項91. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、ユーザ機器(UE)と複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を決定することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを備え、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、リソース構成を送信することと、位置推定プロシージャに関連付けられた1つまたは複数の測位基準信号(PRS)に基づく測定データを受信することと、測定データに基づいて、UEに関連付けられたロケーション情報を決定することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0354】
[0367] 条項92. ロケーション情報が相対ロケーション情報を備える、条項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0355】
[0368] 条項93. 相対ロケーション情報が、RLAGの1つまたは複数のアンカーに対する、UEの相対位置推定値または相対距離、あるいはUEの速度推定値、あるいはUEと、RLAGに対する1つまたは複数の知られている相対ロケーションをもつ1つまたは複数の物体との間の衝突検出、あるいはそれらの組合せを備える、条項92に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0356】
[0369] 条項94. ロケーション情報が、測定データに基づくUEの導出された絶対位置推定値を備える、条項91から93のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0357】
[0370] 条項95. 導出された絶対位置推定値が変換情報に関連付けられる、条項94に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0358】
[0371] 条項96. 位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、UEのより正確な絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項95に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0359】
[0372] 条項97. 位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、導出された絶対位置推定値を、変換情報の知識をもつ1つまたは複数の外部エンティティに送信することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項95から96のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0360】
[0373] 条項98. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項95から97のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0361】
[0374] 条項99. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項91から98のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0362】
[0375] 条項100. 位置推定プロシージャが、1つのRLAGのみからのアンカーに関連付けられる、条項91から99のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0363】
[0376] 条項101. 位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、RLAGのアンカーのセットの中の少なくとも1つのアンカーから、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項91から100のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0364】
[0377] 条項102. 位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を送信することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項91から101のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0365】
[0378] 条項103. 指示がRLAGのリストを含み、各リストされたRLAGが、それぞれのRLAG識別子とアンカーのそれぞれのセットとに関連付けられる、または指示がアンカーのリストを含み、各リストされたアンカーが、それぞれのRLAG識別子に関連付けられる、または指示は、RLAG識別子がマッピングされた測位基準信号(PRS)構成を含む、条項102に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0366】
[0379] 条項104. アンカーのセットが少なくとも1つのアンカーを備え、少なくとも1つのアンカーが、RLAGを介した少なくとも1つのアンカーの少なくとも1つの位置推定プロシージャに応答してRLAGに追加される、条項91から103のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0367】
[0380] 条項105. 位置推定エンティティが、UE、アンカーUE、基地局、または基地局からリモートにあるネットワーク構成要素に対応する、条項91から104のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0368】
[0381] 条項106. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、UEと複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャに関連付けられたリソース構成を受信することと、ここにおいて、複数のアンカーが、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含み、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャのリソース構成に従って、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)をアンカーのセットと通信することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0369】
[0382] 条項107. RLAGを用いた位置推定プロシージャに基づく絶対位置推定が、変換情報に関連付けられる、条項106に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0370】
[0383] 条項108. UEによって実行されたとき、UEに、位置推定エンティティから、1つまたは複数のPRSに基づく測定データに基づく導出された絶対位置推定値の指示を受信することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0371】
[0384] 条項109. UEによって実行されたとき、UEに、UEの真の絶対位置推定値を取得するために、変換情報をUEの導出された絶対位置推定値に適用することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項108に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0372】
[0385] 条項110. 変換情報が、位置推定値セキュリティプロトコルに従って、導出された絶対位置推定値の意図的な誤差を補正するように構成される、または変換情報が、導出された絶対位置推定値の意図的でないRLAG固有位置推定誤差を補正するように構成される、またはそれらの組合せである、条項107から109のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0373】
[0386] 条項111. アンカーのセットが、屋内アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、屋外アンカーのグループを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカーUEを備える、またはアンカーのセットが、1つまたは複数のアンカー送信受信ポイント(TRP)を備える、またはそれらの組合せである、条項106から110のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0374】
[0387] 条項112. UEによって実行されたとき、UEに、RLAGのRLAG識別子の指示を受信することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項106から111のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0375】
[0388] 条項113. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、ワイヤレスデバイスによって実行されたとき、ワイヤレスデバイスに、ワイヤレスデバイスと、少なくとも、相対ロケーションアンカーグループ(RLAG)のアンカーのセットを含む、複数のアンカーとの間の位置推定プロシージャを実施することと、ここにおいて、RLAGのアンカーのセットが、互いに対する知られている相対ロケーションに関連付けられ、ここにおいて、RLAGが、相対位置情報について、絶対位置情報についてよりも高い正確さに関連付けられる、位置推定プロシージャに応答して、新しいアンカーとしてRLAGに加入することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0376】
[0389] 条項114. ワイヤレスデバイスによって実行されたとき、ワイヤレスデバイスに、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を決定することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項113に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0377】
[0390] 条項115. ワイヤレスデバイスが、RLAGに関連付けられたRLAG識別子を継承することによってRLAGに加入する、条項114に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0378】
[0391] 条項116. ワイヤレスデバイスによって実行されたとき、ワイヤレスデバイスに、位置推定エンティティに、RLAG識別子の指示を送信することをさらに行わせる命令をさらに備える、条項114から115のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0379】
[0392] 条項117. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、ユーザ機器(UE)の位置推定に関連付けられたアンカーのセットに関連付けられたローカル座標系(LCS)ロケーションのセットを決定することと、LCSロケーションのセットの指示を含むLCSフレームを送信することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0380】
[0393] 条項118. LCSロケーションのセット中の各LCSロケーションが、それぞれのLCSロケーションを絶対座標系に関連付けられた絶対ロケーションに変換するための変換情報に関連付けられる、条項117に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0381】
[0394] 条項119. 変換情報が、LCSの原点、またはLCSロケーションのx軸位置、またはLCSロケーションのy軸位置、またはLCSロケーションのz軸位置、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に適用される、条項118に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0382】
[0395] 条項120. LCSロケーションのセットが、デカルト座標または極座標によって定義される、条項117から119のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0383】
[0396] 情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0384】
[0397] さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0385】
[0398] 本明細書で開示された態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0386】
[0399] 本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
【0387】
[0400] 1つまたは複数の例示的な態様では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0388】
[0401] 上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図13
図14
【国際調査報告】