IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中興通訊股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特表2024-532898データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
<>
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図1
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図2
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図3
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図4
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図5
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図6
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図7
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図8
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図9
  • 特表-データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/34 20120101AFI20240903BHJP
   G06Q 20/42 20120101ALI20240903BHJP
【FI】
G06Q20/34 390
G06Q20/42
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513537
(86)(22)【出願日】2022-06-17
(85)【翻訳文提出日】2024-02-28
(86)【国際出願番号】 CN2022099524
(87)【国際公開番号】W WO2023050900
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202111144004.3
(32)【優先日】2021-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】李暁亮
(72)【発明者】
【氏名】屈国涛
(72)【発明者】
【氏名】高杰
(72)【発明者】
【氏名】黄凱華
(72)【発明者】
【氏名】李▲チェン▼琿
(72)【発明者】
【氏名】梅翔▲シン▼
(72)【発明者】
【氏名】王旗
(72)【発明者】
【氏名】▲トン▼鵬
【テーマコード(参考)】
5L020
【Fターム(参考)】
5L020AA22
5L020AA64
5L020AA66
5L020AA78
(57)【要約】
データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。上記データ処理方法は、第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出するステップ(101)であって、前記第1端末は、近距離無線通信NFC機能をオンにしており、RFフィールドを通じて消費されるRFカードが設けられているステップ(101)と、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取るステップ(102)と、前記消費記録を第2端末に送信するステップ(103)と、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末に適用されるデータ処理方法であって、
前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出するステップであって、前記第1端末は、近距離無線通信NFC機能をオンにしており、前記RFフィールドを通じて消費されるRFカードが設けられているステップと、
前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取るステップと、
前記消費記録を第2端末に送信するステップと、
を含む、データ処理方法。
【請求項2】
前記第1端末は、前記RFフィールドを離れるまでに、前記近距離無線通信NFC機能のカード読み取り機能をオンにしておらず、
前記第1端末が前記RFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップは、
前記第1端末が前記RFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記カード読み取り機能をオンにするステップと、
前記RFカードの消費記録を読み取るステップと、
を含む、
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップの後に、
前記第1端末の位置情報を取得するステップを含み、
前記消費記録を第2端末に送信する前記ステップは、
前記第1端末の位置情報を前記消費記録とともに前記第2端末に送信するステップを含む、
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記第1端末の位置情報を前記消費記録とともに前記第2端末に送信する前記ステップは、
前記消費記録に前記第1端末の位置情報を含めるステップを含む、
請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップは、
前記RFカードを読み取り、前記RFカードの残高情報を取得するステップと、
前記残高情報が前回取得した残高情報と同じである場合、前記RFカードが消費されていないと判定し、前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを再検出するステップと、
前記残高情報が前回取得した残高情報と異なる場合、前記RFカードの消費記録を取得するステップと、
を含む、
請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
前記第1端末は、RFカードが設けられており、
第1端子の背面ケースの裏側又は背面ケースの外側には、前記RFカードを固定するように構成されたカードスロットが設けられている、
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出する前記ステップは、
少なくともRF_FIELD_INFO_NTFメッセージを含む識別メッセージによって、前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出するステップを含み、
前記第1端末が予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れたか否かを検出するステップは、
前記識別メッセージによって、前記第1端末が予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れたか否かを検出するステップを含む、
請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
第1端末と、前記第1端末に設けられたRFカードと、第2端末と、を含む、データ処理システムであって、
前記第1端末は、前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出し、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取り、前記消費記録を前記第2端末に送信するように構成され、
前記RFカードは、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFフィールドを通じて消費されるように構成され、
前記第2端末は、前記第1端末によって送信された前記消費記録を受信するように構成される、
データ処理システム。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されたメモリと、
を含み、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のデータ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶した、端末。
【請求項10】
プロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のデータ処理方法を実現するコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号202111144004.3、出願日2021年9月28日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張しており、当該中国特許出願の全ての内容はここで参考として本願に組み込まれている。
【0002】
本願の実施例は、インターネットの技術分野に関し、特に、データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
通信技術の急速な発展に伴い、近距離無線通信(Near Field Communication、略してNFC)技術の適用が徐々に進んでいる。NFCは、複数の電子機器間で簡単かつ安全な双方向通信を可能にする近距離の高周波無線通信技術である。NFC技術は、非接触式RF識別技術(Radio Frequency Identification、略してRFID)と相互接続技術とを統合したものから発展した技術で、誘導カードリーダー、誘導カード、及びポイントツーポイント通信を単一チップ上で実現し、近距離内で互換性のある機器との識別及びデータ交換を行うことを可能にする。
【0004】
NFC技術をサポートする端末には、物理RFカードをシミュレートする機能がある。すなわち、端末自体がアクセスコントロールカード、銀行カード、バスカードなどの物理RFカードにシミュレートされ、ユーザーは、物理RFカードとしてシミュレートされた端末をカードリーダーに近づけ、パスワードを入力して取引を確認するか、カードを直接スワイプして取引を実行するだけでよい。
【0005】
ただし、NFC技術をサポートする端末では、物理RFカードのシミュレートには多くの制限がある。例えば、通信事業者やポス端末装置(Point of sales terminal、略してPOS端末)を販売するメーカーは、NFC技術をサポートする端末による物理RFカードのシミュレートを許可しておらず、端末は物理RFカードをシミュレートできない。端末所有者は物理RFカードを使用して消費するしかないが、物理RFカードの場合、データ処理には一定の遅延が発生し、ユーザーは、端末を介して消費記録をリアルタイムでクエリすることができず、特に高齢者や子供の消費をリアルタイムで監視することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例の主な目的は、データ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本願の実施例は、データ処理方法を提供する。当該方法は、
第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出するステップであって、前記第1端末は、近距離無線通信NFC機能をオンにしており、RFフィールドを通じて消費されるRFカードが設けられているステップと、
前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取るステップと、
前記消費記録を第2端末に送信するステップと、を含む。
【0008】
上記の目的を達成するために、本願の実施例はまた、第1端末と、前記第1端末に設けられたRFカードと、第2端末と、を含むデータ処理システムを提供する。
前記第1端末は、前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出し、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取り、前記消費記録を前記第2端末に送信するように構成され、
前記RFカードは、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFフィールドを通じて消費されるように構成され、
前記第2端末は、前記第1端末によって送信された前記消費記録を受信するように構成される。
【0009】
上記の目的を達成するために、本願の実施例はまた、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を含み、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記のデータ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶した、端末を提供する。
【0010】
上記の目的を達成するために、本願の実施例はまた、
プロセッサによって実行されると、上記のデータ処理方法を実現するコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本願の一実施例によるデータ処理方法のフローチャート1である。
図2】本願の一実施例による第1端末の側面図1である。
図3】本願の一実施例による第1端末の側面図2である。
図4】本願の一実施例による第1端末の背面図である。
図5】本願の他の実施例によるデータ処理方法のフローチャート2である。
図6】本願の他の実施例による第2端末の位置を監視するフローチャートである。
図7】本願の他の実施例によるデータ処理方法のフローチャート3である。
図8】本願の他の実施例によるデータ処理方法のフローチャート4である。
図9】本願の他の実施例によるデータ処理システムの概略図である。
図10】本願の他の実施例による端末の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本願の実施例の目的、技術案、及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照して、本願の様々な実施例を詳細に説明する。しかしながら、本願の様々な実施例において、読者に本願をより良く理解させるために多くの技術的詳細が提供されているが、これらの技術的詳細、及び以下の実施例に基づく種々の変更及び修正がなくても、本願に係る保護を請求する技術案を実現できる。以下の様々な実施例の区分は、説明の便宜のためになされたものであり、本願の具体的な実施形態に対するいかなる限定を構成するものではなく、様々な実施例は、矛盾しない限り、互いに組み合わせられたり互いに参照されたりすることができる。
【0013】
本願の一実施例は、端末に適用されるデータ処理方法に関する。以下、本実施例のデータ処理方法の実施の詳細について具体的に説明するが、以下の内容は、理解を容易にするために提供された実施の詳細に過ぎず、本願を実施するのに必須ではない。
【0014】
本願の実施例の端末は、NFC機能をサポートする携帯電話、タブレットコンピュータ、スマートウォッチ、スマートグラスやスマートブレスレットなどであってもよい。本実施例及び以下の様々な実施例は、NFC機能をサポートするスマートフォンを例に挙げて説明する。
【0015】
本実施例のデータ処理方法の具体的な流れは、図1に示すように、ステップ101~ステップ103を含んでもよい。
【0016】
ステップ101:NFC機能をオンにしている第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出する。
【0017】
ステップ102:第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れた場合、RFカードの消費記録を読み取る。
【0018】
一実施形態では、第1端末は、常にNFC機能をオンにしており、第1端末がRFフィールドに入ったか否かをいつでも検出し、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れた場合、RFカードの消費記録を読み取る。ここで、予め設定された時間は、当業者が実際の必要に応じて設定してもよいが、本願の実施例は、これを特に限定しない。
【0019】
1つの例示的な実施例では、第1端末は、RFカードが設けられており、第1端末に設けられたRFカードは、物理RFカードであり、第1端末の背面ケースの裏側又は背面ケースの外側にカードスロットが設けられており、該カードスロットは、物理RFカードを固定するように構成され、カードスロットの位置は、一般に、第1端末のNFCアンテナの近傍であり、物理RFカードは、地下鉄カード、バスカード、キャンパスカードなどであってもよいが、本願の実施例は、これを特に限定しない。
【0020】
一例では、図2に示すように、図2は、カードスロットが第1端末の背面ケースの裏側に設けられた場合の第1端末の側面図であり、カードスロットの位置はNFCアンテナの位置に対応している。
【0021】
一例では、図3及び図4に示すように、図3は、カードスロットが第1端末の背面ケースの外側に設けられた場合の第1端末の側面図であり、図4は、カードスロットが第1端末の背面ケースの外側に設けられた場合の第1端末の背面図であり、カードスロットの位置はNFCアンテナの位置に対応しており、カードスロットにはRFカードが固定されている。
【0022】
一例では、第1端末の背面ケースの外側には、NFCアンテナの位置に対応する位置でRFカードを固定するために構成されたカードバッククリップが設けられていてもよい。
【0023】
1つの例示的な実施例では、RFカードがRFフィールド内にある場合、そのRFフィールドを通じて消費を行うことができるが、現実のRFフィールドは、地下鉄ゲート、バスカード読み取り機やPOS端末などの機器によって発生させたものであってもよいし、RF充電技術に基づいた無線充電器によって送信されたものであってもよい。RFカードは、地下鉄ゲート、バスカード読み取り機やPOS端末などの機器によって発生させたRFフィールドにおいて消費を行うことができるが、無線充電器によって送信されたRFフィールドにおいては消費を行うことができない。そのため、本実施例では、第1端末がRFフィールドに入った後、予め設定された時間内にそのRFフィールドを離れるか否かを決定する必要がある。予め設定された時間は10秒などの短い時間に設定されてもよく、自身がRFフィールドに入り、かつ、10秒以内に当該RFフィールドを離れると第1端末が確認すると、当該RFフィールドは、地下鉄ゲート、バスカード読み取り機やPOS端末などの機器によって発生させたものであり、RFカードに消費が発生したと考えられる。第1端末はRFカードの消費記録を読み取ることで、RFカードに消費が行われたか否かをより正確に判断することができ、それによって、ユーザーの実際のニーズによりよく応えられる。
【0024】
1つの例示的な実施例では、第1端末は、自身がRFフィールドに入ったとことを検出しない場合、自身がRFフィールドに入ったことを検出するまで、検出を持続してもよい。
【0025】
一例では、第1端末は、識別メッセージによって、第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出してもよい。ここで、識別メッセージは、近距離無線通信制御インターフェース層(NFC Controller Interface、略してNCI層)プロトコルにおけるRF_FIELD_INFO_NTFメッセージを少なくとも含む。第1端末は、RFフィールドに入った場合、NCI層プロトコルにおいて明示的に規定された標準メッセージであるRF_FIELD_INFO_NTFメッセージなどの識別メッセージによって、第1端末が予め設定された時間内に当該RFフィールドを離れたか否かを検出することができる。RF_FIELD_INFO_NTFメッセージを用いて第1端末がRFフィールドに出入りしたことをより正確で信頼性高く検出することができる。
【0026】
ステップ103:消費記録を第2端末に送信する。
【0027】
一実施形態では、第1端末は、RFカードの消費記録を読み取った後、第2端末が閲覧するために、取得したRFカードの消費記録を第2端末に送信してもよい。
【0028】
一例では、第1端末は、RFカードの消費記録を取得した後、第2端末の電話番号に基づいて、取得したRFカードの消費記録を、第2端末が閲覧するために、ショートメッセージの形式で第2端末に送信してもよい。
【0029】
一例では、第1端末は、RFカードの消費記録を取得した後、予め開発された消費クエリアプリケーションに通知し、該消費クエリアプリケーションによって、取得したRFカードの消費記録を、アプリケーション内ショートメッセージの形式で、登録された第2端末に送信してもよい。
【0030】
1つの例示的な実施例では、第1端末は、消費記録を第2端末に送信した後、監視を新しく開始させて、自身がRFフィールドに入ったか否かを検出し続けてもよい。
【0031】
本願に係るデータ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体では、第1端末は、NFC機能をオンにしており、RFフィールドを通じて消費され得るRFカードが設けられており、第1端末は、自身がRFフィールドに入ったか否かをリアルタイムで検出することができ、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に当該RFフィールドを離れたことを検出した場合、設けられたRFカードを読み取り、該RFカードの消費記録を取得し、第1端末は、該RFカードの消費記録を読み取った後、第2端末が閲覧するために、該RFカードの消費記録を第2端末に送信してもよい。第1端末がRFカードをシミュレートすることができない場合、第1端末の所有者がRFカードを利用して消費するしかなく、その場合、データ処理、すなわち消費記録の更新に遅延が存在するので、第2端末の所有者が第1端末の所有者の消費をリアルタイムで監視できないことを考慮して、本実施例では、第1端末にRFカードが設けられているようにし、第1端末は、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に当該RFフィールドを離れたことを検出した場合、消費イベントが発生したと判定し、この場合、RFカードを読み取り、当該RFカードの消費記録を取得し、第2端末にリアルタイムで送信する。それによって、高齢者や子供等の第1端末の所有者の消費をリアルタイムで監視するというユーザーの要求に応え、ユーザーの使用エクスペリエンスを向上させる。
【0032】
本願の別の実施例は、データ処理方法に関する。以下、本実施例のデータ処理方法の実施の詳細について具体的に説明する。以下の内容は、理解を容易にするために提供された実施の詳細に過ぎず、本形態を実施するのに必須ではない。図5は、ステップ201~ステップ204を含む、本実施例に記載のデータ処理方法のフローチャートである。
【0033】
ステップ201:NFC機能をオンにしているが、NFC機能のカード読み取り機能をオンにしていない第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出する。
【0034】
ステップ202:第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れた場合、カード読み取り機能をオンにする。
【0035】
一実施形態では、第1端末は、NFC機能をオンにした状態を維持するが、RFフィールドから離れるまでに、NFC機能のカード読み取り機能をオンにしない。第1端末は、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れたと確認した場合にのみ、NFC機能のカード読み取り機能をオンにする。
【0036】
1つの例示的な実施例では、第1端末がNFC機能のカード読み取り機能をオンにした後、それ自体もRFフィールドを発生することを考慮して、第1端末が地下鉄ゲート、バスカード読み取り機やPOS端末などの機器によって発生させたRFフィールドに入ると、第1端末に設けられたRFカードは同時に2つのRFフィールドに入ることになる。その結果、第1端末がRFカードを読み取れなくなるだけでなく、RFカードの消費に失敗する可能性もある。そのため、本実施例では、NFC機能が細分化され、第1端末がRFフィールドを離れた場合にのみ、NFC機能のカード読み取り機能がオンになり、それによって、RFカードが同一時点に1つのRFフィールドにのみ入ることを確保し、RFカードの消費が干渉されて失敗することを回避する。
【0037】
ステップ203:RFカードの消費記録を読み取る。
ここで、ステップ203はステップ102と実質的に同じであり、ここではこれ以上言及しない。
【0038】
ステップ204:消費記録を第2端末に送信する。
【0039】
1つの例示的な実施例では、第1端末は、消費記録を第2端末に送信した後、NFC機能のカード読み取り機能をオフにしてもよい。それによって、第1端末がRFフィールドを発生させないことを確保し、第1端末がRFフィールドに次に入るとき、RFカードが地下鉄ゲート、バスカードリーダやPOS端末などの機器によって発生させたRFフィールドにのみ入ることを確保し、RFカードが消費を円滑に行うことを確保することができる。
【0040】
本実施例では、前記第1端末は、前記RFフィールドを離れるまでに、前記NFC機能のカード読み取り機能をオンにせず、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップは、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記カード読み取り機能をオンにするステップと、前記RFカードの消費記録を読み取るステップと、を含む。第1端末は、デフォルトではカード読み取り機能をオンにせず、第1端末は、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れたことを検出した場合にのみカード読み取り機能をオンにし、RFカードの消費記録を読み取る。それによって、第1端末のRFフィールドがRFカードの消費に干渉を与えることを効果的に防止し、RFカードの消費が正常に行われることを確保することができる。
【0041】
別の実施例では、第2端末の所有者は、図6に示すステップによって、第1端末の所有者の位置をリアルタイムで監視してもよく、具体的には、ステップ301~ステップ302を含む。
【0042】
ステップ301:第1端末の位置情報を取得する。
【0043】
ステップ302:第1端末の位置情報を消費記録とともに第2端末に送信する。
【0044】
一実施形態では、第1端末は、RFカードの消費記録を読み取った後、測位機能をオンにし、第1端末のリアルタイムな位置を取得し、第1端末の位置情報を生成し、第2端末が閲覧するために、第1端末の位置情報を消費記録と共に第2端末に送信してもよい。
【0045】
1つの例示的な実施例では、ユーザーは高齢者や子供の消費に関心を持つだけでなく、高齢者や子供がどこで消費するかに関心を持つ。例えば、第1端末が学生に所持されており、その消費記録の1つがインスタントラーメンの購入であり、学校のスーパーで発生した消費記録とネットカフェで発生した消費記録とでは、ユーザーにとって重要度が明らかに異なる。したがって、本実施例では、第1端末は、消費記録を取得した後、第1端末自身の位置をリアルタイムで取得し、ユーザーが第1端末の所持者がどこで消費したかを監視するために、第1端末の位置情報を消費記録と共に第2端末に送信し、それによって、ユーザーの使用ニーズによりよく応えられる。
【0046】
一例では、第1端末は、第1端末の位置情報を取得した後、消費記録に第1端末の位置情報を含めてもよい。第1端末は、第2端末が閲覧するために消費記録を第2端末に送信し、すなわち、第2端末が閲覧するために第1端末の位置情報を第2端末に送信する。ある場面では、RFカードの消費記録自身に位置情報が含まれる。例えば、地下鉄の乗車消費の場合、消費記録は、第1端末が甲の駅で上り、乙の駅で下りていると表示してもよく、この場合、第1端末の位置情報が消費記録に含まれており、第1端末は、消費記録を第2端末に送信するだけでよい。それによって、データインタラクションの量を低減し、ユーザーの使用ニーズによりよく応えられる。
【0047】
本願の別の実施例は、データ処理方法に関する。以下、本実施例のデータ処理方法の実施の詳細について具体的に説明する。以下の内容は、理解を容易にするために提供された実施の詳細に過ぎず、本形態を実施するのに必須ではない。図7は、ステップ401~ステップ405を含む本実施例に記載のデータ処理方法のフローチャートである。
【0048】
ステップ401:NFC機能をオンにしている第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出する。
【0049】
ここで、ステップ401はステップ101と実質的に同じであり、ここではこれ以上言及しない。
【0050】
ステップ402:第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れた場合、RFカードの残高情報を読み取る。
【0051】
一実施形態では、第1端末は、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れたことを検出した場合、RFカードの残高情報を読み取ってもよく、残高情報は、RFカードの金額の残高を表すことができる。
【0052】
ステップ403:今回取得した残高情報が前回取得した残高情報と同じであるか否かを判断し、同じである場合、ステップ401に戻り、同じでない場合、ステップ404を実行する。
【0053】
ステップ404:RFカードの消費記録を取得する。
【0054】
1つの例示的な実施例では、第1端末は、RFカードの残高情報を取得した後、今回取得した残高情報が前回取得した残高情報と同じであるか否かを判断してもよい。今回取得した残高情報が前回取得した残高情報と異なる場合、RFカードに消費が行われたことを示し、第1端末は、RFカードの消費記録を取得してもよい。
【0055】
一例では、第1端末は、今回取得した残高情報が前回取得した残高情報と同じであると判定する。これは、RFカードがRFフィールドに入ったが、消費が行われていないことを示している。この場合、第1端末は、消費記録を取得する必要はなく、今回の消費クエリを終了し、次の監視を行い、第1端末がRFフィールドに入ったか否かの検出を継続してもよい。
【0056】
ステップ405:消費記録を第2端末に送信する。
ここで、ステップ405はステップ103と実質的に同じであり、ここではこれ以上言及しない。
【0057】
本実施例では、前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップは、前記RFカードを読み取り、前記RFカードの残高情報を取得するステップと、前記残高情報が前回取得した残高情報と同じである場合、前記RFカードが消費されていないと判定し、前記第1端末が前記RFフィールドに入ったか否かを再検出するステップと、前記残高情報が前回取得した残高情報と異なる場合、前記RFカードの消費記録を取得するステップと、を含む。第1端末は、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れたことを検出した場合、RFカードの残高が変化したか否かの更なる検出を行う。残高が変化しなかった場合、RFカードに消費が行われなかったことを示し、第1端末は、第1端末がRFフィールドに入ったか否かを再検出する。残高が変化した場合、RFカードに消費が行われたことを示し、第1端末はRFカードの消費記録を取得する。それによって、第1端末が無駄な空の消費記録を第2端末に送信することを効果的に防止し、不必要な情報交換を低減し、通信リソースを節約することができる。
【0058】
本願の別の実施例は、データ処理方法に関する。以下、本実施例のデータ処理方法の実施の詳細について具体的に説明する。以下の内容は、理解を容易にするために提供された実施の詳細に過ぎず、本形態を実施するのに必須ではなく、図8は、ステップ501~ステップ506を含む、本実施例に記載のデータ処理方法のフローチャートである。
【0059】
ステップ501:NFC機能をオンにしているが、NFC機能のカード読み取り機能をオンにしていない第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出する。
【0060】
ステップ502:第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れた場合、カード読み取り機能をオンにする。
【0061】
ステップ503:RFカードの残高情報を読み取る。
【0062】
ステップ504:今回取得した残高情報が前回取得した残高情報と同じであるか否かを判断し、同じである場合、ステップ501に戻って検出を継続し、異なる場合、ステップ505を実行する。
【0063】
ステップ505:RFカードの消費記録を取得する。
【0064】
ステップ506:消費記録を第2端末に送信する。
【0065】
本願の他の実施例は、データ処理システムに関する。以下、本実施例のデータ処理システムの詳細について具体的に説明する。以下の内容は、理解を容易にするために提供された実施の詳細に過ぎず、本例を実施するのに必須ではない。図9は、第1端末601と、第1端末601に設けられたRFカード602と、第2端末603と、を含む、本実施例に記載のデータ処理システムの概略図である。
【0066】
第1端末601は、第1端末601がRFフィールドに入ったか否かを検出し、第1端末601がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドを離れた場合、RFカード602の消費記録を読み取り、消費記録を第2端末603に送信するように構成される。
【0067】
RFカード602は、第1端末601がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内にRFフィールドから離れた場合、RFフィールドを通じて消費するように構成される。
【0068】
第2端末603は、第1端末601によって送信された消費記録を受信するように構成される。
【0069】
なお、本実施例は、上記方法の実施例に対応するシステムの実施例であり、本実施例は、上記方法の実施例と協働して実施してもよい。上記の実施例に記載の関連する技術的詳細及び技術的効果は、本実施例においても有効であるため、重複を減らすために、ここではこれ以上言及しない。したがって、本実施例に記載の技術的詳細は、上記の実施例にも適用してもよい。
【0070】
なお、本実施例に係る各モジュールは、いずれも論理モジュールであり、実際には、1つの論理ユニットは、1つの物理ユニットであってもよいし、1つの物理ユニットの一部であってもよいし、複数の物理ユニットの組み合わせで実現されてもよい。さらに、本願の革新的な部分を強調するために、本実施例には、本願による技術的課題の解決にあまり関係のないユニットが導入されていないが、これは、本実施例に他のユニットが存在しないことを意味するわけではない。
【0071】
本願の別の実施例は、図10に示すように、端末に関する。端末は、少なくとも1つのプロセッサ701と、前記少なくとも1つのプロセッサ701と通信可能に接続されたメモリ702と、を含み、前記メモリ702は、前記少なくとも1つのプロセッサ701によって実行されると、上記実施例におけるデータ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサ701実行させる、少なくとも1つのプロセッサ701によって実行可能な命令を記憶する。
【0072】
ここで、メモリとプロセッサはバス方式で接続され、バスは任意の数の相互接続されたバスやブリッジを含んでもよく、バスは、1つ又は複数のプロセッサとメモリの様々な回路とを一体に接続する。バスはまた、周辺機器、レギュレータや電力管理回路などのような様々な他の回路を一体に接続してもよく、これらはすべて当業者に知られているので、本明細書では、それ以上説明しない。バスインターフェースは、バスとトランシーバとの間のインターフェースを提供する。トランシーバは、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する複数の受信機及び送信機のような、1つのユニットであってもよいし、複数のユニットであってもよい。プロセッサによって処理されたデータは、アンテナを介して無線媒体で伝送され、さらに、アンテナは、データを受信し、プロセッサにデータを伝送する。
【0073】
プロセッサは、バスの管理及び通常の処理を担当し、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電源管理、その他の制御機能を含む様々な機能を提供し得る。一方、メモリは、プロセッサが動作を実行する際に使用するデータを記憶するために使用され得る。
【0074】
本願の別の実施例は、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、上記の方法の実施例を実現する。
【0075】
すなわち、上記の実施例の方法におけるステップの全部又は一部を実現することは、関連するハードウェアに命令するプログラムによって達成され得る。該プログラムは記憶媒体に記憶されており、機器(マイクロコントローラ、チップなどであってもよい)又はプロセッサに、本願の様々な実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。一方、上記の記憶媒体には、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体が含まれる。
【0076】
本願に係るデータ処理方法、システム、端末、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体では、第1端末は、NFC機能をオンにしており、RFフィールドを通じて消費され得るRFカードが設けられており、自身がRFフィールドに入ったか否かをリアルタイムで検出することができ、第1端末は、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に当該RFフィールドを離れたことを検出した場合、設けられたRFカードの消費記録を読み取り、第1端末は、RFカードの消費記録を取得した後、第2端末が閲覧するために、該RFカードの消費記録を第2端末に送信してもよい。第1端末がRFカードをシミュレートすることができない場合、第1端末の所有者がRFカードを利用して消費するしかなく、その場合に、データ処理、すなわち消費記録の更新に遅延が存在するので、第2端末の所有者が第1端末の所有者の消費をリアルタイムで監視できないことを考慮して、本実施例では、第1端末にRFカードが設けられているようにし、第1端末は、自身がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に当該RFフィールドを離れたことを検出した場合、消費イベントが発生したと判定し、この場合、RFカードの消費記録を読み取り、第2端末にリアルタイムで送信する。それによって、高齢者や子供等の第1端末の所有者の消費をリアルタイムで監視するというユーザーの要求に応え、ユーザーの使用エクスペリエンスを向上させる。
【0077】
上記の実施形態は、本願を実施するいくつかの実施例であり、実際の適用では、本願の精神及び範囲から逸脱することなく、形式的及び詳細的に様々な変更が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-02-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末に適用されるデータ処理方法であって、
前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出するステップであって、前記第1端末は、近距離無線通信NFC機能をオンにしており、前記RFフィールドを通じて消費されるRFカードが設けられているステップと、
前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取るステップと、
前記消費記録を第2端末に送信するステップと、
を含む、データ処理方法。
【請求項2】
前記第1端末は、前記RFフィールドを離れるまでに、前記近距離無線通信NFC機能のカード読み取り機能をオンにしておらず、
前記第1端末が前記RFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップは、
前記第1端末が前記RFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記カード読み取り機能をオンにするステップと、
前記RFカードの消費記録を読み取るステップと、
を含む、
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップの後に、
前記第1端末の位置情報を取得するステップを含み、
前記消費記録を第2端末に送信する前記ステップは、
前記第1端末の位置情報を前記消費記録とともに前記第2端末に送信するステップを含む、
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記第1端末の位置情報を前記消費記録とともに前記第2端末に送信する前記ステップは、
前記消費記録に前記第1端末の位置情報を含めるステップを含む、
請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記RFカードの消費記録を読み取る前記ステップは、
前記RFカードを読み取り、前記RFカードの残高情報を取得するステップと、
前記残高情報が前回取得した残高情報と同じである場合、前記RFカードが消費されていないと判定し、前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを再検出するステップと、
前記残高情報が前回取得した残高情報と異なる場合、前記RFカードの消費記録を取得するステップと、
を含む、
請求項1記載のデータ処理方法。
【請求項6】
前記第1端末は、RFカードが設けられており、
第1端子の背面ケースの裏側又は背面ケースの外側には、前記RFカードを固定するように構成されたカードスロットが設けられている、
請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出する前記ステップは、
少なくともRF_FIELD_INFO_NTFメッセージを含む識別メッセージによって、前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出するステップを含み、
前記第1端末が予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れたか否かを検出するステップは、
前記識別メッセージによって、前記第1端末が予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れたか否かを検出するステップを含む、
請求項1記載のデータ処理方法。
【請求項8】
第1端末と、前記第1端末に設けられたRFカードと、第2端末と、を含む、データ処理システムであって、
前記第1端末は、前記第1端末がRFフィールドに入ったか否かを検出し、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFカードの消費記録を読み取り、前記消費記録を前記第2端末に送信するように構成され、
前記RFカードは、前記第1端末がRFフィールドに入り、かつ、予め設定された時間内に前記RFフィールドを離れた場合、前記RFフィールドを通じて消費されるように構成され、
前記第2端末は、前記第1端末によって送信された前記消費記録を受信するように構成される、
データ処理システム。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されたメモリと、
を含み、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のデータ処理方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶した、端末。
【請求項10】
プロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のデータ処理方法を実現するコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】