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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】透光アセンブリおよび車両
(51)【国際特許分類】
   F21S 41/20 20180101AFI20240910BHJP
   F21S 43/20 20180101ALI20240910BHJP
   F21S 43/19 20180101ALI20240910BHJP
   F21S 41/19 20180101ALI20240910BHJP
   F21Y 101/00 20160101ALN20240910BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240910BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20240910BHJP
【FI】
F21S41/20
F21S43/20
F21S43/19
F21S41/19
F21Y101:00 300
F21Y115:10
F21Y115:30
F21Y101:00 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513126
(86)(22)【出願日】2022-09-06
(85)【翻訳文提出日】2024-02-26
(86)【国際出願番号】 CN2022117306
(87)【国際公開番号】W WO2023036136
(87)【国際公開日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】202111043046.8
(32)【優先日】2021-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516151818
【氏名又は名称】フーイャォ グラス インダストリー グループ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】フー,キントゥアン
(72)【発明者】
【氏名】ジアン,リキシン
(72)【発明者】
【氏名】リン,コンロン
(57)【要約】
透光アセンブリ(10)および車両(1)が提供される。透光アセンブリ(10)は、透光基板(110)および光源アセンブリ(120)を備える。透光基板(110)は、取付用スルーホール(111)を有する。光源アセンブリ(120)は、透光基板(110)に接続され、かつ取付用スルーホール(111)に位置する。光源アセンブリ(120)は、支えボックス(122)、ライトカバー(121)、および発光ユニット(123)を備える。ライトカバー(121)と支えボックス(122)とは取り外し可能に接続されており、ライトカバー(121)および支えボックス(122)はともに収容空間(124)を形成しており、発光ユニット(123)は収容空間(124)に配置されている。透光アセンブリ(10)に対して、迅速に繰り返して、取り外しおよび取り付けをすることができることで、発光ユニット(123)の迅速な交換を実現する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光アセンブリであって、
前記透光アセンブリは、透光基板および光源アセンブリを備え、
前記透光基板は、取付用スルーホールを有し、
前記光源アセンブリは、前記透光基板に接続され、かつ前記取付用スルーホールに位置し、前記光源アセンブリは、ライトカバー、支えボックス、および発光ユニットを備え、前記ライトカバーと前記支えボックスとは取り外し可能に接続されており、前記ライトカバーおよび前記支えボックスはともに収容空間を形成しており、前記発光ユニットは前記収容空間に配置されている、
ことを特徴とする透光アセンブリ。
【請求項2】
前記ライトカバーは第1嵌合部を有し、前記支えボックスは第2嵌合部を有し、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との嵌合により、前記ライトカバーと前記支えボックスとは取り外し可能に接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の透光アセンブリ。
【請求項3】
前記第1嵌合部はスロットであり、前記第2嵌合部はバックルであり、又は、前記第1嵌合部はバックルであり、前記第2嵌合部はスロットであり、
前記支えボックスと前記ライトカバーとは、前記バックルおよび前記スロットによって係止されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の透光アセンブリ。
【請求項4】
前記ライトカバーは前記透光基板に固定接続されており、または、前記支えボックスは前記透光基板に固定接続されている、
ことを特徴とする請求項2または3に記載の透光アセンブリ。
【請求項5】
前記光源アセンブリは封止リングをさらに備え、前記封止リングは、前記ライトカバーと前記支えボックスとの間に配置されており、前記ライトカバーおよび前記支えボックスを封止するように用いられる、
ことを特徴とする請求項4に記載の透光アセンブリ。
【請求項6】
前記ライトカバーは、ライトカバー本体および第1位置制限部を備え、前記第1位置制限部は前記ライトカバー本体から突出しており、前記支えボックスは、支えボックス本体および第2位置制限部を備え、前記第2位置制限部は、前記支えボックス本体から突出しており、前記透光基板は、前記第1位置制限部と前記第2位置制限部との間に位置し、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との嵌合により、前記支えボックス、前記ライトカバーおよび前記透光基板は取り外し可能に接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の透光アセンブリ。
【請求項7】
前記光源アセンブリは封止リングをさらに備え、前記封止リングは、前記ライトカバー、前記支えボックスおよび前記透光基板の間に配置されており、前記ライトカバー、前記支えボックスおよび前記透光基板を封止するように用いられる、
ことを特徴とする請求項6に記載の透光アセンブリ。
【請求項8】
前記支えボックス本体の一部は、前記取付用スルーホール内に延在し、かつ前記透光基板と第1隙間を形成しており、前記封止リングは、前記第1隙間内に配置されており、かつ前記第1位置制限部および前記第2位置制限部に当接している、
ことを特徴とする請求項7に記載の透光アセンブリ。
【請求項9】
前記第2位置制限部は前記透光基板の一側に位置し、前記第2位置制限部と前記透光基板との間に第2隙間があり、前記第1位置制限部は前記透光基板の一側に位置し、前記第1位置制限部と前記支えボックス本体の前記取付用スルーホール内に延在する部分との間に第3隙間があり、前記封止リングは、さらに、前記第2隙間および前記第3隙間のうちの少なくとも一方に配置される、
ことを特徴とする請求項7に記載の透光アセンブリ。
【請求項10】
前記透光基板は、1つまたは複数の前記取付用スルーホールを有し、前記透光アセンブリは、同数の前記光源アセンブリを備え、各々の前記光源アセンブリは、1つの前記取付用スルーホールに対応して配置されており、異なる前記光源アセンブリは、異なる前記取付用スルーホールに対応している、
ことを特徴とする請求項1に記載の透光アセンブリ。
【請求項11】
前記透光基板は少なくとも2つの透光サブ基板を備え、隣接する2つの前記透光サブ基板の間に前記取付用スルーホールが形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の透光アセンブリ。
【請求項12】
前記光源アセンブリは、ワイヤハーネス結合部をさらに備え、前記ワイヤハーネス結合部は、前記発光ユニットおよび車両制御装置を連通させ、前記ワイヤハーネス結合部は、前記車両制御装置によって送信された制御信号を受信して前記発光ユニットに送信し、前記発光ユニットを制御して所定のスタイルの光を放出させるように構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の透光アセンブリ。
【請求項13】
前記ライトカバーが前記透光基板に固定接続される場合、前記ライトカバーは固定部材によって前記透光基板に固定接続され、または、前記ライトカバーは前記取付用スルーホールにおいて射出成形によって形成され、
前記支えボックスが前記透光基板に固定接続される場合、前記支えボックスは固定部材によって前記透光基板に固定接続され、または、前記支えボックスは前記取付用スルーホールにおいて射出成形によって形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載の透光アセンブリ。
【請求項14】
車両であって、
前記車両は、請求項1~13のいずれか一項に記載の透光アセンブリを備え、前記車両は、車両本体をさらに備え、前記透光アセンブリは、前記車両本体に固定されている、
ことを特徴とする車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本出願は、発明の名称を「透光アセンブリおよび車両」とされ、2021年9月7日に出願された中国特許出願第202111043046.8号の優先権を主張し、そのすべての内容が引用として本出願に組み込まれる。
【0002】
本発明は、自動車の分野に関し、特に、透光アセンブリおよび車両に関する。
【背景技術】
【0003】
自動車の発展に伴い、自動車の様々なシグナルランプのガラス装飾は、多様化している。シグナルランプの交換が必要である場合、その取り外しおよび取り付けが不便である。通常、ガラス全体を交換する必要があり、或いは元のガラス装飾部品を破壊しないようにするのは困難である。
【発明の概要】
【0004】
本出願では、透光アセンブリが提供される。透光アセンブリは、透光基板および光源アセンブリを備える。透光基板は、取付用スルーホールを有する。光源アセンブリは、透光基板に接続され、かつ取付用スルーホールに位置し、光源アセンブリは、ライトカバー、支えボックス、および発光ユニットを備え、ライトカバーと支えボックスとは取り外し可能に接続されており、ライトカバーおよび支えボックスはともに収容空間を形成しており、発光ユニットは収容空間に配置されている。
【0005】
ライトカバーは第1嵌合部を有し、支えボックスは第2嵌合部を有し、第1嵌合部と第2嵌合部との嵌合により、ライトカバーと支えボックスとは取り外し可能に接続されている。
【0006】
第1嵌合部はスロットであり、第2嵌合部はバックルであり、又は、第1嵌合部はバックルであり、第2嵌合部はスロットである。支えボックスとライトカバーとは、バックルおよびスロットによって係止されている。
【0007】
ライトカバーは透光基板に固定接続されており、または、支えボックスは透光基板に固定接続されている。
【0008】
光源アセンブリは封止リングをさらに備え、封止リングは、ライトカバーと支えボックスとの間に配置されており、ライトカバーおよび支えボックスを封止するように用いられる。
【0009】
ライトカバーは、ライトカバー本体および第1位置制限部を備え、第1位置制限部はライトカバー本体から突出しており、支えボックスは、支えボックス本体および第2位置制限部を備え、第2位置制限部は、支えボックス本体から突出しており、透光基板は、第1位置制限部と第2位置制限部との間に位置し、第1嵌合部と第2嵌合部との嵌合により、支えボックス、ライトカバーおよび透光基板は取り外し可能に接続されている。
【0010】
光源アセンブリは封止リングをさらに備え、封止リングは、ライトカバー、支えボックスおよび透光基板の間に配置されており、ライトカバー、支えボックスおよび透光基板を封止するように用いられる。
【0011】
支えボックス本体の一部は、取付用スルーホール内に延在し、かつ透光基板と第1隙間を形成しており、封止リングは、第1隙間内に配置されており、かつ第1位置制限部および第2位置制限部に当接している。
【0012】
第2位置制限部は透光基板の一側に位置し、第2位置制限部と透光基板との間に第2隙間があり、第1位置制限部は透光基板の一側に位置し、第1位置制限部と支えボックス本体の取付用スルーホール内に延在する部分との間に第3隙間があり、封止リングは、さらに、第2隙間および第3隙間のうちの少なくとも一方に配置される。
【0013】
透光基板は、1つまたは複数の取付用スルーホールを有し、透光アセンブリは、同数の光源アセンブリを備え、各々の光源アセンブリは、1つの取付用スルーホールに対応して配置されており、異なる光源アセンブリは、異なる取付用スルーホールに対応している。
【0014】
透光基板は少なくとも2つの透光サブ基板を備え、隣接する2つの透光サブ基板の間に取付用スルーホールが形成されている。
【0015】
光源アセンブリは、ワイヤハーネス結合部をさらに備え、ワイヤハーネス結合部は、発光ユニットおよび車両制御装置を連通させ、ワイヤハーネス結合部は、車両制御装置によって送信された制御信号を受信して発光ユニットに送信し、発光ユニットを制御して所定のスタイルの光を放出させるように構成されている。
【0016】
ライトカバーが透光基板に固定接続される場合、ライトカバーは固定部材によって透光基板に固定接続され、または、ライトカバーは取付用スルーホールにおいて射出成形によって形成される。支えボックスが透光基板に固定接続される場合、支えボックスは固定部材によって透光基板に固定接続され、または、支えボックスは取付用スルーホールにおいて射出成形によって形成される。
【0017】
本出願では、車両がさらに提供される。車両は、上記透光アセンブリおよび車両本体を備え、透光アセンブリは、車両本体に固定されている。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本出願の1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。
図2図1に示す透光アセンブリの分解斜視図である。
図3】本出願の1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図4図3に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図5】本出願のもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図6図5に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図7】本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図8図7に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図9】本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図10図9に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図11】本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図12図11に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図13】本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図14図13に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図15】本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図16図15に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図17】本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。
図18図17に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。
図19図17のIIIにおける部分拡大図である。
図20図19において封止リングを除去した後の概略図である。
図21】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。
図22】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光基板の概略図である。
図23】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る、透光基板と支えボックスとの接続を示す概略図である。
図24】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る、透光基板とライトカバーとの接続を示す概略図である。
図25】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。
図26】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。
図27】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。
図28】本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。
図29】本出願の1つの実施形態における図25のIV-IV線に沿う断面図である。
図30】本出願の1つの実施形態に係る光源アセンブリの構造を示す概略図である。
図31】本出願の1つの実施形態に係る、発光ユニットと車両制御装置との接続を示す概略図である。
図32】本出願の1つの実施形態に係る車両の構造示す概略図である。
図33】本出願のもう1つの実施形態に係る車両の構造示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本出願の実施形態の図面を参照しながら、本出願の実施形態の技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本出願の一部の実施形態に過ぎず、すべての実施形態ではない。本出願の実施形態に基づいて、当業者が創造的な努力なしに得られるすべての別の実施形態は、本出願の保護範囲に属する。
【0020】
本出願の明細書、特許請求の範囲及び上記の図面における用語「第1」、「第2」などは、異なる対象を区別するためのものであり、特定の順序を説明するためのものではない。また、用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は、その他の構成要素を含むことを排除せず、カバーすることを意図する。例えば、一連の操作又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、リストされた操作又はユニットに限定されず、リストされていない操作又はユニットを選択的に含むことができ、又は、これらのプロセス、方法、製品、又はデバイスに固有の他の操作又はユニットを選択的に含むことができる。
【0021】
本明細書に言及される「実施形態」は、実施形態と結びついて説明される特定の特徴、構造、又は特性が本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれることができることを意味する。明細書のいかなるところに現れる当該言葉は、必ずしも同じ実施形態を示すとは限らず、別の実施形態と相互に排他的な独立した実施形態又は選択可能な実施形態でもない。当業者は、組み合わせられた少なくとも2つの実施形態の間に矛盾がない場合、本明細書に記載される実施形態が別の実施形態と組み合わせることができることを明示的に又は暗示的に理解することができる。
【0022】
本出願では、透光アセンブリ10が提供される。図1図2および図3を併せて参照すると、図1は、本出願の1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図であり、図2は、図1に示す透光アセンブリの分解斜視図であり、図3は、本出願の1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図である。透光アセンブリ10は、透光基板110および光源アセンブリ120を備える。透光基板110は、取付用スルーホール111を有する。光源アセンブリ120は、透光基板110に接続され、かつ取付用スルーホール111に位置する。光源アセンブリ120は、ライトカバー121、支えボックス122、および発光ユニット123を備える。ライトカバー121と支えボックス122とは取り外し可能に接続されており、ライトカバー121および支えボックス122はともに収容空間124を形成しており、発光ユニット123は収容空間124に配置されている。
【0023】
透光基板110は、例えば、ガラス、プラスチック、樹脂などの透光性能を有する板であってもよい。
【0024】
取付用スルーホール111は、透光基板110の中心にあってもよく、縁部にあってもよく、その位置は、具体的にニーズに応じて決められ、本明細書において限定されるものではない。取付用スルーホール111の形状は、光源アセンブリ120の取り付けに適合することができれば、円形、長方形、楕円形などであってもよい。
【0025】
光源アセンブリ120は、取付用スルーホール111において透光基板110に接続されている。1つの実施形態では、光源アセンブリ120の一部の部品が透光基板110に固定接続されており、残りの部品が透光基板110に取り外し可能に接続されている。もう1つの実施形態では、光源アセンブリ120の全ての部品が透光基板110に取り外し可能に接続されている。光源アセンブリ120と透光基板110との接続方法については、後に詳述する。
【0026】
ライトカバー121は、通常、発光ユニット123の発光面に対応して配置され、発光ユニット123が発する光を透過させるように用いられる。従って、ライトカバー121も透光性を有する。
【0027】
ライトカバー121と支えボックス122とが取り外し可能に接続される方法については、後に詳述する。
【0028】
発光ユニット123は、ハロゲンランプ、キセノンランプ、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)、レーザーランプなどであってもよいが、これらに限定されない。
【0029】
ライトカバー121および支えボックス122はともに発光ユニット123を収容するための収容空間124を形成することで発光ユニット123を保護し、発光ユニット123の直接露出による損傷を回避する。1つの実施形態では、ライトカバー121および支えボックス122によって形成された収容空間124は、密閉されたものであり、外部の水蒸気、ほこりなどが収容空間124に入って発光ユニット123に影響を与えることを防止することができる。別の実施形態では、ライトカバー121および支えボックス122によって形成された収容空間124は、密閉されたものではなく、発光ユニット123を収容できることを満たせばよい。
【0030】
発光ユニット123が収容空間124に配置される方法としては、以下の方法が挙げられるが、これらに限定されるものではない。1つの実施形態では、発光ユニット123は、ライトカバー121に固定され、例えば、ライトカバー121の底壁に配置される。もう1つの実施形態では、発光ユニット123は、支えボックス122に固定され、例えば、支えボックス122の底壁に配置される。発光ユニット123が収容空間124に配置されることを満たせばいい。
【0031】
本出願の実施形態に係る透光アセンブリ10は、ライトカバー121と支えボックス122との取り外し可能な接続により、光源アセンブリ120を取り外すだけで、収容空間124に配置された発光ユニット123を迅速に取り出し、新しい発光ユニット123に取り替え、かつ新しい発光ユニット123を迅速に取り付けることができることを実現することができる。透光アセンブリ10全体を取り外したり、取り替えたりする必要がなく、取り外しと取り付けのプロセス全体が迅速かつ便利であり、従って、透光基板110および対応してセットにされた装飾部品の損傷を効果的に回避することができる。
【0032】
以下、ライトカバー121と支えボックス122とが取り外し可能に接続される方法を説明する。図3図4図5および図6を併せて参照すると、図3は、本出願の1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図4は、図3に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図であり、図5は、本出願のもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図6は、図5に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。本実施形態では、ライトカバー121は第1嵌合部1211を有し、支えボックス122は第2嵌合部1221を有し、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合により、ライトカバー121と支えボックス122とは取り外し可能に接続されている。
【0033】
図5および図6に示す実施形態では、第1嵌合部1211はスロットであり、第2嵌合部1221はバックルである。図3および図4に示す実施形態では、第1嵌合部1211はバックルであり、第2嵌合部1221はスロットである。すなわち、支えボックス122とライトカバー121とは、バックルおよびスロットによって係止されている。
【0034】
本実施形態では、第1嵌合部1211は、ライトカバー121の対向する2つの側壁に対称的に配置されており、第2嵌合部1221は、支えボックス122の対向する2つの側壁に対称的に配置されている。第1嵌合部1211がライトカバー121の対向する2つの側壁に対称的に配置され、第2嵌合部1221が支えボックス122の対向する2つの側壁に対称的に配置される場合、ライトカバー121と支えボックス122との取り外しが容易になり得る。理解できるように、別の実施形態では、第1嵌合部1211がライトカバー121の対向する2つの側壁に配置されているが、対称的に配置されていなく、第2嵌合部1221が支えボックス122の対向する2つの側壁に配置されているが、対称的に配置されていなく、第1嵌合部1221と第2嵌合部1221との嵌合により、ライトカバー121と支えボックス122とは取り外し可能に接続されればよい。
【0035】
以下、本実施形態と結びついて、光源アセンブリ120の取り付けおよび取り外しの過程を説明する。
【0036】
図5および図6を参照すると、第1嵌合部1211はスロットであり、ライトカバー121の側壁に配置されており、側壁の背向する2つの表面を貫通し、すなわち、スロットはスルーホール状のスロットである。第2嵌合部1221はバックルであり、支えボックス122の側壁に配置されている。光源アセンブリ120を取り付けるとき、まず、発光ユニット123を、支えボックス122またはライトカバー121のいずれか一方の内部に置く。例えば、発光ユニット123を、ライトカバー121の底壁または側壁に固定することができる。次いで、ライトカバー121の第1嵌合部1211を支えボックス122内に置き、第1嵌合部1211が第2嵌合部1221を貫通するまでに、ライトカバー121の第1嵌合部1211と背向する部分を押し付ける。これにより、ライトカバー121が支えボックス122と成功に係止される。ライトカバー121から支えボックス122を取り外すとき、全てのバックルを、バックルがスロットから飛び出すまで内側に向かって押す。このとき、ライトカバー121を取り外し、発光ユニット123を交換することができる。
【0037】
別の実施形態では、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合接続は、スライド溝接続とねじ接続であってもよく、ライトカバー121と支えボックス122との取り外し可能な接続を実現できればよい。
【0038】
別の実施形態では、第1嵌合部1211はライトカバー121の底壁に配置されてもよく、第2嵌合部1221は支えボックス122の底壁に配置されてもよい。
【0039】
本実施形態では、ライトカバー121に第1嵌合部1211を配置し、支えボックス122に第2嵌合部1221を配置し、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合で、ライトカバー121と支えボックス122とが取り外し可能に接続されることにより、ライトカバー121と支えボックス122との取り外しおよび取り付けが非常に便利になり、従って、収容空間124に収容されている発光ユニット123を交換することは比較的に便利になる。
【0040】
さらに、第1嵌合部1211はスロットであり、第2嵌合部1221はバックルであり、または、第1嵌合部1211はバックルであり、第2嵌合部1221はスロットであり、支えボックス122とライトカバー121はバックルとスロットにより係止され、これにより、支えボックス122とライトカバー121との取り外し可能な接続構造は簡単で、操作が容易である。
【0041】
以下、光源アセンブリ120が透光基板110に接続される実施形態を説明する。
【0042】
図3図4図5および図6を再び参照すると、本実施形態では、ライトカバー121は透光基板110に固定接続されており、または、支えボックス122は透光基板110に固定接続されている。
【0043】
図3および図4を参照すると、本実施形態では、支えボックス122は、固定部材1111によって透光基板110に固定接続されている。光源アセンブリ120を透光基板110に接続するとき、1つの実施形態では、まず、固定部材1111によって支えボックス122を透光基板110に固定接続し、次に、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221の嵌合によってライトカバー121を支えボックス122と取り外し可能に接続する。もう1つの実施形態では、ライトカバー121のサイズが取付用スルーホール111のサイズより小さい。支えボックス122、発光ユニット123およびライトカバー121を一緒に組み立てて光源アセンブリ120を形成し、その後、固定部材1111によって光源アセンブリ120を透光基板110に固定接続することができる。理解できるように、本出願では、光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスが限定されなく、光源アセンブリ120と透光基板110との固定接続を実現できればよい。光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスの上記実施形態は、本出願における光源アセンブリ120を透光基板110に接続する方法の限定として解釈されるべきではない。
【0044】
図5および図6を参照すると、本実施形態では、ライトカバー121は、固定部材1111によって透光基板110に固定接続されている。光源アセンブリ120を透光基板110に接続するとき、1つの実施形態では、まず、ライトカバー121を透光基板110に固定接続し、次に、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合により、最終的に支えボックス122をライトカバー121と取り外し可能に接続する。もう1つの実施形態では、支えボックス122、発光ユニット123およびライトカバー121を一緒に組み立てて光源アセンブリ120を形成し、その後、固定部材1111によって光源アセンブリ120を透光基板110に固定接続することができる。理解できるように、本出願では、光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスが限定されなく、光源アセンブリ120と透光基板110との固定接続を実現できればよい。光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスの上記実施形態は、本出願における光源アセンブリ120を透光基板110に接続する方法の限定として解釈されるべきではない。
【0045】
本実施形態では、ライトカバー121と透光基板110との固定接続方法、又は支えボックス122と透光基板110との固定接続方法は、固定部材1111による固定であってもよいが、これに限定されるものではない。例えば、高光沢材料の射出成形、高強度接着剤の接着、または熱融着による固定でありえる。
【0046】
別の実施形態では、射出成形することで、取付用スルーホール111内に直接に支えボックス122またはライトカバー121を形成する。具体的には、図7および図8を参照すると、図7は、本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図8は、図7に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。本実施形態では、射出成形によって、取付用スルーホール111内に直接に支えボックス122を形成する。射出成形によって、取付用スルーホール111に直接に支えボックス122を形成する場合、支えボックス122は、透光基板110に固定接続されるとも考えることができる。換言すれば、支えボックス122と透光基板110は射出成形され、固定部材1111は存在しない。具体的に、図9および図10を参照すると、図9は、本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図10は、図9に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。本実施形態では、射出成形によって、取付用スルーホール111内に直接にライトカバー121を形成する。射出成形によって、取付用スルーホール111内に直接にライトカバー121を形成する場合、ライトカバー121は、透光基板110に固定接続されるとも考えることができる。換言すれば、ライトカバー121は、固定部材1111なしに透光基板110とともに射出成形される。本出願では、ライトカバー121が透光基板110に固定接続されるとき、固定部材1111が含まれるか否かが限定されなく、ライトカバー121と透光基板110との固定接続を確保できればよい。そして、本出願では、支えボックス122が透光基板110に固定接続されるとき、固定部材1111が含まれるか否かが限定されなく、支えボックス122と透光基板110との固定接続を確保できればよい。
【0047】
本実施形態では、ライトカバー121が透光基板110に固定接続される場合、光源アセンブリ120は透光基板110により強固に接続され、また、発光ユニット123を交換する必要がある場合、支えボックス122を取り外すだけでよいので、光源アセンブリ120の取り外しおよび取り付けを速め、すなわち、発光ユニット123の交換を速めることができる。
【0048】
同様に、支えボックス122が透光基板110に固定接続される場合、光源アセンブリ120は透光基板110により強固に接続され、また、発光ユニット123を交換する必要がある場合、ライトカバー121を取り外すだけでよいので、光源アセンブリ120の取り外しおよび取り付けを速め、すなわち、発光ユニット123の交換を速めることができる。
【0049】
上記実施形態に基づいて、1つの実施形態では、光源アセンブリ120は封止リング125をさらに備える。以下、光源アセンブリ120が封止リング125を備える場合、光源アセンブリ120が透光基板110に接続される実施形態について、詳細に説明する。
【0050】
図11および図12を併せて参照すると、図11は、本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図12は、図11に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。本実施形態では、封止リング125は、ライトカバーにスリーブされ、かつライトカバー121と支えボックス122との取付用スルーホール111における接触面の間に配置されている。
【0051】
以下、封止リング125を備える光源アセンブリ120を取り付ける過程を説明する。1つの実施形態では、支えボックス122が固定部材1111によって透光基板110に固定接続されているとき、まず、封止リング125をライトカバー121にスリーブし、その後、ライトカバー121を支えボックス122と接続することで、封止リング125をライトカバー121と支えボックス122との間に位置させる。別の実施形態では、支えボックス122、発光ユニット123、封止リング125およびライトカバー121を一緒に組み立てて光源アセンブリ120を形成し、その後、固定部材1111によって光源アセンブリ120を透光基板110に固定接続することができる。理解できるように、本出願では、光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスが限定されなく、光源アセンブリ120と透光基板110との固定接続を実現できればよい。光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスの上記実施形態は、本出願における光源アセンブリ120を透光基板110に接続する方法の限定として解釈されるべきではない。
【0052】
図13および図14を併せて参照すると、図13は、本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図14は、図13に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。封止リング125は、支えボックス122にスリーブされ、かつ第2嵌合部1221が位置する取付用スルーホール111の一側に配置されている。
【0053】
以下、封止リング125を備える光源アセンブリ120を取り付ける過程を説明する。1つの実施形態では、ライトカバー121が固定部材1111によって透光基板110に固定接続されているとき、まず、封止リング125を支えボックス122にスリーブし、かつ第2嵌合部1221が位置する取付用スルーホール111の一側に配置し、次に、支えボックス122をライトカバー121と接続することで、封止リング125をライトカバー121と支えボックス122との間に位置させる。別の実施形態では、支えボックス122、発光ユニット123、封止リング125およびライトカバー121を一緒に組み立てて光源アセンブリ120を形成し、その後、固定部材1111によって光源アセンブリ120を透光基板110に固定接続することができる。理解できるように、本出願では、光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスが限定されなく、光源アセンブリ120と透光基板110との固定接続を実現できればよい。光源アセンブリ120を透光基板110に接続するプロセスの上記実施形態は、本出願における光源アセンブリ120を透光基板110に接続する方法の限定として解釈されるべきではない。
【0054】
本実施形態では、封止リング125は、光源アセンブリ120の密封性を高めるので、外部の水蒸気、ほこりおよびゴミが収容空間124に進入することをより効果的に妨げ、発光ユニット123が水蒸気、ほこりおよびゴミによって損傷されることを防止し、発光ユニット123の故障を回避することができる。同時に、封止リング125により第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合公差を向上させるので、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合がより強固になる。
【0055】
図15および図16を参照すると、図15は、本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図16は、図15に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。次に、ライトカバー121または支えボックス122を透光基板110に非固定的に接続し、光源アセンブリ120を直接組み立てることができる実施形態について説明する。本実施形態では、ライトカバー121は、ライトカバー本体1212および第1位置制限部1213を備え、第1位置制限部1213はライトカバー本体1212から突出している。支えボックス122は、支えボックス本体1222および第2位置制限部1223を備え、第2位置制限部1223は、支えボックス本体1222から突出している。透光基板110は、第1位置制限部1213と第2位置制限部1223との間に位置し、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合により、支えボックス122、ライトカバー121および透光基板110は取り外し可能に接続されている。
【0056】
本実施形態では、光源アセンブリ120と透光基板110とは、固定接続された部分を有しないので、透光アセンブリ10のメンテナンスをより便利にする。例えば、ライトカバー121又は支えボックス122のうちの1つを交換する必要がある場合、透光基板110を交換する必要はなく、光源アセンブリ120を取り外すだけでよい。
【0057】
図17および図18を参照すると、図17は、本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図18は、図17に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。本実施形態では、光源アセンブリ120は封止リング125をさらに備え、封止リング125は、ライトカバー121、支えボックス122および透光基板110の間に配置されており、ライトカバー121、支えボックス122および透光基板110を封止するように用いられる。
【0058】
本実施形態では、封止リング125は、光源アセンブリ120の密封性を高めるので、外部の水蒸気、ゴミおよび空気をより効果的に遮断し、発光ユニット123が損傷を受けることを防止することができる。同時に、封止リング125により第1嵌合部1211と嵌合部1221との嵌合公差を向上させるので、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合がより強固になる。透光基板110がより広い範囲の厚さを有することも支持される。
【0059】
図2図19および図20を参照すると、図19は、図17のIIIにおける部分拡大図であり、図20は、図19において封止リングを除去した後の概略図である。本実施形態では、支えボックス本体1222の一部は、取付用スルーホール111内に延在し、かつ透光基板110と第1隙間1251を形成しており、封止リング125は、第1隙間1251内に配置されており、かつ第1位置制限部1213および第2位置制限部1223に当接している。
【0060】
本実施形態では、封止リング125は、第1位置制限部1213および第2位置制限部1223に当接しているので、「Z」型を呈し、光源アセンブリ120の封止性を高め、透光アセンブリ10の取り付けの安定性を高める。
【0061】
図20を参照すると、1つの実施形態では、第2位置制限部1223は透光基板110の一側に位置し、第2位置制限部1223と透光基板110との間に第2隙間1252がある。第1位置制限部1213は透光基板110の一側に位置し、第1位置制限部1213と支えボックス本体1222の取付用スルーホール111内に延在する部分との間には第3隙間1253がある。封止リング125は、さらに、第2隙間1252および第3隙間1253のうちの少なくとも一方に配置される。
【0062】
本実施形態では、封止リング125が第2隙間1252に配置された場合、より薄い又はより厚い透光基板110を取り付けることができ、また、光源アセンブリ120の密封性を高めることができる。封止リング125が第3隙間1253に配置された場合、光源アセンブリ120の密封性を高めることができる。
【0063】
図21を参照すると、図21は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。次に、上記実施形態に基づいて、透光基板110が複数の取付用スルーホール111を有する実施形態について説明する。本実施形態では、透光基板110は、1つまたは複数の取付用スルーホール111を有し、透光アセンブリ10は、同数の光源アセンブリ120を備え、各々の光源アセンブリ120は、1つの取付用スルーホール111に対応して配置されており、異なる光源アセンブリ120は、異なる取付用スルーホール111に対応している。
【0064】
本実施形態では、取付用スルーホール111の配列は、直線状、円弧状、矩形などであってもよく、また、所定形状を有する漢字または英字にデザインされることもできる。光源アセンブリ120の取り付けに影響しない限り、設計に応じて透光基板110上に任意に配列することができる。光源アセンブリ120および透光基板110の取り付け方法は、図4図6図12図14および図16のうちのいずれ1つの方法であってもよい。本実施形態は、透光アセンブリ10の設計自由度を高め、透光アセンブリ10の外見を美しくする。
【0065】
図22を参照すると、図22は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光基板の概略図である。次に、上記実施形態に基づいて、複数の透光サブ基板110aと光源アセンブリ120とを組み合わせる実施形態について説明する。本実施形態では、透光基板110は少なくとも2つの透光サブ基板110aを備え、隣接する2つの透光サブ基板110aの間に取付用スルーホール111が形成されている。
【0066】
本実施形態では、透光基板110は、2つ以上の透光サブ基板110aを備える。2つの透光サブ基板110aと光源アセンブリ120とが接続される実施形態が3つあり、以下、図23図24図25、および図26を介して3つの実施形態を説明する。図23は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る、透光基板と支えボックスとの接続を示す概略図であり、図24は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る、透光基板とライトカバーとの接続を示す概略図であり、図25は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図であり、図26は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。
【0067】
図23に示すように、1つの実施形態では、支えボックス122は、接続材料112により、隣接する2つの透光サブ基板110aに固定接続されて一体化され、ライトカバー121と支えボックス122とは、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合によって接続され、図25に示すような一体型部材を形成する。
【0068】
図24に示すように、もう1つの実施形態では、ライトカバー121は、接続材料112により、隣接する2つの透光サブ基板110aに固定接続されて一体化され、支えボックス122とライトカバー121とは、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合によって接続され、図25に示すような一体型部材を形成する。
【0069】
さらにもう1つの実施形態では、ライトカバー121および支えボックス122は、直接、第1嵌合部1211および第2嵌合部1221を介して、取付用スルーホール111において、2つの透光サブ基板110aと嵌合され、図26に示すような一体型部材を形成する。
【0070】
図25図26図27および図28を参照すると、図27は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図であり、図28は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光アセンブリの構造を示す概略図である。本実施形態では、透光基板110および光源アセンブリ120を組み合わせる方法は複数ある。1つの実施形態では、図25および図26に示すように、2つの透光サブ基板110aが1つの光源アセンブリ120と組み合わせられる。もう1つの実施形態では、図27に示すように、2つの透光サブ基板110aが複数の光源アセンブリ120と組み合わせられる。さらにもう1つの実施形態では、図26に示すように、複数の透光サブ基板110aが複数の光源アセンブリ120と組み合わせられる。
【0071】
別の実施形態では、図25図26図27、および図28に基づいて、透光サブ基板110aに取付用スルーホール111を1つまたは複数配置し、透光アセンブリ10の多様性を増加させることができる。
【0072】
図25および図29を参照すると、図29は、本出願の1つの実施形態における図25のIV-IV線に沿う断面図である。接続材料112の表面は、透光基板110の表面と面一であり、これにより、透光アセンブリ10の外見を美しくする。
【0073】
本実施形態では、接続材料112は高光沢材料であり、固定接続方法は射出成形である。例えば、高光沢材料と透光基板110との透光率の差は所定の範囲内にあり、所定の範囲は±5%であってもよいが、これに限定されない。あるいは、高光沢材料の透光率は、所定の透光率以上であり、例えば、透光率は、80%であってもよいが、これに限定されない。
【0074】
本実施形態では、透光基板110と光源アセンブリ120との柔軟な様々な組み合わせ方が提供され、これにより、透光アセンブリ10の外見を美しくし、透光アセンブリ10の設計自由度を高める。
【0075】
図30および図31を参照すると、図30は、本出願の1つの実施形態に係る光源アセンブリの構造を示す概略図であり、図31は、本出願の1つの実施形態に係る、発光ユニットと車両制御装置との接続を示す概略図である。本実施形態では、光源アセンブリ120は、ワイヤハーネス結合部126をさらに備え、ワイヤハーネス結合部126は、発光ユニット123および車両制御装置210を連通させ、ワイヤハーネス結合部126は、車両制御装置210によって送信された制御信号を受信して発光ユニット123に送信し、発光ユニット123を制御して所定のスタイルの光を放出させるように構成されている。
【0076】
本実施形態では、ライトカバー121の底壁および支えボックス122の底壁には、それぞれ1つのスルーホールがあるので、ワイヤハーネス結合部126の一端が、収容空間124に置かれた発光ユニット123に接続されることができる。ワイヤハーネス結合部126の他端が車両制御装置210に接続され、発光ユニット123および車両制御装置210を連通させる。発光ユニット123が、車両制御装置210によって送信された光制御信号を受信することができるので、発光ユニット123は、所定のスタイルの光を放出することができ、その色は、単色光であってもよく、色変化を伴う多色光であってもよい。
【0077】
図32および図33を参照すると、図32は、本出願の1つの実施形態に係る車両の構造示す概略図であり、図33は、本出願のもう1つの実施形態に係る車両の構造示す概略図である。本出願は車両1をさらに提供する。車両1は、上記いずれかの実施形態に記載の透光アセンブリ10を備え、車両は、車両本体20をさらに備え、透光アセンブリ10は、車両本体20に固定されている。
【0078】
本実施形態では、車両1は、乗用車、多目的乗用車(multi-purpose vehicles、MPV)、スポーツ/サバーバン・ユーティリティ・ビークル(sport/suburban utility vehicle、SUV)、オフロードビークル(off-road vehicle、ORV)、ピックアップトラック、ワンボックスカー、バス、トラックなどであってもよいが、これらに限定されない。
【0079】
本実施形態では、透光アセンブリ10は、車両本体20の側部(図32参照)、又は前部(図33参照)、又は後部に配置されている。図32において、透光アセンブリ10は車両本体20の側部に配置されており、すなわち透光アセンブリ10は車両1の窓アセンブリである。
【0080】
図33において、透光アセンブリ10が車両本体20の前部に配置されているという例が図示されている。透光アセンブリ10は、ロービーム、ハイビーム、ターンシグナルおよびフォグランプであってもよい。もう1つの実施形態では、透光アセンブリ10は、車両本体20の後部に配置されており、透光アセンブリ10は、ストップランプおよびターンシグナルであってもよい。さらにもう1つの実施形態では、透光アセンブリ10は、車両本体20の側部に配置されており、透光アセンブリ10は、ターンシグナルであってもよい。
【0081】
本実施形態では、透光アセンブリ10における透光基板110は、ガラス、高光沢プラスチック、またはシリカゲルであってもよく、透光の良い材料であればよい。
【0082】
本実施形態では、透光アセンブリ10におけるライトカバー121は高光沢材料である。また、ライトカバー121の内面に一方向に光を透過するガラスインクが吹き付けられ、それは、発光ユニット123の電子部品を遮蔽し、発光ユニット123の照明効果を向上させるために用いられる。
【0083】
本実施形態では、透光アセンブリは、車両本体20の外側の可視部分にあり、高光沢面を有し、車両本体20の高光沢面の効果を向上させることができる。
【0084】
理解できるように、本出願の応用は、上記の例示に限定されるものではなく、当業者は、上述した説明に基づいて改良しまたは変換することが可能であり、これらすべての改良および変換が本発明の特許請求の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0085】
1…車両、10…透光アセンブリ、110…透光基板、110a…透光サブ基板、111…取付用スルーホール、120…光源アセンブリ、121…ライトカバー、122…支えボックス、123…発光ユニット、124…収容空間、1211…第1嵌合部、1221…第2嵌合部、1111…固定部材、125…封止リング、1212…ライトカバー本体、1213…第1位置制限部、1222…支えボックス本体、1223…第2位置制限部、1251…第1隙間、1252…第2隙間、1253…第3隙間、112…接続材料、126…ワイヤハーネス結合部、20…車両本体、210…車両制御装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
【手続補正書】
【提出日】2024-02-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
光源アセンブリは封止リングをさらに備え、封止リングは、ライトカバー、支えボックスおよび透光基板の間に形成された隙間内に配置されており、ライトカバー、支えボックスおよび透光基板が互いに封止接続されるように用いられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
第2位置制限部は透光基板の一側に位置し、第2位置制限部と透光基板との間に第2隙間があり、第1位置制限部は透光基板のもう一側に位置し、第1位置制限部と支えボックス本体の取付用スルーホール内に延在する部分との間に第3隙間があり、封止リングは、さらに、第2隙間および第3隙間のうちの少なくとも一方に配置される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
透光基板は少なくとも2つの透光サブ基板を備え、且つ透光基板は1つまたは複数の取付用スルーホールを有し、各々の取付用スルーホールは隣接する2つの透光サブ基板の間に形成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
図5および図6を参照すると、第1嵌合部1211はスロットであり、ライトカバー121の側壁に配置されており、側壁の背向する2つの表面を貫通し、すなわち、スロットはスルーホール状のスロットである。第2嵌合部1221はバックルであり、支えボックス122の側壁に配置されている。光源アセンブリ120を取り付けるとき、まず、発光ユニット123を、支えボックス122またはライトカバー121のいずれか一方の内部に置く。例えば、発光ユニット123を、ライトカバー121の底壁または側壁に固定することができる。次いで、支えボックス122をライトカバー121内に置き、第2嵌合部1221が第1嵌合部1211を貫通するまでに、ライトカバー121の第2嵌合部1221と背向する外部表面を押し付ける。これにより、ライトカバー121が支えボックス122と成功に係止される。ライトカバー121から支えボックス122を取り外すとき、全てのバックルを、バックルがスロットから飛び出すまで内側に向かって押す。このとき、支えボックス122を取り外し、発光ユニット123を交換することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】
図17および図18を参照すると、図17は、本出願のさらにもう1つの実施形態における図1のI-I線に沿う断面図であり、図18は、図17に示す実施形態における図1のII-II線に沿う断面図である。本実施形態では、光源アセンブリ120は封止リング125をさらに備え、封止リング125は、ライトカバー121、支えボックス122および透光基板110の間に形成された隙間内に配置されており、ライトカバー121、支えボックス122および透光基板110が互いに封止接続されるように用いられる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】
本実施形態では、封止リング125は、光源アセンブリ120の密封性を高めるので、外部の水蒸気、ゴミおよび空気をより効果的に遮断し、発光ユニット123が損傷を受けることを防止することができる。同時に、封止リング125により第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合公差を向上させるので、第1嵌合部1211と第2嵌合部1221との嵌合がより強固になる。透光基板110がより広い範囲の厚さを有することも支持される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
図20を参照すると、1つの実施形態では、第2位置制限部1223は透光基板110の一側に位置し、第2位置制限部1223と透光基板110との間に第2隙間1252がある。第1位置制限部1213は透光基板110のもう一側に位置し、第1位置制限部1213と支えボックス本体1222の取付用スルーホール111内に延在する部分との間には第3隙間1253がある。封止リング125は、さらに、第2隙間1252および第3隙間1253のうちの少なくとも一方に配置される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0065】
図22を参照すると、図22は、本出願のさらにもう1つの実施形態に係る透光基板の概略図である。次に、上記実施形態に基づいて、複数の透光サブ基板110aと光源アセンブリ120とを組み合わせる実施形態について説明する。本実施形態では、透光基板110は少なくとも2つの透光サブ基板110aを備え、且つ透光基板110は1つまたは複数の取付用スルーホール111を有し、各々の取付用スルーホール111は隣接する2つの透光サブ基板110aの間に形成されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項4】
前記ライトカバーは前記透光基板に固定接続されており、または、前記支えボックスは前記透光基板に固定接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の透光アセンブリ。
【手続補正10】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項7】
前記光源アセンブリは封止リングをさらに備え、前記封止リングは、前記ライトカバー、前記支えボックスおよび前記透光基板の間に形成された隙間内に配置されており、前記ライトカバー、前記支えボックスおよび前記透光基板が互いに封止接続されるように用いられる、
ことを特徴とする請求項6に記載の透光アセンブリ。
【手続補正11】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項9】
前記第2位置制限部は前記透光基板の一側に位置し、前記第2位置制限部と前記透光基板との間に第2隙間があり、前記第1位置制限部は前記透光基板のもう一側に位置し、前記第1位置制限部と前記支えボックス本体の前記取付用スルーホール内に延在する部分との間に第3隙間があり、前記封止リングは、さらに、前記第2隙間および前記第3隙間のうちの少なくとも一方に配置される、
ことを特徴とする請求項7に記載の透光アセンブリ。
【手続補正12】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項11】
前記透光基板は少なくとも2つの透光サブ基板を備え、且つ前記透光基板は1つまたは複数の前記取付用スルーホールを有し、各々の前記取付用スルーホールは隣接する2つの前記透光サブ基板の間に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の透光アセンブリ。
【国際調査報告】