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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】安全シート
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/28 20060101AFI20240910BHJP
【FI】
B60N2/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024510392
(86)(22)【出願日】2022-08-23
(85)【翻訳文提出日】2024-02-19
(86)【国際出願番号】 EP2022073459
(87)【国際公開番号】W WO2023025785
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】202110966765.0
(32)【優先日】2021-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】517042092
【氏名又は名称】ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】チェン,マンチュン
【テーマコード(参考)】
3B087
【Fターム(参考)】
3B087BD16
3B087CE07
(57)【要約】
安全シートは、シート部と、アンカー装置と、2つの可動な側面保護ブロックと、側面保護ブロック駆動モジュールと、アンカー装置センサーと、コントロールモジュールとを含む。前記アンカー装置センサーは、前記アンカー装置と隣接して設けられている。前記側面保護ブロック駆動モジュールは、前記側面保護ブロックに接続されて前記側面保護ブロックを折り畳みまたは展開するように駆動する。前記コントロールモジュールは、前記アンカー装置センサーと前記側面保護ブロック駆動モジュールに電気的に接続され、前記シート部が占用されるかどうかを検知する。前記コントロールモジュールは、前記コントロールモジュールにより前記アンカー装置が前記アンカー装置センサーを介してロック状態になり、前記シート部が占用されていることを検知した場合、前記側面保護ブロック駆動モジュールを制御して少なくとも1つの前記側面保護ブロックを展開させるように制御することで、安全シートの側突保護能力を高める。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート部と、アンカー装置と、2つの可動な側面保護ブロックとを含む安全シートであって、
前記安全シートは、アンカー装置センサーと、側面保護ブロック駆動モジュールと、コントロールモジュールとを含み、
前記アンカー装置センサーは、前記アンカー装置と隣接して設けられ、
前記側面保護ブロック駆動モジュールは、前記側面保護ブロックに接続されて前記側面保護ブロックを折り畳みまたは展開するように駆動し、
前記コントロールモジュールは、前記アンカー装置センサーと前記側面保護ブロック駆動モジュールに電気的に接続され、前記シート部が占用されるかどうかを検知し、
前記コントロールモジュールは、前記アンカー装置センサーにより前記アンカー装置がロック状態になり、前記シート部が占用されていることを検知した場合、前記側面保護ブロック駆動モジュールを制御して少なくとも1つの前記側面保護ブロックを展開させるように制御する
ことを特徴とする安全シート。
【請求項2】
前記コントロールモジュールは、車載制御システム又はモバイルデバイスと通信し、前記車載制御システム又は前記モバイルデバイスから設定信号を受信し、前記側面保護ブロック駆動モジュールを制御して、前記設定信号に従って少なくとも1つの前記側面保護ブロックを展開するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の安全シート。
【請求項3】
前記コントロールモジュールにより前記シート部が占用されると検知されなかった場合、前記コントロールモジュールは、前記側面保護ブロック駆動モジュールを制御して展開された側面保護ブロックを折り畳む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の安全シート。
【請求項4】
前記安全シートは、ベースと、バスケットとを含み、前記シート部は、前記バスケット上に位置し、前記バスケットは、前記ベースに着脱自在に接続され、前記側面保護ブロックは、前記ベースに回動可能に接続され、前記バスケットが前記ベースから離間される場合、前記コントロールモジュールは、前記側面保護ブロック駆動モジュールを制御して前記展開された側面保護ブロックを折り畳む
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の安全シート。
【請求項5】
前記アンカー装置は、構造フレームと、前記構造フレームに回動可能に接続されたアンカーフックと、前記構造フレームに対してスライド可能に設けられ前記アンカーフックに接続された操作要素とを含み、前記操作要素は、前記アンカー装置がロック状態にあるときに前記アンカー装置センサーをトリガーする感知部を含む
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の安全シート。
【請求項6】
前記安全シートは、シート本体又はベースを含み、前記側面保護ブロックは、前記シート本体又はベースに回動可能に接続され、前記側面保護ブロック駆動モジュールは、前記2つの側面保護ブロックにそれぞれ対応して配置された2つの駆動機構を介して前記側面保護ブロックに接続され、
各前記駆動機構は、モータとギアセットとを含み、前記モータは、前記シート本体又はベース内に設けられ、前記モータは、前記ギアセットを介して対応する側面保護ブロックに接続されている
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の安全シート。
【請求項7】
前記ギアセットは、駆動ギアと、クラッチギアと、従動ギアとを含み、前記モータは、前記駆動ギアに噛み合わされ、前記駆動ギアと前記クラッチギアとは、同軸に配置されて軸方向に着脱自在に噛み合わされ、前記クラッチギアは、前記従動ギアに噛み合わされ、前記駆動ギアは、前記側面保護ブロックに接続されて前記側面保護ブロックの回転を駆動する
ことを特徴とする請求項6に記載の安全シート。
【請求項8】
前記ギアセットは、前記駆動ギア又は前記クラッチギアと当接して前記駆動ギアを前記クラッチギアに噛合させる復元ばねを含む
ことを特徴とする請求項7に記載の安全シート。
【請求項9】
各前記側面保護ブロックは、リンケージロッドを介して前記駆動ギアに接続されたロックブロックを含み、前記シート本体又はベースは、ロック溝を有し、前記駆動ギアは、前記リンケージロッドと連動して前記ロックブロックを前記ロック溝内にスライドするように駆動する
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の安全シート。
【請求項10】
前記安全シートは、前記安全シートの前記シート部に移動可能に突設された締め付けアセンブリと、前記締め付けアセンブリの位置変化を検知する位置センサーとを含み、前記コントロールモジュールは、前記位置センサーを介して前記締め付けアセンブリが押下されると検知した場合、前記シート部が占用されていると決定する
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の安全シート。
【請求項11】
前記締め付けアセンブリは、作動部と、回転軸部と、締結部とを含み、前記締め付けアセンブリは、前記回転軸部を介して前記シート部に回転可能に接続され、前記作動部は、上に延び前記安全シートの背もたれに向けて前記回転軸部に接続され、前記締結部は、上に延び前記背もたれに対向して前記回転軸部に接続されている
ことを特徴とする請求項10に記載の安全シート。
【請求項12】
前記位置センサーは、ジャイロスコープであり、前記締め付けアセンブリに設けられている
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の安全シート。
【請求項13】
前記締結部の自由端にファスナーが設けられている
ことを特徴とする請求項11又は請求項11に組み合わせる請求項12に記載の安全シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、安全シートに関し、特に側面保護機能を有する安全シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、安全で快適な乗車空間を考慮し、子供を乗せるための安全シートを提供することが盛んに行われている。安全シートは、子供を拘束装置で拘束する装置である。車両の急ブレーキや偶発的な衝突の際、安全シートは、そのハウジングを介して子供にかかる衝撃力を減速させ、その拘束装置によって子供の動きを制限することで、事故時の子供の怪我を減らし、車両に座っている子供の安全を確保する。安全シートの中には、側面衝突保護のために、その両側に側面保護ブロックを備えているものがある。側面保護ブロックの中には、安全シートの占有スペースを小さくするために折り畳み可能なものもある。これらの側面保護ブロックのうち、一部の側面保護ブロックは手動で展開することができるため、使用者が主動に側面保護ブロックを開く必要がある。しかし、使用者が側面保護ブロックの展開を忘れることにより、側面保護ブロックの側面保護機能を失い、大幅に低させることがある。
【発明の概要】
【0003】
従来技術の不足を補うために、本開示が解決しようとする技術的課題は、車両用シートに安全シートを取り付けた後、安全シートが占有されていることを感知したときに、突出すべき側面保護ブロックを自動的に展開して側面保護効果を発生させることができる安全シートを提供することである。
【0004】
本開示の一実施形態によれば、安全シートは、シート部と、アンカー装置(「固定装置」とも呼ばれ得る)と、2つの可動な側面保護ブロックと、側面保護ブロック駆動モジュールと、アンカー装置センサーと、コントロールモジュールとを含む。前記アンカー装置センサーは、前記アンカー装置と隣接して設けられている。前記側面保護ブロック駆動モジュールは、前記側面保護ブロックに接続されて前記側面保護ブロックを折り畳みまたは展開するように駆動する。前記コントロールモジュールは、前記アンカー装置センサーと前記側面保護ブロック駆動モジュールに電気的に接続され、前記シート部が占用されるかどうかを検知する。前記コントロールモジュールは、前記アンカー装置センサーを介して前記アンカー装置がロック状態になり、前記シート部が占用されていることを検知した場合、前記側面保護ブロック駆動モジュールを制御して少なくとも1つの前記側面保護ブロックを展開させるように制御することで、安全シートの側突保護能力を高める。従って、使用者(親又は運転者等)の操作なしに、自動的に側面保護ブロックを展開させることができ、使用者の過失により側面保護ブロックの側面保護機能が無効又は大幅に低下するという問題を効果的に解決することができる。
【0005】
本開示の利点及び精神は、本開示の以下の詳細な説明及び添付図面によってさらに理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本開示の一実施形態による安全シートの機能ブロック図である。
図2図1に示す安全シートの概略図である。
図3図2に示す安全シートのアンカー装置の概略図である。
図4図3に示すアンカー装置のロック状態にある断面図である。
図5図3に示すアンカー装置のロック状態にある別の断面図であり、図5に示された断面は、図4の断面に対して垂直である。
図6図3に示すアンカー装置のロック解除状態にある断面図である。
図7図2に示す側面保護ブロックと駆動機構との組合せの概略図である。
図8図7に示す側面保護ブロックの内部構造の概略図である。
図9】対応する駆動機構に結合された図7に示す側面保護ブロックを示す概略図である。
図10】折り畳まれた位置における側面保護ブロックの断面図である。
図11】展開位置に回転された側面保護ブロックの断面図である。
図12】展開位置にある側面保護ブロックがロック状態にあることを示す断面図である。
図13】折り畳み位置にある側面保護ブロックを別の角度から見た断面図である。
図14】別の角度から見た、展開位置にある側面保護ブロックの断面図である。
図15】締め付けアセンブリが押し下げられた後の図2に示す安全シートの概略図である。
図16図2に示す安全シートの断面図である。
図17】締め付けアセンブリが押し下げられた後の図15に示された安全シートの断面図である
図18図1に示す安全シートの実用化のフロー図である。
図19】本開示の別の実施形態による安全シートの概略図である。
図20】本開示の別の実施形態による安全シートの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1及び図2を参照すると、本開示の実施形態による安全シート1は、シート本体12と、2つのアンカー装置14と、2つの可動な側面保護ブロック17と、締め付けアセンブリ18とを含む。シート本体12は、安全シート1を車両シートに取り付けるために、アンカー装置14を介して車両シートに設けられたアンカー構造にロックされる。側面保護ブロック17は、シート本体12上に移動可能に配置されている。側面保護ブロック17は、シート本体12に対して外側に突出するように展開されて側面保護効果を発生させることができ、側面保護ブロック17は、安全シート1の収納を容易にするために折り畳まれてもよい。締め付けアセンブリ18は、シート本体12のシート部122上に移動可能に配置され、安全ベルトと着脱可能に接続され、シート部122に座った子供は、安全ベルトによって安全シート1にしっかりと固定されることができる。
【0008】
この実施形態に係る安全シート1は、コントロールモジュール20、アンカー装置センサー22及び側面保護ブロック駆動モジュール24を含む制御回路10を更に備える。コントロールモジュール20は、アンカー装置センサー22及び側面保護ブロック駆動モジュール24にそれぞれ電気的に接続されている。アンカー装置センサー22は、アンカー装置14に隣接して配置されている。側面保護ブロック駆動モジュール24は、側面保護ブロック17に接続され、側面保護ブロックを折り畳みまたは展開するように駆動する。コントロールモジュール20は、アンカー装置センサー22を介してアンカー装置14の状態を感知することができる。コントロールモジュール20は、アンカー装置センサー22によってアンカー装置14がロック状態にあり、シート部122が占有されていることを感知すると、側面保護ブロック駆動モジュール24は、側面保護ブロック17の少なくとも1つを展開させりように制御して、安全シート1に側突保護を提供する。
【0009】
さらに図3図6を参照すると、この実施形態では、アンカー装置14は、構造フレーム142と、アンカーフック144と、操作要素146とを含む。アンカーフック144は、前記構造フレーム142に回動可能に接続され、そして、アンカーフック144は、回転軸144a(図4及び図6では十字で示し、図5では鎖線で示す)を有し、回転軸144aを中心として構造フレーム142に対して回転可能であり、ロック位置(図4に示す状態)及びロック解除位置(図6に示す状態)に位置する。アンカー装置14は、アンカーフック144がロック位置にあるとき、ロック状態にあり(図4に示すように)、原則として、アンカー装置14は、例えば、アンカーフック144がアンカー構造のクロスバーを引っ掛け、安全シート1が車両シートにしっかりと取り付けられるように、図4に太い破線で示されるアンカー構造と係合することができる。アンカーフック144がロック解除位置に回転すると、アンカー装置14はアンカー構造から外れ、安全シート1を車両シートから取り外すことができる。
【0010】
操作要素146は、構造フレーム142に対してスライド方向146a(二重矢印で示す)にスライド可能に配置され、拘束部1462を有し、スライド方向146aは、回転軸144aに対して垂直である。拘束部1462は、アンカーフック144の回転を拘束することが可能であり、例えば、アンカーフック144の回転を制限又は防止することが可能である。この実施形態では、拘束部1462は板状であり、アンカーフック144がロック位置にあるとき、拘束部1462がアンカーフック144のクランプスロット144bに係合(例えば、クランプ)してアンカーフック144の回転を阻止する。さらに、操作要素146と構造フレーム142との間に付勢する復元ばね148が、アンカー装置14において、操作要素146をアンカーフック144に向かってスライドさせるために使用され、これにより、拘束部1462をクランプスロット144bにクランプされた状態に維持することが容易になる。さらに、操作要素146は、露出した操作部1466を有し、この操作部1466は、使用者(例えば、親または運転者)によって操作要素146をスライド方向146aに移動させ、例えば、拘束部1462をクランプスロット144bから外すように操作することができ、これにより、アンカーフック144は、ねじりばね150のバイアスの作用下でロック解除位置に向かって回転し、すなわち、アンカーフック144は、ロック解除位置に向かって常にバイアスされる。さらに、アンカーフック144がロック解除位置にあるとき、すなわちアンカー装置14がロック解除状態にあるとき、アンカーフック144は、ねじりばね150のバイアスの作用下でロック解除位置に保持される。
【0011】
また、この実施形態では、アンカー装置14は、操作要素146に対して安全ロック機構を設けて、例えば、運転中に発生した振動による操作要素146の不測の滑りや、ユーザが操作要素146を不測の滑りによりアンカー装置14のアンカー機能が故障した場合に、拘束部1462がクランプスロット144bから離脱するのを防止する。安全ロック機構は、ロック解除要素152、可動ピン154、及びストッパ156を含む。ロック解除要素152は、構造フレーム142上にスライド可能に配置されている。可動ピン154は、操作要素146のスライド溝1468内にスライド方向154a(二重矢印で示す)にスライド可能に配置されている。ストッパ156は、可動ピン154がスライド方向146aに移動するのを阻止するために構造フレーム142上に固定され、それにより、操作要素146がスライド方向146aに誤って移動するのを防止する。ロック解除要素152は、可動ピン154がスライド方向146aにおいてストッパ156と構造的に干渉する(すなわち、操作要素146を解放する)ことを回避できるように、可動ピン154を傾斜面152aに沿って移動させる(すなわち、スライド方向154aにおいて操作要素146に対して相対的にスライドさせる)ことができ、その結果、操作要素146はスライド方向146aにおいて円滑に移動する。スライド方向154aがスライド方向146aと平行でない限り、ストッパ156によって可動ピン154を選択的に停止させることができる。実際の操作では、使用者はロック解除要素152を動かして操作要素146を開放し、次に例えば操作要素146の操作部1466を動かして拘束部1462をアンカーフック144のクランプスロット144bから外すことができる。このとき、アンカーフック144は、ねじりばね150のバイアスの作用を受けてロック解除位置まで回転するので、アンカー装置14は、アンカー構造から外れる。さらに、ロック解除要素152とストッパ156との間に当接する復元ばね158は、ロック解除要素152の傾斜面152aを可動ピン154から外すために安全ロック機構に使用され、操作要素146に設けられたねじりばね160は、可動ピン154を元の位置に戻す、すなわち、ストッパ156が可動ピン154を再び停止させるために安全ロック機構に使用される。
【0012】
さらに、この実施形態では、操作要素146は、感知部1464も有し、その投影位置は、図4及び図6において点線の円で示されている。感知部1464は、操作要素146と共にスライドして、アンカー装置センサー22をトリガーすることができ、そして、コントロールモジュール20がアンカー装置センサー22を介してアンカー装置14の状態を感知するようにする。この実施形態では、アンカー装置センサー22は、リミットスイッチであってもよく、感知部1464は、リミットスイッチのアクチュエータを押すことによってアンカー装置センサー22をトリガする。したがって、アンカー装置14がロック状態にあるとき、すなわちアンカーフック144がロック位置にあるとき、拘束部1462がアンカーフック144の回転を拘束し、感知部1464がアンカー装置センサー22をトリガーする。実際の応用では、アンカー装置センサー22は、感知部1464の位置を感知し得る近接センサまたは他のセンサであってもよい。別の例として、アンカー装置センサー22は、一対の接点であってもよく、感知部1464が接点を導通するとき、アンカー装置センサー22をトリガすると論理的にみなすことができる。実際の応用では、アンカー装置センサー22は、アンカーフック144によって直接トリガーされることもある。さらに、実際の応用では、アンカー装置センサー22は、アンカー装置14と構造的に一体化されていてもよい。例えば、アンカー装置センサー22は、アンカー装置14の構造フレーム142上に固定され、ケーシングがアンカー装置センサー22とアンカー装置14の両方を覆うことにより、外部物体がアンカー装置センサー22の動作を妨害することを回避し、例えば、外部物体が誤ってアンカー装置センサー22をトリガし、コントロールモジュール20の誤判定を招く可能性があることを回避する。
【0013】
図1図2図7図9を参照して、この実施形態では、側面保護ブロック17は、シート本体12の固定シート126に回動可能に接続されている。側面保護ブロック駆動モジュール24は、2つの駆動機構240を介して側面保護ブロック17に接続されており、2つの駆動機構240は、それぞれ側面保護ブロック17に対応して配置されている。駆動機構240は、モータ242とギアセット244とを含む。モータ242(例えば、サーボモータ)は、固定シート126に設けられている。モータ242は、ギアセット244を介して対応する側面保護ブロック17と結合されている。従って、コントロールモジュール20は、側面保護ブロック駆動モジュール24を制御してモータ242の動作を制御し、従ってギアセット244を介して対応する側面保護ブロック17を駆動し、対応する側面保護ブロック17がシート本体12に対して相対的に外側に突出できるようにし、又は対応する側面保護ブロック17が折り畳まれるようにすることができる。
【0014】
固定シート126は、ロック溝1262を有する。側面保護ブロック17は、ハウジング172と、ロックブロック174と、バイアススプリング176とを含む。ハウジング172は、固定シート126に回動可能に接続されている。ロックブロック174は、ハウジング172内にスライド可能に配置されている。バイアススプリング176は、ロックブロック174をロック溝1262に向かってスライドするように駆動するために、ロックブロック174に対して当接する。ギアセット244は、駆動ギア2442、クラッチギア2444及び従動ギア2446を含むが、これらに限定されない。モータ242は、ピニオン242aを介して駆動ギア2442と噛み合うことができる。駆動ギア2442とクラッチギア2444とは、同軸に配置され、軸方向244aに着脱可能に噛合されている(図9において鎖線で示す)。駆動ギア2442とクラッチギア2444とは、軸方向244aに平行に突設された波状歯2442a、2444aを介して着脱可能に噛合されており、駆動ギア2442とクラッチギア2444とは、波状歯2442a、2444aを介して相対的にスライドして互いに着脱可能に噛合される。クラッチギア2444は、従動ギア2446と噛み合っている。従動ギア2446は、ロックブロック174に固定されたリンケージロッド174aと接続されている。従って、モータ242は、ギアセット244及びリンケージロッド174aを介して、側面保護ブロック17をシート本体12に対して相対回転するように駆動することができる。さらに、この実施形態では、ギアセット244は、駆動ギア2442をクラッチギア2444に噛み合うように駆動するためにクラッチギア2444に当接する復元ばね2448を含む。駆動ギア2442とクラッチギア2444との着脱可能な噛み合わせは、モータ242の脱調を防止することができ、干渉されたときに側面保護ブロック17がモータ242から切り離されるのを防止することができる。なお、実際の応用において、復元ばね2448は、駆動ギア2442をクラッチギア2444に噛合わせ、駆動ギア2442を当接するように駆動ギア2442の側方に配置することもできる。この構造構成は、モータ242の脱調を防止する効果も提供することができる。当業者であれば、この実施形態はギアセット244を有する設計を提供するが、本開示はこれに限定されないことを理解し得る。ギアセット244とは異なる設計であっても、本開示の効果を奏することができる限り、本開示によってカバーされるべきである。
【0015】
さらに、図10図12を参照すると、従動ギア2446は、リンケージロッド174aを介して、シート本体12に対して側面保護ブロック17を折り畳み位置(図10に示すように「閉位置」とも呼ばれ得る)から展開位置(図11に示すように)まで回転するように駆動する。回転中、ロックブロック174は、固定シート126上をスライドする。側面保護ブロック17が展開位置にあるとき、ロックブロック174は、ロック溝1262と整列しており、従動ギア2446が回転を続けると、従動ギア2446はリンケージロッド174a(ロックブロック174)と協働して、ロックブロック174を軸方向244aと直交する方向にロック溝1262にスライドするように駆動し、そして、側面保護ブロック17をロック状態にして(図12に示すように)展開位置に保持することにより、効果的に安全シート1に側突保護を提供することができる。ロックブロック174は、露出された操作部174bを有し、使用者は操作部174aをスライドさせてロックブロック174をロック溝1262から離脱させることができる。
【0016】
さらに、図9図13及び図14を参照すると、この実施形態において、側面保護ブロック駆動モジュール24の対応する駆動機構240は、固定シート126上に配置されたトグルスイッチ246(図13及び図14において斜線で示す)を含む。駆動機構240の従動ギア2446は、弧状溝2446aを有し、トグルスイッチ246のトリガー部は、弧状溝2446aにスライド可能に配置される。側面保護ブロック17が折り畳み位置にあるとき、弧状溝2446aの端部2446bは、トグルスイッチ246のトリガー部を一方向にトグルし、側面保護ブロック17が展開位置にありロック状態にあるとき、弧状溝2446aの他端部2446cは、トグルスイッチ246のトリガー部を他方向にトグルする。このように、側面保護ブロック駆動モジュール24は、トグルスイッチ246を介して側面保護ブロック17の状態を判断し、駆動機構240の動作を正しく制御することができる。
【0017】
図1図2図15図17を参照すると、この実施形態では、締め付けアセンブリ18は、安全シート1のシート部122上に移動可能に突設されており、制御回路10は、位置センサー26(図2に斜線で示す)をさらに含む。位置センサー26は、締め付けアセンブリ18の位置変化を感知するために、コントロールモジュール20に電気的に接続されている。実際の応用では、子供が安全シート1のシート部122に座っているとき、子供(例えばその臀部)は一般に締め付けアセンブリ18を押圧し、押圧された締め付けアセンブリ18は位置センサー26によって感知され得る。すなわち、原則として、コントロールモジュール20が、位置センサー26を介して、締め付けアセンブリ18が押されたことを感知すると、コントロールモジュール20は、子供がシート部122に座っていると判断することができる。
【0018】
この実施形態では、締め付けアセンブリ18は、例えば、作動部182、回転軸部184及び締結部186を含む。締め付けアセンブリ18は、回転軸部184を介してシート部122に回転可能に接続される。作動部182は、上に延びかつ背もたれ124に向かって、回転軸部184に接続された端部(すなわち、接続端部)と、回転軸部184よりも相対的に高い他方の端部(すなわち、自由端部)とを有する。相対的に、締結部186は、上に延びかつ背もたれ124に対向し、回転軸部184に接続された端部(すなわち、接続端部)と、接続端部よりも相対的に高い他方の端部(すなわち、自由端部)とを有し、締め付けアセンブリ184がV字形状に一体的に形成されるようになっている。さらに、締結部186の自由端にはファスナー1862が設けられている。回転軸部184は、回転可能な軸またはピンを介してシート部122に回動可能に接続され、締め付けアセンブリ18は、シート部122に対して相対的に回転可能であるように、シーソー構造として一体的に形成され、これにより、位置センサー26は、回転によって引き起こされる締め付けアセンブリ18の位置(または角度)の変化を感知することができ、それにより、締め付けアセンブリ18が押下されているか否かを判定することができる。好ましい実施形態では、位置センサー26は、ファスナー1862内に配置される。他の実施形態では、位置センサー26はまた、作動部182または回転軸部184に配置されてもよく、本開示ではこれに限定されない。さらに、好ましい実施形態では、位置センサー26はジャイロスコープであってもよいが、ジャイロスコープの代わりに加速度計などの他のタイプの位置センサを使用してもよいことが当業者には理解されるはずであり、本開示ではこれに限定されない。
【0019】
さらに、前述の説明では、位置センサー26は、締め付けアセンブリ18の角度の変化を感知する例をあげる。実際の応用では、位置センサー26は、締め付けアセンブリ18が押圧位置にあるかどうかを感知する装置として実施することができる(図15及び図17に示すように)。例えば、位置センサー26'(図16及び図17に点線で示す)としてスイッチが使用され、このスイッチは、シート部122上であって締め付けアセンブリ18の作動部182の下方に配置され、締め付けアセンブリ18が押圧位置にあるときに作動部182が位置センサー26'を直接トリガーできるようにする。この構造構成は、締め付けアセンブリ18が押されているかどうかを感知する機能も有する。例えば、位置センサー26'は、タッチスイッチ、光センサなどであってもよく、本開示ではこれに限定されない。
【0020】
また、この実施形態では、締め付けアセンブリ18がシーソー構造として一体的に形成されており、締め付けアセンブリ18が押圧位置にあるとき(例えば、子供が安全シート1に座っていないとき)、回転軸部184が前方に回転し、そのため、締結部186が安全シート1の前方に向かって移動し、親が子供をシート部122に移動させるのを邪魔されるのを避けることができ、操作を容易にすることができる(例えば、親が子供をシート部122に保持しながら片手で締結部186を操作する必要がない)。さらに、この実施形態では、回転軸部184は、ねじりばね27によってバイアスされ、非押圧位置に移動しようとするため、作動部182は、シート部122に対して突出したままであり、締結部186は、相対的に正面側を向く位置にある。実際の応用では、締結部186を相対的に正面側に向く位置に維持するために、互いに係合する凹凸構造を回転軸部184及びシート部122に配置することもできるが、詳細な説明は省略する。
【0021】
さらに、この実施形態では、コントロールモジュール20は、位置センサー26を介して締め付けアセンブリ18の作動部182を感知して、シート部122が占有されているか否かを判定するが、実際の適用では、コントロールモジュール20は、締め付けアセンブリ18とは独立して設けられたセンサによって、シート部122が占有されているか否かを感知することもできる。例えば、このセンサーは、圧力センサー、タッチスイッチ、近接センサーなどであってもよく、このセンサーは、シート部122に配置され、子供がシート部122に座れるときにセンサーがトリガされる。
【0022】
図18を参照すると、実用化された安全シート1のフロー図である。したがって、安全シート1の構成要素の他の説明については、これ以上繰り返し説明することなく、これまでの関連する説明及び対応する図面を参照されたい。図18のステップS102に示すように、コントロールモジュール20は、アンカー装置センサー22を介してアンカー装置14の状態を感知し、アンカー装置14がロック状態にあるか否かを判定する。「NO」の場合(すなわち、アンカー装置がロック状態にない場合)、プロセスはステップS102に戻り、「YES」の場合(すなわち、アンカー装置がロック状態にある場合)、コントロールモジュール20は、位置センサー26を介してシート部122の状態を感知し、ステップS104に示すように、シート部122が占有されているか否か(例えば、子供がシート部122に座っているか否か)を判定する。「NO」の場合(すなわち、シート部が占有されていない場合)、処理はステップS104に戻り、「YES」の場合(すなわち、シート部が占有されている場合)、コントロールモジュール20は、ステップS106に示すように、側面保護ブロック駆動モジュール24を制御して、側面保護ブロック17の少なくとも1つを展開して安全シート1の側突保護能力を高めるように制御する。その後、コントロールモジュール20は、ステップS108に示すように、シート部122が占有されているか否か(例えば、シート部122に座っている子供がまだシート部122に座っているか否か)を判定するために、位置センサー26を介してシート部122の状態を連続的に感知する。「YES」の場合(すなわち、子供がまだシート部122に座っており、締め付けアセンブリ18の作動部182を押し続けている場合)、プロセスはステップS108に戻る。「NO」の場合(すなわち、子供がシート部122から離れ、締め付けアセンブリ18の作動部182がもはや押されておらず、シート部122から突出している場合)、コントロールモジュール20は、ステップS110に示すように、展開された側面保護ブロック17を折り畳むように側面保護ブロック駆動モジュール24を制御する。ステップS106において、コントロールモジュール20は、側面保護ブロック17を直接両側に展開してもよいし、設定値に応じて展開する側面保護ブロック17の一方又は両方を決定してもよい。設定値は、安全シート1の装着前に設定してもよいし、装着後に設定してもよい(例えば、ステップS102の後、後述する設定値の設定をユーザに促す)。
【0023】
さらに、好ましい実施形態では、制御回路10は、(図1に示すように)コントロールモジュール20に電気的に接続される通信モジュール28をさらに含む。いくつかの実施形態では、通信モジュール28は、ブルートゥースモジュールであってもよく、ブルートゥース伝送インターフェースまたは車両上の車載制御システム4を介して外部のモバイルデバイス5と通信することができる。他の実施形態では、通信モジュール28は、WiFi、ZigBee、RFIDなどの近距離通信モジュールであってもよい。設定値の設定手順は、コントロールモジュール20が要求信号S1を車載制御システム4またはモバイルデバイス5に送信し、設定値の設定を完了するように、車載制御システム4またはモバイルデバイス5から設定信号S2を受信するように構成することができる。車載制御システム4及びモバイルデバイス5は、対応するモバイルアプリケーションプログラムを実行することができ、ユーザは、アプリケーションプログラムを操作することにより、展開する側面保護ブロック17の一方又は両方を選択し、例えば、車両のドアに近い側面保護ブロック17を展開する必要があり、車載制御システム4及びモバイルデバイス5は、ユーザの選択肢に従って、設定信号S2をコントロールモジュール20に送信する。実際の応用では、コントロールモジュール20は、側面保護ブロック17が展開されるように自動的に設定することもできる。例えば、側面保護ブロック17に対応するシート本体12の両側には、車両のドアに近いか否かを感知する近接センサーが設けられている。したがって、コントロールモジュール20は、近接センサーの感知によってシート本体12のどちらの側が車両のドアに近いかを判断し、それに応じてセット(すなわち、シート本体12の車両のドアに近い側に配置された側面保護ブロック17を展開すべき側面保護ブロック17とする)を実行することができる。
【0024】
なお、上述したように、安全シート1は、例えば、一体構造構成として説明したが、高さ調整可能な安全シートを適用してもよく、詳細な説明は省略する。また、実用上は、複合型の安全シートを適用することもできる。例えば、図19に示すように、安全シート6は、ベース61とバスケット62とを含み、バスケット62は、ベース61に着脱自在に接続されている。シート部622は、バスケット62上に位置し、側面保護ブロック63は、バスケット62に回動可能に接続されている。ベース61は、安全シート6を車両シートに取り付けるために、アンカー装置64を介して車両シートに設けられたアンカー構造にロックされる。安全シート6は、また、車両シートの近くの床に接してベース61を支持する調節可能な支持脚65を含む。バスケット62とベース61との間には、ドッキング電気接続インターフェイスを配置することができ、これにより、コントロールモジュールは、ベース61上に配置されていてもバスケット62上に配置されていても、アンカー装置センサー、位置センサ及び駆動機構と円滑に電気的に接続することができる。例えば、図20に示すように、安全シート6と同様に、安全シート7は、ベース71とバスケット72(その外形を点線で示す)とを含み、バスケット72がベース71に着脱自在に接続される。バスケット72上にはシート部722が配置され、側面保護ブロック73はベース71に回動可能に接続されている。ベース71は、安全シート7を車両シートに取り付けるために、アンカー装置74を介して車両シートに設けられたアンカー構造にロックされる。安全シート7は、また、車両シートの近くの床に接してベース71を支持する調節可能な支持脚75を含む。同様に、バスケット72とベース71との間にドッキング電気接続インターフェースを配置して、コントロールモジュールがベース71上に配置されていてもバスケット72上に配置されていても、アンカー装置センサー、位置センサ及び駆動機構と円滑に電気的に接続されるようにしてもよい。また、バスケット72がベース71から分離された場合、論理的には、子供(又は赤ちゃん)が車両から離れる必要があり、側面保護ブロック73が不要になると考えられるので、コントロールモジュールは、展開された側面保護ブロック73を折り畳むことができる。さらに、安全シート1の変更に関する前述の説明は、詳細な説明を省略する安全シート6及び7の部分にも適用することができる。
【0025】
上述したように、安全シート1、6、7がそれぞれ車両のアンカー構造に固定された後、子供が安全シート1、6、7に座っているときに、側面保護ブロックを自発的に展開することができ、使用者が側面保護ブロックを展開するのを忘れる可能性があるという問題を効果的に解決し、使用者が側面保護ブロックを手動で展開したり折り畳んだりする必要があるという不都合を改善することができる。また、実用上、安全シート1、6、7には、安全シート1,6,7に配設された電子装置が必要とする電力を供給するための蓄電装置(蓄電池等)を設けることができるが、これについては詳細な説明を省略する。
【0026】
以上の説明は、本開示の好ましい実施形態に過ぎず、本開示を限定することを意図するものではない。当業者にとって、本開示は修正及び変形が可能である。本開示の精神及び原理の範囲内で行われる修正、等価置換、改良等は、本開示の保護範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0027】
1、6、7: 安全シート
10: 制御回路
12: シート本体
122、 622、 722: シート部
124: 背もたれ
126: 固定シート
1262: ロック溝
14: アンカー装置
142: 構造フレーム
144: アンカーフック
144a: 回転軸
144b: クランプスロット
146: 操作要素
146a: スライド方向
1462: 拘束部
1464: 感知部
1466: 操作部
1468: スライド溝
148、158: 復元ばね
150、160: ねじりばね
152: ロック解除要素
152a: 傾斜面
154: 可動ピン
154a: スライド方向
156: ストッパ
17: 側面保護ブロック
172: ハウジング
174: ロックブロック
174a: リンケージロッド
174b: 操作部
176: バイアススプリング
18: 締め付けアセンブリ
182: 作動部
184: 回転軸部
186: 締結部
1862: ファスナー
20: コントロールモジュール
22: アンカー装置センサー
24: 側面保護ブロック駆動モジュール
240: 駆動機構
242: モータ
242a: ピニオン
244: ギアセット
244a: 軸方向
2442: 駆動ギア
2442a: 波状歯
2444: クラッチギア
2444a: 波状歯
2446: 従動ギア
2446a: 弧状溝
2446b、2446c: 端
2448: 復元ばね
246: トグルスイッチ
26、26’: 位置センサー
27: ねじりばね
28: 通信モジュール
4: 車載制御システム
5: モバイルデバイス
61、 71: ベース
62、 72: バスケット
622、 722: シート部
63、 73: 側面保護ブロック
64、 74: アンカー装置
65、 75: 調節可能な支持脚
s1: 要求信号
s2: 設定信号
s102、 s104、 s106、 s108、 s110: 実施ステップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【国際調査報告】