(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】複数のユーザデバイスを介して提供されるインタラクティブなユーザコンテンツ
(51)【国際特許分類】
H04L 67/06 20220101AFI20240912BHJP
H04L 67/53 20220101ALI20240912BHJP
H04N 21/443 20110101ALI20240912BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240912BHJP
【FI】
H04L67/06
H04L67/53
H04N21/443
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023541342
(86)(22)【出願日】2022-08-10
(85)【翻訳文提出日】2023-09-04
(86)【国際出願番号】 US2022039937
(87)【国際公開番号】W WO2024035400
(87)【国際公開日】2024-02-15
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】カート・ウィルムス
(72)【発明者】
【氏名】アニッシュ・カットゥカラン
(72)【発明者】
【氏名】リンシアン・ディン
(72)【発明者】
【氏名】アミット・ゴラワット
【テーマコード(参考)】
5C164
5L050
【Fターム(参考)】
5C164MB01S
5C164UB41S
5C164UB51P
5C164UD41S
5C164YA21
5L050CC12
(57)【要約】
モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、モバイルコンピューティングデバイスのユーザによって行なわれ、近くにあるメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる、選択のインジケーションを受信するステップと、モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを識別するステップと、ユーザがアイコンを選択したというインジケーションを受信したことに応答して、ユーザからのさらなる入力を伴わずに、モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、ダウンロード可能コンテンツをモバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードするステップとを含む、コンテンツのダウンロードを開始するための技法が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに関連付けられるモバイルデバイスにおいて実装される、コンテンツのダウンロードを開始するための方法であって、前記方法が
前記モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、プライマリコンテンツとともにサードパーティコンテンツを表示している近くにあるメディアプレーヤデバイスを介して前記ユーザによって選択された前記サードパーティコンテンツのインジケーションを受信するステップと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記選択されたサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツを識別するステップと、
前記インジケーションを受信したことに応答して、前記ユーザからのさらなる入力を伴わずに、前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードするステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記選択されたサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツを識別するステップが、
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記サードパーティコンテンツに関連付けられる前記ダウンロード可能コンテンツの前記インジケーションを、サーバから受信するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、モバイルオンリーのアプリケーションを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なコンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記モバイルデバイスアプリケーションが、前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることを判断するステップであって、前記モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能な前記コンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、前記モバイルデバイスアプリケーションが前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることに基づいている、ステップ
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記モバイルコンピューティングデバイスが前記ダウンロード可能コンテンツをダウンロードしたというインジケーションを、サーバに送信するステップ
をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
サーバにおいて実装される、コンテンツのダウンロードを開始する方法であって、前記方法が、
前記サーバの1つまたは複数のプロセッサによって、メディアプレーヤデバイスから、前記メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられる、ユーザによる選択のインジケーションを受信するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記ユーザに関連付けられる、前記メディアプレーヤデバイスの近くにあるモバイルコンピューティングデバイスを識別するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって提供される前記サードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツを識別するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって提供される前記サードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを、前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記モバイルコンピューティングデバイスが前記ダウンロード可能コンテンツをダウンロードしたというインジケーションを受信するステップと
を含む、方法。
【請求項8】
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって提供される前記サードパーティコンテンツに関連付けられる前記ダウンロード可能コンテンツを、前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップ
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンロード可能コンテンツを、前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップが、ダウンロード可能モバイルオンリーのアプリケーションを前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップが、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なコンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップを含む、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
コンテンツのダウンロードを開始するためのシステムであって、前記システムが、1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリとを備え、前記コンピュータ可読命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
モバイルコンピューティングデバイスのユーザによって行なわれる選択であって、近くにあるメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択のインジケーションを受信するステップと、
前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記サードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを識別するステップと、
選択の前記インジケーションを受信したことに応答して、前記ユーザからのさらなる入力を伴わずに、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードするステップと
を行なわせる、システム。
【請求項12】
前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに
前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記サードパーティコンテンツに関連付けられる前記ダウンロード可能コンテンツの前記インジケーションを、サーバから受信するステップ
をさらに行なわせる、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせ、前記1つまたは複数のプロセッサに、モバイルオンリーのアプリケーションを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせる命令を含む、請求項11または12に記載のシステム。
【請求項14】
前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせ、前記1つまたは複数のプロセッサに、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なコンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせる命令を含む、請求項11から13のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項15】
前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに
前記モバイルデバイスアプリケーションが、前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることを判断するステップであって、前記モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能な前記コンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、前記モバイルデバイスアプリケーションが前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることに基づいている、ステップ
をさらに行なわせる、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに
前記モバイルコンピューティングデバイスが前記ダウンロード可能コンテンツをダウンロードしたというインジケーションを、サーバに送信するステップ
をさらに行なわせる、請求項11から15のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項17】
コンテンツのダウンロードを開始するためのシステムであって、前記システムが、1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリとを備え、前記コンピュータ可読命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実行させる、システム。
【請求項18】
命令を記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
命令を記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的にメディアプレーヤデバイスを介して提供されるコンテンツに関し、より詳細にはメディアプレーヤデバイスならびに他のユーザデバイスを介して提供されるインタラクティブなコンテンツに関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書で与えられる背景技術の説明は、本開示のコンテキストを一般的に提示することを目的とする。現在氏名が挙げられる発明者らの業績は、本背景技術セクションで説明される範囲において、出願時点で場合によっては先行技術として認定されない可能性がある本説明の態様と同様に、明示的にも暗示的にも本開示に対する先行技術として認められない。
【0003】
今日、様々な電子デバイスは、インタラクティブなコンテンツを提示することができるが、このようなデバイスの一部では、ユーザへ提供することができるインタラクティブ性が限られたものでしかない。例えば、テレビジョンセットは、リモートコントロールユニットから受信することができるコマンドのセットが限定されているが、スマートフォンは多様なソフトウェアアプリケーションを実行してリッチでインタラクティブな体験を提供することができる。
【0004】
そのようなインタラクティブなコンテンツの例としては、スマートフォンにダウンロード可能なソフトウェアへのリンクが挙げられる。例えば、コネクテッドテレビジョン(CTV)デバイスなどのデジタルメディアプレーヤは、一定のコンテンツプロバイダ(例えば、動画ストリーミングサービス)からのストリーミングコンテンツ、ならびにスマートフォンで実行可能なソフトウェアの説明を含むサードパーティコンテンツを表示することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態では、モバイルデバイスにおいて実装される、コンテンツのダウンロードを開始するための方法が提供され、方法は、モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、モバイルコンピューティングデバイスのユーザによって行なわれ、近くにあるメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる、選択のインジケーションを受信するステップと、モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを識別するステップと、選択のインジケーションを受信したことに応答して、ユーザからのさらなる入力を伴わずに、モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、ダウンロード可能コンテンツをモバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードするステップとを含む。方法は、ユーザからのさらなる入力を伴わずに、コンテンツをユーザのモバイルコンピューティングデバイスに提供するという技術上の効果を実現する。特に、従来の既知の方法では、ユーザは、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツを受信したことに応答して、自身のモバイルコンピューティングデバイス上でダウンロード可能コンテンツを能動的に探す必要がある。そのため、ユーザの側では時間を消費するものであり、モバイルコンピューティングデバイスの側ではリソース集約的である。本開示の方法は、ユーザがメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なえるようにする。選択は、サードパーティコンテンツがメディアプレーヤデバイスによって提供されたときに行なうことができる。選択に続いて、コンテンツがモバイルコンピューティングデバイスにダウンロードされ、ユーザがそのコンテンツを検索し、能動的にダウンロードすることを必要としない。したがって、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに応答的で、ユーザ入力をほとんど必要とせず(したがって、より良好な使い勝手をユーザに提供する)計算的なオーバヘッドがほとんどない、ユーザデバイスにコンテンツを提供するための、より単純でより効率的な手段が提供される。
【0006】
別の実施形態では、サーバにおいて実装される、コンテンツのダウンロードを開始する方法が提供され、方法は、サーバの1つまたは複数のプロセッサによって、ユーザによって行なわれ、メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられる、選択のインジケーションを、メディアプレーヤデバイスから受信するステップと、サーバの1つまたは複数のプロセッサによって、ユーザに関連付けられ、メディアプレーヤデバイスの近くにあるモバイルコンピューティングデバイスを識別するステップと、サーバの1つまたは複数のプロセッサによって、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツを識別するステップと、サーバの1つまたは複数のプロセッサによって、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを、モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップと、サーバの1つまたは複数のプロセッサによって、モバイルコンピューティングデバイスがダウンロード可能コンテンツをダウンロードしたというインジケーションを受信するステップとを含む。したがって、サーバによって実装されるこの方法により、ユーザがそのコンテンツを能動的に検索し、ダウンロードすることを必要とせず、ユーザがメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツを受信したことに応答して、ダウンロード可能コンテンツをモバイルコンピューティングデバイスにダウンロードすることが可能になる。これは、サーバがダウンロード可能コンテンツのインジケーションをモバイルコンピューティングデバイスに提供することによって実現され、それによって、モバイルコンピューティングデバイスは、インジケーションに基づいて、モバイルコンピューティングデバイスのユーザからのさらなる入力を伴わずに、そのコンテンツを自動的にダウンロードすることができる。したがって、この方法はまた、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに応答して、ユーザデバイスにコンテンツを提供するための、より単純でより効率的な手段を提供するという技術上の効果を実現する。
【0007】
さらに別の実施形態では、コンテンツのダウンロードを開始するためのシステムが提供され、システムは1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリとを備え、コンピュータ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、モバイルコンピューティングデバイスのユーザによって行なわれ、近くにあるメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる、選択のインジケーションを受信するステップと、メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを識別するステップと、ユーザがアイコンを選択したというインジケーションを受信したことに応答して、ユーザからのさらなる入力を伴わずに、ダウンロード可能コンテンツをモバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードするステップとを行なわせる。
【0008】
1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、本明細書で開示される方法の1つまたは複数を遂行する命令を保持する、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体(任意選択で、非一時的である)もまた、開示される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法を実装する、例示のシステムのブロック図である。
【
図2A】複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法に関連付けられる、例示のユーザインターフェースディスプレイの図である。
【
図2B】複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法に関連付けられる、例示のユーザインターフェースディスプレイの図である。
【
図2C】複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法に関連付けられる、例示のユーザインターフェースディスプレイの図である。
【
図2D】複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法に関連付けられる、例示のユーザインターフェースディスプレイの図である。
【
図2E】複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法に関連付けられる、例示のユーザインターフェースディスプレイの図である。
【
図2F】複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法に関連付けられる、例示のユーザインターフェースディスプレイの図である。
【
図3】メディアプレーヤデバイスを介して実装される、複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための例示の方法のフロー図である。
【
図4】サーバデバイスを介して実装される、複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための例示の方法のフロー図である。
【
図5】サーバデバイスを介して実装される、複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための例示の方法のフロー図である。
【
図6】モバイルコンピューティングデバイスを介して実装される、複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための例示の方法のフロー図である。
【
図7】モバイルコンピューティングデバイスを介して実装される、複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための例示の方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
概要
本開示は、選択可能なアイコンまたはボタンを含むメディアプレーヤデバイス(CTVデバイスなど)を介して、インタラクティブなサードパーティコンテンツを提供するための技法であって、選択可能なアイコンまたはボタンは、ユーザによって選択されると、ユーザのモバイルデバイスにおいて、リンクのクリック、アプリケーションもしくは他のコンテンツアイテムのダウンロード、オンラインストアの訪問もしくは購入の直接的な完了、サードパーティコンテンツの表示/閲覧などのアクションまたはアクティビティに至る、技法を提供する。これらの技法は、改善された使い勝手を提供し、メディアプレーヤデバイスを介して提供されたサードパーティコンテンツに応答してコンテンツをモバイルデバイスに提供する、より効率的な方法を実現する。効率の改善は、ユーザがメディアプレーヤデバイスを介して選択を行なったことに応答して、ユーザのモバイルデバイスにおいて自動的にアクションを引き起こすバックグラウンド処理によって達成される。ユーザは、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なうことができ、それによって(ユーザからのさらなるアクションを伴わずに)ユーザデバイスにおいて自動的にアクションを生じさせる。
【0011】
インタラクティブなサードパーティコンテンツには、広告側がインプレッションまたはビュー(すなわち、プロキシ)に対してではなく、具体的で測定可能なアクションまたはアクティビティに対して支払う広告の形態である、ダイレクト応答広告が含まれることがある。例えば、具体的で測定可能なアクションまたはアクティビティは、リンクをクリックすること、アプリケーションまたは他のコンテンツアイテムを購入またはダウンロードすることであってもよい。CTVデバイスは通常ウェブブラウザまたはモバイル用「アプリストア」を含んでおらず、リンクをクリックすること、またはアプリケーションもしくは他のコンテンツアイテムを購入もしくはダウンロードすることなどのアクションを完了するようユーザをウェブブラウザに誘導することができないため、広告がCTVデバイスを介してサービングされる場合、このようなコンテンツとの対話を測定することは困難である。本開示のシステムは、CTVデバイスがウェブブラウザをサポートする、または同様の機能性を提供する必要性を取り除き、その一方でサードパーティコンテンツまたはCTVデバイスによって提示されるサードパーティコンテンツに関連するさらなるコンテンツを別のプラットフォームに自動的に誘導することによって、ユーザがCTVデバイスによって提示されるサードパーティコンテンツとどのように対話するかの定量的なアセスメントをサポートする。その上、本開示の技法は、CTVデバイスがウェブブラウザをサポートする、または同様の機能性を提供する必要性を、ユーザのモバイルデバイスのこの機能性を活用することによって取り除く。本技法は、ユーザのモバイルデバイスと、そのユーザにサードパーティコンテンツを提供するCTVデバイスとの間に関連付けを作成できるようにする。モバイルデバイスとメディアプレーヤデバイスとの間の関連付けは、CTVデバイスとのユーザ対話に応答して、モバイルデバイスの機能性を自動的に活用することを可能にし、それによってユーザが自身のモバイルデバイスを介して追加的なコンテンツとさらに対話できるようにする。これは、CTVデバイスの限られた機能性では達成できないことである。
【0012】
なおさらには、本開示の技法は、異なる無関係のプラットフォーム上で発生する関連イベントを、システムが自動的に識別することを可能にする。例えば、ユーザがCTVデバイスを介してあるサードパーティコンテンツと対話し、次いでユーザがモバイルデバイスを介してサードパーティコンテンツに含まれるリンクをアクティブ化すること、アプリケーションをインストールすることなどによって、このサードパーティコンテンツまたは関連するサードパーティコンテンツとさらに対話する場合、システムは、例えば2つの対話の間に経過する時間の長さを比較することによって、またはCTVデバイスおよびスマートフォンを介して表示されるサードパーティコンテンツのバージョンに関連付けられた識別子もしくはキーを比較することによって、これらのイベントが関連しているとことを自動的に判断することができる。任意選択で、ユーザは、システムに関する自身の好みを示して、サードパーティコンテンツの選択およびサードパーティコンテンツとの対話を、いくつかの制御を操作することによっておよび/またはいくつかのアプリケーションをインストールすることによって、CTVデバイスとモバイルデバイスとの間で調整する。
【0013】
一例では、ユーザがモバイルデバイスアプリケーション向けの広告の一部であるアイコンを、メディアプレーヤデバイスを介して(例えば、メディアプレーヤデバイスに関連付けられるリモートコントロールを使用して)選択すると、メディアプレーヤデバイスは、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイスを識別し、アイコンが選択されたというインジケーションをユーザのモバイルコンピューティングデバイスに送信し、モバイルコンピューティングデバイスに自動的にアプリケーションをダウンロードさせる。別の例では、ユーザがメディアプレーヤデバイス上で広告の一部であるアイコンを(例えば、メディアプレーヤデバイスに関連付けられるリモートコントロールを使用して)選択すると、メディアプレーヤデバイスは、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイスを識別し、広告に関連付けられるコンテンツへの一意でユーザ固有のリンクをモバイルコンピューティングデバイスに送信する。さらに別の例では、メディアプレーヤデバイスで広告を見ているモバイルデバイスユーザが、コンテンツ閲覧アプリケーションを自身のモバイルコンピューティングデバイス上で開いている場合、メディアプレーヤデバイスは、どの広告が表示されているかのインジケーションをユーザのモバイルコンピューティングデバイスに送信することができ、今度はこのモバイルコンピューティングデバイスが、コンテンツ閲覧アプリケーションを介してユーザに提供する関連コンテンツを識別してもよい。
【0014】
様々な実装形態またはシナリオにおいて、モバイルデバイスは、ユーザがメディアプレーヤデバイスを介して選択したサードパーティコンテンツの複製、またはユーザがメディアプレーヤデバイスを介して選択したサードパーティコンテンツに関連するコンテンツを受信することができる。例えば、サーバがモバイルデバイスに提供するコンテンツは、メディアプレーヤデバイスを介して表示される広告の拡大されたバージョンであることができる。
【0015】
実装形態またはシナリオに応じて、メディアプレーヤデバイスは、インジケーションを、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)のリンクもしくは赤外データアソシエーション(IrDA)リンクなどの短距離通信リンク、または無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を介してユーザのモバイルコンピューティングデバイスに直接的に、あるいはサーバを介して間接的に、送信することができる。後者の事例では、メディアプレーヤデバイスは、リモートサーバにユーザのモバイルコンピューティングデバイスがメディアプレーヤデバイスの近くにある(例えば、メディアプレーヤデバイスの一定のジオフェンス内にある)と通知することができ、リモートサーバは対応する通知をユーザのモバイルデバイスに送信することができる。
【0016】
例示のシステム
図1は、本明細書で提供されるいくつかの例による、システム100のブロック図である。
図1に図示される高次アーキテクチャには、ハードウェアおよびソフトウェアアプリケーションの両方、ならびに以下で説明するように、データを様々なハードウェアとソフトウェアコンポーネントとの間で通信するための様々なデータ通信チャネルを含むことができる。
【0017】
システム100は、メディアプレーヤデバイス102(例えば、コネクテッドまたは「スマート」テレビジョン(TV)デバイスなど)、メディアプレーヤデバイス102に関連付けられるリモートコントロールデバイス103、サーバ104、およびメディアプレーヤデバイス102の近くにあって、例えばローカル無線ネットワークを含み得る、ネットワーク108を介して互いに通信するように設定された、モバイルコンピューティングデバイス106(例えば、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ラップトップコンピュータ、他のパーソナルコンピュータなど)を含むことができる。
【0018】
メディアプレーヤデバイス102は、コンテンツと情報を、ユーザに提供するように、および/またはユーザからの入力を受信するように設定されたユーザインターフェース110(例えば、ディスプレイスクリーン)、1つまたは複数のプロセッサ112、ならびにメモリ114(例えば、揮発性メモリ、非揮発性メモリ)を含むことができる。メモリ114は、1つまたは複数のプロセッサ112によって(例えば、メモリコントローラを介して)アクセス可能であってもよい。1つまたは複数のプロセッサ112は、メモリ114と対話して、例えばメモリ114に記憶されたコンピュータ可読命令を得ることができる。メモリ114に記憶されたコンピュータ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサ112に、メディアプレーヤアプリケーション115を含む、1つまたは複数のアプリケーションを実行させることができる。さらには、一部の例では、メモリ114に記憶されたコンピュータ可読命令は、
図3に関して以下で詳述する方法300のステップのいずれかを遂行するための命令を含む場合がある。
【0019】
メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、プライマリコンテンツおよびサードパーティコンテンツを、サーバ104(または、一部の例では複数のサーバ)に要求および/またはサーバ104から受信すること、ならびにプライマリメディアコンテンツおよびサードパーティコンテンツを、ユーザインターフェース110を介してユーザに提供することを含んでもよい。例えば、プライマリメディアコンテンツは、ストリーミングされるTVプログラムおよび/もしくは他の動画コンテンツなどのストリーミングコンテンツ、またはストリーミングされる音楽および/もしくは他のオーディオコンテンツ、ならびに一部の例ではゲームコンテンツを含んでもよい。サードパーティコンテンツは、例えば情報コンテンツ、広告コンテンツなどを含んでもよい。その上、メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、インタラクティブなサードパーティコンテンツ、すなわちメディアプレーヤデバイス102のユーザによって選択可能なサードパーティコンテンツ、またはメディアプレーヤデバイス102のユーザによって選択可能な部分を含むサードパーティコンテンツを提供することを含んでもよい。一部の例では、メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、選択可能なアイコン、ボタン、または他のコントロール要素を含むサードパーティコンテンツのアイテムを提供することを含んでもよく、ユーザは、これらを介してサードパーティコンテンツの特定のアイテムに関連付けられる選択を示すことができる。一部の例では、メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、メディアプレーヤデバイス102のユーザによる、サードパーティコンテンツに関連付けられる選択のインジケーションを、例えばメディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェース110を介して(例えば、触覚/感触入力を介して、音声コマンドを介して、など)、別個のリモートコントロールデバイス103を介して、またはモバイルコンピューティングデバイス106を介して受信することを含んでもよい。
【0020】
メディアプレーヤデバイス102のユーザによる、サードパーティコンテンツの特定のアイテムに関連付けられるユーザ選択のインジケーションを受信すると、メディアプレーヤアプリケーション115は、サードパーティコンテンツの特定のアイテムに関連付けられるユーザ選択のインジケーションを、サーバ104に送信することができる。メディアプレーヤアプリケーション115によってサーバ104に送信されるユーザ選択のインジケーションは、ユーザによって選択されるサードパーティコンテンツの特定のアイテムの識別情報、ならびにユーザまたはユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報を含んでもよい。
【0021】
例えば、一部の例では、メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、ユーザにサインインをするよう要求する場合があり、サードパーティコンテンツのアイテムの選択時にサインインしているユーザのユーザ名または他の識別情報(例えば、ログイン認証情報)を識別することに基づいて、サードパーティコンテンツのアイテムを選択したユーザを識別することができる。その上、一部の例では、メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、サードパーティコンテンツのアイテムを選択したユーザのモバイルコンピューティングデバイス106を、モバイルコンピューティングデバイス106に基づいて識別することを含んでもよい。例えば、メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、サードパーティコンテンツのアイテムの選択が受信されたモバイルコンピューティングデバイス106を識別することを含んでもよい(すなわち、メディアプレーヤデバイス102がサードパーティコンテンツのアイテムの選択を示す信号を受信したときに経由した、モバイルコンピューティングデバイス106)。別の例として、メディアプレーヤアプリケーション115を実行することは、サードパーティコンテンツのアイテムの選択時にメディアプレーヤデバイス102の近くにあるモバイルコンピューティングデバイス106を識別することを含んでもよい。例えば、メディアプレーヤアプリケーション115は、メディアプレーヤデバイス102がモバイルコンピューティングデバイスから短距離信号(例えば、Bluetooth(商標)信号)を受信したことに基づいて、モバイルコンピューティングデバイス106がメディアプレーヤデバイス102の近くにあると判断することができる。
【0022】
加えて、一部の例では、メディアプレーヤデバイス102のユーザによる、サードパーティコンテンツの特定のアイテムに関連付けられるユーザ選択のインジケーションを受信すると、メディアプレーヤアプリケーション115は、サードパーティコンテンツの特定のアイテムに関連付けられるユーザ選択のインジケーションを、サーバ104に送信することができ、続いてメディアプレーヤデバイス102は、サードパーティコンテンツの特定のアイテムに関連付けられるユーザ選択に基づいて、サードパーティコンテンツに関連付けられるコンテンツをサーバ104から受信することができる。例えば、関連コンテンツは、あるテレビジョンストリーミングチャネルのサブスクリプションのインジケーション、あるいはムービー、テレビジョンプログラム、または他のオーディオもしくは動画コンテンツを含むプライマリコンテンツのアイテムなど、メディアプレーヤアプリケーション115から、またはメディアプレーヤデバイス102の他のアプリケーションによってアクセス可能なアプリケーションコンテンツであってもよい。
【0023】
さらには、メディアプレーヤアプリケーション115(またはより一般的には、メディアプレーヤデバイス102)は、サーバ104に対して、ユーザがサードパーティコンテンツの選択を行なったときにメディアプレーヤデバイス102がどのプライマリコンテンツを表示したかを示すことができる。このやり方で、サーバ104は、モバイルデバイス106を介してユーザ対話をサードパーティコンテンツに正しく帰属させることができる。サーバ104は、例えばユーザが時刻t1においてメディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェースを介して表示されるサードパーティコンテンツCをクリックすること、またはサードパーティコンテンツCと対話することに対応する、イベントEをログ記録することができる。時刻t1から比較的離れた時刻t2において(例えば、1時間後)、ユーザがモバイルデバイス106を介して関連コンテンツC'とさらに対話する場合でも、サーバは、ユーザがメディアプレーヤデバイス102を介してコンテンツCと対話したことに応答して、モバイルデバイス106がコンテンツC'を受信したというインジケーションを記憶することができる。
【0024】
次にサーバ104を見ると、サーバ104は、1つまたは複数のプロセッサ122およびメモリ124(例えば、揮発性メモリ、非揮発性メモリ)を含むことができる。メモリ124は、1つまたは複数のプロセッサ122によって(例えば、メモリコントローラを介して)アクセス可能であってもよい。1つまたは複数のプロセッサ118は、メモリ124と対話して、例えばメモリ124に記憶されたコンピュータ可読命令を得ることができる。メモリ124に記憶されたコンピュータ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサ122に、コンテンツアプリケーション125を含む、1つまたは複数のアプリケーションを実行させることができる。さらには、一部の例では、メモリ124に記憶されたコンピュータ可読命令は、
図4に関して以下で詳述する方法400、および/または
図5に関して以下で詳述する方法500のステップのいずれかを遂行するための命令を含む場合がある。
【0025】
例えば、コンテンツアプリケーション125を実行することは、プライマリおよび/またはサードパーティコンテンツの要求をメディアプレーヤデバイス102から受信すること、ならびにこのような要求などに応答して、プライマリおよび/またはサードパーティコンテンツをメディアプレーヤデバイス102に提供することを含んでもよい。例えば、コンテンツアプリケーション125は、プライマリメディアコンテンツデータベース126および/またはサードパーティコンテンツデータベース128にアクセスすることができ、コンテンツをデータベース126、128からメディアプレーヤデバイス102に提供してもよい。加えて、コンテンツアプリケーション125を実行することは、メディアプレーヤデバイス102から、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられるユーザによって行なわれた選択のインジケーションを、メディアプレーヤデバイス102から受信することを含んでもよい。その上、コンテンツアプリケーション125を実行することは、メディアプレーヤデバイスによって提供されたサードパーティコンテンツに関連付けられるユーザ選択のインジケーション、ならびにサードパーティコンテンツに関連付けられるこのような選択を行なったユーザの識別情報を、メディアプレーヤデバイス102から受信することを含んでもよい。一部の例では、コンテンツアプリケーション125を実行することは、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なう各ユーザに関連付けられる個々のモバイルコンピューティングデバイス106を識別することを含む場合がある。
【0026】
例えば、一部の例では、サーバ104は、メディアプレーヤデバイス102によって提供される、サードパーティコンテンツに関連付けられるこのような選択を行なうユーザに関連付けられる、個々のモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報のインジケーションを、メディアプレーヤデバイス102から受信してもよい。その上、一部の例では、コンテンツアプリケーション125は、識別されたユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報を、例えばサードパーティコンテンツのアイテムの選択時にメディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション121にサインインしているユーザのユーザ名または他の識別情報(例えば、ログイン認証情報)に基づいて判断することができる。つまり、メディアプレーヤアプリケーション121のサインインしているユーザのユーザ名または他の識別情報は、特定のモバイルコンピューティングデバイス106に対応する場合があるか、または特定のモバイルコンピューティングデバイス106にインストールされたアプリケーションに対応する場合がある。一部の例では、コンテンツアプリケーション125は、例えば様々なユーザに関連付けられるユーザ名または他のログイン認証情報、およびその個々のモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報を示すことができる、ユーザ識別情報データベース130にアクセスすることができる。その上、特定のユーザは、メディアプレーヤアプリケーション121およびモバイルコンピューティングデバイス106にインストールされたアプリケーション向けに、共通ログイン認証情報を利用することができる。
【0027】
加えて、一部の例では、コンテンツアプリケーション125は、識別されたユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報を、メディアプレーヤデバイス102に関連付けられる場所のインジケーションを(例えば、メディアプレーヤデバイス102から)受信すること、およびモバイルコンピューティングデバイス106に関連付けられる場所のインジケーションを(例えば、モバイルコンピューティングデバイス106から)受信することに基づいて判断することができる。つまり、コンテンツアプリケーション125は、モバイルコンピューティングデバイス106が、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なった識別されたユーザに関連付けられることを、メディアプレーヤデバイス102とモバイルコンピューティングデバイス106のそれぞれの場所の間の距離に基づいて、すなわちその距離がしきい値距離未満であり、メディアプレーヤデバイスとモバイルコンピューティングデバイス106の近接性を示していることに基づいて、判断することができる。
【0028】
さらには、コンテンツアプリケーション125を実行することは、メディアプレーヤデバイス102によって提供された選択されたサードパーティコンテンツに関連付けられるコンテンツを識別することを含んでもよい。例えば、コンテンツアプリケーション125は、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられるコンテンツの、および/またはユーザがメディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに対して行なうことができる特定の選択に関連付けられるコンテンツの、インジケーションを記憶することができる関連コンテンツデータベース132にアクセスすることができる。コンテンツアプリケーション125を実行することは、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに対してユーザが行なった特定の選択に関連付けられる(例えば、関連コンテンツデータベース132に記憶された)関連コンテンツのアイテムを識別することを含んでもよい。つまり、一部の例では、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツの特定のアイテムは、関連コンテンツの個々のアイテムに対応する場合がある。その上、一部の例では、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに対してユーザが行なうことができる特定の選択は、関連コンテンツの個々のアイテムに対応する場合がある。一部の例では、関連コンテンツデータベース132に記憶された関連コンテンツのインジケーションは、モバイルデバイスアプリケーションのインジケーション、および/または特定のモバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能で、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツの個々のアイテムに関連付けられるアプリケーションコンテンツの特定のアイテムを含んでもよい。一部の例では、モバイルデバイスアプリケーションは、モバイルオンリーのアプリケーション、すなわち、メディアプレーヤデバイス102ではなくモバイルコンピューティングデバイス106上でのみダウンロードおよび実行ができるアプリケーション、またはメディアプレーヤデバイス102ではなくモバイルコンピューティングデバイス106によってのみ実際に使用されるアプリケーションであってもよい。同様に、一部の例では、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なアプリケーションコンテンツのアイテムは、モバイルオンリーのアプリケーション用のアプリケーションコンテンツのアイテムであってもよく、メディアプレーヤデバイス102のアプリケーションではなく、モバイルオンリーのアプリケーションによってのみアクセスされてもよい。その上、一部の例では、関連コンテンツデータベース132に記憶される関連コンテンツのインジケーションは、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツの個々のアイテムに関連付けられるウェブコンテンツのアイテムのインジケーションを含んでもよい。
【0029】
コンテンツアプリケーション125を実行することは、識別された関連コンテンツのインジケーション(および/または関連コンテンツ自身)を、識別されたモバイルコンピューティングデバイス106に提供することを含んでもよい。つまり、一部の例では、コンテンツアプリケーション125は、識別された関連コンテンツのインジケーション、例えばアプリケーションのインジケーション、アプリケーションコンテンツのアイテムのインジケーション、ウェブコンテンツのアイテムのインジケーションなどを、モバイルコンピューティングデバイス106に送信することができる。一部の例では、コンテンツアプリケーション125は、ウェブコンテンツのアイテムをアクセスするための一意でユーザ固有のURLなど、識別された関連コンテンツをアクセスする一意でユーザ固有なやり方を生成してもよく、識別された関連コンテンツをアクセスする一意でユーザ固有なやり方をモバイルコンピューティングデバイス106に送信することができる。加えて、一部の例では、コンテンツアプリケーション125は、ダウンロード可能な関連コンテンツ(例えば、ダウンロード可能アプリケーション、アプリケーションコンテンツのダウンロード可能なアイテム、ウェブコンテンツのダウンロード可能なアイテムなど)を、モバイルコンピューティングデバイス106に送信することができる。また、コンテンツアプリケーション125を実行することは、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザによって関連コンテンツがダウンロードされた、および/またはアクセスされた、というインジケーションを、モバイルコンピューティングデバイス106から受信することを含んでもよい。一部の例では、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザによって関連コンテンツがダウンロードされた、および/またはアクセスされた、というインジケーションは、モバイルコンピューティングデバイスによる関連コンテンツをダウンロードまたはアクセスする、他の特性をさらに含んでもよい。例えば、コンテンツアプリケーション125は、モバイルコンピューティングデバイス106が関連コンテンツをダウンロードもしくはアクセスした時刻のインジケーション、またはモバイルコンピューティングデバイスが関連コンテンツにアクセスした時間の長さのインジケーションを受信することができる。別の例として、コンテンツアプリケーション125は、ユーザがダウンロードされたアプリケーションにログインしたかどうか、もしくは関連コンテンツに関してウェブサイトにログインしたかどうかなど、モバイルコンピューティングデバイス106が関連コンテンツに関連して実施した、あらゆる他のアクションのインジケーション、またはユーザが関連コンテンツを介して購入を行なったかどうかのインジケーションなどを受信することができる。
【0030】
加えて、一部の例では、コンテンツアプリケーション125は、メディアプレーヤアプリケーション115またはメディアプレーヤデバイス102の他のアプリケーションによってアクセス可能な選択されたサードパーティコンテンツに関連付けられるコンテンツを識別し、ユーザがサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションを受信したことに応答して、このような関連コンテンツをメディアプレーヤデバイスに送信することができる。例えば、コンテンツアプリケーション125は、あるテレビジョンストリーミングチャネルのサブスクリプションのインジケーション、あるいは選択されたサードパーティコンテンツに関連付けられるムービー、テレビジョンプログラム、または他のオーディオもしくは動画コンテンツを含むプライマリコンテンツのアイテムを識別することができ、この関連コンテンツのインジケーションまたはこの関連コンテンツのアイテムを、メディアプレーヤデバイス102に送信することができる。
【0031】
次にモバイルコンピューティングデバイス106を見ると、モバイルコンピューティングデバイス106は、ユーザインターフェース116、1つまたは複数のプロセッサ118およびメモリ120(例えば、揮発性メモリ、非揮発性メモリ)を含むことができる。メモリ120は、1つまたは複数のプロセッサ118によって(例えば、メモリコントローラを介して)アクセス可能であってもよい。1つまたは複数のプロセッサ118は、メモリ120と対話して、例えばメモリ120に記憶されたコンピュータ可読命令を得ることができる。メモリ120に記憶されたコンピュータ可読命令は、1つまたは複数のプロセッサ118に、モバイルデバイスアプリケーション121を含む、1つまたは複数のアプリケーションを実行させることができる。さらには、一部の例では、メモリ120に記憶されたコンピュータ可読命令は、
図6に関して以下で詳述する方法600、および/または
図7に関して以下で詳述する方法700のステップのいずれかを遂行するための命令を含む場合がある。
【0032】
モバイルデバイスアプリケーション121を実行することは、一部の例では、ユーザがモバイルデバイスアプリケーション121にサインインしたこと、またはログイン認証情報もしくは他のユーザ識別情報をモバイルデバイスアプリケーション121に提供したことに基づいて、ユーザがモバイルデバイスアプリケーション121を介して提供されたコンテンツにアクセスできるようにすることを含むことができ、今度はこのモバイルデバイスアプリケーション121が、ログイン認証情報または他のユーザ識別情報をサーバ104に提供することができる。その上、一部の例では、モバイルデバイスアプリケーション121を実行することは、例えばモバイルコンピューティングデバイス106の場所のインジケーションなど、追加的な情報をサーバ104に提供することを含んでもよい。
【0033】
一部の例では、モバイルデバイスアプリケーション121を実行することは、メディアプレーヤデバイス102によって提供される、プライマリまたはサードパーティコンテンツに関連付けられるユーザ入力または選択を受信することを含んでもよく、モバイルデバイスアプリケーション121は、このような選択のインジケーションを、メディアプレーヤデバイス102に直接送信してもよいし、またはサーバ104に送信し、次いでサーバ104が、このような選択のインジケーションをメディアプレーヤデバイス102に送信してもよい。つまり、一部の例では、ユーザは、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザインターフェース116を介して、メディアプレーヤデバイス102を制御することができる。
【0034】
加えて、モバイルデバイスアプリケーション121を実行することは、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザが、近くにあるメディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションを(例えば、メディアプレーヤデバイス102から、またはサーバ104から)受信することを含んでもよい。さらには、モバイルデバイスアプリケーション121を実行することは、近くにあるメディアプレーヤデバイス102によって提供されたサードパーティコンテンツに関連付けられるコンテンツのインジケーションをサーバ104から受信することを含んでもよい。関連コンテンツは、ウェブコンテンツのアイテム、アプリケーションコンテンツのアイテム、および/またはアプリケーションコンテンツのアイテムにアクセスすることができるモバイルデバイスアプリケーションを含んでもよい。一部の例では、モバイルデバイスアプリケーションは、モバイルオンリーのアプリケーション、すなわち、メディアプレーヤデバイス102ではなくモバイルコンピューティングデバイス106上でのみダウンロードおよび実行ができるアプリケーションであってもよい。同様に、一部の例では、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なアプリケーションコンテンツのアイテムは、モバイルオンリーのアプリケーション用のアプリケーションコンテンツのアイテムであってもよく、メディアプレーヤデバイス102のアプリケーションによってではなく、モバイルコンピューティングデバイス106のモバイルオンリーのアプリケーションによってのみアクセス可能であってもよい。
【0035】
一部の例では、モバイルデバイスアプリケーション121は、関連コンテンツにアクセスすることに関連付けられる命令または他の情報をサーバ104から受信することができ、それに基づいて、モバイルデバイスアプリケーション121は、サーバ104に、または別のサーバに、関連コンテンツをダウンロードまたはアクセスするよう要求することができる。その上、一部の例では、モバイルデバイスアプリケーション121は、関連コンテンツ自身をサーバ104から受信してもよい。どのような場合でも、モバイルデバイスアプリケーション121は、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザが、コンテンツが関連付けられるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションを受信したことに応答して、識別された関連コンテンツをダウンロードすること、またはそれにアクセスすることができる。一部の例では、モバイルデバイスアプリケーション121は、関連付けられるコンテンツにアクセスするために別のモバイルデバイスアプリケーションが必要とされるかどうかを判断してもよく、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザが、コンテンツが関連付けられるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションを受信したことに応答して、他のモバイルデバイスアプリケーションのダウンロードを開始することができる。
【0036】
加えて、一部の例では、モバイルデバイスアプリケーション121は、関連コンテンツにアクセスするために使用されるモバイルデバイスアプリケーションが、モバイルコンピューティングデバイス106で現在実行中かどうか、または現在開かれているかどうかを判断してもよい。関連コンテンツにアクセスするために使用されるモバイルデバイスアプリケーションは、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザが、コンテンツが関連付けられるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションを受信したことに応答して、および関連コンテンツにアクセスするために使用されるモバイルデバイスアプリケーションが、ユーザが選択を行なうときに現在実行中であること、または現在開かれていることに応答して、関連コンテンツを自動的に(すなわち、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザからのさらなるアクションを伴わずに)アクセス(例えば、開く、アクティブ化する、開始する、および/または再生を始めるなど)してもよい。例えば、関連コンテンツが、動画プレーヤモバイルデバイスアプリケーションによって再生される動画コンテンツである場合、動画プレーヤモバイルデバイスアプリケーションは、ユーザの選択に基づいて、ならびにこの選択がなされたときに動画プレーヤモバイルデバイスアプリケーションが実行中である、および/または開いているという事実に基づいて、動画コンテンツを再生し始めてもよい。
【0037】
特に、モバイルデバイスアプリケーション121は、モバイルコンピューティングデバイス106のユーザからのさらなる入力を伴わずに、識別された関連コンテンツをモバイルコンピューティングデバイス106のメモリにダウンロードしてもよいし、および/または識別された関連コンテンツにアクセスしてもよい。その上、一部の例では、モバイルデバイスアプリケーション121は、プロセスの任意のポイントにおいてモバイルコンピューティングデバイス106を介して提供される入力を伴わずに、すなわちモバイルコンピューティングデバイス106のユーザが別個のリモートコントロールデバイス103を介して、またはメディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェースを介して、メディアプレーヤデバイス102によって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なうときに、識別された関連コンテンツをモバイルコンピューティングデバイス106のメモリにダウンロードしてもよいし、および/または識別された関連コンテンツにアクセスしてもよい。
【0038】
さらには、一部の例では、関連コンテンツをダウンロード、アクセス、または受信すると、モバイルデバイスアプリケーション121は、インジケーションを例えばサーバ104に、または別のサーバに送信してもよい。一部の例では、モバイルコンピューティングデバイス106によって関連コンテンツがダウンロード、アクセス、または受信された、というインジケーションは、モバイルコンピューティングデバイスによる関連コンテンツのダウンロードまたはアクセスの他の特性を含んでもよい。例えば、モバイルデバイスアプリケーション121は、モバイルコンピューティングデバイス106が関連コンテンツをダウンロードもしくはアクセスした時刻のインジケーション、またはモバイルコンピューティングデバイスが関連コンテンツにアクセスした時間の長さのインジケーションを送信することができる。別の例として、モバイルデバイスアプリケーション121は、ユーザがダウンロードされたアクションにログインしたかどうか、もしくは関連コンテンツに関してウェブサイトにログインしたかどうかなど、モバイルコンピューティングデバイス106が関連コンテンツに関連して実施した、あらゆる他のアクションのインジケーション、またはユーザが関連コンテンツを介して購入を行なったかどうかのインジケーションなどを送信することができる。
【0039】
例示のユーザインターフェース表示
図2A~
図2Fは、複数のユーザデバイスを介してインタラクティブなコンテンツを提供するための本開示の技法に関連付けられる、例示のユーザインターフェースディスプレイの図である。
【0040】
例えば、
図2Aで示されるように、メディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115は、メディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェース110を介してサードパーティコンテンツ202を提供することができる。
図2Aの例では、サードパーティコンテンツ202は、モバイルデバイスアプリケーションの広告を含む場合がある。サードパーティコンテンツ202は、様々な選択可能な部分またはアイコン204Aおよび204Bを含むことができる。選択可能なアイコン204Aは、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106を介してモバイルデバイスアプリケーションをインストールすることに関連付けられ、一方で選択可能なアイコン204Bは、サードパーティコンテンツ202をスキップすることに関連付けられる。
図2Aには、このような2つのアイコン204Aおよび204Bが示されているが、他の例では、それよりも多くの、またはそれよりも少ない選択可能なアイコンがサードパーティコンテンツ202に関連付けられてもよい。
【0041】
図2Bに示されるように、ユーザが選択可能なアイコン204Aを選択したことに応答して、メディアプレーヤアプリケーション115は、一部の例では、サインインしているアカウント(例えば、「rachelgreen@gmail.com」)についてユーザのログイン認証情報、およびユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106(例えば、「Rachel's Pixel 4」)の確認を含む確認ウィンドウ206を提供することができる。確認ウィンドウ206は、モバイルデバイスアプリケーションをユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106にダウンロードしてインストールするべきかの確認に関連付けられる、さらなる選択可能なアイコン204Cを含んでもよい。ユーザが選択可能なアイコン204Cを選択すると、メディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115は、選択のインジケーション(ならびに、ユーザの識別情報のインジケーション、および/またはユーザのモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報)をサーバ104に送信してもよく、今度はこのサーバ104が、モバイルデバイスアプリケーション、またはモバイルデバイスアプリケーションを識別するインジケーションを、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106に送信してもよい。一部の例では、モバイルコンピューティングデバイス106は、ユーザからのさらなる入力を伴わずに、モバイルデバイスアプリケーションをダウンロードおよび/またはインストールすることができる。つまり、一部の例では、モバイルコンピューティングデバイス106は、サーバ104によって送信および/または識別されたモバイルデバイスアプリケーションを、モバイルコンピューティングデバイス106自身を介していかなるユーザ入力を与えられることなく(すなわち、メディアプレーヤデバイス102を介して与えられるユーザ入力のみに基づいて)、ダウンロードおよび/またはインストールすることができる。
【0042】
図2Cは、メディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェース110を介してサードパーティコンテンツ202を提供するメディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115の別の例を示している。
図2Cの例では、サードパーティコンテンツ202は、ピザ配達モバイルアプリケーションで使用するために利用可能なピザ配達注文についての広告を含む。サードパーティコンテンツ202は、様々な選択可能な部分またはアイコン204Dおよび204Bを含むことができる。選択可能なアイコン204D(「注文を送信」)は、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106にインストールされたピザ配達モバイルアプリケーションへの注文に関連付けられるアプリケーションコンテンツを提供すること、および/またはピザ配達モバイルアプリケーションをモバイルコンピューティングデバイス106にダウンロードして、ピザ配達モバイルアプリケーションがまだインストールされていなければピザ配達モバイルアプリケーションをモバイルコンピューティングデバイス106にインストールすることに関連付けられる。上で検討したように、選択可能なアイコン204Bは、サードパーティコンテンツ202をスキップすることに関連付けられる。ユーザが選択可能なアイコン204Dを選択すると、メディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115は、選択のインジケーション(ならびに、ユーザの識別情報のインジケーション、および/またはユーザのモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報)をサーバ104に送信してもよく、今度はこのサーバ104が、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106にインストールされたピザ配達モバイルアプリケーションへの注文に関連付けられるアプリケーションコンテンツを送信してもよい。例えば、
図2Cに示されるように、モバイルコンピューティングデバイス106は、注文に関連付けられるアプリケーションコンテンツを受信すると、ユーザインターフェース116を介して通知208を表示することができる。
【0043】
図2Dは、メディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェース110を介してサードパーティコンテンツ202を提供するメディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115の別の例を示している。
図2Dの例では、サードパーティコンテンツ202は、モバイルゲームアプリケーション用のアップデートの広告を含む。サードパーティコンテンツ202は、選択可能なアイコン204Eを含むことができる。選択可能なアイコン204E(「リンクを送信」)は、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106にインストールされたモバイルゲームアプリケーションへのアップデートに関連付けられるアプリケーションコンテンツを提供すること、および/またはモバイルゲームアプリケーションをモバイルコンピューティングデバイス106にダウンロードして、モバイルゲームアプリケーションがまだインストールされていなければ、モバイルゲームアプリケーションをモバイルコンピューティングデバイス106にインストールすることに関連付けられる。ユーザが選択可能なアイコン204Eを選択すると、メディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115は、選択のインジケーション(ならびに、ユーザの識別情報のインジケーション、および/またはユーザのモバイルコンピューティングデバイス106の識別情報)をサーバ104に送信してもよく、今度はこのサーバ104が、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイス106にインストールされた、モバイルゲームアプリケーションへのアップデートに関連付けられるアプリケーションコンテンツを送信してもよい。例えば、
図2Dに示されるように、モバイルコンピューティングデバイス106は、アップデートに関連付けられるアプリケーションコンテンツを受信すると、ユーザインターフェース116を介して通知208を表示することができる。一部の例では、モバイルコンピューティングデバイス106は、ユーザからのさらなる入力を伴わずに、モバイルゲームアプリケーションへのアップデートをダウンロードおよび/またはインストールすることができる。つまり、一部の例では、モバイルコンピューティングデバイス106は、サーバ104によって送信されたモバイルゲームアプリケーションへのアップデートを、モバイルコンピューティングデバイス106自身を介していかなるユーザ入力を与えられることなく(すなわち、メディアプレーヤデバイス102を介して与えられるユーザ入力のみに基づいて)、または(ユーザがモバイルコンピューティングデバイス106を介してメディアプレーヤデバイス102に関連する選択を行なう例において)モバイルコンピューティングデバイス106を介していかなる追加的なユーザ入力を与えられることなく、ダウンロードおよび/またはインストールすることができる。
【0044】
図2Eは、メディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェース110を介してサードパーティコンテンツ202を提供するメディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115の別の例を示している。
図2Eの例では、サードパーティコンテンツ202は、サブスクリプションのテレビジョンストリーミングチャネルまたはサービスについての、広告および/または情報を含む。サードパーティコンテンツ202は、選択可能なアイコン204Fを含むことができる。選択可能なアイコン204F(「今すぐ購読」)は、メディアプレーヤアプリケーション115またはメディアプレーヤデバイス102の別のアプリケーションを介して、テレビジョンストリーミングチャネルまたはサーバのサブスクリプションをアクティブ化するためのアプリケーションコンテンツに関連付けられる。ユーザが選択可能なアイコン204Fを選択すると、メディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115は、選択のインジケーションをサーバ104に送信することができ、今度はこのサーバ104が、サブスクリプションに関連付けられるアプリケーションコンテンツを、メディアプレーヤアプリケーション115またはメディアプレーヤデバイス102の別のアプリケーションに送信することができる。
【0045】
図2Fは、メディアプレーヤデバイス102のユーザインターフェース110を介してサードパーティコンテンツ202を提供するメディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115の別の例を示している。
図2Fの例では、サードパーティコンテンツ202は、ムービーまたはストリーミングテレビジョンプログラム(すなわち、プライマリコンテンツ)についての、広告および/または情報を含む。サードパーティコンテンツ202は、選択可能なアイコン204Gを含むことができる。選択可能なアイコン204F(「購入またはレンタル」)は、メディアプレーヤアプリケーション115またはメディアプレーヤデバイス102の別のアプリケーションを介して、プライマリコンテンツをストリーミングするためのアプリケーションコンテンツに関連付けられる。ユーザが選択可能なアイコン204Gを選択すると、メディアプレーヤデバイス102のメディアプレーヤアプリケーション115は、選択のインジケーションをサーバ104に送信することができ、今度はこのサーバ104が、プライマリコンテンツをストリーミングすることに関連付けられるアプリケーションコンテンツを、メディアプレーヤアプリケーション115またはメディアプレーヤデバイス102の別のアプリケーションに送信することができる。
【0046】
メディアプレーヤデバイスにおける例示の方法
図3は、本明細書で提供される一部の例にしたがって
図1のシステム100で使用され得る場合の、例示の方法300のフロー図である。方法300の1つまたは複数のステップは、コンピュータ可読メモリ(例えば、メディアプレーヤデバイス102のメモリ114)に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、メディアプレーヤデバイス102のプロセッサ112)上で実行可能な命令のセットとして実装することができる。ブロック302では、プライマリメディアコンテンツが提供され得る。ブロック304では、サードパーティコンテンツが提供され得る。ブロック306では、ユーザがサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったという判断がなされ得る。ブロック308では、ユーザがサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションが、サーバに送信され得る。
【0047】
サーバにおける例示の方法
図4は、本明細書で提供される一部の例にしたがって
図1のシステム100で使用され得る場合の、例示の方法400のフロー図である。方法400の1つまたは複数のステップは、コンピュータ可読メモリ(例えば、メモリ124)に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、プロセッサ122)上で実行可能な命令のセットとして実装することができる。ブロック402では、モバイルコンピューティングデバイスのユーザが、近くにあるメディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションが受信され得る。ブロック404では、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイスが識別され得る。ブロック406では、メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられるアプリケーションコンテンツが識別され得る。ブロック408では、識別されたアプリケーションコンテンツのインジケーション、および/または識別されたアプリケーションコンテンツに関連付けられるアプリケーションのインジケーションが、モバイルコンピューティングデバイスに送信されてもよい。ブロック410では、モバイルコンピューティングデバイスが識別されたアプリケーションコンテンツ、および/または識別されたアプリケーションコンテンツに関連付けられるアプリケーションをダウンロードしたというインジケーションが、受信され得る。
【0048】
図5は、本明細書で提供される一部の例にしたがって
図1のシステム100で使用され得る場合の、例示の方法500のフロー図である。方法500の1つまたは複数のステップは、コンピュータ可読メモリ(例えば、メモリ124)に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、プロセッサ122)上で実行可能な命令のセットとして実装することができる。ブロック502では、モバイルコンピューティングデバイスのユーザが、近くにあるメディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションが受信され得る。ブロック504では、ユーザに関連付けられるモバイルコンピューティングデバイスが識別され得る。ブロック506では、メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられるコンテンツが識別され得る。ブロック508では、識別されたコンテンツに関連付けられる一意でユーザ固有のリンクのインジケーションが、モバイルコンピューティングデバイスに送信されてもよい。ブロック510では、モバイルコンピューティングデバイスのユーザが一意でユーザ固有のリンクを選択したというインジケーションが受信され得る。
【0049】
モバイルデバイスにおける例示の方法
図6は、本明細書で提供される一部の例にしたがって
図1のシステム100で使用され得る場合の、例示の方法600のフロー図である。方法600の1つまたは複数のステップは、コンピュータ可読メモリ(例えば、モバイルコンピューティングデバイス106のメモリ120)に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、モバイルコンピューティングデバイス106のプロセッサ118)上で実行可能な命令のセットとして実装することができる。ブロック602では、モバイルコンピューティングデバイスのユーザが、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションが受信され得る。ブロック604では、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションが識別され得る。ブロック606では、モバイルデバイスのユーザがメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションを受信したことに応答して、またユーザからのさらなる入力を伴わずに、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる識別されたダウンロード可能コンテンツが、モバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードされ得る。
【0050】
図7は、本明細書で提供される一部の例にしたがって
図1のシステム100で使用され得る、例示の方法700のフロー図である。方法700の1つまたは複数のステップは、コンピュータ可読メモリ(例えば、モバイルコンピューティングデバイス106のメモリ120)に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、モバイルコンピューティングデバイス106のプロセッサ118)上で実行可能な命令のセットとして実装することができる。ブロック702では、モバイルコンピューティングデバイスのユーザが、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションが受信され得る。ブロック704では、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられるアプリケーションコンテンツのインジケーションが識別され得る。ブロック706では、識別されたアプリケーションコンテンツに関連付けられるアプリケーションが、モバイルコンピューティングデバイス上で現在インストールされているか、または開かれているかのうちの1つまたは複数であるかどうかについての判断がなされ得る。ブロック708では、モバイルデバイスのユーザがメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択を行なったというインジケーションを受信したことに応答して、および識別されたアプリケーションコンテンツに関連付けられるアプリケーションが、モバイルコンピューティングデバイス上で現在インストールされているか開かれているとの判断に応答して、またユーザからのさらなる入力を伴わずに、メディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる識別されたアプリケーションコンテンツが、アプリケーションによって提供され得る。
【0051】
さらなる検討事項
以下のさらなる検討事項は、前述の考察に適用される。本明細書を通じて、複数インスタンスは、単一インスタンスとして説明されるコンポーネント、動作、または構造を実装することができる。1つまたは複数の方法の個々の動作は、別個の動作として図示および説明されるが、個々の動作のうちの1つまたは複数は、同時に実行することができ、また図示される順序で動作を実行することを要求するものではない。例示の構成において別個のコンポーネントとして提示される構造および機能性は、組み合わされた構造またはコンポーネントとして実装されてもよい。同様に、単一のコンポーネントとして提示される構造および機能性は、別個のコンポーネントとして実装されてもよい。これらおよび他の変形形態、修正形態、追加、および改善は、本開示の主題の範囲内に含まれる。
【0052】
加えて、いくつかの実施形態は、本明細書ではロジックもしくはいくつかのコンポーネント、モジュール、またはメカニズムを含むものとして説明される。モジュールは、ソフトウェアモジュール(例えば、機械可読媒体に記憶されるコード)またはハードウェアモジュールのいずれかを構成することができる。ハードウェアモジュールは、いくつかの動作を実行することができる有形のユニットであり、いくつかのやり方で設定または構成することができる。例示の実施形態では、1つもしくは複数のコンピュータシステム(例えば、スタンドアロン、クライアントまたはサーバコンピュータシステム)、またはコンピュータシステムの1つもしくは複数のハードウェアモジュール(例えば、プロセッサ、またはプロセッサのグループ)は、ソフトウェア(例えば、アプリケーションまたはアプリケーション部分)によって、本明細書で説明されるようないくつかの動作を実行するように動作するハードウェアモジュールとして設定されてもよい。
【0053】
ハードウェアモジュールは、いくつかの動作を実行するように(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)などの特殊目的プロセッサとして)恒久的に設定された専用の回路網またはロジックを含んでもよい。ハードウェアモジュールはまた、いくつかの動作を実行するようにソフトウェアによって一時的に設定される(例えば、汎用プロセッサまたは他のプログラマブルプロセッサ内に含まれるものとして)プログラマブルロジックまたは回路網を含んでもよい。ハードウェアモジュールを、専用の恒久的に設定される回路網に、または(例えば、ソフトウェアによって設定される)一時的に設定される回路網に実装するという決定は、コストおよび時間の検討によって決まる場合があることを了解されたい。
【0054】
したがって、ハードウェアという用語は、いくつかのやり方で動作するように、または本明細書で説明されるいくつかの動作を実行するように、物理的に構築され、恒久的に設定された(例えば、ハードワイヤード)、または一時的に設定された(例えば、プログラムされる)実体など、有形な実体を包含するものであると理解されるべきである。ハードウェアモジュールが一時的に設定される(例えば、プログラムされる)実施形態を考える場合、ハードウェアモジュールのそれぞれは、時間的に1つの瞬間に設定またはインスタンス化される必要はない。例えば、ハードウェアモジュールがソフトウェアを使用して設定される汎用プロセッサを含む場合、この汎用プロセッサは、異なる時間において、個々の異なるハードウェアモジュールとして設定されてもよい。それに応じて、ソフトウェアは、例えばある瞬間に特定のハードウェアモジュールを構成するように、また異なる瞬間に異なるハードウェアモジュールを構成するように、プロセッサを設定することができる。
【0055】
ハードウェアおよびソフトウェアモジュールは、情報を他のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュールに提供すること、ならびに情報を他のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュールから受信することができる。したがって、説明されるハードウェアモジュールは、通信可能に結合されていると考えることができる。複数の、このようなハードウェアまたはソフトウェアモジュールが同時的に存在する場合、通信はハードウェアまたはソフトウェアモジュールを接続する(例えば、適当な回路およびバス上の)信号伝送を通じて実現することができる。複数のハードウェアモジュールまたはソフトウェアが異なる時間に設定またはインスタンス化される実施形態では、このようなハードウェアまたはソフトウェアモジュール同士の通信は、例えば複数のハードウェアまたはソフトウェアモジュールがアクセスを有するメモリ構造内の情報の記憶と検索を通じて実現される場合がある。例えば、1つのハードウェアまたはソフトウェアモジュールは、1つの動作を実施して、その動作の出力を通信可能に結合されたメモリデバイスに記憶することができる。次いで後の時間に、さらなるハードウェアまたはソフトウェアモジュールは、記憶された出力を検索および処理するために、メモリデバイスにアクセスすることができる。ハードウェアおよびソフトウェアモジュールはまた、入力または出力デバイスとの通信を開始してもよく、リソースに対して作用してもよい(例えば、情報の収集)。
【0056】
本明細書で説明される例示の方法の様々な動作は、少なくとも部分的に、関連動作を実施するように(例えば、ソフトウェアによって)一時的に設定される、または恒久的に設定される1つまたは複数のプロセッサによって実施することができる。一時的に設定されるか、それとも恒久的に設定されるかに関わらず、そのようなプロセッサは、1つまたは複数の動作または機能を実行するように動作する、プロセッサ実装のモジュールを構成することができる。本明細書で言及されるモジュールは、一部の例示の実施形態では、プロセッサ実装のモジュールを含む場合がある。
【0057】
同様に、本明細書で説明される方法またはルーチンは、少なくとも部分的にプロセッサ実装であってもよい。例えば、方法の動作の少なくとも一部は、1つまたは複数のプロセッサまたはプロセッサ実装のハードウェアモジュールによって実施されてもよい。動作のいくつかの実施は、1つまたは複数のプロセッサ間に分散してもよく、単一の機械内に存在するだけではなく、いくつかの機械にまたがって展開することができる。一部の例示の実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、単一の場所に(例えば、住居環境、オフィス環境内に、またはサーバファームとして)配置されてもよいし、他の実施形態では、プロセッサはいくつかの場所に分散されてもよい。
【0058】
1つまたは複数のプロセッサはまた、関連動作の実施を「クラウドコンピューティング」環境内で、またはSaaSとしてサポートするように動作することもできる。例えば、上で示したように、動作のうちの少なくとも一部は、(プロセッサを含む機械の例として)コンピュータのグループによって実施することができ、このような動作は、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、および1つまたは複数の適当なインターフェース(例えば、API)を介してアクセス可能である
【0059】
動作のいくつかの実施は、1つまたは複数のプロセッサ間に分散してもよく、単一の機械内に存在するだけではなく、いくつかの機械にまたがって展開することができる。一部の例示の実施形態では、1つまたは複数のプロセッサまたはプロセッサ実装モジュールは、単一の地理的場所に(例えば、住居環境、オフィス環境内に、またはサーバファームとして)配置されてもよい。他の例示の実施形態では、1つまたは複数のプロセッサまたはプロセッサ実装モジュールは、いくつかの地理的場所に分散されてもよい。
【0060】
本明細書の一部は、ビットまたはバイナリのデジタル信号として機械メモリ(例えば、コンピュータメモリ)に記憶されたデータに対する、アルゴリズムまたは演算の記号的な表現の点から提示される。このようなアルゴリズムまたは記号的な表現は、データ処理分野の当業者によって、他の当業者に自身の仕事の実質を伝えるために使用される技法の例である。本明細書で使用される場合、「アルゴリズム」または「ルーチン」は、所望の結果に至る動作または類似の処理の自己一貫的なシーケンスである。本コンテキストでは、アルゴリズム、ルーチン、および動作には、物理量の物理的な操作が関与する。典型的には、しかし必ずしもではないが、そのような量は、機械によって記憶、アクセス、転送、結合、比較、または操作することが可能な、電気的、磁気的、または光学的な信号の形態を取り得る。このような信号は、主に一般的な用法としての理由から、「データ」、「コンテンツ」、「ビット」、「値」、「要素」、「シンボル」、「キャラクタ」、「項」、「数」、「数値」などの語句を用いて称することが便利な場合がある。しかしながら、これらの語句は便利なラベルに過ぎず、適当な物理量と関連付けられるべきである。
【0061】
具体的にそうではないと述べられない限り、「処理する(processing)」、「算出する(computing)」、「計算する(calculating)」、「判断する(determining)」、「提示する(presenting)」、「表示する(displaying)」、などの語句を使用する本明細書における考察は、1つまたは複数のメモリ(例えば、揮発性メモリ、非揮発性メモリ、またはそれらの組合せ)、レジスタ、または情報を受信、記憶、伝送、もしくは表示する他の機械コンポーネント内で物理的な(例えば、電気的、磁気的、または光学的な)量として表現されるデータを、操作または変形する機械(例えば、コンピュータ)のアクションまたはプロセスを指す場合がある。
【0062】
本明細書で使用される場合、「一実施形態」または「実施形態」という称し方は、その実施形態に関連して説明される特定の要素、特徴、構造、または特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な場所に登場する言い回し「一実施形態において」は、必ずしもすべてが同一の実施形態を指しているわけではない。
【0063】
一部の実施形態は、「結合される(coupled)」および「接続される(connected)」という表現を、その派生形とともに使用して、説明される場合がある。例えば、一部の実施形態は、2つ以上の要素が物理的に直接接している、または電気的に接触していることを示すために、「結合される」という用語を使用して説明される場合がある。しかしながら、「結合される」という用語はまた、2つ以上の要素が、互いに直接接していないが、それでも協働すること、または互いに相互作用することも意味する。実施形態は、このコンテキストに限定されない。
【0064】
本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、またはそのあらゆる他の変形は、非網羅的な包含をカバーするよう意図されている。例えば、要素の一覧を含むプロセス、方法、物品、または装置は、必ずしもそのような要素のみに限定されず、明示的に列挙されない、またはそのようなプロセス、方法、物品もしくは装置に固有ではない他の要素を含んでもよい。さらには、明示的に反対の記載がない限り、「または(or)」は、包括的な「or」を指し、排他的な「or」を指すものではない。例えば、条件Aまたは(or)Bは、以下のうちのいずれか1つによって満足される:Aが真であり(または存在する)、かつBが偽である(または存在しない)、Aが偽であり(または存在しない)、かつBが真である(または存在する)、ならびにAおよびBが真である(または存在する)。
【0065】
加えて、「1つの(a)」または「1つの(an)」の使用は、本明細書の実施形態の要素およびコンポーネントを説明するために採用される。これは、便宜上、また説明の一般的な意味を与えるために過ぎない。本説明は、1つまたは少なくとも1つを含むように読まれるべきであり、そうではないと意味されることが明白でない限り、単数形もまた複数形を含む。
【0066】
本開示を読めば、当業者は、本明細書で開示される原理を通じて、なお追加的で代替の構造上および機能上の設計を十分認識するであろう。それ故、特定の実施形態および応用例を図示して説明したが、開示される実施形態は、本明細書で開示される厳密な構築およびコンポーネントに限定されないことを理解されたい。添付の特許請求の範囲で定められる思想および範囲を逸脱することなく、当業者に明らかな様々な修正形態、変更、および変形形態が、本明細書で開示される方法および装置の構成、動作および詳細に対してなされ得る。
【符号の説明】
【0067】
100 システム
102 メディアプレーヤデバイス
103 リモートコントロールデバイス
104 サーバ
106 モバイルコンピューティングデバイス
108 ネットワーク
110 ユーザインターフェース
112 プロセッサ
114 メモリ
115 メディアプレーヤアプリケーション
118 プロセッサ
121 モバイルデバイスアプリケーション
122 プロセッサ
124 メモリ
125 コンテンツアプリケーション
126 プライマリメディアコンテンツデータベース
128 追加的なコンテンツデータベース
130 ユーザ識別情報データベース
132 関連コンテンツデータベース
202 サードパーティコンテンツ
204A 選択可能なアイコン
204B 選択可能なアイコン
204C 選択可能なアイコン
204D 選択可能なアイコン
204E 選択可能なアイコン
204F 選択可能なアイコン
204G 選択可能なアイコン
206 確認ウィンドウ
208 通知
300 方法
400 方法
500 方法
600 方法
700 方法
【手続補正書】
【提出日】2023-09-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに関連付けられるモバイル
コンピューティングデバイスにおいて実装される、コンテンツのダウンロードを開始するための方法であって、前記方法が
前記モバイルコンピューティングデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって、プライマリコンテンツとともにサードパーティコンテンツを表示している近くにあるメディアプレーヤデバイスを介して前記ユーザによって選択された前記サードパーティコンテンツのインジケーションを受信するステップと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記選択されたサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツを識別するステップと、
前記インジケーションを受信したことに応答して、前記ユーザからのさらなる入力を伴わずに、前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードするステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記選択されたサードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツを識別するステップが、
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記サードパーティコンテンツに関連付けられる前記ダウンロード可能コンテンツの前記インジケーションを、サーバから受信するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、モバイルオンリーのアプリケーションを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なコンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項5】
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記モバイルデバイスアプリケーションが、前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることを判断するステップであって、前記モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能な前記コンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、前記モバイルデバイスアプリケーションが前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることに基づいている、ステップ
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記モバイルコンピューティングデバイスが前記ダウンロード可能コンテンツをダウンロードしたというインジケーションを、サーバに送信するステップ
をさらに含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
サーバにおいて実装される、コンテンツのダウンロードを開始する方法であって、前記方法が、
前記サーバの1つまたは複数のプロセッサによって、メディアプレーヤデバイスから、前記メディアプレーヤデバイスによって表示されるサードパーティコンテンツに関連付けられる、ユーザによる選択のインジケーションを受信するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記ユーザに関連付けられる、前記メディアプレーヤデバイスの近くにあるモバイルコンピューティングデバイスを識別するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって提供される前記サードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツを識別するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって提供される前記サードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを、前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップと、
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記モバイルコンピューティングデバイスが前記ダウンロード可能コンテンツをダウンロードしたというインジケーションを受信するステップと
を含む、方法。
【請求項8】
前記サーバの前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記メディアプレーヤデバイスによって提供される前記サードパーティコンテンツに関連付けられる前記ダウンロード可能コンテンツを、前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップ
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンロード可能コンテンツを、前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップが、ダウンロード可能モバイルオンリーのアプリケーションを前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップが、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なコンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスに送信するステップを含む、請求項
8に記載の方法。
【請求項11】
コンテンツのダウンロードを開始するためのシステムであって、前記システムが、1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリとを備え、前記コンピュータ可読命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
モバイルコンピューティングデバイスのユーザによって行なわれる選択であって、近くにあるメディアプレーヤデバイスによって提供されるサードパーティコンテンツに関連付けられる選択のインジケーションを受信するステップと、
前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記サードパーティコンテンツに関連付けられるダウンロード可能コンテンツのインジケーションを識別するステップと、
選択の前記インジケーションを受信したことに応答して、前記ユーザからのさらなる入力を伴わずに、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスのメモリにダウンロードするステップと
を行なわせる、システム。
【請求項12】
前記
コンピュータ可読命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに
前記メディアプレーヤデバイスによって表示される前記サードパーティコンテンツに関連付けられる前記ダウンロード可能コンテンツの前記インジケーションを、サーバから受信するステップ
をさらに行なわせる、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記
コンピュータ可読命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせ、前記1つまたは複数のプロセッサに、モバイルオンリーのアプリケーションを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせる命令を含む、請求項1
1に記載のシステム。
【請求項14】
前記
コンピュータ可読命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、前記ダウンロード可能コンテンツを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせ、前記1つまたは複数のプロセッサに、モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能なコンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードさせる命令を含む、請求項1
1に記載のシステム。
【請求項15】
前記
コンピュータ可読命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに
前記モバイルデバイスアプリケーションが、前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることを判断するステップであって、前記モバイルデバイスアプリケーションによってアクセス可能な前記コンテンツアイテムを前記モバイルコンピューティングデバイスの前記メモリにダウンロードするステップが、前記モバイルデバイスアプリケーションが前記モバイルコンピューティングデバイスで実行中か、それとも開かれているかのうちの1つまたは複数であることに基づいている、ステップ
をさらに行なわせる、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記
コンピュータ可読命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに
前記モバイルコンピューティングデバイスが前記ダウンロード可能コンテンツをダウンロードしたというインジケーションを、サーバに送信するステップ
をさらに行なわせる、請求項1
1に記載のシステム。
【請求項17】
コンテンツのダウンロードを開始するためのシステムであって、前記システムが、1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリとを備え、前記コンピュータ可読命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実行させる、システム。
【請求項18】
命令を記憶するコンピュータ可読
記憶媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読
記憶媒体。
【請求項19】
命令を記憶するコンピュータ可読
記憶媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読
記憶媒体。
【国際調査報告】