(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】フィラメントのブレーシングおよび操作装置、システム、および方法
(51)【国際特許分類】
A46B 17/06 20060101AFI20240910BHJP
【FI】
A46B17/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024509432
(86)(22)【出願日】2022-08-14
(85)【翻訳文提出日】2024-03-11
(86)【国際出願番号】 NZ2022050104
(87)【国際公開番号】W WO2023022608
(87)【国際公開日】2023-02-23
(32)【優先日】2021-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NZ
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524060256
【氏名又は名称】レクサー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LEXUR LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100145241
【氏名又は名称】鈴木 康裕
(72)【発明者】
【氏名】ウェルズ、フェリックス
【テーマコード(参考)】
3B202
【Fターム(参考)】
3B202GB12
(57)【要約】
本発明は、フィラメントのブレーシングおよび操作に使用される装置、方法、およびシステムに関する。いくつかの実施形態では、フィラメントはブラシのフィラメント(例えば毛)を指す場合がある。そのような実施形態において、装置、方法、およびシステムは、ブラシのフィラメントから物質(例えば水)を除去するために使用され得る。
【選択図】
図28
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の要素を備える装置。
【請求項2】
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続されたクロスメンバーと、クロスメンバーに結合された熱源と、をさらに含む請求項1に記載の装置。
【請求項3】
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続されたクロスメンバーと、クロスメンバーに結合され、機械的な力を加えるように構成された変換器と、をさらに含む請求項1に記載の装置。
【請求項4】
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続されたクロスメンバーと、ブロードライヤーを受け入れるように構成された入口と、をさらに含む請求項1記載の装置。
【請求項5】
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続された有孔クロスメンバーと、空気が要素に対向する側からクロスメンバーの穿孔を通して導かれるように構成された空気移動手段と、をさらに備える請求項1記載の装置。
【請求項6】
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続された有孔クロスメンバーと、空気が要素の側からクロスメンバーの穿孔を通して導かれるように構成された、空気移動手段または真空手段と、をさらに備える請求項1に記載の装置。
【請求項7】
加熱手段;流体移動手段;脱水手段;真空手段のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
要素の少なくとも一部が、空気の移動、温度の変化、遠心力の少なくとも1つを受けたときに、フィラメントが変位するのを少なくとも部分的に防止するように構成されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
要素が、透過性、熱伝導性、導電性、吸湿性、ウィッキング性、帯電性、電歪性、磁歪性、磁性のうち少なくとも1つである、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
クロスメンバーが、透過性、熱伝導性、導電性、吸湿性、ウィッキング性、帯電性、電歪性、磁歪性または磁性の少なくとも1つである、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
ハウジングをさらに備える請求項1ないし10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
請求項1ないし11のいずれか1項に記載の装置と、ブロードライヤーとを備えるシステム。
【請求項13】
請求項1ないし11のいずれか1項に記載の装置と、ブロードライヤーと、ブロードライヤーへの電力を制御するように構成された装置と、を備えるシステム。
【請求項14】
少なくとも、物質を部分的に除去する、物質を部分的に収集する、フィラメントに物質を塗布する、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の装置の使用。
【請求項15】
フィラメントを乾燥させる方法であって、i.請求項1~13のいずれか1項に記載の装置を提供するステップと、ii.フィラメントを装置に接触させるステップと、iii.フィラメントから物質を少なくとも部分的に除去するステップとを含む方法。
【請求項16】
フィラメントから物質を収集する方法であって、i.請求項1~13のいずれか1項に記載の装置を提供するステップと、ii.フィラメントを装置に接触させるステップと、iii.フィラメントから物質を少なくとも部分的に除去するステップとを含む方法。
【請求項17】
フィラメントから物質を収集するステップをさらに含む、請求項15または16に記載の方法。
【請求項18】
装置が少なくとも1本のブラシのフィラメント用に構成されている、請求項1から17のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィラメントのブレーシングおよび操作に使用される装置、方法、およびシステムに関する。特に、本発明はブラシの毛の乾燥に関する。
【背景技術】
【0002】
ブラシやその他の実装は、塗料やコーティング剤、化粧品などのさまざまな物質を塗布するために一般的に使用される。再利用の前にブラシを洗浄することは一般的な願いである。ブラシの洗浄は、ブラシを汚す可能性のある物質を除去するためであったり、衛生上の理由であったりする。
【発明の概要】
【0003】
一つの態様によれば、本発明は複数の要素を備える装置である。
【0004】
別の態様によれば、本発明の装置は、フィラメント(例えばブラシのフィラメント)から物質(例えば水や微粒子)を除去するために使用することができる。
【0005】
本発明の装置、システム、および方法は、フィラメントおよびその一部である可能性のある実装への悪影響を低減する方法で、フィラメントから物質を除去する効率的な手段を提供する。本発明は、広範囲の用途に適合する柔軟性を含む、物質の除去を制御するための有利な手段を提供する。
【0006】
本開示のこれらおよび他の態様、実施形態、および実施例は、本書を読めば当業者には理解され、納得されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
以下、図面を参照して詳述する本発明のいくつかの実施形態について説明する。
図1および
図2は、いくつかの実施形態を不等角投影図で示す。
図3は、実施形態を立面図で示す。
図4から
図9は、いくつかの実施形態を不等角投影図で示す。
図10から
図12は、いくつかの実施形態を断面不等角投影図で示す。
図13から
図29は、いくつかの実施形態を不等角投影図で示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の例および実施形態は、あくまでも例示である。
複数形の用語を使用する実施形態の理解も、単数形の用語を使用して理解されるのと同じ実施形態を含むことを意味するが、明示しない場合があることを理解されたい。同様に、単数形の用語を使用する実施形態も、複数形の用語を使用して理解されるのと同じ実施形態を含むことを意味するが、明示的に述べない場合がある。
【0009】
また、累積接続詞を使用する実施形態の理解は、選択接続詞を使用して理解されるのと同じ実施形態を含むことを意味するが、明示的に述べない場合もあることが理解されるであろう。同様に、選択接続詞を使用する実施形態の理解も、累積接続詞を使用して理解されるのと同じ実施形態を含むことを意味するが、明示的に述べない場合があることも理解されるであろう。
【0010】
さらに、選択肢または代替案のリストは、適切な場合、各項目の様々な組み合わせを含むことも意味することが理解されよう。選択肢や代替案のリストは例示であり、これらに限定されるものではない。リスト中の項目への言及が、そのような項目の組み合わせを含む場合もある場合、リストされていない関連項目との組み合わせや、リストされていない項目の組み合わせも含むことを意味する。
【0011】
いくつかの実施形態では、影響とは、装置および/または要素がフィラメントにどのような影響を与えるかを説明するために使用されることがある。
【0012】
ある実施形態では、本発明は複数の要素を備える装置である。
【0013】
いくつかの実施形態では、本発明は、ブレーシングおよび/または操作する要素を備える装置である。
【0014】
いくつかの実施形態では、この装置は、フィラメントを乾燥させる;フィラメントから物質を除去する;フィラメントから物質を収集する;フィラメントをブレーシングする;フィラメントを操作する;フィラメントに物質を塗布する;フィラメントを調整する、ために使用されてもよい。
【0015】
いくつかの実施形態では、装置の要素は、フィラメントを「ブレースする」、および/または「操作する」ことができる。その結果、その装置は、「ブレーシング装置」、および/または「操作装置」と呼ばれることがある。
【0016】
「ブレース」や「ブレーシング」には、制限する、限定する、抑制する、静止する、留める、保持する、囲い込む、支持する、案内する、補強する、などが含まれる。
【0017】
「操作する(マニピュレート)」及び「操作する(マニピュレーティング)」には、制御する;調節する;支配する;案内する;安定させる;変位させる;撹拌する;回転させる;動揺させる;加熱する;冷却する;乾燥させる;洗浄する;滅菌する;換気する;操縦する、などが含まれる。
【0018】
「要素」および「フィラメント」は、特に断らない限り、一般に、2つの異なる構成要素を指す場合があることが理解されよう。「要素」は、本発明の装置のコンポーネントを指す場合があり、「フィラメント」は、本発明の装置に接触し得る物品の構成要素を指す場合がある。
【0019】
本発明の装置は、「コンポーネント」を有することができる。コンポーネントは、「要素」;「加熱手段」;「流体移動手段」;「脱水(デシケート)手段」;「機械的動作手段」;「ハウジング」;「入力手段」;「出力手段」;「真空手段」を含んでもよい。
【0020】
要素とは、「材料」、「形」、「構造」、「特徴」、「組成物」、「配置」、「接続」を含む。
【0021】
要素は、「機能」または「要素機能」を持つことがあるが、これは、電界、磁界、周囲湿度、周囲温度、音波など、要素に導電的に結合されていない特定の条件にさらされたときに要素が持つ機能を指すことがある。例えば、誘導による要素の加熱、電歪要素の振動を引き起こす電界、要素を一緒に把持させる磁界などである。その他の機能としては、振動;動揺;回転;クランプ;膨張;収縮;取り外し;構成;折りたたみ;曲がるなどがある。
【0022】
要素は、個々に、組み合わせて、一体となって、全体として、動作や動きを行うことができ、他のコンポーネントによって引き起こされたり制御されたりする。動作や動きには、振動する、動揺する、回転する、クランプする、膨張する、収縮する、取り外す、構成する、折り畳む、曲がる、などがある。
【0023】
「材料」とは、金属、ポリマー、セラミック、アモルファス、結晶、自然物、合成物など、要素の材料となるものを指す。
【0024】
材料は「材料機能」を持つことがあり、材料は特定の機能を持つことがある。材料機能には、熱伝導性、熱絶縁性、導電性、電気絶縁性、吸湿性、親水性、疎水性、ウィッキング性、静電性、磁気性、電磁性、抗菌性、脱臭性、酸化性、可溶性、変形性、弾性、特定の摩擦係数、共鳴性、調整可能性などがある。
【0025】
「形」とは、要素の全体的な形状やデザインを表す用語を指すこともある。形には、格子、格子状、網、ハニカム状、織物、ウェブ、グリル、多孔板、羽根、板、壁、針、管、円筒、棒、フィラメント、繊維、ピンなどがある。
図4-9、14-17を参照されたい。要素は様々な形状や大きさであってもよく、また様々な形状や大きさの取り合わせであってもよい。
【0026】
要素は、格子状、ハニカム状、突起状、円柱状などの形を指す場合があることが理解されよう。このような実施形態において、このような要素の複数とは、機能的な幾何学的特徴の複数を指す。例えば、薄肉円筒である複数の要素は、互いに接続しないように配置することができる(
図14)。同じ円筒の肉厚を増加させ、接続部を形成するようにしてもよい(
図15)。同じ円筒の肉厚をさらに増やすと、ハニカム(蜂の巣)のようになる(
図16)。円筒の長さを変えると、格子のようになる(
図17)。ここで、各例は、複数に存在する同様の機能的特徴(例えば、円筒の内径)を共有することがあり、
図16は、溶接された円筒である複数の要素である場合も、モノリシックに形成された複数の円筒である場合もあるように、それらの接続方法が異なる場合がある。
【0027】
形は、機能または「形機能」を持つことがあり、要素の形はさらなる機能を持つことができる。
【0028】
「構造」とは、中空、中実、多孔質、透過性(浸透性)など、要素の構造を指す場合がある。
【0029】
「特徴」とは、細孔、開口部、溝、テクスチャー、コーティングを含む要素の特徴を指す場合がある。
【0030】
特徴には機能または「特徴機能」があり、特徴には、ウィッキング性、表面積のバリエーション、親水性、透過性、吸湿性などの特定の機能がある。
【0031】
「組成物」とは、材料、形、構造、特徴、および/またはそれぞれの機能が組成される方法を指す場合があり、これには、層、複合体、大きさのバリエーション、形状のバリエーション、前述の取り合わせおよび/またはグループ化が含まれる。
【0032】
組成物は、組成物が熱伝導性、熱絶縁性、導電性、電気絶縁性、吸湿性、親水性、疎水性、ウィッキング性、静電性、磁気性、電磁性、抗菌性、脱臭性、酸化性、可溶性、変形性、弾性、特定の摩擦係数、共鳴性、調整可能性などの機能を有するという機能または「組成物機能」を有することができる。
【0033】
「配置」および/または「接続」は、取り外されている;離れている;一部で接続されている(
図19);一端で(
図18);基部により;基部に;基部から突出していることを含み、要素が接続され、配置され、および/または位置決めされる方法を指す場合がある。接続の例としては、モノリシック接続(
図16);ファスナー;付着;溶接;接着を挙げることができる。要素は、クロスメンバー(横材)、ハウジング、フレーム、壁、基部を含む、様々な表面上に接続または配置される。
【0034】
配置および/または接続はまた、材料;形;構造;特徴;組成物;およびそれぞれの機能を含むこともある。例えば、金属製突起は金属製基部に接続されることもあり、金属製突起は有孔クロスメンバーに接続されることもあり、シリンダー間の接続が穴あきである格子状構造もある。
【0035】
いくつかの実施形態では、本発明は、要素;流体移動手段;加熱手段;脱水手段;真空手段;機械的動作手段;ハウジング;入力手段;出力手段を含むフィラメントのブレーシングおよび操作装置である。
【0036】
「加熱手段」とは、熱を加えるおよび/または発生させる手段を指す場合がある。熱を発生及び/又は印加する手段としては、輻射ヒーター;誘導ヒーター;マグネトロン;変換器;発熱反応;誘導;対流;放射;化学的;機械的などが挙げられる。これには、流体を保持または伝達する配管および/または容器が含まれる。このような流体は温かく、熱を供給することができる。熱としてエネルギーを吸収し放出する手段としては、相変化材料や、放射エネル ギーを吸収し伝導手段によって熱を放出する受熱面などがある。
【0037】
「流体移動手段」は、「流体」を移動させる手段、または流体の移動を発生させる手段を指す場合がある。一部の実施形態では、流体は空気であり、「空気移動手段」または空気を移動させる手段と呼ばれることがある。流体は、液体;気体;顆粒;粉末;および流動性組成物を含む、流動可能な物質であってもよい。流体を移動させる手段としては、対流、ファン、タービン、ジェット、送風機、ポンプ、空気圧変換器、音響、電気、静電気、圧力差、濃度差、電磁気、磁気を挙げることができる。いくつかの実施形態において、流体移動手段は、空気を移動させるためのファンであってもよい。いくつかの実施形態において、流体移動手段は、水を移動させるためのポンプであってもよい。いくつかの実施形態において、流体移動手段は、粉末または顆粒を移動させるための攪拌機であってもよい。
【0038】
「脱水手段」は、「物質」の部分的または完全な「収集」及び/または「除去」手段を指す場合がある。収集」には、収集、捕捉、保持、取り戻すが含まれる。除去には、除去、排除、排出、破壊、転換が含まれる。脱水手段には、音波気化、レーザー気化、磁気的影響、加熱手段、凝縮、化学的手段が含まれる。
【0039】
「物質」とは、収集又は除去が望まれる物質を指す場合がある。一部の実施形態では、物質は水または水蒸気である。そのような実施形態では、水蒸気は凝縮面によって収集され、ポンプによって吐き出される。他の実施形態では、水または水蒸気はデシケータに接触し、そこで電気分解によって構成要素ガスに変換され、それによって水が除去される。他の実施形態では、水は毛細管現象によって捕捉または収集され、任意に除去される。
【0040】
真空手段」とは、「容積」内に大気圧の低下を生じさせる手段を指す場合がある。容積とは、ハウジング、ケース、容器、バッグ、チャンバー、カバーなど、部分的または完全に密閉された容器のことである。大気圧を低下させる手段としては、ロータリーベーン、ベンチュリー、ピストン、ダイヤフラム、液体リング、ファン、タービン、ブロワー、ジェット、温度変化などを含むポンプを挙げることができる。
【0041】
「機械的動作手段」は、「機械的動作」を発生させる、または加える手段を指す場合がある。機械的な動作には、揺れ、振動、攪拌、動揺が含まれる。発生または適用するための手段としては、磁気的;電磁的;電気的;音響的;熱的;静電的が挙げられる。いくつかの実施形態では、振動運動は、偏心的に釣り合った質量に結合された電気モータ、往復運動を提供する変換器によって生成され得る。
【0042】
「ハウジング」とは、以下のような特徴を指す場合がある:筐体;囲い;容器;容積;フレーム。例えば、部分的に密閉された筐体、開放されたフレーム、完全に密閉された容器、密閉された容積などである。ハウジングは、例えば、ハウジングユニットなどの単位とすることができる。ハウジングユニットは、モジュール式、折りたたみ式、取り付け式、取り外し式などがある。
【0043】
ハウジングには、本発明の他のコンポーネントから分離されていること、本発明の他のコンポーネントに接続されていること、本発明の他のコンポーネントに取り付け可能であること、本発明の他のコンポーネントから取り外し可能であること、本発明の他のコンポーネントの一部であることが含まれる。
【0044】
ハウジングには、要素の材料、要素の形、要素の構造、要素の特徴、要素の組成物、要素の配置、要素の接続が含まれる。
【0045】
いくつかの実施形態では、ハウジングは、装置の構造部材を形成するフレームであってもよい。いくつかの実施形態において、ハウジングは、取り外し可能なカバーであってもよい。いくつかの実施形態において、ハウジングは密閉された筐体であってもよい。いくつかの実施形態において、ハウジングは、要素などの部品を加熱手段に接続するために、他のハウジングと接続することができる。
【0046】
「入力手段」および「出力手段」は、入力および/または出力の手段を指す場合があり、受信、収集、送信、表示、解釈を含む。入力には、ボタン、キー、センサなどが含まれる。出力には、聴覚、視覚、触覚、色変化材料、音、振動、照明表示、インジケータなどが含まれる。入力と出力の用途には、安全性、状態、指示手段などがある。いくつかの実施形態では、湿度計や熱電対などのセンサは、動作温度や空気蒸気レベルを制御するための測定値を収集し、ディスプレイやインジケータを介してこれを伝達することができる。安全および/またはセキュセンサために、いくつセンサ形態では、センサは、故障および/または安全でない動作を検出することができる。
【0047】
いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の装置を含み、さらに「ブロードライヤー」(10)を含むことができるシステムである。ブロードライヤーは、ヘアドライヤー(10)を指す場合がある。ブロードライヤーは、典型的には、ファンのような空気移動手段を含み、また、加熱要素のような熱を発生させる手段を含むことができる。このようなシステムにおいて、実施形態及び/又は実施例のいずれか1つの装置は、ブロードライヤーを含むことにより、ブロードライヤーの加熱手段及び/又は空気移動手段を利用することができる。
【0048】
いくつかの実施形態では、先の実施形態のシステムは、入力および出力;電力制御デバイスをさらに備えることができる。いくつかの実施形態では、入力は、電力制御デバイスがブロードライヤーへの電力を切断すべきかどうかを決定するために使用され得る温度及び湿度のセンサであってもよい。
【0049】
いくつかの実施形態では、本発明は、複数の要素からなる1つまたは複数のフィラメントブレーシング装置を含むシステムである。
【0050】
いくつかの実施形態において、本発明は、フィラメントブレーシングおよび操作装置を提供するステップと、前記装置でフィラメントを少なくとも部分的にブレーシングするステップとを含む方法である。
【0051】
いくつかの実施形態において、本発明は、フィラメントブレーシングおよび操作装置を提供するステップと、装置を用いてフィラメントを少なくとも部分的に操作するステップとを含む方法である。
【0052】
いくつかの実施形態において、本発明は、フィラメントブレーシングおよび操作装置を提供するステップと、フィラメントを少なくとも部分的に装置に接触させるステップとを含む方法である。
【0053】
いくつかの実施形態において、先の実施形態のいずれか1つの方法は、以下のための手段であり得る:フィラメントの乾燥;フィラメントの洗浄;フィラメントの保護;カップリング;物質の収集;フィラメントのコーティング;エネルギーの伝達;触媒作用;粉砕;混合;電気分解;加水分解。
実施例
【0054】
第1の実施例では、本発明は複数の要素を備えるフィラメントブレーシングおよび操作装置である(
図1)。
【0055】
第2の実施例では、第1の実施例によれば、突起(1)である要素は、クロスメンバー(2)である基部に接続され、そこから突出している。
【0056】
第3の実施例では、第2の実施例の装置は、そのクロスメンバーによって駆動軸に接続され、突起が駆動軸及び基部から離れるように突出することができる。このような実施例では、フィラメントである突起要素を有する第二の駆動軸が、装置の突起に接触し、それらが噛み合うことにより(
図23)、一方の駆動軸から他方の駆動軸への回転力の伝達を可能にする。このような実施例における装置の利点は、アライメント(
図22)のばらつきが大きい駆動軸を結合できることである。カップリングのアライメントが動作にそれほど重要でないことが利点であり、ユニバーサルジョイントとして機能することもある(
図24)。多くの突起とフィラメントに荷重が分散されるため、応力が軽減される可能性がある。突起やフィラメントが可撓性を持つ例では、加速力を減衰させることで応力をさらに軽減することができる。
【0057】
第4の実施例では、第3の実施例に従った装置のクロスメンバー(
図12)及び/又は突起(
図11)は、クロスメンバー及び/又は突起を通る物質の流れを可能にするために、透過性を有していてもよい。そのような実施例では、透過性は、冷却剤、空気、又は潤滑剤のカップリング領域への流れを可能にすることができる。その利点としては、冷却を改善するためにそのような物質の適用を改善すること、摩擦や摩耗を低減することなどが考えられる。
【0058】
第5の実施例では、第1の実施例に従ったフィラメントである複数の要素を、フィラメントが接続部の両側に突出するように、その長さの中間で接続することができる(
図25)。このような実施例では、1つの装置のフィラメントは、少なくとも1つの他の装置のフィラメントである要素に、それらが線状の鎖を形成するように接触することができる(
図26)。このような実施例では、各装置は、他の装置に対して自由に移動可能な接続部を有することができる(
図27)。この実施例では、フィラメントの周囲に締め付け力を加えるためにカバーから空気が排気されるような、可撓性の密閉カバーであるハウジングをさらに含むことができる。このような実施例では、締め付け力がフィラメントを強制的に結合させ、定位置に固定する。このような実施例の利点は、カバーを排気して位置決めをロックする前に、チェーン(
図27)の各装置を位置決めできることであろう。更なる利点は、フィラメントが全体として装置に構造を与え、カバーが実質的な構造を与える必要がないことである。チェーン内の各装置と接触する表面積が高いため、締め付けられたときに、より強固な構造を提供できる可能性がある。
【0059】
第6の実施例では、第5の実施例に従った装置の要素は、表面積と摩擦を増加させ得るテクスチャリングのような特徴を有することができる。このような実施例では、テクスチャーは、要素に沿った歯(teeth)または垂直な隆起とすることができる。このような実施例では、要素は、締め付けられていないときは自由に動くが、締め付けが加えられると、歯が配置された位置でかみ合うように要素が強制的に押し付けられることがある。このような実施例の利点は、各装置の要素間の接続の剛性が向上することであろう。
【0060】
第5または第6の実施例のいずれか1つに従った第7の実施例では、カバーは、代わりに、ダイラタント流体を収容することができる。流体の粘度変化は、装置の連鎖が応力下で硬くなるように見えるように、装置のフィラメント全体にわたって硬くなる効果を引き起こす可能性がある。このような例では、第6の実施例の垂直な歯は、これらの力が横切る表面積を有利に増加させる可能性がある。
【0061】
第8の実施例では、装置(1)の突起がブラシ(3)の毛と噛み合うように、毛であるフィラメントを含むブラシ(3)を接触させることができる(
図3)、第2の実施例の装置を使用することができる。ブラシの毛が装置の突起によってブレーシングされ、ブラシのフィラメントが保護される。このような例では、装置は、ブラシを保管または輸送する必要がある場合の保存のための骨董品の保存や、化粧ブラシの保管と輸送のように、用途に備えてブラシのフィラメントを保護および保存するように機能することができる。乾燥時にフィラメントをブレーシングし、乾燥時にフィラメントが特定の形を保つようにする。乾燥中にブラシを支持することで、ブラシを保持する手段を必要としないようにする(
図2)。
【0062】
第8の実施例に従った第9の実施例において、基部(12)は、空気が基部を通って流れることができるような穿孔(11))を有する。このような実施例では、空気はブラシのフィラメントに向かって流れ、突起とフィラメントとの間の溝に沿って流れることができる。このような実施例の利点は、ブラシのフィラメント内の空気循環が増加し、水分が存在する可能性がある場合に乾燥効率が向上することである。このような実施例に加えて、突起は中空で、空気が基部を通って突起を通り、突起の穿孔を通って出るような穿孔(
図11)を有することもできる。このような実施例の利点としては、ブラシの毛の内部における空気の循環の増大、空気の供給効率の増大、水分が存在する場合の乾燥効率の増大が挙げられる。
【0063】
第10の実施例では、第9の実施例がファン(6)のような空気移動手段をさらに含む。ここで、ファンは、基部及び突起を通って、ブラシの毛に向かって空気を強制的に送る。このような実施例の利点は、より大きな空気の流れがブラシの毛の奥深くまで到達して浸透し、乾燥効率をさらに高めることができることであろう。さらに、突起がブラシ毛をブレーシングすることで、フィラメントの変位を制限し、ブラシ毛に大きな変位を生じさせたり、損傷を与えたりすることなく、より大きな風量を得ることができる。
【0064】
第8の実施例に従った第11の実施例では、突起と基部が金属などの熱伝導性材料からなり、さらに熱アプリケータを含む。このような実施例では、熱アプリケータは、基部に接触する加熱要素であってもよい。このような実施例では、熱は加熱要素から、基部そしてブラシのフィラメントに熱を伝導または放射する突起に伝導することができる。このような実施例の利点としては、水を気化させるためのより直接的な熱の印加による乾燥効率の向上、より大きな表面積を有する熱の直接的な印加、毛の損傷を防止するために望ましい低温での乾燥効率の向上などが考えられる。更なる利点は、フィラメントが望ましくない形を保持する原因となり得る歪みを防止するために、熱印加中にフィラメントをブレーシングすることであろう。
【0065】
第12の実施例において、実施例10による加熱要素(7)のような熱アプリケータを更に含む。このような実施例では、ファン(6)は、空気をブラシ毛の内部及び周囲に送り込むように、穴あき基部及び突起(8)を通過する前に空気を暖めるために、加熱要素(7)上に空気を通過させることができる。利点としては、毛の奥深くの水分の蒸発による乾燥効率のさらなる向上が挙げられる。
【0066】
実施例のいずれか1つに従った第13の実施例では、熱アプリケータへの言及がある。アプリケータは、水のような流体を含む容器または配管であってもよい。容器または配管のライニングは突起と接触していてもよい。このような例では、熱水または温水が加えられ、伝導によって熱を加える手段を提供することができる。
【0067】
先の実施例のいずれか1つに従った第14の実施例では、そのような実施例の突起は、毛細管現象によって水分などの物質を吸い込むように機能し得る溝(
図10)のような特徴を有し得る。このような実施例の利点としては、より大きな表面積とウィッキング性の溝の分布により、水分除去の効率がより高くなることが挙げられる。
【0068】
第15の実施例では、第14の実施例の溝(
図10)は、代わりに空気通路として機能することができる。このような実施例では、前の実施例の中空で多孔質の側面(
図11)と同様に、溝はブラシの毛の間に空気を通すことができる。このような実施例の利点としては、乾燥効率の向上が挙げられる。
【0069】
先の実施例のいずれか1つに従った第16の実施例では、湿気が存在する可能性があり、以下の実施例は脱水手段をさらに含む。ある実施例では、脱水は水の電気分解によるものであり、突起は電極として機能する。他の実施例では、突起は吸湿性材料で、湿気を吸収してフィラメントを乾燥させる。これらの例の利点としては、水分と接触する表面積が大きくなり、乾燥効率が高まることが挙げられる。
【0070】
先の実施例のいずれか1つに従う第17の実施例では、デシケータが凝縮面(5)であり;空気の移動がファン(6)によるものであり;熱アプリケータが加熱要素(7)であり;空気を再循環させるように設計された密閉容積であるハウジングをさらに含む。このような例では、ファン(6)によって動かされた空気は、加熱素子(7)の上を通過して空気を加熱し、その空気は、基部および/または突起(8)の中空および穿孔を通過する。暖かい空気はブラシの毛の間を循環し、水分を蒸発させる。空気中の水分は、空気がサイクルを循環する際に、より低温の凝縮面(5)で凝縮する(
図13)。凝縮した水分は収集され、排出される。このような実施例の利点には、乾燥効率を向上させる乾燥した暖かい空気を利用すること、水蒸気を封じ込めること、サイクルを通る熱損失を減らすこと、などがある。
【0071】
先の実施例のいずれか1つに従う第18の実施例では、突起に振動を加えることができる変換器である機械的動作手段をさらに含む。このような実施例では、振動は、振り落とされ、透過性基部を通って滴下して収集される余分な水の除去を補助することができる。さらにこの例では、突起に熱を加えて水分をさらに除去することができる。
【0072】
第18の実施例に従う第19の実施例では、機械的動作手段は、基部と突起に回転を加えるモータであってもよい。このような実施例では、装置はハウジングをさらに含むことができる。突起とブラシが回転する際の遠心力によって、水が外側に排出され、ハウジングによって捕捉される可能性がある。
【0073】
第18および第19の実施例の利点には、過剰な水分が機械的手段によってより効率的に除去され、次いで蒸発するため、乾燥効率が向上することが含まれる。
【0074】
第20の実施例では、空気移動手段のような前の実施例のいずれか1つの流体移動手段は、フィラメントから離れるように基部及び/又は突起を通して空気を移動させることができる。そのような実施例では、物質はフィラメントから引き離されてもよい。水のような物質は、突起を通して毛内から引き出されるかもしれない。他のそのような例では、暖かい空気が内側から外側へ移動されることを説明する例と比較して、暖かい空気が毛の方へ、及び毛を通して引き出されるかもしれない。
【0075】
第20の実施例に従う第21の実施例では、毛から引き出される物質は微粒子である可能性がある。このような実施例では、ブラシのフィラメントは、収集することが望ましい微粒子を含むことができる。
【0076】
第22の実施例では、先の実施例のいずれか1つの装置は、物質を収集し得る要素材料;物質を収集し得る構造;物質を収集し得る特徴をさらに含み得る。このような一実施例では、突起が静電性を有し、ブラシの毛から帯電粒子を収集するための吸引力を提供することができる第2の実施例の装置が挙げられる。
【0077】
第21および第22の実施例の利点には、廃棄物または損失を最小限に抑えるように、収集される微粒子を封じ込めることができることが含まれる。
【0078】
先の実施例のいずれか1つに従う第23の実施例では、装置は、物質を除去する前に、装置が突起の撹拌によって毛を洗浄するような、洗浄又は除菌の手段を更に含むことができる。例えば、照射;熱処理;抗菌性材料との接触などの衛生手段をフィラメントにさらに適用することができる。
【0079】
第24の実施例では、先の実施例のいずれか1つの装置は、例えば、装置と毛を有するブラシとを含むシステムの一部であってもよい。このような実施例において、ブラシは、綿棒を使用して物質を収集するために使用することができる。本装置は、毛からの物質の効率的な収集及び回復することを可能にする属性を有するように構成することができる。
【0080】
第25の実施例では、先の実施例のいずれか1つに従う装置は、先の実施例のいずれか1つに従う第2の装置をさらに含むシステムの一部であってもよい。第2の装置は、カップリングシステム(
図23)として第1の装置に接触することができる。このような例では、このシステムは、エネルギー伝達;可動ジョイント;接合;カップリング(結合);連結、のような用途に有利なカップリング方法となり得る。
【0081】
先の実施例のいずれか1つに従う第26の実施例では、本発明の装置は、折りたたみ可能;分解可能;モジュール式とすることができる。装置を保管;洗浄;運搬がより容易であることを含む理由からである。
【0082】
第27の実施例では、エネルギー源を必要とする可能性がある先の実施例のいずれか1つに従う装置は、既知の任意の手段によってこれを得ることができる。
【0083】
第28の実施例では、先の実施例のいずれか1つに従う装置は、ブロードライヤー(9)を受け入れるように構成された入口(10)をさらに含むことができる。
【0084】
第29の実施例では、先の実施例のいずれか1つに従う装置、システム、または方法は、1つまたは複数のブラシ(
図21、
図20)用に構成されていること、特定のブラシまたはフィラメント(例えば毛)用に構成されていること、構成可能および/または調整可能であること、保守可能であること、を含むバリエーションを有することができる。
【0085】
第30の実施例では、装置が流体移動手段(対流によるものを含む)を含む、先の実施例のいずれか1つに従う装置である。流体(例えば空気)は、要素に対して垂直;要素に対して平行;乱流;層流;公転;前述の組み合せを含む任意の適切な方法で移動することができる。
【0086】
第31の実施例では、先の実施例のいずれか1つに従う装置は、集束;遮断;案内;調節を含む流体の流れを方向付ける手段をさらに含むことができる。流れは、選択的または可変的に調節可能であってもよい。例えば、空気の流れは、空気が要素のある領域から遠ざけられるかまたは遮断され、他の領域に向けて導かれるかまたは他の領域に集中するように、選択的に分割可能であってもよい。
【0087】
第32の実施例では、先の実施例のいずれか1つに従う装置、システム、または方法は、要素に平行な方向、要素に垂直な方向など、任意の適切な方向でフィラメントに接触することができる。
【0088】
第33の実施例では、先の実施例のいずれか1つに従う装置を、凹型基部、凸型基部、ジグザグ型基部、形状の組み合わせなど、任意の適切な方法で形成することができる。
【0089】
本発明の態様、実施例、および実施形態が、想定される態様、実施例、および実施形態の全体を代表するものではないことは、当業者には理解されるであろう。したがって、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、態様、例、および実施形態、ならびにそれらの部分の変更、修正、および組み合わせが含まれることが理解されるであろう。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の要素を備え
、
装置の複数の要素がブラシの毛と噛み合うように毛であるフィラメントを含むブラシを接触させ、乾燥中にブラシを支持するようにブラシの毛が装置の複数の要素によってブレーシングされ、ブラシを保持する手段を必要としないようにする装置。
【請求項2】
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続された有孔クロスメンバーを備え、かつ、空気が要素に対向する側からクロスメンバーの穿孔を通して導かれるように構成された空気移動手段をさらに備え、または、
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続された有孔クロスメンバーを備え、かつ、空気が要素の側からクロスメンバーの穿孔を通して導かれるように構成された空気移動手段または真空手段をさらに備える請求項1に記載の装置。
【請求項3】
要素は、空気の流れを許す透過性があり、または、
空気の流れを許す透過性があるクロスメンバーをさらに備え、または、
空気の流れを許す透過性があるクロスメンバーをさらに備え、かつ、要素は、空気の流れを許す透過性がある、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
クロスメンバーと、
クロスメンバーと複数の要素を通って、複数の要素によりブレーシングされるブラシの毛に向かって空気を移動させるファンと、
をさらに備え、
複数の要素は、クロスメンバーへ接続されかつクロスメンバーから突出し、クロスメンバーおよび/または複数の要素は、空気の流れを許す透過性がある、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続されたクロスメンバーを備え、かつ、クロスメンバーに結合された熱源を備え、または、
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続されたクロスメンバーを備え、かつ、クロスメンバーに結合され、機械的な力を加えるように構成された変換器を備え、または、
要素がクロスメンバーに対して垂直に突出するように要素の一端に接続されたクロスメンバーを備え、かつ、ブロードライヤーを受け入れるように構成された入口を備える、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
加熱手段;流体移動手段;脱水手段;真空手段のうちの少なくとも1つをさらに備える請求項1に記載の装置。
【請求項7】
要素の少なくとも一部が、空気の移動、温度の変化、遠心力の少なくとも1つを受けたときに、ブラシのフィラメントが変位するのを少なくとも部分的に防止するように構成された請求項1に記載の装置。
【請求項8】
請求項1に記載の装置と、ブロードライヤーとを備え、
選択的にブロードライヤーへの電力を制御するように構成された装置をさらに備える、
システム。
【請求項9】
物質を部分的に除去する、物質を部分的に収集する、フィラメントに物質を塗布することの内少なくとも1つについて、請求項1に記載の装置の使用。
【請求項10】
フィラメントを乾燥させる方法であって、
i. 請求項1に記載の装置を提供するステップと、
ii. フィラメントを装置に接触させるステップと、
iii. フィラメントから物質を少なくとも部分的に除去するステップと、
を含む方法。
【請求項11】
フィラメントから物質を収集する方法であって、
i. 請求項1に記載の装置を提供するステップと、
ii. フィラメントを装置に接触させるステップと、
iii. フィラメントから物質を少なくとも部分的に除去するステップと、
を含む方法。
【請求項12】
フィラメントから物質を収集するステップをさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
装置が少なくとも1本のブラシのフィラメント用に構成された請求項1に記載の装置。
【請求項14】
複数の要素と、クロスメンバーと、毛であるフィラメントを含むブラシと、を備え、
複数の要素は、クロスメンバーへ接続されかつクロスメンバーから突出し、
ブラシは、装置の複数の要素がブラシの毛と噛み合うように接触させ、
乾燥中にブラシを支持するようにブラシの毛が装置の複数の要素によってブレーシングされ、ブラシを保持する手段を必要としないようにする、
装置の組み合わせ。
【国際調査報告】