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特表2024-533760通信経路切替方法、装置、第1端末及び第2端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】通信経路切替方法、装置、第1端末及び第2端末
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/25 20230101AFI20240905BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240905BHJP
   H04W 92/10 20090101ALI20240905BHJP
   H04W 40/34 20090101ALI20240905BHJP
   H04W 40/12 20090101ALI20240905BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W92/18
H04W92/10
H04W40/34
H04W40/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519076
(86)(22)【出願日】2022-09-26
(85)【翻訳文提出日】2024-03-27
(86)【国際出願番号】 CN2022121323
(87)【国際公開番号】W WO2023051457
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202111146285.6
(32)【優先日】2021-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ウェン
(72)【発明者】
【氏名】シェ,ジェンファ
(72)【発明者】
【氏名】ジェン,チエン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD36
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE22
5K067EE25
(57)【要約】
本出願は、通信経路切替方法、装置、第1端末及び第2端末を開示し、通信の技術分野に属する。本出願の実施例の通信経路切替方法は、第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップを含み、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップを含み、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替方法。
【請求項2】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップを更に含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項3】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、又は、
前記第1端末が前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、を含む、請求項2に記載の通信経路切替方法。
【請求項4】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第1端末が第1経路切替情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第1端末が、前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であるステップと、を含む、請求項2に記載の通信経路切替方法。
【請求項5】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第1端末が、前記第2端末から送信された第2経路切替情報を受信するステップであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第1端末が前記第2経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であるステップと、
前記第1端末が前記第2端末に前記目標経路切替情報を送信するステップと、を含む、請求項2に記載の通信経路切替方法。
【請求項6】
前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項7】
前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項6に記載の通信経路切替方法。
【請求項8】
前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第1経路切替キャンセル情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するステップと、を更に含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項9】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の通信経路切替方法。
【請求項10】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む、請求項8に記載の通信経路切替方法。
【請求項11】
前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するステップの後、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記第1端末が前記目標経路切替情報を削除するステップを更に含む、請求項10に記載の通信経路切替方法。
【請求項12】
前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するステップの後、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第1端末が前記トリガ条件を非アクティブ化するステップを更に含む、請求項10に記載の通信経路切替方法。
【請求項13】
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第1端末が前記トリガ条件を非アクティブ化する前記ステップの後、
前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を再開する場合に、第1トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップ、を更に含む、請求項12に記載の通信経路切替方法。
【請求項14】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップの後、
前記第1端末が、第2トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップ、を更に含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項15】
前記第1端末が、前記第2端末から送信された第2経路切替キャンセル情報を受信するステップであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられるステップと、
前記第1端末が前記第2経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップと、
前記第1端末が前記第2端末に第2経路切替キャンセル応答情報を送信するステップと、を更に含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項16】
前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えるステップ、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えるステップ、を含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項17】
前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1端末が前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の通信経路切替方法。
【請求項18】
第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップを含み、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替方法。
【請求項19】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップを更に含む、請求項18に記載の通信経路切替方法。
【請求項20】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第2端末が前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、又は、
前記第2端末が前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、を含む、請求項19に記載の通信経路切替方法。
【請求項21】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信するステップであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第2端末が前記第1経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であるステップと、
前記第2端末が前記第1端末に前記目標経路切替情報を送信するステップと、を含む、請求項19に記載の通信経路切替方法。
【請求項22】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第2端末が、第2経路切替情報を前記第1端末に送信するステップであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であるステップと、を含む、請求項19に記載の通信経路切替方法。
【請求項23】
前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む、請求項18に記載の通信経路切替方法。
【請求項24】
前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項23に記載の通信経路切替方法。
【請求項25】
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第1経路切替キャンセル情報を受信するステップであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップと、
前記第2端末が前記第1端末に第1経路切替キャンセル応答情報を送信するステップと、を更に含む、請求項18に記載の通信経路切替方法。
【請求項26】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載の通信経路切替方法。
【請求項27】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む、請求項25に記載の通信経路切替方法。
【請求項28】
前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップは、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記第2端末が前記目標経路切替情報を削除するステップを含む、請求項27に記載の通信経路切替方法。
【請求項29】
前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップは、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化するステップを含む、請求項27に記載の通信経路切替方法。
【請求項30】
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化する前記ステップの後、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第1トリガ条件アクティブ化情報を受信するステップであって、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が第1トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するステップと、を更に含む、請求項29に記載の通信経路切替方法。
【請求項31】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップの後、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第2トリガ条件アクティブ化情報を受信するステップであって、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が第2トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するステップと、を更に含む、請求項19に記載の通信経路切替方法。
【請求項32】
前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第2経路切替キャンセル情報を前記第1端末に送信するステップであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が前記第1端末から送信された第2経路切替キャンセル応答情報を受信するステップと、を更に含む、請求項18に記載の通信経路切替方法。
【請求項33】
前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えるステップ、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えるステップ、を含む、請求項18に記載の通信経路切替方法。
【請求項34】
前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第2端末が前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項24に記載の通信経路切替方法。
【請求項35】
第1端末に応用される通信経路切替装置であって、
目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するために用いられる第1切替モジュールを備え、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替装置。
【請求項36】
前記目標経路切替情報を取得するために用いられる第1取得モジュールを更に備える、請求項35に記載の通信経路切替装置。
【請求項37】
前記第1取得モジュールは、具体的には、
前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、又は、
前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、に用いられる、請求項36に記載の通信経路切替装置。
【請求項38】
前記第1取得モジュールは、具体的には、
第1経路切替情報を前記第2端末に送信することであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、
前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信することであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であることと、に用いられる、請求項36に記載の通信経路切替装置。
【請求項39】
前記第1取得モジュールは、具体的には、
前記第2端末から送信された第2経路切替情報を受信することであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、
前記第2経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定することであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であることと、
前記第2端末に前記目標経路切替情報を送信することと、に用いられる、請求項36に記載の通信経路切替装置。
【請求項40】
前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む、請求項35に記載の通信経路切替装置。
【請求項41】
前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項40に記載の通信経路切替装置。
【請求項42】
前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第1経路切替キャンセル情報を前記第2端末に送信するために用いられる第1送信モジュールであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられる第1送信モジュールと、
前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するために用いられる第1受信モジュールと、を更に備える、請求項35に記載の通信経路切替装置。
【請求項43】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む、請求項42に記載の通信経路切替装置。
【請求項44】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む、請求項42に記載の通信経路切替装置。
【請求項45】
前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記目標経路切替情報を削除するために用いられる削除モジュールを更に備える、請求項44に記載の通信経路切替装置。
【請求項46】
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記トリガ条件を非アクティブ化するために用いられる非アクティブ化モジュールを更に備える、請求項44に記載の通信経路切替装置。
【請求項47】
前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を再開する場合に、第1トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するために用いられる第2送信モジュールを更に備え、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる、請求項46に記載の通信経路切替装置。
【請求項48】
第2トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するために用いられる第3送信モジュールを更に備え、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる、請求項35に記載の通信経路切替装置。
【請求項49】
前記第2端末から送信された第2経路切替キャンセル情報を受信するために用いられる第2受信モジュールであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられる第2受信モジュールと、
前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないために用いられる第1実行キャンセルモジュールと、
前記第2端末に第2経路切替キャンセル応答情報を送信するために用いられる第4送信モジュールと、を更に備える、請求項35に記載の通信経路切替装置。
【請求項50】
前記第1切替モジュールは、具体的には、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えること、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えること、に用いられる、請求項35に記載の通信経路切替装置。
【請求項51】
前記第1切替モジュールは、具体的には、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行することと、のうちの少なくとも1つに用いられる、請求項41に記載の通信経路切替装置。
【請求項52】
第2端末に応用される通信経路切替装置であって、
目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するために用いられる第2切替モジュールを備え、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替装置。
【請求項53】
前記目標経路切替情報を取得するために用いられる第2取得モジュールを更に備える、請求項52に記載の通信経路切替装置。
【請求項54】
第2取得モジュールは、具体的には、
前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、又は、
前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、に用いられる、請求項53に記載の通信経路切替装置。
【請求項55】
第2取得モジュールは、具体的には、
前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信することであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、
前記第1経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定することであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であることと、
前記第1端末に前記目標経路切替情報を送信することと、に用いられる、請求項53に記載の通信経路切替装置。
【請求項56】
前記第2取得モジュールは、具体的には、
第2経路切替情報を前記第1端末に送信することであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、
前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信することであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であることと、に用いられる、請求項53に記載の通信経路切替装置。
【請求項57】
前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む、請求項52に記載の通信経路切替装置。
【請求項58】
前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項57に記載の通信経路切替装置。
【請求項59】
前記第1端末から送信された第1経路切替キャンセル情報を受信するために用いられる第3受信モジュールであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられる第3受信モジュールと、
前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないために用いられる第2実行キャンセルモジュールと、
前記第1端末に第1経路切替キャンセル応答情報を送信するために用いられる第5送信モジュールと、を更に備える、請求項52に記載の通信経路切替装置。
【請求項60】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む、請求項59に記載の通信経路切替装置。
【請求項61】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む、請求項59に記載の通信経路切替装置。
【請求項62】
前記第2実行キャンセルモジュールは、具体的には、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記目標経路切替情報を削除するために用いられる、請求項61に記載の通信経路切替装置。
【請求項63】
第2実行キャンセルモジュールは、具体的には、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記トリガ条件を非アクティブ化するために用いられる、請求項61に記載の通信経路切替装置。
【請求項64】
前記第1端末から送信された第1トリガ条件アクティブ化情報を受信するために用いられる第4受信モジュールであって、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる第4受信モジュールと、
第1トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するために用いられる第1アクティブ化モジュールと、を更に備える、請求項63に記載の通信経路切替装置。
【請求項65】
前記第1端末から送信された第2トリガ条件アクティブ化情報を受信するために用いられる第5受信モジュールであって、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる第5受信モジュールと、
第2トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するために用いられる第2アクティブ化モジュールと、を更に備える、請求項53に記載の通信経路切替装置。
【請求項66】
前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第2経路切替キャンセル情報を前記第1端末に送信するために用いられる第6送信モジュールであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられる第6送信モジュールと、
前記第1端末から送信された第2経路切替キャンセル応答情報を受信するために用いられる第6受信モジュールと、を更に備える、請求項52に記載の通信経路切替装置。
【請求項67】
第2切替モジュールは、具体的には、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えること、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えること、に用いられる、請求項52に記載の通信経路切替装置。
【請求項68】
前記第2切替モジュールは、具体的には、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行することと、のうちの少なくとも1つに用いられる、請求項58に記載の通信経路切替装置。
【請求項69】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令とを備える第1端末であって、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項1~17のいずれか一項に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、第1端末。
【請求項70】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令とを備える第2端末であって、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項18~34のいずれか一項に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、第2端末。
【請求項71】
プログラム又は命令を記憶する可読記憶媒体であって、前記プログラム又は命令が第1端末のプロセッサにより実行されると、請求項1~17のいずれか一項に記載の通信経路切替方法を実現するか、又は第2端末のプロセッサにより実行されると、請求項18~34のいずれか一項に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項72】
プロセッサと通信インタフェースを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又は命令を実行して、請求項1~17のいずれか一項に記載の通信経路切替方法を実現するか、又は請求項18~34のいずれか一項に記載の通信経路切替方法のステップを実現するためのものである、チップ。
【請求項73】
非一時的な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラム製品であって、第1端末のプロセッサにより実行されて、請求項1~17のいずれか一項に記載の通信経路切替方法を実現するか、又は第2端末のプロセッサにより実行されて、請求項18~34のいずれか一項に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年9月28日に出願した、出願番号が202111146285.6、発明の名称が「通信経路切替方法、装置、第1端末及び第2端末」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が引用によって本出願に取り込まれている。
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的には、通信経路切替方法、装置、第1端末及び第2端末に関する。
【背景技術】
【0002】
近距離通信は所定の距離のユーザ機器間の直接通信を実現しており、ユーザ機器の直接通信とは、セルラーネットワークを経由せずに一方のユーザ機器のデータを他方のユーザ機器に送信することを指す。近距離通信を実行するユーザ機器はネットワーク全体に散在し、各ユーザ機器はいずれも信号を送受信することができ、そして自動ルーティング(メッセージ転送)の機能を有する。近距離通信ネットワークにおいて、ユーザ機器は同時にサーバとクライアントの役割を果たし、ユーザは互いの存在を意識して、仮想又は実際のグループを自己組織的に構成することができる。
【0003】
従来技術において、直接PC5通信を行っているユーザ機器は移動性によって近距離通信を継続できなくなる可能性があり、このようにサービスを直接共通ユーザ網インタフェース(Uu)通信(即ち、セルラーネットワーク)に切り替えて通信の継続を実現することを考慮しなければならなく、或いは、セルラーネットワークの負荷が重過ぎたり、セルラーネットワークによるカバレッジを失ったり、サービスのサービス品質(Quality of Service,QoS)の要求を満たさなくなったりし、且つユーザ機器間が近距離通信を満たす時に、直接PC5通信経路と直接Uu通信経路との間の切替を実現することが必要になる。
【0004】
しかしながら、PC5通信経路と直接Uu通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングをどのように決定するかは迫って解決しようとする問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、PC5通信経路と直接Uu通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングを決定するという課題を解決できるために、通信経路切替方法、装置、第1端末及び第2端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、第1端末に応用される通信経路切替方法であって、
第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップを含み、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む通信経路切替方法を提供する。
【0007】
第2態様において、第2端末に応用される通信経路切替方法であって、
第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップを含み、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替方法を提供する。
【0008】
第3態様において、第1端末に応用される通信経路切替装置であって、
目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するために用いられる第1切替モジュールを備え、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替装置を提供する。
【0009】
第4態様において、第2端末に応用される通信経路切替装置であって、
目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するために用いられる第2切替モジュールを備え、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替装置を提供する。
【0010】
第5態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令とを備える第1端末であって、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、第1端末を提供する。
【0011】
第6態様において、目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するためのプロセッサと、通信インタフェースとを備える第1端末であって、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、第1端末を提供する。
【0012】
第7態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令とを備える第2端末であって、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第2態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、第2端末を提供する。
【0013】
第8態様において、目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するためのプロセッサと、通信インタフェースとを備える第2端末であって、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、第2端末を提供する。
【0014】
第9態様において、プログラム又は命令を記憶する可読記憶媒体であって、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、第1態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現するか、又は第2態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、可読記憶媒体を提供する。
【0015】
第10態様において、プロセッサと通信インタフェースを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又は命令を実行して、第1態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現するか、又は第2態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現するためのものである、チップを提供する。
【0016】
第11態様において、非一時的な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラム/プログラム製品であって、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて第1態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現するか、又は第2態様に記載の通信経路切替方法のステップを実現するコンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例では、第1端末が経路切替指示情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、これによって、第1端末と第2端末は、同一の経路切替指示情報に基づき、第1通信経路と第2通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングに対して一致した理解を持つようになり、直接通信と無線通信との間の同期した経路切替を実現することができ、第1端末と第2端末との間のサービスの連続性を保証し、サービスのサービス品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本出願の実施例で適用可能な無線通信システムの構成図を示す。
図2】本出願の実施例で提供される通信経路切替方法の模式的なフローチャート1である。
図3】本出願の実施例で提供される通信経路切替方法の模式的なフローチャート2である。
図4】本出願の実施例で提供される第1端末によって開始される協議手順の模式的なシグナリングフローチャートである。
図5】本出願の実施例で提供される第1端末によって開始される経路切替キャンセル手順の模式的なシグナリングフローチャートである。
図6】本出願の実施例で提供される通信経路切替装置の構成模式図1である。
図7】本出願の実施例で提供される通信経路切替装置の構成模式図2である。
図8】本出願の実施例で提供される第1端末の構成模式図1である。
図9】本出願の実施例で提供される第1端末の構成模式図2である。
図10】本出願の実施例で提供される第2端末の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものである。
【0020】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の用語は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書および特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0021】
指摘すべきことは、本出願に係る実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの発展型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)のような他の無線通信システム及び他のシステムに利用可能である点である。本出願に係る実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語は一般に相互に交換して使用することができ、記述される技術は上述したシステムと無線電信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線電信技術に用いてもよい。但し、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムを記述し、且つ以下の大部分の記述においてNR用語を使用するが、これらの技術はNRシステム以外に適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0022】
図1は本出願の実施例で適用可能な無線通信システムの構成図を示す。図1に示すように、前記無線通信システムは、第1端末11、第2端末12、ネットワーク側機器13及びコアネットワーク14を含み、ここで、第1端末11と第2端末12との間はネットワーク側機器13を経由して無線通信を行うことができ、例えば、第1端末11と第2端末12はそれぞれUuインタフェースを介してネットワーク側機器13と無線接続を確立し、更にネットワーク側機器13によって通信を実現する。第1端末11と第2端末12との間は直接通信を行うこともでき、例えば、第1端末11と第2端末12はセルラーネットワークを使用せずにPC5インタフェースを介して直接PC5通信を行う。
【0023】
ここで、第1端末11、第2端末12は端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と呼ばれてもよく、第1端末11、第2端末12は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、拡張現実(augmented reality,AR)/仮想現実(virtual reality,VR)装置、ロボット、ウェアラブル機器(Wearable Device)、車載装置(VUE)、歩行者端末(PUE)、スマートホーム(無線通信機能を有するホーム機器、例えば、冷蔵庫、テレビ、洗濯機又は家具等)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブル機器は、スマートウォッチ、スマートバンド、スマートイヤホン、スマートグラス、スマートアクセサリー(スマートブレスレット、スマート腕飾り、スマート指輪、スマートネックレス、スマートアンクレット、スマート足首飾り等)、スマートリストバンド、スマート衣類、ゲーム機等を含む。本出願の実施例では第1端末11、第2端末12の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。ネットワーク側機器13は基地局であってもよく、その中で、基地局は、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用発展型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野中の他のある適切な用語で称してもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、本出願に係る実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。
【0024】
以下、図面を参照しながら、いくつかの実施例及びそのユースケースによって本出願の実施例で提供される通信経路切替を詳細に説明する。
【0025】
本出願の実施例は、直接通信のシーンに用いることができる通信経路切替方法を提供し、直接通信をサポートする第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、これによって、第1端末と第2端末は、同一の経路切替指示情報に基づき、第1通信経路と第2通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングに対して一致した理解を持つようになり、直接通信と無線通信との間の同期した経路切替を実現することができ、第1端末と第2端末との間のサービスの連続性を保証し、サービスのサービス品質を向上させることができる。
【0026】
図2は本出願の実施例で提供される通信経路切替方法の模式的なフローチャート1であり、図2に示すように、当該方法は下記のステップ201を含む。
【0027】
ステップ201において、第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。
【0028】
選択可能に、本出願の実施例は直接通信のシーンに用いることができる。前記直接通信は、近距離通信サービス(Proximity-based Services,ProSe)、車車間・路車間通信(Vehicle-to-Everything,V2X)のうちの少なくとも一種を含んでも良いが、これらに限定されない。前記第1通信経路は直接PC5通信経路を含んでよく、前記第2通信経路は直接Uu通信経路を含んでよい。前記第1端末、前記第2端末は以上で挙げられた第1端末11、第2端末12のタイプを含んでも良いが、これらに限定されない。前記ネットワーク側機器は以上で挙げられたネットワーク側機器13のタイプを含んでも良いが、これに限定されない。
【0029】
選択可能に、前記目標経路切替情報は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。
【0030】
本出願の実施例で提供される通信経路切替方法において、第1端末が経路切替指示情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、これによって、第1端末と第2端末は、同一の経路切替指示情報に基づき、第1通信経路と第2通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングに対して一致した理解を持つようになり、直接通信と無線通信との間の同期した経路切替を実現することができ、第1端末と第2端末との間のサービスの連続性を保証し、サービスのサービス品質を向上させることができる。
【0031】
選択可能に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えるステップ、又は、現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えるステップ、を含む。
【0032】
前記第1通信経路が直接PC5通信経路であり、前記第2通信経路が直接Uu通信経路であることを例とすると、直接PC5通信経路と直接Uu通信経路の切替を実行するステップは、現在通信経路が直接PC5通信経路である場合に、直接PC5通信経路から直接Uu通信経路に切り替えるステップ、又は、現在通信経路が直接Uu通信経路である場合に、直接Uu通信経路から直接PC5通信経路に切り替えるステップ、を含む。
【0033】
選択可能に、前記目標経路切替情報には、前記トリガ条件に加えて、第1経路切替指示、第2経路切替指示、第3経路切替指示、第4経路切替指示、経路切替方向のうちの少なくとも一種を含んでもよい。
【0034】
第1経路切替指示は、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる。
【0035】
第2経路切替指示は、第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる。
【0036】
選択可能に、第2経路切替指示は、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いることができる。
【0037】
或いは、第2経路切替指示は、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いることができる。
【0038】
選択可能に、第1サービスタイプは、高優先度タイプ、緊急タイプ、公共安全タイプのうちの少なくとも一種を含んでよい。第1セッションタイプは、高優先度タイプ、緊急タイプ、公共安全タイプのうちの少なくとも一種を含んでよい。
【0039】
第3経路切替指示は、第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる。
【0040】
選択可能に、第3経路切替指示は、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いることができる。
【0041】
或いは、第3経路切替指示は、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いることができる。
【0042】
選択可能に、前記サービス識別子は、ProSe識別子(ID)、アプリケーション(Application)ID、Prose type、V2Xサービスタイプのうちの少なくとも一種を含んでよい。前記セッション識別子は、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit,PDU)セッション(session)IDを含んで良い。
【0043】
第4経路切替指示は、第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる。
【0044】
選択可能に、第4経路切替指示は、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いることができる。
【0045】
或いは、第4経路切替指示は、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いることができる。
【0046】
経路切替方向は、通信経路の切替方向を示すために用いられる。
【0047】
選択可能に、前記通信経路の切替方向は、直接PC5通信経路から直接Uu通信経路への切替、直接Uu通信経路から直接PC5通信経路への切替のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0048】
選択可能に、前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報、第5QoS閾値及び参照信号受信電力(Reference Signal Receiving Power,RSRP)閾値のうちの少なくとも1つの情報を含んでも良いが、これらに限定されない。
【0049】
1)前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である。
【0050】
選択可能に、前記第1QoS閾値に基づき、現在通信経路のQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさない場合に、前記現在通信経路における各サービス及び/又は各セッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガする。
【0051】
選択可能に、前記第1通信途絶情報に基づき、現在通信経路が途絶した場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガし、ここで、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する前記ステップは、
前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記現在通信経路における途絶に関連するサービス及びセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップとのうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
2)前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である。
【0053】
選択可能に、前記第2QoS閾値に基づき、現在通信経路における第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさない場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガし、ここで、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する前記ステップは、
前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップとのうちの少なくとも1つを含む。
【0054】
選択可能に、前記第2通信途絶情報に基づき、現在通信経路が途絶した場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガし、ここで、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する前記ステップは、
前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップとのうちの少なくとも1つを含む。
【0055】
3)前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である。
【0056】
選択可能に、前記第3QoS閾値に基づき、現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさない場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガし、ここで、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する前記ステップは、
前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップとのうちの少なくとも1つを含む。
【0057】
選択可能に、前記第3通信途絶情報に基づき、現在通信経路が途絶した場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガし、ここで、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する前記ステップは、
前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップとのうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
4)前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である。
【0059】
選択可能に、前記第4QoS閾値に基づき、現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさない場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガし、ここで、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する前記ステップは、
前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップとのうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
選択可能に、前記第4通信途絶情報に基づき、現在通信経路が途絶した場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をトリガし、ここで、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する前記ステップは、
前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップとのうちの少なくとも1つを含む。
【0061】
5)前記第5QoS閾値及びRSRP閾値であり、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である。
【0062】
選択可能に、前記第5QoS閾値及びRSRP閾値に基づき、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路のQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPが前記RSRP閾値より高くなった場合に、前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替の実行をトリガする。
【0063】
選択可能に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する実現方式は、以下の1)~5)のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0064】
1)前記目標経路切替情報に第1経路切替指示、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
【0065】
2)前記目標経路切替情報に第2経路切替指示、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、
或いは、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
【0066】
3)前記目標経路切替情報に第3経路切替指示、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、
或いは、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
【0067】
4)前記目標経路切替情報に第4経路切替指示、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、
或いは、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
【0068】
5)前記目標経路切替情報に第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、現在通信経路が途絶したか、又は現在通信経路が第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1端末が前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行する。
【0069】
選択可能に、前記QoSパラメータは、遅延、パケット誤り率、保証されたフロービットレート、最大フロービットレートのうちの少なくとも1つを含んでも良いが、これらに限定されない。
【0070】
選択可能に、第1端末は、まず、前記目標経路切替情報を取得し、次に目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する。具体的には、第1端末が前記目標経路切替情報を取得する実現方式は、予め設定しておくこと、プロトコルで予め規定しておくこと、ネットワーク側機器によって配置する(例えば、第1端末がネットワーク側機器から送信された目標経路切替情報を受信する)こと、第1端末と第2端末が協議することで目標経路切替情報を決定すること、他の端末が目標経路切替情報を送信することといった取得方式の少なくとも一種を含んでよい。以下において各取得方式について以下のように説明する。
【0071】
他の端末が目標経路切替情報を送信する前記方式は、前記第1端末が前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信することを含んで良い。
例えば、第2端末が直接PC5通信及び/又は直接Uu通信を経由して前記第1端末に前記目標経路切替情報を送信する。
或いは、第2端末が前記目標経路切替情報をディスカバリメッセージに含めて送信し、第1端末が前記ディスカバリメッセージを受信した後、第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を受け入れ、且つトリガ条件を受け入れると、前記トリガ条件を経路切替条件として決定し、目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する。
【0072】
選択可能に、第1端末と第2端末が協議することで目標経路切替情報を決定する前記実現方式は、第1端末によって開始される協議手順又は第2端末によって開始される協議手順を含んで良く、協議手順は第1通信経路の確立又は第1通信経路の更新の手順中で行ってよいことを説明すべきであり、前記第1通信経路はPC5通信リンクを含んでよい。
【0073】
第1端末によって開始される協議手順について以下のように説明する。
【0074】
1)第1端末は、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む第1経路切替情報を前記第2端末に送信する。選択可能に、前記第1経路切替情報は、第1経路切替指示、第2経路切替指示、第3経路切替指示、第4経路切替指示、経路切替方向、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報、第5QoS閾値及びRSRP閾値のうちの少なくとも1つを含む。
【0075】
2)第2端末が前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信した後、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を受け入れると、第2端末は、前記第1経路切替情報に基づいて、前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられることができる情報である前記目標経路切替情報を決定し、次に前記第1端末に前記目標経路切替情報を送信する。前記第1端末は前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信し、前記第1端末と前記第2端末は目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する。前記目標経路切替情報は第1経路切替情報のサブセットであってよいことを説明必要である。選択可能に、前記目標経路切替情報が第1経路切替情報の需要よりも高く要求するものであれば、第1端末は、第2端末から送信された目標経路切替情報を受信した後、目標経路切替情報のうち第2端末に受け入れられることができる情報を更新された目標経路切替情報として決定し、且つ第2端末に通知し、前記第1端末と前記第2端末は更新された目標経路切替情報に基づいて、第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する。
【0076】
或いは、第2端末が前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信した後、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を受け入れないか、又は第1経路切替情報を受け入れない場合に、前記第2端末は、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を受け入れないか、又は第1経路切替情報を受け入れないことを指示するための第1切替拒否情報を前記第1端末に送信し、前記第1端末は前記第2端末から送信された前記第1切替拒否情報を受信した後、第1通信経路と第2通信経路の切替を実行しない。
【0077】
協議手順に関わる各協議メッセージは独立したPC5シグナリングであってもよいし、既に存在するPC5シグナリングを用いて完成してもよいことを説明必要である。
【0078】
第2端末によって開始される協議手順について以下のように説明する。
【0079】
前記第2端末は、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む第2経路切替情報を前記第1端末に送信する。
【0080】
前記第1端末が前記第2端末から送信された第2経路切替情報を受信した後、前記第1端末は、前記第2経路切替情報に基づいて、前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報である前記目標経路切替情報を決定し、前記第2端末に前記目標経路切替情報を送信する。前記第2端末は前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信する。
【0081】
或いは、第1端末が前記第2端末から送信された第2経路切替情報を受信した後、前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を受け入れないか、又は第2経路切替情報を受け入れない場合に、前記第1端末は、前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を受け入れないか、又は第2経路切替情報を受け入れないことを指示するための第2切替拒否情報を前記第2端末に送信し、前記第2端末は前記第1端末から送信された前記第2切替拒否情報を受信した後、第1通信経路と第2通信経路の切替を実行しない。協議手順に関わる各協議メッセージは独立したPC5シグナリングであってもよいし、既に存在するPC5シグナリングを用いて完成してもよいことを説明必要である。
【0082】
選択可能に、第1端末が前記目標経路切替情報を取得した後、前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、下記の手順を実行する。
1)前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するための第1経路切替キャンセル情報を前記第2端末に送信する。
2)前記第2端末が前記第1端末から送信された第1経路切替キャンセル情報を受信し、前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づき、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しなく、前記第2端末が第1端末に第1経路切替キャンセル応答情報を送信する。
3)前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信する。
【0083】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む。
【0084】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む非アクティブ化原因値を含み、前記トリガ条件を非アクティブ化するように第2端末に指示するために用いられるトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するために用いられる経路切替終了情報を含む。
【0085】
選択可能に、第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化した後、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をキャンセルする。
【0086】
選択可能に、前記非アクティブ化原因値に前記輻輳制御情報を含む場合に、前記トリガ条件非アクティブ化情報に更にタイマーを含んでもよい。具体的には、前記第2端末が前記トリガ条件非アクティブ化情報を受信すると、前記タイマーを起動し、前記タイマーが目標時間長に達する前に、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しなく、前記タイマーが目標時間長に達した後、前記第2端末が前記トリガ条件を再度アクティブ化し、即ち、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
【0087】
選択可能に、前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信した後、前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記第1端末が前記目標経路切替情報を削除し、或いは、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第1端末が前記トリガ条件を非アクティブ化し、即ち、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をキャンセルする。
【0088】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第1端末が前記トリガ条件を非アクティブ化した後、前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を再開する場合に、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するための第1トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信する。前記第2端末が前記第1トリガ条件アクティブ化情報を受信すると、第1トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化する。選択可能に、前記第2端末が、前記第2端末が前記トリガ条件を既にアクティブ化したことを表す第2トリガ条件アクティブ化応答情報を前記第1端末に送信し、前記第1端末が前記第2トリガ条件アクティブ化応答情報を受信する。
【0089】
選択可能に、前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得した後、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するための第2トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信する。前記第2端末が前記第2トリガ条件アクティブ化情報を受信すると、第2トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化する。
【0090】
選択可能に、前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得した後、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するための第2トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信する。前記第2端末が前記第2トリガ条件アクティブ化情報を受信すると、第2トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化し、前記第2端末が、前記第2端末が前記トリガ条件を既にアクティブ化したことを表す第2トリガ条件アクティブ化応答情報を前記第1端末に送信する。前記第1端末が前記第2トリガ条件アクティブ化応答情報を受信すると、第2トリガ条件アクティブ化応答情報に基づいて、前記トリガ条件をアクティブ化する。
【0091】
選択可能に、第2端末が前記目標経路切替情報を取得した後、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、下記の手順を実行する。
1)前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するための第2経路切替キャンセル情報を前記第1端末に送信する。
2)前記第1端末が前記第2端末から送信された第2経路切替キャンセル情報を受信し、前記第1端末が前記第2経路切替キャンセル情報に基づいき、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しなく、前記第1端末が第2端末に第2経路切替キャンセル応答情報を送信する。
3)前記第2端末が前記第1端末から送信された第2経路切替キャンセル応答情報を受信する。
【0092】
図3は本出願の実施例で提供される通信経路切替方法の模式的なフローチャート2であり、図3に示すように、当該方法は下記のステップ301を含む。
【0093】
ステップ301において、第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。
【0094】
選択可能に、本出願の実施例は直接通信のシーンに用いることができる。前記直接通信はProSe、V2Xのうちの少なくとも一種を含んでも良いが、これらに限定されない。前記第1通信経路は直接PC5通信経路を含んでよく、前記第2通信経路は直接Uu通信経路を含んでよい。前記第1端末、前記第2端末は以上で挙げられた第1端末11、第2端末12のタイプを含んでも良いが、これらに限定されない。前記ネットワーク側機器は以上で挙げられたネットワーク側機器13のタイプを含んでも良いが、これらに限定されない。
【0095】
本出願の実施例で提供される通信経路切替方法において、第2端末が経路切替指示情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、これによって、第1端末と第2端末は、同一の経路切替指示情報に基づき、第1通信経路と第2通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングに対して一致した理解を持つようになり、直接通信と無線通信との間の同期した経路切替を実現することができ、第1端末と第2端末との間のサービスの連続性を保証し、サービスのサービス品質を向上させることができる。
【0096】
選択可能に、第2端末は、まず、前記目標経路切替情報を取得し、次に目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する。具体的には、第2端末が前記目標経路切替情報を取得する実現方式は、予め設定しておくこと、プロトコルで予め規定しておくこと、ネットワーク側機器によって配置する(例えば、第2端末がネットワーク側機器から送信された目標経路切替情報を受信する)こと、第1端末と第2端末が協議することで目標経路切替情報を決定すること、他の端末が目標経路切替情報を送信することといった取得方式の少なくとも一種を含んでよい。以下において各取得方式について以下のように説明する。
【0097】
他の端末が目標経路切替情報を送信する前記方式は、前記第2端末が前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信することを含んで良い。
例えば、第1端末が直接PC5通信及び/又は直接Uu通信を経由して前記第2端末に前記目標経路切替情報を送信する。
或いは、第1端末が前記目標経路切替情報をディスカバリメッセージに含めて送信し、第2端末が前記ディスカバリメッセージを受信した後、第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を受け入れ、且つトリガ条件を受け入れると、前記トリガ条件を経路切替条件として決定し、目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する。
【0098】
選択可能に、第1端末と第2端末が協議することで目標経路切替情報を決定する前記実現方式は、第1端末によって開始される協議手順又は第2端末によって開始される協議手順を含んで良く、協議手順は第1通信経路の確立又は第1通信経路の更新の手順中で行ってよいことを説明すべきであり、前記第1通信経路はPC5通信リンクを含んでよい。
【0099】
選択可能に、第1端末によって開始される協議手順について以下のように説明する。
【0100】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得する方式は、前記第2端末が、前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信することであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、前記第2端末が前記第1経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定することであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であることと、第2端末が前記第1端末に前記目標経路切替情報を送信することと、を含む。
【0101】
協議手順に関わる各協議メッセージは独立したPC5シグナリングであってもよいし、既に存在するPC5シグナリングを用いて完成してもよいことを説明必要である。
【0102】
選択可能に、第2端末によって開始される協議手順について以下のように説明する。
【0103】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得する方式は、前記第2端末が、第2経路切替情報を前記第1端末に送信することであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、前記第2端末が、前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信することであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であることと、を含む。
【0104】
説明必要なこととして、第1端末によって開始される協議手順及び第2端末によって開始される協議手順についての説明と解釈は以上を参照でき、同じ技術効果を達成できる点であり、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。協議手順に関わる各協議メッセージは独立したPC5シグナリングであってもよいし、既に存在するPC5シグナリングを用いて完成してもよいことを説明必要である。
【0105】
選択可能に、前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む。
【0106】
説明必要なこととして、目標経路切替情報に含まれる各種情報についての説明と解釈は以上を参照でき、且つ同じ技術効果を達成できる点であり、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0107】
選択可能に、前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及びRSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及びRSRP閾値とのうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0108】
トリガ条件に含まれる各種情報についての説明と解釈は以上を参照でき、同じ技術効果を達成できる点であり、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0109】
選択可能に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行する実現方式は、以下の1)~4)のうちの少なくとも1つを含んでよい。
1)前記目標経路切替情報に第1経路切替指示、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路のQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
2)前記目標経路切替情報に第2経路切替指示、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路における第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、
或いは、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路における第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
3)前記目標経路切替情報に第3経路切替指示、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路における第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、
或いは、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
4)前記目標経路切替情報に第4経路切替指示、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路における第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、
或いは、現在通信経路が途絶したり、現在通信経路における第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第2端末前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
【0110】
選択可能に、前記第2端末が、前記第1端末から送信された、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するための第1経路切替キャンセル情報を受信し、前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させなく、前記第2端末が前記第1端末に第1経路切替キャンセル応答情報を送信する。
【0111】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む。
【0112】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む。
【0113】
選択可能に、前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップは、前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、第2端末前記目標経路切替情報を削除するステップを含む。
【0114】
選択可能に、前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップは、前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化するステップを含む。
【0115】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化した後、前記第2端末が、前記第1端末から送信された、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するための第1トリガ条件アクティブ化情報を受信し、前記第2端末が第1トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化する。
【0116】
選択可能に、前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得した後、前記第2端末が、前記第1端末から送信された、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するための第2トリガ条件アクティブ化情報を受信し、前記第2端末が第2トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化する。
【0117】
選択可能に、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するための第2経路切替キャンセル情報を前記第1端末に送信し、前記第2端末が前記第1端末から送信された第2経路切替キャンセル応答情報を受信する。
【0118】
選択可能に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えるステップ、又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えるステップ、を含む。
【0119】
選択可能に、前記第1通信経路が直接PC5通信経路であり、前記第2通信経路が直接Uu通信経路であることを例とすると、第1端末が目標経路切替情報を取得した後、第1端末が目標経路切替情報に基づいて直接PC5通信経路と直接Uu通信経路の切替を実行し、ここで、前記第1端末の初期通信が直接PC5通信と直接Uu通信のうちの一種であり、切替後の通信が直接PC5通信と直接Uu通信のうち、初期通信と異なる通信である。
【0120】
選択可能に、前記第1通信経路が直接PC5通信経路であり、前記第2通信経路が直接Uu通信経路であることを例とし、図4は本出願の実施例で提供される第1端末によって開始される協議手順の模式的なシグナリングフローチャートであり、図4に示すように、当該方法は下記のステップ401、ステップ402、ステップ403及びステップ404を含む。
【0121】
ステップ401において、第1端末が、前記第1端末に受け入れられた前記直接PC5通信経路と前記直接Uu通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む第1経路切替情報を前記第2端末に送信する。
【0122】
選択可能に、前記第1経路切替情報は、第1経路切替指示、第2経路切替指示、第3経路切替指示、第4経路切替指示、経路切替方向、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報、第5QoS閾値及びRSRP閾値のうちの少なくとも1つを含む。
【0123】
ステップ402において、第2端末が前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信した後、前記第2端末が前記直接PC5通信経路と前記直接Uu通信経路の切替を受け入れると、第2端末が前記第1経路切替情報に基づいて前記目標経路切替情報を決定する。
【0124】
ステップ403において、第2端末が、前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられることができる情報である前記目標経路切替情報を前記第1端末に送信する。
【0125】
ステップ404において、前記第1端末が前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信し、前記第1端末と前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて、前記直接PC5通信経路と前記直接Uu通信経路の切替を実行する。
【0126】
選択可能に、前記第1通信経路が直接PC5通信経路であり、前記第2通信経路が直接Uu通信経路であることを例とし、図5は本出願の実施例で提供される第1端末によって開始される経路切替キャンセル手順の模式的なシグナリングフローチャートであり、図5に示すように、当該方法は下記のステップ501、ステップ502及びステップ503を含む。
【0127】
ステップ501において、第1端末が前記直接PC5通信経路と前記直接Uu通信経路の切替を実行できない場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するための第1経路切替キャンセル情報を第2端末に送信する。
【0128】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む。
【0129】
ステップ502において、前記第2端末が前記第1端末から送信された第1経路切替キャンセル情報を受信し、前記第2端末が第1経路切替キャンセル情報に基づいて、第1通信経路と第2通信経路の切替を実行させない。
【0130】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む非アクティブ化原因値を含み、前記トリガ条件を非アクティブ化するように第2端末に指示するために用いられるトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するために用いられる経路切替終了情報を含む。
【0131】
選択可能に、第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化した後、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をキャンセルする。
【0132】
選択可能に、前記非アクティブ化原因値に前記輻輳制御情報を含む場合に、前記トリガ条件非アクティブ化情報に更にタイマーを含んでもよい。具体的には、前記第2端末が前記トリガ条件非アクティブ化情報を受信すると、前記タイマーを起動し、前記タイマーが目標時間長に達する前に、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しなく、前記タイマーが目標時間長に達した後、前記第2端末が前記トリガ条件を再度アクティブ化し、即ち、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行する。
【0133】
ステップ503において、前記第2端末が第1端末に第1経路切替キャンセル応答情報を送信する。前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信する。
【0134】
選択可能に、前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信した後、前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記第1端末が前記目標経路切替情報を削除し、或いは、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第1端末が前記トリガ条件を非アクティブ化し、即ち、前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行をキャンセルする。
【0135】
本出願の実施例で提供される通信経路切替方法は実行主体が通信経路切替装置又は当該通信経路切替装置における通信経路切替方法を実行するための制御モジュールであってよいことを説明必要である。本出願の実施例では、通信経路切替装置が通信経路切替方法を実行することを例として本出願の実施例で提供される通信経路切替装置を説明する。
【0136】
図6は本出願の実施例で提供される通信経路切替装置の構成模式図1であり、図6に示すように、当該通信経路切替装置600は、第1端末に応用され、
目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するために用いられる第1切替モジュール601を備え、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。
【0137】
本出願の実施例で提供される通信経路切替装置によると、経路切替指示情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、これによって、第1端末と第2端末は、同一の経路切替指示情報に基づき、第1通信経路と第2通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングに対して一致した理解を持つようになり、直接通信と無線通信との間の同期した経路切替を実現することができ、第1端末と第2端末との間のサービスの連続性を保証し、サービスのサービス品質を向上させることができる。
【0138】
選択可能に、
前記目標経路切替情報を取得するために用いられる第1取得モジュールを更に備える。
【0139】
選択可能に、前記第1取得モジュールは、具体的には、
前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、又は、
前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、に用いられる。
【0140】
選択可能に、前記第1取得モジュールは、具体的には、第1経路切替情報を前記第2端末に送信することであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信することであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であることと、に用いられる。
【0141】
選択可能に、前記第1取得モジュールは、具体的には、前記第2端末から送信された第2経路切替情報を受信することであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、前記第2経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定することであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であることと、前記第2端末に前記目標経路切替情報を送信することと、に用いられる。
【0142】
選択可能に、前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む。
【0143】
選択可能に、前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0144】
選択可能に、
前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第1経路切替キャンセル情報を前記第2端末に送信するために用いられる第1送信モジュールであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられる第1送信モジュールと、
前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するために用いられる第1受信モジュールと、を更に備える。
【0145】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む。
【0146】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む。
【0147】
選択可能に、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記目標経路切替情報を削除するために用いられる削除モジュールを更に備える。
【0148】
選択可能に、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記トリガ条件を非アクティブ化するために用いられる非アクティブ化モジュールを更に備える。
【0149】
選択可能に、
前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を再開する場合に、第1トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するために用いられる第2送信モジュールを更に備え、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる。
【0150】
選択可能に、
第2トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するために用いられる第3送信モジュールを更に備え、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる。
【0151】
選択可能に、
前記第2端末から送信された第2経路切替キャンセル情報を受信するために用いられる第2受信モジュールであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられる第2受信モジュールと、
前記第2経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないために用いられる第1実行キャンセルモジュールと、
前記第2端末に第2経路切替キャンセル応答情報を送信するために用いられる第4送信モジュールと、を更に備える。
【0152】
選択可能に、第1切替モジュール601は、具体的には、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えること、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えること、に用いられる。
【0153】
選択可能に、第1切替モジュール601は、具体的には、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行することと、のうちの少なくとも1つに用いられる。
【0154】
本出願の実施例における通信経路切替装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、電子機器における素子、集積回路又はチップであってもよい。当該装置又は電子機器は携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は以上で挙げられた第1端末11のタイプを含んでも良いが、これらに限定されなく、非携帯型端末はサーバ、ネットワークアタッチドストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク端末等であってもよく、本出願の実施例で具体的に限定されない。
【0155】
図7は本出願の実施例で提供される通信経路切替装置の構成模式図2であり、図7に示すように、当該通信経路切替装置700は、第2端末に応用され、
目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するために用いられる第2切替モジュール701を備え、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。
【0156】
本出願の実施例で提供される通信経路切替装置によると、経路切替指示情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、これによって、第1端末と第2端末は、同一の経路切替指示情報に基づき、第1通信経路と第2通信経路との間の切替トリガ条件とタイミングに対して一致した理解を持つようになり、直接通信と無線通信との間の同期した経路切替を実現することができ、第1端末と第2端末との間のサービスの連続性を保証し、サービスのサービス品質を向上させることができる。
【0157】
選択可能に、
前記目標経路切替情報を取得するために用いられる第2取得モジュールを更に備える。
【0158】
選択可能に、第2取得モジュールは、具体的には、
前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、又は、
前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、に用いられる。
【0159】
選択可能に、第2取得モジュールは、具体的には、前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信することであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、前記第1経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定することであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であることと、前記第1端末に前記目標経路切替情報を送信することと、に用いられる。
【0160】
選択可能に、第2取得モジュールは、具体的には、第2経路切替情報を前記第1端末に送信することであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むことと、前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信することであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であることと、に用いられる。
【0161】
選択可能に、前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む。
【0162】
選択可能に、前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0163】
選択可能に、
前記第1端末から送信された第1経路切替キャンセル情報を受信するために用いられる第3受信モジュールであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられる第3受信モジュールと、
前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないために用いられる第2実行キャンセルモジュールと、
前記第1端末に第1経路切替キャンセル応答情報を送信するために用いられる第5送信モジュールと、を更に備える。
【0164】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む。
【0166】
選択可能に、第2実行キャンセルモジュールは、具体的には、前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記目標経路切替情報を削除するために用いられる。
【0167】
選択可能に、第2実行キャンセルモジュールは、具体的には、前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記トリガ条件を非アクティブ化するために用いられる。
【0168】
選択可能に、
前記第1端末から送信された第1トリガ条件アクティブ化情報を受信するために用いられる第4受信モジュールであって、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる第4受信モジュールと、
第1トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するために用いられる第1アクティブ化モジュールと、を更に備える。
【0169】
選択可能に、
前記第1端末から送信された第2トリガ条件アクティブ化情報を受信するために用いられる第5受信モジュールであって、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられる第5受信モジュールと、
第2トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するために用いられる第2アクティブ化モジュールと、を更に備える。
【0170】
選択可能に、
前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第2経路切替キャンセル情報を前記第1端末に送信するために用いられる第6送信モジュールであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられる第6送信モジュールと、
前記第1端末から送信された第2経路切替キャンセル応答情報を受信するために用いられる第6受信モジュールと、を更に備える。
【0171】
選択可能に、第2切替モジュール701は、具体的には、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えること、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えること、プに用いられる。
【0172】
選択可能に、第2切替モジュール701は、具体的には、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行することと、のうちの少なくとも1つに用いられる。
【0173】
本出願の実施例における通信経路切替装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、電子機器における素子、集積回路又はチップであってもよい。当該装置又は電子機器は携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は以上で挙げられた第2端末12のタイプを含んでも良いが、これらに限定されなく、非携帯型端末はサーバ、ネットワークアタッチドストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク端末等であってもよく、本出願の実施例で具体的に限定されない。
【0174】
本出願の実施例で提供される通信経路切替装置は図2図7の方法実施例で実現する各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成することができ、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0175】
図8は本出願の実施例で提供される第1端末の構成模式図1であり、図8に示すように、第1端末800は、プロセッサ801と、メモリ802と、メモリ802に記憶されて前記プロセッサ801で実行可能なプログラム又は命令とを備え、当該プログラム又は命令がプロセッサ801により実行されると、上記通信経路切替方法実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成でき、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0176】
本出願の実施例は、更に、プロセッサと通信インタフェースを備える第1端末を提供し、プロセッサは第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行することに用いられ、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。当該第1端末実施例は上記第1端末側方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施工程と実現形態はいずれも当該第1端末実施例に適用することができ、且つ同じ技術効果を達成できる。
【0177】
図9は本出願の実施例で提供される第1端末の構成模式図2であり、図9に示すように、第1端末900は、高周波ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インタフェースユニット908、メモリ909及びプロセッサ910等のうちの少なくとも一部の素子を含むが、これらに限定されない。
【0178】
第1端末900は各素子に給電する電源(例えば、電池)を更に含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ910に論理的に接続し、更に電源管理システムによって充放電の管理及び電力消費管理等の機能を実現できることが当業者に理解される。図9に示す第1端末の構成は第1端末を限定するためのものではなく、第1端末は、図面よりも多く又は少ない素子を含んでもよく、又は何らかの素子を組み合わせてもよく、又は異なる素子配置にしてもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0179】
本出願に係る実施例では、入力ユニット904は、ビデオ獲得モード又は画像獲得モードで画像獲得装置(例えば、カメラ)により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)9041と、マイクロホン9042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット906は表示パネル9061を含んでもよく、表示パネル9061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよい。ユーザ入力ユニット907はタッチパネル9071及び他の入力デバイス9072を含む。タッチパネル9071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル9071は、タッチ検出装置及びタッチ制御器という2つの部分を含んでもよい。他の入力デバイス9072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されなく、ここで詳細な説明を省略する。
【0180】
本願の実施例において、高周波ユニット901は、ネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ910で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット901は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0181】
メモリ909は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ909は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能な、プログラム又はコマンドを記憶する領域及びデータ記憶領域を主に含んでもよい。また、メモリ909は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリを含んでもよく、そのうち、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。
【0182】
プロセッサ910は1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ910に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理し、例えばベースバンドプロセッサであるモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ910に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0183】
ここで、プロセッサ910は、目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するために用いられ、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。
【0184】
本出願の実施例で提供される第1端末によると、経路切替指示情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行し、これによって、第1端末と第2端末は、同一の経路切替指示情報に基づき、直接通信と無線通信との間の経路切替を同期して実現し、これにより第1端末と第2端末との間のサービスの連続性を保証し、サービスのサービス品質を向上させることができる。
【0185】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、前記目標経路切替情報を取得するために用いられる。
【0186】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、又は、前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信すること、に用いられる。
【0187】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、
前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む第1経路切替情報を前記第2端末に送信するステップと、
前記第2端末から送信された、前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報である前記目標経路切替情報を受信するステップとに用いられる。
【0188】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、
前記第2端末から送信された、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む第2経路切替情報を受信するステップと、
前記第2経路切替情報に基づいて、前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報である前記目標経路切替情報を決定するステップと、
前記第2端末に前記目標経路切替情報を送信するステップとに用いられる。
【0189】
選択可能に、前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含む。
【0190】
選択可能に、前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0191】
選択可能に、高周波ユニット901は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するための第1経路切替キャンセル情報を前記第2端末に送信するステップと、前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するステップとに用いられる。
【0192】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含む。
【0193】
選択可能に、前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む。
【0194】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記目標経路切替情報を削除するために用いられる。
【0195】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記トリガ条件を非アクティブ化するために用いられる。
【0196】
選択可能に、高周波ユニット901は、更に、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を再開する場合に、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するための第1トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するために用いられる。
【0197】
選択可能に、高周波ユニット901は、更に、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するための第2トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するために用いられる。
【0198】
選択可能に、高周波ユニット901は、更に、前記第2端末から送信された、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するための第2経路切替キャンセル情報を受信するために用いられ、
プロセッサ910は、更に、前記第2経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないために用いられ、
高周波ユニット901は、更に、前記第2端末に第2経路切替キャンセル応答情報を送信するために用いられる。
【0199】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えること、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えること、に用いられる。
【0200】
選択可能に、プロセッサ910は、更に、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行することと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行することと、のうちの少なくとも1つに用いられる。
【0201】
図10は本出願の実施例で提供される第2端末の構成模式図であり、図10に示すように、第2端末1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、メモリ1002に記憶されて前記プロセッサ1001で実行可能なプログラム又は命令とを備え、当該プログラム又は命令がプロセッサ1001により実行されると、上記通信経路切替方法実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成でき、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0202】
本出願の実施例は、更に、プロセッサと通信インタフェースを備える第2端末を提供し、プロセッサは目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行することに用いられ、前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む。当該第2端末実施例は上記第2端末側方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施工程と実現形態はいずれも当該第2端末実施例に適用することができ、且つ同じ技術効果を達成できる。
【0203】
本出願の実施例は、更に、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体は、揮発性のものであってもよいし、不揮発性のものであってもよく、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、当該プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、上記通信経路切替方法実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成でき、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0204】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末中のプロセッサである。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0205】
本出願の実施例は、更に、プロセッサと通信インタフェースを備えるチップであって、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又は命令を実行して上記通信経路切替方法実施例の各工程を実現するためのものであり、且つ同じ技術効果を達成できるチップを提供し、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0206】
本出願の実施例に記載のチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0207】
本出願の実施例は、更に、非一時的な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラム/プログラム製品であって、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて上記通信経路切替方法実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成できるコンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、重複説明を回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0208】
説明すべきことは、本明細書において、用語の「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。なお、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法と装置の範囲は示されたり、検討された順序で機能を実行するように限定されることがなく、関わる機能に応じて基本的に同時な方式又は反対の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば、記述された順序と異なる順序で記述された方法を実行することができ、更に各種のステップの追加、省略又は組合せも可能である点である。なお、一部の例を参照して記述された特徴は他の例に組み合わせることができる。
【0209】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0210】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-03-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップを含み、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替方法。
【請求項2】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップ、
又は、
前記第1端末が、前記第2端末から送信された第2経路切替キャンセル情報を受信するステップであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられるステップと、
前記第1端末が前記第2経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップと、
前記第1端末が前記第2端末に第2経路切替キャンセル応答情報を送信するステップと、
又は、
前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第1経路切替キャンセル情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するステップと、
のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項3】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、又は、
前記第1端末が前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、
又は、
前記第1端末が第1経路切替情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第1端末が、前記第2端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であるステップと、
又は、
前記第1端末が、前記第2端末から送信された第2経路切替情報を受信するステップであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第1端末が前記第2経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であるステップと、
前記第1端末が前記第2端末に前記目標経路切替情報を送信するステップと、を含む、請求項2に記載の通信経路切替方法。
【請求項4】
前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含み、
前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項5】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む、請求項2に記載の通信経路切替方法。
【請求項6】
前記第1端末が前記第2端末から送信された第1経路切替キャンセル応答情報を受信するステップの後、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記第1端末が前記目標経路切替情報を削除するステップ、
又は、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第1端末が前記トリガ条件を非アクティブ化するステップを更に含み、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第1端末が前記トリガ条件を非アクティブ化する前記ステップの後、
前記第1端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を再開する場合に、第1トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップ、を更に含む、請求項5に記載の通信経路切替方法。
【請求項7】
前記第1端末が前記目標経路切替情報を取得するステップの後、
前記第1端末が、第2トリガ条件アクティブ化情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップ、を更に含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項8】
前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えるステップ、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えるステップ、を含む、請求項1に記載の通信経路切替方法。
【請求項9】
前記第1端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第1端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第1端末が前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載の通信経路切替方法。
【請求項10】
第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップを含み、
前記第1通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間の直接通信の通信経路であり、前記第2通信経路は前記第1端末と前記第2端末との間のネットワーク側機器を経由する無線通信の通信経路であり、前記目標経路切替情報は前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含む、通信経路切替方法。
【請求項11】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップ、
又は、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第1経路切替キャンセル情報を受信するステップであって、前記第1経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップと、
前記第2端末が前記第1端末に第1経路切替キャンセル応答情報を送信するステップと、
又は、
前記第2端末が前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行できない場合に、第2経路切替キャンセル情報を前記第1端末に送信するステップであって、前記第2経路切替キャンセル情報が、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行しないように前記第1端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が前記第1端末から送信された第2経路切替キャンセル応答情報を受信するステップと、
のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項10に記載の通信経路切替方法。
【請求項12】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第2端末が前記ネットワーク側機器から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、又は、
前記第2端末が前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップ、を含み、
又は、
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第1経路切替情報を受信するステップであって、前記第1経路切替情報が、前記第1端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第2端末が前記第1経路切替情報に基づいて、前記目標経路切替情報を決定するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第1経路切替情報のうち前記第2端末に受け入れられた情報であるステップと、
前記第2端末が前記第1端末に前記目標経路切替情報を送信するステップと、を含み、
又は、
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップは、
前記第2端末が、第2経路切替情報を前記第1端末に送信するステップであって、前記第2経路切替情報が、前記第2端末に受け入れられた前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替をトリガするためのトリガ条件を含むステップと、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された前記目標経路切替情報を受信するステップであって、前記目標経路切替情報が前記第2経路切替情報のうち前記第1端末に受け入れられた情報であるステップと、を含む、請求項11に記載の通信経路切替方法。
【請求項13】
前記目標経路切替情報は、
前記トリガ条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのサービス品質QoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第1経路切替指示と、
第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプを含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第2経路切替指示と、
第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第3経路切替指示と、
第1QoSフロー識別子を含み、前記トリガ条件を満たした場合に、前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、或いは前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するように指示するために用いられる第4経路切替指示と、
通信経路の切替方向を示すために用いられる経路切替方向と、
のうちの少なくとも1つの情報を更に含み、
前記トリガ条件は、
第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報であって、前記第1QoS閾値及び前記第1通信途絶情報が前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路に関連付けられ、前記第1QoS閾値が前記現在通信経路のQoSパラメータの閾値である、第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報と、
第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報であって、前記第2QoS閾値及び前記第2通信途絶情報が第1サービスタイプ及び/又は第1セッションタイプに関連付けられ、前記第2QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報と、
第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報であって、前記第3QoS閾値及び前記第3通信途絶情報が第1サービス識別子及び/又は第1セッション識別子に関連付けられ、前記第3QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータの閾値である、第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報と、
第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報であって、前記第4QoS閾値及び前記第4通信途絶情報が第1QoSフロー識別子に関連付けられ、前記第4QoS閾値が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータの閾値である、第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報と、
第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値であって、前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第5QoS閾値が前記第1通信経路のQoSパラメータの閾値であり、前記RSRP閾値が前記第2通信経路におけるRSRPの閾値である、第5QoS閾値及び参照信号受信電力RSRP閾値と、
のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項10に記載の通信経路切替方法。
【請求項14】
前記第1経路切替キャンセル情報は、
輻輳制御情報、移動性制限情報、セルラ信号カバレッジ範囲外といった原因値のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1経路切替キャンセル情報は、
前記トリガ条件を非アクティブ化するように前記第2端末に指示するためのトリガ条件非アクティブ化情報、
又は、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替の実行を終了するように前記第2端末に指示するための経路切替終了情報、を含む、請求項11に記載の通信経路切替方法。
【請求項15】
前記第2端末が前記第1経路切替キャンセル情報に基づいて、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行させないステップは、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記経路切替終了情報を含む場合に、前記第2端末が前記目標経路切替情報を削除するステップ、
又は、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化するステップを含み、
前記第1経路切替キャンセル情報に前記トリガ条件非アクティブ化情報を含む場合に、前記第2端末が前記トリガ条件を非アクティブ化する前記ステップの後、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第1トリガ条件アクティブ化情報を受信するステップであって、前記第1トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が第1トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するステップと、を更に含む、請求項14に記載の通信経路切替方法。
【請求項16】
前記第2端末が前記目標経路切替情報を取得するステップの後、
前記第2端末が、前記第1端末から送信された第2トリガ条件アクティブ化情報を受信するステップであって、前記第2トリガ条件アクティブ化情報が、前記トリガ条件をアクティブ化するように前記第2端末に指示するために用いられるステップと、
前記第2端末が第2トリガ条件アクティブ化情報に基づいて前記トリガ条件をアクティブ化するステップと、を更に含む、請求項11に記載の通信経路切替方法。
【請求項17】
前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記第1端末と前記第2端末との間の現在通信経路が前記第1通信経路である場合に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えるステップ、
又は、前記現在通信経路が前記第2通信経路である場合に、前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて、前記第2通信経路から前記第1通信経路に切り替えるステップ、を含む、請求項10に記載の通信経路切替方法。
【請求項18】
前記第2端末が目標経路切替情報に基づいて第1通信経路と第2通信経路の切替を実行するステップは、
前記目標経路切替情報に前記第1経路切替指示、前記第1QoS閾値及び/又は第1通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、現在通信経路が達成又は満足できるQoSパラメータが前記第1QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス、全てのセッション、全てのQoSフローのうちの少なくとも1つに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第2経路切替指示、前記第2QoS閾値及び/又は第2通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービスタイプに対応するサービス及び/又は第1セッションタイプに対応するセッションのQoSパラメータが前記第2QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第3経路切替指示、前記第3QoS閾値及び/又は第3通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる前記第1サービス識別子に対応するサービス及び/又は第1セッション識別子に対応するセッションのQoSパラメータが前記第3QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第4経路切替指示、前記第4QoS閾値及び/又は第4通信途絶情報を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における前記第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行し、或いは、前記現在通信経路が途絶したり、前記現在通信経路において達成又は満足できる第1QoSフロー識別子に対応するQoSフローのQoSパラメータが前記第4QoS閾値を満たさなくなったりした時に、前記第2端末が前記現在通信経路における全てのサービス及び/又は全てのセッションに対して、前記第1通信経路と前記第2通信経路の切替を実行するステップと、
前記目標経路切替情報に前記第5QoS閾値及びRSRP閾値を含む場合に、前記現在通信経路が途絶したか、又は前記現在通信経路が前記第1通信経路であり、前記第1通信経路において達成又は満足できるQoSパラメータが前記第5QoS閾値を満たさなくなると共に、前記第2通信経路におけるRSRPがRSRP閾値より高くなった時に、前記第2端末が前記第1通信経路から前記第2通信経路への切替を実行するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の通信経路切替方法。
【請求項19】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令とを備える第1端末であって、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項1~9のいずれか一項に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、第1端末。
【請求項20】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令とを備える第2端末であって、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項10~18のいずれか一項に記載の通信経路切替方法のステップを実現する、第2端末。
【国際調査報告】