(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-18
(54)【発明の名称】通信方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/25 20230101AFI20240910BHJP
H04W 84/20 20090101ALI20240910BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240910BHJP
H04W 76/14 20180101ALI20240910BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240910BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240910BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W84/20
H04W92/18
H04W76/14
H04W72/0446
H04W72/0453
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513430
(86)(22)【出願日】2021-08-31
(85)【翻訳文提出日】2024-04-09
(86)【国際出願番号】 CN2021115762
(87)【国際公開番号】W WO2023028863
(87)【国際公開日】2023-03-09
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】高 磊
(72)【発明者】
【氏名】程 型清
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲鍵▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD25
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE25
5K067EE61
5K067EE71
(57)【要約】
本出願は、通信方法および通信装置を提供し、無線通信の分野に関連する。第一のノードは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信して、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成し得る(S501)。この通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含み、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードにおける少なくとも一つの第二のノードのマスターノードである。上述した方法において、第一のノードは、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成し得る。そのため、直接リンクのリソースと、マスターおよびスレーブ通信リンクのリソースとの間の競合が回避され、それによって通信性能を改善することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のノードに適用される通信方法であって、
第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するステップであって、前記第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用される、ステップ
を備え
前記通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含み、前記第一のノードは、前記直接リンクに対応する前記二つの第二のノードにおける少なくとも一つの第二のノードのマスターノードである、
方法。
【請求項2】
前記第一のノードは、前記直接リンクに対応する前記二つの第二のノードのマスターノードである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、
前記第一の構成情報は、
前記第一の通信リンクの識別子、
前記第一の通信リンクグループの識別子、
ノード識別子、
前記第一の通信リンクの種別情報、
前記第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、
初回時間領域リソース情報、または
周波数ホッピングチャネル指示情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記第一の通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、前記第一の通信リンクグループは、前記少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、前記ノード識別子は、前記少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、前記初回時間領域リソース情報は、前記通信リンクの時間領域リソースを示し、前記周波数ホッピングチャネル指示情報は、前記通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示す、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、前記初回時間領域リソース情報は、
前記送信機会グループの周期情報、
第一の時間長情報、または
第一の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記少なくとも一つの送信機会グループの全てが時間領域において連続しており、前記第一の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、前記第一の開始位置に関する情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、前記第一の送信機会グループは、前記第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、前記初回時間領域リソース情報は、
前記送信機会の数情報、
第二の時間長情報、または
第二の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数をさらに含み、
前記送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、前記少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または前記少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、前記送信機会の前記数情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、前記第二の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会における第一の送信機会の時間領域長を含み、前記第二の開始位置に関する前記情報は、前記少なくとも一つの送信機会における第二の送信機会において直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を含み、前記第一の送信機会は、前記第二の送信機会と同じであるか、または異なる、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
第一のメッセージを送信するステップであって、前記第一のメッセージは、第四の送信機会グループが前記通信リンクに使用され、前記第四の送信機会グループが前記通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ
をさらに備える、請求項1ないし5の何れか一つに記載の方法。
【請求項7】
第一のメッセージを送信する前記ステップは、
前記第四の送信機会グループの時間領域開始位置における前記第一のメッセージの送信の開始、または前記第四の送信機会グループの前にあって、前記第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける前記第一のメッセージの送信を行うステップ
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
第一のメッセージを送信するステップであって、前記第一のメッセージは、第三の送信機会が前記通信リンクに使用され、前記第三の送信機会が前記通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ
をさらに備える、請求項1ないし5の何れか一つに記載の方法。
【請求項9】
第一のメッセージを送信する前記ステップは、
前記第三の送信機会の時間領域開始位置における前記第一のメッセージの送信の開始、または前記第三の送信機会の前にあって、前記第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける前記第一のメッセージの送信を行うステップ
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のメッセージは、前記少なくとも二つの第二のノードを同期させるためにさらに使用される、請求項6ないし9の何れか一つに記載の方法。
【請求項11】
通信リンク構成要求情報を受信するステップであって、前記通信リンク構成要求情報は、前記通信リンクを構成することを要求するために使用される、ステップ
をさらに備える、請求項1ないし10の何れか一つに記載の方法。
【請求項12】
前記通信リンク構成要求情報は、前記通信リンクのリンク種別情報、前記少なくとも二つの第二のノードの指示情報、前記通信リンクの周期情報、前記通信リンクの遅延要求情報、前記通信リンクのトラフィック量情報、または前記通信リンクのリソース要求情報
のうちの一つまたは複数を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信する前記ステップは、
前記第一の周波数ホッピングチャネル上で前記第一の構成情報を第一のスレーブノードに送信するステップであって、前記第一のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、前記第一の構成情報は、前記第一のスレーブノードと、前記少なくとも二つの第二のノードにおける前記第一のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される、ステップ
を含み、
前記方法は、
第二の周波数ホッピングチャネル上で第二の構成情報を第二のスレーブノードに送信するステップであって、前記第二のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノード内にあって、前記第一のスレーブノードとは異なるノードであり、前記第二の構成情報は、前記第二のスレーブノードと、前記少なくとも二つの第二のノードにおける前記第二のスレーブノード以外のノードとの間に通信リンクを構成するために使用される、ステップ
をさらに備える、
請求項1ないし12の何れか一つに記載の方法。
【請求項14】
第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信する前記ステップは、
前記第一の周波数ホッピングチャネル上で前記第一の構成情報を第二のノードグループに送信するステップであって、前記第二のノードグループは、前記少なくとも二つの第二のノードを含む、ステップ
を含む、請求項1ないし12の何れか一つに記載の方法。
【請求項15】
第三の構成情報を送信するステップであって、前記第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、前記第三のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、前記第三のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、前記第一のリソースは、前記制御ノードからの前記通信リンクの制御情報を伝送するために使用される、ステップ
をさらに備える、請求項1ないし14の何れか一つに記載の方法。
【請求項16】
通信方法であって、
第一の周波数ホッピングチャネル上で第一のノードから第一の構成情報を受信するステップであって、前記第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、前記少なくとも二つのノードは、対象ノードを含み、前記通信リンクは、前記対象ノードと、前記少なくとも二つの第二のノード内にあって、前記対象ノードとは異なる、少なくとも一つの第二のノードとの間の直接リンクを含み、前記第一のノードは、前記対象ノードのマスターノードである、ステップと、
前記第一の構成情報に基づいて、前記少なくとも二つの第二のノード内にあって、前記対象ノードとは異なる、前記少なくとも一つの第二のノードと通信するステップと、
を備える、方法。
【請求項17】
前記第一のノードは、前記直接リンクに対応する前記二つの第二のノードのマスターノードである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、
前記構成情報は、
前記第一の通信リンクの識別子、
前記第一の通信リンクグループの識別子、
ノード識別子、
前記第一の通信リンクの種別情報、
前記第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、
第一の時間領域リソース情報、または
周波数ホッピングチャネル指示情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記第一の通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、前記第一の通信リンクグループは、前記少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、前記ノード識別子は、前記少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、前記第一の時間領域リソース情報は、前記通信リンクの時間領域リソースを示し、前記周波数ホッピングチャネル指示情報は、前記通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示す、
請求項16または17に記載の方法。
【請求項19】
前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、前記第一の時間領域リソース情報は、
前記送信機会グループの期間情報、
第一の時間長情報、または
第一の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記少なくとも一つの送信機会グループの全てが時間領域において連続しており、前記第一の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、前記第一の開始位置に関する前記情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、前記第一の送信機会グループは、前記第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、前記第一の時間領域リソース情報は、
前記送信機会数情報、
第二の時間長情報、または
第二の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数をさらに含み、
前記送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、前記少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または前記少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、前記送信機会の前記数量情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、前記第二の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会における第一の送信機会の時間領域長を含み、前記第二の開始位置に関する前記情報は、前記少なくとも一つの送信機会内の第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、前記第一の送信機会は、前記第二の送信機会と同じであるか、または異なる、
請求項19に記載の方法。
【請求項21】
第一のメッセージを受信するステップであって、前記第一のメッセージは、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され、前記第四の送信機会グループが前記通信リンクの前記時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ
をさらに備える、請求項16ないし20の何れか一つに記載の方法。
【請求項22】
第一のメッセージを受信する前記ステップは、
前記第四の送信機会グループの時間領域開始位置における前記第一のメッセージの受信の開始、または前記第四の送信機会グループの前にあって、前記第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける前記第一のメッセージの受信を行うステップ
を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
第一のメッセージを受信するステップであって、前記第一のメッセージは、第三の送信機会が前記通信リンクに使用され、前記第三の送信機会が前記通信リンクの前記時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ
をさらに備える、請求項16ないし20の何れか一つに記載の方法。
【請求項24】
第一のメッセージを受信する前記ステップは、
前記第三の送信機会の時間領域開始位置における前記第一のメッセージの受信の開始、または前記第三の送信機会の前にあって、前記第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける前記第一のメッセージの受信を行うステップ
を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第一のメッセージに基づいて、前記少なくとも二つの第二のノードにおけるノードと同期させるステップ
をさらに備える、請求項21ないし24の何れか一つに記載の方法。
【請求項26】
通信リンク構成要求情報を送信するステップであって、前記通信リンク構成要求情報は、前記通信リンクを構成することを要求するために使用される、ステップ
をさらに備える、請求項16ないしし25の何れか一つに記載の方法。
【請求項27】
前記通信リンク構成要求情報は、前記通信リンクのリンク種別情報、前記少なくとも二つの第二のノードの指示情報、前記通信リンクの周期情報、前記通信リンクの遅延要求情報、前記通信リンクのトラフィック量情報、または前記通信リンクのリソース要求情報
のうちの一つまたは複数を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
第三の構成情報を受信するステップであって、前記第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、前記第三のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、前記第三のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、前記第一のリソースは、前記制御ノードからの前記通信リンクの制御情報を搬送するために使用される、ステップ
をさらに備える、請求項16ないし27の何れか一つに記載の方法。
【請求項29】
通信方法であって、
第三の構成情報を受信するステップであって、前記第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含む、ステップと、
前記第一のリソース上で、通信リンクの制御情報を、少なくとも二つの第二のノードにおける前記第三のスレーブノード以外の第二のノードに送信するステップであって、前記通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含む、ステップと
を備える、方法。
【請求項30】
前記通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、
前記通信リンクの前記制御情報は、
前記第一の通信リンクの識別子、
前記第一の通信リンクグループの識別子、
ノード識別子、
前記第一の通信リンクの種別情報、
前記第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、
第一の時間領域リソース情報、または
周波数ホッピングチャネル指示情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記第一の通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、前記第一の通信リンクグループは、前記少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、前記ノード識別子は、前記少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、前記第一の時間領域リソース情報は、前記通信リンクの時間領域リソースを示し、前記周波数ホッピングチャネル指示情報は、前記通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示す。
請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、前記第一の時間領域リソース情報は、
前記送信機会グループの期間情報、
第一の時間長情報。または
第一の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記少なくとも一つの送信機会グループの全てが時間領域において連続しており、前記第一の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、前記第一の開始位置に関する前記情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、前記第一の送信機会グループは、前記第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる、
請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、前記第一の時間領域リソース情報は、
前記送信機会数情報、
第二の時間長情報、または
第二の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、前記少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または前記少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、前記送信機会の前記数量情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み 前記第二の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会における第一の送信機会の時間領域長を含み、前記第二の開始位置に関する前記情報は、前記少なくとも一つの送信機会における第二の送信機会において直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を含み、前記第一の送信機会は、前記第二の送信機会と同じであるか、または異なる、
請求項31に記載の方法。
【請求項33】
通信装置であって、前記通信装置は、送信モジュールを備え、
前記送信モジュールは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するように構成され、前記第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、
前記通信リンクは、前記少なくとも二つの第二ノード間の直接リンクを含み、前記通信装置に対応する第一のノードは、前記直接リンクに対応する前記二つの第二のノードにおける少なくとも一つの第二のノードのマスターノードである、
通信装置。
【請求項34】
通信装置であって、前記通信装置は、受信モジュールおよび処理モジュールを備え、
前記受信モジュールは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一のノードから第一の構成情報を受信するように構成され、前記第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、前記少なくとも二つのノードは、対象ノードを含み、前記通信リンクは、前記対象ノードと、前記少なくとも二つの第二のノード内にあって、前記対象ノードとは異なる、少なくとも一つの第二のノードとの間の直接リンクを含み、前記第一のノードは、前記対象ノードのマスターノードであり、
前記処理モジュールは、前記第一の構成情報に基づいて、前記少なくとも二つの第二のノード内にあって、前記対象ノードとは異なる、前記少なくとも一つの第二のノードと通信するように構成される、
通信装置。
【請求項35】
通信装置であって、前記通信装置は、受信モジュールおよび送信モジュールを備え、
前記受信モジュールは、第三の構成情報を受信するように構成され、前記第三の構成情報は、前記通信装置に対応する第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、
前記送信モジュールは、前記第一のリソース上で、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のノード以外の第二のノードに、通信リンクの制御情報を送信するように構成され、前記通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含む、
通信装置。
【請求項36】
少なくとも一つのプロセッサ、およびインターフェース回路を備える通信装置であって、前記インターフェース回路は、コンピュータプログラムまたは命令を受信し、前記コンピュータプログラムまたは命令を前記少なくとも一つのプロセッサに送信するように構成され、前記少なくとも一つのプロセッサは、前記コンピュータプログラムまたは前記命令を実行するように構成され、これにより、前記通信装置は、請求項1ないし15の何れか一つに記載の方法を実行するか、請求項16ないし28の何れか一つに記載の方法を実行するか、または請求項29ないし32の何れか一つに記載の方法を実行する、通信装置。
【請求項37】
コンピュータプログラムまたは命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムまたは命令が実行されると、コンピュータは、請求項1ないし15の何れか一つに記載の方法、請求項16ないし28の何れか一つに記載の方法、または請求項29ないし32の何れか一つに記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項38】
請求項1ないし15の何れか一つに記載の方法を実行するように構成された通信装置を備えるか、請求項16ないし28の何れか一つに記載の方法を実行するように構成された通信装置を備えるか、または、請求項29ないし32の何れか一つに記載の方法を実行するように構成された通信装置を備える、端末機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信の分野に関し、特に、通信方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
グローバル通信技術の継続的な発展に伴い、無線通信技術は、人々の日常生活において広く使用されている。例えば、インテリジェント交通機器、スマートホーム機器、およびロボットなどの、インテリジェント機器は、全て無線通信技術のサポートを必要とする。無線通信シナリオにおいて、特定の通信エリアまたは通信範囲は、複数の通信ドメインを含むことがある。通信ドメインは、通信接続関係を有する複数の通信ノードを含むことがある。複数の通信ノードのうちの一つは、マスター通信ノード(以下、マスターノードと称する)であり、他のノードは、スレーブ通信ノード(以下、スレーブノードと称する)である。マスターノードは、マスターノードおよびスレーブノードの間の通信を実施するために、マスターノードおよびスレーブノードの間にマスターおよびスレーブ通信リンクを構成し得る。
【0003】
通信ドメインでは、スレーブノードは、マスターノードに加えて、通信ドメインにおける別のスレーブノードと通信し得る。スレーブノードが他のスレーブノードと通信する前に、スレーブノードは、スレーブノード間の通信を実施するように、スレーブノードおよび他のスレーブノードの間に直接リンクを構成し得る。そのため、直接リンクのリソースと、マスターおよびスレーブ通信リンクのリソースとの間において、競合が発生することがある。例えば、同じリソースが直接リンクと、マスターおよびスレーブ通信リンクとの両方に同時に使用する必要がある。別の例として、スレーブノードは、マスターノードおよび別のスレーブノードの両方と同時に通信する必要がある。直接リンクのリソースがマスターおよびスレーブ通信リンクのリソースと競合する場合、通信は失敗し、通信性能が低下する。
【発明の概要】
【0004】
本出願の実施形態は、直接リンクのリソースと、マスター通信リンクおよびスレーブ通信リンクのリソースとの間の競合を回避し、それによって通信性能を向上させるための通信方法および通信装置を提供する。
【0005】
上述した目的を達成するために、本出願の実施形態では、以下の技術的解決策が使用される。
【0006】
第一の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、以下を含む。すなわち、実行本体が第一のノードである例を使用することによって説明される。本方法は、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するステップであって、第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、その通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含み、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードにおける少なくとも一つの第二のノードのマスターノードである、ステップ。
【0007】
上述した第一の方法に提供される方法によれば、第一のノードは、少なくとも一つの第二のノードのマスターノードとして、マスターおよびスレーブ通信リンクを使用することによって、第一の周波数ホッピングチャネル上で通信し、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを構成し得て、これにより、第一のノードの構成に基づいて、少なくとも二つの第二のノード間において直接通信を実行することができる。これは、直接リンクのリソースと、マスターおよびスレーブ通信リンクのリソースとの間の競合を回避し、通信性能を向上させる。さらに、上述した方法では、通信ドメインにおける全てのリソースがマスターノードによって管理および維持され、スレーブノードは、直接リンクのリソースを構成する必要がなく、これにより、スレーブノードの複雑性およびスレーブノードの消費電力を軽減することができる。
【0008】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第一の構成情報を生成または取得するステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、第一の構成情報を生成または取得し得て、これにより、少なくとも二つの第二のノードが、第一の構成情報に基づいて相互に通信することができる。
【0009】
可能な実装では、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードのマスターノードである。上述した方法によれば、第一のノードは、第一のノードの二つのスレーブノードに対して直接リンクを構成し得て、スレーブノードは、直接リンクのリソースを構成する必要がない。これは、スレーブノードの複雑性およびスレーブノードの消費電力を軽減することができる。
【0010】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含む。第一の構成情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、第一の通信リンクの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。上述した方法によれば、第一のノードは、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける第一の通信リンクの種別情報、または周波数ホッピングチャネル情報のうちの一つまたは複数を、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードに対して構成し得て、これにより、少なくとも二つの第二のノードが、上述した情報に基づいて相互に通信することができる。第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、リンクの識別に使用され得る。例えば、後続の通信において、メッセージを受信した後、第二のノードは、メッセージが第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子を含むか否かに基づいて、そのメッセージが第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループで送信されたメッセージであるか否かを判定し得る。第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループの周波数ホッピング無作為化シードとしても使用され得る。第二のノードは、第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子に基づいて、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループにおいて送信されるメッセージを送信および/または受信するための周波数ホッピングチャネルを決定する。
【0011】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。上述した方法によれば、第一のノードは、少なくとも二つの第二のノードのノードに対して、少なくとも一つの送信機会グループを構成し得て、これにより、少なくとも二つの第二のノードのノードが、少なくとも一つの送信機会グループにおいて相互に通信する。
【0012】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成される。送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含む。第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会の第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会内の第二の送信機会における直接送信の送信または受信のための時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。上述した方法によれば、第一のノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードに対して、少なくとも一つの送信機会を構成し得て、これにより、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードが、少なくとも一つの送信機会において相互に通信する。
【0013】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第一のメッセージを送信するステップであって、第一のメッセージは、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され、第四の送信機会グループが通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、第一のメッセージを使用することによって、少なくとも二つの第二のノードのうちのノードに対して、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され得ることを示し得る。このようにして、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、第四の送信機会グループにおいて通信し得る。第一の構成情報は、半静的構成情報であり得て、通信リンクにおける潜在的に利用可能なリソースを構成するために使用されることが理解され得る。これらの潜在的に利用可能なリソースが、全て通信リンクに使用されるとは限らない。そのため、第一のノードは、通信リンクにおける構成された潜在的に利用可能なリソースにおける第四の送信機会グループが通信リンクに利用可能であるか否かを示すために、第一のメッセージを送信し得る。第一のノードは、マスターおよびスレーブ通信リンク、ならびに/または直接リンクの送信および通信要件の変化に基づいて、リソース使用方法を柔軟に調整し得て、これにより、リソースをより動的に異なるリンクに割り当てることができる。
【0014】
可能な実装では、第一のメッセージを送信するステップは、以下を含む。すなわち、第四の送信機会グループの時間領域開始位置における第一のメッセージの送信の開始、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの送信を行うステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、第四の送信機会グループの時間領域開始位置における第一のメッセージの送信の開始、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの送信を行うことによって、第四の送信機会グループが直接リンクに使用することができるか否かを動的に示し得る。そのため、第一のノードは、最新の状況に基づいて第四の送信機会グループの使用方法を構成し得て、これにより、第四の送信機会グループが、より適切に異なるリンクに割り当てられ得る。
【0015】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第一のメッセージを送信するステップであって、第一のメッセージは、第三の送信機会が通信リンクに使用され、第三の送信機会は、通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、第一のメッセージを使用することによって、少なくとも二つの第二のノードのうちのノードに対して、第三の送信機会が通信リンクに使用され得ることを示し得る。このようにして、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、第三の送信機会において通信し得る。第一の構成情報は、半静的構成情報であり得て、通信リンクにおける潜在的に利用可能なリソースを構成するために使用されることが理解され得る。これらの潜在的に利用可能なリソースが、全て通信リンクに使用されるとは限らない。そのため、第一のノードは、通信リンクにおける構成された潜在的に利用可能なリソースにおける第三の送信機会が通信リンクに利用可能であるか否かを示すために、第一のメッセージを送信し得る。第一のノードは、マスターおよびスレーブ通信リンク、ならびに/または直接リンクの送信および通信要件の変化に基づいて、リソース使用方法を柔軟に調整し得て、これにより、リソースをより動的に異なるリンクに割り当てることができる。
【0016】
可能な実装では、第一のメッセージを送信するステップは、以下を含む。すなわち、第三の送信機会の時間領域開始位置における第一のメッセージの送信の開始、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの送信を行うステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、第三の送信機会の時間領域開始位置における第一のメッセージの送信の開始、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの送信を行うことによって、第三の送信機会が直接リンクに使用することができるか否かを動的に示し得る。そのため、第一のノードは、最新の状況に基づいて第三の送信機会を使用する態様を構成し得て、これにより、第三の送信機会をより適切に異なるリンクに割り当てることができる。
【0017】
可能な実装では、第一のメッセージは、少なくとも二つの第二のノードを同期させるためにさらに使用される。上述した方法によれば、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、第一のメッセージを利用することによって同期され得る。第一のメッセージの送信時点は、少なくとも二つの第二のノードが第四の送信機会グループまたは第三の送信機会においてメッセージを送信および/または受信する時点に近接している。そのため、少なくとも二つの第二のノードが第四の送信機会グループまたは第三の送信機会においてメッセージを送信および/または受信する場合、クロックドリフトが小さくなり、同期効果が良好になる。
【0018】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、通信リンク構成要求情報を受信するステップであって、通信リンク構成要求情報は、通信リンクを構成することを要求するために使用される、ステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、通信リンク設定要求情報に基づいて、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成し得る。
【0019】
可能な実装では、通信リンク構成要求情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、
通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、または通信リンクのリソース要求情報。上述した方法によれば、第一のノードは、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、または通信リンクのリソース要求情報のうちの一つまたは複数に基づいて、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを適切に構成して、任意選択で、第一のノードによって既知であるマスターおよびスレーブリンク通信の関連情報に基づいて、リソースを最大限に活用し、競合を回避し得る。
【0020】
可能な実装では、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するステップは、以下を含む。すなわち、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第一のスレーブノードに送信するステップであって、第一のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、第一の構成情報は、第一のスレーブノードと、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される、ステップ。本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第二の周波数ホッピングチャネル上で第二の構成情報を第二のスレーブノードに送信するステップであって、第二のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノード内にあって、第一のスレーブノードとは異なる第二のノードであり、第二の構成情報は、第二のスレーブノードと、少なくとも二つの第二のノードにおける第二のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される、ステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、第一の構成情報および第二の構成情報を第一のスレーブノードおよび第二のスレーブノードにユニキャスト方式において個別に送信して、第一のスレーブノードおよび第二のスレーブノードに対して、第一のスレーブノードおよび第二のスレーブノードを含む少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを個別に構成し得る。第一の構成情報を送信するための第一の周波数ホッピングチャネルと、第二の周波数ホッピング情報を送信するための第二の周波数ホッピングチャネルは、同じ周波数ホッピングチャネルであってもよいし、または異なる周波数ホッピングチャネルであってもよい。これは、本出願では限定されない。
【0021】
可能な実装では、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するステップは、以下を含む。すなわち、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第二のノードグループに送信するステップであって、第二のノードグループは、少なくとも二つの第二のノードを含む、ステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、第一の構成情報を少なくとも二つの第二のノードにマルチキャスト方式において送信し得る。第一の構成情報を送信する前に、少なくとも二つの第二のノードは、最初に、第二のノードグループを形成し、任意選択で、第一のノード(マスターノード)および第二のノードグループの間にマルチキャストリンクを確立し、その後、マルチキャストリンクにおいて第一の構成情報を送信する。第二のノードグループを形成し、マルチキャストリンクを確立する態様は、事前構成であってもよいし、または第一のノードによって構成されてもよい。これは、本出願では限定されない。
【0022】
可能な実装では、本方法は、以下を含む。すなわち、第三の構成情報を送信するステップであって、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、第三のスレーブノードは、少なくとも二つのノードにおけるノードであり、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、第一のリソースは、制御ノードから通信リンクの制御情報を伝送するために使用される、ステップ。上述した方法によれば、第一のノードは、特定の直接リンク管理または構成機能と、対応する管理シグナリング(例えば、通信リンクの制御情報など)を送信するためのリソースとを有する、第三のスレーブノードを構成し得て、これにより、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを管理または構成し得る。直接リンクは、直接リンクを通信に使用するノードによって管理され、これにより、マスターノード、ならびにマスターおよびスレーブリンクに対するスレーブノードの依存性を低減することができ、リソース構成の柔軟性および直接リンクの独立性を向上させることができる。第三のスレーブノードが第三の構成情報を受信する場合、第三のスレーブノードは、第三の構成情報に基づいて、第一のリソースに関する制御情報を送信し得ることが理解され得る。少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外のノードが第三の構成情報を受信する場合、そのノードは、第三の構成情報に基づく第一のリソースに関する、第三のスレーブノードによって送信された制御情報を受信し得る。
【0023】
第二の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、実行本体が第一のスレーブノードであり、第一のスレーブノードが少なくとも二つの第二のノードにおけるノードである例を使用することによって説明され、本方法は、以下を含む。すなわち、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一のノードから第一の構成情報を受信するステップであって、第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、少なくとも二つのノードは、対象ノードを含み、通信リンクは、対象ノードと、少なくとも二つの第二のノード内にあって、対象ノードとは異なる、少なくとも一つの第二のノードとの間の直接リンクを含み、第一のノードは、対象ノードのマスターノードである、ステップ。および、第一の構成情報に基づいて、少なくとも二つの第二のノード内にあって、対象ノードとは異なる、少なくとも一つの第二のノードと通信するステップ。
【0024】
第二の態様に提供される方法によれば、第一のスレーブノード(すなわち、対象ノード)は、第一のノードのスレーブノードとして、マスターおよびスレーブ通信リンクを使用することによって、第一の周波数ホッピングチャネル上で通信して、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを構成するために、第一のノードによって使用される第一の構成情報を受信し、第一の構成情報に基づいて、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードと通信し得る。これは、直接リンクのリソースと、マスターおよびスレーブ通信リンクのリソースとの間の競合を回避し、通信性能を向上させる。さらに、上述した方法において、通信ドメインにおける全てのリソースは、マスターノードによって管理および維持され、スレーブノードは、直接リンクのリソースを構成する必要がなく、これにより、スレーブノードの複雑性およびスレーブノードの消費電力を軽減することができる。
【0025】
可能な実装では、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードのマスターノードである。上述した方法によれば、第一のノードは、第一のノードの二つのスレーブノードに対して直接リンクを構成し得て、スレーブノードは、直接リンクのリソースを構成する必要がない。これは、スレーブノードの複雑性およびスレーブノードの消費電力を軽減することができる。
【0026】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、第一の構成情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。上述した方法によれば、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、
第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクグループの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報のうちの一つまたは複数に基づいて相互に通信する。第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、リンクの識別に使用され得る。例えば、後続の通信において、メッセージを受信した後、第二のノードは、メッセージが第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子を含むか否かに基づいて、そのメッセージが第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループにおいて送信されたメッセージであるか否かを判定し得る。第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループの周波数ホッピング無作為化シードとしても使用され得る。第二のノードは、第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子に基づいて、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループにおいて送信されるメッセージの送信および/または受信のための周波数ホッピングチャネルを決定する。
【0027】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。上述した方法によれば、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、少なくとも一つの送信機会グループにおいて相互に通信し得る。
【0028】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。上述した方法によれば、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、少なくとも一つの送信機会において通信し得る。
【0029】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第一のメッセージを受信するステップであって、第一のメッセージは、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され、第四の送信機会グループが通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ。上述した方法によれば、第一のメッセージを使用することによって、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され得ることが決定され得る。このようにして、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、第四の送信機会グループにおいて通信し得る。第一の構成情報は、半静的構成情報であり得て、通信リンクにおける潜在的に利用可能なリソースを構成するために使用されることが理解され得る。これらの潜在的に利用可能なリソースが、全て通信リンクに使用されるとは限らない。そのため、第一のノードは、通信リンクにおいて構成された潜在的に利用可能なリソースにおける第四の送信機会グループが通信リンクに利用可能であるか否かを示すために、第一のメッセージを送信し得る。第一のノードは、マスターおよびスレーブ通信リンク、ならびに/または直接リンクの送信および通信要件の変化に基づいて、リソース使用方法を柔軟に調整し得て、これにより、リソースをより動的に異なるリンクに割り当てることができる。
【0030】
可能な実装では、第一のメッセージを受信するステップは、以下を含む。すなわち、第四の送信機会グループの時間領域開始位置における第一のメッセージの受信の開始、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの受信を行うステップ。上述した方法によれば、第四の送信機会グループが直接リンクに使用することができるか否かは、第四の送信機会グループの時間領域開始位置における第一のメッセージの受信を開始することによって、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおいて第一のメッセージを受信することによって決定され得る。そのため、第一のノードは、最新の状況に基づいて第四の送信機会グループの使用方法を構成し得て、これにより、第四の送信機会グループは、より適切に異なるリンクに割り当てられ得る。
【0031】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第一のメッセージを受信するステップであって、第一のメッセージは、第三の送信機会が通信リンクに使用され、第三の送信機会が通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ。上述した方法によれば、第一のメッセージを使用することによって、第三の送信機会が通信リンクに使用され得ることが決定され得る。このようにして、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、第三の送信機会において通信し得る。第一の構成情報は、半静的構成情報であり得て、通信リンクにおける潜在的に利用可能なリソースを構成するために使用されることが理解され得る。これらの潜在的に利用可能なリソースが、全て通信リンクに使用されるとは限らない。そのため、第一のノードは、通信リンクにおいて構成された潜在的に利用可能なリソースにおける第三の送信機会が通信リンクに利用可能であるか否かを示すために、第一のメッセージを送信し得る。第一のノードは、マスターおよびスレーブ通信リンク、ならびに/または直接リンクの送信および通信要件の変化に基づいて、リソース使用方法を柔軟に調整し得て。これにより、リソースをより動的に異なるリンクに割り当てることができる。
【0032】
可能な実装では、第一のメッセージを受信するステップは、以下を含む。すなわち、第三の送信機会の時間領域開始位置における第一のメッセージの受信の開始、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの受信を行うステップ。上述した方法によれば、第三の送信機会が直接リンクに利用可能であるか否かは、第三の送信機会の時間領域開始位置における第一のメッセージの受信を開始することによって、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおいて第一のメッセージを受信することによって決定され得る。そのため、第一のノードは、最新の状況に基づいて第三の送信機会を使用する態様を構成し得て、これにより、第三の送信機会は、より適切に異なるリンクに割り当てられ得る。
【0033】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第一のメッセージに基づいて、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードと同期するステップ。上述した方法によれば、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードは、第一のメッセージを使用することによって同期させ得る。第一のメッセージの送信時点は、少なくとも二つの第二のノードが第四の送信機会グループまたは第三の送信機会においてメッセージを送信および/または受信する時点に近接している。そのため、少なくとも二つの第二のノードが第四の送信機会グループまたは第三の送信機会においてメッセージを送信および/または受信する場合、クロックドリフトが小さくなり、同期効果が良好になる。
【0034】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、通信リンク構成要求情報を送信するステップであって、通信リンク構成要求情報は、通信リンクを構成することを要求するために使用される、ステップ。上述した方法によれば、通信リンク構成要求情報は、第一のノードに送信され得て、これにより、第一のノードは、通信リンク構成要求情報に基づいて、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成し得る。
【0035】
可能な実装では、通信リンク構成要求情報は、以下の一つまたは複数を含む。すなわち、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、および通信リンクのリソース要求情報。上述した方法によれば、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、および通信リンクのリソース要求情報のうちの一つまたは複数が、第一のノードに送信され得る。このようにして、第一のノードは、上述した情報に基づいて、また任意選択で、第一のノードによって既知であるマスターおよびスレーブリンク通信の関連情報に基づいて、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを適切に構成して、これにより、リソースを最大限に活用し、競合を回避し得る。
【0036】
可能な実装では、本方法は、以下をさらに含む。すなわち、第三の構成情報を受信するステップであって、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、第三のスレーブノードは、少なくとも二つのノードにおけるノードであり、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、第一のリソースは、制御ノードから通信リンクの制御情報を伝送するために使用される、ステップ。上述した方法によれば、第三の構成情報が受信され得て、これにより、通信リンクの制御情報が、第三の構成情報によって示される第一のリソース上において送信されて、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを管理または構成し得る。直接リンクは、直接リンクを通信に使用するノードによって管理され、これにより、マスターノード、ならびにマスターおよびスレーブリンクに対するスレーブノードの依存性を低減することができ、リソース構成の柔軟性および直接リンクの独立性を向上させることができる。
【0037】
第三の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、実行主体が第三のスレーブノードである例を使用することによって説明される。本方法は、以下を含む。すなわち、第三の構成情報を受信するステップであって、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含む、ステップ。および、第一のリソース上において、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外の第二のノードに対して、通信リンクの制御情報を送信するステップであって、通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含む、ステップ。
【0038】
第三の態様に提供される方法によれば、第一のノードは、直接リンクと、対応する管理シグナリング(例えば、制御情報など)を送信するためのリソースとを管理または構成する、第三のスレーブノードを構成し得て、これにより、第三のスレーブノードは、リソースの競合を回避し、通信性能を向上させるように、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを管理または構成し得る。さらに、第一のノードが第三のスレーブノードを決定した後、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクは、第三のスレーブノードによって構成され得て、第一のノードによって構成される必要はない。これは、第一のノードによるリソース管理の複雑性を軽減する。また、直接リンクは、直接リンクを通信に使用するノードによって管理され、これにより、マスターノード、ならびにマスターおよびスレーブリンクに対するスレーブノードの依存性を軽減することができ、リソース構成の柔軟性および直接リンクの独立性を向上させることができる。
【0039】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、通信リンクの制御情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。上述した方法によれば、第三のスレーブノードは、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または少なくとも二つの第二のノードにおけるノードに対する周波数ホッピングチャネル指示情報のうちの一つまたは複数を構成し得て、これにより、少なくとも二つの第二のノードが、上述した情報に基づいて相互に通信することができる。第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、リンクの識別に使用され得る。例えば、後続の通信において、メッセージを受信した後、第二のノードは、メッセージが第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子を含むか否かに基づいて、そのメッセージが第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループにおいて送信されたメッセージであるか否かを判定し得る。第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループの周波数ホッピング無作為化シードとしても使用され得る。第二のノードは、第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子に基づいて、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループにおいて送信されるメッセージの送信および/または受信のために、周波数ホッピングチャネルを決定する。
【0040】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。上述した方法によれば、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードに対して、少なくとも一つの送信機会グループを構成し得て、これにより、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードが、少なくとも一つの時間において相互に通信する。
【0041】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。上述した方法によれば、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードに対して、少なくとも一つの送信機会を構成し得て、これにより、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードが、少なくとも一つの送信機会において相互に通信する。
【0042】
第四の態様によれば、通信装置が提供され、本通信装置は、送信モジュールを含み、この送信モジュールは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するように構成され、第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含み、通信装置に対応する第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードにおける少なくとも一つの第二のノードのマスターノードである。通信装置が第一のノードに対応するということは、通信装置が第一のノード自体、または第一のノードの内部にあるコンポーネント、チップ、もしくは集積回路などであることが理解され得る。
【0043】
可能な実装では、本通信装置は、処理モジュールをさらに含み、この処理モジュールは、第一の構成情報を生成または取得するように構成される。
【0044】
可能な実装では、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードのマスターノードである。
【0045】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、第一の構成情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。
【0046】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。
【0047】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。
【0048】
可能な実装では、送信モジュールは、第一のメッセージを送信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され、第四の送信機会グループが通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示している。
【0049】
可能な実装では、送信モジュールは、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第四の送信機会グループの時間領域開始位置における第一のメッセージの送信の開始、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの送信を行うこと。
【0050】
可能な実装では、送信モジュールは、第一のメッセージを送信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第三の送信機会が通信リンクに使用され、第三の送信機会が通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示している。
【0051】
可能な実装では、送信モジュールは、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第三の送信機会の時間領域開始位置における第一のメッセージの送信の開始、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの送信を行うこと。
【0052】
可能な実装では、第一のメッセージは、少なくとも二つの第二のノードを同期させるためにさらに使用される。
【0053】
可能な実装では、本通信装置は、受信モジュールをさらに含み、この受信モジュールは、通信リンク構成要求情報を受信するように構成され、通信リンク構成要求情報は、通信リンクを構成することを要求するために使用される。
【0054】
可能な実装では、通信リンク構成要求情報は、以下の一つまたは複数を含む。すなわち、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、または通信リンクのリソース要求情報。
【0055】
可能な実装では、送信モジュールは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第一のスレーブノードに送信するように具体的に構成され、第一のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、第一の構成情報は、第一のスレーブノードと、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される。送信モジュールは、第二の周波数ホッピングチャネル上で第二の構成情報を第二のスレーブノードに送信するようにさらに構成され、第二のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノード内にあって、第一のスレーブノードとは異なる第二のノードであり、第二の構成情報は、第二のスレーブノードと、少なくとも二つの第二のノードにおける第二のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される。
【0056】
可能な実装では、送信モジュールは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第二のノードグループに送信するように具体的に構成され、第二のノードグループは、少なくとも二つの第二のノードを含む。
【0057】
可能な実装では、送信モジュールは、第三の構成情報を送信するようにさらに構成され、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、第一のリソースは、制御ノードから通信リンクの制御情報を伝送するために使用される。
【0058】
第五の態様によれば、通信装置が提供される。本通信装置は、受信モジュールおよび処理モジュールを含む。受信モジュールは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一のノードから第一の構成情報を受信するように構成され、第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、少なくとも二つのノードは、対象ノードを含み、通信リンクは、対象ノードと、少なくとも二つの第二のノード内にあって、対象ノードとは異なる少なくとも一つの第二のノードとの間の直接リンクを含み、第一のノードは、対象ノードのマスターノードである。処理モジュールは、第一の構成情報に基づいて、少なくとも二つの第二のノード内にあって、対象ノードとは異なる少なくとも一つの第二のノードと通信するように構成される。
【0059】
可能な実装では、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードのマスターノードである。
【0060】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、第一の構成情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。
【0061】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。
【0062】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって作用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。
【0063】
可能な実装では、受信モジュールは、第一のメッセージを受信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され、第四の送信機会グループが通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示している。
【0064】
可能な実装では、受信モジュールは、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第四の送信機会グループの時間領域開始位置における第一のメッセージの受信の開始、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの受信を行うこと。
【0065】
可能な実装では、受信モジュールは、第一のメッセージを受信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第三の送信機会が通信リンクに使用され、第三の送信機会が通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示している。
【0066】
可能な実装では、受信モジュールは、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第三の送信機会の時間領域開始位置における第一のメッセージの受信の開始、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける第一のメッセージの受信を行うこと。
【0067】
可能な実装では、処理モジュールは、第一のメッセージに基づいて、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードと同期させるようにさらに構成される。
【0068】
可能な実装では、本通信装置は、送信モジュールをさらに含み、送信モジュールは、通信リンク構成要求情報を送信するように構成され、通信リンク構成要求情報は、通信リンクを構成することを要求するために使用される。
【0069】
可能な実装では、通信リンク構成要求情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、または通信リンクのリソース要求情報。
【0070】
可能な実装では、受信モジュールは、第三の構成情報を受信するようにさらに構成され、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、第三のスレーブノードは少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、第一のリソースは、制御ノードから通信リンクの制御情報を伝送するために使用される。
【0071】
第六の態様によれば、通信装置が提供される。本通信装置は、受信モジュールおよび送信モジュールを含む。この受信モジュールは、第三の構成情報を受信するように構成され、第三の構成情報は、通信装置に対応する第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含む。送信モジュールは、第一のリソース上で、通信リンクの制御情報を、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外の第二のノードに送信するように構成され、通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含む。通信装置が第三のスレーブノードに対応するということは、通信装置が第三のスレーブノードの内部にあるコンポーネント、チップ、または集積回路などであることが理解され得る。
【0072】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、通信リンクの制御情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。
【0073】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。
【0074】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセーの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。
【0075】
第七の態様によれば、通信装置が提供され、プロセッサを含む。このプロセッサは、以下を行うように構成される。すなわち、メモリに結合され、メモリにおける命令を読み取った後、命令に従って、上述した態様の何れか一つによる方法を実行すること。本通信装置は、第一の側面における第一のノードであってもよいし、または第一のノードを含む装置であってもよい。あるいは、本通信装置は、第二の態様における第一のスレーブノードであってもよいし、または第一のスレーブノードを含む装置であってもよい。あるいは、本通信装置は、第三の態様における第三のスレーブノードであってもよいし、または第三のスレーブノードを含む装置であってもよい。
【0076】
第七の態様に関して、可能な実装では、本通信装置は、メモリをさらに含む。このメモリは、必要なプログラム命令およびデータを保存するように構成される。
【0077】
第七の態様に関して、可能な実装では、本通信装置は、チップまたはチップシステムである。任意選択で、通信装置がチップシステムである場合、本通信装置は、チップを含んでもよいし、またはチップおよび他のディスクリートコンポーネントを含んでもよい。
【0078】
第八の態様によれば、通信装置が提供される。本通信装置は、プロセッサおよびインターフェース回路を含む。このインターフェース回路は、コンピュータプログラムまたは命令を受信し、そのコンピュータプログラムまたは命令をプロセッサに送信するように構成される。プロセッサは、コンピュータプログラムまたは命令を実行して、本通信装置が上述した態様の何れか一つによる方法を実行することを可能にするように構成される。
【0079】
第八の態様に関して、可能な実装では、本通信装置は、チップまたはチップシステムである。任意選択で、本通信装置がチップシステムである場合、本通信装置は、チップを含んでもよいし、またはチップおよび他のディスクリートコンポーネントを含んでもよい。
【0080】
第九の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。本コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。その命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上述した態様の何れか一つによる方法を実行することが可能になる。
【0081】
第十の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。本コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上述した態様の何れか一つによる方法を実行することが可能になる。
【0082】
第四の態様ないし第十の態様における可能な実装の何れか一つによって達成される技術的効果については、第一の態様ないし第三の態様の何れか一つによって達成される技術的効果、または上述した態様の何れか一つの可能で異なる実装によって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0083】
第十一の態様によれば、通信システムが提供される。本通信システムは、第一の態様による方法を実行するように構成された第一のノードと、第二の態様による方法を実行するように構成された第一のスレーブノードとを含む。
【0084】
第十一の態様に関して、可能な実装では、本通信システムは、第三の態様による方法を実行するように構成された第三のスレーブノードをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【
図1A】本出願の一実施形態による、多地点対多地点通信リンクを示す模式
図1である。
【
図1B】本出願の一実施形態による、多地点対多地点通信リンクを示す模式
図2である。
【
図2A】本出願の一実施形態による、送信機会グループを示す模式図である。
【
図2B】本出願の一実施形態による、送信機会を示す模式図である。
【
図2C】本出願の一実施形態による、送信機会の送信パターンを示す模式図である。
【
図3A】本出願の一実施形態による、通信システムのアーキテクチャを示す模式図である。
【
図3B】本出願の一実施形態による、広域無線通信シナリオを示す模式図である。
【
図3C】本出願の一実施形態による、ローカルエリア無線通信シナリオを示す模式図である。
【
図3D】本出願の一実施形態による、インテリジェント端末における無線通信シナリオを示す模式図である。
【
図3E】本出願の一実施形態による、V2X通信シナリオを示す模式図である。
【
図4】本出願の一実施形態による、通信装置のハードウェア構成を示す図である。
【
図5】本出願の一実施形態による、通信方法を示す模式的フローチャート1である。
【
図6】本出願の一実施形態による、通信方法を示す模式的フローチャート2である。
【
図7】本出願の一実施形態による、通信装置の構造を示す模式
図1である。
【
図8】本出願の一実施形態による、通信装置の構造を示す模式
図2である。
【
図9】本出願の一実施形態による、通信装置の構造を示す模式
図3である。
【発明を実施するための形態】
【0086】
最初に、本出願の実施形態における技術的解決策の理解を容易にするために、本出願の実施形態における技術用語について説明する。
【0087】
1.通信リンクおよび通信リンクグループ
【0088】
本出願の実施形態では、通信リンクは、ノード間の通信に使用され得る。例えば、マスターノードおよびスレーブノードは、マスターおよびスレーブ通信リンクを使用することによって、相互に通信し得る。二つのスレーブノードは、スレーブおよびスレーブ通信リンクを使用することによって、相互に通信し得る。本出願の本実施形態におけるスレーブおよびスレーブ通信リンクは、スレーブノード間の直接リンクを指している。すなわち、スレーブノードは、マスターノードによって転送されることなく、直接的に相互に通信し得る。この通信方式は、直接通信と呼ばれることがあり、直接通信に対応する通信リンクは、直接リンクと呼ばれ、直接リンクは、代替的に、直接通信リンク、スレーブおよびスレーブリンク、または直接通信リンクなどと呼ばれることもある。これは限定されない。
【0089】
本出願の本実施形態では、通信リンクは、例えば、一地点対一地点通信リンク、一地点対多地点通信リンク、または多地点対多地点通信リンクなどの、複数の種別に分類され得る。一地点対一地点通信リンクは、二つのノード間の通信リンク、例えば、マスターノードおよびスレーブノード間の通信リンク、または二つのスレーブノード間の直接リンクなどである。一地点対多地点通信リンクは、一つのノードと複数のノードとの間の通信リンク、例えば、マスターノードと複数のスレーブノードとの間の通信リンク、またはスレーブノードと複数の他のスレーブノードとの間の通信リンクなどである。多地点対多地点通信リンクは、双方向通信リンクまたはメッシュ通信リンクを含み得る。
【0090】
双方向通信リンクは、二つのノードグループ間の通信リンクであり得る。二つのノードグループにおける両方のノードがスレーブノードである場合、双方向通信リンクは、代替的に、双方向直接リンクと呼ばれることもある。
図1Aに示されるように、双方向通信リンクは、ノードグループ1およびノードグループ2間の通信リンクである。ノードグループ1は、スレーブノード1、スレーブノード2、およびスレーブノード3を含み、ノードグループ2は、スレーブノード4、スレーブノード5、およびスレーブノード6を含む。
図1Aにおいて、ノードグループ1におけるノードは、ノードグループ2におけるノードと通信し得る。例えば、スレーブノード1は、ノードグループ2における一つまたは複数のノードと通信し得て、スレーブノード5は、ノードグループ1における一つまたは複数のノードと通信し得る。
【0091】
メッシュ通信リンクは、ノードグループにおける各ノードがノードグループにおける別のノードと通信し得ることを意味し得る。二つのノードグループにおけるノードがスレーブノードである場合、メッシュ通信リンクは、代替的に、メッシュ直接リンクと呼ばれることもある。
図1Bに示されるように、ノードグループは、スレーブノード1、スレーブノード2、スレーブノード3、およびスレーブノード4を含む。スレーブノード1は、スレーブノード2、スレーブノード3、およびスレーブノード4と通信し得る。スレーブノード2は、スレーブノード1、スレーブノード3、およびスレーブノード4と通信し得る。スレーブノード3は、スレーブノード1、スレーブノード2、およびスレーブノード4と通信し得る。スレーブノード4は、スレーブノード1、スレーブノード2、およびスレーブノード3と通信し得る。
【0092】
リンクが二つのノード間の通信接続関係として理解される場合、一地点対多地点通信リンクまたは多地点対多地点通信リンクは、複数の通信を含む通信リンクグループとして理解され得ることが理解され得る。
図1Aを例として使用する。スレーブノード1およびスレーブノード4間の通信リンク、スレーブノード2およびスレーブノード5間の通信リンク、およびスレーブノード3およびスレーブノード6間の通信リンクは、通信リンクグループを形成し得る。
図2Aを例として使用する。スレーブノード3およびスレーブノード2間の通信リンク、スレーブノード3およびスレーブノード1間の通信リンク、ならびにスレーブノード3およびスレーブノード4間の通信リンクは、通信リンクグループを形成し得る。
【0093】
2.メッセージおよび直接通信メッセージ
【0094】
本出願の本実施形態におけるメッセージには、事前定義された信号、および/または構成された信号および制御情報が含まれる。あるいは、本出願の本実施形態におけるメッセージには、事前定義された信号、および/または構成された信号、制御情報、ならびにデータ情報が含まれる。事前定義された信号は、プロトコルもしくは仕様書で定義された信号であってもよいし、または特定の方法で事前定義された信号であってもよい。上述した信号は、動的利得制御、同期、またはチャネル推定などの、操作を実行するために、受信ノードによって使用されることがある。制御情報は、メッセージ内のデータ情報を受信する際に受信ノードを支援する機能、送信ノードによって以前に受信されたメッセージが受信されたか、または受信されなかったかに関するフィードバックを提供する機能、および送信フローを制御する機能、例えば、メッセージ内のデータ情報を復調および復号化する際に受信ノードを支援する機能、無用なコンテンツをフィルタ抽出して除去する機能、データ情報を再送信および結合する機能などのうちの一つまたは複数の機能を有する。データ情報は、サービスデータの伝送、および/またはシグナリングの制御に使用され得る。
【0095】
本出願の本実施形態では、直接通信メッセージは、上述したメッセージのうちの一つであり、スレーブノード間において送信および/または受信されるメッセージであり得る。例えば、直接通信メッセージは、周波数ホッピングチャネル上における連続した時間領域リソース(例えば、一つまたは複数の連続した時間単位など)上でスレーブノードによって送信され、少なくとも一つのスレーブノードによって受信に使用されるメッセージである。受け取る。
【0096】
3.送信機会グループおよび送信機会
【0097】
本出願の本実施形態では、一つの送信機会グループは、構成または事前構成され、メッセージを送信するために一つの通信リンクまたは一つの通信リンクグループによって使用される、連続した時間領域リソースのセグメントであり得る。例えば、送信機会グループは、少なくとも一つの時間単位を含み得る。本出願の実施形態では、時間単位は、スロット、ミニスロット(mini-slot)、または複数のスロットを含む時間単位(例えば、サブフレームまたはフレームなど)などであってもよい。これは限定されない。時間領域において、異なる送信機会グループは、連続的であってもよいし、または不連続的であってもよい。
【0098】
図2Aは、本出願の一実施形態による、送信機会グループを示す模式図である。
図2Aは、三つの送信機会グループを示しており、これらは、それぞれ、送信機会グループ201、送信機会グループ202、および送信機会グループ203である。各送信機会グループは、10ミリ秒(ms)を含み、二つの隣接する送信機会グループ間の間隔は、50ミリ秒である。ノード1およびノード2間の通信リンクに対して、送信機会グループ201が構成される場合、ノード1およびノード2は、送信機会グループ201を使用することによって通信し得る。
【0099】
本出願の本実施形態では、一つの送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、一つの送信機会は、一つの通信リンクにおいて少なくとも一つのメッセージを送信するために使用されるリソースを含み、一つの送信機会グループ内にあって、同じ通信リンクに使用される送信機会は、同じ送信パターンを有する。すなわち、送信機会グループにおいて構成され、一つの通信リンクまたは一つの通信リンクグループに使用される、異なる送信機会において、メッセージを送信および/または受信するための同じのノードに使用される同じシーケンスのリソースが構成される。換言すると、送信機会グループにおける異なる送信機会において、メッセージを送信するノードは同じであり、異なる送信機会において、ノードは、同じ順序でメッセージを送信および/または受信する。例えば、送信機会グループにおける異なる送信機会において、i番目のリソース上でメッセージを送信および/または受信するオブジェクトは同じであり、i番目のリソース上で送信および/または受信される(アップリンクまたはダウンリンクのような)メッセージの送信方式は同じである。ここで、iは正の整数である。一つのリソースには、一つまたは複数の連続した時間単位が含まれる。
【0100】
図2Bは、上述した送信機会グループ201における送信機会を示す模式図である。
図2Bにおいて、送信機会グループ201は、送信機会2011および送信機会2012を含む。送信機会2011および送信機会2012は、それぞれ四つのスロットを含む。送信機会2011は、送信機会グループ201におけるスロット2から開始し、スロット5で終了する。送信機会2012は、送信機会グループ201におけるスロット12から開始し、スロット15で終了する。送信機会2011および送信機会2012は、6個のスロットによって区切られる。
【0101】
図2Cは、送信機会2011の送信パターンおよび送信機会2012の送信パターンを示す模式図である。
図2Cにおいて、送信機会2011および送信機会2012は、メッセージを送信するための通信リンク1ないし通信リンク3に使用され得る。通信リンク1はスレーブノード1(T1)およびスレーブノード2(T2)間の通信に使用され、通信リンク2は、スレーブノード1およびスレーブノード3(T3)間の通信に使用され、通信リンク3は、スレーブノード1およびスレーブノード4(T4)間の通信に使用される。
図20Cに示される送信機会2011の送信パターンを、次の通り説明する。すなわち、スレーブノード1は、リソース1上で、スレーブノード2、スレーブノード3、およびスレーブノード4にメッセージを送信する。スレーブノード2は、リソース2上で、スレーブノード1、スレーブノード3、およびスレーブノード4にメッセージを送信する。スレーブノード3は、リソース3上で、スレーブノード1、スレーブノード2、およびスレーブノード4にメッセージを送信する。スレーブノード4は、リソース4上で、スレーブノード1、スレーブノード2、およびスレーブノード3にメッセージを送信する。送信機会2012の送信パターンは、送信機会2011の送信パターンと同じであり、次の通り具体的に説明され得る。すなわち、スレーブノード1は、リソース5上で、スレーブノード2、スレーブノード3、およびスレーブノード4にメッセージを送信する。スレーブノード2は、リソース6上で、スレーブノード1、スレーブノード3、およびスレーブノード4にメッセージを送信する。スレーブノード3は、リソース7上で、スレーブノード1、スレーブノード2、およびスレーブノード4にメッセージを送信する。スレーブノード4は、リソース8上で、スレーブノード1、スレーブノード2、およびスレーブノード3にメッセージを送信する。
【0102】
同じ送信パターンを有する二つの送信機会の時間長は、同じであってもよいし、または異なっていてもよいことが理解され得る。これは、本出願では限定されない。本出願の本実施形態では、送信機会グループは、代替的に、イベント(event)と呼ばれることがあり、送信機会は、サブイベント(subevent)と呼ばれることもある。
【0103】
4.周波数ホッピングおよび周波数ホッピングチャネル
【0104】
本出願の本実施形態では、ノードは、周波数ホッピング技術に基づいて、相互に通信し得る。ノードは、マスターノードであってもよいし、またはスレーブノードであってもよい。すなわち、周波数ホッピング技術に基づいて、マスターノードおよびスレーブノード間において通信が実行されてもよい。あるいは、周波数ホッピング技術に基づいて、スレーブノード間において通信が実行されてもよい。
【0105】
通信に使用される周波数帯域は、複数の周波数ホッピングチャネルに分割されることがあり、各周波数ホッピングチャネルは、中心周波数に対応する。周波数ホッピングチャネルは、ときには周波数ホッピング周波数と呼ばれることもある。一般に、ノードは、メッセージの送信および/または受信時に、周波数ホッピングチャネルを使用し、メッセージの送信および/または受信中に、周波数ホッピングチャネルを変更することはない。ノードが複数のメッセージを送信および/または受信する場合、使用される周波数ホッピングチャネルは、時間の経過に伴って変化する。(時間の経過に伴う変化は、周波数ホッピングチャネルの変化を反映するために使用されるだけであるが、その変化が毎回に限定されることはない。)
【0106】
可能な実装では、メッセージの両当事者は、周波数ホッピング無作為化シードと、メッセージを送信するための時間領域リソースに関する情報とに基づいて、事前定義された周波数ホッピングアルゴリズムを使用することによって、メッセージを送信するための周波数ホッピングチャネルを決定し得る。周波数ホッピング無作為化シードは、メッセージが存在するリンクの周波数ホッピング識別子であり得る。メッセージを送信するための時間領域リソース情報は、例えば、メッセージを送信するための送信機会の開始時点が位置するスロットの番号であってもよいし、またはメッセージを送信するための送信機会グループの開始時点が位置するスロットの番号であってもよい。さらに、強い干渉を有する周波数ホッピングチャネル、または他の理由に起因して低い伝送性能を有する周波数ホッピングチャネルを避けるために、一部の周波数ホッピングチャネルを利用不可に設定することができ、利用可能な周波数ホッピングチャネルを周波数ホッピングに使用することができる。この技術は、適応型周波数ホッピングと呼ばれる。適応型周波数ホッピング技術では、メッセージの両当事者は、次の三種類の情報に基づいて、事前定義された周波数ホッピングアルゴリズムを使用することによって、メッセージを送信するための周波数ホッピングチャネルを決定し得る。すなわち、メッセージが存在するリンクの周波数ホッピング識別子、メッセージを送信するため時間領域リソースに関する情報、および利用可能な周波数ホッピングチャネル。
【0107】
可能な実装では、周波数ホッピングチャネルは、周波数ホッピングチャネルがブロードキャスト型メッセージ(コネクションレス伝送メッセージとも呼ばれる)以外のメッセージを送信するために使用することができるか否かに基づいて、汎用周波数ホッピングチャネルと、ブロードキャスト専用周波数ホッピングチャネルとに分類される。例えば、ブロードキャスト型メッセージ以外のメッセージを送信するために使用することができる周波数ホッピングチャネルは、汎用周波数ホッピングチャネルと呼ばれることがあり、ブロードキャスト型メッセージ以外のメッセージを送信するために使用することができない周波数ホッピングチャネルは、ブロードキャスト専用周波数ホッピングチャネルと呼ばれることがある。
【0108】
5.通信リンクの種別
【0109】
本出願の本実施形態では、通信リンクの種別には、一地点対一地点通信リンク、一地点対多地点通信リンク、多地点対多地点通信リンク、高信頼性保証付き通信リンク、低信頼性保証付き通信リンク、フィードバックサポート付き通信リンク、フィードバックサポート無し通信リンク、コードブロックグループ(CBG)フィードバックに基づく通信リンク、またはトランスポートブロック(TB)に基づく通信リンクなどが含まれ得る。
【0110】
一地点対一地点通信リンク、一地点対多地点通信リンク、および多地点対多地点通信リンクの説明については、通信リンクおよび通信リンクグループに関する上述した説明を参照されたい。高信頼性保証付き通信リンクとは、メッセージについて、受信ノードが通信リンクを使用することによってメッセージを正常に受信した後にのみ、送信ノードが次のメッセージを送信することを意味し得る。低信頼性保証付き通信リンクは、例えば、連続送信の失敗数が閾値を超えた場合などの、特定の条件が満たされた場合に、特定のデータパケット(例えば、送信失敗数が閾値を超えたデータパケットなど)の送信を放棄することを可能にする通信リンクであり得る。フィードバックサポート付き通信リンクは、通信リンクを使用することによって、一つまたは複数のメッセージを受信した後、受信ノードが一つまたは複数のメッセージに対応するフィードバック情報を送信ノードに送信し得るリンクであり得る。フィードバックサポート無し通信リンクは、受信ノードが通信リンクを使用することによってメッセージを受信した後、送信ノードにフィードバック情報を送信することがないリンクであり得る。CBGフィードバックに基づく通信リンクは、受信ノードが送信ノードにフィードバック情報を送信するリンクであり得て、フィードバック情報には、送信ノードによって送信されたTBにおけるCBGが正しく送信されたか否かに関する情報が含まれる。TBフィードバックに基づく通信リンクは、受信ノードが送信ノードにフィードバック情報を送信するリンクであり得て、フィードバック情報には、送信ノードによって送信されたTBが正しく送信されたか否かに関する情報が含まれる(ただし、TB内のCBGが正しく送信されたか否かに関する情報は含まれない)。
【0111】
本出願の本実施形態では、受信ノードがフィードバック情報をメッセージに追加し、そのメッセージを送信ノードに送信してもよいことが理解され得る。フィードバック情報に加えて、メッセージには、他の情報、例えば、受信ノードによって送信ノードに送信されたデータがさらに含まれてもよい。
【0112】
以下に、添付の図面を参照して、本出願の実施形態の実装について詳細に説明する。
【0113】
図3Aは、本出願の一実施形態による、通信システム30のアーキテクチャを示す模式図である。
図3Aにおいて、通信システム30は、一つまたは複数のマスターノード301(一つのみが図示される)、スレーブノード302、およびスレーブノード303を含み得る。任意選択で、通信システム30は、スレーブノード304をさらに含む。
【0114】
図3Aにおいて、マスターノードおよびスレーブノードは、無線方式または有線方式で相互に通信し得て、スレーブノードも、無線方式または有線方式で相互に通信し得る。マスターノードおよびスレーブノードは、論理的な機能に基づいて区別される、通信機能を有する二種類の通信装置として理解され得る。可能な例では、マスターノードおよびスレーブノードは、同じ通信ドメインに属する。マスターノードは、通信ドメインにおけるリソース(例えば、時間領域リソースまたは周波数領域リソースなど)を管理し得て、マスターノードおよびスレーブノード間の通信リンク上で、および/またはスレーブノード間の通信リンク上でリソースをスケジューリングする機能を有する。スレーブノードは、マスターノードのスケジューリングに従い、マスターノードによって割り当てられた時間-周波数リソースを使用することによって、マスターノードまたは他のノードと通信する。マスターノードによって送信されるメッセージは、事前構成されたスレーブノードによって受信されもよいし、または指定されたスレーブノードによって受信されてもよく、そのメッセージは、マスターおよびスレーブ通信リンクのユニキャストメッセージである。同様に、スレーブノードによって送信されるメッセージは、事前構成されたスレーブノードによって受信されてもよいし、または指定されたスレーブノードによって受信されてもよく、そのメッセージは、直接リンクのユニキャストメッセージである。マスターノードによって送信されたメッセージは、複数の事前設定されたスレーブノードによって受信されもよいし、または指示されたスレーブノードによって受信されてもよく、そのメッセージは、マスターおよびスレーブ通信リンクのマルチキャストメッセージである。同様に、スレーブノードによって送信されたメッセージは、複数の事前構成されたスレーブノードによって受信されてもよいし、または指定されたスレーブノードによって受信されてもよく、そのメッセージは、直接リンクのマルチキャストメッセージである。マスターノードによって送信されたメッセージは、何れのノードによって受信されてもよく、そのメッセージは、マスターノードによって送信されたブロードキャストメッセージである。同様に、スレーブノードによって送信されたメッセージは、何れのノードによって受信されてもよく、そのメッセージは、スレーブノードによって送信されたブロードキャストメッセージである。
【0115】
マスターノードおよびスレーブノード間で送信される情報、またはスレーブノード間で送信される情報には、サービスデータおよび/またはシグナリングが含まれる。マスターノードおよびスレーブノード間で伝送される情報は、マスターノードおよびスレーブノード間に送信されるメッセージによって伝送され、スレーブノード間で伝送される情報は、スレーブノード間に送信されるメッセージによって伝送される。
【0116】
図3Aに示される通信システムアーキテクチャに基づくと、通信システムは、広域無線通信シナリオ(以下の
図3Bを参照)に適用され得る。例えば、広域無線通信シナリオには、ネットワーク機器と複数の端末機器との間の通信が含まれてもよい。あるいは、通信システムアーキテクチャは、ローカルエリア無線通信シナリオ(以下の
図3Cを参照)に適用され得る。例えば、ローカルエリア無線通信シナリオには、アクセスポイント(AP)と複数の局(station)との間の通信が含まれてもよい。あるいは、通信システムアーキテクチャは、車載無線通信シナリオ(以下の
図3Dを参照)に適用され得る。例えば、車載無線通信シナリオには、ヘッドユニット(例えば、コックピットドメインコントローラ(CDC))と、スピーカー、マイク、ディスプレイ、または携帯電話との間の通信、携帯電話とウェアラブル機器、例えば、ヘッドセットなどとの間の通信、またはパッシブエントリパッシブスタート(PEPS)システムと、携帯電話キーまたは車両キーとの間の通信が含まれてもよい。
【0117】
図3Bは、本出願の一実施形態による、広域無線通信シナリオを示す模式図である。この用途シナリオでは、例として、一つのネットワーク機器および二つの端末機器が使用される。端末機器は、無線方式でネットワーク機器と通信する。ネットワーク機器は、マスターノードとして機能し得て、二つの端末機器は、スレーブノードとして機能し得る。ネットワーク機器は、時間-周波数リソースを端末機器に割り当て得て、端末機器は、ネットワーク機器によるスケジューリングに従い得る。
図3Aに示される通信システムアーキテクチャを参照すると、ネットワーク機器は、マスターノード301とし得て、二つの端末機器は、スレーブノード302ないしスレーブノード304における任意の二つのノードとし得る。
【0118】
ネットワーク機器は、端末機器が無線方式で通信システムにアクセスするアクセス機器であり、端末機器に無線通信機能を提供し得る。ネットワーク機器は、基地局(base station)、進化型ノードB(eNodeB)、伝送(送受信)ポイント(TRP)、5G通信システムにおける次世代ノードB(gNB)、将来の通信システムにおける基地局、またはワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)システムにおけるアクセスノードなどであってもよいし、または基地局の一部の機能を補完するモジュールまたはユニット基地局であってもよく、例えば、中央ユニット(CU)または分散ユニット(DU)であってもよい。本出願の実施形態において、ネットワーク機器によって使用される特定の技術および特定の機器形態は限定されない。
【0119】
端末機器は、端末、ユーザ機器(UE)、移動局、または移動端末などと呼ばれることもある。端末機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実端末機器、拡張現実端末機器、産業用制御における無線端末、自動運転における無線端末、遠隔手術における端末、スマートグリッドにおける無線端末、輸送安全における無線端末、スマートシティにおける無線端末、またはスマートホームにおける無線端末などであってもよい。本出願においては、端末機器に使用される特定の技術および特定の装置形態は限定されない。
【0120】
図3Cは、本出願の一実施形態による、ローカルエリア無線通信シナリオ、すなわち、別の可能な用途シナリオを示す模式図である。この用途シナリオでは、例として一つのアクセスポイント(AP)と二つの局(station)が使用される。APはマスターノードとして機能し、局はスレーブノードとして機能する。局は、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)を使用することによって、APにアクセスし得る。
図3Cにおいて、局の一例として携帯電話が使用される。
図3Aに示される通信システムアーキテクチャを参照すると、APはマスターノード301とし得て、二つの局は、スレーブノード302ないしスレーブノード304における任意の二つのノードとし得る。
【0121】
図3Dは、本出願の一実施形態による、インテリジェント端末における無線通信シナリオ、すなわち、別の可能な用途シナリオを示す模式図である。インテリジェント端末は、例えば、車両であってもよい。車両には、無人車両、インテリジェント車両(例えば、自動誘導車量(AGV))、電気車両、デジタル車両、またはスマート製造車両が含まれるが、これらに限定されない。車載無線通信シナリオには複数の通信ドメインが存在し、一つの通信ドメインは、一つのマスターノードと少なくとも一つのスレーブノードとを含み得る。
【0122】
図3Dにおいて、携帯電話、ヘッドセット、およびウェアラブル機器は、第一の通信ドメインと呼ばれる通信ドメインに属する。携帯電話は、マスターノードとして機能し、ヘッドセットおよびウェアラブル機器は、スレーブノードとして機能する。
図3Aに示される通信システムアーキテクチャを参照すると、携帯電話は、マスターノード301とし得て、ヘッドセットおよびウェアラブル機器は、スレーブノード302ないしスレーブノード304における任意の二つのノードとし得る。CDC、ディスプレイ、マイク、サウンドボックス、および携帯電話は、例えば、第二の通信ドメインと呼ばれる一つの通信ドメインに属する。CDCはマスターノードとして機能し、ディスプレイ、マイク、サウンドボックス、および携帯電話は、スレーブノードとして機能する。
図3Aに示される通信システムアーキテクチャを参照すると、CDCはマスターノード301とし得る。ディスプレイ、マイク、サウンドボックス、および携帯電話は、マスターノード301のスレーブノードとし得る。PEPSシステム、携帯電話キー、および車両キーは、例えば、第三の通信ドメインを呼ばれる一つの通信ドメインに属する。PEPSシステムは、マスターノードとして使用され、携帯電話キーおよび車両キーは、スレーブノードとして使用される。
図3Aに示される通信システムアーキテクチャを参照すると、PEPSシステムは、マスターノード301とし得て、携帯電話キーおよび車両キーは、スレーブノード302ないしスレーブノード304における任意の二つのノードとし得る。
【0123】
車両における車載機器が複数の通信ドメインに分割される場合、分割のための複数の要因が存在し得ることが理解され得る。例えば、車載機器によって実装される機能に基づいて、車載機器が分割されてもよい。さらに、複数の車載機器が相互に連携して、機能(例えば、電力機能など)を実装する場合、これらの車載機器は、通信ドメインに分割されてもよい。別の例として、車載機器は、車載機器が存在する車両における空間的位置に基づいて分割されてもよい。別の例として、車載機器は、車載機器が存在する車両における空間的位置、および車載機器によって協働して完了される機能などの要因に基づいて分割されてもよい。別の例として、通信ドメインは、リソースの観点から分割されてもよい。例えば、ノードによって割り当てられ、別のノードと通信するためにそのノードによって使用されるリソースは、通信ドメインと呼ばれることがある。この場合、そのノードは、通信ドメインにおけるマスターノードであり、通信ドメイン(リソース)を使用することによってそのノードと通信する別のノードは、通信ドメインにおけるスレーブノードである。
図3Dに示される通信ドメインは、単なる一例に過ぎないことは、理解されるべきである。また、各通信ドメインは、別の車載機器をさらに含んでもよい。例えば、第三の通信ドメインは、車体制御モジュール(BCM)をさらに含み得る。
【0124】
通信ドメインにおけるマスターノードは、別の通信ドメインにおけるスレーブノードとしても使用され得ることは、留意されるべきである。例えば、第一の通信ドメインにおける携帯電話機は、第二の通信ドメインにおけるスレーブノードとして使用され得る。
【0125】
上述したシステムアーキテクチャおよび用途シナリオは、単なる説明のための例であり、本出願に提供される技術的解決策の制限を何ら構成するものではないことは、留意されるべきである。例えば、
図3Aに示されるシステムアーキテクチャは、車両から全て(V2X)通信シナリオにさらに適用されてもよい。V2X通信シナリオの模式図を
図3Eに示し得る。用途シナリオに三つの端末機器が含まれる例を使用する。三つの端末機器は、サイドリンク(SL)を使用することによって、相互に通信し得る。このシナリオでは、リソースをスケジュールするように構成される端末機器は、マスターノードとして使用され得て、リソースのスケジューリングをリッスンするように構成される端末機器は、スレーブノードとして使用され得る。
図3Aに示される通信システムアーキテクチャを参照すると、リソースをスケジュールするように構成される端末機器は、マスターノード301とし得て、リソースのスケジューリングをリッスンするように構成される端末機器は、マスターノード301のスレーブノードと得る。
【0126】
本出願の本実施形態では、マスターノードは、代替的に、管理(grant,G)ノードと呼ばれることがあり、スレーブノードは、代替的に、端末(T)ノードと呼ばれることがあることは、留意されるべきである。
【0127】
任意選択で、本出願の本実施形態では、
図3Aにおける各ノード(例えば、マスターノードまたはスレーブノードなど)は、代替的に、通信装置と呼ばれることがあり、ノードは、汎用機器であってもよいし、または専用機器であってもよい。これは、本出願の本実施形態では特に限定されない。
【0128】
任意選択で、本出願の本実施形態では、
図3Aにおける全てのノードの関連機能は、一つの機器によって実装されてもよく、または複数の機器によって共同して実装されてもよく、または一つの機器における一つまたは複数の機能モジュールによって実装されてもよい。これは、本出願の本実施形態では特に限定されない。上述した機能は、ハードウェア機器におけるネットワーク要素であってもよいし、または専用ハードウェア上で作動するソフトウェア機能であってもよいし、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせであってもよいし、プラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォームなど)上でインスタンス化される仮想化機能であってもよいことが理解され得る。
【0129】
具体的な実装時には、
図3Aにおける全てのノードは、
図4に示される構成構造であってもよいし、
図4に示されるコンポーネントを含んでもよい。
図4は、本出願の実施形態に適用可能な通信装置のハードウェア構造を示す模式図である。通信装置40は、少なくとも一つのプロセッサ401と、少なくとも一つの通信インターフェース404とを含み、本出願の実施形態に提供される方法を実装するように構成される。通信装置40は、通信ライン402およびメモリ403をさらに含み得る。
【0130】
プロセッサ401は、汎用中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、または本出願における解決策のプログラムの実行を制御するように構成される一つまたは複数の集積回路であってもよい。
【0131】
通信ライン402は、上述したコンポーネント間で情報を送信するための経路、例えば、バスを含み得る。
【0132】
通信インターフェース404は、別の機器または通信ネットワークと通信するように構成される。通信インターフェース404は、任意のトランシーバ型装置であってもよく、例えば、イーサネットインターフェース、無線アクセスネットワーク(RAN)インターフェース、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)インターフェース、トランシーバ、ピン、バス、またはトランシーバ回路であってもよい。
【0133】
メモリ403は、読取専用メモリ(ROM)、または静的情報および命令を保存することができる別種類の静的記憶装置、またはランダムアクセスメモリ(RAM)、または情報および指示を保存することができる別種類の動的記憶装置であってもよい。あるいは、メモリ403は、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)もしくは別のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク、またはブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶装置、または期待されるプログラムコードを命令またはデータ構造の形式で伝送または保存するために使用することができ、コンピュータによってアクセス可能である任意の他の媒体であってもよいが、これらに限定されない。メモリは、独立して存在してもよく、通信ライン402を介してプロセッサ401に結合される。あるいは、メモリ403は、プロセッサ401と統合されてもよい。本出願の実施形態に提供されるメモリは、通常、不揮発性とし得る。
【0134】
メモリ403は、本出願の実施形態に提供される解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、プロセッサ401は、コンピュータ実行可能命令の実行を制御する。プロセッサ401は、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行して、本出願の以下の実施形態に提供される方法を実装するように構成される。あるいは、任意選択で、本出願の本実施形態では、プロセッサ401は、本出願の以下の実施形態に提供される方法において処理関連機能を実行し得て、通信インターフェース404は、別の機器または通信ネットワークとの通信を担当する。これは、本出願の本実施形態では特に限定されない。
【0135】
任意選択で、本出願の本実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれることもある。これは、本出願の本実施形態では特に限定されない。
【0136】
本出願の本実施形態における結合は、電気的形式、機械的形式、または別の形式における装置、ユニット、またはモジュール間の間接的な結合または通信接続であってもよく、装置、ユニット、またはモジュール間の情報交換に使用される。
【0137】
一実施形態では、プロセッサ401は、一つまたは複数のCPU、例えば、
図4におけるCPU0およびCPU1を含み得る。
【0138】
一実施形態では、通信装置40は、複数のプロセッサ、例えば、
図4におけるプロセッサ401およびプロセッサ407を含み得る。プロセッサの各々は、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよいし、またはマルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令など)を処理するように構成される一つまたは複数の機器、回路、および/または処理コアであってもよい。
【0139】
一実施形態では、通信装置40は、出力装置405および/または入力装置406をさらに含み得る。出力装置405は、プロセッサ401に結合され、複数の態様において情報を表示し得る。例えば、出力装置405は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)表示装置、陰極線管(CRT)表示装置、またはプロジェクター(projector)であってもよい。入力装置406は、プロセッサ401に結合され、複数の態様においてユーザからの入力を受信し得る。例えば、入力装置406は、マウス、キーボード、タッチスクリーン機器、またはセンサー機器であってもよい。
【0140】
図4に示される構成構造は通信装置に対する制約を構成することがないことが理解され得る。
図4に示される構成要素に加えて、通信装置は、図に示されるものより多くのコンポーネントを含んでもよく、もしくは少ないコンポーネントを含んでもよく、または幾つかの構成要素が組み合わされてもよく、もしくは異なる構成要素の配置が使用されてもよい。
【0141】
以下に、本出願の実施の形態における通信方法について、添付図面を参照しつつ説明する。以下の実施形態におけるネットワーク要素は、
図4に示されるコンポーネントを有し得る。詳細については、改めて説明しない。
【0142】
本出願の実施形態に提供される通信方法は、複数の分野、例えば、無人運転分野、自動運転分野、運転支援分野、スマート運転分野、車両のインターネット分野、車両のスマートインターネット分野、および車両共有分野などに適用され得ることは、留意すべきである。
【0143】
以下の本出願の実施形態では、ノード間のメッセージの名称、またはメッセージにおける各パラメータの名称などは、単なる例示であり、具体的な実装時には代替的に別の名称であってもよいことは、留意されるべきである。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。
【0144】
本出願の実施形態では、「および/または」は、関連するオブジェクト間に三つの関係があることを示し得ることは、留意されるべきである。例えば、Aおよび/またはBは、次の三つのケースを表しことがある。すなわち、Aのみが存在すること、AおよびBの両方が存在すること、Bのみが存在すること。AおよびBは、単数とすることも、または複数とすることも可能である。さらに、「A、B、およびCのうちの一つまたは複数」または「A、B、またはCのうちの一つまたは複数」に類似した表現は、通常、次の何れか一つを指している。すなわち、Aのみが存在すること、AおよびBの両方が存在すること、AおよびCの両方が存在すること、BおよびCの両方が存在すること、ならびにA、B、およびCの全てが存在すること。上述では、合計三つの要素A、B、およびCを例として使用して、この項目の任意選択項目を説明している。表現に含まれる要素がさらに多い場合には、上述した規則に従って、表現の意味を取得し得る。
【0145】
本出願の実施形態における技術的解決策の説明を容易にするために、本出願の実施形態では、同じ機能または類似の機能を有する技術的特徴の間を区別するために、「第一」および「第二」などの用語が使用されることがある。「第一」および「第二」などの用語は、数量および実行順序を限定するものではなく、また「第一」および「第二」などの用語は、明確な違いを示すものではない。本出願の実施形態では、「例」または「例えば」などの用語は、例示、図解、または説明を示している。「例」または「例えば」として説明される任意の実施形態または設計スキームは、別の実施形態または設計スキームよりも好ましい、またはより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。「例」または「例えば」などの用語の使用は、理解を容易にするために、相対的な概念を具体的な態様において提示することを意図している。
【0146】
本出願の実施形態では、技術的特徴について、「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」、および「D」が技術的特徴における技術的特徴の間を区別するために使用され、「第一」、「第二」、「第三」、「A」、「B」、「C」、および「D」によって説明される技術的特徴の間には、シーケンスの順序またはサイズの順序がないことは、留意されるべきである
【0147】
本出願の実施形態における同じ手順、または同じ機能を有する手順もしくは技術的特徴は、異なる実施形態において相互に参照され得ることが理解され得る。
【0148】
本出願の実施形態では、第一のノードまたは第二のノードが、本出願の実施形態における手順の一部または全部を実行し得ることが理解され得る。これらの手順は、単なる例示である。本出願の実施形態では、他の手順または種々の手順の変形が、代替的に実行されてもよい。さらに、これらの手順は、本出願の実施形態に提示される順序とは異なる順序で実行されてもよく、本出願の実施形態における全ての手順が実行される必要はない。
【0149】
図5は、本出願の一実施形態による、通信方法を示している。本通信方法は、S501およびS502を含む。
【0150】
S501:第一のノードは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第一のスレーブノードに送信する。これに対応して、第一のスレーブノードは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一のノードから第一の構成情報を受信する。
【0151】
第一のノードは、第一のスレーブノードのマスターノードであり得て、第一のスレーブノードは、第一のノードのスレーブノードである。すなわち、第一のノードは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第一のノードのスレーブノードに送信し得る。例えば、
図3Aに示される通信システム30は、例として使用され、第一のノードは、通信システム30におけるマスターノード301であり得る。第一のスレーブノードは、スレーブノード302、スレーブノード303、またはスレーブノード304であり得る。
【0152】
第一の周波数ホッピングチャネルは、第一のノードによるブロードキャスト専用周波数ホッピングチャネルの使用によって引き起こされるブロードキャスト専用周波数ホッピングチャネルの輻輳を回避するように、汎用周波数ホッピングチャネルであってもよい。周波数ホッピングおよび周波数ホッピングチャネルの説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0153】
可能な実装では、第一の周波数ホッピングチャネルは、ステップS501の前に第一のノードまたは別のノードによって構成され、第一のノードおよび第一のスレーブノードの間の通信リンクに使用されるか、または第一のノードおよび第一のスレーブノードの間において通信メッセージを伝送するために使用される。
【0154】
第一の構成情報は、第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードの間の通信リンクを構成するために使用され得る。別のスレーブノードは、第一のノードのスレーブノードであってもよいし、または第一のノードのスレーブノードでなくてもよい。換言すると、第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され得る。少なくとも二つの第二のノードは、第一のスレーブノードを含み、別のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードである。少なくとも二つの第二のノードは全て、第一のノードのスレーブノードであってもよい。あるいは、少なくとも二つの第二のノードの一部のノードは、第一のノードのスレーブノードであり、少なくとも二つの第二のノードの他のノードは、第一のノードのスレーブノードではない。本出願の本実施形態では、他のスレーブノードの数は制限されない。少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンク、すなわち、第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードの間の直接リンクを含む。直接リンクには、以下の直接リンクのうちの一つまたは複数が含まれことがある。すなわち、一地点対一地点直接リンク、一地点対多地点直接リンク、または多地点対多地点直接リンク。一地点対一地点直接リンク、一地点対多地点直接リンク、および多地点対多地点直接リンクの説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0155】
可能な実装では、第一のノードは、直接リンクに対応する複数の第二のノードのうちの少なくとも一つのマスターノードであってもよく、または第一のノードは、直接リンクに対応する複数の第二のノードのマスターノードであってもよい。
【0156】
例えば、少なくとも二つの第二のノードが第一のスレーブノード、スレーブノード2、およびスレーブノード3を含む場合、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクは、以下の直接リンクのうちの一つまたは複数を含み得る。第一のスレーブノードおよびスレーブノード2の間の直接リンク、第一のスレーブノードおよびスレーブノード3の間の直接リンク、ならびに第一のスレーブノード、スレーブノード2、およびスレーブノード3の間の直接リンク。第一のノードは、第一のスレーブノード、スレーブノード2、およびスレーブノード3のうちの一つまたは複数のノードのマスターノードであってもよい。例えば、第一のスレーブノードおよびスレーブノード2の間の直接リンクについて、第一のノードは、直接リンクに対応する第一のスレーブノードおよびスレーブノード2の少なくとも一方のマスターノードである。第一のスレーブノード、スレーブノード2、およびスレーブノード3の間の直接リンクについて、第一のノードは、直接リンクに対応する第一のスレーブノード、スレーブノード2、およびスレーブノード3のうちの少なくとも一つのマスターノードである。
【0157】
別のスレーブノードが第一のノードのスレーブノードである場合、第一のノードは、第一のスレーブノードおよび別のスレーブの間の通信リンクを構成するために使用される構成情報を、別のスレーブノードにも送信し得ることが理解され得る。この構成情報は、第一のノードによってユニキャスト方式において送信されてもよいし、または第一のノードによってマルチキャスト方式において送信されてもよい。
【0158】
例えば、別のスレーブノードは、第二のスレーブノードであり、構成情報は、第一のノードによってユニキャスト方式において送信される。第一のノードは、第一の周波数ホッピングチャネルで第一の構成情報を第一のスレーブノードに送信し、第二の周波数ホッピングチャネルで第二の構成情報を第二のスレーブノードに送信し得る。すなわち、第一のノードは、構成情報を第一のスレーブノードおよび第二のスレーブノードに個別に送信して、第一のスレーブノードおよび第二のスレーブノードの間に通信リンクを構成し得る。第二の周波数ホッピングチャネルは、汎用周波数ホッピングチャネルである。第二の周波数ホッピングチャネルは、第一のノードが第二の構成情報を送信する前に、第一のノードまたは別のノードによって構成され、第一のノードおよび第二のスレーブノードの間の通信リンクに使用されるか、または第1のノードおよび第二のスレーブノードの間の通信用にメッセージを伝送するために使用される。第一の周波数ホッピングチャネルおよび第二の周波数ホッピングチャネルは、同じであってもよいし、または異なっていてもよい。第二の構成情報の説明については、以下の第一の構成情報の説明を参照されたい。第二の構成情報および第一の構成情報は、同じであってもよいし、または異なっていてもよい。
【0159】
本出願の実施形態では、第二の構成情報が第一の構成情報と異なるとは、第二の構成情報に含まれる内容が第一の構成情報に含まれる内容とは異なることを意味する。例えば、第一の構成情報および第二の構成情報の両方がノード識別子を含む場合、第二の構成情報に含まれるノード識別子は、第一の構成情報に含まれるノード識別子とは異なる。具体的には、第二の構成情報に含まれるノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノードの識別子であり、第一の構成情報に含まれるノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける第二のスレーブノードの識別子である。
【0160】
例えば、第一のスレーブノードおよび他のスレーブノードは、第二のノードグループに含まれており、構成情報は、第一のノードによってマルチキャスト方式において送信され、第一のノードは、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第二のノードグループに送信する。第一の構成情報を送信する前に、少なくとも二つの第二のノードは、最初に、第二のノードグループを形成し、任意選択で、第一のノードおよび第二のノードグループの間にマルチキャストリンクを確立し、その後、第一の構成情報をマルチキャストリンクで送信し得ることが理解され得る。第二のノードグループを形成し、マルチキャストリンクを確立する態様は、事前設定であってもよいし、または第一のノードによって構成されてもよい。これは、本出願では限定されない。
【0161】
任意選択で、ステップS501の前に、第一のノードは、第一の構成情報を生成または取得する。例えば、第一のノードは、現在のチャネルのステータスに基づいて、第一の構成情報を生成または取得する。別の例として、第一のノードは、ステップS500において後述される通信リンク構成要求情報に基づいて、第一の構成情報を生成または取得する。
【0162】
可能な実装では、第一の構成情報には、以下のうちの一つまたは複数が含まれる。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。
【0163】
以下、第一の構成情報に含まれる内容について詳細に説明する。
【0164】
1.第一の通信リンクの識別子および第一の通信リンクグループの識別子
【0165】
第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、リンクの識別に使用され得る。例えば、第一の通信リンクの識別子は、第一の通信リンクを識別するために使用され、第一の通信リンクグループの識別子は、第一の通信リンクグループにおけるリンクを識別するために使用される。
【0166】
一例では、少なくとも二つの第二のノード間の後続の通信プロセスにおいて、第二のノードが直接通信メッセージを受信した後、直接通信メッセージが第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子を含むか否かに基づいて、直接通信メッセージが第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループにおいて送信されるメッセージであるか否かが判定され得る。
【0167】
設計において、第一の通信リンクの識別子または第一の通信リンクグループの識別子は、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループの周波数ホッピング無作為化シードとして代替的に使用され得る。例えば、第一の通信リンクの識別子は、第一の通信リンクの周波数ホッピング無作為化シードとして使用される。少なくとも二つの第二のノード間の後続の通信プロセスにおいて、第二のノードが第一の通信リンクを使用することによって直接通信メッセージを送信または受信する前に、第一の通信リンクを使用することによって直接通信メッセージが送信または受信される周波数ホッピングチャネル通信リンクは、事前定義された周波数ホッピングアルゴリズムを使用することによって、第一の通信リンクの識別子および第一の通信リンクの時間領域リソース情報に基づいて決定され得る。
【0168】
第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードのうちの二つの第二のノード間の通信リンクである。第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含む。第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクに含まれる。通信リンクおよび通信リンクグループの具体的な説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0169】
第一の通信リンクが第一の構成情報に構成される場合、第一の構成情報は、第一の通信リンクの識別子を含み得るか、または第一の通信リンクグループが第一の構成情報に構成される場合、第一の構成情報は、第一の通信リンクグループの識別子を含み得ることが理解され得る。
【0170】
2.ノード識別子
【0171】
ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、少なくとも二つの第二のノード以外のノードを関連させない。そのため、識別子は、短いことがある。その後、識別子は、直接通信メッセージ、および/またはリンク構成/再構成もしくは他のリンク管理シグナリングにおけるノードを示している。これは、メッセージ/シグナリングの長さを短縮することに役立つ。
【0172】
一例では、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノードの識別子、および/または少なくとも2つの第二のノード内の少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードの識別子を含み得る。
【0173】
ノード識別子を受信した後、第一のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノードの識別子を決定し、および/または少なくとも二つの第二のノード内の少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードの識別子を決定し得て、これにより、その後、第一のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードと通信することが理解され得る。
【0174】
3.第一の通信リンクの種別情報および第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報
【0175】
第一の通信リンクの種別情報は、第一の通信リンクの種別を示し得る。第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報は、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別を示し得る。第一の通信リンクの種別、または第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別の説明については、通信リンクの種別に関する上述した説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0176】
第一の通信リンクが第一の構成情報において構成される場合、第一の構成情報は、第一の通信リンクの種別情報を含み得ることが理解され得る。第一の通信リンクの種別情報を受信した後、第一のスレーブノードは、第一の通信リンクの種別に基づいて、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードと通信し得る。第一の通信リンクグループが第一の構成情報に構成される場合、第一の構成情報は、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報を含み得る。第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報を受信した後、第一のスレーブノードは、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別に基づいて、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードと通信し得る。
【0177】
4.初回時間領域リソース情報
【0178】
初回時間領域リソース情報は、第一の構成情報に構成される通信リンクの時間領域リソースを示している。通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含む。少なくとも一つの送信機会グループは全て、時間領域において連続している。具体的には、送信機会グループの説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。
【0179】
可能な実装では、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。
【0180】
送信機会グループの周期情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループの周期、すなわち、少なくとも一つの送信機会グループにおける二つの隣接する送信機会グループ間の間隔の時間単位を示し得る。
図2Aに示される送信機会グループを、例として使用する。少なくとも一つの送信機会グループは、送信機会グループ201、送信機会グループ202、および送信機会グループ203を含み、少なくとも一つの送信機会グループの送信機会グループ周期は、60msである。
【0181】
第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含む。第一の送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会グループに含まれる。換言すると、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける一つまたは複数の送信機会グループの時間領域長を示し得る。
【0182】
少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループの時間領域長が同じであるか、または少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループが周期的である場合、第一の時間長情報は、一つの時間領域長を示し得ることが理解され得る。少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループの時間領域長が異なるか、または少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループが周期的でない場合、第一の時間長情報は、複数の時間領域長を示し得る。複数の時間領域長は、少なくとも一つの送信機会グループにおける異なる送信機会グループの時間領域長である。
【0183】
例えば、少なくとも一つの送信機会グループは、送信機会グループ1、送信機会グループ2、および送信機会グループ3を含む。送信機会グループ1の時間領域長、送信機会グループ2の時間領域長、および送信機会グループ3の時間領域長が全て10msである場合、第一の時間長情報は、10msを示し得る。送信機会グループ1の時間領域長が10msであり、送信機会グループ2の時間領域長が12msであり、送信機会グループ3の時間領域長が14msである場合、第一の時間長情報は、10ms、12ms、および14msを示し得る。
【0184】
第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含む。第二の送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会グループに含まれる。すなわち、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける一つまたは複数の送信機会グループの時間領域開始位置を示し得る。
【0185】
少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループが周期的である場合、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループのうちの一つの時間領域開始位置を示し得ることが理解され得る。第一の開始位置に関する情報を受信した後、第一のスレーブノードは、第一の開始位置に関する情報および送信機会グループ周期に基づいて、少なくとも一つの送信機会グループの全ての時間領域開始位置を決定し得る。少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループが周期的でない場合、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループの全ての時間領域開始位置を示し得る。
【0186】
一例では、少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループが周期的である場合、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループと基準時間領域位置との間の間隔の時間単位を含む。少なくとも一つの送信機会グループにおける送信機会グループが周期的でない場合、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループの各々と基準時間領域位置との間の間隔の時間単位を含む。基準時間領域位置は、事前構成もしくは事前定義されていてもよいし、または第一のノードによって構成されてもよい。例えば、基準時間領域位置は、第一の構成情報の時間領域位置であってもよい。
【0187】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含む。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードのために使用され得る。通信リンクの時間領域リソースが少なくとも二つの送信機会を含む場合、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信の受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、ソースシーケンスは第一のノードによって構成されてもよいし、または事前定義されてもよい。具体的には、送信機会の説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。
【0188】
可能な実装では、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。
【0189】
送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含む。第三の送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会グループに含まれる。すなわち、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の一つまたは複数の送信機会グループにおける送信機会数を示し得る。
【0190】
少なくとも一つの送信機会グループ内の異なる送信機会グループにおける送信機会数が同じである場合、送信機会数情報は、一つの送信機会グループにおける送信機会数を示し得ることが理解され得る。少なくとも一つの送信機会グループにおける異なる送信機会グループの送信機会数が異なる場合、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループの各々における送信機会数を示し得る。
【0191】
第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含む。第一の送信機会は、少なくとも一つの送信機会に含まれる。換言すると、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会における一つまたは複数の送信機会の時間領域長を示し得る。
【0192】
少なくとも一つの送信機会における送信機会の時間領域長が同じであるか、または少なくとも一つの送信機会における送信機会が周期的である場合、第二の時間長情報は、一つの時間領域長を示し得ることが理解され得る。少なくとも一つの送信機会における送信機会の時間領域長が異なるか、または少なくとも一つの送信機会における送信機会が周期的でない場合、第二の時間長情報は、複数の時間領域長を示し得て、複数の時間領域長は、それぞれ、少なくとも一つの送信機会における異なる送信機会の時間領域長である。
【0193】
例えば、少なくとも一つの送信機会は、送信機会1、送信機会2、および送信機会3を含む。送信機会1の時間領域長、送信機会2の時間領域長、および送信機会3の時間領域長が全て5スロットである場合、第二の時間長情報は、5スロットを示し得る。送信機会1の時間領域長が5スロットであり、送信機会2の時間領域長が4スロットであり、送信機会3の時間領域長が6スロットである場合、第二の時間長情報は、5スロット、4スロット、および6スロットを示し得る。
【0194】
第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会において、一つの直接通信メッセージを送信または受信するために使用される時間領域開始位置を含む。第二の送信機会は、少なくとも一つの送信機会に含まれる。換言すると、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの一つまたは複数における一つの直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を示し得る。
【0195】
少なくとも一つの送信機会における送信機会が周期的である場合、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの一つにおける直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を示し得ることが理解され得る。第二の開始位置に関する情報を受信した後、第一のスレーブノードは、第二の開始位置に関する情報、送信機会数情報、および第二の時間長情報に基づいて、少なくとも一つの送信機会の各々において毎回、直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を決定し得る。少なくとも一つの送信機会における送信機会が周期的でない場合、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会の各々において直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を示し得る。
【0196】
一例では、少なくとも一つの送信機会における送信機会が周期的である場合、第二の開始位置に関する情報は、基準時間領域位置と、少なくとも一つの送信機会のうちの一つにおいて初めて直接通信メッセージを送信または受信する時間領域位置との間の間隔の時間単位を含む。少なくとも一つの送信機会における送信機会が周期的でない場合、第二の開始位置に関する情報は、時間領域開始位置と、少なくとも一つの送信機会の各々において初めて一つの直接通信メッセージを送信または受信する基準時間領域位置との間の間隔の時間単位を含む。基準時間領域位置は、事前構成されてもよいし、もしくは事前定義されてもよく、または第一のノードによって構成されてもよい。例えば、基準時間領域位置は、第一の構成情報の時間領域位置であってもよい。
【0197】
本出願の本実施形態では、第一の送信機会グループ、第二の送信機会グループ、および第三の送信機会グループは同じであるか、または異なる。第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。
【0198】
第一の時間領域リソース情報に含まれる情報(例えば、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、第一の開始位置に関する情報、送信機会数情報、第二の時間長、または第二の開始位置に関する情報など)は、事前定義され(例えば、プロトコルで定義され)てもよいし、または別のメッセージを使用することによって構成されてもよい。これは限定されない。
【0199】
5.周波数ホッピングチャネル指示情報
【0200】
周波数ホッピングチャネル指示情報は、第一の構成情報に構成される通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。利用可能な周波数ホッピングチャネルは、通信リンクに使用することができる周波数ホッピングチャネルである。周波数ホッピングチャネルは、周波数領域リソースを表し得る。具体的な説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。
【0201】
一例では、周波数ホッピングチャネル指示情報は、少なくとも二つの利用可能な周波数ホッピングチャネルに対応する周波数の識別子を含む。あるいは、周波数ホッピングチャネル指示情報は、利用不可な周波数ホッピングチャネルに対応する周波数の識別子を含む。利用不可な周波数ホッピングチャネルとは、通信リンクに使用することができない周波数ホッピングチャネルである。この場合、第一のスレーブノードは、構成された周波数ホッピングチャネルリストおよび周波数ホッピングチャネル指示情報に基づいて、利用可能な周波数ホッピングチャネルを決定し得る。周波数ホッピングチャネルリストは、複数の周波数を示し得る。周波数ホッピングチャネルリストは、事前に設定される(例えば、プロトコルで定義される)か、または第一のノードによって構成される。例えば、周波数ホッピングチャネルリストは、周波数1、周波数2、および周波数3を示している。周波数ホッピングチャネル指示情報が周波数1の識別子を含む場合、利用可能な周波数ホッピングチャネルは、周波数2に対応する周波数ホッピングチャネルと、周波数3に対応する周波数ホッピングチャネルとである。
【0202】
別の例では、周波数ホッピングチャネル指示情報は、Nビットを含む。Nビットの各々は、一つの周波数ホッピングチャネルに対応しており、周波数ホッピングチャネルが利用可能であるか否かを示している。例えば、Nビットにおけるビットの値が0である場合、そのビットに対応する周波数ホッピングチャネルが利用不可であることを示しており。ビットの値が1である場合、そのビットに対応する周波数ホッピングチャネルが利用可能であることを示しており、その逆も同様である。例えば、周波数ホッピングチャネル指示情報は、4ビットを含み、第一のビットが周波数ホッピングチャネル1に対応し、第二のビットが周波数ホッピングチャネル2に対応し、第三のビットが周波数ホッピングチャネル3に対応し、第四のビットが周波数ホッピングチャネル4に対応する。4ビットの値が「0101」である場合、周波数ホッピングチャネル1および周波数ホッピングチャネル3が利用不可な周波数ホッピングチャネルであることを示しており、周波数ホッピングチャネル2および周波数ホッピングチャネル4が利用可能な周波数ホッピングチャネルであることを示している。
【0203】
S502:第一のスレーブノードは、第一の構成情報に基づいて通信を実行する。
【0204】
可能な実装では、第一のスレーブノードは、第一の構成情報に構成される時間領域リソースおよび利用可能な周波数ホッピングチャネルにおいて、別のスレーブノードと通信する。
【0205】
通常、上述した周波数ホッピングチャネル指示情報によって示される複数の利用可能な周波数ホッピングチャネルが存在し、第一のスレーブノードは、特定の規則に従って複数の利用可能な周波数ホッピングチャネルから一つの周波数ホッピングチャネルを決定し、周波数ホッピングチャネル上で別のスレーブノードと通信し得ることが理解され得る。その後、時間の経過とともに、第一のスレーブノードは、規則に従って新しい周波数ホッピングチャネルをさらに決定し、その新しい周波数ホッピングチャネル上で別のスレーブノードと通信し得る。詳細については、周波数ホッピングおよび周波数ホッピングチャネルに関する上述した説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0206】
図5に示される方法によれば、第一のノードは、第一のノードおよび第一のスレーブノードの間の通信リンクを使用することによって、第一の周波数ホッピングチャネル上で通信し、第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードの間に通信リンクを構成し得て、これにより、第一のスレーブノードは、第一のノードの構成に基づいて、別のスレーブノードと直接通信を実行することができる。これは、直接リンクのリソースと、マスターおよびスレーブ通信リンクのリソースとの間の競合を回避し、通信性能を向上させる。また、
図5に示される方法において、通信ドメインにおける全てのリソースは、マスターノードによって管理および維持され、スレーブノードは、直接リンクのリソースを構成する必要がなく。これにより、スレーブノードの複雑性およびスレーブノードの消費電力を低減することができる。
【0207】
任意選択で、
図5に示される方法に関する可能な実装では、第一の構成情報は、半静的構成情報であり、通信リンクにおける潜在的に利用可能なリソースを構成するために使用される。これらの潜在的に利用可能なリソースは、全て第一のスレーブノードおよび他のスレーブノードの間の通信リンクに使用されることがあるとは限らない。すなわち、第一のノードは、第一のスレーブノードに対して少なくとも一つの送信機会グループ(または少なくとも一つの送信機会)を構成するが、全ての送信機会グループ(または全ての送信機会)が、第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードの間の通信リンクに使用されることがあるとは限らない。この場合、第一のノードは、第一のメッセージを使用することによって第一のスレーブノードに対して、送信機会グループ(または送信機会)が第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードの間の通信リンクに使用することができることを示し得る。上述したプロセスにおいて、第一のノードは、マスターおよびスレーブ通信リンクおよび/または直接リンクの送信および通信要件の変化に基づいて、リソース使用態様を柔軟に調整し得て、これにより、リソースをより動的に異なるリンクに割り当てることができる。例えば、
図5に示される方法は、ステップS503をさらに含んでもよい。
【0208】
S503:第一のノードは、第一のメッセージを第一のスレーブノードに送信する。これに対応して、第一のスレーブノードは、第一のノードから第一のメッセージを受信する。
【0209】
第一のメッセージは、第四の送信機会グループが上述した通信リンクに使用されることを示し得る。このようにして、第一のメッセージを受信した後、第一のスレーブノードは、第一のメッセージに基づいて、第四の送信機会グループを上述した通信リンクに使用することができると判定し得る。あるいは、第一のメッセージは、通信リンクに第三の送信機会が使用されることを示し得る。このようにして、第一のメッセージを受信した後、第一のスレーブノードは、第一のメッセージに基づいて、第三の送信機会を上述した通信リンクに使用することができると判定し得る。
【0210】
第四の送信機会グループは、通信リンクの時間領域リソースに含まれるか、または第四の送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会グループに含まれる。第三の送信機会は、通信リンクの時間領域リソースに含まれるか、または第三の送信機会は、少なくとも一つの送信機会に含まれる。
【0211】
一例では、第四の送信機会グループが上述した通信リンクに使用されることを第一のメッセージが示している場合、第一のノードは、第四の送信機会グループの時間領域開始位置において第一のメッセージの送信を開始するか、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおいて、第一のメッセージを送信する。第四の送信機会グループと、第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースとの間には、別のメッセージの送信に使用されるリソースは存在しない。
【0212】
別の例では、第三の送信機会が通信リンクに使用されることを第一のメッセージが示している場合、第一のノードは、第三の送信機会の時間領域開始位置において、第一のメッセージの送信を開始するか、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおいて、第一のメッセージを一度に送信する。第三の送信機会と、第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースとの間には、別のメッセージを送信するために使用されるリソースは存在しない。
【0213】
設計において、第一のスレーブノードが第一のメッセージを受信しない場合、第一のスレーブノードは、別のスレーブノードと通信するために、第四の送信機会グループまたは第三の送信機会を使用することはない。
【0214】
さらに別の設計では、第一のメッセージを受信した後、第一のスレーブノードは、第一のメッセージに基づいて、別のスレーブノードと同期する。換言すると、第一のメッセージは、第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードの間の同期にさらに使用されてもよいし、第一のメッセージは、第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードの間のタイミング基準として使用されてもよい。例えば、第一のメッセージは、同期信号を含み得る。第一のメッセージを受信した後、第一のスレーブノードおよび別のスレーブノードは、同期信号に基づいて、時間-周波数同期を実行し得る。第一のメッセージの送信時点は、第一のスレーブノードまたは別のスレーブノードが第四の送信機会グループまたは第三の送信機会グループにおいてメッセージを送信および/または受信する時点に近接している。そのため、第四の送信機会グループまたは第三の送信機会において、第一のスレーブノードまたは別のスレーブノードがメッセージを送信および/または受信する場合、クロックドリフトが小さくなり、同期効果が良好になる。
【0215】
任意選択で、第一のノードは、第二のメッセージを第一のスレーブノードに送信する。これに対応して、第一のスレーブノードは、第一のノードから第二のメッセージを受信する。第二のメッセージは、第五の送信機会グループが上述した通信リンクに使用されないことを示し得る。このようにして、第二のメッセージを受信した後、第一のスレーブノードは、第二のメッセージに基づいて、第五の送信機会グループを上述した通信リンクに使用することができないと判定し得る。あるいは、第二のメッセージは、第四の送信機会が上述した通信リンクに使用されないことを示し得る。このようにして、第二のメッセージを受信した後、第一のスレーブノードは、第二のメッセージに基づいて、第四の送信機会が上述した通信リンクに使用することができないと判定し得る。
【0216】
第五の送信機会グループは、通信リンクの時間領域リソースに含まれるか、または第五の送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会グループに含まれる。第四の送信機会は、通信リンクの時間領域リソースに含まれるか、または第四の送信機会は、少なくとも一つの送信機会に含まれる。
【0217】
一例では、第五の送信機会グループが上述した通信リンクに使用されないことを第二のメッセージが示している場合、第一のノードは、第五の送信機会グループの時間領域開始位置から第二のメッセージの送信を開始するか、または第五の送信機会グループの前にあって、第五の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおいて、第二のメッセージを送信する。第五の送信機会グループと、第五の送信機会グループの前にあって、第五の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースとの間には、別のメッセージの送信に使用されるリソースは存在しない。
【0218】
別の例では、第四の送信機会が通信リンクに使用されないことを第二のメッセージが示している場合、第一のノードは、第四の送信機会の時間領域開始位置から第二のメッセージの送信を開始するか、または第四の送信機会の前にあって、第四の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおいて、第二のメッセージを送信する。第四の送信機会と、第四の送信機会の前にあって、第四の送信機会に隣接する、時間領域リソースとの間には、別のメッセージを送信するために使用されるリソースは存在しない。
【0219】
任意選択で、
図5に示される方法に関する可能な実装では、第一のスレーブノードは、通信リンク構成要求情報を第一のノードに送信し、これにより、第一のノードは、リソースを最大限に活用し、競合を回避するように、通信リンク構成要求情報に基づいて、第一のスレーブノードのための通信リンクを適切に構成することができる。例えば、
図2に示される方法は、ステップS500をさらに含んでもよい。
【0220】
S500:第一のスレーブノードは、通信リンク構成要求情報を第一のノードに送信する。これに対応して、第一のノードは、第一のスレーブノードから通信リンク構成要求情報を受信する。
【0221】
通信リンク構成要求情報は、通信リンクを構成することを要求するために使用され得る。
【0222】
可能な実装では、通信リンク構成要求情報は、以下の一つまたは複数を含む。すなわち、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、または通信リンクのリソース要求情報。
【0223】
通信リンクのリンク種別情報は、通信リンクの種別を示し得る。通信リンクの種別の説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。少なくとも二つの第二のノードの指示情報は、少なくとも二つの第二のノードを示し得て、少なくとも二つの第二のノードは、通信リンクに対応するノードを含む。通信リンクの周期情報は、通信リンクのリソース要求の周期を示し得る。通信リンクの遅延要求情報は、通信リンクの遅延要求を示し得る。通信リンクのトラフィック量情報は、通信リンクのトラフィック量を示し得る。通信リンクのリソース要求情報は、通信リンクのリソース要求、例えば、通信リンクによって必要とされる時間単位の量または時間単位の長さを示し得る。
【0224】
上述した通信リンク設定要求情報は、第一のスレーブノードによって第一のノードから要求されるか、または第一のスレーブノードが第一のスレーブノードによって要求される情報を第一のノードに指示することが理解され得る。通信リンク構成要求情報を受信した後、第一のノードによって第一のスレーブノードに送信される第一の構成情報は、通信リンク構成要求情報における情報に基づいて構成されてもよいし、または通信リンク構成要求情報における情報に基づいて構成されなくてもよい。これは限定されない。
【0225】
S500ないしS503における第一のノードまたは第一のスレーブノードの動作は、
図4に示される通信装置40におけるプロセッサ401によって実行され得る。これは、本出願の本実施形態では限定されない。
【0226】
図5に示される方法において、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクは、第一のノードによって構成される。特定の用途では、第一のノードは、少なくとも二つの第二のノードから一つのノードを代替的に決定し得て、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクは、第一のノードによって決定されたノードによって代替的に構成され得る。このようにして、第一のノードによるリソース管理の複雑性を低減することができる。
【0227】
図6は、本出願の一実施形態による、さらに別の通信方法を示している。本通信方法は、ステップS601およびS602を含む。
【0228】
S601:第一のノードは、第三の構成情報を第三のスレーブノードに送信する。これに対応して、第三のスレーブノードは、第一のノードから第三の構成情報を受信する。
【0229】
第一のノードは、第三のスレーブノードのマスターノードであり得て、第三のスレーブノードは、第一のノードのスレーブノードである。第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける一つのノードである。第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードの制御ノードであり、通信リンクの制御情報を、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外のノードに送信し得る。本出願の本実施形態では、第三のスレーブノードは、スレーブノードを管理するノードと呼ばれることがある。すなわち、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードを管理し得て、例えば、少なくとも二つの第二のノード間に通信リンクを構成し得る。
【0230】
例えば、
図3Aに示される通信システム30は、例として使用され、第一のノードは、通信システム30におけるマスターノード301とし得る。少なくとも二つの第二のノードは、スレーブノード302、スレーブノード303、またはスレーブノード304のうちの少なくとも二つを含む。少なくとも二つの第二のノードがスレーブノード302およびスレーブノード303を含む場合、第三のスレーブノードは、スレーブノード302またはスレーブノード303とし得る。少なくとも二つの第二のノードがスレーブノード302およびスレーブノード304を含む場合、第三のスレーブノードは、スレーブノード302またはスレーブノード304とし得る。少なくとも二つの第二のノードがスレーブノード303およびスレーブノード304を含む場合、第三のスレーブノードは、スレーブノード303またはスレーブノード304とし得る。少なくとも二つの第二のノードが、スレーブノード302、スレーブノード303、およびスレーブノード304を含む場合、第三のスレーブノードは、スレーブノード302、スレーブノード303、またはスレーブノード304とし得る。
【0231】
可能な実装では、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含む。第三のスレーブノードの指示情報は、第三のスレーブノードを指示し得る。例えば、第三のスレーブノードの指示情報には、第三のスレーブノードの識別子が含まれる。第一のリソースは、制御ノードから通信リンクの制御情報を伝送するために使用され得る。通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクである。通信リンクの説明については、ステップS501における対応する説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。通信リンクの制御情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され得る。通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含む。
【0232】
任意選択で、第一のノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外のノード(例えば、第四のスレーブノードなど)に第三の構成情報をさらに送信して、これらのノードに第三のスレーブノードおよび第一のリソースを指示し得る。あるいは、第三の構成情報を受信した後、第三のスレーブノードは、第三のスレーブノードと、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外のノードとの間の第二の通信リンクまたは第二の通信リンクグループを使用して、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外のノード(例えば、第四のスレーブノードなど)に第三の構成情報を送信し得る。第二の通信リンクまたは第二の通信リンクグループは、第三のスレーブノードが第三の構成情報を送信する前に、第一のノード、第三のスレーブノード、または別のノードによって構成され得る。その後、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外のノードは、第一のリソース上で、通信リンクの制御情報を第三のスレーブノードから受信し得る。
【0233】
可能な実装では、第一のノードまたは第三のスレーブノードは、ユニキャスト方式またはマルチキャスト方式において第三の構成情報を送信し得る。
【0234】
S602:第三のスレーブノードは、第一のリソース上で通信リンクの制御情報を送信する。
【0235】
可能な実装では、第三のスレーブノードは、通信リンクの制御情報を生成または取得し、通信リンクの制御情報を、第一のリソース上で少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外の第二のノード(例えば、第四のスレーブノードなど)に送信する。
【0236】
可能な実装では、通信リンクの制御情報には、以下のうちの一つまたは複数が含まれる。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。詳細については、
図5に示される方法における第一の構成情報の説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。すなわち、
図5に示される方法と異なり、
図6に示される方法において、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクは、第三のスレーブノードによって構成される。
【0237】
ステップS602の前に、第三のスレーブノードが少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために、リソースが事前構成され得ることが理解され得る。リソースは、第一のノードによって設定されてもよいし、またはプロトコルに定義されてもよい。これは限定されない。このようにして、第三のスレーブノードによって構成されるリソースと、別のノードによって構成されるリソースとの競合を回避することができる。
【0238】
任意選択で、ステップS602の後、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外のノードに第三のメッセージを送信して、通信リンクの制御情報を使用することによって構成される時間領域リソースにおける送信機会グループまたは送信機会が通信リンクに使用され得ることを指示する。詳細については、ステップS503における対応する説明を参照されたい。詳細については、本明細書では改めて説明しない。
【0239】
図6に示される方法によれば、第一のノードは、特定の直接リンク管理または構成機能と、対応する管理シグナリング(例えば、通信リンクの制御情報など)を送信するためのリソースとを有する第三のスレーブノードを構成し得て、これにより、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノード間に通信リンクを管理または構成し得る。例えば、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードに割り当てられたリソースにおける、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクにリソースを割り当てて、リソース競合を回避し、通信性能を向上させ得る。また、
図5に示される方法と比較して、第一のノードが第三のスレーブノードを決定した後、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクは、第三のスレーブノードによって構成されてもよく、第一のノードによって構成される必要はない。これは、第一のノードによるリソース管理の複雑性を軽減させる。
図6に示される方法では、直接リンクは、通信に直接リンクを使用するノードによって管理され、これにより、マスターノード、ならびにマスターおよびスレーブリンクに対するスレーブノードの依存性を軽減することができ、リソース構成の柔軟性および直接リンクの独立性を向上させることができる。
【0240】
ステップS601およびS602における第一のノードまたは第三のスレーブノードの動作は、メモリ403に格納されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示される通信装置40内のプロセッサ401によって実行され得る。これは、本出願の本実施形態では限定されない。
【0241】
図5に示される方法および
図6に示される方法は、相互に組み合わされてもよいことが理解さ得る。例えば、本出願の本実施形態に提供される通信方法では、ステップS501およびS502が最初に実行され、次いで、ステップS601およびS602が実行され得る。換言すると、第一のノードは、最初に、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成し得る。その後、第一のノードが第三のスレーブノードを決定した後、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成し得る。
図5に示される方法が
図6に示される方法と組み合わされる一実施形態では、第一のスレーブノードおよび第三のスレーブノードは、同じであってもよいし、または異なってもよいことが理解され得る。第一のノードによって構成される少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクは、第三のスレーブノードによって構成される少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクと同じであってもよいし、または異なってもよい。例えば、ステップS501における第一の構成情報に含まれる初回時間領域リソース情報、および/または周波数ホッピングチャネル指示情報は、ステップS602における通信リンクの制御情報に含まれる初回時間領域リソース情報、および/または周波数ホッピングチャネル指示情報とは異なる。
【0242】
上述した実施形態では、第一のノードによって実装される方法、および/または手順は、代替的に、第一のノードに使用されるコンポーネント(例えば、チップまたは回路など)によって実装されてもよいことが理解され得る。第一のスレーブノードによって実装される方法、および/または手順は、代替的に、第一のスレーブノードに使用されるコンポーネント(例えば、チップまたは回路など)によって実装されてもよい。第三のスレーブノードによって実装される方法、および/または手順は、代替的に、第三のスレーブノードに使用されるコンポーネント(例えば、チップまたは回路など)によって実装されてもよい。
【0243】
上述では、主に、ノード間の相互作用の観点から、本出願の実施形態に提供される解決策について説明している。これに対応して、本出願の実施形態は、通信装置をさらに提供する。本通信装置は、上述した方法の実施形態における第一のノードであってもよいし、上述した第一のノードを含む装置であってもよいし、または第一のノードに使用することができるコンポーネントであってもよい。あるいは、本通信装置は、上述した方法の実施形態における第一のスレーブノードであってもよいし、または第一のスレーブノードを含む装置であってもよいし、または第一のスレーブノードに使用することができるコンポーネントであってもよい。あるいは、本通信装置は、上述した方法の実施形態における第三のスレーブノードであってもよいし、または上述した第三のスレーブノードを含む装置であってもよいし、または第三のスレーブノードに使用することができるコンポーネントであってもよい。上述した機能を実装するために、第一のノード、第一のスレーブノード、または第三のスレーブノードなどは、各機能を実行するための対応するハードウェア構造、および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者であれば、本明細書に開示される実施形態において説明される例のユニットおよびアルゴリズム操作と組み合わせて、本出願は、ハードウェア、またはハードウェアおよびコンピュータソフトウェアの組み合わせによって実装することができることを容易に認識するはずである。機能がハードウェア、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるか否かは、特定の用途および技術解決策の設計制約に依存する。当業者は、異なる方法を使用して、特定の各用途について説明された機能を実装し得るが、その実装が本出願の範囲を超えると見做されるべきではない。
【0244】
本出願の本実施形態では、機能モジュールの分割は、上述した方法例に基づいて、第一のノード、第一のスレーブノード、または第三のスレーブノード上で実行され得る。例えば、各機能モジュールは、対応する各機能に基づく分割によって得られてもよいし、または二つ以上の機能は、一つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。本出願の実施形態では、モジュール分割は、一例であり、単なる論理的な機能分割であることは、留意されるべきである。実際の実装では、別の分割態様が使用されてもよい。
【0245】
例えば、各機能モジュールは、統合態様における分割によって得られる場合、
図7は、通信装置70の構造を示す模式図である。通信装置70は、送信モジュール701を含む。送信モジュール701は、送信ユニットとしても知られ、送信機能を実装するように構成され、例えば、送信回路、送信機、送信器、または通信インターフェースなどであってもよい。任意選択で、通信装置70は、受信モジュール702をさらに含む。受信モジュール702は、受信ユニットとしても知られ、受信機能を実装するように構成され、例えば、受信回路、受信機、受信器、または通信インターフェースであってもよい。
【0246】
例えば、通信装置70は、第一のノードの機能を実装するように構成される。通信装置70は、例えば、
図5に示される実施形態、または
図6に示される実施形態における第一のノードである。
【0247】
送信モジュール701は、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するように構成される。第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用される。通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含む。通信装置70に対応する第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードにおける少なくとも一つの第二のノードのマスターノードである。通信装置70が第一のノードに対応するとは、通信装置70が第一のノード自体、または第一のノードの内部におけるコンポーネント、チップ、または集積回路などであると理解され得る。
【0248】
可能な実装では、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードのマスターノードである。
【0249】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、第一の構成情報には、以下のうちの一つまたは複数が含まれる。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。
【0250】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。
【0251】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または 第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。
【0252】
可能な実装では、送信モジュール701は、第一のメッセージを送信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され、第四の送信機会グループが通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示している。
【0253】
可能な実装では、送信モジュール701は、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第四の送信機会グループの時間領域開始位置において第一のメッセージの送信を開始すること、または第四の送信機会グループより前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおいて第一のメッセージを送信すること。
【0254】
可能な実装では、送信モジュール701は、第一のメッセージを送信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第三の送信機会が通信リンクに使用され、第三の送信機会が通信の時間領域リソースに含まれることを示している。
【0255】
可能な実装では、送信モジュール701は、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第三の送信機会の時間領域開始位置において第一のメッセージの送信を開始すること、または第三の送信機会より前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおいて第一のメッセージを送信すること。
【0256】
可能な実装では、第一のメッセージは、少なくとも二つの第二のノードを同期させるためにさらに使用される。
【0257】
可能な実装では、通信装置70は、受信モジュール702をさらに含む。受信モジュール702は、通信リンク構成要求情報を受信するように構成され、通信リンク構成要求情報は、通信リンクを構成することを要求するために使用される。
【0258】
可能な実装では、通信リンク構成要求情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、および通信リンクのリソース要求情報。
【0259】
可能な実装では、送信モジュール701は、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第一のスレーブノードに送信するように具体的に構成され、第一のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、第一の構成情報は、第一のスレーブノードと、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される。送信モジュール701は、第2周波数ホッピングチャネル上で第二の構成情報を第二のスレーブノードに送信するようにさらに構成され、第二のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノード内にあって、第一のスレーブノードとは異なる第二のノードであり、第二の構成情報は、第二のスレーブノードと、少なくとも二つの第二のノードにおける第二のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される。
【0260】
可能な実装では、送信モジュール701は、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を第二のノードグループに送信するように具体的に構成され、第二のノードグループは、少なくとも二つの第二のノードを含む。
【0261】
可能な実装では、送信モジュール701は、第三の構成情報を送信するようにさらに構成され、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、第一のリソースは、制御ノードから通信リンクの制御情報を伝送するために使用される。
【0262】
通信装置70が第一のノードの機能を実装するように構成される場合、通信装置70によって実装することができる他の機能については、
図5に示される実施形態、または
図6に示される実施形態の関連する説明に対して参照を行い得る。詳細については、改めて説明しない。
【0263】
簡単な実施形態では、当業者であれば、通信装置70が
図4に示される形態を使用し得ることを理解することができる。例えば、
図4におけるプロセッサ401は、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、通信装置70が上述した方法の実施形態における方法を実行することを可能にし得る。
【0264】
例えば、
図7における送信モジュール701および受信モジュール702の機能/実装プロセスは、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、
図4におけるプロセッサ401によって実装され得る。あるいは、
図7における送信モジュール701および受信モジュール702の機能/実装プロセスは、
図4における通信インターフェース404によって実装され得る。
【0265】
例えば、各機能モジュールが統合態様における分割によって得られる場合、
図8は、通信装置80の構造を示す模式図である。通信装置80は、受信モジュール801および処理モジュール802を含む。受信モジュール802は、受信ユニットとしても知られ、受信機能を実装するように構成され、例えば、受信回路、受信機、受信器、または通信インターフェースであってもよい。任意選択で、通信装置80は、送信モジュール803をさらに含む。送信モジュール803は、送信ユニットとしても知られ、送信機能を実装するように構成され、例えば、送信回路、送信機、送信器、または通信インターフェースであってもよい。
【0266】
例えば、通信装置80は、第一のスレーブノードの機能を実装するように構成される。通信装置80は、例えば、
図5に示される実施形態における第一のスレーブノードである。
【0267】
受信モジュール801は、第一の周波数ホッピングチャネル上で第一のノードから第一の構成情報を受信するように構成され、第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用され、少なくとも二つの第二のノードは、対象ノードを含み、通信リンクは、対象ノードと、少なくとも二つの第二のノード内にあって、対象ノードとは異なる、少なくとも一つの第二のノードとの間の直接リンクを含み、第一のノードは、対象ノードのマスターノードである。
【0268】
処理モジュール802は、第一の構成情報に基づいて、少なくとも二つの第二のノード内にあって、対象ノードとは異なる、少なくとも一つの第二のノードと通信するように構成される。
【0269】
可能な実装では、第一のノードは、直接リンクに対応する二つの第二のノードのマスターノードである。
【0270】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、第一の構成情報には、以下のうちの一つまたは複数が含まれる。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。
【0271】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。
【0272】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は第二の送信機会と同じであるか、または異なる。
【0273】
可能な実装では、受信モジュール801は、第一のメッセージを受信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第四の送信機会グループが通信リンクに使用され、第四の送信機会グループが通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示している。
【0274】
可能な実装では、受信モジュール801は、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第四の送信機会グループの時間領域開始位置における第一のメッセージの受信を開始すること、または第四の送信機会グループの前にあって、第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおいて第一のメッセージを受信すること。
【0275】
可能な実装では、受信モジュール801は、第一のメッセージを受信するようにさらに構成され、第一のメッセージは、第三の送信機会が通信リンクに使用され、第三の送信機会が通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示している。
【0276】
可能な実装では、受信モジュール801は、以下を行うように具体的に構成される。すなわち、第三の送信機会の時間領域開始位置における第一のメッセージの受信を開始すること、または第三の送信機会の前にあって、第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおいて第一のメッセージを受信すること。
【0277】
可能な実装では、処理モジュール802は、第一のメッセージに基づいて、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードと同期するようにさらに構成される。
【0278】
可能な実装では、通信装置80は、送信モジュール803をさらに含む。送信モジュール803は、通信リンク構成要求情報を送信するように構成され、通信リンク構成要求情報は、通信リンクを構成することを要求するために使用される。
【0279】
可能な実装では、通信リンク構成要求情報は、以下の一つまたは複数を含む。すなわち、通信リンクのリンク種別情報、少なくとも二つの第二のノードの指示情報、通信リンクの周期情報、通信リンクの遅延要求情報、通信リンクのトラフィック量情報、および通信リンクのリソース要求情報。
【0280】
可能な実装では、受信モジュール801は、第三の構成情報を受信するようにさらに構成され、第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、第三のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、第一のリソースは、制御ノードから通信リンクの制御情報を伝送するために使用される。
【0281】
通信装置80が第一のスレーブノードの機能を実装するように構成される場合、通信装置80によって実装することができる他の機能については、
図5に示される実施形態の関連する説明に対して参照を行い得る。詳細については、改めて説明しない。
【0282】
簡単な実施形態では、当業者であれば、通信装置80が
図8に示される形態を使用し得ることを理解することができる。例えば、
図4におけるプロセッサ401は、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、通信装置80が上述した方法の実施形態における方法を実行することを可能にし得る。
【0283】
例えば、
図8における受信モジュール801、処理モジュール802、および送信モジュール803の機能/実装プロセスは、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、
図4におけるプロセッサ401によって実装され得る。あるいは、
図8における処理モジュール802の機能/実装プロセスは、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、
図4におけるプロセッサ401によって実装され得て、
図4における受信モジュール801および送信モジュール803の機能/実装プロセスは、
図4における通信インターフェース404によって実装され得る。
【0284】
例えば、各機能モジュールが統合態様における分割によって得られる場合、
図9は、通信装置90の構造を示す模式図である。通信装置90は、受信モジュール901および送信モジュール902を含む。受信モジュール901は、受信ユニットとしても知られ、受信機能を実装するように構成され、例えば、受信回路、受信機、受信器、または通信インターフェースであってもよい。送信モジュール902は、送信ユニットとしても知られ、送信機能を実装するように構成され、例えば、送信回路、送信機、送信器、または通信インターフェースであってもよい。
【0285】
例えば、通信装置90は、第三のスレーブノードの機能を実装するように構成される。通信装置90は、例えば、
図6に示される実施形態における第三のスレーブノードである。
【0286】
受信モジュール901は、第三の構成情報を受信するように構成され、第三の構成情報は、通信装置90に対応する第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含む。第三のスレーブノードが通信装置90に対応するということは、通信装置90が第一のノード自体、または第一のノードの内部におけるコンポーネント、チップ、もしくは集積回路などであると理解され得る。
【0287】
送信モジュール902は、通信リンクの制御情報を、第一のリソース上の少なくとも二つの第二のノードにおける第三のスレーブノード以外の第二のノードに送信するように構成され、通信リンクは、少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含む。
【0288】
可能な実装では、通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、通信リンクの制御情報には、以下のうちの一つまたは複数が含まれる。すなわち、第一の通信リンクの識別子、第一の通信リンクグループの識別子、ノード識別子、第一の通信リンクの種別情報、第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、初回時間領域リソース情報、または周波数ホッピングチャネル指示情報。第一の通信リンクは、少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、第一の通信リンクグループは、少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、初回時間領域リソース情報は、通信リンクの時間領域リソースを示し、周波数ホッピングチャネル指示情報は、通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示している。
【0289】
可能な実装では、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数を含む。すなわち、送信機会グループの周期情報、第一の時間長情報、または第一の開始位置に関する情報。少なくとも一つの送信機会グループの全ては、時間領域において連続しており、第一の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、第一の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、第一の送信機会グループは、第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる。
【0290】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、通信リンクの時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、初回時間領域リソース情報は、以下のうちの一つまたは複数をさらに含む。すなわち、送信機会数情報、第二の時間長情報、または第二の開始位置に関する情報。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、送信機会数情報は、少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、第二の時間長情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第一の送信機会の時間領域長を含み、第二の開始位置に関する情報は、少なくとも一つの送信機会のうちの第二の送信機会における直接通信メッセージの送信または受信の時間領域開始位置を含み、第一の送信機会は、第二の送信機会と同じであるか、または異なる。
【0291】
通信装置90が第三のスレーブノードの機能を実装するように構成される場合、通信装置90によって実装することができる他の機能については、
図6に示される実施形態の関連する説明に対して参照を行い得る。詳細については、改めて説明しない。
【0292】
簡単な実施形態では、当業者であれば、通信装置90が
図4に示される形態を使用し得ることを理解することができる。例えば、
図4におけるプロセッサ401は、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、通信装置90が上述した方法の実施形態における方法を実行することを可能し得る。
【0293】
例えば、
図9における受信モジュール901および送信モジュール902の機能/実プロセスは、メモリ403に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、
図4におけるプロセッサ401によって実装され得る。あるいは、
図9における受信モジュール901および送信モジュール902の機能/実装プロセスは、
図4における通信インターフェース404によって実装され得る。
【0294】
上述したモジュールまたはユニットのうちの一つまたは複数は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせによって実装され得ることは、留意されるべきである。上述したモジュールまたはユニットの何れかがソフトウェアによって実装される場合、ソフトウェアは、コンピュータプログラム命令の形態で存在し、メモリに格納される。プロセッサは、プログラム命令を実行し、上述した方法手順を実装するように構成され得る。プロセッサは、SoC(システムオンチップ)またはASICに組み込まれていてもよいし、または独立した半導体チップであってもよい。ソフトウェア命令を実行して、演算または処理を実行するために使用されるコアに加えて、プロセッサには、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、PLD(プログラマブルロジックデバイス)、または専用の論理演算を実装する論理回路などの、必要なハードウェアアクセラレータをさらに含んでもよい。
【0295】
上述したモジュールまたはユニットがハードウェアを使用することによって実装される場合、ハードウェアは、CPU、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理(DSP)チップ、マイクロコントローラユニット(MCU)、人工知能プロセッサ、ASIC、SoC、FPGA、PLD、専用デジタル回路、ハードウェアアクセラレータ、非統合ディスクリートデバイス、または端末機器の何れか一つまたは任意の組み合わせであってもよく、ハードウェアは、必要なソフトウェアを実行してもよいし、または上述した方法手順を実行するために、ソフトウェアに依存することはない。端末機器は、例えば、インテリジェント端末、インテリジェントウェアラブル機器、インテリジェント製造機器、インテリジェント輸送機器、またはインテリジェントホーム機器などの機器であってもよい。
【0296】
任意選択で、本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。本チップシステムは、少なくとも一つのプロセッサおよびインターフェースを含む。少なくとも一つのプロセッサは、インターフェースを介してメモリに結合される。少なくとも一つのプロセッサがメモリにおけるコンピュータプログラムまたは命令を実行すると、上述した方法の実施形態の何れか一つによる方法が実行される。可能な実装では、チップシステムは、メモリをさらに含む。任意選択で、チップシステムは、チップを含んでもよいし、またはチップおよび別のディスクリートコンポーネントを含んでもよい。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。
【0297】
任意選択で、本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。上述した方法の実施形態における手順の全てまたは一部は、関連ハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装され得る。このプログラムは、上述したコンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。プログラムが実行されると、上述した方法の実施形態における手順が実行され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、上述した実施形態の何れか一つの通信装置の内部記憶装置、例えば、通信装置のハードディスクまたはメモリであってもよい。あるいは、コンピュータ可読記憶媒体は、通信装置の外部記憶装置、例えば、プラグインハードディスク、スマートメディアカード(SMC)、セキュアデジタル(SD)カード、または通信装置に構成されるフラッシュカード(flash card)であってもよい。さらに、コンピュータ可読記憶媒体には、通信装置の内部記憶装置および外部記憶装置の両方が含まれてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム、ならびに通信装置によって必要とされる他のプログラムおよびデータを格納するように構成される。コンピュータ可読記憶媒体は、出力されているデータ、または出力されるべきであるデータを一時的に格納するようにさらに構成され得る。
【0298】
任意選択で、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。上述した方法の実施形態における手順の全てまたは一部は、関連ハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって完了され得る。このプログラムは、上述したコンピュータプログラム製品に格納され得る。プログラムが実行されると、上述した方法の実施形態の手順が含まれ得る。
【0299】
任意選択で、本出願の一実施形態は、コンピュータ命令をさらに提供する。関連するハードウェア(例えば、コンピュータ、プロセッサ、アクセスネットワーク機器、モビリティ管理ネットワーク要素、またはセッション管理ネットワーク要素など)は、コンピュータ命令を通じて、上述した方法の実施形態における手順の全てまたは一部を完了するように指示され得る。このプログラムは、上述したコンピュータ可読記憶媒体に格納されもよいし、または上述したコンピュータプログラム製品に格納されてもよい。
【0300】
実装に関する上述した説明により、当業者であれば、便宜的かつ簡潔な説明の目的のために、上述した機能モジュールの分割が、例証のための例として取られることを理解することを可能にする。実際の適用では、上述した機能は、要件に応じて異なるモジュールに割り当てられて実装することができ、すなわち、装置の内部構造は、異なる機能モジュールに分割されて、上述される機能の全部または一部を実装する。
【0301】
本出願に提供される幾つかの実施形態では、開示された装置および方法が他の態様において実装されてもよいことは、理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単なる一例に過ぎない。例えば、モジュール、またはユニットへの分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際の実装では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが別の装置に結合または統合されてもよいし、一部の機能が無視されてもよいし、または実行されなくてもよい。さらに、表示または説明された相互結合もしくは直接結合、または通信接続は、幾つかのインターフェースを使用することによって実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態において実装されてもよい。
【0302】
別個の部品として説明されるユニットは、物理的に分離されてもよいし、もしくは分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、一つまたは複数の物理的なユニットであってもよいし、または一つの場所に配置されてもよいし、または異なる場所に分散されてもよい。ユニットの一部または全ては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択され得る。
【0303】
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、または二つ以上のユニットが一つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態において実装されてもよいし、またはソフトウェア機能ユニットの形態において実装されてもよい。
【0304】
上述した説明は、単なる本出願の具体的な実装であるが、本出願の保護範囲を限定することを意図していない。本出願に開示された技術的範囲における何れの変形または置換も、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のノードに適用される通信方法であって、
第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信するステップであって、前記第一の構成情報は、少なくとも二つの第二のノード間の通信リンクを構成するために使用される、ステップ
を備え
前記通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノード間の直接リンクを含み、前記第一のノードは、前記直接リンクに対応する前記
少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つの第二のノードのマスターノードである、
方法。
【請求項2】
前記第一のノードは、前記直接リンクに対応する前記
少なくとも二つの第二のノードのマスターノードである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信リンクは、第一の通信リンクまたは第一の通信リンクグループを含み、
前記第一の構成情報は、
前記第一の通信リンクの識別子、
前記第一の通信リンクグループの識別子、
ノード識別子、
前記第一の通信リンクの種別情報、
前記第一の通信リンクグループにおける通信リンクの種別情報、
初回時間領域リソース情報、または
周波数ホッピングチャネル指示情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記第一の通信リンクは、前記少なくとも二つの第二のノードにおける二つの第二のノード間の通信リンクであり、前記第一の通信リンクグループは、前記少なくとも二つの第二のノード間の複数の通信リンクを含み、前記ノード識別子は、前記少なくとも二つの第二のノードにおける少なくとも一つのノードを識別するために使用され、前記初回時間領域リソース情報は、前記通信リンクの時間領域リソースを示し、前記周波数ホッピングチャネル指示情報は、前記通信リンクにおける利用可能な周波数ホッピングチャネルを示す、
請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも一つの送信機会グループを含み、前記初回時間領域リソース情報は、
前記送信機会グループの周期情報、
第一の時間長情報、または
第一の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数を含み、
前記少なくとも一つの送信機会グループの全てが時間領域において連続しており、前記第一の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第一の送信機会グループの時間領域長を示す情報を含み、前記第一の開始位置に関する情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループにおける第二の送信機会グループの時間領域開始位置を示す情報を含み、前記第一の送信機会グループは、前記第二の送信機会グループと同じであるか、または異なる、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含み、前記通信リンクの前記時間領域リソースは、少なくとも二つの送信機会を含み、前記初回時間領域リソース情報は、
前記送信機会の数情報、
第二の時間長情報、または
第二の開始位置に関する情報
のうちの一つまたは複数をさらに含み、
前記送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用され、異なる送信機会において、前記少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または前記少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、前記第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、前記送信機会の前記数情報は、前記少なくとも一つの送信機会グループ内の第三の送信機会グループにおける送信機会数を含み、前記第二の時間長情報は、前記少なくとも一つの送信機会における第一の送信機会の時間領域長を含み、前記第二の開始位置に関する前記情報は、前記少なくとも一つの送信機会における第二の送信機会において直接通信メッセージを送信または受信する時間領域開始位置を含み、前記第一の送信機会は、前記第二の送信機会と同じであるか、または異なる、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
第一のメッセージを送信するステップであって、前記第一のメッセージは、第四の送信機会グループが前記通信リンクに使用され、前記第四の送信機会グループが前記通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ
をさらに備える、請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
第一のメッセージを送信する前記ステップは、
前記第四の送信機会グループの時間領域開始位置における前記第一のメッセージの送信の開始、または前記第四の送信機会グループの前にあって、前記第四の送信機会グループに隣接する、時間領域リソースにおける前記第一のメッセージの送信を行うステップ
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
第一のメッセージを送信するステップであって、前記第一のメッセージは、第三の送信機会が前記通信リンクに使用され、前記第三の送信機会が前記通信リンクの時間領域リソースに含まれることを示す、ステップ
をさらに備える、請求項
1に記載の方法。
【請求項9】
第一のメッセージを送信する前記ステップは、
前記第三の送信機会の時間領域開始位置における前記第一のメッセージの送信の開始、または前記第三の送信機会の前にあって、前記第三の送信機会に隣接する、時間領域リソースにおける前記第一のメッセージの送信を行うステップ
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のメッセージは、前記少なくとも二つの第二のノードを同期させるためにさらに使用される、請求項
6に記載の方法。
【請求項11】
通信リンク構成要求情報を受信するステップであって、前記通信リンク構成要求情報は、前記通信リンクを構成することを要求するために使用される、ステップ
をさらに備える、請求項
1に記載の方法。
【請求項12】
前記通信リンク構成要求情報は、前記通信リンクのリンク種別情報、前記少なくとも二つの第二のノードの指示情報、前記通信リンクの周期情報、前記通信リンクの遅延要求情報、前記通信リンクのトラフィック量情報、または前記通信リンクのリソース要求情報
のうちの一つまたは複数を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信する前記ステップは、
前記第一の周波数ホッピングチャネル上で前記第一の構成情報を第一のスレーブノードに送信するステップであって、前記第一のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、前記第一の構成情報は、前記第一のスレーブノードと、前記少なくとも二つの第二のノードにおける前記第一のスレーブノード以外のノードとの間の通信リンクを構成するために使用される、ステップ
を含み、
前記方法は、
第二の周波数ホッピングチャネル上で第二の構成情報を第二のスレーブノードに送信するステップであって、前記第二のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノード内にあって、前記第一のスレーブノードとは異なるノードであり、前記第二の構成情報は、前記第二のスレーブノードと、前記少なくとも二つの第二のノードにおける前記第二のスレーブノード以外のノードとの間に通信リンクを構成するために使用される、ステップ
をさらに備える、
請求項
1に記載の方法。
【請求項14】
第一の周波数ホッピングチャネル上で第一の構成情報を送信する前記ステップは、
前記第一の周波数ホッピングチャネル上で前記第一の構成情報を第二のノードグループに送信するステップであって、前記第二のノードグループは、前記少なくとも二つの第二のノードを含む、ステップ
を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項15】
第三の構成情報を送信するステップであって、前記第三の構成情報は、第三のスレーブノードの指示情報、および/または第一のリソースの指示情報を含み、前記第三のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおけるノードであり、前記第三のスレーブノードは、前記少なくとも二つの第二のノードにおける制御ノードであり、前記第一のリソースは、前記制御ノードからの前記通信リンクの制御情報を伝送するために使用される、ステップ
をさらに備える、請求項
1に記載の方法。
【請求項16】
少なくとも一つのプロセッサ、およびインターフェース回路を備える通信装置であって、前記インターフェース回路は、コンピュータプログラムまたは命令を受信し、前記コンピュータプログラムまたは命令を前記少なくとも一つのプロセッサに送信するように構成され、前記少なくとも一つのプロセッサは、前記コンピュータプログラムまたは前記命令を実行するように構成され、これにより、前記通信装置は、請求項1ないし15の何れか一つに記載の方法を実行す
る、通信装置。
【請求項17】
コンピュータプログラムまたは命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムまたは命令が実行されると、コンピュータは、請求項1ないし15の何れか一つに記載の方
法を実行することを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
請求項1ないし15の何れか一つに記載の方法を実行するように構成された通信装置を備え
る、端末機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0172】
一例では、ノード識別子は、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノードの識別子、および/または少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードの識別子を含み得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0173
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0173】
ノード識別子を受信した後、第一のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノードの識別子を決定し、および/または少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードの識別子を決定し得て、これにより、その後、第一のスレーブノードは、少なくとも二つの第二のノードにおける第一のスレーブノード以外のノードと通信することが理解され得る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0187
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0187】
可能な実装では、送信機会グループは、少なくとも一つの送信機会を含む。送信機会は、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信メッセージの受信のために、第二のノードによって使用され得る。通信リンクの時間領域リソースが少なくとも二つの送信機会を含む場合、異なる送信機会において、少なくとも一つの直接通信メッセージの送信、および/または少なくとも一つの直接通信の受信のために、第二のノードによって使用される同じシーケンスのリソースが構成され、ソースシーケンスは第一のノードによって構成されてもよいし、または事前定義されてもよい。具体的には、送信機会の説明については、本出願の実施形態における技術用語の上述した説明を参照されたい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0265
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0265】
例えば、各機能モジュールが統合態様における分割によって得られる場合、
図8は、通信装置80の構造を示す模式図である。通信装置80は、受信モジュール801および処理モジュール802を含む。受信モジュール80
1は、受信ユニットとしても知られ、受信機能を実装するように構成され、例えば、受信回路、受信機、受信器、または通信インターフェースであってもよい。任意選択で、通信装置80は、送信モジュール803をさらに含む。送信モジュール803は、送信ユニットとしても知られ、送信機能を実装するように構成され、例えば、送信回路、送信機、送信器、または通信インターフェースであってもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0303
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0303】
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、または二つ以上のユニットが一つのユニットに統合されてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態において実装されてもよいし、またはソフトウェア機能ユニットの形態において実装されてもよい。
【国際調査報告】