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▶ アフィニバックス、インコーポレイテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】多価肺炎球菌ワクチン
(51)【国際特許分類】
   A61K 39/00 20060101AFI20240905BHJP
   A61P 37/04 20060101ALI20240905BHJP
   A61K 39/09 20060101ALI20240905BHJP
   A61P 31/04 20060101ALI20240905BHJP
   A61K 47/54 20170101ALI20240905BHJP
   A61K 47/64 20170101ALI20240905BHJP
   C07K 14/315 20060101ALN20240905BHJP
   C07K 19/00 20060101ALN20240905BHJP
【FI】
A61K39/00 H
A61P37/04
A61K39/09
A61P31/04
A61K47/54
A61K47/64
C07K14/315 ZNA
C07K19/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024515381
(86)(22)【出願日】2022-09-09
(85)【翻訳文提出日】2024-05-07
(86)【国際出願番号】 US2022043156
(87)【国際公開番号】W WO2023039223
(87)【国際公開日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】63/242,487
(32)【優先日】2021-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/353,014
(32)【優先日】2022-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519454796
【氏名又は名称】アフィニバックス、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ベシン, ジル アール.
(72)【発明者】
【氏名】ブローリング, テレサ ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】バーク, ハイディー
(72)【発明者】
【氏名】ルー, インジェ
(72)【発明者】
【氏名】マリー, リチャード
(72)【発明者】
【氏名】マッコームズ, ジャネット イー.
(72)【発明者】
【氏名】プヴァネサラジャ, ヴェルピライ
(72)【発明者】
【氏名】セバスティアン, シャイト
(72)【発明者】
【氏名】シャルマ, オンカー
(72)【発明者】
【氏名】スティーブンソン, テイラー シー.
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ, ガン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, ファン
【テーマコード(参考)】
4C076
4C085
4H045
【Fターム(参考)】
4C076AA95
4C076CC07
4C076CC32
4C076CC41
4C076DD60
4C076EE41
4C076EE59
4C076FF70
4C085AA03
4C085AA04
4C085BA14
4C085BB24
4C085EE01
4H045BA10
4H045BA41
4H045CA11
4H045EA20
4H045FA74
(57)【要約】
肺炎球菌感染の予防及び/または治療のための技術。とりわけ、本開示は、肺炎球菌感染の予防及び/または治療を必要とする患者集団においてそれを行うための組成物及び方法を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される組成物に含まれる肺炎球菌多糖血清型のセットは、例えば、疾患の特性(例えば、疫学、有病率、世界的範囲など)、及び/または単一の組成物中の種々の成分の適合性及び免疫原性を含む様々な考慮事項に基づいて収集及び選択される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記種のうちの少なくとも1つの前記免疫原性複合体が、
(a)ビオチン化多糖抗原と、
(b)融合タンパク質であって、
(i)ビオチン結合部分、
(ii)野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433に変異を含む、非溶血性ニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその抗原性断片、ならびに
(iii)SP0435ポリペプチドまたはその抗原性断片を含む、前記融合タンパク質と、を含み、
前記ビオチン化多糖抗原が、前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している、前記ワクチン。
【請求項2】
前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniaeの多糖を含む、請求項1に記載のワクチン。
【請求項3】
前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、請求項1または2に記載のワクチン。
【請求項4】
前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項5】
前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項6】
前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項7】
前記ビオチン化多糖抗原が、1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fから選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項8】
前記ビオチン化多糖抗原が、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項9】
ワクチンであって、
(a)複数の第1のビオチン化多糖抗原であって、前記複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上の多糖抗原を含む、前記複数の第1のビオチン化多糖抗原と、
(b)複数の第1の融合タンパク質であって、各第1の融合タンパク質が、
(i)ビオチン結合部分、
(ii)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(iii)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記複数の第1の融合タンパク質と、を含む複数の免疫原性複合体を含み、
前記複数の第1のビオチン化多糖抗原の各々が、前記複数の第1の融合タンパク質のうちの1以上の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している、前記ワクチン。
【請求項10】
前記複数の免疫原性複合体が、
(a)複数の第2のビオチン化多糖抗原であって、前記複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上の多糖抗原を含む、前記複数の第2のビオチン化多糖抗原と、
(b)複数の第2の融合タンパク質であって、各第2の融合タンパク質が、
(i)ビオチン結合部分、
(ii)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(iii)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記複数の第2の融合タンパク質と、をさらに含み、
前記複数の第2のビオチン化多糖抗原の各々が、前記複数の第2の融合タンパク質のうちの1以上の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している、請求項9に記載のワクチン。
【請求項11】
前記複数の第2の融合タンパク質の各々が、配列番号26もしくは配列番号61と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、請求項10に記載のワクチン。
【請求項12】
前記融合タンパク質、または前記複数の第1の融合タンパク質の各々が、配列番号19、配列番号20、配列番号58、もしくは配列番号59と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、請求項1~11のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項13】
複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【請求項14】
複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【請求項15】
複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【請求項16】
複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【請求項17】
複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【請求項18】
前記ビオチン結合部分が、(i)配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチド、あるいは(ii)配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチドである、請求項1~17のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項19】
請求項1~18のいずれか1項に記載のワクチンと、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項20】
ワクチンを作製する方法であって、複数の第1のビオチン化多糖抗原を複数の第1の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化することを含み、
各第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分と、
(b)ニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその抗原性断片と、
(c)SP0435ポリペプチドまたはその抗原性断片と、を含む、前記方法。
【請求項21】
複数の第2のビオチン化多糖抗原を複数の第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化することをさらに含み、
各第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分と、
(b)SP1500ポリペプチドまたはその抗原性断片と、
(c)SP0785ポリペプチドまたはその抗原性断片と、を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
担体タンパク質と各々関連した、少なくとも25、26、27、28、29、30、31、32、33、または34の異なる肺炎球菌血清型からのS.pneumoniae莢膜多糖を含む、多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【請求項23】
前記S.pneumoniae莢膜多糖が、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20(例えば、20B)、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される少なくとも30、31、32、33、または34の莢膜多糖を含む、請求項22に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【請求項24】
Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法であって、免疫学的有効量の請求項1~18のいずれか1項に記載のワクチン、請求項19の医薬組成物、または請求項22もしくは23の多価肺炎球菌ワクチンを前記対象に投与することを含む、前記方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年9月9日に出願された米国仮出願第63/242,487号及び2022年6月16日に出願された米国仮出願第63/353,014号の利益を主張し、各々の内容は、その全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
Streptococcus pneumoniaeは、世界中の小児及び成人の間で、菌血症、敗血症、髄膜炎、及び肺炎などの重大な疾病の主因であり続けている。乳児、低年齢小児、高齢者、及び特定の基礎疾患を有する対象における罹患率及び死亡率は高い。
【0003】
S.pneumoniaeは、健康な成人の約5~10%及び健康な小児の20~40%の鼻咽頭に定着するグラム陽性有莢膜球菌である。通常の定着は、S.pneumoniaeが耳管、鼻洞、肺、血流、髄膜、関節腔、骨、及び腹膜腔に運ばれると感染性を持つようになる。S.pneumoniae感染症は、菌血症、肺炎、髄膜炎、副鼻腔炎、及び急性中耳炎の最多原因である[CDC、2010年]。
【0004】
肺炎球菌疾患は、侵襲性の場合も非侵襲性の場合もある。非侵襲性疾患の最も多い形態である非菌血性肺炎球菌性肺炎は、肺炎による入院の最多原因のうちの1つであり続けている。侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)は、通常は無菌の部位(例えば、脳脊髄液、血液、滑液、胸膜液または腹水)からS.pneumoniaeが単離されることと定義されている。IPDの最も高い発生頻度は、高齢成人及び2歳未満の低年齢小児という極端な年齢に認められる。米国では最初の肺炎球菌ワクチンが出現するまで、5歳未満の小児において髄膜炎700件及び死亡200件を含め、毎年およそ17,000件の侵襲性疾患がS.pneumoniaeによって生じていた[CDC、2000年]。最も高い罹患率及び死亡率は発展途上国で報告されているが、疾患の負担は工業先進国でも大きい。
【0005】
S.pneumoniaeは、生物が免疫系を回避することを可能にするいくつかの病原性因子を有する。例としては、宿主の免疫細胞による食作用を防ぐ多糖莢膜、補体媒介性オプソニン化を抑制するプロテアーゼ、及び宿主細胞の溶解を引き起こすタンパク質が挙げられる。多糖莢膜では、複合多糖の存在が、肺炎球菌を異なる血清型に分類するための基準となる。これまで、約100種類のS.pneumoniae血清型が同定されている。
【0006】
現在米国では、PCV13及びPPSV23という2つのS.pneumoniaeワクチンが利用可能である。PCV13は、既知のS.pneumoniae血清型のほとんどを防ぐことができない。PPSV23は、PCV13よりも多くの種類のS.pneumoniae血清型の多糖成分を含むが、持続性の免疫応答を誘導することも、後の抗原負荷時に既往性の免疫応答を誘導することもない。PPSV23は成人及び高齢者を侵襲性肺炎球菌感染症から防御するが、肺炎予防において一貫した効果は観察されていない[Gruber et al,2008]。
【0007】
したがって、広範な血清型のS.pneumoniaeに対するT細胞依存性免疫をもたらすワクチンが医療上必要とされている。
【発明の概要】
【0008】
本開示は、肺炎球菌感染の予防及び/または治療のための好適な技術の不足に対処する。とりわけ、本開示は、T細胞応答及びB細胞応答を誘導して、ワクチンに含まれていない血清型を含む広範なS.pneumoniae血清型に対する免疫をもたらすことで、侵襲性肺炎球菌感染症及び肺炎を防ぐのに十分な免疫原性を有するワクチンを提供する際の課題に対処する。
【0009】
本出願人は、MAPS多価肺炎球菌ワクチン(例えば、いくつかの実施形態では、24価肺炎球菌多糖血清型を含み、例えば、WO2020/056202を参照)が、対象に投与されるとき、肺炎球菌感染の予防及び/または治療に著しく有用であり得ることを以前に説明した。かかるMAPS多価ワクチンの属性は、PCV13及びPPSV23などの標準的なS.pneumoniaeワクチンと関連付けられた特定の問題に対処した。例えば、いくつかの実施形態では、MAPSプラットフォームは、例えば、ビオチンと、リズアビジン、ヒトタンパク質との著しい相同性が予想されないビオチン結合タンパク質との間の高親和性
【数1】
の非共有結合を含む、様々な利点を提供する。とりわけ、かかるMAPS多価肺炎球菌ワクチンは、広範囲のS.pneumoniae血清型に対するT細胞及びB細胞免疫応答を誘導し得、とりわけ、かかるMAPS多価肺炎球菌ワクチンは、そのワクチンに含まれないS.pneumoniae血清型に対する免疫応答を誘導し得る。
【0010】
とりわけ、本開示は、肺炎球菌感染の予防及び/または治療を必要とする患者集団においてそれを行うための組成物及び方法を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される組成物に含まれる肺炎球菌多糖血清型のセットは、例えば、疾患の特性(例えば、疫学、有病率、世界的範囲など)、及び/または単一の組成物中の種々の成分の適合性及び免疫原性を含む様々な考慮事項に基づいて収集及び選択される。いくつかの実施形態では、本開示は、特定の肺炎球菌多糖血清型が特定のポリペプチド抗原と非共有結合的に関連しているときに、より強い免疫応答を誘導し得るというさらに驚くべき洞察を提供する。例えば、いくつかの実施形態では、特定の肺炎球菌多糖血清型(例えば、血清型1、6B、9V、15B、22F、23A、23B、23F、及び33F)は、本明細書に説明されるSPP2融合タンパク質と非共有結合的に関連しているときに、それらの血清型が本明細書に説明されるCP1融合タンパク質と非共有結合的に関連したときに観察された免疫応答と比較して、より強い免疫応答を誘導することが実証された。いくつかの実施形態では、特定の肺炎球菌多糖血清型(例えば、血清型2、6A、10A、18C、及び20B)は、本明細書に説明されるCP1融合タンパク質と非共有結合的に関連しているときに、それらの血清型が本明細書に説明されるSPP2融合タンパク質と非共有結合的に関連したときに観察された免疫応答と比較して、より強い免疫応答を誘導することが実証された。
【0011】
いくつかの実施形態では、本開示は、とりわけ、検出可能なレベルで溶血及び血球凝集を誘導しない、ビオチン結合タンパク質及びS.pneumoniaeポリペプチド抗原を含むSPP2融合ポリペプチドの組成物を提供する。特に、本開示は、融合タンパク質中のS.pneumoniaeポリペプチド抗原SP0435及びPdT(G294P)の相対位置が、融合タンパク質の活性に予想外に影響し得るという驚くべき洞察を提供する。融合タンパク質中のSP0435及びPdT(G294P)の順序を逆転させること、すなわち、融合タンパク質中でSP0435をPdT(G294P)のC末端に位置付けることは、溶血及び血球凝集の両方を予想外に消失させた。
【0012】
いくつかの実施形態では、本開示は、とりわけ、ある血清型のSPP2融合タンパク質及びS.pneumoniae莢膜多糖(CPS)による免疫化が、同じ血清型による侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)に対する防御に相乗的に寄与し得るという洞察を提供する。いくつかの実施形態では、血清型は、血清型3のものである。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、MAPS複合体内にある。いくつかの実施形態では、CPSは、MAPS複合体内または糖抱合体(例えば、PCV13)内にある。いくつかの実施形態では、ある血清型のSPP2融合タンパク質及びCPSの組み合わせを用いた免疫化は、その血清型のSPP2融合タンパク質及びCPSの組み合わせなしの参照と比較して、血清型によるIPDに対する防御(例えば、生存率によって測定される)を増加させ得る。いくつかの実施形態では、保護は、参照と比較して、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、少なくとも6倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、少なくとも9倍、または少なくとも10倍増加する。いくつかの実施形態では、かかる参照は、その血清型のCPSを伴わないSPP2融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、かかる参照は、SPP2融合タンパク質を含まないその血清型のCPS(例えば、MAPS複合体または糖抱合体(例えば、PCV13)における)である。
【0013】
本開示の一態様は、多価肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)を提供する。いくつかの実施形態では、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、1以上の種の免疫原性複合体を含み、種の少なくとも1つの免疫原性複合体は、(a)ビオチン化多糖抗原と、(b)融合タンパク質であって、(i)ビオチン結合部分、及び(ii)少なくとも1つのポリペプチド抗原を含む、融合タンパク質と、を含み、ビオチン化多糖抗原が、融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。
【0014】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の1超の種が免疫原性組成物(例えば、ワクチン)に含められる場合、1以上のポリペプチド抗原が利用され得る。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体中の少なくとも1つのポリペプチド抗原は、ニューモリシン(Ply)ポリペプチド、またはその多様体もしくは抗原性断片、あるいはSP0435ポリペプチド、またはその多様体もしくは抗原性断片を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体中の少なくとも1つのポリペプチド抗原は、(a)Plyポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原と、(b)SP0435ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原と、を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体中の少なくとも1つのポリペプチド抗原は、SP1500ポリペプチド、またはその多様体もしくは抗原性断片、あるいはSP0785ポリペプチド、またはその多様体もしくは抗原性断片を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体中の少なくとも1つのポリペプチド抗原は、(a)SP1500ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原と、(b)SP0785ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原と、を含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の1超の種が免疫原性組成物(例えば、ワクチン)に含められる場合、1以上のビオチン化多糖抗原が利用され得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのビオチン化多糖抗原は、Streptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、ビオチン化多糖抗原は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、ビオチン化多糖抗原は、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、または34個)から選択された血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、ビオチン化多糖抗原は、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、または33個)から選択された血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、(a)複数の第1のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上の多糖抗原を含む、複数の第1のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第1の融合タンパク質であって、各第1の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第1の融合タンパク質と、を含む複数の免疫原性複合体を含み、複数の第1のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第1の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。追加的または代替的に、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)中の免疫原性複合体は、(a)複数の第2のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上の多糖抗原を含む、複数の第2のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第2の融合タンパク質であって、各第2の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第2の融合タンパク質と、を含み、複数の第2のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第2の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。
【0019】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、(a)複数の第1のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、複数の第1のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第1の融合タンパク質であって、各第1の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第1の融合タンパク質と、を含む複数の免疫原性複合体を含み、複数の第1のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第1の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。追加的または代替的に、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)中の免疫原性複合体は、(a)複数の第2のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、複数の第2のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第2の融合タンパク質であって、各第2の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第2の融合タンパク質と、を含み、複数の第2のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第2の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。
【0020】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、(a)複数の第1のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、複数の第1のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第1の融合タンパク質であって、各第1の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第1の融合タンパク質と、を含む複数の免疫原性複合体を含み、複数の第1のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第1の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。追加的または代替的に、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)中の免疫原性複合体は、(a)複数の第2のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、複数の第2のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第2の融合タンパク質であって、各第2の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第2の融合タンパク質と、を含む、複数の免疫原性複合体を含み、複数の第2のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第2の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。
【0021】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、(a)複数の第1のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、複数の第1のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第1の融合タンパク質であって、各第1の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第1の融合タンパク質と、を含む複数の免疫原性複合体を含み、複数の第1のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第1の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。追加的または代替的に、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)中の免疫原性複合体は、(a)複数の第2のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、複数の第2のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第2の融合タンパク質であって、各第2の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第2の融合タンパク質と、を含む、複数の免疫原性複合体を含み、複数の第2のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第2の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。
【0022】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、(a)複数の第1のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、複数の第1のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第1の融合タンパク質であって、各第1の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第1の融合タンパク質と、を含む複数の免疫原性複合体を含み、複数の第1のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第1の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。追加的または代替的に、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)中の免疫原性複合体は、(a)複数の第2のビオチン化多糖抗原であって、複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、複数の第2のビオチン化多糖抗原と、(b)複数の第2の融合タンパク質であって、各第2の融合タンパク質が、(i)ビオチン結合部分、(ii)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(iii)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、複数の第2の融合タンパク質と、を含む、複数の免疫原性複合体を含み、複数の第2のビオチン化多糖抗原の各々は、複数の第2の融合タンパク質のうちの1以上のビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している。
【0023】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、ビオチン結合部分を含み、ビオチン結合部分は、配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を有するか、またはそれを含むポリペプチド、あるいは配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を有するか、またはそれを含むポリペプチドである。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、配列番号26もしくは配列番号61と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、融合タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、本明細書に説明される融合タンパク質CP1を含む。
【0024】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、ビオチン結合部分を含み、ビオチン結合部分は、配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を有するか、またはそれを含むポリペプチド、あるいは配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を有するか、またはそれを含むポリペプチドである。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、配列番号19もしくは配列番号58と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、融合タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、本明細書に説明される融合タンパク質SPP2を含む。
【0025】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、1以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、ここで種とは、単一のStreptococcus pneumoniae血清型(本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体を意味する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、2以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、ここで種とは、単一のStreptococcus pneumoniae血清型(本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体を意味する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、30以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、ここで種とは、単一のStreptococcus pneumoniae血清型(本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体を意味する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、31以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、ここで種とは、単一のStreptococcus pneumoniae血清型(本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体を意味する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、32以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、ここで種とは、単一のStreptococcus pneumoniae血清型(本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体を意味する。
【0026】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、30以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、各種は、異なるStreptococcus pneumoniae血清型(例えば、本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体の集団である。
【0027】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、33以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、各種は、異なるStreptococcus pneumoniae血清型(例えば、本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体の集団である。
【0028】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、34以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、各種は、異なるStreptococcus pneumoniae血清型(例えば、本明細書に説明されるもの)の多糖抗原を含む複合体の集団である。
【0029】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原を含む第1の種の免疫原性複合体であって、各第1の融合タンパク質が、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、第1の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原を含む第2の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原を含む第3の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原を含む第4の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原を含む第5の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原を含む第6の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原を含む第7の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原を含む第8の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原を含む第9の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原を含む第10の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原を含む第11の種の免疫原性複合体であって、各第2の融合タンパク質が、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、第11の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原を含む第12の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原を含む第13の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原を含む第14の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原を含む第15の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原を含む第16の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原を含む第17の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原を含む第18の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原を含む第19の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原を含む第20の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原を含む第21の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原を含む第22の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原を含む第23の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原を含む第24の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原を含む第25の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原を含む第26の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原を含む第27の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原を含む第28の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原を含む第29の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原を含む第30の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原を含む第31の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原を含む第32の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原を含む第33の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原を含む第34の種の免疫原性複合体と、を含む、複数の免疫原性複合体を含む。
【0030】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原を含む第1の種の免疫原性複合体であって、各第1の融合タンパク質が、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、第1の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原を含む第2の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原を含む第3の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原を含む第4の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原を含む第5の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原を含む第6の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原を含む第7の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原を含む第8の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原を含む第9の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原を含む第10の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原を含む第11の種の免疫原性複合体であって、各第2の融合タンパク質が、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、第11の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原を含む第12の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原を含む第13の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原を含む第14の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原を含む第15の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原を含む第16の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原を含む第17の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原を含む第18の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原を含む第19の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原を含む第20の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原を含む第21の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原を含む第22の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原を含む第23の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原を含む第24の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原を含む第25の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原を含む第26の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原を含む第27の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原を含む第28の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原を含む第29の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原を含む第30の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原を含む第31の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原を含む第32の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原を含む第33の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原を含む第34の種の免疫原性複合体と、を含む、複数の免疫原性複合体を含む。
【0031】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、複数の免疫原性複合体であって、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原を含む第1の種の免疫原性複合体であって、各第1の融合タンパク質が、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、第1の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原を含む第2の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原を含む第3の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原を含む第4の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原を含む第5の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原を含む第6の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原を含む第7の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原を含む第8の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原を含む第9の種の免疫原性複合体と、第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原を含む第10の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原を含む第11の種の免疫原性複合体であって、各第2の融合タンパク質が、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、第11の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原を含む第12の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原を含む第13の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原を含む第14の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原を含む第15の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原を含む第16の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原を含む第17の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原を含む第18の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原を含む第19の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原を含む第20の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原を含む第21の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原を含む第22の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原を含む第23の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原を含む第24の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原を含む第25の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原を含む第26の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原を含む第27の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原を含む第28の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原を含む第29の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原を含む第30の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原を含む第31の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原を含む第32の種の免疫原性複合体と、第2の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原を含む第33の種の免疫原性複合体と、を含む、複数の免疫原性複合体を含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、2以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、各種の免疫原性複合体は、化学量論的に等しい重量比の多糖抗原を寄与する。
【0033】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、2以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、少なくとも1つの種の免疫原性複合体は、化学量論的に異なる重量比の多糖抗原を寄与する。
【0034】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、2以上の種の免疫原性複合体を含む複数の免疫原性複合体を含み、異なる種の免疫原性複合体は、化学量論的に異なる重量比の多糖抗原を寄与する。
【0035】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、ビオチン結合部分を含む融合タンパク質を含み、ビオチン結合部分は、配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチド、あるいは配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチドである。
【0036】
本開示の別の態様は、リズアビジンのビオチン結合部分及び1以上のStreptococcus pneumoniaeポリペプチド抗原を含む、融合タンパク質を含む、免疫原性複合体を提供する。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分が、配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチド、あるいは配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチドである。
【0037】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、本明細書に説明される融合タンパク質と非共有結合的に関連するStreptococcus pneumoniaeのビオチン化多糖抗原を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、ビオチン化多糖抗原を含み、ビオチン化多糖抗原は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0038】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体が、ビオチン化多糖抗原を含み、ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0039】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体が、ビオチン化多糖抗原を含み、ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0040】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、少なくとも1つのポリペプチド抗原を含み、少なくとも1つのポリペプチド抗原は、ニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片、SP0435ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片、あるいはそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、少なくとも1つのStreptococcus pneumoniaeポリペプチド抗原を含み、少なくとも1つのポリペプチド抗原が、(a)ニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原と、(b)SP0435ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原と、を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、少なくとも1つのポリペプチド抗原を含み、少なくとも1つのポリペプチド抗原が、(a)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原と、(b)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原と、を含む。
【0041】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、少なくとも1つのポリペプチド抗原を含み、少なくとも1つのポリペプチド抗原は、SP1500ポリペプチドまたはその抗原性断片の多様体、SP0785ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片、あるいはそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、少なくとも1つのポリペプチド抗原を含み、少なくとも1つのポリペプチド抗原が、(a)SP1500ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原と、(b)SP0785ポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原と、を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、少なくとも1つのポリペプチド抗原を含み、少なくとも1つのポリペプチド抗原が、(a)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは少なくとも99.5%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原と、(b)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原と、を含む。
【0042】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0043】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0044】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0046】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0047】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0048】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0050】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質と非共有結合的に関連したStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原を含み、融合タンパク質は、(a)ビオチン結合部分、(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその多様体もしくは抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む。
【0051】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、ビオチン結合部分を含み、ビオチン結合部分は、配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチド、あるいは配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチドである。
【0052】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、融合タンパク質(例えば、本明細書に説明されるもの)及び多糖抗原(例えば、本明細書に説明されるもの)を含み、複合体における融合タンパク質の多糖抗原に対する重量比は、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、約7:1、約8:1、約9:1、または約10:1である。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、本明細書に開示される1以上の免疫原性複合体を含む。
【0053】
いくつかの態様では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)組成物を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、本明細書に開示される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)組成物と、薬学的に許容される担体とを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、本明細書に開示される免疫原性複合体と、薬学的に許容される担体とを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上のアジュバントを含む。いくつかの実施形態では、1以上のアジュバントは、共刺激因子であるか、またはそれを含む。
【0054】
いくつかの実施形態では、1以上のアジュバントは、リン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、及びリン酸化水酸化アルミニウム(phosphated aluminum hydroxide)からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、1以上のアジュバントは、リン酸アルミニウムであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物は、注射用に製剤されている。
【0055】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、免疫応答は、自然免疫応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、CD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、またはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)抗体またはB細胞応答、及び(ii)T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)抗体またはB細胞応答、(ii)T細胞応答、及び(iii)自然免疫応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、少なくとも1つの多糖抗原または融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチド抗原に対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、及び(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対するT細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対するCD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、もしくはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、及び(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答及びT細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答、及びT1、T2、もしくはT17応答を含むCD4+T細胞応答、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む。
【0056】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するオプソニン応答/殺菌応答を誘導する。いくつかの実施形態では、かかるオプソニン応答/殺菌応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかるオプソニン応答/殺菌応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかるオプソニン応答/殺菌応答は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、オプソニン応答/殺菌応答は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeをオプソニン化する抗体を産生し、結果としてかかる血清型(複数可)を1以上の免疫経路によって殺傷することを含み得る。いくつかの実施形態では、かかるオプソニン応答/殺菌応答は、当該技術分野で既知である及び/または本明細書に説明されるオプソニン食作用アッセイ(OPA)または高濃度オプソニン食作用アッセイ(COPA)によって決定することができる。
【0057】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、対象から別の対象への1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの伝播を抑制する。いくつかの実施形態では、かかる伝播の抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる伝播の抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる伝播の抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0058】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの複製を低減もしくは抑制するか、または細菌負荷を低減する。いくつかの実施形態では、かかる複製の低減もしくは抑制、または細菌負荷の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる複製の低減もしくは抑制、または細菌負荷の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる複製の低減もしくは抑制、または細菌負荷の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0059】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかるIPDの抑制またはIPDの発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかるIPDの抑制またはIPDの発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかるIPDの抑制またはIPDの発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかるIPDの重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかるIPDの重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかるIPDの重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0060】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0061】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0062】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0063】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0064】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0065】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeによる定着を低減または抑制する。いくつかの実施形態では、かかる定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる定着の低減または抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0066】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの粘膜表面(複数可)への定着を低減または抑制する。いくつかの実施形態では、かかる粘膜表面(複数可)への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる粘膜表面(複数可)への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる粘膜表面(複数可)への定着の低減または抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0067】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの鼻咽頭への定着を低減または抑制する。いくつかの実施形態では、かかる鼻咽頭への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる鼻咽頭への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる鼻咽頭への定着の低減または抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0068】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に開示される医薬組成物は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeによる無症状感染を低減または抑制する。いくつかの実施形態では、かかる無症状感染の抑制または低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる無症状感染の抑制または低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる無症状感染の抑制または低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0069】
本開示のいくつかの態様は、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)を作製する方法であって、方法が、複数の第1のビオチン化多糖抗原を、ニューモリシンポリペプチドまたはその多様体もしくは抗原性断片、SP0435ポリペプチドまたはその抗原性断片、あるいはそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのポリペプチド抗原を含む複数の第1の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化することを含む、方法を提供する。いくつかの実施形態は、方法が、複数の第2のビオチン化多糖抗原を、SP1500ポリペプチドもしくはその抗原性断片、SP0785ポリペプチドもしくはその抗原性断片、またはそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのポリペプチド抗原を含む複数の第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化することをさらに含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0070】
いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原は、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原は、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原は、1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fのうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原は、1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fの各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原は、1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fのうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原は、1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fの各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原は、1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fのうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第1のビオチン化多糖抗原は、1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fの各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。いくつかの実施形態では、複数の第2のビオチン化多糖抗原が、2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む。
【0071】
いくつかの実施形態は、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法であって、本明細書に開示される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)を免疫学的有効量で対象に投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法は、本明細書に開示される免疫原性複合体を免疫学的有効量で対象に投与することを含む。いくつかの実施形態では、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法は、本明細書に開示される医薬組成物を免疫学的有効量で対象に投与することを含む。
【0072】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物の投与は、免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、免疫応答は、自然免疫応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、CD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、またはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)抗体またはB細胞応答及び(ii)T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)抗体またはB細胞応答、(ii)T細胞応答、及び(iii)自然免疫応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、少なくとも1つの多糖抗原または融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、及び(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対するT細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対するCD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、もしくはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、及び(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答及びT細胞応答を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答、及びT1、T2、もしくはT17応答を含むCD4+T細胞応答、またはCD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む。
【0073】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するオプソニン応答/殺菌応答を誘導する。いくつかの実施形態では、かかるオプソニン応答/殺菌応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかるオプソニン応答/殺菌応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかるオプソニン応答/殺菌応答は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、対象から別の対象への1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの伝播を抑制する。いくつかの実施形態では、かかる伝播の抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる伝播の抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる伝播の抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0074】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかるIPDの抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかるIPDの抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかるIPDの抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかるIPDの重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかるIPDの重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかるIPDの重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0075】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0076】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる臓器損傷の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0077】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる肺炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0078】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる中耳炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0079】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の抑制またはその発生率の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の抑制またはその発生率の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の重症度の低減は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる副鼻腔炎の重症度の低減は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0080】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの定着を低減または抑制する。いくつかの実施形態では、かかる定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる定着の低減または抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの粘膜表面(複数可)への定着を低減または抑制する。いくつかの実施形態では、かかる粘膜表面(複数可)への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる粘膜表面(複数可)への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる粘膜表面(複数可)への定着の低減または抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)の投与は、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの鼻咽頭への定着を低減または抑制する。いくつかの実施形態では、かかる鼻咽頭への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる鼻咽頭への定着の低減または抑制は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる鼻咽頭への定着の低減または抑制は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、免疫原性複合体、または医薬組成物は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0081】
本明細書に開示される方法のいくつかの実施形態では、Streptococcus pneumoniaeは、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上から選択される血清型を有する。いくつかの実施形態では、Streptococcus pneumoniaeは、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有する。いくつかの実施形態では、Streptococcus pneumoniaeは、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有する。
【0082】
いくつかの実施形態では、対象は、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、1用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)で免疫化される。いくつかの実施形態では、対象は、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、2用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)で免疫化される。いくつかの実施形態では、対象は、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、3用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)で免疫化される。いくつかの実施形態では、対象は、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、4用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)で免疫化される。
【0083】
本明細書に説明される本教示は、以下の様々な例示的実施形態の説明を添付の図面と共に読むと、より深く理解できるであろう。なお、以下で説明する図面は単に説明を目的とするものであり、いかなる意味においても本教示の範囲を限定するように意図されるものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0084】
図1】例示的な複数抗原提示システム(MAPS)の概略図である。示されている例示的な実施形態では、MAPS免疫原性複合体は、ビオチン結合タンパク質リズアビジン(rhizavidin)またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片に融合した1以上のポリペプチド抗原と、ビオチン化抗原性多糖とを含む。この図において、各MAPS複合体は、切断型リズアビジンがビオチンに非共有結合することにより、1以上の融合タンパク質とビオチン化多糖との間に形成されている。
図2A】例示的な変異型ニューモリシン(Ply)ポリペプチドの概略図である。かかる例示的な変異型Plyポリペプチドは、PdT(G294P)として示される、変異G294P、D385N、C428G、及びW433Fを含むPlyポリペプチド(例えば、完全長S.pneumoniae Plyポリペプチドのアミノ酸2~470)を含む。いくつかの実施形態では、変異型Plyポリペプチド(例えば、PdT(G294P)ポリペプチド)は、検出タグまたは精製タグ(例えば、Hisタグ)をさらに含み得る。
図2B】例示的なSPP2融合タンパク質の概略図である。かかる例示的なSPP2融合タンパク質は、例えば、切断型リズアビジンタンパク質(例えば、Rhaviとして示される、野生型リズアビジンタンパク質のアミノ酸45~179)などのビオチン結合タンパク質、第1のリンカー(例えば、GGGGSSS(配列番号30)リンカー)、ニューモリシン(Ply)ポリペプチド(例えば、PdT(G294P)として示される、変異G294P、D385N、C428G、及びW433Fを含む完全長S.pneumoniae Plyポリペプチドのアミノ酸2~470)、第2のリンカー(例えば、GGGGSSS(配列番号30)リンカー)、及びSP0435ポリペプチド(例えば、完全長S.pneumoniae SP0435ポリペプチドのアミノ酸62~185)を含む。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、検出タグまたは精製タグ(例えば、Hisタグ)をさらに含み得る。GGGGSSS(配列番号30)リンカーについては、SSSアミノ酸配列は、pET21/24プラスミド上のSac I部位からのもので、立体障害を最小限に抑えて可動性リンカーを作成するようにGGGG(配列番号54)アミノ酸配列を加えたものであってもよい。あるいは、GGGGSSS(配列番号30)リンカーは、合成したものであってもよい。
図3】例示的なSPP2融合タンパク質をコードする配列を含むpET-24a(+)ベクターから構成されているプラスミド構築物の概略図である。
図4】変異G294P、D385N、C428G、及びW433F(PdT(G294P)として示される)を含む例示的なニューモリシンポリペプチドの三次構造を図示するモデルである。
図5A】ウサギ赤血球溶血アッセイを使用して測定した際の、ニューモリシン、ニューモリシン+SPP2融合タンパク質、PdT(G294P)ポリペプチド、及び融合タンパク質(前駆体1、前駆体2、及びSPP2)の溶血活性を例示する。PdT(G294P)、前駆体2、またはSPP2については、溶血は観察されなかった。
図5B】ウサギ赤血球溶血アッセイを使用して測定した際の、Streptococcus pneumoniae多糖SP1とのMAPS複合体中の融合タンパク質SPP2(1.SPP2 MAPS)、及び標準的な0.5mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-1)、希釈された0.1mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-2)、及び希釈された0.1mg/mLのストックから調製され、次いで、1回の凍結融解サイクルに供されたニューモリシン(ニューモリシン-2-F/T)の溶血活性を例示する。1.SPP2 MAPSについては、溶血は観察されなかった。
図6A】ウサギ赤血球アッセイを使用して測定した際の、融合タンパク質(前駆体1、前駆体2、及びSPP2)の血球凝集活性を例示する。破線で示される前駆体2のウェルは、血球凝集の証拠を示す。前駆体1またはSPP2のウェルでは、血球凝集は観察されなかった。
図6B】ウサギ赤血球アッセイを使用して測定した際の、ニューモリシン、ニューモリシン+融合タンパク質SPP2、PdT(G294P)ポリペプチド、及び融合タンパク質(前駆体1、前駆体2、及びSPP2)の血球凝集活性を例示する。破線で示される前駆体2のウェルは、血球凝集の証拠を示す。この実験では、前駆体1のウェルは、少量の血球凝集を示し得る。PdT(G294P)またはSPP2ウェルでは、血球凝集は観察されなかった。
図6C】ウサギ赤血球アッセイを使用して測定した際の、Streptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中の融合タンパク質SPP2(1.SPP2 MAPS)、及び標準的な0.5mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-1)、希釈された0.1mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-2)、及び希釈された0.1mg/mLのストックから調製され、次いで、1回の凍結融解サイクルに供されたニューモリシン(ニューモリシン-2-F/T)の血球凝集活性を例示する。1.SPP2 MAPSウェルでは、血球凝集は観察されなかった。
図7】例示的なCP1融合タンパク質の概略図である。かかる例示的なCP1融合タンパク質は、例えば、切断型リズアビジンタンパク質(例えば、野生型リズアビジンタンパク質のアミノ酸45~179)などのビオチン結合タンパク質、第1のリンカー(例えば、GGGGSSS(配列番号31)リンカー)、SP1500ポリペプチド(例えば、完全長S.pneumoniae SP1500ポリペプチドのアミノ酸27~278)、第2のリンカー(例えば、アミノ酸配列AAA(配列番号31))、及びSP0785ポリペプチド(例えば、完全長S.pneumoniae SP0785ポリペプチドのアミノ酸33~399)を含む。いくつかの実施形態では、CP1融合タンパク質は、検出可能タグまたは精製タグ(例えば、Hisタグ)をさらに含み得る。アミノ酸配列AAAは、pET21/24プラスミド上のNot I部位からのものであっても、合成したものであってもよい。GGGGSSS(配列番号30)リンカーについては、SSSアミノ酸配列は、pET21/24プラスミド上のSac I部位からのもので、立体障害を最小限に抑えて可動性リンカーを作成するようにGGGG(配列番号54)アミノ酸配列を加えたものであってもよい。あるいは、GGGGSSS(配列番号30)リンカーは、合成したものであってもよい。
図8】本明細書に説明される融合タンパク質(例えば、CP1及びSPP2)のための例示的な上流(上部パネル)及び下流(下部パネル)製造プロセスを図示するフローチャートである。例示的なSPP2ポリペプチドは、切断型リズアビジン[完全長リズアビジンタンパク質のアミノ酸45~179]、第1のリンカー(例えば、GGGGSSSリンカー)、ニューモリシン(Ply)ポリペプチド、第2のリンカー(例えば、GGGGSSSリンカー)、及びSP0435ポリペプチドを含む融合タンパク質である。例示的なCP1ポリペプチドは、切断型リズアビジン[完全長リズアビジンタンパク質のアミノ酸45~179]、第1のリンカー(例えば、GGGGSSSリンカー)、SP1500ポリペプチド、第2のリンカー(例えば、アミノ酸配列AAA)、及びSP0785ポリペプチドを含む融合タンパク質である。SDS-PAGE:ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動、TFF:タンジェンシャルフロー濾過、DS:原薬。
図9-1】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-2】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-3】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-4】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-5】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-6】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-7】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-8】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-9】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-10】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-11】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-12】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-13】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-14】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-15】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-16】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-17】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-18】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-19】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-20】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-21】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-22】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-23】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-24】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-25】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図9-26】血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、及び35BのS.pneumoniae抗原性多糖の例示的な構造を示す表である。
図10】本明細書に説明される抗原性多糖のビオチン化及び融合タンパク質(複数可)(例えば、CP1またはSPP2)とのアセンブリを含む、MAPS免疫原性複合体の例示的な製造プロセスを図示するフローチャートである。MAPS:複数抗原提示システム。
図11】MAPSワクチンの例示的な製造プロセスを図示するフローチャートである。例えば、かかる例示的なプロセスは、34種類の異なるS.pneumoniae血清型の莢膜多糖を含むMAPS免疫原性複合体を含む、MAPS34ワクチンを製造するために使用され得る。DMAP:4-ジメチルアミノピリジン、MAPS:複数抗原提示システム;PS:多糖。†インプロセス試験。
図12】抗原融合タンパク質CP1及びSPP2を有するS.pneumoniae多糖(血清型)の異なる組み合わせを有する様々な多価ワクチン候補を図示する概略図である。各ワクチン候補に対応する免疫化群(A~H)が示される。図は、本明細書に説明されるようなMAPSフォーマットで特定の多価ワクチン候補を例示するが、いくつかの実施形態では、かかる多価ワクチン候補は、S.pneumoniae多糖が、本明細書に説明されるような抗原性ポリペプチド及び/または融合タンパク質(例えば、CP1及び/またはSPP2)に共有結合的にコンジュゲートされるコンジュゲートフォーマットで提供され得る。
図13】ウサギ免疫化群A~Hの各々からのP0、P1、及びP2ウサギ血清中のCP1融合タンパク質に対する代表的なIgGレベルを示す。グラフ上の各ドットは、1匹のウサギを表す。結果は、グラフ上で95%信頼区間でμg/mlで表され、グラフの下に幾何平均(μg/ml)として表される。
図14】免疫化群A~Hの各々からのP0、P1、及びP2ウサギ血清中のSPP2融合タンパク質のPdT(G294P)成分に対する代表的なIgGレベルを示す。グラフ上の各ドットは、1匹のウサギを表す。結果は、グラフ上で95%信頼区間でμg/mlで表され、グラフの下に幾何平均(μg/ml)として表される。
図15】免疫化群A~Hの各々からのP0、P1、及びP2ウサギ血清中のSPP2融合タンパク質のSP0435成分に対する代表的なIgGレベルを示す。グラフ上の各ドットは、1匹のウサギを表す。結果は、グラフ上で95%信頼区間でμg/mlで表され、グラフの下に幾何平均(μg/ml)として表される。
図16】免疫化群C~Gの各々からのP0、P1、及びP2ウサギ血清中の天然ニューモリシンの溶血活性に対する中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)を示す。グラフ上の各ドットは、1匹のウサギを表す。結果は、グラフ上で95%信頼区間でIC50(血清希釈)で表され、グラフの下に幾何平均(IC50)として表される。
図17A】免疫化群A~E及びGの各々からのP2ウサギ血清中の20の莢膜多糖(CPS)血清型に対する代表的なIgGレベルを示す。結果は、免疫化群にわたる比較のために、任意の単位(a.u.)でIgGレベルとして表される。
図17B】免疫化群A~E及びGの各々からのP2ウサギ血清中の20の莢膜多糖(CPS)血清型に対する代表的な機能的抗体(OPA)レベルを示す。結果は、免疫化群にわたる比較のために、OPA力価として表される。
図18】P2ウサギ血清中の全てCP1に対するMAPS-23(免疫化群A、点線)のベースラインと比較した、全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B、灰色ドット)及び全てSPP2に対するMAPS-34(免疫化群F、黒色ドット)の両方についての、様々な血清型の莢膜多糖に対する相対抗体力価を示す。上のグラフは、MAPS-23、MAPS-34、及びPCV13に共通する13の血清型の結果を示す。下のグラフは、MAPS-23及びMAPS-34に共通する10の追加の血清型の結果を示す。幾何平均力価(GMT)比及び95%信頼区間が各グラフに示される。
図19】P2ウサギ血清中の全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B、点線)のベースラインと比較した、全てSPP2に対するMAPS-34(免疫化群F)についての、様々な血清型の莢膜多糖に対する相対抗体力価を示す。上のグラフは、MAPS-34の第1の17の血清型の結果を示し、下のグラフは、図12にグラフで示されるように、次の17の血清型の結果を示す。幾何平均力価(GMT)比及び95%信頼区間がグラフに示される。
図20】P2ウサギ血清中の全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B、点線)のベースラインと比較した、CP1及びSPP2に対するMAPS-34(免疫化群C)についての、様々な血清型の莢膜多糖に対する相対抗体力価を示す。上のグラフは、MAPS-34の第1の17の血清型の結果を示し、下のグラフは、図12にグラフで示されるように、次の17の血清型の結果を示す。幾何平均力価(GMT)比及び95%信頼区間がグラフに示される。CP1及びSPP2に対するMAPS-34(免疫化群C)について、多糖のボックス化されたサブセットは、SPP2に対するMAPS複合体中に存在する。
図21】P2ウサギ血清中の全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B、点線)のベースラインと比較した、CP1及びSPP2に対するMAPS-34(組み合わせ#1、免疫化群D、灰色ドット)及びSPP2及びCP1に対するMAPS-34(組み合わせ#2、免疫化群E、黒色ドット)の両方についての、様々な血清型の莢膜多糖に対する相対抗体力価を示す。上のグラフは、MAPS-34の第1の17の血清型の結果を示し、下のグラフは、図12にグラフで示されるように、次の17の血清型の結果を示す。幾何平均力価(GMT)比及び95%信頼区間がグラフに示される。
図22】P2ウサギ血清中のSPP2及びCP1に対するMAPS-34(組み合わせ#2、免疫化群E)と比較した、CP1及びSPP2に対するMAPS-34(組み合わせ#1、免疫化群D)についての、様々な血清型の莢膜多糖に対する相対抗体力価を示す。上のグラフは、図12にグラフで示されるように、MAPS-34の第1の17の血清型について、組み合わせ#1(CP1に対する)に対して組み合わせ#2(SPP2に対する)を比較する結果を示す。下のグラフは、図12にグラフで示されるように、MAPS-34の次の17の血清型について、組み合わせ#2(CP1に対する)に対して組み合わせ#1(SPP2に対する)を比較する結果を示す。幾何平均力価(GMT)比及び95%信頼区間がグラフに示される。
図23】全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B)のベースラインと比較した、CP1及びSPP2に対するMAPS-34(免疫化群C)、CP1及びSPP2に対するMAPS-34(組み合わせ#1、免疫化群D)、SPP2及びCP1に対するMAPS-34(組み合わせ#2、免疫化群E)、ならびにCP1及びSPP2に対するMAPS-33(免疫化群G)についての、様々な血清型の莢膜多糖に対する相対抗体力価を示す。上のグラフは、MAPS-34の第1の17の血清型の結果を示し、下のグラフは、次の17の血清型の結果を示す。幾何平均力価(GMT)比及び95%信頼区間がグラフに示される。
図24図23と同じデータに基づくが、P2ウサギ血清中の全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B)のベースラインと比較した、CP1及びSPP2に対するMAPS-34(免疫化群C)ならびにCP1及びSPP2に対するMAPS-33(免疫化群G)の比較のみを示す。上のグラフは、MAPS-34の第1の17の血清型の結果を示し、下のグラフは、次の17の血清型の結果を示す。幾何平均力価(GMT)比及び95%信頼区間がグラフに示される。星の記号は、免疫化群C(グラフの下)または免疫化群G(グラフの上)についてのSPP2を含むMAPS複合体に提示される多糖を示す。
図25】単離されたタンパク質SPP2もしくはSPP2+CP1を含むワクチン、または両方がStreptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体(PPS1)中のSPP2+CP1を含むワクチンで免疫化されたマウスについてのSP1500-SP0785及びPdT(G294P)に対する総IgGレベルを示す。リズアビジンポリペプチド(Rhavi)及びPCV13で免疫化されたマウスが対照として示される。グラフ上の各ドットは、個々のマウスを表す。幾何平均力価及び95%信頼区間がグラフに示される。
図26】単離されたタンパク質SPP2もしくはSPP2+CP1を含むワクチン、または両方がStreptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中のSPP2+CP1を含むワクチンで免疫化され、S.pneumoniae株AR003で負荷されたマウス群についての示される時点における生存率を示す。Rhavi及びPrevnar13(PCV13)で免疫化されたマウスが、それぞれ、陰性及び陽性対照として示されている。
図27】全てStreptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体(PPS1)中のCP1、SPP2、またはCP1+SPP2を含むワクチンで免疫化されたマウスについてのSP1500-SP0785及びPdT(G294P)に対する総IgGレベルを示す。Rhavi及びPCV13で免疫化されたマウスが対照として示される。グラフ上の各ドットは、個々のマウスを表す。幾何平均力価及び95%信頼区間がグラフに示される。
図28A】全てStreptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中のCP1、SPP2、またはCP1+SPP2を含むワクチンで免疫化され、S.pneumoniae株AR003で負荷されたマウス群についての示される時点における生存率を示す。Rhavi及びPrevnar13(PCV13)で免疫化されたマウスが、それぞれ、陰性及び陽性対照として示されている。
図28B図28Aと同じ結果を示すが、免疫化群の生存曲線を異なるグラフに分離している。
図29】MAPS34ワクチンで免疫化され、高用量のS.pneumoniae株AR003で負荷されたウサギからのP2血清で受動的に免疫化されたマウス群についての示される時点における生存率を示す。生理食塩水またはPrevnar13(PCV13)で免疫化されたウサギからのP2血清で受動的に免疫化されたマウスが、対照として示されている。
図30】CP1及びSPP2に対するMAPS-34(組み合わせ#1、免疫化群D)、SPP2及びCP1に対するMAPS-34(組み合わせ#2、免疫化群E)、ならびにPCV13(免疫化群H)で免疫化されたウサギからの代表的なP2血清の殺傷活性を示す。殺傷活性を、S.pneumoniae AR003に対するオプソニン食作用アッセイ(OPA)によって測定した。結果は、血清希釈に対する殺傷活性%として表される。
図31】抗PdT(G294P)IgG力価(μg/mL)に対してグラフ化された、SPP2融合タンパク質で免疫化されたウサギ由来のP2血清中のニューモリシン中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)(Ply中和(IC50))を示す。2つの試験の結果を組み合わせた(n=5及びn=3)。
図32】1匹のマウス当たり1.0×10CFUのS.pneumoniae株AR003(血清型3)で負荷された、免疫化されたマウスの示される群の示される時点における生存率を示す。Rhavi:Rhaviで準備刺激及び追加免疫した。PCV13:Prevnar13(PCV13)で準備刺激した。SPP2:SPP2融合タンパク質で準備刺激及び追加免疫した。1.SPP2+PCV13:S.pneumoniae莢膜多糖1(CPS1)(「1.SPP2」と示される)とのMAPS複合体中で、SPP2融合タンパク質で準備刺激及び追加免疫し、PCV13で再追加免疫した。
図33】6.7×10CFUのS.pneumoniae株AR003(血清型3)で負荷された、免疫化されたマウスの示される群の示される時点における生存率を示す。Rhavi:Rhaviで準備刺激及び追加免疫した。PCV13:Prevnar13(PCV13)で準備刺激した。1.SPP2+3.CP1:S.pneumoniae莢膜多糖1(CPS1)(「1.SPP2」と示される)とのMAPS複合体中で、SPP2融合タンパク質で準備刺激及び追加免疫し、S.pneumoniae莢膜多糖3とのMAPS複合体(CPS3)(「3.CP1」と表記される)中で、CP1融合タンパク質で再追加免疫した。
図34A】S.pneumoniae株AR003(血清型3)敗血症モデルに関連する抗原に対する免疫原性及び機能的抗体応答を示す。図34Aは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、血清型3の莢膜多糖(CPS3)に対するIgG力価の代表的な結果を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均濃度であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、抗CPS3 IgGの任意の単位(a.u.)で表される。提示されるデータは、図17Aに提示される莢膜多糖(CPS)血清型に対する免疫原性に関するデータのサブセットを含む。図34Bは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、PdTトキソイド結合IgG(抗PdT(G294P))の代表的な力価を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均濃度であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、μg/ml単位の抗PdT(G294P)IgGで表される。提示されるデータは、図14に提示されるPdT(G294P)に対する免疫原性に関するデータのサブセットである。図34Cは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、天然ニューモリシンの溶血活性に対するニューモリシン中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均IC50であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、IC50(血清希釈)として表される。提示されるデータは、図16に提示されるPdT(G294P)に対する機能的応答に関するデータのサブセットである。
図34B】S.pneumoniae株AR003(血清型3)敗血症モデルに関連する抗原に対する免疫原性及び機能的抗体応答を示す。図34Aは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、血清型3の莢膜多糖(CPS3)に対するIgG力価の代表的な結果を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均濃度であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、抗CPS3 IgGの任意の単位(a.u.)で表される。提示されるデータは、図17Aに提示される莢膜多糖(CPS)血清型に対する免疫原性に関するデータのサブセットを含む。図34Bは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、PdTトキソイド結合IgG(抗PdT(G294P))の代表的な力価を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均濃度であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、μg/ml単位の抗PdT(G294P)IgGで表される。提示されるデータは、図14に提示されるPdT(G294P)に対する免疫原性に関するデータのサブセットである。図34Cは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、天然ニューモリシンの溶血活性に対するニューモリシン中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均IC50であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、IC50(血清希釈)として表される。提示されるデータは、図16に提示されるPdT(G294P)に対する機能的応答に関するデータのサブセットである。
図34C】S.pneumoniae株AR003(血清型3)敗血症モデルに関連する抗原に対する免疫原性及び機能的抗体応答を示す。図34Aは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、血清型3の莢膜多糖(CPS3)に対するIgG力価の代表的な結果を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均濃度であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、抗CPS3 IgGの任意の単位(a.u.)で表される。提示されるデータは、図17Aに提示される莢膜多糖(CPS)血清型に対する免疫原性に関するデータのサブセットを含む。図34Bは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、PdTトキソイド結合IgG(抗PdT(G294P))の代表的な力価を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均濃度であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、μg/ml単位の抗PdT(G294P)IgGで表される。提示されるデータは、図14に提示されるPdT(G294P)に対する免疫原性に関するデータのサブセットである。図34Cは、組み合わせ#1及び組み合わせ#2としてそれぞれ図12に示される免疫化群D及びEのP0、P1、及びP2ウサギ血清における、天然ニューモリシンの溶血活性に対するニューモリシン中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均IC50であり、誤差バーは、95%信頼区間である。結果は、IC50(血清希釈)として表される。提示されるデータは、図16に提示されるPdT(G294P)に対する機能的応答に関するデータのサブセットである。
図35A】HisタグなしSPP2(図35A)またはPdT(G294P)(図35B)で免疫化されたウサギ由来の血清中の、天然ニューモリシンの溶血活性に対するニューモリシン中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギを表す。結果は、グラフ上で95%信頼区間でIC50(血清希釈)で表され、各グラフの下に幾何平均(IC50)として表される。
図35B】HisタグなしSPP2(図35A)またはPdT(G294P)(図35B)で免疫化されたウサギ由来の血清中の、天然ニューモリシンの溶血活性に対するニューモリシン中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギを表す。結果は、グラフ上で95%信頼区間でIC50(血清希釈)で表され、各グラフの下に幾何平均(IC50)として表される。
図36A】鼻腔内接種によって、示される量のニューモリシン(Ply)、SPP2融合タンパク質単独、またはStreptococcus pneumoniae多糖SP1とのMAPS複合体中のSPP2融合タンパク質(1.SPP2 MAPS)を受容するマウス群について、投与後24時間までの代表的な生存曲線を示す。図36Aは、Hisタグ付きSPP2及び1.SPP2 MAPSを接種した群の代表的な結果を示す。図36Bは、HisタグなしSPP2及び1.SPP2 MAPSを接種した群の代表的な結果を示す。
図36B】鼻腔内接種によって、示される量のニューモリシン(Ply)、SPP2融合タンパク質単独、またはStreptococcus pneumoniae多糖SP1とのMAPS複合体中のSPP2融合タンパク質(1.SPP2 MAPS)を受容するマウス群について、投与後24時間までの代表的な生存曲線を示す。図36Aは、Hisタグ付きSPP2及び1.SPP2 MAPSを接種した群の代表的な結果を示す。図36Bは、HisタグなしSPP2及び1.SPP2 MAPSを接種した群の代表的な結果を示す。
図37】抗原融合タンパク質CP1及びSPP2を有するS.pneumoniae多糖(血清型)の異なる組み合わせを有する様々な例示的な多価ワクチン候補を図示する概略図である。各ワクチン候補に対応する免疫化群(A、B、C、及びS)が示される。図は、本明細書に説明されるようなMAPSフォーマットでこれらの多価ワクチン候補を例示するが、いくつかの実施形態では、かかる多価ワクチン候補は、S.pneumoniae多糖が、本明細書に説明されるような抗原性ポリペプチドまたは融合タンパク質(例えば、CP1及び/またはSPP2)にコンジュゲートされるコンジュゲートフォーマットで提供され得る。
【発明を実施するための形態】
【0085】
特定の定義
本願では、文脈上特に明記されていない限り、(i)「1つ(a)」という用語は、「少なくとも1」を意味するものと理解することができ、(ii)「または」という用語は、「及び/または」を意味するものと理解することができ、(iii)「含む(comprising)」及び「含む(including)」という用語は、構成要素が独立して提示されるか、1以上の追加の構成要素またはステップと共に提示されるかにかかわらず、挙げられた構成要素またはステップを包含すると理解することができ、(iv)「約」及び「およそ」という用語は、当業者には理解されるであろう標準偏差を許容するものと理解することができ、(v)範囲が提示される場合、両端点が含まれる。
【0086】
約:「約」という用語は、本明細書において値に関連して使用する場合、文脈において参照値に類似するような値を意味する。一般に、文脈に精通している当業者は、その文脈における「約」によって包含される関連する差異の度合いを十分に理解するであろう。例えば、いくつかの実施形態では、「約」という用語は、参照値の25%、20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%以下の範囲内にある値の範囲を包含してもよい。
【0087】
投与:本明細書で使用する「投与」という用語は、典型的には、組成物を対象またはシステムに投与して、その組成物である、またはその組成物に含まれている作用物質の送達を達成することを意味する。当業者であれば、適切な状況下で対象、例えばヒトに投与するために利用され得る種々の経路を認識していよう。例えば、いくつかの実施形態では、投与は、眼内、経口、非経口、局所などであり得る。いくつかの特定の実施形態では、投与は、気管支(例えば、気管支滴注による)、頬側、経皮的(例えば、皮膚局所、皮内、皮間(interdermal)、経皮などのうちの1以上であるか、またはそれを含み得る)、経腸、動脈内、皮内、胃内、髄内、筋肉内、鼻腔内、腹腔内、くも膜下腔内、静脈内、心室内、特定臓器内(例えば、肝臓内)、粘膜、経鼻、経口、直腸、皮下、舌下、局所、気管(例えば、気管内滴注による)、経膣、硝子体などであり得る。いくつかの実施形態では、投与は、単回用量のみを含んでもよい。いくつかの実施形態では、投与は、一定数の用量の適用を含み得る。いくつかの実施形態では、投与は、間欠的な(例えば、時間的な隔たりがある複数の用量の)投薬及び/または定期的な(例えば、一定期間を隔てた個々の用量の)投薬を含み得る。いくつかの実施形態では、投与は、少なくとも選択された期間にわたる持続投薬(例えば、灌流)を含み得る。
【0088】
作用物質:一般に、本明細書で使用する「作用物質」という用語は、例えば、ポリペプチド、核酸、糖類、脂質、小分子、金属、またはそれらの組み合わせもしくは複合体を含む任意の化学的分類の化合物または実体を意味するように使用され得る。適切な状況下では、当業者には文脈から明らかになるように、この用語は、細胞もしくは生物、またはその画分、抽出物、もしくは成分であるか、またはそれを含む実体を意味するように用いられ得る。あるいは、またはさらに、文脈から明らかになるように、この用語は、天然に見出される及び/または天然から得られるという意味で天然産物を意味するように使用する場合がある。場合によっては、やはり文脈から明らかになるように、この用語は、人間の手の働きによって設計、工学操作、及び/または産生される及び/または天然に見出されないという意味で人工である1以上の実体を意味するように使用する場合がある。いくつかの実施形態では、作用物質は、単離形態または純粋形態で利用されてもよく、いくつかの実施形態では、作用物質は、粗製形態で利用されてもよい。いくつかの実施形態では、潜在的な作用物質は、集合物またはライブラリ、例えば中に含まれる活性作用物質を同定または解析するためにスクリーニングされ得るものとして提供される場合がある。場合により、「作用物質」という用語は、高分子であるか、またはそれを含む化合物または実体を意味し得る。場合により、この用語は、1以上の高分子部分を含む化合物または実体を意味し得る。いくつかの実施形態では、「作用物質」という用語は、高分子ではない化合物または実体、及び/またはいかなる高分子も実質的に含まない化合物または実体、及び/または1以上の特定の高分子部分を実質的に含まない化合物または実体を意味し得る。いくつかの実施形態では、この用語は、いかなる高分子部分も欠いている、または実質的に含まない化合物または実体を意味し得る。
【0089】
アミノ酸:本明細書で使用する「アミノ酸」という用語は、最も広義には、例えば1以上のペプチド結合の形成によってポリペプチド鎖に組み込まれ得る任意の化合物及び/または物質を意味する。いくつかの実施形態では、アミノ酸は、一般構造HN-C(H)(R)-COOHを有する。いくつかの実施形態では、アミノ酸は、天然に存在するアミノ酸である。いくつかの実施形態では、アミノ酸は、非天然アミノ酸である。いくつかの実施形態では、アミノ酸は、D-アミノ酸である。いくつかの実施形態では、アミノ酸は、L-アミノ酸である。「標準アミノ酸」は、天然に存在するペプチドに一般的に見出される20種類の標準的なL-アミノ酸のうちのいずれかを意味する。「非標準アミノ酸」は、標準アミノ酸以外の任意のアミノ酸を意味し、それが合成的に調製されるか天然源から得られるかを問わない。いくつかの実施形態では、アミノ酸は、ポリペプチドにおけるカルボキシ末端及び/またはアミノ末端のアミノ酸を含め、上記の一般構造と比較して構造修飾を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、アミノ酸は、一般構造と比較して、(例えば、アミノ基、カルボン酸基、1以上のプロトン、及び/またはヒドロキシル基の)メチル化、アミド化、アセチル化、ペグ化、グリコシル化、リン酸化、及び/または置換によって修飾されていてもよい。いくつかの実施形態では、かかる修飾は、例えば、修飾されたアミノ酸を含むポリペプチドの循環半減期を、修飾されていないことを除いては同一のアミノ酸を含むものと比較して変化させ得る。いくつかの実施形態では、かかる修飾は、修飾されたアミノ酸を含むポリペプチドの関連する活性を、修飾されていないことを除いては同一のアミノ酸を含むものと比較して著しく変化させない。文脈から明らかになるように、いくつかの実施形態では、「アミノ酸」という用語は、遊離アミノ酸を意味するように使用する場合がある。いくつかの実施形態では、「アミノ酸」という用語は、ポリペプチドのアミノ酸残基を意味するように使用する場合がある。
【0090】
抗体:本明細書で使用する場合、「抗体」という用語は、特定の標的抗原への特異的結合をもたらすのに十分である標準的な免疫グロブリン配列要素を含むポリペプチドを意味する。当該技術分野で既知であるように、天然に産生されるようなインタクト抗体は、2個の同一の重鎖ポリペプチド(各々約50kDa)及び2個の同一の軽鎖ポリペプチド(各々約25kDa)が互いに結合して「Y字型」構造と一般的に称される構成になった、およそ150kDaの四量体作用物質である。各重鎖は、少なくとも4つのドメイン(各々約110アミノ酸長)から構成されている。すなわち、アミノ末端可変(VH)ドメイン(Y構造の先端に位置する)の後に、3つの定常ドメイン:CH1、CH2、及びカルボキシ末端CH3(Yの基部の先端に位置する)が続いている。「スイッチ」として知られる短い領域が、重鎖の可変領域と定常領域を接続している。「ヒンジ」は、CH2ドメイン及びCH3ドメインを抗体の残部に接続している。インタクト抗体では、このヒンジ領域における2つのジスルフィド結合が、2つの重鎖ポリペプチドを互いに接続している。各軽鎖は2つのドメインから構成されている。すなわち、アミノ末端可変(VL)ドメインの後にカルボキシ末端定常(CL)ドメインが続き、これらは、別の「スイッチ」によって互いから分離している。インタクト抗体四量体は、2つの重鎖-軽鎖二量体から構成されている。これらの二量体において、重鎖及び軽鎖が1つのジスルフィド結合によって互いに結合し、2つの他のジスルフィド結合が重鎖ヒンジ領域を互いに接続することにより、二量体同士が接続され、四量体が形成される。また、天然に産生された抗体は、典型的にはCH2ドメインでグリコシル化されている。自然抗体の各ドメインは、2つのベータシート(例えば、3本鎖、4本鎖、または5本鎖のシート)同士がまとまって固まった逆平行ベータバレルになることから形成された「免疫グロブリンフォールド」によって特徴付けられる構造を有する。各可変ドメインは、「相補性決定領域」として知られる3つの超可変ループ(CDR1、CDR2、及びCDR3)、及び4つの若干不変な「フレームワーク」領域(FR1、FR2、FR3、及びFR4)を含む。自然抗体がフォールドするとき、FR領域がベータシートを形成してドメインの構造フレームワークとなり、重鎖と軽鎖の両方のCDRループ領域が三次元空間で結合する結果、Y構造の先端に位置する1つの超可変抗原結合部位を作成する。天然に存在する抗体のFc領域は、補体系の要素に結合し、例えば細胞傷害性を媒介するエフェクター細胞などのエフェクター細胞の受容体にも結合する。当該技術分野で既知であるように、Fc受容体に対するFc領域の親和性及び/または他の結合特性は、グリコシル化または他の修飾を介して調節することができる。いくつかの実施形態では、本開示に従って産生及び/または利用される抗体は、グリコシル化されたFcドメイン、例えばグリコシル化などの修飾または工学操作を受けたFcドメインを含む。本開示では、特定の実施形態では、自然抗体に見出されるような十分な免疫グロブリンドメイン配列を含むポリペプチドまたはポリペプチドの複合体はいずれも、かかるポリペプチドが天然に産生されている(例えば、抗原に反応する生物によって生成されている)か、または組換え工学操作、化学合成、もしくは他の人工システムもしくは方法論によって産生されているかにかかわらず、「抗体」と称される及び/または「抗体」として使用する場合がある。いくつかの実施形態では、抗体はポリクローナルである。いくつかの実施形態では、抗体はモノクローナルである。いくつかの実施形態では、抗体は、マウス抗体、ウサギ抗体、霊長類抗体、またはヒト抗体に特徴的な定常領域配列を有する。いくつかの実施形態では、抗体配列要素は、当該技術分野で既知であるように、ヒト化されたもの、霊長類化されたもの、キメラなどである。さらに、本明細書で使用する「抗体」という用語は、適切な実施形態(別段の記載がない限り、または文脈から明らかでない限り)において、代替的な実施態様では抗体の構造及び機能的特徴を利用するための当該技術分野で既知である、または開発された構築物またはフォーマットのいずれかを意味し得る。例えば、実施形態では、本開示に従って利用される抗体は、限定されるものではないが、インタクトIgA、IgG、IgEまたはIgM抗体;二重特異性抗体または多特異性抗体(例えば、Zybodies(登録商標)など);抗体断片、例えばFab断片、Fab’断片、F(ab’)2断片、Fd’断片、Fd断片、及び単離されたCDRまたはそれらのセット;一本鎖Fv;ポリペプチド-Fc融合物;単一ドメイン抗体(例えば、IgNARまたはその断片などのサメ単一ドメイン抗体);ラクダ科抗体;マスク抗体(例えば、Probodies(登録商標));Small Modular ImmunoPharmaceuticals(「SMIPs(商標)」);一本鎖ダイアボディまたはタンデムダイアボディ(TandAb(登録商標));VHH;Anticalins(登録商標);Nanobodies(登録商標)ミニボディ;BiTE(登録商標);アンキリンリピートタンパク質またはDARPINs(登録商標);Avimers(登録商標);DART;TCR様抗体;Adnectins(登録商標);Affilins(登録商標);Trans-bodies(登録商標);Affibodies(登録商標);TrimerX(登録商標);MicroProteins;Fynomers(登録商標)、Centyrins(登録商標);ならびにKALBITOR(登録商標)から選択されるフォーマットである。いくつかの実施形態では、抗体は、天然に産生された場合には有しているはずの共有結合的修飾(例えば、グリカンの結合)を欠いている場合がある。いくつかの実施形態では、抗体は、共有結合的修飾(例えば、グリカンの結合、ペイロード[例えば、検出可能な部分、治療的な部分、触媒部分など]、または他のペンダント基[例えば、ポリエチレングリコールなど])を含むことができる。
【0091】
抗原:本明細書で使用する「抗原」という用語は、(i)免疫応答を誘導する作用物質、及び/または(ii)T細胞受容体(例えば、MHC分子によって提示された場合)もしくは抗体に結合する作用物質を意味する。いくつかの実施形態では、抗原は、液性応答(例えば、抗原特異的抗体の産生を含む)を誘導する。いくつかの実施形態では、抗原は、細胞性応答(例えば、受容体が抗原と特異的に相互作用するT細胞の関与)を誘導する。いくつかの実施形態では、抗原は、液性応答及び細胞性応答を誘導する。いくつかの実施形態では、抗原は、抗体に結合し、生物における特定の生理学的応答を誘導してもしなくてもよい。一般に、抗原は、例えば小分子、核酸、ポリペプチド、炭水化物、脂質、高分子(いくつかの実施形態では、生体高分子以外(例えば、核酸またはアミノ酸高分子以外))などのような任意の化学的実体であるか、またはそれを含んでもよい。いくつかの実施形態では、抗原は、ポリペプチドであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、抗原は、多糖であるか、またはそれを含む。当業者には、一般に、抗原が、単離形態または純粋形態で提供されてもよいこと、あるいは粗製形態で(例えば、他の物質、例えば細胞抽出物などの抽出物または抗原含有源の他の比較的粗製の調製物と一緒に)提供されてもよいことが理解されよう。いくつかの実施形態では、本開示に従って利用される抗原は、粗製形態で提供される。いくつかの実施形態では、抗原は、組換え抗原である。いくつかの実施形態では、抗原は、ポリペプチドまたは多糖であり、対象に投与すると、かかるポリペプチドまたは多糖に対して特異的な及び/または臨床的に意義のある免疫応答を誘導するものである。いくつかの実施形態では、抗原は、かかるポリペプチドまたは多糖に対して特異的な及び/または臨床的に意義のある免疫応答を誘導するように選択される。
【0092】
関連する:2つの実体が互いに「関連している(associated)」という用語が本明細書で使用されるのは、一方の存在、レベル、及び/または形態が他方のものと相関している場合である。いくつかの実施形態では、2以上の実体は、互いに物理的に近接する及び/または近接状態を保つように直接的または間接的に相互作用する場合、互いに物理的に「関連している」。いくつかの実施形態では、互いに物理的に関連している2以上の実体は、互いに共有結合している。いくつかの実施形態では、互いに物理的に関連している2以上の実体は、互いに共有結合していないが、例えば親和性相互作用、静電相互作用、水素結合、ファン・デル・ワールス相互作用、疎水性相互作用、磁性、及びそれらの組み合わせの手段により、非共有結合的に関連している。
【0093】
結合:本明細書で使用する「結合」という用語は、典型的には、2以上の実体における非共有結合的関連を意味するものと理解される。「直接的」結合は、実体または部分同士の間の物理的接触を伴い、間接的結合は、1以上の中間的実体との物理的接触による物理的相互作用を伴う。2以上の実体同士の間の結合は、典型的には、相互作用する実体または部分が単独で、またはより複雑なシステムとの関連で(例えば、担体実体と共有結合的もしくは別様に関連した状態、及び/または生物学的システムもしくは細胞で)研究される場合を含め、種々の状況のうちのいずれかにおいて評価され得る。
【0094】
担体タンパク質:本明細書で使用する場合、「担体タンパク質」という用語は、ハプテン(例えば、小さなペプチドもしくは脂質)またはより免疫原性の低い抗原(例えば、多糖)と結合、または複合体化、または別様に関連するタンパク質またはペプチドで、かかる結合した、または複合体化された、または別様に関連したハプテン(例えば、小さなペプチドもしくは脂質)またはより免疫原性の低い抗原(例えば、多糖)に対する免疫応答を誘導する、または向上させるものを意味する。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、かかる担体タンパク質と結合した、または複合体化された、または別様に関連したハプテンまたはより免疫原性の低い抗原に対する応答であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、担体タンパク質と、かかる担体タンパク質と結合した、または複合体化された、または別様に関連したハプテンまたはより免疫原性の低い抗原との両方に対する応答であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、担体タンパク質自体に対する著しい免疫応答は生じない。いくつかの実施形態では、担体タンパク質に対する免疫応答が検出され得る。いくつかの実施形態では、かかる担体タンパク質に対する免疫応答は強い。いくつかの実施形態では、担体タンパク質は、1以上の他の分子と結合するか、または複合体化されるか、または別様に関連する。
【0095】
定着:本明細書で使用する場合、「定着」という用語は、一般に、標的の部位または表面で成長する微生物の能力を意味する。例えば、「定着」という用語は、宿主の解剖学的部位(例えば、粘膜、胃腸管、損傷部位、臓器など)で成長する微生物(例えば細菌)の能力を意味する。
【0096】
併用療法:本明細書で使用する場合、「併用療法」という用語は、対象が2以上の治療レジメン(例えば、2以上の治療用作用物質)に曝露される状況を意味する。いくつかの実施形態では、2以上のレジメンは、同時に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、これらのレジメンは、順次投与されてもよい(例えば、第1のレジメンの全ての「用量」が、第2のレジメンのいずれの用量を投与する前に投与される)。いくつかの実施形態では、これらの作用物質は、重複する投薬レジメンで投与される。いくつかの実施形態では、併用療法の「投与」は、合わせて他の作用物質(複数可)またはモダリティを受けている対象に1以上の作用物質(複数可)またはモダリティを投与することを含み得る。明確にするために記すと、併用療法では、個々の作用物質が単一の組成物で一緒に投与される必要はない(またはさらには必ずしも同時に投与される必要はない)が、いくつかの実施形態では、2以上の作用物質またはそれらの活性部分は、複合組成物またはさらには複合化合物として(例えば、単一の化学的複合体または共有結合体の一部として)一緒に投与されてもよい。
【0097】
誘導体:本明細書で使用する場合、「誘導体」という用語、またはその文法的均等物は、参照物質の構造類似体を意味する。すなわち、「誘導体」とは、参照物質との著しい構造類似性を示す、例えば共通のコアまたはコンセンサス構造を有するが、特定の明確な様式で参照物質と異なる物質である。かかる物質は、当該参照物質に「由来する」といわれる。いくつかの実施形態では、誘導体は、化学的操作によって参照物質から生成され得る物質である。いくつかの実施形態では、誘導体は、参照物質を生成するプロセスと実質的に類似する(例えば、共通する複数のステップを有する)合成プロセスを行うことによって生成され得る物質である。
【0098】
ドメイン:本明細書で使用する「ドメイン」という用語は、実体のセクションまたは一部分を意味する。いくつかの実施形態では、「ドメイン」は、ドメインがその親実体の残部から物理的に分離したとき、特定の構造的特徴及び/または機能的特徴を実質的または完全に保持するように、実体の特定の構造的特徴及び/または機能的特徴に関連している。あるいは、またはさらに、ドメインは、その(親)実体から分離し、異なる(レシピエント)実体と結合したとき、親実体を特徴付ける1以上の構造的特徴及び/または機能的特徴を実質的に保持する、及び/またはそれをレシピエント実体に付与する実体の一部分であるか、またはそれを含み得る。いくつかの実施形態では、ドメインは、分子(例えば、小分子、炭水化物、脂質、核酸、またはポリペプチド)のセクションまたは一部分である。いくつかの実施形態では、ドメインは、ポリペプチドのセクションである。いくつかのかかる実施形態では、ドメインは、特定の構造的要素(例えば、特定のアミノ酸配列もしくは配列モチーフ、αヘリックス特性、βシート特性、コイルドコイル特性、ランダムコイル特性など)、及び/または特定の機能的特徴(例えば、結合活性、酵素活性、フォールディング活性、シグナル伝達活性など)によって特徴付けられる。
【0099】
剤形または単位剤形:当業者には、「剤形」という用語が、対象に投与される活性作用物質(例えば、治療用作用物質または診断用作用物質)の物理的に独立した単位を意味するように使用され得ることが理解されよう。典型的には、かかる単位の各々が既定量の活性作用物質を含む。いくつかの実施形態では、かかる量は、関連性のある集団に投与した場合に所望のまたは有益な結果と相関することが確定している投薬レジメン(すなわち、治療的投薬レジメン)に従って投与するのに適切な単位投与量(またはその全部)である。当業者は、特定の対象に投与される治療用組成物または作用物質の総量が、1名以上の主治医によって決定され、複数の剤形の投与を含み得ることを理解している。
【0100】
投薬レジメン:当業者には、「投薬レジメン」という用語が、対象に個別に、典型的には時間をおいて投与される一組の(典型的には2以上の)単位用量を意味するように使用され得ることが理解されよう。いくつかの実施形態では、所与の治療用作用物質には、1以上の用量を含み得る推奨される投薬レジメンがある。いくつかの実施形態では、投薬レジメンは、複数の用量を含み、各用量は、他の用量と時間的な隔たりがある。いくつかの実施形態では、個々の用量は、互いと同じ長さの期間をおく。いくつかの実施形態では、投薬レジメンは、複数の用量を含み、個々の用量は、少なくとも2つの異なる期間をおく。いくつかの実施形態では、投薬レジメンにおける全ての用量は、同じ単位用量のものである。いくつかの実施形態では、投薬レジメンにおける異なる用量は、異なる量のものである。いくつかの実施形態では、投薬レジメンは、第1の用量での第1の投薬に続いて、第1の用量とは異なる第2の用量での1以上の追加投薬を含む。いくつかの実施形態では、投薬レジメンは、第1の用量での第1の投薬に続いて、第1の用量と同じ第2の用量での1以上の追加投薬を含む。いくつかの実施形態では、投薬レジメンは、関連性のある集団内で投与した場合に所望のまたは有益な結果と相関する(すなわち、治療的投薬レジメンである)。
【0101】
断片:本明細書に説明される物質または実体の「断片」は、全体のうちの特徴ある部分を含むが、全体に見出される1以上の部分を欠いている構造を有する。いくつかの実施形態では、断片は、かかる特徴ある部分からなる。いくつかの実施形態では、断片は、全体のうちの特徴ある部分を含み、この特徴ある部分は、全体に見出される1以上の機能的特徴を共通して有する。いくつかの実施形態では、断片は、かかる特徴ある部分からなる。いくつかの実施形態では、断片は、全体に見出される特徴的な構造要素または部分からなるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、高分子、例えば、ポリペプチドまたは多糖の断片は、高分子全体に見出されるモノマー単位(例えば、残基)少なくとも3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230、240、250、275、300、325、350、375、400、425、450、475、500またはそれ以上を含むか、またはそれらからなる。いくつかの実施形態では、高分子断片は、高分子全体に見出されるモノマー単位(例えば、残基)の少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、25%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上を含むか、またはそれらからなる。物質または実体の全体は、いくつかの実施形態では、全体の「親」と称される場合がある。
【0102】
相同性:本明細書で使用する場合、「相同性」という用語は、高分子分子間、例えば、核酸分子(例えば、DNA分子及び/またはRNA分子)間及び/またはポリペプチド分子間の全体的な関連性を意味する。いくつかの実施形態では、高分子分子は、それらの配列が、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一である場合、互いに「相同」であるとみなされる。いくつかの実施形態では、高分子分子は、それらの配列が、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%類似している(例えば、関連する化学的性質を有する残基を対応する位置に含む)場合に互いに「相同」であるとみなされる。例えば、当業者には周知であるように、特定のアミノ酸は、典型的に、互いに類似するものとして、「疎水性」もしくは「親水性」アミノ酸、及び/または「極性」もしくは「非極性」側鎖を有するものに分類される。1つのアミノ酸を同じ種類の別のアミノ酸に置換することは、しばしば、「相同的」置換とみなされる場合がある。
【0103】
同一性:本明細書で使用する場合、「同一性」という用語は、高分子分子間、例えば、核酸分子(例えば、DNA分子及び/またはRNA分子)間及び/またはポリペプチド分子間の全体的な関連性を意味する。いくつかの実施形態では、高分子分子は、それらの配列が、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%同一である場合、互いに「実質的に同一」であるとみなされる。例えば、2つの核酸またはポリペプチドの配列の同一性パーセントの計算は、最適な比較を目的として2つの配列をアラインすることによって行うことができる(例えば、最適なアラインメントのために第1の配列及び第2の配列の一方または両方にギャップを導入してもよく、比較を目的として非同一配列を無視してもよい)。特定の実施形態では、比較目的でアラインされる配列の長さは、参照配列の長さの少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または実質的に100%である。次いで、対応する位置にあるヌクレオチドを比較する。第1の配列におけるある位置が、第2の配列において対応する位置と同じ残基(例えば、ヌクレオチドまたはアミノ酸)によって占有されていれば、これらの分子は、その位置で同一である。2つの配列間の同一性パーセントは、2つの配列の最適なアラインメントのために導入する必要があるギャップの数及び各ギャップの長さを考慮した、配列に共通する同一の位置の数の関数である。配列の比較及び2つの配列間の同一性パーセントの決定は、数学的アルゴリズムを使用して達成することができる。例えば、2つのヌクレオチド配列間の同一性パーセントは、ALIGNプログラム(バージョン2.0)に組み込まれているMeyers及びMiller(1989年)のアルゴリズムを使用して決定することができる。いくつかの例示的な実施形態では、ALIGNプログラムを用いる核酸配列の比較では、PAM120重み付け残基表、ギャップ長ペナルティ12、及びギャップペナルティ4を使用する。2つのヌクレオチド配列間の同一性パーセントは、代替的には、GCGソフトウェアパッケージのGAPプログラムを使用し、NWSgapdna.CMP行列を使用して決定することもできる。
【0104】
向上、増大、抑制または低減:本明細書で使用する場合、「向上する」、「増大する」、「抑制する」、「低減する」という用語、またはそれらの文法的均等物は、ベースラインまたは他の参照測定値に対して相対的な値を示す。いくつかの実施形態では、適切な参照測定値は、特定の作用物質もしくは治療が存在しない(例えば、その前及び/または後の)さもなければ比較可能な条件下での、または適切な比較可能な参照作用物質の存在下での、特定のシステムにおける(例えば、単一の対象における)測定値であるか、またはそれを含み得る。いくつかの実施形態では、適切な参照測定値は、関連性のある作用物質または治療の存在下での、特定の様式で応答することが既知であるまたは予想される比較可能なシステムにおける測定値であるか、またはそれを含み得る。
【0105】
免疫学的有効量または免疫学的有効用量:本明細書で使用する場合、「免疫学的有効量」または「免疫学的有効用量」は、抗原性物質または免疫原性物質、例えば、抗原、免疫原、免疫原性複合体、免疫原性組成物、ワクチン、または医薬組成物の量で、単回用量あるいは一連の用量の一部として対象に投与した場合、後の病原体への曝露に対する対象の自己の免疫応答を増強させるのに十分な量を意味する。いくつかの実施形態では、病原体は、S.pneumoniaeである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、1以上の異なる血清型のS.pneumoniaeに対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、2以上の異なる血清型のS.pneumoniaeに対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、9以上の異なる血清型のS.pneumoniaeに対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、13以上の異なる血清型のS.pneumoniaeに対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、15以上の異なる血清型のS.pneumoniaeに対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、23以上の異なる血清型のS.pneumoniaeに対するものである。いくつかの実施形態では、免疫応答は、24以上の異なる血清型のS.pneumoniaeに対するものである。免疫学的有効量は、治療しようとする対象、対象の種、誘導することが所望される免疫応答の程度などに基づいて異なり得る。いくつかの実施形態では、免疫学的有効量は、疾患を有する、または有するリスクのある対象を治療または保護するのに十分である。いくつかの実施形態では、免疫学的有効量とは、任意の対象において感染及び/または疾患(例えば、細菌感染、肺炎球菌感染、細菌の定着、肺炎球菌の定着、細菌感染に関連する合併症、肺炎球菌感染に関連する合併症など)を治療し、減弱させ、または予防する量であり得る、無毒であるが十分な量を意味する。いくつかの実施形態では、免疫学的有効量は、対象に投与すると免疫防御応答を誘導するのに十分なものである。
【0106】
免疫防御応答または防御応答:本明細書で使用する場合、「免疫防御応答」または「防御応答」は、抗原または免疫原が誘導する免疫記憶を媒介する免疫応答を意味する。いくつかの実施形態では、免疫防御応答は、物質、例えば、抗原、免疫原、免疫原性複合体、免疫原性組成物、ワクチン、または医薬組成物を対象に投与することによって誘導される。いくつかの実施形態では、免疫防御は、能動免疫監視、未処置の対象において観察される応答と比較してより迅速かつ効果的な免疫活性化時の応答、活性化作用物質または病原体の効率的なクリアランスと、それに続く炎症の迅速な解消のうちの1以上を含む。いくつかの実施形態では、免疫防御応答は、適応免疫応答である。いくつかの実施形態では、免疫防御応答は、ワクチンが標的とする特定の病原体または複数の病原体による増殖性感染(例えば、S.pneumoniae感染)から、免疫化された対象を保護するのに十分である。
【0107】
免疫化:本明細書で使用する場合、「免疫化」またはその文法的均等物は、対象において感染性の生物または作用物質に対する免疫応答を誘導するプロセス(「能動免疫化」)、あるいは、感染性の生物または作用物質に対する免疫系成分を対象に提供すること(「受動免疫化」)を意味する。いくつかの実施形態では、免疫化は、1以上の抗原、免疫原、免疫原性複合体、ワクチン、免疫分子、例えば抗体、免疫血清、T細胞もしくはB細胞などの免疫細胞、または医薬組成物を対象に投与することを含む。いくつかの実施形態では、免疫化は、免疫学的有効量の物質、例えば、抗原、免疫原、免疫原性複合体、免疫原性組成物、ワクチン、免疫分子、例えば抗体、免疫血清、T細胞もしくはB細胞などの免疫細胞、または医薬組成物を対象に投与することによって行われる。いくつかの実施形態では、免疫化は、対象における免疫防御応答をもたらす。いくつかの実施形態では、能動免疫化は、抗原性物質または免疫原性物質、例えば、抗原、免疫原、免疫原性複合体、ワクチン、または医薬組成物を対象に投与することによって行われる。いくつかの実施形態では、受動免疫化は、免疫系成分、例えば、免疫分子、例えば抗体、免疫血清、またはT細胞もしくはB細胞などの免疫細胞を対象に投与することによって行われる。
【0108】
単離:本明細書で使用する場合、「単離された」という用語、またはその文法的均等物は、(1)最初に産生されたときに(天然において及び/または実験環境においてかを問わず)関連していた成分の少なくとも一部から分離している、及び/または(2)人間の手によって設計、産生、調製、及び/または製造されている物質及び/または実体を意味する。単離された物質及び/または実体は、それらが最初に関連していた他の成分の約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、または約99%超から分離していてもよい。いくつかの実施形態では、単離された作用物質は、約80%、約85%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、または約99%超純粋である。本明細書で使用する場合、物質が「純粋」であるのは、それが他の成分を実質的に含まない場合である。いくつかの実施形態では、当業者には理解されるように、物質は、例えば1以上の担体または賦形剤(例えば、バッファー、溶媒、水など)のような特定の他の成分と合わされた後でも、「単離されている」またはさらには「純粋」であるとみなされ得る。かかる実施形態では、物質の単離率または純度は、かかる担体または賦形剤を含めずに計算される。ほんの一例を挙げると、いくつかの実施形態では、天然に生じるポリペプチドまたは多糖などの生体高分子は、a)その起源または由来源を理由として、自然界においてその天然状態ではそれに付随する成分のうち、一部または全部に関連していない場合、b)自然界でそれを産生する種と同じ種の他のポリペプチドまたは核酸を実質的に含まない場合、c)自然界でそれを産生する種のものではない細胞または他の発現システムの成分によって発現された場合、または別様にその成分に関連している場合に、「単離された」とみなされる。したがって、例えば、いくつかの実施形態では、化学合成された、または自然界でそれを産生するものとは異なる細胞システムで合成されたポリペプチドまたは多糖は、「単離された」ポリペプチドまたは多糖であるとみなされる。あるいは、またはさらに、いくつかの実施形態では、1以上の精製技術に供されたポリペプチドまたは多糖は、a)それが自然界で関連している他の成分、及び/またはb)それが最初に産生されたときに関連していた他の成分から分離されている限り、「単離された」ポリペプチドまたは多糖であるとみなされ得る。
【0109】
リンカー:本明細書で使用する場合、「リンカー」という用語は、2以上の要素を接続して多要素作用物質(multi-element agent)を形成する実体を意味するように使用される。例えば、当業者は、構造に2以上の機能的ドメインまたは組織的ドメインが含まれるポリペプチドが、多くの場合、かかるドメイン同士を結合させる一続きのアミノ酸をそれらの間に含むことを理解している。いくつかの実施形態では、リンカー要素を含むポリペプチドは、一般形態S1-L-S2の全体構造を有し、ここで、S1及びS2は、同じであっても異なっていてもよく、リンカー(L)によって互いに関連付けられた2つのドメインを表す。いくつかの実施形態では、ポリペプチドリンカーは、少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100またはそれ以上のアミノ酸長である。いくつかの実施形態では、リンカーは、強固な三次元構造をとらない傾向があり、むしろポリペプチドに柔軟性を与えることを特徴とする。ポリペプチド(例えば、融合ポリペプチド)の工学操作の際に適切に使用され得る種々の異なるリンカー要素は、当該技術分野で既知である(Holliger et al,1993;Poljak,1994)。
【0110】
非劣性:本明細書で使用する場合、試験医薬組成物の評価という文脈における「非劣性」という用語は、(例えば、試験組成物により生じる免疫原性及び/または機能的抗体力価という点で)参照組成物と少なくとも同程度に効果的である試験医薬組成物に関するものである。いくつかの実施形態では、非劣性は、試験医薬組成物の参照組成物に対する幾何平均力価(GMT)比の95%信頼区間(CI)の下限が、例えば、少なくとも0.5、少なくとも0.6、少なくとも0.7、少なくとも0.8、少なくとも0.9、少なくとも0.95、少なくとも0.98、少なくとも1.0、またはこれより高い場合を含め、少なくとも0.4以上またはこれを上回る場合に実証される。例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の参照ワクチンに対する幾何平均力価(GMT)比の95%信頼区間(CI)の下限が、例えば、少なくとも0.5、少なくとも0.6、少なくとも0.7、少なくとも0.8、少なくとも0.9、少なくとも0.95、少なくとも0.98、少なくとも1.0、またはこれより高い場合を含め、少なくとも0.4以上またはこれを上回る場合に、参照ワクチン(例えば、PCV13、PCV20、またはPPSV23)に対して非劣性である。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の参照ワクチンに対する幾何平均力価(GMT)比の95%信頼区間(CI)の下限が、例えば、少なくとも0.96、少なくとも0.97、少なくとも0.98、少なくとも0.99、少なくとも1.0、少なくとも1.1、少なくとも1.3、少なくとも1.5、またはこれより高い場合を含め、少なくとも0.95以上またはこれを上回る場合に、参照ワクチン(例えば、PCV13、PCV20、またはPPSV23)に対して非劣性である。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、血清転換率、または免疫応答を示すワクチンレシピエントの割合が、所定のしきい値を超える場合、例えば、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)での免疫化後、または参照ワクチン(例えば、PCV13、PCV20、またはPPSV23)での免疫化後に、血清転換する対象の割合の差の95%信頼区間の下限が-0.10超である場合に、参照ワクチン(例えば、PCV13、PCV20、またはPPSV23)に対して非劣性である。
【0111】
医薬組成物:本明細書で使用する場合、「医薬組成物」という用語は、活性作用物質が1以上の薬学的に許容される担体と共に製剤されている組成物を意味する。いくつかの実施形態では、活性作用物質は、関連性のある集団に投与した場合に既定の治療効果を達成する統計的に有意な確率を示す治療レジメンにおける投与に適切な単位用量で存在する。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、経口投与、例えば、水薬(水性もしくは非水性の溶液もしくは懸濁液)、錠剤、例えば、頬側、舌下、及び体内吸収を標的とするもの、ボーラス、粉末、顆粒、舌に適用するためのペースト;非経口投与、例えば、皮下、筋肉内、静脈内もしくは硬膜外注射によるもの、例えば、無菌の溶液もしくは懸濁液、もしくは徐放性製剤としてのもの;局所適用、例えば、皮膚、肺、もしくは口腔に適用されるクリーム、軟膏、もしくは制御放出性パッチもしくはスプレーとしてのもの;膣内投与もしくは直腸内投与、例えば、ペッサリー、クリーム、もしくは泡状物としてのもの;舌下投与;眼内投与;経皮投与;または経鼻投与、肺内投与、及び他の粘膜表面への投与に適したものを含め、固体または液体形態で投与するために特別に製剤されていてもよい。
【0112】
薬学的に許容される:本明細書で使用する場合、本明細書に開示される組成物を製剤するために使用される担体、希釈剤、または賦形剤に適用される「薬学的に許容される」という用語は、担体、希釈剤、または賦形剤が組成物中の他の成分に適合しなければならず、そのレシピエントに対して有害であってはならないことを意味する。
【0113】
多糖:本明細書で使用する「多糖」という用語は、単糖単位同士がグリコシド結合、リン酸ジエステル結合、または他の結合によって結合した長鎖から構成され、加水分解すると構成単糖またはオリゴ糖になる、高分子炭水化物分子を意味する。多糖は、直鎖状のものから高度に分岐したものまで様々な構造をとる。例としては、デンプン及びグリコーゲンなどの貯蔵多糖、セルロース及びキチン及び微生物多糖などの構造多糖、ならびに莢膜多糖(CPS)、O多糖(OPS)、コアO多糖(COPS)、及びリポ多糖(LPS)を含むがこれらに限定されない微生物に見出される抗原性多糖が挙げられる。
【0114】
ポリペプチド:本明細書で使用する「ポリペプチド」という用語は、一般に、例えばペプチド結合によって互いに結合した少なくとも3つのアミノ酸の高分子という、その当該技術分野で認識されている意味を有する。当業者は、「ポリペプチド」という用語が、本明細書に挙げる完全な配列を有するポリペプチドを包含するだけでなく、かかる完全なポリペプチドの機能的断片(すなわち、少なくとも1つの活性を保持する断片)を表すポリペプチドも包含するよう、十分に一般的であるように意図されることを理解するであろう。さらに当業者は、タンパク質配列が一般に、活性を損なうことなく、いくらかの置換を許容することを理解している。したがって、活性を保持し、かつ、同じクラスの別のポリペプチドと、少なくとも約30~40%、多くの場合は約50%、60%、70%、または80%超の全体的な配列同一性を共通して有し、さらに、通常は少なくとも3~4及び最大20またはそれ以上のアミノ酸を包含する1以上の高度に保存された領域において、大幅に高い、多くの場合は90%超またはさらには95%、96%、97%、98%、もしくは99%の同一性を持つ少なくとも1つの領域を通常は含む、任意のポリペプチドが、本明細書で使用する関連用語「ポリペプチド」に包含される。ポリペプチドは、L-アミノ酸、D-アミノ酸、または両方を含むことができ、かつ、当該技術分野で既知である種々のアミノ酸修飾または類似体のいずれを含んでもよい。有用な修飾としては、例えば、末端アセチル化、アミド化、メチル化などが挙げられる。いくつかの実施形態では、タンパク質は、天然アミノ酸、非天然アミノ酸、合成アミノ酸、及びそれらの組み合わせを含み得る。
【0115】
予防:「予防する」または「予防」という用語は、疾患、障害、及び/または医学的状態に関連して本明細書で使用する場合、疾患、障害及び/または状態が生じるリスクの低減、及び/または発症の遅延、及び/または特定の疾患、障害、もしくは状態の1以上の特徴もしくは症状の頻度及び/または重症度の低減を意味する。いくつかの実施形態では、予防の評価は、特定の疾患、障害、または状態の1以上の症状の発生、頻度、及び/または強度における統計的に有意な減少が、その疾患、障害、または状態に感受性がある集団で観察された場合に、作用物質がその疾患、障害、または状態を「予防する」とみなされるように、集団を基準として行われる。いくつかの実施形態では、予防は、疾患、障害、または状態の発症が所定の期間にわたって遅延されたとき、完全とみなされ得る。
【0116】
タンパク質:本明細書で使用する場合、「タンパク質」という用語は、ポリペプチドを包含する。タンパク質は、アミノ酸以外の部分を含み得る(例えば、糖タンパク質、プロテオグリカンなどであり得る)、及び/または別様に処理もしくは修飾され得る。当業者は、「タンパク質」が、細胞によって産生される完全なポリペプチド鎖(シグナル配列の有無を問わない)であっても、またはその特徴的部分であってもよいことを理解するであろう。当業者は、タンパク質が、場合により、例えば、1以上のジスルフィド結合によって結合した、または他の手段によって関連付けられた、2以上のポリペプチド鎖を含み得ることを理解するであろう。ポリペプチドは、l-アミノ酸、d-アミノ酸、または両方を含むことができ、かつ、当該技術分野で既知である種々のアミノ酸修飾または類似体のいずれを含んでもよい。有用な修飾としては、例えば、末端アセチル化、アミド化、メチル化などが挙げられる。いくつかの実施形態では、タンパク質は、天然アミノ酸、非天然アミノ酸、合成アミノ酸、及びそれらの組み合わせを含み得る。「ペプチド」という用語は、一般に、約100アミノ酸未満、約50アミノ酸未満、20アミノ酸未満、または10アミノ酸未満の長さを有するポリペプチドを意味するように使用される。いくつかの実施形態では、タンパク質は、抗体、抗体断片、その生物学的に活性な部分、及び/またはその特徴的部分である。
【0117】
組換え:本明細書で使用する場合、「組換え」という用語は、組換え手段によって設計、工学操作、調製、発現、作成、製造、及び/または単離されたポリペプチド、例えば、宿主細胞にトランスフェクトされた組換え発現ベクターを使用して発現されたポリペプチド;組換えコンビナトリアルヒトポリペプチドライブラリから単離されたポリペプチド;ポリペプチドまたはその1以上の成分(複数可)、部分(複数可)、要素(複数可)、もしくはドメイン(複数可)をコードする及び/またはその発現を指向する遺伝子(単数または複数)または遺伝子成分に関してトランスジェニックである、またはそれらを発現するように別様に操作されている動物(例えば、マウス、ウサギ、ヒツジ、魚など)から単離されたポリペプチド;及び/または選択された核酸配列要素のスプライシングもしくは選択された核酸配列要素同士のライゲーション、選択された配列要素の化学合成、及び/またはポリペプチドまたはその1以上の成分(複数可)、部分(複数可)、要素(複数可)、もしくはドメイン(複数可)をコードする及び/またはその発現を指向する核酸の別法による生成を含む任意の他の手段によって調製、発現、作成、または単離されたポリペプチドを意味するよう意図される。いくつかの実施形態では、かかる選択された配列要素のうちの1以上は、天然に見出される。いくつかの実施形態では、かかる選択された配列要素のうちの1以上は、in silicoで設計される。いくつかの実施形態では、かかる1以上の選択された配列要素は、例えば、例として、目的のソース生物(例えば、ヒト、マウスなど)の生殖系列のような、天然源または合成源由来の既知の配列要素の変異誘発(例えば、in vivoまたはin vitro)から生じる。
【0118】
参照:本明細書で使用する場合、「参照」という用語は、比較を行う対象に対する標準または対照を表す。例えば、いくつかの実施形態では、目的の作用物質、動物、対象、集団、サンプル、配列または値が、参照または対照の作用物質、動物、対象、集団、サンプル、配列または値と比較される。いくつかの実施形態では、参照または対照は、目的の試験または決定と実質的に同時に試験及び/または決定される。いくつかの実施形態では、参照または対照は、任意選択的に有形媒体に具現化された歴史的参照または対照である。典型的には、当業者に理解されるように、参照または対照は、評価対象と比較可能な条件または状況下で決定または解析される。当業者は、考えられる特定の参照または対照への依存及び/または比較を正当化するのに十分な類似性が存在する場合を理解するであろう。
【0119】
応答:本明細書で使用する場合、治療への「応答」は、対象の状態において治療の結果起こる、または治療と相関する、任意の有益な変化を意味し得る。かかる変化は、状態の安定化(例えば、治療しなければ起こったであろう悪化の予防)、状態の症状の改善、及び/または状態の治癒の見込みの向上などを含み得る。対象の応答または腫瘍の応答を意味する場合もある。対象または腫瘍の応答は、臨床的基準及び客観的基準を含む広範な基準に従って測定され得る。応答を評価する技術としては、臨床検査、陽電子放射断層撮影、胸部X線CTスキャン、MRI、超音波、内視鏡検査、腹腔鏡検査、対象から得られたサンプル中のバイオマーカーの存在もしくはレベル、細胞診断、及び/または組織診断が挙げられるが、これらに限定されない。的確な応答基準は、任意の適切な様式で選択してよいが、ただし、対象群及び/または腫瘍群を比較する場合、比較される群が、応答率の決定に関する同じまたは比較可能な基準に基づいて評価されることを条件とする。当業者であれば、適切な基準を選択することができよう。
【0120】
リスク:文脈から理解されるように、疾患、障害、及び/または状態の「リスク」は、特定の対象がその疾患、障害、及び/または状態を生じる可能性を意味する。いくつかの実施形態では、リスクは、割合として表される。いくつかの実施形態では、リスクは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、30、40、50、60、70、80、90~100%である。いくつかの実施形態では、リスクは、参照サンプルまたは参照サンプル群に関連するリスクに対して相対的なリスクとして表される。いくつかの実施形態では、参照サンプルまたは参照サンプル群は、疾患、障害、状態、及び/または事象の既知のリスクを有する。いくつかの実施形態では、参照サンプルまたは参照サンプル群は、特定の対象と比較可能な対象に由来する。いくつかの実施形態では、相対リスクは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上である。
【0121】
血清型:本明細書で使用する場合、「血清型」という用語は、血液型亜型とも称され、細菌もしくはウイルスの種内または異なる対象の免疫細胞間の明確な差を意味する。こうした微生物、ウイルス、または細胞は、それらの細胞表面抗原に基づいて一緒に分類されており、生物を亜種レベルまで疫学的に分類することが可能となっている。共通の抗原を有する血液型亜型の群は、血清群、または場合により血清型群(serocomplex)と称され得る。
【0122】
種:本明細書で使用する場合、「種」という用語は、(i)ビオチン化多糖抗原と、(ii)ビオチン結合部分及び1以上のStreptococcus pneumoniaeポリペプチド抗原を含む融合タンパク質と、を含む、別個の免疫原性複合体を指す。いくつかの実施形態では、別個の種は、(i)ビオチン化多糖抗原と、(ii)ビオチン結合部分及び1以上のStreptococcus pneumoniaeポリペプチド抗原を含む融合タンパク質と、のうちの1以上において異なり得る。
【0123】
対象:本明細書で使用する場合、「対象」という用語は、生物、典型的には哺乳動物(例えば、いくつかの実施形態では出生前のヒト形態を含むヒト)を意味する。いくつかの実施形態では、対象は、関連する疾患、障害、または状態を患っている。いくつかの実施形態では、対象は、疾患、障害、または状態に感受性がある。いくつかの実施形態では、対象は、疾患、障害、または状態の1以上の症状または特徴を示す。いくつかの実施形態では、対象は、疾患、障害、または状態のいかなる症状または特徴も示さない。いくつかの実施形態では、対象は、疾患、障害、または状態への感受性またはそのリスクに特徴的な1以上の特徴を有する者である。いくつかの実施形態では、対象は患者である。いくつかの実施形態では、対象は、診断及び/または療法が与えられる及び/または与えられたことがある対象である。
【0124】
優位性:本明細書で使用する場合、試験医薬組成物の評価という文脈における「優位性」という用語は、(例えば、試験組成物により生じる免疫原性及び/または機能的抗体力価という点で)参照組成物よりも良好に機能する試験医薬組成物に関するものである。いくつかの実施形態では、優位性は、試験医薬組成物の参照組成物に対する幾何平均力価(GMT)比の95%信頼区間(CI)の上限が、例えば、少なくとも1.4、少なくとも1.5、少なくとも2、少なくとも2.5、少なくとも3、少なくとも4、またはこれより高い場合を含め、少なくとも1.3またはこれを上回る場合に実証される。例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の参照ワクチンに対する幾何平均力価(GMT)比の95%信頼区間(CI)の上限が、例えば、少なくとも1.4、少なくとも1.5、少なくとも2、少なくとも2.5、少なくとも3、少なくとも4、またはこれより高い場合を含め、少なくとも1.3またはこれを上回る場合に、参照ワクチン(例えば、PCV13、PCV20、またはPPSV23)に対して優位性がある。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の参照ワクチンに対する幾何平均力価(GMT)比の両側95%信頼区間(CI)がゼロを除外する場合、参照ワクチン(例えば、PCV13、PCV20、またはPPSV23)に対して優位性がある。
【0125】
感受性がある:疾患、障害、または状態に「感受性がある」対象は、その疾患、障害、または状態を生じるリスクがある。いくつかの実施形態では、疾患、障害、または状態に感受性がある対象は、その疾患、障害、または状態のいかなる症状も示さない。いくつかの実施形態では、疾患、障害、または状態に感受性がある対象は、その疾患、障害、及び/または状態の診断を受けていない。いくつかの実施形態では、疾患、障害、または状態に感受性がある対象は、その疾患、障害、または状態の発生に関連する条件に曝露されたことがある対象である。いくつかの実施形態では、疾患、障害、及び/または状態を生じるリスクは、集団に基づくリスクである(例えば、疾患、障害、または状態を患っている対象の家族)。
【0126】
症状が低減する:本明細書で使用する場合、「症状が低減する」とは、特定の疾患、障害、または状態の1以上の症状が、規模(例えば、強度、重症度など)及び/または頻度において、例えば、統計的及び/または臨床的に有意な、または意義のあるレベルまで低減した場合である。明確にする目的で記すと、特定の症状の発症の遅延は、その症状の頻度を低減させる1つの形態とみなされる。
【0127】
治療:本明細書で使用する場合、「治療」という用語(また「治療する」または「治療すること」)は、特定の疾患、障害、及び/または状態の1以上の症状、特徴、及び/または原因を部分的または完全に軽減する、改善する、緩和する、抑制する、その発症を遅延させる、その重症度を低減させる、及び/またはその発生頻度を低減させる療法の任意の施行を意味する。いくつかの実施形態では、かかる治療は、関連する疾患、障害、及び/または状態の徴候を呈さない対象、及び/または疾患、障害、及び/または状態の初期徴候のみを呈する対象の治療であり得る。あるいは、またはさらに、かかる治療は、関連する疾患、障害、及び/または状態の1以上の確立された徴候を呈する対象の治療であってもよい。いくつかの実施形態では、治療は、関連する疾患、障害、及び/または状態を患っていると診断されている対象の治療であってもよい。いくつかの実施形態では、治療は、関連する疾患、障害、及び/または状態の発生リスクの増大に統計的に相関する1以上の感受性因子を有することが既知の対象の治療であってもよい。
【0128】
ワクチン接種:本明細書で使用する場合、「ワクチン接種」という用語は、例えば病原性作用物質に対する免疫応答を生じさせることを目的とした組成物の投与を意味する。本開示では、ワクチン接種は、病原性作用物質への曝露前、曝露中、及び/または曝露後に施行することができ、特定の実施形態では、作用物質への曝露前、曝露中、及び/または曝露直後に施行することができる。いくつかの実施形態では、ワクチン接種は、ワクチン組成物の適切な時間をおいた複数回の投与を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン接種は、免疫化を開始する。
【0129】
多様体:分子、例えば、核酸、タンパク質、または小分子の文脈で本明細書で使用する場合、「多様体」という用語は、参照分子との有意な構造的同一性を示すが、例えば、参照実体と比較して、1以上の化学部分の存在下もしくは非存在下、またはレベル下で、参照分子とは構造的に異なる分子を指す。いくつかの実施形態では、多様体はまた、その参照分子と機能的にも異なる。一般に、特定の分子が参照分子の「多様体」であると適切にみなされるかどうかは、当該参照分子との構造的同一性の程度に基づく。当業者によって理解されるように、任意の生物学的または化学的な参照分子は、特定の特徴的な構造要素を有する。定義上、多様体は、1以上のかかる特徴的な構造要素を共有するが、参照分子とは少なくとも1つの側面が異なる分子である。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、ポリペプチドまたは核酸の共有結合成分である(例えば、ポリペプチドまたは核酸骨格に結合される)アミノ酸またはヌクレオチド配列の1以上の差異、及び/または化学部分(例えば、炭水化物、脂質、リン酸基)の1以上の差異の結果として、参照ポリペプチドまたは核酸と異なる場合がある。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、または99%である、参照ポリペプチドまたは核酸との全体的な配列同一性を示す。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照ポリペプチドまたは核酸と少なくとも1つの特徴的な配列要素を共有しない。いくつかの実施形態では、参照ポリペプチドまたは核酸は、1以上の生物学的活性を有する。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照ポリペプチドまたは核酸の生物学的活性のうち1以上を共有する。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照ポリペプチドまたは核酸の生物学的活性のうち1以上が欠けている。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照ポリペプチドまたは核酸と比較して、1以上の生物学的活性の低下したレベルを示す。いくつかの実施形態では、目的のポリペプチドまたは核酸は、参照のものと同一であるアミノ酸またはヌクレオチド配列を有しているが、特定の位置で少数の配列改変がある場合、参照ポリペプチドまたは核酸の「多様体」であるとみなされる。典型的には、多様体における約20%、約15%、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、または約2%未満の残基は、参照と比較して、置換されるか、挿入されるか、または欠失されている。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照と比較して、約10、約9、約8、約7、約6、約5、約4、約3、約2、または約1個の置換された残基を含む。多くの場合、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照と比較して、非常に少数(例えば、約5、約4、約3、約2、または約1個未満)の、置換されたか、挿入されたか、または欠失された機能的残基(すなわち、特定の生物学的活性に関与する残基)を含む。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照と比較して、約5、約4、約3、約2、または約1個以下の付加または欠失を含み、いくつかの実施形態では、付加または欠失を含まない。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照と比較して、約25、約20、約19、約18、約17、約16、約15、約14、約13、約10、約9、約8、約7、約6個未満、及び一般的に約5、約4、約3、または約2個未満の付加または欠失を含む。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照と比較して、N末端部分において、約25、約20、約19、約18、約17、約16、約15、約14、約13、約10、約9、約8、約7、約6個未満、及び一般的に約5、約4、約3、または約2個未満の修飾(例えば、置換、付加、または欠失)を含む。いくつかの実施形態では、多様体ポリペプチドまたは核酸は、参照と比較して、C末端部分において、約25、約20、約19、約18、約17、約16、約15、約14、約13、約10、約9、約8、約7、約6個未満、及び一般的に約5、約4、約3、または約2個未満の修飾(例えば、置換、付加、または欠失)を含む。いくつかの実施形態では、参照ポリペプチドまたは核酸は、自然界に存在するものである。
【0130】
特定の実施形態の詳細な説明
本開示は、一般に、新規の複合タンパク質及び多糖、例えば、複合タンパク質及び多糖の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)を含む組成物、システム、及び方法に関する。かかる複合体は、例えば、肺炎球菌感染のリスクがある、またはそれを患っている対象において、免疫防御応答を誘導する及び/または増大させるために使用され得る。
【0131】
肺炎球菌感染を防ぐワクチンを調製しようとするこれまでの試みは、有効性が限られていた。
【0132】
Wyethによる最初の多価多糖コンジュゲートワクチンであるPrevnar 7(PCV7)は、米国及び欧州において2000年に認可された。GlaxoSmithKlineによる10価多糖コンジュゲートワクチンSynflorix(PCV10)は、2009年に欧州で認可されたが、米国では認可されなかった。Synflorixが米国で認可されなかったのは、臨床試験においてPrevnar 7と比較した乳児における非劣性を示さなかったからである。また、Prevnar 7と比較して3つの追加の血清型が有効範囲に含まれるにもかかわらず、Synflorixの正式な有効範囲には、臨床的に重要なS.pneumoniae血清型19Aが含まれなかった。また、Synflorixは元々11価多糖コンジュゲートワクチン(PCV11)として設計されたが、1つのS.pneumoniae血清型(血清型3)に対して免疫原性があったにもかかわらず有効性がないことが臨床試験で示唆されたとき、この血清型は除外された。
【0133】
Merckの多価多糖コンジュゲートワクチンPCV-15は、未だ臨床試験中である。PCV15は、成人における臨床評価を受けており、成人ではPrevnar 13に対して非劣性であると思われる。PCV15は、幼児においても非劣性であるように思われたが、乳児における非劣性基準を満たさなかったため、製剤段階に戻された。新たに製剤されたPCV15は現在、成人及び乳児において評価されている。
【0134】
PspAに基づく第1のタンパク質ワクチンは、Sanofi Pasteurによって評価された。初期臨床試験(2000年公開、PMID:10699322)は、5~125μgの組換えPspA(rPspA)を用いたフェーズ1試験であり、抗体レベルの明らかな上昇、異種rPspA分子との反応性がある抗体、ならびに種々のPspAクレード及び莢膜血清型を発現する37種類の肺炎球菌株に対する免疫後血清の結合の増大に関連付けられた。心筋ミオシンとの相同性を有するPspAの領域に関するいくつかの懸念が生じ、このプログラムはSanofi Pasteurによって打ち切られた。
【0135】
3つのタンパク質、すなわちPhtD、ニューモリソイド、及びPcpAの組み合わせに基づく別のタンパク質ワクチンが、2011年から2014年にかけて、Sanofi Pasteurによって評価された。このワクチンは成人でフェーズ1を通過し、次いで、幼児(12~13か月齢)及び乳児(6週齢)において試験された。バングラデシュでの試験は免疫原性を示したが、S.pneumoniaeの保菌率に対する影響の証拠は報告されなかった(2014年のISPPDにて発表;この試験には、保菌率のわずかな差を検出する検出力がなかった)。このプログラムはSanofi Pasteurによって打ち切られた。
【0136】
PhtDとニューモリソイドとの組み合わせに基づくタンパク質ワクチンが、2012年から2016年にかけて、GlaxoSmithKlineによって評価された。このワクチンは、全年齢(成人、幼児、乳児)において安全であり、かつ免疫原性があるとみなされた。しかしながら、ガンビア及び米国のナバホ族居留地で行われた2つのさらなる乳児試験において、臨床的有効性の証拠はなかった(ガンビアでのS.pneumoniaeの保菌率にも、ナバホ族居留地での中耳炎にも影響はなかった)。このプログラムはGlaxoSmithKlineによって打ち切られた。
【0137】
水酸化アルミニウムをアジュバント添加した3つのタンパク質、すなわちSP0148、SP1912及びSP2108の組み合わせに基づくタンパク質ワクチンGEN-004が、Genocea Biosciencesによって開発され、評価された。GEN-004は、フェーズ1で成人において安全であり、かつ免疫原性があることが示された。しかしながら、英国で行われた意図的な肺炎球菌負荷のフェーズ2試験は、S.pneumoniaeの保菌率に対する著しい効果を示さなかった。GEN-004開発プログラムは2015年に中断された。
【0138】
工学操作された弱毒化Salmonella生ワクチンが、アリゾナ州立大学において開発された。PspAを発現するように工学操作された変異型Salmonella typhi菌株が、2009年から2011年にかけて、成人におけるフェーズ1臨床試験(PMID:23916987)において評価された。3つの異なる菌株が評価された。重大な有害事象は報告されなかったが、1名の患者がSalmonella typhiに対して血液培養陽性であった。いずれの対象でも、ワクチンの糞便中排出はなかった。ワクチン接種前またはワクチン接種後のELISAまたはELISPOTの結果において、群間の差はなかった。このワクチンは安全だが非免疫原性であり、したがって有効性がないとみなされ、開発は中止された。
【0139】
現在、2つのS.pneumoniaeワクチンが米国で利用可能である。Wyeth-Pfizerによる第2の多価多糖コンジュゲートワクチンであるPrevnar 13(PCV13)は、2010年に米国及び欧州で認可された。PCV13は、ワクチンに含まれる13種類の血清型によって引き起こされるIPDの小児における予防、ならびに成人における肺炎及びIPDの予防について認可されている。このワクチンでは、13種類の肺炎球菌血清型の糖類がジフテリアトキソイド変異体(CRM197)タンパク質に共有結合でコンジュゲートしていることにより、糖類-タンパク質コンジュゲートが作成され、これは、糖類によって表される13種類の肺炎球菌血清型のうちの1以上に対するT細胞依存性免疫応答を誘導することができる。[PREVNAR 13処方情報、2017年]。
【0140】
PCV13は、PCV7と比較した非劣性基準を正式には満たさず、いくつかの血清型に対して免疫原性がなかった。しかしながら、S.pneumoniae血清型19Aが含まれることが、PCV13の許認可に役立った。なぜなら、血清型19Aは、2000年~2010年に罹患率及び死亡率の主因として増加し、抗生物質耐性に関連していたからである。PCV13に含まれる多剤耐性血清型のS.pneumoniae感染は、このワクチンの認可後に減少したように思われたが、多剤耐性血清型35B、23A、23B及び15Bの感染の増加が認められた。これらは、PCV13に含まれていない約100種類ある既知のS.pneumoniae血清型のうちのほんの一部である。また、集団における血清型3の保有率に変化がないことから、PCV13は、血清型3に対してほんのわずかの活性しかないことが報告された[Richter et al,2014]。
【0141】
第2のワクチンであるPPSV23は、Merckにより開発された23価多糖ワクチンであり、50歳超の成人、または肺炎球菌疾患のリスクが高い2歳超のヒトにおける肺炎球菌疾患の予防に適応される。23種類の肺炎球菌血清型由来の精製された莢膜多糖から構成されている。このワクチンは、PCV13と比較するとより多くの血清型を防ぐ可能性があるが、増加している血清型35B、23A、及び23Bに対する防御をもたらさない。加えて、PPSV23は、成熟Bリンパ球を刺激するがTリンパ球は刺激しない、T細胞非依存性の多糖免疫応答を誘発する。したがって、このワクチンは、持続性の免疫応答を誘導することも、後の抗原負荷時に既往性の免疫応答を誘導することもない。PPSV23は、定着に対して効果がない。加えて、乳児及び2歳未満の小児はT細胞非依存性抗原に対する応答性が乏しいため、多糖型ワクチンは、これらの乳児及び小児には使用されない[PNEUMOVAX 23処方情報、2017年;CDC、2010年]。データの示唆するところによれば、PPSV23は成人及び高齢者をIPDから防御し得るが、肺炎予防において一貫した効果は観察されていない[Gruber et al,2008]。
【0142】
本明細書に開示する新規の複合タンパク質及び多糖、例えば、複合タンパク質及び多糖の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)ならびにそれらの組み合わせは、S.pneumoniaeワクチン開発におけるこれまでの試みと比べ、また、患者の肺炎球菌感染に対する免疫化において現在利用可能な選択肢と比べ、著しい進歩を表す。かかる新規の複合体及び免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、例えば、肺炎球菌感染のリスクがある、またはそれを患っている者のような対象において、免疫防御応答を誘導する及び/または増大させるために使用され得る。
【0143】
免疫原性複合体
本開示は、S.pneumoniaeの1以上の多糖及び/またはポリペプチドを含む免疫原性複合体を包含する。
【0144】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、複数抗原提示システム(MAPS)複合体であるか、またはそれに基づく。MAPSプラットフォームの諸態様は、以前にWO2012/155007に記載されており(この内容は、全体が参照により本明細書に組み込まれる)、図1に概略的に示されている。Zhang et al,2013も参照されたい。
【0145】
本明細書に説明されるように、本開示の免疫原性複合体は、1以上の抗原性多糖と非共有結合的に複合体化された1以上の抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、1以上の抗原性ポリペプチドは、親和性相互作用を介して1以上の抗原性多糖と複合体化される。いくつかの実施形態では、本開示の免疫原性複合体は、1以上の親和性分子/相補的親和性分子ペアを使用して1以上の抗原性多糖と非共有結合的に複合体化された1以上の抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、(i)1以上の抗原性多糖にコンジュゲートされた本明細書に説明される第1の親和性分子、ならびに(ii)本明細書に説明される相補的親和性分子及びポリペプチドであるか、またはそれらを含む融合タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、(i)1以上の抗原性多糖にコンジュゲートされた本明細書に説明される複数の第1の親和性分子、ならびに(ii)本明細書に説明される相補的親和性分子及びポリペプチドであるか、またはそれらを含む融合タンパク質を含む。第1の親和性分子と相補的親和性分子とが会合すると、1以上の抗原性ポリペプチドが、1以上の抗原性多糖と非共有結合的に複合体化される。
【0146】
いくつかの実施形態では、1以上の抗原性ポリペプチドは、親和性相互作用を介して1つの抗原性多糖と複合体化される。いくつかの実施形態では、本開示の免疫原性複合体は、1つの親和性分子/相補的親和性分子ペアを使用して1つの抗原性多糖と非共有結合的に複合体化された1以上の抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本開示の免疫原性複合体は、1以上の親和性分子/相補的親和性分子ペアを使用して1つの抗原性多糖と非共有結合的に複合体化された1以上の抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、親和性分子/相補的親和性分子ペアの各々は同じ、例えば、ビオチン/ビオチン結合部分ペアである。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、(i)1つの抗原性多糖にコンジュゲートされた本明細書に説明される第1の親和性分子、ならびに(ii)本明細書に説明される相補的親和性分子及びポリペプチドであるか、またはそれらを含む融合タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、(i)1つの抗原性多糖にコンジュゲートされた本明細書に説明される複数の第1の親和性分子、ならびに(ii)本明細書に説明される相補的親和性分子及びポリペプチドであるか、またはそれらを含む融合タンパク質を含む。第1の親和性分子と相補的親和性分子とが会合すると、1以上の抗原性ポリペプチドが、1つの抗原性多糖と非共有結合的に複合体化される。
【0147】
いくつかの実施形態では、親和性分子/相補的親和性分子ペアは、ビオチン/ビオチン結合部分、抗体/抗原、酵素/基質、受容体/リガンド、金属/金属結合タンパク質、炭水化物/炭水化物結合タンパク質、脂質/脂質結合タンパク質、及びHisタグ/Hisタグ結合分子のうちの1以上から選択される。
【0148】
いくつかの実施形態では、第1の親和性分子はビオチン(またはその誘導体もしくは断片)であり、相補的親和性分子は部分、例えば、ビオチン結合タンパク質、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片である。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、リズアビジン、アビジン、ストレプトアビジン、ブラダビジン(bradavidin)、タマビジン(tamavidin)、レンチアビジン(lentiavidin)、ゼバビジン(zebavidin)、ニュートラアビジン、CaptAvidin(商標)、またはそれらのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片、またはそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、二量体、例えば、非共有結合二量体である。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、リズアビジン、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片である。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、配列番号1のポリペプチド、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、配列番号1と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、及び100%を含む)同一であるアミノ酸配列、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片を含むポリペプチドであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、配列番号2もしくは配列番号57のポリペプチド、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、100%を含む)同一であるアミノ酸配列、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片を含むポリペプチドであるか、またはそれを含む。
【0149】
いくつかの実施形態では、1以上の抗原性多糖は、グラム陰性菌及び/またはグラム陽性菌であるか、またはそれらに由来する。いくつかの実施形態では、1以上の細菌抗原性多糖は、S.pneumoniaeであるか、またはそれに由来する。いくつかの実施形態では、1以上の抗原性多糖は、1以上の病原体であるか、またはそれらに由来する。いくつかの実施形態では、1以上の抗原性多糖は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、または35の血清型または病原体株であるか、またはそれらに由来する。いくつかの実施形態では、1以上の抗原性多糖は、35を超える種類の血清型または病原体株、例えば、36、37、38、39、40、45、50、55、または60種類の血清型または菌株であるか、またはそれらに由来する。いくつかの実施形態では、1以上の抗原性多糖は、70、80、90、または100を超える種類の血清型または病原体株であるか、またはそれらに由来する。
【0150】
いくつかの実施形態では、1以上の抗原性多糖は、抗原性多糖にコンジュゲートされた1以上の親和性分子を含む。いくつかの実施形態では、1以上の親和性分子は、ビオチンまたはビオチン誘導体を含む。
【0151】
いくつかの実施形態では、抗原性多糖は、抗原性多糖にコンジュゲートされた複数の親和性分子を含む。いくつかの実施形態では、親和性分子は、ビオチンまたはビオチン誘導体を含む。
【0152】
いくつかの実施形態では、1以上の抗原性ポリペプチドは、本明細書に説明される相補的親和性分子に共有結合(例えば、融合)している。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に開示される1以上の抗原性ポリペプチド及び相補的親和性分子を含む。いくつかの実施形態では、相補的親和性分子は、ビオチン結合部分であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、二量体、例えば、非共有結合二量体である。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、リズアビジンまたはそのビオチン結合部分を含む。
【0153】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体に含まれ得る抗原性多糖及び/または抗原性ポリペプチドは、組換え的または合成的に産生される。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体に含まれ得る抗原性多糖及び/または抗原性ポリペプチドは、天然源から単離される及び/または天然源に由来する。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体に含まれ得る抗原性多糖及び/または抗原性ポリペプチドは、細菌細胞から単離される。例示的な多糖及び/またはポリペプチドを以下に記載する。
【0154】
抗原性ポリペプチド
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体は、1以上のポリペプチド抗原を含む。いくつかの実施形態では、ポリペプチド抗原は、細菌ポリペプチド、真菌ポリペプチド、及び/またはウイルスポリペプチドである。いくつかの実施形態では、ポリペプチド抗原は、S.pneumoniaeのポリペプチドであるか、またはS.pneumoniaeに由来する。いくつかの実施形態では、1以上のポリペプチド抗原は、S.pneumoniae以外の病原体のポリペプチドであるか、またはこの病原体に由来する。いくつかの実施形態では、1以上のポリペプチド抗原は、(i)S.pneumoniaeのポリペプチドまたはS.pneumoniaeに由来するポリペプチド、及び(ii)S.pneumoniae以外の病原体のポリペプチドまたはこの病原体に由来するポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、以下のS.pneumoniae抗原性ポリペプチドのうちの1以上またはその部分を含む。
【0155】
ニューモリシンポリペプチド
ニューモリシン(Ply)は、S.pneumoniaeタンパク質毒素である。いくつかの実施形態では、Plyポリペプチドは、チオール活性化細胞溶解素ファミリーのコレステロール依存性毒素である。いくつかの実施形態では、Plyポリペプチドは、完全長Plyポリペプチドであるか、またはそれを含む。例えば、いくつかの実施形態では、完全長Plyポリペプチドは470アミノ酸(53kDa)を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列によって表される。いくつかの実施形態では、Plyポリペプチドは、Plyポリペプチドの一部分(例えば、配列番号3のPlyポリペプチドの一部分で、配列番号3のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、400、450またはそれ以上の隣接アミノ酸を含む部分)を含む。いくつかの実施形態では、Plyポリペプチドの一部分は、配列番号3に示すアミノ酸配列のアミノ酸2~470を有するタンパク質に対応する。いくつかの実施形態では、Plyポリペプチドは、天然に存在する野生型Plyポリペプチド配列からの1以上のアミノ酸変化(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含む。例えば、Plyポリペプチドは、配列番号3またはその一部分(例えば、配列番号3に示す配列のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、400、450またはそれ以上の連続アミノ酸)と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一であるアミノ酸配列を含み得る。あるいは、Plyポリペプチドは、配列番号3と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一である配列の一部分(例えば、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、400、450またはそれ以上の連続アミノ酸)を含み得る。いくつかの実施形態では、Plyポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、本明細書では配列番号13として提供される。
【0156】
ニューモリシンは、溶血活性及び補体活性化を引き起こし得る細菌によって産生される外毒素である。非常に免疫原性が高いが、ワクチンにおけるそれらの使用は、赤血球の溶解を引き起こすため、制限されている。したがって、別の態様では、S.pneumoniaeニューモリシン(Ply)の多様体、ビオチン結合タンパク質とのその融合構築物、及びその使用が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本明細書で変異型Plyまたは「mPly」と指定されるかかる多様体は、実質的に非溶血性である。本明細書で使用する場合、「実質的に非溶血性」という語句は、赤血球を溶解する能力が、参照Ply(例えば、野生型Ply)の等価濃度の能力と比較して、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、または最大100%低減されていることを意味する。いくつかの実施形態では、実質的に非溶血性のPlyの溶血活性は、参照Ply(例えば、野生型Ply)の等価濃度よりも少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%低い。いくつかの実施形態では、実質的に非溶血性のPlyは、検出可能な溶血活性を有していない。「野生型Ply」という用語は、かかる語句、例えば、いくつかの実施形態では、天然に存在するPly(例えば、可能な細菌源によって天然に分泌されるPly)に関連する通常の定義を与えられる。いくつかの実施形態では、野生型Plyタンパク質は、配列番号3に示されるアミノ酸配列によって表される。
【0157】
いくつかの実施形態では、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、1以上のアミノ酸置換を有する、野生型Plyアミノ酸配列(例えば、配列番号3に示されるアミノ酸配列)またはその抗原性断片を含む。いくつかの実施形態では、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、野生型Plyアミノ酸配列(例えば、配列番号3に示されるアミノ酸配列)またはその抗原性断片を含み、以下のアミノ酸置換:Nで置換された残基D385、Gで置換された残基C428、及びFで置換された残基W433のうちの1以上を有する。例えば、Berry et al.,“Effect of defined point mutations in the pneumolysin gene on the virulence of Streptococcus pneumoniae”.Infect Immune 1995 63(5):1969-1974)を参照されたい。いくつかの実施形態では、アミノ酸置換D385N、C428G、及びW433Fを担持する変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、PdTと称される。いくつかの実施形態では、PdTは、配列番号4に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。
【0158】
いくつかの実施形態では、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、野生型Plyアミノ酸配列(例えば、配列番号3に示されるアミノ酸配列)またはその抗原性断片を含み、G294はPで置換されている(例えば、Oloo et al.,“Structure-guided antigen engineering yields pneumolysin mutants suitable for vaccination against pneumococcal disease”.J BiolChem.2011 286(14):12133-12140を参照されたい)。いくつかの実施形態では、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、野生型Plyアミノ酸配列(例えば、配列番号3に示されるアミノ酸配列)またはその抗原性断片を含み、以下のアミノ酸置換:Nで置換された残基D385、Gで置換された残基C428、Fで置換された残基W433、及びPで置換されたG294のうちの全てを有する。いくつかの実施形態では、アミノ酸置換G294P、D385N、C428G、及びW433Fを担持する変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、PdT(G294P)と称される。いくつかの実施形態では、PdT(G294P)は、配列番号5に示されるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。
【0159】
いくつかの実施形態では、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、PdT(G294P)ポリペプチドの一部分(例えば、配列番号5のPdT(G294P)ポリペプチドの一部分で、配列番号5のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、400、450またはそれ以上の隣接アミノ酸を含む部分)である。いくつかの実施形態では、PdT(G294P)ポリペプチドのかかる部分は、本明細書に説明される4つのアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、PdT(G294P)ポリペプチドの一部分は、配列番号5に示すアミノ酸配列のアミノ酸2~470を有するタンパク質に対応する。いくつかの実施形態では、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、配列番号5のPdT(G294P)ポリペプチド配列からの1以上のアミノ酸変化(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含む。例えば、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、配列番号5またはその一部分(例えば、配列番号5に示す配列のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、400、450またはそれ以上の連続アミノ酸)と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一であるアミノ酸配列を含み得る。あるいは、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、配列番号5と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一である配列の一部分(例えば、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、400、450またはそれ以上の連続アミノ酸)を含み得る。いくつかの実施形態では、変異型Ply(例えば、非溶血性Ply)は、本明細書に説明される配列番号5の配列またはその一部分内に25以下(例えば、20以下、15以下、10以下、9以下、8以下、7以下、6以下、5以下、4以下、3以下、2以下を含む)のアミノ酸修飾(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含み得る。いくつかの実施形態では、かかるアミノ酸修飾は、N末端部分及び/またはC末端部分に存在し得る。
【0160】
SP0435ポリペプチド
SP0435は、S.pneumoniaeタンパク質である。いくつかの実施形態では、SP0435ポリペプチドは、伸長因子Pである。いくつかの実施形態では、SP0435ポリペプチドは、完全長SP0435ポリペプチドであるか、またはそれを含む。例えば、いくつかの実施形態では、完全長SP0435ポリペプチドは186アミノ酸(20kDa)を有し、配列番号7に示すアミノ酸配列によって表される。特定の理論に束縛されることを望むものではないが、配列番号7のアミノ酸1~61は、SP0435ポリペプチドの二量体化ドメイン(完全長タンパク質のアミノ酸1~61)であると予想されている。したがって、いくつかの実施形態では、SP0435ポリペプチドは、例えば、いくつかの実施形態では、かかる二量体化ドメインを除外して、リズアビジン部分との架橋または干渉の可能性を最小化または回避し得る。いくつかの実施形態では、SP0435ポリペプチドは、SP0435ポリペプチドの一部分(例えば、配列番号7のSP0435ポリペプチドの一部分で、配列番号7のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150またはそれ以上の隣接アミノ酸を含む部分)を含む。いくつかの実施形態では、SP0435ポリペプチドの一部分は、配列番号7に示すアミノ酸配列のアミノ酸62~185を有するタンパク質に対応する。いくつかの実施形態では、SP0435ポリペプチドは、天然に存在する野生型SP0435ポリペプチド配列からの1以上のアミノ酸変化(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含む。例えば、SP0435ポリペプチドは、配列番号7またはその一部分(例えば、配列番号7に示す配列のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150またはそれ以上の連続アミノ酸)と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一であるアミノ酸配列を含み得る。あるいは、SP0435ポリペプチドは、配列番号7と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一である配列の一部分(例えば、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150またはそれ以上の連続アミノ酸)を含み得る。いくつかの実施形態では、SP0435ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、本明細書では配列番号16として提供される。いくつかの実施形態では、SP0434ポリペプチドは、本明細書に説明される配列番号7の配列またはその一部分内に25以下(例えば、20以下、15以下、10以下、9以下、8以下、7以下、6以下、5以下、4以下、3以下、2以下を含む)のアミノ酸修飾(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含み得る。いくつかの実施形態では、かかるアミノ酸修飾は、N末端部分及び/またはC末端部分に存在し得る。いくつかの実施形態では、SPN0435ポリペプチドは、WO2011/112906に説明されるものであり、その内容全体は、本明細書に説明される目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
【0161】
SP0785ポリペプチド
SP0785は、例えば、いくつかの実施形態では、WO2014/124228に説明されている、保存された仮想S.pneumoniaeタンパク質であり、その内容全体は、本明細書に説明される目的のために参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドは、S.pneumoniae菌株間で保存されている排出輸送体タンパク質である。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドは、完全長SP0785ポリペプチドであるか、またはそれを含む。例えば、いくつかの実施形態では、完全長SP0785ポリペプチドは399アミノ酸(38kDa)を有し、配列番号9に示すアミノ酸配列によって表される。特定の理論に束縛されることを望むものではないが、配列番号9のアミノ酸1~32は、SP0785ポリペプチドのシグナル配列及び膜貫通ドメイン(完全長タンパク質のアミノ酸1~32)であると予想されている。したがって、いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドは、かかるシグナル配列及び膜貫通ドメインを除外し得る。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドは、SP0785ポリペプチドの一部分(例えば、配列番号9のSP0785ポリペプチドの一部分で、配列番号10のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350またはそれ以上の隣接アミノ酸を含む部分)を含む。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドの一部分は、配列番号9に示すアミノ酸配列のアミノ酸33~399を有するタンパク質に対応する。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドは、天然に存在する野生型SP0785ポリペプチド配列からの1以上のアミノ酸変化(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含む。例えば、SP0785ポリペプチドは、配列番号9またはその一部分(例えば、配列番号9に示す配列のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、またはそれ以上の連続アミノ酸)と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一であるアミノ酸配列を含み得る。あるいは、SP0785ポリペプチドは、配列番号9と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一である配列の一部分(例えば、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、または400の連続アミノ酸)を含み得る。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、本明細書では配列番号17として提供される。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチドは、本明細書に説明される配列番号9の配列またはその一部分内に25以下(例えば、20以下、15以下、10以下、9以下、8以下、7以下、6以下、5以下、4以下、3以下、2以下を含む)のアミノ酸修飾(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含み得る。いくつかの実施形態では、かかるアミノ酸修飾は、N末端部分及び/またはC末端部分に存在し得る。
【0162】
SP1500ポリペプチド
SP1500は、例えば、いくつかの実施形態では、WO2014/124228に説明されている、S.pneumoniaeタンパク質であり、その内容全体は、本明細書に説明される目的のために参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドは、S.pneumoniae菌株間で保存されているアミノ酸結合ポリペプチドのアミノ酸ABC輸送体である。いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドは、完全長SP1500ポリペプチドであるか、またはそれを含む。例えば、いくつかの実施形態では、完全長SP1500ポリペプチドは278アミノ酸(28kDa)を有し、配列番号11に示すアミノ酸配列によって表される。特定の理論に束縛されることを望むものではないが、配列番号11のアミノ酸1~26は、SP1500ポリペプチドのシグナル配列(完全長タンパク質のアミノ酸1~26)であると予想されている。したがって、いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドは、かかるシグナル配列を除外し得る。いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドは、SP1500ポリペプチドの一部分(例えば、配列番号11のSP1500ポリペプチドの一部分で、配列番号11のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250またはそれ以上の隣接アミノ酸を含む部分)を含む。いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドの一部分は、配列番号11に示すアミノ酸配列のアミノ酸27~278を有するタンパク質に対応する。いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドは、天然に存在する野生型SP1500ポリペプチド配列からの1以上のアミノ酸変化(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含む。例えば、SP1500ポリペプチドは、配列番号11またはその一部分(例えば、配列番号11に示す配列のうち、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、またはそれ以上の連続アミノ酸)と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一であるアミノ酸配列を含み得る。あるいは、SP1500ポリペプチドは、配列番号11と少なくとも60%以上(例えば、少なくとも65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または98%)同一である配列の一部分(例えば、少なくとも7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、45、50、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250またはそれ以上の連続アミノ酸)を含み得る。いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、本明細書では配列番号18として提供される。いくつかの実施形態では、SP1500ポリペプチドは、本明細書に説明される配列番号11の配列またはその一部分内に25以下(例えば、20以下、15以下、10以下、9以下、8以下、7以下、6以下、5以下、4以下、3以下、2以下を含む)のアミノ酸修飾(例えば、欠失、置換、及び/または挿入)を含み得る。いくつかの実施形態では、かかるアミノ酸修飾は、N末端部分及び/またはC末端部分に存在し得る。
【0163】
いくつかの実施形態では、ニューモリシンポリペプチド(配列番号3)、SP0435ポリペプチド(配列番号7)、及びSPP2ポリペプチド(配列番号19または配列番号58)をコードする核酸配列は、それぞれ、配列番号13、配列番号16、配列番号27、及び配列番号62として提供される。いくつかの実施形態では、SP0785ポリペプチド(配列番号9)、SP1500ポリペプチド(配列番号11)、及びCP1ポリペプチド(配列番号26または配列番号61)をコードする核酸配列は、それぞれ、配列番号17、配列番号18、配列番号29、及び配列番号64として提供される。当業者であれば、遺伝コードの縮重により、他のDNA配列(コドン最適化された配列を含む)が、これらのポリペプチドならびに本明細書に開示される他のものをコードし得ることを理解するであろう。
【0164】
抗原性ポリペプチドを含む融合タンパク質
本明細書に説明される抗原性ポリペプチドは、融合タンパク質の一部であり得る。例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体は、本明細書に説明される相補的親和性分子及び1以上の抗原性ポリペプチドである、またはそれらを含む融合タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される2つの抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される3つの抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される4つの抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される抗原性ポリペプチドをコードする配列を含む核酸によってコードされる1以上の抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の融合タンパク質は、担体特性を有する。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の融合タンパク質は、抗原性特性を有する。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の融合タンパク質は、担体特性及び抗原性特性を有する。
【0165】
いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号3~12のうちのいずれかを含むアミノ酸配列またはその抗原性断片を有するS.pneumoniaeの1以上の抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号3~12のうちのいずれかを含むアミノ酸配列またはその抗原性断片を有する2つの抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、(i)配列番号3~12のいずれかを含むアミノ酸配列またはその抗原性断片を有する2つの抗原性ポリペプチドと、(ii)配列番号1、配列番号2、もしくは配列番号57、またはそのビオチン結合断片を含むビオチン結合部分と、を含む。いくつかのかかる実施形態では、少なくとも1つの抗原性ポリペプチドは、Plyポリペプチド(例えば、配列番号3~6のうちのいずれか1つ)であるか、またはそれを含む。いくつかのかかる実施形態では、少なくとも1つの抗原性ポリペプチドは、SP0435ポリペプチド(例えば、配列番号7または8)であるか、またはそれを含む。いくつかのかかる実施形態では、少なくとも1つの抗原性ポリペプチドは、SP0785ポリペプチド(例えば、配列番号9または10)であるか、またはそれを含む。いくつかのかかる実施形態では、少なくとも1つの抗原性ポリペプチドは、SP1500ポリペプチド(例えば、配列番号11及び12)であるか、またはそれを含む。
【0166】
いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明されるS.pneumoniaeポリペプチドに相同な1以上のポリペプチド、例えば、S.pneumoniaeの異なる血清型から単離されたPlyポリペプチド、SP0435ポリペプチド、SP0785ポリペプチド、またはSP1500ポリペプチドを含む。S.pneumoniaeの個々の血清型は、互いに相対的に多数の変異を含み、これらのうちのいくつかは、結果的に、異なる血清型間の異なるタンパク質配列をもたらす。当業者は、アミノ酸配列、またはその一部を、異なるS.pneumoniae血清型由来の相同アミノ酸配列で容易に置換し得る。いくつかの実施形態では、抗原性ポリペプチドは、配列番号3~12のうちのいずれかのポリペプチドまたはその抗原性断片と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有する。血清型の差は、本明細書に説明される抗原性ポリペプチドのかかる多様体を設計するために使用され得る。
【0167】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、本明細書に説明される1以上のポリペプチドの1以上の断片、例えば、リズアビジンのビオチン結合断片、Plyポリペプチドもしくはその抗原性断片、SP0435ポリペプチドもしくはその抗原性断片、SP0785ポリペプチドもしくはその抗原性断片(例えば、シグナル配列の有無にかかわらず)、またはSP1500ポリペプチドもしくはその抗原性断片(例えば、シグナル配列の有無にかかわらず)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号1~12及び57のアミノ酸配列を有するポリペプチドにサイズが近い切断変異体を含む。例えば、それらは、一方または両方の末端(融合タンパク質中の成分ポリペプチドを指す)から最大で1、2、3、4、5、10、または20のアミノ酸を欠き得る。いくつかの実施形態では、断片は、配列番号1~12及び57のうちのいずれか1のN末端、C末端、またはその両方からの1~5、1~10、または1~20のアミノ酸残基を欠く、配列番号1~12及び57のうちのいずれかの切断断片である。いくつかの実施形態では、断片は、配列番号1~12及び57のうちのいずれか1のN末端、C末端、またはその両方からの1~10のアミノ酸残基を欠く、配列番号1~12及び57のうちのいずれかの切断断片である。例えば、断片は、配列番号1~12及び57のうちのいずれか1のN末端及びC末端の両方に10のアミノ酸残基を欠き得、結果的に20のアミノ酸残基を欠くタンパク質をもたらす。例えば、1~10、11~20、21~30、または31~40のアミノ酸の内部欠失もまた、企図される。
【0168】
いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、N末端ポリペプチド及びC末端ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、N末端ポリペプチド及びC末端ポリペプチドのうちの一方または両方は、抗原性ポリペプチド、例えば、配列番号3~12のうちの1以上を含むアミノ酸配列、またはその抗原性断片もしくは多様体を有するポリペプチドである。いくつかの実施形態では、N末端ポリペプチド及びC末端ポリペプチドのうちの一方または両方は、ビオチン結合部分、例えば、配列番号1、配列番号2、もしくは配列番号57を含むアミノ酸配列、またはそのビオチン結合断片を有するポリペプチドである。いくつかの実施形態では、N末端ポリペプチドまたはC末端ポリペプチドのうちの一方は、ビオチン結合部分、例えば、配列番号1、配列番号2、もしくは配列番号57を含むアミノ酸配列を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合断片であり、他方の末端ポリペプチドは、抗原性ポリペプチド、例えば、配列番号3~12のうちの1以上を含むアミノ酸配列、またはその抗原性断片もしくは多様体を有するポリペプチドである。
【0169】
いくつかの実施形態では、N末端ポリペプチド及びC末端ポリペプチドは、互いに直接結合している。いくつかの実施形態では、N末端ポリペプチド及びC末端ポリペプチドは、リンカーペプチドを介して連結されている。リンカーの長さ及び/またはアミノ酸は、存在するとき、より可動性、半剛性、または剛性リンカーを得るように調整され得る。いくつかの実施形態では、リンカーは、GS濃縮リンカーとすることができる。いくつかの実施形態では、リンカーは、A濃縮リンカーとすることができる。リンカーは、一般に、1~40、例えば、3~10または10~30、及び具体的には、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20アミノ酸長であり得る。例示的な可動性ペプチドリンカーは、配列番号30~33として示される。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、1のリンカーを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、2のリンカーを含む。いくつかの実施形態では、1または2のリンカーは、配列番号30(GGGGSSS)のものである。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号30(GGGGSSS)を含む。いくつかの実施形態では、1または2のリンカーは、配列番号30(GGGGSSS)及び配列番号31(AAA)から選択される。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号30(GGGGSSS)及び配列番号31(AAA)のリンカーを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、Not I制限部位から残存するアミノ酸配列AAAを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号30(GGGGSSS)のリンカー及びNot I制限部位から残存するアミノ酸配列AAA(配列番号31)を含む。
【0170】
いくつかの実施形態では、本開示は、配列番号19~26及び58~61のうちのいずれか1のアミノ酸配列を有する融合タンパク質と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の配列同一性を有する融合タンパク質を提供する。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号19もしくは配列番号58と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、SPP2と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26もしくは配列番号61と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、CP1と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列であるか、またはそれを含む。
【0171】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号19~26及び58~61のうちのいずれか1を含むアミノ酸配列を有する融合タンパク質の抗原性断片を含む。例えば、融合タンパク質は、配列番号19~26及び58~61のうちのいずれか1のN末端、C末端、またはその両方から、最大1、2、3、4、5、10、または20のアミノ酸を欠き得る。いくつかの実施形態では、同じ数の残基がN末端及びC末端から除去されるが、一方で、他の実施形態では、C末端と比較して、異なる数の残基がN末端から除去される。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号19または配列番号58の抗原性断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、SPP2の抗原性断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26または配列番号61の抗原性断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、CP1の抗原性断片であるか、またはそれを含む。
【0172】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、ビオチン結合部分を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、ビオチン結合部分及び1以上のポリペプチド抗原を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、ビオチン結合部分及び2以上のポリペプチド抗原を含む。本明細書で使用する場合、「ビオチン結合部分」は、ビオチン結合ポリペプチドもしくはタンパク質、そのビオチン結合断片、またはそのビオチン結合ドメインを意味する。いくつかの実施形態では、融合タンパク質のビオチン結合部分は、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される目的のために内容全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2012/155053にさらに説明されているように、リズアビジンまたはそのビオチン結合断片を含む。
【0173】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明された融合タンパク質は、配列番号1(リズアビジン)の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号2(Rhaviと表記される、リズアビジンのアミノ酸45~179)もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分を含む。
【0174】
いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明されるニューモリシンポリペプチドを含む。例えば、いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)ポリペプチドのアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるニューモリシンポリペプチドは、そのN末端部分及び/またはC末端部分から切断され得る。
【0175】
いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、SPN0435ポリペプチドを含む。例えば、いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435ポリペプチドのアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるSPN0435ポリペプチドは、そのN末端部分及び/またはC末端部分から切断され得る。
【0176】
いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、SP0785ポリペプチドを含む。例えば、いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785ポリペプチドのアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるSPN0785ポリペプチドは、そのN末端部分及び/またはC末端部分から切断され得る。
【0177】
いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、SP1500ポリペプチドを含む。例えば、いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500ポリペプチドのアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるSPN1500ポリペプチドは、そのN末端部分及び/またはC末端部分から切断され得る。
【0178】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号1(リズアビジン)の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)ポリペプチドのアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435ポリペプチドのアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。いくつかの実施形態では、1以上のリンカーは、配列番号30(GGGGSSS)である。
【0179】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号1(リズアビジン)の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785ポリペプチドのアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500ポリペプチドのアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。いくつかの実施形態では、1以上のリンカーは、配列番号30(GGGGSSS)及び配列番号31(AAA)から選択される。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、Not I制限部位から残存するアミノ酸配列AAAを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号30(GGGGSSS)のリンカー及びNot I制限部位から残存するアミノ酸配列AAAを含む。
【0180】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号2(Rhaviと表記される、リズアビジンのアミノ酸45~179)もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)ポリペプチドのアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435ポリペプチドのアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。いくつかの実施形態では、1以上のリンカーは、配列番号30(GGGGSSS)である。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号19または配列番号58の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号19または配列番号58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号19(SPP2)または配列番号58のアミノ酸配列からなる。
【0181】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号2(Rhaviと表記される、リズアビジンのアミノ酸45~179)もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785ポリペプチドのアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500ポリペプチドのアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。いくつかの実施形態では、1以上のリンカーは、配列番号30(GGGGSSS)及び配列番号31(AAA)から選択される。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、Not I制限部位から残存するアミノ酸配列AAAを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号30(GGGGSSS)のリンカー及びNot I制限部位から残存するアミノ酸配列AAAを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号26または配列番号61の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26または配列番号61のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26(CP1)または配列番号61のアミノ酸配列からなる。
【0182】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号1~12または57のアミノ酸配列を有するポリペプチドの多様体または断片を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号1~12または57の核酸配列を有する遺伝子の多様体または断片によってコードされるポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質中に含まれる断片は、完全長ポリペプチドまたは配列番号1~12もしくは57のアミノ酸配列を有するポリペプチドにサイズが近い。例えば、それらは、一方または両方の末端から最大で1、2、3、4、5、10、20、または30のアミノ酸を欠き得る。いくつかの実施形態では、断片は、25~50アミノ酸長、または50~100、もしくは100~150、もしくは150~200、もしくは200~250、もしくは250~300、もしくは300~350アミノ酸長である。いくつかの実施形態では、断片は、結果的に、発現宿主、例えば、E.coli、昆虫細胞株(例えば、バキュロウイルス発現系)、または哺乳動物(例えば、ヒトもしくはチャイニーズハムスター卵巣)細胞株によるシグナル配列の処理、または部分的処理から生じる。上記に説明される断片またはその部分断片(例えば、8~50、8~30、または8~20のアミノ酸残基の断片)は、好ましくは、少なくとも1.5倍または2倍以上(例えば、絶対値として、または対照タンパク質と比較して)放出されるIL-17の量を増加させることなどの、以下に説明される生物学的活性のうちの1つを有する。
【0183】
リンカーまたはスペーサ
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の融合タンパク質は、1以上のリンカーを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、1以上のアミノ酸であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、リンカーによってビオチン結合部分に結合した抗原性ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、第1の抗原性ポリペプチド、第2の抗原性ポリペプチド、ビオチン結合部分、及び少なくとも1つのリンカーを含む。いくつかの実施形態では、第1の抗原性ポリペプチド及び第2の抗原性ポリペプチドは、リンカーによって結合されている。いくつかの実施形態では、第1の抗原性ポリペプチドまたは第2の抗原性ポリペプチドは、リンカーによってビオチン結合部分に結合されている。いくつかの実施形態では、第1の抗原性ポリペプチド及び第2の抗原性ポリペプチドは、第1のリンカーによって結合され、第1の抗原性ポリペプチドまたは第2の抗原性ポリペプチドは、第2のリンカーによってビオチン結合部分に結合されている。
【0184】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第1のリンカーと、配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第2のリンカーと、を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第1のリンカーと、配列番号31のアミノ酸配列(AAA)を含む第2のリンカーと、を含む。
【0185】
いくつかの実施形態では、リンカーは、2つのタンパク質部分の間に構造を介在させる。いくつかの実施形態では、構造は、αヘリックスであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、構造は、βストランドであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、構造は、コイル/ベンドであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、構造は、ターンであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、リンカーによって結合された2つのタンパク質部分間の立体障害を減少させる。いくつかの実施形態では、リンカーは、リンカーによって結合された2つのタンパク質部分間の好ましくない相互作用を減少させる。いくつかの実施形態では、リンカーは、グリシン及びセリン残基の混合物を含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、スレオニン、プロリン、及び/またはアラニン残基をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、リンカーは、親水性である。いくつかの実施形態では、リンカーは、疎水性である。いくつかの実施形態では、リンカーは、リンカーを含む融合タンパク質の安定性を増加させる。
【0186】
いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合される抗原性ポリペプチドの折り畳みに干渉しない。いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合される抗原性ポリペプチドの抗原性に干渉しない。いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合される抗原性ポリペプチドの抗原性を低減させない。いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合される抗原性ポリペプチドの抗原性を排除しない。いくつかの実施形態では、リンカーの効果は、ポリペプチドを、リンカーに結合されたポリペプチドと比較することによって決定される。
【0187】
いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合されるビオチン結合部分の折り畳みに干渉しない。いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合されるビオチン結合部分のビオチン結合能力に干渉しない。いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合されるビオチン結合部分のビオチン結合能力を低減させない。いくつかの実施形態では、リンカーは、それが結合されるビオチン結合部分のビオチン結合能力を排除しない。いくつかの実施形態では、リンカーの効果は、ビオチン結合部分を、リンカーに結合されたビオチン結合部分と比較することによって決定される。
【0188】
いくつかの実施形態では、リンカーは、抗原性ではない。いくつかの実施形態では、リンカーは、T細胞応答を誘発しない。いくつかの実施形態では、リンカーは、B細胞応答を誘発しない。いくつかの実施形態では、リンカーは、T細胞またはB細胞応答を誘導しない。
【0189】
いくつかの実施形態では、リンカーは、2以上のアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、3~100、5~100、10~100、20~100 30~100、40~100、50~100、60~100、70~100、80~100、90~100、5~55、10~50、10~45、10~40、10~35、10~30、10~25、10~20、10~15、3~10、3~9、3~8、3~7、3~6、3~5、3~4、または2~3のアミノ酸長であり得る。いくつかの実施形態では、リンカーは、10~100、10~90、10~80、10~70、10~60、10~50、10~40、10~30、10~20、10~15のアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、少なくとも10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、または95のアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または100のアミノ酸を含むペプチジルリンカーであるか、またはそれを含む。
【0190】
いくつかの実施形態では、リンカーは、可動性リンカーである。可動性リンカーは、ある程度の移動または相互作用を必要とするドメインを結合するために有用であり得、小さい非極性(例えば、Gly)または極性(例えば、SerもしくはThr)アミノ酸を含み得る。SerまたはThrの組み込みはまた、水分子との水素結合を形成することによって、水溶液中のリンカーの安定性を維持することができ、したがって、リンカーとタンパク質部分との間の好ましくない相互作用を低減することができる。いくつかの実施形態では、リンカーは、小さい非極性(例えば、Gly)または極性(例えば、SerもしくはThr)アミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、Gly-Serリンカーである。
【0191】
いくつかの実施形態では、リンカーは、GGGGSSSのアミノ酸配列(配列番号30)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、(GGGGS)の配列(配列番号32)であるか、またはそれを含み、nは、反復GGGGS単位の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、ポリペプチドリンカーは、GGGGSGGGGSGGGGS(配列番号34)(すなわち、(GGGGS))またはGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGS(配列番号35)(すなわち、(GGGGS))であるか、またはそれを含むアミノ酸配列を有し得る。いくつかの実施形態では、リンカーは、Gly、Ser、Thr、Ala、Lys、及びGluのうちの1以上を含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、KESGSVSSEQLAQFRSLD(配列番号36)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、EGKSSGSGSESKST(配列番号37)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、(Gly)(配列番号38)であるか、またはそれを含み、nは、反復Gly残基の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、リンカーは、GGGであるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、(Gly)(配列番号33)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、(Gly)(配列番号39)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、GSAGSAAGSGEF(配列番号40)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、AAAのアミノ酸配列(配列番号31)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、かかるリンカーは、合成してもよいし、制限部位(例えば、Not I制限部位)のアミノ酸残基に由来してもよい。
【0192】
いくつかの実施形態では、リンカーは、剛性リンカーである。剛性リンカーは、ドメイン間の固定距離を保ち、それらの独立した機能を維持するのに有用である。剛性リンカーは、ドメインの空間的分離が、融合中の1以上の成分の安定性または生物活性を維持するために重要であるときにも有用であり得る。いくつかの実施形態では、リンカーは、(EAAAK)n(配列番号41)であるか、またはそれを含み、nは、反復EAAAK単位の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、リンカーは、A(EAAAK)A(配列番号42)であるか、またはそれを含み、nは、反復EAAAK単位の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、リンカーは、A(EAAAK)Aであるか、またはそれを含み、nは、反復EAAAK単位の数を表し、2、3、4、または5である。いくつかの実施形態では、リンカーは、A(EAAAK)ALEA(EAAAK)A(配列番号43)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、[A(EAAAK)A](配列番号44)であるか、またはそれを含み、nは、2、3、または4であり、mは、1または2である。いくつかの実施形態では、リンカーは、AEAAAKEAAAKA(配列番号45)であるか、またはそれを含む。
【0193】
いくつかの実施形態では、リンカーは、(X-Pro)(配列番号46)であるか、またはそれを含み、Xは、任意のアミノ酸を指定し、nは、反復X-Pro単位の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、リンカーは、(Ala-Pro)(配列番号47)であるか、またはそれを含み、nは、反復Ala-Pro単位の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、リンカーは、(Ala-Pro)であるか、またはそれを含み、nは、反復Ala-Pro単位の数を表し、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17である。
【0194】
いくつかの実施形態では、リンカーは、(Lys-Pro)(配列番号48)であるか、またはそれを含み、nは、反復Lys-Pro単位の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、リンカーは、(Glu-Pro)(配列番号49)であるか、またはそれを含み、nは、反復Glu-Pro単位の数を表し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、リンカーは、(Ala-Pro)(配列番号50)であるか、またはそれを含む。
【0195】
いくつかの実施形態では、リンカーは、GAPGGGGGAAAAAGGGGGGAP(GAGリンカー、配列番号51)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、GAPGGGGGAAAAAGGGGGGAPGGGGGAAAAAGGGGGGAP(GAG2リンカー、配列番号52)であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、GAPGGGGGAAAAAGGGGGGAPGGGGGAAAAAGGGGGGAPGGGGGAAAAAGGGGGGAP(GAG3リンカー、配列番号53)であるか、またはそれを含む。
【0196】
好適なリンカーまたはスペーサは、上記の例示的なリンカーと、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%以上相同または同一のアミノ酸配列を有するものも含む。いくつかの実施形態では、リンカーは、配列番号30の配列(GGGGSSS)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む。
【0197】
いくつかの実施形態による使用に好適な追加のリンカーは、2012年3月2日に出願された米国特許公開第2012/0232021号、及び[Chen,2013]に見出され得、それらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0198】
タグ
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の融合タンパク質は、1以上のタグ、例えば、ヒスチジンタグを含み得る。タグは、N末端またはC末端であり得る。例えば、タグは、ポリペプチドに付加されて(エンコーディングDNA配列の付加または修飾を介して)、タンパク質の精製、検出、溶解性を容易にするか、またはタンパク質に他の望ましい特徴を付与し得る。いくつかの実施形態では、タグは、親和性精製に使用され得るペプチド、オリゴペプチド、またはポリペプチドであり得る。いくつかの実施形態では、タグは、ポリヒスチジン(His)、グルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST)、タンデム親和性精製(TAP)、FLAG、myc、ヒトインフルエンザ血球凝集素(HA)、マルトース結合タンパク質(MBP)、水疱性口内炎ウイルス糖タンパク質(VSV-G)、チオレドキシン、V5、アビジン、ストレプトアビジン、ビオチンカルボキシル担体タンパク質(BCCP)、カルモジュリン、Nus、Sタグ、リポタンパク質D、及びガラクトシダーゼのうちの1以上であるか、それらを含むか、またはそれらに由来する。いくつかの実施形態では、Hisタグは、Hのアミノ酸配列であるか、またはそれを含み、nは、2~10の整数である。例示的なHisタグとしては、HHHHHH(配列番号55)及びMSYYHHHHHH(配列番号56)が挙げられる。他の実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、タンパク質精製タグなどのタグを含まず、精製タグの親和性に依存しない方法によって精製される。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号1~12もしくは57のいずれかのアミノ酸配列のポリペプチドの一方または両方の末端、または配列番号19~26もしくは58~61のいずれかのアミノ酸配列の融合タンパク質に、1、2、3、4、5、10、または20以下の追加のアミノ酸を含む。
【0199】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、例えば、いくつかの実施形態では、哺乳動物細胞への融合タンパク質の導入、及びその後の細胞媒介性免疫応答の刺激を容易にするために、膜貫通配列(membrane translocating sequence)(MTS)を含み得る。例示的な膜貫通配列としては、限定されるものではないが、カポジ線維芽細胞増殖因子のシグナル配列中の疎水性領域、シヌクレインのMTS、アンテナペディアホメオドメインの第3のヘリックス、SN50、インテグリン3h領域、HIV Tat、pAntp、PR-39、アバエシン、アピデシン、Bac5、Bac7、P.berghei CSタンパク質、ならびに米国特許第6,248,558号、同第6,432,680号及び同第6,248,558号に説明されているMTSが挙げられる。
【0200】
相補的親和性分子
いくつかの実施形態では、相補的親和性分子は、ビオチン結合部分を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の融合タンパク質は、ビオチン結合部分、及び1以上のポリペプチド抗原を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、ビオチン結合部分及び2以上のポリペプチド抗原を含む。本明細書で使用する場合、「ビオチン結合部分」は、ビオチン結合タンパク質、そのビオチン結合断片、またはそのビオチン結合ドメインを意味する。
【0201】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるMAPS複合体は、ビオチンとリズアビジン(ヒトタンパク質との著しい相同性が予想されないビオチン結合タンパク質)との間の高親和性
【数2】
の非共有結合を利用する。リズアビジンは、アビジンタンパク質ファミリーに属する天然に存在する二量体タンパク質であり、インゲンマメの共生細菌であるRhizobium etliにおいて初めて発見された。リズアビジンは、卵に一般的に見出されるタンパク質であるニワトリアビジンと22%のアミノ酸同一性しかないが、ビオチン結合に関与するアミノ酸残基が高度に保存されている。アビジンに曝露された対象から得られたヒト血清サンプルにおいて、リズアビジンに対する交差反応性は観察されず[Helppolainen et al,2007]、リズアビジン抗体がニワトリアビジンと交差反応しない可能性が示唆されている。ビオチンコンジュゲートはいくつかの臨床適用例で使用されており、有害事象は報告されていない[Buller et al,2014;Paty et al,2010;Lazzeri et al,2004]。
【0202】
いくつかの実施形態では、本開示に従って有用であるビオチン結合部分は、例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に説明される目的のために内容全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2012/155053にさらに説明されているように、リズアビジンまたはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片を含む。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、リズアビジンと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、本開示に従って有用であるビオチン結合部分は、配列番号1のポリペプチド、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片を含む。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、配列番号1の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、本開示に従って有用であるビオチン結合部分は、配列番号2もしくは配列番号57のポリペプチド、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片を含む。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、配列番号2もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片であるか、またはそれを含む。
【0203】
融合タンパク質SPP2
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)、及びS.pneumoniaeの、またはそれに由来する1以上のポリペプチドであるか、またはそれらを含む。いくつかの実施形態では、提供される融合タンパク質は、本明細書に説明されるSPP2である。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、ビオチン結合部分(例えば、ビオチン結合タンパク質)と、野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433における変異を含む非溶血性ニューモリシンポリペプチドもしくはその抗原性断片と、(iii)S.pneumoniae伸長因子P(SP0435)ポリペプチドもしくはその抗原性断片と、を含む、融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、リズアビジンポリペプチドまたはそのビオチン結合部分であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)のアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435のアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号19もしくは配列番号58の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、ニューモリシンと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片と、SP0435と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片と、であるか、またはそれらを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、野生型S.pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433における変異を含む非溶血性ニューモリシンと少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片と、SP0435と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片と、であるか、またはそれらを含む。
【0204】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)のアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435のアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、を含む。
【0205】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号1(リズアビジン)の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)または配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)のアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435のアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドを含む。
【0206】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号1(リズアビジン)の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)のアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435のアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、かかる融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。
【0207】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)のアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435のアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、かかる融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。
【0208】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、SPP2融合タンパク質であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、N末端からC末端に向かって、ビオチン結合部分(例えば、ビオチン結合タンパク質)、第1のペプチドリンカー、本明細書に説明されるニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片、第2のペプチドリンカー、及び本明細書に説明されるSPN0435ポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片を含む、融合タンパク質である。いくつかのかかる実施形態では、ビオチン結合部分は、リズアビジンまたはそのビオチン結合部分であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、N末端からC末端に向かって、(a)配列番号1の配列(リズアビジン)または配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第1のポリペプチドリンカーと、(c)本明細書に説明されるニューモリシン(Ply)ポリペプチドと、(d)配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第2のポリペプチドリンカーと、(e)本明細書に説明されるSP0435ポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、N末端からC末端に向かって、(a)配列番号1(リズアビジン)、配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)、もしくは配列番号57のポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第1のポリペプチドリンカーと、(c)本明細書に説明されるニューモリシン(Ply)ポリペプチドと、(d)配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第2のポリペプチドリンカーと、(e)本明細書に説明されるSP0435ポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、かかるSPP2融合タンパク質は、検出タグまたは精製タグ、例えば、Hisタグをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、Hisタグを含むSPP2融合タンパク質は、SPP2-Hと呼ばれる。いくつかのかかる実施形態では、SPP2融合タンパク質は、ビオチン結合部分とPlyポリペプチド(例えば、本明細書に説明されるもの)との間にSP0435ポリペプチド(例えば、本明細書に説明されるもの)を含む。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、ビオチン結合部分とSP0435ポリペプチドとの間にPlyポリペプチドを含み得る。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質中に含まれるPlyポリペプチドは、配列番号6の配列(S.pneumoniae PdT(G294P)のアミノ酸2~470)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質中に含まれるSP0435ポリペプチドは、配列番号8の配列(S.pneumoniae SP0435のアミノ酸62~185)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号19もしくは配列番号58の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、アミノ酸配列、配列番号19または配列番号58を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、アミノ酸配列配列番号19または配列番号58からなる。
【0209】
融合タンパク質CP1
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)、及びS.pneumoniaeのまたはそれに由来する1以上のポリペプチドであるか、またはそれらを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、国際特許公開第WO2020/056127号にさらに説明されているCP1であり、その内容は、本明細書に説明される目的のためにそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785のアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500のアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26もしくは配列番号61の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、SP0785と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片と、SP1500と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはその抗原性多様体もしくは断片と、であるか、またはそれらを含む。
【0210】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785のアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、本明細書に説明される相補的親和性分子(例えば、本明細書に説明されるビオチン結合部分)と、配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500のアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、を含む。
【0211】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、配列番号1(リズアビジン)の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)または配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチド、またはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785のアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500のアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドを含む。
【0212】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号1(リズアビジン)の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785のアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500のアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、かかる融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。
【0213】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、(a)配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785のアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、(c)配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500のアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片を含むポリペプチドと、の各々を含む。いくつかの実施形態では、かかる融合タンパク質は、1以上のリンカーをさらに含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、CP1融合タンパク質であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、CP1融合タンパク質は、(a)配列番号1の配列(リズアビジン)または配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)もしくは配列番号57の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有するポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第1のポリペプチドリンカーと、(c)本明細書に説明されるSP0785ポリペプチドと、(d)配列番号31のアミノ酸配列(AAA)を含む第2のポリペプチドリンカーと、(e)本明細書に説明されるSP1500ポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、CP1融合タンパク質は、N末端からC末端に向かって、(a)配列番号1(リズアビジン)、配列番号2(リズアビジンのアミノ酸45~179)、もしくは配列番号57のポリペプチドまたはそのビオチン結合断片であるか、またはそれを含む、ビオチン結合部分と、(b)配列番号30のアミノ酸配列(GGGGSSS)を含む第1のポリペプチドリンカーと、(c)本明細書に説明されるSP1500ポリペプチドと、(d)配列番号31のアミノ酸配列(AAA)を含む第2のポリペプチドリンカーと、(e)本明細書に説明されるSP0785ポリペプチドと、を含む。いくつかの実施形態では、かかるCP1融合タンパク質は、検出タグまたは精製タグ、例えば、Hisタグをさらに含み得る。いくつかのかかる実施形態では、CP1融合タンパク質は、ビオチン結合部分とSP0785ポリペプチドとの間にSP1500ポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、CP1融合タンパク質は、ビオチン結合部分とSP1500ポリペプチドとの間にSP0785ポリペプチドを含み得る。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質中に含まれるSP0785ポリペプチドは、配列番号10の配列(S.pneumoniae SP0785のアミノ酸33~399)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質中に含まれるSP1500ポリペプチドは、配列番号12の配列(S.pneumoniae SP1500のアミノ酸27~278)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列またはその抗原性多様体もしくは断片であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26もしくは配列番号61の配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26または配列番号61のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、アミノ酸配列、配列番号26または配列番号61からなる。
【0214】
担体タンパク質
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される多価肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、1以上の担体タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、担体タンパク質は、抗原性ポリペプチド(例えば、本明細書に説明されるSP0785、本明細書に説明されるSP1500、本明細書に説明されるSP0435、本明細書またはWO05/766696、WO05/108580、もしくはWO10/71986に説明されるPlyなどを含む本明細書に説明されるもの)及び/または1以上の抗原性ポリペプチド(例えば、本明細書に説明されるCP1、本明細書に説明されるSPP2などを含む本明細書に説明されるもの)を含む融合タンパク質であるか、またはそれらを含む。追加の例示的な担体タンパク質としては、限定されるものではないが、WO19/167008に説明されるPspA、WO14/92378に説明されるCRM197、WO22/178015に開示されるeCRM197などのCRM197の多様体、ジフテリアトキソイド、WO18/156465に説明されるジフテリアトキソイドの多様体、WO19/152921に説明される破傷風トキソイド、及びUS5858677に説明されるタンパク質D、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。
【0215】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される融合タンパク質は、担体タンパク質を含み得る。
【0216】
抗原性多糖
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体は、1以上のS.pneumoniae多糖を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体は、1つのS.pneumoniae多糖を含む。莢膜多糖は、S.pneumoniaeの血清型を区別するために使用される。S.pneumoniae多糖には少なくとも97種類の特徴的な血清型があり、これらは各々、異なる化学構造を有する。本明細書で使用する血清型の呼称は、デンマークの命名法[Kauffmann et al,1960;Geno et al,2015]に従う呼称である。(注:米国の命名法における血清型20は、デンマークの命名法では血清型20Aと称される。)
【0217】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。
【0218】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型からの、またはそれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。
【0219】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、S.pneumoniae血清型3からの、またはそれに由来する、S.pneumoniae莢膜多糖を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、S.pneumoniae血清型16Fからの、またはそれに由来する、S.pneumoniae莢膜多糖を含まない。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、S.pneumoniae血清型31からの、またはそれに由来する、S.pneumoniae莢膜多糖を含まない。
【0220】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型からの、またはそれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。
【0221】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体は、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型からの、またはそれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。
【0222】
多糖を単離及び精製する方法
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書に説明される1以上の多糖を、細菌の1以上の細胞成分から精製する方法を提供する。いくつかの実施形態では、方法は、細菌の1以上の細胞成分から莢膜多糖を精製することを含む。
【0223】
いくつかの実施形態では、細菌は、グラム陰性である。いくつかの実施形態では、細菌は、グラム陽性である。いくつかの実施形態では、細菌は、S.pneumoniaeである。
【0224】
いくつかの実施形態では、細胞成分は、タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、細胞タンパク質は、核酸を含む。いくつかの実施形態では、細胞成分は、脂質を含む。いくつかの実施形態では、細胞成分は、多糖を含む。いくつかの実施形態では、細胞成分は、溶解物の一部である。
【0225】
いくつかの実施形態では、多糖精製プロセスには、一連のエタノール沈殿、粗製多糖調製物のエタノール、ジエチルエーテル、及び/またはアセトンでの洗浄、ならびに真空下での乾燥により精製産物をもたらすことが組み込まれる。いくつかの実施形態では、フェノール抽出ステップが多糖精製に組み込まれる。いくつかの実施形態では、精製プロセスは、エタノール沈殿ステップ及びフェノール沈殿ステップの使用に加えて、CTAB(セチルトリメチルアンモニウム臭化物)沈殿ステップを用いる。
【0226】
図9は、本開示の免疫原性複合体に含まれるS.pneumoniae莢膜多糖の例示的な構造及び化学的情報を示す。全ての構造は、European Pharmacopoeia 9.0によるものである。
【0227】
多糖をビオチン化する方法
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書に説明される1以上の多糖をビオチン化する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本方法は、精製された多糖を1-シアノ-4-ジメチルアミノピリジニウムテトラフルオロボレート(CDAP)と反応させ、多糖のヒドロキシル基を活性化させ、続いて、ビオチンと多糖の共有結合をもたらす条件下で、アミンPEGビオチンを付加することを含む。いくつかの実施形態では、所望のレベルのビオチン化は、CDAPの多糖に対する比を変えることによって達成される。いくつかの実施形態では、ビオチン化された多糖は、未反応のビオチン、ジメチルアミノピリジン、アセトニトリル、シアン化物、及び未反応のグリシンのようなプロセス残留物を除去する濾過によって精製される。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される多糖ビオチン化のレベルは、MAPS複合体化後に利用可能なビオチンの量が低減するように最適化される。
【0228】
免疫原性複合体の製造
本開示は、本明細書に説明される免疫原性複合体を製造する方法を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性複合体を製造する方法は、少なくとも1つのビオチン化多糖を、少なくとも1つのビオチン結合融合タンパク質と複合体化することを含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号19または配列番号58と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、配列番号26または配列番号61と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0229】
いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質(例えば、抗原性タンパク質)の多糖に対する平均(例えば、平均値)の比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体のタンパク質対多糖平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0230】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、融合タンパク質及び莢膜多糖を含む複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、SPP2タンパク質である。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、CP1タンパク質である。いくつかの実施形態では、莢膜多糖が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するS.pneumoniaeからのものであるか、またはそれに由来する。いくつかの実施形態では、莢膜多糖は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される30、31、32、または33の血清型を含む群を選択した血清型を有するS.pneumoniaeからのものであるか、またはそれに由来する。いくつかの実施形態では、莢膜多糖は、血清型3、16F、及び31のうちの1以上を含まない群を選択した血清型を有するS.pneumoniaeからのものであるか、またはそれに由来する。いくつかの実施形態では、莢膜多糖が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するS.pneumoniaeからのものであるか、またはそれに由来する。いくつかの実施形態では、莢膜多糖が、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するS.pneumoniaeからのものであるか、またはそれに由来する。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における融合タンパク質対莢膜多糖の平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0231】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0232】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0233】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0234】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0235】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0236】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0237】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0238】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0239】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1、1.5:1、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、7:1、7.5:1、8:1、8.5:1、9:1、9.5:1、または10:1(重量/重量[w/w])である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ1:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ2:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ3:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ4:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ5:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ6:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ7:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ8:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ9:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、およそ10:1(w/w)である。いくつかの実施形態では、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比は、多糖の免疫原性の可能性(担体機能)を増強するように、及び/または任意の肺炎球菌(多糖血清型にかかわらない)による肺炎球菌定着に対する防御を誘発するように、もしくは肺炎球菌定着をタンパク質特異的免疫応答によって抑制するように選択される。本開示の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、様々なタンパク質対多糖平均比の免疫原性複合体の混合物を含み得る。
【0240】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0241】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0242】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0243】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0244】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.5:1~約3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0245】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0246】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0247】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0248】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0249】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
【0250】
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、およそ2.5:1、2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、3:1、3.1:1、3.2:1、3.3:1、3.4:1、または3.5:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0251】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0252】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0253】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0254】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(2)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(3)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(4)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(5)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(6)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(7)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(8)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(9)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(10)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体;
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約2.9:1~約3.1:1(w/w)である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0255】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0256】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0257】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0258】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(2)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(3)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(4)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(5)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(6)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(7)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(8)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(9)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(10)SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、SPP2タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(20)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;及び
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0259】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、
(1)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型1のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(2)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型2のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(3)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型3のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(4)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型4のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(5)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型5のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(6)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(7)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(8)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型6Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(9)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(10)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型7Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(11)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型8のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(12)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Nのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(13)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型9Vのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(14)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型10Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(15)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型11Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(16)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型12Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(17)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型14のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(18)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(19)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型15Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型16Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(21)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型17Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(22)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型18Cのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(23)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(24)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型19Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(25)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型20Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(26)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型22Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(27)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Aのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(28)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(29)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型23Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(30)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型24Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(31)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型31のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(32)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型33Fのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;
(33)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型35Bのまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体;及び
(34)CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖とを含む、複数の免疫原性複合体であって、複数の免疫原性複合体における、CP1タンパク質と、S.pneumoniae血清型38のまたはこれに由来する莢膜多糖との平均比が、約3:1である、複数の免疫原性複合体を含む。
【0260】
免疫原性組成物(例えば、ワクチン)
本開示の別の態様は、本明細書に説明される免疫原性複合体を1以上含む組成物を提供する。例えば、免疫原性組成物、例えば、ワクチン組成物は、本明細書に説明される免疫原性複合体を1以上含み得る。いくつかの実施形態では、かかる組成物は、本明細書に説明される1種類または種の免疫原性複合体を複数含み得る。例えば、組成物は、免疫原性複合体の全てが同じ抗原性ポリペプチド及び同じ抗原性多糖を含む、1種類または種の免疫原性複合体の集団を含み得る。さらに、またはあるいは、かかる組成物は、本明細書に説明される2以上の種類または種の免疫原性複合体を複数含んでもよい。例えば、組成物は、異なる種類または種の免疫原性複合体の集団を含み得る。いくつかの実施形態では、組成物は、第1の種類または種の免疫原性複合体の集団と、第2の種類または種の免疫原性複合体の集団とを含んでもよく、ここで、第1の種類または種の免疫原性複合体と第2の種類または種の免疫原性複合体とは、異なる抗原性ポリペプチド及び/または異なる抗原性多糖を有する。いくつかの実施形態では、組成物は、第1の種類または種の免疫原性複合体の集団と、第2の種類または種の免疫原性複合体の集団とを含んでもよく、ここで、第1の種類の免疫原性複合体と第2の種類または種の免疫原性複合体とは、異なる抗原性ポリペプチド及び異なる抗原性多糖(例えば、異なる血清型の多糖)を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、第1の種類または種の免疫原性複合体の集団と、第2の種類または種の免疫原性複合体の集団とを含んでもよく、ここで、第1の種類の免疫原性複合体と第2の種類または種の免疫原性複合体とは、同じ抗原性ポリペプチド及び異なる抗原性多糖(例えば、異なる血清型の多糖)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体は、医薬組成物に製剤されている。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ワクチンであり得る。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、薬学的に許容される担体を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、アジュバントを含む。
【0261】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、次のものから選択される1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、40、50、またはそれ以上)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1 SPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のまたはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型6D莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型6E莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型6F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型6G莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型6H莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型7A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型9A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型9L莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型10B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型10C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型10F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型11B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型11C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型11D莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型11E莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型11F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型12A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型12B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(35)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(36)ビオチン化S.pneumoniae血清型13莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(37)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(38)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(39)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(40)ビオチン化S.pneumoniae血清型15C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(41)ビオチン化S.pneumoniae血清型15F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(42)ビオチン化S.pneumoniae血清型16A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(43)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(44)ビオチン化S.pneumoniae血清型17A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(45)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(46)ビオチン化S.pneumoniae血清型18A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(47)ビオチン化S.pneumoniae血清型18B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(48)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(49)ビオチン化S.pneumoniae血清型18F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(50)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1 SPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(51)ビオチン化S.pneumoniae血清型19B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(52)ビオチン化S.pneumoniae血清型19C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(53)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(54)ビオチン化S.pneumoniae血清型20A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(55)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(56)ビオチン化S.pneumoniae血清型21莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(57)ビオチン化S.pneumoniae血清型22A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(58)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(59)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(60)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(61)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(62)ビオチン化S.pneumoniae血清型24A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(63)ビオチン化S.pneumoniae血清型24B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(64)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(65)ビオチン化S.pneumoniae血清型25A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(66)ビオチン化S.pneumoniae血清型25F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(67)ビオチン化S.pneumoniae血清型27莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(68)ビオチン化S.pneumoniae血清型28A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(69)ビオチン化S.pneumoniae血清型28F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(70)ビオチン化S.pneumoniae血清型29莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(71)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(72)ビオチン化S.pneumoniae血清型32A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(73)ビオチン化S.pneumoniae血清型32F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(74)ビオチン化S.pneumoniae血清型33A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(75)ビオチン化S.pneumoniae血清型33B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(76)ビオチン化S.pneumoniae血清型33C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(77)ビオチン化S.pneumoniae血清型33D莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(78)ビオチン化S.pneumoniae血清型33E莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(79)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(80)ビオチン化S.pneumoniae血清型34莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(81)ビオチン化S.pneumoniae血清型35A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(82)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(83)ビオチン化S.pneumoniae血清型35C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(84)ビオチン化S.pneumoniae血清型35F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(85)ビオチン化S.pneumoniae血清型36莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(86)ビオチン化S.pneumoniae血清型37莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(87)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(88)ビオチン化S.pneumoniae血清型39莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(89)ビオチン化S.pneumoniae血清型40莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(90)ビオチン化S.pneumoniae血清型41A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(91)ビオチン化S.pneumoniae血清型41F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(92)ビオチン化S.pneumoniae血清型42莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(93)ビオチン化S.pneumoniae血清型43莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(94)ビオチン化S.pneumoniae血清型44莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(95)ビオチン化S.pneumoniae血清型45莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(96)ビオチン化S.pneumoniae血清型46莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(97)ビオチン化S.pneumoniae血清型47A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(98)ビオチン化S.pneumoniae血清型47F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1 fまたはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(99)ビオチン化S.pneumoniae血清型48莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0262】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、次のものから選択される1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、または34)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0263】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、次のものから選択される1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、または33)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0264】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、次のものから選択される1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、または33)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0265】
ワクチン組成物
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、多価(polyvalentまたはmultivalent)ワクチンである。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物の価数とは、ワクチン組成物中に存在する免疫原性複合体の種の数を意味する。本明細書に説明されるワクチンの価数は、当該医薬組成物、免疫原性複合体、もしくはワクチン中に存在する抗原の総量に関して限定されるものでも、または当該医薬組成物、免疫原性複合体、免疫原性組成物、もしくはワクチン組成物の投与が免疫防御応答を誘導し得る病原体菌株の数に関して限定されるものでもない。非限定的な一例において、34価ワクチン組成物は、34種類を超える抗原性成分(例えば、ペプチド及び/または多糖成分)を含んでいてもよく、34種類を超える病原体、または病原性血清型もしくは菌株に対する免疫防御応答を誘導してもよい。
【0266】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~60種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~50種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~45種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~40種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~40種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~34種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~33種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1~32、1~31、または1~30種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチンは、多価ワクチンである。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される少なくとも30(例えば、少なくとも31、少なくとも32、少なくとも33、少なくとも34を含む)種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される30~40種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される30~35種の免疫原性複合体を含む。
【0267】
いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される1~60の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される1~50の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される1~45の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される1~40の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される1~34の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される1~33の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される1~32、1~31、または1~30の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される少なくとも30(例えば、少なくとも31、少なくとも32、少なくとも33、少なくとも34を含む)の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される30~40の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物は、本明細書に説明される30~35の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物中の本明細書に説明される1以上の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖は、本明細書に説明される1以上の担体タンパク質、抗原性ポリペプチド、及び/または融合タンパク質と非共有結合的に関連している。いくつかの実施形態では、多価肺炎球菌組成物中の本明細書に説明される1以上の血清型のS.pneumoniae莢膜多糖は、本明細書に説明される1以上の担体タンパク質、抗原性ポリペプチド、及び/または融合タンパク質と共有結合的に関連している。
【0268】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される1種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される2種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される4種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される6種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される7種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される8種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される9種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される10種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される11種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される12種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される13種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される14種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される15種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される16種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される17種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される18種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される19種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される20種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される21種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される22種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される23種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される24種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される25種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される26種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される27種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される28種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される29種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される30種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される31種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される32種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される33種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される34種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される35種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される36種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される37種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される38種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される39種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される40種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される45種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される50種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される55種の免疫原性複合体を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、本明細書に説明される60種の免疫原性複合体を含む。
【0269】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の各免疫原性複合体に由来する多糖の重量がほぼ同じになるような、例えば、約1:1のw/w比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約0.20μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約0.25μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約0.5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約1μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約1.5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約2μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約2.5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約3μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約3.5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約4μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約4.5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約5.5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約6μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約7μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約8μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約9μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約10μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約11μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、約12μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量は、12μg超、例えば、13μg、14μg、15μg、16μg、17μg、18μg、19μg、20μg、21μg、22μg、23μg、24μg、25μg、またはそれ以上である。
【0270】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が異なるような、例えば、約1:1ではないw/w比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:2となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:3となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:4となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:5となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:6となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:7となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:8となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:9となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の第1の免疫原性複合体及び第2の免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が1:10となるような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、ワクチン中のある免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が約0.20μg~約6μgの範囲となるような免疫原性複合体の混合物を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、ワクチン中のある免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が約0.20μg~約12μgの範囲となるような免疫原性複合体の混合物を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が約0.20μg~約20μgの範囲となるような免疫原性複合体の混合物を含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖の重量が約0.20μg~約40μgの範囲となるような免疫原性複合体の混合物を含む。
【0271】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量がほぼ同じになるような、例えば、約1:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約2:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約3:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約4:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約5:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約6:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約7:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約8:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約9:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の(例えば、免疫原性組成物中の)各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約10:1のw/wタンパク質:PS比で存在するような量で含む。
【0272】
いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約0.20μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約0.40μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約1μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約2μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約3μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約4μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約5μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約6μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約7μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約8μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約9μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約10μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約11μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約12μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約14μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約16μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約18μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約20μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約21μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約22μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約23μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約24μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約25μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約30μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約40μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約50μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約60μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約70μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約80μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約90μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約100μgである。いくつかの実施形態では、ワクチン中の各免疫原性組成物が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量は、約110μgである。
【0273】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、2以上の種の免疫原性複合体を(例えば、免疫原性組成物中に)、ワクチン組成物中の各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が異なるような、例えば、約1:1ではないw/wタンパク質:PS比、例えば、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、または10:1であるタンパク質:PS比で存在するような量で含む。いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、ワクチン中の各免疫原性複合体が寄与する多糖及びポリペプチドの総合重量が約0.4μg~約110μgの範囲となるような免疫原性複合体の混合物を含む。
【0274】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものから選択される1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、50、またはそれ以上)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型6D莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型6E莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型6F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型6G莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型6H莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型7A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型9A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型9L莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型10B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型10C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型10F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型11B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型11C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型11D莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型11E莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型11F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型12A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型12B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(35)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(36)ビオチン化S.pneumoniae血清型13莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(37)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(38)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(39)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(40)ビオチン化S.pneumoniae血清型15C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(41)ビオチン化S.pneumoniae血清型15F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(42)ビオチン化S.pneumoniae血清型16A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(43)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(44)ビオチン化S.pneumoniae血清型17A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(45)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(46)ビオチン化S.pneumoniae血清型18A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(47)ビオチン化S.pneumoniae血清型18B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(48)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(49)ビオチン化S.pneumoniae血清型18F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(50)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(51)ビオチン化S.pneumoniae血清型19B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(52)ビオチン化S.pneumoniae血清型19C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(53)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(54)ビオチン化S.pneumoniae血清型20A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(55)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(56)ビオチン化S.pneumoniae血清型21莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(57)ビオチン化S.pneumoniae血清型22A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(58)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(59)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(60)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(61)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(62)ビオチン化S.pneumoniae血清型24A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(63)ビオチン化S.pneumoniae血清型24B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(64)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(65)ビオチン化S.pneumoniae血清型25A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(66)ビオチン化S.pneumoniae血清型25F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(67)ビオチン化S.pneumoniae血清型27莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(68)ビオチン化S.pneumoniae血清型28A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(69)ビオチン化S.pneumoniae血清型28F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(70)ビオチン化S.pneumoniae血清型29莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(71)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(72)ビオチン化S.pneumoniae血清型32A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(73)ビオチン化S.pneumoniae血清型32F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(74)ビオチン化S.pneumoniae血清型33A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(75)ビオチン化S.pneumoniae血清型33B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(76)ビオチン化S.pneumoniae血清型33C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(77)ビオチン化S.pneumoniae血清型33D莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(78)ビオチン化S.pneumoniae血清型33E莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(79)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(80)ビオチン化S.pneumoniae血清型34莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(81)ビオチン化S.pneumoniae血清型35A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(82)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(83)ビオチン化S.pneumoniae血清型35C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(84)ビオチン化S.pneumoniae血清型35F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(85)ビオチン化S.pneumoniae血清型36莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(86)ビオチン化S.pneumoniae血清型37莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(87)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(88)ビオチン化S.pneumoniae血清型39莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(89)ビオチン化S.pneumoniae血清型40莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(90)ビオチン化S.pneumoniae血清型41A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(91)ビオチン化S.pneumoniae血清型41F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(92)ビオチン化S.pneumoniae血清型42莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(93)ビオチン化S.pneumoniae血清型43莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(94)ビオチン化S.pneumoniae血清型44莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(95)ビオチン化S.pneumoniae血清型45莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(96)ビオチン化S.pneumoniae血清型46莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(97)ビオチン化S.pneumoniae血清型47A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(98)ビオチン化S.pneumoniae血清型47F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(99)ビオチン化S.pneumoniae血清型48莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1またはSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0275】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものから選択される2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、33、または34)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0276】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものから選択される2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、33、または34)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0277】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものから選択される2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、または33)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0278】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものから選択される2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、または33)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0279】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものから選択される2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、33、または34)の種の免疫原性複合体を含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体;及び
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、免疫原性複合体。
【0280】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものを含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第1の免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第2の免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第3の免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第4の免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第5の免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第6の免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第7の免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第8の免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第9の免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第10の免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第11の免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第12の免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第13の免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第14の免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第15の免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第16の免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第17の免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第18の免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第19の免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第20の免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第21の免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第22の免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第23の免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第24の免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第25の免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第26の免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第27の免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第28の免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第29の免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第30の免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第31の免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第32の免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第33の免疫原性複合体;及び
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第34の免疫原性複合体。
【0281】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものを含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第1の免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第2の免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第3の免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第4の免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第5の免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第6の免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第7の免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第8の免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第9の免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第10の免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第11の免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第12の免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第13の免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第14の免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第15の免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第16の免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第17の免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第18の免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第19の免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第20の免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第21の免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第22の免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第23の免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第24の免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第25の免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第26の免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第27の免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第28の免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第29の免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第30の免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第31の免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第32の免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第33の免疫原性複合体;及び
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第34の免疫原性複合体。
【0282】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものを含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第1の免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第2の免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第3の免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第4の免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第5の免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第6の免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第7の免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第8の免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第9の免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第10の免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第11の免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第12の免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第13の免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第14の免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第15の免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第16の免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第17の免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第18の免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第19の免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第20の免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第21の免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第22の免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第23の免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第24の免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第25の免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第26の免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第27の免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第28の免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第29の免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第30の免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第31の免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第32の免疫原性複合体;及び
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第33の免疫原性複合体。
【0283】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものを含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第1の免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第2の免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第3の免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第4の免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第5の免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第6の免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第7の免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第8の免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第9の免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第10の免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第11の免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第12の免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第13の免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第14の免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第15の免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第16の免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第17の免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第18の免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第19の免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第20の免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第21の免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第22の免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第23の免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第24の免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第25の免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第26の免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第27の免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第28の免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第29の免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第30の免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第31の免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第32の免疫原性複合体;及び
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第33の免疫原性複合体。
【0284】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、次のものを含む:
(1)ビオチン化S.pneumoniae血清型1莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第1の免疫原性複合体;
(2)ビオチン化S.pneumoniae血清型2莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第2の免疫原性複合体;
(3)ビオチン化S.pneumoniae血清型3莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第3の免疫原性複合体;
(4)ビオチン化S.pneumoniae血清型4莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第4の免疫原性複合体;
(5)ビオチン化S.pneumoniae血清型5莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第5の免疫原性複合体;
(6)ビオチン化S.pneumoniae血清型6A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第6の免疫原性複合体;
(7)ビオチン化S.pneumoniae血清型6B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第7の免疫原性複合体;
(8)ビオチン化S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第8の免疫原性複合体;
(9)ビオチン化S.pneumoniae血清型7C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第9の免疫原性複合体;
(10)ビオチン化S.pneumoniae血清型7F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第10の免疫原性複合体;
(11)ビオチン化S.pneumoniae血清型8莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第11の免疫原性複合体;
(12)ビオチン化S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第12の免疫原性複合体;
(13)ビオチン化S.pneumoniae血清型9V莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第13の免疫原性複合体;
(14)ビオチン化S.pneumoniae血清型10A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第14の免疫原性複合体;
(15)ビオチン化S.pneumoniae血清型11A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第15の免疫原性複合体;
(16)ビオチン化S.pneumoniae血清型12F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第16の免疫原性複合体;
(17)ビオチン化S.pneumoniae血清型14莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第17の免疫原性複合体;
(18)ビオチン化S.pneumoniae血清型15A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第18の免疫原性複合体;
(19)ビオチン化S.pneumoniae血清型15B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第19の免疫原性複合体;
(20)ビオチン化S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第20の免疫原性複合体;
(21)ビオチン化S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第21の免疫原性複合体;
(22)ビオチン化S.pneumoniae血清型18C莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第22の免疫原性複合体;
(23)ビオチン化S.pneumoniae血清型19A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第23の免疫原性複合体;
(24)ビオチン化S.pneumoniae血清型19F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第24の免疫原性複合体;
(25)ビオチン化S.pneumoniae血清型20B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第35の免疫原性複合体;
(26)ビオチン化S.pneumoniae血清型22F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第36の免疫原性複合体;
(27)ビオチン化S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第27の免疫原性複合体;
(28)ビオチン化S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第28の免疫原性複合体;
(29)ビオチン化S.pneumoniae血清型23F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第29の免疫原性複合体;
(30)ビオチン化S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第30の免疫原性複合体;
(31)ビオチン化S.pneumoniae血清型31莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第31の免疫原性複合体;
(32)ビオチン化S.pneumoniae血清型33F莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のCP1融合タンパク質とを含む、第32の免疫原性複合体;
(33)ビオチン化S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第33の免疫原性複合体;及び
(34)ビオチン化S.pneumoniae血清型38莢膜多糖と、このビオチン化多糖と非共有結合的に複合体化された1以上のSPP2融合タンパク質とを含む、第34の免疫原性複合体。
【0285】
コンジュゲート免疫原性複合体、それを含む免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物)
本明細書に説明されるように、コンジュゲート免疫原性複合体は、本明細書に説明される1以上の抗原性多糖にコンジュゲート(例えば、共有結合的にコンジュゲート)された、本明細書に説明される1以上のポリペプチド(例えば、抗原性ポリペプチド、融合タンパク質、または担体タンパク質)を含む。いくつかの実施形態では、1以上のコンジュゲート多糖は、S.pneumoniaeの莢膜多糖(例えば、本明細書に説明されるもの)を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体の1以上のポリペプチドは、担体タンパク質(例えば、本明細書に説明されるもの)を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体の1以上のポリペプチドは、S.pneumoniaeの抗原性ポリペプチド(例えば、本明細書に説明されるもの)を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体の1以上のポリペプチドは、融合タンパク質(例えば、本明細書に説明されるもの)を含む。いくつかのかかる実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体の融合タンパク質は、SPP2融合タンパク質であるか、またはそれを含む。いくつかのかかる実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体の融合タンパク質は、CP1融合タンパク質であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体の抗原性ポリペプチドまたは融合タンパク質は、担体タンパク質であるか、またはそれを含む。
【0286】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される30、31、32、または33の血清型を含む群から選択された1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、血清型3、16F、及び31のうちの1以上を含まない群から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖を含む。
【0287】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)本明細書に説明される1以上の担体タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、33、34、またはそれ以上)のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0288】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)本明細書に説明される1以上の担体タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、33、または34)のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0289】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)本明細書に説明される1以上の担体タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、または33)のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0290】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)本明細書に説明される1以上の担体タンパク質と、
(b)1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、または33)のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0291】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、33、34、またはそれ以上)のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0292】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、33、または34)のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0293】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、または33)のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0294】
いくつかの実施形態では、コンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上(例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、31、32、または33)のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0295】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖とを含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖とを含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0296】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0297】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0298】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0299】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)2、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0300】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のCP1タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0301】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖とを含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖とを含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0302】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0303】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0304】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0305】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のSPP2タンパク質と、
(b)1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fから選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第1のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のSPP2タンパク質は、1以上の第1の多糖に共有結合しているか、または
(c)1以上のCP1タンパク質と、
(d)2、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上の第2のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の第2の多糖に共有結合している。
【0306】
いくつかの実施形態では、ワクチン組成物は、1以上のコンジュゲート免疫原性複合体を含み、このコンジュゲート免疫原性複合体は、
(a)1以上のCP1タンパク質と、
(b)1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のS.pneumoniae血清型のまたはこれに由来する、1以上のS.pneumoniae莢膜多糖と、を含み、1以上のCP1タンパク質は、1以上の多糖に共有結合している。
【0307】
免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物)の使用
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される、1以上の抗原性多糖を含む免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、オプソニン化能または1以上の抗原性多糖に対する免疫応答のうちの1以上が、ELISA及びまたは機能的抗体アッセイによって測定した場合、既定のレベルと比べて増大することを特徴とする。いくつかの実施形態では、オプソニン化能、1以上の抗原性多糖に対する免疫応答のうちの1以上は、ELISA及びまたは機能的抗体アッセイによって測定した場合、既定のレベルと比べて少なくとも1倍、2倍、3倍、4倍、または5倍増大する。いくつかの実施形態では、既定のレベルは、免疫前レベルである。いくつかの実施形態では、既定のレベルは、免疫前レベルである。いくつかの実施形態では、1以上のポリペプチド抗原は、1以上の抗原性多糖の担体タンパク質である。
【0308】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、抗原性多糖のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、ポリペプチド抗原のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、防御免疫応答を誘導する。
【0309】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeに対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上の血清型のS.pneumoniaeに対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上の血清型のS.pneumoniaeに対する防御免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、かかる防御応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる防御応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。いくつかの実施形態では、かかる防御応答は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。
【0310】
いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、自然免疫応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T1、T2、もしくはT17応答を含むCD4+T細胞応答、またはCD8+T細胞応答、またはCD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答、及びT細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答、T細胞応答、及び自然免疫応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、防御免疫応答である。
【0311】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、抗原性多糖のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する抗体産生を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、ポリペプチド抗原のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する抗体産生を誘導する。
【0312】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、抗原性多糖のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、ポリペプチド抗原のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、防御免疫応答を誘導する。
【0313】
本明細書に説明されるS.pneumoniae免疫原性組成物及びワクチンは、S.pneumoniaeの予防的処置及び/または治療的処置に使用され得る。したがって、本願は、本明細書に説明される免疫原性組成物またはワクチン製剤のいずれかを免疫学的有効量で投与することを含む、S.pneumoniae感染を患っているまたはS.pneumoniae感染に感受性がある対象を免疫化する方法を提供する。ワクチン接種を受ける対象は、男性であっても女性であってもよく、乳児、小児、青年、または成人であってもよい。いくつかの実施形態では、治療される対象はヒトである。他の実施形態では、対象は、ヒト以外の動物である。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上の血清型のS.pneumoniaeに対する防御免疫応答を誘導する。
【0314】
予防的な実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)を対象に投与して、例えば、疾患において第1かつ必要なステップである定着を防ぐことにより、S.pneumoniaeの確立を防ぐことに役立ち得る免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、かかる免疫応答は、2以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するものであり得、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、(i)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含み、(ii)かかる血清型(複数可)のうちの少なくとも1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上)に存在する多糖(複数可)を含まない。したがって、いくつかの態様では、本方法は、定着が起こっていないまたは感染していない対象におけるS.pneumoniaeの感染を抑制する。別の態様では、本方法は、既に定着が起こっている対象における定着の期間を低減させ得る。
【0315】
治療的な実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、S.pneumoniae感染症に罹患している対象に、対象を治療するのに十分な量で投与され得る。この場合、対象を治療するとは、感染した対象におけるS.pneumoniaeの症状及び/または細菌負荷及び/または続発症を低減させることを意味する。いくつかの実施形態では、対象を治療するとは、症状もしくは続発症の期間を低減させること、または症状もしくは続発症の強度を低減させることを意味する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、ワクチン接種された対象からのS.pneumoniaeの伝染性を低減する。特定の実施形態では、上述の低減は、少なくとも25%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、または90%である。
【0316】
治療的な実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、感染後の対象に投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、感染の直後、例えば、症状もしくは続発症の発現前に投与され得るか、または症状もしくは続発症の発現中もしくは発現後に投与され得る。
【0317】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、対象の免疫原性組成物への曝露の結果として、防御免疫をもたらし、ワクチン接種済みの対象は、症状もしくは続発症の発症の遅延、または症状もしくは続発症の重症度の低減を呈し得る。特定の実施形態では、症状または続発症の重症度の低減は、少なくとも25%、40%、50%、60%、70%、80%、または90%である。特定の実施形態では、ワクチン接種済みの対象は、S.pneumoniaeと接触した際に症状もしくは続発症を示さない場合があるか、S.pneumoniaeが定着しないか、またはその両方である。防御免疫は典型的に、次のメカニズム:粘膜免疫、液性免疫、または細胞性免疫のうちの1以上によって達成される。粘膜免疫は、主として、気道、胃腸管、及び尿生殖路の粘膜表面上の分泌型IgA(sIGA)抗体の結果である。sIGA抗体は、抗原プロセシング細胞のBリンパ球及びTリンパ球によって媒介される一連の事象の後に生成される。この事象の結果、身体の粘膜に覆われた組織上でBリンパ球によってsIGAが産生される。液性免疫は、典型的には、血清中のIgG抗体及びIgM抗体の結果である。細胞性免疫は、細胞傷害性Tリンパ球を介して、またはマクロファージ及びTリンパ球が関与する遅延型過敏症、ならびに抗体を必要としないT細胞が関与する他のメカニズムを介して達成され得る。特に、細胞性免疫は、T1細胞またはT17細胞によって媒介され得る。
【0318】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeに対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、またはそれ以上)の血清型のS.pneumoniaeに対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)に含まれる全ての血清型のS.pneumoniaeに対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、またはそれ以上)の血清型のS.pneumoniaeに対する防御免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体または免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)に含まれる全ての血清型のS.pneumoniaeに対する防御免疫応答を誘導する。
【0319】
いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、自然免疫応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T1、T2、もしくはT17応答を含むCD4+T細胞応答、またはCD8+T細胞応答、またはCD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答、及びT細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答、T細胞応答、及び自然免疫応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、防御免疫応答である。
【0320】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、抗原性多糖のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する抗体またはB細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、ポリペプチド抗原のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する抗体またはB細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、免疫応答は、防御免疫応答である。
【0321】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、抗原性多糖のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対するT細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、ポリペプチド抗原のみを含む組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対するT細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、免疫応答は、防御免疫応答である。
【0322】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する菌血症を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する敗血症を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する臓器損傷を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する髄膜炎を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する肺炎を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する中耳炎を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する副鼻腔炎を治療または予防する。
【0323】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する菌血症を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する敗血症を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する臓器損傷を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する髄膜炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する肺炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する中耳炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する副鼻腔炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。
【0324】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する菌血症の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する敗血症の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する臓器損傷の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する髄膜炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する肺炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する中耳炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、S.pneumoniaeの感染に起因する副鼻腔炎の重症度を低減させる。
【0325】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象から別の対象へのS.pneumoniaeの伝播を抑制する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象におけるS.pneumoniaeの定着を抑制する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象の粘膜表面へのS.pneumoniaeの定着を抑制する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象の鼻咽頭へのS.pneumoniaeの定着を抑制する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象におけるS.pneumoniaeの無症状感染を抑制または低減する。
【0326】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、対照組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、対照組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する防御免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0327】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0328】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0329】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0330】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0331】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0332】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0333】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である免疫原性(例えば、少なくとも同程度に効果的な免疫原性)を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0334】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型の抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0335】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0336】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0337】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0338】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0339】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0340】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0341】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0342】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0343】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0344】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0345】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0346】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0347】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0348】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して非劣性である機能的抗体力価(例えば、少なくとも同程度に効果的な機能的抗体力価)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイによって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0349】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0350】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0351】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイによって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0352】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、及び23Fに対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、及び23Fの各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイによって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0353】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fに対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイによって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0354】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する免疫原性を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、1以上のS.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fに対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイによって測定される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0355】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々に対する、PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、かつ1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PCV13の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0356】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38vのうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、かつ1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PCV20の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0357】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々に対する、PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、かつ1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PPSV23の投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0358】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する、PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価を誘発し、かつ(ii)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する免疫原性を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、1以上のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかるS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する、かつ1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する、(i)PCV13とPPSV23の併用投与によって誘発されるものに対して優位性がある機能的抗体力価、及び(ii)免疫原性(例えば、自然免疫応答、抗体もしくはB細胞応答、及び/またはT細胞応答)を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、免疫原性は、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する抗莢膜多糖抗体の量を測定することによって決定される。いくつかの実施形態では、機能的抗体力価は、オプソニン食作用アッセイ(例えば、本明細書に説明されるようなもの)によって測定される。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、測定される抗莢膜多糖抗体の総量は、既定のしきい値を満たす量である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、約0.20μg/mL~約0.35μg/mLの血清中濃度または血漿中濃度である。いくつかの実施形態では、既定のしきい値は、少なくとも約0.35μg/mLである。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0359】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上に対する免疫防御応答を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々に対する免疫防御応答を誘発する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型に対する免疫防御応答を誘発し、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。
【0360】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fの各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fのうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0361】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0362】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV13の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0363】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fの各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fのうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0364】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、9N、15A、16F、17F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0365】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV20の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0366】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0367】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型6A、6C、7C、15A、16F、20B、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0368】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PPSV23の投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。
【0369】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fの各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20A、22F、23F、及び33Fのうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0370】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型2、6C、7C、8、9N、10A、11A、12F、15A、15B、16F、17F、20B、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0371】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、(i)S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの少なくとも1以上、ならびに(ii)1以上の追加のS.pneumoniae血清型のS.pneumoniaeの定着を、PCV13とPPSV23の併用投与よりも大きな程度まで低減させ、ここで、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、かかる追加のS.pneumoniae血清型のうちの少なくとも1以上に存在する多糖(複数可)を含まない(非ワクチン型、NVT)。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の前に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23の後に投与される。いくつかの実施形態では、PCV13は、PPSV23とほぼ同時に投与される。
【0372】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対照組成物よりも高いレベルで、S.pneumoniaeの確立を防ぐことに役立ち得る免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、定着を防ぐ。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、定着が起こっていないまたは感染していない対象におけるS.pneumoniaeの感染を抑制する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、既に定着が起こっている対象におけるS.pneumoniaeの定着の期間を低減させる。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0373】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対照組成物よりも高いレベルで、S.pneumoniaeに対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対照組成物よりも高いレベルで、1以上の血清型のS.pneumoniaeに対する免疫応答を誘導する。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、自然免疫応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、T1、T2、もしくはT17応答を含むCD4+T細胞応答、またはCD8+T細胞応答、またはCD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答、及びT細胞応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、抗体またはB細胞応答、T細胞応答、及び自然免疫応答である。いくつかの実施形態では、免疫応答は、防御免疫応答である。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0374】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、対照組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する抗体またはB細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0375】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、対照組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対する抗体またはB細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0376】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、対照組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対するT細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対象に投与すると、対象において、対照組成物よりも高いレベルで、1以上の病原体に対するT細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0377】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する菌血症を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する敗血症を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する臓器損傷を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する髄膜炎を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する肺炎を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する中耳炎を治療または予防する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する副鼻腔炎を治療または予防する。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0378】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する菌血症を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する敗血症を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する臓器損傷を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する髄膜炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する肺炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する中耳炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する副鼻腔炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0379】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する菌血症の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する敗血症の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する臓器損傷の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する髄膜炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する肺炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する中耳炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの感染に起因する副鼻腔炎の重症度を低減させる。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0380】
いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象から別の対象へのS.pneumoniaeの伝播を抑制する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象におけるS.pneumoniaeの定着を抑制する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象の鼻咽頭へのS.pneumoniaeの定着を抑制する。いくつかの実施形態では、対象に投与すると、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、対照組成物よりも高いレベルで、対象のS.pneumoniaeの無症状感染を抑制または低減する。いくつかの実施形態では、高いレベルは、対照組成物の約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%である。いくつかの実施形態では、対照組成物は、PCV13、PCV20、またはPPSV23であり得る。
【0381】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患の予防のための能動免疫化のために、約6週齢~約5歳(例えば、6回目の誕生日の前)の対象に投与される。
【0382】
いくつかの実施形態では、MAPS30+ワクチン(例えば、MAPS33またはMAPS34ワクチン)が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患の予防のための能動免疫化のために、約6週齢~約5歳(例えば、6回目の誕生日の前)の対象に投与される。
【0383】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患の予防のための能動免疫化のために、約6歳~約17歳(例えば、18回目の誕生日の前)の対象に投与される。
【0384】
いくつかの実施形態では、MAPS30+ワクチン(例えば、MAPS33またはMAPS34ワクチン)が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患の予防のための能動免疫化のために、約6歳~約17歳(例えば、18回目の誕生日の前)の対象に投与される。
【0385】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患の予防のための能動免疫化のために、18歳以上の対象に投与される。
【0386】
いくつかの実施形態では、MAPS30+ワクチン(例えば、MAPS33またはMAPS34ワクチン)が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患の予防のための能動免疫化のために、18歳以上の対象に投与される。
【0387】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる肺炎の予防のための能動免疫化のために、18歳以上の対象に投与される。
【0388】
いくつかの実施形態では、MAPS30+ワクチン(例えば、MAPS33またはMAPS34ワクチン)が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる肺炎の予防のための能動免疫化のために、18歳以上の対象に投与される。
【0389】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患及び肺炎の予防のための能動免疫化のために、18歳以上の対象に投与される。
【0390】
いくつかの実施形態では、MAPS30+ワクチン(例えば、MAPS33またはMAPS34ワクチン)が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38によって引き起こされる侵襲性疾患及び肺炎の予防のための能動免疫化のために、18歳以上の対象に投与される。
【0391】
抗体組成物
本開示の一態様は、本発明の免疫原性複合体で免疫化された哺乳動物において産生された抗体を含む抗体組成物を提供する。いくつかの実施形態では、抗体は、mAb及び抗イディオタイプ抗体からなる群から選択される少なくとも1つの抗体を含む。いくつかの実施形態では、抗体組成物は、単離されたガンマグロブリン画分を含む。いくつかの実施形態では、抗体組成物は、ポリクローナル抗体を含む。いくつかの実施形態では、抗体組成物は、対象に投与される。いくつかの実施形態では、対象に投与される抗体組成物は、受動免疫化をもたらす。
【0392】
免疫原性組成物(例えば、ワクチン)製剤
特定の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の成分の最適な量は、対象における適切な免疫応答の観察を伴う標準的な試験によって確定することができる。初回ワクチン接種後、対象は、十分な時間をおいた1回または数回のブースター免疫化を受けてもよい。
【0393】
本明細書に説明される免疫原性複合体及び/またはその調製物は、投与の簡便性及び投与量の均一性のために、単位剤形として製剤してもよい。任意の特定の対象または生物に対する具体的な治療有効用量レベルは、感染の重症度またはリスク度;用いられる具体的な免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物)の活性;用いられる具体的な免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物)の他の特徴;対象の年齢、体重、全体的健康、性別、対象の食生活、対象の薬物動態的状態、用いられる具体的な免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物)の投与時間(例えば、対象の他の活動、例えば食事、睡眠、他のワクチン投薬を含む他の医薬の摂取などに関して)、投与経路、排出速度;用いられる免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物)と併用されるまたは同時に使用されるワクチン;及び医療技術分野において周知の同様の要因を含む、種々の要因に依存し得る。
【0394】
本開示に従って使用される免疫原性複合体は、既知の技術によって組成物(例えば、医薬組成物)に製剤され得る。ワクチンの調製は、Vaccine Design(Powell and Newman,1995)に一般的に記載されている。例えば、免疫学的量のワクチン生成物は、1以上の有機または無機の、液体または固体の、薬学的に好適な担体物質と一緒に製剤され得る。肺炎球菌多糖及びコンジュゲートワクチンの調製は、例えば、2006年3月31日に出願されたUSSN11/395,593に記載されており、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0395】
一般に、薬学的に許容される担体(複数可)は、薬学的投与に適合する溶媒、分散媒などを含む。例えば、薬学的に許容される担体として機能し得る物質としては、ラクトース、グルコース、デキストロース、及びスクロースなどの糖類;トウモロコシデンプン及びジャガイモデンプンなどのデンプン;セルロース、ならびにカルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース及び酢酸セルロースなどのその誘導体;トラガント末;麦芽;ゼラチン;タルク;カカオバター及び坐剤ワックスなどの賦形剤;ピーナッツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、及びダイズ油などの油類;グリセロール、プロピレングリコール、及び液体ポリエチレングリコールなどのポリオール;オレイン酸エチル及びラウリン酸エチルなどのエステル;寒天;水酸化マグネシウムなどの緩衝剤;アルギン酸;パイロジェンフリー水;等張食塩水;リンゲル液;エチルアルコール、及びリン酸緩衝液、ならびにラウリル硫酸ナトリウム及びステアリン酸マグネシウムなどの他の非毒性の適合性滑沢剤、ならびに防腐剤が挙げられるが、これらに限定されず、また、製剤者の判断により、抗酸化剤が組成物中に存在してもよい(Martin,1975)。
【0396】
免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、例えば、従来の混合、造粒、溶解、凍結乾燥、または類似のプロセスを含む任意の利用可能な手段によって、本明細書に開示される免疫原性複合体のうちの1以上を、担体及び/または他の任意選択の成分と合わせることにより、製剤され得る。
【0397】
提供される方法において有用なワクチン組成物は、使用間近になるまで凍結乾燥されてもよく、使用間近の時点で希釈剤によって即時再構成される。いくつかの実施形態では、免疫原性(例えば、ワクチン)成分または組成物は、1以上の他の成分(例えば、アジュバント)の存在下で凍結乾燥され、食塩水によって即時再構成される。あるいは、個々の成分または成分のセットが、別々に凍結乾燥及び/または保管され(例えば、ワクチン接種キットにおいて)、これらの成分が再構成され、使用前に混合されてもよいし、または対象に別々に投与されてもよい。
【0398】
凍結乾燥は、より安定な組成物を産生することができる(例えば、多糖抗原の分解を防止するまたは低減させることによって)。免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物)または免疫原性成分(例えば、ワクチン成分)の凍結乾燥は、当該技術分野で周知である。典型的には、液体免疫原性組成物(例えば、ワクチン)またはその成分(複数可)が、多くの場合、固化防止剤(例えば、スクロースまたはラクトースなどの糖類など)の存在下でフリーズドライされる。いくつかの実施形態では、固化防止剤は、例えば10~200mg/mlの初期濃度で存在する。凍結乾燥は、典型的には、一連のステップにわたり、例えば、-69℃から開始し、3時間にわたって-24℃まで徐々に調整し、次いで、この温度を18時間保ち、次いで、1時間にわたって-16℃まで徐々に調整し、次いで、この温度を6時間保ち、次いで、3時間にわたって+34℃まで徐々に調整し、最後にこの温度を9時間にわたって保つサイクルで行われる。
【0399】
いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、液体である。いくつかの実施形態では、この液体は、再構成された凍結乾燥物(lyophylate)である。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、約5、約6、約7、または約8のpHを有する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、約5~約7.5のpHを有する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、5~7.5のpHを有する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、約5.3~約6.3のpHを有する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、5.3~6.3のpHを有する。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、約5.0、約5.1、約5.2、約5.3、約5.4、約5.5、約5.6、約5.7、約5.8、約5.9、約6.0、約6.1、約6.2、約6.3、約6.4、約6.5、約6.6、約6.7、約6.8、約6.9、約7.0、約7.1、約7.2、約7.3、約7.4、または約7.5のpHを有する。
【0400】
本開示の発明に従って使用するための免疫原性組成物(例えば、ワクチン)またはその成分は、リポソーム、コクリエート、ポリラクチド、ポリグリコリド、及びポリラクチドコグリコリドなどの生分解性高分子、または免疫刺激複合体(ISCOM)中に組み込むことができる。
【0401】
特定の状況では、例えば、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の1以上の成分の吸収を緩徐化することにより、本開示に従って使用される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の効果を延長させることが望ましい場合がある。かかる吸収の遅延は、例えば、水溶性の低い結晶質または非晶質の物質の液体懸濁液の使用によって達成することができる。生成物の吸収速度は、したがってその溶解速度に依存し、溶解速度は、サイズ及び形態に依存し得る。あるいは、またはさらに、吸収遅延は、油ビヒクル中に1以上の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の成分を溶解または懸濁させることによって達成することができる。注射用デポー形態を用いて吸収を遅延させることもできる。かかるデポー形態は、1以上の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の成分のマイクロカプセルマトリックスの生分解性高分子ネットワークを形成することによって調製することができる。高分子対免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の成分(複数可)の比、及び用いられる特定の高分子(複数可)の性質に応じて、放出速度が制御され得る。
【0402】
本開示に従って用いることのできる生分解性高分子の例としては、例えば、ポリ(オルトエステル)及びポリ(酸無水物)が挙げられる。特定の例示的な高分子の1つは、ポリラクチド-ポリグリコリドである。
【0403】
注射用デポー製剤は、体組織に適合するリポソームまたはマイクロエマルション中に生成物を封入することによって調製することもできる。
【0404】
高分子送達システムは、例えば、経口製剤を含む非デポー製剤において用いることもできる。例えば、エチレン酢酸ビニル、ポリ酸無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、及びポリ乳酸などといった生分解性、生体適合性高分子を、経口製剤中に使用することができる。有用な製剤(例えば、経口)の調製を容易にするために、多糖抗原またはコンジュゲートをかかる高分子と製剤して、例えば、粒子、微粒子、押出物、固体分散体、混合剤、または他の組み合わせを調製してもよい。
【0405】
本開示に従って使用される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、免疫原性組成物を含み、1以上の追加の活性作用物質(すなわち、不活性成分ではなく、生物学的効果を及ぼす作用物質)をさらに含んでもよい。例えば、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)調製物が1以上のアジュバントを含むことは一般的である。かかる追加の作用物質を、1以上の他の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の成分と一緒に製剤してもよい、または別々に維持し、投与時もしくは投与時当たりで合わせてもよいことは理解されよう。いくつかの実施形態では、かかる追加の成分を、達成しようとする関連する効果に適切な時間枠において、他の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の成分の一部または全部とは別々に投与してもよい。
【0406】
アジュバント
本明細書に説明されるワクチン製剤及び免疫原性組成物は、アジュバントを含み得る。アジュバントは、一般に、抗原への免疫応答を増強させる作用物質である。アジュバントは、その主要な作用メカニズムに基づいて、ワクチン送達システム及び免疫刺激性アジュバントという2つのクラスに大きく分けることができる(例えば、Singh et al,2003参照)。ほとんどのワクチン製剤において、アジュバントは、免疫系が抗原への応答を生成するように免疫系にシグナルを出し、抗原は、病原体に対する応答の特異性を促進するために必要とされる。ワクチン送達システムは、多くの場合、粒子状製剤、例えば、エマルション、微粒子、免疫刺激複合体(ISCOM)、ナノ粒子であり、これらは、例えば粒子及び/またはマトリックス、及びリポソームであり得る。対照的に、免疫刺激性アジュバントは、病原体のものである、または病原体に由来する場合があり、自然免疫系の細胞を活性化する病原体関連分子パターン(PAMP)、例えば、リポ多糖(LPS)、モノホスホリルリピドA(MPL)、またはCpG含有DNAを表し得る。
【0407】
あるいは、アジュバントは、有機及び無機に分類することもできる。無機アジュバントには、ヒトワクチンに一般的に使用されているリン酸アルミニウム、非晶質ヒドロキシリン酸硫酸アルミニウム、及び水酸化アルミニウムなどのミョウバン塩が含まれる。有機アジュバントは、高分子を含む有機分子を含む。有機アジュバントの非限定的な例としては、コレラ毒素/トキソイド、他の腸毒素/トキソイド、またはグラム陰性菌の不安定毒素/トキソイド、インターロイキン(例えば、IL-1、IL-2、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-12、IL-15、IL-18など)、インターフェロン(例えば、ガンマインターフェロン)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)、マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)、及び腫瘍壊死因子(TNF)が挙げられる。
【0408】
アジュバントは、それらが誘導する応答によって分類することもできる。いくつかの実施形態では、アジュバントは、T1細胞またはT2細胞の生成、増殖、または活性化を誘導する。他の実施形態では、アジュバントは、B細胞の生成、増殖、または活性化を誘導する。さらに他の実施形態では、アジュバントは、抗原提示細胞の活性化を誘導する。これらの分類は相互排他的なものではない。場合により、アジュバントは、1種類超の細胞を活性化する。
【0409】
特定の実施形態では、アジュバントは、T17細胞の生成、増殖、または活性化を誘導する。アジュバントは、CD4+またはCD8+T細胞によるIL-17の分泌を促進し得る。いくつかの実施形態では、T17細胞の生成、増殖、または活性化を誘導するアジュバントは、次のアッセイにおいて、少なくとも2倍、場合によっては10倍の、実験サンプルと対照との比を産生するものである。このアッセイにおいて、実験者は、(1)T17の生成、増殖、または活性化を誘導することが既知のアジュバント及びポリペプチドで免疫化された動物由来の細胞と、(2)アジュバント及び無関係の(対照)ポリペプチドで処置された動物由来の細胞との、2つの細胞集団によって分泌されるIL-17レベルを比較する。T17細胞の生成、増殖、または活性化を誘導するアジュバントは、集団(1)の細胞に、集団(2)の細胞よりも2倍超、または10倍超多くのIL-17を産生させ得る。IL-17は、例えば、ELISAまたはELISPOTによって測定することができる。特定の毒素、例えばコレラ毒素及び不安定毒素(腸内毒素原性E.coliまたはETECによって産生される)は、T17応答を活性化させる。したがって、いくつかの実施形態では、アジュバントは、毒素またはトキソイドである。不安定毒素の1つの形態は、Intercellによって産生される。アジュバントとして活性であるが毒性が著しく低い不安定毒素の変異誘導体(トキソイド)を使用することもできる。不安定毒素の例示的な無毒化変異誘導体には、ADPリボシルトランスフェラーゼ活性を欠く変異体が含まれる。不安定毒素の特定の無毒化変異誘導体には、LTK7(Douce et al,1995)及びLTK63(Williams et al,2004)、LT-G192(Douce et al,1999)、ならびにLTR72(Giuliani et al,1998)が含まれる。
【0410】
いくつかの実施形態では、アジュバントは、VLP(ウイルス様粒子)を含む。かかるアジュバントプラットフォームの1つであるアルファウイルスレプリコンは、アルファウイルスを使用してT17細胞の活性化を誘導するものであり、Alphavaxによって産生されている。アルファウイルスレプリコンシステムの特定の実施形態では、アルファウイルスを、目的の抗原、目的のサイトカイン(例えば、IL-17またはIL-17の産生を刺激するサイトカイン)、またはその両方を発現するように工学操作することができ、ヘルパー細胞株において産生させることができる。より詳細な情報は、米国特許第5,643,576号及び同第6,783,939号に見出すことができる。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)製剤は、サイトカインをコードする核酸と合わせて対象に投与される。
【0411】
特定のクラスのアジュバントは、T17応答を活性化させるために、toll様受容体(TLR)を活性化させる。TLRは、白血球膜上に見出され得る周知のタンパク質であり、外来抗原(微生物抗原を含む)を認識する。既知のTLRリガンドを目的の抗原と一緒に(例えば、融合タンパク質として)投与すると、目的の抗原に特異的な免疫応答の発生を促進することができる。TLRを活性化させる例示的なアジュバントの1つは、モノホスホリルリピドA(MPL)を含む。従来、MPLは、S.minnesotaなどのグラム陰性菌から得られる無毒化リポ多糖(LPS)内毒素として産生されてきた。特に、LPSの酸加水分解及び塩基加水分解を順次行うことで、免疫活性リピドA画分が産生され(これがMPLである)、LPSに存在する糖類基、及びリン酸のうちの1つを除く全てを欠いている。いくつかの合成TLRアゴニスト(特に、TLR-4アゴニスト)が、Evans et al,2003に開示されている。MPLアジュバントと同様に、これらの合成化合物は、TLRを介して自然免疫系を活性化させる。別の種類のTLRアゴニストは、合成リン脂質二量体、例えばE6020(Ishizaka et al,2007)である。様々なTLRアゴニスト(TLR-4アゴニストを含む)が、例えば、Infectious Disease Research Institute(IRDI)、Corixa、Esai、Avanti Polar Lipids,Inc.、及びSigma Aldrichによって産生及び/または販売されている。TLRを活性化させる別の例示的なアジュバントは、MPL、トレハロースジコイノミコレート(Trehalose Dicoynomycolate、TDM)、及び臭化ジオクタデシルジメチルアンモニウム(DDA)の混合物を含む。別のTLR活性化アジュバントはR848(レシキモド)である。
【0412】
いくつかの実施形態では、アジュバントは、サポニンであるか、またはそれを含む。典型的に、サポニンは、Quillaja saponariaの樹皮から単離されるもののようなトリテルペングリコシドである。生物源由来のサポニン抽出物は、最も良好なアジュバント活性及び許容可能な毒性を有する抽出物の一部を単離するように、さらに分画され得る(例えば、クロマトグラフィーによって)。アジュバントとして使用されるQuillaja saponariaの木由来の抽出物の典型的な画分は、画分A及び画分Cとして知られている。
【0413】
特定の実施形態では、アジュバントの組み合わせが使用される。アジュバントの3つの例示的な組み合わせは、MPLとミョウバン、E6020とミョウバン、及びMPLとISCOMである。
【0414】
アジュバントは、抗原に共有結合しても非共有結合してもよい。いくつかの実施形態では、アジュバントは、抗原提示細胞(APC)の活性化を介して炎症応答を誘導するタンパク質を含み得る。いくつかの実施形態では、これらのタンパク質のうちの1以上を最適な抗原に組換え的に融合することにより、結果として得られる融合分子が樹状細胞の成熟を促進し、樹状細胞を活性化してサイトカイン及びケモカインを産生させ、最終的には、T細胞への抗原提示及びT細胞応答の開始を増強させることができる(例えば、Wu et al,2005参照)。
【0415】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体は、アジュバントと合わせて製剤及び/または投与される。いくつかの実施形態では、アジュバントは、リン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、及びリン酸水酸化アルミニウムからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、アジュバントは、リン酸アルミニウムを含む。いくつかの実施形態では、アジュバントは、リン酸アルミニウムである。
【0416】
典型的に、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の各用量には、同じアジュバントまたはアジュバントの混合物が存在する。しかしながら、任意選択的に、アジュバントは、第1の用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)と共に投与され、後続用量(すなわち、ブースター注射)と共に投与されなくてもよい。あるいは、強力なアジュバントが、第1の用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)と共に投与されてもよく、より弱いアジュバントまたはより低い用量の強力なアジュバントが、後続用量と共に投与されてもよい。アジュバントは、対象への抗原の投与の前に、抗原の投与と同時に、または抗原の投与の後に(場合によっては1、2、6、または12時間以内に、また場合によっては1、2、または5日以内に)投与されてもよい。特定のアジュバントは、ヒト対象、非ヒト動物、またはその両方に適切である。
【0417】
本開示に従って使用される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、他の抗菌療法を含むか、またはそれと同時に投与されてもよい。例えば、かかる免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、病原体を殺傷するまたはその増殖を遅らせる1以上の作用物質を含むか、またはこの作用物質と共に投与されてもよい。かかる作用物質としては、例えば、ペニシリン、バンコマイシン、エリスロマイシン、アジスロマイシン、及びクラリスロマイシン、セフォタキシム、セフトリアキソン、レボフラキシン、ガチフロキサシンが挙げられる。
【0418】
あるいは、またはさらに、本開示に従って使用される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、1以上の他のワクチンもしくは療法を含むか、またはそれと共に投与されてもよい。例えば、1以上の非肺炎球菌抗原が免疫原性組成物(例えば、ワクチン)に含まれるか、またはそれと共に投与されてもよい。
【0419】
追加の成分及び賦形剤
上述の抗原及びアジュバントに加えて、ワクチン製剤または免疫原性組成物は、1以上の追加の成分を含んでもよい。
【0420】
特定の実施形態では、ワクチン製剤または免疫原性組成物は、糖類(スクロース、グルコース、またはフルクトースなど)、リン酸塩(二塩基性リン酸ナトリウム、一塩基性リン酸カリウム、二塩基性リン酸カリウム、またはリン酸一ナトリウムなど)、グルタミン酸塩(L-グルタミン酸一ナトリウムなど)、ゼラチン(加工ゼラチン、加水分解ゼラチン、またはブタゼラチンなど)、アミノ酸(アルギニン、アスパラギン、ヒスチジン、L-ヒスチジン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、リジン、フェニルアラニン、チロシン、及びそれらのアルキルエステルなど)、イノシン、またはホウ酸ナトリウムなどの1以上の安定剤を含み得る。
【0421】
特定の実施形態では、ワクチン製剤または免疫原性組成物は、重炭酸ナトリウムとアスコルビン酸との混合物などの1以上のバッファーを含む。いくつかの実施形態では、ワクチン製剤は、リン酸緩衝食塩水(PBS)などの食塩水、または蒸留水中で投与され得る。
【0422】
特定の実施形態では、ワクチン製剤または免疫原性組成物は、1以上の界面活性剤、例えば、限定されるものではないが、ポリソルベート80(TWEEN(登録商標) 80)、ポリソルベート20(TWEEN(登録商標) 20)、ポリエチレングリコールp-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)-フェニルエーテル(TRITON(登録商標) X-100)、ならびにホルムアルデヒド及びオキシランを含む4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノールポリマー(TYLOXAPOL)を含む。界面活性剤は、イオン性であっても非イオン性であってもよい。
【0423】
特定の実施形態では、ワクチン製剤または免疫原性組成物は、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、塩化カルシウム、または塩化カリウムなどの1以上の塩を含む。
【0424】
特定の実施形態では、防腐剤がワクチンまたは免疫原性組成物に含まれる。他の実施形態では、防腐剤は使用されない。防腐剤は、ほとんどの場合、複数用量ワクチンバイアルにおいて使用され、単回用量ワクチンバイアルではあまり頻繁に必要とされない。特定の実施形態では、防腐剤は、2-フェノキシエタノール、メチルパラベン及びプロピルパラベン、ベンジルアルコール、及び/またはソルビン酸である。
【0425】
投与方法
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体及び/または免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、肺炎球菌疾患を発症するリスクのある対象、例えば、乳児、幼児、若年者、または高齢者に投与される。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ヒトは、約2週齢~約6週齢である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6週齢~約6歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約6歳~約18歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約18歳~約50歳である。いくつかの実施形態では、ヒトは、約50歳以上である。いくつかの実施形態では、及び/または本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、肺炎球菌疾患を生じるリスクの高い対象、例えば、免疫無防備状態の対象、鎌状赤血球症もしくは他の異常ヘモグロビン症、先天性無脾症もしくは後天性無脾症、脾機能不全、慢性腎不全もしくはネフローゼ症候群、免疫抑制薬もしくは放射線療法での治療に関連する疾患(悪性新生物、白血病、リンパ腫、ホジキン病、もしくは実質臓器移植を含む)、先天性免疫不全もしくは後天性免疫不全、HIV感染、脳脊髄液漏出、蝸牛インプラント(複数可)、慢性心疾患、慢性肺疾患、真性糖尿病、アルコール依存、慢性肝疾患、タバコの喫煙、喘息、全身性悪性疾患、多発性骨髄腫、または実質臓器移植のある対象に投与される。対象が、ある疾患のいずれの症状の診断を受けたことがなくとも、その疾患を生じるリスクがあるとみなされ得ることは理解されよう。例えば、対象が、感染リスクの比較的高い状況におかれたこと、またはおかれることが予定されることが分かっている場合、その対象は、疾患を生じるリスクがあるとみなされる。
【0426】
任意の効果的な投与経路、例えば、経口、経鼻、経腸、非経口、筋肉内もしくは静脈内、皮下、経皮、皮内、直腸、経膣、局所、眼内、肺内、または接触適用などを利用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)は、注射されてもよく(例えば、筋肉内、腹腔内、皮内及び/または皮下経路を介して)、または粘膜を介して送達されてもよい(例えば、口道/消化管、気道、及び/または尿生殖路に)。いくつかの状況、例えば、肺炎または中耳炎の治療では、ワクチンの鼻腔内投与が特に有用であり得る(肺炎球菌の鼻咽頭保菌はより効果的に予防され得るため、感染をその最初期段階で減弱させる)。いくつかの実施形態では、異なる用量の本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン組成物(例えば、本明細書に説明及び/または利用されるもの)を含む)を異なる経路で投与することが望ましい場合があり、いくつかの実施形態では、1用量の異なる成分を異なる経路で投与することが望ましい場合がある。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、筋肉内投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、皮下投与される。
【0427】
いくつかの実施形態では、医薬組成物(例えば、ワクチン)は、皮内投与される。皮内注射の従来技術である「マントゥー法」は、皮膚を清浄にし、次いで、片手で伸長させ、細いゲージの針(26~31ゲージ)のベベルを上向きにして針を10~15°の角度で挿入するステップを含む。針のベベルが挿入されたら、針のバレルを下げ、わずかな圧力を加えて皮膚下で持ち上げながら、さらに前進させる。次いで、液体を極めてゆっくり注射することにより、皮膚表面に小疱または隆起を形成し、続いて針をゆっくり引き抜く。
【0428】
皮膚中にまたは皮膚を通して液体作用物質を投与するように特別に設計されたデバイスが報告されており、例えば、WO99/34850及びEP1092444に説明されているデバイス、また例えばWO01/13977、米国特許第5,480,381号、米国特許第5,599,302号、米国特許第5,334,144号、米国特許第5,993,412号、米国特許第5,649,912号、米国特許第5,569,189号、米国特許第5,704,911号、米国特許第5,383,851号、米国特許第5,893,397号、米国特許第5,466,220号、米国特許第5,339,163号、米国特許第5,312,335号、米国特許第5,503,627号、米国特許第5,064,413号、米国特許第5,520,639号、米国特許第4,596,556号、米国特許第4,790,824号、米国特許第4,941,880号、米国特許第4,940,460号、WO97/37705及びWO97/13537に説明されているジェット注射デバイスがある。ワクチン調製物を皮内投与する他の方法は、従来のシリンジ及び針、または固形ワクチンの弾道的送達のために設計されたデバイス(WO99/27961)、または経皮パッチ(WO97/48440;WO98/28037);または皮膚表面への適用(経皮(transdermalまたはtranscutaneous)送達WO98/20734;WO98/28037)を含み得る。
【0429】
上述のように、医薬組成物(例えば、ワクチン)は、単回用量で投与されても、複数用量で投与されてもよい。投与は、全ての関連する成分が一定の時間枠内で対象に投与される限り、単回「用量」であり、全ての成分が単一の組成物中に存在する必要はないことは理解されよう。例えば、2つの異なる免疫原性組成物の、24時間未満の期間における投与は、単回用量とみなされる。ほんの一例を挙げると、異なる抗原性成分を有する免疫原性組成物は、別々の組成物で、しかし単回用量の一部として投与され得る。上記のように、かかる別々の組成物は、異なる経路で投与されても、または同じ経路で投与されてもよい。あるいは、またはさらに、ワクチンが免疫原性組成物と追加の種類の活性作用物質との組み合わせを含む実施形態では、免疫原性組成物は、1つの経路で投与されてもよく、第2の活性作用物質は、同じ経路で投与されても、異なる経路で投与されてもよい。
【0430】
医薬組成物(例えば、ワクチン)は、所望の結果を達成するために必要であるような量及び時間で投与される。本開示の特定の実施形態では、ワクチン組成物は、少なくとも免疫原性組成物を免疫学的有効量で含む。免疫学的有効量を達成するのに必要とされる的確な量は、免疫原性組成物に応じて、かつ対象毎に、対象の種、年齢、及び全身状態、病期、特定の薬学的混合物、その投与様式などに応じて異なり得る。
【0431】
各医薬組成物(例えば、ワクチン)用量中のポリペプチド抗原(複数可)、多糖抗原(複数可)またはコンジュゲート(複数可)の量は、ワクチンを本明細書に説明されるように投与した場合、重大で有害な副作用を伴わずに適切な免疫防御応答が誘導されるように選択される。
【0432】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性複合体を含む医薬組成物は、対象に投与すると、T1及び/またはT17細胞応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性複合体を含む医薬組成物は、対象に投与すると、S.pneumoniaeに対するオプソニン応答/殺菌応答を誘導する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性複合体を含む医薬組成物は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの伝播率及び/または定着率を低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性複合体を含む医薬組成物は、対象に投与すると、S.pneumoniaeの伝播率及び/または粘膜表面への定着率を低減させる。
【0433】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性複合体を含む医薬組成物は、S.pneumoniaeの伝播率及び/または伝播時の鼻咽頭もしくは肺への定着率を低減させる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性複合体を含む医薬組成物は、対象に投与すると、S.pneumoniaeによる無症状感染を抑制または低減する。
【0434】
いくつかの実施形態は、S.pneumoniaeの感染に対して対象を免疫化する方法であって、本明細書に説明される免疫原性複合体を免疫学的有効量で対象に投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態は、S.pneumoniaeの感染に対して対象を免疫化する方法であって、本明細書に説明される免疫原性組成物を免疫学的有効量で対象に投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態は、S.pneumoniaeの感染に対して対象を免疫化する方法であって、本明細書に説明されるワクチン組成物を免疫学的有効量で対象に投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態は、S.pneumoniaeの感染に対して対象を免疫化する方法であって、本明細書に説明される医薬組成物を免疫学的有効量で対象に投与することを含む方法を提供する。
【0435】
いくつかの実施形態は、治療で使用するために、本明細書に説明される免疫原性複合体、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、または医薬組成物を提供する。例えば、ヒト対象などの対象におけるStreptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または予防において使用するための、本明細書に説明されるワクチン。いくつかの実施形態は、ヒト対象などの対象におけるStreptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または予防において使用するための、本明細書に説明される免疫原性複合体、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、または医薬組成物を提供する。さらなる実施形態は、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または防止のための医薬品の製造における、本明細書に説明される免疫原性複合体、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、または医薬組成物の使用を提供する。本明細書に開示される治療または予防の方法の特徴は、医薬品の製造における、使用のための免疫原性複合体、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、もしくは医薬組成物、または免疫原性複合体、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)、もしくは医薬組成物の使用に等しく適用可能である。
【0436】
併用予防または併用療法
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される免疫原性複合体、免疫原性組成物、ワクチン、または医薬組成物は、1以上の追加の作用物質と併せて投与され得る。いくつかの実施形態では、作用物質は、追加のワクチンである。いくつかの実施形態では、作用物質は、PCV13であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、作用物質は、PCV20であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、作用物質は、PPSV23であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、作用物質は、抗生物質であるか、またはそれを含む。
【0437】
投薬
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の投与は、単回用量の送達を含み得る。いくつかの実施形態では、投与は、初回用量、その後の十分な間隔をおいた1回または数回の追加の免疫化用量を含み得る。免疫化スケジュールとは、1以上の特定の肺炎球菌ワクチンの1以上の特定の用量を、1以上の特定の投与経路により、1以上の特定の年齢で対象に投与するためのプログラムである。
【0438】
本開示は、少なくとも1用量のワクチンを乳児対象に投与することを含む免疫化方法を提供する。いくつかの実施形態では、乳児対象は、18か月齢以下である。いくつかの実施形態では、乳児対象は、12か月齢以下である。いくつかの実施形態では、乳児対象は、1以上の用量のコンジュゲート肺炎球菌多糖ワクチンを過去に受けたことがあり、他の実施形態では、乳児対象は、肺炎球菌ワクチン未処置である。いくつかの実施形態では、乳児対象は、過去にS.pneumoniaeに感染したことがあるか、またはS.pneumoniaeの感染に曝露されたことがある。
【0439】
本開示は、少なくとも1用量のワクチンを幼児対象に投与することを含む免疫化方法を提供する。いくつかの実施形態では、幼児対象は、5歳以下である。いくつかの実施形態では、幼児対象は、4歳以下である。いくつかの実施形態では、幼児対象は、1以上の用量のコンジュゲート肺炎球菌多糖ワクチンを過去に受けたことがあり、他の実施形態では、幼児対象は、肺炎球菌ワクチン未処置である。いくつかの実施形態では、幼児対象は、過去にS.pneumoniaeに感染したことがあるか、またはS.pneumoniaeの感染に曝露されたことがある。
【0440】
本開示は、少なくとも1用量のワクチンを若年対象に投与することを含む免疫化方法を提供する。いくつかの実施形態では、若年対象は、18歳以下である。いくつかの実施形態では、若年対象は、15歳以下である。いくつかの実施形態では、若年対象は、1以上の用量のコンジュゲート肺炎球菌多糖ワクチンを過去に受けたことがあり、他の実施形態では、若年対象は、肺炎球菌ワクチン未処置である。いくつかの実施形態では、若年対象は、過去にS.pneumoniaeに感染したことがあるか、またはS.pneumoniaeの感染に曝露されたことがある。
【0441】
本開示は、少なくとも1用量のワクチンを成人対象に投与することを含む免疫化方法を提供する。いくつかの実施形態では、成人対象は、約50歳超である。いくつかの実施形態では、成人対象は、約65歳超である。いくつかの実施形態では、成人対象は、1以上の用量のコンジュゲート肺炎球菌多糖ワクチンを過去に受けたことがあり、他の実施形態では、成人対象は、肺炎球菌ワクチン未処置である。いくつかの実施形態では、成人対象は、過去にS.pneumoniaeに感染したことがあるか、またはS.pneumoniaeの感染に曝露されたことがある。
【0442】
本開示の免疫化スケジュールは、対象(複数可)の集団及び/または分集団における、少なくとも1つの感染、疾患、もしくは障害の発生頻度、保有率、頻度、及び/または重症度、及び/または感染、疾患、もしくは障害の少なくとも1つのサロゲートマーカーからなる群から選択される、少なくとも1つの測度を低減させるのに十分な免疫応答(例えば、免疫防御応答)を、対象において誘導するように提供される。補足的免疫化スケジュールとは、それが補足する標準的スケジュールに対してこの効果を有するものである。補足的スケジュールは、標準的スケジュールにみられる、本明細書に開示される免疫原性組成物の追加の投与及び/または超免疫原性(supra-immunogenic)用量、または標準的スケジュールの一部ではないワクチンの投与を必要とし得る。本開示の完全な免疫化スケジュールは、標準的スケジュールと補足的スケジュールの両方を含み得る。例示的なサンプルワクチン接種スケジュールを、例示の目的で提供する。本明細書に記述される免疫原性応答を評価する方法の詳細な説明によれば、過度の実験を行うことなくサンプル免疫化スケジュールの変化形態を策定することができる。
【0443】
本開示のいくつかの実施形態では、肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の第1の投与は、対象が約2週齢超、約5週齢超、約1歳超、約2歳超、約15歳超、または約18歳超のときに行われる。
【0444】
いくつかの実施形態では、肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の第1の投与は、対象が約2か月齢のときに行われる。いくつかの実施形態では、肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の第2の投与は、対象が約4か月齢のときに行われる。いくつかの実施形態では、肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の第3の投与は、対象が約6か月齢のときに行われる。いくつかの実施形態では、肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の第4の投与は、対象が約12か月齢~約15か月齢のときに行われる。
【0445】
本開示のいくつかの実施形態では、肺炎球菌免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の第1の投与は、対象が約50歳超、約55歳超、約60歳超、約65歳超、または約70歳超のときに行われる。
【0446】
本開示のいくつかの実施形態では、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)の単回投与が用いられる。本開示の目的は、利用される1以上の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)ポリペプチド(複数可)、多糖(複数可)及び/または免疫原性複合体またはそれらの組み合わせが強力である場合には特に、単回投与によって果たすことができ、かかる状況において、持続的な免疫防御応答を誘導するには、単回用量スケジュールで十分である可能性がある。
【0447】
特定の実施形態では、免疫防御有効性及び有効範囲の向上のために、2以上の用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)を投与することが望ましい。したがって、いくつかの実施形態では、用量の数は、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、またはそれ以上の用量である。用量の最大数は決まっていないが、所望の効果を達成するために必要である以上の頻度で免疫化を行わないのが適正臨床基準である。
【0448】
理論に束縛されるものではないが、本開示に従って投与される第1の用量の免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、「準備刺激」用量とみなされる場合がある。準備刺激用量としてレジメンで投与されるとき、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、「準備刺激ワクチン」とみなされ得る。特定の実施形態では、2以上の用量が免疫化スケジュールに含まれる。かかるシナリオでは、後続用量は、「追加免疫」用量とみなされる場合がある。追加免疫用量としてレジメンで投与されるとき、免疫原性組成物(例えば、ワクチン)は、「追加免疫ワクチン」とみなされ得る。いくつかの実施形態では、免疫組成物(例えば、ワクチン)は、準備刺激ワクチン及び追加免疫ワクチンとしてレジメンで投与され得る。
【0449】
準備刺激用量は、未処置の対象(コンジュゲート多糖ワクチンを受けたことが過去に一度もない対象)に投与され得る。いくつかの実施形態では、準備刺激用量は、本開示による初回ワクチン用量の投与の少なくとも5年以上前にコンジュゲート多糖ワクチンを受けたことがある対象に投与され得る。他の実施形態では、準備刺激用量は、本開示による準備刺激ワクチンの投与の少なくとも20年以上前にコンジュゲート多糖ワクチンを受けたことがある対象に投与され得る。
【0450】
免疫化スケジュールが2以上の別々の用量を必要とする場合、用量間の間隔が考慮される。2つの連続した用量間の間隔は、免疫化スケジュール全体で同じであってもよいし、対象が加齢するにつれて変化してもよい。本開示の免疫化スケジュールでは、第1のワクチン用量を投与したら、後続用量の投与前に第1の間隔をおく。第1の間隔は、一般に、少なくとも約2週間、1か月間、6週間、2か月間、3か月間、6か月間、9か月間、12か月間、またはそれ以上である。2以上の後続用量(複数可)が投与される場合、かかる後続用量間に第2(またはそれ以降)の間隔をおいてもよい。いくつかの実施形態では、後続用量間の間隔は全て同じ長さである。他の実施形態では、第2の間隔の長さは異なり得る。いくつかの実施形態では、後続用量間の間隔は、少なくとも約12か月間、少なくとも約15か月間、少なくとも約18か月間、少なくとも約21か月間、または少なくとも約2年間であり得る。特定の実施形態では、用量間の間隔は、最長3年間、最長約4年間、または最長約5年間もしくは10年間、またはそれ以上であり得る。特定の実施形態では、後続用量間の間隔は、対象が加齢するにつれて短縮してもよい。
【0451】
当業者には、第1の投与のタイミング、最も短い間隔、最も大きな間隔、及び投与の(絶対的な、または規定の期間内の)総数の様々な条件の種々の組み合わせ及び部分的組み合わせが考えられること、また、これらの組み合わせ及び部分的組み合わせの全てが、ここに明示的に列挙されていなくとも、本発明者の想定の範囲内とみなされるべきであることが理解されよう。
【0452】
免疫応答を決定するアッセイ
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物の免疫原性を評価する方法は、ELISA、マルチプレックスELISA、MSD、Luminex、フローサイトメトリー、T1/T17細胞応答、サイトカインレベル測定、及びオプソニン食作用性殺傷(OPK)、血清殺菌性(SBA)、凝集、運動性、細胞傷害性、または付着性によって測定される機能的抗体レベルによる抗体レベルなどのB細胞及びT細胞応答を含む、1以上のin vitroバイオアッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば、肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイを使用して、免疫応答を評価、測定、及び/または比較することを含む。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランス、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、対照組成物と比較される。いくつかの実施形態では、対照組成物は、免疫原性組成物に存在する抗原性多糖を含み、免疫原性組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、免疫原性組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含み、免疫原性組成物に存在する抗原性多糖を含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、免疫原性組成物に存在するアジュバントを含み、免疫原性組成物に存在する抗原性多糖及び/または免疫原性ポリペプチドを含まない場合がある。
【0453】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性組成物の効力を評価する方法は、ELISA、マルチプレックスELISA、MSD、Luminex、フローサイトメトリー、T1/T17細胞応答、サイトカインレベル測定、及びOPK、血清殺菌性(SBA)、内部移行、活性の中和、凝集、運動性、細胞傷害性、または付着性によって測定される機能的抗体レベルによる抗体レベルなどのB細胞及びT細胞応答を含む、1以上のin vitroバイオアッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイを使用して、免疫応答を評価、測定、及び/または比較することを含む。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランスまたは低減、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、対照組成物と比較される。いくつかの実施形態では、対照組成物は、免疫原性組成物に存在する抗原性多糖を含み、免疫原性組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、免疫原性組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含み、免疫原性組成物に存在する抗原性多糖を含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、免疫原性組成物に存在するアジュバントを含み、免疫原性組成物に存在する抗原性多糖及び/または免疫原性ポリペプチドを含まない場合がある。
【0454】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるワクチン組成物の免疫原性を評価する方法は、ELISA、マルチプレックスELISA、MSD、Luminex、フローサイトメトリー、T1/T17細胞応答、サイトカインレベル測定、及びOPK、血清殺菌性(SBA)、凝集、運動性、細胞傷害性、または付着性によって測定される機能的抗体レベルによる抗体レベルなどのB細胞及びT細胞応答を含む、1以上のin vitroバイオアッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば、肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイを使用して、免疫応答を評価、測定、及び/または比較することを含む。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランス、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、対照組成物と比較される。いくつかの実施形態では、対照組成物は、ワクチン組成物に存在する抗原性多糖を含み、ワクチン組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、ワクチン組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含み、ワクチン組成物に存在する抗原性多糖を含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、ワクチン組成物に存在するアジュバントを含み、ワクチン組成物に存在する抗原性多糖及び/または免疫原性ポリペプチドを含まない場合がある。
【0455】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるワクチン組成物の効力を評価する方法は、ELISA、マルチプレックスELISA、MSD、Luminex、フローサイトメトリー、T1/T17細胞応答、サイトカインレベル測定、及びOPK、血清殺菌性(SBA)、凝集、運動性、細胞傷害性、または付着性によって測定される機能的抗体レベルによる抗体レベルなどのB細胞及びT細胞応答を含む、1以上のin vitroバイオアッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば、肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイを使用して、免疫応答を評価、測定、及び/または比較することを含む。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランス、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、対照組成物と比較される。いくつかの実施形態では、対照組成物は、ワクチン組成物に存在する抗原性多糖を含み、ワクチン組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、ワクチン組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含み、ワクチン組成物に存在する抗原性多糖を含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、ワクチン組成物に存在するアジュバントを含み、ワクチン組成物に存在する抗原性多糖及び/または免疫原性ポリペプチドを含まない場合がある。
【0456】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される医薬組成物の免疫原性を評価する方法は、ELISA、マルチプレックスELISA、MSD、Luminex、フローサイトメトリー、T1/T17細胞応答、サイトカインレベル測定、及びOPK、血清殺菌性(SBA)、凝集、運動性、細胞傷害性、または付着性によって測定される機能的抗体レベルによる抗体レベルなどのB細胞及びT細胞応答を含む、1以上のin vitroバイオアッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば、肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイを使用して、免疫応答を評価、測定、及び/または比較することを含む。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランス、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、対照組成物と比較される。いくつかの実施形態では、対照組成物は、医薬組成物に存在する抗原性多糖を含み、医薬組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、医薬組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含み、医薬組成物に存在する抗原性多糖を含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、医薬組成物に存在するアジュバントを含み、医薬組成物に存在する抗原性多糖及び/または免疫原性ポリペプチドを含まない場合がある。
【0457】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明される医薬組成物の効力を評価する方法は、ELISA、マルチプレックスELISA、MSD、Luminex、フローサイトメトリー、T1/T17細胞応答、サイトカインレベル測定、及びOPK、血清殺菌性(SBA)、凝集、運動性、細胞傷害性、または付着性によって測定される機能的抗体レベルによる抗体レベルなどのB細胞及びT細胞応答を含む、1以上のin vitroバイオアッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば、肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイを使用して、免疫応答を評価、測定、及び/または比較することを含む。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランス、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。いくつかの実施形態では、免疫応答は、対照組成物と比較される。いくつかの実施形態では、対照組成物は、医薬組成物に存在する抗原性多糖を含み、医薬組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、医薬組成物に存在する抗原性ポリペプチドを含み、医薬組成物に存在する抗原性多糖を含まない場合がある。いくつかの実施形態では、対照組成物は、医薬組成物に存在するアジュバントを含み、医薬組成物に存在する抗原性多糖及び/または免疫原性ポリペプチドを含まない場合がある。
【0458】
いくつかの実施形態では、免疫原性複合体の免疫原性及び/または効力を評価する方法は、1以上の免疫原性複合体を含む免疫原性組成物またはワクチン組成物に対する免疫応答を評価することを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される免疫原性複合体の免疫原性及び/または効力を評価する方法は、ELISA、マルチプレックスELISA、MSD、Luminex、フローサイトメトリー、T1/T17細胞応答、サイトカインレベル測定、及びOPK、血清殺菌性(SBA)、凝集、運動性、細胞傷害性、または付着性によって測定される機能的抗体レベルによる抗体レベルなどのB細胞及びT細胞応答を含む、1以上のin vitroバイオアッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば、肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイを使用して、免疫応答を評価、測定、及び/または比較することを含む。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランス、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。
【0459】
一般的に言って、液性応答、細胞性応答、及び/またはこれら2つの間の相互作用を評価することが望ましい場合がある。液性応答が評価される場合、特定の病原体多糖またはポリペプチド(血清型特異的か、または2以上の血清型間で保存されているかのいずれか)に対する抗体の力価及び/または種類(例えば、全IgG、IgG1、IgG2、IgM、IgAなど)が、例えば初回用量または追加免疫用量のワクチンの投与前及び/または投与後に(及び/または抗原刺激の非存在下での抗体レベルと比較して)決定され得る。細胞性応答は、担体タンパク質に対する遅延型過敏性応答などのような反応をモニタリングすることによって評価することができる。細胞性応答は、目的の抗原による刺激に対する末梢血単核細胞(PBMC)単球の応答を評価することによって直接測定することもできる。前駆体及びメモリーB細胞集団は、特定の病原体多糖またはポリペプチドに対する酵素免疫スポット(ELISpot)アッセイにおいて評価することができる。
【0460】
対象の血清中の抗体のレベル及び/または活性を検出するには、種々のアッセイのいずれを用いてもよい。好適なアッセイとしては、例えば、ラジオイムノアッセイ(RIA)、ELISA、及びマルチプレックスアッセイ(Luminex、Bioplex、MSD)などのリガンド結合アッセイ、オプソニン食作用アッセイまたは内部移行アッセイなどの機能性アッセイ、ならびに肺炎球菌疾患(例えば、肺炎、菌血症、髄膜炎、敗血症、中耳炎、鼻咽頭定着)の動物モデルにおけるin vivoアッセイが挙げられる。in vivoアッセイのパラメータは、粘膜表面または血流からの細菌のクリアランス、菌血症、髄膜炎、敗血症、または中耳炎の低減または予防、鼻咽頭への定着の低減または予防、無症状感染の抑制及び低減、死亡率の低減、ならびに免疫原性組成物の標的である肺炎球菌病原体の負荷後の受動的防御及び能動的防御を含む。
【0461】
RIA法は、放射標識された多糖またはポリペプチドと共に血清を懸濁液中でインキュベートすることにより、特異的な抗体を検出する(例えば、Schiffiman et al,1980)。次いで、抗原-抗体複合体を硫酸アンモニウムで沈殿させ、放射標識されたペレットをカウント毎分(cpm)についてアッセイする。
【0462】
ELISA検出法では、ワクチン接種済みの対象の血清由来の特異的な抗体を、固体支持体に吸着させた多糖またはポリペプチド(血清型特異的か、または2以上の血清型間で保存されているかのいずれか)と共にインキュベートすることによって定量する(例えば、Koskela and Leinonen(1981);Kojima et al,1990;Concepcion and Frasch,2001)。結合した抗体を、酵素にコンジュゲートされた二次検出抗体を使用して検出する。ELISAでは、アイソタイプ特異的またはサブクラス特異的な二次抗体を使用することによる免疫応答のアイソタイプ判定及びサブクラス判定(すなわち、IgM対IgGまたはIgG1対IgG2)も可能であり、抗体の結合力を評価するように適合することもできる(Anttila et al,1998;Romero-Steiner et al,2005)。マルチプレックスアッセイ(例えば、Luminex)は、複数の抗原に対する抗体の同時検出を容易にする。莢膜多糖(複数可)またはポリペプチドを、スペクトル的に特徴的なマイクロスフェアにコンジュゲートさせ、血清と混合し、インキュベートする。コーティングされたマイクロスフェア上の多糖またはポリペプチドに結合した抗体を、二次抗体(例えば、R-フィコエリトリンコンジュゲートヤギ抗ヒトIgG)を使用して検出する。
【0463】
血清中の機能的抗体を評価する1つの手法は、オプソニン食作用アッセイ(OPA)または高濃度オプソニン食作用アッセイ(COPA)であり、これは、細菌をオプソニン化して細菌の捕食及び殺傷をもたらすことができる抗体のみを定量する。この標準的アッセイでは、ヒトの食作用性エフェクター細胞、補体源、細菌、及び希釈血清を利用する。アッセイの読み出し情報は、補体及びヒト細胞のみと共にインキュベートした細菌と比較して殺傷率が≧50%あるときの血清エンドポイント力価である(Romero-Steiner et al,1997)。この殺傷OPAは、異なる抗生物質耐性マーカーを有する病原体の標的菌株を利用することによってマルチプレックス化することもできる(Kim et al,2003)。別の種類のマルチプレックスオプソニンアッセイは、蛍光染色された有莢膜病原体、または標的病原体由来の抗原性多糖もしくはポリペプチドとコンジュゲートされた蛍光マイクロスフェアの、食作用性エフェクター細胞による取り込みを、希釈血清と補体源の存在下でフローサイトメトリーによって評価する、非殺傷アッセイである(Martinez et al,1999)。血清抗体と補体のオプソニン活性は、捕食された病原体に対するヒトの食作用性エフェクター細胞の酸化応答を測定することによって評価することもできる(Munro et al.1985;Ojo-Amaize et al.1995)。
【0464】
本開示のワクチンによって誘導される血清抗体がもたらす防御を評価するには、特定のin vivoモデルシステムを使用してもよい。かかる受動防御システムでは、マウスまたはラットに病原体と希釈血清を負荷し、肺炎、菌血症、臓器もしくは組織への定着、または死亡を防ぐ血清のエンドポイント力価を決定する(Stack et al.1998;Saeland et al.2000)。
【0465】
いくつかの実施形態では、ワクチン接種の有効性は、ワクチン接種後の対象由来のT細胞を刺激することにより、1以上のサイトカインのレベルをアッセイすることによって決定され得る。1以上のサイトカインのレベルは、ワクチン接種前の同じ対象における1以上のサイトカインのレベルと比較され得る。免疫化前のサイトカインレベルと比べた、1以上のサイトカインのレベルの上昇、例えば1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、50倍または100倍、またはそれ以上の上昇は、ワクチンへの応答の増大を示す。いくつかの実施形態では、1以上のサイトカインは、GM-CSP;IL-1α;IL-1β;IL-2;IL-3;IL-4;IL-5;IL-6;IL-7;IL-8;IL-10;IL-12;IL-17A、IL-17F、もしくは他のIL-17ファミリーメンバー;IL-22;IL-23;IFN-α;IFN-β;IFN-γ;MIP-1α;MIP-1β;TGF-β;TNFα、またはTNF-βから選択される。非限定的な一例において、ワクチン接種の有効性は、ワクチン接種後の対象由来のT細胞を刺激することにより、IL-17レベル(特にIL-17A)をアッセイすることによって決定され得る。IL-17レベルは、ワクチン接種前の同じ対象におけるIL-17レベルと比較され得る。IL-17(例えば、IL-17A)レベルの上昇、例えば1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、50倍または100倍、またはそれ以上の上昇は、ワクチンへの応答の増大を示す。
【0466】
いくつかの実施形態では、好中球を、患者由来のT細胞または抗体の存在下で、肺炎球菌殺傷性についてアッセイしてもよい。肺炎球菌殺傷性の増大、例えば1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、50倍または100倍、またはそれ以上の増大は、ワクチンへの応答の増大を示す。例えば、T17細胞活性化を測定してもよく、ここで、T17細胞活性化の増大、例えば1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、50倍または100倍、またはそれ以上の増大は、ワクチンへの応答の増大と相関する。別の非限定的な例では、T1細胞活性化を測定してもよく、ここで、T1細胞活性化の増大、例えば1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、50倍または100倍、またはそれ以上の増大は、ワクチンへの応答の増大と相関する。また、ワクチンに特異的な抗体のレベルを測定してもよく、ここで、特異的抗体のレベルの上昇、例えば1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、50倍または100倍、またはそれ以上の上昇は、ワクチン有効性の増大と相関する。特定の実施形態では、これらのアッセイのうちの2以上が使用される。例えば、IL-17のレベル及びワクチン特異的抗体のレベルを測定してもよい。あるいは、ワクチン接種を受けていない個体と比較したワクチン接種済みの個体における肺炎球菌感染の発生頻度、重症度、または持続期間などの疫学的マーカーを追跡してもよい。
【0467】
ワクチン有効性は、マウス負荷モデルなどの様々なモデルシステムにおいてアッセイすることもできる。例えば、BALB/cまたはC57BL/6系統のマウスを使用してもよい。試験ワクチンを対象に(単回用量または複数用量として)投与した後、実験者は負荷用量のS.pneumoniaeを投与する。場合により、鼻腔内投与される負荷用量は、ワクチン接種を受けていない動物においてS.pneumoniaeの定着(特に鼻腔内定着)を引き起こすのに十分であり、場合により、吸引により投与される負荷用量は、ワクチン接種を受けていない動物において敗血症及び高い致死率を引き起こすのに十分である。場合により、腹腔内注射によって投与される負荷用量は、ワクチン接種を受けていない動物において敗血症及び高い致死率を引き起こすのに十分である。場合により、静脈内注射によって投与される負荷用量は、ワクチン接種を受けていない動物において敗血症及び高い致死率を引き起こすのに十分である。次いで、ワクチン接種済みの動物における定着の低減または致死率の低減を測定することができる。
【0468】
本開示のワクチンによって誘導される血清抗体がもたらす防御を評価するには、特定のin vivoモデルシステムを使用してもよい。かかる受動防御システムでは、マウスまたはラットに病原体と希釈血清を負荷し、菌血症、臓器もしくは組織への定着、または死亡を防ぐ血清のエンドポイント力価を決定する(Stack et al.1998;Saeland et al.2000)。
【0469】
キット
本開示はまた、例えば、抗原または抗原の組み合わせが免疫応答に及ぼす影響を評価する研究目的で、研究者が好ましい抗原に合わせて免疫原性複合体を作るために有用である、本明細書に開示される免疫原性複合体を産生するためのキットを提供する。かかるキットは、容易に入手可能な材料及び試薬から調製することができる。例えば、かかるキットは、次の材料:複数の第1の親和性分子に架橋した多糖を含む容器、第1の親和性分子に関連する相補的親和性分子を含む容器(ここで、相補的親和性分子は、抗原または担体タンパク質に関連する)、抗原を含む容器、担体タンパク質を含む容器、相補的親和性分子に関連した抗原を含む容器、相補的親和性分子に関連した担体タンパク質を含む容器のうちのいずれか1以上を備えていてよい。
【0470】
別の実施形態では、キットは、多糖を含む容器と、複数の第1の親和性分子を含む容器と、第1の親和性分子を多糖に架橋するための架橋試薬、例えば、限定されるものではないが、CDAP(1-シアノ-4-ジメチルアミノピリジニウムテトラフルオロボレート)、及びEDC(1-エチル-3-[3-ジメチルアミノプロピル]カルボジイミド塩酸塩)を含む容器とを備える。
【0471】
別の実施形態では、キットは、抗原または担体タンパク質を含む容器と、第1の親和性分子に関連する相補的親和性分子を含む容器とを備える。いくつかの実施形態では、キットは、相補的親和性分子を抗原または担体タンパク質に結合させる手段をさらに備え、この手段は、架橋試薬によるもの、または何らかの中間的な融合タンパク質によるものであり得る。
【0472】
いくつかの実施形態では、キットは、高分子に加えることができる少なくとも1つの共刺激因子を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、キットは、補因子を高分子に結合させるために、架橋試薬、例えば、限定されるものではないが、CDAP(1-シアノ-4-ジメチルアミノピリジニウムテトラフルオロボレート)、EDC(1-エチル-3-[3-ジメチルアミノプロピル]カルボジイミド塩酸塩)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、臭化シアン、及び重炭酸アンモニウム/ヨード酢酸を備えていてもよい。
【0473】
キットの使用意図、特定の標的抗原、及び使用者のニーズに応じて、本明細書に説明される方法で使用される種々のキット及び構成要素を調製することができる。
【0474】
例示的な実施形態
以下に説明される例示的な実施形態もまた、本開示の範囲内にある。
実施形態1.1以上の種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記種のうちの少なくとも1つの前記免疫原性複合体が、
(a)ビオチン化多糖抗原と、
(b)融合タンパク質であって、
(i)ビオチン結合部分、
(ii)野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433に変異を含む、非溶血性ニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその抗原性断片、ならびに
(iii)SP0435ポリペプチドまたはその抗原性断片を含む、前記融合タンパク質と、を含み、
前記ビオチン化多糖抗原が、前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している、前記ワクチン。
【0475】
実施形態2.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態1に記載のワクチン。
【0476】
実施形態3.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態1または実施形態2に記載のワクチン。
【0477】
実施形態4.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態1~3のいずれか1に記載のワクチン。
【0478】
実施形態5.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態1~3のいずれか1に記載のワクチン。
【0479】
実施形態6.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態1~3のいずれか1に記載のワクチン。
【0480】
実施形態7.前記ビオチン化多糖抗原が、1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fから選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態1~3のいずれか1に記載のワクチン。
【0481】
実施形態8.前記ビオチン化多糖抗原が、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態1~3のいずれか1に記載のワクチン。
【0482】
実施形態9.ワクチンであって、
(a)複数の第1のビオチン化多糖抗原であって、前記複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上の多糖抗原を含む、前記複数の第1のビオチン化多糖抗原と、
(b)複数の第1の融合タンパク質であって、各第1の融合タンパク質が、
(i)ビオチン結合部分、
(ii)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(iii)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記複数の第1の融合タンパク質と、を含む複数の免疫原性複合体を含み、
前記複数の第1のビオチン化多糖抗原の各々が、前記複数の第1の融合タンパク質のうちの1以上の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している、前記ワクチン。
【0483】
実施形態10.前記複数の免疫原性複合体が、
(a)複数の第2のビオチン化多糖抗原であって、前記複数が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上の多糖抗原を含む、前記複数の第2のビオチン化多糖抗原と、
(b)複数の第2の融合タンパク質であって、各第2の融合タンパク質が、
(i)ビオチン結合部分、
(ii)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(iii)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記複数の第2の融合タンパク質と、をさらに含み、
前記複数の第2のビオチン化多糖抗原の各々が、前記複数の第2の融合タンパク質のうちの1以上の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に関連して免疫原性複合体を形成している、実施形態9に記載のワクチン。
【0484】
実施形態11.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0485】
実施形態12.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態11に記載のワクチン。
【0486】
実施形態13.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態9~12のいずれか1に記載のワクチン。
【0487】
実施形態14.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態13に記載のワクチン。
【0488】
実施形態15.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0489】
実施形態16.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態15に記載のワクチン。
【0490】
実施形態17.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態9、10、15、及び16のいずれか1に記載のワクチン。
【0491】
実施形態18.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態17に記載のワクチン。
【0492】
実施形態19.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0493】
実施形態20.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態19に記載のワクチン。
【0494】
実施形態21.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態9、10、19、及び20のいずれか1に記載のワクチン。
【0495】
実施形態22.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態21に記載のワクチン。
【0496】
実施形態23.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fのうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0497】
実施形態24.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態23に記載のワクチン。
【0498】
実施形態25.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fのうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態9、10、23、及び24のいずれか1に記載のワクチン。
【0499】
実施形態26.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態25に記載のワクチン。
【0500】
実施形態27.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0501】
実施形態28.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態27に記載のワクチン。
【0502】
実施形態29.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上の多糖抗原を含む、実施形態9、10、27、及び28のいずれか1に記載のワクチン。
【0503】
実施形態30.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態29に記載のワクチン。
【0504】
実施形態31.前記複数の第2のビオチン化多糖が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fのうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0505】
実施形態32.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態31に記載のワクチン。
【0506】
実施形態33.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態9、10、31、及び32のいずれか1に記載のワクチン。
【0507】
実施形態34.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態33に記載のワクチン。
【0508】
実施形態35.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0509】
実施形態36.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態35に記載のワクチン。
【0510】
実施形態37.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fのうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態9、10、35、及び36のいずれか1に記載のワクチン。
【0511】
実施形態38.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態37に記載のワクチン。
【0512】
実施形態39.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6A、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、17F、18C、19A、19F、20B、及び22Fのうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0513】
実施形態40.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6A、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、17F、18C、19A、19F、20B、及び22Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態39に記載のワクチン。
【0514】
実施形態41.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6B、6C、7C、9V、15A、15B、16F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態9、10、39、及び40に記載のワクチン。
【0515】
実施形態42.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6B、6C、7C、9V、15A、15B、16F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態41に記載のワクチン。
【0516】
実施形態43.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6B、6C、7C、9V、15A、15B、16F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0517】
実施形態44.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6B、6C、7C、9V、15A、15B、16F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態43に記載のワクチン。
【0518】
実施形態45.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6A、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、17F、18C、19A、19F、20B、及び22Fのうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態9、10、43、及び44のいずれか1に記載のワクチン。
【0519】
実施形態46.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6A、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、17F、18C、19A、19F、20B、及び22Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態45に記載のワクチン。
【0520】
実施形態47.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0521】
実施形態48.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、3、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態47に記載のワクチン。
【0522】
実施形態49.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fのうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態9、10、47、及び48のいずれか1に記載のワクチン。
【0523】
実施形態50.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態49に記載のワクチン。
【0524】
実施形態51.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態10に記載のワクチン。
【0525】
実施形態52.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型2、5、6C、7C、7F、8、9N、10A、11A、12F、14、15A、16F、17F、19F、20B、22F、23A、23B、24F、31、35B、及び38の各々の多糖抗原を含む、実施形態51に記載のワクチン。
【0526】
実施形態53.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fのうちの1以上からの多糖抗原を含む、実施形態9、10、51、及び52のいずれか1に記載のワクチン。
【0527】
実施形態54.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1、4、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fの各々の多糖抗原を含む、実施形態53に記載のワクチン。
【0528】
実施形態55.前記複数の第2の融合タンパク質の各々が、配列番号26もしくは配列番号61と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、実施形態10~12、15、16、19、20、23、24、27、28、31、32、35、36、39、40、43、44、47、48、51、及び52のいずれか1に記載のワクチン。
【0529】
実施形態56.前記複数の第2の融合タンパク質の各々が、配列番号26または配列番号61である、実施形態10~12、15、16、19、20、23、24、27、28、31、32、35、36、39、40、43、44、47、48、51、52、及び55のいずれか1に記載のワクチン。
【0530】
実施形態57.前記融合タンパク質、または前記複数の第1の融合タンパク質の各々が、配列番号19、配列番号20、配列番号58、もしくは配列番号59と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列であるか、またはそれを含む、先行実施形態のいずれか1に記載のワクチン。
【0531】
実施形態58.前記融合タンパク質、または前記複数の第1の融合タンパク質の各々が、配列番号19、配列番号20、配列番号58、または配列番号59である、先行実施形態のいずれか1に記載のワクチン。
【0532】
実施形態59.前記複数の免疫原性複合体が、1つの種の免疫原性複合体を含み、前記種が、単一のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖抗原を含む、実施形態9~58のいずれか1に記載のワクチン。
【0533】
実施形態60.前記複数の免疫原性複合体が、2以上の異なる種の免疫原性複合体を含み、各種が、単一のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖抗原を含む、実施形態9~59のいずれか1に記載のワクチン。
【0534】
実施形態61.前記複数の免疫原性複合体が、30以上、31以上、または32以上の異なる種の免疫原性複合体を含み、各種が、単一のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖抗原を含む、実施形態9~60のいずれか1に記載のワクチン。
【0535】
実施形態62.前記複数の免疫原性複合体が、33以上の異なる種の免疫原性複合体を含み、各種が、単一のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖抗原を含む、実施形態9~61のいずれか1に記載のワクチン。
【0536】
実施形態63.前記複数の免疫原性複合体が、34以上の異なる種の免疫原性複合体を含み、各種が、単一のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖抗原を含む、実施形態9~62のいずれか1に記載のワクチン。
【0537】
実施形態64.複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【0538】
実施形態65.複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【0539】
実施形態66.複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【0540】
実施形態67.複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【0541】
実施形態68.複数の異なる種の免疫原性複合体を含むワクチンであって、前記異なる種が、
第1の融合タンパク質のビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型1のビオチン化多糖抗原であって、
前記第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号6と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号8と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型4のビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Vのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型18Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第1の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型33Fのビオチン化多糖抗原と、
第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型2のビオチン化多糖抗原であって、
前記第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分、
(b)配列番号12と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第1のポリペプチド抗原、及び
(c)配列番号10と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはその抗原性断片を含む第2のポリペプチド抗原を含む、前記ビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型5のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型6Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Cのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型7Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型8のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型9Nのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型10Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型11Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型12Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型14のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型15Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型16Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型17Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型19Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型20Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型22Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Aのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型23Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型24Fのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型31のビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型35Bのビオチン化多糖抗原と、
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型38のビオチン化多糖抗原と、を含む、前記ワクチン。
【0542】
実施形態69.
前記第2の融合タンパク質の前記ビオチン結合部分と非共有結合的に複合体化されたStreptococcus pneumoniae血清型3のビオチン化多糖抗原をさらに含む、実施形態68に記載のワクチン。
【0543】
実施形態70.前記ワクチンが、前記異なる種の前記多糖抗原の各々を化学量論的に等しい重量比で含む、実施形態60~69のいずれか1に記載のワクチン。
【0544】
実施形態71.前記ワクチンが、前記異なる種の前記多糖抗原のうちの少なくとも1つを化学量論的に異なる重量比で含む、実施形態60~69のいずれか1に記載のワクチン。
【0545】
実施形態72.前記ワクチンが、前記異なる種の前記多糖抗原の各々を化学量論的に異なる重量比で含む、実施形態60~69のいずれか1に記載のワクチン。
【0546】
実施形態73.前記ビオチン結合部分が、(i)配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチド、あるいは(ii)配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含むポリペプチドである、先行実施形態のいずれか1に記載のワクチン。
【0547】
実施形態74.野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433に変異を含む、非溶血性ニューモリシン(Ply)タンパク質。
【0548】
実施形態75.前記非溶血性ニューモリシンが、等価濃度の野生型ニューモリシンよりも低い溶血活性を有する、実施形態74に記載の非溶血性ニューモリシン。
【0549】
実施形態76.前記非溶血性ニューモリシンの溶血活性が、等価濃度の野生型ニューモリシンよりも少なくとも25%、少なくとも35%、少なくとも45%、少なくとも55%、少なくとも65%、少なくとも75%、少なくとも85%、または少なくとも95%低い、実施形態75に記載の非溶血性ニューモリシン。
【0550】
実施形態77.野生型ニューモリシンのアミノ酸残基1~470が、配列番号3のアミノ酸配列を有する、実施形態74~76のいずれか1に記載の非溶血性ニューモリシン。
【0551】
実施形態78.前記非溶血性ニューモリシンが、前記野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンにおいて、(i)残基294G~P、(ii)残基385D~N、(iii)残基428C~G、及び(iv)残基433W~Fの変異を含む、実施形態74~77のいずれか1に記載の非溶血性ニューモリシン。
【0552】
実施形態79.前記非溶血性ニューモリシンが、配列番号5または配列番号6のアミノ酸配列を含む、実施形態74~78のいずれか1に記載の非溶血性ニューモリシン。
【0553】
実施形態80.実施形態62~65のいずれか1に記載の非溶血性ニューモリシンをコードするヌクレオチド配列を含む、核酸。
【0554】
実施形態81.前記ヌクレオチド配列が、配列番号14または配列番号15と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、または100%同一である、実施形態80に記載の核酸。
【0555】
実施形態82.融合タンパク質であって、
(i)ビオチン結合部分と、
(ii)野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433に変異を含む、非溶血性ニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその抗原性断片と、
(iii)SP0435ポリペプチドまたはその抗原性部分と、を含む、前記融合タンパク質。
【0556】
実施形態83.融合タンパク質であって、
(i)配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは100%同一のアミノ酸配列、またはそのビオチン結合部分を含む、ビオチン結合部分と、
(ii)配列番号5もしくは配列番号6と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは100%同一のアミノ酸配列、またはその抗原性部分を含む、ポリペプチドと、
(iii)配列番号8と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは100%同一のアミノ酸配列、またはその抗原性部分を含む、ポリペプチドと、を含む、前記融合タンパク質。
【0557】
実施形態84.融合タンパク質であって、
(i)配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは100%同一のアミノ酸配列、またはそのビオチン結合部分を含む、ビオチン結合部分と、
(ii)配列番号5もしくは配列番号6と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは100%同一のアミノ酸配列、またはその抗原性部分を含む、第1のポリペプチドと、
(iii)配列番号8と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、もしくは100%同一のアミノ酸配列、またはその抗原性部分を含む、第2のポリペプチドと、
(iv)前記ビオチン結合部分と前記第1のポリペプチドとの間に位置付けられた第1のリンカー、及び/または前記第1のポリペプチドと前記第2のポリペプチドとの間に位置付けられた第2のリンカーと、を含む、前記融合タンパク質。
【0558】
実施形態85.前記第1のリンカー及び/または前記第2のリンカーが、アミノ酸配列GGGGSSS(配列番号30)を含む、実施形態84に記載の融合タンパク質。
【0559】
実施形態86.前記ビオチン結合部分が、前記第1のポリペプチドにC末端で連結されている、実施形態82~85のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0560】
実施形態87.前記ビオチン結合部分が、前記第1のポリペプチドにN末端で連結されている、実施形態82~85のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0561】
実施形態88.前記第1のポリペプチドが、前記第2のポリペプチドにC末端で連結されている、実施形態82~87のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0562】
実施形態89.前記第1のポリペプチドが、前記第2のポリペプチドにN末端で連結されている、実施形態82~87のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0563】
実施形態90.前記第2のポリペプチドが、前記ビオチン結合部分にC末端で連結されている、実施形態82~89のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0564】
実施形態91.前記第2のポリペプチドが、前記ビオチン結合部分にN末端で連結されている、実施形態82~89のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0565】
実施形態92.Hisタグをさらに含む、実施形態82~91のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0566】
実施形態93.配列番号2のアミノ酸配列を含む、実施形態82~92のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0567】
実施形態94.配列番号5または配列番号6のアミノ酸配列を含む、実施形態82~93のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0568】
実施形態95.配列番号8のアミノ酸配列を含む、実施形態82~94のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0569】
実施形態96.配列番号19または配列番号58と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、実施形態82~95のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0570】
実施形態97.配列番号20または配列番号59と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、実施形態82~96のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0571】
実施形態98.前記融合タンパク質が、SPP2である、実施形態82~97のいずれか1に記載の融合タンパク質。
【0572】
実施形態99.実施形態80~98のいずれか1に記載の融合タンパク質をコードする配列を含む、核酸。
【0573】
実施形態100.前記配列が、配列番号27または配列番号62と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、または100%同一である、実施形態99に記載の核酸。
【0574】
実施形態101.実施形態68~84のいずれか1に記載の融合タンパク質と非共有結合的に関連したビオチン化多糖抗原を含む、免疫原性複合体。
【0575】
実施形態102.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態101に記載の免疫原性複合体。
【0576】
実施形態103.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態101または実施形態102に記載の免疫原性複合体。
【0577】
実施形態104.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0578】
実施形態105.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0579】
実施形態106.前記ビオチン化多糖抗原が、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0580】
実施形態107.前記ビオチン化多糖抗原が、1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fのうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0581】
実施形態108.前記ビオチン化多糖抗原が、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有するStreptococcus pneumoniaeの多糖を含む、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0582】
実施形態109.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型1である、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0583】
実施形態110.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型6Bである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0584】
実施形態111.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型9Vである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0585】
実施形態112.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型15Bである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0586】
実施形態113.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型22Fである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0587】
実施形態114.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型23Aである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0588】
実施形態115.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型23Bである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0589】
実施形態116.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型23Fである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0590】
実施形態117.前記ビオチン化多糖抗原が、Streptococcus pneumoniae血清型33Fである、実施形態101~102のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0591】
実施形態118.前記ビオチン結合部分が、(i)配列番号1と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片、あるいは(ii)配列番号2もしくは配列番号57と少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、もしくは100%同一であるアミノ酸配列またはそのビオチン結合断片を含む、ポリペプチドである、実施形態101~117のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0592】
実施形態119.前記融合タンパク質と前記多糖抗原とを約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、約7:1、約8:1、約9:1、または約10:1の重量比で含む、実施形態101~118のいずれか1に記載の免疫原性複合体。
【0593】
実施形態120.実施形態101~119のいずれか1に記載の免疫原性複合体を1以上含むワクチン。
【0594】
実施形態121.実施形態1~73及び120のいずれか1に記載のワクチンと、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【0595】
実施形態122.実施形態101~119のいずれか1に記載の免疫原性複合体と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【0596】
実施形態123.1以上のアジュバントをさらに含む、実施形態121または実施形態122に記載の医薬組成物。
【0597】
実施形態124.前記1以上のアジュバントが、共刺激因子であるか、またはそれを含む、実施形態123に記載の医薬組成物。
【0598】
実施形態125.前記1以上のアジュバントが、リン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、及びリン酸化水酸化アルミニウムからなる群から選択される、実施形態123または実施形態124に記載の医薬組成物。
【0599】
実施形態126.前記1以上のアジュバントが、リン酸アルミニウムであるか、またはそれを含む、実施形態123~125のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0600】
実施形態127.前記医薬組成物が注射用に製剤されている、実施形態121~126のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0601】
実施形態128.対象に投与すると、前記医薬組成物が免疫応答を誘導する、実施形態121~127のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0602】
実施形態129.前記免疫応答が、抗体及び/またはB細胞応答を含む、実施形態128に記載の医薬組成物。
【0603】
実施形態130.前記免疫応答が、CD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、またはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む、実施形態128または実施形態129に記載の医薬組成物。
【0604】
実施形態131.前記免疫応答が、(i)抗体またはB細胞応答、及び(ii)T細胞応答を含む、実施形態128~130のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0605】
実施形態132.前記免疫応答が、(i)前記ワクチンもしくは免疫原性複合体の少なくとも1つの多糖抗原、及び/または(ii)前記ワクチンもしくは免疫原性複合体の少なくとも1つのポリペプチド抗原に対するものである、実施形態128~131のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0606】
実施形態133.前記免疫応答が、(i)前記ワクチンまたは免疫原性複合体の少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)前記ワクチンまたは免疫原性複合体の少なくとも1つのポリペプチド抗原に対するCD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、またはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む、実施形態128~132のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0607】
実施形態134.前記免疫応答が、(i)前記ワクチンまたは免疫原性複合体の少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、及び(ii)前記ワクチンまたは免疫原性複合体の少なくとも1つのポリペプチド抗原に対する抗体またはB細胞応答を含む、実施形態128~133のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0608】
実施形態135.前記免疫応答が、(i)前記ワクチンまたは免疫原性複合体の少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)前記ワクチンまたは免疫原性複合体の少なくとも1つのポリペプチド抗原に対する抗体またはB細胞応答、及びCD4+T細胞応答(T1、T2、またはT17応答を含む)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む、実施形態128~134のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0609】
実施形態136.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するオプソニン応答/殺菌応答を誘導する、実施形態121~135のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0610】
実施形態137.対象に投与すると、前記医薬組成物が、前記対象から別の対象への1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの伝播を低減または抑制する、実施形態121~136のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0611】
実施形態138.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの定着を低減または抑制する、実施形態121~137のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0612】
実施形態139.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの粘膜表面への定着を低減または抑制する、実施形態138に記載の医薬組成物。
【0613】
実施形態140.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの鼻咽頭への定着を低減または抑制する、実施形態139に記載の医薬組成物。
【0614】
実施形態141.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの細菌負荷を低減する、実施形態121~140のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0615】
実施形態142.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態121~141のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0616】
実施形態143.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の重症度を低減させる、実施形態121~142のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0617】
実施形態144.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態121~143のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0618】
実施形態145.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度を低減させる、実施形態121~144のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0619】
実施形態146.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態121~145のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0620】
実施形態147.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷の重症度を低減させる、実施形態121~146のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0621】
実施形態148.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態121~147のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0622】
実施形態149.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎の重症度を低減させる、実施形態121~148のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0623】
実施形態150.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態121~149のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0624】
実施形態151.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎の重症度を低減させる、実施形態121~150のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0625】
実施形態152.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態121~151のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0626】
実施形態153.対象に投与すると、前記医薬組成物が、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎の重症度を低減させる、実施形態121~152のいずれか1に記載の医薬組成物。
【0627】
実施形態154.ワクチンを作製する方法であって、複数の第1のビオチン化多糖抗原を複数の第1の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化することを含み、
各第1の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分と、
(b)ニューモリシン(Ply)ポリペプチドまたはその抗原性断片と、
(c)SP0435ポリペプチドまたはその抗原性断片と、を含む、前記方法。
【0628】
実施形態155.複数の第2のビオチン化多糖抗原を複数の第2の融合タンパク質と非共有結合的に複合体化することをさらに含み、
各第2の融合タンパク質が、
(a)ビオチン結合部分と、
(b)SP1500ポリペプチドまたはその抗原性断片と、
(c)SP0785ポリペプチドまたはその抗原性断片と、を含む、実施形態154に記載の方法。
【0629】
実施形態156.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態155に記載の方法。
【0630】
実施形態157.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態155または実施形態156に記載の方法。
【0631】
実施形態158.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態155または実施形態156に記載の方法。
【0632】
実施形態159.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態155または実施形態156に記載の方法。
【0633】
実施形態160.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fから選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態155または実施形態156に記載の方法。
【0634】
実施形態161.前記複数の第2のビオチン化多糖抗原が、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態155または実施形態156に記載の方法。
【0635】
実施形態162.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態154または実施形態155に記載の方法。
【0636】
実施形態163.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態154、155、及び162のうちのいずれか1に記載の方法。
【0637】
実施形態164.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態154、155、及び162のいずれか1に記載の方法。
【0638】
実施形態165.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態154、155、及び162のいずれか1に記載の方法。
【0639】
実施形態166.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fから選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態154、155、及び162のいずれか1に記載の方法。
【0640】
実施形態167.前記複数の第1のビオチン化多糖抗原が、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38から選択される1以上のStreptococcus pneumoniae血清型の多糖を含む、実施形態154、155、及び162のいずれか1に記載の方法。
【0641】
実施形態168.Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法であって、実施形態1~73及び120のいずれか1に記載のワクチンを免疫学的有効量で前記対象に投与することを含む、前記方法。
【0642】
実施形態169.Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法であって、実施形態101~119のいずれか1に記載の免疫原性複合体を免疫学的有効量で前記対象に投与することを含む、前記方法。
【0643】
実施形態170.Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法であって、実施形態121~153のいずれか1に記載の医薬組成物を免疫学的有効量で前記対象に投与することを含む、前記方法。
【0644】
実施形態171.前記ワクチン、免疫原性組成物、または医薬組成物が免疫応答を誘導する、実施形態168~170のいずれか1に記載の方法。
【0645】
実施形態172.前記免疫応答が、抗体またはB細胞応答を含む、実施形態171に記載の方法。
【0646】
実施形態173.前記免疫応答が、CD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、またはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む、実施形態171または実施形態172に記載の方法。
【0647】
実施形態174.前記免疫応答が、(i)抗体またはB細胞応答、及び(ii)T細胞応答を含む、実施形態171~173のいずれか1に記載の方法。
【0648】
実施形態175.前記免疫応答が、少なくとも1つの多糖抗原または融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対するものである、実施形態171~174のいずれか1に記載の方法。
【0649】
実施形態176.前記免疫応答が、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対するCD4+T細胞応答(例えば、T1、T2、またはT17応答)、CD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む、実施形態171~175のいずれか1に記載の方法。
【0650】
実施形態177.前記免疫応答が、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、及び(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答を含む、実施形態171~176のいずれか1に記載の方法。
【0651】
実施形態178.前記免疫応答が、(i)少なくとも1つの多糖抗原に対する抗体またはB細胞応答、ならびに(ii)融合タンパク質の少なくとも1つのポリペプチドに対する抗体またはB細胞応答、及びT1、T2、もしくはT17応答を含むCD4+T細胞応答、またはCD8+T細胞応答、CD4+及びCD8+T細胞応答、またはCD4-/CD8-T細胞応答を含む、実施形態171~177のいずれか1に記載の方法。
【0652】
実施形態179.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに対するオプソニン応答/殺菌応答を誘導する、実施形態168~178のいずれか1に記載の方法。
【0653】
実施形態180.前記ワクチンが、前記対象から別の対象への1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの伝播を抑制する、実施形態168~179のいずれか1に記載の方法。
【0654】
実施形態181.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの複製を抑制もしくは低減するか、または細菌負荷を低減する、実施形態168~180のいずれか1に記載の方法。
【0655】
実施形態182.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態168~181のいずれか1に記載の方法。
【0656】
実施形態183.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の重症度を低減させる、実施形態168~182のいずれか1に記載の方法。
【0657】
実施形態184.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態168~183のいずれか1に記載の方法。
【0658】
実施形態185.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する菌血症、敗血症、及び/または髄膜炎の重症度を低減させる、実施形態168~184のいずれか1に記載の方法。
【0659】
実施形態186.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態168~185のいずれか1に記載の方法。
【0660】
実施形態187.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する臓器損傷の重症度を低減させる、実施形態168~186のいずれか1に記載の方法。
【0661】
実施形態188.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態168~187のいずれか1に記載の方法。
【0662】
実施形態189.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する肺炎の重症度を低減させる、実施形態168~188のいずれか1に記載の方法。
【0663】
実施形態190.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態168~189のいずれか1に記載の方法。
【0664】
実施形態191.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する中耳炎の重症度を低減させる、実施形態168~190のいずれか1に記載の方法。
【0665】
実施形態192.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎を抑制するか、またはその発生率を低減させる、実施形態168~191のいずれか1に記載の方法。
【0666】
実施形態193.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeに関連または起因する副鼻腔炎の重症度を低減させる、実施形態168~192のいずれか1に記載の方法。
【0667】
実施形態194.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの粘膜表面への定着を抑制する、実施形態168~193のいずれか1に記載の方法。
【0668】
実施形態195.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの鼻咽頭への定着を抑制する、実施形態168~194のいずれか1に記載の方法。
【0669】
実施形態196.前記ワクチンが、1以上の血清型のStreptococcus pneumoniaeの無症状感染を抑制または低減する、実施形態168~195のいずれか1に記載の方法。
【0670】
実施形態197.前記Streptococcus pneumoniaeが、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、7A、7B、7C、7F、8、9A、9L、9N、9V、10A、10B、10C、10F、11A、11B、11C、11D、11E、11F、12A、12B、12F、13、14、15A、15B、15C、15F、16A、16F、17A、17F、18A、18B、18C、18F、19A、19B、19C、19F、20A、20B、21、22A、22F、23A、23B、23F、24A、24B、24F、25A、25F、27、28A、28F、29、31、32A、32F、33A、33B、33C、33D、33E、33F、34、35A、35B、35C、35F、36、37、38、39、40、41A、41F、42、43、44、45、46、47A、47F、及び48のうちの1以上から選択される血清型を有する、実施形態168~196のいずれか1に記載の方法。
【0671】
実施形態198.前記Streptococcus pneumoniaeが、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有する、実施形態168~197のいずれか1に記載の方法。
【0672】
実施形態199.前記Streptococcus pneumoniaeが、1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有する、実施形態168~198のいずれか1に記載の方法。
【0673】
実施形態200.前記Streptococcus pneumoniaeが、1、2、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有する、実施形態168~199のいずれか1に記載の方法。
【0674】
実施形態201.前記Streptococcus pneumoniaeが、1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23F、及び33Fのうちの1以上から選択される血清型を有する、実施形態168~200のいずれか1に記載の方法。
【0675】
実施形態202.前記Streptococcus pneumoniaeが、6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のうちの1以上から選択される血清型を有する、実施形態168~201のいずれか1に記載の方法。
【0676】
実施形態203.前記対象が、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、1用量のワクチンで免疫化される、実施形態168~202のいずれか1に記載の方法。
【0677】
実施形態204.前記対象が、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、2用量のワクチンで免疫化される、実施形態168~203のいずれか1に記載の方法。
【0678】
実施形態205.前記対象が、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、3用量のワクチンで免疫化される、実施形態168~204のいずれか1に記載の方法。
【0679】
実施形態206.前記対象が、Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着に対して、4用量のワクチンで免疫化される、実施形態168~205のいずれか1に記載の方法。
【0680】
実施形態207.前記ワクチンが、準備刺激ワクチンとしてレジメンで投与される、実施形態168~206のいずれか1に記載の方法。
【0681】
実施形態208.前記ワクチンが、追加免疫ワクチンとしてレジメンで投与される、実施形態168~207のいずれか1に記載の方法。
【0682】
実施形態209.前記ワクチンが、準備刺激ワクチン及び追加免疫ワクチンとしてレジメンで投与される、実施形態168~208のいずれか1に記載の方法。
【0683】
実施形態210.前記レジメンが、1以上の追加のワクチンの投与を含む、実施形態168~209のいずれか1に記載の方法。
【0684】
実施形態211.対象におけるStreptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または予防に使用するための、実施形態1~73及び120のうちのいずれか1に記載のワクチン、実施形態101~119のうちのいずれか1に記載の免疫原性複合体、または実施形態121~153のうちのいずれか1に記載の医薬組成物。
【0685】
実施形態212.Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または予防のための医薬品の製造における、実施形態1~73及び120のうちのいずれか1に記載のワクチン、実施形態101~119のうちのいずれか1に記載の免疫原性複合体、または実施形態121~153のうちのいずれか1に記載の医薬組成物の使用。
【0686】
実施形態213.担体タンパク質と各々関連した、少なくとも25、26、27、28、29、30、31、32、33、または34の異なる肺炎球菌血清型からのS.pneumoniae莢膜多糖を含む、多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0687】
実施形態214.担体タンパク質と関連したS.pneumoniae血清型38莢膜多糖を含む多価肺炎球菌免疫原性組成物であって、前記免疫原性組成物が、担体タンパク質と各々関連した少なくとも20、24、25、26、27、28、29、30、31、32、または33の異なるS.pneumoniae莢膜多糖を含む、前記多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0688】
実施形態215.担体タンパク質と関連したS.pneumoniae血清型7C莢膜多糖を含む多価肺炎球菌免疫原性組成物であって、前記免疫原性組成物が、担体タンパク質と各々関連した少なくとも20、24、25、26、27、28、29、30、31、32、または33の異なるS.pneumoniae莢膜多糖を含む、前記多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0689】
実施形態216.担体タンパク質と各々関連した血清型7C及び38莢膜多糖を含み、前記免疫原性組成物が、担体タンパク質と各々関連した少なくとも20、24、25、26、27、28、29、30、31、32、または33の異なるS.pneumoniae莢膜多糖を含む、実施形態214または実施形態215に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0690】
実施形態217.担体タンパク質と各々関連した最大60、50、40、または35の異なるS.pneumoniae莢膜多糖、任意選択的に、担体タンパク質と各々関連した20~60、25~60、30~60、20~50、25~50、30~50、15~40、20~40、25~40、30~40、または30~35の異なるS.pneumoniae莢膜多糖を含む、実施形態213~216のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0691】
実施形態218.前記S.pneumoniae莢膜多糖と関連した少なくともまたは正確に2つの異なる抗原性ポリペプチドまたは融合タンパク質を含む、実施形態213~217のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0692】
実施形態219.前記担体タンパク質が、抗原性ポリペプチドまたは融合タンパク質であるか、またはそれを含む、実施形態213~218のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0693】
実施形態220.前記抗原性ポリペプチドまたは融合タンパク質が、CP1、SPP2、SP0785、SP1500、SP0435、Ply、及びそれらの組み合わせであるか、またはそれらを含む、実施形態219に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0694】
実施形態221.前記担体タンパク質が、PspA、CRM197、CRM197の多様体、ジフテリアトキソイド、ジフテリアトキソイドの多様体、破傷風トキソイド、タンパク質D、及びそれらの組み合わせであるか、またはそれらを含む、実施形態213~219のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0695】
実施形態222.血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、及び23FからのS.pneumoniae莢膜多糖を含む、実施形態213~221のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0696】
実施形態223.血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33FからのS.pneumoniae莢膜多糖を含む、実施形態213~221のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0697】
実施形態224.血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F、及び33FからのS.pneumoniae莢膜多糖を含む、実施形態213~221のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0698】
実施形態225.前記担体タンパク質が、CRM197、CRM197の多様体、及び破傷風トキソイドから選択される、実施形態223または224に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0699】
実施形態226.血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38からのS.pneumoniae莢膜多糖を含む、実施形態213~225のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0700】
実施形態227.S.pneumoniae血清型23A莢膜多糖を含む、実施形態213~226のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0701】
実施形態228.S.pneumoniae血清型23B莢膜多糖を含む、実施形態213~227のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0702】
実施形態229.S.pneumoniae血清型24F莢膜多糖を含む、実施形態213~228のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0703】
実施形態230.S.pneumoniae血清型31莢膜多糖を含む、実施形態213~229のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0704】
実施形態231.S.pneumoniae血清型35B莢膜多糖を含む、実施形態213~230のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0705】
実施形態232.S.pneumoniae血清型17F莢膜多糖を含む、実施形態213~231のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0706】
実施形態233.S.pneumoniae血清型20(例えば、20B)莢膜多糖を含む、実施形態213~232のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0707】
実施形態234.S.pneumoniae血清型15莢膜多糖、任意選択的に、15A及び15B莢膜多糖を含む、実施形態213~233のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0708】
実施形態235.S.pneumoniae血清型6C莢膜多糖を含む、実施形態213~234のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0709】
実施形態236.S.pneumoniae血清型16F莢膜多糖を含む、実施形態213~235のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0710】
実施形態237.S.pneumoniae血清型2莢膜多糖を含む、実施形態213~236のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0711】
実施形態238.S.pneumoniae血清型9N莢膜多糖を含む、実施形態213~237のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0712】
実施形態239.前記S.pneumoniae莢膜多糖が、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20(例えば、20B)、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38から選択される少なくとも30、31、32、33、または34の莢膜多糖を含む、実施形態216~238のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0713】
実施形態240.S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20(例えば、20B)、22F、23A、23B、23F、24F、31、33F、35B、及び38からの莢膜多糖を含む、実施形態213~239のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0714】
実施形態241.対象におけるStreptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または予防に使用するための、実施形態213~240のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0715】
実施形態242.実施形態1~73及び120のいずれか1に記載のワクチンの特徴を含む、実施形態213~240のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物。
【0716】
実施形態243.Streptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または予防のための医薬品の製造における、実施形態213~242のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物の使用。
【0717】
実施形態244.実施形態213~242のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物を含むワクチン。
【0718】
実施形態245.実施形態213~242のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物または実施形態244のワクチンと、薬学的に許容される担体及び/または賦形剤と、を含む、医薬組成物。
【0719】
実施形態246.1以上のアジュバントをさらに含む、実施形態245に記載の医薬組成物。
【0720】
実施形態247.対象におけるStreptococcus pneumoniaeの感染及び/または定着の治療または予防に使用するための、実施形態244に記載のワクチン、または実施形態245もしくは実施形態246に記載の医薬組成物。
【0721】
実施形態248.Streptococcus pneumoniae感染及び/または定着に対して対象を免疫化する方法であって、免疫学的有効量の実施形態213~242のいずれか1に記載の多価肺炎球菌免疫原性組成物、実施形態244のワクチン、または実施形態245もしくは実施形態246の医薬組成物を前記対象に投与することを含む、前記方法。
【実施例
【0722】
実施例1:例示的なSPP2融合タンパク質構築物設計
SPP2は、ビオチン結合部分(例えば、ビオチン結合タンパク質)と、野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433における変異を含む非溶血性ニューモリシンポリペプチドもしくはその抗原性断片と、(iii)S.pneumoniae伸長因子P(SP0435)ポリペプチドもしくはその抗原性断片と、を含む、融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、ビオチン結合部分は、リズアビジンまたはそのビオチン結合部分であるか、またはそれを含む。
【0723】
いくつかの実施形態では、SPP2は、リズアビジン残基45~179(Rhaviと表記される)、野生型Streptococcus pneumoniaeニューモリシンのアミノ酸残基294、385、428、及び433の変異を含むニューモリシン残基2~470(PdT(G294P)と表記される)、ならびにS.pneumoniae伸長因子P(SP0435)残基62~185を含む、融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、かかるSPP2融合タンパク質は、RhaviポリペプチドとPdT(G294P)ポリペプチドとの間に位置付けられた第1のGGGGSSS(配列番号30)リンカーと、PdT(G294P)ポリペプチドとSP0435ポリペプチドとの間に位置付けられた第2のGGGGSSS(配列番号30)リンカーと、を含む。いくつかの実施形態では、SPP2融合タンパク質は、1以上のHisタグを含む。例示的なSPP2融合タンパク質構築物が図2Bに概略的に示される。例示的なSPP2融合タンパク質の例示的なプラスミドマップが図3に示される。
【0724】
例示的なSPP2の第1の前駆体
ニューモリシン(Ply)は、S.pneumoniaeの病原性因子として同定されている、コレステロール依存性のチオール活性化細胞溶解素である。Plyは、溶血活性及び補体活性化という2つの独立した機能を有する。Plyの構造は、4つのドメインに簡便に分離され得る。Plyの3つの十分に特徴付けられたアミノ酸置換(D385N、C428G、及びW433F)は、溶血活性及び補体活性化の両方を低減することが示されている(Berry et al.,“Effect of defined point mutations in the pneumolysin gene on the virulence of Streptococcus pneumoniae”.Infect Immun.1996 63(5):1969-1974)。これらの3つのアミノ酸置換(D385N、C428G、及びW433F)を担持するPlyポリペプチドは、PdTと称される。いくつかの実施形態では、Rhavi、SP0435、及びPdTを含む例示的なSPP2の第1の前駆体が構築されたが、残存する溶血活性を示した。
【0725】
新規の変異型ニューモリシンPdT(G294P)及び例示的なSPP2の第2の前駆体
第1の前駆体の残存する溶血活性を排除するために、さらなるアミノ酸置換を付加することによって、修飾されたPdTを生成した。具体的には、本開示は、Plyのドメイン3のオリゴマー化ドメインの単一残基変化が、Plyの天然溶血活性を大幅に低減させ得ることを観察する(Oloo et al.,“Structure-guided antigen engineering yields pneumolysin mutants suitable for vaccination against pneumococcal disease”.J BiolChem.2011 286(14):12133-12140)。したがって、N末端からC末端に向かって、Rhavi、SP0435、及びG294Pアミノ酸置換を付加したPdTポリペプチド(PdT(G294P)と表記される)を含む、例示的なSPP2の第2の前駆体(前駆体2)を生成した。発明者らの知る限り、これは、アミノ酸置換G294P及びPdTのアミノ酸置換(D385N、C428G、及びW433F)を組み合わせたニューモリシンポリペプチドの最初の報告例である。例示的なPdT(G294P)ポリペプチドが図2Aに概略的に示される。PdT(G294P)は、検出タグまたは精製タグ(例えば、Hisタグ)をさらに含み得る。例示的なPdT(G294P)ポリペプチドの三次構造が図4に示される。PdT(G294P)または前駆体2については、溶血活性は検出されなかったが(図5A)、前駆体2は、赤血球凝集(血球凝集)を予想外に示した(図6A及び図6B)。
【0726】
例示的なSPP2構築物
本開示は、融合タンパク質中のSP0435及びPdT(G294P)の相対位置が、融合タンパク質の血球凝集活性に予想外に影響し得るという驚くべき洞察を提供する。特に、上記に説明された前駆体2中のSP0435及びPdT(G294P)の順序を逆転させること、すなわち、融合タンパク質中でSP0435をPdT(G294P)のC末端に位置付けることは、血球凝集を予想外に消失させた(図6A及び図6B)。任意選択のHisタグを有する、Rhavi、PdT(G294P)、及びSP0435を含む例示的なSPP2構築物では、溶血(図5A)も血球凝集(図6A及び図6B)も検出されなかった。Streptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中のSPP2融合タンパク質(1.SPP2 MAPS)もまた、溶血(図5B)または血球凝集(図6C)のいずれの証拠も示さなかった。
【0727】
溶血アッセイ
図5Aは、ウサギ赤血球溶血アッセイを使用して測定した際の、精製されたタンパク質ニューモリシン、ニューモリシン+SPP2融合タンパク質、PdT(G294P)ポリペプチド、及び融合タンパク質(前駆体1、前駆体2、及びSPP2)の比較に基づく溶血活性を示す。図5Bは、ウサギ赤血球溶血アッセイを使用して測定した際の、Streptococcus pneumoniae多糖SP1とのMAPS複合体中の融合タンパク質SPP2(1.SPP2 MAPS)、及び標準的な0.5mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-1)、希釈された0.1mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-2)、及び希釈された0.1mg/mLのストックから調製され、次いで、1回の凍結融解サイクルに供されたニューモリシン(ニューモリシン-2-F/T)の比較に基づく溶血活性を示す。
【0728】
簡潔に述べると、示されるタンパク質(図5A:ニューモリシン、ニューモリシン+SPP2、PdT(G294P)、前駆体1、前駆体2、及びSPP2、図5B:1.SPP2 MAPS、標準的な0.5mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-1)、希釈された0.1mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-2)、及び希釈した0.1mg/mLのストックから調製され、次いで、1回の凍結融解サイクルに供されたニューモリシン(ニューモリリン-2-F/T))を、様々な濃度で、希釈ウサギ赤血球(DPBS中の2%vol/vol、0.1%BSA、+10mM DTT)と共に30分間、37℃でインキュベートした。インタクト赤血球を遠心分離によって除去し、赤血球溶解物を含む上清を収集した。赤血球の溶解率を、545nmにおける上清の吸光度(A545)を、(i)100%溶解対照(DPBS中の1%Triton(登録商標) X-100、0.1%BSA、+10mM DTT)、及び(ii)0%溶解対照(DPBS、0.1%BSA、+10mM DTT)と比較することによって決定した。次いで、正規化された溶血率データを、4PLモデルを使用して適合させ、50%溶血を達成するために必要なタンパク質の濃度を報告した(EC50)。50%溶血に達しなかった試料について、EC50は、試験された最高濃度を超えると報告された。A545の値及び平均の範囲を、タンパク質濃度に対してプロットした。示される値は、2回の反復の平均であり、誤差バーは、範囲を表す。1%Triton(登録商標)とのインキュベーションによって達成された赤血球の完全な溶解が、点線の上線によって示されるが、アッセイバッファーのバックグラウンド吸光度が、点線の下線によって示される。
【0729】
図5Aでは、100~1,000ng/mLのタンパク質のニューモリシンで完全な溶解が観察される。ニューモリシンとSPP2融合タンパク質との共インキュベーションは、ニューモリシンの溶血活性を低減させず、SPP2融合タンパク質、またはSPP2試料の他の成分が、溶血活性をマスクしなかったことを示した。前駆体1では、低減された溶血活性が観察された。特に、PdT(G294P)、前駆体2、またはSPP2融合タンパク質では、ニューモリシンよりもおよそ10,000倍高いタンパク質濃度で溶血活性は見られなかった。
【0730】
図5Aの結果が以下の表1に定量的に示される。
【表1】
【0731】
図5Bでは、SP1とのMAPS複合体中のSPP2融合タンパク質(1.SPP2 MAPS)は、ニューモリシン-1よりおよそ10,000倍高いタンパク質濃度である8.05×10ng/mLまでの濃度では溶血活性を示さなかった。異なるストック濃度(ニューモリシン-1及びニューモリシン-2)からのニューモリシンの調製及び凍結融解(ニューモリシン-2 F/T)は、溶血活性に影響しなかった。
【0732】
血球凝集アッセイ
図6A図6B、及び図6Cは、ウサギ赤血球アッセイを使用した精製タンパク質の比較に基づく血球凝集活性を示す。簡潔に述べると、示されるタンパク質(図6A:前駆体1、前駆体2、SPP2、図6B:ニューモリシン、ニューモリシン+SPP2、PdT(G294P)、前駆体1、前駆体2、及びSPP2、図6C:1.SPP2 MAPS、標準的な0.5mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-1)、希釈された0.1mg/mLのストックから調製されたニューモリシン(ニューモリシン-2)、及び希釈した0.1mg/mLのストックから調製され、次いで、1回の凍結融解サイクルに供されたニューモリシン(ニューモリシン-2-F/T))を、様々な濃度で、希釈ウサギ赤血球(RBC)(DPBS中の2%vol/vol、0.1%BSA、+10mM DTT)と共に30分間、37℃でインキュベートした。アッセイプレートを赤血球凝集(血球凝集)の証拠のために直接視覚化した。対照ウェルでは、ウサギ赤血球を、(i)DPBS中の1%Triton(登録商標) X-100、0.1%BSA、+10mM DTT(100%溶解)、または(ii)DPBS、0.1%BSA、+10mM DTT(0%溶解)とインキュベートした。図6Aでは、前駆体2の列の破線で示されたウェルのみが、血球凝集の証拠を示した。図6Bでは、前駆体2の列の破線によって示されたウェルもまた、血球凝集の証拠を示した。全ての事例で、PdT(G294P)、SPP2、及び1.SPP2 MAPSの列のウェルは、血球凝集を含まなかった。
【0733】
実施例2:例示的な融合タンパク質CP1及びSPP2の調製
ベクター構築物
いくつかの実施形態では、融合タンパク質CP1及びSPP2は、各々、完全長タンパク質のアミノ酸45~179にまたがるリズアビジンのビオチン結合部分を含み、リズアビジンの予測されるシグナル配列(アミノ酸1~44)は、組み込まれなかった。E.coliにおけるCP1の発現レベルを最適化するために、いくつかの実施形態では、リズアビジンポリペプチドをコードする遺伝子配列(例えば、いくつかの実施形態では、アミノ酸45~179、配列番号2)を、E.coliに好ましい発現コドンを使用して再設計し、合成し、プラスミドpET24a(+)にクローニングした。この合成リズアビジン遺伝子はRhaviと指定された。
【0734】
CP1及びSPP2を構築するために、いくつかの実施形態では、可動性リンカーをコードするDNA配列(例えば、いくつかの実施形態では、GGGGSSSの可動性リンカー、配列番号30)を合成Rhavi遺伝子の3’末端に直接挿入してRhaviから分離させ、後続の融合タンパク質の適切なフォールディングを促進した。
【0735】
CP1について、SP1500及びSP0785タンパク質の所望の部分をコードする遺伝子(予測されるシグナル配列を含まない;それぞれ配列番号12及び配列番号10のポリペプチドをコードする核酸配列)を合成し、リンカー領域のすぐ後でRhavi発現ベクターに挿入した。pET24a(+)のNot I制限部位からの3つの残留アミノ酸(AAA)(配列番号31)がSP1500とSP0785を分離しており、CP1の第2のリンカーと称される場合がある。停止コドンをCP1コーディング配列の3’末端に含めた。クローニング完了後、pET-24a(+):CP1プラスミドのDNAシーケンシングを実施して、pET-24a(+)ベクターにおけるCP1 DNA挿入の存在、配向、及び配列を確認した。融合タンパク質CP1の概略は図7に示す。
【0736】
SPP2について、PCRクローニングを使用して、例示的な融合タンパク質SPP2(Rhavi-GGGGSSS-PdT(G294P)-GGGGSSS-SP0435、例えば、配列番号27または配列番号62)をコードするDNA配列をpET-24a(+)ベクターにクローニングした。停止コドンをコーディング配列の3’末端に含めた。クローニング完了後、pET-24a(+):SPP2プラスミドのDNAシーケンシングを実施して、pET-24a(+)ベクターにおけるSPP2 DNA挿入の存在、配向、及び配列を確認した。融合タンパク質SPP2の概略は図2に示す。プラスミドpET24a(+):SPP2のマップが図3に示される。
【0737】
マスターセルバンク(MCB)の確立
リサーチセルバンク(RCB)を作製するために、pET-24a(+):CP1及びpET24a(+):SPP2プラスミドをE.coli発現株に形質転換した。形質転換したE.coli細胞を、カナマイシンを含む培養プレートに播種した。プレートから1つのコロニーを選択し、振盪フラスコ中の液体培地に植菌するために使用した。フラスコをインキュベーターシェーカーに入れて一晩培養し、所望のODまで増殖させた。次いで、この細菌培養物をグリセロール溶液と混合した。この混合溶液を一定分量ずつバイアルに入れてRCBを作製した。
【0738】
MCBを作製するために、RCBを振盪フラスコ中の液体培地に植菌し、所望のODまで増殖させた。次いで、この細菌培養物を15%グリセロールにし、混合し、一定分量ずつバイアルに入れた。次いで、これらのMCBバイアルを-80℃(-70℃~-90℃)に置き、選択したバイアルを品質保証試験に用いた。
【0739】
製造プロセスの概要
CP1及びSPP2融合タンパク質をE.coliで発現させた。発現したCP1及びSPP2融合タンパク質をE.coli細胞から放出させ、一連のクロマトグラフィー及び濾過ステップで精製した。次のセクションは、300L培養規模のCP1製造プロセスを説明する。
【0740】
プロセスは、MCBバイアルの細胞を解凍し、細胞培地に植菌することによって開始した。初回細胞増殖をフラスコ内で行い、次いで、この細菌培養物を300L発酵槽に移した。細菌を遠心分離によって採取した。回収した細胞ペーストを溶解バッファーに再懸濁し、マイクロフルイダイザーによって流動化した。流動化した細胞溶解物中のバルクCP1融合タンパク質を、沈殿及びクロマトグラフィーステップによって精製した。最終的なプロセスの流れは、限外濾過膜による濃縮及びpH8.0±0.1の20mM Tris、150mM NaClへのバッファー交換であった。最後に、CP1融合タンパク質を0.22μm濾過し、直後に瓶詰めし、-80℃で保管した。原料のいずれも、動物由来またはヒト由来の成分を含んでいなかった。
【0741】
上流プロセス
融合タンパク質CP1及びSPP2の代表的な上流製造プロセスのフローチャートが図8の上部パネルに提供され、個々のステップの詳細を以下に記載する。
【0742】
細胞培養には、製造ステップに応じた合成培地及び成分を用いた。使用した培地は、細胞培地、生産培地、フィード1培地、及びフィード2培地であった。これらの培地は、それぞれ、種菌増殖、生産培養、及びフィーディングに使用した。
【0743】
ステップ1-1:細胞の解凍
十分な細胞培地を調製し、適切な培養フラスコに移し、次いで、凍結したMCBを解凍した。
【0744】
ステップ1-2:フラスコ増殖
解凍したMCBを植菌し、2.5Lフラスコで増殖させた。細胞増殖を分光光度計によってOD600でモニタリングした。
【0745】
ステップ1-3:生産培養
生産培養はフェドバッチモードで行った。産物の生成を支援し、細胞培養物生産期間を延長させるために、適切な細胞増殖後にフィード1培地及びフィード2培地を加えた。発酵槽温度が設定点に達したら、イソプロピルβ-D-1-チオガラクトピラノシドを加えて融合タンパク質の発現を誘導した。誘導からおよそ18時間後、遠心分離によって採取を始めた。
【0746】
ステップ1-4:採取
細菌培養物を連続流遠心分離によって採取した。
【0747】
ステップ1-5:細胞溶解及び清澄化
回収した細胞ペーストを溶解バッファーに再懸濁し、マイクロフルイダイザーによって流動化した。バルク融合タンパク質を含む流動化した細胞溶解物を遠心分離し、上清を回収した。
【0748】
CP1及びSPP2融合タンパク質を製造するために、代替的な上流プロセスが用いられてもよい。
【0749】
下流プロセス
採取及び細胞溶解の後、融合タンパク質CP1及びSPP2をいくつかのクロマトグラフィーステップによって精製した。代表的な融合タンパク質精製プロセスのフローチャートが図8の下部パネルに提供される。個々のステップの詳細を以下に記載する。
【0750】
ステップ2-1:硫酸アンモニウム沈殿/遠心分離及び濾過
清澄化した溶解物に硫酸アンモニウム溶液を加え、最終濃度0.8Mに調整した。室温で混合した後、硫酸アンモニウムを含む清澄化した溶解物を遠心分離し、上清を回収した。回収した上清を0.22μmフィルターで濾過し、適切な容器に収集した。
【0751】
ステップ2-2:疎水性相互作用クロマトグラフィー
このステップの目的は、プロセスに関連する夾雑物を除去することである。樹脂に結合した融合タンパク質を高濃度の硫酸アンモニウムバッファーで洗浄し、次いで、溶出バッファーで溶出させた(バッファー中のNaClの濃度は漸減させた)。ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)分析を各画分で行って、融合タンパク質の存在を確認した。
【0752】
ステップ2-3:タンジェンシャルフロー濾過濃縮/濾過
溶出プールを濃縮し、次いで、30kDa濾過膜を使用して数倍量のTris緩衝食塩水にバッファー交換した。濾過後のタンジェンシャルフロー濾過(TFF)残余分を0.22μmフィルターによって濾過した。
【0753】
ステップ2-4:アニオン交換クロマトグラフィー
このステップの目的は、プロセスに関連する夾雑物を除去することである。樹脂に結合した融合タンパク質をNaCl洗浄バッファーで洗浄し、次いで、NaCl溶出バッファーで溶出させた(バッファー中のNaClの濃度は漸増させた)。SDS-PAGE分析を各画分で行って、融合タンパク質の存在を確認した。
【0754】
ステップ2-5:タイプ1クロマトグラフィー
このステップの目的は、プロセスに関連する夾雑物をさらに除去することである。樹脂に結合した融合タンパク質をリン酸洗浄バッファーで洗浄し、次いで、リン酸溶出バッファーで溶出させた(バッファー中のリン酸の濃度は漸増させた)。SDS-PAGE分析を各画分で行って、融合タンパク質の存在を確認した。
【0755】
ステップ2-6:TFF製剤
タイプ1クロマトグラフィー画分プールを濃縮し、次いで、30kDa濾過膜を使用して数倍量の製剤バッファー(20mM Tris、150mM塩化ナトリウム、pH8.0±0.1)にバッファー交換した。製剤された融合タンパク質を0.22μmフィルターで濾過した。
【0756】
CP1及びSPP2融合タンパク質を製造するために、代替的な下流プロセスが用いられてもよい。
【0757】
容器閉鎖システム
CP1及びSPP2融合タンパク質を-80℃(-70℃~-90℃)で無菌ポリエチレンテレフタレート瓶に保管した。
【0758】
実施例3:S.pneumoniae莢膜多糖(PS)及びその調製物
調製及び精製
肺炎球菌を培養する方法は当該技術分野で周知である(例えば、Chase,1967,Methods of Immunology and Immunochemistry 1:52)。肺炎球菌莢膜多糖を調製する方法も当該技術分野で周知である(例えば、欧州特許第EP0497524号)。肺炎球菌血清型の単離菌は、ATCC、Public Health Englandの運営するNational Collection of Type Cultures、及び他のレポジトリから入手可能である。
【0759】
S.pneumoniaeは、血液寒天上でアルファ溶血性である非運動性、グラム陽性で槍形の双球菌として同定されている。全てではないがほとんどの菌株が有莢膜である。血清型は、特異的な抗血清を使用したNeufeld試験(Quelling反応)(例えば、米国特許第5,847,112号)、ラテックス凝集、または多座位配列タイピングに基づいて区別される。
【0760】
本開示のMAPSワクチン候補に存在するS.pneumoniae血清型の各々を表す凍結バイアルを解凍し、適切な滅菌済み増殖培地中で種培養物を生成するために使用した。この種培養物を、温度及びpHの制御下で増殖させた。この種培養物を、滅菌済み増殖培地を含む生産発酵槽に移した。この生産培養物を、温度、pH、及び撹拌速度の制御下で増殖させた。温度を維持、制御しながら不活化作用物質を加えることによって増殖プロセスを終了させた。
【0761】
遠心分離及び濾過の組み合わせを使用した細胞片の除去によって精製プロセスを開始した。材料を濾過した後、溶媒ベースの分画によって不純物を除去し、PSを回収した。
【0762】
例示的な多糖構造
代表的な多糖(PS)構造が図9に示される。表2中の全てのPSの仕様は、製造元の分析証明書に基づく分子サイズ及び血清型6Aを除いて、European Pharmacopoeia 9.0の表0966.-1から入手した。
【表2-1】
【表2-2】
【0763】
実施例4:MAPS免疫原性複合体の調製
概要
MAPSプラットフォームは、例えば、ビオチンと、リズアビジン、ヒトタンパク質との著しい相同性が予想されないビオチン結合タンパク質との間の高親和性
【数3】
の非共有結合を含む、様々な利点を提供する。リズアビジンは、アビジンタンパク質ファミリーに属する天然に存在する二量体タンパク質であり、インゲンマメの共生細菌であるRhizobium etliにおいて初めて発見された。リズアビジンは、卵に一般的に見出されるタンパク質であるニワトリアビジンと22%のアミノ酸同一性しかないが、ビオチン結合に関与するアミノ酸残基が高度に保存されている。アビジンに曝露された対象から得られたヒト血清サンプルにおいて、リズアビジンに対する交差反応性は観察されず[Helppolainen et al,2007]、リズアビジン抗体がニワトリアビジンと交差反応しない可能性が示唆された。ビオチンコンジュゲートはいくつかの臨床適用例で使用されており、有害事象は報告されていない[Buller et al,2014;Paty et al,2010;Lazzeri et al,2004]。MAPS24におけるPSのビオチン化及びMAPS免疫原性複合体化プロセスは、一貫して遊離ビオチンを示さないように最適化したので、抗ビオチン抗体を生成する可能性が低減した。
【0764】
MAPSワクチン候補は、図1に概略的に示されるように、ビオチン結合部分(例えば、リズアビジンまたはそのビオチン結合ドメインもしくはビオチン結合断片)と目的のタンパク質抗原との遺伝学的に構築された融合タンパク質を含み、これらは次いで、目的のビオチン化PSと複合体化され、特異的にアセンブルして一体化した高分子免疫原性複合体になり、免疫系によって処理されると、B細胞及びT細胞の防御免疫応答の活性化をもたらす。
【0765】
MAPS33及びMAPS34は、独占権下にあるMAPSプラットフォームに基づく新規の肺炎球菌ワクチン候補である。MAPS34は、個々にビオチン化され、SPP2またはCP1融合タンパク質のいずれかと複合体化された、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、35B、及び38の34の肺炎球菌莢膜多糖を含む、34価MAPSワクチン候補である。MAPS33は、MAPS34と同じ34の肺炎球菌莢膜多糖のうちの33を含む。いくつかの実施形態では、MAPS33は、血清型16Fの肺炎球菌莢膜多糖を含まない(すなわち、MAPS33は、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、35B、及び38の肺炎球菌莢膜多糖を含む)。MAPS34と同じ34の肺炎球菌莢膜多糖のうちの少なくとも30(例えば、30[MAPS30]、31[MAPS31]、32[MAPS32])を含むMAPSワクチン候補も企図される。MAPS30+は、MAPS30、MAPS31、MAPS32、MAPS33、またはMAPS34肺炎球菌ワクチン候補のうちのいずれか1を指す。
【0766】
いくつかの実施形態では、例示的なSPP2は、図2に示されるように、リンカーによって結合される、切断型リズアビジン+肺炎球菌タンパク質ニューモリシン(本明細書に説明される4つのアミノ酸置換の組み合わせを有し、PdT(G294P)と表記される)及びSP0435の遺伝子融合構築物を含む。いくつかの実施形態では、例示的なCP1は、図7に示されるように、切断型リズアビジン+肺炎球菌タンパク質SP1500及びSP0785がリンカーによって結合した遺伝子融合構築物を含む。利用可能なワクチンで、かかる広範な肺炎球菌血清型に対する免疫応答を誘発することができる、PS及びポリペプチド抗原のこれらの独自の組み合わせを含むものはない。
【0767】
MAPS免疫原性複合体のアセンブリ
原薬(MAPS免疫原性複合体)は、PSならびにCP1及びSPP2融合タンパク質を含む。いくつかの実施形態では、PSはビオチン化され、CP1及びSPP2融合タンパク質はリズアビジンのビオチン結合ドメインを有するため、これらは、高親和性のビオチン-リズアビジン相互作用によって結合している。MAPS免疫原性複合体化は、各PS血清型で個別に行った。
【0768】
いくつかの実施形態では、各MAPS免疫原性複合体を、2つの主要な中間体、すなわち、最大34のS.pneumoniae血清型の各々のPS、及びリズアビジン融合タンパク質CP1またはSPP2から作製した。各血清型のPSを、例えば、シアン酸エステルの生成によって活性化し、次いで、ビオチン化した。ビオチン化PSをCP1またはSPP2融合タンパク質と混合して、高親和性のビオチン-リズアビジン相互作用によって連結された、定義済みPS血清型及び融合タンパク質のMAPS免疫原性複合体を作成した。定義済みPS血清型及び融合タンパク質のMAPS免疫原性複合体は、種と呼ばれる。
【0769】
各種のMAPS免疫原性複合体を150mM塩化ナトリウム及び界面活性剤バッファーと製剤し、次いで、0.2μm濾過し、直後に瓶詰めし、2℃~8℃で保管した。各種の製剤したMAPS免疫原性複合体を、MAPS原薬と称する。
【0770】
原料のいずれも、動物由来またはヒト由来の成分を含んでいなかった。
【0771】
代表的なMAPS複合体化プロセスのフローチャートを図10に提示し、個々のステップの詳細を以下に記載する。
【0772】
ステップ1:多糖のクリーンアップ
このステップの目的は、プロセス残留物を除去することである。溶解したPSを濾過によって精製し、次いで、数倍量の注射用水と交換し、続いて、限外濾過によってPSを濃縮した。クリーンアップ後のPSを0.22μmフィルター膜で濾過した。
【0773】
ステップ2:多糖のビオチン化及び精製
PSのヒドロキシル基を1-シアノ-4-ジメチルアミノ-ピリジニウムテトラフルオロボレート(CDAP)で活性化して、高活性のシアノエステルを作成した。シアノエステルをアミン-PEG3-ビオチンと反応させ、未反応のシアノエステルをグリシンでキャッピングした。未反応のCDAP、アミン-PEG3-ビオチン、グリシン及び残留物を除去するために、ビオチン化PSを1mM PBSにバッファー交換した。バッファー交換後、ビオチン化PSを0.22μmフィルターで濾過した。
【0774】
ステップ3:MAPS免疫原性複合体化
高親和性のビオチン-リズアビジン相互作用によって連結されている、所望の種のMAPS免疫原性複合体を作成するために、ビオチン化PSをCP1またはSPP2融合タンパク質と混合した。濾過膜の使用により、MAPS免疫原性複合体を精製して、複合体化していないPS及びタンパク質を除去した。精製後、MAPS免疫原性複合体を0.22μmフィルターで濾過し、2℃~8℃で保管した。
【0775】
仕様
例示的なMAPS免疫原性複合体/MAPS原薬の仕様を表3に示す。
【表3】
【0776】
実施例5:MAPS33及びMAPS34ワクチン-例示的なMAPS30+ワクチン
製剤
MAPS34は、個々にビオチン化され、SPP2またはCP1融合タンパク質のいずれかと複合体化された、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、35B、及び38の34の肺炎球菌莢膜多糖を含む、34価MAPSワクチン候補である。MAPS33は、MAPS34と同じ34の肺炎球菌莢膜多糖のうちの33を含む。いくつかの実施形態では、MAPS33は、血清型16Fの肺炎球菌莢膜多糖を含まない(すなわち、MAPS33は、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、35B、及び38の肺炎球菌莢膜多糖を含む)。MAPS34と同じ34の肺炎球菌莢膜多糖のうちの少なくとも30(例えば、30[MAPS30]、31[MAPS31]、32[MAPS32])を含むMAPSワクチン候補も企図される。MAPS30+は、MAPS30、MAPS31、MAPS32、MAPS33、またはMAPS34肺炎球菌ワクチン候補のうちのいずれか1を指す。
【0777】
代表的な製剤では、MAPS33またはMAPS34ワクチン候補は、各0.5mL用量のMAPS33またはMAPS34製剤が、各種のMAPS免疫原性複合体が寄与する1、2、または5μgの各PS(MAPS34については、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、16F、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、35B、及び38の各々から、ならびにMAPS33については、S.pneumoniae血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、17F、18C、19A、19F、20B、22F、23A、23B、23F、24F、31、35B、及び38の各々から)を含むように、製剤化される。MAPS33またはMAPS34は、リン酸アルミニウムアジュバントとのIM投与用に製剤される。1用量当たりのアルミニウムの総量は0.625mgであり、これは、0.85mg~1.25mgのFDA/WHO最大推奨用量未満である。図11は、MAPS33またはMAPS34製剤製造のための代表的なスキームを示す。
【0778】
実施例6:血清型分布試験
この試験の目的は、33及び34価のMAPSワクチン候補の免疫応答プロファイルを最適化するために、抗原融合タンパク質CP1及びSPP2とのS.pneumoniae多糖(血清型)の好ましい組み合わせを定義することであった。この試験で使用したワクチン候補は、図12に示されるように、S.pneumoniae多糖と融合タンパク質CP1のみ、SPP2のみ、またはSPP2及びCP1の両方との異なる組み合わせを含んだ。
【0779】
ウサギ高度免疫血清の産生
高度免疫血清を、ニュージーランド白ウサギ(Cocalico Biologicals)の8つの群を使用して得た。群A~F及びHには10匹のウサギが含まれ、群Gには5匹のウサギが含まれた。0日目に、ウサギ群を、以下の表4に従って筋肉内投与することによって免疫化した。第2の免疫化を、14日目に投与した。第1の免疫化の前の0日目(P0血清)、第2の免疫化の前の14日目(第1の免疫化産生採血後、P1血清)、及び28日目(第2の免疫化産生採血後、P2血清)に血清を収集した。

【表4】
【0780】
タンパク質へのIgG応答
融合タンパク質CP1及びSPP2のS.pneumoniae部分に対するウサギIgG抗体の力価を測定するために、各融合タンパク質に特異的な酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を実施した。CP1について、IgG応答をSP1500-SP0785融合に対して評価した。SPP2について、IgG応答を、PdT(G294P)及びSP0435タンパク質に対して別々に評価した。
【0781】
MaxiSorp96ウェルプレート(ThermoFisher Scientific、Waltham、MA、USA)を、1Xダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)中の2.0μg/mlのSP1500-SP0785、またはPdT(G294P)、またはSP0435のウェル当たり100μlで室温で一晩コーティングした。プレートを、0.05%のTween(登録商標)20(DPBS-T)を含む1×DPBSで洗浄し、次いで、DPBS-T中の1%BSAのウェル当たり200μlで1時間ブロックした。プレートを、DPBS-Tで希釈した試験用のウサギ血清の添加前に、1×DPBS-Tで洗浄した。一次抗血清希釈液を、室温で1時間インキュベートした後、DPBS-Tで洗浄した。ヤギ抗ウサギIgG(Fc)-HRP(Jackson ImmunoResearch、West Grove、PA、USA)を1:100,000に希釈し、ウェル当たり100μlを加えた後、室温で1時間インキュベートした。プレートをDPBS-Tで洗浄し、ウェル当たり100μlのテトラメチルベンジジン(TMBペルオキシダーゼ基質-KPL)を加え、30分間インキュベートした後、100μlの1N HClで停止した。吸光度をSpectraMax i3xで、OD450で読み取った。吸光度値を、SoftMax Pro及びMicrosoft Excelを使用して、既知の濃度を有する標準の4パラメータロジスティック曲線適合を利用して分析した。幾何平均力価(GMT)を、個々の抗体力価をlog10濃度に変換し、各時点における各動物群からの変換された濃度の平均値を取得し、続いて、それらの平均値をanti-log10を取得することによってGMTに変換することによって計算した。非対称95%信頼区間(CI)を、GMTと一緒に、GraphPad Prism Software(バージョン7、La Jolla、CA、USA)によって計算した。
【0782】
ウサギ免疫化群A~Hの各々からのP0、P1、及びP2ウサギ血清中のCP1、PdT(G294P)、及びSP0435に対する代表的なIgGレベルが図13~15に示される。全てがCP1を含むMAPS-23、MAPS-33、またはMAPS-34ワクチンを受容した免疫化群A-E及びGは、CP1に対する堅牢なIgG応答を示した(図13)。融合タンパク質SPP2のみでMAPS-34ワクチンを受容した免疫化群Fは、CP1に対するバックグラウンドIgGレベルを示し、Prevnar13を受容した対照免疫化群Hは、CP1に対するIgG応答を示さなかった(図13)。全てがSPP2を含むMAPS-33またはMAPS-34ワクチンを受容した免疫化群C-Gは、PdT(G294P)(図14)及びSP0435(図15)に対する堅牢なIgG応答を示した。融合タンパク質CP1のみでMAPS-23及びMAPS-34ワクチンを受容した免疫化群A及びBは、応答なしまたはPdT(G294P)及びSP0435に対するバックグラウンドIgGレベルのいずれかを示し、Prevnar13を受容した対照免疫化群Hは、PdT(G294P)及びSP0435に対するIgG応答を示さなかった(図14及び図15)。
【0783】
タンパク質に対する中和抗体応答
融合タンパク質SPP2(具体的には、SPP2のPdT(G294P)部分)に対する抗体が、天然のニューモリシン(赤血球溶解)の溶血活性を中和することができるかどうかを決定するために、ニューモリシン中和アッセイを実施した。簡潔に述べると、1×PBS、0.1%ウシ血清アルブミン、及び10mMジチオスレイトール(DTT)中の50μlの200ng/mlのニューモリシン溶液を、V底96マイクロウェルプレート中のウサギからの50μlの血清連続希釈液と共に、5%COを用いて37℃で30分間インキュベートし、350rpmで振盪した。最初のインキュベーション期間の後、50μlの2%ウサギ赤血球を加え、同じ条件を使用して追加で30分間インキュベートした。インタクト赤血球をペレット化するために1000×gで5分間遠心分離した後、上清を採取し、545nmにおける吸光度を測定して、溶血の程度を定量化した。吸光度をSpectraMax i3xで、OD545で読み取った。吸光度値を、SoftMax Pro及びMicrosoft Excelを使用して、4パラメータロジスティック曲線適合を利用して分析し、ニューモリシンの溶血活性の50%が阻害された血清希釈(IC50)を決定した。50%中和を達成しなかった試料については、試験した最低希釈率を記録した。幾何平均力価(GMT)を、個々のIC50をlog10濃度に変換し、各時点における各動物群からの変換された濃度の平均値を取得し、続いて、それらの平均値をanti-log10を取得することによってGMTに変換することによって計算した。非対称95%信頼区間(CI)を、GMTと一緒に、GraphPad Prism Software(バージョン7、La Jolla、CA、USA)によって計算した。
【0784】
免疫化群C~Gの各々からのP0、P1、及びP2ウサギ血清中の天然ニューモリシンの溶血活性に対する中和抗体の代表的な力価が、図16に示される。全てがSPP2を含むMAPS-33またはMAPS-34ワクチンを受容した免疫化群C-Gは、ニューモリシンの溶血活性に対する堅牢な中和抗体応答を示した。
【0785】
S.Pneumoniae多糖に対するIgG及び機能的(OPA)抗体応答
免疫化されたウサギにおける24の多糖血清型1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、9N、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fに特異的なIgG抗体レベルを評価するために、参照標準を使用して、電気化学発光に基づくMeso Scale Discoveryイムノアッセイ(MSD)を開発した。簡潔に述べると、PBS-T、1%BSA、及び5μg/mLのCWPS中の参照標準の約1:200の希釈度から開始して、5倍連続希釈物を作成した。対照及び実験的ウサギ血清試料を、PBS-T、1%BSA、及び5μg/mLのCWPSでそれぞれ1000倍、5000倍、及び25000倍に希釈した。プレートを1×PBS-Tで洗浄した後、参照標準、対照血清、及び実験的ウサギ血清を加えた。室温で1時間インキュベートした後、プレートをPBS-Tで洗浄し、二次抗ウサギSULFOコンジュゲート抗体を加えた。プレートをPBS-Tで洗浄し、1×リードバッファーを加え、MSD Meso QuickPlex SQ 120モデル番号1300を使用してプレートを読み取った。追加の10の多糖血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のIgG抗体レベルを、終点希釈フォーマットのMSDベースのアッセイを使用して決定した。
【0786】
免疫化されたウサギにおける多糖血清型に特異的な機能的(オプソニン食作用)抗体レベルを評価するために、マルチプレックスオプソニン食作用アッセイ(MOPA)を使用した。MOPAは、同じ反応で同時に4つのS.pneumoniae莢膜血清型に特異的な血清抗体のレベルを測定する。そのために、S.pneumoniae血清型を選択し、4つの抗生物質(例えば、オプトヒン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、及びトリメトプリム)に対するそれらの独自の抗生物質耐性に基づいて増殖させた。熱不活化ウサギ血清試料を連続的に希釈し、異なるカセットに編成されたS.pneumoniae細菌と混合した(オプソニン化ステップ)。インキュベーション期間の後、補体(仔ウサギ補体、BRC)及び食細胞(HL-60)を反応物に加えた(補体媒介食作用ステップ)。第2のインキュベーション期間の後、混合物のアリコートを評価して、適切な抗生物質含有培地を使用して生存する細菌の数を決定した。機能的抗体(OPA)の力価を標準プロトコルに従って計算した。
【0787】
第1の分析では、全ての免疫化群にわたる比較のために、抗体レベルを任意の単位(IgGについて、a.u.)及び力価(機能的抗体について)としてグラフ化した。別の分析では、各免疫化群からの血清中で測定されたIgGレベルを、ベースラインと対に比較し、幾何平均力価比として表した。
【0788】
複数の免疫化群にわたるIgG及び機能的抗体レベルの結果
免疫化群A~E及びGの各々のP2ウサギ血清中の20の莢膜多糖(CPS)血清型に対する代表的なIgGレベル及び機能的抗体(OPA)レベルが、図17A及び図17Bに示される。免疫化群Gにおいて、血清型1、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33Fの多糖に対するより高いIgGレベル(図17A)及びより高い機能的抗体レベル(図17B)への傾向が観察された(CP1及びSPP2に対するMAPS-33)。このワクチン製剤では、上記の血清型(すなわち、血清型1、6A、6B、9V、15B、18C、19A、23F、及び33F)は、全て、SPP2上のMAPS複合体に提示された(図12)。(SPP2にも提示された血清型4について、IgGのレベル及び機能的抗体価は、全ての群にわたって同等であった。)
【0789】
IgGレベルの一対比較の結果
各比較について、S.pneumoniae多糖に対するIgGレベルを、1の幾何平均力価(GMT)比で点線として表されるベースラインと比較して、95%信頼区間でGMT比として表した。GMT比の点推定値>1である場合、所与の免疫化群の抗多糖抗体レベルは、より高い。GMT比の点推定値<1である場合、所与の免疫化群の抗多糖抗体レベルは、より低い。
【0790】
免疫化群の一対比較のための様々な血清型のS.pneumoniae多糖に対する代表的なIgGレベルが図18図24に示される。結果は、価が増加すると共に、試験されたS.pneumoniae多糖に対する抗体応答の減少に向かうわずかな傾向を示す(34対23の血清型)(図18)。さらに、全てSPP2に対するMAPS-34(免疫化群F)は、全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B)よりも全体的に低い抗体応答をもたらした(図18及び図19)。しかしながら、全てCP1に対するMAPS-34(免疫化群B)を、血清型のサブセットがCP1とは対照的にSPP2を含むMAPS複合体中にあるCP1及びSPP2に対するMAPS-34(免疫化群C)と比較すると、S.pneumoniae多糖のサブセット(すなわち、血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38)に対する抗体応答の増加に向かう傾向を観察することは予想外であった(図20)。これらの予想外の結果は、所与の血清型のセットについて、SPP2を含むMAPS複合体で血清型のサブセットを提示し、CP1を含むMAPS複合体で残りの血清型を提示することは、単一の融合タンパク質を含むMAPS複合体で全ての血清型を提示することと比較して、抗体応答を増強し得ることを示唆する。
【0791】
特定の血清型が、SPP2を含むMAPS複合体またはCP1を含むMAPS複合体における提示を好んだかどうかを評価するために、CP1及びSPP2に対するMAPS-34(組み合わせ#1、免疫化群D)ならびにSPP2及びCP1に対するMAPS-34(組み合わせ#2、免疫化群E)の様々な血清型のS.pneumoniae多糖に対するIgGレベルを調べた。結果は、MAPS-34組み合わせ#2及び全てCP1に対するMAPS-34の両方と比較して、MAPS-34組み合わせ#1の抗体応答の全体的な増加に向かう傾向を示す(図21)。ほとんどの血清型について、多糖がSPP2を含むMAPS複合体中に存在するときの抗体応答は、多糖がCP1を含むMAPS複合体中に存在するときと同様であることが観察された(図22)。しかしながら、予想外に、いくつかの血清型は、SPP2またはCP1のいずれかを含むMAPS複合体における提示を好むように見えた。特に、血清型1、6B、9V、15B、22F、23A、23B、23F、33F、及び潜在的に14は、SPP2を含むMAPS複合体における提示を好むように見え、血清型2、6A、10A、18C、及び20Bは、CP1を含むMAPS複合体における提示を好むように見える(図22)。まとめると、これらの結果は、特定のS.pneumoniae多糖が、CP1ではなくSPP2を含むMAPS複合体中に提示されたとき、より大きい免疫応答を誘発し、逆も同様であることを示唆している。
【0792】
実施例7:能動免疫化及び敗血症負荷I
この試験の目的は、単離されたタンパク質SPP2、またはSPP2+CP1を含むワクチン、または両方Streptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中のSPP2+CP1を含むワクチンによる免疫化後、マウスモデルにおける致死性Streptococcus pneumoniae敗血症負荷に対する免疫原性及び防御を試験することであった。対照群を、単離されたタンパク質Rhavi(陰性対照)またはPrevnar13(陽性対照)で免疫化した。ワクチンをリン酸アルミニウムでアジュバントした。SPP2は、実施例1に説明される。CP1は、リズアビジン残基45~179(Rhaviと表記される)、S.pneumoniaeタンパク質SP1500、及びS.pneumoniae仮想タンパク質SP0785を含み、3つのドメインの各々をリンカーによって分離した融合タンパク質である。任意選択的に、CP1は、Hisタグを含む。CP1及びMAPS複合体の詳細な説明については、WO2020/056127及びWO2020/056202を参照されたい。
【0793】
方法
この試験で調べられたワクチン製剤を以下に提供する。各ワクチンについて調製された総体積は、2.4mLであり、これは、各々0.2mLの10用量に十分である。
【表10】
【0794】
試験を、各々10匹の野生型C57BL/6マウス(Charles River labs)を含む5つの群を使用して行った。マウスに関与する全ての処置は、動物の飼育及びケアに関する米国国立衛生研究所のガイドラインに従って、Mispro Biotech Animal Care and Use Committee(IACUCプロトコル番号2018-05-01-AF2)によって承認された。試験の0日目に、10匹のマウスの群を、以下の表5に従って皮下投与によって免疫化した。第1の追加免疫用量を14日目に投与した。第2の追加免疫用量を、28日目に投与した。42日目に血液を採取し、ELISAによって免疫原性を評価した。
【表5】
【0795】
最初の免疫化後の49日目に、マウスに、0.2mLの1×生理食塩水中の3×10^4CFU/マウス標的用量のS.pneumoniae AR003(血清型3株)を腹腔内(IP)に接種した。S.pneumoniaeによる負荷に続いて、マウスに何らかの病気の徴候がないかモニタリングし、何らかの病気の徴候がある動物(例えば、毛並みの乱れ、鈍い動き、及び/または目を閉じた状態を呈する)を、直ちに人道的に安楽死させた。IP負荷の後、1日1回の体重測定及び1日2回の観察を、50~63日目(すなわち、負荷後1~14日目)に全てのマウスで行った。試験は、63日目(すなわち、負荷後14日目)に終了し、全ての残りのマウスを人道的に安楽死させた。
【0796】
結果
試験の42日目に収集したマウス血清を、それぞれ、SPP2及びCP1の成分であるPdT(G294P)及びSP1500-SP0785に対するELISAによって分析した。PdT(G294P)に対する同等の特異的IgG力価は、単離されたタンパク質SPP2、もしくはSPP2+CP1を含むワクチン、または両方がMAPS複合体中のSPP2+CP1を含むワクチンで免疫化されたマウスで上昇した(図25)。SPP2へのCP1の追加は、PdT(G294P)に対するIgG力価に有意な影響を与えることが観察されなかった。
【0797】
免疫化されたマウスの各群についての生存率を、S.pneumoniaeで負荷した後の時点で調べた(図26)。生存率の統計的分析は、ログ-ランク(Mantel-Cox)検定を使用して実施した。負荷後14日目までに、驚くべきことに、MAPS複合体中の、単離されたタンパク質SPP2もしくはSPP2+CP1を含むワクチン、またはSPP2+CP1を含むワクチンで免疫化されたマウスは、>=60%の同等の生存率に達した。陽性対照Prevnar13で免疫化されたマウスは、試験を通して100%の生存を維持し、Rhaviで免疫化されたマウスの陰性対照群は、試験の終了まで生存を呈さなかった。これらの結果は、SPP2タンパク質のみが、血清型3のS.pneumoniae株AR003を使用して敗血症負荷モデルで防御を付与し得ることを示している。SPP2へのCP1の追加は、このアッセイにおいて生存に有意な影響を与えなかった。
【0798】
実施例8:能動免疫化及び敗血症負荷II
この試験は、全てStreptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中の、タンパク質SPP2、CP1、またはSPP2+CP1を含むワクチンによる免疫化後、マウスモデルにおける致死性Streptococcus pneumoniae敗血症負荷に対する免疫原性及び防御を試験した。対照群を、単離されたタンパク質Rhavi(陰性対照)またはPrevnar13(陽性対照)で免疫化した。ワクチンをリン酸アルミニウムでアジュバントした。SPP2は、実施例1に説明される。CP1は、リズアビジン残基45~179(Rhaviと表記される)、S.pneumoniaeタンパク質SP1500、及びS.pneumoniae仮想タンパク質SP0785を含み、3つのドメインの各々をリンカーによって分離した融合タンパク質である。任意選択的に、CP1は、Hisタグを含む。CP1及びMAPS複合体の詳細な説明については、WO2020/056127及びWO2020/056202(これらの各々の内容全体は、本明細書に説明される目的のために、参照により本明細書に組み込まれる)を参照されたい。
【0799】
方法
この試験で調べられたワクチン製剤を以下に提供する。各ワクチンについて調製された総体積は、少なくとも指示された用量数に対して十分であり、各用量は0.2mLであった。
【表11-1】
【表11-2】
【0800】
試験を、各々10~30匹の野生型C57BL/6マウス(Charles River Labs)を用いて5つの群を使用して行った。マウスに関与する全ての処置は、動物の飼育及びケアに関する米国国立衛生研究所のガイドラインに従って、Mispro Biotech Animal Care and Use Committee(IACUCプロトコル番号2018-05-01-AF2)によって承認された。試験の0日目に、マウスの群を、以下の表6に従って皮下投与によって免疫化した。第1の追加免疫用量を14日目に投与した。第2の追加免疫用量を、28日目に投与した。42日目に血液を採取し、ELISAによって免疫原性を評価した。

【表6】
【0801】
最初の免疫化後の49日目に、マウスに、0.2mLの1×生理食塩水中の3×10^4CFU/マウス標的用量のS.pneumoniae AR003(血清型3株)を腹腔内(IP)に接種した。S.pneumoniaeによる負荷に続いて、マウスに何らかの病気の徴候がないかモニタリングし、何らかの病気の徴候がある動物(毛並みの乱れ、鈍い動き、及び/または目を閉じた状態を呈する)を、直ちに人道的に安楽死させた。IP負荷の後、1日1回の体重測定及び1日2回の観察を、50~63日目(すなわち、負荷後1~14日目)に全てのマウスで行った。試験は、63日目(すなわち、負荷後14日目)に終了し、全ての残りのマウスを人道的に安楽死させた。
【0802】
結果
試験の42日目に収集したマウス血清を、それぞれ、SPP2及びCP1の成分であるPdT(G294P)及びSP1500-SP0785に対するELISAによって分析した。全てMAPS複合体中のSPP2、CP1、及びSPP2+CP1を含むワクチンで免疫化されたマウスにおいて、同等の特異的IgG力価が上昇した。SPP2とのMAPS複合体へのCP1とのMAPS複合体の追加は、PdT(G294P)に対するIgG力価に顕著な影響を与えなかった。
【0803】
免疫化されたマウスの各群についての生存率を、S.pneumoniaeで負荷した後の時点で調べた(図28A及び図28B)。生存率の統計的分析は、ログ-ランク(Mantel-Cox)検定を使用して実施した。負荷後14日目までに、陽性対照Prevnar13で免疫化されたマウスは、試験を通して100%の生存を維持し、Rhaviで免疫化されたマウスの陰性対照群は、試験の終了まで5%の生存を呈した(図28A及び図28B)。MAPS複合体中のCP1で免疫化されたマウスは、陰性対照と比較して、生存率の適度な増加(10%)を示した(図28A及び図28B)。驚くべきことに、MAPS複合体中のSPP2またはSPP2+CP1のいずれかを含むワクチンで免疫化されたマウスは、統計的に有意(p=0.0001)であった45%の同一の生存率に達した(図28A)。これらの結果は、実施例7に実証されるように、血清型3のS.pneumoniae株AR003を使用した敗血症負荷モデルにおけるSPP2タンパク質の予想外の防御効果を確認する。SPP2は、単離されたタンパク質として投与されても(実施例7)、またはMAPS複合体中で(この実施例)投与されても、防御的であった。
【0804】
実施例9:受動免疫化及び敗血症防御
この試験の目的は、マウスモデルにおける致死性Streptococcus pneumoniae敗血症負荷に対するMAPS-33及びMAPS-34抗血清の防御を評価することであり、PCV13抗血清は完全に防御的ではないことが既知であった。図12に示されるように、抗血清を生成するために使用されたMAPS-33及びMAPS-34ワクチンは、多糖及び融合タンパク質CP1、SPP2、またはSPP2及びCP1の異なる組み合わせを含んだ。これらの抗血清を、PCV13抗血清と比較した。
【0805】
方法
実施例6に説明されるように、ニュージーランド白ウサギを使用して高度免疫血清を産生した。免疫原性を、ELISA及びOPAによって評価した。各々が10匹の野生型C57BL/6マウス(Charles River Labs)を有する4つの試験群(A~D)を使用した。マウスに関与する全ての処置は、動物の飼育及びケアに関する米国国立衛生研究所のガイドラインに従って、Mispro Biotech Animal Care and Use Committee(IACUCプロトコル番号2018-05-01-AF2)によって承認された。負荷の1日前(試験の-1日目)に、熱不活性化ウサギ血清を0.2mL/マウスでマウスに腹腔内投与した。群Aマウスは、生理食塩水対照を受容した。群Bマウスは、図12にPrevnar13として示される、ウサギ免疫化群HのPCV13 P2血清を受容した。群Cマウスは、ウサギ免疫化群EのMAPS-34 P2血清を受けた:図12に組み合わせ#2として示される、17V MAPS SPP2/17V MAPS CP1。群Dマウスは、ウサギ免疫化群DのMAPS-34 P2血清を受容した:図12に組み合わせ#1として示される、17V MAPS CP1/17V MAPS SPP2。
【0806】
試験の0日目に、全てのマウスを体重測定し、0.2mLの1×生理食塩水中の3×10CFU/マウス標的用量(高用量)のS.pneumoniae AR003(血清型3株)を腹腔内(IP)注射によって負荷した。S.pneumoniaeによる負荷に続いて、1日1回の体重測定及びと1日2回の観察を1~14日目に全てのマウスで行った。マウスに何らかの病気の徴候がないかモニタリングし、何らかの病気の徴候がある動物(毛並みの乱れ、鈍い動き、及び/または目を閉じた状態を呈する)を、直ちに人道的に安楽死させた。試験は、14日目に終了し、全てのマウスを人道的に安楽死させた。負荷の完了時、ストックを3連で計数し、3.84×10CFU/マウスの真の感染用量を検証した。
【0807】
OPAプロトコル:S.pneumoniaeに対する機能的抗体の存在を実証するために、オプソニン食作用アッセイ(OPA)を確立した。かかるアッセイでは、機能的抗体の存在が、免疫血清とのインキュベーション後のS.pneumoniaeの殺傷によって示される。簡潔に述べると、S.pneumoniaeの凍結ストックを解凍し、アッセイバッファー(10%熱不活化FBS及び0.1%ゼラチンを含むハンクス緩衝食塩水)中に2×10CFU/mlで再懸濁した。96ウェルプレートの各ウェルに、アッセイバッファーに希釈した20μlの熱不活化ウサギ血清を加え、続いてアッセイバッファー中の10μlの細菌懸濁液を加えた。細菌及びウサギ血清を室温で30分間、650rpmで振盪しながらインキュベートした。分化HL60細胞(ATCC)をアッセイバッファーで洗浄し、アッセイバッファー中に1×10細胞/mlで再懸濁した。各ウェルに、このHL60懸濁液40μlを加え(200対1、HL60対細菌比)、続いて、10μlの仔ウサギ補体(Pel-Freeze Biologicals)を加えた。アッセイプレートを、37℃で5%COでインキュベートし、650rpmで45分間振盪した。各プレートを氷に移し、20分間インキュベートした。各ウェルの内容物を水で1/5及び1/25に希釈し、次いで、各希釈物を5%血液寒天プレートに播種した。37°C、5%COで一晩インキュベートした後、各サンプル及び各希釈度についてCFUをカウントし、コロニー数が250CFUを超えるデータ点を破棄した。各血清希釈における殺傷率を、ウサギ血清を含まない対照のCFU/mLから、各試料からの残りのCFU/mLを減算することによって計算した。次いで、ウサギ血清を含まない対照のCFU/mLによって差を正規化した。
【0808】
結果
受動的に免疫化されたマウスの各群についての生存率を、S.pneumoniaeで負荷した後の時点で調べた(図29)。生存率の統計的分析は、食塩水群に対する比較においてログ-ランク(Mantel-Cox)検定を使用して実施した。負荷後13日目までに、PCV13 P2血清で受動的に免疫化されたマウスは、13%の生存率を有した(2/15マウス)。対照的に、負荷後13日目までに、MAPS-34 P2血清で受動的に免疫化されたマウスは、組み合わせ#2では67%(10/15マウス)、組み合わせ#1では100%(15/15マウス)の生存率を有した。以前の試験では、PCV13 P2血清で受動的に免疫化され、9.4×10(中用量)及び3.32×10CFU/マウス(低用量)の真用量で負荷されたマウスは、生存率100%で試験を完了した(データは図示せず)。これらの結果は、受動的防御を提供する際のMAPS-34ワクチンの有効性を実証する。
【0809】
図30は、オプソニン食作用アッセイ(OPA)によって測定されたS.pneumoniae AR003に対する代表的なウサギ血清の殺傷活性を示す。代表的な組み合わせ#2及びプールされたPCV13ウサギ血清は、S.pneumoniae血清型3多糖に対する同等のIgG力価(各々およそ30,000a.u.)を有し、同様のレベルの殺傷活性を実証した。組み合わせ#1ウサギ血清は、組み合わせ#1またはPCV13血清よりも血清型3多糖に対してより高いIgG力価(およそ2倍高い)を有し、より高いレベルの殺傷活性を示した。
【0810】
したがって、PCV13 P2血清で受動的に免疫化されたマウスで観察された防御の欠如は、血清型3多糖に対する機能的IgGレベルの低下または殺傷活性の低下に起因するものではなかった。まとめると、これらの結果は、受動的に免疫化され、S.pneumoniae AR003で高用量負荷に供されたマウスについて、1)低用量及び中用量のS.pneumoniae AR003負荷に対するPCV13血清によってもたらされる防御は、高用量で克服することができること、2)MAPS-34血清によってもたらされる防御は維持されること、及び3)PCV13と組み合わせ#2 MAPS-34血清との間の防御の差は、特に、S.pneumoniae血清型3多糖に対するIgG力価の差、またはAR003に対する殺傷活性の差に起因するものではないことを示す。組み合わせ#2 MAPS-34血清で達成されたより高い程度の防御は、代わりに、S.pneumoniae血清型3多糖(PCV13、組み合わせ#1、及び組み合わせ#2ウサギ血清に共通)に対する抗体のみならず、MAPS-34ワクチンに特異的な1以上の追加の抗原性成分に対する抗体の存在に起因し得る。実施例7及び8に提示される結果は、この追加の抗原性成分がSPP2であり得ることを示唆している。
【0811】
実施例10:能動免疫化及び敗血症負荷III
この試験は、CP1及びSPP2に対するMAPS-34、CP1及びSPP2に対するMAPS-33、またはStreptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中のSPP2による免疫化後、マウスモデルにおける致死性Streptococcus pneumoniae敗血症負荷に対する免疫原性及び防御を試験した。対照群を、単離されたタンパク質Rhavi(陰性対照)または2の異なる用量のPrevnar13(陽性対照)で免疫化した。ワクチンをリン酸アルミニウムでアジュバントした。SPP2は、実施例1に説明される。CP1は、リズアビジン残基45~179(Rhaviと表記される)、S.pneumoniaeタンパク質SP1500、及びS.pneumoniae仮想タンパク質SP0785を含み、3つのドメインの各々をリンカーによって分離した融合タンパク質である。任意選択的に、CP1は、Hisタグを含む。CP1及びMAPS複合体の詳細な説明については、WO2020/056127及びWO2020/056202を参照されたい。
【0812】
方法
この試験で調べられたワクチン製剤を以下に提供する。各ワクチンについて調製された総体積は、少なくとも指示された用量数に対して十分であり、各用量は0.2mLであった。
【表12-1】
【表12-2】
【0813】
試験を、各々が10匹の野生型C57BL/6マウス(Charles River Labs)を含む、6つの群を使用して行った。マウスに関与する全ての処置は、動物の飼育及びケアに関する米国国立衛生研究所のガイドラインに従って、Mispro Biotech Animal Care and Use Committee(IACUCプロトコル番号2018-05-01-AF2)によって承認された。試験の0日目に、マウスの群を、以下の表7に従って皮下投与によって免疫化した。第1の追加免疫用量を14日目に投与した。第2の追加免疫用量を、28日目に投与した。41日目に血液を採取し、ELISAによって免疫原性を評価した。
【表7】
【0814】
最初の免疫化後の42日目に、マウスに、0.2mLの1×生理食塩水中の3×10^4CFU/マウス標的用量のS.pneumoniae AR003(血清型3株)を腹腔内(IP)に接種した。S.pneumoniaeによる負荷に続いて、マウスに何らかの病気の徴候がないかモニタリングし、何らかの病気の徴候がある動物(毛並みの乱れ、鈍い動き、及び/または目を閉じた状態を呈する)を、直ちに人道的に安楽死させた。IP負荷の後、1日1回の体重測定及び1日2回の観察を、負荷後14日間、全てのマウスで行った。試験は、56日目(すなわち、負荷後14日目)に終了し、全ての残りのマウスを人道的に安楽死させた。
【0815】
実施例11:抗PdT(G294P)IgGとニューモリシン中和力価との相関
この試験の目的は、融合タンパク質SPP2による免疫化によって誘導される、抗PdT(G294P)IgG力価とニューモリシン中和活性との間の関係を決定することであった。ニュージーランド白ウサギ(2つの試験:n=5及びn=3)を、0日目及び再び14日目(2週間隔)に100μgのSPP2タンパク質で筋肉内投与することによって免疫化した。第1の免疫化の前の0日目(P0血清)、第2の免疫化の前の14日目(第1の免疫化産生採血後、P1血清)、及び28日目(第2の免疫化産生採血後、P2血清)に血清を収集した。血清を、ELISAによってPdTトキソイド結合IgG(抗PdT(G294P))の力価、及びニューモリシン中和抗体(IC50)の力価について評価した。評価方法は、実施例6に説明されるようにした。
【0816】
図31は、代表的なP2ニューモリシン中和抗体力価(抗PdT(G294P)IgG力価(μg/mL)に対してグラフ化されたニューモリシン(Ply中和(IC50))の溶血活性の50%を除去するために必要なP2血清希釈因子)を示す。この図では、2つの試験(n=5及びn=3)の結果を組み合わせた。結果は、ニューモリシン中和力価と抗PdT(G294P)IgG力価との間の正の相関を示す。
【0817】
実施例12:敗血症に対するSPP2及び血清型3多糖の相乗的防御
血清型3の侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の発生率は、世界中の小児及び米国の成人に13価肺炎球菌ワクチン(PCV13)が導入されたにもかかわらず、有意に低下していない。細菌細胞壁へのCPS3の共有結合の欠如及び/またはPCV13のタイプ3成分の不十分な免疫原性に関する仮説が進歩しているが、PCV13の血清型3莢膜多糖(CPS3)成分の相対的な失敗は、説明されていないままである。本実施例の試験は、MAPS30+ワクチン候補の別個の成分、すなわち、多糖、特に、融合タンパク質SPP2によって付与される免疫原性及び防御を調べた。
【0818】
2つの融合タンパク質(例えば、CP1及びSPP2)の包含が相乗的防御を提供し得るかどうかを評価するために、CPS3に対する抗体単独では血清型3侵襲性肺炎球菌感染症に対する防御を付与するのに十分ではない、非常に致命的な血清型3肺炎球菌侵襲性疾患(敗血症)モデルが開発された。本実施例の結果は、致死性S.pneumoniae血清型3負荷に対する、抗融合タンパク質及び抗CPS3抗体の相乗的防御効果を示す。これらのデータは、従来の糖抱合体ワクチンに対する血清型3の肺炎球菌疾患の臨床的耐性を克服するために、肺炎球菌多糖類及びタンパク質の両方を含むワクチンアプローチを強く支持する。
【0819】
第1の試験では、0日目及び14日目に、Rhavi(n=15、5μgのRhavi/用量)、SPP2融合タンパク質(n=15、15μgのSPP2/用量)、またはS.pneumoniae莢膜多糖1(CPS1)とのMAPS複合体中のSPP2融合タンパク質(「1.SPP2」と表記される、n=15、15μgのSPP2/用量)の準備刺激用量及び追加免疫用量をそれぞれマウス群に投与した。4週目(試験の28日目または約28日目)に、未処置のマウスが、準備刺激用量のPCV13(n=15、0.88μg/PS/用量)を受容し、準備刺激用量及び追加免疫用量の1.SPP2を既に受容したマウスに、追加免疫用量のPCV13(0.88μg/PS/用量)を投与した。ワクチンをリン酸アルミニウムでアジュバントした。「Rhavi」は、リズアビジンの残基45~179を含むポリペプチドを指す。SPP2融合タンパク質が、実施例1に説明される。
【0820】
最初の免疫化後の7週目(49日目または約49日目)に、マウスに、0.2mLの1×生理食塩水中の1×10CFU/マウス用量のS.pneumoniae株AR003(血清型3)を腹腔内(IP)に接種した。IP負荷の後、1日1回の体重測定及び1日2回の観察を、負荷後14日間、全てのマウスで行った。試験は、63日目または約63日目(すなわち、負荷後14日目)に終了し、全ての残りのマウスを人道的に安楽死させた。負荷後14日間にわたる各群の生存率をプロットした。この最初の試験の結果が図32に示される。
【0821】
第2の試験では、0日目及び14日目に、Rhavi(n=15、5μgのRhavi)、またはS.pneumoniae莢膜多糖1(CPS1)とのMAPS複合体中のSPP2融合タンパク質(「1.SPP2」と表記される、n=15、15μgのSPP2/用量)の準備刺激用量及び追加免疫用量をそれぞれマウス群に投与した。4週目(試験の28日目または約28日目)に、未処置のマウスが、準備刺激用量のPCV13(n=15、0.88μg/PS/用量)を受容し、準備刺激用量及び追加免疫用量の1.SPP2を既に受容したマウスに、追加免疫用量の、S.pneumoniae莢膜多糖3(CPS3)とのMAPS複合体中のCP1融合タンパク質(「3.CP1」と表記される、0.88μg CPS3/用量)を投与した。ワクチンをリン酸アルミニウムでアジュバントした。「Rhavi」は、リズアビジンの残基45~179を含むポリペプチドを指す。SPP2融合タンパク質が、実施例1に説明される。CP1は、リズアビジン残基45~179(すなわち、Rhavi)、S.pneumoniaeタンパク質SP1500、及びS.pneumoniae仮想タンパク質SP0785を含み、3つのドメインの各々をリンカーによって分離した融合タンパク質である。任意選択的に、CP1は、Hisタグを含む。CP1融合タンパク質及びMAPS複合体の詳細な説明については、参照により本明細書に組み込まれるWO2020/056127及びWO2020/056202を参照されたい。
【0822】
最初の免疫化後の7週目(49日目または約49日目)に、マウスに、0.2mLの1×生理食塩水中の6.7×10CFU/マウス用量のS.pneumoniae株AR003(血清型3)を腹腔内(IP)に接種した。IP負荷の後、1日1回の体重測定及び1日2回の観察を、負荷後14日間、全てのマウスで行った。試験は、63日目または約63日目(すなわち、負荷後14日目)に終了し、全ての残りのマウスを人道的に安楽死させた。負荷後14日間にわたる各群の生存率をプロットした。この第2の試験の結果が図33に示される。
【0823】
図32は、SPP2融合タンパク質またはPCV13単独での免疫化が、高負荷用量(例えば、1×10CFU/マウス)では防御的ではないが、1.SPP2+PCV13の組み合わせが、敗血症から有意に防御することを示す(p<0.001、Mantel-Cox)。加えて、図33は、動物をわずかに低用量のAR003(例えば、6.7×10CFU/マウス)で負荷したとき、PCV13群における部分的な保護及び1.SPP2+3.CP1群における有意に良好な(およそ2倍の)防御を示す(p<0.01、Mantel-Cox)。まとめると、これらの結果は、PCV13などの従来のS.pneumoniae糖抱合体ワクチンによって提供される防御が、十分に高い負荷用量の細菌で克服することができることを示す。加えて、結果は、SPP2融合タンパク質(例えば、MAPS複合体中)及びCPS3(例えば、MAPS複合体中、またはPCV13などの糖抱合と関連する)が相乗作用して、タイプ3肺炎球菌敗血症の厳格な高用量モデルにおいて免疫防御を付与し得ることを示す。
【0824】
第3の試験では、実施例6の免疫化群D及びE(血清型分布試験)からのウサギ血清を、莢膜多糖3(CPS3)に対する免疫原性についてさらに評価した。結果が図34Aに示される。免疫化群D及びEからのウサギ血清中のPdT(G294P)に対する免疫原性及び機能的応答について得られた結果が、図34B及び図34Cに示される(それぞれ、図14及び図16の群D及びEについて提示されたものと同じデータ)。簡潔に述べると、実施例6では、30を超える血清型(MAPS30+一連のワクチン候補)からのS.pneumoniae多糖との融合タンパク質CP1及びSPP2の異なる組み合わせを評価した。群D及び群Eのウサギは、各々、図12に示されるように、SPP2とのMAPS複合体中の17の血清型の莢膜多糖、及びCP1とのMAPS複合体中の17のさらなる血清型の莢膜多糖を含む、異なる34価のワクチンを受容した。第1の免疫化の前の0日目(P0血清)、第2の免疫化の前の14日目(第1の免疫化産生採血後、P1血清)、及び28日目(第2の免疫化産生採血後、P2血清)に血清を収集した。
【0825】
電気化学発光によって、抗CPS3 IgG力価を測定した。ビオチン化CPS3をプレート上にコーティングし、ブロックし、様々な希釈でウサギ血清試料とインキュベートした。血清試料を、各アッセイプレート上の共通の参照標準と血清試料を比較することによって、抗CPS3 IgGの任意の単位(a.u.)として定量化した。このアッセイの定量下限(LLOQ)は、235a.u.であった。
【0826】
図34Aは、免疫化群D及びEのウサギ血清中のCPS3に対するIgG力価の代表的な結果を示す。提示されるデータは、図17Aに提示される莢膜多糖(CPS)血清型に対するIgG力価のサブセットを含む。図34B及び図34Cは、免疫化群D及びEのウサギ血清中のPdT(G294P)に対する免疫原性及び機能的抗体応答を示し、これは、それぞれ、図14及び図16の群D及びEについて提示されたものと同じデータである。図34Bは、群D及びEのウサギ血清についてのPdTトキソイド結合性IgG(抗PdT(G294P))の代表的な力価を示し、図34Cは、これも群D及びEのウサギ血清についての、ニューモリシン中和抗体(IC50)の代表的な力価を示す。各点は、1つのウサギからの血清を表す。水平バーは、群の幾何平均濃度であり、誤差バーは、95%CIである。
【0827】
結論:
●SPP2は、ニューモリシン(Ply)中和抗体(実施例1及び実施例11)を生成し得る非溶血性融合タンパク質である。
●SPP2融合タンパク質単独による免疫化も、PCV13単独による免疫化も、1.0×10CFUの高い負荷用量において、厳格な血清型3 IPDモデルで防御的ではないが、CPS1とのMAPS複合体中のSPP2による免疫化、続くPCV13(CPS3を含む)による免疫化は、IPDから有意に防御する。6.7×10CFUの中間負荷用量では、CPS1とのMAPS複合体中のSPP2による免疫化、続くCPS3とのMAPS複合体中の融合タンパク質CP1による免疫化は、PCV13単独による免疫化後に観察されるIPDからの防御をおよそ2倍にする(実施例12)。
●まとめると、結果は、SPP2融合タンパク質(例えば、MAPS複合体中の)及びCPS3(例えば、MAPS複合体中の、またはPCV13などの糖抱合体との関連において)が相乗作用してIPDからの免疫防御を付与し得ることを示す。
●この相乗効果はまた、抗CPS3力価が一致した受動免疫化モデルでも観察され、これは、SPP2融合タンパク質(例えば、Ply中和抗体)によって誘発される抗体応答が、IPDからの防御のための有意な因子であることを示唆する(実施例8及び実施例9)。
【0828】
実施例13.HisタグなしSPP2またはPdT(G294P)で免疫化されたウサギにおけるニューモリシン中和活性
この試験の目的は、HisタグなしSPP2融合タンパク質またはPdT(G294P)タンパク質のいずれかによる免疫化が、天然ニューモリシンに対する中和活性を誘導したかどうかを決定することであった。ニュージーランド白ウサギ(HisタグなしSPP2についてn=3、PdT(G294P)についてn=5)を、0日目、14日目、及び28日目(2週間隔)に100μgのタンパク質で筋肉内投与することによって免疫化した。血清を、第1の免疫化前の0日目(P0血清)、第2の免疫化前の14日目(P1血清)、28日目(第2の免疫化の2週間後、P2血清)、及び42日目(第3の免疫化の2週間後、P3血清)に収集した。血清を、PdT(G294P)に対するIgG力価及びニューモリシン中和抗体(IC50)の力価について評価した。
【0829】
簡潔に述べると、1×PBS、0.1%ウシ血清アルブミン、及び10mMジチオスレイトール(DTT)中の80μLの200ng/mLのニューモリシン溶液を、V底96マイクロウェルプレート中のウサギからの80μLの血清連続希釈液と共に、37℃で1時間インキュベートし、350rpmで振盪した。最初のインキュベーション期間の後、100μLの血清+ニューモリシン溶液を第2のV底96マイクロウェルプレートに移し、100μLの2%ウサギ赤血球と共に、37℃でさらに30分間インキュベートし、450rpmで振盪した。インタクト赤血球をペレット化するために1000×gで5分間遠心分離した後、上清を採取し、545nmにおける吸光度を測定して、溶血の程度を定量化した。吸光度値を、SoftMax Pro及びMicrosoft Excelを使用して、4パラメータロジスティック曲線適合を利用して分析し、ニューモリシンの溶血活性の50%が阻害された血清希釈(IC50)を決定した。非対称95%信頼区間を、幾何平均と一緒に、GraphPad Prism Software(バージョン7、La Jolla、CA、USA)によって計算した。
【0830】
図35A及び図35Bは、HisタグなしSPP2(図35A)、またはPdT(G294P)(図35B)で免疫化されたウサギ由来の血清中の、天然ニューモリシンの溶血活性に対するニューモリシン中和抗体の代表的な半数阻害濃度(IC50)を示す。グラフ上の各点は、1匹のウサギを表す。結果は、グラフ上で95%信頼区間でIC50(血清希釈)で表され、各グラフの下に幾何平均(IC50)として表される。HisタグなしSPP2が、Hisタグ付きSPP2と同様の堅牢なニューモリシン中和抗体を生成した(図31、y軸)。PdT(G294P)群のP2とP3血清との間のIC50値の3倍の増加は、PdT(G294P)に対するIgG力価の3倍の上昇と相関した(データは図示せず)。
【0831】
実施例14:SPP2融合タンパク質の毒性試験
これらの試験の目的は、鼻腔内吸入によって、SPP2融合タンパク質単独またはStreptococcus pneumoniae多糖PS1とのMAPS複合体中のSPP2融合タンパク質(1.SPP2 MAPS)を受容するマウスが毒性の徴候を呈するかどうかを決定することであった。SPP2融合タンパク質は、Hisタグ付きまたはHisタグなしのいずれかであった。SPP2投与マウスの生存率を、野生型ニューモリシン(Ply)を受容するマウスの生存率と比較した。SPP2融合タンパク質が、実施例1に説明される。9~11週齢の雌の野生型C57BL/6マウスをJackson Laboratoriesから購入した。マウスに関与する全ての処置は、動物の飼育及びケアに関する米国国立衛生研究所のガイドラインに従って、Mispro Biotech Animal Care and Use Committee(IACUCプロトコル番号2021-AF-05)によって承認された。各試験群は、n=10匹のマウスで構成された。
【表8】
【0832】
0日目に、全てのマウスを麻酔し、示された量で、50μL(25μL/nare)の総体積で、Ply、SPP2、またはPS1とのMAPS複合体中のSPP2(1.SPP2 MAPS)を鼻腔内に投与した。投与前に、動物を麻酔した。鼻腔内投与後、マウスを、15分間隔で2時間、その後、鼻腔内接種後、最大6時間、30分毎に、呼吸困難、猫背姿勢、及び毛並みの乱れの徴候を含む臨床的徴候についてモニタリングした。鼻腔内投与の24時間後に、全ての生存マウスを安楽死させた。Ply、SPP2、及び1.SPP2 MAPS群の生存率を、GraphPad PRISMを使用してプロットした。
【0833】
図36A及び図36Bは、鼻腔内接種によって、示される量で、Ply、SPP2、及び1.SPP2 MAPSを受容するマウス群について、投与の24時間後までの代表的な生存曲線を示す。図36Aは、Hisタグ付きSPP2及び1.SPP2 MAPSを接種した群の代表的な結果を示す。20μgもしくは100μgのHisタグ付きSPP2または20μgのHisタグ付き1.SPP2 MAPSを受容するマウスは、毒性の徴候を示さず、投与後24時間で100%の生存率を呈した。図36Bは、HisタグなしSPP2及び1.SPP2 MAPSを接種した群の代表的な結果を示す。30μgのHisタグなしSPP2または30μgのHisタグなし1.SPP2 MAPSを受容するマウスは、毒性の徴候を示さず、投与後24時間で100%の生存率を呈した。10μgまたは2μgのPlyを受容する対照群は、明らかな毒性を示し、投与後1時間でそれぞれ100%及び80%の致死性を呈した。要約すると、データは、融合タンパク質がHisタグ付きまたはHisタグなしであるかどうかにかかわらず、マウスにおけるSPP2または1.SPP2 MAPSの吸入毒性を実証しない。
【0834】
実施例15:血清型分布試験(II)
この試験の目的は、34価のMAPSワクチン候補の免疫応答プロファイルを最適化するために、抗原融合タンパク質CP1及びSPP2とのS.pneumoniae多糖(血清型)の好ましい組み合わせをさらに定義することである。この試験で使用したワクチン候補は、図37及び表9に示されるように、S.pneumoniae多糖と融合タンパク質CP1のみ、SPP2のみ、またはSPP2及びCP1の両方との異なる組み合わせを含む。
【0835】
ウサギ高度免疫血清の産生
高度免疫血清は、ニュージーランド白ウサギ(Cocalico Biologicals)の4つ以上の群を使用して得られ、群は、各々、最大20匹のウサギを含む。0日目に、ウサギ群が、以下の表9に従って筋肉内投与することによって免疫化される。第2の免疫化は、14日目に行われる。第1の免疫化の前の0日目(P0血清)、第2の免疫化の前の14日目(第1の免疫化産生採血後、P1血清)、及び28日目(第2の免疫化産生採血後、P2血清)に血清が収集される。
【表9】
【0836】
タンパク質へのIgG応答
融合タンパク質CP1及びSPP2のS.pneumoniae部分に対するウサギIgG抗体の力価を測定するために、各融合タンパク質に特異的な酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)が実施される。CP1について、IgG応答がSP1500-SP0785融合に対して評価される。SPP2について、IgG応答が、PdT(G294P)及びSP0435ポリペプチドに対して別々に評価される。
【0837】
MaxiSorp96ウェルプレート(ThermoFisher Scientific、Waltham、MA、USA)が、1Xダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)中の2.0μg/mlのSP1500-SP0785、またはPdT(G294P)、またはSP0435のウェル当たり100μlで室温で一晩コーティングされる。プレートが、0.05%のTween(登録商標)20(DPBS-T)を含む1×DPBSで洗浄され、次いで、DPBS-T中の1%BSAのウェル当たり200μLで1時間ブロックされる。プレートが、DPBS-Tで希釈した試験用のウサギ血清の添加前に、1×DPBS-Tで洗浄される。一次抗血清希釈液が、室温で1時間インキュベートした後、DPBS-Tで洗浄される。ヤギ抗ウサギIgG(Fc)-HRP(Jackson ImmunoResearch、West Grove、PA、USA)が1:100,000に希釈され、各ウェルに100μlが加えられ、その後、室温で1時間インキュベートされる。プレートがDPBS-Tで洗浄され、各ウェルに100μLのテトラメチルベンジジン(TMBペルオキシダーゼ基質-KPL)が加えられ、30分間インキュベートされ、100μLの1N HClで停止される。吸光度が、SpectraMax i3xで、OD450で読み取られる。吸光度値は、SoftMax Pro及びMicrosoft Excelを使用して、既知の濃度を有する標準の4パラメータロジスティック曲線適合を利用して分析される。幾何平均力価(GMT)は、個々の抗体力価をlog10濃度に変換し、各時点における各動物群からの変換された濃度の平均値を取得し、続いて、それらの平均値をanti-log10を取得することによってGMTに変換することによって計算される。非対称95%信頼区間(CI)は、GMTと一緒に、GraphPad Prism Software(バージョン7、La Jolla、CA、USA)によって計算される。
【0838】
タンパク質に対する中和抗体応答
融合タンパク質SPP2(具体的には、SPP2のPdT(G294P)部分)に対する抗体が、天然のニューモリシン(赤血球溶解)の溶血活性を中和することができるかどうかを決定するために、ニューモリシン中和アッセイが実施される。簡潔に述べると、1×PBS、0.1%ウシ血清アルブミン、及び10mMジチオスレイトール(DTT)中の50μLの200ng/mLのニューモリシン溶液を、V底96マイクロウェルプレート中のウサギからの50μLの血清連続希釈液と共に、5%COを用いて37℃で30分間インキュベートし、350rpmで振盪した。最初のインキュベーション期間の後、50μLの2%ウサギ赤血球が加えられ、同じ条件を使用して追加で30分間インキュベートされる。インタクト赤血球をペレット化するために1000×gで5分間遠心分離した後、上清が採取され、545nmにおける吸光度が測定されて、溶血の程度を定量化する。吸光度が、SpectraMax i3xで、OD545で読み取られる。吸光度値は、ニューモリシンの溶血活性の50%が阻害された血清希釈(IC50)を決定するために、SoftMax Pro及びMicrosoft Excelを使用して、4パラメータロジスティック曲線適合を利用して分析される。50%中和を達成しない試料については、試験した最低希釈率が記録される。幾何平均力価(GMT)が、個々のIC50をlog10濃度に変換し、各時点における各動物群からの変換された濃度の平均値を取得し、続いて、それらの平均値をanti-log10を取得することによってGMTに変換することによって計算される。非対称95%信頼区間(CI)は、GMTと一緒に、GraphPad Prism Software(バージョン7、La Jolla、CA、USA)によって計算される。
【0839】
S.Pneumoniae多糖に対するIgG及び機能的(OPA)抗体応答
免疫化されたウサギにおける24の多糖血清型1、2、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、9N、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、22F、23F、及び33Fに特異的なIgG抗体レベルを評価するために、参照標準を使用して、電気化学発光に基づくMeso Scale Discoveryイムノアッセイ(MSD)が実施される。簡潔に述べると、PBS-T、1%BSA、及び5μg/mLのCWPS中の参照標準の約1:200の希釈度から開始して、5倍連続希釈物が作成される。対照及び実験的ウサギ血清試料が、PBS-T、1%BSA、及び5μg/mLのCWPSでそれぞれ1000倍、5000倍、及び25000倍に希釈される。プレートが1×PBS-Tで洗浄された後、参照標準、対照血清、及び実験的ウサギ血清を加える。室温で1時間インキュベートした後、プレートがPBS-Tで洗浄され、二次抗ウサギSULFOコンジュゲート抗体が加えられる。プレートがPBS-Tで洗浄され、1×リードバッファーが加えられ、MSD Meso QuickPlex SQ120モデル番号1300を使用してプレートが読み取られる。追加の10の多糖血清型6C、7C、15A、16F、23A、23B、24F、31、35B、及び38のIgG抗体レベルが、終点希釈フォーマットのMSDベースのアッセイを使用して決定される。
【0840】
免疫化されたウサギにおける多糖血清型に特異的な機能的(オプソニン食作用)抗体レベルを評価するために、マルチプレックスオプソニン食作用アッセイ(MOPA)が使用される。MOPAは、同じ反応で同時に4つのS.pneumoniae莢膜血清型に特異的な血清抗体のレベルを測定する。そのために、S.pneumoniae血清型が選択され、4つの抗生物質(例えば、オプトヒン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、及びトリメトプリム)に対するそれらの独自の抗生物質耐性に基づいて増殖される。熱不活化ウサギ血清試料が連続的に希釈され、異なるカセットに編成されたS.pneumoniae細菌と混合される(オプソニン化ステップ)。インキュベーション期間の後、補体(仔ウサギ補体、BRC)及び食細胞(HL-60)が反応物に加えられる(補体媒介食作用ステップ)。第2のインキュベーション期間の後、混合物のアリコートが評価され、適切な抗生物質含有培地を使用して生存する細菌の数を決定する。機能的抗体(OPA)の力価が標準プロトコルに従って計算される。
【0841】
第1の分析では、全ての免疫化群にわたる比較のために、抗体レベルが任意の単位(IgGについて、a.u.)及び力価(機能的抗体について)としてグラフ化される。別の分析では、各免疫化群からの血清中で測定されたIgGレベルが、ベースラインと対に比較される。各比較について、S.pneumoniae多糖に対するIgGレベルが、1の幾何平均力価(GMT)比で点線として表されるベースラインと比較して、95%信頼区間でGMT比として表される。GMT比の点推定値が>1である場合、所与の免疫化群の抗多糖抗体レベルは、より高い。GMT比の点推定値が<1である場合、所与の免疫化群の抗多糖抗体レベルは、より低い。
【0842】
配列表
配列番号1、リズアビジンタンパク質、完全長[アミノ酸1~179]:
MIITSLYATFGTIADGRRTSGGKTMIRTNAVAALVFAVATSALAFDASNFKDFSSIASASSSWQNQSGSTMIIQVDSFGNVSGQYVNRAQGTGCQNSPYPLTGRVNGTFIAFSVGWNNSTENCNSATGWTGYAQVNGNNTEIVTSWNLAYEGGSGPAIEQGQDTFQYVPTTENKSLLKD
【0843】
配列番号2、Rhaviと表記される、切断型リズアビジンタンパク質[アミノ酸45~179]:
FDASNFKDFSSIASASSSWQNQSGSTMIIQVDSFGNVSGQYVNRAQGTGCQNSPYPLTGRVNGTFIAFSVGWNNSTENCNSATGWTGYAQVNGNNTEIVTSWNLAYEGGSGPAIEQGQDTFQYVPTTENKSLLKD
【0844】
配列番号3、Streptococcus pneumoniaeニューモリシンタンパク質:
MANKAVNDFILAMNYDKKKLLTHQGESIENRFIKEGNQLPDEFVVIERKKRSLSTNTSDISVTATNDSRLYPGALLVVDETLLENNPTLLAVDRAPMTYSIDLPGLASSDSFLQVEDPSNSSVRGAVNDLLAKWHQDYGQVNNVPARMQYEKITAHSMEQLKVKFGSDFEKTGNSLDIDFNSVHSGEKQIQIVNFKQIYYTVSVDAVKNPGDVFQDTVTVEDLKQRGISAERPLVYISSVAYGRQVYLKLETTSKSDEVEAAFEALIKGVKVAPQTEWKQILDNTEVKAVILGGDPSSGARVVTGKVDMVEDLIQEGSRFTADHPGLPISYTTSFLRDNVVATFQNSTDYVETKVTAYRNGDLLLDHSGAYVAQYYITWDELSYDHQGKEVLTPKAWDRNGQDLTAHFTTSIPLKGNVRNLSVKIRECTGLAWEWWRTVYEKTDLPLVRKRTISIWGTTLYPQVEDKVEND
【0845】
配列番号4、PdTと表記される、変異D385N、C428G、及びW433Fを有するStreptococcus pneumoniaeニューモリシンタンパク質:
【化1】
【0846】
配列番号5、PdT(G294P)と表記される、変異G294P、D385N、C428G、及びW433Fを有するStreptococcus pneumoniaeニューモリシンタンパク質:
【化2】
【0847】
配列番号6、Streptococcus pneumoniaeニューモリシンPdT(G294P)[アミノ酸2~470]タンパク質:

【化3】
【0848】
配列番号7、Streptococcus pneumoniae SP0435タンパク質、完全長、TIGR4株(GenBank:ABJ54475.1):
MIEASKLKAGMTFETADGKLIRVLEASHHKPGKGNTIMRMKLRDVRTGSTFDTSYRPEEKFEQAIIETVPAQYLYKMDDTAYFMNTETYDQYEIPVVNVENELLYILENSDVKIQFYGTEVIGVTVPTTVELTVAETQPSIKGATVTGSGKPATMETGLVVNVPDFIEAGQKLVINTAEGTYVSRA
【0849】
配列番号8、Streptococcus pneumoniae SP0435[アミノ酸62~185]タンパク質、TIGR4株:
EQAIIETVPAQYLYKMDDTAYFMNTETYDQYEIPVVNVENELLYILENSDVKIQFYGTEVIGVTVPTTVELTVAETQPSIKGATVTGSGKPATMETGLVVNVPDFIEAGQKLVINTAEGTYVSR
【0850】
配列番号9、SP0785タンパク質、完全長[アミノ酸1~399]、TIGR4株:(注記:SP0785 NCBI配列ABJ54007.1及びYP816180との1つのT394Aミスマッチ)
MKKKNGKAKKWQLYAAIGAASVVVLGAGGILLFRQPSQTALKDEPTHLVVAKEGSVASSVLLSGTVTAKNEQYVYFDASKGDLDEILVSVGDKVSEGQALVKYSSSEAQAAYDSASRAVARADRHINELNQARNEAASAPAPQLPAPVGGEDATVQSPTPVAGNSVASIDAQLGDARDARADAAAQLSKAQSQLDATTVLSTLEGTVVEVNSNVSKSPTGASQVMVHIVSNENLQVKGELSEYNLANLSVGQEVSFTSKVYPDKKWTGKLSYISDYPKNNGEAASPAAGNNTGSKYPYTIDVTGEVGDLKQGFSVNIEVKSKTKAILVPVSSLVMDDSKNYVWIVDEQQKAKKVEVSLGNADAENQEITSGLTNGAKVISNPTSSLEEGKEVKADEATN
【0851】
配列番号10、シグナル配列を欠くSP0785タンパク質[アミノ酸33~399]:(注記:SP0785 NCBI配列ABJ54007.1及びYP816180との1つのT394Aミスマッチ)
FRQPSQTALKDEPTHLVVAKEGSVASSVLLSGTVTAKNEQYVYFDASKGDLDEILVSVGDKVSEGQALVKYSSSEAQAAYDSASRAVARADRHINELNQARNEAASAPAPQLPAPVGGEDATVQSPTPVAGNSVASIDAQLGDARDARADAAAQLSKAQSQLDATTVLSTLEGTVVEVNSNVSKSPTGASQVMVHIVSNENLQVKGELSEYNLANLSVGQEVSFTSKVYPDKKWTGKLSYISDYPKNNGEAASPAAGNNTGSKYPYTIDVTGEVGDLKQGFSVNIEVKSKTKAILVPVSSLVMDDSKNYVWIVDEQQKAKKVEVSLGNADAENQEITSGLTNGAKVISNPTSSLEEGKEVKADEATN
【0852】
配列番号11、SP1500タンパク質、完全長[アミノ酸1~278]、TIGR4株:
MKKWMLVLVSLMTALFLVACGKNSSETSGDNWSKYQSNKSITIGFDSTFVPMGFAQKDGSYAGFDIDLATAVFEKYGITVNWQPIDWDLKEAELTKGTIDLIWNGYSATDERREKVAFSNSYMKNEQVLVTKKSSGITTAKDMTGKTLGAQAGSSGYADFEANPEILKNIVANKEANQYQTFNEALIDLKNDRIDGLLIDRVYANYYLEAEGVLNDYNVFTVGLETEAFAVGARKEDTNLVKKINEAFSSLYKDGKFQEISQKWFGEDVATKEVKEGQ
【0853】
配列番号12、SP1500[アミノ酸27~278]:
TSGDNWSKYQSNKSITIGFDSTFVPMGFAQKDGSYAGFDIDLATAVFEKYGITVNWQPIDWDLKEAELTKGTIDLIWNGYSATDERREKVAFSNSYMKNEQVLVTKKSSGITTAKDMTGKTLGAQAGSSGYADFEANPEILKNIVANKEANQYQTFNEALIDLKNDRIDGLLIDRVYANYYLEAEGVLNDYNVFTVGLETEAFAVGARKEDTNLVKKINEAFSSLYKDGKFQEISQKWFGEDVATKEVKEGQ
【0854】
配列番号13、Plyタンパク質をコードするPly遺伝子、完全長[アミノ酸1~470]
ATGGCAAATAAAGCAGTAAATGACTTTATACTAGCTATGAATTACGATAAAAAGAAACTCTTGACCCATCAGGGAGAAAGTATTGAAAATCGTTTCATCAAAGAGGGTAATCAGCTACCCGATGAGTTTGTTGTTATCGAAAGAAAGAAGCGGAGCTTGTCGACAAATACAAGTGATATTTCTGTAACAGCTACCAACGACAGTCGCCTCTATCCTGGAGCACTTCTCGTAGTGGATGAGACCTTGTTAGAGAATAATCCCACTCTTCTTGCGGTCGATCGTGCTCCGATGACTTATAGTATTGATTTGCCTGGTTTGGCAAGTAGCGATAGCTTTCTCCAAGTGGAAGACCCCAGCAATTCAAGTGTTCGCGGAGCGGTAAACGATTTGTTGGCTAAGTGGCATCAAGATTATGGTCAGGTCAATAATGTCCCAGCTAGAATGCAGCATGAAAAAATCACGGCTCACAGCATGGAACAACTCAAGGTCAAGTTTGGTTCTGACTTTGAAAAGATAGGGAATTCTCTTGATATTGATTTTAACTCTGTCCATTCAGGCGAAAAGCAGATTCAGATTGTTAATTTTAAGCAGATTTATTATACAGTCAGCGTAGATGCTGTTAAAAATCCAGGAGATGTGTTTCAAGATACTGTAACGGTAGAGGATTTAAGGCAGAGAGGAATTTCTGCAGAGCGTCCTTTGGTCTATATTTCGAGTGTTGCTTATGGGCGCCAAGTCTATCTCAAGTTGGAAACCACGAGTAAGAGTGATGAAGTAGAGGCTGCTTTTGAATCTTTGATAAAAGGAGTAGCTCCTCAGACAGAGTGGAAGCAGATTTTGGACAATACAGAAGTGAAGGCGGTTATTTTAGGGGGCGACCCAAGTTCGGGTGCCCGAGTTGTAACAGGCAAGGTGGATATGGTAGAGGACTTGATTCAAGAAGGCAGTCGCTTTACAGCCGATCATCCAGGCTTGCCGATTTCCTATACAACTTCTTTTTTACGTGACAATGTAGTTGCGACCTTTCAAAACAGTACAGACTATGTTGAGACTAAGGTTACAGCTTACAGAAACGGAGATTTACTGCTGGATCATAGTGGTGCCTATGTTGCTCAATATTATATTACTTGGGATGAATTATCCTATGATCATCAAGGCAAGGAAGTCTTGACTCCTAAGGCTTGGGACAGAAATGGGCAGGATTTGACGGCTCACTTTACCACTAGTATTCCTTTAAAAGGGAATGTTCGCAATCTCTCTGTCAAAATTAGAGAGTGTACCGGGCTTGCCTGGGAATGGTGGCGTACGGTTTATGAAAAAACCGATTTGCCACTAGTGCGTAAGCGGACGATTTCTATTTGGGGAACAACTCTCTATCCTCAGGTAGAGGATAAGGTAGAAAATGATTAG
【0855】
配列番号14、PdT(G294P)[アミノ酸1~470]をコードするコドン最適化ヌクレオチド配列:
ATGGCGAACAAGGCGGTGAACGATTTTATCCTGGCGATGAACTATGACAAGAAGAAACTGCTGACCCACCAAGGCGAGAGCATTGAGAACCGTTTCATTAAAGAAGGCAACCAGCTGCCGGACGAGTTTGTGGTTATCGAGCGTAAGAAACGTAGCCTGAGCACCAACACCAGCGACATTAGCGTGACCGCGACCAACGATAGCCGTCTGTACCCGGGTGCGCTGCTGGTTGTGGATGAAACCCTGCTGGAAAACAACCCGACCCTGCTGGCGGTGGACCGTGCGCCGATGACCTATAGCATCGATCTGCCGGGTCTGGCGAGCAGCGACAGCTTCCTGCAAGTTGAGGATCCGAGCAACAGCAGCGTGCGTGGTGCGGTTAACGACCTGCTGGCGAAGTGGCACCAGGATTACGGCCAAGTGAACAACGTTCCGGCGCGTATGCAGTATGAAAAAATCACCGCGCACAGCATGGAGCAACTGAAGGTTAAATTCGGTAGCGACTTTGAAAAGACCGGCAACAGCCTGGACATTGATTTCAACAGCGTGCACAGCGGCGAGAAGCAGATCCAAATCGTTAACTTCAAGCAGATCTACTACACCGTGAGCGTTGACGCGGTGAAGAACCCGGGTGACGTTTTCCAGGATACCGTGACCGTTGAAGATCTGAAACAACGTGGCATTAGCGCGGAGCGTCCGCTGGTGTACATCAGCAGCGTTGCGTACGGTCGTCAAGTGTATCTGAAGCTGGAAACCACCAGCAAAAGCGATGAGGTTGAAGCGGCGTTTGAGGCGCTGATTAAGGGCGTGAAAGTTGCGCCGCAGACCGAATGGAAGCAAATTCTGGACAACACCGAGGTGAAAGCGGTTATTCTGGGCCCGGATCCGAGCAGCGGCGCGCGTGTGGTTACCGGTAAAGTGGACATGGTTGAGGATCTGATTCAGGAAGGTAGCCGTTTTACCGCGGACCACCCGGGCCTGCCGATCAGCTACACCACCAGCTTCCTGCGTGACAACGTGGTTGCGACCTTTCAAAACAGCACCGATTACGTGGAAACCAAGGTTACCGCGTATCGTAACGGTGACCTGCTGCTGGACCACAGCGGTGCGTACGTGGCGCAGTACTATATCACCTGGGATGAACTGAGCTATAACCACCAGGGTAAAGAGGTGCTGACCCCGAAAGCGTGGGACCGTAACGGCCAGGATCTGACCGCGCACTTCACCACCAGCATTCCGCTGAAGGGCAACGTGCGTAACCTGAGCGTTAAAATCCGTGAGGGTACCGGCCTGGCGTTTGAATGGTGGCGTACCGTGTACGAGAAGACCGACCTGCCGCTGGTTCGTAAACGTACCATCAGCATTTGGGGTACCACCCTGTATCCGCAGGTGGAGGACAAAGTTGAAAATGAT
【0856】
配列番号15、PdT(G294P)[アミノ酸2~470]をコードするコドン最適化ヌクレオチド配列:
GCGAACAAGGCGGTGAACGATTTTATCCTGGCGATGAACTATGACAAGAAGAAACTGCTGACCCACCAAGGCGAGAGCATTGAGAACCGTTTCATTAAAGAAGGCAACCAGCTGCCGGACGAGTTTGTGGTTATCGAGCGTAAGAAACGTAGCCTGAGCACCAACACCAGCGACATTAGCGTGACCGCGACCAACGATAGCCGTCTGTACCCGGGTGCGCTGCTGGTTGTGGATGAAACCCTGCTGGAAAACAACCCGACCCTGCTGGCGGTGGACCGTGCGCCGATGACCTATAGCATCGATCTGCCGGGTCTGGCGAGCAGCGACAGCTTCCTGCAAGTTGAGGATCCGAGCAACAGCAGCGTGCGTGGTGCGGTTAACGACCTGCTGGCGAAGTGGCACCAGGATTACGGCCAAGTGAACAACGTTCCGGCGCGTATGCAGTATGAAAAAATCACCGCGCACAGCATGGAGCAACTGAAGGTTAAATTCGGTAGCGACTTTGAAAAGACCGGCAACAGCCTGGACATTGATTTCAACAGCGTGCACAGCGGCGAGAAGCAGATCCAAATCGTTAACTTCAAGCAGATCTACTACACCGTGAGCGTTGACGCGGTGAAGAACCCGGGTGACGTTTTCCAGGATACCGTGACCGTTGAAGATCTGAAACAACGTGGCATTAGCGCGGAGCGTCCGCTGGTGTACATCAGCAGCGTTGCGTACGGTCGTCAAGTGTATCTGAAGCTGGAAACCACCAGCAAAAGCGATGAGGTTGAAGCGGCGTTTGAGGCGCTGATTAAGGGCGTGAAAGTTGCGCCGCAGACCGAATGGAAGCAAATTCTGGACAACACCGAGGTGAAAGCGGTTATTCTGGGCCCGGATCCGAGCAGCGGCGCGCGTGTGGTTACCGGTAAAGTGGACATGGTTGAGGATCTGATTCAGGAAGGTAGCCGTTTTACCGCGGACCACCCGGGCCTGCCGATCAGCTACACCACCAGCTTCCTGCGTGACAACGTGGTTGCGACCTTTCAAAACAGCACCGATTACGTGGAAACCAAGGTTACCGCGTATCGTAACGGTGACCTGCTGCTGGACCACAGCGGTGCGTACGTGGCGCAGTACTATATCACCTGGGATGAACTGAGCTATAACCACCAGGGTAAAGAGGTGCTGACCCCGAAAGCGTGGGACCGTAACGGCCAGGATCTGACCGCGCACTTCACCACCAGCATTCCGCTGAAGGGCAACGTGCGTAACCTGAGCGTTAAAATCCGTGAGGGTACCGGCCTGGCGTTTGAATGGTGGCGTACCGTGTACGAGAAGACCGACCTGCCGCTGGTTCGTAAACGTACCATCAGCATTTGGGGTACCACCCTGTATCCGCAGGTGGAGGACAAAGTTGAAAATGAT
【0857】
配列番号16、SP0435タンパク質をコードするSP0435遺伝子、完全長[アミノ酸1~186]、TIGR4株:
ATGATTGAAGCAAGTAAATTAAAAGCTGGTATGACCTTTGAAACAGCTGACGGCAAATTGATTCGCGTTTTGGAAGCTAGTCACCACAAACCAGGTAAAGGAAACACGATCATGCGTATGAAATTGCGTGATGTCCGTACTGGTTCTACATTTGACACAAGCTACCGTCCAGAGGAAAAATTTGAACAAGCTATTATCGAGACTGTCCCAGCTCAATACTTGTACAAAATGGATGACACAGCATACTTCATGAATACAGAAACTTATGACCAATACGAAATCCCTGTAGTCAATGTTGAAAACGAATTGCTTTACATCCTTGAAAACTCTGATGTGAAAATCCAATTCTACGGAACTGAAGTGATCGGTGTCACCGTTCCTACTACTGTTGAGTTGACAGTTGCTGAAACTCAACCATCTATCAAAGGTGCTACTGTTACAGGTTCTGGTAAACCAGCAACGATGGAAACTGGACTTGTCGTAAACGTTCCAGACTTCATCGAAGCAGGACAAAAACTCGTTATCAACACTGCAGAAGGAACTTACGTTTCTCGTGCC
【0858】
配列番号17、SP0785タンパク質をコードするSP0785遺伝子、完全長[アミノ酸1~399]、TIGR4株:
ATGAAGAAAAAGAATGGTAAAGCTAAAAAGTGGCAACTGTATGCAGCAATCGGTGCTGCGAGTGTAGTTGTATTGGGTGCTGGGGGGATTTTACTCTTTAGACAACCTTCTCAGACTGCTCTAAAAGATGAGCCTACTCATCTTGTTGTTGCCAAGGAAGGAAGCGTGGCCTCCTCTGTTTTATTGTCAGGGACAGTAACAGCAAAAAATGAACAATATGTTTATTTTGATGCTAGTAAGGGTGATTTAGATGAAATCCTTGTTTCTGTGGGCGATAAGGTCAGCGAAGGGCAGGCTTTAGTCAAGTACAGTAGTTCAGAAGCGCAGGCGGCCTATGATTCAGCTAGTCGAGCAGTAGCTAGGGCAGATCGTCATATCAATGAACTCAATCAAGCACGAAATGAAGCCGCTTCAGCTCCGGCTCCACAGTTACCAGCGCCAGTAGGAGGAGAAGATGCAACGGTGCAAAGCCCAACTCCAGTGGCTGGAAATTCTGTTGCTTCTATTGACGCTCAATTGGGTGATGCCCGTGATGCGCGTGCAGATGCTGCGGCGCAATTAAGCAAGGCTCAAAGTCAATTGGATGCAACAACTGTTCTCAGTACCCTAGAGGGAACTGTGGTCGAAGTCAATAGCAATGTTTCTAAATCTCCAACAGGGGCGAGTCAAGTTATGGTTCATATTGTCAGCAATGAAAATTTACAAGTCAAGGGAGAATTGTCTGAGTACAATCTAGCCAACCTTTCTGTAGGTCAAGAAGTAAGCTTTACTTCTAAAGTGTATCCTGATAAAAAATGGACTGGGAAATTAAGCTATATTTCTGACTATCCTAAAAACAATGGTGAAGCAGCTAGTCCAGCAGCCGGGAATAATACAGGTTCTAAATACCCTTATACTATTGATGTGACAGGCGAGGTTGGTGATTTGAAACAAGGTTTTTCTGTCAACATTGAGGTTAAAAGCAAAACTAAGGCTATTCTTGTTCCTGTTAGCAGTCTAGTAATGGATGATAGTAAAAATTATGTCTGGATTGTGGATGAACAACAAAAGGCTAAAAAAGTTGAGGTTTCATTGGGAAATGCTGACGCAGAAAATCAAGAAATCACTTCTGGTTTAACGAACGGTGCTAAGGTCATCAGTAATCCAACATCTTCCTTGGAAGAAGGAAAAGAGGTGAAGGCTGATGAAGCAACTAAT
【0859】
配列番号18、SP1500タンパク質をコードするSP1500遺伝子、完全長[アミノ酸1~278]、TIGR4株:
ATGAAAAAATGGATGCTTGTATTAGTCAGTCTGATGACTGCTTTGTTCTTAGTAGCTTGTGGGAAAAATTCTAGCGAAACTAGTGGAGATAATTGGTCAAAGTACCAGTCTAACAAGTCTATTACTATTGGATTTGATAGTACTTTTGTTCCAATGGGATTTGCTCAGAAAGATGGTTCTTATGCAGGATTTGATATTGATTTAGCTACAGCTGTTTTTGAAAAATACGGAATCACGGTAAATTGGCAACCGATTGATTGGGATTTGAAAGAAGCTGAATTGACAAAAGGAACGATTGATCTGATTTGGAATGGCTATTCCGCTACAGACGAACGCCGTGAAAAGGTGGCTTTCAGTAACTCATATATGAAGAATGAGCAGGTATTGGTTACGAAGAAATCATCTGGTATCACGACTGCAAAGGATATGACTGGAAAGACATTAGGAGCTCAAGCTGGTTCATCTGGTTATGCGGACTTTGAAGCAAATCCAGAAATTTTGAAGAATATTGTCGCTAATAAGGAAGCGAATCAATACCAAACCTTTAATGAAGCCTTGATTGATTTGAAAAACGATCGAATTGATGGTCTATTGATTGACCGTGTCTATGCAAACTATTATTTAGAAGCAGAAGGTGTTTTAAACGATTATAATGTCTTTACAGTTGGACTAGAAACAGAAGCTTTTGCGGTTGGAGCCCGTAAGGAAGATACAAACTTGGTTAAGAAGATAAATGAAGCTTTTTCTAGTCTTTACAAGGACGGCAAGTTCCAAGAAATCAGCCAAAAATGGTTTGGAGAAGATGTAGCAACCAAAGAAGTAAAAGAAGGACAG
【0860】
配列番号19、SPP2と表記される、Rhavi-リンカー-PdT(G294P)-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]融合タンパク質:
【化4】
【0861】
配列番号20、SPP2-Hと表記される、Rhavi-リンカー-PdT(G294P)-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]-Hisx6融合タンパク質:

【化5】
【0862】
配列番号21、Rhavi-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]-リンカー-PdT(G294P)融合タンパク質:
【化6】
【0863】
配列番号22、PdT(G294P)-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]-リンカー-Rhavi融合タンパク質:
【化7】
【0864】
配列番号23、SP0435[アミノ酸62~185]-リンカー-PdT(G294P)-リンカー-Rhavi融合タンパク質:

【化8】
【0865】
配列番号24、PdT(G294P)-リンカーRhavi-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]融合タンパク質:
【化9】
【0866】
配列番号25、SP0435[アミノ酸62~185]-リンカーRhavi-リンカー-PdT(G294P)融合タンパク質:
【化10】
【0867】
配列番号26、CP1と表記される、Rhavi-リンカー-SP1500[アミノ酸27~278]-リンカー-SP0785[アミノ酸33~399]融合タンパク質:
【化11】
【0868】
配列番号27、SPP2と表記される、Rhavi-リンカー-PdT(G294P)-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]をコードするコドン最適化ヌクレオチド配列:
TTCGACGCATCCAACTTTAAAGACTTTAGCAGCATCGCGTCCGCAAGCTCTAGCTGGCAGAATCAATCTGGTAGCACCATGATTATCCAAGTGGACAGCTTTGGTAACGTCAGCGGTCAATATGTTAATCGTGCACAGGGTACGGGTTGTCAGAATTCTCCGTACCCGCTGACCGGTCGTGTTAACGGCACGTTCATCGCTTTCAGCGTCGGTTGGAACAATTCTACTGAAAATTGCAACAGCGCGACCGGTTGGACGGGCTATGCACAAGTGAATGGCAATAACACCGAAATCGTCACGTCCTGGAATCTGGCGTATGAGGGTGGCAGCGGTCCGGCTATTGAACAGGGCCAGGATACCTTCCAATACGTCCCTACGACCGAGAATAAGTCCCTTCTGAAAGACGGCGGTGGCGGTTCGAGCTCGGCGAACAAGGCGGTGAACGATTTTATCCTGGCGATGAACTATGACAAGAAGAAACTGCTGACCCACCAAGGCGAGAGCATTGAGAACCGTTTCATTAAAGAAGGCAACCAGCTGCCGGACGAGTTTGTGGTTATCGAGCGTAAGAAACGTAGCCTGAGCACCAACACCAGCGACATTAGCGTGACCGCGACCAACGATAGCCGTCTGTACCCGGGTGCGCTGCTGGTTGTGGATGAAACCCTGCTGGAAAACAACCCGACCCTGCTGGCGGTGGACCGTGCGCCGATGACCTATAGCATCGATCTGCCGGGTCTGGCGAGCAGCGACAGCTTCCTGCAAGTTGAGGATCCGAGCAACAGCAGCGTGCGTGGTGCGGTTAACGACCTGCTGGCGAAGTGGCACCAGGATTACGGCCAAGTGAACAACGTTCCGGCGCGTATGCAGTATGAAAAAATCACCGCGCACAGCATGGAGCAACTGAAGGTTAAATTCGGTAGCGACTTTGAAAAGACCGGCAACAGCCTGGACATTGATTTCAACAGCGTGCACAGCGGCGAGAAGCAGATCCAAATCGTTAACTTCAAGCAGATCTACTACACCGTGAGCGTTGACGCGGTGAAGAACCCGGGTGACGTTTTCCAGGATACCGTGACCGTTGAAGATCTGAAACAACGTGGCATTAGCGCGGAGCGTCCGCTGGTGTACATCAGCAGCGTTGCGTACGGTCGTCAAGTGTATCTGAAGCTGGAAACCACCAGCAAAAGCGATGAGGTTGAAGCGGCGTTTGAGGCGCTGATTAAGGGCGTGAAAGTTGCGCCGCAGACCGAATGGAAGCAAATTCTGGACAACACCGAGGTGAAAGCGGTTATTCTGGGCCCGGATCCGAGCAGCGGCGCGCGTGTGGTTACCGGTAAAGTGGACATGGTTGAGGATCTGATTCAGGAAGGTAGCCGTTTTACCGCGGACCACCCGGGCCTGCCGATCAGCTACACCACCAGCTTCCTGCGTGACAACGTGGTTGCGACCTTTCAAAACAGCACCGATTACGTGGAAACCAAGGTTACCGCGTATCGTAACGGTGACCTGCTGCTGGACCACAGCGGTGCGTACGTGGCGCAGTACTATATCACCTGGGATGAACTGAGCTATAACCACCAGGGTAAAGAGGTGCTGACCCCGAAAGCGTGGGACCGTAACGGCCAGGATCTGACCGCGCACTTCACCACCAGCATTCCGCTGAAGGGCAACGTGCGTAACCTGAGCGTTAAAATCCGTGAGGGTACCGGCCTGGCGTTTGAATGGTGGCGTACCGTGTACGAGAAGACCGACCTGCCGCTGGTTCGTAAACGTACCATCAGCATTTGGGGTACCACCCTGTATCCGCAGGTGGAGGACAAAGTTGAAAATGATGGTGGTGGTGGTAGCAGCAGCGAGCAGGCGATCATTGAAACCGTGCCGGCGCAATACCTGTATAAGATGGACGATACCGCGTACTTCATGAACACCGAAACCTACGACCAATATGAAATTCCGGTGGTTAACGTTGAGAACGAACTGCTGTACATCCTGGAAAACAGCGATGTGAAAATTCAGTTTTATGGTACCGAGGTTATCGGCGTGACCGTTCCGACCACCGTGGAGCTGACCGTTGCGGAAACCCAACCGAGCATCAAGGGTGCGACCGTGACCGGTAGCGGTAAACCGGCGACCATGGAAACCGGTCTGGTGGTTAACGTGCCGGACTTCATTGAGGCGGGCCAGAAGCTGGTTATCAATACCGCGGAGGGTACCTATGTTAGCCGTTAATGA
【0869】
配列番号28、Rhavi-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]-リンカー-PdT(G294P)をコードするコドン最適化ヌクレオチド配列:
TTCGACGCATCCAACTTTAAAGACTTTAGCAGCATCGCGTCCGCAAGCTCTAGCTGGCAGAATCAATCTGGTAGCACCATGATTATCCAAGTGGACAGCTTTGGTAACGTCAGCGGTCAATATGTTAATCGTGCACAGGGTACGGGTTGTCAGAATTCTCCGTACCCGCTGACCGGTCGTGTTAACGGCACGTTCATCGCTTTCAGCGTCGGTTGGAACAATTCTACTGAAAATTGCAACAGCGCGACCGGTTGGACGGGCTATGCACAAGTGAATGGCAATAACACCGAAATCGTCACGTCCTGGAATCTGGCGTATGAGGGTGGCAGCGGTCCGGCTATTGAACAGGGCCAGGATACCTTCCAATACGTCCCTACGACCGAGAATAAGTCCCTTCTGAAAGACGGCGGTGGCGGTTCGAGCTCGGAGCAGGCGATCATTGAAACCGTGCCGGCGCAATACCTGTATAAGATGGACGATACCGCGTACTTCATGAACACCGAAACCTACGACCAATATGAAATTCCGGTGGTTAACGTTGAGAACGAACTGCTGTACATCCTGGAAAACAGCGATGTGAAAATTCAGTTTTATGGTACCGAGGTTATCGGCGTGACCGTTCCGACCACCGTGGAGCTGACCGTTGCGGAAACCCAACCGAGCATCAAGGGTGCGACCGTGACCGGTAGCGGTAAACCGGCGACCATGGAAACCGGTCTGGTGGTTAACGTGCCGGACTTCATTGAGGCGGGCCAGAAGCTGGTTATCAATACCGCGGAGGGTACCTATGTTAGCCGTTAATGAGGTGGTGGTGGTAGCAGCAGCGCGAACAAGGCGGTGAACGATTTTATCCTGGCGATGAACTATGACAAGAAGAAACTGCTGACCCACCAAGGCGAGAGCATTGAGAACCGTTTCATTAAAGAAGGCAACCAGCTGCCGGACGAGTTTGTGGTTATCGAGCGTAAGAAACGTAGCCTGAGCACCAACACCAGCGACATTAGCGTGACCGCGACCAACGATAGCCGTCTGTACCCGGGTGCGCTGCTGGTTGTGGATGAAACCCTGCTGGAAAACAACCCGACCCTGCTGGCGGTGGACCGTGCGCCGATGACCTATAGCATCGATCTGCCGGGTCTGGCGAGCAGCGACAGCTTCCTGCAAGTTGAGGATCCGAGCAACAGCAGCGTGCGTGGTGCGGTTAACGACCTGCTGGCGAAGTGGCACCAGGATTACGGCCAAGTGAACAACGTTCCGGCGCGTATGCAGTATGAAAAAATCACCGCGCACAGCATGGAGCAACTGAAGGTTAAATTCGGTAGCGACTTTGAAAAGACCGGCAACAGCCTGGACATTGATTTCAACAGCGTGCACAGCGGCGAGAAGCAGATCCAAATCGTTAACTTCAAGCAGATCTACTACACCGTGAGCGTTGACGCGGTGAAGAACCCGGGTGACGTTTTCCAGGATACCGTGACCGTTGAAGATCTGAAACAACGTGGCATTAGCGCGGAGCGTCCGCTGGTGTACATCAGCAGCGTTGCGTACGGTCGTCAAGTGTATCTGAAGCTGGAAACCACCAGCAAAAGCGATGAGGTTGAAGCGGCGTTTGAGGCGCTGATTAAGGGCGTGAAAGTTGCGCCGCAGACCGAATGGAAGCAAATTCTGGACAACACCGAGGTGAAAGCGGTTATTCTGGGCCCGGATCCGAGCAGCGGCGCGCGTGTGGTTACCGGTAAAGTGGACATGGTTGAGGATCTGATTCAGGAAGGTAGCCGTTTTACCGCGGACCACCCGGGCCTGCCGATCAGCTACACCACCAGCTTCCTGCGTGACAACGTGGTTGCGACCTTTCAAAACAGCACCGATTACGTGGAAACCAAGGTTACCGCGTATCGTAACGGTGACCTGCTGCTGGACCACAGCGGTGCGTACGTGGCGCAGTACTATATCACCTGGGATGAACTGAGCTATAACCACCAGGGTAAAGAGGTGCTGACCCCGAAAGCGTGGGACCGTAACGGCCAGGATCTGACCGCGCACTTCACCACCAGCATTCCGCTGAAGGGCAACGTGCGTAACCTGAGCGTTAAAATCCGTGAGGGTACCGGCCTGGCGTTTGAATGGTGGCGTACCGTGTACGAGAAGACCGACCTGCCGCTGGTTCGTAAACGTACCATCAGCATTTGGGGTACCACCCTGTATCCGCAGGTGGAGGACAAAGTTGAAAATGAT
【0870】
配列番号29、CP1と表記される、Rhavi-リンカー-SP1500[アミノ酸27~278]-リンカー-SP0785[アミノ酸33~399]融合タンパク質をコードするコドン最適化核酸配列:
TTCGACGCATCCAACTTTAAAGACTTTAGCAGCATCGCGTCCGCAAGCTCTAGCTGGCAGAATCAATCTGGTAGCACCATGATTATCCAAGTGGACAGCTTTGGTAACGTCAGCGGTCAATATGTTAATCGTGCACAGGGTACGGGTTGTCAGAATTCTCCGTACCCGCTGACCGGTCGTGTTAACGGCACGTTCATCGCTTTCAGCGTCGGTTGGAACAATTCTACTGAAAATTGCAACAGCGCGACCGGTTGGACGGGCTATGCACAAGTGAATGGCAATAACACCGAAATCGTCACGTCCTGGAATCTGGCGTATGAGGGTGGCAGCGGTCCGGCTATTGAACAGGGCCAGGATACCTTCCAATACGTCCCTACGACCGAGAATAAGTCCCTTCTGAAAGACGGCGGTGGCGGTTCGAGCTCGACCAGCGGCGACAATTGGTCCAAATACCAGAGCAACAAGAGCATCACGATCGGCTTCGACAGCACTTTTGTGCCGATGGGTTTCGCGCAAAAAGACGGTAGCTACGCGGGTTTCGATATTGACCTGGCGACCGCTGTCTTTGAGAAATACGGCATTACGGTTAATTGGCAGCCGATTGATTGGGACCTGAAAGAGGCCGAACTCACCAAAGGCACCATCGACCTGATCTGGAATGGTTACTCCGCAACCGATGAGCGTCGCGAAAAAGTTGCCTTCAGCAACAGCTATATGAAGAATGAACAAGTGTTGGTAACCAAGAAATCTAGCGGCATTACGACCGCGAAAGACATGACCGGTAAGACGCTGGGTGCGCAGGCCGGTAGCTCTGGCTATGCGGATTTCGAGGCGAATCCTGAGATTCTGAAAAACATCGTTGCGAATAAAGAGGCGAACCAGTACCAGACCTTTAACGAAGCACTGATCGACCTGAAAAACGATCGCATTGACGGTCTGCTGATCGATCGTGTGTACGCGAACTATTATCTGGAAGCCGAGGGCGTTCTGAACGATTATAATGTTTTTACCGTGGGTCTGGAGACTGAGGCATTCGCGGTTGGTGCGCGCAAGGAAGATACCAACCTGGTTAAAAAGATTAATGAGGCATTTAGCTCACTGTACAAGGACGGCAAGTTCCAAGAAATTAGCCAGAAGTGGTTCGGTGAAGATGTTGCGACGAAAGAGGTTAAAGAGGGCCAAGCGGCCGCATTTCGCCAACCGAGCCAGACTGCGTTGAAAGATGAGCCGACCCATCTGGTTGTTGCGAAAGAGGGCAGCGTGGCATCGAGCGTGCTGCTGAGCGGTACGGTTACTGCCAAAAACGAACAATACGTGTACTTCGATGCTAGCAAGGGTGATCTGGATGAAATTCTGGTGAGCGTGGGTGACAAAGTTAGCGAAGGCCAGGCACTGGTGAAGTATTCATCCTCCGAGGCACAGGCAGCGTACGACAGCGCAAGCCGCGCAGTGGCGCGTGCCGACCGTCACATTAACGAATTGAACCAAGCGCGTAACGAGGCCGCAAGCGCGCCAGCACCGCAGCTGCCGGCTCCGGTGGGTGGCGAAGATGCGACGGTGCAGAGCCCGACCCCGGTTGCGGGTAATTCGGTCGCCAGCATCGATGCGCAGCTGGGTGACGCGCGTGATGCCCGTGCGGATGCGGCTGCTCAACTGAGCAAGGCTCAGAGCCAACTGGACGCGACGACGGTGCTGAGCACCTTGGAGGGTACCGTTGTCGAAGTCAACAGCAATGTGAGCAAGAGCCCAACGGGTGCGAGCCAGGTTATGGTCCACATTGTGAGCAATGAAAACTTACAGGTCAAGGGTGAGCTGAGCGAGTATAACCTGGCGAATCTGAGCGTTGGTCAAGAGGTCAGCTTTACCAGCAAGGTCTACCCGGATAAGAAATGGACCGGCAAGTTGAGCTACATCAGCGACTACCCGAAGAACAATGGCGAGGCAGCCTCCCCGGCAGCCGGCAACAATACCGGCTCTAAGTATCCGTACACCATCGACGTAACCGGTGAGGTCGGCGACCTGAAACAGGGTTTTAGCGTGAATATCGAAGTGAAGTCCAAGACCAAGGCAATTTTGGTTCCGGTTAGCTCCCTGGTGATGGACGATAGCAAGAATTATGTGTGGATTGTCGACGAGCAACAGAAAGCGAAAAAAGTTGAAGTGAGCCTGGGCAATGCTGATGCCGAGAACCAAGAAATCACGTCTGGTCTGACCAACGGTGCGAAAGTTATTAGCAACCCGACCAGCAGCCTGGAAGAGGGTAAAGAGGTCAAAGCCGACGAAGCTACGAAC
【0871】
配列番号30、リンカー配列[7アミノ酸]:
GGGGSSS
【0872】
配列番号31、リンカー配列[3アミノ酸]:
AAA
【0873】
配列番号32、リンカー配列[5アミノ酸リピート]:
(GGGGS)
【0874】
配列番号33、リンカー配列[6アミノ酸]:
GGGGGG
【0875】
配列番号34、リンカー配列[15アミノ酸]:
GGGGSGGGGSGGGGS
【0876】
配列番号35、リンカー配列[30アミノ酸]:
GGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGS
【0877】
配列番号36、リンカー配列[18アミノ酸]:
KESGSVSSEQLAQFRSLD
【0878】
配列番号37、リンカー配列[14アミノ酸]:
EGKSSGSGSESKST
【0879】
配列番号38、リンカー配列:
(Gly)
【0880】
配列番号39、リンカー配列[8アミノ酸]:
GGGGGGGG
【0881】
配列番号40、リンカー配列[12アミノ酸]:
GSAGSAAGSGEF
【0882】
配列番号41、リンカー配列[5アミノ酸リピート]:
(EAAAK)
【0883】
配列番号42、リンカー配列:
A(EAAAK)
【0884】
配列番号43、リンカー配列:
A(EAAAK)ALEA(EAAAK)
【0885】
配列番号44、リンカー配列:
[A(EAAAK)A]
【0886】
配列番号45、リンカー配列[12アミノ酸]:
AEAAAKEAAAKA
【0887】
配列番号46、リンカー配列[2アミノ酸リピート]:
(XP)
【0888】
配列番号47、リンカー配列[2アミノ酸リピート]:
(AP)
【0889】
配列番号48、リンカー配列[2アミノ酸リピート]:
(KP)
【0890】
配列番号49、リンカー配列[2アミノ酸リピート]:
(QP)
【0891】
配列番号50、リンカー配列[14アミノ酸]:
APAPAPAPAPAPAP
【0892】
配列番号51、GAGリンカー配列[21アミノ酸]:
GAPGGGGGAAAAAGGGGGGAP
【0893】
配列番号52、GAG2リンカー配列[39アミノ酸]:
GAPGGGGGAAAAAGGGGGGAPGGGGGAAAAAGGGGGGAP
【0894】
配列番号53、GAG3リンカー配列[57アミノ酸]:
GAPGGGGGAAAAAGGGGGGAPGGGGGAAAAAGGGGGGAPGGGGGAAAAAGGGGGGAP
【0895】
配列番号54、リンカー配列[4アミノ酸]:
GGGG
【0896】
配列番号55、Hisタグ1:
HHHHHH
【0897】
配列番号56、Hisタグ2:
MSYYHHHHHH
【0898】
配列番号57、Rhaviと表記される、切断型リズアビジンタンパク質[アミノ酸45~179]は、先行するメチオニンを含む:
MFDASNFKDFSSIASASSSWQNQSGSTMIIQVDSFGNVSGQYVNRAQGTGCQNSPYPLTGRVNGTFIAFSVGWNNSTENCNSATGWTGYAQVNGNNTEIVTSWNLAYEGGSGPAIEQGQDTFQYVPTTENKSLLKD
【0899】
配列番号58、SPP2と表記される、Rhavi-リンカー-PdT(G294P)-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]融合タンパク質は、先行するメチオニンを含む:

【化12】
【0900】
配列番号59、SPP2-Hと表記される、Rhavi-リンカー-PdT(G294P)-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]-Hisx6融合タンパク質は、先行するメチオニンを含む:
【化13】
【0901】
配列番号60、Rhavi-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]-リンカー-PdT(G294P)融合タンパク質は、先行するメチオニンを含む:
【化14】
【0902】
配列番号61、CP1と表記される、Rhavi-リンカー-SP1500[アミノ酸27~278]-リンカー-SP0785[アミノ酸33~399]融合タンパク質は、先行するメチオニンを含む:
【化15】
【0903】
配列番号62、SPP2と表記される、Rhavi-リンカー-PdT(G294P)-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]をコードするコドン最適化ヌクレオチド配列は、先行するATG配列を含む:
ATGTTCGACGCATCCAACTTTAAAGACTTTAGCAGCATCGCGTCCGCAAGCTCTAGCTGGCAGAATCAATCTGGTAGCACCATGATTATCCAAGTGGACAGCTTTGGTAACGTCAGCGGTCAATATGTTAATCGTGCACAGGGTACGGGTTGTCAGAATTCTCCGTACCCGCTGACCGGTCGTGTTAACGGCACGTTCATCGCTTTCAGCGTCGGTTGGAACAATTCTACTGAAAATTGCAACAGCGCGACCGGTTGGACGGGCTATGCACAAGTGAATGGCAATAACACCGAAATCGTCACGTCCTGGAATCTGGCGTATGAGGGTGGCAGCGGTCCGGCTATTGAACAGGGCCAGGATACCTTCCAATACGTCCCTACGACCGAGAATAAGTCCCTTCTGAAAGACGGCGGTGGCGGTTCGAGCTCGGCGAACAAGGCGGTGAACGATTTTATCCTGGCGATGAACTATGACAAGAAGAAACTGCTGACCCACCAAGGCGAGAGCATTGAGAACCGTTTCATTAAAGAAGGCAACCAGCTGCCGGACGAGTTTGTGGTTATCGAGCGTAAGAAACGTAGCCTGAGCACCAACACCAGCGACATTAGCGTGACCGCGACCAACGATAGCCGTCTGTACCCGGGTGCGCTGCTGGTTGTGGATGAAACCCTGCTGGAAAACAACCCGACCCTGCTGGCGGTGGACCGTGCGCCGATGACCTATAGCATCGATCTGCCGGGTCTGGCGAGCAGCGACAGCTTCCTGCAAGTTGAGGATCCGAGCAACAGCAGCGTGCGTGGTGCGGTTAACGACCTGCTGGCGAAGTGGCACCAGGATTACGGCCAAGTGAACAACGTTCCGGCGCGTATGCAGTATGAAAAAATCACCGCGCACAGCATGGAGCAACTGAAGGTTAAATTCGGTAGCGACTTTGAAAAGACCGGCAACAGCCTGGACATTGATTTCAACAGCGTGCACAGCGGCGAGAAGCAGATCCAAATCGTTAACTTCAAGCAGATCTACTACACCGTGAGCGTTGACGCGGTGAAGAACCCGGGTGACGTTTTCCAGGATACCGTGACCGTTGAAGATCTGAAACAACGTGGCATTAGCGCGGAGCGTCCGCTGGTGTACATCAGCAGCGTTGCGTACGGTCGTCAAGTGTATCTGAAGCTGGAAACCACCAGCAAAAGCGATGAGGTTGAAGCGGCGTTTGAGGCGCTGATTAAGGGCGTGAAAGTTGCGCCGCAGACCGAATGGAAGCAAATTCTGGACAACACCGAGGTGAAAGCGGTTATTCTGGGCCCGGATCCGAGCAGCGGCGCGCGTGTGGTTACCGGTAAAGTGGACATGGTTGAGGATCTGATTCAGGAAGGTAGCCGTTTTACCGCGGACCACCCGGGCCTGCCGATCAGCTACACCACCAGCTTCCTGCGTGACAACGTGGTTGCGACCTTTCAAAACAGCACCGATTACGTGGAAACCAAGGTTACCGCGTATCGTAACGGTGACCTGCTGCTGGACCACAGCGGTGCGTACGTGGCGCAGTACTATATCACCTGGGATGAACTGAGCTATAACCACCAGGGTAAAGAGGTGCTGACCCCGAAAGCGTGGGACCGTAACGGCCAGGATCTGACCGCGCACTTCACCACCAGCATTCCGCTGAAGGGCAACGTGCGTAACCTGAGCGTTAAAATCCGTGAGGGTACCGGCCTGGCGTTTGAATGGTGGCGTACCGTGTACGAGAAGACCGACCTGCCGCTGGTTCGTAAACGTACCATCAGCATTTGGGGTACCACCCTGTATCCGCAGGTGGAGGACAAAGTTGAAAATGATGGTGGTGGTGGTAGCAGCAGCGAGCAGGCGATCATTGAAACCGTGCCGGCGCAATACCTGTATAAGATGGACGATACCGCGTACTTCATGAACACCGAAACCTACGACCAATATGAAATTCCGGTGGTTAACGTTGAGAACGAACTGCTGTACATCCTGGAAAACAGCGATGTGAAAATTCAGTTTTATGGTACCGAGGTTATCGGCGTGACCGTTCCGACCACCGTGGAGCTGACCGTTGCGGAAACCCAACCGAGCATCAAGGGTGCGACCGTGACCGGTAGCGGTAAACCGGCGACCATGGAAACCGGTCTGGTGGTTAACGTGCCGGACTTCATTGAGGCGGGCCAGAAGCTGGTTATCAATACCGCGGAGGGTACCTATGTTAGCCGTTAATGA
【0904】
配列番号63、Rhavi-リンカー-SP0435[アミノ酸62~185]-リンカー-PdT(G294P)をコードするコドン最適化ヌクレオチド配列は、先行するATG配列を含む:
ATGTTCGACGCATCCAACTTTAAAGACTTTAGCAGCATCGCGTCCGCAAGCTCTAGCTGGCAGAATCAATCTGGTAGCACCATGATTATCCAAGTGGACAGCTTTGGTAACGTCAGCGGTCAATATGTTAATCGTGCACAGGGTACGGGTTGTCAGAATTCTCCGTACCCGCTGACCGGTCGTGTTAACGGCACGTTCATCGCTTTCAGCGTCGGTTGGAACAATTCTACTGAAAATTGCAACAGCGCGACCGGTTGGACGGGCTATGCACAAGTGAATGGCAATAACACCGAAATCGTCACGTCCTGGAATCTGGCGTATGAGGGTGGCAGCGGTCCGGCTATTGAACAGGGCCAGGATACCTTCCAATACGTCCCTACGACCGAGAATAAGTCCCTTCTGAAAGACGGCGGTGGCGGTTCGAGCTCGGAGCAGGCGATCATTGAAACCGTGCCGGCGCAATACCTGTATAAGATGGACGATACCGCGTACTTCATGAACACCGAAACCTACGACCAATATGAAATTCCGGTGGTTAACGTTGAGAACGAACTGCTGTACATCCTGGAAAACAGCGATGTGAAAATTCAGTTTTATGGTACCGAGGTTATCGGCGTGACCGTTCCGACCACCGTGGAGCTGACCGTTGCGGAAACCCAACCGAGCATCAAGGGTGCGACCGTGACCGGTAGCGGTAAACCGGCGACCATGGAAACCGGTCTGGTGGTTAACGTGCCGGACTTCATTGAGGCGGGCCAGAAGCTGGTTATCAATACCGCGGAGGGTACCTATGTTAGCCGTTAATGAGGTGGTGGTGGTAGCAGCAGCGCGAACAAGGCGGTGAACGATTTTATCCTGGCGATGAACTATGACAAGAAGAAACTGCTGACCCACCAAGGCGAGAGCATTGAGAACCGTTTCATTAAAGAAGGCAACCAGCTGCCGGACGAGTTTGTGGTTATCGAGCGTAAGAAACGTAGCCTGAGCACCAACACCAGCGACATTAGCGTGACCGCGACCAACGATAGCCGTCTGTACCCGGGTGCGCTGCTGGTTGTGGATGAAACCCTGCTGGAAAACAACCCGACCCTGCTGGCGGTGGACCGTGCGCCGATGACCTATAGCATCGATCTGCCGGGTCTGGCGAGCAGCGACAGCTTCCTGCAAGTTGAGGATCCGAGCAACAGCAGCGTGCGTGGTGCGGTTAACGACCTGCTGGCGAAGTGGCACCAGGATTACGGCCAAGTGAACAACGTTCCGGCGCGTATGCAGTATGAAAAAATCACCGCGCACAGCATGGAGCAACTGAAGGTTAAATTCGGTAGCGACTTTGAAAAGACCGGCAACAGCCTGGACATTGATTTCAACAGCGTGCACAGCGGCGAGAAGCAGATCCAAATCGTTAACTTCAAGCAGATCTACTACACCGTGAGCGTTGACGCGGTGAAGAACCCGGGTGACGTTTTCCAGGATACCGTGACCGTTGAAGATCTGAAACAACGTGGCATTAGCGCGGAGCGTCCGCTGGTGTACATCAGCAGCGTTGCGTACGGTCGTCAAGTGTATCTGAAGCTGGAAACCACCAGCAAAAGCGATGAGGTTGAAGCGGCGTTTGAGGCGCTGATTAAGGGCGTGAAAGTTGCGCCGCAGACCGAATGGAAGCAAATTCTGGACAACACCGAGGTGAAAGCGGTTATTCTGGGCCCGGATCCGAGCAGCGGCGCGCGTGTGGTTACCGGTAAAGTGGACATGGTTGAGGATCTGATTCAGGAAGGTAGCCGTTTTACCGCGGACCACCCGGGCCTGCCGATCAGCTACACCACCAGCTTCCTGCGTGACAACGTGGTTGCGACCTTTCAAAACAGCACCGATTACGTGGAAACCAAGGTTACCGCGTATCGTAACGGTGACCTGCTGCTGGACCACAGCGGTGCGTACGTGGCGCAGTACTATATCACCTGGGATGAACTGAGCTATAACCACCAGGGTAAAGAGGTGCTGACCCCGAAAGCGTGGGACCGTAACGGCCAGGATCTGACCGCGCACTTCACCACCAGCATTCCGCTGAAGGGCAACGTGCGTAACCTGAGCGTTAAAATCCGTGAGGGTACCGGCCTGGCGTTTGAATGGTGGCGTACCGTGTACGAGAAGACCGACCTGCCGCTGGTTCGTAAACGTACCATCAGCATTTGGGGTACCACCCTGTATCCGCAGGTGGAGGACAAAGTTGAAAATGAT
【0905】
配列番号64、CP1と表記される、Rhavi-リンカー-SP1500[アミノ酸27~278]-リンカー-SP0785[アミノ酸33~399]融合タンパク質をコードするコドン最適化核酸配列は、先行するATG配列を含む:
ATGTTCGACGCATCCAACTTTAAAGACTTTAGCAGCATCGCGTCCGCAAGCTCTAGCTGGCAGAATCAATCTGGTAGCACCATGATTATCCAAGTGGACAGCTTTGGTAACGTCAGCGGTCAATATGTTAATCGTGCACAGGGTACGGGTTGTCAGAATTCTCCGTACCCGCTGACCGGTCGTGTTAACGGCACGTTCATCGCTTTCAGCGTCGGTTGGAACAATTCTACTGAAAATTGCAACAGCGCGACCGGTTGGACGGGCTATGCACAAGTGAATGGCAATAACACCGAAATCGTCACGTCCTGGAATCTGGCGTATGAGGGTGGCAGCGGTCCGGCTATTGAACAGGGCCAGGATACCTTCCAATACGTCCCTACGACCGAGAATAAGTCCCTTCTGAAAGACGGCGGTGGCGGTTCGAGCTCGACCAGCGGCGACAATTGGTCCAAATACCAGAGCAACAAGAGCATCACGATCGGCTTCGACAGCACTTTTGTGCCGATGGGTTTCGCGCAAAAAGACGGTAGCTACGCGGGTTTCGATATTGACCTGGCGACCGCTGTCTTTGAGAAATACGGCATTACGGTTAATTGGCAGCCGATTGATTGGGACCTGAAAGAGGCCGAACTCACCAAAGGCACCATCGACCTGATCTGGAATGGTTACTCCGCAACCGATGAGCGTCGCGAAAAAGTTGCCTTCAGCAACAGCTATATGAAGAATGAACAAGTGTTGGTAACCAAGAAATCTAGCGGCATTACGACCGCGAAAGACATGACCGGTAAGACGCTGGGTGCGCAGGCCGGTAGCTCTGGCTATGCGGATTTCGAGGCGAATCCTGAGATTCTGAAAAACATCGTTGCGAATAAAGAGGCGAACCAGTACCAGACCTTTAACGAAGCACTGATCGACCTGAAAAACGATCGCATTGACGGTCTGCTGATCGATCGTGTGTACGCGAACTATTATCTGGAAGCCGAGGGCGTTCTGAACGATTATAATGTTTTTACCGTGGGTCTGGAGACTGAGGCATTCGCGGTTGGTGCGCGCAAGGAAGATACCAACCTGGTTAAAAAGATTAATGAGGCATTTAGCTCACTGTACAAGGACGGCAAGTTCCAAGAAATTAGCCAGAAGTGGTTCGGTGAAGATGTTGCGACGAAAGAGGTTAAAGAGGGCCAAGCGGCCGCATTTCGCCAACCGAGCCAGACTGCGTTGAAAGATGAGCCGACCCATCTGGTTGTTGCGAAAGAGGGCAGCGTGGCATCGAGCGTGCTGCTGAGCGGTACGGTTACTGCCAAAAACGAACAATACGTGTACTTCGATGCTAGCAAGGGTGATCTGGATGAAATTCTGGTGAGCGTGGGTGACAAAGTTAGCGAAGGCCAGGCACTGGTGAAGTATTCATCCTCCGAGGCACAGGCAGCGTACGACAGCGCAAGCCGCGCAGTGGCGCGTGCCGACCGTCACATTAACGAATTGAACCAAGCGCGTAACGAGGCCGCAAGCGCGCCAGCACCGCAGCTGCCGGCTCCGGTGGGTGGCGAAGATGCGACGGTGCAGAGCCCGACCCCGGTTGCGGGTAATTCGGTCGCCAGCATCGATGCGCAGCTGGGTGACGCGCGTGATGCCCGTGCGGATGCGGCTGCTCAACTGAGCAAGGCTCAGAGCCAACTGGACGCGACGACGGTGCTGAGCACCTTGGAGGGTACCGTTGTCGAAGTCAACAGCAATGTGAGCAAGAGCCCAACGGGTGCGAGCCAGGTTATGGTCCACATTGTGAGCAATGAAAACTTACAGGTCAAGGGTGAGCTGAGCGAGTATAACCTGGCGAATCTGAGCGTTGGTCAAGAGGTCAGCTTTACCAGCAAGGTCTACCCGGATAAGAAATGGACCGGCAAGTTGAGCTACATCAGCGACTACCCGAAGAACAATGGCGAGGCAGCCTCCCCGGCAGCCGGCAACAATACCGGCTCTAAGTATCCGTACACCATCGACGTAACCGGTGAGGTCGGCGACCTGAAACAGGGTTTTAGCGTGAATATCGAAGTGAAGTCCAAGACCAAGGCAATTTTGGTTCCGGTTAGCTCCCTGGTGATGGACGATAGCAAGAATTATGTGTGGATTGTCGACGAGCAACAGAAAGCGAAAAAAGTTGAAGTGAGCCTGGGCAATGCTGATGCCGAGAACCAAGAAATCACGTCTGGTCTGACCAACGGTGCGAAAGTTATTAGCAACCCGACCAGCAGCCTGGAAGAGGGTAAAGAGGTCAAAGCCGACGAAGCTACGAAC
【0906】
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【0907】
均等物
当業者であれば、常法による実験のみを使用して、本明細書に説明される本発明の特定の実施形態に対する多くの均等物を認識し、または確認することができよう。本開示の範囲は、上記の説明に限定されるものではなく、むしろ以下の特許請求の範囲に記載される。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9-1】
図9-2】
図9-3】
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図34A
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図35A
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図36A
図36B
図37
【国際調査報告】