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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】エッジサービス取得方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 61/4511 20220101AFI20240910BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20240910BHJP
【FI】
H04L61/4511
H04W88/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024507068
(86)(22)【出願日】2022-07-21
(85)【翻訳文提出日】2024-03-18
(86)【国際出願番号】 CN2022107148
(87)【国際公開番号】W WO2023011210
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】202110904355.3
(32)【優先日】2021-08-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ウエイ,シンプオン
(72)【発明者】
【氏名】ジュウ,フェンチン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE16
(57)【要約】
本願はエッジサービス取得方法及び装置を提供する。方法は、サーバ発見機能ネットワーク要素が、DNSサーバによって送信された複数のDNS応答メッセージ、複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む、を受信し、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することを含む。サーバ発見機能ネットワーク要素がDNS情報レポートを第1コアネットワーク要素へ送信するときに生成されるシグナリングオーバーヘッドは、エッジサービスを取得する過程でのシグナリングオーバーヘッドを低減させるよう、低減される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エッジサービス取得方法であって、
サーバ発見機能ネットワーク要素によって複数のドメイン名システムDNS応答メッセージをDNSサーバから受信することであり、前記複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるエッジアプリケーションサーバEASのアドレス情報を含み、前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報は同じデータネットワークに対応する、前記受信することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することと
を有する方法。
【請求項2】
前記した、前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素へ一度、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することを有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含み、
前記した、前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1指示情報及び前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報に基づいて、クエリされる前記EASが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素へ一度、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することと
を有する、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記複数のDNS応答メッセージをバッファリングすることと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から第2指示情報を受信することであり、前記第2指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含む、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第2指示情報に基づいて前記端末デバイスへ前記複数のDNS応答メッセージを送信することと
を更に有する、
請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記した、サーバ発見機能ネットワーク要素によって複数のDNS応答メッセージをDNSサーバから受信することより前に、当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から前記第1指示情報を受信することを更に有する、
請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素である、
請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記データネットワークの前記識別情報は、次の:
前記データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
前記データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
エッジサービス取得方法であって、
第1コアネットワーク要素によって第1指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、前記第1指示情報は、ドメイン名システムDNS情報レポートを複数のDNS応答メッセージについて一度前記第1コアネットワーク要素へ送信するよう前記サーバ発見機能ネットワーク要素に指示し、前記複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるエッジアプリケーションサーバEASのアドレス情報を含み、前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報は同じデータネットワークに対応する、前記送信することと、
前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することと
を有する方法。
【請求項9】
前記DNS情報レポートは、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートである、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素である、
請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む、
請求項8乃至10のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記した、前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することの後で、当該方法は、
前記第1コアネットワーク要素によって第2指示情報を前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することを更に有し、
前記第2指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含み、前記ハンドリングルールは、バッファリングされた前記複数のDNS応答メッセージを前記端末デバイスへ送信するよう前記サーバ発見機能ネットワーク要素に指示する、
請求項8乃至11のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記データネットワークの前記識別情報は、次の:
前記データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
前記データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項8乃至12のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
エッジサービス取得方法であって、
サーバ発見機能ネットワーク要素によって端末デバイスから複数のドメイン名システムDNSクエリメッセージを受信することであり、前記複数のDNSクエリメッセージは、EASのアドレス情報をクエリするためのものであり、前記複数のDNSクエリメッセージは、前記エッジアプリケーションサーバEASの識別情報を含み、前記EASの前記識別情報は同じデータネットワークに対応する、前記受信することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第3指示情報に基づいて、前記複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することと
を有する方法。
【請求項15】
前記第3指示情報は、前記EASの前記識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含み、
前記した、前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第3指示情報に基づいて、前記複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第3指示情報に基づいて、前記複数のDNSクエリメッセージが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素へ、前記複数のDNSクエリメッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することと
を有する、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記複数のDNSクエリメッセージをバッファリングすることと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から第4指示情報を受信することであり、前記第4指示情報は、前記複数のDNSクエリメッセージのためのハンドリングルールを含む、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第4指示情報に基づいて、前記複数のDNSクエリメッセージをDNSサーバへ送信すると決定することと
を更に有する、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記した、サーバ発見機能ネットワーク要素によって端末デバイスから複数のDNSクエリメッセージを受信することより前に、当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から前記第3指示情報を受信することを更に有する、
請求項14乃至16のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記EASの前記識別情報は、次の:
前記EASのユニフォームリソース識別子URI、
前記EASのインスタンス識別子、及び
前記EASの絶対ドメイン名FQDN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項15乃至17のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記データネットワークの前記識別情報は、次の:
データネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項15乃至18のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
エッジサービス取得方法であって、
第1コアネットワーク要素によって第3指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、前記第3指示情報は、ドメイン名システムDNS情報レポートを複数のDNSクエリメッセージについて一度前記第1コアネットワーク要素へ送信するよう前記サーバ発見機能ネットワーク要素に指示し、前記複数のDNSクエリメッセージは、エッジアプリケーションサーバEASのアドレス情報をクエリするためのものであり、前記複数のDNSクエリメッセージは、前記EASの識別情報を含み、前記EASの前記識別情報は同じデータネットワークに対応する、前記送信することと、
前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することと
を有する方法。
【請求項21】
前記第3指示情報は、前記EASの前記識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む、
請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記した、前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することの後で、当該方法は、
前記第1コアネットワーク要素によって第4指示情報を前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することを更に有し、
前記第4指示情報は、前記複数のDNSクエリメッセージのためのハンドリングルールを含み、前記ハンドリングルールは、前記複数のDNSクエリメッセージのためのクライアントサブネットオプションを構築することを含む、
請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記EASの前記識別情報は、次の:
前記EASのユニフォームリソース識別子URI,
前記EASのインスタンス識別子、及び
前記EASの絶対ドメイン名FQDN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項20乃至22のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記データネットワークの前記識別情報は、次の:
データネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項20乃至23のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
エッジサービス取得装置であって、
プロセッサを有し、前記プロセッサはメモリに結合され、前記メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成され、
前記プログラム又は前記命令が前記プロセッサによって実行される場合、当該装置は、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができるか、当該装置、請求項8乃至13のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができるか、当該装置は、請求項14乃至19のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができるか、あるいは、当該装置は、請求項20乃至24のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
エッジサービス取得装置。
【請求項26】
サーバ発見機能ネットワーク要素であって、
プロセッサ及びメモリを有し、
前記メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成され、
前記プログラム又は前記命令が前記プロセッサによって実行される場合、当該サーバ発見機能ネットワーク要素は、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができるか、あるいは、当該サーバ発見機能ネットワーク要素は、請求項14乃至19のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
サーバ発見機能ネットワーク要素。
【請求項27】
コアネットワーク要素であって、
プロセッサ及びメモリを有し、
前記メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成され、
前記プログラム又は前記命令は前記プロセッサによって実行される場合、当該コアネットワーク要素が、請求項8乃至13のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができるか、あるいは、当該コアネットワーク要素は、請求項20乃至24のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
コアネットワーク要素。
【請求項28】
チップシステムであって、
コンピュータプログラムを記憶するよう構成されるメモリと、
前記メモリから前記コンピュータプログラムを呼び出し、前記コンピュータプログラムを実行して、当該チップシステムが設置されているデバイスが請求項1乃至7のうちいずれか一項、請求項8乃至13のうちいずれか一項、請求項14乃至19のうちいずれか一項、又は請求項20乃至24のうちいずれか一項に記載の方法を実行するようにするよう構成されるプロセッサと
を有するチップシステム。
【請求項29】
コンピュータプログラムを有し、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、前記コンピュータは、請求項1乃至7のうちいずれか一項、請求項8乃至13のうちいずれか一項、請求項14乃至19のうちいずれか一項、又は請求項20乃至24のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項30】
サーバ発見機能ネットワーク要素及び第1コアネットワーク要素を有し、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素は、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成され、
前記第1コアネットワーク要素は、請求項8乃至13のうちいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成される、
通信システム。
【請求項31】
複数のDNS応答メッセージを前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信するよう構成されるドメイン名システムDNSサーバを更に有する、
請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
エッジサービス取得方法であって、
サーバ発見機能ネットワーク要素によって複数のドメイン名システムDNS応答メッセージをDNSサーバから受信することであり、前記複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるエッジアプリケーションサーバEASのアドレス情報を含み、前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報は同じデータネットワークに対応する、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することと、
前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することと
を有する方法。
【請求項33】
当該方法は、
前記第1コアネットワーク要素によって前記第1指示情報を前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、前記第1指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージについて一度前記第1コアネットワーク要素へ前記DNS情報レポートを送信するよう前記サーバ発見機能ネットワーク要素に指示する、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から前記第1指示情報を受信することと
を更に有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記した、前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素へ一度、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することを有する、
請求項32又は33に記載の方法。
【請求項35】
当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記複数のDNS応答メッセージをバッファリングすることと、
前記第1コアネットワーク要素によって第2指示情報を前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、前記第2指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含む、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から前記第2指示情報を受信することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第2指示情報に基づいて前記複数のDNS応答メッセージを前記端末デバイスへ送信することと
を更に有する、
請求項32乃至34のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素である、
請求項32乃至35のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
当該方法は、
前記DNSサーバによって前記複数のDNS応答メッセージを前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することを更に有する、
請求項32乃至36のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成される1つ以上の機能ユニットを有するエッジサービス取得装置。
【請求項39】
請求項8乃至13のうちいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成される1つ以上の機能ユニットを有するエッジサービス取得装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に、より具体的には、エッジサービス取得方法及び装置に関係がある。
【背景技術】
【0002】
エッジサービスを使用するために、端末デバイスは、最初に、DNSに基づいたサービス発見メカニズムを使用することによってエッジアプリケーションサーバ(edge application server,EAS)のアドレス情報を取得する必要がある。現在、端末デバイスは、EASのアドレス情報を取得する次のステップを実行する。端末デバイスは、EASのアドレス情報を取得するために、EASの識別情報を含むDNSクエリ要求をエッジアプリケーションサーバ発見機能(edge application server discovery function,EASDF)ネットワーク要素へ送信する。EASDFは、サービスに対応するDNS応答を取得するようDNSクエリ要求をDNSサーバへ送信し、応答に基づいてDNS情報レポートをSMFへ送信し、それに応じて、SMFは、端末デバイスのデータプレーンパスの確立を完了する。最後に、EASDFは、EASのアドレス情報を含むDNS応答を端末デバイスへ送信する。
【0003】
現在のネットワーク要素では、同じエッジサービスが1つよりも多いEAS識別情報を有することがある。そのため、サービスにアクセスするとき、端末デバイスは複数のDNSクエリ要求を送信し、EASDFは、複数のDNSクエリ要求をDNSサーバへ送信し、複数のDNS応答を受信する。複数のDNS応答は、EASDFが複数のDNS情報レポートをSMFへ送信することをトリガすることになり、それに応じて、SMFは、端末デバイスのデータプレーンパスの確立を完了する。返されたDNS応答内のEASは通常同じデータネットワーク(data network,DN)に属しているので、SMFは、端末デバイスのデータプレーンパスの確立を一度完了しさえすればよい。従って、既存のエッジサービス取得方法は、シグナリングリソースの無駄を生じさせる可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
本願は、エッジサービスを取得する過程でのシグナリングオーバーヘッドを低減させるよう、エッジサービス取得方法及び装置を提供する。
【0005】
第1の態様に従って、エッジサービス取得方法が提供される。方法は、サーバ発見機能ネットワーク要素によって、DNSサーバによって送信された複数のDNS応答メッセージを受信することであり、複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む、ことと、サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することとを含む。
【0006】
本願のこの実施形態で提供される方法に従って、サーバ発見機能ネットワーク要素は、同じデータネットワークに対応する複数のEASのアドレス情報を含む複数のDNS応答メッセージを受信し得る。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度だけ第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定し得る。これにより、複数のEASのアドレス情報がクエリされる場合に生成されるシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0007】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実施において、第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素であり、サーバ発見機能ネットワーク要素はエッジアプリケーションサーバ発見機能ネットワーク要素である。
【0008】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実施において、第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1指示情報及び複数のDNS応答メッセージ内のEASのアドレス情報に基づいて、クエリされるEASが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定し、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素に対して一度、複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告する。
【0009】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実施において、サーバ発見機能ネットワーク要素は、複数のDNS応答メッセージをバッファリングし、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信された第2指示情報を受信し、第2指示情報は、複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含み、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第2指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信すると決定する。
【0010】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実施において、サーバ発見機能ネットワーク要素がDNSサーバによって送信された複数のDNS応答メッセージを受信する前に、方法は、サーバ発見機能ネットワーク要素によって、第1コアネットワーク要素によって送信された第1指示情報を受信することを更に含む。
【0011】
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実施において、データネットワーク識別情報は、次の:
データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0012】
第2の態様に従って、エッジサービス取得方法が提供され、方法は、第1コアネットワーク要素によって第1指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、第1指示情報は、DNS情報レポートを複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示し、複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む、ことと、第1コアネットワーク要素によってDNS情報レポートを受信することとを含む。
【0013】
本願のこの実施形態で提供される方法に従って、サーバ発見機能ネットワーク要素は、複数のDNSクエリメッセージを受信することができ、複数のDNSクエリメッセージは、同じデータネットワークに対応する複数のEASの識別情報を含み得る。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージについて一度だけ第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定し得る。これにより、複数のEASのアドレス情報がクエリされる場合に生成されるシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0014】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実施において、第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。
【0015】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実施において、第1コアネットワーク要素は第2指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信し、第2指示情報は複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含み、それにより、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第2指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信すると決定する。
【0016】
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実施において、データネットワークの識別情報は、次の:
データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0017】
第3の態様に従って、エッジサービス取得方法が提供され、方法は、サーバ発見機能ネットワーク要素によって端末デバイスから複数のDNSクエリメッセージを受信することであり、複数のDNSクエリメッセージは、EASのアドレス情報をクエリするためのものである、ことと、サーバ発見機能ネットワーク要素によって第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することとを含む。
【0018】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定し、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素に対して一度、複数のDNSクエリメッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告する。
【0019】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNSクエリメッセージをバッファリングし、サーバ発見機能ネットワーク要素は第1コアネットワーク要素から第4指示情報を受信し、第4指示情報は複数のDNSクエリメッセージのためのハンドリングルールを含み、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第4指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージをDNSサーバへ送信すると決定する。
【0020】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信された第3指示情報を受信する。
【0021】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、EASの識別情報は、次の:
EASのユニフォームリソース識別子URI、
EASのインスタンス識別子、又は
EASの絶対ドメイン名FQDN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0022】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、データネットワークの識別情報は、次の:
データネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0023】
第4の態様に従って、エッジサービス取得方法が提供され、方法は、第1コアネットワーク要素によって第3指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、第3指示情報は、DNS情報レポートを複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示し、複数のDNSクエリメッセージは、EASのアドレス情報をクエリするためのものである、ことと、第1コアネットワーク要素によってDNS情報レポートを受信することとを含む。
【0024】
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。
【0025】
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第1コアネットワーク要素は第4指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信し、第4指示情報は複数のDNSクエリメッセージのためのハンドリングルールを含み、ハンドリングルールは、複数のDNSクエリメッセージのためのクライアントサブネットオプションを構築することを含む。
【0026】
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、EASの識別情報は、次の:
EASのユニフォームリソース識別子URI、
EASのインスタンス識別子、又は
EASの絶対ドメイン名FQDN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0027】
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、データネットワークの識別情報は、次の:
データネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0028】
第5の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供され、装置は、DNSサーバによって送信された複数のDNS応答メッセージを受信するよう構成されるトランシーバユニットであり、複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む、トランシーバユニットと、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定する処理ユニットとを含む。
【0029】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実施において、第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素である。
【0030】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実施において、第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。処理ユニットは、第1指示情報及び複数のDNS応答メッセージに基づいて、クエリされるEASが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定するよう特に構成される。トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素に対して一度、複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告するよう特に構成される。
【0031】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実施において、装置は記憶ユニットを更に含む。記憶ユニットは、複数のDNS応答メッセージをバッファリングするよう構成される。トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素によって送信された第2指示情報を受信するよう特に構成され、第2指示情報は、複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含む。処理ユニットは、第2指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信すると決定するよう特に構成される。
【0032】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実施において、トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素によって送信された第1指示情報を受信するよう更に構成される。
【0033】
第5の態様を参照して、第5の態様のいくつかの実施において、データネットワーク識別情報は、次の:
データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0034】
第6の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供され、装置は、第1指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信するよう構成されるトランシーバユニットを含み、第1指示情報は、DNS情報レポートを複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示し、複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む。トランシーバユニットは、DNS情報レポートを受信するよう更に構成される。
【0035】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実施において、第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。
【0036】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実施において、トランシーバユニットは、第2指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信するよう更に構成され、第2指示情報は複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含み、それにより、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第2指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信すると決定する。
【0037】
第6の態様を参照して、第6の態様のいくつかの実施において、データネットワークの識別情報は、次の:
データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0038】
第7の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供され、装置は、端末デバイスから複数のDNSクエリメッセージを受信するよう構成されるトランシーバユニットであり、複数のDNSクエリメッセージは、EASのアドレス情報をクエリするためのものである、トランシーバユニットと、第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定するよう構成される処理ユニットとを含む。
【0039】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実施において、第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。処理ユニットは、第1指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定するよう特に構成される。トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素に対して一度、複数のDNSクエリメッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告するよう更に構成される。
【0040】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実施において、装置は、複数のDNSクエリメッセージをバッファリングするよう構成される記憶ユニットを更に含む。トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素によって送信された第4指示情報を受信するよう更に構成され、第4指示情報は複数のDNSクエリメッセージのためのハンドリングルールを含む。処理ユニットは、第4指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージをDNSサーバへ送信すると決定するよう特に構成される。
【0041】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実施において、トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素によって送信された第3指示情報を受信するよう特に構成される。
【0042】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実施において、EASの識別情報は、次の:
EASのユニフォームリソース識別子URI、
EASのインスタンス識別子、又は
EASの絶対ドメイン名FQDN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0043】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実施において、データネットワークの識別情報は、次の:
データネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0044】
第8の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供される。装置は、第3指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信するよう構成されるトランシーバユニットを含み、第3指示情報は、DNS情報レポートを複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示し、複数のDNSクエリメッセージは、EASのアドレス情報をクエリするためのものである。トランシーバユニットは、DNS情報レポートを受信するよう更に構成される。
【0045】
第8の態様を参照して、第8の態様のいくつかの実施において、第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。
【0046】
第8の態様を参照して、第8の態様のいくつかの実施において、トランシーバユニットは、第4指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信するよう更に構成され、第4指示情報は複数のDNSクエリメッセージのためのハンドリングルールを含み、ハンドリングルールは、複数のDNSクエリメッセージのためのクライアントサブネットオプションを構築することを含む。
【0047】
第8の態様を参照して、第8の態様のいくつかの実施において、EASの識別情報は、次の:
EASのユニフォームリソース識別子URI、
EASのインスタンス識別子、又は
EASの絶対ドメイン名FQDN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0048】
第8の態様を参照して、第8の態様のいくつかの実施において、データネットワークの識別情報は、次の:
データネットワークアクセス識別子DNAI、及び
データネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0049】
第9の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供される。装置はサーバ発見機能ネットワーク要素であってよく、あるいは、装置はチップであってもよい。装置は、第1の態様、第3の態様、又は第1の態様若しくは第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおけるサーバ発見機能ネットワーク要素を実装する機能を備えている。機能は、ハードウェアによって実施されてよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実施されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
【0050】
第10の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供される。装置は第1コアネットワーク要素、例えば、セッション管理機能ネットワーク要素であってよく、あるいは、装置はチップであってもよい。装置は、第2の態様、第4の態様、又は第2の態様若しくは第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおける第1コアネットワーク要素を実装する機能を備えている。機能は、ハードウェアによって実施されてよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実施されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
【0051】
第11の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供され、プロセッサを含む。プロセッサはメモリに結合され、メモリ内の命令を実行して、第1の態様、第3の態様、又は第1の態様若しくは第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおけるサーバ発見機能ネットワーク要素を実装するよう構成され得る。任意に、装置はメモリを更に含む。任意に、装置は通信インターフェースを更に含み、プロセッサは通信インターフェースに結合される。
【0052】
第12の態様に従って、エッジサービス取得装置が提供され、プロセッサを含む。プロセッサはメモリに結合され、メモリ内の命令を実行して、第2の態様、第4の態様、又は第2の態様若しくは第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおける第1コアネットワーク要素を実装するよう構成され得る。任意に、装置はメモリを更に含む。任意に、装置は通信インターフェースを更に含み、プロセッサは通信インターフェースに結合される。
【0053】
実施において、装置は第1コアネットワーク要素、例えばSMFである。装置がSMFである場合、通信インターフェースはトランシーバ又は入力/出力インターフェースであってよい。
【0054】
他の実施においては、装置は、SMFネットワーク要素に配置されているチップである。装置がSMFネットワーク要素に配置されているチップである場合、通信インターフェースは入力/出力インターフェースであってよい。
【0055】
任意に、トランシーバはトランシーバ回路であってもよい。任意に、入力/出力インターフェースは入力/出力回路であってもよい。
【0056】
第13の態様に従って、プロセッサが提供され、入力回路、出力回路、及び処理回路を含む。処理回路は、入力回路を介して信号を受信し、また、出力回路を介して信号を送信するよう構成され、それにより、プロセッサは、第1の態様乃至第4の態様又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0057】
具体的な実施プロセスにおいて、プロセッサはチップであってもよく、入力回路は入力ピンであってよく、出力回路は出力ピンであってよく、処理回路はトランジスタ、ゲート回路、トリガ、様々なロジック回路などであってよい。入力回路によって受信される入力信号は、受信器によって受信されて入力されてもよく、出力回路によって出力される信号は、送信器によって出力され、送信器によって送信されてよく、入力回路及び出力回路は同じ回路であってもよく、回路は異なる時点で入力回路及び出力回路として使用される。プロセッサ及び様々な回路の具体的な実施は、本願の実施形態で制限されない。
【0058】
第14の態様に従って、装置が提供され、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、メモリに記憶されている命令を読み出すよう構成され、第1の態様乃至第4の態様又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行するために、受信器を使用することによって信号を受信し、また、送信器を使用することによって信号を送信してもよい。
【0059】
任意に、1つ以上のプロセッサが存在し、1つ以上のメモリが存在する。
【0060】
任意に、メモリはプロセッサと一体化されてもよく、あるいは、メモリ及びプロセッサは別々に配置される。
【0061】
具体的な実施プロセスにおいて、メモリは、リードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)などの不揮発性(non-transitory)メモリであってよい。メモリ及びプロセッサは、1つのチップ内に集積されてもよく、あるいは、異なるチップに別々に配置されてもよい。メモリのタイプと、メモリ及びプロセッサが配置される方法とは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0062】
指示情報の送信などの関連するデータ交換プロセスは、プロセッサから指示情報を出力するプロセスであってもよく、能力情報の受信は、入力された能力情報をプロセッサによって受信するプロセスであってもよい、ことが理解されるべきである。具体的に、プロセッサによって出力されたデータは、送信器へ出力されてもよく、プロセッサによって受信された入力データは、受信器からであってもよい。送信器及び受信器はトランシーバと総称されることがある。
【0063】
第14の態様の装置はチップであってもよい。プロセッサは、ハードウェア又はソフトウェアを使用することによって実装され得る。プロセッサがハードウェアを使用することによって実装される場合、プロセッサはロジック回路、集積回路などであってよい。プロセッサがソフトウェアを使用することによって実装される場合、プロセッサは汎用プロセッサであってよく、メモリに記憶されているソフトウェアコードを読み出すことによって実装される。メモリはプロセッサに組み込まれてもよく、あるいは、プロセッサから独立して存在してもよい。
【0064】
第15の態様に従って、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれることがある)を含む。コンピュータプログラムが実行される場合、コンピュータは、第1の態様乃至第4の態様又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0065】
第16の態様に従って、コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれることがある)を記憶している。コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、コンピュータは、第1の態様乃至第4の態様又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0066】
第17の態様に従って、チップシステムが提供され、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するよう構成されるプロセッサを含み、それにより、チップシステムが設置されているデバイスは、第1の態様乃至第4の態様又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0067】
図1】本願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャの図である。
図2】本願の実施形態に従うエッジサービスアーキテクチャの模式図である。
図3】既存のエッジサービス取得方法300の概略フローチャートである。
図4】本願に従うエッジサービス取得方法400の概略フローチャートである。
図5】本願に従うエッジサービス取得方法500の概略フローチャートである。
図6】本願に従うエッジサービス取得方法600の概略フローチャートである。
図7】本願に従うエッジサービス取得方法700の概略フローチャートである。
図8】本願に従うエッジサービス取得装置100の概略ブロック図である。
図9】本願に従うエッジサービス取得装置200の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0068】
以下は、添付の図面を参照して本願の技術的解決法について記載する。
【0069】
本願の実施形態で述べられている無線通信システムは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)システム、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution,LTE)周波数分割復信(frequency division duplex,FDD)システム、LTE時分割復信(time division duplex,TDD)システム、LTEシステム、ロング・ターム・エボリューション-アドバンスド(LTE-Advanced,LTE-A)システム、次世代通信システム(例えば、6G通信システム)、複数のアクセスシステムを統合するシステム、又は進化したシステムを含むが、これらに限られない。
【0070】
本願で提供される技術的解決法は、マシンタイプ通信(machine type communication,MTC)、マシン対マシン用のロング・ターム・エボリューション(LTE for M2M,LTE-M)通信、デバイス間(device to device,D2D)ネットワーク、マシン間(machine to machine,M2M)ネットワーク、インターネット・オブ・シングス(internet of things,IoT)ネットワーク、又は他のネットワークに更に適用されてもよい。IoTネットワークは、例えば、インターネット・オブ・ビークルを含んでもよい。インターネット・オブ・ビークルシステムにおける通信モードは、ビークル・ツー・X(vehicle to X,V2X,なお、Xはあらゆるものを表し得る)と総称される。例えば、V2Xは、ビークル・ツー・ビークル(vehicle to vehicle,V2V)通信、ビークル・ツー・インフラストラクチャ(vehicle to infrastructure,V2I)通信、ビークル・ツー・ペデストリアン(vehicle to pedestrian,V2P)通信、又はビークル・ツー・ネットワーク(vehicle to network,V2N)通信を含み得る。
【0071】
本願の実施形態における端末デバイスは、無線通信機能を備えている様々なアクセス端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、又はユーザ装置を含んでもよい。例えば、端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバ機能を持ったコンピュータ、仮想現実(virtual reality,VR)端末デバイス、又は拡張現実(augmented reality,AR)端末デバイスなどのユーザ設備(user equipment,UE)であってよい。端末デバイスは、代替的に、産業制御(industrial control)における無線端末、マシンタイプ通信(machine type communication,MTC)端末、顧客構内設備(customer premise equipment,CPE)、自動運転(self-driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop,WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(personal digital assistant,PDA)、無線通信機能を持った携帯機器若しくは計算装置、無線モデムに接続されている他の処理デバイス、車載デバイス、若しくはウェアラブルデバイス、5Gネットワーク内の端末デバイス、又は将来の進化した公衆地上移動体ネットワーク(public land mobile network,PLMN)内の端末デバイスであってもよい。
【0072】
図1及び図2を参照して、以下は、本願の実施形態におけるネットワークシステムアーキテクチャ及びアーキテクチャ内のエッジサービスアーキテクチャを詳細に記載する。
【0073】
図1は、本願が適用される無線通信システムアーキテクチャの例の概略ブロック図である。図示されるように、システムアーキテクチャは、具体的に、次のネットワーク要素を含み得る。
【0074】
1.(ラジオ)アクセスネットワーク((radio) access network,(R)AN):RANは、無線通信技術に基づいたネットワークアクセス機能を実装するアクセスネットワークである。ラジオアクセスネットワークは、無線リソースを管理し、端末にアクセスサービスを提供し、更には、端末とコアネットワークとの間の制御信号及びユーザデータの転送を完了することができる。
【0075】
本願に関与するラジオアクセスネットワークデバイスは、無線トランシーバ機能を持ったデバイスであってよい。ラジオアクセスネットワークデバイスは、無線通信機能サービスを提供するデバイスであってよく、通常はネットワーク側に位置している。ラジオアクセスネットワークデバイスは、第5世代(5th generation,5G)通信システムにおける次世代ノードB(gNodeB,gNB)、第6世代(6th generation,6G)移動体通信システムにおける次世代ノードB、将来の移動体通信システムにおける基地局、Wi-Fiシステムにおけるアクセスノード、LTEシステムにおけるエボルブド・ノードB(evolved NodeB,eNB)、ラジオネットワークコントローラ(radio network controller,RNC)、ノードB(NodeB,NB)、基地局コントローラ(base station controller,BSC)、ホーム・ノードB(例えば、home evolved NodeB、又はhome NodeB,HNB)、ベースバンドユニット(base band unit,BBU)、送信受信ポイント(transmission reception point,TRP)、送信ポイント(transmitting point,TP)、及びベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)を含むが、これらに限られない。ネットワーク構造において、アクセスネットワークデバイスは、中央ユニット(central unit,CU)ノード、分散ユニット(distributed unit,DU)ノード、CUノードとDUノードを含むRANデバイス、又はCU制御プレーンノードをとCUユーザプレーンノードとDUノードを含むRANデバイスを含んでもよい。アクセスネットワークデバイスはセルにサービスを提供し得る。ユーザ設備は、セルのために使用される伝送リソース(例えば、周波数領域リソース、又は周波数スペクトルリソースと呼ばれる)上で基地局と通信する。セルは、基地局に対応するセルであってよい。セルは、マクロ基地局、又はスモールセル(small cell)に対応する基地局に属し得る。ここでのスモールセルは、メトロセル(metro cell)、ミクロセル(micro cell)、ピコセル(pico cell)、フェムトセル(femto cell)などを含んでもよい。これらのスモールセルは、小さいカバレッジ及び低い伝送電力という特徴を持ち、高速データ伝送サービスの提供に適用される。ラジオアクセスネットワークデバイスは、マクロ基地局であってよく、ミクロ基地局又は屋内基地局であってよく、あるいは、リレーノード又はドナーノード、V2X通信システムにおいてユーザ設備に無線通信サービスを提供するデバイス、クラウドラジオアクセスネットワーク(cloud radio access network,CRAN)シナリオにおけるラジオコントローラ、中継局、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の進化したネットワークにおけるネットワークデバイス、などであってよい。ラジオアクセスネットワークデバイスによって使用される具体的な技術及び具体的なデバイス形態は、本願の実施形態で制限されない。
【0076】
2.ユーザプレーン機能ネットワーク要素(user plane function,UPF):パケットルーティング及び転送、ユーザプレーンデータのためのクオリティ・オブ・サービス(quality of service,QoS)の処理、などを実行するよう構成される。ユーザデータは、このネットワーク要素を通じてデータネットワーク(data network,DN)へ送信され得る。
【0077】
3.データネットワーク(data network,DN)140:データ伝送を実行するネットワーク。
【0078】
4.アクセス及びモビリティ管理機能ネットワーク要素(access and mobility management function,AMF):モビリティ管理、アクセス管理、などのために主に使用される。AMFは、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity,MME)の機能内のセッション管理以外の、合法的傍受又はアクセス認証/承認などの機能を実装するよう構成される。
【0079】
5.セッション管理機能ネットワーク要素(session management function,SMF)160:セッション管理、端末デバイスのインターネットプロトコル(internet protocol,IP)アドレス割り当て及び管理、管理可能なユーザプレーン機能の選択、ポリシー制御及び変更機能に向かうインターフェースの終端、ダウンリンクデータ通知などのために主に使用される。
【0080】
6.ネットワーク公開機能ネットワーク要素(network exposure function,NEF)180:第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワーク機能によって提供されるサービス、能力、などを安全に公開するよう主に構成される。
【0081】
7.ポリシー制御機能ネットワーク要素(policy control function,PCF):ネットワーク挙動を支配する統合ポリシーフレームワークであり、ポリシールール情報等を制御プレーン機能ネットワーク要素(例えば、AMF又はSMFネットワーク要素)へ提供する。
【0082】
8.アプリケーション機能ネットワーク要素(application function,AF)1110:トラフィックルーティングに対するアプリケーションの影響をサポートしたり、ネットワーク公開機能ネットワーク要素にアクセスしたり、又はポリシー制御のためにポリシーフレームワークと相互作用したり、などするよう構成される。
【0083】
更に、上記のネットワークアーキテクチャは、ネットワークスライスに関する情報を管理するよう構成されるネットワークスライス選択機能ネットワーク要素(network slice selection function,NSSF)と、NFエンティティ及びそれらのサポートされているサービスのネットワーク機能プロファイルを記憶し、サービス発見及びネットワーク要素エンティティ発見などの機能をサポートするよう構成されるネットワークリポジトリ機能ネットワーク要素(network repository function,NRF)とを更に含む。
【0084】
このネットワークアーキテクチャにおいて、N2インターフェースはRANとAMFネットワーク要素との間のインターフェースであり、非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージなどの送信用であり、N3インターフェースはRANとUPFネットワーク要素との間のインターフェースであり、ユーザプレーンデータなどの伝送用であり、N4インターフェースはSMFネットワーク要素とUPFネットワーク要素との間のインターフェースであり、N3接続のトンネル識別情報、データバッファ指示情報、及びダウンリンクデータ通知メッセージなどの情報の伝送用である。
【0085】
上記のネットワーク要素又は機能は、ハードウェアデバイス内のネットワーク要素、専用ハードウェアで実行されるソフトウェア機能、又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化されている仮想化された機能であってよい、ことが理解され得る。
【0086】
説明を簡単にするために、以下は、本願においてアクセス管理機能ネットワーク要素がAMFネットワーク要素であり、セッション管理ネットワーク要素がSMFネットワーク要素であり、ポリシー制御ネットワーク要素はPCFネットワーク要素である例を使用することによって、記載される。
【0087】
更に、AMFネットワーク要素はAMFと略称され、SMFネットワーク要素はSMFと略称され、PCFネットワーク要素はPCFと略称される。具体的に、本願の後続の説明では、全てのAMFがアクセス管理機能ネットワーク要素で置き換えられることがあり、全てのSMFがセッション管理ネットワーク要素で置き換えられることがあり、全てのPCFがポリシー制御ネットワーク要素で置き換えられることがある。
【0088】
説明を簡単にするために、本願において、エッジサービス取得方法は、装置がAMFエンティティ、SMFエンティティ、又はPCFエンティティである例を使用することによって記載される。装置がAMFエンティティ内のチップ、SMFエンティティ内のチップ、又はPCFエンティティ内のチップである実施方法については、装置がAMFエンティティ、SMFエンティティ、又はPCFエンティティである方法に関する具体的な説明を参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0089】
図1に示されるネットワークアーキテクチャで、UEはN1インターフェースを介してAMFへ接続され,RANはN2インターフェースを介してAMFへ接続され、RANはN3インターフェースを介してUPFへ接続される。
【0090】
UPFどうしは、N9インターフェースを通じて互いに接続され、UPFは、N6インターフェースを通じてデータネットワーク(data network,DN)へ相互接続される。
【0091】
SMFは、N4インターフェースを通じてUPFを制御する。
【0092】
図1において、N1、N2、N3、N4、などはインターフェースシーケンス番号である。これらのインターフェースシーケンス番号の意味については、現在の標準プロトコルで定義されている意味を参照されたく、これはここでは制限されない。
【0093】
本願の実施形態に適用される上記のネットワークアーキテクチャは、従来のポイント・ツー・ポイントアーキテクチャ及びサービスアーキテクチャの視点から記載されるネットワークアーキテクチャの例にすぎず、本願の実施形態に適用されるネットワークアーキテクチャはそれに制限されない、ことが理解されるべきである。上記のネットワーク要素の機能を実装することができる如何なるネットワークアーキテクチャも、本願の実施形態に適用される。
【0094】
図2は、本願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャ又はシナリオの模式図である。システムは、上記のネットワークアーキテクチャにおけるエッジコンピューティングのためのサポートとしても見なされ得る。
【0095】
図2に示されるように、システムアーキテクチャはエッジアプリケーションサーバ(edge application server,EAS)を含む。EASは、エッジデータネットワーク(edge data network,EDN)に配置されているエッジアプリケーションサーバであり、エッジアプリケーション(サーバ)、アプリケーションインスタンス、エッジアプリケーションインスタンス、マルチアクセスエッジコンピューティング(multi-access edge computing,MEC)アプリケーション(サーバ)、EAS機能、などとも呼ばれることがある。エッジアプリケーションは「アプリケーションインスタンス」とも呼ばれることがあり、具体的に、EDNに配置されて実行されるサーバアプリケーションプログラム(例えば、ソーシャルメディアソフトウェア、拡張現実(augmented reality,AR)、又は仮想現実(virtual reality,VR))のインスタンス(instance)である。1つ以上のEASが、1つ以上のEDNにおいて1つのアプリケーションのために配置され得る。異なるEDNに配置されて実行されるEASは、1つのアプリケーションの異なるEASと見なされ得る。EASは1つ以上のドメイン名を共有してよく、あるいは、クラウド上に配置されているアプリケーションのそれとは異なるドメイン名を使用してもよく、このとき、ドメイン名は絶対ドメイン名(fully qualified domain name,FQDN)であってよく、また、1つのエニーキャストインターネットプロトコル(internet protocol,IP)アドレスであってもよく、あるいは、異なるIPアドレスを使用してもよい。
【0096】
エッジデータネットワークはローカル(local)データネットワークであってもよい。ローカルDNは、データネットワークアクセス識別子(data network access identifier,DNAI)及びデータネットワーク名(data network name,DNN)によって識別され得、論理的なネットワーク概念である。
【0097】
システムアーキテクチャは、エッジアプリケーションサーバ発見機能(edge application server discovery function,EASDF)ネットワーク要素を更に含む。EASDFは、次の機能:
EASDF発見及び選択のためのNRFに登録することと、SMFからDNSメッセージハンドリングルールを受信すること、UEからDNSメッセージを交換すること、及びDNSクエリのためにDNSメッセージを中央DNS(central DNS,C-DNS)リゾルバ/サーバ(resolver/server)又はローカルDNS(L-DNS)リゾルバ/サーバへ転送することを含め、SMFの指示に基づきドメイン名システム(domain name system,DNS)メッセージを処理することと
のうちの1つ以上を含み得る。その上、EASDFは更に、UEと交換されたDNSシグナリングを伝送するために、N6インターフェースを介してUPFへのユーザプレーン接続を確立してもよい。EASDFは、1つ以上のローカルDNに直接に接続され得る。DNSサーバ(リゾルバ/サーバ)は、ローカルDNを含む5GCオペレータ又はサードパーティによってローカルで配置されてよく、UEのDSNクエリをローカルDN内の適切なEAS IPアドレスに解決するよう構成される。DNSサーバは、中央DNS(C-DNS)サーバ又はローカルDNS(L-DNS)サーバとしてネットワーク内の異なる位置に配置され得る。L-DNSは、配置に応じて、C-DNSに接続されてもされなくてもよい。
【0098】
端末デバイスがサービス伝送を実行する必要がある場合、SMFエンティティは、同じDN又は異なるDNへの複数のプロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)セッション(sessions)を確立し得る。同じDNへの複数のPDUセッションが確立される場合、異なるUFPが使用される必要がある。SMFは、PDUセッションが複数のN6インターフェースを有することができるようにPDUデータルーティングを制御することができる。各N6インターフェースに接続されているUPFは、PDUセッションアンカー(PDU session anchor,PSA)UPFと呼ばれる。各PSAは同じDNへの異なるパスを提供する。
【0099】
異なるPDUセッションについて、SMFは、各PDUセッションのデータ伝送パスにアップリンク分類器(uplink classifier,UL CL)を挿入し得る。UL CLの機能は、UFPによって、サービスフィルタリングルールを満足するデータパケットを指定されたパスに転送するために提供される。UL CLがPDUセッションのデータチャネルに挿入される場合、PDUセッションは、同じDNへの複数の異なるパスを提供しながら、複数のPDUセッションアンカーを持ち得る。言い換えれば、UL CLの機能は、異なるPSAへアップリンクデータを伝送し、また、UEへのダウンリンクデータを結合することであってよい。代替的に、全てのPSAに対応するデータは共通のUPFにアグリゲートされてもよく、共通のUPFは、分岐点(branching point,BP)の機能を備えている。分岐点は、アップリンク方向では異なるPSAへアップリンクデータを転送し、ダウンリンク方向ではPSAからのダウンリンクデータを結合する。
【0100】
図2に示されるシステムアーキテクチャにおいて、UPF(UL CL/BP)は、UL CL機能又は共通のUPFを提供するUPFに相当し得る。具体的に、UPFは、異なるPSA、例えば、UPF(PSA2)及びUPF(PSA1)へアップリンクデータを伝送し、また、UEへのダウンリンクデータを結合し得る。
【0101】
エッジアプリケーションを使用するために、端末デバイスは、DNSに基づいたサービス発見メカニズムを使用することによって、EASのIPアドレスを取得する必要がある。図3に示されるように、端末デバイスは、次のステップでEASのIPアドレスを取得し得る。
【0102】
S301:PDUセッションを確立するプロセスを実行する。
【0103】
PDUセッションを確立するプロセスは、UEとUPFとの間のユーザプレーンパスのセッションを確立することを含む。具体的なプロシージャは従来技術に含まれる。詳細はここでは説明されない。
【0104】
S302.PDUセッションを確立する過程で、SMFがEASDFを選択する。
【0105】
S303.SMFは、選択されたEASDFへDNSコンテキスト作成要求(Neasdf_DNSContext_Create Request)を送信する。DNSコンテキスト作成要求は、端末デバイスのIPアドレス、コールバックURI、及びDNSメッセージハンドリングルールを含み得る。EASDFは、要求メッセージに基づきPDUセッションのためにDNSコンテキストを作成し、UEのIPアドレス、コールバックURI、及びDNSメッセージハンドリングルールをコンテキストに格納し得る。
【0106】
相応して、S304で、EASDFはDNSコンテキスト作成応答をSMFへ送信する。
【0107】
S305.SMFはDNSコンテキスト更新要求(Neasdf_DNSContext_Update Request)をEASDFへ送信する。
【0108】
更新要求メッセージは、端末デバイスのモビリティによってトリガされ得るか、あるいは、更新要求メッセージは、PSAの挿入又は除去によってトリガされ得る。更新要求メッセージは、EASDFコンテキストID及びDNSメッセージハンドリングルールを含み得る。
【0109】
相応して、S306で、EASDFはDNSコンテキスト更新応答をSMFへ送信する。
【0110】
S310.端末デバイスはDNSクエリメッセージをEASDFへ送信する。
【0111】
S320.DNSクエリメッセージが、報告のためのものであるDNSメッセージハンドリングルールに適合する場合、EASDFは、DNSコンテキスト通知要求(Neasdf_DNSContext_Notify Request)を呼び出すことによって、DNSメッセージレポートをSMFへ送信する。
【0112】
S330.SMFはDNSコンテキスト通知応答(Neasdf_DNSContext_Notify Response)をEASDFへ送信する。
【0113】
任意に、レポートにおいて受け取られたFQDNのためのDNSメッセージハンドリングルールが更新される必要がある、例えば、更新情報がEDNSクライアントサブネットオプション(EDNS Client Subnet option,ECS)情報を構築するために供給される、場合、S340で、SMFはDNSコンテキスト更新要求(Neasdf_DNSContext_Update Request)をEASDFへ送信する。更新要求はDNSメッセージハンドリングルールを含み得る。
【0114】
ECS(EDNS-Client-Subnet)は、DNSサービスによってサポートされる新しいプロトコルである。このプロトコルに従って、ユーザのIPアドレスはDNS要求パケットに加えられる。このようにして、DNSサーバは、再帰的サーバのIPアドレスの代わりにユーザのIPアドレスに基づいて、より近いサーバのIPアドレスをユーザへ返すことができ、それにより、ユーザはより近いサーバにアクセスすることができる。
【0115】
相応して、S350で、EASDFはDNSコンテキスト更新応答(Neasdf_DNSContext_Update Response)をSMFへ送信する。
【0116】
S350.EASDFは、受け取ったDNSクエリメッセージを処理する。
【0117】
EASDFは、ECSオプションをDNSクエリメッセージに付加し、DNSクエリメッセージをC-DNSサーバへ送信し得る。代替的に、EASDFは、DNSクエリメッセージをローカルDNSサーバへ送信し得る。
【0118】
S360.EASDFはDNSクエリ要求をDNSサーバへ送信する。
【0119】
S370.EASDFは、DNSサーバによって送信されたDNS応答(DNS reponse)を受け取る。
【0120】
S380.EASDFは、DNSコンテキスト通知要求(Neasdf_DNSContext_Notify Request)をトリガすることによって、DNSメッセージレポートをSMFへ送信する。
【0121】
S390.SMFはDNSコンテキスト通知応答(Neasdf_DNSContext_Notify Response)をEASDFは送信する。
【0122】
任意に、S3100で、SMFはUL CL/BPを更に挿入してもよい。
【0123】
EASDFから受け取られたEAS情報(例えば、EAS IPアドレス)に基づき、SMFは、DNAI及びDNAIの関連するN6トラフィックルーティング情報を決定し得る。SMFエンティティは、UEのためのデータプレーンパスの確立を完了するために、UL CL/BP及びローカルPSAの選択及び挿入を実行し得る。
【0124】
UEのためのデータプレーンパスが確立された後、S3110で、SMFは、DNSメッセージハンドリングルールを含むDNSコンテキスト更新要求(Neasdf_DNSContext_Update Request)をEASDFへ送信してもよい。
【0125】
相応して、S3120で、EASDFはDNSコンテキスト更新応答(Neasdf_DNSContext_Update Response)をSMFへ送信する。
【0126】
S3130.EASDFはDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
【0127】
現在のネットワークサービスでは、同じエッジサービスが1つよりも多いFQDNを呼び出すことがある。そのため、エッジサービスにアクセスする場合、端末デバイスは同時に複数のDNSクエリ要求を送信し、EASDFは複数のDNSクエリ要求をDNSサーバへ送信し、複数のDNS応答を受信する。複数のDNS応答は、EASDFが複数のDNSメッセージレポートをSMFへ送信することをトリガし、それにより、SMFはDNAIを選択し、UL CL/BPを挿入する。しかし、返されたDNS応答内のEASは通常同じDNに属しているので、EASDFが複数のDNSメッセージをSMFへ送信する場合に、シグナリングリソースの無駄が生じる可能性がある。
【0128】
これを鑑み、本願はエッジサービス取得方法を提供する。方法において、サーバ発見機能ネットワーク要素は、エッジサービスの取得におけるシグナリングオーバーヘッドを減らすように、指示情報に基づいて特定のメッセージ送信ポリシーを決定し得る。
【0129】
以下は、添付の図面を参照して本願の実施形態に従う方法について詳細に記載する。なお、添付の図面を参照して実施形態を記載する以下の過程で、図は、理解を容易にするためのものに過ぎず、本願に対する如何なる限定も構成すべきではないことが留意されるべきである。ネットワーク要素の名称は、異なる機能どうしを区別するためにのみ定義され、本願に対する如何なる限定も構成すべきではない。本願は、同じ又は類似した機能を実装する他のネットワーク要素を定義する可能性を排除する。
【0130】
図4は、本願に従うエッジサービス取得方法400の概略ブロック図である。方法は、少なくとも次のいくつかのステップを含む。
【0131】
S410.サーバ発見機能ネットワーク要素は、DNSサーバによって送信された複数のDNS応答(DNS Reponse)を受信する。
【0132】
サーバ発見機能ネットワーク要素はEASDFネットワーク要素を含み得る。複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリ(DNS Query)に対する応答である。複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む。
【0133】
EASのアドレス情報は、同じエッジサービスのための複数のEASのアドレス情報を含むことができ、あるいは、EASのアドレス情報は、異なるエッジサービスに対応する複数のEASのアドレス情報であってもよい。
【0134】
S420.サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定する。
【0135】
サーバ発見機能ネットワーク要素が、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、サーバ発見機能ネットワーク要素が、第1コアネットワーク要素に対して第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することを含んでもよく、このとき、DNS応答メッセージは、例えば、サーバ発見機能ネットワーク要素によって受け取られた最初のDNS応答メッセージを含んでもよい。第1コアネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素であってよく、DNS情報レポートは、複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを送信するようセッション管理機能ネットワーク要素をトリガするためのものである。
【0136】
第1指示情報は、ネットワークアドレス情報とデータネットワークとの間の対応を含み得る。例えば、第1指示情報は、ネットワークアドレス情報とデータネットワークの識別情報との間の対応表を含み得る。
【0137】
ネットワークアドレス情報はIPアドレスであってよく、データネットワークの識別情報はデータネットワークアクセス識別子DNAI及び/又はデータネットワーク名DNNを含んでもよい。同じエッジサービスが異なるEASの識別情報に対応してもよく、異なるEASの識別情報が同じデータネットワークの識別情報に対応してもよい、ことが理解されるべきである。データネットワークはローカルDNであってよい。
【0138】
なお、上記は、識別情報の例にすぎず、本願に対する如何なる限定も構成すべきではない、ことが留意されるべきである。本願は、識別情報が、エッジサーバアドレス情報を取得するためのものであることができる如何なる他の情報であってもよい、ということを除外するものでない。
【0139】
可能な実施において、サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNS応答メッセージを受信し、複数のDNS応答メッセージはEASのアドレス情報を含む。サーバ発見機能ネットワーク要素は、EASのアドレス情報及びネットワークアドレス情報とデータネットワークとの間の対応に基づいて、EASのアドレス情報に対応するデータネットワークを決定し得る。EASのアドレス情報が同じデータネットワークに対応する場合、サーバ発見機能ネットワーク要素は、複数のDNS応答メッセージについて一度DNS情報レポートを報告する、と決定する。
【0140】
例えば、第1指示情報は、サーバ発見機能ネットワーク要素で構成されてよく、あるいは、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信された第1指示情報を受信してもよい。例えば、サーバ発見機能ネットワーク要素は、PDUセッション確立プロセスで第1指示情報を受信してもよい。サーバ発見機能ネットワーク要素は、SMFによって送信されたDNSコンテキスト作成要求(Neasdf_DNSContext_Create Request)を受け取り、このとき、要求メッセージは第1指示情報を含む。代替的に、サーバ発見機能ネットワーク要素は、DNSコンテキスト更新プロシージャで第1指示情報を受信してもよい。例えば、EASDFは、SMFによって送信されたDNSコンテキスト更新要求(Neasdf_DNSContext_Updata Request)を受け取り、このとき、更新要求は第1指示情報を含む。代替的に、EASDFは、端末デバイスがDNSクエリ要求を送信する前の如何なる時点でも第1指示情報を受信し得る。
【0141】
任意に、方法はS430を更に含んでもよい。サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNS応答メッセージをバッファリングする。
【0142】
サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNS応答メッセージをバッファリングしてよい。その後、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信されたDNSハンドリングルールに基づいて、複数のDNS応答メッセージのうちの全部又は一部を端末デバイスへ送信すると決定し得る。
【0143】
任意に、方法はS440を更に含んでもよく、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信された第2指示情報を受信し、第2指示情報は、複数のDNS応答メッセージのためのDNSハンドリングルールを含む。
【0144】
例えば、DNSハンドリングルールは、複数のバッファリングされたDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示するか、又は指定されたEASアドレス範囲についてDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示し得る。代替的に、DNSハンドリングルールは、複数のDNS応答メッセージに続く最初のDNS応答メッセージをバッファリングしないようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示してもよく、最初のDNS応答メッセージも、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリ要求メッセージに対する応答である。代替的に、DNSハンドリングルールは、複数のDNS応答メッセージに続く最初のDNS応答メッセージを破棄するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示してもよい。
【0145】
S450.サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
【0146】
本願のこの実施形態で提供される方法に従って、サーバ発見機能ネットワーク要素は、同じデータネットワークに対応する複数のEASのアドレス情報を含む複数のDNS応答メッセージを受信し得る。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度だけ第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定し得る。これにより、複数のEASのアドレス情報がクエリされる場合に生成されるシグナリングオーバーヘッドを低減させることができる。
【0147】
図5は、本願に従うエッジサービス取得方法500の概略ブロック図である。方法は、少なくとも次のいくつかのステップを含む。
【0148】
S510.サーバ発見機能ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリ(DNS Query)メッセージを受信する。
【0149】
複数のDNSクエリメッセージは、端末デバイスによって、エッジサービスのためのEASのアドレス情報を取得するために使用される。EASのアドレス情報は、同じエッジサービスのための複数のEASのアドレス情報を含むことができ、あるいは、EASのアドレス情報は、異なるエッジサービスに対応する複数のEASのアドレス情報であってもよい。
【0150】
S520.サーバ発見機能ネットワーク要素は、第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定する。
【0151】
サーバ発見機能ネットワーク要素が、第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、サーバ発見機能ネットワーク要素が、第1コアネットワーク要素に対して第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することを含んでもよく、このとき、DNSクエリメッセージは、例えば、サーバ発見機能ネットワーク要素によって受信された最初のDNSクエリメッセージを含み得る。第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素であってよく、DNS情報レポートは、セッション管理機能ネットワーク要素が複数のDNSクエリメッセージのためのDNSハンドリングルールを送信することをトリガするためのものである。
【0152】
第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークとの間の対応を含み得る。例えば、第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応表を含み得る。
【0153】
EASの識別情報は、次の:
EASのユニフォームリソース識別子(uniform resource identifiers,URI)、
EASのインスタンス識別子(instance ID)、及び
EASのFQDN
のうちの少なくとも1つの情報を更に含んでもよい。EASのアドレス情報は、EASの識別情報に基づき取得され得る、ことが理解されるべきである。データネットワークの識別情報は、S420でのそれに類似している。詳細はここで再び説明されない。
【0154】
なお、上記は、識別情報の例に過ぎず、本願に対する如何なる限定も構成すべきではない、ことが留意されるべきである。本願は、識別情報が、エッジサーバアドレス情報を取得するためのものであることができる如何なる他の情報であってもよい、ということを除外するものでない。
【0155】
可能な実施において、複数のDNSクエリメッセージは、クエリされるEASの識別情報を含む。サーバ発見機能ネットワーク要素は、クエリされるEASの識別情報及びEASの識別情報とデータネットワークとの間の対応に基づいて、クエリされるEASの識別情報に対応するデータネットワークを決定し得る。クエリされるEASの識別情報が同じデータネットワークに対応する場合、サーバ発見機能ネットワーク要素は、複数のDNSクエリメッセージについて一度DNS情報レポートを報告する、と決定する。
【0156】
例えば、第3指示情報は、サーバ発見機能ネットワーク要素で構成されてよく、あるいは、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信された第3指示情報を受信してもよい。例えば、サーバ発見機能ネットワーク要素は、PDUセッション確立プロセスで第3指示情報を受信し得る。サーバ発見機能ネットワーク要素は、SMFによって送信されたDNSコンテキスト作成要求(Neasdf_DNSContext_Create Request)を受信し、このとき、要求メッセージは第3指示情報を含む。代替的に、サーバ発見機能ネットワーク要素は、DNSコンテキスト更新プロシージャで第3指示情報を受信し得る。例えば、EASDFは、SMFによって送信されたDNSコンテキスト更新要求(Neasdf_DNSContext_Updata Request)を受信し、このとき、更新要求は第3指示情報を含む。代替的に、EASDFは、端末デバイスがDNSクエリメッセージを送信する前の如何なる時点でも第3指示情報を受信し得る。他の可能な実施においては、第3指示情報及び上記の第1指示情報は、同じ情報、例えば第1情報に含まれてもよい。第1コアネットワーク要素は、第1指示情報及び第3指示情報の両方を、第1情報を送信することによってサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信してもよい。
【0157】
任意に、方法はS530を更に含んでもよく、サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNSクエリメッセージをバッファリングする。
【0158】
サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNSクエリメッセージをバッファリングしてもよい。その後、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信されたDNSハンドリングルール、例えば、EDNSクライアントサブネットオプション情報を構築すること、に基づいて、DNSクエリメッセージを処理し得る。
【0159】
任意に、方法はS540を更に含んでもよく、第1コアネットワーク要素によって送信された第4指示情報を受信し、第4指示情報はDNSハンドリングルールを含む。
【0160】
S550.サーバ発見機能ネットワーク要素は、複数のDNSクエリメッセージに対応するDNS応答メッセージを取得するために、複数のDNSクエリメッセージをDNSサーバへ送信し、DNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む。
【0161】
S560.サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
【0162】
本願のこの実施形態で提供される方法に従って、サーバ発見機能ネットワーク要素は複数のDNSクエリメッセージを受信することができ、複数のDNSクエリメッセージは同じデータネットワークに対応し得る。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージについて一度だけ第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定し得る。これにより、複数のEASのアドレス情報がクエリされる場合に生成されるシグナリングオーバーヘッドを低減させることができる。
【0163】
以下は、図6及び図7を参照して本願の実施形態におけるエッジサービス取得方法について詳細に記載する。
【0164】
図6は、本願に従う他のエッジサービス取得方法600の概略フローチャートである。図6に示される方法600は、図1に示されるシステム内のSMF、EASDF、UDM(UL CL/BP)、及びUDM(PDA)などのネットワーク要素によって実行され得る。図6に示されるように、方法はステップS610からS6110を含む。
【0165】
任意に、S610で、SMFは第1指示情報をEASDFへ送信する。相応して、EASDFは第1指示情報を受信する。第1指示情報はS420でのそれに類似している。詳細はここで再び説明されない。
【0166】
S620.EASDFは、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリメッセージを受信する。
【0167】
複数のDNSクエリメッセージは、同じデータネットワークの識別情報に対応するEASのアドレス情報を取得するためのものであってよく、データネットワークの識別情報はS420でのそれに類似している。
【0168】
S630.EASDFは複数のDNSクエリメッセージをDNSサーバへ送信する。
【0169】
S640.EASDFは、DNSサーバによって送信された、複数のDNSクエリメッセージに応答するDNS応答メッセージを受信する。
【0170】
S650.EASDFは複数のDNS応答メッセージをバッファリングし、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定する。
【0171】
S660.EASDFはDNS情報レポート(DNSコンテキスト通知要求)をSMFへ送信する。
【0172】
S670.EASDFはDNS情報レポートの応答メッセージ(DNSコンテキスト通知応答)を受信する。
【0173】
S680.SMFは、DNS情報レポートに基づいて端末デバイスのためのデータプレーンパスを確立する。
【0174】
S690.SMFは第2指示情報をEASDFへ送信し、第2指示情報はDNSハンドリングルールを含み得る。
【0175】
例えば、SMFエンティティは、DNSコンテキスト更新要求(Neasdf_DNSContext_Updata Request)メッセージで第2指示情報を送信してもよい。
【0176】
DNSハンドリングルールは、DNS応答メッセージを端末デバイスへ送信する、例えば、EASDFによってバッファリングされている複数のDNS応答メッセージを送信するか、又は指定されたEASアドレス範囲についてDNS応答メッセージを送信する、ようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示するためのポリシーであってよく、このとき、第2指示情報は、EAS IPアドレス範囲情報、指定されたDANI、又は指定されたFQDNを含み得る。代替的に、DNSハンドリングルールは、複数のDNS応答メッセージに続く最初のDNS応答メッセージをバッファリングしないようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示してもよく、最初のDNS応答メッセージも、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリメッセージに対する応答である。代替的に、DNSハンドリングルールは、複数のDNS応答メッセージに続く最初のDNS応答メッセージを破棄するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示してもよい。
【0177】
S6100.SMFは、EASDFによって送信された応答メッセージを受信し、応答メッセージはDNSコンテキスト更新応答(Neasdf_DNSContext_Updata Response)であってよい。
【0178】
S6110.EASDFはDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
【0179】
図7は、本願に従う他のエッジサービス取得方法700の概略フローチャートである。図7に示される方法700は、図1に示されるシステム内のSMF、EASDF、UDM(UL CL/BP)、及びUDM(PSA)などのネットワーク要素によって実行され得る。図7に示されるように、方法はステップS710からS7120を含む。
【0180】
任意に、S710で、SMFは第3指示情報をEASDFへ送信する。相応して、EASDFは第3指示情報を受信する。第3指示情報はS520でのそれに類似している。詳細はここで再び説明されない。
【0181】
S720.EASDFは、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリメッセージを受信する。
【0182】
複数のDNSクエリメッセージは、同じデータネットワークの識別情報に対応するEASのアドレス情報を取得するためのものであってよく、データネットワークの識別情報はS420でのそれに類似している。
【0183】
S730.EASDFは複数のDNSクエリメッセージをバッファリングする。
【0184】
S740.EASDFは、第3指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージについて第1コアネットワーク要素へDNS情報レポート(DNSコンテキスト通知要求)を送信すると決定する。
【0185】
S750.EASDFはDNS情報レポートの応答メッセージ(DNSコンテキスト通知応答)を受信する。
【0186】
S760.SMFは第4指示情報をEASDFへ送信し、第4指示情報はDNSハンドリングルールを含み得る。例えば、DNSハンドリングルールは、EDNSクライアントサブネットオプション情報を構築することを含んでもよい。
【0187】
例えば、SMFエンティティは、DNSコンテキスト更新要求(Neasdf_DNSContext_Updata Request)メッセージで第4指示情報を送信してもよい。
【0188】
S770.EASDFはDNSコンテキスト更新応答(Neasdf_DNSContext_Updata Reponse)メッセージを受信する。
【0189】
任意に、S780で、EASDFは、バッファリングされたDNSクエリメッセージのためにEDNSクライアントサブネットオプション情報を構築する。
【0190】
S790.EASDFは複数のDNSクエリメッセージをDNSサーバへ送信する。
【0191】
S7100.EASDFは、DNSサーバによって送信された、複数のDNSクエリメッセージ応答するDNS応答メッセージを受信する。
【0192】
S7110.DNS応答メッセージを処理するプロセスはS680でのそれに類似している。
【0193】
S7120.EASDFはDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
【0194】
なお、本願の実施形態における技術的解決法について明りょうに記載するために、「第1」及び「第2」などの用語は、基本的に同じ機能及び目的を持つ同じアイテム又は類似したアイテムを区別するために本願の実施形態で使用されている、ことが留意されるべきである。例えば、第1情報及び第2情報は、異なる情報どうしを区別するために使用されているに過ぎず、第1情報及び第2情報の順序を限定するものではない。当業者は、「第1」及び「第2」などの用語が数量又は実行順序を限定するものではないこと、並びに「第1」及び「第2」などの用語が明確な違いを示すものではないことを理解し得る。
【0195】
上記は、図4から図7を参照して本願の実施形態におけるエッジサービス取得方法について詳細に記載している。本願の実施形態で提供される装置は、図8及び図9を参照して以下で記載される。装置の実施形態の記載は方法の実施形態の記載に対応する、ことが理解されるべきである。従って、詳細に記載されていない内容については、上記の方法の実施形態を参照されたい。簡潔さのために、詳細はここで再び説明されない。
【0196】
上記は、ノード間のインタラクションの視点から、本願の実施形態で提供される解決法について主に記載している。上記の機能を実装するために、端末デバイス又はネットワークデバイスなどの各ノードは、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む、ことが理解され得る。当業者は、本明細書で開示される実施形態で記載されている例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが本願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実装されてもよいことを気づき得る。機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、記載されている機能を実装するために異なる方法を使用してもよいが、実施が本願の範囲を越えることは考えられるべきではない。
【0197】
本願の実施形態において、端末デバイス又はネットワークデバイスの機能モジュールは、上記の方法の例に基づいて分割により取得され得る。例えば、各機能モジュールは各機能に基づいて分割により取得されてもよく、あるいは、2つ以上の機能は1つの処理モジュールに一体化されてもよい。一体化されたモジュールは、ハードウェアの形で実施されてよく、あるいは、ソフトウェア機能モジュールの形で実施されてもよい。なお、本願の実施形態において、モジュール分割は例であり、論理的な機能分割に過ぎない、ことが留意されるべきである。実際の実施では、他の分割方法が使用されてもよい。各機能モジュールが各対応する機能に基づいて分割により取得される例が、以下では説明のために使用される。
【0198】
図8は、本願の実施形態に従う装置100の概略ブロック図である。図示されるように、装置100はトランシーバユニット110及び処理ユニット120を含み得る。
【0199】
可能な設計において、装置100は、上記の方法の実施形態におけるサーバ発見機能ネットワーク要素であってよく、あるいは、上記の方法の実施形態におけるサーバ発見機能ネットワーク要素の機能を実装するよう構成されているチップであってもよい。装置100は、本願の実施形態の方法400、方法500、方法600、及び方法700におけるサーバ発見機能ネットワーク要素に対応し得る、ことが理解されるべきである。装置100は、本願の実施形態の方法400、方法500、方法600、及び方法700におけるサーバ発見機能ネットワーク要素に対応するステップを実行し得る。ユニットが上記の対応するステップを実行する具体的なプロセスは、上記の方法の実施形態で詳細に記載されており、簡潔さのために、詳細はここでは記載されない、ことが理解されるべきである。
【0200】
具体的に、トランシーバユニットは、DNSサーバによって送信された複数のDNS応答メッセージを受信するよう構成される。複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリ(DNS Query)に対する応答であり、複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるEASのアドレス情報を含む。
【0201】
EASのアドレス情報は、同じエッジサービスのための複数のEASのアドレス情報を含むことができ、あるいは、EASのアドレス情報は、異なるエッジサービスに対応する複数のEASのアドレス情報であってもよい。
【0202】
処理ユニットは、第1指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定するよう構成される。第1指示情報は、ネットワークアドレス情報とデータネットワークとの間の対応を含み得る。
【0203】
任意に、装置100は、複数のDNS応答メッセージをバッファリングするよう構成される記憶ユニット130を更に含んでもよい。
【0204】
任意に、トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素によって送信された第2指示情報を受信するよう更に構成され、第2指示情報は、複数のDNS応答メッセージのためのDNSハンドリングルールを含む。
【0205】
DNSハンドリングルールは、複数のバッファリングされたDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示するか、又は指定されたEASアドレス範囲についてDNS応答メッセージを端末デバイスへ送信するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示し得る。代替的に、DNSハンドリングルールは、複数のDNS応答メッセージに続く最初のDNS応答メッセージをバッファリングしないようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示してもよく、最初のDNS応答メッセージも、端末デバイスによって送信された複数のDNSクエリ要求メッセージに対する応答である。代替的に、DNSハンドリングルールは、複数のDNS応答メッセージに続く最初のDNS応答メッセージを破棄するようサーバ発見機能ネットワーク要素に指示してもよい。
【0206】
可能な設計において、装置100は、上記の方法の実施形態における第1コアネットワーク要素、例えば、SMFであってよく、あるいは、上記の方法の実施形態における第1コアネットワーク要素の機能を実装するよう構成されているチップであってもよい。装置100は、本願の実施形態の方法400、方法500、方法600、及び方法700における第1コアネットワーク要素に対応するステップを実行し得る、ことが理解されるべきである。ユニットが上記の対応するステップを実行する具体的なプロセスは、上記の方法の実施形態で詳細に記載されており、簡潔さのために、詳細はここでは記載されない、ことが理解されるべきである。
【0207】
図9は、本願の実施形態に従う装置200の概略ブロック図である。図示されるように、装置200は少なくとも1つのプロセッサ220を含む。プロセッサ220は、メモリへ結合され、信号を送信するために及び/又は信号を受信するために、メモリに記憶されている命令を実行するよう構成される。任意に、装置200は、命令を記憶するよう構成されるメモリ230を更に含む。任意に、装置200はトランシーバ210を更に含み、プロセッサ220は、信号を送信するよう及び/又は信号を受信するようトランシーバ210を制御する。
【0208】
プロセッサ220及びメモリ230は1つの処理装置に一体化されてもよい、ことが理解されるべきである。プロセッサ220は、メモリに記憶されているプログラムコードを実行して上記の機能を実装するよう構成される。具体的な実施中、メモリ230は、代替的に、プロセッサ220に組み込まれてもよく、あるいは、プロセッサ220から独立していてもよい。
【0209】
トランシーバ210は受信器(又は受信機械と呼ばれる)及び送信器(又は送信機械と呼ばれる)を含んでもよい、ことが更に理解されるべきである。送信器はアンテナを更に含んでもよい。1つ以上のアンテナが存在してもよい。トランシーバ210は通信インターフェース又はインターフェース回路であってもよい。
【0210】
具体的に、装置200のトランシーバ210は、装置100のトランシーバユニット110に対応してよく、装置200のプロセッサ220は、装置200の処理ユニット120に対応してよい。
【0211】
トランシーバ及びプロセッサが上記の対応するステップを実行する具体的なプロセスは、上記の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔さのために、詳細はここで説明されない、ことが理解されるべきである。
【0212】
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、ソフトウェアの形で命令を使用することによって、実施され得る。本願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されて達成されてよく、あるいは、プロセッサにおいてハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行されて達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該技術における成熟した記憶媒体に位置し得る。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。繰り返しを避けるために、詳細はここで再び説明されない。
【0213】
なお、本願の実施形態におけるプロセッサは集積回路チップであってよく、単一の処理能力を持っている、ことが留意されるべきである。実施プロセスにおいて、上記の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形で命令を使用することによって、実施され得る。プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field-programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってもよい。それは、本願の実施形態で開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行されて達成されてよく、あるいは、復号化プロセッサにおいてハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行されて達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該技術における成熟した記憶媒体に位置し得る。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0214】
本願のこの実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、あるいは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含んでもよい、ことが理解され得る。不揮発性メモリはリードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(electrically EPROM,EEPROM)、又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)であってよい。例であるが非限定的な記載により、多くの形式のRAMが使用されてよく、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM,SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(dynamic RAM,DRAM)、同期型動的ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期型動的ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM,DDR SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(synch link DRAM,SLDRAM)、及びダイレクトランバス動的ランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM,DR RAM)がある。なお、本明細書で記載されるシステム及び方法のメモリは、これらの及び他の適切なタイプの任意のメモリを含むが、これらに限られない、ことが留意されるべきである。
【0215】
本願の実施形態で提供される方法に従って、本願はコンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを記憶する。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行される場合、コンピュータは、方法300、方法400、及び方法500の実施形態のうちのいずれか1つの方法を実行することができる。
【0216】
本願の実施形態で提供される方法に従って、本願はコンピュータ可読媒体を更に提供する。コンピュータ可読媒体はプログラムコードを記憶している。プログラムコードがコンピュータで実行される場合、コンピュータは、方法300、方法400、及び方法500の実施形態のうちのいずれか1つの方法を実行することができる。
【0217】
本願の実施形態で提供される方法に従って、本願はシステムを更に提供する。システムは上記の装置又はデバイスを含む。
【0218】
上記の実施形態のうちの全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用することによって実施されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用される場合、全て又は一部の実施形態はコンピュータプログラム製品の形で実装され得る。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータでロードされ実行される場合、本願の実施形態に従うプロシージャ又は機能は全て又は部分的に生成される。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線(例えば、同期ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(digital subscriber line,DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)の形式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を組み込むデータ記憶デバイス、例えばサーバ若しくはデータセンターであってよい。使用可能な媒体は磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc,DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive,SSD))などであってよい。
【0219】
上記の装置の実施形態におけるネットワーク側デバイス及び端末デバイスは、方法の実施形態におけるネットワーク側デバイス又は端末デバイスに対応する。対応するモジュール又はユニットは対応するステップを実行する。例えば、通信ユニット(トランシーバ)は、方法の実施形態における受信ステップ又は送信ステップを実行し、送信ステップ及び受信ステップ以外のステップは処理ユニット(プロセッサ)によって実行されてよい。具体的なユニットの機能については、対応する方法の実施形態を参照されたい。1つ以上のプロセッサが存在してもよい。
【0220】
本明細書で使用される「コンポーネント」、「モジュール」、及び「システム」などの用語は、コンピュータに関連したエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、又はソフトウェアが実行されることを示すために使用される。例えば、コンポーネントは、プロセッサで実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであってよいが、これらに限られない。図を用いて表されるように、コンピューティングデバイス及びコンピューティングデバイスで実行されるアプリケーションはいずれもコンポーネントであってよい。1つ以上のコンポーネントがプロセス及び/又は実行のスレッド内に存在してよく、コンポーネントは1つのコンピュータに位置し、及び/又は2つ以上のコンピュータ間で分散されてよい。その上、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてもよい。例えば、コンポーネントは、ローカル及び/又はリモートプロセスを使用することによって、例えば、1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステムや分散システム内で、及び/又は信号を使用することによって他のシステムと相互作用するインターネットなどのネットワークにわたって他のコンポーネントと相互作用する2つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に基づいて、通信してもよい。
【0221】
当業者は、本明細書で開示される実施形態で記載されている例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施されてもよいことを気づき得る。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、記載されている機能を実装するために異なる方法を使用してもよいが、実施が本願の範囲を越えることは考えられるべきではない。
【0222】
便宜上、簡潔な記載のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、詳細はここで再び説明されない、ことが当業者によって明りょうに理解され得る。
【0223】
本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は他の方法で実施されてもよい、ことが理解されるべきである。例えば、記載されている装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、ユニットへの分割は論理的な機能分割に過ぎず、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの機能は無視されても又は実行されなくてもよい。その上、表示又は議論される相互結合又は直接結合若しくは通信接続は、何らかのインターフェースを使用することによって実施されてもよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な、機械的な、又は他の形態で実施されてもよい。
【0224】
別個の部分として記載されるユニットは物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示される部分は物理ユニットであってもなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、あるいは、複数のネットワークユニットに分散していてもよい。いくつか又は全てのユニットは、実施形態の解決法の目的を達成するために実際の要件に基づき選択され得る。
【0225】
その上、本願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに一体化されてもよく、各ユニットは物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つ以上のユニットは1つのユニットに一体化されてもよい。
【0226】
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。かような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、あるいは、先行技術に寄与する部分、又は技術的解決法の一部は、ソフトウェア製品の形で実施されてもよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に、本願の実施形態で記載される方法のステップの全部又は一部を実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
【0227】
上記の記載は、単に本願の具体的な実施であるが、本願の保護範囲を制限するよう意図されたものではない。本願で開示される技術範囲内で当業者が容易に考え付く如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲に入るべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
【0228】
本願は、2021年8月6日に中国国家知識産権局に出願された、発明の名称が「EDGE SERVICE OBTAINING METHOD AND APPRATUS」である中国特許出願第202110904355.3号に対する優先権を主張するものである。先の中国出願は参照によりその全文を本願に援用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-04-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エッジサービス取得方法であって、
サーバ発見機能ネットワーク要素によって複数のドメイン名システムDNS応答メッセージをDNSサーバから受信することであり、前記複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるエッジアプリケーションサーバEASのアドレス情報を含み、前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報は同じデータネットワークに対応する、前記受信することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することと
を有する方法。
【請求項2】
前記した、前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素へ一度、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することを有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含み、
前記した、前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1指示情報及び前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報に基づいて、クエリされる前記EASが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素へ一度、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することと
を有する、
請求項に記載の方法。
【請求項4】
当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記複数のDNS応答メッセージをバッファリングすることと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から第2指示情報を受信することであり、前記第2指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含む、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第2指示情報に基づいて前記端末デバイスへ前記複数のDNS応答メッセージを送信することと
を更に有する、
請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記した、サーバ発見機能ネットワーク要素によって複数のDNS応答メッセージをDNSサーバから受信することより前に、当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から前記第1指示情報を受信することを更に有する、
請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素である、
請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記データネットワークの前記識別情報は、次の:
前記データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
前記データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
エッジサービス取得方法であって、
第1コアネットワーク要素によって第1指示情報をサーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、前記第1指示情報は、ドメイン名システムDNS情報レポートを複数のDNS応答メッセージについて一度前記第1コアネットワーク要素へ送信するよう前記サーバ発見機能ネットワーク要素に指示し、前記複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるエッジアプリケーションサーバEASのアドレス情報を含み、前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報は同じデータネットワークに対応する、前記送信することと、
前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することと
を有する方法。
【請求項9】
前記DNS情報レポートは、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートである、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素である、
請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1指示情報は、ネットワークアドレスとデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む、
請求項8乃至10のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記した、前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することの後で、当該方法は、
前記第1コアネットワーク要素によって第2指示情報を前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することを更に有し、
前記第2指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含み、前記ハンドリングルールは、バッファリングされた前記複数のDNS応答メッセージを前記端末デバイスへ送信するよう前記サーバ発見機能ネットワーク要素に指示する、
請求項8乃至11のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記データネットワークの前記識別情報は、次の:
前記データネットワークのデータネットワークアクセス識別子DNAI、及び
前記データネットワークのデータネットワーク名DNN
のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
エッジサービス取得装置であって、
プロセッサを有し、前記プロセッサはメモリに結合され、前記メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成され、
前記プログラム又は前記命令が前記プロセッサによって実行される場合、当該エッジサービス取得装置は、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
エッジサービス取得装置。
【請求項15】
エッジサービス取得装置であって、
プロセッサを有し、前記プロセッサはメモリに結合され、前記メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成され、
前記プログラム又は前記命令が前記プロセッサによって実行される場合、当該エッジサービス取得装置は、請求項8乃至13のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
エッジサービス取得装置。
【請求項16】
コンピュータプログラムを有し、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、前記コンピュータは、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
コンピュータプログラムを有し、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、前記コンピュータは、請求項8乃至13のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
サーバ発見機能ネットワーク要素及び第1コアネットワーク要素を有し、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素は、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成され、
前記第1コアネットワーク要素は、請求項8乃至13のうちいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成される、
通信システム。
【請求項19】
エッジサービス取得方法であって、
サーバ発見機能ネットワーク要素によって複数のドメイン名システムDNS応答メッセージをDNSサーバから受信することであり、前記複数のDNS応答メッセージは、端末デバイスによってクエリされるエッジアプリケーションサーバEASのアドレス情報を含み、前記複数のDNS応答メッセージ内の前記EASの前記アドレス情報は同じデータネットワークに対応する、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することと、
前記第1コアネットワーク要素によって前記DNS情報レポートを受信することと
を有する方法。
【請求項20】
前記した、前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって第1指示情報に基づいて、前記複数のDNS応答メッセージについて一度第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定することは、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素へ一度、前記複数のDNS応答メッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告することを有する、
請求項19に記載の方法。
【請求項21】
当該方法は、
前記第1コアネットワーク要素によって前記第1指示情報を前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、前記第1指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージについて一度前記第1コアネットワーク要素へ前記DNS情報レポートを送信するよう前記サーバ発見機能ネットワーク要素に指示する、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から前記第1指示情報を受信することと
を更に有する、
請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
当該方法は、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記複数のDNS応答メッセージをバッファリングすることと、
前記第1コアネットワーク要素によって第2指示情報を前記サーバ発見機能ネットワーク要素へ送信することであり、前記第2指示情報は、前記複数のDNS応答メッセージのためのハンドリングルールを含む、ことと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第1コアネットワーク要素から前記第2指示情報を受信することと、
前記サーバ発見機能ネットワーク要素によって前記第2指示情報に基づいて前記複数のDNS応答メッセージを前記端末デバイスへ送信することと
を更に有する、
請求項19乃至21のうちいずれか一項に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
本願のこの実施形態で提供される方法に従って、サーバ発見機能ネットワーク要素は、複数のDNS応答メッセージを受信することができ、複数のDNS応答メッセージは、同じデータネットワークに対応する複数のEASのアドレス情報を含み得る。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第指示情報に基づいて、複数のDNS応答メッセージについて一度だけ第1コアネットワーク要素へDNS情報レポートを送信すると決定し得る。これにより、複数のEASのアドレス情報がクエリされる場合に生成されるシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。サーバ発見機能ネットワーク要素は、第指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定し、サーバ発見機能ネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素に対して一度、複数のDNSクエリメッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
第7の態様を参照して、第7の態様のいくつかの実施において、第3指示情報は、EASの識別情報とデータネットワークの識別情報との間の対応情報を含む。処理ユニットは、第指示情報に基づいて、複数のDNSクエリメッセージが同じデータネットワーク識別情報に対応することを決定するよう特に構成される。トランシーバユニットは、第1コアネットワーク要素に対して一度、複数のDNSクエリメッセージのうちの1つに対応するDNS情報レポートを報告するよう更に構成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0228
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正の内容】
図7
【国際調査報告】