(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】雌型ルアー・コネクタ
(51)【国際特許分類】
A61M 39/10 20060101AFI20240905BHJP
A61M 5/14 20060101ALI20240905BHJP
【FI】
A61M39/10 120
A61M5/14 500
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024515373
(86)(22)【出願日】2022-08-23
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 US2022041243
(87)【国際公開番号】W WO2023038796
(87)【国際公開日】2023-03-16
(32)【優先日】2021-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505403186
【氏名又は名称】ケアフュージョン 303、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カラハン、ライアン
(72)【発明者】
【氏名】クリステンセン、コーレイ エム.
(72)【発明者】
【氏名】ファン、ヤン
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066AA07
4C066BB01
4C066CC01
4C066DD01
4C066EE10
4C066FF01
4C066JJ03
4C066JJ05
(57)【要約】
雄型ルアー・コネクタが提供され、雄型ルアー・コネクタは、第1の材料を有するルアー・スリップを含み、ルアー・スリップは、雌型コネクタと噛み合うようにサイズ決め及び成形されている。カラーが、ルアー・スリップの外面上に配設されており、カラーは、第2の材料と、カラーの外面上に配設された複数の第1の把持機構とを有する。グリップが、ルアー・スリップに結合され、グリップは、第3の材料と、グリップの外面上に配設された複数の第2の把持機構とを有し、複数の第1の把持機構及び複数の第2の把持機構のうちの一方は、滑り抵抗把持面を提供するように構成されている。注入セット及び注入セット・ルアー・コネクタ・アセンブリも提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
雄型ルアー・コネクタであって、
第1の材料を備えるルアー・スリップであって、雌型コネクタと噛み合うようにサイズ決め及び成形されている、ルアー・スリップと、
前記ルアー・スリップの外面上に配設されたカラーであって、第2の材料と、前記カラーの外面上に配設された複数の第1の把持機構とを備える、カラーと、
前記ルアー・スリップに結合されたグリップであって、第3の材料と、前記グリップの外面上に配設された複数の第2の把持機構とを備える、グリップと、を備え、
前記複数の第1の把持機構及び複数の第2の把持機構のうちの一方が、滑り抵抗把持面を提供するように構成されている、雄型ルアー・コネクタ。
【請求項2】
前記第1の材料と前記第3の材料とが、同じであり、前記ルアー・スリップと前記グリップとが、一体的に形成された構成要素である、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項3】
前記第1の材料と前記第3の材料とが、異なり、前記グリップが、前記ルアー・スリップ上に成形されている、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項4】
前記ルアー・スリップが、ポリカーボネート、ナイロン、及びポリエチレンのうちの少なくとも1つを含む硬質材料から形成されている、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項5】
前記ルアー・スリップが、雌型コネクタと密閉式に噛み合うように構成された雄型噛み合い部分を備える、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項6】
前記第2の材料及び前記第3の材料のうちの一方が、シリコーン、ポリウレタン、及びラテックス・フリーのシリコーン・ゴムのうちの少なくとも1つを含む軟質材料である、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項7】
前記カラー及び前記グリップのうちの一方がラテックス・フリーである、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項8】
前記カラー及び前記グリップのうちの一方が、ガス滅菌に耐えるように構成されている、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項9】
前記カラー及び前記グリップのうちの一方が、ガンマ線滅菌に耐えるように構成されている、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項10】
前記複数の第1の把持機構が、前記カラーの外面上に配設された隆起機構を含む、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項11】
前記複数の第2の把持機構が、前記グリップの外面上に配設された複数の凹部によって画定される、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項12】
前記グリップが、涙形状である、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項13】
前記グリップが、手裏剣構成を備える、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項14】
前記カラーが、前記ルアー・スリップの外面上に配設された突起を受け入れるようにサイズ決め及び成形された切り欠き部を備える、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項15】
前記ルアー・スリップが、前記ルアー・スリップの軸方向の長さにわたって配設された管腔を備え、前記グリップが、前記管腔に流体結合された流体ポートを備える、請求項1に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項16】
前記流体ポートが、静脈注射配管を受け入れるように構成されている、請求項15に記載の雄型ルアー・コネクタ。
【請求項17】
注入セットであって、
注入セット構成要素と、
雄型ルアー・コネクタと、を備え、前記雄型ルアー・コネクタが、
ルアー・スリップであって、前記ルアー・スリップの軸方向の長さに沿って配設された管腔を備え、前記ルアー・スリップが、雌型コネクタと噛み合うようにサイズ決め及び成形されている、ルアー・スリップと、
前記ルアー・スリップの外面上に配設されたカラーであって、切り欠き部と、前記カラーの外面上に配設された複数の第1の把持機構とを備える、カラーと、
前記ルアー・スリップに結合された涙形状のグリップであって、前記管腔に流体結合された流体ポートと、前記グリップの外面上に配設された複数の第2の把持機構とを備える、涙形状のグリップと、を備える、注入セット。
【請求項18】
前記第2の把持機構が、前記グリップの外面上に配設された複数の凹部によって画定され、前記第2の把持機構が、手裏剣構成を画定する、請求項17に記載の注入セット。
【請求項19】
前記カラーの前記切り欠き部が、前記ルアー・スリップの外面上に配設された突起を受け入れるようにサイズ決め及び成形されている、請求項17に記載の注入セット。
【請求項20】
注入セット・ルアー・コネクタ・アセンブリであって、
雌型ルアー・コネクタであって、
受け入れ部分、
静脈注射配管を受け入れるように構成された第1の流体ポート、及び
前記受け入れ部分と前記第1の流体ポートとの間に流体結合された管腔を備える、雌型ルアー・コネクタと、
雄型ルアー・コネクタであって、
前記ルアー・スリップの軸方向の長さに沿って配設された管腔を備えたルアー・スリップであって、前記雌型ルアー・コネクタの前記受け入れ部分と噛み合うようにサイズ決め及び成形されている、ルアー・スリップ、
前記ルアー・スリップの外面上に配設されたカラーであって、切り欠き部と、前記カラーの外面上に配設された複数の第1の把持機構とを備える、カラー、及び
前記ルアー・スリップに結合された涙形状のグリップであって、前記管腔に流体結合され、且つ静脈注射配管を受け入れるように構成された第2の流体ポートと、前記グリップの外面上に手裏剣構成で配設された複数の第2の把持機構とを備える、涙形状のグリップ、を備える、雄型ルアー・コネクタと、を備える、注入セット・ルアー・コネクタ・アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年9月9日に出願された「MALE LUER CONNECTOR」と題する米国仮特許出願第63/242,316号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、概して、注入セット静脈注射(IV:intravenous)コネクタに関し、特に雄型ルアー・コネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
典型的な注入セット又は静脈注射(IV)セットは、ポリマー配管セグメントをポリマー構成要素に接合することによって構築され、その多くはルアー・コネクタを使用する。これらのIVセットは、患者などのユーザに流体を提供するために注入ポンプ又は重力システムと共に使用され得る。ただし、典型的なルアー・コネクタは一般的に、別の機能を犠牲にすることで最適化された重要な機能を達成している。例えば、より優れた把持機構を持たせるために、典型的なルアー・コネクタはかさばり、且つ/又は鋭利な機構を有する傾向があり、これによりコストが高くなり、患者の快適性に悪影響を及ぼしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの理由のために、雄型ルアー・コネクタの重要な側面(例えば、接続、切り離し、洗浄、及び快適さ)を1つの一体型の設計で最適化する、IV構成要素及びIVセットと共に使用するための雄型ルアー・コネクタを提供することが望ましい。
【0005】
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成しており、本開示の実施例を例示し、説明と共に本開示の原理を説明する機能を果たしている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】4つの流体注入ポンプを有し、その各々が患者に流体供給源の内容物を圧送するためにそれぞれの流体供給源に接続された、例示的な患者ケア・システムの斜視図を示す。
【
図2A】典型的な組み立て後のIV注入セット及び典型的なIV伸張ラインの上面図である。
【
図2B】典型的な組み立て後のIV注入セット及び典型的なIV伸張ラインの上面図である。
【
図2C】典型的な組み立て後のIV注入セット及び典型的なIV伸張ラインの上面図である。
【
図3】本開示の態様による、雄型ルアー・コネクタの側面斜視図を示す。
【
図4】本開示の態様による、
図3の雄型ルアー・コネクタの前面斜視図を示す。
【
図5】本開示の態様による、ルアー・コネクタ・アセンブリの斜視図を示す。
【
図6】本開示の態様による、典型的な雄型ルアー・コネクタの横にあるIVチューブに結合された雄型ルアー・コネクタの斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に記載される詳細な説明は、主題の技術の種々の構成を記載しており、主題の技術が実施され得る構成のみを表現することは意図されていない。詳細な説明は、主題の技術の完全な理解を提供する目的のための特有の詳細を含む。したがって、寸法は、非限定的な実例として特定の態様に関して提供される。しかしながら、主題の技術は、これらの特有の詳細なしで実施され得ることは当業者に明らかであろう。一部の事例では、よく知られた構造及び構成要素は、主題の技術の概念を曖昧にすることを回避するために、ブロック図の形態で示される。
【0008】
本開示は、主題の技術の実例を含み、添付の特許請求の範囲を限定していないことを理解されたい。主題の技術の種々の態様は、特定の、ただし非限定的な実例に従って次に開示される。本開示に記載される種々の実施例は、異なる方式及び変形形態で、並びに所望の用途又は実装形態に従って実施される場合もある。
【0009】
複数の図面の中で同様の参照番号が同様の又は対応する要素を指す図面を次により詳細に参照すると、4つの注入ポンプ22、24、26、及び28を有し、その各々が、上流流体ライン30、32、34、及び36とそれぞれ流体接続されている、患者ケア・システム20が
図1に示されている。4つの注入ポンプ22、24、26、及び28の各々はまた、下流流体ライン31、33、35、及び37ともそれぞれ流体接続されている。流体ラインは、IV投与セットなど任意のタイプの流体導管とすることができ、その中を通って流体が流れることができる。注射器ポンプを含む、多様なポンプ機構のいずれも使用することができることを理解されたい。
【0010】
流体供給源38、40、42、及び44は、種々の形態を採り得るが、この場合には、ボトルとして示されており、逆さにされて、ポンプより上に吊り下げられている。流体供給源はまた、バッグ又は注射器を含む他のタイプの容器の形態を採る場合もある。患者ケア・システム20及び流体供給源38、40、42、及び44は共に、ローラ・スタンド、IVポール46、テーブルの上などに取り付けられる。
【0011】
別個の注入ポンプ22、24、26、及び28が、流体供給源の流体の各々を患者に注入するために使用される。注入ポンプは、それぞれの流体ラインに対して作用して、流体供給源からの流体を流体ラインを通って患者48まで移動させる流れ制御デバイスである。個々のポンプが使用されることから、各々が、それぞれの流体供給源からの特定の医療流体を、医者によってその流体に関して定められた特定の割合で患者に注入するのに必要な圧送パラメータ又は動作パラメータを個別に設定することができる。そのような医療流体は、薬剤又は栄養剤又は他の流体を含んでよい。注入ポンプ22、24、26、及び28は、ポンプ制御ユニット60によって制御される。
【0012】
流体供給源38、40、42、及び44は各々、電子データ・タグ81、83、85、及び87にそれぞれ結合される、又は電子送信機に結合される。注入システムと対応付けられた任意のデバイス又は構成要素が、電子データ・タグ、リーダ、又は送信機を装備してよい。
【0013】
典型的な注入セットはまた、注入ポンプの使用を必要としない重力セットであってもよい。例えば、流体供給源38、40、42、及び44のいずれかが、重力IVセットを介して患者48に直接接続されてよく、その場合、ポンプの助けを借りることなく、重力が流体を、注入セットを通って患者48の中に流れるようにさせる。
【0014】
典型的には、医療流体投与セットは、
図2A~
図2Cに示されるものなど、
図1に示されるものより多くの部品を有する。注入セットは、注入構成要素及び配管の任意の組み合わせから形成されてよい。典型的には、注入構成要素及び配管は、一度使用され、その後排気される使い捨て製品である。注入構成要素及び配管は、任意の好適な材料(例えばプラスチック、シリコーン、ゴム)から形成されてよく、その多く、又はその全ては、内部の流体流れ又は流体レベルが見えるように透明又は半透明である。
【0015】
図2Aに示されるように、注入セット120は、配管160によって一緒に接続されたドリップ・チャンバ130、チェック弁140、及びローラ・クランプ150を含んでよい。注入セット120はまた、ニードルレス・コネクタ175並びにルアー・ロック・コネクタ180を注入セット120の端部に有するY字形状の接合部を有するY字箇所170を含んでもよい。ルアー・ロック・コネクタ180は、例えば患者の中に挿入されたカテーテルへの接続のために使用されてよい。注入セット120は、追加の注入構成要素を含んでよく、構成要素及び配管160の任意の組み合わせで形成されてよい。
【0016】
図2Bに示されるように、IV伸張セット120aが、例えば、IVセット、注入ポンプ、及び注射器ポンプなど任意の2つの注入構成要素又はデバイスを接続するのに使用されてよい。IV伸張セット120aは、ルアー・コネクタ180aと、流れコントローラ155aとを含む。同様に
図2Cに示されるように、別のIV伸張セット120bは、ルアー・コネクタ180bと、流れコントローラ155bとを含む。
【0017】
図3及び
図4に示されるように、本開示の態様に従って雄型ルアー・コネクタ200が提供される。雄型ルアー・コネクタ200は、例えば、ポリカーボネート、ナイロン、及びポリエチレンなどの硬質材料から形成されたルアー・スリップ210(例えば、内側コア)を有する。ルアー・スリップ210は、雄型ルアー・コネクタと接続するように構成された、注入セット・デバイス又は注入セット構成要素の標準的な雌型受け口(例えば、雌型ルアー・コネクタ、雌型ニードルレス・ポート、雌型カテーテル・セット、雌型ポンプ・ポート)と噛み合ってよい。ルアー・スリップ210は、管腔216を形成する中空部分を有してよく、管腔216は、ルアー・スリップ210の長さを通って延びる流路を形成している。
【0018】
カラー220が、ルアー・スリップ210の周りに配設されており、カラー220は、任意の好適な材料から形成されている。例えば、カラー220は、ルアー・スリップ210と同様に、例えば、ポリカーボネート、ナイロン、及びポリエチレンなどの硬質材料から形成されてよい。別の実例として、カラー220は、シリコーン、ポリウレタン、及びラテックス・フリーのシリコーン・ゴムなど、又はそれらの任意の組み合わせなど、柔軟で衝撃を和らげる材料で形成されてよい。この場合、カラー220の柔軟な衝撃を和らげる特性によって、皮膚の引き裂きを生じさせたり傷口を押したりすることなく、長い期間にわたってルアー・コネクタ200を患者の皮膚に押し当てることが可能になり得る。
【0019】
カラー220は、ラテックス・フリーであってよく、患者の皮膚とラテックス接触を禁止するものを含めた(例えば患者がラテックス・アレルギーである)、広範な医療用途での使用を提供する。カラー220は、濡れたときに滑り抵抗性であってよく、ガス滅菌及びガンマ滅菌に持ちこたえるように形成されてよい。
【0020】
カラー220は、ルアー・スリップ210にスライド可能に結合されてよい。ここで、カラー220とルアー・スリップ210との間の結合は、ルアー・スリップ210に対するカラー220の最適な移動長さを提供するように構成されてよい。このような最適な移動長さは、カラー220が雌型コネクタに接触する前に、ルアー・スリップ210を雌型コネクタ(例えば、
図5に示される雌型ルアー・コネクタ300)と完全に係合させる一方で、雄型ルアー・コネクタ200に対するしっかりとしたグリップを維持する能力を提供することができる。例えば、最適な移動長さにより、雌型コネクタに対する漏れのない接続が保証されてよい。別の実例として、最適な移動長さは、ユーザ(例えば、医療提供者、臨床医)に、ルアー・スリップ210を洗浄するためのより多くのスペースを与えてよい。
【0021】
カラー220は、雄型ルアー・コネクタ200を緩めたり締めたりするときのグリップの改善を提供するために、織り目加工されてよい、及び/又は輪郭が付けられてよい。例えば、
図3及び
図4に示されるように、カラー220は、図示されるような丸い前縁を有する角度の付いた突出部などの複数の隆起機構222を有してよく、これは、滑り抵抗特性及び/又は容易な把持特性(例えば、把持機構)のための表面加工を提供してよい。隆起機構222は、例えば、隆起又は他の隆起領域などの任意の好適な機構であってよい。
【0022】
カラー220はまた、1つ又は複数の切り欠き部224を含んでもよい。切り欠き部224は、クリック機構を提供してよく、カラー220の切り欠き部224は、切り離しのためにルアー・スリップ210の適切にサイズ決め及び成形された突起212に係合する。切り欠き部224は、クリック機構を変更及び/又は実現するために、任意の好適なサイズ及び形状に形成されてよい。例えば、切り欠き部224は、斜めの切り欠き設計を有してよく、この設計により、雌型コネクタから切り離される際のカラー220の滑りを最小化又は回避するための強力な咬合力が可能にされてよい。最適な移動長さと組み合わせられたクリック機構は、ユーザが雄型ルアー・コネクタ200の突然の排出を回避しながら、カラー220に指を配置した状態で一度の動きで雄型ルアー・コネクタ200を切り離すことを可能にしてよく、これは、雄型ルアー・コネクタ200の動作をより安定させてよい。
【0023】
雄型ルアー・コネクタ200はまた、グリップ230を含んでよい。グリップ230は、図示されるような先細りの涙滴形状など、任意の好適な様式でサイズ決め及び成形されてよい。グリップ230の涙滴形状は、ユーザによる強い引っ張り力の快適な使用を提供してよい。例えば、雄型ルアー・コネクタ200の定期的な切り離し、又は消毒剤の使用によりルアー・スリップ210が雌型コネクタの内部に詰まった場合に、強い引っ張り力が必要となる場合がある。また、雄型ルアー・コネクタ200を雌型コネクタに接続するプロセスにおいて、グリップ230の涙滴形状の幅広部分は、グリップ230がユーザの指に圧力点を生じさせないように、指の間に快適に収まるように構成されている。
【0024】
グリップ230は、任意の好適な材料で形成されてよい。例えば、グリップ230は、ルアー・スリップ210と同様に、例えば、ポリカーボネート、ナイロン、及びポリエチレンなどの硬質材料から形成されてよい。ここで、グリップ230及びルアー・スリップ210は、一体型の構成要素(例えば、成形品)として形成されてよい。別の実例として、グリップ230は、シリコーン、ポリウレタン、及びラテックス・フリーのシリコーン・ゴムなど、又はそれらの任意の組み合わせなど、柔軟で衝撃を和らげる材料で形成されてよい。この場合、グリップ230の材料は、オーバーモールドされるか、又はルアー・スリップ210に接着されてよく、グリップ230の柔軟な衝撃を和らげる特性によって、皮膚の引き裂きを生じさせたり傷口を押したりすることなく、長い期間にわたってルアー・コネクタ200を患者の皮膚に押し当てることが可能になり得る。
【0025】
グリップ230は、ラテックス・フリーであってよく、患者の皮膚とラテックス接触を禁止するものを含めた(例えば患者がラテックス・アレルギーである)、広範な医療用途での使用を提供する。グリップ230は、濡れたときに滑り抵抗性であってよく、ガス滅菌及びガンマ滅菌に持ちこたえるように形成されてよい。
【0026】
グリップ230のクリック機構、最適な移動長さ、及び涙滴形状の組み合わせにより、雄型ルアー・コネクタ200をひねったり引っ張ったりするための片手配置が提供されてよい。例えば、ユーザは、雄型ルアー・コネクタ200上に片手又は指を配置しながら、同時にひねったり引っ張ったりしてよく、これにより、雄型ルアー・コネクタ200の効率的な切り離しが可能になる。
【0027】
グリップ230は、凹部234によって画定される把持機構232を有してよく、これにより、
図4に示されるように、グリップ230に手裏剣形状を提供する。この手裏剣形状は、雄型ルアー・コネクタ200の過剰トルク又は過剰接続の可能性を低減しながら、ユーザによって加えられる高い切り離し把持力を提供してよい。グリップ230はまた、ルアー・スリップ210に流体結合される流体ポート236を有してもよい。流体ポート236は、IV構成要素又は流体源に接続されたIVチューブ(例えば、配管160)を受け入れるように構成されてよい。使用中、流体は、流体ポート236に流入し、雄型ルアー・コネクタ200を通ってルアー・スリップ210の反対側の端部から流出してよく、又はその逆も同様である。
【0028】
図5は、雄型ルアー・コネクタ200と雌型ルアー・コネクタ300とを含む例示的なルアー・コネクタ・アセンブリ400を示す。ここで、雄型ルアー・コネクタ200のルアー・スリップ210は、雌型ルアー・コネクタの雌型ポート310と係合するか又は噛み合う。例えば、雄型ルアー・コネクタ200及び雌型ルアー・コネクタ300のうちの一方は、IV配管を介してIVセット(例えば、IVセット120)に接続してよく、雄型ルアー・コネクタ200及び雌型ルアー・コネクタ300のうちの他方は、IV配管を介して患者に挿入されたカテーテルに接続してよい。したがって、ルアー・コネクタ・アセンブリ400の雄型ルアー・コネクタ200は、IVセット120及びカテーテルの迅速な接続/切り離しのために、雌型ルアー・コネクタ300への片手での簡単な接続又は切り離しを提供する。別の実例として、ルアー・コネクタ・アセンブリ400は、流体源(例えば、流体供給源38)とIVセット120の受け入れ端部(例えば、ドリップ・チャンバ130)との間で使用されてよく、したがって、流体供給源38とIVセット120との間の迅速且つ容易な接続/切り離しを提供する。
【0029】
図6に示されるように、雄型ルアー・コネクタ200は、典型的な雄型ルアー・コネクタ180cと比較して、サイズが最小化されたコンパクトなものであってよい。例えば、雄型ルアー・コネクタ200は、典型的な雄型ルアー・コネクタ180cの体積の約半分であるが、上記の特徴の組み合わせにより、典型的な雄型ルアー・コネクタ180cよりも雄型ルアー・コネクタ200のより強力な性能が提供される。ここで、雄型ルアー・コネクタ200と典型的な雄型ルアー・コネクタ180cとの間のこのサイズ差は、半分の体積の材料を使用することにより、雄型ルアー・コネクタ200の材料(例えば、樹脂)コストを半分に削減することを提供する。また、雄型ルアー・コネクタ200のサイズの低減は、患者にとってより快適であってよく、これは、新生児集中治療室(NICU:neonatal intensive care unit)又は未熟児集中治療室(PICU:premature intensive care unit)にいる乳児又は幼児にとって特に重要な場合がある。
【0030】
本開示の態様では、雄型ルアー・コネクタ200は、任意の好適な様式で形成されてよい。例えば、ルアー・スリップ210とグリップ230とは一体型の構成要素として成形されてよい一方、カラー220は、別個の構成要素として成形されてよく、その後、カラー220は、ルアー・スリップ210上にスライド可能に取り付けられてよい。別の実例として、ルアー・スリップ210及びグリップ230は、別個の構成要素であってよく、グリップ230は、オーバーモールド、溶接、又は接着剤によって、ルアー・スリップ210に貼り付けられてよい。ルアー・スリップ210、カラー220、及びグリップ230は、透明材料、半透明材料、及び/又は不透明材料の任意の組み合わせから形成されてよい。
【0031】
本開示の1つ又は複数の実施例では、雄型ルアー・コネクタは、第1の材料を備えるルアー・スリップであって、雌型コネクタと噛み合うようにサイズ決め及び成形されている、ルアー・スリップと、ルアー・スリップの外面上に配設されたカラーであって、第2の材料とカラーの外面上に配設された複数の第1の把持機構とを備える、カラーと、ルアー・スリップに結合されたグリップであって、第3の材料とグリップの外面上に配設された複数の第2の把持機構とを備える、グリップと、を備え、複数の第1の把持機構及び複数の第2の把持機構のうちの一方が、滑り抵抗把持面を提供するように構成されている。
【0032】
本開示の態様では、第1の材料と第3の材料とは、同じであり、ルアー・スリップとグリップとは、一体的に形成された構成要素である。本開示の態様では、第1の材料と第3の材料とは、異なり、グリップは、ルアー・スリップ上に成形されている。本開示の態様では、ルアー・スリップは、ポリカーボネート、ナイロン、及びポリエチレンのうちの少なくとも1つを含む硬質材料から形成されている。本開示の態様では、ルアー・スリップは、雌型コネクタと密閉式に噛み合うように構成された雄型噛み合い部分を備える。本開示の態様では、第2の材料及び第3の材料のうちの一方は、シリコーン、ポリウレタン、及びラテックス・フリーのシリコーン・ゴムのうちの少なくとも1つを含む軟質材料である。本開示の態様では、カラー及びグリップのうちの一方は、ラテックス・フリーである。本開示の態様では、カラー及びグリップのうちの一方は、ガス滅菌に耐えるように構成されている。本開示の態様では、カラー及びグリップのうちの一方は、ガンマ線滅菌に耐えるように構成されている。
【0033】
本開示の態様では、複数の第1の把持機構は、カラーの外面上に配設された隆起機構を含む。本開示の態様では、複数の第2の把持機構は、グリップの外面上に配設された複数の凹部によって画定される。本開示の態様では、グリップは、涙形状である。本開示の態様では、グリップは、手裏剣構成を備える。本開示の態様では、カラーは、ルアー・スリップの外面上に配設された突起を受け入れるようにサイズ決め及び成形された切り欠き部を備える。本開示の態様では、ルアー・スリップは、ルアー・スリップの軸方向の長さにわたって配設された管腔を備え、グリップは、管腔に流体結合された流体ポートを備える。本開示の態様では、流体ポートは、静脈注射配管を受け入れるように構成されている。
【0034】
本開示の1つ又は複数の実施例では、注入セットは、注入セット構成要素と、雄型ルアー・コネクタと、を備える。雄型ルアー・コネクタは、ルアー・スリップであって、ルアー・スリップの軸方向の長さに沿って配設された管腔を備え、ルアー・スリップが、雌型コネクタと噛み合うようにサイズ決め及び成形されている、ルアー・スリップと、ルアー・スリップの外面上に配設されたカラーであって、切り欠き部と、カラーの外面上に配設された複数の第1の把持機構とを備える、カラーと、ルアー・スリップに結合された涙形状のグリップであって、管腔に流体結合された流体ポートと、グリップの外面上に配設された複数の第2の把持機構とを備える、涙形状のグリップと、を備える。
【0035】
本開示の態様では、第2の把持機構は、グリップの外面上に配設された複数の凹部によって画定され、第2の把持機構は、手裏剣構成を画定する。本開示の態様では、カラーの切り欠き部は、ルアー・スリップの外面上に配設された突起を受け入れるようにサイズ決め及び成形されている。
【0036】
本開示の1つ又は複数の実施例では、注入セットルアー・コネクタ・アセンブリは、雌型ルアー・コネクタと雄型ルアー・コネクタとを備える。雌型ルアー・コネクタは、受け入れ部分と、静脈注射配管を受け入れるように構成された第1の流体ポートと、受け入れ部分と第1の流体ポートとの間に流体結合された管腔と、を備える。雄型ルアー・コネクタは、ルアー・スリップであって、ルアー・スリップの軸方向の長さに沿って配設された管腔を備え、ルアー・スリップが、雌型ルアー・コネクタの受け入れ部分と噛み合うようにサイズ決め及び成形されている、ルアー・スリップと、ルアー・スリップの外面上に配設されたカラーであって、切り欠き部とカラーの外面上に配設された複数の第1の把持機構とを備える、カラーと、ルアー・スリップに結合された涙形状のグリップであって、管腔に流体結合され、且つ静脈注射配管を受け入れるように構成された第2の流体ポートと、グリップの外面上に手裏剣構成で配設された複数の第2の把持機構とを備える、涙形状のグリップと、を備える。
【0037】
開示されるプロセスの方法におけるブロックの任意の特有の順序又は階層は、実例の手法の例示であることを理解されたい。設計又は実装の好みに基づいて、プロセスにおけるブロックの特有の順序又は階層は、再構成されてよい、又はその全ての例示されるブロックが行われてよいことを理解されたい。一部の実装形態では、ブロックのいずれかが同時に行われてよい。
【0038】
本開示は、任意の当業者が本明細書に記載される種々の態様を実施することを可能にするために提供される。本開示は、主題の技術の種々の実例を提供し、主題の技術は、これらの実例に限定されるものではない。これらの態様に対する種々の修正形態が、当業者には容易に明らかであり、本明細書に規定される包括的な原理が、他の態様に適用されてよい。
【0039】
単数の要素に対する言及は、具体的にそうであることが記述されていなければ「1つ及び1つのみ」を意味することが意図されているのではなく、むしろ「1つ又は複数」を意味することが意図されている。具体的に別様に記述されていなければ、用語「いくつかの」は、1つ又は複数を指す。男性の代名詞(例えば彼)は、女性及び中性(例えば彼女及びその)も含み、その逆もまた同様である。見出し及び小見出しは、あるとすれば、単に簡便にするために使用されており、発明を限定するものではない。
【0040】
用語「例示的」は、本明細書では、「一例又は例示として機能」することを意味するために使用される。「例示的」として本明細書に記載されるいずれの態様又は設計も、他の態様又は設計に対して好ましい、又は有利であるように必ずしも解釈されるべきではない。一態様において、本明細書に記載される種々の代替構成又は動作は、少なくとも等価であるようにみなされてよい。
【0041】
本明細書で使用されるとき、項目のいずれかを分けるために、用語「又は」と共に、一連の項目に先行する「少なくとも1つの」という表現は、リストの各項目ではなく、リストを全体として修正する。「少なくとも1つの」という表現は、少なくとも1つの項目の選択を必要とするのではなく、むしろ、その表現は、項目のいずれか1つのうちの少なくとも1つ、及び/又は項目の任意の組み合わせのうちの少なくとも1つ、及び/又は項目の各々のうちの少なくとも1つを含む意味を可能にする。一例として、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」という表現は、Aのみ、Bのみ、又はCのみ、或いはA、B及びCの任意の組み合わせを指してよい。
【0042】
「態様」などの表現は、そのような態様が主題の技術に必須であること、又はそのような態様が主題の技術の全ての構成に適用されることは示唆していない。一態様に関する開示は、全ての構成に適用されてよい、或いは1つ又は複数の構成に適用されてもよい。一態様は、1つ又は複数の実例を提供してよい。一態様などの表現は、1つ又は複数の態様を指してよく、その逆もまた同様である。「実施例」などの表現は、そのような実施例が主題の技術に必須であること、又はそのような実施例が主題の技術の全ての構成に適用されることは示唆していない。一実施例に関する開示は、全ての実施例に適用されてよい、或いは1つ又は複数の実施例に適用されてよい。一実施例は、1つ又は複数の実例を提供してよい。一実施例などの表現は、1つ又は複数の実施例を指してよく、その逆もまた同様である。「構成」などの表現は、そのような構成が主題の技術に必須であること、又はそのような構成が主題の技術の全ての構成に適用されることは示唆していない。構成に関する開示は、全ての構成に適用されてよい、或いは1つ又は複数の構成に適用されてよい。構成は1つ又は複数の実例を提供してよい。一構成などの表現は、1つ又は複数の構成を指してよく、その逆もまた同様である。
【0043】
本明細書で使用されるとき、用語「決定する」又は「決定すること」は、広範な行動を包含する。例えば、「決定すること」は、ユーザの介入なしでハードウェア要素を介して、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、生成すること、取得すること、検索すること(例えば表、データベース又は別のデータ構造を検索すること)、及び確認することなどを含んでよい。また、「決定すること」は、ユーザの介入なしでハードウェア要素を介して、受信すること(例えば情報を受信すること)、及びアクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含んでよい。「決定すること」は、ユーザの介入なしでハードウェア要素を介して、解決すること、選択すること、選ぶこと、及び確立することなどを含んでよい。
【0044】
本明細書で使用されるとき、用語「提供する」又は「提供すること」は、広範な行動を包含する。例えば「提供すること」は、その後の抽出のために記憶デバイスのある場所に値を記憶すること、少なくとも1つの有線又は無線通信媒体を介して受信者に直接値を送信すること、及び値に対する参照値を送信すること、又は記憶することなどを含んでよい。「提供すること」はまた、ハードウェア要素を介して、符号化すること、復号すること、暗号化すること、暗号解読すること、実証すること、検証すること、及び挿入することなどを含んでよい。
【0045】
一態様では、別様に記述されなければ、次に続く特許請求の範囲内などの本明細書に記載される全ての測定値、値、定格、位置、大きさ、サイズ、及び他の仕様は、おおよそであって、正確ではない。一態様では、それらは、それらが関連する機能と一致し、それらが属する分野において慣例であるものと一致する、妥当な範囲を有することが意図されている。
【0046】
開示されるステップ、動作、又はプロセスの特有の順序又は階層は、例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計の好みに基づいて、ステップ、動作又はプロセスの特有の順序又は階層は、再構成されてよいことを理解されたい。ステップ、動作、又はプロセスの一部は、同時に行われてよい。ステップ、動作、又はプロセスの一部又は全ては、ユーザの介入なしで自動的に行われてよい。添付の方法クレームは、あるとすれば、サンプル順序での種々のステップ、動作、又はプロセスの要素を提示しており、提示された特有の順序又は階層に限定されることは意味していない。
【0047】
当業者に知られる、又は後に知られるべき、本開示を通して記載される種々の態様の要素に対する全ての構造及び機能的等価物は、参照により本明細書に明白に組み込まれており、特許請求の範囲によって包含されることが意図されている。さらに、本明細書に開示されるいずれも、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公共に捧げられることが意図されている。いずれのクレーム要素も、その要素が「~のための手段」という表現を使用して明白に列挙されるのでなければ、又は方法クレームの場合、その要素が「~のためのステップ」という表現を使用して列挙されているのでなければ、米国特許法第112条(f)の規定の下に解釈されるべきではない。さらに、「含む」又は「有する」などの用語が使用される範囲で、そのような用語は、「備える」が特許請求の範囲において移行語として利用されるときに解釈されるように、用語「備える」と同様の様式で包括的であることが意図されている。
【0048】
本開示の発明の名称、背景技術、発明の概要、図面の簡単な説明、及び要約はこれにより、開示に組み込まれており、制限的な説明としてではなく、本開示の例示の実例として提供されている。それらは、特許請求の範囲又は意味を限定するために使用されるのではないことの理解と共に提示されている。加えて、詳細な説明において、説明は、例示の実例を提供し、種々の特徴は、本開示を合理化する目的のために種々の実施例において一緒にグループ化されることを見ることができる。本開示のこの方法は、請求される主題は、各請求項において明白に列挙されるものを超える特徴を必要とする意図を反映するように解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示される構成又は動作の全ての特徴より少ない状態である。以下の特許請求の範囲は本明細書により詳細な説明に組み込まれており、その各請求項は、個別に請求される主題として独立している。
【0049】
特許請求の範囲は、本明細書に記載される態様に限定されることは意図されていないが、その言語の特許請求の範囲と一致する全ての範囲と一致すべきであり、全ての法的等価物を包含するべきである。それにも関わらず、特許請求の範囲のいずれも、米国特許法第101条、102条、又は103条の要件を満たさない主題を含むことは意図されていないし、それらは、そのような方法で解釈されるべきでもない。
【国際調査報告】