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特表2024-532745物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20240903BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240903BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/0453
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508049
(86)(22)【出願日】2022-08-12
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 CN2022112263
(87)【国際公開番号】W WO2023020403
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】202110938636.0
(32)【優先日】2021-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.アンドロイド
2.ANDROID
3.iOS
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ワン,リフイ
(72)【発明者】
【氏名】ウー,カイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE64
5K067JJ13
(57)【要約】
本出願は、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器を開示し、無線通信技術分野に属し、本出願の実施例の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法は、ネットワーク側機器が、第一のターゲットCORESETの制御チャネルエレメント(Control Channel Element、CCE)とリソースエレメントグループ(Resource Element Group、REG)とのマッピング方式を取得することであって、CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式であることと、前記ネットワーク側機器が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送することとを含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理下りリンク制御チャネルの伝送方法であって、
ネットワーク側機器が、第一のターゲット制御リソースセットCORESETの制御チャネルエレメントCCEとリソースエレメントグループREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式であることと、
前記ネットワーク側機器が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲット物理下りリンク制御チャネルPDCCHを伝送することとを含む、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法。
【請求項2】
前記第一のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHの共通サーチスペースCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
端末専用サーチスペースUSSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第一のターゲット条件を満たす場合、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、3つの直交周波数分割多重化OFDMシンボルを含み、又は、前記第一のターゲットCORESETの時間領域リソースは、6つのOFDMシンボルを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第一のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
物理下りリンク制御チャネルの伝送方法であって、
ネットワーク側機器が、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであることと、
前記ネットワーク側機器が前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送することとを含む、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法。
【請求項8】
前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、ここで、前記最大コーディング率は、第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄し、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調するよう端末に指示する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第一のパラメータは、第一の数を含み、ここで、前記第一の数は、第二の数が前記第一の数以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、ここで、前記第一の比例は、第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第一のパラメータの数は、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされるアグリゲーションレベル数と同じであり、各前記アグリゲーションレベルは、一つの前記第一のパラメータに対応し、異なる前記アグリゲーションレベルは、異なる前記第一のパラメータに対応する、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされる異なるアグリゲーションレベルは、同一の前記第一のパラメータに対応する、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項13】
前記第二のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、x個のOFDMシンボルを含み、ここで、xは、3よりも大きく、且つ14以下の整数であり、且つxは、yの整数倍であり、yは、一つのREGに含まれるOFDMシンボルの数である、請求項7に記載の方法。
【請求項14】
前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる、請求項7に記載の方法。
【請求項15】
前記第二のターゲット条件は、
前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式は、レートマッチングの方式又はパンクチャの方式を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記第二のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している、請求項7から10、13から16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
ここで、前記第二のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する、請求項7から10、13から16のいずれか1項に記載の方法、。
【請求項19】
前記第二のターゲットCORESETは、CORESET#0を含む、請求項7から10、13から16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記第二のターゲットCORESETは、CORESET#0以外のCORESETを含む、請求項7から10、13から16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
物理下りリンク制御チャネルの伝送方法であって、
ネットワーク側機器が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択することであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含むことと、
前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送することとを含む、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法。
【請求項22】
前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、プロトコルによって規定される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
ネットワーク側機器が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択する前に、前記方法は、
前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCSSセットのために前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルと各前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数を構成することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
ネットワーク側機器が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択する前に、前記方法は、
前記ネットワーク側機器は、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されることを指示すること、又は、
前記ネットワーク側機器がプロトコルの規定に基づき、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されると決定することをさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第三のターゲット条件は、
第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記第三のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している、請求項21から26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
前記第三のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する、請求項21から26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
前記第三のターゲットCORESETは、CORESET#0を含む、請求項21から26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記第三のターゲットCORESETは、CORESET#0以外のCORESETを含む、請求項21から26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
物理下りリンク制御チャネルの受信方法であって、
端末が、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含むことと、
第一のターゲット条件を満たす場合、前記端末が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信方法。
【請求項32】
前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第一のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
物理下りリンク制御チャネルの受信方法であって、
端末は、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであることと、
前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することとを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信方法。
【請求項36】
前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、
前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することと、
前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第一のパラメータは、第一の数を含み、
前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
第二の数が前記第一の数以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、
前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、
前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、
前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
前記ターゲットパラメータは、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
前記端末は、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHの受信を希望せず、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項41】
前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる、請求項35から40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記第二のターゲット条件は、
前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記第二のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つに伝送されるPDCCHを含む、請求項35から40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
物理下りリンク制御チャネルの受信方法であって、
端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含み、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連し、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信方法。
【請求項45】
端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
前記端末が、プロトコルによって規定される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出すること、又は、
前記端末が、ネットワーク側機器により構成される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
前記端末が、ネットワーク側機器の指示又はプロトコルの規定に基づき、第三のターゲット条件を満たす場合、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記第三のターゲット条件は、
第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む、請求項44に記載の方法。
【請求項49】
物理下りリンク制御チャネルの受信方法であって、
第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、端末が、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄することを含み、ここで、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信方法。
【請求項50】
前記第四のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つ上に伝送されるPDCCHを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
物理下りリンク制御チャネルの伝送装置であって、
第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するための第一の取得モジュールであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式である第一の取得モジュールと、
CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲット物理下りリンク制御チャネルPDCCHを伝送するための第一の伝送モジュールとを含む、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置。
【請求項52】
物理下りリンク制御チャネルの伝送装置であって、
第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成するための第一の構成モジュールであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである第一の構成モジュールと、
前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送するための第二の伝送モジュールとを含む、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置。
【請求項53】
物理下りリンク制御チャネルの伝送装置であって、
ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択するための選択モジュールであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含む選択モジュールと、
前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送するための第三の伝送モジュールとを含む、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置。
【請求項54】
物理下りリンク制御チャネルの受信装置であって、
第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するための第二の取得モジュールであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含む第二の取得モジュールと、
第一のターゲット条件を満たす場合、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調するための第一の受信モジュールとを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信装置。
【請求項55】
物理下りリンク制御チャネルの受信装置であって、
第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得するための第三の取得モジュールであって、ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである第三の取得モジュールと、
前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するための第二の受信モジュールとを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信装置。
【請求項56】
物理下りリンク制御チャネルの受信装置であって、
ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルを取得するための第四の取得モジュールであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含む第四の取得モジュールと、
前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出するための第三の受信モジュールであって、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連する第三の受信モジュールとを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信装置。
【請求項57】
物理下りリンク制御チャネルの受信装置であって、
第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超えることを決定するための決定モジュールであって、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む決定モジュールと、
前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える場合、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄するための第四の受信モジュールであって、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分である第四の受信モジュールとを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信装置。
【請求項58】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項31から50のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップを実現する、端末。
【請求項59】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から30のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項60】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から30のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のステップを実現し、又は請求項31から50のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項61】
チップであって、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から30のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のステップを実現し、又は請求項31から50のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項62】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1から30のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のステップを実現し、又は請求項31から50のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【請求項63】
電子機器であって、請求項1から30のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のステップを実行し、又は請求項31から50のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップを実行するように構成される、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年08月16日に中国特許局に提案され、出願番号が202110938636.0であり、発明名称が「物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、この出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。
【0002】
本出願は、無線通信技術分野に属し、具体的には、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
既存のニューラジオ(New Radio、NR)システムは、周波数バンド1(FR1即ち410 MHzから7125 MHzの範囲内に必要な最小システム帯域幅が5MHzであり、このシステム帯域幅、即ち5MHzは、現在、端末が初期アクセスすることをサポートする時に必要な同期信号、ブロードキャストチャネル及びIDが0である制御リソースセット(Control resource set、CORESET)(即ちCORESET#0)が周波数領域に必要な最小帯域幅である。
【0004】
将来のNRシステムにおいてさらに進化し、5MHzよりも小さいシステム帯域幅に配備される予定であり、例えば、周波数分割多重化(Frequency Division Duplex、FDD)のいくつかの専用スペクトル上でNRシステムを使用して鉄道通信、スマートグリッド制御と公衆安全をサポートし、これらの専用スペクトルは、FDD sub1GHzに配備され、その帯域幅は、3-5MHz内(例えば、3MHz又は3.6MHz)にある。そのため、システム帯域幅は、いくつかのCORESETの周波数領域リソースをサポートすることができない可能性がある。
【0005】
一方、垂直業界の需要に応じて、工業無線センサ、ビデオモニタリングとウェアラブルデバイスなどの使用シナリオでは、端末は、受信アンテナの数、発射アンテナの数、サポートされる帯域幅、端末がデータと信号を処理する時間及び能力などの面で複雑さを低減する必要があり、このような端末は、低能力端末(Redcued Capability UE、RedCap UE又はRedCap/redcapという)と呼ばれてもよい。帯域幅の面で、現在、redcap UEがサポートできる最大帯域幅能力は、FR1で20MHzであり、後続のシステムで5MHz-10MHzである可能性がある。そのため、いくつかのCORESETの周波数領域リソースは、端末がサポートできる最大帯域幅を超える可能性がある。
【0006】
上記二つの状況に適応するために、ネットワーク側機器と端末がどのように物理下りリンク制御チャネル(Physical downlink control channel、PDCCH)の伝送を行うかは、現在、まだ明確な技術案が与えられていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本出願の実施例は、システム帯域幅が、いくつかのCORESETの周波数領域リソースをサポートすることができない可能性があり、又はいくつかのCORESETの周波数領域リソースが、端末がサポートできる最大帯域幅を超える可能性がある場合に適応するために、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を提供し、この伝送方法は、ネットワーク側機器が、第一のターゲットCORESETの制御チャネルエレメント(Control Channel Element、CCE)とリソースエレメントグループ(Resource Element Group、REG)とのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式であることと、前記ネットワーク側機器が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送することとを含む。
【0009】
第二の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を提供し、この伝送方法は、ネットワーク側機器が、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであることと、前記ネットワーク側機器が前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送することとを含む。
【0010】
第三の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を提供し、この伝送方法は、ネットワーク側機器が、ターゲット共通サーチスペース(Common Search Space、CSS)セットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択することであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含むことと、前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送することとを含む。
【0011】
第四の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、端末が、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含むことと、第一のターゲット条件を満たす場合、前記端末が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む。
【0012】
第五の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、端末が、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであることと、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することとを含む。
【0013】
第六の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含み、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連し、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含む。
【0014】
第七の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、端末が、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄することを含み、ここで、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分(Bandwidth Part、BWP)とのうちの一つを含む。
【0015】
第八の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を提供し、この伝送装置は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するための第一の取得モジュールであって、前記のCCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式である第一の取得モジュールと、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲット物理下りリンク制御チャネルPDCCHを伝送するための第一の伝送モジュールとを含む。
【0016】
第九の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を提供し、この伝送装置は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成するための第二の構成モジュールであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである第二の構成モジュールと、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送するための第二の伝送モジュールとを含む。
【0017】
第十の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を提供し、この伝送装置は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択するための選択モジュールであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含む選択モジュールと、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送するための第三の伝送モジュールとを含む。
【0018】
第十一の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するための第一の取得モジュールであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含む第一の取得モジュールと、第一のターゲット条件を満たす場合、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調するための第一の受信モジュールとを含む。
【0019】
第十二の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得するための第二の取得モジュールであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである第二の取得モジュールと、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するための第二の受信モジュールとを含む。
【0020】
第十三の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルを取得するための第三の取得モジュールであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含む第三の取得モジュールと、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出するための第三の受信モジュールであって、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連する第三の受信モジュールとを含む。
【0021】
第十四の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超えることを決定するための決定モジュールであって、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む決定モジュールと、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える場合、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄するための第四の受信モジュールであって、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分である第四の受信モジュールとを含む。
【0022】
第十五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0023】
第十六の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、ここで、前記プロセッサは、第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられ、前記通信インターフェースは、ネットワーク側機器と通信するために用いられる。
【0024】
第十七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0025】
第十八の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、ここで、前記プロセッサは、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられ、前記通信インターフェースは、端末と通信するために用いられる。
【0026】
第十九の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0027】
第二十の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0028】
第二十一の態様によれば、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0029】
第二十二の態様によれば、電子機器を提供し、前記電子機器は、第一の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実行するように構成される。
【発明の効果】
【0030】
本出願の実施例では、一方では、ネットワーク側機器は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得し、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式であり、ネットワーク側機器は、非インターリーブのマッピング方式で第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送することによって、第一のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるように制御し、第一のターゲットPDCCHの復調性能を保証することができる。
【0031】
他方では、ネットワーク側機器は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成することもでき、このターゲットパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータを含み、ネットワーク側機器は、このリファレンスパラメータに基づいて第二のターゲットCORESETのリソース上で第二のターゲットPDCCHを伝送することによって第二のターゲットPDCCHの受信端末がこの第二のターゲットPDCCHを受信するように制御することができる。
【0032】
また他方では、ネットワーク側機器は、searchSpaceSIB1により構成されるCSSセットのCCEアグリゲーションレベルを拡張することができ、レベル1とレベル2のCCEアグリゲーションレベルを使用する場合、このCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上で伝送される第三のターゲットPDCCHが占める周波数領域リソースを低減させることで、第三のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるようにすることができる。
【0033】
また、本出願の実施例では、第四のターゲットPDCCHが、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅及び/又は端末がサポートできる最大帯域幅を超えた場合、端末は、端末に必要のない複雑さを低減するために、CORESET上に復調伝送されるPDCCHを受信するかどうかを決めることができるように、端末がどのようにPDCCHを受信するかが与えられている。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図を示す。
図2】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のフローチャートを示す。
図3a】CCEからREGへのマッピング概略図を示す。
図3b】別のCCEからREGへのマッピング概略図を示す。
図4】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法のフローチャートを示す。
図5】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の別のフローチャートを示す。
図6】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法の別のフローチャートを示す。
図7】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のまた別のフローチャートを示す。
図8】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示す。
図9】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示す。
図10】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の構造概略図を示す。
図11】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の別の構造概略図を示す。
図12】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置のまた別の構造概略図を示す。
図13】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の構造概略図を示す。
図14】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の別の構造概略図を示す。
図15】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示す。
図16】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示す。
図17】本出願の実施例による通信機器の構造概略図を示す。
図18】本出願の実施例による端末のハードウェア構造概略図を示す。
図19】本出願の実施例によるネットワーク側機器のハードウェア構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0036】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0037】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でNRシステムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0038】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例の端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(evolution Node-B、eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、ワイアレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)アクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0039】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオにより本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方案を詳細に説明する。
【0040】
図2は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の一つのフローチャートを示し、この方法200は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図2に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0041】
S210、ネットワーク側機器は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得し、ここで、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式である。
【0042】
S212、ネットワーク側機器は、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送する。
【0043】
本出願の実施例では、第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHのすべて又は大部分のCCEがいずれもUEの受信帯域幅内にあるように、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式(CCE-REG-MappingType)を非インターリーブのみをサポートするマッピング方式に設定することができる。
【0044】
例えば、図3(a)に示すように、3MHzにおけるCORESET#0がインターリーブのCCEからREGマッピングを使用する場合、CCE#0は、UE受信帯域幅を超えており、PDCCHの復調性能は、CCE#0に運ばれる情報が不足するため、性能が低下するが、図3(b)に示すように、非インターリーブのCCEからREGマッピングを使用する場合、PDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれもUEの受信帯域幅内にあることをより良く制御し、PDCCHの復調性能を保証することができる。
【0045】
本出願の実施例では、選択的に、第一のターゲットCORESETは、
(1)タイプ0のPDCCHの共通サーチスペース(Common Search Space、CSS)セット、即ちType0-PDCCH CSS setと、
(2)タイプ0AのPDCCHのCSSセット、即ちType0A-PDCCH CSS setと、
(3)タイプ1のPDCCHのCSSセット、即ちType1-PDCCH CSS setと、
(4)タイプ2のPDCCHのCSSセット、即ちType2-PDCCH CSS setと、
(5)タイプ3のPDCCHのCSSセット、即ちType3-PDCCH CSS setと、
(6)端末専用サーチスペース(UE specific Search Space、USS)セットとのうちの少なくとも一つのサーチスペース(Search Space、SS)セットに関連する。
【0046】
ここで、第一のターゲットCORESETのCCE-REG-MappingTypeは、ネットワーク側機器によって構成されてもよく、プロトコルによって規定されてもよい。
【0047】
例えば、第一のターゲット条件を満たす場合、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式となるように、ネットワーク側機器によって構成されてもよく、又はプロトコルによって規定されてもよい。
【0048】
選択的に、前記第一のターゲット条件は、前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0049】
例えば、第一のターゲットCORESETのCCE-REG-MappingTypeが非インターリーブのマッピング方式のみをサポートすることは、現在のNRに配備されるセル/キャリア/周波数バンド/BWP上の帯域幅又は端末がサポートできる最大帯域幅が第一のターゲットCORESETのすべての周波数領域リソースを乗せることができない場合のみに適用される。
【0050】
本出願の実施例では、第一のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第一のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。例えば、CCE-REG-MappingTypeが非インターリーブのマッピング方式のみをサポートすることが、CORESET#0且つ現在のNRに配備されるセル/キャリア/周波数バンド/BWP上の帯域幅又は端末がサポートできる最大帯域幅がCORESET#0のすべての周波数領域リソースを乗せることができない場合のみに適用されるように、ネットワーク側機器によって構成されてもよく、又はプロトコルによって規定されてもよい。
【0051】
例えば、ControlResourceSetZero IEによってCORESET#0を以下の通り構成してもよい。
【0052】
-CORESETのRB数
とCORESETのシンボル数
は、関連技術に従って定義されてもよく、
がセル又はUEがサポートできる帯域幅よりも大きい場合、UEは、非インターリーブマッピングを採用してもよく、それ以外、UEは、インターリーブマッピングを採用してもよく、
- CORESET#0がMIB又はSIB1によって構成される場合、UEは、通常のサイクルプレフィックスを採用してもよく、
-UEは、REGバンドルに同じプリコーディングを使用してもよい。
【0053】
無論、それに限らず、第一のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0054】
本出願の実施例では、選択的に、前記第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、3つの直交周波数分割多重化(Orthogonal frequency division multiplex、OFDM)シンボルを含み、又は、前記第一のターゲットCORESETの時間領域リソースは、6つのOFDMシンボルを含む。この選択的な実施の形態において、第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースを増やすことができ、それによって第一のターゲットCORESETのリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHの容量を保証することができる。
【0055】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。つまり、本出願の実施例では、端末の初期BWP上で、CCE-REG-MappingTypeは、非インターリーブのマッピング方式のみをサポートする。例えば、端末初期アクセスのプロセスで、ネットワーク側機器は、PDCCHを伝送する場合、CCEからREGの非インターリーブのマッピング方式を採用する。
【0056】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式に構成し、非インターリーブのマッピング方式で第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送することによって、第一のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるように制御し、第一のターゲットPDCCHの復調性能を保証することができる。
【0057】
図4は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法のフローチャートを示し、この方法400は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図4に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0058】
S410、端末は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得し、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式を含む。
【0059】
S412、第一のターゲット条件を満たす場合、前記端末は、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調する。
【0060】
本出願の実施例におけるPDCCHの受信方法は、方法200に対応しており、ネットワーク側機器は、方法200に記載の方式を採用して第一のターゲットPDCCHを伝送してもよく、具体的には、方法200における関連記述を参照すればよい。
【0061】
本出願の実施例における第一のターゲットCORESETと第一のターゲットPDCCHは、方法200における第一のターゲットCORESETと第一のターゲットPDCCHと同じであり、具体的には、方法200における記述を参照すればよい。
【0062】
本出願の実施例の一つの選択的な実施の形態では、前記第一のターゲット条件は、前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。この選択的な実施の形態における第一のターゲット条件は、方法200における第一のターゲット条件と同じであり、具体的には、方法200における記述を参照すればよい。
【0063】
選択的に、前記第一のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。つまり、端末は、初期アクセス時に、第一のターゲット条件を満たす場合、非インターリーブのマッピング方式を採用して第一のターゲットPDCCHを受信し、復調してもよい。
【0064】
選択的に、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0065】
図5は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の別のフローチャートを示し、この方法500は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図5に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0066】
S510、ネットワーク側機器は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成し、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである。
【0067】
S512、前記ネットワーク側機器は、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送する。
【0068】
ネットワーク側機器は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成することもでき、このターゲットパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータを含み、ネットワーク側機器は、このリファレンスパラメータに基づいて、第二のターゲットCORESETのリソース上で第二のターゲットPDCCHを伝送するパラメータを制御することによって、第二のターゲットPDCCHの受信端末がこの第二のターゲットPDCCHを受信するように制御することができる。
【0069】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、ここで、前記最大コーディング率は、第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄し、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調するよう端末に指示する。つまり、この可能な実現方式において、第二のターゲットPDCCHを伝送する実際のコーディング率(即ち前記ターゲットコーディング率)が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調するよう端末に指示し、前記第二のターゲットPDCCHを伝送する実際のコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示する。ネットワーク側機器は、この最大コーディング率に基づき、第二のターゲットPDCCHを伝送する実際のコーディング率を制御することによって、端末による第二のターゲットPDCCHの受信を制御することができる。
【0070】
例えば、この第一のパラメータは、PDCCHを受信する最大コーディング率(coding rate)であってもよく、C_rmaxと記し、PDCCHの実際のcoding rate>(又は≧)C_rmaxである場合、端末は、PDCCHの受信/復調を放棄する。
【0071】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の数を含み、ここで、前記第一の数は、第二の数が前記第一の数以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。つまり、この可能な実現方式において、実際に伝送される前記第二のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅に位置しているCCE又はREGの数(即ち第二の数)が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示する。ネットワーク側機器は、この第一の数に基づき、前記第二の数を制御することによって、端末による第二のターゲットPDCCHの受信を制御することができる。
【0072】
例えば、この第一のパラメータは、PDCCHを受信する最小のCCE/REGの数であってもよく、N_cce_min又はN_reg_minと記し、ここで、異なるアグリゲーションレベル(Aggregation level、AL)のために異なる値又は比例を構成してもよく、すべてのアグリゲーションレベルのために一つの値又は比例を構成してもよく、PDCCHを構成し、且つこのセル/キャリア/周波数バンド/BWP帯域幅範囲内又は端末によりサポートされる最大帯域幅内に位置しているCCE/REGの数>(又は≧)N_cce_min又はN_reg_minである場合、端末は、このPDCCHを受信し、復調し、そうでなければ、端末は、このPDCCHの受信と復調を放棄する。
【0073】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、ここで、前記第一の比例は、第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0074】
例えば、この第一のパラメータは、PDCCHを受信する最小のCCE/REGの比例であってもよく、R_cce_min又はR_reg_minと記し、異なるアグリゲーションレベル(Aggregation level、AL)のために異なる値又は比例を構成してもよく、すべてのアグリゲーションレベルのために一つの値又は比例を構成してもよく、(PDCCHを構成し、且つこのセル/キャリア/周波数バンド/BWP帯域幅範囲内又は端末によりサポートされる最大帯域幅内に位置しているCCE/REGの数)を(PDCCHを構成するすべてのCCE/REGの数)で除算するもの>(又は≧)R_cce_min又はR_reg_minである場合、端末は、このPDCCHを受信し、復調し、そうでなければ、端末は、このPDCCHの受信と復調を放棄する。
【0075】
選択的に、前記第一のパラメータの数は、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされるアグリゲーションレベル数と同じであり、各前記アグリゲーションレベルは、一つの前記第一のパラメータに対応し、異なる前記アグリゲーションレベルは、異なる前記第一のパラメータに対応する。
【0076】
例えば、表1では、異なるアグリゲーションレベルALのために異なるN_cce_minを構成(又は定義)する。
【0077】
【表1】
【0078】
又は、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされる異なるアグリゲーションレベルは、同一の前記第一のパラメータに対応する。
【0079】
例えば、異なるアグリゲーションレベルALで同じ比例を構成/定義してもよく、例えば、R_cce_min=0.5である場合、PDCCHを構成するCCE数は、表2の通りである。
【0080】
【表2】
【0081】
本出願の実施例では、選択的に、前記第二のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、x個のOFDMシンボルを含み、ここで、xは、3よりも大きく、且つ14以下の整数であり、且つxは、yの整数倍であり、yは、一つのREGに含まれるOFDMシンボルの数である。選択的に、y=6、x=6、12である。この選択的な実施の形態によって、第二のターゲットCORESETが占める時間領域リソースを増やすし、第二のターゲットPDCCHの容量を保証することができる。
【0082】
上記各可能な実現方式では、選択的に、前記ターゲットパラメータはさらに、第二のパラメータを含んでもよく、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0083】
選択的に、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式は、レートマッチングの方式又はパンクチャの方式を含んでもよいが、それらに限らない。端末が第一のパラメータに基づいて第二のターゲットPDCCHの受信と復調を決定する場合、第二のパラメータによって指示される方式を採用し、第二のターゲットPDCCHを受信してもよい。
【0084】
選択的に、前記第二のターゲット条件は、前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。この第二のターゲット条件は、上記実施例における第一のターゲット条件に似ている。
【0085】
選択的に、前記第二のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。つまり、ネットワーク側機器は、端末の初期BWP上で、上記方式で第二のターゲットPDCCHを伝送する。
【0086】
選択的に、前記第二のターゲットCORESETは、
(1)タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
(2)タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
(3)タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
(4)タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
(5)タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
(6)USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0087】
本出願の実施例では、第二のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第二のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。無論、それに限らず、第二のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0088】
図6は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法の別のフローチャートを示し、この方法600は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図6に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0089】
S610、端末は、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得し、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである。
【0090】
S612、前記端末は、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定する。
【0091】
本実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法は、上記方法500に対応する端末により実行される方法と同じであり、関連内容は、方法500に対応し、具体的には、方法500における記述を参照すればよい。
【0092】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することと、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む。
【0093】
一つの可能な実現方式では、第一のパラメータは、第一の数を含んでもよく、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、第二の数が前記第一の数以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の数が、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0094】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の比例が、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0095】
本出願の実施例では、前記ターゲットパラメータは、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定されてもよい。
【0096】
本出願の実施例の一つの可能な実現方式では、前記端末は、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHの受信を希望せず、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。端末は、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHの受信を希望しないことは、ネットワーク側への送信の制限であり、ネットワーク側が、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHを送信する場合、端末は、誤った状況であると認識し、端末は、受信を放棄する。つまり、端末は、ネットワーク側機器により送信される前記ターゲットパラメータを無視してもよく、ネットワーク側が、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHを送信する場合、端末は、誤った状況であると認識し、端末は、受信を放棄する。
【0097】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0098】
選択的に、前記第二のターゲット条件は、前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0099】
選択的に、前記第二のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つに伝送されるPDCCHを含む。
【0100】
図7は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のまた別のフローチャートを示し、この方法700は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図7に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0101】
S710、ネットワーク側機器は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択し、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含む。
【0102】
S712、前記ネットワーク側機器は、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送する。
【0103】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、searchSpaceSIB1により構成されるCSSセットのCCEアグリゲーションレベルを拡張することができ、レベル1とレベル2のCCEアグリゲーションレベルを使用する場合、このCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上で伝送される第三のターゲットPDCCHが占める周波数領域リソースを低減させることで、第三のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるようにすることができる。
【0104】
一つの可能な実現方式では、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、プロトコルによって規定される。
【0105】
別の可能な実現方式では、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルが前記ネットワーク側機器によって構成される場合、ネットワーク側機器が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択する前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCSSセットのために前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルと各前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数を構成することをさらに含む。
【0106】
一つの可能な実現方式では、ネットワーク側機器が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択する前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されることを指示し、又は、前記ネットワーク側機器がプロトコルの規定に基づき、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されると決定することをさらに含む。
【0107】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0108】
本出願の実施例では、従来のターゲットCSSセットのCCEアグリゲーションレベルを拡張し、レベル1とレベル2、及びレベル1とレベル2にそれぞれ対応する最大PDCCH候補数を新たに追加してもよい。表3に示すように、表には、レベル1とレベル2の適用場合が記入される。
【0109】
【表3】
【0110】
又は、ターゲットCSSセットのCCEアグリゲーションレベル及び各CCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数を新たに追加してもよく、第三のターゲット条件を満たす場合、新たに追加されたCCEアグリゲーションレベル及び各CCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数から一つ又は複数のCCEアグリゲーションレベルを選択する。新たに追加されたターゲットCSSセットのCCEアグリゲーションレベル及び各CCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数は、表4に示されてもよい。
【0111】
【表4】
【0112】
本出願の実施例では、表5に示すように、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含んでもよい。
【0113】
【表5】
【0114】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。例えば、端末の初期BWP上で、ネットワーク側機器は、CCEアグリゲーションレベル1、2と6のうちの少なくとも一つを選択して第三のターゲットPDCCHを伝送してもよい。
【0115】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0116】
本出願の実施例では、第三のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第三のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。無論、それに限らず、第三のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0117】
図8は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示し、この方法800は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図8に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0118】
S810、端末は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出し、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連し、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含む。
【0119】
本出願の実施例は、方法700に対応する端末により実行される方法であり、方法700に対応する内容を有し、具体的には、方法700の関連記述を参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0120】
一つの可能な実現方式では、端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
前記端末が、プロトコルによって規定される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出すること、又は、
前記端末が、ネットワーク側機器により構成される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0121】
一つの可能な実現方式では、端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
前記端末が、ネットワーク側機器の指示又はプロトコルの規定に基づき、第三のターゲット条件を満たす場合、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0122】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0123】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む。
【0124】
図9は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示し、この方法900は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図9に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0125】
S910、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、端末は、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄し、ここで、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0126】
本出願の実施例では、端末は、このセル/キャリア/周波数バンド/BWP帯域幅範囲内、又は端末によりサポートされる最大帯域幅内に伝送される完全なPDCCHと部分PDCCHを無条件に受信し、復調することができる。
【0127】
本出願の実施例では、前記第四のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つ上に伝送されるPDCCHを含んでもよい。
【0128】
本出願の実施例では、第四のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第四のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。無論、それに限らず、第四のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0129】
説明すべきこととして、端末は、上記方法400、600、800と900を同時に構成してもよく、異なる場合に、異なる方法を実行し、例えば、Type0/0A/1/2-PDCCH CSS setに伝送されるPDCCHに対して、上記方法900を使用し、Type3 CSS set又はUSSに伝送されるPDCCHに対し、上記方法400、600と800を使用する。
【0130】
説明すべきこととして、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法は、実行本体が物理下りリンク制御チャネルの伝送装置、又は、この物理下りリンク制御チャネルの伝送装置における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置が物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を実行することを例にして、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を説明する。
【0131】
図10は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の構造概略図であり、図10に示すように、この装置1000は、第一の取得モジュール1001と、第一の伝送モジュール1002とを主に含む。ここで、第一の取得モジュール1001は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するために用いられ、ここで、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式であり、第一の伝送モジュール1002は、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲット物理下りリンク制御チャネルPDCCHを伝送するために用いられる。
【0132】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHの共通サーチスペースCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
端末専用サーチスペースUSSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0133】
一つの可能な実現方式では、第一のターゲット条件を満たす場合、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式となるように、前記ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0134】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0135】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、3つの直交周波数分割多重化OFDMシンボルを含み、又は、前記第一のターゲットCORESETの時間領域リソースは、6つのOFDMシンボルを含む。
【0136】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。
【0137】
図11は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の別の構造概略図であり、図11に示すように、この装置1100は、第一の構成モジュール1101と、第二の伝送モジュール1102とを主に含む。ここで、第一の構成モジュール1101は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成するために用いられ、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであり、第二の伝送モジュール1102は、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送するために用いられる。
【0138】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、ここで、前記最大コーディング率は、第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄し、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調するよう端末に指示する。
【0139】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の数を含み、ここで、前記第一の数は、第二の数が前記第一の数以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0140】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、ここで、前記第一の比例は、第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0141】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータの数は、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされるアグリゲーションレベル数と同じであり、各前記アグリゲーションレベルは、一つの前記第一のパラメータに対応し、異なる前記アグリゲーションレベルは、異なる前記第一のパラメータに対応する。
【0142】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされる異なるアグリゲーションレベルは、同一の前記第一のパラメータに対応する。
【0143】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、x個のOFDMシンボルを含み、ここで、xは、3よりも大きく、且つ14以下の整数であり、且つxは、yの整数倍であり、yは、一つのREGに含まれるOFDMシンボルの数である。
【0144】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0145】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット条件は、
前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0146】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式は、レートマッチングの方式又はパンクチャの方式を含む。
【0147】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。
【0148】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0149】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、CORESET#0を含む。
【0150】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、CORESET#0以外のCORESETを含む。
【0151】
図12は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置のまた別の構造概略図であり、図12に示すように、この装置1200は、選択モジュール1201と、第三の伝送モジュール1202とを主に含む。ここで、選択モジュール1201は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択するために用いられ、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含み、第三の伝送モジュール1202は、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送するために用いられる。
【0152】
一つの可能な実現方式では、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、プロトコルによって規定される。
【0153】
一つの可能な実現方式では、前記装置は、
前記ターゲットCSSセットのために前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルと各前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数を構成するための構成モジュールをさらに含む。
【0154】
一つの可能な実現方式では、選択モジュール1201はさらに、
前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されることを指示し、又は、
プロトコルの規定に基づき、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されると決定するために用いられる。
【0155】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、
第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0156】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む。
【0157】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。
【0158】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0159】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、CORESET#0を含む。
【0160】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、CORESET#0以外のCORESETを含む。
【0161】
本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送装置は、装置であってもよく、ネットワーク側機器における部材、集積回路、又はチップであってもよい。例示的には、ネットワーク側機器は、以上に列挙されたネットワーク側機器12のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0162】
本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0163】
本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置は、図2から図9の方法の実施例においてネットワーク側機器により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0164】
図13は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の構造概略図を示し、図13に示すように、この装置1300は、第二の取得モジュール1301と、第一の受信モジュール1302とを主に含む。ここで、第二の取得モジュール1301は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するために用いられ、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式を含み、第一の受信モジュール1302は、第一のターゲット条件を満たす場合、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調するために用いられる。
【0165】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0166】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。
【0167】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0168】
図14は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の別の構造概略図を示し、図14に示すように、この装置1400は、第三の取得モジュール1401と、第二の受信モジュール1402とを主に含む。ここで、第三の取得モジュール1401は、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得するために用いられ、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであり、第二の受信モジュール1402は、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するために用いられる。
【0169】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、
前記第二の受信モジュール1402が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することと、
前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む。
【0170】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の数を含み、
前記第二の受信モジュール1402が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
第二の数が前記第一の数以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、
前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0171】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、
前記第二の受信モジュール1402が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、
前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0172】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0173】
一つの可能な実現方式では、前記装置は、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHの受信を希望せず、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0174】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0175】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット条件は、
前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0176】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つに伝送されるPDCCHを含む。
【0177】
図15は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示し、図15に示すように、この装置1500は、第四の取得モジュール1501と、第三の受信モジュール1502とを主に含む。ここで、第四の取得モジュール1501は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルを取得するために用いられ、ここで、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含み、第三の受信モジュール1502は、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出するために用いられ、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連する。
【0178】
一つの可能な実現方式では、第三の受信モジュール1502が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
プロトコルによって規定される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出すること、又は、
が、ネットワーク側機器により構成される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0179】
一つの可能な実現方式では、第三の受信モジュール1502が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
ネットワーク側機器の指示又はプロトコルの規定に基づき、第三のターゲット条件を満たす場合、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0180】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、
第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0181】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む。
【0182】
図16は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示し、図16に示すように、この装置1600は、決定モジュール1601と、第四の受信モジュール1602とを主に含む。ここで、決定モジュール1601は、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超えることを決定するために用いられ、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含み、第四の受信モジュール1602は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える場合、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄するために用いられ、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分である。
【0183】
一つの可能な実現方式では、前記第四のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つ上に伝送されるPDCCHを含む。
【0184】
選択的に、図17に示すように、本出願の実施例は、通信機器1700をさらに提供し、プロセッサ1701と、メモリ1702と、メモリ1702に記憶されており、且つ前記プロセッサ1701上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器1700が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1701により実行される時、上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器1700がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1701により実行される時、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0185】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、プロセッサは、上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、通信インターフェースは、ネットワーク側機器と通信するために用いられる。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的には、図18は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0186】
この端末1800は、無線周波数ユニット1801、ネットワークモジュール1802、オーディオ出力ユニット1803、入力ユニット1804、センサ1805、表示ユニット1806、ユーザ入力ユニット1807、インターフェースユニット1808、メモリ1809、及びプロセッサ1810などの部材を含むが、それらに限らない。
【0187】
当業者であれば理解できるように、端末1800は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1810にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図18に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0188】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット1804は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)18041とマイクロホン18042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ18041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット1806は、表示パネル18061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル18061が構成されてもよい。ユーザ入力ユニット1807は、タッチパネル18071及び他の入力機器18072を含む。タッチパネル18071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル18071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器18072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0189】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット1801は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ1810に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット1801は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0190】
メモリ1809は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1809は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ1809は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリをさらに含んでもよく、ここで、非一時的メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステートメモリデバイスである。
【0191】
プロセッサ1810は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1810は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1810に統合されなくてもよい。
【0192】
ここで、プロセッサ1810は、
第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含むことと、第一のターゲット条件を満たす場合、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調すること、又は、
第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであること、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定すること、又は、
ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルを取得することであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含み、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出し、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連すること、又は、
第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄することであって、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含むことに用いられる。
【0193】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、プロセッサは、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、通信インターフェースは、端末と通信するために用いられる。このネットワーク側機器の実施例は、上記ネットワーク側機器方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこのネットワーク側機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0194】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図19に示すように、このネットワーク機器1900は、アンテナ1901、無線周波数装置1902、ベースバンド装置1903を含む。アンテナ1901と無線周波数装置1902とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置1902は、アンテナ1901を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置1903に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置1903は、送信する情報を処理し、無線周波数装置1902に送信し、無線周波数装置1902は、受信した情報を処理した後にアンテナ1901を介して送出する。
【0195】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置1903に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置1903に実現されてもよく、このベースバンド装置1903は、プロセッサ1904とメモリ1905とを含む。
【0196】
ベースバンド装置1903は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図19に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ1904であり、メモリ1905と接続されて、メモリ1905におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0197】
このベースバンド装置1903は、ネットワークインターフェース1906をさらに含んでもよく、無線周波数装置1902との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRIと略称)である。
【0198】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ1905に記憶されており、且つプロセッサ1904上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ1904は、メモリ1905における命令又はプログラムを呼び出し、図10から図12に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0199】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0200】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0201】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0202】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0203】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム/プログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0204】
本出願の実施例は、電子機器をさらに提供し、電子機器は、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実行し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実行するように構成され、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0205】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0206】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0207】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2024-02-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年08月16日に中国特許局に提案され、出願番号が202110938636.0であり、発明名称が「物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、この出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。
【0002】
本出願は、無線通信技術分野に属し、具体的には、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
既存のニューラジオ(New Radio、NR)システムは、周波数バンド1(FR1即ち410 MHzから7125 MHzの範囲内に必要な最小システム帯域幅が5MHzであり、このシステム帯域幅、即ち5MHzは、現在、端末が初期アクセスすることをサポートする時に必要な同期信号、ブロードキャストチャネル及びIDが0である制御リソースセット(Control resource set、CORESET)(即ちCORESET#0)が周波数領域に必要な最小帯域幅である。
【0004】
将来のNRシステムにおいてさらに進化し、5MHzよりも小さいシステム帯域幅に配備される予定であり、例えば、周波数分割多重化(Frequency Division Duplex、FDD)のいくつかの専用スペクトル上でNRシステムを使用して鉄道通信、スマートグリッド制御と公衆安全をサポートし、これらの専用スペクトルは、FDD sub1GHzに配備され、その帯域幅は、3-5MHz内(例えば、3MHz又は3.6MHz)にある。そのため、システム帯域幅は、いくつかのCORESETの周波数領域リソースをサポートすることができない可能性がある。
【0005】
一方、垂直業界の需要に応じて、工業無線センサ、ビデオモニタリングとウェアラブルデバイスなどの使用シナリオでは、端末は、受信アンテナの数、発射アンテナの数、サポートされる帯域幅、端末がデータと信号を処理する時間及び能力などの面で複雑さを低減する必要があり、このような端末は、低能力端末(Reduced Capability UE、RedCap UE又はRedCap/redcapという)と呼ばれてもよい。帯域幅の面で、現在、redcap UEがサポートできる最大帯域幅能力は、FR1で20MHzであり、後続のシステムで5MHz-10MHzである可能性がある。そのため、いくつかのCORESETの周波数領域リソースは、端末がサポートできる最大帯域幅を超える可能性がある。
【0006】
上記二つの状況に適応するために、ネットワーク側機器と端末がどのように物理下りリンク制御チャネル(Physical downlink control channel、PDCCH)の伝送を行うかは、現在、まだ明確な技術案が与えられていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本出願の実施例は、システム帯域幅が、いくつかのCORESETの周波数領域リソースをサポートすることができない可能性があり、又はいくつかのCORESETの周波数領域リソースが、端末がサポートできる最大帯域幅を超える可能性がある場合に適応するために、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法、端末及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を提供し、この伝送方法は、ネットワーク側機器が、第一のターゲットCORESETの制御チャネルエレメント(Control Channel Element、CCE)とリソースエレメントグループ(Resource Element Group、REG)とのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式であることと、前記ネットワーク側機器が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送することとを含む。
【0009】
第二の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を提供し、この伝送方法は、ネットワーク側機器が、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであることと、前記ネットワーク側機器が前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送することとを含む。
【0010】
第三の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を提供し、この伝送方法は、ネットワーク側機器が、ターゲット共通サーチスペース(Common Search Space、CSS)セットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択することであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含むことと、前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送することとを含む。
【0011】
第四の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、端末が、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含むことと、第一のターゲット条件を満たす場合、前記端末が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む。
【0012】
第五の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、端末が、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであることと、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することとを含む。
【0013】
第六の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含み、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連し、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含む。
【0014】
第七の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信方法を提供し、この受信方法は、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、端末が、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄することを含み、ここで、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分(Bandwidth Part、BWP)とのうちの一つを含む。
【0015】
第八の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を提供し、この伝送装置は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するための第一の取得モジュールであって、前記のCCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式である第一の取得モジュールと、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲット物理下りリンク制御チャネルPDCCHを伝送するための第一の伝送モジュールとを含む。
【0016】
第九の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を提供し、この伝送装置は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成するための第一の構成モジュールであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである第一の構成モジュールと、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送するための第二の伝送モジュールとを含む。
【0017】
第十の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を提供し、この伝送装置は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択するための選択モジュールであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含む選択モジュールと、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送するための第三の伝送モジュールとを含む。
【0018】
第十一の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するための第二の取得モジュールであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含む第二の取得モジュールと、第一のターゲット条件を満たす場合、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調するための第一の受信モジュールとを含む。
【0019】
第十二の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得するための第三の取得モジュールであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである第三の取得モジュールと、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するための第二の受信モジュールとを含む。
【0020】
第十三の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルを取得するための第四の取得モジュールであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含む第四の取得モジュールと、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出するための第三の受信モジュールであって、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連する第三の受信モジュールとを含む。
【0021】
第十四の態様によれば、物理下りリンク制御チャネルの受信装置を提供し、この受信装置は、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超えることを決定するための決定モジュールであって、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む決定モジュールと、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える場合、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄するための第四の受信モジュールであって、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分である第四の受信モジュールとを含む。
【0022】
第十五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0023】
第十六の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、ここで、前記プロセッサは、第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられ、前記通信インターフェースは、ネットワーク側機器と通信するために用いられる。
【0024】
第十七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0025】
第十八の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、ここで、前記プロセッサは、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられ、前記通信インターフェースは、端末と通信するために用いられる。
【0026】
第十九の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0027】
第二十の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0028】
第二十一の態様によれば、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0029】
第二十二の態様によれば、電子機器を提供し、前記電子機器は、第一の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第四の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第五の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第六の態様に記載の方法のステップを実行し、又は第七の態様に記載の方法のステップを実行するように構成される。
【発明の効果】
【0030】
本出願の実施例では、一方では、ネットワーク側機器は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得し、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式であり、ネットワーク側機器は、非インターリーブのマッピング方式で第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送することによって、第一のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるように制御し、第一のターゲットPDCCHの復調性能を保証することができる。
【0031】
他方では、ネットワーク側機器は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成することもでき、このターゲットパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータを含み、ネットワーク側機器は、このリファレンスパラメータに基づいて第二のターゲットCORESETのリソース上で第二のターゲットPDCCHを伝送することによって第二のターゲットPDCCHの受信端末がこの第二のターゲットPDCCHを受信するように制御することができる。
【0032】
また他方では、ネットワーク側機器は、searchSpaceSIB1により構成されるCSSセットのCCEアグリゲーションレベルを拡張することができ、レベル1とレベル2のCCEアグリゲーションレベルを使用する場合、このCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上で伝送される第三のターゲットPDCCHが占める周波数領域リソースを低減させることで、第三のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるようにすることができる。
【0033】
また、本出願の実施例では、第四のターゲットPDCCHが、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅及び/又は端末がサポートできる最大帯域幅を超えた場合、端末は、端末に必要のない複雑さを低減するために、CORESET上に復調伝送されるPDCCHを受信するかどうかを決めることができるように、端末がどのようにPDCCHを受信するかが与えられている。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図を示す。
図2】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のフローチャートを示す。
図3a】CCEからREGへのマッピング概略図を示す。
図3b】別のCCEからREGへのマッピング概略図を示す。
図4】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法のフローチャートを示す。
図5】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の別のフローチャートを示す。
図6】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法の別のフローチャートを示す。
図7】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のまた別のフローチャートを示す。
図8】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示す。
図9】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示す。
図10】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の構造概略図を示す。
図11】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の別の構造概略図を示す。
図12】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置のまた別の構造概略図を示す。
図13】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の構造概略図を示す。
図14】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の別の構造概略図を示す。
図15】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示す。
図16】本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示す。
図17】本出願の実施例による通信機器の構造概略図を示す。
図18】本出願の実施例による端末のハードウェア構造概略図を示す。
図19】本出願の実施例によるネットワーク側機器のハードウェア構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0036】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0037】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でNRシステムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0038】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例の端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(evolution Node-B、eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、ワイアレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)アクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmission Receiption Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0039】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオにより本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方案を詳細に説明する。
【0040】
図2は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の一つのフローチャートを示し、この方法200は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図2に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0041】
S210、ネットワーク側機器は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得し、ここで、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式である。
【0042】
S212、ネットワーク側機器は、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送する。
【0043】
本出願の実施例では、第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHのすべて又は大部分のCCEがいずれもUEの受信帯域幅内にあるように、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式(CCE-REG-MappingType)を非インターリーブのみをサポートするマッピング方式に設定することができる。
【0044】
例えば、図3(a)に示すように、3MHzにおけるCORESET#0がインターリーブのCCEからREGマッピングを使用する場合、CCE#0は、UE受信帯域幅を超えており、PDCCHの復調性能は、CCE#0に運ばれる情報が不足するため、性能が低下するが、図3(b)に示すように、非インターリーブのCCEからREGマッピングを使用する場合、PDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれもUEの受信帯域幅内にあることをより良く制御し、PDCCHの復調性能を保証することができる。
【0045】
本出願の実施例では、選択的に、第一のターゲットCORESETは、
(1)タイプ0のPDCCHの共通サーチスペース(Common Search Space、CSS)セット、即ちType0-PDCCH CSS setと、
(2)タイプ0AのPDCCHのCSSセット、即ちType0A-PDCCH CSS setと、
(3)タイプ1のPDCCHのCSSセット、即ちType1-PDCCH CSS setと、
(4)タイプ2のPDCCHのCSSセット、即ちType2-PDCCH CSS setと、
(5)タイプ3のPDCCHのCSSセット、即ちType3-PDCCH CSS setと、
(6)端末専用サーチスペース(UE specific Search Space、USS)セットとのうちの少なくとも一つのサーチスペース(Search Space、SS)セットに関連する。
【0046】
ここで、第一のターゲットCORESETのCCE-REG-MappingTypeは、ネットワーク側機器によって構成されてもよく、プロトコルによって規定されてもよい。
【0047】
例えば、第一のターゲット条件を満たす場合、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式となるように、ネットワーク側機器によって構成されてもよく、又はプロトコルによって規定されてもよい。
【0048】
選択的に、前記第一のターゲット条件は、前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0049】
例えば、第一のターゲットCORESETのCCE-REG-MappingTypeが非インターリーブのマッピング方式のみをサポートすることは、現在のNRに配備されるセル/キャリア/周波数バンド/BWP上の帯域幅又は端末がサポートできる最大帯域幅が第一のターゲットCORESETのすべての周波数領域リソースを乗せることができない場合のみに適用される。
【0050】
本出願の実施例では、第一のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第一のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。例えば、CCE-REG-MappingTypeが非インターリーブのマッピング方式のみをサポートすることが、CORESET#0且つ現在のNRに配備されるセル/キャリア/周波数バンド/BWP上の帯域幅又は端末がサポートできる最大帯域幅がCORESET#0のすべての周波数領域リソースを乗せることができない場合のみに適用されるように、ネットワーク側機器によって構成されてもよく、又はプロトコルによって規定されてもよい。
【0051】
例えば、ControlResourceSetZero IEによってCORESET#0を以下の通り構成してもよい。
【0052】
-CORESETのRB数
とCORESETのシンボル数
は、関連技術に従って定義されてもよく、
がセル又はUEがサポートできる帯域幅よりも大きい場合、UEは、非インターリーブマッピングを採用してもよく、それ以外、UEは、インターリーブマッピングを採用してもよく、
- CORESET#0がMIB又はSIB1によって構成される場合、UEは、通常のサイクルプレフィックスを採用してもよく、
-UEは、REGバンドルに同じプリコーディングを使用してもよい。
【0053】
無論、それに限らず、第一のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0054】
本出願の実施例では、選択的に、前記第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、3つの直交周波数分割多重化(Orthogonal frequency division multiplex、OFDM)シンボルを含み、又は、前記第一のターゲットCORESETの時間領域リソースは、6つのOFDMシンボルを含む。この選択的な実施の形態において、第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースを増やすことができ、それによって第一のターゲットCORESETのリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHの容量を保証することができる。
【0055】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。つまり、本出願の実施例では、端末の初期BWP上で、CCE-REG-MappingTypeは、非インターリーブのマッピング方式のみをサポートする。例えば、端末初期アクセスのプロセスで、ネットワーク側機器は、PDCCHを伝送する場合、CCEからREGの非インターリーブのマッピング方式を採用する。
【0056】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式に構成し、非インターリーブのマッピング方式で第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲットPDCCHを伝送することによって、第一のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるように制御し、第一のターゲットPDCCHの復調性能を保証することができる。
【0057】
図4は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法のフローチャートを示し、この方法400は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図4に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0058】
S410、端末は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得し、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式を含む。
【0059】
S412、第一のターゲット条件を満たす場合、前記端末は、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調する。
【0060】
本出願の実施例におけるPDCCHの受信方法は、方法200に対応しており、ネットワーク側機器は、方法200に記載の方式を採用して第一のターゲットPDCCHを伝送してもよく、具体的には、方法200における関連記述を参照すればよい。
【0061】
本出願の実施例における第一のターゲットCORESETと第一のターゲットPDCCHは、方法200における第一のターゲットCORESETと第一のターゲットPDCCHと同じであり、具体的には、方法200における記述を参照すればよい。
【0062】
本出願の実施例の一つの選択的な実施の形態では、前記第一のターゲット条件は、前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。この選択的な実施の形態における第一のターゲット条件は、方法200における第一のターゲット条件と同じであり、具体的には、方法200における記述を参照すればよい。
【0063】
選択的に、前記第一のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。つまり、端末は、初期アクセス時に、第一のターゲット条件を満たす場合、非インターリーブのマッピング方式を採用して第一のターゲットPDCCHを受信し、復調してもよい。
【0064】
選択的に、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0065】
図5は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の別のフローチャートを示し、この方法500は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図5に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0066】
S510、ネットワーク側機器は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成し、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである。
【0067】
S512、前記ネットワーク側機器は、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送する。
【0068】
ネットワーク側機器は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成することもでき、このターゲットパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータを含み、ネットワーク側機器は、このリファレンスパラメータに基づいて、第二のターゲットCORESETのリソース上で第二のターゲットPDCCHを伝送するパラメータを制御することによって、第二のターゲットPDCCHの受信端末がこの第二のターゲットPDCCHを受信するように制御することができる。
【0069】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、ここで、前記最大コーディング率は、第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄し、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調するよう端末に指示する。つまり、この可能な実現方式において、第二のターゲットPDCCHを伝送する実際のコーディング率(即ち前記ターゲットコーディング率)が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調するよう端末に指示し、前記第二のターゲットPDCCHを伝送する実際のコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示する。ネットワーク側機器は、この最大コーディング率に基づき、第二のターゲットPDCCHを伝送する実際のコーディング率を制御することによって、端末による第二のターゲットPDCCHの受信を制御することができる。
【0070】
例えば、この第一のパラメータは、PDCCHを受信する最大コーディング率(coding rate)であってもよく、C_rmaxと記し、PDCCHの実際のcoding rate>(又は≧)C_rmaxである場合、端末は、PDCCHの受信/復調を放棄する。
【0071】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の数を含み、ここで、前記第一の数は、第二の数が前記第一の数以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。つまり、この可能な実現方式において、実際に伝送される前記第二のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅に位置しているCCE又はREGの数(即ち第二の数)が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示する。ネットワーク側機器は、この第一の数に基づき、前記第二の数を制御することによって、端末による第二のターゲットPDCCHの受信を制御することができる。
【0072】
例えば、この第一のパラメータは、PDCCHを受信する最小のCCE/REGの数であってもよく、N_cce_min又はN_reg_minと記し、ここで、異なるアグリゲーションレベル(Aggregation level、AL)のために異なる値又は比例を構成してもよく、すべてのアグリゲーションレベルのために一つの値又は比例を構成してもよく、PDCCHを構成し、且つこのセル/キャリア/周波数バンド/BWP帯域幅範囲内又は端末によりサポートされる最大帯域幅内に位置しているCCE/REGの数>(又は≧)N_cce_min又はN_reg_minである場合、端末は、このPDCCHを受信し、復調し、そうでなければ、端末は、このPDCCHの受信と復調を放棄する。
【0073】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、ここで、前記第一の比例は、第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0074】
例えば、この第一のパラメータは、PDCCHを受信する最小のCCE/REGの比例であってもよく、R_cce_min又はR_reg_minと記し、異なるアグリゲーションレベル(Aggregation level、AL)のために異なる値又は比例を構成してもよく、すべてのアグリゲーションレベルのために一つの値又は比例を構成してもよく、(PDCCHを構成し、且つこのセル/キャリア/周波数バンド/BWP帯域幅範囲内又は端末によりサポートされる最大帯域幅内に位置しているCCE/REGの数)を(PDCCHを構成するすべてのCCE/REGの数)で除算するもの>(又は≧)R_cce_min又はR_reg_minである場合、端末は、このPDCCHを受信し、復調し、そうでなければ、端末は、このPDCCHの受信と復調を放棄する。
【0075】
選択的に、前記第一のパラメータの数は、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされるアグリゲーションレベル数と同じであり、各前記アグリゲーションレベルは、一つの前記第一のパラメータに対応し、異なる前記アグリゲーションレベルは、異なる前記第一のパラメータに対応する。
【0076】
例えば、表1では、異なるアグリゲーションレベルALのために異なるN_cce_minを構成(又は定義)する。
【0077】
【表1】
【0078】
又は、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされる異なるアグリゲーションレベルは、同一の前記第一のパラメータに対応する。
【0079】
例えば、異なるアグリゲーションレベルALで同じ比例を構成/定義してもよく、例えば、R_cce_min=0.5である場合、PDCCHを構成するCCE数は、表2の通りである。
【0080】
【表2】
【0081】
本出願の実施例では、選択的に、前記第二のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、x個のOFDMシンボルを含み、ここで、xは、3よりも大きく、且つ14以下の整数であり、且つxは、yの整数倍であり、yは、一つのREGに含まれるOFDMシンボルの数である。選択的に、y=6、x=6、12である。この選択的な実施の形態によって、第二のターゲットCORESETが占める時間領域リソースを増やすし、第二のターゲットPDCCHの容量を保証することができる。
【0082】
上記各可能な実現方式では、選択的に、前記ターゲットパラメータはさらに、第二のパラメータを含んでもよく、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0083】
選択的に、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式は、レートマッチングの方式又はパンクチャの方式を含んでもよいが、それらに限らない。端末が第一のパラメータに基づいて第二のターゲットPDCCHの受信と復調を決定する場合、第二のパラメータによって指示される方式を採用し、第二のターゲットPDCCHを受信してもよい。
【0084】
選択的に、前記第二のターゲット条件は、前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。この第二のターゲット条件は、上記実施例における第一のターゲット条件に似ている。
【0085】
選択的に、前記第二のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。つまり、ネットワーク側機器は、端末の初期BWP上で、上記方式で第二のターゲットPDCCHを伝送する。
【0086】
選択的に、前記第二のターゲットCORESETは、
(1)タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
(2)タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
(3)タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
(4)タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
(5)タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
(6)USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0087】
本出願の実施例では、第二のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第二のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。無論、それに限らず、第二のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0088】
図6は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法の別のフローチャートを示し、この方法600は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図6に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0089】
S610、端末は、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得し、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータである。
【0090】
S612、前記端末は、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定する。
【0091】
本実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法は、上記方法500に対応する端末により実行される方法と同じであり、関連内容は、方法500に対応し、具体的には、方法500における記述を参照すればよい。
【0092】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することと、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む。
【0093】
一つの可能な実現方式では、第一のパラメータは、第一の数を含んでもよく、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、第二の数が前記第一の数以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の数が、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0094】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、前記端末が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の比例が、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記端末が、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0095】
本出願の実施例では、前記ターゲットパラメータは、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定されてもよい。
【0096】
本出願の実施例の一つの可能な実現方式では、前記端末は、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHの受信を希望せず、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。端末は、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHの受信を希望しないことは、ネットワーク側への送信の制限であり、ネットワーク側が、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHを送信する場合、端末は、誤った状況であると認識し、端末は、受信を放棄する。つまり、端末は、ネットワーク側機器により送信される前記ターゲットパラメータを無視してもよく、ネットワーク側が、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHを送信する場合、端末は、誤った状況であると認識し、端末は、受信を放棄する。
【0097】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0098】
選択的に、前記第二のターゲット条件は、前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0099】
選択的に、前記第二のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つに伝送されるPDCCHを含む。
【0100】
図7は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のまた別のフローチャートを示し、この方法700は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図7に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0101】
S710、ネットワーク側機器は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択し、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含む。
【0102】
S712、前記ネットワーク側機器は、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送する。
【0103】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、searchSpaceSIB1により構成されるCSSセットのCCEアグリゲーションレベルを拡張することができ、レベル1とレベル2のCCEアグリゲーションレベルを使用する場合、このCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上で伝送される第三のターゲットPDCCHが占める周波数領域リソースを低減させることで、第三のターゲットPDCCHを構成するすべて又は大部分のCCEがいずれも端末の受信帯域幅内にあるようにすることができる。
【0104】
一つの可能な実現方式では、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、プロトコルによって規定される。
【0105】
別の可能な実現方式では、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルが前記ネットワーク側機器によって構成される場合、ネットワーク側機器が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択する前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCSSセットのために前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルと各前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数を構成することをさらに含む。
【0106】
一つの可能な実現方式では、ネットワーク側機器が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択する前に、前記方法は、前記ネットワーク側機器が、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されることを指示し、又は、前記ネットワーク側機器がプロトコルの規定に基づき、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されると決定することをさらに含む。
【0107】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0108】
本出願の実施例では、従来のターゲットCSSセットのCCEアグリゲーションレベルを拡張し、レベル1とレベル2、及びレベル1とレベル2にそれぞれ対応する最大PDCCH候補数を新たに追加してもよい。表3に示すように、表には、レベル1とレベル2の適用場合が記入される。
【0109】
【表3】
【0110】
又は、ターゲットCSSセットのCCEアグリゲーションレベル及び各CCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数を新たに追加してもよく、第三のターゲット条件を満たす場合、新たに追加されたCCEアグリゲーションレベル及び各CCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数から一つ又は複数のCCEアグリゲーションレベルを選択する。新たに追加されたターゲットCSSセットのCCEアグリゲーションレベル及び各CCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数は、表4に示されてもよい。
【0111】
【表4】
【0112】
本出願の実施例では、表5に示すように、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含んでもよい。
【0113】
【表5】
【0114】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。例えば、端末の初期BWP上で、ネットワーク側機器は、CCEアグリゲーションレベル1、2と6のうちの少なくとも一つを選択して第三のターゲットPDCCHを伝送してもよい。
【0115】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0116】
本出願の実施例では、第三のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第三のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。無論、それに限らず、第三のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0117】
図8は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示し、この方法800は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図8に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0118】
S810、端末は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出し、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連し、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含む。
【0119】
本出願の実施例は、方法700に対応する端末により実行される方法であり、方法700に対応する内容を有し、具体的には、方法700の関連記述を参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0120】
一つの可能な実現方式では、端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
前記端末が、プロトコルによって規定される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出すること、又は、
前記端末が、ネットワーク側機器により構成される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0121】
一つの可能な実現方式では、端末が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
前記端末が、ネットワーク側機器の指示又はプロトコルの規定に基づき、第三のターゲット条件を満たす場合、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0122】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含んでもよく、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0123】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む。
【0124】
図9は、本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの受信方法のまた別のフローチャートを示し、この方法900は、端末によって実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末にインストールされるソフトウェア又はハードウェアによって実行されてもよい。図9に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0125】
S910、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、端末は、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄し、ここで、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0126】
本出願の実施例では、端末は、このセル/キャリア/周波数バンド/BWP帯域幅範囲内、又は端末によりサポートされる最大帯域幅内に伝送される完全なPDCCHと部分PDCCHを無条件に受信し、復調することができる。
【0127】
本出願の実施例では、前記第四のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つ上に伝送されるPDCCHを含んでもよい。
【0128】
本出願の実施例では、第四のターゲットCORESETは、CORESET#0であってもよく、例えば、第四のターゲットCORESETは、上記(1)から(4)のうちの少なくとも一つのサーチスペースセットに関連してもよい。無論、それに限らず、第四のターゲットCORESETは、CORESET#0以外の他のCORESETであってもよく、例えば、上記(5)及び/又は(6)のサーチスペースセットに関連するCORESETであってもよい。
【0129】
説明すべきこととして、端末は、上記方法400、600、800と900を同時に構成してもよく、異なる場合に、異なる方法を実行し、例えば、Type0/0A/1/2-PDCCH CSS setに伝送されるPDCCHに対して、上記方法900を使用し、Type3 CSS set又はUSSに伝送されるPDCCHに対し、上記方法400、600と800を使用する。
【0130】
説明すべきこととして、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送方法は、実行本体が物理下りリンク制御チャネルの伝送装置、又は、この物理下りリンク制御チャネルの伝送装置における物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、物理下りリンク制御チャネルの伝送装置が物理下りリンク制御チャネルの伝送方法を実行することを例にして、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置を説明する。
【0131】
図10は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の構造概略図であり、図10に示すように、この装置1000は、第一の取得モジュール1001と、第一の伝送モジュール1002とを主に含む。ここで、第一の取得モジュール1001は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するために用いられ、ここで、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式であり、第一の伝送モジュール1002は、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲット物理下りリンク制御チャネルPDCCHを伝送するために用いられる。
【0132】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHの共通サーチスペースCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
端末専用サーチスペースUSSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0133】
一つの可能な実現方式では、第一のターゲット条件を満たす場合、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式となるように、前記ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0134】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0135】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、3つの直交周波数分割多重化OFDMシンボルを含み、又は、前記第一のターゲットCORESETの時間領域リソースは、6つのOFDMシンボルを含む。
【0136】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。
【0137】
図11は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置の別の構造概略図であり、図11に示すように、この装置1100は、第一の構成モジュール1101と、第二の伝送モジュール1102とを主に含む。ここで、第一の構成モジュール1101は、第二のターゲットCORESETのためにターゲットパラメータを構成するために用いられ、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであり、第二の伝送モジュール1102は、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で前記第二のターゲットPDCCHを伝送するために用いられる。
【0138】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、ここで、前記最大コーディング率は、第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄し、前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調するよう端末に指示する。
【0139】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の数を含み、ここで、前記第一の数は、第二の数が前記第一の数以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0140】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、ここで、前記第一の比例は、第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調し、前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄するよう端末に指示し、ここで、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0141】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータの数は、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされるアグリゲーションレベル数と同じであり、各前記アグリゲーションレベルは、一つの前記第一のパラメータに対応し、異なる前記アグリゲーションレベルは、異なる前記第一のパラメータに対応する。
【0142】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットPDCCHによりサポートされる異なるアグリゲーションレベルは、同一の前記第一のパラメータに対応する。
【0143】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、x個のOFDMシンボルを含み、ここで、xは、3よりも大きく、且つ14以下の整数であり、且つxは、yの整数倍であり、yは、一つのREGに含まれるOFDMシンボルの数である。
【0144】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0145】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット条件は、
前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0146】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式は、レートマッチングの方式又はパンクチャの方式を含む。
【0147】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。
【0148】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0149】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、CORESET#0を含む。
【0150】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットCORESETは、CORESET#0以外のCORESETを含む。
【0151】
図12は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置のまた別の構造概略図であり、図12に示すように、この装置1200は、選択モジュール1201と、第三の伝送モジュール1202とを主に含む。ここで、選択モジュール1201は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルから少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルを選択するために用いられ、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含み、第三の伝送モジュール1202は、前記ターゲットCSSセットに関連する第三のターゲットCORESETのリソース上において、選択された前記少なくとも一つのCCEアグリゲーションレベルで、第三のターゲットPDCCHを伝送するために用いられる。
【0152】
一つの可能な実現方式では、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、プロトコルによって規定される。
【0153】
一つの可能な実現方式では、前記装置は、
前記ターゲットCSSセットのために前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルと各前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルに対応する最大PDCCH候補数を構成するための構成モジュールをさらに含む。
【0154】
一つの可能な実現方式では、選択モジュール1201はさらに、
前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されることを指示し、又は、
プロトコルの規定に基づき、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルが第三のターゲット条件を満たす場合に使用されると決定するために用いられる。
【0155】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、
第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0156】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む。
【0157】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している。
【0158】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する。
【0159】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、CORESET#0を含む。
【0160】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲットCORESETは、CORESET#0以外のCORESETを含む。
【0161】
本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送装置は、装置であってもよく、ネットワーク側機器における部材、集積回路、又はチップであってもよい。例示的には、ネットワーク側機器は、以上に列挙されたネットワーク側機器12のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0162】
本出願の実施例における物理下りリンク制御チャネルの伝送装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0163】
本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの伝送装置は、図2から図9の方法の実施例においてネットワーク側機器により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0164】
図13は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の構造概略図を示し、図13に示すように、この装置1300は、第二の取得モジュール1301と、第一の受信モジュール1302とを主に含む。ここで、第二の取得モジュール1301は、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得するために用いられ、前記CCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式を含み、第一の受信モジュール1302は、第一のターゲット条件を満たす場合、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調するために用いられる。
【0165】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0166】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している。
【0167】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0168】
図14は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置の別の構造概略図を示し、図14に示すように、この装置1400は、第三の取得モジュール1401と、第二の受信モジュール1402とを主に含む。ここで、第三の取得モジュール1401は、第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得するために用いられ、ここで、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであり、第二の受信モジュール1402は、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するために用いられる。
【0169】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、最大コーディング率を含み、
前記第二の受信モジュール1402が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することと、
前記第二のターゲットPDCCHのターゲットコーディング率が前記最大コーディング率よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む。
【0170】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の数を含み、
前記第二の受信モジュール1402が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
第二の数が前記第一の数以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の数は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、
前記第二の数が前記第一の数よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0171】
一つの可能な実現方式では、前記第一のパラメータは、第一の比例を含み、
前記第二の受信モジュール1402が、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定することは、
第二の比例が前記第一の比例以上である場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信し、復調することであって、前記第二の比例は、前記第二のターゲットPDCCHを構成し、且つターゲット帯域幅内に位置しているCCE又はREGの数と前記第二のターゲットPDCCHを構成するすべてのCCE又はREGの数との比であり、ここで、前記ターゲット帯域幅が、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットが、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含むことと、
前記第二の比例が前記第一の比例よりも小さい場合、前記第二のターゲットPDCCHの受信を放棄し、又はその復調を放棄することとを含む。
【0172】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される。
【0173】
一つの可能な実現方式では、前記装置は、周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えたPDCCHの受信を希望せず、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0174】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットパラメータは、第二のパラメータをさらに含み、ここで、前記第二のパラメータは、第二のターゲット条件を満たす場合、前記第二のターゲットPDCCHを受信する方式を端末に通知するために用いられる。
【0175】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット条件は、
前記第二のターゲットPDCCHを伝送する周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、前記端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、BWPとのうちの一つを含む。
【0176】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つに伝送されるPDCCHを含む。
【0177】
図15は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示し、図15に示すように、この装置1500は、第四の取得モジュール1501と、第三の受信モジュール1502とを主に含む。ここで、第四の取得モジュール1501は、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルを取得するために用いられ、ここで、前記ターゲットCSSセットは、searchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル1とレベル2とを含み、第三の受信モジュール1502は、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出するために用いられ、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連する。
【0178】
一つの可能な実現方式では、第三の受信モジュール1502が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
プロトコルによって規定される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出すること、又は、
が、ネットワーク側機器により構成される前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0179】
一つの可能な実現方式では、第三の受信モジュール1502が、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することは、
ネットワーク側機器の指示又はプロトコルの規定に基づき、第三のターゲット条件を満たす場合、ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出することを含む。
【0180】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット条件は、
第三のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む。
【0181】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットCCEアグリゲーションレベルは、レベル6をさらに含む。
【0182】
図16は、本出願の実施例による物理下りリンク制御チャネルの受信装置のまた別の構造概略図を示し、図16に示すように、この装置1600は、決定モジュール1601と、第四の受信モジュール1602とを主に含む。ここで、決定モジュール1601は、第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超えることを決定するために用いられ、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含み、第四の受信モジュール1602は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える場合、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄するために用いられ、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分である。
【0183】
一つの可能な実現方式では、前記第四のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つ上に伝送されるPDCCHを含む。
【0184】
選択的に、図17に示すように、本出願の実施例は、通信機器1700をさらに提供し、プロセッサ1701と、メモリ1702と、メモリ1702に記憶されており、且つ前記プロセッサ1701上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器1700が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1701により実行される時、上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器1700がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1701により実行される時、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0185】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、プロセッサは、上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、通信インターフェースは、ネットワーク側機器と通信するために用いられる。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的には、図18は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0186】
この端末1800は、無線周波数ユニット1801、ネットワークモジュール1802、オーディオ出力ユニット1803、入力ユニット1804、センサ1805、表示ユニット1806、ユーザ入力ユニット1807、インターフェースユニット1808、メモリ1809、及びプロセッサ1810などの部材を含むが、それらに限らない。
【0187】
当業者であれば理解できるように、端末1800は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1810にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図18に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0188】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット1804は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)18041とマイクロホン18042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ18041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット1806は、表示パネル18061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル18061が構成されてもよい。ユーザ入力ユニット1807は、タッチパネル18071及び他の入力機器18072を含む。タッチパネル18071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル18071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器18072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0189】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット1801は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ1810に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット1801は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0190】
メモリ1809は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1809は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ1809は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリをさらに含んでもよく、ここで、非一時的メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステートメモリデバイスである。
【0191】
プロセッサ1810は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1810は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1810に統合されなくてもよい。
【0192】
ここで、プロセッサ1810は、
第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含むことと、第一のターゲット条件を満たす場合、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調すること、又は、
第二のターゲットCORESETのターゲットパラメータを取得することであって、前記ターゲットパラメータは、第一のパラメータを含み、前記第一のパラメータは、前記端末が第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定するリファレンスパラメータであること、前記第一のパラメータに基づき、前記第二のターゲットCORESETのリソース上で伝送される前記第二のターゲットPDCCHを受信するかどうかを決定すること、又は、
ターゲットCSSセットの複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルを取得することであって、前記ターゲットCSSセットがsearchSpaceSIB1によって構成され、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルがレベル1とレベル2とを含み、前記複数のターゲットCCEアグリゲーションレベルに従って第三のターゲットPDCCHをブラインド検出し、ここで、前記第三のターゲットPDCCHは、第三のターゲットCORESETのリソース上に伝送され、前記第三のターゲットCORESETは、前記ターゲットCSSセットに関連すること、又は、
第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄することであって、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含むことに用いられる。
【0193】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、プロセッサは、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、通信インターフェースは、端末と通信するために用いられる。このネットワーク側機器の実施例は、上記ネットワーク側機器方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこのネットワーク側機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0194】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図19に示すように、このネットワーク機器1900は、アンテナ1901、無線周波数装置1902、ベースバンド装置1903を含む。アンテナ1901と無線周波数装置1902とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置1902は、アンテナ1901を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置1903に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置1903は、送信する情報を処理し、無線周波数装置1902に送信し、無線周波数装置1902は、受信した情報を処理した後にアンテナ1901を介して送出する。
【0195】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置1903に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置1903に実現されてもよく、このベースバンド装置1903は、プロセッサ1904とメモリ1905とを含む。
【0196】
ベースバンド装置1903は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図19に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ1904であり、メモリ1905と接続されて、メモリ1905におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0197】
このベースバンド装置1903は、ネットワークインターフェース1906をさらに含んでもよく、無線周波数装置1902との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRIと略称)である。
【0198】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ1905に記憶されており、且つプロセッサ1904上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ1904は、メモリ1905における命令又はプログラムを呼び出し、図10から図12に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0199】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0200】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0201】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0202】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0203】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム/プログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0204】
本出願の実施例は、電子機器をさらに提供し、電子機器は、上記物理下りリンク制御チャネルの伝送方法の実施例の各プロセスを実行し、又は上記物理下りリンク制御チャネルの受信方法の実施例の各プロセスを実行するように構成され、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0205】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0206】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0207】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理下りリンク制御チャネルの受信方法であって、
端末が、第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式を含むことと、
第一のターゲット条件を満たす場合、前記端末が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で伝送される第一のターゲットPDCCHを受信し、復調することとを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信方法。
【請求項2】
前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一のターゲットCORESETは、前記端末の初期BWP上に位置している、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、ネットワーク側機器によって構成され、又はプロトコルによって規定される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
物理下りリンク制御チャネルの受信方法であって、
第四のターゲットPDCCHがターゲット帯域幅を超える場合、端末が、前記第四のターゲットPDCCHの第一の部分を受信し、復調し、前記第四のターゲットPDCCHの第二の部分の受信を放棄し、又はその復調を放棄することを含み、ここで、前記第一の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅上に伝送される部分であり、前記第二の部分は、前記第四のターゲットPDCCHが前記ターゲット帯域幅を超える周波数領域リソース上に伝送される部分であり、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、物理下りリンク制御チャネルの受信方法。
【請求項6】
前記第四のターゲットPDCCHは、
タイプ0のPDCCHのCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
USSセットとのうちの少なくとも一つ上に伝送されるPDCCHを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
物理下りリンク制御チャネルの伝送方法であって、
ネットワーク側機器が、第一のターゲット制御リソースセットCORESETの制御チャネルエレメントCCEとリソースエレメントグループREGとのマッピング方式を取得することであって、前記CCEとREGとのマッピング方式が非インターリーブのマッピング方式であることと、
前記ネットワーク側機器が、CCEとREGとのマッピング方式を非インターリーブのマッピング方式として、前記第一のターゲットCORESETに対応するリソース上で第一のターゲット物理下りリンク制御チャネルPDCCHを伝送することとを含む、物理下りリンク制御チャネルの伝送方法。
【請求項8】
前記第一のターゲットCORESETは、
タイプ0のPDCCHの共通サーチスペースCSSセットと、
タイプ0AのPDCCHのCSSセットと、
タイプ1のPDCCHのCSSセットと、
タイプ2のPDCCHのCSSセットと、
タイプ3のPDCCHのCSSセットと、
端末専用サーチスペースUSSセットとのうちの少なくとも一つのサーチスペースSSセットに関連する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
第一のターゲット条件を満たす場合、前記第一のターゲットCORESETのCCEとREGとのマッピング方式は、非インターリーブのマッピング方式である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のターゲット条件は、
前記第一のターゲットCORESETが占める周波数領域リソースがターゲット帯域幅を超えていることを含み、ここで、前記ターゲット帯域幅は、通信システムが現在配備している周波数領域ユニットの帯域幅、及び/又は、端末がサポートできる最大帯域幅を含み、前記周波数領域ユニットは、セルと、キャリアと、周波数バンドと、帯域幅部分BWPとのうちの一つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第一のターゲットCORESETが占める時間領域リソースは、3つの直交周波数分割多重化OFDMシンボルを含み、又は、前記第一のターゲットCORESETの時間領域リソースは、6つのOFDMシンボルを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記第一のターゲットCORESETは、端末の初期BWPに位置している、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から4のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップ、又は請求項5又は6に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップを実現する、端末。
【請求項14】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項7から12のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項15】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から4のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップ、又は請求項5又は6に記載の物理下りリンク制御チャネルの受信方法のステップ、又は請求項7から12のいずれか1項に記載の物理下りリンク制御チャネルの伝送方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【国際調査報告】