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特表2024-532971防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法
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  • 特表-防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法
(51)【国際特許分類】
   A47K 3/00 20060101AFI20240905BHJP
【FI】
A47K3/00 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021569872
(86)(22)【出願日】2021-07-26
(85)【翻訳文提出日】2021-11-04
(86)【国際出願番号】 CN2021108378
(87)【国際公開番号】W WO2023279453
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】202110779413.4
(32)【優先日】2021-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521510165
【氏名又は名称】牛 紅武
(74)【代理人】
【識別番号】521509837
【氏名又は名称】小川産業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】牛 紅武
(72)【発明者】
【氏名】牛 慧
(72)【発明者】
【氏名】牛 志遠
(72)【発明者】
【氏名】牛 志杰
(72)【発明者】
【氏名】葛 東方
【テーマコード(参考)】
2D005
【Fターム(参考)】
2D005BA02
2D005BB02
2D005BC01
2D005DA01
(57)【要約】
本発明は、防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩材料であり、以下の成分を含むことを特徴とする:上から下までの構成材質はポリウレタン複合層、不織布層、ゴム複合層の組み合わせである。その中のポリウレタン複合層には以下の成分を含む。10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩である。ゴム複合層には以下の成分を含む。10~85重量%のゴム、1-15重量%の火山岩である。火山岩の効率的な利用及び他の成分との組み合わせによって、製品の湿度調整機能、滑り止め機能、防カビ機能、断熱機能、噪音減少機能などの特性が有する。且つて構造強度は他の類似製品よりも優れている。そして、製品のコストは低く、幅広い用途のニーズにも対応できる。同時に、製品の製造加工プロセスにおいては、現在の既存製造加工プロセスの変更はわずかであり、生産投資は少ないである。火山岩の新しい用途を生み出すだけでなく、環境にも優しくて、サイクルが実現できる。環境保護の要件を満たし、人々の日常生活のエコニーズに対応することもできる。炭素排出量の削減に積極的な役割を果たせる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品である。上から下までの構成材質はポリウレタン複合層、不織布層、ゴム複合層を組み合わせする特徴とする。前記のポリウレタン複合層には10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩である。
前記のゴム複合層には10~85重量%のゴム、1-15重量%の火山岩である。
【請求項9】
前記請求項目1~8項記載の防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品の特徴は下記のとおりである。
10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩、0.1~0.3重量%の硬化剤と0.1~0.4重量%の難燃剤を混合し、プリウレタン複合層を形成させる。
10~85重量%のゴム、1-15重量%の火山岩、0.5~2.5重量%の安定剤を混合し、薄い形状のゴム複合層を形成させる。
適切な仕様の不織布をポリウレタン複合層とゴム複合層の中に入れ、コーティングし、防音及び滑り止めの可撓性材料を完成する。完成した柔らかい可撓性材料を様々なサイズで裁断できる特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭用品材料の技術分野において、特に防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
日常生活では、バスルームやキッチンなどに頻繁的に水が使われる。そのため普段は床の湿度が高くて、お年寄りや子供が滑って転倒することが多いである。現在は床にマットを敷いて、このうような問題を対処している。しかし、滑り止めマットは通常ゴム素材で作られている。ゴム素材には吸湿機能が無くて、バスルームやキッチンなどの湿度を調整することはできない。
湿度が高い条件下では、ゴム製滑り止めマットは菌の繁殖によって、カビが発生しやすくて、ゴム製滑り止めマットの使用に影響を与える。
【発明の概要】
【0003】
上記の技術的問題を解決するために、本発明は防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の技術概要は以下の通りである。
防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品である。上から下までの構成材質はポリウレタン複合層、不織布層、ゴム複合層の組み合わせである。前記のポリウレタン複合層には以下の成分を含むことを特徴とする。10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩である。
前記のゴム複合層には以下の成分を含むことを特徴とする。10~85重量%のゴム、1-15重量%の火山岩である。
【0004】
本発明の好ましい解決策として、前記の火山岩の粒直径は80メッシュ以上である。
本発明の好ましい解決策として、前記の不織布層は1層、或いは複数層以上で構成される。不織布はポリエステル不織布、ポリプロピレン不織布、ナイロン不織布、スパンデックス不織布、アクリル繊維のうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。
本発明の好ましい解決策として、前記のゴムはスチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、エチレンプロピレンとネオプレンのうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。
本発明の好ましい解決策として、前記のポリウレタン複合層は0.1~0.3重量%の硬化剤と0.1~0.4重量%の難燃剤が含有する特徴とする。
本発明の好ましい解決策として、前記の硬化剤にはポリアミド、フェノール変性アミン、エポキシ樹脂の何れかが含有する特徴とする。
本発明の好ましい解決策として、前記の難燃剤はメラミンシアヌレート難燃剤(MCA難燃剤)、ポリ塩化ビニリデン難燃剤、パークロロエチレン難燃剤、フェノール樹脂難燃剤のうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。
本発明の好ましい解決策として、前記のゴム複合層には0.5~2.5重量%の安定剤が含まれている。安定剤は三塩基性硫酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムのうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。
【0005】
他方、下記のように本発明はまた、上記の技術的解決策のいずれかに記載されている防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品の製造する方法を提供する。
重量部で計算として10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩、0.1~0.3重量%の硬化剤と0.1~0.4重量%の難燃剤を混合したうえで、革形状のようなポリウレタン複合層を作って予備する。
適切な仕様の不織布をポリウレタン複合層とゴム複合層の中に入れ、順番でコーティングし、柔らかい可撓性材料を完成する。完成した柔らかい可撓性材料を綺麗にしたうえで、予定したサイズを裁断する。
【0006】
上記述べたとおり、本発明は以下の有益な効果を有する。
本発明は、防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法を提供することにある。火山岩の効率的な利用及び他の成分との組み合わせによって、製品の湿度調整機能、滑り止め機能、防カビ機能、断熱機能、噪音減少機能などの特性が有する。且つて構造強度は他の類似製品よりも優れている。そして、製品のコストは低く、幅広い用途のニーズにも対応できる。同時に、製品の製造加工プロセスにおいては、現在の既存製造加工プロセスの変更はわずかであり、生産投資は少ないである。火山岩の新しい用途を生み出すだけでなく、環境にも優しくて、サイクルが実現できる。環境保護の要件を満たし、人々の日常生活のエコニーズに対応することもできる。炭素排出量の削減に積極的な役割を果たせる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態または先行技術における技術的解決策をより明確に説明する。下記のように実施形態、或いは先行技術の中では必要な図面を利用して、簡単に説明する。但し、記載された実施形態はすべての実施形態ではなく、本発明の実施形態の一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて、創造的な作業なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0008】
図1図1は本発明の実施形態一の概略構造図である。図の中の数字と文字をその対象部品の名前を示す。1.ポリウレタン複合層 2.不織布層 3.ゴム複合層
【発明を実施するための形態】
【0009】
下記では、本発明の実施形態における技術的解決策を図面と併せて詳細に説明する。但し、記載された実施形態はすべての実施形態ではなく、本発明の実施形態の一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて、創造的な作業なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
実施例一
【0010】
防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩材料である、図1で示しているように上から下までの構成材質は、1はポリウレタン複合層、2は不織布層、3はゴム複合層の組み合わせである。その中、1のポリウレタン複合層には以下の成分を含むとする。10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩である。3のゴム複合層には以下の成分を含むことを特徴とする。10~85重量%のゴム、1-15重量%の火山岩である。
【0011】
火山岩とは噴出岩とも呼ばれている。火成岩の一種で、火山活動中に放出されるマグマが急冷された上で形成された岩石である。堆積岩と比べ、形成形態、環境形態、存在地域などによって、異なっている。火山岩は優れている機能性があり、一般的な石材の特徴をもっている以外には、その他の機能性もある。
【0012】
火山岩材料は、耐風化、耐酸性、耐アルカリ性、非放射性などの特徴性能がある。天然な多孔質の形状特徴は、遮音とノイズ軽減効果があり、聴覚環境にも優れている。独特な吸収発揮機能を持ち、空気湿度を調節することは可能である。
環境改善もできる。そのナチュラルな色は光のまぶしさを効果的に軽減することができ、視覚環境を大いに改善できる。このようなさ様々な優れている特徴を有する。建築上及び内装上においては、人々が求めている自然な風合いと環境保護のニーズにも満足できる。
【0013】
火山岩は多孔質の形状特徴があり、建築材料の中で唯一な天然な吸音材料である。山岩は噴火後の火山溶岩の凝縮によって形成され、高温で形成されたため光を吸収し遮熱機能がある。火山岩は多孔質の形状特徴は吸湿及び調節機能もある。火山岩には30種類以上の微量元素がある。関節痛、炎症、皮膚病などにも優れた治療効果がある。
【0014】
本発明実施例の中では火山岩原料の粒直径は80メッシュ以上である。或いは火山岩原料を粒直径80メッシュ以上加工する。粒直径200メッシュ以上の火山岩を使用する。
2の不織布は1層、或いは複数層以上で構成される。不織布はポリエステル不織布、ポリプロピレン不織布、ナイロン不織布、スパンデックス不織布、アクリル繊維のうちの一種または複数種から使用される。
ポリウレタン複合層には0.1~0.3重量%の硬化剤と0.1~0.4重量%の難燃剤が含有する。硬化剤はポリアミド、フェノール変性アミン、エポキシ樹脂の何れかが含有する。難燃剤はメラミンシアヌレート難燃剤(MCA難燃剤)、ポリ塩化ビニリデン難燃剤、パークロロエチレン難燃剤、フェノール樹脂難燃剤のうちの一種または複数種から使用される。
【0015】
ゴム複合層はスチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、エチレンプロピレンとネオプレンのうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。且つ、ゴム複合層には0.5~2.5重量%の安定剤が含まれている。安定剤は三塩基性硫酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムのうちの一種または複数種から使用されるこ。
【0016】
そして、本発明は上記のべた製造技術上における防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法を提供することもある。
手順一:重量部で計算として10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩、0.1~0.3重量%の硬化剤と0.1~0.4重量%の難燃剤を混合したうえで、革形状のようなポリウレタン複合層を作って予備する。
手順二:重量部で計算として10~85重量%のゴム、1-15重量%の火山岩、0.5~2.5重量%の安定剤を混合したうえで、革形状のようなゴム複合層を作って予備する。
手順三:適切な仕様の不織布をポリウレタン複合層とゴム複合層の中に入れ、順番でコーテイングし、柔らかい可撓性材料を完成する。ポリウレタン複合層とゴム複合層は不織布の両側にする。ポリウレタン複合層、不織布層、ゴム層の順番で並ぶ。実際のニーズに応じて、不織布は1層、或いは複数層以上を使用する。
手順四:完成した柔らかい可撓性材料を綺麗にしたうえで、予定したサイズを裁断する。
【0017】
火山岩の効率的な利用及び他の成分との組み合わせによって、製品の湿度調整機能、滑り止め機能、防カビ機能、断熱機能、噪音減少機能などの特性が有する。且つて構造強度は他の類似製品よりも優れているそして、製品のコストは低く、幅広い用途のニーズにも対応できる。同時に、製品の製造加工プロセスにおいては、現在の既存製造加工プロセスの変更はわずかであり、生産投資は少ないである。火山岩の新しい用途を生み出すだけでなく、環境にも優しくて、サイクルが実現できる。環境保護の要件を満たし、人々の日常生活のエコニーズに対応することもできる。炭素排出量の削減に積極的な役割を果たせる。そして最終的に得られた柔らかい可撓性火山岩製品はより幅広い分野に適用し、一層便利に使用することができる。
実施例二:
【0018】
防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩材料である、図1で示しているように上から下までの構成材質は、1はポリウレタン複合層、2は不織布層、3はゴム複合層の組み合わせである。その中、1のポリウレタン複合層には以下の成分を含むとする。10重量%のポリウレタン、1重量%の火山岩である。3のゴム複合層には以下の成分を含むことを特徴とする。10重量%のゴム、1重量%の火山岩である。
【0019】
不織布はポリエステル不織布を使用する。ポリウレタン複合層には0.1重量%の硬化剤と0.1重量%の難燃剤が含まれる。。硬化剤はポリアミドが含まれる。難燃剤はメラミンシアヌレート難燃剤(MCA難燃剤)が含まれる。ゴム複合層はスチレンブタジエンゴムを使用する。且つてゴム複合層には0.5重量%の硬化剤で、安定剤は三塩基性硫酸鉛を使用する。
【0020】
そして、本発明は上記のべた製造技術上における防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法を提供する。
手順一:重量部で計算として10重量%のポリウレタン、1重量%の火山岩、0.1重量%の硬化剤と0.1重量%の難燃剤を混合したうえで、革形状のようなポリウレタン複合層を作って予備する。
手順二:重量部で計算として10重量%のゴム、1重量%の火山岩、0.5重量%の安定剤を混合したうえで、革形状のようなゴム複合層を作って予備する。
手順三:適切な仕様の不織布をポリウレタン複合層とゴム複合層の中に入れ、順番でコーティングし、柔らかい可撓性材料を完成する。ポリウレタン複合層とゴム複合層は不織布の両側にする。ポリウレタン複合層、不織布層、ゴム層の順番で並ぶ。実際のニーズに応じて、不織布は1層、或いは複数層以上を使用する。
手順四:完成した柔らかい可撓性材料を綺麗にしたうえで、予定したサイズを裁断する。
実施例三
【0021】
防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩材料である、図1で示しているように上から下までの構成材質は、1はポリウレタン複合層、2は不織布層、3はゴム複合層の組み合わせである。その中、1のポリウレタン複合層には以下の成分を含むとする。30重量%のポリウレタン、3重量%の火山岩である。3のゴム複合層には以下の成分を含むことを特徴とする。50重量%のゴム、8重量%の火山岩である。
【0022】
不織布はポリプロピレン不織布を使用する。ポリウレタン複合層には0.2重量%の硬化剤と0.3重量%の難燃剤が含まれる。硬化剤はフェノール変性アミンが含まれる。難燃剤はポリ塩化ビニリデン難燃剤が含まれる。ゴム複合層はブタジエンゴム、イソプレンゴムを使用する。且つてゴム複合層には1.5重量%の硬化剤で、安定剤は二塩基性ステアリン酸鉛を使用する。
【0023】
そして、本発明は上記のべた製造技術上における防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法を提供する。
手順一:重量部で計算として30重量%のポリウレタン、3重量%の火山岩、0.2重量%の硬化剤と0.3重量%の難燃剤を混合したうえで、革形状のようなポリウレタン複合層を作って予備する。
手順二:重量部で計算として50重量%のゴム、8重量%の火山岩、1.5重量%の安定剤を混合したうえで、革形状のようなゴム複合層を作って予備する。
手順三:適切な仕様の不織布をポリウレタン複合層とゴム複合層の中に入れ、順番でコーティングし、柔らかい可撓性材料を完成する。ポリウレタン複合層とゴム複合層は不織布の両側にする。ポリウレタン複合層、不織布層、ゴム層の順番で並ぶ。実際のニーズに応じて、不織布は1層、或いは複数層以上を使用する。
手順四:完成した柔らかい可撓性材料を綺麗にしたうえで、予定したサイズを裁断する。
実施例四
【0024】
防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩材料である、図1で示しているように上から下までの構成材質は、1はポリウレタン複合層、2は不織布層、3はゴム複合層の組み合わせである。その中、1のポリウレタン複合層には以下の成分を含むとする。45重量%のポリウレタン、5重量%の火山岩である。3のゴム複合層には以下の成分を含むことを特徴とする。85重量%のゴム、15重量%の火山岩である。
【0025】
不織布はナイロン不織布を使用する。ポリウレタン複合層には0.3重量%の硬化剤と0.4重量%の難燃剤が含有する。硬化剤はエポキシ樹脂を使用する。難燃剤はメラミンシアヌレート難燃剤(MCA難燃剤)である。
【0026】
ゴム複合層はシリコーンゴム、エチレンプロピレンを使用する。且つ、ゴム複合層には2.5重量%の安定剤が含まれている。安定剤はステアリン酸亜鉛を使用する。
【0027】
そして、本発明は上記のべた製造技術上における防音及び滑り止め効果がある柔らかい可撓性火山岩製品及び製造方法を提供することもある。
手順一:重量部で計算として10~45重量%のポリウレタン、1-5重量%の火山岩、0.1~0.3重量%の硬化剤と0.1~0.4重量%の難燃剤を混合したうえで、革形状のようなポリウレタン複合層を作って予備する。
手順二:重量部で計算として10~85重量%のゴム、1-15重量%の火山岩、2.5重量%の安定剤を混合したうえで、革形状のようなゴム複合層を作って予備する。
手順三:適切な仕様の不織布をポリウレタン複合層とゴム複合層の中に入れ、順番でコーティングし、柔らかい可撓性材料を完成する。ポリウレタン複合層とゴム複合層は不織布の両側にする。ポリウレタン複合層、不織布層、ゴム層の順番で並ぶ。実際のニーズに応じて、不織布は1層、或いは複数層以上を使用する。
手順四:完成した柔らかい可撓性材料を綺麗にしたうえで、予定したサイズを裁断する。
【0028】
実施例二~実施例四で生産した製品の滑り止め係数、ノイズ減少係数及び吸水率の検査結果は下記になる。
【0029】
上記の滑り止め係数は製品表面の滑り止め係数である。ノイズ減少係数は250、500、1000、2000HZ周波数で測定された吸音係数の平均値である、吸水率は製品の水を吸収する能力である。本実験の測定は、製品を25°Cの蒸留水に1分間浸すことで、増加した質量と元質量との測定パーセンテージである。上記のデータからみれば、火山岩の割合が増加するにつれて、滑り止め係数、騒音低減係数、吸水率も増加する。
【0030】
開示された実施形態の上記の説明は、当業者が実現または使用することを可能にする。上記、開示した実施例の説明はこれらの実施形態に対する様々な修正は、当業者には明らかであろう。本発明の精神または範囲から逸脱することなく、この記述で定義された一般原理を使用できることは容易に理解できる。この場合、それは他の実施形態で実施される。したがって、本発明は、この記事に示されているものに限定されない。これらの実施形態は、この記事に開示されている原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲に適用する。
図1
【国際調査報告】