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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】エネルギー貯蔵装置
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20240905BHJP
   H02H 7/18 20060101ALI20240905BHJP
   A62C 3/16 20060101ALI20240905BHJP
【FI】
H02J7/00 A
H02H7/18
A62C3/16 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514708
(86)(22)【出願日】2023-01-19
(85)【翻訳文提出日】2024-03-06
(86)【国際出願番号】 KR2023000982
(87)【国際公開番号】W WO2023140666
(87)【国際公開日】2023-07-27
(31)【優先権主張番号】10-2022-0008141
(32)【優先日】2022-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0006968
(32)【優先日】2023-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ムン-ソク・ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ヨ-ファン・キム
(72)【発明者】
【氏名】スン-ハン・ユン
(72)【発明者】
【氏名】ヒョン-ミン・イ
(72)【発明者】
【氏名】ジ-フン・キム
(72)【発明者】
【氏名】ホン-ジェ・パク
(72)【発明者】
【氏名】ジ-ウォン・イ
(72)【発明者】
【氏名】ヒョン-ウク・イ
(72)【発明者】
【氏名】スン-ジュン・イ
(72)【発明者】
【氏名】テ-シン・チョ
【テーマコード(参考)】
5G053
5G503
【Fターム(参考)】
5G053AA16
5G053BA06
5G053CA08
5G053EB08
5G503AA01
5G503BA02
5G503BB01
5G503CB11
5G503GD04
(57)【要約】
本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置は、バッテリーシステムコントローラー(BSC:Battery system controller)と、第1の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたマスターコントローラーと、第2の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたバンクバッテリー管理システム(BBMS:Bank battery management system)と、を含むように構成された制御コンテナと、前記第1の通信ラインを介して前記マスターコントローラーと接続されるように構成されたスレーブコントローラーと、前記第2の通信ラインを介して前記バンクバッテリー管理システム(BBMS)と接続され、対応するバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成されたラックバッテリー管理システム(RBMS:Rack battery management system)と、を含むように構成されたバッテリーコンテナと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーシステムコントローラー(BSC:Battery system controller)と、第1の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたマスターコントローラーと、第2の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたバンクバッテリー管理システム(BBMS:Bank battery management system)と、を含むように構成された制御コンテナと、
前記第1の通信ラインを介して前記マスターコントローラーと接続されるように構成されたスレーブコントローラーと、前記第2の通信ラインを介して前記バンクバッテリー管理システム(BBMS)と接続され、対応するバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成されたラックバッテリー管理システム(RBMS:Rack battery management system)と、を含むように構成されたバッテリーコンテナと、
を含む、エネルギー貯蔵装置。
【請求項2】
前記マスターコントローラーは、
前記バッテリーコンテナが複数設けられた場合、前記第1の通信ラインを介して複数のバッテリーコンテナに含まれている複数のスレーブコントローラーと接続されるように構成されている、請求項1に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項3】
前記マスターコントローラーは、
前記第1の通信ラインを介して前記複数のスレーブコントローラーのそれぞれとホームラン方式により直結されるように構成されている、請求項2に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項4】
前記バンクバッテリー管理システム(BBMS)は、
前記バッテリーコンテナが複数である場合、前記第2の通信ラインを介して複数のバッテリーコンテナに含まれている複数のラックバッテリー管理システム(RBMS)と接続されるように構成されている、請求項1に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項5】
前記バンクバッテリー管理システム(BBMS)は、
前記第2の通信ラインを介して前記複数のラックバッテリー管理システム(RBMS)とデイジーチェーン方式により互いに直列に接続されるように構成されている、請求項4に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項6】
前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)は、
前記第1の通信ラインを介して外部の電力変換システム(PCS:Power conversion system)と接続されるように構成されている、請求項1に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項7】
第3の通信ラインを介して前記マスターコントローラーと接続され、前記マスターコントローラーから放水指令を受信すれば、内部の消火液を前記バッテリーラックに出すように構成された給水コンテナをさらに含む、請求項1に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項8】
前記第1の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成された第2のマスターコントローラーと、前記第2の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成された第2のバンクバッテリー管理システム(BBMS)と、を含むように構成された第2の制御コンテナをさらに含む、請求項1に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項9】
前記第1の通信ラインを介して前記第2のマスターコントローラーと接続されるように構成された第2のスレーブコントローラーと、前記第2の通信ラインを介して前記第2のバンクバッテリー管理システム(BBMS)と接続され、対応する第2のバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成された第2のラックバッテリー管理システム(RBMS)と、を含むように構成された第2のバッテリーコンテナをさらに含む、請求項8に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項10】
第3の通信ラインを介して前記第2のマスターコントローラーと接続され、前記第2のマスターコントローラーから放水指令を受信すれば、内部の消火液を前記第2のバッテリーラックに出すように構成された第2の給水コンテナをさらに含む、請求項9に記載のエネルギー貯蔵装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2022年01月19日付け出願の韓国特許出願第10-2022-0008141号及び2023年01月17日付出願の韓国特許出願第10-2023-0006968号に基づく優先権を主張し、当該出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に組み込まれる。
【0002】
本発明は、エネルギー貯蔵装置に関し、より詳細には、制御コンテナ、バッテリーコンテナ及び給水コンテナを含むエネルギー貯蔵装置に関する。
【背景技術】
【0003】
近年、ノートパソコン、ビデオカメラ、携帯電話などのような携帯用電子製品の需要が急激に伸び、ロボット、電気自動車などの商用化が本格化するにつれて、繰り返して充放電可能な高性能二次電池に対する研究が活発に行われている。
【0004】
現在、商用化されている二次電池としてはニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、ニッケル亜鉛電池、リチウム二次電池などが挙げられるが、中でも、リチウム二次電池は、ニッケル系の二次電池に比べてメモリ効果が殆ど起きないため充放電が自在であり、自己放電率が非常に低くエネルギー密度が高いという利点で脚光を浴びている。
【0005】
このようなバッテリーが用いられるエネルギー貯蔵装置は、大規模の電力を貯蔵し、複数の負荷設備に貯蔵された電力を提供する装置であり得る。例えば、エネルギー貯蔵装置は、産業用、ビル用又は家庭用のエネルギー管理システムといった形態で用いられており、貯蔵された電力をそれぞれの使用地点における負荷設備に提供することで常時電力網及び/又は非常電力網として用いられている。
【0006】
従来のエネルギー貯蔵装置は、コンテナ単位で構成され、1つのコンテナには、複数のバッテリーラックと配電盤などがいずれも含まれている。すなわち、エネルギー貯蔵装置のすべての構成要素を含み得るような大きさのコンテナが求められていた。
【0007】
また、複数のエネルギー貯蔵装置が設けられる場合、それぞれのエネルギー貯蔵装置は、独立したコンテナから構成されるため、コンテナコンテナ単位のエネルギー貯蔵装置をそれぞれ別々に制御しなければならないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決するために創作されたものであって、予め設けられた接続端子同士の間を接続することで、通信ラインが形成可能な制御コンテナ、バッテリーコンテナ及び給水コンテナを含むエネルギー貯蔵装置を提供することを目的とする。
【0009】
本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解でき、本発明の実施形態によってより明らかに分かるであろう。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示される手段及びその組合せによって実現することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によるエネルギー貯蔵装置は、バッテリーシステムコントローラー(BSC:Battery system controller)と、第1の通信ラインを介してバッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたマスターコントローラーと、第2の通信ラインを介してバッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたバンクバッテリー管理システム(BBMS:Bank battery management system)と、を含むように構成された制御コンテナと、第1の通信ラインを介してマスターコントローラーと接続されるように構成されたスレーブコントローラーと、第2の通信ラインを介してバンクバッテリー管理システム(BBMS)と接続され、対応するバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成されたラックバッテリー管理システム(RBMS:Rack battery management system)と、を含むように構成されたバッテリーコンテナと、を含み得る。
【0011】
マスターコントローラーは、バッテリーコンテナが複数設けられた場合、第1の通信ラインを介して複数のバッテリーコンテナに含まれている複数のスレーブコントローラーと接続されるように構成され得る。
【0012】
マスターコントローラーは、第1の通信ラインを介して複数のスレーブコントローラーのそれぞれとホームラン方式により直結されるように構成され得る。
【0013】
バンクバッテリー管理システム(BBMS)は、バッテリーコンテナが複数である場合、第2の通信ラインを介して複数のバッテリーコンテナに含まれている複数のラックバッテリー管理システム(RBMS)と接続されるように構成され得る。
【0014】
バンクバッテリー管理システム(BBMS)は、第2の通信ラインを介して複数のラックバッテリー管理システム(RBMS)とデイジーチェーン方式により互いに直列に接続されるように構成され得る。
【0015】
バッテリーシステムコントローラー(BSC)は、第1の通信ラインを介して外部の電力変換システム(PCS:Power conversion system)と接続されるように構成され得る。
【0016】
本発明の他の態様によるエネルギー貯蔵装置は、第3の通信ラインを介してマスターコントローラーと接続され、マスターコントローラーから放水指令を受信すれば、内部の消火液をバッテリーラックに出すように構成された給水コンテナをさらに含み得る。
【0017】
本発明のさらに他の態様によるエネルギー貯蔵装置は、第1の通信ラインを介してバッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成された第2のマスターコントローラーと、第2の通信ラインを介してバッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成された第2のバンクバッテリー管理システム(BBMS)と、を含むように構成された第2の制御コンテナをさらに含み得る。
【0018】
本発明のさらに他の態様によるエネルギー貯蔵装置は、第1の通信ラインを介して第2のマスターコントローラーと接続されるように構成された第2のスレーブコントローラーと、第2の通信ラインを介して第2のバンクバッテリー管理システム(BBMS)と接続され、対応する第2のバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成された第2のラックバッテリー管理システム(RBMS)と、を含むように構成された第2のバッテリーコンテナをさらに含み得る。
【0019】
本発明のさらに他の態様によるエネルギー貯蔵装置は、第3の通信ラインを介して第2のマスターコントローラーと接続され、第2のマスターコントローラーから放水指令を受信すれば、内部の消火液を第2のバッテリーラックに出すように構成された第2の給水コンテナをさらに含み得る。
【発明の効果】
【0020】
本発明の一態様によれば、ホームラン(Home run)方式とデイジーチェーン(Daisy chain)方式を用いてエネルギー貯蔵装置の通信ラインを接続することにより、エネルギー貯蔵装置の通信安定性を向上させることができるという利点がある。
【0021】
また、本発明の一態様によれば、エネルギー貯蔵装置におけるバッテリーコンテナを拡張させ易いという利点がある。
【0022】
本発明の効果が上述した効果に何ら制限されるものではなく、言及されていない他の効果は特許請求の範囲の記載から当業者にとって明確に理解できるものであろう。
【0023】
本明細書に添付される次の図面は、後述する発明の詳細な説明とともに本発明の技術的な思想をさらに理解させる役割のためのものであるため、本発明は図面に記載された事項だけに限定されて解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置を概略的に示す図である。
図2】本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置の第1の実施形態を概略的に示す図である。
図3】本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置の第2の実施形態を概略的に示す図である。
図4】本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置の第3の実施形態を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本明細書及び特許請求の範囲に使われた用語や単語は通常の意味や、辞書的な意味に限定して解釈されるものではなく、発明者は発明を最善の方法で説明するために用語の概念を自ら適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に対応する意味及び概念で解釈されるものである。
【0026】
したがって、本明細書に記載された実施形態及び図面に示された構成は、本発明の好ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを表すものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解されたい。
【0027】
また、本発明を説明するに当たって、本発明と関連する公知の技術についての具体的な説明が本発明の要旨をかえって曖昧にする恐れがあると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。
【0028】
第1、第2などの序数を含む言い回しは、様々な構成要素のうちのいずれか一つをその他の要素と区別するために使われたものであり、これらの言い回しによって構成要素が限定されることはない。
【0029】
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」というとき、これは、特に言及しない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0030】
なお、明細書の全体において、ある部分が他の部分と「接続(連結)」されているというとき、これは「直接的に接続(連結)」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「間接的に接続(連結)」されている場合も含む。
【0031】
以下、添付図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳しく説明する。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10を概略的に示す図である。図2は、本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10の第1の実施形態を概略的に示す図である。
【0033】
図1を参照すると、エネルギー貯蔵装置10は、制御コンテナ100及びバッテリーコンテナ200を含み得る。
【0034】
例えば、本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10は、DC-LINKと書き表され得る。そして、制御コンテナ100は、E-LINKと書き表され、バッテリーコンテナ200は、B-LINKと書き表され得る。
【0035】
制御コンテナ100は、BSC(Battery system controller)110と、マスターコントローラー120及びBBMS 130(Bank battery management system)を含み得る。
【0036】
BSC 110は、最上位制御器であって、マスターコントローラー120及びBBMS 130と通信可能に接続され得る。
【0037】
また、BSC 110は、第1の通信ラインCL1を介して外部のPCS(Power conversion system)20と接続されるように構成され得る。例えば、第1の通信ラインCL1は、第1の通信プロトコルに適用される通信ラインであり得る。具体例を挙げると、第1の通信ラインCL1は、Modbus TCP/IP通信のための通信ラインであり得る。
【0038】
例えば、図2の実施形態において、BSC 110は、第1の通信ラインCL1を介してPCS 20と通信可能に接続され得る。
【0039】
マスターコントローラー120は、第1の通信ラインCL1を介してBSC 110と接続されるように構成され得る。
【0040】
ここで、マスターコントローラー120は、E-LINKに含まれているプログラム可能なロジックコントローラー(PLC:Programmable logic controller)であって、E-PLCと書き表され得る。すなわち、マスターコントローラー120は、制御コンテナ100に含まれているHVAC(Heating, ventilation and air conditioning、暖房、換気、および空調)、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply system)、ドアセンサー(Door sensor)、ヒューズ(Fuse)、スイッチ(Switch)、スイッチング電源(SMPS)、火災鎮火システム(FSS:Fire suppression system)、サージ防護デバイス(SPD:Surge protect device)及び絶縁監視装置(IMD:Insulation monitoring device)113などの構成要素と接続されて、これらの構成要素を制御し得る。そして、マスターコントローラー120は、これらの構成要素から取得した制御コンテナの情報を第1の通信ラインCL1を介してBSC 110に送信し得る。すなわち、BSC 110は、マスターコントローラー120が取得した制御コンテナの情報を第1の通信ラインCL1を介して受信し得る。そして、BSC 110は、制御コンテナの情報に基づいて、制御コンテナ100に含まれているそれぞれの構成要素を制御するようにマスターコントローラー120を制御し得る。
【0041】
例えば、図2の実施形態において、マスターコントローラー120は、第1の通信ラインCL1を介してBSC 110と通信可能なように接続され得る。すなわち、PCS 20と、BSC 110及びマスターコントローラー120は、第1の通信ラインCL1を介して互いに接続され得る。
【0042】
BBMS 130は、第2の通信ラインCL2を介してBSC 110と接続されるように構成され得る。例えば、第2の通信ラインCL2は、第2の通信プロトコルに適用される通信ラインであり得る。具体例を挙げると、第2の通信ラインCL2は、コントローラエリアネットワーク(CAN:Controller area network)通信のための通信ラインであり得る。
【0043】
例えば、図2の実施形態において、BBMS 130は、第2の通信ラインCL2を介してBSC 110と通信可能なように接続され得る。すなわち、BSC 110は、マスターコントローラー120とBBMS 130に互いに異なる通信ラインを介して接続され得る。したがって、いずれか1つの通信ラインに欠陥が生じたとしても、BSC 110は、残りの通信ラインを介して通信を行い続けることができる。
【0044】
バッテリーコンテナ200は、スレーブコントローラー210及びラックバッテリー管理システム(RBMS:Rack battery management system)220を含み得る。制御コンテナ100とは異なり、バッテリーコンテナ200は、BSC 110を含まないこともある。
【0045】
スレーブコントローラー210は、第1の通信ラインCL1を介してマスターコントローラー120と接続されるように構成され得る。
【0046】
ここで、スレーブコントローラー210は、B-LINKに含まれているPLCであって、B-PLCと書き表され得る。すなわち、スレーブコントローラー210は、バッテリーコンテナ200に含まれているHVAC、UPS(無停電電源装置)、ドアセンサー、ガスセンサー(Gas sensor)、煙センサー(Smoke sensor)、スイッチ、SMPS、ダンパー(Damper)、ファン(FAN)及びFSSなどと接続されて、これらの構成要素を制御し得る。そして、スレーブコントローラー210は、これらの構成要素から取得したバッテリーコンテナの情報を第1の通信ラインCL1を介してマスターコントローラー120に送信し得る。そして、BSC 110は、マスターコントローラー120が取得したバッテリーコンテナの情報を第1の通信ラインCL1を介して受信し得る。すなわち、BSC 110、マスターコントローラー120及びスレーブコントローラー210は、第1の通信ラインCL1を介して互いに接続され得る。そして、BSC 110は、バッテリーコンテナの情報に基づいて、バッテリーコンテナ200に含まれているそれぞれの構成要素を制御するようにスレーブコントローラー210を制御し得る。
【0047】
例えば、図2の実施形態において、スレーブコントローラー210は、第1の通信ラインCL1を介してマスターコントローラー120と通信可能なように接続され得る。すなわち、BSC 110と、マスターコントローラー120及びスレーブコントローラー210は、第1の通信ラインCL1を介して互いに接続され得る。
【0048】
RBMS 220は、第2の通信ラインCL2を介してBBMS 130と接続され、対応するバッテリーラックの情報をモニタリングするように構成され得る。
【0049】
具体的には、バッテリーコンテナ200には、1つ以上のバッテリーラックが含まれ得る。そして、それぞれのバッテリーラックには、1つ以上のバッテリーモジュールが含まれ得る。このようなバッテリーモジュールの状態は、モジュールバッテリー管理システム(MBMS:Module battery management system)によりモニタリングされ得る。そして、1つ以上のMBMSは、対応するRBMS 220と第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。すなわち、RBMS 220は、バッテリーラックの状態及びバッテリーラックに含まれているバッテリーモジュールの状態をモニタリングし得る。
【0050】
そして、RBMS 220は、BBMS 130と接続され得る。すなわち、制御コンテナ100に含まれているBBMS 130は、第2の通信ラインCL2を用いてバッテリーコンテナ200に含まれているRBMS 220と接続され得る。そして、BBMS 130は、バッテリーコンテナ200に含まれている1つ以上のRBMS 220から対応するバッテリーラックの情報を受信し得る。
【0051】
例えば、図2の実施形態において、バッテリーコンテナ200には、2つのRBMS 220a、220bが含まれ得る。RBMS 220aは、BBMS 130と第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。そして、RBMS 220aは、RBMS 220bと第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。すなわち、制御コンテナ100に含まれているBSC 110とBBMS 130は、第2の通信ラインCL2を介してバッテリーコンテナ200に含まれているRBMS 220a、220bと通信可能なように接続され得る。
【0052】
本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10は、BSC 110、マスターコントローラー120及びスレーブコントローラー210を接続する第1の通信ラインCL1と、BSC 110、BBMS 130及びRBMS 220を接続する第2の通信ラインCL2と、をそれぞれ含み得る。したがって、いずれか1つの通信ラインに欠陥が生じたとしても、残りの通信ラインを介して通信を行い続けることができる。
【0053】
例えば、第1の通信ラインCL1に不具合が生じてマスターコントローラー120とスレーブコントローラー210との通信が正常に行われなくても、BBMS 130は、第2の通信ラインCL2を介してRBMS 220からバッテリーラックの情報を正常に受信することができる。したがって、エネルギー貯蔵装置10は、通信の対象及び通信の目的を考慮して互いに異なる通信ラインを介して独立した通信経路を構築することができるという利点がある。したがって、エネルギー貯蔵装置10においては、安定的な通信が行われることが可能になる。
【0054】
図3は、本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10の第2の実施形態を概略的に示す図である。具体的には、図3の実施形態は、図2の実施形態において、バッテリーコンテナ200bがさらに付設された実施形態である。
【0055】
バッテリーコンテナ200が複数設けられた場合、マスターコントローラー120は、第1の通信ラインCL1を介して複数のバッテリーコンテナ200に含まれている複数のスレーブコントローラー210と接続されるように構成され得る。
【0056】
具体的には、マスターコントローラー120は、第1の通信ラインCL1を介して複数のスレーブコントローラー210のそれぞれと直結されるように構成され得る。例えば、マスターコントローラー120は、第1の通信ラインCL1を介して複数のスレーブコントローラー210のそれぞれとホームラン方式により直結されるように構成され得る。
【0057】
例えば、図3の実施形態において、マスターコントローラー120は、バッテリーコンテナ200aに含まれているスレーブコントローラー210aと第1の通信ラインCL1を介して直結され得る。そして、マスターコントローラー120は、バッテリーコンテナ200bに含まれているスレーブコントローラー210bと第1の通信ラインCL1を介して直結され得る。すなわち、マスターコントローラー120とスレーブコントローラー210aとの間の通信構造は、マスターコントローラー120とスレーブコントローラー210bとの間の通信構造に影響を及ぼさない可能性がある。
【0058】
そして、バッテリーコンテナ200が複数設けられた場合、BBMS 130は、第2の通信ラインCL2を介して複数のバッテリーコンテナ200に含まれている複数のRBMS 220と接続されるように構成され得る。
【0059】
具体的には、BBMS 130は、第2の通信ラインCL2を介して複数のRBMS 220と直列に接続されるように構成され得る。BBMS 130は、第2の通信ラインCL2を介して複数のRBMS 220とデイジーチェーン方式により互いに直列に接続されるように構成され得る。
【0060】
例えば、図3の実施形態において、BBMS 130は、バッテリーコンテナ200aに含まれているRBMS 220aと第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。そして、RBMS 220aは、RBMS 220bと第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。そして、RBMS 220bは、バッテリーコンテナ200bに含まれているRBMS 220cと第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。そして、RBMS 220cは、RBMS 220dと第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。すなわち、BSC 110と、BBMS 130と、RBMS 220aと、RBMS 220bと、RBMS 220c及びRBMS 220dは、第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。
【0061】
本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10は、第1の通信ラインCL1による通信経路と第2の通信ラインCL2による通信経路に独立性を与えることにより、それぞれの通信経路に対する安定性を向上させることができるという利点がある。
【0062】
図1を参照すると、エネルギー貯蔵装置10は、給水コンテナ(Watering Container)300をさらに含み得る。
【0063】
具体的には、給水コンテナ300は、バッテリーコンテナ200に火災が起きると、消火液をバッテリーコンテナ200に放出可能な給水装置を含み得る。そして、給水コンテナ300は、ウォーターインジェクションユニット(WIU:Water injection unit)と書き表され得る。
【0064】
給水コンテナ300は、第3の通信ラインCL3を介してマスターコントローラー120と接続され、マスターコントローラー120から放水指令を受信すれば、内部の消火液をバッテリーラックに出すように構成され得る。
【0065】
例えば、給水コンテナ300は、制御ユニット及び給水ユニットを含み得る。制御ユニットは、マスターコントローラー120から放水指令を受信すれば、消火液が放出されるように給水ユニットを制御し得る。
【0066】
また、給水ユニットは、パイプラインを介してバッテリーコンテナ200に含まれているRBMS 220と接続され得る。具体的には、給水ユニットは、パイプラインを介してRBMS 220に含まれているそれぞれのバッテリーモジュールと接続され得る。ここで、パイプラインには、破損可能なバルブが設けられ得る。例えば、バルブは、接続されたバッテリーラック又はバッテリーモジュールの温度に応じて破損可能なように構成され得る。
【0067】
例えば、バッテリーコンテナ200に火災が起きた場合、制御ユニットが放水指令を受信し得る。制御ユニットは、給水ユニットがパイプラインPLに消火液を出すように給水ユニットを制御し得る。この場合、火災が起きたバッテリーモジュールに対応するパイプラインPLには、バルブが破損しているはずであるため、消火液がパイプラインPLを介してバッテリーモジュールの内部に流れ込み得る。
【0068】
図5の実施形態において、マスターコントローラー120は、第3の通信ラインCL3を介して給水コンテナ300と通信可能なように接続され得る。例えば、第3の通信ラインCL3は、第3の通信プロトコルに適用される通信ラインであり得る。具体例を挙げると、第3の通信ラインCL3は、Modbus RTU通信のための通信ラインであり得る。
【0069】
本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10は、第1の通信ラインCL1と、第2の通信ラインCL2及び第3の通信ラインCL3のそれぞれを用いた独立した通信経路を構築することにより、それぞれの通信経路に対する通信安定性を確保することができるという利点がある。
【0070】
図4は、本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10の第3の実施形態を概略的に示す図である。
【0071】
図4を参照すると、エネルギー貯蔵装置10は、複数の制御コンテナ100、101と、複数のバッテリーコンテナ200a、200b、201a、201b及び複数の給水コンテナ300、301を含み得る。具体的には、図4の実施形態によるエネルギー貯蔵装置10は、図3の実施形態によるエネルギー貯蔵装置10の構成要素に加えて、第2の制御コンテナ101と、第2のバッテリーコンテナ201a、201b及び第2の給水コンテナ301をさらに含む実施形態であり得る。
【0072】
第2の制御コンテナ101は、第2のマスターコントローラー121及び第2のBBMS 131を含むように構成され得る。
【0073】
具体的には、第2のマスターコントローラー121は、第1の通信ラインCL1を介してBSC 110と接続されるように構成され得る。すなわち、第2の制御コンテナ101には、第1の制御コンテナ100に含まれているBSC 110が含まれないことがある。
【0074】
例えば、図4の実施形態において、BSC 110は、第1の制御コンテナ100にのみ含まれ得る。そして、第1のマスターコントローラー120及び第2のマスターコントローラー121は、第1の通信ラインCL1を介してBSC 110に通信可能に接続され得る。すなわち、エネルギー貯蔵装置10に制御コンテナ100、101が複数設けられても、最上位制御器であるBSC 110は、1つの制御コンテナ100にのみ含まれ得る。
【0075】
例えば、第1のマスターコントローラー120は、第1の制御コンテナ100に含まれている構成要素から取得した第1の制御コンテナ情報を第1の通信ラインCL1を介してBSC 110に送信し得る。これとは独立的に、第2のマスターコントローラー121は、第2の制御コンテナ101に含まれている構成要素から取得した第2の制御コンテナ情報を第1の通信ラインCL1を介してBSC 110に送信し得る。BSC 110は、第1の制御コンテナ情報に基づいて、第1の制御コンテナ100に含まれているそれぞれの構成要素を制御するように第1のマスターコントローラー120を制御し得る。また、BSC 110は、第2の制御コンテナ情報に基づいて、第2の制御コンテナ101に含まれているそれぞれの構成要素を制御するように第2のマスターコントローラー121を制御し得る。
【0076】
第2のBBMS 131は、第2の通信ラインCL2を介してBSC 110と接続されるように構成され得る。
【0077】
例えば、図4の実施形態において、第2のBBMS 131は、第2の通信ラインCL2を介してBSC 110と接続され得る。
【0078】
第2のバッテリーコンテナ201は、第2のスレーブコントローラー211及び第2のRBMS 221を含むように構成され得る。例えば、図4の実施形態において、第1の制御コンテナ100は、第1のバッテリーコンテナ200a、200bと接続され、第2の制御コンテナ101は、第2のバッテリーコンテナ201a、201bと接続され得る。
【0079】
第2のスレーブコントローラー211は、第1の通信ラインCL1を介して第2のマスターコントローラー121と接続されるように構成され得る。また、第2のRBMS 221は、第2の通信ラインCL2を介して第2のBBMS 131と接続され、対応する第2のバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成され得る。
【0080】
第2の給水コンテナ301は、第3の通信ラインCL3を介して第2のマスターコントローラー121と接続され、第2のマスターコントローラー121から放水指令を受信すれば、内部の消火液を第2のバッテリーラックに出すように構成され得る。
【0081】
具体的には、マスターコントローラー121とスレーブコントローラー211との間の通信構造、BBMS 131とRBMS 221との間の通信構造及びマスターコントローラー121と給水コンテナ301との間の通信構造は、上述した通信構造と同様であり得る。例えば、図4の実施形態において、第1のマスターコントローラー120と第1のスレーブコントローラー210a、210bとが第1の通信ラインCL1を介して接続されたことと同様に、第2のマスターコントローラー121と第2のスレーブコントローラー211a、211bとは、第1の通信ラインCL1を介して接続され得る。また、第1のBBMS 130と第1のRBMS 220a、220b、220c、220dとが第2の通信ラインCL2を介して接続されたことと同様に、第2のBBMS 131と第2のRBMS 221a、221b、221c、221dとが第2の通信ラインCL2を介して接続され得る。さらに、第1のマスターコントローラー120と第1の給水コンテナ300とが第3の通信ラインCL3を介して接続されたことと同様に、第2のマスターコントローラー121と第2の給水コンテナ301とは、第3の通信ラインCL3を介して接続され得る。
【0082】
本発明の一実施形態によるエネルギー貯蔵装置10は、制御コンテナ100、101と、バッテリーコンテナ200、201及び給水コンテナ300、301を拡張連結することができるという構造的な特徴がある。したがって、必要に応じて、エネルギー貯蔵装置10にはさらに多くのバッテリーコンテナ200、201が連結されることが可能になり、1つのBSC 110を介してエネルギー貯蔵装置10が全般的にモニタリングされかつ制御されることが可能である。すなわち、エネルギー貯蔵装置10は、拡張性を有していることはもとより、1つのBSC 110を用いた統合制御管理を行うことが可能であるという利点がある。
【0083】
以上、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等範囲内で様々な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。
【0084】
また、以上で説明した本発明は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者により、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の置換、変形及び変更が可能であるため、上述した実施形態及び添付の図面によって限定されるのではなく、様々な変形のため各実施形態の全部または一部が選択的に組み合わせられて構成され得る。
【符号の説明】
【0085】
10 エネルギー貯蔵装置
20 PCS
100 制御コンテナ、第1の制御コンテナ
101 第2の制御コンテナ
110 BSC
120 マスターコントローラー、第1のマスターコントローラー
121 第2のマスターコントローラー
130 BBMS、第1のBBMS
131 第2のBBMS
200 バッテリーコンテナ
200a、200b バッテリーコンテナ、第1のバッテリーコンテナ
201a、201b 第2のバッテリーコンテナ
210 スレーブコントローラー
210a、210b スレーブコントローラー、第1のスレーブコントローラー
211a、211b 第2のスレーブコントローラー
220a、220b、220c、220d RBMS、第1のRBMS
221a、221b、221c、221d 第2のRBMS
300 給水コンテナ、第1の給水コンテナ
301 第2の給水コンテナ
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-03-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エネルギー貯蔵装置であって、
制御コンテナと、1つまたは複数のバッテリーコンテナとを備え、
前記制御コンテナは、
バッテリーシステムコントローラー(BSC:Battery system controller)と、第1の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたマスターコントローラーと、第2の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成されたバンクバッテリー管理システム(BBMS:Bank battery management system)と、を含むように構成され、
前記1つまたは複数のバッテリーコンテナの各々は、
前記第1の通信ラインを介して前記マスターコントローラーと接続されるように構成されたスレーブコントローラーと、前記第2の通信ラインを介して前記バンクバッテリー管理システム(BBMS)と接続され、対応するバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成されたラックバッテリー管理システム(RBMS:Rack battery management system)と、を含むように構成された、エネルギー貯蔵装置。
【請求項2】
前記マスターコントローラーは、
前記バッテリーコンテナが複数である場合、前記第1の通信ラインを介して前記複数のバッテリーコンテナに含まれている複数のスレーブコントローラーと接続されるように構成されている、請求項1に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項3】
前記マスターコントローラーは、
前記第1の通信ラインを介して前記複数のスレーブコントローラーのそれぞれとホームラン方式により直結されるように構成されている、請求項2に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項4】
前記バンクバッテリー管理システム(BBMS)は、
前記バッテリーコンテナが複数である場合、前記第2の通信ラインを介して前記複数のバッテリーコンテナに含まれている複数のラックバッテリー管理システム(RBMS)と接続されるように構成されている、請求項1または2に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項5】
前記バンクバッテリー管理システム(BBMS)は、
前記第2の通信ラインを介して前記複数のラックバッテリー管理システム(RBMS)とデイジーチェーン方式により互いに直列に接続されるように構成されている、請求項4に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項6】
前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)は、
前記第1の通信ラインを介して外部の電力変換システム(PCS:Power conversion system)と接続されるように構成されている、請求項1に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項7】
第3の通信ラインを介して前記マスターコントローラーと接続され、前記マスターコントローラーから放水指令を受信すれば、内部の消火液を前記バッテリーラックに出すように構成された給水コンテナをさらに含む、請求項1または2に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項8】
前記第1の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成された第2のマスターコントローラーと、前記第2の通信ラインを介して前記バッテリーシステムコントローラー(BSC)と接続されるように構成された第2のバンクバッテリー管理システム(BBMS)と、を含むように構成された第2の制御コンテナをさらに含む、請求項1または2に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項9】
前記第1の通信ラインを介して前記第2のマスターコントローラーと接続されるように構成された第2のスレーブコントローラーと、前記第2の通信ラインを介して前記第2のバンクバッテリー管理システム(BBMS)と接続され、対応する第2のバッテリーラックの状態をモニタリングするように構成された第2のラックバッテリー管理システム(RBMS)と、を含むように構成された第2のバッテリーコンテナをさらに含む、請求項8に記載のエネルギー貯蔵装置。
【請求項10】
第3の通信ラインを介して前記第2のマスターコントローラーと接続され、前記第2のマスターコントローラーから放水指令を受信すれば、内部の消火液を前記第2のバッテリーラックに出すように構成された第2の給水コンテナをさらに含む、請求項9に記載のエネルギー貯蔵装置。
【国際調査報告】