(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】アプリケーションの起動方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20240905BHJP
G06F 3/04886 20220101ALI20240905BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06F3/04886
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513354
(86)(22)【出願日】2022-06-06
(85)【翻訳文提出日】2024-02-28
(86)【国際出願番号】 CN2022097195
(87)【国際公開番号】W WO2023035699
(87)【国際公開日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】202111058073.2
(32)【優先日】2021-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リャン,ジェン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA02
5E555AA04
5E555AA05
5E555AA52
5E555BA05
5E555BA06
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC03
5E555BC05
5E555CA12
5E555DB14
5E555DB16
5E555DB18
5E555DC18
5E555DC21
5E555EA03
5E555FA00
(57)【要約】
本開示の実施例は、アプリケーションの起動方法及び電子機器を開示し、本開示の一実施例に係る方法において、アプリケーション表示命令を取得し、アプリケーション表示命令は、アプリケーション選択エントリが外部オブジェクトによってアクティブ化された後に生成された命令であり、そして、アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御し、そして、アプリケーション選択命令を取得し、アプリケーション選択命令は、対応するアプリケーションアイコンが選択されたことを示し、そして、本人確認に成功した場合、ロック解除操作を実行し、選択されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーション表示命令を取得するステップであって、前記アプリケーション表示命令は、アプリケーション選択エントリが外部オブジェクトによってアクティブ化された後に生成された命令であるステップと、
前記アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御するステップと、
アプリケーション選択命令を取得するステップであって、前記アプリケーション選択命令は、対応する前記アプリケーションアイコンが選択されたことを示すステップと、
本人確認に成功した場合、ロック解除操作を実行し、選択された前記アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動するステップと、を含む、
アプリケーションの起動方法。
【請求項2】
前記アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御する前記ステップは、
前記アプリケーション表示命令に基づいて、複数の所定のアプリケーションアイコンを取得して、各前記アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの使用頻度を確認するステップと、
前記使用頻度に基づいて、各前記アプリケーションアイコンの配列順序を確認するステップと、
前記配列順序に基づいて、各前記アプリケーションアイコンを表示するように前記表示装置を制御するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
本人確認エントリの外周側に各前記アプリケーションアイコンを表示し、前記本人確認エントリが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされた後に前記アプリケーション選択命令が生成される、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記配列順序に基づいて、各前記アプリケーションアイコンを表示するように前記表示装置を制御する前に、前記方法は、
所定のデフォルトアプリケーションアイコンを取得して、前記アプリケーション選択エントリの所在位置及び本人確認エントリの所在位置のうちの少なくとも一方に前記デフォルトアプリケーションアイコンを表示するステップであって、前記デフォルトアプリケーションアイコンは、使用頻度が最も高いアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン、又は外部オブジェクトによって設定されたアプリケーションアイコンであるステップをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記アプリケーション選択命令は、前記電子機器が、前記アプリケーションアイコンが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出し、かつ前記外部オブジェクトが本人確認エントリをトリガーしたことを検出した後に生成された命令である、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記アプリケーションアイコンが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出した後、トリガーされた前記アプリケーションアイコンを前記本人確認エントリの所在位置に表示するように前記表示装置を制御するステップをさらに含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記アプリケーション選択エントリは、前記表示装置の第1表示領域に対応して表示され、前記本人確認エントリは、前記表示装置の第2表示領域に対応して表示され、前記第1表示領域の所在位置と前記第2表示領域の所在位置とは互いに重ならない、
請求項3~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
指紋取得エントリにより前記外部オブジェクトの指紋情報を取得し、
前記指紋情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
対応する本人確認情報を表示するように前記表示装置を制御し、
前記本人確認情報に応答する確認情報を取得し、
前記確認情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
プロセッサとメモリとを含む電子機器であって、前記メモリには、少なくとも1つの命令が記憶されており、前記命令は、前記プロセッサによりロードされて実行されることにより、請求項1~9のいずれか1項に記載のアプリケーションの起動方法を実現する、
電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年9月9日に提出した、名称が「アプリケーションの起動方法及び電子機器」である中国特許出願CN202111058073.2号の優先権を主張し、その全ての開示内容は、参照により本開示に組み込まれるものとする。
【0002】
本開示は、ヒューマンコンピュータインタラクションの技術分野に関し、特に、アプリケーションの起動方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
科学技術の進歩及びスマート化の向上に伴い、スマート端末(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、スマートブレスレットなど)は、簡便化、ポータブル化に向かっている。端末のアプリケーションに対する人々の需要の増加に伴い、端末のアプリケーションも増加している。通常、ユーザがあるアプリケーションを起動しようとする場合、端末をロック解除してから、端末において当該アプリケーションに対応するアイコンを見つけ、さらに当該アプリケーションを起動する必要がある。
【0004】
しかし、アプリケーションの数が多すぎると、ユーザが本人確認を行った後、対応するアプリケーションを見つけるために多くの時間を費やし、アプリケーションを起動するのに必要な操作ステップが多くなり、ユーザの使用体験に深刻な影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これに鑑みて、本開示の実施例は、ユーザが端末のアプリケーションを起動するのに必要な操作ステップが多く、ユーザの使用体験に影響を与えるという問題を解決するアプリケーションの起動方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例は、アプリケーション表示命令を取得するステップであって、アプリケーション表示命令は、アプリケーション選択エントリが外部オブジェクトによってアクティブ化された後に生成された命令であるステップと、アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御するステップと、アプリケーション選択命令を取得するステップであって、アプリケーション選択命令は、対応するアプリケーションアイコンが選択されたことを示すステップと、本人確認に成功した場合、ロック解除操作を実行し、選択されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動するステップと、を含むアプリケーションの起動方法を提供する。
【0007】
本開示の実施例は、メモリ及びプロセッサを含む電子機器であって、メモリは、コンピュータ実行可能なプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、コンピュータ実行可能なプログラムを呼び出して本開示の実施例に係るアプリケーションの起動方法を実現するように構成される電子機器を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施例における技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【
図1】本開示の実施例に係る電子機器の概略構成ブロック図である。
【
図2】本開示の実施例に係るアプリケーションの起動方法のフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例に係る電子機器が画面ロック状態に入る場合のシーン概略図である。
【
図4】本開示の実施例に係る電子機器がアプリケーションアイコン表示状態に入る場合のシーン概略図である。
【
図5】本開示の実施例に係る電子機器がアプリケーションアイコンを選択する場合のシーン概略図である。
【
図6】本開示の実施例に係るアプリケーションアイコンが外部オブジェクトにより選択される場合のシーンの概略図である。
【
図7】本開示の実施例に係る本人確認のシーン概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術手段を明確かつ完全に説明し、明らかに、説明された実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全てではない。本開示の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で、取得した全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0010】
図面に示されるフローチャートは、単なる例示的な説明であり、必ずしも全ての内容及び操作/ステップを含むわけではなく、また、必ずしも説明された順序で実行するわけでもない。例えば、一部の操作/ステップが分解されたり、合併又は部分的に合併されたりすることができるので、実際の実行順序は、実際の状況によって異なる可能性がある。
【0011】
本開示の明細書において用いられる用語は、特定の実施例の記載のみを目的とし、本開示を限定することは意図されていない。本開示の明細書及び添付の特許請求の範囲において用いられるように、文脈が明確に他の場合を指示していない限り、単数形の「一」、「1つ」及び「当該」は、複数形も含むことが意図される。
【0012】
以下、図面を参照しながら、本開示のいくつかの実施例を詳細に説明する。下記実施例及び実施例における特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができる。
【0013】
図1に示すように、本開示に係る電子機器100は、プロセッサ11、メモリ12及び表示装置13のうちの1つ又は複数を含んでもよく、プロセッサ11、メモリ12及び表示装置13は、バス14により接続され、当該バスは、例えば、I2C(Inter-integrated Circuit、集積回路)バスである。メモリ12には、少なくとも1つの命令が記憶され、前記命令は、プロセッサ11によりロードされて実行されることにより、下記実施例に記載のアプリケーションの起動方法を実現する。
【0014】
電子機器100は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、スマートブレスレットなどであってもよい。
【0015】
プロセッサ11は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ11は、様々なインタフェース及び回線により端末100全体内の各部分を接続し、メモリ12に記憶された命令、プログラム、コードセット又は命令セットを実行し、メモリ12に記憶されたデータを呼び出すことにより、端末100の様々な機能及び処理データを実行するものである。プロセッサ11は、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、画像処理装置(Graphics Processing Unit、GPU)及びモデムなどのうちの1つ又は複数の組み合わせを統合してもよい。
【0016】
CPUは、主にオペレーティングシステム、外部オブジェクト画面及びアプリケーションなどを処理するものであり、GPUは、表示装置13に表示される必要があるコンテンツのレンダリング及び描画を担当するものであり、モデムは、無線通信を処理するものである。上記モデムは、プロセッサ11に統合されず、1つのチップを単独で使用することによって実装されてもよい。
【0017】
メモリ12は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含んでもよく、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory)を含んでもよい。
【0018】
一実施形態において、当該メモリ12は、非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。メモリ12は、命令、プログラム、コード、コードセット、又は命令セットを記憶するものである。メモリ12は、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを含んでもよく、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステムを実現するための命令、少なくとも1つの機能を実現するための命令(例えば、タッチ機能、音声再生機能、画像再生機能など)、下記各方法の実施例を実現するための命令などを記憶することができ、データ記憶領域は、端末100の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳)などを記憶することができる。
【0019】
表示装置13は、対応する視覚出力を提供するとともに、その上又は付近で外部オブジェクトが指、タッチペンなどの任意の適切な物体を用いて行うタッチ操作を収集する。
【0020】
一実施形態において、表示装置13は、外部オブジェクトのタッチ操作に対応する方位、持続時間及び圧力の大きさなどのタッチ情報を検出し、対応するタッチ情報をプロセッサ11に伝送し、プロセッサ11は、受信されたタッチ情報に基づいて、対応するタッチイベントを決定し、タッチイベントに基づいて、対応する視覚出力を提供するように表示装置13を制御する。
【0021】
例えば、表示装置13は、タッチディスプレイであり、当該ディスプレイは、静電容量方式ディスプレイ又は抵抗膜式ディスプレイであってもよく、本開示は、これに限らない。
【0022】
当業者であれば、
図1に示される構造は、本開示の技術手段に関連する一部の構造のブロック図に過ぎず、本開示の技術手段が適用される電子機器を限定するものではなく、具体的な電子機器は、図に示されたものより多い又は少ない構成要素を含んだり、いくつかの構成要素を組み合わせてなったものであったり、異なる構成要素レイアウトを備えたものであったりすることができることを理解できる。
【0023】
メモリ12には、少なくとも1つのコンピュータ実行命令が記憶され、プロセッサ11は、コンピュータ実行命令を実行することにより、アプリケーション表示命令を取得し、アプリケーション表示命令は、アプリケーション選択エントリが外部オブジェクトによってアクティブ化された後に生成された命令であり、そして、アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御し、そして、アプリケーション選択命令を取得し、アプリケーション選択命令は、対応するアプリケーションアイコンが選択されたことを示し、そして、本人確認に成功した場合、ロック解除操作を実行し、選択されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動するという機能を実現する。
【0024】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御する場合、アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを取得して、各アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの使用頻度を確認するステップと、使用頻度に基づいて、各アプリケーションアイコンの配列順序を確認するステップと、配列順序に基づいて、各アプリケーションアイコンを表示するように表示装置を制御するステップと、を含む。
【0025】
いくつかの実施形態において、本人確認エントリの外周側に各アプリケーションアイコンを表示し、本人確認エントリが外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされた後にアプリケーション選択命令が生成される。
【0026】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、配列順序に基づいて各アプリケーションアイコンを表示するように表示装置を制御する前に、さらに、所定のデフォルトアプリケーションアイコンを取得して、アプリケーション選択エントリの所在位置及び本人確認エントリの所在位置のうちの少なくとも一方にデフォルトアプリケーションアイコンを対応して表示するステップであって、デフォルトアプリケーションアイコンは、使用頻度が最も高いアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン、又は外部オブジェクトによって設定されたアプリケーションアイコンであるステップを実行する。
【0027】
いくつかの実施形態において、アプリケーション選択命令は、電子機器が、アプリケーションアイコンが外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出し、かつ外部オブジェクトが本人確認エントリをトリガーしたことを検出した後に生成された命令である。
【0028】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、さらに、アプリケーションアイコンが外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出した後、トリガーされたアプリケーションアイコンを本人確認エントリの所在位置に表示するように表示装置を制御するステップを実行する。
【0029】
いくつかの実施形態において、アプリケーション選択エントリは、表示装置の第1表示領域に対応して表示され、本人確認エントリは、表示装置の第2表示領域に対応して表示され、第1表示領域の所在位置と第2表示領域の所在位置とは、異なる表示領域である。
【0030】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、指紋取得エントリによりオブジェクトの指紋情報を取得し、そして、指紋情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う。
【0031】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、アプリケーション選択命令に基づいて、対応する本人確認情報を表示するように表示装置を制御し、そして、本人確認情報に応答する確認情報を取得し、そして、確認情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う。
【0032】
プロセッサ11がコンピュータ実行命令を実行することによって実現される機能の詳細及び拡張については、以下の説明を参照するものとする。
【0033】
図2に示すように、
図2は、本開示の実施例に係る電子機器が実行するアプリケーションの起動方法のフローチャートである。当該アプリケーションの起動方法は、ステップS11~ステップS14を含んでもよい。
【0034】
ステップS11では、アプリケーション表示命令を取得し、前記アプリケーション表示命令は、アプリケーション選択エントリが外部オブジェクトによってアクティブ化された後に生成された命令である。
【0035】
例示的に、電子機器100は、画面ウェイクアップ命令を受信すると、画面ロック状態に入り、画面ロック状態で関連するコントロールを表示することができる。画面ウェイクアップ命令の生成は、黒画面状態で電子機器100の電源キーが押されたときに生成されてもよく、黒画面状態で電子機器100の表示装置がダブルタップされたときに生成されてもよく、電子機器100が所定の音声情報を受信したときに生成されてもよく、電子機器100が充電器に接続されたときに生成されてもよい。
【0036】
図3に示すように、電子機器100が画面ロック状態にある場合、表示装置13にアプリケーション選択エントリ21が設けられる。アプリケーション選択エントリ21の所在位置の外観、サイズ及び配列方式は、具体的な使用状況に応じて選択することができ、本開示の実施例は、これに限らない。電子機器100が画面ロック状態にある場合、表示装置13は、現在の時間、電子機器100の電池残量及びネットワーク状況などの情報を表示してもよく、本開示の実施例は、これに限らない。
【0037】
アプリケーション選択エントリ21が外部オブジェクトによってアクティブ化された後、対応するアプリケーション表示命令を生成して、対応するアプリケーションアイコンを表示装置13に表示させ、アプリケーション選択エントリ21の所在位置が外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを電子機器100が検出した後、アプリケーション選択エントリ21がアクティブ化されたことを示してもよく、電子機器100が外部オブジェクトの所定ジェスチャーを受信した後、アプリケーション選択エントリ21がアクティブ化されたことを示してもよく、本開示の実施例は、これに限らない。
【0038】
本開示の実施例で説明したトリガーとは、アプリケーション選択エントリ21の所在位置内に指、タッチペンなどの外部オブジェクトの接触操作があることを表示装置13が検出した場合、アプリケーション選択エントリ21の所在位置がトリガーされたことを示し、接触操作の持続時間を限定することができ、例えば、アプリケーション選択エントリ21の所在位置の接触操作が所定時間より大きいことを表示装置13が検出した場合、アプリケーション選択エントリ21の所在位置がトリガーされたことを示す。
【0039】
ステップS12では、前記アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように前記電子機器の表示装置を制御する。
【0040】
図4に示すように、アプリケーション選択エントリ21の所在位置がトリガーされた後、表示装置13は、対応するアプリケーションアイコン23を表示する。
【0041】
本開示の実施例は、アプリケーションアイコン23の数、アイコンのサイズ及び配列方式などを限定しない。例えば、アプリケーションアイコン23の表示数又は配列方式は、一定ではなく、電子機器100の現在の動作状況によって決定されてもよいし、外部オブジェクトがアプリケーションアイコン23の表示数又は配列方式を予め設定することによって決定されてもよい。例えば、朝の7:00に、電子機器100は、アプリケーション選択エントリ21がトリガーされた後、直線状に配列された2つのアプリケーションアイコン23を表示し、夜の20:00に、電子機器100は、アプリケーション選択エントリ21がトリガーされた後、曲線状に配列された6つのアプリケーションアイコン23を表示する。
【0042】
いくつかの実施形態において、前記アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように前記電子機器の表示装置を制御するステップは、前記アプリケーション表示命令に基づいて、複数の所定のアプリケーションアイコンを取得し、各前記アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの使用頻度を確認するステップと、前記使用頻度に基づいて、各前記アプリケーションアイコンの配列順序を確認するステップと、前記配列順序に基づいて、各前記アプリケーションアイコンを表示するように前記表示装置を制御するステップと、を含む。
【0043】
アプリケーションアイコン23の選択範囲は、電子機器にインストールされた任意のアプリケーションに対応するアイコン、例えば、「アプリケーションA」、「アプリケーションB」、「アプリケーションC」などであってもよく、アプリケーションアイコン23の選択範囲は、電子機器にインストールされた任意の他の機能に対応するアイコン、例えば、近距離無線通信(Near Field Communication、NFCと略称する)によりシミュレートされた「バスカード」、「セキュリティカード」、「身分証明書カード」などであってもよい。
【0044】
アプリケーションアイコン23は、アプリケーションの使用履歴に基づいて決定されてもよい。電子機器100は、アプリケーション表示命令を受信すると、使用履歴に基づいて所定数のアプリケーションアイコン23を生成する。例えば、所定時間内の電子機器100の各アプリケーションの使用時間又は使用回数を計算し、使用時間又は使用回数が閾値より大きいアプリケーションに対応するアイコンをアプリケーションアイコン23とする。
【0045】
アプリケーションアイコン23は、外部オブジェクトの選択に応じて決定されてもよい。外部オブジェクトは、自身の好みに応じて、対応するアプリケーションに対応するアイコンをアプリケーションアイコン23として設定することができ、例えば、外部オブジェクトは、「バスカード」、「セキュリティカード」に対応するアイコンをアプリケーションアイコン23として設定することができる。
【0046】
対応するアプリケーションアイコン23を取得した後、各アプリケーションアイコン23に対応するアプリケーションの使用頻度を確認する。例示的に、使用頻度の計算は、所定時間内の各アプリケーションアイコン23に対応するアプリケーションの使用時間を取得し、各アプリケーションアイコン23に対応する使用時間と、全てのアプリケーションアイコン23に対応する使用時間の和から比率計算を行って、各アプリケーションアイコン23に対応するアプリケーションの使用頻度を得ることであってもよい。
【0047】
使用頻度の計算は、所定時間内の各アプリケーションアイコン23に対応するアプリケーションの使用回数を取得し、各アプリケーションアイコン23に対応する使用回数と、全てのアプリケーションアイコン23に対応する使用回数の和から比率計算を行って、各アプリケーションアイコン23に対応するアプリケーションの使用頻度を得ることであってもよい。
【0048】
各アプリケーションアイコン23に対応する使用頻度に基づいて、各アプリケーションアイコン23の配列順序を確認し、さらに配列順序に基づいて、各アプリケーションアイコン23を表示するように表示装置を制御する。
【0049】
例えば、各アプリケーションアイコン23に対応する使用頻度の大きさに基づいて直線的に配列し、中間位置ほどアプリケーションアイコン23に対応する使用頻度が大きく、エッジ位置ほどアプリケーションアイコン23に対応する使用頻度が小さく、これにより、配列順序が得られる。そして、配列順序に従って、各アプリケーションアイコン23を表示するように表示装置を制御する。
【0050】
図4に示すように、いくつかの実施形態において、本人確認エントリ22の外周側に各アプリケーションアイコン23を表示し、本人確認エントリが外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされた後にアプリケーション選択命令が生成される。本人確認エントリ22の外観、サイズ及び配列方式は、具体的な使用状況に応じて選択することができ、本開示の実施例は、これに限らない。
【0051】
いくつかの実施形態において、アプリケーション選択エントリ21は、表示装置13の第1表示領域131に対応して表示され、本人確認エントリ22は、表示装置13の第2表示領域132に対応して表示され、第1表示領域131の所在位置と第2表示領域132の所在位置とは、互いに重ならない。
【0052】
例えば、
図3に示すように、第1表示領域131は、第2表示領域132に隣接し、即ち、アプリケーション選択エントリ21は、本人確認エントリ22に隣接し、それにより、外部オブジェクトが対応するタッチ操作を行う場合の操作範囲を減少させ、さらに使用体験を向上させる。第1表示領域131及び第2表示領域132の配列方式、領域面積の大きさは、具体的な状況に応じて選択することができ、本開示の実施例は、これに限らない。
【0053】
本人確認エントリ22の外周側とは、本人確認エントリ22から所定距離内であり、アプリケーションアイコン23を本人確認エントリ22の外周側に表示することにより、外部オブジェクトが選択操作を行う際に、指、タッチペンなどの任意の適切な物体の移動距離を減少させ、それにより、外部オブジェクトが対応するアプリケーションアイコン23を迅速に選択することができる。
【0054】
例示的に、使用頻度に基づいて、全てのアプリケーションアイコン23をソートし、ソート結果に基づいて、各アプリケーションアイコン23と本人確認エントリ22との間の距離を確認する。表示装置は、本人確認エントリ22の外周側に、対応するアプリケーションアイコン23を表示すると、当該距離に応じて本人確認エントリ22の外周側におけるアプリケーションアイコン23の配列順序を確認する。
【0055】
例えば、アプリケーションアイコン23の使用頻度が高いほど、アプリケーションアイコン23と所定の位置との距離が短くなる。
図4に示すように、アプリケーションアイコン23は、アイコンA、アイコンB、アイコンC及びアイコンDを含み、使用頻度に基づいて取得された対応する降順は、アイコンA、アイコンB、アイコンC及びアイコンDである。
【0056】
表示装置13に対応するアプリケーションアイコン23の配列可能な位置は、位置A、位置B、位置C及び位置Dを含み、位置A及び位置Bとアプリケーション選択エントリ21及び本人確認エントリ22との距離は、いずれも0.1ミリメートルであり、位置C及び位置Dとアプリケーション選択エントリ21との距離は、いずれも1.1ミリメートルであり、本人確認エントリ22との距離は、いずれも0.1ミリメートルである。従って、各配列位置とアプリケーション選択エントリ21及び本人確認エントリ22との距離の和から得られた配列位置の昇順は、位置A、位置B、位置C、及び位置Dである。
【0057】
配列位置のソート結果及びアプリケーションアイコン23のソート結果から、確認された配列順序は、アイコンAが位置Aに表示され、アイコンBが位置Bに表示され、アイコンCが位置Cに表示され、アイコンDが位置Dに表示される。
【0058】
アプリケーション選択エントリ21の所在位置がトリガーされた後、使用頻度の高いアプリケーションアイコン23を本人確認エントリ22及びアプリケーション選択エントリ21に近い位置に配列することにより、外部オブジェクトが最もよく使用されるアプリケーションアイコン23に対応するアプリケーションを迅速に選択することができ、使用体験を向上させる。
【0059】
アプリケーション選択エントリ21の所在位置がトリガーされていない場合、対応するアプリケーションアイコン23は、非表示となる。画面ロック状態において、アプリケーション選択エントリ21の所在位置がトリガーされた場合のみにアプリケーションアイコン23を表示することにより、アプリケーションアイコン23が誤ってトリガーされ、対応するアプリケーションが誤って起動されることを回避し、アプリケーションを迅速に起動する必要がない場合、電子機器の画面ロック状態の画面をよりきれいで美しくし、外部オブジェクトの使用体験を向上させる。
【0060】
いくつかの実施形態において、前記配列順序に基づいて、各前記アプリケーションアイコンを表示するように前記表示装置を制御する前に、前記方法は、所定のデフォルトアプリケーションアイコンを取得して、アプリケーション選択エントリの所在位置及び本人確認エントリの所在位置のうちの少なくとも一方に前記デフォルトアプリケーションアイコンを表示するステップであって、デフォルトアプリケーションアイコンは、使用頻度が最も高いアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン、又は外部オブジェクトによって設定されたアプリケーションアイコンであるステップをさらに含む。
【0061】
デフォルトアプリケーションアイコンは、アプリケーションアイコン23に含まれ、デフォルトアプリケーションアイコンは、外部オブジェクトが表示装置13に表示されたアプリケーションアイコン23を選択する前に、デフォルトの、現在選択されているアプリケーションアイコンを示す。
【0062】
所定のデフォルトアプリケーションアイコンとしては、外部オブジェクトが自身の好みに応じて、対応するアプリケーションに対応するアプリケーションアイコンをデフォルトアプリケーションアイコンとして設定することができ、例えば、外部オブジェクトは、「バスカード」に対応するアプリケーションアイコンをデフォルトアプリケーションアイコンとして設定することができ、所定のデフォルトアプリケーションアイコンは、使用頻度が最も高いアプリケーションに対応するアプリケーションアイコンであってもよく、所定のデフォルトアプリケーションアイコンは、外部オブジェクトが直近に使用されたアプリケーションに対応するアプリケーションアイコンであってもよい。
【0063】
図4に示すように、例えば、外部オブジェクトがアプリケーション選択エントリ21の所在位置をトリガーした後、表示装置13は、対応するアプリケーションアイコン23を表示し、この時、アプリケーション選択エントリ21及び本人確認エントリ22のうちの少なくとも一方にデフォルトで所定のデフォルトアプリケーションアイコンMが表示される。
【0064】
デフォルトアプリケーションアイコンを設定することにより、外部オブジェクトが表示装置13に表示されたアプリケーションアイコン23を選択する前に、電子機器100は、使用確率が大きいデフォルトアプリケーションアイコンを自動的に選択し、さらに、外部オブジェクトがデフォルトアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを使用する必要がある場合、外部オブジェクトの操作ステップをさらに減少させ、外部オブジェクトの使用体験を向上させる。
【0065】
ステップS13では、アプリケーション選択命令を取得し、前記アプリケーション選択命令は、対応する前記アプリケーションアイコンが選択されたことを示す。
【0066】
電子機器100は、表示装置13が対応するアプリケーションアイコン23を表示している状態で、アプリケーション選択命令を受信したか否かを検出し、アプリケーション選択命令を受信した場合、外部オブジェクトによって現在選択されている対応するアプリケーションアイコン23を確認する。
【0067】
例えば、電子機器100は、表示装置13が対応するアプリケーションアイコン23を表示している状態で、表示装置13が受信したタッチ操作を検出し、タッチ操作に応じて選択されたアプリケーションアイコン23を確認する。あるアプリケーションアイコン23の所在位置が所定時間トリガーされたことを検出した後、当該アプリケーションアイコン23が選択されたことを示すことであってもよい。
【0068】
あるアプリケーションアイコン23の所在位置が受けた押圧力が所定の圧力値より大きいことを検出した場合、当該アプリケーションアイコン23が選択されたことを示すことであってもよい。あるアプリケーションアイコン23の所在位置が所定時間トリガーされ、かつ受けた押圧力が所定の圧力値より大きいことを検出した場合、当該アプリケーションアイコン23が選択されたことを示すことであってもよい。
【0069】
いくつかの実施形態において、アプリケーション選択命令は、前記電子機器が、前記アプリケーションアイコンが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出し、かつ前記外部オブジェクトが本人確認エントリの所在位置をトリガーしたことを検出した後に生成された命令である。
【0070】
図5に示すように、例示的に、電子機器100は、表示装置13が対応するアプリケーションアイコン23を表示している状態で、表示装置13が受信したタッチ操作を検出し、あるアプリケーションアイコン23の所在位置が所定時間トリガーされたことを検出すると、当該アプリケーションアイコン23が外部オブジェクトによって現在選択されていることを示す。
【0071】
いくつかの実施形態において、前記アプリケーションアイコンが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出した後、トリガーされた前記アプリケーションアイコンを前記本人確認エントリの所在位置に表示するように前記表示装置を制御する。
【0072】
図5に示すように、例えば、外部オブジェクトの指がアプリケーション選択エントリ21からアプリケーションアイコンBの表示領域内にスライドし、所定時間滞在した後、表示装置13は、本人確認エントリ22に当該アプリケーションアイコンBを表示し、さらに、当該アプリケーションアイコンBが現在選択されていることを外部オブジェクトに知らせる。
【0073】
図6に示すように、外部オブジェクトが対応するアプリケーションアイコン23を選択した後、電子機器100は、外部オブジェクトのタッチ操作が本人確認エントリ22の表示領域内に移動したか否かを検出し、本人確認エントリ22の表示領域が所定時間トリガーされると、外部オブジェクトが当該アプリケーションアイコン23を選択したことを示し、さらに、当該アプリケーションアイコン23に対応するアプリケーション選択命令を生成する。
【0074】
本人確認エントリ22がトリガーされたか否かを検出することにより、外部オブジェクトがアプリケーションアイコン23の選択を完了したか否かを確認し、次に、外部オブジェクトに対して本人確認操作を行って、外部オブジェクトが対応するアプリケーションアイコン23を選択するステップを減少させ、使用体験を向上させる。
【0075】
電子機器100が画面ロック状態にある場合、電子機器100は、外部オブジェクトに対して直接本人確認を行い、本人確認に成功した後、対応するデフォルト画面を直接表示することができる。デフォルト画面は、当該電子機器100における前回黒画面になる前に対応する画面であってもよく、電子機器100のデフォルトのホーム画面であってもよい。
【0076】
外部オブジェクトがアプリケーション選択エントリ21の所在位置をトリガーして対応するアプリケーションアイコン23を表示するトリガー操作、外部オブジェクトがアプリケーションアイコン23の所在位置をトリガーして選択するトリガー操作及び外部オブジェクトが本人確認エントリ23をトリガーするトリガー操作は、連続動作であってもよく、非連続動作であってもよく、本開示の実施例は、これを限定しない。
【0077】
ステップS14では、本人確認に成功した場合、ロック解除操作を実行し、選択された前記アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動する。
【0078】
外部オブジェクトのプライバシーを保護し、外部オブジェクトの情報漏洩を回避するために、通常、電子機器100に画面保護機能を設定する必要があり、外部オブジェクトが電子機器100を使用しない場合、電子機器100を画面ロック状態にし、電子機器100に対して本人確認を行う必要があり、さらに本人確認結果に基づいて電子機器100をロック解除するか否かを判断する。電子機器100のロック解除方式は、パスワードロック解除、パターンロック解除、指紋ロック解除、音声ロック解除及び顔ロック解除などであってもよく、本開示の実施例は、電子機器100のロック解除方式を限定しない。
【0079】
電子機器100は、アプリケーション選択命令を取得すると、アプリケーション選択命令に基づいて外部オブジェクトに対応する本人確認情報を取得して、本人確認情報に基づいて本人確認を行う。
【0080】
いくつかの実施形態において、指紋取得エントリにより前記外部オブジェクトの指紋情報を取得し、そして、前記指紋情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う。
【0081】
一実施形態において、電子機器100に指紋採取装置が設けられ、指紋採取装置は、表示装置13に設けられてもよく、本人確認エントリ22に対応して設けられる場合、本人確認エントリ22は、指紋取得エントリである。指紋採取装置は、表示装置13から分離して設けられてもよく、例えば、表示装置13に隣接又は対向する面に設けられると、その所在位置が指紋取得エントリである。電子機器100は、アプリケーション選択命令を取得するか又は指紋取得エントリが所定時間トリガーされた後、指紋取得エントリの指紋採取装置により外部オブジェクトの指紋情報を採取する。
【0082】
採取された指紋情報と予め入力された指紋情報とをマッチングし、両者のマッチング度がマッチング度閾値より大きいか否かを検出し、Yesであれば、今回の本人確認に成功すると決定し、ステップS15を実行し、Noであれば、今回の本人確認に失敗すると決定する。
【0083】
いくつかの実施形態において、前記アプリケーション選択命令に基づいて、対応する本人確認情報を表示するように前記表示装置を制御し、そして、前記本人確認情報に応答する確認情報を取得し、そして、前記確認情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う。
【0084】
一実施形態において、電子機器100は、アプリケーション選択命令を受信した後、対応する本人確認情報を表示するように表示装置13を制御する。
【0085】
図7に示すように、例えば、電子機器100がパターンロック解除を用いる場合、表示装置13が対応する本人確認情報を表示することは、対応するパターンロック解除画面を表示することであってもよく、これにより、当該パターンロック解除画面で外部オブジェクトの入力軌跡を取得する。パターンロック解除画面に対応する正確なパターンの開始点と、アプリケーション選択命令を生成するときの外部オブジェクトのトリガー操作の終了点とを重ね合わせることにより、外部オブジェクトがパターンロック解除画面でパターンを直接描画してロックを解除し、さらに外部オブジェクトの指の移動距離を減少させ、使用体験を向上させることができる。
【0086】
入力軌跡を取得した後、当該入力軌跡を所定の軌跡と比較して、対応するマッチング度を取得し、対応するマッチング度に基づいて入力軌跡が正しいか否かを判断する。マッチング度がマッチング度閾値より大きい場合、今回の本人確認に成功すると決定し、ステップS15を実行し、マッチング度がマッチング度閾値より小さい場合、今回の本人確認に失敗すると決定する。
【0087】
例えば、電子機器100がパスワードロック解除を用いる場合、表示装置13が対応する本人確認情報を表示することは、対応するパスワードロック解除画面を表示することであってもよく、これにより、当該パスワードロック解除画面で外部オブジェクトが入力した数字の順序を取得する。取得された数字の順序を所定の数字の順序と比較して、取得された数字の順序と所定の数字の順序とが一致するか否かを判断し、一致する場合、今回の本人確認に成功すると決定し、ステップS15を実行し、一致しない場合、今回の本人確認に失敗すると決定する。
【0088】
例えば、電子機器100が顔ロック解除を用いる場合、電子機器100に画像取得装置15が設けられる。電子機器100がアプリケーション選択命令を受信した後、電子機器100は、外部オブジェクトの顔情報を取得するように、対応する画像取得装置15を制御して、取得された顔情報を所定の顔情報と比較して、対応するマッチング度を取得し、さらに、対応するマッチング度に基づいて、取得された顔情報が正しいか否かを判断する。マッチング度がマッチング度閾値より大きい場合、今回の本人確認に成功すると決定し、ステップS15を実行し、マッチング度がマッチング度閾値より小さい場合、今回の本人確認に失敗すると決定する。
【0089】
本人確認に成功した場合、電子機器100は、外部オブジェクトによって選択されたアプリケーションアイコン23に基づいて、電子機器100をロック解除すると同時に、当該アプリケーションアイコン23に対応するアプリケーションを起動することにより、ロック解除後に当該候補アプリケーションの画面を表示する。
【0090】
いくつかの実施形態において、本人確認に失敗した場合、電子機器100は、振動フィードバック、情報提示などの所定の方式でフィードバックして、本人確認をやり直すように外部オブジェクトに提示する。外部オブジェクトがアプリケーションアイコン23を再選択することを回避するために、本人確認をやり直す場合、外部オブジェクトによって先に選択されたアプリケーションアイコン23を残し、直接外部オブジェクトの身分情報を再取得して確認することができる。
【0091】
アプリケーション表示命令を取得し、アプリケーション表示命令は、アプリケーション選択エントリが外部オブジェクトによってアクティブ化された後に生成された命令であり、そして、アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御し、そして、アプリケーション選択命令を取得し、アプリケーション選択命令は、対応するアプリケーションアイコンが選択されたことを示し、そして、本人確認に成功した場合、ロック解除操作を実行し、選択されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動する。
【0092】
アプリケーション選択エントリがアクティブ化されたか否かを検出することにより、アプリケーションアイコンを表示するか否かを判断し、外部オブジェクトが表示されたアプリケーションアイコンを選択した後、本人確認エントリを直接トリガーして本人確認を行い、さらに確認に成功した後にアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動し、このように、本人確認を行う操作ステップと、アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動する操作ステップとを減少させ、外部オブジェクトの使用体験を向上させる。
【0093】
本開示の明細書及び添付の特許請求の範囲において用いられるように、「及び/又は」という用語は、関連して列挙された項目のうちの1つ又は複数の任意及び可能な全ての組み合わせを指し、これらの組み合わせを含む。本明細書において、用語「含む」、「包含」又はその任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることで、一連の要素を含むプロセス、方法、品物又はシステムは、これらの要素だけではなく、明らかに挙げられていない他の要素を含み、又は、このようなプロセス、方法、品物又はシステムの固有要素を含む。より多い限定がない場合、「1つの……を含む」という語句で限定される要素は、当該要素を含むプロセス、方法、品物又はシステムには、別の同一要素が存在することを排除しない。
【0094】
上記本開示の実施例の番号は、説明のためのものに過ぎず、実施例の優劣を示すものではない。以上は、本開示の例示的な実施例に過ぎず、本開示の保護範囲がこれに限定されず、当業者は、本開示に開示された技術的範囲内で、様々な等価な修正又は置換を容易に想到することができ、これらの修正又は置換は、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲を基準とするべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーション表示命令を取得するステップであって、前記アプリケーション表示命令は、アプリケーション選択エントリが外部オブジェクトによってアクティブ化された後に生成された命令であるステップと、
前記アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御するステップと、
アプリケーション選択命令を取得するステップであって、前記アプリケーション選択命令は、対応する前記アプリケーションアイコンが選択されたことを示すステップと、
本人確認に成功した場合、ロック解除操作を実行し、選択された前記アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを起動するステップと、を含む、
アプリケーションの起動方法。
【請求項2】
前記アプリケーション表示命令に基づいて、アプリケーションアイコンを表示するように電子機器の表示装置を制御する前記ステップは、
前記アプリケーション表示命令に基づいて、複数の所定のアプリケーションアイコンを取得して、各前記アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの使用頻度を確認するステップと、
前記使用頻度に基づいて、各前記アプリケーションアイコンの配列順序を確認するステップと、
前記配列順序に基づいて、各前記アプリケーションアイコンを表示するように前記表示装置を制御するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
本人確認エントリの外周側に各前記アプリケーションアイコンを表示し、前記本人確認エントリが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされた後に前記アプリケーション選択命令が生成される、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記配列順序に基づいて、各前記アプリケーションアイコンを表示するように前記表示装置を制御する前に、前記方法は、
所定のデフォルトアプリケーションアイコンを取得して、前記アプリケーション選択エントリの所在位置及び本人確認エントリの所在位置のうちの少なくとも一方に前記デフォルトアプリケーションアイコンを表示するステップであって、前記デフォルトアプリケーションアイコンは、使用頻度が最も高いアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン、又は外部オブジェクトによって設定されたアプリケーションアイコンであるステップをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記アプリケーション選択命令は、前記電子機器が、前記アプリケーションアイコンが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出し、かつ前記外部オブジェクトが本人確認エントリをトリガーしたことを検出した後に生成された命令である、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記アプリケーションアイコンが前記外部オブジェクトによって所定時間継続してトリガーされたことを検出した後、トリガーされた前記アプリケーションアイコンを前記本人確認エントリの所在位置に表示するように前記表示装置を制御するステップをさらに含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記アプリケーション選択エントリは、前記表示装置の第1表示領域に対応して表示され、前記本人確認エントリは、前記表示装置の第2表示領域に対応して表示され、前記第1表示領域の所在位置と前記第2表示領域の所在位置とは互いに重ならない、
請求項3~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
指紋取得エントリにより前記外部オブジェクトの指紋情報を取得し、
前記指紋情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
対応する本人確認情報を表示するように前記表示装置を制御し、
前記本人確認情報に応答する確認情報を取得し、
前記確認情報に基づいて本人確認を行うことにより、前記本人確認を行う、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
プロセッサとメモリとを含む電子機器であって、前記メモリには、少なくとも1つの命令が記憶されており、前記命令は、前記プロセッサによりロードされて実行されることにより、請求項1~
6のいずれか1項に記載のアプリケーションの起動方法を実現する、
電子機器。
【国際調査報告】