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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-12
(54)【発明の名称】リソース選択方法、装置及び端末
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/25 20230101AFI20240905BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20240905BHJP
   H04W 72/02 20090101ALI20240905BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240905BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240905BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W52/02 110
H04W72/02
H04W92/18
H04W72/0446
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519121
(86)(22)【出願日】2022-11-16
(85)【翻訳文提出日】2024-03-27
(86)【国際出願番号】 CN2022132245
(87)【国際公開番号】W WO2023088301
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】202111387553.3
(32)【優先日】2021-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】322001587
【氏名又は名称】中信科智聯科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CICT Connected and Intelligent Technologies Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Office 505, 5th Floor, Building 2, No. 299, Scientific Research Avenue, Zengjia Town, High-tech Industrial Development Zone, Jiulongpo District, Chongqing, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】温 小然
(72)【発明者】
【氏名】趙 鋭
(72)【発明者】
【氏名】李 晨▲しん▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067AA43
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE25
5K067EE72
5K067JJ11
(57)【要約】
本開示はリソース選択方法、装置及び端末を開示し、該方法は送信機器に適用され、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするステップを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソース選択方法であって、送信機器に適用され、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするステップを含む
ことを特徴とするリソース選択方法。
【請求項2】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項3】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の少なくともM個の伝送リソースが受信機器のDRX活性化時間に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含み、
ここで、N≧M≧1であり、Nは確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の総伝送回数である
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項4】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器のDRX活性化時間に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項5】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項6】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項7】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が現在伝送される第1メディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項8】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項9】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項10】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項11】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項12】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項13】
前記した、第1処理を行うことの前に、前記リソース選択方法は、
前記送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて前記受信機器のDRX配置パラメータを配置することを更に含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項14】
前記送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて前記受信機器のDRX配置パラメータを配置することは、
前記時分割複信TDDスロット配置のスロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しいか又は第1閾値以上である場合、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を配置すること、
又は、
前記スロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しくないか又は前記第1閾値より小さい場合に、DRXの周期を前記スロット配置周期以上に設定すること、DRXの周期を第2閾値以上に設定すること、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を前記スロット配置周期以上に設定すること、及び、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を第3閾値以上に設定すること、のうちの1つを行うこと、を含む
ことを特徴とする請求項13に記載のリソース選択方法。
【請求項15】
前記した、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を配置することは、
DRX活性化時間に関連するタイマーの値を、少なくとも第1の値又は第2の値又は第1の値と第2の値の和以上に設定することを含み、
前記第1の値は各同期信号の送信周期内においてサイドリンク同期信号S-SS又は物理サイドリンクブロードキャストチャネルPSBCHを送信するためのスロットの数であり、前記第2の値はパケットの伝送を完成するために占用されるスロットの数である
ことを特徴とする請求項14に記載のリソース選択方法。
【請求項16】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
候補リソースプールのうちからランダムに1つのリソースプールを選択すること、及び、候補リソースプールのうちから、ロジカルスロットが最も多いリソースプールを選択すること、のうちの1つを含む
ことを特徴とする請求項5又は6に記載のリソース選択方法。
【請求項17】
端末であって、
トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なコンピュータプログラムを備え、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行するときに請求項1ないし16のいずれか一項に記載のリソース選択方法のステップを実現する
ことを特徴とする端末。
【請求項18】
リソース選択装置であって、送信機器に適用され、処理モジュールを備え、
前記処理モジュールは、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするように構成される
ことを特徴とするリソース選択装置。
【請求項19】
コンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムはプロセッサにより実行されるときに請求項1ないし16のいずれか一項に記載のリソース選択方法のステップを実現する
ことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本開示は、2021年11月22日に中国で出願された中国特許出願No.202111387553.3の優先権を主張し、そのすべての内容を引用により本開示に組み込む。
【0002】
本開示は通信技術分野に関し、特にはリソース選択方法、装置及び端末に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術によるUuインターフェース(UEと地上無線アクセスネットワークとの間のインターフェースである)の不連続受信(Discontinuous Reception,DRXと略称する)メカニズムにおいて、ユーザ機器(User Equipment,UE)は、DRX-On Duration(持続時間)中にすべてのサブフレームにおいて物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCHと略称する)をモニタリングし、DRX-off段階には省電力モードになってPDCCHサブフレームをモニタリングしない。しかしながら、サイドリンク(sidelink,SL)において、受信UEのリソースプールには同期信号のためのスロット、上り以外の伝送を行うためのスロット、予約スロットなどの、sidelink伝送に使用不可のリソースが含まれる可能性がある。これらのスロットの存在に起因してDRX活性化期間中に含まれる、sidelink伝送に使用可能な有効リソースが不足になると、送信UEは選択できるリソースがなくて、サービスをタイムリーで信頼性良く伝送することができない。そのため、リソースプール中の、実際にSL伝送に使用可能なリソースからの、UEのデータ受信に与える影響を考慮して、sidelinkにDRXメカニズムを導入する場合、省電力とともにサービスの高信頼性伝送を保証するためには、リソース選択メカニズム及びDRXメカニズムを強化する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示はリソース選択方法、装置及び端末を開示し、関連技術においてサイドリンクにDRXメカニズムが導入された場合にサービスがタイムリーで信頼性良く伝送されることができないリスクが存在する課題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本開示の実施例は送信機器に適用されるリソース選択方法を提供し、該方法は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするステップを含む。
【0006】
第2の態様によれば、本開示の実施例は端末を提供し、該端末はトランシーバ、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され且つプロセッサにおいて運転可能なコンピュータプログラムを備え、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行するときに第1の態様に記載のリソース選択方法のステップを実現する。
【0007】
第3の態様によれば、本開示の実施例は送信機器に適用されるリソース選択装置を提供し、該装置は処理モジュールを備え、処理モジュールは、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするように構成される。
【0008】
第4の態様によれば、本開示の実施例はコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータプログラムはプロセッサにより実行されるときに第1の態様に記載のリソース選択方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の以上の技術手段の有益な効果は以下の通りである。
【0010】
以上の手段においては、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにして、サービスがタイムリー且つ信頼性良く伝送されるように保証できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】DRXの基本原理を示す。
図2】本開示の実施例に係るリソース選択方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の一である。
図4】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の二である。
図5】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の三である。
図6】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の四である。
図7】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の五である。
図8】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の六である。
図9】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の七である。
図10】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の八である。
図11】本開示の実施例に係る、DRXとサイドリンク伝送のタイミング関係の模式図の九である。
図12】本開示の実施例に係るリソース選択装置のブロック図である。
図13】本開示の実施例に係る端末の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示が解決しようとする課題、技術案及び長所をより明確にするために、以下、図面及び具体的な実施例を参照しながら説明を行う。以下の説明において提供される具体的な配置や構成部品の特定の細部などは本開示の実施例への全面的な理解をサポートするためのものに過ぎない。よって、当業者であれば理解できるよう、ここで説明される実施例に対して様々な変化や変更を、本開示の範囲及び思想を逸脱せずに行うことができる。また、明確性及び簡潔性を図るために、既知の機能及び構造についての説明は省略される。
【0013】
なお、明細書全文において言及される「1つの実施例」又は「一実施例」は、実施例に関わる特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。そこで、明細書の所々に現れる「1つの実施例において」又は「一実施例において」は必ずしも同じ実施例を指すわけではない。また、これらの特定の構成、構造又は特性は任意の適切な形態で1つ又は複数の実施例に組み込まれることができる。
【0014】
本開示の各実施例において、以下の各工程の番号の大きさは実行順番の前後を意味せず、各工程の実行順番はそれらの機能及び内在的なロジックにより決められるべきであり、本開示の実施例の実施過程に対して如何な制限にもならないことを、理解すべきである。
また、本文における「システム」及び「ネットワーク」との用語は一般に交換して使用可能である。
【0015】
なお、本開示に係る実施例において、「Aに対応するB」は、BとAとが互いに関連しており、Aに基づいてBを確定可能であることを意味する。ただし、Aに基づいてBを確定することは、Aのみに基づいてBを確定することだけを意味するではなく、A及び/又は他の情報に基づいてBを確定してもよい。
【0016】
本開示の実施例において、アクセスネットワークは形式が制限されず、マクロ基地局(Macro Base Station)、ピコ基地局(Pico Base Station)、Node B(第3世代(3rd-Generation,3G)モバイル基地局の呼び方)、LTE基地局(eNB)、フェムト基地局(Femto eNB、Home eNode B、Home eNB又はHeNB)、中継局、アクセスポイント、RRU(Remote Radio Unit,リモートラジオユニット)、RRH(Remote Radio Head,リモートラジオヘッド)などを含むアクセスネットワークであってもよい。ユーザ端末は、モバイルフォン(又は携帯電話)、又は無線信号を送信又は受信することができる他の機器であってもよく、ユーザ機器、携帯情報端末(Personal Digital Assistant,PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信装置、手持ち装置、ラップトップ型コンピュータ、ワイヤレス電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop,WLL)ステーション、モバイル信号をWiFi信号に転換可能なCPE(Customer Premise Equipment,カスタマ端末)、或いはモバイルスマートホットスポット、スマート家電、或いは人間の操作なしで自発的にモバイル通信ネットワークと通信可能な他の機器、などを含む。
【0017】
以下、まずは本開示の実施例に係る技術案において関わる内容を紹介する。
ア.DRX
1、基本原理
DRXの基本原理は図1に示す通りである。その中、On duration(活性化期間)は端末UEが制御チャネルをモニタリングする時間帯を表し、その間に無線周波数チャネルがオープンして制御チャネルを継続的にモニタリングする。On duration以外の他の時間には、UEは制御チャネルをモニタリングしなくてもよく、それによって省電力を図る。On Durationはすべて周期的に現れ(Cycle)、詳しい周期は基地局の配置/プリセット配置/送信UEの配置により実現される。
【0018】
UuインターフェースのDRXメカニズムではデータサービスの到着モデル、すなわちデータパケットの到着は突発的である(一度データパケットが届いたら、短い間に継続的に多くのパケットが届くと理解されればよい)ことが考慮されている。このようなサービス到着の特徴に適応するために、Uu DRX過程には多種のタイマーが採用されており、加えてハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest,HARQ)過程と協働して、より優れた省電力性能を図る。
【0019】
2、DRXに関連するタイマーの紹介
現在、Uu DRXと類似するように、SL DRXにも多種のタイマーが採用されている。しかし、SL DRX関連のタイマーの詳しい定義はまだ検討中であり、以下では参考としてUu DRX関連のタイマーを記述する。
【0020】
1)drx-onDurationTimer(DRX持続時間タイマー):UEが周期的に制御チャネルをモニタリングする時間。
【0021】
2)drx-InactivityTimer(DRX非活動タイマー):DRXが配置された後、UEは、制御チャネルに対するモニタリングが許可される時間(Active Time)の間に、HARQ初期伝送された制御シグナリングを受信したら、該タイマーを起動し、該タイマーが満了するまでに、UEは継続的に制御チャネルをモニタリングする。もしdrx-InactivityTimerが満了する前にUEがHARQ初期伝送された制御シグナリングを受信できたら、drx-InactivityTimerを停止させてから再び動作させる。
【0022】
3)HARQ RTT Timer(HARQラウンドトリップ時間タイマー):drx-HARQ-RTT-TimerDL及びdrx-HARQ-RTT-TimerULを含み、UEが次回の再送が届くまで制御チャネルをモニタリングしないことを可能にして、より良い省電力効果を達成することが目的である。例えば下りの場合、UE関連プロセスのPUCCH伝送後の1つ目のシンボルが開始すると、該タイマーがスタートする。対応するHARQプロセス中のデータが前回のHARQ伝送後にデコード失敗した(UEが否定応答(Negative Acknowledgement,NACK)をフィードバック)場合、drx-HARQ-RTT-TimerDLが満了した後、UEはdrx-RetransmissionTimerDLを動作させる。対応するHARQプロセス中のデータが前回のHARQ伝送後にデコード成功した(UEが肯定応答(Acknowledgment,ACK)をフィードバック)場合、drx-HARQ-RTT-TimerDLタイマーが満了した後、UEはdrx-RetransmissionTimerDLを動作させない。現時点にdrx-HARQ-RTT-TimerDLのみが動作している場合、UEは制御チャネルをモニタリングしない。
【0023】
4)HARQ retransmission Timer:drx-RetransmissionTimerDL及びdrx-RetransmissionTimer ULを含む。例えば下りの場合、drx-RetransmissionTimerDLが動作している間、UEは制御シグナリングをモニタリングし、対応するHARQプロセスの再送スケジューリングを待つ。
【0024】
3、DRXにおけるActive time(活性化時間)の定義について
現在、SL DRXでは、drx-onDurationTimer、drx-RetransmissionTimer及びdrx-Inactivity Timerのうちのいずれかのタイマーが動作していると、UEはPSCCH及び2ndサイドリンク制御情報(Sidelink Control Information,SCI)をモニタリングすること、が既に確定された。UEがPSCCH及び2nd SCIをモニタリングする時間はActive Timeとも称される。
【0025】
LTEシステムにおいて、Uu DRXのActive TimeはDRX timerによる影響を受ける以外に、他の要素による影響も受ける。ただ、SL DRXにおいては現在、以上のタイマー以外の、SL DRX active timeを影響する要素がまだ確認されていない。
【0026】
LTE Rel-8 UEのActive Timeは以下の時間、すなわち
(1)DRX持続時間タイマー(drx-onDurationTimer)又はDRX非活動タイマー(drx-InactivityTimer)又はDRX下り再送タイマー(drx-RetransmissionTimerDL)又はDRX上り再送タイマー(drx-RetransmissionTimerUL)又は競合解決タイマー(ra-ContentionResolutionTimer)が動作する時間と、
(2) UEが上りスケジューリング要求( Scheduling Request)を送信してから基地局がPDCCH(Physical Downlink Control Channel,物理下り制御チャネル)を送信することを待つ時間と、
(3)非競合ランダムアクセスUEがランダムアクセス応答(Random Access Response,RARと略称)を受信してからC-RNTIによりスケジューリングされる物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCHと略称)を待つ時間と、を含む。
【0027】
イ.サイドリンクSLリソースプール
UEにおいては上位層により1つ又は複数のSLリソースプールが配置されることができる。SLリソースプールはPSSCHの伝送に利用されるか又はPSSCHの受信に利用されることができる。
【0028】
スロットインデックスは無線フレームのslot#0(スロット0)に関わり、サービングセルのシステムフレーム番号SFN0又はDFN0に対応する。時間領域におけるすべての物理スロット(無線フレームにより確定されたスロット)から以下の3種類のスロットを排除することによって該セットに属するロジカルslots(スロット)を得ることができる。
【0029】
【0030】
YとXはそれぞれ上位層パラメータsl-StartSymbolとsl-LengthSymbolsにより配置される。sl-StartSymbolの値は0,1,2,3,4,5,6,7を取ることができ、sl-LengthSymbolsの値は7,8,9,10,11,12,13,14を取ることができる。
【0031】
【0032】
【数1】
【0033】
UEは、上述した3種類のスロットが排除されて得られたロジカルスロット(すなわち、サイドリンク伝送に使用可能なスロット)から、1つのリソースプールに割り当てるslotsのセットを以下のステップに従って確定する。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
上述したμは変換パラメータであり、すなわち時間長さをスロット個数に変換するパラメータであり、リソースプールのサブキャリア間隔(Sub-Carrier Spacing,SCS)により一意に確定される。詳しくは以下の表1に示す通りである。
表1
【0038】
SLのリソースプールは周波数領域においてnumSubchannel個の連続するサブチャネルにより構成される。それぞれのサブチャネルはsubchannelsize個の連続する物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)により構成される。その中、numSubchannel及びsubchannelsizeは上位層により配置されたパラメータであり、numSubchannelの値は{1,…,27}から取ることができ、subchannelsizeの値は10,12,15,20,25,50,75,100から取ることができる。
【0039】
以下、本開示の実施例を説明する。
具体的に、本開示の実施例はリソース選択方法、装置及び端末を開示し、関連技術においてサービスがタイムリーで信頼性良く伝送されることが保証できない課題を解決する。
【0040】
<第1実施例>
図2に示すように、本開示の実施例は送信機器に適用されるリソース選択方法を開示し、具体的には以下のステップを含む。
【0041】
ステップ101:確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにする。
【0042】
ここで、受信機器は、
送信機器のユニキャストの目標ユーザ機器、前記送信機器と同一グループにあるユーザ機器、前記送信機器と所定の通信範囲内に位置するユーザ機器、ブロードキャスト通信モードにおいて送信機器により送信されるサービスを潜在的に受信可能なユーザ機器、及び、前記送信機器により送信されるサービスを受信する予定のユーザ機器、のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
該ステップにおいて、受信機器がサイドリンクDRX操作をイネーブルした場合、送信機器は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送がサイドリンク受信の時間内にあるか否かを判断することができ、さらに判断結果によってリソース再選択を行う。ここで、リソース再選択はある1回の伝送のリソース再選択又はある1つのリソースプールの再選択を含むことができる。
【0044】
なお、前記伝送は、物理層においてはデータブロック(transport block,TBと略称)に対応し、MAC層においてはMAC PDUであり、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol,PDCPと略称)層においてはPDCPサービスデータユニット(SDU,Service Data Unit)であり、応用層においてはデータパケットである。
【0045】
具体的に、第1処理を行うことは以下の4つの状況を含むことができる。
<状況1>
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、リソース再選択の送信をトリガーする。
【0046】
具体的に、該状況では、異なるサイドリンクグラントが対応する伝送によって、トリガーされるリソース再選択は以下の6種類の方式を含むことができる。
【0047】
第1種類において、前記伝送が、現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0048】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する現在伝送される第1のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0049】
例示的に、図3に示すように、送信機器(TX UE)は、現在伝送される第1のMAC PDUの伝送リソースが受信UEのDRX active time(活性化時間)内に入ることができないと判断した場合、例えば図3のon duration(活性化期間)内に入ることができないと判断した場合、送信機器はリソース再選択をトリガーして、再選択リソースが受信UEのDRX active time内に入るようにする。
【0050】
第2種類において、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択するようにトリガーする。
【0051】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する現在伝送される第1のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーする。
【0052】
例示的に、TX UEは、現在伝送される第1のMAC PDUの少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば、3回目の伝送がon duration内に入ることができないと判断した場合、第1のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行って、再選択リソースが受信UEのDRX active time内に入るようにする、と設定する。
【0053】
第3種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0054】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する、次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0055】
例示的に、図4に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば図4のon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはカウンタ(counter)の値を1になるようにリセットするとともに、次回MAC PDUが使用可能になるときにリソース再選択を行うように設定する。例えば、リソース維持確率Pの値を0と設定するか、又は乱数を取らずに直ちにリソース維持確率Pを1に対して比較する。このように、再選択リソースが受信UEのDRX active time内に入るようにする。
【0056】
第4種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択するようにトリガーする。
【0057】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する、次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定するとともに、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーする。
【0058】
例示的に、図6に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)の少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active timeに入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送が図6のon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはcounter値が1になるようにリセットするとともに、第2のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行って、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする、と設定する。
【0059】
第5種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0060】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する、次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0061】
例示的に、図4に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば図4のon durationに入ることができないと判断した場合、次回MAC PDUが使用可能になるときにリソース再選択を行って、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする、と設定する。
【0062】
第6種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択する。
【0063】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する、次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択を行う。
【0064】
例示的に、図6に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)の少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送が図6のon durationに入ることができないと判断した場合、第2のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行って、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする、と設定する。
【0065】
<状況2>
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の少なくともM個の伝送リソースが受信機器のDRX活性化時間に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーする。ここで、N≧M≧1であり、Nは確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の総伝送回数である。
【0066】
該状況において、確定されたサイドリンクグラントは複数のMAC PDUに対応し、その中、1つのMAC PDUは合計でN回の伝送を含み、すなわちN個の伝送リソースを含む。ここで、N個の伝送リソースのうちの少なくともM個の伝送リソースが受信機器のDRX活性化時間に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーする。なお、Mの値は予め設定されることができる。
【0067】
具体的に、該状況では、異なるサイドリンクグラントに対応する伝送によって、トリガーされるリソース再選択は以下の6種類を含むことができる。
【0068】
第1種類において、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0069】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する現在伝送される第1のMAC PDUの、少なくともM個の伝送リソースが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0070】
第2種類において、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択するようにトリガーする。
【0071】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する現在伝送される第1のMAC PDUの、少なくともM個の伝送リソースが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーする。
【0072】
第3種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0073】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUの、少なくともM個の伝送リソースが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定するとともに、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0074】
第4種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択するようにトリガーする。
【0075】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUの、少なくともM個の伝送リソースが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定するとともに、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーする。
【0076】
第5種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0077】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUの、少なくともM個の伝送リソースが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0078】
第6種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択する。
【0079】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUの、少なくともM個の伝送リソースが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対して再選択を行う。
【0080】
<状況3>
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器のDRX活性化時間に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、送信リソースの再選択をトリガーする。
【0081】
具体的に、該状況において、確定されたサイドリンクグラントに対応する異なる伝送によって、トリガーされるリソース再選択は以下の6種類を含むことができる。
【0082】
第1種類において、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0083】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する現在伝送される第1のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらず且つ第1のMAC PDUの優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0084】
例示的に、図3に示すように、送信機器(TX UE)は、現在伝送される第1のMAC PDUの伝送リソースが受信UEのDRX active time(活性化時間)内に入ることができないと判断した場合、例えば図3のon duration(活性化期間)に入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第1のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値(プリセットの優先レベル)より大きいか否かを判断する。判断結果がYESの場合、送信機器はリソース再選択をトリガーして、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは今回の伝送を諦める。
【0085】
第2種類において、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択するようにトリガーする。
【0086】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する現在伝送される第1のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらず且つ第1のMAC PDUの優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーする。
【0087】
例示的に、TX UEは、現在伝送される第1のMAC PDUの少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送がon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第1のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値(プリセットの優先レベル)より大きいか否かを判断する。判断結果がYESの場合、第1のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは今回の伝送を諦める。
【0088】
第3種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0089】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらず且つ第2のMAC PDUの優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定するとともに、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。
【0090】
例示的に、図4に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば図面に示されるon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値(プリセットの優先レベル)より大きいか否かを判断する。判断結果がYESの場合、送信UEはcounter値を1にリセットするとともに、次回MAC PDUが使用可能になるときにリソース再選択を行うように設定する。例えば、リソース維持確率Pの値を0と設定するか、又は乱数を取らずに直ちにリソース維持確率Pを1に対して比較する。このように、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは第2のMAC PDUの伝送を諦める。
【0091】
第4種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択するようにトリガーする。
【0092】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらず且つ第2のMAC PDUの優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定するとともに、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーする。
【0093】
例示的に、図6に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)の少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送が図面に示されるon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値より大きいか否かを判断する。判断結果がYESの場合、送信UEはcounter値を1にリセットするとともに、第2のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは、受信UEのDRX active timeに入っていない伝送を諦める。
【0094】
第5種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【0095】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらず且つ第2のMAC PDUの優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーする。そうではない場合、送信UEは第2のMAC PDUの伝送を諦める。
【0096】
例示的に、図4に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば図4のon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値より大きいか否かを判断する。判断結果がYESの場合、次回MAC PDUが使用可能になるときにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。
【0097】
第6種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択する。
【0098】
該方式において、確定されたサイドリンクグラントに対応する次に伝送される第2のMAC PDUが受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらず且つ第2のMAC PDUの優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択を行う。
【0099】
例示的に、図6に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)の少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送が図6のon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値より大きいか否かを判断する。判断結果がYESの場合、第2のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは第2のMAC PDUの伝送を諦める。
【0100】
<状況4>
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプールに当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーする。
【0101】
ここで、該状況において、伝送は、現在伝送される第1のMAC PDUのすべて又は一部の伝送回数、及び/又は、後で伝送される少なくとも1つの第2のMAC PDUのすべて又は一部の伝送回数、を含む。
【0102】
該状況において、確定されたサイドリンクグラントに対応する現在伝送される第1のMAC PDU、及び/又は、次に伝送される第2のMAC PDUが、送信機器により使用可能な送信リソースプールに当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーする。ここで、該状況におけるリソース再選択はリソースプールの再選択又はリソースプール中のリソースの再選択を含む。
【0103】
具体的に、1つの実施例において、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
候補リソースプールのうちからランダムに1つのリソースプールを選択すること、及び、
候補リソースプールのうちから、ロジカルスロットが最も多いリソースプールを選択すること、のうちの1つを含む。
【0104】
ここで、前記候補リソースプールはDRX活性化時間内においてロジカルスロットを有するリソースプールであり、前記ロジカルスロットはサイドリンク伝送に利用可能なスロットである。図7において、ULはTDD配置に基づいてSL伝送に利用可能なスロットを表す。bitmap値が1であることは、該スロットが該リソースプール内のロジカルスロットであることを表す。送信UEは、受信UEのon-durationにおいてリソースプール内のロジカルスロットを有するリソースプール(すなわちリソースプール1及びリソースプール2)を候補リソースプールとして設定する。
【0105】
例示的に、図8を参照すると、TX UEは、現在伝送される第1のMAC PDU、及び/又は、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が、送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらないと判断した場合、図8に示すように、TX UEはリソースプール1においてサービス伝送を行っていたが、次のMAC PDUが図面中のon duration内のリソースプールにおけるロジカルスロットに入ることができないため、送信UEはリソースプールの再選択をトリガーして、次のMAC PDUが再選択されるリソースプールの、リソースプール内のロジカルスロットに入るようにする。例えば、再選択されるリソースプールはリソースプール2である。
【0106】
ここで、送信機器により使用可能な送信リソースプールの定義については、サイドリンクグラントに対応する伝送がリソースプール内のロジカルスロットに当たることができれば、該リソースプールは使用可能な送信リソースプールである。
【0107】
<状況5>
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらず且つ該伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、送信リソースの再選択をトリガーする。
【0108】
ここで、送信機器により使用可能な送信リソースプールとは、サイドリンクグラントに対応する伝送がリソースプール内のロジカルスロットに当たることができれば、該リソースプールが使用可能な送信リソースプールである。
【0109】
該状況において、サイドリンクグラントに対応する伝送は、現在伝送される第1のMAC PDU、及び/又は、後で伝送される少なくとも1つの第2のMAC PDUの、すべて又は一部の伝送回数を含む。ここで、該状況におけるリソース再選択は、リソースプールの再選択又はリソースプール内のリソースの再選択を含む。
【0110】
具体的に、1つの実施例において、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
候補リソースプールからランダムに1つのリソースプールを選択すること、
候補リソースプールから、ロジカルスロットが最も多いリソースプールを選択すること、のうちの1つを含む。
【0111】
ここで、前記候補リソースプールはDRX活性化時間内においてロジカルスロットを有するリソースプールであり、前記ロジカルスロットはサイドリンク伝送に利用可能なスロットである。図7において、ULは、TDD配置に基づいて、SL伝送に利用可能なスロットを表す。bitmap値が1であることは、該スロットが該リソースプール内のロジカルスロットであることを表す。送信UEは、受信UEのon-durationにおいてリソースプール内のロジカルスロットを有するリソースプール(すなわちリソースプール1及びリソースプール2)を候補リソースプールとして設定する。
【0112】
<状況6>
なお、第2のMAC PDUが、DRX活性化期間に当たる選択可能なリソースを有しない場合、第2のMAC PDUの伝送は諦められる。
【0113】
例示的に、図5に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、選択的に、第2のMAC PDUが使用可能になる時刻(例えばn)から第2のMAC PDUの最遅送信時刻(例えばn+PDB)までの間にいずれか1つのon-durationも存在しないか、又はいずれのDRX active timeも存在しない場合、Tx UEは次の伝送を諦める。
【0114】
以下、DRXの配置について説明する。
1つの実施例において、第1処理を行う前に、前記方法は、
送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて、前記受信機器のDRX配置パラメータを配置するステップを更に含む。
【0115】
ここで、前記TDDスロット配置は物理サイドリンクブロードキャストチャネル(Physical sidelink broadcast channel,PSBCHと略称)のロードにより指示され、スロット配置モード、スロット配置周期、及び上り伝送に利用可能なスロットを含むことができる。その中、スロット配置周期は0.5、0.625、1、1.25、2、2.5、4、5、10msなどの値を取ることができる。DRX配置は1セット又は複数セットのDRX配置パラメータを含み、各セットのDRX配置パラメータは少なくとも、受信UEがsidelinkをモニタリングする時間帯(例えばdrx-onDurationTimerの動作機関)と、DRXの周期(drx-Cycle)とを含む。
【0116】
1つの実施例において、前記送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて前記受信機器のDRX配置パラメータを配置することは、以下の2つの方式のうちの1つを含む。
【0117】
<方式1>
前記時分割複信TDDスロット配置のスロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しいか又は第1閾値以上である場合、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を配置する。
【0118】
例示的に、DRX活性化時間に関連するタイマーは、DRX持続時間タイマー(drx-onDurationTimer)、DRX再伝送タイマー(drx-RetransmissionTimer)及びDRX非活動タイマー(drx-InactivityTimer)を含むことができる。
【0119】
該実施例において、スロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数がスロット配置周期に等しい場合、すなわちTDDスロット配置周期内のすべてのスロットもサイドリンクスロットである場合、送信UE或いはネットワーク側は、受信UEのためにDRX配置を配置するときにはTDD配置を考慮しなくてもよく、drx-cycle及び/又はdrx-onDurationTimerなどの、受信UEがactive timeにあるようにするタイマーの値を設定する。
【0120】
さらに、drx-onDurationTimerなどの、受信UEが活性化時間にあるようにするタイマーの活性化期間が、SL伝送に使用可能なスロットを十分含むことを保証するために、1つの実施例において、前記した、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を配置することは、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を、少なくとも第1の値又は第2の値又は第1の値と第2の値の和以上であるように配置することを含む。ここで、前記第1の値は、それぞれの同期信号送信周期(例えば160ms)内においてサイドリンク同期信号S-SS又は物理サイドリンクブロードキャストチャネルPSBCHを送信するためのスロットの数であり、前記第2の値はパケットの伝送を完了するために占用されるスロットの数である。
【0121】
<方式2>
前記スロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が、前記スロット配置周期に等しくないか、又は前記第1閾値より小さい場合、以下のうちの1つを配置する。
【0122】
配置1においては、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を、前記スロット配置周期以上に設定する。
【0123】
例示的に、図9に示すように、送信UE又はネットワーク側は、TDDスロット配置を考慮したうえ、drx-onDurationTimerなどの、受信UEがactive timeにあるようにするタイマーの値を設定する。具体的に、送信UE又はネットワーク側は、受信UEのためにDRX配置を配置するとき、TDDスロット配置を考慮する。図9に示すように、TDDスロット配置周期は10ms/20 physical slots(20個毎の物理スロットが10msである)であり、各周期内の、上り伝送に利用可能なスロットの数は4である。予め設定された閾値が5ms/10 physical slotsであると仮定すると、各周期内の、上り伝送に利用可能なスロットの数が該閾値より小さいため、DRX 活性化時間内に充分なサイドリンクスロット(SL slots)が存在するように確保するために、送信UEはdrx-onDurationTimerなどの、受信UEが活性化時間内にあるようにするタイマーの値をスロット配置周期以上に設定する。例えば、drx-onDurationTimerの値を10msと設定する。
【0124】
配置2においては、DRXの周期を第2閾値以上に設定する。
【0125】
ここで、第2閾値はTDDスロット周期より大きいか、TDDスロット周期より小さいか、又はTDDスロット周期に等しくてもよい。
【0126】
配置3においては、DRXの周期を前記スロット配置周期以上に設定する。
【0127】
例示的に、送信UE又はネットワーク側が受信UEのためにDRX配置を配置する場合、TDDスロット配置を考慮する。図10に示すように、TDDスロット配置周期は10ms/20 physical slots(20個ごとの物理スロットが10msである)であり、各周期内の、上り伝送に利用可能なスロットの数は4である。4はスロット配置周期より小さいため、1つのDRX周期内にSLスロットが存在することを確保するために、送信UEは、DRX周期(drx-cycle)の値をスロット配置周期以上に設定し、例えばdrx-cycleの値を10msと設定する。
【0128】
さらに、送信UE又はネットワーク側は、DRX開始オフセット(drx-startoffset)及び/又はDRXスロットオフセット(drx-slotoffset)を配置することによって、持続時間(on-Duration)がサイドリンクSLスロットにおいて始まるようにすることができ、drx-onDurationTimerなどの、受信UEが活性化時間内にあるようにするタイマーの値を設定することによって、DRX活性化時間ができる限りに多くのSL スロットを含み且つ非サイドリンクスロット(non-SL slots)をできる限りに含まないようにする。
【0129】
配置4においては、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を第3閾値以上に設定する。
ここで、第3閾値はTDDスロット周期より大きいか、TDDスロット周期より小さいか、又はTDDスロット周期に等しくてもよい。
【0130】
上述した実施例において、送信機器又はネットワーク側は、受信UEのDRX周期及び/又はDRX活性化時間関連のタイマーを配置するときに、サイドリンク伝送に利用不可能なスロットによる影響を考慮して、SL伝送に利用可能なリソースが受信機器のDRX活性化時間内に存在するように保証する。また、送信機器に、予約リソースが要求を満たさない場合にリソース再選択/リソースプール再選択又はカウンタ値リセットなどの操作を行わせることによって、送信機器により選択されるリソースが受信機器によりモニタリングできるように保証し、したがって受信機器は省電力ニーズを満足するとともにサービスを信頼性良く受信することができ、省電力を求めるサイドリンクデバイスの不連続受信動作にもっと適する。
【0131】
本開示はさらに、リソースの初期選択プロセスを提供する。以下、詳しく説明する。
【0132】
1つの実施例において、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、
送信機器が受信機器のDRX配置情報を取得するステップと、
受信機器のDRX配置情報に基づいてリソース選択を行うステップと、を更に含む。
【0133】
該実施例において、送信UEはリソース選択を行う前に受信UEのDRX配置情報を把握する必要がある。ここで、前記DRX配置は1セット又は複数セットのDRXパラメータであり、各セットのDRXパラメータは少なくとも、UEがPSCCH(物理層サイドリンク制御チャネル)及び2nd SCI(サイドリンク制御情報)をモニタリングする時間帯(例えばdrx-onDurationTimer動作期間)と、DRXの周期(drx-Cycle)とを含む。
【0134】
1つの実施例において、送信機器が受信機器のDRX配置情報を取得する手段は、送信機器がプリセット配置に基づいて取得したDRX配置と、送信機器が、受信したSIB(System Information Block,システム情報ブロック)から取得したDRX配置と、送信機器が専用RRCシグナリングから取得したDRX配置と、デフォルトのDRX配置と、送信機器が無線リソース制御(Radio Resource Control,RRCと略称)再配置シグナリング(RRC ReconfigurationSidelink)などの方式によって受信機器に伝送したDRX配置とのうちの1つ又は複数を含むが、これらに限られない。
【0135】
ここで、送信機器は、受信機器のDRX配置情報を把握した後、伝送待ちのパケットがある場合、受信機器のDRX配置に基づいて伝送待ちのパケットのためにリソース選択を行う。
【0136】
具体的に、受信機器のDRX配置情報に基づいてリソース選択を行うことは以下の3つの状況を含む。
<状況1>
1つの実施例において、MACエンティティが、単一のMAC PDUの伝送に対応する1つの確定されたサイドリンクグラントを構築しようとする場合、送信機器がリソース選択を行うときに、送信UEは、単一のMAC PDUの以前の少なくともM’回の伝送が受信UEのサイドリンク受信可能な時間内にあることを確定する。ここで、N’≧M’≧1であり、N’は該MAC PDUの総伝送回数である。
【0137】
具体的に、1つの実施例において、前記したサイドリンク受信可能な時間は、
送信UEが、受信UEのDRX配置、及び/又は受信UEの現在動作中の、DRX活性化時間に関連するタイマー、及び/又は受信UEの動作予定の、DRX活性化時間に関連するタイマーに基づいて確定した、受信UEのDRX活性化時間と、
送信UEにより使用可能な送信リソースプール内のロジカルスロットと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
<状況2>
1つの実施例において、MACエンティティが、複数のMAC PDUの伝送に対応する1つの確定されたサイドリンクグラントを構築しようとする場合、リソース選択を行うとき、送信UEは、少なくとも1つ目のMAC PDUの、以前の少なくともM”回の伝送が受信UEのサイドリンク受信可能な時間内にあることを確定する。ここで、N”≧M”≧1であり、N”は各MAC PDUの総伝送回数である。
【0139】
<状況3>
選択的に、図11に示すように、1つの実施例において、周期的予約されたMAC PDUの場合、送信UEはリソース選択を行うときにできる限りに、後で伝送されるMAC PDUの任意回数の伝送が受信UEのサイドリンク受信可能な時間内にあるようにする。
【0140】
該実施例において、周期的予約されたMAC PDUに対しては、最初にリソース選択を始めるときに、選択するリソースがDRXの活性化時間内にあるようにすることが最も好ましく、それが無理の場合には、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、本開示に係る第1処理を行うことによって、伝送が受信機器のサイドリンク受信可能な時間内にあるようにすることができる。
【0141】
ここで、前記した、サイドリンク受信可能な時間は、
送信UEが、受信UEのDRX配置、及び/又は受信UEの現在動作中の、DRX活性化時間に関連するタイマー、及び/又は受信UEの動作予定の、DRX活性化時間に関連するタイマーに基づいて確定した、受信UEのDRX活性化時間と、
送信UEにより使用可能な送信リソースプール内のロジカルスロットと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
<第2実施例>
図12に示すように、本開示の実施例は送信機器に適用されるリソース選択装置1200を提供し、該リソース選択装置1200は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするように構成される第1処理モジュール1201を備える。
【0143】
選択的に、第1処理モジュール1201は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第1処理サブモジュールを備える。
【0144】
選択的に、第1処理モジュール1201は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の少なくともM個の伝送リソースが受信機器のDRX活性化時間に当たらない場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第2処理サブモジュールを備える。
【0145】
ここで、N≧M≧1であり、Nは確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の総伝送回数である。
【0146】
選択的に、第1処理モジュール1201は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器のDRX活性化時間に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第3処理サブモジュールを備える。
【0147】
選択的に、第1処理モジュール1201は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらない場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第4処理サブモジュールを備える。
【0148】
選択的に、第1処理モジュール1201は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第5処理サブモジュールを備える。
【0149】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合に前記第1のMAC PDUの送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第6処理サブモジュールを備える。
【0150】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合に前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される第7処理サブモジュールを備える。
【0151】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第8処理サブモジュールを備える。
【0152】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される第9処理サブモジュールを備える。
【0153】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合に、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第10処理サブモジュールを備える。
【0154】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合に、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される第11処理サブモジュールを備える。
【0155】
選択的に、上述した装置1200は、前記送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて前記受信機器のDRX配置パラメータを配置するように構成される第2処理モジュールを更に備える。
【0156】
選択的に、第2処理モジュールは、第12処理サブモジュール又は第13処理サブモジュールを備える。
【0157】
第12処理サブモジュールは、前記時分割複信TDDスロット配置のスロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しいか又は第1閾値以上である場合に、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を設定するように構成される。
【0158】
第13処理サブモジュールは、前記スロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しくないか又は前記第1閾値より小さい場合に、DRXの周期を前記スロット配置周期以上に設定すること、DRXの周期を第2閾値以上に設定すること、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を前記スロット配置周期以上に設定すること、及び、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を第3閾値以上に設定すること、のうちの1つを行うように構成される。
【0159】
選択的に、第13処理サブモジュールは第1処理ユニットを備え、第1処理ユニットはDRX活性化時間に関連するタイマーの値を、少なくとも第1の値又は第2の値又は第1の値と第2の値の和以上に設定するように構成される。ここで、前記第1の値は各同期信号の送信周期内においてサイドリンク同期信号S-SS又は物理サイドリンクブロードキャストチャネルPSBCHを送信するためのスロットの数であり、前記第2の値はパケットの伝送を完成するために占用されるスロットの数である。
【0160】
選択的に、第4処理サブモジュール及び第5処理サブモジュールはさらに、
候補リソースプールのうちからランダムに1つのリソースプールを選択すること、及び、
候補リソースプールのうちから、ロジカルスロットが最も多いリソースプールを選択すること、のうちの1つを行うように構成される。
【0161】
本開示の第2実施例は上述した第1実施例に係る方法に対応しており、上述した第1実施例による実現手段はすべて該リソース選択装置の実施例に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することができる。
【0162】
<第3実施例>
上述した目的をよりうまく達成するために、図13に示すように、本開示の第3実施例は端末を更に提供する。
【0163】
該端末は、プロセッサ1300、及び、バスインターフェースを介して前記プロセッサ1300と接続するメモリ1320を備え、前記メモリ1320は前記プロセッサ1300が動作時に使用するプログラム及びデータを記憶するように構成され、プロセッサ1300は前記メモリ1320に記憶されているプログラム及びデータを呼び出して実行する。
【0164】
ここで、トランシーバ1310はバスインターフェースに接続し、プロセッサ1300により制御されてデータを受送信するように構成される。プロセッサ1300はメモリ1320中のプログラムを読み取るように構成される。
【0165】
具体的に、前記プロセッサ1300は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするように構成される。
【0166】
選択的に、プロセッサ1300は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される。
【0167】
選択的に、プロセッサ1300は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の少なくともM個の伝送リソースが受信機器のDRX活性化時間に当たらない場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される。
【0168】
ここで、N≧M≧1であり、Nは確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の総伝送回数である。
【0169】
選択的に、プロセッサ1300は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器のDRX活性化時間に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される。
【0170】
選択的に、プロセッサ1300は、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらない場合に送信リソースの再選択をトリガーするように構成される。
【0171】
選択的に、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合に送信リソースの再選択をトリガーする。
【0172】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合に前記第1のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【0173】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合に前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【0174】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【0175】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【0176】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合に、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【0177】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUである場合に、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【0178】
選択的に、プロセッサ1300は、前記送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて前記受信機器のDRX配置パラメータを配置するように構成される。
【0179】
選択的に、プロセッサ1300は、
前記時分割複信TDDスロット配置のスロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しいか又は第1閾値以上である場合に、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を設定するように構成されるか、又は、
前記スロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しくないか又は前記第1閾値より小さい場合に、DRXの周期を前記スロット配置周期以上に設定すること、DRXの周期を第2閾値以上に設定すること、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を前記スロット配置周期以上に設定すること、及び、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を第3閾値以上に設定すること、のうちの1つを行うように構成される。
【0180】
選択的に、プロセッサ1300は、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を、少なくとも第1の値又は第2の値又は第1の値と第2の値の和以上に設定するように構成される。ここで、前記第1の値は各同期信号の送信周期内においてサイドリンク同期信号S-SS又は物理サイドリンクブロードキャストチャネルPSBCHを送信するためのスロットの数であり、前記第2の値はパケットの伝送を完成するために占用されるスロットの数である。
【0181】
選択的に、プロセッサ1300は、候補リソースプールのうちからランダムに1つのリソースプールを選択すること、及び、候補リソースプールのうちから、ロジカルスロットが最も多いリソースプールを選択すること、のうちの1つを行うように構成される。
【0182】
ここで、図13において、バスアーキテクチャは互いに接続する任意の数のバス及びブリッジを備えることができ、具体的にはプロセッサ1300により代表される1つ又は複数のプロセッサと、メモリ1320により代表されるメモリの各種の電気回路とが接続されて形成される。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ及びパワーマネジメント回路などのような様々な他の電気回路を更に接続し込むことができる。これらは本分野で周知されているため、本明細書ではこれ以上詳しく説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。トランシーバー1310は複数の素子であってもよく、すなわち送信機及び受信機を備えて、伝送媒体において様々な他の装置と通信するユニットを提供する。異なる端末によって、ユーザインターフェース1330は必要なデバイスに外部又は内部で接続するためのインターフェースであってもよく、接続されるデバイスはキーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むがこれらに限られない。プロセッサ1300はバスアーキテクチャの管理及び一般的な処理を担当し、メモリ1320は、プロセッサ1300が動作を行うときに使用するデータを記憶することができる。
【0183】
本開示に係る端末は、受信UEのDRX周期及び/又はDRX活性化時間関連のタイマーを配置するときに、サイドリンク伝送に利用不可能なスロットによる影響を考慮して、SL伝送に利用可能なリソースが受信機器のDRX活性化時間内に存在するように保証する。また、送信機器に、予約リソースが要求を満たさない場合にリソース再選択/リソースプール再選択又はカウンタ値リセットなどの操作を行わせることによって、送信機器により選択されるリソースが受信機器によりモニタリングできるように保証し、したがって受信機器は省電力ニーズを満足するとともにサービスを信頼性良く受信することができ、省電力を求めるサイドリンクデバイスの不連続受信動作に更に適する。
【0184】
当業者であれば理解できる通り、上述した実施例のすべて又は一部のステップはハードウェアにより遂行されてもよく、コンピュータプログラムが関連ハードウェアを指示することによって遂行されてもよい。前記コンピュータプログラムは上述した方法のすべて又は一部のステップを実行するための命令を含み、且つ該コンピュータプログラムは1つの読取可能な記憶媒体に記憶されることができ、記憶媒体は任意の形の記憶媒体であってもよい。
【0185】
また、本開示の具体的な実施例はコンピュータ読取可能な記憶媒体を更に提供する。該記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサにより実行されるとき、上述した第1実施例に係る方法のステップを実現し、且つ同じ技術的効果を達成できる。重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0186】
なお、本開示に係る装置及び方法において、明らかに、各部品又は各ステップは分解及び/又は再組合せされることが可能である。このような分解及び/又は再組合せは本開示の同等な形態として見なされるべきである。また、上述した一連の処理のステップを実行する際、説明された順に従って自然的に時間順で実行することができるが、必ずしも時間順で実行する必要もなく、一部のステップは同時に実行されるか又は互いに独立で実行されることができる。当業者であれば理解できる通り、本開示に係る方法及び装置の全部又はいずれかのステップ又は部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)又は計算装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせの形で実現可能である。これは、当業者が本開示の説明を読んだうえ、彼らの基本的なプログラミング能力を発揮することで実現することができる。
【0187】
そこで、本開示の目的は、任意の計算装置において1つのプログラム又は1セットのプログラムを運転することによって実現することができる。前記計算装置は周知の汎用装置であってもよい。よって、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラム製品を提供することのみによって実現することができる。つまり、このようなプログラム製品も本開示を構成し、且つこのようなプログラム製品を記憶している記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は任意の周知の記憶媒体又は将来開発される任意の記憶媒体であってもよい。なお、本開示に係る装置及び方法においては、明らかに、各部品又は各ステップは分解及び/又は再組合せされることができる。これらの分解及び/又は再組合せは本開示の同等な形態として見なされるべきである。また、上述した一連の処理のステップを実行する際、説明された順に従って自然的に時間順で実行することができるが、必ずしも時間順で実行する必要もなく、一部のステップは同時に実行されるか又は互いに独立で実行されることができる。
【0188】
以上の記載は本開示の好ましい実施形態に過ぎず、当業者であれば、本開示に記載の原理を逸脱せずに様々な改善や付加を実現することが可能であろうが、これらの改善や付加も本開示の保護範囲に属するべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-03-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソース選択方法であって、送信機器に適用され、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするステップを含む
ことを特徴とするリソース選択方法。
【請求項2】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器の不連続受信DRX活性化時間に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項3】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の少なくともM個の伝送リソースが受信機器のDRX活性化時間に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含み、
ここで、N≧M≧1であり、Nは確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送の総伝送回数である
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項4】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が受信機器のDRX活性化時間に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項5】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらない場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項6】
前記した、第1処理を行うことは、
確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送が送信機器により使用可能な送信リソースプール内に当たらず且つ前記伝送の優先レベルがプリセットの優先レベル以上である場合、送信リソースの再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項7】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が現在伝送される第1メディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項8】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が現在伝送される第1のMAC PDUに対応する場合、前記第1のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項9】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項10】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、サイドリンクリソース再選択カウンタの値を1と設定し、前記第2のMAC PDUの送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項11】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項12】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のリソース選択方法。
【請求項13】
前記した、第1処理を行うことの前に、前記リソース選択方法は、
前記送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて前記受信機器のDRX配置パラメータを配置することを更に含む
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項14】
前記送信機器が時分割複信TDDスロット配置に基づいて前記受信機器のDRX配置パラメータを配置することは、
前記時分割複信TDDスロット配置のスロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しいか又は第1閾値以上である場合、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を配置すること、
又は、
前記スロット配置周期内において上り伝送に利用可能なスロットの数が前記スロット配置周期に等しくないか又は前記第1閾値より小さい場合に、DRXの周期を前記スロット配置周期以上に設定すること、DRXの周期を第2閾値以上に設定すること、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を前記スロット配置周期以上に設定すること、及び、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を第3閾値以上に設定すること、のうちの1つを行うこと、を含む
ことを特徴とする請求項13に記載のリソース選択方法。
【請求項15】
前記した、DRX活性化時間に関連するタイマーの値を配置することは、
DRX活性化時間に関連するタイマーの値を、少なくとも第1の値又は第2の値又は第1の値と第2の値の和以上に設定することを含み、
前記第1の値は各同期信号の送信周期内においてサイドリンク同期信号S-SS又は物理サイドリンクブロードキャストチャネルPSBCHを送信するためのスロットの数であり、前記第2の値はパケットの伝送を完成するために占用されるスロットの数である
ことを特徴とする請求項14に記載のリソース選択方法。
【請求項16】
前記した、送信リソースの再選択をトリガーすることは、
候補リソースプールのうちからランダムに1つのリソースプールを選択すること、及び、候補リソースプールのうちから、ロジカルスロットが最も多いリソースプールを選択すること、のうちの1つを含む
ことを特徴とする請求項5又は6に記載のリソース選択方法。
【請求項17】
端末であって、
トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて運転可能なコンピュータプログラムを備え、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行するときに請求項1ないしのいずれか一項に記載のリソース選択方法のステップを実現する
ことを特徴とする端末。
【請求項18】
リソース選択装置であって、送信機器に適用され、処理モジュールを備え、
前記処理モジュールは、確定されたサイドリンクグラントに対応する伝送を行う前に、第1処理を行うことによって、前記伝送が受信機器の、サイドリンク受信可能な時間内に行われるようにするように構成される
ことを特徴とするリソース選択装置。
【請求項19】
コンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムはプロセッサにより実行されるときに請求項1ないしのいずれか一項に記載のリソース選択方法のステップを実現する
ことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
上述したμは変換パラメータであり、すなわち時間長さをスロット個数に変換するパラメータであり、リソースプールのサブキャリア間隔(Sub-Carrier Spacing,SCS)により一意に確定される。詳しくは以下の表1に示す通りである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
なお、前記伝送は、物理層においては伝送ブロック(transport block,TBと略称)に対応し、MAC層においてはMAC PDUであり、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol,PDCPと略称)層においてはPDCPサービスデータユニット(SDU,Service Data Unit)であり、応用層においてはデータパケットである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
第5種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
第6種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】
第5種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0078】
第6種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】
例示的に、図3に示すように、送信機器(TX UE)は、現在伝送される第1のMAC PDUの伝送リソースが受信UEのDRX active time(活性化時間)内に入ることができないと判断した場合、例えば図3のon duration(活性化期間)に入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第1のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値(プリセットの優先レベル)以上であるか否かを判断する。判断結果がYESの場合、送信機器はリソース再選択をトリガーして、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは今回の伝送を諦める。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0087】
例示的に、TX UEは、現在伝送される第1のMAC PDUの少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送がon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第1のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値(プリセットの優先レベル)以上であるか否かを判断する。判断結果がYESの場合、第1のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは今回の伝送を諦める。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
例示的に、図4に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば図面に示されるon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値(プリセットの優先レベル)以上であるか否かを判断する。判断結果がYESの場合、送信UEはcounter値を1にリセットするとともに、次回MAC PDUが使用可能になるときにリソース再選択を行うように設定する。例えば、リソース維持確率Pの値を0と設定するか、又は乱数を取らずに直ちにリソース維持確率Pを1に対して比較する。このように、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは第2のMAC PDUの伝送を諦める。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0093】
例示的に、図6に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)の少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送が図面に示されるon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値以上であるか否かを判断する。判断結果がYESの場合、送信UEはcounter値を1にリセットするとともに、第2のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは、受信UEのDRX active timeに入っていない伝送を諦める。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0094】
第5種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに、前記第2のMAC PDUの送信リソースを再選択するようにトリガーする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0096】
例示的に、図4に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば図4のon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値以上であるか否かを判断する。判断結果がYESの場合、次回MAC PDUが使用可能になるときにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0097】
第6種類において、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースを再選択する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
例示的に、図6に示すように、TX UEは、周期的予約リソースによって伝送される予定の次のMAC PDU(第2のMAC PDU)の少なくとも1回の伝送が受信UEのDRX active time内に入ることができないと判断した場合、例えば3回目の伝送が図6のon durationに入ることができないと判断した場合、送信UEはさらに、第2のMAC PDUの優先レベルが予め設定された閾値以上であるか否かを判断する。判断結果がYESの場合、第2のMAC PDUが使用可能になるときに3回目の伝送のためにリソース再選択を行うように設定して、再選択リソースが受信UEのDRX active timeに入るようにする。判断結果がNOの場合、送信UEは第2のMAC PDUの伝送を諦める。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0153
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0153】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースの再選択をトリガーするように構成される第10処理サブモジュールを備える。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0154
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0154】
選択的に、第1処理モジュール1201は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される第11処理サブモジュールを備える。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0176
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0176】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、前記第2のMAC PDUが使用可能になるときに前記第2のMAC PDUの送信リソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0177
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0177】
選択的に、プロセッサ1300は、前記伝送が次に伝送される第2のMAC PDUに対応する場合に、前記第2のMAC PDUに対応する送信リソースのうちの、DRX活性化時間に当たらないリソースに対する再選択をトリガーするように構成される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正の内容】
図7
【国際調査報告】