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特表2024-532919シガレット製造機械のためのリサイクルデバイス及び関連するシガレット製造設備
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  • 特表-シガレット製造機械のためのリサイクルデバイス及び関連するシガレット製造設備 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】シガレット製造機械のためのリサイクルデバイス及び関連するシガレット製造設備
(51)【国際特許分類】
   A24B 7/14 20060101AFI20240903BHJP
   A24C 5/39 20060101ALI20240903BHJP
【FI】
A24B7/14
A24C5/39
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514532
(86)(22)【出願日】2022-09-16
(85)【翻訳文提出日】2024-03-05
(86)【国際出願番号】 EP2022075731
(87)【国際公開番号】W WO2023041686
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】21197489.4
(32)【優先日】2021-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516004949
【氏名又は名称】ジェイティー インターナショナル エスエイ
【住所又は居所原語表記】8,rue Kazem Radjavi,1202 Geneva,SWITZERLAND
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100202854
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 卓行
(72)【発明者】
【氏名】ツン,ナイン
(72)【発明者】
【氏名】ミン,イェ・ツン
【テーマコード(参考)】
4B043
4B144
【Fターム(参考)】
4B043BA36
4B043BA39
4B043BA45
4B144CB02
4B144CB03
4B144CL08
4B144CM01
(57)【要約】
リサイクルデバイス(14)は、- 原料タバコ葉を粉砕タバコに粉砕することであって、前記粉砕タバコは、一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを含む、粉砕することと、- 細かく刻まれたタバコからシガレットを生産することと、- 過大タバコ粒子を排除することとを行うように構成され、且つ- 過大タバコ粒子を受け入れるための受入要素と、過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断するように構成されたカッタと、補足的な細かく刻まれたタバコを収集するように構成された収集部とを含む切断機構(20)と、- 補足的な細かく刻まれたタバコを受け入れるように構成された入口と、補足的な細かく刻まれたタバコの特定のスループットをシガレット製造機械(12)に搬送するように構成されたコンベヤとを含む投入機構(40)と、- 切断機構(20)及び投入機構(40)の動作を制御するように構成された駆動システム(60)とを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
- 原料タバコ葉を粉砕タバコに粉砕することであって、前記粉砕タバコは、一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを含む、粉砕することと、
- 細かく刻まれたタバコからシガレットを生産することと、
- 前記過大タバコ粒子を排除することと
を行うように構成されたシガレット製造機械(12)のためのリサイクルデバイス(14)であって、
- 前記シガレット製造機械(12)によって排除された前記過大タバコ粒子を受け入れるための受入要素(22)と、前記過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断するように構成されたカッタ(26)と、前記補足的な細かく刻まれたタバコを収集するように構成された収集部(32)とを含む切断機構(20)と、
- 前記収集部(32)から前記補足的な細かく刻まれたタバコを受け入れるように構成された入口(42)と、補足的な細かく刻まれたタバコの特定のスループットを前記シガレット製造機械(12)に搬送するように構成されたコンベヤ(44)とを含む投入機構(40)と、
- 前記切断機構(20)及び前記投入機構(40)の動作を制御するように構成された駆動システム(60)と
を含むリサイクルデバイス(14)。
【請求項2】
前記切断機構(20)の前記受入要素(22)は、ホッパ(24)と、前記ホッパ(24)及び前記カッタ(26)を隔てる少なくとも1つのフラップ(25)とを含む、請求項1に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項3】
前記カッタ(26)は、刃(29)が取り付けられた少なくとも1つの切断ホイール(27)を含む、請求項1又は2に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項4】
前記カッタ(26)は、前記補足的な細かく刻まれたタバコを前記収集部(32)に向けて押すように構成された少なくともスクレーパ(28)を更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項5】
前記切断機構(20)の前記収集部(32)は、導管(36)によって前記投入機構(40)の前記入口(42)に接続されたホッパ(34)を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項6】
前記投入機構(40)は、真空源(46)を更に含み、前記投入機構(40)の前記入口(42)は、前記真空源(46)に接続され、前記補足的な細かく刻まれたタバコは、真空によって前記収集部(32)から前記入口(42)に引き込まれる、請求項1~5のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項7】
前記投入機構(40)の前記入口(42)は、サイクロンシステム(48)を介して前記コンベヤ(44)に接続される、請求項1~6のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項8】
前記コンベヤ(44)は、スクリューコンベヤ(54)を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項9】
前記投入機構(40)は、前記スクリューコンベヤ(54)を作動させるように構成された少なくとも1つのアクチュエータ(52)を更に含む、請求項8に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのアクチュエータ(52)は、前記スクリューコンベヤ(54)に動力を供給するように構成された少なくとも1つのモータ(58)を含み、前記駆動システム(60)は、前記少なくとも1つのモータ(58)を可変速度で駆動するように構成される、請求項9に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項11】
前記投入機構(40)は、過剰量の前記補足的な細かく刻まれたタバコを排出するように構成された予備出口(50)を更に含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項12】
前記駆動システム(60)は、前記シガレット製造機械(12)の動作状態に従って前記切断機構(20)及び前記投入機構(40)の動作を制御するように構成される、請求項1~11のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項13】
前記切断機構(20)の前記カッタ(26)は、前記過大タバコ粒子を、1mm~2mmに含まれる長さの補足的な細かく刻まれたタバコ粒子に切断するように構成される、請求項1~12のいずれか一項に記載のリサイクルデバイス(14)。
【請求項14】
- 原料タバコ葉を粉砕タバコに粉砕することであって、前記粉砕タバコは、一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを含む、粉砕することと、
- 細かく刻まれたタバコからシガレットを生産することと、
- 前記過大タバコ粒子を排除することと
を行うように構成されたシガレット製造機械(12)を含むシガレット製造設備であって、請求項1~13のいずれか一項に記載のリサイクルデバイスを更に含むシガレット製造設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シガレット製造機械のためのリサイクルデバイスに関する。
【0002】
本発明は、シガレット製造機械及びそのようなリサイクルデバイスを含むシガレット製造設備にも関する。
【背景技術】
【0003】
特に、従来のシガレット又は非燃焼加熱式デバイスで使用するための物品など、様々なタイプの喫煙用物品が当技術分野で知られている。一般に、そのような物品は、例えば、タバコ基材を含む喫煙可能材料を収容するための収容部を含む。この収容部は、従来のシガレットの場合に燃やされるか、又はエアロゾル発生デバイスで使用される場合に加熱のみされるように設計される。この後者の場合、加熱システムが少なくとも部分的にエアロゾル発生デバイス内に形成され、エアロゾルを発生させるために前記収容部を加熱するように配置された1つ以上の電気作動式加熱要素を含む。エアロゾルは、物品の入口と出口との間に延びる流路内に放出される。出口は、エアロゾルを送達するためのマウスピースとして配置され得る。
【0004】
特に、従来のシガレットなどの喫煙用物品は、シガレット製造機械によって原料タバコから生産される。前記原料タバコは、一般に、タバコ葉の形態である。そのようなタバコ葉は、茎、葉脈及び葉身を含む。シガレットを生産するために、前記タバコ葉は、典型的には、シガレット製造機械内で破砕される。したがって、タバコ葉は、細かく刻まれたタバコ材料と、破砕に耐えたタバコ茎全体又はタバコ茎の一部などのより大きい粒子との混合物に変化する。細かく刻まれたタバコ材料は、満足な品質のシガレットを生産するのに適している。しかしながら、タバコ茎のようなより大きい粒子は、通常、寸法が大きすぎるため、シガレット生産に適さない。
【0005】
米国特許第6877516号明細書は、タバコ茎を集め、タバコ茎を断片に切断し、切断されたタバコ茎をシガレット製造機械に再度供給するように構成されたリサイクルデバイスを開示している。
【0006】
しかしながら、そのようなリサイクルデバイスは、リサイクルデバイスとシガレット製造機械との間の乏しい相乗効果のみを提供するため、完全に満足できるものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的の1つは、リサイクルデバイスとシガレット製造機械との間の相乗効果の向上を可能にする、シガレット製造機械のためのリサイクルデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のため、本発明は、
- 原料タバコ葉を粉砕タバコに粉砕することであって、前記粉砕タバコは、一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを含む、粉砕することと、
- 細かく刻まれたタバコからシガレットを生産することと、
- 過大タバコ粒子を排除することと
を行うように構成されたシガレット製造機械のためのリサイクルデバイスであって、
- シガレット製造機械によって排除された過大タバコ粒子を受け入れるための受入要素と、過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断するように構成されたカッタと、補足的な細かく刻まれたタバコを収集するように構成された収集部とを含む切断機構と、
- 収集部から補足的な細かく刻まれたタバコを受け入れるように構成された入口と、補足的な細かく刻まれたタバコの特定のスループットをシガレット製造機械に搬送するように構成されたコンベヤとを含む投入機構と、
- 切断機構及び投入機構の動作を制御するように構成された駆動システムと
を含むリサイクルデバイスに関する。
【0009】
有利には、これらの特徴により、シガレット製造機械の必要に応じてシガレット製造機械に適応したスループットを達成することができる。これにより、過大タバコ粒子のリサイクルが向上し、シガレット製造機械によって生産されるタバコの品質が向上する。
【0010】
いくつかの実施形態によれば、切断機構の受入要素は、ホッパと、ホッパ及びカッタを隔てる少なくとも1つのフラップとを含む。
【0011】
これらの特徴を実装することにより、切断機構に進入する過大タバコ粒子の流れを制御することが可能である。
【0012】
いくつかの実施形態によれば、カッタは、刃が取り付けられた少なくとも1つの切断ホイールを含む。
【0013】
これらの特徴により、切断機構によって受け入れられた過大タバコ粒子は、簡単且つ効率的な手法で切断される。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、カッタは、補足的な細かく刻まれたタバコを収集部に向けて押すように構成された少なくともスクレーパを更に含む。
【0015】
これらの特徴を実装することで、スクレーパにより、カッタに詰まる補足的な細かく刻まれたタバコの量を減らすことが可能になるため、リサイクルの歩留まりが向上する。
【0016】
いくつかの実施形態によれば、切断機構の収集部は、導管によって投入機構の入口に接続されたホッパを含む。
【0017】
これらの特徴を実装することにより、カッタと投入機構との間で補足的な細かく刻まれたタバコの効率的な移送が行われる。この移送中における補足的な細かく刻まれたタバコの損失は、減少する。
【0018】
いくつかの実施形態によれば、投入機構は、真空源を更に含み、投入機構の入口は、真空源に接続され、補足的な細かく刻まれたタバコは、真空によって収集部から入口に引き込まれる。
【0019】
これらの特徴を実装することにより、補足的な細かく刻まれたタバコは、カッタから投入機構に簡単な手法で移送される。実際、真空は、実装が容易であり、細かく刻まれた材料の移送に関して効率的である。
【0020】
いくつかの実施形態によれば、投入機構の入口は、サイクロンシステムを介してコンベヤに接続される。
【0021】
これらの特徴を実装することにより、補足的な細かく刻まれたタバコは、真空によって引き込まれる空気から容易且つ効率的に分離される。
【0022】
いくつかの実施形態によれば、コンベヤは、スクリューコンベヤを含む。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、投入機構は、スクリューコンベヤを作動させるように構成された少なくとも1つのアクチュエータを更に含む。
【0024】
これらの特徴を実装することにより、補足的な細かく刻まれたタバコの正確なスループットが提供される。
【0025】
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つのアクチュエータは、スクリューコンベヤに動力を供給するように構成された少なくとも1つのモータを含み、駆動システムは、前記少なくとも1つのモータを可変速度で駆動するように構成される。
【0026】
これらの特徴を実装することにより、リサイクルデバイスは、例えば、シガレット製造機械の必要に応じてシガレット製造機械に再び追加される補足的な細かく刻まれたタバコのスループットを適応させることを可能にする。
【0027】
いくつかの実施形態によれば、投入機構は、過剰量の補足的な細かく刻まれたタバコを排出するように構成された予備出口を更に含む。
【0028】
これらの特徴を実装することにより、補足的な細かく刻まれたタバコが過剰に入力された場合に投入機構の閉塞が回避される。
【0029】
いくつかの実施形態によれば、駆動システムは、シガレット製造機械の動作状態に従って切断機構及び投入機構の動作を制御するように構成される。
【0030】
これらの特徴を実装することにより、リサイクルデバイスの動作はシガレット製造機械の動作と同期される。これにより、リサイクルデバイスの使いやすさ及びリサイクルデバイスとシガレット製造機械との間の相乗効果が向上する。
【0031】
いくつかの実施形態によれば、切断機構のカッタは、過大タバコ粒子を、1mm~2mmに含まれる長さの補足的な細かく刻まれたタバコ粒子に切断するように構成される。
【0032】
これらの特徴を実装することにより、シガレット製造に使用するには大きすぎる過大タバコ粒子は、ここで、シガレット製造に最適な大きさを有する粒子に切断される。
【0033】
本発明は、前述のシガレット製造機械及びリサイクルデバイスを含むシガレット製造設備であって、シガレット製造機械は、
- 原料タバコ葉を粉砕タバコに粉砕することであって、前記粉砕タバコは、一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを含む、粉砕することと、
- 細かく刻まれたタバコからシガレットを生産することと、
- 過大タバコ粒子を排除することと
を行うように構成され、リサイクルデバイスは、
- シガレット製造機械によって排除された過大タバコ粒子を受け入れることと、
- 過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断することと、
- 補足的な細かく刻まれたタバコの特定のスループットをシガレット製造機械に搬送することと
を行うように構成される、シガレット製造設備にも関する。
【0034】
本発明及びその利点は、以下の説明を読むことでよりよく理解されるであろう。以下の説明は、単なる非限定的な例として挙げられ、添付の図面を参照して記述される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】本発明によるシガレット製造設備の概略図である。
図2図1のシガレット製造設備のリサイクルデバイスの切断機構の側断面図である。
図3図1のシガレット製造設備のリサイクルデバイスの投入機構の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本発明について説明する前に、本発明は、以下の説明で記述される構造の詳細に限定されないことを理解されたい。本発明が、他の実施形態が可能であり、様々な手法で実践又は実行され得ることは、本開示の利益を享受する当業者に明らかであろう。
【0037】
本明細書で使用される場合、「エアロゾル発生デバイス」又は「デバイス」という用語は、エアロゾル発生ユニット(例えば、ユーザが吸入するための、例えばマウスピースにあるデバイスの出口に送達される前に、エアロゾルに凝縮する蒸気を発生させるエアロゾル発生要素)により、蒸気吸入のためのエアロゾルを含むエアロゾルをユーザに送達するための蒸気吸入デバイスを含み得る。デバイスは、携帯用であり得る。「携帯用」とは、ユーザが保持しながら使用するデバイスを指し得る。デバイスは、例えば、可変の時間量にわたってヒータシステムを作動させることにより、(定量のエアロゾルとは対照的に)可変量のエアロゾルを発生させるように適合され得、その発生は、トリガにより制御され得る。トリガは、蒸気吸入ボタン及び/又は吸入センサなど、ユーザが作動させるものであり得る。吸入センサは、吸入強度及び吸入持続時間に対する感度が高いものであり得、(シガレット、葉巻又はパイプ等のような従来の可燃性喫煙物品の喫煙効果を模倣するように)可変量の蒸気を提供することを可能にし得る。デバイスは、ヒータ及び/又は加熱されるエアロゾル発生物質(エアロゾル前駆体)の温度を特定の目標温度まで上昇させ、その後、その温度を、エアロゾルの効率的な発生を可能にする目標温度に維持するための温度調節制御部を含み得る。
【0038】
本明細書で使用される場合、「エアロゾル」という用語は、前駆体の懸濁物を固体粒子、液滴、気体の1つ以上として含み得る。前記懸濁物は、空気を含む気体の状態であり得る。本明細書におけるエアロゾルは、一般に、蒸気を指し得る/含み得る。エアロゾルは、前駆体の1つ以上の成分を含み得る。
【0039】
本明細書で使用される場合、用語「喫煙可能材料」は、燃焼又は加熱により空気中で気化可能であり、エアロゾル及び/又は煙を形成する任意の材料を示すために使用される。気化は、一般に、温度を気化材料の沸点まで、例えば400℃まで、好ましくは350℃までの温度に上昇させることによって得られる。喫煙可能材料は、例えば、エアロゾル発生液体、ゲル若しくはワックス等、又はロッドの形態であり得るエアロゾル発生固体を含むか又はそれからなり得、これは、加工タバコ材料、再構成タバコ(RTB)の圧着シート若しくは配向ストリップ若しくはランダムに分散された細片又はこれらの任意の組み合わせを含有する。喫煙可能材料は、ニコチン、カフェイン又は他の有効成分の1つ以上を含み得る。有効成分は、液体であり得る担体によって担持され得る。担体は、プロピレングリコール又はグリセリンを含み得る。
【0040】
本発明によるシガレット製造設備10の概略図が図1に示されている。シガレット製造設備10は、原料タバコ葉からシガレット(図示せず)を生産するように構成される。シガレットは、喫煙可能材料を含む。
【0041】
例えば、シガレット製造設備10によって生産される、従来のシガレットとも呼ばれるシガレットは、シガレットの収容部に収容される喫煙可能材料を燃焼させることにより、あらゆる外部デバイスから独立して動作するように設計される。別の実施形態によれば、シガレットは、エアロゾル発生デバイス(図示せず)、特にHNBデバイスと呼ばれる非燃焼加熱式デバイスで動作するように構成される。エアロゾル発生デバイスは、例えば、シガレットの少なくとも一部、特に収容部を受け入れることができ、収容部に収容された喫煙可能材料を加熱することができる空洞を含む。
【0042】
例えば、シガレット(従来の又はHNBデバイス用)は、収容部と、マウスピース部と、いくつかの実施形態では管状支持体とを含む。マウスピース部、管状支持体及び収容部は、シガレット軸に沿って順次配置され、有利にはラッパーによって巻かれてシガレットを形成する。例えば、シガレットは、円筒状の形状と、円形又は楕円形の断面とを有するスティック又はタバコロッドである。スティックは、55mm~100mmに含まれる長さと、5mm~8mmに含まれる直径とを有し得る。変形形態として、シガレットは、異なる形状を有し得る。例えば、シガレットは、平坦な形状及び矩形の断面を呈することができる。
【0043】
シガレットの収容部は、シガレット軸に沿ってシガレットの端部に配置される。収容部は、燃焼又は加熱中に煙又はエアロゾルを発生させることができる喫煙可能材料を収容する。
【0044】
シガレットが従来のシガレットである場合、その収容部は、燃やされるように設計される。
【0045】
マウスピース部は、ユーザの口に接触するように設計される。マウスピース部は、シガレット軸に沿って、収容部とは反対のシガレットの端部に配置される。マウスピース部は、フィルタを含む。フィルタは、モノアセテートセグメント、中央穴フィルタセグメント、カプセルフィルタセグメント、チャコールフィルタセグメント及びこれらの組み合わせの単一のセグメント又はいくつかのセグメントを含み得る。フィルタは、例えば、口側端部において又は2つのフィルタセグメント間に管状空洞を更に含み得る。
【0046】
例えば、管状支持体は、収容部とマウスピース部との間にシガレット軸に沿って延びる。管状支持体は、シガレットの外側に面するか又はラッパーに接触する外面と、管状支持体の内容積に面する内面とを画定する外壁を含む。外壁は、有利には、シガレット軸に沿って延びる円筒状の形態を呈する。
【0047】
図1に再度戻ると、シガレット製造設備10は、シガレット製造機械12及びリサイクルデバイス14を含む。
【0048】
シガレット製造機械12は、原料タバコ葉が供給されるように設計される。例えば、シガレット製造機械12は、タバコ葉が投入されるフィードホッパ(図示せず)を含む。前記タバコ葉は、茎、葉脈及び葉身を含む。シガレット製造機械12は、原料タバコ葉を粉砕タバコに粉砕するように構成される。前記粉砕タバコは、本明細書内で後に説明する補足的な細かく刻まれたタバコに対して、細かく刻まれたタバコ、特に一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを含む。一次的な細かく刻まれたタバコは、シガレットを生産するのに適していると考えられる。これに比べて、過大タバコ粒子は、望ましくない副産物と見なされ、廃棄物と見なされる。一般に、タバコ葉の葉脈及び葉身は、柔らかい物質でできている。「柔らかい」とは、葉脈及び葉身がシガレット製造機械12によって一次的な細かく刻まれたタバコに容易に粉砕されるほど十分に柔らかいことを意味する。また、一般に、タバコ葉の茎は、より硬い物質でできている。「より硬い」とは、茎がシガレット製造機械12によって適切に粉砕することができないほど過度に硬いことを意味する。結果的に、茎は、シガレット生産に適さない過大粒子に粉砕される(又は粉砕されない)。換言すれば、過大タバコ粒子は、例えば、過大非粉砕タバコ茎及び/又は過大粉砕タバコ茎である。
【0049】
シガレット製造機械12は、細かく刻まれたタバコ及び(紙、ラッパー、フィルタなどのような)他の支持材からシガレットを生産するように構成される。シガレット製造機械12は、過大タバコ粒子を排除するように更に構成される。細かく刻まれたタバコは、シガレット製造機械12によって粉砕された一次的な細かく刻まれたタバコと、以下で更に詳細に説明するような、リサイクルデバイス14によって切断された補足的な細かく刻まれたタバコとを含む。これを行うために、シガレット機械機械12は、有利には、粉砕タバコが供給されるように意図され、一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを分離するように設計されたふるいを含む。
【0050】
シガレット製造機械12は、有利には、リサイクルデバイス14と連通するように設計されたリサイクル入口及びリサイクル出口を含む。
【0051】
リサイクルデバイス14は、シガレット製造機械12によって排除された過大タバコ粒子を受け入れるように構成される。リサイクルデバイス14は、過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断し、補足的な細かく刻まれたタバコの特定のスループットをシガレット製造機械12に搬送するように更に構成される。有利には、リサイクルデバイス14は、シガレット製造機械12のリサイクル入口及びリサイクル出口に取り外し可能に接続可能である。したがって、リサイクルデバイス14は、必要なときにシガレット製造機械12に容易に接続することができるか、又は必要のないときにシガレット製造機械12から容易に取り外すことができる。リサイクルデバイス14は、シガレット製造機械12から容易に取り外すこともでき、その後、他の別個のシガレット製造機械12に接続することができる。
【0052】
図1に示されるように、リサイクルデバイス14は、切断機構20と、投入機構40と、駆動システム60とを含む。
【0053】
切断機構20は、シガレット製造機械12、特にシガレット製造機械12のリサイクル出口と連通する。切断機構20は、シガレット製造機械12から過大タバコ粒子を受け入れるように構成される。切断機構20は、有利には、過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断するように構成される。切断機構20は、補足的な細かく刻まれたタバコを投入機構40に移送することができるように投入機構40と連通する。図2に示されるように、切断機構20は、受入要素22と、カッタ26と、収集部32とを含む。有利には、切断機構20は、アクチュエータ38を更に含む。
【0054】
受入要素22は、シガレット製造機械12によって排除された過大タバコ粒子を受け入れるように構成される。特に、受入要素22は、シガレット製造機械12のリサイクル出口に接続され、リサイクル出口を介して過大タバコ粒子を受け入れる。受入要素22は、カッタ26に更に接続される。図2の例に示されるように、受入要素22は、ホッパ24と、ホッパ24及びカッタ26を隔てる少なくとも1つのフラップ25とを含む。図2は、受入要素22が2つのフラップ25を含む例を示す。代替的に、受入要素22は、1つのみのフラップ25を含む。
【0055】
有利には、受入要素22のホッパ24は、過大タバコ粒子を受け入れ、それらをカッタ26に向けて案内するように設計される。例えば、ホッパ24は、過大タバコ粒子がリサイクル出口を出るときに重力によってホッパ24に落下することができるように、シガレット製造機械12のリサイクル出口の下方に配置される。
【0056】
受入要素22の少なくとも1つのフラップ25は、過大タバコ粒子がカッタ26に流れることを阻止する閉位置(図2に示される)と、過大タバコ粒子がホッパ24からカッタ26に流れることを可能にする開位置(図示せず)との間で移動可能である。少なくとも1つのフラップ25は、カッタ26を通して流れる過大タバコ粒子の流れの制御を可能にする。
【0057】
カッタ26は、過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断するように構成される。例えば、カッタ26は、過大タバコ粒子を、1mm~2mmに含まれる長さの補足的な細かく刻まれたタバコ粒子に切断するように構成される。有利には、カッタ26は、受入要素22の下方に位置する。例えば、カッタ26は、少なくとも切断ホイール27及び少なくともスクレーパ28を含む。図2の例に示されるように、カッタ26は、2つの噛合歯車を形成する2つの切断ホイール27及び2つのスクレーパ28を含む。
【0058】
有利には、カッタ26の少なくとも1つの切断ホイール27は、ホッパ24の下方及び受入要素22の少なくとも1つのフラップ25の下方に位置する。少なくとも1つのフラップ25が開位置にあるとき、過大タバコ粒子は、重力によって少なくとも1つの切断ホイール27上に落下する。少なくとも1つの切断ホイール27は、有利には、リサイクルデバイス14の支持体上に回転軸A-A’の周りで回転可能に取り付けられる。特に、少なくとも1つの切断ホイール27は、回転軸A-A’の周りで回転駆動されるときに過大タバコ粒子を切断するように構成される。特に、少なくとも1つの切断ホイール27に刃29が取り付けられる。少なくとも1つの切断ホイール27の回転中、刃29は、過大タバコ粒子と衝突し、それらを補足的な細かく刻まれたタバコに切断する。
【0059】
カッタ26の少なくとも1つのスクレーパ28は、補足的な細かく刻まれたタバコを収集部32に向けて押すように構成される。例えば、図2に示されるように、カッタ26は、各切断ホイール27に対してスクレーパ28を含む。各スクレーパ28は、関連するホイール27の刃29から補足的な細かく刻まれたタバコを取り除くように設計される。各スクレーパ28は、例えば、曲面を含む部分で構成され、関連するホイール27の刃28は、前記ホイール27が回転駆動されると前記曲面をブラッシングする。
【0060】
収集部32は、補足的な細かく刻まれたタバコを収集するように構成される。有利には、収集部32は、カッタ26と投入機構40とに接続される。図2の例に示されるように、収集部32は、ホッパ34及び導管36を含む。
【0061】
収集部32のホッパ34は、カッタ26の下方に位置する。補足的な細かく刻まれたタバコは、重力によってカッタ26からホッパ34に落下する。ホッパ34は、導管36に接続され、導管36によって投入機構40の入口42に接続される。
【0062】
導管36は、ホッパ34及び投入機構40、特にホッパ34及び投入機構40の入口42を接続する。
【0063】
アクチュエータ38は、受入要素22及びカッタ26を作動させるように構成される。特に、アクチュエータ38は、受入要素22の少なくとも1つのフラップ25及びカッタ26の少なくとも1つの切断ホイール27を作動させるように構成される。例えば、アクチュエータ38は、少なくとも1つのモータ、有利には少なくとも1つのフラップ25をその開位置と閉位置との間で制御し、且つ少なくとも1つの切断ホイール27を回転制御するための少なくとも1つの三相モータを含む。
【0064】
投入機構40は、切断機構20と、シガレット製造機械12、特にシガレット製造機械12のリサイクル入口と連通する。投入機構40は、シガレット製造機械12に補足的な細かく刻まれたタバコを供給するように構成される。図3に示されるように、投入機構40は、入口42及びコンベヤ44を含む。有利には、投入機構40は、切断機構20の収集部32から補足的な細かく刻まれたタバコを引き込むための真空源46と、サイクロンシステム48と、予備出口50と、少なくともアクチュエータ52とを更に含む。
【0065】
投入機構40の入口42は、切断機構20の収集部32から補足的な細かく刻まれたタバコを受け入れるように構成される。例えば、入口42は、導管36に接続される。有利には、投入機構40の入口42は、真空源46に接続され、更にサイクロンシステム48を介してコンベヤ44に接続される。
【0066】
コンベヤ44は、補足的な細かく刻まれたタバコの特定のスループットをシガレット製造機械12に搬送するように構成される。例えば、補足的な刻まれたタバコの特定のスループットは、16.8g/min~36.6g/minに含まれる。この特定のスループットは、シガレット製造機械12の必要に応じて適応させることができる。例えば、コンベヤ44は、スクリューコンベヤ54を含む。特に、スクリューコンベヤ54は、軸に沿って延びる中空管を含む。スクリューコンベヤ54は、管の軸に一致する軸に沿って前記管内に延びる回転ヘリカルスクリューブレードを更に含む。回転ヘリカルスクリューブレードは、その軸に沿って回転可能である。回転ヘリカルスクリューブレードは、その軸の周りで回転駆動されると、補足的な細かく刻まれたタバコをシガレット製造機械12に向けて変位させる。特に、補足的な細かく刻まれたタバコのスループットは、スクリューコンベヤ54の回転ヘリカルスクリューブレードの回転速度に依存する。
【0067】
真空源46は、補足的な細かく刻まれたタバコを収集部32から投入機構40の入口42に引き込むための真空を作る。特に、真空源46は、切断機構20の導管36内及び投入機構40の入口42内に真空を作る。例えば、真空源46は、少なくとも空気ポンプ(図示せず)を含む。
【0068】
サイクロンシステム48(「サイクロン分離器」とも呼ばれる)は、投入機構40の入口42とコンベヤ44とを接続する。サイクロンシステム48は、真空源46によって圧送される空気から補足的な細かく刻まれたタバコを分離するように構成される。サイクロンシステム48は、分離された補足的な細かく刻まれたタバコをコンベヤ44に移送するように更に構成される。
【0069】
予備出口50は、過剰量の補足的な細かく刻まれたタバコを排出するように構成される。例えば、予備出口50は、コンベヤ44に接続された導管56を含む。コンベヤが補足的な細かく刻まれたタバコで溢れると、過剰な刻まれたタバコは、導管56に落下し、排出される。
【0070】
少なくとも1つのアクチュエータ52は、コンベヤ44を作動させるように、特にスクリューコンベヤ54を作動させるように構成される。例えば、少なくとも1つのアクチュエータ52は、スクリューコンベヤ54に動力を供給するように構成された少なくとも1つのモータ58、有利には少なくとも1つの三相モータ58を含む。特に、少なくとも1つのモータ58は、スクリューコンベヤ54の回転ヘリカルスクリューブレードをその軸の周りで回転駆動することができる。特に、補足的な細かく刻まれたタバコのスループットは、少なくとも1つのモータ58によって発生し、スクリューコンベヤ54に伝達される動力に依存する。
【0071】
例えば、投入機構40は、真空源46に動力を供給するように構成された少なくともモータを含む別のアクチュエータを含む。特に、前記アクチュエータは、駆動システム60から独立して真空源46に動力を供給する。
【0072】
駆動システム60は、切断機構20及び投入機構40の動作を制御するように構成される。駆動システム60は、切断機構20及び投入機構40に電子的に接続される。特に、駆動システム60は、シガレット製造機械12に電子的に更に接続される。特に、駆動システム60は、切断機構20のアクチュエータ38、投入機構40のアクチュエータ52に電子的に接続される。有利には、駆動システム60は、シガレット製造機械12から、シガレット製造機械12の動作状態(シガレット製造機械12がオンであるか又はオフであるか)に関する情報、シガレット製造機械12が必要とする補足的な細かく刻まれたタバコの量に関する情報などを受け取る。例えば、駆動システム60は、投入機構40のアクチュエータ52の少なくとも1つのモータ58、切断機構20のアクチュエータ38の少なくとも1つのモータ、少なくとも1つのフラップ25を駆動するように構成される。有利には、駆動システム60は、シガレット製造機械12から受け取る情報に基づいてこれらの要素を駆動する。例えば、駆動システム60は、コンベヤ44の前記少なくとも1つのモータ58を可変速度で駆動するように構成される。したがって、駆動システム60は、スクリューコンベヤ54を制御し、モータ58の速度、したがってスクリューコンベヤ54の回転ヘリカルスクリューブレードの回転速度を、例えばシガレット製造機械12の必要に基づいて適応させることにより、補足的な細かく刻まれたタバコのスループットを適応させる。有利には、駆動システム60は、シガレット製造機械12の動作状態に従って切断機構20及び投入機構40の動作を制御するように更に構成される。例えば、シガレット製造機械12がオフであるとき、駆動システム60は、切断機構20、特にカッタ26及び投入機構40、特にコンベヤ44をオフにする。シガレット製造機械12がオンであるとき、駆動システム60は、切断機構20、特にカッタ26及び投入機構40、特にコンベヤ44をオンにする。その異なる機能を実施するために、駆動システム60は、例えば、制御回路及び/又はプロセッサにプログラムされた制御ロジックを含み得る。
【0073】
以下では、シガレット製造設備10の使用について説明する。リサイクルデバイス14は、シガレット製造機械12に接続される。
【0074】
最初に、シガレット製造機械12に原料タバコ葉が供給される。シガレット製造機械12は、原料タバコ葉を、一次的な細かく刻まれたタバコと、過大タバコ粒子とを含む粉砕タバコに粉砕する。シガレット製造機械12は、一次的な細かく刻まれたタバコでシガレットを生産し、過大タバコ粒子を排除する。
【0075】
リサイクルデバイス14は、排除された過大タバコ粒子を受け入れる。切断機構20は、過大タバコ粒子を補足的な細かく刻まれたタバコに切断する。その後、投入機構40は、補足的な細かく刻まれたタバコの特定のスループットをシガレット製造機械12に搬送する。
【0076】
その後、シガレット製造機械12は、補足的な細かく刻まれたタバコでシガレットを生産する。
【0077】
補足的な細かく刻まれたタバコのスループットは、シガレット製造機械12の必要に基づいて時間を通して適応させることができる。したがって、生産されたシガレットの最適な品質が保証され得る。実際、そのようなリサイクルにより、各シガレットのタバコ投入が最適になる。
図1
図2
図3
【国際調査報告】