(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】ウェブブラウザの履歴データを表面化させるためのユーザインターフェース
(51)【国際特許分類】
G06F 16/954 20190101AFI20240910BHJP
G06F 16/906 20190101ALI20240910BHJP
【FI】
G06F16/954
G06F16/906
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508512
(86)(22)【出願日】2022-08-05
(85)【翻訳文提出日】2024-02-28
(86)【国際出願番号】 US2022074594
(87)【国際公開番号】W WO2023019089
(87)【国際公開日】2023-02-16
(32)【優先日】2021-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユシキナ,ヤナ
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ソフィー
(72)【発明者】
【氏名】クルーズ,マイケル・ブレア
(72)【発明者】
【氏名】アーマディ,モハマド・ハサン
(72)【発明者】
【氏名】リー,トミー・チェンドン
(72)【発明者】
【氏名】ホバネシアン,マヌク・アルメン
(72)【発明者】
【氏名】ドネリー,ジャスティン・ガブリエル
(72)【発明者】
【氏名】バンサル,タルン
(72)【発明者】
【氏名】ポー,ジョン・オリバー
(72)【発明者】
【氏名】シュブスダ・ルーカス
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175FA03
5B175HA02
5B175JC03
(57)【要約】
システムおよび方法であって、アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することと、メタデータに基づいて、あるトピックに関連する複数のウェブページのうちの一部を含む履歴クラスタを生成することと、を含み、履歴クラスタ生成はソースイベントと上記一部中のウェブページのアクセスタイムスタンプとに基づいており、システムおよび方法は、上記一部中のウェブページにそれぞれのスコアを割り当てることをさらに含む、システムおよび方法が記載される。トピックと関連付けられているブラウザアクティビティを閲覧する要求に応答して、システムおよび方法はトピックに関する履歴クラスタ一覧を生成して表示することができ、履歴クラスタ一覧は、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定された履歴クラスタ中のウェブページと関連付けられている訪問一覧を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
ウェブブラウザを実行するコンピューティングデバイスと、
前記ウェブブラウザのユーザインターフェース生成器と、を備え、前記ユーザインターフェース生成器はあるトピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求に応答して、前記トピックに関連する履歴クラスタに基づいて検索履歴ユーザインターフェースを生成するように構成されており、前記履歴クラスタは、アクセスされ、前記ウェブブラウザの検索履歴にセーブされた複数のウェブページを含み、前記検索履歴ユーザインターフェースは、
前記検索履歴ユーザインターフェース内に描出されており、前記トピックに関連する前記履歴クラスタからのデータが追加されている、履歴クラスタ一覧を含み、前記履歴クラスタ一覧は、前記履歴クラスタに含まれている前記複数のウェブページの少なくとも一部に対応する複数の訪問一覧を含み、
前記履歴クラスタと関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールを含み、
前記システムは、
前記検索履歴ユーザインターフェースを表示させるように構成されたレンダラをさらに備える、システム。
【請求項2】
前記ユーザインターフェース生成器は、
クエリ入力エリア内で少なくとも部分的なクエリを受け取り、
前記部分的なクエリが前記トピックに関連していると判定し、
前記部分的なクエリが前記トピックと関連していると判定することに応答して、前記トピックと関連付けられている前記検索アクティビティを閲覧する要求を提供するように構成された行程コントロールを提供するように、さらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記行程コントロールには前記部分的なクエリの補完提案が提供される、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数の訪問一覧は、前記複数のウェブページの前記一部が前記ウェブブラウザのタブグループまたはブックマークに属するという指標を含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記検索履歴ユーザインターフェースは提案された関連する検索をさらに含む、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記履歴クラスタは前記一部中のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいて生成され、前記メタデータはソースイベント、アクセスタイムスタンプ、エンゲージメントスコア、または前記トピックと関連付けられているサブトピックを含む、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記エンゲージメントスコアは、前記一部中の前記ウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、前記それぞれのエンゲージメントメトリックは、前記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを前記履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザインターフェース生成器は、前記複数の訪問一覧のうちのある訪問一覧中にレンダリングされたウェブページを削除する要求を受け取り、前記要求に基づいて、保存されている前記ウェブページへのアクセスの記録を前記検索履歴から消去させるようにさらに構成されている、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項9】
方法であって、
あるトピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求を受け取ることと、
前記要求に応答して、前記トピックに関連する履歴クラスタに基づいて検索履歴ユーザインターフェースを生成することと、を含み、前記履歴クラスタはアクセスされ、ウェブブラウザの検索履歴にセーブされた複数のウェブページを含み、前記検索履歴ユーザインターフェースは、
前記検索履歴ユーザインターフェース内に描出されており、前記トピックに関連する前記履歴クラスタからのデータが追加されている、履歴クラスタ一覧を含み、前記履歴クラスタ一覧は、前記履歴クラスタに含まれている前記複数のウェブページの少なくとも一部に対応する複数の訪問一覧を含み、
前記履歴クラスタと関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールを含み、
前記方法は、
前記検索履歴ユーザインターフェースを表示させることをさらに含む、方法。
【請求項10】
クエリ入力エリア内で少なくとも部分的なクエリを受け取ることと、
前記部分的なクエリが前記トピックに関連していると判定することと、
前記部分的なクエリが前記トピックと関連していると判定することに応答して、前記トピックと関連付けられている前記検索アクティビティを閲覧する前記要求を提供するように構成された行程コントロールを提供することと、
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記行程コントロールには前記部分的なクエリの補完提案が提供される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の訪問一覧は、前記複数のウェブページの前記一部が前記ウェブブラウザのタブグループまたはブックマークに属するという指標を含む、請求項9~請求項11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記検索履歴ユーザインターフェースは提案された関連する検索をさらに含む、請求項9~請求項12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記履歴クラスタは前記一部中のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいて生成され、前記メタデータはソースイベント、アクセスタイムスタンプ、エンゲージメントスコア、または前記トピックと関連付けられているサブトピックを含む、請求項9~請求項13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記エンゲージメントスコアは前記一部中の前記ウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、前記それぞれのエンゲージメントメトリックは、前記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを前記履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記複数の訪問一覧のうちのある訪問一覧中にレンダリングされたウェブページを削除する要求を受け取ることと、
前記要求に基づいて、保存されている前記ウェブページへのアクセスの記録を前記検索履歴から消去することと、
をさらに含む、請求項9~請求項15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
コンピュータが実行する方法であって、
アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することを含み、前記メタデータはそれぞれのウェブページについて、ソースイベントと、アクセスタイムスタンプと、少なくとも1つのトピックと、を含み、
前記コンピュータが実行する方法は、
前記メタデータに基づいて、あるトピックに関連する前記複数のウェブページのうちの一部のウェブページを含む履歴クラスタを生成することと、
前記一部中の前記ウェブページにそれぞれのスコアを割り当てることと、をさらに含み、前記それぞれのスコアは、前記アクセスタイムスタンプと前記それぞれのウェブページに関するエンゲージメントスコアとに少なくとも部分的に基づいており、
前記コンピュータが実行する方法は、
前記トピックと関連付けられているブラウザアクティビティを閲覧する要求に応答して、前記トピックに関する履歴クラスタ一覧を生成することをさらに含み、前記履歴クラスタ一覧は、前記履歴クラスタ中の、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定されたウェブページと関連付けられている訪問一覧を含み、前記訪問一覧は前記それぞれのスコアに従って整理され、
前記コンピュータが実行する方法は、
前記履歴クラスタ一覧を表示することをさらに含む、コンピュータが実行する方法。
【請求項18】
履歴クラスタ生成は、前記一部中の前記ウェブページの前記ソースイベントおよび前記アクセスタイムスタンプに基づく、請求項17に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項19】
前記訪問一覧のうちのある訪問一覧は、前記一部中の前記複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを含み、前記履歴クラスタは、前記履歴クラスタに関連するアクションを開始するための関連するアクションコントロールを含む、請求項17または請求項18に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項20】
前記履歴クラスタ一覧は、
前記一部中の少なくとも1つのウェブページに対応する複数の訪問一覧をさらに含み、前記複数の訪問一覧は前記ウェブブラウザの前記ブラウザ履歴内に提示され、
前記複数の訪問一覧と関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールをさらに含む、請求項17~請求項19のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項21】
前記メタデータは、前記複数のウェブページのうちのあるウェブページについて、決定されたウェブページエンティティ、複数の関連する検索、または前記ウェブページでの滞在時間をさらに含む、請求項17~請求項20のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項22】
前記メタデータは、前記一部中の前記ウェブページに対して定義されたウェブページ識別子をさらに含み、前記ウェブページ識別子は、前記一部中のそれぞれのウェブページが、タブグループ、ブックマーク、または前記コンピューティングデバイスによってアクセスされた検索結果ページの一部であるかどうかを示す、請求項17~請求項20のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項23】
前記エンゲージメントスコアは前記一部中の前記ウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、前記それぞれのエンゲージメントメトリックは、前記一部中の前記複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを前記履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される、請求項17~請求項22のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項24】
前記メタデータのリポジトリを生成することは、アクセスされ、前記ブラウザ履歴にセーブされた前記複数のウェブページをデデュープすることをさらに含み、前記デデュープすることは、
アクセスされた前記複数のウェブページ中の重複するウェブページアクセスを判定することと、
前記重複するウェブページアクセスについて、前記重複するウェブページアクセスと関連付けられているアクセスタイムスタンプに関して最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページを選択することと、
前記最新のアクセスタイムスタンプを有する前記ウェブページについて、前記リポジトリに保存される前記メタデータを生成することと、を含む、請求項17~請求項23のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項25】
前記履歴クラスタはタイトルを有し、前記方法は前記タイトルを提案されたリンクとして表示することをさらに含み、前記提案されたリンクを選択することによって前記履歴クラスタを閲覧する前記要求が発行される、請求項17~請求項24のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項26】
前記提案されたリンクは検索エンジンにおける検索提案として表示され、
前記提案されたリンクは前記ウェブブラウザの検索履歴においてオプションとして表示される、
請求項25に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項27】
請求項17~請求項26のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されたコンピューティングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2021年8月11日に出願された、「USER INTERFACES FOR SURFACING WEB BROWSER HISTORY DATA」と題する、米国仮出願第63/260,164号の利益を主張するものであり、その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
背景
ウェブブラウザによって、ユーザは経時的に実行される様々なブラウザセッション中に多数のウェブサイトをナビゲートすることが可能になる。ユーザがウェブサイトをナビゲートすると、ウェブブラウザはウェブページ訪問を示すブラウザ履歴を保存することができる。ウェブページ訪問はアクセスの日時に基づいて順次保存される。保存された履歴を使用して以前のウェブページ訪問までさかのぼることは、ユーザにとって困難な場合がある。例えばユーザは、以前のウェブページ訪問のデータを見つけるために、保存されているナビゲーション情報のリストを手動で検索しなければならない場合がある。保存されているナビゲーション情報を広範囲に検索するとリソースを大量に消費する可能性があるが、このことはバッテリー容量が限られているモバイルコンピューティングデバイスにとっては特に問題になり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
概要
本明細書に記載するシステムおよび方法は、ウェブブラウザと関連付けられている検索アクティビティを表す履歴クラスタ一覧を生成するための、ブラウザ履歴整理ツールとして機能する。特に、履歴クラスタ一覧は、ユーザ承認のもと、ブラウザ履歴(例えば、検索履歴データ、ダウンロード履歴データ、クッキー、キャッシュデータ、およびウェブブラウザと関連付けられているあらゆる関連する検索アクティビティ)を、一貫性のある検索行程(search journey)として視覚化し得る。ユーザ承認のもと、本明細書に記載するシステムおよび方法は、ブラウザ履歴データおよび/またはウェブブラウザのブラウザ履歴に関して生成された(もしくはブラウザ履歴内に保存された)他のメタデータを使用して、履歴クラスタを生成することができる。履歴クラスタは、経時的に、特定のトピックに関連するいくつかの検索アクティビティを含む検索行程を表し得る。ローカルコンピューティングデバイス上で実行されるモデル(例えば、クラスタ化アルゴリズム、機械学習モデル)を使用して、任意の数の履歴クラスタを生成することができる。
【0004】
履歴クラスタは、本明細書に記載するシステムおよび方法によって1つまたは複数の履歴クラスタ一覧が生成される基礎を表す。履歴クラスタ一覧は、分析され、選択され、整理され、フォーマットされて、ユーザ介入なしにユーザインターフェース(例えばUI)に表示される検索アクティビティを含み得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧はMLアルゴリズムを使用して生成され得る。例えば、ウェブブラウザは、例えばユーザ承認のもと、サーバデバイスまたは他の接続されたデバイスにアクセスすることなく、MLアルゴリズムを使用して、ローカルに保存されたブラウザ履歴データに対してML分析を実行することができる。この場合、検索アクティビティを分析し、整理し、フォーマットしてUIに表示するために、ローカルデータとオンデバイス分析とが採用されている。したがって安全かつ効率的にユーザに情報が提供され得る。上記の説明に加えて、ローカルデータがブラウザ履歴データにセーブされるかどうかおよびいつセーブされるかの両方、ブラウザ履歴データを分析して履歴クラスタを生成するかどうかおよびそれをいつどの程度行うかなど、ならびに、ユーザがサーバからコンテンツまたは通信を送られるかどうかについて、ユーザが選択を行うことを可能にする制御能力が、ユーザに提供される。さらに、特定のデータはそれが保存または使用される前に、ユーザ情報が削除されるように、1つまたは複数の方法で取り扱われ得る。例えば、ユーザの身元は、そのユーザについてユーザ情報を特定できないように取り扱われてもよく、または、ブラウザ履歴データからユーザの明確な位置を特定することができないように、ユーザの地理的位置を、位置情報が取得される場所(都市、郵便番号、または州のレベルなど)において一般化してもよい。このように、ユーザは、ユーザについてどのような情報が収集され、その情報がどのように使用され、どのような情報がユーザに提供されるかを、制御することができる。
【0005】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、ブラウザ履歴データと、検索履歴データと、検索アクティビティ情報と、決定されたトピック、スコア、および/またはランク付けに従って記述された関連する検索結果情報と、を含み得る。スコアおよび/またはランク付けは、ウェブブラウザで実行されたブラウザアクティビティ(例えば、エンゲージメントアクティビティ、クリックイベント、検索イベント、タブ/ブックマークイベントなど)に対応するメタデータ、および/または特定のブラウザ履歴データ(例えば、アクセスタイムスタンプ、トピック、サブトピック、クッキーなど)などに、少なくとも部分的に基づき得る。
【0006】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、生成された任意の数の履歴クラスタに基づいて、トピックおよび/またはサブトピックに従って整理され得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、ユーザが検索を再開すること、または、特定の履歴クラスタ一覧、ウェブページ、および/もしくは検索結果と関連付けられている追加の調査を実行することを可能にするための、コントロールおよび/またはインジケータを含み得る。例えば、本明細書に記載するシステムおよび方法は、検索へのリエントリを可能にするように構成されたUI要素として表されるアクセスポイントを提供し得る。アクセスポイントは、ブラウザページ、検索履歴ページ、ブラウザ履歴ページ、ブラウザアドレスツールバー(例えば、オムニボックスもしくは他の検索コントロール)、ブラウザアドレスツールバー(もしくは他の検索コントロール)と関連付けられているアクション、および/またはそのようなアクセスポイントと関連付けられているメニューもしくはコントロールにおいて提供され得る。
【0007】
1つまたは複数のコンピュータから成るシステムは、動作時にシステムにアクションを実行させるソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはこれらの組合せを、システムにインストールすることによって、特定の動作またはアクションを実行するように構成することができる。1つまたは複数のコンピュータプログラムは、データ処理装置によって実行されると、その装置にアクションを実行させる命令を含むことによって、特定の動作またはアクションを実行するように構成することができる。
第1の一般的態様では、コンピュータが実行する方法について記載する。方法は、アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することを含み得、メタデータはそれぞれのウェブページについて、ソースイベントと、アクセスタイムスタンプと、少なくとも1つのトピックと、を含む。方法はまた、メタデータに基づいて、あるトピックに関連する複数のウェブページのうちの一部を含む履歴クラスタを生成することも含み得、履歴クラスタ生成は、ソースイベントとその一部中のウェブページのアクセスタイムスタンプとに基づく。方法はまた、上記一部中のウェブページにそれぞれのスコアを割り当てることを含み得、それぞれのスコアは、アクセスタイムスタンプとそれぞれのウェブページについて生成されたエンゲージメントスコアとに、少なくとも部分的に基づいている。トピックと関連付けられているブラウザアクティビティを閲覧する要求に応答して、方法はトピックに関する履歴クラスタ一覧を生成することを含み得、履歴クラスタ一覧は、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定され、それぞれのスコアに従って整理される履歴クラスタ中のウェブページと関連付けられている訪問一覧を含む。方法はまた、履歴クラスタ一覧を表示することも含み得る。
【0008】
実装形態は以下の特徴のいずれかまたは全てを含み得る。いくつかの実装形態では、訪問一覧のうちのある訪問一覧は、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを含み、履歴クラスタは関連するアクションコントロールを含む。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、上記一部中の少なくとも1つのウェブページに対応する複数の訪問一覧をさらに含み、複数の訪問一覧はウェブブラウザのブラウザ履歴内に提示される。いくつかの実装形態では、複数の訪問一覧と関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールも、履歴クラスタ一覧に含まれる。
【0009】
いくつかの実装形態では、メタデータは、複数のウェブページのうちのあるウェブページについて、決定されたウェブページエンティティと、複数の提案された関連する検索と、ウェブページでの滞在時間と、をさらに含む。いくつかの実装形態では、履歴クラスタは、コンピューティングデバイス上で実行され、メタデータを入力として使用する機械学習モデルの出力として生成される。いくつかの実装形態では、メタデータは、上記一部中のウェブページに対して定義されたウェブページ識別子をさらに含み、ウェブページ識別子は、上記一部中のそれぞれのウェブページが、タブグループ、ブックマーク、またはコンピューティングデバイスによってアクセスされた検索結果ページの一部であるかどうかを示す。いくつかの実装形態では、生成されたエンゲージメントスコアは、上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される。
【0010】
いくつかの実装形態では、メタデータのリポジトリを生成することは、アクセスされ、ブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページをデデュープすることをさらに含み、デデュープすることは、アクセスされた複数のウェブページ中の重複するウェブページアクセスを判定することと、重複するウェブページアクセスについて、判定された重複するウェブページアクセスと関連付けられているアクセスタイムスタンプに関して最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページを選択することと、最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページについて、リポジトリに保存されるメタデータを生成することと、を含む。
【0011】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタはタイトルを有し、方法はタイトルを提案されたリンクとして表示することをさらに含み、リンクを選択することによって履歴クラスタを閲覧する要求が発行される。いくつかの実装形態では、提案されたリンクは検索エンジンにおける検索提案として表示されるか、または、提案されたリンクはウェブブラウザの検索履歴におけるオプションとして表示される。いくつかの実装形態では、上記の特徴の組合せのいずれかの方法を実行するように構成されたコンピューティングデバイスについて記載する。
【0012】
第2の一般的態様では、システムについて記載する。システムは、ウェブブラウザを実行するコンピューティングデバイスと、レンダラと、ウェブブラウザのユーザインターフェース生成器と、を含み得る。ユーザインターフェース生成器は、あるトピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求に応答して、そのトピックに関連する履歴クラスタに基づいて検索履歴ユーザインターフェースを生成するように構成されており、履歴クラスタは、アクセスされ、ウェブブラウザの検索履歴にセーブされた複数のウェブページを含み、検索履歴ユーザインターフェースは、履歴クラスタ一覧とアクションコントロールとを含む。履歴クラスタ一覧には、ウェブブラウザの履歴内に描出され、トピックに関連していると判定された複数のウェブページのうちの少なくとも一部が追加されてもよく、複数のウェブページの上記一部は、クラスタに、および上記一部がウェブブラウザのタブグループまたはブックマークに属することを示す検索履歴からの検索履歴データに対応する、複数の訪問一覧を含む。アクションコントロールは、クラスタと関連付けられている以前の検索を再開するように構成され得る。レンダラは、生成された検索履歴ユーザインターフェースを複数のウェブページの上記一部および検索履歴データと一緒に表示させるように構成され得る。
【0013】
実装形態は以下の特徴のいずれかまたは全てを含み得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタは、上記一部中のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいて生成され、メタデータは、ソースイベントと、アクセスタイムスタンプと、エンゲージメントスコアと、少なくとも1つのトピックと関連付けられているサブトピックと、を含む。いくつかの実装形態では、エンゲージメントスコアは、上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される。いくつかの実装形態では、ユーザインターフェース生成器は、履歴クラスタ一覧中にレンダリングされたウェブページを削除する要求を受け取り、この要求に基づいて、保存されているウェブページへのアクセスの記録を検索履歴から消去するようにさらに構成されている。
【0014】
第3の一般的態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、その少なくとも1つのプロセッサに、アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することを含み、メタデータはそれぞれのウェブページについて、ソースイベント、アクセスタイムスタンプ、および少なくとも1つのトピックを含み、メタデータに基づいて、あるトピックに関連する複数のウェブページのうちの一部を表す履歴クラスタを生成することを含み、履歴クラスタ生成はソースイベントと上記一部中のウェブページのアクセスタイムスタンプとに基づいており、上記一部中のウェブページにそれぞれのスコアを割り当てることを含み、それぞれのスコアは、アクセスタイムスタンプとそれぞれのウェブページについて生成されたエンゲージメントスコアとに少なくとも部分的に基づいており、履歴クラスタと関連付けられているブラウザアクティビティを閲覧する要求に応答して、トピックに関する履歴クラスタ一覧を生成することを含み、履歴クラスタ一覧はそれぞれのスコアに従って整理され、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定された上記一部中のウェブページと関連付けられている訪問一覧を含み、履歴クラスタ一覧を表示することを含む動作を実行させる命令を保存しているメモリを含む、非一時的コンピュータ可読媒体について記載する。
【0015】
実装形態は以下の特徴のいずれかまたは全てを含み得る。いくつかの実装形態では、訪問一覧のうちのある訪問一覧は、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを含み、履歴クラスタは関連するアクションコントロールを含む。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、上記一部中のウェブページのうちの少なくとも1つに対応する複数の訪問一覧をさらに含み、複数の訪問一覧はウェブブラウザのブラウザ履歴内に提示され、履歴クラスタ一覧は、複数の訪問一覧と関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールをさらに含む。いくつかの実装形態では、メタデータは、複数のウェブページのうちのあるウェブページについて、決定されたウェブページエンティティと、複数の関連する検索と、ウェブページでの滞在時間と、をさらに含む。
【0016】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタは、メタデータを入力として使用する、コンピューティングデバイス上で実行されるモデル(機械学習モデルまたはクラスタ化アルゴリズムなど)の出力として生成される。いくつかの実装形態では、メタデータは、上記一部中のウェブページに対して定義されたウェブページ識別子をさらに含み、ウェブページ識別子は、上記一部中のそれぞれのウェブページが、タブグループ、ブックマーク、またはコンピューティングデバイスによってアクセスされた検索結果ページの一部であるかどうかを示す。いくつかの実装形態では、生成されたエンゲージメントスコアは、上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される。
【0017】
いくつかの実装形態では、メタデータのリポジトリを生成することは、アクセスされ、ブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページをデデュープすることをさらに含む。デデュープすることは、アクセスされた複数のウェブページ中の重複するウェブページアクセスを判定することと、重複するウェブページアクセスについて、判定された重複するウェブページアクセスと関連付けられているアクセスタイムスタンプに関して最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページを選択することと、最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページについて、リポジトリに保存されるメタデータを生成することと、を含む。いくつかの実装形態では、履歴クラスタはタイトルを有し、動作はタイトルを提案されたリンクとして表示することをさらに含み、リンクを選択することによって履歴クラスタを閲覧する要求が発行される。
【0018】
上記のシステムおよび態様は、上記の態様の任意の組合せを実行するように構成されてもよく、これらの各々は、上に列挙した特徴および態様の任意の好適な組合せとともに実施され得る。
【0019】
記載されている技術の実装形態は、ハードウェア、方法もしくはプロセス、またはコンピュータアクセス可能媒体上のコンピュータソフトウェアを含み得る。1つまたは複数の実装形態の詳細が添付の図面および以下の説明に記載される。この説明および図面から、ならびに特許請求の範囲から、他の特徴が明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本明細書に記載する実装形態に係る、例示の履歴クラスタ一覧ユーザインターフェース(UI)を示すブロック図である。
【
図2】本明細書に記載する実装形態に係る、ユーザインターフェース(UI)を生成し、これに追加するために検索アクティビティデータおよびブラウザ履歴データを使用するように構成された、例示のコンピューティングシステムを示すブロック図である。
【
図3】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタの生成に使用するためのウェブブラウザ履歴データの取得および分析の例を示すフロー図である。
【
図4A】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスの例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図4B】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスの例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図4C】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスの例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図5A】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスおよびこれとの対話の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図5B】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスおよびこれとの対話の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図5C】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスおよびこれとの対話の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図5D】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスおよびこれとの対話の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図5E】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスおよびこれとの対話の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図6A】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧の修正によるブラウザ履歴の修正の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図6B】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧の修正によるブラウザ履歴の修正の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図6C】本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧の修正によるブラウザ履歴の修正の例を示す、例示のユーザインターフェースである。
【
図7】本明細書に記載する実装形態に係る、ブラウザ検索アクティビティに関係するユーザインターフェースコンテンツを生成する例示のプロセスのフロー図である。
【
図8】本明細書に記載する技術を実施するために使用できる、コンピュータデバイスおよびモバイルコンピュータデバイスの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
様々な図面における類似または同一の参照番号の使用は、類似または同一の要素または特徴の存在を示すことを意図している。
【0022】
詳細な説明
本文書では、ブラウザ履歴データを一貫性のある検索行程として視覚化する履歴クラスタ一覧を生成し得る、ブラウザ履歴整理ツールについて説明する。行程は、実行された検索、訪問されたページ、作成されたブックマーク、作成されたタブグループ、および/またはタブグループに追加されたページを含み得、これらは全て特定のトピックに関連している。このような検索行程の視覚化は、機械によって整理されて、機械によって分類されたウェブページコンテンツ(例えば、画像、テキスト、リンク、メタデータなど)を含み得る。検索行程と関連付けられているウェブページコンテンツの機械による分類は、ユーザに関する(またはブラウザに関する)検索アクティビティ、ならびに、検索履歴および/またはブラウザ履歴に保存される、特定の期間中に発生する特定のトピックまたはサブトピックに関係する検索アクティビティの分析に基づき得る。
【0023】
履歴クラスタ一覧は、例えば、ユーザが以前の検索セッションに容易に戻り、検索を再び開始する必要なく調査を完了することを可能にするように、ブラウザ履歴データ(例えばアクティビティ)を分析、クラスタ化、整理(例えば、分類、ランク付け、スコア付けなど)することによって生成される、1つまたは複数のユーザインターフェースを含み得る。ブラウザの履歴データを操作して1つまたは複数のデータのクラスタを生成するために、クライアント/ブラウザ側で機械学習(ML)アルゴリズムが実行される。いくつかの実装形態では、ユーザ承認のもと、サーバ側で(または他のリモートのコンピューティングデバイス上で)MLアルゴリズムが実行され得る。
【0024】
従来の検索履歴ページにはユーザによって手動で確認および検索される検索履歴データおよび/またはブラウザ履歴データが保存され得るが、このような従来の検索履歴ページに伴う技術的な問題は、検索履歴コンテンツが、ユーザが検索トピックおよび/または検索行程の観点からデータを評価することを可能にするように提示されないか、またはアクセス可能でないことである。例えば、従来の検索履歴ページは、概して、アクセス日時により順次整理され、反復的であり人間の理解ではなく電子処理に最適化されているリンクを含む。さらに、多くの場合、異なる検索意図に関連するリンクが一時的に挟み込まれており、そのため、ある特定のユーザ意図(例えばある行程)に関連するリンクが、履歴ページにおいて明確に区別されないか、または連続的なものでなくなる。このように、従来の検索履歴ビューには、ユーザが一貫性のある検索行程を見ることができるように、以前の検索およびページビューを特定の意図、例えば、トピック、サブトピック、および/またはエンティティを中心にして一緒に関連付ける実用的な方法が存在せず、従来の検索履歴ページおよび/またはブラウザ履歴ページは検索の次のステップを何ら備えていない。さらに、例えばユーザのプライバシーおよびセキュリティを維持するために、特定のトピックの検索履歴および/またはブラウザ履歴を消去する実用的な方法は存在しない。
【0025】
この技術的問題に対する少なくとも1つの技術的解決法は、MLモデルおよびアルゴリズムを用いて検索履歴ページおよび/またはブラウザ履歴ページのデータを分析し秩序化することである。例えば、検索履歴データおよび/またはブラウザ履歴データは、ユーザが与えた承認に基づき、1つまたは複数のMLモデルを用いて分析され得る。さらに、メタデータ入力とユーザが与えた承認とに基づいてUIに追加するメタデータおよびデータを生成するために、1つまたは複数のMLモデルも採用され得る。1つまたは複数のMLモデルは、ローカルのウェブブラウザまたはこのブラウザを実行するコンピューティングデバイスのオペレーティングシステムにおいて実行され得る。MLモデルは検索および知識ベースの分析のために訓練され得る。いくつかの実装形態では、MLモデルは、例えばウェブブラウザのユーザがそのようなサーバとデータを共有する承認を与える場合に、サーバ側で検索および知識ベースを分析するように訓練され得る。例えば、それを行うためのユーザ承認に基づき、本明細書に記載するウェブブラウザは、履歴クラスタを生成するためのプロセスの一部として、サーバ(またはリモート)コンピューティングデバイス上のユーザアカウントデータにアクセスし得る。
【0026】
本明細書に記載するMLモデルは、ウェブブラウザにおける新しいUIにまたはアクセスされた既存のUIのフィールドに追加され得る出力(例えば、履歴クラスタ一覧用のデータ)を生み出すために、ブラウザ履歴データを入力として受け入れることができる。例えば、MLモデルを使用してUIに追加するためのデータを生成することができ、このUIは、ユーザの以前の検索履歴データおよび/またはブラウザ履歴データの分析に基づく、そのユーザについての、特定のトピックまたはサブトピックに従って分析および整理されたブラウザ履歴データ(例えば、履歴クラスタ一覧)を提示するように構成されている。
【0027】
本明細書に記載する技術的解決法は、検索履歴データおよび/またはブラウザ履歴データを使用して、ユーザのウェブページアクセス(例えばウェブページ訪問)および対応するメタデータのデータベースを構築することができ、その全てを、デバイス上のMLモデルを使用して、(例えば、ウェブページ訪問のクラスタを表す)トピック検索行程へとクラスタ化することができる。いくつかの実装形態では、検索履歴データおよび/またはブラウザ履歴データをウェブブラウザのUIで提示するのに使用するために、検索行程(例えばクラスタ)をランク付けし、インデックス付けすることができる。次いでユーザは、ウェブブラウザ内から、検索履歴ページおよび/もしくはブラウザ履歴ページから、ならびに/または、検索履歴データおよび/もしくはブラウザ履歴データを提示するように構成された、新しいウィンドウ、フィールド、フレーム、コントロール、および/もしくはウェブ構成要素から、検索履歴データを検索および探索することができる。ランク付けには、ページランク付け、クラスタランク付け、オンデバイスMLクラスタ化、アクセスタイムスタンプランク付け、および/または自然言語処理クエリ評価が含まれ得るが、これらに限定されない。
【0028】
トピック検索行程のクラスタ(例えば、検索履歴データおよび/または検索アクティビティおよび/またはブラウザ履歴データ)は、履歴クラスタ一覧を生成する目的で、そのようなデータおよびアクティビティ情報ならびに/または関連付けられているデータを使用する承認をユーザが与えることに応答して、アクセスされ得る。例えば、ユーザがそのような承認を与えない場合、ユーザが検索履歴ページおよび/またはブラウザ履歴ページの閲覧を要求することに応じて、アクセス日時に従って順次整理されたウェブページを描出する従来の検索履歴ページおよび/またはブラウザ履歴ページが表示され得る。
【0029】
動作中、本明細書に記載するブラウザ履歴整理ツールは、ウェブブラウザの検索履歴および/またはブラウザ履歴を表すウェブページ訪問(例えばアクセス)のリポジトリを生成し得る。リポジトリは、ウェブページコンテンツ、ユーザの検索アクティビティ、およびウェブページ訪問のアクセスタイムスタンプと関連付けられているコンテキストベースのデータおよびコンテンツベースのデータを使用して生成および/または取得される、メタデータを含み得る。概して、コンテンツベースのデータは表示中のコンテンツと関連付けられており、コンテキストベースのデータは、表示中のコンテンツとユーザがどのように対話するかに関連付けられている。
【0030】
メタデータおよび/または関連するデータは、ユーザの検索行程を表す履歴クラスタを生成するために使用され得る。履歴クラスタは、以前に実行された検索アクティビティおよび/またはブラウジングアクティビティとのユーザの対話を容易にするためのUIを生成して追加するために使用され得る。例えば、履歴クラスタは、以前に実行された検索をトピックの類似性とアクセスタイムスタンプとに従って整理された様式で閲覧および評価するためにユーザがブラウザで対話し得る、履歴クラスタ一覧を生成する際の、基礎として使用され得る。本明細書に記載する履歴クラスタ一覧は対話型であってもよく、検索データを確認するために、および、検索と関連付けられているコンテンツをユーザが最後に閲覧した場所から検索を継続するために、アクセスされ得る。
【0031】
いくつかの実装形態では、リポジトリは、MLベースのクラスタ化および分析に基づいて生成、スコア付け、および/またはランク付けされる、メタデータを含む。例えば、本明細書に記載するシステムおよび方法は、ウェブページアクセス(例えばウェブページ訪問)のデータベースを構築することができる。データベースは、ユーザがウェブブラウザを使用する際に、ユーザ承認のもとローカルで取り込まれたメタデータを含み得る。メタデータには、1つもしくは複数のウェブページアクセスタイムスタンプ、1つもしくは複数のソースイベント、1つもしくは複数のウェブページエンゲージメントスコア、1つもしくは複数のウェブページトピック、1つもしくは複数のウェブページサブトピック、検索クエリ入力、ウェブページでの1つまたは複数の滞在時間、決定されたウェブページエンティティ、ならびに/または、アクセスされたウェブコンテンツおよび/もしくはウェブページのいずれかもしくは全てに関連する検索データが含まれ得るが、これらに限定されない。いくつかの実装形態では、ウェブページ訪問のリポジトリは、履歴クラスタおよび/または履歴クラスタ一覧を生成する目的で、最新のタイムスタンプを有するウェブページが保持されるとともに、繰り返される訪問が重要視されないおよび/または無視されることが保証されるように、繰り返しのウェブページ訪問を削除するようにデデュープされてもよい。
【0032】
本明細書に記載するシステムおよび方法は、モバイルデバイス、タブレット、スマートウォッチ、およびコンバーチブルラップトップ/タブレットなどのより小型のデバイス、ならびに、ラップトップ、デスクトップなどを含むより大型のデバイスを含む、様々なデバイスに、広く適合され得る。さらに、本明細書に記載するシステムおよび方法は、複数の履歴クラスタ一覧および検索フィールドを提供することによって、検索履歴データへの整理されたアクセスを提供することができ、このことは、小型のデバイスが、検索コンテンツおよび履歴クラスタ一覧に、より大きい利用可能領域を提供するように、より多くのコンテンツへのアクセスを表示することを可能にし得るが、それは、ユーザが注目すべき単一の履歴クラスタ一覧が展開されている間に、任意の数の履歴クラスタ一覧を折り畳むことができるからである。
【0033】
本明細書に記載する技術的解決法は、検索アクティビティ管理の改善および検索コンテンツ管理の改善という技術的効果をもたらし得る。このような管理の改善により、コンピューティングシステム(例えばデバイス)上の以前のアクティビティからの情報へのアクセスに使用される計算リソースを削減し、効率的かつ安全にそのような情報の提供を促進することができる。さらに、本明細書に記載する技術的解決法は、検索および/またはブラウザ履歴コンテンツへのアクセスの改善、新しい機能性を可能にする新規なUI、ならびに検索および/またはブラウザ履歴コンテンツとのUI対話の改善という技術的効果をもたらし得る。例えば、本明細書に記載する履歴クラスタ一覧を生成するために使用されるブラウザ履歴整理ツールは、ユーザが、その全てがトピックに従って整理され得る関連する検索、関連するコンテンツ、提案された追加情報を含む、履歴クラスタ一覧を介して、論理的かつ多くの場合自動化された様式で、以前に検索されたコンテンツを迅速に見つけることおよび関連するコンテンツを明らかにすることを可能にするように、ウェアラブルおよびモバイルデバイスなどの小型デバイス、ならびに、ラップトップ、デスクトップなどを含むより大型のデバイスを含む、様々なデバイスに、広く適合され得る。要するに、本明細書に記載するブラウザ履歴整理ツールは、ユーザのニーズを正確に表す検索および/またはブラウザ履歴コンテンツへの、容易なアクセスを提供し得る。
【0034】
図1は、本明細書に記載する実装形態に係る、例示の履歴クラスタ一覧100を示すブロック図である。履歴クラスタ一覧100は、ウェブブラウザ102におけるユーザアクティビティに基づいて生成され得る。例えば、ユーザアクティビティは履歴104に保存されたデータを含むことができ、このデータは、タイムスタンプ付きのページまたはコンテンツアクセスデータ、ウェブページデータ、ウェブアクティビティデータなどを含み得る。概して、履歴104は、ブラウザ履歴データ、検索履歴データ、ダウンロード履歴データ、クッキー、キャッシュされたデータ、およびウェブブラウザと関連付けられている任意の関連する検索アクティビティの任意の組合せを含む、ウェブブラウザ履歴および/または検索履歴を表し得る。履歴104に保存されているデータは、メタデータ106および履歴クラスタ108の、1つまたは複数のリポジトリを生成するために使用され得る。履歴クラスタ108および/またはリポジトリ内のデータは、履歴クラスタ一覧100を生成するために使用され得る。
【0035】
本明細書で使用される場合、メタデータ(例えばメタデータ106)は、1つもしくは複数のウェブページアクセスタイムスタンプ、1つもしくは複数のソースイベント、1つもしくは複数のウェブページエンゲージメントスコア、1つもしくは複数のウェブページトピック、1つもしくは複数のウェブページサブトピック、検索クエリ入力、ウェブページでの1つもしくは複数の滞在時間、決定されたウェブページエンティティ、および/または関連する検索データを含み得るが、これらに限定されない。ソースイベントは、ユーザがどのようにして特定のウェブページにアクセス/ナビゲートするようになったかを示すイベントを含み得る(例えば、ソースイベントは、ウェブブラウザで開かれたウェブページのソースを示すイベントである)。例示のソースイベントとしては、実行、生成、またはアクセスされたクエリ、ブックマーク、タブグループ、広告、検索結果ページ、検索履歴ページおよび/もしくはブラウザ履歴ページまたは他のソースウェブページ、ヌルのイベントまたは属性などを挙げることができる。いくつかの実装形態では、メタデータ106はまた、ユーザ検索に基づくユーザが実行可能な1つまたは複数の次のステップも含み得るか、または表し得る。いくつかの実装形態では、メタデータ106はまた、特定のウェブページ上でのユーザアクション、例えば、共有、音声クエリ、ページ内検索、強調表示によるリンクの共有なども含み得るか、または表し得る。いくつかの実装形態では、メタデータ106は、ユーザが1つまたは複数のウェブページとどのように対話したかを含み得るか、または表し得る。いくつかの実装形態では、メタデータ106は、画像および関連付けられている画像データ、コマーシャルデータ、ならびに/またはショッピングデータをさらに含み得る。いくつかの実装形態では、メタデータ106は、ページ終了理由(例えば、タブが閉じられた、ブラウザが閉じられた、など)を含み得るか、または表し得る。いくつかの実装形態では、メタデータ106は、ページブックマークステータス、ページブックマークタイミング(例えば、訪問中にブックマークされたページ)、および/またはネットワーク時間プロトコルごとのページ追加ステータスを含み得るか、または表し得る。
【0036】
いくつかの実装形態では、例示的な履歴クラスタ一覧100は、ウェブブラウザ102の検索履歴ページおよび/またはブラウザ履歴ページの一部として提示(または表示)され得る。例えば、履歴クラスタ一覧100は、検索履歴一覧(検索履歴ページ)内にネストされた対話型UIとして提供され得る。別の例では、履歴クラスタ一覧100は代わりに、以前にアクセスされたウェブページを列挙する従来の検索履歴ページまたはブラウザ履歴ページの近くに対話型UIとして提供され得、検索履歴ページ/ブラウザ履歴ページを変更することなく提示され得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧100は、ウェブブラウザと関連付けられている別の場所に提示され得る。
【0037】
図1を参照すると、ユーザはコンピューティングシステム110にアクセスしてウェブブラウザ102で検索を実行することができる。ウェブブラウザ102は、履歴104および/またはウェブブラウザ102の履歴104と関連付けられている他の検索アクティビティに基づいて、メタデータ106および履歴クラスタ108を生成し得る。例えば、アクセスされ、ウェブブラウザ102の履歴104にセーブされた、複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリ106が生成され得る。生成されたリポジトリ内のメタデータに基づいて、複数のウェブページのうちのあるトピックに関連する部分を含む履歴クラスタ108を生成することができる。ウェブブラウザ102は、メタデータ106および履歴クラスタ108を使用して、履歴クラスタ一覧100中に表示されるコンテンツのスコア付けおよびランク付けを行うことができる。
【0038】
例えば、ウェブブラウザ102は、検索に関連するウェブアクティビティ(例えば、キッチンレンジのトピックを含むウェブアクティビティ)に基づいて、履歴クラスタ一覧100を生成し得る。いくつかの例では、あるトピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求に応答して、そのトピックに関する履歴クラスタ一覧を生成することができる。ウェブブラウザ102は、履歴104を分析して、履歴104に保存されたデータを生成したユーザの検索行動を判定することができる。例えば、ウェブブラウザ102は、履歴104に保存されたデータを表すメタデータおよび履歴クラスタを生成するために、履歴104の分析を実行することができる。いくつかの実装形態では、分析は例えば、ユーザが検索を実行する際にリアルタイムで実行され、保存され得る。いくつかの実装形態では、分析は、コンピューティングシステム110のオペレーティングシステムによって実行される。
【0039】
アクセスされたウェブページ(例えば、ウェブページ訪問)の履歴104から生成されたメタデータ106を使用して、ウェブブラウザ102は、任意の数のMLモデルを利用して、履歴クラスタ108を生成することができる。例えば、ウェブブラウザ102は、1つまたは複数の履歴クラスタ108を生成するために、少なくとも生成されたメタデータ106を入力として使用することができる。例えば、MLモデルは、(アクセスされたウェブページのある決定された部分の)第1のウェブページを、決定された部分に共通であると判定されたトピックに従ってトップノードとして識別することによって、クラスタ108を生成するように構成され得る。この部分は例えば、履歴104中のウェブページと関連付けられているコンテキストベースのデータおよび/またはコンテンツベースのデータの分析に基づいて判定され得る。いくつかの実装形態では、この部分は、ウェブページを定義する特定のトピックとの類似性(または別のウェブページとの何らかの類似性)に基づいて選択される。類似性はウェブページをスコア付けする際の基礎として使用され得る。ウェブページはまた、アクセスタイムスタンプなど、メタデータと関連付けられている他の基準に従ってスコア付けされてもよい。スコアはまた、それぞれのウェブページに関するエンゲージメントスコア(例えばウェブページエンゲージメントスコア)に基づいて、ウェブページに割り当てられてもよい。エンゲージメントスコアはメタデータ106の一部を形成してもよく、または別個に生成されてもよい。その場合この部分は、特定の閾値スコアを満たすかまたは遵守する特定のウェブページを含み得る。
【0040】
MLモデルは、次にメタデータ106に基づいて、上記一部中の残りのウェブページのうちのウェブページを、例えばトピックまたはトピックのサブトピックに関係し得る、特定のクラスタに割り当てるように構成され得る。いくつかの実装形態ではまた、MLモデルは、ウェブページに関するアクセスタイムスタンプを考慮して、特定のアクセスタイムスタンプを超えたウェブページ(例えばウェブページ訪問)がクラスタに選択されないように、または履歴クラスタ一覧100での表示に選択されないようにしてもよい。
【0041】
図1に示すように、履歴クラスタ一覧100は、いくつかのクラスタ108A、108B、108C、および108Dを含む。クラスタは各々が、任意の数のウェブページ訪問、コントロール、関連する検索、リンク、画像、および/またはテキストを含む。例えば、クラスタ108Aはウェブページ訪問112を含む。クラスタ108Bは、ウェブページ訪問114と、追加のウェブページ訪問128、130、132と、を含む。クラスタ108Cはウェブページ訪問116を含む。クラスタ108Dはウェブページ訪問118を含む。各ウェブページ訪問112、114、128、130、132、116、および118は、ユーザによるそれぞれの期間中の特定のウェブページへの訪問(例えばアクセス)に対応している。アクセスされたウェブページの特定の表示順序を生成するときには、滞在時間、ページエンティティなどの、追加データおよび/またはメタデータも考慮され得る。
【0042】
ウェブページ訪問(例えば、訪問112、114、128、130、および132、またはクラスタの他の関連付けられているウェブページ)は、ブラウザの検索履歴に保存された実際のウェブページ訪問に関連し得るが、UIにおいては訪問一覧として示される場合がある。訪問一覧はウェブページを含み得るが、検索、関連するウェブページもしくはコンテンツ、または元のウェブページ訪問と関連付けられているかまたはそれ以外で関連が深いと判定され得る他のデータを参照する場合もある。
【0043】
各ウェブページ訪問は、履歴クラスタ一覧100に関するトピック120と関連付けられているトピックまたはサブトピックに関係し得る。例えば、各ウェブページ訪問112、114、116、および118、ならびに128~132(ならびに/または描出されていない追加の訪問)は、特定の一致するトピック(例えば、この例では「キッチンレンジ」として示されているトピック120)に対応している場合がある。例えば、ウェブページ訪問114は、いくつかの実装形態において検索クエリのキーワードの特定の部分に一致し得る、トピック120に対応している場合がある。つまり、ウェブブラウザ102は、特定のウェブページアクセスを表す訪問114が履歴クラスタ108Bに関するトップ訪問124であり、訪問128、130、および132は同じくトピック120と何らかの類似性を有する訪問であると判定し得る。いくつかの実装形態では、トップ訪問114は検索クエリを表すが、これは、結果とユーザによるその後のウェブページ訪問、例えばウェブページ訪問128、130、および132とをトリガした、ソースイベントであり得る。この例では、トップ訪問124がクラスタ108Bに関するトップ訪問である場合、訪問128、130、および132は、検索クエリソースイベントに関係するネストされたウェブページ訪問であり得る。したがって、訪問128、130、および132はコンピューティングシステム110によって、各関連付けられているウェブページ訪問の決定されたスコアに基づいて履歴クラスタ一覧100中に表示されるように生成される、訪問一覧として生成され得る。ソースイベント(例えば、クラスタ108Bと関連付けられているトップ訪問114)に関して、他のウェブページ訪問が発生していた場合があるが、いずれの訪問も、履歴クラスタ一覧100中の訪問128、130、および132を表す訪問一覧として列挙されるのに十分高いスコアを獲得しなかった。いくつかの例では、履歴クラスタ一覧は、それぞれのスコアに従って整理することが可能であり、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定された履歴クラスタ中のウェブページと関連付けられている訪問一覧を含み得る。閾値スコアを満たすとは、スコアが閾値を満たすことを意味する。
【0044】
履歴クラスタ一覧100に示されるUIコンテンツ、ウェブページ(例えば訪問一覧)、およびコントロールは、概して、同じトピック120に関係しているが、任意の数のトピックを使用して、履歴クラスタ一覧用のクラスタを生成することができる。したがって、いくつかの実装形態では、複数のトピックに対して複数のクラスタを生成することができる。このようなクラスタは、メタデータおよび/またはユーザが選択したフィルタまたはランク付けスキームに基づいてランク付けされ、履歴クラスタ一覧に提示され得る。
【0045】
クラスタ108Bのウェブページ訪問は、アクセスタイムスタンプ134の時刻および/もしくは日付に従って実行された、または一般的にある期間にわたって実行された場合がある。一般に、各訪問(例えばウェブページアクセス)はアクセスタイムスタンプを含むが、特定の履歴クラスタ一覧では、履歴クラスタ一覧と関連付けられているウェブページに関して発生した任意の数の訪問を考慮するために、アクセスタイムスタンプの一般的範囲が描出されてもよい。いくつかの実装形態では、クラスタは関連するアクセスコントロールを含み得る。例えば、訪問128の下にネストされた追加のクラスタおよび/または訪問データを閲覧するために、アクセスコントロール126が提供され得る。ユーザは、アクセスコントロール126を選択して、クラスタ108Bのトピックに関係する追加のコンテンツ項目のリストを展開することができる。
【0046】
一般に、クラスタ用に選択されるウェブページ訪問のタイムスタンプは、履歴クラスタ一覧100の訪問一覧に提供するために、関連の深い(例えば最近の)データが確実に選択されるように、クラスタ108Bと関連付けられている検索アクティビティと相関され得る。これにより、生成されたクラスタに基づいて生成された履歴クラスタ一覧中に、古くなった検索コンテンツが表れないことを保証することができる。
【0047】
いくつかの実装形態では、クラスタは、関連する検索138および関連する検索140などの、追加のサブトピックまたは関連するデータに関係するウェブページを含み得る。関連する検索138および140は、クラスタ108Bのコンテンツ、トピック、またはサブトピックに関連するものとして提示され、各々が、追加のコンテンツを取り込むために選択されるアクセスコントロール(例えば、ボタン、リンクなど)を含む。履歴クラスタ一覧100は、関連する検索138および関連する検索140など、ウェブアクティビティおよび/またはアクセスされ得るクラスタ108A~Dに関連する、追加のクエリおよび/または検索を示し得る。さらに、コントロール142によって示されるように、より多くのコンテンツ、ウェブページ訪問、提案されるクエリなどを閲覧するためのコントロールが提供され得る。
【0048】
図1には示されていないが、任意の数の履歴クラスタ108(例えば108A~108D)が生成され、履歴クラスタ一覧100の一部として描出され得る。さらに、任意の数のウェブページ訪問(例えば訪問一覧として描出される)もまた、本明細書に記載するブラウザ検索履歴データから取り込まれたメタデータ106に基づいて決定された階層において、そのような履歴クラスタとともに生成および/または表示され得る。
【0049】
図2は、本明細書に記載する実装形態に係る、ユーザインターフェース(UI)を生成して、これに追加するために検索アクティビティデータおよび検索履歴データを使用するように構成された、コンピューティングシステム202を含む例示のシステム200を示すブロック図である。システム200は、コンピューティングデバイス(例えば、コンピューティングシステム202および/もしくはサーバコンピューティングシステム204)ならびに/または他のデバイス(
図2には示されていない)を構成して、例えば、ウェブブラウザ内に履歴クラスタ一覧を描出するコンピューティングデバイスによって生成される履歴クラスタに基づいて、履歴クラスタ一覧100を生成するように使用され得る。
【0050】
コンピューティングシステム202は、コンテンツベースのメタデータおよびコンテキストベースのメタデータを確認するために、消費者によってブラウジングされた特定のウェブページ(例えば、アクセスされたウェブページ)に(例えば、メタデータを使用して)注釈付けをすることができる。次いでシステム202は、トピック、サブトピックなどをメタデータ注釈として定義することができる。次いで、注釈および関連するウェブページを履歴クラスタへとクラスタ化してもよく、この履歴クラスタはデデュープされ、トピックもしくはサブトピック、ページに関するアクセスタイムスタンプ、および/またはソースイベントに従って履歴クラスタ一覧を生成する際の基礎として使用され得る。履歴クラスタ一覧は、ウェブブラウザと関連付けられているUIおよび/またはフィールド内に表示され得る。
【0051】
図2に示すように、コンピューティングシステム202は、アプリ情報210および/またはセッションデータ212に基づいてアプリケーション208を実行およびまたはそれ以外で管理することのできる、オペレーティングシステム(O/S)206を含む。O/S206は、アプリケーション208、UI対話、アクセスされるサービス、および/または
図2には描かれていないデバイス通信を、実行および/または制御するように機能し得る。例えば、O/S206は、ウェブブラウザ機能を実行するためにウェブブラウザ214がシステム202のリソースを使用することを可能にし得る。コンピューティングシステム202は、例えば本明細書に記載するアルゴリズムおよび方法に記載されるような、特別にプログラムされたソフトウェアを表す、1つまたは複数のモジュールまたはエンジンを含み得る。
【0052】
ウェブブラウザ214は、インターネット上の情報にアクセスするように構成されたウェブブラウザを表す。ウェブブラウザ214は、ブラウザリポジトリ216を生成、変更、および/またはそれ以外で構成するための、1つまたは複数のブラウザプロセス(図示せず)を起動することができる。さらに、ウェブブラウザ214は、ブラウザコンテンツを生成する、検索履歴データを生成する、および/または他のブラウザベースの動作を実行するように構成され得る。ウェブブラウザ214はまた、ブラウザタブ/タブグループデータ218、ブラウザ履歴220、履歴クラスタ222、およびメタデータ224を保存することもできる。
【0053】
ブラウザ履歴220は、ウェブブラウザ内でのユーザアクティビティを表すデータを含み得る。例えば、ブラウザ履歴220は、ブラウザ214でアクセスされた、以前にアクセスされたウェブページ221を含み得る。ブラウザ履歴220およびアクセスされたウェブページ221は、ブラウザの検索履歴ページおよび/またはブラウザ履歴ページ上に提示され得る。検索履歴ページおよびブラウザ履歴ページは一般に、ウェブページアクセス日およびタイムスタンプによって順次整理され、反復的であり、人間の理解ではなく電子処理に最適化されているリンクを含む。
【0054】
ブラウザ履歴220を使用して、検索履歴分析器234は、ブラウザ履歴220を使用して、特定のデータを取り込むことおよび/または生成することができる。例えば、分析器234は、ブラウザ履歴220からメタデータ224を取得(および/または生成)することができる。いくつかの実装形態では、メタデータ224は、ブラウザ履歴220および/またはウェブブラウザ214が利用可能な別のデータベースに基づいて生成され得る。示されているように、メタデータ224は、アクセスタイムスタンプ238と、エンゲージメントスコア240と、トピック242(およびサブトピック)と、スコア244と、ソースイベント245と、を含む。
【0055】
一般に、検索履歴分析器234は、ウェブブラウザ214において、1つまたは複数のブラウザプロセス(図示せず)を使用して実行され得る。分析器234は、メタデータ224を利用して、コンテンツベースの注釈(例えば、コンテンツに基づくメタデータ)、およびコンテキストベースの注釈(例えば、コンテキストに基づくメタデータ)を生成することができる。例えば、コンテンツベースの注釈は、特定のウェブページのカテゴリを含み得る(例えば、非ローカルのパブリックまたはプライベートのウェブページの場合)。コンテンツベースの注釈には、ウェブページが特定のコンテンツ(例えば、ユーザデータ、公開データ、特定のタイプのデータなど)を含むという指標(indication)も含まれ得る。コンテンツベースの注釈はまた、どのエンティティがウェブページと関連付けられているか(またはウェブページ上にあるか)の指標を含み得る。コンテンツベースのメタデータは、ウェブページ上の実際のコンテンツ(例えば、画像、テキスト、シンボルなど)を説明する情報、またはウェブページを説明する特定のトピックもしくはサブトピックを表す。コンテキストベースのメタデータは、ユーザがどのようにウェブページに関与したかおよび/またはそれ以外でウェブページと対話したかを記述する情報を表す。
【0056】
一般に、ドキュメントオブジェクトモデルAPIを使用して、ユーザが訪問したウェブページと関連付けられているページコンテンツをブラウザプロセスを介して取り込むことで、コンテンツベースの注釈が取得され得る。いくつかの実装形態では、APIからの出力に注釈付けをするために、および、注釈付けタスクが完了したときに履歴クラスタ222を更新するために、ML推論タスクが実行され得る。本明細書で使用される場合、履歴クラスタ222は、検索履歴クラスタ、履歴クラスタ、またはウェブブラウザ214でのユーザ対話に関係するブラウザデータの他のクラスタ化を含み得る。
【0057】
いくつかの実装形態では、コンテキストベースの注釈は、そのようなデータにアクセスするためのユーザ承認に基づいてウェブブラウザ214から取得される、URLキー化された匿名化データを含み得る。データはユーザが訪問するウェブページのURLを含み得る。追加のコンテキストベースの注釈には、タブグループのステータスの指標(例えば、ウェブページがタブグループ中にあるかどうか、およびウェブページがタブグループ中に置かれたときのタイムスタンプ)も含まれ得る。コンテキストベースの注釈はまた、特定のウェブページがブックマークであるのか、お気に入りのブックマークであるのか、頻繁にアクセスされるブックマークであるのか、それとも新しいブックマークであるのかについての、指標も含み得る。コンテキストベースの注釈は、特定のウェブページがショートカットであるのか、頻繁にアクセスされるショートカットであるのか、それとも新しいショートカットであるのかについての指標をさらに含み得る。コンテキストベースの注釈はまた、特定のウェブページまたはブックマークと関連付けられているURLへの直近の訪問からの持続時間の指標も含み得る。コンテキストベースの注釈は、ブラウザ履歴220と、トピック、サブトピック、スコア、ソースイベント、ウェブページアクセスタイムスタンプ、もしくは他の取得されたメタデータ224、および/または上記の任意の組合せに従ってブラウザ履歴220をクラスタ化する、MLモデルと、を使用して取得され得る。
【0058】
コンテキストベースの注釈またはメタデータはまた、ユーザがウェブページをどのようにナビゲートしたかを示すコンテキスト信号も含み得る。いくつかの実装形態では、コンテキストベースの注釈(例えばメタデータ)は、ウェブブラウザ214と関連付けられているクリップボードアクションに基づいて生成され得る。例えば、ウェブブラウザ214は、明示的なコピー操作(例えば、Ctrl-Cまたはコピー操作をトリガするための他の入力)を監視するように構成され得る。例えば、ウェブブラウザ214は、URLツールバーにおいて、ブラウザ内のドキュメントにおいて、検索フィールドにおいて、などで、コピーアクションが呼び出されたことを検出し得る。いくつかの実装形態では、ウェブブラウザは、クリップボードへのコピーを超えて広がり得る共有操作を検出するための監視を行ってもよい。例えば、ウェブブラウザ214は、アップロード、リンク共有、印刷、テキストメッセージなどを介したウェブコンテンツの共有を検出し得る。コンテキスト信号はまた、例えば、閲覧中のウェブページのスクロールまたはリサイズも示し得る。
【0059】
コンテンツベースの注釈およびコンテキストベースの注釈は、分析器234によって、特定の検索セッション、ユーザ、トピックについて、および/またはいくつかの検索セッションについて、記述的な検索行程を生成するために(例えば、1つまたは複数の履歴クラスタ222を生成するために)使用され得る。検索行程の一部および/または検索行程と関連付けられているメタデータは、履歴クラスタ一覧228に関するコンテンツを生成する際の基礎として使用され得る。つまり、履歴クラスタ一覧228は、メタデータ224(例えば、コンテンツベースの注釈およびコンテキストベースの注釈)に基づいて生成された、クラスタ222に基づいて生成される。
【0060】
検索行程は、実行された検索、訪問したページ、作成されたブックマーク、タブグループに追加されたページなど、ウェブブラウザにおけるトピック中心の特定のユーザアクティビティの、いずれかまたは全てを含み得る。例えば、検索行程は、特定のトピック(またはサブトピック)と関連付けられていると判定される、実行されるユーザアクティビティを含むことができ、そのアクティビティは、ユーザがトピックまたはサブトピックの検索に戻り、これを再開できるような事前に決定された時間間隔内に実行される。
【0061】
検索履歴分析器234は、ブラウザ履歴220がいくつかの特定のトピックに関係していると判定し得る。以前に訪問したウェブページを整理するために、トピック(および/または関連するサブトピック)の各々が使用され得る。つまり、あるトピックに関する検索行程(すなわち、ウェブブラウザにおけるトピック中心のユーザアクティビティ)の諸相を使用して、関連するウェブページ訪問(例えばアクセス)の視覚訴求効果のあるクラスタ、UIデータ、およびトピックについての情報にアクセスするためのコントロールを生成することができる。検索履歴分析器234はMLモデル236を使用してそのようなクラスタ222を生成し得る。スコア/ランク生成器232は、クラスタ222内のウェブページを整理するために使用され得る。ブラウザ履歴220中には任意の数のトピックを表すことができ、したがって分析器234はそのようなトピックに基づいて、任意の数の履歴クラスタ222を生成し得る。いくつかの実装形態では、複数のトピックに対して複数のクラスタ222を生成することができる。このようなクラスタをランク付けし、履歴クラスタ一覧中に提示することができる。
【0062】
いくつかの実装形態では、検索履歴分析器234は、1つまたは複数のMLモデル236を利用して従来の検索履歴データ(例えばブラウザ履歴220)を自動的に分析して履歴クラスタ222にすることができ、この履歴クラスタ222を使用して、特定のトピック、サブトピック、および/またはページエンティティを中心にして、以前に実行された検索およびページビュー/訪問を一緒に関連付けることができ、この結果、一貫性のある検索行程および検索の何らかの次のステップをユーザに提示することができる。提示された一貫性のある検索行程および次のステップは、履歴クラスタ一覧100など検索履歴UIの形態を取り得る。ブラウザリポジトリ216は、概して、履歴クラスタ222および履歴クラスタ222に基づく任意の結果として得られる履歴クラスタ一覧228を生成するために、ユーザ承認のもと、任意の組合せで使用され得る。
【0063】
例えば、ユーザ承認のもと、システム200は、ウェブブラウザ214上で実行された検索行程を表し得る、履歴クラスタ222を生成し得る。履歴クラスタ222は、ウェブブラウザ214によって収集されたブラウザ履歴220、および/またはブラウザリポジトリ216から取得された(またはブラウザリポジトリ用に生成された)他のデータに基づいて生成され得る。履歴クラスタ222は、1つまたは複数の履歴クラスタ一覧を生成し、これをコンピューティングシステム202のユーザに表示する際の基礎を表し得る。
【0064】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ222は、ローカルコンピューティングデバイス上で実行される1つまたは複数のMLモデル236の出力として生成される。MLモデル236はメタデータ224を入力として使用し得る。MLモデル236は、ある一部中の第1のウェブページを、トピックに従ってトップノードとして識別するように構成することができ、メタデータに基づいて、上記一部中の残りのウェブページのうちのあるウェブページを、サブノード(例えば、トップノードまたはトップ訪問に関連していると識別される特定のクラスタ中のウェブページ)に割り当てることができる。
【0065】
履歴クラスタ222の生成は、(例えばブラウザ履歴220から)アクセスされたウェブページ221を識別し、グループ化することを含み得る。例えば、アクセスされたウェブページ221は、判定されたトピックへの類似性、トップクラスタノード、またはアクセスされたウェブページ221のうちの1つまたは複数と関連付けられているメタデータ224に基づいて、グループ化され得る。例えば、コンピューティングシステム202は、個別の各ウェブページアクセス/訪問と関連付けられているメタデータ224を、反復的に処理することができる。
【0066】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ222は、MLモデル236のうちの1つまたは複数によって、キーワードのベクトル(例えば、トピック、サブトピック、ページ上のエンティティなど)を各クラスタに付加するためのエンティティタギングを使用して生成され得る。これらのキーワードはメタデータとして利用される場合があり、その場合ユーザの閲覧には提供されないことがあるが、クラスタ222を生成するためには使用され得る。例えば、MLモデル236は、特定のウェブページコンテンツに含まれると判定される(または含まれると確率的に判定される)エンティティを計算するように構成され得る。
【0067】
ページエンティティは、ユーザがセッションに戻り、トピックおよび/またはサブトピックの検索を継続したい場合に、ユーザ検索セッションと関連の深いUIコンテンツ(例えば、履歴クラスタ一覧のコンテンツ)を生成するために使用されるメトリックの例であり得る。ユーザは通常、ウェブブラウザ上で複数のセッション(例えば、数日、数週など)にわたってタスクを達成するので、特定のウェブページに関するウェブページエンティティについての知識を用いる結果、ウェブページ訪問の正確なクラスタ化がもたらされ得る。例えば、ユーザが以前に訪問した特定のウェブページのタイトルを思い出さなければならない代わりに、ユーザはそのページのエンティティについてのクエリを入力することが可能であり得、このことによって、ユーザの視覚経験およびコンテンツベースの経験を改善することができ、システム202が複数のブラウザセッションにわたって検索行程同士を結び付けることが可能になり得る。結び付けられた検索行程を使用して、以前に検索されたコンテンツをユーザが確認するのを支援するだけでなく、追加の関連する主題および検索の次のステップを評価する、履歴クラスタ一覧を生成することができる。
【0068】
動作中、システム202は、ブラウザ履歴220に従って、アクセスされた(例えばウェブページ訪問)1つまたは複数のウェブページの識別されたエンティティに関するメタデータを取得し得る。例えば、システム202は、アクセスされたウェブページのいずれについても、エンティティ名およびエンティティが属するカテゴリを取り込むことができる。ナレッジグラフのために文書にエンティティを注釈付けするのと同様に、システム202は、上で詳細に説明したように、訪問したウェブページのウェブページエンティティに、ウェブブラウザ214内でローカルに注釈付けすることができる。1つまたは複数のMLモデル236は、エンティティメタデータおよび任意の他のメタデータを使用して、ウェブページアクセスのクラスタを生成することができる。
【0069】
いくつかの実装形態では、MLモデル236は、システム202上で機械学習タスクを実行するための、任意の数のニューラルネットワーク(図示せず)を採用し得る。ニューラルネットワークは、MLモデル236とともに、ならびに/または、検索履歴データを予測および/もしくは分析して検索クラスタを生成および/もしくは更新する操作を伴って、使用され得る。いくつかの実装形態では、ウェブページ訪問およびメタデータと関連付けられている処理タスクは、機械学習(ML)推論操作と呼ばれる。推論操作は、1つまたは複数の予測を行う(または予測に導く)MLモデルを伴う処理の操作、ステップ、またはサブステップを指す場合がある。システム202によって実行されるある種の処理は、そのような予測を行うためにMLモデルを使用し得る。例えば、機械学習では、新しいデータについての判断を下すために、既存のデータからデータを学習する統計的アルゴリズムが使用される場合があり、これが推論と呼ばれるプロセスである。言い換えれば、推論とは、予め訓練されているモデルを利用し、その訓練済みのモデルを用いて予測を行うプロセスを指す。推論のいくつかの例としては、トピックもしくはサブトピックの認識、ウェブページアクティビティの認識、および/または、そのようなウェブページアクティビティもしくはそのウェブページに関するユーザアクティビティの認知を挙げることができる。
【0070】
いくつかの実装形態では、MLモデルは1つまたは複数のニューラルネットワークを含む。このようなネットワークは、入力層が受け取った入力を一連の隠れ層を介して変換し、出力層を介して出力を生み出すことができる。各層はノードのセットのサブセットで構成されている。隠れ層中のノードは、前の層中の全ノードに全結合されており、次の層中の全てのノードに、それぞれの出力を供給する。単一層中のノードは互いに独立して機能する(つまり結合を共有しない)。出力部のノードは、変換された入力を要求プロセスに供給する。いくつかの実装形態では、システム202によって利用されるネットワークは畳み込みニューラルネットワークを含むが、これは全結合型ではないニューラルネットワークである。
【0071】
概して、システム202は、訓練データを生成するために、およびMLタスクを実行するために、ネットワークと分類器(図示せず)とを採用し得る。例えば、プロセッサ256は、特定のウェブページがあるトピックまたはサブトピックに関係しているか否か、ならびに、そのようなウェブページが特定の履歴クラスタ一覧とともに提示されるように組み合わされ得るおよび/または選択され得るか否かを決定する、分類器を実行するように構成され得る。さらに、プロセッサ256は、トピック/サブトピックに基づいてまたは特定のウェブページと関連付けられている他のメタデータに基づいて、特定のウェブページがあるクラスタに属するか否かをさらに決定する、分類器を実行するように構成され得る。MLモデル236は少なくとも、候補生成、ML信頼度ランク付け、ヒューリスティックスコア付け、およびメタデータ分析を含み得る。候補生成のために、システム202は、機械可読コードでまとめてハッシュ化された事前に定義されたエンティティ名のセットを使用し得る。次いでシステム202は、特定のウェブページ訪問に対して部分文字列マッチングを実行して、ウェブページ訪問に関するあり得る注釈を決定することができる。
【0072】
候補生成の完了後、システム202は、候補およびハッシュ化されたエンティティ名をMLモデルに送信して、その候補に関する信頼度スコアを計算することができる。MLモデルは例えば、公開ウェブコーパスをある時間枠(例えば、日次、週次、月次など)で使用して訓練され得る。訓練中、評価によって新しい情報が決定された場合は、そのような情報および/またはラベル付けで、コーパスからのコンテンツに注釈を付け直すことができる。信頼度スコアの決定後、例えば類似した注釈の曖昧さを解消するために、任意の数のヒューリスティックスコア付けを適用することができる。
【0073】
信頼度スコアによって、MLモデル(またはブラウザ214および/もしくはO/S206)は、特定のメタデータおよび/またはヒューリスティックスコアに関して、ウェブページ訪問をランク付けすることが可能になり得る。いくつかの実装形態では、追加の分類が行わる場合がある。例えば、ブラウザ214は、ブラウザ履歴220から、アクセスされたウェブページ上のページコンテンツのエンティティを分類することができる。いくつかの実装形態では、ウェブブラウザ214は、ウェブページ訪問(例えばアクセス)ごとに、エンティティ、キーワード、トピック、サブトピックなどを示す、新しい注釈フィールドを追加することができる。このような注釈は、ブラウザ214と関連付けられているコンピューティングシステム202上に、ローカルで保存され得る。
【0074】
次いで注釈(例えばメタデータ224)は、履歴クラスタ222を生成するために使用され得る。例えば、MLモデル236は、クラスタ化されていると判定されたウェブページ識別子(例えば、ページ訪問のアクセスタイムスタンプ)の各々について、ローカライズされたカテゴリ名およびエンティティ名を取り込むことができる。カテゴリ、エンティティ名、およびウェブページ識別子は、クラスタ222内の異なるウェブページ訪問間のエンティティの類似性を、ならびに、特定のクラスタ(および/または関連するコンテンツ)をまとめてグループ化するためにクラスタ間の類似性を判定するための、MLモデル236への入力として使用され得る。決定されたカテゴリおよびエンティティは、ブラウザ214と関連付けられているコンピューティングシステム202上に、ローカルで保存され得る。その後、クラスタに問い合わせを行い、クラスタ222のデータをブラウザと関連付けられている様々なUIに表面化させることができる。いくつかの実装形態では、MLモデル236は、本開示の全体を通して説明するように、メタデータ106のいずれかまたは全ての信号を使用し得る。
【0075】
MLモデル236が実行し得るMLタスクの1つは、ブラウザ履歴220に基づいて取得および/または生成されたメタデータを利用して、履歴クラスタ222を生成することである。各クラスタ222は、いくつかのウェブページ訪問(例えばアクセスされたウェブページ221)を表す。MLモデル236はメタデータ224を取得(または生成)することができ、メタデータ224をMLモデル236のうちの1つまたは複数への入力として使用して、ウェブページコンテンツおよびウェブページコンテキストについての決定を行うことができる。例えば、システム200は、ウェブページに関係しているトピック(例えば、キーワード、カテゴリなど)を決定することができる。さらに、システム200は、ウェブページに関するアクティビティまたはアクセスの直近性を示す、コンテキスト特徴を決定し得る。例えば、メタデータ224は、1つまたは複数のウェブページに関するアクセスタイムスタンプと、1つまたは複数のウェブページとの対話に関するエンゲージメントスコアと、を含み得る。エンゲージメントスコアはページごとに計算され得る。いくつかの実装形態では、特定のトピックまたはサブトピックに関係している全てのエンゲージメントスコアを使用して、合計エンゲージメントスコアを計算することができる。さらに、特定のウェブページ訪問の前後のある期間中のページロード数も計算され得る。特定の期間中に訪問された一意のURLの数も決定され得る。
【0076】
いくつかの実装形態では、MLモデル236は、URLキー化されたメトリックを使用して、ユーザ承認に基づいて収集されたデータを使用して訓練され得る。データ(例えば、ウェブページアクセス、ブラウザ検索入力、検索履歴データ)の実際の処理は、データが安全かつプライベートであることを保証するために、ローカルコンピューティングシステム202上で実行され得る。MLモデル236は、特定のトピック関連性、および特定のプラットフォームまたはデバイスタイプに応じたブラウザ挙動に基づいて実行されるように生成される。
【0077】
動作中、検索履歴分析器234は、ウェブページアクセス(例えば訪問)、実行された検索に関連する検索クエリ、特定のウェブページ訪問に関するタブグループステータス、および/または特定のウェブページ訪問に関するブックマークステータスなどの、検索行程データを分析することによって、各履歴クラスタ222を生成し得る。概して、各履歴クラスタ222は、ブラウザ履歴220中の任意の数のアクセスされたウェブページ221の一部を表し得る。ウェブページの一部は、トピック、サブトピック、および/またはアクセスタイムスタンプに従って、定義および/または整理され得る。
【0078】
いくつかの実装形態では、MLモデル236は、ブラウザ履歴220および/または関連するデータに基づいて最新のクラスタを生成するために、オンデマンド方式で(例えばリアルタイムで)クラスタ化を実行し得る。このように、ユーザが履歴クラスタ一覧にアクセスすると、システム202は、コンテンツ(例えば、履歴クラスタ一覧100中の、例えば、クラスタ108B)に追加するためのクラスタコンテンツを取り込むことができる。さらに、ユーザがスクロールを行ってより多くのコンテンツを閲覧すると、追加のクラスタが取得され、それがさらなるクラスタへの追加に使用される。クラスタ化されたコンテンツのリストが履歴クラスタ一覧に追加されるので、クラスタは例えば、履歴クラスタ一覧100中の最初のクラスタ一覧(例えばクラスタ108B)よりも後の時間にアクセスされたウェブページ訪問を含み得る。このリアルタイム手法によって、バックグラウンドで一定間隔でクラスタ化を実行するために使用され得る処理リソースを削減することができる。したがって計算リソースの使用が改善され得る。
【0079】
いくつかの実装形態では、追加のウェブページ訪問は、追加のコンテンツを閲覧する要求(例えば、スクロール、より多くを表示コントロールなど)に応答して取得される。次いでMLモデル236は、取得されたウェブページ訪問に基づいて、クラスタをリアルタイムで生成し得る。いくつかの実装形態では、生成されたクラスタは、ユーザが履歴クラスタ一覧から離れるようにナビゲートすると、維持されなくなる。これにより、モバイルコンピューティングデバイスでは制限され得るデータストレージ容量に対する要求を、低減することができる。いくつかの実装形態では、生成されたクラスタは、そのようにするユーザ要求(または承認)に基づいて維持される。
【0080】
いくつかの実装形態では、MLモデル236は、ウェブブラウザ214のブラウザプロセスによって実行される。例えば、各MLモデル236は、ブラウザ履歴220と関連付けられているメタデータおよび/または関連するデータを取り込むことができる。取り込まれたメタデータおよび/または関連するデータはテキストおよび/または画像を含むことができ、これらは例えば解析され、空白に基づいて単語へと分割され、その後トークン化され得る。各単語は固定サイズの単語辞書と比較され、事前に決定された未知のトークンにマッピングされる。次いで固定サイズの整数ベクトルを決定し、それをMLモデル236への入力として使用することができる。モデル236の出力は、モデル236の訓練に用いたカテゴリの数に基づく固定サイズのベクトルを含み得る。
【0081】
メタデータ224と一緒に保存される新しいメタデータをデバイス上(例えばコンピューティングシステム202上)で生成するために、ウェブページのコンテンツおよびコンテキストに従って、各ウェブページ訪問が、この方式で分析され得る。将来のモデル反復のための訓練データとして、新しいメタデータの匿名化されたバージョンを使用することができる。いくつかの実装形態では、このようなデータの収集は、匿名のブラウジングセッションに対しては行われない。さらに、ユーザには、ブラウザ履歴を消去することによってそのようなデバイス上のデータを消去するオプションがある。
【0082】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧228は、アクセスタイムスタンプおよび/またはアクセスタイムスタンプの範囲に基づいて、クラスタ222を逆時系列順に描出し得る。履歴クラスタ一覧228は、検索ツールバー、ページリンク、メニューなどを含むがこれらに限定されない他のUIコントロールと一緒に、ブラウザ214内に提示され得る。ユーザが特定のクラスタ222を検索したい場合、特定の履歴クラスタ一覧228を取り込む(または生成する)ために、履歴クラスタ一覧228内またはその近くにある検索ツールバーを使用して、そこにクラスタ222に一致し得るキーワードを入力することができる。
【0083】
特に、履歴クラスタ222は、1つまたは複数のモデル236によって、キーワードのベクトル(例えば、トピック、サブトピックなど)を各クラスタに付加するためのエンティティタギングを使用して生成され得る。ユーザが履歴クラスタ一覧228のUIにおいて、または検索履歴ページ内、ブラウザ履歴ページ内、および/もしくは検索ツールバー内から、クエリを検索するとき、システム202は、文字列トークン化、および事前に定義されたキーワードのリストに照らした完全および/または接頭辞文字列マッチングを使用して、そのようなキーワードを含むクラスタを見つけることができる。いくつかの実装形態では、トークン化されたクエリは、特定のクラスタ222のURLおよび/またはクラスタ222と関連付けられているそれぞれのタイトルに対してもマッチングされ得る。部分文字列マッチング、ファジー論理文字列マッチング、および/または他のマッチング技術が使用され得る。さらに、特定のクラスタへのマッチングを評価するために、キーワード以外の追加のメタデータを使用することもできる。
【0084】
いくつかの実装形態では、ブラウザでローカルにMLモデル236を実行することによって、ユーザがブラウザ履歴220を管理可能であることが保証され得る。従来のシステムとは異なり、システム200(例えば、システム202またはシステム204)によって生成されるUI(例えば、クラスタを描出する履歴クラスタ一覧)は、ナビゲーションのグループを迅速に消去するために使用できるキュレーションされたUIにユーザがアクセスすることを可能にするために、ウェブページ訪問(例えばアクセス)をグループ化し整理するように構成される。この特徴により、従来のブラウザおよび/または検索履歴ウェブページの場合のようにウェブページ訪問を1つずつ手動で探して消去する必要なく、検索履歴の一部を精確にする機能が提供され得る。例えば、履歴クラスタ一覧に関連するアクションコントロールを選択することによって、関連付けられているクラスタの検索履歴および/またはブラウザ履歴を消去するアクションを実行させることができる。このような履歴の一部の精確な消去を容易にすることによって、特に他のユーザが同じコンピューティングシステムにアクセス可能であり得る場合に、ユーザのプライバシーおよびセキュリティを改善することができる。
【0085】
いくつかの実装形態では、MLモデル236は、ユーザがリモートデバイス、例えばサーバコンピューティングシステム204上でブラウザ履歴220を利用する承認を与えた場合に、サーバコンピューティングシステム204によって実行される。例えば、クラウドサーバまたは他のサーバデバイス上にデータをセーブすることによって、ユーザアカウント間でデータを共有する承認をユーザが与えた場合、システム200はユーザアカウントに関する全てのブラウザ検索履歴を取得することができるが、それは、システム200がブラウザ履歴データをリモートに保存できるからである。リモートのブラウザ検索履歴はオンデマンドで取得され、ローカルの履歴中のローカルのブラウザ検索履歴と統合される。いくつかの実装形態では、リモートのブラウザ検索履歴はローカルのブラウザ検索履歴と一緒に定期的に更新され、この場合統合は実行されない。
【0086】
ある時点で、ユーザが検索履歴(または検索履歴の一部)の閲覧を要求する場合がある。システム200は、(ローカルおよびリモートの)ブラウザ履歴220に基づいて任意の数の履歴クラスタ222を生成することができ、クラスタ222を使用して履歴クラスタ一覧228を生成することができる。例えば、システム202は、システム202上でローカルにMLモデル236を使用してクラスタ222を生成し、これを使用して履歴クラスタ一覧228に追加を行うことができる。履歴クラスタ一覧は、要求に応答してユーザに表示され得る。いくつかの実装形態では、サーバコンピューティングシステム204は、代わりにサーバ側でMLモデルを使用して、クラスタおよび/または履歴クラスタ一覧を生成し、要求に応答して履歴クラスタ一覧をユーザに送信することができる。
【0087】
各履歴クラスタ222は、クラスタ222内の非常に顕著な訪問を表す、判定されたトップウェブページ訪問(例えばトップノード)を含み得る。トップノードは、例えば、検索履歴分析器24およびスコア/ランク生成器232によって決定することができ、クラスタを表すように機能し得る。例えば、トップノードは、他のウェブページ訪問(例えばアクセス)がマッピングされるノードであり得る。トップノードが、あるトピックを表している場合、マッピングされたウェブページ訪問は、同じトピックまたはサブトピックを表し得る。いくつかの実装形態では、トップノードは履歴クラスタ一覧228中で目立たせて提示される一覧であり、ウェブページの一部の残りのウェブページ訪問は、トップノードからネストおよび/またはインデントされる。ネストおよび/またはインデントされたウェブページ訪問は、関連するウェブページ訪問を表し得る。
【0088】
トップノードは、ウェブページ訪問ごとに生成されるスコア244に基づいて決定され得る。スコアは、それぞれのウェブページのアクセスタイムスタンプおよび生成されたエンゲージメントスコアに少なくとも部分的に基づき得る。スコア244は、例えばMLモデル236を使用して生成され得る。特定のウェブページ訪問に関するスコア244は、例えば、訪問中のウェブページとの決定されたエンゲージメント(例えば、ウェブページタブがフォアグラウンドにあった時間の長さを表すエンゲージメントスコア240)を含む、メタデータ224に基づいて計算され得る。トップノードを識別するために、さらに追加のヒューリスティックを使用してもよい。例えば、ナビゲーショングラフを生成し、グラフのスポークのそれぞれのエンゲージメントスコア240と組み合わせて評価することができる。いくつかの実装形態では、スコア244はウェブページ訪問のアクセスタイムスタンプ238とメタデータ224とに基づく。例えば、アクセスタイムスタンプ238を使用して特定のウェブページ訪問をスコア付けすることにより、あるウェブページへの最近の訪問が、そのウェブページへのそれよりも前の訪問よりも高くスコア付けされ得ることが保証され得る。このことにより、(タイムスタンプに基づく)古いかまたはあまり関連のないウェブサイト訪問の使用が回避されることで、特定のクラスタ222に基づいて結果として得られるあらゆる履歴クラスタ一覧228が改善され得る。
【0089】
ウェブページ訪問に関するスコア244を生成し割り当てることによって、スコア/ランク生成器232は、スコア244に従って、特定のトピックおよび/またはサブトピックに関係するウェブページ訪問をランク付けすることができる。例えば、履歴クラスタ222内のウェブページ訪問は、訪問のそれぞれのスコア244に基づいて降順である。例えば、最もスコアの高いウェブページ訪問はトップウェブページ訪問(例えばトップノード)として選択され、一方で残りのウェブページ訪問は関連するウェブページ訪問として識別される。いくつかの実装形態では、UI生成器226は、スコアが予め定義された閾値未満であることに基づいて、特定の関連ウェブページ訪問を非表示にするようにトリガされ得る。いくつかの実装形態では、UI生成器226は、例えば、結果として得られる履歴クラスタ一覧228の乱雑さを低減するために、特定の関連するウェブページ訪問を、そのような訪問が特定のランク付け未満である場合に非表示にするようにトリガされ得る。ユーザがそのような非表示のウェブページ訪問を表示状態に切り替えることができるようにするためのユーザコントロールが、UI生成器226によって履歴クラスタ一覧内のコンテンツ内またはコンテンツの近くに提供され得る。
【0090】
ソースイベント245は、ユーザがどのようにして特定のウェブページにアクセス/ナビゲートするようになったかを示すイベントを含み得る。例示のソースイベント245としては、実行、生成、またはアクセスされたクエリ、ブックマーク、タブグループ、広告、検索結果ページ、検索履歴ページまたは他のソースウェブページ、ヌルのイベントまたは属性などを挙げることができる。このようなソースイベントを使用して履歴クラッタを生成することができる。例えば、同じまたは類似のソースイベントは、トピックに関連するウェブページを履歴クラスタに含めるべきであるという指標であり得る。
【0091】
ランク付けされたウェブページ訪問を検索履歴分析器234によって評価して、ブラウザで閲覧される履歴クラスタ一覧228を生成することができる。例えば、検索履歴分析器234は、1つまたは複数の決定されたサブトピックおよび/またはクラスタ中の特定のウェブページ訪問(例えばアクセス)と関連付けられているアクセスタイムスタンプ238に従って、特定の履歴クラスタに関する履歴クラスタ一覧228を生成することができる。履歴クラスタ一覧228は、クラスタと関連付けられている、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定されたウェブページ訪問を含み得る。さらに、履歴クラスタ一覧228はまた、履歴クラスタ一覧のウェブページ(例えば、ウェブページ訪問/アクセス)に対応するいくつかの検索履歴イベントも含み得る。例示の検索履歴イベントとしては、検索結果、検索結果の一部、入力された検索クエリに応答する画像、関連する検索推奨事項、関連する検索クエリ、要約された検索結果、要約されたウェブページ訪問などを挙げることができる。
【0092】
いくつかの実装形態では、検索履歴分析器234は、ウェブページ訪問をデデュープすることができる。例えば、特定のクラスタと関連付けられているウェブページ訪問は、特定の訪問がデデュープされても(例えば、UIビューから重複するコンテンツが削除されても)、メタデータ224中に表され得る。例えば、重複するコンテンツに関するメタデータはメタデータ224中に保持されるが、システム200は、ブラウザ履歴220にセーブされるウェブページ訪問(例えば、アクセスされたウェブページ221)をデデュープしてもよい。デデュープは、複数のアクセスされたウェブページ中(つまりブラウザ履歴220内)の、重複するアクセスされたウェブページ221を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、アクセスされたウェブページ221は、ある期間にわたってアクセスされた全てのウェブページのリストを含むウェブブラウザ214の検索履歴を表す。
【0093】
次に、システム200は、最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページについて、リポジトリに保存されるメタデータ224を生成するために、重複するウェブページアクセスについて、決定された重複するウェブページアクセスのアクセスタイムスタンプに対して最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページを選択し得る。デデュープされたコンテンツは保存されたままであってもよいが、履歴クラスタ一覧228を生成する目的には利用されない場合がある。いくつかの実装形態では、デデュープされたコンテンツは履歴クラスタ222のデータから削除され得る。いくつかの実装形態では、デデュープされたコンテンツは非推奨のコンテンツとして示され得る。任意の数のクラスタを同様の様式でデデュープすることができる。
【0094】
いくつかの実装形態では、検索履歴分析器234は、クラスタごとに、関連する検索クエリを生成し得る。関連する検索クエリは、履歴クラスタ一覧中に表示されるように提供され得る。例えば、履歴クラスタ一覧100は訪問124において「二元燃料式レンジ」に関係する検索クエリを含み、追加の関連する検索138および140が描出され、関連するものとして示される。いくつかの実装形態では、関連する検索クエリは、特定の検索クエリと関連付けられている検索結果ページから取り込まれ得る。このような関連する検索クエリを分析し、メタデータリポジトリにメタデータ224として保存し、特定のウェブページ訪問と関連付けられていると示すことができる。履歴クラスタ一覧中の履歴クラスタ222と関連付けられている日付を表示する場合、例えば、関連する検索クエリは、複数のウェブページ訪問から集約され得るか、最も高くランク付けされたウェブページ訪問から選択され得るかのいずれかである。このような集約および/または選択されたコンテンツを、例えば、履歴クラスタ一覧UIに目立つように表示することができ、また特定の履歴クラスタの判定されたトップノードの下に表示することができる。いくつかの実装形態では、関連する検索クエリ提案の陳腐化を最小限にするために、最近のウェブページ訪問の関連する検索によって、先行するあらゆる重複するウェブページ訪問の関連する検索が置き換えられることになる。
【0095】
いくつかの実装形態では、検索履歴分析器234はまた、ウェブページがタブグループまたはブックマークの一部であるか否かに従って、ウェブページ訪問に注釈付けすることもできる。このような注釈は、特定の検索行程中の高くランク付けされた/または関連の非常に深いウェブページ訪問をユーザが識別するのを支援するべく、履歴クラスタ一覧中に後からバッジまたは他のインジケータとして示されてもよい。いくつかの実装形態では、注釈を使用して、特定のウェブページ訪問が特定のクラスタ222と関連付けられていることを保証することができる。
【0096】
図2に示すように、ブラウザ214は、ブラウザフィールド内にまたはブラウザフレームもしくはウェブページの一部として、履歴クラスタ一覧228などのユーザインターフェースを生成するように機能する、UI生成器226を含む。履歴クラスタ一覧228は、例示の履歴クラスタ一覧100(
図1)に示すように、UI内に表示される整理された検索アクティビティを表し得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧228は、ウェブブラウザ214で実行されたアクティビティ、特定のブラウザ履歴220などに対応するメタデータ(例えばメタデータ224)を使用して決定された(例えば、スコア/ランク生成器232によって実行される)スコアおよびランク付けに従って描出された、分析および整理された検索履歴情報、検索結果情報、検索アクティビティ情報、および関連する検索結果情報を含み得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧228は、トピックおよび/もしくはサブトピック242、エンゲージメントスコア240、タイムスタンプ238、ならびに/または他のスコア244に従って、UIのレイアウト内で整理され得る。
【0097】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧228は、ユーザが特定の履歴クラスタ一覧と関連付けられている追加の調査および/または検索の実行に戻ることを可能にするための、コントロールおよび/またはインジケータを含み得る。例えば、システム200は、検索履歴ページまたはウェブブラウザのブラウザ履歴ページでの検索へのリエントリを可能にするように構成されたUI要素として表されるアクセスポイントを提供し得る。いくつかの実装形態では、システム200は、ブラウザアドレスツールバー(または例えば他の検索コントロール)での検索へのリエントリを可能にするように構成されたUI要素として表されるアクセスポイントを提供し得る。いくつかの実装形態では、システム200は、ブラウザアドレスツールバー(もしくは他の検索コントロール)と関連付けられているエントリポイントでの検索へのリエントリを可能にするように構成されたUI要素、および/または、そのようなエントリポイントと関連付けられているメニューもしくはコントロールとして表される、アクセスポイントを提供し得る。例えば、システム200は、ブラウザメニュー、ブックマークメニュー、タブグループメニューなどで検索再入力オプションを可能にし得る。
【0098】
動作中、UI生成器226は、実行された検索、コンテンツアイテム分析、検索履歴分析、および/またはウェブブラウザ214に関係する他の処理アクティビティに基づくデータを表示することができる。UI生成器226は、ブラウザウィンドウ、ブラウザタブ、検索履歴データ、履歴クラスタ一覧228、ブラウザタブグループ、ブラウザタブ、およびそのような要素と関連付けられているコンテンツなどのUIコンテンツをレンダリングし得る、レンダラ246を利用することができる。レンダラ246は、例えば、コンピューティングシステム202のユーザにユーザインターフェースオブジェクトまたは他のコンテンツを描出するために、コンピューティングシステム202と関連付けられているディスプレイ(図示せず)とともに機能し得る。レンダラ246は、UI生成器226、スコア/ランク生成器232、検索履歴分析器234、ブラウザ214または関連付けられているブラウザプロセス、アプリケーション208、および/またはコンピューティングシステム202によって受信された他の入力もしくは出力からのコンテンツをレンダリングするようにトリガされ得る。
【0099】
いくつかの実装形態では、コンピューティングシステム202は、ブラウザセッションを実行していてもよく、(例えば、ウェブブラウザ履歴コンテンツと関連付けられている)検索アクティビティを表示する要求を受け取ることができる。コンピューティングシステム202上のウェブブラウザにアクセスしているユーザがブラウザ履歴データにアクセスする承認を与えたとシステム202が判定した場合、システム202は、UI生成器226をトリガして特定のブラウザ履歴データを取得し、生成された履歴クラスタと関連付けられている検索データに基づいて、履歴クラスタ一覧を生成し、レンダリングすることができる。
【0100】
例えば、UI生成器226は、アクセスされ、ウェブブラウザ214のブラウザ履歴220にセーブされたウェブページを表す履歴クラスタを要求する、取得する、および/または受け取ることができる。このようなウェブページは、例えば、履歴クラスタ222のそれぞれのウェブページと関連付けられているメタデータに少なくとも部分的に基づいてランク付けされ得る。UI生成器226は、クラスタ222を使用して、例えば、履歴クラスタ一覧100またブラウザ履歴220に基づいて検索履歴データを描出する他のUIなどの、検索履歴UIを生成することができる。
【0101】
検索アクティビティを表示する要求は特定のトピックと関連付けられている場合があり、その場合、その要求は、特定のトピックに関係するコンテンツ、ウェブページ、および検索アクティビティが追加された検索履歴UIの表示をトリガし得る。いくつかの実装形態では、検索履歴UIにはまた、トピックに関連するサブトピックおよび/またはサブトピックに関連するウェブページも追加され得る。
【0102】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧(例えば履歴クラスタ一覧100)が生成され、これがウェブブラウザの検索履歴ページ内に描出される。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧はブラウザ履歴ページ内に生成され、描出される。履歴クラスタ一覧には、少なくとも1つのトピックに関連していると判定された複数のウェブページのうちの少なくとも一部が追加され得る。例えば、訪問128、130、および132は、トップ訪問124によって示されるように、二元燃料式であるレンジのトピックに関係する以前にアクセスされたウェブページを表し得る。訪問128、130、および132はまた、訪問128、130、または132に関係する追加のサブトピックまたはウェブページを表す訪問の下にネストされたウェブページも含み得る。クラスタは、追加のウェブページ、検索結果、関連する検索、ショッピングコンテンツ、広告などのいずれかまたは全てを含む訪問一覧を含むがこれらに限定されない、他のコンテンツを含み得る。
【0103】
いくつかの実装形態では、訪問128、130、および132はトピックに対応する訪問一覧を表す(または含む)場合があり、訪問128、130、および132が表示される順序は、最初のウェブページ訪問128、130、および132から取得された検索履歴データおよび/またはメタデータに基づき得る。いくつかの実装形態では、検索履歴データおよび/またはメタデータは、1つもしくは複数のウェブページ訪問に関連するソースイベント、1つもしくは複数のウェブページ訪問と関連付けられているアクセスタイムスタンプ、1つもしくは複数のウェブページ訪問と関連付けられているエンゲージメントスコア、ならびに/または少なくとも1つのトピックおよび1つもしくは複数のウェブページ訪問と関連付けられているサブトピックと関係し得る。いくつかの実装形態では、ソースイベントは、クリックイベント、ブックマークイベント、タブグループイベント、コピーイベント、アクセスイベントなどであり得る。
【0104】
エンゲージメントスコアは、ウェブページ訪問(例えばアクセス)中に表されるウェブページのうちの1つまたは複数に関するエンゲージメントメトリックを含み得る。エンゲージメントメトリックは、例えば、クラスタ108B中のまたは履歴クラスタ一覧100中に描出された複数のクラスタの一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページ(例えば「tribune.com」)に関するスニペット(例えば、訪問130の「トップ10の二元燃料式レンジ」)を履歴クラスタ一覧100中に表示する際の、プロミネンスレベルを決定および/または選択するために使用され得る。エンゲージメントメトリックは、例えば、ウェブページのフォアグラウンド持続時間および/またはバックグラウンド持続時間に基づき得る。ウェブページがフォアグラウンドにある持続時間は、ユーザのエンゲージメントの代用として使用され得る。例えば、エンゲージメントスコアは、フォアグラウンド持続時間に基づき得る。加えてまたは代替として、アクティブなブラウザセッション中にウェブページが(ユーザによって閉じられるのではなく)バックグラウンドで開いている持続時間はまた、そのウェブページへのユーザのエンゲージメントの指標となり得る。
【0105】
いくつかの実装形態では、ブラウザ履歴220からの検索履歴データは、特定のウェブページまたはウェブページの一部が、ウェブブラウザ214のタブグループまたはブックマークに属することを示し得る。このようなメタデータを使用して、履歴クラスタ一覧内の特定のウェブページ訪問および/またはクラスタコンテンツを増減させることができる。
【0106】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧はまた、複数の検索結果と関連付けられている以前の検索を再開するように構成された1つまたは複数のアクションコントロールも含む。例えば、コントロール143は、ユーザがこのコントロールを選択して、ウェブページ訪問114と「二元燃料式レンジ」検索とに関係する検索行程を再開し得ることを示す。他のアクションコントロールが当然ながら可能である。アクションコントロールは、選択されると、履歴クラスタ一覧と関連付けられているアクションを実行するように構成された、コントロールボタンまたは選択可能なUI要素であり得る。
【0107】
UI生成器226はレンダラ246を含むことおよび/またはレンダラ246にアクセスすることができ、レンダラ246は、任意の生成された検索履歴UI(例えば、履歴クラスタ一覧100、フィルタセクション532、ドロップダウン538、および/または検索履歴データと一緒に提示される他のUI)を表示させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、検索履歴UIは、複数のウェブページのうちの少なくとも一部、およびメタデータに基づいて秩序化された検索履歴データを用いて描出され得る。
【0108】
いくつかの実装形態では、UI生成器226は、
図6A~
図6Cに関して詳細に記載されているように、履歴クラスタ一覧中にレンダリングされたウェブページを削除する要求を受け取り、この要求に基づいて、ウェブページへの保存されているアクセスの記録を検索履歴またはブラウザ履歴から消去させるように、構成され得る。
【0109】
いくつかの実装形態では、システム202はウェブブラウザを実行するコンピューティングデバイスである。システム202は、ウェブブラウザ用のユーザインターフェース生成器を含み得る。ユーザインターフェース生成器は、あるトピック(例えばトピック120)に関連する履歴クラスタ(例えば108B)に基づいて検索履歴ユーザUI(例えば、履歴クラスタ一覧100など)を生成するための命令とともに構成され得る。このようなクラスタの生成は、ブラウザで受信された、トピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求に応答して実行され得る。例えば、ユーザはウェブブラウザ214にアクセスし、トピックに関連する以前に(ユーザによって)実行された検索行程を閲覧することを選択することができる。履歴クラスタ108Bは、ウェブブラウザ214のブラウザ履歴220にセーブされた、複数のアクセスされたウェブページ221を含み得る。
【0110】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタは、上記一部中のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいて、システム202によって生成される。メタデータは、ソースイベントと、アクセスタイムスタンプと、エンゲージメントスコアと、少なくとも1つのトピックと関連付けられているサブトピックと、を含み得る。メタデータは、上記一部のウェブページ中の情報に基づいて取得または生成され得る。
【0111】
いくつかの実装形態では、エンゲージメントスコアは、上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される。
【0112】
いくつかの実装形態では、検索履歴UIは、
図4Bおよび/または
図5Bに示すように、ウェブブラウザの検索履歴中に描出された履歴クラスタ一覧を含み得る。いくつかの実装形態では、検索履歴UI(例えば履歴クラスタ一覧100)には、トピックに関連していると判定された複数のウェブページのうちの少なくとも一部が追加され得る。例えば、訪問128、130、および132は、「キッチンレンジ」というトピック120に関連しているウェブページを表す訪問一覧に関係している。いくつかの実施形態では、複数のウェブページの上記一部は、クラスタ108Bに、および上記一部がウェブブラウザのタブグループまたはブックマークに属することを示す検索履歴からの検索履歴データに対応する、複数の訪問一覧を含む。
【0113】
いくつかの実装形態では、検索履歴UIはまた、
図1のコントロール143が示すような、クラスタと関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールを含む。システム202は、生成された検索履歴UIを複数のウェブページの一部および検索履歴データと一緒に表示させるように構成されたレンダラを含み得る。いくつかの実装形態では、検索履歴UIは、検索履歴を包含するブラウザ履歴UIを表す。
【0114】
コンピューティングシステム202はまた、ウェブブラウザ214への1回のログイン中の開いているブラウザタブおよびブラウザウィンドウを表す、セッションデータ212と関連付けられてもよい。ウェブブラウザ214を実行しているコンピューティングシステム202が閉じられたまたは再起動された後に、セッションをセーブすること、および再び開くことができる。特定の履歴クラスタ一覧228および履歴クラスタ222は、セッションデータ212に基づいて生成され得る。
【0115】
アプリケーション208は、コンピューティングシステム202(もしくはサーバコンピューティングシステム204によって、または外部サービスもしくはウェブサイト248を介して)によって実行/配信可能な、任意のタイプのコンピュータプログラムであり得る。アプリケーション208は、ユーザがそれぞれのアプリケーション208の機能と対話できるようにするための、ユーザインターフェース(例えば、ブラウザアプリケーションウィンドウ、タブなど)を提供し得る。特定のアプリケーション208のアプリケーションウィンドウは、アプリケーションデータに加えて、任意のタイプのコントロール、例えばメニュー、アイコン、ウィジェットなどを表示し得る。
【0116】
アプリケーション208は、アプリ情報210およびセッションデータ212を含むことまたはそれらにアクセスすることができ、これらはいずれも、コンテンツおよび/またはデータを生成し、そのようなコンテンツおよび/またはデータをデバイスインターフェースを介してユーザおよび/またはO/S206に提供するために使用され得る。アプリ情報210は、特定のアプリケーション208によって実行されるまたはそれ以外でアクセスされる情報と一致する場合がある。例えば、アプリ情報210は、テキスト、画像、入力、出力、またはアプリケーション208との対話と関連付けられている制御信号を含み得る。いくつかの実装形態では、アプリ情報210は、ブラウザリポジトリ216からのデータを含み得る。
【0117】
いくつかの実装形態では、アプリ情報210は、メタデータ、タグ、タイムスタンプデータ、URLデータ、タブグループ割当てデータ、ブックマーク割当てデータなどを含むが、これらに限定されない、特定のアプリケーション208と関連付けられているデータを含み得る。いくつかの実装形態では、アプリケーション208はウェブブラウザ214を含む。
【0118】
いくつかの実装形態では、O/S206および/またはアプリケーション208は、サービスおよび/もしくはウェブサイト248を含み得るか、またはそれらにアクセスし得る。サービス248は、オンラインストレージ、ウェブサイト/コンテンツアクセス、アカウントセッションまたはプロファイルアクセス、承認データアクセスなどを含み得る。いくつかの実装形態では、サービス248はサーバコンピューティングシステム204を置き換えるように機能することができ、その場合、ユーザアカウントデータはサービスを介してアクセスされる。
【0119】
いくつかの実装形態では、O/S206および/またはアプリケーション208は、通信モジュール250、カメラ252、メモリ254、およびCPU/GPU256を含み得るか、またはそれらにアクセスし得る。コンピューティングシステム202はまた、ポリシーおよび承認262および選好264を含み得るか、またはそれらにアクセスし得る。さらに、コンピューティングシステム202はまた、入力デバイス258および/または出力デバイス260を含み得るか、またはそれらにアクセスし得る。
【0120】
コンピューティングシステム202は、ポリシーおよび承認262および選好264を、生成および/または配信し得る。ポリシーおよび承認262および選好264は、コンピューティングシステム202のデバイス製造者によって、および/またはシステム202にアクセスするユーザによって構成され得る。ポリシー262および選好264は、ユーザがトリガするコマンドに基づいて実行されるルーチン(すなわち、アクションのセット)を含み得る。言うまでもなく、他のポリシー262および選好264を、そのポリシーおよび承認262および/または選好264とともに構成されたシステム202と関連付けられているコンテンツを、変更および/または制御するように構成してもよい。いくつかの実装形態では、特定のアプリケーション、ブラウザタブ、ブラウザタブグループ、およびそのようなエンティティに関連する入力に対して、承認およびポリシー262が構成され得る。
【0121】
入力デバイス258は、例えば、触覚ユーザ入力を受け取ることのできるタッチ入力デバイス、キーボード、マウス、ハンドコントローラ、モバイルデバイス(または他の携帯電子デバイス)、可聴ユーザ入力を受け取ることのできるマイクロフォンなどを介して受け取ったデータを、システム202に提供し得る。出力デバイス260は、例えば、視覚出力用のディスプレイ、音声出力用のスピーカなどのためのコンテンツを生成するデバイスを含み得る。
【0122】
サーバコンピューティングシステム204は、いくつかの異なるデバイス、例えば標準サーバ、そのようなサーバのグループ、またはラックサーバシステムの形態をとる、任意の数のコンピューティングデバイスを含み得る。いくつかの例では、サーバコンピューティングシステム204は、プロセッサ266およびメモリデバイス268などの構成要素を共有する、単一のシステムであり得る。ユーザアカウント270は、例えば、ウェブブラウザ214のユーザの要求でシステム202に提供され得る、ポリシーおよび承認262に基づくユーザ承認データ276に従って、システム204およびセッションデータ272の構成および/またはプロファイル274の構成と関連付けられ得る。
【0123】
ネットワーク280は、インターネット、および/または他のタイプのデータネットワーク、例えばローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、セルラネットワーク、衛星ネットワーク、または他のタイプのデータネットワークを含み得る。ネットワーク280はまた、ネットワーク280内でデータを受信および/または送信するように構成された、任意の数のコンピューティングデバイス(例えば、コンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークスイッチなど)も含み得る。ネットワーク280は、任意の数のハードワイヤード接続および/またはワイヤレス接続をさらに含み得る。
【0124】
サーバコンピューティングシステム204は、基板に形成された1つまたは複数のプロセッサ266と、オペレーティングシステム(図示せず)と、1つまたは複数のメモリデバイス268と、を含み得る。メモリデバイス268は、任意の種類の(または複数種の)メモリ(例えば、RAM、フラッシュ、キャッシュ、ディスク、テープなど)を表し得る。いくつかの例(図示せず)では、メモリデバイス268は外部ストレージ、例えばサーバコンピューティングシステム204から物理的に離れているがそこからアクセス可能なメモリを含み得る。サーバコンピューティングシステム204は、特別にプログラムされたソフトウェアを表す1つまたは複数のモジュールまたはエンジンを含み得る。
【0125】
概して、コンピューティングシステム202および204は、例えば、互いの間で本明細書に記載するシステムおよび技術を使用して、通信モジュール250を介して通信すること、および/または、ネットワーク280を介してワイヤレスでデータを転送することができる。いくつかの実装形態では、各システム202、204は、システム200内で、システム200と関連付けられている他のデバイスと通信するように構成され得る。
【0126】
図3は、本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタの生成に使用するためのウェブブラウザ履歴データの取得および分析の例を示すフロー
図300である。特に、フロー
図300には、メタデータ224を生成するためにブラウザ履歴220を取得する例が描かれている。例えば、フロー
図300は、コンテキストベースの注釈およびコンテンツベースの注釈を収集することができる。
【0127】
コンテキストベースの注釈は、ブラウザ履歴220と、トピック、サブトピック、および/またはメタデータ224に従ってブラウザ履歴220をクラスタ化するMLモデルと、を使用して取得され得る。コンテンツ注釈は、ドキュメントオブジェクトモデルコンテンツを使用して、さらなる計算を実行するためのブラウザプロセスを使用してウェブページコンテンツを取り込むおよび/またはこれに注釈付けをすることができる。例えば、ページコンテンツ注釈サービスは、ドキュメントオブジェクトモデルから取り込まれたコンテンツに注釈付けをするために、優先度の低いML推論タスクを実行し得る。注釈付きのコンテンツは、(例えば、履歴クラスタ222、および/またはメタデータ224のリポジトリに保存される)履歴サービスリポジトリ中のウェブページ訪問を更新するために使用され得る。
【0128】
コンテキストベースの注釈は、ブラウザ履歴220に基づいて取得すること、および/または、URLキー化された匿名化データ(UKM)APIなどのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)から取得することができる。動作中、フロー
図300は、履歴タブヘルパーコンポーネント302が、ウェブブラウザ214と関連付けられている検出された新しいウェブページ訪問(例えばアクセス)について、履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304に通知することから始まり得る。さらに、履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304は、UKMページロードメトリック306にアクセスすること、および/またはそれを受け取ることができる。
【0129】
履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304は次いで、アクセスされたウェブページと関連付けられているページ開始メトリックを記録してもよく、未完了の訪問をページ終了メトリックが検出され保存されるまでログしてもよい。ウェブページの存続期間が終了する(例えば、ユーザがアクセスされたウェブページから離れるようにナビゲートする)と、履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304はページ終了メトリックを記録するよう要求される。ページ終了メトリックが記録されると、履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304は、ページ終了メトリックを履歴サービスコンポーネント308にログすることができる。さらに、UKMページロードメトリック306は、例えばページロードイベントの一部として、UKMアップロードコンポーネント310にアップロードされ得る。履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304はまた、クラスタサービス312をトリガして、ページロードイベントおよびデータメトリックなどのメタデータを保存する(および例えば、そのメタデータをデバイス上でローカルに維持する)こともできる。
【0130】
履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304は、履歴クラスタ222を生成するために、MLモデル236と関連付けられているロジックおよび分析をデバイス上で実行するように機能し得る。ロジックは、1つまたは複数のMLモデル236を利用して、1つまたは複数のアルゴリズムを使用して類似しているウェブページアクセスのグループを識別し、個別の各ページロードと関連付けられている224のメタデータを反復的に処理して、クラスタを構築することができる。概して、クラスタは類似したトピックを網羅することができるが、トピックの異なる部分(例えば、トマトか菜園か)に焦点を当てることができる。デバイス上で分析を実行することで、ユーザデータおよび/または関連するコンテンツが確実にプライベートに保たれるよう支援できるとともに、デバイス外での処理およびクラスタ生成と比較して、ネットワークリソースの使用を削減することができる。
【0131】
いくつかの実装形態では、検索履歴分析器234は、個別の各ページロードと関連付けられているメタデータ224を反復的に処理して、ウェブページアクセスのクラスタの、インデックス可能なセットを構築する。分析およびクラスタ化は、例えば、ウェブブラウザ214のバックグラウンドプロセスにおいて、定期的に(例えば、xページロードごとまたはy時間ごとに)実行され得る。
【0132】
いくつかの実装形態では、コンテキスト信号を特定のウェブページと関連付けるために、訪問識別子(例えばアクセスタイムスタンプ)が使用され得る。履歴クラスタタブヘルパーコンポーネント304は、履歴サービスコンポーネント308から、アクセスされたウェブページに関するアクセスタイムスタンプを取得し得る。このようなページメタデータおよびアクセスタイムスタンプは、デバイス上にメタデータ224として保存されてもよく、アクセスタイムスタンプ(例えば訪問識別子)に従ってキー化されてもよい。
【0133】
図4Aは、本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧へのアクセスの例を示す、例示のユーザインターフェースである。ユーザは、1つまたは複数の生成された履歴クラスタ222に基づいて整理された検索行程を描出する1つまたは複数のUIとして提示され得る、情報(例えば履歴クラスタ一覧100)にアクセスすることができる。ある時点で、ユーザが検索行程の継続を望む場合もあれば、以前の検索データの確認を望む場合もある。そのために、ユーザはブラウザ214にアクセスすることができ、以前の検索に関係し得る1つまたは複数のキーワードを入力することができる。例えば、
図4Aには、ユーザが検索クエリ「キッチンレンジ」を入力した例示の検索ボックス402が描かれている。システム202は検索クエリを受け取ることができ、クエリ用語のいずれかが、以前に検索されたクエリ用語と関連付けられているキーワードと一致するか否かを判定することができる。いくつかの実装形態では、システム202はまた、クエリ用語のいずれかが、ブラウザ履歴220中のキーワードおよび/またはコンテンツと一致するか否かを判定することができる。
【0134】
図4Aの例では、システム202は、以前の検索404が、検索クエリ「キッチンレンジ」に対して実行されたと判定した。ユーザには、以前の検索に戻るためにその検索を選択するためのリンクが提供され得る。システム202はまた、ブラウザ履歴220からのそのような検索用語に一致し得る任意の検索行程406も提供し得る。示されているように、「キッチンレンジ」に関する検索行程を再開するためにユーザが選択するオプションとして、単一の検索行程コントロール408が提供される。いくつかの実装形態では、行程「キッチンレンジ」は、例えば、検索404からの入力されたキーワード「キッチンレンジ」に基づいて生成されたトピックを表す。いくつかの実装形態では、トピックは、テキストまたは画像中のエンティティを識別するための従来のまたは今後開発される技術を使用して、例えば、クエリ、ウェブページのコンテンツ、またはコンテキスト情報などの、訪問のコンテンツに関連するエンティティとして識別される。トピックは、代わりに、「キッチン家電」、または「レンジの用途」、または、入力された特定の検索、検索アクティビティ、および訪問されたウェブページに基づいてシステムが生成した、このような他のトピックであった可能性がある。行程406の下のリスト内に追加の行程が表示され得る。ユーザが行程へのエントリポイントとしてコントロール408を選択した場合、ウィンドウ410が提供され得る。
【0135】
コントロール408での選択を受け取ったことに応答して、例えば、システム202は、以前の検索行程「キッチンレンジ」に基づく履歴クラスタ一覧の生成をトリガすることができる。描出されている履歴クラスタ一覧は履歴クラスタ一覧100であるが、以前の検索、トピック、およびユーザがウェブブラウザ214と行ったことがある過去の対話に応じて、任意の履歴クラスタ一覧のコンテンツが生成され追加され得る。
【0136】
ウィンドウ410には、ブラウザ214の履歴ページが描出されている。いくつかの実装形態では、同じオプションおよび履歴クラスタ一覧のコンテンツが、代わりに、別のウェブページ、ウィンドウ、コントロール、またはツールバーなどで提供されてもよい。さらに、メニュー412が示すように、行程および以前の検索をメニュー項目として描出してもよい。ユーザは、以前の検索、例えば検索404aを選択して、検索404からの以前の検索結果中に提示させることができる。例えば、システム202が履歴クラスタ一覧および/または他の以前の検索に関連する他の記録を生成した場合、そのような検索もメニュー412内に描出され得る。
【0137】
いくつかの実装形態では、メニュー412はタブ付きのナビゲーションメニューであってもよく、その場合、要素404a、414、408a、および416(ならびに/またはここには示されていない他の項目)は、別々のタブに示される。いくつかの実装形態では、このような要素は、アクセスされ、履歴クラスタ一覧100の一部として提示され得る、追加のネストされた項目とともに示される。
【0138】
ユーザはまた、コントロール408aによって示されているように、以前に実行された他の行程を閲覧することもできる。ユーザはまた、コントロール414を選択することで、従来のブラウザ履歴220を閲覧することもできる。さらに、ユーザは、コントロール416を選択して、例えばウィンドウ410に示されている検索を実行しているユーザアカウントと関連付けられ得る、他のデバイスのブラウザタブで開いているコンテンツを閲覧することができる。
【0139】
図4Bには、別の例示の履歴クラスタ一覧100Aが描かれている。履歴クラスタ一覧100Aは、ユーザが検索タスクを離れた場所から検索を開始する視覚的な方法を、ユーザに提供し得る。例えば、ユーザの最後のステップは、提案された検索、最近のタブおよびブックマーク、ならびに従来の検索履歴ページデータまたはブラウザ履歴ページデータの形態で描出されているため、ユーザは、検索タスクがどこで終了したか、およびユーザがどこで検索を論理的に継続できるかについて実感することができる。
【0140】
この例では、履歴クラスタ一覧100に示すように、トピック「キッチンレンジ」に関係するウェブアクティビティが描出されているが、追加の情報もまた描出されている。例えば、履歴クラスタ一覧100Aはまた、トピックと関連付けられている行程に関係するセクション418内のタブおよび/またはブックマークからの、関連の深いコンテンツも含む。特に、セクション418には、最近のタブグループ420の一部として表される、いくつかのウェブページ訪問が描出されている。最近の関連するブックマーク422、424、および426も示されている。コンテンツが検索行程中に表される特定のクラスタに関連しているとシステム202が判定したことに応答して、任意の数のタブグループおよびブックマークがセクション418内に表され得る。いくつかの実装形態では、セクション418内に提供されるコンテンツは、古くなった検索コンテンツが描出されないことが保証されるように、直近性の条件に関係していてもよい。
【0141】
履歴クラスタ一覧100Aはまた、セクション428内に描出されている最近の検索も含み得る。最近の検索は、従来の検索履歴ページ一覧として描出されているが、検索履歴ページまたはブラウザ履歴ページ内に表示するために生成されるのではなく、履歴クラスタ一覧100A中に表示するために生成されることに基づく、追加の機能および検索コンテンツのネスティングを含み得る。例えば、セクション428内の一覧から重複するコンテンツを削除することができる。
【0142】
いくつかの実装形態では、セクション428内に列挙されたコンテンツは、ユーザが高いエンゲージメント(例えば、コンテンツ対話、クリックなど)および/または高い滞在時間を有したウェブサイトコンテンツを含み得る。例えば、システム202は、任意の数の以前にアクセスされたウェブサイトと関連付けられている、エンゲージメントスコアおよび/または滞在時間スコアを示すメタデータを決定することができる。エンゲージメントスコアが最も高いサイトは、セクション428内に表示されるように選択され得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧の他のセクションはまた、関連付けられているアクセスされたウェブページのエンゲージメントスコアに基づいて、コンテンツを含めることまたは除外することもできる。いくつかの実装形態では、エンゲージメントスコアおよび/または滞在時間スコアがより低い二次的な項目は、エンゲージメントスコアおよび/または滞在時間スコアがより高いコンテンツの下にネストされ得る。
【0143】
履歴クラスタ一覧100Aはコンテンツベースの構造として描出されており、この場合コンテンツは、特定のセクション内に項目を表示するための基礎として使用される。いくつかの実装形態では、システム202は、代わりに、以前にアクセスされたコンテンツがアクセスされた時間に基づいて視覚的に列挙される、時間ベースの構造を使用してもよい。同じ視覚的コンテンツが描出される場合があるが、アクセスタイムスタンプが表示の順序付けの基礎として使用される場合、表示順序が異なる場合がある。
【0144】
図4Cには、別の例示の履歴クラスタ一覧100Bが描かれている。履歴クラスタ一覧100Bは、ユーザが検索タスクを離れた場所から検索を開始する視覚的な方法を、ユーザに提供し得る。例えば、ユーザの最後のステップは、提案された検索、最近のタブおよびブックマーク、ならびに従来の検索履歴ページデータまたはブラウザ履歴ページデータの形態で描出されているため、ユーザは、以前の検索タスクがどこで終了したか、およびユーザがどこで検索を論理的に継続できるかを確認することができる。
【0145】
この例では、履歴クラスタ一覧100Bに示すように、トピック「キッチンレンジ」に関係するウェブアクティビティが描出されているが、追加の情報もまた描出されている。特に、セクション430は、この例ではトップ訪問(例えば、履歴クラスタ108Bに関するトップ訪問124)を表す、ウェブページ訪問114を含む。セクション430はまた、特定のトピック(例えば、
図1のトピック120)とのある程度の類似性を同じく有する訪問を表す、訪問128、130、および132も含む。訪問128、130、および132は、訪問114にネストされた関連する訪問を表し得る。例えば、訪問114がクラスタ108Bに関するトップ訪問である場合、訪問128、130、および132は、検索クエリソースイベントに関係するネストされたウェブページ訪問であり得る。したがって、訪問128、130、および132はコンピューティングシステム110によって、各関連付けられているウェブページ訪問の決定されたスコアに基づいて履歴クラスタ一覧100B中に表示されるように生成される、訪問一覧として生成され得る。
【0146】
さらに、履歴クラスタ一覧100Bは、分析されたメタデータを表すインジケータを含む。分析されたメタデータは、ブラウザ214によって収集され、履歴クラスタ一覧用のUIコンテンツを生成する目的で分析される、メタデータ224を含み得る。この例では、メタデータは、バッジ432、バッジ434、バッジ436、およびバッジ438などの、1つまたは複数のメタデータバッジを生成するために使用された。いくつかの実装形態では、ユーザは、履歴クラスタ一覧中でバッジを閲覧することまたは非表示にすることを選ぶことができる。いくつかの実装形態では、ユーザはバッジを使用して、特定の訪問のステータスを変更することができる。例えば、訪問がブックマークされたウェブページとして示されている場合、ユーザはバッジを選択して、その訪問をブックマークの代わりにお気に入りとして設定すること、ブックマーク指標を取り消すこと、および/またはその訪問に対して別の分類変更を実行することができる。
【0147】
バッジ432は訪問128がブックマークされたウェブページであることを示す。バッジ432はUI生成器226によって、訪問128がブラウザ214においてブックマークされていると判定することに応答して生成され得る。いくつかの実装形態では、バッジ432はブックマークの時刻を示し得る。いくつかの実装形態では、バッジ432は、他のブックマークに対するブックマークのランクを示し得る。
【0148】
バッジ434は、訪問130がタブグループにセーブされていることを示す。バッジ432はUI生成器226によって、ブラウザ214と関連付けられている訪問130がタブグループの一部であると判定することに応答して生成され得る。いくつかの実装形態では、訪問一覧は2つ以上のバッジを含み得る。示されているように、訪問130は、訪問130が3日前に再び開かれたことを示す第2のバッジ436を含む。いくつかの実装形態では、バッジ436は訪問130に適用される。いくつかの実装形態では、バッジ436は、バッジ434など別のバッジに適用され得る。このような例では、3日前に開いたというバッジ436は、バッジ434によって示されるタブグループに適用され得る。
【0149】
バッジ438は、訪問132がユーザによって5回訪問されたことを示す。バッジ438はUI生成器226によって、訪問132が以前ブラウザ214において5回訪問されたと判定することに応答して生成され得る。バッジはユーザがウェブページを訪問すると更新され得る。履歴クラスタ一覧100Bはまた、上で詳細に説明したように、関連する検索138および140などの、関連するクエリも含み得る。履歴クラスタ一覧100Bは、追加の関連する訪問を表示するための、より多くを表示コントロール440をさらに含み得る。
【0150】
いくつかの実装形態では、メタデータは捕捉され得るが、特定の履歴クラスタ一覧中には示されない場合がある。このような例では、ユーザは、メタデータ関連情報(例えば、ウェブアクティビティと関連付けられているメタデータに基づいて生成されたバッジ、タイムスタンプなど)を表示する(または表示しない)ように、履歴クラスタ一覧を構成することができる。メタデータ関連情報を表示する(または表示しない)オプションによって、ユーザが履歴クラスタ一覧をよりデータ量の少ない形態で閲覧することが可能になり、履歴クラスタ一覧の確認が容易になり得る。いくつかの実装形態では、メタデータ関連情報を表示する(または表示しない)オプションによって、ユーザが提示されたメタデータに基づいて情報に基づいた選択を行うことが可能になり、ユーザの次のステップにとってあまり重要でないコンテンツまたはリンクの確認が回避され得る。
【0151】
図5A~
図5Cは、本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧に対するアクセスおよび対話の例を示す、例示のユーザインターフェースである。履歴クラスタ一覧100は、メタデータ224およびブラウザ履歴220に従って生成された、履歴クラスタ222に基づいて作成され得る。概して、ユーザは、ウェブブラウザ214内のいくつかの場所から、履歴クラスタ一覧(例えば履歴クラスタ一覧100)にアクセスすることができる。例えば、ユーザは、直接のURLナビゲーション、提案された検索コントロール、クエリコントロールに入力されたクエリ、履歴ページ上に提示されたメニュー項目および/またはコントロールなどを使用して、履歴クラスタ一覧にアクセスすることができる。
【0152】
図5Aは、ユーザがコントロール502を使って行程を検索することを選択した、履歴ページ500Aのユーザインターフェースである。この例では、ユーザが以前に実行したことがある、任意の数の以前の検索行程が、ユーザに提示され得る。提示された検索行程は決定された期間に基づいて描出され得る。この期間は、システムで選択することもユーザが選択することもできる。例えば、コンピューティングシステム202は、検索行程のうちの1つまたは複数中の、アクセスされ、考慮されたウェブページと関連付けられたアクセスタイムスタンプを使用して、検索行程の最後の月を生成し、表示することを決定し得る。
【0153】
例として、MLモデル236は、直前の月に実行された検索行程に基づいて履歴クラスタを生成し得る。クラスタはランク付けおよび/またはインデックス付けされ得る。ランク付けおよび/またはインデックス付けされたクラスタのうちの1つまたは複数は、どの検索行程を表示することが決定されたかに応答して取得され得る。取得されたクラスタを使用して、特定の検索行程に関係する履歴クラスタ一覧を生成することができる。いくつかの実装形態では、特定の検索行程のユーザ選択を受け取ることに応答して、履歴クラスタ一覧が生成される。
【0154】
図5Aに示すように、ユーザは、URLを介したブラウザURLツールバー504への直接のナビゲーションを使用して、ブラウザおよび/または検索履歴ページと関連付けられている検索行程ページに入った。行程ページには、直前の月にユーザが実行した検索行程が描出されている。行程は、バーシンクの行程506と、キッチンの行程508と、リビングルームの行程510と、パティオの行程512と、を含む。いくつかの実装形態では、例示のページ500Aに描出され得る行程は、これよりも多くても少なくてもよい。さらに、使用され得る検索行程の期間は任意である。
【0155】
図5Bは、ブラウザおよび/または検索履歴ページ500Bのブラウザ履歴220をフィルタリングする例を示すユーザインターフェースである。ページ500Bは、ブラウザ履歴220中に列挙されたイベントおよびコンテンツを検索するためのコントロール514を含む。さらに、ブラウザ履歴220は、コントロール514、ならびに/または、時系列に列挙されたウェブページアクセス516および518が示すような、他のコントロールを備えてもよい。
【0156】
いくつかの実装形態では、システム202はまた、生成された履歴クラスタ222を利用して、ブラウザおよび/または検索履歴ページ500B上にコンテンツを提示することもできる。このようなクラスタを使用して、時系列に列挙されたウェブページアクセス516および518中のコンテンツをフィルタリングすることができる。例えば、システム202は、バスルームのトピック(またはサブトピック)520と、キッチンのトピック(またはサブトピック)522と、リビングルームのトピック(またはサブトピック)524と、パティオのトピック(またはサブトピック)526と、住宅のトピック(またはサブトピック)528と、yブランドのトピック(またはサブトピック)530と、を含むように、クラスタ222を生成してもよい。検索履歴および/またはブラウザ履歴はこの場合、単に516、518に示される時系列に基づいてではなく、特定のトピックに対するウェブページの関連度に基づいて提供される。
【0157】
トピック(またはサブトピック)は、ブラウザ履歴220をトピックまたはサブトピックに従ってフィルタリングするための、ページ500B内の選択可能なコントロール(例えば、セクション532内のコントロール)として提供され得る。例えば、ユーザはトピックyブランド530を選択し、ブラウザ履歴220をフィルタリングして、ybrandに関係する特定のウェブページを表示することができる。そのようなウェブページは、yブランドというキーワードに関するデータ、トピック、サブトピック、メタデータ、および/または関連するコンテンツを含み得る。示されているように、セクション532は、列挙されたトピックに関してアクセスされたウェブページを表す、視覚画像およびテキストコンテンツを含む。ユーザが特定のフィルタのトピックを解釈できるように、視覚画像およびテキストコンテンツの他のバリエーションを描出してもよい。
【0158】
図5Cはユーザインターフェース500Cであり、ユーザによるブラウザツールバー534でのブラウザ履歴220へのアクセスを示す。この例では、ユーザは、ブラウザ214のツールバー534に「キッチンレンジ」に関する検索クエリを入力した。ブラウザツールバー534を、検索ボックス、オムニボックス、またはクエリ入力エリアとも呼ぶこともできる。ユーザは、ドロップダウン538の背後に示されている検索されたコンテンツ536を閲覧したことがあり、異なるコンテンツを検索することにしたことがある。このように、ユーザはツールバー534に検索クエリ(不完全な/部分的なクエリを含む)を入力し、これに応答してブラウザ214は検索クエリ(または部分的なクエリ)を受け取り、例えばオートコンプリート機構(クエリの補完提案(suggested completion))によって、検索クエリの一部に一致し得るいくつかの検索用語を提供する。いくつかの提案された検索クエリにおいて、ブラウザ214はまた、ユーザがブラウザにおいて以前に行った検索行程に戻って再開することを可能にするための、検索行程コントロール540も提供し得る。ユーザはコントロール540を選択することができ、ユーザには、
図1および
図4Aの例示の履歴クラスタ一覧100が示すように、クエリ用語「検索」および/または「レンジ」を含む検索行程に関連する、履歴クラスタ一覧が提供され得る。いくつかの実装形態では、ブラウザ214はまた、コントロール542が示すような、全ての検索行程を検索するオプションも提供し得る。いくつかの実装形態では、ブラウザ214は、追加として、ブラウザツールバー534に入力された1つまたは複数のキーワードに一致する以前の検索行程と関連付けられたコンテキスト(例えばメタデータ)に基づいて、オートコンプリートエントリも提供し得る。
【0159】
図5Dは、ブラウザのブラウザ履歴220および/または検索履歴ページのリストビューの例を示す、ユーザインターフェース500Dである。ここで、ユーザは、リストコントロール544を選択することによって、検索履歴(またはブラウザ履歴)をウェブページ訪問の逆時系列リストとして閲覧することを選択した。ユーザインターフェース500Dは、ブラウザ履歴220中に列挙されたイベントおよびコンテンツを検索するための、コントロール514を含む。さらに、ブラウザ履歴220は、コントロール514、ならびに/または、逆時系列に列挙されたウェブページアクセスリスト516および518が示すような、他のコントロールを備えてもよい。いくつかの実装形態では、ユーザは、例えば、ブラウザ214にセーブされた他のデバイスからの他のタブからのウェブ訪問を閲覧するオプションを選択することができる。他のタブからのウェブ訪問はその後、訪問の時刻および/または日付に従ってリストビューに含めてもよい。いくつかの実装形態では、ユーザは、代わりに、検索履歴またはブラウザ履歴を行程ビューで閲覧することを望む場合がある。そうするために、ユーザは、履歴データ(例えば、検索履歴データ、ブラウザ履歴データ)の閲覧をリストビューからユーザインターフェース500Eで提供される行程ビューに切り替えるための、行程コントロール546を選択することができる。
【0160】
図5Dに示すように、リストコントロール544および行程コントロール546は、特定のリストビューまたは行程ビューにナビゲートするために使用され得る、選択可能なコントロールとして描出されている。いくつかの実装形態では、リストビューおよび行程ビューは、ユーザがブラウザおよび/または検索履歴内でリストビュータブと行程ビュータブを切り替えることができるように、タブビューで提供され得る。
【0161】
図5Eは、ブラウザ履歴220および/または検索履歴ページ500Eの行程ビューの例を示す、ユーザインターフェース500Eである。行程ビューは、例えば任意の数のセクションを有する、履歴クラスタ一覧を表し得る。
図5Eに示すセクションは、第1のセクション548と、第2のセクション550と、第3のセクション552と、を含む。セクション548は
図4Cのセクション430と同様である。特に、トピック「キッチンレンジ」に関係するウェブアクティビティは、この例ではトップ訪問(例えば、履歴クラスタ108Bに関するトップ訪問124)を表す、少なくとも1つのウェブページ訪問114を含むように描出されている。セクション548はまた、特定のトピック(例えば、
図1のトピック120)とある程度の類似性を同じく有する訪問を表す、訪問128、130、および132も含む。訪問128、130、および132は、訪問114にネストされた関連する訪問を表し得る。
図4Cで詳細に説明したような、特定のウェブページ訪問に関するバッジ432、434、および436も示されている。セクション548にはまた、関連する検索138および140(クエリ)も含まれている。任意の数の関連するクエリが表示され得る。いくつかの実装形態では、関連する検索クエリは、ユーザの新しいウェブアクティビティによってトリガされた新しい情報で行程が更新されるにつれて変化し得る。訪問114に関係する追加のコンテンツはまた、インターフェース500E内に全て示され得るか、または、追加のデータの閲覧をユーザが(例えば、より多くを表示コントロール、行程更新コントロールなどを介して)要求したことに応答して提供され得る。
【0162】
セクション550は、セクション548と同様に、「キッチンレンジ」のウェブアクティビティに関係するトップ訪問553を含む。この例では、サブトピックは「ガスレンジ」に関係し得る。サブトピックは、例えば、セクション548と関連付けられている最初の履歴クラスタとは別の履歴クラスタとして生成され得る。トップ訪問553は、ランク付けされた関連する訪問554および556を含んでもよく、これらのうちのいずれかが、例えば訪問554がブックマークされていることを示す、バッジ558が示すようなバッジを含み得る。描かれていないが、関連検索、追加のコントロール、および/または追加の訪問は、セクション550内に列挙され得るか、またはそこでアクセス可能となり得る。
【0163】
セクション552は、「カーテン」のウェブアクティビティに関係するトップ訪問560を含む。セクション552は、カーテン関連のトピックについてユーザが入力した検索またはウェブアクティビティと関連付けられている検索行程に基づいて、生成されている場合がある。この例では、カーテンについてのトピックまたはサブトピックは、「カーテンを吊るすコツ」に関係している場合がある。トピックまたはサブトピックは、例えば、セクション548および550と関連付けられている最初の履歴クラスタとは別の履歴クラスタとして生成され得る。トップ訪問560は、ランク付けされた関連する訪問562および564を含んでもよく、これらのうちのいずれかが、バッジ、画像、リンク、インジケータなどを含み得る。描かれていないが、関連検索、追加のコントロール、および/または追加の訪問は、セクション550内に列挙され得るか、またはそこでアクセス可能となり得る。
【0164】
いくつかの実装形態では、ブラウザ214は、コントロール566が示すような、行程生成をオフにするオプションを、ユーザに提供し得る。行程生成をオフにする結果、ウェブブラウザ214は、トピック/サブトピックに従う訪問のクラスタ化を停止する。行程生成がオフモードに設定されている場合、ブラウザ214は追加の検索行程を生成しない場合がある。このように、ブラウザおよび/または検索履歴を確認するために、ユーザは、リストビューを閲覧して、最近のおよび履歴のブラウザおよび/または検索履歴データ/アクティビティにアクセスすることができる。
【0165】
図6A~
図6Cは、本明細書に記載する実装形態に係る、履歴クラスタ一覧の修正によるブラウザ履歴の修正の例を示す、例示のユーザインターフェースである。例えば、
図6Aは、いくつかのクラスタ(例えば、クラスタ602およびクラスタ604)を有する履歴クラスタ一覧600を示す。クラスタ602は、ユーザによって特定の検索行程と「キッチンレンジ」トピックとに関して実行された、任意の数のウェブページ訪問を表す、訪問一覧606、608、および610を含む。そのクラスタに関連する検索行程を継続するための追加の方法を示す、関連する検索クエリ612が提供されてもよい。
図6Aの例では、履歴クラスタ602は、ページと関連付けられているアクセスタイムスタンプの直近性に基づいて、および/または、特定のトピックもしくはサブトピックとの類似性に基づいて、履歴クラスタ604よりも高くランク付けされ、先に表示される。
【0166】
例示の履歴クラスタ一覧600中に他のクラスタが提示され得る。クラスタは、概して、ユーザが以前に実行した検索行程または検索行程の一部を表す。
【0167】
ユーザは、あらゆる全てのクラスタおよびサブクラスタのウェブページにアクセスして、そのようなウェブページと関連付けられている追加のコンテンツを閲覧することができる。例えば、クラスタ602はいくつかのウェブページを表すことができ、ユーザはそのウェブページにまたは選択されたウェブページと関連付けられている追加のウェブページにナビゲートされるように選択を行うことができる。いくつかの実装形態では、ユーザは、クラスタ602と関連付けられている追加のコンテンツを閲覧するために、より多くを表示コントロール622を選択してもよい。
【0168】
ユーザはまた、サブクラスタと関連付けられているコンテンツやウェブページについて選択を行うこともできる。例えば、ユーザは、サブクラスタ608と関連付けられている追加のコンテンツを閲覧するために、サブクラスタ608を選択し得る。いくつかの実装形態では、ユーザはクラスタまたはサブクラスタと関連付けられている追加のメニューにアクセスし得る。例えば、ユーザはクラスタ602と関連付けられているメニュー624にアクセスし得る。特に、メニュー624を訪問一覧608に関して開くことができる。メニュー624には、訪問一覧608(および/または関連するウェブページもしくは情報)を新しいブラウザタブ内で開くためのオプションが描出されている。
【0169】
さらに、メニュー624にはクラスタ602から訪問一覧608を消去するオプションが描出されているが、これはまた、基礎となるウェブページ訪問を検索履歴から消去するトリガにもなり得る。ユーザがクラスタ602から訪問一覧608を消去することを選択した場合、ブラウザ214は、履歴クラスタ一覧600を生成するために使用されたクラスタ(例えばクラスタ602)から、リスト608および関連付けられているウェブページを消去し得る。この消去する対象を絞った手法によって、通常の検索および/またはブラウザの履歴全体の消去を行わない、影響の少ない様式で、デバイスからセンシティブなコンテンツを削除することができる。
【0170】
図6Bは、別の例示のメニュー626を有する履歴クラスタ一覧600を示す。メニュー626は、訪問一覧608に関係する全てのウェブページをタブグループとして開くオプションを含む。このようなオプションは、新しいブラウザタブグループを開き、訪問一覧608中のウェブページに関連付けられているタブを生成することができる。ブラウザタブグループは、特定のウェブページが新しく生成されたブラウザタブグループに属するというインジケータ(例えば、テキスト、色など)を含み得る。
【0171】
メニュー626はまた、履歴から全てを消去するオプションも含む。このオプションは訪問一覧608に関して選択され、したがって選択されると、ブラウザ214は、訪問一覧608および関連するウェブページを、履歴クラスタ一覧600を生成したクラスタとウェブブラウザのブラウザ履歴220の両方から消去する。
【0172】
図6Cは履歴クラスタ一覧600、特にクラスタ602の訪問一覧と関連して開かれた、UI628を示す。UI628は、UI628においてどの訪問一覧(および/またはウェブページ)が選択されるかに基づいてウェブページを一括消去で消去するオプションを、ユーザに提供する。一括消去コントロールを選択することに応答して、ブラウザ214は、少なくともクラスタ602のリスト訪問一覧および関連付けられているウェブページを含むデータを取り込むことができる。取り込まれたデータはUI628内に提供されてもよく、その場合ユーザは、例えば、UI628内で任意の数の項目を選択して、ブラウザ履歴220からその項目を消去することができる。このことは、トピックに従って示されていない時系列的記録の全てを選別しなくても、ユーザが検索履歴から検索概念/行程全体を削除することが可能になるという利点をもたらし得る。このように、履歴クラスタ一覧は、検索履歴を管理するための新規で効率的な方法を提供する。
【0173】
いくつかの実装形態では、UI生成器226は、履歴クラスタ一覧600中にレンダリングされたクラスタと関連付けられているウェブページを削除する要求を受け取ることができる。要求はUI628において受け取られ得る。要求は、ブラウザ履歴220からの保存されているウェブページへのアクセスの記録の消去をトリガし得る。いくつかの実装形態では、消去は、将来のウェブセッションにおいてコンテンツが履歴クラスタ一覧上に表れないように、検索行程からそのコンテンツを削除することであり得る。例えば、ユーザが特定のブランドのレンジの購入を排除した場合、ユーザは将来の履歴クラスタ一覧中でのそのブランドのレンジの閲覧を望まない場合があり、したがって、そのブランドと関連付けられているウェブページに対する閲覧および/または対話を検索履歴から削除することを選ぶ場合がある。このことによって、クラスタが検索履歴イベント(例えばウェブページアクセス/訪問)に基づいて生成されるため、ユーザにそのようなコンテンツが提示されるのが確実に回避され得る。そのブランドのレンジに関係する訪問が削除された場合、そのような訪問は、履歴クラスタ一覧に使用される将来のクラスタまたはサブクラスタの一部にはならない。
【0174】
図7は、本明細書に記載する実装形態に従って、ブラウザ検索アクティビティに関係するユーザインターフェースコンテンツを生成する例示のプロセス700のフロー図である。特に、プロセス700は、ユーザが実行したブラウザアクティビティおよび/または検索アクティビティを表す、いくつかの検索履歴UIを生成および表示するために使用され得る。検索履歴UIには、検索履歴データ、ブラウザ履歴データが追加される、および/または、関連付けられているメタデータに基づくデータが追加される。検索アクティビティおよび/またはブラウザアクティビティは、例えば、ウェブブラウザ214にアクセスしているユーザが実行した、1つまたは複数の検索および/または対話を含み得る。ユーザの承認を得て、プロセス700は、例えば、ウェブブラウザ214のブラウザ履歴220および/またはアクセスされたウェブページ221に保存されたアクティビティを使用して、(例えば、いくつかの検索および/またはブラウザアクティビティを含む検索行程を表す)履歴クラスタを生成し得る。ウェブブラウザのユーザからの特定の入力および/または要求が、履歴クラスタ222と関連付けられているデータの表示をトリガし得る。
【0175】
概して、プロセス700は、本明細書に記載するシステムおよびアルゴリズムを利用して、ウェブブラウザで実行された履歴検索データを示す履歴クラスタ一覧を生成し、レンダリングする。プロセス700は、少なくとも1つの処理デバイスと、実行されると処理デバイスに特許請求の範囲に記載されている複数の動作およびコンピュータが実行するステップを実行させる命令を保存したメモリと、を有する、1つまたは複数のコンピューティングシステムを利用し得る。
【0176】
ブロック702において、プロセス700は、アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することを含む。例えば、メタデータ224は、ブラウザ履歴220、アクセスされたウェブページ221、ならびに/または、そのようなブラウザ履歴220およびアクセスされたウェブページ221から生成されたおよび/もしくは取り込まれたメタデータを使用して、生成され得る。ブラウザ履歴220は、検索を行うおよび/またはウェブコンテンツを確認する過程において、ユーザがウェブブラウザにアクセスするおよび/またはウェブコンテンツと対話するときに、システム202によってセーブされ得る。
【0177】
メタデータ224は、それぞれのウェブページについて(すなわち、ウェブページ訪問/アクセスごとに)、ソースイベント245(例えば、ウェブブラウザで開かれたウェブページのソースを示すイベント)と、アクセスタイムスタンプ238と、少なくとも1つのトピック242と、を含み得る。いくつかの実装形態では、メタデータ224は、履歴クラスタ222中のウェブページに対して定義されたウェブページ識別子をさらに含み得る。ウェブページ識別子は、それぞれのウェブページが、タブグループ、ブックマーク、またはコンピューティングデバイスによってアクセスされた検索結果ページの一部であるかどうかを示すことができる。いくつかの実装形態では、メタデータは、ウェブページのうちの1つまたは複数について、決定されたウェブページエンティティ、複数の関連する検索、および/またはウェブページでの滞在時間をさらに含む。
【0178】
いくつかの実装形態では、メタデータのリポジトリを生成することは、アクセスされ、ブラウザ履歴220にセーブされた複数のウェブページをデデュープすることをさらに含む。デデュープすることは、アクセスされた複数のウェブページ中の重複するウェブページアクセスを判定することと、重複するウェブページアクセスについて、判定された重複するウェブページアクセスと関連付けられているアクセスタイムスタンプに対して最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページを選択することと、最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページについて、リポジトリに保存されるメタデータを生成することと、を含み得る。このことは、例えば、最近のウェブページが保持される一方で、それよりも前のウェブページは破棄されるかまたは履歴クラスタ一覧中での表示に利用されないことを保証するように機能し得る。
【0179】
ブロック704において、プロセス700は、メタデータに基づいて、あるトピックに関連する複数のウェブページのうちの一部を表す履歴クラスタを生成することを含む。例えば、履歴クラスタ108Bは、履歴クラスタ一覧100と関連付けられているトピック「キッチンレンジ」に関連していた、ユーザがアクセスしたウェブページのサブセット(例えば、訪問128、訪問130、および訪問132を表す訪問一覧)を含み得る。履歴クラスタ108Bはまた、上記一部中の特定のウェブページのソースイベントおよびアクセスタイムスタンプに基づくウェブページ訪問(例えば訪問一覧)も含み得る。例えば、履歴クラスタ108Bは、ユーザが実行したことがある関連する検索および/またはユーザが訪問したことがあるウェブページであり得る追加のコンテンツを含み得、これらはいずれも、クラスタ108Bおよび/またはトピック120に関して実行された以前の検索結果および/または調査を表すソースイベントに関係し得る。いくつかの実装形態では、アクセスタイムスタンプ134はクラスタ108Bに関係し得るが、各訪問128~130は、特定のクラスタ中の、または履歴クラスタ一覧100全体中の訪問のランク付けまたはそれ以外の順序付けに使用され得る、個々のアクセスタイムスタンプと関連付けられ得る。
【0180】
いくつかの実装形態では、例えば、訪問116と関連付けられている履歴クラスタはタイトルを有し、UI生成器226は、タイトルを、タイトル「30インチのガスレンジ」で示されるような提案されるリンクとして表示するためのリンクを生成した。リンクを選択すると、履歴クラスタ108Cと関連付けられているデータを閲覧する要求が発行される。いくつかの実装形態では、提案されるリンクは、検索エンジンにおける検索提案として表示される(例えば、クラスタ116および/またはトピック120に関連するリンクにつながるコントロール152、154、および156など)。いくつかの実装形態では、提案されるリンクは、
図4B(例えば、関連する検索138および140に関係するリンクならびに/またはウェブページ訪問114と関連付けられているリンク)、および/または
図5B(例えばリンク520~530)に示されているような、検索履歴におけるオプションとして表示され得る。
【0181】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ222の一部は、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを含み得るか、または参照し得る。スニペットとは、ウェブページおよび/またはそのコンテンツの短い(例えば1~2行のテキストの)説明または識別情報である。ウェブページに関するスニペットは、そのウェブページに関する短縮URL、例えばドメイン、またはドメインと短縮パスなどを含み得る。ウェブページに関するスニペットは、ウェブページから抽出した簡潔なテキストを含み得る。スニペットは、ウェブページのコンテンツを識別するタイトルを含み得る。スニペットは、短縮URL、簡潔なテキスト、またはタイトルのうちの、2つ以上を含み得る。クラスタは1つまたは複数の関連するアクションコントロールを含み得る。関連するアクションとは、履歴クラスタまたは履歴クラスタの一部に対して実行可能なアクションである。関連するアクションには、履歴クラスタと関連付けられているクエリを再発行して検索行程を再開することも含まれ得る。関連するアクションは、履歴クラスタのセーブされた検索履歴および/またはブラウザ履歴を消去することを含み得る。関連するアクションは提案された関連する検索を含み得る。提案される関連する検索は、ユーザが提出したものではないが、履歴クラスタによって表される行程を関連する方向に拡大し得るクエリであり得る。関連するアクションは、クラスタ中の場所(ウェブページ)をブックマークすることを含み得る。関連するアクションは、新しいタブでウェブページを開くことを含み得る。関連するアクションコントロールは、選択可能なUI要素によって提供され得るか、または選択可能なUI要素を用いて表され得る。言い換えれば、クラスタに関連するアクションを実行するためのコントロールボタンが提供され得る。例えば、訪問130を含むクラスタ108Bには、最良の二元燃料式レンジについてのスニペット147および画像部分スニペット149に加えて、ユーザがウェブページに戻って検索を継続できるようにするための、再開検索行程コントロール143が描出される。概して、履歴クラスタおよびサブクラスタは、メタデータ224を入力として使用する、コンピューティングシステム202上で実行され得るMLモデル(例えばMLモデル236)の出力として生成され得る。MLモデル236について
図2を参照して詳細に説明する。
【0182】
ブロック706において、プロセス700は、上記一部中のウェブページにそれぞれのスコア244を割り当てることを含む。例えば、スコア/ランク生成器232は、クラスタ108B中のウェブページの一部にスコアを割り当てることができる。それぞれのスコアは、アクセスタイムスタンプ134と、履歴クラスタ108Bに関するウェブページの上記一部中のそれぞれのウェブページと関連付けられている、決定されたエンゲージメントスコアとに、少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの実装形態では、特定のウェブページ訪問に関するスコア244は、例えば、訪問中のウェブページとの決定されたエンゲージメント(例えば対話)(例えば、エンゲージメントメトリックに基づくエンゲージメントスコア240)を含む、メタデータ224に基づいて計算され得る。いくつかの実装形態では、エンゲージメントスコアは、上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含む。それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧100中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用され得る。
【0183】
エンゲージメントメトリックは、ウェブページタブがフォアグラウンドにあった時間の長さ、ウェブページが訪問された回数(例えばページ再訪問(return page visits))、ウェブページがブックマークであるかどうか、ウェブページがタブグループに属しているかどうか、ブックマークまたはタブグループへのアクセス、訪問、対話の回数、選択された広告、対話を行った検索結果、ページビュー、選択されたエンティティ、スクロールの深さ、離脱率、直帰率、放棄率、提供されたコメント、提供されたレビュー、クリックスルーなどの表現を含み得るが、これらに限定されない。
【0184】
ブロック708において、プロセス700は、トピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求に応答して、トピックと関連付けられている1つまたは複数の履歴クラスタを含む、トピック(および/またはサブトピック)に関する履歴クラスタ一覧100を生成することを含む。履歴クラスタ一覧は履歴クラスタに従って、また履歴クラスタ内ではその履歴クラスタ中のウェブページのそれぞれのスコアに従って、整理され得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、それぞれのウェブページが閾値スコアを満たすスコアを有すると判定された場合、上記一部中のウェブページを表す訪問一覧を含み得る。
【0185】
例示の閾値スコアは、トピックまたはサブトピックとブラウザ履歴220中の特定のウェブページとの間の、類似性のレベルを示し得る。例えば、ウェブページが特定のトピックおよび/またはサブトピックと少なくとも50%以上の類似性があると判定された場合、そのウェブページは閾値スコアを満たすスコアを有し得る。いくつかの実装形態では、閾値スコアはトピックに関係している場合があり、トピックとウェブページとの間の約80%以上の類似性のスコアが、クラスタに含められるウェブページの選択および/または結果として得られる履歴クラスタ一覧の選択をトリガする際の、閾値スコアとして示される場合がある。他の閾値スコア、ならびにトピック、サブトピック、およびウェブページの間の類似性判定の組合せも可能である。例えば、追加のスコア、閾値、および/またはランク付けは、ウェブブラウザで実行されたアクティビティ(例えば、エンゲージメントアクティビティ/メトリック、クリックイベント、検索イベント、タブ/ブックマークイベントなど)に対応するメタデータ、および/または、特定の検索履歴データ(例えば、アクセスタイムスタンプ、トピック、サブトピック)などに、少なくとも部分的に基づいて利用され得る。
【0186】
ブロック710において、プロセス700は、履歴クラスタ一覧を表示することを含む。例えば、レンダラ246は、特定の検索行程、ウェブページ、もしくはトピック、または関連する履歴クラスタ一覧100を閲覧するための指標を受け取ることに応答して、システム202によって、履歴クラスタ一覧100を表示するようにトリガされ得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、履歴クラスタ一覧の生成が完了するとレンダリングされ得る。
【0187】
いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧は、トピックで整理された、およびソースイベントで整理された、ならびに/またはアクセスタイムスタンプで整理された、検索履歴情報と、検索アクティビティ情報と、決定されたスコアおよび/またはランク付けに従って描出された関連する検索結果情報と、を含み得る。例えば、履歴クラスタ一覧は、上記一部中のウェブページのうちの少なくとも1つに対応する訪問一覧を含み得る。例えば、履歴クラスタ一覧100は、コントロール126を使用してアクセスされ得る特定のウェブページに関するいくつかの検索結果(例えば、訪問一覧および/または訪問128に関係する訪問一覧などのクラスタのウェブページ)を含む。いくつかの実装形態では、複数の訪問一覧は、ウェブブラウザ214のブラウザ履歴220内に提示され得る。いくつかの実装形態では、履歴クラスタ一覧はまた、複数の訪問一覧と関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールも含む。例えば、クラスタ108Bは、画像部分スニペット149に加えて、ユーザがウェブページに戻って検索を継続できるようにするための、再開検索行程コントロール143を含み得る。
【0188】
図8は、本明細書に記載する技術とともに使用され得るコンピュータデバイス800およびモバイルコンピュータデバイス850の例を示す。コンピューティングデバイス800は、ラップトップ、デスクトップ、タブレット、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、スマートデバイス、電化製品、電子センサベースのデバイス、テレビ、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピューティングデバイスなど、様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを意図している。コンピューティングデバイス850は、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、および他の類似のコンピューティングデバイスなど、様々な形態のモバイルデバイスを表すことを意図している。ここに示した構成要素、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、例となることだけを意図しており、本文書において記載および/または特許請求される実装形態の実装を限定することを意図するものではない。
【0189】
コンピューティングデバイス800は、プロセッサ802と、メモリ804と、ストレージデバイス806と、メモリ804および高速拡張ポート810に接続する高速インターフェース808と、外部デバイスポート814およびストレージデバイス806に接続する低速インターフェース812と、を含む。プロセッサ802は半導体ベースのプロセッサであり得る。メモリ804は半導体ベースのメモリであり得る。構成要素802、804、806、808、810、および812の各々は様々なバスを用いて相互接続され、共通のマザーボード上に、または適宜他の様式で搭載され得る。プロセッサ802はコンピューティングデバイス800内で実行するための命令を処理することができ、この命令には、メモリ804にまたはストレージデバイス806に保存されている、高速インターフェース808に結合されたディスプレイ816などの外部入力/出力デバイス上にGUIに関するグラフィック情報を表示するための命令が含まれる。他の実装形態では、複数のプロセッサおよび/または複数のバスが、複数のメモリおよびタイプのメモリとともに、適宜使用され得る。また、複数のコンピューティングデバイス800同士が接続されてもよく、各デバイスは(例えば、サーババンク、ブレードサーバ群、またはマルチプロセッサシステムとして)必要な動作の一部を提供する。
【0190】
メモリ804はコンピューティングデバイス800内に情報を保存する。一実装形態において、メモリ804は1つまたは複数の揮発性メモリユニットである。別の実装形態において、メモリ804は1つまたは複数の不揮発性メモリユニットである。メモリ804はまた、磁気ディスクまたは光ディスクなどの、別の形態のコンピュータ可読媒体であってもよい。概して、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。
【0191】
ストレージデバイス806はコンピューティングデバイス800にマスストレージを提供し得る。一実装形態において、ストレージデバイス806は、フロッピーディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、またはテープデバイス、フラッシュメモリもしくは他の類似のソリッドステートメモリデバイス、またはストレージエリアネットワークもしくは他の構成におけるデバイスを含むデバイスのアレイなどの、コンピュータ可読媒体であり得るか、またはこれらを含み得る。コンピュータプログラム製品は、情報キャリアにおいて有形に具現化することができる。コンピュータプログラム製品はまた、実行されると上記したものなど、1つまたは複数の方法および/またはコンピュータが実行する方法を実行する命令も含み得る。情報キャリアは、メモリ804、ストレージデバイス806、またはプロセッサ802上のメモリなどの、コンピュータまたは機械可読媒体である。
【0192】
高速インターフェース808は、コンピューティングデバイス800に関する帯域幅を多く使用する動作を管理し、一方で低速インターフェース812は、帯域幅をそれほど使用しない動作を管理する。このような機能の割当ては例に過ぎない。一実装形態において、高速インターフェース808は、メモリ804、ディスプレイ816(例えば、グラフィックプロセッサまたはアクセラレータを介して)に、および、様々な拡張カード(図示せず)を受け入れることができる高速拡張ポート810に結合される。この実装形態では、低速インターフェース812は、ストレージデバイス806および外部デバイスポート814に結合される。様々な通信ポート(例えば、USB、Bluetooth、Ethernet、ワイヤレスEthernet)を含み得る低速拡張ポートは、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナなどの1つもしくは複数の入力/出力デバイスに、または、例えば、ネットワークアダプタを介してスイッチもしくはルータなどのネットワークデバイスに、結合され得る。
【0193】
コンピューティングデバイス800は図に示すように、いくつかの異なる形態で実装され得る。例えば、これを標準的なサーバ820として実装してもよいし、そのようなサーバのグループ内に複数回実装してもよい。またこれをラックサーバシステム824の一部として実装することもできる。さらに、これをラップトップコンピュータ822などのコンピュータに実装することもできる。あるいは、コンピューティングデバイス800の構成要素を、デバイス850などのモバイルデバイス(図示せず)中の他の構成要素と組み合わせてもよい。このようなデバイスの各々はコンピューティングデバイス800、850のうちの1つまたは複数を含むことができ、システム全体は互いと通信する複数のコンピューティングデバイス800、850で構成することができる。
【0194】
コンピューティングデバイス850は構成要素の中でもとりわけ、プロセッサ852と、メモリ864と、ディスプレイ854などの入出力デバイスと、通信インターフェース866と、トランシーバ868と、を含む。デバイス850はまた、マイクロドライブまたは他のデバイスなどの、追加のストレージを提供するためのストレージデバイスを備えてもよい。構成要素850、852、864、854、866、および868の各々は様々なバスを用いて相互接続され、これら構成要素のうちのいくつかは、共通のマザーボード上に、または適宜他の様式で、搭載され得る。
【0195】
プロセッサ852は、メモリ864に保存された命令を含む、コンピューティングデバイス850内の命令を実行することができる。プロセッサは、個別の複数のアナログプロセッサおよびデジタルプロセッサを含むチップのチップセットとして実装され得る。プロセッサは、例えば、ユーザインターフェースの制御、デバイス850によって実行されるアプリケーション、デバイス850によるワイヤレス通信など、デバイス850のその他の構成要素の調整を行うことができる。
【0196】
プロセッサ852は、制御インターフェース858およびディスプレイ854に結合されたディスプレイインターフェース856を介して、ユーザと通信し得る。ディスプレイ854は、例えば、TFT LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)、またはOLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ、または他の適切なディスプレイ技術であり得る。ディスプレイインターフェース856は、ディスプレイ854を駆動してグラフィック情報および他の情報をユーザに提示するための、適切な回路を備え得る。制御インターフェース858はユーザからコマンドを受け取り、それらを変換してプロセッサ852に提出することができる。さらに、プロセッサ852と通信する外部インターフェース862を設けて、他のデバイスとのデバイス850の近距離通信を可能にすることもできる。外部インターフェース862は、例えば、いくつかの実装形態では有線通信を、または他の実装形態ではワイヤレス通信を提供してもよく、また複数のインターフェースを使用することもできる。
【0197】
メモリ864はコンピューティングデバイス850内に情報を保存する。メモリ864は、1つもしくは複数のコンピュータ可読媒体、1つもしくは複数の揮発性メモリユニット、または1つもしくは複数の不揮発性メモリユニットのうちの、1つまたは複数として実装され得る。拡張メモリ874も提供され、これを、例えばSIMM(Single In Line Memory Module)カードインターフェースを含み得る拡張インターフェース872を介して、デバイス850に接続してもよい。このような拡張メモリ874は、デバイス850に追加の保存領域を提供し得る、または、デバイス850に関するアプリケーションもしくは他の情報を保存することもできる。詳細には、拡張メモリ874は上述したプロセスを実行または補完するための命令を含むことができ、また安全な情報も含み得る。したがって、例えば、拡張メモリ874は、デバイス850用のセキュリティモジュールとして提供されてもよく、デバイス850の安全な使用を可能にする命令でプログラムされ得る。さらに、SIMMカード上にハッキング不可能な様式で識別情報を配置するなど、SIMMカード経由で、追加の情報とともに安全なアプリケーションが提供され得る。
【0198】
メモリは、後で論じるように、例えばフラッシュメモリおよび/またはNVRAMメモリを含み得る。一実装形態において、コンピュータプログラム製品は情報キャリアにおいて有形に具現化される。コンピュータプログラム製品は、実行されると上記したものなど、1つまたは複数の方法を実行する命令を含む。情報キャリアは、例えばトランシーバ868または外部インターフェース862を介して受け入れられ得る、メモリ864、拡張メモリ874、またはプロセッサ852上のメモリなどの、コンピュータまたは機械可読媒体である。
【0199】
デバイス850は必要に応じて、デジタル信号処理回路を含み得る通信インターフェース866を介して、ワイヤレスで通信し得る。通信インターフェース866はとりわけ、GSM音声通話、SMS、EMS、もしくはMMSメッセージング、CDMA、TDMA、PDC、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、またはGPRSなど、様々なモードまたはプロトコルでの通信を提供し得る。このような通信は、例えば、トランシーバ868を介して行われ得る。さらに、Bluetooth、Wi-Fi、または他のそのようなトランシーバ(図示せず)などを使用して、近距離通信が行われる場合もある。さらに、GPS(全地球測位システム)受信器モジュール870によってデバイス850に追加のナビゲーションおよび場所に関連するワイヤレスデータを提供してもよく、このデータはデバイス850上で実行されるアプリケーションによって適宜使用され得る。
【0200】
デバイス850はまた、音声コーデック860を使用して音声通信を行うこともでき、このコーデックはユーザから発話情報を受信し、それを使用可能なデジタル情報に変換することができる。音声コーデック860も同様に、例えばデバイス850のハンドセット内のスピーカを通してなどで、ユーザに対して可聴音を生成することができる。このような音には、電話の音声通話からの音が含まれる場合があり、録音された音(例えば、音声メッセージ、音楽ファイルなど)が含まれる場合があり、さらにデバイス850上で動作するアプリケーションによって生成された音が含まれる場合もある。
【0201】
コンピューティングデバイス850は図に示すように、いくつかの異なる形態で実装され得る。例えば、これを携帯電話880として実装することができる。またこれを、スマートフォン882、パーソナルデジタルアシスタント、または他の類似のモバイルデバイスの一部として実装することもできる。
【0202】
ここに記載したシステムおよび技術の様々な実装形態は、デジタル電子回路、集積回路、特別設計のASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、ならびに/またはそれらの組合せにおいて実現することができる。これらの様々な実装形態は、ストレージシステムからデータおよび命令を受信する、かつデータおよび命令をストレージシステムに送信するように結合された、専用または汎用であり得る少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサと、少なくとも1つの入力デバイスと、少なくとも1つの出力デバイスと、を含む、プログラム可能なシステム上で実行可能および/または解釈可能な、1つまたは複数のコンピュータプログラムとしての実装形態を含み得る。
【0203】
これらのコンピュータプログラム(モジュール、プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても知られる)は、プログラム可能なプロセッサ用の機械命令を含み、高レベルの手続き型および/もしくはオブジェクト指向プログラミング言語で、ならびに/またはアセンブリ/機械言語で実装され得る。本明細書で使用される場合、「機械可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」という用語は、プログラム可能なプロセッサに機械命令および/またはデータを提供するために使用される、任意のコンピュータプログラム製品、装置、および/またはデバイス(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラム可能ロジックデバイス(PLD))を指し、機械命令を機械可読信号として受信する機械可読媒体を含む。「機械可読信号」という用語は、プログラム可能なプロセッサに機械命令および/またはデータを提供するために使用される任意の信号を指す。
【0204】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書に記載するシステムおよび技術を、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス(例えば、CRT(陰極線管)もしくはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ、またはLED(発光ダイオード))と、ユーザがコンピュータに入力を与えることができるキーボードおよびポインティングデバイス(例えばマウスまたはトラックボール)と、を有するコンピュータ上で実行することができる。ユーザとの対話を提供するための他の種類のデバイスも使用され得る。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚的フィードバック(例えば、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック、または触覚的フィードバック)とすることができ、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、または触覚入力を含む、任意の形態で受け取ることができる。
【0205】
ここで説明するシステムおよび技術は、(例えばデータサーバとしての)バックエンド構成要素を含む、またはミドルウェア構成要素(例えばアプリケーションサーバデバイス)を含む、またはフロントエンド構成要素(例えば、ここで説明するシステムおよび技術の実装形態とユーザが対話できるようにするグラフィカルユーザインターフェースもしくはウェブブラウザを有する、クライアントコンピュータ)を含む、コンピューティングシステム、あるいは、そのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンド構成要素の任意の組合せにおいて、実行され得る。システムの構成要素は、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信(例えば通信ネットワーク)によって、相互接続され得る。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、およびインターネットが挙げられる。
【0206】
コンピューティングシステムは、クライアントとサーバとを含み得る。クライアントおよびサーバは、概して、互いから遠隔にあり、典型的には通信ネットワークを通じて相互作用する。クライアントとサーバの関係は、コンピュータプログラムがそれぞれのコンピュータ上で動作し、互いに対してクライアント-サーバ関係を有することによって生じる。
【0207】
いくつかの実装形態では、
図8に描かれているコンピューティングデバイスは、仮想現実またはヘッドセット(VRヘッドセット/ARヘッドセット/HMDデバイス890)とインターフェースするセンサを含み得る。例えば、コンピューティングデバイス850または
図8に描かれている他のコンピューティングデバイス上に含まれている1つまたは複数のセンサは、AR/VRヘッドセット890に入力を提供し得るか、または概して、AR/VR空間に入力を提供し得る。センサとしては、タッチスクリーン、加速度計、ジャイロスコープ、圧力センサ、生体測定センサ、温度センサ、湿度センサ、および環境光センサを挙げることができるが、これらに限定されない。コンピューティングデバイス850はセンサを使用して、AR/VR空間におけるコンピューティングデバイスの絶対位置および/または検出された回転を決定することができ、その後それらは、AR/VR空間への入力として使用され得る。例えば、コンピューティングデバイス850を、コントローラ、レーザポインタ、キーボード、武器などの仮想オブジェクトとして、AR/VR空間に組み込むことができる。AR/VR空間に組み込まれるときの、ユーザによるコンピューティングデバイス/仮想オブジェクトの配置により、ユーザは、AR/VR空間内で仮想オブジェクトが特定の様式で見えるように、コンピューティングデバイスを配置することが可能になる。
【0208】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイス850上に含まれるかまたはこれに接続される1つまたは複数の入力デバイスを、AR/VR空間への入力として使用することができる。入力デバイスとしては、タッチスクリーン、キーボード、1つもしくは複数のボタン、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングデバイス、マウス、トラックボール、ジョイスティック、カメラ、マイクロフォン、入力機能付きイヤホンもしくはバッド、ゲームコントローラ、または他の接続可能な入力デバイスを挙げることができるが、これらに限定されない。コンピューティングデバイスがAR/VR空間に組み込まれるときにコンピューティングデバイス850上に含まれる入力デバイスと対話するユーザは、AR/VR空間内で特定のアクションを行わせることができる。
【0209】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイス850上に含まれる1つまたは複数の出力デバイスは、AR/VR空間内のAR/VRヘッドセット890のユーザに、出力および/またはフィードバックを提供し得る。出力およびフィードバックは視覚的、戦術的、または音声的なものであり得る。出力および/またはフィードバックとしては、AR/VR空間または仮想環境のレンダリング、振動、1つまたは複数のライトまたはストロボのオンおよびオフまたは点滅(blinking)および/もしくは発光(flashing)、アラームの鳴動、チャイムの再生、曲の再生、ならびにオーディオファイルの再生を挙げることができるが、これらに限定されない。出力デバイスとしては、振動モータ、振動コイル、圧電デバイス、静電デバイス、発光ダイオード(LED)、ストロボ、およびスピーカを挙げることができるが、これらに限定されない。
【0210】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイス850をAR/VRヘッドセット890内に配置して、AR/VRシステムを作成することができる。AR/VRヘッドセット890は、スマートフォン882などのコンピューティングデバイス850をAR/VRヘッドセット890内の適切な位置に配置することを可能にする、1つまたは複数の位置決め要素を含み得る。このような実装形態では、スマートフォン882のディスプレイは、AR/VR空間または仮想環境を表す立体画像をレンダリングすることができる。
【0211】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイス850は、コンピュータが生成した3D環境内の別のオブジェクトとして表れ得る。ユーザによるコンピューティングデバイス850との対話(例えば、回転させる、振る、タッチスクリーンに触れる、タッチスクリーン上で指をスワイプさせること)は、AR/VR空間内のオブジェクトとの対話として解釈され得る。単なる一例として、コンピューティングデバイスはレーザポインタであり得る。このような例では、コンピューティングデバイス850は、コンピュータが生成した3D環境内に、仮想レーザポインタとして表れる。ユーザがコンピューティングデバイス850を操作すると、AR/VR空間内のユーザにはレーザポインタが動くのが見える。ユーザは、コンピューティングデバイス850上またはAR/VRヘッドセット890上のAR/VR環境において、コンピューティングデバイス850との対話からフィードバックを受け取る。
【0212】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイス850はタッチスクリーンを含み得る。例えば、ユーザは、タッチスクリーン上で起こることをAR/VR空間内で起こることに模倣できる特定の様式で、タッチスクリーンと対話することができる。例えば、ユーザは、タッチスクリーン上に表示されるコンテンツをズームするために、挟むタイプの動作を使用することができる。このタッチスクリーン上での挟むタイプの動作によって、AR/VR空間内に提供される情報をズームさせることができる。別の例では、コンピューティングデバイスは、コンピュータが生成した3D環境内に仮想の本としてレンダリングされ得る。AR/VR空間内では、この本のページをAR/VR空間内に表示することができ、タッチスクリーン上でのユーザの指のスワイプは、仮想の本のページをめくること(turning)/送ること(flipping)として解釈され得る。各ページがめくられる/送られるにつれ、ページコンテンツが変わるのが見えるだけでなく、ユーザには、本のページをめくる音などの音声フィードバックが提供され得る。
【0213】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイスに加えて、1つまたは複数の入力デバイス(例えば、マウス、キーボード)を、コンピュータが生成した3D環境内にレンダリングすることができる。レンダリングされた入力デバイス(例えば、レンダリングされたマウス、レンダリングされたキーボード)は、AR/VR空間内のオブジェクトを制御するために、AR/VR空間内にレンダリングされたままの状態で使用することができる。
【0214】
以下では、本開示に係るシステムおよび方法のさらなる例について説明する。第1の例は、コンピュータが実行する方法に関し、コンピュータが実行する方法は、アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することを含む。メタデータはそれぞれのウェブページについて、ソースイベント、アクセスタイムスタンプ、および少なくとも1つのトピックを含む。コンピュータが実行する方法は、メタデータに基づいて、あるトピックに関連する複数のウェブページのうちの一部を含む履歴クラスタを生成することをさらに含む。履歴クラスタ生成は上記一部中のウェブページのソースイベントおよびアクセスタイムスタンプに基づいている。コンピュータが実行する方法は、上記一部中のウェブページにそれぞれのスコアを割り当てることをさらに含む。それぞれのスコアは、アクセスタイムスタンプとそれぞれのウェブページに関する生成されたエンゲージメントスコアとに少なくとも部分的に基づいている。トピックと関連付けられているブラウザアクティビティを閲覧する要求に応答して、トピックに関する履歴クラスタ一覧を生成すること。履歴クラスタ一覧はそれぞれのスコアに従って整理され、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定された履歴クラスタ中のウェブページと関連付けられている訪問一覧を含む。履歴クラスタ一覧を表示すること。
【0215】
第1の例は、システムに関し、システムは、ウェブブラウザを実行するコンピューティングデバイスと、ウェブブラウザのユーザインターフェース生成器と、を含む。ユーザインターフェース生成器は、あるトピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求に応答して、トピックに関連する履歴クラスタに基づいて検索履歴ユーザインターフェースを生成するように構成されており、履歴クラスタは、アクセスされ、ウェブブラウザの検索履歴にセーブされた複数のウェブページを含み、検索履歴ユーザインターフェースは、検索履歴ユーザインターフェース内に描出されておりトピックに関連する履歴クラスタからのデータが追加されている、履歴クラスタ一覧を含み、履歴クラスタ一覧は、履歴クラスタに含まれている複数のウェブページの少なくとも一部に対応する複数の訪問一覧、および履歴クラスタと関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールを含む。システムは、検索履歴ユーザインターフェースを表示させるように構成されたレンダラをさらに含む。
【0216】
第1の例に基づく第2の例では、ユーザインターフェース生成器は、クエリ入力エリア内で少なくとも部分的なクエリを受け取り、部分的なクエリがトピックに関連していると判定し、部分的なクエリがトピックと関連していると判定することに応答して、トピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求を提供するように構成された行程コントロールを提供するように、さらに構成されている。
【0217】
第2の例に基づく第3の例では、行程コントロールには部分的なクエリの補完提案が提供される。
【0218】
第1の例~第3の例のいずれか1つに基づく第4の例では、複数の訪問一覧は、複数のウェブページの上記一部がウェブブラウザのタブグループまたはブックマークに属するという指標を含む。
【0219】
第1の例~第4の例のいずれか1つに基づく第5の例では、検索履歴ユーザインターフェースは、提案された関連する検索をさらに含む。
【0220】
第1の例~第5の例のいずれか1つに基づく第6の例では、履歴クラスタは上記一部中のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいて生成され、メタデータはソースイベント、アクセスタイムスタンプ、エンゲージメントスコア、またはトピックと関連付けられているサブトピックを含む。
【0221】
第6の例に基づく第7の例では、エンゲージメントスコアは、上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される。
【0222】
第1の例~第7の例のいずれか1つに基づく第8の例では、ユーザインターフェース生成器は、複数の訪問一覧のうちのある訪問一覧中にレンダリングされたウェブページを削除する要求を受け取り、要求に基づいて、保存されているウェブページへのアクセスの記録を検索履歴から消去させるようにさらに構成されている。
【0223】
第9の例では、本明細書に記載する技術は、方法に関し、方法は、あるトピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求を受け取ることと、要求に応答して、トピックに関連する履歴クラスタに基づいて検索履歴ユーザインターフェースを生成することと、を含む。履歴クラスタはアクセスされ、ウェブブラウザの検索履歴にセーブされた複数のウェブページを含み、検索履歴ユーザインターフェースは、検索履歴ユーザインターフェース内に描出されており、トピックに関連する履歴クラスタからのデータが追加されている、履歴クラスタ一覧を含み、履歴クラスタ一覧は、履歴クラスタに含まれている複数のウェブページの少なくとも一部に対応する複数の訪問一覧、および履歴クラスタと関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールを含む。方法は、検索履歴ユーザインターフェースを表示させることをさらに含む。
【0224】
第9の例に基づく第10の例では、方法は、クエリ入力エリア内で少なくとも部分的なクエリを受け取ることと、部分的なクエリがトピックに関連していると判定することと、部分的なクエリがトピックと関連していると判定することに応答して、トピックと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求を提供するように構成された行程コントロールを提供することと、をさらに含む。
【0225】
第10の例に基づく第11の例では、行程コントロールには部分的なクエリの補完提案が提供される。
【0226】
第9の例~第11の例のいずれか1つに基づく第12の例では、複数の訪問一覧は、複数のウェブページの上記一部がウェブブラウザのタブグループまたはブックマークに属するという指標を含む。
【0227】
第9の例~第12の例のいずれか1つに基づく第13の例では、検索履歴ユーザインターフェースは、提案された関連する検索をさらに含む。
【0228】
第9の例~第13の例のいずれか1つに基づく第14の例では、履歴クラスタは上記一部中のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいて生成され、メタデータはソースイベント、アクセスタイムスタンプ、エンゲージメントスコア、またはトピックと関連付けられているサブトピックを含む。
【0229】
第14の例に基づく第15の例では、エンゲージメントスコアは、上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される。
【0230】
第9の例~第15の例のいずれか1つに基づく第16の例では、方法はまた、複数の訪問一覧のうちのある訪問一覧中にレンダリングされたウェブページを削除する要求を受け取ることと、要求に基づいて、保存されているウェブページへのアクセスの記録を検索履歴から消去することと、を含み得る。
【0231】
第17の例では、本明細書に記載する技術は、コンピュータが実行する方法に関し、方法は、アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することを含む。メタデータはそれぞれのウェブページについて、ソースイベント、アクセスタイムスタンプ、および少なくとも1つのトピックを含む。方法は、メタデータに基づいて、あるトピックに関連する複数のウェブページのうちの一部のウェブページを含む履歴クラスタを生成することと、上記一部中のウェブページにそれぞれのスコアを割り当てることと、をさらに含む。それぞれのスコアは、アクセスタイムスタンプとそれぞれのウェブページに関するエンゲージメントスコアとに少なくとも部分的に基づいている。方法は、トピックと関連付けられているブラウザアクティビティを閲覧する要求に応答して、トピックに関する履歴クラスタ一覧を生成することをさらに含む。履歴クラスタ一覧は、履歴クラスタ中の閾値スコアを満たすスコアを有すると判定されたウェブページと関連付けられている訪問一覧を含み、訪問一覧はそれぞれのスコアに従って整理される。方法は、履歴クラスタ一覧を表示することをさらに含む。
【0232】
第17の例に基づく第18の例では、履歴クラスタ生成は、上記一部中のウェブページのソースイベントおよびアクセスタイムスタンプに基づく。
【0233】
第17の例または第18の例に基づく第19の例では、訪問一覧のうちのある訪問一覧は、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを含み、履歴クラスタは、履歴クラスタに関連するアクションを開始するための関連するアクションコントロールを含む。
【0234】
第17の例~第19の例のいずれか1つに基づく第20の例では、履歴クラスタ一覧は、上記一部中の少なくとも1つのウェブページに対応する複数の訪問一覧、および複数の訪問一覧と関連付けられている以前の検索を再開するように構成されアクションコントロールをさらに含む。複数の訪問一覧はウェブブラウザのブラウザ履歴内に提示さる。
【0235】
第17の例~第20の例のいずれか1つに基づく第21の例では、メタデータは、複数のウェブページのうちのあるウェブページについて、決定されたウェブページエンティティ、複数の関連する検索、またはウェブページでの滞在時間をさらに含む。
【0236】
第17の例~第20の例のいずれか1つに基づく第22の例では、メタデータは、上記一部中のウェブページに対して定義されたウェブページ識別子をさらに含み、ウェブページ識別子は、上記一部中のそれぞれのウェブページが、タブグループ、ブックマーク、またはコンピューティングデバイスによってアクセスされた検索結果ページの一部であるかどうかを示す。
【0237】
第17の例~第22の例のいずれか1つに基づく第23の例では、エンゲージメントスコアは上記一部中のウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、それぞれのエンゲージメントメトリックは、上記一部中の複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される。
【0238】
第17の例~第23の例のいずれか1つに基づく第24の例では、メタデータのリポジトリを生成することは、アクセスされ、ブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページをデデュープすることをさらに含み、デデュープすることは、アクセスされた複数のウェブページ中の重複するウェブページアクセスを判定することと、重複するウェブページアクセスについて、重複するウェブページアクセスと関連付けられているアクセスタイムスタンプに関して最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページを選択することと、最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページについて、リポジトリに保存されるメタデータを生成することと、を含む。
【0239】
第17の例~第24の例のいずれか1つに基づく第25の例では、履歴クラスタはタイトルを有し、方法はタイトルを提案されたリンクとして表示することをさらに含み、提案されたリンクを選択することによって履歴クラスタを閲覧する要求が発行される。
【0240】
第25の例に基づく第26の例では、提案されたリンクは検索エンジンにおける検索提案として表示されるか、または、提案されたリンクはウェブブラウザの検索履歴におけるオプションとして表示される。
【0241】
いくつかの実装形態を記載した。それでも、本開示の精神および範囲から逸脱することなく様々な修正が行われ得ることが理解されるであろう。
【0242】
さらに、図に描出された論理フローは、望ましい結果を得るために、図示された特定の順序、または連続的な順序を必要とするものではない。さらに、記載したフローに対して、他のステップを提供してもよく、またはステップを削除してもよく、また記載したシステムに対して、他の構成要素を追加、または除去してもよい。したがって、以下の特許請求の範囲の範囲内に他の実装形態が存在する。
【0243】
コンピュータシステム(例えばコンピューティングデバイス)は通信リンクを介したネットワークによってネットワークサーバとワイヤレスで通信するように構成することができ、この通信リンクは、ネットワークサーバとの間で、無線周波数(RF)、マイクロ波周波数(MWF)、および/または赤外線周波数(IRF)のワイヤレス通信技術およびプロトコルを含む、ネットワークによる通信に適合されている任意の知られているワイヤレス通信技術およびプロトコルを用いて確立される。
【0244】
本開示の態様によれば、本明細書に記載する様々な技術の実装形態は、デジタル電子回路において、またはコンピュータのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアにおいて、またはこれらの組合せにおいて、実装され得る。実装形態は、データ処理装置(例えば、プログラム可能なプロセッサ、コンピュータ、または複数のコンピュータ)によって処理される、またはデータ処理装置の動作を制御するための、コンピュータプログラム製品(例えば、情報キャリア、機械可読ストレージデバイス、コンピュータ可読媒体、有形コンピュータ可読媒体において有形に具現化された、コンピュータプログラム)として実装され得る。いくつかの実装形態では、有形のコンピュータ可読記憶媒体は、実行されるとプロセッサにプロセスを実行させる命令を保存するように構成することができる。上記のコンピュータプログラムなどのコンピュータプログラムは、コンパイラ型またはインタープリタ型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書くことができ、独立型プログラムとしてまたはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくはコンピューティング環境での使用に適した他の単位としてなど、任意の形態で配備することができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、または、1つの場所にあるかもしくは通信ネットワークによって相互接続された複数の場所にわたって分散されている複数のコンピュータ上で処理されるように、配備され得る。
【0245】
本明細書で開示されている特定の構造および機能の詳細は、例示の実装形態を説明することを目的とした代表的なものに過ぎない。ただし例示の実装形態は多くの代替の形態で具現化することができ、本明細書に明記されている実装形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。
【0246】
本明細書で使用する専門用語は特定の実装形態について説明することだけを目的としており、それらの実装形態に限定することは意図していない。本明細書で使用する場合、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈上特に明確に示されていない限り、複数形も含むことを意図している。「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」という用語は、1つまたは複数の他の特徴、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を除外しないことが、さらに理解されよう。
【0247】
図に示されるようなある要素または特徴と別の要素または特徴の関係を説明する記述を容易にするために、本明細書では、空間的関係を表す用語、例えば「下に(beneath)」、「下に(below)」、「下側(lower)」、「上に(above)」、「上側(upper)」などが使用され得る。これら空間的関係を表す用語は、使用中または動作中のデバイスの、図に描かれている配向に加えて、異なる配向を包含するよう意図されていることが理解されよう。例えば、図中のデバイスを上下逆にした場合、他の要素または特徴の「下に(below)」または「下に(beneath)」として記述されている要素はその結果、上記他の要素または特徴の「上に(above)」配向されることになる。このように、「下に(below)」という用語は、上(above)および下(below)の両方の配向を包含し得る。デバイスはそれ以外で(70度回転されてまたは他の配向で)配向されてもよく、本明細書で使用する空間的関係を表す記述語はそれらに応じて解釈され得る。
【0248】
「第1」、「第2」などの用語が、本明細書において様々な要素を記述するために使用され得るが、これらの要素はそれらの用語によって限定されるものではないことが理解されよう。これらの用語はある要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、「第1」の要素を、本開示の教示から逸脱することなく「第2」の要素と呼ぶことも可能である。
【0249】
特に定義されない限り、本明細書で使用する用語(技術用語および科学用語を含む)は、それらの概念が属する技術の当業者が一般に理解するものと同じ意味を有する。一般に使用される辞書において定義されている用語などの用語は、関連技術および/または本明細書の文脈におけるその意味と矛盾しない意味を有するものとして解釈するべきであり、本明細書において明示的にそうであると定義されない限りは、理想化されたまたは過度に形式的な意味に解釈されないことが、さらに理解されよう。
【0250】
記載した実装形態の特定の特徴を本明細書に記載したように説明してきたが、当業者はここで多くの修正、置換、変更、および等価物を想到するであろう。したがって、付属の特許請求の範囲は、それら実装形態の範囲内に収まるような修正および変更を包含することが意図されていることを理解されたい。付属の特許請求の範囲は限定ではなく単なる例として提示されており、形態および詳細において様々な変更を行うことが可能である。本明細書に記載された装置および/または方法の任意の部分は、相互に排他的な組合せを除き、任意の組合せで組み合わせることができる。本明細書に記載する実装形態は、記載されている異なる実装形態の機能、構成要素、および/または特徴の、様々な組合せおよび/または部分組合せを含み得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
ウェブブラウザを実行するコンピューティングデバイスと、
前記ウェブブラウザのユーザインターフェース生成器と、を備え、前記ユーザインターフェース生成器は
履歴クラスタと関連付けられている検索アクティビティを閲覧する要求に応答して、
前記履歴クラスタに基づいて検索履歴ユーザインターフェースを生成するように構成されており、前記履歴クラスタは、アクセスされ、前記ウェブブラウザの検索履歴にセーブされた複数のウェブページを含み、
前記複数のウェブページは、前記複数のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいてクラスタ化され、前記メタデータはソースイベントおよびアクセスタイムスタンプを含み、前記検索履歴ユーザインターフェースは、
前記検索履歴ユーザインターフェース内に描出されており、
前記履歴クラスタからのデータが追加されている、履歴クラスタ一覧を含み、前記履歴クラスタ一覧は、前記履歴クラスタに含まれている前記複数のウェブページの少なくとも一部に対応する複数の訪問一覧を含み、
選択されると、前記一部中のウェブページをタブグループに開くように構成されたアクションコントロールを含み、
前記システムは、
前記検索履歴ユーザインターフェースを表示させるように構成されたレンダラをさらに備える、システム。
【請求項2】
前記ユーザインターフェース生成器は、
クエリ入力エリア内で少なくとも部分的なクエリを受け取り、
前記部分的なクエリが前記
履歴クラスタに関連していると判定し、
前記部分的なクエリが前記
履歴クラスタと関連していると判定することに応答して、
前記検索アクティビティを閲覧する要求を提供するように構成された行程コントロールを提供するように、さらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記行程コントロールには前記部分的なクエリの補完提案が提供される、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記一部中の前記ウェブページを前記タブグループに開くことによって、新しいタブグループが開く、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記検索履歴ユーザインターフェースは提案された関連する検索をさらに含む、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記メタデータは
、エンゲージメントスコア、
滞在時間、または
トピックを
さらに含む、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記エンゲージメントスコアは、前記一部中の前記ウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、前記それぞれのエンゲージメントメトリックは、前記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを前記履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される、請求項6に記載の
システム。
【請求項8】
前記ユーザインターフェース生成器は、前記複数の訪問一覧
に関する前記ウェブページを削除する要求を受け取り、前記要求に基づいて、保存されている前記ウェブページへのアクセスの記録を前記検索履歴から消去させるようにさらに構成されている、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項9】
方法であって、
履歴クラスタに基づいて検索履歴ユーザインターフェースを閲覧する要求を受け取ること
を含み、前記履歴クラスタはアクセスされ、ウェブブラウザの検索履歴にセーブされた複数のウェブページを含み、前記複数のウェブページは、前記複数のウェブページと関連付けられているメタデータに基づいてクラスタ化され、前記メタデータはソースイベントおよびアクセスタイムスタンプを含み、
前記検索履歴ユーザインターフェースを生成すること
を含み、
前記検索履歴ユーザインターフェースは、
前記履歴クラスタからのデータが追加されている
履歴クラスタ一覧を含み、前記履歴クラスタ一覧は、前記履歴クラスタに含まれている前記複数のウェブページの少なくとも一部に対応する複数の訪問一覧を含み、
前記履歴クラスタと関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールを含み、
前記方法は、
前記検索履歴ユーザインターフェースを表示させることをさらに含む、方法。
【請求項10】
クエリ入力エリア内で少なくとも部分的なクエリを受け取ることと、
前記部分的なクエリが前記
履歴クラスタに関連していると判定することと、
前記部分的なクエリが前記
履歴クラスタと関連していると判定することに応答して、前記検索
履歴ユーザインターフェースを閲覧する前記要求を提供するように構成された行程コントロールを提供することと、
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記行程コントロールには前記部分的なクエリの補完提案が提供される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の訪問一覧は、前記複数のウェブページの前記一部が前記ウェブブラウザのタブグループまたはブックマークに属するという指標を含む、請求項9~請求項11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記検索履歴ユーザインターフェースは
、選択に応答して、前記複数のウェブページの前記一部を前記タブグループ内のタブとして開くように構成されたコントロールをさらに含む、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
前記メタデータは
、エンゲージメントスコア、
滞在時間、または
トピックを
さらに含む、請求項9~請求項13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記エンゲージメントスコアは前記一部中の前記ウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、前記それぞれのエンゲージメントメトリックは、前記一部中の少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを前記履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記複数の訪問一覧のうちのある訪問一覧中にレンダリングされたウェブページを削除する要求を受け取ることと、
前記要求に基づいて、保存されている前記ウェブページへのアクセスの記録を前記検索履歴から消去することと、
をさらに含む、請求項9~請求項15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
コンピュータが実行する方法であって、
アクセスされ、コンピューティングデバイス上で実行されるウェブブラウザのブラウザ履歴にセーブされた複数のウェブページに基づいて、メタデータのリポジトリを生成することを含み、前記メタデータはそれぞれのウェブページについて、ソースイベントと、アクセスタイムスタンプと、少なくとも1つのトピックと、を含み、
前記コンピュータが実行する方法は、
前記メタデータに基づいて、あるトピックに関連する前記複数のウェブページのうちの一部のウェブページを含む履歴クラスタを生成することと、
前記一部中の前記ウェブページにそれぞれのスコアを割り当てることと、をさらに含み、前記それぞれのスコアは、前記アクセスタイムスタンプと前記それぞれのウェブページに関するエンゲージメントスコアとに少なくとも部分的に基づいており、
前記コンピュータが実行する方法は、
前記トピックと関連付けられているブラウザアクティビティを閲覧する要求に応答して、前記トピックに関する履歴クラスタ一覧を生成することをさらに含み、前記履歴クラスタ一覧は、前記履歴クラスタ中の、閾値スコアを満たすスコアを有すると判定されたウェブページと関連付けられている訪問一覧を含み、前記訪問一覧は前記それぞれのスコアに従って整理され、
前記コンピュータが実行する方法は、
前記履歴クラスタ一覧を表示することをさらに含む、コンピュータが実行する方法。
【請求項18】
前記履歴クラスタを生成
することは、前記一部中の前記ウェブページの前記ソースイベントおよび前記アクセスタイムスタンプに基づく、請求項17に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項19】
前記訪問一覧のうちのある訪問一覧は、前記一部中の前記複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを含み、前記履歴クラスタは、前記履歴クラスタに関連するアクションを開始するための関連するアクションコントロールを含む、請求項17または請求項18に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項20】
前記履歴クラスタ一覧は、
前記一部中の少なくとも1つのウェブページに対応する複数の訪問一覧をさらに含み、前記複数の訪問一覧は前記ウェブブラウザの前記ブラウザ履歴内に提示され、
前記複数の訪問一覧と関連付けられている以前の検索を再開するように構成されたアクションコントロールをさらに含む、請求項17~請求項19のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項21】
前記メタデータは、前記複数のウェブページのうちのあるウェブページについて、決定されたウェブページエンティティ、複数の関連する検索、または前記ウェブページでの滞在時間をさらに含む、請求項17~請求項20のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項22】
前記メタデータは、前記一部中の前記ウェブページに対して定義されたウェブページ識別子をさらに含み、前記ウェブページ識別子は、前記一部中のそれぞれのウェブページが、タブグループ、ブックマーク、または前記コンピューティングデバイスによってアクセスされた検索結果ページの一部であるかどうかを示す、請求項17~請求項20のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項23】
前記エンゲージメントスコアは前記一部中の前記ウェブページに関するそれぞれのエンゲージメントメトリックを含み、前記それぞれのエンゲージメントメトリックは、前記一部中の前記複数のウェブページのうちの少なくとも1つのウェブページに関するスニペットを前記履歴クラスタ一覧中に表示する際のプロミネンスレベルを選択するために使用される、請求項17~請求項22のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項24】
前記メタデータのリポジトリを生成することは、アクセスされ、前記ブラウザ履歴にセーブされた前記複数のウェブページをデデュープすることをさらに含み、前記デデュープすることは、
アクセスされた前記複数のウェブページ中の重複するウェブページアクセスを判定することと、
前記重複するウェブページアクセスについて、前記重複するウェブページアクセスと関連付けられているアクセスタイムスタンプに関して最新のアクセスタイムスタンプを有するウェブページを選択することと、
前記最新のアクセスタイムスタンプを有する前記ウェブページについて、前記リポジトリに保存される前記メタデータを生成することと、を含む、請求項17~請求項23のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項25】
前記履歴クラスタはタイトルを有し、前記方法は前記タイトルを提案されたリンクとして表示することをさらに含み、前記提案されたリンクを選択することによって前記履歴クラスタを閲覧する前記要求が発行される、請求項17~請求項24のいずれか1項に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項26】
前記提案されたリンクは検索エンジンにおける検索提案として表示され、
前記提案されたリンクは前記ウェブブラウザの検索履歴においてオプションとして表示される、
請求項25に記載のコンピュータが実行する方法。
【請求項27】
請求項17~請求項26のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されたコンピューティングデバイス。
【国際調査報告】