(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-10
(54)【発明の名称】容器キャップ及びそれが結合された容器
(51)【国際特許分類】
B65D 47/08 20060101AFI20240903BHJP
【FI】
B65D47/08 110
B65D47/08 BRH
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514695
(86)(22)【出願日】2022-09-06
(85)【翻訳文提出日】2024-03-06
(86)【国際出願番号】 KR2022013395
(87)【国際公開番号】W WO2023033632
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0119185
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0014788
(32)【優先日】2022-02-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0017004
(32)【優先日】2022-02-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0103227
(32)【優先日】2022-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510116635
【氏名又は名称】アーン・ジンヘ
【氏名又は名称原語表記】AHN, Jin Hee
【住所又は居所原語表記】(Solhyanggi Town) 2-402,25-5, Munhyeon-ro 189beon-gil, Mohyeon-eup, Cheoin-gu, Yongin-si Gyeonggi-do, 17032, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】アーン・ジンヘ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084AB07
3E084BA02
3E084CA01
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB01
3E084DB09
3E084DB13
3E084DC03
3E084FA03
3E084FC01
3E084GA06
3E084GA08
3E084GB06
3E084HB02
3E084HD01
3E084HD04
3E084LA02
(57)【要約】
本発明は、容器キャップに関し、より具体的には、内容物が充填された容器の容器入口に結合される容器キャップ及びそれが結合された容器に関するものである。本発明は、内容物が充填される容器30の容器入口20に結合され、上側に開口が形成された本体部100と、前記本体部100とヒンジ部530によって一体に連結され、ヒンジ回転により前記本体部100の上側開口を開閉するカバー部200と、前記カバー部200に第1連結部510によって一体に連結され、前記本体部100に分離可能に第2連結部520によって一体に連結される分離部300と、前記カバー部200が前記本体部100から分離可能に使用者の操作によって前記第2連結部520が分離された後、前記分離部300が固定結合するように前記カバー部200に形成された固定部400と、を含むことを特徴とする容器キャップを開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が充填される容器の容器入口に結合され、上側に開口が形成された本体部と、
前記本体部とヒンジ部によって一体に連結され、ヒンジ回転により前記本体部の上側開口を開閉するカバー部と、
前記カバー部に第1連結部によって一体に連結され、前記本体部に分離可能に第2連結部によって一体に連結される分離部と、
前記カバー部が、前記本体部から分離可能に使用者の操作によって前記第2連結部が分離された後、前記分離部が固定結合するように前記カバー部に形成された固定部と、
を含むことを特徴とする容器キャップ。
【請求項2】
前記分離部は、前記本体部と連結された状態で上側から見たとき、1つ以上の凹部が形成され、
前記固定部は、前記分離部が前記本体部から分離して押し上げられ、前記分離部の凹部に嵌挿される突出部が形成され、前記分離部と結合されていることを特徴とする請求項1に記載の容器キャップ。
【請求項3】
前記凹部及び前記突出部は、それぞれ互いに対応して一対に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項4】
前記凹部は、挿入される方向を基準に入口の部分が狭く形成され、前記突出部は、前記凹部の入口の部分に対応して端部部分の幅がより大きく形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項5】
前記凹部は、上側から見たとき、中央部分において外郭側から中央側にさらに突出される第1凸部が形成され、
前記突出部は、前記凹部の第1凸部に対向してさらに突出される第2凸部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の容器キャップ。
【請求項6】
前記固定部は、上側から見たとき、前記突出部の上側をすべて含む投影面積を有する覆い部を含むことを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項7】
前記覆い部は、容器キャップの中心から端部部分に、下側に突出する係止部が形成され、
前記分離部は、前記本体部から分離され、上側に押し上げられた状態で前記係止部に嵌挿される嵌合溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項8】
前記本体部は、前記分離部の外周形状に対応する切開部が形成され、
前記第2連結部は、前記分離部の縁及び前記切開部の内周の間に連結されるように1つ以上で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項9】
前記カバー部は、容器の密封力を高めるために、底面から突出して容器入口の内周面に挿入されるインナーリングが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項10】
前記容器入口は、前記カバー部が前記本体部に結合された状態で前記インナーリングの内周面と接するように内側に凸状に形成された凸部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の容器キャップ。
【請求項11】
前記インナーリングは、前記固定部に対応する部分よりも前記ヒンジ部に対応する部分が下側にさらに突出していることを特徴とする請求項9に記載の容器キャップ。
【請求項12】
前記インナーリングは、前記固定部を角度中心とし、予め設定された角度サイズで形成され、上下距離が一定に形成された第1部分と、前記ヒンジ部の中心を最低点とし、前記第1部分から下側に上下距離が増加する第2部分を含むことを特徴とする請求項9に記載の容器キャップ。
【請求項13】
前記カバー部は、前記インナーリングよりもさらに外側に前記容器入口の内周面と密着する補助インナーリングがさらに形成されていることを特徴とする請求項10に記載の容器キャップ。
【請求項14】
前記カバー部は、容器入口の上端付近に外周側に突出した第1係止突起に係止されるように内周側に突出した第2係止突起が突出形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器キャップ。
【請求項15】
前記本体部は、容器入口の外周側に形成された第3係止突起に係止され、前記容器入口に固定される第4係止突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器キャップ。
【請求項16】
内容物が充填される容器と、
前記容器の容器入口に結合され、請求項1~15のいずれか1項に記載の容器キャップと、
を含む容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器キャップに関し、より詳細には、内容物が充填された容器の容器入口に結合される容器キャップ及びそれが結合された容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
内容物が充填される容器入口に容器キャップが結合され、容器が密閉され、容器に充填された内容物の種類、排出、開封などの方式によって様々な種類の容器キャップが結合される。
【0003】
図1は、従来技術による容器キャップが結合された容器を示す斜視図である。
【0004】
従来技術による容器キャップは、ガムのような粒状の内容物が充填される容器3の容器入り口に結合される容器キャップであり、
図1に示すように構成することができる。
【0005】
具体的に、
図1に示される従来技術による容器キャップ1は、内容物が充填される容器3の容器入口に結合され、上側に開放された本体部7と、本体部7と結合され、本体部7の上側開口を開閉するカバー部5と、カバー部5の下端及び本体部7の上端に結合され、使用者によってカバー部5及び本体部7から分離し、カバー部5が本体部7の上側開口の開閉を可能にする使用痕ベルト9とを含む。
【0006】
ここで、前記使用痕ベルト9は、カバー部5の下端及び本体部7の上端に結合され、使用者によってカバー部5及び本体部7から分離し、カバー部5が本体部7の上側開口の開閉を可能にする。
【0007】
そして、前記使用痕ベルト9は、プラスチック射出成形によって容器キャップ1が形成される際に一緒に形成され、カバー部5の下端及び本体部7の上端に結合され、カバー部5の下端及び本体部7の上端に形成された切れ込み構造又は複数のブリッジなどの分離線7a、7bに沿ってカバー部5の下端及び本体部7の上端から分離された後、除去されることに特徴がある。
【0008】
しかし、近頃、プラスチック使用量の急増により、廃プラスチックが環境汚染の主犯となり、プラスチック使用量の最小化又はリサイクルすることが国家的又は社会的に求められている。
【0009】
一方、
図1に示される従来の容器キャップは、使用痕ベルト9を使用する際に使用痕ベルト9が容器キャップ1から分離されてしまうところ、廃プラスチックの使用量を増加させる一方、プラスチック材質のリサイクルが難しい問題があった。
【0010】
また、
図1に示される従来の容器キャップは、使用者が容器キャップ1の円周方向に沿って使用痕ベルト9を分離しなければならないため、使用痕ベルト9の分離作業が煩わしい問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】WO 2021/071348 A1
【特許文献2】WO 2021/010779 A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、前記のような問題点を解決するために、一体化したプラスチック容器キャップを実現することにより、廃プラスチックのリサイクルのための回収が容易、かつ使い易い容器キャップ及びそれが結合された容器を提供することにある。
【0013】
本発明の別の目的は、前記のような問題点を解決するために、容器入口に結合された本体部と、前記本体部とヒンジ回転によって脱着されるカバー部と、を含む容器キャップにおいて、容器に対する密封力が向上した容器キャップ及びそれが結合された容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、前記のような本発明の目的を達成するために創出されたものであり、本発明は、内容物が充填される容器の容器入口に結合され、上側に開口が形成された本体部と、前記本体部とヒンジ部によって一体に連結され、ヒンジ回転により前記本体部の上側開口を開閉するカバー部と、前記カバー部に第1連結部によって一体に連結され、前記本体部に分離可能に第2連結部によって一体に連結される分離部と、前記カバー部が、前記本体部から分離可能に使用者の操作によって前記第2連結部が分離された後、前記分離部が固定結合するように前記カバー部に形成された固定部と、を含むことを特徴とする容器キャップを開示する。
【0015】
前記分離部は、前記本体部と連結された状態で上側から見たとき、1つ以上の凹部が形成され、前記固定部は、前記分離部が前記本体部から分離して押し上げられ、前記分離部の凹部に嵌挿される突出部が形成され、前記分離部と結合されていてもよい。
【0016】
前記凹部及び前記突出部は、それぞれ互いに対応して一対に形成されていてもよい。
【0017】
前記凹部は、挿入される方向を基準に入口の部分が狭く形成され、前記突出部は、前記凹部の入口の部分に対応して端部部分の幅がより大きく形成されていてもよい。
【0018】
前記凹部は、上側から見たとき、中央部分において外郭側から中央側にさらに突出される第1凸部が形成され、前記突出部は、前記凹部の第1凸部に対向してさらに突出される第2凸部が形成されていてもよい。
【0019】
前記固定部は、上側から見たとき、前記突出部の上側をすべて含む投影面積を有する覆い部を含む。
【0020】
前記覆い部は、容器キャップの中心から端部部分に、下側に突出する係止部が形成され、前記分離部は、前記本体部から分離され、上側に押し上げられた状態で前記係止部に嵌挿される嵌合溝が形成されていてもよい。
【0021】
前記本体部は、前記分離部の外周形状に対応する切開部が形成され、前記第2連結部は、前記分離部の縁及び前記切開部の内周の間に連結されるように1つ以上で形成されていてもよい。
【0022】
前記カバー部は、容器の密封力を高めるために、底面から突出して容器入口の内周面に挿入されるインナーリングが形成されていてもよい。
【0023】
前記容器入口は、前記カバー部が前記本体部に結合された状態で前記インナーリングの内周面と接するように内側に凸状に形成された凸部が形成されていてもよい。
前記インナーリングは、前記固定部に対応する部分よりも前記ヒンジ部に対応する部分が下側にさらに突出していてもよい。
【0024】
前記インナーリングは、前記固定部を角度中心とし、予め設定された角度サイズで形成され、上下距離が一定に形成された第1部分と、前記ヒンジ部の中心を最低点とし、前記第1部分から下側に上下距離が増加する第2部分を含む。
【0025】
前記カバー部は、前記インナーリングよりもさらに外側に前記容器入口の内周面と密着する補助インナーリングがさらに形成されていてもよい。
【0026】
前記カバー部は、容器入口の上端付近に外周側に突出した第1係止突起に係止されるように内周側に突出した第2係止突起が突出形成されていてもよい。
【0027】
前記本体部は、容器入口の外周側に形成された第3係止突起に係止され、前記容器入口に固定される第4係止突起が形成されていてもよい。
【0028】
本発明は、さらに内容物が充填される容器と、前記容器の容器入口に結合され、前記のような構成を有する容器キャップと、を含む容器を開示する。
【発明の効果】
【0029】
本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器は、容器の開封跡などを確認する際に、容器入口に結合され、上側に開口が形成された本体部と、本体部の開口を開閉するカバー部とで構成し、本体部及びカバー部のいずれか一方と一体に形成され、残りの一方と分離可能に結合される分離部をさらに含むことにより、廃プラスチックリサイクルのための回収が容易、かつ使い易いという利点がある。
【0030】
即ち、本発明による容器キャップは、本体部及びカバー部をプラスチック射出などにより一体に形成されることによって、プラスチックリサイクルのための回収が容易、かつ使い易いという利点がある。
【0031】
本発明による容器キャップは、初回開封時に第2連結部の破断によって開封されるため、別途の使用痕のための構成が必要なく、構造が簡単な利点がある。
【0032】
特に、従来の容器キャップは、使用有無確認のための手段が容器キャップから分離されるベルトなどで使用されるため、不要なプラスチック使用量が増加するが、本発明は、初回開封時に分離部及び本体部を連結する第2連結部の破断によって開封されるため、使用者の簡単な操作によって操作が可能であり、別途の使用痕のための構成が必要なく、構造が簡単で、廃棄物としての環境ゴミが発生しないという利点がある。
【0033】
また、本発明による容器キャップは、容器入口との結合構造において、より機密な容器密封で容器の保存空間に保管する様々な素材(錠剤、粉末、液状、その他)の内容物を外部空気及び湿気から安全に保管できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】従来技術による容器キャップが結合された容器を示す斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施例による容器キャップが結合された容器を示す斜視図である。
【
図3A】
図2の容器キャップにおいて、分離部が固定部に結合された状態を示す一部斜視図である。
【
図3B】
図3Aの状態でカバー部が反らされた状態を示す一部斜視図である。
【
図4A】
図2において、A-A方向の断面図である。
【
図5A】
図4Aにおいて、D部分を拡大した拡大断面図である。
【
図5B】
図4Bにおいて、E部分を拡大した拡大断面図である。
【
図8】
図6Bにおいて、F-F方向の断面図である。
【
図9】
図4Aに示す容器キャップの容器入口及びカバー部の結合構造の第1である時例を示す一部断面図である。
【
図10A-10J】それぞれ、
図4Aに示す容器キャップの容器入口及びカバー部の結合構造の第2実施例~第10実施例を示す一部断面図である。
【
図11A】本発明の第2実施例による容器キャップが結合された容器における分離部の分離前の斜視図である。
【
図11B】本発明の第2実施例による容器キャップが結合された容器における分離部の分離及び固定部と結合された状態を示す斜視図である。
【
図15】本発明の第3実施例による容器キャップを示す斜視図である。
【
図16A】
図15の容器キャップにおける分離部の分離前の斜視図である。
【
図16B】
図15の容器キャップにおける分離部の分離及び固定部と結合された状態を示す斜視図である。
【
図17A】
図15の容器キャップにおける分離部の分離前の平面図である。
【
図17B】
図15の容器キャップにおける分離部の分離及び固定部と結合された状態を示す平面図である。
【
図18】本発明の第4実施例による容器キャップを示す斜視図である。
【
図19A】
図18の容器キャップにおける分離部の分離前の断面図である。
【
図19B】
図18の容器キャップにおける分離部の分離及び固定部と結合された状態を示す断面図である。
【
図19C】
図18の容器キャップにおけるカバー部が容器入口から分離して押し上げられた状態を示す断面図である。
【
図19D】
図18の容器キャップにおけるカバー部からシール部材が分離された状態を示す断面図である。
【
図19E】
図18の容器キャップにおけるシール部材が分離された後、カバー部が容器入口に再結合された状態を示す断面図である。
【
図19F】
図18の容器キャップにおけるシール部材が分離された後、カバー部が容器入口に再結合された状態を示す斜視図である。
【
図20】
図18の容器キャップに設けられたシール部材の一例を示す一部断面図である。
【
図21】本発明の第5実施例による容器キャップを示す斜視図である。
【
図22】
図21の容器キャップにおいて、分離部の分離及び固定部と結合された状態を示す斜視図である。
【
図23A】
図21の容器キャップにおける分離部の分離前の断面図である。
【
図23B】
図21の容器キャップにおける分離部の分離及び固定部と結合された状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器(容器組立体)について添付の図面を参照して説明すると以下の通りである。
【0036】
前記容器30は、
図2に示すように、液状物質、固体物質、特に粒状、粉末状の内容物が充填される容器であり、内容物が充填され得る構成であればいかなる構成も可能であり、内容物が外部に排出され、容器キャップ10が結合される容器入口20が形成され、いかなる形状及び構造も可能である。
【0037】
さらに、前記容器30は、本発明による容器キャップ10の結合力を考慮して、粒状、粉末状の内容物が充填されることが好ましいが、液状の内容物が充填され得ることももちろんである。
【0038】
また、前記容器30は、使用前の内容物の変質などを防止するために、シール部材(未図示)が容器入口20の開口に結合されて容器30を密封することができるが、本発明の場合、シール部材が設けられていなくても十分な密封力を有するという特徴がある。
【0039】
前記容器入口20の上側開口は、前記容器30に充填された内容物が排出される部分であり、円形、楕円形、多角形など様々な平面形状であってもよいが、安定的な結合のために上側から見たときに、円形を成すように形成されることが好ましい。
【0040】
ただし、前記容器入口20及びそれに結合される容器キャップ30の平面形状は、円形が好ましいが、四角形など多角形など様々な形状を有してもよいことはもちろんである。
【0041】
また、前記容器入口20は、後記する容器キャップ10との結合及び密封のために、外周面及び内周面には様々なリング状の突起部21、22、23が形成され得る。
【0042】
また、前記容器入口20は、
図2~
図4Cに示すように、容器30の外径と同じ外径、比較的小さい外径を有するなど、様々なサイズの外径を有してもよい。
【0043】
特に、本発明の実施例では、前記容器入口20は、上側開口へ行くにつれて内径が減少される構造を有してもよい。
【0044】
前記容器キャップ10は、容器入口20に結合され、容器30の密封及び開閉を行う構成であり、様々な構成が可能である。
【0045】
ここで、前記容器キャップ10の材質は、プラスチック材質であり、HDPE、PP、PET、PVC、PSなど射出が可能な材質であればいかなる構成も可能である。
【0046】
一方、前記容器キャップ10は、容器30の容器入口20に結合される本体部100及び前記本体部100に対してヒンジ部530に連結され、ヒンジ回転により本体部100、すなわち容器入口20を開閉するカバー部200で構成することができる。
【0047】
より具体的には、前記容器キャップ10は、図示するように、内容物が充填される容器30の容器入口20に結合され、上側に開口が形成された本体部100と、前記本体部100とヒンジ部530によって一体に連結され、ヒンジ回転により前記本体部100の上側開口を開閉するカバー部200と、を含む。
【0048】
前記本体部100は、内容物が充填される容器30の容器入口20に結合され、上側に開口が形成される構成であり、容器入口20との結合構造に応じて様々な構成が可能である。
【0049】
一例として、前記本体部100は、円形、楕円形、多角形など容器入口20の水平端面形状に対応するリング形状を有することができる。
【0050】
また、前記本体部100は、容器入口20の外周面に形成された雄ネジ部にネジ結合することができ、このために本体部100の内周面には容器入口20の雄ネジ部とネジ結合される雌ネジ部が形成される。
【0051】
さらに、前記本体部100は、容器入口20に外周側に形成された第3係止突起21に係止され、前記容器入口20に固定される第4係止突起110が形成されてもよい。
【0052】
前記第4係止突起110は、容器入口20に外周側に形成された第3係止突起21に係止され、前記容器入口20に固定されるように内周面に形成されるリング状の係止突起であり、第3係止突起21との係止構造であればいかなる構造も可能である。
特に、前記第4係止突起110は、上側から内側に行くにつれて下向きに傾斜を成し、前記第
【0053】
このとき、前記容器入口20の第3係止突起21は、図示するように、前記本体部100が前記容器入口20に結合された状態で、前記第4係止突起110に対応する位置で端部部分が前記第4係止突起110の上側傾斜面に密接するように形成され得る。
【0054】
また、前記容器入口20は、
図3A及び
図3Bに示すように、本体部100の下端厚さ厚さだけ凹んだ凹部21aが形成され、前記本体部100が結合された状態で容器入口20の外周面及び本体部100の外周面が連続した面を形成することができる。
【0055】
前記カバー部200は、前記本体部100とヒンジ部530によって一体に連結され、ヒンジ回転により前記本体部100の上側開口を開閉する構成であり、様々な構成が可能である。
【0056】
ここで、前記ヒンジ部530は、前記容器入口20に結合された本体部100に対してヒンジ回転ができるように本体部100及びカバー部200を連結する部分であり、様々な形状及び構造を有することができる。
【0057】
前記カバー部200は、容器30の未使用時に本体部100と結合された状態を維持するために、従来の様々な構造により本体部100と結合され、本体部100の上側開口を閉鎖することができる。
【0058】
また、前記カバー部200は、本体部100との結合に加えて、容器入口20の上端部分の一部と結合することができる。
【0059】
このとき、前記カバー部200は、容器入口20に対する回転なしに本体部100から分離できるようにカバー部200の上端部に結合されることが好ましい。
【0060】
さらに、前記カバー部200は、容器入口20の上端と結合時に内容物の変質などを防止するために、後述する遮断構造が適用されて容器入口20に結合されることが好ましい。
【0061】
一方、前記本体部100及び前記カバー部200は、ヒンジ部530を除いた部分で上下に切開された構造を有し、前記ヒンジ部530は、円周方向に予め設定された円周方向の幅を有する帯状で本体部100及び前記カバー部200と一体に連結することができる。
【0062】
このとき、前記ヒンジ部530は、容易に曲げられるように本体部100及びカバー部200の厚さに対して薄く形成することができる。
【0063】
また、前記ヒンジ部530は、
図4A~
図5Bに示すように、本体部100側により深く形成されるように、前記本体部100側に前記ヒンジ部530の幅だけ切開部531が形成され、前記カバー部200のヒンジ回転が可能に形成することができる。
【0064】
すなわち、前記カバー部200が前記本体部100に対して回転するとき、折りたたまれる部分が、前記本体部100の上端よりも低い位置に折りたたまれるように、最も薄い部分が、前記本体部100の上端よりも低い位置に形成されることが好ましい。
【0065】
一方、前記容器入口20は、本体部100との結合に加えて、カバー部200が結合することができ、カバー部200との結合時、密封力を高める構造で結合されることが好ましい。
【0066】
これにより、前記カバー部200は、容器30の密封力を高めるために、底面から突出して容器入口20の内周面に挿入されるインナーリング280を形成することができる。
【0067】
前記インナーリング280は、容器30の密封力を高めるために、カバー部200の底面から突出して容器入口20の内周面に挿入される構成であり、様々な形状を有することができる。
【0068】
前記インナーリング280は、
図4A~
図5Bに示すように、前記カバー部200の内周面と予め設定された間隔を有し、リング状にカバー部200の底面から下側に突出形成される。
【0069】
このとき、前記インナーリング280は、前記容器入口20の内周面側に滑らかに挿入できる程度の厚さに形成され、下端部分が下側に行くにつれてその厚さが減少することができる。
【0070】
また、前記容器入口20は、前記カバー部200が前記本体部100に結合された状態で、前記インナーリング280の内周面と接するように内側に凸状に形成された凸部23が形成され得る。
【0071】
前記凸部23は、前記容器入口20の上端部分で前記インナーリング280の外周面と接して容器30の内部を密封するための構成であり、凸状の曲面で形成することができる。
【0072】
一方、前記カバー部200が前記本体部100に対してヒンジ部590の結合によってヒンジ回転されることを考慮して、前記インナーリング280は、前記固定部400に対応する部分よりも前記ヒンジ部510に対応する部分が下側にさらに突出されてもよい。
【0073】
特に、前記カバー部200及び前記本体部100を連結するヒンジ部590によってカバー部200が回転すると、インナーリング280の外周面が容器入口20の上端部分に接した状態で、一定角度の回転が可能になるように前記インナーリング280は、ヒンジ部590に対応する部分で十分な上下距離を有するように形成されることが好ましい。
【0074】
前記インナーリング280は、前記固定部400を角度中心とし、予め設定された角度サイズで形成され、上下距離が一定に形成された第1部分281と、前記ヒンジ部510の中心を最低点とし、前記第1部分281から下側に上下距離が増加する第2部分282を含むことができる。
【0075】
前記第1部分281は、下端部分が水平になるように一定の上下距離で構成され、前記第2部分282は、前記ヒンジ部510の中心を最低点とし、上下距離が緩やかに増加するように形成することができる。
【0076】
このとき、前記第1部分281も上下距離が緩やかに増加するか、前記第2部分282の一定区間で上下距離が一定であることはもちろんである。
【0077】
また、前記カバー部200の回転によりインナーリング280が容器入口20の上端部分から離れた後、再結合時に前記インナーリング280の終端が容器入口20の内周面側に挿入されるのに妨げられない程度に前記ヒンジ部590の弾性及び折りたたまれる部分が決定されることが好ましい。
【0078】
一方、前記カバー部200が前記容器入口20に結合されたとき、その密封力を高めるために、前記カバー部200は、前記インナーリング280よりも外側に前記容器入口30の内周面と密着する補助インナーリング293がさらに形成され得る。
【0079】
前記補助インナーリング293は、前記インナーリング280よりも外側に前記容器入口30の内周面と密着するように前記カバー部200の底面から下側に延長形成される部分であり、前述したインナーリング280よりは上下距離を比較的小さく形成することができる。
【0080】
一方、前記インナーリング280、補助インナーリング293などは、カバー部200及び容器入口20との結合時に密封のための構成であり、弾性変形が可能な厚さ及び材質で形成されることが好ましい。
【0081】
一方、前記カバー部200は、容器入口20の上端付近に外周側に突出した第1係止突起22に係止されるように、内周側に突出した第2係止突起210が突出形成され得る。
【0082】
前記第1係止突起22は、容器入口20の上端付近の外周側に突出される部分であり、垂直断面の形状が尖った角状に形成することができる。
【0083】
このとき、前記第1係止突起22は、本体部100が結合された状態で、前記本体部100の上端よりも高く位置し、カバー部100と容易に結合することができる。
【0084】
前記第2係止突起210は、前記カバー部200の内周面に形成され、前述の第1係止突起22に係止され、前記カバー部200が前記容器入口20に結合される構成であり、様々な構成が可能である。
【0085】
特に、前記第2係止突起210の内周面は、前記第1係止突起22の端部部分が密着する傾斜部分211が形成され得る。
【0086】
一方、前記容器入口20の上端部分及び前記カバー部200は、容器入口20に対する密封力を高めるための様々な変形及び実施例が可能である。
【0087】
第1実施例は、前記容器入口20は、
図9に示すように、前述の補助インナーリング291が挿入されるリング状の上端凹溝29を形成することができる。
【0088】
そして、前記容器入口2は、上端部分の外周面にカバー部200の内周面に突出形成されたリング状の係止突起220が挿入されるリング状の係止凹溝26を形成することができる。
【0089】
前記係止突起220は、前述の第2係止突起210よりも上側に形成され、リング状の突出部で、前記第2係止突起210と共に前記カバー部200及び前記容器入口20の結合力を高めることができる。
【0090】
前記係止凹溝26は、前記係止突起220が挿入されるように容器入口20の外周面に相対的に凹状に形成される部分であり、前記係止突起220が嵌合する構造を有してもよい。
【0091】
第2実施例は、前記容器入口20が
図10Aに示すように、外周面に上端から外径が増加するリング状の傾斜面28が形成され、前記カバー部200が前記容器入口20に結合された状態で、前記傾斜面28に接する1つ以上のリング状の突起部292a、292bを形成することができる。
【0092】
前記傾斜面28は、前記容器入口20の外周面に上端から外径が増加するように形成される部分であり、平面、曲面など様々な形状を有することができる。
【0093】
また、前記突起部292a、292bは、前記カバー部200から突出形成されて前記傾斜面28に接し、容器30の内部及び外部を隔離させる構成であり、密封力に応じてその数字を決定することができる。
【0094】
また、前記突起部292a、292bは、前記カバー部200の底面、内周面などから突出形成されるか、
図10Aに示すように、段差で形成されるなど様々な形状が可能である。
【0095】
一方、第2実施例は、前記容器入口20及びカバー部200が、第1実施例における係止突起220及び係止凹溝26の構造を備えることができる。
【0096】
第3実施例は、第1実施例の変形であって、前記容器入口20が
図10Bに示すように、補助インナーリング291が挿入されるリング状の上端凹溝29の形状を変形することができる。
【0097】
具体的には、前記上端凹溝29の内周側の突出部分28aは、外周側の突出部分28bよりも低く形成することができる。
【0098】
一方、第3実施例は、前記容器入口20及びカバー部200が第1実施例における係止突起220及び係止凹溝26の構造を備えることができる。
【0099】
第4実施例は、
図10Cに示すように、前記カバー部200が底面及び内周面の間を連結するリング状の傾斜面230が形成され、前記容器入口20の上端部分に前記傾斜面230に接する1つ以上のリング状の突起部27を形成することができる。
【0100】
第5実施例は、
図10Dに示すように、第4実施例と逆の場合であって、前記容器入口20の上端にリング状の傾斜面28が形成され、前記カバー部200に前記傾斜面28に接する1つ以上のリング状の突起部272を形成することができる。
【0101】
第6実施例は、
図10Eに示すように、第4実施例の変形例であって、前記カバー部200が底面及び内周面の間を連結するリング状の傾斜面230が形成され、前記容器入口20の上端部分に前記傾斜面230に接する1つ以上のリング状の段差突起部26を形成することができる。
【0102】
第7実施例は、
図10Fに示すように、第1実施例のうち、係止凹溝28の深さ、すなわち外周面から内周側への深さが前記容器入口20の上端幅の1/2よりも大きく形成することができる。
【0103】
第8実施例は、
図10G~
図10Jに示すように、前記容器入口20の内周面側にリング状の傾斜部24が形成され、前記カバー部200は前記傾斜部24に接する1つ以上のリング状の補助インナーリング291を形成することができる。
【0104】
具体的には、
図10Gに示すように、容器入口20の内周面側に傾斜して複数のリング状の突起部24aからなる傾斜部24が形成され、前記補助インナーリング291は、前記複数のリング状の突起部24aのうちの少なくとも1つと接するように1つ以上形成することができる。
【0105】
特に、前記補助インナーリング291は、薄い厚さに形成され、複数のリング状の突起部24aに接するときに傾斜方向に曲がり、複数のリング状の突起部24aに密接して容器入口20を密封することができる。
【0106】
図10Hに示すように、前記傾斜部24が平面又は曲面で形成され、前記補助インナーリング291は、前記傾斜部24に接するように1つ以上形成することができる。
【0107】
一方、
図10Gの変形例として、
図10Iに示すように、前記カバー部200は、前記傾斜部24、すなわち、複数のリング状の突起部24aに接する傾斜面295を形成することができる。
【0108】
最後に、
図10Jに示すように、容器入口20の上端には、複数のリング状の突起部24aが形成され、前記補助インナーリング291は、前記複数のリング状の突起部24aのうちの少なくとも1つと接するように1つ以上形成することができる。
一方、前記カバー部200及び前記容器入口20との結合及び密封構造は、特許文献1の
図27A~
図34Cの構造を有してもよい。
【0109】
また、前記カバー部200は、開封前本体部100に対する結合力を考慮して、本体部100に対して分離線(未図示)又は多数のブリッジ(未図示)によって上下に連結することができる。
【0110】
また、前記カバー部200は、開封前本体部100に対して特許文献1の
図21A~
図21Cに示す構造に結合することができる、
このような構成のために、前記ヒンジ部530は、カバー部200及び本体部100の射出成形時と同様に一体に形成することができる。
【0111】
<分離部及び固定部>
一方、本発明による容器キャップ10は、
図2~
図8に示すように、容器キャップ10の開封の有無及び容器入口20の開閉のために、前記カバー部200に第1連結部510によって一体に連結され、前記本体部100に分離可能に第2連結部520によって一体に連結される分離部300と、前記カバー部200が前記本体部100から分離可能に使用者の操作によって前記第2連結部520が分離された後、前記分離部300が固定結合するように前記カバー部200に形成された固定部400とをさらに含む。
【0112】
前記分離部300は、使用者の操作によって前記第2連結部520が破断され、前記本体部100から分離された後、前記分離部300が前記固定部400に固定結合するように前記カバー部200に形成された構成であり、分離部300及び固定部400の様々な組み合わせの構成が可能である。
【0113】
具体的には、前記分離部300は、前記カバー部200に第1連結部510によって一体に連結され、前記本体部100に分離可能に第2連結部520によって一体に連結される構成であり、様々な構成が可能である。
【0114】
ここで、前記第1連結部510は、前記カバー部200及び分離部300を一体に連結する構成であり、分離部300の分離後、押し上げられることを考慮して、カバー部200及び本体部100の側面厚さに比べて薄い厚さの膜(薄膜)で形成することが好ましい。
【0115】
前記分離部300が押し上げられる角度は、前記固定部400との結合構造によって様々な設定が可能であり、例えば、90°など様々な角度を設定することができる。
【0116】
また、前記第1連結部510は、円周方向の幅が分離部300の幅より小さいか、同じに形成されるなど、その幅は多様に形成することができる。
【0117】
前記第2連結部520は、前記本体部100及び前記分離部300を分離可能に連結する構成であり、様々な構成が可能である。
【0118】
特に、前記第2連結部520は、使用者の操作によって第2連結部520が破断され、前記カバー部200が前記本体部100から分離可能であることが特徴である。
【0119】
具体的には、前記第2連結部520は、使用者の操作に容易に破断するように切開溝又は複数のブリッジで形成されるなど、使用者の操作に容易に分離、切断など様々な方式によって分離できる構成であれば、どのような構成も可能である。
【0120】
一方、前記第2連結部520は、分離部300及び本体部100の形成構造に応じて様々な構造及び位置に結合することができる。
【0121】
一例として、前記第2連結部520は、分離部300の縁に沿って水平及び/又は垂直に連結することができる。
【0122】
まとめると、前記第2連結部520は、本体部100及びカバー部200の一体射出成形時に分離部300を本体部100に連結させる構成であり、使用者の操作、すなわち、分離部300を上側に加圧するときに破断する部分であり、比較的小さい幅及び薄い厚さで形成される1つ以上のブリッジで形成することができる。
【0123】
また、前記第2連結部520の形成位置は、本体部100に対する分離部300の安定的結合状態及び破断を考慮して、適切な位置に形成することができ、
図6Aに示すように、前記分離部300を正面から見たとき、両側縁部分に形成することができる。
【0124】
一方、前記分離部300の形成に関連して、前記本体部100は、前記分離部300の外周形状に対応する切開部190が形成され、前記第2連結部520は、前記分離部300の縁及び前記切開部190の内周の間に連結されるように1つ以上形成することができる。
【0125】
特に、前記切開部190は、前記本体部100及び前記カバー部200が互いに接する境界付近で、前記分離部300の正面外形に対応する大きさに形成することができる。
【0126】
一方、前記分離部300は、前記本体部100と連結された状態で、上側から見たとき、1つ以上の凹部310を形成することができる。
【0127】
このとき、前記固定部400は、前記凹部310に対応して前記分離部300が前記本体部100から分離され押し上げられ、前記分離部310の凹部310に嵌挿される突出部410が形成され、前記分離部300と結合され得る。
【0128】
前記分離部300は、本体部100に対して分離された後、固定部200に結合されると、固定部200に結合された分離部300の下側に使用者の指の操作が容易な空間が形成されることになる。
【0129】
一方、前記凹部310及び前記突出部410は、それぞれ互いに対応して一対で形成され得る。
【0130】
一方、前記凹部310は、
図6A、
図6B及び
図8に示すように、挿入される方向を基準として入口の部分が狭く形成され、前記突出部410は、前記凹部310の入口の部分に対応して端部部分の幅がより大きく形成され得る。
【0131】
すなわち、
図8に示すように、前記凹部310は、上側から見たとき、中央部分において外郭側から中央側にさらに突出する第1凸部319が形成され、前記突出部410は、前記凹部310の第1凸部319に対向してさらに突出する第2凸部411を形成することができる。
【0132】
また、前記凹部310は、前記分離部300が前記固定部100に結合された状態で、上側から見たときに、上側に突出形成された中央突起部310a及び前記中央突起部310aを中央にして間隔を置いて形成される一対の外郭突起部310bによって相対的に形成され得る。
【0133】
前記中央突起部310aは、前記分離部300が前記固定部100に結合された状態で、上側から見たときに、端部部分が狭くなる台形の形状を有することができる。
【0134】
一方、前記固定部400の突起部410は、前記分離部300が前記本体部100から分離され押し上げられたときに前記分離部300の凹部310に挿入できるように形成される部分であり、様々な形状を有することができる。
【0135】
前記突起部410は、前記分離部300が押し上げられたときに前記凹部310に対応する位置に形成され、上側から見たときに、前記仲陽突起部310aが挿入される位置に相対的に形成される挿入凹溝を形成することができる。
【0136】
前記挿入凹溝は、
図8に示すように、外側に行くにつれて狭くなる台形の形状であってもよい。
【0137】
また、前記突起部410は、容器入口20の長手方向、すなわち前記容器キャップ10の長手方向を基準にして上側に行くにつれてその幅が狭くなる形状に形成されることが好ましい。
【0138】
一方、前記分離部300は、
図4A~
図4Cに示すように、使用者の操作が容易になるように本体部100の外周面から特に下端部311が外側からさらに突出するように形成することができる。
【0139】
すなわち、前記分離部300は、本体部100の外周面から外側にさらに突出した部分によって前述の凹部310が自然に形成され得る。
【0140】
一方、前記分離部300は、使用者の操作によって下端部分311の底面側から上側に加圧して第2連結部520を破断させるが、使用者の指が容易に挿入できるように下端部分311が本体部100の外周面に対して相対的にさらに突出するようにするか、
図11A及び
図11Bに示すように、本体部100に分離部300が結合された状態で、分離部300の下側に凹状に形成された指の進入凹部170を形成することができる。
【0141】
前記指の進入凹部170は、本体部100に分離部300が結合された状態で、分離部300の下側に凹状に形成され、指が容易に進入できる構成であり、様々な形状であってもよい。
【0142】
前記固定部300は、前記カバー部200が前記本体部100から分離できるように使用者の操作によって前記第2連結部520が分離された後、前記分離部300が固定結合するように前記カバー部200に形成される構成であり、前記連結部300と結合することができる構成であれば、どのような構成も可能である。
【0143】
一例として、前記固定部400は、前述したように、前記連結部300が凹部310が形成された場合、前記凹部310の形成に対応して前記凹部310に挿入される突出部410を形成することができる。
【0144】
一方、前記固定部400は、上側から見たときに、前記突出部410の上側をすべて含む投影面積を有する覆い部490を含むことができる。
【0145】
前記覆い部490は、容器キャップの中心から端部部分に下側へ突出される係止部491が形成され、前記分離部300は、前記本体部100から分離され上側に押し上げられた状態で折、前記係止部491に嵌挿される嵌合溝391を形成することができる。
【0146】
また、前記覆い部490は、上側で見たとき、前記分離部300の上下投影面積よりも大きく形成されるか、
図11A~
図14に示すように、上側から見たときに、前記分離部300の上下投影面積よりも小さく形成することができる。
【0147】
前記のような凹部310及び突起部410の結合に加えて、前記係止部491及び前記嵌合溝391の組み合わせによって、前記分離部300及び前記固定部400の堅固な結合が可能である。
【0148】
一方、
図2及び
図4Aに示された状態で、使用者の操作によって前記分離部300が前記本体部100から分離された後、固定部400に結合されると、
図3A及び
図4Bのような状態になり、使用者は、互いに結合された状態の前記分離部300及び固定部400を上側に加圧することにより、カバー部200を容器入口20から分離することができる。
【0149】
また、使用者は、容器30の内容物を外部に排出させた後、カバー部200を再び回転させて容器入口20に結合させることができる。
【0150】
このとき、前述したように、カバー部200及び容器入口20の間の密封結合によって、容器30の内部は密封された状態を維持することができる。
【0151】
一方、
図2~
図8を参照して説明した本発明による容器キャップ10は、上側から見たときに、円形状なす例を説明したが、
図11A~
図14に示すように、八角形などの多角形状をなすことができる。
【0152】
本発明の第2実施例による容器キャップ10は、本発明の第1実施例の容器キャップの構造に比べて上側から見たときに、八角形(四角形(正方形、長方形など)、六角形など様々な多角形の構造が可能)構造を有すること以外は、ほぼすべての構成が同一又は類似しているため、詳細な説明は省略する。ここで、前記容器入口20の内周面の形状も円形以外に八角形(四角形、六角形など様々な多角形の構造が可能)構造が可能であることはもちろんである。
【0153】
ここで、前記容器キャップ10及び容器入口20が多角形の構造を有する場合、頂点付近で曲率を有してもよいことはもちろんである。
【0154】
一方、前述した分離部300及び固定部400は、様々な実施例が可能である。
以下、本発明の第3実施例による容器キャップについて、
図15~
図17Cを参照して説明する。
【0155】
具体的には、本発明の第3実施例による容器キャップは、分離部300及び固定部400の構造のみ変更されたので、変更された部分のみ説明する。
【0156】
まず、前記分離部300は、下端部分311に凹部310が形成され、側面から見たとき、「L」字状に形成することができる。
【0157】
また、前記固定部400は、前記分離部300が前記本体部100から分離され押し上げられ、前記分離部300の凹部310に挿入される突起部410を形成することができる。
【0158】
特に、前記固定部400は、前記分離部300の下端部分311が面接する載置面440が形成され、前記突起部410は、上側に突出した突出ロッドで形成することができる。
【0159】
すなわち、前記固定部400は、前記分離部300が上側に押し下げられたとき、分離部300が「U」字状に嵌挿される嵌合部分であり、前記カバー部200に形成することができる。
【0160】
ここで、前記分離部300は、下端部分311の上側部分が前記固定部400の側方外周面の形状に対応する曲面312で形成される。
【0161】
前記載置面440は、前記分離部300が結合された状態で、前記カバー部200の上面と緩やかな面をなすか、比較的突出が少ないように凹状の溝部に形成することができる。
【0162】
一方、
図15~
図17Cに示された第3実施例は、第5実施例(
図21~
図23Bを参照)のように、突起部410及び凹部310の形成位置に応じて様々な実施例が可能である。
【0163】
すなわち、
図21~
図23Bに示すように、前記突起部410は、カバー部200の外周面から突出することができ、このとき、前記凹部310は、前記突起部410の形成位置及び端面形状に応じて形成することができる。
【0164】
一例として、前記突起部410は、カバー部200の側面から見たとき、「-」、「l」字状をなすことができ、前記凹部310は、これに対応して、「-」、「l」字状のスリットで形成することができる。
【0165】
また、前記分離部300が上側に押し上げられたとき、薄い部位である第1連結部510の支持のために、前記突起部410の下側には補助突起部441がさらに形成されてもよい。
【0166】
以下、本発明の第4実施例による容器キャップについて、
図18~
図19Cを参照して説明する。
【0167】
本発明の第4実施例による容器キャップは、本発明の第1実施例~第3実施例の変形例であって、底面が前記容器10の容器入口12の上端に付着され、前記容器キャップ10、特に前記カバー部200に結合されて容器10を封止するシール部材40をさらに含む。
【0168】
前記シール部材40は、底面が前記容器30の容器入口20の上端に付着され、前記容器キャップ10、特に前記カバー部200に結合されて容器30を密封する構成として前記容器キャップ10,特に前記カバー部200の結合構造に応じて様々な構成が可能である。
【0169】
特に、前記シール部材40は、前記カバー部200が前記容器入口20から分離されるとき、前記容器入口20から分離できるように、前記シール部材40及び前記容器キャップ10の間の結合力が、前記容器入口20及び前記シール部材40の間の結合力がより大きいことを特徴とする。
【0170】
一例として、前記シール部材40は、
図16に示すように、金属シート層611と、前記金属シート層611の上面及び底面に結合された第1の樹脂層613及び第2の樹脂層615を含むことができる。
【0171】
ここで、前記容器入口20の上部面21aは、シール部材40の付着のために平坦に形成されることが好ましい。
【0172】
前記金属シート層611は、シール部材40の剛性及びインダクション又はコンダクション方式により容器入口20の上面22aに付着できるようにする金属層であり、アルミニウム、アルミニウム合金材質以外に市販のシール部材に使用される金属材質であればいずれも可能である。
【0173】
前記金属シート層611は、その厚さが6μm~200μmであってもよい。
【0174】
前記第1の樹脂層613及び前記第2の樹脂層615は、前記金属シート層611の上面及び底面に結合された樹脂層であり、特にPETからなっていてもよい。
【0175】
前記第1の樹脂層613及び前記第2の樹脂層615は、その厚さが10μm~150μmであってもよい。
【0176】
このとき、前記第1の樹脂層613及び前記第2の樹脂層615は、アルミニウムシート材の表面に接着層(未図示)によって金属シート層611の上面及び底面にそれぞれ接着することができる。
【0177】
ここで、前記接着層は、アルミニウムシート材の表面にPETなどの樹脂層を接着させるための材質であり、後述する市販のシール部材の接着剤が使用することができる。
【0178】
前記のような構造を有するシール部材40は、容器キャップ10が容器入口20に結合されたとき、結合力による十分な粘着力で容器30を密封することができ、容器キャップ10を容器入口20から分離するときに容易に分離され、容器30の密封及び分離が容易な特徴がある。
【0179】
参考までに、前記シール部材40は、縁部分41の終端が容器キャップ10に嵌挿された状態で、容器キャップ10が分離されるとき、容器キャップ10に固定された状態で容器入口20から分離が可能である。
【0180】
特に、前記シール部材40の底面のうち縁部分41の一部は、支持部733の上面にも付着されることにより、前記シール部材40の容器キャップ10に対する結合力が前記容器入口20の上部面22aに対する結合力よりも大きくすることができる。
【0181】
一方、前記シール部材40は、前述の実施例の以外に、容器入口20の上面12aに対する接着、容器キャップ10に対する接着のために容器30及び容器キャップ10の材質に応じて様々な実施例が可能である。
【0182】
特に、前記シール部材40は、上面及び底面のうち少なくとも一面に易剥離機能を付与する機能性層を形成することができる。
【0183】
一例として、前記シール部材40は、本発明による容器組立体に適用されるための構造であり、前記第2の樹脂層615の底面にCPP層617を形成することができる。
【0184】
前記CPP層616は、粘着層617と共に易剥離機能を付与するための熱接着性質を有する層であり、鋳造ポリプロピレン(Casting poly propylene)の材質を有する。
【0185】
前記CPP層616は、その厚さが10μm~30μmであってもよい。
【0186】
前記シール部材40は、容器入口20に対する接着性能を高めるために、前記CPP層616の底面に容器入口20の上面22aとの粘着のための粘着層617を形成することができる。
【0187】
前記粘着層617は、容器入口20の上面22aとの粘着のための層であり、樹脂間の粘着に慣用的に使用されている易剥離(easy peel)性質の材質からなっていてもよい。
前記粘着層617は、その厚さが10μm~500μmであってもよい。
【0188】
一方、本発明によるシール部材40は、容器キャップ20に対する結合力に比べ、容器入口20に対する結合力が低くなければならないため、易剥離機能が備えられる粘着性能が好ましい。
【0189】
これのため、本発明によるシール部材40は、易剥離機能を付与するための易剥離層として、アクリル、ウレタン、ポリエチレン(LDPE、LLDPE、MDPE、HDPE)、メタロセンポリエチレン、ポリプロピレン、SBR(スチレン-ブタジエン-ゴム)、EVA、EAA、EEA、EMAA、EMA、IONOMER、Surlyn、ポリエステル、共重合体、易剥離樹脂などで構成された易剥離層が容器入口20の上面22aに接触される面に形成することができる。
【0190】
別の例として、前記シール部材40は、前記シール部材40は、上から1)易剥離コーティング剤層(1~100μm、322)、2)ポリエステルフィルムであるPET層(12~350μm、313)、3)ポリウレタン接着剤層(1~12μm、312)、4)硬質の1~100μmのアルミニウム箔層611)、5)ポリウレタン接着剤層(1~12μm、312)、6)ポリエステルフィルムであるPET層(12~350μm、315)、7)易剥離コーティング剤層(1~100μm、321)の7層からなっていてもよい。
【0191】
一方、前記シール部材40は、
図20の実施例の以外にWO2022/065883に開示された様々な材質の容器及びシール部材の使用が可能である。
【0192】
<易剥離機能層>
前記易剥離機能を有する層を形成する方法としては、液状コーティング及び溶融押出コーティングの2つの方法がある。
【0193】
液状コーティング方法は、m-PE、LDPE、HDPE、LLDPE、PP、EVA、オレフィン、EAA、EMA、EMAA、EEA、ゴムなどの樹脂を組み合わせて水性又は油性化した液状材料で作られ、グラビア印刷M/C(機械)、マイクログラビアM/C、ドライラミネーションM/Cを使用してフィルム及びシート表面にコーティングする方法である。
【0194】
溶融押出コーティング方法は、押出ラミネートM/Cを使用してフィルム及びシートに一定厚さで押出する。m-PE、LDPE、HDPE、LLDPE、PP、EVA、オレフィン、EAA、EMA、EMAA、EEA、ゴムなどの樹脂を組み合わせた樹脂チップを、押出機を150~350℃範囲で高温溶融させながらT-dieを通じて厚さを調節して押出する方式である。
【0195】
<接着剤層>
接着剤層は、耐熱性、耐寒性、耐水性に優れた2液型ポリウレタンを使用し、ドライラミネーションM/Cを使用してフィルム又はシートを接着剤で合紙後硬化する方式で接着することができる。接着剤は、主剤(ポリエステル、ポリエーテル)、硬化剤(イソシアネート)、溶剤(MEK、EA)で構成することができる。
【0196】
<PETフィルム層>
二軸延伸ポリエステルフィルムで耐熱性、耐寒性に優れ、両面にコロナ放電処理を行い表面張力が36~60dyne/cm範囲を維持する。
【0197】
<アルミニウム箔層(金属シート層)>
硬質アルミニウム、軟質アルミニウムを使用し、表面張力が両面とも60dyne/cm以上のホイルを使用することができる。材質はアルミニウム純度99%以上のA1235、A1100等のA1000番系列を使用することができる。
【0198】
<易剥離Co-EXフィルム層>
多層共押出フィルムで熱接着層に易剥離機能を付与した機能性フィルムである。m-PE、LDPE、HDPE、LLDPE、PP、EVA、オレフィン、EAA、EMA、EMAA、EEA、ゴムなどの樹脂を組み合わせて多層でフィルムを生産する。フィルムは押出機の形態によって単層フィルムから12層フィルムまで多様に生産することができる。
【0199】
<Co-EXフィルム層>
多層共押出フィルムで、一般的な熱接着用途に最も多く使われる形態である。m-PE、LDPE、HDPE、LLDPE、PP、EVA、オレフィン、EAA、EMA、EMAA、EEA、ゴなどの樹脂を組み合わせて多層でフィルムを生産する。易剥離機能はなく、熱接着中心に使用される。フィルムは押出機の形態によって単層フィルムから12層フィルムまで多様に生産することができる。
【0200】
前記のようなシール部材40は、高周波の印加(すなわち、インダクション方式)によって金属シート層から発生された熱を利用して、上面は容器キャップ20の結合部230の下部面に粘着され、底面は容器入口20の上部面22aと粘着される。
【0201】
このとき、前記シール部材40の上面及び底面の物性が異なるように構成されてもよく、前記シール部材40は、底面及び上面区分のための標識、例えば、色、記号、文字などの標識が備えることができる。
【0202】
一方、前記のような構成により、前記シール部材40が相対的に前記カバー部200に対する結合力がより大きいので、前記カバー部200が前記容器入口20から分離されるとき、前記シール部材40が容器入口20から分離することができる。
【0203】
また、使用者は容器入口20からシール部材40を分離するために、容器キャップ10を容器入口20に対して回転させた後、カバー部200を容器入口20から分離することができる。
【0204】
また、前記のような構成を有するシール部材40は、
図19Cに示すように、容器キャップ20が容器入口20から分離された後、容器キャップ20から除去されるか、前記容器キャップ20の内部に保管された状態でいずれも使用が可能である。
【0205】
特に、前記シール部材40は、前記容器キャップ20の内部に保管された状態で使用されるとき、容器入口20に対するある程度の接着力を確保して、容器60の封止効果をある程度維持することができるという利点がある。
【0206】
このために、前記シール部材40は、縁部分61の厚さ、特に金属シート層611の厚さをより厚くするか、より硬度が高くなるように形成することにより、その剛性を補強することができる。
【0207】
また、前記シール部材40は、剛性補強のために、容器入口20の上面22a及び容器キャップ20の結合部230の底面の粘着及び封止を妨げないレベルでリブなどを形成してその剛性を補強することができる。
【0208】
一方、前記カバー部200は、前記容器入口20に結合されるカバー部本体810と、前記カバー部本体810に設けられ、前記カバー部本体810から前記シール部材40を分離するシール部材分離部820とを含む。
【0209】
前記カバー部本体810は、前記本体部100と一体に形成され、前記本体部100とヒンジ結合されるとともに、前記容器入口20に結合される構成であり、様々な構造であってもよい。
【0210】
前記カバー部本体810は、容器入口20の平面形状に対応して円筒状であってもよい。
【0211】
また、前記カバー部本体810は、容器入口20と嵌合結合によって結合することができる。
【0212】
また、前記カバー部本体810は、後述する結合部830を基準に上側で後述する押圧部821の上面より同等又は高く形成された隔壁部812及び前記容器入口20と結合される容器結合部811で構成することができる。
【0213】
前記隔壁部812は、後述する押圧部821が任意に押さないように後述する押圧部821の上面よりも同等又は高く形成される部分であり、様々な構成が可能である。
【0214】
前記容器結合部811は、容器入口20と結合される部分であり、容器入口20の結合構造に応じて様々な構成が可能であり、シール部材40の除去前及び後に容器30の内部を密封する構成を備えることができる。
【0215】
また、前記容器結合部811は、本体部100と一体に形成されるとともに、ヒンジ部530によってヒンジ回転が可能な構成であり、容器入口20の結合構造に応じて前述したような様々な構造を有することができる。
【0216】
一方、前記カバー部200は、前記容器入口20から分離されるとき、前記容器入口20の上端に付着されたシール部材40も一緒に分離させる必要があり、前記シール部材40は、カバー部200に結合される必要がある。
【0217】
ここで、前記シール部材40及び前記カバー部200との結合構造に応じて様々な実施例が可能である。
【0218】
本発明の一実施例として、前記シール部材40の上面がカバー部本体810に付着されることが特徴であり、このため、前記カバー部本体810は、前記容器入口20の上部面22aに結合された部分に対応して前記シール部材40の縁41の上面が付着される結合部830を含むことができる。
【0219】
前記結合部830は、前記容器入口20の上部面22aに結合された部分に対応して前記シール部材40の縁41の上面が付着される構成であり、様々な構成が可能である。
【0220】
すなわち、前記結合部830は、前記シール部材40の上面に密着するように、前記カバー部本体810の内周面から内側にさらに突出して形成され、前記カバー部本体810と一体に形成される。
【0221】
一例として、前記結合部830は、
図19A~19Cに示すように、前記シール部材40の上面と密着するように平坦な面を形成することができる。
【0222】
前記のような構成を有する本発明の第4実施例による容器キャップは、以下のように作動する。
【0223】
まず、最初の開封前には、前記容器入口20を封止するシール部材40及び容器キャップ20が容器入口20に結合された状態である。
【0224】
使用者が前記容器キャップ20を回転又はスナップによって分離する場合、前記容器キャップ20に対するシール部材40の結合力の相対的大きさで、前記容器キャップ20及び前記シール部材40が一緒に容器入口20から分離される。
【0225】
使用者は、飲用など容器30に充填された内容物の外部排出後、容器キャップ20を容器入口20に再結合することによって容器30を密封することができる。
【0226】
このとき、前記シール部材40は、容器入口20に接する面の易剥離機能によってある程度の密封力を確保することができる。
【0227】
一方、使用者は、選択によって押圧部821を押すと、シール部材40が容器キャップ20から分離されて除去することができる。
【0228】
一方、前記カバー部本体810は、容器入口20から分離されたシール部材20が容器キャップ20に結合された状態を維持するように、シール部材40の上面が接する結合部830の底面と間隔を置いて内側に突出した支持部733を形成することができる。
【0229】
前記支持部733は、容器入口20から分離されたシール部材20が容器キャップ20に結合された状態を維持するように、シール部材40の上面が接する結合部830の底面と間隔を置いて前記カバー部本体810の内周面から内側に突出して形成される構成であり、様々な構成が可能である。
【0230】
前記支持部733は、シール部材40の縁の一部が挿入できれば、どのような形状も可能であり、シール部材40の上面が接する結合部830の底面と間隔は、実質的にシール部材40の厚さと同じ、大きく又は小さく形成することができる。
【0231】
一方、前記支持部733は、容器入口20の外周傾斜面22bに接し、前記カバー部200が前記容器入口20に結合されるとき、容器入口20を密封するために活用することができる。
【0232】
特に、前記支持部733は、シール部材40が除去された状態でも、容器入口20の外周傾斜面22bに接し、前記カバー部200が前記容器入口20に結合されるとき、容器入口20を密封することができる。
【0233】
前記シール部材分離部820は、前記カバー部本体810に設けられ、前記カバー部本体810から前記シール部材40を分離する構成であり、様々な構成が可能である。
【0234】
一例として、前記シール部材分離部820は、
図18ないし
図19Dに示すように、下側に移動して前記シール部材40を加圧し、前記カバー部本体810から前記シール部材40を分離する押圧部821と、弾性変形によって前記押圧部821を下側に移動可能なように前記カバー部本体810及び前記押圧部821を連結する連結部822を含むことができる。
【0235】
前記押圧部821は、下側に移動して前記シール部材40を加圧し、前記カバー部本体810から前記シール部材40を分離する構成であり、下側に移動可能にカバー部本体810に設けられる構成であればすべて可能である。
【0236】
一例として、前記押圧部821は、平面形状が、円形、楕円形、長方形、星形など様々な形状であってもよい。
【0237】
また、前記押圧部821は、使用者が押したとき、下降状態を維持するか、弾性によって元の位置に復帰するなど連結部822の構造によって様々な機能が可能である。
【0238】
一方、前記押圧部821は、前記シール部材40を加圧する1つ以上の加圧部323が底面に備えることができる。
【0239】
前記加圧部323は、前記押圧部821の下側方向移動によって前記シール部材40を加圧する構成であり、1つ以上形成することができる。
【0240】
前記加圧部323は、シール部材40を加圧できる構成であれば、いかなる構成も可能である。
【0241】
一例として、前記加圧部323は、平面形状がリング状に形成されるか、半円形をなすなど、様々な形状が可能である。
【0242】
また、別の例として、前記加圧部323は、押圧部821の平面形状に応じて様々な形状を有することができる。
【0243】
一例として、前記押圧部821が容器キャップ20の中心から偏心して形成することができ、このとき、前記押圧部821の位置及び形状によって加圧部323も様々な構造を有することができる。
【0244】
また、前記押圧部821が容器キャップ20の中心から偏心して円形をなす場合、加圧部323は、円形、四角形など様々な平面形状を有してもよい。
【0245】
前記連結部822は、前記弾性変形によって前記押圧部821を下側に移動可能なように前記カバー部本体810及び前記押圧部821を連結する構成であり、様々な構成が可能である。
【0246】
特に、前記連結部822は、前記押圧部821及び前記カバー部本体810と一体に形成されることが好ましい。
【0247】
さらに、前記連結部822は、押圧部821の下降後、原状復旧されるなど、上下移動状態を維持することが好ましく、このために、薄膜、ジャバラ構造など様々な構造を有することができる。
【0248】
また、前記連結部822は、
図19A~
図19Dに示すように、前記押圧部821とともに前記カバー部本体810を上下に隔離されるように形成することができる。
【0249】
すなわち、前記容器キャップ20全体が射出によって形成されることが好ましく、前記シール部材分離部820は、前記カバー部本体810が前記容器入口20に結合されたとき、前記容器30を密閉するように前記カバー部本体810と一体に形成されることが好ましい。
【0250】
このとき、前記シール部材40が容器キャップ20に結合された状態で密閉された別の補助空間S1が形成され、前記補助空間S1に飲用時に一緒に飲用できる補助物質が充填されていてもよい。
【0251】
前記補助物質は、粒状の物質、粉末状の物質、液状の物質など補助空間S1に充填することができる物質であればすべて可能である。
【0252】
また、前記連結部822は、図示されていが、前記カバー部本体810の内周と前記押圧部821との間で弾性変形が可能な複数の帯状に形成することができる。
【0253】
このとき、前記連結部822は、容器キャップ20の上下方向に密封することができないので、シール部材40が容器キャップ30に結合された状態を維持することが好ましい。
【0254】
一方、前記連結部822は、複数の帯状に形成される場合、ジグザグ構造、ワイヤー構造など様々な構成が可能である。
【0255】
また、前記カバー部本体810の内周と前記押圧部821との間には、押圧部821の最初の下降の有無を確認できるように、円周方向に沿って設けられた1つ以上のブリッジ(未図示)を形成することができる。
【0256】
前記ブリッジは、押圧部821の最初の下降の有無を確認できるように、円周方向に沿って設けられた構成であり、カバー部本体810の内周と前記押圧部821との間を連結する薄い帯状に形成される。ここで、前記連結部822は、押圧部821の下降が可能なように弾性変形が可能であることが好ましく、前記ブリッジ219は、押圧部821の下降時に破断するように形成されることが好ましい。
【0257】
一方、前記のような構成を有する容器組立体は、次のような過程を経て使用することができる。
【0258】
まず、飲料(牛乳、酢、醤油、ジュース、大豆油、ソースなどの飲料)、酒類、エンジンオイル、不凍液、食用油、乳製品など容器30に充填される内容物の種類によって、前記シール部材40が容器キャップ20に挿入された状態で容器30に結合される。
【0259】
また、高周波の印加、すなわち、インダクションによって、シール部材40は、容器キャップ20の結合部830及び前記容器入口20の上部面22aに粘着されて容器30を密封する。
【0260】
前記のような過程を経て市販される容器組立体は、使用者が容器キャップ20を容器30から分離することによって使用される。
【0261】
このとき、前記容器30から容器キャップ20を分離すると、前記容器キャップ20に対する前記シール部材40の結合力が容器入口20に対する結合力よりも大きく、前記容器キャップ20の分離とともにシール部材40も容器入口20から分離される。
【0262】
前記容器キャップ20の分離時にシール部材40が一緒に分離されるにつれて、使用者は容器30を傾けて内容物を用途に合わせて飲用するか、使用することができる。
【0263】
一方、使用者は、容器30に充填された内容物を一度に使用する場合以外に繰り返し使用することができ、この場合、容器キャップ20を容器30に結合させて容器30を密封することになる。
【0264】
このとき、前記シール部材40の構成によって、容器キャップ20に結合された状態で容器30に再結合されるとき、容器30に対する密封力を十分に提供することにより、容器30を効果的に密封することができる。
【0265】
また、本発明による容器組立体は、前述した構造により、容器キャップ20からシール部材20を除去しても、容器30に対する容器キャップ20の十分な密封力を提供する特徴がある。
【0266】
さらに、本発明による容器組立体は、次のように、容器キャップ20からシール部材20を除去しても、容器30に対する容器キャップ20の十分な密封力を提供することができる。
【0267】
一方、本発明の第4実施例の場合、分離部300及び固定部400が備えられた実施例を挙げて説明したが、分離部300及び固定部400が備えられていない状態でも実施可能であることはもちろんである。
【0268】
<ハンドルの役割及び射出成形>
一方、本発明による容器キャップ10は、分離部300及び固定部400の少なくとも一方がヒンジ部530に対向する位置に位置し、互いに結合された分離部300及び固定部400が使用者の操作によって、カバー部200を本体部100から分離して容器30を開放するハンドルとして使用することができる。
【0269】
一方、前記のような構成を有する容器キャップ10は、合成樹脂材質で射出によって形成することができる。
【0270】
このとき、本発明による容器キャップ10は、製造便宜及び使用後のリサイクルを考慮して、本体部100、カバー部200及び分離部300が一体に形成されることが好ましい。
【0271】
<容器構造>
一方、前記のような構成を有する容器キャップ10は、WO 2021/071348 A1に開示された容器など様々な構造の容器に結合することができる。
【0272】
特に、本発明による容器キャップ10は、粉末、特に粒状の構造の内容物が充填される容器30に適しており、容器30構造も粒状の構造の内容物の排出に特化することができる。
【0273】
一方、前述した実施例による容器キャップ10は、ヒンジ部530によって本体部100及びカバー部200が一体に形成された構造で説明したが、ヒンジ部530を設けず、本体部100及びカバー部200が互いに分離された構成、すなわち、2-ピース構造を有してもよいことはいうまでもない。
【0274】
以上は、本発明によって具現することができる好ましい実施例の一部について説明したものに過ぎず、周知のように本発明の範囲は、前記の実施例に限定されて解釈されるべきではなく、前述した本発明の技術的思想とその基礎を合わせた技術的思想は、すべて本発明の範囲に含まれると言える。
【国際調査報告】