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特表2024-532906眼内レンズ(IOL)を摘出するための眼内レンズ摘出器、およびそのための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】眼内レンズ(IOL)を摘出するための眼内レンズ摘出器、およびそのための方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/16 20060101AFI20240903BHJP
【FI】
A61F2/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513804
(86)(22)【出願日】2022-09-01
(85)【翻訳文提出日】2024-04-12
(86)【国際出願番号】 NL2022050496
(87)【国際公開番号】W WO2023033648
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】2029101
(32)【優先日】2021-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523162432
【氏名又は名称】オフテック・ベー・フェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ハリー・フランシスクス・シモン
(72)【発明者】
【氏名】チャルケ・ヤダイ・ゼイルストラ
(72)【発明者】
【氏名】ルーロフ・スピールマン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ヘンドリク・デュッセレー
(72)【発明者】
【氏名】フローリス・ヴィクボルト・イデマ
【テーマコード(参考)】
4C097
【Fターム(参考)】
4C097AA25
4C097SA10
(57)【要約】
本発明は、眼内レンズを眼から摘出することができる眼内レンズ摘出器および関連する方法に関する。そのようなレンズ摘出器は、
- ホルダと、
- ホルダに動作可能に接続され、レンズが折り畳み可能であるようにレンズに係合するように構成されたグリッパ要素を備える、グリッパと、
- グリッパ要素をホルダに対して移動させるためのグリッパ操作要素と、
- グリッパの周りでまたはグリッパ上で全体的にまたは部分的に移動するように構成されたカートリッジであって、ホルダに移動可能に接続される、カートリッジと、
- カートリッジをホルダおよびグリッパに対して移動させるためのカートリッジ操作要素と
を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼内レンズ(IOL)を摘出するための眼内レンズ摘出器であって、
- ホルダと、
- 前記ホルダに動作可能に接続され、前記レンズが折り畳み可能であるように前記レンズに係合するように構成されたグリッパ要素を備える、グリッパと、
- 前記グリッパ要素を前記ホルダに対して移動させるためのグリッパ操作要素と、
- 前記グリッパの周りまたは前記グリッパ上を全体的にまたは部分的に移動するように構成されたカートリッジであって、前記ホルダに移動可能に接続される、カートリッジと、
- 前記カートリッジを前記ホルダおよび前記グリッパに対して移動させるためのカートリッジ操作要素と
を備える、眼内レンズ摘出器。
【請求項2】
前記カートリッジが、前記レンズを折り畳みおよび/または延伸させるように構成される、請求項1に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項3】
前記カートリッジを前記ホルダおよび前記グリッパに対して並進させるように構成されたカートリッジ並進機構をさらに備える、請求項1または2に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項4】
前記カートリッジを前記ホルダおよび前記グリッパに対して回転させるように構成されたカートリッジ回転機構をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項5】
カートリッジガイドをさらに備え、前記カートリッジガイドが、前記カートリッジに動作可能に接続され、並進運動と回転運動との組合せにおいて前記カートリッジを案内するように構成される、請求項3または4に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項6】
前記グリッパ操作要素および前記カートリッジ操作要素が統合されている統合操作要素を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項7】
前記統合操作要素が、前記カートリッジの移動のためのガイドトラック、および、前記グリッパの移動のためのガイドを備える、請求項6に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項8】
前記ホルダを前記カートリッジに対して回転させるために前記ホルダに係合するように構成されたホルダ回転要素をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項9】
前記グリッパ要素とともに前記レンズを全体的にまたは部分的に折り畳むように構成された1つまたは複数のレンズガイドをさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項10】
前記1つまたは複数のレンズガイドのうちの少なくとも1つが、押圧型を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項11】
前記押圧型が、カップ形状を備える、請求項9に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項12】
前記グリッパ要素が、前記カートリッジ内での位置決め中に前記レンズを予め折り畳むための成形要素を備える、請求項9から11のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項13】
前記グリッパ要素が、実質的に上向きの方向において前記レンズに係合するように構成される、請求項1から12のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項14】
前記グリッパ要素が、前記ホルダに対して斜めに配置される、請求項1から13のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項15】
前記レンズを取り囲むように構成されたフィルムと、前記フィルムを前記グリッパに対して移動させるように構成されたフィルムガイド機構とをさらに備える、請求項1から14のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器を製造するための方法。
【請求項17】
眼内レンズ(IOL)に係合するための方法であって、
- 請求項1から15のいずれか一項に記載の眼内レンズ摘出器を用意するステップと、
- 摘出する前記レンズを前記グリッパ要素に接触させるステップと、
- 前記グリッパ要素により前記レンズに係合するステップと、
- 前記レンズが折り畳まれおよび/または延伸されるように前記カートリッジまたはフィルムを少なくとも部分的に前記レンズ上で移動させるステップと
を含む、方法。
【請求項18】
- 用意された切開内に前記レンズ摘出器を導入するステップと、
- 前記眼内レンズ摘出器を前記レンズとともに抜き取るステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼内レンズすなわちIOLを眼から摘出することができる眼内レンズ摘出器に関する。そのようなレンズは、通常、切開を介して眼内に挿入され、触覚要素を使用して生体内原位置において固着される。そのようなレンズは、移植レンズまたは人工レンズとも呼ばれ、本来の水晶体に取って代わるために移植されるか、または場合により本来の水晶体への追加物として移植される。
【背景技術】
【0002】
様々な理由により、以前に配置された眼内レンズを眼から摘出することが必要であるか望ましい場合がある。この目的のために、眼において切開が行われて、レンズの摘出を可能にする。切開の寸法を可能な限り小さく保つために、レンズは、例えば、切開を通じて眼の外に出される前にレンズの寸法を小さくするために、眼内で折り畳まれおよび/または切断される。このために複数の作業が必要とされるが、それらの作業は、レンズを摘出するときに眼に損傷を与えるのを避けるために、かなりの精度を必要とする。このリスクを低下させるために、眼内レンズの摘出において補助ツールが使用される。例えば、福岡博士(Handaya Co.)は、レンズに係合してレンズを切開に通すことができるグリッパ要素を備えるツールを開発した。別のツールが特許文献1で説明されており、このツールは、レンズに係合するために別体のグリッパを通すことができるガイドに関する。グリッパの操作およびガイド内でのグリッパの引き込み後に、レンズを眼から摘出するために全体が切開を通じて戻される。そのようなツールの欠点は、摘出するレンズとの関連移動の少なくとも一部が内皮のすぐ近くで行われなければならず、それにより内皮に回復不能な損傷を負わせるリスクが課されることである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】WO2020/150213A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、上述の問題を排除するかまたは少なくとも軽減することであり、また、使用するのがさらに好ましく簡単で安全な、眼内レンズ摘出器を関連する方法とともに提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、眼内レンズを摘出するための本発明による眼内レンズ摘出器によって達成され、このレンズ摘出器は、
- ホルダと、
- ホルダに動作可能に接続され、レンズが折り畳み可能であるようにレンズに係合するように構成されたグリッパ要素を備える、グリッパと、
- グリッパ要素をホルダに対して移動させるためのグリッパ操作要素と、
- グリッパの周りまたはグリッパ上を全体的にまたは部分的に移動するように構成されたカートリッジであって、ホルダに移動可能に接続される、カートリッジと、
- カートリッジをホルダおよびグリッパに対して移動させるためのカートリッジ操作要素と
を備える。
【0006】
本発明によるレンズ摘出器はホルダを備え、それにより、使用者はレンズ摘出器を保持することができ、また、ホルダにはグリッパが移動可能に設けられる。グリッパは、摘出するレンズに係合するように構成されたグリッパ要素を外側端部に備える。この係合は、例えばかぎ状要素、挟持要素、および/または別の適切な要素といった様々な方法で実現され得る。必要に応じて、レンズは、摘出するレンズにグリッパ要素が係合するように、補助ツールを使用してグリッパ要素に対して位置決めされる。グリッパは、ホルダに対して移動可能に設けられて、グリッパ操作要素によって操作され得る。
【0007】
レンズ摘出器が切開を通じて挿入された後、グリッパは、グリッパ要素がホルダから出てレンズに係合することができるように、ホルダに対して移動され得る。レンズが把持された後、グリッパは、レンズが内側に移動され、またレンズ摘出器がレンズとともに切開に通され得るように、ホルダに対して再度後方に移動され得る。
【0008】
本発明によれば、(積極的に)移動可能なカートリッジがさらに設けられ、このカートリッジは、ホルダおよびグリッパに対して移動可能であり、特にグリッパ要素に対して移動可能である。カートリッジは、ここでは、相対的な並進運動および/または回転運動により、グリッパ要素上をまた特にグリッパ要素に接触させられたレンズ上を全体的にまたは少なくとも部分的に移動されるように設けられる。好ましくは摘出するレンズにグリッパ要素が接触すると、カートリッジをホルダおよびグリッパ要素に対して移動させることにより、カートリッジの移動の結果としてレンズの折り畳みおよび/または延伸を特に内皮から安全な距離において行うことができ、したがって、内皮に損傷を与えるリスクが低下されるかさらには完全に排除される。レンズの折り畳みおよび/または延伸は、例えばホルダが移動される必要なしに、制御された態様で追加的に行われ得る。このカートリッジの移動は、使用者がカートリッジを効果的な態様で移動させることが可能であるように、カートリッジ操作要素によって行われる。現在好ましい実施形態では、レンズは、折り畳み移動が行われている間および/またはその後で内側に動かされ、ここで、レンズは、摘出器の長手方向において延伸されることが好ましい。これは、好ましくは、レンズをより小さくする。そのため、コンパクトな摘出器で十分であり得、したがって最小サイズの切開で十分であり得る。
【0009】
前述の操作要素は、使用者のための考えられる最良の使用利便性を実現するために、摘出器上のまたは摘出器における様々な位置に設けることが可能であり、例えばホルダ上で中央に設けられるか、または摘出器上の異なる位置に設けられてもよい。
【0010】
本発明によれば、カートリッジは、ホルダおよびグリッパの両方に対して、特にグリッパ要素に対して、移動可能に設けられる。これは、レンズ摘出器のこれらの構成要素間の効果的で安全な移動を可能にし、眼に損傷を与えるリスクがさらに制限される。ここで、カートリッジは、レンズを折り畳むように構成されることが好ましい。この折り畳みは、レンズを含むグリッパ要素上でのカートリッジの相対移動中に実現され、ここで、レンズはまた、ある程度延伸されることが好ましい。眼内レンズ摘出器は、折り畳み(および、任意的な延伸)が(ヒトの)眼内で行われることを可能にするように構成される。ここで、レンズは、(ヒトの)眼内で、カートリッジの外側端部においてまたは外側端部内で折り畳まれることが好ましい。レンズのこの折り畳みおよび任意の延伸移動の結果は、レンズの寸法が小さくなり、小さなサイズの切開で十分になり得ることである。前述の相対移動に対する高度の制御のおかげで、レンズの寸法も同様に、相当に限られた範囲内で、制御された態様で小さくされ得る。これは、切開をなおもさらに小さくすること、特に3.5mm未満の長さ、好ましくはさらには3.2mm未満の長さの切開まで小さくすることを可能にする。
【0011】
本発明による有利な実施形態では、レンズ摘出器は、カートリッジをホルダおよびグリッパに対して並進させるように構成されたカートリッジ並進機構を備える。
【0012】
カートリッジ並進機構を使用すると、カートリッジは、効果的な態様でホルダおよびグリッパに対して摺動することができ、ここでは特に、グリッパ要素の少なくとも一部分上を摺動することができ、したがってレンズ上を摺動することができる。このカートリッジ並進機構は、カートリッジ操作要素を使用して積極的に動作されることが好ましい。このカートリッジ操作要素は、場合により、カートリッジと一体に提供される。このカートリッジ操作要素は、あるいは、別体の機構を介してホルダ上にまたはホルダに配置される。
【0013】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、レンズ摘出器は、カートリッジをホルダおよびグリッパに対して回転させるように構成されたカートリッジ回転機構を備える。
【0014】
カートリッジ回転機構を設けることにより、カートリッジは、グリッパ、特にグリッパ要素に対してある程度回転することができる。試験によれば、レンズがグリッパ要素に対して最適に位置決めされておらず、カートリッジ内に導入されるときにより大きな抵抗を与える可能性がある場合であっても、レンズを含むグリッパ要素上でカートリッジを移動させることがこの回転によってより簡単になることが示された。特に、カートリッジがグリッパ要素およびレンズ上を移動している間にカートリッジを回転させることが、カートリッジ内に導入されている間の変形に対するレンズの抵抗を相当に減少させることが分かった。これは、使用利便性を向上させるだけでなく、眼への損傷のリスクも低下させる。
【0015】
カートリッジ回転機構は、場合により、カートリッジそのものと一体化され、使用者がカートリッジに直接係合することによって作動され得る。あるいは、カートリッジは、ホルダ上にまたはホルダに配置された機構および操作要素を使用して回転可能である。
【0016】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、摘出器は、カートリッジガイドを備え、このカートリッジガイドは、カートリッジに動作可能に接続され、並進運動と回転運動との組合せにおいてカートリッジを案内するように構成される。
【0017】
特にグリッパ要素に対するカートリッジの並進運動および回転運動を同時に行うことにより、レンズ上でのカートリッジの制御された移動が可能とされ、カートリッジの内部に導入されるときのレンズの所望の変形に対するレンズの付加抵抗のリスクがさらに低下される。この目的のためのカートリッジガイドを設けることにより、使用者のための使用利便性をさらに向上させることができる。カートリッジは、ホルダおよびグリッパ、特にグリッパ要素に対する螺旋運動またはねじれ運動を利用することが好ましい。そのような運動により眼内で効果的な態様でレンズをカートリッジの内部に変形した状態で導入することが可能になることが分かった。本発明による現在好ましい実施形態のうちの1つでは、カートリッジ並進機構およびカートリッジ回転機構の操作は、カートリッジ操作要素に統合される。これは、使用利便性をさらに向上させる。
【0018】
本発明による有利な実施形態では、レンズ摘出器は、グリッパ操作要素およびカートリッジ操作要素が統合されている統合操作要素を備える。
【0019】
グリッパおよびカートリッジの操作要素を組合せ操作要素に統合することは、使用者のための使用利便性をさらに向上させる。さらに、摘出器の動作は、摘出器の動作が明確であるように、さらに単純化される。統合操作要素を設けることのさらなる利点は、使用者がプロセス全体を通して同じ方法で摘出器を保持することができ、また例えば摘出器の要素を操作することを可能にするためにホルダを異なる位置で握る必要がないことである。これは、眼からのレンズの摘出における制御の全般的な水準を向上させる。
【0020】
現在好ましい実施形態では、統合操作要素は、カートリッジの移動ためのガイドトラック、およびグリッパの移動のための追加のガイドを備える。カートリッジのためのガイドトラックおよびグリッパのための別体のガイドを設けることにより、個々の要素の所望の移動が適合され得る。特にカートリッジの制御された移動を可能にするものは、主にガイドトラックを設けることであることが分かった。ここでは、レンズの摘出をさらに促進するために、カートリッジの並進運動とカートリッジの回転運動とを組み合わせることが可能である。
【0021】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、レンズ摘出器は、ホルダをカートリッジに対して回転させるためにホルダに係合するように構成されたホルダ回転要素を備える。
【0022】
ホルダ回転要素を設けることは、カートリッジおよびホルダが効果的な態様で互いに対して回転されることを可能にする。別体のホルダ回転要素を設けることは、使用者が必要に応じて例えばグリッパ要素上のレンズの実際の位置決めに応じてカートリッジをホルダに対して回転させることを可能にする。これは、レンズの摘出中の使用者のための適応性を向上させる。
【0023】
本発明によるさらなる実施形態では、レンズ摘出器は、グリッパ要素とともにレンズを全体的にまたは部分的に折り畳むように構成された1つまたは複数のレンズガイドを備える。
【0024】
好ましくはグリッパ要素に動作可能に接続されるレンズガイドを設けることは、摘出するレンズがグリッパ要素およびカートリッジに対して効果的な態様で位置決めされることを可能にし、その後で、カートリッジは、並進運動および/または回転運動を使用して効果的な態様でレンズ上を移動され得る。ここで、レンズガイドは、摘出するレンズが所定の位置に配置されて保持されることを図るものであり、また、グリッパ要素と一緒に、レンズを全体的にまたは部分的に折り畳み、あるいは延伸させ、また場合によりレンズがカートリッジの内部に導入されるのに先立ってレンズを予め折り畳むことを可能にすることが、好ましい。
【0025】
1つまたは複数のレンズガイドのうちの1つは、押圧型(pressing form)を備えることが好ましい。そのような押圧型は、好ましくは内皮から離れる方向に向けられた曲がりによりレンズをある程度まで押圧型に押し込んでレンズを所望の方向に予め成形することを可能にし、また具体的には、レンズがカートリッジの内部に導入される前にレンズを予め折り畳むことを可能にする。そのような押圧型は、例えば、カップ形状である。そのようなカップ形状は、場合により開口部を備え、レンズを所定の位置に固定するためにこの開口部内にレンズが部分的に配置され得る。実験によれば、押圧型、また特にカップ形状は、レンズが予め折り畳まれ、また場合により前もってある程度延伸されるため、グリッパ要素に対するカートリッジの移動によりレンズがカートリッジの内部に導入され得ることを効果的に確実にすることが示された。可能性がある実施形態では、グリッパ要素は、ここで、カートリッジ内でのレンズの位置決め中にこのレンズの事前の折り畳みを実現するために、成形要素を備える。ここで、レンズの制御された変形が、さらに単純化され、より良く制御可能になる。
【0026】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、グリッパ要素は、実質的に上向きの方向においてレンズに係合するように構成される。
【0027】
実質的に上向きの方向においてレンズにグリッパ要素を係合させることにより、レンズ摘出器の使用中の眼の内部(部位)への損傷のリスクがさらに低下する。好ましくは操作要素もホルダの上側にまたは使用時に実質的に上方に向けられる側に設けられるので、グリッパ要素は、実質的にこの上向きの方向に移動する。
【0028】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、グリッパ要素は、ホルダに対して斜めに配置される。
【0029】
グリッパ要素をホルダに対して斜めに配置することにより、眼からのレンズの摘出中に眼に対するホルダの位置の調整が可能になる。したがって、そのような角度を与えることは、例えば、レンズを摘出するときにいわゆる奥まった眼に対してレンズ摘出器で作業するのをより容易にする。必要に応じて、角度は、実際の要求および形状に合わせて調整され得る。
【0030】
本発明によるさらなる有利な実施形態では、レンズ摘出器は、レンズを取り囲むように構成されたフィルムと、フィルムをグリッパに対して移動させるように構成されたフィルムガイド機構とを備える。
【0031】
フィルムを設けることにより、レンズがグリッパに係合された後で前述のフィルムでレンズを少なくとも部分的に取り囲むことが可能になる。ここで、取り囲むことはまた、封入することおよび包み込むことを含む。これは、レンズと眼の内部部位との間の遮蔽を実現する。これにより、そのような部位への損傷のリスクが低下する。現在好ましい実施形態では、カートリッジは、レンズ上に配置されたフィルム上を移動することができ、ここで、レンズは、カートリッジの内部へと折り畳まれ、また好ましくは延伸される。
【0032】
本発明はまた、本発明の実施形態による眼内レンズ摘出器を製造するための方法に関する。
【0033】
そのような製造は、例えばいわゆる射出成形、圧縮成形、および3D印刷を利用する多様な方法で実現され得ることが、理解されるであろう。
【0034】
本発明はまた、眼内レンズに係合するための方法であって、
- 本発明による実施形態における眼内レンズ摘出器を用意するステップと、
- 摘出するレンズをグリッパ要素に接触させるステップと、
- グリッパ要素によりレンズに係合するステップと、
- レンズが折り畳まれおよび/または延伸されるようにカートリッジまたはフィルムを少なくとも部分的にレンズ上で移動させるステップと
を含む方法にさらに関する。
【0035】
前述の本発明によるレンズ摘出器を製造するための方法、および/またはそのようなレンズ摘出器を使用して眼内のレンズに係合するための方法は、眼内レンズ摘出器に対して説明されたのと同様の利点および効果を提供する。方法は、眼内でグリッパ要素によりレンズに係合することを特に可能にする。
【0036】
レンズに係合するための方法は、場合により、
- 用意された切開内にレンズ摘出器を導入するステップと、
- 眼内レンズ摘出器をレンズとともに抜き取るステップと
をさらに行うことにより、眼内レンズの抜き取りまたは摘出に適用され得る。
【0037】
これらの追加のステップにより、方法は、眼からレンズを摘出するための効果的で使い勝手の良い選択肢を特に提供する。ここでは、眼への損傷のリスクが低下するかさらには全面的に回避されることが、特定の付加的な利点である。
【0038】
本発明のさらなる利点、特徴、および詳細は、その好ましい実施形態に基づいて解明され、添付の図面が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1A】本発明による実施形態におけるレンズ摘出器の側面図である。
図1B図1Aのレンズ摘出器のグリッパ要素の詳細図である。
図1C】本発明による代替的な実施形態におけるレンズ摘出器の図である。
図1D】本発明による代替的な実施形態におけるレンズ摘出器の図である。
図2A】本発明によるレンズ摘出器のさらなる実施形態の図である。
図2B】グリッパ要素が示されている、図2Aのレンズ摘出器のための代替的な操作要素を含む代替的な実施形態の図である。
図2C】さらなる代替的なレンズ摘出器の断面図である。
図3A】本発明によるレンズ摘出器のさらに別の実施形態の図である。
図3B図3Aのレンズ摘出器の断面図である。
図3C】カートリッジをさらに備えた図3A図3Bのレンズ摘出器の図である。
図4】本発明によるレンズ摘出器の代替的な実施形態の図である。
図5A】本発明によるレンズ摘出器のさらなる代替的な実施形態の図である。
図5B】本発明によるレンズ摘出器のさらなる代替的な実施形態の図である。
図5C】本発明によるレンズ摘出器のさらなる代替的な実施形態の図である。
図6A】本発明によるレンズ摘出器のさらなる代替的な実施形態の図である。
図6B】本発明によるレンズ摘出器のさらなる代替的な実施形態の図である。
図6C】本発明によるレンズ摘出器のさらなる代替的な実施形態の図である。
図6D】本発明によるレンズ摘出器のさらなる代替的な実施形態の図である。
図7】本発明によるレンズ摘出器のための代替的な駆動機構の図である。
図8】本発明によるレンズ摘出器のための代替的な駆動機構の図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
レンズ摘出器2(図1A)が、ホルダ4を備える。ホルダ4の第1の外側端部6にはカートリッジ8が設けられ、このカートリッジ8は、ホルダ4に対して方向Aに並進することができ、ホルダ4に対して方向Bに回転することができる。カートリッジ8は、使用時に眼における切開に位置決めされる外側端部10を備える。示された実施形態では、外側端部10は、変形要素12を備え、それにより、カートリッジ8がレンズ上を移動するときに、このレンズが折り畳まれ、また場合により延伸される。示された実施形態では、カートリッジ8は、カートリッジ8の十分な把持を使用者に与えるために、配列されたリブ15の形態のカートリッジ操作要素14をさらに備える。
【0041】
ホルダ4には、前側6に配置されるグリッパ要素18を含むグリッパ16がさらに配置される。操作要素20が、ホルダ4における凹部22内に配置され、グリッパ要素18が少なくとも部分的にカートリッジ8および/またはホルダ4内に位置決めされる後退(後方)位置と、グリッパ要素18がカートリッジ8の外側端部10からさらに突出するアクティブ(前方)位置(図1Aに示される)との間で移動され得る。示された実施形態では、ホルダ4は、好ましくは把持要素28が設けられたホルダ回転要素26を、後側24にさらに備える。ホルダ回転要素26は、方向Cに回転することができ、グリッパ要素18とカートリッジ8との間の相対移動を実現することを可能にする。
【0042】
グリッパ要素18(図1B)は、グリッパ30、および長手方向ガイド/レンズガイド32を備える。レンズLが概略的に示されており、このレンズLは、ここでは場合により追加の補助ツールを使用して、すでにグリッパ要素18内に位置決めされている。グリッパ30は、曲線の形態の成形要素34をさらに備える。カートリッジ8がグリッパ要素18およびレンズL上を方向Aに摺動されると、成形要素34は下方に圧迫され、それにより、長手方向ガイド32のカップ形状36内への(追加的な)圧迫作用をレンズLに与える。この動きを可能にするために、グリッパ要素18内に溝38が設けられる。溝38は、螺旋状の溝を含めて様々な形態をとることができることが、理解されるであろう。
【0043】
レンズ摘出器2を使用してレンズLを摘出する場合、最初に眼に切開が作られなければならない。次いで、レンズ摘出器2が切開に対して配置され、ここで、前側12が眼の中へ延在するように、出口10が切開に位置決めされる。この位置決めに続いて、ハンドル20が(図1Aに示されるように)前方に摺動され、それにより、グリッパ要素18のグリッパ30が同様に前方に移動されて、レンズ摘出器2の前側に突出する。次いで、レンズLがグリッパ要素18内に位置決めされる(図1B)。レンズLがグリッパ要素18内に位置決めされた後、カートリッジ8は、使用者が要素14、15に係合することにより方向Aにおいて前方に移動され、それにより、出口10は、全体的にまたは部分的に、レンズLを含むグリッパ要素18上で、切開を通じてさらに移動され、一方で、ホルダ4は、同じ位置に留まる。ここで、グリッパ30は、カートリッジ8、具体的にはカートリッジ8の出口10がグリッパ要素18上を摺動されるときに型34がレンズLに向かって圧迫されるという点において、レンズLにさらに押し付けられる。その結果、レンズLは、ある程度まで予め成形され、具体的には予め折り畳まれる。カートリッジ8は、グリッパ要素18がほとんどまたは完全にカートリッジ8の内部に導入されるように、方向Aにさらに摺動される。ここで、ホルダ4は、この同じ位置において固定されていることが好ましい。これはまた、カートリッジ8がレンズL上を摺動されている間にレンズLを眼内の同じ位置に保持することを可能にする。カートリッジ8をレンズL上に配置するときに、施術者はまた、レンズLの変形に対する抵抗を減少させるために、このカートリッジ8を方向Bに回転させることがさらに可能である。あるいは、またはさらに、使用者は、ホルダ4およびグリッパ要素18の相対(回転)運動のためにホルダ回転要素26を使用することも可能である。ハンドル20は、グリッパ要素18をさらに後退させるために、カートリッジ8の移動の前またはカートリッジ8の移動中に後方に移動され得る。ハンドル20が後退され、カートリッジ8が任意的な回転運動を伴って前方に移動した後、摘出器2のホルダ4を切開の外へ後退させることができ、ここで、レンズは、内部へ一緒に移動される。示された実施形態では、ハンドル20は、レンズLをガイド32に対して位置決めするために、カートリッジ8の移動の前に後方に移動されることが好ましい。
【0044】
代替的な実施形態では、レンズ摘出器2’(図1C)が、ホルダ4、およびホルダ4の第1の外側端部6におけるカートリッジ8を備える。レンズ摘出器2(図1A図1B)との違いは、ハンドル20がないことであり、ハンドル20は、操作要素20’に置き換えられている。さらなる違いは、グリッパ30および長手方向ガイド32を備えるグリッパ要素18の向きであり、グリッパ要素18は、レンズ摘出器2の向きに対して(図1Bと比較すると)反転されている。ハンドル20’は、グリッパ30を引き入れるように構成されている。グリッパ30は、曲線の形態の成形要素34をさらに備える。レンズがグリッパ30によって把持された後、成形要素34は、カートリッジ8がグリッパ要素18上を摺動するときに、方向Hにおいて上方に圧迫され、それにより、長手方向ガイド32のカップ形状36内に存在するレンズに(追加的な)圧迫作用を与える。この動きを可能にするために、グリッパ要素18内に溝38が設けられる。上述のように、この示された実施形態では異なる配向が提供され、グリッパ30は、レンズ摘出器2(図1A図1B)におけるグリッパに対して約180度回転されている。これは、レンズを摘出するときに眼(の部位)への損傷のリスクが最小限に抑えられるという利点を有する。この配向はレンズ摘出器の他の実施形態にも適用され得ることが、当業者には理解されるであろう。
【0045】
操作要素20’(図1C)は、ホルダ4のシャフトホルダ52内および/またはシャフトホルダ52間に配置されたシャフト50の周りで回転可能である。要素20’(図1C)を圧迫することが、グリッパ30をカートリッジ8内へ少なくとも部分的に進ませる。ここで、グリッパ30は、カートリッジ8、特に凹部11および/または溝38を備えるカートリッジ8の出口10に対するグリッパ30の相対運動において型34がさらにレンズに押し付けられるという点において、さらにレンズに押し付けられる。その結果、レンズは、ある程度まで予め成形され、具体的には予め折り畳まれる。カートリッジ8は、グリッパ要素18がほとんどまたは完全にカートリッジ8の内部に位置決めされるように、さらに摺動される。この動作は、レンズ摘出器2(図1A図1B)の動作と大部分一致する。グリッパ30の移動を実現するために、要素20’(図1C)は、外側端部により並進機構に動作可能に接続される。これは、グリッパ30の並進運動を可能にする。グリッパ30の回転運動は、例えば、ピン溝機構を使用して具現化される回転機構によりこの並進運動と同時に実現されることが好ましい。回転機構により、グリッパ30の並進運動は、効果的な態様でグリッパ30の回転運動と組み合わせられる。並進機構および回転機構は様々な方法で具現化され得ることが、理解されるであろう。そのような機構の例が、さらなる実施形態において示される。
【0046】
レンズ摘出器2’(図1C)は、グリッパ30および長手方向ガイド32を互いに向かって移動させるハンドル20’を示す。代替的なレンズ摘出器2”(図1D)では、前述の要素は、ハンドル20”を圧迫することにより、同様に互いに向かって移動される。この移動は、例えば、ハンドル20’、20”を圧迫することによりガイド32、32’を前方に移動させることにより、および/または、ハンドル20’、20”を圧迫することによりグリッパ30、30’をホルダ4の方向に後退させることにより、実現され得る。様々な実施形態において多様な選択肢が実現され得ることが、理解されるであろう。螺旋状の溝38’が、レンズ摘出器2”(図1D)内にさらに設けられる。螺旋状の溝38’は、左または右へねじれて配置可能であり、対象とする使用者に適合され得る。様々な実施形態において示されるそのような溝のための多様な実施形態は、置き換え可能および/または組合せ可能であることが、理解されるであろう。
【0047】
レンズ摘出器102の代替的な実施形態(図2A)では、ホルダ104が設けられ、その外側端部106には、外側端部110を含むカートリッジ108が配置される。この示された実施形態では、カートリッジ108およびグリッパ116のグリッパ要素118のための操作要素は、操作要素120に統合されている。したがって、グリッパ要素118およびカートリッジ108の移動も統合される。ここで、操作要素120の溝またはガイドトラック146内で接続部144を介して動作可能に接続されるグリッパ機構142が使用される。操作要素120は、ヒンジ140によりホルダ104に枢動可能に接続される。カートリッジ機構148が、カートリッジ108をホルダ104に対して移動させ、機構148は、連結部または接続部150を使用して操作要素120のガイドトラック152内に配置されている。要素120を方向Dに圧迫することにより、機構148はカートリッジ108とともに外側端部106の方向に前進し、グリッパ要素118もまた、機構142を使用して移動される。
【0048】
代替的な実施形態102’(図2B)は、同じタイプの動作を有し、カートリッジ108の移動のために部分歯車(partial toothed wheel)153が設けられている。操作要素122を方向Dに動かすことにより、歯車153およびカートリッジ機構148上の関連する歯車(部分)(図示せず)を使用してカートリッジ108の並進運動および/または回転運動がもたらされる。
【0049】
さらなる代替的な実施形態102”(図2C)は、ホルダ104のシャフトホルダ162内および/またはシャフトホルダ162間に配置されたシャフト160の周りで回転可能な操作要素120’を備える。要素120’(図2C)を圧迫することが、カートリッジ108をグリッパ116上で少なくとも部分的に移動させる。ここで、グリッパ116は、カートリッジ108、具体的にはカートリッジ108の出口110がグリッパ要素118上を移動するときにグリッパ要素118がレンズをカップ形状134に押し込むまたは押し付けるという点において、レンズにさらに押し付けられる。その結果、レンズは、ある程度まで予め成形され、具体的には予め折り畳まれる。カートリッジ108は、グリッパ要素118がほとんどまたは完全にカートリッジ108の内部に導入されるように、さらに前方へ摺動される。グリッパ116の移動を実現するために、要素120’は、外型端部164により並進機構166に動作可能に接続され、並進機構166は、グリッパ要素118に動作可能に接続される。これは、グリッパ116の並進運動を可能にする。カートリッジ108の回転運動が、この並進運動と同時に回転機構168によって実現されることが好ましく、この場合、ピン170が、一種のピン溝機構として回転要素174におけるキー溝172内を移動する。回転機構168は、カートリッジ108に動作可能に接続される。回転運動を案内するために、ピン溝接続部またはねじ山接続部176が、回転機構168の前側に設けられることが好ましい。回転機構168を用いると、グリッパ116に対するカートリッジ108の並進運動は、並進機構166によって効果的な態様でカートリッジ108の回転運動と組み合わせられる。
【0050】
レンズ摘出器102、102’、102”は、それぞれの操作要素120、120’、122を備え、それらの操作要素は、示された実施形態では、ホルダ104における凹部154内に配置されたピン140を使用してこのホルダ104に枢動可能に接続される。示された実施形態では、グリッパ116およびグリッパ要素118は、レンズ摘出器102、102’、102”のために同じ方法で具現化される。この目的のために、レンズL(図2B)は、グリッパ116内に配置可能であり、また、ここで、グリッパ要素118によって保持される。ここで、グリッパ116は、ガイド132を備える。カートリッジ108は、折り畳み要素112を備える。
【0051】
レンズ摘出器102、102’、102”の使用時には、最初に切開が眼に作られる。次いで、摘出器102、102’、102”は、切開内に(部分的に)配置され、ここで、カートリッジ出口110は、切開を通じて(部分的に)延在し、したがって、この切開の位置に配置される。摘出器102、102’、102”を挿入するときに、ハンドル120、122は、グリッパ116が完全にまたは部分的に摘出器102、102’、102”の内部に位置するように、例えば方向Dに圧迫されることが好ましい。外側端部106による眼内での摘出器102、102’の位置決め後、この実施形態では操作要素120、122が解放される。要素120、122を再度後方に移動させる任意的なばね要素(要素156により概略的に示される)が設けられることが好ましい。ここで、そのような任意的なばね要素156は他の実施形態でも適用可能であることに、留意されたい。次いで、レンズLが、場合により外部の補助ツールを用いて操作されてグリッパ要素118内に導入され得る。次いで、例えば、操作要素120、122をここでは例えば任意的なばね作用に逆らって方向Dに再度圧迫することにより、グリッパ要素118は、わずかに内方に引っ張られ、それにより、レンズは、ガイド132を使用して予め折り畳まれ、カートリッジ108は、並進運動を伴ってまた好ましくは同様にわずかに回転運動を伴って制御された態様で前方に移動されることが好ましく、ここで、成形要素112が、レンズLをカートリッジ108の内部に導入するために、小角度にわたって回転して、レンズLをさらに折り畳み、また好ましくはある程度レンズを延伸させる。この移動中、ホルダ104は、同じ位置に留まる。これに続いて、レンズ摘出器102、102’、102”は、切開から後退され、レンズLは、眼から摘出される。
【0052】
さらなる代替的な実施形態では、レンズ摘出器202(図3A図3B)が、ホルダ204を備え、カートリッジ208が、外側端部206上に移動可能に設けられる。カップ形状のグリッパ要素218を含むグリッパ216が、操作要素220を使用してカートリッジ208に対して移動可能である。カートリッジ208の折り畳み要素212が、間にレンズLが配置される2つのグリッパ要素218が使用時に互いに圧迫されることを可能にする。カップ形状256、およびそこを通ってレンズLが部分的に突出する開口部258により、レンズLが固定され、グリッパ要素218が互いに圧迫されるときに、レンズLが折り畳まれ、また、カートリッジ208が前方に摺動するときに、レンズLが部分的に延伸される。ここで、操作要素220は、凹部254内に配置された枢動ピン240により、ホルダ204に接続されている。方向Gにおける回転運動を使用すると、回転は、方向Eまたは方向Fにおける運動によりカートリッジ208の並進に変換され得る。前述の回転は、点259の周りに概略的に示されており、並進機構は、260により概略的に示されている。本発明によるそのような機構のための多様な実施形態が見込まれることが、理解されるであろう。示された実施形態では、並進機構260(図3B)は、ホルダ204内に配置される。ハンドル220の回転は、機構259により、並進機構260のシャフト262の並進に変換される。示された実施形態では、ばね機構264が、ばね力を生成し、それにより、グリッパ216は、ハンドル220がグリッパ216をカートリッジ208(および、ホルダ204)に対して移動させるために使用されない限り、静止位置に配置される。グリッパ216の並進運動は、場合により、例えばレンズ摘出器102”のために図2Cに示されたのと同様の態様で、回転運動と組み合わせられる。レンズ摘出器202は、場合により、(手動で)操作可能なカートリッジ208’(図3C)を備え、このカートリッジ208’は、図1A図1C図1Dのカートリッジ8、8’に大部分一致する。
【0053】
カートリッジ208、208’による眼からのレンズLの摘出のために、レンズ摘出器202は、切開を通じて部分的に延在して眼に対して配置される。挿入中、操作要素220は、方向Eに押し下げられ、ここで、グリッパ要素218は、ほとんどまたは完全にカートリッジ208、208’の内部に位置している。摘出器202の位置決め後、要素220は、方向Fに動かされ、それにより、グリッパ要素218は、カートリッジ208、208’の外へ延在する。次いで、レンズLは、場合により補助ツールを用いて、2つのグリッパ要素218の間に位置決めされ、示された実施形態では、レンズLの縁部は、部分的に開口部258を通じて延在する。
【0054】
レンズLの位置決め後、要素220は、使用者により方向Eに動かされ、それにより、ヒンジ240の周りでの回転が実現され、カートリッジ機構260は、例えば、カートリッジ208がガイド要素258上を摺動することを確実にし、ここで、レンズLは、折り畳まれて、カートリッジ208の内部に大部分姿を消す。その後、ホルダ204は、移動されて後退され、したがって切開から取り出され、それによりレンズLは眼から摘出される。
【0055】
レンズ摘出器202は、場合により、レンズLに係合する目的のために、管状ガイドを備え得る。これは、例えば、図5A図5Cに示されるように、ガイド432を適用することによって可能である。場合により、すでに示された要素156、264などのばね要素を使用することも可能である。操作ハンドル220は、人間工学的な使用利便性を高めるために、前方に圧迫され得ることが好ましい。
【0056】
さらなる代替的な実施形態では、レンズ摘出器302(図4)が、ホルダ304を備え、ホルダ304は、外側端部306にカートリッジ308を備える。グリッパ316が、グリッパ要素318を備え、グリッパ要素318は、図1Bにおけるレンズ摘出器2に関連して論じられたのと同様の態様で、ガイド332に対して移動することができる。レンズLが正しく位置決めされ、また好ましくは予め折り畳まれた後、カートリッジ308は、方向Hに移動可能であり、またここではグリッパ要素318上を摺動し、それにより、レンズLは、さらに折り畳まれて、カートリッジ308の内部に大部分姿を消す。グリッパ要素318の操作は、操作要素320を使用して行われる。
【0057】
レンズLの摘出中、摘出器302は、切開に対して配置され、ここで、特にカートリッジ出口310を含むカートリッジ308は、切開を通じて延在する。摘出器302が眼内に位置決めされた後、グリッパ要素318は、レンズLが場合により補助ツールを使用してグリッパ要素318に対して位置決めされ得るように、方向Iにおける操作要素320の移動を使用して前方に移動される。その後、グリッパ要素318は、ハンドル320を操作することにより内方に引っ張られ、レンズLは、ある程度まで予め折り畳まれる。次いで、カートリッジ308は、グリッパ要素318上で方向Hに移動される。この移動は、機構を使用して、あるいは使用者による手動の押し運動を使用して行われ得る。ここで、この使用者は、好ましくはこの目的のために特に形成された係合要素314に係合する。レンズLがカートリッジ308の内部に少なくとも大部分導入された後、ホルダ304を切開から後退させることができ、それにより、レンズLは眼から摘出される。
【0058】
レンズ摘出器402のための代替的な実施形態(図5A図5C)では、レンズ摘出器402は、ホルダ404を備え、ホルダ404は、移動可能なカートリッジ408を外側端部406に備える。示された実施形態では、カートリッジ408は、断面成形された係合部409を備える。グリッパ416が、カップ形状のグリッパ要素418を備え、グリッパ要素418は、(レンズ)ガイド432に対するレンズの下降運動を強いる。ガイド432は、実質的に方向Jに対して横向きの方向Kにおいてグリッパ要素418が互いに向かって移動するか反対に離れるように、方向Jにおいてグリッパ要素418へおよびグリッパ要素418から摺動可能である。ガイド432は、方向Nにおける操作要素420の移動により、方向Jに摺動可能である。ここで、他の実施形態に関連して示されたのと同様の内部機構、または別の適切な機構が使用されてもよい。レンズLを正確に位置決めして係合した後、カートリッジ408は、方向L’において移動可能であり、また、ここではグリッパ要素418上を摺動し、それにより、レンズLはさらに折り畳まれて、カートリッジ408の内部に大部分姿を消す。示された実施形態では、カートリッジ408は、レンズL上で操作可能であるように、摘出器402の長手軸の周りで方向Mに回転可能である。
【0059】
レンズLの摘出中、摘出器402は、切開に対して配置され、ここで、特にカートリッジ出口410を含むカートリッジ408は、切開を通じて延在する。摘出器402が眼内に位置決めされた後、ガイド432は、方向Nにおける操作要素420の移動を使用して、方向Jにおいて前方に移動され、それにより、グリッパ要素418は、レンズLが場合により補助ツールを使用してグリッパ要素418に対して位置決めされ得るように、方向Kにおいて互いに向かって移動する。ここで、レンズLは、(予め)折り畳まれる。次いで、カートリッジ408は、グリッパ要素418およびレンズL上で方向L’および方向Mに移動される。この移動は、機構を使用して、あるいは使用者による手動の押し運動および回転運動を使用して行われ得る。ここで、この使用者は、好ましくはこの目的のために特に形成された係合要素409に係合する。レンズLがカートリッジ408の内部に少なくとも大部分導入された後、ホルダ404を切開から後退させることができ、それにより、レンズLは眼から摘出される。
【0060】
レンズ摘出器502のためのさらなる代替的な実施形態(図6A図6D)では、レンズ摘出器502は、第1のホルダ部品504aおよび第2のホルダ部品504bを含むホルダ504を備え、ホルダ504は、場合により金属および/またはプラスチック材料から作られたカートリッジ508を外側端部506に備える。ここで、ホルダ部品504aは、わずかにより太い形態をとることができ、したがって、使用者の手により良く収まり、より大きな安定性を提供することができる。グリッパ516は、グリッパ要素518を備え、そのうちの1つの要素は、レンズLに係合してグリッパ要素518間にレンズLを挟持するために、示された実施形態では方向Pに回転可能である。方向Pにおける挟持運動は、示された実施形態では方向Qに圧迫され得る操作要素520を使用して実現される。必要に応じて、位置決め要素512、514を使用して操作要素を固定することが可能であり、位置決め要素512、514は、操作要素520を方向Rにさらに圧迫することによって相互係合され得る。カートリッジ508内には、例えばいわゆる射出成形フィルムであるフィルム522が配置され、このフィルム522は、順方向に移動可能であり、また、方向Vにおけるホルダ部品504bの移動により、場合によりフィルムガイド機構524も使用して、方向Sにおいて部分的に外方向に折り畳まれ得る。フィルム522がレンズLを少なくとも部分的に取り囲んだ後、カートリッジ508は、方向Xにおけるホルダ部品504aの回転により、フィルム522、レンズL、およびグリッパ516上で方向Wに延長され得る。ここで、他の実施形態に関連して示されたのと同様の内部機構、または別の適切な機構が使用されてもよい。
【0061】
レンズLの摘出中、摘出器502は、切開内に配置され、カートリッジ508は、切開を通じて移動する。摘出器502が眼内に位置決めされた後、レンズLは、方向Qにおける操作要素520の移動を使用して(図6A)、方向Pにおける1つのグリッパ要素518の回転により、実質的に摘出器502の長手方向に対して横向きの軸の周りに、グリッパ要素518によって挟持される。ここで、レンズLは、場合によりある程度まで(予め)折り畳まれる。次いで、グリッパ要素518は、操作要素520を方向Rに圧迫することによって固定される(図6B)。次いで、フィルム522は、方向Sにおいて外方に移動され、方向Vにおけるホルダ部品504aの移動によりレンズLを少なくとも部分的に取り囲む(図6C)。次いで、カートリッジ508は、方向Wにおいてフィルム522およびレンズL上で移動される。示された実施形態では、この移動は、方向Xにおけるホルダ部品504aの回転よって実現される(図6D)。レンズLがカートリッジ508の内部に少なくとも大部分導入された後、ホルダ504を切開から後退させることができ、それにより、レンズLは眼から摘出される。
【0062】
レンズ摘出器502の動作のために、駆動機構550(図7)が使用され得る。駆動機構550は、グリッパ要素518が比較的簡易な方法で切開に通されてから解放され得るようにグリッパ要素518を互いに接近させるように、好ましくは操作要素520を固定することなしに、操作要素520によって作動される。ここで、操作要素520は、シャフト552上に枢動可能に取り付けられ、ばね要素554のばね作用に逆らって圧迫され得る。グリッパ要素518の内部部品518aが、後方に移動され、グリッパ要素518は、キャッチ接続部555a、555bを介して互いに圧迫される。第1のホルダ部品504aは、方向Xに回転可能であり、フィルム接続要素556を介してフィルム522に動作可能に接続される。接続部556により、第1のホルダ部品504aの回転が、フィルム522の並進をもたらす。示された実施形態では、第1のホルダ部品504aは、第2のホルダ部品504bのねじ山/ピッチ562内に動作可能に配置される複数の突出部560を含むスナップフィンガ558を備える。これは、ホルダ部品504a、504b間の相対運動を可能にする。第2のホルダ部品504bのねじ山562の始まりの任意的な縁部564が、例えば移送中の第1のホルダ部品504aの不要な回転を防止する。場合により、フィルム522の最外位置に達したことを示すために、ねじ山562の他方の端部に同様の縁部が設けられる。示された実施形態では、カートリッジ508の外側端部508aおよびフィルム522は、不要な回転を避けるために、および、フィルム522の並進のみを可能にするために、わずかに卵円形である。伝達要素566が、第1のホルダ部品504aからカートリッジ508に(並進)回転を伝達するために設けられる。この目的のために、要素566は、突出部560を受け入れるための凹部568を備える。突出部560を受け入れた後、要素566は、第1のホルダ部品504aの回転運動において一緒に移動される。カートリッジ508は、突出部570を備え、この突出部570は、使用時に要素566の内部ねじ山572内に配置され、それにより、要素566の(並進)回転をカートリッジ508の並進に変換し、カートリッジ508は、外側端部508aにより、レンズL上を摺動することができる。
【0063】
使用時に、摘出器502は、包装から取り出される。眼に作られた切開を通じて侵入するときに、操作要素520は、それを固定することなしに圧迫される。ここで、グリッパ要素518は、最小限の寸法を有し、眼に侵入するための切開において抵抗はほとんど存在しない。グリッパ要素518が切開を通過するとすぐに、操作要素520は解放可能であり、器具は、いつでも眼内のレンズLを把持することができる。ここで、レンズLの縁部は、グリッパ要素518内に位置決めされている。次いで、レンズLは、ばね要素554のばね作用に逆らって操作要素520を圧迫することおよびシャフト552の周りでの操作要素520の回転によりグリッパ要素518を閉じることによって把持され、ここで、内部部品518aは、内方に移動され、グリッパ要素518が閉じる。操作要素520が完全に圧迫されると、位置決め要素512、514は、固定のために互いに接触する。必要に応じて、固定は、さらに押すことによって解放され得る。固定に続いて、フィルム522が、第1のホルダ部品504aを回転させて、それにより前方に移動させることによりフィルム522を前方に摺動/移動させることにより、レンズLの周りに配置され、ここで、フィルム522は、前方に摺動し、レンズLの周りで広がる。摘出器502の安定性、したがって眼内でのレンズLの位置の安定性のために、第1のホルダ部品504aは、場合により、時計回り方向にのみ旋回され得る。接続部556が、第1のホルダ部品504aの動きをフィルム522の並進に変換する。第1のホルダ部品504aの(並進)回転をカートリッジ508に伝達する目的のために、第1のホルダ部品504aのさらなる回転が、突出部570を使用して伝達要素566を作動させる。カートリッジ508は、外側端部508aとともに前方に移動し、レンズLを含むフィルム522上で摺動して、好ましくはレンズLを折り畳みおよび延伸させることにより、レンズLを圧縮する。次いで、摘出器502は、レンズLとともに眼から取り出される。
【0064】
代替的な駆動機構580(図8)が、別体の器具580を提供する。器具580は、左眼または右眼を選択するための左右スイッチ582を備える。器具580は、グリッパまたは示された実施形態の形態の摘出器578を案内するために、面取りされた外側端部586を含むガイド584をさらに備える。示された実施形態では、器具580は、補強リブ588を備える。器具580上には、器具580の外側端部592を互いに向かって移動可能にすることができる係合位置590が設けられる。示された実施形態では、カートリッジ594が設けられ、このカートリッジ594は、外側端部592の移動により方向Yに移動し、それによりレンズL上で移動することができ、レンズLは、好ましくは折り畳まれ、および延伸される。
【0065】
使用時には、駆動機構としての器具580は、包装から取り出され、スイッチ582は、左眼または右眼のために設定される。(切開)ガイド584の面取りされた表面586は、器具580が圧迫されることなしに、すでに眼に作られた切開内に配置される。次いで、使用者は、眼内のレンズLを把持することを可能にするために、セカンドハンドで(従来の)グリッパ578をアクティブなカートリッジ594の開口部に通すことができる。次いで、レンズLは、摘出器578のグリッパにより縁部を把持されて、好ましくはフォイル596内に移動される。次いで、係合位置590が他方の手により圧迫され、それにより、外側端部592は、互いに向かって移動する。カートリッジ594が外側端部592にくっつくことにより、カートリッジ594は外側端部592に対して方向Yに移動される。力は、1つまたは複数の補強リブ588が配置されているという点において、制御された態様で伝達される。カートリッジ594は、切開ガイド584を通じて前方に押されて、例えばフィルム596のように前側でレンズLの周りに広がる。次いで、把持されたレンズを含むグリッパ578を眼の外へ移動させることにより、アクティブなカートリッジ594は、レンズLを折り畳み始めて、レンズLが切開ガイド584に引き込まれ得るのに十分小さくする。その後、眼に挿入された切開ガイド584を含む器具580およびレンズLは、眼から摘出され得る。
【0066】
駆動機構550および580はまた、示された実施形態および示されていない実施形態のどちらでも、レンズ摘出器の他の実施形態に適用され得ることが、理解されるであろう。本発明による代替的な駆動機構が同様に見込まれることが、理解されるであろう。
【0067】
レンズ摘出器2、2’、2”、102、102’、102”、202、302のための様々な実施形態の多様な構成要素および要素を互いに組み合わせることが可能であることが、理解されるであろう。したがって、例えば追加的な角度接続部により、グリッパ要素18、118、218をそれぞれのホルダに対して斜めに配置することも可能である。グリッパ要素18、118、218、318およびカートリッジ8、8’、108、208、208’、308の互いおよびホルダ4、104、204、304に対する統合されたまたは別々の移動のために、統合されたまたは反対に別々の操作要素20、20’、20”、120、120’、122、220、320を提供することが、さらに可能である。
【0068】
レンズ摘出器2、2’、2”、102、102’、102”、202、302の製造のために、様々な技法が使用され得る。例えば、構成要素を形成するために鋳造プロセスが使用されてもよく、次いで、それらの構成要素は、好ましくは制御された環境において組み立てられ、次いで、例えば、操作要素20、20’、20”、122、120’、220、320が、所定の位置に嵌められ得る。図2Aの機構142、148などの様々な移動機構および/または回転機構が、他の示された実施形態に完全にもしくは部分的に適用されてよく、ならびに/あるいは、多少適合した実施形態において当業者によって適用されてもよい。
【0069】
本発明は、決して上記の本発明の好ましい実施形態に限定されるものではない。求められている権利は、以下の特許請求の範囲によって定められ、特許請求の範囲に記載の範囲内では、多くの修正が想定され得る。
【符号の説明】
【0070】
2,2’,2” レンズ摘出器
4 ホルダ
6 第1の外側端部、前側
8,8’ カートリッジ
10 外側端部、出口
11 凹部
12 変形要素、前側
14 カートリッジ操作要素、要素
15 リブ、要素
16 グリッパ
18 グリッパ要素
20,20’,20” 操作要素、ハンドル
22 凹部
24 後側
26 ホルダ回転要素
28 把持要素
30 グリッパ
32,32’ 長手方向ガイド、レンズガイド
34 成形要素、型
36 カップ形状
38,38’ 溝
50 シャフト
52 シャフトホルダ
102,102’,102” レンズ摘出器
104 ホルダ
106 外側端部
108 カートリッジ
110 外側端部、出口、カートリッジ出口
112 折り畳み要素、成形要素
116 グリッパ
118 グリッパ要素
120,120’ 操作要素、要素、ハンドル
122 操作要素、要素、ハンドル
132 ガイド
134 カップ形状
140 ヒンジ、ピン
142 グリッパ機構
144 接続部
146 ガイドトラック
148 カートリッジ機構
150 接続部
152 ガイドトラック
153 部分歯車、歯車
154 凹部
156 ばね要素、要素
160 シャフト
162 シャフトホルダ
164 外側端部
166 並進機構
168 回転機構
170 ピン
172 キー溝
174 回転要素
176 ねじ山接続部
202 レンズ摘出器
204 ホルダ
206 外側端部
208,208’ カートリッジ
212 折り畳み要素
216 グリッパ
218 グリッパ要素
220 操作要素、ハンドル、要素、操作ハンドル
240 枢動ピン、ヒンジ
254 凹部
256 カップ形状
258 開口部、ガイド要素
259 点、機構
260 並進機構、カートリッジ機構
262 シャフト
264 ばね機構、要素
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図4
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図6D
図7
図8
【国際調査報告】