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特表2024-534666方法、ネットワーク装置、及び端末装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】方法、ネットワーク装置、及び端末装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20240912BHJP
   H04W 68/00 20090101ALI20240912BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20240912BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240912BHJP
   H04W 84/06 20090101ALN20240912BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W68/00
H04W56/00 110
H04W72/0446
H04W84/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519549
(86)(22)【出願日】2021-09-29
(85)【翻訳文提出日】2024-05-29
(86)【国際出願番号】 CN2021121664
(87)【国際公開番号】W WO2023050134
(87)【国際公開日】2023-04-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ワン ガン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示の例示的な実施形態は、不連続なカバレッジのシナリオに対処するための効果的なメカニズムに関する。この解決手段では、端末装置は、ネットワークのカバレッジ内に端末装置が位置する少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を受信する。さらに、端末装置は、少なくとも1つの第1期間内に、セルサーチの実行、セル再選択のための測定の実行、又はページングメッセージの監視のうちの少なくとも1つを実行する。こうすることで、不要な電力/シグナリング消費が削減される。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置において、前記端末装置がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を受信することと、
前記少なくとも1つの第1期間内に、
セルサーチの実行、
セル再選択のための測定の実行、又は
ページングメッセージの監視
のうちの少なくとも1つを実行することと、
を含む、
通信のための方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの第1期間を超えて、
前記セルサーチの実行、
前記セル再選択のための測定の実行、又は
前記ページングメッセージの監視
のうちの少なくとも1つを無効にすることをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末装置にサービスを提供するアクセスネットワーク装置が前記第1設定の設定をサポートすることを示す指示を、前記アクセスネットワーク装置から受信することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1設定を要求するための第1メッセージを、前記端末装置にサービスを提供するアクセスネットワーク装置に送信することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1メッセージは、前記ネットワークと通信するための予想される周期を示すユーザ嗜好情報を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの第1期間は、周期的であり、
前記第1設定は、
前記少なくとも1つの第1期間の周期、又は
前記少なくとも1つの第1期間のそれぞれの期間
のうちの1つを示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ネットワークとの通信を制御するための第1タイマを開始することと、
前記少なくとも1つの第1期間を超えて前記第1タイマを一時停止することと、
をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1タイマは、
トラッキングエリア更新タイマ(TAUタイマ)、
オン期間タイマ(onDurationTimer)、
不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、
不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は
不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)
のうちの1つに関連付けられている、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定することと、
前記第1設定を更新するための第2メッセージを、前記端末装置にサービスを提供するアクセスネットワーク装置に送信することと、
をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定することは、
評価期間内の前記端末装置の移動距離が距離閾値を超える場合、又は
前記少なくとも1つの第1期間の1つの第1期間内の、前記端末装置がネットワークとの通信に失敗した期間が時間閾値を超える場合に、
前記第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定することを含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記アクセスネットワーク装置から第3メッセージを受信することをさらに含み、
前記第3メッセージは、
前記距離閾値、
前記評価期間、又は
前記時間閾値
のうちの少なくとも1つを示す情報を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
コアネットワーク装置において、端末装置がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第2期間を示す第2設定を受信することと、
前記少なくとも1つの第2期間内に前記端末装置についてのページング進行要素フラグをクリアするか又は無効にすることと、
を含む、
通信のための方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つの第2期間は、周期的なリソースであり、
前記第2設定は、
前記少なくとも1つの第2期間の周期、又は
前記少なくとも1つの第2期間のそれぞれの期間
のうちの1つを示す、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2設定を受信した後、前記第2設定に基づいて、前記端末装置のダウンリンクデータ受信用の第1利用可能時間を示す第1情報をサービングゲートウェイに送信することをさらに含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つの第2期間を超えて、前記端末装置に対するダウンリンクデータ通知をサービングゲートウェイから受信すると、前記ダウンリンクデータ通知に対する拒否メッセージを前記サービングゲートウェイに送信することをさらに含み、
前記拒否メッセージは、前記端末装置のダウンリンクデータ受信用の第2利用可能時間を示し、前記第2利用可能時間は、前記第2設定に基づいて決定される、
請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記端末装置との通信を制御するための第2タイマを開始することと、
前記少なくとも1つの第2期間を超えて前記第2タイマを一時停止することと、
をさらに含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記第2タイマは、トラッキングエリア更新タイマ(TAUタイマ)に関連付けられている、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
端末装置にサービスを提供するアクセスネットワーク装置において、ネットワークのカバレッジ内に前記端末装置が位置する時間情報を決定することと、
決定した前記時間情報に基づいて、
前記端末装置によって使用される少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を前記端末装置に送信し、
コアネットワーク装置によって使用される少なくとも1つの第2期間を示す第2設定を前記コアネットワーク装置に送信することと、
を含む、
通信のための方法。
【請求項19】
前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定の設定をサポートすることを示す指示を前記端末装置に送信することをさらに含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1設定を要求するための第1メッセージを前記端末装置から受信することをさらに含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記第1メッセージは、前記ネットワークと通信するための予想される周期を示すユーザ嗜好情報を含み、
前記時間情報を決定することは、前記ユーザ嗜好情報に基づいて、前記時間情報を決定することを含む、
請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1設定を更新するための第2メッセージを前記端末装置から受信することと、
前記端末装置の更新された時間情報を決定することと、
決定した前記更新された時間情報に関連付けられた更新された第1設定を前記端末装置に送信し、決定した前記更新された時間情報に関連付けられた更新された第2設定を前記コアネットワーク装置に送信することと、
をさらに含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記端末装置が前記第1設定の有効性を決定するために使用する情報を含む第3メッセージを前記端末装置に送信することをさらに含み、
当該情報は、
距離閾値、
評価期間、又は
時間閾値
のうちの少なくとも1つを示す、
請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記第1設定と前記第2設定を送信することは、
前記端末装置が接続状態からアイドル状態に遷移することに応じて、前記第1設定と前記第2設定を送信することを含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記端末装置との通信を制御するための第3タイマを開始することと、
前記少なくとも1つの第1期間に対応する少なくとも1つの期間を超えて前記第3タイマを一時停止することと、
をさらに含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項26】
前記第3タイマは、
オン期間タイマ(onDurationTimer)、
不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、
不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は
不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)
のうちの1つに関連付けられている、
請求項25に記載の方法。
【請求項27】
端末装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合され、命令が格納されたメモリと、
を備え、
前記命令が前記プロセッサによって実行された場合、ネットワーク装置に請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行させる、
端末装置。
【請求項28】
コアネットワーク装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合され、命令が格納されたメモリと、
を備え、
前記命令が前記プロセッサによって実行された場合、請求項12~17のいずれか1項に記載の方法を実行する、
コアネットワーク装置。
【請求項29】
アクセスネットワーク装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合され、命令が格納されたメモリと、
を備え、
前記命令が前記プロセッサによって実行された場合、請求項18~26のいずれか1項に記載の方法を実行する、
アクセスネットワーク装置。
【請求項30】
命令が格納されたコンピュータ可読媒体であって、
前記命令は、少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1~26のいずれか1項に記載の方法を実行させる、
コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、一般に電気通信の分野に関し、特に、通信のための方法、装置、及び媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の無線通信では、端末装置がアイドル状態であっても、端末装置は、測定を実行したり、ページングメッセージを監視したりする必要があった。コアネットワーク(CN:Core Network)装置に関しては、CN装置は、端末装置のページング手順をトリガし、端末装置の登録状態を維持する責任がある。近年、広域のカバレッジを提供するために、非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terristrial Network)が提案されてきた。NTNとは、送信機器中継ノードや基地局を搭載する航空機又は宇宙船を使用したり、衛星や無人航空機システム(UAS:Unmanned Aerial System)プラットフォームで提供される無線周波数(RF:Radio Frequency)リソースを使用したりするネットワークやネットワークのセグメントを指す。
【0003】
現在、NTNにおいて不連続なカバレッジをサポートすることが合意されている。端末装置がネットワークのカバレッジ外にある場合、端末装置とCN装置が通常の操作を行うと(端末装置が測定を実行し、ページングメッセージを監視し、CN装置がページング手順を開始する等)、望ましくない電力/信号消費と予期せぬ登録状態の遷移が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、本開示の例示的な実施形態は、通信の解決手段を提供する。特許請求の範囲に収まらない実施形態がある場合、それらは、本開示の様々な実施形態を理解するのに有用な例として解釈されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、通信のための方法が提供される。通信のための方法は、端末装置において、端末装置がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を受信することを含む。方法は、少なくとも1つの第1期間内に、セルサーチの実行、セル再選択のための測定の実行、又はページングメッセージの監視のうちの少なくとも1つを実行することをさらに含む。
【0006】
第2の態様では、通信方法が提供される。方法は、CN装置において、端末装置がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第2期間を示す第2設定を受信することを含む。方法は、少なくとも1つの第2期間内に端末装置についてのページング進行要素(PPF:Paging Proceed Factor)フラグをクリアするか又は無効にすることをさらに含む。
【0007】
第3の態様では、通信方法が提供される。方法は、端末装置にサービスを提供するアクセスネットワーク装置において、ネットワークのカバレッジ内に端末装置が位置する時間情報を決定することを含む。方法は、決定した時間情報に基づいて、端末装置によって使用される少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を端末装置に送信し、CN装置によって使用される少なくとも1つの第2期間を示す第2設定をCN装置に送信することをさらに含む。
【0008】
第4の態様では、端末装置が提供される。端末装置は、プロセッサユニットと、プロセッサユニットに結合され命令が格納されたメモリと、を備える。命令は、プロセッサユニットによって実行された場合、装置に第1の態様にかかる方法を実行させる。
【0009】
第5の態様では、CN装置が提供される。CN装置は、プロセッサユニットと、プロセッサユニットに結合され命令が格納されたメモリと、を備える。命令は、プロセッサユニットによって実行された場合、装置に第2の態様にかかる方法を実行させる。
【0010】
第6の態様では、アクセスネットワーク装置が提供される。アクセスネットワーク装置は、プロセッサユニットと、プロセッサユニットに結合され命令が格納されたメモリと、を備える。命令は、プロセッサユニットによって実行された場合、装置に第3の態様にかかる方法を実行させる。
【0011】
第7の態様では、命令が格納されたコンピュータ可読媒体が提供される。命令は、少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合、少なくとも1つのプロセッサに、第1の態様にかかる方法を実行させる。
【0012】
第8の態様では、命令が格納されたコンピュータ可読媒体が提供される。命令は、少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合、少なくとも1つのプロセッサに、第2の態様にかかる方法を実行させる。
【0013】
第9の態様では、命令が格納されたコンピュータ可読媒体が提供される。命令は、少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合、少なくとも1つのプロセッサに、第3の態様にかかる方法を実行させる。
【0014】
発明の概要部分は、本開示の実施形態の重要な特徴又は必須の特徴を特定することを意図したものではなく、本開示の範囲を限定するために用いることを意図したものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
添付図面における本開示のいくつかの例示的な実施形態のより詳細な説明を通じて、本開示の上記及び他の目的、特徴及び利点がより明らかになるはずである。
図1】従来の省電力モード(PSM:Power Saving Mode)の例示的なパターンを示す。
図2】本開示の例示的な実施形態を実施可能な例示的な通信環境を示す。
図3】本開示のいくつかの実施形態にかかる通信プロセスを示すシグナリングチャートを示す。
図4】少なくとも1つの第1期間、又は少なくとも1つの第2期間の例を示す。
図5】本開示のいくつかの実施形態にかかる通信プロセスを示す別のシグナリングチャートを示す。
図6】関連するタイマを維持するための例示的なプロセスを示す。
図7】第1期間と実際のカバレッジ期間との対応例を示す。
図8】本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置によって実行される例示的な方法を示す。
図9】本開示のいくつかの実施形態にかかる、CN装置によって実行される例示的な方法を示す。
図10】本開示のいくつかの実施形態にかかる、アクセスネットワーク装置によって実行される例示的な方法を示す。
図11】本開示の例示的な実施形態を実施するのに好適な装置の概略ブロック図を示す。 すべての図面にわたって、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を表す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本開示の原理について、いくつかの例示的な実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、単に説明を目的として説明されるもので、当業者が本開示を理解し実施する際に役立つものであり、本開示の範囲に対するいかなる限定も示唆しないことを理解されたい。本明細書で説明する実施形態は、以下で説明するもの以外にも様々な方法で実施することができる。
【0017】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されない限り、使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
【0018】
本開示における「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」等への言及は、説明される実施形態が、ある特定の特徴、構造、又は特性を含み得ることを示すが、すべての実施形態がかかる特定の特徴、構造、又は特性を含む必要はない。また、これらの表現は、必ずしも同一の実施形態を指すものではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態に関連して説明される場合、明示的に説明されているかどうかにかかわらず、他の実施形態に関連するかかる特徴、構造、又は特性に影響を与えることは、当業者の知識の範囲内であると考えられる。
【0019】
本明細書では、「第1」、「第2」等の用語を用いて様々な要素を説明することがあるが、こうした要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、ある要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と称することができ、同様に、第2の要素を第1の要素と称することができる。本明細書で使用される場合、用語「及び/又は」は、列挙されたものの1つ又は複数のうちいずれか、及びそのすべての組合せを含む。
【0020】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」、及び「上記(the)」は、文脈で別途明確に示されていない限り、複数形も含むことを意図している。さらに、用語「備える」、「備えている」、「有する」、「有している」、「含む」及び/又は「含んでいる」は、本明細書で用いられる場合、記載の特徴、要素、及び/又はコンポーネント等の存在を規定するが、1つ又は複数の他の特徴、要素、コンポーネント及び/又はそれらの組合せの存在又は追加を排除しないことを理解されたい。
【0021】
いくつかの例において、値、手順又は装置は、「最適」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」等と称される。理解される点として、こうした説明は、使用される複数の機能的代替の中から、選択可能であると示すことを意図しており、こうした選択は、他の選択と比べて、より優れていたり、より小さかったり、より高かったり、又はより好ましかったりする必要はない。
【0022】
本明細書で使用される場合、用語「通信ネットワーク」は、新無線(NR:New Radio)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、広帯域符号分割多重接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access(登録商標))、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)、NB-IoT(Narrow Band Internet of Things)等の任意の適切な通信規格に従うネットワークを指す。さらに、通信ネットワークにおける端末装置とネットワーク装置との間の通信は、任意の適切な世代の通信プロトコルによって実行されてもよい。通信プロトコルには、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)、5.5G、5G-アドバンストネットワーク若しくは第6世代(6G)の通信プロトコル、及び/又は現在知られているか又は将来開発される他のプロトコルが含まれるが、これらに限定されない。本開示の実施形態は、様々な通信システムに適用されてもよい。通信の急速な発展を考慮すると、当然ながら、本開示が具現化されうる未来型の通信技術や通信システムも存在するであろう。本開示の範囲が前述のシステムのみに限定されるとみなすべきではない。
【0023】
本明細書で使用される場合、「端末装置」という用語は、無線又は有線の通信機能を有する任意の装置を指す。端末装置の例としては、ユーザ端末(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップ、移動電話、携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、IoT(Internet of Things)デバイス、超高信頼低遅延通信(URLLC)デバイス、IoE(Internet of Everything)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)装置、V2X通信用の車両搭載装置(ここでXは歩行者、車両又はインフラ/ネットワークを意味する)、IAB(Integrated Access and Backhaul)用のデバイス、無人航空機システム(UAS)を包含するHAP(High Altitude Platforms)や衛星を含む非地上系ネットワーク(NTN)における宇宙船又は航空機、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR)等の異なる種類の現実を含むXR(eXtended Reality)デバイス、一般にドローンとして知られる、人間のパイロットを必要としない無人航空機(UAV)、高速列車(HST)上のデバイス、デジタルカメラ等の撮像装置、センサ、ゲーム機器、音楽保存・再生装置、又は、無線/有線でのインターネットアクセス及び閲覧を可能にするインターネット装置等が挙げられるが、それらに限定されない。「端末装置」はさらにマルチキャスト/ブロードキャスト機能を持つことで、公共の安全やミッションクリティカル、V2Xアプリケーション、透過的なIPv4/IPv6マルチキャスト配信、IPTV、スマートTV、無線サービス、ワイヤレスでのソフトウェア配信、グループ通信、及びIoTアプリケーションをサポートすることができる。また、マルチSIMとして知られるように、1つ又は複数の加入者識別モジュール(SIM)が組み込まれてもよい。「端末装置」という用語は、UE、移動局、加入者設備、移動端末、ユーザ端末又は無線装置と互換的に使用することができる。
【0024】
用語「コアネットワーク装置」/「CN装置」は、アクセス移動管理機能(AMF:Access and Mobility management Function)、セッション管理機能(SMF:Session Management Function)、ユーザプレーン機能(UPF)等を提供する任意の装置又はエンティティを意味する。限定ではなく例として、CN装置は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)、AMF、SMF、UPF等であってもよい。他の実施形態では、CN装置は、任意の他の適切な装置又はエンティティであってもよい。
【0025】
本明細書で使用される場合、「アクセスネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信できるセル又はカバレッジを提供又はホストすることが可能な装置を指す。ネットワーク装置の例としては、衛星、無人航空機システム(UAS)プラットフォーム、Node B(NodeB又はNB)、Evolved NodeB(eNodeB又はeNB)、次世代NodeB(gNB)、送受信ポイント(TRP)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッド(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、IABノード、低電力ノード(フェムトノード、ピコノード等)、再構成可能なインテリジェント・サーフェス(RIS:Reconfigurable Intelligent Surface)等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0026】
端末装置又はネットワーク装置は、人工知能(Al)又は機械学習機能を有してもよい。一般的には、特定の機能のために収集された多数のデータから学習して、いくつかの情報を予測するために使用可能なモデルが含まれる。
【0027】
端末装置又はネットワーク装置は、例えば、FR1(410MHz~7125MHz)、FR2(24.25GHz~71GHz)、100GHzより高い周波数帯域、テラヘルツ(THz)等の複数の周波数範囲において機能してもよい。さらに、ライセンスされた/アンライセンスの/共有のスペクトラムで機能することができる。端末装置は、マルチ無線デュアルコネクティビティ(MR-DC)アップリケーションシナリオでは、ネットワーク装置と複数の接続を有してもよい。端末装置又はネットワーク装置は、全二重、フレキシブル二重、及び交差分割二重モードで機能することができる。
【0028】
本開示の実施形態は、例えば、信号発生器、信号アナライザ、スペクトラムアナライザ、ネットワークアナライザ、テスト端末装置、テストネットワーク装置、チャネルエミュレータなどのテスト設備において実行されてもよい。
【0029】
本開示の実施形態は、現在知られているか又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例には、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)の通信プロトコル、5.5G、5G-アドバンストネットワーク、又は第6世代(6G)ネットワークが含まれるが、これらに限定されない。
【0030】
本明細書で使用される場合、用語「回路」は、ハードウェア回路、及び/又はハードウェア回路とソフトウェアとの組合せを意味してもよい。例えば、回路は、アナログハードウェア回路及び/又はデジタルハードウェア回路と、ソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせであってもよい。さらなる例として、回路は、協働して端末装置やネットワーク装置等の装置に種々の機能を発揮させる、デジタル信号プロセッサ等のソフトウェア付きハードウェアプロセッサ、ソフトウェア、及びメモリの任意の部分であってもよい。さらに別の例では、回路は、操作のためにソフトウェア/ファームウェアを必要とするが、操作に必要ないときはソフトウェアが存在しない場合があるマイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部のようなハードウェア回路及び/又はプロセッサであってもよい。本明細書で使用される場合、回路という用語は、単なるハードウェア回路若しくはプロセッサ、又はハードウェア回路若しくはプロセッサの一部、並びにその(又はそれらの)付随するソフトウェア及び/又はファームウェアの実装も網羅する。
【0031】
上述したように、NTNは広いネットワークカバレッジを提供することができる。現在、NTNには、異なるタイプの衛星(又はUASプラットフォーム)が存在し得る。表1に衛星の種類の例を示す。
【0032】
表1 衛星/UASプラットフォームの種類
【表1】
【0033】
さらに、NTNは典型的に、以下の要素を特徴としている。
・ NTNを公共データネットワークに接続する1つ又は複数の衛星ゲートウェイ(sat-gateway)
- GEO衛星は、衛星がターゲットとするカバレッジ(例えば、地域的、あるいは大陸的なカバレッジ)に跨がって配置された1つ又は複数の衛星ゲートウェイによってフィードされる。セル内のUEは、1つの衛星ゲートウェイのみからサービスを受けると仮定する。
- 非GEO衛星は、一度に1つ又は複数の衛星ゲートウェイから連続してサービスを受ける。このシステムは、モビリティのアンカリングとハンドオーバーを進めるのに十分な時間を使って、連続的にサービスを提供する衛星ゲートウェイ間のサービスとフィーダーリンクの連続性を保証する。
・ 衛星ゲートウェイと衛星(又はUASプラットフォーム)との間のフィーダーリンク又は無線リンク
・ ユーザ設備と衛星(又はUASプラットフォーム)との間のサービスリンク又は無線リンク
・ 透過型ペイロード又は再生型(オンボード処理を伴う)ペイロードのいずれかが実装され得る衛星(又はUASプラットフォーム)。衛星(又はUASプラットフォーム)がビームを生成し、典型的には、その視野(field of view)に限定された所定のサービングエリアにおいて複数のビームを生成する。ビームのフットプリントは典型的には楕円形である。衛星(又はUASプラットフォーム)の視野は、搭載されたアンテナ図と最小仰角に依存する。
- 透過型ペイロード:無線周波数のフィルタリング、周波数変換、及び増幅。したがって、ペイロードによって繰り返される波形信号は変化しない。
- 再生型ペイロード:無線周波数のフィルタリング、周波数変換、及び増幅、並びに復調/復号、スイッチ及び/又はルーティング、符号化/変調。これは事実上、基地局機能(gNB等)の全部又は一部を衛星(又はUASプラットフォーム)に搭載することに等しい。
・ 衛星間リンク(ISL:Inter-Satellite Links)は、衛星コンステレーションの場合、オプションである。この場合、衛星に搭載する再生型ペイロードが必要になる。ISLは、RF周波数又は光学バンドで操作されてもよい。
・ UEは、対象となるサービスエリア内で衛星(又はUASプラットフォーム)からサービスを受ける。
【0034】
現在、NTNはIoT及び拡張マシンタイプ通信(eMTC)のシナリオをサポートするために開発されている。IoT NTNの例を以下に示す。
・ シナリオA:GEOベースの非地上系アクセスネットワーク
・ シナリオB:操縦可能ビームを生成するLEOベースの非地上系アクセスネットワーク
(高度1200km、600km)
・ シナリオC:衛星(高度1200km、600km)とともにフットプリントが移動する固定ビームを生成するLEOベースの非地上系アクセスネットワーク
・ シナリオD:衛星(高度10000km)とともにフットプリントが移動する固定ビームを生成するMEOベースの非地上系アクセスネットワーク
【0035】
上述のとおり、NTNにおいて不連続なカバレッジをサポートすることが合意されている。これまでのところ、一般的に、端末装置とCN装置はどちらも、ネットワークについてのカバレッジ状態をうまく取得できていない。その結果、CN装置については、CN装置は、端末装置がカバレッジ外にあることに気付かず、端末装置に対し必要なページング手順を依然として開始しようとする。不連続なカバレッジに起因するこうしたページング不能状態は、一時的で断続的なものである。しかしながら、CN装置は、ページングの失敗が不連続なカバレッジによるものと理解できないため、端末装置を登録解除状態に遷移させる。この場合、端末装置が再びネットワークのカバレッジに入り、ネットワークと通信したい場合、端末装置は初期登録又はPDU確立手順を実行しなければならない。
【0036】
端末装置については、端末装置は、端末装置がカバレッジ外にあることを認識できないため、測定とページングメッセージの監視を継続することになる。
【0037】
理解できるように、不連続なカバレッジのシナリオが適切に処理されていないため、端末装置とCN装置では、望ましくない電力/信号消費と予期せぬ登録状態の遷移がもたらされる。
【0038】
望ましくない電力消費/シグナリングオーバーヘッドを削減するために、いくつかのメカニズムが提案されているが、これらのメカニズムは不連続なカバレッジのシナリオには適用できない。例えば、望ましくない電力消費/シグナリングオーバーヘッドを削減する従来のメカニズムには、不連続受信(DRX:Discontinuous Reception)、拡張不連続受信(eDRX:Extended Discontinuous Reception)、PSM、及び監視の緩和が含まれる。
【0039】
図1を参照されたい。図1は、従来のPSMの例示的なパターン100を示す。図1に示す従来の解決手段では、UEがPSMを採用可能であり、PSMを使用したい場合、UEはアクティブな時間値を要求しなければならず、アタッチ及びトラッキングエリア更新(TAU)の手順ごとに、周期的なTAUタイマ値を要求してもよい。さらに、UEは、アクティブな時間値を要求していない場合、周期的なTAUタイマ値を要求してはならない。したがって、UEがアクティブな時間値を要求していない場合、ネットワークは、アクティブな時間値を割り当ててはならない。
【0040】
ネットワークがアクティブな時間値を割り当てる場合、UEとMMEは、接続モードからアイドルモードに遷移する際に、ネットワークが割り当てたアクティブな時間値でアクティブタイマを開始する。UEは、接続モードへの遷移が行われるときに、アクティブタイマが実行中であれば、これを停止しなければならない。アクティブタイマが満了すると、UEは、アクセス層機能を非アクティブ化し、PSMに入る。PSMでは、アクセス層機能の非アクティブ化により、UEは、すべてのアイドルモード手順を停止するが、周期的なTAUタイマ等の適用され得る任意の非アクセス層タイマは実行し続ける。
【0041】
さらに、UEは、該当する場合、周期的なTAU手順を実行するための周期的なTAUタイマが満了する前に、アクセス層機能とアイドルモード手順を再開しなければならない。UEは、例えば、移動体発信等のために、PSM中にいつでもアイドルモード手順とアクセス層機能を再開してもよい。UEについてのアクティブタイマが満了すると、MMEは、UEがPSMに入り、ページングに利用できないことを認識する。
【0042】
明らかなように、従来の解決手段では、MMEはネットワークのカバレッジ状態を全く考慮せずに、固定のTAUタイマ値と固定のアクティブな時間値とを割り当てる。したがって、不連続なカバレッジのシナリオに対して、望ましくない電力消費/シグナリングオーバーヘッドを削減し、予期せぬ登録状態の遷移を回避できるような解決手段を提案することが望まれている。
【0043】
上記及び他の潜在的な問題を解決するために、本開示の実施形態は、不連続なカバレッジのシナリオに対処するための効果的なメカニズムを提供する。この解決手段では、端末装置とCN装置は、ネットワークのカバレッジを示す情報を取得することができる。こうした情報により、端末装置とCN装置は、望ましくない電力消費/シグナリングオーバーヘッドを削減し、予期せぬ登録状態の遷移を回避することができる。
【0044】
以下、本開示の原理及び例示的な実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0045】
以下では、本開示のいくつかの特定の例示的な実施形態を説明するためのアクセスネットワーク装置の例として、衛星が使用される。衛星に関して説明する例示的な実施形態は、他のタイプのアクセスネットワーク装置にも同様に適用できることに留意されたい。
【0046】
以下の説明では、「期間」、「ウィンドウ」、「周期」、「間隔」という用語は、互換的に使用してもよい。
【0047】
「少なくとも1つの第1期間」という用語は、端末装置の説明において取り入れられる。少なくとも1つの第1期間内に、端末装置は、端末装置がネットワークのカバレッジ内に位置しているとみなす。同様に、「少なくとも1つの第2期間」という用語は、CN装置の説明において取り入れられる。少なくとも1つの第2期間内に、CN装置は、端末装置がネットワークのカバレッジ内に位置しているとみなす。
【0048】
本開示において、上記の「少なくとも1つの第1期間」及び「少なくとも1つの第2期間」は、ネットワークにおけるカバレッジ状態に関連付けられており、必ずしもネットワークにおける実際のカバレッジ状態を指すものではないことに留意されたい。
【0049】
さらに、いくつかの例示的な実施形態において、「少なくとも1つの第1期間」は、「少なくとも1つの第2期間」と同じであるが、いくつかの他の例示的な実施形態において、「少なくとも1つの第1期間」は、「少なくとも1つの第2期間」とは異なる。
【0050】
また、端末装置は、様々な方法で「少なくとも1つの第1期間」を取得してもよい。1つの例示的な実施形態において、端末装置は情報(エフェメリス、コンステレーションアルマナック等)を取得/収集し、少なくとも1つの第1期間をローカルで計算/導出する。別の例示的な実施形態では、端末装置210は、他のネットワーク装置(アクセスネットワーク装置やCN装置等)から送信された設定(「第1設定」と称する)から少なくとも1つの第1期間を取得する。
【0051】
加えて、CN装置が「少なくとも1つの第2期間」を取得する手順は、端末装置による「少なくとも1つの第1期間」の取得に関して論じる手順と類似する。具体的には、CN装置は、少なくとも1つの第2期間をローカルで計算/導出してもよく、又は、他のネットワーク装置(アクセスネットワーク装置や端末装置等)から送信される設定(「第2設定」と称する)から少なくとも1つの第2期間を取得してもよい。
【0052】
本開示では、アクセスネットワーク装置を説明する際に「時間情報」という用語を取り入れる。「時間情報」とは、ネットワークのカバレッジ状態に関連付けられた情報を指す。具体的な実施形態の一例として、アクセスネットワーク装置は、CNとのフィーダリンク又は近隣のアクセスネットワーク装置とのISLを介して、近隣のアクセスネットワーク装置のカバレッジ情報に関連付けられた情報を収集し、収集した情報と自身のカバレッジ情報とに基づいて時間情報を決定する。
【0053】
本開示において、「時間情報」、「少なくとも1つの第1期間」、「少なくとも1つの第2期間」、「第1設定」、及び「第2設定」は、任意の適切な方法/パラメータによって表され/示されてもよいことに留意されたい。
【0054】
さらに、本開示では、「時間情報」、「少なくとも1つの第1期間」、及び「少なくとも1つの第2期間」は、「サービング時間」/「サービングウィンドウ」と称することもある。
【0055】
例示的な環境
図2は、本開示の例示的な実施形態を実施可能な例示的な通信環境200を示す。通信環境200は、端末装置210と、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230-1と、さらなるアクセスネットワーク装置230-2とを備える。以下の文章では、アクセスネットワーク装置230-1、230-2をアクセスネットワーク装置230と総称するか、又は個別にネットワーク装置230と称する。さらに、アクセスネットワーク装置230-1とアクセスネットワーク装置230-2との間で、1つ又は複数のISLが確立されてもよい。
【0056】
さらに、アクセスネットワーク装置230-1、230-2のいずれかが、端末装置210に1つ又は複数のサービングエリア(「セル」と称することもある)を提供してもよい。図2の具体例では、アクセスネットワーク装置230-1は、サービングエリア235-1を提供し、アクセスネットワーク装置230-2は、サービングエリア235-2を提供する。以下では、サービングエリア235-1、235-2をサービングエリア235と総称するか、又は、個別にサービングエリア235と称する。
【0057】
端末装置が各アクセスネットワーク装置230のサービングエリア235内にある場合、端末装置210は、サービスリンク又は無線リンク等を介して各アクセスネットワーク装置230と通信してもよい。端末装置210からアクセスネットワーク装置230に向かう方向の通信をアップリンク通信と称し、アクセスネットワーク装置230から端末装置210に向かう逆方向の通信をダウンリンク通信と称する。
【0058】
さらに、図2の具体例では、端末装置210とアクセスネットワーク装置230の両方が時間と共に移動してもよい。移動中、端末装置210は、異なるサービングエリア235に位置してもよく、場合によってはネットワークのカバレッジ外にあってもよい。
【0059】
図2の具体例では、端末装置210は、異なる状態(接続状態、非アクティブ状態、アイドル状態等)であってもよく、また、DRX、eDRX、PSM、監視の緩和等を含むが、これらに限定されない省電力メカニズムで操作されてもよい。
【0060】
さらに、通信環境200は、CN225も備える。さらに、CN225は、複数のCN装置(例えば、図2に示すようなCN装置220)を備えてもよい。アクセスネットワーク装置230-1、230-2は、フィーダリンク又は無線リンク等を介してCN装置220に接続されてもよい。
【0061】
通信環境200内の通信は、任意の適切な規格に準拠してもよく、規格は、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、LTEエボリューション(LTE-Evolution)、LTEアドバンスト(LTE-A:LTE-Advanced)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、及びモバイル通信用グローバルシステム(GSM:Global System for Mobile Communications)等を含むが、これらに限定されない。さらに、通信は、現在知られているか又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例には、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)、5.5G、5G-アドバンストネットワーク、又は第6世代(6G)の通信プロトコルが含まれるが、これらに限定されない。
【0062】
アクセスネットワーク装置、端末装置、CN装置、CN、及びサービングエリアの数とそれらの接続は、説明のためのものにすぎず、いかなる限定も示唆しないことを理解されたい。通信環境200は、本開示の実施形態を実施するのに適した、任意の適切なアクセスネットワーク装置、端末装置、CN装置、CN、及びサービングエリアを含んでもよい。図示していないが、通信環境200は、地上局、ゲートウェイ等、1つ又は複数の追加のネットワーク装置を備えてもよいことを理解されたい。
【0063】
例示的プロセス
本開示の原理及び実施について、図3を参照しながら以下で詳細に説明する。図3は、本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる通信のプロセス300を示すシグナリングチャートを示す。議論を目的として、図2を参照してプロセス300について説明する。プロセス300は、端末装置210、CN装置220、及びアクセスネットワーク装置230に関わってもよい。
【0064】
図3の具体例では、通信ネットワークは、不連続なカバレッジをサポートするNTNである。さらに、アクセスネットワーク装置230は、衛星又はUASプラットフォームである。
【0065】
操作中、端末装置210は、端末装置210がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を受信する。1つの例示的な実施形態において、端末装置210は、アクセスネットワーク装置230から第1設定を受信する(350-1)。別の例示的な実施形態において、端末装置210は、CN装置220から第1設定を受信する。
【0066】
代替として、いくつかの他の例示的な実施形態では、端末装置210は、ネットワークのカバレッジに関連する情報を収集し、その後、自身で第1期間を計算/導出してもよいことを理解されたい。このようにして、端末装置210は、ネットワークのカバレッジ情報を取得してもよい。
【0067】
同様に、CN装置220も、端末装置210がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第2期間を示す第2設定を受信してもよい(350-2)。1つの例示的な実施形態では、CN装置220は、アクセスネットワーク装置230から第2設定を受信する(330-2)。別の例示的な実施形態において、CN装置220は、端末装置210から第2設定を受信する。
【0068】
代替として、いくつかの他の例示的な実施形態では、CN装置220は、ネットワークのカバレッジに関連する情報を収集し、その後、自身で第2期間を計算/導出してもよいことを理解されたい。このようにして、CN装置220は、ネットワークのカバレッジ情報を取得してもよい。
【0069】
上述したように、第1設定と第2設定は、アクセスネットワーク装置230によって送信されてもよい。具体的には、アクセスネットワーク装置230は、ネットワークのカバレッジ内に端末装置210が位置する時間情報を決定してもよい(430)。そして、アクセスネットワーク装置230は、第1設定を端末装置210に送信する一方で、第2設定をCN装置220に送信する。
【0070】
さらに、アクセスネットワーク装置230は、任意の適切な機会に、又は事前に定義されたいくつかのイベントに応じて、第1設定と第2設定を送信してもよい。1つの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210が接続状態からアイドルモード(RRCアイドル状態等)に遷移することに応じて(例えば、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210がRRCアイドル状態に遷移すると決定する(340))、第1設定と第2設定を送信する。別の例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、端末装置が接続状態(RRC接続状態等)にあるときに、第1設定と第2設定を送信する。接続状態からアイドルモードへの遷移は、説明のために挙げただけであり、いかなる限定も示唆しないことを理解されたい。他の例示的な実施形態において、ネットワークにおいて他の省電力メカニズムが操作されている場合、アクセスネットワーク装置230は、他の適切な状態遷移に応じて、第1設定と第2設定を送信してもよい。本開示は、この点に関して限定されない。
【0071】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、第1設定と第2設定を条件付きで送信する。1つの例示的な実施形態として、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210から第1設定を要求するための第1メッセージをアクセスネットワーク装置230が受信した場合にのみ、第1設定と第2設定を送信する。あるいは、別の例示的な実施形態では、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210が第1設定を要求するかどうかに関係なく、第1設定と第2設定を送信する。
【0072】
このように、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210とCN装置220の両方に対してネットワークのカバレッジ情報(すなわち、サービング時間)を通知してもよく、こうすることで、端末装置210とCN装置220は、端末装置210の到達可能性について整合性を保つことができる。
【0073】
また、いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210の速度、端末装置210の移動方向、端末装置210の位置、自身及び近隣のアクセスネットワーク装置のエフェメリス/コンステレーションアルマナック等の情報に基づいて、時間情報を決定する。このように、時間情報は、端末装置に特化した方法で決定されてもよく、決定される時間情報の精度が、これに応じて向上する。
【0074】
また、この機能/特徴は、ネットワークにおいてオプションで有効化又はサポートされてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、アクセスネットワーク装置230が第1設定の設定をサポートすることを示す指示を送信する(310)。当該指示は、アクセスネットワーク装置230の能力情報として使用されてもよく、さらに、ネットワーク内でこの機能/特徴を有効にするための指示として使用されてもよい。
【0075】
さらに、上記の指示は、任意の適切な方法で送信されてもよい。1つの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、システム情報(SI)において、ブロードキャスト方式で当該指示を送信してもよい。
【0076】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210はまた、第1設定を要求するための第1メッセージをアクセスネットワーク装置230に送信してもよい(320)。さらに、いくつかの例示的な実施形態では、アクセスネットワーク装置230が第1設定の設定をサポートすることを示す指示を端末装置210が受信した場合にのみ、端末装置210は、第1メッセージを送信する。このように、この機能/特徴がオプションの機能/特徴として実装されてもよく、また、端末装置210が機能/特徴を有効にするかどうかを決定してもよい。
【0077】
さらに、第1メッセージは、1つ又は複数のサービス特性又はユーザの嗜好を含んでもよい。1つの例示的な実施形態において、第1メッセージは、ネットワークと通信するための予想される周期を示すユーザ嗜好情報を含む。このように、端末装置210のために生成される第1設定をより合理的なものとすることができる。
【0078】
既に明記したように、少なくとも1つの第1期間、少なくとも1つの第2期間、及び時間情報に対応する期間は、必ずしもネットワークにおける実際のカバレッジ状態を指すものではない。
【0079】
図4を参照されたい。図4は、少なくとも1つの第1期間(又は少なくとも1つの第2期間)の例を示す。図4の具体例では、アクセスネットワーク装置230-1(図4では「S1」と表記)、アクセスネットワーク装置230-2(図4では「S2」と表記)、及び、さらなるアクセスネットワーク装置(図4では「S3」と表記)のような3つのアクセスネットワーク装置がネットワーク内でサービングエリアを提供してもよい。期間410-1、410-2は、アクセスネットワーク装置230-1によって提供されるサービング期間に対応し、期間420-1、420-2は、アクセスネットワーク装置230-2によって提供されるサービング期間に対応し、期間430-1、430-2は、さらなるアクセスネットワーク装置によって提供されるサービング期間に対応する。さらに、アクセスネットワーク装置230-1が、端末装置210にサービスを提供している。
【0080】
以下では、図4を参照して、少なくとも1つの第1期間の詳細を論じる。図4の具体例では、期間440-1~440-4は、少なくとも1つの第1期間に対応する。
【0081】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間は、ネットワーク内のアクセスネットワーク装置の一部のみをカバーしてもよい。図4に示すように、少なくとも1つの第1期間は、アクセスネットワーク装置230-1(すなわち、S1)とアクセスネットワーク装置230-2(すなわち、S2)だけに関連する。
【0082】
代替として、いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間は、特定のアクセスネットワーク装置(サービングアクセスネットワーク装置230-1等)だけに関連するであることを理解されたい。
【0083】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間は、周期的である。この場合、少なくとも1つの第1期間は、当該少なくとも1つの第1期間の周期、及び当該少なくとも1つの第1期間のそれぞれの期間によって示されてもよい。さらに、周期又は期間のいずれかが、デフォルト値として設定されてもよい。その場合、少なくとも1つの第1期間を示す際に、周期又は期間のいずれかが省略されてもよい。
【0084】
あるいは、少なくとも1つの第1期間は、非周期的である。この場合、当該少なくとも1つの第1期間は、次の周期内の複数のサービング時間(例えばT時間であり、Tはゼロより大きい)の情報によって示されてもよい。
【0085】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間のいずれかは、現在のサービングアクセスネットワーク装置(S1等)又はその近隣のアクセスネットワーク装置(S2、S3等)のいずれかによって提供されてもよい。さらに、第1期間のそれぞれは、開始時点と終了時点によって示されてもよい。
【0086】
少なくとも1つの第1期間に関する上述の例示的な実施形態は、あくまで説明のために記載されていることを理解されたい。他の例示的な実施形態では、少なくとも1つの第1期間は、任意の適切な態様(周期的又は非周期的)であってよく、任意の適切なパラメータによって表され/示されてもよい。
【0087】
少なくとも1つの第2期間は、少なくとも1つの第1期間と類似する。すなわち、第1期間に関する上述の説明は、少なくとも1つの第2期間にも適用可能である。単に簡潔にするため、ここでは同一又は類似の説明を省略する。
【0088】
第1期間と第2期間は、端末装置210とCN装置での操作が互いに一致するように、互いに対応すべきであることを理解されたい。ただし、第1期間と第2期間は、厳密に同じである必要はない。上述したように、少なくとも1つの第1期間と少なくとも1つの第2期間は、異なっていてもよい。1つの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第2期間は、対応する第1期間よりも長い長さを有する。
【0089】
以上のプロセスを通して、ネットワーク要素(端末装置210、CN装置220、及びアクセスネットワーク装置230を含む)は、ネットワークにおけるカバレッジ状態を取得することができる。そして、ネットワーク要素は、より高い電力効率で合理的にふるまうことができる。
【0090】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、少なくとも1つの第1期間内に通常のアイドルモード動作を実行する(360-1)一方で、当該少なくとも1つの第1期間を超えて通常のアイドルモード動作を無効にする(360-2)。通常のアイドルモード動作の一例は、セルサーチの実行である。通常のアイドルモード動作の別の例は、セル再選択のための測定を実行することである。アイドルモード動作のさらなる例は、ページングメッセージの通常監視である。一つの具体例において、端末装置210は、ページングメッセージの監視を実施する。ページングメッセージの監視は、まずダウンリンク制御情報メッセージを監視し、監視結果に基づいて、ページングメッセージの受信を進めることを含む。
【0091】
上記の例に加えて、通常のアイドルモード動作は、以下のことを含んでもよいが、これらに限定されない。
・ システム情報(SI)の更新を監視し、さらに監視結果に基づいてSIを更新する。
・ サイドリンク通信の送受信を実行する。
・ サイドリンクディスカバリのアナウンスメントと監視を実行する。
・ V2Xサイドリンク通信の送受信を実行する。
・ NRサイドリンク通信の送受信を実行する。
・ V2Xサイドリンク通信の送受信。
・ 移動体発信の早期データ送信(MO-EDT)を実行する。
・ 移動体着信の早期データ送信(MO-EDT)を実行する。
・ 再設定アップリンクリソース(PUR)を使用して送信を実行する。
【0092】
上述の例示は、通常のアイドルモード動作を網羅することを意図しているのではなく、少なくとも1つの第1期間内でサポートされ得る動作について理解を深めてもらうことを意図している点を理解されたい。
【0093】
さらに、上記の手順は、他のメカニズム(DRX、eDRX、PSM、監視の緩和等)と協調して実行されてもよい。1つの例示的な実施形態において、端末装置210は、少なくとも1つの第1期間内にDRX及び/又はeDRXを使用してページングメッセージを監視する。
【0094】
こうすることで、少なくとも1つの装置を超えているときの端末装置210の不要な操作が回避され、端末装置210における電力消費が削減される。
【0095】
CN装置220(MME等)に関しては、CN装置220は、端末装置210が少なくとも1つの第2期間内に到達可能であると推測する(370-1)一方で、少なくとも1つの第2期間を超えてUEが到達不能であると推測してもよい(370-2)。
【0096】
いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220が少なくとも1つの第2期間内にページング障害を検出した場合(例えば、CN装置220が、端末装置210からのページングメッセージに対する応答の受信に失敗した場合)、CN装置220は、ページング障害についてSGWに通知するために、ダウンリンクデータ通知拒否メッセージを送信する。
【0097】
代替として又は追加で、いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220が到達可能タイマ(すなわち、周期的なTAUタイマに対応又は類似するタイマ)の満了を検出した場合、CN装置220は、UEが到達可能ではないと推測する。さらに、CN装置220は、端末装置210のベアラを直ちに削除しない。その代わりに、CN装置220は、CN装置220のPPFフラグをクリアし、暗黙のデタッチタイマを開始する。端末装置210がネットワークと接触する前に暗黙のデタッチタイマが満了すると、CN装置220は、暗黙のうちに端末装置210を切り離す。
【0098】
いくつかの例示的な実施形態では、第2設定を受信した後、CN装置220は、端末装置210が一定の期間において到達不能になることをSGWに直接示す。すなわち、CN装置220は、ダウンリンクデータの予測一時停止時間と共に、カバレッジの中断をSGWに通知する。予測一時停止時間は、少なくとも1つの第2期間に基づいて決定されてもよい。具体的には、第2設定を受信した後、CN装置220は、端末装置210のダウンリンクデータ受信用の第1利用可能時間を示す第1情報をSGWに送信する。ここで、第1利用可能時間は、第2設定に基づいて決定される。
【0099】
代替として又は追加で、いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220は、少なくとも1つの第2期間を超えて端末装置210のPPFフラグをクリアする。あるいは、いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220は、PPFフラグをクリアせず、その代わりに、少なくとも1つの第2期間を超えて端末装置210のPPFフラグを無効にする。いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220は、タイマ(「タイマA」と称する)を開始し、タイマが満了すると、CN装置220は、端末装置210が到達不能である(すなわち、カバレッジ外である)とみなしてもよい。さらに、タイマAが満了すると、CN装置220は、暗黙のデタッチタイマを開始する。
【0100】
いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220が、少なくとも1つの第2期間を超えて、SGWから端末装置210に対するダウンリンクデータ通知を受信した場合、CN装置220は、ダウンリンクデータ通知に対する拒否メッセージをSGWに送信する。さらに、拒否メッセージは、端末装置210のダウンリンクデータ受信用の第2利用可能時間(例えば、タイマの値によって示される)を示し、第2利用可能時間は、第2設定に基づいて決定される。例えば、CN装置220が第2期間を超えてSGWからダウンリンクデータ通知メッセージを受信すると、CN装置220は、端末装置210をページングせず、タイマBの設定(端末装置210が再び到達可能となり得る期間を示す)を伴う/含むダウンリンクデータ通知拒否メッセージをSGWに送信する。
【0101】
このように第2期間を使って、CN装置220は、異なる到達不能な状況(例えば、不連続なカバレッジによって引き起こされた状況、他の理由によって引き起こされた状況(端末装置の電源が切られている可能性がある))を区別してもよい。その結果、CN装置220は、ページング障害を検出したとき、又はダウンリンクデータ通知を受信したときに、第2期間に基づいて、異なる動作をしてもよい。さらに、端末装置210とCN装置220は、端末装置210とCN装置220との間で到達可能性について整合性を保つことができ、これにより、端末装置210がカバレッジに戻ったときに初期登録を頻繁に実行することに起因する不要な電力消費が回避される(すなわち、端末装置が不連続なサービングによりカバレッジ外にあるときの暗黙のデタッチ操作が回避される)。
【0102】
なお、端末装置210での操作とCN装置220での操作は一貫すべきであることに留意されたい。単に説明を目的として、一つの特定のプロセスについて。図5を参照しながら説明する。図5は、本開示のいくつかの実施形態にかかる通信プロセス500を示す別のシグナリングチャートを示す。議論を目的として、図2を参照してプロセス500について説明する。プロセス500は、端末装置210、CN装置220、及びSGW(図2には図示せず)に関わってもよい。
【0103】
操作中、端末装置210とCN装置220は、互いの間で到達可能性について整合性を保つ(510)。例えば、端末装置210は、少なくとも1つの第1期間を受信しており、CN装置220は、少なくとも1つの第2期間を受信している。
【0104】
到達可能な期間内(すなわち、少なくとも1つの第1/第2期間内)に、端末装置210は、上述したように、通常のアイドルモード動作を実行する(520)。CN装置220に関しては、CN装置220は、第2期間に基づいてモバイル到達可能タイマを維持する。モバイル到達可能タイマが満了すると、CN装置220は端末装置210のPPFをクリアするか又は無効にする(530)。モバイル到達可能タイマが満了し、且つCN装置220がSGWからダウンリンクデータ通知メッセージを受信した場合(540)、CN装置220はSGWにダウンリンクデータ通知拒否メッセージを応答する(550)。また、モバイル到達可能タイマが満了していない場合、端末装置210は、共通のページング戦略に従ってページングされてもよい。
【0105】
到達不能期間内に(すなわち、少なくとも1つの第1/第2期間を超えて)、端末装置210は、不要なアイドルモード動作を無効にする(560)。CN装置220に関しては、CN装置220は、少なくとも1つの第2期間に基づいて決定される到達不能期間に対して、PPFフラグをクリアするか又は無効にする(570)。モバイル到達可能タイマが満了し、且つCN装置220がSGWからダウンリンクデータ通知メッセージを受信した場合(580)、CN装置220はSGWにダウンリンクデータ通知拒否メッセージを応答する(590)。ここで、ダウンリンクデータ通知拒否メッセージは、端末装置210が再び到達可能となり得る期間を示すパラメータを含んでもよい。
【0106】
無線通信において、ネットワーク要素(端末装置210、CN装置220、及びアクセスネットワーク装置230を含む)は、ネットワーク内の通信を制御するための1つ又は複数のタイマを維持してもよい。いくつかの例示的な実施形態において、関連するタイマの維持は、到達可能性/カバレッジ情報(すなわち、サービング時間)に応じて改善することもできる。
【0107】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、ネットワークとの通信を制御するための第1タイマを開始し、さらに、少なくとも1つの第1期間を超えて第1タイマを一時停止する。端末装置210がアイドル状態にある場合、第1タイマは、TAUタイマに関連付けられてもよい。あるいは、端末装置210が接続状態にある場合、第1タイマは、オン期間タイマ(onDurationTimer)、不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)に関連付けられてもよい。
【0108】
関連するタイマを維持するための具体的な実施形態の一例について、図6を参照しながら説明する。図6は、関連するタイマを維持するための例示的なプロセス600を示す。議論を目的として、図4を参照してプロセス600について説明する。図6で使用されている同じ参照番号は、図4に示したものと同じ物理的な意味を有する。
【0109】
図6に示すように、端末装置210は、時点t1で第1タイマを開始する。1つの例示的な実施形態において、第1タイマがTAUタイマと関連付けられている場合、端末装置210が接続状態からアイドル状態に遷移すると、端末装置210は、第1タイマを開始する。
【0110】
次に、端末装置210がネットワークのカバレッジを離れると(すなわち、第1期間を超えて)、端末装置210は、第1タイマを一時停止する。図6の具体例では、端末装置210は、時点t2、t4で第1タイマを一時停止する。さらに、端末装置210が再びネットワークのカバレッジに戻ると(すなわち、第1期間内に)、端末装置210は、第1タイマを再開/継続する。図6の具体例では、端末装置210は、時点t3、t5で第1タイマを再開/継続する。
【0111】
その後、時点t6で第1タイマが満了し、端末装置は、TAU手順を開始する等の対応する操作をトリガしてもよい。
【0112】
既に明記したように、端末装置での操作は、ネットワーク側での操作と一致しなければならない。すなわち、端末装置210におけるタイマの維持手順が改善されれば、アクセスネットワーク装置230とCN装置220によって維持される対応するタイマも、それに応じて改善されなければならない。
【0113】
具体的には、いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220は、端末装置210との通信を制御するための第2タイマを開始し、少なくとも1つの第2期間を超えて第2タイマを一時停止する。さらに、いくつかの例示的な実施形態において、第2タイマは、TAUタイマ(モバイル到達可能タイマ等)に関連付けられている。
【0114】
アクセスネットワーク装置230に関しては、いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210との通信を制御するための第3タイマを開始し、少なくとも1つの第1期間に対応する少なくとも1つの期間を超えて第3タイマを一時停止する。また、いくつかの例示的な実施形態において、第3タイマは、オン期間タイマ(onDurationTimer)、不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)に関連付けられている。
【0115】
第2タイマと第3タイマの維持操作は、第1タイマの維持操作と類似する。簡潔のため、ここでは、同一又は類似の説明は省略する。
【0116】
さらに、上述したように、端末装置210とアクセスネットワーク装置230の両方が時間と共に移動する可能性があり、このため、決定された時間情報/第1設定/第2設定が不適当/無効になる可能性がある。本開示の例示的な実施形態のいくつかによれば、決定された時間情報/第1設定/第2設定は、動的に更新されてもよい。
【0117】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、時間情報を決定し、第1設定と第2設定を端末装置210とCN装置220に周期的に送信してもよい。
【0118】
あるいは、いくつかの例示的な実施形態において、決定された時間情報/第1設定/第2設定は、いくつかの特定の条件によって更新されてもよい。
【0119】
いくつかの例示的な実施形態では、第1設定が少なくとも部分的に無効であると端末装置210が決定した場合、端末装置210は、第1設定を更新するための第2メッセージを、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230に送信する。
【0120】
第2メッセージは、任意の適切な機会にアクセスネットワーク装置に送信されてもよい。1つの例示的な実施形態において、端末装置210は、カバレッジに戻ると、第1設定を更新するために、アクセス手順を開始する(すなわち、第2メッセージを送信する)。別の例示的な実施形態では、端末装置210は、端末装置210が次にネットワークにアクセスしたときに、第1設定の更新を開始する。
【0121】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230が、第1設定を更新するための第2メッセージを端末装置210から受信すると、アクセスネットワーク装置230-1は、端末装置210の更新された時間情報を決定する。そして、アクセスネットワーク装置230-1は、決定した更新された時間情報に関連付けられた更新された第1設定を端末装置210に送信し、決定した更新された時間情報に関連付けられた更新された第2設定をCN装置220に送信する。
【0122】
さらに、端末装置210は、任意の適切な基準に従って、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定してもよい。いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、評価期間(「T_evaluate」と称する)内の端末装置210の移動距離が距離閾値(「D_ref」と称する)を超える場合、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定する。具体的な実施形態の一例として、端末装置210が、基準点からの距離がD_refより大きい/小さくないことを発見した場合、端末装置210は、第1設定がもう適切でないと推測する。ここで、基準点は、端末装置210が第1設定を受信する位置である。具体的な実施形態の一例では、端末装置210は、少なくともT_evaluateごとにこの距離の変化を評価する。
【0123】
あるいは、いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間の1つの第1期間内の端末装置210がネットワークとの通信に失敗した期間(「T_difference」と称する)が、時間閾値(「T_ref」と称する)を超える場合、端末装置210は、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定する。言い換えれば、第1期間内のT_differenceがT_refを超える場合、端末装置210は、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定する。
【0124】
図7を参照されたい。図7は、第1期間と実際のカバレッジ期間との対応例700を示す。
【0125】
図7に示すように、第1設定は、時点T1でカバレッジが開始することを示し、実際の測定は、時点T2でカバレッジが開始することを示す。つまり、実際のカバレッジは、予想よりも遅く開始する。時間差は、図7に示すように、T_difference=T2-T1、すなわち時間差710として表される。この具体例では、T_difference=T2-T1>T_refの場合、端末装置210は、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定する。
【0126】
また、端末装置210は、実際のカバレッジが予想より遅く開始すると認識してもよく、さらには遅延期間(すなわち、T_difference)を決定してもよく、したがって、端末装置210は、T_differenceだけ第1期間を拡大してもよい。さらに、T_differenceの情報も、第1設定を更新するための第2メッセージ等を介して、アクセスネットワーク装置230に報告されてもよい。
【0127】
引き続き図7を参照すると、第1設定は、カバレッジが時点T4で終了することを示し、一方、実際の測定は、カバレッジが時点T3で終了することを示す。つまり、実際のカバレッジが先に開始する。図7に示すように、時間差は、T_difference=T4-T3、すなわち時間差720として表される。この具体例では、T_difference=T4-T3>T_refの場合、端末装置210は、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定する。
【0128】
また、端末装置が第1設定の有効性を決定するために使用するパラメータ及び基準は、アクセスネットワーク装置230によって設定されてもよい。例えば、いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、第3メッセージを端末装置210に送信する。第3メッセージは、距離閾値、評価期間、及び時間閾値のうちの少なくとも1つを示す情報を含めばよい。
【0129】
第1設定が少なくとも部分的に無効であるか否かを決定するための上記の例は、説明のためのものにすぎず、いかなる限定も示唆しないことを理解されたい。他の例示的な実施形態では、端末装置210は、第1設定が少なくとも部分的に無効であるか否かを決定するために、任意の適切な基準を適用してもよい。本開示は、この点に関して限定されない。
【0130】
例示的な方法
図8は、本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法800のフローチャートを示す。例えば、方法800は、図2に示すような端末装置210で実施されることができる。
【0131】
ブロック810において、端末装置210は、端末装置210がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を受信する。
【0132】
ブロック820において、端末装置210は、少なくとも1つの第1期間内に、セルサーチの実行、セル再選択のための測定の実行、又はページングメッセージの監視のうちの少なくとも1つを実行する。
【0133】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、少なくとも1つの第1期間を超えて、セルサーチの実行、セル再選択のための測定の実行、又はページングメッセージの監視のうちの少なくとも1つを無効にする。
【0134】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230が第1設定の設定をサポートすることを示す指示を、アクセスネットワーク装置230から受信する。
【0135】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、第1設定を要求するための第1メッセージを、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230に送信する。
【0136】
いくつかの例示的な実施形態において、第1メッセージは、ネットワークと通信するための予想される周期を示すユーザ嗜好情報を含む。
【0137】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間は周期的であり、第1設定は、少なくとも1つの第1期間の周期、又は少なくとも1つの第1期間のそれぞれの期間のうちの1つを示す。
【0138】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、ネットワークとの通信を制御するための第1タイマを開始し、少なくとも1つの第1期間を超えて第1タイマを一時停止する。
【0139】
いくつかの例示的な実施形態において、第1タイマは、トラッキングエリア更新タイマ(TAUタイマ)、オン期間タイマ(onDurationTimer)、不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)のうちの1つに関連付けられている。
【0140】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定し、第1設定を更新するための第2メッセージを、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230に送信する。
【0141】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、評価期間内の端末装置210の移動距離が距離閾値を超える場合、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定する。
【0142】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間の1つの第1期間内の、端末装置210がネットワークとの通信に失敗した期間が、時間閾値を超える場合、端末装置210は、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定する。
【0143】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、アクセスネットワーク装置230から第3メッセージを受信する。第3メッセージは、距離閾値、評価期間、又は時間閾値のうちの少なくとも1つを示す情報を含む。
【0144】
図9は、本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法900のフローチャートを示す。例えば、方法900は、図2に示すようなCN装置220で実施されることができる。
【0145】
ブロック910において、CN装置220は、端末装置210がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第2期間を示す第2設定を受信する。
【0146】
ブロック920において、CN装置220は、少なくとも1つの第2期間内に端末装置210についてのページング進行要素フラグをクリアするか又は無効にする。
【0147】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第2期間は、周期的なリソースであり、第2設定は、少なくとも1つの第2期間の周期、又は少なくとも1つの第2期間のそれぞれの期間のうちの1つを示す。
【0148】
いくつかの実施形態において、第2設定を受信した後、CN装置220は、第2設定に基づいて、端末装置210のダウンリンクデータ受信用の第1利用可能時間を示す第1情報をSGWに送信する。
【0149】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第2期間を超えて、端末装置210に対するダウンリンクデータ通知をサービングゲートウェイから受信すると、CN装置220は、ダウンリンクデータ通知に対する拒否メッセージをSGWに送信する。拒否メッセージは、端末装置210のダウンリンクデータ受信用の第2利用可能時間を示す。第2利用可能時間は、第2設定に基づいて決定される。
【0150】
いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220は、端末装置210との通信を制御するための第2タイマを開始し、少なくとも1つの第2期間を超えて第2タイマを一時停止する。
【0151】
いくつかの例示的な実施形態において、第2タイマは、トラッキングエリア更新タイマ(TAUタイマ)に関連付けられている。
【0152】
図10は、本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法1000のフローチャートを示す。例えば、方法1000は、図2に示すようなアクセスネットワーク装置230で実施されることができる。
【0153】
ブロック1010において、端末装置にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230は、ネットワークのカバレッジ内に端末装置210が位置する時間情報を決定する。
【0154】
ブロック1020において、アクセスネットワーク装置230は、決定された時間情報に基づいて、端末装置210によって使用される少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を端末装置210に送信し、CN装置220によって使用される少なくとも1つの第2期間を示す第2設定をCN装置220に送信する。
【0155】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、アクセスネットワーク装置230が第1設定の設定をサポートすることを示す指示を、端末装置210に送信する。
【0156】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、第1設定を要求するための第1メッセージを、端末装置210から受信する。
【0157】
いくつかの例示的な実施形態において、第1メッセージは、ネットワークと通信するための予想される周期を示すユーザ嗜好情報を含む。アクセスネットワーク装置230は、ユーザ嗜好情報に基づいて時間情報を決定する。
【0158】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、第1設定を更新するための第2メッセージを端末装置210から受信し、端末装置210の更新された時間情報を決定し、決定した更新された時間情報に関連付けられた更新された第1設定を端末装置210に送信し、決定した更新された時間情報に関連付けられた更新された第2設定をCN装置220に送信する。
【0159】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210が第1設定の有効性を決定するために使用する情報を含む第3メッセージを端末装置210に送信する。当該情報は、距離閾値、評価期間、又は時間閾値のうちの少なくとも1つを示す。
【0160】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210が接続状態からアイドル状態に遷移することに応じて、第1設定と第2設定を送信する。
【0161】
いくつかの例示的な実施形態において、アクセスネットワーク装置230は、端末装置210との通信を制御するための第3タイマを開始し、少なくとも1つの第1期間に対応する少なくとも1つの期間を超えて第3タイマを一時停止する。
【0162】
いくつかの例示的な実施形態において、第3タイマは、オン期間タイマ(onDurationTimer)、不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)のうちの1つに関連付けられている。
【0163】
例示的な装置
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置210は、端末装置210がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を受信し、少なくとも1つの第1期間内に、セルサーチの実行、セル再選択のための測定の実行、又はページングメッセージの監視のうちの少なくとも1つを実行するように設定された回路を備える。
【0164】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、少なくとも1つの第1期間を超えて、セルサーチの実行、セル再選択のための測定の実行、又はページングメッセージの監視のうちの少なくとも1つを無効にするように設定されている。
【0165】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230が第1設定の設定をサポートすることを示す指示を、アクセスネットワーク装置230から受信するように設定されている。
【0166】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、第1設定を要求するための第1メッセージを、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230に送信するように設定されている。
【0167】
いくつかの例示的な実施形態において、第1メッセージは、ネットワークと通信するための予想される周期を示すユーザ嗜好情報を含む。
【0168】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第1期間は、周期的であり、第1設定は、少なくとも1つの第1期間の周期、又は少なくとも1つの第1期間のそれぞれの期間のうちの1つを示す。
【0169】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、ネットワークとの通信を制御するための第1タイマを開始し、少なくとも1つの第1期間を超えて第1タイマを一時停止するように設定されている。
【0170】
いくつかの例示的な実施形態において、第1タイマは、トラッキングエリア更新タイマ(TAUタイマ)、オン期間タイマ(onDurationTimer)、不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)のうちの1つに関連付けられている。
【0171】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定し、第1設定を更新するための第2メッセージを、端末装置210にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230に送信するように設定されている。
【0172】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、評価期間内の端末装置210の移動距離が距離閾値を超える場合、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定するように設定されている。
【0173】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、少なくとも1つの第1期間の1つの第1期間内の、端末装置210がネットワークとの通信に失敗した期間が時間閾値を超える場合、第1設定が少なくとも部分的に無効であると決定するように設定されている。
【0174】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、アクセスネットワーク装置230から第3メッセージを受信するように設定されている。第3メッセージは、距離閾値、評価期間、又は時間閾値のうちの少なくとも1つを示す情報を含む。
【0175】
いくつかの例示的な実施形態において、CN装置220は、端末装置210がネットワークのカバレッジ内に位置する少なくとも1つの第2期間を示す第2設定を受信し、少なくとも1つの第2期間内に端末装置210についてのページング進行要素フラグをクリアするか又は無効にするように設定された回路を備える。
【0176】
いくつかの例示的な実施形態において、少なくとも1つの第2期間は、周期的なリソースであり、第2設定は、少なくとも1つの第2期間の周期、又は少なくとも1つの第2期間のそれぞれの期間のうちの1つを示す。
【0177】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、第2設定を受信した後、第2設定に基づいて、端末装置210のダウンリンクデータ受信用の第1利用可能時間を示す第1情報をサービングゲートウェイに送信するように設定されている。
【0178】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、少なくとも1つの第2期間を超えて、端末装置210に対するダウンリンクデータ通知をサービングゲートウェイから受信すると、ダウンリンクデータ通知に対する拒否メッセージをサービングゲートウェイに送信するように設定されている。拒否メッセージは、端末装置210のダウンリンクデータ受信用の第2利用可能時間を示し、第2利用可能時間は、第2設定に基づいて決定される。
【0179】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、端末装置210との通信を制御するための第2タイマを開始し、少なくとも1つの第2期間を超えて第2タイマを一時停止するように設定されている。
【0180】
いくつかの例示的な実施形態において、第2タイマは、トラッキングエリア更新タイマ(TAUタイマ)に関連付けられている。
【0181】
いくつかの例示的な実施形態において、端末装置にサービスを提供するアクセスネットワーク装置230は、ネットワークのカバレッジ内に端末装置が位置する時間情報を決定し、決定した時間情報に基づいて、端末装置210によって使用される少なくとも1つの第1期間を示す第1設定を端末装置210に送信し、CN装置220によって使用される少なくとも1つの第2期間を示す第2設定をCN装置220に送信するように設定された回路を備える。
【0182】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、アクセスネットワーク装置230が第1設定の設定をサポートすることを示す指示を端末装置210に送信するように設定されている。
【0183】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、第1設定を要求するための第1メッセージを端末装置210から受信するように設定されている。
【0184】
いくつかの例示的な実施形態において、第1メッセージは、ネットワークと通信するための予想される周期を示すユーザ嗜好情報を含む。回路はさらに、ユーザ嗜好情報に基づいて、時間情報を決定するように設定されている。
【0185】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、第1設定を更新するための第2メッセージを端末装置210から受信し、端末装置210の更新された時間情報を決定し、決定した更新された時間情報に関連付けられた更新された第1設定を端末装置210に送信し、決定した更新された時間情報に関連付けられた更新された第2設定をCN装置220に送信するように設定されている。
【0186】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、端末装置210が第1設定の有効性を決定するために使用する情報を含む第3メッセージを端末装置210に送信するように設定されている。当該情報は、距離閾値、評価期間、又は時間閾値のうちの少なくとも1つを示す。
【0187】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、端末装置210が接続状態からアイドル状態に遷移することに応じて、第1設定と第2設定を送信するように設定されている。
【0188】
いくつかの例示的な実施形態において、回路はさらに、端末装置210との通信を制御するための第3タイマを開始し、少なくとも1つの第1期間に対応する少なくとも1つの期間を超えて第3タイマを一時停止するように設定されている。
【0189】
いくつかの例示的な実施形態において、第3タイマは、オン期間タイマ(onDurationTimer)、不連続受信・非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)、不連続受信・再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、又は不連続受信・短周期タイマ(drxShortCycleTimer)のうちの1つに関連付けられている。
【0190】
図11は、本開示の実施形態を実施するのに適した装置1100の概略ブロック図である。装置1100は、図2に示す端末装置210、アクセスネットワーク装置230、及びCN装置220のさらなる例示的な実施であるとみなすことができる。したがって、装置1100は、端末装置210、アクセスネットワーク装置230、及びCN装置220において、又は少なくともその一部として実装可能である。
【0191】
図示のように、装置1100は、プロセッサ1110、プロセッサ1110に結合されるメモリ1120、プロセッサ1110に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)1140、並びにTX/RX1140に結合された通信インタフェースを備える。メモリ1120は、プログラム1130の少なくとも一部を格納する。TX/RX1140は、双方向通信用である。TX/RX1140は、通信を促進する少なくとも1つのアンテナを有するが、実際には、本願で述べたアクセスノードは、複数のアンテナを有してもよい。通信インタフェースは、他のネットワーク要素と通信を行う際に必要な任意のインタフェース、例えば、eNB間の双方向通信用のX2インタフェース、移動管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信用のS1インタフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信用のUnインタフェース、又はeNBと端末装置との間の通信用のUuインタフェースを表してもよい。
【0192】
プログラム1130は、プログラム命令を含むとみなされ、プログラムは、関連付けられたプロセッサ1110によって実行されると、本明細書で図2図10を参照して論じたように、本開示の実施形態に従って装置1100が操作することを可能にする。本明細書の実施形態は、装置1100のプロセッサ1110が実行可能なコンピュータソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組合せにより実施されてもよい。プロセッサ1110は、本開示の様々な実施形態を実施するように構成され得る。また、プロセッサ1110及びメモリ1120の組合せは、本開示の各実施形態を実施するのに適した処理手段1150を構成してもよい。
【0193】
メモリ1120は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプとしてもよく、任意の適切なデータ記憶技術(例として、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体、半導体ベースの記憶装置、磁気記憶装置及びシステム、光学記憶装置及びシステム、固定メモリ及び着脱可能メモリ等が挙げられるが、これらに限定されない)により実装されてもよい。装置1100には、1つのメモリ1120しか示していないが、装置1100には、複数の物理上異なるメモリモジュールを設置してもよい。プロセッサ1110は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理器(DSP)、及びマルチコアプロセッサ構成に基づくプロセッサのうち、1つ又は複数を含んでもよいが、これらに限定されない。装置1100は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサと同期するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有してもよい。
【0194】
通常、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア若しくは専用回路、ソフトウェア、論理又はそれらの任意の組合せにより実施されてもよい。いくつかの態様は、ハードウェアによって実施され、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ又は他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェア又はソフトウェアによって実施されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして図示して説明され、又は他の何らかの絵画的表現によって示されており、本明細書に記載のブロック、装置、システム、技術又は方法は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路若しくは論理、汎用ハードウェア若しくはコントローラ若しくは他のコンピューティングデバイス、又はそれらの組合せによって実施されてもよいが、これらに限定されないことが理解されるであろう。
【0195】
本開示はさらに、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体に有形記憶される少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれる命令のような、コンピュータが実行可能な命令を含む。当該命令は、対象の実プロセッサ又は仮想プロセッサ上のデバイスにおいて実行され、図2及び図4図18を参照して上述したプロセス又は方法を実行する。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、又は特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造等を含む。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じてプログラムモジュール間で組み合わせられるか、又は分割されてもよい。プログラムモジュールの機械が実行可能な命令は、ローカル又は分散型のデバイス内で実行されてもよい。分散型デバイスにおいて、プログラムモジュールは、ローカル及びリモートの記憶媒体のどちらに置かれてもよい。
【0196】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組合せにより記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは、すべてマシン上で実行するか、部分的にマシン上で実行するか、独立したソフトウェアパッケージとして実行するか、マシン上で部分的に実行するとともにリモートのマシン上で部分的に実行するか、又はすべてリモートのマシン若しくはサーバ上で実行してもよい。
【0197】
上述のプログラムコードは、機械可読媒体上で具現化されてもよく、当該機械可読媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスにより使用されるプログラム、又は、それらと結合して使用されるプログラムを含むか又は格納する任意の有形媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又は前述の任意の適切な組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のさらにより具体的な例には、1つ若しくは複数のワイヤ、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は前述の任意の適切な組合せを備える電気的な接続が含まれる。
【0198】
なお、操作について、特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした操作を示された特定の順序で実行するか若しくは順に実行する、又は、示されたすべての操作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。いくつかの状況では、マルチタスク及び並行処理が有利である可能性がある。同様に、上述の議論には、いくつかの具体的な実施の詳細が含まれるが、これらは本開示の範囲に対する限定ではなく、特定の実施形態に特定され得る特徴についての説明であると解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈において説明されるいくつかの特徴は、ある1つの実施形態において組み合わせて実施されてもよい。逆に、1つの実施形態の文脈において説明される各種特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切な副次的な組合せにおいて実施されてもよい。
【0199】
本開示について、構造的特徴及び/又は方法論的な動作に特有の言葉で説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示は、必ずしも上述の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。上述の特定の特徴や動作はむしろ、特許請求の範囲を実施する例示的形態として開示されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-05-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク装置によって実行される方法であって、
期間に関連する第1設定を、前記期間内に到達不能であると想定される端末装置から受信することと、
前記期間に応じてページング進行フラグをクリアすることと、
を含む、
方法。
【請求項2】
前記期間に応じてモバイル到達可能タイマを調整することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
予測一時停止時間を示す第2設定を送信することをさらに含み、
前記予測一時停止時間は、前記期間に基づいて決定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワーク装置は、アクセス移動管理機能(AMF:Access and Mobility management Function)である、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
端末装置によって実行される方法であって、
期間に関連する第1設定をネットワーク装置に送信することであって、前記端末装置が前記期間内に到達不能であると想定されることと、
前記期間に応じてページングメッセージの監視を無効にすることと、
を含む、
方法。
【請求項6】
拡張不連続受信(eDRX:Extended Discontinuous Reception)に関連する第2期間を受信することをさらに含み、
前記第2期間は、前記期間に関連する時間情報に基づいて決定される、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1設定が無効である場合に、前記期間を更新するためのメッセージを送信することをさらに含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記期間に基づいて、予測一時停止時間が決定される、
請求項5に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク装置であって、
期間に関連する第1設定を、前記期間内に到達不能であると想定される端末装置から受信する手段と、
前記期間に応じてページング進行フラグをクリアする手段と、
を備える、
ネットワーク装置。
【請求項10】
前記期間に応じてモバイル到達可能タイマを調整する手段をさらに備える、
請求項9に記載のネットワーク装置。
【請求項11】
予測一時停止時間を示す第2設定を送信する手段をさらに備え、
前記予測一時停止時間は、前記期間に基づいて決定される、
請求項9に記載のネットワーク装置。
【請求項12】
端末装置であって、
期間に関連する第1設定をネットワーク装置に送信する手段であって、前記端末装置が前記期間内に到達不能であると想定される手段と、
前記期間に応じてページングメッセージの監視を無効にする手段と、
を備える、
端末装置。
【請求項13】
拡張不連続受信(eDRX:Extended Discontinuous Reception)に関連する第2期間を受信する手段をさらに備え、
前記第2期間は、前記期間に関連する時間情報に基づいて決定される、
請求項12に記載の端末装置。
【請求項14】
前記第1設定が無効である場合に、前記期間を更新するためのメッセージを送信する手段をさらに備える、
請求項12に記載の端末装置。
【請求項15】
前記期間に基づいて、予測一時停止時間が決定される、
請求項12に記載の端末装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0094】
こうすることで、少なくとも1つの期間を超えているときの端末装置210の不要な操作が回避され、端末装置210における電力消費が削減される。
【国際調査報告】