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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20240912BHJP
   A24F 40/10 20200101ALI20240912BHJP
   A24F 40/44 20200101ALI20240912BHJP
   A24F 40/465 20200101ALI20240912BHJP
   A24F 40/42 20200101ALI20240912BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/10
A24F40/44
A24F40/465
A24F40/42
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520064
(86)(22)【出願日】2022-10-18
(85)【翻訳文提出日】2024-04-02
(86)【国際出願番号】 KR2022015841
(87)【国際公開番号】W WO2023068744
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0139803
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0030270
(32)【優先日】2022-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク、サンキュ
(72)【発明者】
【氏名】イ、チョンソプ
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ウソク
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ピョンスン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、テナム
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AC02
4B162AC12
4B162AC17
4B162AC18
4B162AC22
4B162AC27
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が提供される。本開示のエアロゾル生成装置は、本体と、液体を収容する貯蔵空間を形成し、前記本体に着脱可能に結合されるコンテナと、長く延び、前記コンテナの内部に配置され、一部が前記貯蔵空間に収容された液体と連結される芯と、前記芯の長手方向に沿って前記芯の少なくとも一部の周囲に巻かれた第1コイルと、前記本体に配置され、前記第1コイルに対して位置して前記第1コイルを誘導加熱する第2コイルと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
液体を収容する貯蔵空間を形成し、前記本体に着脱可能に結合されるコンテナと、
長く延び、前記コンテナの内部に配置され、一部が前記貯蔵空間に収容された液体と連結される芯と、
前記芯の長手方向に沿って前記芯の少なくとも一部の周囲に巻かれた第1コイルと、
前記本体に配置され、前記第1コイルに対して位置して前記第1コイルを誘導加熱する第2コイルと、
を含む、エアロゾル生成装置
【請求項2】
前記コンテナは、
長く延び、一部が内側に挿入空間を形成する内壁と、
前記内壁を取り囲み、前記内壁との間に前記液体を収容する収容空間を形成する外壁と、
を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記コンテナは、
前記内壁が長く延び、一端及び他端が一緒に開口を形成するように形成された第1パートと、
内壁を有し、前記第1パートの一端に連結され、前記挿入空間と連通する流動空間を内側に形成する第2パートと、を含み、
前記芯は前記第2パートの内壁を貫通して前記収容空間に収容された液体と連結される、
請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記第1パートの内壁から前記挿入空間に向かって突出し、前記芯に隣接した前記第1パートの一端に隣接して配置されるストッパーをさらに含む、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記第2パートは、前記第2パートの内壁に結合され、前記流動空間と前記コンテナの外部とを連通させる流入口を形成する側壁を含む、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記本体は、
前記第2コイルと電気的に連結された電源を収容するハウジングと、
前記ハウジングに配置され、前記コンテナに着脱可能に結合され、前記第2コイルが配置されたマウントと、
を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記芯は一端及び他端が長く延び、前記一端と他端とを連結する外周面を含み、
前記第2コイルは、最内側ターン(innermost turn)から最外側ターン(outermost turn)まで複数回巻かれ、前記芯の外周面と向き合うパンコイル(pan coil)として形成される、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記第2コイルは、前記第1コイルが巻かれた前記芯の外周面の一部から前記芯の長手方向と交差する方向に離隔している、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記第2コイルは、前記第1コイルが巻かれた前記芯の一部の縦断面に対応する形状を有する、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記芯は円筒形に形成され、
前記第2コイルは、前記芯の外周面に対応するように前記芯の円周方向に沿って曲がっている、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
本体と、
前記本体に位置する電源と、
液体を収容する貯蔵空間を形成し、前記本体に着脱可能に結合されるコンテナと、
一部が前記貯蔵空間に収容された液体と連結される芯と、
前記芯の長手方向に沿って前記芯の少なくとも一部の周囲に巻かれた第1コイルと、
前記本体に配置され、前記電源と電気的に連結され、前記第1コイルに対して位置する第2コイルと、
前記電源によって前記第2コイルに供給される電力を制御して、前記第2コイルによって、前記第1コイルを貫通して前記第1コイルを加熱する誘導磁場を生成する制御部と、
を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記コンテナは、
前記内壁が長く延び、一端及び他端が一緒に開口を形成するように形成された第1パートと、
内壁を有し、前記第1パートの一端に対して位置し、挿入空間と連通する流動空間を内側に形成する第2パートと、を含み、
前記芯は前記第2パートの内壁を貫通して前記収容空間に収容された液体と連結される、
請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記芯は円筒形に形成され、
前記第2コイルは、前記芯の外周面に対応するように前記芯の円周方向に沿って曲がっている、
請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、エアロゾル生成物質を収容するコンテナを交替することができるエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示の他の目的は、電源と前記コンテナとを電気的に連結する構造を除去することである。
【0006】
本開示の他の目的は、前記コンテナの内部のサセプタを効果的に誘導加熱することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、本体と、液体を収容する貯蔵空間を形成し、前記本体に着脱可能に結合されるコンテナと、長く延び、前記コンテナの内部に配置され、一部が前記貯蔵空間に収容された液体と連結される芯と、前記芯の長手方向に沿って前記芯の少なくとも一部の周囲に巻かれた第1コイルと、前記本体に配置され、前記第1コイルに対して位置して前記第1コイルを誘導加熱する第2コイルと、を含むエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、電源とコンテナとの電気的連結構造を除去することにより、エアロゾル生成装置の製造工程を簡素化することができる。
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、電源とコンテナとの電気的連結構造を除去することにより、エアロゾル生成装置の安全性を向上させることができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、サセプタを加熱するコイルをパンコイルで形成することにより、コンテナの内部のサセプタを効果的に誘導加熱することができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、サセプタの形状に対応するパンコイルの形状を適用することにより、コンテナの内部のサセプタを効果的に誘導加熱することができる。
【0012】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一又は類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0015】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味又は役割を有するものではない。
【0016】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0017】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0018】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0019】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0020】
図1は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の斜視図である。図2図1のエアロゾル生成装置1の分解斜視図である。
【0021】
図1及び2を参照すると、エアロゾル生成装置1は、アッパーパート31及びロウワーパート32を含むケーシング30と、アッパーパート31に結合されるキャップ20と、ケーシング30の内部に配置され、エアロゾルを生成するコンテナ40と、ケーシング30の内部に配置され、コンテナが装着される本体50と、を含むことができる。スティック10はキャップ20を通してエアロゾル生成装置1に挿入され得る。
【0022】
ケーシング30はキャップ20と一緒にエアロゾル生成装置1の外形をなすことができる。ケーシング30は、アッパーパート31と、ロウワーパート32と、を含むことができる。アッパーパート31及びロウワーパート32はエアロゾル生成装置1の周囲を取り囲むことができる。ケーシング30の内部にはコンテナ40及び本体50が配置され得る。ロウワーパート32の内面は本体50の突起54(図3参照)と結合されることができる。アッパーパート31の外面とロウワーパート32の外面とは連続した面を形成することができる。使用者はケーシング30の外面を掴んでエアロゾル生成装置1を把持することができる。
【0023】
キャップ20はスティック10が挿入されるホールを備えることができる。キャップ20はアッパーパート31に結合されることができる。前記キャップ20のホールはスティック10が挿入される挿入空間426(図4参照)と連通することができる。アッパーパート31はキャップ20とロウワーパート32との間に配置され得る。
【0024】
コンテナ40の内部ではエアロゾルが生成することができる。コンテナ40は本体50に着脱可能に結合されることができる。コンテナ40と本体50とは強制締結構造によって互いに結合されることができる。コンテナ40は長く延びる形状を有し得る。コンテナの一端には、スティック10が挿入される開口425(図3参照)を備えることができる。コンテナ40の一部はケーシング30によってカバーされ得る。
【0025】
本体50の内部には、バッテリー100(図4参照)、PCBなどの電子部品が設けられ得る。コンテナ40が本体50に装着されると、本体50はコンテナの長手方向に長く延びる形状を有し得る。本体50の一部はケーシング30によってカバーされ得る。
【0026】
図3及び図4は本開示の一実施例によるコンテナ40及び本体50を示す。図3及び図4を参照すると、本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1は、コンテナ40と、本体50と、芯60と、第1コイル70と、第2コイル80と、制御部90と、電源100と、を含むことができる。
【0027】
コンテナ40は、第1パート42と、第2パート41と、ストッパー43と、を含むことができる。コンテナ40の内部ではエアロゾルが生成することができる。コンテナ40は液体lを収容することができる。コンテナ40は内側に形成された流路(flow path)を有し得る。
【0028】
第1パート42は、外壁422と、内壁423と、収容空間424と、挿入空間426と、を含むことができる。第1パート42の内壁423は、一端427及び他端428が開口し得る。第1パート42の内壁423は内側に形成された挿入空間426を有し得る。第1パート42の内壁423はコンテナ40の長手方向に長く延び得る。第1パート42の外壁422は第1パート42の内壁423を取り囲むことができる。第1パート42の外壁422はコンテナ40の外面の少なくとも一部を形成することができる。第1パート42の内壁423と外壁422との間には収容空間424の少なくとも一部が形成され得る。第2パート41の内壁415と第1パート42の外壁422との間には収容空間424の少なくとも一部が形成され得る。
【0029】
収容空間424はエアロゾル生成物質lを収容することができる。エアロゾル生成物質lは常温で液状(liquid state)に形成され得る。エアロゾル生成物質lは液型物質と言える。
【0030】
挿入空間426にはスティック10が挿入され得る。挿入空間426はエアロゾル生成装置1の外部と連通することができる。スティック10は、開口425を通して挿入空間426に挿入され得る。挿入空間426は第1パート42の内壁423の内側に形成され得る。挿入空間426は内壁423に沿って長く形成され得る。
【0031】
第2パート41は第1パート42の一端に連結され得る。第2パート41は第1パート42と一体に形成され得る。第2パート41は、内壁415と、側壁(lateral wall)412と、底413と、溝411と、流動空間414と、を含むことができる。
【0032】
第2パート41の内壁415、側壁412及び底413は内側に流動空間414を形成することができる。第2パート41の側壁412には、流動空間414とコンテナ40の外部とを連通させる流入口412aが形成され得る。
【0033】
第2パート41の内壁415は第1パート42の内壁423と連結され得る。第2パート41の内壁415は第1パート42の内壁423と一体に形成され得る。第2パート41の側壁412は第1パート42の外壁422と連結され得る。第2パート41の側壁412は第1パート42の外壁422と一体に形成され得る。
【0034】
流入口412aはコラム52の通孔521、522と連通することができる。コラムの通孔521、522を通して流入口412aに流入した空気は、流動空間414及び挿入空間426を順に通過してコンテナ40の外部に流動することができる。
【0035】
第2パート41の底413は第2パート41の内壁415と側壁412とを連結することができる。底413は、陥没部413aを含むことができる。底413の一部は第1パート42の開口425と向き合い得る。陥没部413aは底413の内側面に形成され得る。芯60から漏出した液体は陥没部413aに収容され得る。陥没部413aは芯60と向き合い得る。陥没部413aは開口425と向き合い得る。陥没部413aは所定の曲率で湾曲して陥没し得る。
【0036】
本体50は、マウント51と、コラム52と、突起54と、ハウジング55と、を含むことができる。本体50の内部には電源100が配置され得る。本体50の内部には、電源100と電気的に連結される制御部90及び第2コイル80が設けられ得る。
【0037】
マウント51はハウジング55に配置され得る。マウント51はハウジング55から突設し得る。これと違って、マウント51は、ハウジング55の外側面の一部が陥没することによって形成され得る。マウント51は、コンテナ40が装着される装着空間513を有し得る。マウント51はコラム52と連結され得る。
【0038】
マウント51は、コンテナ40の第2パート41の底413と向き合う対向面511を含むことができる。対向面511は、陥没部511aを含むことができる。対向面511の陥没部511aは、コンテナ40の第2パート42の陥没部413aに対応する形状を有し得る。第2コイル80は、対向面511の陥没部511a及び第2パート42の陥没部413aに対応する形状を有し得る。
【0039】
対向面511の陥没部511aはコンテナ40の第2パート42の陥没部413aと同一方向に陥没し得る。対向面511の陥没部511aは所定の曲率で湾曲して陥没し得る。
【0040】
コラム52はハウジング55からハウジング55の外側に長く延び得る。コラム52は中空(hollow)に形成され得る。コラム52は装着空間513に装着されたコンテナ40を支持することができる。コラム52はコンテナ40の第1パート42の外壁422を支持することができる。コラム52はコンテナ40の第2パート41の側壁412を支持することができる。コラム52は、コラム52の外部と内部とを連通させる通孔521、522を含むことができる。通孔521はエアロゾル生成装置1の外部と連通することができる。通孔521はコラム52の一端に配置され得る。
【0041】
ハウジング55は内側に形成された実装空間551を有し得る。実装空間551には、電源100と、制御部90と、第2コイル80とが配置され得る。電源100は制御部90及び第2コイル80と電気的に連結され得る。制御部90は電源100から第2コイル80に供給される電力を制御することができる。電源100は充電可能なバッテリー又は使い捨てバッテリーであり得る。例えば、電源100はリチウムポリマー(LiPoly)バッテリーであり得るが、これに限定されない。
【0042】
芯60は一部が収容空間424に配置され得る。芯60は液体lを吸収することができる。芯60は多孔性の材質で形成され得る。芯60は第2パート41の内壁415を貫通して液体lに連結され得る。芯60は長く延び得る。芯60は円筒形に形成され得る。芯60は円形の横断面を有し得る。
【0043】
第1コイル70は芯60の周囲に複数回巻かれ得る。第1コイル70は芯60の周囲に配置され得る。第1コイル70は芯60に接触することができる。第1コイル70は長く延びる芯60の長手方向に沿って芯60に巻かれ得る。第1コイル70はサセプタコイル(susceptor coil)と言える。
【0044】
第2コイル80は本体50に配置され得る。第2コイル80はハウジング55の内部に配置され得る。第2コイル80は第1コイル70に隣接して配置され得る。開口425と、挿入空間426と、第1コイル70と、第2コイル80とは順に配列され得る。第2コイル80は複数のターン(turn)を有するパンコイル(pan coil、図9参照)で形成され得る。電源100は第2コイル80に交流電圧を(AC)を印加することができる。第2コイル80は誘導磁場を形成することができる。第2コイル80によって形成された前記誘導磁場は第1コイル70を貫通することができる。第1コイル70は第2コイル80によって誘導加熱され得る。第2コイル80はヒーティングコイル(heating coil)と言える。
【0045】
図5は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置を示す図である。図4及び図5を参照すると、第2コイル80はマウント51に配置され得る。第2コイル80はマウント51の底511’に配置され得る。図4に示すエアロゾル生成装置1と違って、第1コイル70と第2コイル80とは互いに近くに配置され得る。したがって、第2コイル80によって誘導されて第1コイル70を貫通する磁気力線の数が増加するので、第1コイル70をより効果的に誘導加熱することができる。
【0046】
図6は本開示の一実施例によるコンテナ40の内部を示す。コンテナ40は、ストッパー43を含むことができる。ストッパー43は第1パート42の内壁423から挿入空間426に向かって突出し得る。ストッパー43は挿入空間426に挿入されたスティック10を支持することができる。ストッパー43は第1パート42の内壁423の一端427に配置され得る。ストッパー43は挿入空間426と流動空間414との間に配置され得る。
【0047】
ストッパー43は環形(ring shape)に形成され得る。ストッパー43は第1パート42の内壁423に沿って延び得る。ストッパー43は第1パート42の内壁423の長手方向と交差する方向に延び得る。例えば、ストッパー43は第1パート42の内壁423の長手方向と直交する方向に延び得る。
【0048】
図7は本開示の一実施例による第2コイル80によって形成された誘導磁場Mを示す。図7を参照すると、電源100は第2コイル80に交流電圧を印加して誘導磁場Mを生成することができる。生成された誘導磁場Mは芯60に巻かれた第1コイル70を貫通することができる。誘導磁場Mによって第1コイル70を誘導加熱することができる。
【0049】
一方、第2コイル80は芯60と向き合うように配置され得る。第2コイル80は前記陥没部413a、511aの所定の曲率に対応するように曲がり得る。曲がっている第2コイル80によって生成された誘導磁場Mは第1コイル70により密集することができる。よって、第2コイル80は第1コイル70を効果的に誘導加熱することができる。
【0050】
図8は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の一部を示す。図8を参照すると、第2コイル80は芯60の一部の縦断面611LSに対応する形状を有し得る。
【0051】
芯60は、第1コイル70が巻かれた巻線部611と、第1コイル70が巻かれられない非巻線部612と、を含むことができる。芯60は長く延び得る。芯60は両端62、63が長く延び、芯60の両端62、63は収容空間424に配置され得る。芯60は、両側にそれぞれ非巻線部612を備えることができる。
【0052】
芯60の非巻線部612の中間に巻線部611が配置され得る。コンテナ40の長手方向に芯60の巻線部611及び第2コイル80が順に配列され得る。第2コイル80は、巻線部611の芯60の長手方向に対する縦断面611LSに対応する形状を有し得る。巻線部611の縦断面611LSと向き合う第2コイル80の大きさは巻線部611の縦断面611LSよりも大きくてもよい。
【0053】
したがって、第2コイル80は、巻線部611に配置された第1コイル70を効果的に誘導加熱することができる。
【0054】
図9及び図10は、本開示の一実施例による芯60、第1コイル70、及び第2コイル80、80’を示す。図9及び図10は互いに異なる実施例のエアロゾル生成装置の一部を示す。図9及び図10を参照すると、第2コイル80、80’は芯60の長手方向LDと交差する方向に芯60から離隔し得る。第2コイル80、80’は芯60の直径方向DDに芯60から離隔し得る。
【0055】
第2コイル80は、最内側ターン(innermost turn)82から最外側ターン(outermost turn)83まで複数回巻かれられ得る。第2コイル80は、最内側ターン82と電源100とを連結する第1ワイヤー81と、最外側ターン83と電源100とを連結する第2ワイヤー84と、を含むことができる。
【0056】
第2コイル80’は最内側ターン(innermost turn)82’から最外側ターン(outermost turn)83’まで複数回巻かれられ得る。第2コイル80’は、最内側ターン82’と電源100とを連結する第3ワイヤー81’と、最外側ターン83’と電源100とを連結する第4ワイヤー84’と、を含むことができる。
【0057】
第2コイル80’は芯60の円周方向CDに沿って曲がり得る。第2コイル80、80’は芯60の外面61と向き合い得る。第2コイル80、80’は芯60の外周面61と向き合い得る。第2コイル80’は芯60の外周面61に対応するように曲がり得る。第2コイル80’は、芯60の長手方向LDに延びる形状を有し得る。よって、第2コイル80’は芯60に対応する形状を有するので、第1コイル70を効果的に誘導加熱することができる。
【0058】
図11及び図12は、本開示の一実施例による芯60、第1コイル70、及び第2コイル180、180’を示す。図11及び図12は互いに異なる実施例のエアロゾル生成装置の一部を示す。図11及び図12を参照すると、第2コイル180、180’は芯60の長手方向LDと交差する方向に芯60から離隔し得る。第2コイル180、180’は芯60の直径方向DDに芯60から離隔し得る。
【0059】
第2コイル180は最内側ターン(innermost turn)182から最外側ターン(outermost turn)183まで複数回巻かれられ得る。第2コイル180は、最内側ターン182と電源100とを連結する第5ワイヤー181と、最外側ターン183と電源100とを連結する第6ワイヤー184と、を含むことができる。
【0060】
第2コイル180’は最内側ターン(innermost turn)182’から最外側ターン(outermost turn)183’まで複数回巻かれられ得る。第2コイル180’は、最内側ターン182’と電源100とを連結する第7ワイヤー181’と、最外側ターン183’と電源100とを連結する第8ワイヤー184’と、を含むことができる。
【0061】
第2コイル180’は芯60の円周方向CDに沿って曲がり得る。第2コイル180、180’は芯60の外周面61と向き合い得る。第2コイル180’は芯60の外周面61に対応するように曲がり得る。第2コイル180’は芯60の長手方向LDに延びる形状を有し得る。したがって、芯60に対応する形状を有する第2コイル180’は第1コイル70を効果的に誘導加熱することができる。
【0062】
一方、第2コイル180、180’は長方形の形状を有し得る。円筒形の芯60の巻線部611の縦断面611LSは長方形の形状を有し、第2コイル180、180’は巻線部611の縦断面611LSに対応するように長方形の形状を有し得る。よって、巻線部611に巻かれた第1コイル70を効果的に誘導加熱することができる。
【0063】
一方、第2コイル80、80’、180、180’が芯60の外周面61と向き合うというのは、図7に示すように、第2コイル80、80’、180、180’によって生成された磁場が芯60及び第1コイル70を貫通することであり得る。図9図12は第2コイル80、80’、180、180’が芯60の外周面61と向き合う例を示す。
【0064】
図1図12を参照すると、本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1は、本体50と、液体lを収容し、前記本体に着脱可能に結合されるコンテナ40と、前記コンテナ40の内部に配置され、長く延びて一部が前記液体lに連結される芯60と、前記芯60の長手方向に沿って前記芯60の周囲に巻かれた第1コイル70と、前記本体50に配置され、前記第1コイル70を誘導加熱する第2コイル80と、を含むことができる。
【0065】
本開示の他の側面によれば、前記コンテナ40は、一部423が長く延びて内側に挿入空間426を形成する内壁423、415と、前記内壁423、415を取り囲むことにより、前記内壁423、415との間に前記液体が収容される収容空間424を形成する外壁422と、を含むことができる。
【0066】
本開示の他の側面によれば、前記コンテナ40は、前記内壁423が長く延び、一端427及び他端428が開口して内側に挿入空間426を形成する第1パート42と、前記第1パート42の一端に連結され、前記内壁415が前記挿入空間426と連通する流動空間414を内側に形成する第2パート41と、を含み、前記芯60は前記第2パート41の内壁415を貫通して前記収容空間424に連結され得る。
【0067】
本開示の他の側面によれば、エアロゾル生成装置1は、前記第1パート42の内壁423から前記挿入空間426に向かって突出し、前記芯60に隣接した前記第1パート42の一端に隣接して配置されるストッパー43をさらに含むことができる。
【0068】
本開示の他の側面によれば、前記コンテナ40は、前記コンテナ40の外壁422に備えられ、前記流動空間414と前記コンテナ40の外部とを連通させる流入口412aをさらに含むことができる。
【0069】
本開示の他の側面によれば、前記本体50は、前記第2コイル80と電気的に連結された電源100を収容するハウジング55と、前記ハウジング55に配置され、前記コンテナ40が着脱可能に結合され、前記第2コイル80が配置されるマウント51と、を含むことができる。
【0070】
本開示の他の側面によれば、前記芯60は、一端62及び他端63が長く延び、前記一端62と他端63とを連結する外周面61を含み、前記第2コイル80は、最内側ターン(innermost turn)82から最外側ターン(outermost turn)83まで複数回巻かれたパンコイル(pan coil)として形成され、前記芯60の外周面61と向き合い得る。
【0071】
本開示の他の側面によれば、前記第2コイル80は、前記第1コイル70が巻かれた前記芯60の外周面61の一部611から前記芯60の長手方向LDと交差する方向DDに離隔し得る。
【0072】
本開示の他の側面によれば、前記第2コイル80は、前記第1コイル70が巻かれた前記芯60の一部611の縦断面611LSに対応する形状を有し得る。
【0073】
本開示の他の側面によれば、前記芯60は円筒形に形成され、前記第2コイル80は、前記芯60の外周面61に対応するように前記芯60の円周方向CDに沿って曲がり得る。
【0074】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0075】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0076】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】