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特表2024-534461無線通信ネットワークにおけるユーザ装置又はソースマスタノード、ネットワークノード及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】無線通信ネットワークにおけるユーザ装置又はソースマスタノード、ネットワークノード及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/36 20090101AFI20240912BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20240912BHJP
【FI】
H04W36/36
H04W16/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516996
(86)(22)【出願日】2022-08-29
(85)【翻訳文提出日】2024-04-30
(86)【国際出願番号】 SE2022050773
(87)【国際公開番号】W WO2023043353
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】63/244,750
(32)【優先日】2021-09-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エクレフ, セシリア
(72)【発明者】
【氏名】ダ シルヴァ, イカロ レオナルド
(72)【発明者】
【氏名】バーグキュヴィスト, ジェンス
(72)【発明者】
【氏名】キウ, リウェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067HH22
(57)【要約】
無線通信ネットワークにおける条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示す方法が提供される。方法は、ユーザ装置(UE)又はソースマスターノード(MN)によって実行される。UEは現在のSCGで構成されている。UEのCHO構成はソースMNから取得される(1201)。CHO構成は、ターゲット候補ノードの構成を含む。ターゲット候補ノードは、ターゲット候補MN及びターゲット候補セカンダリ次ノード(SN)のうちの任意の1つ以上を含む。CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、ターゲット候補ノードにインジケーションが送信される(1204)。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワーク(100)において条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示すために、ユーザ装置(UE)(120)又はソースマスタノード(MN)(111)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成され、前記方法は、
ソースMN(111)から前記UE(120)のCHO構成を取得(1201)することであって、前記CHO構成はターゲット候補ノード(112、113)の構成を含み、前記ターゲット候補ノード(112、113)はターゲット候補MN(112)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)(113)のうちの任意の1つ以上を含む、ことと、
前記CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記ターゲット候補ノード(112、113)に送信(1204)することと、
を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つに従って設定される、方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、さらに、
SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定される前記現在のSCG状態を取得(1202)することを含み、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記現在のSCG状態を示し、前記インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、選択された前記ターゲット候補ノード(112、113)によって開始される、方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の方法であって、
-常に非アクティブ、
-常にアクティブ
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値、
-CHOが実行されたときに前記UE(120)が有する最新のSCG状態、
のうちのいずれか1つであるターゲットSCG状態を取得(1203)し、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記ターゲットSCG状態を示す、方法。
【請求項5】
プロセッサ(1760)で実行されると、前記プロセッサ(1760)に、請求項1から4のいずれか1項に記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム(1780)。
【請求項6】
請求項5に記載のコンピュータプログラム(1780)を含むキャリア(1790)であって、
前記キャリア(1790)は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【請求項7】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ソースマスタノード(MN)(111)として動作する第1ネットワークノード(111)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成されており、前記方法は、
前記UE(120)に前記UE(120)の条件付きハンドオーバ(CHO)構成を送信(1301)することを含み、前記CHO構成はターゲット候補ノード(112、113)の構成を含み、前記ターゲット候補ノード(112、113)はターゲット候補マスタノード(MN)(112)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)(113)のうちの任意の1つ以上を含み、
前記CHO構成は、前記CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記ターゲット候補ノード(112、113)に送信するために、前記UE(120)をトリガする、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、
SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の方法であって、さらに、
SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定される現在のSCG状態を前記UE(120)に送信(1302)することを含み、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記現在のSCG状態を示し、前記インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、選択された前記ターゲット候補ノード(112、113)によって開始される、方法。
【請求項10】
請求項7又は8に記載の方法であって、さらに、
-常に非アクティブ、
-常にアクティブ、
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値と、
-CHOが実行されたときに前記UE(120)が有する最新のSCG状態、
のうちのいずれか1つに設定されたターゲットSCG状態で前記UE(120)を構成(1303)することを含み、
前記インジケーションは、前記ターゲットSCG状態を示す、方法。
【請求項11】
プロセッサ(1860)で実行されると、前記プロセッサ(1860)に、請求項7から10のいずれか1項に記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム(1880)。
【請求項12】
請求項11に記載のコンピュータプログラム(1880)を含むキャリア(1890)であって、
前記キャリア(1890)は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【請求項13】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ターゲットマスタノード(MN)(112)として動作する第2ネットワークノード(112)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成されており、前記方法は、
CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記UE(120)から受信(1401)することを含む方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、
SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項15】
請求項13又は14に記載の方法であって、さらに、
前記インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、前記インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定することを含む方法。
【請求項16】
請求項13又は14に記載の方法であって、さらに、
前記インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGをアクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項17】
プロセッサ(1960)で実行されると、前記プロセッサ(1960)に、請求項13から16のいずれか1項に記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム(1980)。
【請求項18】
請求項17に記載のコンピュータプログラム(1980)を含むキャリア(1990)であって、
前記キャリア(1990)は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【請求項19】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ターゲットセカンダリノード(SN)(113)として動作する第3ネットワークノード(113)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成されており、前記方法は、
CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記UE(120)から受信(1504)することを含む方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法であって、
SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項21】
請求項19又は20に記載の方法であって、さらに、
前記インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、前記インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定することを含む方法。
【請求項22】
請求項19又は20に記載の方法であって、さらに、
前記インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGをアクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項23】
プロセッサ(2060)で実行されると、前記プロセッサ(2060)に、請求項19から22のいずれか1項に記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム(2080)。
【請求項24】
請求項23に記載のコンピュータプログラム(2080)を含むキャリア(2090)であって、
前記キャリア(2090)は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【請求項25】
無線通信ネットワーク(100)における条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示す様に構成されたユーザ装置(UE)(120)又はソースマスタノード(MN)(111)であって、前記UE(120)又は前記ソースMN(111)は、現在のSCGを用いて構成され、前記UE(120)又は前記ソースMN(111)はさらに、
ソースMN(111)から前記UE(120)のCHO構成を取得することであって、前記CHO構成はターゲット候補ノード(112、113)の構成を含む様に適合され、前記ターゲット候補ノード(112、113)はターゲット候補MN(112)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)(113)のうちの任意の1つ以上を含む様に構成されている、ことと、
前記CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合されているインジケーションを前記ターゲット候補ノード(112、113)に送信することと、
を行う様に構成されている、UE又はソースMN。
【請求項26】
請求項26に記載のUE(120)又はソース(MN)であって、
前記SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つに従って設定される様に適合されている、UE又はソースMN。
【請求項27】
請求項25又は26に記載のUE(120)又はソース(MN)であって、さらに、
SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちの1つに設定される様に適合された前記現在のSCG状態を取得する様に構成され、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記現在のSCG状態を示す様に適合され、前記インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、選択された前記ターゲット候補ノード(112、113)によって開始される、UE又はソースMN。
【請求項28】
請求項25から27のいずれか1項に記載のUE(120)又はソース(MN)であって、さらに、
-常に非アクティブ、
-常にアクティブ、
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値、
-CHOが実行されたときに前記UE(120)が有する最新のSCG状態、
のうちのいずれか1つに適合されたターゲットSCG状態を取得する様に構成され、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記ターゲットSCG状態を示す様に適合される、UE又はソースMN。
【請求項29】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたソースマスタノード(MN)(111)として動作する第1ネットワークノード(111)であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成される様に構成されており、前記第1ネットワークノード(111)は、
前記UE(120)に前記UE(120)の条件付きハンドオーバ(CHO)構成を送信する様に構成され、前記CHO構成はターゲット候補ノード(112、113)の構成を含む様に適合され、前記ターゲット候補ノード(112、113)はターゲット候補マスタノード(MN)(112)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)(113)のうちの任意の1つ以上を含む様に構成され、
前記CHO構成は、前記CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合されたインジケーションを前記ターゲット候補ノード(112、113)に送信するために、前記UE(120)をトリガする様に適合されている、第1ネットワークノード。
【請求項30】
請求項29に記載の第1ネットワークノード(111)であって、
前記SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む様に適合されている、第1ネットワークノード。
【請求項31】
請求項29から30のいずれか1項に記載の第1ネットワークノード(111)であって、さらに、
SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちの1つに設定される様に適合された現在のSCG状態を前記UE(120)に送信する様に構成され、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記現在のSCG状態を示す様に適合され、前記インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、選択された前記ターゲット候補ノード(112、113)によって開始される、第1ネットワークノード。
【請求項32】
請求項29から31のいずれか1項に記載の第1ネットワークノード(111)であって、さらに、
-常に非アクティブ、
-常にアクティブ、
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値、
-CHOが実行されたときに前記UE(120)が有する最新のSCG状態、
のうちのいずれか1つである様に適合されたターゲットSCG状態で前記UE(120)を構成(1303)する様に構成され、
前記インジケーションは、前記ターゲットSCG状態を示す、第1ネットワークノード。
【請求項33】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたターゲットマスタノード(MN)(112)として動作する第2ネットワークノード(112)であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成される様に適合されており、前記第2ネットワークノード(112)は、さらに、
CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合されたインジケーションを前記UE(120)から受信する様に構成されている、第2ネットワークノード。
【請求項34】
請求項33に記載の第2ネットワークノード(112)であって、
前記SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む様に適合されている、第2ネットワークノード。
【請求項35】
請求項33又は34に記載の第2ネットワークノード(112)であって、さらに、
前記インジケーションが現在のSCG状態を示す様に適合されている場合、前記インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する様に構成されている、第2ネットワークノード。
【請求項36】
請求項33から35のいずれか1項に記載の第2ネットワークノード(112)であって、さらに、
前記インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGをアクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを行う様に構成されている、第2ネットワークノード。
【請求項37】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたターゲットセカンダリノード(SN)(113)として動作する第3ネットワークノード(113)であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成される様に適合されており、前記第3ネットワークノード(113)は、さらに、
CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されているSCG状態を示す様に適合されたインジケーションを前記UE(120)から受信する様に構成されている、第3ネットワークノード。
【請求項38】
請求項37に記載の第3ネットワークノード(113)であって、
前記SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む様に適合されている、第3ネットワークノード。
【請求項39】
請求項37又は38に記載の第3ネットワークノード(113)であって、さらに、
前記インジケーションが現在のSCG状態を示す様に適合されている場合、前記インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する様に構成されている、第3ネットワークノード。
【請求項40】
請求項37から39のいずれか1項に記載の第3ネットワークノード(113)であって、さらに、
前記インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGをアクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを行う様に構成されている、第3ネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の実施形態は、ユーザ装置(UE)又はソースマスタノード(MN)と、第1ネットワークノードと、第2ネットワークノードと、第3ネットワークノードと、それらにおける方法に関する。幾つかの態様において、それらは、無線通信ネットワークにおけるUEの条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を表示する、及び/又は、処理することに関する。
【0002】
本明細書の実施形態はさらに、上記の方法に対応するコンピュータプログラ及びキャリアと、UEと、ネットワークノードと、に関する。
【背景技術】
【0003】
典型的な無線通信ネットワークにおいて、無線通信デバイス、移動局、局(STA)及び/又はユーザ装置(UE)としても知られる無線デバイスは、WiFiネットワーク又は無線アクセスネットワーク(RAN)パート及びコアネットワーク(CN)パートを含むセルラネットワーク等のローカルエリアネットワークや、ワイドエリアネットワーク(WAN)を介して通信する。RANは、ビーム又はビームグループとしても参照され得るサービスエリア又はセルエリアに分割される地理的領域をカバーし、各サービスエリア又はセルエリアは、例えば、Wi-Fiアクセスポイント又は無線基地局(RBS)等の無線ネットワークノードによりサービス提供され、無線アクセスノードは、幾つかのネットワークにおいては、例えば、ノードB、eノードB(eNB)又は第5世代(5G)通信でのgNBとしても示される。サービスエリア又はセルエリアは、無線ネットワークノードによって無線カバレッジが提供される地理的エリアである。無線ネットワークノードは、無線ネットワークノードの範囲内の無線デバイスと、無線周波数で動作するエアインタフェースを介して通信する。
【0004】
3GPP(登録商標)は、3G、4G、5G、及び将来の発展形等のセルラシステム発展化のための標準を仕様化する標準化団体である。第4世代(4G)ネットワークとも呼ばれる発展型パケットシステム(EPS)の仕様は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))内で完成された。継続的なネットワークの進化として、3GPP(登録商標)の新しいリリースでは、5Gニューレディオ(NR)とも呼ばれる5Gネットワークを仕様化している。
【0005】
5G NRの周波数帯は、周波数範囲1(FR1)と周波数範囲2(FR2)の2つの異なる周波数範囲に分割される。FR1はサブ6GHzの周波数帯を含む。これらの帯域の一部は従来の標準で使用されてきた帯域であるが、410MHz~7125MHzの潜在的な新しいスペクトルをカバーするために拡張され、FR2は24.25GHz~52.6GHzの周波数帯を含む。このミリ波範囲の帯域は、FR1の帯域よりも通信範囲が短くなるが、利用可能な帯域幅は広くなる。
【0006】
マルチアンテナ技術は、無線通信システムのデータレート及び信頼性を非常に増加させることができる。UE等の単一ユーザと基地局との間の無線接続の場合、送信機と受信機の両方に複数のアンテナが装備されている場合、パフォーマンスは特に向上し、その結果、多入力多出力(MIMO)通信チャネルが実現する。これは、シングルユーザ(SU)-MIMOとして参照され得る。複数のユーザと基地局との間の無線接続にMIMO技術が使用されるシナリオにおいて、MIMOは、ユーザを空間的に分離することにより、同じ時間周波数リソースを使用して同時にユーザが基地局と通信することを可能にし、セル容量をさらに増加させる。これは、マルチユーザ(MU)-MIMOとして参照され得る。MU-MIMOは、各UEのアンテナが1つだけの場合に利点があることに注意されたい。その様なシステム及び/又は関連技術は、通常、MIMOとして参照される。
【0007】
3GPP(登録商標)デュアル接続
3GPP(登録商標)リリース12において、LTE機能のデュアル接続(DC)が導入され、UEが2つのセルグループに接続できる様になり、それぞれは、マスタeNB(MeNB)及びセカンダリeNB(SeNB)と呼ばれるLTEアクセスノードであるeNBによって制御される。UEは依然として、ネットワークとの無線リソース制御(RRC)接続を1つだけ有する。3GPP(登録商標)では、デュアル接続(DC)ソリューションがその後進化し、現在ではNRと、LTE及びNRとの間でも仕様化されている。マルチ接続(MC)は、3つ以上のノードが関係する場合である。5Gの導入により、マルチ無線デュアル接続(MR-DC)という用語(3GPP(登録商標)TS37.340も参照)は、少なくとも1つのNRアクセスノードを含む総てのデュアル接続オプションの総称として定義された。MR-DCの一般化された用語を使用すると、UEはマスタノード(MN)によって制御されるマスタセルグループ(MCG)と、セカンダリノード(SN)によって制御されるセカンダリセルグループ(SCG)に接続される。
【0008】
さらに、MR-DCにおいて、デュアル接続がUEに構成されている場合、MCG及びSCGの2つのセルグループそれぞれにおいて、キャリアアグリゲーションも同様に使用され得る。この場合、マスタノード(MN)によって制御されるマスタセルグループ(MCG)内で、UEは1つのプライマリセル(Pcell)と、1つ以上のセカンダリセル(SCell)と、を使用し得る。そして、セカンダリノード(SN)によって制御されるセカンダリセルグループ(SCG)内で、UEは、1つのプライマリSCell(PSCell)(NRではプライマリSCGセルとしても知られる。)と、1つ以上のSCellと、を使用し得る。この組み合わせの場合を図1に示し、図1は、MR-DCでキャリアアグリゲーションと組み合わせたデュアル接続を示している。NRにおいて、マスタセルグループ又はセカンダリセルグループのプライマリセルは、スペシャルセル(SpCell)とも呼ばれる。したがって、MCG内のSpCellはPCellであり、SCG内のSpCellはPSCellである。
【0009】
発展型汎用地上無線アクセス(E-UTRA)及び発展型パケットコア(EPC)とも呼ばれる、LTEとの相互作用の有無にかかわらず、5Gネットワークを展開するにはさまざまな方法がある。原則として、NRとLTEは、オプション2としても知られ、NRスタンドアロン(SA)動作と呼ばれるインターワーキングなしで配置され得る。つまり、NRのgNBは5Gコアネットワーク(5GC)に接続され、LTEのeNBはEPCに接続され、2つの間の相互接続はなく、オプション1とも呼ばれる。
【0010】
一方、NRの最初にサポートされるバージョンは、図2に示す様に、オプション3としても知られ、E-UTRAN-NRデュアル接続(EN-DC)と呼ばれるデュアル接続を使用する。この様な配置において、NRとLTE間のデュアル接続が適用され、UEはLTE無線インタフェース(図のLTE Uu)でLTEアクセスノードに接続され、NR無線インターフェイス(図のNR Uu)でNRアクセスノードに接続される。さらに、EN-DCにおいて、LTEアクセスノードはマスタノードとして動作し、この場合、MCGを制御するマスタeNB(MeNB)として知られ、NRアクセスノードは、セカンダリノードとして動作し、この場合、セカンダリセルグループ(SCG)を制御するセカンダリgNB(SgNB)としても知られる。この場合はNRであるSgNBは、コアネットワーク(EPC)への制御プレーン接続を持たない場合があり、代わりにMeNBが提供される。これは、"ノンスタンドアロンNR"、略して"NSA NR"とも呼ばれる。この場合、NRセルの機能は制限されており、ブースタ及び/又はダイバーシティレッグとして接続モードUEに対して使用されるが、RRC_IDLEのUEは、これらのNRセルにキャンプできないことに留意されたい。
【0011】
5GCの導入により、他のオプションも有効になり得る。前述した様に、オプション2は、gNBが5GCに接続されるスタンドアロンNR配置をサポートする。同様に、LTEは、eLTE、E-UTRA/5GC、又は、LTE/5GCとしても知られるオプション5を使用して5GCに接続することもでき、ノードはng-eNBとも呼ばれる。これらの場合、NRとLTEの両方がNG-RANの一部と見做され、ng-eNBとgNBの両方がNG-RANノードとして参照され得る。
【0012】
5GCに接続されるNG-RANの一部として標準化された、LTEとNR間のデュアル接続の他のバリエーションも存在する。MR-DCの傘下には以下のものがある。
・EN-DC(オプション3):LTEはマスタノードで、NRはセカンダリノードである(図2に示す様に、EPC CNが使用される)。
・NE-DC(オプション4):NRはマスタノードである、LTEはセカンダリノードである(5GCNが使用される)
・NGEN-DC(オプション7):LTEはマスタノードで、NRはセカンダリノードである(5GCNが使用される)
・NR-DC(オプション2の変形):図3に示す様に、MCGを制御するマスタノード(MN)とSCGを制御するセカンダリノード(SN)の両方がNRであり、5GCNを使用するデュアル接続。
【0013】
これらのオプションへの移行は事業者によって異なる場合があるため、同じネットワーク内で複数のオプションを並行して導入することが可能である。たとえば、オプション3、5及び7をサポートするeNB基地局と同じネットワーク内にオプション2及び4をサポートするNR基地局が存在し得る。LTEとNR間のデュアル接続ソリューションと組み合わせて、各セルグループ、つまりMCGとSCGでのキャリアアグリゲーション(CA)と、同じRATのノード間のデュアル接続、例えば、NR-NR DCをサポートすることも可能である。LTEセルの場合、これらの異なる配置の結果、EPC、5GC、又はEPC/5GCの両方に接続されたeNBに関連付けられたLTEセルが共存する。
【0014】
前述した様に、DCはLTEとE-UTRA-NR DC(EN-DC)の両方で標準化されている。
【0015】
LTE DCとEN-DCは、どのノードが何を制御するかという点で異なる。基本的には、次の2つのオプションがある。
1.集中型ソリューション(LTE-DC等)
2.分散型ソリューション(EN-DC等)
【0016】
図4は、LTE DC、EN-DC、NR-DCの制御プレーンアーキテクチャの概略を示している。ここでの主な違いは、EN-DCとNR-DCでは、SNが別のNR RRCエンティティを持つことである。これは、SNがUEも制御できることを意味し、場合によってはMNが知らないうちに行われるが、多くの場合、SNはMNと調整する必要がある。LTE-DCにおいて、RRCの決定は常にMNから行われる(MNからUE)。ただし、SNがどの様な種類のリソース、能力等を持っているかを知っているのはSN自体だけであるため、依然としてSNがSNの構成を決定することに留意されたい。
【0017】
EN-DC及びNR-DCの場合、LTE DCと比較した主な変更点は以下の通りである。
・SNからのスプリットベアラの導入(SCGスプリットベアラと呼ばれる)
・RRCのスプリットベアラの導入
・SNからの直接RRCの導入(SCG SRBとも呼ばれる)
【0018】
図5は、ネットワークの観点から、EPCとのMR-DC(EN-DC)のユーザプレーンプロトコルアーキテクチャを示している。この場合、ネットワークは、MN終端MCGベアラに対してE-UTRAパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)又はNR PDCPを構成できるが、他の総てのベアラにはNR PDCPが常に使用される。
【0019】
図6は、ネットワークの観点から、5GCとのMR-DC(NGEN-DC、NE-DC及びNR-DC)のユーザプレーンプロトコルアーキテクチャを示している。5GCとのMR-DCにおいては、NR PDCPが常に総てのベアラタイプに使用される。NGEN-DCにおいて、E-UTRA無線リンク制御(RLC)/媒体アクセス制御(MAC)がMNで使用され、NR RLC/MACがSNで使用される。NE-DCにおいて、NR RLC/MACがMNで使用され、E-UTRA RLC/MACがSNで使用される。NR-DCにおいて、NR RLC/MACがMNとSNの両方で使用される。SDAPはサービスデータアダプテーションプロトコルを意味する。
【0020】
条件付きハンドオーバ
3GPP(登録商標)リリース16においては、ハンドオーバ(HO)時の堅牢性を高めるソリューションとして条件付きハンドオーバが標準化された。UEがハンドオーバを実行すべき時間(及び無線条件)でのサービング無線リンクへの望ましくない依存を回避するために、ハンドオーバのためのRRCシグナリングをより早くUEに提供する可能性が標準化された。たとえば、特定の近隣ノードがターゲットよりもXdB良くなるA3イベントに関連する無線条件と同様の無線条件に基づいてHOコマンドを条件と関連付けることができる。条件が満たされるとすぐに、UEは、提供されたハンドオーバコマンドに従ってハンドオーバを実行する。
【0021】
その様な条件は、例えば、ターゲットセル又はビームの品質がサービングセルよりもXdB強くなることであり得る。先行する測定報告イベントで使用される閾値Yは、ハンドオーバ実行条件の閾値よりも低く選択され得る。これにより、サービングセルは、早期測定レポートの受信時にハンドオーバを準備し、ソースセルとUEとの間の無線リンクがまだ安定しているときにモビリティ制御情報(mobilityControlInfo)を含むRRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)を提供することができる。ハンドオーバの実行は、ハンドオーバの実行に最適であると考えられる後の時点(及び閾値)で実行される。
【0022】
図7は、単一のサービングセルとターゲットセルを伴う例を示している。ただし、実際には、先行する無線リソース管理(RRM)測定に基づいてUEが可能な候補として報告した多くのセル又はビームが存在し得る。その場合、ネットワークは、これらの候補の幾つかに対して条件付きハンドオーバコマンドを発行する自由を持つべきである。これらの候補のそれぞれのRRCConnectionReconfigurationは、例えば、HO実行条件(測定するRS、超過する閾値)と、条件が満たされたときに送信されるランダムアクセス(RA)プリアンブルの観点において異なり得る。
【0023】
UEが条件を評価している間、UEは現在のRRC構成に従って、つまり条件付きHOコマンドを適用せずに動作を継続する。UEは、条件が満たされていると判定すると、サービングセルから切断し、条件付きHOコマンドを適用して、ターゲットセルに接続する。これらのステップは、従来のハンドオーバの実行に相当する。
【0024】
条件付きPSCell変更(CPC)3GPP(登録商標)リリース16
CPC手順のソリューションもリリース16で標準化された。そこでは、マルチ無線デュアル接続(MR-DC)で動作するUEは、条件付き再構成において、SCG構成、例えば、情報要素(IE)CellGroupConfigのsecondaryCellGroup等のSCG構成を含む1つ以上のRRC再構成(例えば、RRCReconfigurationメッセージ)を、実行条件(A3/A5イベント構成の様な条件)に関連付けられて格納されるreconfigurationWithSyncと共に受信し、その結果、格納されたメッセージの1つは、たとえば、UEがPSCell変更を実行することに応じて、サービングPSCellに関連付けられた実行条件が満たされた場合にのみ適用される(SCGの現在のSpCellよりも優れた隣接セルが見つかった場合)。
【0025】
3GPP(登録商標)リリース17のSN間CPC
3GPP(登録商標)リリース17において、SN間CPCのソリューションが議論されている。ソリューション1としても参照されるソリューションの1つは、図8に示すシグナリングフローを有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0026】
本発明の実施形態の開発の一環として、最初に発明者らが特定した課題を説明する。
【0027】
3GPP(登録商標)リリース15モビリティのレガシハンドオーバにおいて、UEは再構成を受信し、それを適用してターゲットセルにアクセスする。したがって、構成を準備したターゲット候補が、現在のトラフィック需要によりSCG状態/動作モードを非アクティブ化すると判断した場合、UEが生成されたメッセージを適用するときに、それは変更されないままになる。本明細書で使用される場合、SCG状態は、例えば、SCGアクティブ又はSCG非アクティブを含み得る。SCG状態は、SCG動作モードとしても参照され得る。ただし、条件付きハンドオーバにおいては、ターゲット候補が構成を生成し、SCG状態を決定する時間と、UEがターゲット構成を適用する時間とは大きく異なる可能性があるため、ターゲット候補は実行後すぐにSCGをアクティブ化する。結論として、進行中の接続のSCG状態の更新は、ハンドオーバを実行する決定よりも動的であるべきであるため、SCG状態が変更されるたびにUE構成を更新するソリューションでは、UEとネットワークとの間や、ネットワーク内、つまり、ソースMNとターゲット候補MNとの間、ターゲット候補MNとターゲット候補SNとの間で大量のシグナリングを生じさせ得る。また、遅延の違いにより、競合状態を生じさせ得る。
【0028】
例えば、MR-DCで構成されたUEがCHOで構成されており、少なくとも1つの適用されるターゲット候補構成、例えばRRC再構成が、MR-DC構成を含むと仮定する。CHOが構成されると、SCG状態は非アクティブ化され、ターゲット候補は、UEに保存され実行時に適用されるSCG構成を生成する際にその状態に従う。UEが実行条件の監視を開始すると、トラフィック需要の増加により、MN及び/又はS-SNがSCGをアクティブ化することを決定し得る。したがって、この分野のこれまでの3GPP(登録商標)合意から現在想定されるプロトコルソリューションを使用した実装では、次の2つの結果が生じる可能性がある。
-A)UEは、次善の状態でターゲットSCG構成を適用する、たとえば、アクティブ化されるべきときに非アクティブ化され、CHO実行直後に別のシグナリング手順が発生する。これを図9に示す。
-B)A)を防ぐために、UEがMR-DC構成を含むCHOで構成されている間に、MN及び/又はS-SNは、SCG状態の変更、たとえば、非アクティブからアクティブへの変更をトリガすると、各ターゲット候補SNに対する変更手順をトリガし、その結果、各ターゲット候補SNは、実行条件が満たされたときに、実行時に適用されるSCG再構成を更新し得る。そして、更新されたSCG再構成を取得した後、それをUEに提供する。したがって、これにより、ソースMNとターゲット候補MNとの間、ターゲット候補MNとSN候補との間、及び、ネットワークとUEとの間のXnインターフェースの両方でCHO手順の数がN倍に増加し、ここで、Nは、UEがCHOで構成されている間にSCG状態が変更される回数である。さらに、これらの手順には時間がかかる可能性があるため、競合状態、つまり、ネットワークが新しい状態で新しいSCG再構成を取得している間のCHOの実行のリスクが増加する。これを図10に示す。
【0029】
本明細書の実施形態の目的は、例えば、マルチ無線デュアル接続でCHOを使用する無線通信ネットワークのパフォーマンスを改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0030】
一態様によると、目的は、無線通信ネットワークにおける条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示す方法によって達成される。方法は、ユーザ装置(UE)又はソースMNによって実行される。UEは、現在のSCGで構成される。UEのCHO構成はソースMNから取得される。CHO構成は、ターゲット候補ノードの構成を含む。ターゲット候補ノードは、ターゲット候補マスタノード(MN)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)のうちの任意の1つ又は複数を含む。CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、ターゲット候補ノードにインジケーションが送信される。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。
【0031】
別の態様によると、目的は、ソースマスタノード(MN)として動作する第1ネットワークノードによって実行される方法によって達成される。方法は、無線通信ネットワークにおけるユーザ装置(UE)の条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するためのものである。UEは現在のSCGで構成される。UEの条件付きハンドオーバ(CHO)構成はUEに送信される。CHO構成は、ターゲット候補ノードの構成を含む。ターゲット候補ノードは、ターゲット候補MN及びターゲット候補セカンダリノード(SN)の内の任意の1つ又は複数を含む。CHO構成は、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされたときに、ターゲット候補ノードにインジケーションを送信する様にUEをトリガする。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。
【0032】
別の態様によると、目的は、ターゲットマスタノード(MN)として動作する第2ネットワークノードによって実行される方法によって達成される。方法は、無線通信ネットワークにおけるユーザ装置(UE)の条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するためのものである。UEは現在のSCGで構成されている。CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、UEからインジケーションを受信する。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。
【0033】
別の態様によると、目的は、ターゲットセカンダリノード(SN)として動作する第3ネットワークノードによって実行される方法によって達成される。方法は、無線通信ネットワークにおけるユーザ装置(UE)の条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するためのものである。UEは現在のSCGで構成されている。CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、UEからインジケーションを受信する。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。
【0034】
別の態様によると、目的は、無線通信ネットワークにおける条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示す様に構成されたユーザ装置(UE)又はソースマスタノード(MN)のいずれか1つによって達成される。UE又はソースMNは現在のSCGで構成され、UE又はソースMNは、さらに、以下の様に構成される。
-ソースMNから、UEの条件付きハンドオーバ(CHO)構成を取得する。CHO構成は、ターゲット候補ノードの構成を含む様に適合される。ターゲット候補ノードは、ターゲット候補MN及びターゲット候補セカンダリノード(SN)の内の任意の1つ又は複数を含む様に構成される。
-CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合されたインジケーションターゲット候補ノードに送信する。
【0035】
別の態様によると、目的は、無線通信ネットワークにおいて、ユーザ装置(UE)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたソースマスタノード(MN)として動作する第1ネットワークノードによって達成される。UEは現在のSCGで構成される様に構成され、第1ネットワークノードは、さらに、以下の様に構成される。
-UEの条件付きハンドオーバ(CHO)構成をUEに送信する。CHO構成は、ターゲット候補ノードの構成を含む様に適合される。ターゲット候補ノードは、ターゲット候補マスタノード(MN)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)の内の任意の1つ又は複数を含む様に構成される。
-CHO構成は、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされたときに、ターゲット候補ノードにインジケーションを送信する様にUEをトリガする様に適合される。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合される。
【0036】
別の態様によると、目的は、無線通信ネットワークにおいて、ユーザ装置(UE)の条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたターゲットマスタノード(MN)として動作する第2ネットワークノードによって達成される。UEは現在のSCGで構成される様に構成され、第2ネットワークノードは、さらに、以下の様に構成される。
-CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、UEからインジケーションを受信する。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合される。
【0037】
別の態様によると、目的は、無線通信ネットワークにおいて、ユーザ装置(UE)の条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたターゲットセカンダリノード(SN)として動作する第3ネットワークノードによって達成される。UEは現在のSCGで構成される様に構成され、第2ネットワークノードは、さらに、以下の様に構成される。
-CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、UEからインジケーションを受信する。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合される。
【0038】
本明細書の実施形態の幾つかの利点は、例えば、以下を含む。
【0039】
本明細書の実施形態は、ターゲットMN112が、CHOの実行時に、現在のSCG状態についてT-SNに通知することを可能にする。実行時にこの情報を送信することにより、例えばUE120に格納されているCHO構成を、SCG状態が変化するたびに更新する必要がなくなる。これにより、ソースMN111とターゲット候補MN112との間、及び、ターゲット候補MN112と候補T-SN113との間のネットワーク内での多くのシグナリングと、UE120に向けた多くのシグナリングが防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【0040】
図1】背景技術例を示すブロック図。
図2】背景技術例を示すブロック図。
図3】背景技術例を示すブロック図。
図4】背景技術例を示すブロック図。
図5】背景技術例を示すブロック図。
図6】背景技術例を示すブロック図。
図7】背景技術例を示すシグナリング図。
図8】背景技術例を示すシグナリング図。
図9】背景技術例を示すシグナリング図。
図10】背景技術例を示すシグナリング図。
図11】無線通信ネットワークの実施形態を示すブロック図。
図12】UE又はソースMNでの方法の実施形態のフローチャート。
図13】第1ネットワークノードでの方法の実施形態のフローチャート。
図14】第2ネットワークノードでの方法の実施形態のフローチャート。
図15】第3ネットワークノードでの方法の実施形態のフローチャート。
図16】例示的な実施形態を示すシグナリング図。
図17a】UE又はソースMNの実施形態を示すブロック図。
図17b】UE又はソースMNの実施形態を示すブロック図。
図18a】第1ネットワークノードの実施形態を示すブロック図。
図18b】第1ネットワークノードの実施形態を示すブロック図。
図19a】第2ネットワークノードの実施形態を示すブロック図。
図19b】第2ネットワークノードの実施形態を示すブロック図。
図20a】第3ネットワークノードの実施形態を示すブロック図。
図20b】第3ネットワークノードの実施形態を示すブロック図。
図21】中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す図。
図22】基地局を介した部分的な無線接続によりユーザ装置と通信するホストコンピュータの一般化したブロック図。
図23】ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムで実行される方法を示すフローチャート。
図24】ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムで実行される方法を示すフローチャート。
図25】ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムで実行される方法を示すフローチャート。
図26】ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムで実行される方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0041】
図11は、実施形態が実装され得る無線通信ネットワーク100の概略を示している。無線通信ネットワーク100は、1つ以上のRANと、1つ以上のCNと、を有する。無線通信ネットワーク100は、5Gを使用し得るが、複数の他の異なる技術、幾つかの可能な実装を述べると、WiFi、LTE、LTEアドバンスド、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA(登録商標))、グローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーションズ/エンハンスド・データレート・フォー・GSMエボリューション(GSM/EDGE)、又は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)をさらに使用し得る。
【0042】
第1ネットワークノード111、第2ネットワークノード112及び第3ネットワークノード113等のネットワークノードは、本明細書ではビームと呼ばれるアンテナビームによって無線通信ネットワーク100内で動作する。第1、第2及び第3ネットワークノード111、112、113はそれぞれ、例えば、幾つかのセルを提供し、例えば、UE120と通信するためにこれらのセルを使用することができる。第1、第2及び第3ネットワークノード111、112、113はそれぞれ、送信ポイント及び受信ポイント、たとえば基地局等の無線アクセスネットワークノード、たとえばノードB、発展型ノードB(eNB、eNodeB、eNodeB)、NR NodeB(gNB)、基地トランシーバ局、無線遠隔ユニット、アクセスポイント基地局、基地局ルータ、無線基地局の送信構成、スタンドアローンアクセスポイント、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント、アクセスポイントステーション(APSTA)、アクセスコントローラ、デバイス間(D2D)通信においてアクセスポイント又はピアとして機能するUE、又は、例えば使用される無線アクセス技術及び用語に応じて、それぞれ第1及び第2ネットワークノード111、112によってサービスされるUEと通信することができる他のネットワークユニット等の等の無線基地局であり得る。
【0043】
第1ネットワークノード111はソースMNとして動作し、第2ネットワークノード112はターゲットMN112として動作し、第3ネットワークノード113はターゲットSNとして動作し得る。
【0044】
UE120等のUEは、無線通信ネットワーク100内で動作する。UE120は、例えば、MNによって制御されるMCG及びSNによって制御されるSCG、例えば、第1及び第2ネットワークノード111、112と通信する様に、MR-DCで構成され得る。UE120は、例えば、NRデバイス、移動局、無線端末、NB-IoTデバイス、eMTCデバイス、NR RedCapデバイス、CAT-Mデバイス、Wi-Fiデバイス、LTEデバイス、及び、非アクセスポイント(非AP)STA、例えば、ネットワークノード110等の基地局、1つ又は複数のアクセスネットワーク(AN)、例えばRANを介して1つ又は複数のコアネットワーク(CN)と通信するSTAであり得る。UEは、例えば、スマートフォン、ラップトップ、移動電話、センサ、中継器、モバイルタブレットや、セル内で通信するスモール基地局といった、無線通信端末、ユーザ装置、D2D端末又はノードの様な任意UEを意味する非限定的な用語である。
【0045】
本明細書における方法は、幾つかの態様では、第1ネットワークノード111、第2ネットワークノード112及び第3ネットワークノード113によって実行され得る。代替として、分散ノード(DN)と、例えば、図10に示されるクラウド140に含まれる機能が、本方法を実行する、或いは、本方法を部分的に実行するために使用され得る。
【0046】
幾つかの例示的な実施形態は、ターゲット候補に対するCHOの実行時にSCG状態を示すUE120のための方法を提供し、ターゲット候補はSCG構成を含む。幾つかの実施形態において、方法は、UE120が、CHO実行時、例えば、UE120がMR-DCで構成され、CHO実行条件を監視しているときに、選択されたターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113に現在のSCG状態を示すことを含む。ネットワーク側では、そのインジケーションに基づいて、ターゲット候補MN112がMN開始のSCG非アクティブ化/アクティブ化をトリガし、ターゲット候補SN113がSN開始のSCG非アクティブ化/アクティブ化をトリガし得る。
【0047】
方法の幾つかの例は、UE120がSCGのターゲット候補のSCG状態を常に非アクティブに設定することを含む。ロジックは、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113に反応させ、CHO実行後にSCGをアクティブ化させることである。
【0048】
方法の幾つかの例は、UE120がSCGのターゲット候補のSCG状態を常にアクティブに設定することを含む。ロジックは、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113に反応させ、CHO実行後にSCGをおそらくアクティブ化させることである。ここでの利点の1つは、ターゲット候補が非アクティブ化されたSCGをサポートしていない場合でも機能することである。
【0049】
方法の幾つかの例は、UE120がSCGのターゲット候補のSCG状態をMNによって事前構成された値、たとえば、アクティブ又は非アクティブに設定することを含む。ロジックは、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113に反応させ、CHO実行後にSCGをおそらくアクティブ化させることである。ここでの利点の1つは、ターゲット候補が非アクティブ化されたSCGをサポートしていない場合でも機能することである。
【0050】
方法の幾つかの例は、UE120がSCGのターゲット候補のSCG状態をCHOが実行されたときにUE120が有している最新のSCG状態に設定することを含む。
【0051】
方法の幾つかの例は、ターゲット候補MN112が、CHO実行時に現在のUE120のSCG状態についてターゲット候補SN113に通知すること、及び/又は、UE120が、CHO実行時の現在のSCG状態に基づいてターゲット候補SCG状態を決定することを含む。
【0052】
図12は、UE120、又は、例えばソースMN111によって実行される例示的な方法を示す。UE120は、無線デバイス又は無線端末としても参照され得る。方法は、無線通信ネットワーク100におけるCHO中にSCG状態を示すためのものである。この目的は、UE120が、CHOの実行時に適用されるSCG構成としてどのSCGを考慮すべきかを決定できる様にすることであり、CHOのターゲット候補構成は、SCG構成を含むMR-DC構成を含む。そのおかげで、CHOの実行時に、UE120が依然としてCHO状態を監視している間に、ソースMNにおいてSCG状態が変化するたびに、例えばUE120に格納されているCHO構成を更新する必要がない。これにより、UE120への大量のシグナリングが防止され、UE120のエネルギー消費が減少することになる。
【0053】
UE120は、現在のSCGで構成される、例えば、UE120は、MR-DCで構成される。本明細書で使用される現在のSCGは、例えば、UE120がMR-DCで構成される場合に構成されるSCGを意味する、つまり、それがSCGであり、現在使用されている。UE120は、例えば、MR-DCで構成されており、現在のSCGが非アクティブ化されない限り、MCG、MN、SCG及びSNとの間でデータを送信及び/又は受信している。この方法は、以下のアクションのうちの任意の1つ以上を含み得る。以下のアクションは、任意の適切な順序で実行され得る。
【0054】
アクション1201
UE120は、ソースMN111からUE120のCHO構成を取得する。CHO構成は、ターゲット候補ノード112、113の構成を含む。UE120はターゲット候補ノード112の構成を取得するが、UE120はその構成がどのノードに属しているかを認識していない可能性があることに留意されたい。
【0055】
CHO構成は、例えば、UE120のターゲット構成を含むことができ、ターゲット構成は、例えば、MCG構成とSCG構成の両方を含む。MNノードの構成は、UE120が認識するMCG構成であってもよく、SNノードの構成はSCG構成であり得る。
【0056】
ターゲット候補ノード112、113は、ターゲット候補MN112及びターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含み得る。これは、ターゲット候補ノード112、113が、例えば、ターゲット候補MN112又はターゲット候補SN113であり得ることを意味する。
【0057】
アクション1202
幾つかの実施形態において、UE120は、現在のSCG状態を、例えば、受信する等で取得する。現在のSCG状態は、SCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定され得る。現在のSCG状態は、CHOの実行が開始されたときにUE120が有するSCG状態であり得る。CHOの実行は、ソースSNに対して行われ得る。例えば、同じPSCell及び/又はSCGがCHOで維持されるため、ソースSNはターゲットSNと同じノードであり得ることに留意されたい。
【0058】
本明細書で使用される"SCGアクティブ化"及び"SCG非アクティブ化"という用語は、参照されるのは動作ではなく状態であるため、"SCGアクティブ"及び"SCG非アクティブ"とも呼ばれることに留意されたい。
【0059】
アクション1203
幾つかの実施形態において、UE120は、以下のいずれか1つにターゲットSCG状態を、例えば、設定すること等により取得する。
-常に非アクティブ
-常にアクティブ
-例えば、ソースMN111によって、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値
-CHOが実行されたときにUE120が有する最新のSCG状態、例えば現在のSCG状態
【0060】
アクション1204
UE120は、インジケーションをターゲット候補ノード112、113に送信する。インジケーションは、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされたときに送信される。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。
【0061】
示されるSCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つに従って設定され得る。
【0062】
インジケーションは、例えば、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含む、選択されたターゲット候補ノード112、113によって開始され、SCGアクティブ又はSCG非アクティブであるターゲットSCG状態を示し得る。
【0063】
一例として、これは、SCGを有するCHO構成の適用の一部として、ターゲットSN113に対してSCG状態を設定し、UE120及びターゲットネットワークノード112、113がそれに応じて動作することを意味し得る。
【0064】
幾つかの実施形態において、インジケーションの送信は、SCGがアクティブ化されていることを示すために、UE120がターゲット候補ノード112、113に向けてランダムアクセスを実行することを含み得る。
【0065】
図13は、ソースMN111として動作する第1ネットワークノード111によって実行される例示的な方法を示す。方法は、無線通信ネットワーク100におけるCHO中にSCG状態を処理するためのものである。UEは現在のSCGで構成される。
【0066】
この方法は、以下のアクションのうちの任意の1つ以上を含み得る。以下のアクションは、任意の適切な順序で実行され得る。
【0067】
アクション1301
第1ネットワークノード111は、UE120に対するCHO構成をUE120に送信する。CHO構成は、ターゲット候補ノード112、113の構成を含む。ターゲット候補ノード112、113は、ターゲット候補MN112及びターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含み得る。
【0068】
CHO構成は、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされたときに、UE120がターゲット候補ノード112、113にインジケーションを送信する様にトリガする。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含み得る。
【0069】
アクション1302
幾つかの実施形態において、第1ネットワークノード111は、現在のSCG状態をUE120に送信する。現在のSCG状態は、SCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定され得る。
【0070】
これらの実施形態において、ターゲット候補ノード112、113へのインジケーションは、現在のSCG状態を示し得る。これらの実施形態において、例えばアクション1301におけるインジケーションは、選択されたターゲット候補ノード112、113によって開始される、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し得る。ターゲット候補ノード112、113は、例えば、ターゲット候補MN112及びターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含み得る。
【0071】
アクション1303
幾つかの実施形態において、第1ネットワークノード111は、ターゲットSCG状態を以下のうちのいずれか1つに設定してUE120を構成することができる。
-常に非アクティブ
-常にアクティブ
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値、
-CHOが実行されたときにUE120が有する最新のSCG状態
【0072】
例えば、これらの実施形態において、上記のアクション1301~1302で説明した様に、インジケーションは、ターゲットSCG状態を示し得る。これは、MN111が、現在のSCG状態をターゲットSCG状態として送信する様にUE120を構成することを意味し得る。
【0073】
図14は、ターゲットMN112として動作する第2ネットワークノード112によって実行される例示的な方法を示す。方法は、無線通信ネットワーク100におけるCHO中にSCG状態を処理するためのものである。UEは現在のSCGで構成される。
【0074】
この方法は、以下のアクションのうちの任意の1つ以上を含み得る。以下のアクションは、任意の適切な順序で実行され得る。
【0075】
アクション1401
第2ネットワークノード112は、CHO構成に関するCHO実行条件が満たされたとき、UE120からインジケーションを受信する。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す。
【0076】
SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含み得る。
【0077】
幾つかの実施形態において、インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、第2ネットワークノード112は、インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する。
【0078】
幾つかの実施形態において、例えば、インジケーションが、ターゲットSCG状態がSCG非アクティブに設定されている等、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、第2ネットワークノード112は反応して、例えば、場合によっては、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGをアクティブ化する。
【0079】
幾つかの実施形態において、例えば、インジケーションが、ターゲットSCG状態がSCGアクティブに設定されている等、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、第2ネットワークノード112は反応して、例えば、場合によっては、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGを非アクティブ化する。
【0080】
幾つかの実施形態において、例えば、インジケーションが、ターゲットSCG状態がアクティブ又は非アクティブ等の事前構成された値に設定されている等、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、第2ネットワークノード112は反応して、例えば、場合によっては、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGをアクティブ化する。
【0081】
図15は、ターゲットSN113として動作する第3ネットワークノード113によって実行される例示的な方法を示す。方法は、無線通信ネットワーク100におけるUE120に対するCHO中にSCG状態を処理するためのものである。UE120は、現在のSCGで構成される。方法は、以下のアクションのうちの任意の1つ以上を含み得る。以下のアクションは、任意の適切な順序で実行され得る。
【0082】
アクション1504
第3ネットワークノード113は、例えば、CHO構成に関するCHO実行条件が満たされたとき、UE120からインジケーションを受信する。インジケーションは、SCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定されたSCG状態を示す。SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含み得る。
【0083】
幾つかの実施形態において、インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、第3ネットワークノード113は、インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する。
【0084】
幾つかの実施形態において、例えば、インジケーションが、ターゲットSCG状態がSCG非アクティブに設定されている等、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、第3ネットワークノード113は反応して、例えば、場合によっては、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGをアクティブ化する。
【0085】
幾つかの実施形態において、例えば、インジケーションが、ターゲットSCG状態がSCGアクティブに設定されている等、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、第3ネットワークノード113は反応して、例えば、場合によっては、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGを非アクティブ化する。
【0086】
幾つかの実施形態において、例えば、インジケーションが、ターゲットSCG状態がアクティブ又は非アクティブ等の事前構成された値に設定されている等、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、第3ネットワークノード113は反応して、例えば、場合によっては、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGをアクティブ化する。
【0087】
本明細書の実施形態は、MN、例えば、UE120及び/又はMN終端ベアラに対して構成されたMCGを有するソースMNとして動作する第1ネットワークノード111に言及し、そのMNは、gNodeB若しくは中央ユニットgNodeB(CU-gNB)、
eNodeB若しくは中央ユニットeNodeB(CU-eNB)、又は、任意のネットワークノード及び/又はネットワーク機能であり得る。"第1ネットワークノード111"、"ソースMN111"及び"ソースMN"という用語は、本明細書では交換可能に使用され得ることに留意されたい。
【0088】
本明細書の実施形態は、MN、例えば、UE120及び/又はMN終端ベアラに対して構成されたMCGを有するターゲットMNとして動作する第2ネットワークノード112に言及し、そのMNは、gNodeB、又は中央ユニットgNodeB(CU-gNB)、又はeNodeB、又はCU-eNB、又は任意のネットワークノード及び/又はネットワーク機能であり得る。"第2ネットワークノード112"、"ターゲットMN112"、及び"ターゲット候補MN"及び"ターゲットMN"という用語は、本明細書では交換可能に使用され得ることに留意されたい。
【0089】
本明細書の実施形態は、例えば、UE120に事前構成された(すなわち、接続されていない)セカンダリセルグループ(SCG)を有するセカンダリノード(SN)110、又はソースセカンダリノード(S-SN)にも言及し、そのSNは、gNodeB若しくは中央ユニットgNodeB(CU-gNB)、eNodeB若しくはCU-eNB、又は、任意のネットワークノード及び/又はネットワーク機能であり得る。MN、S-SN、及びT-SNは、同じ又は異なる無線アクセス技術からのものである可能性があり、異なるコアネットワークノードに関連付けられている可能性があることに留意されたい。
【0090】
本文では、多くの場合、"セカンダリノード(SN)"、ターゲット候補SN113、又はターゲットSN113として動作する第3ネットワークノード113に言及する。これは、ターゲット候補SN113又は構成されているターゲット候補PSCellに関連付けられたネットワークノードであると言うのと同等である。UE120がそのセルに接続する場合、セルがそのノードに関連付けられていれば、UE120との送受信はそのノードによって処理されることになる。"第3ネットワークノード113"、"ターゲットSN113"及び"ターゲット候補SN"及び"ターゲットSN"という用語は、本明細書では交換可能に使用され得ることに留意されたい。
【0091】
本文には、セルがノード内に存在する、たとえば、ターゲット候補セルがS-SN又はt-SN内に存在すると記載されている。これは、セルがノードによって管理されている、セルがノードに関連付けられている、セルがノードに属している、或いは、セルがノードのものであると言うのと同じである。
【0092】
"SN開始CPC"は、MR-DCで構成されたUE120のソースSNがCPCを構成することを決定する手順に対応する。ソースSNを決定すると、例えば、報告された測定に基づいて、少なくとも1つのセルがソースSNに関連付けられ、少なくとも別のセルが隣接SNに関連付けられる、1つ又は複数のターゲット候補セル(ターゲット候補PSCell)を選択する。総てのターゲット候補セルがソースSNに関連付けられている場合、それは"SNによって開始されるSN内CPC"であると言え、これはリリース16ソリューションと呼ばれ得る。少なくとも1つのターゲット候補セルが隣接SNに関連付けられている場合、それは"SNによって開始されるSN間CPC"であると言え、これはリリース17ソリューションと呼ばれ得る。
【0093】
この明細書では、候補SN、SN候補又はSNは、CPA手順中に準備され、実行条件と共にUE120に提供され、保存されるSCG構成(例:RRCReconfiguration**)を伴うRRC再構成メッセージを作成できるネットワークノード(例:gNodeB)を参照し、UE120は、実行条件が満たされた場合にのみメッセージを適用する。その候補SNは、UE120に構成され得る1つ又は複数のPSCell候補セルに関連付けられる。本明細書で使用される**は、UE120に提供され保存されるSCG構成、例えば、RRCReconfiguration**を有するRRC再構成メッセージを参照し、CHO実行時にUE120によって適用され得る。次いで、UE120は、条件を実行し、実行後(すなわち、実行条件の充足時)にSN又は単にSNとなる候補SNに関連付けられたこれらの候補セルの1つにアクセスすることができる。
【0094】
この明細書は、CPC構成及びCPC実行等の手順について言及しており、ほとんどの場合、CPC実行等のUE120の観点からの手順について言及している。保存され条件が満たされたときに適用されるメッセージはRRCReconfiguration又はRRCConnectionReconfigurationであるため、他の用語は、条件付き再構成、又は、条件付き構成等の同義語と見做され得る。用語に関して言えば、CHOをより広い意味で解釈し、CPA(条件付きPSCell変更)手順もカバーし得る。この明細書では、ネットワークノード間の手順を参照するために、UE120の観点から手順を参照して条件付きSN変更について主に言及し、そこでは、ノードが、ターゲット候補SN113(これは、ソースSN又はソースSNと同じであり得る。)に要求して、関連するセル(ターゲット候補SN113に関連するセル)のうちの少なくとも1つに対してCPCを構成する。
【0095】
この明細書では、条件付きPSCell追加(CPA)又はCPCのいずれかを参照する方法としてCPACを参照する。
【0096】
この明細書では、隣接SNとソースSNを異なるエンティティとして参照しているが、両方ともCPCのターゲット候補SN113であり得る。
【0097】
CPCの構成は、条件付きハンドオーバと同じIEを使用して実行でき、条件付き構成又は条件付き再構成と呼ばれ得る。構成の原則は、トリガ/実行条件の構成と、トリガ条件が満たされたときに適用される再構成メッセージと同じである。3GPP(登録商標)TS38.331からの構成IEは、
-ConditionalReconfiguration
IE ConditionalReconfigurationは、条件付き構成の構成を追加、修正及び解放するために使用される。
ConditionalReconfiguration情報要素
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】
-CondConfigId
IE CondConfigIdは、CHO又はCPC構成を識別するために使用される。
CondConfigId情報要素
【0101】
【表3】
【0102】
-CondConfigToAddModList
IE CHO-ConfigToAddModListは、追加又は修正する条件付き構成のリストに関係し、エントリごとにcho-ConfigIdと、関連付けられたcondExecutionCond及びcondRRCReconfigを含む。
CondConfigToAddModList情報要素
【0103】
【表4】
【0104】
【表5】
【0105】
異なる実施形態において、これらのIEは、例えば、MN111によって生成される、ソースSNによって生成される、ターゲット候補SN113によって生成される場合等、異なる様に使用される。
【0106】
異なる実施形態において、CPC構成がmrdc-SecondaryCellGroup(3GPP(登録商標)TS38.331で定義)のMR-DC構成として構成されていない場合、CPCはMNフォーマットであると言われる。換言すれば、UE120は、mrdc-SecondaryCellGroupを含み得るRRCReconfigurationをMNから受信するが(例えば、UE120がSN間CPC用のSCG MeasConfigでも構成されている場合)、CPCはそのコンテナ内にない。つまり、上記のIE(例えば、IE ConditionalReconfiguration)はmrdc-SecondaryCellGroupに含まれていない。
【0107】
異なる実施形態において、CPC構成がmrdc-SecondaryCellGroup(3GPP(登録商標)TS38.331で定義)のMR-DC構成として構成される場合、CPCはSNフォーマットであると言われる。換言すれば、UE120は、mrdc-SecondaryCellGroupを含み得るRRCReconfigurationをMNから受信し、CPCはそのコンテナ内にある。これは、上記にリストされたIE(例えば、IE ConditionalReconfiguration)がmrdc-SecondaryCellGroupに含まれることを意味する(たとえば、一連の他のネストされたIE内に)。
【0108】
本文では、多くの場合、"セカンダリノード(SN)"、又は、ターゲットSN113について言及している。これは、これがターゲット候補SN113である、又は、構成されているターゲット候補PSCellに関連付けられたネットワークノードであると言うのと同等である。
【0109】
以下に、幾つかの例示的な実施形態を説明する。
【0110】
例A0.幾つかの実施形態は、無線端末、例えば、UE120、又は、ソースMN111による、現在のSCG、かつ、MR-DCで構成されたUE120のための方法を含み、
-ターゲット候補セルの構成を含むCHO構成を受信することであって、構成は、CHO構成の受信によりUE120が監視する実行条件が満たされたときにUE120によって適用される、ことと、
-現在のSCGのSCG状態についての少なくとも1つのインジケーションを受信し、インジケーションに基づいて現在のSCGのSCG状態をSCG非アクティブ又はSCGアクティブに設定することと、
-実行条件が満たされたときに、例えば、ターゲットMN112又はターゲットSN113のいずれか1つによって提供されるターゲット候補セルを選択し、選択したターゲット候補セルに対する構成を適用することと、
-ターゲット候補セル、例えば、ターゲットMN112又はターゲットSN113のうちのいずれか1つに対する構成を適用すると、選択したターゲット候補セルにRRC再設定完了メッセージ(RRCReconfigurationComplete)を送信し、たとえばメッセージで示されるSCG状態(又はそれらの組み合わせ)に関連する以下のアクションのうちの少なくとも1つを実行することと、を含む。
〇RRC再構成完了に現在のSCGの最新の状態のインジケーションを含める。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、ターゲット候補のSCG状態を現在のSCGの最新の状態と見做し、それに応じてアクション、たとえば、現在のSCGの最新の状態がアクティブ化されている場合、ターゲット候補PSCellへのランダムアクセスを実行する。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、現在のSCGの状態に拘らず、ターゲット候補のSCG状態が常にアクティブ化されると見做し、それに応じてターゲット候補PSCellへのランダムアクセスの実行等のアクションを実行する。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、現在のSCGの状態に拘らず、ターゲット候補のSCG状態が常に非アクティブ化されていると見做し、それに応じてアクションを実行する。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、現在のSCGの状態に拘らず、ターゲット候補のSCG状態がSCG構成に設定された状態であると見做し、それに応じてアクションを実行する。
【0111】
例A0b.例A0による例において、UE120が適用するターゲット候補セルの構成がSCG構成を含む場合、UE120は、SCG状態に関連するアクションのうちの少なくとも1つを実行する。
【0112】
例A1.例A0による例において、UE120は、選択したターゲット候補SCGのSCG状態を決定するときに、ターゲット候補SCG構成に含まれるSCG状態情報又は構成を無視する。
【0113】
例A2.例A0による例において、UE120は、CHO MR-DC構成を受信する前、或いは、UE120がCHO MR-DC構成を受信した後に、及び/又は、UE120がCHO実行条件を監視している間、現在のSCGのSCG状態についての1つ又は複数のインジケーションを受信する。
【0114】
例A3.例A0による例において、現在のSCGのSCG状態は、UE120が選択したターゲット候補SCGを適用する前に最後に受信したSCG状態のインジケーションによって示されるSCG状態である。
【0115】
例A4.例A0による例において、RRC再構成完了は、UE120がMCG構成を適用することに応答してトリガされるMN RRC再構成完了である。
【0116】
例A5.例A0による例において、RRC再構成完了は、MN RRC再構成完了内に含まれるSN RRC再構成完了であり、SN RRC再構成完了は、UE120がSCG構成を適用することに応答してトリガされる。
【0117】
例A20.幾つかの実施形態は、MR-DCで構成されたUE120のマスタノード(MN)として動作する第1ネットワークノード111における方法を含み、UE120は、現在のSCG及びCHOで構成され、方法は、
-1つ又は複数のターゲット候補SCG構成を含むCHO構成をUE120に送信することであって、各ターゲット候補SCG構成及びMCG構成は、UE120がCHO構成の受信により監視する実行条件が満たされたときにUE120によって適用される、ことと、
-現在のSCGのSCG状態についての1つ又は複数のインジケーションを送信することであって、現在のSCGのSCG状態は、SCG非アクティブ又はSCGアクティブに設定され得る、ことと、を含み、
マスタノード(MN)として動作する第2ネットワークノード、例えば、MN112における方法は、
-UE120から、UE120がCHOを実行したことを示すSNへのRRCReconfigurationComplete**も含み得るRRCReconfigurationCompleteメッセージを受信することであって、UE120は、選択したターゲット候補MCG及びターゲット候補SCG構成を適用したことにより当該メッセージを送信する、ことと、
-選択したターゲット候補SCGのターゲット候補SN113として動作する第3ネットワークノードに再構成完了メッセージと、選択したターゲット候補SCGの決定されたSCG状態のインジケーションと、を転送することと、を含む。
【0118】
例A21.例A20による例であって、UE120のMNとして動作する第1ネットワークノード111が、MR-DC構成を有するCHOでUE120を構成し、UE120のMR-DC構成、すなわち、1つ又は複数のターゲット候補SCG構成を要求する第2ネットワークノードへの要求をトリガすることを決定する。
【0119】
例A22.例A20による例において、現在のSCGのSCG状態についての1つ又は複数のインジケーションは、MN及び/又はSNにおけるトラフィック需要に基づいて、ソースMN111又はソースSNによって決定され得る。
【0120】
例A30.幾つかの実施形態は、MR-DCで構成されたUE120の候補セカンダリノード(SN)として動作する第3ネットワークノード113における方法を含み、UE120は、MR-DC構成を含むCHOで、現在のセカンダリセルグループ(SCG)を用いて構成され、おそらくは、SCG状態を非アクティブ又はアクティブに設定し、方法は、
-ターゲット候補MN112からCHOの要求を受信し、MR-DCを伴うCHOのための1つ又は複数のターゲット候補PSCell構成を生成し、これらの1つ又は複数のターゲット候補PSCell構成をターゲット候補MN112に送信することであって、UE120は、CHO構成の受信によるUE120が監視する1つの実行条件が満たされると、構成のうちの1つを適用する、ことと、
-ターゲット候補MN112から、選択されたターゲット候補SCGに対する再構成完了メッセージと、選択されたターゲット候補SCGの決定されたSCG状態のインジケーションを受信することと、
-選択されたターゲット候補SCGの示されたSCG状態に従って、UE120に対してアクションを実行することと、を含む。
【0121】
例A40.幾つかの実施形態は、条件付きハンドオーバが構成されたUE120のマスタノード(MN)ターゲット候補として動作する第2ネットワークノード112における方法を含み、方法は、
-少なくとも1つのSCGを有する、MR-DCで構成されたUE120のマスタノードとして動作する第1ネットワークノード111から、条件付きハンドオーバのためのハンドオーバ要求を受信することと、
-ターゲット候補セルの構成を含むハンドオーバ要求肯定応答メッセージを送信することであって、当該構成は、CHO構成の受信によりUE120が監視する実行条件が満たされたときにUE120によって適用される、ことと、
-UE120からRRC再構成完了を受信し、以下のアクションのうちの少なくとも1つを実行することと、を含む。
〇RRC再構成完了メッセージにおいて、UE120がソースSCGに関して有する最新のSCG状態のインジケーションをさらに受信し、示された状態に従ってUE120がターゲットのSCGで動作すると見做す。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、ターゲット候補のSCG状態を現在のSCGの最新の状態と見做し、それに応じてアクションを実行する、たとえば、現在のSCGの最新の状態がアクティブである場合、ターゲット候補PSCellへのランダムアクセスを実行する。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、現在のSCGの状態に拘らず、ターゲット候補のSCG状態が常にアクティブであると見做し、それに応じてUE120とのランダムアクセスを実行する等のアクションを実行し、そして、ターゲット候補PSCellは、例えば、UE120のランダムアクセス要求/プリアンブルに応答する。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、現在のSCGの状態に拘らず、ターゲット候補のSCG状態が常に非アクティブであると見做し、それに応じてアクションを実行する。
〇ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、現在のSCGの状態に拘らず、ターゲット候補のSCG状態がSCG構成に設定された状態であると見做し、それに応じてアクションを実行する。
○おそらく、着側UE120に適用されるSCG状態をターゲット候補SN113に示す。
【0122】
幾つかの更なる実施形態
MR-DCでのCHO時のSCG非アクティブのインジケーション
MR-DCでのCHO時のSCG非アクティブのインジケーション(例示的セットAに関連)を図16に示す。
【0123】
一連の実施形態において、幾つかの実施形態は、UE120又は例えばソースMN111によって実行される方法を含む。これは、UE120又は例えば上述のソースMN111によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-SCG状態がアクティブ又は非アクティブに設定されている可能性があるMR-DC構成を有することと、
-ネットワークから、MR-DC構成を含むCHO構成を受信することであって、これは、ターゲット構成にMR-DCを伴うCHOの構成を含むRRCReconfigurationメッセージに対応し、CHO構成は、条件が満たされた場合に適用される(ここで、適用されるSCGメッセージは、RRCReconfiguration**と示され得る。)ことと、

〇幾つかの実施形態において、メッセージは、条件が満たされ、新しいターゲット構成が適用されたときと同じSCG状態をUE120が使用し続けるべきであるというインジケーションを含む。換言すれば、UE120がMR-DCでのCHOを実行する時点でUE120が現在のSCGを非アクティブ化している場合、UE120はターゲット構成を選択し、選択したターゲット候補にSCG構成を適用し、ターゲット候補SCGのSCG状態に非アクティブが適用されたと見做す。
〇幾つかの実施形態において、CHO構成は、実行条件のイベント及び/又はターゲット候補PSCellの周波数(例えば、SSB周波数、SSB ARFCN)に関連付けられた測定オブジェクト、及びターゲット候補のCHO構成において参照される測定識別子を構成するための報告構成を含む、SCG MeasConfig等のSCGの測定構成も含む。

-MR-DCを伴うCHOが構成されたことに応答して、RRCReconfigurationCompleteをネットワークに送信することと、
-SCG状態(動作モード)を示す、及び/又は、SCG状態(動作モード)の変化を示すインジケーション(例えば、RRCReconfigurationメッセージ)をネットワークから(例えば、MNとして動作するネットワークノード又はSNとして動作するネットワークノードから)受信することと、

○たとえば、状態がアクティブ化されていた場合、これはそれを非アクティブに変更するインジケーションである可能性があり、状態が非アクティブ化されていた場合、これはアクティブに変更することのインジケーションであり得る。
○UE120がMR-DCを有するCHOで構成され、MR-DCを有するCHOの実行条件を監視している間、UE120は、SCG状態を設定するための1つ又は複数のインジケーションを受信し得る。
○幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを有するCHOで構成される前に、インジケーションを受信する、すなわち、UE120がCHOで構成されるとき、UE120は、すでにSCG状態インジケーションを受信している。
○幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを有するCHOで構成された後にインジケーションを受信する。
○幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを有するCHOで構成されたときにインジケーションを受信する、すなわち、UE120がMR-DCを有するCHOで設定された同じメッセージ内で、UE120は、SCG状態のインジケーションも受信する。
○これは、現在のSCGのSCG状態についての1つ又は複数のインジケーションであってもよく、現在のSCGのSCG状態は、SCG非アクティブ又はSCGアクティブに設定され得る。現在のSCGは、UE120がMR-DC構成を有するCHOを受信した際にUE120で構成されたSCGである。
○インジケーションは、MCG構成又はSCG構成(たとえば、SNとして動作するネットワークノードによって生成される)におけるインジケーションであり得る。
-実行条件が満たされたときにターゲット候補を選択し、選択したターゲット候補MCG及びSCG構成を含むターゲット候補構成を適用することと、
-選択したターゲット候補SCGのSCG状態が現在のSCGと同じSCG状態であると決定することと、
〇幾つかの実施形態において、これはデルタシグナリングによって実現され得る。SCG非アクティブ化の特徴が可能なターゲット候補SN113は、そのことをフラグでUE120に示すことができ、その結果、実行条件が満たされたときに現在のSCGが非アクティブである場合に、UE120がSCGを非アクティブ化する様に設定することが可能になる。デルタシグナリングの態様は、基本的に、ターゲット候補SN113が非アクティブ化されたSCGのインジケーションを含まないということであり、その不在は、ターゲット候補SCG状態を、UE120がCPCを実行したときの現在のSCGのSCG状態とみなすことを意味する。

-選択したターゲット候補SCGのターゲット候補SCG構成を適用すると(ターゲットSCGはソースSCGと同じであり得る。)、RRCReconfigurationCompleteを第1ネットワークノードに送信し、選択したターゲット候補SCGの決定したSCG状態に従ってさらなるアクションを実行することと、を含む。
〇幾つかの実施形態において、RRCReconfigurationCompleteを送信することは、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成を適用したことを示すRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteを送信することに対応し、RRCReconfigurationComplete**は、MNからSNに転送される。UE120は、メッセージRRCReconfiguration**が適用される前と同じSCG状態を依然として使用する。
〇幾つかの実施形態において、RRC再構成完了(例えば、RRCReconfigurationComplete**)は、選択されたSCGのSCG状態のインジケーションも含み、これは、UE120がCHOを実行したときにUE120に構成されたSCGと同じ状態である。この実施形態の1つの利点は、SCG状態がRRCReconfigurationComplete**内に含まれると見做されるため、MNがXnAP情報を介してターゲット候補SN113にSCG状態を示すことを気にする必要がないことである。
〇幾つかの実施形態において、RRC再構成完了(例えば、RRCeconfigurationComplete**)は、UE120によって提案/要求される、選択されたSCGのSCG状態のインジケーションも含む。
〇幾つかの実施形態において、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成を適用し、PSCell変更を実行したことを示すT-SNへのRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteの前にUE120が有していたSCG状態に従って動作を開始する。UE120は、メッセージRRCReconfiguration**が適用される前と同じSCG状態を依然として使用する。
〇幾つかの実施形態において、決定したSCG状態がアクティブである場合、状態を決定すると、UE120は、選択したターゲットSCGへのランダムアクセスをトリガする。
〇幾つかの実施形態において、決定したSCG状態が非アクティブである場合、状態を決定すると、UE120は、選択したターゲットSCGへのランダムアクセスをトリガしない。
〇幾つかの実施形態において、決定したSCG状態が非アクティブである場合、状態を決定すると、UE120は、ネットワークによって明示的に示された場合にのみ、選択したターゲットSCGへのランダムアクセスをトリガする(例えば、ネットワークが、後でより高速にアクティベーションできる様にUE120が準備することを望む場合)。換言すれば、たとえSCGが非アクティブのSCGに変更されたとしても、UE120は、ランダムアクセスを行うことによって、その後すぐにSCGをアクティブ化する準備が整う。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、SCG状態に特有の構成を含むターゲット候補SCG構成を(MR-DC構成を備えたCHOの一部として)受信する。一例として、一部の構成は、SCG状態がアクティブ化されると判断された場合にのみ適用される。一例では、構成の一部は、SCG状態が非アクティブ化されると判定された場合にのみ適用可能である。UE120は、MR-DC構成を有するCHOを適用すると、決定されたSCG状態に関連するSCG構成を適用し、その構成に従って動作を開始する。一代替例では、UE120は、受信した構成を両方(又は総て)のSCG状態、例えば、SCGアクティブ及びSCG非アクティブの両方に適用するが、決定された状態の構成に従って動作を開始し得る。一例として、決定されたSCG状態が非アクティブである場合、UE120は、アクティブ化されたSCGに特有の構成に従ってではなく、非アクティブ化されたSCGの構成に従って動作を開始するが、アクティブ化されたSCGについても構成を記憶することになる。次いで、SCG状態がSCGアクティブに変更される場合、UE120は、代わりに、アクティブ化されたSCGについて記憶された構成に従って(しかし、非アクティブ化されたSCGに特有の構成に従ってではなく)動作を開始することになる。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、SCG状態に特有の構成を含むMCG構成を(MR-DC構成を有するCHOの一部として)受信する(つまり、構成の一部は、SCG状態がアクティブであると判断された場合にのみ適用され、構成の他の部分は、SCG状態が非アクティブであると判断された場合にのみ適用される。)。UE120がMR-DC構成を有するCHOを適用する場合、決定されたSCG状態に関連するSCG構成を適用し、その構成に従って動作を開始する。
【0124】
幾つかの実施形態は、ソースMN111によって実行される方法を含む。これは、上述した第1ネットワークノード111によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補マスタノード(MN)112に、MR-DC構成を伴うCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されているか、又は、非アクティブ化されたSCGが可能であることを示すUE120の現在の構成を含むことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVERREQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、HandoverPreparationInformation内のSN構成に含まれる。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含み、これは、UE120の構成の一部として考慮され得る。

-ターゲット候補MN112からMR-DC構成を伴うCHOを含むメッセージを受信することであって、MR-DC構成は、1つ又は複数のターゲット候補MCG及びSCG構成を含み、各ターゲット候補MCG及びSCG構成は、CPC構成の受信によりUE120が監視する実行条件の充足時にUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**として示されるSCG RRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージである。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用されたときと同じSCG状態をUE120が使用し続けることが許可される(及び/又は使用しなければならない)というインジケーションを含み、このインジケーションは、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータである得る、このインジケーションは、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータと、UE120が適用される新たなSCGにおいて現在のSCG状態を使用し続けることができる(及び/又は使用し続けることになる)ことを示す第2パラメータであり得る。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOの構成を含むRRCReconfigurationメッセージをUE120に送信することと、
-UE120から、MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示すRRCReconfigurationCompleteを受信することと、
-例えば、新しいSCG状態を含むRRCReconfigurationメッセージをUE120に送信することによって、UE120のSCG状態を変更することであって、状態がアクティブである場合には、非アクティブに変更し、状態が非アクティブである場合には、アクティブに変更することと、
-UE120から、SCG状態が変更されたことを示す応答メッセージRRCReconfigurationCompleteを受信することと、を含む。
【0125】
幾つかの実施形態は、ターゲットMN112によって実行される方法を含む。これは、上述した第2ネットワークノード112によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補SN113に、MR-DC構成を有するCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されている、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、
○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
〇幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。
〇幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含み、これは、UE120の構成の一部として考慮され得る。
〇幾つかの実施形態において、ターゲットMN112は、CHO構成においてMR-DCを用いてUE120を構成することを決定する。

-ターゲット候補セカンダリノード(SN)113から、1つ又は複数のターゲット候補SCG構成を含むSCG構成を含むメッセージを受信することであって、各ターゲット候補SCG構成は、CHO構成の受信によりUE120が監視する実行条件が満たされたときにUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**で示されるSCG RRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE ADDITION REQUEST ACKメッセージである。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用されたときと同じSCG状態をUE120が使用し続けることが許可される(及び/又は使用しなければならない)というインジケーションを含み、このインジケーションは、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータや、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータと、UE120が適用される新たなSCGにおいて現在のSCG状態を使用し続けることができる(及び/又は使用し続けることになる)ことを示す第2パラメータであり得る。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示す応答メッセージ、例えばHAND OVER REQUEST ACKNOWLEDGEをソースMNに送信することと、
-UE120から、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成及びMR-DC構成を伴うCHOを適用したことを示すT-SNへのRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteメッセージを受信することと、
-UE120の現在のSCG状態のインジケーションを含むメッセージであるRRCReconfigurationComplete**メッセージをT-SNに転送することと、を含み、
幾つかの実施形態は、ターゲットセカンダリノード(SN)候補によって実行される方法を含み、方法は、
-ターゲットのマスタノード(MN)から、MR-DC構成を伴うCHOのSCGの構成を要求するメッセージを受信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されている、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。

-UE120のターゲット構成を含むRRCReconfiguration**を含むメッセージをマスタノード(MN)に送信することと、

○メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○メッセージは、条件が満たされ、ターゲット構成定RRCReconfiguration**が適用された場合と同じSCG状態をUE120が使用し続けることが許可されるというインジケーションを含む。
○UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MNから、現在のSCG状態に関するUE120からのインジケーションを含むメッセージであるRRCReconfigurationComplete**メッセージを受信することと、

○SCG状態が現在非アクティブの場合、UE120からのランダムアクセスを直ちに期待しない

-現在のSCG状態を維持するか変更するかを決定することと、を含む。
【0126】
幾つかの実施形態において、ターゲットセカンダリノード(SN)113は、UE120のターゲット構成を有するRRCReconfiguration**内の特定のSCG状態に特有の構成を含む。例えば、UE120のターゲット構成は、SCG状態がアクティブ化される場合に特有の何らかの構成を含み、また、SCG状態が非アクティブ化される場合に特有の何らかの構成を含み得る。
【0127】
UE120は、SCGのターゲット候補のSCG状態を常に非アクティブに設定する。
【0128】
一連の実施形態において幾つかの実施形態は、UE120又は例えばソースMN111によって実行される方法を含む。これは、UE120又は例えば上述のソースMN111によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-SCG状態がアクティブ又は非アクティブに設定され得るMR-DC構成を持つことと、
-ネットワークから、MR-DC構成を含むCHO構成を受信し、これは、ターゲット構成内のMR-DCを備えたCHOの構成を含むRRCReconfigurationメッセージに対応し、CHO構成は、条件が満たされた場合に適用される(ここで、適用されるSCGメッセージは、RRCReconfiguration**で示され得る。)、ことと、

〇幾つかの実施形態において、CHO構成は、実行条件のイベント及び/又はターゲット候補PSCellの周波数(例えば、SSB周波数、SSB ARFCN)に関連付けられた測定オブジェクトと、ターゲット候補のCHO構成において参照される測定識別子と、を構成するための報告構成を含む、SCG MeasConfig等のSCG測定構成も含む。

-MR-DCを伴うCHOが構成されたことに応答して、RRCReconfigurationCompleteをネットワークに送信することと、
-SCG状態(動作モード)を示す、及び/又は、SCG状態(動作モード)の変化を示すインジケーション(例えば、RRCReconfigurationメッセージ)をネットワークから(例えば、MNとして動作するネットワークノード又はSNとして動作するネットワークノードから)受信することと、

〇たとえば、状態がアクティブ化されていた場合、これはそれを非アクティブ化に変更するインジケーションである可能性があり、状態が非アクティブ化されていた場合、これはアクティブ化に変更することのインジケーションであり得る。
〇UE120がMR-DCを含むCHOで構成され、MR-DCを含むCHOの実行条件を監視している間、UE120は、SCG状態を設定するための1つ又は複数のインジケーションを受信し得る。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを含むCHOで構成される前に、インジケーションを受信する、すなわち、UE120がCHOで構成されるとき、UE120は、すでにSCG状態インジケーションを受信している。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを含むCHOで構成された後にインジケーションを受信する。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを含むCHOで構成されたときにインジケーションを受信する、すなわち、UE120がMR-DCを含むCHOで構成された同じメッセージ内で、UE120は、SCG状態のインジケーションも受信する。
〇これは、現在のSCGのSCG状態についての1つ又は複数のインジケーションであってもよく、現在のSCGのSCG状態は、SCG非アクティブ又はSCGアクティブに設定され得る。現在のSCGは、UE120がMR-DC構成を含むCHOを受信した際にUE120で構成されたSCGである。
〇インジケーションは、MCG構成又はSCG構成(たとえば、SNとして動作するネットワークノードによって生成される)におけるインジケーションであり得る。

-実行条件が満たされたときにターゲット候補を選択し、選択したターゲット候補MCG及びSCG構成を含むターゲット候補構成を適用することと、
-選択したターゲット候補のSCG状態を非アクティブに設定することと、
-選択したターゲット候補SCGのターゲット候補SCG構成を適用すると(ターゲットSCGはソースSCGと同じであり得る。)、RRCReconfigurationCompleteを第1ネットワークノードに送信し、選択したターゲット候補SCGのSCG状態に従ってさらなるアクションを実行することと、を含む。

〇幾つかの実施形態において、RRCReconfigurationCompleteを送信することは、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成を適用したことを示すRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteを送信することに対応し、RRCReconfigurationComplete**は、MNからSNに転送され、UE120は、非アクティブ化されたSCG状態を使用している。
〇幾つかの実施形態において、状態を決定すると、UE120は、選択したターゲットSCGへのランダムアクセスをトリガしない。
〇幾つかの実施形態において、状態を決定すると、UE120は、ネットワークによって明示的に示された場合にのみ、選択したターゲットSCGへのランダムアクセスをトリガする(例えば、ネットワークが、後でより高速にアクティベーションできる様にUE120が準備することを望む場合)。換言すれば、たとえSCGが非アクティブ化されたSCGに変更されたとしても、UE120は、ランダムアクセスを行うことによって、その後すぐにSCGをアクティブ化する準備が整う。
【0129】
一連の実施形態において幾つかの実施形態は、ソースMN111によって実行される方法を含む。これは、上述した第1ネットワークノード111によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補MN112に、MR-DC構成を伴うCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されているか、又は非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVER REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、HandoverPreparationInformation内のSN構成に含まれる。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含み、これは、UE120の構成の一部として考慮され得る。

-ターゲット候補MN112からMR-DC構成を伴うCHOを含むメッセージを受信することであって、MR-DC構成は、1つ又は複数のターゲット候補MCG及びSCG構成を含み、各ターゲット候補MCG及びSCG構成は、CPC構成の受信によりUE120が監視する実行条件の充足時にUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**で示されるSCG RRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージである。
〇幾つかの実施形態において、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合、UE120は、常に、SCG状態を非アクティブに設定すべきである。
〇幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOの構成を含むRRCReconfigurationメッセージをUE120に送信することと、
-UE120から、MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示すRRCReconfigurationCompleteを受信することと、を含む。
【0130】
幾つかの実施形態は、ターゲットMN112によって実行される方法を含む。これは、上述した第2ネットワークノード112によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補SN113に、MR-DC構成を伴うCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含む。
○幾つかの実施形態において、ターゲットMN112は、CHO構成においてMR-DCを用いてUE120を構成することを決定する。

-ターゲット候補SN113から1つ又は複数のターゲット候補SCG構成を含むSCG構成を含むメッセージを受信することであって、各ターゲット候補SCG構成は、CHO構成の受信によりUE120が監視する実行条件が満たされたときにUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**で示されるSCG RRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE ADDITION REQUEST ACKメッセージである。
○幾つかの実施形態において、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合、UE120は、常に、SCG状態を非アクティブに設定すべきである。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示す応答メッセージ、例えばHAND OVER REQUEST ACKNOWLEDGEをソースMN111に送信することと、
-UE120から、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成及びMR-DC構成を伴うCHOを適用したことを示すT-SNへのRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteメッセージを受信することと、
-RRCReconfigurationComplete**メッセージをT-SN113に転送することと、
-UE120のSCG状態を非アクティブに設定することと、を含む。
【0131】
幾つかの実施形態は、ターゲット候補SN113によって実行される方法を含む。これは、上述した第3ネットワークノード113によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲットMN112から、MR-DC構成を伴うCHOのためのSCG構成を要求するメッセージを受信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。
○UE120の現在のSCG状態に関する情報がメッセージに含まれる。

-UE120のターゲット構成を含むRRCReconfiguration**を含むメッセージをマスタノード(MN)、例えば、MN111又はMN112に送信することと、

○メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合、UE120は、常に、SCG状態を非アクティブに設定すべきである。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-UE120が条件付きハンドオーバを実行したことを示すRRCReconfigurationComplete**メッセージをターゲットMN112から受信することと、
-UE120のSCG状態を非アクティブに設定することと、を含む。
【0132】
UE120は、SCGのターゲット候補のSCG状態を常にアクティブに設定する。
【0133】
一連の実施形態において幾つかの実施形態は、UE120又は例えばソースMN111によって実行される方法を含む。これは、UE120又は例えば上述のソースMN111によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-SCG状態がアクティブ又は非アクティブに設定され得るMR-DC構成を有することと、
-ネットワークから、MR-DC構成を含むCHO構成を受信し、これは、ターゲット構成内のMR-DCを備えたCHOの構成を含むRRCReconfigurationメッセージに対応し、CHO構成は、条件が満たされた場合に適用される(ここで、適用されるSCGメッセージは、RRCReconfiguration**と示され得る。)ことと、

〇幾つかの実施形態において、CHO構成は、実行条件のイベント及び/又はターゲット候補PSCellの周波数(例えば、SSB周波数、SSB ARFCN)に関連付けられた測定オブジェクト、及びターゲット候補のCHO構成において参照される測定識別子を構成するための報告構成を含むSCG MeasConfig等のSCGのための測定構成を含む。

-MR-DCを伴うCHOが構成されたことに応答して、RRCReconfigurationCompleteをネットワークに送信することと、
-SCG状態(動作モード)を示す、及び/又は、SCG状態(動作モード)の変化を示すインジケーション(例えば、RRCReconfigurationメッセージ)をネットワークから(例えば、MNとして動作するネットワークノード又はSNとして動作するネットワークノードから)受信することと、

〇たとえば、状態がアクティブ化されていた場合、これはそれを非アクティブ化に変更するインジケーションである可能性があり、状態が非アクティブ化されていた場合、これはアクティブ化に変更することのインジケーションであり得る。
〇UE120がMR-DCを伴うCHOで構成され、MR-DCを伴うCHOの実行条件を監視している間、UE120は、SCG状態を設定するための1つ又は複数のインジケーションを受信し得る。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを伴うCHOで構成される前に、インジケーションを受信する、すなわち、UE120がCHOで構成されるとき、UE120は、すでにSCG状態インジケーションを受信している。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを伴うCHOで構成された後にインジケーションを受信する。
〇幾つかの実施形態において、UE120は、MR-DCを伴うCHOで構成されたときにインジケーションを受信する、すなわち、UE120がMR-DCを伴うCHOで構成された同じメッセージ内で、UE120は、SCG状態のインジケーションも受信する。
〇これは、現在のSCGのSCG状態についての1つ又は複数のインジケーションであってもよく、現在のSCGのSCG状態は、SCG非アクティブ又はSCGアクティブに設定され得る。現在のSCGは、UE120がMR-DC構成を伴うCHOを受信した際にUE120で構成されたSCGである。
〇インジケーションは、MCG構成又はSCG構成(たとえば、SNとして動作するネットワークノードによって生成される)におけるインジケーションであり得る。

-実行条件が満たされたときにターゲット候補を選択し、選択したターゲット候補MCG及びSCG構成を含むターゲット候補構成を適用することと、
-選択したターゲット候補のSCG状態をアクティブに設定することと、
-選択したターゲット候補SCGのターゲット候補SCG構成を適用すると(ターゲットSCGはソースSCGと同じであり得る。)、RRCReconfigurationCompleteを第1ネットワークノードに送信し、選択されたターゲット候補SCGの決定されたSCG状態に従ってさらなるアクションを実行することと、を含む。

〇幾つかの実施形態において、RRCReconfigurationCompleteを送信することは、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成を適用したことを示すRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteを送信することに対応し、RRCReconfigurationComplete**は、MNからSNに転送され、る。UE120は、アクティブ化されたSCG状態を使用している。
〇幾つかの実施形態において、状態を決定すると、UE120は、選択したターゲットSCGへのランダムアクセスをトリガする。
【0134】
一連の実施形態において幾つかの実施形態は、ソースMN111によって実行される方法を含む。これは、上述した第1ネットワークノード11によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補MN112に、MR-DC構成を伴うCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVER REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、HandoverPreparationInformation内のSN構成に含まれる。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含み、これは、UE120の構成の一部として考慮され得る。

-ターゲット候補MN112からMR-DC構成を伴うCHOを含むメッセージを受信し、MR-DC構成は、1つ又は複数のターゲット候補MCG及びSCG構成を含み、各ターゲット候補MCG及びSCG構成は、CPC構成の受信によりUE120が監視する実行条件の充足時にUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**で示されるSCGRRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージである。
○幾つかの実施形態において、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合、UE120は、常に、SCG状態をアクティブに設定すべきである。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOの構成を含むRRCReconfigurationメッセージをUE120に送信することと、
-UE120から、MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示すRRCReconfigurationCompleteを受信することと、を含む。
【0135】
幾つかの実施形態は、ターゲットMN112によって実行される方法を含む。これは、上述した第2ネットワークノード112によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補SN113に、MR-DC構成を伴うCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含み、これは、UE120の構成の一部として考慮され得る。
○幾つかの実施形態において、ターゲットMN112は、CHO構成においてMR-DCを用いてUE120を構成することを決定する。

-ターゲット候補SN113からメッセージを受信することであって、このメッセージは、1つ又は複数のターゲット候補SCG構成を含むSCG構成を含み、各ターゲット候補SCG構成は、CHO構成の受信によりUE120が監視する実行条件が満たされたときにUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**で示されるSCG RRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE DDITION EQUEST ACKメッセージである。
○幾つかの実施形態において、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合、UE120は、常に、SCG状態をアクティブに設定すべきである。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示す応答メッセージ、例えばHAND OVER REQUEST ACKNOWLEDGEをソースMN111に送信することと、
-UE120から、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成及びMR-DC構成を伴うCHOを適用したことを示すT-SNへのRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteメッセージを受信することと、
-UE120の現在のSCG状態のインジケーションを含むメッセージであるRRCReconfigurationComplete**メッセージをターゲット(T)-SN113に転送することと、を含む。
【0136】
幾つかの実施形態は、ターゲット候補SN113によって実行される方法を含む。これは、上述した第3ネットワークノード113によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲットMN112から、MR-DC構成を伴うCHOのためのSCG構成を要求するメッセージを受信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。
○UE120の現在のSCG状態に関する情報がメッセージに含まれる。

-UE120のターゲット構成を含むRRCReconfiguration**を含むメッセージをMN、例えば、MN111又はMN112に送信することと、

○メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合、UE120は、常に、SCG状態をアクティブに設定すべきである。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-UE120が条件付きハンドオーバを実行したことを示すRRCReconfigurationComplete**メッセージをターゲットMN112から受信することと、
-UE120のSCG状態をアクティブに設定することと、を含む。
【0137】
UE120は、SCGのターゲット候補のSCG状態を事前構成された値に設定する。
【0138】
この方法は、UE120が、SCGのターゲット候補のSCG状態を、例えばMN111等のMNによって事前構成された値、例えばアクティブ又は非アクティブに設定することを含む。ロジックは、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113に反応させ、CHO実行後にSCGをおそらくアクティブ化させることである。ここでの利点の1つは、ターゲット候補が非アクティブ化されたSCGをサポートしていない場合でも機能することである。
【0139】
UE120は、SCGのターゲット候補のSCG状態をCHO+MR-DC構成で構成された値に設定する。
【0140】
ターゲット候補の構成がSCG構成を含む場合、条件が満たされてハンドオーバが実行されるときの現在のSCGの状態に拘らず、ターゲット候補のSCG状態がSCG構成で設定された状態であると見做し、それに応じてアクションを実行する。
【0141】
ソースMN111は、候補ターゲットMN112にSCG状態の変化を示す。
【0142】
一連の実施形態において幾つかの実施形態は、ソースMN111によって実行される方法を含む。これは、上述した第1ネットワークノード111によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補MN112に、MR-DC構成を伴うCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVER REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、HandoverPreparationInformation内のSN構成に含まれる。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含み、これは、UE120の構成の一部として考慮され得る。

-ターゲット候補MN112からMR-DC構成を伴うCHOを含むメッセージを受信し、MR-DC構成は、1つ又は複数のターゲット候補MCG及びSCG構成を含み、各ターゲット候補MCG及びSCG構成は、CPC構成の受信によりUE120が監視する実行条件の充足時にUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**で示されるSCG RRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはHANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージである。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合と同じSCG状態をUE120が使用し続けることが許可される(及び/又は使用しなければならない)というインジケーションを含み、このインジケーションは、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータであり得る。このインジケーションは、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータと、UE120が適用される新たなSCGにおいて現在のSCG状態を使用し続けることができる(及び/又は使用し続けることになる)ことを示す第2パラメータであり得る。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOの構成を含むRRCReconfigurationメッセージをUE120に送信することと、
-UE120から、MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示すRRCReconfigurationCompleteを受信することと、
-MR-DCを伴うCHOで構成されている間にUE120のSCG状態に変化があった場合(例えば、SCG状態がアクティブであったが非アクティブに変更された場合、又は、SCG状態が非アクティブであったがアクティブに変更された場合)、ソースMN111は、UE120関連メッセージ、例えばUE120 CONFIGURATION UPDATEをターゲット候補MN112に送信して、UE120の現在のSCG状態の変化について知らせることと、を含む。

○幾つかの実施形態において、ソースマスタノード(MN)111は、ターゲット候補マスタノード(MN)112から、MR-DCを伴うCHOのための更新された構成、例えば、以前/現在の構成と比較した異なるSCG状態等の更新されたSCG構成を有する構成、異なるSCG/PSCell/SN候補を含む構成、MR-DC構成を伴わないCHO構成、又は、以前はMR-DC構成が含まなかったCHO構成にMR-DC(SCG)構成が追加されたことの変更等のMR-DCを伴うCHOの更新された構成と共にメッセージを受信する。構成の変更は、対応する実行条件の変更も含み得る。次に、ソースマスタノード(MN)111は、RRCReconfigurationメッセージをUE120に送信し、例えば、MR-DC(又は単にCHO)構成を有する更新されたCHOをUE120に含めることによって、それに応じてCHO構成を更新する。
【0143】
幾つかの実施形態は、ターゲットMN112によって実行される方法を含む。これは、上述した第2ネットワークノード112によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲット候補SN113に、MR-DC構成を有するCHOの構成を要求するメッセージを送信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、UE120の現在のSCG状態、例えば、アクティブ化されたSCG、非アクティブ化されたSCGを含み、これは、UE120の構成の一部として考慮され得る。
○幾つかの実施形態において、ターゲットMN112は、CHO構成においてMR-DCを用いてUE120を構成することを決定する。

-ターゲット候補SN113からメッセージを受信することであって、このメッセージは、1つ又は複数のターゲット候補SCG構成を含むSCG構成を含み、各ターゲット候補SCG構成は、CHO構成の受信によりUE120が監視する実行条件が満たされたときにUE120によって適用され、各ターゲット候補SCG構成は、RRCReconfiguration**で示されるSCG RRC再構成メッセージ内にある、ことと、

○幾つかの実施形態において、メッセージはS-NODE ADDITION REQUEST ACKメッセージである。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合と同じSCG状態をUE120が使用し続けることが許可される(及び/又は使用しなければならない)というインジケーションを含み、このインジケーションは、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータや、その存在がSCGの非アクティブ化を示す不在パラメータと、UE120が適用される新たなSCGにおいて現在のSCG状態を使用し続けることができる(及び/又は使用し続けることになる)ことを示す第2パラメータであり得る。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-MR-DCを伴うCHOが構成されたことを示す応答メッセージ、例えばHANDOVER REQUEST ACKをソースMN111に送信することと、
-ソースマスタノード(MN)111から、UE120の現在のSCG状態の変化があること(例えば、UE120のSCG状態がアクティブであったが非アクティブに変更されたこと、又は、UE120の状態が非アクティブであったがアクティブに変更されたこと)を知らせるメッセージを受信することと、

○幾つかの実施形態において、ターゲットマスタノード(MN)112は、ターゲット候補セカンダリノード(SN)113にメッセージを送信して、UE120の現在のSCG状態が変化したこと(例えば、非アクティブからアクティブへ、又は、アクティブから非アクティブへ)を通知する。
○幾つかの実施形態において、ターゲットマスタノード(MN)112は、(UE120の現在のSCG状態の変化についてターゲット候補セカンダリノード(SN)113に通知することに応答して)MR-DC構成を備えたCHOの更新されたSCG構成を伴うメッセージを、ターゲット候補セカンダリノード(SN)113から受信する。
○幾つかの実施形態において、ターゲットマスタノード(MN)112は、SCGの変更された現在の状態に関する情報を受信したこと、及び/又は、ターゲット候補セカンダリノード(SN)113から更新されたSCG構成を受信したことに基づいて、CHO構成の一部としてMR-DC構成を変更すべきかを判定する。これは、例えば、以前/現在の構成と比較して異なるSCG状態、異なるSCG/PSCell/SN候補を有するCHO構成、MR-DC構成のないCHO構成、又は、以前はMR-DC構成を含まなかったCHO構成にMR-DC(SCG)構成が追加されたことの変更等の、構成されたSCG構成を伴うCHO構成を含み得る。構成の変更は、たとえばSCG等、対応する実行条件の変更も含み得る。ターゲットマスタノード(MN)112は、ソースマスタノード(MN)111にメッセージを送信して、更新されたCHO構成について知らせる。
○幾つかの実施形態において、ターゲットマスタノード(MN)112は、UE120の現在のSCG状態に関する情報を格納する。次に、UE120内の条件が満たされ、UE120がターゲット構成と、MR-DC構成を伴うCHOを適用したことを示すメッセージ(例えば、T-SN113へのRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationComplete)をUE120から受信すると、現在のSCG状態に関するインジケーションをターゲット候補セカンダリノード(SN)113に転送する。

-UE120から、UE120における条件が満たされ、UE120がターゲット構成及びMR-DC構成を伴うCHOを適用したことを示すT-SNへのRRCReconfigurationComplete**を含むRRCReconfigurationCompleteメッセージを受信することと、
-UE120の現在のSCG状態のインジケーションを含むメッセージであるRRCReconfigurationComplete**メッセージをT-SN113に転送することと、を含む。
【0144】
幾つかの実施形態は、ターゲット候補SN113によって実行される方法を含む。これは、上述した第3ネットワークノード113によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。方法は、
-ターゲットマスタノード(MN)112から、MR-DC構成を有するCHOのSCGのための構成を要求するメッセージを受信することであって、メッセージは、UE120の現在の構成を含み、UE120が非アクティブ化されたSCGを用いて構成されていること、或いは、非アクティブ化することができることを示す、ことと、

○メッセージはS-NODE ADDITIONREQUESTメッセージである。
○現在のSCG構成は、CG-ConfigInfo内のターゲットSN113構成に含まれる。
○UE120の現在のSCG状態に関する情報がメッセージに含まれる。

-UE120のターゲット構成を含むRRCReconfiguration**を含むメッセージをマスタノード(MN)に送信することと、

○メッセージはS-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
○幾つかの実施形態において、メッセージは、条件が満たされ、ターゲット構成RRCReconfiguration**が適用された場合と同じSCG状態をUE120が使用し続けることが許可されるというインジケーションを含む。
○幾つかの実施形態において、UE120のターゲット構成RRCReconfiguration**は、どのSCG状態を使用するかについての情報を含まない。

-ターゲットMN112から、UE120の現在のSCG状態が変更された(例えば、非アクティブからアクティブ、又はアクティブから非アクティブ)というメッセージを受信することと、を含む。

-幾つかの実施形態において、ターゲット候補セカンダリノード(SN)113は、UE120のCHO構成のSCG構成を更新することを決定し、更新された構成を含むメッセージをターゲットMN112に送信する。SCG構成の変更は、例えば、1つ以上のPSCell(SCG)構成がもはやCHO構成の一部ではなくなることも含み、例えば、以前にSCG(MR-DC)構成に含まれていたCHO構成がもはやその様な構成に含まない、又はPSCell(SCG)構成がCHO構成に追加される。
【0145】
ソースMN111は、CHO実行後に候補ターゲットMN112にSCG状態の変化を示す。
【0146】
これは、上述した第1ネットワークノード111によって実行される方法に関連しており、この方法に組み込むことができる。
【0147】
代替ソリューションにおいて、ソースMN111は、CHO実行後にターゲットMN112にSCG状態を示す。ターゲットMN112は、HANDOVER SUCCESSメッセージでハンドオーバの実行をソースMN111に通知する。SCG状態のインジケーションは、例えば、HANDOVER SUCCESSに対する応答メッセージに含められ得る。
【0148】
例示的な実装
3GPP(登録商標)TS38.331v15.4.1への下線で強調されている追加を示す上記の実施形態の実装例を以下に提供する。
【0149】
RRCReconfiguration
RRCReconfigurationメッセージは、RRC接続を変更するためのコマンドである。それは、測定構成、モビリティ制御、無線リソース構成(RB、MACメイン構成、物理チャネル構成を含む)、及びASセキュリティ構成に関する情報を伝達し得る。
シグナリング無線ベアラSRB1又はSRB3
RLC-SAP:AM
論理チャネルDCCH
方向:ネットワークからUE120へ

RRCReconfigurationメッセージ
【0150】
【表6】
【0151】
【表7】
【0152】
3GPP(登録商標)TS38.423v16.6.0への下線で強調されている追加を示す上記の実施形態の実装例を以下に提供する。
【0153】
RRCReconfigurationComplete**メッセージと同じメッセージでT-SN、例えばT-SN112に転送される、UE120の現在のSCG状態に関する情報を含むS-NODE再構成完了の例が示されている。
【0154】
9.1.2.4 S-NODE再構成完了
このメッセージは、S-NG-RANノードによって要求された構成がUE120によって適用されたか、又は、UE120の現在のSCGアクティベーション状態を提供するために、例えばMN112等のM-NG-RANノードによって、例えばSN113等のS-NG-RANノードに送信される。
方向:M-NG-RANノード → S-NG-RANノード
【0155】
【表8】
【0156】
UE120の現在のSCG状態に関する情報を含む、UE120構成更新という名前の新しいメッセージの例が示されている。
【0157】
9.1.2.xxx UE構成更新
このメッセージは、例えば、ソースネットワークノード111等のソースNG-RANノードによって、例えば、ターゲットネットワークノード112又は113等のターゲットNG-RANノードに送信され、例えば、UE120等のUEの更新された構成を提供する。
方向:ソースNG-RANノード → ターゲットNG-RANノード
【0158】
【表9】
【0159】
図17a及び図17bは、UE120又はソースMN111における構成の一例を示している。
【0160】
UE120又はソースMN111は、例えば、本実施形態の無線通信ネットワーク100内で動作するネットワークエンティティのいずれかと通信する様に構成された入出力インターフェース1700を備え得る。入出力インターフェース1700は、例えば有線及び/又は無線の受信機(図示せず)と、例えば有線及び/又は無線の送信機(図示せず)を備え得る。
【0161】
UE120又はソースMN111は、本明細書に記載の方法アクション、例えば上記のアクション1201~1204を実行する取得ユニット及び送信ユニットのうちの任意の1つ又は複数を備え得る。これらのユニットは、以下の例示的な実施形態でさらに説明される。
【0162】
本実施形態は、図17aに示すUE120又はソースMN111の処理回路の少なくとも1つのプロセッサ1760の様な、各プロセッサ又は1つ以上のプロセッサと、本明細書の実施形態の機能及びアクションを実行するコンピュータプログラムコードと、により実現され得る。上記プログラムコードは、例えば、UE120又はソースMN111にロードされると、本実施形態を実行するコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形式といった、コンピュータプログラム製品としても提供され得る。その様なキャリアの一形式は、CD ROMである。しかしながら、メモリスティックの様な他のデータキャリアも可能である。コンピュータプログラムコードは、サーバ上の純粋なプログラムコードとしても提供され、UE120又はソースMN111にダウンロードされる。
【0163】
UE120又はソースMN111は、さらに、1つ以上のメモリユニットを含むメモリ1770を備え得る。メモリ1770は、UE120又はソースMN111内のプロセッサによって実行可能な命令を含む。メモリ1770は、例えば、UE120又はソースMN111で実行されるときに本明細書の方法を実行するための命令、データ、構成、及びアプリケーションを格納するために使用される様に構成される。
【0164】
幾つかの実施形態において、コンピュータプログラム1780は、少なくとも1つのプロセッサ1760によって実行されると、UE120又はソースMN111の少なくとも1つのプロセッサ1760に、上記アクションを実行させる命令を含む。
【0165】
幾つかの実施形態において、各キャリア1790は、それぞれのコンピュータプログラム1780を有し、キャリア1790は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロウェーブ信号、又は、コンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
【0166】
当業者はまた、以下のUE120又はソースMN111のネット内の機能モジュールが、アナログ及びデジタル回路の組み合わせ、及び/又は、ソフトウェア及び/又はファームウェアで構成された1つ又は複数のプロセッサを参照し得ることを理解し、例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェアは、UE120又はソースMN111に格納され、前述の少なくとも1つのプロセッサ1760等の1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサ1760それぞれに上記アクションのいずれかに従うアクションを実行させる。これらのプロセッサの1つ以上、及びその他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれている場合もあれば、個別にパッケージ化又はシステムオンチップ(SoC)にアセンブルされているかどうかに拘わらず、複数のプロセッサ及び様々なデジタルハードウェアが様々な個別のコンポーネントに分散され得る。
【0167】
図18a及び図18bは、第1ネットワークノード111又はソースMN111における構成の一例を示している。
【0168】
第1ネットワークノード111又はソースMN111は、例えば、本実施形態の無線通信ネットワーク100内で動作するネットワークエンティティのいずれかと通信する様に構成された入出力インターフェース1800を備え得る。入出力インターフェース1800は、例えば有線及び/又は無線の受信機(図示せず)と、例えば有線及び/又は無線の送信機(図示せず)を備え得る。
【0169】
第1ネットワークノード111又はソースMN111は、例えば、上記アクション1301~1303等の本明細書で説明した方法アクションを実行する構成ユニット、送信ユニット、及びトリガユニットのうちの1つ又は複数を含み得る。これらのユニットは、以下の例示的な実施形態でさらに説明される。
【0170】
本実施形態は、図18aに示す第1ネットワークノード111又はソースMN111の処理回路の少なくとも1つのプロセッサ1860の様な、各プロセッサ又は1つ以上のプロセッサと、本明細書の実施形態の機能及びアクションを実行するコンピュータプログラムコードと、により実現され得る。上記プログラムコードは、例えば、第1ネットワークノード111又はソースMN111にロードされると、本実施形態を実行するコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形式といった、コンピュータプログラム製品としても提供され得る。その様なキャリアの一形式は、CD ROMである。しかしながら、メモリスティックの様な他のデータキャリアも可能である。コンピュータプログラムコードは、サーバ上の純粋なプログラムコードとしても提供され、第1ネットワークノード111又はソースMN111にダウンロードされる。
【0171】
第1ネットワークノード111又はソースMN111は、さらに、1つ以上のメモリユニットを含むメモリ1870を備え得る。メモリ1870は、第1ネットワークノード111又はソースMN111内のプロセッサによって実行可能な命令を含む。メモリ1870は、例えば、第1ネットワークノード111又はソースMN111で実行されるときに本明細書の方法を実行するための命令、データ、構成、及びアプリケーションを格納するために使用される様に構成される。
【0172】
幾つかの実施形態において、コンピュータプログラム1880は、少なくとも1つのプロセッサ1860によって実行されると、第1ネットワークノード111又はソースMN111の少なくとも1つのプロセッサ1860に、上記アクションを実行させる命令を含む。
【0173】
幾つかの実施形態において、各キャリア1890は、それぞれのコンピュータプログラム1880を有し、キャリア1890は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロウェーブ信号、又は、コンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
【0174】
当業者はまた、以下の第1ネットワークノード111又はソースMN111のネット内の機能モジュールが、アナログ及びデジタル回路の組み合わせ、及び/又は、ソフトウェア及び/又はファームウェアで構成された1つ又は複数のプロセッサを参照し得ることを理解し、例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェアは、第1ネットワークノード111又はソースMN111に格納され、前述の少なくとも1つのプロセッサ1860等の1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサ1860それぞれに上記アクションのいずれかに従うアクションを実行させる。これらのプロセッサの1つ以上、及びその他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれている場合もあれば、個別にパッケージ化又はシステムオンチップ(SoC)にアセンブルされているかどうかに拘わらず、複数のプロセッサ及び様々なデジタルハードウェアが様々な個別のコンポーネントに分散され得る。
【0175】
図19a及び図19bは、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112における構成の一例を示している。
【0176】
第2ネットワークノード112又はターゲットMN112は、例えば、本実施形態の無線通信ネットワーク100内で動作するネットワークエンティティのいずれかと通信する様に構成された入出力インターフェース1900を備え得る。入出力インターフェース1900は、例えば有線及び/又は無線の受信機(図示せず)と、例えば有線及び/又は無線の送信機(図示せず)を備え得る。
【0177】
第2ネットワークノード112又はターゲットMN112は、例えば、上記アクション1401等の本明細書で説明した方法アクションを実行する受信ユニット、反応ユニット、設定ユニット、アクティブ化ユニット及び非アクティブ化ユニットのうちの1つ又は複数を含み得る。これらのユニットは、以下の例示的な実施形態でさらに説明される。
【0178】
本実施形態は、図19aに示す、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112の処理回路の少なくとも1つのプロセッサ1960の様な、各プロセッサ又は1つ以上のプロセッサと、本明細書の実施形態の機能及びアクションを実行するコンピュータプログラムコードと、により実現され得る。上記プログラムコードは、例えば、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112にロードされると、本実施形態を実行するコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形式といった、コンピュータプログラム製品としても提供され得る。その様なキャリアの1形式は、CD ROMである。しかしながら、メモリスティックの様な他のデータキャリアも可能である。コンピュータプログラムコードは、サーバ上の純粋なプログラムコードとしても提供され、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112にダウンロードされる。
【0179】
第2ネットワークノード112又はターゲットMN112は、さらに、1つ以上のメモリユニットを含むメモリ1970を備え得る。メモリ1970は、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112内のプロセッサによって実行可能な命令を含む。メモリ1970は、例えば、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112で実行されるときに本明細書の方法を実行するための命令、データ、構成、及びアプリケーションを格納するために使用される様に構成される。
【0180】
幾つかの実施形態において、コンピュータプログラム1980は、少なくとも1つのプロセッサ1960によって実行されると、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112の少なくとも1つのプロセッサ1960に、上記アクションを実行させる命令を含む。
【0181】
幾つかの実施形態において、各キャリア1990は、それぞれのコンピュータプログラム1980を有し、キャリア1990は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロウェーブ信号、又は、コンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
【0182】
当業者はまた、以下の、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112のネット内の機能モジュールが、アナログ及びデジタル回路の組み合わせ、及び/又は、ソフトウェア及び/又はファームウェアで構成された1つ又は複数のプロセッサを参照し得ることを理解し、例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェアは、第2ネットワークノード112又はターゲットMN112に格納され、前述の少なくとも1つのプロセッサ1960等の1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサ1960それぞれに上記アクションのいずれかに従うアクションを実行させる。これらのプロセッサの1つ以上、及びその他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれている場合もあれば、個別にパッケージ化又はシステムオンチップ(SoC)にアセンブルされているかどうかに拘わらず、複数のプロセッサ及び様々なデジタルハードウェアが様々な個別のコンポーネントに分散され得る。
【0183】
図20a及び図20bは、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113における構成の一例を示している。
【0184】
第3ネットワークノード113又はターゲットSN113は、例えば、本実施形態の無線通信ネットワーク100内で動作するネットワークエンティティのいずれかと通信する様に構成された入出力インターフェース2000を備え得る。入出力インターフェース2000は、例えば有線及び/又は無線の受信機(図示せず)と、例えば有線及び/又は無線の送信機(図示せず)を備え得る。
【0185】
第3ネットワークノード113又はターゲットSN113は、例えば、上記アクション1504等の本明細書で説明した方法アクションを実行する受信ユニット、反応ユニット、設定ユニット、アクティブ化ユニット及び非アクティブ化ユニットのうちの1つ又は複数を含み得る。これらのユニットは、以下の例示的な実施形態でさらに説明される。
【0186】
本実施形態は、図20aに示す、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113の処理回路の少なくとも1つのプロセッサ2060の様な、各プロセッサ又は1つ以上のプロセッサと、本明細書の実施形態の機能及びアクションを実行するコンピュータプログラムコードと、により実現され得る。上記プログラムコードは、例えば、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113にロードされると、本実施形態を実行するコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形式といった、コンピュータプログラム製品としても提供され得る。その様なキャリアの1形式は、CD ROMである。しかしながら、メモリスティックの様な他のデータキャリアも可能である。コンピュータプログラムコードは、サーバ上の純粋なプログラムコードとしても提供され、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113にダウンロードされる。
【0187】
第3ネットワークノード113又はターゲットSN113は、さらに、1つ以上のメモリユニットを含むメモリ2070を備え得る。メモリ2070は、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113内のプロセッサによって実行可能な命令を含む。メモリ2070は、例えば、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113で実行されるときに本明細書の方法を実行するための命令、データ、構成、及びアプリケーションを格納するために使用される様に構成される。
【0188】
幾つかの実施形態において、コンピュータプログラム2080は、少なくとも1つのプロセッサ2060によって実行されると、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113の少なくとも1つのプロセッサ2060に、上記アクションを実行させる命令を含む。
【0189】
幾つかの実施形態において、各キャリア2090は、それぞれのコンピュータプログラム2080を有し、キャリア2090は、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロウェーブ信号、又は、コンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
【0190】
当業者はまた、以下の、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113のネット内の機能モジュールが、アナログ及びデジタル回路の組み合わせ、及び/又は、ソフトウェア及び/又はファームウェアで構成された1つ又は複数のプロセッサを参照し得ることを理解し、例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェアは、第3ネットワークノード113又はターゲットSN113に格納され、前述の少なくとも1つのプロセッサ2060等の1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサ2060それぞれに上記アクションのいずれかに従うアクションを実行させる。これらのプロセッサの1つ以上、及びその他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれている場合もあれば、個別にパッケージ化又はシステムオンチップ(SoC)にアセンブルされているかどうかに拘わらず、複数のプロセッサ及び様々なデジタルハードウェアが様々な個別のコンポーネントに分散され得る。
【0191】
本明細書の実施形態は、上述の好ましい実施形態に限定されない。様々な代替、修正、及び同等物を使用することができる。
【0192】
以下に、幾つかの例示的な実施形態1~22を簡単に説明する。例えば、図12、13、14、15、17a、17b、18a、18b、19a、19b、20a、及び20bを参照されたい。
【0193】
実施形態1:無線通信ネットワーク100内での条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示すために、無線デバイス又は無線端末とも呼ばれるユーザ装置(UE)120、又は、例えばソースMN111によって実行される方法であって、ここで、UE120は、例えば、現在のSCGで構成されるており、方法は、例えば、
ソースMN111から、UE120の条件付きハンドオーバ(CHO)構成を取得することであって、CHO構成はターゲット候補ノード112、113の構成を含み、ターゲット候補ノード112、113は、ターゲット候補マスタノード(MN)112及びターゲット候補セカンダリノード(SN)113のうちの任意の1つ以上を含む、ことと、
例えば、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションをターゲット候補ノード112、113に送信することと、を含む方法。
【0194】
実施形態2:実施形態1に記載の方法であって、SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つに従って設定される、方法。
【0195】
実施形態3:実施形態1又は2に記載の方法であって、さらに、
例えば、CHO実行が開始されたときにUE120が有するSCG状態であることを意味する、現在のSCG状態を取得する、例えば、受信することを含み、例えば、同じPSCell/SCGがHOで維持されるため、ターゲットSNと同じでノードであり得るソースSNに向けて、現在のSCG状態はSCGアクティブ又はSCG非アクティブのいずれか1つに設定され、
ターゲット候補ノード112、113へのインジケーションは、現在のSCG状態を示し、インジケーションは、例えば、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含む選択されたターゲット候補ノード112、113によって開始される、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する、方法。
【0196】
これは、例えば、SCGでのCHO構成の適用の一部として、ターゲットSNに向けてSCG状態を設定し、UE120及びターゲットネットワークノード112、113がそれに応じて動作することを意味し得る。
【0197】
実施形態4:実施形態1又は2に記載の方法であって、
たとえば、ターゲットSCG状態を、
-常に非アクティブと、
-常にアクティ化と、
-例えば、ソースMN111によって、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値と、
-CHOが実行されるときにUE120が有する最新のSCG状態、例えば、現在のSCG状態と、のうちのいずれか1つに設定することにより取得し、
ターゲット候補ノード112、113へのインジケーションは、ターゲットSCG状態を示す、方法。
【0198】
実施形態5:プロセッサで実行されると、プロセッサに実施形態1から4のいずれか1つに記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【0199】
実施形態6:実施形態5に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、
キャリアは、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【0200】
実施形態7:無線通信ネットワーク100のユーザ装置(UE)120に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ソースマスタノード(MN)111として動作する第1ネットワークノード111によって実行される方法であって、UE120は、例えば、現在のSCGで構成されており、方法は、例えば、
UE120の条件付きハンドオーバCHO構成をUE120に送信することを含み、CHO構成はターゲット候補ノード112、113の構成を含み、ターゲット候補ノード112、113はターゲット候補マスタノード(MN)112及びターゲット候補セカンダリノード(SN)113のうちの任意の1つ以上を含み、
CHO構成は、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションをターゲット候補ノード112、113に送信するために、例えば、UE120をトリガする、方法。
【0201】
実施形態8:実施形態7に記載の方法であって、SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【0202】
実施形態9:実施形態7又は8に記載の方法であって、さらに、
SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちの1つに設定される現在のSCG状態をUE120に送信することを含み、
ターゲット候補ノード112、113へのインジケーションは、現在のSCG状態を示し、インジケーションは、例えば、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含む選択されたターゲット候補ノード112、113によって開始される、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する、方法。
【0203】
実施形態10:実施形態7又は8に記載の方法であって、
-常に非アクティブと、
-常にアクティブと、
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値と、
-CHOが実行されたときにUE120が有する最新のSCG状態と、
のうちのいずれか1つに設定されたターゲットSCG状態でUE120を構成し、
インジケーションは、ターゲットSCG状態を示す、方法。
【0204】
実施形態11:プロセッサで実行されると、プロセッサに実施形態7から10のいずれか1つに記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【0205】
実施形態12:実施形態11に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、
キャリアは、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【0206】
実施形態13:無線通信ネットワーク100のユーザ装置(UE)120に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ターゲットマスタノード(MN)112として動作する第2ネットワークノード112によって実行される方法であって、UE120は、例えば、現在のSCGで構成されており、方法は、例えば、
CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションをUE120から受信することを含む方法。
【0207】
実施形態14:実施形態13に記載の方法であって、
SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【0208】
実施形態15:実施形態13又は14に記載の方法であって、さらに、
インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定することを含む方法。
【0209】
実施形態16:実施形態13又は14に記載の方法であって、
インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGに反応してSCGをアクティブ化することと、
インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGに反応してSCGを恐らく非アクティブ化することと、
インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に反応してSCGを非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを含む、方法。
【0210】
実施形態17:プロセッサで実行されると、プロセッサに実施形態13から16のいずれか1つに記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【0211】
実施形態18:実施形態17に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、
キャリアは、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【0212】
実施形態19:無線通信ネットワーク100のユーザ装置(UE)120に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ターゲットセカンダリノード(SN)113として動作する第3ネットワークノード113によって実行される方法であって、UE120は、例えば、現在のSCGで構成されており、方法は、例えば、
例えば、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションをUE120から受信することを含む方法。
【0213】
実施形態20:実施形態19に記載の方法であって、
SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【0214】
実施形態21:実施形態19又は20に記載の方法であって、さらに、
インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定することを含む方法。
【0215】
実施形態22:実施形態19又は20に記載の方法であって、
インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGに反応してSCGをアクティブ化することと、
インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後にSCGに反応してSCGを恐らく非アクティブ化することと、
インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に反応してSCGを非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを含む、方法。
【0216】
実施形態23:プロセッサで実行されると、プロセッサに実施形態19から22のいずれか1つに記載のアクションを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【0217】
実施形態24:実施形態23に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、
キャリアは、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号又はコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【0218】
実施形態25:無線通信ネットワーク100における条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示す様に構成された、無線デバイス又は無線端末とも呼ばれるユーザ装置(UE)120又はソースマスタノード(MN)111であって、UE120又は前記ソースMN111は、例えば、現在のSCGで構成され、UE120又はソースMN111は、例えば、さらに、
UE120又はソースMN111の取得ユニットの手段により、ソースMN111から、UE120の条件付きハンドオーバ(CHO)構成を取得することであって、CHO構成はターゲット候補ノード112、113の構成を含む様に適合され、ターゲット候補ノード112、113はターゲット候補マスタノード(MN)112及びターゲット候補セカンダリノード(SN)113のうちの任意の1つ以上を含む様に配置されている、ことと、
例えば、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、例えば、UE120又はソースMN111の送信ユニットの手段により、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定さるSCG状態を示す様に適合されたインジケーションをターゲット候補ノード112、113に送信することと、
を行う様にさらに構成されている、UE又はソースMN。
【0219】
実施形態26:実施形態26に記載のUE120又はソースMNであって、
SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つに従って設定される様に適合されている、UE又はソースMN。
【0220】
実施形態27:実施形態25又は26に記載のUE120又はソースMN111であって、例えば、さらに、
例えば、UE120又はソースMN111の取得ユニットの手段によって、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定される様に適合されている現在のSCG状態を受信する等で取得する様にさらに構成され、
ターゲット候補ノード112、113へのインジケーションは、現在のSCG状態を示す様に適合され、インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、例えば、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含む、選択されたターゲット候補ノード112、113によって開始される、UE又はソースMN。
【0221】
実施形態28:実施形態25又は27に記載のUE120又はソースMN111であって、例えば、さらに、UE120又はソースMN111の取得ユニットの手段によって、
-常に非アクティブ化と、
-常にアクティブ化と、
-例えば、ソースMN111によって、アクティブ化又は非アクティブ化として事前構成された値と、
-CHOが実行されるときにUE120が有する最新のSCG状態、例えば、現在のSCG状態と、
のうちのいずれか1つに設定することにより取得する様にさらに構成され、
ターゲット候補ノード112、113へのインジケーションは、ターゲットSCG状態を示す様に適合されている、UE又はソースMN。
【0222】
実施形態29:無線通信ネットワーク100のユーザ装置(UE)120に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたソースマスタノード(MN)111として動作する第1ネットワークノード111であって、例えば、UE120は現在のSCGで構成される様に構成されており、第1ネットワークノード111は、たとえば、さらに、
第1ネットワークノード111の送信ユニットの手段により、UE120の条件付きハンドオーバ(CHO)構成を送信することであって、CHO構成はターゲット候補ノード112、113の構成を含む様に適合され、ターゲット候補ノード112、113はターゲット候補マスタノード(MN)112及びターゲット候補セカンダリノード(SN)113のうちの任意の1つ以上を含む様に構成されている、ことを行う様に構成され、
例えば、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、例えば、第1ネットワークノードのトリガユニットの手段により、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されているSCG状態を示す様に適合されたインジケーションをターゲット候補ノード112、113に送信するために、CHO構成は、UE120をトリガする様に適合されている、第1ネットワークノード。
【0223】
実施形態30:実施形態29に記載の第1ネットワークノード111であって、
SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む様に適合されている、第1ネットワークノード。
【0224】
実施形態31:実施形態29から30のいずれか1つに記載の第1ネットワークノード111であって、さらに、
例えば、UE120又はソースMN111の送信ユニットの手段によって、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定される様に適合されている現在のSCG状態をUE120に送信することを行う様に構成され、
ターゲット候補ノード112、113へのインジケーションは、現在のSCG状態を示す様に適合され、インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、例えば、ターゲット候補MN112及び/又はターゲット候補SN113のうちの任意の1つ又は複数を含む、選択されたターゲット候補ノード112、113によって開始される、第1ネットワークノード。
【0225】
実施形態32:実施形態29から31のいずれか1つに記載の第1ネットワークノード111であって、さらに、
例えば、第1ネットワークノード111の構成ユニットの手段によって、
-常に非アクティブ化と、
-常にアクティブ化と、
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値と、
-CHOが実行されたときにUE120が有する最新のSCG状態と、のうちのいずれか1つに設定されたターゲットSCG状態でUE120を構成し、
インジケーションは、ターゲットSCG状態を示す、第1ネットワークノード。
【0226】
実施形態33:無線通信ネットワーク100のユーザ装置(UE)120に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたターゲットマスタノード(MN)112として動作する第2ネットワークノード112であって、UE120は、例えば、現在のSCGで構成される様に適合されており、第2ネットワークノード112は、さらに、
例えば、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、例えば、第2ネットワークノード112の受信ユニットの手段により、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示す様に適合されたインジケーションをUE120から受信することを行う様にさらに構成されている、第2ネットワークノード。
【0227】
実施形態34:実施形態33に記載の第2ネットワークノード112であって、
SCG状態は、現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む様に適合されている、第2ネットワークノード。
【0228】
実施形態35:実施形態33又は34に記載の第2ネットワークノード112であって、さらに、
インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、例えば、第2ネットワークノードの設定ユニットの手段により、インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する様に構成されている、第2ネットワークノード。
【0229】
実施形態36:実施形態33から35のいずれか1つに記載の第2ネットワークノード112であって、さらに、
インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、例えば第2ネットワークノード112の反応ユニットの手段により反応し、例えば第2ネットワークノード112のアクティブ化ユニットの手段により、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後のSCGをアクティブ化することと、
インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、例えば第2ネットワークノード112の反応ユニットの手段により反応し、例えば第2ネットワークノード112の非アクティブ化ユニットの手段により、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後のSCGを非アクティブ化することと、
インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、例えば第2ネットワークノード112の反応ユニットの手段により反応し、例えば第2ネットワークノード112の非アクティブ化ユニットの手段により、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後のSCGを恐らくは非アクティブ化することと、
のうちの1ずれか1つを行う様に構成されている、第2ネットワークノード。
【0230】
実施形態37:無線通信ネットワーク100のユーザ装置(UE)120に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理する様に構成されたターゲットセカンダリノード(SN)113として動作する第3ネットワークノード113であって、UE120は、例えば、現在のSCGで構成される様に適合されており、第3ネットワークノード113は、さらに、
例えば、CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされる様に適合されると、例えば、第3ネットワークノード113の受信ユニットの手段により、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されているSCG状態を示す様に適合されたインジケーションをUE120から受信することを行う様にさらに構成されている、第3ネットワークノード。
【0231】
実施形態38:実施形態37に記載の第3ネットワークノードであって、
SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む様に適合されている、第3ネットワークノード。
【0232】
実施形態39:実施形態37又は38に記載の第3ネットワークノード113であって、さらに、
インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、例えば、第3ネットワークノードの設定ユニットの手段により、インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定する様に構成されている、第3ネットワークノード。
【0233】
実施形態40:実施形態37から39のいずれか1つに記載の第3ネットワークノード113であって、さらに、
インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、例えば第3ネットワークノード113の反応ユニットの手段により反応し、例えば第3ネットワークノード113のアクティブ化ユニットの手段により、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後のSCGをアクティブ化することと、
インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、例えば第3ネットワークノード113の反応ユニットの手段により反応し、例えば第3ネットワークノード113の非アクティブ化ユニットの手段により、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後のSCGを非アクティブ化することと、
インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す様に適合されている場合、例えば第3ネットワークノード113の反応ユニットの手段により反応し、例えば第3ネットワークノード113の非アクティブ化ユニットの手段により、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後のSCGを恐らくは非アクティブ化することと、
のうちの1ずれか1つを行う様に構成されている、第3ネットワークノード。
【0234】
略語 説明
5GC又は5GCN 5Gコアネットワーク
ACK 肯定確認
AGC 自動利得制御
AMF アクセス及びモビリティ管理機能
AP アプリケーションプロトコル
BSR バッファ状態レポート
BWP 帯域幅パート
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CA キャリアグリゲーション
CE 制御エレメント
CHO 条件付きハンドオーバ
CN コアネットワーク
CPA 条件付きPSCell追加
CPC 条件付きPSCell変更
CP 制御プレーン
CQI チャネル品質情報
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CSI チャネル状態情報
DC デュアル接続
DCI 下りリンク制御情報
DL ダウンリンク
DRB データ無線ベアラ
eNB (EUTRAN)基地局
E-RAB EUTRAN無線アクセスベアラ
E-UTRA 発展型汎用地上無線アクセス
E-UTRAN 発展型汎用地上無線アクセスネットワーク
FDD 周波数分割複信
gNB NR基地局
GTP-U GPRSトンネリングプロトコル-ユーザプレーン
IE 情報要素
IP インターネットプロトコル
LTE ロングタームエボリューション
MCG マスタセルグループ
MAC 媒体アクセス制御
MAC CE MAC制御要素
MeNB マスタeNB
MgNB マスタgNB
MN マスタノード
MR-DC マルチ無線デュアル接続
NACK 否定確認応答
NAS 非アクセスストラタム
NG-RAN 次世代無線アクセスネットワーク
Ng-eNB 次世代発展型ノードB
NR ニューレディオ
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PCell プライマリセル
PCI 物理セル識別子
PDCCH 物理ダウンリンクリンク制御チャネル
PHR パワーヘッドルームリポート
PSCell (LTE)プライマリセカンダリセル又は(NR)プライマリSCGセル
PUCCH 物理上りリンク制御チャネル
PUSCH 物理上りリンク共用チャネル
RACH ランダムアクセスチャネル
RAT 無線アクセス技術
RB 無線ベアラ
RLC 無線リンク制御
RLF 無線リンク障害
RRC 無線リソース制御
SCell セカンダリセル
SCG セカンダリセルグループ
SCTP ストリーム制御伝送プロトコル
SeNB セカンダリeNB
SgNB セカンダリgNB
SINR 信号対干渉及び雑音比
SN セカンダリノード
SR スケジューリング要求
SRB シグナリング無線ベアラ
S-SN ソースセカンダリノード
SUL 補助上りリンク
SpCell マスタ又はセカンダリセルグループのプライマリセル
TAT タイミングアライメントタイマ
TDD 時分割複信
TEID トンネル終端点識別子
TNL トランスポートネットワークレイヤ
T-SN ターゲットセカンダリノード
【0235】
さらなる拡張とバリエーション
一実施形態に従う図21を参照すると、通信システムは、例えば、IоTネットワーク、WLAN、無線アクセスネットワーク等のアクセスネットワーク3211とコアネットワーク3214とを含む3GPP(登録商標)タイプのセルラネットワーク等の無線通信ネットワーク100の様な通信ネットワーク3210を含む。アクセスネットワーク3211は、第1、第2及び第3ネットワークノード111、112、113、アクセスノード、AP STA NB、eNB、gNB、又は他のタイプの無線アクセスポイント等の複数の基地局3212a、3212b、3212cを含み、それぞれが対応するカバレッジエリア3213a、3213b、3213cを定義する。各基地局3212a、3212b、3212cは、有線又は無線接続3215を介してコアネットワーク3214に接続可能である。第1UE、例えば、カバレッジエリア3213cに位置する非APSTA3291等のUE120は、対応する基地局3212cに無線で接続するか、又は対応する基地局3212cによってページングされる様に構成される。第2UE3292、例えば、カバレッジエリア3213aに位置する非AP STA等のUE120は、対応する基地局3212aに無線で接続可能である。複数のUE3291、3292がこの例に示されているが、開示された実施形態は、単一UEがカバレッジエリアにある状況、又は、単一UEが対応する基地局3212に接続している状況に等しく適用可能である。
【0236】
通信ネットワーク3210自体は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェア及び/又はソフトウェアにより、又は、サーバファームの処理リソースとして具現化され得るホストコンピュータ3230に接続される。ホストコンピュータ3230は、サービスプロバイダの所有権又は管理下にあり得るか、又はサービスプロバイダによって又はサービスプロバイダに代わって操作され得る。通信ネットワーク3210とホストコンピュータ3230との間の接続3221、3222は、コアネットワーク3214からホストコンピュータ3230まで直接延長してもよく、又はオプションの中間ネットワーク3220を介してもよい。中間ネットワーク3220は、パブリック、プライベート、又はホストされたネットワークの1つ、又は2つ以上の組み合わせであっても良く、中間ネットワーク3220(ある場合)は、バックボーンネットワーク又はインターネットである場合があり、特に、中間ネットワーク3220は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備えてもよい。
【0237】
図21の通信システムは全体として、接続されたUE3291、3292のうちの1つとホストコンピュータ3230との間の接続を可能にする。接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続3250として説明され得る。ホストコンピュータ3230及び接続されたUE3291、3292は、アクセスネットワーク3211、コアネットワーク3214、任意の中間ネットワーク3220及び、仲介者としての可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を使用して、OTT接続3250を介してデータ及び/又はシグナリングを通信する様に構成される。OTT接続3250は、OTT接続3250が通過する参加通信デバイスがアップリンク及びダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で透過的であり得る。例えば、基地局3212は、接続されたUE3291に転送される(例えば、引き渡される)ホストコンピュータ3230から発信されるデータとの着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されないか、又は通知される必要はない。同様に、基地局3212は、UE3291からホストコンピュータ3230に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
【0238】
一実施形態による、前述の段落で説明したUE、基地局、及びホストコンピュータの例示的な実装形態を、図22を参照して説明する。通信システム3300において、ホストコンピュータ3310は、通信システム3300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線又は無線接続をセットアップ及び維持する様に構成された通信インターフェース3316を含むハードウェア3315を備える。ホストコンピュータ3310は、記憶及び/又は処理能力を有し得る処理回路3318をさらに備える。特に、処理回路3318は、命令を実行する様に適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらの組み合わせ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ3310は、ソフトウェア3311をさらに備え、ソフトウェア3311は、ホストコンピュータ3310に格納されるか、ホストコンピュータ3310によってアクセス可能であり、処理回路3318によって実行可能である。ソフトウェア3311は、ホストアプリケーション3312を含む。ホストアプリケーション3312は、UE3330とホストコンピュータ3310で終端されるOTT接続3350を介して接続する、UE3330の様なリモート・ユーザにサービスを提供する様に動作可能であり得る。リモート・ユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーション3312は、OTT接続3350を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0239】
通信システム3300は、通信システムに設けられ、ホストコンピュータ3310及びUE3330と通信することを可能にするハードウェア3325を備える基地局3320をさらに含む。ハードウェア3325は、通信システム3300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線又は無線接続をセットアップ及び維持するための通信インターフェース3326と、基地局3320がサービスを提供するカバレッジエリア(図示せず)にあるUE3330との無線接続3370を少なくともセットアップ及び維持するための無線インターフェース3327と、を含み得る。通信インターフェース3326は、ホストコンピュータ3310への接続3360を促進する様に構成され得る。接続3360は直接であってもよいし、通信システムのコアネットワーク(図22には図示せず)及び/又は通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。実施形態において、基地局3320のハードウェア3325は、処理回路3328をさらに備え、処理回路3328は、命令を実行する様に適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらの組み合わせ(図示せず)を備え得る。基地局3320は、内部に格納されたソフトウェア3321又は外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア33211をさらに有する。
【0240】
通信システム3300は、既に言及したUE3330をさらに含む。そのハードウェア3335は、UE3330が現在位置するカバレッジエリアにサービスを提供する基地局との無線接続3370をセットアップ及び維持する様に構成された無線インターフェース3337を含み得る。UE3330のハードウェア3335は、処理回路3338をさらに備え、処理回路3328は、命令を実行する様に適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらの組み合わせ(図示せず)を備え得る。UE3330は、ソフトウェア3331をさらに備え、ソフトウェア3311は、UE3330に格納されるか、UE3330によってアクセス可能であり、処理回路3338によって実行可能である。ソフトウェア3331は、ホストアプリケーション3332を含む。クライアントアプリケーション3332は、ホストコンピュータ3310のサポートにより、UE3330を介して人間又は非人間のユーザにサービスを提供する様に動作可能であってもよい。ホストコンピュータ3310において、実行中のホストアプリケーション3312は、UE3330及びホストコンピュータ3310で終端するOTT接続3350を介して実行中のクライアントアプリケーション3332と通信することができる。ユーザにサービスを提供する際、クライアントアプリケーション3332は、ホストアプリケーション3312からリクエストデータを受信し、リクエストデータに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続3350は、リクエストデータとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション3332は、ユーザと対話して、提供するユーザデータを生成することができる。
【0241】
図22に示されるホストコンピュータ3310、基地局3320及びUE3330は、それぞれ、図21のホストコンピュータ3230、基地局3212a、3212b、3212cのうちの1つ、及び、UE3291、3292のうちの1つと同一であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部動作は図22の様になり、独立して、周囲のネットワークトポロジは図21の様になり得る。
【0242】
図22において、OTT接続3350は、中間デバイス及びこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングを明示的に参照することなく、基地局3320を介したホストコンピュータ3310と無線デバイス3330との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを決定してもよく、ルーティングは、UE3330又はホストコンピュータ3310を操作するサービスプロバイダ、又はその両方から隠す様に構成されてもよい。OTT接続3350がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる(たとえば、ネットワークの負荷分散の検討又は再構成に基づいて)。
【0243】
UE3330と基地局3320との間の無線接続3370は、本開示を通して説明される実施形態の教示に従う。1つ以上の様々な実施形態は、無線接続3370が最後のセグメントを形成するOTT接続3350を使用して、UE3330に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、適用可能なRAN効果、すなわちデータレート、待ち時間、電力消費を改善し、それによって、OTTサービスに対する対応する効果、例えば、ユーザ待ち時間の短縮、ファイルサイズの制限の緩和、より良い応答性、バッテリー寿命の延長等の利点を提供することができる。
【0244】
測定手順は、データレート、待ち時間、及び1つ以上の実施形態が改善される他の要因を監視する目的で提供されてもよい。さらに、測定結果の変動に応じて、ホストコンピュータ3310とUE3330との間のOTT接続3350を再構成するためのオプションのネットワーク機能があり得る。OTT接続3350を再構成するための測定手順及び/又はネットワーク機能は、ホストコンピュータ3310のソフトウェア3311又はUE3330のソフトウェア3331、又はその両方で実装されてもよい。実施形態において、センサ(図示せず)は、OTT接続3350が通過する通信デバイス内に、又はそれに関連して配置され、センサは、上記で例示した監視量の値を提供するか、ソフトウェア3311、3331が監視量を計算又は推定できる他の物理量の値を提供することにより、測定手順に参加できる。OTT接続3350の再構成には、メッセージ形式、再送信設定、優先ルーティング等が含まれ、再構成は基地局3320に影響を与えず、基地局3320にとって未知又は感知できない可能性がある。その様な手順及び機能は、当技術分野で知られ実践されている場合がある。特定の実施形態において、測定は、スループット、伝播時間、待ち時間等のホストコンピュータの3310測定を容易にする独自のUEシグナリングを含み得る。測定は、ソフトウェア3311、3311が、OTT接続3350を使用して、伝播時間、エラー等を監視しながら、メッセージ、特に空又は"ダミー"メッセージを送信する様に実装できる。
【0245】
図23は、一実施形態による、通信システムで実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、第1~第3ネットワークノード111~113等の基地局、及び、UE120等のUEを含み、それらは図21及び22を参照して説明されたものであり得る。本開示を単純化するために、図23への参照図面のみがこのセクションに含まれる。この方法の第1アクション3410において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。第1アクション3410のオプションのサブアクション3411では、ホストコンピュータはホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。第2アクション3420において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。オプションの第3アクション3430において、基地局は、本開示を通して説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信で搬送されたユーザデータをUEに送信する。オプションの第4アクション3440において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0246】
図24は、一実施形態による、通信システムで実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、AP STAの様な基地局、及び、非AP STAの様なUEを含み、それらは図21及び22を参照して説明されたものであり得る。本開示を単純化するために、図24への参照図面のみがこのセクションに含まれる。この方法の第1アクション3510において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。オプションのサブアクション(図示せず)において、ホストコンピュータはホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。第2アクション3520において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。送信は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、基地局を経由し得る。オプションの第3アクション3530において、UEは、送信で搬送されたユーザデータを受信する。
【0247】
図25は、一実施形態による、通信システムで実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、AP STAの様な基地局、及び、非AP STAの様なUEを含み、それらは図21及び22を参照して説明されたものであり得る。本開示を単純化するために、図25への参照図面のみがこのセクションに含まれる。この方法のオプションの第1アクション3610において、UEはホストコンピュータにより提供された入力データを受信する。追加又は代替として、オプションの第2アクション3620で、UEはユーザデータを提供する。第2アクション3620のオプションのサブアクション3621において、UEはホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。第1アクション3610のさらなるオプションのサブアクション3611において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮できる。ユーザデータが提供された特定の方法に関係なく、UEは、オプションの第3サブアクション3630で、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。方法の第4アクション3640において、ホストコンピュータは、本開示を通して説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0248】
図26は、一実施形態による、通信システムで実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、AP STAの様な基地局、及び、非AP STAの様なUEを含み、それらは図21及び22を参照して説明されたものであり得る。本開示を単純化するために、図26への参照図面のみがこのセクションに含まれる。方法のオプションの第1アクション3710において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局はUEからユーザデータを受信する。オプションの第2アクション3720において、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。第3アクション3730において、ホストコンピュータは、基地局により開始された送信で搬送されるユーザデータを受信する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17a
図17b
図18a
図18b
図19a
図19b
図20a
図20b
図21
図22
図23
図24
図25
図26
【手続補正書】
【提出日】2024-04-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワーク(100)において条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を示すために、ユーザ装置(UE)(120)又はソースマスタノード(MN)(111)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成され、前記方法は、
ソースMN(111)から前記UE(120)のCHO構成を取得(1201)することであって、前記CHO構成はターゲット候補ノード(112、113)の構成を含み、前記ターゲット候補ノード(112、113)はターゲット候補MN(112)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)(113)のうちの任意の1つ以上を含む、ことと、
前記CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記ターゲット候補ノード(112、113)に送信(1204)することと、
を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つに従って設定される、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定される前記現在のSCG状態を取得(1202)することを含み、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記現在のSCG状態を示し、前記インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、選択された前記ターゲット候補ノード(112、113)によって開始される、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、
-常に非アクティブ、
-常にアクティブ
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値、
-CHOが実行されたときに前記UE(120)が有する最新のSCG状態、
のうちのいずれか1つであるターゲットSCG状態を取得(1203)し、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記ターゲットSCG状態を示す、方法。
【請求項5】
プロセッサ(1760)で実行されると、前記プロセッサ(1760)に、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム(1780)。
【請求項6】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ソースマスタノード(MN)(111)として動作する第1ネットワークノード(111)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成されており、前記方法は、
前記UE(120)に前記UE(120)の条件付きハンドオーバ(CHO)構成を送信(1301)することを含み、前記CHO構成はターゲット候補ノード(112、113)の構成を含み、前記ターゲット候補ノード(112、113)はターゲット候補マスタノード(MN)(112)及びターゲット候補セカンダリノード(SN)(113)のうちの任意の1つ以上を含み、
前記CHO構成は、前記CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記ターゲット候補ノード(112、113)に送信するために、前記UE(120)をトリガする、方法。
【請求項7】
請求項に記載の方法であって、
SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項8】
請求項に記載の方法であって、さらに、
SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定される現在のSCG状態を前記UE(120)に送信(1302)することを含み、
前記ターゲット候補ノード(112、113)への前記インジケーションは、前記現在のSCG状態を示し、前記インジケーションは、ターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定し、選択された前記ターゲット候補ノード(112、113)によって開始される、方法。
【請求項9】
請求項に記載の方法であって、さらに、
-常に非アクティブ、
-常にアクティブ、
-アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値と、
-CHOが実行されたときに前記UE(120)が有する最新のSCG状態、
のうちのいずれか1つに設定されたターゲットSCG状態で前記UE(120)を構成(1303)することを含み、
前記インジケーションは、前記ターゲットSCG状態を示す、方法。
【請求項10】
プロセッサ(1860)で実行されると、前記プロセッサ(1860)に、請求項からのいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム(1880)。
【請求項11】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ターゲットマスタノード(MN)(112)として動作する第2ネットワークノード(112)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成されており、前記方法は、
CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記UE(120)から受信(1401)することを含む方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、
SCG状態は、前記現在のSCG状態及び/又はターゲットSCG状態のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法であって、さらに、
前記インジケーションが現在のSCG状態を示す場合、前記インジケーションに基づいてターゲットSCG状態をSCGアクティブ又はSCG非アクティブに設定することを含む方法。
【請求項14】
請求項11に記載の方法であって、さらに、
前記インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGをアクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項15】
プロセッサ(1960)で実行されると、前記プロセッサ(1960)に、請求項11から14のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム(1980)。
【請求項16】
無線通信ネットワーク(100)のユーザ装置(UE)(120)に対する条件付きハンドオーバ(CHO)中にセカンダリセルグループ(SCG)状態を処理するために、ターゲットセカンダリノード(SN)(113)として動作する第3ネットワークノード(113)によって実行される方法であって、前記UE(120)は現在のSCGで構成されており、前記方法は、
CHO構成に関連するCHO実行条件が満たされると、SCGアクティブ及びSCG非アクティブのうちのいずれか1つに設定されるSCG状態を示すインジケーションを前記UE(120)から受信(1504)することを含む方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、さらに、
前記インジケーションが、非アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGをアクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブを含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
前記インジケーションが、アクティブ又は非アクティブとして事前構成された値を含むターゲットSCG状態を示す場合、CHO実行後のトラフィック評価に応じて、CHO実行後に前記SCGに反応して前記SCGを恐らく非アクティブ化することと、
のうちのいずれか1つを含む、方法。
【請求項18】
プロセッサ(2060)で実行されると、前記プロセッサ(2060)に、請求項16又は17に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム(2080)。
【請求項19】
請求項1から4のいずれか1項に記載の方法を実行する様に構成された装置であって、
前記装置は、ユーザ装置(UE)(120)又はソースマスタノード(MN)(111)である、装置
【請求項20】
請求項6から9のいずれか1項に記載の方法を実行する様に構成された第1ネットワークノード(111)。
【請求項21】
請求項11から14のいずれか1項に記載の方法を実行する様に構成された第2ネットワークノード(112)。
【請求項22】
請求項16又は17に記載の方法を実行する様に構成された第3ネットワークノード(113)。
【国際調査報告】