(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】情報フィードバック方法と装置
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20240912BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240912BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20240912BHJP
H04W 72/1273 20230101ALI20240912BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/232
H04W72/231
H04W72/1273
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519387
(86)(22)【出願日】2021-09-30
(85)【翻訳文提出日】2024-05-27
(86)【国際出願番号】 CN2021122477
(87)【国際公開番号】W WO2023050436
(87)【国際公開日】2023-04-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】ジアン・チンイェヌ
(72)【発明者】
【氏名】ワン・シヌ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・レイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本発明の実施例では情報フィードバック方法及び情報受信方法と装置が提供され、該情報フィードバック方法は、前記端末装置が物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、前記1つ又は複数のPDSCHにはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれ;及び、前記端末装置が1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を送信することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に適用される、情報をフィードバックする装置であって、
物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信する第一受信ユニットであって、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれる、第一受信ユニット;及び
HARQプロセスのHARQフィードバックが有効化される1つ又は複数のPDSCHsに対応するHARQフィードバック情報を送信する第一送信ユニットを含む、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【請求項4】
端末装置に適用される、情報をフィードバックする装置であって、
第四下りリンク制御情報(DCI)を受信する第二受信ユニットであって、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含む、第二受信ユニット;及び
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定する第一確定ユニットを含む、装置。
【請求項5】
請求項4に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれるDCIのみを計入する、装置。
【請求項6】
請求項4に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIをカウントしない、装置。
【請求項7】
請求項4に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第四PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれ、前記累積DAI情報/又は前記総DAI情報は前記第四DCIをカウントする、装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが有効なる第四PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第四PDSCHの復号結果に関連しており、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり又は関連している、装置。
【請求項9】
請求項4に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はDCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする、装置。
【請求項10】
請求項4に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない、装置。
【請求項11】
請求項4に記載の装置であって、さらに、
前記PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を送信する第二送信ユニットを含む、装置。
【請求項12】
請求項4に記載の装置であって、
前記第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、前記第四DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする、装置。
【請求項13】
端末装置に適用される、情報をフィードバックする装置であって、
PDSCHを受信する第六受信ユニットであって、前記PDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが無効化される、第六受信ユニット;及び
前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しない処理ユニットを含む、装置。
【請求項14】
請求項13に記載の装置であって、
前記時間領域位置は前記PDSCHにのみ対応する、装置。
【請求項15】
請求項14に記載の装置であって、
前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することは、前記時間領域位置の所定時間の前に前記時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送がないことを含む、装置。
【請求項16】
請求項13に記載の装置であって、
前記処理ユニットはDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定し、及び/又は、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定する、装置。
【請求項17】
請求項13に記載の装置であって、
前記処理ユニットはDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定し、及び/又は、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定する、装置。
【請求項18】
請求項13に記載の装置であって、
前記処理ユニットは前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックを生成しない、装置。
【請求項19】
請求項13に記載の装置であって、
前記PDSCHはDCIによりスケジューリングされるPDSCH及び/又はSPS PDSCHを含む、装置。
【請求項20】
請求項13に記載の装置であって、
前記PDSCHのうちの複数のPDSCHが同じDCIによりスケジューリングされる、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)が無線通信システムにおける物理下りリンクチャネルの1種であり、下りリンクデータを搬送(carry)するために用いられる。PDSCHは下りリンク制御情報(downlink control information、DCI)によりスケジューリングされても良い。PDSCHをスケジューリングするためのDCIには少なくとも、該PDSCHのリソースを指示するための情報が含まれる。現在の新無線(new radio、NR)システムでは、PDSCHをスケジューリングするための複数のDCIフォーマット(format)、例えば、DCI format 1_0、DCI format 1_1、DCI format 1_2などが定義されており、異なるDCI formatのDCIに含まれる具体的な情報及び/又はサイズは、異なるスケジューリングのニーズを満たすために異なる。
【0003】
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今のところ、非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Networks、NTN)が3GPP(登録商標)で議論されている課題である。該課題では、比較的長い伝播レイテンシに対処するために、「HARQ(ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest))フィードバックの有効化(enabling)/無効化(disabling)」というHARQメカニズムを如何にサポートするかが議論されている。しかし、今のところ、「HARQ(ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest))フィードバックの有効化/無効化」というHARQメカニズムを如何にサポートするかの具体的な方法がなく、また、このようなHARQメカニズムをサポートし得る幾つかの場合にHARQフィードバック情報を送信するか/如何に送信するかの方法もない。
【0005】
また、3GPP(登録商標)ではNRシステムを71GHzに如何に拡張するかも議論されている。該課題では、端末装置の物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDDCH)の監視負担を軽減するために、1つのDCIにより複数のPDSCHをスケジューリングする(即ち、multi-PDSCHs scheduling)というスケジューリング方式を如何にサポートするかが議論されている。今のところ、上述のHARQメカニズム及び上述のスケジューリング方式を同時にサポートするか/如何に同時にサポートするかについての議論がなく、上述のHARQメカニズム及び上述のスケジューリング方式を如何に同時にサポートするかの方法がなく、また、上述のHARQメカニズム及び上述のスケジューリング方式を同時にサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信するか/如何にするかの方法もない。
【0006】
上述の問題のうちの少なくとも1つに鑑み、本発明の実施例は情報フィードバック方法と装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例の1つの側面によれば、情報フィードバック装置が提供され、それは端末装置に適用され、前記情報フィードバック装置は、
物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信する第一受信ユニットであって、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれる、第一受信ユニット;及び
1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を送信する第一送信ユニットを含む。
【0008】
本発明の実施例のもう1つの側面によれば、情報フィードバック装置が提供され、それは端末装置に適用され、前記情報フィードバック装置は、
第四下りリンク制御情報(DCI)を受信する第二受信ユニットであって、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含む、第二受信ユニット;及び
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定する第一確定ユニットを含む。
【0009】
本発明の実施例の他の側面によれば、情報フィードバック装置が提供され、それは端末装置に適用され、前記情報フィードバック装置は、
PDSCHをスケジューリングするためのDCIを受信する第四受信ユニット;
前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定する第三確定ユニット;及び
確定された前記時間領域位置で前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する第二送信ユニットを含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施例の有利な効果は、少なくとも、以下のとおりである
HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズムをサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信し又は送信しないようにすることができるので、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0011】
また、HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズム及び1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングするというスケジューリング方式を同時にサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信し又は送信しないようにすることができるので、端末装置のPDCCHの監視回数を減少させることで、端末装置がPDCCHを監視する複雑度及び消費電力を低減することができるとともに、下りリンク制御シグナリング(DCI)を送信するためのリソースオーバーヘッドを減少させることで、データスループットを向上させることもできる。さらに、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0012】
後述の説明及び図面を参照することで本発明の特定の実施例を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施例は範囲上でこれらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施例は様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
【0013】
また、1つの実施例について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で1つ又は複数の他の実施例に用い、他の実施例における特徴と組み合わせ、又は、他の実施例における特徴を置換することもできる。
【0014】
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の1つの図面又は1つの実施例に記載の要素及び特徴は、1つ又は複数の他の図面又は実施例に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似した符号は、幾つの図面における対応部品を示し、また、複数の実施例に用いる対応部品を示すために用いることもできる。
【
図1】本発明の実施例における通信システムを示す図である。
【
図2】本発明の実施例における情報フィードバック方法を示す図である。
【
図3】本発明の実施例における情報フィードバック方法を示す図である。
【
図4】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図5】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図6】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図7】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図8】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図9】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図10】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図11】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図12】本発明の実施例におけるフィードバックスロットの位置を示す図である。
【
図13】本発明の実施例におけるフィードバックスロットの位置を示す図である。
【
図14】本発明の実施例における情報フィードバック方法を示す図である。
【
図15A】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図15B】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図15C】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図16】本発明の実施例における情報フィードバック方法を示す図である。
【
図17】本発明の実施例における情報受信方法を示す図である。
【
図18】本発明の実施例における情報受信方法を示す図である。
【
図19】本発明の実施例における情報フィードバック装置を示す図である。
【
図20】本発明の実施例における情報フィードバック装置を示す図である。
【
図21】本発明の実施例における情報フィードバック装置を示す図である。
【
図22】本発明の実施例における情報フィードバック装置を示す図である。
【
図23】本発明の実施例における情報受信装置を示す図である。
【
図24】本発明の実施例における情報受信装置を示す図である。
【
図25】本発明の実施例における情報受信装置を示す図である。
【
図26】本発明の実施例における端末装置を示す図である。
【
図27】本発明の実施例のネットワーク装置を示す図である。
【
図28A】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図28B】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図28C】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図28D】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図29A】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図29B】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図29C】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図30A】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図30B】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図30C】本発明の実施例におけるDAI計数を示す図である。
【
図31A】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図31B】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図31C】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図31D】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図32A】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図32B】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図32C】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図32D】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図33A】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図33B】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図34A】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図34B】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図35A】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図35B】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図35C】本発明の実施例におけるC-TAI及びT-DAIを示す図である。
【
図36A】本発明の実施例においてDCIによりスケジューリングされるPDSCHを示す図である。
【
図36B】本発明の実施例においてDCIによりスケジューリングされるPDSCHを示す図である。
【
図36C】本発明の実施例においてDCIによりスケジューリングされるPDSCHを示す図である。
【
図36D】本発明の実施例においてDCIによりスケジューリングされるPDSCHを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴は明らかになる。なお、明細書及び図面では本発明の特定の実施例を開示するが、それらは本発明の原理を採用し得る一部のみの実施例を示し、理解すべきは、本発明は記載される実施例に限定されず、即ち、本発明は添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものをも含むということである。
【0017】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High-Speed Packet Access)などである。
【0018】
また、通信システムにおける装置間の通信は任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G、5G、新無線(NR、New Radio)など、及び/又は、その他の従来の又は将来開発される通信プロトコルである。
【0019】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は例えば、通信システムにおいて、端末装置を通信ネットワークに接続し、かつ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、基地局(BS、Base Station)、アクセスポイント(AP、AccessPoint)、送受信ポイント(TRP、Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ(MME、Mobile Management Entity)、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器(RNC、Radio Network Controller)、基地局制御器(BSC、Base Station Controller)などである。
【0020】
そのうち、基地局は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、5G基地局(gNB)などであり、さらにRRH(Remote Radio Head)、RRU(Remote Radio Unit)、リレー(relay)又は低パワーノード(例えば、femto、picoなど)を含んでも良い。また、用語「基地局」はそれらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は特定の地理的領域に対して通信カバレッジを提供できる。用語「セル」が指すのは、基地局及び/又はそのカバーする領域であっても良く、これは該用語のコンテキストによるものである。なお、「セル」と「基地局」という用語は、混乱が生じない限り交換可能である。
【0021】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE、User Equipment)又は「端末装置」(TE、Terminal Equipment)は例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、かつネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション(MS、Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS、Subscriber Station)、アクセス端末(AT、AccessTerminal)、ステーションなどとも称される。
【0022】
そのうち、ユーザ装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、例えば、セルラーフォン(Cellular Phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム、無線通信装置、携帯装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
【0023】
また、例えば、IoT(Internet of Things)などのシナリオにおいて、ユーザ装置はさらに監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、マシンタイプ通信(MTC、Machine Type Communication)端末、車載通信端末、D2D(Device to Device)端末、M2M(Machine to Machine)端末などである。
【0024】
さらに、「ネットワーク側」又は「ネットワーク装置側」という用語は、ネットワークの側を指し、それは特定の基地局である場合もあれば、上記のように1つ又は複数のネットワーク装置を含む場合もある。「ユーザ側」又は「端末側」又は「端末装置側」という用語は、ユーザ又は端末の側を指し、特定のUEであっても良いし、上記のように1つ又は複数の端末装置を含んでも良い。
【0025】
以下の説明では、混乱が生じない限り、用語「上りリンク制御信号」は「上りリンク制御情報(UCI、Uplink Control Information)」又は「物理上りリンク制御チャネル(PUCCH、Physical Uplink Control Channel)」と交換可能であり、用語「上りリンクデータ信号」は「上りリンクデータ情報」又は「物理上りリンク共有チャネル(PUSCH、Physical Uplink Shared Channel)」と交換可能であり、「受信した」と「検出した」は成功裏に受信していることを表し、交換可能であり、「受信」と「検出」は、実行中の動作を表し、成功裏に受信したかどうかを強調せず、交換可能であり、場合によっては受信結果を表すこともできる。
【0026】
用語「下りリンク制御信号」は「下りリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)」又は「物理下りリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)」と交換可能であり、用語「下りリンクデータ信号」は「下りリンクデータ情報」又は「物理下りリンク共有チャネル(PDSCH、Physical Downlink Shared Channel)」と交換可能である。
【0027】
また、PUSCHの送信又は受信はPUSCHにより搬送される上りリンクデータを送信又は受信すると理解されても良く、PUCCHの送信又は受信はPUCCHにより搬送される上りリンク情報(e.g.UCI)を送信又は受信すると理解されても良く、PRACHの送信又は受信はPRACHにより搬送されるpreambleを送信又は受信すると理解されても良く、PDSCHの送信又は受信はPDSCHにより搬送される下りリンクデータを送信又は受信すると理解されても良く、PDCCHの送信又は受信はPDCCHにより搬送される下りリンク情報(e.g.DCI)を送信又は受信すると理解されても良い。
【0028】
本発明の実施例において、上位層シグナリングは例えば、無線リソース制御(RRC)シグナリングであっても良く、RRCシグナリングは例えば、RRCメッセージ(RRC message)を含み、具体的には、例えば、主情報ブロック(MIB)、システム情報(system information)、専用RRCメッセージ;又は、RRC情報エレメント(RRC information element、RRC IE);又は、RRCメッセージ又はRRC情報エレメントに含まれる情報域(又は、情報域に含まれる情報域)を含む。上位層シグナリングは例えば、さらに、媒体アクセス制御層(Medium Access Control、MAC)シグナリングであっても良く、又は、MAC制御エレメント(MAC control element、MAC CE)と称される。なお、本発明はこれに限定されない。
【0029】
以下、例に基づいて本発明の実施例のシナリオについて説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0030】
図1は本発明の実施例における通信システムを示す図であり、端末装置及びネットワーク装置を例にした場合を示している。
図1に示すように、通信システム100はネットワーク装置101及び端末装置102、103を含む。便宜のため、
図1では2つのみの端末装置及び1つのみのネットワーク装置を例にして説明を行うが、本発明の実施例はこれに限られない。
【0031】
本発明の実施例において、ネットワーク装置101と端末装置102、103との間は既存の業務(トラフィック/サービス)又は将来実施可能な業務の送信を行うことができる。例えば、これらの業務は、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、mMTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communication)、能力削減(Reduced Capability)の端末装置の関連通信などを含むが、これらに限定されない。
【0032】
なお、
図1には2つの端末装置102、103がすべてネットワーク装置101のカバレッジ内にあることが示されているが、本発明はこれに限定されない。2つの端末装置102、103はすべてネットワーク装置101のカバレッジ内に位置しなくても良く、又は、1つの端末装置102はネットワーク装置101のカバレッジ内にあり、もう1つの端末装置103はネットワーク装置101のカバレッジ外にあっても良い。
【0033】
本発明の実施例において、異なるPDSCHにより搬送される伝送ブロックは同じであり又は異なるので、以下、「複数のPDSCH」又は「少なくとも2つのPDSCH」とは、同じ又は異なる伝送ブロックを搬送する異なるPDSCHを指しても良い。具体的には、異なるPDSCHにより搬送される伝送ブロックは同じ又は異なるHARQプロセスに対応する可能性があり、そのうち、異なるHARQプロセスは異なるHARQプロセス標識(ID)を有する。
【0034】
幾つかの実施例において、PDSCH時間領域リソース割り当て(TDRA)表(又は、TDRA表と略称する)は少なくとも1行を含み、以下、便宜のため、1行を1つのPDSCH TDRA設定と称し(又は、TDRA設定と略称する)、即ち、PDSCH TDRA表は少なくとも1つのPDSCH TDRA設定を含む。1つのPDSCH TDRA設定は少なくとも1つのPDSCH時間領域リソース設定(又は、時間領域リソース設定と略称する)を含み、PDSCH時間領域リソース設定には少なくとも、スロットにおけるシンボル位置(開始シンボル+長さ)設定が含まれ、また、1つのPDSCH TDRA設定はさらに、少なくとも1つのスロットオフセット(偏移)K0設定を含んでも良く、該K0はPDSCHとPDCCHのスロットオフセットを表し、K0設定はPDSCH時間領域リソース設定に含まれ、又は、PDSCH時間領域リソース設定に含まれず、該1つのPDSCH TDRA設定はさらに、他の情報(例えば、マッピング類型、mapping type)を含んでも良く、かつ該他の情報はPDSCH時間領域リソース設定に含まれ、又は、PDSCH時間領域リソース設定に含まれず、本発明の実施例はこれに限定されない。そのうち、スロットにけるシンボル位置設定について、それは例えば、start and length indicator SLIVを含み、該SLIVは開始シンボル(S)と長さ(L)の有効な組み合わせ(valid combination)に対応し、又は、それは例えば、開始シンボルstarting symbol設定及び長さlength設定に対応し、該starting symbol設定及びlength設定は有効な組み合わせである。
【0035】
ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)はFEC(Forward Error Correction)と自動再送要求(Automatic Repeat reQuest、ARQ)方法を組み合わせた技術である。FECは冗長情報を追加することで、受信端が一部のエラー(誤り)を訂正し得るようにさせることができるため、再送の回数を減少させることができる。FECが訂正し得ないエラーについて、受信端はARQメカニズムにより、送信端がデータを再送するようにリクエストすることができる。受信端はエラー検出コード(通常は巡回冗長チェック(Cyclic Redundancy Check、CRCである))を用いて、受信したデータパケットにエラーがあるかを検出する。誤りがない場合に、受信端は1つの肯定の確認(ACK)を送信端に送信し、送信端はACKを受信した後に、続いて次のデータパケットを送信できる。誤りがある場合に、受信端は該データパケットをドロップし、1つのいいえ定の確認(NACK)を送信端に送信し、送信端はNACKを受信した後に、同じデータを再送できる。
【0036】
NRでは、DCIによりスケジューリングされる1つ又は複数のPDSCHs(全部又は一部)に対してHARQ-ACKフィードバックを行う必要があり、例えば、端末装置はHARQ-ACKコードブックを生成でき、該HARQ-ACKコードブックは半静的コードブック(Type-1 HARQ-ACK codebook)及び動的コードブック(Type-2 HARQ-ACK codebook)を含む。端末はRRCシグナリング設定に従って、Type-1 HARQ-ACK codebook又はType-2 HARQ-ACK codebookの採用を設定し得る。
【0037】
以下、各実施例と併せて、HARQプロセスにHARQフィードバックの無効化又はHARQフィードバックの有効化が設定又は指示されていることをサポートし得る場合に、上述の半静的コードブック及び/又は動的コードブックを生成するか又は如何に生成するか又は如何に送信するかについて説明する。
【0038】
<第一側面の実施例>
本発明の実施例では情報フィードバック方法が提供され、端末装置側から説明が行われる。
【0039】
図2は本発明の実施例における情報フィードバック方法を示す図である。
図2に示すように、該方法は次のステップを含む。
【0040】
201:端末装置が装置物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれ;及び
202:該端末装置が1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を送信する。
【0041】
幾つかの実施例において、該端末装置は1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングする下りリンク制御情報(DCI)を受信し、該DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングできる(可能である)が、実際には1つのPDSCH又は複数のPDSCHsをスケジューリングする可能性があり、また、本発明の実施例において、複数のPDSCHは時間領域でスケジューリングされる複数のPDSCHであっても良く、周波数領域でスケジューリングされる複数のPDSCHであっても良く、又は、時間領域及び周波数領域での複数のPDSCHであっても良い。例えば、時間領域で複数のPDSCHをスケジューリングするときに該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートし得る。なお、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0042】
幾つかの実施例において、201では、該DCI及びPDSCHは同じキャリア(セル)又は異なるキャリア(セル)で送信され、言い換えれば、PDSCHは同じキャリア(セル)でのDCIによりスケジューリングされても良く、又は、異なるキャリア(セル)でのDCIによりスケジューリングされても良い。該DCI及びPDSCHが異なるキャリア(セル)にある場合に、スケジューリングされるキャリア(セル)に対応する設定(e.g.HARQ process数、HARQフィードバックの有効化/無効化の設定、PDSCH時間領域リソース割り当て表の設定など)に基づいて該PDSCHはスケジューリングされる。
【0043】
図36AはDCI及びスケジューリングされるPDSCHが同じキャリア(carrier)/セルの同じBWPにあることを示す図である。
図14に示すように、(a)は1つのPDSCHをスケジューリングする(DCIが1つのみのPDSCHをスケジューリングできるか、それとも複数のPDSCHをスケジューリングできるかについて限定しない)ことに対応し、b)は時間領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、c)は周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは周波数領域の順序に従ってインデックス付けされ、d)は時間領域及び周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは先に周波数領域、次に時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、e)は時間領域及び周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは先に時間領域、次に周波数領域の順序に従ってインデックス付けされる。
【0044】
図36BはDCI及びスケジューリングされるPDSCHが同じキャリア/セルの異なるBWPにあることを示す図である。
図15に示すように、(a)は1つのPDSCHをスケジューリングする(DCIが1つのみのPDSCHをスケジューリングできるか、それとも複数のPDSCHをスケジューリングできるかについて限定しない)ことに対応し、b)は時間領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、c)は周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは周波数領域の順序に従ってインデックス付けされ、d)は時間領域及び周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは先に周波数領域、次に時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、e)は時間領域及び周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは先に時間領域、次に周波数領域の順序に従ってインデックス付けされる。
【0045】
図36CはDCI及びスケジューリングされるPDSCHが異なるキャリア/セルにあること(クロスキャリアスケジューリング)を示す図であり、
図16に示すように、(a)は1つのPDSCHをスケジューリングする(DCIが1つのみのPDSCHをスケジューリングできるか、それとも複数のPDSCHをスケジューリングできるかについて限定しない)ことに対応し、b)は時間領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、c)は周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは周波数領域の順序に従ってインデックス付けされ、d)は時間領域及び周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは先に周波数領域、次に時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、e)は時間領域及び周波数領域で複数のPDSCHをスケジューリングすることに対応し、PDSCHは先に時間領域、次に周波数領域の順序に従ってインデックス付けされる。
【0046】
図36DはDCIが複数のPDSCHをスケジューリングすることを示す図である。
図17に示すように、a)は時間領域が異なる2つのPDSCHをスケジューリングすることに対応し、該2つのPDSCHは異なるキャリア/セルの異なるBWPにあり、同じキャリア/セルの同じBWPで1つのみのPDSCHがスケジューリングされ、PDSCHは時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、b)は周波数領域が異なる2つのPDSCHをスケジューリングすることに対応し、該2つのPDSCHは異なるキャリア/セルの異なるBWPにあり、同じキャリア/セルの同じBWPで1つのみのPDSCHがスケジューリングされ、PDSCHは周波数領域の順序に従ってインデックス付けされ、c)は4つのPDSCHをスケジューリングすることに対応し、異なるキャリア/セルの異なるBWPでそれぞれ2つのPDSCHがスケジューリングされ、同じキャリア/セルの同じBWPで2つのPDSCHがスケジューリングされ、PDSCHは先に周波数領域、次に時間領域の順序に従ってインデックス付けされ、d)は4つのPDSCHをスケジューリングすることに対応し、異なるキャリア/セルの異なるBWPでそれぞれ2つのPDSCHがスケジューリングされ、同じキャリア/セルの同じBWPで2つのPDSCHがスケジューリングされ、PDSCHは先に時間領域、次に周波数領域の順序に従ってインデックス付けされる。以下、DCIが時間領域で複数のPDSCHをスケジューリングできることを例にして説明を行う。
【0047】
以下、DCIが時間領域で複数のPDSCHをスケジューリングできることを例にして説明を行う。
【0048】
幾つかの実施例において、DCIが時間領域で複数のPDSCHをスケジューリングし得るようにサポートするために、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする。説明の便宜のため、以下、先に該PDSCH時間領域リソース割り当ての設定について更なる説明を行う。
【0049】
幾つかの実施例において、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするための少なくとも1つのPDSCH TDRA設定を含む。また、該表には1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA設定が含まれても良く又は含まれなくても良い。例えば、該PDSCH TDRA表は少なくとも1つの(M個の)PDSCH TDRA設定(少なくとも1行)を含み、M個のPDSCH TDRA設定には、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするための少なくとも1つ(P個)のPDSCH TDRA設定があり、1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることをサポートするためのM-P個のPDSCH TDRA設定が含まれる。そのうち、MはP以上であり、M及びPはともに1以上の整数である。
【0050】
幾つかの実施例において、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA設定は少なくとも2つのPDSCH時間領域リソース設定(例えば、少なくとも2つのSLIVであり、各SLIVは1つのPDSCHに対応する)を含む。
【0051】
幾つかの実施例において、1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA設定は1つのみのPDSCH時間領域リソース設定を含む。
【0052】
幾つかの実施例において、該方法はさらに次のこと(図示せず)を含んでも良く、即ち、該端末装置は第一テーブルに基づいて各DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表を確定することで該第一割り当て表を確定し、該第一テーブルの1列が前述の、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定するための第一指示情報(e.g.pdsch-TimeDomainAllocationListForMultiPDSCH)に対応する。該第一指示情報は例えば、PDSCH-Configに含まれる。即ち、端末装置は該第一テーブルに基づいて、事前定義され又は上位層シグナリングにより設定されるPDSCH時間領域リソース割り当て(TDRA)表から、各DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表を確定する。
【0053】
例えば、該第一テーブルはフォーマットがDCI format 1_1又はDCI format 1_2のDCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表を確定するために用いられ、フォーマットがDCI format 1_0のDCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表を確定するために用いられず、例えば、フォーマットがDCI format 1_0のDCIについては、第二テーブルを用いて、DCIが使用するPDSCH TDRA表を確定でき、該第二テーブルに含まれる内容は例えば、DCI format 1_0及びDCI format 1_1についての既存のテーブル(Applicable PDSCH time domain resource allocation for DCI formats 1_0 and 1_1)と同じである。即ち、フォーマットがDCI format 1_0及びDCI format 1_1のDCIが使用するPDSCH TDRA表は異なるテーブルに基づいて確定される。
【0054】
例えば、該第一テーブルと該第二テーブルとの相違点は次のとおりであり、即ち、該第一テーブルはさらに1列を含み、該1列は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定するための第一指示情報(e.g.pdsch-TimeDomainAllocationListForMultiPDSCH)に対応し、対して、該第二テーブルには1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定するための第一指示情報に対応する列が含まれない。言い換えると、該第二テーブルは、DCIが使用するPDSCH TDRA表を確定するときに、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定するための第一指示情報を考慮しないので、第二テーブルに基づいて確定された、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH時間領域リソース割り当て表になることができず、該第一テーブルに基づいて確定された、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH時間領域リソース割り当て表になり得る。
【0055】
幾つかの実施例において、該DCIのフォーマットはDCI format 1_1又はDCI format 1_2であり、該DCIが使用するPDSCH TDRA表は該DCIをスクランブルする巡回冗長チェックCRCの無線ネットワーク一時識別子RNTIに無関係である。例えば、RNTIがセル無線ネットワーク一時識別子(Cell-RadioNetworkTemporaryIdentifier、C-RNTI)や符号化変調スキームC-RNTI(MCS-C-RNTI)、設定スケジューリングRNTI(CS-RNTI)であるときに、該DCIが使用するPDSCH TDRA表は同じである。以下の表1は該第一テーブルの1つの例であり、該表1における列PDSCH-ConfigCommon includes pdsch-TimeDomainAllocationList及びPDSCH-Config includes pdsch-TimeDomainAllocationListはそれぞれ、1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることのみをサポートするためのcell-specific及びUE-specificのPDSCH TDRA表を設定するための第二指示情報(即ち、PDSCH-ConfigCommonにおけるpdsch-TimeDomainAllocationList及びPDSCH-Configにおけるpdsch-TimeDomainAllocationList)に対応し、具体的な意味については従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。そのうち、表1により、CORESET 0に関連付けられない共通サーチスペース(又は、関連付けられるCORESETはCORESET 0の共通サーチスペースではないと言っても良い)又はUE専用サーチスペースでのDCIの送信について、1つのDCIにより複数のPDSCHをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表が設定された場合に(言い換えれば、PDSCH-Configには該PDSCH TDRA表を設定するための第一指示情報(pdsch-TimeDomainAllocationListForMultiPDSCH)が含まれている場合に)、該DCIはC-RNTI、MCS-C-RNTI又はCS-RNTIを用いてスクランブルされるときに、すべて、1つのDCIにより複数のPDSCHをスケジューリングすることをサポートするための該PDSCH TDRA表を利用する。
【0056】
【表1】
幾つかの実施例において、該DCIのフォーマットはDCI format 1_1又はDCI format 1_2であり、該DCIが異なるRNTIによりスクランブルされるときに使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は異なる。例えば、CS-RNTIによりスクランブルされるときに使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、非CS-RNTI(C-RNTI又はMCS-C-RNTI)によりスクランブルされるときに使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表とは異なる。
【0057】
例えば、該DCIが非CS-RNTI(C-RNTI又はMCS-C-RNTI)によりスクランブルされる場合に、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH時間領域リソース割り当て表であり、該DCIがCS-RNTIによりスクランブルされるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH時間領域リソース割り当て表ではなく、言い換えると、該DCIがCS-RNTIによりスクランブルされるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることのみをサポートするPDSCH TDRA表である。
【0058】
あるいは、次のように言っても良く、即ち、該DCIがCS-RNTIによりスクランブルされるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、該第一指示情報が設定するPDSCH時間領域リソース割り当て表ではなく、該DCIが非CS-RNTI(C-RNTI又はMCS-C-RNTI)によりスクランブルされるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、該第一指示情報が設定するPDSCH時間領域リソース割り当て表であり、SPSをアクティブにするためのDCIがCS-RNTIによりスクランブルされなければならないので、第一指示情報により、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするPDSCH TDRA表を設定したとしても、SPSをアクティブにするために用いることができない。
【0059】
以下の表2及び表3は該第一テーブルの例であり、表1との相違点は次のとおりであり、即ち、CS-RNTIによりスクランブルされるときに使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、非CS-RNTI(C-RNTI又はMCS-C-RNTI)によりスクランブルされるときに使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表とは異なり、また、表2では、第一指示情報は1つのみのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすること及び1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることを同時にサポートする必要のあるPDSCH TDRA表を設定し、第一指示情報により、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定したとしても、RNTIがCS-RNTIのDCIは1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることのみをサポートするためのPDSCH TDRA表を使用することができ、表3では、第一指示情報は1つのみのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすること及び1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることを同時にサポートする必要のないPDSCH TDRA表を設定し、第一指示情報により、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定しているが、第一指示情報により、1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることのみをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定していないときに、RNTIがCS-RNTIのDCI format 1_1は事前定義のPDSCH TDRA表を使用することができる。
【0060】
【0061】
【表3】
幾つかの実施例において、該DCIのフォーマットはDCI format 1_1又はDCI format 1_2であり、該DCIがSPSをアクティブにし及び/又はSPSを再送するために用いられるときに(該DCIのCRCはCS-RNTIによりスクランブルされる)使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、SPSをアクティブにし及び/又はSPSを再送するため以外に用いられるときに(該DCIのCRCはCS-RNTIによりスクランブルされない)使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表とは異なる。
【0062】
例えば、該DCIがSPSをアクティブにし及び/又はSPSを再送するために用いられるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのものではなく、言い換えると、該DCIがSPSをアクティブにし及び/又はSPSを再送するために用いられるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることのみをサポートするPDSCH TDRA表であり、該DCIがSPSをアクティブにし及び/又はSPSを再送するため以外に用いられるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのものである。
【0063】
あるいは、次のように言っても良く、即ち、該DCIがSPSをアクティブにし及び/又はSPSを再送するために用いられるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、該第一指示情報が設定するPDSCH時間領域リソース割り当て表ではなく、該DCIがSPSをアクティブにし及び/又はSPSを再送するため以外に用いられるときに、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は、該第一RRCシグナリングが設定するPDSCH時間領域リソース割り当て表である。
【0064】
上述のように、表1、表2及び表3では、第一指示情報は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA表を設定し、即ち、pdsch-TimeDomainAllocationListForMultiPDSCHの値はYESであり、第一指示情報は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートしないためのPDSCH TDRA表を設定し、即ち、pdsch-TimeDomainAllocationListForMultiPDSCHの値はNOである。
【0065】
幾つかの実施例において、該第一テーブルはフォーマットがDCI format 1_1のDCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表を確定するために用いられ、フォーマットがDCI format 1_0のDCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表を確定するために用いられても良く、例えば、前述の例におけるテーブルを第三テーブルと既存の第二テーブルとの合併と見なし、第一テーブルとし、また、フォーマットがDCI format 1_1及びDCI format 1_0のDCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表を確定するために用いることができる。
【0066】
幾つかの実施例において、該DCIは第二情報域を含み、該第二情報域は時間領域リソース割り当て域Time domain resource assignmentであっても良く、該第一情報域は該DCIが使用するPDSCH TDRA表におけるPDSCH TDRA設定に対応する索引(行索引であり、e.g.行索引の値は1以上である)を指示することで、PDSCH時間領域リソースを指示し、言い換えると、該DCIはその使用するPDSCH TDRA表におけるPDSCH TDRA設定を指示することでPDSCHをスケジューリングする。例えば、該DCIの第二情報域の値m(mが0以上の整数とする)は該DCIが使用するPDSCH TDRA表における索引がm+1(即ち、第m+1行)のPDSCH TDRA設定を対応して指示する。該PDSCH TDRA表が第一指示情報により設定される場合に、例えば、該第一指示情報により設定される第m+1個目のPDSCH TDRA設定に対応する索引値がm+1であり、言い換えれば、第二情報域の値がmであるときに、それに対応するのは第一RRCシグナリングにより設定される第m+1個目のPDSCH TDRA設定である。
【0067】
幾つかの実施例において、201では、DCI(例えば、DCIにおける第二情報域)により指示されるPDSCH TDRA設定が、1つのDCIにより複数のPDSCHをスケジューリングすることをサポートするためのPDSCH TDRA設定(複数のPDSCH時間領域リソース設定を含む)であるときに、UEは該PDSCH TDRA設定に含まれるそれぞれ複数のPDSCHsに対応するPDSCH時間領域リソース設定に基づいて、スケジューリングされる複数のPDSCHs時間領域リソースを確定できる。
【0068】
幾つかの実施例において、該DCIは第三情報域をさらに含んでも良く、該第三情報域はHARQプロセス標識を指示するために用いられ、そのうち、スケジューリングされる異なるPDSCHは同じ又は異なるHARQプロセスに対応し、端末装置は該DCIに基づいて該DCIにより指示されるHARQプロセスを確定し、及びスケジューリングされるPDSCHのHARQプロセスを確定できる。
【0069】
幾つかの実施例において、該第三情報域は例えば、‘HARQ process number’である。
【0070】
幾つかの実施例において、該DCIはHARQプロセスを明示及び/又は暗示的に指示する。例えば、該DCIは該第一情報域を採用し(明示的に)、及び/又は、他の情報域を再利用し(明示的に)、及び/又は、該DCIを送信するための時間領域及び/又は周波数領域リソースを使用することで(暗示的に)HARQプロセスを指示する。
【0071】
幾つかの実施例において、該端末装置はさらに、HARQフィードバックの有効化及び/又は無効化(HARQ-ACK feedback enabling and/or disabling)に関連している指示情報を受信しても良く、該指示情報は上位層シグナリングにより及び/又は物理層シグナリングにより搬送(指示又は設定)されても良く、該上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC)シグナリング及び/又は媒体アクセス制御層制御エレメント(MAC CE)などを含み、該物理層シグナリングは操作201におけるDCIとは異なるものであっても良く、又は、操作202におけるDCIであっても良い。該指示情報はビットマップ及び/又は第一HARQプロセス指示情報及び/又は第二HARQプロセス指示情報及び/又は有効化/無効化指示情報を含み、即ち、上述の指示情報における各情報はすべて上述の1つのシグナリングにより搬送されても良く、又は、それぞれ上述の異なるシグナリングにより搬送されても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0072】
幾つかの実施例において、該指示情報は1つのセル又は複数のセルについてのものである。複数のセルがある場合に、異なるセルのHARQフィードバックの有効化及び/又は無効化の設定は同じであり又は異なる。例えば、複数のセル(CA/DC)が設定されている場合に、該指示情報は異なるセルについて、それぞれ、HARQフィードバックの有効化及び/又は無効化を指示する。
【0073】
幾つかの実施例において、該指示情報はビットマップを含んでも良く、該ビットマップの各ビットは1つ(又は1組)の、設定又は事前設定されるHARQプロセス(ID)に対応し、各ビットの値は対応するHARQプロセス(組)の有効化又は無効化を指示し、言い換えれば、ビットマップはHARQプロセス(組)に一対一対応し、例えば、ビットマップにおける1つのビットの値が0であるときに、該HARQプロセス(組)はフィードバックが無効なHARQプロセス(組)(以下、第一HARQプロセスと略称する)であり、ビットマップにおけ1つのビットの値が1であるときに、該HARQプロセス(組)はフィードバックが有効なHARQプロセス(組)であり、その逆もまた然りである。
【0074】
例えば、ビットマップに対応するHARQプロセス(組)は事前定義又は事前設定され又はシグナリングにより設定されるすべてのHARQプロセス(組)であっても良く、事前定義又は事前設定され又はシグナリングにより設定されるすべてのHARQプロセス(組)のうちの一部のHARQプロセス(組)であっても良く、該一部のHARQプロセス(組)は事前定義されても良く、又は、指示情報にさらに含まれる第一HARQプロセス指示情報により指示されても良く、該第一HARQプロセス指示情報については後述する。そのうち、すべてのHARQプロセス(組)がシグナリングにより設定されるときに、該方法はさらに次のこと(図示せず)を含んでも良く、即ち、該端末装置はHARQプロセス(組)設定情報を、該すべてのHARQプロセス(組)を設定するために受信する。
【0075】
幾つかの実施例において、該指示情報は第二HARQプロセス指示情報を含んでも良く、該第二HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセス(組)はHARQフィードバックが有効なものであり、又は、HARQフィードバックが無効なものである。該第二HARQプロセス指示情報と、その指示するHARQプロセス(組)との対応関係は事前定義され、例えば、該第二HARQプロセス指示情報は索引及び/又は開始位置と長さ指示(index/SLIV)であっても良く、該index/SLIVの値に対応するHARQプロセス(組)はHARQフィードバックが有効なものであり、index/SLIVの値に対応しない他のHARQプロセス(組)はHARQフィードバックが無効なものであり、又は、該index/SLIVの値に対応するHARQプロセス(組)はHARQフィードバックが無効なものであり、index/SLIVの値に対応しない他のHARQプロセス(組)はHARQフィードバックが有効なものである。あるいは、該第二HARQプロセス指示情報はさらに有効化/無効化指示情報と組み合わせて指示しても良く、該有効化/無効化指示情報は、該第二HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセスはHARQフィードバックが有効なものであるか、それともHARQフィードバックが無効なものであるかを指示するために用いられる。該有効化/無効化指示情報は該指示情報に含まれても良く、又は、該操作201におけるDCIに含まれても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。例えば、有効化/無効化指示情報により、有効化と指示されるときに、該第二HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセスはHARQフィードバックが有効なものであり、有効化/無効化指示情報により、無効化と指示されるときに、該第二HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセスはHARQフィードバックが無効なものであり、該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的列挙を省略する。例えば、該第二HARQプロセス指示情報と対応する関係を有するHARQプロセス(組)は事前定義又は事前設定され又はシグナリングにより設定されるすべてのHARQプロセス(組)であっても良く、事前定義又は事前設定され又はシグナリングにより設定されるすべてのHARQプロセス(組)うちの一部のHARQプロセス(組)であっても良く、該一部のHARQプロセス(組)は事前定義されても良く、又は、指示情報にさらに含まれる第一HARQプロセス指示情報により指示されても良く、該第一HARQプロセス指示情報については後述する。該第二HARQプロセス指示情報と対応する関係を有しない残りの部分のHARQプロセス(組)はデフォルトで事前定義されても良く、又は、HARQフィードバックが有効又は無効なものであると事前設定されても良い。そのうち、すべてのHARQプロセス(組)がシグナリングにより設定されるときに、該方法はさらに次のこと(図示せず)を含んでも良く、即ち、該端末装置はHARQプロセス(組)設定情報を、該すべてのHARQプロセス(組)を設定するために受信する。
【0076】
幾つかの実施例において、該指示情報は第一HARQプロセス指示情報を含んでも良く、該第一HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセス(組)はHARQ-ACKフィードバックが有効なものであり、又は、HARQ-ACKフィードバックが無効なものである。
【0077】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1つのHARQプロセス標識(ID)であっても良く、該HARQプロセス標識は、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスの標識の最大値Xであり、言い換えれば、HARQプロセス標識が0~XのすべてのHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスであり、又は、該HARQプロセス標識は、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスの標識の最小値Yであり、言い換えれば、HARQプロセス標識がY~Z-1のすべてのHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスであり、該Zは事前設定又は事前定義され又はシグナリングにより設定されるHARQプロセス数であっても良く、本発明の実施例はこれに限定されず、あるいは、該第一HARQプロセス指示情報はさらに有効化/無効化指示情報と組み合わせて指示しても良く、該有効化/無効化指示情報は、該第一HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセス(例えば、IDが0~X又はY-Z-1である)はHARQフィードバックが有効又は無効なものであるかを指示するために用いられる。該有効化/無効化指示情報は該指示情報に含まれても良く、又は、該操作201におけるDCIに含まれても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。例えば、有効化/無効化指示情報により、有効化と指示されるときに、該第一HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセス標識(例えば、IDが0~X又はY-Z-1である)に対応するHARQプロセスはHARQフィードバックが有効なものであり、有効化/無効化指示情報により、無効化と指示されるときに、該第一HARQプロセス指示情報により指示されるHARQプロセス標識(例えば、IDが0~X又はY-Z-1である)に対応するHARQプロセスはHARQフィードバックが無効なものであり、該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0078】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1つのHARQプロセス標識(ID)であっても良く、該第一HARQプロセス指示情報は前述のビットマップ又は第二HARQプロセス指示情報とジョイント指示を行い、例えば、該第一HARQプロセス指示情報は前述の一部のHARQプロセスを指示でき、例えば、該一部のHARQプロセスの標識の最大値X又は最小値を指示し、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて一部のHARQプロセスを確定した後に、ビットマップの各ビットに基づいて、該一部のHARQプロセスの各HARQプロセスはHARQフィードバックが有効又は無効なものであるかを指示し、又は、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて、第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセスを確定した後に、対応関係を有する該HARQプロセスはHARQフィードバックが無効又は有効なものであるかを確定する。あるいは、該第一HARQプロセス指示情報は前述の第二HARQプロセス指示情報及び有効化/無効化指示情報とジョイント指示を行い、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて、第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセスを確定した後に、有効化/無効化指示情報に基づいて、対応関係を有する該HARQプロセスはHARQフィードバックが無効又は有効なものであるかを確定する。該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0079】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1組のHARQプロセス標識(ID)であっても良く、該第一HARQプロセス指示情報により指示される1組のHARQプロセス標識に対応するHARQプロセスは、すべて、HARQフィードバックが有効なものであり、又は、すべて、HARQフィードバックが無効なものであり、該1組のHARQプロセス標識に対応しない他のHARQプロセスは、デフォルトとして、HARQフィードバックが有効又は無効なものである。
【0080】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1組のHARQプロセス標識(ID)であっても良く、該第一HARQプロセス指示情報は有効化/無効化指示情報と組み合わせて指示を行うことができ、該有効化/無効化指示情報は、該第一HARQプロセス指示情報により指示される1組のHARQプロセス標識に対応する各HARQプロセスはHARQフィードバックが有効又は無効なものであるかを指示するために用いられる。該有効化/無効化指示情報は該指示情報に含まれても良く、又は、該操作201におけるDCIに含まれても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。例えば、有効化/無効化指示情報により、有効化と指示されるときに、該第一HARQプロセス指示情報により指示される1組のHARQプロセス標識に対応するHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効なものであり、有効化/無効化指示情報により、無効化と指示されるときに、該第二HARQプロセス指示情報により指示される1組のHARQプロセス標識に対応するHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが無効なものであり、該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0081】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報はさらに、前述の第二HARQプロセス指示情報及び有効化/無効化指示情報とジョイント指示を行うことができ、例えば、該第一HARQプロセス指示情報は前述の第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセスを指示でき、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて、第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセス(1組のHARQプロセス標識に対応するHARQプロセス)を確定した後に、有効化/無効化指示情報に基づいて、対応関係を有する該HARQプロセスはHARQフィードバックが無効又は有効なものであるかを確定する。該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0082】
上述の内容では、1つのHARQプロセス標識に対応するHARQプロセスとは、該HARQプロセスの標識が該1つのHARQプロセス標識であることを指す。
【0083】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1つの第二オフセット値offsetであっても良く、該第二オフセット値offsetはHARQプロセス標識のオフセット値であっても良く、例えば、該第二オフセット値に対応するHARQプロセス標識は、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスの標識の最大値Xであり、言い換えれば、HARQプロセス標識が0~XのすべてのHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスであり、又は、該第二オフセット値に対応するHARQプロセス標識は、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスの標識の最小値Yであり、言い換えれば、該第二オフセット値に対応するHARQプロセス標識がY~Z-1のすべてのHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスであり、該Zは事前設定又は事前定義され又はシグナリングにより設定されるHARQプロセス数であっても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。あるいは、該第一HARQプロセス指示情報はさらに、有効化/無効化指示情報と組み合わせて指示を行うことができ、該有効化/無効化指示情報は、該第一HARQプロセス指示情報により指示される第二オフセット値に対応するHARQプロセス(例えば、IDが0~X又はY-Z-1である)はHARQフィードバックが有効又は無効なものであるかを指示するために用いられる。該有効化/無効化指示情報は該指示情報に含まれても良く、又は、該操作201におけるDCIに含まれても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。例えば、有効化/無効化指示情報により、有効化と指示されるときに、該第一HARQプロセス指示情報により指示される第二オフセット値に対応するHARQプロセス標識(例えば、IDが0~X又はY-Z-1である)に対応するHARQプロセスはHARQフィードバックが有効なものであり、有効化/無効化指示情報により、無効化と指示されるときに、該第一HARQプロセス指示情報により指示される第二オフセット値に対応するHARQプロセス標識(例えば、IDが0~X又はY-Z-1である)に対応するHARQプロセスはHARQフィードバックが無効なものであり、該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0084】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1つの第二オフセット値offsetであっても良く、該第一HARQプロセス指示情報は前述のビットマップ又は第二HARQプロセス指示情報とジョイント指示を行い、例えば、該第一HARQプロセス指示情報は該第二オフセット値により前述の一部のHARQプロセスを指示でき、例えば、該一部のHARQプロセスの標識の最大値又は最小値(それぞれ、最大第二オフセット値及び最小第二オフセット値に対応する)を指示し、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて一部のHARQプロセスを確定した後に、ビットマップの各ビットに基づいて、該一部のHARQプロセスの各HARQプロセスはHARQフィードバックが有効又は無効なものであるかを指示し、又は、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセスを確定した後に、対応関係を有する該HARQプロセスはHARQフィードバックが無効又は有効なものであるかを確定する。あるいは、該第一HARQプロセス指示情報は前述の第二HARQプロセス指示情報及び有効化/無効化指示情報とジョイント指示を行い、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて、第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセスを確定した後に、有効化/無効化指示情報に基づいて、対応関係を有する該HARQプロセスはHARQフィードバックが無効又は有効なものであるかを確定する。該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0085】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1組の第二オフセット値であっても良く、該第一HARQプロセス指示情報により指示される1組の第二オフセット値に対応するHARQプロセス標識に対応するHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効又は無効なものであり、該1組の第二オフセット値に対応しない他のHARQプロセスは、デフォルトとして、HARQフィードバックが有効又は無効なものである。
【0086】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報は1組の第二オフセット値であっても良く、該第一HARQプロセス指示情報は有効化/無効化指示情報と組み合わせて指示を行うことができ、該有効化/無効化指示情報は、該第一HARQプロセス指示情報により指示される1組の第二オフセット値に対応する各HARQプロセスはHARQフィードバックが有効又は無効なものであるかを指示するために用いられる。該有効化/無効化指示情報は該指示情報に含まれても良く、又は、該操作201におけるDCIに含まれても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。例えば、有効化/無効化指示情報により、有効化と指示されるときに、該第一HARQプロセス指示情報により指示される1組の第二オフセット値に対応するHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効なものであり、有効化/無効化指示情報により、無効化と指示されるときに、該第二HARQプロセス指示情報により指示される1組の第二オフセット値に対応するHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが無効なものであり、該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0087】
例えば、該第一HARQプロセス指示情報はさらに、前述の第二HARQプロセス指示情報及び有効化/無効化指示情報とジョイント指示を行うことができ、例えば、該第一HARQプロセス指示情報は前述の第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセスを指示でき、該第一HARQプロセス指示情報に基づいて第二HARQプロセス指示情報と対応関係を有するHARQプロセス(1組の第二オフセット値に対応するHARQプロセス)を確定した後に、有効化/無効化指示情報に基づいて対応関係を有する該HARQプロセスはHARQフィードバックが無効又は有効なものであるかを確定する。該有効化/無効化指示情報は1ビットの指示情報であっても良く、該ビットの値が0のときに、HARQフィードバックの無効化を指示し、該ビットの値が1のときに、HARQフィードバックの有効化を指示し、その逆もまた然りであり、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0088】
例えば、該指示情報における各情報は何れも上述のような上位層シグナリングにより搬送され、又は、該指示情報がビットマップ及び/又は第一HARQプロセス指示情報及び/又は第二HARQプロセス指示情報を含むときに、該指示情報は上述の上位層シグナリングにより搬送され、上述の有効化/無効化指示情報は操作201におけるDCIにより搬送され(例えば、第四情報域により該有効化/無効化指示情報が搬送される)、あるいは、該指示情報に有効化/無効化指示情報が含まれるときに、該指示情報は操作201におけるDCIにより搬送されても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0089】
幾つかの実施例において、端末装置は該指示情報及び該DCIに基づいて、該DCIによりスケジューリングされる1つ又は複数のPDSCHsに対応するHARQプロセスはHARQフィードバックが無効又は有効なものであるかを確定でき、例えば、該指示情報及び/又はDCIにより搬送される有効化/無効化指示情報に基づいて、DCIにより指示されるHARQプロセスを確定し、そして、指示されるHARQプロセスはフィードバックが有効又は無効なものであるかを確定し、その後に、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスを確定し、そして、スケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが有効又は無効なものであるかを確定し、そのうち、該1つ又は複数のPDSCHsは、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHを含む。
【0090】
幾つかの実施例において、該方法はさらに次のようなこと(図示せず)を含んでも良く、即ち、該端末装置は1つ又は複数のPDSCHsを受信し、例えば、端末装置はスロットn-N+1からスロットnでPDSCHsを受信でき、202では、スロットn+k1で上りリンクリソース(PUCCH又はPUSCH)を使用して1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を送信する。k1の値は該DCIにより指示されても良く、又は、上位層シグナリングにより指示されても良く、該k1の意味及び指示方式は従来技術により確定できる。該HARQフィードバック情報はHARQ-ACKコードブックに含まれる。言い換えると、複数のDCIを受信した場合に、該複数のDCI(又は、該複数のDCIによりスケジューリングされるPDSCHと言っても良い)のHARQ-ACKフィードバックの時間領域位置(例えば、スロットn+k1)は同じである。
【0091】
幾つかの実施例において、該HARQ-ACKコードブックは半静的コードブックであっても良く、該半静的コードブックのサイズ及び生成方式については従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略し、該半静的コードブックには少なくとも、1つ又は複数のPDSCHsについてのHARQフィードバック情報が含まれる。以下、異なるシナリオで該1つ又は複数のPDSCHsのHARQフィードバック情報を如何に確定するかのみを説明する。
【0092】
なお、本発明の実施例においてDCIによりスケジューリングされるPDSCHとは、該DCIにより指示されるPDSCH TDRA設定に対応するPDSCH(設定PDSCH)を指しても良く、該DCIにより実際にスケジューリングされるPDSCH(実際PDSCH)を指しても良く、本発明はこれに限定されない。例えば、該実際PDSCHは第一条件を満足した設定PDSCHであっても良く、又は、該実際PDSCHは該設定PDSCHと同等であっても良く、幾つかの実施例において、上述の該第一条件は半静的に設定される伝送方向(又は、伝送方向を半静的に設定するための情報といって良い)及び/又は設定されるPRACHリソース及び/又は上りリンク伝送を動的にスケジューリングするための情報及び/又は伝送方向を動的に設定するための情報に関する条件であっても良く、例えば、該実際PDSCHは、半静的に設定される伝送方向が上りリンクであるシンボルを含まない設定PDSCHであっても良く、又は、該実際PDSCHは対応するHARQプロセスを有する設定PDSCHであっても良いと言っても良く、ここでは網羅的な列挙を省略する。言い換えれば、本発明の実施例において、“DCIによりスケジューリングされるPDSCH”は、“DCIによりスケジューリングされる設定PDSCH”、“DCIにより実際にスケジューリングされるPDSCH”、“DCIによりスケジューリングされる実際PDSCH”、“DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうちの実際PDSCH”と交換可能である。“HARQフィードバック情報”は“HARQ-ACK情報”と交換可能である。
【0093】
幾つかの実施例において、端末装置にSPSが設定されず又はアクティブにされないときに、又は、端末装置にSPSが設定されるか又はアクティブにされるかを考慮せず、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号(decode)結果に無関係であり、又は、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連している。該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が該第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、第二PDSCHの復号結果を無視し、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定することを表しても良い。言い換えれば、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)としても、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は依然NACKと設定される。そのうち、該第二PDSCHは1つ又は複数あっても良く、該第二PDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが無効化されるため、端末装置は該HARQプロセスに対応する第二PDSCHについてのHARQフィードバック情報を送信しなくても良く、このときに、該第二PDSCHの実際の復号結果を考慮せず、直接、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定しても良い。
【0094】
幾つかの実施例において、端末装置にSPSが設定されず又はアクティブにされないときに、又は、端末装置にSPSが設定されるか又はアクティブにされるかを考慮せず、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効化されるHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、該第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連している。そのうち、該第一PDSCHは1つ又は複数あっても良く、該第一PDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが有効化されるため、端末装置は該HARQプロセスに対応する第一PDSCHについてのHARQフィードバック情報を送信する必要があり、このときに、該第一PDSCHの実際の復号結果を考慮する必要があり、復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0095】
幾つかの実施例において、該端末装置にSPSがさらに設定されており又はアクティブにされており、かつ該SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQプロセスはHARQフィードバックが無効化されるときに、該SPS PDSCH及び該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり又は異なり、該第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連している(復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する)。そのうち、該SPS PDSCHに対応するHARQプロセスは次のような公式(1)又は(2)により確定され得る。
【0096】
HARQ Process ID=[floor(CURRENT_slot×10/(numberOfSlotsPerFrame×periodicity))] modulo nrofHARQ-Processes 公式(1)
HARQ Process ID=[floor(CURRENT_slot×10/(numberOfSlotsPerFrame×periodicity))] modulo nrofHARQ-Processes+harq-ProcID-Offset 公式(2)
そのうち、CURRENT_slotは[(SFN×numberOfSlotsPerFrame)+slot number in the frame]に等しく、そのうち、numberOfSlotsPerFrameは1つのシステムフレームに含まれるスロットの数であり、nrofHARQ-ProcessesはHARQプロセス数であり、harq-ProcID-OffsetはHARQプロセス標識オフセットであり(例えば、HARQプロセス標識0に対してのオフセットである)、SPS設定情報SPS-Configに含まれる。harq-ProcID-Offsetが設定されない場合に、下りリンク伝送の開始スロットに関連付けられるHARQプロセス標識は公式(1)により確定されても良く、harq-ProcID-Offsetが設定された場合に、下りリンク伝送の開始スロットに関連付けられるHARQプロセス標識は公式(2)により確定されても良い。また、SPSをアクティブにするためのDCIが複数のPDSCHsをスケジューリングするときに、SPS PDSCHのHARQプロセス標識はさらに、DCIによりスケジューリングされるPDSCHの数、及び/又は、PDSCH時間領域リソースの、該DCIによりスケジューリングされる少なくとも2つのPDSCHs時間領域リソースにおける順番号に関連しており、具体的には従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。また、HARQプロセスのフィードバックの有効化又は無効化の設定をサポートした場合に、さらに、HARQプロセスのフィードバックの有効化又は無効化に基づいて、SPS PDSCHに対応するHARQプロセスを確定する必要があり、例えば、0~harq-ProcID-Offsetの範囲内のHARQプロセス標識に対応するHARQプロセスはすべて、HARQフィードバックが有効化され、又は、すべて、HARQフィードバックが無効化され、ここでは網羅的な列挙を省略する。
【0097】
例えば、該SPS PDSCH及び該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が同じであることは次のようなことを含み、即ち、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、即ち、SPS PDSCHの復号結果を無視し、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、かつ該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり、即ち、第二PDSCHの復号結果を無視し、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、言い換えれば、第二PDSCH及びSPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)としても、該第二PDSCH及びSPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は依然NACKと設定される。あるいは、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連しており、つまり、SPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、SPS PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0098】
例えば、該SPS PDSCH及び該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が異なることは次のようなことを含み、即ち、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり、即ち、第二PDSCHの復号結果を無視し、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し(第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)としても、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は依然NACKと設定される)、つまり、SPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、SPS PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定するが、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は終始NACKであり、又は、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、即ち、SPS PDSCHの復号結果を無視し、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し(SPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)としても、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は依然NACKである)、かつ該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連しており、つまり、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定するが、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は終始NACKである。
【0099】
幾つかの実施例において、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHを第一PDSCHと称し、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを第二PDSCHと称し、第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは上述の設定PDSCH又は実際PDSCHであっても良く、あるいは、次のように言っても良く、即ち、該第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは対応するHARQプロセスを有する。201では、該少なくとも1つのDCIは第一DCI及び/又は第二DCI及び/又は第三DCIを含み、該第一DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングし、かつ該複数のPDSCHsは少なくとも1つの第一PDSCH及び少なくとも1つの第二PDSCHを含み、該第二DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングし(又は、複数のPDSCHsをスケジューリングできる)、かつ該複数のPDSCHsはすべて第二PDSCHであり、又は該第二DCIは1つのみのPDSCHをスケジューリングし(1つのみのPDSCHをスケジューリングできる)、該1つのPDSCHは第二PDSCHであり、該第三DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングし(又は、複数のPDSCHsをスケジューリングできる)、かつ該複数のPDSCHはすべて第一PDSCHであり、又は該第三DCIは1つのPDSCHをスケジューリングし(1つのPDSCHのみをスケジューリングできる)、該1つのPDSCHは第一PDSCHである。
【0100】
幾つかの実施例において、201では、端末装置は1つ又は複数の第一DCIのみを受信でき、又は、1つ又は複数の第二DCIのみを受信でき、又は、1つ又は複数の第三DCIのみを受信でき、あるいは、少なくとも1つの第一DCI又は少なくとも1つの第二DCIを受信している以外に、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信している。以下、それぞれ、異なるDCIを受信した場合に該1つ又は複数のPDSCHsのHARQフィードバック情報を如何に確定するかについて説明する。
【0101】
(一)端末装置にSPSが設定されず又はアクティブにされないとき
幾つかの実施例において、少なくとも1つの該第一DCIのみを受信したときに、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり(第二PDSCHの実際の復号結果を無視する)、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、あるいは、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、該第二PDSCHのHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0102】
例えば、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報はNACKであり、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0103】
例えば、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0104】
上述の実施例では、少なくとも1つの第一DCIのみを受信したとは次のようなことを指し、即ち、該第一DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応するフィードバック時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で、端末装置は該時間領域位置(例えば、スロットn+k)に対応する他の第二DCI及び/又は第三DCIを受信したことがなく、あるいは、次のように言っても良く、即ち、該第一DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で、第二DCI及び/又は第三DCIを受信したが、第二DCI及び/又は第三DCIに対応するHARQフィードバックタイミングに対応するスロット位置は該第一DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)とは異なり、この場合にも、少なくとも1つのみの第一DCIを受信したことを意味する。また、複数の第一DCIを受信したときに、複数の第一DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報のフィードバック時間領域位置(又は、対応するHARQ-ACK情報フィードバックの時間領域位置と言っても良い)は同じである。
【0105】
幾つかの実施例において、少なくとも1つの該第二DCIのみを受信したときに、該第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連しており、又は、該第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に無関係である(第二PDSCHの実際の復号結果を無視する)。
【0106】
例えば、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、又は、第二DCIによりスケジューリングされる第二PDSCHの復号結果を無視し、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0107】
上述の実施例では、少なくとも1つの第二DCIのみを受信したとは次のようなことを指し、即ち、該第二DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応するフィードバック時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で、端末装置は該時間領域位置(例えば、スロットn+k)に対応する他の第一DCI及び/又は第三DCIを受信したことがなく、あるいは、次のように言っても良く、即ち、該第二DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で、第一DCI及び/又は第三DCIを受信したが、第一DCI及び/又は第三DCIに対応するHARQフィードバックタイミングに対応するスロット位置は該第二DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)とは異なり、この場合にも、少なくとも1つの第二DCIのみを受信したことを意味する。また、複数の第二DCIを受信したときに、複数の第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報のフィードバック時間領域位置(又は、対応するHARQ-ACK情報フィードバックの時間領域位置と言っても良い)は同じである。
【0108】
幾つかの実施例において、少なくとも1つの該第三DCIのみを受信したときに、該第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連している。
【0109】
例えば、第三DCIによりスケジューリングされる第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0110】
上述の実施例では、少なくとも1つの第三DCIのみを受信したとは次のようなことを指し、即ち、該第三DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応するフィードバック時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で、端末装置は該時間領域位置(例えば、スロットn+k)に対応する他の第一DCI及び/又は第二DCIを受信したことがなく、あるいは、次のように言っても良く、即ち、該第三DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で第一DCI及び/又は第二DCIを受信したが、第一DCI及び/又は第二DCIに対応するHARQフィードバックタイミングに対応するスロット位置は該第三DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)とは異なり、この場合にも、少なくとも1つの第三DCIのみを受信したことを意味する。また、複数の第三DCIを受信したときに、複数の第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報のフィードバック時間領域位置(又は、対応するHARQ-ACK情報フィードバックの時間領域位置と言っても良い)は同じである。
【0111】
幾つかの実施例において、少なくとも1つの該第一DCI及び/又は少なくとも1つの該第二DCIを受信しており、かつさらに少なくとも1つの該第三DCIを受信しているときに、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり(第二PDSCHの実際の復号結果を無視する)、該第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、該第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0112】
例えば、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報はNACKであり、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0113】
例えば、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0114】
上述の実施例では、該第一DCI及び/又は第二DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応するフィードバック時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で、端末装置はさらに該時間領域位置(例えば、スロットn+k)に対応する第三DCIを受信しており、あるいは、次のように言っても良く、即ち、該第一DCI及び/又は第二DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)の前の所定期間内で第三DCIを受信しており、かつ第三DCIに対応するHARQフィードバックタイミングに対応するスロット位置は該第一DCI又は第二DCIに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応する時間領域位置(例えば、スロットn+k)と同じである。また、少なくとも1つの第一DCI及び/又は少なくとも1つの第二DCIは、少なくとも1つの第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報のフィードバック時間領域位置(又は、対応するHARQ-ACK情報フィードバックの時間領域位置と言っても良い)と同じである。
【0115】
(二)端末装置にSPSが設定されており又はアクティブにされているとき
幾つかの実施例において、該端末装置にSPSが設定されており又はアクティブにされおり、かつ該SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスのHARQフィードバックが無効化され、かつ少なくとも1つの該第一DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの該第三DCIのみを受信しているときに、又は、該端末装置にSPSが設定されており又はアクティブにされおり、かつ該SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスのHARQフィードバックが無効化され、かつ少なくとも1つの該第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの該第二DCIを受信しており、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0116】
例えば、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報及びSPS PDSCHに対応するフィードバック情報はNACKであり(第二PDSCH及びSPS PDSCHの実際の復号結果を無視する)、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0117】
あるいは、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、該第二PDSCHのHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連しており、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に関連している。
【0118】
例えば、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、SPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、SPS PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0119】
あるいは、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は異なり、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、該第二PDSCHのHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0120】
例えば、該SPS PDSCHに対応するフィードバック情報はNACKであり(SPS PDSCHの実際の復号結果を無視する)、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0121】
あるいは、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は異なり、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に関連しており、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0122】
例えば、該第二PDSCHに対応するフィードバック情報はNACKであり(第二PDSCHの実際の復号結果を無視する)、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、SPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、SPS PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0123】
幾つかの実施例において、該端末装置にSPSが設定されており又はアクティブにされおり、かつ該SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスのHARQフィードバックが無効化され、かつ少なくとも1つの該第二DCIのみを受信したときに、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に関連しており、該第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連している。
【0124】
例えば、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、SPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、SPS PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0125】
あるいは、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、該第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係である。
【0126】
例えば、第二DCIによりスケジューリングされる第二PDSCHの復号結果及びSPS PDSCHの復号結果を無視し、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報及びSPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をすべてNACKと設定する。
【0127】
幾つかの実施例において、該端末装置にSPSが設定されており又はアクティブにされおり、かつ該SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスのHARQフィードバックが有効化され、かつ少なくとも1つの該第一DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの該第二DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの該第三DCIのみを受信しているときに、又は、該端末装置にSPSが設定されており又はアクティブにされおり、かつ該SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスのHARQフィードバックが有効化され、かつ少なくとも1つの該第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの該第二DCIを受信しており、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0128】
例えば、第二DCIによりスケジューリングされる第二PDSCHの復号結果及びSPS PDSCHの復号結果を無視し、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報及びSPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をすべてNACKと設定し、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0129】
あるいは、該SPS PDSCH及び第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり、該第一PDSCHのHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、該第二PDSCHのHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連しており、該SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該SPS PDSCHの復号結果に関連している。
【0130】
例えば、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、SPS PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、SPS PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、将SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0131】
上述の(二)では、該第一DCI及び/又は第二DCI及び/又は第三DCIの間では、及び、該第一DCI及び/又は第二DCI及び/又は第三DCIは、SPS PDSCHに対応するHARQフィードバックタイミング(前述のk)に対応するフィードバック時間領域位置(又は、対応するHARQ-ACK情報フィードバックの時間領域位置と言っても良いと言っても良い)は同じである。第一DCIのみを受信しており及び/又は第二DCIのみを受信しており及び/又は第三DCIのみを受信していることの意味は上述の(一)に記載されており、ここではその詳しい説明を省略する。
【0132】
なお、上述の
図2は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、各操作の間の実行順序を適切に調整したり、幾つかの操作を増減したりすることができる。当業者は上述の
図2の記載に限られず、上述の内容をもとに適切な変形を行うことができる。
【0133】
上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれらに限定されず、さらに、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、以上の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0134】
上述の実施例から分かるように、HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズムをサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信できるので、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0135】
<第二側面の実施例>
図3は本発明の実施例における情報フィードバック方法を示す図であり、それは端末装置側に適用される。
図3に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0136】
301:該端末装置が第四下りリンク制御情報(DCI)を受信し、該第四DCIは累積下りリンク割り当て指示(counter downlink assignment indicator、C-DAI)情報及び/又は総DAI(total downlink assignment indicator、C-DAI)情報を含み;及び
302:該端末装置は該累積DAI情報及び/又は総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定する。
【0137】
幾つかの実施例において、該第四DCIはPDSCをスケジューリングするために用いることができ、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを含む。該第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングすることができ、該DCIは1つのPDSCHをスケジューリングし、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより1つのPDSCHをスケジューリングすることのみをサポートし、又は、該DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、該DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートし、その具体的な実施方式に関しては第一側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。なお、本発明の実施例はこれに限定されず、例えば、該第四DCIはさらにPUSCH(1つ又は複数のPUSCHs)をスケジューリングするために用いられても良く、又は、該第四DCIはデータ伝送をスケジューリングせず、ここでは網羅的な列挙を省略する。該第四DCIのフォーマットは1_0又は1_1であっても良く、具体的には従来技術を参照できる。
【0138】
幾つかの実施例において、該第四DCIはC-DAI及び/又はT-DAIを含み、従来の方法では、C-DAIは、{サービングセル,PDCCH監視・制御タイミング}対(ペア)で表される、累積受信(cumulatively receive)した、DCIフォーマット1_1/1_0に関連付けられるPDSCH又はSPS PDSCHのリリース数を表し、累積個数のカウント(統計)順序は、先にサービングセル索引の昇順、次にPDCCH監視・制御タイミング索引の昇順に従うものである。T-DAI値は、{サービングセル、PDCCH監視・制御タイミング}対の総数を表し、同じPDCCH監視・制御タイミングでのすべてのサービングセルのT-DAIは同じであり、T-DAIはPDCCH監視・制御タイミング索引によって更新され、
図4は従来方法に係るC-DAI及びT-DAIを示す図であり、
図4に示すように、1番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1及び3で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル2で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は3であり、各サービングセルでのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列され、2番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル3で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は5であり、サービングセル1及び3でのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列され、言い換えれば、従来方法では、C-DAI及びT-DAIの計数のときに、HARQプロセスのフィードバックの有効化又は無効化の指示又は設定をサポートするかを考慮せず、あるいは、次のように言っても良く、即ち、DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効化され又は有効化されるHARQプロセスに対応するPDSCHが含まれるかを考慮しない。
【0139】
HARQプロセスのフィードバックの効化化又は無効化の指示又は設定をサポートするために、本発明の実施例において、従来方法とは異なるC-DAI及びT-DAIの計数とカウントの方法が提案されており、C-DAI及びT-DAIの計数のときに、DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効化され又は有効化されるHARQプロセスに対応するPDSCHが含まれるかを考慮する必要があり、該累積DAI情報及び/又は該総DAI情報は、PDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、DCIを粒度として計数を行い、及び/又は、PDSCHを粒度として計数を行う。以下、それぞれ、C-DAI及びT-DAIの計数とカウントの方法及び各方法の下で如何に該累積DAI情報及び/又は該総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定するかを説明する。
【0140】
(一)DCIを粒度として計数する
幾つかの実施例において、計数に参与し得るDCIは実際に受信した、PDSCHをスケジューリングするDCIを含んでも良く、検出が漏れた(受信していない)(PDSCHをスケジューリングするために用いられ又は用いられない)DCIを含んでも良く、SPSにアクティブにするDCIを含んでも良く、実際に受信した、上りリンクと衝突(競合)するPDSCHのDCIを含んでも良いが、計数に参与し得るDCIは、対応するHARQプロセスを有する少なくとも1つのDCIを含む必要がある。以下、説明の便宜のため、各例示的な図においてDCIによりスケジューリングされるPDSCHとは、対応するHARQプロセスを有するPDSCHを指し、該説明は同様に後述の(二)にも適用され得る。
【0141】
図28A乃至
図28CはDCIを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図である。
図28A乃至
図28Cに示すように、DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報を送信する上りリンクリソース(時間領域位置)は同じであり、
図28Aに示すように、C-DAI及びT-DAIは実際に受信したDCIを粒度として計数を行い、
図28Bに示すように、
図28Aとの相違点は、検出が漏れた(受信していない)(PDSCHをスケジューリングするために用いられ又は用いられない)DCIも計数に参加することにあり、
図28Cに示すように、上りリンク衝突有りの少なくとも1つのPDSCHのDCIも計数に参与する。
【0142】
幾つかの実施例において、計数に参与し得るDCIのうち、該C-DAI及び/又はT-DAIは、PDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つPDSCHが含まれるDCIのみを計入する。該C-DAI及び/又はT-DAIは、スケジューリングされるPDSCHにフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIについてカウントしない。なお、前述のDCIとは一般的なDCIを指し、301における第四DCIを特別に指さない。
【0143】
例えば、PDSCHをスケジューリングするための第四DCIについて、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHには、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第一PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第二PDSCHが含まれ、該C-DAI及び/又はT-DAIは該第四DCIをカウントし、あるいは、計数のときに、該第四DCIを計入すると言っても良い。該第四DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIが表す意味は従来と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0144】
図5はDCIを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図である。
図5に示すように、
図4との相違点は次のとおりであり、1番目のPDCCH監視・制御タイミングでサービングセル1が受信する、DCIによりスケジューリングされるPDSCHには1つの第二PDSCHが含まれるが、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはさらに3つの第一PDSCHが含まれるので、該DCIもC-DAI及び/又はT-DAIにより計入され、即ち、1番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1及び3で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル2で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は3であり、各サービングセルでのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列され、2番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル3で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は5であり、サービングセル1及び3でのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列される。
【0145】
上述の実施例では、端末装置が該累積DAI情報及び/又は該総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定することは次のようことを含み、即ち、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に無関係であり、即ち、該第二PDSCHの実際の復号結果を無視し、該第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0146】
あるいは、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第二PDSCHの復号結果に関連しており、即ち、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定し、第二PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第二PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0147】
例えば、PDSCHをスケジューリングするための第四DCIについて、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHはすべて第一PDSCHであり、該C-DAI及び/又はT-DAIは該第四DCIをカウントし、又は、計数のときに、該第四DCIを計入すると言っても良い。該第四DCIにおおけるC-DAI及び/又はT-DAIが表す意味は従来と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
図4に示すように、各PDCCH監視・制御タイミングで各サービングセルが受信した、DCIによりスケジューリングされるPDSCHには1つ又は複数の第一PDSCHのみが含まれ、第二PDSCHが含まれないので、各DCIはC-DAI及び/又はT-DAIにより計入され、即ち、1番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1及び3で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル2で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は3であり、各サービングセルでのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列され、2番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル3で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は5であり、サービングセル1及び3でのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列される。
【0148】
上述の実施例では、端末装置が該累積DAI情報及び/又は総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定することは次のようなことを含み、該第四DCIによりスケジューリングされる第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は該第一PDSCHの復号結果に関連しており、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。
【0149】
例えば、PDSCHをスケジューリングするための第四DCIについて、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHはすべて第二PDSCHであり、該C-DAI及び/又はT-DAIは該第四DCIをカウントせず、あるいは、計数のときに、該第四DCIを計入しないと言っても良い。該第四DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIについては、受信したDCI(該DCIによりスケジューリングされるPDSCHには少なくとも1つの第一PDSCHが含まれる)の累積個数であっても良く、例えば、C-DAI及び/又はT-DAIは、該第四DCIの受信のPDCCH監視・制御タイミングまでの各監視・制御タイミングの各サービングセルで受信したDCI(該DCIによりスケジューリングされるPDSCHには少なくとも1つの第一PDSCHが含まれる)の総数に等しくも良い。
【0150】
図6はDCIを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図である。
図6に示すように、
図4との相違点は次のとおりであり、1番目のPDCCH監視・制御タイミングでサービングセル1が受信した、DCIによりスケジューリングされるPDSCHには第二PDSCHのみが含まれ、第一PDSCHが含まれないので、該DCIはC-DAI及び/又はT-DAIにより計入されず、即ち、1番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル2及び3で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は2であり、各サービングセルでのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列され、2番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1及び3で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は4であり、サービングセル1及び3でのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列される。
【0151】
図7はDCIを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図である。
図7に示すように、1番目のPDCCH監視・制御タイミングでサービングセル1が受信したDCIにおいてスケジューリングされるPDSCHには第二PDSCHのみが含まれ、第一PDSCHが含まれないので、該DCIはC-DAI及び/又はT-DAIにより計入されず、
図6との相違点は次のとおりであり、即ち、該DCI(第四DCI)にはT-DAIが含まれても良く、T-DAIは、該第一PDCCH監視・制御タイミングで各サービングセルが受信したDCI(該DCIによりスケジューリングされるPDSCHには少なくとも1つの第一PDSCHが含まれる)の総数2に等しくても良い。
【0152】
図8はDCIを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図であり、
図8に示すように、1番目のPDCCH監視・制御タイミングでサービングセル1が受信したDCIにおいてスケジューリングされるPDSCHには第二PDSCHのみが含まれ、第一PDSCHが含まれないので、該DCIはC-DAI及び/又はT-DAIにより計入されず、
図7との相違点は次のとおりであり、即ち、該DCI(第四DCI)にはさらにC-DAIが含まれても良い。C-DAIは該第一PDCCH監視・制御タイミングで各サービングセルが受信したDCI(該DCIによりスケジューリングされるPDSCHには少なくとも1つの第一PDSCHが含まれる)の総数2に等しくても良い。
【0153】
上述の実施例では、該第四DCIによりスケジューリングされるのはすべて第二PDSCHであるので、前記第二PDSCHについいてのHARQフィードバック情報を生成する必要がない。
【0154】
なお、上述の
図5乃至
図8は
図28Aにおけるシナリオのみと組み合わせて如何にDCIを粒度として計数するかについて説明したが、
図5乃至
図8は
図28B乃至
図28Cにおけるシナリオと組み合わせることもでき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0155】
上述の実施例では、端末装置が複数のDCIを受信した後に、上述の第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHと同じ方法のうちの1つを用いて各DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を確定した後に、動的コードブックを生成でき、該動的コードブックにはX個のPDSCHのHARQフィードバック情報が含まれ、Xは最後の1つの受信したDCIにおけるT-DAI値に等しく、或るDCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報は動的コードブックの第Y個目の位置に配列され、Yは該DCIにおけるC-DAIの値に等しく、即ち、端末装置は該HARQフィードバック情報をコードブックに含めて、確定したHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で送信し、該時間領域位置については後述し、また、SPS PDSCHを考慮した場合に、又は、符号化ブロック組をサポートした場合に、該動的コードブックの生成方式については従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0156】
(二)PDSCHを粒度として計数する
幾つかの実施例において、計数に参与し得るPDSCHは実際に受信した、PDSCHをスケジューリングするDCIによりスケジューリングされるPDSCHを含んでも良く、検出が漏れた(受信していない)(PDSCHをスケジューリングするために用いられ又は用いられない)DCIによりスケジューリングされるPDSCHを含んでも良く、実際に受信した、上りリンクと衝突するPDSCHのDCIによりスケジューリングされる、上りリンクと衝突しない他のPDSCHを含んでも良いが、計数に参与し得るDCIによりスケジューリングされるPDSCHは対応するHARQプロセスを有する必要がある。
【0157】
図29A乃至
図29CはPDSCHを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図である。
図29A乃至
図29Cに示すように、DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報を送信する上りリンクリソース(時間領域位置)は同じであり、
図29Aに示すように、C-DAI及びT-DAIは実際に受信した、DCIによりスケジューリングされるPDCCHを粒度として計数を行い、
図29Bに示すように、
図29Aとの相違点は次のとおりであり、即ち、検出が漏れた(受信していない)(PDSCHをスケジューリングするために用いられ又は用いられない)DCIによりスケジューリングされるPDSCHも計数に参加しても良く、
図29Cに示すように、
図29Aとの相違点は次のとおりであり、即ち、上りリンクと衝突する少なくとも1つのPDSCHを含むものをスケジューリングするDCIによりスケジューリングされる他のPDSCHも計数に参与しても良い。
【0158】
図30A乃至
図30CはPDSCHを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図である。
図30A乃至
図30Cに示すように、DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報を送信する上りリンクリソース(時間領域位置)は同じであり、
図29A乃至
図29Cとの相違点は次のとおりであり、即ち、1つのDCIが複数のPDSCHsをスケジューリングするときに、
図29A乃至
図29CにおけるC-DAIは該DCIによりスケジューリングされる最後の1つのPDSCHに対応する番号を指示し、対して、
図30A乃至
図30CにおけるC-DAIは該DCIによりスケジューリングされる1番目のPDSCHに対応する番号を指示する。以下、C-DAIが該DCIによりスケジューリングされる最後の1つのPDSCHに対応する番号を指示することのみを例にして説明を行う。
【0159】
幾つかの実施例において、計数に参与し得るPDSCHのうち、該C-DAI及び/又はT-DAIは、DCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする。該累積DAI情報及び/又は該総DAI情報は、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない。なお、前述のDCIとは一般的なDCIを指し、301での第四DCIを特別に指さない。PDSCHを粒度として計数することで、動的コードブックを用いてHARQ-ACK情報をフィードバックするときに、コードブックサイズを減少させ、リソースオーバーヘッドを削減することができる。
【0160】
例えば、PDSCHをスケジューリングするための第四DCIについて、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHには、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第一PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第二PDSCHが含まれ、該C-DAI及び/又はT-DAIは該第四DCIによりスケジューリングされる第一PDSCHをカウントし、あるいは、計数のときに、該第四DCIによりスケジューリングされる第一PDSCHを計入すると言っても良い。該第四DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIは、該第四DCIの受信のPDCCH監視・制御タイミングまでの各監視・制御タイミングの各サービングセルで受信した第一PDSCHの累積数に等しくても良い。
【0161】
図9はPDSCHを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図である。
図9に示すように、1番目のPDCCH監視・制御タイミングでサービングセル1が受信したDCIによりスケジューリングされるPDSCHには1つの第二PDSCHが含まれるが、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはさらに3つの第一PDSCHが含まれるため、該第四DCIには3つのみの第一PDSCHがC-DAI及び/又はT-DAIにより計入され、即ち、1番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1及び3で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル2で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は6であり、各サービングセルでのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列され、2番目のPDCCH監視・制御タイミングにおいて、サービングセル1で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、サービングセル3で受信したDCIにはC-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は9であり、サービングセル1及び3でのC-DAIはサービングセル索引の昇順に従って配列される。
【0162】
上述の実施例では、端末装置が該累積DAI情報及び/又は該総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定するステップは次のようなことを含み、即ち、該第四DCIによりスケジューリングされる第一PDSCHの復号結果に関連しており、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。言い換えれば、第二PDSCHのHARQフィードバック情報を生成する必要がない。
【0163】
例えば、PDSCHをスケジューリングするための第四DCIについて、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHはすべて第一PDSCHであり、該C-DAI及び/又はT-DAIは該第四DCIによりスケジューリングされる各第一PDSCHをカウントし、又は、計数するときに、該第四DCIによりスケジューリングされる各第一PDSCHを計入すると言っても良い。該第四DCIにおけるC-DAIは該第四DCIの受信のPDCCH監視・制御タイミングまでのスケジューリングされる第一PDSCHの現在の累積数に等しくても良く、該第四DCIにおけるT-DAIは該第四DCIの受信のPDCCH監視・制御タイミングまでの各監視・制御タイミングの各サービングセル上で受信した第一PDSCHの総数に等しくても良い。
【0164】
図10はPDSCHを粒度として計数するC-DAI及びT-DAIを示す図であり、
図10に示すように、各監視・制御タイミングに対応する各サービングセル上で受信したDCIが何れも第一PDSCHのみをスケジューリングするため、各第一PDSCHはC-DAI及び/又はT-DAIにより計入され、即ち、1番目のPDCCH監視・制御タイミングで、サービングセル1~3上で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は7であり、C-DAIの値は順次5、6、7であり、2番目のPDCCH監視・制御タイミングで、サービングセル1及び3上で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は10であり、サービングセル1及び3でのC-DAIは順次9及び10である。
【0165】
上述の実施例では、端末装置が該累積DAI情報及び/又は該総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定することは次のようなことを含み、即ち、該第四DCIによりスケジューリングされる第一PDSCHの復号結果に関連しており、第一PDSCHの復号が成功した(受信が成功した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をACKと設定し、第一PDSCHの復号が失敗した(受信が失敗した)ときに、第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報をNACKと設定する。言い換えれば、該第四DCIに第二PDSCHが含まれないから、第二PDSCHのHARQフィードバック情報を生成する必要がない。
【0166】
例えば、PDSCHをスケジューリングするための第四DCIについて、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHはすべて第二PDSCHであり、該C-DAI及び/又はT-DAIは該第四DCIによりスケジューリングされるすべての第二PDSCHをカウントせず、又は、計数するときに、該第四DCIによりスケジューリングされるすべての第二PDSCHを計入しないと言っても良い。該第四DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIは該第四DCIの受信のPDCCH監視・制御タイミングまでの各監視・制御タイミングの各サービングセル上で受信した第一PDSCHの累積数に等しくても良い。
【0167】
図11はPDSCHを粒度として計数を行うC-DAI及びT-DAIを示す図であり、
図11に示すように、第四DCIがすべて第二PDSCHのみをスケジューリングするため、該第四DCIによりスケジューリングされる第二PDSCHはC-DAI及び/又はT-DAIにより計入されず、即ち、1番目のPDCCH監視・制御タイミングで、サービングセル2~3上で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は3であり、C-DAIの値は順次1、3であり。2番目のPDCCH監視・制御タイミングで、サービングセル1及び3上で受信したDCIにはC-DAI及びT-DAIが含まれ、そのうち、T-DAIの値は6であり、サービングセル1及び3上のC-DAIは順次5、6であり、1番目のPDCCH監視・制御タイミングで、サービングセル1上で受信したDCIに含まれるT-DAIは2である。
【0168】
上述の実施例では、該第四DCIによりスケジューリングされるのはすべて第二PDSCHであるから、前記第二PDSCHについてのHARQフィードバック情報を生成する必要がない。
【0169】
上述の実施例では、端末装置は複数のDCIを受信した後に、上述の第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHと同じ方法のうちの1つを使用して、各DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を確定した後に、動的コードブックを生成でき、該動的コードブックにはX個のPDSCHのHARQフィードバック情報が含まれ、Xは最後の1つの受信したDCIにおけるT-DAI値に等しく、或るDCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報は動的コードブックの第Y個目の位置に配列され、Yは該DCIにおけるC-DAIの値に等しく、即ち、端末装置は該HARQフィードバック情報をコードブックに含めて、確定したHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で送信し、該時間領域位置については後述し、また、SPS PDSCHを考慮した場合に、又は、符号化ブロック組をサポートした場合に、該動的コードブックの生成方式については従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0170】
幾つかの実施例において、上述の(一)及び(二)における方法は単独で実行されても良く、又は、組み合わせて実行されても良く、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0171】
幾つかの実施例において、該第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHがすべて第二PDSCHであるときに、該第四DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIは特定値である。
【0172】
例えば、フィードバックが無効なHARQ processに対応する(1つ又は複数の)PDSCHをスケジューリングする第四DCI(1つ又は複数の)のみを受信しているが、検出が漏れた(受信していない)(PDSCHをスケジューリングするために用いられ又は用いられない)DCI(例えば、受信したDCIにおけるC-DAI/T-DAIに基づいて確定される)があるときに、HARQフィードバック情報をも送信する必要があり、該HARQフィードバック情報に含まれる情報ビットはすべてNACKである。該第四DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIは1つの特定値、e.g.0が設定され、スケジューリングの状況に基づいて変わる必要がない(他のDCIの数又は他のDCIによりスケジューリングされるPDSCHの数に基づいて変わる必要がない)。
【0173】
幾つかの実施例において、該方法はさらに次のようなこと(図示せず)を含んでも良く、即ち、該端末装置は1つ又は複数のPDSCHsを受信し、例えば、端末装置はスロットn-N+1からスロットnでPDSCHsを受信でき、該方法さらに次のようなこと(図示せず)を含んでも良く、即ち、該端末装置は該受信したPDSCHに対応する、HARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置で該HARQフィードバック情報を送信する。
【0174】
幾つかの実施例において、該端末装置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する。
【0175】
例えば、該端末装置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定し、該HARQフィードバックタイミングkは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する。例えば、該時間領域位置はスロット及び/又はシンボルであっても良い。これにより、フィードバックレイテンシをさらに減少させることができる。
【0176】
図12及び
図13はHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置を示す図であり、
図12及び13に示すように、該時間領域位置スロットn+kと、該DCIによりスケジューリングされる、HARQ-ACKフィードバックが有効化されるHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置スロットnとのオフセットはHARQフィードバックタイミングkに等しく、kの値は該DCIにより指示されても良く、又は、上位層シグナリングにより指示されても良い。
【0177】
例えば、該第四DCIは第一情報域を含み、該第一情報域は該HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、該方法はさらに、次のようなこと(図示せず)を含んでも良く、即ち、該端末装置は上位層シグナリングを受信し、該上位層シグナリングは該HARQフィードバックタイミングkを指示するために用いられる。
【0178】
なお、kを搬送する方式については従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略し、複数のDCIを受信した場合に、該複数のDCI(又は、複数のDCIによりスケジューリングされるPDSCHと言っても良い)のHARQ-ACKフィードバックの時間領域位置(例えば、スロットn+k)は同じである。
【0179】
幾つかの実施例において、DCIによりスケジューリングされるPDSCHが第一PDSCHであるか、それとも、第二PDSCHであるかを確定する方法については第一側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0180】
上述の実施例から分かるように、HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズムをサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信できるので、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0181】
<第三側面の実施例>
本発明の実施例では情報フィードバック方法が提供され、端末装置側から説明が行われ、ここでは、第一又は第二側面の実施例と重複した部分の記載を省略する。
【0182】
図14は本発明の実施例における情報受信方法を示す図であり、
図14に示すように、該方法は次のようなステップを含む。
【0183】
1401:該端末装置がPDSCHを受信し、該PDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが無効なものであり;及び
1402:該端末装置が該PDSCHに対応する、HARQフィードバックコードブックを送信するための時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しない。
【0184】
幾つかの実施例において、1401では、該PDSCHはDCIによりスケジューリングされる1つ又は複数のPDSCHsのうちのPDSCHであっても良く、SPS PDSCHであっても良く、該PDSCHがDCIによりスケジューリングされる1つ又は複数のPDSCHsのうちのPDSCHであるときに、例えば、該DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングし、端末装置はスケジューリングされる複数のPDSCHsのうちの1つ又は一部又は全部のPDSCHを受信し、言い換えると、1401で受信する該PDSCHのうちの複数のPDSCHは同じDCIによりスケジューリングされるが、本発明の実施例はこれに限定されない、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する該PDSCHを確定する方法は第一側面と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0185】
よって、HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズム及び1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングするというスケジューリング方式を同時にサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信しなくても良い。よって、端末装置のPDCCHの監視回数を減少させることで、端末装置がPDCCHを監視する複雑度及び消費電力を低減することができるとともに、下りリンク制御シグナリング(DCI)を送信するためのリソースオーバーヘッドを減少させることで、データスループットを向上させることもできる。さらに、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0186】
幾つかの実施例において、該時間領域位置の確定方法については第一側面又は第二側面の実施例を参照できる。なお、該時間領域位置は該PDSCHにのみ対応し、即ち、該時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応他の下りリンク伝送が無く、即ち、該時間領域位置でHARQ-ACK情報(コードブック)をフィードバックする下りリンク伝送が無く、例えば、時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応する他のPDSCHが無く、言い換えると、該時間領域位置には他のPDSCHに対応するHARQフィードバック情報(コードブック)を送信する必要のある他のPDSCHが存在しない。
【0187】
幾つかの実施例において、該端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応することを確定し、及び/又は、前記端末装置はSPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応することを確定する。
【0188】
例えば、該端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応することを確定する。言い換えれば、DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、受信した各DCI、又は各DCIによりスケジューリングされるPDSCHを確定でき、これにより、該時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送(e.g.PDSCH)があるかを確定し、そして、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応するかを確定する(該時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応する下りリンク伝送がない場合に、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応すると確定する)。同様に、前記端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応する、HARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないと確定し、言い換えれば、DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、受信した各DCI、又は各DCIによりスケジューリングされるPDSCHを確定でき、これによって、該時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送(e.g.PDSCH)があるかを確定し、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応するかを確定し、そして、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信するかを確定し(該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応する場合に、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないと確定する)、上述のDCIは該受信したPDSCHをスケジューリングしたDCIであっても良いが、本発明の実施例はこれに限定されず、上述のDCIはさらに、該受信したPDSCHをスケジューリングしたDCIの前の所定時間内又はその後の所定時間内で受信したDCIであっても良い。
【0189】
幾つかの実施例において、以下の1)-3)の場合に、前記端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブック(半静的コードブック又は動的コードブック)を送信する必要があると確定する
1)フィードバックが無効化されるHARQ processに対応する(1つ又は複数の)PDSCHをスケジューリングするDCI(1つ又は複数)のみを受信しているが、検出が漏れた(受信していない)(PDSCHをスケジューリングするために用いられ又は用いられない)DCI(例えば、受信したDCIにおけるC-DAI/T-DAIに基づいて確定される)がある。
【0190】
2)1つのみのDCIを受信しており、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ processはフィードバックが無効化され、該DCIのC-DAIは第一特定値、e.g.1ではなく、及び/又は、T-DAI(例えば、該DCIに含まれる)は第二特定値、e.g.1ではない(C-DAIはDCIに基づいて計数されるとする)。
【0191】
3)1つのみのDCIを受信しており、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ processはフィードバックが無効化され、かつ該DCIのC-DAIは第一特定値、e.g.1ではなく、又は、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHの数であり、及び/又は、T-DAI(例えば、該DCIに含まれる)は第二特定値、e.g.1ではなく、又は、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHの数である(DAIはPDSCHに基づいて計数されるとする)。
【0192】
上述の場合1)-3)において、該フィードバックコードブックの情報ビットはすべてNACKであり、上述のDCIは1つのみのPDSCHをスケジューリングし得るDCI、又は、複数のPDSCHをスケジューリングし得るDCIである。
【0193】
図15A乃至
図15Cでは、1つのDCIを受信しており、かつ該DCIが1つのPDSCHをスケジューリングすることを例にして上述の場合1)-3)のC-DAI及びT-DAIを説明しており、
図31A乃至
図31Dでは1つのDCIを受信しており、かつ該DCIが複数のPDSCHをスケジューリングすることを例にして上述の場合1)-3)のC-DAI及びT-DAIを説明しており、
図31A乃至
図31Dでは、DAIはDCIを粒度として計数されており、
図32A乃至
図32Dでは1つのDCIを受信しており、かつ該DCIが複数のPDSCHをスケジューリングすることを例にして上述の場合1)-3)のC-DAI及びT-DAIを説明しており、
図32A乃至
図32DではDAIはPDCCHを粒度として計数されており、即ち、
図15A乃至
図15C、
図31A乃至
図31D、及び
図32A乃至
図32Dのシナリオでは、端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブック(半静的コードブック又は動的コードブック)を送信する必要があると確定するが、該フィードバックコードブックの情報ビットはすべてNACKである。
【0194】
幾つかの実施例において、PDCCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが無効な場合に加えて、以下の4)-6)の場合に、前記端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブック(半静的コードブック又は動的コードブック)を送信する必要がないと確定する。
【0195】
4)フィードバックが無効なHARQ processに対応するPDSCHをスケジューリングするDCI(1つ又は複数)のみを受信しており、かつ検出が漏れた(受信していない)(PDSCHをスケジューリングするために用いられ又は用いられない)DCI(例えば、受信したDCIにおけるC-DAI/T-DAIに基づいて確定される)がない。
【0196】
5)1つのみのDCIを受信しており、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ processはフィードバックが無効化され、該DCIのC-DAIは第一特定値、e.g.0/1であり、及び/又は、T-DAI(例えば、該DCIに含まれる)は第二特定値、e.g.0/1である(C-DAIはDCIに基づいて計数されるとする)。該DCIは1つのみのPDSCHをスケジューリングし得るDCI、又は、複数のPDSCHをスケジューリングし得るDCIである。
【0197】
6)1つのみのDCIを受信しており、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ processはフィードバックが無効化され、かつ該DCIのC-DAIは第一特定値、e.g.0/1、又は、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHの数であり、及び/又は、T-DAI(例えば、該DCIに含まれる)は第二特定値、e.g.0/1、又は、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHの数である(DAIはPDSCHに基づいて計数されるとする)。
【0198】
図33A乃至
図33Bでは1つのDCIを受信しており、かつ該DCIが1つのPDSCHをスケジューリングすることを例にして上述の場合4)-6)のC-DAI及びT-DAIを説明しており、
図34A乃至
図34Bでは1つのDCIを受信しており、かつ該DCIが複数のPDSCHをスケジューリングすることを例にして上述の場合4)-6)のC-DAI及びT-DAIを説明しており、
図34A乃至
図34Dでは、DAIはDCIを粒度として計数され、
図35A乃至
図35Dでは1つのDCIを受信しており、かつ該DCIが複数のPDSCHをスケジューリングすることを例にして上述の場合4)-6)のC-DAI及びT-DAIを説明しており、
図35A乃至
図35Dでは、DAIはPDCCHを粒度として計数され、即ち、
図33A乃至
図33B、
図34A乃至
図34B、及び
図35A乃至
図35Dのシナリオで、端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブック(半静的コードブック又は動的コードブック)を送信する必要がないと確定する。
【0199】
例えば、端末装置はSPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応することを確定する。言い換えれば、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいてSPS PDSCHを確定でき、これによって、該時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送(e.g.SPS PDSCH)があるかを確定し、そして、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応するかを確定する(該時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応する下りリンク伝送がない場合に、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応すると確定する)。同様に、前記端末装置はSPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないと確定する。言い換えれば、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいてSPS PDSCHを確定でき、これによって、該時間領域位置の所定時間の前に該時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送(e.g.SPS PDSCH)があるかを確定することで、該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応するかを確定し、そして、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信するかを確定する(該時間領域位置が該PDSCHにのみ対応する場合に、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないと確定する)。
【0200】
幾つかの実施例において、該PDSCHに対応する、HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置(例えば、スロットn+k)は該PDSCHをスケジューリングするDCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて確定されても良く、具体的には第一側面又は第二側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0201】
幾つかの実施例において、1402では、該HARQフィードバックコードブックは該受信したPDSCHのHARQフィードバック情報のみについてのものであっても良い。
【0202】
例えば、端末装置にSPSが設定されず又はアクティブにされないときに、端末装置が第一側面に記載の少なくとも1つの第二DCIのみを受信したときに、該1401で受信したPDSCHはDCIによりスケジューリングされるPDSCHのうちのPDSCHであり、該第二DCIによりスケジューリングされるすべての第二PDSCHに対応するHARQプロセスはすべて、フィードバックが無効化され、この後に、端末装置が該第二PDSCHのうちの1つ又は複数又は全部のPDSCH(以下、受信したPDSCHと総称する)を受信したときに、フィードバックコードブック(例えば、半静的コードブック)の生成をスキップでき(該フィードバックコードブックを生成しない)、言い換えれば、受信したPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置でHARQフィードバック情報(又は、コードブック)を送信しない。少なくとも2つの第二DCIによりスケジューリングされるPDSCH及びSPS PDSCHはHARQフィードバック情報の送信用の同じ時間領域位置に対応する。
【0203】
例えば、端末装置にSPS PDSCHが設定され又はアクティブにされ、かつ該1401で受信したPDSCHがSPS PDSCHであるときに、該端末装置はフィードバックコードブック(例えば、半静的コードブック)の生成をスキップでき(該フィードバックコードブックを生成しない)、言い換えれば、受信したSPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で該SPS PDSCHについてのHARQフィードバック情報(又は、コードブック)を送信しない。
【0204】
例えば、端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ端末装置が第一側面に記載の少なくとも1つの第二DCIのみを受信したときに、該1401で受信したPDSCHはDCIによりスケジューリングされるPDSCH及びSPS PDSCHを含み、該端末装置はフィードバックコードブック(例えば、半静的コードブック)の生成をスキップでき(該フィードバックコードブックを生成しない)、言い換えれば、受信した、DCIによりスケジューリングされるPDSCH及びSPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で該SPS PDSCHについてのHARQフィードバック情報(又は、コードブック)を送信しない。そのうち、該DCIによりスケジューリングされるPDSCH及びSPS PDSCHはHARQフィードバック情報の送信用の同じ時間領域位置に対応する。
【0205】
例えば、第二側面の実施例とは異なる点は次のとおりであり、即ち、端末装置が第二側面に記載の少なくとも1つの第四DCIのみを受信したときに、該1401で受信したPDSCHは第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうちのPDSCHであり、該第四DCIによりスケジューリングされるすべての第二PDSCHに対応するHARQプロセスはすべて、フィードバックが無効化され、この後に、端末装置が該第二PDSCHのうちの1つ又は複数又は全部のPDSCH(以下、受信したPDSCHと総称する)を受信したときに、該第四DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIを無視できる。
【0206】
上述の実施例から分かるように、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHについて、該PDSCHに対応する、HARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しなくても良く、これにより、HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズムをサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信しなくても良いので、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0207】
<第四側面の実施例>
本発明の実施例では情報フィードバック方法が提供され、端末装置側から説明が行われ、ここでは、第二側面又は第三側面の実施例と重複した部分の説明を省略する。
【0208】
図16は本発明の実施例における情報受信方法を示す図であり、
図16に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0209】
1601:該端末装置がPDSCHをスケジューリングするDCIを受信し;
1602:該端末装置が前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定し;及び
1603:該端末装置が該確定した時間領域位置でPDSCHについてのHARQフィードバック情報を送信する。
【0210】
該1601及び1603の実施方式については前述の第二側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0211】
幾つかの実施例において、該端末装置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する。
【0212】
例えば、該端末装置は、前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定し、該HARQフィードバックタイミングkは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する。例えば、該時間領域位置はスロット及び/又はシンボルであっても良い。
【0213】
例えば、該DCIは第一情報域を含み、該第一情報域は該HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、該方法はさらに、次のようなこと(図示せず)を含み、即ち、該端末装置は上位層シグナリングを受信し、該上位層シグナリングは該HARQフィードバックタイミングkを指示するために用いられる。
【0214】
なお、kを搬送する方式については従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略し、複数のDCIを受信した場合に、該複数のDCI(又は、該複数のDCIによりスケジューリングされるPDSCHと言っても良い)のHARQ-ACKフィードバックの時間領域位置(例えば、スロットn+k)は同じである。また、上述の方法は動的コードブックをフィードバックしてHARQフィードバック情報の時間領域位置を確定する場合にのみ適し、半静的コードブックをフィードバックしてHARQフィードバック情報の時間領域位置を確定する場合に適しなくても良いが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0215】
上述の実施例によれば、フィードバックレイテンシをさらに減少させることができる。
【0216】
<第五側面の実施例>
本発明の実施例では情報受信方法が提供され、ネットワーク装置側から説明が行われ、ここでは、第一側面又は第二側面の実施例と重複した部分の説明を省略する。
【0217】
図17は本発明の実施例における情報受信方法を示す図であり、
図17に示すように、該方法は次のステップを含む。
【0218】
1701:ネットワーク装置が端末装置に、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を送信し、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれ;及び
1702:ネットワーク装置が端末装置送信の、1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を受信する。
【0219】
幾つかの実施例において、1601-1602の実施方式については第一側面の実施例における201-202を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0220】
図18は本発明の実施例における情報受信方法を示す図であり、
図18に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0221】
1801:ネットワーク装置が端末装置に第四DCIを送信し、該第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含み;及び
1802:ネットワーク装置が端末装置送信の、該累積DAI情報及び/又は総DAI情報に基づいて確定されたHARQフィードバック情報を受信する。
【0222】
幾つかの実施例において、1801-1802の実施方式については第一側面の実施例における301-302を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0223】
なお、上述のDCI、累積DAI情報及び/又は総DAI情報、HARQフィードバック情報、及び第四DCIの実施方式については前述の実施例及び対応する第七側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0224】
<第六側面の実施例>
本発明の実施例では情報フィードバック装置が提供される。該装置は例えば、端末装置であっても良く、端末装置に配置される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良く、ここでは第一乃至第四側面の実施例と同じ内容の説明を省略する。
【0225】
図19は本発明の実施例における情報フィードバック装置を示す図であり、
図19に示すように、情報フィードバック装置1900は以下のものを含む。
【0226】
第一受信ユニット1901:物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれ;及び
第一送信ユニット1902:1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を送信する。
【0227】
幾つかの実施例において、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0228】
幾つかの実施例において、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む。
【0229】
幾つかの実施例において、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0230】
幾つかの実施例において、前記端末装置にさらにSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQプロセスのHARQフィードバックが無効化されるときに、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり又は異なる。
【0231】
幾つかの実施例において、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであることは、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に関連していることを含む。
【0232】
幾つかの実施例において、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は異なることは、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に関連していることを含む。
【0233】
幾つかの実施例において、前記端末装置は前記1つ又は複数のPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を送信する。
【0234】
幾つかの実施例において、少なくとも2つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じであり、又は、少なくとも1つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHと前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じである。
【0235】
幾つかの実施例において、前記第一PDSCH及び/又は前記第二PDSCHは実際に送信するPDSCHであり、及び/又は、前記第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは対応するHARQプロセスを有する。
【0236】
幾つかの実施例において、前記少なくとも1つのDCIは第一DCI及び/又は第二DCI及び/又は第三DCIを含み、前記第一DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数のPDSCHsはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第一PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第二PDSCHを含み、前記第二DCIは複数の第二PDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数の第二PDSCHsはすべて、HARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応し、又は、前記第二DCIは1つの第二PDSCHをスケジューリングし、前記1つの第二PDSCHはHARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応し、前記第三DCIは複数の第一PDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数の第一PDSCHsはすべて、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応し、又は、前記第三DCIは1つの第一PDSCHをスケジューリングし、前記1つの第一PDSCHはHARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する。
【0237】
幾つかの実施例において、前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信したときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0238】
幾つかの実施例において、前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信したときに、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に無関係である。
【0239】
幾つかの実施例において、前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信したときに、前記第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連している。
【0240】
幾つかの実施例において、前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCI及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、かつ、さらに少なくとも1つの前記第三DCIを受信しているときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0241】
幾つかの実施例において、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しており、又は、少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、又は、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0242】
幾つかの実施例において、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係である。
【0243】
幾つかの実施例において、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが有効化され、かつ前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、又は、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが有効化され、かつ前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、さらに、少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連している。
【0244】
幾つかの実施例において、前記DCIに対応するHARQフィードバックタイミングに対応する時間領域位置の前の所定期間内で、前記第一受信ユニットが前記時間領域位置に対応する他のDCIを受信しないときに、前記端末装置が前記DCIのみを受信したことを表す。
【0245】
図20は本発明の実施例におけるもう1つの情報フィードバック装置を示す図であり、
図20に示すように、情報フィードバック装置2000は以下のものを含む。
【0246】
第二受信ユニット2001:第四下りリンク制御情報(DCI)を受信し、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含み;及び
第一確定ユニット2002:前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定する。
【0247】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、DCIを粒度として計数を行い及び/又はPDSCHを粒度として計数を行う。
【0248】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれるDCIのみを計入する。
【0249】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報は、DCIであって、該DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIをカウントしない。
【0250】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第四PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれ、前記累積DAI情報/又は前記総DAI情報は前記第四DCIをカウントする。
【0251】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが有効な第四PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第四PDSCHの復号結果に関連しており、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり又は関連している。
【0252】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む。
【0253】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はDCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする。
【0254】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない。
【0255】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0256】
幾つかの実施例において、前記装置はさらに次のようなものを含む。
【0257】
第二送信ユニット(図示せず):前記PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を送信する。
【0258】
幾つかの実施例において、前記装置はさらに次のようなものを含む。
【0259】
第二確定ユニット(図示せず):前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する。
【0260】
幾つかの実施例において、前記第二確定ユニットは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する。
【0261】
幾つかの実施例において、前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記HARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する。
【0262】
幾つかの実施例において、前記第四DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに次のようなものを含む。
【0263】
第三受信ユニット(図示せず):上位層シグナリングを受信し、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる。
【0264】
幾つかの実施例において、前記第四DCIはPDSCH及び/又はPUSCHをスケジューリングするために用いられる。
【0265】
幾つかの実施例において、前記第四DCIはPDSCHをスケジューリングするために用いられ、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを含む。
【0266】
幾つかの実施例において、前記第四DCIはデータ伝送をスケジューリングしない。
【0267】
幾つかの実施例において、前記第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、前記第四DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする。
【0268】
図21は本発明の実施例におけるもう1つの情報フィードバック装置を示す図であり、
図21に示すように、情報フィードバック装置2100は以下のものを含む。
【0269】
第四受信ユニット2101:PDSCHをスケジューリングするためのDCIを受信し;
第三確定ユニット2102:前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定し;及び
第二送信ユニット2103:確定された前記時間領域位置で前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する。
【0270】
幾つかの実施例において、前記第三確定ユニットは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定する。
【0271】
幾つかの実施例において、前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する。
【0272】
幾つかの実施例において、前記DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに次のようなものを含む。
【0273】
第五受信ユニット(図示せず):上位層シグナリングを受信し、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる。
【0274】
図22は本発明の実施例におけるもう1つの情報フィードバック装置を示す図であり、
図22に示すように、情報フィードバック装置2200は以下のものを含む。
【0275】
第六受信ユニット2201:PDSCHを受信し、前記PDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが無効化され;及び
処理ユニット2202:前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しない。
【0276】
幾つかの実施例において、前記時間領域位置は前記PDSCHにのみ対応する。
【0277】
幾つかの実施例において、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することは、前記時間領域位置の所定時間の前に前記時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送がないことを含む。
【0278】
幾つかの実施例において、前記処理ユニットはDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定し、及び/又は、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定する。
【0279】
幾つかの実施例において、前記処理ユニットはDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定し、及び/又は、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定する。
【0280】
幾つかの実施例において、前記処理ユニットは前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックを生成しない。
【0281】
幾つかの実施例において、前記PDSCHはDCIによりスケジューリングされるPDSCH及び/又はSPS PDSCHを含む。
【0282】
幾つかの実施例において、前記PDSCHのうちの複数のPDSCHが同じDCIによりスケジューリングされる。
【0283】
上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形をさらに行っても良い。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0284】
なお、以上、本発明に関連している各部品又はモジュールのみを説明しているが、本発明はこれに限定されない。情報フィードバック装置1900-2200はさらに、他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照できる。
【0285】
また、便宜のため、
図19-22では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの様々な関連技術を採用しても良い。上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機(器)、受信機(器)などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれに限定されない。
【0286】
上述の実施例から分かるように、HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズムをサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信し又は送信しないようにすることができるので、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0287】
<第七側面の実施例>
本発明の実施例では情報受信装置が提供される。該装置は例えば、ネットワーク装置であっても良く、又は、ネットワーク装置に設置される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良く、ここでは第五側面の実施例と同じ内容の説明を省略する。
【0288】
図23は本発明の実施例における情報受信装置を示す図であり、
図23に示すように、情報受信装置2300は以下のものを含む。
【0289】
第三送信ユニット2301:端末装置に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を送信し、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれ;及び
第七受信ユニット2302:前記端末装置送信の、1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を受信する。
【0290】
幾つかの実施例において、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0291】
幾つかの実施例において、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む。
【0292】
幾つかの実施例において、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0293】
幾つかの実施例において、前記端末装置にSPSがさらに設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQプロセスはHARQフィードバックが無効化されるときに、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり又は異なる。
【0294】
幾つかの実施例において、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が同じであることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0295】
幾つかの実施例において、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が異なることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している。
【0296】
幾つかの実施例において、前記第七受信ユニットは前記1つ又は複数のPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を受信する。
【0297】
幾つかの実施例において、少なくとも2つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じであり、又は、少なくとも1つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHと前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じである。
【0298】
幾つかの実施例において、前記第一PDSCH及び/又は前記第二PDSCHは実際に送信するPDSCHであり、及び/又は、前記第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは対応するHARQプロセスを有する。
【0299】
図24は本発明の実施例におけるもう1つの情報受信装置を示す図であり、
図24に示すように、情報受信装置2400は以下のものを含む。
【0300】
第四送信ユニット2401:端末装置に第四DCIを送信し、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含み;及び
第八受信ユニット2402:前記端末装置送信の、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいて確定されたHARQフィードバック情報を受信する。
【0301】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、DCIを粒度として計数され及び/又はPDSCHを粒度として計数される。
【0302】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれるDCIのみを計入する。
【0303】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIをカウントしない。
【0304】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第四PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれ、前記累積DAI情報/又は前記総DAI情報は前記第四DCIをカウントする。
【0305】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが有効なる第四PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第四PDSCHの復号結果に関連しており、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり又は関連している。
【0306】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む。
【0307】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はDCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする。
【0308】
幾つかの実施例において、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない。
【0309】
幾つかの実施例において、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している。
【0310】
幾つかの実施例において、前記第八受信ユニットは前記PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を受信する。
【0311】
幾つかの実施例において、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて確定される。
【0312】
幾つかの実施例において、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて確定される。
【0313】
幾つかの実施例において、前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記HARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する。
【0314】
幾つかの実施例において、前記第四DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに次のようなものを含む。
【0315】
第五送信ユニット(図示せず):前記端末装置に上位層シグナリングを送信し、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる。
【0316】
幾つかの実施例において、前記第四DCIはPDSCH及び/又はPUSCHをスケジューリングするために用いられる。
【0317】
幾つかの実施例において、前記第四DCIはPDSCHをスケジューリングするために用いられ、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを含む。
【0318】
幾つかの実施例において、前記第四DCIはデータ伝送をスケジューリングしない。
【0319】
幾つかの実施例において、前記第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、前記第四DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする。
【0320】
図25は本発明の実施例におけるもう1つの情報受信装置を示す図であり、
図25に示すように、情報受信装置2500は以下のものを含む。
【0321】
第六送信ユニット2501:PDSCHをスケジューリングするためのDCIを送信し;及び
第七受信ユニット2502:前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置で前記端末装置送信の、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を受信し、前記時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて確定される。
【0322】
幾つかの実施例において、前記時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて確定される。
【0323】
幾つかの実施例において、前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する。
【0324】
幾つかの実施例において、前記DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに次のようなものを含む。
【0325】
第八送信ユニット(図示せず):上位層シグナリングを送信し、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる。
【0326】
上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形をさらに行っても良い。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0327】
なお、以上、本発明に関連している各部品又はモジュールのみを説明しているが、本発明はこれに限定されない。情報受信装置2300-2500はさらに、他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照できる。
【0328】
また、便宜のため、
図23-25では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの様々な関連技術を採用しても良い。上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれに限定されない。
【0329】
上述の実施例から分かるように、HARQフィードバックの有効化/無効化というHARQメカニズムをサポートし得る場合にHARQフィードバック情報を送信し又は送信しないようにすることができるので、上りリンク制御シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができ、また、ネットワーク装置が端末装置からのHARQフィードバック情報の報告を待たずに新データを送信できるため、データ伝送レイテンシを低減することもできる。
【0330】
<第八側面の実施例>
本発明の実施例ではさらに通信システムが提供され、これについては
図1を参照でき、ここでは第一側面乃至第四側面の実施例と同じ内容の記載を省略する。
【0331】
幾つかの実施例において、通信システム100は少なくとも、端末装置102及びネットワーク装置101を含み得る。
【0332】
幾つかの実施例において、該端末装置102の実施方式については下記の端末装置2600を参照でき、該ネットワーク装置101の実施方式については下記のネットワーク装置2700を参照できる。
【0333】
本発明の実施例ではさらにネットワーク装置が提供され、それは例えば、基地局であっても良いが、本発明はこれに限定されず、さらに他のネットワーク装置であっても良い。
【0334】
図27は本発明の実施例におけるネットワーク装置の構成を示す図である。
図27に示すように、ネットワーク装置2700は処理器2710(例えば、中央処理器CPU)及び記憶器2720を含んでも良く、記憶器2720は処理器2710に接続される。そのうち、該記憶器2720は様々なデータを記憶でき、また、情報処理用のプログラム2730をさらに記憶でき、かつ処理器2710の制御下で該プログラム2730を実行できる。
【0335】
例えば、処理器2710はプログラムを実行して第五側面の実施例に記載の情報受信方法を実現するように構成され得る。
【0336】
また、
図27に示すように、ネットワーク装置2700はさらに、送受信機2740、アンテナ2750などを含んでも良く、そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似したので、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ネットワーク装置2700は
図27に示すすべての部品を含む必要がない。また、ネットワーク装置2700はさらに、
図10に無い部品を含んでも良いが、これについては従来技術を参照可能である。
【0337】
本発明の実施例ではさらに端末装置が提供され、本発明はこれに限定されず、さらに他の装置であっても良い。
【0338】
図26は本発明の実施例における端末装置を示す図である。
図26に示すように、該端末装置2600は処理器2610及び記憶器2620を含み、記憶器2620はデータ及びプログラムを記憶しており、かつ処理器2610に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらに他の類型の構成を用いて該構成に対して補充又は代替を行うことで電気通信機能又は他の機能を実現しても良い。
【0339】
例えば、処理器2610はプログラムを実行して第一又は第二又は第三又は第四側面の実施例に記載の情報フィードバック方法を実現するように構成されても良い。
【0340】
図26に示すように、該端末装置2600はさらに、通信モジュール2630、入力ユニット2640、表示器2650、電源2660などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似したから、ここではその詳しい説明を省略する。なお、端末装置2600は括
図26に示すすべての部品を含む必要がない。また、端末装置2600はさらに、
図26に無い部品を含んでも良いが、これについては従来技術を参照可能である。
【0341】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータプログラムが提供され、そのうち、端末装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは前記端末装置に、第一又は第二又は第三又は第四側面の実施例に記載の情報フィードバック方法を実行させる。
【0342】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータプログラムは端末装置に、第一又は第二又は第三又は第四側面の実施例に記載の情報フィードバック方法を実行させる。
【0343】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータプログラムが提供され、そのうち、ネットワーク装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは前記ネットワーク装置に、第五側面の実施例に記載の情報受信方法を実行させる。
【0344】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータプログラムはネットワーク装置に、第五側面の実施例に記載の情報受信方法を実行させる。
【0345】
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明はさらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に上述の各種の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明はさらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。
【0346】
さらに、図面に記載された機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPと通信により接続される1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
【0347】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
【0348】
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
【0349】
(付記1)
情報フィードバック方法であって、端末装置に適用され、
前記端末装置が物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれ;及び
前記端末装置が1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を送信することを含む、方法。
【0350】
(付記2)
付記1に記載の方法であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0351】
(付記3)
付記2に記載の方法であって、
前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、方法。
【0352】
(付記4)
付記1に記載の方法であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0353】
(付記5)
付記1乃至4のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記端末装置にSPSがさらに設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQプロセスのHARQフィードバックが無効化されるときに、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり又は異なる、方法。
【0354】
(付記6)
付記5に記載の方法であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が同じであることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0355】
(付記7)
付記5に記載の方法であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が異なることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0356】
(付記8)
付記1乃至7のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記端末装置は前記1つ又は複数のPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を送信する、方法。
【0357】
(付記8a)
付記1乃至8のうちの何れか1項に記載の方法であって、
少なくとも2つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じであり、又は、少なくとも1つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHと前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じである、方法。
【0358】
(付記9)
付記2乃至8aのうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第一PDSCH及び/又は前記第二PDSCHは実際に送信するPDSCHであり、及び/又は、前記第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは対応するHARQプロセスを有する、方法。
【0359】
(付記10)
付記1乃至9のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記少なくとも1つのDCIは第一DCI及び/又は第二DCI及び/又は第三DCIを含み、前記第一DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数のPDSCHsはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第一PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第二PDSCHを含み、前記第二DCIは複数の第二PDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数の第二PDSCHsはすべてHARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応し、又は、前記第二DCIは1つの第二PDSCHをスケジューリングし、前記1つの第二PDSCHはHARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応し、前記第三DCIは複数の第一PDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数の第一PDSCHsは何れもHARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応し、又は、前記第三DCIは1つの第一PDSCHをスケジューリングし、前記1つの第一PDSCHはHARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する、方法。
【0360】
(付記11)
付記10に記載の方法であって、
少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しているときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0361】
(付記12)
付記10に記載の方法であって、
少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しているときに、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に無関係である、方法。
【0362】
(付記13)
付記10に記載の方法であって、
少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、前記第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0363】
(付記14)
付記10に記載の方法であって、
少なくとも1つの前記第一DCI及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、かつ少なくとも1つの前記第三DCIをさらに受信しているときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0364】
(付記15)
付記10に記載の方法であって、
前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、又は、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ少なくとも1つの前記第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0365】
(付記16)
付記10に記載の方法であって、
前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係である、方法。
【0366】
(付記17)
付記10に記載の方法であって、
前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが有効化され、かつ少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、又は、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが有効化され、かつ少なくとも1つの前記第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0367】
(付記18)
付記11乃至17のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記DCIに対応するHARQフィードバックタイミングに対応する時間領域位置の前の所定期間内で、端末装置が前記時間領域位置に対応する他のDCIを受信しないときに、前記端末装置が前記DCIのみを受信したことを表す、方法。
【0368】
(付記19)
情報フィードバック方法であって、端末装置に適用され、
前記端末装置が第四下りリンク制御情報(DCI)を受信し、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含み;及び
前記端末装置が前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定することを含む、方法。
【0369】
(付記20)
付記19に記載の方法であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、DCIを粒度として計数し及び/又はPDSCHを粒度として計数する、方法。
【0370】
(付記21)
付記19又は20に記載の方法であって、
DCIを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれるDCIのみを計入する、方法。
【0371】
(付記22)
付記19乃至21のうちの何れか1項に記載の方法であって、
DCIを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIをカウントしない、方法。
【0372】
(付記23)
付記19乃至21のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第四PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれ、前記累積DAI情報/又は前記総DAI情報は前記第四DCIをカウントする、方法。
【0373】
(付記24)
付記23に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが有効なる第四PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第四PDSCHの復号結果に関連しており、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり又は関連している、方法。
【0374】
(付記25)
付記24に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、方法。
【0375】
(付記26)
付記19又は20に記載の方法であって、
PDSCHを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はDCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする、方法。
【0376】
(付記27)
付記19又は20又は26に記載の方法であって、
PDSCHを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない、方法。
【0377】
(付記28)
付記26又は27に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0378】
(付記29)
付記19乃至28のうちの何れか1項に記載の方法であって、さらに、
前記端末装置が前記PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を送信することを含む、方法。
【0379】
(付記30)
付記29に記載の方法であって、
前記端末装置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する、方法。
【0380】
(付記31)
付記29又は30に記載の方法であって、
前記端末装置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する、方法。
【0381】
(付記32)
付記31に記載の方法であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記HARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、方法。
【0382】
(付記33)
付記31又は32に記載の方法であって、
前記第四DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記方法はさらに、
前記端末装置が上位層シグナリングを受信することを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、方法。
【0383】
(付記34)
付記19乃至33のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIはPDSCH及び/又はPUSCHをスケジューリングするために用いられる、方法。
【0384】
(付記35)
付記19乃至34のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIはPDSCHをスケジューリングするために用いられ、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを含む、方法。
【0385】
(付記36)
付記19乃至33のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIはデータ伝送をスケジューリングしない、方法。
【0386】
(付記37)
付記35に記載の方法であって、
前記第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、前記第四DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする、方法。
【0387】
(付記38)
情報フィードバック方法であって、端末装置に適用され、
前記端末装置がPDSCHをスケジューリングするためのDCIを受信し;
前記端末装置が前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定し;及び
前記端末装置が確定した前記時間領域位置で前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信することを含む、方法。
【0388】
(付記39)
付記38に記載の方法であって、
前記端末装置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定する、方法。
【0389】
(付記40)
付記39に記載の方法であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、方法。
【0390】
(付記41)
付記39又は40に記載の方法であって、
前記DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記方法はさらに、
前記端末装置が上位層シグナリングを受信することを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、方法。
【0391】
(付記42)
情報フィードバック方法であって、端末装置に適用され、
前記端末装置がPDSCHを受信し、前記PDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが無効化され;及び
前記端末装置が前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを含む、方法。
【0392】
(付記43)
付記42に記載の方法であって、
前記時間領域位置は前記PDSCHにのみ対応する、方法。
【0393】
(付記44)
付記43に記載の方法であって、
前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することは、前記時間領域位置の所定時間の前に前記時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送がないことを含む、方法。
【0394】
(付記45)
付記42に記載の方法であって、
前記端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定し、及び/又は、前記端末装置はSPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定する、方法。
【0395】
(付記46)
付記42又は45に記載の方法であって、
前記端末装置はDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定し、及び/又は、前記端末装置はSPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定する、方法。
【0396】
(付記47)
付記42乃至46のうちの何れか1項に記載の方法であって、さらに、
前記端末装置が前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックを生成しないことを含む、方法。
【0397】
(付記48)
付記42乃至47のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記PDSCHはDCIによりスケジューリングされるPDSCH及び/又はSPS PDSCHを含む、方法。
【0398】
(付記49)
付記42乃至48のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記PDSCHのうちの複数のPDSCHが同じDCIによりスケジューリングされる、方法。
【0399】
(付記50)
情報受信方法であって、ネットワーク装置に適用され、
前記ネットワーク装置が端末装置に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を送信し、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれ;及び
前記ネットワーク装置は前記端末装置送信の、1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を受信することを含む、方法。
【0400】
(付記51)
付記50に記載の方法であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0401】
(付記52)
付記51に記載の方法であって、
前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、方法。
【0402】
(付記53)
付記50に記載の方法であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0403】
(付記54)
付記50乃至53のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記端末装置にSPSがさらに設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQプロセスのHARQフィードバックが無効化されるときに、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり又は異なる、方法。
【0404】
(付記55)
付記54に記載の方法であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が同じであることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0405】
(付記56)
付記54に記載の方法であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が異なることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0406】
(付記57)
付記49乃至56のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記ネットワーク装置は前記1つ又は複数のPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を受信する、方法。
【0407】
(付記58)
付記50乃至57のうちの何れか1項に記載の方法であって、
少なくとも2つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じであり、又は、少なくとも1つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHと前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じである、方法。
【0408】
(付記59)
付記51乃至58のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第一PDSCH及び/又は前記第二PDSCHは実際に送信するPDSCHであり、及び/又は、前記第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは対応するHARQプロセスを有する、方法。
【0409】
(付記60)
情報受信方法であって、ネットワーク装置に適用され、
前記ネットワーク装置が端末装置に第四DCIを送信し、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含み;及び
前記ネットワーク装置が前記端末装置送信の、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいて確定のHARQフィードバック情報を受信することを含む、方法。
【0410】
(付記61)
付記60に記載の方法であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、DCIを粒度として計数し及び/又はPDSCHを粒度として計数する、方法。
【0411】
(付記62)
付記60又は61に記載の方法であって、
DCIを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれるDCIのみを計入する、方法。
【0412】
(付記63)
付記60乃至62のうちの何れか1項に記載の方法であって、
DCIを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIをカウントしない、方法。
【0413】
(付記64)
付記60乃至62のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第四PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれ、前記累積DAI情報/又は前記総DAI情報は前記第四DCIをカウントする、方法。
【0414】
(付記65)
付記64に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが有効なる第四PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第四PDSCHの復号結果に関連しており、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり又は関連している、方法。
【0415】
(付記66)
付記65に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、方法。
【0416】
(付記67)
付記60又は61に記載の方法であって、
PDSCHを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はDCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする、方法。
【0417】
(付記68)
付記60又は61又は67に記載の方法であって、
PDSCHを粒度として計数するときに、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない、方法。
【0418】
(付記69)
付記67又は68に記載の方法であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、方法。
【0419】
(付記70)
付記60乃至69のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記ネットワーク装置は前記PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を受信する、方法。
【0420】
(付記71)
付記60に記載の方法であって、
前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて確定される、方法。
【0421】
(付記72)
付記60又は71に記載の方法であって、
前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて確定される、方法。
【0422】
(付記73)
付記72に記載の方法であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記HARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、方法。
【0423】
(付記74)
請求項72又は73に記載の方法であって、
前記第四DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記方法はさらに、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に上位層シグナリングに送信することを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、方法。
【0424】
(付記75)
付記60乃至74のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIはPDSCH及び/又はPUSCHをスケジューリングするために用いられる、方法。
【0425】
(付記76)
付記60乃至75のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIはPDSCHをスケジューリングするために用いられ、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを含む、方法。
【0426】
(付記77)
付記60乃至74のうちの何れか1項に記載の方法であって、
前記第四DCIはデータ伝送をスケジューリングしない、方法。
【0427】
(付記78)
付記76に記載の方法であって、
前記第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、前記第四DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする、方法。
【0428】
(付記79)
情報受信方法であって、ネットワーク装置に適用され、
前記ネットワーク装置がPDSCHをスケジューリングするためのDCIを送信し;及び
前記ネットワーク装置が前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置で前記端末装置送信の、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を受信し、前記時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて確定されることを含む、方法。
【0429】
(付記80)
付記79に記載の方法であって、
前記時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて確定される、方法。
【0430】
(付記81)
付記79に記載の方法であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、方法。
【0431】
(付記82)
付記79又は80に記載の方法であって、
前記DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記方法はさらに、
前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを送信することを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、方法。
【0432】
(付記83)
端末装置であって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器はコンピュータプログラムを記憶しており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記1乃至49のうちの何れか1項に記載の情報フィードバック方法を実現するように構成される、端末装置。
【0433】
(付記84)
ネットワーク装置であって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器はコンピュータプログラムを記憶しており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記50乃至82のうちの何れか1項に記載の情報受信方法を実現するように構成される、ネットワーク装置。
【0434】
(付記85)
通信システムであって、
付記83に記載の端末装置;及び/又は
付記85に記載のネットワーク装置を含む、通信システム。
【0435】
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
【0436】
(付記1)
情報フィードバック装置であって、端末装置に適用され、
物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信する第一受信ユニットであって、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれる、もの;及び
1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を送信する第一送信ユニットを含む、装置。
【0437】
(付記2)
付記1に記載の装置であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0438】
(付記3)
付記2に記載の装置であって、
前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、装置。
【0439】
(付記4)
付記1に記載の装置であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0440】
(付記5)
付記1乃至4のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記端末装置にSPSがさらに設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQプロセスのHARQフィードバックが無効化されるときに、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり又は異なる、装置。
【0441】
(付記6)
付記5に記載の装置であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が同じであることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0442】
(付記7)
付記5に記載の装置であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が異なることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0443】
(付記8)
付記1乃至7のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記端末装置は前記1つ又は複数のPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を送信する、装置。
【0444】
(付記8a)
付記1乃至8のうちの何れか1項に記載の装置であって、
少なくとも2つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じであり、又は、少なくとも1つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHと前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じである、装置。
【0445】
(付記9)
付記2乃至8aのうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第一PDSCH及び/又は前記第二PDSCHは実際に送信するPDSCHであり、及び/又は、前記第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは対応するHARQプロセスを有する、装置。
【0446】
(付記10)
付記1乃至9のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記少なくとも1つのDCIは第一DCI及び/又は第二DCI及び/又は第三DCIを含み、前記第一DCIは複数のPDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数のPDSCHsはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第一PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つの第二PDSCHを含み、前記第二DCIは複数の第二PDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数の第二PDSCHsはすべてHARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応し、又は、前記第二DCIは1つの第二PDSCHをスケジューリングし、前記1つの第二PDSCHはHARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応し、前記第三DCIは複数の第一PDSCHsをスケジューリングし、かつ前記複数の第一PDSCHsは何れもHARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応し、又は、前記第三DCIは1つの第一PDSCHをスケジューリングし、前記1つの第一PDSCHはHARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する、装置。
【0447】
(付記11)
付記10に記載の装置であって、
前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しているときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0448】
(付記12)
付記10に記載の装置であって、
前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しているときに、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に無関係である、装置。
【0449】
(付記13)
付記10に記載の装置であって、
前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、前記第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第三DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0450】
(付記14)
付記10に記載の装置であって、
前記第一受信ユニットが少なくとも1つの前記第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの前記第二DCI、かつさらに少なくとも1つの前記第三DCIを受信しているときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0451】
(付記15)
付記10に記載の装置であって、
前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ前記第一受信ユニット少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、又は、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ前記第一受信ユニット少なくとも1つの前記第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており;又は、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており;又は、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0452】
(付記16)
付記10に記載の装置であって、
前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが無効化され、かつ前記第一受信ユニット少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHの復号結果に関連しており、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係である、装置。
【0453】
(付記17)
付記10に記載の装置であって、
前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが有効化され、かつ前記第一受信ユニット少なくとも1つの前記第一DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第二DCIのみを受信しており又は少なくとも1つの前記第三DCIのみを受信しているときに、又は、前記端末装置にSPSが設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKプロセスはHARQフィードバックが有効化され、かつ前記第一受信ユニット少なくとも1つの前記第一DCIを受信しており及び/又は少なくとも1つの前記第二DCIを受信しており、さらに少なくとも1つの第三DCIを受信しているときに、
前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており;又は
前記第一PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連しており、前記第二PDSCHのHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連しており、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0454】
(付記18)
付記11乃至17のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記DCIに対応するHARQフィードバックタイミングに対応する時間領域位置の前の所定期間内で、前記第一受信ユニットが前記時間領域位置に対応する他のDCIを受信しないときに、前記端末装置が前記DCIのみを受信したことを表す、装置。
【0455】
(付記19)
情報フィードバック装置であって、端末装置に適用され、
第四下りリンク制御情報(DCI)を受信する第二受信ユニットであって、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含む、もの;及び
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいてHARQフィードバック情報を確定する第一確定ユニットを含む、装置。
【0456】
(付記20)
付記19に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、DCIを粒度として計数し及び/又はPDSCHを粒度として計数する、装置。
【0457】
(付記21)
付記19又は20に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれるDCIのみを計入する、装置。
【0458】
(付記22)
付記19乃至21のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIをカウントしない、装置。
【0459】
(付記23)
付記19乃至21のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第四PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれ、前記累積DAI情報/又は前記総DAI情報は前記第四DCIをカウントする、装置。
【0460】
(付記24)
付記23に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが有効なる第四PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第四PDSCHの復号結果に関連しており、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり又は関連している、装置。
【0461】
(付記25)
付記24に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、装置。
【0462】
(付記26)
付記19又は20に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はDCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする、装置。
【0463】
(付記27)
付記19又は20又は26に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない、装置。
【0464】
(付記28)
付記26又は27に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0465】
(付記29)
付記19乃至28のうちの何れか1項に記載の装置であって、さらに、
前記PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を送信する第二送信ユニットを含む、装置。
【0466】
(付記30)
付記29に記載の装置であって、さらに、
前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する第二確定ユニットを含む、装置。
【0467】
(付記31)
付記29又は30に記載の装置であって、
前記第二確定ユニットは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置を確定する、装置。
【0468】
(付記32)
付記31に記載の装置であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記HARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、装置。
【0469】
(付記33)
付記31又は32に記載の装置であって、
前記第四DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに、
上位層シグナリングを受信する第三受信ユニットを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、装置。
【0470】
(付記34)
付記19乃至33のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIはPDSCH及び/又はPUSCHをスケジューリングするために用いられる、装置。
【0471】
(付記35)
付記19乃至34のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIはPDSCHをスケジューリングするために用いられ、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを含む、装置。
【0472】
(付記36)
付記19乃至33のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIはデータ伝送をスケジューリングしない、装置。
【0473】
(付記37)
付記35に記載の装置であって、
前記第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、前記第四DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする、装置。
【0474】
(付記38)
情報フィードバック装置であって、端末装置に適用され、
PDSCHをスケジューリングするためのDCIを受信する第四受信ユニット;及び
前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定する第三確定ユニット;及び
確定された前記時間領域位置で前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する第二送信ユニットを含む、装置。
【0475】
(付記39)
付記38に記載の装置であって、
前記第三確定ユニットは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置を確定する、装置。
【0476】
(付記40)
付記39に記載の装置であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、装置。
【0477】
(付記41)
付記39又は40に記載の装置であって、
前記DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに、
上位層シグナリングを受信する第五受信ユニットを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、装置。
【0478】
(付記42)
情報フィードバック装置であって、端末装置に適用され、
PDSCHを受信する第六受信ユニット、前記PDSCHに対応するHARQプロセスはフィードバックが無効化される、もの;及び
前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しない処理ユニットを含む、装置。
【0479】
(付記43)
付記42に記載の装置であって、
前記時間領域位置は前記PDSCHにのみ対応する、装置。
【0480】
(付記44)
付記43に記載の装置であって、
前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することは、前記時間領域位置の所定時間の前に前記時間領域位置に対応する他の下りリンク伝送がないことを含む、装置。
【0481】
(付記45)
付記42に記載の装置であって、
前記処理ユニットはDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定し、及び/又は、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記時間領域位置が前記PDSCHにのみ対応することを確定する、装置。
【0482】
(付記46)
付記42又は45に記載の装置であって、
前記処理ユニットはDCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定し、及び/又は、SPSの設定及び/又はアクティブ状態に基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信しないことを確定する、装置。
【0483】
(付記47)
付記42乃至46のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記処理ユニットは前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックを生成しない、装置。
【0484】
(付記48)
付記42乃至47のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記PDSCHはDCIによりスケジューリングされるPDSCH及び/又はSPS PDSCHを含む、装置。
【0485】
(付記49)
付記42乃至48のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記PDSCHのうちの複数のPDSCHが同じDCIによりスケジューリングされる、装置。
【0486】
(付記50)
情報受信装置であって、ネットワーク装置に適用され、
端末装置に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を送信する第三送信ユニットであって、前記DCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、そのうち、前記1つ又は複数のPDSCHには、HARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれる、もの;及び
前記端末装置送信の、1つ又は複数のPDSCHSsについてのHARQフィードバック情報を受信する第七受信ユニットを含む、装置。
【0487】
(付記51)
付記50に記載の装置であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれるときに、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、措置。
【0488】
(付記52)
付記51に記載の装置であって、
前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、装置。
【0489】
(付記53)
付記50に記載の装置であって、
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHが含まれるときに、前記第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0490】
(付記54)
付記50乃至53のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記端末装置にSPSがさらに設定され又はアクティブにされ、かつ前記SPSのPDSCH(SPS PDSCH)に対応するHARQプロセスのHARQフィードバックが無効化されるときに、前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式は同じであり又は異なる、装置。
【0491】
(付記55)
付記54に記載の装置であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が同じであることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0492】
(付記56)
付記54に記載の装置であって、
前記SPS PDSCHと前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の確定方式が異なることは次のようなことを含み、即ち、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に関連しており、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり、又は、前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記SPS PDSCHの復号結果に無関係であり、かつ前記第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0493】
(付記57)
付記49乃至56のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第七受信ユニットは前記1つ又は複数のPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で信前記HARQフィードバック情報を受信する、装置。
【0494】
(付記58)
付記50乃至57のうちの何れか1項に記載の装置であって、
少なくとも2つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じであり、又は、少なくとも1つのDCIによりスケジューリングされるPDSCHと前記SPS PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の前記フィードバック時間領域位置は同じである、装置。
【0495】
(付記59)
付記51乃至58のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第一PDSCH及び/又は前記第二PDSCHは実際に送信するPDSCHであり、及び/又は、前記第一PDSCH及び/又は第二PDSCHは対応するHARQプロセスを有する、装置。
【0496】
(付記60)
情報受信装置であって、ネットワーク装置に適用され、
端末装置に第四DCIを送信する第四送信ユニットであって、前記第四DCIは累積DAI情報及び/又は総DAI情報を含む、もの;及び
前記端末装置送信の、前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報に基づいて確定されたHARQフィードバック情報を受信する第八受信ユニットを含む、装置。
【0497】
(付記61)
付記60に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、DCIを粒度として計数し及び/又はPDSCHを粒度として計数する、装置。
【0498】
(付記62)
付記60又は61に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はPDSCHをスケジューリングするためのDCIについて、スケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHが含まれるDCIのみを計入する、装置。
【0499】
(付記63)
付記60乃至62のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみが含まれるDCIをカウントしない、装置。
【0500】
(付記64)
付記60乃至62のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHにはフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第四PDSCH及びフィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHが含まれ、前記累積DAI情報/又は前記総DAI情報は前記第四DCIをカウントする、装置。
【0501】
(付記65)
付記64に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセスのフィードバックが有効なる第四PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第四PDSCHの復号結果に関連しており、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第二PDSCHの復号結果に無関係であり又は関連している、装置。
【0502】
(付記66)
付記65に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報が前記第二PDSCHの復号結果に無関係であることは、前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが無効なHARQプロセスに対応する第二PDSCHに対応するHARQフィードバック情報がNACKであることを含む、装置。
【0503】
(付記67)
付記60又は61に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はDCIによりスケジューリングされるPDSCHについて、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみをカウントする、装置。
【0504】
(付記68)
付記60又は61又は67に記載の装置であって、
前記累積DAI情報及び/又は前記総DAI情報はフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない、装置。
【0505】
(付記69)
付記67又は68に記載の装置であって、
前記第四DCIによりスケジューリングされるPDSCHのうち、フィードバックが有効なHARQプロセスに対応する第一PDSCHに対応するHARQフィードバック情報は前記第一PDSCHの復号結果に関連している、装置。
【0506】
(付記70)
付記60乃至69のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第八受信ユニットは前記PDSCHに対応するHARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置で前記HARQフィードバック情報を受信する、装置。
【0507】
(付記71)
付記60に記載の装置であって、
前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて確定される、装置。
【0508】
(付記72)
付記60又は71に記載の装置であって、
前記HARQフィードバック情報の送信用の時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて確定される、装置。
【0509】
(付記73)
付記72に記載の装置であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記HARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、装置。
【0510】
(付記74)
付記72又は73に記載の装置であって、
前記第四DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに、
前記端末装置に上位層シグナリングを送信する第五送信ユニットを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、装置。
【0511】
(付記75)
付記60乃至74のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIはPDSCH及び/又はPUSCHをスケジューリングするために用いられる、装置。
【0512】
(付記76)
付記60乃至75のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIはPDSCHをスケジューリングするために用いられ、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHはHARQフィードバックが有効又は無効なHARQプロセスに対応するPDSCHを含む、装置。
【0513】
(付記77)
付記60乃至74のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第四DCIはデータ伝送をスケジューリングしない、装置。
【0514】
(付記78)
付記76に記載の装置であって、
前記第四DCIは1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、前記第四DCIが使用するPDSCH時間領域リソース割り当て表は1つのDCIにより複数のPDSCHsをスケジューリングすることをサポートする、装置。
【0515】
(付記79)
情報受信装置であって、ネットワーク装置に適用され、
PDSCHをスケジューリングするためのDCIを送信する第六送信ユニット;及び
前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信するための時間領域位置で前記端末装置送信の、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を受信する第七受信ユニットであって、前記時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置に基づいて確定される、ものを含む、装置。
【0516】
(付記80)
付記79に記載の装置であって、
前記時間領域位置は前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置及びHARQフィードバックタイミングに基づいて確定される、装置。
【0517】
(付記81)
付記79に記載の装置であって、
前記HARQフィードバックタイミングは前記DCIによりスケジューリングされる、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する最後の1つのPDSCHの所在する時間領域位置と、前記DCIによりスケジューリングされるPDSCHのHARQフィードバック情報を送信する時間領域位置との間の時間領域オフセットを指示する、装置。
【0518】
(付記82)
付記79又は80に記載の装置であって、
前記DCIは第一情報域を含み、前記第一情報域は前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられ、又は、前記装置はさらに、
上位層シグナリングを送信する第八送信ユニットを含み、前記上位層シグナリングは前記HARQフィードバックタイミングを指示するために用いられる、装置。
【0519】
(付記83)
情報フィードバック方法であって、端末装置に適用され、
前記端末装置がPDSCHをスケジューリングするためのDCIを受信し;
前記端末装置がPDSCHを受信し;及び
前記端末装置が前記DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信する必要があることを確定することを含む、方法。
【0520】
(付記84)
情報フィードバック装置であって、端末装置に適用され、
PDSCHをスケジューリングするためのDCI、及びPDSCHを受信する受信ユニット;及び
前記DCIにおけるC-DAI及び/又はT-DAIに基づいて、前記PDSCHに対応するHARQフィードバックコードブックの送信用の時間領域位置でHARQフィードバックコードブックを送信する必要があることを確定する確定ユニットを含む、装置。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に適用される、情報をフィードバックする装置であって、
物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を受信する受信器であって、前記少なくとも1つのDCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングする、受信器;及び
前記1つ又は複数のPDSCHsのうち、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHについてのHARQ-ACK情報を送信する送信器を含む、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記少なくとも1つのDCIのうちのDCIが1つのPDSCH又は複数のPDSCHsをスケジューリングする、装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置であって、
前記少なくとも1つのPDSCHについてのHARQ-ACK情報は前記少なくとも1つのPDSCHの伝送ブロックの復号結果に関連している、装置。
【請求項4】
請求項1に記載の装置であって、
前記受信器はさらに、RRCシグナリング及び/又はDCIにおいてHARQフィードバックの有効化及び/又は無効化の指示用の指示情報を受信する、装置。
【請求項5】
請求項4に記載の装置であって、
前記RRCシグナリングにおける前記指示情報はビットマップを含み、前記ビットマップにおけるビットはHARQプロセス(ID)に対応し、1と設定されるビットはHARQフィードバックが無効な前記HARQプロセスを標識し、0と設定されるビットはHARQフィードバックが有効な前記HARQプロセスを標識する、装置。
【請求項6】
請求項5に記載の装置であって、
前記ビットマップに対応するHARQプロセスはセルのすべての設定されるHARQプロセスを含む、装置。
【請求項7】
請求項4に記載の装置であって、
処理器をさらに含み、
前記処理器は前記RRCシグナリングにおける前記指示情報及び前記DCIにおける前記指示情報に基づいて、DCIによりスケジューリングされるPDSCH(s)についてのHARQフィードバックの有効化及び/又は無効化を確定する、装置。
【請求項8】
請求項1に記載の装置であって、
前記少なくとも1つのPDSCHのHARQ-ACK情報はType-1 HARQ-ACKコードブックに多重化され、
前記送信器は前記Type-1 HARQ-ACKコードブックにおいてNACK値を、HARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHの伝送ブロックに対応するHARQ-ACK情報ビットとして報告する、装置。
【請求項9】
請求項8に記載の装置であって、
HARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHは、DCIによりスケジューリングされるPDSCH、又はSPS PDSCHを含む、装置。
【請求項10】
請求項1に記載の装置であって、
前記少なくとも1つのPDSCHのHARQ-ACK情報は、DCIにおける累積DAI及び/又は総DAIに基づいて確定されるType-2 HARQ-ACKコードブックに多重化される、装置。
【請求項11】
請求項10に記載の装置であって、
前記累積DAI及び/又は前記総DAIをキャリー(carry)する前記DCIは、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応するPDSCH及び/又はHARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをスケジューリングし、又は、PUSCHをスケジューリングし、又は、PDSCH又はPUSCHをスケジューリングしない、装置。
【請求項12】
請求項10に記載の装置であって、
前記累積DAI及び/又は前記総DAIは、HARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHのみを含むPDSCHをスケジューリングするDCIをカウントせず、又は、HARQフィードバックが無効なHARQプロセスに対応するPDSCHをカウントしない、装置。
【請求項13】
請求項1に記載の装置であって、
HARQフィードバックが無効なHARQプロセスに関連付けられるPDSCHのみをスケジューリングするときに、前記送信器はHARQ-ACKコードブックを提供しない、装置。
【請求項14】
ネットワーク装置に適用される、情報を受信する装置であって、
物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を送信する送信器であって、前記少なくとも1つのDCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングする、送信器;及び
前記1つ又は複数のPDSCHsのうち、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHについてのHARQ-ACK情報を受信する受信器を含む、装置。
【請求項15】
請求項14に記載の装置であって、
前記少なくとも1つのPDSCHについてのHARQ-ACK情報は、前記少なくとも1つのPDSCHの伝送ブロックの復号結果に関連している、装置。
【請求項16】
請求項14に記載の装置であって、
前記送信器はさらに、RRCシグナリング及び/又はDCIにおいて、HARQフィードバックの有効化及び/又は無効化の指示用の指示情報を送信する、装置。
【請求項17】
請求項16に記載の装置であって、
前記RRCシグナリングにおける前記指示情報はビットマップを含み、前記ビットマップにおけるビットはHARQプロセス(ID)に対応し、1と設定されるビットはHARQフィードバックが無効な前記HARQプロセスを標識し、0と設定されるビットはHARQフィードバックが有効な前記HARQプロセスを標識する、装置。
【請求項18】
請求項16に記載の装置であって、
前記RRCシグナリングにおける前記指示情報及び前記DCIにおける前記指示情報に基づいて、DCIによりスケジューリングされるPDSCH(s)についてのHARQフィードバックの有効化及び/又は無効化を確定する、装置。
【請求項19】
請求項17に記載の装置であって、
前記ビットマップに対応するHARQプロセスはセルのすべての設定されるHARQプロセスを含む、装置。
【請求項20】
ネットワーク装置及び端末装置を含む通信システムであって、
前記ネットワーク装置は物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするための少なくとも1つの下りリンク制御情報(DCI)を送信し、前記少なくとも1つのDCIは1つ又は複数のPDSCHsをスケジューリングし、
端末装置は前記少なくとも1つのDCIを受信し、前記1つ又は複数のPDSCHsのうち、HARQフィードバックが有効なHARQプロセスに対応する少なくとも1つのPDSCHについてのHARQ-ACK情報を前記ネットワーク装置に送信する、通信システム。
【国際調査報告】