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特表2024-532827データ増分アップグレード方法、電源装置システム、ネットワークマネージャー、及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】データ増分アップグレード方法、電源装置システム、ネットワークマネージャー、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/658 20180101AFI20240903BHJP
【FI】
G06F8/658
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024509124
(86)(22)【出願日】2022-08-25
(85)【翻訳文提出日】2024-02-15
(86)【国際出願番号】 CN2022114902
(87)【国際公開番号】W WO2023035966
(87)【国際公開日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】202111064693.7
(32)【優先日】2021-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
2.JAVA
3.Excel
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】肖勝賢
(72)【発明者】
【氏名】汪勇
(72)【発明者】
【氏名】熊勇
(72)【発明者】
【氏名】白怡然
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376CA06
(57)【要約】
電源装置システムに適用可能なデータ増分アップグレード方法、電源装置システム、及びコンピュータ記憶媒体を提供する。データ増分アップグレード方法は、ネットワークマネージャーから、アップグレードフラグ及び新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを取得するステップ(S100)と、電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するためのアップグレードプログラムを、アップグレードフラグに基づいて決定するステップ(S200)と、アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行うステップ(S300)と、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源装置システムに適用されるデータ増分アップグレード方法であって、
ネットワークマネージャーから、アップグレードフラグ及び新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを取得するステップと、
前記電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するためのアップグレードプログラムを、前記アップグレードフラグに基づいて決定するステップと、
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行うステップと、を含む、データ増分アップグレード方法。
【請求項2】
前記アップグレードフラグは、前記新規言語ファイルの新規種別情報が前記履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致することを表すための第1アップグレードフラグであり、
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行う前記ステップは、
前記アップグレードプログラムを用いて、前記履歴言語リソースファイルを基にして前記新規言語ファイルを追加するステップと、
前記第1アップグレードフラグに基づいて前記電源装置システムのバージョンフラグを更新するステップと、を含む、請求項1に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項3】
前記アップグレードフラグは、前記新規言語ファイルの新規種別情報が前記履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致しないこと、及び前記アップグレードパッケージが前記新規言語ファイルに対応する新規構成ファイルをさらに含むことを表すための第2アップグレードフラグであり、
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行う前記ステップは、
前記アップグレードプログラムを用いて、前記新規構成ファイルによって、前記電源装置システムにおける履歴構成ファイルを更新するステップと、
前記履歴言語リソースファイルを基にして前記新規言語ファイルを追加するステップと、
前記第2アップグレードフラグに基づいて前記電源装置システムのバージョンフラグを更新するステップと、を含む、請求項1に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項4】
前記ネットワークマネージャーからアップグレードパケットを取得した後、
前記電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを構成するための元の起動プログラムをバックアップするステップをさらに含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項5】
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行った後、
前記アップグレードプログラムを前記元の起動プログラムで置き換えるステップをさらに含む、請求項4に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項6】
ネットワークマネージャーに適用されるデータ増分アップグレード方法であって、
新規種別情報を含む新規言語ファイルと、履歴種別情報を含む履歴言語リソースファイルとを取得するステップと、
前記新規種別情報及び前記履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定するステップと、
電源装置システムが履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するように、前記アップグレードフラグ及び前記新規言語ファイルに基づいてアップグレードパッケージを生成し、前記電源装置システムに送信するステップと、を含む、データ増分アップグレード方法。
【請求項7】
前記新規種別情報及び前記履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定する前記ステップは、
前記新規種別情報と前記履歴種別情報とを比較して判断するステップと、
前記新規種別情報が前記履歴種別情報と一致する場合、第1アップグレードフラグを生成するステップと、を含む、請求項6に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項8】
前記新規種別情報及び前記履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定する前記ステップは、
前記新規種別情報と前記履歴種別情報とを比較して判断するステップと、
前記新規種別情報が前記履歴種別情報と一致しない場合、第2アップグレードフラグを生成するステップと、を含む、請求項6に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項9】
前記アップグレードフラグ及び前記新規言語ファイルに基づいてアップグレードパッケージを生成する前記ステップは、
第2アップグレードフラグに基づいて、前記新規種別情報と一致する新規構成ファイルを決定するステップと、
前記第2アップグレードフラグ、前記新規言語ファイル、及び前記新規構成ファイルに基づいて、アップグレードパッケージを生成するステップと、を含む、請求項8に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項10】
前記新規言語ファイルは、
前記新規種別情報を取得するステップと、
前記新規種別情報に基づいて新規構成ファイルを生成するステップと、
前記新規構成ファイルに基づいて、前記新規種別情報に対応する言語編成ファイルを新規言語ファイルに変換するステップとによって得られる、請求項6~9のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項11】
前記新規種別情報は、前記言語種別情報とメディア種別情報を含み、前記新規言語ファイルは、
前記言語種別情報及び前記メディア種別情報を取得するステップと、
前記言語種別情報及び前記メディア種別情報に基づいて新規構成ファイルを生成するステップと、
前記新規構成ファイルに基づいて、前記言語種別情報及び前記メディア種別情報に対応する言語編成ファイルを、前記メディア種別情報に対応する新規言語ファイルに変換するステップとによって得られる、請求項6~9のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項12】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~5のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法を実現する、電源装置システム。
【請求項13】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項6~11のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法を実現する、ネットワークマネージャー。
【請求項14】
プロセッサによって実行されると、請求項1~5のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法又は請求項6~11のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法を実現するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号202111064693.7、出願日2021年09月10日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張しており、当該中国特許出願のすべての内容はここで参考として本願に組み込まれている。
【0002】
本願は、データ処理の技術分野に関し、特に、データ増分アップグレード方法、電源装置システム、ネットワークマネージャー、及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、電源装置システムは様々な国や地域で広く使用されている。様々な国や地域のユーザによる使用を容易にするために、電源装置システムは、ユーザに多言語サービスをサポートし、同じ意味の表現は客観的な言語や表示メディアに応じて言語変換、すなわち国際化を行う。場合によっては、ユーザがより多くの言語翻訳を必要とする場合、電源装置システムの履歴ファイルを置き換えるために新しいアップグレードバージョンをリリースする必要があるので、処理量が多く、アップグレードに時間がかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下は、本明細書で詳細に説明される主題の概要である。本概要は、特許請求の範囲の保護範囲を限定するものではない。
【0005】
本願の実施例は、データ増分アップグレード方法、電源装置システム、及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様では、本願の実施例は、
電源装置システムに適用されるデータ増分アップグレード方法であって、
ネットワークマネージャーから、アップグレードフラグ及び新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを取得するステップと、
前記電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するためのアップグレードプログラムを、前記アップグレードフラグに基づいて決定するステップと、
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行うステップと、を含む、データ増分アップグレード方法を提供する。
【0007】
第2態様では、本願の実施例は、
ネットワークマネージャーに適用されるデータ増分アップグレード方法であって、
新規種別情報を含む新規言語ファイルと、履歴種別情報を含む履歴言語リソースファイルとを取得するステップと、
前記新規種別情報及び前記履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定するステップと、
電源装置システムが履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するように、前記アップグレードフラグ及び前記新規言語ファイルに基づいてアップグレードパッケージを生成し、前記電源装置システムに送信するステップと、を含む、データ増分アップグレード方法を提供する。
【0008】
第3態様では、本願の実施例は、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、上記第1態様に記載のデータ増分アップグレード方法を実現する電源装置システムを提供する。
【0009】
第4態様では、本願の実施例は、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、上記第2態様に記載のデータ増分アップグレード方法を実現するネットワークマネージャーを提供する。
【0010】
第5態様では、本願の実施例は、プロセッサによって実行されると、上記第1態様に記載のデータ増分アップグレード方法又は上記第2態様に記載のデータ増分アップグレード方法を実現するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0011】
本願の他の特徴及び利点は、後の明細書で説明され、本明細書から部分的に明らかになるか、又は本願を実施することによって理解される。本願の目的及び他の利点は、明細書、特許請求の範囲、及び図面において特に指摘された構造によって達成され得る。
図面は、本願の技術案の更なる理解を提供するために使用され、明細書の一部を構成し、本願の実施例と共に本願の技術案を説明するために使用され、本願の技術案を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本願の実施例によるデータ増分アップグレード方法のフローチャートである。
図2図1のステップS300の具体的な実現プロセスの概略図である。
図3図1のステップS300の具体的な実現プロセスの概略図である。
図4図1のステップS100の後にさらに含まれる具体的な実現プロセスの概略図である。
図5図1のステップS300の後にさらに含まれる具体的な実現プロセスの概略図である。
図6】本願の他の実施例によるデータ増分アップグレード方法のフローチャートである。
図7図6のステップS500の具体的な実現プロセスの概略図である。
図8】本願の実施例による、第1アップグレードフラグを有するアップグレードパッケージに含まれるファイルの概略図である。
図9図6のステップS500の具体的な実現プロセスの概略図である。
図10図6のステップS600の具体的な実現プロセスの概略図である。
図11】本願の実施例による、第2アップグレードフラグを有するアップグレードパッケージに含まれるファイルの概略図である。
図12】本願の実施例による新規言語ファイルの形成の具体的な流れの概略図である。
図13】本願の他の実施例による新規言語ファイルの形成の具体的な流れの概略図である。
図14】本願の実施例による電源装置システムの構造概略図である。
図15】本願の実施例によるネットワークマネージャーの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本願の目的、技術案及び利点をより明確に理解するために、以下、図面及び実施例を参照して、本願をさらに詳細に説明する。本明細書に記載された具体的な実施例は、本願を説明するためにのみ使用され、本願を限定するために使用されない。
【0014】
なお、機能モジュール分割はモジュール概略図に示され、論理的順序はフローチャートに示されているが、場合によっては、モジュールのモジュール分割とは異なってもよく、又は示されたもくしは説明されたステップは、フローチャートに示された順序とは異なるもので実行されてもよい。明細書及び特許請求の範囲、並びに前述の図面における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は優先順位を説明するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。
【0015】
本願は、アップグレードパッケージにアップグレードプログラムを追加し、アップグレードパッケージのアップグレードフラグに基づいて、アップグレードパッケージのアップグレードプログラムを用いて、アップグレードパッケージの新規言語ファイルをアップグレード処理することにより、新規言語ファイルを電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルに追加する、データ増分アップグレード方法を提供する。これにより、全体のアップグレードパッケージをネットワークマネージャーでカスタマイズされたアップグレードパッケージで置き換えることができ、アップグレードフラグに基づいて的確なアップグレード処理を行うことができ、元の起動プログラムが電源装置システムにおける履歴ファイルのすべてを置き換える必要性を回避し、処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。また、アップグレードパッケージにアップグレードプログラムが含まれることによって、電源装置システムのバージョンが異なるので元の起動プログラムが異なり、アップグレードパッケージと元の起動プログラムの不一致でアップグレードができないことを招くことを回避し、電源装置システムの既存のバージョンと互換性があり、多くの応用シーンに適用でき、アップグレードバージョンのリリースを減らし、処理量を低減し、アップグレード速度を速め、使いやすさを向上させることができる。
【0016】
図1に示すように、図1は、本願の実施例によるデータ増分アップグレード方法のフローチャートを示し、該データ増分アップグレード方法は、電源装置システムに適用可能で、以下のステップS100~ステップS300を含むが、これらに限定されない。
【0017】
ステップS100:ネットワークマネージャーから、アップグレードフラグ及び新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを取得する。
【0018】
ステップS200:電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するためのアップグレードプログラムを、アップグレードフラグに基づいて決定する。
【0019】
ステップS300:アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行う。
【0020】
電源装置システムは、組み込み電源装置であってもよい。組み込み電源装置は、一般的にオペレーティングシステムを搭載しており、装置保守管理システムと通信可能に接続される。すなわち、組み込み電源装置は、ネットワークマネージャーと通信可能に接続される。関連技術では、組み込み電源装置の元の起動プログラムは、システムにおける履歴言語リソースファイルのすべてをソフトウェアアップグレードパッケージにおけるファイルに置き換え、すなわち組み込み電源装置を全量アップグレードするためのものであるため、組み込み電源装置のバージョンを更新することは、処理量が大きく、アップグレード速度が遅い。したがって、ソフトウェアアップグレードパッケージにおけるファイルは、組み込み電源装置の完全な言語リソースファイルを含む必要があり、そうでない場合、元の起動プログラムを用いた組み込み電源装置のアップグレードにおいて、不完全な言語リソースファイルで履歴言語リソースファイルを置き換えるようになり、組み込み電源装置のエラーを引き起こし、アップグレードの失敗や安定性の低下を引き起こす。また、組み込み電源装置のバージョンによって元の起動プログラムが異なり、処理できるソフトウェアアップグレードパッケージも異なるため、組み込み電源装置のバージョンに合わせてソフトウェアアップグレードパッケージをカスタマイズする必要があり、処理量が多く、使いやすさが劣る。
【0021】
電源装置システムは、既存の元の起動プログラムによってソフトウェアアップグレードパッケージを取得し、ソフトウェアアップグレードパッケージを解凍した後、システム再起動を行うことで、システムのアップグレードを行うことができる。これにより、電源装置システムは、ネットワークマネージャーから、今回の更新・アップグレード範囲を決定するためのアップグレードフラグ及び更新が必要な新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを、元の起動プログラムによって取得して解凍することができる。アップグレードパッケージには、元のアップグレードプログラムと同じ特徴ベクトルを持つが、カスタマイズアップグレードプログラムのアップグレードロジックのみを実行するカスタマイズアップグレードプログラムも含めることができる。アップグレードパッケージを元の起動プログラムにより解凍した後、アップグレードプログラムは元の起動プログラムを置き換え、アップグレードフラグを認識し、アップグレードフラグに基づいてアップグレードプログラムの更新・アップグレード範囲を決定し、これにより、電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加することができる。これにより、元の起動プログラムに代えてアップグレードプログラムを組み込むことにより、アップグレードプログラムは、アップグレードパッケージにおけるアップグレードフラグに基づいて更新・アップグレード範囲を決定することができ、履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを正確に追加することができ、電源装置システムの現在のバージョンの元の起動プログラムを用いてアップグレードパッケージのアップグレード処理を行うことができ、バージョンの不一致や言語種別の不一致によるアップグレードパッケージのカスタマイズの必要性を低減することができるので、電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルをすべて置き換えたり、電源装置システムのバージョンを更新したりする必要がなく、アップグレードパッケージにおける新規言語ファイルを言語リソースファイルの一部とすることができ、それによって、処理量を低減し、アップグレード速度を速める。また、アップグレードパッケージにおけるアップグレードプログラムを用いて、アップグレードパッケージにおける新規アップグレードファイルを処理することにより、異なるバージョンの電源装置システムの元の起動プログラムが新規アップグレードファイルを認識できず、アップグレードができないことを回避することができ、これにより、複数のバージョンの電源装置システムのアップグレードに適用することができ、電源装置システムが多言語応用シーンをサポートすることを実現し、多言語ファイルのアップグレードを可能にし、電源装置システムがユーザに多言語を提供することができ、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させることができる。
【0022】
図2に示すように、図1に示す実施例におけるステップS300は、以下のステップS310及びステップS320をさらに含むが、これらに限定されない。
【0023】
ステップS310:アップグレードプログラムを用いて、履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加する。
【0024】
ステップS320:第1アップグレードフラグに基づいて、電源装置システムのバージョンフラグを更新する。
【0025】
ここで、アップグレードフラグは、新規言語ファイルの新規種別情報が履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致することを表すための第1アップグレードフラグである。
【0026】
アップグレードフラグは第1アップグレードフラグを含み、アップグレードフラグが第1アップグレードフラグである場合、新規言語ファイルの新規種別情報が電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致する、すなわち、電源装置システムの言語種別は変更されておらず、履歴言語リソースファイルのみが更新されると考えられる。これにより、アップグレードフラグが第1アップグレードフラグである場合、アップグレードプログラムを用いて、履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加することで、新規種別情報に対応する履歴言語リソースファイルを新規言語ファイルで置き換えることができ、履歴言語リソースファイルをすべて置き換えることなく、電源装置システムのデータ増分アップグレードを実現し、処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。
【0027】
電源装置システムのバージョンフラグは、電源装置システムの今回の更新・アップグレードの内容を表すために使用され、したがって、バージョンフラグは、電源装置システムにおける履歴種別情報を含んでもよい。電源装置システムのバージョンフラグは、現在の電源装置システムの多言語サポートをユーザが認識して理解することを容易にし、ユーザによる使用を容易にし、また、次回のデータ増分アップグレードを実行するのにも役立つ。これにより、アップグレードが繰り返されたり、誤ってアップグレードされたりするのを防ぐことができる。第1アップグレードフラグが、新規種別情報が履歴種別情報と一致することを表すので、第1アップグレードフラグに基づいて電源装置システムのバージョンフラグを更新することにより、現在の電源装置システムの更新内容をユーザに知らしめることができ、ユーザによる使用を容易にすることができる。
【0028】
図3に示すように、図1に示す実施例におけるステップS300は、以下のステップS330~ステップS350をさらに含むが、これらに限定されない。
【0029】
ステップS330:アップグレードプログラムを用いて、電源装置システムにおける履歴構成ファイルを新規構成ファイルで更新する。
【0030】
ステップS340:履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加する。
【0031】
ステップS350:第2アップグレードフラグに基づいて、電源装置システムのバージョンフラグを更新する。
【0032】
ここで、アップグレードフラグは、新規言語ファイルの新規種別情報が履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致しないこと、及びアップグレードパッケージが新規言語ファイルに対応する新規構成ファイルをさらに含むことを表すための第2アップグレードフラグである。
【0033】
アップグレードフラグは第2アップグレードフラグを含み、アップグレードフラグが第2アップグレードフラグである場合、新規言語ファイルの新規種別情報が電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致しない、すなわち、電源装置システムの言語種別が変更されており、例えば、言語種別の増加や変更があったと考えられる。各言語種別には異なる構成ファイルがあり、言語ファイルは対応する構成ファイルによって電源装置システムにロードされる。新規種別情報が履歴種別情報と一致しない場合、すなわち、言語種別の増加や変更がある場合、新規種別情報の構成ファイルを追加する必要があるので、アップグレードパッケージには、新規言語ファイルに対応する新規構成ファイルを含める。アップグレードフラグが第2アップグレードフラグである場合、第2アップグレードフラグに基づいて、アップグレードプログラムの更新・アップグレード範囲を決定し、すなわち、アップグレードプログラムを用いて、電源装置システムにおける履歴構成ファイルをアップグレードパッケージにおける新規構成ファイルで更新する。例えば、言語種別が増えると、新規言語ファイルに対応する新規構成ファイルを追加する必要があるので、アップグレードプログラムを用いて履歴構成ファイルを基にして新規構成ファイルを追加する。また、言語種別が変更された場合、変更された言語種別に対応する履歴構成ファイルを新規構成ファイルで更新して置き換える必要がある。また、アップグレードフラグが第2アップグレードフラグである場合、アップグレードプログラムを用いて、追加又は変更された言語種別に対応する履歴言語リソースファイルに新規言語ファイルを追加し、データ増分アップグレードを行うことで、履歴言語リソースファイルをすべて置き換える必要がなくなり、それによって、処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。
【0034】
なお、第2アップグレードフラグは、新規種別情報が履歴種別情報と一致しないことを表すものであるため、アップグレードプログラムを用いて新規構成ファイル及び新規言語ファイルを電源装置システムに更新し、言語種別を増加又は変更するアップグレード処理を行う。現在の電源装置システムの多言語サポートの認識を容易にするために、例えば、追加又は変更された言語種別に対応する種別更新情報を含むことができる第2アップグレードフラグに基づいて、電源装置システムのバージョンフラグを更新し、第2アップグレードフラグの種別更新情報をバージョンフラグに追加することにより、バージョンフラグによって電源装置システムの更新履歴を直接認識することができ、ユーザによる使用を容易にするとともに、ユーザが電源装置システムの多言語サポートを的確に更新処理することを容易にし、処理量を低減する。
【0035】
図4に示すように、図1に示す実施例におけるステップS100の後、以下のステップS101を含むが、これに限定されない。
【0036】
ステップS101:電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを構成するための元の起動プログラムをバックアップする。
【0037】
電源装置システムには元の起動プログラムが含まれており、元の起動プログラムは、電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを構成することができ、すなわち、元の起動プログラムは、アップグレードパッケージを受信すると、アップグレードパッケージをチェックして解凍し、システムを再起動して、アップグレードパッケージにおける新規言語ファイルを構成する。元の起動プログラムは、新規言語ファイルを用いて履歴言語リソースファイルのすべてをオーバレイして構成するため、処理量が大きい。そのため、元の起動プログラムを用いてネットワークマネージャーからのアップグレードパッケージを取得し、そのアップグレードパッケージを解凍する。アップグレードパッケージにはアップグレードプログラムが含まれており、アップグレードパッケージが解凍されると、元の起動プログラムがアップグレードパッケージで置き換えられる。電源装置システムの再起動時に、アップグレードパッケージにおけるアップグレードプログラムを用いて、アップグレードパッケージにおける新規言語ファイルのアップグレード処理を行うことができる。アップグレードプログラムは、新規ファイルを処理する前に、元の起動プログラムをバックアップする。アップグレードプログラムエラーによるアップグレード失敗で電源装置システムを起動することができない場合、元の起動プログラムのバックアップファイルを復元することで、電源装置システムを起動し、データ増分方法の安定性及び信頼性を向上させることができる。
【0038】
図5に示すように、図1に示す実施例におけるステップS300の後、以下のステップS301を含むが、これに限定されない。
【0039】
ステップS301:アップグレードプログラムを元の起動プログラムで置き換える。
【0040】
アップグレードプログラムを用いたアップグレード処理中に、アップグレードプログラムが元の起動プログラムの代わりに起動し、また、元の起動プログラムがバックアップされる。電源装置システムの互換性を確保し、その後の使用中に、アップグレードプログラムにエラーが発生して電源装置システムを起動できなくなることを回避するために、アップグレードプログラムを用いたアップグレード処理が完了した後に、アップグレードプログラムを元の起動プログラムに置き換え、すなわち、元の起動プログラムを復元し、元の起動プログラムに従って電源装置システムの再起動を行い、アップグレードプログラムを終了する。したがって、元の起動プログラムをバックアップして復元することにより、電源装置システムのアップグレードの安定性及び信頼性を向上させることができる。
【0041】
図6に示すように、図6は、本願の実施例によるデータ増分アップグレード方法のフローチャートを示しており、該データ増分アップグレード方法は、ネットワークマネージャーに適用可能で、以下のステップS400~ステップS600を含むが、これらに限定されない。
【0042】
ステップS400:新規種別情報を含む新規言語ファイルと、履歴種別情報を含む履歴言語リソースファイルとを取得する。
【0043】
ステップS500:新規種別情報及び履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定する。
【0044】
ステップS600:電源装置システムが履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するように、アップグレードフラグ及び新規言語ファイルに基づいてアップグレードパッケージを生成し、電源装置システムに送信する。
【0045】
新規言語ファイルには新規種別情報が含まれ、履歴言語リソースファイルには履歴種別情報が含まれ、新規言語ファイルは新規種別情報に対応する言語リソースファイルであり、新規種別新情報は更新が必要な言語種別に対応する情報である。履歴種別情報には新規種別情報が含まれていてもよいし、履歴種別情報には新規種別情報が含まれていなくてもよい。すなわち、新規種別情報及び履歴種別情報に基づいて、例えば、新規種別情報に対応する履歴言語リソースファイルを更新する必要があるか、言語種別を増加させる必要があるか、言語種別を変更する必要があるなど、電源装置システムのアップグレード範囲を決定することができる。したがって、アップグレードフラグは、現在の電源装置システムのアップグレード範囲を表すことができ、それによって、新規種別情報及び履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定することができる。新規言語ファイルは、現在の電源装置システムのアップグレード内容であると考えられ、すなわち、新規言語ファイルはアップグレードフラグに対応する。アップグレードフラグ及び新規言語ファイルに基づいてアップグレードパッケージを生成することにより、アップグレードフラグでアップグレードパッケージの更新内容を判別することができ、後のアップグレード処理を容易にし、誤ったアップグレードを回避することができる。また、アップグレードパッケージにはアップグレードプログラムも含まれており、アップグレードプログラムは、元の起動プログラムを置き換えることができ、アップグレードフラグを認識し、アップグレードフラグに基づいてアップグレードプログラムの更新・アップグレード範囲を決定し、それによって、電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加することができ、それによって、電源装置システムの現在のバージョンの元の起動プログラムを用いてアップグレードパッケージのアップグレード処理を行うことができ、バージョンの不一致や言語種別の不一致によるアップグレードパッケージのカスタマイズの必要性を減らすことができ、それによって、電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルをすべて置き換える必要がなく、また、電源装置システムのバージョンを更新する必要もなく、アップグレードパッケージにおける言語ファイルが一部の言語リソースファイルであってもよく、これにより、処理量を低減し、アップグレード速度を速める。アップグレードプログラム、対応するアップグレードフラグ、及び新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを電源装置システムに送信することにより、電源装置システムは、アップグレードパッケージを解凍して、アップグレードプログラム、対応するアップグレードフラグ、及び新規言語ファイルを取得し、アップグレードプログラムを用いて、アップグレードフラグに基づいて、履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加することができる。したがって、新規種別情報及び履歴種別情報に基づいて、アップグレードプログラム、対応するアップグレードフラグ、及び新規言語ファイルを決定し、アップグレードパッケージを生成することにより、アップグレードパッケージの容量を削減することができ、電源装置システムの増分アップグレードに寄与し、処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。
【0046】
図7に示すように、図6に示す実施例におけるステップS500は、以下のステップS510及びステップS520をさらに含むが、これらに限定されない。
【0047】
ステップS510:新規種別情報と履歴種別情報とを比較して判断する。
【0048】
ステップS520:新規種別情報が履歴種別情報と一致する場合、第1アップグレードフラグを生成する。
【0049】
新規言語ファイルは現在の電源装置システムの更新・アップグレード内容であり、新規種別情報は新規言語ファイルに対応するフラグ情報であり、すなわち新規種別情報は新規言語ファイルに対応する言語種別であり得ることから、新規種別情報と履歴種別情報とを比較することにより、履歴言語リソースファイルのみの更新、言語種別の追加、言語種別の変更などの現在の電源装置システムの更新状況を判断する。したがって、新規種別情報が履歴種別情報と一致する場合、履歴種別情報に新規種別情報が含まれており、現在の電源装置システムの言語種別は変更されていないと考えられ、新規種別情報に対応する履歴言語リソースファイルのみを更新し、第1アップグレードフラグを生成することで、電源装置システムが第1アップグレードフラグ及びアップグレードプログラムを用いて、新規種別情報に対応する履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するようにし、このようにして、新規言語ファイルのすべてを電源装置システムのすべての履歴言語リソースファイルに置き換える必要がなくなり、処理量を低減し、アップグレード速度を速める。
【0050】
図8に示すように、図8は、第1アップグレードフラグを有するアップグレードパッケージに含まれるファイルの概略図を示しているが、アップグレードパッケージに第1アップグレードフラグが含まれている場合、現在の電源装置システムは、履歴言語リソースファイルを更新する必要があると考えられ、したがって、アップグレードパッケージに含まれるファイルは、第1アップグレードフラグ、新規言語ファイル、アップグレードプログラム、及び特徴ファイルを含む。このうち、第1アップグレードフラグはアップグレードプログラムのアップグレード処理手順を決定するためのものであり、新規言語ファイルは今回のアップグレードで更新が必要なファイルであり、アップグレードプログラムは、履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加して増分アップグレードを実現するものである。電源装置システムがネットワークマネージャーからアップグレードパッケージを取得するには、元のアップグレードプログラムによって取得する必要があるため、元のアップグレードプログラムは、取得したアップグレードパッケージをチェックして、アップグレードパッケージにおけるファイルが完全であるか否かを確認する。アップグレードパッケージにおけるファイルが完全であると元のアップグレードプログラムが判断した場合、アップグレードパッケージは解凍され、アップグレード処理は行われる。特徴ファイルは、電源装置システムの元のアップグレードプログラムのチェックに対応するために使用され、元のアップグレードプログラムによってアップグレードパッケージが認識され、アップグレードパッケージ解凍処理が行われることを可能にする。したがって、アップグレードパッケージは、完全な言語リソースファイルを含む必要がなく、第1アップグレードフラグ、新規言語ファイル、アップグレードプログラム、及び特徴ファイルによって電源装置システムの増分アップグレードを可能にするため、処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。
【0051】
図9に示すように、図6に示す実施例におけるステップS500は、以下のステップS530及びステップS540をさらに含むが、これらに限定されない。
【0052】
ステップS530:新規種別情報と履歴種別情報とを比較して判断する。
【0053】
ステップS540:新規種別情報が履歴種別情報と一致しない場合、第2アップグレードフラグを生成する。
【0054】
新規種別情報と履歴種別情報とを比較することにより、現在の電源装置システムの言語種別が変更されたか否かを判断できる。新規種別情報が履歴種別情報と一致しない場合、現在の履歴種別情報に新規種別情報が含まれていない、すなわち、現在の電源装置システムの言語種別を変更する必要があると考えられ、第2アップグレードフラグを生成し、電源装置システムが第2アップグレードフラグ及びアップグレードプログラムに従って、新規言語ファイル及び新規言語ファイルに対応する新規構成ファイルを電源装置システムに更新するようにさせる。新規種別情報と履歴種別情報とを判断することによってアップグレードフラグを決定し、アップグレードプログラムがアップグレードフラグに基づいて的確なアップグレード処理を行うようにさせ、すべての履歴言語リソースファイルを置き換える必要がなく、それによって、新規言語ファイルのファイルサイズを削減し、処理量を低減し、処理速度を速める。
【0055】
図10に示すように、図6に示す実施例におけるステップS600は、以下のステップS610及びステップS620をさらに含むが、これらに限定されない。
【0056】
ステップS610:第2アップグレードフラグに基づいて、新規種別情報と一致する新規構成ファイルを決定する。
【0057】
ステップS620:第2アップグレードフラグ、新規言語ファイル、及び新規構成ファイルに基づいて、アップグレードパッケージを生成する。
【0058】
図11に示すように、図11は、第2アップグレードフラグを有するアップグレードパッケージに含まれるファイルの概略図を示しているが、異なる言語種別には異なる構成ファイルがあり、対応する構成ファイルによって電源装置システムに新規言語ファイルがロードされる。新規種別情報が履歴種別情報と一致しない場合、すなわち、電源装置システムにおける言語種別が変更された場合、新規種別情報に対応する構成ファイルを追加する必要があるので、アップグレードフラグが第2アップグレードフラグである場合、新規種別情報に対応する構成ファイルを新規構成ファイルとして決定し、アップグレードプログラムが新規構成ファイルに基づいて新規言語ファイルを構成するようにさせる。したがって、アップグレードフラグが第2アップグレードフラグである場合、電源装置システムは、第2アップグレードフラグに基づいて、新規種別情報に対応する新規構成ファイルを用いて新規言語ファイルを構成する必要があるので、第2アップグレードフラグ、新規言語ファイル、新規構成ファイル及びアップグレードプログラムをアップグレードパッケージに入れ、また、アップグレードパッケージが元のアップグレードプログラムのチェックを通過して解凍処理することができるように、電源装置システムの元のアップグレードプログラムのチェックに対応する特徴ファイルを入れる必要がある。これにより、電源装置システムはアップグレードパッケージにおけるファイルに基づいてデータ増分アップグレードを行うことを可能にし、処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。
【0059】
図12に示すように、図12は、具体的には、新規言語ファイルが以下のステップにより得られることを示している。
【0060】
ステップS710:新規種別情報を取得する。
【0061】
ステップS720:新規種別情報に基づいて新規構成ファイルを生成する。
【0062】
ステップS730:新規構成ファイルに基づいて、新規種別情報に対応する言語編成ファイルを新規言語ファイルに変換する。
【0063】
新規種別情報を取得する前に、各言語を編成して処理し、言語編成ファイルにする。例えば、表形式ファイルを用いて編成し、英語を主な表現とし、残りの言語を、対応する英単語に対応させ、各言語を言語編成ファイルに編成する、すなわち、言語種別を分類の第1識別子として多言語を編成し、英単語を言語インデックスとして辞書構造を構築する。
【0064】
新規言語ファイルは新規種別情報に対応しており、新規種別情報は、電源装置システムの入力情報を取得して決定してもよいし、ネットワークマネージャーの予め設定された種別情報から取得して決定してもよい。新規種別情報は、言語識別コードとしてロケールに規定されている言語コードを用いてもよく、例えば、zh_CN.UTF-8は、UTF-8で符号化された中国語形式言語を表す。ここで、予め設定された種別情報に新規種別情報が含まれているので、ユーザの必要に応じて新規種別情報を取得し、新規言語ファイルを決定し、対応するアップグレードパッケージをカスタマイズすることで、電源装置システムがユーザの使用ニーズに応じたアップグレード処理を行うことができる。
【0065】
新規言語ファイルは、対応する構成ファイルによって電源装置システムにロードされ、決定された新規種別情報を用いて対応する新規構成ファイル及び変換ツールが生成される。新規種別情報に対応する言語編成ファイルを選択し、新規構成ファイル及び変換ツールにより新規種別情報に対応する言語編成ファイルを新規言語ファイルに変換する。ここで、新規言語ファイルのファイル形式は、JSONファイル形式、すなわち、新規種別情報に基づいて表ファイルの形式の言語編成ファイルをJSONファイル形式に変換したものであってもよく、新規言語種別は、新規言語ファイルが言語編成ファイルの辞書内容に基づいて変換されたJSONファイル形式の新規言語ファイルと1対1で対応している。また、新規言語ファイルをJavaScriptオブジェクトに解析し、新規種別情報をcookieデータに記憶し、cookieデータにおける情報を更新することもできる。これにより、JavaScript関数を多言語に移動する必要がある場合、JSONオブジェクトを直接呼び出すことができ、通常の変数オブジェクトを使用する場合と完全に一致させ、その後のアップグレード処理を容易にすることができる。ハイパーテキストマークアップ言語(HTML:Hyper Text Markup Language)ファイルの多言語化には、JavaScriptフレームワーク、例えばjQueryなどの技術を用いて、国際化されたオブジェクトをHTMLファイルに適用したり、Javaサーバーページ(JSP:JavaServer Pages)やハイパーテキストプリプロセッサ(PHP:Hypertext Preprocessor)などのサーバースクリプトに適用したりすることができる。これにより、新規種別情報に基づいて対応する言語編成ファイルを新規言語ファイルに変換することを可能にし、国際化処理に寄与し、電源装置システムの処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。
【0066】
図13に示すように、図13は、新規言語ファイルが以下のステップによっても得られることを示している。
【0067】
ステップS810:言語種別情報及びメディア種別情報を取得する。
【0068】
ステップS820:言語種別情報及びメディア種別情報に基づいて新規構成ファイルを生成する。
【0069】
ステップS830:新規構成ファイルに基づいて、言語種別情報及びメディア種別情報に対応する言語編成ファイルを、メディア種別情報に対応する新規言語ファイルに変換する。
【0070】
ここで、新規種別情報には、言語種別情報及びメディア種別情報が含まれる。
【0071】
新規種別情報には言語種別情報及びメディア種別情報が含まれる。電源装置システムのよくある操作メディには液晶ディスプレイやウェブサイトなどがあり、その中でも、液晶ディスプレイには18インチ、22インチなどの様々なサイズが含まれている。異なるサイズの液晶ディスプレイは異なるコンテンツサイズを表示することができるので、メディア種別情報を取得して対応する新規言語ファイルを決定し、多言語表示コンテンツを向上させてユーザの使用エクスペリエンスを向上させる必要がある。
【0072】
言語毎に対応する言語編成ファイルを作成し、言語編成ファイルの形式をExcelファイル形式とし、取得したメディア種別情報に基づいて言語編成ファイルを異なるページに分割し、各ページに英単語辞書を作成し、すなわちkey-valueの形で表示することにより、ユーザによる使用を容易にする。取得した言語種別情報及びメディア種別情報に基づいて、対応する新規構成ファイル及び変換ツールを決定し、言語種別情報及びメディア種別情報に対応する選択言語編成ファイルを決定する。新規構成ファイル及び変換ツールによって、対応する選択言語編成ファイルをメディア種別情報に対応する新規言語ファイルに変換する。言語編成ファイルがメディア種別情報に応じて異なるページに分割されているので、新規構成ファイルの変換の下で各ページを対応する新規言語ファイルに変換し、これにより、その後のアップグレード処理を容易にし、処理量を低減する。言語構成ファイルには、電源装置システムがサポートするすべての言語種別及びメディア種別に対応するファイルが含まれてもよいが、新規構成ファイル及び変換ツールのみを用いて、新規種別情報に対応するファイルを変換し、すなわち、新規言語ファイルをすべての言語種別及びメディア種別に対応するファイルの一部とし、これにより、多言語ファイルの作成をオンデマンドで行うことができ、バージョンをカスタマイズすることを減少させ、処理量を低減することができる。ここで、新規言語ファイルのファイル形式はポータブルオブジェクト(PO:Portable Object)ファイル形式としてもよい。電源装置システムがアップグレード処理を行った場合、アップグレードプログラムがPOファイルを処理することで、翻訳結果を継承し、翻訳の処理量を低減し、アップグレード速度を速めることができる。これにより、setlocale関数により現在の言語コードを新規種別情報として取得し、現在のロケールを決定することができる。例えば、setlocale関数がsetlocale(LC_ALL、“zh_CN.UTF-8”)である場合、現在の実行環境がUTF-8コードを使用する中国語環境であると判定することができる。電源装置システムは、液晶グラフィカルユーザインターフェース(GUI:Graphical User Interface)及びグローバル広域ネットワーク(Web:World Wide Web)が同じ時刻に異なる言語を用いて外部展示を行うことをサポートし、その中でWebバックエンドサービスの言語種別情報はcookieデータ及びセッション制御技術を用いて永続化処理を行い、言語種別を切り替える時に言語種別の変更を行うことができ、フロントエンドとバックエンドはすべて同じ言語識別コードを用いて識別し、すなわち新規種別情報、言語種別情報、及び履歴種別情報は対応している。bindtextdomain関数により多言語ドメインの選択を行い、メディアをロケールのドメインとしてもよく、例えば、bindtextdomain関数により現在のロケールをWebとしてもよく、すなわち言語ファイル変換過程において、Web対応のPOファイルをルックアップの言語リソースファイルとして選択してもよい。
【0073】
なお、電源装置システムでは、バイナリファイルのサイズが小さく、クエリの効率が高いという特徴を考慮して、新規構成ファイルを用いて選択言語編成ファイルをマシンオブジェクトファイル(MO:Machine Object)に変換することで、ユーザによるクエリを容易にし、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させることができる。
【0074】
なお、1つの電源装置システムが複数のメディアを管理する場合、管理するメディアをすべてドメインにバインドし、対応するドメインをクエリすることで、対応するメディアのファイルをクエリすることができ、それによって、ユーザによるクエリや使用を容易にし、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させることができる。
【0075】
図14に示すように、図14は、本願の実施例による電源装置システム1400を示している。該電源装置システム1400は、メモリ1410と、プロセッサ1420と、メモリ1410に記憶され、プロセッサ1420で実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、プロセッサ1420は、コンピュータプログラムを実行すると、上記の実施例に記載のデータ増分アップグレード方法を実現する。
【0076】
メモリ1410は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、本願の上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法のような、非一時的なソフトウェアプログラム及び非一時的なコンピュータ実行可能プログラムを記憶するために使用されてもよい。プロセッサ1420は、メモリ1410に記憶された非一時的なソフトウェアプログラム及び命令を実行することによって、本願の上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実現する。
【0077】
メモリ1410は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができるプログラム記憶領域と、上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実行するために必要なデータなどを記憶することができるデータ記憶領域と、を含んでもよい。さらに、メモリ1410は、高速ランダムアクセスメモリ1410を含んでもよく、また、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートメモリデバイスなどの非一時的なメモリ1410を含んでもよい。なお、メモリ1410は、ネットワークを介して端末に接続されることができるプロセッサ1420に対してリモートに配置されたメモリ1410を含んでもよい。上記のネットワークの例には、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0078】
上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実現するために必要な非一時的なソフトウェアプログラム及び命令は、メモリに記憶されており、1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法、例えば、上記の図1の方法ステップS100~S300、図2の方法ステップS310~S320、図3の方法ステップS330~S350、図4の方法ステップS101、及び図5の方法ステップS301を実行する。
【0079】
図15に示すように、図15は、本願の実施例によるネットワークマネージャー1500を示している。該ネットワークマネージャー1500は、メモリ1510と、プロセッサ1520と、メモリ1510に記憶され、プロセッサ1520で実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、プロセッサ1520は、コンピュータプログラムを実行すると、上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実現する。
【0080】
メモリ1510は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、本願の上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法のような、非一時的なソフトウェアプログラム及び非一時的なコンピュータ実行可能プログラムを記憶するために使用されてもよい。プロセッサ1520は、メモリ1510に記憶された非一時的なソフトウェアプログラム及び命令を実行することによって、本願の上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実現する。
【0081】
メモリ1510は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができるプログラム記憶領域と、上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実行するために必要なデータなどを記憶することができるデータ記憶領域と、を含んでもよい。さらに、メモリ1510は、高速ランダムアクセスメモリ1510を含んでもよく、また、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートメモリデバイスなどの非一時的なメモリ1510を含んでもよくい。なお、メモリ1510は、ネットワークを介して端末に接続されることができるプロセッサ1520に対してリモートに配置されたメモリ1510を含んでもよい。上記のネットワークの例には、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0082】
上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実現するために必要な非一時的なソフトウェアプログラム及び命令は、メモリに記憶されており、1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法、例えば、上記の図6の方法ステップS400~S600、図7の方法ステップS510~S520、図9の方法ステップS530~S540、図10の方法ステップS610~S620、図12の方法ステップS710~S730、及び図13の方法ステップS810~S830を実行する。本願の実施例はまた、上記のデータ送信方法又はデータ受信方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶した記憶媒体を提供する。
【0083】
本願はまた、上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法、例えば、上記の図1の方法ステップS100~S300、図2の方法ステップS310~S320、図3の方法ステップS330~S350、図4の方法ステップS101、図5の方法ステップS301、図6の方法ステップS400~S600、図7の方法ステップS510~S520、図9の方法ステップS530~S540、図10の方法ステップS610~S620、図12の方法ステップS710~S730、及び図13の方法ステップS810~S830のうちの少なくとも1つをコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0084】
本願の実施例は、ネットワークマネージャーから、アップグレードフラグ及び新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを取得するステップと、電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するためのアップグレードプログラムを、アップグレードフラグに基づいて決定するステップと、アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行うステップと、を含む。本願の実施例による形態によれば、電源装置システムにおけるバージョンが異なるので元の起動プログラムが異なるため、アップグレードパッケージをすべての元の起動プログラムと一致させることが困難であり、しかも、元の起動プログラムは電源装置システムにおける履歴ファイルを全量アップグレードする必要があり、処理量が多く、アップグレード速度に時間がかかるので、アップグレードパッケージにアップグレードプログラムを追加し、アップグレードパッケージにおけるアップグレードフラグに基づいて、アップグレードパッケージにおけるアップグレードプログラムを用いてアップグレードパッケージにおける新規言語ファイルをアップグレード処理し、新規言語ファイルを電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルに追加する。これにより、全体のアップグレードパッケージをネットワークマネージャーでカスタマイズされたアップグレードパッケージで置き換えることができ、アップグレードフラグに基づいて的確なアップグレード処理を行うことができ、電源装置システムにおける履歴ファイルをすべて置き換える必要がなく、データ増分アップグレードを実現するとともに、アップグレードパッケージにアップグレードプログラムを組み込むことにより、アップグレードパッケージが元の起動プログラムと一致せずにアップグレードできないことを回避し、電源装置システムの既存バージョンに対応でき、多くの応用シーンに適用でき、アップグレードバージョンのリリースを減らし、処理量を低減し、アップグレード速度を速め、使いやすさを向上させることができる。
【0085】
上記のデバイスの実施例は単に概略的なものであり、分離された構成要素として説明されたユニットは、物理的に分離されていてもよいし、そうでなくてもよい。すなわち、1つの場所に配置されていてもよいし、複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。これらのモジュールの一部又は全部は、実際の必要に応じて、本実施例の目的を達成するために選択されてもよい。
【0086】
上記で開示された方法におけるステップの全部又は一部、システムは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及びそれらの適切な組み合わせとして実装されてもよい。物理的構成要素の一部又はすべては、中央プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、マイクロプロセッサなどのプロセッサによって実行されるソフトウェアとして、又はハードウェアとして、又は特定用途向け集積回路などの集積回路として実装されてもよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ記憶媒体(又は非一時的媒体)及び通信媒体(又は一時的媒体)を含んでもよいコンピュータ読み取り可能な媒体上に配布してもよい。当業者に周知のように、コンピュータ記憶媒体という用語は、情報(例えば、コンピュータ読み取り可能なプログラム、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータ)を記憶するための任意の方法又は技術において実施される、揮発性及び不揮発性の、取り外し可能な、及び取り外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイスもしくは他の磁気記憶デバイス、又は所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる他の任意の媒体を含むが、これらに限定されない。さらに、通信媒体は、通常、コンピュータ読み取り可能なプログラム、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波や他の送信機構のような変調データ信号中の他のデータを含み、任意の情報配信媒体を含み得ることが、当業者には周知である。
【0087】
以上、図面を参照して本願の実施例について詳細に説明したが、本願は上記の実施例に限定されるものではなく、当業者が有する知識の範囲内で、本願の趣旨を逸脱することなく、様々な変更が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2024-02-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法を実現するために必要な非一時的なソフトウェアプログラム及び命令は、メモリに記憶されており、1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、上記の実施例におけるデータ増分アップグレード方法、例えば、上記の図6の方法ステップS400~S600、図7の方法ステップS510~S520、図9の方法ステップS530~S540、図10の方法ステップS610~S620、図12の方法ステップS710~S730、及び図13の方法ステップS810~S830を実行する
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源装置システムに適用されるデータ増分アップグレード方法であって、
ネットワークマネージャーから、アップグレードフラグ及び新規言語ファイルを含むアップグレードパッケージを取得するステップと、
前記電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するためのアップグレードプログラムを、前記アップグレードフラグに基づいて決定するステップと、
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行うステップと、を含む、データ増分アップグレード方法。
【請求項2】
前記アップグレードフラグは、前記新規言語ファイルの新規種別情報が前記履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致することを表すための第1アップグレードフラグであり、
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行う前記ステップは、
前記アップグレードプログラムを用いて、前記履歴言語リソースファイルを基にして前記新規言語ファイルを追加するステップと、
前記第1アップグレードフラグに基づいて前記電源装置システムのバージョンフラグを更新するステップと、を含む、請求項1に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項3】
前記アップグレードフラグは、前記新規言語ファイルの新規種別情報が前記履歴言語リソースファイルの履歴種別情報と一致しないこと、及び前記アップグレードパッケージが前記新規言語ファイルに対応する新規構成ファイルをさらに含むことを表すための第2アップグレードフラグであり、
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行う前記ステップは、
前記アップグレードプログラムを用いて、前記新規構成ファイルによって、前記電源装置システムにおける履歴構成ファイルを更新するステップと、
前記履歴言語リソースファイルを基にして前記新規言語ファイルを追加するステップと、
前記第2アップグレードフラグに基づいて前記電源装置システムのバージョンフラグを更新するステップと、を含む、請求項1に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項4】
前記ネットワークマネージャーからアップグレードパケットを取得した後、
前記電源装置システムにおける履歴言語リソースファイルを構成するための元の起動プログラムをバックアップするステップをさらに含む、請求項に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項5】
前記アップグレードプログラムを用いてアップグレード処理を行った後、
前記アップグレードプログラムを前記元の起動プログラムで置き換えるステップをさらに含む、請求項4に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項6】
ネットワークマネージャーに適用されるデータ増分アップグレード方法であって、
新規種別情報を含む新規言語ファイルと、履歴種別情報を含む履歴言語リソースファイルとを取得するステップと、
前記新規種別情報及び前記履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定するステップと、
電源装置システムが履歴言語リソースファイルを基にして新規言語ファイルを追加するように、前記アップグレードフラグ及び前記新規言語ファイルに基づいてアップグレードパッケージを生成し、前記電源装置システムに送信するステップと、を含む、データ増分アップグレード方法。
【請求項7】
前記新規種別情報及び前記履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定する前記ステップは、
前記新規種別情報と前記履歴種別情報とを比較して判断するステップと、
前記新規種別情報が前記履歴種別情報と一致する場合、第1アップグレードフラグを生成するステップと、を含む、請求項6に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項8】
前記新規種別情報及び前記履歴種別情報に基づいてアップグレードフラグを決定する前記ステップは、
前記新規種別情報と前記履歴種別情報とを比較して判断するステップと、
前記新規種別情報が前記履歴種別情報と一致しない場合、第2アップグレードフラグを生成するステップと、を含む、請求項6に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項9】
前記アップグレードフラグ及び前記新規言語ファイルに基づいてアップグレードパッケージを生成する前記ステップは、
第2アップグレードフラグに基づいて、前記新規種別情報と一致する新規構成ファイルを決定するステップと、
前記第2アップグレードフラグ、前記新規言語ファイル、及び前記新規構成ファイルに基づいて、アップグレードパッケージを生成するステップと、を含む、請求項8に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項10】
前記新規言語ファイルは、
前記新規種別情報を取得するステップと、
前記新規種別情報に基づいて新規構成ファイルを生成するステップと、
前記新規構成ファイルに基づいて、前記新規種別情報に対応する言語編成ファイルを新規言語ファイルに変換するステップとによって得られる、請求項に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項11】
前記新規種別情報は、言語種別情報とメディア種別情報を含み、前記新規言語ファイルは、
前記言語種別情報及び前記メディア種別情報を取得するステップと、
前記言語種別情報及び前記メディア種別情報に基づいて新規構成ファイルを生成するステップと、
前記新規構成ファイルに基づいて、前記言語種別情報及び前記メディア種別情報に対応する言語編成ファイルを、前記メディア種別情報に対応する新規言語ファイルに変換するステップとによって得られる、請求項に記載のデータ増分アップグレード方法。
【請求項12】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~5のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法を実現する、電源装置システム。
【請求項13】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項6~11のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法を実現する、ネットワークマネージャー。
【請求項14】
プロセッサによって実行されると、請求項1~5のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法又は請求項6~11のいずれか1項に記載のデータ増分アップグレード方法を実現するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】