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特表2024-534306生体信号をモニタリングするためのデバイス
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  • 特表-生体信号をモニタリングするためのデバイス 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】生体信号をモニタリングするためのデバイス
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/257 20210101AFI20240912BHJP
【FI】
A61B5/257
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508975
(86)(22)【出願日】2022-11-16
(85)【翻訳文提出日】2024-02-14
(86)【国際出願番号】 KR2022018051
(87)【国際公開番号】W WO2024048847
(87)【国際公開日】2024-03-07
(31)【優先権主張番号】10-2022-0110307
(32)【優先日】2022-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524022531
【氏名又は名称】ヒュイノ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002354
【氏名又は名称】弁理士法人平和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ソ,ファヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,チュン フン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ヨンス
(72)【発明者】
【氏名】シム,キョシク
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ユビン
(72)【発明者】
【氏名】キム,チュ ミン
【テーマコード(参考)】
4C127
【Fターム(参考)】
4C127AA02
4C127BB03
4C127LL13
(57)【要約】
本発明の一態様によると、生体信号をモニタリングするためのデバイスであって、電極が形成される支持体、前記支持体の下部面に形成され、前記電極と対応する位置に第1ホールが形成される付着部、前記第1ホールと対応する位置に第2ホールが形成され、前記付着部の下部面をカバーするように構成される第1カバーレイヤ、前記第1ホールと前記第2ホールを通じて前記電極と電気的に連結される付着パッド、および前記第1カバーレイヤで前記付着パッドが露出する部分をカバーするように構成される第2カバーレイヤを含むデバイスが提供される。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体信号をモニタリングするためのデバイスであって、
電極が形成される支持体、
前記支持体の下部面に形成され、前記電極と対応する位置に第1ホールが形成される付着部、
前記第1ホールと対応する位置に第2ホールが形成され、前記付着部の下部面をカバーするように構成される第1カバーレイヤ、
前記第1ホールと前記第2ホールを通じて前記電極と電気的に連結される付着パッド、および
前記第1カバーレイヤで前記付着パッドが露出する部分をカバーするように構成される第2カバーレイヤを含む、デバイス。
【請求項2】
前記支持体の周りよりさらに大きい周りで前記支持体の上部面を包み込むように形成され、前記電極と電気的に連結される第1接続部材が前記支持体の上部面で露出するようにする第3ホールが一側に形成される防水レイヤをさらに含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第3ホールを通じて前記支持体と結合され、前記第1接続部材と対応する位置に第4ホールが形成され、本体ハウジングを固定させるための固定部材が一側に形成される収容部をさらに含む、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記収容部の周りと対応する形状で形成される第5ホールが形成され、前記防水レイヤをカバーするように構成される第3カバーレイヤをさらに含む、請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記第3ホールと前記第4ホールを通じて前記第1接続部材と電気的に連結される第2接続部材が一側に形成され、前記収容部に脱着可能に結合される本体ハウジングをさらに含む、請求項3に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生体信号をモニタリングするためのデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
最近科学技術の飛躍的な発展によって人類全体の生活の質が向上しており、医療環境においても多くの変化が発生している。特に、最近、病院に行かずに日常生活中に心電図信号をモニタリングできるウェアラブルモニタリングデバイスが大衆に広く普及している。
【0003】
従来のウェアラブルモニタリングデバイスは既成のAg/AgCl使い捨て電極を使うか、心電図信号モニタリングのための回路物が内蔵された本体に電極が器具的に併合される形態、すなわち電極一体型で構成されるのが一般的である。
【0004】
ここで、電極一体型のウェアラブルモニタリングデバイスは長期間の付着を目標として製作されているが、大きく二つの問題点が存在する。第一に、初期付着時に付着位置を誤選定して位置修正をする場合に、付着面の付着力の低下が発生して付着堅固性を維持し難い。第2に、実際の処方としてデバイスを着用した時、着用患者の皮膚状態や内外部の水分の流入のような外部要因により目標付着期間以前に付着面が持続使用不可能な場合が発生し得る。このような場合、弱化した付着力を回復させたり取り替えられる方法がないので、患者から獲得しようと期待する期間の間の心電図データを確保するのに失敗することになり、これは患者管理に大きな問題を引き起こし得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前述した従来技術の問題点をすべて解決することをその目的とする。
【0006】
また、本発明は、付着面の付着力の低下を最小化しながらも生体信号を鮮明に測定できる付着位置を選定できるようにするウェアラブルモニタリングデバイスを提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、生体信号モニタリング中に意図していない付着面の付着力の低下が発生する場合、付着面が形成される部分のみを容易に取り替えられるようにするウェアラブルモニタリングデバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するための本発明の代表的な構成は次の通りである。
【0009】
本発明の一態様によると、生体信号をモニタリングするためのデバイスとして、電極が形成されるのかであってシーブ、前記支持体の下部面に形成され、前記電極と対応する位置に第1ホールが形成される付着部、前記第1ホールと対応する位置に第2ホールが形成され、前記付着部の下部面をカバーするように構成される第1カバーレイヤ、前記第1ホールと前記第2ホールを通じて前記電極と電気的に連結される付着パッド、および前記第1カバーレイヤで前記付着パッドが露出する部分をカバーするように構成される第2カバーレイヤを含むデバイスが提供される。
【0010】
この他にも、本発明の技術的思想にともなう他のデバイスがさらに提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、付着面の付着力の低下を最小化しながらも生体信号を鮮明に測定できる付着位置を選定できるようにするウェアラブルモニタリングデバイスを提供することができる。
【0012】
また、本発明によると、生体信号モニタリング中に意図していない付着面の付着力の低下が発生する場合、付着面が形成される部分のみを容易に取り替えられるようにするウェアラブルモニタリングデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の一実施例に係るデバイスの分解斜視図である。
【符号の説明】
【0014】
10:デバイス
100:電極アセンブリ
110:支持体
120:付着部
130:第1カバーレイヤ
140:付着パッド
150:第2カバーレイヤ
160:防水レイヤ
170:収容部
180:第3カバーレイヤ
200:本体ハウジング
【発明を実施するための形態】
【0015】
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定実施例を例示として図示する添付図面を参照する。このような実施例は当業者が本発明を充分に実施できるように詳細に説明される。本発明の多様な実施例は互いに異なるが相互排他的である必要はないことが理解されるべきである。例えば、本明細書に記載されている特定形状、構造および特性は本発明の精神と範囲を逸脱することなく一実施例から他の実施例に変更されて具現され得る。また、それぞれの実施例内の個別構成要素の位置または配置も本発明の精神と範囲を逸脱することなく変更され得ることが理解されるべきである。したがって、後述する詳細な説明は限定的な意味で行われるものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲の請求項が請求する範囲およびそれと均等なすべての範囲を包括するものと理解されるべきである。図面で類似する参照符号は多様な側面に亘って同一または類似する構成要素を示す。
【0016】
以下では、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の種々の好ましい実施例に関して添付された図面を参照して詳細に説明することにする。
【0017】
デバイスの構成
【0018】
図1は、本発明の一実施例に係るデバイス10の分解斜視図である。
【0019】
図1を参照すると、本発明の一実施例に係るデバイス10は電極アセンブリ100および本体ハウジング200を含むことができる。ここで、本発明の一実施例に係る電極アセンブリ100は支持体110、付着部120、第1カバーレイヤ130、付着パッド140、第2カバーレイヤ150、防水レイヤ160、収容部170および第3カバーレイヤ180を含むことができる。以下では、電極アセンブリ100の細部構成要素から詳察した後に、本体ハウジング200について詳察することにする。
【0020】
まず、本発明の一実施例に係る支持体110は電極111、第1接続部材112および電極111と第1接続部材112を電気的に連結するトレース(図示されず)で構成され得る。本発明の一実施例によると、支持体110内で電極111は所定間隔をおいて少なくとも二つ以上形成され得、好ましくは基準電極を含んで三つの電極が形成され得る。本発明の一実施例によると、電極111は患者の身体と接点を形成して心電図信号のような生体信号を測定でき、電極111から測定された生体信号はトレースを通じて第1接続部材112に伝達され得る。一方、本発明の一実施例に係る支持体110は電極111が患者の身体と接点を形成することが容易であるようにフレキシブルな素材で形成され得る。
【0021】
次に、本発明の一実施例に係る付着部120は支持体110の下部面に形成され得る。本発明の一実施例によると、付着部120は両面テープのような素材で形成され、一面は支持体110の下部面に付着され得、他の一面は患者の身体に付着され得る(ここで、デバイス10が患者の生体信号モニタリングを開始する前には後述する第1カバーレイヤ130に付着され得る)。すなわち、本発明の一実施例によると、前述した付着部120の他の一面はデバイス10が患者の身体に付着されるようにする付着面に該当し得る。
【0022】
一方、本発明の一実施例によると、付着部120には支持体110に形成される電極111と対応する位置に第1ホール121が形成され得る。ここで、第1ホール121は支持体110に形成される電極111の個数と対応する個数で構成され得、その大きさまたは形状も電極111の大きさまたは形状と対応し得る。
【0023】
次に、本発明の一実施例に係る第1カバーレイヤ130は付着部120の下部面、すなわち付着面をカバーするように構成され得る。すなわち、本発明の一実施例に係る第1カバーレイヤ130は、デバイス10が患者の生体信号モニタリングを開始する前に(すなわち、付着面が患者の身体に付着される前に)付着面をカバーするように構成され、付着面の付着力の低下を防止するようにする機能を遂行することができる。一方、本発明の一実施例によると、第1カバーレイヤ130で付着部120と接触する面(または第1カバーレイヤ130の上部面)と付着部120と接触しない面(または第1カバーレイヤ130の下部面)はいずれも接着物質が形成されなくてもよい。
【0024】
一方、本発明の一実施例によると、第1カバーレイヤ130には付着部120に形成される第1ホール121(または支持体110に形成される電極111)と対応する位置に第2ホール131が形成され得る。ここで、第2ホール131は付着部120に形成される第1ホール121の個数(または支持体110に形成される電極111の個数)と対応する個数で構成され得、その大きさまたは形状も第1ホール121の大きさまたは形状(または電極111の大きさまたは形状)と対応し得る。
【0025】
一方、本発明の一実施例によると、第1カバーレイヤ130の一側には第1カバーレイヤ130を付着部120から除去することが容易であるようにする切開部132が形成され得る。本発明の一実施例によると、このような切開部132は第1カバーレイヤ130を横切るように形成されて第1カバーレイヤ130を複数個に分離することができる。
【0026】
次に、本発明の一実施例に係る付着パッド140は、第1ホール121と第2ホール131を通じて(または第1ホール121と第2ホール131に挿入されて)電極111と電気的に連結され得る。すなわち、本発明の一実施例に係る付着パッド140は、電極111の代わりに患者の身体と接点を形成して電極111が患者の生体信号を測定することを補助する機能を遂行することができる。ここで、付着パッド140は電極111の個数と対応する個数で構成され得、その大きさまたは形状は電極111の大きさまたは形状(または第1ホール121および第2ホール131の大きさまたは形状)と対応し得る。
【0027】
次に、本発明の一実施例に係る第2カバーレイヤ150は第1カバーレイヤ130で付着パッド140が露出する部分をカバーするように構成され得る。本発明の一実施例によると、付着パッド140は第1カバーレイヤ130に形成される第2ホール131を通じて外部に露出され得るが、第2カバーレイヤ150はこのような第2ホール131をカバーするように構成され、デバイス10が患者の生体信号モニタリングを開始する前に(または患者の身体でデバイス10が付着される位置を選定する前に)付着パッド140が外部に露出することを防止する機能を遂行することができる。ここで、本発明の一実施例によると、第2カバーレイヤ150で第1カバーレイヤ130と接触する面(すなわち、第2カバーレイヤ150の上部面)には離型物質が形成され得るが、これに伴い、第2カバーレイヤ150はデバイス10が患者の生体信号モニタリングを開始する前には付着パッド140に付着され得、デバイス10が患者の生体信号モニタリングを開始する直前(または患者の身体でデバイス10が付着される位置を選定することが要求される時点)には付着パッド140から除去され得る。一方、本発明の一実施例によると、第2カバーレイヤ150で第1カバーレイヤ130と接触しない面(すなわち、第2カバーレイヤ150の下部面)はデバイス10が患者の生体信号モニタリングを開始する前にデバイス10の下部面を構成することになり、接着物質が形成されなくてもよい。
【0028】
次に、本発明の一実施例に係る防水レイヤ160は支持体110の上部に配置され得る。具体的には、本発明の一実施例に係る防水レイヤ160は防水素材で構成され、支持体110の周りよりさらに大きい周りで支持体110の上部面を包み込むように形成され得る。すなわち、本発明の一実施例に係る防水レイヤ160は支持体110に形成される電極111に水分、ホコリなどが流入することを遮断する機能を遂行することができる。
【0029】
一方、本発明の一実施例によると、防水レイヤ160には第1接続部材112が支持体110の上部面で露出されるようにする第3ホール161が一側に形成され得る。本発明の一実施例によると、このような第3ホール161は後述する収容部170と対応する大きさまたは形状で形成され得る。
【0030】
次に、本発明の一実施例に係る収容部170は防水レイヤ160に形成される第3ホール161を通じで支持体110と固定結合され得る。また、本発明の一実施例に係る収容部170は、第1接続部材112が支持体110の上部面で露出され得るように、第1接続部材112と対応する位置(または防水レイヤ160に形成される第3ホール161に対応する位置)に第4ホール171が形成され得る。
【0031】
一方、本発明の一実施例に係る収容部170は本体ハウジング200を固定させるための固定部材(図示されず)が一側に形成され得る。例えば、固定部材は収容部170の内側周りに沿って形成され得、該当固定部材と本体ハウジング200の外側周りに沿って形成される固定部材(図示されず)が係止構造(またはスナップフィット構造)を形成することができる。本発明の一実施例によると、このような係止構造によって本体ハウジング200が収容部170に脱着可能に収容(または結合)され得る。
【0032】
次に、本発明の一実施例に係る第3カバーレイヤ180は防水レイヤ160をカバーするように構成され得る。本発明の一実施例によると、第3カバーレイヤ180は防水レイヤ160をカバーするように構成され、デバイス10が患者の生体信号モニタリングを開始する前に防水レイヤ160が外部に露出することを防止する機能を遂行することができる。本発明の一実施例によると、第3カバーレイヤ180には収容部170の周りと対応する形状で形成される第5ホール181が形成され得、これに伴い、第3カバーレイヤ180は防水レイヤ160で脱着された後、第5ホール181で収容部170(または収容部170および収容部170に結合された本体ハウジング200)が貫通して除去され得る。
【0033】
次に、本発明の一実施例に係る本体ハウジング200は支持体110に形成される電極111で測定された生体信号を管理するための構成要素を含むことができる。本発明の一実施例によると、本体ハウジング200の一側(例えば、本体ハウジング200の下部面)には第2接続部材(図示されず)が形成され得るが、このような第2接続部材は本体ハウジング200の内部に配置されたPCBA(Printed Circuit Board Assembly)に実装されるものであり得る。本発明の一実施例によると、第2接続部材は第3ホール161と第4ホール171を通じて第1接続部材112と電気的に連結され得、電極111を通じて測定された生体信号を第1接続部材112から伝達を受けることができる。一方、本発明の一実施例によると、本体ハウジング200の内部に配置されたPCBAには第2接続部材の他に生体信号を記録する機能を遂行するメモリ、生体信号を処理(例えば、生体信号が心電図信号である場合、心電図信号で不整脈推定)する機能を遂行するプロセッサ、生体信号を外部に伝送(有線または無線伝送)する機能を遂行する通信モジュールなどがさらに実装され得る。
【0034】
一方、本発明の一実施例に係る本体ハウジング200は、前述した通り、一側に固定部材(図示されず)が形成され得るが、このような固定部材は収容部170に形成される固定部材と係止構造(またはスナップフィット構造)を形成して本体ハウジング200が収容部170に収容される時に本体ハウジング200が収容部170に脱着可能に結合され得る。本発明の一実施例によると、本体ハウジング200が収容部170に脱着可能に結合されることによって、デバイス10が生体信号モニタリング中に意図していない付着面の付着力の低下が発生する場合、本体ハウジング200を収容部170から分離して電極アセンブリ100を他の電極アセンブリ100に容易に取り替えることができる。これにより、本体ハウジング200内部のメモリに保存された生体信号データを保存しながらも、モニタリングが要求される期間の間生体信号測定を継続して進行することができる。
【0035】
デバイスを使用者の身体に付着する方法
【0036】
以上、デバイス10に含まれる構成要素について詳察した。以下では、デバイス10に含まれる構成要素のうち第1カバーレイヤ130および第2カバーレイヤ150を中心に、デバイス10を使用者の身体に付着する方法について詳察することにする。
【0037】
本発明の一実施例によると、デバイス10は電極アセンブリ100と本体ハウジング200が結合され、電極アセンブリ100の各構成要素が結合されている状態で患者に伝達され得る。
【0038】
まず、本発明の一実施例によると、デバイス10の最下端に配置された第2カバーレイヤ150をデバイス10から除去する。本発明の一実施例によると、デバイス10から第2カバーレイヤ150が除去された状態で、デバイス10の下端には第1カバーレイヤ130と付着パッド140のみが露出される。ここで、第1カバーレイヤ130の下部面には接着物質が形成されていないので、この状態でデバイス10が患者の身体に接触してもデバイス10は患者の身体に付着されない。
【0039】
その次に、本発明の一実施例によると、デバイス10の下端に第1カバーレイヤ130と付着パッド140が露出した状態で、デバイス10を患者の身体の複数の個所に位置させながら患者の生体信号を観察し、生体信号が最も鮮明に測定される位置を選定する。また、選定された位置にマーカーを表示する。
【0040】
その次に、本発明の一実施例によると、デバイス10を患者の身体から引き離した後、第1カバーレイヤ130をデバイス10から除去する。本発明の一実施例によると、デバイス10から第1カバーレイヤ130が除去された状態でデバイス10の下端には付着部120と付着パッド140のみが露出され得る。
【0041】
その次に、本発明の一実施例によると、デバイス10の下端に付着部120と付着パッド140が露出された状態で付着部120の下部面、すなわち付着面をマーカーで表示された位置に付着する。
【0042】
最後に、本発明の一実施例によると、付着面が患者の身体(すなわち、マーカーで表示された位置)に付着された状態で第3カバーレイヤ180をデバイス10から除去する。
【0043】
これにより、本発明はデバイス10の付着位置を選定する過程で発生し得る付着面の付着力の低下を最小化し、患者の身体で生体信号を鮮明に測定できる最適な位置を選定することができる。
【0044】
以上で本発明が具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施例および図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものに過ぎず、本発明が前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であればこのような記載から多様な修正と変更を試みることができる。
【0045】
したがって、本発明の思想は前記説明された実施例に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなくこの特許請求の範囲と均等なまたはこれから等価的に変更されたすべての範囲は本発明の思想の範疇に属すると言える。
図1
【国際調査報告】