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特表2024-533146連続混合デバイスおよび関連する方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】連続混合デバイスおよび関連する方法
(51)【国際特許分類】
   B01F 35/71 20220101AFI20240905BHJP
   B01F 23/60 20220101ALI20240905BHJP
   B01F 27/114 20220101ALI20240905BHJP
   B01F 27/72 20220101ALI20240905BHJP
   B01F 35/60 20220101ALI20240905BHJP
   B01F 35/21 20220101ALI20240905BHJP
【FI】
B01F35/71
B01F23/60
B01F27/114
B01F27/72
B01F35/60
B01F35/21
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513865
(86)(22)【出願日】2022-09-01
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 FR2022051653
(87)【国際公開番号】W WO2023031564
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】2109155
(32)【優先日】2021-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506220900
【氏名又は名称】レール・リキード・ソシエテ・アノニム・プール・レチュード・エ・レクスプロアタション・デ・プロセデ・ジョルジ・クロード
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100213654
【弁理士】
【氏名又は名称】成瀬 晃樹
(72)【発明者】
【氏名】ステファヌ、デュドレ
(72)【発明者】
【氏名】コレイユ、シャルパンティエ
(72)【発明者】
【氏名】セバスチャン、ドゥブレ
(72)【発明者】
【氏名】エドゥアール、ショーベ
(72)【発明者】
【氏名】キリアン、ブーヌアール
【テーマコード(参考)】
4G035
4G037
4G078
【Fターム(参考)】
4G035AB48
4G035AE07
4G035AE13
4G037AA05
4G037DA18
4G037DA30
4G037EA03
4G078AA03
4G078AA18
4G078AB01
4G078BA01
4G078DA08
4G078EA10
4G078EA20
(57)【要約】
本発明は、第1の粉体および第2の粉体を連続的に混合するためのデバイスに関し、このデバイスは、・-第1の粉体を連続的に計量するための第1の計測装置(3A)および第2の粉体を連続的に計量するための第2の計測装置(3B)と、・-第1の計測装置によって計測された第1の粉体と第2の計測装置によって計測された第2の粉体とを混合して、決定された比に従って混合された粉体の連続的な流れを供給するように設計されたミキサ(4)と、・-混合粉体の流れの小部分をサンプリングするように設計されたサンプリング装置(5)とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の粉体および第2の粉体を連続的に混合するためのデバイスであって、
- 前記第1の粉体の第1の連続的投与装置(3A)および前記第2の粉体の第2の連続的投与装置(3B)と、
- 前記第1の投与装置によって投与された前記第1の粉体と前記第2の投与装置によって投与された前記第2の粉体とを混合して、決定された比に従って混合された粉体の連続的な流れを供給するように構成されたミキサ(4)と、
- 前記混合粉体の流れの小部分を採取するように適合されたサンプラ(5)と
を備えることを特徴とするデバイス。
【請求項2】
前記第1の投与装置(3A)および前記第2の投与装置(3A)のうち少なくとも1つが重量測定式投与装置である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1の投与装置(3A)および前記第2の投与装置(3A)のうち少なくとも1つがねじ式投与装置であり、および/または前記ミキサ(4)がねじ式ミキサであり、および/または前記サンプラ(5)がねじ式サンプラである、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記第1の粉体を貯蔵して、前記第1の粉体を、たとえば重力によって、前記第1の投与装置(3A)に連続的に供給するように構成された、前記第1の粉体用の第1の貯槽(2A)と、前記第2の粉体を貯蔵して、前記第2の粉体を、たとえば重力によって、前記第2の投与装置(3B)に連続的に供給するように構成された、前記第2の粉体用の第2の貯槽(2B)と、前記混合粉体の流れを受け入れるように構成された、前記混合粉体用の第3の貯槽(2C)とのうち少なくとも1つをさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記第1の貯蔵された粉体および前記第2の貯蔵された粉体のうち少なくとも1つの混合を追跡して、貯蔵された混合粉体を取得するように構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記第1の貯槽(2A)と前記第1の投与装置(3A)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記第2の貯槽(2B)と前記第2の投与装置(3B)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記第1の投与装置(3A)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記第2の投与装置(3B)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記ミキサ(4)と前記第3の貯槽(2C)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記デバイスの1つまたは複数のポイントにおいて不活性ガスを分配し、前記デバイスの1つまたは複数のポイントにおいて前記不活性ガスを収集するように適合された不活性化手段をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記不活性化手段が、前記第1の貯槽(2A)、前記第2の貯槽(2B)、前記第2の貯槽(2C)、前記第1の投与装置(3A)、前記第2の投与装置(3B)、前記ミキサ(4)、前記第1の貯槽(2A)と前記第1の投与装置(3A)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、前記第2の貯槽(2B)と前記第2の投与装置(3B)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、前記第1の投与装置(3A)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、前記第2の投与装置(3B)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続手段、前記ミキサ(4)と前記第3の貯槽(2C)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段のうち少なくとも1つにおいて、たとえば選択的に前記不活性ガスを分配し、前記不活性ガスを収集するように適合されている、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記混合粉体が付加製造用に意図されており、前記第1の粉体および前記第2の粉体のうち少なくとも1つが再生粉体である、請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイスによって実施される、混合粉体を取得するための方法であって、前記第1の粉体の連続混合および前記第2の粉体の連続混合を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この技術革新は、たとえば製造方法において使用されるように意図された粉体の混合の分野に関する。
【0002】
この技術革新は、特に、混合デバイスと、それに関連するシステムおよび方法とに関する。
【背景技術】
【0003】
たとえば金属粉体である粉体を使用する製造方法などの工業プロセスは既知である。これらのプロセスは、付加製造と、圧縮によって1ステップで部品を製作し、次いで焼結させることとを含む。そのようなプロセスをうまく実行するために、粉体の管理は重要なポイントである。たとえば部品の製造を包含しているこれらのプロセスの実施中に、一定数の現象が、周囲の未使用の粉体を汚染したりまたは変化させたりする可能性がある。
【0004】
たとえば、「粉体層」溶解と称される、選択的レーザ溶解(レーザ・ビーム溶解)を用いる金属付加製造プロセスである付加製造プロセス中に、レーザが粉体層を局所的に溶解する。レーザと粉体との間のこの相互作用は、レーザ溶接方法に類似の量の飛沫および煙霧を生成する。レーザと粉体との間の相互作用によって形成された飛沫は、最大の高さまで上昇してから、粉体層上へ部分的に落下することが理解される。煙霧は、一部が飛沫または周囲の粉体を覆って汚染する可能性がある。したがって、これらの飛沫および煙霧は金属粉体の汚染源であり、初期の粉体に近い組成を有する飛沫は、一般に過剰酸化されており、溶解中にいくらかの元素が気化することに関連して合金が変化する可能性がある。加えて、融合した領域の近くの融合していない粉体も、レーザによって溶解された領域の近傍に関連したかなりの熱的影響によって化学組成が変化する可能性がある。
【0005】
プロセスの実施中に、粉体の一部は使用されず、たとえば融合されずに再生され得、すなわち、原材料関連のコストを削減するために、プロセスのさらに次の実施中に再利用される。この再生粉体は、選択的レーザ溶解を用いる金属付加製造の場合には、酸化物、飛沫、および煙霧などの生成物で変化し、プロセスの繰り返しに従って装填されるという点で新規粉体と異なる。その上、プロセス実施後の粉体の取扱い中に、この粉体は、周囲の大気によって汚染されることもあり、したがって、たとえば酸素および/または湿気とともに装填され得る。したがって、再生粉体は、プロセスの枠組みの中でまだ使用されていない新規粉体と混合され得る。
【0006】
再利用する場合は別として、たとえば酸素含有量、または特定の平均粒子径、または平均組成といった、定義された元素の特定の含有量などの所望の特性を有する混合粉を取得するために、異なる粉体も混合され得る。
【0007】
混合デバイスが知られている。たとえば、粉体のバッチのすべてである原料のすべてを同時に直接かき混ぜるバッチ混合方法が知られている。これに関連するシステムには、とりわけ、かき混ぜ機構を動作させるために大出力アクチュエータが必要であり、これが粉体を損傷する可能性もある、という不都合がある。これらの高エネルギの実施には、かなりの材料コストに加えて、大きな電力消費、および該当する場合には、粉体の爆発性に関連した深刻な危険性の原因となる。したがって、その条件で機能するモータは、割高かつ複雑であって、かなりの容積および出力を有し、爆発性の環境における運転上の安全要件に適合する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的の1つは、これらの障害のうち少なくとも1つを解決することである。本発明の目的の1つは、特に、効率的かつ安全なやり方で、良質な粉体混合物を取得することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のために、第1の粉体および第2の粉体を連続的に混合するためのデバイスが提案され、このデバイスは、
- 第1の粉体の第1の連続的投与装置および第2の粉体の第2の連続的投与装置と、
- 第1の投与装置によって投与された第1の粉体と第2の投与装置によって投与された第2の粉体とを混合して、決定された比に従って混合された粉体の連続的な流れを供給するように構成されたミキサと、
- 混合粉体の流れの小部分を採取するように適合されたサンプラ(sampler)と
を備えることを特徴とするものである。
【0010】
このデバイスは、
- 第1の投与装置が重量測定式投与装置であり、および/または第2の投与装置が重量測定式投与装置であることと、
- 第1の投与装置がねじ式投与装置であり、および/または第2の投与装置がねじ式投与装置であり、および/またはミキサがねじ式ミキサであり、および/またはサンプラがねじ式サンプラであることと、
- 第1の粉体を貯蔵して、第1の粉体を、たとえば重力によって、第1の投与装置に連続的に供給するように構成された、第1の粉体用の第1の貯槽、および/または第2の粉体を貯蔵して、第2の粉体を、たとえば重力によって、第2の貯槽に連続的に供給するように構成された第2の投与装置、および/または混合粉体の流れを受け入れるように構成された、混合粉体用の第3の貯槽と、
- デバイスが、貯蔵された第1の粉体および/または貯蔵された第2の粉体および/または貯蔵された混合粉体を追跡するように構成されていることと、
- 第1の貯槽と第1の投与装置との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または第2の貯槽と第2の投与装置との間の粉体やガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または第1の投与装置とミキサとの間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または第2の投与装置とミキサとの間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/またはミキサと第3の貯槽との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素と、
- デバイスの1つまたは複数のポイントにおいて不活性ガスを分配し、デバイスの1つまたは複数のポイントにおいて不活性ガスを収集するように適合された不活性化手段と、
- 不活性化手段が、不活性ガスを、第1の貯槽ならびに/または第2の貯槽ならびに/または第2の貯槽ならびに/または第1の投与装置ならびに/または第2の投与装置ならびに/またはミキサおよび/またはサンプラ、ならびに/または第1の貯槽と第1の投与装置との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第2の貯槽と第2の投与装置との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第1の投与装置とミキサとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第2の投与装置とミキサとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、ならびに/またはミキサと第3の貯槽との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段に、たとえば選択的に不活性ガスを分配し、そこから不活性ガスを収集するように適合されていることと、
- 混合粉体が付加製造用に意図されており、第1の粉体および第2の粉体のうち少なくとも1つが再生粉体であることと、
の特性を含むことができ、これらは、単独で、または技術的に可能な組合せのいずれか1つで、採用される。
【0011】
そのようなデバイスによって実施される、混合粉体を取得するための、第1の粉体と第2の粉体の連続混合を含む方法がさらに提案される。
【0012】
本発明の他の特性、目的および利点は、以下の説明から明らかになるはずであるが、説明は単なる例示であって限定ではなく、添付の図面に関連して読まれるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の例示的な実施形態による混合デバイスの概略図である。
図2図1の混合デバイスのいくつかの要素の、より詳細な概略図である。
図3図1の混合デバイスのいくつかの要素の、より詳細な概略図である。
図4図1の混合デバイスの投与装置の概略図である。
図5図1の混合デバイスのミキサの概略図である。
図6図1の混合デバイスのサンプラの概略図である。
図7図1の混合デバイスの制御手段の概略図である。
図8図1の混合デバイスの不活性ガス分配手段の概略図である。
図9a図1の混合デバイスの不活性ガス収集手段の概略図である。
図9b図1の混合デバイスの不活性ガス収集手段の代替構成の概略図である。
図10図1の混合デバイスの不活性ガス膨張手段の概略図である。
図11図8の分配手段のサブアセンブリの概略図である。
図12a図9aまたは図9bの収集手段のサブアセンブリの概略図である。
図12b図12aの収集手段のサブアセンブリの構成の概略図である。
図12c図12aの収集手段のサブアセンブリの別の構成の概略図である。
図12d図12aの収集手段のサブアセンブリの別の構成の概略図である。
図13】本発明の別の例示的な実施形態によるデバイスの側面図である。
図14図13の混合デバイスの別の側面図である。
図15図13の混合デバイスの詳細な上面図である。
図16図13の混合デバイスの別の詳細図である。
図17】本発明の1つの例示的な実施形態による、混合粉体を取得するための方法のステップの流れ図である。
図18a図17の取得方法のステップの実行を経時的に表す図である。
図18b図17の取得方法のステップの実行を経時的に表す別の図である。
図18c図17の混合粉体取得方法を置換するための方法の実行を経時的に表す別の図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
すべての図において、類似の要素は同一の参照を有する。
【0015】
デバイスの概要
図1図16を参照しながら、第1の粉体および第2の粉体を混合するためのデバイスが説明される。混合デバイスは連続混合デバイスであり得る。「連続的」とは、粉体のすべてが同時に混合されるバッチ混合物とは対照的に、たとえば、混合デバイスが粉体の流れに対して連続的に動作することを意味する。混合デバイスは、第1の粉体用の第1の投与装置3Aを備える混合アセンブリ1を備える。第1の投与装置3Aは、連続的な投与装置であり得る。混合デバイスは、第2の粉体用の第2の投与装置3Bを備える。第2の投与装置3Bは、連続的な投与装置であり得る。
【0016】
混合デバイスはミキサ4を備える。ミキサ4は、第1の投与装置3Aによって投与された第1の粉体と第2の投与装置3Bによって投与された第2の粉体とを混合して、混合粉体の連続的な流れを供給するように構成されている。この流れは、たとえば第1の投与装置3Aおよび第2の投与装置3Bに依拠して、決定された割合で供給され得る。
【0017】
混合デバイスは、混合粉体の流れの小部分を採取するように適合されたサンプラ5を備える。
【0018】
混合デバイスは、混合操作の全体にわたって、粉体を、外部雰囲気による汚染からより容易に保護し、作業者を、粉体に対する暴露からより容易に保護し、粉体粒子の浮遊によって爆発性雰囲気を形成する可能性の危険性をより容易に防止し、特に混合粉体を生産中にサンプリングすることによって動作のトレーサビリティを可能にすることにより、最終的な混合製品における密度、組成、または、粒径による分離なしで、または分離を制限して、混合された粉体の最終製品における、2つの粉体の、たとえば質量比である比率を満たしながら、均一な混合物を作製することを可能にするものである。したがって、混合デバイスは投与装置のミキサを形成することができる。
【0019】
貯槽
混合デバイスは、第1の粉体および/または第2の粉体および/または混合粉体を貯蔵するように適合され得る。混合デバイスは、第1の粉体用の第1の貯槽2Aをさらに備えることができ、第1の貯槽2Aは、第1の粉体を貯蔵するように、かつ/または第1の粉体を、たとえば重力によって、第1の投与装置3Aに連続的に供給するように構成されている。第1の貯槽2Aは、第1の粉体を貯蔵することができる。第1の粉体は、新規粉体であり得、すなわち、材料再利用方法から導出されたものではない。
【0020】
混合デバイスは、第2の粉体用の第2の貯槽2Bをさらに備えることができ、第2の貯槽2Bは、第2の粉体を貯蔵するように、かつ/または第2の粉体を、たとえば重力によって、第2の投与装置3Bに連続的に供給するように構成されている。第2の貯槽2Bは、第2の粉体を貯蔵することができる。第2の粉体は、再利用の粉体であり得、すなわち、材料再利用方法から導出されたものである。
【0021】
混合デバイスは、混合粉体用の第3の貯槽2Cをさらに備えることができ、第3の貯槽2Cは、混合粉体の流れを受け入れるように構成されている。第3の貯槽2Cは、ミキサ4から導出される混合粉体を、たとえば重力によって連続的に受け入れるように構成され得る。第3の貯槽2Cは、混合粉体を貯蔵することができる。
【0022】
第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cは、たとえば以下で説明されるような不活性化手段による不活性ホッパであるホッパを備えることができる。「不活性化された」とは、たとえば、内部雰囲気が、ガスまたは乾燥した中性ガスの混合物によって置換されたこと、すなわち、たとえば第1の粉体および/または第2の粉体および/または混合粉体といった、内部雰囲気の中に含まれる成分または配分される予定の成分と、化学的に反応しないことを意味する。乾燥した中性ガスは、アルゴンであり得、またはアルゴンを含むことができる。
【0023】
第1の貯槽2Aおよび第2の貯槽2Bは、それぞれ投与装置3Aおよび3Bに接続され得る。第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cは、それぞれ、たとえば第1の貯槽2Aまたは第2の貯槽2Bまたは第3の貯槽2Cといった、対応する貯槽の内部の、対応する貯蔵された粉体および/または雰囲気の状態データを記憶するための手段を含む。
【0024】
第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cは、取外し可能であり得る。第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cは、たとえば混合デバイスから分離して移送され得る。第1の貯槽2Aおよび第2の貯槽2B、ならびに/または第1の貯槽2Aおよび第3の貯槽2C、ならびに/または第2の貯槽2Bおよび第3の貯槽2Cは、交換可能であり得、かつ/または同一であり得る。
【0025】
第1の貯槽2Aは、第1の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第1の出口ダクト17Aを備えることができる。第1の出口ダクト17Aは、第1の出口弁20Aを備えることができる。第1の出口弁20Aはバタフライ弁であり得る。第1の貯槽2Aは、第1の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第1の入口ダクト26Aを備えることができる。第1の入口ダクト26Aは、第1の入口弁27Aを備えることができる。第1の入口弁27Aはバタフライ弁であり得る。
【0026】
第2の貯槽2Bは、第2の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第2の出口ダクト17Bを備えることができる。第2の出口ダクト17Bは、第2の出口弁20Bを備えることができる。第2の出口弁20Bはバタフライ弁であり得る。第2の貯槽2Bは、第2の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第2の入口ダクト26Bを備えることができる。第2の入口ダクト26Bは、第2の入口弁27Bを備えることができる。第2の入口弁27Bはバタフライ弁であり得る。
【0027】
第3の貯槽2Cは、第3の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第3の出口ダクト17Cを備えることができる。第3の出口ダクト17Cは、第3の出口弁20Cを備えることができる。第3の出口弁20Cはバタフライ弁であり得る。第3の貯槽2Cは、第3の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第3の入口ダクト26Cを備えることができる。第3の入口ダクト26Cは、第3の入口弁27Cを備えることができる。第3の入口弁27Cはバタフライ弁であり得る。
【0028】
投与装置
第1の投与装置3Aは、たとえば第1の貯槽2Aから導出された第1の粉体の決定された量および/または質量を、第2の粉体および/または第2の投与装置3Bおよび/または第2の貯槽2Bから独立して投与すること、たとえば放出することを可能にする。第1の投与装置3Aは、たとえば第1の貯槽2Aから導出された第1の粉体の決定された量および/または質量を、混合デバイスの下流から独立して、投与すること、たとえば放出することを可能にする。第2の投与装置3Bは、たとえば第2の貯槽2Bからの第2の粉体の決定された量および/または質量を、第1の粉体および/または第1の投与装置3Aおよび/または第1の貯槽2Aから独立して投与すること、たとえば放出することを可能にする。第2の投与装置3Bは、たとえば第2の貯槽2Bから導出された第2の粉体の決定された量および/または質量を、混合デバイスの下流から独立して、投与すること、たとえば放出することを可能にする。
【0029】
第1の貯槽2Aおよび第1の投与装置3Aは、第1の貯槽2Aからミキサ4および/または第2の貯槽2Bへの第1の粉体の連続放出を可能にするように構成されており、第2の投与装置3Bは、第2の貯槽2Bからミキサ4への、第2の粉体の、たとえば重力による連続的な放出を可能にするように構成されている。
【0030】
「独立して投与する」とは、そのような投与が独立して実行されることを意味する。しかしながら、別々の独立したアクションおよび/または部分の命令が関連付けられ得る。それぞれ「上流」、「下流」とは、混合デバイス内の粉体の流れの方向に応じて、たとえば第1または第2の貯槽から、それぞれ上流、下流の、第1または第2の投与装置へ、第1または第2の投与装置からミキサへと進行する方向を意味する。
【0031】
第1の粉体および第2の粉体の決定された量および/または質量をそれぞれ監視することを可能にするために、混合デバイスは、第1の粉体および第2の粉体をそれぞれ連続的に計量することを可能にするように構成され得る。死荷重の影響を解消するための、空の状態での事前較正および/または差動計量操作によって、第1の粉体および第2の粉体をそれぞれ投与するための計量が実行され得る。
【0032】
第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bは、たとえば重量減少による連続的な重量測定式投与装置といった重量測定式投与装置であり得る。したがって、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bは、たとえば命令によって決定された一定の流量である流量を取得するために、投与装置の速度を重量減少の関数として連続的に調節することができる。第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bは、このように、第1の粉体および/または第2の粉体を、たとえばkg/hの単位の調節された流量でミキサ4に搬送することを可能にし、したがって第1の粉体および/または第2の粉体の搬送された量をミキサ4に投与する。第1の投与装置3Aは第1の螺旋状の粉体駆動手段を備えることができ、および/または第2の投与装置3Bは第2の螺旋状の粉体駆動手段を備えることができる。したがって、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bは、重量測定のねじ式投与装置であり得る。第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bは、ミキサ4に通じることができる。
【0033】
図4に示されるように、第1の投与装置3Aは本体38Aを備えることができる。第1の投与装置の本体38Aは、第1の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第1の入口ダクト14Aを備えることができる。第1の入口ダクト14Aは、第1の上流弁19Aを備えることができる。第1の投与装置の本体38Aは、第1の粉体用の第1の出口ダクト39Aを備えることができる。
【0034】
第1の螺旋状の粉体駆動手段は、たとえばウォームねじである第1のねじ40Aを備えることができる。第1のねじ40Aは、たとえば第1の投与装置の本体38Aによってたとえば第1の入口ダクト14Aと第1の出口ダクト39Aとの間に形成された第1の中央の円筒状のダクトにおいて、第1の投与装置の本体38Aの内部に配設され得る。第1の投与装置の本体38Aは、第1のモータ・グループ41Aを備えることができる。第1のモータ・グループ41Aは電気的であり得る。第1のモータ・グループ41Aは、第1のねじ40Aを回転させるように構成され得る。第1のモータ・グループ41Aは、離脱可能すなわち移動可能であり、その撤去を可能にし、したがって、たとえば第1のねじ40Aを交換するためにアクセスおよび取り外し、ならびに/または第1の投与装置3Aの内部の清掃を可能にする。第1のモータ・グループ41Aは、蝶番42Aのまわりで枢動可能であり、したがって、離脱した状態でも機械的支持を維持することができる。第1のモータ・グループ41Aは、第1の投与装置の本体38Aに、たとえば密封式に隣接することができる。第1のねじ40Aは、中空であり得、すなわち、たとえば巻きもしくはリボンに縮小されるか、またはその全長もしくは一部にわたって第1の中央ハブ43Aを含むように、たとえばそのねじ部の全長にわたって支持体のないねじ部を備える。
【0035】
図4に示されるように、第2の投与装置3Bは第2の投与装置の本体38Bを備えることができる。第2の投与装置の本体38Bは、第2の粉体用の、たとえば剛体のダクトである第2の入口ダクト14Bを備えることができる。第2の入口ダクト14Bは、第2の上流弁19Bを備えることができる。第2の投与装置の本体38Bは、第2の粉体用の第2の出口ダクト39Bを備えることができる。
【0036】
第2の螺旋状の粉体駆動手段は、たとえばウォームねじである第2のねじ40Bを備えることができる。第2のねじ40Bは、たとえば第1の投与装置の本体38Aによってたとえば第1の入口ダクト14Aと第1の出口ダクト39Aとの間に形成された第2の中央の円筒状のダクトにおいて、第2の投与装置の本体38Bの内部に配設され得る。第2の投与装置の本体38Bは、第2のモータ・グループ41Bを備えることができる。第2のモータ・グループ41Bは電気的であり得る。第2のモータ・グループ41Bは、第2のねじ40Bを回転させるように構成され得る。第2のモータ・グループ41Bは、離脱可能すなわち移動可能であり、その撤去を可能にし、したがって、たとえば第2のねじ40Bを交換するためにアクセスおよび取り外し、ならびに/または第2の投与装置3Bの内部の清掃を可能にする。第2のモータ・グループ41Bは、蝶番42Bのまわりで枢動可能であり、したがって、離脱した状態でも機械的支持を維持することができる。第2のモータ・グループ41Bは、第2の投与装置の本体38Bに、たとえば密封式に隣接することができる。第2のねじ40Bは、中空であり得、すなわち、たとえば巻きもしくはリボンに縮小されるか、またはその全長もしくは一部にわたって第2の中央ハブ43Bを含むように、たとえばそのねじ部の全長にわたって支持体のないねじ部を備える。
【0037】
第1の投与装置3Aおよび第1の投与装置3Bは異なり得る。たとえば、第1の投与装置3Aは、Parimix DMR391投与装置であり得、かつ/または、見かけ密度1~4の第1の粉体を0.25kWの出力の第1のモータ・グループ41Aによって7~50L/hの調節された流量で供給するように構成され得、たとえば、第2の投与装置3Bは、Parimix DMR53I投与装置であり得、かつ/または、見かけ密度1~4の第1の粉体を0.37kWの出力の第2のモータ・グループ41Bによって40~250L/hの調節された流量で供給するように構成され得る。あるいは、第1の投与装置3Aおよび第1の投与装置3Bは同一であり得る。
【0038】
ミキサ
ミキサ4は連続ミキサであり得る。ミキサ4は、第1の粉体と第2の粉体との均一混合物の形式で混合粉体を取得することを可能にする。ミキサ4は、混合粉体を第3の貯槽2Cの方へ連続的かつ漸進的に進めることを可能にする。
【0039】
ミキサ4はモータを備えることができる。ミキサ4は、たとえば設定可能な周波数設定値に従ってミキサのモータを駆動するように構成された可変周波数駆動装置を備えることができる。ミキサ4は、第3の螺旋状の粉体駆動手段を備えることができる。ミキサ4はねじ式ミキサであり得る。
【0040】
ミキサ4は背圧要素52を備えることができる。背圧要素52は背圧シリンダであり得る。背圧要素52は、第3の螺旋状の駆動手段および/またはミキサ4の円筒状のダクトの下流に配設され得る。背圧要素52は、たとえばダクトの出口において、たとえばミキサの出口に向けて、ミキサおよび/またはダクトの前記出口に対して逆の方向に背圧をかけるように構成され得る。圧力は、たとえば0バールよりも高く1バール未満であり得る。背圧要素52は、混合物の均一性を最適化するように構成され得る。ミキサは、たとえば比例弁である弁を備えることができ、これは、たとえば設定可能な圧力設定値に従って、背圧要素52によってかけられる圧力の調整を可能にするように構成されている。背圧は、ミキサのねじの軸であるミキサ4の軸において、たとえば粉体の進行方向に対して反対方向に、したがって下流から上流へ向けられ得る。したがって、背圧要素52は、ミキサ4の出口のシャッタを形成することができ、たとえば、ねじによって駆動された粉体が背圧要素52を後ろへ移動させる必要があり、したがって背圧が生じ、ミキサ4の出口に向かう経路を生成する。
【0041】
図5に示されるように、ミキサ4はミキサの本体44を備えることができる。ミキサの本体44は、第1のミキサ入口ダクト45および/または第2のミキサ入口ダクト46および/またはミキサ出口ダクト47を備えることができる。ミキサ出口ダクト47は、サンプラ5および/または第3の貯槽2Cに向けた混合粉体の連続的な放出を可能にする。
【0042】
第3の螺旋状の粉体駆動手段は、たとえばウォームねじである第3のねじ48を備えることができる。第3のねじ48は、ミキサの本体44の内部に、たとえばミキサの本体44によって形成された第3の中央の円筒状ダクトの中で、たとえば第1のミキサ入口ダクト45および/または第2のミキサ入口ダクト46とミキサ出口ダクト47との間に配設され得る。ミキサの本体44は、第3のモータ・グループ49を備えることができる。第3のモータ・グループ49は電気的であり得る。第3のモータ・グループ49は、第3のねじ48を回転させるように構成され得る。第3のモータ・グループ49は、離脱可能すなわち移動可能であり、その撤去を可能にし、したがって、たとえば第3のねじ48を交換するためにアクセスおよび取り外し、ならびに/またはミキサ4の内部の清掃を可能にする。第3のモータ・グループ49は、蝶番50のまわりで枢動可能である。第3のモータ・グループ49は、ミキサの本体44に、たとえば密封式に隣接することができる。第3のねじ48は、中空であり得、すなわち、たとえば巻きもしくはリボンに縮小されるか、またはその全長もしくは一部にわたって第3の中央ハブ51を含むように、たとえばそのねじ部の全長にわたって支持体のないねじ部を備える。第3のねじ48によってミキサ出口ダクト47の方へ駆動される粉体の進行に対して調節可能な力を対抗させるための背圧要素52が、たとえば、第3のモータ・グループ49と反対側の第3のねじ48の延長部分に配置され得る。
【0043】
ミキサ4はたとえばParimix MM53ミキサであり得、および/または第3のモータ・グループ49は1.5kWの出力を有し得る。
【0044】
サンプラ
サンプラ5は、ミキサ4の下流および/または第3の貯槽2Cの上流に配設され得る。サンプラ5は、ミキサ4から生じる混合粉体の流れ57の少なくとも一部または小部分を、たとえばミキサ4と第3の貯槽2Cとの間で臨時に捕捉することを可能にする。サンプラ5は、たとえばミキサ4から生じる混合粉体の量の捕捉中に、臨時のサンプリングを可能にする。
【0045】
図6に示されるように、サンプラ5はサンプリング・ヘッド55を備えることができる。ヘッド55は、混合粉体を捕捉するための、たとえば入口開口を備える入口56を備えることができる。ヘッド55は、以下で説明されるように、第3の貯槽2Cに混合粉体を再導入するための、たとえば再導入出口開口を備える出口58を、たとえば第3の上流ダクト22に備えることができる。ヘッド55は、たとえば以下で説明されるような第3の上流のダクト22において、たとえば以下で説明されるように、たとえば密封式に、かつ/またはサンプラ5の取外しを可能にすることによって、ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段に挿入され、かつ/または保持され得る。サンプラ5は、ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段におけるヘッド55の挿入および保持を可能にするように構成されたフランジ59を備えることができる。
【0046】
サンプラ5は、たとえば取外し可能な容器である試料容器6を備えることができる。サンプラ5は、容器6の中に得られた粉体の量またはそれぞれの量を放出するように適合され得る。したがって、得られた粉体の特性を後に分析することが可能になる。
【0047】
サンプラ5は、第4の螺旋状の粉体サンプリング駆動手段を備えることができる。サンプラ5はねじ式サンプラであり得る。
【0048】
サンプラ5は、たとえば所定の仕様に対するバッチの準拠を監視するために、混合粉体の全体のバッチの代表試料を取得することを可能にする。準拠は、たとえば酸素および/もしくは水素および/もしくは窒素などの化学種による汚染に関する準拠、ならびに/またはたとえば粒径分布に関する準拠を含むことができる。
【0049】
サンプラ5は、サンプラの本体52を備えることができる。サンプラの本体52は、サンプリング・ヘッド55を備えることができる。
【0050】
第4の螺旋状の粉体駆動手段は、たとえばウォームねじである第4のねじ53を備えることができる。第4のねじ53は、サンプラ本体52の内部に、たとえばサンプラの本体52によって形成された第4の中央の円筒状ダクトの中に配設され得る。サンプラの本体52は、第4のモータ・グループ54を備えることができる。第4のモータ・グループ54は電気的であり得る。第4のモータ・グループ54は、第4のねじ53を回転させるように構成され得る。第4のモータ・グループ54は、離脱可能すなわち移動可能であり、その撤去を可能にし、したがって、たとえば第4のねじ54を交換するためにアクセスおよび取り外し、ならびに/またはサンプラ5の内部の清掃を可能にする。第4のモータ・グループ54は、蝶番のまわりで枢動可能であり得、または蝶番を使用せずに、たとえば、ねじであるミキサの一端に接することができる。第4のモータ・グループ54は、サンプラの本体52に、たとえば密封式に隣接することができる。第4のねじ54は、中空であり得、またはその全長もしくは一部にわたって第4の中央ハブを備えることができる。
【0051】
サンプラの本体52は、サンプリング出口60を備えることができる。サンプリング出口60は、容器6から得られた混合粉体を放出することを可能にするように構成され得る。サンプリング出口60は、サンプリング出口ダクトを備えることができる。サンプラ5は、容器6を、サンプラ5に、たとえばサンプリング出口60に、たとえばサンプリング出口ダクトに、たとえば取外し可能なおよび/または密封するやり方で固定するように構成されたコネクタ61を備えることができる。サンプリング出口60は、たとえばサンプリング出口ダクト上に取り付けられたサンプリング出口弁62を備えることができる。容器6は、たとえば弁である閉鎖デバイス63を備えることができる。コネクタ61は、たとえば、サンプラ5と容器6が分離されるとき、これらの密封を選択的に維持し、サンプラおよび容器を選択的に流体連通させるように、サンプラ5に取り付けられたサンプリング出口弁62の下流および/または容器6の閉鎖デバイス63の上流に配設され得る。
【0052】
第4のねじ53は、サンプリング段階において、第1の方向に回転し、捕捉入口56によって容器6の中に捕捉された混合粉体を、サンプリング出口60の方へ搬送して放出するように構成され得る。第4のねじ53は、浄化段階において、たとえば第1の方向と逆の第2の方向に回転し、サンプラの本体52の中に残っているあらゆる捕捉された混合粉体を、混合粉体の再導入出口58を通して放出するように構成され得る。
【0053】
サンプラ5は、たとえばLabocontrole社のPOWH-2Nサンプラであり得る。
【0054】
流体接続手段
概要
混合デバイスは、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第1の投与装置3Aとミキサ4との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第2の投与装置3Bとミキサ4との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/またはミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段を備えることができる。
【0055】
第1の貯槽と第1の投与装置との間の流体接続手段
第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段は、第1の上流弁19Aを備えることができる。第1の上流弁19Aは、1つまたは複数のバタフライ弁であり得る。第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段は、たとえば柔軟なスリーブである第1の柔軟な流体接続要素15Aを備えることができる。「柔軟な」とは、たとえば、かけられた屈曲力をいずれかの端に伝達するように実施される曲げ能力を有することを意味する。第1の柔軟な流体接続要素15Aは、第1の出口弁20Aの下流および/または第1の上流弁19Aの上流に配設され得る。第1の柔軟な流体接続要素15Aは、第1の出口弁20Aおよび第1の上流弁19Aを流体接続することができる。第1の投与装置3Aの第1の粉体入口ダクト14Aは、第1の柔軟な流体接続要素15Aによって上流に延長され得る。
【0056】
第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段は、第1の柔軟な流体接続要素15Aの上流に配設された第1の剛体部分16Aおよび/または第1のフランジ18Aを備えることができる。第1の剛体部分16Aは、第1の柔軟な流体接続要素15Aを上流に延長することができる。第1の剛体部分16Aはダクトを形成することができる。たとえば第1の剛体部分16Aといった、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段は、第2のフランジ18Aによって、第1の貯槽2Aの第1の出口ダクト17Aに対して密封式に流体接続され得る。
【0057】
第1の柔軟な流体接続要素15Aおよび/または第2の柔軟な流体接続要素15Bおよび/または第3の柔軟な流体接続要素23の柔軟性は、以下で説明されるように、第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cの間の接続を容易にし、また、混合デバイスの、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4などの投与-混合要素の柔軟性は、以下で説明されるように、特に、第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cの、たとえば、それぞれ第1の受け台12A、第2の受け台12B、および/または第3の受け台12C上への堆積中の、機械的部品の調整誤差の補正を容易にする。
【0058】
第2の貯槽と第2の投与装置との間の流体接続手段
第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段は、たとえば第2の上流弁19Bである弁を備えることができる。第2の上流弁19Bは、1つまたは複数のバタフライ弁であり得る。第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段は、たとえば柔軟なスリーブである第2の柔軟な流体接続要素15Bを備えることができる。「柔軟な」とは、たとえば、かけられた屈曲力をいずれかの端に伝達するように実施される曲げ能力を有することを意味する。第2の柔軟な流体接続要素15Bは、第2の出口弁20Bの下流および/または第2の上流弁19Bの上流に配設され得る。第2の柔軟な流体接続要素15Bは、第2の出口弁20Bおよび第2の上流弁19Bを流体接続することができる。第2の投与装置3Bの第2の粉体入口ダクト14Bは、第2の柔軟な流体接続要素15Bによって上流に延長され得る。
【0059】
第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段は、第2の柔軟な流体接続要素15Bの上流に配設された第2の剛体部分16Bおよび/または第2のフランジ18Bを備えることができる。第2の剛体部分16Bは、第2の柔軟な流体接続要素15Bを上流に延長することができる。第2の剛体部分16Bはダクトを形成することができる。たとえば第2の剛体部分16Bといった、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段は、第2のフランジ18Bによって、第2の貯槽2Bの第2の出口ダクト17Bに対して密封式に流体接続され得る。
【0060】
第1の投与装置とミキサとの間の流体接続手段
第1の投与装置3Aとミキサ4との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段は、たとえば柔軟な要素である第4の流体接続要素21Aを備えることができる。「柔軟な」とは、たとえば一端が変形しても、他端に反映する弾性張力はないまたはほとんどないことを意味する。したがって、第1の投与装置3Aとミキサ4との間に互いの重量による影響がないので、たとえば計量の観点からミキサおよび第1の投与装置3Aを分離することが可能である。第4の流体接続要素21Aは、柔軟なスリーブまたはベローズを備えることができる。第4の流体接続要素21Aは、第1の投与装置3Aの第1の出口ダクト39Aおよび第1のミキサの入口ダクト45を流体接続することができる。第4の流体接続要素21Aは、混合デバイスのミキサ4の上流の要素の重量がミキサ4に伝わらないように構成され得、したがって、以下で説明されるように、特に、貯槽2Aおよび投与装置3Aの重量は、第1の計量手段によって全体的に支持され、詳細には第1の貯槽2Aの第1の計量セル11Aによって支持される。第4の流体接続要素21Aは、たとえばミキサの内容物および/または混合デバイスのミキサ4の下流の要素の重量といった、ミキサ4の重量が、以下で説明されるように、第1の計量手段に伝わらない、詳細には第1の貯槽2Aの第1の計量セル11Aに伝わらないように構成され得る。これによって、計量が担持するものを制限し、したがって、より正確な計量が可能になる。このために、第4の流体接続要素21Aは、たとえば可逆的に、たとえば重量伝達なしで下流および上流へ相対変位できるように、圧縮で動作するように適合され得る。したがって、第1の計量手段は、第1の貯槽2Aの重量および/または第1の投与装置3Aの重量、ならびに/あるいは第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の、たとえば、要素14A、および/または15A、および/または16A、および/または18A、および/または19Aといった流体接続手段の、たとえば第1の含有された粉体といった内容物を含む重量を、測定する。
【0061】
第2の投与装置とミキサとの間の流体接続手段
第2の投与装置3Bとミキサ4との間の粉体やガス用の密な流体接続手段は、たとえば柔軟な要素である第5の流体接続要素21Bを備えることができる。「柔軟な」とは、たとえば一端が変形しても、他端に反映する弾性張力はないまたはほとんどないことを意味する。したがって、第2の投与装置3Bとミキサ4との間に互いの重量による影響がないので、たとえば計量の観点からミキサ4および第2の投与装置3Bを分離することが可能である。第5の流体接続要素21Bは、柔軟なスリーブまたはベローズを備えることができる。第5の流体接続要素21Bは、第2の投与装置3Bの第2の出口ダクト39Bおよび第2のミキサの入口ダクト46を流体接続することができる。第5の流体接続要素21Bは、混合デバイスのミキサ4の上流の要素の重量がミキサ4に伝わらないように構成され得、したがって、以下で説明されるように、特に、貯槽2Bおよび投与装置3Bの重量は、第2の計量手段によって全体的に支持され、詳細には第2の貯槽2Bの第2の計量セル11Bによって支持される。これによって、計量が担持するものを制限し、したがって、より正確な計量が可能になる。第5の流体接続要素21Bは、たとえばミキサの内容物および/または混合デバイスのミキサ4の下流の要素の重量といった、ミキサ4の重量が、以下で説明されるように、第2の計量手段に伝わらない、詳細には第2の貯槽2Bの第2の計量セル11Bに伝わらないように構成され得る。そのために、第5の流体接続要素21Bは、たとえば可逆的に、たとえば重量伝達なしで下流および上流へ相対変位できるように、圧縮で動作するように適合され得る。したがって、第2の計量手段は、第2の貯槽2Bの重量および/もしくは第2の投与装置3Bの重量、ならびに/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の、たとえば、要素14B、および/もしくは15B、および/もしくは16B、および/もしくは18B、および/もしくは19Bといった流体接続手段の、たとえば第2の含有された粉体といった内容物を含む重量を、測定する。
【0062】
ミキサと第3の貯槽との間の流体接続手段
ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段は、たとえば第3の上流弁28である弁を備えることができる。第3の上流弁28はバタフライ弁であり得る。ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段は、たとえば柔軟なスリーブである第3の柔軟な流体接続要素23を備えることができる。「柔軟な」とは、たとえば、かけられた屈曲力をいずれかの端に伝達するように実施される曲げ能力を有することを意味する。第3の柔軟な流体接続要素23は、第3の上流弁28の下流および/または第3の入口弁27Cの上流に配設され得る。第3の柔軟な流体接続要素23は、第3の上流弁28および第3の入口弁27Cを流体接続することができる。
【0063】
ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段は、たとえば剛体のダクトである第3の上流のダクト22を備えることができ、ミキサ4から混合粉体を供給することを可能にする。ミキサ4は、混合粉体を、ミキサの出口ダクト47を通して第3の上流のダクト22に放出することができる。第3の上流のダクト22は第3の上流弁28を備えることができる。第3の上流のダクト22は、第3の柔軟な流体接続要素23によって下流に延長され得る。
【0064】
ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段は、第3の柔軟な流体接続要素23の下流に配設された第3の剛体部分24および/または第3のフランジ25を備えることができる。第3の剛体部分24は、第3の柔軟な流体接続要素23を下流に延長することができる。第3の剛体部分16Bはダクトを形成することができる。たとえば第3の剛体部分24といった、ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段は、第3のフランジ25によって、第3の貯槽2Cの第3の入口ダクト26Cに対して密封式に流体接続され得る。
【0065】
可視化を通じて
第1の柔軟な流体接続要素15Aおよび/または第2の柔軟な流体接続要素15Bおよび/または第3の柔軟な流体接続要素23および/または第4の流体接続要素21Aおよび/または第5の柔軟な流体接続要素21Bは、少なくとも部分的に透明または半透明であり得、通って行く第1の粉体および/または第2の粉体および/または混合粉体の流れを可視化する。
【0066】
粉体
混合粉体は、付加製造および/または焼結による製造用に意図され得、第1の粉体および第2の粉体のうち少なくとも1つは再生粉体である。たとえば、第1の粉体が新規粉体であって第2の粉体が再生粉体であり、および/または第1の粉体も第2の粉体も再生粉体である。「再生粉体」とは、たとえば選択的レーザ溶解を用いる金属付加製造である付加製造方法の枠組みの中で既に使用された粉体を意味する。再生粉体は、異なる組成および/もしくは負荷を有すること、ならびに/または追加の酸化物および/もしくは飛沫の存在という点において新規粉体と異なり得る。
【0067】
第1の粉体および第2の粉体は、それらの組成および/または特性が異なり得る。第1の粉体および/または第2の粉体は、1つまたは複数の均一な粉体または異種混合の粉体であり得る。第1の粉体および/または第2の粉体は、1つまたは複数の、たとえば易酸化性の金属粉体であり得る。第1の粉体および/または第2の粉体は、ニッケルおよび/またはチタンおよび/またはアルミニウムおよび/またはインコネル(登録商標)および/または銅および/または鉄を含むことができる。第1の粉体および/または第2の粉体は、1つまたは複数のニッケル・ベースまたはアルミニウム・ベースまたは鉄ベースまたはチタン・ベースまたは銅ベースの合金粉であり得る。第1の粉体および/または第2の粉体は、1つまたは複数のインコネル粉体(登録商標)であり得、たとえばインコネル(登録商標)625、もしくはインコネル(登録商標)718、またはAlSi7Mg0.6、またはTA6V、または316L、または42CrMo4(AlSI4140としても知られている)、またはマルエージング300粉体であり得る。あるいは、第1の粉体および/または第2の粉体は、プラスチックまたはセラミックであり得る。
【0068】
第1の粉体および/または第2の粉体は、1つまたは複数の付加製造粉体であり得る。本発明は、特に金属付加製造の分野において、特に、たとえばかなりの量の粉体が包含される「粉体層」と称される選択的レーザ溶解といった選択的レーザ溶解方法(レーザ・ビーム溶解)の枠組みに関して、またはその枠組みの中で、有用性を見いだすものである。あるいは、第1の粉体および/または第2の粉体は、焼結による製造の1つまたは複数の粉体であり得る。
【0069】
第1の粉体および/または第2の粉体の粒径分布は、系統的に200μm未満のサイズであり得、選択的レーザ溶解方法のために主としてたとえば5から60μmに分布し得る。
【0070】
第1の粉体および/または第2の粉体は反応性であり得、酸素、たとえばガス状酸素、たとえば大気中の酸素などの酸化剤と接触すると自己点火する可能性がある。第1の粉体および/または第2の粉体は、反応性の性質および/またはATEXリスクを有し得る。実際、第1の粉体および/または第2の粉体の粒子は、2013年1月のNF EN60079-0の規格の定義3.18.1の意味の「可燃性粉塵」を構成する可能性があり、したがって、たとえば、第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cおよび/または第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4、および/または第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段、および/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段、および/または第3の貯槽2Cとミキサ4との間の流体接続手段に空気が存在すると、たとえば投与および/または混合の操作中の機械的撹拌による浮遊中に、2013年1月のNF EN60079-0の規格の定義3.31の意味の「爆発性の塵雰囲気」の形成に関与する可能性がある。
【0071】
その上、第1の粉体および/または第2の粉体は、小さい最小点火エネルギ(たとえば100mJ未満)、または非常に小さい最小点火エネルギ(たとえば25mJ未満)を有する1つまたは複数の粉体であり得る。たとえば、砂塵に点火することができる電気火花の最小エネルギを判定するためのNF EN13821またはBS EN13821:2002:「塵/空気混合物の最小点火エネルギの判定」の規格に従って試験を実行することにより、参照AlSi7Mgとして知られているいくつかの粉体については50から60mJ、またはいくつかのTA6V粉体については2mJ未満の最小点火エネルギを検出することができる。代替的または付加的に、第1の粉体および/または第2の粉体は、たとえば酸化剤に対する自発的または不本意の暴露といった暴露によって表面酸化物層を形成することにより、たとえば不動態化されている可能性がある。
【0072】
第1の粉体および/または第2の粉体は、粉体粒子の質量の0.05%から0.5%に相当する少量の水を吸収することから、流動性が制限される可能性があり、たとえば付加製造で使用するには容認できない結合現象が生じる。第1の粉体および/または第2の粉体は、1から5の見かけ密度を有し得る。
【0073】
粉体混合物は、関係する粉体の体積に関して平均すると、0.13%以下の酸素質量含有率を有し得る。混合デバイスによって得られる粉体混合物は、たとえばグレード23またはELIといったTi-6Al-4Vのタイプであり得る。したがって、酸素含有量が0.20%の第2の再生粉体のバッチについては、酸素含有量が0.11%の新規粉体のバッチを、再生粉体の質量に対して89/11の比率で混合する必要があり、これによって、0.12%(より具体的には0.1199%)の酸素含有量の粉体を得て、たとえばTi-6Al-4Vのグレード23のように、たとえば付加製造において使用することができる。
【0074】
第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cおよび/または第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4は、それぞれ、粉体に接触するように適合された内側表面を備える。内側表面は、たとえばタイプ304Lのステンレス鋼を含むかまたはこれで作製され得、たとえば2Bレベル以上の表面仕上げを有し得る。内側表面は、水を用いる清掃中の腐食に強い材料で作製され得る。内側表面の仕上げレベルは、内面の表面の微視的な凹凸における微粒子粉体の捕捉を防止するかまたは制限するように適合され得る。捕捉された粒体は、実際に清掃に耐えて、後に作製される粉体のバッチを汚染する可能性がある。
【0075】
支持構造
図2に示されるように、混合デバイスは、混合デバイスを支持するように適合された支持構造7を備えることができる。支持構造7は、地面8に接続することができる。支持構造7は剛体であり得る。支持構造7は、混合デバイスの主構造を形成することができる。
【0076】
支持構造7は、ミキサ4および/または第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cおよび/または以下で説明される拡張サブアセンブリ68および/または以下で説明される分配サブアセンブリ69および/または以下で説明される収集サブアセンブリ81を支持することができる。支持構造7は、2つのガス板すなわちガス・パネル138および139を備えることができる。
【0077】
サンプラ5は、たとえば固定接続である機械的接続9によってミキサ4と接続され得る。サンプラ5は、特にミキサ4に固定され得る。サンプラ5は、特にミキサ4に固定され続けるように強制され得る。たとえば、サンプラ5は、たとえばミキサ4の溶接された延長部を形成する第3の上流のダクト22に対して、カンチレバー式に取り付けられている。容器6は、サンプラ5に接続されるとき、それによって、たとえば固定接続である機械的接続10によってサンプラ5と接続され得る。容器6は、サンプラ5に対して、たとえば特に取外し可能なやり方で固定され得る。
【0078】
混合デバイスは、第1の貯槽2Aおよび/または第1の投与装置3Aおよび/または第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段を、たとえば第1の含有された粉体といったそれらの内容物を含めて計量するための第1の手段を備えることができる。第1の計量手段は、たとえば4つのロード・セルのセットである1つまたは複数の第1のロード・セルといった1つまたは複数の第1の計量セル11Aを備えることができる。第1の計量セル11Aは電子的であり得る。支持構造7は、第1の計量セル11Aを支持することができる。第1の計量手段は、第1の貯槽2Aを組み込むための第1の受け台12Aを備えることができる。第1の受け台12Aは、第1の計量セル11A上に存在し得る。第1の貯槽2Aは、1つまたは複数の第1の突起13Aを備えることができ、これによって、第1の貯槽2Aは第1の受け台12A上に存在する。第1の受け台12Aは、第1の投与装置3Aにも剛性の機械的接続が可能であり、たとえば第1の投与装置3Aに固定される。
【0079】
混合デバイスは、第2の貯槽2Bおよび/または第2の投与装置3Bおよび/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段を、たとえば第2の含有された粉体といったそれらの内容物を含めて計量するための第2の手段を備えることができる。第2の計量手段は、たとえば4つのロード・セルのセットである1つまたは複数の第2のロード・セルといった1つまたは複数の第2の計量セル11Bを備えることができる。第2の計量セル11Bは電子的であり得る。支持構造7は、第2の計量セル11Bを支持することができる。第2の計量手段は、第2の貯槽2Bを組み込むための第2の受け台12Bを備えることができる。第2の受け台12Bは、第2の計量セル11B上に存在し得る。第2の貯槽2Bは、1つまたは複数の第2の突起13Bを備えることができ、これによって、第2の貯槽2Bは第2の受け台12B上に存在する。第2の受け台12Bは、第2の投与装置3Bにも剛性の機械的接続が可能であり、たとえば第2の投与装置3Bに固定される。
【0080】
混合デバイスは、第3の貯槽2Cを、たとえば含有された混合粉体である内容物含めて検量するための第3の手段を備えることができる。第3の計量手段は、たとえば4つのロード・セルのセットである1つまたは複数の第3のロード・セルといった1つまたは複数の第3の計量セル11Cを備えることができる。第2の計量セル11Cは電子的であり得る。支持構造7は、第3の計量セル11Cを支持することができる。混合デバイスは、第3の貯槽2Cを組み込むための第3の受け台12Cを備えることができる。第3の受け台12Cは、第3の計量セル11C上に存在し得る。第3の貯槽2Cは、1つまたは複数の第3の突起13Cを備えることができ、これによって、第3の貯槽2Cは第3の受け台12C上に存在する。
【0081】
第1のロード・セルおよび/または第2のロード・セルおよび/または第3のロード・セルは、100kgの容量および30から35グラムの精度を有する1つまたは複数の計量センサScaime F60Xであり得る。
【0082】
ガスの入口手段および/または出口手段
図3に示されるように、混合デバイスは、ガスの入口手段および/または出口手段を備えることができる。第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cおよび/または第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段および/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段および/またはミキサ4および/またはミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段は、専用のガスの入口手段および/または出口手段を備えることができる。
【0083】
第1の貯槽2Aは、第1の貯槽のガス入口タップ29Aおよび/または第1の貯槽のガス出口タップ31Aを備えることができる。たとえばカバーといった第1の貯槽2Aの一部は、第1の貯槽のガス入口タップ29Aおよび/または第1の貯槽のガス出口タップ31Aを備えることができる。第1の貯槽のガス入口タップ29Aは、第1の貯槽のタップ弁32Aを備えることができ、および/または第1の貯槽のガス出口タップ31Aは、第1の貯槽のタップ弁30Aを備えることができる。
【0084】
第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段は、第1の接続手段のガス入口タップ33Aおよび/または第1の接続手段のガス出口タップ34Aを備えることができる。第1の剛体部分16Aは、第1の接続手段のガス入口タップ33Aおよび/または第1の接続手段のガス出口タップ34Aを備え得る。
【0085】
第2の貯槽2Bは、第2の貯槽のガス入口タップ29Bおよび/または第2の貯槽のガス出口タップ31Bを備えることができる。たとえばカバーといった第2の貯槽2Bの一部は、第2の貯槽のガス入口タップ29Bおよび/または第2の貯槽のガス出口タップ31Bを備えることができる。第2の貯槽のガス入口タップ29Bは、第2の貯槽のタップ弁30Bを備えることができ、および/または第2の貯槽のガス出口タップ31Bは、第2の貯槽のタップ弁32Bを備えることができる。
【0086】
第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段は、第2の接続手段のガス入口タップ33Bおよび/または第2の接続手段のガス出口タップ34Bを備えることができる。第2の剛体部分16Bは、第2の接続手段のガス入口タップ33Bおよび/または第2の接続手段のガス出口タップ34Bを備え得る。
【0087】
第3の貯槽2Cは、第3の貯槽のガス入口タップ29Cおよび/または第3の貯槽のガス出口タップ31Cを備えることができる。たとえばカバーといった第3の貯槽2Cの一部は、第3の貯槽のガス入口タップ29Cおよび/または第3の貯槽のガス出口タップ31Cを備えることができる。第3の貯槽のガス入口タップ29Cは、第3の貯槽のタップ弁30Cを備えることができ、および/または第3の貯槽のガス出口タップ31Cは、第3の貯槽のタップ弁32Cを備えることができる。
【0088】
ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段は、第3の接続手段のガス入口タップ35および/または第3の接続手段のガス出口タップ36を備えることができる。第3の上流ダクト22は、第3の接続手段のガス入口タップ35および/または第3の接続手段のガス出口タップ36を備え得る。
【0089】
ミキサ4は、出口タップ37を備えることができる。
【0090】
第1の貯槽のガス入口タップ29Aおよび/または第1の貯槽のガス出口タップ31Aおよび/または第2の貯槽のガス入口タップ29Bおよび/または第2の貯槽のガス出口タップ31Bおよび/または第3の貯槽のガス入口タップ29Cおよび/または第3の貯槽のガス出口タップ31Cおよび/または第3の接続手段のガス入口タップ35および/または第3の接続手段のガス出口タップ36および/またはミキサの出口タップ37は、それぞれが、たとえば取り外すとき自己密封するクイック・カプラを備える。「クイック・カプラ」とは、たとえば、簡単なスナップ取付けなどによって接続可能であることを意味する。
【0091】
第1の貯槽のガス出口タップ31Aおよび/または第2の貯槽のガス出口タップ31Bおよび/または第3の貯槽のガス出口タップ31Cおよび/または第3の接続手段のガス出口タップ36および/またはミキサの出口タップ37は、それぞれが、たとえば約7μmの気孔直径のフィルタである焼結フィルタによって、出て行くガスによる粉体の飛沫同伴を防止するように構成された1つまたは複数のフィルタを備えることができる。
【0092】
不活性化手段
不活性化手段の概要
混合デバイスは、不活性化手段を備えることができる。不活性化手段は、第1の粉体および/または第2の粉体および/または混合粉体を、たとえば不活性ガスの分布によって、たとえば湿気または酸化といった外部雰囲気による汚染から保護するように適合され得る。不活性ガスは、酸素を含まない乾燥ガスであり得、有利には窒素および水素を含まず、たとえばアルゴンである。
【0093】
不活性化手段は、たとえば不活性ガスを分配することによって、混合デバイスの内部に、粉体および酸素粒子が同時に存在することから生じる爆発性の雰囲気の出現を防止するように適合され得る。
【0094】
不活性化手段は、たとえば混合デバイスの部品を取り外すとき、不活性ガスによって混合デバイスの外部に搬送される粉体の放出を、たとえば、取外しポイントに配置されて粉体を保持するフィルタと、取外しポイントにおいてガスの循環を阻止する弁またはシャッタとによって防止するように適合され得る。
【0095】
不活性化手段は、混合デバイスの1つまたは複数の分配ポイントに、たとえば不活性ガスであるガスを分配するように適合され得る。不活性化手段は、混合デバイスの分配ポイントにガスを分配するように適合された分配手段を備えることができる。
【0096】
不活性化手段は、混合デバイスの1つまたは複数の収集ポイントにおいてガスを収集するように適合され得る。収集されたガスは不活性ガスを含むことができる。したがって、不活性化手段は、混合デバイスの分配ポイントにおいてガスを収集するように適合された収集手段を備えることができる。
【0097】
不活性化手段は、第1の貯槽2Aならびに/または第2の貯槽2Bならびに/または第3の貯槽2Cならびに/または第1の投与装置3Aならびに/または第2の投与装置3Bならびに/またはミキサ4ならびに/またはサンプラ5、ならびに/または第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第1の投与装置3Aとミキサ4との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段ならびに/または第2の投与装置3Bとミキサ4との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、ならびに/またはミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段に、たとえば選択的に、または共通して不活性ガスを分配し、そこから不活性ガスを収集するように適合され得る。
【0098】
第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4および/またはサンプラ5への不活性ガスの分配、ならびに第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4および/またはサンプラ5からの不活性ガスの収集は、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4および/またはサンプラ5に、関連する流体接続手段を通じて不活性ガスを分配し、関連する流体接続手段を通じて不活性ガスを収集することによって、達成され得る。
【0099】
分配および/または収集は、共通して、もしくは個別に、および/または順次に、もしくは同時に、実行され得る。「共通の」とは、混合デバイスの、不活性ガスを分配することまたは収集することができる要素のうちいくつかまたはすべてが流体連通に保たれ、そのため、流体連通に保たれた要素のうち1つのレベルにおける分配および/または収集は、流体連通に保たれた他の要素の分配および/または収集も引き起こすことを意味する。「個別の」とは、混合デバイスの、不活性ガスを分配することまたは収集することができる要素のうちいくつかまたはすべてが、互いに流体分離され、そのため、要素のうち1つのレベルにおける分配および/または収集は、流体分離された他の要素の分配および/または収集を引き起こさないことを意味する。「同時の」とは、混合デバイスの、不活性ガスを分配することまたは収集することができる要素のうちいくつかまたはすべての分配および/または収集は、要素が流体連通しているため、または、流体分離された要素の間で分配および/もしくは収集が同時に並行して実行されるために、同時に実行されることを意味する。「順次の」とは、混合デバイスの、不活性ガスを分配することまたは収集することができる要素のうちいくつかまたはすべての分配および/または収集は、流体分離された要素の間で順々に実行されることを意味する。たとえば、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の粉体やガス用の密な流体接続手段におけるガスの分配および/または収集は、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段におけるガスの分配および/または収集に対して、別個に、しかも同時に、混合デバイスのその他から分離して実行され得る。繰り返しになるが、たとえば、第1の貯槽2Aにおけるガスの分配および/または収集は、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の粉体およびガス用の密な流体接続手段におけるガスの分配および/または収集に先立って別個に実行され得る。たとえば、繰り返しになるが、ガスの分配および/または収集は、混合デバイスの全体にわたって共通して同時に実行され得る。
【0100】
不活性化は連続的な掃引であり得、そのため、注入された不活性ガスは絶え間なく更新される。掃引により、清掃後の混合デバイスの完全な乾燥がさらに可能になる。
【0101】
分配手段
図8および図11に示されるように、分配手段は分配アセンブリを備えることができる。分配手段は、拡張サブアセンブリ68および分配サブアセンブリ69を備えることができる。
【0102】
分配手段は、外部の供給ネットワーク67から混合デバイスに不活性ガスを供給するように適合され得る。外部の供給ネットワーク67の圧力は、6バール以上であり得、たとえば10バール以下であって、たとえば実質的に8バールである。
【0103】
分配サブアセンブリ
分配サブアセンブリの入口および出口
分配サブアセンブリ69は、1つまたは複数のガス出口70A、および/もしくは70B、および/もしくは70C、および/もしくは71A、および/もしくは71B、および/もしくは72、および/もしくは73、ならびに/またはガス入口74を備えることができる。
【0104】
分配サブアセンブリ69は、たとえば出口73によって収集サブアセンブリ81に接続され得る。
【0105】
分配サブアセンブリ69は、第1の貯槽2Aに接続され得る。したがって、分配サブアセンブリ69の出口70Aは、第1の貯槽のガス入口タップ29Aに接続され得る。分配手段は、出口70Aを第1の貯槽のガス入口タップ29Aに接続できるように構成されたコネクタ78Aを備えることができる。
【0106】
分配サブアセンブリ69は、第2の貯槽2Bに接続され得る。したがって、分配サブアセンブリ69の出口70Bは、第2の貯槽のガス入口タップ29Bに接続され得る。分配手段は、出口70Bを第2の貯槽のガス入口タップ29Bに接続できるように構成されたコネクタ78Bを備えることができる。
【0107】
分配サブアセンブリ69は、第3の貯槽2Cに接続され得る。したがって、分配サブアセンブリ69の出口70Cは、第3の貯槽のガス入口タップ29Cに接続され得る。分配手段は、出口70Cを第3の貯槽のガス入口タップ29Cに接続できるように構成されたコネクタ78Cを備えることができる。
【0108】
分配サブアセンブリ69は、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段に接続され得る。したがって、分配サブアセンブリ69の出口71Aは、第1の接続手段のガス入口タップ33Aに接続され得る。分配手段は、出口71Aを第1の接続手段のガス入口タップ33Aに接続できるように構成されたコネクタ79Aを備えることができる。
【0109】
分配サブアセンブリ69は、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段に接続され得る。したがって、分配サブアセンブリ69の出口71Bは、第2の接続手段のガス入口タップ33Bに接続され得る。分配手段は、出口71Bを第2の接続手段のガス入口タップ33Bに接続できるように構成されたコネクタ79Bを備えることができる。
【0110】
分配サブアセンブリ69は、ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段に接続され得る。したがって、分配サブアセンブリ69の出口72は、第3の接続手段のガス入口タップ35に接続され得る。分配手段は、出口72を第3の接続手段のガス入口タップ35に接続できるように構成されたコネクタ80を備えることができる。
【0111】
分配サブアセンブリの内部構造
分配サブアセンブリ69は、ガス出口73に通じる経路1112と、ガス出口70Aおよび/または70Bおよび/または70Cおよび/または71Aおよび/または71Bおよび/または72に通じる経路とに入り込む第1の分岐1111を、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口73との間に備えることができる。
【0112】
分配サブアセンブリ69は、たとえばガス出口73に通じる経路1112に沿って、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口73との間に、たとえば手動弁である弁100を備えることができる。分配サブアセンブリ69は、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口73との間で、たとえば弁100の上流に、たとえば排気ポイント101の弁99に接続するためのタップといった分岐を備えることができ、弁99は、排気ポイント101に対する接続タップと前記排気ポイント101との間に設けられ得る。弁99は手動であり得る。
【0113】
ここで、それぞれ「上流の」、「下流の」とは、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口との間のガスの流れ方向に応じて、それぞれ上流、下流を意味する。同様に、「の間」とは、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口との間のガスの流れ方向に応じて、間を意味する。
【0114】
分配サブアセンブリ69の、ガス入口74と、ガス出口70Aおよび/または70Bおよび/または70Cおよび/または71Aおよび/または71Bおよび/または72との間で、たとえば第1の分岐1111の下流に、分配サブアセンブリ69は、ガス出口70Aに通じる経路1114および/または出口70Bに通じる経路1117および/またはガス出口70Cおよび72に通じる経路1115および/またはガス出口71Bおよび71Aに通じる経路1116に入り込む、第2の分岐1113を備えることができる。
【0115】
たとえばガス出口70Aに通じる経路1114に沿って、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口70Aとの間に、分配サブアセンブリ69は、弁102Aおよび/もしくは流量の調節・監視システム103A、ならびに/または圧力リリーフ弁104Aに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムを、備えることができる。弁102Aは、たとえば電源障害の場合には閉じるように適合された電磁弁であり、たとえば以下で説明されるようにデータ処理手段65によって駆動される。流量の調節・監視システム103Aは、調節可能なボール・ロータメータであり得る。圧力リリーフ弁104Aは、300ミリバールに較正され得る。弁102Aは第2の分岐1113の下流に配設され得る。流量の調節・監視システム103Aは、第2の分岐1113および/または弁102Aの下流に配設され得る。圧力リリーフ弁104Aに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムは、第2の分岐1113および/または弁102Aおよび/または流量の調節・監視システム103Aの下流に配設され得る。
【0116】
たとえばガス出口70Bに通じる経路1117に沿って、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口70Bとの間に、分配サブアセンブリ69は、弁102Bおよび/もしくもしくは流量の調節・監視システム103B、ならびに/または圧力リリーフ弁104Bに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムを、備えることができる。弁102Bは、たとえば電源障害の場合には閉じるように適合された電磁弁であり、たとえば以下で説明されるようにデータ処理手段65によって駆動される。流量の調節・監視システム103Bは、調節可能なボール・ロータメータであり得る。圧力リリーフ弁104Bは、300ミリバールに較正され得る。弁102Bは第2の分岐1113の下流に配設され得る。流量の調節・監視システム103Bは、第2の分岐1113および/または弁102Bの下流に配設され得る。圧力リリーフ弁104Bに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムは、第2の分岐1113および/または弁102Bおよび/または流量の調節・監視システム103Bの下流に配設され得る。
【0117】
分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口70Cおよび/またはガス出口72との間に、たとえばガス出口70Cおよびガス出口72に通じる経路1115に沿って、分配サブアセンブリ69は、弁102Cおよび/もしくは流量の調節・監視システム103C、ならびに/または圧力リリーフ弁104Cに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムを、備えることができる。弁102Cは、たとえば電源障害の場合には閉じるように適合された電磁弁であり、たとえば以下で説明されるようにデータ処理手段65によって駆動される。流量の調節・監視システム103Cは、調節可能なボール・ロータメータであり得る。圧力リリーフ弁104Cは、300ミリバールに較正され得る。弁102Cは第2の分岐1113の下流に配設され得る。流量の調節・監視システム103Cは、第2の分岐1113および/または弁102Cの下流に配設され得る。圧力リリーフ弁104Cに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムは、第2の分岐1113および/または弁102Cおよび/または流量の調節・監視システム103Cの下流に配設され得る。
【0118】
分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口70Cおよび/またはガス出口72との間に、たとえばガス出口70Cおよびガス出口72に通じる経路1115に沿って、分配サブアセンブリ69は、ガス出口70Cに通じる経路1119と、ガス出口72に通じる経路1120とに入り込む第3の分岐1118を備えることができる。第3の分岐1118は、弁102Cおよび/もしくは流量の調節・監視システム103C、ならびに/または圧力リリーフ弁104Cに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムの、下流に配設され得る。
【0119】
分配サブアセンブリ69は、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口72との間に、たとえばガス出口70Cおよびガス出口72に通じる経路1115に沿って、たとえばガス出口72に通じる経路1120に沿って、弁109および/または逆止弁110を備えることができる。弁109は手動であり得る。弁109は、第3の分岐1118および/もしくは弁102Cおよび/もしくは流量の調節・監視システム103C、ならびに/または圧力リリーフ弁104Cに接続されたタップを備える圧力リリーフ監視システムの、下流に配設され得る。
【0120】
分配サブアセンブリ69は、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口71Aおよび/またはガス出口71Bとの間に、たとえばガス出口71Aおよびガス出口71Bに通じる経路1116に沿って、弁105を備えることができる。弁105は、たとえば電源障害の場合には閉じるように適合された電磁弁であり得、たとえば以下で説明されるようにデータ処理手段65によって駆動される。
【0121】
分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口71Aおよび/またはガス出口71Bとの間に、たとえばガス出口71Aおよびガス出口71Bに通じる経路1116に沿って、分配サブアセンブリ69は、ガス出口71Bに通じる経路1122と、ガス出口71Aに通じる経路1123とに入り込む第4の分岐1121を備えることができる。
【0122】
分配サブアセンブリ69は、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口71Bとの間に、たとえばガス出口71Aおよびガス出口71Bに通じる経路1116に沿って、たとえばガス出口71Bに通じる経路1122に沿って、流量の調節・監視システム106Bおよび/または弁107Bおよび/または逆止弁108Bを備えることができる。流量の調節・監視システム106Bは、調節可能なボール・ロータメータであり得る。弁107Bは手動であり得る。流量の調節・監視システム106Bは、弁105および/または第4の分岐1121の下流に配設され得る。弁107Bは、弁105および/または第4の分岐1121および/または流量の調節・監視システム106Bの下流に配設され得る。逆止弁108Bは、弁105および/または第4の分岐1121および/または流量の調節・監視システム106Bおよび/または弁106Bの下流に配設され得る。
【0123】
分配サブアセンブリ69は、分配サブアセンブリ69のガス入口74とガス出口71Aとの間に、たとえばガス出口71Aおよびガス出口71Bに通じる経路1116に沿って、たとえばガス出口71Aに通じる経路1123に沿って、流量の調節・監視システム106Aおよび/または弁107Aおよび/または逆止弁108Aを備えることができる。流量の調節・監視システム106Aは、調節可能なボール・ロータメータであり得る。弁107Aは手動であり得る。流量の調節・監視システム106Aは、弁105および/または第4の分岐1121の下流に配設され得る。弁107Aは、弁105および/または第4の分岐1121および/または流量の調節・監視システム106Aの下流に配設され得る。逆止弁108Aは、弁105および/または第4の分岐1121および/または流量の調節・監視システム106Aおよび/または弁106Aの下流に配設され得る。
【0124】
分配サブアセンブリ69は、ガス入口74におけるたとえば1から1.5バールの圧力を測定するように構成された圧力センサ・送信器111も含む。特に明記しない限り、示された圧力は、たとえば大気圧に対する相対圧力である。圧力センサ・送信器111は、たとえば測定された圧力をデータ処理手段65に送信するために、以下で説明されるようなデータ処理手段65と通信するように構成され得る。圧力センサ・送信器111は、0から4バールの圧力を測定するように構成され得る。圧力センサ・送信器111は、WikaタイプS20であり得る。
【0125】
拡張サブアセンブリ
拡張サブアセンブリ68は、拡張サブアセンブリ68のガス入口75を備えることができる。拡張サブアセンブリ68のガス入口75は、外部の供給ネットワーク67に接続され得る。分配手段は、拡張サブアセンブリ68のガス入口75を外部の供給ネットワーク67に接続するように構成されたクイック・カプラ76を備えることができる。拡張サブアセンブリ68は、ガス出口77を備えることができる。拡張サブアセンブリ68のガス出口77は、分配サブシステム69のガス入口74に接続され得る。
【0126】
図10は、拡張サブアセンブリ68を、より具体的に説明するものである。拡張サブアセンブリ68は、弁95および/または逆止弁96および/または圧力センサ・送信器97および/またはおよび圧力調整器98を備えることができる。弁95は手動弁であり得る。圧力センサ・送信器97は、たとえば測定された圧力をデータ処理手段65に送信するために、以下で説明されるようなデータ処理手段65と通信するように構成され得る。圧力調整器98は、圧力調整器98の下流の圧力を0.5から2.5バールに設定するように構成され得る。圧力センサ98は、0から10バールの圧力を測定するように適合され得る。圧力センサ98はWikaタイプ・センサS20であり得る。弁95は、拡張サブアセンブリ68の、ガス入口75の下流でガス出口77の上流にあり得る。逆止弁96は、弁95の下流でガス出口77の上流にあり得る。圧力センサ・送信器97は、弁95および/または逆止弁96の下流でガス出口77の上流にあり得る。圧力調整器98は、弁95および/または逆止弁96および/または圧力センサ・送信器97の下流でガス出口77の上流にあり得る。ここで、それぞれ「上流の」、「下流の」とは、拡張サブアセンブリ68のガス入口75とガス出口77との間のガスの流れ方向に応じて、それぞれ上流、下流を意味する。同様に、「の間」とは、拡張サブアセンブリ68のガス入口75とガス出口77との間のガスの流れ方向に応じて、間を意味する。
【0127】
拡張サブアセンブリ68は、デバイスが耐え得る圧力よりも高い圧力の系統または不活性ガス貯槽への接続を可能にする。弁95は、全体の取入れ量を監視することにより、ガスの観点からスイッチとして働くことができる。逆止弁96は、ガスの逆方向の放出による系統の汚染の防止を保証することができる。
【0128】
収集手段
収集手段は収集アセンブリを備えることができる。収集手段は、収集サブアセンブリ81および排気口92を備えることができる。
【0129】
収集手段は、たとえば不活性ガスを含むガスを、たとえば放出するために、これを収集するように適合され得る。収集されたガスは、粉体を含むガスである可能性がある。収集されたガスは、混合デバイスの外の雰囲気に、たとえば安全なやり方で放出され得る。実際、ガス中に存在するいかなる粉体粒子も、このように保持することが可能である。代替的または付加的に、所定のポイント、および/または放出され得る粉体が、たとえば人々の行動が容認される領域といった保護されるべき領域から、人々に到達する前に健康にとって安全な濃度に達するまで分散するのに十分な高さ/距離、および/または放出され得る粉体が、十分な点火を有するエネルギの入力ポイントから、爆発の危険性がなくなる濃度に達するまで分散する高さ/距離において、任意の粉体粒子を放出することが可能である。
【0130】
収集サブアセンブリ
収集サブアセンブリの入口および出口
図9aに示されるように、収集サブアセンブリ81は、1つもしくは複数のガス入口82A、および/もしくは82B、および/もしくは82C、および/もしくは83A、および/もしくは83B、および/もしくは84、および/もしくは85および/もしくは86、ならびに/またはあるいはガス出口90備えることができる。収集サブアセンブリ81は第1の貯槽2Aに接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口82Aは、第1の貯槽のガス出口タップ31Aに接続され得る。収集手段は、入口82Aを第1の貯槽のガス出口タップ31Aに接続できるように構成されたコネクタ87Aを備えることができる。収集サブアセンブリ81は第2の貯槽2Bに接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口82Bは、第2の貯槽のガス出口タップ31Bに接続され得る。収集手段は、入口82Bを第2の貯槽のガス出口タップ31Bに接続できるように構成されたコネクタ87Bを備えることができる。収集サブアセンブリ81は第3の貯槽2Cに接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口82Cは、第3の貯槽のガス出口タップ31Cに接続され得る。収集手段は、入口82Cを第3の貯槽のガス出口タップ31Cに接続できるように構成されたコネクタ87Cを備えることができる。
【0131】
収集サブアセンブリ81は、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段に接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口83Aは、第1の接続手段のガス出口タップ34Aに接続され得る。収集手段は、入口83Aを第1の接続手段のガス出口タップ34Aに接続できるように構成されたコネクタ88Aを備えることができる。
【0132】
収集サブアセンブリ81は、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段に接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口83Bは、第2の接続手段のガス出口タップ34Bに接続され得る。収集手段は、入口83Bを第2の接続手段のガス出口タップ34Bに接続できるように構成されたコネクタ88Bを備えることができる。
【0133】
収集サブアセンブリ81は、ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段に接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口84は、第3の接続手段のガス出口タップ36に接続され得る。収集手段は、入口84を第3の接続手段のガス出口タップ36に接続できるように構成されたコネクタ89を備えることができる。
【0134】
収集サブアセンブリ81はミキサ4に接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口85は、ミキサのガス出口タップ37に接続され得る。
【0135】
収集サブアセンブリ81は分配サブアセンブリ69に接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の入口86は、分配サブアセンブリ69の出口73に接続され得る。
【0136】
収集サブアセンブリ81は排気口92に接続され得る。したがって、収集サブアセンブリ81の出口90は、排気口92のガス入口91に接続され得る。
【0137】
図9bに示される別の構成は、以下で説明されるように、ガス・ダクトに接続するコネクタ87Aが、第1の3重分岐140Aを備えることができ、第1の貯槽2Aのガス出口タップ31Aと、収集サブアセンブリ81のガス入口82Aとに接続する、という点が異なる。投与装置3Aは、投与ねじの投与装置側の端にガス・タップ141Aを備えることができる。カプラ87A、タップ141Aおよび収集サブアセンブリ81のガス入口82Aは、第1の3重分岐140Aに流体的に接続され得る。同様に、たとえば付加的に、図9bに示される他の構成は、収集サブアセンブリ81のカプラ87B(第2の貯槽2Bのガス出口タップ31Bに接続される)をガス入口82Bに接続するガス・ダクトが、第2の3重分岐140Bを備えることができる、という点が異なり得る。投与装置3Bは、投与ねじの投与装置側の端にガス・タップ141Bを備えることができる。カプラ87B、タップ141Bおよび収集サブアセンブリ81のガス入口82Bは、第2の3重分岐140Bに流体的に接続され得る。独立して、または同時に存在することができるこれらの構成は、投与装置3A、3Bを通る粉体の流れの規則性を改善することを可能にし、したがって、投与装置3A、3Bの上流と下流の不活性ガス圧力をバランスさせることによって混合設定値に対する対応を改善することも可能にする。
【0138】
収集サブアセンブリの内部構造
図12aに示されるように、収集サブアセンブリ81は分析サブアセンブリ112を備えることができる。分析サブアセンブリ112は、収集されたガスの各特性を測定して送信するように構成され得、これらの特性は、たとえば、粉体の保存状態および/または収集されたガスの中に浮遊する粉体粒子が存在する可能性に関連した爆発の危険性を、推定することを可能にする。測定して送信される特性は、たとえば出口タップ31A、31B、31C、34A、34B、および36のすべての下流にあるポイントにおけるガス中の酸素レベルおよび/またはガス中の湿気レベルを含む。分析サブアセンブリ112は、第1のガス入口113および/または第2のガス入口114および/またはガス出口115を備えることができる。
【0139】
収集サブアセンブリ81は、ガス入口85とガス出口90との間に、圧力センサ・送信器116および/または圧力リリーフ弁117に接続されたタップを備えることができる。圧力センサ・送信器116は、たとえば測定された圧力をデータ処理手段65に送信するために、以下で説明されるようなデータ処理手段65と通信するように構成され得る。圧力センサ・送信器116は、0から600ミリバールの圧力を測定するように構成され得る。収集サブアセンブリ81の、圧力センサ・送信器116のレベルにおける圧力は約200のミリバールであり得る。圧力センサ・送信器116は、Wika S20タイプであり得る。圧力リリーフ弁117は、ガス出口90に接続された排気口を備えることができる。ガス出口90は排気口92に接続されており、圧力リリーフ弁117が開いていても、粉体を含んでいる可能性のあるガスが排気口92の方へうまく導かれ、排気口92は、たとえばガスを雰囲気94に放出する、たとえば単一の安全なポイントを形成することができる。圧力リリーフ弁117は、圧力センサ・送信器116に接続されたタップの下流に配設され得る。
【0140】
ここで、それぞれ「上流の」、「下流の」とは、収集サブアセンブリ81のガス入口とガス出口との間のガスの流れ方向に応じて、それぞれ上流、下流を意味する。同様に、「の間」とは、収集サブアセンブリ81のガス入口74とガス出口との間のガスの流れ方向に応じて、間を意味する。
【0141】
収集サブアセンブリ81は、収集サブアセンブリ81のガス入口82Aと分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113との間に逆止弁118Aを備えることができる。
【0142】
収集サブアセンブリ81は、収集サブアセンブリ81のガス入口82Bと分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113との間に逆止弁118Bを備えることができる。
【0143】
収集サブアセンブリ81は、収集サブアセンブリ81のガス入口82Cと分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113との間に逆止弁118Cを備えることができる。
【0144】
収集サブアセンブリ81は、収集サブアセンブリ81のガス入口83Aと分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113との間に弁119Aおよび/または逆止弁120Aを備えることができる。弁119Aは手動弁であり得る。逆止弁120Aは弁119Aの下流にあり得る。
【0145】
収集サブアセンブリ81は、収集サブアセンブリ81のガス入口83Bと分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113との間に弁119Bおよび/または逆止弁120Bを備えることができる。弁119Bは手動弁であり得る。逆止弁120Bは弁119Bの下流にあり得る。
【0146】
収集サブアセンブリ81は、収集サブアセンブリ81のガス入口84と分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113との間に弁121よび/または逆止弁122を備えることができる。弁121は手動弁であり得る。逆止弁122は弁121の下流にあり得る。
【0147】
収集サブアセンブリ81は、収集サブアセンブリ81のガス入口86と分析サブアセンブリ112の第2のガス入口114との間に弁126を備えることができる。弁126は手動であり得る。
【0148】
分析サブアセンブリ112は、分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113および第2のガス入口114とガス出口115との間に、たとえば第1の回路および/または第2の回路および/または第3の回路および/または第4の回路および/または第5の回路といった、いくつかのガス回路を備えることができる。
【0149】
第1の回路は、分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113とガス出口115との間に、弁127および/または相対湿度プローブ128および/または循環ガスの酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または弁130および/またはたとえば圧力計である圧力センサ131および/または弁132を備えることができる。弁127は、電源障害の場合には閉じる電磁弁であり得る。弁127は、以下で説明されるように、データ処理手段65によって駆動され得る。相対湿度プローブ128は、以下で説明されるように、たとえば相対湿度の測定値を送信するためにデータ処理手段65と通信し得る。循環ガスの酸素含有量を測定する第1のプローブ129は、以下で説明されるように、たとえば酸素含有量の測定値を送信するために、データ処理手段65と通信し得る。弁130は、電源障害の場合には閉じる電磁弁であり得る。弁130は、以下で説明されるように、データ処理手段65によって駆動され得る。弁132は手動であり得る。弁132は放出器であり得る。相対湿度プローブ128は弁127の下流にあり得る。循環ガスの酸素含有量を測定する第1のプローブ129は、弁127および/または相対湿度プローブ128の下流にあり得る。弁130は、弁127および/または相対湿度プローブ128および/または循環ガスの酸素含有量を測定する第1のプローブ129の下流にあり得る。圧力センサ131は、弁127および/または相対湿度プローブ128および/または酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または弁130の下流にあり得る。弁132は、弁127および/または相対湿度プローブ128および/または酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または弁130および/または圧力センサ131の下流にあり得る。
【0150】
第2の回路は、第1の回路に沿って、たとえば酸素含有量を測定する第1のプローブ129と弁130との間で始まり得る。第2の回路は弁133を備えることができる。弁133は手動であり得る。第2の回路は、第1の回路およびガス出口115を接続することができる。弁133は、第2の回路の始点と出口115との間に配設され得る。
【0151】
第3の回路は、分析サブアセンブリ112の第1のガス入口113とガス出口115を接続することができる。第3の回路は、弁134および/または流量の調節・監視システム135および/または循環ガスの酸素含有量を測定する第2のプローブ136を備えることができる。弁134は、電源障害の場合には閉じる電磁弁であり得る。弁134は、以下で説明されるように、データ処理手段65によって駆動され得る。流量の調節・監視システム135は、調節可能なボール・ロータメータであり得る。循環ガスの酸素含有量を測定する第2のプローブ136は、以下で説明されるように、たとえば酸素含有量の測定値を送信するために、データ処理手段65と通信し得る。流量の調節・監視システム135は、弁134の下流にあり得る。循環ガスの酸素含有量を測定する第2のプローブ136は、弁134および/または流量の調節・監視システム135の下流にあり得る。
【0152】
第4の回路は、第3の回路に沿って、たとえば第3の回路の弁134と第3の回路の流量の調節・監視システム135との間で始まることができる。第4の回路は、第1の回路に沿って、たとえば第1の回路の弁130と第1の回路の圧力センサ131との間で終わることができる。
【0153】
第4の回路および流量の調節・監視システム135を組み合わせることにより、弁134を通過するガス流の監視された小部分を分析器136の方へ分配し、残りの小部分をセンサ131および弁32A、32Bの方へ分配することが可能になる。実際、弁134を通過するガス流は、特に弁127が閉じられたときに、入口82Aおよび/または82Bおよび/または82Cおよび/または83Aおよび/または83Bおよび/または84を集めるレーキ(rake)によって入口113に収集されるガス流に等しく、分析器136の安全で正確な動作が可能な最大のガス流値を超える可能性がある。
【0154】
加えて、ミキサ4および/または投与装置3Aおよび/または3Bおよび/または貯槽2Aおよび/または2Bおよび/または2Cにおいて支配的な圧力レベルを全体的に調節するには、入口113において収集される全体の流れに対して加減抵抗を与える必要があり、したがって、特に、分析器136に分配されない、弁134を通過する流れの小部分に対しても、加減抵抗を与える必要がある。
【0155】
したがって、第4の回路は、分析器136が安全かつ正確に動作することができるように、分析器136によって受け取られるガス流量を調節することを可能にする流量監視システム135を、分析器136の上流に配置して使用することと、調節弁あるいはミキサ4および/または投与装置3Aおよび/または3Bおよび/または貯槽2Aおよび/または2Bおよび/または2Cに、これらを通過するガス流に対する抵抗を設けることによって、中の圧力レベルを全体的に調節するように適合された放出器132を配置して使用することとを可能にするものである。第5の回路は、分析サブアセンブリの第2の入口114を第1の回路に接続することができる。したがって、第5の回路は、第1の回路の弁127と第1の回路の相対湿度プローブ128との間で終わることができる。したがって、分析サブアセンブリ112の出口115は、収集サブアセンブリ81の出口90に接続され得る。
【0156】
酸素含有量を測定する第1のプローブ129は、たとえば1%以下といった低い酸素濃度を測定するように構成され得る。酸素含有量を測定する第1のプローブ129は、たとえばSetnag社のLISO/Pマウントにおいて600℃または800℃に加熱されたMicroPoasセルといったミニオーブンに配置されたジルコニア・セル・プローブであり得る。
【0157】
酸素含有量を測定する第2のプローブ136は、たとえば1%から21%といった高い酸素含有量を測定するように構成され得る。酸素含有量を測定する第2のプローブ136は、爆発性雰囲気の存在下を含めて安全操業を保証することができる。酸素含有量を測定する第2のプローブ136は、Michell Instruments社のXTP601-Ex分析器であり得る。
【0158】
分析サブアセンブリ112は、たとえば酸素含有量を測定する第2のプローブ136がそのような爆発性雰囲気の形成に関与し得る酸素含有量を検知したときには、たとえば特に酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または相対湿度プローブ128といった、爆発性雰囲気に対する適合性がない機器からの、ガスの排除を保証することを特に可能にするものである。ガスのそのような排除は、以下で説明されるように、データ処理手段65に対する酸素レベルが上昇することによって、たとえば弁127および弁130である分析サブアセンブリ112を制御するように実行され得る。したがって、安全かつ保証されたやり方でガスを排除することができる。
【0159】
相対湿度プローブ128は、さらにガス温度も測定するように構成され得る。相対湿度プローブ128は、0から100%の範囲の相対湿度および/または少なくとも0から60℃の温度を測定するように構成され得る。相対湿度プローブ128は、Vaisala社のHMT360収集ユニットに結合されたHMT363プローブであり得る。
【0160】
したがって、収集サブアセンブリ81は、混合デバイスに注入されたガスを、たとえば単一の出口ポイントの方へ収集することを可能にする。収集サブアセンブリ81は、3つの貯槽および3つの貯槽-投与装置接続部またはミキサ-貯槽接続部から導出されたガスの分析を可能にする。収集サブアセンブリ81は、爆発の危険性がある場合には、いくつかのセンサを短絡することによって混合デバイスの動作の保護を可能にし、これらのセンサを除去する能力を有することができる。収集サブアセンブリ81、より全体的に混合デバイスは、その逆止弁およびフィルタによって、望ましくない粉体の保持および向流汚染からの保護を可能にする。収集サブアセンブリ81は、たとえば分配サブアセンブリ74、弁107A-119Aの対、弁107B-119Bの対および弁109-121の対とともに、第1の貯槽2A-第1の投与装置3Aの接続部、第2の貯槽2B-第2の投与装置3Bの接続部およびミキサ4-第3の貯槽2Cの接続部といった、ともすれば、いくつかの動作段階では不活性化されているのか否かが不明になってしまう無駄容積の不活性化に選択的に関与することもできる。
【0161】
収集サブアセンブリの構成
図12bに示されるように、収集サブアセンブリ81は、通常の動作中には第1の構成を有し得、第1の構成では、たとえば、爆発性雰囲気に対するAtex準拠のプローブ136は、安全性を監視する役割を保証するためにガスに暴露され得、たとえば、Atex非準拠のプローブ128、129は、生産の追跡/トレーサビリティを可能にするために、たとえば精細な測定値を得るようにガスに暴露される可能性がある。圧力リリーフ弁117またはたとえば弁126といった閉じた手動弁などの一方向要素によって、いくつかの区画へのガスの上昇が遮断され得る。
【0162】
図12cに示されるように、酸素含有量を測定するプローブ129および/または136のいずれかが、爆発の危険性の閾値よりも高い酸素含有量を測定すると、収集サブアセンブリ81は、たとえば制御手段からの命令で、粉体および爆発性酸素の混合物を担持している可能性のあるガスから、Atex非準拠の要素を分離する第2の構成を採用することができる。圧力計131は、機械的圧力計であるなら、ガスに暴露されたままであり得る。第2の構成は、混合デバイスのスタートアップ構成であり得る。以下で説明される取得方法は、混合デバイスに電源を投入するステップを含むことができる。電源投入中、酸素含有量は必ずしも知られているわけではなく、したがって、爆発の危険性を評価することは必ずしも可能ではない。したがって、第2の構成では、相対湿度プローブ128および/または酸素含有量を測定する第1のプローブ129は、ガスに対する暴露が可能であることを制御手段が確認するのを、たとえばAtex準拠の、酸素含有量を測定する第2のプローブ136が可能にしない限り、分離される。暴露の可能性が確認されると、収集サブアセンブリ81は第1の構成に切り換わることができる。
【0163】
図12dに示されるように、収集サブアセンブリ81は第3の浄化構成を有することができる。浄化構成では、弁126、133のセットが、相対湿度プローブ128および/または酸素含有量を測定する第1のプローブ129の、遮断弁126と133との間に捕捉された、たとえば粉体および/または酸素を含むガスまたは蓄積された汚染物質の浄化を可能にする。浄化構成は、不活性ガス・ネットワーク67から、直接、たとえば外部の供給ネットワーク67、ガス入口75、ガス出口77、分配サブアセンブリ74、ガス出口73、および/またはガス入口86を通って来る、安全で清潔な安全ガスを形成するガスを、循環させるように構成され得る。安全ガスは、弁132と流量の調節・監視システム135とが、流れに対して開放すなわち伝導性であるか否かによって、いくつかの区画に上昇する場合には、閉じた弁によって遮断されたままになる。使用される弁のセットは、混合デバイスが給電されていないとき浄化を実行するように、エネルギ入力の危険性を回避するために手動であり得る。その上、たとえば電磁弁である弁は、設計によって、電源供給がない状態では閉じるように構成され得るので、閉じた状態が保証され得る。
【0164】
収集サブアセンブリ81は、混合デバイスが使用されないときには完全閉鎖となる第4の構成を有することができる。
【0165】
排気口92は、たとえば雰囲気および/または外部環境への出口93を備えることができる。排気口92は、たとえば収集サブアセンブリ81によって収集されて入口91に供給されたガスを、たとえば混合デバイスの外の雰囲気に放出する前に、フィルタまたはサイクロン分離器およびフィルタの組合せによって濾過し、かつ/または監視するように適合され得る。排気口92は、混合デバイスの出口の前に、単一ガスの濾過および/または監視のポイントを構成することができる。
【0166】
制御手段
図7に示されるように、混合デバイスは制御手段を備えることができる。
【0167】
制御手段は、第1の投与装置3Aによってミキサ4に供給される第1の粉体の流れを制御するための手段を備えることができる。第1の粉体の流れは、第1の粉体の質量流量であり得る。制御手段は、第2の投与装置3Bによってミキサ4に供給される第2の粉体の流れを制御するための手段を備えることができる。第2の粉体の流れは、第2の粉体の質量流量であり得る。制御手段は、第1の粉体の流れおよび第2の粉体の流れの割合を制御するための手段を備えることができる。制御手段は、混合デバイスの、たとえばサーボ制御システムである制御システムを形成することができる。
【0168】
混合デバイスは、たとえばデータ処理ユニットであるデータ処理手段65を備えることができる。制御手段は、データ処理手段65を備えることができる。データ処理ユニットはPLCであり得る。データ処理手段65は、プロセッサおよび/またはたとえばメモリであるデータ記憶手段を備えることができる。制御手段は、インターフェース66を備えることができる。インターフェースは、マン・マシン・インターフェースを形成することができる。インターフェース66は、作業者によってデータを入力するための手段および/または表示手段を備えることができる。インターフェースは、たとえばタッチ・スクリーンである端末を備えることができる。
【0169】
第1の計量手段および/または第2の計量手段および/または第3の手段および/または第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4は、相互接続され、たとえば第1の粉体の混合および第2の粉体の混合を保証するために、混合設定値および/または粉体の目標に従って制御手段によってサーボ制御され得る。混合設定値は、第1の投与装置3Aによってミキサ4に供給される第1の粉体の流れおよび第2の投与装置3Bによってミキサ4に供給される第2の粉体の流れの、たとえば質量比である比の設定値であり得る。混合設定値は、混合の全体にわたって検査される設定値であり得る。粉体の目標は、使用される第1の粉体の量および/もしくは質量ならびに/または使用される第2の粉体の量および/もしくは質量ならびに/または生産される混合粉体の量および/もしくは質量に関する目標を含むことができる。
【0170】
たとえば、混合設定値は、第1の粉体が0.11%の酸素質量含有率を有する新規のTi-6Al-4Vのチタン合金粉体であって第2の粉体が0.20%の酸素質量含有率を有する再生Ti-6Al-4Vのチタン合金粉体であるとき、グレード23またはELIのTi-6Al-4Vチタン合金の混合粉体を取得するように適合された、第1の投与装置3Aによってミキサ4に供給される第1の粉体の流れと第2の投与装置3Bによってミキサ4に供給される第2の粉体の流れとの質量比の設定値を含むことができる。グレード23またはELIのTi-6Al-4Vチタン合金の粉体は、0.13%以下の平均酸素質量含有率を有する必要がある。したがって、この例では、第1の粉体の流れおよび第2の粉体の流れの質量比の設定値は、たとえば0.1199%の酸素質量含有率を有する混合粉体を取得することを可能にする比89/11であり得る。
【0171】
制御手段は第1の計量コントローラ64Aを備えることができる。第1の計量コントローラ64Aは第1の計量手段に接続され得る。第1の計量コントローラ64Aは、第1の計量手段から導出されるデータから、第1の質量を、たとえば連続的に推定するように構成され得る。第1の計量コントローラ64Aは、たとえば第1の推定質量の時間微分によって、第1の投与装置3Aによってミキサ4に供給される第1の粉体の流れを推定するように構成され得る。第1の粉体の流れは、第1の粉体の質量流量であり得る。第1の計量コントローラ64Aは、第1の粉体の第1の質量および/または流れがデータ処理手段65に通信されるように送信するように構成され得る。
【0172】
制御手段は第2の計量コントローラ64Bを備えることができる。第2の計量コントローラ64Bは第2の計量手段に接続され得る。第2の計量コントローラ64Bは、第2の計量手段から導出されるデータから、第2の質量を、たとえば連続的に推定するように構成され得る。第2の計量コントローラ64Bは、たとえば第2の推定質量の時間微分によって、第2の投与装置3Bによってミキサ4に供給される第2の粉体の流れを推定するように構成され得る。第2の粉体の流れは、第2の粉体の質量流量であり得る。第2の計量コントローラ64Bは、第2の粉体の第2の質量および/または流れがデータ処理手段65に通信されるように送信するように構成され得る。
【0173】
制御手段は第3の計量コントローラ64Cを備えることができる。第3の計量コントローラ64Cは第3の計量手段に接続され得る。第3の計量コントローラ64Cは、第3の計量手段から導出されるデータから、第3の質量を、たとえば連続的に推定するように構成され得る。第3の計量コントローラ64Cは、たとえば第3の推定質量の時間微分によって、ミキサ4によって第3の貯槽2Cに供給される第3の粉体の流れを推定するように構成され得る。第3の粉体の流れは、第3の粉体の質量流量であり得る。第3の計量コントローラ64Cは、第3の粉体の第3の質量および/または流れがデータ処理手段65に通信されるように送信するように構成され得る。
【0174】
データ処理手段65は、たとえば第1の投与装置3Aによってミキサ4に供給される第1の粉体の流れおよび第2の投与装置3Bによってミキサ4に供給される第2の粉体の流れの比を調整するために、第1のモータ・グループ41Aおよび/または第2のモータ・グループ41Bを駆動するように構成され得る。データ処理手段は、第1のモータ・グループ41Aをモータ速度で駆動し、かつ/または第2のモータ・グループ41Bを駆動速度で駆動するように構成され得る。
【0175】
混合設定値は前もって決定され得、たとえばデータ処理手段65によって前もって記憶される。混合設定値は、オペレータによって、インターフェース66を介して入力され得る。
【0176】
データ処理手段65は、たとえばミキサ4によって供給される混合粉体の流れを調整するために、第3のモータ・グループ49を駆動するように構成され得る。データ処理手段は、第3のモータ・グループ49をモータ速度で駆動するように構成され得る。データ処理手段65による第3のモータ・グループ49の駆動は、オール・オア・ナッシング駆動であり得る。
【0177】
第1のモータ・グループ41Aおよび/または第2のモータ・グループ41Bおよび/または第3のモータ・グループ49の駆動は、第1のモータ・グループ41Aおよび/または第2のモータ・グループ41Bおよび/または第3のモータ・グループ49の始動および/または停止を判定するために、たとえば第1の推定された質量および/または第2の推定された質量および/または第3の推定された質量に依拠し得る。したがって、第1のモータ・グループ41Aおよび/または第2のモータ・グループ41Bの回転および回転の保持は、第1の回転の閾値よりも大きい第1の質量の測定値に条件付けられ得る。したがって、混合デバイスを、貯槽の中の粉体の量が十分なときのみ始動すること、および/または粉体の量が不十分になったら停止することが可能である。したがって、第1のモータ・グループ41Aおよび/または第2のモータ・グループ41Bの回転および回転の保持は、第2の回転の閾値よりも大きい第2の質量の測定値に条件付けられ得る。したがって、第3のモータ・グループ49の回転は、貯槽の中の粉体の量が十分であるときのみ開始すること、および/または第3の推定された質量が第3の回転閾値よりも大きいときには停止のきっかけとすることが可能である。
【0178】
データ処理手段65は、サンプラ5によって混合された粉体の流れの小部分のサンプリングを起動するようにも構成され得る。サンプリングは、ミキサ4の動作中に定期的に起動され得、および/または第3の推定された質量がたとえば複数のサンプリング閾値のうちのあるサンプリング閾値と交差するとき、そのような閾値に対するそれぞれ交差がサンプリングを引き起こす。サンプリング閾値は、第3の閾値よりも小さくなり得る。
【0179】
制御手段は、遠隔ネットワークにデータを送信するための手段を備えることができる。遠隔のデータ送信手段は、有線ネットワークおよび/またはたとえばセルラ・ネットワークといった無線ネットワークを通じてデータを送信するための手段であり得る。「遠隔」とは、混合デバイスに含まれないことを意味する。遠隔ネットワークは、たとえば混合デバイスを組み込むインフラストラクチャを監視するためのローカル・ネットワーク、たとえばセルラ・ネットワークおよび/またはケーブル・ネットワークを介してインターネットを通じて到達され得るサードパーティおよび所外の企業ネットワークにおける遠隔データベースであり得る。
【0180】
第1の計量コントローラ64Aおよび/または第2の計量コントローラ64Bおよび/または第3の計量64コントローラCは、1つまたは複数のScaime eNod4-Fデジタル調節器であり得る。
【0181】
追跡/トレーサビリティ
混合デバイスは、蓄積された混合粉体を取得するために、第1の蓄積された粉体の混合および/または第2の蓄積された粉体の混合を追跡するように構成され得る。混合デバイスは、混合デバイスによって実行される混合動作を追跡するように構成され得る。データ処理手段65は、追跡を実施するように構成され得る。追跡は、貯槽2Aの中の第1の粉体の量および/または貯槽2Bの中の第2の粉体の量および/または貯槽2Cの中の第3の粉体の量の追跡を含むことができる。追跡は、混合デバイスにおける新規粉体の流れおよび/または再生粉体の流れおよび/または混合粉体の流れの追跡を含むことができる。追跡は、混合デバイスにおける、ガスの、圧力および/または酸素含有量および/または湿気含有量などの物理的特性の追跡を含むことができる。
【0182】
追跡は、データ処理手段65によって、混合デバイスにおけるガスに関連する酸素含有量および/または湿気および/または圧力の値を、経時的に取得して記録することを含み得る。追跡は、データ処理手段65によって、蓄積された混合粉体に関連する粉体の質量および/または粉体の質量流量の値を経時的に取得して記録することを含み得る。
【0183】
データ処理手段65は、追跡を実施するように構成され得る。追跡は、第1の貯槽2Aおよび投与装置3Aに蓄積される第1の粉体の量の追跡を含むことができる。追跡は、第1の貯槽2Aおよび投与装置3Aを去る粉体の質量流量の追跡を含むことができる。したがって、追跡は、データ処理手段65によって、第1の貯槽2Aおよび投与装置3Aに蓄積される粉体に関連する粉体の質量および粉体の質量流量の値を経時的に取得して記録することを含み得る。第1の粉体に関連する質量および質量流量の値は、たとえば第1の計量セル11Aおよび計量コントローラ64Aといった計量手段によって実行される測定および推定から取得され得る。
【0184】
追跡は、第2の貯槽2Bおよび投与装置3Bに蓄積される第2の粉体の量の追跡を含むことができる。追跡は、第2の貯槽2Bおよび投与装置3Bを去る粉体の質量流量の追跡を含むことができる。したがって、追跡は、データ処理手段65によって、第2の貯槽2Bおよび投与装置3Bに蓄積される粉体に関連する粉体の質量および粉体の質量流量の値を経時的に取得して記録することを含み得る。第2の粉体に関連する質量および質量流量の値は、たとえば第2の計量セル11Bおよび計量コントローラ64Bといった計量手段によって実行される測定および推定から取得され得る。
【0185】
追跡は、第3の貯槽2Cに蓄積される第3の粉体の量の追跡を含むことができる。追跡は、第3の貯槽2Cに入る粉体の質量流量の追跡を含むことができる。したがって、追跡は、データ処理手段65によって、第3の貯槽2Cに蓄積される粉体に関連する粉体の質量および粉体の質量流量の値を経時的に取得して記録することを含み得る。第3の粉体に関連する質量および質量流量の値は、たとえば第3の計量セル11Cおよび計量コントローラ64Cといった計量手段によって実行される測定および推定から取得され得る。
【0186】
追跡は、混合デバイスにおけるガスの圧力および/または酸素含有量および/または湿気含有量の追跡を含むことができる。圧力および/または酸素含有量および/または湿気含有量の値は、混合デバイスの1つまたは複数のポイントにおける測定から取得され得る。湿気含有量値は、たとえば相対湿度プローブ128といった、相対湿度を測定するプローブによって測定して送信された測定値から取得され得る。酸素含有量値は、たとえば酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または酸素含有量を測定する第2のプローブ136といった、ガスの酸素含有量を測定するプローブによって測定して送信された測定値から取得され得る。第1の粉体に関連する圧力値は、たとえば圧力センサ111および/または圧力センサ97および/または圧力センサ116および/または圧力センサ131といった圧力センサによって測定して送信された測定値から取得され得る。
【0187】
データ処理手段65は、オペレータによって、たとえばインターフェース66を用いて入力された、特に、第1の投与装置3Aによってミキサ4に供給される第1の粉体の流れと第2の投与装置3Bによってミキサ4に供給される第2の粉体の流れの、たとえば質量比である比の設定値である設定値データを記録するように構成され得る。
【0188】
データ処理手段65は、混合デバイスの各要素の状態を追跡するように構成され得、各要素の状態は、制御手段および/または制御手段によって送出される設定値および/または混合デバイスの要素によって供給されるフィードバックによって制御され、したがって設定値によって制御される。データ処理手段65は、追跡中に収集されたデータを、たとえばデータ処理手段65のデータ送信手段によって、遠隔のデータ記憶手段に転送するように構成され得る。混合動作の追跡から導出されたデータは、混合動作から生じる混合粉体に、たとえば対形成キーとして働く前記混合粉体の固有の識別番号によって、仮想的に関連付けられ得る。
【0189】
例示的な実施形態
図13図16は、図1図12の混合デバイスに対応する混合デバイスの一例を再現するものである。図13は、混合粉体用の第3の貯槽2Cの側面図であり、この構成では、第1の貯槽2A、第2の貯槽2Bおよび第3の貯槽2Cは、それぞれ収容受け台12A、12B、および12Cにあって、第3の貯槽2Cは、柔軟な要素23を通じてミキサ4と流体接続している。この画像ではサンプラ5は取り付けられていないが、取付けフランジ59が見える。第1の貯槽2Aは第1の収容受け台12A上にあり得、第1の受け台12Bは投与装置3Aに対してたとえば強固に連結されている。第1の貯槽2Aは、第1の投与装置3Aに対して流体接続され得る。第2の貯槽2Bは第2の収容受け台12B上にあり得、第2の受け台12Bは第2の投与装置3Bに対してたとえば強固に連結されている。第2の貯槽2Bは、第2の投与装置3Bに対して流体接続され得る。第3の貯槽2Cは、第3の収容受け台12C上にあり得る。ミキサ4は、第3の貯槽12Cに対して流体接続され得、第3の受け台12Cおよび/または第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bに対して固定接続され得ない。
【0190】
2つのガス板すなわちガス・パネル138および139が、拡張サブアセンブリ68、分配サブアセンブリ69および収集サブアセンブリ81のすべてまたは一部を支持する。
【0191】
図14は、図13の反対側、すなわち、たとえば新規粉体である第1の粉体用の第1の貯槽2Aおよびたとえば再生粉体である第2の粉体用の第2の貯槽2Bの側の図である。示された構成では、第2の貯槽2Bが設置されておらず、したがって、たとえばコネクタ87Bといった、各コネクタまたは接続のセットの一部は、切り離して示されている。
【0192】
図15は、第3の貯槽2Cを上から見た図であり、取り付けられたサンプラ5も示す。
【0193】
図16は、透明なベローズ21Aおよび21Bによる、第1の投与装置3A、第2の投与装置3Bとミキサ4との間の接続の詳細図であり、第1の投与装置3Aおよび第2の投与装置3Bとミキサ4との間で計量力が伝達するのを防止することができる。
【0194】
方法
方法の概要
図17は、混合粉体を取得するための方法を示す。取得方法は、混合デバイスによって実施され得る。
【0195】
取得方法は、混合デバイスによって実施される、第1の粉体および第2の粉体の連続混合を含むことができる。
【0196】
この方法は、第1の投与装置3Aによる第1の粉体の連続的な投与と、たとえばこれと同時の、第2の投与装置3Bによる第2の粉体の連続的な投与とを含むことができる。
【0197】
この方法は、決定された比に従って混合された粉体の連続的な流れを供給するために、第1の投与装置によって投与される第1の粉体と第2の投与装置によって投与される第2の粉体を、ミキサ4によって、たとえば投与と同時に混合することを含み得る。
【0198】
この方法は、サンプラ5による、混合粉体の流れの小部分のサンプリングを含むことができる。サンプリングは、たとえば定期的に数回繰り返され得る。
【0199】
図17を参照しながら、混合粉体を生産するための方法Pが説明される。取得方法は、混合粉体を生産するステップPを含むことができ、生産ステップPは生産方法Pを含む。
【0200】
生産方法Pは、第1の粉体および第2の粉体を混合するステップP1を含むことができる。ステップP1は、第1の粉体および第2の粉体を投与し、サンプリングを伴って混合するステップである。ステップP1は、上記で説明されたように追跡を含むことができる。ステップP1は、不活性ガスによる混合デバイスの掃引の下で実施され得る。
【0201】
生産方法Pは、たとえば第1の投与装置3Aおよび第2の投与装置3Bといった投与装置に装填するステップP0を含むことができる。ステップP0は、上記で説明されたように追跡を含むことができる。投与装置に装填するステップは、たとえば第1の投与装置3Aおよび第2の投与装置3Bの、不活性ガスによる掃引の下で実行され得る。装填ステップP0は、ステップP1の前に実施され得る。
【0202】
生産方法Pは、生産終了ステップP2を含むことができる。ステップP2は、サンプリングを伴って実施され得る。ステップP2は、上記で説明されたように、たとえば生産の終了の追跡といった追跡を含むことができる。ステップP2は、不活性ガスによる混合デバイスの掃引の下で実施され得る。ステップP2は、ステップP1の後に実施され得る。
【0203】
図17を参照しながら、たとえば第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cといった貯槽を置換するための方法Rが説明される。生産方法Pは、貯槽置換方法Rを含む貯槽置換ステップRを含むことができる。
【0204】
図17を参照しながら、サンプラ5を動作させるための方法Eが説明される。たとえば生産方法Pである混合方法は、サンプラ5を動作させる方法Eを含む、サンプラを動作させるステップ含むことができる。サンプラ5を動作させる方法Eは、サンプラ5の動作サイクルEであり得る。
【0205】
取得方法は、含有量設定ステップBを含むことができる。含有量設定ステップBは、生産方法Pの前に実施され得る。
【0206】
取得方法は、たとえば第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cといった貯槽を設置するステップAを含むことができる。貯槽設置ステップAは、含有量設定ステップBの前に実施され得る。
【0207】
取得方法は、停止ステップCを含むことができる。停止ステップCは、生産方法Pの後に実施され得る。
【0208】
取得方法は、たとえば第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cといった貯槽を堆積するステップDを含むことができる。貯槽堆積ステップDは、停止ステップCの後に実施され得る。
【0209】
取得方法は、たとえば制御手段によって実行される自動動作の組合せ、たとえばデータ処理手段65と混合デバイスの1人または複数のオペレータの手動動作の組合せ、たとえば混合デバイスの弁を手動で開閉するための動作の組合せ、および/または、たとえばインターフェース66を介して制御手段を駆動するための手動動作の組合せによって、たとえば半自動で実行され得る。
【0210】
「たとえば弁である要素を開く」とは、たとえば前記弁である前記要素を開く動作と、開状態に保つ動作との両方を意味する。
【0211】
「たとえば弁である要素を閉じる」とは、たとえば前記弁である前記要素を閉じる動作と、閉状態に保つ動作との両方を意味する。
【0212】
サンプラの動作方法
サンプラ5の動作方法Eは、たとえばミキサ4から第3の貯槽2Cへと循環する粉体流れの一部を容器6の中へ放出するためのサンプリング・ステップE1を含むことができる。サンプリング・ステップE1は、ミキサ4から第3の貯槽へと2C循環する粉体流れの一部を試料容器6に放出するために、サンプラ5の第4のねじ53を第1の方向に回転させることを含み得る。
【0213】
サンプラ5の動作方法Eは、たとえば、捕捉された混合粉体のいかなる残りも放出するために、たとえばサンプリング・ステップE1の後に実施される、サンプラ5を浄化するステップE2を含むことができる。浄化ステップE2は、第4のねじ53を、たとえば第1の方向と逆の第2の方向に回転させて、サンプラの本体52の中に残っているあらゆる捕捉された混合粉体を、混合粉体の再導入出口58を通して放出することを含み得る。
【0214】
サンプラ5の動作方法Eは、たとえば浄化ステップE2に後に実施される、待機ステップWを含むことができる。待機ステップWの間、サンプラ5は非活動であり得る。待機ステップWは、所定期間の後に、たとえば時間遅延によって終了し得、かつ/または第3の貯槽2Cの第3の推定された質量が所定の閾値よりも大きいとき終了し得る。待機ステップWが終了すると、たとえばもう一度サンプリング・ステップE1を実施することができる。
【0215】
第1の粉体および第2の粉体の混合ステップ
第1の粉体および第2の粉体混合ステップP1は、連続的に実施され得る。混合ステップP1は、たとえば第1の貯槽2Aに含有されている第1の粉体の混合設定値に従って、第1の投与装置3Aによって、第1の粉体を連続的に投与し、これと同時に、第2の貯槽2Bに含有されている第2の粉体を、投与装置3Bによって連続的に投与することを含み得る。
【0216】
混合ステップP1は、たとえば混合設定値に従ってたとえば混合粉体の連続的な流れを供給するように、第1の投与装置3Aによって投与された第1の粉体と第2の投与装置3Bによって投与された第2の粉体の、ミキサ4による、投与と同時の連続混合を含むことができる。混合粉体の連続的な流れは、第3の貯槽2Cへと放出され得る。
【0217】
サンプラ5の動作方法Eは、混合ステップP1と同時に実施され得る。
【0218】
混合ステップP1中に、不活性ガス・ネットワーク67から導出された不活性ガスを用いて、不活性ガスによる掃引が実行され得る。不活性ガスによる掃引は、第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cおよび/または第1の投与装置3Aおよび/または第1の投与装置3Bおよび/またはミキサ4および/または第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段、および/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段、および/またはミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段の掃引を含むことができる。
【0219】
第1の出口弁20Aおよび/または第2の出口弁20Bおよび/または第1の上流弁19Aおよび/または第2の上流弁19Bおよび/または第3の上流弁28および/または第3の入口27弁Cは、ステップP1の間、開かれ得る。したがって、粉体の循環が可能になり得る。
【0220】
掃引は、ステップP1の持続時間を通じて、弁95および/または102Aおよび/または102Bおよび/または105および/または134および/または第1の貯槽のタップ弁30Aおよび/または第2の貯槽のタップ弁30Bおよび/または第1の貯槽のタップ弁32Aおよび/または第2の貯槽のタップ弁32Bおよび/または第3の貯槽のタップ弁32Cを開くことによって実行され得る。
【0221】
弁107Aおよび/または107Bおよび/または109および/または119Aおよび/または119Bおよび/または121は、たとえば、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間、および/または第1の貯槽2Bと第1の投与装置3Bとの間、および/またはミキサ4および/または第3の貯槽2Cとの間の、流体接続手段を通って循環する粉体の流れの混乱を回避するために、ステップP1の全体の持続時間にわたって閉じられ得る。
【0222】
装填ステップ
装填ステップP0は、たとえばミキサ4に粉体を放出することなく、たとえば、第1の貯槽2Aから導出された第1の粉体を第1の投与装置3Aに装填するための、第1の投与装置3Aの第1のねじ40Aの混合設定値、および/または第2の貯槽3Aから導出された第2の粉体を第2の投与装置3Bに装填するための、第2の投与装置3Bの第2のねじ40Bの混合設定値とは無関係の、たとえば同時または順次の回転を含むことができる。
【0223】
装填ステップP0中の不活性ガスによる掃引は、不活性ガス・ネットワーク67から導出された不活性ガスを用いて実行され得る。不活性ガスによる掃引は、第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cおよび/または第1の投与装置3Aおよび/または第1の投与装置3Bおよび/またはミキサ4および/または第1の貯槽2Aの間の流体接続手段、および/または第1の投与装置3Aの間の流体接続手段の、および/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段、および/またはミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段の掃引を含むことができる。
【0224】
ステップP0は、たとえば混合デバイスのオペレータによって手動で、またはたとえば時間遅延によって所定期間の後に、終了され得る。
【0225】
装填ステップP0は、ステップP1の第1の時期における混合設定値に対する、より優れた対応を可能にする。実際、ステップP0が実行されなければ、第1の投与装置3Aの作動および/または第2の投与装置3Bの作動と、ミキサ4における第1の粉体および/または第2の粉体の放出との間で、一定の時間が経過してしまう可能性がある。この時間間隔を通して、第1の計量セル11Aによって測定される重量は変化せず、および/または第2の計量セル11Bによって測定される重量は変化しない。したがって、たとえばデータ処理手段65である制御手段は、第1の粉体および/または第2の粉体の質量流量を正確に推定することができず、したがって、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bの質量流量の調整を保証することができない。
【0226】
粉体の循環を可能にするために、第1の出口弁20Aおよび/または第2の出口弁20Bおよび/または第1の上流弁19Aおよび/または第2の上流弁19Bは、装填ステップP0の持続時間の全体にわたって開かれ得る。加えて、不活性ガスの循環を可能にするために、ステップP0の間、第3の上流弁28および/または第3の入口弁27Cが開かれ得る。
【0227】
掃引は、ステップP0の持続時間の全体にわたって、弁95および/または102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134および/または第1の貯槽のタップ弁30A、および/または第2の貯槽のタップ弁30B、および/または第3の貯槽のタップ弁30C、および/または第1の貯槽のタップ弁32A、および/または第2の貯槽のタップ弁32Bおよび/または第3の貯槽のタップ弁32Cを開くことによって実行され得る。
【0228】
弁107Aおよび/または107Bおよび/または109および/または119Aおよび/または119Bおよび/または121は、たとえば、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間、および/または第1の貯槽2Bと第1の投与装置3Bとの間、および/またはミキサ4および/または第3の貯槽2Cとの間の、流体接続手段を通って循環する粉体の流れの混乱を回避するために、ステップP0の全体の持続時間にわたって閉じられ得る。
【0229】
中断I
生産方法Pは、たとえば混合ステップP1の中断である中断Iを含むことができる。
【0230】
中断Iは、第1の貯槽2A、第1の投与装置3A、および第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段における、第1の粉体の第1の推定された質量が、第1の中断閾値以下になったとき起動され得る。したがって、たとえば第1の貯槽2Aがもはや第1の粉体を含有せず、第1の粉体の残りの質量がこの第1の中断閾値以下のとき、混合ステップP1を中断することが可能である。
【0231】
中断Iは、第2の貯槽2B、第2の投与装置3B、および第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段における第2の粉体の第2の推定された質量が、第2の中断閾値以下になったとき起動され得る。したがって、たとえば第2の貯槽2Bがもはや第2の粉体を含有せず、第2の粉体の残りの質量がこの第2の中断閾値以下のとき、混合ステップP1を中断することが可能である。
【0232】
中断Iは、第3の貯槽2Cの中で混合された第3の粉体の第3の推定された質量が第3の中断閾値以下のとき起動され得る。したがって、第3の貯槽2Cに含有されている第3の粉体の質量が、この第3の中断閾値以上であるとき、第3の貯槽2Cに含有されている第3の粉体の質量とミキサ4に含有されている粉体の質量との合計が、たとえば粉体の目標に含まれる、生産される混合粉体の目標に等しいとき、混合ステップP1を中断することが可能である。
【0233】
中断Iに、生産終了ステップP2が、場合により、不活性化する掃引の下で、サンプリングおよび追跡とともに後続することができる。貯槽置換方法Rも、中断Iに後続することができる。
【0234】
中断Iは、たとえば混合デバイスのオペレータが、インターフェース66を用いて、生産終了ステップP2による生産方法Pの継続、または貯槽置換ステップRによる生産方法Pの継続を選択して介入することにより、終了することができる。
【0235】
中断Iは、上記で説明されたように追跡の実施を含むことができる。
【0236】
中断Iは、たとえば、弁102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134を閉じることによる、不活性ガスによる掃引の中断を含むことができる。
【0237】
生産終了ステップ
生産終了ステップP2は、混合設定値に従って混合粉体の流れを供給し、それを第3の貯槽2Cに放出するために、ミキサ4に含有されている第1の粉体の量とミキサ4に含有されている第2の粉体の量とを、ミキサ4によって混合することを含み得る。
【0238】
サンプラ5の動作方法Eは、混合ステップP2と同時に実施され得る。
【0239】
生産終了ステップP2中の不活性ガスによる掃引は、不活性ガス・ネットワーク67から導出された不活性ガスを用いて実行され得る。不活性ガスによる掃引は、第3の貯槽2Cおよび/または第1の投与装置3Aおよび/または第1の投与装置3Bおよび/またはミキサ4および/またはミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段の掃引を含むことができる。
【0240】
ステップP2は、所定期間の後に、たとえば時間遅延によって、および/または混合デバイスのオペレータによってたとえば手動で終了し得、かつ/またはたとえば、第3の貯槽に2C含有されている第3の粉体の推定された質量が、第4の中断閾値以上であるとき、たとえば、粉体の目標に含まれる、生産される混合粉体の目標に、たとえば等しいとき、終了し得る。
【0241】
生産終了ステップP2の間、第1の貯槽2Aから第1の投与装置3Aへの第1の粉体の放出、および/または第2の貯槽2Bから第2の投与装置3Bへの第2の粉体の放出を中断するために、ステップP2を通じて、第1の出口弁20Aおよび/または第2の出口弁20Bが閉じられ得る。
【0242】
ミキサ4から第3の貯槽2Cへの混合粉体の放出を可能にするために、ステップP2を通じて、第3の上流弁28および/または第3の入口27弁Cが開かれ得る。
【0243】
ステップP2の間の掃引は、ステップP2の全期間にわたって、弁95および/または105および/または107Aおよび/または107Bおよび/または134および/または第3の貯槽のタップ弁32Cを開くことによって実行され得る。
【0244】
ステップP2の全期間にわたって、たとえばミキサ4および/または第3の貯槽2Cの間の流体接続手段を通って循環する粉体の流れの混乱を回避するために、弁109および/または121がたとえば閉じられ得る。
【0245】
貯槽設置ステップ
貯槽設置ステップAは、たとえば新規粉体といった、たとえば非ゼロの量の第1の粉体を含有している第1の貯槽2Aを、第1の収容受け台12A上に配置することを含み得る。第1の貯槽2Aは、第1の粉体に加えて不活性ガスを密封してよく、または不活性ガスを密封しなくてもよい。
【0246】
貯槽設置ステップAは、たとえば再生粉体といった、たとえば非ゼロの量の第2の粉体を含有している第2の貯槽2Bを、第2の収容受け台12B上に配置することを含み得る。第2の貯槽2Bは、第2の粉体に加えて不活性ガスを密封してよく、または不活性ガスを密封しなくてもよい。
【0247】
貯槽設置ステップAは、第3の収容受け台12C上に、たとえば粉体を含有していない第3の貯槽2Cを配置することを含み得る。第3の貯槽2Cは、不活性ガスを密封してもまたはしなくてもよい。
【0248】
貯槽設置ステップAは、混合デバイスに対する、第1の貯槽2A、および/または第2の貯槽2B、および/または第3の貯槽2Cの流体接続を含むことができる。流体接続は、ガス入口タップ29Aに対するコネクタ78Aの接続、ガス出口タップ31Aに対するコネクタ87Aの接続、第1のフランジ18Aをロックすることによる第1の剛体部分16Aに対する第1の貯槽2Aの第1の出口ダクト17Aの接続、および/またはガス入口タップ29Bに対するコネクタ78Bの接続、およびガス出口タップ31Bに対するコネクタ87Bの接続、および第2のフランジ18Bをロックすることによる第2の剛体部分16Bに対する第2の貯槽2Bの第1の出口ダクト17Bの接続、および/またはガス入口タップ29Cに対するコネクタ78Cの接続、およびガス出口タップ31Cに対するコネクタ87Cの接続、および第3のフランジ25をロックすることによる第3の剛体部分24に対する第3の貯槽2Cの第3の入口ダクト26Cの接続を含むことができる。
【0249】
ステップAの持続時間を通じて、混合デバイスのすべての弁が閉じられ得る。
【0250】
含有量設定ステップ
含有量設定ステップBは、第1の貯槽2A、および/または第2の貯槽2B、および/または第3の貯槽2C、および/または第1の投与装置3A、および/または第2の投与装置3Bおよび/またはミキサ4、および/または第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段、および/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段、および/またはミキサ4と第3の貯槽3Cとの間の流体接続手段の、共通または別個の、一時的、順次、または同時の掃引を含むことができる。
【0251】
「一時的」とは、掃引の開始も終了も、たとえば同一のステップBの間にあることを意味する。
【0252】
ステップBと対応する掃引との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または酸素含有量を測定する第2のプローブ136による、たとえば2%未満、たとえば0.5%未満といった特定の閾値を下回る酸素含有量の測定値を条件とすることができる。
【0253】
ステップBと対応する掃引との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、相対湿度プローブ128による、たとえば3%未満といった特定の閾値を下回る相対湿度の測定値を条件とすることができる。
【0254】
したがって、爆発の危険性の観点から、既知の安全な状態において、また、粉体の品質を保つ観点から、投与および混合の動作の開始前に、内部雰囲気を、第1の貯槽2A、および/または第2の貯槽2B、および/または第3の貯槽2C、および/または第1の投与装置3A、および/または第2の投与装置3B、ミキサ4、および/または第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段、および/または第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段、および/またはミキサ4と第3の貯槽3Cとの間の流体接続手段の、任意のポイントにもたらすことが可能である。
【0255】
たとえば、第1の出口弁20Aおよび/または第2の出口弁20Bおよび/または第3の出口弁20Cおよび/または第1の入口弁27Aおよび/または第2の入口弁27Aおよび/または第3の入口弁27Cといった、粉体の循環を可能にする弁のうち少なくともいくつかは、ステップBの持続時間を通じて閉じられ得る。第1の上流弁19Aおよび/または第2の上流弁19Bおよび/または第3の上流弁28も、ステップBの持続時間を通じて開かれ得る。
【0256】
ステップBの掃引は、弁95および/または102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134および/または第1の貯槽のタップ弁30A、および/または第2の貯槽のタップ弁30B、および/または第3の貯槽のタップ弁30C、および/または弁107Aおよび/または107Bおよび/または121および/または第1の貯槽のタップ弁32A、および/または第2の貯槽のタップ弁32B、および/または第3の貯槽のタップ弁32Cを開くことによって開始され得る。
【0257】
ステップBの掃引は、たとえば弁102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134を閉じることによって停止され得る。
【0258】
停止ステップ
停止ステップCは、混合デバイスのすべての弁を閉じることと、混合デバイスの電源を切ることとを含み得る。
【0259】
貯槽堆積ステップ
貯槽堆積ステップDは、混合デバイスに対する、第1の貯槽2Aおよび/または第2の貯槽2Bおよび/または第3の貯槽2Cの流体接続の解除を含むことができる。たとえば、流体接続の解除は、コネクタ78Aとガス入口タップ29Aとの分離、コネクタ87Aとガス出口タップ31Aとの分離、および第1のフランジ18Aのロック解除による第1の貯槽2Aの第1の出口ダクト17Aと第1の剛体部分16Aとの分離ならびに/またはコネクタ78Bとガス入口タップ29Bとの分離、コネクタ87Bとガス出口タップ31Bとの分離、および第2のフランジ18Bのロック解除による第2の貯槽2Bの第2のダクト17Bと第2の剛体部分16Bとの分離、ならびに/またはコネクタ78Cとガス入口タップ29Cとの分離、コネクタ87Cとガス出口タップ31Cとの分離、および第3のフランジ25をロック解除することによる第3の貯槽2Cの第3の入口ダクト26Cと第3の剛体部分24との分離を含むことができる。
【0260】
貯槽堆積ステップDは、第1の収容受け台12Aからの第1の貯槽2Aの堆積、および/または第2の収容受け台12Bからの第2の貯槽2Bの堆積、および/または第3の収容受け台12Cからの第3の貯槽2Cの堆積を含むことができる。
【0261】
ステップDの持続時間を通じて、混合デバイスのすべての弁が閉じられ得る。
【0262】
貯槽置換方法
貯槽置換方法Rは、第1の選択ステップS1を含むことができる。
【0263】
第1の選択ステップS1は、たとえば混合デバイスのオペレータおよび/または制御手段による、たとえば第1の貯槽2A、第2の貯槽2Bおよび第3の貯槽2Cのうち置換されるべき貯槽の選択を含むことができる。
【0264】
たとえば、第1の貯槽2Aは、含有している第1の粉体の量がステップP1の投与および混合動作を継続するためには不十分であれば、選択され得る。たとえば、第2の貯槽2Bは、含有している第2の粉体の量がステップP1の投与および混合動作を継続するためには不十分であれば、選択され得る。たとえば、第3の貯槽3Cは、たとえば生産される目標粉体である第3の粉体の目標量に達していない状況で、第3の粉体の最大収容量を含有していれば、選択され得る。
【0265】
第1の貯槽の置換
第1の選択ステップS1によって、第1の貯槽2Aが選択され得る。次いで、貯槽置換方法Rは、第1の選択ステップS1に続いて、第1の貯槽2Aを流体分離するステップRA1を含むことができる。
【0266】
第1の貯槽2Aを流体分離するステップRA1は、第1の上流弁19Aおよび/または第1の出口弁20Aおよび/または第1の貯槽のタップ弁30Aおよび/または第1の貯槽のタップ弁32Aおよび/または弁107Aを閉じることを含み得る。
【0267】
貯槽置換方法Rは、次いで、第1の貯槽の置換ステップRA2を含むことができる。第1の貯槽2Aを流体分離するステップRA1に、第1の貯槽を置換するステップRA2が後続し得る。
【0268】
第1の貯槽の置換ステップRA2は、たとえば、第1のフランジ18Aのロック解除による、コネクタ78Aとガス入口タップ29Aとの分離、コネクタ87Aとガス出口タップ31Aとの分離、および第1の貯槽2Aの第1の出口ダクト17Aと第1の剛体部分16Aとの分離といった、混合デバイスからの第1の貯槽2Aの分離を含むことができる。
【0269】
第1の貯槽の置換ステップRA2は、第1の収容受け台12Aからの第1の貯槽2Aの回収、および非ゼロ量の第1の粉体を含有している別の第1の貯槽2Aの、第1の収容受け台12A上の堆積を含むことができる。
【0270】
第1の貯槽の置換ステップRA2は、たとえば、第1のフランジ18Aのロックによる、ガス入口タップ29Aに対するコネクタ78Aの接続、およびガス出口タップ31Aに対するコネクタ87Aの接続、および第1の剛体部分16Aに対する第1の貯槽2Aの第1の出口ダクト17Aの接続といった、混合デバイスに対する第1の貯槽2Aの接続の再確立を含むことができる。
【0271】
貯槽置換方法Rは、次いで、第1の貯槽の含有量を設定するステップRA3を含むことができる。第1の貯槽の置換ステップRA2に、第1の貯槽の含有量を設定するステップRA3が後続し得る。
【0272】
第1の貯槽の含有量を設定するステップRA3は、供給ネットワーク67から導出された不活性ガスを使用する、第1の貯槽2Aと、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段との一時的掃引を含むことができる。
【0273】
「一時的」とは、掃引の開始も終了も、ステップRA3の間にあることを意味する。
【0274】
掃引とステップRA3との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または酸素含有量を測定する第2のプローブ136による、たとえば2%未満、たとえば0.5%未満といった特定の閾値を下回る酸素含有量の測定値を条件とすることができる。
【0275】
掃引とステップRA3との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、相対湿度プローブ128による、たとえば3%未満といった特定の閾値を下回る相対湿度の測定値を条件とすることができる。
【0276】
掃引は、たとえば弁95および/または107Aおよび/または119Aおよび/または105および/または134、および/または第1の貯槽のタップ弁30Aおよび/または第1の貯槽のタップ弁32Aを開くことによって実行され得る。
【0277】
掃引は、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段への不活性ガスの注入を回避するために、弁107Bが閉じた状態で実行され得る。
【0278】
掃引の停止およびステップRA3の終了には、たとえば弁102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134を閉じることが伴い得る。
【0279】
第2の貯槽の置換
第1の選択ステップS1によって、第2の貯槽2Bが選択され得る。次いで、貯槽置換方法Rは、第1の選択ステップS1に続いて、第2の貯槽2Bを流体分離するステップRB1を含むことができる。
【0280】
第2の貯槽2Bを流体分離するステップRB1は、第2の上流弁19Bおよび/または第2の出口弁20Bおよび/または第2の貯槽のタップ弁30Bおよび/または第2の貯槽のタップ弁32Bおよび/または弁107Bを閉じることを含み得る。
【0281】
貯槽置換方法Rは、次いで、第2の貯槽の置換ステップRB2を含むことができる。第2の貯槽2Bを流体分離するステップRB1に、第2の貯槽の置換ステップRB2が後続し得る。
【0282】
第2の貯槽の置換ステップRB2は、たとえば、コネクタ78Bとガス入口タップ29Bとの分離、コネクタ87Bとガス出口タップ31Bとの分離、および、第2のフランジ18Bのロック解除による、第2の貯槽2Bの第2の出口ダクト17Bと第2の剛体部分16Bとの分離といった、混合デバイスからの第2の貯槽2Bの分離を含むことができる。
【0283】
第2の貯槽の置換ステップRB2は、第2の収容受け台12Bからの第2の貯槽2Bの引出しと、非ゼロ量の第2の粉体を含有している別の第2の貯槽2Bの、第2の収容受け台12B上への堆積とを含むことができる。
【0284】
第2の貯槽の置換ステップRB2は、たとえば、コネクタ78Bのガス入口タップ29Bへの接続、コネクタ87Bのガス出口タップ31Bへの接続、および、第2のフランジ18Bのロックによる、第2の貯槽2Bの第2の出口ダクト17Bの、第2の剛体部分16Bへの接続といった、混合デバイスへの第2の貯槽2Bの接続の再確立を含むことができる。
【0285】
貯槽置換方法Rは、次いで、第2の貯槽の含有量を設定するステップRB3を含むことができる。第2の貯槽を置換するステップRB2に、第2の貯槽の含有量を設定するステップRB3が後続し得る。
【0286】
第2の貯槽の含有量を設定するステップRB3は、供給ネットワーク67から導出された不活性ガスを使用する、第2の貯槽2Bと、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段との、一時的掃引を含むことができる。
【0287】
「一時的」とは、掃引の開始も終了も、ステップRB3の間にあることを意味する。
【0288】
掃引とステップRB3との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または酸素含有量を測定する第2のプローブ136による、たとえば2%未満、たとえば0.5%未満といった特定の閾値を下回る酸素含有量の測定値を条件とすることができる。
【0289】
掃引とステップRB3との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、相対湿度プローブ128による、たとえば3%未満といった特定の閾値を下回る相対湿度の測定値を条件とすることができる。
【0290】
掃引は、たとえば弁95および/または107Bおよび/または119Bおよび/または105および/または134、および/または第2の貯槽のタップ弁30Bおよび/または第2の貯槽のタップ弁32Bを開くことによって実行され得る。
【0291】
掃引は、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段への不活性ガスの注入を回避するために、弁107Aが閉じた状態で実行され得る。
【0292】
掃引の停止およびステップRB3の終了には、たとえば弁102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134を閉じることが伴い得る。
【0293】
第3の貯槽の置換
第1の選択ステップS1によって、第3の貯槽2Cが選択され得る。次いで、貯槽置換方法Rは、第1の選択ステップS1に続いて、第3の貯槽2Cを流体分離するステップRC1を含むことができる。
【0294】
第3の貯槽2Cを流体分離するステップRC1は、第3の上流弁28および/または第3の入口弁27Cおよび/または第3の貯槽のタップ弁30Cおよび/または第3の貯槽のタップ弁32Cおよび/または弁109を閉じることを含み得る。
【0295】
貯槽置換方法Rは、次いで、第3の貯槽の置換ステップRC2を含むことができる。第3の貯槽2Cを流体分離するステップRC1に、第3の貯槽の置換ステップRC2が後続し得る。
【0296】
第3の貯槽の置換ステップRC2は、たとえば、コネクタ78Cとガス入口タップ29Cとの分離、コネクタ87Cとガス出口タップ31Cとの分離、および、第3のフランジ25のロック解除による、第3の貯槽2Cの第3の入口ダクト26Cと第3の剛体部分24との分離といった、混合デバイスの第3の貯槽2Cの分離を含むことができる。
【0297】
第3の貯槽の置換ステップRC2は、第3の収容受け台12Cからの第3の貯槽2Cの引出しと、第3の収容受け台12C上の、たとえば粉体を含有していない別の第3の貯槽2Cの堆積とを含むことができる。
【0298】
第3の貯槽の置換ステップRC2は、たとえば、コネクタ78Cのガス入口タップ29Cへの接続、コネクタ87Cのガス出口タップ31Cへの接続、および、第3のフランジ25のロックによる、第3の貯槽2Cの第3の入口ダクト26Cの第3の剛体部分24への接続といった、混合デバイスへの第3の貯槽2Cの接続の再確立を含むことができる。
【0299】
貯槽置換方法Rは、次いで、第3の貯槽の含有量を設定するステップRC3を含むことができる。第3の貯槽の置換ステップRC2に、第3の貯槽の含有量を設定するステップRC3が後続し得る。
【0300】
第3の貯槽の含有量を設定するステップRC3は、供給ネットワーク67から導出された不活性ガスを使用する、第3の貯槽2Cと、第3の貯槽2Cとミキサ4との間の流体接続手段との、一時的掃引を含むことができる。
【0301】
「一時的」とは、掃引の開始も終了も、ステップRC3の間にあることを意味する。
【0302】
掃引とステップRC3との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、酸素含有量を測定する第1のプローブ129および/または酸素含有量を測定する第2のプローブ136による、たとえば2%未満、たとえば0.5%未満といった特定の閾値を下回る酸素含有量の測定値を条件とすることができる。
【0303】
掃引とステップRC3との終了は、収集サブアセンブリ81によって収集された掃引ガスにおける、相対湿度プローブ128による、たとえば3%未満といった特定の閾値を下回る相対湿度の測定値を条件とすることができる。
【0304】
掃引は、たとえば弁95および/または102Cおよび/または109および/または121および/または105および/または134、および/または第3の貯槽のタップ弁30Cおよび/または第3の貯槽のタップ弁32Cを開くことによって実行され得る。
【0305】
掃引の停止およびステップRC3の終了には、たとえば弁102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134を閉じることが伴い得る。
【0306】
第2の選択ステップ
貯槽置換方法Rは、次いで、第2の選択ステップS2を含むことができる。第1の貯槽の含有量を設定するステップRA3および/または第2の貯槽の含有量を設定するステップRB3および/または第3の貯槽の含有量を設定するステップRC3に、第2の選択ステップS2が後続し得る。
【0307】
新規の貯槽を置換する必要がある場合、第2の選択ステップは、第1の選択ステップS1の新規の実施を含むことができる。このことは、たとえば中断Iまたは第1の選択ステップS1において判定され、たとえば制御手段によってメモリに保存される。
【0308】
たとえば他の貯槽を置換する必要がなければ、第2の選択ステップには、製造ステップP1への復帰が後続し得る。
【0309】
分析サブアセンブリ112の管理
取得方法は、弁127および130の開閉を管理するための条件付きルールの実施を含むことができ、酸素含有量を測定する第2のプローブ129および相対湿度プローブ128におけるガスの通過を監視する。
【0310】
たとえば弁127および弁130の開放が許容されるのは、酸素含有量を測定する第1のプローブ136が活動中であって、たとえば2%である酸素閾値を上回る酸素含有量を酸素含有量を測定する第1のプローブ136が測定する場合のみである。
【0311】
弁134の開放は、弁127および/または弁130の開放が禁止されていなければ、たとえば弁127および弁130の開放を起動することができる。
【0312】
弁134の閉鎖は、たとえば弁127および弁130の閉鎖を起動することができる。
【0313】
混合デバイスの、たとえばデータ処理手段65である制御手段は、たとえば貯槽置換方法Sを含んでいるたとえば生産方法Pの間および/または含有量設定ステップBの間に、条件付きルールを記憶して実施することができる。
【0314】
酸素含有量を測定する第1のプローブ136による酸素含有量の検知および/または酸素含有量を測定する第2のプローブ129による酸素含有量の検知が、酸素閾値よりも大きいと、たとえば、弁102Aおよび/または102Bおよび/または102Cおよび/または105および/または134の閉鎖、モータ・ユニット41Aおよび/または41Bおよび/または49のおよび/または54の停止、ならびに混合デバイスの少なくとも1人のオペレータによる手動監視への移行によって、混合デバイスの保護を起動することができる。
【0315】
混合デバイスの使用段階
図18aを参照しながら、取得方法の間の混合デバイスの使用法が説明される。図18a、図18bおよび図18cにおいて、「t」とラベルが付いた矢印は時間軸を表し、時間は矢印の方向に流れる。図における要素の垂直の分布は、階層的、因果的、または時間的な価値を持たず、読みやすさを改善するためにのみ役立つ。
【0316】
生産方法Pの開始において、粉体の、第1の貯槽2Aおよび第2の貯槽2Bから第1の投与装置3Aおよび第2の投与装置3Bへの循環と、ミキサ4から第3の貯槽2Cへの循環とを可能にするために、弁19A、19B、20A、20B、27Cおよび28が開かれ得る。
【0317】
生産方法Pは、たとえば第1の投与装置3Aおよび第2の投与装置3Bといった投与装置の動作段階DO、およびミキサの動作段階Mを含むことができる。段階DOの開始は、生産方法Pの開始に対応することができる。段階Mの終了は、生産方法Pの終了に対応することができる。段階DOは主段階DO1を含むことができ、この間、第1の投与装置3Aが第1の貯槽2Aから第1の粉体を受け入れ、第2の投与装置3Bが第2の貯槽2Bから第2の粉体を受け入れ、それぞれが、たとえば混合設定値に従ってミキサ4へと放出する。主段階DO1の最後に、第1の貯槽2Aから第1の投与装置3Aへの粉体の放出と、第2の貯槽2Bから第2の投与装置3Bへの粉体の放出とを防止するために、弁19A、20A、19B、20Bが閉じられ得る。流体接続要素15Aにおける粉体の停滞を防止するために、弁20Aは、弁19Bに先立って閉じられ得る。流体接続要素15Bにおける粉体の停滞を防止するために、弁20Bは、弁19Bに先立って閉じられ得る。
【0318】
段階Mは主段階M1を含むことができ、この間、ミキサMが、第1の投与装置3Aからの粉体および第2の投与装置3Bからの粉体を受け取り、これらを混合することによって貯槽2Cへ搬送し、粉末が貯槽2Cに放出される。
【0319】
主段階DO1および主段階M1は、同時に始まって同時に行われ得る。主段階M1の終了は、段階DOの終了と一致し得る。
【0320】
投与装置の動作段階DOは、DO1以前に、投与装置の装填段階DO0を含むことができ、この間、第1の投与装置3Aおよび第2の投与装置3Bのねじは、混合設定値と無関係に作動されて、第1の貯槽2Aおよび第2の貯槽2Bからの粉体の導出を可能にし、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bに沿って粉体を進めて、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bに粉体を装填する。第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bの動作は、たとえば時間遅延を用いて、ミキサ4への粉体放出に先立って停止される。
【0321】
投与装置の動作段階DOは、DO1に続いて、投与装置の最終的な排出段階DO2を含むことができる。
【0322】
段階DO2の間、投与装置は、含有している粉体を、含有している粉体の量の限度内で、混合設定値に応じてミキサ4へと放出する。
【0323】
段階DO2は、たとえば、第1の投与装置3Aおよび/または第2の投与装置3Bが空になったとき終了し得る。
【0324】
ミキサの動作段階Mは、M1および投与装置の動作段階DOの後に、ミキサの排出段階M2を含むことができる。この間、ミキサ4は、第1の投与装置3Aまたは第2の投与装置3Bから粉体をさらに受け入れることなく、含有している粉体は第3の貯槽2Cへと放出する。
【0325】
生産方法Pの終了時、すなわちたとえば段階Mの終了時に、弁27Cおよび弁28は、ミキサ4と製造された混合粉体を含む第3の貯槽2Cとの間で閉じられ得る。流体接続要素23における粉体の停滞を防止するために、弁28は、弁27Cに先立って閉じられ得る。
【0326】
ミキサの動作段階Mの間中、1つまたは複数のサンプリング段階Eが生じ得る。サンプラ5の動作方法Eは、たとえばサンプラ5の動作方法Eのサンプリング段階Eであり、サンプリング・ステップE1を含むことができ、たとえば、この間、サンプラ5のサンプリングねじは、ミキサ4によって第3の貯槽2Cへと放出される混合粉体の流れの一部を採取して、サンプル容器6に移すように設定される。
【0327】
サンプラ5の動作方法Eは、たとえばサンプラ5動作方法Eのサンプリング段階Eであり、サンプリング・ステップE1に続く浄化ステップE2を含むことができ、浄化は、たとえばサンプラ5を空にすることを含み、サンプラ5のサンプリングねじは、サンプリング・ステップE1の後に含有し得る粉体の残りを、たとえば第3の貯槽Cへと放出するように設定される。
【0328】
サンプラ5の動作方法Eのサンプリング段階Eが、システムの他の動作段階を中断することはない。詳細には、サンプリング段階Eが、ミキサの動作段階Mまたは投与装置の動作段階DOを中断することはない。
【0329】
混合デバイスの動作の追跡は、上記で説明されたように、少なくとも生産方法Pの全期間にわたって行われる。
【0330】
生産方法Pを通じて、混合デバイスは不活性ガスで掃引され、たとえば、供給源67からの不活性ガスは、分配サブアセンブリ69によって、第1の貯槽2A、第2の貯槽2B、第3の貯槽2C、第1の投与装置3A、第2の投与装置3B、流体接続要素15A、15B、および23、およびミキサ4に、連続的に分配され、収集アセンブリ81によって連続的に収集されて、排気口92において放出される。
【0331】
詳細には、不活性ガスの全体的な循環を可能にするために、弁95、102A、102B、102C、105、134、ならびに、30A、30B、30C、107A、107Bおよび109が開かれ得る。不活性ガスが、第1の貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段の出口タップ34Aと、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段の出口タップ34Bと、ミキサ4と第3の貯槽2Cとの間の流体接続手段の出口タップ36とに向かう粉体の甚大な流れをもたらすのを防止するために、弁119A、119Bおよび121が閉じられる。不活性ガスが、第1の貯槽2A、第2の貯槽2Bおよび第3の貯槽2Cから粉体をトレーニングするのを防止するために、弁32A、32Bおよび32Cが閉じられ得る。
【0332】
酸素プローブ136によって測定された酸素含有量が、たとえば2%未満といった爆発危険性の閾値をたとえば下回るほど十分に小さい限り、弁127および130は、酸素プローブ128および湿気プローブ129による不活性ガスの精細な分析を可能にするために開かれ得る。
【0333】
図18bを参照しながら、取得方法が説明される。取得方法は、貯槽設置ステップAと、それに続く含有量設定ステップBとを含むことができる。生産方法は、停止ステップCと、それに続く貯槽堆積ステップDとを含むことができる。貯槽設置ステップAおよび含有量設定ステップBは、生産方法Pに先行する。生産方法Pは、次いで、停止ステップCおよび貯槽堆積ステップDから始まり得る。生産方法Pは、1つまたは複数の貯槽を置換するための貯槽置換方法Rの1回または複数回の実施による中断を含むことができる。前述の、混合デバイスの動作の追跡は、少なくとも生産方法Pの全期間を通じて、有利には、少なくとも含有量設定ステップBの開始から、有利には、少なくとも停止ステップCの終了まで実行され得る。
【0334】
貯槽設置ステップAは、第1の収容受け台12A上に、たとえば新規粉体である第1の粉体を含有している第1の貯槽2Aを配置することを含み得る。第1の貯槽2Aは、不活性ガスを密封することができる。貯槽設置ステップAは、第2の収容受け台12B上に、たとえば再生粉体である第2の粉体を含有している第2の貯槽2Bを配置することを含み得る。第2の貯槽2Bは、不活性ガスを密封することができる。貯槽設置ステップAは、第3の収容受け台12C上に、たとえば空の貯槽である第3の貯槽2Cを配置することを含み得る。第3の貯槽2Aは、不活性ガスを密封することができる。
【0335】
貯槽設置ステップAは、第1の貯槽2A、第2の貯槽2Bおよび第3の貯槽2Cから、混合デバイスへの流体接続、たとえば第1の貯槽2A用の、カプラ78Aからタップ29Aへの接続、およびカプラ87Aからタップ31Aへの接続、およびフランジ18Aのロックによるダクト17Aから要素16Aへの接続と、たとえば第2の貯槽2B用の、カプラ78Bからタップ29Bへの接続、およびカプラ87Bからタップ31Bへの接続、およびフランジ18Bのロックによるダクト17Bから要素16Bへの接続と、たとえば第3の貯槽2C用の、カプラ78Cからタップ29Cへの接続、およびカプラ87Cからタップ31Cへの接続、およびフランジ25のロックによるダクト26Cから要素24へ接続とを含むことができる。
【0336】
含有量設定ステップBは、供給源67から来る不活性ガスによる混合デバイスの掃引を含むことができ、詳細には、第1の投与装置3A、第2の投与装置3B、ミキサ4、貯槽2Aと第1の投与装置3Aとの間の流体接続手段、第2の貯槽2Bと第2の投与装置3Bとの間の流体接続手段、第3の貯槽2Cとミキサ4との間の流体接続手段、ならびに第1の貯槽2A、第2の貯槽2B、および第3の貯槽2Cの、掃引を含むことができる。
【0337】
含有量設定ステップBは、生産方法Pの開始に先立って、浮遊している粉体粒子の爆発に関連した危険性を解消するために、混合デバイスにおける酸素含有量がたとえば2%未満と十分に小さいことを保証するものである。
【0338】
含有量設定ステップBは、製造ステップPの開始に先立って、混合デバイスにおける酸素および湿気の含有量が、生産方法P中に、たとえばそれぞれ1,000ppm未満および1%未満の粉体の品質を保つ要件に適合することを保証するものである。
【0339】
含有量設定ステップBの間、弁95、102A、102B、102C、105、134、ならびに30A、30B、30C、107A、107Bおよび109、ならびに119A、119Bおよび121、ならびに32A、32Bおよび32Cが開かれ得る。
【0340】
含有量設定ステップBの間、一方では、粉体の循環を防止するために、他方では、混合デバイスを分割することによって、より効果的かつより安全な含有量設定掃引を行うために、弁19A、19B、20A、20B、27Cおよび28が閉じられ得る。
【0341】
含有量設定ステップBの間、供給源67によって連続的に供給される不活性ガスは、混合デバイスの中で分散され得、排気口92において放出されるのに先立って、収集アセンブリ81に連続的に達する。収集アセンブリ81において、たとえば2%を上回る、浮遊した粉体の粒子の爆発に関連した危険性を解消するには不十分に低い酸素含有量をプローブ136が検知する限り、弁127および130を閉じることができる。
【0342】
含有量設定ステップBは、たとえば、プローブ136、128および129が、安全性の要件および粉体の品質保持の要件と適合する酸素および湿気の含有量を測定したとき、終了することができる。
【0343】
含有量設定ステップBの最後に、生産シーケンスの実装を可能にするために、弁102A、102B、102C、105、127、130および134を閉じることによって、掃引が一時的に停止される。
【0344】
停止ステップCは、不活性ガスを用いる掃引の停止と、混合デバイスの流体分離とに対応することができる。
【0345】
貯槽堆積ステップDは、混合デバイスに対する貯槽2A、2Bおよび2Cの流体接続の解除を含むことができ、たとえば、貯槽2Aについては、カプラ78Aとタップ29Aとの分離、カプラ87Aとタップ31Aとの分離、およびフランジ18Aのロック解除によるダクト17Aと要素16Aとの分離によって流体接続が解除され、たとえば、貯槽2Bについては、カプラ78Aとタップ29Aとの分離、カプラ87Aとタップ31Aとの分離、およびフランジ18Aのロック解除によるダクト17Aと要素16Aとの分離によって流体接続が解除され、たとえば、貯槽2Xについては、カプラ78Cとタップ29Cとの分離、カプラ87Cとタップ31Cとの分離、およびフランジ25のロック解除によるダクト26Cと要素24との分離によって流体接続が解除される。
【0346】
貯槽堆積ステップDは、第1の収容受け台12Aからの第1の貯槽2Aの堆積を含むことができる。貯槽堆積ステップDは、第2の収容受け台12Bからの第2の貯槽2Bの堆積を含むことができる。貯槽堆積ステップDは、第3の収容受け台12Cからの第3の貯槽2Cの堆積を含むことができる。
【0347】
貯槽置換方法Rのシーケンスは、生産方法Pの間に、たとえば空の貯槽である第1の貯槽2Aを、第1の粉体を含有している別の第1の貯槽2Aで置換することを含む、第1の貯槽2Aの置換RA、および/または生産方法Pの間に、たとえば空の貯槽である第2の貯槽2Bを、第2の粉体を含有している別の第2の貯槽2Bで置換することを含む、第2の貯槽2Bの置換、および/または生産方法Pの間に、たとえば満杯の貯槽である第3の貯槽2Cを、たとえば空の貯槽である別の第3の貯槽2Cで置換することを含む、第3の貯槽2Cの置換を、含むことができる。貯槽置換方法Rのシーケンスは、不活性ガスを用いる掃引を一時的に中断するために、弁102A、102B、102C、105、127、130および134を閉じることによって始まり得る。有利には、前述の混合デバイスの動作の追跡は、貯槽置換方法Rを通じて継続される。
【0348】
図18cを参照しながら、第1の貯槽2Aの置換RAが説明される。置換RAは、たとえば第1の貯槽2Aの取外しを含めて、第1の貯槽2Aを流体分離するステップRA1を含むことができる。置換RAは、第1の貯槽置換ステップRA2を含むことができ、これは、たとえば第1の貯槽2Aの流体分離のステップRA1に続いて、たとえば第1の貯槽2Aを別の第1の貯槽2Aで置換するステップRA21を含む。第1の貯槽の置換ステップRA2には、新規の第1の貯槽2Aの接続RA22が後続し得る。
【0349】
置換RAは、たとえば段階RA2の後に、新規の第1の貯槽2Aの含有量を設定するステップRA3を含むことができる。置換RAは、たとえばステップRA3の後に、生産RA4への復帰を含むことができる。
【0350】
ステップRA1は、第1の貯槽2Aを流体分離するための、弁19Aおよび20Aならびに弁30Aおよび32Aの閉鎖を含むことができる。流体接続要素15Aにおける粉体の停滞を防止するために、弁20Aは、弁19Aに先立って閉じられ得る。
【0351】
ステップRA1は、コネクタ78Aとタップ29Aとの分離、コネクタ87Aとタップ31Aとの分離、およびフランジ18Aを開くことによる貯槽2Aと要素33Aとの分離を含むことができる。第1の貯槽2Aを別の第1の貯槽2Aで置換するステップRA2は、第1の受け台12Aからの第1の貯槽2Aの堆積と、第1の受け台12A上の新規の第1の貯槽2Aの配置とを含むことができる。第1の貯槽2Aを別の第1の貯槽2Aで置換するステップRA2は、コネクタ78Aとタップ29Aとの分離、コネクタ87Aとタップ31Aとの分離、およびフランジ18Aをロックすることによる貯槽2Aと要素33Aとの固定を含むことができる。
【0352】
新規の第1の貯槽2Aの含有量を設定するステップRA3は、弁106Aおよび119Aを開いて、不活性ガスを用いる流体接続要素15Aの掃引を可能にし、弁106Bを閉じて、流体接続要素15Bへの不活性ガスの注入を防止し、弁105を開いて、不活性ガスの流体接続要素15Aへの循環を回復することから始まり得る。混合デバイスを連続的に掃引する不活性ガスは、収集サブアセンブリ81によって収集され、排気口92において放出され得る。
【0353】
収集サブアセンブリにおいて、酸素プローブ136は、測定した酸素含有量が、たとえば爆発危険性の閾値であるたとえば2%の酸素含有量の閾値といった閾値よりも小さいかまたは大きいかということに応じて、弁127および130の開閉を制御することができる。
【0354】
新規の第1の貯槽2Aの含有量を設定するステップRA3は、プローブ135、128および129が、安全性の要件および生産段階Pに関する粉体の品質の保護に適合する酸素および湿気の含有量を検知したとき、終了することができる。生産への復帰RA4は、弁102A、102B、102C、105、127、130および134を閉じることによって掃引を一時的に停止し、次いで、弁119Aを閉じ、弁106Bを開いて、生産方法Pの構成を回復し、次いで、弁102A、102B、102C、105、および134を再び開くことによって掃引を再開することを含み得る。
【0355】
第2の貯槽2Bの置換RBおよび第3の貯槽2Cの置換RCは、同様に実行され得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9a
図9b
図10
図11
図12a
図12b
図12c
図12d
図13
図14
図15
図16
図17
図18a
図18b
図18c
【手続補正書】
【提出日】2024-05-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の粉体および第2の粉体を連続的に混合するためのデバイスであって、
- 前記第1の粉体の第1の連続的投与装置(3A)および前記第2の粉体の第2の連続的投与装置(3B)と、
- 前記第1の投与装置によって投与された前記第1の粉体と前記第2の投与装置によって投与された前記第2の粉体とを混合して、決定された比に従って混合された粉体の連続的な流れを供給するように構成されたミキサ(4)と、
- 前記混合粉体の流れの小部分を採取するように適合されたサンプラ(5)と
を備えるデバイス。
【請求項2】
前記第1の投与装置(3A)および前記第2の投与装置(3A)のうち少なくとも1つが重量測定式投与装置である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1の投与装置(3A)および前記第2の投与装置(3A)のうち少なくとも1つがねじ式投与装置であり、および/または前記ミキサ(4)がねじ式ミキサであり、および/または前記サンプラ(5)がねじ式サンプラである、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記第1の粉体を貯蔵して、前記第1の粉体を、たとえば重力によって、前記第1の投与装置(3A)に連続的に供給するように構成された、前記第1の粉体用の第1の貯槽(2A)と、前記第2の粉体を貯蔵して、前記第2の粉体を、たとえば重力によって、前記第2の投与装置(3B)に連続的に供給するように構成された、前記第2の粉体用の第2の貯槽(2B)と、前記混合粉体の流れを受け入れるように構成された、前記混合粉体用の第3の貯槽(2C)とのうち少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記第1の貯蔵された粉体および前記第2の貯蔵された粉体のうち少なくとも1つの混合を追跡して、貯蔵された混合粉体を取得するように構成されている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記第1の貯槽(2A)と前記第1の投与装置(3A)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記第2の貯槽(2B)と前記第2の投与装置(3B)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記第1の投与装置(3A)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記第2の投与装置(3B)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素、ならびに/または前記ミキサ(4)と前記第3の貯槽(2C)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続要素をさらに備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記デバイスの1つまたは複数のポイントにおいて不活性ガスを分配し、前記デバイスの1つまたは複数のポイントにおいて前記不活性ガスを収集するように適合された不活性化手段をさらに備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
前記不活性化手段が、前記第1の貯槽(2A)、前記第2の貯槽(2B)、前記第2の貯槽(2C)、前記第1の投与装置(3A)、前記第2の投与装置(3B)、前記ミキサ(4)、前記第1の貯槽(2A)と前記第1の投与装置(3A)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、前記第2の貯槽(2B)と前記第2の投与装置(3B)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、前記第1の投与装置(3A)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段、前記第2の投与装置(3B)と前記ミキサ(4)との間の粉体およびガス用の密で柔軟な流体接続手段、前記ミキサ(4)と前記第3の貯槽(2C)との間の粉体およびガス用の密な流体接続手段のうち少なくとも1つにおいて、たとえば選択的に前記不活性ガスを分配し、前記不活性ガスを収集するように適合されている、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記混合粉体が付加製造用に意図されており、前記第1の粉体および前記第2の粉体のうち少なくとも1つが再生粉体である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイスによって実施される、混合粉体を取得するための方法であって、前記第1の粉体の連続混合および前記第2の粉体の連続混合を含む方法。
【国際調査報告】