IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エルジー エレクトロニクス インコーポレイティドの特許一覧

特表2024-534433無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置
<>
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図1
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図2
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図3
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図4
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図5
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図6
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図7
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図8
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図9
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図10
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図11
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図12
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図13
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図14
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図15
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図16
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図17
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図18
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図19
  • 特表-無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置 図20
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/40 20230101AFI20240912BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240912BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240912BHJP
   H04W 72/25 20230101ALI20240912BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W92/18
H04W72/0446
H04W72/25
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516865
(86)(22)【出願日】2022-09-16
(85)【翻訳文提出日】2024-03-15
(86)【国際出願番号】 KR2022013924
(87)【国際公開番号】W WO2023043282
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0125152
(32)【優先日】2021-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0127391
(32)【優先日】2021-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0128186
(32)【優先日】2021-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0130132
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ファン テソン
(72)【発明者】
【氏名】イ スンミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067CC04
5K067DD34
5K067EE02
5K067HH22
(57)【要約】
本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信する方法は、設定情報を基盤として端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含む。前記端末間調整と関連した情報は、選好リソース(preferred resource)を表す情報または予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とする。前記設定情報に含まれた第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定される。前記設定情報に含まれた前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする。
【選択図】図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて第1端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信する方法であって、
設定情報を基盤として端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、
第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含むものの、
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とし、
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、
前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースから除外されるリソースが決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記選好リソースから除外されるリソースは、予め定義されたスロットに属したリソースであり、
前記予め定義されたスロットは、前記第1端末のサイドリンク受信(SL reception)が行なわれないスロットを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースに含まれるリソースが決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2条件に対する情報に基づいて決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、いずれか一つ以上のRSRPと関連することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記一つ以上のRSRPは、予約リソースと関連した端末のうち、予め定義された端末のサイドリンク復調参照信号(Sidelink DeModulation Reference Signal、SL DMRS)に基づいて測定されたRSRPを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記予約リソースと関連した端末は、前記第1端末に予約リソースを指示する第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信した端末を基盤とすることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記端末間調整と関連した情報が前記第2端末の要請と関連したことに基づいて、前記scheme 1と関連した選好リソースを表す情報が送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記設定情報は、事前に設定された情報またはRRCシグナリングに基づいて基地局から受信された情報を基盤とすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
無線通信システムにおいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信する第1端末であって、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として、動作を行う指示(instruction)を格納し、
前記動作は、
設定情報を基盤として端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、
第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含むものの、
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とし、
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、
前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする第1端末。
【請求項11】
無線通信システムにおいて第1端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信するように制御する装置であって、
一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として、動作を行う指示(instruction)を格納し、
前記動作は、
設定情報に基づいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、
第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含むものの、
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とし、
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、
前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする装置。
【請求項12】
一つ以上の命令語を格納する一つ以上の非一時的(non-transitory)コンピュータ読み取り可能媒体であって、
前記一つ以上の命令語は、一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として動作を行い、
前記動作は、
設定情報を基盤として端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、
第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含むものの、
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とし、
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、
前記予約リソースの衝突は、第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする一つ以上の非一時的(non-transitory)コンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項13】
無線通信システムにおいて第2端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信する方法であって、
第1端末から端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信するステップを含むものの、
前記端末間調整と関連した情報は、設定情報を基盤として決定され、
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferredresource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とし、
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、
前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする方法。
【請求項14】
前記方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報に基づいて、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のためのリソースを選択するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信するステップをさらに含み、
前記第1SCIは、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のための予約リソースと関連することを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤として、前記PSSCHの送信のためのリソースを再選択するステップをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
無線通信システムにおいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信する第2端末であって、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含み、
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として、動作を行う指示(instruction)を格納し、
前記動作は、
第1端末から端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信するステップとを含むものの、
前記端末間調整と関連した情報は、設定情報を基盤として決定され、
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とし、
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、
前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする第2端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、無線通信システムにおいて端末間調整と関連した情報の送受信のための方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力など)を共有して多重使用者との通信をサポートする多重接続(多重アクセス、multiple access)システムである。多重接続システムの例としては、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)システム、MC-FDMA(multi carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
【0003】
サイドリンク(Sidelink、SL)とは端末(User Equipment、UE)間に直接的なリンクを設定して、基地局(Base Station、BS)を経ずに端末間に音声又はデータなどを直接交換する通信方式である。SLは、急速に増加するデータトラフィックによる基地局の負担を解決できる1つの方案として考慮されている。
【0004】
V2X(vehicle-to-everything)は有/無線通信を介して他の車両、歩行者、インフラが構築された事物などと情報を交換する通信技術を意味する。V2Xは、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2N(vehicle-to-network)、V2P(vehicle-to-pedestrian)などの4つのタイプに区分される。V2X通信はPC5インタフェース及び/又はUuインタフェースを介して提供される。
【0005】
一方、より多くの通信機器がより大きな通信容量を要求するようになるにつれて、既存の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域(mobile broadband)通信の必要性が台頭している。これにより、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービス又は端末を考慮した通信システムが議論されているが、改善した移動広帯域通信、マッシブMTC(Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線アクセス技術を新しいRAT(new radio acess technology)又はNR(new radio)と呼ぶことができる。NRにおいてもV2X(vehicle-to-everything)通信がサポートされることができる。
【0006】
端末間調整メカニズム(inter UE coordination mechanism)と関連して2つの方式が考慮される。方式1(scheme 1)の場合、UE-AはUE-Bのリソース(再)選択手順に使用できるリソース集合をUE-Bに提供する。方式2(scheme 2)の場合、UE-AはUE-BにUE-BのSCI(Sidelink Control Information)が指示するリソースに対するリソース衝突関連情報を提供する。UE-BはUE-BのSCIが指示するリソースの一部を再選択してリソース衝突を回避することができる。
【0007】
前記方式1(Scheme 1)と関連して前記UE-Bのリソース(再)選択手順に使用することができるリソース集合は、選好リソース及び/または非選好リソースを含むことができる。UE-Aは、自身のセンシング結果を使用して選好リソースまたは非選好リソースを決定できる。このとき、端末性能(例:half duplex)に基づいて特定リソースは選好リソースから除外されることができる。
【0008】
前記方式2(Scheme 2)と関連して前記UE-Bにより予約されたリソースの衝突を表す情報がUE-Bに送信されることができる。このとき、予約リソースの衝突有無は、UE-Aにより測定されたRSRPとRSRP臨界値の比較に基づいて決定されることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述した端末間調整情報の方式(scheme 1及び2)と関連して次の技術的事項が考慮されることができる。端末間調整情報の正確度側面において端末間調整情報の生成動作と関連して、端末別に具体的な設定/条件が求められることができる。
【0010】
一例として、上述のように端末性能(例:half duplex)に基づいて特定リソースは選好リソースから除外されることができる。しかしながら、選好リソース決定において該当除外動作が一括的に適用される場合に利用可能リソースが足りない場合がありうる。したがって、端末間調整情報の正確度(accuracy)が落ちることができる。
【0011】
一例として、予約リソースの衝突の決定のためのRSRP臨界値が端末別細部設定無しで一括的に統一された一つの値が活用される場合には、端末間調整情報を生成する端末のRSRP測定性能が十分に考慮されることができない。したがって、この場合にも端末間調整情報の正確度が落ちることができる。
【0012】
本明細書は、上述の問題点を解決するための方法を提案することである。
【0013】
本明細書で解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されず、言及しないもう一つの技術的課題は、下の記載から、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得る。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信する方法では、設定情報を基盤として端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含む。
【0015】
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とする。
【0016】
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定される。
【0017】
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含む。
【0018】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定される。前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする。
【0019】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースから除外されるリソースが決定されることができる。
【0020】
前記選好リソースから除外されるリソースは、予め定義されたスロットに属したリソースでありえ、前記予め定義されたスロットは、前記第1端末のサイドリンク受信(SL reception)が行なわれないスロットを含むことができる。
【0021】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースに含まれるリソースが決定されることができる。
【0022】
前記第2条件に対する情報に基づいて決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、いずれか一つ以上のRSRPと関連することができる。
【0023】
前記一つ以上のRSRPは、予約リソースと関連した端末のうち、予め定義された端末のサイドリンク復調参照信号(Sidelink DeModulation Reference Signal、SL DMRS)に基づいて測定されたRSRPを含むことができる。
【0024】
前記予約リソースと関連した端末は、前記第1端末に予約リソースを指示する第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信した端末を基盤とすることができる。
【0025】
前記端末間調整と関連した情報が前記第2端末の要請と関連したことに基づいて、前記scheme 1と関連した選好リソースを表す情報が送信されることができる。
【0026】
前記設定情報は、事前に設定された情報またはRRCシグナリングに基づいて基地局から受信された情報を基盤とすることができる。
【0027】
本発明の他の実施形態による無線通信システムにおいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信する第1端末は、一つ以上の送受信機と、前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含む。
【0028】
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として、動作を行う指示(instruction)を格納する。
【0029】
前記動作は、設定情報を基盤として端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含む。
【0030】
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とする。
【0031】
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定される。
【0032】
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含む。
【0033】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定される。前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする。
【0034】
本明細書のさらに他の実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信するように制御する装置は、一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含む。
【0035】
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として、動作を行う指示(instruction)を格納する。
【0036】
前記動作は、設定情報に基づいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含む。
【0037】
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とする。
【0038】
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定される。
【0039】
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含む。
【0040】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定される。前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする。
【0041】
本明細書のさらに他の実施形態による一つ以上の非一時的(non-transitory)コンピュータ読み取り可能媒体は、一つ以上の命令語を格納する。
【0042】
前記一つ以上の命令語は、一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として動作を行う。
【0043】
前記動作は、設定情報を基盤として端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するステップと、第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信するステップとを含む。
【0044】
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とする。
【0045】
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、前記予約リソースの衝突は、第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定される。
【0046】
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含む。
【0047】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定される。前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする。
【0048】
本明細書のさらに他の実施形態による無線通信システムにおいて第2端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信する方法は、第1端末から端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信するステップを含む。
【0049】
前記端末間調整と関連した情報は、設定情報を基盤として決定される。
【0050】
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferredresource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とする。
【0051】
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定される。
【0052】
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含む。
【0053】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定される。前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする。
【0054】
前記方法は、前記方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報に基づいて、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のためのリソースを選択するステップをさらに含むことができる。
【0055】
前記方法は、第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信するステップをさらに含むことができる。前記第1SCIは、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のための予約リソースと関連することができる。
【0056】
前記方法は、前記方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤として、前記PSSCHの送信のためのリソースを再選択するステップをさらに含むことができる。
【0057】
本明細書のさらに他の実施形態による無線通信システムにおいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信する第2端末は、一つ以上の送受信機と、前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリとを含む。
【0058】
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることを基盤として、動作を行う指示(instruction)を格納する。
【0059】
前記動作は、第1端末から端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信するステップとを含む。
【0060】
前記端末間調整と関連した情報は、設定情報を基盤として決定される。
【0061】
前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤とする。
【0062】
前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から決定され、前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定される。
【0063】
前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含む。
【0064】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定される。前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0065】
本明細書の実施形態によれば、端末間調整のための方式(scheme)別に該当端末間調整情報の生成のための条件が設定される。したがって、端末間調整のために送受信される情報(選好リソースまたはリソース衝突情報)の正確度が改善されることができる。
【0066】
さらに具体的にScheme 1の場合、選好リソースの決定時に無分別に多くのリソースが除外されて利用可能リソースが足りなくなる問題点を防止することができる。Scheme 2の場合、端末性能により適したRSRP臨界値に基づいてリソースの衝突有無が決定されることができる。
【0067】
本明細書で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していないもう一つの効果は以下の記載から、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0068】
本明細書に関する理解を助けるために詳細な説明の一部に含まれる添付図面は本明細書に対する実施形態を提供し、詳細な説明と共に本明細書の技術的特徴を説明する。
【0069】
図1】本明細書の一実施形態による、NRシステムの構造を示す。
図2】本明細書の一実施形態による、NRの無線フレームの構造を示す。
図3】本明細書の一実施形態による、NRフレームのスロット構造を示す。
図4】本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信を行う端末を示す。
図5】本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信のためのリソース単位を示す。
図6】本明細書の一実施形態により、端末が送信モードに応じてV2X又はSL通信を行う手順を示す。
図7】本明細書の一実施形態による、3つのキャストタイプを示す。
図8】本明細書の一実施形態による、複数のBWPを示す。
図9】本明細書の一実施形態による、BWPを示す。
図10】本明細書の一実施形態による、CBR測定のためのリソース単位を示す。
図11】CBR測定に関連したリソースプールを例示する図である。
図12】本明細書の一実施形態により、UE-Aが補助情報をUE-Bに送信する手順を示す。
図13】本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が端末間調整と関連した情報を送信する方法を説明するためのフローチャートである。
図14】本明細書の他の実施形態による無線通信システムにおいて第2端末が端末間調整と関連した情報を受信する方法を説明するためのフローチャートである。
図15】本明細書の一実施形態による、通信システム1を示す。
図16】本明細書の一実施形態による無線機器を示す。
図17】本明細書の一実施形態による、送信信号のための信号処理回路を示す。
図18】本明細書の一実施形態による、無線機器を示す。
図19】本明細書の一実施形態による、携帯機器を示す。
図20】本明細書の一実施形態による、車両又は自動運転車両を示す。
【発明を実施するための形態】
【0070】
本明細書におおいて“AまたはB(A or B)”は、“単にA”、“単にB”または“AとBとも”を意味できる。言い換えれば、本明細書において“AまたはB(A or B)”は、“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈できる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は、“単にA”、“単にB”、“単にC”、または“A、B及びCの任意のすべての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味できる。
【0071】
本明細書において使用されるスラッシュ(/)またはコンマ(comma)は“及び/または(and/or)”を意味できる。例えば、“A/B”は、“A及び/またはB”を意味できる。これにより“A/B”は、“単にA”、“単にB”、または“AとB全部”を意味できる。例えば、“A、B、C”は、“A、BまたはC”を意味できる。
【0072】
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one ofA and B)”は、“単にA”、“単にB”または“AとBとも”を意味できる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”または“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同様に解析されることができる。
【0073】
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“単にA”、“単にB”、“単にC”、または“A、B及びCの任意のすべての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味できる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”または“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は、“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味できる。
【0074】
また、本明細書において使用される括弧は“例えば(for example)”を意味できる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”と表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたことでありうる。言い換えれば、本明細書の“制御情報”は、“PDCCH”に制限(limit)されず、“PDCCH”が“制御情報”の一例として提案されたことでありうる。また、“制御情報(すなわち、PDCCH)”と表示された場合にも、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたことでありうる。
【0075】
以下の説明において‘~であるとき、~場合(when、if、in case of)’は、‘~に基づいて/基盤して(based on)’で代替されることができる。
【0076】
本明細書において一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されても良く、同時に具現されても良い。
【0077】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などの多様な無線通信システムに使用されることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で実現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で実現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などの無線技術で実現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project) LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクにおいてOFDMAを採用し、アップリンクにおいてSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0078】
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリメートル波)帯域など、使用可能な全てのスペクトルリソースを活用することができる。
【0079】
説明を明確にするために、LTA-A又は5G NRを中心に記述するが、本明細書の一実施形態による技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0080】
本明細書において使用された用語及び技術の中で具体的に説明されない用語及び技術に対しては、本明細書が出願される前に公開された無線通信標準文書が参照されることができる。例えば、次の文書が参照されることができる。
【0081】
【0082】
図1は、本明細書の一実施形態による、NRシステムの構造を示す。
【0083】
図1を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末にユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端(termination)を提供するgNB(next generation-Node B)及び/又はeNBを含む。図1 では、gNBのみを含む場合を例示する。gNB及びeNBは互いにXnインタフェースで接続されている。gNB及び及びeNBは、第5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインタフェースを介して接続されている。より具体的に、AMF(access and mobility management function)とはNG-Cインタフェースを介して接続され、UPF(user plane function)とはNG-Uインタフェースを介して接続される。
【0084】
図2は、本明細書の一実施形態による、NRの無線フレームの構造を示す。
【0085】
図2を参照すると、NRにおいてアップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは10msの長さを有し、2つの5msハーフフレーム(Half-Frame、HF)と定義される。ハーフフレームは5つの1msサブフレーム(Subframe、SF)を含む。サブフレームは1つ以上のスロットに分割され、サブフレーム内のスロット数はサブキャリア間隔(Subcarrier Spacing、SCS)に応じて決定できる。各スロットはCP(cyclic prefix)に応じて12個又は14個のOFDM(A)シンボルを含む。
【0086】
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは14個のシンボルを含む。拡張CPが使われる場合、各スロットは12個のシンボルを含む。ここで、シンボルはOFDMシンボル(又は、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(又は、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含む。
【0087】
次の表1はノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)に応じてスロット別のシンボル数(Nslot symb)、フレーム別のスロット数(Nframe,u slot)とサブフレーム別のスロット数(Nsubframe,u slot)を例示する。
【0088】
【表1】
【0089】
表2は拡張CPが使われる場合、SCSに応じてスロット別のシンボル数、フレーム別のスロット数とサブフレーム別のスロット数を例示する。
【0090】
【表2】
【0091】
NRシステムでは、1つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長など)が異なるように設定できる。これにより、同一個数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロット又はTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定できる。
【0092】
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)又はSCSがサポートされる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドにおいての広い領域(wide area)がサポートされ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされる。SCSが60kHz又はそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされる。
【0093】
NR周波数バンド(frequency band)は、2つのタイプの周波数範囲(frequency range)と定義できる。前記2つのタイプの周波数範囲はFR1及びFR2である。周波数範囲の数値は変更されてもよく、例えば、前記2つのタイプの周波数範囲は下記の表3のようである。NRシステムにおいて使用される周波数範囲のうちFR1は「sub 6GHz range」を意味し、FR2は「above 6GHz range」を意味し、ミリメートルウェーブ(millimeter wave、mmW)と呼ばれてもよい。
【0094】
【表3】
【0095】
前述のように、NRシステムの周波数範囲の数値は変更できる。例えば、FR1は、下記の表4のように410MHzないし7125MHzの帯域を含む。すなわち、FR1は6GHz(又は、5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域を含む。例えば、FR1内で含まれる6GHz(又は、5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含む。非免許帯域は様々な用途に使用されることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自動運転)のために使用されることができる。
【0096】
【表4】
【0097】
図3は、本明細書の一実施形態による、NRフレームのスロット構造を示す。
【0098】
図3を参照すると、スロットは時間領域において複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、1つのスロットが14個のシンボルを含むが、拡張CPの場合、1つのスロットが12個のシンボルを含む。または、ノーマルCPの場合、1つのスロットが7つのシンボルを含むが、拡張CPの場合、1つのスロットが6つのシンボルを含む。
【0099】
キャリアは周波数領域において複数のサブキャリアを含む。RB(Resource Block)は周波数領域において複数(例えば、12)の連続したサブキャリアと定義される。BWP(Bandwidth Part)は周波数領域において複数の連続した(P)RB(Physical) Resource Block)と定義され、1つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長など)に対応できる。キャリアは最大N個(例えば、5個)のBWPを含む。データ通信は活性化されたBWPを介して行われることができる。それぞれの要素はリソースグリッドにおいてリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれてもよく、1つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0100】
一方、端末と端末間の無線インタフェース又は端末とネットワーク間の無線インタフェースは、L1層、L2層及びL3層で構成される。本明細書の多様な実施形態において、L1層は物理(physical)層を意味し得る。また、例えば、L2層はMAC層、RLC層、PDCP層及びSDAP層の少なくとも1つを意味し得る。また、例えば、L3層はRRC層を意味し得る。
【0101】
SL同期信号(Sidelink Synchronization Signal、SLSS)及び同期化情報
【0102】
SLSSは、SL特定のシーケンス(sequence)で、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)とSSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)を含む。前記PSSSはS-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と呼ばれてもよく、前記SSSSはS-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と呼ばれてもよい。例えば、長さ-127 M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使用され、長さ-127 ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使用される。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)し、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を取得し、同期信号IDを検出することができる。
【0103】
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)はSL信号送受信の前に端末が最初に知っているべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルでありうる。例えば、前記基本となる情報は、SLSSに関する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDD UL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)構成、リソースプール関連情報、SLSSに関連したアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などであり得る。例えば、PSBCH性能の評価のために、NRV2Xにおいて、PSBCHのペイロードサイズは24ビットのCRCを含めて56ビットであり得る。
【0104】
S-PSS、S-SSS及びPSBCHは、周期的な送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block))に含まれる。前記S-SSBはキャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同一のヌメロロジー(すなわち、SCS及びCP長)を有することができ、送信帯域幅は(予め)設定されたSL BWP(Sidelink BWP)内に存在し得る。例えば、S-SSBの帯域幅は11RB(Resource Block)であり得る。例えば、PSBCHは11RBにわたっていることがある。そして、S-SSBの周波数位置は(予め)設定できる。従って、端末はキャリアにおいてS-SSBを発見するために周波数で仮説検出(hypothesis detection)を行う必要がない。
【0105】
一方、NR SLシステムにおいて、異なるSCS及び/又はCP長を有する複数のヌメロロジーがサポートされることができる。この時、SCSが増加するにつれて、送信端末がS-SSBを送信する時間リソースの長さが短くなる。これにより、S-SSBのカバレッジ(coverage)が減少する。従って、S-SSBのカバレッジを保障するために、送信端末はSCSに応じて1つのS-SSB送信周期内で1つ以上のS-SSBを受信端末に送信することができる。例えば、送信端末が1つのS-SSB送信周期内で受信端末に送信するS-SSBの個数は送信端末に事前に設定されるか(pre-configured)、設定(configured)されることができる。例えば、S-SSB送信周期は160msである。例えば、全てのSCSに対して、160msのS-SSB送信周期がサポートされることができる。
【0106】
図4は、本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信を行う端末を示す。
【0107】
図4を参照すると、V2X又はSL通信において端末という用語は主に使用者の端末を意味する。しかしながら、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式に応じて信号を送受信する場合、基地局も一種の端末と見なされる場合がある。例えば、端末1は第1装置100であり、端末2は第2装置200である。
【0108】
例えば、端末1は、一連のリソースの集合を意味するリソースプール(resource pool)内において特定のリソースに該当するリソース単位(resource unit)を選択することができる。そして、端末1は、前記リソース単位を使用してSL信号を送信することができる。例えば、受信端末である端末2は端末1が信号を送信できるリソースプールを設定されることができ、前記リソースプール内において端末1の信号を検出することができる。
【0109】
ここで、端末1が基地局の連結範囲内にある場合、基地局がリソースプールを端末1に知らせることができる。反面、端末1が基地局の連結範囲外にある場合、他の端末が端末1にリソースプールを知らせるか、または端末1は事前に設定されたリソースプールを使用することができる。
【0110】
一般的に、リソースプールは複数のリソース単位で構成され、各端末は1つまたは複数のリソース単位を選択して自分のSL信号送信に使用する。
【0111】
図5は、本明細書の一実施形態による、V2X又はSL通信のためのリソース単位を示す。
【0112】
図5を参照すると、リソースプールの全体周波数リソースがN個に分割され、リソースプールの全時間リソースがN個に分割されることができる。従って、全部でN*N個のリソース単位がリソースプール内において定義されることができる。図5は、当該リソースプールがN個のサブフレームの周期で繰り返される場合の例を示す。
【0113】
図5に示すように、1つのリソース単位(例えば、Unit♯0)は周期的に繰り返して現れる。または、時間または周波数次元でのダイバーシティ(diversity)効果を得るために、1つの論理的なリソース単位がマッピングされる物理的リソース単位のインデックスが時間に応じて事前に定められたパターンに変化することもできる。このようなリソース単位の構造において、リソースプールとはSL信号を送信しようとする端末が送信に使用できるリソース単位の集合を意味する。
【0114】
リソースプールはいくつかの種類に細分化される。例えば、各リソースプールにおいて送信されるSL信号のコンテンツ(content)に応じて、リソースプールは以下のように区分される。
【0115】
(1)スケジューリング割り当て(Scheduling Assignment、SA)は、送信端末がSLデータチャネルの送信に使用するリソースの位置、その他にデータチャネルの復調のために必要なMCS(Modulation and Coding Scheme)又はMIMO(Multiple Input Multiple Output)送信方式、TA(Timing Advance)などの情報を含む信号である。SAは、同一リソース単位上においてSLデータと共にマルチプレクスされて送信されることも可能であり、この場合、SAリソースプールとは、SAがSLデータとマルチプレクスされて送信されるリソースプールを意味する。SAはSL制御チャネル(control channel)と呼ばれてもよい。
【0116】
(2)SLデータチャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)は、送信端末がユーザデータを送信するために使用するリソースプールである。もし同一リソース単位上においてSLデータと共にSAがマルチプレクスされて送信される場合、SA情報を除いた形態のSLデータチャネルのみがSLデータチャネルのためのリソースプールにおいて送信されることができる。すなわち、SAリソースプール内の個別リソース単位上においてSA情報を送信するために使われたREs(Resource Elements)は、SLデータチャネルのリソースプールにおいて依然としてSLデータを送信するために使用できる。例えば、送信端末は連続的なPRBにPSSCHをマッピングさせて送信することができる。
【0117】
(3)ディスカバリチャネルは送信端末が自分のIDなどの情報を送信するためのリソースプールでありうる。これにより、送信端末は隣接端末が自分を発見するようにすることができる。
【0118】
以上で説明したSL信号のコンテンツが同一である場合にも、SL信号の送受信属性に応じて異なるリソースプールを使用することができる。例えば、同一のSLデータチャネルやディスカバリメッセージであっても、SL信号の送信タイミング決定方式(例えば、同期基準信号の受信時点で送信されるか、それとも前記受信時点で一定のタイミングアドバンスを適用して送信されるか)、リソース割り当て方式(例えば、個別信号の送信リソースを基地局が個別送信端末に指定するか、それとも個別送信端末がリソースプール内において自体的に個別信号送信リソースを選択するか)、信号フォーマット(例えば、各SL信号が1つのサブフレームにおいて占めるシンボルの数、または1つのSL信号の送信に使用されるサブフレームの数)、基地局からの信号強度、SL端末の送信電力強度などに応じてまた異なるリソースプールに区分されることもできる。
【0119】
SLにおけるリソース割り当て(resource allocation)
【0120】
図6は、本明細書の一実施形態によって、端末が送信モードに応じてV2XまたはSL通信を行う手順を示す。
【0121】
図6の実施形態は、本開示の多様な実施形態と結合されることができる。本開示の多様な実施形態において、送信モードは、モードまたはリソース割り当てモードと称することができる。以下、説明の便宜のために、LTEにおいて送信モードは、LTE送信モードと称することができ、NRにおいて送信モードは、NRリソース割り当てモードと称することができる。
【0122】
例えば、図6の(a)はLTE送信モード1又はLTE送信モード3に関連した端末動作を示す。または、例えば、図6の(a)はNRリソース割り当てモード1に関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は一般的なSL通信に適用でき、LTE送信モード3はV2X通信に適用できる。
【0123】
例えば、図6の(b)はLTE送信モード2またはLTE送信モード4に関連した端末動作を示す。または、例えば、図6の(b)はNRリソース割り当てモード2に関連した端末動作を示す。
【0124】
図6の(a)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3またはNRリソース割り当てモード1において、基地局は、SL送信のために端末により使用されるSLリソースをスケジューリングできる。例えば、ステップS600において、基地局は、第1端末にSLリソースと関連した情報及び/またはULリソースと関連した情報を送信できる。例えば、前記ULリソースは、PUCCHリソース及び/またはPUSCHリソースを含むことができる。例えば、前記ULリソースは、SL HARQフィードバックを基地局に報告するためのリソースでありうる。
【0125】
例えば、第1端末は、DG(dynamic grant)リソースと関連した情報及び/またはCG(configured grant)リソースと関連した情報を基地局から受信することができる。例えば、CGリソースは、CGタイプ1リソースまたはCGタイプ2リソースを含むことができる。本明細書において、DGリソースは、基地局がDCI(downlink control information)を介して第1端末に設定/割り当てるリソースでありうる。本明細書において、CGリソースは、基地局がDCI及び/またはRRCメッセージを介して第1端末に設定/割り当てる(周期的な)リソースでありうる。例えば、CGタイプ1リソースの場合、基地局は、CGリソースと関連した情報を含むRRCメッセージを第1端末に送信できる。例えば、CGタイプ2リソースの場合、基地局はCGリソースと関連した情報を含むRRCメッセージを第1端末に送信でき、基地局は、CGリソースの活性化(activation)または解除(release)と関連したDCIを第1端末に送信できる。
【0126】
ステップS610において、第1端末は、前記リソーススケジューリングに基づいてPSCCH(例、SCI(Sidelink Control Information)または1st-stage SCI)を第2端末に送信できる。ステップS620において、第1端末は、前記PSCCHと関連したPSSCH(例、2nd-stage SCI、MACPDU、データ等)を第2端末に送信できる。ステップS630において、第1端末は、PSCCH/PSSCHと関連したPSFCHを第2端末から受信することができる。例えば、HARQフィードバック情報(例、NACK情報またはACK情報)が前記PSFCHを介して前記第2端末から受信されることができる。ステップS640において、第1端末は、HARQフィードバック情報をPUCCHまたはPUSCHを介して基地局に送信/報告できる。例えば、前記基地局に報告されるHARQフィードバック情報は、前記第1端末が前記第2端末から受信したHARQフィードバック情報に基づいて生成(generate)する情報でありうる。例えば、前記基地局に報告されるHARQフィードバック情報は、前記第1端末が事前に設定された規則に基づいて生成(generate)する情報でありうる。例えば、前記DCIは、SLのスケジューリングのためのDCIでありうる。例えば、前記DCIのフォーマットは、DCIフォーマット3_0またはDCIフォーマット3_1でありうる。以下の表5は、SLのスケジューリングのためのDCIの一例を示す。
【0127】
【表5】
【0128】
図6の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4またはNRリソース割り当てモード2において、端末は、基地局/ネットワークにより設定されたSLリソースまたは予め設定されたSLリソース内でSL送信リソースを決定できる。例えば、前記設定されたSLリソースまたは予め設定されたSLリソースはリソースプールでありうる。例えば、端末は、自律的にSL送信のためのリソースを選択またはスケジューリングできる。例えば、端末は、設定されたリソースプール内でリソースを自ら選択して、SL通信を行うことができる。例えば、端末はセンシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を行って、選択ウィンドウ内で自らリソースを選択できる。例えば、前記センシングは、サブチャネル単位で行なわれることができる。例えば、ステップS610において、リソースプール内でリソースを自ら選択した第1端末は、前記リソースを使用してPSCCH(例、SCI(Sidelink Control Information)または1st-stage SCI)を第2端末に送信できる。ステップS620において、第1端末は、前記PSCCHと関連したPSSCH(例、2nd-stage SCI、MAC PDU、データ等)を第2端末に送信できる。ステップS630において、第1端末は、PSCCH/PSSCHと関連したPSFCHを第2端末から受信することができる。
【0129】
図6の(a)または(b)を参照すると、例えば、第1端末は、PSCCH上においてSCIを第2端末に送信できる。または、例えば、第1端末は、PSCCH及び/またはPSSCH上において二つの連続的なSCI(例、2-stage SCI)を第2端末に送信できる。この場合、第2端末は、PSSCHを第1端末から受信するために、二つの連続的なSCI(例、2-stage SCI)をデコードできる。本明細書において、PSCCH上において送信されるSCIは、1st SCI、第1SCI、1st-stage SCIまたは1st-stage SCIフォーマットと称することができ、PSSCH上において送信されるSCIは、2nd SCI、第2SCI、2nd-stage SCIまたは2nd-stage SCIフォーマットと称することができる。例えば、1st-stage SCIフォーマットは、SCIフォーマット1-Aを含むことができ、2nd-stage SCIフォーマットは、SCIフォーマット2-A及び/またはSCIフォーマット2-Bを含むことができる。以下の表6は、1st-stage SCIフォーマットの一例を示す。
【0130】
【表6-1】
【表6-2】
【0131】
以下の表7は、2nd-stage SCIフォーマットの一例を示す。
【0132】
【表7】
【0133】
図6の(a)または(b)を参照すると、ステップS630において、第1端末は、表8に基づいてPSFCHを受信することができる。例えば、第1端末及び第2端末は、表8に基づいてPSFCHリソースを決定でき、第2端末は、PSFCHリソースを使用してHARQフィードバックを第1端末に送信できる。
【0134】
【表8-1】
【表8-2】
【0135】
【表8-3】
【0136】
図6の(a)を参照すると、ステップS640において、第1端末は、表9に基づいて、PUCCH及び/またはPUSCHを介してSL HARQフィードバックを基地局に送信できる。
【0137】
【表9-1】
【表9-2】
【0138】
【表9-3】
【0139】
SCI(Sidelink Control Information)
【0140】
基地局がPDCCHを介して端末に送信する制御情報をDCI(Downlink Control Information)と称するに対して、端末がPSCCHを介して他の端末に送信する制御情報をSCIと称する。例えば、端末はPSCCHをデコードする前に、PSCCHの開始シンボル及び/又はPSCCHのシンボル数を知っていることがある。例えば、SCIはSLスケジューリング情報を含む。例えば、端末はPSSCHをスケジューリングするために少なくとも1つのSCIを他の端末に送信する。例えば、1つ以上のSCIフォーマット(format)が定義されることができる。
【0141】
例えば、送信端末はPSCCH上においてSCIを受信端末に送信する。受信端末はPSSCHを送信端末から受信するために1つのSCIをデコードする。
【0142】
例えば、送信端末はPSCCH及び/又はPSSCH上において2つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)を受信端末に送信する。受信端末は、PSSCHを送信端末から受信するために2つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)をデコードする。例えば、(相対的に)高いSCIペイロード(payload)サイズを考慮してSCI構成フィールドを2つのグループに区分した場合、第1SCI構成フィールドグループを含むSCIを第1SCI又は第1stSCIと呼んでもよく、第2SCI構成フィールドグループを含むSCIを第2SCI又は第2ndSCIと呼んでもよい。例えば、送信端末はPSCCHを介して第1SCIを受信端末に送信する。例えば、送信端末はPSCCH及び/又はPSSCH上において第2SCIを受信端末に送信する。例えば、第2SCIは(独立した)PSCCHを介して受信端末に送信されるか、PSSCHを介してデータと共にピギーバックされて送信される。例えば、2つの連続的なSCIは、相異なる送信(例えば、ユニキャスト(unicast)、ブロードキャスト(broadcast)またはグループキャスト(groupcast))に対して適用することもできる。
【0143】
一方、本明細書の多様な実施形態において、送信端末はPSCCHを介してSCI、第1SCI及び/又は第2SCIのうち少なくともいずれか1つを受信端末に送信できるので、PSCCHはSCI、第1SCI及び/又は第2SCIのうち少なくともいずれか1つに代替/置換されてもよい。そして/または、例えば、SCIはPSCCH、第1SCI及び/又は第2SCIのうち少なくともいずれか1つに代替/置換されてもよい。そして/または、例えば、送信端末はPSSCHを介して第2SCIを受信端末に送信できるので、PSSCHは第2SCIに代替/置換されてもよい。
【0144】
一方、図7は、本明細書の一実施形態による、3つのキャストタイプを示す。
【0145】
具体的に、図7の(a)はブロードキャストタイプのSL通信を示し、図7の(b)はユニキャストタイプのSL通信を示し、図7の(c)はグループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は他の端末と1対1通信を行うことができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は自分が属するグループ内の1つ以上の端末とSL通信を行うことができる。本明細書の多様な実施形態において、SLグループキャスト通信はSLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多通信などに代替できる。
【0146】
以下、端末間のRRC接続確立(connection establishment)について説明する。
【0147】
V2X又はSL通信のために、送信端末は受信端末と(PC5)RRC接続を確立する必要がある場合がある。例えば、端末はV2X-特定SIB(V2X-specific SIB)を取得することができる。上位層によりV2X又はSL通信を送信するように設定された、送信するデータを有する、端末に対して、少なくとも前記端末がSL通信のために送信するように設定された周波数がV2X-特定SIBに含まれると、該当周波数に対する送信リソースプールを含まずに、前記端末は他の端末とRRC接続を確立することができる。例えば、送信端末と受信端末との間にRRC接続が確立されると、送信端末は確立されたRRC接続を介して受信端末とユニキャスト通信を行うことができる。
【0148】
端末間においてRRC接続が確立されると、送信端末はRRCメッセージを受信端末に送信することができる。
【0149】
受信端末は受信した情報に対してアンテナ/リソースデマッピング、復調及びデコードを行う。該当情報は、MAC層、RLC層及びPDCP層を経てRRC層に伝達される。従って、受信端末は送信端末により生成されたRRCメッセージを受信する。
【0150】
V2X又はSL通信は、RRC_CONECTEDモードの端末、RRC_IDLEモードの端末及び(NR)RRC_INACTIVEモードの端末に対してサポートできる。すなわち、RRC_CONECTEDモードの端末、RRC_IDLEモードの端末及び(NR)RRC_INACTIVEモードの端末は、V2XまたはSL通信を行うことができる。RRC_INACTIVEモードの端末またはRRC_IDLEモードの端末は、V2Xに特定されたSIBに含まれたセル特定設定(セル固有の設定、cell-specific configuration)を使用することで、V2XまたはSL通信を行うことができる。
【0151】
RRCは少なくともUE能力(capability)及びAS層設定の交換に使用される。例えば、第1端末は第1端末のUE能力及びAS層設定を第2端末に送信し、第1端末は第2端末のUE能力及びAS層設定を第2端末から受信する。UE能力伝達の場合、情報の流れは直接リンクセットアップ(direct link setup)のためのPC5-Sシグナリングの間または後にトリガーされる。
【0152】
SL測定及び報告(Measurement and Reporting for SL)
【0153】
以下、SL測定(measurement)及び報告(reporting)について説明する。
【0154】
QoS予測(prediction)、初期送信パラメータセッティング(initial transmission parameter setting)、リンク適応(link adaptation、リンク管理(link management)、アドミッション制御(admission control)などの目的として、端末間のSL測定及び報告(例えば、RSRP、RSRQ)がSLにおいて考慮される。例えば、受信端末は送信端末から参照信号を受信し、受信端末は参照信号に基づいて送信端末に対するチャネル状態を測定する。そして、受信端末はチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を送信端末に報告する。SL関連の測定及び報告はCBRの測定及び報告、及び位置情報の報告を含む。V2Xに対するCSI(Channel Status Information)の例はCQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、経路利得(path gain)/経路損失(pathloss)、SRI(SRS、Sounding Reference Symbols、Resource Indicator)、CRI(CSI-RS Resource Indicator)、干渉条件(interference condition)、車両動作(vehicle motion)などでありうる。ユニキャスト通信の場合、CQI、RI及びPMIまたはその一部は、4つ以下のアンテナポートを仮定した非サブバンドベースの非周期CSIレポート(non-subband-based aperiodic CSIレポート)においてサポートできる。CSI手順は、スタンドアロン参照信号(standalone RS)に依存しない場合がある。CSI報告は設定に応じて活性化及び非活性化される。
【0155】
例えば、送信端末はCSI-RSを受信端末に送信し、受信端末は前記CSI-RSを利用してCQI又はRIを測定する。例えば、前記CSI-RSはSL CSI-RSと呼ばれてもよい。例えば、前記CSI-RSはPSSCH送信内に限定(confined)される。例えば、送信端末はPSSCHリソース上にCSI-RSを含めて受信端末に送信する。
【0156】
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request) for SL
【0157】
以下、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)手順について説明する。
【0158】
通信の信頼性を確保するためのエラー補償技法は、FEC(ForwardError Correction)方式(scheme)とARQ(Automatic Repeat Request)方式を含む。FEC方式においては情報ビットに余分のエラー訂正コードを追加させることにより、受信端におけるエラーを訂正することができる。FEC方式は時間遅延が少なく送受信端の間に別途に交換する情報が必要ないという長所があるが、良好なチャネル環境においてシステム効率が低下する短所がある。ARQ方式は送信信頼性を高めることができるが、時間遅延が発生し、劣悪なチャネル環境においてシステム効率が低下する短所がある。
【0159】
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)方式はFECとARQを結合したもので、物理層が受信したデータが復号できないエラーを含んでいるか否かを確認し、エラーが発生すると、再送信を要求することにより性能を高めることができる。
【0160】
SLユニキャスト及びグループキャストの場合、物理層におけるHARQフィードバック及びHARQコンバイニング(combining)がサポートされることができる。例えば、受信端末がリソース割り当てモード1または2で動作する場合、受信端末はPSSCHを送信端末から受信し、受信端末はPSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel)を介してSFCI(Sidelink Feedback Control Information)フォーマットを使用してPSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信する。
【0161】
例えば、SL HARQフィードバックはユニキャストに対してイネーブルされることができる。この場合、non-CBG(non-Code Block Group)動作において、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードすると、受信端末はHARQ-ACKを生成する。そして、受信端末はHARQ-ACKを送信端末に送信する。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードした後、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードできない場合、受信端末はHARQ-NACKを生成する。そして、受信端末はHARQ-NACKを送信端末に送信する。
【0162】
例えば、SL HARQフィードバックはグループキャストに対してイネーブルされる。例えば、non-CBG動作において、2つのHARQフィードバックオプションがグループキャストに対してサポートされる。
【0163】
(1)グループキャストオプション1:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードした後、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコードに失敗すると、受信端末はHARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信する。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードすると、受信端末はHARQ-ACKを送信端末に送信しない。
【0164】
(2)グループキャストオプション2:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードした後、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコードに失敗すると、受信端末はHARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信する。そして、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコードし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコードすると、受信端末はHARQ-ACKをPSFCHを介して送信端末に送信する。
【0165】
例えば、グループキャストオプション1がSL HARQフィードバックに使われると、グループキャスト通信を行う全ての端末はPSFCHリソースを共有する。例えば、同一のグループに属する端末は、同一のPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信する。
【0166】
例えば、グループキャストオプション2がSL HARQフィードバックに使われると、グループキャスト通信を行うそれぞれの端末は、HARQフィードバック送信のために異なるPSFCHリソースを使用する。例えば、同一のグループに属する端末は相異なるPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0167】
本明細書において、HARQ-ACKは、ACK、ACK情報または肯定(positive)-ACK情報と称することができ、HARQ-NACKは、NACK、NACK情報または否定(negative)-ACK情報と称することができる。
【0168】
帯域幅部分(Bandwidth Part)及びリソースプール(Resource Pool)
【0169】
以下、BWP(Bandwidth Part)及びリソースプールについて説明する。
【0170】
BA(Bandwidth Adaptation)を使用すると、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅はセルの帯域幅ほど大きくなる必要がなく、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は調整されることができる。例えば、ネットワーク/基地局は帯域幅調整を端末に知らせることができる。例えば、端末は帯域幅調整のための情報/設定をネットワーク/基地局から受信する。この場合、端末は前記受信された情報/設定に基づいて帯域幅調整を行う。例えば、前記帯域幅調整は帯域幅の縮小/拡大、帯域幅の位置変更または帯域幅のサブキャリアスペーシングの変更を含んでもよい。
【0171】
例えば、帯域幅はパワーセーブのために活動が少ない期間中に縮小される。例えば、帯域幅の位置は周波数ドメインにおいて移動することができる。例えば、帯域幅の位置は、スケジューリング柔軟性(scheduling flexibility)を増加させるために周波数ドメインにおいて移動することができる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)は変更できる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシングは、異なるサービスを許容するために変更できる。セルの総セル帯域幅のサブセットはBWP(Bandwidth Part)と称してもよい。BAは基地局/ネットワークが端末にBWPを設定し、基地局/ネットワークが設定されたBWPのうち現在活性状態であるBWPを端末に知らせることにより行われる。
【0172】
例えば、BWPは、活性(アクティブ、active)BWP、イニシャル(initial)BWP及び/またはデフォルト(default)BWPのうち、少なくともいずれか一つでありうる。例えば、端末は、PCell(primary cell)上の活性(active)DL BWP以外のDL BWPにおいてダウンリンク無線リンク品質(downlink radio link quality)をモニタリングしなくても良い。例えば、端末は、活性DL BWPの外部からPDCCH、PDSCHまたはCSI-RS(但し、RRMは除外)を受信しなくても良い。例えば、端末は、非活性DL BWPに対するCSI(Channel State Information)報告をトリガーしなくても良い。例えば、端末は、活性UL BWPの外部からPUCCH(Physical Uplink Control Channel)またはPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を送信しなくても良い。例えば、ダウンリンクの場合、イニシャルBWPは、(PBCHにより設定された)RMSI(remaining minimum system information)CORESET(control resource set)に対する連続的なRBセットで与えられることができる。例えば、アップリンクの場合、イニシャルBWPは、ランダムアクセス手順のためにSIB(system information block)により与えられることができる。例えば、デフォルトBWPは、上位階層により設定されることができる。例えば、デフォルトBWPの初期値は、イニシャルDL BWPでありうる。エネルギーセービングのために、端末が一定期間の間にDCI(downlink control information)を検出できなければ、端末は、前記端末の活性BWPをデフォルトBWPにスイッチングできる。
【0173】
一方、BWPは、SLに対して定義されることができる。同一のSL BWPは送信及び受信に使用されることができる。例えば、送信端末は、特定BWP上においてSLチャネルまたはSL信号を送信し、受信端末は、前記特定BWP上においてSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)において、SL BWPは、Uu BWPとは別に定義されることができ、SL BWPは、Uu BWPとは別の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有する。例えば、端末は、SL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。SL BWPは、キャリア内においてout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(予め)設定されることができる。RRC_CONECTEDモードの端末に対して、少なくとも1つのSL BWPがキャリア内において活性化されることができる。
【0174】
図8は、本明細書の一実施形態による、複数のBWPを示す。
【0175】
図8を参照すると、40MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリアスペーシングを有するBWP1、10MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリアスペーシングを有するBWP2、及び20MHzの帯域幅及び60kHzのサブキャリアスペーシングを有するBWP3が設定される。
【0176】
図9は、本明細書の一実施形態による、BWPを示す。図9の実施形態において、BWPは3つであると仮定する。
【0177】
図9を参照すると、CRB(common resource block)はキャリアバンドの一側端部から他側端部まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは各BWP内において番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
【0178】
BWPはポイントA、ポイントAからのオフセット(Nstart BWP)及び帯域幅(Nsize BWP)により設定できる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、当該キャリアにおいてネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは与えられたヌメロロジーにおいて最も低いサブキャリアとポイントAの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は与えられたヌメロロジーにおいてPRBの個数である。
【0179】
BWPはSLに対して定義される。同一のSL BWPは送信及び受信に使用されることができる。例えば、送信端末は特定BWP上においてSLチャネルまたはSL信号を送信し、受信端末は前記特定BWP上においてSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)において、SL BWPはUu BWPとは別に定義されることができ、SL BWPはUu BWPとは別の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有する。例えば、端末はSL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信する。SL BWPはキャリア内においてout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(予め)設定できる。RRC_CONECTEDモードの端末に対して、少なくとも1つのSL BWPがキャリア内において活性化できる。
【0180】
リソースプールはSL送信及び/又はSL受信のために使用できる時間-周波数リソースの集合である。端末の観点から見て、リソースプール内の時間ドメインリソースは連続しないことがある。複数のリソースプールは、1つのキャリア内において端末に(予め)設定されることができる。物理層の観点から、端末は設定された又は事前に設定されたリソースプールを利用してユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャスト通信を行うことができる。
【0181】
SL混雑制御(sidelink congestion control)
【0182】
以下、SL混雑制御(sidelink congestion control)について説明する。
【0183】
端末がSL送信リソースを自ら決定する場合、端末は自分が使用するリソースのサイズ及び頻度も自ら決定する。もちろん、ネットワークなどからの制約条件により、一定水準以上のリソースサイズや頻度を使用することは制限されることがある。しかしながら、特定時点で特定地域に多くの端末が集中している状況で全ての端末が相対的に多くのリソースを使用する場合であれば、相互間の干渉により全体的な性能が大きく低下する可能性がある。
【0184】
従って、端末はチャネル状況を観察する必要がある。もし過度に多くのリソースが消耗していると判断される場合、端末は自らのリソース使用を減らす形態の動作をすることが好ましい。本明細書において、これを混雑制御(輻輳制御、Congestion Control、CR)と定義する。例えば、端末は単位時間/周波数リソースにおいて測定されたエネルギーが一定水準以上であるか否かを判断し、一定水準以上のエネルギーが観察された単位時間/周波数リソースの比率に応じて自分の送信リソースの量及び頻度を調節することができる。本明細書において、一定水準以上のエネルギーが観察された時間/周波数リソースの比率をチャネル混雑比率(Channel Busy Ratio、CBR)と定義する。端末はチャネル/周波数に対してCBRを測定することができる。付加的に、端末は測定されたCBRをネットワーク/基地局に送信することができる。
【0185】
図10は、本明細書の一実施形態によるCBR測定のためのリソース単位を示す。
【0186】
図10を参照すると、CBRは、端末が特定区間(例えば、100ms)の間、サブチャネル単位でRSSI(Received Signal Strength Indicator)を測定した結果、RSSIの測定結果値が予め設定されたしきい値以上の値を有するサブチャネルの個数を意味し得る。または、CBRは、特定区間のサブチャネルのうち予め設定されたしきい値以上の値を有するサブチャネルの割合を意味し得る。例えば、図10の実施形態において、斜線のサブチャネルが予め設定されたしきい値以上の値を有するサブチャネルであると仮定する場合、CBRは100ms区間の間に斜線のサブチャネルの割合を意味し得る。付加的に、端末はCBRを基地局に報告することができる。
【0187】
図11は、CBR測定に関連したリソースプールを例示する図である。
【0188】
例えば、図11の実施形態のように、PSCCHとPSSCHがマルチプレクスされる場合、端末は1つのリソースプールに対して1つのCBR測定を行うことができる。ここで、もしPSFCHリソースが設定されるか事前に設定される場合、前記PSFCHリソースは前記CBR測定から除外されることができる。
【0189】
さらに、トラフィック(例えば、パケット)の優先順位を考慮した混雑制御が必要になる。このために、例えば、端末はチャネル占有率(Channel occupancy Radio、CR)を測定することができる。具体的には、端末はCBRを測定し、端末は前記CBRに応じてそれぞれの優先順位(例えば、k)に該当するトラフィックが占有できるチャネル占有率(Channel occupancy Radio k、CRk)の最大値(CRlimitk)を決定することができる。例えば、端末はCBR測定値が予め定められた表に基づいて、それぞれのトラフィックの優先順位に対するチャネル占有率の最大値(CRlimitk)を導き出すことができる。例えば、相対的に優先順位の高いトラフィックの場合、端末は相対的に大きなチャネル占有率の最大値を導き出すことができる。その後、端末はトラフィックの優先順位kがiより低いトラフィックのチャネル占有率の総合を一定値以下に制限することにより、混雑制御を行うことができる。このような方法によれば、相対的に優先順位の低いトラフィックにさらに強いチャネル占有率制限がかかることがある。
【0190】
それ以外に、端末は送信電力のサイズ調節、パケットのドロップ(drop)、再送信の可否の決定、送信RBサイズ調節(MCS調整)などの方法を利用して、SL混雑制御を行うことができる。
【0191】
表10は、SL CBR及びSL RSSIの一例を示す。
【0192】
【表10】
【0193】
表10を参照すると、スロットインデックスは、物理スロットインデックス(physical slot index)を基盤とすることができる。
【0194】
表11は、SL CR(Channel occupancy Ratio)の一例を示す。
【0195】
【表11】
【0196】
本明細書において、「設定または定義」のワーディングは、基地局またはネットワークから(事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB、MACシグナリング、RRCシグナリング)を介して)(予め)設定されるものと解釈できる。例えば、「Aが設定されることができる」とは、「基地局又はネットワークが端末に対してAを(予め)設定/定義すること又は知らせること」を含む。または、「設定または定義」のワーディングは、システムにより事前に設定または定義されるものと解釈できる。例えば、「Aが設定されることができる」とは「Aがシステムにより事前に設定/定義されること」を含む。
【0197】
一方、基地局はSLチャネル/信号の送受信に使われるリソース(以下、SLリソース)を端末に割り当てる。例えば、基地局は前記リソースに関する情報を端末に送信する。本明細書において、基地局がSLリソースを端末に割り当てる方式は、モード1方式、モード1動作またはリソース割り当てモード1と称してもよい。
【0198】
それに対して、端末はセンシングに基づいてリソースプール内でSLリソースを選択することができる。本明細書において、端末がSLリソースを選択する方式は、モード2方式、モード2動作またはリソース割り当てモード2と称してもよい。例えば、リソース割り当てモード2において、端末は他の端末により送信されるSCIを検出することができ、端末は前記SCIに基づいて他の端末により予約されたリソースを識別することができ、端末はRSRP測定値を取得することができる。そして、端末は、前述したセンシング結果に基づいてリソース選択ウィンドウ内に特定リソースを除いてSL送信に使用するリソースを選択することができる。
【0199】
前記センシング動作の場合、端末は第1SCIを介して受信されるリソース割り当て情報を参照することができる。しかしながら、第1SCIのオーバーヘッドのため、端末が第1SCI上で取得できる情報の量は制限的である。
【0200】
本明細書の多様な実施形態によれば、第1端末のセンシング動作及び/又はリソース選択動作を補助するために、第2端末は追加的な補助情報を送信する。第1端末はPSSCH検出性能向上及び/又は半二重(half-duplex)限界軽減及び/又は特定信号の送受信のための予備リソース選択などのために、第2端末から受信した補助情報を使用することができる。本明細書の実施形態において、説明の便宜上、UE-AがUE-Bに補助情報を送信すると仮定する。UE-BはUE-Aから受信した補助情報に基づいてUE-Aに送信するPSCCH/PSSCHのためのリソース及び/又はUE-C(すなわち、第3のUE)に送信するPSCCH/PSSCHのためのリソースを選択すると仮定する。
【0201】
図12は、本明細書の一実施形態によって、UE-Aが補助情報をUE-Bに送信する手順を示す。図12の実施形態は、本明細書の多様な実施形態と結合することができる。
【0202】
図12を参照すると、ステップS1200において、UE-Aは、補助情報をUE-Bに送信できる。例えば、UE-Bは、UE-Aから受信した補助情報に基づいてUE-Aに送信するPSCCH/PSSCHのためのリソースを選択でき、UE-Bは、前記リソースを使用してSL送信を行うことができる。例えば、UE-BはUE-Aから受信した補助情報に基づいてUE-Cに送信するPSCCH/PSSCHのためのリソースを選択でき、UE-Bは、前記リソースを使用してSL送信を行うことができる。本明細書において、補助情報は、付加情報または調整情報(coordination information)と称される。
【0203】
本明細書の多様な実施形態によれば、UE-Bは、UE-Aに補助情報送信を要請する信号を送信できる。ここで、補助情報/付加情報は、端末間調整情報(inter-UE coordination information)を意味でき、補助情報送信を要請する信号/補助情報要請信号/補助情報要請/付加情報要請は、端末間調整情報に対する要請(端末間調整情報に対する要求、request for inter-UE coordination information)を意味できる。すなわち、本明細書において補助情報または付加情報は、端末間調整情報(inter-UE coordination information)を意味できる。
【0204】
端末間調整情報は、UE-Bの要請または予め設定された条件によりトリガーされることができる。すなわち、端末間調整情報は、UE-Bの要請がなくても予め設定された条件によりトリガーされて送信されることができる。
【0205】
端末間調整情報及び/または端末間調整情報に対する要請は、PSSCHに基づいて送信されることができる。一例として、端末間調整情報及び/または端末間調整情報に対する要請は、MAC-CE(例:Inter-UE Coordination Request MAC CE、Inter-UE Coordination Information MAC CE)に基づいて送信されることができる。一例として、端末間調整情報及び/または端末間調整情報に対する要請は、第2SCI(second stage SCI format 2-C)に基づいて送信されることができる。一例として、端末間調整情報及び/または端末間調整情報に対する要請は、MAC-CE及び第2SCI(second stage SCI format 2-C)に基づいて送信されることができる。
【0206】
本明細書の一実施形態によれば、UE-Aは、UE-Bに補助情報(すなわち、端末間調整と関連した方式(Scheme 1)と関連した情報)を提供できる。具体的に、前記方式1(Scheme 1)と関連した情報は、UE-Bの(今後)PSCCH/PSSCH送信のためのリソース選択と関連した情報(例:PSCCH/PSSCH送信と関連した選好リソースまたはPSCCH/PSSCH送信と関連した非選好リソース)でありうる。
【0207】
具体的に、前記方式1(Scheme 1)と関連した情報は、i)選好リソース、ii)非選好リソース、iii)UE-AのSL受信可能時間リソース、iv)UE-AのSL受信不可能時間リソース情報及び/またはv)UE-Aが他の端末からSL受信を行う途中のあるいは遂行予定のリソース情報のうち、少なくとも一つに基づいた情報を提供できる。一例として、UE-AのSL受信可能時間リソースは、前記選好リソースとして提供されることができる。一例として、UE-AのSL受信可能時間リソースは、前記非選好リソースから除外されることができる。一例として、UE-Aが他の端末からSL受信を行う途中のあるいは遂行予定のリソースは、前記非選好リソースとして提供されることができる。一例として、UE-Aが他の端末からSL受信を行う途中のあるいは遂行予定のリソースは、前記選好リソースから除外されることができる。
【0208】
UE-Bは、前記端末間調整情報(scheme 1)に基づいてUE-AあるいはUE-Cに送信するPSCCH/PSSCHリソースを選択できる。
【0209】
以下、本明細書において「補助情報の生成」は、端末間調整と関連した方式(scheme 1)または方式(scheme 2)と関連した情報の決定を意味できる。一例として、「補助情報の生成」は、scheme 1と関連した選好リソースまたは非選好リソースの決定を意味できる。一例として、「補助情報の生成」は、scheme 2と関連した予約リソースの衝突の決定を意味できる。
【0210】
例えば、UE-Aは、補助情報を生成するにおいて(すなわち、選好リソースまたは非選好リソースを決定するにおいて)、次のように動作できる。UE-Aは、第2SCI検出に失敗した場合に対しては、前記第2SCIに対応するSCI(例:SCI format 1-A)において指示した予約リソースを(RSRP測定値に応じて)i)UE-B送信に対する非選好リソースに決定/設定するか、またはii)UE-B送信に対する選好リソースから除外されることに決定できる。
【0211】
例えば、UE-Aは、補助情報を生成するにおいて第2SCI検出に失敗した場合に対しては、前記第2SCIに対応するSCI(例:SCI format 1-A)において指示した予約リソースが属したスロットのすべてのリソースをi)UE-B送信に対する非選好リソースに決定/設定するか、またはii)UE-B送信に対する選好リソースから除外されることに決定できる。前記方式は、補助情報を生成するにおいてHALF-DUPLEX問題を解決する条件が設定/使用可能な場合に限定できる。前記HALF-DUPLEX問題は、UE-AのHALF-DUPLEX動作によりUE-AのSL受信が不可能な場合を意味できる。HALF-DUPLEX動作によれば、SL送信が行われる間にはSL受信が不可能で、SL受信が行われる間にはSL送信が不可能である。言い換えれば、前記補助情報の生成(選好リソースまたは非選好リソースの決定)においてHALF-DUPLEX問題を解決する条件が設定された場合、UE-AがSL受信が不可能なスロットのリソースがi)非選好リソースに決定されるか、またはii)選好リソースから除外されることができる。
【0212】
例えば、UE-Aは、補助情報を生成するにおいて第2SCI検出に失敗した場合にUE-Aは、前記第2SCIに対応するSCI(例:SCI format 1-A)において指示した予約リソースを補助情報生成に使用しなくても良い。
【0213】
例えば、UE-Aは、補助情報を生成するにおいて第2SCI検出に失敗した場合に対して、はUE-Aがこれに対応するPSCCH/PSSCHのDESTINATION UEである場合を仮定して補助情報を生成できる。例えば、UE-Aは、補助情報を生成するにおいて第2SCI検出に失敗した場合に対しては、UE-Aがこれに対応するPSCCH/PSSCHのDESTINATION UEでない場合を仮定して補助情報を生成できる。
【0214】
一方、UE-Aが補助情報を生成するにおいて、その基準及び/または条件は互いに異なりうる。例えば、UE-Aは、補助情報の生成基準あるいは条件に対する情報を補助情報送信時に含むことができる。例えば、UE-Bは、UE-Aから補助情報を受信し、前記補助情報生成基準に従って補助情報を使用するかどうか及び/または使用方法が異なりうる。例えば、UE-AがUE-Bに送信した補助情報の中でUE-Aが他の端末から受信が期待されるリソースに対してはUE-Bが優先的に避け、補助情報の中でUE-Aが観測した高い干渉レベルに対応するリソースは、UE-Bの状況(例えば、利用可能リソースの量等)によっては、リソース(再)選択に前記情報を使用しても良く、使用しなくても良い。
【0215】
一方、UE-AがUE-B送信に対する選好リソース及び/または非選好リソースを決定するために、センシング及び/またはSL受信を行うことができる。このとき、UE-Aの送信またはUE-AのRX CAPABILITY限界によってUE-AがSL受信を行うことができないスロット(以下、NON-MONITORED SLOT)が現れることもできる。一例として、前記NON-MONITORED SLOTは、前記UE-AのHALF-DUPLEX動作によってUE-AがSL受信を期待しないスロット(SL受信が不可能なスロット)を意味できる。
【0216】
一方、UE-AのNON-MONITORED SLOTにおいてUE-Bは、依然としてセンシングを行うこともできる。この場合、UE-Aは、次のように動作できる。UE-Aが選好リソースを生成/決定するにおいて、UE-Aは、NON-MONITORED SLOTに対応する予約リソースの全てまたは一部(リソース予約周期候補値から導き出された予約リソースの全てまたは一部)と重なる候補リソースを選好リソースから除外できる。UE-Aが非選好リソースを生成/決定するにおいて、UE-AのNON-MONITORED SLOTに対応する予約リソースの全てまたは一部と重なる候補リソースを非選好リソースに決定できる。
【0217】
前記のようなUE-Aの動作(すなわち、UE-Aの決定に基づいた選好/非選好リソースの活用)により不必要にUE-Bの利用可能リソースが減ることができる。このような問題点を解決するために、次の実施形態が考慮されることができる。
【0218】
例えば、UE-Aは、UE-AのNON-MONIOTRED SLOTに対応する予約リソースに基づいて付加情報を生成(選好リソース/非選好リソースを決定)する動作は、UE-Bの動作/設定に基づいて制限的に適用されることができる。具体的に、上述のUE-AのNON-MONIOTRED SLOTに基づいて決定された選好リソース/非選好リソースは、UE-Bがリソース(再)選択にUE-Bのセンシング結果を使用しない場合、及び/またはUE-Bのセンシング動作が(送信リソースプールにおいて)支援されない場合に限定的に活用されることができる。言い換えれば、UE-Bがリソース(再)選択にUE-Bのセンシング結果を使用しない場合、及び/またはUE-Bのセンシング動作が(送信リソースプールにおいて)支援されない場合に、UE-Aは、NON-MONIOTRED SLOTに対応する予約リソースに基づいて決定された選好リソース/非選好リソースを含む端末間調整情報をUE-Bに送信できる。
【0219】
例えば、前記UE-Bの動作/設定に対する情報は、UE-Bが補助情報要請時にUE-Aに知らせることでありうる。一例として、前記補助情報に対する要請(端末間調整情報に対する要請)は、UE-Bのリソース(再)選択のためにUE-Bのセンシング結果が使用されるかどうか及び/またはUE-Bのセンシング動作が(送信リソースプールにおいて)支援されるかどうかに対する情報を含むことができる。
【0220】
例えば、UE-Aは、UE-AのNON-MONIOTRED SLOTに対応する予約リソースに基づいて生成した付加情報をUE-Bに送信時に前記生成基準及び/または条件を付加情報に含むことができる。一例として、UE-Aが送信する端末間調整情報は、選好リソース/非選好リソースの決定時に使用された基準/条件(例:UE-AのNON-MONIOTRED SLOTに基づいて決定されたかどうか)に対した情報を含むことができる。
【0221】
一例として、UE-Bは、UE-Bのセンシング結果をリソース(再)選択に使用しない場合に限って前記付加情報(UE-AのNON-MONIOTRED SLOTに基づいて決定された選好/非選好リソース)をリソース(再)選択に使用することができる。一例として、UE-Bは、UE-Bのセンシング結果をリソース(再)選択に使用する場合には、前記付加情報をリソース(再)選択に使用しなくても良い。
【0222】
一方、UE-Aは、UE-Aがさらに他の端末からTBを受信するリソースを基盤としてUE-B送信の選好リソース及び/または非選好リソースを決定できる。この場合、前記受信PSSCH(すなわち、前記TBと関連したPSSCH)のキャストタイプがグループキャスト及び/またはブロードキャストの場合に、多数のUE-Aが同じリソース情報を基盤として不必要に補助情報を生成/送信するようになることができる。このような問題点を解決するために、次の実施形態が考慮されることができる。
【0223】
例えば、UE-Aは、さらに他の端末からTBを受信するリソースに基づいてUE-B送信リソースに対する付加情報を生成する時に前記TBに対したSOURCE ID及び/またはDESTINATION IDを付加情報に含むことができる。例えば、UE-Aは、さらに他の端末から付加情報を受信し、受信した付加情報に含まれたSOURCE ID及び/またはDESTINATION IDが前記UE-Aが送信しようとする付加情報に含まれるSOURCE ID及び/またはDESTINATION IDと同じ場合に、UE-Aは、付加情報生成及び/または送信を省略できる。
【0224】
上述した実施形態を通じて同一リソース情報に基づいた選好/非選好リソースの決定及び/または選好/非選好リソースを含む端末間調整情報のシグナリングが不必要に重なって行なわれない場合もありうる。
【0225】
一方、UE-Aは、UE-AのSL送信リソース(初期送信リソース及び/または再送信リソース)に基づいて、UE-B送信の選好リソース及び/または非選好リソースを決定することもでき、UE-Aが受信したSCI及び/またはPSSCHにおいて指示されたさらに他の端末のSL送信リソースを基盤として、UE-B送信の選好リソース及び/または非選好リソースを決定することもできる。
【0226】
例えば、UE-AのSL送信リソースを基盤として付加情報を送信できる端末は、UE-Aのリソース(再)選択を行うにおいて(初期)送信リソースの開始位置をUE-Aのリソース(再)選択作業トリガーリング時点からあるいはUE-Aのリソース選択ウィンドウの開始時点から(事前に)設定された臨界値あるいは事前に定義された臨界値以後に遅延させることができる。
【0227】
例えば、UE-AのSL送信リソースを基盤として付加情報を送信できる端末は、UE-Aのリソース(再)選択を行うにおいてリソース選択ウィンドウの開始位置をUE-Aのリソース(再)選択作業トリガーリング時点から(事前に)設定された臨界値あるいは事前に定義された臨界値以後に遅延させることができる。
【0228】
例えば、UE-AのSL送信リソースを基盤として付加情報を送信できる端末は、UE-Aのリソース(再)選択を行うにおいてリソース選択ウィンドウの開始位置を従来の位置に対して(事前に)設定された臨界値あるいは事前に定義された臨界値以後に遅延させることができる。
【0229】
ここで、前記リソース選択ウィンドウは、n+T_1からn+T_2の時間区間に決定されることができる。前記nは、リソース選択がトリガーされた時点(またはslot)を意味できる。T_1は、前記リソース選択ウィンドウの開始位置と関連したパラメータでありうる。前記T_1の上限値であるT_Proc,1は、サイドリンクサブキャリア間隔に応じるスロット数と定義されることがきる。前記T_2は、残ったパケット遅延バジェット(remaining Packet Delay Budget)に該当するスロット数より小さいか、または同じスロット数を表すことができる。
【0230】
例えば、前記状況においてUE-Aのリソース選択ウィンドウの開始位置(例:n+T_1)に対するパラメータT_1の値は、T_Proc,1の値より大きいことが許容されうる。言い換えれば、前記リソース選択ウィンドウの開始位置を従来より遅延させるために、前記T_1の値は、T_Proc,1の値より大きな値に設定されることができる。前記状況においてUE-Aのリソース選択ウィンドウの終わり位置に対するパラメータT_2の最小値は、T_2,minより少なくとも遅延時間分ほど大きくなることでありうる。言い換えれば、前記リソース選択ウィンドウの長さは維持しながら、該当ウィンドウの開始位置だけを遅延させるために、前記T_2の最小値は、遅延時間分ほど大きな値に設定されることができる。例えば、前記T_2の更新された最小値がUE送信のPDB値より大きくなる場合に、UE-Aは、上述した基準に基づいて付加情報を送信できなくありうる。この場合にUE-Aは、遅延無しで一般的な方式(すなわち、従来の方式によるリソース選択ウィンドウ)に基づいてリソース(再)選択を行うことができる。
【0231】
本明細書の実施形態においてUE-Aが初期送信リソースの位置あるいはリソース選択ウィンドウの開始を遅延させる場合に、前記遅延と関連した値は、UE-Aのプロセシングタイム及び/またはUE-Bのプロセシングタイムをカバーするよう設定されることができる。一例として、前記遅延と関連した値は、i)付加情報生成に必要とするプロセシングタイム、ii)付加情報送信に必要とするプロセシングタイム、iii)UE-Bが付加情報を獲得するのに必要とするプロセシングタイム、及び/またはiv)UE-Bの付加情報要請をUE-Aが処理/獲得するのに必要とするプロセシングタイムのうち、少なくとも一つをカバーするよう設定されることができる。
【0232】
例えば、UE-AのSL送信リソースに基づいて付加情報を送信できる端末は、UE-Aのリソース(再)選択作業トリガーリング時点からあるいはUE-Aのリソース選択ウィンドウの開始時点からUE-Aの(初期)送信リソースの開始位置が(事前に)設定した臨界値あるいは事前に定義された臨界値以上である場合に限って、前記基準に基づいて付加情報を生成及び送信をできる。
【0233】
例えば、UE-AがUE-AのSL送信リソースに基づいて付加情報生成する時、前記SL送信リソースは、複数のTB及び/または複数のリソース予約周期に対したものでありうる。この場合、いくつかの周期に対する予約リソースを付加情報生成時に使用することかに対する情報が(事前に)設定されることができる。例えば、UE-AがUE-AのSL送信リソースに基づいて付加情報を生成する時、前記SL送信リソースは、複数のTB及び/または複数のリソース予約周期に対したものでありうる。この場合、UE-Aは、いくつかの周期に対する予約リソースが付加情報生成時に使用されたかどうかに対する情報を付加情報に含むことができる。
【0234】
一方、付加情報を生成する要因及び/または条件は多様でありえ、リソースプール別に使用及び/または考慮する生成要因/条件は異なりうる。例えば、リソースプール別に支援する付加情報生成要因及び/または条件は(事前に)設定されることができる。具体的に、(リソースプール別に)付加情報の決定/生成のための要因及び/または条件に対する情報が事前に設定されるか、または基地局により設定(例:RRCシグナリング)されうる。
【0235】
例えば、UE-AがUE-B送信TBに対した受信者(すなわち、UE-BのPSSCH送信に対するintended receiver)である場合には、UE-AとUE-Bとの間に事前に付加情報を使用するかどうかなどのCAPABILITY情報が互いに交換されうる。その以後に付加情報と関連した動作(UE-A/UE-Bの動作)が行なわれることができる。
【0236】
例えば、リソースプール別に付加情報に対する構成(configuration)が一つあるいは複数(事前に)設定されることができる。一例として、端末間調整情報に対する一つ以上の設定は、端末に事前に設定された情報に基づくことができる。一例として、リソースプール別に端末間調整情報に対する一つ以上の設定を含む情報は、RRCシグナリングに基づいて基地局から受信された設定情報に基づくことができる。
【0237】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、付加情報がScheme 1(例えば、UE-B送信に対する選好リソース及び/または非選好リソース)であるか、及び/またはScheme 2(例えば、UE-Bの予約リソースに対するリソース衝突有無)であるかを含むことができる。例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、前記Scheme 1と関連した設定及び/または、前記Scheme 2と関連した設定を含むことができる。
【0238】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1において付加情報がUE-B送信に対する選好リソースであるか、及び/または非選好リソースであるかを含むことができる。
【0239】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1において選好リソース生成時に使用される要因あるいは条件に対する情報(例:第1条件に対する情報)を含むことができる。このとき、選好リソース生成時に使用される要因あるいは条件は、一つあるいは複数の要因/条件で定義/設定されることができる。以下、さらに具体的に説明する。
【0240】
一例として、前記第1条件に対する情報に基づいてUE-Bの送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースに含まれるリソースが決定されることができる。一例として、前記第1条件に対する情報に基づいてUE-Bの送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースから除外されるリソースが決定されることができる。前記選好リソースから除外されるリソースは、上述のUE-AのSL受信が行なわれることができないスロット(UE-AのSL受信が行なわれることと期待されないスロット)内のリソースでありうる。前記選好リソースから除外されるリソースは、上述したNON-MONITORED SLOTに属したリソースでありうる。一例として、前記第1条件に対する情報は、UE-AのSL受信が行なわれることができないスロットまたは上述したNON-MONITORED SLOTのリソースを前記選好リソースから除外するかどうかを表す情報に基づくことができる。すなわち、前記第1条件に対する情報に基づいてUE-AのSL受信が行なわれることができないスロット及び/または上述したNON-MONITORED SLOT内のリソースが前記選好リソースに含まれても含まれなくても良い。
【0241】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1において非選好リソース生成時に使用される要因あるいは条件に対する情報を含むことができる。このとき、非選好リソース生成時に使用される要因あるいは条件は、一つあるいは複数の要因/条件で定義/設定されることができる。
【0242】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1において付加情報送信が要請信号基盤であるか、及び/またはイベント基盤でトリガーリングされるかを表す情報を含むことができる。例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1においてイベント基盤のトリガーリング時にイベントと関連した情報を一つあるいはいくつかを指示できる。言い換えれば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1のイベント基盤トリガーリングのための一つ以上のイベントに対する情報を含むことができる。
【0243】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1において要請基盤のトリガーリング時に要請信号に含まれる情報の種類を表す情報を含むことができる。
【0244】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1において要請基盤のトリガーリング時に要請信号を送信する方法(付加情報に対するPDB、要請信号に対するソースID及び/またはデスティネーションID)を指示できる。言い換えれば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 1と関連した要請信号を送信する方法を表す情報を含むことができる。
【0245】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 2においてリソース衝突指示子生成時に使用される要因あるいは条件に対する情報を含むことができる。このとき、非選好リソース生成時に使用される要因あるいは条件は、一つあるいは複数の要因/条件で定義/設定されることができる。
【0246】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 2においてUE-AとUE-B間の関係(UE-AがUE-B送信TBの受信者に限定されているか、あるいはUE-B送信と衝突に対応する送信の受信者が許されるかどうか)を表す情報を含むことができる。
【0247】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 2においてUE-B送信の条件(UE-Aの受信リソースの優先順位値が(事前に)設定された臨界値以下あるいは未満であり、及び/またはUE-Aの受信リソースの優先順位値がUE-B送信の優先順位値より小さな場合)と前記UE-B送信の条件と関連したパラメータ(優先順位値に対する臨界値)に対した情報を含むことができる。
【0248】
例えば、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 2においてUE-B送信の条件(UE-A段において衝突リソースに対して測定したRSRP値のうち、最も小さなあるいは最も大きなものに対応する端末、前記RSRP測定値は(事前に)設定された臨界値以上であるものに限定)と前記UE-B送信の条件と関連したパラメータ(RSRP臨界値)に対した情報を含むことができる。具体的な例として、各付加情報に対する構成(configuration)は、Scheme 2と関連した予約リソースの衝突を決定するために測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値に対する情報(例:第2条件に対する情報)を含むことができる。以下、さらに具体的に説明する。
【0249】
前記第2条件に対する情報に基づいて決定されたRSRP臨界値は、UE-Aにより測定されたRSRPのうち、いずれか一つ以上のRSRPと関連することができる。一例として、前記一つ以上のRSRPは、予約リソースと関連した端末のうち、予め定義された端末のサイドリンク復調参照信号(Sidelink DeModulation Reference Signal、SL DMRS)に基づいて測定されたRSRPを含むことができる。前記予め定義された端末は、UE-AとUE-Bとの間の関係(UE-AがUE-Bの受信端末であるかどうか)及び/または測定されたRSRP値の大きさに基づいて決定された端末(UE-B)でありうる。一例として、前記予め定義された端末は、UE-Aを受信端末(intended receiver)とするPSSCHの送信端末を含むことができる。一例として、前記予め定義された端末は、UE-Aに予約リソースを指示するSCI(SCI format 1-A)を送信した端末を含むことができる。一例として、前記予め定義された端末は、UE-Aに予約リソースを指示するSCI(SCI format 1-A)を送信した端末のうち、UE-Aを受信端末(intended receiver)とするPSSCHの送信端末を含むことができる。一例として、前記第2条件に対する情報に基づいて決定されたRSRP臨界値は、一つのRSRPと関連した第1RSRP臨界値(例:RSRP-ThresPerPriorities)または2個のRSRPと関連した第2RSRP臨界値(例:RSRP-ThresWithRsrpMeasurement)でありうる。UE-Aは、予約リソースと関連した端末のうち、いずれか一つの端末から測定されたRSRP及び前記第1RSRP臨界値に基づいてリソース衝突有無を決定できる。例えば、UE-Aは、測定されたRSRPが前記第1RSRP臨界値より大きな場合、リソース衝突と決定できる。UE-Aは、予約リソースと関連した端末から測定されたRSRP(例:RSRP1、RSRP2)及び前記第2RSRP臨界値に基づいてリソース衝突有無を決定できる。例えば、UE-Aは、RSRP2(またはRSRP1)がRSRP1(またはRSRP2)に前記第2RSRP臨界値を足した値より大きな場合、リソース衝突と決定できる。上述したリソース衝突有無の決定のための方式は、説明のための例示に過ぎず、前記第2条件に対する情報に基づいて決定されたRSRP臨界値が他の方式で活用されて予約リソースの衝突が決定されることもできる。
【0250】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、連続したサブチャネル数が特定サブチャネル数(例:連続したサブチャネル数と関連して予め定義された数)より大きいか、または同じ場合に限定されることができる。すなわち、付加情報に含まれる選好リソースと関連した連続したサブチャネルの数は予め定義された数以上でありうる。例えば、前記特定サブチャネル数は、UE-BがUE-Aに付加情報要請時に提供する基準サブチャネル数(例えば、UE-B送信に対するサブチャネル数)でありうる。例えば、前記特定サブチャネル数は(事前に)設定されることができる。
【0251】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、UE-Bの送信に対する送信パターンが位置できるリソースに限定されることができる。前記送信パターンは、サブチャネル数、リソース予約周期及び/またはリソース再選択カウンタのうち、少なくとも一つに基づいて導き出されるパターンでありうる。
【0252】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、同じサブチャネル(ら)及び/またはスロットリソースの集合が繰り返される周期がUE-Bのリソース予約周期あるいはUE-Bの付加情報要請から提供したリソース予約周期値あるいは(事前に)設定した周期値と同一でありうる。
【0253】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、同じサブチャネル(ら)及び/またはスロットリソースの集合が繰り返される周期がUE-Bのリソース予約周期あるいはUE-Bの付加情報要請から提供したリソース予約周期値あるいは(事前に)設定した周期値の約数でありうる。
【0254】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、同じサブチャネル(ら)及び/またはスロットリソースの集合が繰り返される周期の回数がi)UE-Bのリソース再選択カウンタ値、ii)UE-Bの付加情報要請から提供したリソース再選択カウンタ値、iii)付加情報から指示した再選択カウンタ値、またはiv)(事前に)設定された再選択カウンタ値と同一でありうる。または、前記周期の回数が上述したi)~iv)のうち、いずれか一つを基盤とする値より大きいか、または同一でありうる。
【0255】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースと関連して、該当付加情報は、前記選好リソースと関連した周期の反復回数に対する情報を共に含むことができる。
【0256】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、同じサブチャネル(ら)及び/またはスロットリソースの集合が繰り返される周期の回数が選好リソースに対する周期と選好リソースに対する周期回数の積がUE-B送信に対するあるいはUE-Bの付加情報要請から提供したリソース予約周期とリソース再選択カウンタ値の積が同一であるか、及び/または大きな値を有するように選択されることができる。
【0257】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、少なくとも第1番目の周期内のサブチャネル(ら)及び/またはスロットリソースの集合がUE-Bのリソース選択ウィンドウ内にあるいはUE-Bの要請信号から提供したリソース選択ウィンドウ内に存在することでありうる。
【0258】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、少なくとも第1番目の周期内のサブチャネル(ら)及び/またはスロットリソースの集合がUE-B送信のPDB以前にあるいはUE-Bの要請信号から提供したPDB以前に存在できる。
【0259】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、少なくとも第1番目の周期内のサブチャネル(ら)及び/またはスロットリソースの集合が(事前に)設定したウィンドウ内に存在することでありうる。例えば、前記実施形態は、付加情報送信が要請基盤でない場合に限定的に適用されることもできる。
【0260】
本明細書の実施形態では、UE-Aの付加情報に含まれることができる選好リソースの形態に対する制約に対して説明したが、これは説明の便宜のためのものに過ぎず、上述した実施形態は、UE-Bの動作に拡張されて適用されることができる。具体的に上述した実施形態は、UE-BがUE-Aから選好リソースを受信する時に選好リソースの形態がUE-Bの送信に対する送信パターンと合わない場合に、前記選好リソースをUE-Bがリソース(再)選択に使用を取消すことに拡張して適用されることができる。
【0261】
本明細書の実施形態では、UE-Aの付加情報に含まれることができる選好リソースの形態がUE-Bの送信形態あるいはUE-Bの要請から提供された情報を基盤としたことを前提として説明した。ただし、これは説明の便宜のためのものに過ぎず、上述した実施形態は、要請基盤でない付加情報送信動作にも拡張されて適用されることができる。具体的に、付加情報が付加情報要請無しで動作する場合には、付加情報要請に含まれるUE-B送信に対するパラメータが各々(事前に)設定された値で代替される形態で拡張が可能である。
【0262】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する選好リソースは、各スロットに対して連続したサブチャネルの数が大きなサブチャネルグループでありうる。
【0263】
一方、Mode 2 RA(Resource Allocation)手順において端末は、リソース選択ウィンドウの外側に送信パターンと異なる端末の予約リソースが重なる場合にも、前記送信パターンに対応するリソースを候補単一-スロットリソースから除外できる。
【0264】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する非選好リソースは、UE-Bのリソース選択ウィンドウの外側に存在する場合に、前記非選好リソースの位置からUE-B送信のリソース予約周期値を基準にした周期以前時点のリソースあるいはN周期以前時点のリソースを付加情報として含むことができる。例えば、前記Nは、前記非選好リソースからN周期以前の時点がUE-Bのリソース選択ウィンドウに含まれるようにすることでありうる。例えば、前記例示において付加情報において非選好リソースを時間及び/または周波数リソースとリソース予約周期の形態で表現する時、追加的に何番目の周期に実際非選好リソースが存在するかを指示できる。例えば、前記例示において付加情報において非選好リソースを時間及び/または周波数リソースとリソース予約周期の形態で表現する時、追加的に初めての指示時点が実際非選好リソースであるかどうかを指示できる。
【0265】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する非選好リソースは、少なくとも初めての周期内の時間及び/または周波数リソースが(事前に)設定されたウィンドウ内に位置できる。例えば、前記においてウィンドウ外側のの非選好リソースを表現するために、前記非選好リソースの位置から(事前に)設定されたあるいは付加情報として共に指示されるリソース予約周期値を基準にした周期以前時点のリソースあるいはN周期以前時点のリソースを付加情報として含むことができる。例えば、前記Nは、前記非選好リソースからN周期以前の時点が前記ウィンドウに含まれるようにすることでありうる。
【0266】
本明細書の実施形態においてウィンドウ外側のの非選好リソースに対してウィンドウ内の仮像のリソースを非選好リソースとして表示する方式は、非選好リソースに対する周期値が(事前に)設定された値あるいは事前に定義された値(例えば、リソース選択ウィンドウ値あるいはT_2,min値あるいはT_2値)より大きいか、または同じ値である場合に限定されることでありうる。
【0267】
本明細書の実施形態においてウィンドウ外側のの非選好リソースに対してウィンドウ内の仮像のリソースを非選好リソースとして表示する方式は、前記非選好リソースの位置が前記ウィンドウの終わり時点から一定時点以内に位置した場合に限定されることでありうる。例えば、前記一定時点は(事前に)設定される値でありうる。例えば、前記一定時点は、UE-Bのリソース予約周期値であるか、または、前記周期値にUE-Bのリソース再選択カウンタ値を掛け算した値でありうる。例えば、前記UE-Bのリソース予約周期値及び/またはリソース再選択カウンタ値は、UE-BがUE-Aに付加情報要請時に提供したことでありうる。
【0268】
例えば、UE-Aの付加情報に含まれることができるUE-B送信に対する非選好リソースは、UE-Bのリソース選択ウィンドウ及び/またはリソース選択ウィンドウの終わりからUE-B送信のリソース予約周期値以後時点及び/またはリソース選択ウィンドウの終わりからUE-B送信のリソース予約周期値とリソース再選択カウンタの掛け算以後の時点内に存在することでありうる。
【0269】
例えば、UE-AがUE-Bが送信したSCIから導き出した予約リソースに対して、UE-AがUE-BからSL受信を期待することができないリソースに対する情報は、UE-Aの位置がUE-BのSCIから指示したZONEの中心からCOMMUNICATION RANGE REQUIMRENT以内に存在する場合でありうる。
【0270】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示時に指示できるリソースの最も早い時点は、UE-Aの付加情報を送信する時点あるいはスロットから特定時間以後の(リソースプールに属する)スロットでありうる。例えば、前記特定時間は、T_Proc,0とT_Proc,1の合計であるか、前記合計値を最小値あるいは最大値として有することでありうる。このとき、前記T_Proc,0は、端末のセンシング結果に対するプロセシングタイムを意味できる。一例として、端末がセンシングを行うウィンドウが終了した時点(センシングウィンドウの終点)から前記T_Proc,0以後に端末のリソース(再)選択がトリガーされることができる。すなわち、センシングウィンドウの終点は、リソース(再)選択がトリガーされたスロットnからT_Proc,0以前の時点(n-T_Proc,0)でありうる。例えば、前記特定時間は、付加情報を送信する時点の次のスロットであるものの、付加情報から指示できるリソースの最も早い時点は、付加情報指示時点からT_Proc,0とT_Proc,1の合計以後でありうる。例えば、前記特定時間は(事前に)設定されることができる。例えば、前記特定時間は、付加情報送信時に共に送信されることでありうる。
【0271】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示時に複数のTRIV(Time Resource Indicaotr Value)を利用するとする時、TRIVの開始基準位置は、以前TRIVが指示できる最後のスロットであるか、あるいはその次のスロットでありうる。
【0272】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示時に複数のTRIV(Time Resource Indicator Value)を利用するとする時、TRIVの開始基準位置は、以前TRIVが指示した最後のスロットであるか、あるいはその次のスロットでありうる。
【0273】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示時に複数のTRIV(Time Resource Indicator Value)を利用するとする時、TRIVの開始基準位置は、以前TRIVの開始基準位置を継承できる。
【0274】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示時に複数のTRIV(Time Resource Indicator Value)を利用するとする時、TRIVの開始基準位置は、付加情報から指示することでありうる。例えば、前記スロットは、リソースプールに属するスロットでありうる。例えば、TRIVの開始基準位置は、以前開始基準位置を基準にあるいは付加情報が送信された時点を基準にUE-B送信のリソース予約周期の倍数形態でありうる。
【0275】
例えば、付加情報を指示するのに使用されるTRIV(Time Resource Indicator Value)は、事前に定義されたあるいは(事前に)設定されたN個分だけのリソースを常に指示できる。例えば、前記N値は、事前に定義される場合に2あるいは3でありうる。例えば、前記においてN=2の場合に、TRIVは、第1オフセット値と第2オフセット値との組み合わせでその値が決定されることができる。例えば、前記第1オフセット値は、前記第2オフセット値より小さなものでありうる。
【0276】
例えば、付加情報において指示できる時間リソースは、UE-Bのリソース選択ウィンドウの開始からT_2,minまでの時間区間内のリソースでありうる。本実施形態は、次の技術的事項を考慮するためのものである。実際リソース選択ウィンドウの終わり時点は、時間によって異なることができ、この場合に付加情報において指示される時間リソース指示子の大きさも変わることができる。これに対しT_2,minの場合には(事前に)設定される値であって、これに基づいて時間リソース指示子を決定する場合に、その大きさを同一に維持できる。
【0277】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示時に該当選好リソース及び/または非選好リソースは、MODE 2 RAにおいて使用する利用可能リソース候補の形態(candidate single-slot resource)で指示されることができる。このとき、複数の利用可能リソース候補が同一スロットに位置し、及び/または連続したサブチャネルに位置する場合に、UE-Aは、FRIV(Frequency Resource Indicator Value)においてサブチャネルの数を前記連続したサブチャネルの数を表現するのに使用することができる。例えば、前記連続したサブチャネルの数は、リソース指示グループにおいて複数のリソースに対して連続したサブチャネルの数が最も小さな値あるいは最も大きな値でありうる。例えば、前記FRIVにおいて全体サブチャネルの数は、UE-Aが付加情報を生成する時に使用したリソースプールを構成するサブチャネルの全体数でありうる。例えば、前記FRIVにおいて全体サブチャネルの数は、UE-Aが付加情報を生成する時に使用したリソースプールを構成するサブチャネルの全体数からUE-B送信に対するサブチャネル数-1を引いた値でありうる。
【0278】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示時にUE-Aが他の端末から受信したSCIから導き出した予約リソースを利用する場合が仮定されることができる。このとき、次の実施形態が考慮されることができる。
【0279】
一実施形態によれば、UE-Aが事前にUE-BからUE-B送信に対する(送信)リソースプール情報の提供を受けることができる。例えば、前記リソースプール情報提供は、UE-AとUE-Bとの間のPC5-RRCシグナリングを利用したことでありうる。
【0280】
一実施形態によれば、UE-BがUE-Aを選択するにおいて、同一(送信)リソースプールを使用する端末の中から選ぶことでありうる。
【0281】
一実施形態によれば、UE-AがUE-Bを選択するにおいて同一(送信)リソースプールを使用する端末の中から選ぶことでありうる。
【0282】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示するために複数のTRIVとFRIVとの組み合わせが使用される時、単一TRIVに対して複数のFRIVが連動されることができる。このとき、TRIVから指示したスロットに対して同一スロットにおいて互いに異なったFRIVで互いに非連続的な周波数リソースを指示することでありうる。
【0283】
例えば、UE-AがUE-Bに選好リソース及び/または非選好リソースを指示のために複数のTRIVとFRIVとの組み合わせが使用される時、単一FRIVに対して複数のTRIVが連動されることができる。
【0284】
一方、UE-Bは、互いに異なったUE-Aに付加情報送信を要請できる。UE-Bは複数のUE-Aから付加情報を受信することができる。このような場合、UE-Bは、受信した付加情報がどんな付加情報要請に対したことかを区分する必要がある。例えば、UE-Aは、付加情報をUE-Bに送信する時にUE-Bの要請に含まれた情報(例えば、要請ID)を共に送信できる。例えば、UE-Bは、UE-Aに要請信号を送信する時にUE-B送信に対するデスティネーションIDを含むこともでき、UE-Aは、前記デスティネーションIDを再度付加情報を送信する時に共に送信できる。
【0285】
例えば、付加情報送信及び/または付加情報要請送信に対する優先順位値は、次のi)ないしiv)のうち、少なくともいずれか一つに対して(事前に)設定されることができる。
【0286】
i)リソースプール、ii)混雑制御範囲、iii)付加情報に対応するUE-B送信の優先順位及び/またはiv)付加情報に対応するUE-B送信のQoSパラメータ
【0287】
具体的な例として、前記付加情報送信及び/または付加情報要請送信に対する優先順位値は、リソースプール及び混雑制御範囲別に事前に設定されることができる。他の例として、前記付加情報送信及び/または付加情報要請送信に対する優先順位値は、付加情報に対応するUE-B送信のQoSパラメータ別に事前に設定されることができる。
【0288】
本明細書の多様な実施形態は、相互結合されることができる。
【0289】
具現的な側面において上述した実施形態による第1端末(UE-A)/第2端末(UE-B)の動作(例:端末間調整(inter-UE coordination)と関連した動作)は、後述する図15ないし図20の装置(例:図16のプロセッサ102、202)により処理されることができる。
【0290】
また、上述した実施形態による第1端末(UE-A)/第2端末(UE-B)の動作(例:端末間調整(inter-UE coordination)と関連した動作)は、少なくとも一つのプロセッサ(例:図16の102、202)を駆動するための命令語/プログラム(例:instruction、executable code)形態でメモリ(例:図16の104、204)に格納されることもできる。
【0291】
以下、上述した実施形態を第1端末の動作側面において図13を参照して具体的に説明する。以下に説明される方法は、説明の便宜のために区分されたものに過ぎず、相互排斥されない限り、ある一つの方法の一部構成が他の方法の一部構成と置換または相互間に結合されて適用されうることはもちろんである。
【0292】
図13は、本明細書の一実施形態による無線通信システムにおいて第1端末が端末間調整と関連した情報を送信する方法を説明するためのフローチャートである。
【0293】
図13を参照すると、本明細書の一実施形態による無線通信システムいおいて第1端末が端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を送信する方法は、端末間調整と関連した情報決定ステップ(S1310)及び端末間調整と関連した情報送信ステップ(S1320)を含むことができる。
【0294】
以下の説明において、第1端末は、図12のUE-Aを意味し、第2端末は、図12のUE-Bを意味する。一例として、第1端末は、第2端末に調整情報(coordination information)を送信する端末であり、第2端末は、第1端末から調整情報を受信する端末でありうる。以下、端末間調整と関連した情報は、上述した実施形態において調整情報、付加情報または補助情報を意味する。
【0295】
S1310において、第1端末は、設定情報に基づいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定する。一例として、第1端末は、第2端末の送信のための選好リソースまたは非選好リソースを決定できる(scheme 1)。一例として、第1端末は、予約リソースの衝突有無を決定できる(scheme 2)。このとき、前記予約リソースは、第2端末のSCI(first SCI、SCI format 1-A)により予約されたリソースを意味できる。
【0296】
一実施形態によれば、前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報に基づくことができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、第2端末の送信のための選好リソース(または非選好リソース)に対した情報を含むことができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を含むことができる。
【0297】
一実施形態によれば、前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中で決定されることができる。一例として、前記第2端末の送信と関連したリソースは、予め定義されたリソース選択ウィンドウ内のリソースでありうる。一例として、前記第2端末の送信と関連したリソースは、前記第2端末のPSCCH及び/またはPSSCH送信と関連したリソース選択ウィンドウ内のリソースでありうる。一例として、前記第2端末の送信と関連したリソースは、前記第2端末の要請(すなわち、端末間調整と関連した情報に対する要請)を通じて指示されたリソース選択ウィンドウ内のリソースでありうる。
【0298】
一実施形態によれば、前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定されることができる。
【0299】
一実施形態によれば、前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含むことができる。本実施形態は、上述した付加情報に対する構成(configuration)と関連した実施形態に基づくことができる。
【0300】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中から前記選好リソースが決定されることができる。
【0301】
一例として、前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースから除外されるリソースが決定されることができる。前記選好リソースから除外されるリソースは、予め定義されたスロットに属したリソースでありうる。前記予め定義されたスロット(例:NON-MONITORED SLOT)は、前記第1端末のサイドリンク受信(SL reception)が行なわれないスロットを含むことができる。
【0302】
前記第1条件に基づいて、選好リソースの決定時に無分別に多くのリソースが除外されて、第2端末の送信のための利用可能リソースが足りなくなるという問題点が防止できる。
【0303】
一例として、前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースに含まれるリソースが決定されることができる。
【0304】
前記第1条件に基づいて、選好リソースの決定時に無分別に多くのリソースが選好リソースとして含まれることによって、端末間調整のための選好リソースとして正確度(accuracy)が低くなるという問題点が防止できる。
【0305】
前記予約リソースの衝突は、第1端末により受信されたSCI(first SCI)により予約されたリソース間の衝突(conflict)を意味できる。このとき、予約されたリソースは、時間及び周波数領域において重なるリソースでありうる。第1端末は、測定されたRSRP及び前記決定されたRSRP臨界値に基づいて予約リソースの衝突有無を決定できる。以下、予約リソースの衝突有無決定時に使用されるRSRP臨界値と関連して具体的に説明する。
【0306】
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることができる。
【0307】
前記第2条件に対する情報に基づいて決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、いずれか一つ以上のRSRPと関連することができる。このとき、前記第1端末により測定されたRSRPは、予約リソースを指示するSCI(first SCI)に基づいて測定されたRSRPを基盤とする。具体的な例として、第1端末が2個の端末からそれぞれ第1SCIを受信した場合、前記第1端末により測定されたRSRPは、各第1SCIに基づいて測定されたRSRPを含む。
【0308】
一例として、前記決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、いずれか一つのRSRPと関連することができる。具体的な例として、第1端末により測定されたRSRPが2個である場合、第1端末は、そのうちのいずれか一つのRSRPと関連したRSRP臨界値に基づいて予約リソースの衝突有無を決定できる。例えば、第1端末は、前記一つのRSRPが前記決定されたRSRP臨界値より大きいことに基づいて、前記予約リソースの衝突(conflict)を決定できる。
【0309】
一例として、前記決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、2個のRSRP(例:RSRP1、RSRP2)と関連することができる。第1端末は、RSRP1、RSRP2及び前記決定されたRSRP臨界値に基づいて前記予約リソースの衝突を決定できる。具体的な例として、RSRP1>RSRP2+前記決定されたRSRP臨界値(またはRSRP2>RSRP1+前記決定されたRSRP臨界値)である場合、第1端末は、前記予約リソースの衝突を決定できる。
【0310】
一実施形態によれば、前記一つ以上のRSRPは、予約リソースと関連した端末のうち、予め定義された端末のサイドリンク復調参照信号(Sidelink DeModulation Reference Signal、SL DMRS)に基づいて測定されたRSRPを含むことができる。前記予約リソースと関連した端末は、前記第1端末に予約リソースを指示する第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信した端末に基づくことができる。
【0311】
第1端末が予約リソースを指示する第1SCIを2個の端末(第2端末及び前記第2端末とは異なる第3端末)からそれぞれ受信した場合が仮定できる。
【0312】
前記予約リソースの衝突の決定のために一つのRSRPと関連したRSRP臨界値が使用されることに基づいて、前記予め定義された端末は、前記第2端末または、前記第3端末でありうる。すなわち、第1端末は、i)第2端末(または第3端末)のSCIと関連したSL DMRSに基づいて測定されたRSRP及びii)RSRP臨界値に基づいて、第2端末の予約リソース及び第3端末の予約リソース間の衝突有無を決定できる。
【0313】
前記予約リソースの衝突の決定のために、2個のRSRPと関連したRSRP臨界値が使用されることに基づいて、前記予め定義された端末は、前記第2端末及び前記第3端末でありうる。すなわち、第1端末は、i)第2端末のSCIと関連したSL DMRSに基づいて測定されたRSRP(例:RSRP1)、ii)第3端末のSCIと関連したSL DMRSに基づいて測定されたRSRP(例:RSRP2)及びiii)RSRP臨界値に基づいて、第2端末の予約リソース及び第3端末の予約リソース間の衝突有無を決定できる。
【0314】
前記第2条件に基づいて、第1端末の測定と関連した性能(capability)に最も適したRSRP臨界値が活用できる。すなわち、予約リソースの衝突を表す情報の正確度(accuracy)が改善されることができる。
【0315】
一実施形態によれば、前記設定情報は、事前に設定された情報またはRRCシグナリングに基づいて、基地局から受信された情報に基づくことができる。一例として、前記設定情報は、第1端末具現時に事前に設定された情報でありうる。一例として、前記設定情報は、基地局から受信された情報でありうる。このとき、第1端末は、基地局から前記設定情報をRRCシグナリングに基づいて受信することができる。
【0316】
前記設定情報は、上位階層パラメータSL-InterUE-CoordinationConfigでありうる。このとき、前記第1条件は、SL-InterUE-CoordinationConfigのSL-InterUE-CoordinationScheme1内の情報に基づいて決定/指示/設定されることができる。一例として、前記第1条件は、SL-InterUE-CoordinationScheme1内のsl-Condition1-A-2に基づいて決定されることができる。前記sl-Condition1-A-2は、HALF-DUPLEX動作により第1端末のSL受信が行なわれない(期待されない)スロットに属したリソースを選好リソースから除外するかどうかを指示する情報でありうる。一例として、前記sl-Condition1-A-2が‘disabled’に設定されたことに基づいて、第1端末は、選好リソース決定時に前記SL受信が行なわれない(期待されない)スロットに属したリソースを選好リソースから除外しない。一例として、前記sl-Condition1-A-2が‘disabled’に設定されないこと(sl-Condition1-A-2 is not set to ‘disabled’)に基づいて、第1端末は、選好リソース決定時に前記SL受信が行なわれない(期待されない)スロットに属したリソースを選好リソースから除外する。
【0317】
前記第2条件は、SL-InterUE-CoordinationConfigのSL-InterUE-CoordinationScheme2内の情報に基づいて決定/指示/設定されることができる。一例として、前記第2条件はSL-InterUE-CoordinationScheme2のsl-OptionForCondition2-A-1に基づいて決定されることができる。前記sl-OptionForCondition2-A-1は、予約リソースの衝突の決定時に使用されるRSRP臨界値を表す情報でありうる。一例として、前記sl-OptionForCondition2-A-1の値が0であることに基づいて、一つのRSRPと関連したRSRP臨界値(例:RSRP-ThresPerPriorities)が使用されることに決定されることができる。一例として、前記sl-OptionForCondition2-A-1の値が1であることに基づいて、2個のRSRPと関連したRSRP臨界値(例:RSRP-ThresWithRsrpMeasurement)が使用されることに決定されることができる。
【0318】
上述したS1310に従って、第1端末(図15ないし図20の100/200)が設定情報に基づいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ102は、設定情報に基づいて端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を決定するよう、一つ以上のトランシバ106及び/または一つ以上のメモリ104を制御できる。
【0319】
S1320において、第1端末は、第2端末に前記端末間調整と関連した情報を送信する。前記端末間調整と関連した情報は、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Sharedc hannel、PSSCH)を介して送信されることができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、第2ステージSCI(second stage SCI)及び/またはMAC-CE(Medium Access Control-Control Element)に基づいて送信されることができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、前記second stage SCIに含まれることができる。第1端末は、前記second stage SCIを第2端末に送信できる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、前記MAC-CE(例:Inter-UE Coordination Information MAC CE)に含まれることができる。第1端末は、前記MAC-CEを第2端末に送信できる。
【0320】
前記端末間調整と関連した情報は、予め定義された条件または第2端末の要請(例:上述した補助情報送信を要請する信号または端末間調整情報に対する要請)に基づいて送信されることができる。すなわち、前記端末間調整と関連した情報の送信は、予め定義された条件または前記第2端末の要請に基づいてトリガーされることができる。
【0321】
一実施形態によれば、前記端末間調整と関連した情報が前記第2端末の要請と関連したことに基づいて、前記scheme 1と関連した選好リソース(または非選好リソース)を表す情報が送信されることができる。一例として、前記第2端末の要請は、選好リソースまたは非選好リソースと関連した端末間調整情報に対する要請でありうる。前記要請は、Medium Access Control-Control-Control Element(MAC-CE)及び/または第2SCI(second SCI)に基づいて受信されることができる。一例として、第1端末は、前記要請と関連した情報を含むMAC-CE及び/または第2SCIを受信することができる。
【0322】
上述したS1320に従って、第1端末(図15ないし図20の100/200)が第2端末(図15ないし図20の100/200)に前記端末間調整と関連した情報を送信する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ102は、第2端末200に前記端末間調整と関連した情報を送信するよう、一つ以上のトランシバ106及び/または一つ以上のメモリ104を制御できる。
【0323】
前記方法は、SCI受信ステップをさらに含むことができる。一例として、第1端末は、第2端末から第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を受信する。一例として、第1端末は、第3端末から第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を受信する。一例として、第1端末は、第2端末及び第3端末のそれぞれから第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を受信する。
【0324】
前記第1SCIは、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のための予約リソースと関連することができる。前記SCI受信ステップは、S1310以前に行なわれることができる。一例として、第1端末は、第2端末の第1SCIに基づいて予約されたリソースと第3端末の第1SCIに基づいて予約されたリソースとの間の衝突(conflict)を決定できる。
【0325】
上述したSCI受信ステップに従って、第1端末(図15ないし図20の100/200)が第2端末(図15ないし図20の100/200)から第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を受信する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ102は、第2端末200から第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を受信するよう、一つ以上のトランシバ106及び/または一つ以上のメモリ104を制御できる。
【0326】
前記方法は、端末間調整と関連した情報に対する要請受信ステップをさらに含むことができる。具体的に、第1端末は、第2端末から端末間調整と関連した情報に対する要請を受信する。前記要請受信ステップは、S1310以前に行なわれることができる。前記端末間調整と関連した情報に対する要請は、第2端末の送信のための選好リソースまたは非選好リソースと関連することができる。一例として、第1端末は、前記要請に基づいて、選好リソースを表す情報(端末間調整と関連した情報)を第2端末に送信できる。一例として、第1端末は、前記要請に基づいて、非選好リソースを表す情報(端末間調整と関連した情報)を第2端末に送信できる。
【0327】
上述した要請受信ステップに従って、第1端末(図15ないし図20の100/200)が第2端末(図15ないし図20の100/200)から端末間調整と関連した情報に対する要請を受信する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ102は、第2端末200から端末間調整と関連した情報に対する要請を受信するよう、一つ以上のトランシバ106及び/または一つ以上のメモリ104を制御できる。
【0328】
上述した実施形態(SCI受信ステップ、要請受信ステップ)によれば、第1端末は、S1310~S1320を次の1)ないし3)のうち、いずれか一つに基づいて行うことができる。
【0329】
1)端末間調整と関連した情報の決定(S1310)-端末間調整と関連した情報送信(S1320)
【0330】
2)端末間調整と関連した情報に対する要請受信-端末間調整と関連した情報の決定(S1310)-端末間調整と関連した情報(例:選好リソースを表す情報)送信(S1320)
【0331】
3)SCI受信-端末間調整と関連した情報の決定(S1310)-端末間調整と関連した情報(例:予約リソースの衝突を表す情報)送信(S1320)
【0332】
以下、上述した実施形態を第2端末の動作側面において図14を参照して具体的に説明する。以下説明される方法は、説明の便宜のために区分されたものに過ぎず、相互排斥されない限り、ある一方法の一部構成が他の方法の一部構成と置換されるか、または相互間に結合されて適用されうることは勿論である。
【0333】
図14は、本明細書の他の実施形態による無線通信システムにおいて第2端末が端末間調整と関連した情報を受信する方法を説明するためのフローチャートである。
【0334】
図14を参照すると、本明細書の他の実施形態による無線通信システムにおいて第2端末が端末間調整と関連した情報を受信する方法は、端末間調整と関連した情報受信ステップ(S1410)を含むことができる。
【0335】
以下の説明において、第2端末は、図12のUE-Bを意味でき、第1端末は、図12のUE-Aを意味できる。一例として、第2端末は、第1端末から調整情報(coordination information)を受信する端末であり、第1端末は、第2端末に調整情報を送信する端末でありうる。以下、端末間調整と関連した情報は、上述した実施形態において調整情報、付加情報または補助情報を意味できる。
【0336】
S1410において、第2端末は、第1端末から端末間調整と関連した情報を受信する。
【0337】
前記端末間調整と関連した情報は、設定情報に基づいて決定されることができる。具体的に、前記端末間調整と関連した情報は、前記設定情報に基づいて第1端末により決定された情報に基づくことができる。一例として、第1端末は、第2端末の送信のための選好リソースまたは非選好リソースを決定できる(scheme 1)。一例として、第1端末は、予約リソースの衝突有無を決定できる(scheme 2)。このとき、前記予約リソースは、第2端末のSCI(first SCI、SCI format 1-A)により予約されたリソースを意味できる。
【0338】
一実施形態によれば、前記端末間調整と関連した情報は、方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報または方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報に基づくことができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、第2端末の送信のための選好リソース(または非選好リソース)に対した情報を含むことができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を含むことができる。
【0339】
一実施形態によれば、前記選好リソースは、前記第2端末の送信と関連したリソースの中で決定されることができる。一例として、前記第2端末の送信と関連したリソースは、予め定義されたリソース選択ウィンドウ内のリソースでありうる。一例として、前記第2端末の送信と関連したリソースは、前記第2端末のPSCCH及び/またはPSSCH送信と関連したリソース選択ウィンドウ内のリソースでありうる。一例として、前記第2端末の送信と関連したリソースは、第2端末の要請(すなわち、端末間調整と関連した情報に対する要請)を通じて指示されたリソース選択ウィンドウ内のリソースでありうる。
【0340】
一実施形態によれば、前記予約リソースの衝突は、前記第1端末により測定されたRSRPに基づいて決定されることができる。
【0341】
一実施形態によれば、前記設定情報は、i)前記選好リソースの決定と関連した第1条件及びii)前記予約リソースの衝突の決定と関連した第2条件に対する情報を含むことができる。本実施形態は、上述した付加情報に対する構成(configuration)と関連した実施形態を基盤とすることができる。
【0342】
前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースの中で前記選好リソースが決定されることができる。
【0343】
一例として、前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースから除外されるリソースが決定されることができる。前記選好リソースから除外されるリソースは、予め定義されたスロットに属したリソースでありうる。前記予め定義されたスロット(例:NON-MONITORED SLOT)は、前記第1端末のサイドリンク受信(SL reception)が行なわれないスロットを含むことができる。
【0344】
前記第1条件に基づいて、選好リソースの決定時に無分別に多くのリソースが除外されて、第2端末の送信のための利用可能リソースが足りなくなるという問題点が防止できる。
【0345】
一例として、前記第1条件に対する情報に基づいて、前記第2端末の送信と関連したリソースのうち、前記選好リソースに含まれるリソースが決定されることができる。
【0346】
前記第1条件に基づいて、選好リソースの決定時に無分別に多くのリソースが選好リソースとして含まれることによって、端末間調整のための選好リソースとして正確度(accuracy)が低くなるという問題点が防止できる。
【0347】
前記予約リソースの衝突は、第1端末により受信されたSCI(first SCI)により予約されたリソース間の衝突(conflict)を意味できる。このとき、予約されたリソースは、時間及び周波数領域において重なるリソースでありうる。第1端末は、測定されたRSRP及び前記決定されたRSRP臨界値に基づいて予約リソースの衝突有無を決定できる。以下、予約リソースの衝突有無決定時に使用されるRSRP臨界値と関連して具体的に説明する。
【0348】
前記第2条件に対する情報に基づいて、前記第1端末により測定されたRSRPと関連したRSRP臨界値が決定されることができる。
【0349】
前記第2条件に対する情報に基づいて決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、いずれか一つ以上のRSRPと関連することができる。このとき、前記第1端末により測定されたRSRPは、予約リソースを指示するSCI(first SCI)に基づいて測定されたRSRPに基づく。具体的な例として、第1端末が2個の端末から各々第1SCIを受信した場合、前記第1端末により測定されたRSRPは、各第1SCIに基づいて測定されたRSRPを含む。
【0350】
一例として、前記決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、いずれか一つのRSRPと関連することができる。具体的な例として、第1端末により測定されたRSRPが2個である場合、第1端末は、そのうちのいずれか一つのRSRPと関連したRSRP臨界値に基づいて予約リソースの衝突有無を決定できる。例えば、第1端末は、前記一つのRSRPが前記決定されたRSRP臨界値より大きいことに基づいて、前記予約リソースの衝突(conflict)を決定できる。
【0351】
一例として、前記決定されたRSRP臨界値は、前記第1端末により測定されたRSRPのうち、2個のRSRP(例:RSRP1、RSRP2)と関連することができる。第1端末は、RSRP1、RSRP2及び前記決定されたRSRP臨界値に基づいて、前記予約リソースの衝突を決定できる。具体的な例として、RSRP1>RSRP2+前記決定されたRSRP臨界値(またはRSRP2>RSRP1+前記決定されたRSRP臨界値)である場合、第1端末は、前記予約リソースの衝突を決定できる。
【0352】
一実施形態によれば、前記一つ以上のRSRPは、予約リソースと関連した端末のうち、予め定義された端末のサイドリンク復調参照信号(Sidelink DeModulation Reference Signal、SL DMRS)に基づいて測定されたRSRPを含むことができる。前記予約リソースと関連した端末は、前記第1端末に予約リソースを指示する第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信した端末を基盤とすることができる。
【0353】
第1端末が予約リソースを指示する第1SCIを2個の端末(第2端末及び前記第2端末とは異なる第3端末)からそれぞれ受信した場合が仮定できる。
【0354】
前記予約リソースの衝突の決定のために、一つのRSRPと関連したRSRP臨界値が使用されることに基づいて、前記予め定義された端末は、前記第2端末または、前記第3端末でありうる。すなわち、第1端末は、i)第2端末(または第3端末)のSCIと関連したSL DMRSに基づいて測定されたRSRP及びii)RSRP臨界値に基づいて、第2端末の予約リソース及び第3端末の予約リソース間の衝突有無を決定できる。
【0355】
前記予約リソースの衝突の決定のために、2個のRSRPと関連したRSRP臨界値が使用されることに基づいて、前記予め定義された端末は、前記第2端末及び前記第3端末でありうる。すなわち、第1端末は、i)第2端末のSCIと関連したSL DMRSに基づいて測定されたRSRP(例:RSRP1)、ii)第3端末のSCIと関連したSL DMRSに基づいて測定されたRSRP(例:RSRP2)及びiii)RSRP臨界値に基づいて、第2端末の予約リソース及び第3端末の予約リソース間の衝突有無を決定できる。
【0356】
前記第2条件に基づいて、第1端末の測定と関連した性能(capability)に最も適したRSRP臨界値が活用できる。すなわち、予約リソースの衝突を表す情報の正確度(accuracy)が改善されることができる。
【0357】
一実施形態によれば、前記設定情報は、事前に設定された情報またはRRCシグナリングに基づいて基地局から受信された情報を基盤とすることができる。一例として、前記設定情報は、第1端末具現時に事前に設定された情報でありうる。一例として、前記設定情報は、基地局から受信された情報でありうる。このとき、第1端末は、基地局から前記設定情報をRRCシグナリングに基づいて受信することができる。
【0358】
前記設定情報は、上位階層パラメータSL-InterUE-CoordinationConfigでありうる。このとき、前記第1条件は、SL-InterUE-CoordinationConfigのSL-InterUE-CoordinationScheme1内の情報に基づいて決定/指示/設定されることができる。一例として、前記第1条件は、SL-InterUE-CoordinationScheme1内のsl-Condition1-A-2に基づいて決定されることができる。前記sl-Condition1-A-2は、HALF-DUPLEX動作により第1端末のSL受信が行なわれない(期待されない)スロットに属したリソースを選好リソースから除外するかどうかを指示する情報でありうる。一例として、前記sl-Condition1-A-2が‘disabled’に設定されたことに基づいて、第1端末は、選好リソース決定時に前記SL受信が行なわれない(期待されない)スロットに属したリソースを選好リソースから除外しない。一例として、前記sl-Condition1-A-2が‘disabled’に設定されないこと(sl-Condition1-A-2 is not set to ‘disabled’)に基づいて、第1端末は、選好リソース決定時に前記SL受信が行なわれない(期待されない)スロットに属したリソースを選好リソースから除外する。
【0359】
前記第2条件は、SL-InterUE-CoordinationConfigのSL-InterUE-CoordinationScheme2内の情報に基づいて決定/指示/設定されることができる。一例として、前記第2条件は、SL-InterUE-CoordinationScheme2のsl-OptionForCondition2-A-1に基づいて決定されることができる。前記sl-OptionForCondition2-A-1は、予約リソースの衝突の決定時に使用されるRSRP臨界値を表す情報でありうる。一例として、前記sl-OptionForCondition2-A-1の値が0であることに基づいて、一つのRSRPと関連したRSRP臨界値(例:RSRP-ThresPerPriorities)が使用されることに決定されることができる。一例として、前記sl-OptionForCondition2-A-1の値が1であることに基づいて、2個のRSRPと関連したRSRP臨界値(例:RSRP-ThresWithRsrpMeasurement)が使用されることに決定されることができる。
【0360】
前記端末間調整と関連した情報は、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared channel、PSSCH)を介して受信されることができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、第2ステージSCI(second stage SCI)及び/またはMAC-CE(Medium Access Control-Control-ControlElement)を基盤として受信されることができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、前記second stage SCIに含まれることができる。第2端末は、前記second stage SCIを第1端末から受信することができる。一例として、前記端末間調整と関連した情報は、前記MAC-CE(例:Inter-UE Coordination Information MAC CE)に含まれることができる。第2端末は、前記MAC-CEを第1端末から受信することができる。
【0361】
前記端末間調整と関連した情報は、予め定義された条件または第2端末の要請(例:上述した補助情報送信を要請する信号または端末間調整情報に対する要請)に基づいて受信されることができる。すなわち、前記端末間調整と関連した情報の送信は、予め定義された条件または前記第2端末の要請に基づいてトリガーされることができる。
【0362】
一実施形態によれば、前記端末間調整と関連した情報が前記第2端末の要請と関連したことに基づいて、前記scheme 1と関連した選好リソース(または非選好リソース)を表す情報が受信されることができる。一例として、前記第2端末の要請は、選好リソースまたは非選好リソースと関連した端末間調整情報に対する要請でありうる。前記要請は、Medium Access Control-Control-Control Element(MAC-CE)及び/または第2SCI(second SCI)に基づいて送信されることができる。一例として、第2端末は、前記要請と関連した情報を含むMAC-CE及び/または第2SCIを送信できる。
【0363】
上述したS1410によって、第2端末(図15ないし図20の100/200)が第1端末(図15ないし図20の100/200)から端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、第1端末100から端末間調整(Inter-UE Coordination)と関連した情報を受信するよう一つ以上のトランシバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0364】
第2端末は、端末間調整と関連した情報に基づいてPSSCH送信のためのリソースを選択または再選択できる。
【0365】
一実施形態によれば、前記方法は、リソース選択ステップをさらに含むことができる。第2端末は、前記方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報に基づいて、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のためのリソースを選択できる。このとき、PSSCHの送信のためのリソースは、前記選好リソースを含むことができる。
【0366】
上述したリソース選択ステップに従って、第2端末(図15ないし図20の100/200)が前記方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報に基づいて、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のためのリソースを選択する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、前記方式1(scheme 1)と関連した選好リソース(preferred resource)を表す情報に基づいて、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のためのリソースを選択するよう、一つ以上のトランシバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0367】
一実施形態によれば、前記方法は、SCI送信ステップをさらに含むことができる。具体的に、第2端末は、第1端末に第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信する。
【0368】
前記第1SCIは、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)の送信のための予約リソースと関連することができる。前記SCI送信ステップは、S1410以前に行なわれることができる。一例として、第1端末は、第2端末の第1SCIに基づいて予約されたリソースの衝突(conflict)を決定できる。第2端末は、第1端末から前記予約されたリソースの衝突を表す情報(端末間調整と関連した情報)を受信することができる。
【0369】
上述したSCI送信ステップに従って、第2端末(図15ないし図20の100/200)が第1端末(図15ないし図20の100/200)に第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、第1端末100に第1サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を送信するよう、一つ以上のトランシバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0370】
一実施形態によれば、前記方法は、リソース再選択ステップをさらに含むことができる。具体的に、第2端末は、前記方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤として、前記PSSCHの送信のためのリソースを再選択できる。このとき、PSSCHの送信のためのリソースにおいて前記衝突と関連したリソース(すなわち、前記第1SCIにより予約されたリソース)は除外されることができる。
【0371】
上述したリソース再選択ステップに従って、第2端末(図15ないし図20の100/200)が前記方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤として、前記PSSCHの送信のためのリソースを再選択する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、前記方式2(scheme 2)と関連した予約リソースの衝突(conflict)を表す情報を基盤として、前記PSSCHの送信のためのリソースを再選択するよう、一つ以上のトランシバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0372】
一実施形態によれば、前記方法は、端末間調整と関連した情報に対する要請送信ステップをさらに含むことができる。具体的に、第2端末は、第1端末に端末間調整と関連した情報に対する要請を送信する。前記要請送信ステップは、S1410以前に行なわれることができる。前記端末間調整と関連した情報に対する要請は、第2端末の送信のための選好リソースまたは非選好リソースと関連することができる。一例として、第2端末は、前記要請に基づいた選好リソースを表す情報(端末間調整と関連した情報)を第1端末から受信することができる。一例として、第2端末は、前記要請に基づいた非選好リソースを表す情報(端末間調整と関連した情報)を第1端末から受信することができる。
【0373】
上述した要請送信ステップに従って、第2端末(図15ないし図20の100/200)が第1端末(図15ないし図20の100/200)に端末間調整と関連した情報に対する要請を送信する動作は、図15ないし図20の装置により具現されることができる。例えば、図16を参照すると、一つ以上のプロセッサ202は、第1端末100に端末間調整と関連した情報に対する要請を送信するよう、一つ以上のトランシバ206及び/または一つ以上のメモリ204を制御できる。
【0374】
上述した実施形態(リソース選択ステップ、SCI送信ステップ、リソース再選択ステップ、要請送信ステップ)によれば、第2端末は、S1410を次の1)ないし5)のうち、いずれか一つに基づいて行うことができる。
【0375】
1)端末間調整と関連した情報受信(S1410)
【0376】
2)端末間調整と関連した情報に対する要請送信-端末間調整と関連した情報受信(S1410)
【0377】
3)端末間調整と関連した情報に対する要請送信-端末間調整と関連した情報(例:選好リソースを表す情報)受信(S1410)-PSSCH送信のためのリソース選択
【0378】
4)SCI送信-端末間調整と関連した情報受信(S1410)
【0379】
5)SCI送信-端末間調整と関連した情報(例:予約リソースの衝突を表す情報)受信(S1410)-PSSCH送信のためのリソース再選択
【0380】
以下、本明細書の多様な実施形態が適用できる装置について説明する。
【0381】
本明細書に開示された構成はこれに制限されるものではないが、本明細書に開示された本発明の多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は機器間に無線通信/接続(例えば、5G)を必要とする様々な分野に適用できる。
【0382】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明において同一の図面符号は、異なる内容に記述しない限り、同一するか又は対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロック又は機能ブロックを例示する。
【0383】
図15は、本明細書の一実施形態による、通信システム1を示す。
【0384】
図15に示すように、本発明に適用される通信システムは、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれることができる。これに制限されることではないが、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間通信が可能である車両などが含まれる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で実現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)などが含まれる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などが含まれる。IoT機器は、センサ、スマートメータなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは無線機器でも実現されることができ、特定無線機器100aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0385】
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と接続されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400と接続されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成される。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもあるが、基地局/ネットワークを介せずに、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication)することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything) communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)又は他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
【0386】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200の間には無線通信/接続150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/接続は、アップ/ダウンリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間通信150c(例えば、リレー(relay)、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/接続150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/接続150a、150b、150cは、様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本明細書の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報の設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程などのうち少なくとも一部が行われることができる。
【0387】
図16は、本明細書の一実施形態による無線機器を示す。
【0388】
図16に示すように、第1無線機器100と第2無線機器200は、様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1無線機器100、第2無線機器200}は、図15の{無線機器100x、基地局200}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0389】
第1無線機器100、1つ以上のプロセッサ102及び1つ以上のメモリ104を含み、追加的に1つ以上の送受信機106及び/又は1つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/又は送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成される。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に保存することができる。メモリ104は、プロセッサ102と接続されることができ、プロセッサ102の動作に関連した多様な情報を保存することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機106は、プロセッサ102と接続されることができ、1つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機106は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本明細書で無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもある。
【0390】
第2無線機器200は、1つ以上のプロセッサ202、1つ以上のメモリ204を含み、追加的に1つ以上の送受信機206及び/又は1つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/又は送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に保存することができる。メモリ204は、プロセッサ202と接続されることができ、プロセッサ202の動作に関連した多様な情報を保存することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機206は、プロセッサ202と接続されることができ、1つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機206は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機206はRFユニットと混用されることができる。本明細書で無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもある。
【0391】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに制限されることではないが、1つ以上のプロトコル層が1つ以上のプロセッサ102、202により実現されることができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は1つ以上の層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPなどの機能的層)を実現することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図によって1つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は1つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図に応じて、メッセージ、制御情報、データ又は情報を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/又は方法によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、1つ以上の送受信機106、206に提供することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を取得することができる。
【0392】
1つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータと呼ばれることができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現されることができる。一例として、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、1つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、1つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は1つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が1つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は、ファームウェア又はソフトウェアを使用して実現され、ファームウェア又はソフトウェアはモジュール、手順、機能などを含むように実現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うように設定されたファームウェア又はソフトウェアは1つ以上のプロセッサ102、202に含まれるか、1つ以上のメモリ104、204に保存されて1つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図はコード、命令語及び/又は命令語の集合形態でファームウェア又はソフトウェアを使用して実現されることができる。
【0393】
1つ以上のメモリ104、204は1つ以上のプロセッサ12、202と接続されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を保存することができる。1つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ判読保存媒体及び/又はこれらの組み合わせで構成される。1つ以上のメモリ104、204は、1つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/又は外部に位置することができる。また、1つ以上のメモリ104、204は、有線又は無線接続のような多様な技術により1つ以上のプロセッサ102、202と接続される。
【0394】
1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上の他の装置に本文書の方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。1つ以上の送受信機106、206は1つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上の送受信機106、206は1つ以上のプロセッサ102、202と接続されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御することができる。また、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御することができる。また、1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のアンテナ108、208と接続されることができ、1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書において、1つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナ(例、アンテナポート)であり得る。1つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)することができる。1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換することができる。このために、1つ以上の送受信機206、206は、(アナログ)オシレータ及び/又はフィルタを含むことができる。
【0395】
図17は、本明細書の一実施形態による、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0396】
図17を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラー1010、変調器1020、レイヤマッパー1030、プリコーダ1040、リソースマッパー1050、信号生成器1060を備えることができる。これに制限されるわけではないが、図17の動作/機能は、図16のプロセッサ102、202、及び/又はトランシーバ106、206で実行され得る。図17のハードウェア要素は、図16のプロセッサ102、202、及び/又はトランシーバ106、206で実現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、図16のプロセッサ102、202で実現されることができる。また、ブロック1010~1050は、図16のプロセッサ102、202で実現され、ブロック1060は、図16のトランシーバ106、206で実現されることができる。
【0397】
コードワードは、図17の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換することができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCH送信ブロック、DL-SCH送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、様々な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
【0398】
具体的に、コードワードは、スクランブラー1010によってスクランブルされたビットシーケンスに変換することができる。スクランブルに用いられるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020によって変調シンボルのシーケンスに変調され得る。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルのシーケンスは、レイヤマッパー1030によって1以上の送信層にマッピングすることができる。各送信層の変調シンボルは、プリコーダ1040によって、該アンテナポートにマッピングすることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパー1030の出力yをN * Mのプリコーディング行列Wと掛けて得ることができる。ここで、Nはアンテナポートの数、Mは、送信層の数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した後にプリコーディングを行うことができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを行うことなくプリコーディングを行うことができる。
【0399】
リソースマッパー1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングすることができる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数のサブキャリアを含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器に送信することができる。このために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュールとCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップコンバータ(frequency uplink converter)などを含むことができる。
【0400】
無線機器で受信信号のための信号処理過程は、図17の信号処理過程(1010~1060)の逆で構成され得る。例えば、無線機器(例えば、図16の100、200)は、アンテナポート/トランシーバを介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元機によりベースバンド信号に変換することができる。このために、信号復元機は、周波数ダウンコンバータ(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去機、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデマッパー過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程及びデスクランブル過程を経てコードワードに復元することができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元することができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元機、リソースデマッパー、ポストコーダ、復調器、デスクランブラー及び復号器を含むことができる。
【0401】
図18は、本明細書の一実施形態による、無線機器を示す。無線機器は使用例/サービスに応じて多様な形態で実現できる(図15参照)。
【0402】
図18を参照すると、無線機器100、200は、図16の無線機器100,200に対応し、様々な要素(element)、成分(構成要素、component)、ユニット/部(unit)、及び/又はモジュール(module)で構成され得る。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及びトランシーバ114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図16の1つ以上のプロセッサ102、202及び/又は1つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、トランシーバ114は、図16の1つ以上のトランシーバ106、206及び/又は1つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130及び追加要素140と電気的に接続され、無線機器の諸動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インタフェースを介して送信したり、通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インタフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
【0403】
追加要素140は、無線機器の種類に応じて多様に構成することができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリ、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピューティング部のうち、少なくとも1つを含むことができる。これに制限されるわけではないが、無線機器は、ロボット(図15、100a)、車両(図15、100b-1、100b-2)、XR機器(図15、100c)、携帯機器(図15、100d)、家電(図15、100e)、IoT機器(図15、100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共の安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、 AIサーバ/機器(図15、400)、基地局(図15、200)、ネットワーク、ノードなどの形で実現され得る。無線機器は、使用-例/サービスによって移動可能であるか、固定された場所で用いられることができる。
【0404】
図18で、無線機器100、200内の様々な要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、全体が有線インタフェースを介して相互に接続されたり、少なくとも一部が通信部110を介して無線で接続することができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は、有線で接続され、制御部120と、第1ユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で接続することができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、1つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、1つ以上のプロセッサのセットで構成され得る。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィックス処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどのセットで構成され得る。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)、及び/又はこれらの組み合わせで構成され得る。
【0405】
以下、図18の実現形態について図面を参照してより詳しく説明する。
【0406】
図19は、本発明に適用される携帯機器を例示する。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、ハンドヘルドコンピュータ(例えば、ノートなど)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と称することができる。
【0407】
図19を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130は、電源供給部140a、インタフェース部140bと入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部として構成することができる。ブロック110~130/140a~140cは、それぞれ図18のブロック110~130/140に対応する。
【0408】
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御して、様々な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有線/無線充電回路、電池などを含むことができる。インタフェース部140bは、携帯機器100と、他の外部機器の接続をサポートすることができる。インタフェース部140bは、外部機器との接続のためのさまざまなポート(例えば、オーディオ入力/出力ポート、ビデオ入力/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/又はユーザから入力される情報を入力を受けたり出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロホン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/又はハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0409】
一例として、データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、画像、ビデオ)を獲得し、獲得された情報/信号は、メモリ部130に格納することができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信したり、基地局に送信することができる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局からの無線信号を受信した後、受信した無線信号を元の情報/信号に復元することができる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して様々な形態(例えば、文字、音声、画像、ビデオ、ヘプチク)に出力され得る。
【0410】
図20は、本明細書の一実施形態による、車両又は自動運転車両を示す。車両または自動運転車両は移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで実現できる。
【0411】
図20を参照すると、車両または自動運転車両100はアンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c及び自動運転部140dを含む。アンテナ部108は、通信部110の一部から構成される。ブロック110/130/140a~140dは、それぞれ図18のブロック110/130/140に対応する。
【0412】
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)など)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信する。制御部120は、車両または自動運転車両100の要素を制御して様々な動作を行うことができる。制御部120はECU(Electronic Control Unit)を含む。駆動部140aは、車両または自動運転車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aはエンジン、モータ、パワートレイン、車輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含む。電源供給部140bは車両または自動運転車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含む。センサ部140cは車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cはIMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量感知センサ、ヘディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含む。自動運転部140dは走行中の車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると自動で経路を設定して走行する技術などを実現することができる。
【0413】
例えば、通信部110は外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信する。自動運転部140dは、取得されたデータに基づいて自動運転経路とドライビングプランを生成する。制御部120はドライビングプランに従って車両または自動運転車両100が自動運転経路に沿って移動するように駆動部140aを制御する(例えば、速度/方向調節)。自動運転途中に通信部110は外部サーバから最新交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得する。また、自動運転途中にセンサ部140cは車両状態、周辺環境情報を取得する。自動運転部140dは、新たに取得されたデータ/情報に基づいて自動運転経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は車両位置、自動運転経路、ドライビングプランなどに関する情報を外部サーバに伝達する。外部サーバは車両または自動運転車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データを予め予測することができ、予測された交通情報データを車両または自動運転車両に提供することができる。
【0414】
本明細書に記載された請求項は多様な方式で組み合わせることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わされて装置として実現されてもよく、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わされて方法として実現されてもよい。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わされて装置として実現されてもよく、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わされて方法として実現されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2024-03-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいてUE(User Equipment)間調整と関連した情報を送信するための第1UEの方法であって、
設定情報に基づいてUE間調整と関連した情報を決定するステップと、
第2UEに前記UE間調整と関連した前記情報を送信するステップとを含
前記UE間調整と関連した前記情報は、方式1と関連した選好リソースを表す情報、又は方式2と関連した予約リソースの衝突を表す情報に基づいており
前記選好リソースは、前記第2UEの送信と関連したリソースの中決定され、
前記予約リソースの前記衝突は、前記第1UEにより測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの前記決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの前記衝突の前記決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する前記情報に基づいて、前記第2UE前記送信と関連した前記リソースの中前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する前記情報に基づいて、前記第1UEにより測定された前記RSRPと関連したRSRP臨界値が決定される方法。
【請求項2】
前記第1条件に対する前記情報に基づいて、前記第2UE前記送信と関連した前記リソースの中で、前記選好リソースから除外されるリソースが決定される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記選好リソースから除外される前記リソースは、予め定義されたスロットに属したリソースであり、
前記予め定義されたスロットは、前記第1UEのサイドリンク受信が行なわれないスロットを含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1条件に対する前記情報に基づいて、前記第2UE前記送信と関連した前記リソースの中で、前記選好リソースに含まれるリソースが決定される請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記決定されたRSRP臨界値は、前記第1UEにより測定されたRSRPの中の一つ以上のRSRPと関連する請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記一つ以上のRSRPは、前記予約リソースと関連したUE中の予め定義されたUESL DMRS(Sidelink DeModulation Reference Signal)に基づいて測定されたRSRPを含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記予約リソースと関連した前記UEは、前記第1UE前記予約リソースを指示する第1SCI(Sidelink Control Information)を送信するUEに基づく、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記UE間調整と関連した前記情報が前記第2UEの要請と関連していることに基づいて、前記方式1と関連した前記選好リソースを表す情報が送信される請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記設定情報は、事前に設定された情報、又はRRCシグナリングに基づいて基地局から受信された情報に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
無線通信システムにおいてUE(User Equipment)間調整と関連した情報を送信する第1UEであって、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上の送受信機を制御する一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサに動作可能に接続された一つ以上のメモリと備え
前記一つ以上のメモリは、前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて動作を行うことの示を格納し、
前記動作は、
設定情報に基づいてUE間調整と関連した情報を決定するステップと、
第2UEに前記UE間調整と関連した前記情報を送信するステップとを含
前記UE間調整と関連した前記情報は、方式1と関連した選好リソースを表す情報、又は方式2と関連した予約リソースの衝突を表す情報に基づいており
前記選好リソースは、前記第2UEの送信と関連したリソースの中決定され、
前記予約リソースの前記衝突は、前記第1UEにより測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの前記決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの前記衝突の前記決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する前記情報に基づいて、前記第2UE前記送信と関連した前記リソースの中前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する前記情報に基づいて、前記第1UEにより測定された前記RSRPと関連したRSRP臨界値が決定される第1UE
【請求項11】
無線通信システムにおいてUE(User Equipment)間調整と関連した情報を受信するための第2UEの方法であって、
第1UEから前記UE間調整と関連した前記情報を受信するステップを含
UE間調整と関連した前記情報は、設定情報に基づいて決定され、
前記UE間調整と関連した前記情報は、方式1と関連した選好リソースを表す情報、又は方式2と関連した予約リソースの衝突を表す情報に基づいており
前記選好リソースは、前記第2UEの送信と関連したリソースの中決定され、
前記予約リソースの前記衝突は、前記第1UEにより測定されたRSRPに基づいて決定され、
前記設定情報は、i)前記選好リソースの前記決定と関連した第1条件、及びii)前記予約リソースの前記衝突の前記決定と関連した第2条件に対する情報を含み、
前記第1条件に対する前記情報に基づいて、前記第2UE前記送信と関連した前記リソースの中前記選好リソースが決定され、
前記第2条件に対する前記情報に基づいて、前記第1UEにより測定された前記RSRPと関連したRSRP臨界値が決定される方法。
【請求項12】
前記方式1と関連した前記選好リソースを表す情報に基づいて、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)の送信のためのリソースを選択するステップをさらに含む請求項11に記載の方法。
【請求項13】
第1SCI(Sidelink Control Information)を送信するステップをさらに含み、
前記第1SCIは、PSSCHの送信のための予約リソースと関連する請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記方式2と関連した前記予約リソースの前記突を表す前記情報に基づいて、前記PSSCHの前記送信のための前記リソースを再選択するステップをさらに含む請求項13に記載の方法。
【国際調査報告】