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特表2024-533969複数のプラットフォームを横断して操作履歴を追跡するNFTを使用したゲーム内資産のトラッキング
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】複数のプラットフォームを横断して操作履歴を追跡するNFTを使用したゲーム内資産のトラッキング
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240910BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240910BHJP
【FI】
G06Q50/10
A63F13/79
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506722
(86)(22)【出願日】2022-08-03
(85)【翻訳文提出日】2024-02-02
(86)【国際出願番号】 US2022074461
(87)【国際公開番号】W WO2023015202
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】17/393,052
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.XBOX
(71)【出願人】
【識別番号】310021766
【氏名又は名称】株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】ベネデット、ウォーレン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、イーウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ハイアット、ダニエル スティーヴン
(72)【発明者】
【氏名】デニソン、チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】サンタンジェロ、ジョシュア
(72)【発明者】
【氏名】トムチェク、マシュー
(72)【発明者】
【氏名】ウェッブ、ジョナサン
(72)【発明者】
【氏名】ロトラー、ベンジャミン アンドリュー
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC18
(57)【要約】
【解決手段】所有権の「ストーリーを伝える」、またはコンピュータゲーム関連のNFT(200)の「クール」な特徴を簡略化して強調するための、NFTブロックチェーンデータ(202)のデータ処理/GUI(400)。機械学習(ML)は、複雑なデータを、人々が理解する必要があるもの、あるいは理解したいものにまで要約する(602)ために使用してもよい。GUIに提示される所有権のタイムライン(800)は、対話型とすることができる。NFTにカプセル化するメタデータのタイプについて説明する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一過性の信号ではなく、
少なくとも1つのコンピュータシミュレーションに関連する少なくとも1つのデジタル資産を表す少なくとも1つの非代替性トークン(NFT)を、少なくとも第1の機械学習(ML)モデルに入力し、
前記NFTの存続期間の特徴を示す前記NFTからの情報を前記MLモデルから受信し、
少なくとも1つのコンピュータディスプレイに前記情報を提示する、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含む少なくとも1つのコンピュータ媒体を備える、システム。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記命令は、前記NFTの存続期間の特徴を示す前記NFTからの情報であって、前記NFTに関連付けられたメタデータのすべてではない一部から導出された情報を前記MLモデルから受信するように実行可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記命令は、少なくとも1つのコンピュータディスプレイ上に、前記NFTからの前記情報であって、前記NFTの少なくとも一部の所有者のリストを提示する少なくとも1つのユーザーインターフェース(UI)を含む情報を提示するように実行可能である、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
前記UIはそれぞれの所有者が前記NFTを所有していたそれぞれの期間を示す、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記UIは前記それぞれの所有者による前記NFTの取得に関連付けられたそれぞれのゲームおよび/またはゲームシーンを提示する、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記UIは、前記NFTの取得に関連付けられたゲームにおけるそれぞれのイベントを提示する、請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記命令は、前記UIからの選択に呼応して、前記選択に関連する前記情報の要素を表面化する二次UIを提示するように実行可能である、請求項3に記載のシステム。
【請求項9】
前記命令は、
少なくとも1つのコンピュータディスプレイ上に前記NFTからの情報であって、各々が前記NFTの重要なイベントを表すスパイクを含むタイムラインを提示する少なくとも1つのユーザーインターフェース(UI)を含む情報を提示するように実行可能である、請求項1記載のシステム。
【請求項10】
前記命令は、前記タイムライン内の第1のスパイクの選択を受信し、選択に呼応して、前記第1のスパイクに関連付けられた情報を提示する第2のUIを提示するように実行可能である、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
コンピュータシミュレーション資産に関連付けられた非代替性トークン(NFT)のメタデータおよびその中のグラウンドトゥルースの興味深い要素を含むデータの少なくとも1つのトレーニングセットを少なくとも1つの機械学習(ML)モデルに入力することと、
前記トレーニングセットを使って前記MLモデルを訓練することと、
学習後、メタデータを含む少なくとも1つのNFTを前記MLモデルに入力することと、
ユーザーが前記NFTの存続期間における重要なイベントを聞いたり、視覚化したり、感じたりすることができるように、前記MLモデルによって出力されたメタデータを提示することと、を含む方法。
【請求項12】
前記グラウンドトゥルースの興味深い要素が、前記NFTの少なくとも1人の所有者の名前、少なくとも1つのコンピュータゲームの名前、および前記コンピュータゲームにおける活動を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記メタデータは、前記NFTの少なくとも数人の所有者のリストを提示する少なくとも1つのユーザーインターフェース(UI)に提示される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記UIはそれぞれの所有者が前記NFTを所有していたそれぞれの期間を示す、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記UIはそれぞれの所有者による前記NFTの取得に関連付けられたそれぞれのゲームおよび/またはゲームシーンを提示する、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記UIは前記NFTの取得に関連付けられたゲームにおけるそれぞれのイベントを提示する、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記UIからの選択に呼応して、前記選択に関連する情報の要素を表面化する二次UIを提示することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも1つのコンピュータディスプレイ上に、各々がNFTの重要なイベントを表すスパイクを含むタイムラインを提示する少なくとも1つのユーザーインターフェース(UI)に前記メタデータを提示することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記タイムラインの第1のスパイクの選択を受信することと、
前記選択に呼応して、前記第1のスパイクに関連付けられた情報を提示する二次UIを提示することと、を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
少なくとも1つのディスプレイと、
前記ディスプレイ上に、コンピュータゲームにおける少なくとも1つのデジタル資産を表すように導出された少なくとも1つの非代替性トークン(NFT)に関連付けられた情報を提示する命令でプログラムされた少なくとも1つのプロセッサと、を備えるアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、概ね、複数のプラットフォームを横断して操作履歴(インプレッション(impression))を追跡するNFTを使用したゲーム内資産のトラッキングに関する。
【背景技術】
【0002】
非代替性トークン(NFT)は、デジタル世界版の物理的な収集品であり、アートワークがこれにあたるが、これに限定されるものではない。NFTはブロックチェーン上のデジタルファイルであり、NFTの所有権証明を偽造することは、ブロックチェーン技術の使用によりほぼ不可能であるが、販売レシートが物理的な絵画の所有権を証明するのと同じように、基礎となるデジタル資産の所有者を証明するものである。版画や絵画のように、NFTの所有権には必ずしも原作の著作権が含まれるわけではなく、その著作権は創作者が保持することができる。デジタル資産は誰でも閲覧できるが、資産の所有権を売却できるのはNFTで特定された人物だけであり、その所有権はブロックチェーンに記録される。このように、デジタル資産はNFT取引を通じて物理的な収集品のように売買できる。
【発明の概要】
【0003】
本明細書で理解されるように、一部の用途、例えば、コンピュータゲームなどのコンピュータシミュレーションで、プレーヤーや観客は、きれいで直感的な表現で、誰が過去にそのゲームに関連するNFTを所持していたかについて、興味深く感じるかもしれない。このようなNFTは、ゲーマーや観客の操作履歴を追跡しやすくする。
【0004】
したがって、システムは、一過性の信号ではなく、少なくとも1つのコンピュータシミュレーションに関連する少なくとも1つのデジタル資産を表す少なくとも1つの非代替性トークン(NFT)を少なくとも第1の機械学習(ML)モデルに入力する、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令である、少なくとも1つのコンピュータ媒体を含む。この命令は、NFTの存続期間の特徴を示すNFTからの情報をMLモデルから受信し、少なくとも1つのコンピュータディスプレイにその情報を提示するように実行可能である。
【0005】
例示的な実施形態では、この命令は、NFTの存続期間の特徴を示すNFTからの情報をMLモデルから受信するように実行可能とすることができる。このNFTからの情報は、NFTに関連付けられた、全てではないが一部のメタデータから導出してもよい。
【0006】
一部の実装態様では、この命令は、NFTからの情報を少なくとも1つのコンピュータディスプレイに提示するように実行可能とすることができる。この情報は、NFTの少なくとも数人の所有者のリストを提示することができる少なくとも1つのユーザーインターフェース(UI)を含んでいてもよい。一部の例では、UIはそれぞれの所有者がNFTを所有していたそれぞれの期間を提示する。非限定的な実施形態では、UIはそれぞれの所有者によるNFTの取得に関連付けられたそれぞれのゲームおよび/またはゲームシーンを提示する。必要であれば、UIはNFTの取得に関連付けられたゲーム内のそれぞれのイベントを提示することができる。
【0007】
一部の実施形態では、この命令は、UIからの選択に呼応して、この選択に関連する情報の要素を表面化する二次UIを提示するように実行可能とすることができる。
【0008】
例として、この命令は、NFTの重要なイベントを表すスパイクをそれぞれ含むタイムラインを提示するUIにおいて、NFTからの情報を少なくとも1つのコンピュータディスプレイ上に提示するように実行可能としてもよい。そのような例では、命令は、タイムライン内における最初のスパイクの選択を受信し、選択に呼応して、最初のスパイクに関連付けられた情報を提示する第2のUIを提示するように実行可能としてもよい。
【0009】
別の態様では、方法は、コンピュータシミュレーション資産に関連付けられた非代替性トークン(NFT)のメタデータおよびその中のグラウンドトゥルースの興味深い要素を含むデータの少なくとも1つのトレーニングセットを少なくとも1つの機械学習(ML)モデルに入力することを含む。この方法は、トレーニングセットを使ってMLモデルを訓練することを含む。学習後、この方法は、メタデータを含む少なくとも1つのNFTをMLモデルに入力することと、NFTの存続期間における重要な出来事をユーザーが聞いたり、視覚化したり、感じたりするために、MLモデルが出力したメタデータを提示することとを含む。
【0010】
必要であれば、ユーザーのフィードバックをMLモデルに加え、時間の経過とともにモデルを継続的に改善することができる。ユーザーのフィードバックは、ビューアブル操作履歴、フォーカスイベント、クリックイベントなどである。
【0011】
別の態様では、アセンブリは、少なくとも1つのディスプレイと、コンピュータゲームにおける少なくとも1つのデジタル資産を表すために導出された少なくとも1つの非代替性トークン(NFT)に関連付けられた情報をディスプレイ上に提示する命令をプログラムされた少なくとも1つのプロセッサとを含む。
【0012】
本出願の詳細は、その構造および動作の両方に関して、添付図面を参照することにより最もよく理解することができ、その中で同じ参照番号は同じ部品を示す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本原理に従った実施例を含むシステムの一例のブロック図である。
図2】NFTを模式的に示す。
図3】本原理に沿ったユーザーインターフェース(UI)の例を示す。
図4】本原理に沿ったユーザーインターフェース(UI)の例を示す。
図5】本原理に沿ったユーザーインターフェース(UI)の例を示す。
図6】ロジックの例をフローチャート形式で示す。
図7】機械学習(ML)モデルの訓練に使用される、グラウンドトゥルースの「興味深い」要素を持つNFTメタデータのトレーニングセットを示す。
図8】その他のUI例を示す。
図9】その他のUI例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示は、一般に、コンピュータゲームネットワークに限定されないコンシューマエレクトロニクス(CE)機器ネットワークの特徴を含むコンピュータエコシステムに関する。本明細書におけるシステムは、クライアントコンポーネントとサーバーコンポーネントの間でデータが交換できるように、ネットワーク経由で接続できるサーバーコンポーネントとクライアントコンポーネントを含んでいてもよい。クライアントコンポーネントには、ソニーPlayStation(登録商標)などのゲーム機、マイクロソフト社や任天堂などのメーカー製ゲーム機、仮想現実(VR)ヘッドセット、拡張現実(AR)ヘッドセット、ポータブルテレビ(スマートテレビ、インターネット対応テレビなど)、ラップトップやタブレットコンピュータなどのポータブルコンピュータ、スマートフォンなどのモバイルデバイスを含む1つ以上のコンピューティングデバイス、および後述する追加の例を含んでいてもよい。これらのクライアントデバイスは、さまざまな動作環境で動作する可能性がある。例えば、クライアントコンピュータの中には、Linux(登録商標)オペレーティングシステム、マイクロソフト社のオペレーティングシステム、Unix(登録商標)オペレーティングシステム、アップル社やグーグルのオペレーティングシステムを採用しているものもある。これらの動作環境は、マイクロソフトやグーグル、モジラ製のブラウザーや、後述するインターネットサーバーがホストするウェブサイトにアクセスできるその他のブラウザープログラムなど、1つ以上のブラウジングプログラムを実行するために使用することができる。また、本原理による動作環境は、1つ以上のコンピュータゲームプログラムを実行するために使用することができる。
【0015】
サーバーおよび/またはゲートウェイは、インターネットなどのネットワーク経由でデータを受信および送信するようにサーバーを構成する命令を実行する1つ以上のプロセッサを含んでいてもよい。あるいは、クライアントとサーバーをローカルイントラネットや仮想プライベートネットワークで接続することもできる。サーバーまたはコントローラは、ソニーPlayStation(登録商標)などのゲーム機、パーソナルコンピュータなどによってインスタンス化され得る。
【0016】
情報は、クライアントとサーバーの間でネットワークを経由して交換されてもよい。この目的とセキュリティのために、サーバー、および/またはクライアントは、ファイアウォール、ロードバランサー、一時ストレージ、プロキシ、その他の信頼性とセキュリティのためのネットワークインフラを含んでいてもよい。1つ以上のサーバーは、オンラインソーシャルウェブサイトのような安全なコミュニティをネットワークメンバーに提供する方法を実装する装置を形成することができる。
【0017】
プロセッサは、アドレスライン、データライン、コントロールライン、レジスタ、シフトレジスタなどの各種ラインによってロジックを実行できるシングルチップまたはマルチチップのプロセッサでよい。
【0018】
ある実施形態に含まれるコンポーネントは、他の実施形態でも適切な組み合わせで使用できる。例えば、本明細書に記載および/または図面に示された種々のコンポーネントはいずれも、他の実施形態から統合、代替、または除外することができる。
【0019】
「A、B、Cの少なくとも1つを有するシステム」(同様に「A、B、Cの少なくとも1つを有するシステム」、「A、B、Cの少なくとも1つを有するシステム」)には、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、および/またはA、B、Cを有するシステムが含まれる。
【0020】
ここで具体的に図1を参照すると、システム10の一例が示されており、このシステム10は、上述の例示のデバイスの1つ以上を含んでいてもよく、本原理に従って以下にさらに説明する。システム10に含まれる例示のデバイスの第1は、TVチューナーを備えたインターネット対応TV(等価的に、TVを制御するセットトップボックス)などのオーディオビデオデバイス(AVD)12などのコンシューマエレクトロニクス(CE)デバイスである。AVD12は、代わりに、コンピュータ制御のインターネット対応(「スマート」)電話機、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、HMD、装着型コンピュータデバイス、コンピュータ制御のインターネット対応音楽プレーヤー、コンピュータ制御のインターネット対応ヘッドフォン、埋め込み型皮膚デバイスのようなコンピュータ制御のインターネット対応埋め込み型デバイスなどであってもよい。いずれにせよ、AVD12は、本原理を実施する(例えば、本原理を実施するために他のCEデバイスと通信し、本明細書で説明するロジックを実行し、本明細書で説明する他の機能および/または動作を実行する)ように構成されていることを理解されたい。
【0021】
したがって、このような原理を実現するために、AVD12は図1に示したコンポーネントの一部または全部によって確立することができる。例えば、AVD12は、高精細または超高精細「4K」またはそれ以上のフラットスクリーンによって実装でき、ディスプレイ上のタッチを介してユーザー入力信号を受信するためにタッチ対応でよい1つ以上のディスプレイ14を含んでいてもよい。AVD12は、本原理に従って音声を出力するための1つ以上のスピーカ16と、AVD12を制御するためにAVD12に可聴コマンドを入力するための音声受信機/マイクロフォンなどの少なくとも1つの追加入力装置18と、を含んでいてもよい。例示のAVD12はまた、1つ以上のプロセッサ24の制御下で、インターネット、WAN、LANなどの少なくとも1つのネットワーク22を経由して通信するための1つ以上のネットワークインターフェース20を含んでいてもよい。したがって、インターフェース20は、限定されるものではないが、無線コンピュータネットワークインターフェースの一例であるWiーFiトランシーバ、例えばメッシュネットワークトランシーバなどであってもよい。プロセッサ24は、ディスプレイ14を制御して画像を提示したり、そこから入力を受け取ったりするなど、本明細書で説明するAVD12の他の要素を含め、本原理を実行するためにAVD12を制御することを理解されたい。さらに、ネットワークインターフェース20は、有線または無線のモデムまたはルータ、あるいは無線電話トランシーバ、前述のWiーFiトランシーバなどの他の適切なインターフェースであってもよいことに留意されたい。
【0022】
上記に加えて、AVD12は、他のCEデバイスに物理的に接続するための高品位マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ポートやUSBポートなどの1つ以上の入力ポートおよび/または出力ポート26、および/またはヘッドフォンをAVD12に接続して、AVD12からのヘッドフォンを介して音声をユーザーに提供するためのヘッドフォンポートを含んでいてもよい。例えば、入力ポート26は、有線または無線で、オーディオビデオコンテンツのケーブルまたは衛星ソース26aに接続することができる。したがって、ソース26aは、別個または統合されたセットトップボックス、あるいは衛星受信機であってもよい。あるいは、ソース26aは、コンテンツを含むゲーム機やディスクプレーヤーであってもよい。ゲーム機として実装される場合のソース26aは、CEデバイス48に関連して以下に説明するコンポーネントの一部または全部を含んでいてもよい。
【0023】
AVD12は、一過性の信号ではないディスクベースまたはソリッドステートストレージなどの1つ以上のコンピュータメモリ28をさらに含むことができ、場合によっては、スタンドアロンデバイスとして、またはAVプログラムを再生するためのAVDのシャーシの内部または外部のいずれかのパーソナルビデオレコーディングデバイス(PVR)またはビデオディスクプレーヤーとして、またはリムーバブルメモリメディアまたは後述のサーバーとして、AVDのシャーシに具現化される。また、一部の実施形態では、AVD12は、衛星または携帯電話基地局から地理的位置情報を受信し、その情報をプロセッサ24に提供し、および/またはプロセッサ24と連動してAVD12が配設される高度を決定するように構成される、携帯電話受信機、GPS受信機および/または高度計30などの位置または所在地受信機を含むことができるが、これらに限定されない。コンポーネント30はまた、AVD12の所在地および向きを3次元で決定するために、典型的には加速度計、ジャイロスコープ、および磁気計の組み合わせを含む慣性測定ユニット(IMU)によって、またはイベントベースのセンサによって実装されてもよい。
【0024】
AVD12の説明を続けると、一部の実施形態では、AVD12は、赤外線カメラ、ウェブカムなどのデジタルカメラ、イベントベースのセンサ、および/またはAVD12に統合され、プロセッサ24によって制御可能で、本原理に従って写真/画像および/または映像を収集することができるカメラなど、1つ以上のカメラ32を含んでいてもよい。また、AVD12には、それぞれブルートゥース(登録商標)および/またはNFC技術をそれぞれ使用する他の装置と通信するためのブルートゥース(登録商標)トランシーバ34および他の近距離無線通信(NFC)素子36が含まれる場合がある。NFC素子の一例としては、無線周波数識別(RFID)素子でもよい。
【0025】
さらに、AVD12は、プロセッサ24に入力を提供する1つ以上の補助センサ38(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、サイクロメータ、または磁気センサなどのモーションセンサ、赤外線(IR)センサ、光学センサ、速度および/またはケイデンスセンサ、イベントベースのセンサ、ジェスチャセンサ(例えば、ジェスチャコマンドを感知するためのもの))を含んでいてもよい。AVD12は、プロセッサ24に入力を提供するOTAテレビ放送を受信するためのOTAテレビ放送ポート40を含んでいてもよい。上記に加えて、AVD12はまた、IRデータ関連付け(IRDA)デバイスなどの赤外線(IR)送信機および/またはIR受信機および/またはIRトランシーバ42を含んでもよいことに留意されたい。バッテリ(図示せず)を設けて、AVD12に電力を供給してもよく、また、運動エネルギーをバッテリを充電するための電力および/またはAVD12に電力を供給するための電力に変換する運動エネルギーハーベスタであってもよい。グラフィックスプロセシングユニット(GPU)44とフィールドプログラマブルゲートアレイ46を含んでいてもよい。装置を保持または接触している人が感知できる触覚信号を生成するために、1つ以上の触覚発生器47を設けてもよい。
【0026】
引き続き図1を参照するが、AVD12に加えて、システム10は、1つ以上の他のCEデバイスタイプを含んでいてもよい。一例では、第1のCEデバイス48は、AVD12に直接送信されるコマンドを介して、および/または後述のサーバーを介して、コンピュータゲームの音声および映像をAVD12に送信するために使用できるコンピュータゲーム機であってもよく、一方、第2のCEデバイス50は、第1のCEデバイス48と同様のコンポーネントを含んでいてもよい。図示の例では、第2のCEデバイス50は、プレーヤーが操作するコンピュータゲームコントローラ、またはプレーヤーが装着するヘッドマウントディスプレイ(HMD)として構成してもよい。図示の例では、CEデバイスは2つしか示されていないが、これより少ない数または多い数のデバイスを使用してもよいことを理解されたい。本明細書における装置は、AVD12について示したコンポーネントの一部または全部を実装することができる。以下の図に示されるコンポーネントのいずれもが、AVD12の場合に示されるコンポーネントの一部または全部を組み込むことができる。
【0027】
ここで、前述の少なくとも1つのサーバー52を参照すると、少なくとも1つのサーバープロセッサ54と、ディスクベースまたはソリッドステートストレージなどの少なくとも1つの有形コンピュータ可読記憶媒体56と、サーバープロセッサ54の制御下で、ネットワーク22を経由して図1の他の装置との通信を可能にし、実際に本原理に従ってサーバーとクライアント装置との間の通信を容易にすることができる少なくとも1つのネットワークインターフェース58とを含む。尚、ネットワークインターフェース58は、例えば、有線または無線のモデムまたはルータ、WiーFiトランシーバ、あるいは無線電話トランシーバなどの他の適切なインターフェースであってもよい。
【0028】
したがって、一部の実施形態では、サーバー52は、インターネットサーバーまたはサーバー「ファーム」全体であってもよく、例えばネットワークゲームアプリケーションのための例示的な実施形態において、システム10のデバイスがサーバー52を介して「クラウド」環境にアクセスすることができるような「クラウド」機能を含んでいてもよく、かつ実行してもよい。あるいは、サーバー52は、図1に示した他の装置と同じ部屋またはその近くにある1つ以上のゲーム機または他のコンピュータに実装してもよい。
【0029】
以下の図に示すコンポーネントは、図1に示されるコンポーネントの一部または全部を含んでいてもよい。本明細書で説明するユーザーインターフェース(UI)は、統合したり、拡張したり、UI要素をUI間で混合したり、組み合わせたりすることができる。
【0030】
本原理は、ディープラーニングモデルを含む様々な機械学習モデルを採用してもよい。本原理に合致する機械学習モデルは、教師あり学習、教師なし学習、半教師あり学習、強化学習、特徴学習、自己学習、その他の学習形態を含む方法で訓練された様々なアルゴリズムを使用することができる。このようなアルゴリズムの例としては、コンピュータ回路によって実装することができ、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)、リカレントニューラルネットワーク(RNN)、および長短期記憶(LSTM)ネットワークとして知られているRNNのタイプのような、1つ以上のニューラルネットワークを含む。サポートベクターマシン(SVM)やベイジアンネットワークも機械学習モデルの一例と考えてよい。
【0031】
したがって、本明細書で理解されるように、機械学習を実行することは、トレーニングデータにアクセスして、その後トレーニングデータ上でモデルを訓練し、そのモデルがさらなるデータを処理して推論を行うことができるようにすることを含んでいてもよい。したがって、機械学習によって訓練された人工ニューラルネットワーク/人工知能モデルは、入力層、出力層、および適切な出力に関して推論を行うように構成され、重み付けされた、その間の複数の隠れ層を含んでいてもよい。
【0032】
図2は、ブロックチェーン202に含まれるように構成されたデータ構造200を示している。図示の実施形態におけるデータ構造200は、典型的にはアーティストが生成または構成する画像、音声録音、ゲームイベント、または他のデジタル的に具現化された資産などのデジタル資産204に関連するか、またはそこから導出された非代替性トークン(NFT)として構成される。例示の実装態様では、デジタル資産204は、コンピュータゲームなどのコンピュータシミュレーションからのものであってもよく、ゲームキャラクタ、武器、プロット、またはイベントなどのコンピュータゲームの他の特徴を表すものであってもよい。
【0033】
場合によっては、デジタル資産204は、ブロックチェーン200に含めるためにデータ構造200(以下、簡潔に「NFT200」という)の一部として符号化されてもよいし、NFT200自体とは別に格納されてもよく、この場合、NFT200は、デジタル資産204のネットワークアドレス208へのポインター206を含んでいてもよい。
【0034】
NFT200は通常、NFT200の所有権、ひいてはデジタル資産204の所有権を示すメタデータ210を含む。メタデータは、NFT200の現在の所有者および必要に応じて過去の所有者の表示、所有権の取得のために支払われた価格またはその他の手段、所有権の条件(例えば、所有権に著作権が伴うか否か)、所有権の期間、一時的な所有権の期間中に所有権を譲渡できるか否か等を含んでいてもよい。
【0035】
図3は、302において、ユーザーがデジタル資産、この場合、武器(「ボス刀」)の画像304、誰が所有しているかなどのストーリーを見たい(聞きたい)かどうかの選択を促すために、本明細書の任意のディスプレイなどのディスプレイ300上に提示できるUIを示す。例えば、画像304は、有名なストリーマーがコンピュータゲームで他の有名なストリーマーのキャラクターを殺すために使用した武器の画像かもしれない。
【0036】
デジタル資産はNFTに関連付けられている。NFTは、図2を参照し、さらに後述するように、デジタル資産に関するメタデータを含んでいてもよく、メタデータをマイニングして、資産に関するストーリーを明瞭かつ興味深い方法でユーザーに提示することができる。ユーザーは「はい」セレクタ306を選択して、資産のストーリーを見ることができる。
【0037】
図4は、NFT資産に関する情報を第1の表現レイアウトで提示するUIを示す。このレイアウトでは、NFTの所有者400のリスト、それぞれの所有者がNFTを所有した期間402、各所有者によるNFTの購入に関連付けられたゲーム404およびゲームシーン406、NFTの取得に関連するゲーム内のイベント(複数可)408、それぞれの所有者がNFTのために支払った費用410が提示される。尚、ゲーム404、シーン406、およびゲームイベント(複数可)408は、NFT取得時に、NFTの購入合意時と同時期のゲーム、シーン、およびイベントであると推論してもよいし、購入時に購入者が指示してもよいし、様々なゲームにおけるグラウンドトゥルースの重要イベントのトレーニングセットに基づく学習に従ったイベント408の重要性に基づいて機械学習(ML)により学習してもよい。
【0038】
図5は、図4の提示とともにさらなる対話型機能を示しており、412で、ユーザーが、デジタル資産を使って殺されたプレーヤーBの経緯についてもっと知ることを選択したことを示している。図5は、図4のゲームおよびシーンを示すメタデータにアクセスして、ストレージ(例えば、クラウドストレージ)から、問題のイベントの録画を、典型的には、ストリーミングされたゲームの録画済みプレイセッションから呼び出す一例を示す。録画500は図のように提示され、プレーヤーBが資産を振り回しながら殺される様子が映し出される。必要であれば、資産を使ったゲーマーのリスト502を、500のアニメーションシーンで示されたのと同じ行動ポイントでの結果とともに提示してもよい。
【0039】
デジタル資産に関連付けられたNFTのすべてのメタデータを提示せず、ユーザーへの表現が複雑になりすぎないようにすることができる。このように、本原理は、人々がその表現を理解するのに必要とされる知識の複雑性を考慮した上で、人々が関心を持つ明瞭ですっきりしたストーリーを作成することが必要であると理解している。このため、コンピュータゲーム資産に関連付けられたNFTからメタデータを抽出するために、機械学習(ML)が採用される場合がある。
【0040】
図6に示す。まず、ブロック600では、例えば、資産についてより詳細を知るためのユーザー入力に呼応して、コンピュータゲーム資産などの選択されたデジタル資産に関連付けられたNFTメタデータがアクセスされる。メタデータはブロック602でMLモデルに入力される。MLモデルは、モデルが他の要素よりも重要であると学習したメタデータの要素を出力し、この出力はブロック604で表示される。
【0041】
図7は、図6のMLモデルを訓練するために、NFTメタデータと、例えばエキスパートが示すその中のグラウンドトゥルースの「興味深い」または「重要な」要素とのトレーニングセット700が、モデル702を訓練するためにMLモデル702に入力されることを示す。このような「興味深い」または「重要な」メタデータ要素の例は、例えば図4、8、9に提示されている。
【0042】
図8は、NFTメタデータから導出されるNFTに関連付けられたデジタル資産の興味深い特徴の別の表現を示す。図8の表現には、X軸に沿って左から右へと時間が進むタイムライン800を含む。タイムラインにはスパイク802があり、それぞれがNFTの存続期間における重要なイベントを表している。例えば、図8の最初のスパイクはNFTが作成された日付(および必要であれば時刻)を示し、2番目のスパイクは、NFTを取得したエキスパートAが、基礎となるデジタル資産を使用して「ボス」キャラクターを殺害したことを示す。3つ目のスパイクは、所有者がNFTを売却した日(および希望する場合はその時間)を示し、4つ目のスパイクは、エキスパートBが試合に負けた後にNFTを取得したことを示す。NFTの存続期間の3番目と4番目のスパイクの間にあるイベント、例えば間にあるセールなどは、MLモデルでは重要であるとは見なされないとして省略されている。尚、取得者がゲームイベントで勝ったか負けたかといった購入のコンテキストは、NFTのメタデータに埋め込まれてもよいことに留意されたい。したがって、物理的および/または仮想的なプレーヤーの所在地、時間、プレーヤーと戦ったゲームキャラクタを含む他の参加者などは、ブロックチェーンにキャプチャされるNFTメタデータにカプセル化してもよい。メタデータにアクセスする際、前述の理由によりブロックチェーンにアクセスしてメタデータを読み取り、ユーザーがコントロールできるタイムラインを視覚化する方法でメタデータの要素を表示する。例えば、タイムライン800は、「クールさ」の「スパイク」を見るために、様々なタイミングでそのNFTを所有していた閲覧ユーザーのプロフィールにドロップしてもよい。
【0043】
図8の804は、閲覧ユーザーがスパイクをクリックしたことを示しており、この場合、エキスパートBに関連付けられたキャラクターが負けたことを示す第4のスパイクは、NFTに関連付けられたるイベントである。図9は、エキスパートBに関連付けられたキャラクター900がNFTに関連するデジタル資産902を振り回しながら、ボスの悪者904に負ける様子を示すUIの例を示す。図9のUIはさらに、906において、描かれているアクションが行われたゲームの日付、時刻、ゲーム名、およびシーン番号を示してもよい。
【0044】
NFTメタデータの提示は、少なくとも1つの適切に構成されたコンピュータディスプレイを用いて、聴覚的および/または視覚的および/または触覚的に行うことができる。
【0045】
NFTデータ構造は、アクティビティの開始と終了、プレーヤーが使用しているメカニクス、ゲームマップ上のユーザーの位置などのような、ゲームプレイについてのメタデータを報告する際に利用するゲームプレイデータ伝送および処理システムにリンクすることができる。このデータはゲームから我々のバックエンドサーバーに送られ、バックエンドサーバーはそのデータを使ってコンピュータシミュレーションエコシステム内のさまざまな機能を動作させる。このように、NFTのログ情報は、NFTに関連する、またはNFTを発生させたイベントに誰がいたか、対応するアクティビティメタデータなどにアクセスし、記録することができる。この情報はNFTからアクセスでき、ゲームプレイ中またはNFTが新しく創られたときにその場にいた人に販売される可能性がある。
【0046】
NFTは、NFTを購入することに加えて、または購入することに代えて、プレーヤーがトーナメントで優勝する、対戦相手を斬殺する、または倒すなどのゲーム内のタスクを実行することによって獲得することができる。そのため、勝利の重要性を時間的に凍結して、例えば、現役王者を破った優勝者のプロ初戦を記録することができる。NFTに含まれる、またはNFTが指し示す情報には、押されている側がチャンピオンを破った、ビハインドからの逆転勝利など、ゲームの重要な特徴を示すゲームの統計情報を含むメタバースのスナップショットを含んでいてもよい。記録されたイベントに関連するこの情報は動的であり得るため、NFTを新しく創る目的でゲームが進むにつれて出現する可能性がある。イベントの重要性は、どれだけの人がタスクを達成したか、そのタスクにどのような社会的価値が帰属しているかなどで判断できる。
【0047】
NFTを新しく創るのに参加したメタバースの全記録は内部データベースで維持管理し、ブロックチェーンには記憶に残るイベントのみを書き込むことができ、ブロックチェーンは全記録を保存した場所を示すポインターを含む。
【0048】
NFTのクロスプラットフォーム利用や、それがもたらす恩恵が促進される場合もある。例えば、あるゲームプラットフォームで創られたNFTは、.jpgや画像ファイルなどの一般的なファイル形式を使用することで、別のゲームプラットフォームで使用することができる。
【0049】
ゲームカーやゲームソードなど、NFTの基礎となる資産に関連する特別な情報については、クラウドサーバーに転送して、ゲーム中の資産の性能に影響を与える可能性のある資産の属性(車がへこんでいる、ソードが欠けている)を、あるゲームフォーマット(PlayStationなど)から別のフォーマット(Xboxなど)に再フォーマットしてもよい。あるいは、属性は、属性がアクセスされる可能性のあるネットワークの所在地を指すポインターによってNFTにエンコードされてもよい。
【0050】
本原理によるNFTを使用すれば、「操作履歴」を追跡することができる。ユーザーが生成した資産は、トランスポートされる我々のコミュニティ内の「操作履歴」、即ち、資産がどのように使用され、循環し、イベントに関連付けられているかを追跡するために使用される。操作履歴にはユーザーとの対話を含んでいてもよく、前述のようにNFTはゲーム内資産や、特定の武器を使用した大勝利など、オブジェクトに付属するイベントから新しく創り出されることもある。
【0051】
本明細書では、特定の実施形態を示し、詳細に説明するが、本発明によって包含される主題は、特許請求の範囲によってのみ限定されることを理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】