IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

特表2024-533452車両状態情報を示すための方法および装置
<>
  • 特表-車両状態情報を示すための方法および装置 図1
  • 特表-車両状態情報を示すための方法および装置 図2
  • 特表-車両状態情報を示すための方法および装置 図3
  • 特表-車両状態情報を示すための方法および装置 図4
  • 特表-車両状態情報を示すための方法および装置 図5
  • 特表-車両状態情報を示すための方法および装置 図6
  • 特表-車両状態情報を示すための方法および装置 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】車両状態情報を示すための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   B60W 50/14 20200101AFI20240905BHJP
   B60K 35/215 20240101ALI20240905BHJP
【FI】
B60W50/14
B60K35/215
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024515822
(86)(22)【出願日】2021-09-13
(85)【翻訳文提出日】2024-04-19
(86)【国際出願番号】 CN2021117888
(87)【国際公開番号】W WO2023035260
(87)【国際公開日】2023-03-16
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】胡 文▲シアオ▼
(72)【発明者】
【氏名】▲関▼ 心
【テーマコード(参考)】
3D241
3D344
【Fターム(参考)】
3D241BA26
3D241BA60
3D344AA20
3D344AA30
3D344AB01
3D344AC13
(57)【要約】
本出願は、車両状態情報を示すための方法および装置を提供する。本方法は以下を含む。コントローラが、現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報を取得する。状態情報は、状態タイプおよび状態優先度情報を含む。コントローラは、現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する。状態インジケーション方策は、現在示される必要がある状態情報を示す方策を含む。車両について現在示される必要がある状態ならびに示されている状態タイプおよび/または優先度情報を決定することによって、現在示される必要がある情報を示す方策が、ユーザに示されることを決定され、したがって、ユーザは、車両の状態情報について適時に知り、それにより、安全な運転を保証することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両状態情報を示すための方法であって、
コントローラによって、車両によって現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報を取得するステップであって、前記状態情報は、状態タイプおよび状態優先度情報を含む、ステップと、
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定するステップであって、前記状態インジケーション方策は、前記現在示される必要がある状態情報を示す方策を含む、ステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記状態タイプは時限状態を含み、前記時限状態は、
障害タイプ状態、運転支援機能が部分的または完全にエグジットする状態、前記運転支援機能が能動的または受動的に低下した状態、および通知タイプ状態
という状態のうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記状態タイプは持続状態をさらに含み、前記持続状態は、対応する操作を実施すべきことをユーザに示すために使用され、前記持続状態の優先度情報は、前記ユーザが前記対応する操作を実施し始める時間に基づいて決定される請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラによって、現在示される必要がある状態が前記時限状態であり、現在示されている状態が前記時限状態を含むと決定するステップと、
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態および現在示されている前記状態の優先度情報に基づいて前記状態インジケーション方策を決定するステップであって、前記時限状態の優先度情報は、前記ユーザによって実施される必要がある前記対応する操作の緊急度に基づいて決定される、ステップと
を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態および現在示されている前記状態の優先度情報に基づいて前記状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラが、現在示される必要がある前記状態の優先度が現在示されている前記状態の優先度よりも高いと決定した場合、前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態が現在示されている前記状態を中断すると決定するステップ、または
前記コントローラが、現在示される必要がある前記状態の優先度が現在示されている前記状態の優先度よりも低いと決定した場合、前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態を示さないことを決定するステップ
を含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態および現在示されている前記状態の優先度情報に基づいて前記状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
現在示されている前記状態の優先度が現在示される必要がある前記状態の優先度と同じである場合、前記コントローラによって、現在示されている前記状態を中断することを決定するステップ、または
前記コントローラによって、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップであって、前記第1の時間期間の継続時間は、示されている前記状態の残りのインジケーション継続時間以上である、ステップ
を含む請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラによって、現在示される必要がある状態が前記持続状態であり、現在示されている状態が前記時限状態であると決定するステップと、
前記コントローラによって、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップであって、前記第1の時間期間の継続時間は、示されている前記状態の残りのインジケーション継続時間以上である、ステップ
を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラによって、現在示される必要がある状態が前記時限状態であり、現在示されている状態が前記持続状態を含むと決定するステップと、
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態が現在示されている前記状態を中断またはカバーすると決定するステップ
を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記状態インジケーション方策に従って前記コントローラによって前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示すステップ
をさらに含む請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記状態インジケーション方策に従って前記コントローラによって前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示す前記ステップは、
前記コントローラによって、ポップアップウィンドウの形態で前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップであって、前記ポップアップウィンドウの表示ロケーションおよびフォーマットは固定であり、前記ポップアップウィンドウの前記フォーマットは、左および右に別々に配置されたアイコンおよび文案制作を含み、前記文案制作は、状態インジケーション文案制作および実施される必要があるアクションの文案制作を含み、2つのタイプの前記文案制作は、異なるラインにおいて設定される、ステップ
を含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記状態インジケーション方策に従って前記コントローラによって前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示す前記ステップは、
前記コントローラによって、前記ポップアップウィンドウと、
音効果の形態、テキストツースピーチ音声ブロードキャストの形態、ヘッドアップ表示の形態、振動の形態、および照明効果の形態
のうちの少なくとも1つとの組合せの形態で、前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップ
をさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
メモリおよびプロセッサを備える、車両状態情報を示すための装置であって、前記メモリはコンピュータプログラム命令を記憶し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラム命令を動作させて請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法を実施する、装置。
【請求項13】
メモリおよびプロセッサを備える車両であって、前記メモリはコンピュータプログラム命令を記憶し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラム命令を動作させて請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法を実施する、車両。
【請求項14】
車両状態情報を示すための装置であって、
プロセッサおよびインターフェース回路を備え、
前記プロセッサは、前記インターフェース回路を介してメモリに結合され、前記プロセッサは、前記メモリ中のプログラムコードを実行して請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成された、装置。
【請求項15】
コンピュータ命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令がプロセッサによって動作されたとき、車両制御装置は、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にされている、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がプロセッサ上で動作されたとき、車両制御装置は、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にされている、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、車両の分野に関し、より具体的には、車両状態情報を示すための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
安全な運転を保証するために、運転車両の状態情報が運転者に適時にフィードバックされる必要がある。たとえば、運転車両の状態、たとえば、車両の残りのパワーおよび車両のドアが閉じられているかどうかを運転者に視覚情報の形態で示すために、ダッシュボードが使用される。既存の車両状態情報インジケーションは、通常、従来の車両全体の機能および状態に基づく機械化されたインジケーションである。このインジケーション方式では、緊急に処理される必要がある状態がユーザに適時に示されることが保証されることが不可能であり、ユーザが状態情報に基づいて実施される必要がある操作について明確に知ることができることが保証されることが不可能である。たとえば、車両の一部の障害に関する情報をユーザに示すために固定の用語が使用される。
【0003】
運転アシスタント技術および自律運転の普及とともに、車両の状態情報が複雑で多角的になっている。したがって、車両の状態情報をユーザに適時に示すために、車両状態を示すための方法の差し迫った必要がある。
【発明の概要】
【0004】
本出願は、車両の現在の状態情報をユーザに適時に示すために、車両状態情報を示すための方法および装置を提供する。
【0005】
第1の態様によれば、車両状態情報を示すための方法が提供される。本方法は以下を含む。コントローラが、現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報を取得する。状態情報は、状態タイプおよび状態優先度情報を含む。コントローラは、現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する。状態インジケーション方策は、現在示される必要がある状態情報を示す方策を含む。
【0006】
本出願のこの実施形態で提供される方法によれば、コントローラは、現在示される必要がある状態ならびに示されている状態タイプおよび/または優先度情報を決定することによって、ユーザに現在示される必要がある情報を示す方策を示すことを決定してもよく、したがって、ユーザは、車両の状態情報について適時に知り、それにより、安全な運転を保証することができる。
【0007】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、状態タイプは時限状態を含み、時限状態は、障害タイプ状態、運転支援機能が部分的または完全にエグジットする状態、運転支援機能が能動的または受動的に低下した状態、および通知タイプ状態のうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、状態タイプは持続状態をさらに含み、持続状態は、対応する操作を実施すべきことをユーザに示すために使用され、持続状態の優先度情報は、ユーザが対応する操作を実施し始める時間に基づいて決定される。
【0009】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラが現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定することは、以下を含む。コントローラは、現在示される必要がある状態が時限状態であり、現在示されている状態が時限状態を含むと決定する。コントローラは、現在示される必要がある状態および現在示されている状態の優先度情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する。時限状態の優先度情報は、ユーザによって実施される必要がある対応する操作の緊急度に基づいて決定される。
【0010】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラが現在示される必要がある状態および現在示されている状態の優先度情報に基づいて状態インジケーション方策を決定することは、以下を含む。コントローラが、現在示される必要がある状態の優先度が現在示されている状態の優先度よりも高いと決定した場合、コントローラは、現在示される必要がある状態が現在示されている状態を中断すると決定するか、またはコントローラが、現在示される必要がある状態の優先度が現在示されている状態の優先度よりも低いと決定した場合、コントローラは、現在示される必要がある状態を示さないことを決定する。
【0011】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラが現在示される必要がある状態および現在示されている状態の優先度情報に基づいて状態インジケーション方策を決定することは、以下を含む。現在示されている状態の優先度が現在示される必要がある状態の優先度と同じである場合、コントローラは、現在示されている状態を中断することを決定するか、またはコントローラは、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある状態を示すことを決定し、第1の時間期間の継続時間は、示されている状態の残りのインジケーション継続時間以上である。
【0012】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラが現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定することは、以下を含む。コントローラは、現在示される必要がある状態が持続状態であり、現在示されている状態が時限状態であると決定し、コントローラは、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある状態を示すことを決定し、第1の時間期間の継続時間は、示されている状態の残りのインジケーション継続時間以上である。
【0013】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラが現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定することは、以下を含む。コントローラは、現在示される必要がある状態が時限状態であり、現在示されている状態が持続状態を含むと決定し、コントローラは、現在示される必要がある状態が現在示されている状態を中断またはカバーすると決定する。
【0014】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラは、状態インジケーション方策に従ってユーザに、現在示される必要がある状態を示す。
【0015】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラは、ポップアップウィンドウの形態でユーザに、現在示される必要がある状態を示すことを決定し、ポップアップウィンドウの表示ロケーションおよびフォーマットは固定であり、ポップアップウィンドウのフォーマットは、左および右に別々に配置されたアイコンおよび文案制作を含み、文案制作は、状態インジケーション文案制作および実施される必要があるアクションの文案制作を含み、この2つのタイプの文案制作は、異なるラインにおいて設定される。
【0016】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、コントローラは、ポップアップウィンドウと、音効果の形態、テキストツースピーチ(text to speech,TTS)音声ブロードキャストの形態、ヘッドアップ表示(head-up display,HUD)の形態、振動の形態、および照明効果の形態のうちの少なくとも1つとの組合せの形態で、ユーザに、現在示される必要がある状態を示すことを決定する。
【0017】
第2の態様によれば、車両状態情報を示すための装置が提供される。本装置は、現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報を取得するように構成された、処理ユニットを含み、状態情報は、状態タイプおよび状態優先度情報を含む。プロセッサは、現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定するようにさらに構成され、状態インジケーション方策は、現在示される必要がある状態情報を示す方策を含む。
【0018】
本出願のこの実施形態で提供される装置によれば、現在示される必要がある状態ならびに示されている状態タイプおよび/または優先度情報を決定することによって、現在示される必要がある情報の方策は、ユーザに示されることを決定され、したがって、ユーザは、車両の状態情報について適時に知り、それにより、安全な運転を保証することができる。
【0019】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、状態タイプは時限状態を含み、時限状態は、障害タイプ状態、運転支援機能が部分的または完全にエグジットする状態、運転支援機能が能動的または受動的に低下した状態、および通知タイプ状態のうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、状態タイプは持続状態をさらに含み、持続状態は、対応する操作を実施すべきことをユーザに示すために使用され、持続状態の優先度情報は、ユーザが対応する操作を実施し始める時間に基づいて決定される。
【0021】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、処理ユニットは、現在示される必要がある状態が時限状態であり、現在示されている状態が時限状態を含むと決定するように特に構成される。コントローラは、現在示される必要がある状態および現在示されている状態の優先度情報に基づいて状態インジケーション方策を決定し、時限状態の優先度情報は、ユーザによって実施される必要がある対応する操作の緊急度に基づいて決定される。
【0022】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、コントローラが、現在示される必要がある状態の優先度が現在示されている状態の優先度よりも高いと決定した場合、処理ユニットは、現在示される必要がある状態が現在示されている状態を中断すると決定するように特に構成されるか、またはコントローラが、現在示される必要がある状態の優先度が現在示されている状態の優先度よりも低いと決定した場合、処理ユニットは、現在示される必要がある状態を示さないことに決定するように特に構成される。
【0023】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、現在示されている状態の優先度が現在示される必要がある状態の優先度と同じである場合、処理ユニットは、現在示されている状態を中断することを決定するように特に構成されるか、またはコントローラは、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある状態を示すことを決定し、第1の時間期間の継続時間は、示されている状態の残りのインジケーション継続時間以上である。
【0024】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、処理ユニットは、現在示される必要がある状態が持続状態であり、現在示されている状態が時限状態であると決定し、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある状態を示すことを決定するように特に構成され、第1の時間期間の継続時間は、示されている状態の残りのインジケーション継続時間以上である。
【0025】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、処理ユニットは、現在示される必要がある状態が時限状態であり、現在示されている状態が持続状態を含むと決定し、現在示される必要がある状態が現在示されている状態を中断またはカバーすると決定するように特に構成される。
【0026】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、処理ユニットは、状態インジケーション方策に従ってユーザに、現在示される必要がある状態を示すように特に構成される。
【0027】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、処理ユニットは、ポップアップウィンドウの形態でユーザに、現在示される必要がある状態を示すことを決定するように特に構成され、ポップアップウィンドウの表示ロケーションおよびフォーマットは固定であり、ポップアップウィンドウのフォーマットは、左および右に別々に配置されたアイコンおよび文案制作を含み、文案制作は、状態インジケーション文案制作および実施される必要があるアクションの文案制作を含み、この2つのタイプの文案制作は、異なるラインにおいて設定される。
【0028】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、処理ユニットは、ポップアップウィンドウと、音効果の形態、テキストツースピーチ(text to speech,TTS)音声ブロードキャストの形態、ヘッドアップ表示(head-up display,HUD)の形態、振動の形態、および照明効果の形態のうちの少なくとも1つとの組合せの形態で、ユーザに、現在示される必要がある状態を示すことを決定するように構成される。
【0029】
第3の態様によれば、メモリおよびプロセッサを含む、車両状態情報を示すための装置が提供される。メモリはコンピュータプログラム命令を記憶し、プロセッサは、コンピュータプログラム命令を動作させて第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実装する。
【0030】
第4の態様によれば、メモリおよびプロセッサを含む、車両が提供される。メモリはコンピュータプログラム命令を記憶し、プロセッサは、コンピュータプログラム命令を動作させて第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実装する。
【0031】
第5の態様によれば、プロセッサおよびインターフェース回路を含む、車両状態情報を示すための装置が提供される。プロセッサは、インターフェース回路を介してメモリに結合され、プロセッサは、メモリ中のプログラムコードを実行して第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実装するように構成される。
【0032】
第6の態様によれば、コンピュータ命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ命令がプロセッサによって動作されたとき、車両制御装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実装することを可能にされる。
【0033】
第7の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がプロセッサ上で動作するとき、車両制御装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実装することを可能にされる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本出願の実施形態による車両の機能ブロック図である。
図2】本出願の実施形態による車両状態情報を示すための方法の概略フローチャートである。
図3】本出願の実施形態による車両状態情報を示すためのインターフェースの概略図である。
図4】本出願の実施形態による車両状態情報を示すためのポップアップウィンドウのフォーマットの概略図である。
図5】本出願の実施形態による装置の構造の概略図である。
図6】本出願の実施形態によるコントローラの構造の概略図である。
図7】本出願の実施形態による車両の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下で、添付の図面を参照しながら、本出願の技術的解決策について説明する。
【0036】
図1は、本出願の実施形態による車両100の機能ブロック図である。車両100は、手動で運転される車両であり得るか、または車両100は、完全もしくは部分的に自律的な運転モードで構成され得る。
【0037】
車両100は、様々なサブシステム、たとえば、走行システム110、感知システム120、制御システム130、1つまたは複数の周辺デバイス140、コンピュータシステム150、電源160、およびユーザインターフェース170を含み得る。
【0038】
任意選択で、車両100は、より多いまたはより少ないサブシステムを含んでもよく、サブシステムのそれぞれは、複数の要素を含んでもよい。加えて、車両100のサブシステムおよび要素のそれぞれは、ワイヤードまたはワイヤレス方式で相互接続されてもよい。
【0039】
たとえば、走行システム110は、車両100に動力の動きを提供するための構成要素を含み得る。実施形態では、走行システム110は、エンジン111、トランスミッション装置112、エネルギー源113、およびホイール/タイヤ114を含み得る。
【0040】
エンジン111は、エネルギー源113を機械的エネルギーに変換し得る。トランスミッション装置112は、エンジン111からホイール114に機械的動力を伝達し得る。エネルギー源113は、車両100の別のシステムにエネルギーを提供するように構成される。
【0041】
たとえば、感知システム120は、車両100の周囲環境情報を感知するように構成されたいくつかのセンサーを含み得る。たとえば、感知システム120は、測位システム121(たとえば、GPSシステム、BeiDouシステム、または別の測位システム)、慣性測定ユニット(inertial measurement unit,IMU)122、レーダー123、レーザー測距器124、およびカメラ125を含み得る。感知システム120は、車両100の内部システムを監視するためのセンサー(たとえば、車両内空気品質モニタ、燃料計、およびオイル温度計)をさらに含み得る。これらのセンサーからのセンサーデータは、オブジェクトおよびそれの対応する状態(動作、位置、形状、方向、速度など)を検出するために使用され得る。そのような検出および認識は、車両100によって、ユーザに示される車両状態を決定して、ユーザの安全な操作を保証するために使用されてもよい。
【0042】
制御システム130は、車両100および車両100の構成要素の操作を制御するように構成され得る。たとえば、制御システム130は運転者支援システム134を含み得る。運転者支援システム134は、情報アシスタントシステムおよび制御アシスタントシステムを含み得る。運転者支援システム134は、感知システム120によって取得されたセンサーデータを処理および分析し、センサーデータに基づいて静的および動的なオブジェクトおよび/または特徴認識を実施し得る。上記のオブジェクトおよび/または特徴は、交通信号、道路境界、および障害物を含んでもよく、それにより、起こり得る状況または危険が事前に検出されることができて、運転者を利便性の良い安全な運転において支援する。
【0043】
任意選択で、図1に示されているように、車両100は、周辺デバイス140を通して外部センサー、別の車両、別のコンピュータシステム、またはユーザとさらにインタラクトしてもよい。たとえば、周辺デバイス140は、車両搭載コンピュータ141、マイクロフォン142、スピーカー143などを含み得る。たとえば、車両搭載コンピュータ141は、車両100のユーザに情報を提供してもよく、車両搭載コンピュータ142は、ユーザインターフェース170を通してユーザの入力を受信する。別の場合には、周辺デバイス140は、車両100が車両中の別のデバイスと通信するための手段を提供してもよい。たとえば、マイクロフォン142は、車両100のユーザからオーディオ(たとえば、音声コマンドまたは別のオーディオ入力)を受信し得る。同様に、スピーカー143は、車両100のユーザにオーディオを出力し得る。
【0044】
たとえば、車両100の機能の一部または全部は、コンピュータシステム150によって制御されてもよく、コンピュータシステム150は、少なくとも1つのプロセッサ151を含んでもよく、プロセッサ151は、たとえば、メモリ152中の非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令153を実行する。コンピュータシステム150は、代替として、車両100の個々の構成要素またはサブシステムを分散方式で制御する複数のコンピューティングデバイスであってもよい。
【0045】
たとえば、プロセッサ151は、任意の従来のプロセッサ、たとえば、市販のCPUであってもよい。
【0046】
任意選択で、プロセッサは、専用デバイス、たとえば、ASICまたは別のハードウェアベースのプロセッサであってもよい。図1は同じブロック中にコンピュータのプロセッサ、メモリ、および他の要素を機能的に示しているが、当業者は、プロセッサ、コンピュータ、またはメモリが、同じ物理的ハウジングに格納されることがあり、または格納されないことがある複数のプロセッサ、コンピュータ、またはメモリを実際には含み得ることを理解されたい。たとえば、メモリは、コンピュータのものとは異なるハウジング中に位置するハードディスクドライブまたは別の記憶媒体であり得る。したがって、プロセッサまたはコンピュータへの言及は、並列に動作することがあり、または動作しないことがあるプロセッサまたはコンピュータまたはメモリのセットへの言及を含むことが理解される。本明細書で説明されるステップを実施するために単一のプロセッサを使用することとは異なり、ステアリング構成要素および減速構成要素などのいくつかの構成要素はそれぞれ、プロセッサを含んでもよい。プロセッサは、構成要素固有の機能に関係する計算のみを実施する。
【0047】
本明細書で説明される様々な態様では、プロセッサは、車両から遠く離れて位置し、車両とワイヤレス通信してもよい。別の態様では、本明細書で説明されるいくつかの処理は、車両内に配設されたプロセッサ上で実施される一方で、他のものは、単一の操作のために必要なステップを実施することを含めて、遠隔プロセッサによって実施される。
【0048】
いくつかの実施形態では、メモリ152は、命令153(たとえば、プログラム論理)を含むことがあり、命令153は、プロセッサ151によって実行されて、上記で説明された機能を含む車両100の様々な機能を実施し得る。メモリ152はまた、走行システム110、感知システム120、制御システム130、および周辺デバイス140のうちの1つまたは複数にデータを送り、それらからデータを受信し、それらとインタラクトし、および/またはそれらを制御するための命令を含む、追加の命令を含むことがある。
【0049】
たとえば、命令153に加えて、メモリ152はまた、車両のロードマップ、ルート情報、ロケーション、方向、および速度、他のそのような車両データ、ならびに他の情報などのデータを記憶することがある。そのような情報は、車両100の操作中に自律モード、半自律モード、および/または手動モードで車両100およびコンピュータシステム150によって使用され得る。
【0050】
任意選択で、上記の構成要素のうちの1つまたは複数は、車両100とは別個に設置されてもよく、またはそれに関連付けられてもよい。たとえば、メモリ152は、車両100とは部分的または完全に別個に存在してもよい。上記の構成要素は、ワイヤードおよび/またはワイヤレス方式で互いに通信可能に結合されてもよい。
【0051】
本出願のこの実施形態では、コンピュータシステム150は、様々なサブシステム(たとえば、走行システム110、感知システム120、および制御システム130)から受信された入力およびユーザインターフェース170に基づいて車両100の機能を制御し得る。たとえば、コンピュータシステム150は、制御システム130および感知システム120からの入力に基づいて車両100の状態情報を決定し得るか、またはコンピュータシステム150は、メモリ152に記憶されたデータに基づいて車両100の状態情報をさらに決定し得る。
【0052】
本出願では、車両100は、動く自律運転車両であってもよく、本明細書における「自律運転」は、完全自律運転であり得るか、または運転者支援型自律運転であり得る。自律運転のレベルは、自動車技術会(society of automotive engineers,SAE)分類規格に基づいて決定されてもよく、L0レベル、L1レベル、L2レベル、L3レベル、L4レベル、およびL5レベルに分割され得る。L0レベルは、非自律運転であり、運転者は、完全に処理全体にわたって車両を操作する。L1レベルは、運転サポートであり、具体的には、運転者支援システムが、環境の判断に基づいてステアリングおよび減速のうちの1つを制御して運転サポートを提供することができる。L1レベル自律運転は運転支援機能を有するが、運転者の操作が主要部分である。L2レベル自律運転は、部分的自律運転であり、具体的には、運転者支援システムが、周囲環境の判断に基づいて車両のステアリング、加速、および減速を制御することがあり、それにより、運転者は短い休息を取ることができる。車両がL2レベル自律運転であるとき、運転者は、道路の交通条件に注意を払い、常に車両をテイクオーバーする準備ができている必要がある。L3レベル自律運転は、条件制約付き自律運転であり、具体的には、運転者支援システムが、条件の下ですべての運転操作を完了し、運転者は、システム要求に基づいて適応応答を提供する。L4レベル自律運転は、高度自律運転であり、具体的には、運転者支援システムが、すべての運転操作を完了することができ、条件付き道路で運転しているとき、運転者は手を完全に解放することができる。L5レベル自律運転は、完全自律運転である。このレベルの自律運転は、自律運転の真の感覚を達成し、運転者は、車両内で眠り、オンラインでゲームをプレイし、チャットすることなどができる。
【0053】
上記から、異なるレベルの自律運転を備えた車両に対して、運転者支援システム134を操作するための前提条件、および適用範囲も、車両の自律運転インテリジェンスの異なるレベルに基づいて異なり得ることがわかることが可能である。運転者支援システム134は、対応する条件が満たされたときのみ、正常に動作することが保証されることができる。逆に、前提条件のいずれか1つが満たされない場合、運転者支援システム134は障害があり得る。
【0054】
たとえば、高レベルの自律運転インテリジェンスをもつ自律運転(たとえば、L3レベル自律運転)では、運転者支援システム134は、ナビゲーションクルーズアシスタント(navigation cruise assistant,NCA)システムを含み得る。NCAシステムは、複雑な道路条件に適応することができ、マップ情報に基づいて適切な措置(たとえば、加速、減速、制動、およびレーン変更)を自動的に取って、マップ上の目的地に達するように車両を制御することができる。NCAシステムは、車両の横方向および縦方向の動き制御を実装することができ、道路条件に基づいて適切なレーンを選択して自律運転を実装することができる。いくつかの場合には、たとえば、車両が高解像度マップエリア外に移動したかまたはナビゲーション信号が失われたとき、NCAシステムは、自動的にエグジットまたは低下する。
【0055】
より低いレベルの自律運転インテリジェンスをもつ自律運転(たとえば、L2レベル自律運転)では、運転者支援システム134は、インテリジェントクルーズ支援(intelligent cruise assistant,ICA)システムを含み得る。ICAシステムは、エンジン111、トランスミッション装置112、ブレーキユニット132などを連続的に制御することによって、車両の横方向および縦方向の動き制御を実装することができる。前方車両から適切な距離を保つことによって、およびレーンライン範囲内の横方向動き制御を通して、運転者の労働集約度が低減されて、運転の安全を保証する。いくつかの場合には、たとえば、レーンラインが不鮮明であるかまたは車両が現在のレーンラインからそれたとき、ICAシステムは、自動的にエグジットまたは低下することができる。
【0056】
低い程度の自律運転インテリジェンスをもつ自律運転(たとえば、L1レベルおよびL2レベル自律運転)では、運転者支援システム134は、適応クルーズ制御(adaptive cruise control,ACC)システムをさらに含み得る。ACCシステムは、車両の縦方向動き制御を実装することができる。前方車両から適切な距離を保つことによって、運転支援は実装され、車両は、所定の車両速度範囲、たとえば、65km/hから120km/hを通常有する。車両速度が範囲外である(たとえば、車両速度が65km/hよりも小さいかまたは120km/hよりも大きい)場合、ACCシステムは自動的にエグジットする。
【0057】
NCAシステム、ICAシステム、およびACCシステムは、車両のために現在構成され得る運転者支援システムについて説明するための例にすぎないことを理解されたい。運転者を運転において支援するために、別の運転者支援システムが車両のためにさらに構成されてもよい。
【0058】
車両が不適切な状態にある(たとえば、上記の説明におけるいくつかの構成要素が障害がある)か、または上記の運転者支援システムの使用条件が満たされないとき、運転者支援システム134は、いくつかの機能を能動的または受動的にエグジットし得る。安全な運転を保証するために、車両の現在の状態情報は、適時で明確な方式でユーザに示される必要がある。車両の(車両の環境および周囲環境を含む)環境が複雑になるにつれて、運転における車両の状態情報を適時で明確な方式でユーザにフィードバックするために、車両状態情報を示すための有効な解決策が差し迫って必要である。
【0059】
これに鑑みて、本出願の実施形態は、車両状態情報を示すための方法を提供する。以下で、図2から図5を参照しながら本出願の実施形態で提供される方法について詳細に説明する。本方法はコントローラによって実施され得る。コントローラは、制御システム130もしくはコンピューティングシステム150中のコントローラであり得るか、または車両中に配設されたチップ、回路、構成要素、システム、もしくはモバイル端末であり得る。これは、本出願では限定されない。
【0060】
図2は、本出願による車両状態情報を示すための方法の概略フローチャートである。図2に示されているように、本方法は、少なくとも以下のステップを含み得る。
【0061】
S210:コントローラが、車両によって現在示される必要がある状態情報を決定する。
【0062】
現在示される必要がある状態情報は、現在示される必要がある状態のタイプの情報、および現在示される必要がある状態の優先度情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0063】
たとえば、コントローラは、車両中の別の構成要素、たとえば、制御システム150を通して、現在示される必要がある状態情報を取得および決定し得るか、またはコントローラは、感知システム120から取得されたセンサーデータに基づいて、現在示される必要がある状態情報をさらに決定し得る。
【0064】
現在示される必要がある状態のタイプは、時限状態および持続状態を含み得る。時限状態は、時間期間中にユーザに状態情報を示すこととして理解されてもよい。たとえば、インジケーション継続時間は4sであり得る。持続状態は、ユーザが、対応する応答を行うまで、ユーザに状態情報を連続的に示すこととして理解されてもよい。たとえば、運転者の手がステアリングホイールから離れたとき、運転者の手がステアリングホイールを保持するまでハンドオフリマインダが示され得る。
【0065】
時限状態の優先度は、ユーザによる状態への応答の緊急性の程度に基づいて降順に設定されてもよく、たとえば、A1からA4に設定されてもよい。A1レベルに対応する状態は極めて危険な状態であることがあり、ユーザはその状態に直ちに応答する必要がある。A2レベル状態は危険な状態であることがあり、この状態では、車両は走行し続け得るが、ユーザはできるだけ早く応答する必要がある。A3レベル状態は並の危険な状態であることがあり、この状態が現れたとき、ユーザは、この状態に注意を払うべきことを通知されてもよく、この状態をできるだけ早く処理する必要はない。A4レベル状態は普通の通知状態を含むことがあり、すなわち、この場合に状態は変化するが、ユーザは状態を知る必要のみがあるにすぎない。
【0066】
例として自律運転における車両が使用される。A1レベル状態は障害タイプ状態を含むことがある。障害タイプ状態は、車両中の構成要素および運転者支援システムの障害、またはいくつかの運転支援機能のエグジットであり得る。たとえば、ICAが受動的にエグジットする状態がA1レベル状態として構成され得る。
【0067】
A2レベル状態は、いくつかの運転支援機能の受動的低下を含むことがある。受動的低下は、非手動操作の下での低下として理解されてもよい。たとえば、運転支援を使用する処理において、NCAが適用可能である条件が(たとえば、高解像度マップエリアを離れるなど)変化した場合、運転支援は、ACCに受動的に低下し得る。受動的低下の後の運転支援機能では、ステアリングホイールまたはブレーキを調整するためのユーザ支援が必要である。したがって、運転支援機能の受動的低下状態は、A2レベルに設定されてもよく、すなわち、車両は走行し続け得るが、ユーザはできるだけ早く応答する必要がある。
【0068】
A3レベル状態は、いくつかの運転支援機能の低下またはエグジットを含むことがある。運転支援機能の低下は、能動的低下または受動的低下を含み得る。運転支援機能のエグジットは、能動的エグジットを含み得る。能動的低下またはエグジットは、手動操作に基づいてコントローラによって決定される低下またはエグジットとして理解されてもよい。たとえば、コントローラは、周辺デバイス140またはユーザインターフェース170に基づいて、運転支援機能が能動的に低下またはエグジットする必要があると決定し得る。いくつかのシナリオでは、コントローラは、低下の後の運転支援機能が、手動操作を必要としない運転支援機能であると決定した場合、コントローラは、現在の状態をA3レベルとして決定してもよい。たとえば、運転支援機能は、能動的もしくは受動的にNCAクルーズからICAクルーズに低下するか、またはコントローラが、運転支援機能の低下もしくはエグジットが能動的操作であると決定した場合、コントローラは、現在の状態をA3レベルとして決定し得る。
【0069】
A4レベル状態インジケーションは、現在の運転支援機能の状態のインジケーション、たとえば、NCAもしくはICAが利用可能もしくは利用不可能であるか、またはNCAもしくはICAがスタンバイ(standby)、能動的(active)、もしくはオン状態であることを示すインジケーションを含むことがある。
【0070】
自律運転における車両の状態の優先度の上記の設定は例にすぎず、より多いまたはより少ない優先度が実際の要件に基づいて設定されてもよく、自律運転における車両のより多くの状態に対応する優先度が別々に設定されてもよいことを理解されたい。
【0071】
任意選択で、コントローラは、ユーザ行動に基づいて、現在示される必要がある状態情報をさらに決定し得る。いくつかの自律運転シナリオでは、ユーザは、自律運転を支援するためにアシスタント操作を実施する必要がある。たとえば、ACCクルーズ中に、ユーザは、ステアリングホイールを調整することを支援する必要がある。この場合、コントローラが、ユーザが対応する操作を実施しないと決定した場合、コントローラは、ユーザに持続状態情報を示すことを決定してもよい。言い換えれば、コントローラは、ユーザが対応する操作を実施するまでユーザに状態情報を連続的に示してもよい。
【0072】
任意選択で、コントローラは、ユーザが対応する動作を実施しない時間に関する情報に基づいて、持続状態の優先度情報をさらに決定してもよい。
【0073】
一例では、コントローラが、ユーザが対応する操作を実施しない時間が第1のプリセット継続時間を超えると決定し、たとえば、第1のプリセット継続時間が1分間である場合、コントローラは、持続状態がA3レベルであると決定し、コントローラは、ユーザに持続状態を示し得る。コントローラが、ユーザが対応する操作を実施しない時間が第2のプリセット継続時間を超えると決定した場合、コントローラは、持続状態がA2レベルであると決定する。たとえば、第2のプリセット継続時間は、コントローラがユーザにA3レベル持続状態を示した後のプリセット継続時間であり得る。言い換えれば、ユーザが、A3レベル持続状態が示された後に応答操作を実施せず、操作が実施されない時間が第2のプリセット継続時間に達した場合、A3レベル持続状態はA2レベルにアップグレードされる。コントローラが、ユーザが操作を実施しない時間が第3のプリセット継続時間を超えると決定した場合、コントローラは、持続状態をA1レベルにアップグレードすることを決定する。言い換えれば、ユーザが対応する操作を実施しない時間の累積とともに、持続状態の優先度も増加する。
【0074】
たとえば、図3の(a)から図3の(c)に示されているように、ACCクルーズ中に、コントローラが、ユーザの両手がステアリングホイールから離れた時間が1分間を超えると決定した場合、コントローラは、ユーザにA3レベル持続状態を示すことを決定し、第1のインジケーションの1分後に、コントローラが、ユーザがステアリングホイールを依然として保持しないことを決定した場合、コントローラは、持続状態の優先度をA2レベルに増加させることを決定する。ユーザにA2レベル持続状態情報を示した1分後に、コントローラが、ユーザがステアリングホイールを依然として保持しないと決定した場合、コントローラは、持続状態の優先度をA1レベルに増加させることを決定し、この状態は、ユーザがステアリングホイールを保持するまで連続的に示される。
【0075】
S220:コントローラが、現在示されている状態情報を決定する。
【0076】
現在示されている状態情報は、コントローラよって最後に決定され、示される必要がある状態に関する情報であり得る。たとえば、コントローラは、最後に示される必要がある状態に関する記憶情報を通して、現在示されている状態情報を決定し得る。現在示されている状態情報は、現在示されている状態のタイプおよび現在示されている状態の優先度情報を含む。
【0077】
S230:コントローラが、現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する。
【0078】
コントローラが、現在示される必要がある状態が持続状態であると決定した場合、コントローラは、現在示されている状態のインジケーションが終了した後に、現在示される必要がある状態を示すことを決定する。任意選択で、コントローラは、現在示されている状態の優先度情報をさらに決定してもよい。現在示されている状態がA1レベルである場合、コントローラは、表1の最後の行に示されているように、現在示される必要がある状態を処理しないように制御し得る。
【0079】
コントローラは、現在示されている状態が時限状態であるときのみ、現在示される必要がある状態が持続状態であると決定し得ることに留意されたい。持続状態のインジケーション時間は、ユーザが操作を実施する時間に関係するので、持続状態が現在示されている場合、コントローラは、新しい持続状態を示す必要がない。
【0080】
コントローラが、現在示される必要がある状態が時限状態であると決定した場合、コントローラは、現在示される必要がある状態および現在示されている状態情報の優先度情報に基づいて、現在示される必要がある状態のインジケーション方策を決定する。現在示されている状態の異なるタイプに基づいて、コントローラが現在示される必要がある状態のインジケーション方策を決定する、2つのケースがある。
【0081】
ケース1:コントローラは、現在示されている状態が時限状態であると決定する。
【0082】
この場合、コントローラが、現在示される必要がある状態の優先度が、示されている状態の優先度よりも高いと決定した場合、コントローラは、現在示される必要がある状態をユーザに示すことを決定し、コントローラは、現在示される必要がある状態が、示されている状態を中断すると決定する。たとえば、コントローラは、示されている状態ポップアップウィンドウを中断するように、現在示される必要がある状態ポップアップウィンドウを制御し得る。表1に示されているように、現在示されている状態が時限状態であるとき、現在示される必要がある状態は、対角線の右上隅に示される。
【0083】
コントローラが、現在示される必要がある状態の優先度が、示されている状態の優先度と同じであると決定した場合、コントローラは、優先度情報に基づいて、示される必要がある状態を示すべきかどうかを決定し得る。コントローラが、現在示されている状態がA1レベル状態であり、現在示される必要がある状態もA1レベルにあると決定した場合、コントローラは、示される必要がある状態を処理しないことを決定する。概して、A1レベル状態では、ユーザは、状態に直ちに応答する必要がある。たとえば、ユーザは、直ちにステアリングホイールをテイクオーバーすること、ブレーキを踏むことなどの必要がある。したがって、示されているA1レベル状態がある場合、このA1レベル状態は再び示される必要がない。コントローラが、現在示されている状態および現在示される必要がある状態がA2レベルにあると決定した場合、コントローラは、示される必要がある状態が、示されているA2レベル状態を中断すると決定するか、またはコントローラが、現在示されている状態および現在示される必要がある状態がA3レベルまたはA4レベルにあると決定した場合、コントローラは、第1の時間期間の後に、示される必要がある状態を示すことを決定する。第1の時間期間は、示されているA3またはA4レベル状態の残りの表示継続時間よりも大きくてもよい。たとえば、示される必要がある状態は、示されている同じレベル状態のインジケーションが終了した0.5秒後に示されてもよい。A3またはA4レベル状態は、ユーザができるだけ早く応答することが必要ではなく、したがって、以前のインジケーションが終了するまでキューで待機し、次いで示され得る。表1に示されているように、現在示されている状態が時限状態であるとき、現在示される必要がある状態は、対角線によって示される。
【0084】
コントローラが、現在示される必要がある状態の優先度が、示されている状態の優先度よりも低いと決定した場合、コントローラは、示される必要がある状態を処理しないことを決定し得る。表1に示されているように、現在示されている状態が時限状態であるとき、現在示される必要がある状態は、対角線の左下隅に示される。
【0085】
ケース2:コントローラは、現在示されている状態が持続状態であると決定する。
【0086】
この場合、コントローラが、現在示される必要がある状態の優先度がA1レベルにあると決定した場合、コントローラは、現在示される必要がある状態が現在示されている持続状態を中断すると決定するか、またはコントローラが、現在示される必要がある状態がA2レベルからA4レベルにあると決定した場合、コントローラは、現在示されている持続状態をカバーすることを決定する。言い換えれば、高い優先度をもつ時限状態では、ユーザは直ちに状態に応答する必要があり、この場合、持続状態はユーザに示される必要がない。ユーザができるだけ早く応答する必要がない時限状態では、この時限状態は、現在示されている持続状態をカバーしてもよく、ユーザが、現在示される必要がある時限状態のインジケーションが終了した後、持続状態によって実施される必要がある操作を実施しない場合、持続状態は示され続けてもよい。上記の状態インジケーションポリシーは、表1に示される通りである。
【0087】
【表1】
【0088】
S240:コントローラが、状態インジケーション方策に従ってユーザに、現在示される必要がある状態を示す。
【0089】
上記の状態インジケーション方策に従って、コントローラは、現在示される必要がある状態をユーザに示すべきかどうか、またはどの方式で、たとえば、中断もしくはカバレージ方式で、現在示される必要がある状態をユーザに示すべきかを決定し得る。
【0090】
コントローラが、車両の現在の状態をユーザに示すことを決定した場合、状態のインジケーション形態は、ポップアップウィンドウの形態を含んでもよい。時限状態では、ポップアップウィンドウは、表示された後に数秒間表示されるように設定されることが可能である。たとえば、継続時間は4秒に設定され得る。持続状態では、ポップアップウィンドウは、ユーザが対応する操作を実施するまで連続的に表示されるように設定され得る。
【0091】
ポップアップウィンドウの特定の形態は、コントローラにおいて構成されてもよい。異なるレベルA1からA4の時限状態のために、同じサイズおよびサイズのポップアップウィンドウが設定されてもよい。加えて、同じ表示ロケーションが設定されてもよく、たとえば、ダッシュボードの中間部分の下方に設定されてもよいか、または自律運転エリアの車両表示の下方に設定されてもよい。このようにして、ユーザは、他の重要な運転情報をブロックせずに車両の現在の運転状態を直観的に決定することができる。
【0092】
一例では、時限状態を示すために使用されるポップアップウィンドウは、図4に示されているように、丸みをおびた矩形のスタイルになるように構成されてもよい。加えて、異なるポップアップウィンドウ色は、異なる優先度をもつ状態のために設定されてもよい。たとえば、A1レベル状態のポップアップウィンドウは赤色に設定されてもよく、A2レベル状態のポップアップウィンドウは黄色に設定されてもよい。
【0093】
ポップアップウィンドウ中に表示されるコンテンツは、左右レイアウトで配置されてもよい。状態に関係する視覚アイコン(icon)は左側に含まれて、ユーザに迅速に伝える。状態に関係する文案制作は右側に含まれて、ユーザの理解を容易にし得る。図4に示されているように、右側の文案制作は、タイトル文案制作およびアシスタント文案制作を含み得る。一般的な設定では、タイトル文案制作は状態説明を含んでもよく、アシスタント文案制作は、ユーザによって実施される必要があるアクションを含んでもよい。明快さのために、状態説明に対応する文案制作と、ユーザによって実施される必要があるアクションは、異なるラインに表示されてもよい。たとえば、第1のラインは状態を表示してもよく、ユーザによって実施される必要があるアクションは異なるラインに表示される。たとえば、ICAがACCに受動的に低下するA2レベル状態では、文案制作の第1のラインは「ステアリングホイールを保持してください」を表示してもよく、第2のラインは「適応クルーズへの低下が完了しました」を表示してもよい。いくつかの優先度の状態のインジケーションでは、表2に示されているように、タイトル文案制作はまた、障害タイプであってもよく、アシスタント文案制作は、実施される必要があるアクションであるか、またはアシスタント文案制作は状態であってもよい。たとえば、「システム障害」および「インテリジェント運転が一時的に利用不可能です」が2つのラインに表示される。他の優先度の状態では、タイトル文案制作およびアシスタント文案制作は、それぞれ、高優先度のアクションおよび次のアクションであってもよい。たとえば、「直ちにテイクオーバーしてください」および「ドアを閉めてください」が2つのラインに表示される。低優先度をもついくつかの状態のインジケーションでは、タイトル文案制作またはアシスタント文案制作のみが示されてもよい。たとえば、ICAがACCに能動的に低下した場合、「適応クルーズへの低下が完了しました」が示されてもよい。
【0094】
【表2】
【0095】
ユーザによる迅速な理解のために、句読法は文案制作において使用されないことがあり、タイトル文案制作とアシスタント文案制作との両方は完全な文である。ユーザに状態をさらに迅速および明確に伝えるために、色ハローが高優先度状態のポップアップウィンドウの最上部に配置されてもよい。たとえば、赤色ハローは、支援のためにA1レベル状態のポップアップウィンドウの最上部に配置されてもよい。加えて、運転支援機能がエグジットする状態では、ポップアップウィンドウに加えて、ステアリングホイールを保持しブレーキを踏むアニメーション効果が表示されて、ユーザが直ちに取る必要があるアクションを強調してもよい。
【0096】
例として自律運転における車両の状態が使用される。現在示される必要がある状態は、表3に示されている状態を含み得る。ポップアップウィンドウは、通常の時限状態ポップアップウィンドウ(トースト)と、ユーザがテイクオーバーする必要があるテイクオーバー要求(take over request,TOR)ポップアップウィンドウとに分類され得る。表3の最後の列は、様々なレベルの状態インジケーション文案制作を示す。
【0097】
【表3-1】
【表3-2】
【0098】
表3の自律運転における車両の状態インジケーション情報は例にすぎないことを理解されたい。より多くの状態の状態インジケーション情報が、実際の要件に基づいて自律運転における車両のために設定されてもよく、状態インジケーション情報に対応する状態インジケーション文案制作が別々に設定されてもよい。
【0099】
任意選択で、状態のインジケーション形態は、複数の他の形態または複数の形態の組合せをさらに含んでもよい。複数の形態は、音効果、テキストツースピーチ(text to speech,TTS)音声ブロードキャスト、ヘッドアップ表示(head-up display,HUD)、振動、照明効果などのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0100】
示される状態情報の様々なレベルに従って、上記の状態インジケーション形態のうちの1つまたは複数のインジケーション形態の組合せが設定され得る。たとえば、多量の状態インジケーション形態の組合せは、高い優先度をもつ状態情報のために設定され、少量の状態インジケーション形態は、低い優先度をもつ状態情報のために設定され、それにより、ユーザは、適時に車両の現在の状態情報について明確に知ることができる。
【0101】
一例では、表4に示されているように、ポップアップウィンドウ、音効果、TTS音声ブロードキャスト、ステアリングホイール振動、および環境ライトという複数の形態の組合せがA1レベル状態のために設定されて、車両の最高優先度をもつ現在の状態をユーザに明確および直観的に示し得る。複数の形態の組合せはまた、A2状態を示すために設定されてもよい。ポップアップウィンドウ、TTS、および音効果の組合せが、A3レベル状態インジケーションにおいて使用されてもよい。たとえば、TTS音声ブロードキャストは、危険な状態、たとえば、機能エグジットもしくは低下が示されるときに使用されるように設定され得るか、またはいくつかの場合には、インジケーションは、ポップアップウィンドウおよび音効果の形態でのみ実施され得る。ポップアップウィンドウと音効果との組合せが、A4レベル状態インジケーションにおいて使用されてもよい。異なる状態優先度に基づいて、上記の環境ライトの表示のために異なる色が設定されてもよく、たとえば、A1レベル状態は赤色に設定され、A2レベル状態は黄色に設定される。異なる状態優先度に基づいて、音効果の音色設定のために異なるアラート度および認識度をもつ音効果素材が使用されてもよい。
【0102】
ポップアップウィンドウおよび他の形態という上記の組合せインジケーション形態は例にすぎないことを理解されたい。実際の状況に基づいて、異なる優先度をもつ状態情報のために異なる組合せ形態が設定されて、適時に車両の現在の状態情報を運転者に明確に示してもよい。
【表4】
【0103】
可能なインジケーション方式では、コントローラは、状態インジケーションTTSのブロードキャスト方策を詳細、簡潔、または音のみになるようにさらに制御してもよい。詳細なブロードキャスト方策は、ブロードキャスト音効果、およびポップアップウィンドウ中のすべての文案制作コンテンツを含んでもよい。簡潔なブロードキャストは、音効果および文案制作の一部、たとえば、ブロードキャスト音効果および文案制作の第1のラインのみであってもよい。その上、状態インジケーションTTSブロードキャストが、車両中の他の情報ブロードキャスト、たとえば、ナビゲーションブロードキャスト、音楽ブロードキャスト、および電話呼と重複するとき、コントローラは、最初にナビゲーションブロードキャストを実施するように状態インジケーションTTSを制御してもよく、状態インジケーションTTSブロードキャストが音楽ブロードキャストと重複するとき、コントローラは、簡潔なブロードキャスト方策でブロードキャストするように状態インジケーションTTSを制御してもよく、コントローラが、状態ブロードキャストTTSが電話呼と重複すると決定したとき、コントローラは、音のみをブロードキャストするように状態インジケーションTTSを制御してもよい。音効果をもつ状態インジケーションでは、コントローラは、音効果とポップアップウィンドウが同時に現れ、音効果が終了した後にTTSをブロードキャストし始めるように制御してもよい。
【0104】
図2および図4に関して、上記で、本出願の実施形態で提供される車両状態情報を示すための方法について詳細に説明している。図5から図7に関して、以下で、本出願の実施形態で提供される車両状態情報を示すための装置について説明する。
【0105】
図5を参照されたい。図5は、本出願による車両状態情報を示すための装置500の構造のブロック図である。図5に示されているように、装置500は、取得ユニット510および処理ユニット520を含み得る。
【0106】
取得ユニット510は、車両の状態情報を取得するように構成される。
【0107】
処理ユニット520は、車両の状態情報に基づいて、ユーザに状態情報を示す方策を決定するように構成される。
【0108】
特に、処理ユニット520は、現在示される必要がある状態情報および現在示されている状態情報を決定し、現在示される必要がある状態情報および示されている状態に基づいて、ユーザに状態情報を示す方策を決定するように構成され得る。
【0109】
たとえば、取得ユニット510は、送りユニットまたは受信ユニットを含む。
【0110】
送りユニットは、ユーザに現在示される必要がある車両の状態情報を示すように構成される。受信ユニットは、ユーザによる操作または命令入力を受信するように構成され得る。
【0111】
装置500は、上記の方法実施形態の実行本体に対応する。装置500は、方法実施形態における車両、または方法実施形態における車両中のチップ、回路、構成要素、システム、もしくは機能モジュールであり得る。装置500の対応するユニットは、図2に示されている方法実施形態における対応するステップを実施するように構成される。
【0112】
装置500中のユニットのうちのただ1つまたは複数は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せによって実装されてもよい。ソフトウェアまたはファームウェアは、コンピュータプログラム命令またはコードを含むがそれらに限定されず、ハードウェアプロセッサによって実行され得る。ハードウェアは、様々な集積回路、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または特定用途向け集積回路(ASIC)を含むがそれらに限定されない。上記のユニットは、独立して存在してもよいか、またはすべてもしくは部分的に一体化されてもよい。
【0113】
図6は、本出願の実施形態によるコントローラの概略ブロック図である。図6に示されているコントローラは、メモリ610、プロセッサ620、および通信インターフェース630を含み得る。メモリ610、プロセッサ620、および通信インターフェース630は、内部接続経路を通して接続される。メモリ610は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ520は、メモリ620に記憶された命令を実行して、情報を受信する/送るように通信インターフェース630を制御するように構成される。任意選択で、メモリ610は、インターフェースを通してプロセッサ620に結合されてもよいか、またはプロセッサ620と一体化されてもよい。
【0114】
通信インターフェース630は、コントローラと別のデバイスまたは通信ネットワークとの間の通信を実装するために、装置、たとえば限定はされないが入出力インターフェース(input/output interface)を使用することに留意されたい。
【0115】
実装処理では、上記の方法のステップは、プロセッサ620中のハードウェアの集積論理回路によって、またはソフトウェア形態の命令によって実施されてもよい。本出願の実施形態に関する方法は、ハードウェアプロセッサによって直接実施されてもよいか、またはプロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを通して実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野における成熟した記憶媒体、たとえば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタ中に位置し得る。記憶媒体はメモリ610中に位置する。プロセッサ620は、メモリ610から情報を読み取り、プロセッサ620のハードウェアを通して上記の方法のステップを実施する。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細について再び説明されない。
【0116】
図7は、本出願の実施形態に適用可能な車両700の構造の概略図である。説明しやすいように、図7は、車両の主要な構成要素のみを示している。図7に示されているように、車両700は、プロセッサ710およびメモリ720を含む。
【0117】
メモリ720はコンピュータプログラム命令を記憶し、プロセッサ710は、コンピュータプログラム命令を動作させて、図2に示されている方法実施形態で説明される車両状態情報を示すための方法を実施する。
【0118】
本出願は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で動作されたとき、車両制御装置は、図2に示されている方法におけるステップを実施することを可能にされる。
【0119】
本出願は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作されたとき、車両制御装置は、図2に示されている方法におけるステップを実施することを可能にされる。
【0120】
本出願は、プロセッサを含むチップをさらに提供する。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み取り、動作させて、本出願で提供される車両制御方法における第1の車両によって実施される対応する操作および/または手順を実施するように構成される。任意選択で、チップはメモリをさらに含む。メモリは、回路またはワイヤを通してプロセッサに接続される。プロセッサは、メモリ中のコンピュータプログラムを読み取り、実行するように構成される。さらに、任意選択で、チップは通信インターフェースをさらに含み、プロセッサは通信インターフェースに接続される。通信インターフェースは、処理されたデータおよび/または情報を受信するように構成される。プロセッサは、通信インターフェースからデータおよび/または情報を取得し、データおよび/または情報を処理する。通信インターフェースは、チップ中の入出力インターフェース、インターフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関係する回路などであり得る。プロセッサは、代替として処理回路または論理回路として含まれてもよい。
【0121】
上記の処理のシーケンス番号は、本出願の様々な実施形態における実行シーケンスを意味しないことを理解されたい。処理の実行シーケンスは、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装処理に対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。
【0122】
当業者は、本明細書で開示される実施形態において説明される例との関連において、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることに気づき得る。機能がハードウェアによって実施されるか、またはソフトウェアによって実施されるかは、技術的解決策の特定の適用および設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用ごとに説明される機能を実装するために異なる方法を使用してもよいが、その実装が本出願の範囲を越えると考えられるべきではない。
【0123】
好都合で短い説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作処理については、上記の方法実施形態における対応する処理を参照されたいことが、当業者には明らかに理解され得る。詳細について本明細書で再び説明されない。
【0124】
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は他の方式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明される装置実施形態は例にすぎない。たとえば、ユニットへの分割は論理的機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニットもしくは構成要素は、組み合わされるかもしくは別のシステムに組み込まれてもよく、またはいくつかの特徴は、無視され得る、もしくは実施されなくてもよい。加えて、表示または考察された相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実装されてもよい。
【0125】
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に位置してもよく、または複数のネットワークユニットにわたって分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0126】
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに組み込まれ得るか、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在し得るか、または2つ以上のユニットが1つのユニットに組み込まれる。
【0127】
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決策のうちのいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態で説明される方法のステップの全部または一部を実施するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0128】
上記の説明は、本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されない。本出願に開示される技術範囲内で当業者によって容易に理解されるいかなる変更または置換も、本出願の保護範囲内に入るものである。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従わなければならないものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-04-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両状態情報を示すための方法であって、
コントローラによって、車両によって現在示される必要がある状態情報および示されている状態情報を取得するステップであって、前記状態情報は、状態タイプおよび状態優先度情報を含む、ステップと、
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定するステップであって、前記状態インジケーション方策は、前記現在示される必要がある状態情報を示す方策を含む、ステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記状態タイプは時限状態を含み、前記時限状態は、
障害タイプ状態、運転支援機能が部分的または完全にエグジットする状態、前記運転支援機能が能動的または受動的に低下した状態、および通知タイプ状態、
のうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記状態タイプは持続状態をさらに含み、前記持続状態は、対応する操作を実施すべきことをユーザに示すために使用され、前記持続状態の優先度情報は、前記ユーザが前記対応する操作を実施し始める時間に基づいて決定される請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラによって、現在示される必要がある状態が時限状態であり、現在示されている状態が前記時限状態を含むと決定するステップと、
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態および現在示されている前記状態の優先度情報に基づいて前記状態インジケーション方策を決定するステップであって、前記時限状態の優先度情報は、ユーザによって実施される必要がある対応する操作の緊急度に基づいて決定される、ステップと
を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態および現在示されている前記状態の優先度情報に基づいて前記状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラが、現在示される必要がある前記状態の優先度が現在示されている前記状態の優先度よりも高いと決定した場合、前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態が現在示されている前記状態を中断すると決定するステップ、または
前記コントローラが、現在示される必要がある前記状態の優先度が現在示されている前記状態の優先度よりも低いと決定した場合、前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態を示さないことを決定するステップ
を含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態および現在示されている前記状態の優先度情報に基づいて前記状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
現在示されている前記状態の優先度が現在示される必要がある前記状態の優先度と同じである場合、前記コントローラによって、現在示されている前記状態を中断することを決定するステップ、または
前記コントローラによって、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップであって、前記第1の時間期間の継続時間は、示されている前記状態の残りのインジケーション継続時間以上である、ステップ
を含む請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラによって、現在示される必要がある状態が持続状態であり、現在示されている状態が時限状態であると決定するステップと、
前記コントローラによって、第1の時間期間の後に、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップであって、前記第1の時間期間の継続時間は、示されている前記状態の残りのインジケーション継続時間以上である、ステップと
を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記コントローラによって、前記現在示される必要がある状態情報および前記示されている状態情報に基づいて状態インジケーション方策を決定する前記ステップは、
前記コントローラによって、現在示される必要がある状態が時限状態であり、現在示されている状態が持続状態を含むと決定するステップと、
前記コントローラによって、現在示される必要がある前記状態が現在示されている前記状態を中断またはカバーすると決定するステップと
を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記状態インジケーション方策に従って前記コントローラによってユーザに、現在示される必要がある状態を示すステップ
をさらに含む請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記状態インジケーション方策に従って前記コントローラによって前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示す前記ステップは、
前記コントローラによって、ポップアップウィンドウの形態で前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップであって、前記ポップアップウィンドウの表示ロケーションおよびフォーマットは固定であり、前記ポップアップウィンドウの前記フォーマットは、左および右に別々に配置されたアイコンおよび文案制作を含み、前記文案制作は、状態インジケーション文案制作および実施される必要があるアクションの文案制作を含み、2つのタイプの前記文案制作は、異なるラインにおいて設定される、ステップ
を含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記状態インジケーション方策に従って前記コントローラによって前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示す前記ステップは、
前記コントローラによって、前記ポップアップウィンドウと、
音効果の形態、テキストツースピーチ音声ブロードキャストの形態、ヘッドアップ表示の形態、振動の形態、および照明効果の形態
のうちの少なくとも1つとの組合せの形態で、前記ユーザに、現在示される必要がある前記状態を示すことを決定するステップ
をさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
メモリおよびプロセッサを備える車両であって、前記メモリはコンピュータプログラム命令を記憶し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラム命令を動作させて請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法を実施する、車両。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
任意選択で、図1に示されているように、車両100は、周辺デバイス140を通して外部センサー、別の車両、別のコンピュータシステム、またはユーザとさらにインタラクトしてもよい。たとえば、周辺デバイス140は、車両搭載コンピュータ141、マイクロフォン143、スピーカー144などを含み得る。たとえば、車両搭載コンピュータ141は、車両100のユーザに情報を提供してもよく、車両搭載コンピュータ141は、ユーザインターフェース170を通してユーザの入力を受信する。別の場合には、周辺デバイス140は、車両100が車両中の別のデバイスと通信するための手段を提供してもよい。たとえば、マイクロフォン143は、車両100のユーザからオーディオ(たとえば、音声コマンドまたは別のオーディオ入力)を受信し得る。同様に、スピーカー144は、車両100のユーザにオーディオを出力し得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0054】
たとえば、高レベルの自律運転インテリジェンスをもつ自律運転(たとえば、L3レベル自律運転)では、運転者支援システム134は、ナビゲーションクルーズアシスト(navigation cruise assist,NCA)システムを含み得る。NCAシステムは、複雑な道路条件に適応することができ、マップ情報に基づいて適切な措置(たとえば、加速、減速、制動、およびレーン変更)を自動的に取って、マップ上の目的地に達するように車両を制御することができる。NCAシステムは、車両の横方向および縦方向の動き制御を実装することができ、道路条件に基づいて適切なレーンを選択して自律運転を実装することができる。いくつかの場合には、たとえば、車両が高解像度マップエリア外に移動したかまたはナビゲーション信号が失われたとき、NCAシステムは、自動的にエグジットまたは低下する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0055】
より低いレベルの自律運転インテリジェンスをもつ自律運転(たとえば、L2レベル自律運転)では、運転者支援システム134は、インテリジェントクルーズ支援(intelligent cruise assistance,ICA)システムを含み得る。ICAシステムは、エンジン111、トランスミッション装置112、ブレーキユニット132などを連続的に制御することによって、車両の横方向および縦方向の動き制御を実装することができる。前方車両から適切な距離を保つことによって、およびレーンライン範囲内の横方向動き制御を通して、運転者の労働集約度が低減されて、運転の安全を保証する。いくつかの場合には、たとえば、レーンラインが不鮮明であるかまたは車両が現在のレーンラインからそれたとき、ICAシステムは、自動的にエグジットまたは低下することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0063】
たとえば、コントローラは、車両中の別の構成要素、たとえば、コンピュータシステム150を通して、現在示される必要がある状態情報を取得および決定し得るか、またはコントローラは、感知システム120から取得されたセンサーデータに基づいて、現在示される必要がある状態情報をさらに決定し得る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】
ポップアップウィンドウの特定の形態は、コントローラにおいて構成されてもよい。異なるレベルA1からA4の時限状態のために、同じサイズのポップアップウィンドウが設定されてもよい。加えて、同じ表示ロケーションが設定されてもよく、たとえば、ダッシュボードの中間部分の下方に設定されてもよいか、または自律運転エリアの車両表示の下方に設定されてもよい。このようにして、ユーザは、他の重要な運転情報をブロックせずに車両の現在の運転状態を直観的に決定することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0094】
【表2】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0113】
図6は、本出願の実施形態によるコントローラの概略ブロック図である。図6に示されているコントローラは、メモリ610、プロセッサ620、および通信インターフェース630を含み得る。メモリ610、プロセッサ620、および通信インターフェース630は、内部接続経路を通して接続される。メモリ610は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ620は、メモリ610に記憶された命令を実行して、情報を受信する/送るように通信インターフェース630を制御するように構成される。任意選択で、メモリ610は、インターフェースを通してプロセッサ620に結合されてもよいか、またはプロセッサ620と一体化されてもよい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2
【国際調査報告】