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特表2024-532916蛇管式マイクロチャネル熱交換器及び空調機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】蛇管式マイクロチャネル熱交換器及び空調機
(51)【国際特許分類】
   F28D 1/047 20060101AFI20240903BHJP
   F24F 1/0067 20190101ALI20240903BHJP
   B60H 1/32 20060101ALI20240903BHJP
   F25B 13/00 20060101ALI20240903BHJP
   F25B 39/00 20060101ALI20240903BHJP
【FI】
F28D1/047 C
F24F1/0067
B60H1/32 613C
B60H1/32 613E
F25B13/00 R
F25B39/00 M
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514465
(86)(22)【出願日】2022-08-01
(85)【翻訳文提出日】2024-03-04
(86)【国際出願番号】 CN2022109444
(87)【国際公開番号】W WO2023115956
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】202111582471.4
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512306405
【氏名又は名称】グリー エレクトリック アプライアンシーズ インク オブ ズーハイ
【氏名又は名称原語表記】GREE ELECTRIC APPLIANCES, INC. OF ZHUHAI
【住所又は居所原語表記】Qianshan Jinji West Road,Zhuhai, Guangdong, 519070, P.R. CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】呉 迎文
(72)【発明者】
【氏名】尹 東
(72)【発明者】
【氏名】楊 瑞▲チー▼
(72)【発明者】
【氏名】姜 甲元
【テーマコード(参考)】
3L051
3L092
3L103
3L211
【Fターム(参考)】
3L051BE06
3L092AA02
3L092BA11
3L092DA19
3L103AA17
3L103BB38
3L103BB42
3L103CC17
3L103CC22
3L103DD34
3L103DD42
3L211BA60
3L211DA22
3L211DA24
(57)【要約】
蛇管式マイクロチャネル熱交換器及び空調機であって、蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、第1放熱管群(1)、第2放熱管群(2)を含み、第1放熱管群(1)は、並列されたM本の第1蛇管(11)を含み、第2放熱管群(2)は、並列されたN本の第2蛇管(21)を含み、第1冷媒流れ案内管(3)は、M本の第1分岐管(31)によってM本の第1蛇管(11)の第1端部開口に連通し、第2冷媒流れ案内管(4)及び第3冷媒流れ案内管(5)は、それぞれ、M本の第2分岐管(41)、N本の第3分岐管(51)によってM本の第1蛇管(11)の第2端部開口、N本の第2蛇管(21)の第1端部開口に連通し、第4冷媒流れ案内管(6)は、N本の第4分岐管(61)によってN本の第2蛇管(21)の第2端部開口に連通し、MとNは、等しくない。当該蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、冷房運転モードで冷媒が多く入り少なく出て、暖房運転モードで少なく入り多く出る流路モードに適応し、熱交換器の冷房、暖房の総合性能を向上させることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蛇管式マイクロチャネル熱交換器であって、
第1放熱管群(1)、第2放熱管群(2)、第1冷媒流れ案内管(3)、第2冷媒流れ案内管(4)、第3冷媒流れ案内管(5)及び第4冷媒流れ案内管(6)を含み、
前記第1放熱管群(1)は、並列されたM本の第1蛇管(11)を含み、前記第2放熱管群(2)は、並列されたN本の第2蛇管(21)を含み、前記第1冷媒流れ案内管(3)には、M本の第1分岐管(31)を有し、M本の前記第1分岐管(31)は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管(11)の第1端部開口に連通し、前記第2冷媒流れ案内管(4)には、M本の第2分岐管(41)を有し、M本の前記第2分岐管(41)は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管(11)の第2端部開口に連通し、前記第3冷媒流れ案内管(5)には、N本の第3分岐管(51)を有し、N本の前記第3分岐管(51)は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管(21)の第1端部開口に連通し、前記第4冷媒流れ案内管(6)には、N本の第4分岐管(61)を有し、N本の前記第4分岐管(61)は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管(21)の第2端部開口に連通し、MとNは、等しくない、ことを特徴とする蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項2】
Mは、Nよりも大きく、且つ空調機が冷房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管(3)は、コンプレッサの排気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管(6)は、前記コンプレッサの吸気口に接続され、空調機が暖房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管(3)は、コンプレッサの吸気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管(6)は、前記コンプレッサの排気口に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項3】
前記第2冷媒流れ案内管(4)と前記第3冷媒流れ案内管(5)との間に、絞り部材を有し、前記第2冷媒流れ案内管(4)と前記第3冷媒流れ案内管(5)は、前記絞り部材によって連通する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項4】
前記絞り部材は、第1絞り孔(81)を有するセパレータ(8)であり、前記第2冷媒流れ案内管(4)と前記第3冷媒流れ案内管(5)は、一体成型された直管であり、前記セパレータ(8)は、前記直管内に接続されている、ことを特徴とする請求項3に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項5】
前記直管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置し、前記第1冷媒流れ案内管(3)及び第4冷媒流れ案内管(6)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する、ことを特徴とする請求項4に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項6】
前記絞り部材は、第2絞り孔(71)を有する噴射管(7)であり、前記噴射管(7)の一端は、閉塞端であり、前記噴射管(7)の他端は、開口端であり、前記閉塞端及び前記第2絞り孔(71)は、前記第2冷媒流れ案内管(4)内に位置し、前記開口端は、前記第4冷媒流れ案内管(6)内に位置する、ことを特徴とする請求項3に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項7】
前記第1冷媒流れ案内管(3)及び前記第4冷媒流れ案内管(6)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置し、前記第2冷媒流れ案内管(4)及び第3冷媒流れ案内管(5)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する、ことを特徴とする請求項6に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項8】
前記第1蛇管(11)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第1外側蛇管(111)と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第1内側蛇管(112)とを含み、前記第1外側蛇管(111)と前記第1内側蛇管(112)とが直列され、前記第1外側蛇管(111)の第1端部開口と前記第1内側蛇管(112)の第1端部開口は、第1接続管(113)によって連通する、ことを特徴とする請求項1、6、7のいずれか1項に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項9】
前記第2蛇管(21)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第2外側蛇管(211)と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器に位置する第2内側蛇管(212)とを含み、前記第2外側蛇管(211)と前記第2内側蛇管(212)とが直列され、前記第2外側蛇管(211)の第1端部開口と前記第2内側蛇管(212)の第1端部開口は、第2接続管(213)によって連通する、ことを特徴とする請求項8に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器を含む、ことを特徴とする空調機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2021年12月22日に中国特許局に出願された出願番号202111582471.4、発明の名称「蛇管式マイクロチャネル熱交換器及び空調機」の中国特許出願の優先権を主張し、その内容全体を参照により本開示に組み込む。
【0002】
本開示は、熱交換器の製造技術分野に関し、具体的に蛇管式マイクロチャネル熱交換器及び空調機に関する。
【背景技術】
【0003】
マイクロチャネル熱交換器は、高効率かつコンパクト、重量が軽く、注入量が少なく、全アルミニウム材質が使用されて回収しやすいことなどのメリットを有し、現在、冷房占用の家庭用マイクロチャネル凝縮器及び自動車用マイクロチャネル凝縮器及び蒸発器、冷蔵庫用コンデンサーに使用されている。
【0004】
蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、図10に示すように、その扁平管a(即ち、蛇管)の幅方向は、合流管bの軸方向に平行であり、扁平管a同士の間に放熱フィンcを有し、伝統的なマイクロチャネル熱交換器に比べて合流管の管径がより小さく、且つセパレータ、中継ブロックなどの部材を少なくし、熱交換器のコストがより低い。現在、蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、冷蔵庫の場合のみに応用され、冷却量の範囲が一般的に百ワットであり、流路がいずれも一入口一出口の態様であるため、大きい冷却量の場合、例えば家庭用空調機、商用空調機などに応用されると、流量が大きく圧力低下が大きいという欠陥が存在するため、新型の蛇管式流路を設計する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本開示は、関連技術において入口管と出口管の数がひとしい蛇管式マイクロチャネル熱交換器が冷却量の大きい場合に応用される際に流量が大きく圧力低下が大きいという問題を解決できる蛇管式マイクロチャネル熱交換器及び空調機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本開示は、蛇管式マイクロチャネル熱交換器を提供する。当該蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、第1放熱管群、第2放熱管群、第1冷媒流れ案内管、第2冷媒流れ案内管、第3冷媒流れ案内管及び第4冷媒流れ案内管を含み、前記第1放熱管群は、並列されたM本の第1蛇管を含み、前記第2放熱管群は、並列されたN本の第2蛇管を含み、前記第1冷媒流れ案内管には、M本の第1分岐管を有し、M本の前記第1分岐管は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管の第1端部開口に連通し、前記第2冷媒流れ案内管には、M本の第2分岐管を有し、 M本の前記第2分岐管は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管の第2端部開口に連通し、前記第3冷媒流れ案内管には、N本の第3分岐管を有し、N本の前記第3分岐管は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管の第1端部開口に連通し、前記第4冷媒流れ案内管には、N本の第4分岐管を有し、N本の前記第4分岐管は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管の第2端部開口に連通し、MとNは、等しくない。
【0007】
いくつかの実施形態では、Mは、Nよりも大きく、且つ空調機が冷房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管は、コンプレッサの排気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管は、前記コンプレッサの吸気口に接続され、空調機が暖房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管は、コンプレッサの吸気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管は、前記コンプレッサの排気口に接続される。
【0008】
いくつかの実施形態では、前記第2冷媒流れ案内管と前記第3冷媒流れ案内管との間に、絞り部材を有し、前記第2冷媒流れ案内管と前記第3冷媒流れ案内管は、前記絞り部材によって連通する。
【0009】
いくつかの実施形態では、前記絞り部材は、第1絞り孔を有するセパレータであり、前記第2冷媒流れ案内管と前記第3冷媒流れ案内管は、一体成型された直管であり、前記セパレータは、前記直管内に接続されている。
【0010】
いくつかの実施形態では、前記直管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置し、前記第1冷媒流れ案内管及び第4冷媒流れ案内管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する。
【0011】
いくつかの実施形態では、前記絞り部材は、第2絞り孔を有する噴射管であり、前記噴射管の一端は、閉塞端であり、前記噴射管の他端は、開口端であり、前記閉塞端及び前記第2絞り孔は、前記第2冷媒流れ案内管内に位置する、前記開口端は、前記第4冷媒流れ案内管内に位置する。
【0012】
いくつかの実施形態では、前記第1冷媒流れ案内管及び前記第4冷媒流れ案内管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置し、前記第2冷媒流れ案内管及び第3冷媒流れ案内管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する。
【0013】
いくつかの実施形態では、前記第1蛇管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第1外側蛇管と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第1内側蛇管とを含み、前記第1外側蛇管と前記第1内側蛇管とが直列され、前記第1外側蛇管の第1端部開口と前記第1内側蛇管の第1端部開口は、第1接続管によって連通する。
【0014】
いくつかの実施形態では、前記第2蛇管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第2外側蛇管と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器に位置する第2内側蛇管とを含み、前記第2外側蛇管と前記第2内側蛇管とが直列され、前記第2外側蛇管の第1端部開口と前記第2内側蛇管の第1端部開口は、第2接続管によって連通する。
【0015】
本開示は、さらに、上述した蛇管式マイクロチャネル熱交換器を含む空調機を提供する。
【0016】
本開示が提供する蛇管式マイクロチャネル熱交換器及び空調機によれば、前記第1冷媒流れ案内管と前記第4冷媒流れ案内管は、それぞれ、異なる本数の分岐管を有し、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、冷房運転モードで冷媒が多く入り少なく出て、暖房運転モードで少なく入り多く出る流路モードに適応し、熱交換器の冷房、暖房の総合性能を向上させることができる。また、冷房運転モードで、前記第2放熱管群は、前記第1放熱管群で熱交換された冷媒に過冷却を実現し、前記第2放熱管群における各第2蛇管同士の間は、並列が採用されることにより、関連技術において直列が採用されて圧力低下が大きいという問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本開示の一実施例の蛇管式マイクロチャネル熱交換器の構造模式図である。
図2図1における蛇管式マイクロチャネル熱交換器が空調機の冷房運転モードにあるときの冷媒の流れ方向を示す模式図である。
図3図1における蛇管式マイクロチャネル熱交換器が空調機の暖房運転モードにあるときの冷媒の流れ方向を示す模式図である。
図4】本開示の他の実施例の蛇管式マイクロチャネル熱交換器の構造模式図である。
図5】本開示の実施例における絞り部材の一構造模式図である。
図6】本開示の別の実施例の蛇管式マイクロチャネル熱交換器の構造模式図である。
図7】本開示の実施例における絞り部材の他の構造模式図である。
図8図7における蛇管式マイクロチャネル熱交換器が空調機の冷房運転モードにあるときの冷媒の流れ方向を示す模式図である。
図9図7における蛇管式マイクロチャネル熱交換器が空調機の暖房運転モードにあるときの冷媒の流れ方向を示す模式図である。
図10】関連技術における一入口一出口の蛇管式マイクロチャネル熱交換器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1乃至図10に示すように、本開示の実施例によれば、蛇管式マイクロチャネル熱交換器を提供し、当該蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、第1放熱管群1、第2放熱管群2、第1冷媒流れ案内管3、第2冷媒流れ案内管4、第3冷媒流れ案内管5及び第4冷媒流れ案内管6を含み、前記第1放熱管群1は、並列されたM本の第1蛇管11、前記第2放熱管群2は、並列されたN本の第2蛇管21を含み、前記第1冷媒流れ案内管3には、M本の第1分岐管31を有し、M本の前記第1分岐管31は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管11の第1端部開口に連通し、前記第2冷媒流れ案内管4には、M本の第2分岐管41を有し、 M本の前記第2分岐管41は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管11の第2端部開口に連通し、前記第3冷媒流れ案内管5には、N本の第3分岐管51を有し、N本の前記第3分岐管51は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管21の第1端部開口に連通し、前記第4冷媒流れ案内管6には、N本の第4分岐管61を有し、N本の前記第4分岐管61は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管21の第2端部開口に連通し、MとNは、等しくない。理解できるように、前記第1蛇管11と第2蛇管21には、いずれも放熱フィン(図示せず)が設けられ、それにより、前記熱交換器の放熱効果を向上させる。この技術案では、前記第1冷媒流れ案内管3と前記第4冷媒流れ案内管6は、それぞれ、異なる本数の分岐管を有することにより、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、冷房運転モードで冷媒が多く入り少なく出て、暖房運転モードで少なく入り多く出る流路モードに適応し、熱交換器の冷房、暖房の総合性能を向上させることができる。具体的には、空調機が冷房運転モードにある場合、熱交換器の冷媒の入口が気相であり、出口が液相であり、熱伝達係数と圧力低下との間のバランスを取る観点から、熱伝達係数を向上させるために、気相の圧力低下が大きいため、必要とする分岐路の数が多く、液相の圧力低下が小さいため、必要とする分岐路の数が少ない。暖房運転モードの場合には逆であり、入口が気液両相であり、熱伝達係数を向上させるために、必要とする分岐路の数が少なく、出口が気相であり、圧力低下を軽減させるために、必要とする分岐路の数が多い。また、冷房運転モードで、前記第2放熱管群2は、前記第1放熱管群1で熱交換された冷媒に過冷却を実現し、前記第2放熱管群2における各第2蛇管21同士の間は、並列が採用されることにより、関連技術において直列が採用されて圧力低下が大きいという問題を解決することができる。
【0019】
具体的には、Mは、Nよりも大きく、且つ空調機が冷房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管3は、コンプレッサの排気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管6は、前記コンプレッサの吸気口に接続され、空調機が暖房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管3は、コンプレッサの吸気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管6は、前記コンプレッサの排気口に接続され、例えば、図1における熱交換器では、M=7であり、N=3であり、図4及び図6における熱交換器では、M=4であり、N=3である。
【0020】
いくつかの実施形態では、前記第2冷媒流れ案内管4と前記第3冷媒流れ案内管5との間に、絞り部材を有し、前記第2冷媒流れ案内管4と前記第3冷媒流れ案内管5は、前記絞り部材によって連通し、それにより、通過する冷媒を絞って加速することができる。具体的には、暖房運転モードで、前記第4冷媒流れ案内管6、第3冷媒流れ案内管5から順次に取り込んだ液体の冷媒を加速して、冷媒が前記第2冷媒流れ案内管4の末端に到達できることを保証し、冷媒は、十分に充満し、均一に分流する。
【0021】
前記絞り部材の具体的な実現形態の1種として、前記絞り部材は、第1絞り孔81を有するセパレータ8であり、前記第2冷媒流れ案内管4と前記第3冷媒流れ案内管5は、一体成型された直管であり、前記セパレータ8は、前記直管内に接続され、このとき、対応的に、前記直管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置し、前記第1冷媒流れ案内管3及び第4冷媒流れ案内管6は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する。
【0022】
前記絞り部材の具体的な実現形態のもう1種として、前記絞り部材は、第2絞り孔71を有する噴射管7であり、前記噴射管7の一端は、閉塞端であり、前記噴射管7の一端は、開口端であり、前記閉塞端及び前記第2絞り孔71は、前記第2冷媒流れ案内管4内に位置し(即ち、前記噴射管7の閉塞端が前記第2冷媒流れ案内管4内に内嵌される)、前記開口端は、前記第4冷媒流れ案内管6内に位置し、それにより、前記第1冷媒流れ案内管3及び前記第4冷媒流れ案内管6は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置し、前記第2冷媒流れ案内管4及び第3冷媒流れ案内管5は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する。
【0023】
いくつかの実施形態では、前記第1蛇管11は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第1外側蛇管111と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第1内側蛇管112とを含み、前記第1外側蛇管111と前記第1内側蛇管112とが直列され、前記第1外側蛇管111の第1端部開口と前記第1内側蛇管112の第1端部開口は、第1接続管113によって連通し、前記第1外側蛇管111の第2端部開口と前記第2冷媒流れ案内管4に連通し、前記第1内側蛇管112の第2端部開口は、前記第1冷媒流れ案内管3に連通する。或いは、前記第2蛇管21は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第2外側蛇管211と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器に位置する第2内側蛇管212とを含み、前記第2外側蛇管211と前記第2内側蛇管212とが直列され、前記第2外側蛇管211の第1端部開口と前記第2内側蛇管212の第1端部開口は、第2接続管213によって連通し、前記第2外側蛇管211の第2端部開口は、前記第3冷媒流れ案内管5及び第4冷媒流れ案内管6のうちの一方に連通し、前記第2内側蛇管212の第2端部開口は、前記第3冷媒流れ案内管5及び第4冷媒流れ案内管6のうちの他方に連通する。この技術案では、前記第1放熱管群1と第2放熱管群2は、それぞれ、外側蛇管及び内側蛇管(即ち、二重蛇管構造)から構成され、前記第1接続管113又は第2接続管213によって内外側の蛇管を直列し、前記第1冷媒流れ案内管3と前記第4冷媒流れ案内管6が熱交換器の同一側、例えば排気側に位置する場合、冷房運転時に前記第2放熱管群2における冷媒の流れ方向と風の流れ方向は、順流であり、熱交換の温度差が相対的に小さく、熱交換の効果を向上させる。前記第1冷媒流れ案内管3と前記第4冷媒流れ案内管6がそれぞれ熱交換器の両側に位置する場合、冷房運転時に前記第2放熱管群2における冷媒の流れ方向と風の流れ方向は、逆流であり、熱交換の温度差が相対的に大きく、熱交換効果がより良い。
【0024】
本開示の実施例によれば、上述した蛇管式マイクロチャネル熱交換器を含む空調機をさらに提供する。
【0025】
当業者に容易に理解されるように、矛盾しない前提で、上記各有利な形態は自由に組み合わせ、重ね合わせることができる。
【0026】
上記は、本開示の好適な実施形態にすぎず、本開示を制限するものではなく、本開示の精神と原則の範囲内で行われたいかなる修正、同等の置換と改良等も、すべて本開示の保護範囲に含まれるべきである。上記は本開示の好ましい実施形態にすぎず、当業者にとって、本開示の技術原理から逸脱しない前提で、若干の改良と変形を行うことができ、これらの改良と変形も本開示の保護範囲と見なすべきである。
【符号の説明】
【0027】
1 第1放熱管群
11 第1蛇管
111 第1外側蛇管
112 第1内側蛇管
113 第1接続管
2 第2放熱管群
21 第2蛇管
211 第2外側蛇管
212 第2内側蛇管
213 第2接続管
3 第1冷媒流れ案内管
31 第1分岐管
4 第2冷媒流れ案内管
41 第2分岐管
5 第3冷媒流れ案内管
51 第3分岐管
6 第4冷媒流れ案内管
61 第4分岐管
7 噴射管
71 第2絞り孔
8 セパレータ
81 第1絞り孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-03-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
いくつかの実施形態では、前記第2蛇管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第2外側蛇管と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第2内側蛇管とを含み、前記第2外側蛇管と前記第2内側蛇管とが直列され、前記第2外側蛇管の第1端部開口と前記第2内側蛇管の第1端部開口は、第2接続管によって連通する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
図1乃至図に示すように、本開示の実施例によれば、蛇管式マイクロチャネル熱交換器を提供し、当該蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、第1放熱管群1、第2放熱管群2、第1冷媒流れ案内管3、第2冷媒流れ案内管4、第3冷媒流れ案内管5及び第4冷媒流れ案内管6を含み、前記第1放熱管群1は、並列されたM本の第1蛇管11、前記第2放熱管群2は、並列されたN本の第2蛇管21を含み、前記第1冷媒流れ案内管3には、M本の第1分岐管31を有し、M本の前記第1分岐管31は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管11の第1端部開口に連通し、前記第2冷媒流れ案内管4には、M本の第2分岐管41を有し、 M本の前記第2分岐管41は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管11の第2端部開口に連通し、前記第3冷媒流れ案内管5には、N本の第3分岐管51を有し、N本の前記第3分岐管51は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管21の第1端部開口に連通し、前記第4冷媒流れ案内管6には、N本の第4分岐管61を有し、N本の前記第4分岐管61は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管21の第2端部開口に連通し、MとNは、等しくない。いくつかの実施形態では、前記第1蛇管11と第2蛇管21には、いずれも放熱フィン(図示せず)が設けられ、それにより、前記熱交換器の放熱効果を向上させる。この技術案では、前記第1冷媒流れ案内管3と前記第4冷媒流れ案内管6は、それぞれ、異なる本数の分岐管を有することにより、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器は、冷房運転モードで冷媒が多く入り少なく出て、暖房運転モードで少なく入り多く出る流路モードに適応し、熱交換器の冷房、暖房の総合性能を向上させることができる。具体的には、空調機が冷房運転モードにある場合、熱交換器の冷媒の入口が気相であり、出口が液相であり、熱伝達係数と圧力低下との間のバランスを取る観点から、熱伝達係数を向上させるために、気相の圧力低下が大きいため、必要とする分岐路の数が多く、液相の圧力低下が小さいため、必要とする分岐路の数が少ない。暖房運転モードの場合には逆であり、入口が気液両相であり、熱伝達係数を向上させるために、必要とする分岐路の数が少なく、出口が気相であり、圧力低下を軽減させるために、必要とする分岐路の数が多い。また、冷房運転モードで、前記第2放熱管群2は、前記第1放熱管群1で熱交換された冷媒に過冷却を実現し、前記第2放熱管群2における各第2蛇管21同士の間は、並列が採用されることにより、関連技術において直列が採用されて圧力低下が大きいという問題を解決することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
前記絞り部材の具体的な実現形態のもう1種として、前記絞り部材は、第2絞り孔71を有する噴射管7であり、前記噴射管7の一端は、閉塞端であり、前記噴射管7の端は、開口端であり、前記閉塞端及び前記第2絞り孔71は、前記第2冷媒流れ案内管4内に位置し(即ち、前記噴射管7の閉塞端が前記第2冷媒流れ案内管4内に内嵌される)、前記開口端は、前記第4冷媒流れ案内管6内に位置し、それにより、前記第1冷媒流れ案内管3及び前記第4冷媒流れ案内管6は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置し、前記第2冷媒流れ案内管4及び第3冷媒流れ案内管5は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
いくつかの実施形態では、前記第1蛇管11は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第1外側蛇管111と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第1内側蛇管112とを含み、前記第1外側蛇管111と前記第1内側蛇管112とが直列され、前記第1外側蛇管111の第1端部開口と前記第1内側蛇管112の第1端部開口は、第1接続管113によって連通し、前記第1外側蛇管111の第2端部開口と前記第2冷媒流れ案内管4に連通し、前記第1内側蛇管112の第2端部開口は、前記第1冷媒流れ案内管3に連通する。いくつかの実施形態では、前記第2蛇管21は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第2外側蛇管211と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第2内側蛇管212とを含み、前記第2外側蛇管211と前記第2内側蛇管212とが直列され、前記第2外側蛇管211の第1端部開口と前記第2内側蛇管212の第1端部開口は、第2接続管213によって連通し、前記第2外側蛇管211の第2端部開口は、前記第3冷媒流れ案内管5及び第4冷媒流れ案内管6のうちの一方に連通し、前記第2内側蛇管212の第2端部開口は、前記第3冷媒流れ案内管5及び第4冷媒流れ案内管6のうちの他方に連通する。この技術案では、前記第1放熱管群1と第2放熱管群2は、それぞれ、外側蛇管及び内側蛇管(即ち、二重蛇管構造)から構成され、前記第1接続管113又は第2接続管213によって内外側の蛇管を直列し、前記第1冷媒流れ案内管3と前記第4冷媒流れ案内管6が熱交換器の同一側、例えば排気側に位置する場合、冷房運転時に前記第2放熱管群2における冷媒の流れ方向と風の流れ方向は、順流であり、熱交換の温度差が相対的に小さく、熱交換の効果を向上させる。前記第1冷媒流れ案内管3と前記第4冷媒流れ案内管6がそれぞれ熱交換器の両側に位置する場合、冷房運転時に前記第2放熱管群2における冷媒の流れ方向と風の流れ方向は、逆流であり、熱交換の温度差が相対的に大きく、熱交換効果がより良い。
【手続補正5】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蛇管式マイクロチャネル熱交換器であって、
第1放熱管群(1)、第2放熱管群(2)、第1冷媒流れ案内管(3)、第2冷媒流れ案内管(4)、第3冷媒流れ案内管(5)及び第4冷媒流れ案内管(6)を含み、
前記第1放熱管群(1)は、並列されたM本の第1蛇管(11)を含み、前記第2放熱管群(2)は、並列されたN本の第2蛇管(21)を含み、前記第1冷媒流れ案内管(3)には、M本の第1分岐管(31)を有し、M本の前記第1分岐管(31)は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管(11)の第1端部開口に連通し、前記第2冷媒流れ案内管(4)には、M本の第2分岐管(41)を有し、M本の前記第2分岐管(41)は、それぞれ一対一で対応してM本の前記第1蛇管(11)の第2端部開口に連通し、前記第3冷媒流れ案内管(5)には、N本の第3分岐管(51)を有し、N本の前記第3分岐管(51)は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管(21)の第1端部開口に連通し、前記第4冷媒流れ案内管(6)には、N本の第4分岐管(61)を有し、N本の前記第4分岐管(61)は、それぞれ一対一で対応してN本の前記第2蛇管(21)の第2端部開口に連通し、MとNは、等しくない、ことを特徴とする蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項2】
Mは、Nよりも大きく、且つ空調機が冷房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管(3)は、コンプレッサの排気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管(6)は、前記コンプレッサの吸気口に接続され、空調機が暖房運転モードにある場合、前記第1冷媒流れ案内管(3)は、コンプレッサの吸気口に接続され、前記第4冷媒流れ案内管(6)は、前記コンプレッサの排気口に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項3】
前記第2冷媒流れ案内管(4)と前記第3冷媒流れ案内管(5)との間に、絞り部材を有し、前記第2冷媒流れ案内管(4)と前記第3冷媒流れ案内管(5)は、前記絞り部材によって連通する、ことを特徴とする請求項1に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項4】
前記絞り部材は、第1絞り孔(81)を有するセパレータ(8)であり、前記第2冷媒流れ案内管(4)と前記第3冷媒流れ案内管(5)は、一体成型された直管であり、前記セパレータ(8)は、前記直管内に接続されている、ことを特徴とする請求項3に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項5】
前記直管は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置し、前記第1冷媒流れ案内管(3)及び第4冷媒流れ案内管(6)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する、ことを特徴とする請求項4に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項6】
前記絞り部材は、第2絞り孔(71)を有する噴射管(7)であり、前記噴射管(7)の一端は、閉塞端であり、前記噴射管(7)の他端は、開口端であり、前記閉塞端及び前記第2絞り孔(71)は、前記第2冷媒流れ案内管(4)内に位置し、前記開口端は、前記第4冷媒流れ案内管(6)内に位置する、ことを特徴とする請求項3に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項7】
前記第1冷媒流れ案内管(3)及び前記第4冷媒流れ案内管(6)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置し、前記第2冷媒流れ案内管(4)及び第3冷媒流れ案内管(5)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する、ことを特徴とする請求項6に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項8】
前記第1蛇管(11)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第1外側蛇管(111)と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第1内側蛇管(112)とを含み、前記第1外側蛇管(111)と前記第1内側蛇管(112)とが直列され、前記第1外側蛇管(111)の第1端部開口と前記第1内側蛇管(112)の第1端部開口は、第1接続管(113)によって連通する、ことを特徴とする請求項1に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項9】
前記第2蛇管(21)は、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の吸気側に位置する第2外側蛇管(211)と、前記蛇管式マイクロチャネル熱交換器の排気側に位置する第2内側蛇管(212)とを含み、前記第2外側蛇管(211)と前記第2内側蛇管(212)とが直列され、前記第2外側蛇管(211)の第1端部開口と前記第2内側蛇管(212)の第1端部開口は、第2接続管(213)によって連通する、ことを特徴とする請求項8に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の蛇管式マイクロチャネル熱交換器を含む、ことを特徴とする空調機。
【国際調査報告】