(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】認証カウンタをリセットするシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/45 20130101AFI20240910BHJP
【FI】
G06F21/45
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024509116
(86)(22)【出願日】2022-08-12
(85)【翻訳文提出日】2024-03-28
(86)【国際出願番号】 US2022040223
(87)【国際公開番号】W WO2023022946
(87)【国際公開日】2023-02-23
(32)【優先日】2021-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】519111877
【氏名又は名称】キャピタル・ワン・サービシーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Capital One Services, LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】ザラカス,ジェイムズ
(72)【発明者】
【氏名】バージェロン,ジョージ
(72)【発明者】
【氏名】ブキッチ,アダム
(57)【要約】
カウンタ再同期のためのシステム及び方法は、それぞれがメモリ及び1つ又は複数のプロセッサを含む1つ又は複数のサーバを含むことができる。1つ又は複数のサーバは、送信デバイスとデータ通信することができる。1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のリセットイベントを決定することを含むことができる。1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を生成するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、かつ1つ又は複数のリセットイベントに応答して、再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、カウンタ値を再同期値と置き換えるように構成され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリと1つ又は複数のプロセッサを含むサーバであって、送信デバイスとデータ通信を行う1つ又は複数のサーバを備えるカウンタ再同期システムであって、
前記1つ又は複数のプロセッサは、
1つ又は複数のリセットイベントを決定し、
再同期値を生成し、
1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、かつ1つ又は複数のリセットイベントに応答して、再同期値を送信デバイスに送信し、
1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、カウンタ値を再同期値に置き換える、
カウンタ再同期システム。
【請求項2】
前記1つ又は複数のプロセッサは、前記カウンタ値を生成するようにさらに構成される、
請求項1記載のカウンタ再同期システム。
【請求項3】
前記1つ又は複数のリセットイベントの1つは、前記カウンタ値と前記再同期値との間の第1のしきい値差を超えることを含む、
請求項1記載のカウンタ再同期システム。
【請求項4】
前記第1のしきい値差は、第1の範囲内の値を含み、
請求項3記載のカウンタ再同期システム。
【請求項5】
前記1つ又は複数のリセットイベントの1つは、前記カウンタ値と前記再同期値との間の第2のしきい値差を超えることを含み、
前記第2のしきい値差は、前記第1のしきい値差より大きい、
請求項3記載のカウンタ再同期システム。
【請求項6】
前記第2のしきい値差は、第2の範囲内の第2の値を含む、
請求項5記載のカウンタ再同期システム。
【請求項7】
前記1つ又は複数のリセットイベントの1つは、前記再同期値と前記カウンタ値に関連するカウンタオーバーフローを含む、
請求項1記載のカウンタ再同期システム。
【請求項8】
前記1つ又は複数のプロセッサは、帯域外チャネルを介して前記再同期値を送信するようにさらに構成される、
請求項1記載のカウンタ再同期システム。
【請求項9】
前記1つ又は複数のプロセッサは、前記再同期値を定期的に生成し、前記送信デバイスに送信するようにさらに構成される、
請求項1記載のカウンタ再同期システム。
【請求項10】
前記1つ又は複数のプロセッサは、検証プロセスを実行するようにさらに構成され、
前記検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行が成功したことを示す確認を受信することを含む、
請求項1記載のカウンタ再同期システム。
【請求項11】
前記1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数の修正アクションをトリガするようにさらに構成され、
前記1つ又は複数の修正アクションは、データ通信の遮断、1つ又は複数のユーザアカウントの無効化、及び1つ又は複数の記録のロギングからなるグループから選択される少なくとも1つを含む、
請求項1記載のカウンタ再同期システム。
【請求項12】
カウンタ再同期方法であって、
1つ又は複数のプロセッサが、第1のカウンタ値を生成することと、
前記1つ又は複数のプロセッサが、複数のイベントを決定することと、
前記1つ又は複数のプロセッサが、1つ又は複数の優先順位付けファクタに基づいて、複数のイベントに応答して、1つ又は複数のスクリプトを介して第1のカウンタ値を送信デバイスに送信することと、
前記1つ又は複数のプロセッサが、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、送信デバイスの第2のカウンタ値を第1のカウンタ値に置き換えることと、
を含む、カウンタ再同期方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つのイベントは、前記第1のカウンタ値と前記第2のカウンタ値との間の第1のしきい値差を超えることを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのイベントは、前記第1のカウンタ値と前記第2のカウンタ値との間の第2のしきい値差を超えることを含む、
前記第2のしきい値差は、前記第1のしきい値差より大きい、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つのイベントは、前記第1のカウンタ値及び前記第2のカウンタ値に関連するカウンタオーバーフローを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項16】
帯域外チャネルを介して前記第1のカウンタ値を送信することをさらに含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信される、
請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ又は複数のスクリプトの正常な実行を確認することをさらに含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記方法は、
前記複数のイベントを決定することに応答して、複数のアクションをトリガすることをさらに含み、
前記複数のアクションは、前記送信デバイスとのデータ通信をブロックすることと、前記送信デバイスに関連付けられた1つ又は複数のユーザアカウントを無効にすることと、前記送信デバイスを非アクティブにすることのグループから選択される少なくとも1つを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項20】
プロセッサ上で実行される、所定のステップを含むコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ可読非一時的媒体であって、
前記ステップは、
1つ又は複数のリセットイベントを決定することと、
再同期値を生成することと、
1つ又は複数のリセットイベントに基づいて、1つ又は複数のリセットイベントに応答する複数の修正アクションをトリガすることと、
1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って再同期値を送信デバイスに送信することと、
送信デバイスのカウンタ値を再同期値に置き換えることと、
1つ又は複数のスクリプトの正常な実行を検証することと、
を含む、コンピュータ可読非一時的媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、認証カウンタをリセットするシステム及び方法に関する。
【0002】
関連出願との相互参照
本出願は、2021年8月16日に出願された米国特許出願第17/403,470号の優先権を主張するものであり、その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
カードを使った取引がますます一般的になっている。このような取引では、販売時点情報管理(POS)装置、サーバ、その他の装置との通信にカードが使用されることが多い。このような通信は、傍受や不正アクセスから保護する必要があるため、暗号化されることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
暗号化を容易にする1つの方法は、1つ又は複数の暗号化アルゴリズムに関連してカウンタを使用することである。しかし、この場合、カードとPOSデバイス、サーバ、又はその他のデバイスが、同期されたカウンタ値と、同期されなくなった場合にカウンタをリセットする方法を維持する必要がある。カードの内部認証カウンタを効果的にリセットしないと、取引を行う際やカウンタの調整予期を検証する際に非同期の問題が発生し、不正アクセス、カードの不正使用などの不正行為、リスクの増大につながり、結果としてセキュリティが低下する。カウンタがリセットされることをユーザに促すことさえ、悪意のある攻撃者がカウンタリセットの事前通知を受け取る限り、セキュリティの脆弱性の影響を受けやすい。
【0005】
これら及び他の欠陥が存在する。したがって、カウンタがリセットされることをユーザに促すことなく、安全で信頼できる方法でこれらの欠陥を克服する、認証カウンタをリセットするシステム及び方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の概要
本開示の実施形態は、1つ又は複数のサーバを含むカウンタ再同期システムを提供し、各サーバはメモリと1つ又は複数のプロセッサを含む。1つ又は複数のサーバは、送信デバイスとデータ通信することができる。1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のリセットイベントを決定するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を生成するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、かつ1つ又は複数のリセットイベントに応答して、再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、カウンタ値を再同期値に置き換えるように構成され得る。
【0007】
本開示の実施形態は、カウンタ再同期の方法を提供する。本方法は、1つ又は複数のプロセッサによって、第1のカウンタ値を生成することを含み得る。本方法は、1つ又は複数のプロセッサによって、複数のイベントを決定することを含み得る。本方法は、1つ又は複数のプロセッサによって、1つ又は複数の優先順位付けファクタに基づき、複数のイベントに応答して、1つ又は複数のスクリプトを介して第1のカウンタ値を送信デバイスに送信することを含むことができる。この方法は、1つ又は複数のプロセッサによって、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、送信デバイスの第2のカウンタ値を第1のカウンタ値と置き換えることを含むことができる。
【0008】
本開示の実施形態は、プロセッサ上で実行され、以下のステップを含むコンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータ可読非一時的媒体を提供する。前記ステップは、
1つ又は複数のリセットイベントを決定することと、
再同期値を生成することと、
1つ又は複数のリセットイベントに基づいて、1つ又は複数のリセットイベントに応答する複数の修正アクションをトリガすることと、
1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、再同期値を送信デバイスに送信することと、
送信デバイスのカウンタ値を再同期値に置き換えることと、
1つ又は複数のスクリプトの正常な実行を検証することと
を含む。
【0009】
本開示の様々な実施形態は、さらなる目的及び利点とともに、添付の図面と併せて取られる以下の説明を参照することによって最もよく理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】例示的な実施形態によるカウンタ再同期システムを示す。
【
図2A】例示的な実施形態による非接触カードの説明図である。
【
図2B】例示的な実施形態による非接触カードの接触パッドの説明図である。
【
図3】例示的な実施形態によるカウンタ再同期の方法を示す。
【
図4】例示的な実施形態によるカウンタ再同期の優先順位付けの方法を示す。
【
図5】例示的な実施形態によるカウンタ再同期の検証プロセスの方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
詳細説明
以下の実施形態の説明は、本発明の異なる態様の特徴及び教示を特に説明するために数字を参照する非限定的な代表例を提供する。説明される実施形態は、実施形態の説明から、別個に、又は他の実施形態と組み合わせて実施することが可能であると認識されるべきである。実施形態の説明を検討する当業者は、本発明の異なる記載された態様を学び理解することができるはずである。実施形態の記載は、具体的に網羅されていないが、実施形態の記載を読んだ当業者の知識の範囲内にある他の実施態様が、本発明の適用と一致すると理解される程度に、本発明の理解を容易にするものでなければならない。
【0012】
同期されたカウンタ値を維持し検証するための開示されたシステム及び方法の利点には、通信を傍受や不正アクセスから保護するセキュリティの向上が含まれる。これにより、カード又はカードに関連する口座の不正使用などの不正行為のリスクを低減することができる。
【0013】
さらに、カウンタがリセットされることをユーザに促す必要があるため、悪意のある攻撃者がカウンタリセットの事前通知を受け取る限り、セキュリティ上の脆弱性が生じやすい、この必要性を排除することで、このリスクを減らすことができ、同時にカウンタの非同期化を避けることができる。さらに、カウンタ値の維持と同期にユーザが関与しないようにすることで、ユーザ経験とトランザクションの効率を向上させることができる。
【0014】
図1は、カウンタ再同期システム100を示す。カウンタ再同期システム100は、送信デバイス105、ネットワーク110、サーバ115、及びデータベース120を含むことができる。
図1はシステム100の構成要素の単一インスタンスを示すが、システム100は任意の数の構成要素を含むことができる。
【0015】
システム100は、送信デバイス105を含むことができる。送信デバイス105は、非接触カード、接触カード、ネットワーク対応コンピュータ、又は本明細書で説明する他の装置を含むことができる。本明細書で言及するように、ネットワーク対応コンピュータは、例えば、サーバ、ネットワークアプライアンス、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、電話、ハンドヘルドPC、パーソナルデジタルアシスタント、非接触カード、接触カード、シンクライアント、ファットクライアント、インターネットブラウザ、又は他のデバイスを含むコンピュータデバイス、又は通信デバイスを含むことができるが、これらに限定されない。
図2A~
図2Bで以下にさらに説明するように、送信デバイス105は、1つ又は複数のプロセッサ102、及びメモリ104を含むことができる。メモリ104は、本明細書で説明する機能及び動作を実行するように構成された1つ又は複数のソフトウェアアプリケーション又はアプレット106を含むことができる。メモリ104は、1つ又は複数のカウンタ108を含むことができる。各カウンタ108はカウンタ値を含むことができる。送信デバイス105は、システム100の任意の数の構成要素とデータ通信することができる。例えば、送信デバイス105は、ネットワーク110を介してサーバ115にデータを送信することができる。送信デバイス105は、ネットワーク110を介してデータベース120にデータを送信することができる。いくつかの例では、送信デバイス105は、任意のデバイスの1つ又は複数の通信フィールドに入力した後、ネットワーク110を介してデータを送信することを含むことができる。これに限定するものではないが、各入力は、タップ、スワイプ、ウェーブ、及び/又はそれらの任意の組み合わせと関連付けることができる。
【0016】
システム100は、ネットワーク110を含むことができる。いくつかの例では、ネットワーク110は、無線ネットワーク、有線ネットワーク、又は無線ネットワークと有線ネットワークの任意の組み合わせのうちの1つ又は複数とすることができ、システム100の構成要素のうちの任意の1つに接続するように構成することができる。例えば、送信デバイス105は、ネットワーク110を介してサーバ115に接続するように構成することができる。いくつかの例では、ネットワーク110は、光ファイバネットワーク、パッシブ光ネットワーク、ケーブルネットワーク、インターネットネットワーク、衛星ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、移動通信用グローバルシステム、パーソナル通信サービス、パーソナルエリアネットワークのうちの1つ又は複数を含むことができ、例えば、ワイヤレスアプリケーションプロトコル、マルチメディアメッセージングサービス、エンハンストメッセージングサービス、ショートメッセージサービス、時分割多重方式、符号分割多元接続方式、D-AMPS、Wi-Fi、固定ワイヤレスデータ、IEEE802.11b、802.15.1、802.11n、802.11g、Bluetooth、NFC、RFID(Radio Frequency IDentification)、Wi-Fiなどである。
【0017】
さらに、ネットワーク110は、これに限定するものではないが、電話回線、光ファイバ、IEEEイーサネット902.3、広域ネットワーク、無線パーソナルエリアネットワーク、LAN、又はインターネットのようなグローバルネットワークを含むことができる。さらに、ネットワーク110は、インターネットネットワーク、無線通信ネットワーク、セルラーネットワークなど、又はそれらの任意の組合せをサポートすることができる。ネットワーク110はさらに、独立したネットワークとして、又は互いに協力して動作する、1つのネットワーク、又は上述の例示的なタイプのネットワークの任意の数を含むことができる。ネットワーク110は、通信可能に結合されている1つ又は複数のネットワーク要素の1つ又は複数のプロトコルを利用することができる。ネットワーク110は、他のプロトコルからネットワークデバイスの1つ又は複数のプロトコルへ、又は他のプロトコルからネットワークデバイスの1つ又は複数のプロトコルへ変換することができる。ネットワーク110は単一のネットワークとして図示されているが、1つ又は複数の例によれば、ネットワーク110は、例えば、インターネット、サービスプロバイダのネットワーク、ケーブルテレビネットワーク、クレジットカード協会のネットワークなどの企業ネットワーク、及びホームネットワークなどの複数の相互接続されたネットワークを含む得ることが理解されるべきである。
【0018】
システム100は、1つ又は複数のサーバ115を含むことができる。いくつかの例では、サーバ115は、メモリ119に結合された1つ又は複数のプロセッサ117を含むことができる。サーバ115は、複数のワークフロー動作を実行するために、異なるタイミングで様々なデータを制御し、呼び出すための中央システム、サーバ、又はプラットフォームとして構成することができる。サーバ115は、送信デバイス105に接続するように構成することができる。サーバ115は、アプレット106とデータ通信することができる。例えば、サーバ115は、1つ又は複数のネットワーク110を介してアプレット106とデータ通信することができる。送信デバイス105は、1つ又は複数のネットワーク110を介して1つ又は複数のサーバ115と通信状態にあることができ、サーバ115とのそれぞれのフロントエンド対バックエンド対として動作することができる。送信デバイス105は、例えば、その上で実行されるアプレット106から、1つ又は複数のリクエストをサーバ115に送信することができる。1つ又は複数のリクエストは、サーバ115からデータを取得することに関連付けられ得る。サーバ115は、送信デバイス105から1つ又は複数のリクエストを受信することができる。アプレット106からの1つ又は複数のリクエストに基づいて、サーバ115は要求されたデータを取得するように構成され得る。サーバ115は、受信したデータをアプレット106に送信するように構成することができ、受信したデータは、1つ又は複数のリクエストに応答する。
【0019】
いくつかの例では、サーバ115は、ブレードサーバのような専用のサーバコンピュータとすることもできるし、例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、ネットワークコンピュータ、モバイルデバイス、ウェアラブルデバイス、又はシステム100をサポートすることができる任意のプロセッサ制御デバイスとすることもできる。
図1は、単一のサーバ115を示すが、他の実施形態では、ユーザをサポートするために必要又は所望に応じて複数のサーバ又は複数のコンピュータシステムを使用することができ、また、特定のサーバに障害が発生した場合にネットワークのダウンタイムを防止するためにバックアップ又は冗長サーバを使用することもできることが理解される。
【0020】
サーバ115は、その上で実行するための命令を含むアプリケーション(例えば、ソフトウェアアプリケーション、アプレット、スクリプト)を含むことができる。例えば、アプリケーションは、サーバ115上で実行するための命令を含むことができる。アプリケーションは、システム100の任意の構成要素と通信することができる。例えば、サーバ115は、例えば、システム100の1つ又は複数の構成要素とのネットワーク及び/又はデータ通信を可能にし、データを送信及び/又は受信し、本明細書に記載される機能及び操作を実行する1つ又は複数のアプリケーションを実行することができる。これに限定するものではないが、サーバ115はネットワーク対応コンピュータであり得る。サーバ115はまた、モバイルデバイスであることができ、例えば、モバイルデバイスは、Apple(登録商標)のiPhone(登録商標)、iPod(登録商標)、iPad(登録商標)、又はApple(登録商標)のiOS(登録商標)オペレーティングシステムを実行する任意の他のモバイルデバイス、Microsoft(登録商標)のWindows(登録商標)Mobileオペレーティングシステムを実行する任意のデバイス、Google(登録商標)のAndroid(登録商標)オペレーティングシステムを実行する任意のデバイス、及び/又は任意の他のスマートフォン、タブレット、又は同様のウェアラブルモバイルデバイスを含むことができる。
【0021】
サーバ115は、プロセッシング回路を含むことができ、本明細書で説明する機能を実行するために必要な、プロセッサ、メモリ、エラー及びパリティ/CRCチェッカ、データエンコーダ、アンチコリジョンアルゴリズム、コントローラ、コマンドデコーダ、セキュリティプリミティブ及び改ざん防止ハードウェアを含む追加構成要素を含むことができる。サーバ115は、ディスプレイと入力装置をさらに含むことができる。ディスプレイは、コンピュータのモニター、フラットパネルディスプレイ、モバイル機器のスクリーンなど、視覚情報を提示するための装置であれば、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、プラズマパネル、ブラウン管ディスプレイなど、どのようなタイプのものでもよい。入力デバイスには、タッチスクリーン、キーボード、マウス、カーソル制御デバイス、タッチスクリーン、マイク、デジタルカメラ、ビデオレコーダー、カムコーダーなど、ユーザのデバイスで利用可能でサポートされている、ユーザのデバイスに情報を入力するための任意のデバイスを含めることができる。これらの機器は、情報を入力したり、本明細書で説明するソフトウェアや他の機器と相互作用したりするために使用できる。
【0022】
システム100は、1つ又は複数のデータベース120を含むことができる。データベース120は、リレーショナルデータベース、非リレーショナルデータベース、又は他のデータベース実装、及び複数のリレーショナルデータベース及び非リレーショナルデータベースを含むそれらの任意の組み合わせを含む得る。いくつかの例では、データベース120は、デスクトップデータベース、モバイルデータベース、又はインメモリデータベースを構成することができる。さらに、データベース120は、送信デバイス105又はサーバ115が内部でホストすることができ、又はデータベース120は、送信デバイス105及びサーバ115の外部で、クラウドベースのプラットフォームによって、又は送信デバイス105及びサーバ115とデータ通信する任意の記憶装置でホストすることができる。いくつかの例では、データベース120は、システム100の任意の数の構成要素とデータ通信することができる。例えば、サーバ115は、アプレット106によって送信されるデータベース120から要求されたデータを取得するように構成され得る。サーバ115は、ネットワーク110を介してデータベース120からアプレット106に受信されたデータを送信するように構成されることができ、受信されたデータは、送信された1つ又は複数のリクエストに応答する。他の例では、アプレット106は、要求されたデータに対する1つ又は複数のリクエストを、ネットワーク110を介してデータベース120から送信するように構成され得る。
【0023】
いくつかの例では、本明細書に記載される本開示に従った例示的な手順は、処理装置及び/又は計算装置(例えば、コンピュータハードウェア装置)によって実行され得る。このような処理/計算装置は、例えば、全体又はその一部とすることができ、又は、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサを含むことができ、コンピュータアクセス可能な媒体(例えば、RAM、ROM、ハードドライブ、又は他の記憶装置)に記憶された命令を使用するコンピュータ/プロセッサを含むことができるが、これらに限定されない。例えば、コンピュータアクセス可能な媒体は、送信デバイス105、サーバ115、及び/又はデータベース120のメモリの一部、あるいは他のコンピュータハードウェア装置とすることができる。
【0024】
いくつかの例では、コンピュータアクセス可能な媒体(例えば、本明細書で上述したように、ハードディスク、フロッピーディスク、メモリスティック、CD-ROM、RAM、ROMなどの記憶装置、又はそれらの集合体)を(例えば、処理装置と通信可能に)提供することができる。コンピュータアクセス可能な媒体には、実行可能な命令を含めることができる。追加的又は代替的に、記憶装置をコンピュータアクセス可能媒体とは別に設けることができ、この記憶装置は、例えば本明細書で上述したような特定の例示的な手順、プロセス、及び方法を実行するように処理装置を構成するように、処理装置に命令を提供することができる。
【0025】
1つ又は複数のプロセッサ117は、1つ又は複数のリセットイベントを決定するように構成され得る。例えば、1つ又は複数のリセットイベントのうちの少なくとも1つは、カウンタ値と再同期値との間の第1のしきい値差を超えることを含むことができる。第1のしきい値差は、第1の範囲内の値を含むことができる。1つ又は複数のリセットイベントのうちの1つは、カウンタ値と再同期値との間の第2のしきい値差を超えることを含むことができる。第2のしきい値差は、第2の範囲内の値を含み得る。第2のしきい値差は、第1のしきい値差よりも大きくすることができる。これに限定するものではないが、第1のしきい値差は、1から10の範囲内にある値5を含むことができる。これに限定するものではないが、第2のしきい値差は、1~100の範囲内にある50の値で構成することができる。例えば、送信デバイス105のカウンタ値が5以下にずれている場合があり、これは送信デバイス105のカウンタ値が100以上ずれている場合とは異なるため、カードと1つ又は複数のプロセッサ117との間で非同期の問題が発生する。しきい値差値に応じて、送信デバイス105のカウンタ値は、以下にさらに説明するように、POSデバイスなどのデバイスとの次のデータ通信時に、1つ又は複数のプロセッサ117によってリセットすることができる。
【0026】
別の例では、1つ又は複数のプロセッサ117によって決定される1つ又は複数のリセットイベントの1つは、再同期値及びカウンタ値に関連するカウンタオーバーフローを含み得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサ117が、送信デバイス105のカウンタ値が、大きな値に達しようとしているようなカウンタオーバーフローに近づいている、又は間近に迫っていると判断した場合、1つ又は複数のプロセッサ117は、再同期値を送信デバイス105に送信するように、関連するリセットイベントを決定するように構成されることができ、この場合、送信デバイス105のカウンタ値は、1つ又は複数のプロセッサ117から受信された再同期値と置き換えられる。1つ又は複数のプロセッサ117は、カウンタ値に関連付けられた1つ又は複数の整数値を割り当てるように構成され得る。例えば、2バイトの符号なし整数は、最小値0及び最大値65,535を構成することができる。一実施例では、送信デバイス105は、1日、1ヶ月、1年、2年、5年などを含むがこれらに限定されない任意の時間期間の寿命を有することができる。送信デバイス105のカウンタ値は、任意の回数、又は所定のしきい値の回数(例えば、所定の時間持続する間に4回のカウンタ増分)を増分するように構成することができる。例示的な5年間の期間では、送信デバイス105の寿命にわたって7,300個のカウンタ増分が得られることになる。このようにして、送信デバイス105のカウンタ値は、最大値及び/又はカウンタ増分に近づかないように、増分するように選択及び/又は調整することができる。
【0027】
1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサ117は、1つ又は複数の値を送信デバイス105に送信するように構成され得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサ117は、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の値を送信デバイス105に送信するように構成され得る。つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信することができる。例えば、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイス105の発行者がトランザクション承認応答の中で送信することができる。1つ又は複数のスクリプトは、秒、分、時間、日、週、月、年などの任意の数を含むが、これに限定されない所定の時間の間置き換えられていないカウンタ値を再同期させるために、定期的又は所定のスケジュールで生成及び/又は送信することができる。一例では、1つ又は複数のスクリプトを毎日送信することができる。別の例では、1つ又は複数のスクリプトは、30日前のカウンタ値を再同期するために送信される。これに限定するものではないが、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイス105のカウンタ値などの1つ又は複数の値を更新及び変更するように構成することができる。このようにして、変更は、送信デバイス105上のアプレットのリスク機能を改善し、送信デバイス105の寿命の間、不正行為を低減又は防止することができる。いくつかの例では、サーバ115は1つ又は複数のスクリプトを保存することができる。他の例では、1つ又は複数のスクリプトは、データベース120などのデータベースから取得することができる。
【0028】
例えば、1つ又は複数のプロセッサ117は、再同期値を送信デバイス105に送信するように構成され得る。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサ117は、1つ又は複数の値を生成するように構成され得る。再同期値は、例えば、最大値65,535の2バイトの符号なし整数を含むことができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサ117は、再同期値を生成するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサ117は、再同期値を、チャネルを介して送信するように構成され得る。いくつかの例では、チャネルは帯域外チャネルを構成することができる。
【0029】
いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサ117は、定期的に再同期値を生成し、及び/又は再同期値を送信デバイス105に送信するように構成され得る。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサ117は、カウンタ値を再同期値と置き換えることによって、1秒毎、1分毎、1時間毎、1日毎、1週間毎、1ヶ月毎、1年毎、及び/又はそれらの任意の組み合わせなどの所定の時間に、送信デバイス105のカウンタ値をリセットするように構成され得る。
【0030】
他の例では、送信デバイス105のカウンタ値は、送信デバイス105とPOSデバイスとの間の接触ベースの接続など、デバイスとの次の接続時に1つ又は複数のプロセッサ117から受信した再同期値と置き換えることができる。送信デバイス105のカウンタは不変であるため、この方法は、サーバ115のカウンタのみが送信デバイス105のカウンタと一致するように更新される既存の解決策を改善する。この例では、しきい値差値の決定に基づいて送信デバイス105のカウンタ値をリセットすることができる。例えば、送信デバイス105のカウンタ値が5ではなく50だけずれているなどのしきい値差値に応じて、送信デバイス105のカウンタ値は、送信デバイス105とPOS装置との間のトランザクションなど、装置との次のデータ通信時にリセットすることができる。いくつかの例では、接触ベースの接続は、販売時点情報管理装置に送信デバイス105を挿入することを含む。このように、送信デバイス105のカウンタ値を、1つ又は複数のプロセッサ117によって生成及び/又は送信される再同期値と置き換えるために、ユーザはデバイスから促される必要がない。他の例では、送信デバイス105のカウンタ値は、送信デバイス105とPOSデバイスとの間の非接触ベースの接続など、デバイスとの次の接続時に、1つ又は複数のプロセッサ117から受信した再同期値と置き換えることができる。送信デバイス105は、1つ又は複数のプロセッサ117から再同期値を受信するように構成することができる。例えば、送信デバイス105は、1つ又は複数のプロセッサ117から定期的に再同期値を受信するように構成することができる。いくつかの例では、送信デバイス105及び1つ又は複数のプロセッサ117は、カウンタ値を再同期値と置き換えるように構成され得る。例えば、送信デバイス105のカウンタ値は、送信デバイス105がPOSデバイスなどのデバイスに挿入されるたびに、供給された再同期値によって上書きすることができる。このようにして、1つ又は複数のプロセッサ117と送信デバイス105の間のカウンタ値の非同期化が回避される。
【0031】
いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサ117は、送信デバイス105のカウンタ値を置き換えるために再同期値を送信すべきときに優先順位を付けるように構成され得る。優先順位付けは、1つ又は複数の優先順位付けファクタに基づくことができる。例えば、優先順位付けファクタの少なくとも1つは、特定の送信デバイスなどの送信デバイス105が、そのカウンタ値を1つ又は複数のプロセッサ117からの再同期値と置き換えるために優遇されるかどうかを決定する際のしきい値差を構成することができる。1つ又は複数のプロセッサ117は、カウンタ値が所望の値を示した場合、送信デバイス105のカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。このようにして、1つ又は複数のプロセッサ117によるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、反応的なアプローチに基づいて行われるが、というのも、1つ又は複数のプロセッサ117は、カウンタ値が5だけずれているのとは対照的に、カウンタ値が500だけずれているなど、しきい値差に達したかどうかを判断するように構成することができるからである。
【0032】
別の例では、優先順位付けファクタの少なくとも1つは、1つ又は複数のプロセッサ117が、2週間後又は3ヶ月後などの所定の時間後に、これに限定されることなく、送信デバイス105のカウンタ値のリセットをトリガするように構成され得る。このように、1つ又は複数のプロセッサ117によるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、予防的アプローチに基づく。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサ117は、送信デバイス105が例えば過去8ヶ月以内に発行された場合、送信デバイス105のカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。別の例では、1つ又は複数のプロセッサ117は、カウンタ値が例えば4ヶ月後にリセットされていない場合、送信デバイス105のカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。
【0033】
1つ又は複数のプロセッサ117は、再同期値が送信され、受信され、送信デバイス105のカウンタ値を再同期値に置き換えるために実行されたという検証処理を実行するように構成され得る。例えば、検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行ステータスの結果を受信することを含むことができる。いくつかの例では、検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行が成功したことを示す確認を受信することを含むことができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサ117は、送信デバイス105が1つ又は複数のスクリプトを受信し、1つ又は複数のスクリプトを実行したことを、送信デバイス105から受信するように構成され得る。他の例では、検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行が失敗したことを示す確認を決定又は受信することを含むことができる。確認が1つ又は複数のスクリプトの実行の失敗を示す場合、1つ又は複数のスクリプトは、プロセス全体がタイムアウトする前に、所定の回数まで、及びそれを含む回数まで、再送信及び/又は再実行することができる。いくつかの例では、スクリプト実行の失敗が所定の回数に達した後、送信デバイス105をロックし、代替送信デバイスの発行によって代替することができる。別の例では、1つ又は複数のプロセッサ117は、1つ又は複数のスクリプトが正常に実行されたと判定するように構成され得る。
【0034】
1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサ117及び/又はデータベース120は、1つ又は複数の修正アクションをトリガするように構成され得る。例えば、1つ又は複数の修正アクションは、送信デバイス105とのデータ通信をブロックするか、又は他の方法でデータ通信を無効にすること、ユーザに関連付けられた1つ又は複数のアカウントを無効にすること、1つ又は複数の記録をログに記録すること、及び/又はそれらの任意の組み合わせのグループから選択される少なくとも1つを含むことができ、1つ又は複数のリセットイベントのいずれかに応答することができる。いくつかの例では、ユーザに関連付けられた1つ又は複数のアカウントは、秒、分、時間、日、週、月、年、及び/又はそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない所定の期間、無効にすることができる。他の例では、ユーザに関連付けられた1つ又は複数のアカウントは、所定の地理的範囲内に位置する1つ又は複数の加盟店を含むが、これに限定されない、特定の取引及び加盟店に対して無効にすることができる。いくつかの例では、1つ又は複数の記録のロギングは、データベース内の1つ又は複数のリセットイベントにフラグを立てることと関連付けることができる。これに限定するものではないが、1つ又は複数のプロセッサ117及び/又はデータベース120は、以下のことを決定するために、フラグ付けされた1つ又は複数のリセットイベントを監視するように構成され得る。
(A)新たな再同期値が生成されるべきかどうか、及びいつ生成されるべきか。
(B)再同期値が送信デバイス105に送信されるべきかどうか、及び/又はいつ送信されるべきか。
(C)送信デバイス105を非アクティブにすべきかどうか、及び、いつすべきか。
1つ又は複数のプロセッサ117及び/又はデータベース120は、送信デバイス105が再アクティブ化されるべきかどうか、及びいつ再アクティブ化されるべきかを決定するように構成され得る。
【0035】
図2Aは、1つ又は複数の送信デバイス200を示す。送信デバイス200は、
図1に関して上記で説明したように、送信デバイス105と同一又は類似の構成要素を参照することができる。
図2A及び
図2Bは、送信デバイス200の構成要素の単一例を示すが、任意の数の構成要素を利用することができる。
【0036】
送信デバイス200は、システム100の1つ又は複数の構成要素と通信するように構成することができる。送信デバイス200は、送信デバイス200の前面又は背面に表示されたサービスプロバイダ205によって発行されたクレジットカード、デビットカード、ギフトカードなどの支払いカードを構成することができる接触ベースのカード又は非接触カードを構成することができる。いくつかの例では、送信デバイス200は、支払カードとは関係なく、これに限定されるものではないが、IDカード、会員カード、及び交通カードで構成することができる。いくつかの例では、支払カードは、デュアルインターフェース非接触支払カードを構成することができる。送信デバイス200は、プラスチック、金属、及び他の材料を含む、単層又は1つ又は複数の積層層を含むことができる基板210を含むことができる。例示的な基板には、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニルアセテート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、陽極酸化チタン、パラジウム、金、カーボン、紙、生分解性材料などがある。いくつかの例では、送信デバイス200はISO/IEC7810規格のID-1フォーマットに準拠した物理的特性を持つことができ、非接触カードはISO/IEC14443規格に準拠することができる。しかしながら、本開示による送信デバイス200は、異なる特性を有し得ることが理解され、本開示は、非接触カードが決済カードに実装されることを必要としない。
【0037】
送信デバイス200は、カードの前面及び/又は背面に表示された識別情報215と、接触パッド220も含むことができる。接触パッド220は、ユーザ機器、スマートフォン、ラップトップ、デスクトップ、又はタブレットコンピュータを含むが、これらに限定されない他の通信機器との接触を確立するように構成することができる。送信デバイス200は、プロセッシング回路、アンテナ、及び
図2Aには示されていない他の構成要素も含むことができる。これらの構成要素は、接触パッド220の裏側又は基板210上の他の場所に配置することができる。送信デバイス200は、磁気ストリップ又はテープも含むことができ、これはカードの裏面に配置することができる(
図2Aには図示せず)。
【0038】
図2Bに示されるように、
図2Aの接触パッド220は、マイクロプロセッサなどのプロセッサ230及びメモリ235を含む、情報を記憶及び処理するためのプロセッシング回路225を含むことができる。プロセッシング回路225は、プロセッサ、メモリ、エラー及びパリティ/CRCチェッカ、データエンコーダ、アンチコリジョンアルゴリズム、コントローラ、コマンドデコーダ、セキュリティプリミティブ、及び本明細書で説明する機能を実行するために必要な改ざん防止ハードウェアを含む追加の構成要素を含むことができることを理解されたい。
【0039】
メモリ235は、例えば、RAM、ROM、EEPROMなどの読み出し専用メモリ、ライトワンス/リードマルチプルメモリ(書き込み1回読み出し複数回メモリ)、又は読み出し/書き込みメモリとすることができ、送信デバイス200は、これらのメモリを1つ又は複数含むことができる。読み出し専用メモリは、工場で読み出し専用にプログラムすることも、ワンタイムプログラマブルにプログラムすることもできる。ワンタイムプログラマブルでは、一度書き込んだら何度でも読み出すことができる。ライトワンス/リードマルチプルメモリは、メモリチップが工場から出荷された後の時点でプログラムすることができる。メモリは一度プログラムされると書き換えることはできないが、何度でも読み出すことができる。リード/ライトメモリは、工場出荷後に何度でもプログラムし直すことができ、また、何度でも読み出すことができる。
【0040】
メモリ235は、1つ又は複数のアプレット240、1つ又は複数のカウンタ245、及び顧客識別子250を記憶するように構成することができる。1つ又は複数のアプレット240は、Javaカードアプレットなどの1つ又は複数の非接触カード上で実行され、本明細書で説明する機能及び動作を実行するように構成された1つ又は複数のソフトウェアアプリケーションで構成することができる。しかしながら、アプレット240は、Javaカードアプレットに限定されるものではなく、非接触カード又は限られたメモリを有する他のデバイス上で動作可能な任意のソフトウェアアプリケーションであり得ることが理解される。1つ又は複数のカウンタ245は、整数を記憶するのに十分な数値カウンタで構成することができる。顧客識別子250は、送信デバイス200のユーザに割り当てられた一意の英数字識別子で構成することができ、この識別子は、非接触カードのユーザを他の非接触カードのユーザから区別することができる。いくつかの例では、顧客識別子250は、顧客とその顧客に割り当てられた口座の両方を識別することができ、さらに顧客口座に関連付けられた非接触カードを識別することができる。
【0041】
前述の例示的な実施形態のプロセッサ及びメモリ要素は、接触パッドを参照して説明されているが、本開示はこれに限定されず、これらの要素は、接触パッド220の外部に実装され得るか、接触パッド220から完全に分離され得るか、又は接触パッド220内に配置されたプロセッサ230及びメモリ235素子に加えてさらなる要素として実装され得ることが理解される。
【0042】
いくつかの実施例では、送信デバイス200は、1つ又は複数のアンテナ255を備えることができる。1つ又は複数のアンテナ255は、送信デバイス200内で、接触パッド220のプロセッシング回路225の周囲に配置することができる。例えば、1つ又は複数のアンテナ255はプロセッシング回路225と一体であることができ、1つ又は複数のアンテナ255は外部ブースターコイルと共に使用することができる。別の例として、1つ又は複数のアンテナ255は接触パッド220及びプロセッシング回路225の外部に設けることができる。
【0043】
一実施形態では、送信デバイス200のコイルは、空芯変圧器の二次側として機能することができる。端末は、電力又は振幅変調を切断することによって送信デバイス200と通信することができる。送信デバイス200は、非接触カードの電力接続のギャップを使用して、端末から送信されたデータを推論することができ、このデータは、1つ又は複数のコンデンサを介して機能的に維持することができる。送信デバイス200は、非接触カードのコイルの負荷を切り替えるか、又は負荷変調を行うことで、通信を返すことができる。負荷変調は、干渉によって端子のコイルで検出することができる。
【0044】
図3は、カウンタ再同期の方法300を示す。
図3は、
図2A及び
図2Bのシステム100、及び送信デバイス200の同一又は類似の構成要素を参照することができる。
【0045】
ブロック310において、方法300は、1つ又は複数のプロセッサによって、第1のカウンタ値を生成することを含み得る。1つ又は複数のプロセッサは、サーバの一部であり得る。いくつかの例では、第1のカウンタ値は、再同期値を含み得る。再同期値は、例えば、最大値65,535の2バイトの符号なし整数を含むことができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を生成するように構成することができる。
【0046】
ブロック320において、方法300は、1つ又は複数のプロセッサによって、複数のイベントを決定することを含み得る。例えば、リセットイベントのうちの少なくとも1つは、カウンタ値と再同期値との間の第1のしきい値差を超えることを含み得る。第1のしきい値差は、第1の範囲内の値を含むことができる。リセットイベントの少なくとも1つは、カウンタ値と再同期値との間の第2のしきい値差を超えることを含み得る。第2のしきい値差は、第2の範囲内の値を含み得る。第2のしきい値差は、第1のしきい値差よりも大きくすることができる。これに限定するものではないが、第一のしきい値差は、1から10の範囲内にある値5で構成することができる。これに限定されることなく、第2のしきい値差は、1から100の範囲内にある50個の値で構成することができる。例えば、送信デバイスのカウンタ値が5以下ずれている場合があり、送信デバイスのカウンタ値が100以上ずれている場合とは異なるため、カードと1つ又は複数のプロセッサとの間で非同期の問題が発生する。しきい値差値に応じて、以下にさらに説明するように、POSデバイスなどのデバイスとの次のデータ通信時に、1つ又は複数のプロセッサによってカウンタをリセットすることができる。
【0047】
別の例では、1つ又は複数のプロセッサによって決定されるリセットイベントの少なくとも1つは、再同期値及びカウンタ値に関連するカウンタオーバーフローを含み得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサが、送信デバイスのカウンタ値が、大きな値に達しようとしているようなカウンタオーバーフローに近づいている、又は間もなく近づくと判断した場合、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を送信デバイスに送信するように、関連するリセットイベントを決定するように構成することができ、この場合、送信デバイスのカウンタ値は、1つ又は複数のプロセッサから受信された再同期値と置き換えられる。1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値に関連する1つ又は複数の整数値を割り当てるように構成することができる。例えば、2バイトの符号なし整数は、最小値0と最大値65,535を含むことができる。一例では、送信デバイスは、1日、1ヶ月、1年、2年、5年などを含むがこれらに限定されない、任意の時間持続期間の寿命を有することができる。送信デバイスのカウンタ値は、任意の回数、又は所定のしきい値の回数、例えば所定の時間持続に対して4回のカウンタインクリメントを行うように構成することができる。例示的な5年間の期間では、送信デバイスの寿命にわたって7,300のカウンタ増分が得られることになる。このようにして、送信デバイスのカウンタ値は、最大値及び/又はカウンタ増分に近づかないように、増分するように選択及び/又は調整することができる。
【0048】
ブロック330において、方法300は、1つ又は複数のプロセッサによって、1つ又は複数の優先順位付けファクタに基づき、複数のイベントに応答して、1つ又は複数のスクリプトを介して第1のカウンタ値を送信デバイスに送信することを含み得る。1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の値を送信デバイスに送信するように構成できる。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の値を送信デバイスに送信するように構成することができる。1つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信することができる。例えば、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスの発行者がトランザクション承認応答の中で送信することができる。1つ又は複数のスクリプトは、秒、分、時間、日、週、月、年などの任意の数を含むが、これに限定されない所定の時間の間置き換えられていないカウンタ値を再同期させるために、定期的又は所定のスケジュールで生成及び/又は送信することができる。一例では、1つ又は複数のスクリプトを毎日送信することができる。別の例では、1つ又は複数のスクリプトは、30日前のカウンタ値を再同期するために送信される。これに限定するものではないが、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスのカウンタ値などの1つ又は複数の値を更新及び変更するように構成することができる。このように変更することで、送信デバイス上のアプレットのリスク機能を向上させ、送信デバイスの存続期間中の不正行為を低減又は防止することができる。いくつかの例では、サーバは1つ又は複数のスクリプトを保存することができる。他の例では、1つ又は複数のスクリプトは、データベースなどのデータベースから取得することができる。
【0049】
例えば、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の値を生成するように構成することができる。つ又は複数のプロセッサは、再同期値を、チャネルを介して送信するように構成することができる。いくつかの例では、チャネルは帯域外チャネルを含むことができる。
【0050】
ブロック340において、方法300は、1つ又は複数のプロセッサによって、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って、第2のカウンタ値を第1のカウンタ値と置き換えることを含み得る。第2のカウンタ値は、送信デバイスのカウンタ値を含むことができる。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を周期的に生成し、及び/又は再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値を再同期値と置き換えることによって、1秒毎、1分毎、1時間毎、1日毎、1週間毎、1ヶ月毎、1年毎、及び/又はそれらの任意の組み合わせなどの所定の時間に、送信デバイスのカウンタ値をリセットするように構成することができる。
【0051】
他の例では、送信デバイスのカウンタ値は、送信デバイスとPOSデバイスとの間の接触ベースの接続など、デバイスとの次の接続時に1つ又は複数のプロセッサから受信した再同期値と置き換えることができる。送信デバイスのカウンタは不変であるため、このアプローチは、サーバ上のカウンタのみが送信デバイスのカウンタと一致するように更新される既存のソリューションを改善する。この例では、しきい値差値の決定に基づいて送信デバイスのカウンタ値をリセットすることができる。例えば、送信デバイスのカウンタ値が5ではなく50だけずれているなど、しきい値の差分値に応じて、送信デバイスとPOS装置間のトランザクションなど、次の装置とのデータ通信時に送信デバイスのカウンタ値をリセットすることができる。いくつかの例では、接触ベースの接続は、送信デバイスをPOSデバイスに挿入することを含む。この方法では、ユーザは、送信デバイスのカウンタ値を、1つ又は複数のプロセッサによって生成及び/又は送信された再同期値と置き換えるために、デバイスによって促される必要がない。他の例では、送信デバイスのカウンタ値は、送信デバイスとPOSデバイス間の非接触ベースの接続など、デバイスとの次の接続時に1つ又は複数のプロセッサから受信した再同期値と置き換えることができる。
【0052】
送信デバイスは、1つ又は複数のプロセッサから再同期値を受信するように構成することができる。例えば、送信デバイスは、1つ又は複数のプロセッサから定期的に再同期値を受信することを含むことができる。いくつかの例では、送信デバイスと1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値を再同期値と置き換えるように構成することができる。例えば、送信デバイスのカウンタ値は、送信デバイスがPOSデバイスなどのデバイスに挿入されるたびに、供給される再同期値によって上書きすることができる。このようにして、1つ又は複数のプロセッサと送信デバイス間のカウンタ値の非同期化が回避される。
【0053】
いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスのカウンタ値を置き換えるために再同期値が送信されるべきときに優先順位を付けるように構成することができる。優先順位付けは、1つ又は複数のファクタに基づくことができる。例えば、ファクタの少なくとも1つは、特定の送信デバイスに、そのカウンタ値を1つ又は複数のプロセッサからの再同期値と置き換えるための優遇措置を与えるかどうかを決定する際のしきい値差を含むことができる。1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値が所望の値を示した場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。この方法では、1つ又は複数のプロセッサによるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、1つ又は複数のプロセッサが、カウンタ値が5だけずれているのとは対照的にカウンタ値が500だけずれているなど、しきい値差に達したかどうかを判断するように構成することができるため、反応的なアプローチに基づく。
【0054】
別の例では、ファクタの少なくとも1つは、2週間後や3ヶ月後などの所定の時間後に、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガする1つ又は複数のプロセッサを含むことができる。このように、1つ又は複数のプロセッサによるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、プロアクティブアプローチに基づく。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスが例えば過去8ヶ月以内に発行された場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。別の例では、1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値が例えば4ヶ月後にリセットされていない場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。
【0055】
1つ又は複数のプロセッサは、再同期値が送信され、受信され、送信デバイスのカウンタ値を再同期値に置き換えるために実行されたという検証処理を実行するように構成することができる。例えば、検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行ステータスの結果を受信することを含むことができる。いくつかの例では、検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行が成功したことを示す確認を受信するように構成することができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスが1つ又は複数のスクリプトを受信し、1つ又は複数のスクリプトを実行したことを送信デバイスから受信するように構成され得る。他の例では、検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行が失敗したことを示す確認を決定又は受信することを含むことができる。確認が1つ又は複数のスクリプトの実行の失敗を示す場合、1つ又は複数のスクリプトは、プロセス全体がタイムアウトする前に、所定の回数まで、及びそれを含む回数まで、再送信及び/又は再実行することができる。いくつかの例では、スクリプト実行の失敗が所定の回数に達した後、送信デバイスをロックし、代替送信デバイスの発行によって代替することができる。別の例では、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトが正常に実行されたと判定するように構成され得る。
【0056】
1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はデータベースは、1つ又は複数の修正アクションをトリガするように構成され得る。例えば、1つ又は複数の修正アクションは、送信デバイスとのデータ通信をブロックするか、又は他の方法でデータ通信を無効にすること、ユーザに関連付けられた1つ又は複数のアカウントを無効にすること、1つ又は複数の記録をログに記録すること、及び/又はそれらの任意の組み合わせのグループから選択される少なくとも1つを含むことができ、1つ又は複数のリセットイベントのいずれかに応答することができる。いくつかの例では、ユーザに関連付けられた1つ又は複数のアカウントは、秒、分、時間、日、週、月、年、及び/又はそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない所定の期間、無効にすることができる。他の例では、ユーザに関連付けられた1つ又は複数のアカウントは、所定の地理的範囲内に位置する1つ又は複数の加盟店を含むが、これに限定されない、特定の取引及び加盟店に対して無効にすることができる。いくつかの例では、1つ又は複数の記録のロギングは、データベース内の1つ又は複数のリセットイベントのフラグ付けと関連付けることができる。これに限定するものではないが、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はデータベースは、以下のことを決定するために、フラグが付けられた1つ又は複数のリセットイベントを監視するように構成することができる。
(A)新たな再同期値が生成されるべきかどうか、及びいつ生成されるべきか。
(B)再同期値が送信デバイスに送信されるべきかどうか、及び/又は送信デバイスに送信されるべきかどうか、及び/又は送信デバイスに送信されるべきかどうか、及び/又は送信デバイスに送信されるべきかどうか。
(C)送信デバイスが非アクティブにされるべきかどうか、及び、いつされるべきか。
1つ又は複数のプロセッサ及び/又はデータベースは、送信デバイスが再アクティブ化されるべきかどうか、及びいつ再アクティブ化されるべきかを決定するように構成され得る。
【0057】
図4は、例示的な実施形態によるカウンタ再同期の優先順位付けの方法を示す図である。
図4は、システム100、
図2A及び
図2Bの送信デバイス200、ならびに
図3の方法300の同一又は類似の構成要素を参照することができる。
【0058】
ブロック410において、方法400は、カウンタ値を置き換えるために再同期値が送信されるときの優先順位付けにおいて第1のアプローチを採用することを含むことができる。第1のアプローチは、反応的アプローチを構成することができる。本明細書で言及されるように、反応的アプローチは、判定を生成し、次いで、判定に基づいて応答するか、さもなければアクションをとるように構成された1つ又は複数のプロセッサを含むことができる。例えば、サーバの1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスのカウンタ値を置き換えるために再同期値をいつ送信すべきかを優先順位付けするように構成され得る。優先順位付けは、1つ又は複数の優先順位付けファクタに基づくことができる。例えば、優先順位付けファクタの少なくとも1つは、特定の送信デバイスに、そのカウンタ値を1つ又は複数のプロセッサからの再同期値と置き換えるための優遇措置を与えるかどうかを決定する際のしきい値差に関連付けることができる。1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値が所望の値を示した場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。この方法では、1つ又は複数のプロセッサによるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、1つ又は複数のプロセッサが、カウンタ値が5だけずれているのとは対照的に、カウンタ値が500だけずれているなどのしきい値差に達したと判断した後に、再同期値を送信すべきときにトリガするように構成できるため、反応的なアプローチに基づくものである。
【0059】
ブロック420において、方法400は、第1のアプローチの結果に基づいて、再同期値を送信することを含み得る。例えば、これは、1つ又は複数のプロセッサによって、第1のアプローチの結果に基づいて、複数のイベントに応答して、1つ又は複数のスクリプトを介して第1のカウンタ値を送信デバイスに送信することを含み得る。1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。1つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信することができる。例えば、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスの発行者がトランザクション承認応答で送信することができる。1つ又は複数のスクリプトは、秒、分、時間、日、週、月、年などの任意の数を含むが、これに限定されない所定の時間の間置き換えられていないカウンタ値を再同期させるために、定期的又は所定のスケジュールで生成及び/又は送信することができる。ある例では、1つ又は複数のスクリプトを毎日送信することができる。別の例では、1つ又は複数のスクリプトを送信して、30日前のカウンタ値を再同期させることができる。これに限定されることなく、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスのカウンタ値などの1つ又は複数の値を更新及び変更するように構成することができる。このように、変更により、送信デバイス上のアプレットのリスク機能を向上させ、送信デバイスの寿命の間、不正行為を低減又は防止することができる。いくつかの例では、サーバは1つ又は複数のスクリプトを保存することができる。他の例では、1つ又は複数のスクリプトは、データベースなどのデータベースから取得することができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を生成するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を、チャネルを介して送信するように構成され得る。いくつかの例では、チャネルは帯域外チャネルを構成することができる。
【0060】
ブロック430において、方法400は、カウンタ値を置き換えるために再同期値が送信されるときの優先順位付けにおいて、第2のアプローチを採用することを含むことができる。第2のアプローチは、プロアクティブアプローチを構成することができる。本明細書で言及されるように、プロアクティブアプローチは、例えば、所定の時間の満了に基づいて行動を起こすように構成された1つ又は複数のプロセッサを含むことができる。例えば、ファクタの少なくとも1つは、2週間後や3ヶ月後などの所定時間後に送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成された1つ又は複数のプロセッサで構成することができる。このように、1つ又は複数のプロセッサによるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、プロアクティブアプローチに基づく。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスが例えば過去8ヶ月以内に発行された場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。別の例では、1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値が例えば4ヶ月後にリセットされていない場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。
【0061】
ブロック440において、方法400は、第2のアプローチの結果に基づいて、再同期値を送信することを含むことができる。例えば、これは、1つ又は複数のプロセッサによって、第2のアプローチの結果に基づいて、複数のイベントに応答して、1つ又は複数のスクリプトを介して第1のカウンタ値を送信デバイスに送信するように構成することができる。1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。1つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信することができる。例えば、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスの発行者がトランザクション承認応答で送信することができる。これに1つ又は複数のスクリプトは、秒、分、時間、日、週、月、年などの任意の数を含むが、これに限定されない所定の時間の間置き換えられていないカウンタ値を再同期させるために、定期的又は所定のスケジュールで生成及び/又は送信することができる。一例では、1つ又は複数のスクリプトを毎日送信することができる。別の例では、1つ又は複数のスクリプトは、30日前のカウンタ値を再同期するために送信することができる。これに限定するものではないが、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスのカウンタ値などの1つ又は複数の値を更新及び変更するように構成することができる。このようにして、変更は、送信デバイス上のアプレットのリスク機能を改善し、送信デバイスの寿命の間、不正行為を低減又は防止することができる。いくつかの例では、サーバは1つ又は複数のスクリプトを保存することができる。他の例では、1つ又は複数のスクリプトは、データベースなどのデータベースから取得することができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を生成するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を、チャネルを介して送信するように構成され得る。いくつかの例では、チャネルは帯域外チャネルを構成することができる。
【0062】
図5は、例示的な実施形態によるカウンタ再同期の検証方法500を示す。
図5は、システム100、
図2A及び
図2Bの送信デバイス200、
図3の方法300、及び
図4の方法400の同一又は類似の構成要素を参照することができる。
【0063】
ブロック510において、方法500は、1つ又は複数のスクリプトを生成することを含むことができる。例えば、サーバの1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを生成するように構成され得る。これに限定されないが、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスのカウンタ値などの1つ又は複数の値を更新及び変更するように構成され得る。このようにして、変更は、送信デバイス上のアプレットのリスク機能を改善し、送信デバイスの寿命の間、不正行為を低減又は防止することができる。いくつかの例では、サーバは1つ又は複数のスクリプトを保存することができる。他の例では、1つ又は複数のスクリプトはデータベースから取得することができる。
【0064】
ブロック520において、方法500は、1つ又は複数のスクリプトを送信することを含むことができる。例えば、サーバの1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の値を送信デバイスに送信するように構成され得る。1つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信することができる。例えば、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスの発行者が取引承認応答で送信することができる。1つ又は複数のスクリプトは、秒、分、時間、日、週、月、年などの任意の数を含むが、これに限定されない所定の時間の間置き換えられていないカウンタ値を再同期させるために、定期的又は所定のスケジュールで生成及び/又は送信することができる。一例では、1つ又は複数のスクリプトを毎日送信することができる。別の例では、1つ又は複数のスクリプトは、30日前のカウンタ値を再同期するために送信される。
【0065】
ブロック530において、方法500は、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って1つ又は複数のスクリプトを実行することを含むことができる。例えば、送信デバイスは、1つ又は複数の優先順位付けファクタに従って1つ又は複数のスクリプトを受信及び実行するように構成され得る。いくつかの例では、方法500は、カウンタ値を置き換えるために再同期値が送信されるときの優先順位付けにおいて第1のアプローチを採用することを含み得る。第1のアプローチは、反応的アプローチを構成することができる。例えば、サーバの1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスのカウンタ値を置き換えるために再同期値がいつ送信されるべきかを優先順位付けするように構成され得る。優先順位付けは、1つ又は複数のファクタに基づくことができる。例えば、ファクタの少なくとも1つは、特定の送信デバイスに、そのカウンタ値を1つ又は複数のプロセッサからの再同期値で置き換えるための優遇措置を与えるかどうかを決定する際のしきい値差に関連付けることができる。1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値が所望の値をもたらす場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。この方法では、1つ又は複数のプロセッサによるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、1つ又は複数のプロセッサが、カウンタ値が5だけずれているのとは対照的にカウンタ値が500だけずれているなど、しきい値差に達したかどうかを判断するように構成できるため、反応的なアプローチに基づく。
【0066】
方法500は、第1のアプローチの結果に基づいて、再同期値を送信することをさらに含み得る。例えば、これは、1つ又は複数のプロセッサによって、第1のアプローチの結果に基づいて、複数のイベントに応答して、1つ又は複数のスクリプトを介して第1のカウンタ値を送信デバイスに送信することを含み得る。1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信することができる。例えば、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスの発行者がトランザクション承認応答で送信することができる。1つ又は複数のスクリプトは、秒、分、時間、日、週、月、年などの任意の数を含むが、これに限定されない所定の時間の間置き換えられていないカウンタ値を再同期させるために、定期的又は所定のスケジュールで生成及び/又は送信することができる。一例では、1つ又は複数のスクリプトを毎日送信することができる。別の例では、1つ又は複数のスクリプトは、30日前のカウンタ値を再同期するために送信することができる。これに限定するものではないが、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスのカウンタ値などの1つ又は複数の値を更新及び変更するように構成することができる。このようにして、変更は、送信デバイス上のアプレットのリスク機能を改善し、送信デバイスの寿命の間、不正行為を低減又は防止することができる。いくつかの例では、サーバは1つ又は複数のスクリプトを保存することができる。他の例では、1つ又は複数のスクリプトは、データベースなどのデータベースから取得することができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を生成するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を、チャネルを介して送信するように構成され得る。いくつかの例では、チャネルは帯域外チャネルを構成することができる。
【0067】
方法500は、カウンタ値を置き換えるために再同期値が送信されるときの優先順位付けにおいて、第2のアプローチを採用することをさらに含み得る。第2のアプローチは、プロアクティブアプローチを構成することができる。例えば、ファクタの少なくとも1つは、これに限定されないが、2週間後又は3カ月後などの所定の時間後に、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成された1つ又は複数のプロセッサを含むことができる。このように、1つ又は複数のプロセッサによるカウンタ値の再同期の優先順位付けは、プロアクティブアプローチに基づく。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスが例えば過去8ヶ月以内に発行された場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。別の例では、1つ又は複数のプロセッサは、カウンタ値が例えば4ヶ月後にリセットされていない場合、送信デバイスのカウンタ値のリセットをトリガするように構成することができる。
【0068】
方法500は、第2のアプローチの結果に基づいて、再同期値を送信することをさらに含み得る。例えば、これは、1つ又は複数のプロセッサによって、第2のアプローチの結果に基づいて、複数のイベントに応答して、1つ又は複数のスクリプトを介して第1のカウンタ値を送信デバイスに送信することを含み得る。1つ又は複数のリセットイベントに応答して、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成され得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトを介して、1つ又は複数の再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。1つ又は複数のスクリプトは、許可応答の一部として送信することができる。例えば、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスの発行者がトランザクション承認応答で送信することができる。1つ又は複数のスクリプトは、秒、分、時間、日、週、月、年などの任意の数を含むが、これに限定されない所定の時間の間置き換えられていないカウンタ値を再同期させるために、定期的又は所定のスケジュールで生成及び/又は送信することができる。一例では、1つ又は複数のスクリプトを毎日送信することができる。別の例では、1つ又は複数のスクリプトは、30日前のカウンタ値を再同期するために送信することができる。これに限定するものではないが、1つ又は複数のスクリプトは、送信デバイスのカウンタ値などの1つ又は複数の値を更新及び変更するように構成することができる。このようにして、変更は、送信デバイス上のアプレットのリスク機能を改善し、送信デバイスの寿命の間、不正行為を低減又は防止することができる。いくつかの例では、サーバは1つ又は複数のスクリプトを保存することができる。他の例では、1つ又は複数のスクリプトは、データベースなどのデータベースから取得することができる。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を送信デバイスに送信するように構成することができる。いくつかの例では、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数の再同期値を生成するように構成され得る。1つ又は複数のプロセッサは、再同期値を、チャネルを介して送信するように構成され得る。いくつかの例では、チャネルは帯域外チャネルを構成することができる。
【0069】
ブロック540において、方法500は、1つ又は複数のスクリプトの実行ステータスの結果を受信することを含み得る。いくつかの例では、検証プロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行が成功したことを示す確認を受信することを含み得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサは、送信デバイスが1つ又は複数のスクリプトを受信し、1つ又は複数のスクリプトを実行したことを、送信デバイスから受信するように構成することができる。
【0070】
ブロック550において、方法500は、1つ又は複数のスクリプトの実行ステータスの結果に応答して、1つ又は複数のスクリプトを再送信することを含むことができる。例えば、このプロセスは、1つ又は複数のスクリプトの実行が失敗したことを示す確認を決定又は受信することを含むことができる。確認が、1つ又は複数のスクリプトの実行が失敗したことを示す場合、1つ又は複数のスクリプトは、方法500全体がタイムアウトする前に、所定の回数まで、及びそれを含む回数まで、再送信及び/又は再実行することができる。いくつかの例では、スクリプトの実行が所定の失敗回数に達した後、送信デバイスをロックし、代替送信デバイスの発行によって代替することができる。
【0071】
ブロック560において、方法500は、1つ又は複数のスクリプトの実行を検証することを含み得る。1つ又は複数のプロセッサは、再同期値が送信され、受信され、送信デバイスのカウンタ値を再同期値と置き換えるために実行されたことの検証プロセスを実行するように構成され得る。このようにして、1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のスクリプトが正常に実行されたことを判定するように構成することができ、1つ又は複数のスクリプトが生成、送信、及び/又は実行に失敗した場合、及び失敗した場合に、上記のステップのいずれかをトラブルシューティングするように構成することができる。
【0072】
さらに、本明細書に記載されるシステム及び方法は、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、ハードドライブ、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及びデータ記憶可能な他の物理的媒体の1つ(ただし、これらに限定されない)に具体化できることに留意されたい。例えば、データ記憶装置には、ランダムアクセスメモリ(RAM)や読み出し専用メモリ(ROM)を含めることができ、これらはデータや情報、コンピュータプログラム命令にアクセスして記憶するように構成することができる。データ記憶装置はまた、記憶媒体又は他の適切なタイプのメモリ(例えば、例えば、RAM、ROM、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、フラッシュドライブ、任意のタイプの有形及び非一時的の記憶媒体など)を含むことができ、例えば、オペレーティングシステムを構成するファイル、例えば、ウェブブラウザアプリケーション、電子メールアプリケーション及び/又は他のアプリケーションを含むアプリケーションプログラム、及びデータファイルを保存することができる。ネットワーク対応コンピュータシステムのデータストレージには、さまざまな方法で保存された電子情報、ファイル、文書を含めることができ、例えば、
(A)フラットファイル、インデックス付きファイル、階層型データベース、リレーショナルデータベース、例えば、Oracle(登録商標)Corporation、Microsoft(登録商標)Excelファイル、Microsoft(登録商標)Accessファイルなどのソフトウェアで作成され、維持されるデータベース、
(B)ソリッドステートストレージデバイス(フラッシュアレイ、ハイブリッドアレイ、又は
(C)サーバサイド製品、エンタープライズストレージ(オンラインストレージやクラウドストレージを含む)、又はその他のストレージメカニズムである。
さらに、図では様々な構成要素(例えば、サーバ、コンピュータ、プロセッサなど)を個別に図示す。様々な構成要素で実行されるものとして説明されている機能は、他の構成要素で実行することができ、様々な構成要素は組み合わせることも分離することもできる。また、その他の変更も可能である。
【0073】
先の明細書では、添付図面を参照しながら様々な実施形態について説明した。しかしながら、以下の特許請求の範囲に規定される本発明のより広い範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更が可能であり、追加の実施形態が実施可能であることは明らかであろう。したがって、本明細書及び図面は、制限的な意味ではなく例示的な意味としてみなされる。
【国際調査報告】