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特表2024-534394巻取り式拡張モバイル・デバイス・ディスプレイ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】巻取り式拡張モバイル・デバイス・ディスプレイ
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20240912BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20240912BHJP
【FI】
G06F3/01 514
G06F3/041 640
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516638
(86)(22)【出願日】2022-09-07
(85)【翻訳文提出日】2024-03-14
(86)【国際出願番号】 EP2022074872
(87)【国際公開番号】W WO2023046481
(87)【国際公開日】2023-03-30
(31)【優先権主張番号】17/448,402
(32)【優先日】2021-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390009531
【氏名又は名称】インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
【住所又は居所原語表記】New Orchard Road, Armonk, New York 10504, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100112690
【弁理士】
【氏名又は名称】太佐 種一
(74)【代理人】
【識別番号】100120710
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】ラクシット、サルバジット
(72)【発明者】
【氏名】トリム、クレイグ
(72)【発明者】
【氏名】キーン、マーティン
(72)【発明者】
【氏名】ガンシ、ジュニア、ジョン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA62
5E555AA71
5E555BA38
5E555BB38
5E555BC04
5E555CA01
5E555CA41
5E555CB66
5E555CB69
5E555DA01
5E555FA00
(57)【要約】
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサが、巻取り式デバイスの近傍内のコンピューティング・デバイスを検出する。1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサは、コンピューティング・デバイスに対する巻取り式デバイスの場所および向きを決定する。1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサは、巻取り式デバイスの少なくとも1つの側面がコンピューティング・デバイスに対してロックされ、ヒンジ式に取り付けられるように、プログラム式に係合する生体ロックのセットを使用して、コンピューティング・デバイスに巻取り式デバイスを取り付ける。1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサは、巻取り式デバイスがコンピューティング・デバイスの側面に取り付けられたことに応答して、コンピューティング・デバイスの表示エリアを巻取り式デバイスに拡張する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ実装方法であって、
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、巻取り式デバイスの近傍内のコンピューティング・デバイスを検出することであって、前記巻取り式デバイスが、
透明巻取り式バンドと、
前記透明巻取り式バンドの両側に取り付けられた生体ロックのセットと
を備える、前記検出することと、
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスの場所および向きを決定することと、
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、前記巻取り式デバイスの少なくとも1つの側面が前記コンピューティング・デバイスに対してロックされ、ヒンジ式に取り付けられるようにプログラム式に係合する前記生体ロックのセットを使用して前記コンピューティング・デバイスに前記巻取り式デバイスを取り付けることと、
前記巻取り式デバイスが前記コンピューティング・デバイスの側面に取り付けられたことに応答して、1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、前記コンピューティング・デバイスの表示エリアを前記巻取り式デバイスに拡張することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記巻取り式デバイスが前記コンピューティング・デバイスの上部に取り付けられたことに応答して、1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、前記コンピューティング・デバイスの前記表示エリアを前記巻取り式デバイスにミラーリングすること
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、前記生体ロックのセットを係合しながら、前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスを保持するユーザの手の位置に基づいて反転するように、前記巻取り式デバイスの側面を識別すること
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、前記巻取り式デバイスまたは前記コンピューティング・デバイスのそれぞれの前記向きまたは前記場所の1つまたは複数の変化と一致するように、前記巻取り式デバイス上に提示されるコンテンツを動的に変更すること
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、前記巻取り式デバイス内に埋め込まれた1つまたは複数の圧電ストリップを使用して、前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスの前記向きまたは前記場所を調節すること
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサによって、学習したユーザ・グリップまたはユーザ指パターンに基づいて、前記コンピューティング・デバイスからの前記巻取り式デバイスの取外しのユーザの意図を予測すること
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
前記生体ロックが磁気ロッキング・ヒンジである、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項8】
コンピュータ・プログラム製品であって、
1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体と、前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたプログラム命令と
を備え、前記記憶されたプログラム命令が、
巻取り式デバイスの近傍内のコンピューティング・デバイスを検出するためのプログラム命令であって、前記巻取り式デバイスが、
透明巻取り式バンドと、
前記透明巻取り式バンドの両側に取り付けられた生体ロックのセットと
を備える、前記プログラム命令と、
前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスの場所および向きを決定するためのプログラム命令と、
前記巻取り式デバイスの少なくとも1つの側面が前記コンピューティング・デバイスに対してロックされ、ヒンジ式に取り付けられるように、プログラム式に係合する前記生体ロックのセットを使用して前記コンピューティング・デバイスに前記巻取り式デバイスを取り付けるためのプログラム命令と、
前記巻取り式デバイスが前記コンピューティング・デバイスの側面に取り付けられたことに応答して、前記コンピューティング・デバイスの表示エリアを前記巻取り式デバイスに拡張するためのプログラム命令と
を含む、コンピュータ・プログラム製品。
【請求項9】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記巻取り式デバイスが前記コンピューティング・デバイスの上部に取り付けられたことに応答して、前記コンピューティング・デバイスの前記表示エリアを前記巻取り式デバイスにミラーリングするためのプログラム命令
をさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項10】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記生体ロックのセットを係合しながら、前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスを保持するユーザの手の位置に基づいて反転するように、前記巻取り式デバイスの側面を識別するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項11】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記巻取り式デバイスまたは前記コンピューティング・デバイスのそれぞれの前記向きまたは前記場所の1つまたは複数の変化と一致するように、前記巻取り式デバイス上に提示されるコンテンツを動的に変更するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項12】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記巻取り式デバイス内に埋め込まれた1つまたは複数の圧電ストリップを使用して、前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスの前記向きまたは前記場所を調節するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項13】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
学習したユーザ・グリップまたはユーザ指パターンに基づいて、前記コンピューティング・デバイスからの前記巻取り式デバイスの取外しのユーザの意図を予測するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項14】
前記生体ロックが磁気ロッキング・ヒンジである、請求項8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項15】
コンピュータ・システムであって、
1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサと、
1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体と、
前記1つまたは複数のプロセッサのうちの少なくとも1つによる実行のために前記コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたプログラム命令と
を備え、前記記憶されたプログラム命令が、
巻取り式デバイスの近傍内のコンピューティング・デバイスを検出するためのプログラム命令であって、前記巻取り式デバイスが、
透明巻取り式バンドと、
前記透明巻取り式バンドの両側に取り付けられた生体ロックのセットとを備える、前記プログラム命令と、
前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスの場所および向きを決定するためのプログラム命令と、
前記巻取り式デバイスの少なくとも1つの側面が前記コンピューティング・デバイスに対してロックされ、ヒンジ式に取り付けられるように、プログラム式に係合する前記生体ロックのセットを使用して、前記コンピューティング・デバイスに前記巻取り式デバイスを取り付けるためのプログラム命令と、
前記巻取り式デバイスが前記コンピューティング・デバイスの側面に取り付けられたことに応答して、前記コンピューティング・デバイスの表示エリアを前記巻取り式デバイスに拡張するためのプログラム命令と
を含む、コンピュータ・システム。
【請求項16】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記巻取り式デバイスが前記コンピューティング・デバイスの上部に取り付けられたことに応答して、前記コンピューティング・デバイスの前記表示エリアを前記巻取り式デバイスにミラーリングするためのプログラム命令
をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ・システム。
【請求項17】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記生体ロックのセットを係合しながら、前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスを保持するユーザの手の位置に基づいて反転するように、前記巻取り式デバイスの側面を識別するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ・システム。
【請求項18】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記巻取り式デバイスまたは前記コンピューティング・デバイスのそれぞれの前記向きまたは前記場所の1つまたは複数の変化と一致するように、前記巻取り式デバイス上に提示されるコンテンツを動的に変更するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ・システム。
【請求項19】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
前記巻取り式デバイス内に埋め込まれた1つまたは複数の圧電ストリップを使用して、前記コンピューティング・デバイスに対する前記巻取り式デバイスの前記向きまたは前記場所を調節するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ・システム。
【請求項20】
前記1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶された前記プログラム命令が、
学習したユーザ・グリップまたはユーザ指パターンに基づいて、前記コンピューティング・デバイスからの前記巻取り式デバイスの取外しのユーザの意図を予測するためのプログラム命令
をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ・システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にはディスプレイの分野に関し、より詳細には巻取り式デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
フレキシブル・ディスプレイまたは巻取り式ディスプレイは、ほとんどの電子デバイスで使用される従来のフラット・スクリーン・ディスプレイではなく、本質的に柔軟性を有する電子表示装置である。フレキシブル・デバイスまたは巻取り式デバイスは、eリーダ、携帯電話、および他のコンシューマ・エレクトロニクスで利用される。そのようなスクリーンは、イメージまたはテキストを歪めることなく巻物のように巻き取られ得る。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施形態は、コンピュータ実装方法、コンピュータ・プログラム製品、およびシステムを開示する。コンピュータ実装方法は、巻取り式デバイスの近傍内のコンピューティング・デバイスを検出する1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサを含む。1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサは、コンピューティング・デバイスに対する巻取り式デバイスの場所および向きを決定する。1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサは、巻取り式デバイスの少なくとも1つの側面がコンピューティング・デバイスに対してロックされ、ヒンジ式に取り付けられるように、プログラム式に係合する生体ロックのセットを使用して、コンピューティング・デバイスに巻取り式デバイスを取り付ける。1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサは、コンピューティング・デバイスの側面に巻取り式デバイスが取り付けられたことに応答して、コンピューティング・デバイスの表示エリアを巻取り式デバイスに拡張する。
【0004】
次に、添付の図面を参照しながら、単に例として本発明の実施形態が説明される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】本発明の一実施形態による、分散型データ処理環境を示す機能ブロック図である。
図2】本発明の一実施形態による、図1のデータ処理環境内の巻取り式デバイス上の、巻取り式デバイス管理のためのプログラムの動作ステップを示すフローチャートである。
図3A】本発明の一実施形態による巻取り式デバイスの組立て後の図である。
図3B】本発明の一実施形態による、ロックされた巻取り式デバイスの組立て後の図である。
図4】本発明の一実施形態による、図1のデータ処理環境内の巻取り式デバイスの一実施形態を示すダイアグラムである。
図5】本発明の一実施形態による、図1のデータ処理環境内の巻取り式デバイスの一実施形態を示すダイアグラムである。
図6】本発明の一実施形態による、コンピューティング・デバイスおよび巻取り式デバイスの構成要素のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
従来のスマートウォッチはユーザの手首に着用されるが、ユーザが長期間にわたってスマートウォッチを着用することを望まないものの、それでもなおユーザがスマートウォッチの機能が手元にあることを望む、多くの使用事例がある。現在のところ、ユーザが手元のコンピューティング・デバイス(たとえば、モバイル・デバイス)用の外部ディスプレイまたは透明ディスプレイとして巻取り式スマートウォッチを利用するための解決策は存在しない。本発明の実施形態は、広げることができ、ユーザの手首の周りに着用することのできる巻取り式デバイスを通じて解決策を提供し、巻取り式デバイスは巻取り式透明ディスプレイからなる。本発明の実施形態は、ユーザの手首またはコンピューティング・デバイスの任意の側面もしくは縁部に確実にロックするために巻取り式バンド(たとえば、スマートウォッチ・バンド)の両端でロックされる巻取り式デバイス(たとえば、スマートウォッチ)を提供する。一実施形態では、巻取り式デバイスは、スマートウォッチ・バンドの両端の生体センサを含み、それによって巻取り式デバイスが手首の周りに巻かれ、または巻きつけられるとき、接続されたセンサが生体情報(すなわち、心拍数、血液酸素など)を収集する。本発明の実施形態は、コンピューティング・デバイスに巻取り式デバイスを取り付け、取り付けられたコンピューティング・デバイスにポータブル・ストレージを提供する。本発明の実施形態は、取り付けられたコンピューティング・デバイスを充電し、または取り付けられたコンピューティング・デバイスに対する充電を実現する。本発明の実施形態の実装は様々な形態を取り得、図を参照しながら例示的実装の詳細が後で論じられる。
【0007】
次に、図を参照しながら本発明が詳細に説明される。
【0008】
図1は、本発明の1つの実施形態による、全般的に100で示される分散型データ処理環境を示す機能ブロック図である。本明細書で使用される「分散型」という用語は、単一のコンピュータ・システムとして共に動作する複数の物理的に別個のデバイスを含むコンピュータ・システムを記述する。図1は、一実装の一例を与えるに過ぎず、様々な実施形態が実装され得る環境に関する何らかの限定を示唆するものではない。特許請求の範囲に記載の本発明の範囲から逸脱することなく、図示される環境に対する多くの修正が当業者によって行われ得る。
【0009】
分散型データ処理環境100は、ネットワーク102を介して相互接続されたコンピューティング・デバイス110および巻取り式デバイス120を含む。ネットワーク102は、たとえば、電気通信ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、インターネットなどの広域ネットワーク(WAN)、またはこの3つの組合せであり得、ワイヤード接続、ワイヤレス接続、または光ファイバ接続を含み得る。ネットワーク102は、音声情報、データ情報、およびビデオ情報を含むマルチメディア信号を含む、データ信号、音声信号、またはビデオ信号、あるいはその組合せを受信および送信することのできる1つまたは複数のワイヤード・ネットワークまたはワイヤレス・ネットワークあるいはその両方を含み得る。一般には、ネットワーク102は、コンピューティング・デバイス110、巻取り式デバイス120、および分散型データ処理環境100内の他のコンピューティング・デバイス(図示せず)の間の通信をサポートする接続およびプロトコルの任意の組合せであり得る。様々な実施形態では、ネットワーク102は、ワイヤード接続、ワイヤレス接続、または光接続を介してローカルに動作し、接続およびプロトコルの任意の組合せ(たとえば、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)、近距離無線通信(NFC)、レーザ、赤外線、超音波など)であり得る。
【0010】
コンピューティング・デバイス110は、プログラム命令を処理し、データを受信および送信することのできる任意の電子デバイスまたはコンピューティング・システムであり得る。いくつかの実施形態では、コンピューティング・デバイス110は、ネットワーク102と通信することのできるラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、ネットブック・コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、スマート・フォン、または任意のプログラム可能電子デバイスであり得る。一般には、コンピューティング・デバイス110は、本発明の実施形態によれば、図6に関してより詳細に説明されるように機械可読プログラム命令を実行することのできる任意の電子デバイスまたは電子デバイスの組合せを表す。
【0011】
巻取り式デバイス120は、データを受信し、送信し、処理することのできる巻取り式スマートウォッチ、巻取り式ディスプレイ、または任意の他の巻取り式電子デバイスもしくは巻取り式コンピューティング・システムであり得る。別の実施形態では、巻取り式デバイス120は、ネットワーク102を介してコンピューティング・デバイス110および分散型データ処理環境100内の他のコンピューティング・デバイス(図示せず)と通信することのできる任意の巻取り式デバイスまたは任意のプログラム可能電子デバイスであり得る。図示される実施形態では、巻取り式デバイス120はプログラム150を含む。他の実施形態では、巻取り式デバイス120は、分散型データ処理環境100内に示されていない他のアプリケーション、データベース、プログラムなどを含み得る。一実施形態では、巻取り式デバイス120は、プログラム150によって使用されるデータ用のリポジトリとしてデータベース(図示せず)を含む。図示される実施形態では、データベースは巻取り式デバイス120上にある。別の実施形態では、データベースは、プログラム150がデータベースにアクセスできることを条件として、コンピューティング・デバイス110または分散型データ処理環境100内の別の場所にあり得る。データベースは、編成されたデータの集合である。データベースは、データベース・サーバ、ハード・ディスク・ドライブ、フラッシュ・メモリなどの、プログラム150によってアクセスおよび使用され得るデータおよび構成ファイルを記憶することのできる任意のタイプの記憶デバイスと共に実装され得る。一実施形態では、データベースは、履歴巻取り式デバイス120使用率、共通コンピューティング・デバイス110ペアリング、履歴生体ユーザ情報、学習したロック/ロック解除ユーザ・ジェスチャなどの、プログラム150によって使用されるデータを記憶する。巻取り式デバイス120は、図4、5、および6に関してさらに詳細に図示され、説明されるように、内部および外部ハードウェア構成要素を含み得る。
【0012】
プログラム150は巻取り式デバイス・ディスプレイ管理用のプログラムである。様々な実施形態では、プログラム150は以下のステップを実装し得る:巻取り式デバイスの近傍内のコンピューティング・デバイスを検出し、コンピューティング・デバイスに対する巻取り式デバイスの場所および向きを決定し、プログラム式に係合する生体ロックのセットを使用して、コンピューティング・デバイスに巻取り式デバイスを取り付け、それによって、巻取り式デバイスの少なくとも1つの側面がコンピューティング・デバイスに対してロックされ、ヒンジ式に取り付けられ、巻取り式デバイスがコンピューティング・デバイスの側面に取り付けられたことに応答して、コンピューティング・デバイスの表示エリアを巻取り式デバイスに拡張する。図示される実施形態では、プログラム150はスタンドアロン・ソフトウェア・プログラムである。別の実施形態では、プログラム150の機能、またはその任意の組合せプログラムが、単一のソフトウェア・プログラムに統合され得る。いくつかの実施形態では、プログラム150は、別々のコンピューティング・デバイスまたは巻取り式デバイス(図示せず)上に配置され得るが、ネットワーク102を介して依然として通信し得る。様々な実施形態では、プログラム150のクライアント・バージョンが、コンピューティング・デバイス110または分散型データ処理環境100内の任意の他のコンピューティング・デバイス(図示せず)あるいはその両方の上にある。プログラム150は、図2に関してさらに詳細に図示され、説明される。
【0013】
本発明は、データベースなどの様々なアクセス可能なデータ・ソースを含み得、様々なアクセス可能なデータ・ソースには、パーソナル記憶デバイス、ユーザが処理されないように望むデータ、コンテンツ、または情報が含まれ得る。処理とは、個人データに対して実施される、収集、記録、編成、構造化、記憶、適合、変更、検索、調査、使用、送信による開示、流布、またはその他利用可能にすること、組合せ、制限、消去、または破壊などの任意の自動または非自動の動作または動作のセットを指す。プログラム150は、個人データの収集の通知と共にインフォームド・コンセントを提供し、ユーザが個人データの処理をオプトインまたはオプトアウトすることを可能にする。同意はいくつかの形態を取り得る。オプトイン同意は、個人データが処理される前に積極的処置を取ることをユーザに課し得る。代替として、オプトアウト同意は、データが処理される前に個人データの処理を防止するように積極的処置を取ることをユーザに課し得る。プログラム150は、トラッキング情報などのユーザ情報、ならびに個人識別情報またはセンシティブ個人情報などの個人データの許可された安全な処理を可能にする。プログラム150は、個人データおよび処理の性質(たとえば、タイプ、範囲、目的、持続時間など)に関する情報を提供する。プログラム150は、記憶された個人データのコピーをユーザに提供する。プログラム150は、誤った、または不完全な個人データの訂正または完成を可能にする。プログラム150は、個人データの即時削除を可能にする。
【0014】
図2は、本発明の一実施形態による、巻取り式デバイス・ディスプレイ管理のためのプログラム150の動作ステップを示すフローチャート200を示す。
【0015】
巻取り式デバイスがユーザの手首の上にある場合(「はい」分岐、判定ブロック202)、プログラム150はユーザ上の巻取り式デバイスをロックする(ステップ204)。一実施形態では、ユーザが巻取り式スマートウォッチ(すなわち、巻取り式デバイス120)を身に付ける、ユーザが巻取り式デバイス120を持ち上げて携帯するなど、巻取り式デバイス120がユーザ対話(interaction)に基づいて自動的に電源をオンしたことに応答して、プログラム150は開始する。一実施形態では、ユーザが巻取り式デバイス120を巻いて、生体ロック304およびユーザとの接触点を形成するとき、プログラム150は、複数の生体ロック304内に含まれる生体センサを通じてユーザを検出する。別の実施形態では、プログラム150は、固有のユーザ音声パターンまたはユーザに関連する手の特徴および位置を識別することによって、ユーザを検出および識別する。プログラム150がユーザを識別したことに応答して、プログラム150は、複数の生体ロック304が接触するとき、複数の生体ロック304を共にプログラム式にロックすることによってユーザ上の巻取り式デバイス120をロックする。この実施形態では、プログラム150は、複数の埋込み圧電ストリップ(embedded piezoelectric strips)(図示せず)を通じて、ユーザ・パラメータ(たとえば、ユーザの手首の直径、巻取り式デバイス120の履歴ローリング直径など)に従って、巻取り式デバイス120をユーザの上に巻く。
【0016】
プログラム150はユーザ・バイオメトリクスを収集する(ステップ206)。巻取り式デバイス120は、巻取り式バンド302の両端または両側に取り付けられた、生体ロック304内に含まれる生体センサを含む。一実施形態では、プログラム150は生体ユーザ・データ(すなわち、心拍数、血中酸素など)を収集する。別の実施形態では、プログラム150は、手、手首、指の位置決め情報を収集し、前記情報をユーザの意図または動作(たとえば、デバイスの取付け、取外し、ディスプレイ対話など)に関連付ける。たとえば、プログラム150は、ユーザの意図に関連する指パターンを識別し、生体ロック304をロック解除する。別の例では、ユーザは、左手首の巻取り式デバイス120を頻繁にロックし、したがってプログラム150は、左手首および関連する指を継続的に監視して、ユーザ特有のジェスチャを導出する。続行する一例では、プログラム150は、ユーザが親指の先端と人差し指の先端との間でブリッジを形成することをユーザの取外しの指示として学習し、または関連付ける。ここで、プログラム150は、ユーザの手首から生体ロック304をプログラム式に解放する。こうした実施形態では、プログラム150は、ユーザの腕、手首、または指、あるいはその組合せの位置の任意の組合せに基づいて、巻取り式デバイス120の取外しについてのユーザの意図を予測する。別の実施形態では、ユーザは、ペアリングされたコンピューティング・デバイス110または巻取り式デバイス120に関連する制御メニューを通じて巻取り式デバイス120を取り外す(すなわち、生体ロック304をロック解除する)。
【0017】
巻取り式デバイスがユーザの手首の上にない場合(「いいえ」分岐、判定ブロック202)、プログラム150は、巻取り式デバイスの近傍のコンピューティング・デバイスを検出する(ステップ208)。一実施形態では、ユーザは、ワイヤレス・ネットワークを通じて1つまたは複数のコンピューティング・デバイス110を巻取り式デバイス120にペアリングする。この実施形態では、プログラム150は、ペアリングされたコンピューティング・デバイスが巻取り式デバイス120に対する距離ベースの近傍(たとえば、6インチ(15.24cm))に入ったことに応答して、1つまたは複数のペアリングされたコンピューティング・デバイス110を検出し識別する。こうした実施形態では、プログラム150は、距離近傍内のあらゆるコンピューティング・デバイスを継続的に識別する。プログラム150が(たとえば、以前にペアリングされた)コンピューティング・デバイス110を識別および認証したことに応答して、プログラム150は、巻取り式デバイス120に対するコンピューティング・デバイス110の場所および向きを決定する。別の実施形態では、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110または巻取り式デバイス120に取り付けられたスピーカ(図示せず)から特定の音波(たとえば、超音波など)を送信して、それぞれの相対位置を検出する。一実施形態では、プログラム150は、センサ(図示せず)を使用して、巻取り式デバイス120およびコンピューティング・デバイス110のそれぞれに対する向きおよび場所を決定する。さらなる実施形態では、プログラムは、各デバイス内に配置された近接センサ(図示せず)を使用して、前記場所および向きを決定する。たとえば、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110または巻取り式デバイス120あるいはその両方の中に配置された近接センサを使用して、コンピューティング・デバイス110が巻取り式デバイス120の左側に配置され、デバイスが互いの1フィート(30.48cm)の半径内にあると判定する。さらに別の実施形態では、プログラム150は、加速度計(図示せず)などの方位センサを使用して、相対的な向きを決定する。様々な実施形態では、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110および巻取り式デバイス120の場所または向きあるいはその両方に対する変化について前記センサに能動的にポーリングして監視する。
【0018】
プログラム150は、コンピューティング・デバイスに対して巻取り式デバイスをロックする(ステップ210)。プログラム150が巻取り式デバイス120に対するコンピューティング・デバイス110の場所および向きを識別したことに応答して、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110に巻取り式デバイス120を取り付ける。一実施形態では、巻取り式デバイス120が、プログラム式に係合する磁気ロック(すなわち、生体ロック304)を使用してコンピューティング・デバイス110に取り付けられ、それによって、巻取り式デバイス120の少なくとも1つの側面がコンピューティング・デバイス110に対してロックされ、ヒンジ式に取り付けられる。ここで、生体ロック304は、巻取り式バンド302の両端に配置された双方向ヒンジを有する1つまたは複数の磁気ロックを表す。生体ロック304は、巻取り式デバイス120が定位置にロックされることを可能にし、コンピューティング・デバイス110についての拡張された表示を維持しながら、巻取り式デバイス120を反転する能力を可能にする。この実施形態では、巻取り式デバイス120が、生体ロック304を介してコンピューティング・デバイス110にロックされ、ヒンジ式に取り付けられ、それによって、ユーザは、巻取り式デバイス120を任意の側で回転または回して、取り付けられたコンピューティング・デバイス110の表示寸法を増大させ得る。一実施形態では、プログラム150は、埋込み圧電ストリップを使用して、コンピューティング・デバイス110に対する巻取り式デバイス120のロックされた位置を調節する。
【0019】
プログラム150は、コンピューティング・デバイスからのコンテンツを巻取り式デバイス上に提示する(ステップ212)。プログラム150は、コンピューティング・デバイス110のコンテンツまたは表示エリア(すなわち、1つまたは複数のグラフィカル要素)あるいはその両方を、巻取り式デバイス120の表示エリア(すなわち、巻取り式バンド302)上に拡張またはミラーリングする。巻取り式デバイス120は広げられ、コンピューティング・デバイス110に取り付けられ、定位置にロックされ、コンピューティング・デバイス110についての拡張された表示が生み出され得る。巻取り式デバイス120およびコンピューティング・デバイス110の識別された相対位置および向きに応じて、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110に対して巻取り式デバイス120を通じて複数の提示モードを提供する。一実施形態では、図4に示されるように、巻取り式デバイス120がコンピューティング・デバイス110の上部に直接的に取り付けられる場合、プログラム150は、巻取り式デバイス120を透明提示モードに配置し、コンピューティング・デバイス110の既存の表示エリアが巻取り式デバイス120を通じて閲覧され、または巻取り式デバイス120上にミラーリングされる(すなわち、コンピューティング・デバイス110上のグラフィカル要素をミラーリングする)。たとえば、コンピューティング・デバイス110が通信アプリケーションを実行中の場合、プログラム150は、巻取り式デバイス120上にアプリケーションに関連するグラフィカル要素(たとえば、パネル、メニュー、通知など)の少なくとも一部を再現する。一実施形態では、ユーザが巻取り式デバイス120を通じてコンピューティング・デバイス110と対話し得るように、巻取り式デバイス120はユーザタッチコマンドに応答する。ここで、プログラム150は、巻取り式デバイス120内に含まれる巻取り式バンド302を通じてコンピューティング・デバイス110のディスプレイタッチ機能をマッピングする。さらなる実施形態では、ミラーリングされた巻取り式デバイス120上の1つまたは複数のグラフィカル要素をユーザが選択したことに応答して、プログラム150は、選択されていない任意のグラフィカル要素を除去する。例示的シナリオでは、スプレッドシート・アプリケーションが、表、サイド・パネル、およびトップ・ナビゲーション・バーを含むいくつかのグラフィカル要素を含む。このシナリオでは、ユーザは、巻取り式デバイス120上のサイド・パネル上で選択し、それに応答して、プログラム150は、巻取り式デバイス120から表およびトップ・ナビゲーション・バーを除去する。
【0020】
別の実施形態では、図5に示されるように、ユーザが巻取り式デバイス120を縁部に沿ってコンピューティング・デバイス110に取り付けたことに応答して、プログラム150は、巻取り式デバイス120の表示エリアを取り込むことによってコンピューティング・デバイス110のディスプレイを拡張する。別の実施形態では、プログラム150は、巻取り式デバイス120の表示エリアの導入に対応するコンピューティング・デバイス110のディスプレイの寸法を調節する。たとえば、プログラム150がコンピューティング・デバイス110のディスプレイ寸法を拡張する場合、プログラム150は、巻取り式デバイス120をどのように正しく反転し、折り畳み、広げ、または取り付け、あるいはその組合せをするかに関してユーザに指示し、あるいはプログラム150は、圧電ストリップを使用して、巻取り式デバイス120の向きを調節し、それに応じてコンピューティング・デバイス110の識別された側面に生体ロック304を適用すると共に、任意の他の取り付けられた側面がロック解除される。一実施形態では、ユーザの必要に基づいて、プログラム150は、利用可能な任意の側面に関して巻取り式デバイス120を反転するようにユーザに指示し、それに応答して、反転された巻取り式デバイス120を通じてコンピューティング・デバイス110のディスプレイ寸法を増大させる。この実施形態では、反転の方向に基づいて、プログラム150は、生体ロック304を動的に変更し、それによってユーザは、巻取り式デバイス120を任意の方向に反転し、その後で巻取り式デバイス120を取り付けることができる。一実施形態では、プログラム150は、学習したユーザの手の位置に従って生体ロック304を調節し、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110に対する巻取り式デバイス120を保持する手の位置に基づいて適切な磁気ロッキング・ヒンジ(すなわち、生体ロック304)を係合しながら、巻取り式デバイス120を反転する側面を識別する。
【0021】
プログラム150は、巻取り式デバイス120またはコンピューティング・デバイス110に対する向きまたは場所の変化と一致するように、巻取り式デバイス120上に提示されたアプリケーションおよびコンテンツを動的に変更する。たとえば、プログラム150がリスト・パネルを巻取り式デバイス120に垂直の向きに提示するが、コンピューティング・デバイス110が水平の向きに対して90度回転する場合、応答するプログラム150がこの変化を検出し、変化に適合するように、提示されるコンテンツを修正する。この例では、プログラム150は、向きまたは場所あるいはその両方の変化に基づいて、表示される情報の量を増大または減少させ得る。一実施形態では、プログラム150は、サイド・パネル、リスト、表、通知、ポップアップ、ダイアログ・ボックス、フォーム、チャートなどの、コンピューティング・デバイス110からの1つまたは複数のグラフィカル要素を巻取り式デバイス120上に提示する。別の実施形態では、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110上で実行中のアプリケーションの少なくとも一部を巻取り式デバイス120上に提示する。たとえば、ユーザがコンピューティング・デバイス110上の項目のリスト中の項目をクリックまたはタッチしたことに応答して、プログラム150は、クリックした項目に関する追加の詳細を表示するダイアログ・ボックスを巻取り式デバイス上に再現する。様々な実施形態では、プログラム150は、デバイスの相対的な場所および向きに基づいて、巻取り式デバイス120上に提示されたグラフィカル要素を変更する。たとえば、巻取り式デバイス120がコンピューティング・デバイス110の右に位置する場合、プログラム150は、拡張された右側ペインを巻取り式デバイス120上に提示する。一実施形態では、プログラム150は、向き、場所、アプリケーション、およびユーザの状態に基づいて、提示されたアプリケーションおよび関連するコンテンツを調節する。この実施形態では、向きの状態は、巻取り式デバイス120またはコンピューティング・デバイス110が特定の相対角度まで回転したことに応答して、コンテンツを制御する。たとえば、ユーザが巻取り式デバイス120を垂直の向きに向けたとき、プログラム150は、垂直表示エリアの増大のために、コンピューティング・デバイス110からのリストを提示する。ユーザの状態は、デバイスを使用するユーザに特有のものであり、プログラム150は、頻繁に使用されるアプリケーションおよび提示されるグラフィカル要素を特定のユーザに関連付け、特定のユーザがアプリケーションを開始したことに応答して、提示されたグラフィカル要素をプログラム150が自動的に調節することを可能にする。
【0022】
一実施形態では、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110に巻取り式デバイス120を取り付けるユーザを識別し、ユーザ・プリファレンス(たとえば、履歴巻取り式デバイス120アプリケーション、ユーザ・グリップ情報(すなわち、巻取り式デバイス120と対話し、または巻取り式デバイス120を取り外すときの、ユーザの手および指によって加えられた力)、および関連する意図など)を組み込む。プログラム150は、組み込んだユーザ・プリファレンスを使用して、巻取り式デバイス120をコンピューティング・デバイス110からいつ取り外すかを予測する。一実施形態では、プログラム150は、生体ロック304または巻取り式バンド302に関する導出されたユーザ・グリップ・パターンを通じて、認識されたユーザの意図に基づいて、巻取り式デバイス120をいつ取り外すかを予測する。ここで、プログラム150が巻取り式デバイス120取外しのユーザの意図を予測したことに応答して、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110から生体ロック304を取り外す。別の実施形態では、プログラム150は、アプリケーションの終了に応答して巻取り式デバイス120を取り外す。たとえば、コンピューティング・デバイス110上で実行中のアプリケーションがないとき、プログラム150は巻取り式デバイス120を取り外す。別の実施形態では、ユーザは、提示されたメニューを使用して、コンピューティング・デバイス110から巻取り式デバイス120を取り外す。
【0023】
図3Aは、巻取り式デバイス120の組立て後の図である。巻取り式デバイス120は、巻取り式バンド302および生体ロック304を含む。この実施形態では、巻取り式バンド302は、プログラム150が巻取り式バンド302上にコンテンツを表示することを可能にする巻取り式透明ディスプレイである。この実施形態では、巻取り式デバイス120の縁部はフレームを含み、フレームには計算プロセッサおよび電池が配置される。一実施形態では、巻取り式バンド302は伸長可能であり、巻取り式デバイス120を手首に着用するときに半分の幅に折り畳み、またはコンピューティング・デバイス110に取り付けるときに2倍の幅に広げることが可能となる。別の実施形態では、巻取り式バンド302は、ユーザが巻取り式デバイス120上の提示されたコンテンツと対話し得るようにタッチ対応である。図3Aおよび3Bでは、生体ロック304は、ユーザ生体情報(たとえば、心拍数、血中酸素、手首/指の位置、グリップの強さなど)を記録することのできる一体化された生体センサを有する磁気ロックのセットである。図3Bは、ロール状のロックされた巻取り式デバイス120の組立て後の図である。生体ロック304は、励磁される(energized)とき、巻かれる(たとえば、ユーザの手首の周りに巻かれる)ときに複数の生体ロック304の両側を引き付け、ロックさせる磁場を生み出す。この実施形態では、生体ロック304は、図3Bに示されるように、巻取り式デバイス120の両縁部で結合され、ユーザの手首の周りの確実なロッキングを可能にする。この実施形態では、生体ロック304は、巻取り式バンド302の両端の生体センサを含み、それによって、ユーザの手首の周りに巻きつけられたとき、接続されたセンサは生体ユーザ・データを収集する。
【0024】
図4は、本発明の例示的実施形態によるダイアグラム400を示す。ダイアグラム400は、生体ロック304を通じてコンピューティング・デバイス110の面に取り付けられる巻取り式デバイス120を説明する。図4および5では、生体ロック304は、プログラム150が電磁気を使用して、コンピューティング・デバイス110に巻取り式デバイス120を取り付けるために生体ロック304を修正する、磁気ヒンジ・ロックのセットである。一実施形態では、生体ロック304は、巻取り式デバイス120の1つまたは複数の側面に結合された磁気ロッキング要素からなる。この実施形態では、生体ロック304およびコンピューティング・デバイス110は磁気ロックおよびヒンジ・システムを形成し、コンピューティング・デバイス110の側面または表面がオス構成要素(すなわち、ヒンジ)であり、生体ロック304がメス構成要素(すなわち、ロック)である。ここで、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110の1つまたは複数の側面または表面に取り付けるために生体ロック304の電磁気を制御する。一実施形態では、生体ロック304は、円形構造またはロール構造の複数の交番磁石(alternating magnets)からなり、生体ロック304は、コンピューティング・デバイス110との一連の逆分極取付け地点(reversed polarization attachment points)を生み出し、ロック/ヒンジ構造を形成する。この実施形態は、プログラム150が、コンピューティング・デバイス110と回転可能かつ取外し可能に結合するように生体ロック304を動的に適合させることを可能にする。別の実施形態では、生体ロック304とコンピューティング・デバイス110は、相互に補完する形状の複数の構成要素部品からなる一連の接合接続を使用して取り付けられる。上記の実施形態では、プログラム150は、巻取り式デバイス120を透明提示モードに配置し、コンピューティング・デバイス110の既存の表示エリアが巻取り式デバイス120上にミラーリングされる。一実施形態では、巻取り式デバイス120は、ネットワーク102を通じてコンピューティング・デバイス110にポータブル・ストレージを提供する。別の実施形態では、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110の表面または裏面に取り付けられるとき、コンピューティング・デバイス110から巻取り式デバイス120を充電する。
【0025】
図5は、本発明の例示的実施形態によるダイアグラム500を示す。ダイアグラム500は、図4に示されるように、生体ロック304を使用してそれぞれロックされた、コンピューティング・デバイス110および巻取り式デバイス120の様々な位置および向きの2つの実施形態を説明する。各実施形態では、プログラム150は、コンピューティング・デバイス110から巻取り式デバイス120へのグラフィカル要素の再現または置換えを通じてコンピューティング・デバイス110のディスプレイを拡張する。
【0026】
図6は、本発明の例示的実施形態によるコンピューティング・デバイス110および巻取り式デバイス120の構成要素を示すブロック図600を示す。図6は、一実装の例示を与えるに過ぎず、様々な実施形態が実装され得る環境に関する何らかの制限を示唆するものではないことを理解されたい。図示される環境に対する多くの修正が行われ得る。
【0027】
コンピューティング・デバイス110および巻取り式デバイス120は通信ファブリック604を含み、通信ファブリック604は、キャッシュ603、メモリ602、永続的ストレージ605、通信ユニット607、および入力/出力(I/O)インターフェース606の間の通信を実現する。通信ファブリック604は、プロセッサ(マイクロプロセッサ、通信、ネットワーク・プロセッサなど)、システム・メモリ、周辺デバイス、およびシステム内の任意の他のハードウェア構成要素の間でデータ情報または制御情報あるいはその両方を渡すために設計された任意のアーキテクチャで実装され得る。たとえば、通信ファブリック604は、1つまたは複数のバスまたはクロスバー・スイッチで実装され得る。
【0028】
メモリ602および永続的ストレージ605はコンピュータ可読記憶媒体である。この実施形態では、メモリ602はランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含む。一般には、メモリ602は任意の適切な揮発性または不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。キャッシュ603は、メモリ602からの、最近アクセスしたデータ、およびアクセスしたデータの近くのデータを保持することによってコンピュータ・プロセッサ601の性能を高める高速メモリである。
【0029】
プログラム150は、キャッシュ603を介するそれぞれのコンピュータ・プロセッサ601の1つまたは複数による実行のために、永続的ストレージ605およびメモリ602内に記憶され得る。一実施形態では、永続的ストレージ605は磁気ハード・ディスク・ドライブを含む。代替として、または磁気ハード・ディスク・ドライブに加えて、永続的ストレージ605は、ソリッド・ステート・ハード・ドライブ、半導体記憶デバイス、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、フラッシュ・メモリ、またはプログラム命令もしくはデジタル情報を記憶することのできる任意の他のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
【0030】
永続的ストレージ605によって使用される媒体はまた、取外し可能であり得る。たとえば、取外し可能ハード・ドライブが永続的ストレージ605のために使用され得る。他の例には、やはり永続的ストレージ605の部分である別のコンピュータ可読記憶媒体上への転送のためにドライブ内に挿入される光ディスクおよび磁気ディスク、サム・ドライブ、ならびにスマートカードが含まれる。ソフトウェアおよびデータ612が、キャッシュ603を介するそれぞれのプロセッサ601の1つまたは複数によるアクセスまたは実行あるいはその両方のために、永続的ストレージ605内に記憶され得る。
【0031】
こうした例では、通信ユニット607が、他のデータ処理システムまたはデバイスとの通信を提供する。こうした例では、通信ユニット607は1つまたは複数のネットワーク・インターフェース・カードを含む。通信ユニット607は、物理通信リンクとワイヤレス通信リンクの一方または両方の使用を通じて通信を実現し得る。プログラム150は、通信ユニット607を通じて永続的ストレージ605にダウンロードされ得る。
【0032】
I/Oインターフェース606は、コンピューティング・デバイス110および巻取り式デバイス120にそれぞれ接続され得る他のデバイスとの間のデータの入力および出力を可能にする。たとえば、I/Oインターフェース606は、キーボード、キーパッド、タッチ・スクリーン、または何らかの他の適切な入力デバイス、あるいはその組合せなどの外部デバイス608に対する接続を実現し得る。外部デバイス608はまた、たとえば、サム・ドライブ、ポータブル光または磁気ディスク、メモリ・カードなどのポータブル・コンピュータ可読記憶媒体をも含み得る。本発明の実施形態を実施するために使用されるソフトウェアおよびデータ、たとえばプログラム150は、そのようなポータブル・コンピュータ可読記憶媒体上に記憶され得、I/Oインターフェース606を介して永続的ストレージ605上にロードされ得る。I/Oインターフェース606はまた、ディスプレイ609に接続される。
【0033】
ディスプレイ609は、ユーザにデータを表示するための機構を提供し、たとえばコンピュータ・モニタであり得る。
【0034】
本明細書で説明されるプログラムは、本発明の特定の実施形態でプログラムがそのために実装されるアプリケーションに基づいて識別される。しかしながら、本明細書でのどんな特定のプログラム名称も、単に便宜上使用されるものであり、したがって、そのような名称によって識別され、または示唆され、あるいはその両方が行われる何らかの特定のアプリケーションだけでの使用に本発明が限定されるべきではないことを理解されたい。
【0035】
本発明は、システム、方法、またはコンピュータ・プログラム製品、あるいはその組合せであり得る。コンピュータ・プログラム製品は、本発明の態様をプロセッサに実施させるためのコンピュータ可読プログラム命令をその上に有するコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
【0036】
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行デバイスによる使用のために命令を保持および記憶し得る有形デバイスであり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、限定はしないが、電子記憶デバイス、磁気記憶デバイス、光記憶デバイス、電磁記憶デバイス、半導体記憶デバイス、または上記の任意の適切な組合せであり得る。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例の非網羅的なリストには、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、静的ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、ポータブル・コンパクト・ディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、メモリ・スティック(R)、フロッピィ(R)・ディスク、命令が記録されたパンチ・カードや溝の中の隆起構造などの機械的に符号化されたデバイス、および上記の任意の適切な組合せが含まれる。本明細書では、コンピュータ可読記憶媒体は、電波または他の自由に伝播する電磁波、導波路または他の伝送媒体を通じて伝播する電磁波(たとえば、光ファイバ・ケーブルを通過する光パルス)、ワイヤを通じて伝送される電気信号など、本質的に一時的な信号であると解釈されるべきではない。
【0037】
本明細書で説明されるコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体からそれぞれのコンピューティング/処理デバイスに、あるいはネットワーク、たとえばインターネット、ローカル・エリア・ネットワーク、広域ネットワーク、もしくはワイヤレス・ネットワーク、またはその組合せを介して外部コンピュータまたは外部記憶デバイスにダウンロードされ得る。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光伝送ファイバ、ワイヤレス伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイ・コンピュータ、またはエッジ・サーバ、あるいはその組合せを含み得る。各コンピューティング/処理デバイス内のネットワーク・アダプタ・カードまたはネットワーク・インターフェースが、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受信し、それぞれのコンピューティング/処理デバイス内のコンピュータ可読記憶媒体内に記憶するためにコンピュータ可読プログラム命令を転送する。
【0038】
本発明の動作を実施するためのコンピュータ可読プログラム命令は、アセンブラ命令、命令セット・アーキテクチャ(ISA)命令、機械語命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、あるいはSmalltalk(R)、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語と、「C」プログラミング言語や類似のプログラミング言語などの従来の手続型プログラミング言語と、「Q」プログラミング言語、Q#、量子計算言語(QCL)、類似のプログラミング言語などの量子プログラミング言語と、アセンブリ言語や類似のプログラミング言語などの低レベル・プログラミング言語とを含む1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで書かれたソース・コードまたはオブジェクト・コードであり得る。コンピュータ可読プログラム命令は、完全にユーザのコンピュータ上で、スタンド・アロン・ソフトウェア・パッケージとして部分的にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上、および部分的にリモート・コンピュータ上で、または完全にリモート・コンピュータもしくはサーバ上で実行され得る。後者のシナリオでは、リモート・コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続され得、または接続が外部コンピュータに対して(たとえば、インターネット・サービス・プロバイダを使用してインターネットを通じて)行われ得る。いくつかの実施形態では、たとえばプログラマブル論理回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、またはプログラマブル論理アレイ(PLA)を含む電子回路が、本発明の態様を実施するために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を使用して電子回路を個別化することによってコンピュータ可読プログラム命令を実行し得る。
【0039】
本発明の態様が、本発明の実施形態による方法、装置(システム)、およびコンピュータ・プログラム製品のフローチャート図またはブロック図あるいはその両方を参照して本明細書で説明される。フローチャート図またはブロック図あるいはその両方の各ブロックと、フローチャート図またはブロック図あるいはその両方の中のブロックの組合せが、コンピュータ可読プログラム命令によって実装され得ることを理解されよう。
【0040】
こうしたコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータのプロセッサまたは他のプログラム可能データ処理装置を介して実行される命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックで指定される機能/動作を実装するための手段を生み出すように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに与えられ、マシンが作り出され得る。こうしたコンピュータ可読プログラム命令はまた、命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体がフローチャートまたはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックで指定される機能/動作の態様を実装する命令を含む製品を含むように、コンピュータ、プログラム可能データ処理装置、または他のデバイス、あるいはその組合せに特定の方式で機能するように指示し得るコンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得る。
【0041】
コンピュータ可読プログラム命令はまた、コンピュータ、他のプログラム可能装置、または他のデバイス上で実行される命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックで指定される機能/動作を実装するように、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、または他のデバイス上にロードされ、コンピュータ、他のプログラム可能装置、または他のデバイス上で一連の動作ステップを実施させて、コンピュータ実装プロセスが生成され得る。
【0042】
図のフローチャートおよびブロック図は、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能、および動作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、指定の論理的機能を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含む命令のモジュール、セグメント、または部分を表し得る。いくつかの代替実装では、ブロック内に記載の機能は、図に記載されている以外の順序で行われ得る。たとえば、連続して示される2つのブロックは、実際にはほぼ同時に実行され得、またはブロックは、関係する機能に応じて、時には逆の順序で実行され得る。ブロック図またはフローチャート図あるいはその両方の各ブロック、およびブロック図またはフローチャート図あるいはその両方のブロックの組合せが、指定の機能または動作を実施し、あるいは専用ハードウェアとコンピュータ命令の組合せを実施する専用ハードウェア・ベースのシステムによって実装され得ることにも留意されよう。
【0043】
例示のために本発明の様々な実施形態の説明が提示されたが、網羅的であること、および開示される実施形態に限定されることは意図されない。本発明の範囲および思想から逸脱することなく、多くの修正形態および変形形態が当業者には明らかとなるであろう。本明細書で用いられる用語は、実施形態の原理、市場で見つかる技術に勝る実際の応用もしくは技術的改善を最良に説明するために、または本明細書で開示される実施形態を他の当業者が理解することを可能にするために選ばれたものである。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
【国際調査報告】