IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ポラリス インダストリーズ インコーポレーテッドの特許一覧

特表2024-533056付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫
<>
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図1
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図2
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図3
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図4
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図5
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図6
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図7
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図8
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図9
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図10
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図11
  • 特表-付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】付属品の識別及び制御のための充電可能な格納庫
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/02 20160101AFI20240905BHJP
   B60R 16/04 20060101ALI20240905BHJP
【FI】
H02J7/02 F
B60R16/04 X
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024510682
(86)(22)【出願日】2022-09-01
(85)【翻訳文提出日】2024-04-11
(86)【国際出願番号】 US2022075832
(87)【国際公開番号】W WO2023034911
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】63/240,163
(32)【優先日】2021-09-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505035585
【氏名又は名称】ポラリス インダストリーズ インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ロジャース, マデリーン シー.
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503AA04
5G503BA02
5G503BB01
5G503FA07
5G503GD02
5G503GD03
5G503GD05
5G503GD06
(57)【要約】
車両が、一つ又は複数の取り外し可能な付属品に電気的に接続される。この車両は、ユーザインターフェース、電源、充電可能な格納庫、及びコントローラを含む。コントローラは、少なくとも一つの電源コンセントに接続されている一つ又は複数の取り外し可能な付属品を検知することと、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定することと、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品に関連付けられている一つ又は複数の識別子を表示することをユーザインターフェースに行わせることとを行うように構成されることが可能である。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザインターフェースと、
一つ又は複数の取り外し可能な付属品に電力を提供するように構成されている電源と、
前記電源と電気的に結合されている少なくとも一つの電源コンセントを含む充電可能な格納庫であり、前記少なくとも一つの電源コンセントのそれぞれが、前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品のうちの一つを受けて、そこに電力を提供するように構成されている、充電可能な格納庫と、
前記ユーザインターフェース、前記電源、及び前記充電可能な格納庫に動作可能に結合されているコントローラと
を備え、前記コントローラが、
前記少なくとも一つの電源コンセントに接続されている前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品を検知することと、
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定することと、
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品に関連付けられている一つ又は複数の識別子を表示することを前記ユーザインターフェースに行わせることとを行うように構成されている、車両。
【請求項2】
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている前記識別子を特定することが、前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている前記識別子を、前記ユーザインターフェースを介して受け取ることを前記コントローラに行わせることを含む、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記電源の充電状態、及び前記一つ若しくは複数の取り外し可能な付属品を充電しているときの前記電源に関する電力消費のうちの少なくとも一つを検知するように構成されている少なくとも一つのセンサをさらに備え、
前記コントローラが、前記電源の前記充電状態に基づいて、前記電源の前記充電状態が、事前に特定された目的地に前記車両が到着するのに十分であるかどうかを特定するようにさらに構成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記コントローラは、前記電源の前記充電状態が、前記事前に特定された目的地に前記車両が到着するのに十分ではないという特定に応答して、前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数をオフにするように前記ユーザに警告するメッセージを表示することを前記ユーザインターフェースに行わせるようにさらに構成されている、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記コントローラは、前記電源の前記充電状態が、前記事前に特定された目的地に前記車両が到着するのに十分ではないという特定に応答して、前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数を自動的にオフにするようにさらに構成されている、請求項3に記載の車両。
【請求項6】
前記少なくとも一つの電源コンセントが、前記ユーザインターフェースによって個々にアクティブ化可能及び非アクティブ化可能である、請求項1に記載の車両。
【請求項7】
前記コントローラが、リモートデバイスにワイヤレスに結合されており、前記リモートデバイスが、前記ユーザインターフェースを表示するように構成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項8】
前記コントローラが、
少なくとも一つのユーザ優先度を示すユーザ入力を前記ユーザインターフェースから受け取ることと、
前記少なくとも一つのセンサからセンサ情報を受け取ることであって、前記センサ情報が、前記電源の前記充電状態、又は前記一つ若しくは複数の取り外し可能な付属品を充電しているときの前記電源に関する前記電力消費を含む、受け取ることと、
前記受け取られたセンサ情報及び前記少なくとも一つのユーザ優先度に基づいて、前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定することと、
前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの前記一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することを前記ユーザインターフェースに行わせることとを行うようにさらに構成されている、請求項3に記載の車両。
【請求項9】
前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品のそれぞれの電流消費を検知するように構成されている付属品電流消費センサをさらに備え、前記コントローラが、
前記電流消費を受け取ることと、
前記電流消費を一つ又は複数の以前に検知された電流消費と比較することによって前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品の前記それぞれに関する可能な識別子のリストを特定することとを行うようにさらに構成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項10】
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている前記識別子を特定することが、前記電流消費に基づいて可能な識別子の前記リストから前記識別子を自動的に選択することを含む、請求項9に記載の車両。
【請求項11】
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている前記識別子を特定することが、
前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品の前記それぞれに関する可能な識別子の前記リストを前記ユーザインターフェース上に表示することと、
可能な識別子の前記リストからの前記識別子を、前記ユーザインターフェースを介して受け取ることとを含む、請求項9に記載の車両。
【請求項12】
前記コントローラが、
前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品を充電することの電力消費を前記電流消費に基づいて特定することと、
前記電力消費に基づいて、前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定することと、
前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの前記一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することを前記ユーザインターフェースに行わせることとを行うようにさらに構成されている、請求項9に記載の車両。
【請求項13】
前記充電可能な格納庫が、前記ユーザインターフェースによってアクティブ化可能及び非アクティブ化可能である格納庫ロックをさらに含む、請求項1に記載の車両。
【請求項14】
車両の電源に接続されている一つ又は複数の取り外し可能な付属品の充電を制御するための方法であって、
充電可能な格納庫の少なくとも一つの電源コンセントに接続されている前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品を検知するステップであり、前記少なくとも一つの電源コンセントが、前記電源に結合されており、前記少なくとも一つの電源コンセントのそれぞれが、前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品のうちの一つを受けて、そこに電力を提供するように構成されている、ステップと、
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定するステップと、
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品に関連付けられている一つ又は複数の識別子を表示することをユーザインターフェースに行わせるステップと
を含む方法。
【請求項15】
前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている前記識別子を特定するステップが、前記一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている前記識別子を、前記ユーザインターフェースを介して受け取ることを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記電源の充電状態が、事前に特定された目的地に前記車両が到着するのに十分であるかどうかを特定するステップと、
前記電源の前記充電状態が、前記事前に特定された目的地に前記車両が到着するのに十分ではないと特定したことに応答して、(i)前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ若しくは複数をオフにするように前記ユーザに警告するメッセージを表示することを前記ユーザインターフェースに行わせること、及び(ii)前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ若しくは複数を自動的にオフにすることのうちの少なくとも一つを行うステップと
をさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記ユーザインターフェースを介して少なくとも一つのユーザ優先度を受け取るステップと、
前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品を充電することによって前記電源の充電状態及び前記電源に関する電力消費を受け取るステップと、
前記受け取られたセンサ情報及び前記少なくとも一つのユーザ優先度に基づいて、前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定するステップと、
前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの前記一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することを前記ユーザインターフェースに行わせるステップと
をさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記電流消費を受け取るステップと、
前記電流消費を一つ又は複数の以前に検知された電流消費と比較することによって前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品の前記それぞれに関する可能な識別子のリストを特定するステップであって、前記ユーザが前記リストから前記識別子を選択する、ステップと
をさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記一つ又は複数の取り外し可能な付属品を充電することの電力消費を前記電流消費に基づいて特定するステップと、
前記電力消費に基づいて、前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定するステップと、
前記少なくとも一つの電源コンセントのうちの前記一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することを前記ユーザインターフェースに行わせるステップと
をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも一つの電源コンセントが、前記ユーザインターフェースによって個々にアクティブ化可能及び非アクティブ化可能である、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、車両及び付属品に関し、詳細には、付属品を車両に接続し、接続されている付属品を制御し、及び/又は接続されている付属品を車両のユーザインターフェース上に表示するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]一般に、レクリエーショナルビークル(RV)及びユーティリティービークル(UV)などの車両は、1人又は複数の乗客及び荷物をある場所から別の場所へ搬送するために使用され、時には広範囲の地形にわたって使用され、道路で及び/又はトレイルなどのオフロードで使用される場合がある。たとえば、RVに関するカスタマイズされた情報を表示するためのシステム及び方法が、米国特許出願公開第2017/0334500号(2016年5月23日に出願され、「DISPLAY SYSTEMS AND METHODS FOR A RECREATIONAL VEHICLE」と題されている)において開示されており、RVの付属品情報に基づいて車両付属品を識別及び制御するためのシステム及び方法が、米国特許出願公開第2020/0198561号(2019年9月4日に出願され、「MANAGING RECREATIONAL VEHICLES AND ACCESSORIES」と題されている)において開示されており、それらの開示全体は、参照によって本明細書に明示的に組み込まれている。
【0003】
[0003]さらに、RV及びUVは、乗客によって使用されることが可能であるツールなど、付属品に対して、送出可能な電力を提供することが可能である。しかしながら、複数の付属品が同時に車両によって電力供給されている場合には、乗客にとっては、そのような付属品のどれが車両に接続されているかを識別することが困難である。したがって、上述の欠点のうちの一つ又は複数に対処するために、一つ又は複数の改善された方法又はシステムに対する必要性が存在している。
【発明の概要】
【0004】
[0004]上述されているように、本明細書において提供されている実施形態は、レクリエーショナルビークルに関する車両危険状況検知に関する。例示的な実施形態は、下記の例を含むが、それらに限定されない。
【0005】
[0005]一態様においては、車両が、ユーザインターフェースと、一つ又は複数の取り外し可能な付属品に電力を提供するように構成されている電源と、電源と電気的に結合されている少なくとも一つの電源コンセントを含む充電可能な格納庫であって、少なくとも一つの電源コンセントのそれぞれが、一つ又は複数の取り外し可能な付属品のうちの一つを受けて、そこに電力を提供するように構成されている、充電可能な格納庫と、ユーザインターフェース、電源、及び充電可能な格納庫に動作可能に結合されているコントローラとを含む。コントローラは、少なくとも一つの電源コンセントに接続されている一つ又は複数の取り外し可能な付属品を検知することと、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定することと、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品に関連付けられている一つ又は複数の識別子を表示することをユーザインターフェースに行わせることとを行うように構成されている。
【0006】
[0006]いくつかの実施形態においては、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定することは、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を、ユーザインターフェースを介して受け取ることをコントローラに行わせることを含むことが可能である。
【0007】
[0007]いくつかの実施形態においては、車両は、電源の充電状態、又は一つ若しくは複数の取り外し可能な付属品を充電しているときの電源に関する電力消費のうちの少なくとも一つを検知するように構成されている少なくとも一つのセンサをさらに含むことが可能である。コントローラは、電源の充電状態に基づいて、電源の充電状態が、事前に特定された目的地に車両が到着するのに十分であるかどうかを特定するようにさらに構成されることが可能である。
【0008】
[0008]いくつかの実施形態においては、コントローラは、電源の充電状態が、事前に特定された目的地に車両が到着するのに十分ではないという特定に応答して、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数をオフにするようユーザに警告するメッセージを表示することをユーザインターフェースに行わせるようにさらに構成されることが可能である。
【0009】
[0009]いくつかの実施形態においては、コントローラは、電源の充電状態が、事前に特定された目的地に車両が到着するのに十分ではないという特定に応答して、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数を自動的にオフにするようにさらに構成されることが可能である。
【0010】
[0010]いくつかの実施形態においては、少なくとも一つの電源コンセントは、ユーザインターフェースによって個々にアクティブ化可能及び非アクティブ化可能であり得る。
【0011】
[0011]いくつかの実施形態においては、コントローラは、リモートデバイスにワイヤレスに結合されることが可能であり、リモートデバイスは、ユーザインターフェースを表示するように構成されている。
【0012】
[0012]いくつかの実施形態においては、コントローラは、少なくとも一つのユーザ優先度を示すユーザ入力をユーザインターフェースから受け取ることと、少なくとも一つのセンサからセンサ情報を受け取ることであって、センサ情報が、電源の充電状態、又は一つ若しくは複数の取り外し可能な付属品を充電しているときの電源に関する電力消費を含む、受け取ることと、受け取られたセンサ情報及び少なくとも一つのユーザ優先度に基づいて、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定することと、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することをユーザインターフェースに行わせることとを行うようにさらに構成されることが可能である。
【0013】
[0013]いくつかの実施形態においては、車両は、一つ又は複数の取り外し可能な付属品のそれぞれの電流消費を検知するように構成されている付属品電流消費センサをさらに含むことが可能である。コントローラは、電流消費を受け取ることと、その電流消費を一つ又は複数の以前に検知された電流消費と比較することによって一つ又は複数の取り外し可能な付属品のそれぞれに関する可能な識別子のリストを特定することとを行うようにさらに構成されることが可能である。
【0014】
[0014]いくつかの実施形態においては、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定することは、電流消費に基づいて、可能な識別子のリストから識別子を自動的に選択することを含むことが可能である。
【0015】
[0015]いくつかの実施形態においては、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定することは、一つ又は複数の取り外し可能な付属品のそれぞれに関する可能な識別子のリストをユーザインターフェース上に表示することと、可能な識別子のリストからの識別子を、ユーザインターフェースを介して受け取ることとを含むことが可能である。
【0016】
[0016]いくつかの実施形態においては、コントローラは、一つ又は複数の取り外し可能な付属品を充電することの電力消費を電流消費に基づいて特定することと、電力消費に基づいて、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定することと、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することをユーザインターフェースに行わせることとを行うようにさらに構成されることが可能である。
【0017】
[0017]いくつかの実施形態においては、充電可能な格納庫は、ユーザインターフェースによってアクティブ化可能及び非アクティブ化可能である格納庫ロックをさらに含むことが可能である。
【0018】
[0018]別の態様においては、車両の電源に接続されている一つ又は複数の取り外し可能な付属品の充電を制御するための方法が、充電可能な格納庫の少なくとも一つの電源コンセントに接続されている一つ又は複数の取り外し可能な付属品を検知するステップであって、少なくとも一つの電源コンセントが、電源に結合されており、少なくとも一つの電源コンセントのそれぞれが、一つ又は複数の取り外し可能な付属品のうちの一つを受けて、そこに電力を提供するように構成されている、ステップと、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定するステップと、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品に関連付けられている一つ又は複数の識別子を表示することをユーザインターフェースに行わせるステップとを含む。
【0019】
[0019]いくつかの実施形態においては、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を特定するステップは、一つ又は複数の検知された取り外し可能な付属品のそれぞれに関連付けられている識別子を、ユーザインターフェースを介して受け取ることを含むことが可能である。
【0020】
[0020]いくつかの実施形態においては、この方法は、電源の充電状態が、事前に特定された目的地に車両が到着するのに十分であるかどうかを特定するステップと、電源の充電状態が、事前に特定された目的地に車両が到着するのに十分ではないと特定したことに応答して、(i)少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ若しくは複数をオフにするようユーザに警告するメッセージを表示することをユーザインターフェースに行わせること、又は(ii)少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ若しくは複数を自動的にオフにすることのうちの少なくとも一つを行うステップとをさらに含むことが可能である。
【0021】
[0021]いくつかの実施形態においては、この方法は、ユーザインターフェースを介して少なくとも一つのユーザ優先度を受け取るステップと、一つ又は複数の取り外し可能な付属品を充電することによって電源の充電状態及び電源に関する電力消費を受け取るステップと、受け取られたセンサ情報及び少なくとも一つのユーザ優先度に基づいて、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定するステップと、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することをユーザインターフェースに行わせるステップとをさらに含むことが可能である。
【0022】
[0022]いくつかの実施形態においては、この方法は、電流消費を受け取るステップと、その電流消費を一つ又は複数の以前に検知された電流消費と比較することによって一つ又は複数の取り外し可能な付属品のそれぞれに関する可能な識別子のリストを特定するステップであって、ユーザがそのリストから識別子を選択する、ステップとをさらに含むことが可能である。
【0023】
[0023]いくつかの実施形態においては、この方法は、一つ又は複数の取り外し可能な付属品を充電することの電力消費を電流消費に基づいて特定するステップと、電力消費に基づいて、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数が非アクティブ化される必要があると特定するステップと、少なくとも一つの電源コンセントのうちの一つ又は複数を非アクティブ化するための通知を表示することをユーザインターフェースに行わせるステップとをさらに含むことが可能である。
【0024】
[0024]いくつかの実施形態においては、少なくとも一つの電源コンセントは、ユーザインターフェースによって個々にアクティブ化可能及び非アクティブ化可能であり得る。
【0025】
[0025]本システム及び方法の前述の態様及び多くのさらなる特徴は、以降の詳細な記述を参照することによって、添付の図面と併せて理解されたときに、より容易に認識されるようになり、よりよく理解されるようになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】例示的な車両の代表的な図である。
図2】車両コントローラを含む、図1の車両の例示的な構成要素の代表的な図である。
図3】識別された付属品の画面など、例示的な画面レイアウトを表示している例示的なユーザインターフェースを示す図である。
図4】充電可能な格納庫を含む、図1の車両の例示的な付属品充電システムの代表的な図である。
図5】一つ又は複数の付属品を、及び充電可能な格納庫における電源コンセントが非アクティブ化される必要があるか否かを識別するための例示的なフローチャートである。
図6】一つ又は複数の付属品を、及び充電可能な格納庫における電源コンセントが非アクティブ化される必要があるか否かを識別するための別の例示的なフローチャートである。
図7】2輪車両など、別の例示的な車両の正面斜視図である。
図8】4輪車両など、別の例示的な車両の正面斜視図である。
図9】全地形用車両など、別の例示的な車両の正面斜視図である。
図10】3輪車両など、別の例示的な車両の正面斜視図である。
図11】ユーティリティービークルなど、別の例示的な車両の正面斜視図である。
図12】スノーモービルなど、別の例示的な車両の正面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
[0038]本開示の原理の理解を促進するという目的のために、ここで、図面において示されている実施形態に対して参照が行われることになる。以降で開示されている実施形態は、網羅的であること、又は詳細な記述において開示されている正確な形態に限定されることを意図されているものではない。むしろ、それらの実施形態は、本明細書において記述されている内容の説明例として選択されている。
【0028】
[0039]「結合する」、「結合される」という用語、及びそれらの変形は、2つ以上の構成要素が直接の物理的な接触状態にある構成と、それらの2つ以上の構成要素が互いと直接の接触状態にはない(たとえば、それらの構成要素が、少なくとも一つの第3の構成要素を介して「結合」されている)が、それでもなお互いと協働又は対話している構成との両方を含むために使用される。
【0029】
[0040]本開示の全体を通じて、及び特許請求の範囲において、第1の及び第2のなど、数値に関する用語が、さまざまな構成要素又は特徴に関連して使用されている。そのような使用は、それらの構成要素又は特徴の順序付けを示すことを意図されているものではない。むしろ、数値に関する用語は、言及されている構成要素又は特徴を識別する際に読者を支援するために使用されており、構成要素どうし又は特徴どうしの特定の順序を提供するものとして狭く解釈されるべきではない。
【0030】
[0041]当技術分野における普通のスキルを有する者なら、提供されている実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組合せで実装されることが可能であるということに気づくであろう。それらの実施形態によるプログラミングコードは、C、C++、HTML、XTML、JAVA(登録商標)、若しくは任意のその他の実行可能な高水準プログラミング言語などの任意の実行可能なプログラミング言語、又は高水準プログラミング言語と低水準プログラミング言語との組合せで実装されることが可能である。
【0031】
[0042]図1は、車両100の構成要素のブロック図を示している。車両100は、たとえば、レクリエーショナルビークル(RV)、ユーティリティービークル(UV)、電気車両(EV)、モータと内燃機関(ICE)とを備えた車両などのハイブリッド車両、又は、これらの構成要素から恩恵を受ける可能性がある任意のその他の適切なタイプの車両を含むことが可能である。車両100は、少なくとも一つの関連付けられているメモリ104を有するコントローラ(付属品充電コントローラ102など)を含む。付属品充電コントローラ102は、ユーザインターフェース110、及び/又はユーザインターフェース110の構成要素など、車両100のさまざまな構成要素の電子制御を提供する。いくつかの例においては、付属品充電コントローラ102は、メモリハードウェア、処理ハードウェア、及び通信ハードウェアを有する一つ又は複数のコンピューティングデバイスを含む処理サブシステムの一部分を形成する。付属品充電コントローラ102は、単一のデバイス又は分散デバイスであることが可能であり、付属品充電コントローラ102の機能は、ハードウェアによって、及び/又はメモリ104などの非一時的なコンピュータ可読ストレージメディア上のコンピュータ命令として実行されることが可能である。
【0032】
[0043]付属品充電コントローラ102(たとえば付属品制御モジュール)はまた、ユーザインターフェース110と対話し、ユーザインターフェース110は、少なくとも一つの入力デバイス112と、少なくとも一つの出力デバイス114とを含む。例示的な入力デバイス112は、レバー、ボタン、スイッチ、ソフトキー、セレクタ、ノブ、周波数操作ボタン(FOB)からの入力、ハードキー、及び/又はその他の適切な入力デバイスを含むことが可能である。例示的な出力デバイス114は、ライト、ディスプレイ、タッチスクリーン、オーディオデバイス、触覚デバイス、及び/又はその他の適切な出力デバイスを含むことが可能である。ユーザインターフェース110は、ユーザインターフェースコントローラ116(本明細書においては「インターフェースコントローラ」又は「コントローラ」と呼ばれる場合もある)と、関連付けられているメモリ118とをさらに含む。インターフェースコントローラ116は、入力デバイス112及び出力デバイス114のうちの一つ又は複数など、ユーザインターフェース110の、又はその他の車両構成要素の一つ又は複数のサブシステムを制御するための特定のオペレーションを実行する。いくつかの場合においては、インターフェースコントローラ116は、メモリハードウェア、処理ハードウェア、及び/又は通信ハードウェアを有する一つ又は複数のコンピューティングデバイスを含む処理サブシステムの一部分を形成する。インターフェースコントローラ116は、単一のデバイス又は分散デバイスであることが可能であり、インターフェースコントローラ116の機能は、ハードウェアによって、及び/又はメモリ118などの非一時的なコンピュータ可読ストレージメディア上のコンピュータ命令として実行されることが可能である。
【0033】
[0044]いくつかの例においては、出力デバイス114は、ディスプレイを含むことが可能であり、インターフェースコントローラ116は、そのディスプレイ上に表示されることになる情報をフォーマット設定し、その情報が出力デバイス114上に表示されるようにすることが可能である。いくつかのバリエーションにおいては、出力デバイス114は、タッチディスプレイを含むことが可能であり、インターフェースコントローラ116は、そのタッチディスプレイ上に表示されることになる情報をフォーマット設定し、その情報を表示し、ユーザ入力を求めてタッチディスプレイをモニタすることが可能である。たとえば、インターフェースコントローラ116は、タッチスクリーンディスプレイに対するさまざまなタイプのタッチを入力として解釈し、タッチスクリーンディスプレイ上に表示されているコンテンツを制御することが可能である。例示的なユーザ入力(たとえば、タッチのタイプ)は、タッチ、ドラッグ、スワイプ、ピンチ、スプレッド、及び/又はその他の知られているタイプのジェスチャーを含むことが可能である。
【0034】
[0045]付属品充電コントローラ102は、電源122に動作可能に結合される。電源122は、バッテリー、高電圧バス、ステータ、レギュレータ、鉄心、ソーラーコンポーネント、並びに/又は任意のタイプの代替電力方法及び/若しくは電源を含む、任意のタイプの電源であることが可能である。電源122は、車両100を動作させるための電力を提供する。追加として、又は代替として、電源122は、ユーザインターフェース110(たとえばユーザインターフェースコントローラ116)、電力システム(図示せず)、及び/又は、車両100のさらなる構成要素に動作可能に結合される。たとえば、電源122は、ネットワーク、たとえば、車両バス及び/又はコントローラエリアネットワーク(CAN)を介して車両100の構成要素に電気的に接続されることが可能である。
【0035】
[0046]付属品充電コントローラ102はまた、たとえば、付属品A 130A、付属品B 130B、及び付属品C 130C(まとめて、付属品130)など、一つ又は複数の取り外し可能な付属品と電気的に結合される。一例として、車両100に取り外し可能に(たとえば、電気的に及び/又は機械的に)結合される付属品は、本明細書において記述されている態様によれば、取り外し可能な付属品と呼ばれる場合がある。付属品130のそれぞれは、別々の機能又は電力レベルの要件(たとえば、充電時の電流及び電圧の制限)を有する場合がある。3つの付属品のみが示されているが、任意のその他の数の付属品が、適切なものとして、付属品充電コントローラ102と結合されることが可能である。例示的な付属品103は、一つ若しくは複数のハンドヘルド電子デバイス(たとえば、携帯電話、スマートフォン、衛星電話、個人用ゲーミングデバイス)、電動工具、外部バッテリー、バッテリー充電器、電子車載機器、建物、又は、電気を使用して動作するように構成されている一つ若しくは複数の構成要素を有するその他のデバイスを含むことが可能であるが、それらに限定されない。
【0036】
[0047]付属品充電コントローラ102は、電源122及び/又はユーザインターフェース110と通信することが可能である。追加として、又は代替として、付属品充電コントローラ102は、入力デバイス112、メモリ118、及び/又は出力デバイス114など、ユーザインターフェース110内の構成要素に直接及び/又は間接的に(たとえば、ユーザインターフェースコントローラ116を通じて)通信することが可能である。その他の例示的なネットワーク又はその他の適切なデータ接続が、CANネットワークの代わりに実装されること、並びに車両100内のエンティティー及び/又はデバイスとコントローラ102との間において通信するために使用されることが可能である。付属品充電コントローラ102、メモリ104、及び電源122は、付属品充電システム140と総称される場合がある。
【0037】
[0048]図2は、車両100の構成要素をさらに示すブロック図を示している。たとえば、車両100は、付属品充電コントローラ102と電気的に結合されている車両コントローラ200(電子制御モジュールなど)を含むことが可能である。上で図1に関連して論じられているように、ユーザインターフェース110のユーザインターフェースコントローラ116と電気的に結合されている付属品充電コントローラ102。いくつかの例においては、付属品充電コントローラ102は、車両コントローラ200内に含まれることが可能である。示されてはいないが、サスペンションコントローラ、ステアリングシステムコントローラ、及び/又は電力システムコントローラなど、さらなるコントローラが車両コントローラ200内に含まれることが可能である。車両コントローラ200を含むこれらのコントローラのそれぞれは、それぞれ単一のデバイス若しくは分散デバイスであることが可能であり、又はこれらのコントローラの一つ若しくは複数がともに単一のデバイス若しくは分散デバイスの一部であることが可能である。これらのコントローラの機能は、ハードウェアによって、及び/又はメモリ104などの非一時的なコンピュータ可読ストレージメディア上のコンピュータ命令として実行されることが可能である。追加として、又は代替として、メモリ104などのメモリは、車両コントローラ200内に含まれることが可能である。言い換えれば、車両コントローラ200内のコントローラは、メモリ104を使用して情報を格納すること及び/又は取り出すことが可能である。
【0038】
[0049]いくつかのバリエーションにおいては、車両コントローラ200は、ネットワークを介して通信する少なくとも2つの別々のコントローラ(たとえば、ネットワークコントローラ及び/又は付属品充電コントローラ)を含むことが可能である。いくつかの場合においては、ネットワークは、コントローラエリアネットワーク(CAN)である。いくつかのバリエーションにおいては、CANネットワークは、自動車技術者協会の規格J1939プロトコルに従って実装されることが可能である。例示的なCANネットワークに関する詳細は、2005年9月1日に出願された米国特許出願第11/218,163号において開示されており、その全内容は、参照によって本明細書に明示的に組み込まれている。その他の例示的なネットワーク又はその他の適切なデータ接続が、CANネットワークの代わりに実装されることが可能である。たとえば、いくつかの実施形態においては、コントローラどうしの間において通信するために2線式シリアル通信が使用されることが可能である。
【0039】
[0050]いくつかの例においては、車両コントローラ200は、上述されているCANネットワークなどのネットワークを介して車両100内のその他のデバイス及び/又はエンティティーと通信することが可能である。たとえば、車両コントローラ200は、一つ又は複数のセンサ202と通信することが可能であり、センサ202は、車両100の動作状況を検知するための任意の適切なセンサ、たとえば、付属品130に関する充電容量に影響を与える可能性がある、車両100において使用されているエネルギー貯蔵デバイス(たとえば電源122)の充電状態を検知することが可能な電源電圧センサを含むことが可能である。いくつかの例においては、センサ202は、接続されている付属品130の電力使用量、電圧降下、及び/又は電流使用量を検知するための付属品電力/電流消費センサ(一つ又は複数)を含むことが可能である。いくつかの例においては、センサ202は、車両が移動しているとき、駐車されているとき、又は車両のエンジンがオフにされているときを検知するための車両スピードセンサ及び/又はエンジンスピードセンサを含むことが可能である。車両スピードセンサは、車両スピードを示す情報を、コントローラ102を介してコントローラ116に提供する。車両スピードセンサは、車両100の車両スピードを検知する任意のタイプのセンサである。エンジンスピードセンサは、エンジンスピード(たとえば毎分回転数(RPM))を示す情報を、付属品充電コントローラ102を介してユーザインターフェースコントローラ116に提供する。エンジンスピードセンサは、エンジンのエンジンスピード(たとえば、エンジンのクランクシャフトの回転スピード)を検知する任意のタイプのセンサである。その他の例示的なネットワーク又はその他の適切なデータ接続が、CANネットワークの代わりに実装されること、並びに車両100内のエンティティー及び/又はデバイスとコントローラ200との間において通信するために使用されることが可能である。
【0040】
[0051]いくつかの例においては、車両コントローラ200は、一つ又は複数のネットワーク構成要素(図示せず)を通じて車両100とその他のデバイスとの間における通信を制御するネットワークコントローラ204とさらに結合されること(又は代替として、その中に実装されること)が可能である。いくつかの実施形態においては、車両100のネットワークコントローラ204は、ワイヤレスネットワークを介して(たとえば、ワイヤレス又はWi-Fiチップを介して)、ペアリングされたデバイスと通信することが可能である。例示的なワイヤレスネットワークは、BLUETOOTH(登録商標)プロトコルを利用する無線周波数ネットワークであり得る。この例においては、ネットワーク構成要素は、無線周波数アンテナを含むことが可能である。ネットワークコントローラ204は、車両100に対するデバイス及び/又はサーバのペアリング、並びに車両100と一つ又は複数のリモートデバイス206との間における通信を制御することが可能である。追加として、又は代替として、ネットワークコントローラ204は、複数の異なる車両の間における通信(たとえば車車間通信)を制御及び/又は提供することが可能である。いくつかの例においては、ネットワークコントローラ204は、ユーザインターフェースコントローラ116に通信可能に結合されること、又は直接結合されることが可能である。
【0041】
[0052]例示的なリモートデバイス206は、通信デバイス(たとえば、モバイル電話、スマートフォン、衛星電話、及び/若しくはオーディオインターフェースデバイス)、近距離無線通信デバイス(たとえば、個人識別バッジ、車両識別バッジ、若しくは、RFID信号などを発信若しくは受信するように構成されている別のデバイス)、サーバ(たとえばクラウドコンピューティングサーバ)、コンピューティングデバイス(たとえば、ラップトップ、デスクトップ、タブレット、及び/若しくはその他のパーソナライズされたコンピュータ)、並びに/又は、外部ネットワークを通じて通信を送信及び受信することが可能なその他のデバイスを含むことが可能であるが、それらに限定されない。たとえば、サーバは、コンピューティングデバイスをネットワークコントローラ204に接続することが可能である。この方法においては、ネットワークコントローラ204は、データをサーバに提供することが可能である。さらに、そのデータに基づいて、クラウドコンピューティングサーバは、そのデータを格納することが可能である。いくつかの例においては、コンピューティングデバイスは、サーバからデータを受信すること(たとえば、入手すること及び/又は取り出すこと)が可能である。追加として、又は代替として、示されてはいないが、コンピューティングデバイスは、ネットワーク構成要素を介してネットワークコントローラ204に直接接続して、車両100と通信することが可能である。いくつかの例においては、サーバ及び車両100は、通信デバイスと通信状態にあることが可能である。言い換えれば、通信デバイスは、サーバ及び/又は車両100からのデータを受信及び/又は伝送することが可能である。
【0042】
[0053]リモートデバイス206が一つ又は複数のオーディオインターフェースデバイスを含む例においては、それらのオーディオインターフェースデバイスは、オーディオ入力を受け取って電子信号へ変換するためのマイクロフォンと、電子信号をオーディオ出力へと変換するためのスピーカーとを含むことが可能である。いくつかの場合においては、例示的な通信デバイスは、車両100に関する情報などの情報を表示する一つ又は複数のディスプレイを含むことが可能である。ネットワークコントローラ204は、命令を通信デバイスに提供して、通信デバイスの表示画面上での車両情報の表示をもたらすことが可能である。
【0043】
[0054]いくつかの例においては、車両コントローラ200は、レクリエーショナルビークル100の現在の場所を特定する場所特定器をさらに含むことが可能である。例示的な場所特定器は、グローバル衛星システムとの対話に基づいてレクリエーショナルビークル100の位置を特定するGPSユニットである。
【0044】
[0055]充電可能な格納庫400、たとえば、付属品130を保持又は固定するように構成されている格納コンパートメント、付属品取り付け部、又はその他のデバイスに関連してユーザインターフェース110のオペレーション及び機能性を説明する際に図3及び図4に対して参照が行われる。図3は、本明細書において開示されているいくつかの実施形態による、ユーザインターフェース110上に表示され得る画像の一例を示している。図4は、本明細書において開示されているいくつかの実施形態による、付属品充電システム140を示している。
【0045】
[0056]ユーザインターフェース110は、車両100に取り付けられているコンピューティングデバイス(たとえば車両ナビゲーションシステム)のディスプレイ上に示されることが可能である複数のユーザ操作可能ボタン(たとえばインタラクティブボタン)を含む。インタラクティブボタンは、ユーザインターフェース110がタッチスクリーンディスプレイである場合、及び/若しくはタッチスクリーンディスプレイを含む場合には手によって、又はディスプレイと結合されている制御ノブを使用することによって選択されることが可能である。ユーザがインタラクティブボタンを押した場合、インタラクティブボタンにタッチした場合、及び/又はインタラクティブボタンとその他の形で対話した場合には、ユーザインターフェースコントローラ116は、インタラクティブボタンとの対話を示すユーザ入力を受け取り、ユーザインターフェース110上での別の画像の表示をもたらすこと、ユーザインターフェース110上に既に表示されている画像を更新すること、又はユーザ入力をその他の形で処理することが可能である。
【0046】
[0057]いくつかの例においては、ユーザインターフェース110は、複数のセクション300A、300B、300C、及び300D(まとめて、セクション300)を表示し、セクション300のそれぞれは、付属品130に関連付けられることが可能である。たとえば、充電コントローラ102は、付属品充電システム140に接続されている場合の付属品130を検知することが可能である。いくつかの例においては、セクション300は、任意の適切な形状及びサイズの行、列、アレイ、セル、ブロック、ウィンドウ、又は画像アイコンで配置されることが可能である。いくつかの例においては、セクション300は静的であることが可能である。その他の例においては、セクション300は、ユーザによって構成可能であり得る(たとえば、ユーザによる好みに応じて移動及び再配置され得る)。示されている例においては、セクション300A~300Dは、行で配置されており、それぞれのセクションは、それぞれの電源コンセント402A~402B(まとめて、電源コンセント402)に関連付けられている。その他の例においては、充電可能な格納庫400において利用可能である電源コンセント402の数に従って任意のその他の数のセクションが実装されることが可能である。電源コンセント402のそれぞれは、付属品充電コントローラ102によって電気的に結合及び制御され、それによって、その電源コンセント402に提供される電力の量が、付属品充電コントローラ102によって制御され、その量は、いくつかの例においては、本明細書において説明されているようにユーザインターフェース110を介してユーザによって制御されることが可能である。電源コンセント402は、15アンペア(A)から30Aまでの及び120ボルト(V)から240Vまでのコンセント、USBコンセント、スマートコンセント、地絡電流遮断器コンセント、アーチ障害電流遮断器コンセント、又はその他の電気コンセントなど、任意の適切な電気コンセントを含むことが可能である。
【0047】
[0058]ユーザインターフェース110におけるセクション300のそれぞれは、識別子サブセクション、たとえば識別子サブセクション302を含み、そこでは、接続されている付属品130の識別子(たとえば名前)が表示される。識別子サブセクションは、関連付けられている電源コンセント402につながれている付属品の識別子を示すことが可能であり、その識別子は、車両100が動いている又は静止している間にユーザによって入力されることが可能である。セクション300のそれぞれは、「オン」ボタン304及び「オフ」ボタン306をさらに含む。ボタン304及び306は、関連付けられている電源コンセント402に提供される電力をユーザが手動でオンにすること(アクティブ化すること)又は遮断すること(非アクティブ化すること)を可能にし、以て個々の付属品130用の電源スイッチとして動作する。
【0048】
[0059]ユーザインターフェース110は、別々のモードの間をユーザが切り替えることを可能にするための複数のボタンをさらに示すことが可能である。たとえば、それらの複数のボタンは、機器充電ボタン308及び格納庫ロッキングボタン310を含むことが可能である。機器充電ボタン308は、電源コンセント402につながれている付属品130を表すさまざまなセクション300を見るためにユーザが押すボタンであることが可能である。代替として、機器充電ボタン308は、ユニバーサル電源スイッチとして機能することが可能である。たとえば、ボタン308を押すと、すべての電源コンセント402をオフにすることが可能である。そのようなユニバーサル電源スイッチは、車両100のオペレーションのためにさらに多くの電力を求める緊急の必要性がある場合に有利であり得、それによって付属品充電システム140は、付属品130を充電するために電力が使用されるのを防止する。
【0049】
[0060]格納庫ロッキングボタン310は、付属品130が充電のために格納される充電可能な格納庫400の格納庫ロック404をロック又はロック解除するように動作することが可能である。格納庫ロック404は、ユーザによって、たとえばノブ又は物理スイッチを介して、手動で、並びに充電可能な格納庫400をロック又はロック解除するために格納庫ロック404に電気信号を提供する格納庫ロッキングボタン310を使用してユーザインターフェース110を介して電気的に操作されることが可能である。
【0050】
[0061]いくつかの例においては、格納庫ロック404は、ユーザインターフェース110へのBluetooth、近距離無線通信、又はその他のワイヤレス接続を介して一つ又は複数のリモートデバイス206によって操作されることが可能である。この方法においては、格納庫ロック404は、車両100に対する一つ又は複数のリモートデバイス206の存在、たとえば近接に少なくとも部分的に基づいて動作可能であり得る。いくつかの例においては、格納庫ロック404は、一つ又は複数のリモートデバイスに関連付けられている事前に特定された許可に基づいて構成可能であり得る。たとえば、格納庫ロック404は、一つ又は複数のリモートデバイス206の近接に基づいてロック解除することと、事前に特定された量の時間の後に、又は一つ若しくは複数のリモートデバイス206が範囲外になった後に、一つ若しくは複数のリモートデバイス206が範囲外になった直後に、又は車両100が始動された場合になどでロックすることとが可能である。
【0051】
[0062]図4において示されているように、例示的な付属品充電システム140は、3つの付属品(130A~130C)及び4つの電源コンセント(402A~402D)を含む。しかしながら、いくつかの例においては、任意のその他の数の付属品及び電源コンセントが実装されることが可能であるということを理解されたい。この説明例においては、電源コンセントのうちの一つは空いており(たとえば電源コンセントD 402D)、電源コンセント402Dのそのような占有ステータスは、セクション300Dにおいてデフォルトのコンセント識別子「コンセント4...」を表示することによってユーザインターフェース110上に示されている。いくつかの例においては、ユーザが付属品130を電源コンセント402のうちの一つにつないだときには、つながれた付属品130を識別するための識別子を入力するためのメッセージが表示されることが可能である。ユーザは、「ドリル」、「スピーカー」、「電話」、又はその他のデバイス識別子など、デバイスの識別子をタイプ入力することと、その識別子を入力して、付属品130に関連付けられているセクション300の識別子サブセクション302において表示されるようにすることとが可能である。入力された識別子は、メモリ104に格納されることが可能であり、それによって、同じ付属品130をユーザが将来再びつないだときに、識別子全体をタイプしなければならない代わりに、提案される識別子のリスト(それらのほとんど又はすべてが、ユーザインターフェース110において以前に入力されたものである)を伴ってドロップダウンメニューが現れることが可能である。いくつかの例においては、ドロップダウンメニューは、以前に入力されなかったが付属品130の識別子の可能な候補であり得る事前にインストールされたデフォルトの識別子を含むことも可能である。いくつかの例においては、付属品充電システム140は、たとえば、「電話」、「予備」、「未使用」、又はその他の事前に特定された若しくはユーザ構成可能な識別子など、空いている電源コンセント用の識別子を表示するように構成されることが可能である。
【0052】
[0063]いくつかの例においては、付属品充電コントローラ102及び/又はユーザインターフェースコントローラ116は、Bluetooth、Wi-Fi、近距離無線通信等など、デバイス識別を可能にするように構成されているメディア転送プロトコル(MPT)又は有線若しくはワイヤレス通信プロトコルを介して付属品130の電流又は電力消費を感知することによって、接続された付属品130を自動的に識別するように構成されることが可能である。いくつかの例においては、センサ202は、接続されている付属品の電力使用量、電圧降下、及び/又は電流使用量を検知することが可能である一つ又は複数の付属品電力/電流消費センサを含むことが可能である。たとえば、付属品電力/電流消費センサ(一つ又は複数)は、それぞれの付属品に動作可能に結合されることが可能であり、付属品の電力消費及び/又は付属品によって消費されている電流の量を示す情報を提供することが可能である。センサ(一つ又は複数)は、接続されている付属品の電力使用量及び/又は電流使用量を検知する任意のタイプのセンサであることが可能である。付属品電力/電流消費センサ(一つ又は複数)は、付属品の電力使用量及び/又は電流使用量を示す情報を、付属品充電コントローラ102を介してユーザインターフェースコントローラ116に提供することが可能である。いくつかの場合においては、付属品電力/電流消費センサ(一つ又は複数)は、付属品充電コントローラ102及び/又はユーザインターフェースコントローラ116内に含まれること、又はさもなければそれらに直接接続されることが可能である。言い換えれば、付属品充電コントローラ102及び/又はユーザインターフェースコントローラ116は、付属品の電力/電流消費を検知することが可能である。追加として、又は代替として、センサ202は、付属品の電圧降下及び/又は電流使用量を特定することと、その電圧降下及び/又は電流使用量を使用して、付属品の電力消費を特定することとが可能である。追加として、又は代替として、センサ202は、それぞれの付属品が電源コンセント402のうちの一つにつながれている場合には、それぞれの付属品から信号を受信することが可能である。たとえば、その信号は、それぞれの付属品を識別するように構成されているMPT信号又はその他の有線若しくはワイヤレス信号であることが可能である。
【0053】
[0064]そのため、新たに接続された付属品が、以前に識別された付属品と同じ又は同様の電力使用量、電流使用量、又はその他の識別信号を有する場合には、付属品充電コントローラ102及び/又はユーザインターフェースコントローラ116は、その新たに接続された付属品が、同様にこれに基づいて以前に識別された付属品と同じであると自動的に特定することが可能である。そのような例においては、ユーザインターフェース110は、新たに接続された付属品の提案される識別子(すなわち、以前に識別された付属品の識別子)を検証のためにユーザに対して表示することが可能である。代替として、複数の以前に識別された付属品が特定された場合には、ユーザインターフェース110は、新たに接続された付属品のものとは異なる電力使用量及び/又は電流使用量に関連付けられている候補を排除することによる、新たに接続された付属品の識別子の潜在的な候補の低減されたリストを、ドロップダウンメニューを介してユーザに提供することが可能である。したがってユーザは、正しい識別子に到達するために付属品識別子の長いリストをスクロールする必要がないであろう。
【0054】
[0065]示されている例においては、ユーザインターフェース110は、車両100に取り付けられているディスプレイ上に示されているが、いくつかの例においては、同じ又は類似のユーザインターフェースが、リモートデバイス206、たとえば、車両100のネットワークコントローラ204を介して付属品充電コントローラ102に(ケーブルを介して又はワイヤレスにのいずれかで)動作可能に接続されているユーザのスマートフォン又はタブレットコンピュータ上に示されることが可能である。リモートデバイス206は、それ自体のユーザインターフェース110上で、本明細書において記述されているのと同じオペレーションを実行して、実質的に車両100用の2次ディスプレイとして機能することが可能である。いくつかの例においては、リモートデバイス206上に示されるユーザインターフェース110は、リモートデバイス206のさらに小さな表示画面に合うように、セクション又はボタンの形状、サイズ、及び/又は配置など、車両100のディスプレイ上に示されるものとは異なることが可能である。
【0055】
[0066]いくつかの例においては、ユーザインターフェース110は、電源コンセント402のうちの一つ又は複数を遮断することによって車両100の航続距離を増やすための負荷制限を実施するために使用されることが可能である。代替として、車両の航続距離を延ばすために電源コンセント402のうちのどれが遮断される必要があり得るかを特定するために航続距離アプリケーションが実装されることが可能である。一例においては、ユーザが、車両100又はリモートデバイス206のユーザインターフェース110を介して目的地情報を入力した場合には、車両コントローラ200、又はより具体的には、その場所特定器、並びに、車両コントローラ200に事前にインストールされている、又はネットワークコントローラ204を介してアクセス可能なマッピング及びルーティングプログラムなどのその他のアプリケーションが、目的地に到着することが可能であるのに十分な充電状態を車両100が有するためには電源コンセント402のうちのいずれかが遮断される必要があるかどうかを特定することが可能である。
【0056】
[0067]いくつかの例においては、充電可能な格納庫400は、適切と思われる車両100における任意の場所に置かれることが可能である格納コンパートメントを備えたコンテナである。そのコンテナは、プラスチック、金属、木材、セラミック、又はそれらの組合せなど、任意の適切な材料から作られることが可能である。いくつかの例においては、そのコンテナは、数ある可能な場所の中でも、車両100の後部若しくは前部のトランクに配置されること、グローブボックスなど、車両100のダッシュボードに組み込まれること、車両100のセンターコンソールに配置されているアームレストの内部など、運転席と助手席との間に配置されること、又は車両100の後部座席の近くに配置されることが可能である。その他の例においては、上で論じられているように、充電可能な格納庫400は、付属品を保持又は固定するように構成されている付属品取り付けデバイス又はその他のデバイスを含むことが可能である。充電可能な格納庫400の物理的な場所がどこである可能性があろうとも、充電可能な格納庫400は、遠隔制御可能であり、それによって電源コンセント402のうちのいずれも及びロック404は、車両100又はリモートデバイス206のユーザインターフェース110の操作を介してアクティブ化又は非アクティブ化されることが可能である。いくつかの例においては、電源コンセント402は、適切なものとして、車両100の車載電源122に電力を提供するために、接続されている付属品130、たとえばバッテリー又は発電機から電力を受け取ることが可能であり得るということを理解されたい。
【0057】
[0068]図5は、本明細書において開示されている実施形態によるコントローラ(たとえば、ユーザインターフェースコントローラ116、付属品充電コントローラ102、及び/又は車両コントローラ200)に関する処理シーケンス500を記述する例示的なフローチャートを示している。いくつかの例においては、付属品コントローラ102は、一つ又は複数の付属品130の識別を検知し、それらの一つ又は複数の付属品130の識別に関連付けられている識別子を、ユーザインターフェース110を介して表示するように構成されている。たとえば、ブロック502において、付属品充電コントローラ102は、電源コンセント402につながれている付属品130を検知することが可能である。いくつかの例においては、センサ、たとえばセンサ202が、付属品130の識別を示す信号を付属品130から受信することが可能である。検知に応答して、ブロック504において、付属品充電コントローラ102は、付属品130の識別子をユーザが入力することを要求するメッセージを、ユーザインターフェース110を介して表示することをユーザインターフェースコントローラ116に行わせることが可能である。いくつかの実施形態においては、その要求は、ユーザ検証のための検知された付属品130に関する提案される(たとえば、事前に特定された)識別子を含むことが可能である。代替として、その要求は、検知された付属品130に関する提案される識別子を伴うドロップダウンメニューを含むことが可能であり、そのドロップダウンメニューからユーザは、付属品130の適切な識別子を選択することが可能である。いくつかの例においては、付属品充電コントローラ102は、付属品130の識別を示す信号を受信したことに応答して、付属品130の識別に関連付けられている事前に特定された識別子をユーザインターフェース110上に表示することをユーザインターフェースコントローラ116に行わせることが可能である(ブロック502及び504)。
【0058】
[0069]ブロック506において、車両コントローラ200及び/又は付属品充電コントローラ102は、車両の電気エネルギー貯蔵デバイス、たとえば電源122が十分な電気エネルギーを有するかどうかを特定する。十分な電気エネルギーは、エネルギー貯蔵デバイスの現在の充電状態を、ユーザによって入力された目的地に到達するために必要とされ得る予測された充電状態と比較することによって特定されることが可能である。たとえば、車両コントローラ200及び/又は付属品充電コントローラ102は、指定された目的地と、行程を完了するために必要とされる電気エネルギーの最小限必要とされる量とに基づいて、指定された目的地に到着するためにエネルギー貯蔵デバイス内に貯蔵されている十分な電気エネルギーがあるかどうかを特定する。電気エネルギーの最小限必要とされる量は、車両コントローラ200、又はネットワークコントローラ204によって制御されるネットワークを通じて車両100と接続されているリモートデバイス206のうちの一つによって計算されることが可能である。いくつかの例においては、エネルギーの最小限必要とされる量は、指定された目的地に到着するために必要とされる総エネルギーの追加のパーセンテージなどの安全率を含むことが可能である。
【0059】
[0070]十分なエネルギーがある場合には、車両のオペレーションは、さらなるユーザ対話を伴わずに進むことが可能であり、処理シーケンス500は、ブロック502へループバックして、電源コンセント402につながれている新たな付属品130を検知することを継続する。しかしながら、十分な電気エネルギーがないと特定された場合には、シーケンス500は、ブロック508へ進み、ブロック508においてユーザインターフェースコントローラ116は、一つ又は複数の電源コンセント402につながれている一つ又は複数の付属品130を充電するために車両100によって消費される電気エネルギーの量を低減するために電源コンセント402のうちの一つ又は複数をオフにするようユーザに警告するように構成されている。代替として、ユーザインターフェースコントローラ116は、電源コンセント402のうちの一つ又は複数をオフにすることを付属品充電コントローラ102に自動的に行わせることが可能である。
【0060】
[0071]いくつかの例においては、インターフェースコントローラ116は、付属品130の優先度付けに基づいて、電源コンセント402のうちの一つ若しくは複数をオフにするようユーザに警告するように、又は電源コンセント402のうちの一つ若しくは複数をオフにすることを付属品充電コントローラ102に自動的に行わせるように構成されることが可能である。たとえば、一つ又は複数の付属品130を充電するために車両100によって消費される電気エネルギーの量の低減は、(複数の付属品が車両100に接続されている場合に)付属品130のうちのどの一つ若しくは複数が充電中に最も多くの電力を消費するかを、及び/又はそれぞれの付属品の重要度若しくは優先度に基づいて、予測的に特定することを含み得る。たとえば、充電されている付属品が、スマートフォン、バッテリー駆動式ドリル、及びバッテリー駆動式スピーカーを含む場合には、ドリルが継続的に充電中のままにされているときに最も多くの電力を消費する可能性があると予測的に特定され得る。いくつかの例においては、付属品のそれぞれは、値を割り振られること(その値は、たとえば、ルックアップテーブルとしてメモリに格納されることが可能である)と、その機能に基づいて重要度又は優先度の点でランク付けされることとが可能である。たとえば、スマートフォンは、電動工具又はスピーカーに比べて優先度の点でより高くランク付けされることが可能である。なぜならスマートフォンは、車両100を巻き込む事故のケースにおいて、又はユーザが目的地への道を見つけ出すためにスマートフォンを使用する必要がある場合に充電してあることが必須のアイテムであるからである。いくつかの例においては、それぞれの付属品の優先度付けは、ユーザによって特定されること又は事前に定義されることが可能であり、それによってユーザは、どの付属品が、充電済みに保たれる上でより重要であるかを特定する。
【0061】
[0072]ブロック508に続いて、シーケンス500は、ブロック506へループバックして、車両100が目的地に到着することを可能にするために、付属品130のうちの一つ又は複数によって消費される電力の量を低減する際に、一つ又は複数の電源コンセント402を取り外すことが十分であったかどうかを特定する。一つ又は複数のその他の付属品130が、多すぎる電力を依然として消費していると特定された場合には、ブロック508からのメッセージが再び示されることが可能であり、それによってユーザは、電力を節約するために追加の電源コンセントをオフにするように促される。代替として、ユーザインターフェースコントローラ116は、一つ又は複数の追加の電源コンセント402をオフにすることを付属品充電コントローラ102に自動的に行わせることが可能である。そうでない場合には、車両100のオペレーションは、さらなるユーザ対話を伴わずに進むことが可能であり、すなわち、処理シーケンス500は、ブロック502へループバックして繰り返すことが可能である。
【0062】
[0073]いくつかの例においては、車両が十分なエネルギーを有するかどうかをブロック506において特定することは、電力プラン(「優先度」とも呼ばれる)に依存し得る。電力プランは、ユーザによって選択されること、又は付属品130の識別に基づいた事前に特定された優先度を含むことが可能である。任意の数の選択可能な電力プランが実装されることが可能である。たとえば、ノーマル、セーバー、及びウルトラという3つの電力プランがあり得る。ノーマル電力プランは、バッテリーレベル又は付属品の電力消費にかかわらず、付属品が充電を続けられることを許可する。セーバー電力プランは、車両のエンジンがオフになるか、又は車両のバッテリーレベルがしきい値を下回るまで、付属品が充電を続けられることを可能にする。ウルトラ電力プランは、車両のエンジンがオフになるか、又は付属品を充電することによるエネルギー消費があまりにも高くなるまで、付属品が充電されることを可能にする。
【0063】
[0074]図6は、本明細書において開示されている実施形態によるコントローラ(たとえば、ユーザインターフェースコントローラ116、付属品充電コントローラ102、及び/又は車両コントローラ200)に関する別の処理シーケンス600を記述する例示的なフローチャートを示している。ブロック602において、車両に接続されている一つ又は複数の付属品が、たとえば、前に開示されているようにそれらの付属品の電力使用量、電流使用量、若しくはその他の有線若しくはワイヤレス信号に基づいてそれらの付属品を自動的に識別することによって、又はそれぞれの付属品をユーザに手動で識別させることによって、識別される。ユーザインターフェース110上の表示された画像を使用して、ユーザは、ブロック604においてその付属品用の電力プランを選択することが可能である。言い換えれば、ユーザがユーザインターフェース110の表示された画像と対話したことに基づいて、ユーザインターフェース110は、選択された電力プラン(たとえば、ノーマル、セーバー、又はウルトラ電力プラン)を示すユーザ入力を受け取る。ユーザインターフェース110は、そのユーザ入力をユーザインターフェースコントローラ116へ伝送する。以降でさらに記述されるように、選択された電力プランを示すユーザ入力は、付属品に提供される電力を打ち切る及び/又は低減するかどうかを特定するために使用される。
【0064】
[0075]例示的な実施形態においては、もっぱら簡潔さ及び明確さのために、例示的な電力プラン及び/又は優先度が3つだけ上述されているということを理解されたい。しかしながら、付属品に提供される電力をオンにするか、オフにするか、及び/又は低減するかを特定するために電力プラン及び/又は優先度の追加のタイプ又はコンセプトが使用されることも可能である。たとえば、ユーザインターフェースコントローラ116は、ユーザが選択するようにユーザインターフェース110上に3つよりも多い又は少ない優先度の表示をもたらすことが可能である。追加として、又は代替として、それらの優先度のそれぞれは、上述されているノーマル、セーバー、及び/又はウルトラ電力プランと同様の及び/又は異なる制限を含むことが可能であり、それらの対応する付属品の充電を打ち切る及び/又は保持するためのさまざまな制限をもたらすことが可能である。
【0065】
[0076]ブロック606によって表されているように、ユーザインターフェースコントローラ116は、センサ情報を受け取る。たとえば、付属品充電コントローラ102は、電源電圧センサ、付属品電力消費センサ(一つ若しくは複数)、及び/又は、車両100に結合されている追加のセンサを含む複数のセンサ202からセンサ情報を受け取る。センサ情報を受信した後に、付属品充電コントローラ102は、そのセンサ情報をユーザインターフェースコントローラ116へ伝送する。
【0066】
[0077]たとえば、電源電圧センサは、バッテリー電圧を示す情報(たとえば、電源122の充電状態)を、付属品充電コントローラ102を介してユーザインターフェースコントローラ116に提供することが可能である。電源電圧センサは、電源122に動作可能に結合されることが可能であり、電源122の充電状態を検知する任意のタイプのセンサであることが可能である。たとえば、電源電圧センサは、電源122の充電をモニタ及び検知/特定するバッテリーモニタリングセンサである。
【0067】
[0078]ブロック608によって表されているように、ユーザインターフェースコントローラ116は、センサ情報(たとえば、電源の充電状態(SOC)、エンジンスピード、及び付属品を充電することに起因する電力消費)並びにユーザ優先度に基づいて、一つ又は複数の接続されている付属品に提供される電力を打ち切る及び/又は低減する必要があるかどうかを特定する。一つ又は複数の接続されている付属品に提供される電力を打ち切る及び/又は低減する必要があるとユーザインターフェースコントローラ116が特定した場合には、処理シーケンス600は、ブロック610へ進む。そうでない場合には、処理シーケンス600は、ブロック602へループバックし、プロセスが繰り返す。
【0068】
[0079]いくつかの例においては、ノーマル電力プラン、セーバー電力プラン、及びウルトラ電力プランを示すユーザ優先度に基づいて、ユーザインターフェースコントローラ116は、接続されている付属品への電力を打ち切る及び/又は低減する必要があるかどうかを特定する。たとえば、ノーマル電力プランを伴う付属品をユーザインターフェースコントローラ116が特定した場合には、ユーザインターフェースコントローラ116は、付属品の電力消費(たとえば、電力使用量/電流消費)及び/又は電源レベル(たとえば、電源のSOC)にかかわらず、付属品への電力を打ち切らない及び/又は低減しない。追加として、又は代替として、車両のエンジンがオフである(たとえば、エンジンスピードがしきい値を満たしていることをエンジンスピードセンサが示している)、及び/又は電源レベル(たとえば、電源のSOC)がしきい値を満たしている(たとえば、しきい値を下回っている)と特定したことに基づいて、ユーザインターフェースコントローラ116は、セーバー電力プランを有する付属品への電力を打ち切る及び/又は低減することが可能である。追加として、又は代替として、車両のエンジンがオフである、並びに/又は付属品の消費(たとえば、電力消費及び/若しくは電流消費)がしきい値を満たしている(たとえば、しきい値を上回っている)と特定したことに基づいて、ユーザインターフェースコントローラ116は、ウルトラ電力プランを有する付属品への電力を打ち切る及び/又は低減することが可能である。
【0069】
[0080]ブロック610によって表されているように、ユーザインターフェースコントローラ116は、電源コンセント402のうちの一つ又は複数をオフにすることによって、接続されている付属品130のうちの一つ又は複数の充電を非アクティブ化するようユーザに警告するための通知を表示又は送信する。ユーザが選択を行うと、選択された一つ又は複数の電源コンセントがオフにされる。代替として、ユーザインターフェースコントローラ116及び/又は付属品充電コントローラ102は、電源コンセント402のうちの一つ又は複数を自動的にオフにすることが可能である。ブロック610の後に、処理シーケンス600は、ブロック602へループバックして繰り返すことが可能である。ユーザのための通知及び/又は警告は、視覚的な、音声の、又はユーザに適した任意のその他の適切な形態の通知/警告であることが可能であるということを理解されたい。
【0070】
[0081]いくつかの例においては、エンジンスピードがしきい値を満たしている場合(たとえば、エンジンスピードが、エンジンがオフであることを示している、及び/又はしきい値を下回っている場合)には、ユーザインターフェースコントローラ116は、ウルトラ電力プラン及び/又はセーバー電力プランを伴う付属品に提供される電力をユーザが打ち切る又は低減することを提案することが可能である。いくつかの場合においては、電源のSOCがしきい値を満たしている(たとえば、しきい値を下回っている)場合には、ユーザインターフェースコントローラ116は、セーバー電力プランの付属品に提供される電力をユーザが打ち切る又は低減することを提案することが可能である。いくつかのバリエーションにおいては、付属品の消費(たとえば、電力/電流消費)がしきい値を満たしている(たとえば、しきい値を上回っている)場合には、ユーザインターフェースコントローラ116は、ウルトラ電力プランの付属品への電力をユーザが打ち切る又は低減することを提案することが可能である。
【0071】
[0082]いくつかの例においては、ユーザインターフェースコントローラ116は、打ち切りを提案される電源コンセントのプロンプト又は表示を示させる。たとえば、「ドリル」(図3において示されているような)がウルトラ電力プランを有していて、「ドリル」を充電することの電力消費がしきい値よりも大きいとユーザインターフェースコントローラ116が特定した場合には、ユーザインターフェースコントローラ116は、ドリルに関連付けられている電源コンセントに提供される電力を打ち切ることをユーザに提案する。ユーザインターフェースコントローラ116は次いで、ドリルに関連付けられている電源コンセントがオフにされたことを示すプロンプトを表示させることが可能である。ユーザインターフェースコントローラ116は、ドリルの充電をオフにする理由(たとえば、そのドリルを充電することの電力消費が高すぎた)をプロンプトにおいて提供することも可能である。
【0072】
[0083]車両100は、2輪車両、3輪車両、4輪車両、並びに/又は、道路、トレイル、及び/若しくは両方で使用されるその他の多輪レクリエーショナルビークルなど、任意の車両として具体化されることが可能であるということを理解されたい。それらの車両のいくつかの例は、オートバイ、全地形用車両(ATV)、スポーツユーティリティータイプの車両、サイドバイサイドレクリエーショナルビークル、スノーモービル、及びユーティリティービークルを含むが、それらに限定されない。図7図12は、さまざまな付属品に接続するように、並びに/又はそれらの付属品を制御する(たとえば、コマンド及び/若しくは電力を提供する)ように構成されている車両100のさまざまな実施形態を示している。しかしながら、図7図12において示されている車両は、非網羅的なものであり、その他のタイプの車両が、本開示内で考えられる。
【0073】
[0084]図7は、オートバイなど、2輪車両としての車両700を示している。オートバイ700は、2つの接地部材(車輪)を含む。さらに、このオートバイは、ウインドシールド及びユーザインターフェース710(たとえば、ディスプレイ)を含む。ユーザインターフェース710は、ここで記述される相違点を除けば、上で論じられているユーザインターフェース110と同じ又は実質的に同様であることが可能である。たとえば、ユーザインターフェース710は、入力デバイス(たとえば、ハードボタン及び/若しくはソフトボタンなどの入力デバイス112)、出力デバイス(たとえば、ディスプレイなどの出力デバイス114)、メモリ(たとえば、メモリ118)、並びに/又は、入力デバイスから入力を受け取るように、及び/若しくは出力デバイス上での画像の表示をもたらすように構成されているユーザインターフェースコントローラ(たとえば、ユーザインターフェースコントローラ116)を含むことが可能である。
【0074】
[0085]図8は、4輪オンロード及び/又はオフロード車両など、4輪車両800を示している。図9は、全地形用車両(ATV)900を示している。図10は、POLARIS SLINGSHOTなど、3輪オートバイタイプの車両1000を示している。図11は、ユーティリティービークルなど、4輪車両1100を示している。図12は、スノーモービル1200を示している。図7図12において示されている車両700~1200のそれぞれは、それぞれ一つ又は複数のユーザインターフェース710、810、910、1010、1110、及び1210と、それぞれ付属品充電コントローラ702、802、902、1002、1102、及び1202とを含み、それぞれの付属品充電コントローラは、それぞれ一つ又は複数の付属品730、830、930、1030、1130、及び1230に接続されることが可能である。ユーザインターフェース710、810、910、1010、1110、及び1210は、ここで記述される相違点を除けば、上で論じられているユーザインターフェース110と同じ又は実質的に同様であることが可能であるということを理解されたい。ユーザインターフェース710、810、910、1010、1110、及び1210は、ここで記述される相違点を除けば、上で論じられているユーザインターフェース110と同じ又は実質的に同様であることが可能である。付属品充電コントローラ702、802、902、1002、1102、及び1202は、ここで記述される相違点を除けば、上で論じられている付属品充電コントローラ102と同じ又は実質的に同様であることが可能である。付属品730、830、930、1030、1130、及び1230は、ここで記述される相違点を除けば、上で論じられている付属品130と同じ又は実質的に同様であることが可能である。追加として、又は代替として、図7図12において示されている車両内のコントローラ(たとえば、ユーザインターフェースコントローラ116及び/又は付属品充電コントローラ102)は、それぞれの付属品に関する情報を受信、制御、及び/又は伝送することが可能である。追加として、又は代替として、コントローラは、それぞれの付属品に電力を提供することも可能である。
【0075】
[0086]図7図12において示されているさまざまなタイプの車両に関するさらなる詳細は、米国特許第8,827,019号(2013年12月18日に出願され、「SIDE-BY-SIDE VEHICLE」と題されている)、米国特許第9,211,924号(2014年3月25日に出願され、「SIDE-BY-SIDE VEHICLE」と題されている)、米国特許第8,544,587号(2012年3月21日に出願され、「THREE-WHEELED VEHICLE」と題されている)、米国特許出願第15/387,504号(2016年12月21日に出願され、「TWO-WHEELED VEHICLE」と題されている)、米国特許第9,738,134号(2016年6月23日に出願され、「UTILITY VEHICLE」と題されている)、米国特許第9,809,195号(2013年11月22日に出願され、「SNOWMOBILE」と題されている)、及び米国特許出願公開第2020/0198561号(2019年9月4日に出願され、「MANAGING RECREATIONAL VEHICLES AND ACCESSORIES」と題されている)において提供されており、それらはすべて、本譲受人に譲渡されており、それらの開示全体は、参照によって本明細書に明示的に組み込まれている。
【0076】
[0087]本出願は、本開示の一般原理を使用する本開示のあらゆるバリエーション、使用、又は適合をカバーすることを意図されている。さらに本出願は、本開示が関係する技術分野における知られている又は慣例的な慣行の範囲内に入る、及び添付の特許請求の範囲の境界内に収まる、本開示からの逸脱をカバーすることを意図されている。
【0077】
[0088]さらに、本明細書に含まれているさまざまな図において示されている接続線は、さまざまな要素の間における機能的な関係及び/又は物理的な結合を表すことを意図されている。実際のシステムにおいては、多くの代替の又は追加の機能的な関係又は物理的な接続が存在している可能性があるということに留意されたい。しかしながら、恩恵、利点、問題に対する解決策、及び、いずれかの恩恵、利点、又は解決策が生じる又はより顕著になるようにさせ得るいかなる要素も、重要な、必要とされる、又は必須の特徴又は要素として解釈されるべきではない。したがって範囲は、添付の特許請求の範囲以外の何物によっても限定されるべきではなく、特許請求の範囲においては、単数形での要素への言及は、「唯一の」を意味することを意図されているものではなく(ただし、そうであると明記されている場合は除く)、むしろ「一つ又は複数の」を意味することを意図されている。
【0078】
[0089]その上、「A、B、又はCのうちの少なくとも一つ」に類似しているフレーズが特許請求の範囲において使用されている場合には、そのフレーズは、ある実施形態においてはAのみが存在している可能性があり、ある実施形態においてはBのみが存在している可能性があり、ある実施形態においてはCのみが存在している可能性があるということ、又はA、B、若しくはCという要素の任意の組合せ、たとえば、A及びB、A及びC、B及びC、又はA及びB及びCが単一の実施形態において存在している可能性があるということを意味すると解釈されることを意図されている。
【0079】
[0090]システム、方法、及び装置が、本明細書において提供されている。本明細書における詳細な記述においては、「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示的な実施形態」などへの言及は、記述されている実施形態が特定の特徴、構造、又は特質を含む可能性があるが、その特定の特徴、構造、又は特質をあらゆる実施形態が必ずしも含むとは限らない可能性があるということを示す。その上、そのようなフレーズどうしは、必ずしも同じ実施形態に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、又は特質が、ある実施形態に関連して記述されている場合に、その他の実施形態と関連させて本開示の恩恵を伴ってそのような特徴、構造、又は特質に影響を与えることは、明示的に記述されているか否かにかかわらず、当業者の知識の範囲内にあると考えられる。この記述を読んだ後には、関連する技術分野(一つ又は複数)における技術者にとっては、代替実施形態において本開示をどのように実施するかが明らかであろう。
【0080】
[0091]さらに、本開示における要素、構成要素、又は方法ステップは、その要素、構成要素、又は方法ステップが特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公衆に提供されることを意図されているものではない。本明細書において使用される際には、「comprises(備える、含む)」、「comprising(備える、含む)」という用語、又はそれらの任意のその他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図されており、それによって、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、又は装置は、それらの要素のみを含むのではなく、明示的にリストアップされていない、又はそのようなプロセス、方法、物品、若しくは装置に固有のその他の要素を含むことが可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】