(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】複数のトランスポートブロック群を伝送するための方法、デバイス、およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 72/23 20230101AFI20240905BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240905BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240905BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240905BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20240905BHJP
H04L 1/1812 20230101ALI20240905BHJP
【FI】
H04W72/23
H04W72/0446
H04W72/0453
H04W92/18
H04W28/04 110
H04L1/1812
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516420
(86)(22)【出願日】2021-10-11
(85)【翻訳文提出日】2024-03-13
(86)【国際出願番号】 CN2021123014
(87)【国際公開番号】W WO2023060378
(87)【国際公開日】2023-04-20
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】シュエ, ヤン
(72)【発明者】
【氏名】シェ, フェン
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ハンチャオ
(72)【発明者】
【氏名】ワン, フェイ
(72)【発明者】
【氏名】シュー, ジュン
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014DA02
5K014FA03
5K067DD30
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、複数のトランスポートブロック(TB)群を伝送するための方法、システム、およびデバイスを説明する。本方法は、第1の無線デバイスと第2の無線デバイスとの間で、第1の無線デバイスからリソースインジケーションを受信するステップによって、TB群のセットを伝送するステップを含み、リソースインジケーションは、TBのm個の群のリソース配分を示し、mは、1より大きい整数であり、TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、TBのm個の群内のTBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第1の無線デバイスと第2の無線デバイスとの間で、トランスポートブロック(TB)群のセットを伝送すること
を含み、前記伝送することは、
前記第2の無線デバイスによって、前記第1の無線デバイスからリソースインジケーションを受信することであって、
前記リソースインジケーションは、時間ドメインにおける時間単位と、周波数ドメインにおける周波数単位とを含むリソース空間内のTBのm個の群のリソース配分を示し、mは、1より大きい整数であり、
前記TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、前記リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、
前記TBのm個の群内のTBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、
前記TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、こと
によって行われる、方法。
【請求項2】
前記リソース空間は、キャリア内のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス内の前記TBのm個の群に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記TBのm個の群内の各TBは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータ単位(PDU)に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記時間単位は、
伝送時間間隔(TTI)、
スロット、
サブフレーム、または
ミニスロット
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記周波数単位は、
サブキャリア、
リソースブロック(RB)、
サブ帯域、
帯域幅部分(BWP)、または
キャリア
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記同一のコードワードは、第1のコードワードまたは第2のコードワードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
リソースのための前記TBのm個の群の群間マッピングポリシは、
各群のマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に前記TBのm個の群をマップすること、または
各群の前記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に前記TBのm個の群をマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
リソースのためのTBの群内の群内マッピングポリシは、
各TBのマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に前記TBの群のn個のTBをマップすること、
各TBの前記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に前記TBの群のn個のTBをマップすること、または
前記第1のコードワードに対応するTBの前記マッピングシーケンス番号に従って、同一の時間-周波数リソース内に前記第2のコードワードに対応するTBをマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記TBのm個の群内の群の前記マッピングシーケンス番号は、
前記群のインデックス、
前記群の優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
前記群のためにランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記TBの群のn個のTB内のTBの前記マッピングシーケンス番号は、
前記TBのインデックス、
前記TBの優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
前記TBのためにランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の無線デバイスは、
チャネル状態情報に基づいて、前記TBの群のためのリソース要素(RE)の数、前記TBの群のn個のTBのための変調コーディングスキーム(MCS)、前記TBの群のn個のTBのための層の数を決定することと、
前記群のREの数、前記群のn個のTBのMCS、および前記群のn個のTBの層の数に基づいて、前記群のn個のTBの総サイズを計算することと、
前記群のn個のTBの総サイズに基づいて、前記群のn個のTB内の各TBのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定することと
によって、前記TBの群のn個のTB内の各TBのTBSを決定する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記群の総サイズに基づいて、前記n個のTB内の各TBの前記TBSを決定することは、
各TBの前記TBSを
【数1】
として決定することであって、Tは、前記群の総サイズであり、nは、前記n個のTB内の前記TBの数であり、
【数2】
は、天井関数である、こと、
各TBの前記TBSを
【数3】
として決定することであって、
【数4】
は、床関数である、こと、
所定の値に基づいて、各TBの前記TBSを決定すること、または
所定のテーブルに基づいて、各TBの前記TBSを決定すること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の無線デバイスによって、前記第2の無線デバイスに、前記TBのm個の群に対応する制御情報を送信することであって、前記制御情報は、
TBのm個の群のための共通制御情報、またはTBの群のための制御情報のうちの少なくとも1つを含む、こと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
TBのm個の群のための前記共通制御情報は、
前記TBのm個の群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間全体、
前記TBのm個の群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション全体、
前記TBのm個の群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション全体、
前記TBのm個の群のための電力制御情報、
前記TBのm個の群のためのリソースマッピング構成、または
前記TBのm個の群のための群の数
のうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記TBの群のための制御情報は、
前記TBの群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間、
前記TBの群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション、
前記TBの群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション、
前記TBの群のためのMCS、
前記TBの群のための層の数に関連する空間多重化情報、
前記TBの群のための電力制御情報、
前記TBの群のための群識別(ID)、
前記TBの群のためのリソースマッピング構成、
前記群内の前記n個のTB内のTBの数、
前記TBの群内の各TBに対する時間ドメイン内のシンボル位置情報、または
前記TBの群内の各TBに対する周波数ドメイン内の周波数位置情報
のうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の無線デバイスは、
前記TBのm個の群に対応する前記制御情報を受信することと、
HARQプロセスにおいて、群レベル内の前記n個のTBのためのリソース要素(RE)の数、群レベル内の前記n個のTBのための変調コーディングスキーム(MCS)、群レベル内の前記n個のTBのための層の数を決定することと、
前記REの数、前記MCS、および前記層の数に基づいて、前記群のn個のTBの総サイズを計算することと、
前記群の総サイズに基づいて、前記TBの群のn個のTB内の各TBのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定することと
によって、前記TBの群のn個のTB内の各TBのTBSを決定する、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記制御情報は、
ダウンリンク制御情報(DCI)、
無線リソース制御(RRC)シグナリング、
上層シグナリング、
MAC制御要素(CE)、または
システム情報
のうちの少なくとも1つを介して伝送される、請求項13-16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記総サイズに基づいて前記n個のTB内の各TBの前記TBSを決定することは、
各TBの前記TBSを
【数5】
として決定することであって、Tは、前記群の総サイズであり、nは、前記n個のTB内の前記TBの数である、こと、
各TBの前記TBSを
【数6】
として決定することであって、
【数7】
は、天井関数である、こと、
各TBの前記TBSを
【数8】
として決定することであって、
【数9】
は、床関数である、こと、
所定の値に基づいて、各TBの前記TBSを決定すること、または
所定のテーブルに基づいて、各TBの前記TBSを決定すること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記第2の無線デバイスによって、前記第1の無線デバイスから前記制御情報を受信することと、
前記第2の無線デバイスによって、
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、前記第1の無線デバイスからデータを受信すること、
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、前記第1の無線デバイスにデータを送信すること、
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、第3の無線デバイスにデータを送信すること、または
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、前記第3の無線デバイスからデータを受信すること
のうちの少なくとも1つによって、制御情報に基づいて、前記TBの群を処理することと
をさらに含む、請求項13-16のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記第1の無線デバイスから前記データを受信することに応答して、前記第2の無線デバイスによって、
前記TBの群内の各TBに対して、前記フィードバック情報を別個に送信すること、
同一のコードワードにマップされる前記TBの群のために、前記フィードバック情報をともに送信すること、
前記TBの群内の各コードブロック(CB)に対し、前記フィードバック情報を送信すること、または
前記TBの群内の各コードブロック群(CBG)に対し、前記フィードバック情報を送信すること、
のうちの少なくとも1つによって、フィードバック情報を前記第1の無線デバイスに送信すること
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第2の無線デバイスから前記データを受信することに応答して、前記第3の無線デバイスによって、
前記TBの群内の各TBに対して、前記フィードバック情報を別個に送信すること、
同一のコードワードにマップされる前記TBの群のために、前記フィードバック情報をともに送信すること、
前記TBの群内の各コードブロック(CB)に対し、前記フィードバック情報を送信すること、または
前記TBの群内の各コードブロック群(CBG)に対し、前記フィードバック情報を送信すること
のうちの少なくとも1つによって、フィードバック情報を前記第2の無線デバイスを介して前記第1の無線デバイスに送信すること
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記フィードバック情報が前記TBの群内の各TBに対して同一であることに応答して、前記TBの群のためのフィードバックインジケーションを含むフィードバック情報を送信することであって、
前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることを示す肯定応答(ACK)インジケーションを含み、
前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることを示すNAKインジケーションを含む、こと
をさらに含む、請求項21-22のいずれかに記載の方法。
【請求項23】
前記フィードバック情報がTBのm個の群内の各TBに対して同一であることに応答して、前記TBのm個の群のためのフィードバックインジケーションを含む前記フィードバック情報を送信することであって、
前記TBのm個の群内の各TBが正常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、TBの各群内の各TBが正常に受信されることを示す肯定応答(ACK)インジケーションを含み、
前記TBのm個の群内の各TBが異常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、TBの各群内の各TBが異常に受信されることを示すNAKインジケーションを含む、こと
をさらに含む、請求項21-22のいずれかに記載の方法。
【請求項24】
前記第1の無線デバイスは、前記TBのm個の群の伝送をスケジューリングするように構成され、前記第1の無線デバイスは、
基地局、
無線デバイス内のMAC層、
スケジューリングユニット、
ユーザ機器(UE)、
車載ユニット(OBU)、
道路側ユニット(RSU)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記第2の無線デバイスは、前記TBのm個の群の伝送を受信するように構成され、前記第2の無線デバイスは、
ユーザ機器(UE)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記第3の無線デバイスは、前記TBの群の伝送を受信または送信するように構成され、前記第3の無線デバイスは、
ユーザ機器(UE)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
無線通信の方法であって、前記方法は、
第2の無線デバイスによって、TB群のセットの無線構成情報を搬送する上位層メッセージを受信することであって、
前記TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、時間ドメイン内の時間単位と、周波数ドメイン内の周波数単位とを含むリソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、mは、1より大きい整数であり、
TBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、
前記TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、ことと、
前記上位層メッセージに応答して、前記第2の無線デバイスによって、前記TBのm個の群の無線構成情報に従って動作することと
を含む、方法。
【請求項28】
前記上位層メッセージは、層3(L3)層メッセージ、または無線リソース制御(RRC)メッセージのうちの少なくとも1つである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記無線構成情報は、nの値、mの値、群間リソースマッピングポリシ、または群内リソースマッピングポリシのうちの少なくとも1つを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記リソース空間は、キャリア内のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス内の前記TBのm個の群に対応する、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
前記TBのm個の群内の各TBは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータ単位(PDU)に対応する、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記時間単位は、
伝送時間間隔(TTI)、
スロット、
サブフレーム、または
ミニスロット
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記周波数単位は、
サブキャリア、
リソースブロック(RB)、
サブ帯域、
帯域幅部分(BWP)、または
キャリア
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記同一のコードワードは、第1のコードワードまたは第2のコードワードのうちの少なくとも1つを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
リソースのための前記TBのm個の群の群間マッピングポリシは、
各群のマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に前記TBのm個の群をマップすること、または
各群の前記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に前記TBのm個の群をマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項36】
リソースのためのTBの群内の群内マッピングポリシは、
各TBのマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に前記TBの群をマップすること、
各TBの前記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に前記TBの群をマップすること、または
前記第1のコードワードに対応するTBの前記マッピングシーケンス番号に従って、同一の時間-周波数リソース内に前記第2のコードワードに対応するTBをマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項37】
前記TBのm個の群内の各群の前記マッピングシーケンス番号は、
各群のインデックス、
各群の優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
各群に対してランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記TBの群内の各TBの前記マッピングシーケンス番号は、
各TBのインデックス、
各TBの優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
各TBに対してランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記優先度レベルは、
上層からのサービス需要に基づく優先度レベル、
前記上層からのサービス品質(QoS)に基づく優先度レベル、または
各TBの再送伝送に基づく優先度レベル
のうちの少なくとも1つを含む、請求項37または38に記載の方法。
【請求項40】
プロセッサと、メモリとを備える無線通信装置であって、前記プロセッサは、前記メモリからコードを読み取り、請求項1-39のいずれかに記載の方法を実施するように構成される、無線通信装置。
【請求項41】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、前記コンピュータ可読プログラム媒体コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1-39のいずれかに記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信を対象とする。具体的には、本開示は、複数のトランスポートブロック(TB)群を伝送するための方法、デバイス、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術は、世界をますます接続され、ネットワーク化された社会に向かわせている。高速および短待ち時間無線通信は、1つまたはそれを上回るユーザ機器と1つまたはそれを上回る無線アクセスネットワークノード(限定ではないが、基地局を含む)との間の効率的なネットワークリソース管理および配分に依拠する。新世代ネットワークが、高速、短待ち時間、および超信頼性通信能力を提供し、異なる産業およびユーザからの要件を満たすことが期待される。
【0003】
セルラーモバイル通信システムの急速な進化に伴って、ますます多くのアプリケーションが、種々の事業および/またはサービス産業において台頭する。ホログラフィック通信、産業用インターネットトラフィック、および没入型クラウドエクステンデッドリアリティ(XR)等のいくつかのサービスは、超高スループットおよび超短待ち時間の両方を同時に充足する必要がある。本タイプのサービスは、スループットに関する極めて高い要件だけではなく、短待ち時間のための高い要件も有する。現在の無線通信技術と関連付けられる、問題または課題が、存在し、短待ち時間要件下における大容量でのデータの信頼性のある伝送を充足することは、困難である。
【0004】
本開示は、上記に議論される問題/課題のうちの少なくとも1つに対処する、複数のトランスポートブロック(TB)群(TBの複数の群またはTBGとも呼ばれる)を伝送するための種々の実施形態を説明する。本開示における種々の実施形態は、拡張モバイルブロードバンド(EMBB)および/または超信頼性短待ち時間通信(URLLC)の性能を向上させ、および/または広帯域幅および短待ち時間を要求する、新しいシナリオを提供し、無線通信における技術分野を改良し得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本書は、無線通信、より具体的には、複数のトランスポートブロック(TB)群を伝送するための方法、システム、およびデバイスに関する。
【0006】
一実施形態では、本開示は、無線通信のための方法を説明する。本方法は、第1の無線デバイスと第2の無線デバイスとの間で、第2の無線デバイスによって、第1の無線デバイスからリソースインジケーションを受信するステップであって、リソースインジケーションは、時間ドメインにおける時間単位と、周波数ドメインにおける周波数単位とを含む、リソース空間内のトランスポートブロック(TB)のm個の群のリソース配分を示し、mは、1より大きい整数であり、TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、TBのm個の群内のTBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、ステップによって、TB群のセットを伝送するステップを含む。
【0007】
別の実施形態では、本開示は、無線通信のための方法を説明する。本方法は、第2の無線デバイスによって、TB群のセットの無線構成情報を搬送する、上位層メッセージを受信するステップであって、TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、時間ドメイン内の時間単位と、周波数ドメイン内の周波数単位とを含む、リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、TBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、1より大きい整数であり、TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、ステップと、上位層メッセージに応答して、第2の無線デバイスによって、TBのm個の群の無線構成情報に従って動作するステップとを含む。
【0008】
いくつかの他の実施形態では、無線通信のための装置は、命令を記憶する、メモリと、メモリと通信する、処理回路網とを含んでもよい。処理回路網が、命令を実行すると、処理回路網は、上記の方法を行うように構成される。
【0009】
いくつかの他の実施形態では、無線通信のためのデバイスが、命令を記憶する、メモリと、メモリと通信する、処理回路網とを含んでもよい。処理回路網が、命令を実行すると、処理回路網は、上記の方法を行うように構成される。
【0010】
いくつかの他の実施形態では、コンピュータ可読媒体が、コンピュータによって実行されると、コンピュータに、上記の方法を行わせる、命令を備える。
【0011】
上記および他の側面ならびにそれらの実装が、図面、説明、および請求項においてより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、コアネットワークと、第1の無線デバイスと、第2の無線デバイスと、第3の無線デバイスと、第4の無線デバイスとを含む、無線通信システムのある実施例を示す。
【0013】
【
図2】
図2は、無線ネットワークノードのある実施例を示す。
【0014】
【0015】
【
図4】
図4は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0016】
【
図5】
図5は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0017】
【
図6】
図6は、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0018】
【
図7A】
図7Aは、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0019】
【
図7B】
図7Bは、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0020】
【
図7C】
図7Cは、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0021】
【
図8A】
図8Aは、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0022】
【
図8B】
図8Bは、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0023】
【
図9】
図9は、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0024】
【
図10】
図10は、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【0025】
【
図11】
図11は、無線通信に関する、本開示内のある実施形態の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本開示が、ここで、本開示の一部を形成し、例証として、実施形態の具体的実施例を示す、添付の図面を参照して、以降、詳細に説明されるであろう。しかしながら、本開示が、様々な異なる形態で具現化され得、したがって、網羅または請求される主題が、下記に記載されることになる実施形態のいずれにも限定されないものとして解釈されることを意図することに留意されたい。
【0027】
本明細書および請求項の全体を通して、用語は、明示的に述べられた意味を超えて文脈内に示唆または暗示される微妙な意味を有し得る。同様に、本明細書に使用されるような語句「in one embodiment(一実施形態では)」または「in some embodiments(いくつかの実施形態では)」は、必ずしも、同一の実施形態を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「in another embodiment(別の実施形態では)」または「in other embodiments(他の実施形態では)」は、必ずしも異なる実施形態を指すわけではない。本明細書に使用されるような語句「in one implementation(1つの実装では)」または「in some implementations(いくつかの実装では)」は、必ずしも同一の実装を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「in another implementation(別の実装では)」または「in other implementations(他の実装では)」は、必ずしも異なる実装を指すわけではない。例えば、請求される主題が、全体または一部を問わず、例示的実施形態または実装の組み合わせを含むことを意図している。
【0028】
一般に、専門用語は、少なくとも部分的に、文脈における使用から理解され得る。例えば、本明細書に使用されるような「and(および)」、「or(または)」、または「and/or(および/または)」等の用語は、少なくとも部分的に、そのような用語が使用される文脈に依存し得る、様々な意味を含み得る。典型的には、「または」は、A、B、またはC等のリストを関連付けるために使用される場合、ここで包括的な意味で使用されるA、B、およびC、ならびに、ここで排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味することを意図している。加えて、本明細書に使用されるような用語「1つまたはそれを上回る」または「少なくとも1つ」は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の意味で任意の特徴、構造、または特性を説明するために使用され得る、または複数形の意味で特徴、構造、または特性の組み合わせを説明するために使用され得る。同様に、再び、「a」、「an」、または「the」等の用語は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の使用を伝達するように、または複数形の使用を伝達するように理解され得る。加えて、用語「based on(~に基づく)」または「determined by(~によって決定される)」は、必ずしも、要因の排他的セットを伝達することを意図しないものとして理解され得、代わりに、再び、少なくとも部分的に、文脈に応じて、必ずしも明示的に説明されない付加的要因の存在を可能にし得る。
【0029】
本開示は、複数のトランスポートブロック(TB)群を伝送するための種々の方法およびデバイスを説明する。
【0030】
新世代(NG)モバイル通信システムは、世界をますます接続され、ネットワーク化された社会に向かわせている。高速および短待ち時間無線通信は、1つまたはそれを上回るユーザ機器と1つまたはそれを上回る無線アクセスネットワークノード(限定ではないが、無線基地局を含む)との間の効率的なネットワークリソース管理および配分に依拠する。新世代ネットワークが、高速、短待ち時間、および超信頼性通信能力を提供し、異なる産業およびユーザからの要件を満たすことが期待される。
【0031】
セルラーモバイル通信システムの急速な進化に伴って、ますます多くのアプリケーションが、種々の事業および/またはサービス産業において台頭する。ホログラフィック通信、産業用インターネットトラフィック、および没入型クラウドエクステンデッドリアリティ(XR)等のいくつかのサービスは、超高スループットおよび超短待ち時間の両方を同時に充足する必要がある。本タイプのサービスは、高性能および高効率の無線ネットワークの2つのシナリオの特性、すなわち、スループットに関する極めて高い要件だけではなく、短待ち時間に関する高い要件も統合する。例えば、限定ではないが、広帯域幅、高スループット、および短待ち時間シナリオは、短待ち時間要件下における大容量でのデータの信頼性のある伝送を必要とし得る。
【0032】
4Gおよび/または5Gシステムでは、基底帯域キャリア(例えば、セルとも呼ばれる)上において、各トランスポートブロック(TB)が、基本的時間ドメインスケジューリングユニットとして、伝送時間間隔(TTI)を伴って基底帯域キャリア上での伝送のためにスケジューリングされ得る。各ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスは、TTI内のものであってもよい。TBは、チャネルコーディングプロセス後、コードワードと呼ばれる。空間多重化伝送では、層マッピング構成に従って第1のコードワードおよび第2のコードワードと呼ばれる、最大2つのコードワードが、存在する。コードワードは、層の全てまたは一部にマップされてもよい。複数の異なるデータストリームが、異なる層上で同時に伝送されることができる。空間多重化技術を使用するステップの後、UEは、単一コードワード伝送に応答して、キャリアおよびHARQプロセス上で1つのTBを伝送することを可能にされてもよい、および/またはUEは、2コードワード伝送に応答して、キャリアおよびHARQプロセス上で2つのTBを同時に伝送することを可能にされてもよい。言い換えると、同一のユーザに関して、いかなる2つを上回るTBも、時間ドメイン伝送ユニット内にスケジューリングされ得ない。スループットを増加させるために、1つの方法は、TB内に含有されるビット数を増加させること、すなわち、TBサイズ(TBS)を拡大させることである。しかしながら、コーディングおよび交互配置利得等の要因を考慮すると、TBサイズは、限定される。例えば、ロングタームエボリューション(LTE)では、TBSは、6,144ビット以下であることを要求され得る。TBが6,144ビットより大きいことに応答して、本TBは、符号化および伝送のために、複数のコードブロック(コードブロック、CB)に分割されてもよい。
【0033】
種々の実施形態では、各TBは、巡回冗長検査(CRC)を含んでもよく、各TB内の各CBもまた、CRCを含んでもよい。あるCBのCRC検査が、失敗すると、本CBのみが、再伝送される必要があり得、TB全体は、再伝送される必要がなくなり得る。
【0034】
5G新規無線(NR)におけるいくつかの実装では、CB伝送のフィードバックオーバーヘッドを低減させるために、コードブロック群(CBG)方法が、フィードバックのために使用されてもよく、すなわち、複数のCBが、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバックのために1ビットを使用するために、群として使用されてもよい。本アプローチと関連付けられる課題のうちの1つは、CBが伝送において異常であるとき、不適切なCBが位置する、CBG全体が、再伝送されなければならないことであり得る。全てのCBのCRC検査およびTB全体のCRC検査に合格するときのみ、TB伝送は、正常と見なされ得る。コードブロックセグメント化を使用するステップの後、CBおよびCBGの数が、増加するにつれて、サポートされるTBSも、同様に増加し得る。各CBが、CRC検査を必要とするため、TBが大きいほど、CB伝送失敗の可能性が、より高くなる。CB伝送失敗は、CB再伝送をもたらし得る。TBにおけるCB伝送失敗が、存在する限り、これは、再伝送され、待機され得る。CB伝送の全てが、正常であり、CBレベルおよびTBレベルのCRCが両方とも検証された後、TBは、上層に送達されてもよい。本アプローチに関わる課題/問題のうちの1つは、CBおよびCBGが多いほど、待機時間が、より長くなり得ることである。ライブブロードキャストサービス等の短待ち時間要件を伴うサービスに関して、データパケットは、ある期間内に正確に伝送されなければならない。時間満了になると、伝送が正しい場合でも、これは、不十分であると見なされ、破棄されるであろう。したがって、既存の技術は、高スループットおよび短待ち時間の要件を同時に充足することは、困難であり得る。TBSが大きいほど、伝送遅延は、より大きくなり、TBSが小さいほど、スループットは、より低くなる。上記のアプローチのうちのいくつかと関連付けられる課題/問題のうちの1つは、広帯域幅シナリオに関して、周波数ドメインリソースが実質的に利用可能であるときでも、高スループットおよび低遅延伝送が、同時に達成することが困難であり得ることであり得る。
【0035】
現在の無線通信技術と関連付けられる、問題または課題が、存在し、短待ち時間要件下における高スループットでのデータの信頼性のある伝送を充足することは、困難である。問題/課題のうちの1つは、伝送されるデータが差動的優先度要件を有し得るとき、複数のTBのための差動的伝送を達成することが、困難であり得ることである。
【0036】
本開示は、上記に議論される問題/課題のうちの少なくとも1つに対処する、複数のトランスポートブロック(TB)群を伝送するための種々の実施形態を説明する。本開示は、拡張モバイルブロードバンド(EMBB)および/または超信頼性短待ち時間通信(URLLC)の性能を向上させ、無線通信における技術分野を改良し得る。
【0037】
図1は、以下、すなわち、コアネットワーク(CN)110、第1の無線デバイス130、第2の無線デバイス152、第3の無線デバイス154、および第4の無線デバイス156のうちの一部または全てを含む、無線通信システム100を示す。第1の無線デバイス、第2の無線デバイス、第3の無線デバイス、および第3の無線デバイスのうちの任意の2つの間に、無線通信が、存在し得る。
【0038】
第1の無線デバイスは、以下、すなわち、基地局、無線デバイス内のMAC層、スケジューリングユニット、ユーザ機器(UE)、車載ユニット(OBU)、道路側ユニット(RSU)、または統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのうちの1つを含んでもよい。
【0039】
第2の無線デバイス、第3の無線デバイス、または第3の無線デバイスは、以下、すなわち、ユーザ機器(UE)または統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのうちの1つを含んでもよい。
【0040】
種々の実施形態では、第1の無線デバイス130は、無線ノードを含んでもよい。第2の無線デバイス、第3の無線デバイス、および/または第3の無線デバイスは、1つまたはそれを上回るユーザ機器(UE)(152、154、および156)を含んでもよい。無線ノード130は、無線ネットワーク基地局、無線アクセスネットワーク(RAN)ノード、またはモバイル電気通信コンテキストにおけるノードB(NB、例えば、gNB)を含み得る、NG無線アクセスネットワーク(NG-RAN)基地局またはノードを含んでもよい。1つの実装では、コアネットワーク110は、5Gコアネットワーク(5GCまたは5GCN)を含んでもよく、インターフェース125は、NGインターフェースを含んでもよい。無線ノード130(例えば、RAN)は、中央ユニット(CU)および1つまたはそれを上回る分散型ユニット(DU)を分離するアーキテクチャを含んでもよい。別の実装では、コアネットワーク110は、6Gコアネットワークまたは任意の将来世代ネットワークを含んでもよい。
【0041】
RANと1つまたはそれを上回るUEとの間の通信は、少なくとも1つの無線ベアラまたはチャネル(無線ベアラ/チャネル)を含んでもよい。
図1を参照すると、第1のUE152は、ダウンリンク無線ベアラ/チャネル142を介してRAN130から無線で受信し、アップリンク無線ベアラ/チャネル141を介してRAN130に通信を無線で送信してもよい。同様に、第2のUE154も、ダウンリンク無線ベアラ/チャネル144を介してRAN130から通信を無線で受信し、アップリンク無線ベアラ/チャネル143を介してRAN130に通信を無線で送信してもよく、第3のUE156も、ダウンリンク無線ベアラ/チャネル146を介してRAN130から通信を無線で受信し、アップリンク無線ベアラ/チャネル145を介してRAN130に通信を無線で送信してもよい。
【0042】
図2は、ネットワーク基地局(例えば、無線アクセスネットワークノード)、コアネットワーク(CN)、および/またはIABノードを実装するための電子デバイス200のある実施例を示す。随意に、1つの実装では、例示的電子デバイス200は、UEおよび/または他の基地局との通信を伝送/受信するために、無線伝送/受信(Tx/Rx)回路網208を含んでもよい。随意に、1つの実装では、電子デバイス200はまた、基地局を、他の基地局および/またはコアネットワーク、例えば、光学または有線相互接続、イーサネット(登録商標)、および/または他のデータ伝送媒体/プロトコルと通信させるために、ネットワークインターフェース回路網209を含んでもよい。電子デバイス200は、随意に、オペレータまたは同等物と通信するために、入/出力(I/O)インターフェース206を含んでもよい。
【0043】
電子デバイス200はまた、システム回路網204を含んでもよい。システム回路網204は、プロセッサ221および/またはメモリ222を含んでもよい。メモリ222は、オペレーティングシステム224と、命令226と、パラメータ228とを含んでもよい。命令226は、ネットワークノードの機能を実施するために、プロセッサ221のうちの1つまたはそれを上回るもののために構成されてもよい。パラメータ228は、命令226の実行をサポートするためのパラメータを含んでもよい。例えば、パラメータは、ネットワークプロトコル設定、帯域幅パラメータ、無線周波数マッピング割当、および/または他のパラメータを含んでもよい。
【0044】
図3は、端末デバイス300(例えば、ユーザ機器(UE))を実装するための電子デバイスのある実施例を示す。UE300は、モバイルデバイス、例えば、スマートフォンまたは車両内に配置されるモバイル通信モジュールであってもよい。UE300は、以下、すなわち、通信インターフェース302と、システム回路網304と、入/出力インターフェース(I/O)306と、ディスプレイ回路網308と、記憶装置309とのうちの一部または全てを含んでもよい。ディスプレイ回路網は、ユーザインターフェース310を含んでもよい。システム回路網304は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または他の論理/回路網の任意の組み合わせを含んでもよい。システム回路網304は、例えば、1つまたはそれを上回るシステムオンチップ(SoC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、離散アナログおよびデジタル回路、および他の回路網とともに実装されてもよい。システム回路網304は、UE300における任意の所望の機能性の実装の一部であってもよい。その点において、システム回路網304は、実施例として、音楽および動画をデコーディングおよび再生する、例えば、MP3、MP4、MPEG、AVI、FLAC、AC3、またはWAVデコーディングおよび再生、アプリケーションを起動する、ユーザ入力を受け取る、アプリケーションデータを保存および読み出す、一実施例として、インターネットコネクティビティのために、携帯電話通話またはデータ接続を確立、維持、および終了させる、無線ネットワーク接続、Bluetooth(登録商標)接続、または他の接続を確立、維持、および終了させる、ならびに関連情報をユーザインターフェース310上で表示することを促進する、論理を含んでもよい。ユーザインターフェース310および入/出力(I/O)インターフェース306は、グラフィカルユーザインターフェース、タッチセンサ式ディスプレイ、触知フィードバックまたは他の触知出力、音声または顔認識入力、ボタン、スイッチ、スピーカ、および他のユーザインターフェース要素を含んでもよい。I/Oインターフェース306の付加的実施例は、マイクロホン、動画カメラおよび静止画カメラ、温度センサ、振動センサ、回転センサおよび配向センサ、ヘッドセットおよびマイクロホン入/出力ジャック、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ、メモリカードスロット、放射センサ(例えば、IRセンサ)、および他のタイプの入力を含んでもよい。
【0045】
図3を参照すると、通信インターフェース302は、1つまたはそれを上回るアンテナ314を通して、信号の伝送および受信をハンドリングする、無線周波数(RF)伝送(Tx)および受信(Rx)回路網316を含んでもよい。通信インターフェース302は、1つまたはそれを上回る送受信機を含んでもよい。送受信機は、1つまたはそれを上回るアンテナを通して、または(いくつかのデバイスに関して)物理(例えば、有線)媒体を通して、伝送および受信するために、変調/復調回路網、デジタル/アナログコンバータ(DAC)、成形テーブル、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)、フィルタ、波形整形器、フィルタ、前置増幅器、電力増幅器、および/または他の論理を含む、無線送受信機であってもよい。伝送および受信された信号は、多様なアレイのフォーマット、プロトコル、変調(例えば、QPSK、16-QAM、64-QAM、または256-QAM)、周波数チャネル、ビットレート、および符号化のうちのいずれかに準拠してもよい。1つの具体的実施例として、通信インターフェース302は、2G、3G、BT、WiFi、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)+、4G/ロングタームエボリューション(LTE)、5G、6G、または任意の将来世代の通信規格下での伝送および受信をサポートする、送受信機を含んでもよい。しかしながら、下記に説明される技法は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))、GSM(登録商標)アソシエーション、3GPP2、IEEE、または他のパートナーシップもしくは標準化団体から生じるかどうかにかかわらず、他の無線通信技術に適用可能である。
【0046】
図3を参照すると、システム回路網304は、1つまたはそれを上回るプロセッサ321と、メモリ322とを含んでもよい。メモリ322は、例えば、オペレーティングシステム324と、命令326と、パラメータ328とを記憶する。プロセッサ321は、UE300に関して所望の機能性を行うために、命令326を実行するように構成される。パラメータ328は、構成を提供および規定し、命令326のためのオプションを動作させてもよい。メモリ322はまた、任意のBT、WiFi、3G、4G、5G、またはUE300が通信インターフェース302を通して送信するであろう、または受信した他のデータを記憶してもよい。種々の実装では、UE300のためのシステム電力が、バッテリまたは変換器等の電力貯蔵装置デバイスによって供給されてもよい。
【0047】
本開示は、
図2-3において上記に説明される、1つまたはそれを上回る電子デバイス200および/または1つまたはそれを上回る端末デバイス300上で部分的または完全に実装され得る、複数のトランスポートブロック(TB)群のための種々の実施形態を説明する。種々の実施形態は、広帯域幅、高スループット、および短待ち時間伝送を達成することにおける問題のうちの少なくとも1つを解決する、複数のトランスポートブロック(TB)群のための方法を含む。
【0048】
種々の実施形態では、
図4を参照すると、無線通信のための方法400は、第1の無線デバイスと第2の無線デバイスとの間でトランスポートブロック(TB)群のセットを伝送するステップを含む。方法400は、ステップ410、すなわち、第2の無線デバイスによって、第1の無線デバイスからリソースインジケーションを受信するステップであって、リソースインジケーションは、時間ドメインにおける時間単位と、周波数ドメインにおける周波数単位とを含む、リソース空間内のTBのm個の群のリソース配分を示し、mは、1より大きい整数であり、TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、TBのm個の群内のTBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、ステップを含んでもよい。
【0049】
いくつかの実装では、リソース空間は、キャリア内のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス内のTBのm個の群に対応する。
【0050】
いくつかの他の実装では、TBのm個の群内の各TBは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータ単位(PDU)に対応する。
【0051】
いくつかの他の実装では、時間単位は、以下、すなわち、伝送時間間隔(TTI)、スロット、サブフレーム、またはミニスロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
いくつかの他の実装では、周波数単位は、以下、すなわち、サブキャリア、リソースブロック(RB)、サブ帯域、帯域幅部分(BWP)、またはキャリアのうちの少なくとも1つを含む。
【0053】
いくつかの他の実装では、同一のコードワードは、以下、すなわち、第1のコードワードまたは第2のコードワードのうちの少なくとも1つを含む。
【0054】
いくつかの他の実装では、リソースのためのTBのm個の群の群間マッピングポリシは、以下、すなわち、群のマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内にTBのm個の群をマップするステップ、または、群のマッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内にTBのm個の群をマップするステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0055】
いくつかの他の実装では、リソースのためのTBの群内の群内マッピングポリシは、以下、すなわち、TBのマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内にTBの群をマップするステップ、TBのマッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内にTBの群をマップするステップ、または第1のコードワードに対応するTBのマッピングシーケンス番号に従って、同一の時間-周波数リソース内に第2のコードワードに対応するTBをマップするステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0056】
いくつかの他の実装では、TBのm個の群内の群のマッピングシーケンス番号は、以下、すなわち、群のインデックス、群の優先度レベルに基づく、シーケンス番号、または群のためにランダムに発生される、シーケンス番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0057】
いくつかの他の実装では、TBの群内のTBのマッピングシーケンス番号は、以下、すなわち、TBのインデックス、TBの優先度レベルに基づく、シーケンス番号、またはTBのためにランダムに発生される、シーケンス番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
いくつかの他の実装では、第1の無線デバイスは、TBのm個の群の伝送をスケジューリングするように構成され、第1の無線デバイスは、以下、すなわち、基地局、無線デバイス内のMAC層、スケジューリングユニット、ユーザ機器(UE)、車載ユニット(OBU)、道路側ユニット(RSU)、または統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのうちの少なくとも1つを備える。
【0059】
いくつかの他の実装では、第2の無線デバイスは、TBのm個の群の伝送を受信するように構成され、第2の無線デバイスは、以下、すなわち、ユーザ機器(UE)または統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
いくつかの他の実装では、第1の無線デバイスは、チャネル状態情報に基づいて、群レベル内のリソース要素(RE)の数、群レベル内のn個のTBの変調コーディングスキーム(MCS)、群レベル内n個のTBの層の数を決定するステップと、群のREの数、群のn個のTBのMCS、および群のn個のTBの層の数に基づいて、群のn個のTBの総サイズを計算するステップと、群のn個のTBの総サイズに基づいて、n個のTB内の各TBのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定するステップとによって、TBの群のn個のTB内の各TBのTBSを決定する。
【0061】
いくつかの他の実装では、群のn個のTBの総サイズに基づいてn個のTB内の各TBのTBSを決定するステップは、以下、すなわち、各TBのTBSを
【化1】
として決定するステップであって、Tは、群のn個のTBの総サイズであり、nは、n個のTB内のTBの数であり、
【化2】
は、天井関数である、ステップ、各TBのTBSを
【化3】
として決定するステップであって、
【化4】
は、床関数である、ステップ、所定の値に基づいて、各TBのTBSを決定するステップ、または所定のテーブルに基づいて、各TBのTBSを決定するステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0062】
いくつかの他の実装では、方法400はさらに、第1の無線デバイスによって、第2の無線デバイスに、TBのm個の群のリソース配分に対応する、制御情報を送信するステップであって、制御情報は、以下、すなわち、TBのm個の群のための共通制御情報またはTBの群のための制御情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップを含んでもよい。
【0063】
いくつかの他の実装では、TBのm個の群のための共通制御情報は、以下、すなわち、TBのm個の群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間全体、TBのm個の群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション全体、TBのm個の群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション全体、TBのm個の群のための電力制御情報、TBのm個の群のためのリソースマッピング構成、またはTBのm個の群のための群の数のうちの少なくとも1つを含む。
【0064】
いくつかの他の実装では、TBの群のための制御情報は、以下、すなわち、TBの群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間、TBの群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション、TBの群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション、またはTBの群のn個のTBのためのMCS、TBの群のための群レベル内の層の数に関連する空間多重化情報、TBの群のための電力制御情報、TBの群のための群識別(ID)、TBの群のためのリソースマッピング構成、群内のn個のTB内のTBの数、TBの群内の各TBに対する時間ドメイン内のシンボル位置情報、もしくはTBの群内の各TBに対する周波数ドメイン内の周波数位置情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0065】
いくつかの他の実装では、第2の無線デバイスは、TBのm個の群のリソース配分に対応する、制御情報を受信するステップと、HARQプロセスにおいて、群レベル内のn個のTBのためのリソース要素(RE)の数、群レベル内のn個のTBのための変調コーディングスキーム(MCS)、群レベル内のn個のTBのための層の数を決定するステップと、REの数、MCS、および層の数に基づいて、群のn個のTBの総サイズを計算するステップと、群のn個のTBの総サイズに基づいて、TBの群のn個のTB内の各TBのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定するステップとによって、TBの群のn個のTB内の各TBのTBSを決定する。
【0066】
いくつかの他の実装では、制御情報は、以下、すなわち、ダウンリンク制御情報(DCI)、無線リソース制御(RRC)シグナリング、上層シグナリング、MAC制御要素(CE)、またはシステム情報のうちの少なくとも1つを介して伝送される。
【0067】
いくつかの他の実装では、総サイズに基づいてn個のTB内の各TBのTBSを決定するステップは、以下、すなわち、各TBのTBSを
【化5】
として決定するステップであって、Tは、群のn個のTBの総サイズであり、nは、n個のTB内のTBの数である、ステップ、各TBのTBSを
【化6】
として決定するステップであって、
【化7】
は、天井関数である、ステップ、各TBのTBSを
【化8】
として決定するステップであって、
【化9】
は、床関数である、ステップ、所定の値に基づいて、各TBのTBSを決定するステップ、または所定のテーブルに基づいて、各TBのTBSを決定するステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
いくつかの他の実装では、HARQプロセスは、時間単位におけるHARQのためのデータ伝送に対応し、時間単位は、以下、すなわち、伝送時間間隔(TTI)、スロット、サブフレーム、またはミニスロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0069】
いくつかの他の実装では、方法400はさらに、以下、すなわち、第2の無線デバイスによって、第1の無線デバイスから制御情報を受信するステップと、第2の無線デバイスによって、以下、すなわち、第1の無線デバイスからの制御情報に基づいて、第1の無線デバイスからデータを受信するステップ、第1の無線デバイスからの制御情報に基づいて、第1の無線デバイスにデータを送信するステップ、第1の無線デバイスからの制御情報に基づいて、第3の無線デバイスにデータを送信するステップ、または第1の無線デバイスからの制御情報に基づいて、第3の無線デバイスからデータを受信するステップのうちの少なくとも1つによって、制御情報に基づいて、TBの群を処理するステップとのうちの一部または全てを含んでもよい。
【0070】
いくつかの他の実装では、第3の無線デバイスは、TBの群の伝送を受信または送信するように構成され、第3の無線デバイスは、以下、すなわち、ユーザ機器(UE)または統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのうちの少なくとも1つを含む。
【0071】
いくつかの他の実装では、方法400はさらに、第1の無線デバイスからデータを受信するステップに応答して、第2の無線デバイスによって、以下、すなわち、TBの群内の各TBに対して、フィードバック情報を別個に送信するステップ、同一のコードワードにマップされるTBの群のために、フィードバック情報をともに送信するステップ、TBの群内の各コードブロック(CB)に対し、フィードバック情報を送信するステップ、またはTBの群内の各コードブロック群(CBG)に対し、フィードバック情報を送信するステップのうちの少なくとも1つによって、フィードバック情報を第1の無線デバイスに送信するステップを含んでもよい。
【0072】
いくつかの他の実装では、方法400はさらに、第2の無線デバイスからデータを受信するステップに応答して、第3の無線デバイスによって、以下、すなわち、TBの群内の各TBに対して、フィードバック情報を別個に送信するステップ、同一のコードワードにマップされるTBの群のために、フィードバック情報をともに送信するステップ、TBの群内の各コードブロック(CB)に対し、フィードバック情報を送信するステップ、またはTBの群内の各コードブロック群(CBG)に対し、フィードバック情報を送信するステップのうちの少なくとも1つによって、フィードバック情報を第2の無線デバイスを介して第1の無線デバイスに送信するステップを含んでもよい。
【0073】
いくつかの他の実装では、方法400はさらに、フィードバック情報が同一のコードワードにマップされるTBの群内の各TBに対して同一であることに応答して、同一のコードワードにマップされるTBの群のためのフィードバックインジケーションを含む、フィードバック情報を送信するステップであって、同一のコードワードにマップされるTBの群内の各TBが正常に受信されることに応答して、フィードバック情報は、同一のコードワードにマップされるTBの群内の各TBが正常に受信されることを示す、肯定応答(ACK)インジケーションを含み、同一のコードワードにマップされるTBの群内の各TBが異常に受信されることに応答して、フィードバック情報は、同一のコードワードにマップされるTBの群内の各TBが異常に受信されることを示す、NAKインジケーションを含む、ステップを含んでもよい。
【0074】
いくつかの他の実装では、方法400はさらに、フィードバック情報がTBのm個の群内の各TBに対して同一であることに応答して、TBのm個の群のためのフィードバックインジケーションを含む、フィードバック情報を送信するステップであって、TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることに応答して、フィードバック情報は、TBの各群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることを示す、肯定応答(ACK)インジケーションを含み、TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることに応答して、フィードバック情報は、TBの各群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることを示す、NAKインジケーションを含む、ステップを含んでもよい。
【0075】
種々の実施形態では、
図5を参照すると、無線通信のための方法500が、示される。方法500は、以下のステップ、すなわち、ステップ510、すなわち、第2の無線デバイスによって、TB群のセットの無線構成情報を搬送する、上位層メッセージを受信するステップであって、TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、時間ドメイン内の時間単位と、周波数ドメイン内の周波数単位とを含む、リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、mは、1より大きい整数であり、TBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、ステップ、および/またはステップ520、すなわち、上位層メッセージに応答して、第2の無線デバイスによって、TBのm個の群の無線構成情報に従って動作するステップのうちの一部または全てを含んでもよい。
【0076】
いくつかの実装では、上位層メッセージは、以下、すなわち、層3(L3)層メッセージまたは無線リソース制御(RRC)メッセージのうちの少なくとも1つである。
【0077】
いくつかの他の実装では、無線構成情報は、以下、すなわち、nの値、mの値、群間リソースマッピングポリシ、または群内リソースマッピングポリシのうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
いくつかの他の実装では、リソース空間は、キャリア内のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス内のTBのm個の群に対応する。
【0079】
いくつかの他の実装では、TBのm個の群内の各TBは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータ単位(PDU)に対応する。
【0080】
いくつかの他の実装では、時間単位は、以下、すなわち、伝送時間間隔(TTI)、スロット、サブフレーム、またはミニスロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0081】
いくつかの他の実装では、周波数単位は、以下、すなわち、サブキャリア、リソースブロック(RB)、サブ帯域、帯域幅部分(BWP)、またはキャリアのうちの少なくとも1つを含む。
【0082】
いくつかの他の実装では、同一のコードワードは、以下、すなわち、第1のコードワードまたは第2のコードワードのうちの少なくとも1つを含む。
【0083】
いくつかの他の実装では、リソースのためのTBのm個の群の群間マッピングポリシは、以下、すなわち、各群のマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内にTBのm個の群をマップするステップ、または各群のマッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内にTBのm個の群をマップするステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0084】
いくつかの他の実装では、リソースのためのTBの同一の1つの群内の群内マッピングポリシは、以下、すなわち、各TBのマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内にTBの群をマップするステップ、各TBのマッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内にTBの群をマップするステップ、または第1のコードワードに対応するTBのマッピングシーケンス番号に従って、同一の時間-周波数リソース内に第2のコードワードに対応するTBをマップするステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0085】
いくつかの他の実装では、TBのm個の群内の群のマッピングシーケンス番号は、以下、すなわち、群のインデックス、群の優先度レベルに基づく、シーケンス番号、または群のためにランダムに発生される、シーケンス番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0086】
いくつかの他の実装では、TBの群内のTBのマッピングシーケンス番号は、以下、すなわち、TBのインデックス、TBの優先度レベルに基づく、シーケンス番号、またはTBのためにランダムに発生される、シーケンス番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0087】
いくつかの他の実装では、優先度レベルは、以下、すなわち、上層からのサービス需要に基づく、優先度レベル、上層からのサービス品質(QoS)に基づく、優先度レベル、または各TBの再送伝送に基づく、優先度レベルのうちの少なくとも1つを含む。
【0088】
本開示はさらに、下記の種々の実施形態を説明し、これは、実施例としての役割を果たし、本開示に対するいかなる限界としても解釈されるべきではない。本開示における種々の実施形態/実施例は、単一コードワード伝送のシナリオにおいて説明され得、2コードワード伝送のシナリオにおいても適用可能であり得る。
【0089】
実施形態1:TTI内での複数のTB群の伝送
【0090】
5Gシステムのいくつかの実装では、単一のキャリア上での単一コードワード伝送に関して、各HARQプロセスは、1つのTTI内で1つのみのTBを伝送し得る。
図6を参照すると、4つのTB(TB
0、TB
1、TB
2、およびTB
3)が、伝送のために要求されるとき、4つのTBに対応する、4つのTTI(TTI1、TTI2、TTI3、およびTTI4)が、それぞれ、時間ドメインおよび周波数ドメイン内で必要とされ得る。
【0091】
種々の実装では、複数のTBが、複数のTB群が、1つのTTI内で伝送され得るように、群(すなわち、TB群)内で伝送されてもよい。TB群に関して、群レベル内のスケジューリング情報が、TB群内のTBのために使用されてもよい。TB群間において、異なるスケジューリング情報が、異なるTB群からのTBのために使用されてもよい。広帯域幅シナリオでは、リソースが、周波数ドメイン内に豊富に存在する場合があり、各ユーザは、十分な帯域幅を配分され得る。単一のキャリア上での群レベルスケジューリング方法が、TTI上で複数のTB群を同時にスケジューリングおよび伝送するために使用されてもよく、各TB群(TBG)は、複数のTBを含んでもよく、これは、周波数ドメインリソースをより良好に使用し、高スループットおよび短待ち時間要件を同時に達成し得る。本方法では、HARQプロセスにおけるキャリア内のTTI内のn個のTBが、第1のコードワードにマップされる。具体的に記載されない限り、本説明は、実施例として、単一のキャリア上での単一(または1)コードワード伝送を用いて説明され得る。但し、2コードワード伝送も、種々の実施形態のうちの少なくともいくつかに関して同様に適用可能であり得る。
【0092】
TB群方法のいくつかの実装では、各TB群は、異なる周波数帯域のチャネル状態情報に従って、群レベル内の異なるMCS等の異なるスケジューリング伝送情報を使用してもよく、これは、無線環境およびシステムキャリアリソースに適合し、システム性能を改良し得る。一実施例として、
図7A、7B、および7Cを参照すると、2つのTB群(TBG0およびTBG1)が、存在し得る。TB群TBG0は、4つのTB(TB
0、TB
1、TB
2、およびTB
3)を含んでもよく、TB群TBG1は、4つのTB(TB
4、TB
5、TB
6、およびTB
7)を含んでもよい。
【0093】
単一コードワードストリームを実施例として取り上げると、複数のTB群をマップ/スケジューリングするための種々の実装は、以下のステップのうちの一部または全てを含んでもよい。
【0094】
ステップ1-1:基地局が、ユーザの2つのTB群(TBG0およびTBG1)上でのスケジューリングを合同で実施してもよく、各TB群のスケジューリング情報を決定してもよい。各TB群のスケジューリング情報は、以下、すなわち、群レベルMCS、および各TB群に対する群レベル時間-周波数リソース範囲、群レベル空間伝送モードのうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実装では、異なるTB群のスケジューリング情報は、相互から独立しており、異なる群に関して異なる、または同一であってもよい。いくつかの実装では、同一のTB群に属する全てのTBは、同一の群レベルスケジューリング情報を使用してもよい。例えば、TBG0内のTB0、TB1、TB2、およびTB3は、MCS、層マッピング、および時間-周波数リソース範囲のセットを使用してもよい。いくつかの他の実装では、TBの2つまたは2つを上回る群が、存在してもよい。
【0095】
ステップ1-2:基地局は、群レベルスケジューリング情報に従って、各TB群内の各TBに対して時間-周波数リソースを配分する。例えば、(TB0、TB1、TB2、およびTB3内の)各TBの時間ドメインシンボル位置および周波数ドメインリソース位置は、TBG0のスケジューリング情報に従って決定される。
図7A、7B、および7Cは、TBG0およびTBG1内での各TBの3つの異なる場所マッピングの概略図を示す。
【0096】
ステップ1-3:基地局は、各TB群内の各TBに対して物理層の処理およびマッピングを実施する。
【0097】
ステップ1-4:基地局は、例えば、DCIを介して、各TB群のスケジューリング情報インジケーションをUEに送信する。各TB群のスケジューリング情報インジケーションは、群レベルスケジューリング情報を含む。群レベルスケジューリング情報は、以下、すなわち、TB群レベルMCS、TB群レベル層マッピング情報(例えば、群の層の数)、TB群レベル時間-周波数ドメイン範囲、TB群レベルマッピング規則、および/またはTB群レベル群IDのうちの少なくとも1つを含んでもよい。スケジューリング情報インジケーションは、TBレベル専用スケジューリング情報を含んでもよく、これは、以下、すなわち、各TBのID、時間ドメイン内の各TBの具体的シンボル位置、時間ドメイン内のTBシンボルの開始位置および終了位置、TB時間ドメイン位置ビットマップ、および/または各TB周波数ドメインの具体的位置のうちの少なくとも1つを含む。
【0098】
ステップ1-5:UEは、受信されたスケジューリング情報命令に従って、各TBに対して受信処理を実施する。
【0099】
ステップ1-6:UEが、TBをデコードした後、これは、フィードバックを基地局に送信する。フィードバックは、以下、すなわち、全てのTB群に合同で基づくフィードバック、TB群に合同で基づくフィードバック、各TBに基づくフィードバック、各CBに基づくフィードバック、および/または各CBGに基づくフィードバックのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0100】
種々の実装では、複数のTB群は、1つのTTI内で伝送されてもよく、各TB群は、異なるスケジューリング情報を使用してもよく、例えば、各群のMCSは、他の群に関連しておらず、各群は、それ自体のMCSを有する。TBの総数は、高スループットの要件を満たすために、必要に応じて増加されてもよい。
【0101】
種々の実装では、各TBは、独立してデコードおよびフィードバックされてもよく、各正常にデコードされたTBは、受信/デコードされている他のTBを待機することなく、独立してMAC層に送達され、したがって、伝送遅延をさらに低減させ得る。
【0102】
実施形態2:TB群レベルの合同フィードバック
【0103】
本方法では、HARQプロセスにおけるキャリア内のTTI内のn個のTBが、第1のコードワードにマップされる。具体的に記載されない限り、本説明は、実施例として、単一のキャリア上での単一(または1)コードワード伝送を用いて説明され得る。但し、2コードワード伝送も、種々の実施形態のうちの少なくともいくつかに関して同様に適用可能であり得る。
【0104】
いくつかの実装では、伝送端が、TB群のレベル上での伝送をスケジューリングしてもよく、受信端が、CBGのレベル上においてデコードし、CBGのレベルに基づいてフィードバックを与えてもよい。
【0105】
いくつかの他の実装では、TBの全てのCBGを受信した後、これはまた、TBのレベル上においてデコードし、TBのレベル上にフィードバックを与えてもよい。
【0106】
いくつかの他の実装では、UEが各TB群内の全てのTBを受信した後、UEは、TB群のレベル上にフィードバック(例えば、ACK/NACKフィードバック)を送信してもよい。
【0107】
例えば、TB群内の全てのTBが、正確にデコードされると、TB群内の全てのTBが正常に伝送されたことを示す、1ビットのACKのみが、TB群のフィードバックとして送信される。TB群内の全てのTBが、デコーディングに失敗すると、TB群内の全てのTBが伝送において異常であることを意味する、1ビットのNACKのみが、TB群のフィードバックとして送信される。TB群レベルフィードバックを通して、TB伝送のフィードバックオーバーヘッドが、低減される。
【0108】
実施形態3:2レベルスケジューリング
【0109】
本方法では、HARQプロセスにおけるキャリア内のTTI内のn個のTBが、第1のコードワードにマップされる。具体的に記載されない限り、本説明は、実施例として、単一のキャリア上での単一(または1)コードワード伝送を用いて説明され得る。但し、2コードワード伝送も、種々の実施形態のうちの少なくともいくつかに関して同様に適用可能であり得る。
【0110】
いくつかの実装では、基地局は、TB群を組み合わせられた大きいTBとして見なしてもよく、基地局は、本TB群を合同でスケジューリングしてもよい。次いで、基地局は、TB群内の各TBに対して具体的時間-周波数リソース場所を配分する。
【0111】
TB群のレベル上での第1レベルのスケジューリングに関して、基地局は、TB群をスケジューリングし、各群に対するスケジュール結果を決定してもよく、これは、以下、すなわち、各群のMCS、各群の時間-周波数ドメインリソース、各群の層マッピング情報(例えば、各群の層の数)、各群に対するマッピング規則、および/または同等物のうちの少なくとも1つを含み得る。例えば、群は、群の優先度レベルに基づく、そのマッピングシーケンス番号に従って、具体的リソース空間にマップされる。
【0112】
TBのレベル上での個々の第2レベルのスケジューリングに関して、基地局は、TB群スケジューリング情報に従って、時間ドメイン内の具体的シンボル位置および周波数ドメイン内の具体的位置を各TBに割り当てる。例えば、TBは、TBの優先度レベルに基づく、そのマッピングシーケンス番号に従って、具体的時間-周波数リソースにマップされる。
【0113】
実施形態4:DCIにおける共通および専用スケジューリング情報
【0114】
本方法では、HARQプロセスにおけるキャリア内のTTI内のn個のTBが、第1のコードワードにマップされる。具体的に記載されない限り、本説明は、実施例として、単一のキャリア上での単一(または1)コードワード伝送を用いて説明され得る。但し、2コードワード伝送も、種々の実施形態のうちの少なくともいくつかに関して同様に適用可能であり得る。
【0115】
基地局は、UEのTB群の伝送をスケジューリングするためにDCIをUEに伝送してもよい。DCIは、全てのTB群のための共通群スケジューリング情報、TB群レベルスケジューリング情報、および/またはTBレベルスケジューリング情報を含んでもよい。
全てのTB群のための共通群スケジューリング情報は、各群が同一のスケジューリング情報を使用することを意味し得る。共通群スケジューリング情報は、以下、すなわち、全ての群のための時間-周波数ドメインリソース空間、全ての群のための共通電力制御パラメータ、全ての群のためのリソースマッピング構成、群数m、および/または同等物のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0116】
TB群レベルスケジューリング情報は、TB群内の全てのTBが同一のスケジューリング情報を使用することを意味し得る。1つの群の同一のコードワードにマップされる全てのTBのためのTB群レベルスケジューリング情報は、以下、すなわち、MCS、時間-周波数ドメインリソース範囲、マッピング規則、TB群ID、TB群内のTB数、電力制御パラメータ、層マッピングを含む、アンテナ伝送パラメータ(例えば、層の数)等のうちの少なくとも1つを含んでもよい。2コードワード伝送では、TB群レベルスケジューリング情報は、第1のコードワードのための群MCSおよび/または第2のコードワードのための群MCS等、第1のコードワードおよび第2のコードワードのスケジューリング情報を含んでもよい。
【0117】
基地局はまた、各TBによって使用される、TBレベルスケジューリング情報を送信する。TBレベルスケジューリング情報は、以下、すなわち、TB数、時間ドメイン内のTBの具体的シンボル位置、TB時間ドメインシンボルの開始位置および終了位置、TB時間ドメイン位置ビットマップ、TB周波数ドメインの具体的位置、および/またはTBSインジケーションのうちの少なくとも1つを含む。
【0118】
実施形態5:半永続的スケジューリング(SPS):ある期間にわたる同一のスケジューリング情報
【0119】
半永続的スケジューリング(SPS)では、基地局は、同一のスケジューリング情報を使用し、ある期間内での単一のHARQプロセスのTB群レベル上での複数のTBの同時のスケジューリングおよび伝送を実施し、それによって、スケジューリング情報を示すためのオーバーヘッドを低減させ得る。
【0120】
SPSスケジューリングシナリオでは、基地局は、単一のキャリアが、TTI上での単一のHARQプロセスのためにTB群レベル上での複数のTBスケジューリング情報を伝送することを決定し得る。例えば、比較的に長くあり得る、ある期間において、単一のHARQプロセスにおけるTB群レベル上でのTBの数およびサイズは、不変のままであってもよい、TB群レベル上でのMCSも、不変のままであってもよい、および/またはTB群レベル上でのTB時間-周波数リソース場所も、不変のままであってもよい。
【0121】
実施形態6:2コードワード伝送における複数のTBのスケジューリング伝送
【0122】
5Gシステムに関して、空間多重化技術が使用されるとき、単一のキャリアが、2コードワード伝送の様式において1つのTTI内で1つのHARQプロセスにおいて、ユーザの2つのTBを伝送することを可能にされてもよく、各コードワードは、1つのTBに対応する。
【0123】
本開示における種々の実施形態では、1つのTTI内での1つのHARQプロセスにおいて、2つのTBが、2コードワード伝送において、多重TB伝送のシナリオにおいて伝送されてもよい。
【0124】
図8Aに示されるように、単一のキャリアにおいて、かつ1つのHARQプロセスにおいて、UEは、TTI内での二重コードワードストリーム/伝送において、2つのTB群を伴う8TB伝送を達成し得る。例えば、2コードワードに対応するTB
0およびTB
1は、同一の時間-周波数リソース内にある。TB
0は、第1のコードワードに対応し、TB1は、第2のコードワードに対応する。1つのTTI内の第1のコードワード内に、4つのTB(TB
0、TB
2、TB
4、TB
6)が、存在し、1つのTTI内の第2のコードワード内に、4つのTB(TB
1、TB
3、TB
5、TB
7)が、存在する。TBG0内のTB
0およびTB
2は、パラメータのセットを使用し、例えば、MCSパラメータは、第1のコードワードのためのMCS4である。TBG0内のTB
1およびTB
3は、パラメータの別のセットを使用し、例えば、MCSパラメータは、第2のコードワードのためのMCS5である。類似の様式において、TBG1内のTB
4およびTB
6は、TBG0に無関係である、第1のコードワードのためのパラメータのセットを使用し、例えば、MCSパラメータは、MCS6である。TBG1内のTB
5およびTB
7は、TBG0に無関係である、第2のコードワードのためのパラメータの別のセットを使用し、例えば、MCSパラメータは、MCS7である。TBG1のためのパラメータのセットは、TBG0のためのパラメータのセットから独立しており、逆もまた同様であってもよく、TBG0のためのパラメータのセットは、TBG1のためのパラメータのセットから独立している。
【0125】
いくつかの他の実装では、2コードワード伝送におけるTTIのHARQプロセスにおける、UEによる、TB群レベル上における多重TBG伝送の別の実施例が、説明され得る。いくつかの他の実装では、単一コードワード伝送および2コードワード伝送の混合伝送が、同一のUEのための異なるリソースに関して実現され得る。
図8Bは、6つのTB(TB
1、TB
2、TB
3、TB
4、TB
5、およびTB
6)が存在する、周波数ドメインリソース内での混合伝送のある実施例を示す。2コードワード(2CW)伝送では、TB
0およびTB
1は、同一の時間-周波数リソースを占有してもよく、TB
2およびTB
3も、同一の時間-周波数リソースを占有してもよい。単一コードワード(1CW)伝送では、TB
4およびTB
5は、異なる時間-周波数リソースを占有してもよい。4つのTB(TB
0、TB
1、TB
2、およびTB
3)は、あるTB群(TBG0)に属してもよく、2つのTB(TB
4およびTB
5)は、別のTB群(TBG1)に属してもよい。本実施例では、2つのTBGの伝送が、単一コードワードストリームおよび2コードワードストリームの混合下で達成され得る。
【0126】
実施形態7:m、nの構成およびRRCシグナリングを介した複数のTBのためのマッピングポリシ
【0127】
本方法では、HARQプロセスにおけるキャリア内のTTI内のn個のTBが、第1のコードワードにマップされる。具体的に記載されない限り、本説明は、実施例として、単一のキャリア上での単一(または1)コードワード伝送を用いて説明され得る。但し、2コードワード伝送も、種々の実施形態のうちの少なくともいくつかに関して同様に適用可能であり得る。
【0128】
単一のキャリア上でのTTI内および単一のHARQプロセスにおけるTB群伝送に関して、ネットワーク側、例えば、基地局は、RRCシグナリングを介して、構成情報を端末に送信してもよい。端末は、RRC構成メッセージを受信してもよい。構成情報は、以下、すなわち、群数m、同一のコードワード伝送内のTB数n、TB群のセットのための1つまたはそれを上回るマッピング規則、および/またはTBのセットのための1つまたはそれを上回るマッピング規則のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0129】
例えば、ネットワーク側は、RRC再構成プロセスを開始してもよく、RRC構成情報は、複数のTBの伝送に対応するフィールドを含む。構成情報内のフィールドは、以下、すなわち、総群数、TB群伝送内の同一のコードワード伝送内のTBの総数n、群のためのリソースマッピング規則、および/またはTBのためのリソースマッピング規則のうちの少なくとも1つを含んでもよい。UEは、RRC再構成メッセージを受信してもよい。RRC再構成メッセージが、TB群のための伝送フィールドを含有するとき、多重TBの下位層構成が、実施される。
【0130】
いくつかの実装では、mは、1を上回る整数であり、nは、0を上回る整数であり、n個のTBの各TBは、伝送端において独立してパッケージ化されてもよく、受信端において独立して上層に送達されてもよい。各TB群は、少なくとも1つのTBを含む。TB群リソースマッピングポリシは、各群が異なる時間-周波数リソースにマップされ得る、群マッピング方略に対応してもよい。TBリソースマッピングポリシは、複数のTB内の各TBが異なる時間-周波数リソースにマップされ得る、TBマッピング方略に対応してもよい。
【0131】
実施形態8:HARQプロセスにおける複数のTBのためのTBサイズの計算
【0132】
本方法では、HARQプロセスにおけるキャリア内のTTI内のn個のTBが、第1のコードワードにマップされる。具体的に記載されない限り、本説明は、実施例として、単一のキャリア上での単一(または1)コードワード伝送を用いて説明され得る。但し、2コードワード伝送も、種々の実施形態のうちの少なくともいくつかに関して同様に適用可能であり得る。
【0133】
受信側、例えば、単一コードワード伝送におけるUE(UE1)は、HARQプロセスにおいて複数のTBの伝送を受信してもよい。複数のTBは、m個の群のTBであり、1つの群内に、いくつかのTBが、存在する。TBの数は、各群内で異なる、または同一であってもよい。
【0134】
スケジューリング制御情報(例えば、DCI信号)を受信するステップに応答して、UE1は、スケジューリング制御情報のインジケーションに従って、HARQプロセス上におけるキャリア上の共通時間-周波数ドメイン内のm個の群のTBに対する受信処理を実施してもよい。スケジューリング制御情報は、マッピング規則と、各群に対するMCSと、各群の層マッピング情報(例えば、各群の層の数)とを含む。スケジューリング制御情報に従って、受信側は、群全体、1つの群、および1つのTBの制御情報を取得してもよい。受信側は、1つの群の総サイズおよび各TBのサイズを推測することができる。TBのTBサイズ(TBS)を決定するための方法は、以下のステップのうちの一部または全てを含んでもよい。
【0135】
ステップ8-1:UEは、m個の群のリソース空間を決定してもよい。
【0136】
ステップ8-2:UEは、スケジューリング制御情報に従って、各群のリソース空間、各群のMCS、および各群の層数を決定してもよい。
【0137】
ステップ8-3:UEは、HARQプロセスにおいて、時間-周波数ドメイン内の群内のTBのためのリソース要素(RE)の数を決定してもよい。一実施例に関して、TBサイズ配分規則は、群のTB数に従ってTBサイズを取得するためのルックアップテーブルを含んでもよい。別の実施例に関して、TBサイズ配分規則は、群のリソース空間内にリソースを均一に配分するステップを含んでもよい。
【0138】
ステップ8-4:UEは、群のTBのためのREの数、群のMCS、および群の層の数に従って、TBのTBサイズを計算してもよい。
【0139】
実施形態9:デバイス間(D2D)シナリオ
【0140】
デバイス間(D2D)シナリオにおいて、基地局は、UE(例えば、UE1)のスケジューリング情報を決定してもよい。UE1は、基地局によって決定される単一のHARQプロセスのTB群スケジューリング情報に従って、1つのHARQプロセスにおいてTB群データを別のUE(例えば、UE2)に送信してもよい。UE2は、データを受信した後に、フィードバックを基地局に送信してもよい。本実施形態は、他のシナリオ、例えば、限定ではないが、統合アクセスおよびバックホール(IAB)にも適用可能であり得る。
【0141】
実施形態10:TTI内での複数のTBの伝送
【0142】
本方法では、HARQプロセスにおけるキャリア内のTTI内のn個のTBが、第1のコードワードにマップされる。具体的に記載されない限り、本説明は、実施例として、単一のキャリア上での単一(または1)コードワード伝送を用いて説明され得る。但し、2コードワード伝送も、種々の実施形態のうちの少なくともいくつかに関して同様に適用可能であり得る。
【0143】
図9に示されるように、5Gシステムでは、MAC層において、MAC PDUは、複数のサブPDUから構成されてもよく、各サブPDUは、サブヘッダと、データ部分とから構成される。MAC PDUは、MAC層プロトコルが処理される後に物理層に送達され得る、データ単位である。1つのMAC PDUは、物理層の1つのTBに対応し得る。物理層において、TBは、1つまたはそれを上回るコードブロック(CB)および/または1つまたはそれを上回るコードブロック群(CBG)に分割されてもよい。TTI内および単一のHARQプロセス内では、空間多重化および多重キャリアが、考慮されないとき、1つのみのTBが、単一のキャリア上で伝送されてもよい。1つのTTI内では、1つのみのTBが、MAC層に送達される。
【0144】
図10に示されるように、いくつかの実装では、1つのMAC PDUは、さらに、物理層の1つのTBに対応してもよい。物理層において、各TBは、さらに、1つまたはそれを上回るCBおよび/または1つまたはそれを上回るCBGに分割されてもよい。
図10では、TB内の2つの群と、各群内の2つのTBとが、存在する。言い換えると、mは、群数に関して2であり、nは、群内のTB数に関して2である。
【0145】
TTIにおける単一のHARQプロセスでは、複数のMAC PDUが、複数のTBをマップするために使用されてもよく、複数のTBが、TTI上における単一のキャリア上で伝送されてもよい。伝送端において、各TBは、独立したMAC PDUに対応し、各TBは、伝送端において独立してパッケージ化され、受信端において独立してMAC層に送達されてもよい。受信端において、n個のTBを受信するとき、1つまたはそれを上回るTBが正確に伝送され、1つまたはそれを上回るTBが不正確に伝送される状況が、存在し得る。本状況に応答して、正しいTBのデータが、不適切な(不正確に伝送される)1つまたはそれを上回るTBの再伝送を待機することなく、MAC層に直接送達されてもよい。1つのTTI内では、1つまたはそれを上回るTBが、MAC層に送達されてもよい。本実装は、より短い待ち時間を達成しながら、高スループットを確実にし得る。
【0146】
いくつかの実装では、複数のMAC PDUが、複数のTBをマップするために使用されてもよい。
図11に示されるように、受信端は、複数のTBのスケジューリング命令に従って、複数のTBのそれぞれを独立してデコードするための複数のデコーダを含んでもよい。1つのTTI内の複数のTBが、時間ドメインの異なるシンボルにマップされると、より短い待ち時間要件を伴う前面(またはより早期の)TBが、存在し、次いで、背後(または後の)TBが、存在する。本システムの性能は、差動的伝送待ち時間によってさらに改良され得る。1つのTTI内の複数のTBが、周波数ドメインの異なるリソースブロック(RB)にマップされるとき、1つのTTIのTBは、同時に受信され、並行処理を受けることができる。本システムの性能は、デコーディングの処理遅延を減少させ、短待ち時間の効果を達成することによって、さらに改良され得る。
【0147】
本開示は、無線通信のための方法、装置、およびコンピュータ可読媒体を説明する。本開示は、複数のトランスポートブロック(TB)群を伝送することに関わる課題に対処した。本開示で説明される、方法、デバイス、およびコンピュータ可読媒体は、複数のTB群を伝送することによって無線通信の性能を促進し、したがって、効率および全体的性能を改良し得る。本開示で説明される方法、デバイス、およびコンピュータ可読媒体は、無線通信システムの全体的効率を改良し得る。
【0148】
本明細書全体を通した、特徴、利点、または類似の文言の言及は、本ソリューションを用いて実現され得る特徴および利点の全てが、その任意の単一の実装に含まれるべきである、もしくはそれに含まれることを含意するものではない。むしろ、特徴および利点を指す文言は、ある実施形態と関連して説明される、具体的な特徴、利点、または特性が、本ソリューションの少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味するものと理解される。したがって、本明細書の全体を通した特徴および利点、ならびに類似の文言の議論は、必ずしもそうではないが、同一の実施形態を指し得る。
【0149】
さらに、本ソリューションの説明される特徴、利点、および特性は、1つまたはそれを上回る実施形態において任意の好適な様式で組み合わせられ得る。当業者は、本明細書における説明に照らして、本ソリューションが、特定の実施形態の具体的特徴または利点のうちの1つまたはそれを上回るものを伴わずに実践され得ることを認識するであろう。他の事例では、本ソリューションの全ての実施形態に存在しない場合がある、付加的特徴および利点が、ある実施形態において認識され得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第1の無線デバイスと第2の無線デバイスとの間で、トランスポートブロック(TB)群のセットを伝送すること
を含み、前記伝送することは、
前記第2の無線デバイスによって、前記第1の無線デバイスからリソースインジケーションを受信することであって、
前記リソースインジケーションは、時間ドメインにおける時間単位と、周波数ドメインにおける周波数単位とを含むリソース空間内のTBのm個の群のリソース配分を示し、mは、1より大きい整数であり、
前記TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、前記リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、
前記TBのm個の群内のTBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、
前記TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、こと
によって行われる、方法。
【請求項2】
前記リソース空間は、キャリア内のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス内の前記TBのm個の群に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記TBのm個の群内の各TBは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータ単位(PDU)に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記時間単位は、
伝送時間間隔(TTI)、
スロット、
サブフレーム、または
ミニスロット
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記周波数単位は、
サブキャリア、
リソースブロック(RB)、
サブ帯域、
帯域幅部分(BWP)、または
キャリア
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記同一のコードワードは、第1のコードワードまたは第2のコードワードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
リソースのための前記TBのm個の群の群間マッピングポリシは、
各群のマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に前記TBのm個の群をマップすること、または
各群の前記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に前記TBのm個の群をマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
リソースのためのTBの群内の群内マッピングポリシは、
各TBのマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に前記TBの群のn個のTBをマップすること、
各TBの前記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に前記TBの群のn個のTBをマップすること、または
前記第1のコードワードに対応するTBの前記マッピングシーケンス番号に従って、同一の時間-周波数リソース内に前記第2のコードワードに対応するTBをマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記TBのm個の群内の群の前記マッピングシーケンス番号は、
前記群のインデックス、
前記群の優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
前記群のためにランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記TBの群のn個のTB内のTBの前記マッピングシーケンス番号は、
前記TBのインデックス、
前記TBの優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
前記TBのためにランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の無線デバイスに
よって、
前記第1の無線デバイスから前記TBのm個の群に対応する制御情報を送信することであって、前記制御情報は、
TBのm個の群のための共通制御情報、またはTBの群のための制御情報のうちの少なくとも1つを含む、こと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
TBのm個の群のための前記共通制御情報は、
前記TBのm個の群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間全体、
前記TBのm個の群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション全体、
前記TBのm個の群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション全体、
前記TBのm個の群のための電力制御情報、
前記TBのm個の群のためのリソースマッピング構成、または
前記TBのm個の群のための群の数
のうちの少なくとも1つを含む、請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
前記TBの群のための制御情報は、
前記TBの群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間、
前記TBの群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション、
前記TBの群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション、
前記TBの群のためのMCS、
前記TBの群のための層の数に関連する空間多重化情報、
前記TBの群のための電力制御情報、
前記TBの群のための群識別(ID)、
前記TBの群のためのリソースマッピング構成、
前記群内の前記n個のTB内のTBの数、
前記TBの群内の各TBに対する時間ドメイン内のシンボル位置情報、または
前記TBの群内の各TBに対する周波数ドメイン内の周波数位置情報
のうちの少なくとも1つを含む、請求項
11に記載の方法。
【請求項14】
前記第2の無線デバイスは、
前記TBのm個の群に対応する前記制御情報を受信することと、
HARQプロセスにおいて、群レベル内の前記n個のTBのためのリソース要素(RE)の数、群レベル内の前記n個のTBのための変調コーディングスキーム(MCS)、群レベル内の前記n個のTBのための層の数を決定することと、
前記REの数、前記MCS、および前記層の数に基づいて、前記群のn個のTBの総サイズを計算することと、
前記群の総サイズに基づいて、前記TBの群のn個のTB内の各TBのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定することと
によって、前記TBの群のn個のTB内の各TBのTBSを決定する、請求項
11に記載の方法。
【請求項15】
前記制御情報は、
ダウンリンク制御情報(DCI)、
無線リソース制御(RRC)シグナリング、
上層シグナリング、
MAC制御要素(CE)、または
システム情報
のうちの少なくとも1つを介して伝送される、請求項
11に記載の方法。
【請求項16】
前記総サイズに基づいて前記n個のTB内の各TBの前記TBSを決定することは、
各TBの前記TBSを
T/nとして決定することであって、Tは、前記群の総サイズであり、nは、前記n個のTB内の前記TBの数である、こと、
各TBの前記TBSを
【数10】
として決定することであって、
【数11】
は、天井関数である、こと、
各TBの前記TBSを
【数12】
として決定することであって、
【数13】
は、床関数である、こと、
所定の値に基づいて、各TBの前記TBSを決定すること、または
所定のテーブルに基づいて、各TBの前記TBSを決定すること
のうちの少なくとも1つを含む、請求項
14に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の無線デバイスによって、前記第1の無線デバイスから前記制御情報を受信することと、
前記第2の無線デバイスによって、
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、前記第1の無線デバイスからデータを受信すること、
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、前記第1の無線デバイスにデータを送信すること、
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、第3の無線デバイスにデータを送信すること、または
前記第1の無線デバイスからの前記制御情報に基づいて、前記第3の無線デバイスからデータを受信すること
のうちの少なくとも1つによって、制御情報に基づいて、前記TBの群を処理することと
をさらに含む、請求項
11に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の無線デバイスから前記データを受信することに応答して、前記第2の無線デバイスによって、
前記TBの群内の各TBに対して、前記フィードバック情報を別個に送信すること、
同一のコードワードにマップされる前記TBの群のために、前記フィードバック情報をともに送信すること、
前記TBの群内の各コードブロック(CB)に対し、前記フィードバック情報を送信すること、または
前記TBの群内の各コードブロック群(CBG)に対し、前記フィードバック情報を送信すること、
のうちの少なくとも1つによって、フィードバック情報を前記第1の無線デバイスに送信すること
をさらに含む、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】
前記フィードバック情報が前記TBの群内の各TBに対して同一であることに応答して、前記TBの群のためのフィードバックインジケーションを含むフィードバック情報を送信することであって、
前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることを示す肯定応答(ACK)インジケーションを含み、
前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、前記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることを示すNAKインジケーションを含む、こと
をさらに含む、請求項
18に記載の方法。
【請求項20】
前記フィードバック情報がTBのm個の群内の各TBに対して同一であることに応答して、前記TBのm個の群のためのフィードバックインジケーションを含む前記フィードバック情報を送信することであって、
前記TBのm個の群内の各TBが正常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、TBの各群内の各TBが正常に受信されることを示す肯定応答(ACK)インジケーションを含み、
前記TBのm個の群内の各TBが異常に受信されることに応答して、前記フィードバック情報は、TBの各群内の各TBが異常に受信されることを示すNAKインジケーションを含む、こと
をさらに含む、請求項
18に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の無線デバイスは、前記TBのm個の群の伝送をスケジューリングするように構成され、前記第1の無線デバイスは、
基地局、
無線デバイス内のMAC層、
スケジューリングユニット、
ユーザ機器(UE)、
車載ユニット(OBU)、
道路側ユニット(RSU)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記第2の無線デバイスは、前記TBのm個の群の伝送を受信するように構成され、前記第2の無線デバイスは、
ユーザ機器(UE)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
無線通信装置であって、前記装置は、
コンピュータ可読命令を記憶するように動作可能なメモリと、
前記コンピュータ可読命令を読み取るように動作可能なプロセッサ回路網と
を備え、
前記プロセッサ回路網は、前記コンピュータ可読命令を実行すると、
第1の無線デバイスと第2の無線デバイスとの間で、トランスポートブロック(TB)群のセットを伝送すること
を行うように構成されており、前記伝送することは、
前記第2の無線デバイスによって、前記第1の無線デバイスからリソースインジケーションを受信することであって、
前記リソースインジケーションは、時間ドメインにおける時間単位と、周波数ドメインにおける周波数単位とを含むリソース空間内のTBのm個の群のリソース配分を示し、mは、1より大きい整数であり、
前記TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、前記リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、
前記TBのm個の群内のTBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、
前記TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、こと
によって行われる、装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
上記および他の側面ならびにそれらの実装が、図面、説明、および請求項においてより詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信のための方法であって、上記方法は、
第1の無線デバイスと第2の無線デバイスとの間で、トランスポートブロック(TB)群のセットを伝送すること
を含み、上記伝送することは、
上記第2の無線デバイスによって、上記第1の無線デバイスからリソースインジケーションを受信することであって、
上記リソースインジケーションは、時間ドメインにおける時間単位と、周波数ドメインにおける周波数単位とを含むリソース空間内のTBのm個の群のリソース配分を示し、mは、1より大きい整数であり、
上記TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、上記リソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、
上記TBのm個の群内のTBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、
上記TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、こと
によって行われる、方法。
(項目2)
上記リソース空間は、キャリア内のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス内の上記TBのm個の群に対応する、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記TBのm個の群内の各TBは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータ単位(PDU)に対応する、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記時間単位は、
伝送時間間隔(TTI)、
スロット、
サブフレーム、または
ミニスロット
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記周波数単位は、
サブキャリア、
リソースブロック(RB)、
サブ帯域、
帯域幅部分(BWP)、または
キャリア
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
上記同一のコードワードは、第1のコードワードまたは第2のコードワードのうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
リソースのための上記TBのm個の群の群間マッピングポリシは、
各群のマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に上記TBのm個の群をマップすること、または
各群の上記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に上記TBのm個の群をマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
リソースのためのTBの群内の群内マッピングポリシは、
各TBのマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に上記TBの群のn個のTBをマップすること、
各TBの上記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に上記TBの群のn個のTBをマップすること、または
上記第1のコードワードに対応するTBの上記マッピングシーケンス番号に従って、同一の時間-周波数リソース内に上記第2のコードワードに対応するTBをマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記TBのm個の群内の群の上記マッピングシーケンス番号は、
上記群のインデックス、
上記群の優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
上記群のためにランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、項目7に記載の方法。
(項目10)
上記TBの群のn個のTB内のTBの上記マッピングシーケンス番号は、
上記TBのインデックス、
上記TBの優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
上記TBのためにランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、項目8に記載の方法。
(項目11)
上記第1の無線デバイスは、
チャネル状態情報に基づいて、上記TBの群のためのリソース要素(RE)の数、上記TBの群のn個のTBのための変調コーディングスキーム(MCS)、上記TBの群のn個のTBのための層の数を決定することと、
上記群のREの数、上記群のn個のTBのMCS、および上記群のn個のTBの層の数に基づいて、上記群のn個のTBの総サイズを計算することと、
上記群のn個のTBの総サイズに基づいて、上記群のn個のTB内の各TBのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定することと
によって、上記TBの群のn個のTB内の各TBのTBSを決定する、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記群の総サイズに基づいて、上記n個のTB内の各TBの上記TBSを決定することは、
各TBの上記TBSを
【数1】
として決定することであって、Tは、上記群の総サイズであり、nは、上記n個のTB内の上記TBの数であり、
【数2】
は、天井関数である、こと、
各TBの上記TBSを
【数3】
として決定することであって、
【数4】
は、床関数である、こと、
所定の値に基づいて、各TBの上記TBSを決定すること、または
所定のテーブルに基づいて、各TBの上記TBSを決定すること
のうちの少なくとも1つを含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記第1の無線デバイスによって、上記第2の無線デバイスに、上記TBのm個の群に対応する制御情報を送信することであって、上記制御情報は、
TBのm個の群のための共通制御情報、またはTBの群のための制御情報のうちの少なくとも1つを含む、こと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目14)
TBのm個の群のための上記共通制御情報は、
上記TBのm個の群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間全体、
上記TBのm個の群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション全体、
上記TBのm個の群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション全体、
上記TBのm個の群のための電力制御情報、
上記TBのm個の群のためのリソースマッピング構成、または
上記TBのm個の群のための群の数
のうちの少なくとも1つを含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
上記TBの群のための制御情報は、
上記TBの群のための時間-周波数ドメイン内のリソース空間、
上記TBの群のための時間ドメイン内のリソースインジケーション、
上記TBの群のための周波数ドメイン内のリソースインジケーション、
上記TBの群のためのMCS、
上記TBの群のための層の数に関連する空間多重化情報、
上記TBの群のための電力制御情報、
上記TBの群のための群識別(ID)、
上記TBの群のためのリソースマッピング構成、
上記群内の上記n個のTB内のTBの数、
上記TBの群内の各TBに対する時間ドメイン内のシンボル位置情報、または
上記TBの群内の各TBに対する周波数ドメイン内の周波数位置情報
のうちの少なくとも1つを含む、項目13に記載の方法。
(項目16)
上記第2の無線デバイスは、
上記TBのm個の群に対応する上記制御情報を受信することと、
HARQプロセスにおいて、群レベル内の上記n個のTBのためのリソース要素(RE)の数、群レベル内の上記n個のTBのための変調コーディングスキーム(MCS)、群レベル内の上記n個のTBのための層の数を決定することと、
上記REの数、上記MCS、および上記層の数に基づいて、上記群のn個のTBの総サイズを計算することと、
上記群の総サイズに基づいて、上記TBの群のn個のTB内の各TBのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定することと
によって、上記TBの群のn個のTB内の各TBのTBSを決定する、項目13に記載の方法。
(項目17)
上記制御情報は、
ダウンリンク制御情報(DCI)、
無線リソース制御(RRC)シグナリング、
上層シグナリング、
MAC制御要素(CE)、または
システム情報
のうちの少なくとも1つを介して伝送される、項目13-16のいずれかに記載の方法。
(項目18)
上記総サイズに基づいて上記n個のTB内の各TBの上記TBSを決定することは、
各TBの上記TBSを
【数5】
として決定することであって、Tは、上記群の総サイズであり、nは、上記n個のTB内の上記TBの数である、こと、
各TBの上記TBSを
【数6】
として決定することであって、
【数7】
は、天井関数である、こと、
各TBの上記TBSを
【数8】
として決定することであって、
【数9】
は、床関数である、こと、
所定の値に基づいて、各TBの上記TBSを決定すること、または
所定のテーブルに基づいて、各TBの上記TBSを決定すること
のうちの少なくとも1つを含む、項目16に記載の方法。
(項目19)
上記第2の無線デバイスによって、上記第1の無線デバイスから上記制御情報を受信することと、
上記第2の無線デバイスによって、
上記第1の無線デバイスからの上記制御情報に基づいて、上記第1の無線デバイスからデータを受信すること、
上記第1の無線デバイスからの上記制御情報に基づいて、上記第1の無線デバイスにデータを送信すること、
上記第1の無線デバイスからの上記制御情報に基づいて、第3の無線デバイスにデータを送信すること、または
上記第1の無線デバイスからの上記制御情報に基づいて、上記第3の無線デバイスからデータを受信すること
のうちの少なくとも1つによって、制御情報に基づいて、上記TBの群を処理することと
をさらに含む、項目13-16のいずれかに記載の方法。
(項目20)
上記第1の無線デバイスから上記データを受信することに応答して、上記第2の無線デバイスによって、
上記TBの群内の各TBに対して、上記フィードバック情報を別個に送信すること、
同一のコードワードにマップされる上記TBの群のために、上記フィードバック情報をともに送信すること、
上記TBの群内の各コードブロック(CB)に対し、上記フィードバック情報を送信すること、または
上記TBの群内の各コードブロック群(CBG)に対し、上記フィードバック情報を送信すること、
のうちの少なくとも1つによって、フィードバック情報を上記第1の無線デバイスに送信すること
をさらに含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
上記第2の無線デバイスから上記データを受信することに応答して、上記第3の無線デバイスによって、
上記TBの群内の各TBに対して、上記フィードバック情報を別個に送信すること、
同一のコードワードにマップされる上記TBの群のために、上記フィードバック情報をともに送信すること、
上記TBの群内の各コードブロック(CB)に対し、上記フィードバック情報を送信すること、または
上記TBの群内の各コードブロック群(CBG)に対し、上記フィードバック情報を送信すること
のうちの少なくとも1つによって、フィードバック情報を上記第2の無線デバイスを介して上記第1の無線デバイスに送信すること
をさらに含む、項目19に記載の方法。
(項目22)
上記フィードバック情報が上記TBの群内の各TBに対して同一であることに応答して、上記TBの群のためのフィードバックインジケーションを含むフィードバック情報を送信することであって、
上記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることに応答して、上記フィードバック情報は、上記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが正常に受信されることを示す肯定応答(ACK)インジケーションを含み、
上記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることに応答して、上記フィードバック情報は、上記TBの群内の同一のコードワードにマップされる各TBが異常に受信されることを示すNAKインジケーションを含む、こと
をさらに含む、項目21-22のいずれかに記載の方法。
(項目23)
上記フィードバック情報がTBのm個の群内の各TBに対して同一であることに応答して、上記TBのm個の群のためのフィードバックインジケーションを含む上記フィードバック情報を送信することであって、
上記TBのm個の群内の各TBが正常に受信されることに応答して、上記フィードバック情報は、TBの各群内の各TBが正常に受信されることを示す肯定応答(ACK)インジケーションを含み、
上記TBのm個の群内の各TBが異常に受信されることに応答して、上記フィードバック情報は、TBの各群内の各TBが異常に受信されることを示すNAKインジケーションを含む、こと
をさらに含む、項目21-22のいずれかに記載の方法。
(項目24)
上記第1の無線デバイスは、上記TBのm個の群の伝送をスケジューリングするように構成され、上記第1の無線デバイスは、
基地局、
無線デバイス内のMAC層、
スケジューリングユニット、
ユーザ機器(UE)、
車載ユニット(OBU)、
道路側ユニット(RSU)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目25)
上記第2の無線デバイスは、上記TBのm個の群の伝送を受信するように構成され、上記第2の無線デバイスは、
ユーザ機器(UE)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目26)
上記第3の無線デバイスは、上記TBの群の伝送を受信または送信するように構成され、上記第3の無線デバイスは、
ユーザ機器(UE)、または
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード
のうちの少なくとも1つを含む、項目20に記載の方法。
(項目27)
無線通信の方法であって、上記方法は、
第2の無線デバイスによって、TB群のセットの無線構成情報を搬送する上位層メッセージを受信することであって、
上記TBのm個の群内の同一のコードワードにマップされる各TBは、時間ドメイン内の時間単位と、周波数ドメイン内の周波数単位とを含むリソース空間内の異なる時間-周波数リソースにマップされ、mは、1より大きい整数であり、
TBの群は、同一のコードワードにマップされるn個のTBを含み、nは、0より大きい整数であり、
上記TBのm個の群内の各TBは、伝送端において別個にパッケージ化されることが可能であり、受信端において上層に別個に送達されることが可能である、ことと、
上記上位層メッセージに応答して、上記第2の無線デバイスによって、上記TBのm個の群の無線構成情報に従って動作することと
を含む、方法。
(項目28)
上記上位層メッセージは、層3(L3)層メッセージ、または無線リソース制御(RRC)メッセージのうちの少なくとも1つである、項目27に記載の方法。
(項目29)
上記無線構成情報は、nの値、mの値、群間リソースマッピングポリシ、または群内リソースマッピングポリシのうちの少なくとも1つを含む、項目27に記載の方法。
(項目30)
上記リソース空間は、キャリア内のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス内の上記TBのm個の群に対応する、項目27に記載の方法。
(項目31)
上記TBのm個の群内の各TBは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータ単位(PDU)に対応する、項目27に記載の方法。
(項目32)
上記時間単位は、
伝送時間間隔(TTI)、
スロット、
サブフレーム、または
ミニスロット
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目33)
上記周波数単位は、
サブキャリア、
リソースブロック(RB)、
サブ帯域、
帯域幅部分(BWP)、または
キャリア
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目34)
上記同一のコードワードは、第1のコードワードまたは第2のコードワードのうちの少なくとも1つを含む、項目27に記載の方法。
(項目35)
リソースのための上記TBのm個の群の群間マッピングポリシは、
各群のマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に上記TBのm個の群をマップすること、または
各群の上記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に上記TBのm個の群をマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、項目27に記載の方法。
(項目36)
リソースのためのTBの群内の群内マッピングポリシは、
各TBのマッピングシーケンス番号に従って、時間ドメイン内、次いで、周波数ドメイン内に上記TBの群をマップすること、
各TBの上記マッピングシーケンス番号に従って、周波数ドメイン内、次いで、時間ドメイン内に上記TBの群をマップすること、または
上記第1のコードワードに対応するTBの上記マッピングシーケンス番号に従って、同一の時間-周波数リソース内に上記第2のコードワードに対応するTBをマップすること
のうちの少なくとも1つを含む、項目27に記載の方法。
(項目37)
上記TBのm個の群内の各群の上記マッピングシーケンス番号は、
各群のインデックス、
各群の優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
各群に対してランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、項目35に記載の方法。
(項目38)
上記TBの群内の各TBの上記マッピングシーケンス番号は、
各TBのインデックス、
各TBの優先度レベルに基づくシーケンス番号、または
各TBに対してランダムに発生されるシーケンス番号
のうちの少なくとも1つを含む、項目36に記載の方法。
(項目39)
上記優先度レベルは、
上層からのサービス需要に基づく優先度レベル、
上記上層からのサービス品質(QoS)に基づく優先度レベル、または
各TBの再送伝送に基づく優先度レベル
のうちの少なくとも1つを含む、項目37または38に記載の方法。
(項目40)
プロセッサと、メモリとを備える無線通信装置であって、上記プロセッサは、上記メモリからコードを読み取り、項目1-39のいずれかに記載の方法を実施するように構成される、無線通信装置。
(項目41)
コンピュータプログラム製品であって、上記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラム媒体コードを備え、上記コンピュータ可読プログラム媒体コードは、プロセッサによって実行されると、上記プロセッサに項目1-39のいずれかに記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】