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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】個人認証方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240903BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508615
(86)(22)【出願日】2022-07-08
(85)【翻訳文提出日】2024-02-09
(86)【国際出願番号】 KR2022009904
(87)【国際公開番号】W WO2023022367
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0109423
(32)【優先日】2021-08-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0070698
(32)【優先日】2022-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FeliCa
2.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】521406798
【氏名又は名称】ミンティット カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100213333
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿山 昌代
(72)【発明者】
【氏名】ユ ドヒョン
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC11
(57)【要約】
個人認証方法及び認証装置が開示される。一実施形態は、ディスプレイに表示された第1アウトライン内にユーザの顔が位置しているか否か及び前記ディスプレイに表示された第2アウトライン内に身分証が位置しているか否かを判断し、前記第1アウトライン内に前記顔が位置して前記第2アウトライン内に前記身分証が位置している場合、前記顔と前記身分証を撮影してイメージを取得し、前記取得されたイメージから前記身分証に該当する第1部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージに基づいて前記身分証の真偽を確認し、前記取得されたイメージから前記顔に該当する第2部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージから顔イメージを抽出し、前記抽出された第2部分イメージと前記抽出された顔イメージに基づいて前記ユーザと前記身分証上の人が互いに同じ人であるか否かを判断し、前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
認証装置により行われる個人認証方法であって、
ディスプレイに表示された第1アウトライン内にユーザの顔が位置しているか否か、及び前記ディスプレイに表示された第2アウトライン内に身分証が位置しているか否かを判断するステップと、
前記第1アウトライン内に前記顔が位置し、前記第2アウトライン内に前記身分証が位置している場合、前記顔と前記身分証を撮影してイメージを取得するステップと、
前記取得されたイメージから前記身分証に該当する第1部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージに基づいて前記身分証の真偽を確認するステップと、
前記取得されたイメージから前記顔に該当する第2部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージから顔イメージを抽出するステップと、
前記抽出された第2部分イメージと前記抽出された顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が互いに同じ人であるか否かを判断するステップと、
前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証するステップと、
を含む、個人認証方法。
【請求項2】
前記ユーザを前記販売信頼性のある中古機器販売者として認証した場合、前記ユーザの販売中古商品を信頼性のある商品として認証するステップをさらに含む、請求項1に記載の個人認証方法。
【請求項3】
前記認証装置は、移動端末又は中古機器販売キオスクに含まれる、請求項1に記載の個人認証方法。
【請求項4】
認証装置により行われる個人認証方法であって、
第1カメラを介してユーザを撮影した第1イメージを取得し、第2カメラを介して身分証を撮影した第2イメージを取得するステップと、
前記取得された第1イメージから前記ユーザの顔に該当する部分イメージを抽出し、前記取得された第2イメージから顔イメージを抽出するステップと、
前記抽出された部分イメージと前記抽出された顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が同じ人であるか否かを判断するステップと、
前記取得された第2イメージに基づいて前記身分証の真偽を確認するステップと、
前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証するステップと、
を含む、個人認証方法。
【請求項5】
前記ユーザを前記販売信頼性のある中古機器販売者として認証した場合、前記ユーザの販売中古商品を信頼性のある商品として認証するステップをさらに含む、請求項4に記載の個人認証方法。
【請求項6】
前記認証装置は、移動端末又は中古機器販売キオスクに含まれる、請求項4に記載の個人認証方法。
【請求項7】
前記第1カメラは前面カメラであり、前記第2カメラは後面カメラである、請求項6に記載の個人認証方法。
【請求項8】
認証装置であって、
ディスプレイと、
カメラと、
前記ディスプレイに表示された第1アウトライン内にユーザの顔が位置しているか否か、及び前記ディスプレイに表示された第2アウトライン内に身分証が位置しているか否かを判断し、前記第1アウトライン内に前記顔が位置し、前記第2アウトライン内に前記身分証が位置している場合、前記カメラを介して前記顔と前記身分証を撮影してイメージを取得し、前記取得されたイメージから前記身分証に該当する第1部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージに基づいて前記身分証の真偽を確認し、前記取得されたイメージから前記顔に該当する第2部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージから顔イメージを抽出し、前記抽出された第2部分イメージと前記抽出された顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が互いに同じ人であるか否かを判断し、前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証する制御部と、
を含む、認証装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記ユーザを前記販売信頼性のある中古機器販売者として認証した場合、前記ユーザの販売中古商品を信頼性のある商品として認証する、請求項8に記載の認証装置。
【請求項10】
認証装置であって、
ディスプレイと、
ユーザを撮影するカメラと、
身分証に対する複数の身分証イメージを取得し、前記取得された身分証イメージのうち少なくとも1つに基づいて前記身分証の真偽を確認する身分証認証器と、
前記ディスプレイに表示されたアウトライン内に前記ユーザの顔が位置しているか否かを判断し、前記アウトライン内に前記顔が位置している場合、前記カメラを介して前記ユーザを撮影したユーザイメージを取得し、前記取得されたユーザイメージから前記顔に該当する第1顔イメージを抽出し、前記取得された身分証イメージのうち前記身分証の第1面を撮影したイメージから第2顔イメージを抽出し、前記抽出された第1顔イメージと前記抽出された第2顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が同じ人であるか否かを判断し、前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証する制御部と、
を含む、認証装置。
【請求項11】
前記身分証認証器は、前記取得された身分証イメージのうち少なくとも1つを介して前記身分証の厚さと材質のうち少なくとも1つを把握し、前記取得された身分証イメージのうち少なくとも1つを介して前記身分証に記載された情報を抽出し、前記把握結果及び前記抽出された情報に基づいて前記身分証の真偽を確認する、請求項10に記載の認証装置。
【請求項12】
前記身分証認証器は、
前記身分証の前記第1面を撮影する第1カメラと、
前記身分証の第2面を撮影する第2カメラと、
前記身分証の第3面を撮影する第3カメラと、
前記身分証が置かれる載置板と、
前記載置板上に前記身分証が置かれる場合、前記第3カメラが前記第3面に向かうように角度調節を行う角度調節部と、
を含む、請求項10に記載の認証装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、個人認証方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
販売者と購入者が商品を取引するとき相互の信頼は重要である。中古取引の際にも販売予定である中古製品の信頼度及び中古電子機器の所有主である販売者の信頼度も重要である。
【0003】
中古製品の状態及び価値分析のための方法は多様であるが、販売者の信頼性を保障する方法は多くない。
【0004】
前述した背景技術は、発明者が本明細書の開示内容を導き出す過程で保持したり習得したものであり、必ず本出願前に一般公衆に公開された公知技術とは言えない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一側に係る認証装置により行われる個人認証方法は、ディスプレイに表示された第1アウトライン内にユーザの顔が位置しているか否か、及び前記ディスプレイに表示された第2アウトライン内に身分証が位置しているか否かを判断するステップと、前記第1アウトライン内に前記顔が位置し、前記第2アウトライン内に前記身分証が位置している場合、前記顔と前記身分証を撮影してイメージを取得するステップと、前記取得されたイメージから前記身分証に該当する第1部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージに基づいて前記身分証の真偽を確認するステップと、前記取得されたイメージから前記顔に該当する第2部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージから顔イメージを抽出するステップと、前記抽出された第2部分イメージと前記抽出された顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が互いに同じ人であるか否かを判断するステップと、前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証するステップとを含む。
【0006】
前記ユーザを前記販売信頼性のある中古機器販売者として認証した場合、前記ユーザの販売中古商品を信頼性のある商品として認証するステップをさらに含むことができる。
【0007】
前記認証装置は、移動端末又は中古機器販売キオスクに含まれることができる。
【0008】
他の一側面に係る認証装置により行われる個人認証方法は、第1カメラを介してユーザを撮影した第1イメージを取得し、第2カメラを介して身分証を撮影した第2イメージを取得するステップと、前記取得された第1イメージから前記ユーザの顔に該当する部分イメージを抽出し、前記取得された第2イメージから顔イメージを抽出するステップと、前記抽出された部分イメージと前記抽出された顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が同じ人であるか否かを判断するステップと、前記取得された第2イメージに基づいて前記身分証の真偽を確認するステップと、前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証するステップとを含む。
【0009】
前記ユーザを前記販売信頼性のある中古機器販売者として認証した場合、前記ユーザの販売中古商品を信頼性のある商品として認証するステップをさらに含むことができる。
【0010】
前記認証装置は、移動端末又は中古機器販売キオスクに含まれることができる。
【0011】
前記第1カメラは前面カメラであり、前記第2カメラは後面カメラであってもよい。
【0012】
一側面に係る認証装置は、ディスプレイと、カメラと、前記ディスプレイに表示された第1アウトライン内にユーザの顔が位置しているか否か、及び前記ディスプレイに表示された第2アウトライン内に身分証が位置しているか否かを判断し、前記第1アウトライン内に前記顔が位置し、前記第2アウトライン内に前記身分証が位置している場合、前記カメラを介して前記顔と前記身分証を撮影してイメージを取得し、前記取得されたイメージから前記身分証に該当する第1部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージに基づいて前記身分証の真偽を確認し、前記取得されたイメージから前記顔に該当する第2部分イメージを抽出し、前記抽出された第1部分イメージから顔イメージを抽出し、前記抽出された第2部分イメージと前記抽出された顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が互いに同じ人であるか否かを判断し、前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証する制御部とを含む。
【0013】
前記制御部は、前記ユーザを前記販売信頼性のある中古機器販売者として認証した場合、前記ユーザの販売中古商品を信頼性のある商品として認証することができる。
【0014】
他の一側面に係る認証装置は、ディスプレイと、ユーザを撮影するカメラと、身分証に対する複数の身分証イメージを取得し、前記取得された身分証イメージのうち少なくとも1つに基づいて前記身分証の真偽を確認する身分証認証器と、前記ディスプレイに表示されたアウトライン内に前記ユーザの顔が位置しているか否かを判断し、前記アウトライン内に前記顔が位置している場合、前記カメラを介して前記ユーザを撮影したユーザイメージを取得し、前記取得されたユーザイメージから前記顔に該当する第1顔イメージを抽出し、前記取得された身分証イメージのうち前記身分証の第1面を撮影したイメージから第2顔イメージを抽出し、前記抽出された第1顔イメージと前記抽出された第2顔イメージに基づいて、前記ユーザと前記身分証上の人が同じ人であるか否かを判断し、前記身分証の真偽結果及び前記同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、前記ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証する制御部とを含む。
【0015】
前記身分証認証器は、前記取得された身分証イメージのうち少なくとも1つを介して前記身分証の厚さと材質のうち少なくとも1つを把握し、前記取得された身分証イメージのうち少なくとも1つを介して前記身分証に記載された情報を抽出し、前記把握結果及び前記抽出された情報に基づいて前記身分証の真偽を確認することができる。
【0016】
前記身分証認証器は、前記身分証の前記第1面を撮影する第1カメラと、前記身分証の第2面を撮影する第2カメラと、前記身分証の第3面を撮影する第3カメラと、前記身分証が置かれる載置板と、前記載置板上に前記身分証が置かれる場合、前記第3カメラが前記第3面に向かうように角度調節を行う角度調節部とを含むことができる。
【発明の効果】
【0017】
実施形態は、中古取引時販売者が容易に個人認証を行うことができるようにeKYC(electronic Know Your Customer)を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】一実施形態に係るキオスク装置の一例示を説明するための図である。
図2】一実施形態に係るキオスク装置の構成を説明するためのブロック図である。
図3】一実施形態に係るキオスク装置のディスプレイに表示されるアウトラインの一例示を説明するための図である。
図4】一実施形態に係るキオスク装置のディスプレイに表示されるアウトラインの他の例示を説明するための図である。
図5】一実施形態に係るキオスク装置の他の例示を説明するための図である。
図6】一実施形態に係るモバイル装置を利用した個人認証の一例示を説明するための図である。
図7】一実施形態に係るモバイル装置を利用した個人認証の一例示を説明するための図である。
図8】一実施形態に係るモバイル装置を利用した個人認証の他の例示を説明するための図である。
図9】一実施形態に係るモバイル装置の構成を説明するためのブロック図である
図10】一実施形態に係る個人認証方法の一例示を説明するための図である。
図11】一実施形態に係る個人認証方法の他の例示を説明するための図である。
図12】一実施形態に係る認証装置を説明するためのブロック図である。
図13】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図14】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図15】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図16】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図17】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図18】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図19】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図20】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図21】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図22】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図23】一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
図24】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
図25】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
図26】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
図27】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
図28】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
図29】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
図30】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
図31】一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は、単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されることなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0020】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に、第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0021】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0022】
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0023】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含み、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0024】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。図面を参照して説明する際に、図面符号に拘わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0025】
図1は、一実施形態に係るキオスク装置の一例示を説明するための図である。
【0026】
図1の例示において、キオスク装置100は、カメラ110を用いてユーザの顔と身分証(又は、IDカード)を同時に撮影することができる。
【0027】
キオスク装置100は、ユーザから電子機器(例えば、スマートフォン、タブレットPC、ノート型パソコンなど)を購入したり該当ユーザに電子機器を販売することができる。電子機器は中古電子機器であってもよい。
【0028】
キオスク装置100は、第1アウトライン(outline)(又は、第1フレーム)120-1と第2アウトライン(又は、第2フレーム)120-2をディスプレイ120に表示する。
【0029】
ユーザは、自身の位置を変更したりユーザとキオスク装置100との間の距離Lを調節することができる。ユーザは、自身の顔が第1アウトライン120-1内に表示されるかをチェックし、身分証が第2アウトライン120-2内に表示されるかをチェックする。キオスク装置100は、ユーザの顔が第1アウトライン120-1内にあると判断し、ユーザの身分証が第2アウトライン120-2内にあると判断する。この場合、キオスク装置100は、ユーザの顔とユーザの身分証をカメラ110を用いて撮影することでイメージを取得できる。言い換えれば、キオスク装置100は、1つのイメージにユーザの顔と身分証がキャプチャーされるようにユーザの顔と身分証をカメラ110を用いて撮影し得る。
【0030】
キオスク装置100は、取得されたイメージから顔イメージと身分証イメージそれぞれを抽出し、抽出された身分証イメージ上の顔イメージと抽出された顔イメージとを比較する。このような比較により、キオスク装置100は、身分証上の人とユーザが互いに同じ人であることを検証又は認証することができる。
【0031】
キオスク装置100は、身分証上の人とユーザが互いに同じ人であることを検証又は認証した場合、ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証する。キオスク装置100は、該当ユーザから電子機器を購入し、入された電子機器を信頼性のある商品として認証することができる。
【0032】
図2は、一実施形態に係るキオスク装置の構成を説明するためのブロック図である。
【0033】
図2を参照すると、キオスク装置100は、カメラ撮影部210、システム制御部220、ディスプレイ部230、及び映像分析部240を含む。
【0034】
カメラ撮影部210(例えば、図1のカメラ110)は、ユーザの顔及び身分証を分析できる解像度で撮影を行う。カメラ撮影部210は、個人認証が必要なユーザの顔と身分証を撮影してもよい。カメラ撮影部210は、映像分析部240が認識及び分析アルゴリズムを介して比較分析できるようにカメラハードウェア環境を提供することができる。
【0035】
カメラ撮影部210は、様々なカメラ制御機能(例えば、オートフォーカスなど)を行うことができる。一例として、カメラ撮影部210は、ユーザの顔と身分証に焦点を調節してもよい。
【0036】
カメラレンズは、例えば、周辺環境(例えば、照明など)の影響を多く受けない乱反射特性のレンズであってもよい。乱反射特性のレンズを使用することで、キオスク装置100が設けられる場所の周辺照明により百点又は光反射による撮影問題を最小化することができる。
【0037】
ディスプレイ部230(例えば、図1のディスプレイ120)は、ユーザの顔及び身分証の位置を前面の画面に表示する。ディスプレイ部230は、個人認証のための顔及び身分証撮影方法と進行事項を手軽にユーザに提供するために、個人認証のためのステップを前面の画面を介してユーザに提供することができる。
【0038】
ディスプレイ部230は、ユーザの顔及び身分証が前面の画面にリアルタイムに見えるようにする。ディスプレイ部230は、カメラ撮影部210が最も最適な焦点距離で撮影できるように前面の画面にユーザの顔及び身分証位置を知らせるアウトライン(例えば、図1の第1アウトライン120-1と第2アウトライン120-2)を提供する。ディスプレイ部230は、ユーザがカメラビュー領域にユーザ自身の顔と身分証を適切な距離に位置するよう調整することができる。
【0039】
ディスプレイ部230は、ユーザの様々な情報及び要求事項が入力され、選択機能をユーザに提供するためにタッチインターフェースを含んでもよい。
【0040】
ディスプレイ部230は、アウトライン内にユーザの顔と身分証が入ってくる場合、ユーザの顔と身分証がアウトライン内に入ったことを示す視覚的な効果を示すことができる。ディスプレイ部230は、ユーザがこれ以上動かないようにし、停止撮影を円満に行うことができる。
【0041】
システム制御部220は、カメラ撮影部210及びディスプレイ部230を制御する。システム制御部220は、カメラ撮影部210及びディスプレイ部230と連動して個人認証する機能を行う。一例として、システム制御部220は、個人認証のための案内文句をディスプレイ部230を介してユーザに提供することで個人認証を行うことができる。システム制御部220は、ユーザの顔と身分証をカメラ撮影部210が1つのイメージに撮影可能にする、位置に対する説明をディスプレイ部230に表示することができ、顔の表情に対する説明をディスプレイ部230に表示してもよい。
【0042】
システム制御部220は、顔撮影及び身分証撮影が行われるようにカメラ撮影部210を制御する。カメラ撮影部210によって撮影されたイメージは、映像分析部240により認証アルゴリズムを介して分析される。又は、システム制御部220は、カメラ撮影部210によって撮影されたイメージをサーバに送信し、サーバから認証結果を受信することができる。
【0043】
映像分析部240は、カメラ撮影部210により取得されたイメージを分析する。映像分析部240は、ユーザ及び身分証を最適な条件で撮影できるようにカメラ制御を行い、ユーザインターフェース(UI)を制御する。映像分析部240は、ユーザの顔と身分証の写真とを比較して身分証の人とユーザが同じ人であるかを分析する。映像分析部240は、同じ人であるかを分析できるよう、顔/身分証認識、顔/身分証抽出、顔/身分証分析、顔/身分証比較できる機能を行うことができる。実施形態により、映像分析部240は、サーバに搭載されて分析を行ってもよい。
【0044】
実施形態において、キオスク装置100は、身分証の種類に応じてユーザに身分証に対する追加撮影を要求してもよい。この場合、キオスク装置100は、前面カメラ(例えば、図1のカメラ110)でない別途のカメラを介して身分証(例えば、身分証の厚さ、裏面など)を撮影してもよい。
【0045】
実施形態において、キオスク装置100は、身分証の偽造/変調状態をチェックできる偽造/変調分析部をさらに含んでもよい。カメラ撮影部210により取得されたイメージには身分証イメージと顔イメージがあり、偽造/変調分析部は、カメラ撮影部210によって取得されたイメージから抽出された身分証イメージを用いて身分証が偽造されたか又は変調したか否かを把握することができる。
【0046】
図3は、一実施形態に係るキオスク装置のディスプレイにアウトラインの一例示を説明するための図である。
【0047】
キオスク装置100がユーザの顔と身分証を同時に1つのイメージとして撮影するために、ユーザとキオスク装置100との間に距離がある程度離隔しなければならず、身分証が底から一定の高さに位置しなければならない。
【0048】
図3に示された例において、ディスプレイ部230(又は、図1のディスプレイ120)は、ユーザの顔位置を知らせるための第1アウトライン(又は、第1フレーム)310と身分証位置を知らせるための第2アウトライン(又は、第2フレーム)320をユーザに提供することができる。カメラ撮影部210(又は、前面カメラ110)は、ユーザの顔と身分証をリアルタイムに撮影し、ディスプレイ部230はユーザの顔と身分証を前面の画面に表示してもよい。
【0049】
ユーザは、自身の顔が第1アウトライン310内に入ってくるように動くことができ、身分証が第2アウトライン320内に入ってくるように身分証の位置を調節することができる。
【0050】
図3に示す右側のように、ユーザの顔が第1アウトライン310内に位置することができ、身分証が第2アウトライン320内に位置している。この場合、ディスプレイ部230は、顔が第1アウトライン310に入り、身分証が第2アウトライン320に入ったことを示す視覚的な効果を出力し、カメラ撮影部210は、ユーザの顔と身分証をキャプチャーしたイメージを取得することができる。
【0051】
実施形態において、第1アウトライン310の大きさ及び/又は位置は、カメラの特性(例えば、広角特性など)とキオスク装置100の設置環境(例えば、照明など)により変わり得る。同様に、第2アウトライン310の大きさ及び/又は位置は、カメラの特性とキオスク装置100の設置環境に応じて変わり得る。
【0052】
上記でキオスク装置100は、1つの前面カメラ110を介してユーザの顔と身分証を1つのイメージとして撮影することで個人認証を行うことができる。これとは異なる実施形態において、キオスク装置100は、前面カメラ110を介してユーザの顔を撮影してイメージ(以下、「第1イメージ」に称する)を取得し、前面カメラ110以外の他のカメラを介して身分証を撮影してイメージ(以下、「第2イメージ」に称する)を取得することができる。映像分析部240は第1イメージから顔イメージを抽出し、第2イメージから顔イメージを抽出し、抽出された顔イメージを互いに比較して個人認証を行うことができる。
【0053】
図4は、一実施形態に係るキオスク装置のディスプレイに表示されるアウトラインの他の例示を説明するための図である。
【0054】
図4の例示において、ディスプレイ部230(又は、図1のディスプレイ120)は、第1アウトライン(又は、第1フレーム)410と第2アウトライン(又は、第2フレーム)420をユーザに提供することができる。ここで、図4の例示のように、第1アウトライン410は四角形の形態であってもよい。
【0055】
第1アウトライン410の形態及び第2アウトライン420の形態は、図4に示された形態に制限されず、様々な形態が可能である。
【0056】
図5は、一実施形態に係るキオスク装置の他の例示を説明するための図である。
【0057】
図5に示すキオスク装置500の構成は、上記で説明したキオスク装置100の構成と同一であってもよい。言い換えれば、図5に示すキオスク装置500は、図2に示すカメラ撮影部210、システム制御部220、ディスプレイ部230、及び映像分析部240を含む。また、図5のキオスク装置500は、身分証認証器530を含む。
【0058】
キオスク装置500は、前面カメラ510を介してユーザの顔を撮影してイメージを取得し、身分証認証器530を介して身分証を認識することができる。身分証認証器530は、例えば、カメラを含んだり身分証スキャナを含んでもよい。ユーザは、身分証認証器530に身分証を据え置きしたり挿入してもよい。また、身分証認証器530は、身分証の偽造/変調を確認できる。身分証認証器530は、身分証に記載された情報に基づいて該当身分証が偽造又は変調したことを確認できる。身分証認証器530は、身分証の特徴(例えば、厚さ、重さ、材質など)を把握して該当身分証が偽造又は変調したことを確認できる。一例として、運転免許証は、一定な厚さと重さを有する。身分証認証器530は、認識した身分証が運転免許証である場合、運転免許証の厚さと重さを把握し、把握された厚さと重さが予め知っている運転免許証の厚さ及び重さと差がある場合、身分証は偽造又は変調したものと判断することができる。
【0059】
キオスク装置500は、アウトライン520-1をディスプレイ520に表示する。キオスク装置500は、アウトライン520-1内にユーザの顔が位置するかを判断し、アウトライン520-1内にユーザの顔が位置する場合、ユーザを撮影してユーザイメージを取得することができる。
【0060】
キオスク装置500は、身分証認証器530を介して認識した身分証のイメージを領域520-2に表示することができる。
【0061】
キオスク装置500は、キャプチャーされた顔イメージと身分証のイメージを用いて個人認証を行うことができる。
【0062】
図6図7は、一実施形態に係るモバイル装置を利用した個人認証の一例示を説明するための図である。
【0063】
図6の例示において、モバイル装置600は、認証用アプリケーションを格納し、ユーザ要求に応じて認証用アプリケーションを実行することができる。
【0064】
モバイル装置600は、認証用アプリケーションを実行する場合に前面カメラ610を駆動し、ディスプレイ620に第1アウトライン(又は、第1フレーム)620-1と第2アウトライン(又は、第2フレーム)620-2を表示することができる。
【0065】
ユーザは、第1アウトライン620-1内に顔が位置するようにし、第2アウトライン620-2内に身分証が位置するようにする。
【0066】
モバイル装置600は、第1アウトライン620-1内に顔が位置し、第2アウトライン620-2内に身分証が位置する場合、前面カメラ610を介してユーザの顔と身分証をキャプチャーしてイメージを取得することができる。取得された1つのイメージ内にユーザの顔と身分証があり得る。実施形態により、モバイル装置600は、ユーザが撮影ボタンを押す場合、カメラ610を介してユーザの顔と身分証をキャプチャーしてイメージを取得することができる。
【0067】
図7の例示において、モバイル装置600は、拡大した身分証710をディスプレイ620に表示することができる。モバイル装置600は。第2アウトライン620-2内の身分証を拡大してディスプレイ620に表示してもよい。
【0068】
図8は、一実施形態に係るモバイル装置を利用した個人認証の他の例示を説明するための図である。
【0069】
図8の例示において、モバイル装置600は、認証用アプリケーションを実行する場合、前面カメラ610と後面カメラを駆動することができる。モバイル装置600は、前面カメラ610を介してユーザの顔をキャプチャーしてイメージを取得し、後面カメラを介して身分証をキャプチャーしてイメージを取得してもよい。前面カメラ610の解像度より後面カメラの解像度が高くてもよく、モバイル装置600はより高い正確度で身分証に記載されているテキストと身分証の偽造/変調防止のためのマーキング(marking)を認知することができる。
【0070】
図9は、一実施形態に係るモバイル装置の構成を説明するためのブロック図である。
【0071】
図9を参照すると、モバイル装置600は、第1撮影部910(例えば、前面カメラ610)、第2撮影部920(例えば、後面カメラ)、ディスプレイ部930(例えば、ディスプレイ620)、及び映像分析部940を含む。
【0072】
一実施形態において、第1撮影部910は、図6又は図7を参照して説明した例のように、ユーザの顔と身分証を撮影し、ディスプレイ部930はユーザの顔と身分証を表示することができる。映像分析部940は、ユーザの顔と身分証皆を含むイメージを分析してユーザと身分証の人が互いに同じ人であるか否かを判断する。
【0073】
他の実施形態において、図8を参照して説明した例のように、第1撮影部910はユーザの顔を撮影し、ディスプレイ部930はユーザの顔を表示してもよい。第2撮影部920は身分証を撮影し、ディスプレイ部930は身分証を表示してもよい。映像分析部940は、第1撮影部910を介して撮影された顔イメージと第2撮影部920を介して撮影された身分証イメージを分析してユーザと身分証の人が互いに同じ人であるか否かを判断する。
【0074】
実現により、映像分析部940は、イメージ分析を介して身分証の真偽を確認したり身分証の偽造/変調を確認することができる。これに制限されることなく、モバイル装置600は、身分証の真偽を確認したり身分証の偽造/変調を確認する身分証検証部をさらに含んでもよい。
【0075】
モバイル装置600は身分証が真であるものと検証され、ユーザと身分証の人が互いに同じ人である場合、ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証することができる。
【0076】
図9に示していないが、モバイル装置600は、モバイル装置600内の構成要素に電源を供給する電源供給部、モバイル装置600内の構成要素を制御する制御部、通信部(例えば、NFCモジュール、ブルートゥースモジュール、4G/5G通信モジュール、ワイファイ通信モジュール)などをさらに含んでもよい。
【0077】
図2に示す映像分析部240に対する説明は映像分析部940に適用されてもよく、映像分析部940の詳細な説明は省略される。
【0078】
図1図8を参照して説明した事項は図9を参照して説明した事項に適用され、詳細な説明は省略される。
【0079】
図10は、一実施形態に係る個人認証方法の一例示を説明するための図である。
【0080】
図10を参照して説明する個人認証方法は認証装置により行われ、認証装置は、図1のキオスク装置100と図6のモバイル装置600に含まれてもよい。
【0081】
ステップ1010において、認証装置は、カメラ(例えば、前面カメラ)を介してユーザの顔と身分証を同時に撮影してイメージを取得する。ここで、取得されたイメージにはユーザの顔と身分証の全てが存在する。
【0082】
ステップ1020において、認証装置は、取得されたイメージで顔と身分証を認識する。
【0083】
ステップ1030において、認証装置は、認識された顔を抽出し(以下、抽出された顔を「第1顔」に称する)、認識された身分証から顔を抽出し(以下、抽出された顔を「第2顔」にする)、認識された身分証から情報(例えば、住民登録番号など)が記録されている領域を抽出する。
【0084】
ステップ1040において、認証装置は、第1顔と第2顔に比較/分析を行う。
【0085】
ステップ1040で、認証装置は、抽出された領域からテキストを抽出してもよい。
【0086】
ステップ1050において、認証装置は、第1顔と第2顔が互いに同じ人であるか、又は異なる人であるか判断したり、ユーザに再撮影を要求したり身分証の顔写真の偽変調可否を判断する。
【0087】
認証装置は、第1顔と第2顔が互いに同じ人であると判断した場合、認証が成功したことをユーザに知らせ、第1顔と第2顔が互いに異なる人であると判断した場合、認証の失敗をユーザに知らせる。この場合、認証装置は、ユーザに顔と身分証の再撮影を要求してもよい。
【0088】
認証装置は、顔認識に失敗があった場合、ユーザに顔と身分証の再撮影を要求してもよい。又は、認証装置は、顔認識の失敗があった場合、身分証上の顔写真(即ち、第2顔)が偽造又は変調されたかを判断してもよい。認証装置は、身分証上の顔写真が偽造又は変調したと判断した場合、ユーザに認証失敗を知らせることができる。
【0089】
ステップ1050で、認証装置は、抽出されたテキストに基づいて身分証が偽造又は変調されたかを判断する。一例として、認証装置は、抽出されたテキストを身分証真偽確認サーバに伝達し、身分証真偽確認サーバから身分証の真偽結果を受信してもよい。異なる一例として、認証装置は、抽出されたテキストと真偽確認アルゴリズムを用いて身分証の真偽可否を判断してもよい。
【0090】
ステップ1050で、認証装置は、身分証認識に失敗した場合、ユーザに身分証の再撮影を要求したり、認識エラーを知らせることができる。
【0091】
図1図9を参照して説明した事項は図10を参照して説明した事項に適用され、詳細な説明は省略される。
【0092】
図11は、一実施形態に係る個人認証方法の他の例示を説明するための図である。
【0093】
図11を参照して説明する個人認証方法は認証装置により行われ、認証装置は、図1のキオスク装置100と図6のモバイル装置600に含まれてもよい。
【0094】
ステップ1110において、認証装置は、前面カメラを介してユーザの顔を撮影して顔イメージを取得し、後面カメラを介して身分証を撮影して身分証イメージを取得する。
【0095】
ステップ1120において、認証装置は、取得された顔イメージから顔を認識し、取得された身分証イメージから身分証を認識する。
【0096】
ステップ1130において、認証装置は認識された顔を抽出し(以下、抽出された顔を「第1顔」に称する)、認識された身分証から顔を抽出し(以下、抽出された顔を「第2顔」に称する)、認識された身分証から情報が記録された領域を抽出する。
【0097】
ステップ1140において、認証装置は第1顔と第2顔とを比較/分析する。
【0098】
ステップ1140で、認証装置は抽出された領域からテキストを抽出してもよい。
【0099】
ステップ1150において、認証装置は、第1顔と第2顔が互いに同じ人であるか又は異なる人であるかを判断したり、ユーザに再撮影を要求したり、身分証の顔写真の偽変調可否を判断する。
【0100】
認証装置は、第1顔と第2顔が互いに同じ人であると判断した場合、認証が成功したことをユーザに知らせ、第1顔と第2顔が互いに異なる人である場合、認証の失敗をユーザに知らせる。この場合、認証装置は、ユーザに顔と身分証の再撮影を要求してもよい。
【0101】
認証装置は、顔認識を失敗した場合、ユーザに顔と身分証の再撮影を要求してもよい。又は、認証装置は、顔認識を失敗した場合、身分証上の顔写真(即ち、第2顔)が偽造又は変調されたかを判断してもよい。認証装置は、身分証上の顔写真が偽造又は変調したと判断した場合、ユーザに認証失敗を知らせる。
【0102】
ステップ1150で、認証装置は、抽出されたテキストに基づいて身分証が偽造又は変調されたかを判断する。一例として、認証装置は、抽出されたテキストを身分証真偽確認サーバに伝達し、身分証真偽確認サーバから身分証の真偽結果を受信してもよい。異なる一例として、認証装置は、抽出されたテキストと真偽確認アルゴリズムを用いて身分証の真偽可否を判断してもよい。
【0103】
ステップ1150で、認証装置は、身分証認識に失敗した場合、ユーザに身分証の再撮影を要求したり認識エラーを知らせる。
【0104】
図1図10を参照して説明した事項は、図11を参照して説明した事項に適用され、詳細な説明は省略される。
【0105】
実施形態により、実物の身分証ではないモバイル身分証を介して個人認証方法が実行されてもよい。ここで、モバイル身分証は、国家公認機関により発行されたモバイル身分証であるか、特定の事業者によって発行されたモバイル身分証であってもよい。
【0106】
実施形態により、身分証の前面だけでなく身分証の裏面を撮影したイメージ、身分証の材質などを介して身分証の偽造/変調の有無を確認することができる。
【0107】
実施形態により、ユーザが販売する電子機器に該当ユーザの認証のための情報(例えば、金融取引のための個人認証情報)が格納されてもよい。このような情報は、一般にアクセスすることのできないメモリ領域に格納され、一般的なデータ削除方法では削除されない。電子機器は、フェリカ(Felica)機能が搭載されていてもよい。データ削除装置は、NFC-F無線アンテナインターフェースを介してアクセス可能なNFC-F READER/WRITE機器を介して個人認証情報が格納されたメモリ領域にアクセスして個人認証情報を削除してもよい。又は、データ削除装置は、電子機器の特定のインターフェース(例えば、USBポート、ワイファイインターフェースなど)を用いてNFC-Fモジュールに連動するプロトコルを介して連動を行い、個人認証情報が格納されたメモリ領域にアクセスし、個人認証情報を削除することができる。
【0108】
図12は、一実施形態に係る認証装置を説明するためのブロック図である。
【0109】
一実施形態において、図12の認証装置1200は、中古機器販売キオスク(例えば、上記で説明したキオスク装置100)とモバイル装置600に含まれて認証方法を実行してもよく、図10及び図11を参照して説明した個人認証方法を行ってもよい。
【0110】
図12を参照すると、認証装置1200は、カメラ1210(例えば、図1のカメラ110、図6のカメラ610)、制御部1220、及びディスプレイ1230(例えば、図1のディスプレイ120、図6のディスプレイ620)を含んでもよい。制御部1220はプロセッサとして実現されてもよい。
【0111】
制御部1220は、ディスプレイ1230に表示された第1アウトライン(例えば、図3の第1アウトライン310、図6の第1アウトライン620-1)内にユーザの顔が位置し、ディスプレイ1230に表示された第2アウトライン(例えば、図3の第2アウトライン320、図6の第2アウトライン620-2)内に身分証が位置しているか否かを判断する。
【0112】
制御部1220は、第1アウトライン内に顔が位置して第2アウトライン内に前記身分証が位置している場合、カメラ1210を介して顔と身分証を撮影してイメージを取得することができる。
【0113】
制御部1220は、取得されたイメージから身分証に該当する第1部分イメージを抽出し、抽出された第1部分イメージに基づいて身分証の真偽を確認することができる。
【0114】
制御部1220は、取得されたイメージから顔に該当する第2部分イメージを抽出し、抽出された第1部分イメージから顔イメージを抽出し、抽出された第2部分イメージと抽出された顔イメージに基づいてユーザと身分証上の人が互いに同じ人であるか否かを判断することができる。
【0115】
制御部1220は、身分証の真偽結果及び同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証することができる。
【0116】
カメラ1210は、前面カメラであってもよい。図12に図示していないが、認証装置は後面カメラをさらに含んでもよい。
【0117】
制御部1220は、カメラ1210を介してユーザを撮影した第1イメージを取得し、後面カメラを介して身分証を撮影した第2イメージを取得することができる。
【0118】
制御部1220は、取得された第1イメージから前記ユーザの顔に該当する部分イメージを抽出し、取得された第2イメージから顔イメージを抽出することができる。
【0119】
制御部1220は、抽出された部分イメージと抽出された顔イメージに基づいてユーザと身分証上の人が互いに同じ人であるか否かを判断することができる。
【0120】
制御部1220は、取得された第2イメージに基づいて身分証の真偽を確認することができる。
【0121】
制御部1220は、身分証の真偽結果及び同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証することができる。
【0122】
他の実施形態において、図12の認証装置1200は、図5のキオスク装置500に含まれて認証方法を行ってもよい。認証装置1200は、身分証認証器(例えば、図5の身分証認証器530)をさらに含んでもよい。
【0123】
身分証認証器は、身分証に対する複数の身分証イメージ(例えば、身分証の前面イメージ、身分証の裏面イメージ、身分証の側面イメージ)を取得し、取得された身分証イメージのうち少なくとも1つに基づいて身分証の真偽を確認することができる。例示的に、身分証認証器は、取得された身分証イメージのうち少なくとも1つを介して身分証の厚さ及び材質のうち少なくとも1つを把握してもよい。身分証認証器は、予め取得された身分証イメージのうち少なくとも1つを介して身分証に記載された情報(例えば、発行日時、名前、一連番号(例えば、住民登録番号、運転免許番号、外国人登録番号)など)を抽出し、把握結果及び抽出された情報に基づいて身分証の真偽を確認することができる。
【0124】
制御部1220は、ディスプレイ1230に表示されたアウトライン(例えば、図5のアウトライン520-1)内にユーザの顔が位置しているか否かを判断し、アウトライン520-1内にユーザの顔が位置している場合、カメラ1210(例えば、図5のカメラ510)を介してユーザを撮影したユーザイメージを取得することができる。
【0125】
制御部1220は、取得されたユーザイメージでユーザの顔に該当する第1顔イメージを抽出し、取得された身分証イメージのうち身分証の第1面(例えば、上面)を撮影したイメージから第2顔イメージを抽出することができる。
【0126】
制御部1220は、抽出された第1顔イメージと抽出された第2顔イメージに基づいてユーザと身分証上の人が同じ人であるか否かを判断し、身分証の真偽結果及び同じ人であるか否かの判断結果に基づいて、ユーザを販売信頼性のある中古機器販売者として認証することができる。
【0127】
図25を参照して後述するが、身分証認証器は、身分証の第1面(例えば、前面)を撮影する第1カメラ、身分証の第2面(例えば、裏面)を撮影する第2カメラ、身分証の第3面(例えば、側面)を撮影する第3カメラ、身分証が置かれる載置板、及び載置板上に身分証が置かれる場合、第3カメラが第3面に向かっているように角度調節を行う角度調節部を含んでもよい。
【0128】
図1図11を参照して説明した事項は図12を参照して説明した事項に適用され、詳細な説明は省略される。
【0129】
図13図23は、一実施形態に係るキオスク装置の収納保管システムを説明するための図である。
【0130】
図13を参照すると、キオスク装置100の電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱1310及び制御部1320を含む。また、収納保管箱1310は、スライド構造体1312とスロット構造体1313を含む。制御部1320は、図12に示す認証装置120の制御部1220とは別途に構成されたり、1つのプロセッサが図13に示す制御部1320及び図12に示す制御部1220を行ってもよい。
【0131】
収納保管箱1310は、投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管する。即ち、収納保管箱1310は、購入された電子機器が投入口に 入手されれば、この電子機器を特定の内部収納空間に移動させ、安定的に保管する役割を果たす。
【0132】
制御部1320は、前記電子機器を制御し、前記収納保管箱に関わる状態情報を生成する。即ち、制御部1320は、収納保管箱1310への電子機器投入に関わって、収納保管箱1310で発生する変化による状態情報を生成する役割を果たす。
【0133】
状態情報の生成において、制御部1320は、位置情報、内部撮影情報、及び動き/姿勢情報を状態情報として生成する。
【0134】
制御部1320は、前記電子機器にインストールされた専用アプリケーションを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の現位置に関する位置情報を前記状態情報に含んで生成することができる。即ち、制御部1320はAppを駆動制御し、Appによる位置識別を介して収納保管箱1310内における投入された電子機器の位置を情報として生成することで、電子機器が規定された地点に収納されて保管されているかに関する状態情報を生成することができる。
【0135】
また、制御部1320は、前記電子機器に装着されるカメラを駆動制御し、前記収納保管箱1310の内部に関する内部撮影情報を、前記状態情報に含んで生成することができる。即ち、制御部1320は、内蔵されたカメラを駆動制御し、制御されたカメラによる内部撮影を介して収納保管箱1310内部の状態を情報として生成することで、電子機器を収納及び保管する収納保管箱1310内部の現在状況を把握する状態情報を生成することができる。
【0136】
また、制御部1320は、前記電子機器に装着されるGPS、ジャイロセンサ及び多軸センサを駆動制御し、前記収納保管箱1310内における前記電子機器の動き及び姿勢に関する動き/姿勢情報を、前記状態情報に含んで生成することができる。すなわち、制御部1320は、内蔵された各種のセンサを駆動制御し、制御されたセンサによって検出される電子機器関連の動的情報を生成することによって、収納保管箱1310内で電子機器がどのように動いて姿勢を取るかに関する状態情報を生成することができる。
【0137】
実施形態により、電子機器収納保管システム1300は、投入口を介して投入された電子機器をスライドさせながら、収納保管箱1310の特定位置まで移動させるスライド構造体1312をさらに含んで構成してもよい。
【0138】
スライド構造体1312は、前記収納保管箱1310の内部に設けられ、前記傾きで前記電子機器がスライドされながら前記収納保管箱1310の特定位置に自ら移動されるようにする。即ち、スライド構造体1312は、収納保管箱1310上部に位置する投入口に投入される電子機器を低い傾きでスライドさせながら段階的に落下させ、特定位置まで移動させる役割を果たす。
【0139】
スライド構造体1312は、収納保管箱1310における前記投入口の位置に応じて、Multi StageとDetached Stageに設計されてもよい。
【0140】
Multi Stageは、投入口が、収納保管箱1310の一側面に位置する場合、複数のスライドを段差があるように設計し、前記電子機器が各スライド間を落下して衝撃を分散させながらスライドさせる手段である。Multi Stageは、隣接するスライド間を互いに反対方向に傾いて設計することで、電子機器が収納保管箱1310の内部を徐々にスライド及び落下しながら特定位置まで到達するように誘導することができる。
【0141】
Detached Stageは、投入口が、収納保管箱1310の上面に位置する場合にスライドを逆V字に設計し、前記電子機器を、前記逆Vのスライドのいずれか一方向にスライドさせる手段である。Detached Stageは、投入口から電子機器が落下する地点を変曲点にする逆Vのスライドに設計するで、電子機器が逆Vの表面を徐々にスライドしながら特定位置まで到達するように誘導することができる。
【0142】
実施形態により、電子機器収納保管システム1300は、電子機器がスライド構造体を正常にスライドするか又はスライドを介して収納保管箱1310の特定位置に正常に電子機器が到達するかを確認することができる。
【0143】
そのために、電子機器収納保管システム1300は、経路検出手段及び荷重検出手段を含むことができる。
【0144】
経路検出手段は、収納保管箱1310の一端に装着され、前記スライド構造体1312が設けられる構造により規定される収納経路に前記電子機器がスライドする状態を確認する手段である。即ち、経路検出手段は、収納経路に沿ってスライド構造体1312上を正常にスライド及び落下して決定されている位置に到達するかを判別することができる。
【0145】
荷重検出手段は、収納保管箱1310の一端に装着され、前記収納保管箱1310に対する荷重変化を介して前記電子機器が前記収納保管箱1310の特定位置(例えば、底面)に到達するかを確認する手段である。即ち、荷重検出手段は電子機器が特定位置に到達し、収納保管箱1310の荷重が変化することにより、これを電子機器が正常に収納及び保管されたものと判別することができる。
【0146】
実施形態により、電子機器収納保管システム1300は、投入口を介して投入された電子機器を移動させ、決定されたスロットに収納して保管させるスロット構造体1313をさらに含んで構成されてもよい。
【0147】
スロット構造体1313は、前記収納保管箱1310内部に複数のスロットを設け、前記移動した電子機器がスロットのそれぞれに収納されるようにする。即ち、スロット構造体1313は、電子機器の種類、ブランド、価格などのスペックに合わせて複数のスロットを備え、投入された電子機器のスペックに相応して備えられたスロットであって、電子機器が移動して収納及び保管されるように誘導する役割を果たす。
【0148】
スロット構造体1313は、スロットに収納及び保管される電子機器を管理したり保護するスロット移動装置と施錠装置を含んでもよい。
【0149】
スロット移動装置は、前記複数のスロット間に位置変更を許容するための手段であってもよい。スロット移動装置は複数のスロットが配列された状態で、特定のスロットを上下左右に移動することで収納及び保管されている電子機器の整列を調整し、所望する電子機器を迅速に検索して収納保管箱1310から抽出できるようにする。
【0150】
施錠装置は、前記電子機器を収納したスロットに対してロックするための手段であってもよい。施錠装置は、電子機器を収納及び保管しているスロットをロックし、外部の人が無断にスロットをオープンできないようにし、許容された少数の関係者のみがスロットを開放して電子機器を抽出するようにすることができる。
【0151】
一実施形態によれば、購入した電子機器に対して、収納及び保管方法をリアルタイムにガイドする電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時収納及び保管のための方法を提供することができる。
【0152】
また、一実施形態によれば、購入した電子機器が計画に応じて正確に収納されるかをリアルタイム確認し、購入電子機器と収納電子機器が異なる場合に生じる損害及び販売計画の悪影響を減らすことができる。
【0153】
電子機器収納保管システム1300は、検収された電子機器(例えば、中古携帯電話、モバイルフォンなど)が正常に収納及び保管されたことをリアルタイム確認するための収納保管箱を含んでもよい。
【0154】
本発明における収納保管箱の構造及び機能は下記のとおりである。
【0155】
収納保管箱は、収納及び保管機能を行うための筐体(空間)を備えてもよい。
【0156】
収納保管箱は、収納及び保管状態を確認するための機能(購入した電子機器に対して確認する機能)を行うことができる。
【0157】
収納保管箱は、収納経路上にセンサとレーザを設け、センサとレーザを用いて購入した電子機器が収納経路を通過するかを確認し、収納及び保管状態を確認することができる。
【0158】
収納保管箱は、購入した電子機器が収納経路を移動して特定位置に到達して一定の荷重を加える場合、収納保管箱はこれを物理的又は電気的に認知し、電子機器に対する収納及び保管状態を確認することができる。
【0159】
収納保管箱は、収納経路上にカメラを設け、カメラを介して購入した電子機器が通過するかを検出して収納を確認することができる。
【0160】
収納保管箱は、購入した電子機器に対してバーコード及びQR Codeを認知し、収納及び保管状態を確認することができる。
【0161】
収納保管箱は、電子機器の収納のための機械的な機能(例えば、許容範囲を離脱する電子機器を、規定された収納経路に復元させる機械操作など)を行ってもよい。
【0162】
電子機器収納保管システム1300は、購入した電子機器に対して価値評価及び収納方法を決定し、評価された価値を内蔵するtagを付着した後、決定された収納方法による引き出し及び特定の箱、自動化機器、電子機器が収納及び保管されるようにする。
【0163】
電子機器収納保管システム1300は、Tagを出力する構成を含むことができる。
【0164】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器が投入されて収納保管箱に収納させる投入口を備えることができる。
【0165】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器で駆動するAppを介して電子機器の位置を確認することができる。
【0166】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器内部のカメラを用いて収納保管箱を撮影することで収納保管箱の形状を確認することができる。
【0167】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器内部のセンサ(GPSデータ、ジャイロセンサ及び多畜センサ)を用いて電子機器の動き検出及び最終位置、姿勢を測定することができる。
【0168】
電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱に電子機器(モバイルフォン)が投入されることで、電子機器が移動する間に発生するセンサ値の変化状態を把握し、電子機器が正常に投入経路を介して収納保管箱に投入されたかを確認することができる。
【0169】
即ち、電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱の内部がスライド構造であって、電子機器をスライドさせて下方に落下させる構造であるため、電子機器がスライド構造の角度だけの傾き値に順次移動するパターンを確認することができる。
【0170】
そして、電子機器収納保管システム1300は、最終位置のGPS及びセンサ値を算出し、電子機器に対する位置座標及び高さを確認することができる。
【0171】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器をDrop方式で収納保管箱に投入させることができる。
【0172】
Drop方式は、投入口を介して投入された電子機器を、内部構造により決定された傾きに移動して最終的に収納保管箱に安着させる方式である。
【0173】
Drop方式は、収納保管箱のスライド構造により、電子機器を下方に落下させることができる。
【0174】
また、Drop方式は、機械メカニックを用いて電子機器を特定位置に移動させることができる。
【0175】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器を個別引き出し式収納方式で収納保管箱に投入させることができる。
【0176】
電子機器収納保管システム1300は、一つの電子機器、又は、数個の電子機器を特定の引き出しに投入して収納/保管することができる。
【0177】
電子機器を回収しなければならない場合、電子機器収納保管システム1300は、収納及び回収動作を引き出しごとに独立的にそれぞれ実行することができる。
【0178】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器を収納保管箱に収納及び保管できるように、動作シナリオを備えることができる。
【0179】
動作シナリオにおいて、電子機器収納保管システム1300は、電子機器にAppをアップロードしてインストール及び実行させることができる。
【0180】
電子機器収納保管システム1300は、実行されたAppにより電子機器との無線連動及び遠隔制御を実行することができる。
【0181】
電子機器収納保管システム1300は、無線連動及び遠隔制御を介して電子機器から情報を取得することができる。
【0182】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器に装着されたGPSセンサなどを介して、電子機器の現在位置を把握することができる(位置情報の確保)。
【0183】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器が収納保管箱に投入されることにより電子機器に関する情報を取得することができる。
【0184】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の移動及び投入状況に適する変化値を認知して取得することができる。電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱、及び電子機器の売買に関する運営センターで電子機器に関する情報を取得してもよい。電子機器収納保管システム1300は、電子機器が収納保管箱に実際の投入されることで発生する様々な変化値を情報として取得し得る。
【0185】
電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱の収納位置に付着される無線充電パッドによって電子機器が充電モードに変化することを認知し、投入された電子機器が充電可能なモバイルフォンであることを確認することができる。
【0186】
電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱の空間を無線連動空間に設定し、電子機器がBT(ブルータス)連動及びNFC連動により、接続手続やCONNECTINGして変化する情報値に基づいて、無線連動空間に投入された電子機器がモバイルフォンであることを確認することができる。
【0187】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の内装FLASHに対して、ON/OFF反復動作を撮影できるカメラを介して投入された電子機器がモバイルフォンであることを確認することができる。
【0188】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器に装着された地磁気センサを活用して、電子機器が収納保管箱に収納されるかを確認できる。電子機器収納保管システム1300は、地磁気センサによる収納保管箱の底に対する地磁気特性値の変化値及び通常値を確認し、収納保管箱における電子機器の移動を確認し得る。ここで、収納保管箱の底を構成する媒質は、空いている状態で地磁気特性値が常に一定するよう製造できる。
【0189】
電子機器収納保管システム1300は、購入手続を終えた電子機器を安全的に収納して保管できる収納保管箱を含むことができる。
【0190】
図14は、電子機器収納保管システムの構成一例が示されている。
【0191】
一実施形態に係る電子機器収納保管システム1300は、投入部1410、付加機能部1420、保管部1430、及び制御及び通信部1440を含む。
【0192】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器(例えば、中古携帯電話、モバイルフォンなど)を購入して収納をし、これを回収する前まで保管することができる。
【0193】
投入部1410は、電子機器を保管箱に入れるための収納通路と、これに対する付加機能(投入口ドア、ドア施錠装置、収納有無確認機能、収納状態表出機能など)を含んでもよい。
【0194】
保管部1430は、電子機器を安全に保管して回収するための施錠装置を含んでもよい。
【0195】
付加機能部1420は、電子機器の保管と回収における様々な付加機能を動作するための装置である。
【0196】
制御及び通信部1440は、保管機能に対する制御及び状態情報を確認するための装置である。
【0197】
図15には、電子機器を収納して保管するための装置が例示される。
【0198】
投入部1510は、投入口を介して電子機器を収納保管箱に入れるためのものである。
【0199】
投入口施錠装置1520は、投入口の運営及び構成方式により投入口ドアに対してロックするためのものである。
【0200】
投入口状態装置1530は、投入された電子機器が充分に投入されて確認可能な状態であるかを表出する装置である。
【0201】
投入製品認識装置1540は、投入することになっている電子機器以外に他の電子機器を投入した時、それを確認するための装置である。
【0202】
移送部1550は、電子機器を保管部1560に移動させる装置である。
【0203】
保管部1560は、電子機器を最終的に保管する装置である。
【0204】
保管部施錠装置1570は、保管部1560に保管中である電子機器を回収するための装置である。
【0205】
制御及び通信部1580は、保管中である電子機器に対してリアルタイム状態を確認し、保管部1560を制御するための装置である。
【0206】
図16に電子機器の収納方式による収納保管箱の形状の例示である。
【0207】
電子機器を収納及び保管するための収納保管箱は、電子機器をいずれかの方式で収納するかに応じて形状を区分することができる。
【0208】
図16(a)には、電磁気を落とす収納方式を適用する収納保管箱が例示されている。ここでの収納保管箱は、一定の空間を有するBox Type(ボックス構造)であってもよい。
【0209】
図16(b)には、電子機器を特定の空間に押込む収納方式を適用する収納保管箱が例示されている。この収納保管箱は、Slot Type(スロット構造)の形状を有する。Slot Type(スロット構造)では、収納方向に応じて垂直又は水平構造の他にもスロットが一定の角度に傾いている構造を含んでもよい。
【0210】
図17に収納保管箱の寸法例が示されている。
【0211】
図17に示すように、収納保管箱のサイズは、深度(Depth:Dに表示)、高さ(Height:Hに表示)、幅(Width:Wに表示)に表示する。
【0212】
図17(a)のBox Type(ボックス構造)の場合には、電子機器が正常に特定位置に安着されず、収納保管箱の壁に傾いて収納されたり、垂直に立てられたまま収納される場合を考慮して、180mm(D)×170mm(H)×1300mm(W)以上のサイズに設計されることが例示されている。
【0213】
図17(b)のSlot Type(スロット構造)の場合、それぞれの保管スロットを、170mm(D)×10mm(H)×80mm(W)以上のサイズに設計されることが例示されている。
【0214】
電子機器を収納保管箱に収納するためには、収納保管箱に電子機器の投入方向及び高さに応じて考慮しなければならない条件がある。
【0215】
電子機器収納保管システム1300は、連続に保管するとき、先に保管された電子機器に衝撃を最小に与える形態の収納保管箱の構造及び収納/保管アルゴリズムを備えることにより、先に保管された電子機器の破損を減らすことができる。
【0216】
このような収納保管箱の構造及び収納/保管アルゴリズムは、次に特定の空間(収納保管箱)に電子機器を累積保管しなければならないため、必須的に必要である。
【0217】
図18に収納保管箱のタイプごとに、電子機器が投入時の衝撃形態を示すための図が示されている。
【0218】
図18(a)では、Bo×Type(ボックス構造)において、投入される角度(DropΦ)により、電子機器が収納保管箱の特定位置と衝撃することを例示する。
【0219】
図18(b)では、Bo×Type(ボックス構造)において、一定の傾きに傾いているスライド構造(Slide Structure)上を、投入された電子機器が自己移動(Self-Move)した後、収納保管箱の特定位置と衝撃することを例示する。
【0220】
特に、図18(a)のBo×Type(ボックス構造)において、先に投入されて保管中である電子機器に対して、後ほど投入される電子機器が衝撃を与えないように、投入される角度(DropΦ)と高さの投入口を設計し得る。
【0221】
図19に収納保管箱のスライド構造の例示が示されている。
【0222】
電子機器収納保管システム1300は、投入される電子機器が特定位置と最小に衝撃されるようにすることと共に、先に保管中である電子機器についても衝撃を最小に減らし得るスライド構造を含む収納保管箱を備えてもよい。
【0223】
スライド構造は、電子機器が落下する方向を基準にして電子機器のスライド可能であり、衝撃を段階的に緩和させることができるようにスライド構造間を30~75度の間で設計してもよい。
【0224】
スライド構造は、垂直方向に30度以上に設計されて収納保管箱内における衝撃を減らすことができ、スライド機能を付与するために75度以下を保持して電子機器が自体に自己移動できるようにする。
【0225】
スライド構造の表面には、衝撃緩和及び電子機器にスクラッチなどが発生しないようにする別途の副資材が付加されてもよい。但し、電子機器収納保管システム1300は、副資材により電子機器のスライド機能が低下する場合、スライド構造の設置角度を柔軟に調整して設計することができる。
【0226】
図19(a)において、スライド構造を多段に設計して高い位置で投入された電子機器が衝撃を緩和しながらスライドされ、最終的に収納保管箱の特定位置に到達させるMulti Stageを例示する。
【0227】
図19(b)において、低い位置に設けられる逆V字のスライド構造により、電子機器が特定位置に到達するとき衝撃を緩和させるDetached Stageを例示する。
【0228】
スライド構造は、電子機器が投入される位置に応じて構造形態に差異がある。
【0229】
図19(a)に示すように、投入される位置が高い場合スライド構造は数個の段で構成されてもよい。
【0230】
一方、図19(b)に示すように、投入される位置が低かったり、収納保管箱の大きさが大きい場合、スライド構造は分離型の段構造が適用されてもよい。スライド構造の間の角度は30~75度の間で設計されてもよい。
【0231】
図20にSlot type構造の収納保管箱のDoor/non-Door typeに対する構造の例示図が示されている。
【0232】
図20に示すように、Slot type構造の収納保管箱は、それぞれのスロットにドアを付着したり付着しない構造を有することができる。
【0233】
ドアを付着したスロットは、ドアの開閉方向により上/下/左/右4つの方向に移動するように具現され、必要に応じて施錠装置を装着してもよい。
【0234】
図21に、SLOT type収納構造にSLIDEに投入するとき収納動作及び施錠装置を例示するための図が示されている。
【0235】
保管箱構造がスロット方式である場合には、施錠装置が含まれているドアを使用することなく開閉のみが行われる単なるドア構造を用いてもよい。
【0236】
電子機器収納保管システム1300は、単なるドア構造で、収納された電子機器を取り出しにくくするために、一定の深さを有するSlide構造にシーソー構造の構造物を適用して、外部人が投入ドアを介して電子機器を取り出すことができないようにする。
【0237】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器が投入される終端に図9に示すようなシーソー構造の構造物を追加する。
【0238】
シーソー構造の構造物は、電子機器の投入荷重及び荷重によってA部位が押さえられれば、特定ポイントのシーソー構造Cによって投入口側のB部位が上昇し、電子機器の投入後のドアが開放されないようにする。
【0239】
図21(a)は、スライド構造の保管箱投入口のドアに施錠装置がない場合、シーソー構造を有する構造物を利用した施錠装置の適用実施形態である。ドアは、電子機器を押込むと容易に押され、電子機器が入ることができる構造(ばね接続構造であって、押す力がなければ復元される)である。
【0240】
図21(b)は、収納しようとする電子機器を、ドアを介して投入した後シーソー構造の施錠装置が動作する場合のドアオープンの失敗現像を示す実施形態である。
【0241】
図21(c)及び(d)は、実際に電子機器を投入した場合の動作ステップごとの実施形態である。スライド構造のスロットに電子機器が投入されれば、電子機器の荷重によりシーソー構造のA部分は下方に押し出され、B部分は上方に上昇する。シーソー構造は、B部分が上方に飛び出す構造によって、投入口ドアがこれ以上開かないようにすることで、外部から他の手や機構物により投入された電子機器を取り出すことはできない構造を提供することができる。
【0242】
一般に、電子機器の購入主体及び方法により収納及び保管方法は様々である。自動化機能が付加された保管箱でない場合には、次のような方法で保管箱を実現して運営することができる。
【0243】
自動化保管箱以外の実現方法として、運営者のない方法と運営者が一部運営を担当している方法がある。
【0244】
運営者のない方法は、保管箱とサーバとの間通信及び連動作業が必要であり、特に、電子機器が保管箱に投入されたかを確認する技術が重要である。
【0245】
運営者の一部運営を担当している方法は、半自動機能が必要でなく、これは運営者の信頼性を既存の保管箱の知能型機能に代替することができるためのである。
【0246】
即ち、運営者が業務、つまり電子機器の状態確認機能と保管箱の投入状況を保障すれば、保管箱の自動認識機能は少し減少しても問題がない。そのため、この場合では運営者が電子機器を顧客から直接受け取って状態を確認した後、そのまま投入可能であるという例を示している。また、この場合、特定の保管箱に電子機器を投入することにより、購入した電子機器であることを直ちに確認することができる。
【0247】
次は、運営主体による収納及び保管方法を簡略に記述する。
【0248】
個人対個人(C2C)分析時:電子機器の情報記録後、引き出し及び特定の箱に収納及び保管
【0249】
個人対Tool連動分析時:購入後に電子機器の情報が入力されたタグを付着、引き出し及び特定の箱に収納及び保管
【0250】
個人対自動化システム連動分析時:購入後に電子機器の情報が入力されたタグを付着、引き出し及び特定の箱に収納及び保管又は自動化機器の内部に収納及び保管
【0251】
電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱内に収納された電子機器の状態を把握するための構成を含むことができる。
【0252】
電子機器収納保管システム1300は、タグの出力によって電子機器の状態を把握し得る。タグは、購入電子機器に関する情報が入っている付着印刷物であってもよい。
【0253】
電子機器収納保管システム1300は、投入口を介して電子機器の状態を把握し得る。投入口は、電子機器を収納するためのものであり、ドアは、設計構造に応じて相違に設計されてもよい。
【0254】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の収納構造及び保管箱構造による保管箱を介して電子機器の状態を把握することができる。
【0255】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の収納進行時の状態を確認することができる。
【0256】
電子機器収納保管システム1300は、購入した電子機器の内部にインストールされたAppを介して、電子機器の移動及び収納位置を確認し得る。電子機器収納保管システム1300は、Appを介して電子機器の無線通信機能及び電子機器内部のカメラを用いて収納保管箱の状態写真を撮って確認することができる。電子機器収納保管システム1300は、電子機器の特定位置に付着された特定形状を認知して電子機器の状態を確認することができる。
【0257】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器内のセンサ(GPSデータ、ジャイロセンサ及び多畜センサ)を用いて、電子機器の動き検出及び最終位置を測定することができる。電子機器収納保管システム1300は、電子機器に搭載されているAPPを介して電子機器の動き検出と最終位置に関する情報をリアルタイム取得して確認することができる。
【0258】
電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱に電子機器(例えば、モバイルフォンなど)が投入されている場合、電子機器が移動する間に発生するセンサ値の変化状態を把握して正常に投入されたかを確認する。電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱の内部がスライド方式で下方に落下する構造であれば、スライド角度だけの傾き値に順に移動するパターンを確認し、最終位置のGPS及びセンサ値を算出して位置座標及び高さを確認することができる。
【0259】
電子機器の収納方法による収納保管箱は、Drop方式とスロット方式とに実現される。
【0260】
Drop方式は、特定の投入口に電子機器を入れれば、内部構造により移動して最終の収納位置に落下する方式であってもよい。
【0261】
Drop方式は、特定位置までは電子機器がスライド構造に移動した後に落下させる方式であってもよい。
【0262】
Drop方式は、運営者や機械メカニックを用いて特定位置で電子機器を落下させる方式であってもよい。
【0263】
スロット方式は、1つの電子機器を個別保管SLOTに収納保管する方式であってもよい。
【0264】
スロット方式は、運営者が電子機器を直接入れることができ、構造により電子機器を自動収納して回収してもよい。
【0265】
スロットの構造は、電子機器を水平に収納したり垂直に収納するように設計でき、一定の傾きを備えてもよい。
【0266】
スロット方式では、水平構造で電子機器を保管し、SLIDE構造を有してもよい。
【0267】
スロット方式は、電子機器を1つ又は数個を特定の引き出しに個別投入して収納/保管する方式であってもよい。
【0268】
保管箱が1つの大きい引き出しに仕切り構造を有する場合、Drop及びスロット兼用方式を採用してもよい。
【0269】
App連動を通した電子機器の収納保管に関する動作シナリオ及び適用方法は、次のように例示することができる。
【0270】
電子機器では、Appをアップロードした後インストール及び実行することができる。
【0271】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器と、収納保管箱又は運営センターとの無線連動及び遠隔制御を行ってもよい。
【0272】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器に対する制御を介して、電子機器の情報を取得してもよい。
【0273】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の現在位置を把握(位置情報確保)してもよい。
【0274】
電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱に、電子機器の投入時に関連する情報を取得してもよい。
【0275】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の移動及び投入状況に適する変化値を認知及び取得することができる。電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱及び運営センターで電子機器の情報を取得したり、又は、電子機器が収納保管箱に実際の投入される場合に発生する様々な変化値情報を取得し得る。
【0276】
電子機器収納保管システム1300は、投入後に載置される収納位置の底に無線充電パッドを付着し、充電モードへの変化を検出して投入された電子機器が予め契約された電子機器であるかを確認することができる。
【0277】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の投入時の収納空間に無線連動空間を設定することができる。無線連動空間は、収納保管箱の外側に連動されない空間であって、遮蔽を介して外部のフォンと連動されないようにする。電子機器収納保管システム1300は、無線連動空間により電子機器と連動可能なBT(ブルータス)連動及びNFC連動を動作し、接続手続やCONNECTING時の変化した情報値に基づいて電子機器に対して認識することができる。
【0278】
電子機器収納保管システム1300は、制御される電子機器の内装FLASH(又は、電子機器のディスプレイ)に対するON/OFF反復動作を撮影できるカメラを介して電子機器を認知することができる。
【0279】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器の移動機能のためのセンサのうち地磁気センサを活用して、収納保管箱の特定位置に電子機器が収納されることにより収納空間の底地磁気特性値の変化値及び通常値を確認し、電子機器が移動した状態を確認することができる。電子機器収納保管システム1300は、収納保管箱の載置部位の特定位置を構成している媒質による地磁気センサ値を常に特定の値にすることができるため、これを基礎値にして電子機器の移動状態に対する確認を行うことができる。
【0280】
電子機器収納保管システム1300は、電子機器を検収して収納保管箱に投入することに関する検収部及び保管部について運営方法により様々な構造で設計することができる。
【0281】
電子機器収納保管システム1300は、検収部及び保管部が別途の独立構造を有する場合、別途位置に設けて運営してもよく、機構的に連動して使用してもよい。
【0282】
2種類の機能を1つの機構物に含ませて実現してもよいが、1つの機構物に2つ機能を共に入れる場合には、特定の大きさ及び荷重そして形状を有するため、設置及び運営に困難がある。
【0283】
独立的に連動する場合はそれぞれ単独で運営可能であり、設置に制約を少なく受ける長所を有する。
【0284】
図22に検収箱と保管箱に構造設計を例示する図が示されている。
【0285】
図22(a)は、検収機能と保管機能が別に分離されている構造を示す。
【0286】
図22(b)は、検収機能と保管機能が分離されている構造を示し、同じ空間に検収箱と保管箱を設け、簡易に連動できるよう別途の接続構造物を付加して連動する構造を例示する。
【0287】
図23は、図22の構造設計をより詳細化した図である。
【0288】
図23(a)は、1つの機構物に分析機能と収納(保管)機能が共に含まれて連動する場合の例示である。
【0289】
図23(b)及び(c)は別途の構造で構成される場合に動して便利に使用する場合の実施形態である。
【0290】
図23(b)は、検収部で検収が終了した場合、電子機器を運営者が取り出して収納保管箱の投入口に入れる場合の実施形態であり、このとき、電子機器に運営者が認識コードラベルを付着したり最終状態を確認して投入可能である。
【0291】
図23(c)は、検収部と保管箱とが分離している構造であるが、保管箱上に位置する検収部の特定位置と保管箱の特定位置とを連結する機構物を付着し、ある程度自動で収納が行われるようにすることができる。
【0292】
電子機器収納保管システム1300は、自動収納及び保管箱の機能を行うための筐体(空間)を備えることができる。
【0293】
電子機器収納保管システム1300は、購入電子機器に対して、自動収納及び保管状態を確認することができる。
【0294】
電子機器収納保管システム1300は、購入電子機器の収納状態を確認できる方法として、収納経路にセンサ及びレーザを利用した通過状態を確認することができる。
【0295】
電子機器収納保管システム1300は、荷重を認知する方法、カメラを通した通過、及び収納状態確認、バーコード及びQR Codeを認知する方法、収納のための機械的な方法などに基づいて購入電子機器の収納状態を確認し得る。
【0296】
図24図31は、一実施形態に係るキオスク装置の例示を説明するための図である。
【0297】
図24に示すキオスク装置2400は、図5に示すキオスク装置500の一例示である。
【0298】
キオスク装置2400は、ユーザの電子機器を無人購入することができる。
【0299】
キオスク装置2400は、顧客の顔を撮影できるカメラ2401(例えば、図5のカメラ510)と身分証を認識及び認証できる身分証認証器2403(例えば、図5の身分証認証器530)を含む。
【0300】
キオスク装置2400は、ユーザ認知、ユーザの顔撮影、顔分析、ユーザによって提出された身分証を認識、身分証分析、撮影された顧客の顔と身分証の顔を比較して顧客を認証することができる。キオスク装置2400は、認証されればユーザが保有している中古電子機器に対する無人購入を実行することができる。
【0301】
ユーザが販売しようとする電子機器をキオスク装置2400に投入することができる。キオスク装置2400は、投入された電子機器の現在の状態点検を受けるための載置プレート(plate)と状態点検のために該当電子機器を必要な点検用途に応じて所望する位置に移動させる移動手段を含んでもよい。キオスク装置2400は、投入された電子機器に関する情報が入っているがコード(又は、QR CODE)ステッカーを出力し、バーコードステッカーを投入された電子機器に付着し、投入された電子機器に対する内部状態の分析を行うことができ、1つ以上の照明及び1つ以上のカメラを用いて投入された電子機器の外観状態を分析して、ユーザの販売決定に応じて投入された電子機器を自動収納するために指定された位置にて投入された電子機器を移動させたり収納箱に移動させることができる。
【0302】
図24に示すキオスク装置2400は、図2に示すカメラ撮影部210、システム制御部220、ディスプレイ部230、及び映像分析部240を含む。図1図5を参照して説明した事項は、図24に示すキオスク装置2400に適用されてもよく、詳細な説明は省略される。
【0303】
図24に示すキオスク装置2400は、図10に示す個人認証方法と図11に示す個人認証方法を行ってもよい。
【0304】
図24に示すキオスク装置2400は、図12に示す認証装置1200を含んでもよい。
【0305】
図24に示すキオスク装置2400は、図13図23を参照して説明した収納保管システムを含んでもよい。
【0306】
図25図27に身分証認証器2403の一例示が示されている。
【0307】
一実施形態において、身分証認証器2403は、投入された身分証の前面と裏面を認識して分析し、投入された身分証の厚さを把握することができる。
【0308】
図25に身分証認証器2403の斜視図が示され、図26図25の身分証認証器2403の投影図が示され、図27にy軸方向に向かっている身分証認証器2403の側面図が示されている。
【0309】
図25図27に示された例を参照すると、身分証認証器2403は、複数のカメラ2501,2502,2503、載置板2504、角度調節機構物(又は、角度調節部)2505、及び支え部2506を含む。
【0310】
投入された身分証は、載置板2504上に配置される。載置板2504は、透明材質で構成されてもよい。
【0311】
カメラ(1)2501は、載置板2504上に位置する身分証の第1面(例えば、上面)を撮影し、カメラ(3)2503は、載置板2504上に位置する身分証の第2面(例えば、裏面)を撮影してもよい。カメラ(2)2502は、ホール2502-1を介して載置板2504上に位置する身分証の第3面(例えば、側面)を撮影してもよい。身分証認証器2403(又は、キオスク装置2400)は、角度調節機構物2505を介してカメラ(2)2502の撮影角度を調節する。載置板2504上に身分証が位置する場合、身分証認証器2403(又は、キオスク装置2400)は、カメラ(2)2502の撮影方向がxy平面と平行するように(又は、カメラ(2)2502が身分証の側面に向かうように)角度調節機構物2505を介してカメラ(2)2502の位置を調節できる。そのため、カメラ(2)2502は、身分証の側面を撮影することができる。
【0312】
実施形態により、身分証認証器2403は1つ以上の照明を含んでもよい。身分証認証器2403の設置位置に応じて照明の個数が変わり得る。
【0313】
身分証認証器2403(又は、キオスク装置2400)は、カメラ(2)2502を介して取得したイメージから身分証の厚さを把握し、身分証の側面の材質と状態を把握(又は、認知)することができる。
【0314】
身分証認証器2403(又は、キオスク装置2400)は、カメラ(1)2501を介して取得した身分証上面イメージの分析結果、カメラ(3)2503を介して取得した身分証裏面イメージの分析結果及び身分証の側面の材質及び状態の把握結果に基づいて、投入された身分証が偽身分証であるか否かを判断することができる。
【0315】
支え部2506は、身分証の側面に接してもよく、身分証の位置を固定させることができる。例えば、支え部2506は、身分証の側面に接したとき身分証が移動しないようにすることができる。
【0316】
図28図31に投入された電子機器を撮影する撮影箱の一例示が示されている。
【0317】
図28の例示において、キオスク装置2400の撮影箱2800は、投入された電子機器の外観を撮影するカメラ2801~2805を含む。
【0318】
カメラ2801(又は、topカメラ)は、投入された電子機器のディスプレイを含む上面を撮影する。
【0319】
カメラ2802は、投入された電子機器の後面を撮影する。
【0320】
カメラ2803は、xy平面上の第1頂点の付近に位置し、投入された電子機器を撮影する。
【0321】
カメラ2804は、xy平面上の第2頂点の付近に位置し、投入された電子機器を撮影する。
【0322】
カメラ2805は、xy平面上の第3頂点の付近に位置し、投入された電子機器を撮影する。
【0323】
図28には図示していないが、撮影箱2800は、xy平面上の第4頂点の付近に位置するカメラをさらに含んでもよく、xy平面上の第4頂点の付近に位置するカメラは、投入された電子機器を撮影してもよい。
【0324】
図28に図示していないが、撮影箱2800は1つ以上の照明を含んでもよい。
【0325】
図29の例示において、カメラ2801は固定され、投入された電子機器は、カメラ2801の撮影領域内に位置するように移動されてもよい。図29の例示において、カメラ2801は、撮影方向の調節可能なパンチルトカメラであってもよいが、これに制限されることはない。
【0326】
例えば、図30に示すように、電子機器が撮影箱2800に投入される場合、撮影箱2800内のコントローラ(図示せず)は、フィーディングバー(feeding bar)(又は、移動バー)3010を移動させて電子機器が指定されている位置に位置づけることができる。言い換えれば、撮影箱2800内のコントローラは、移動バー3010を介して電子機器がカメラ2801の撮影領域内に位置するようにしてもよい。
【0327】
投入される電子機器の大きさは様々である。移動バー3010を介して電子機器が指定された位置に移動するとき、該当電子機器の大きさに合わせて移動できるようにする。一例として、撮影箱2800内のコントローラは、電子機器の移動前に該当電子機器から取得した機器情報(例えば、モデル情報)に基づいて該当電子機器の大きさを確認することができ、確認された大きさを介して電子機器の移動程度(又は、移動距離)を算出し、算出された移動程度に基づいて移動バー3010を制御して電子機器が指定された位置(又は、カメラ2801の撮影領域)に位置づけることができる。
【0328】
撮影箱2800内のコントローラは、電子機器が指定された位置にある場合、移動バー3010を元の位置に復帰させることができる。
【0329】
図31に示すように、撮影箱2800内のコントローラは、ユーザが電子機器を販売するものと決定した場合、電子機器を収納箱に収納することができる。例えば、図31(a)及び(b)に示すように、撮影箱2800は、移動バー3110を介して電子機器を収納箱に移動させることができる。図31(a)及び(b)の例示において、説明の便宜上、電子機器を指定された位置に移動させる移動バー(例えば、図30の移動バー3010)を図示していない。図30の移動バー3010と図31の電子機器を収納箱に移動させる移動バー3110が垂直に交差するとき、移動に制約が物理的に分離される。異なる例として、図31の(c)及び(d)に示すように、撮影箱2800は、電子機器を収納箱に移動させる移動バー3110を含んでいない。図31(c)及び(d)に示すように、撮影箱2800内のコントローラは、プレートを回転させて電子機器を収納箱に収納する。撮影箱2800内のコントローラは、プレートを空間で左右のいずれか一方に一定の角度だけ回転させ、そのため、電子機器は収納箱に移動することができる。
【0330】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0331】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0332】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含むことができ、記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0333】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0334】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0335】
したがって、他の具現、他の実施形態及び特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16(a)】
図16(b)】
図17(a)】
図17(b)】
図18
図19(a)】
図19(b)】
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
【国際調査報告】